(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-509550(P2017-509550A)
(43)【公表日】2017年4月6日
(54)【発明の名称】ノズル出没式化粧品容器
(51)【国際特許分類】
B65D 47/34 20060101AFI20170317BHJP
A45D 34/04 20060101ALI20170317BHJP
B05B 11/00 20060101ALI20170317BHJP
【FI】
B65D47/34 110
A45D34/04 550
B05B11/00 101B
B05B11/00 101E
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2016-546784(P2016-546784)
(86)(22)【出願日】2015年1月13日
(85)【翻訳文提出日】2016年9月13日
(86)【国際出願番号】KR2015000319
(87)【国際公開番号】WO2015108314
(87)【国際公開日】20150723
(31)【優先権主張番号】10-2014-0004920
(32)【優先日】2014年1月15日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ
(71)【出願人】
【識別番号】515033496
【氏名又は名称】ヨンウー カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】特許業務法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム ユソブ
(72)【発明者】
【氏名】キム ソンファン
(72)【発明者】
【氏名】チョン ソヒ
【テーマコード(参考)】
3E084
【Fターム(参考)】
3E084AA02
3E084AA12
3E084AB01
3E084AB09
3E084BA02
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3E084DB18
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3E084GB12
3E084LB02
3E084LB07
3E084LC01
3E084LD22
(57)【要約】
本発明は、ノズル出没式化粧品容器に関するもので、ボタン部材を加圧時、外ノズルのガイド突起がガイド部材のガイド溝に沿って移動して、外ノズルの高さが変化しない状態で前進移動し、支持体の出没口から突出した後、ポンプ部材のポンプの作動が行われ、内容物が吐出されるように構成されることにより、正確な位置に内容物を塗布することが容易であるだけでなく、容器の汚染を防止できると言う特徴がある。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物が貯蔵される内容器と、
前記内容器の上部に結合され、ポンプによって内容物を吐出させるポンプ部材と、
前記ポンプ部材の上部に位置してノズルを固定させるノズル固定体と、
前記ノズル固定体に結合され、前記ポンプ部材から吐出される内容物が移動する通路を形成する内ノズルと、
前記内ノズルに前進または後進可能に結合され、前記内ノズル内を移動する内容物を外部へ吐出させるための吐出孔が形成される外ノズルと、
前記ポンプ部材の上部で、ユーザの加圧有無によって、昇降するボタン部材と、
前記ボタン部材の内側に結合され、前記ボタン部材の昇降に伴って一緒に移動し、前記外ノズルの前進または後進をガイドするガイド部材と、
下端部が前記ポンプ部材に結合され、上端部が前記ボタン部材に結合され、前記ボタン部材の加圧時、その圧力を前記ポンプ部材へ伝達するポンプ加圧部材と、
前記外ノズルが出没するように側面に出没口が形成された支持体と、を含むこと
を特徴とするノズル出没式化粧品容器。
【請求項2】
