(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
本発明の課題は、少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸および少なくとも一つのカロチノイドを包含する活性剤の組合せを、毛髪の質、およびより特別には活性剤の組み合わせの使用の前に成長していたゾーンのレベルにおける毛髪の質を改善する美容目的で、経口で用いる方法である。活性剤のこの組合せは、任意的な活性剤として、ビタミンE、ビタミンCまたはそれらの組み合わせを含有することもできる。活性剤の組合せは、食品補助剤のような経口投与に適している美容用組成物において、好ましくは使用される。
少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸および少なくとも一つのカロチノイドを包含する活性剤の組合せを、毛髪の質、およびより特別には上記活性剤の組み合わせの使用の前に成長していたゾーンのレベルにおける毛髪の質を改善する美容目的で、経口で用いる方法。
前記少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸が、マツヨイグサ油、ルリヂサ油、クロフサスグリ種子油、クルミ油、大豆油、魚油、ヒマワリ油、コムギの胚種油、アサ油、コロハ油、エキウム油、アルガン油、米糠油、胡麻油、アーモンド油、ヘイゼルナッツ油、チーア油、亜麻仁油、オリーブ油、アボカド油、サフラワー油、カメリナ油、ラズベリー種子油、クランベリー種子油、ブルーベリー種子油、ホロムイイチゴリン油、シーバックソーン油、クミン油、キーウィ種子油、コリアンダー油、微細藻類抽出物油、動物プランクトン抽出物油、甲殻類および/または軟体動物抽出油、またはそれらの組み合わせから選択される少なくとも一つの油の形において使用される、請求項1に記載の方法。
前記少なくとも一つのカロチノイドが、リコピン、好ましくはリコピンの豊富なトマト抽出物の形におけるリコピンであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つに記載の方法。
活性剤の組合せが、追加の活性剤として、ビタミン、特にビタミンCおよび/またはビタミンE、好ましくはビタミンCおよびビタミンEを包含することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1つに記載の方法。
前記組成物が、糖衣錠、ゲルカプセル、懸濁物、ゲル、エマルジョン、経口溶液、嚥下されるかまたは噛まれるべき錠剤、カプセル、溶かされるべき顆粒、シロップ、トローチ剤、または経口アンプルの形である、請求項7に記載の方法。
毛髪の質の改善が、増大された繊維径および/または増加された繊維密度および/または増加された毛髪体積および/または毛髪繊維の改善された質を包含することを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1つに記載の方法。
請求項1〜6のいずれか一つに記載されている活性剤の組合せを構成する化合物の一部を含有している第1の美容用の組成物、および前記活性剤の組合せを構成する化合物の少なくとも他の一部を含有している第2の美容用の組成物を含有する、同時に、別々に、または時間とともに広がる使用のための、美容用の組み合わせの製品又はキット。
美容用の方法であって、請求項1〜5のいずれか一つに定義された活性剤の組み合わせ、請求項7〜12のいずれか一つに定義された経口投与を意図された美容用の組成物、又は請求項13に定義された美容用の組み合わせの製品又はキットを個体へ経口投与することを包含する、毛髪の質、より特別には前記方法の実施の前に成長していたゾーンのレベルにおける毛髪の質を改善する、美容用の方法。
毛髪の質の改善が、増大された繊維径および/または増加された繊維密度および/または増加された毛髪体積および/または毛髪繊維の改善された質を包含することを特徴とする、請求項14に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0013】
このように本発明の主題は、少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸、ビタミンC、ビタミンE、及びカロチノイドを含有する活性剤の組み合わせを、少なくとも一つのカロチノイド、ビタミンC、ビタミンE、及び少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸、特に魚油および/またはクロフサスグリ種子油起源の該酸の経口投与の前に成長していたゾーンのレベルにおいて、特に男性及び女性において、毛髪の質を改善し、及びより特別には毛髪繊維の径および/または密度を増大させ、および/または毛髪容積を増加させ、および/または毛髪繊維の質を改善するために、美容目的で経口で用いる方法である。
【0014】
本発明の主題は特別には上記美容目的の方法であり、活性剤の該組合せが、経口投与に適している美容用の組成物において、使用される。
【0015】
本発明の主題は、経口投与を意図された美容用の組成物でもあり、以下を含有する:
(i) 美容用の組成物の総重量に対して1〜80重量%の含有量における少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸、
(ii)該組成物の総重量に対して0.01〜6重量%の含有量における少なくとも一つのカロチノイド、
(iii)任意的に、該組成物の総重量に対して0.001〜10重量%の含有量におけるビタミンE、及び
(iv)任意的に、該組成物の総重量に対して0.001〜30重量%の含有量におけるビタミンC。
【0016】
キット
本発明の主題は、上記の活性剤の組合せを構成する化合物の一部を含有している第1の美容用の組成物、および少なくとも前記活性剤の組合せを構成する化合物の他の一部を含有している第2の美容用の組成物を含有する、同時に、別々に、または時間とともに広がる使用のための、美容用の組み合わせの製品又はキットである。
【0017】
方法
毛髪の質、特に上記に定義された活性剤の組合せの経口投与の前に成長していたゾーンのレベルにおける毛髪の質を改善する為の美容用の方法において、活性剤の上記組み合わせ、上記に定義された経口投与を意図された美容用の組成物、又は上記に定義された美容用の組み合わせの製品又はキットの個体への経口投与を包含する方法に本発明は又関する。
詳細な説明
【0018】
それ故、本発明の主な主題は、少なくとも一つのカロチノイドおよび少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸、特に魚油からおよび/またはクロフサスグリ種子油起源の該酸を含有する活性剤の組合せを、特に男性及び女性において、毛髪の質を改善し、及び特に活性剤の経口投与の前に成長していたゾーンのレベルにおいて毛の髪質を改善する美容目的で、経口で用いる方法である。
【0019】
好ましくは本発明に従い、少なくとも一つのカロチノイドおよび少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸、特に魚油および/またはクロフサスグリ種子油起源の該酸を含有する活性剤の組み合わせの経口での使用は、前記使用の前に成長していたゾーンのレベルにおける毛髪の質の改善が、上記組成物の経口投与の前に成長していたゾーンのレベルにおける増大された繊維径および/または繊維密度、および/または改善された毛髪容積、および/または改善された毛髪繊維の質を包含するという点において、特徴づけられる。
