特表2017-505728(P2017-505728A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2017-505728立体パターンが隠蔽されたプラスチックカードの製造方法及び立体パターンが隠蔽されたプラスチックカード
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-505728(P2017-505728A)
(43)【公表日】2017年2月23日
(54)【発明の名称】立体パターンが隠蔽されたプラスチックカードの製造方法及び立体パターンが隠蔽されたプラスチックカード
(51)【国際特許分類】
   B42D 25/324 20140101AFI20170203BHJP
   B42D 25/305 20140101ALI20170203BHJP
   B42D 25/00 20140101ALI20170203BHJP
   B42D 25/475 20140101ALI20170203BHJP
   B41M 1/30 20060101ALI20170203BHJP
【FI】
   B42D15/10 324
   B42D15/10 307
   B42D15/10
   B42D15/10 475
   B41M1/30 B
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2016-549253(P2016-549253)
(86)(22)【出願日】2014年3月7日
(85)【翻訳文提出日】2016年9月6日
(86)【国際出願番号】KR2014001880
(87)【国際公開番号】WO2015111792
(87)【国際公開日】20150730
(31)【優先権主張番号】10-2014-0009686
(32)【優先日】2014年1月27日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ
(71)【出願人】
【識別番号】516225887
【氏名又は名称】コナシ カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】KONAC. CO., LTD
(74)【代理人】
【識別番号】100125254
【弁理士】
【氏名又は名称】別役 重尚
(74)【代理人】
【識別番号】100118278
【弁理士】
【氏名又は名称】村松 聡
(72)【発明者】
【氏名】イ ジェヒ
【テーマコード(参考)】
2C005
2H113
【Fターム(参考)】
2C005HA06
2C005HB04
2C005HB08
2C005KA02
2C005LA02
2C005MA12
2C005MB01
2C005NA08
2C005NB03
2C005PA03
2C005PA21
2H113AA04
2H113BA27
2H113BB07
2H113BB22
(57)【要約】
本発明は立体パターンが隠蔽されたプラスチックカードの製造方法及び立体パターンが隠蔽されたプラスチックカードに関するもので、より詳しくは、カードの内部で投影される立体パターンによってカードの見掛けが美麗に装飾され、高品位を感じることができる立体パターンプラスチックカードを具現することができる発明に関する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
装飾シート(10)の表面にUV硬化樹脂インクでプリントして立体パターン(10a)を形成する段階と、
立体パターン(10a)が印刷された装飾シート(10)に紫外線を照射して、立体パターン(10a )を硬化させる段階と、
装飾シート(10)の上部に隠蔽シート(11)を付着する段階と、
装飾シート(10)の下部にコアシート(12)、下部印刷シート(13b)、下部コート紙(14b)を順次に積層し、装飾シート(10)の上部には、上部印刷シート(13a)、上部コート紙(14a)を順次に積層する段階と、
積層が完了されたシートに熱を加えながら圧着して隠蔽シート(11)が立体パターン(10a)の外形に密着されて、透明な上部印刷シート(13a)の内部に隠蔽シート(11)で覆われた立体パターン(10a)が形成されるようにする段階と、
一体に圧着されたシートをカードの外形に沿って切断する段階と、からなることを特徴とする立体パターンが隠蔽されたプラスチックカードの製造方法。
【請求項2】
装飾シート(10)の表面に、デジタルプリンタ機を利用して立体パターン(10a)を形成する段階と、
装飾シート(10)の上部に隠蔽シート(11)を付着する段階と、
装飾シート(10)の下部にコアシート(12)、下部印刷シート(13b)、下部コート紙(14b)を順次に積層し、装飾シート(10)の上部には、上部印刷シート(13a)、上部コート紙(14a)を順次に積層する段階と、
積層が完了されたシートに熱を加えながら圧着して隠蔽シート(11)が立体パターン(10a)の外形に密着されて、透明な上部印刷シート(13a)の内部に隠蔽シート(11)で覆われた立体パターン(10a)が形成されるようにする段階と、