前記ガイド部材の前面部には、前記ガイド部材の昇降時、前記外ノズルとの衝突が発生しないように、一対のガイド片が一定の間隔をおいて形成されて前記外ノズルが移動する空間を形成し、前記一対のガイド片には、前記外ノズルの前進または後進をガイドするように一対のガイド溝が形成されること
を特徴とする請求項1に記載のノズル出没式化粧品容器。
【請求項3】
前記外ノズルの両側には、前記一対のガイド溝に挿入されて該ガイド溝に沿って移動する一対のガイド突起が形成されること
を特徴とする請求項2に記載のノズル出没式化粧品容器。
【請求項4】
前記外ノズルは、前記ボタン部材の加圧時、前記ガイド突起がガイド溝に沿って移動し、その高さが変化しない状態で前進し、支持体の出没口を通って突出するように構成されること
を特徴とする請求項3に記載のノズル出没式化粧品容器。
【請求項5】
前記ボタン部材の内部上側には、前記ポンプ加圧部材と結合される結合突起が形成されること
を特徴とする請求項1に記載のノズル出没式化粧品容器。
【請求項6】
前記ポンプ加圧部材は、
前記ポンプ部材の上部に結合され、前記ポンプ部材から吐出される内容物が、前記内ノズルに移動するための空間を形成する移動管と、前記移動管から上部へ延長形成され、内ノズルの開口された上部を閉鎖するように内ノズルに密着され、前記結合突起が結合されるように結合溝が形成された結合部を含むこと
を特徴とする請求項5に記載のノズル出没式化粧品容器。
【請求項7】
前記結合溝の内周面には、前記結合突起が前記結合溝内で上昇時、前記結合溝から脱離されることを防止するための離脱防止部が形成されること
を特徴とする請求項6に記載のノズル出没式化粧品容器。
【請求項8】
前記ボタン部材を加圧時、前記結合突起が結合溝の上部から下部へ移動する距離だけ、ボタン部材が前記ポンプ加圧部材を加圧しないで下降が行われる過程で、前記ガイド部材によって前記外ノズルが先に前進移動し、前記結合突起が前記結合溝内での下降が完了した時点から、前記ボタン部材が前記ポンプ加圧部材を加圧し、前記ポンプ部材のポンプが作動することによって、前記外ノズルをから内容物の吐出が行われること
を特徴とする請求項7に記載のノズル出没式化粧品容器。
【請求項9】
前記内容器の上部に結合され、前記ポンプ部材を前記内容器に固定させ、内側中央部に前記ノズル固定体との結合が可能なように、結合管が形成されるハウジングをさらに含むこと
を特徴とする請求項1に記載のノズル出没式化粧品容器。
【請求項10】
前記ハウジングの内周面には、前記ボタン部材の垂直移動をガイドする突出部が形成され、前記ボタン部材の外周面には、前記突出部が挿入される挿入溝が形成されること
を特徴とする請求項9に記載のノズル出没式化粧品容器。
【請求項11】
前記ハウジングの内側から前記ガイド部材の下部に設置され、その弾性力によって、前記ガイド部材およびボタン部材を上方向へ移動させる弾性体をさらに含むこと
を特徴とする請求項9に記載のノズル出没式化粧品容器。
【請求項12】
前記ボタン部材の前面部には、前記ボタン部材の昇降時、前記外ノズルとの衝突が発生しないように、前記外ノズルが移動するスライド溝が形成されること
を特徴とする請求項1に記載のノズル出没式化粧品容器。
【請求項13】
前記内ノズルには、前記外ノズルとの組立時に方向を定め、前記外ノズルの回転を防止するための回転防止突起が形成され、前記外ノズルには、前記回転防止突起が挿入される回転防止溝が形成されること
を特徴とする請求項1に記載のノズル出没式化粧品容器。
【請求項14】
前記ボタン部材の上昇過程で、前記移動管が前記ノズル固定体の内側で上昇する空間(S1)より、前記結合部が前記内ノズルの内側で上昇する空間(S2)がより広く形成され、前記外ノズルの先端部に残留する内容物を吸い込むように構成されること
を特徴とする請求項6に記載のノズル出没式化粧品容器。
【請求項15】
内容物が貯蔵されている内容器と、
前記内容器の上部に結合され、ポンプによって内容物を吐出させるポンプ部材と、
前記ポンプ部材の上部に位置して、ボタン部材の加圧によってポンプ部材へ圧力を伝達し、ポンプ部材によって吐出される内容物が移動するように移動管が具備されるポンプ加圧部材と、