【0020】
本発明の特定の実施形態によれば、増大された繊維径および/または増大された繊維密度および/または毛髪繊維の改善された質において、そして好ましくは、増大された繊維径および/または増大された繊維密度において、毛髪の質の改善はある。
【0021】
語「前に成長していたゾーンのレベルにおいて」は、本発明に従って、本発明に従って定義されている活性剤の組合せの初回の経口投与日の前に成長していた毛髪を示すことを意図する。毛髪が毎月ほぼ1cm成長することが知られている;それ故、3ヵ月後にこのゾーンは繊維上で:頭皮から3センチメートルのところから毛髪末端まで、及び好ましくは頭皮から3〜10センチメートルと定義される。6ヵ月後に、このゾーンは繊維上で、頭皮から6センチメートルのところから毛髪の末端まで、及び好ましくは頭皮から6〜10センチメートル、より好ましくは頭皮から10センチメートルのところと定義される。
【0022】
語「全長に渡る毛髪」は、本発明に従って、頭皮から末端までの範囲を示すことを意図する。
【0023】
語「密度を増加させる」は、本発明に従って、1cm
2当たりのより多くの毛髪を意味することを意図する。毛髪密度は、Trichoscan(商標)により測定され得もする。この装置によれば、1cm
2当たり250本未満の毛髪密度は、低密度であると考えられる。密度の5%の増加は、臨床的に重要な意義を持ち、目に見えると考えられる。語「毛髪繊維径を増大させる」は、本発明に従って、直径40μm超を有する毛髪の数の増加を示すことを意図する。直径40μm超を有する毛髪の数の5%の増加は、重要な意義をもつと考えられる。
【0024】
トリコメーター[www.haircheck.com; Cohen B. The cross section trichometer: a newdevice for measuring hair quantity, hair loss and hair growth, Dermatol Surg,2008; 34: 900-911]と呼ばれている装置を使用してひと房の毛髪の横断切片を測定することによって、密度および直径は評価されることもできる。
【0025】
語「毛髪体積を増加させる」は、本発明に従って、毛髪の直径の不均一性の減少、および密度の増加を伴った毛髪の直径の増大を特に示すことを、意図する。
【0026】
例えば50〜100本の切られた(又はうまく切り離された)毛髪の1房を分類することにより、4つのカテゴリ(非常に細い、細い、太い、および非常に太い)にそれらを分類することにより、そして各カテゴリの毛髪のパーセントを算出することにより、毛髪直径の不均一性は、双眼拡大レンズにより測定されることができる。その後、毛髪直径の不均一性は、これらのパーセントの経時変化を比較することにより評価される。
【0027】
語「毛髪繊維の質を改善する」は、毛髪の引張強さにおける増大、および/またはもろい毛髪の予防するおよび/または防止することを示すことが意図されている。
【0028】
語「もろい毛髪を予防するおよび/または防止する」は、本発明に従い、毛幹、及び特にキューティクル、毛髪の最外側層の構造における全体的な改善を示すことが意図されている。キューティクルの質は、例えば顕微鏡によって、緊密な又はル-ズな薄片、無傷の又は傷ついた薄片、および/または崩れたまたは消失さえしている薄片の存在を観察することによって、評価され得る。ルーズな、壊れた、または消失した薄片の数の5%の減少は、有意であると考えられる。
【0029】
語「毛髪の引張強さを改良する」は、本発明に従って、毛髪の堅固さを示すことを意図し、それは引張試験で測定され得る。毛髪の張力の機械的性質を決定するためのこの測定は、市販のツール、Dia Stron社、http://www.diastron.com/)からのMTT600(mini Tensile Tester)、ミニTensile Testerを使用して行われ得る。毛髪を切断するために必要とされる力における5%の増加は、有意であると考えられる。
【0030】
皮膚科医の診療で行われ得る観察研究の文脈において、男性および/または女性により記入される多項選択式のアンケートによって、上記定義された種々のパラメータを、評価できる。男性および/または女性の少なくとも50%が良い効果を得た時を出発点として、効果は有意であると考えられる。
【0031】
多価不飽和脂肪酸
本発明の目的のために、語「多価不飽和脂肪酸」は、少なくとも2つの二重結合を有する脂肪酸を意味することを意図する。これは、より特別には長鎖脂肪酸、すなわち少なくとも14の炭素原子を有する長鎖脂肪酸を含む。
【0032】
多価不飽和脂肪酸は、酸の形において、トリグリセライドの形において、またはメチルまたはエチルエステルの形において、存在し得る。
【0033】
多価不飽和脂肪酸は、特に不飽和の位置が末端メチル基に最も近いことによって特徴づけられるω−3脂肪酸、ω−6脂肪酸、およびω−9脂肪酸、およびそれらの混合物を包含する。
【0034】
語「ω」および「オメガ」が、区別なくその後使われる。18〜22の炭素原子を有する多価不飽和脂肪酸、より好ましくはω−3、ω−6、およびω−9脂肪酸は、本発明に特別に適している。1/600〜600/1の、特に1/400〜400/1の、及び好ましくは1/300〜300/1の割合における組成で、オメガ6およびオメガ3多価不飽和脂肪酸は存在し得る。
【0035】
ω−6系列の多価不飽和脂肪酸の中で、特に、18の炭素原子および2つの不飽和を有するリノール酸すなわちLA(18:2、ω−6)、18の炭素原子および3つの不飽和を有するγ−リノレン酸すなわちGLA(18:3、ω−6)、20の炭素原子および3つの不飽和を有するジホモガマリノレン酸(20:3、ω−6)、アラキドン酸、5,8,11,14−エイコサテトラエン酸(20:4、ω−6)、およびドコサテトラエン酸(22:4、ω−6)が述べられる。
【0036】
ω−3系列の多価不飽和脂肪酸は、α−リノレン酸すなわちALA(18:3、ω−3)、ステアリドン酸すなわちSDA(18:4、ω−3)、5,8,11,14,17−エイコサペンタエン酸すなわちEPA(20:5、ω−3)、4,7,10,13,16,19−ドコサヘキサエン酸すなわちDHA(22:6、ω−3)、ドコサペンタノン酸すなわちDPA(22:5、ω−3)、およびn−ブチル−5,11,14−エイコサトリエン酸から特に選択され得る。
【0037】
ω−9系列の多価不飽和脂肪酸は、オレイン酸(18:1、ω−9)およびエルカ酸(22:1、ω−9)から特に選択されることができる。
【0038】
α−リノレン酸、リノール酸、γ−リノレン酸、ステアリドン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、オレイン酸、それらを含有する抽出物、またはそれらの組み合わせは、特に本発明に非常に適している。
【0039】
本発明の1つの変化形によれば、考慮される多価不飽和脂肪酸は、単離された形、すなわち起源の原料からの抽出の後で用いられる。
【0040】
本発明に従う組成物における多価不飽和脂肪酸の総含有量は、組成物の総重量に対して1〜80重量%、好ましくは5〜70重量%、好ましくは10〜60重量%、及びより好ましくは20〜50重量%であり得る。
【0041】