一体に圧着されたシートをカードの外形に沿って切断する段階と、からなることを特徴とする立体パターンが隠蔽されたプラスチックカードの製造方法。
【請求項3】
装飾シート(10)の表面にはUV硬化樹脂インクでプリントして、紫外線を硬化させた立体パターン(10a)が形成され、装飾シート(10)の上部に付着された隠蔽シート(11)は立体パターン(10a)の外形に密着され、装飾シート(10)の下部には、コアシート(12)、下部印刷シート(13b)、下部コート紙(14b)が順次に積層され、装飾シート(10)の上部には、上部印刷シート(13a)、上部コート紙(14a)が順次に積層されて一体に熱接着され、透明な上部印刷シート(13a)の内部に隠蔽シート(11)で覆われた立体パターン(10a)が形成されて、外部で投影された立体パターン(10a)を見ることができるように構成したことを特徴とする立体パターンが隠蔽されたプラスチックカード。
【請求項4】
前記コアシート(12)にはアンテナコイル(21)を熱接着して配線し、ICチップ(20)と接点で接続された構造がさらに含まれるように構成したことを特徴とする請求項3に記載の立体パターンが隠蔽されたプラスチックカード。
【請求項5】
前記隠蔽シート(11)は金箔や銀箔のような金属シートや印刷紙及び蒸着シートのように立体パターン(10a)を隠蔽することができるシートであることを特徴とする請求項3に記載の立体パターンが隠蔽されたプラスチックカード。
【請求項6】
前記装飾シート(10)に印刷された立体パターン(10a)はUV硬化樹脂インクをシルクスクリーンでプリントするか、陰陽刻付着物を接着して立体パターン(10a)を形成したもの中の何れか一つであることを特徴とする請求項3に記載の立体パターンが隠蔽されたプラスチックカード。
【請求項7】
前記上部印刷シート(13a)と下部印刷シート(13b)の印刷は、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷及びデジタル印刷の中のいずれか一つであることを特徴とする請求項3に記載の立体パターンが隠蔽されたプラスチックカード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、立体パターンが隠蔽されたプラスチックカードの製造方法及び立体パターンが隠蔽されたプラスチックカードに関するもので、より詳しくは、カードの内部で投影される立体パターンによってカードの見掛けが美麗に装飾され、高品位を感じることができる立体パターンプラスチックカードを具現することができる発明に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、プラスチックカードはクレジットカード(credit card)、キャッシュカード(cash card)、交通カードのように現金の代わりに使用することができ、大容量の情報を収録することができる集積回路チップが内装されたカードは病院の診察カード、各種メンバーカードなどで活用されるもので、現代には様々な用途のプラスチックカードが広く使用されている。
【0003】
プラスチックカードにはカードの見掛けを装飾し、多様な情報を表すために、オフセットやシルクスクリーン印刷を通じて多用な色を表すパターンや文字などを印刷した印刷紙が使用される。
【0004】
しかしながら、印刷を通じてカードの見掛けを装飾する場合には、より立体的でユニークな質感を表すようして、カードの見掛けを高級化したり、高品位を感じることができるようにする効果は期待することができなかった。
【0005】
従って、従来には、特許文献1(韓国登録特許第10−0786988号「螺鈿パターン装飾クレジットカード」)、及び特許文献2(韓国公開特許第10−2009−0071880号「金属カードの製造方法」)が提案された。
【0006】
前記先行技術1は、薄いシートからなる螺鈿を特定パターンに切断した螺鈿パターンを上側に位置したシートに置かれるようにし、上部コート紙及び下部コート紙と一緒に熱接着して形成された螺鈿パターン装飾クレジットカードに関するものであり、先行技術2は、金属片をカードのサイズに合わせて切断し、透明紙、印刷紙及び金属片をプレスで圧着して製造された金属カードに関するものである。
【0007】
しかしながら、特許文献1、2の螺鈿カードと金属カードは、材質が異なる螺鈿と金属片を合成樹脂シートに付着するため、材料の異質感により強固に付着されることができなく、接着強度が顕著に低下されて、プラスチックカードが曲がりながら変形したり、湿気が付与されると、シートが互いに分離されるなどの問題が発生した。
【0008】
特に、従来の装飾カードは、単純に他の材質のシートを付着して使用するため、カードの内部に隠れた立体パターンが外部に投影されて、よりユニークな立体感を感じることができるようにする効果は期待することができなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】韓国登録特許第10−0786988号明細書