前記ポンプ加圧部材の上部に位置し、前記移動管内を移動する内容物が上部へ移動する通路を形成する内ノズルと、
前記内ノズルに前進または後進可能に結合され、前記内ノズル内を移動する内容物を外部へ吐出させるように吐出孔が形成される外ノズルと、
前記ポンプ部材の上部で、ユーザの加圧有無によって昇降し、前記外ノズルの前進または後進をガイドするボタン部材と、
前記外ノズルが出没するように、その側面に出没口が形成される支持体と、を含むこと
を特徴とするノズル出没式化粧品容器。
【請求項16】
前記ボタン部材の内部上側には、ボタン部材の昇降時、前記外ノズルとの衝突が発生しないように、一対のガイド片が一定の間隔をおいて形成されて前記外ノズルが移動する空間を形成し、かつ、
前記一対のガイド片には、前記外ノズルの前進または後進をガイドするように、一対のガイド溝が形成されること
を特徴とする請求項15に記載のノズル出没式化粧品容器。
【請求項17】
前記ボタン部材の内部上側には、前記ポンプ加圧部材の上端に定置され、かつ、ボタン部材の下降時にポンプ加圧部材を加圧するように多数の加圧突起が一定の間隔距離をおいてされて形成されること
を特徴とする請求項15に記載のノズル出没式化粧品容器。
【請求項18】
前記内ノズルは、前記移動管が貫通し昇降することができる円筒形状で形成される本体と、前記本体の側面から延長形成され、前記外ノズルへ内容物を移動させる延長部と、前記本体の一部分を取り囲んで形成され、前記加圧突起が挿入されるように、多数の挿入孔が形成された定置板と、を含むこと
を特徴とする請求項17に記載のノズル出没式化粧品容器。
【請求項19】
前記支持体の内側には、前記内ノズルの定置板下端を支持し、該内ノズルを固定させる支持部が形成されること
を特徴とする請求項18に記載のノズル出没式化粧品容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズル出没式化粧品容器に関するもので、より詳細には、ボタン部材を加圧時、外ノズルのガイド突起がガイド部材のガイド溝に沿って移動して、外ノズルの高さが変化しない状態で前進移動し、支持体の出没口から突出した後、ポンプ部材のポンプが作動し、内容物を吐出するように構成することにより、正確な位置に内容物を塗布することが容易だけでなく、容器の汚染を防止することが可能なノズル出没式化粧品容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、ポンプ式化粧品容器は、容器本体の上部に結合されるポンプ部材のポンプ作用によって内容物が外部へ吐出されるように構成されるもので、内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の上部に結合され、容器本体の内部を真空状態にして、ポンプ作用によって内容物を引き上げるポンプ部材と、前記ポンプ部材の上部に位置し、ユーザの加圧によって昇降して、ポンプ部材に圧力を伝達するボタン部とで構成される。
【0003】
前記のような構成で形成されたポンプ式化粧品容器が特許文献1に開示されている。
【0004】
特許文献1は、ボタン18の一方の側に内容物が吐出される吐出孔19が形成され、ポンプ部30のポンプが作動すると内容物を吐出するようになり、ボタン18の加圧による上下移動時にボタン18に形成された吐出孔19が同時に上下の位置が変化する構造なので、必要な部位に内容物を正確に塗布することが困難であるという問題点があった。
【0005】
また、吐出孔19から、内容物の吐出過程で容器の外周面に沿って内容物が流れ落ち、容器を汚染させる恐れがあるという問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国登録実用新案第20-0225456号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上述した問題点を解決するために考案されたもので、本発明の目的は、ボタン部材を加圧時、外ノズルのガイド突起がガイド部材のガイド溝に沿って移動して、外ノズルの高さが変化しない状態で前進移動し、支持体の出没口から突出した後、