例えば、本発明に従う組成物は、35〜45重量%の多価不飽和脂肪酸の総容量を含有できる。
【0042】
本発明に従う組成物は、以下において説明されるように、100〜1500mg/日、好ましくは200〜700mg/日、及びより好ましくは350〜550mg/日の量で多価不飽和脂肪酸が投与されるように調節された濃度で、多価不飽和脂肪酸を含有することができる。
【0043】
例えば、本発明に従う組成物は、多価不飽和脂肪酸が400〜500mg/日の量で投与されるように調節された濃度で多価不飽和脂肪酸を含有することができる。
【0044】
多価不飽和脂肪酸の原料は、植物油、例えばマツヨイグサ油、ルリヂサ油、クロフサスグリ種子油、エキウム油およびアサ油、および微細藻類シゾキトリウム種の抽出物、またはそれらの組み合わせから選ばれ得る。多価不飽和脂肪酸の植物原料は好ましくはクロフサスグリ種子油である。
【0045】
多価不飽和脂肪酸の原料は、魚油から選択され得る。
【0046】
クルミ、ヘイゼルナッツ、アーモンド(テウチグルミ)、コリアンダ、大豆(Glycina max)、アブラナ(アブラナ属naptus)、チーア、および亜麻仁由来の植物油、および魚油は、例えば、ω−3系列の多価不飽和脂肪酸が豊富である。
【0047】
ω−3多価不飽和脂肪酸は、動物プランクトン、甲殻類/軟体動物、および魚の中に見つかり得る。魚油は、EPAおよびDHAの主な産業原料を構成する。微細藻類バイオマスは、ω−3多価不飽和脂肪酸の抽出のための原材料を構成することもできる。
【0048】
このように、マツヨイグサ油、ルリヂサ油、クロフサスグリ種子油、クルミ油、大豆油、魚油、ヒマワリ油、コムギの胚種油、アサ油、コロハ油、エキウム油、アルガン油、米糠油、胡麻油、アーモンド油、ヘイゼルナッツ油、チーア油、亜麻仁油、オリーブ油、アボカド油、サフラワー油、カメリナ油、インカ族インチ油、パッションフルーツ油、ラズベリー種子油、クランベリー種子油、ブルーベリー種子油、ホロムイイチゴリン油、シーバックソーン油、クミン油、キーウィ種子油、コリアンダー油、微細藻類抽出物油、動物プランクトン抽出物油、甲殻類および/または軟体動物抽出油、またはそれらの組み合わせから選択される少なくとも一つの油の形における、本発明に従った活性剤の組合せにおいて、多価不飽和脂肪酸は使用され得る。
【0049】
微細藻類抽出物油は、例えば、シゾキトリウム種抽出物油である。
【0050】
油は、好ましくはクロフサスグリ種子油及び/または魚油、より好ましくはクロフサスグリ種子油および魚油である。
【0051】
本発明に従う組成物は、以下に説明されるように、組成物の総重量に対して、20〜99重量%、好ましくは30〜95重量%、より好ましくは50〜90重量%、及びさらに好ましくは60〜85重量%さえの含有量において油および/または抽出物および/またはバイオマスを含有できる。
【0052】
例えば、本発明に従う組成物は、組成物の総重量に対して、80〜85重量%の含有量において油および/または抽出物および/またはバイオマスを含有できる。
【0053】
本発明に従う組成は、以下に説明されるように、油および/または抽出物および/またはバイオマスが100〜5000mg/日、好ましくは150mg〜3000mg/日、及びより好ましくは200〜1000mg/日の量において投与されるように調節された濃度で、油および/または抽出物および/またはバイオマスを含有できる。
【0054】
例えば、本発明に従う組成物は、200〜500mg/日の量で油および/または抽出物および/またはバイオマスが投与されるように調節された濃度で、油および/または抽出物および/またはバイオマスを含有できる。
【0055】
このように、1つの好ましい実施形態によれば、本発明に従う活性剤の組合せは、クロフサスグリ種子油および/または魚油から選択される少なくとも一つの油を含有する。
【0056】
更なる好ましい実施形態によれば、好ましくは80%〜85重量%の含有量で、例えば200mg〜500mg/日の量における投与の為に、本発明に従う活性剤の組合せは、クロフサスグリ種子油および魚油を包含する。
【0057】
追加の活性剤
本発明に従う活性薬剤の組合せは、一つ以上の他の追加の美容用の活性剤を含有することもできる。
【0058】
有利には、このような追加の美容用の活性剤は、前述されたような所望の美容用の効果を補強することを意図されることができる。
【0059】
言うまでもなく、本発明に従う組成物の有益な特性が、意図される付加によって悪影響を受けない又は実質的に悪影響を受けないように、当業者は追加の活性剤およびその量を選択するために注意を払うであろう。
使うことができる追加の活性剤として、以下が述べられ得る:
- ビタミンE以外のビタミン、例えばビタミンA、または少なくとも一つのB群ビタミン、例えばビタミンB1(チアミンとも呼ばれる)、ビタミンB2(リボフラビンとも呼ばれる)、ビタミンB3(ナイアシンまたはビタミンPPとも呼ばれる)、ビタミンB5、ビタミンB6、ビタミンB8、ビタミンB9、およびビタミンB12、
- 抗酸化(例えばクルクミノイド);カロチノイド、特に、β−カロテン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、ルテイン、またはそれらを含有する化合物、例えばゴジベリーから選ばれるもの;ポリフェノール化合物、フラボノイド、例えばカテキン;プロアントシアニジン、アントシアニン、OPC(オリゴマー状プロアントシアニジン);、ユビキノン;ポリフェノールおよび/またはジテルペンを含有するコーヒー抽出物;チコリ抽出物;イチョウ葉抽出物;プロアントシアニジンの豊富なブドウ抽出物;トウガラシ抽出物;大豆抽出物;ココア;ザクロ;エンブリカ;補酵素Q10;セレニウム、
−ミネラル、カルシウム、マグネシウム、銅、鉄、ヨウ素、マンガン、セレニウム、クロム(III)、
−糖、
−アミノ酸、特に含硫アミノ酸、例えばグルタチオン前駆体、セレニウムアミノ酸、シトルリン、
−フィトステロール、
−レズベラトロール、
−ヘスペリジン、ネオヘスペリジン、
−オルトケイ酸、モノメチルシラントリオール、および
−それらの混合物。
【0060】
本発明の他の特に有利な実施形態において、活性剤の組合せは、追加の活性剤として、ビタミンC、ビタミンE、またはカロチノイドから選択される少なくとも一つの化合物を包含する。
【0061】
活性剤の組合せは、追加の活性剤として、ビタミンC、ビタミンE、またはカロチノイドから選択される少なくとも二つの化合物、またはこれらの3つの化合物を含有する。
【0062】
ビタミンCおよびE
その局面のもう一つに従い、少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸、およびビタミンCおよビタミンEから選択される少なくとも一つの他のビタミンを含有する活性剤の組合せに、本発明は関する。
【0063】
ビタミンEは、好ましくは酢酸トコフェロールの形である。
【0064】
その局面のもう一つに従い、少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸を含有する少なくとも一つの魚油、ビタミンC、およびビタミンEを含有している活性剤の組合せに、本発明は関する。好ましくは、本発明に従う活性薬剤の組合せは、少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸を含有する少なくとも一つの魚油、ビタミンC、ビタミンEを含有する。