【特許文献2】韓国公開特許第10−2009−0071880号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、前述した問題点に鑑みて創案されたもので、その目的は、カードの内部に隠された立体パターンが外部に投影されて、よりユニークな立体感を感じることができる立体パターンが隠蔽されたプラスチックカードの製造方法及び立体パターンが隠蔽されたプラスチックカードを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記目的を達するための本発明の特徴は、装飾シート10の表面にUV硬化樹脂インクでプリントして立体パターン10aを形成する段階と、立体パターン10aが印刷された装飾シート10に紫外線を照射して、立体パターン10aを硬化させる段階と、装飾シート10の上部に隠蔽シート11を付着する段階と、装飾シート10の下部にコアシート12、下部印刷シート13b、下部コート紙14bを順次に積層し、装飾シート10の上部には、上部印刷シート13a、上部コート紙14aを順次に積層する段階と、積層が完了されたシートに熱を加えながら圧着して隠蔽シート11が立体パターン10aの外形に密着されて、透明な上部印刷シート13aの内部に隠蔽シート11で覆われた立体パターン10aが形成されるようにする段階と、一体に圧着されたシートをカードの外形に沿って切断する段階とからなることを特徴とする立体パターンが隠蔽されたプラスチックカードの製造方法によって達成することができる。
【発明の効果】
【0012】
以上で説明した製造過程により完成された本発明の立体パターンプラスチックカードは、積層されたシートに熱を加えながら押圧すれば透明な上部印刷シート13aが溶融され硬化される過程で、上部印刷シート13aの内部に隠蔽シート11で覆われた立体パターン10aが形成されるもので、平面をなす平坦な上部印刷シート13aの内部に隠された立体パターン10aが投影されて屈折された画像を見ることができるので、よりユニークでありながらも立体感を感じることができる高品位のプラスチックカードを具現することができ、より多様性とユニークを求める現代消費者の購買欲求を満たすことができる高品位のプラスチックカードを提供することができるなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1a】本発明の製造過程を断面図で示した製造工程図である。
図1b】本発明の製造過程を断面図で示した製造工程図である。
図1c】本発明の製造過程を断面図で示した製造工程図である。
図1d】本発明の製造過程を断面図で示した製造工程図である。
図1e】本発明の製造過程を断面図で示した製造工程図である。
図2】本発明の一実施例を例示した一部拡大断面図である。
図3】本発明による立体パターンプラスチックカードの斜視図である。
図4】本発明による立体パターンプラスチックカードの分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、前記目的を達するための好ましい実施例を添付図面を参照して詳しく説明すれば次の通りである。
【0015】
実施例
図1aに示すように、合成樹脂からなる装飾シート10の表面にUV硬化樹脂インクでプリントして所定厚さを有する立体パターン10aを形成する段階を実施した。
【0016】
前記装飾シート10に印刷された立体パターン10aはUV硬化樹脂インクを厚くシルクスクリーンでプリントして立体的なパターンを印刷したものや、場合によっては、メタルステッカーのような陰陽刻付着物を接着して、立体パターン10aを形成することもできる。
【0017】
次に、立体パターン10aが印刷された装飾シート10に紫外線を照射して、立体パターン10aを硬化させる段階を実施した。
【0018】
実施例によって、立体パターン10aはデジタルプリンタ機を利用して装飾シート10上にプリントされることができる。
【0019】
前記前記立体パターンの硬化は、図1bに示すように、紫外線ランプ31が装着された紫外線硬化装置30の内部コンベヤー32を介して装飾シート10を通過させて立体パターン10aの迅速な硬化が行われるようにした。
【0020】
次に、図1cに示すように、装飾シート10の上部に隠蔽シート11を付着する段階を実施した。この段階は、装飾シート10に突出された立体パターン10aが隠蔽シート11によって覆われて保護されるようにする段階である。
【0021】
前記隠蔽シート11は立体パターン10aを隠蔽するために使用されるもので、本発明では、金箔や銀箔のような金属シートを使用したが、その他の印刷紙及び蒸着シートのように立体パターン10aを隠蔽することができるシートであれば使用することができる。
【0022】