ポンプ部材のポンプ作動が行われ、内容物が吐出されるように構成されることにより、正確な位置に内容物を塗布することが容易なだけでなく、容器の汚染を防止することが可能なノズル出没式化粧品容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記のような問題点を解決するために、本発明の好ましい第1実施例に係るノズル出没式化粧品容器は、外容器と、前記外容器に収容され、内容物が貯蔵される内容器と、前記内容器の上部に結合され、ポンプによって内容物を吐出させるポンプ部材と、前記ポンプ部材の上部に位置してノズルを固定させるノズル固定体と、前記ノズル固定体に結合され、前記ポンプ部材から吐出される内容物が移動する通路を形成する内ノズルと、前記内ノズルに前進または後進可能に結合され、前記内ノズルを通って移動する内容物を外部へ吐出するように吐出孔が形成される外ノズルと、前記ポンプ部材の上部で、ユーザの加圧有無によって昇降するボタン部材と、前記ボタン部材の内側に結合され、前記ボタン部材の昇降に伴って一緒に移動し、前記外ノズルの前進または後進をガイドするガイド部材と、下端部が前記ポンプ部材に結合され、上端部が前記ボタン部材に結合され、前記ボタン部材の加圧時その圧力を前記ポンプ部材へ伝達するポンプ加圧部材と、前記外容器の上部に結合され、その側面に前記外ノズルが出没する出没口が形成される支持体と、を含むことを特徴とする。
【0009】
また、前記ガイド部材の前面部には、前記ガイド部材の昇降時、前記外ノズルとの衝突が発生しないように、一対のガイド片が、前記外ノズルが移動する空間に距離をおいて形成され、前記一対のガイド片には、前記外ノズルの前進または後進をガイドするように、一対のガイド溝が形成されることを特徴とする。
【0010】
また、前記外ノズルの両側には、前記一対のガイド溝に挿入され、ガイド溝に沿って移動する、一対のガイド突起が形成されることを特徴とする。
【0011】
また、前記外ノズルは前記ボタン部材の加圧時、前記ガイド突起がガイド溝に沿って移動して、該外ノズルの高さが変化しない状態で前進移動し、支持体の出没口から突出するように構成されることを特徴とする。
【0012】
また、前記ボタン部材の内部上側には、前記ポンプ加圧部材と結合される結合突起が形成されることを特徴とする。
【0013】
また、前記ポンプ加圧部材は、前記ポンプ部材の上部に結合され、前記ポンプ部材から吐出される内容物が前記内ノズルへ移動するように空間を形成する移動管、および前記移動管から上部へ延長形成され、内ノズルの開口された上部を閉鎖するように、内ノズルに密着され、前記結合突起が結合されるように結合溝が形成された結合部を含むことを特徴とする。
【0014】
また、前記結合溝の内周面には、前記結合突起が前記結合溝内で上昇時、前記結合溝から脱離することを防止するように脱離防止部が形成されることを特徴とする。
【0015】
また、前記ボタン部材を加圧時、前記結合突起が前記結合溝の上部から下部へ移動する間、ボタン部材のみの下降が行われ、その過程で、先に、前記ガイド部材によって前記外ノズルが前進移動し、前記結合突起の前記結合溝内での下降が完了した時点から、前記ボタン部材が前記ポンプ加圧部材を加圧して、前記ポンプ部材のポンプが作動し、前記外ノズルから内容物の吐出が行われることを特徴とする。
【0016】
また、前記内容器の上部に結合され、前記ポンプ部材を前記内容器に固定させ、内側中央部に前記ノズル固定体との結合が可能なように結合管が形成されるハウジングをさらに含むことを特徴とする。
【0017】
また、前記ハウジングの内周面には、前記ボタン部材の垂直移動をガイドする突出部が形成され、前記ボタン部材の外周面には、前記突出部が挿入される挿入溝が形成されることを特徴とする。
【0018】
また、前記ハウジングの内側から前記ガイド部材の下部に設置され、その弾性力によって、前記ガイド部材およびボタン部材を上方向へ移動させる弾性体をさらに含むことを特徴とする。
【0019】
また、前記ボタン部材の前面部には、前記ボタン部材の昇降時、前記外ノズルとの衝突が発生しないように、前記外ノズルが移動するスライド溝が形成されることを特徴とする。