【0065】
その局面のもう一方に従い、少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸を含有する少なくとも一つのクロフサスグリ種子油、ビタミンC、およびビタミンEを含有している活性剤の組合せに、本発明は関する。好ましくは、本発明に従う活性薬剤の組合せは、少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸を含有する少なくとも一つのクロフサスグリ種子油、ビタミンC、及びビタミンEを含有する。
【0066】
その局面のもう一方に従い、少なくとも一つのクロフサスグリ種子油及び一つの魚油、ビタミンE、及びビタミンCを含有している活性剤の組合せに、本発明は関する。
【0067】
以下に説明されるように、本発明に従う組成物は、組成物の総重量に対して、0.001〜30重量%、好ましくは0.01〜25重量%、そして、より好ましくは0.1〜20重量%、さらにより好ましくは1〜15重量%の量でビタミンCを含有できる。
【0068】
例えば、本発明に従う組成物は、組成物の総重量に対して、2〜3重量%の量におけるビタミンCを含有できる。
【0069】
以下に説明されるように、本発明に従う組成物は、5〜100mg/日、好ましくは10mg〜90mg/日、及びより好ましくは20〜80mg/日の量で投与されるように調整された濃度でビタミンCを含有できる。
【0070】
例えば、本発明に従う組成物は、25mg〜30mg/日の量で投与されるように調整された濃度でビタミンCを含有できる。
【0071】
以下に説明されるように、本発明に従う組成は、組成物の総重量に対して、0.001〜10重量%、好ましくは0.01〜10重量%、そして、より好ましくは0.1〜5重量%、さらにより好ましくは0.2〜2重量%の量でビタミンEを含有できる。
【0072】
例えば、本発明に従う組成物は、組成物の総重量に対して、0.4〜0.5重量%の量でビタミンEを含有できる。
【0073】
以下に説明されるように、本発明に従う組成物は、0.1〜20mg/日、好ましくは1mg〜15mg/日、及びより好ましくは2〜12mg/日の量でそれが投与されるように調整された濃度でビタミンEを含有できる。
【0074】
例えば、本発明に従う組成物は、4mg〜6mg/日の量で投与されるように調整された濃度でビタミンEを含有できる。
【0075】
カロチノイド
本発明に従う活性剤の好ましい組合せは、少なくとも一つのカロチノイドを包含する。
【0076】
本発明の文脈において、語「カロチノイド」は、プロビタミンA活性を有するカロチノイドおよびプロビタミンA活性を有さないカロチノイドの両方を意味することが意図される。
【0077】
言うまでもなく、本発明に従い、カロチノイドは、プロビタミンA活性を有するカロチノイドとプロビタミンA活性を有さないカロチノイドの混合物でもよい。この混合物は、いかなる割合であっても良い。
【0078】
本発明に従い、プロビタミンA活性を有するカロチノイドは、プロビタミンA活性を有する複数のカロチノイドの混合物であっても良い。この混合物は、いかなる割合であっても良い。プロビタミンA活性を有するカロチノイドの中で、あげられることが可能である例は、β−カロテンおよびα−カロテン、好ましくはβ−カロテンを含む。
【0079】
本発明に従い、プロビタミンA活性を有さないカロチノイドは、プロビタミンA活性を有さない複数のカロチノイドの混合物でもよい。この混合物は、いかなる割合であっても良い。プロビタミンA活性のないカロチノイドの中で、あげられることが可能である例は、ゼアキサンチン、クリプトキサンチン、ルテインおよびリコピンを含む。
【0080】
より特別には、本発明の文脈において、使用されるカロチノイドは、リコピンである。
【0081】
換言すれば、本発明の活性剤の組合せに存在するカロチノイドは、リコピンを有するか、またはリコピンから構成されさえする。
【0082】
本発明に従うカロチノイドは、アスタキサンチンでもよい。
【0083】
本発明に従って使用されるカロチノイドは、天然または合成由来であり得る。語「天然由来」は、純粋な形、または溶液中の濃度に関わらず溶液の形で、植物抽出物のような天然成分から得られるカロチノイドを指す。例えば、カロチノイドがリコピンである場合、トマト抽出物が特に用いられ得る。
【0084】
このように、本発明の好ましい実施形態に従い、本発明に従う組合せにおいて使用されるカロチノイドは、リコピン、好ましくはトマト抽出物中の、より好ましくはリコピンの豊富なトマト抽出物中のリコピンである。
【0085】
リコピンの豊富なトマト抽出物は、例えば、抽出物の総重量に対して、少なくとも5重量%のリコピン、より好ましくは少なくとも7重量%のリコピン、さらにより好ましくは少なくとも10重量%のリコピンを含有する。
【0086】
リコピンの豊富なトマト抽出物は、有利には抽出物の総重量に対して、少なくとも10重量%のリコピンを含有する。
【0087】
語「合成由来」は、化学合成を介して得られた、純粋な形または溶液中の濃度に関わらず溶液の形でのリコピンを意味することが意図される。本発明の文脈において使用されることができるリコピンは、シス又はトランス型であっても良い。
【0088】
カロチノイドが天然由来である場合、in vivoで栽培された植物全体から誘導されたまたはin vitroでの培養から誘導された植物材料から、それは得られることが可能である。
【0089】
語「in vivoで栽培された」は、標準型の任意の栽培、すなわち屋外又は温室内の土壌中の、または代わりとして土壌を使わない栽培を意味することが意図されている。語「in vitroでの培養」は、人為的に植物または植物部分を得ることを可能にする、当業者に公知のすべての技術を意味することが意図されている。in vivoで栽培された植物とは対照的に、in vitroでの植物細胞の成長の間の物理化学的条件により課される淘汰圧は、1年を通して利用できる標準化された植物材料を得ることを可能にする。
【0090】
本発明に従って、好ましくはin vivoでの栽培に由来する植物が使われる。当業者に公知ないかなる抽出方法も、本発明に従って使用するカロチノイドを調製するために用いることができる。
【0091】
きわめて好ましくは、リコピンの場合、リコピンの豊富なトマト抽出物が用いられる。
【0092】
リコピンは、メロン、グァバ、およびグレープフルーツ中にも存在する。
【0093】
リコピンは、アルコール溶液、特にエタノール溶液であっても良い。カロチノイドは、脂質またはリポアルコール溶液であっても良い。
【0094】
リコピンは、水性懸濁物であっても良い。このために、冷又は温条件下で水分散性である形が、使用できる。
【0095】
他の何らの、より複雑な、リコピンを基礎とする成分が、本発明を実施するために用いられることもできる。
【0096】
このように、「より複雑な成分」は、例えば、リコピンおよびホエータンパク質を含有する一次組成物を意味することが意図される。この一次組成物は、特にWO 01/91588に記載されている。この一次組成物は、ラクトリコピンとしても公知である。それは、リコピンの生物学的利用率を増加させ、および/または食品補助剤(小さい包、ゲルカプセル、錠剤、糖衣錠、軟カプセルなど、の形態)に製剤化することが容易であるという利益がある。
【0097】
ラクトリコピンは、特にIndena社より販売されている。