次に、図1dに示すように、装飾シート10の下部にコアシート12、下部印刷シート13b、下部コート紙14bを順次に積層させる一方、装飾シート10の上部には上部印刷シート13a、上部コート紙14aを順次に積層してシートを積層する段階を実施した。
【0023】
前記上部印刷シート13aと下部印刷シート13bの印刷はオフセット印刷で印刷したものや、その他のシルクスクリーン印刷やデジタルプリント印刷によって上部印刷シート13a、下部印刷シート13bを印刷することができるので、本発明では、印刷シートの印刷方法に限定されるものではない。
【0024】
次に、図1eに示すように、積層が完了されたシートに熱を加えながら圧着して熱接着する段階を実施した。
【0025】
この段階で積層されたシートに熱を加えながら押圧すれば、隠蔽シート11は立体パターン10aの外形に密着され、透明な上部印刷シート13aは溶融されながら立体パターン10aを囲むので、上部印刷シート13aの内部に隠蔽シート11で覆われた立体パターン10aが形成される。
【0026】
この時、上部印刷シート13a及び上部コート紙14aは加熱された金属板によって押圧されて、表面は平らな平面をなし、内部に立体パターン10aが形成されて投影されるので、平らな上部印刷シート13aの内部に隠された立体パターン10aを見ることができる。
【0027】
次に、一体に圧着されたシートをプレスでパンチングして、カードの外形をなすように切断する段階を実施して、立体パターンを有するプラスチックカードを完成した。
【0028】
この時、カードの切断作業は、プレスのパンチング作業により、複数枚のカードが同時に切断されるようにした。
【0029】
前述した構成からなる本発明は、積層されたシートに熱を加えながら押圧すれば、透明な上部印刷シート13aが溶融されてから硬化される過程で、上部印刷シート13aの内部に隠蔽シート11で覆われた立体パターン10aが形成され、平面をなす平坦な上部印刷シート13aの内部に隠された立体パターン10aが屈折されながら投影されて、立体的な画面を見ることができる。それにより、よりユニークでありながら立体感を感じることができる高品位のプラスチックカードを具現することができる。
【0030】
特に、カードの表面に表出されるパターンは立体で表示される一方、表面は平坦で、よりユニークな美感を与えることができ、作業性が良好で、大量生産が可能であるので、プラスチックカードの表面は、平面を維持した状態で内部の立体パターンが浮き彫りにされて投影されて、より多様でユニークを求める現代消費者の欲求を満たすことができるだけでなく、対外競争力に優れた高品質、高機能性のプラスチックカードを提供することができるなどの利点がある。
【0031】
前述した製造過程により完成された本発明の立体パターンが隠蔽されたプラスチックカードは、装飾シート10の表面にはUV硬化樹脂インクでプリントして、紫外線硬化させた立体パターン10aが形成され、装飾シート10の上部に付着された隠蔽シート11は、立体パターン10aの外形に密着され、装飾シート10の下部には、コアシート12、下部印刷シート13b、下部コート紙14bが順次に積層され、装飾シート10の上部には、上部印刷シート13a、上部コート紙14aが順次に積層されて一体に熱接着され、透明な上部印刷シート13aの内部に隠蔽シート11で覆われた立体パターン10aが形成されて、外部で投影された立体パターン10aを見ることができるように構成されている。
【0032】
一方、場合によっては、図3図4に示すように、前記コアシート12には、アンテナコイル21を熱接着して配線し、ICチップ20と接点で接続した構造がさらに含まれるように構成して、RFIDカード及び接触と非接触が共有するコンビカード(Combi Card)で使用することができるように構成することができる。
【0033】
前記アンテナコイル21は、銅線を高周波アダプターで加熱しながら配線するか、腐食によるエッチング(etching)加工法による銅薄板で形成することができる。
【0034】
図面において、未説明符号22は、コアシート12に装着されたICチップ20が露出されることができるように装飾シート10、上部印刷シート13a、上部コート紙14aに穿孔された穴である。
【0035】
以上では、本発明の好ましい実施例について図面を参照して説明したが、本発明は上述した実施例に限定されず、特許請求範囲で請求する本発明の要旨を逸脱することなく、当該本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、誰でも様々な変形実施が可能であることはもちろんのこと、そのような変更は記載された特許請求範囲内に属するものとする。
【符号の説明】
【0036】
10:装飾シート
10a:立体パターン
11:隠蔽シート
12:コアシート
13a:上部印刷シート
13b:下部印刷シート
14a:上部コート紙
14b:下部コート紙
20:ICチップ
30:紫外線硬化装置
31:紫外線ランプ
32:コンベヤー
図1a
図1b
図1c
図1d
図1e
図2
図3
図4
【国際調査報告】