【0020】
また、前記内ノズルには、前記外ノズルとの組立時に方向を定め、前記外ノズルの回転を防止するための回転防止突起が形成され、前記外ノズルには、前記回転防止突起が挿入される回転防止溝が形成されることを特徴とする。
【0021】
また、前記ボタン部材の上昇過程で、前記移動管が前記ノズル固定体の内側で上昇する空間S1より、前記結合部が前記内ノズルの内側で上昇する空間S2がもっと広く形成され、前記外ノズルの先端部に残留する内容物を吸い込むように構成されることを特徴とする。
【0022】
一方、本発明の好ましい第2実施例に係るノズル出没式化粧品容器は、外容器と、前記外容器に収容され、内容物が貯蔵される内容器と、前記内容器の上部に結合され、ポンプによって内容物を吐出させるポンプ部材と、前記ポンプ部材の上部に位置して、ボタン部材の加圧によってポンプ部材で圧力を伝達し、ポンプ部材によって吐出される内容物が移動するように移動管が具備されるポンプ加圧部材と、前記ポンプ加圧部材の上部に位置し、前記移動管を移動する内容物が、さらに移動する通路を形成する内ノズルと、前記内ノズルに前進または後進可能に結合され、前記内ノズルを移動する内容物を外部へ吐出するように吐出孔が形成される外ノズルと、前記ポンプ部材の上部では、ユーザの加圧有無によって昇降し、前記外ノズルの前進または後進をガイドするボタン部材と、前記外容器の上部に結合され、その側面に前記外ノズルが出没する出没口が形成される支持体と、を含むことを特徴とする。
【0023】
また、前記ボタン部材の内部上側には、ボタン部材の昇降時、前記外ノズルとの衝突が発生しないように、一対のガイド片が一定の距離をおいて形成され、前記外ノズルが移動する空間を形成し、前記一対のガイド片には、前記外ノズルの前進または後進をガイドするように一対のガイド溝が形成されることを特徴とする。
【0024】
また、前記ボタン部材の内部上側には、前記ポンプ加圧部材の上端に定置され、ボタン部材の下降時、ポンプ加圧部材を加圧するように、多数の加圧突起が一定間隔をおいて形成されることを特徴とする。
【0025】
また、前記内ノズルは、前記移動管が貫通して昇降することが可能なように円筒形状で構成される本体と、前記本体の側面から延長形成され、前記外ノズルへ内容物を移動させる延長部と、前記本体の一部分を取り囲んで形成され、前記加圧突起が挿入されるように、多数の挿入孔が形成された定置板を含むことを特徴とする。
【0026】
また、前記支持体の内側には、前記内ノズルの定置板の下端を支持して、内ノズルを固定させる支持部が形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0027】
以上のように、本発明によるノズル出没式化粧品容器は、ボタン部材を加圧時、外ノズルのガイド突起がガイド部材のガイド溝に沿って移動し、外ノズルの高さが変化しない状態で前進移動し、支持体の出没口から突出した後、ポンプ部材のポンプが作動し内容物が吐出されるように構成されることで、正確な位置に内容物を塗布することが容易であるだけでなく、容器の汚染を防止することができると言う長所を持つ。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【
図1】本発明の好ましい第1実施例に係るノズル出没式化粧品容器の構成を示す分解斜視図である。
【
図2】本発明の好ましい第1実施例に係るノズル出没式化粧品容器の構成を示す結合斜視図である。
【
図3】本発明の好ましい第1実施例に係るノズル出没式化粧品容器の構成を示す断面図である。
【
図4】本発明の好ましい第1実施例に係るノズル出没式化粧品容器の作動過程を示す説明図である。
【
図5】本発明の好ましい第1実施例に係るノズル出没式化粧品容器の作動過程を示す説明図である。
【
図6】本発明の好ましい第1実施例に係るノズル出没式化粧品容器の作動過程を示す説明図である。
【
図7】
図7(a)および(b)は、本発明の好ましい第1実施例に係るノズル出没式化粧品容器の外ノズルの先端部に残留する内容物の吸入過程を示す説明図である。
