特表2017-508503(P2017-508503A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-508503(P2017-508503A)
(43)【公表日】2017年3月30日
(54)【発明の名称】パウダー吐出容器
(51)【国際特許分類】
   A45D 33/02 20060101AFI20170310BHJP
   B65D 47/34 20060101ALI20170310BHJP
   B65D 83/06 20060101ALI20170310BHJP
【FI】
   A45D33/02
   B65D47/34 110
   B65D83/06 G
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2016-548015(P2016-548015)
(86)(22)【出願日】2014年4月11日
(85)【翻訳文提出日】2016年9月21日
(86)【国際出願番号】KR2014003135
(87)【国際公開番号】WO2015111796
(87)【国際公開日】20150730
(31)【優先権主張番号】10-2014-0008709
(32)【優先日】2014年1月24日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ
(71)【出願人】
【識別番号】515033496
【氏名又は名称】ヨンウー カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】特許業務法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】チョン ソヒ
【テーマコード(参考)】
3E084
【Fターム(参考)】
3E084AA02
3E084AA12
3E084AB07
3E084BA02
3E084CA01
3E084CB02
3E084DA01
3E084DB12
3E084FA09
3E084FB01
3E084GA01
3E084GB01
3E084KB10
3E084LA17
3E084LB02
3E084LB07
3E084LC01
3E084LD30
(57)【要約】
本発明は、パウダー吐出容器に関するもので、ステムの内側に空気とパウダーがそれぞれ移動することが可能なように、空気移動通路及び、パウダー移動通路を形成することにより、ボタン部を加圧すると、空気移動通路を通じて移動する空気によって、パウダー移動通路を通じて移動するパウダーをスプレーのように噴射させることができるのが特徴である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パウダーが貯蔵される容器本体と、
前記容器本体の上部に位置し、ユーザーによる加圧有無によって上昇下降し、その一側にパウダーが吐出されるように吐出ホールが形成されるボタン部と、
前記ボタン部の下部に結合され、ボタン部の移動によって一緒に移動し、その内側にパウダーが移動するパウダー移動通路と空気が移動する空気移動通路が分割形成されるステムと、を含み、
前記ボタン部の加圧によって前記容器本体内部の圧力が変化し、前記パウダー移動通路と空気移動通路を通じてパウダーと空気がそれぞれ前記ステムの内部へ移動し、パウダーが空気の圧力によって、前記吐出ホールを通じて噴射されるように構成されることを特徴とするパウダー吐出容器。
【請求項2】
前記容器本体の上部に結合され、その内部上側に前記容器本体の上部内周面を包むように、下部に延長形成される延長部が具備される支持体と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のパウダー吐出容器。
【請求項3】
前記ステムの下部には、前記ステムの上昇下降によって一緒に移動し、前記容器本体内部の圧力を変化させるように、前記延長部の内周面に密着するピストンが結合されることを特徴とする請求項2に記載のパウダー吐出容器。
【請求項4】
前記ステムの空気の移動通路の先端には、空気を圧縮して噴射することが可能なように、空気移動通路より口径が小さい空気圧縮ホールが形成されることを特徴とする請求項1に記載のパウダー吐出容器。
【請求項5】
前記ステムには、前記ボタン部の操作により上部へ移動するパウダーが、前記吐出ホールに吐出されるように、吐出ホールと連通する連通ホールが形成されることを特徴とする請求項1に記載のパウダー吐出容器。
【請求項6】