【0098】
本発明に従って用いられることが可能である抽出物の量は、明らかに所望の効果に依存し、よって広範囲内で変化し得る。
【0099】
本発明に従う組成物中のカロチノイド、好ましくはリコピンの総含有量は、組成物の総重量に対して0.01〜6重量%、好ましくは0.02〜4重量%、より好ましくは0.05〜3重量%、及びより好ましくは0.07〜2重量%の範囲であり得る。
【0100】
例えば、本発明に従う組成物は、組成物の総重量に対して、0.09〜0.1重量%のカロチノイド、好ましくはリコピンの総含有量を含有できる。
【0101】
以下に説明されるように、本発明に従う組成物は0.1〜10mg/日、好ましくは0.5mg〜8mg/日、及びより好ましくは0.8mg〜6mg/日の量での投与のために調節されたカロチノイドの総濃度で、少なくとも一つのカロチノイド、好ましくはリコピンを含有できる。
【0102】
例えば、本発明に従う組成物は、1〜1.5mg/日の量で投与されるように調節された濃度で少なくとも一つのカロチノイド、好ましくはリコピンを含有できる。
【0103】
このように、本発明に従う活性剤の組合せは、有利には、少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸を包含する少なくとも一つの油、及び単離されたリコピンおよび/またはリコピンの豊富な抽出物を含有する。
【0104】
1つの好ましい実施形態に従い、本発明に従う活性剤の組合せは、魚油および/またはクロフサスグリ種子油、およびトマト抽出物を含有する。
【0105】
1つのさらに好ましい実施形態に従い、本発明に従う活性剤の組合せは、魚油、クロフサスグリ種子油、ビタミンE、およびトマト抽出物を含有する。
【0106】
好ましくは、本発明に従う活性剤の組合せは、少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸に加えて、リコピン、ビタミンCおよび/またはビタミンE、好ましくはビタミンCおよびビタミンEを含有する。
【0107】
抗酸化剤
本発明に従う活性剤の組合せは、少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸およびカロチノイドに加えて、カロチノイド以外の抗酸化剤を含有できる。
【0108】
このような抗酸化剤は、当業者に公知である。
【0109】
抗酸化剤は、例えば、クルクミノイド;ポリフェノール化合物、フラボノイド、例えばカテキン;プロアントシアニジン、アントシアニン、OPC(オリゴマー状プロアントシアニジン);ユビキノン;ポリフェノールおよび/またはジテルペンを含有するコーヒー抽出物;チコリ抽出物;イチョウ葉抽出物;プロアントシアニジンの豊富なブドウ抽出物;トウガラシ抽出物;大豆抽出物;ココア;ザクロ;エンブリカ;補酵素Q10;セレニウムから選択されることができる。
【0110】
抗炎症剤
本発明に従う活性剤の組合せは、少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸に加えて、抗炎症剤を含有できる。
【0112】
本発明に従う抗炎症剤は、フラボノイド、例えばカテキン、プロアントシアニジン、アントシアニン、OPCs(オリゴマー状プロアントシアニジン)、およびフラボノン、例えばヘスペリジンから選択され得る。
【0113】
ある特定の実施例では、活性剤の組合せは抗炎症剤を含有しない。
【0114】
プロバイオテックおよびプレバイオテック微生物
1つの特定の実施形態によれば、少なくとも一つのプロバイオテック微生物、少なくとも1つのプレバイオテック、またはそれらの組み合わせを、本発明の組成物は含有することもできる。
【0115】
本発明に適しているプロバイオテック微生物の具体例は、Bifidobacterium属の微生物、 例えば Bifidobacterium adolescentis, Bifidobacterium animalis, Bifidobacterium bifidum, Bifidobacterium breve, Bifidobacterium lactis, Bifidobacterium longum, Bifidobacterium infantis, Bifidobacterium pseudocatenulatum, Lactobacillus acidophilus (LC1, NCFB 1748)、Lactobacillus属の微生物、例えば Lactobacillus amylovorus, Lactobacillus casei (Shirota),Lactobacillus rhamnosus (strain GG), Lactobacillus brevis, Lactobacillus crispatus, Lactobacillus delbrueckii (subsp. bulgaricus, lactis), Lactobacillus fermentum, Lactobacillus helveticus, Lactobacillus gallinarum, Lactobacillus gasseri, Lactobacillus johnsonii, Lactobacillus paracasei, Lactobacillus plantarum, Lactobacillus rhamnosus, Lactobacillus salivarius, Lactobacillusalimentarius, Lactobacillus curvatus, Lactobacillus casei subsp. casei, Lactobacillus sake、Lactococcus属の微生物、例えばLactococcus lactis, Lactococcus lactis subspp. lactis orcremoris, Enterococcus属の微生物、例えばEnterococcus faecalis or Enterococcus faecium、Leuconostoc属の微生物、例えばLeuconostoc mesenteroides subsp. dextranicum、Pediococcus属の微生物、例えばPediococcus acidilactici、Sporolactobacillus属の微生物、例えばSporolactobacillus inulinus、Streptococcus属の微生物、例えばStreptococcus salvarius subsp. thermophilus, Streptococcus thermophilus、Staphylococccus属の微生物、例えばStaphylococccus carnosus, Staphylococcus xylosus、Saccharomyces属の微生物、例えばSaccharomyces cerevisiae or else Saccharomyces boulardii、Bacillus属の微生物、例えばBacillus cereus var. toyo,Bacillus subtilis, Bacillus coagulans, Bacillus licheniformis、Escherichia属の微生物、例えばEscherichia coli 株 nissle、Propionibacterium属の微生物、例えばPropionibacterium freudenreichii, 又はそれらの組み合わせである。