【
図8】本発明の好ましい第2実施例に係るノズル出没式化粧品容器の構成を示す分解斜視図である。
【
図9】本発明の好ましい第2実施例に係るノズル出没式化粧品容器の構成を示す断面図である。
【
図10】
図10(a)および(b)は、本発明の好ましい第2実施例に係るノズル出没式化粧品容器の作動過程を示す説明図である。
【
図11】本発明の好ましい第3実施例に係るノズル出没式化粧品容器の構成を示す断面図である。
【
図12】
図12(a)および(b)は、本発明の好ましい第3実施例に係るノズル出没式化粧品容器の外ノズルの先端部に残留する内容物の吸入過程を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、図面を参照して、本発明を詳細に説明する。各図面に記載された同一の参照符号は同一の部材を示す。
【0030】
図1は、本発明の好ましい第1実施例に係るノズル出没式化粧品容器の構成を示す分解斜視図であり、
図2は、本発明の好ましい第1実施例に係るノズル出没式化粧品容器の構成を示す結合斜視図であり、
図3は、本発明の好ましい第1実施例に係るノズル出没式化粧品容器の構成を示す断面図である。
【0031】
図1■3を参照すると、本発明の好ましい第1実施例に係るノズル出没式化粧品容器は、外容器100、内容器200、ポンプ部材300、ハウジング400、ノズル固定体500、内ノズル600、外ノズル700、ボタン部材800、ガイド部材900、ポンプ加圧部材1000、支持体1100が含まれる。
【0032】
前記外容器100は、後述する内容器200を収容するもので、内容器200の収容が可能なように上端が開口形成され、開口された上部には、前記支持体1100と内容器200を固定する容器固定体1200が結合される。
【0033】
前記内容器200は、前記外容器100に収容され、内容物を貯蔵するもので、その内側の下端には、内容物の使用によって上昇するピストン210が設置され、内容器(200)の上部には貯蔵された内容物を排出させる排出口220が具備される。
【0034】
前記排出口220の内側には、ポンプによって内容器200に貯蔵された内容物を吐出するためのポンプ部材300が結合され、外側にはポンプ部材300を内容器200に固定させるハウジング400が結合される。
【0035】
前記ポンプ部材300は、前記内容器200の排出口220に結合され、ボタン部材800の加圧によってポンプが作動し、内容器200に貯蔵された内容物を外部へ吐出させるものである。該ポンプ部材300を形成する各構成要素は、本発明が属する技術分野で公知技術であり、詳細な説明は省略する。
【0036】
前記ハウジング400は、前記内容器200の排出口220に結合され、前記ポンプ部材300を前記内容器200に固定させるもので、該ハウジング(400)の内側中央部には、後述するノズル固定体500との結合が可能なように結合管410が形成され、該ハウジング(400)の内周面には、ボタン部材800の垂直移動をガイドするようにボタン部材800の挿入溝830に挿入される突起部420が形成される。
【0037】
一方、前記ハウジング400の内側には、ガイド部材900の下部に設置され、弾性力によってボタン部材800およびガイド部材900を上方向に移動させる弾性体Sが具備される。
【0038】
前記ノズル固定体500は、前記ポンプ部材300の上部で前記ハウジング400の結合管410に結合されて、内ノズル600を支持するもので、その上部に内ノズル600を定置することが可能なように定置部510が形成される。
【0039】
前記ノズル固定体500は、内ノズル600の本体610の下端を支持して定置させることで、ボタン部材800を加圧時、内ノズル600の高さを変化させないようにすることができる。
【0040】
また、前記ノズル固定体500は、ポンプ加圧部材1000が貫通して、昇降することが可能なように中空が形成される。
【0041】