前記ステムの上端には、前記ボタン部の吐出ホールとステムの連通ホールが互いに連通するように、前記ボタン部の組み立て時、方向性を提供する結合溝が形成され、前記ボタン部の内側には、前記結合溝に結合される結合突起が形成されることを特徴とする請求項5に記載のパウダー吐出容器。
【請求項7】
前記パウダー移動通路の下部には、前記容器本体に貯蔵されたパウダーを、前記パウダー移動通路へ移動させるパウダー吸入管が結合されることを特徴とする請求項1に記載のパウダー吐出容器。
【請求項8】
前記パウダー吸入管は、前記ボタン部の加圧有無によって、上下に移動し、前記容器本体に貯蔵されたパウダーを攪拌することを特徴とする請求項7に記載のパウダー吐出容器。
【請求項9】
前記ステムの下部には、前記容器本体を上下逆にした状態で前記ボタン部を加圧すると、パウダーが移動する通路の機能を遂行するパウダー移動ホールが形成され、前記容器本体を上下逆にした状態で、前記パウダー吸入管は、前記容器本体に貯蔵された空気が移動する通路の機能を遂行することを特徴とする請求項7に記載のパウダー吐出容器。
【請求項10】
前記ボタン部には、前記吐出ホールを開閉する開閉部材が着脱可能なように結合されることを特徴とする請求項1に記載のパウダー吐出容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パウダー吐出容器に関するもので、より詳細には、ステムの内側に空気とパウダーがそれぞれ移動することが可能なように、空気移動通路及びパウダー移動通路を形成することにより、ボタン部を加圧すると、空気移動通路を通じて移動する空気によって、パウダー移動通路を通じて移動するパウダーを、スプレーのように噴射させることが可能なパウダー吐出容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、パウダーは肌に塗る時、使用感が良く、水に強い撥水性を備えており、化粧時爽やかさを感じることは勿論、化粧した状態が自然なため女性により、広く使用されている。
【0003】
パウダーを利用した化粧時に、パウダー容器の容器本体に収容されているパウダーを別途に備えられているパフにつけて化粧をするがこのような化粧用パウダー容器が大韓民国特許第10−1171305号明細書(以下、登録特許明細書とする。)に開示される。
【0004】
上記の登録特許明細書に記載の本発明のパウダー吐出容器は、内部にパウダーが充填される空間を提供することで、上面は開放され、下面には空気流入ホールが形成される容器本体と、容器本体の底枠に下部枠部分が接するようになった円錐形状を備える弾性材となった新収縮要素で、ポンピング作用によって外部空気を吸入して、中心上部に形成された空気排出ホールを通じて、その外側に満たされたパウダーが充填された空間へ排出させるダイヤフラム及び、このダイヤフラムの上部中心に具備され、空気排出ホールの開閉を断続する開閉ボタンとなったポンピング手段と、ポンピング手段の上側に、外周面が容器本体の内壁に接した状態で、昇降は可能で回転は防止されるように具備されることにより、パウダー粉末が通過される複数の下部ホールが形成される固定板と、固定板に規制された回転が可能なように具備されるもので、下部ホールと対応する上部ホールを形成して、回転時下部ホールの開閉を断続する稼動版と、容器本体の開放された上面を遮蔽するようにねじ締結されるもので、その内側面が稼動版の外側面に摩擦接触されるように具備され、容器本体との締結時、稼動版を連動して回転させる栓とを含んで構成されることが特徴である。
【0005】
上記の登録特許明細書によると、栓(20)を開放した状態で、パフ(60)で稼動板(50)を軽く叩くとか、加圧する操作時、パウダーが噴出されてパフに塗布されるように構成され、パウダーの噴出のためには、片方の手で容器本体(10)を把持した状態で、もう一方の手でパフ(60)を把持して稼動板(50)を加圧しなければならないので、ユーザーに煩わしさをもたらす問題点があった。
【0006】
従って、ユーザーに便宜を提供するために、パウダーをスプレー方式で簡単にユーザーの肌に直接噴射して使用することが可能なパウダー吐出容器の開発が要求されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上述した問題点を解決するために案出されたものであり、本発明の目的は、ステムの内側に空気とパウダーがそれぞれ移動することが可能なように、空気移動通路及び、パウダー移動通路を形成することにより、ボタン部を加圧すると、空気移動通路を通じて移動する空気によって、パウダー移動通路を通じて移動するパウダーを、スプレーのように噴射させることが可能なパウダー吐出容器を提