【0116】
微生物は、粉末の形、すなわち乾燥した形、または懸濁物または溶液の形において、処方され得る。
【0117】
より特別には、微生物は、Lactobacillus sp.属 および/またはBifidobacterium sp.属の微生物から選択されるプロバイオテック微生物、それらの一部分および/またはそれらの代謝産物でもよい。これらの微生物の具体例として、より特別にはLactobacillus johnsonii, Lactobacillus rhamnosus, Lactobacillus paracasei, Lactobacillus casei, Bifidobacterium bifidum, Bifidobacterium breve, Bifidobacterium longum, Bifidobacterium animalis, Bifidobacterium lactis, Bifidobacterium infantis, Bifidobacterium adolescentis、及び Bifidobacterium pseudocatenulatum,又はそれらの組み合わせが挙げられる。
【0118】
きわめて特別には、適切である種は、Lactobacillus johnsonii, Lactobacillus paracasei, Bifidobacterium adolescentis, Bifidobacterium longum、又は Bifidobacterium lactis NCC 2818 ( Bb12 ATCC 27536とも示される)であり、それらは、ブダペスト協定に従って、30/06/92, 12/01/99, 15/04/99, 15/04/99 及び07/06/05において、CNCM I-1225, CNCM I-2116, CNCM I-2168, CNCM I-2170 及びCNCM I-3446,及びBifidobacterium longum 種(BB536)の名称に従い寄託された。Bifidobacterium lactisCNCM I-3446の株は、Hansen(Chr. Hansen A/S, 10-12 BoegeAlle, P.O. Box 407, DK-2970 Hoersholm, Denmark)から得られることが可能である。
【0119】
本発明の1つの特定の実施形態によれば、組成物は少なくとも2つの異なる微生物、特にプロバイオテック微生物および/または代謝産物および/またはそれらの一部分を含有する。これらの微生物は、それらの性質(例えばバクテリアおよび真菌)、あるいはそれらの系統、それらの属またはそれらの種、又はそれらの株だけ、において異なり得る。
【0120】
ブドウ糖、ガラクトース、キシロース、マルトース、蔗糖、ラクトース、澱粉、キシラン、ヘミセルロース、イヌリン、ガム(例えばアカシアタイプの)、またはそれらの混合物から作り出されるオリゴ糖から、本発明に適しているプレバイオテックを選択できる。より特別には、オリゴ糖は少なくとも一つのフラクトオリゴ糖を有する。より特別には、このプレバイオテックは、フラクトオリゴ糖及びイヌリンの混合物を含有できる。
【0121】
ある特定の実施形態では、活性剤の組合せはプロバイオテック微生物および/またはプレバイオテックを含有しない。
【0122】
経口投与を意図された美容用の組成物およびキット
本発明の一つの局面に従い、本発明に従う活性剤の組合せは、経口投与に適している美容用の組成物において使われ得る。
【0123】
本発明の主題は、特に、経口投与に適している美容用の組成物であり、上記に定義されている活性剤の組合せを含有する。
【0124】
語「美容用の組成物」は、本発明に従う活性剤の少なくとも一つの組合せを含有する、例えば栄養組成物、例えば食品補助剤を意味することを意図される。
【0125】
表現「栄養組成物」、「機能性食品組成物」、または「薬用美容用の組成物」は、本願明細書において、同義である。
【0126】
語「食品補助剤」は、本願明細書において、食品を意味することを意図され、その目的が通常食を補充することであり、かつそれは栄養分、すなわちビタミンおよび/またはミネラルおよび/または単独でまたは組み合わされて栄養的なまたは生理作用を有する他の物質の濃縮原料を構成し、投与形態、すなわち、提供の形、例えばゲルカプセル、トローチ剤、錠剤、軟カプセル、ピル、および他の類似の形態、及び希釈されるべき小さい袋、液体のアンプル、スポイトを備えている瓶、および液状製剤の他の類似した形、又は飲料の形において、販売されている。
【0127】
本発明に従う好ましい美容用の組成物は、食品補助剤である。
【0128】
経口投与を意図された、本発明に従う好ましい美容用の組成物は、以下を含有する:
- 少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸、ここで多価不飽和脂肪酸の総含有量が、1〜80重量%、好ましくは5〜70重量%、より好ましくは10〜60重量%、及びより好ましくは20〜50重量%である、
- 少なくとも一つのカロチノイド、ここでカロチノイドの総含有量が、0.01〜6重量%、好ましくは0.02〜4重量%、より好ましくは0.05〜3重量%、及びより好ましくは0.07〜2重量%である、
- 任意的な、0.001〜10重量%、好ましくは0.01〜10重量%、より好ましくは0.1〜5重量%、さらにより好ましくは0.2〜2重量%の含有量におけるビタミンE、
- 任意的な、0.001〜30重量%、好ましくは0.01〜25重量%、そして、より好ましくは0.1〜20重量%、さらにより好ましくは1〜15重量%の含有量におけるビタミンC、
および
ここで前記パーセントが、美容用の組成物の総重量に対する重量により与えられる。
【0129】
特定の実施形態に従い、上記に定義されている好ましい美容用の組成物は、少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸、少なくとも一つのカロチノイド、ビタミンE、およびビタミンC以外のいかなる活性成分も含有しない。
【0130】
経口投与に適しているこのような美容用の組成物、好ましくは食品補助剤は以下の含有量を有することができる:
【表1】
【0131】
本発明に従う組成物は、生理的または美容的に許容される媒体を含有する。
【0132】
本発明に従う活性剤の組合せおよび組成物は、それらの経口投与によって、毛髪の質を改善することを可能にする。
【0134】
本発明に従う活性剤の組合せまたは本発明に従う組成物は、経口投与される。
【0135】
経口投与を意図された、本発明に従う活性剤の組合せおよび組成物は特に、1日投与量の全てまたは一部だけを含有できる。
【0136】
経口投与に適している組成物の場合、摂取可能な支持体の使用が好ましい。摂取可能な支持体は、考慮中の組成物のタイプに従って多様な性質を有し得る。
【0137】
摂取のために、経口組成物の、及び特に食品補助剤の多数の実施形態が可能である。
【0138】
このような組成物の処方は、当業者に公知のいずれかの通常の方法を介して行われることができる。
【0139】
このように、糖衣錠、ゲルカプセル、懸濁物、ゲル、エマルジョン、経口溶液、嚥下されるかまたは噛まれるべき錠剤、カプセル、特に柔または硬カプセル、溶かされるべき顆粒、シロップ、トローチ剤、または経口アンプルという形を、好ましくは本発明に従う競合はとることができる。