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、ボタン部の加圧有無によって、パウダー移動通路の下部に結合されたパウダー吸入管が上下へ移動し、容器本体に貯蔵されたパウダーを攪拌することで、パウダーの円滑な排出が可能なパウダー吐出容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の問題点を解決するために、本発明の実施例に係るパウダー吐出容器は、パウダーが貯蔵される容器本体と、容器本体の上部に位置して、ユーザーによる加圧有無によって上昇下降され、その一側にパウダーが吐出されるように吐出ホールが形成されるボタン部と、ボタン部の下部に結合され、ボタン部の移動によって一緒に移動し、その内側にパウダーが移動するパウダー移動通路と空気が移動する空気移動通路が分割形成されるステムとを含む。
【0010】
パウダー吐出容器は、ボタン部の加圧によって、容器本体内部の圧力が変化し、パウダーの移動通路と空気の移動通路を通じてパウダーと空気がそれぞれステムの内部へ移動して、パウダーが空気圧力によって吐出ホールを通じて噴射されるように構成されることを特徴とする。
【0011】
また、パウダー吐出容器は、容器本体の上部に結合され、その内部上側に、容器本体の上部内周面を包むように、下部へ延長形成される延長部が具備される支持体、をさらに含むことを特徴とする。
【0012】
また、パウダー吐出容器は、ステムの下部には、前記ステムの上昇下降によって一緒に移動し、前記容器本体内部の圧力を変化させるように、前記延長部の内周面に密着されるピストンが結合されることを特徴とする。
【0013】
また、パウダー吐出容器は、ステムの空気移動通路の先端には、空気を圧縮して噴射することが可能なように、空気移動通路より、口径が小さい空気圧縮ホールが形成されることを特徴とする。
【0014】
また、パウダー吐出容器は、ステムには、ボタン部の操作により上部へ移動するパウダーが、吐出ホールに吐出されるように、吐出ホールと連通する連通孔が形成されることを特徴とする。
【0015】
また、パウダー吐出容器は、ステムの上端には、ボタン部の吐出ホールとステムの連通ホールが互いに連通するように、ボタン部の組み立て時、方向性を提供する結合溝が形成され、ボタン部の内側には、結合溝に結合される結合突起が形成されることを特徴とする。
【0016】
また、パウダー吐出容器は、パウダー移動通路の下部に、容器本体に貯蔵されたパウダーを、前記パウダー移動通路へ移動させるパウダー吸入管が結合されることを特徴とする。
【0017】
また、パウダー吐出容器は、パウダー吸入管は、ボタン部の加圧有無によって、上下へ移動し、容器本体に貯蔵されたパウダーを攪拌することを特徴とする。
【0018】
また、パウダー吐出容器は、ステムの下部には、容器本体を上下逆にした状態で、ボタン部を加圧するとパウダーが移動する通路の機能を遂行するパウダー移動ホールが形成され、パウダー吸入管は、容器本体に貯蔵された空気が移動する通路の機能を遂行することを特徴とする。
【0019】
また、パウダー吐出容器は、ボタン部には、吐出ホールを開閉する開閉部材が着脱可能なように結合されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
以上のように、本発明によれば、パウダー吐出容器は、ボタン部を加圧すると、ステムの下部に結合されたピストンによって容器本体の内部圧力が変化することにより、ステムの内側に分割形成された空気移動通路とパウダー移動通路で空気とパウダーがそれぞれ移動して、ボタン部の内側から空気移動通路を通じて移動する空気がパウダーをスプレーのように噴射させることが可能であるという利点がある。
【0021】
また、ボタン部の加圧有無によって、パウダー移動通路の下部に結合されたパウダー吸入管が上下へ移動し、容器本体に貯蔵されたパウダーを攪拌することで、パウダーの円滑な排出が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の好ましい実施例に係るパウダー吐出容器の構成を示す分解斜視図である。
図2】本発明の好ましい実施例に係るパウダー吐出容器の構成を示す結合斜視図である。
図3】本発明の好ましい実施例に係るパウダー吐出容器の構成を示す断面図である。
図4】本発明の好ましい実施例に係るパウダー吐出容器の作動状態を示す状態図である。
図5】本発明の好ましい実施例に係るパウダー吐出容器の作動状態を示す状態図である。
図6】本発明の好ましい実施例に係るパウダー吐出容器の容器本体が上下逆にした状態での作動状態を示す状態図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、添付図面を参照し、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。各図面に示された同一の参照符号は同一の部材を示す。
【0024】
図1は、本発明の好ましい実施例に係るパウダー吐出容器の構成を示す分解斜視図であり、図2は、本発明の好ましい実施例に係るパウダー吐出容器の構成を示す結合斜視図であり、図3は、本発明の好ましい実施例に係るパウダー吐出容器の構成を示す断面図である。
【0025】
図1図3に示すように、本発明の好ましい実施例に係るパウダー吐出容器には、容器本体100、ボタン部(200)、ステム(300)が含まれる。
【0026】
容器本体に(100)は、粉末形態のパウダーが貯蔵され、その上部には貯蔵されたパウダーが排出されることが可能なように排出口(110)が形成される。
【0027】
容器本体(100)の上部には、排出口(110)に結合されて、排出口(110)の上端を閉鎖する支持体(500)があり、本発明において、支持体(500)の内部上側の底面には、容器本体(100)の上部内周面を包むように、下部へ延長形成される延長部(510)が具備され、延長部(510)の内側には、延長部(510)の内周面に密着した状態で上昇下降し、容器本体(100)の内部圧力を変化させるピストンが設置される。
【0028】
一方、容器本体(100)の上部には、支持体(500)を包んでショルダー部(700)が結合され、ショルダー部(700)は、後記するボタン部(200)が挿入されて上昇下降するように中空が形成され、その外側にはボタン部(200)の誤作動を防止するために、ボタン部(200)を包むオーバーキャップ(800)が結合される。
【0029】
ボタン部(200)は、容器本体(100)の上部でステム(300)に結合されて、ユーザーによる加圧有無によって上昇下降し、ステム(300)へ圧力を伝達するもので、その一側にパウダーが吐出されることが可能なように吐出ホール(210)が形成され、ボタン部(200)の内側には、吐出ホール(210)とステム(300)の連通ホール(340)が互いに連通するように、ステム(300)との組み立て時、方向性を提供するために、ステム(300)の結合溝(350)に結合される結合突起(220)が形成される。
【0030】
一方、ボタン部(200)には、吐出ホール(210)を開閉する開閉部材が着脱可能なように結合される。
【0031】
ボタン部(200)の下部には、ユーザーがボタン部(200)を押す際の加圧力を解除時、上方向へ弾性力を提供するスプリング(S)が設置され、スプリング(S)は、後記するステム(300)と支持体(500)の上部に結合されるスプリング支持部(600)の間に設置され、ステム(300)で弾性力を提供することで、ボタン部(200)が復元されることを可能とする。
【0032】
本発明において、ステム(300)は、ボタン部(200)の下部に結合され、ボタン部(200)の移動によって一緒に移動するもので、ステム(300)の内側には、パウダーが移動するパウダー移動通路(310)と空気が移動する空気移動通路(320)が分割形成されることが特徴である。
【0033】
ステム(300)の下部には、ステム(300)の上昇下降によって一緒に移動し、容器本体(100)内部の圧力を変化させるように、延長部(510)の内周面に密着するピストン(400)が結合され、ピストン(400)がボタン部(200)の加圧有無によって、延長部(510)の内周面に密着した状態で上昇下降することにより、容器本体(100)内部の圧力を変化させ、パウダー及び、空気がパウダー移動通路(310)及び、空気移動通路(320)を通じて上部へ移動し、ボタン部(200)の吐出ホール(210)を通じて吐出が行われる。
【0034】
ステム(300)の側面には、ボタン部(200)の操作によって、上部へ移動するパウダーがボタン部(200)の吐出ホール(210)に吐出されることが可能なように、吐出ホール(210)と互いに連通する連通ホール(340)が形成され、ステム(300)の上端には、ボタン部(200)との組み立て過程で、ボタン部(200)の吐出ホール(210)とステム(300)のホール(340)が互いに連通するように方向性を提供するために、ボタン部(200)の結合突起(220)と結合される結合溝が形成される。
【0035】