【0140】
それは、軟または硬カプセルの形、好ましくは軟カプセルの形であることができる。
【0141】
特に、本発明に従う活性剤の組合せが、食品補助剤または圧縮されたか圧縮されていない粉末のいずれかの形で使うことができる。粉末は、水又は炭酸飲料で希釈されることができる。一つの好ましい実施形態に従い、本発明に従う経口投与の組成物は、糖衣錠、ゲルカプセル、ゲル、エマルジョン、錠剤、カプセル、ヒドロゲル、圧縮されたか圧縮されていない粉末、または液状懸濁物または溶液の形で製剤化されることができる。
【0142】
該経口組成物は、無水の形であっても水性の形であってもよい。
【0143】
このような経口組成物、例えば食品補助剤の為の通常の添加物、すなわち、特に脂肪および/または水性成分、湿潤剤、増粘剤、保存剤、テクスチャリング剤、味覚剤および/またはコーティング抗酸化剤、防腐剤、および、食品領域において一般的である染料とともに、本発明に従う活性剤の組合せを、処方できる。
【0144】
言うまでもなく、本発明に従う組みあわせ、または本発明に従う組みあわせを含有する組成物の有益な特性が、意図される付加によって悪影響を受けない、又は実質的に悪影響を受けないように、当業者は任意的な添加物および処方、および/またはそれらの量を選択するために注意を払うであろう。
【0145】
経口組成物のための、及び特に食品補助剤のための処方および添加物は、この分野で公知であり、本願明細書における詳細な説明の主題ではない。
【0146】
本発明に従う活性剤の組合せを構成する化合物の一部を含有している第1の組成物、および活性剤の前記組合せを構成する化合物の少なくとも他の一部を含有している第2の組成物を含有する、同時の、別々の、または時間とともに広がる使用のための、美容用の組み合わせの製品、好ましくは食品補助剤、又はキットに、本発明は関連する。
【0147】
2つの組成物が、同じ形または異なる形、例えば前述のものから選択されるように、この食品補助剤を、処方できる。このようなキットは、特に一つの同じ包装において提供され得る。
【0148】
主要な活性剤の組合せまたはそれらを含有する組成物を美容目的で用いる方法
本発明の主題は、毛髪の質、およびより特別には使用の前に成長していたゾーンのレベルにおける毛髪の質を改善するための、少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸および少なくとも一つのカロチノイドを含有する、上記に定義された活性剤の組合せを、特別には美容目的で、経口で用いる方法である。
【0149】
特別の実施形態によれば、少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸および少なくとも一つのカロチノイドを含有する、上記に定義された活性剤の組合せを、毛髪の質、およびより特別には使用の前に成長していたゾーンのレベルにおける毛髪の質を改善するための、増大された繊維径および/または増加された繊維密度および/または改善された毛髪繊維の質から成る毛髪の質の改善の美容目的で、経口で用いる方法に本発明は特に関する。
【0150】
さらなる実施形態に従い、一つのカロチノイド、及び任意的なビタミンEおよび/またはビタミンCに伴われた一つ、二つ、又は三つ、好ましくは一つ、又は二つの多価不飽和脂肪酸を、毛髪の質、およびより特別には使用の前に成長していたゾーンのレベルにおける毛髪の質を改善し、増大された繊維径および/または増加された繊維密度および/または改善された毛髪繊維の質から成る毛髪の質の改善の美容目的で、経口で用いる方法に本発明は関する。
【0151】
さらに特定の実施形態に従い、好ましくはトマト抽出物の形のリコピン、及び任意的にビタミンEおよび/またはビタミンCに伴なわれる魚油およびクロフサスグリ種子油を、毛髪の質、およびより特別には使用の前に成長していたゾーンのレベルにおける毛髪の質を改善し、増大された繊維径および/または増加された繊維密度および/または改善された毛髪繊維の質及び好ましくは増大された繊維径および/または増加された繊維密度から成る毛髪の質の改善の美容目的で、経口で用いる方法に、本発明は関する。
【0152】
特に、本発明は上記に定義された方法において、ここで少なくとも一つの前記多価不飽和脂肪酸は、マツヨイグサ油、ルリヂサ油、クロフサスグリ種子油、クルミ油、大豆油、魚油、ヒマワリ油、コムギの胚種油、アサ油、コロハ油、エキウム油、アルガン油、米糠油、胡麻油、アーモンド油、ヘイゼルナッツ油、チーア油、亜麻仁油、オリーブ油、アボカド油、サフラワー油、カメリナ油、ラズベリー種子油、クランベリー種子油、ブルーベリー種子油、ホロムイイチゴリン油、シーバックソーン油、クミン油、キーウィ種子油、コリアンダー油、微細藻類抽出物油、動物プランクトン抽出物油、甲殻類および/または軟体動物抽出油、またはそれらの組み合わせから選択される少なくとも一つの油の形において使用される方法に関する。
【0153】
特に、本発明は上記に定義された方法において、ここで前記少なくとも一つの多価不飽和脂肪酸はオメガ3及び/またはオメガ6である方法に関する。
【0154】
好ましくは、オメガ3は、5,8,11,14,17−エイコサペンタエン酸、4,7,10,13,16,19−ドコサヘキサエン酸、α−リノレン酸、及びステアリン酸、またはそれらの混合物から選択される。
【0155】
好ましくは、オメガ6は、γ−リノレン酸および/またはリノレン酸から選択される。
【0156】
1つの有利な実施形態において、本発明は、上記に定義された方法において、ここで少なくとも一つの前記多価不飽和脂肪酸がクロフサスグリ種子油および/または魚油の形において用いられ、および/または前記カロチノイドがリコピンである方法に関する。
【0157】
1つの特別に有利な実施形態において、活性剤の組合せが、任意的な活性剤として、ビタミン又はそれらの組み合わせ、好ましくはビタミンCおよび/またはビタミンEから選ばれる少なくとも一つの化合物を包含することにおいて特徴づけられる、上記に定義された方法に、本発明は関する。
【0158】
本発明の主題は特には、上記に定義されている方法において、その活性剤の組合せが、経口投与に適している美容用の組成物において使用される方法である。
【0159】
含有量は、本発明に従う活性剤の組合せが使用される美容用の組成物の形に従い様々である。
【0160】
美容用の組成物中の含有量、美容用の組成物の形、および1日投与量は、特に上記に定義された通りである。
【0161】
「美容目的で、経口で用いる方法」が、経口投与される組成物の使用をカバーすることは本発明の文脈において理解され、これらの組成物は、例えば、食品補助剤の形である。
これらの組成物は、毛髪の質を改善することによって、毛髪への美的なおよび快適な効果、あるいは例えばそれを保護し、それをよい状態に保ち、及び特にそれをより魅力的にする観点で、美容上の目的を有する効果を生み出す。
【0162】
方法
毛髪の質、特に本方法の実施の前に成長していたゾーンのレベルにおける毛髪の質を改善する為に、上記に定義した活性剤の組み合わせ、上記に定義した経口投与が意図された美容用の組成物、又は上記に定義された組み合わせの製品又はキットを個体へ経口投与することを包含する美容用の方法に、本発明は又関する。
【0163】
特定の実施形態によれば、毛髪の質、特に本方法の実施の前に成長していたゾーンのレベルにおける毛髪の質を改善する為に、上記に定義された活性剤の組み合わせ、上記に定義された経口投与を意図された美容用の組成物、又は上記に定義された組み合わせの製品又はキットを個体へ経口投与することを包含する、美容用の方法にも、本発明は又関し、ここで毛髪の質の改善は、増大された繊維径および/または増加された繊維密度および/または増加された毛髪体積および/または毛髪繊維の改善された質から成る。
【0164】
特に、毛髪の美を改善することを可能にする限り、本発明に従う方法は美容用方法の特徴を有する。さらに、活性剤の組合せまたは組成物、例えば本発明に従う食品補助剤は、医師の処方なしで、数ヶ月間毎日使用されることができる。それ故、本発明は明らかに、治療分野の外にある。
【0165】
有利には、本発明の方法の適用は、活性剤、または本発明に従う組成物の組合せの使用に関連づけられて前に示された利点を与え、そして特に繊維径を増大させ、および/または繊維密度を増加させ、および/または毛髪体積を増加させ、および/または毛髪繊維の質を改善させることができる。
【0166】
本発明に従う美容用の方法は、特に上記の美容用の組成物の投与によって、実施されることができる。
【0167】
例えば、1日1回投与または1日2回投与、例えば朝1回および夕方1回、または1日3回、特に各食事毎の頻度で、本発明の方法は、毎日実施されることができる。
【0168】
例えば、糖衣錠、ゲルカプセル、懸濁物、ゲル、エマルジョン、経口溶液、嚥下されるかまたは噛まれるべき錠剤、カプセル、特に柔または硬カプセル、溶かされるべき顆粒、シロップ、トローチ剤、または経口アンプルという形の処方された組成物を、それらの形に依存する適切な量及び頻度において毎日投与にすることにより、本発明に従う美容用方法を実施できる。
【0169】
1日1回、または、1日の間に分割された用量、例えば1日2回または3回において、本発明に従う活性剤の組合せの有効量を投与できる。
【0170】
本発明に従う方法は、有利には1回投与を包含できる。美容用の方法は、1〜数週間または数カ月にわたってさえ、実施されることができ、この期間は、数カ月または数年間の治療のない期間の後にさらに繰り返され得る。
【0171】
例として、本発明に従う活性剤の組合せの投与は1日2回の頻度で、一般に少なくとも4週、または4〜15週の長期にわたってさえ実施され、1回以上の中断期間を有するか有さず、または中断期間の後繰り返されることができる。
【0172】
当業者により容易に決定される順番、及び条件の下で、成分は、成形される前に混合される。
【0173】
このように、本発明に従う美容目的に用いる方法(use)および/または方法(pocess)は、特に男性又は女性において、毛髪の質を改善することを可能にする。
【0174】
以下の記載および実施例において、形式「…〜…」で書かれた値の範囲は、述べられた下限および上限を含む。
【0175】
本発明の他の特性および利点は、以下の実施例からより明らかに現れ、それは非限定的な具体例として与えられる。
【実施例1】
【0177】
軟カプセル型の経口組成物
経口組成物は、以下の表において与えられた処方を有する:
【表2】
【0178】
使用された油の脂肪酸分布の算出:
(1) 魚油:
1つの柔カプセルは71.3mgのオメガ3を提供し、以下を含有する:
- 34.5mgのEPA(5,8,11,14,17−エイコサペンタエン酸)(オメガ3)、
- 20.7mgのDHA(4,7,10,13,16,19−ドコサヘキサエン酸)(オメガ3)。
(2) クロフサスグリ種子油:
1つの軟カプセルは135.47mgの多価不飽和脂肪酸を提供し、以下を含有する:
- 80.73mgのLA(リノレン酸)(オメガ6)、
- 26.91mgのGLA(γ−リノレン酸)(オメガ6)、
- 22.77mgのALA(α−リノレン酸)(オメガ3)、
- 5.06mgのSDA(ステアリドン酸)(オメガ3)。
【0179】
1つの軟カプセルは、例えば以下を含有する:
【表3】
【0180】
本発明に従う軟カプセルは、以下のようにして調製されることができる。
【0181】
魚油、クロフサスグリ種子油、ビタミンE、ビタミンC、トマト抽出物、および賦形剤は、窒素の存在下で混合される。前記混合物は均質化され、その後、魚ゼラチン、グリセロール、酸化鉄、二酸化チタン、および精製水からなる軟カプセルに封入された。
【0182】
投与量は、例えば、1日あたり1〜4の軟カプセル、好ましくは2カプセルである。
【0183】
この組成物は、特に以下を可能にする:
- 特に毛髪のアンカリングを促進することにより、脱毛を制限すること、
- 特に毛髪の正常な成長に貢献することにより、及び特に、太い毛髪の成長を通して毛髪の太さを増進させることにより、毛髪繊維の成長を改善すること、
- 特に毛髪の多量化を進めることによって、毛髪の量および毛髪密度を増加させることによって、毛髪直径を増大させることによって、及び細い毛髪の形成を予防および/または制限することによって、毛髪体積を改良すること。
【実施例2】
【0184】
臨床結果
118人の女性が、この研究に参加し、2つのグループにランダム化された:栄養補助剤摂取群(40名の閉経期の女性を含む79名の被験者)および栄養補助剤非摂取対照群(19名の閉経期の女性を含む39名の被験者)。
【0185】
これらの女性は18〜65歳であり、Ludwig尺度に従うグレードIに対応する脱毛重症度スコアを有し、かつボリュームの喪失の不満があった。
【0186】
短い毛髪(<5cm)をもち、かつテロジェン相にある毛髪の量>30%をもつ女性は、集団に含まれなかった。
【0187】
補助剤投与群の女性は、6ヵ月間、実施例1に定義されている軟カプセルを、1日につき2つ摂取した。
【0188】
研究の開始時にあらかじめ定義された毛髪の房の太さは、頭皮から10cm離れたところ、すなわち食品補助剤を摂取する前に成長していたゾーンのレベルにおいて、T0、T3、およびT6月に評価された。この房は毛髪を伸長する時に使用されるクリップにより同定されたので、研究の全体にわたって測定されたのは常に同一の房であった。
【0189】
この測定は、市販され特許された器具、トリコメーター[www.haircheck.com; Cohen B. The cross section trichometer: a newdevice for measuring hair quantity, hair loss and hair growth, Dermatol Surg,2008; 34: 900-911]により実施された。毛髪密度および直径が毛髪量を決定すること、及び毛髪の房の横断切片の測定が毛髪密度および直径を反映するという事実に、この技術は基づく。
【0190】
横断切片の測定は、インデックスすなわちトリコメーターインデックス(毛髪mm
2/皮膚cm
2x100)に従って表される。トリコメーターインデックスが増加すればするほど、毛髪量は増加する。
【0191】
補助剤投与群及び対照群におけるトリコメーターインデックスの変化が表Xに報告されている。
【表4】
【0192】
トリコメーターインデックス値は、補助剤摂取のない対照群において、変化しない。
【0193】
他方で、まったく予想外に、それぞれ3ヵ月間および6ヵ月間食品補助剤を摂取した後、トリコメーター指数は3.3%及び6.6%増加する。これらの増加は、統計的に有意である。
【0194】
換言すれば、食品補助剤を摂取する前にすでに成長していた毛髪のレベルにおいて、最短3ヵ月間の食品補助剤を摂取することは、毛髪量を増加させることを可能にする。