一方、本発明において、空気移動通路(320)の先端には、空気移動通路(320)より、口径が小さい空気圧縮ホール(330)が形成され、空気移動通路(320)を通じて移動する空気が空気圧縮ホール(330)を通過し、空気を圧縮して噴射することにより、パウダー移動通路(310)を通じて移動するパウダーを吐出ホール(210)を通じて噴射することが可能である。
【0036】
また、パウダー移動通路(310)の下部には、容器本体(100)に貯蔵されたパウダーを、パウダー移動通路(310)へ移動させるためのパウダー吸入管(311)が結合され、本発明においてパウダー吸入管(311)は、ボタン部の(200)の加圧有無による、ステム(300)の上昇下降時、ステム(300)と一緒に上下へ移動し、パウダーを移動させるように構成される。
【0037】
パウダーは、粉体の特性上、流体とは異なり、内容物が吐出された後、特別に振られないと、水平を保ちにくい、または空いた空間を満たしにくくなるので、次の使用時、空いた空間によってパウダーが吐出されない現象が発生することとなり、本発明のパウダー吸入管(311)は、ボタン部(200)の操作によって上下に移動するように構成され、上下に移動する過程で、容器本体(100)に貯蔵されたパウダーを撹拌するようになり、ある程度空いた空間を満たすことが可能となるので、パウダーを円滑に吐出することができるようになる。
【0038】
パウダー吸入管(311)は、上下に移動する過程で、容器本体100の底面との干渉が発生しないように曲がる軟質の材料で構成されることが好ましい。
【0039】
一方、ステム(300)の下部には、記容器本体(100)を上下逆にした状態でボタン部(200)を加圧すると、パウダーが移動する通路の機能を遂行するパウダー移動ホール(360)が形成され、図6に図示するように、容器本体(100)を上下逆にした状態でボタン部(200)を加圧する場合、のパウダーの移動ホール(360)を通じてパウダーが移動する。この時、パウダー吸入管(311)は、容器本体(100)に貯蔵された空気が移動する通路の機能を遂行し、パウダー吸入管(311)を通じて空気が移動する過程で、パウダー移動ホール(360)を通じてパウダーが吸入され、吐出ホール(210)を通じてパウダーの吐出が行われる。
【0040】
以下では、図4及び図5を参照して、本発明の好ましい実施例に係るパウダー吐出容器のパウダー吐出過程を説明する。
【0041】
図4及び図5は、本発明の好ましい実施例に係るパウダー吐出容器の動作状態を示す状態図である。
【0042】
図4及び図5を参照すると、ボタン部(200)の吐出ホール(210)を閉鎖する開閉部材(230)を脱離して吐出ホール(210)を開放させた後、ボタン部(200)を加圧すると、ボタン部(200)の下部に結合されたステム(300)が下降し、この時、ステム(300)の下部に結合されたピストン(400)が延長部(510)の内周面に密着された状態で下降することにより、容器本体(100)の内部の圧力が変化する。
【0043】
前記のような過程を通じて容器本体(100)の内部の圧力が変化すると、容器本体(100)に貯蔵された空気が空気移動通路(320)を経て、吐出ホール(210)に吐出される過程で、パウダー吸入管(311)を通じてパウダーの吸入が行われ、パウダーがパウダー移動通路(310)へ移動することになり、空気の移動通路(320)を通じて移動する空気が空気圧縮ホール(330)を通過し、空気を圧縮して噴射することにより、パウダー移動通路(310)を通じて移動するパウダーを吐出ホールを通じて噴射することが可能となる。
【0044】
本発明は、ユーザーがパウダーをボディまたはヘアにスプレー方式で必要な部位に直接噴射して塗布することができるように構成されることにより、ユーザーに便宜を提供することができるようになる。また、パフを用いて、顔の化粧をする場合には、パウダーをパフに噴射して使用することも可能である。
【0045】
図面と明細書で最適の実施例が開示された。ここで特定の用語らが用いられたが、これは単に本発明を説明するための目的で用いられたものであり、意味の限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために用いられたのではない。従って、当該技術分野の通常の知識を有する者であれば、多様な変形及び均等な他の実施例が可能であることを理解すべきである。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、添付された特許請求の範囲の技術的思想によって定められるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】