前記内ノズル600は、前記ノズル固定体500に結合され、前記ポンプ部材300から吐出される内容物が移動する通路を形成するもので、ポンプ加圧部材1000が貫通し昇降することが可能なように円筒形状で構成される本体610と、前記本体610の側面から延長形成されて外ノズル700に内容物を移動させる延長部620で形成され、前記延長部620の上端には、外ノズル700との組立時、方向を定め、外ノズル700の回転を防止するために外ノズル700の回転防止溝730に結合される回転防止突起621が形成される。
【0042】
前記外ノズル700は、前記内ノズル600の延長部620に前進または後進可能に結合されるもので、前記内ノズル600の中を移動する内容物を外部へ吐出させるように吐出孔710が形成される。
【0043】
本発明において、前記外ノズル700の両側には、ガイド部材900の一対のガイド溝911に挿入され、ガイド溝911に沿って移動する一対のガイド突起720が形成されることが特徴で、前記ガイド突起720は、ボタン部材800の昇降時、ガイド部材900のガイド溝911に沿って移動し、外ノズル700を前進または後進させることになる。内ノズル600がノズル固定体500によって固定された状態なので、外ノズル700は、高さが変化しない状態で前進または後進移動し、支持体1100の出没口1110から出没が行われるようにガイドされる。
【0044】
一方、前記外ノズル700には、前記回転防止突起621が挿入することができるように、その内側の上端に回転防止溝730が形成される。
【0045】
前記ボタン部材800は、前記ポンプ部材300の上部では、ユーザの加圧有無によって昇降し、ポンプ加圧部材1000に圧力を伝達してポンプ部材300のポンプの作動を可能とするもので、その内部上側には、ポンプ加圧部材1000の結合溝1021に結合される結合突起810が形成される。
【0046】
本発明において、前記結合突起810は、ポンプ加圧部材1000の結合溝1021内で昇降できるように構成されることが特徴であり、前記ボタン部材800は、前記結合突起810がポンプ加圧部材1000の結合溝1021内で下降する間、ポンプ加圧部材1000に当接しない状態で下降が行われ、これによって、外ノズル700を支持体1100の出没口1110に先に突出させた後、ポンプ部材300のポンプが作動する。
【0047】
前記ボタン部材800の前面部には、ボタン部材800の昇降時、前記外ノズル700との衝突が発生しないように、前記外ノズル700が移動するスライド溝820が形成されることが好ましい。
【0048】
一方、ボタン部材800の外周面には、ボタン部材800がどの方向へも傾かないで、垂直移動が可能なように突起部420が挿入される挿入溝830が形成される。
【0049】
前記ガイド部材900は、前記ボタン部材800の内側に結合されて、前記ボタン部材800の昇降に伴って一緒に移動するもので、本発明において、前記ガイド部材900は、昇降によって前記外ノズル700の前進または後進をガイドすることが特徴である。
【0050】
前記ガイド部材900は、その前面部にガイド部材900の昇降時、前記外ノズル700との衝突が発生しないように、一対のガイド片910が一定の距離を隔てて形成され、前記外ノズル700が移動する空間を形成する。前記一対のガイド片910には、前記外ノズル700の前進または後進をガイドするように、該外ノズル700の両側面に形成された一対のガイド突起720がそれぞれ挿入される一対のガイド溝911が形成される。
【0051】
前記ガイド溝911は、ボタン部材800の加圧によってガイド部材900が下降する時には、前記外ノズル700を前進移動させ、ボタン部材800の加圧が解除され、ガイド部材900が上昇する時には、前記外ノズル700を後進移動させるようになり、これによって、内容物の吐出時にだけ、外ノズル700が外部へ露出することを可能とする。
【0052】
前記ポンプ加圧部材1000は、前記ポンプ部材300とボタン部材800との間に位置して、ボタン部材800の加圧時その圧力をポンプ部材300に伝達するもので、その下端部はポンプ部材300に結合され、その上端部は前記ボタン部材800に結合されている。該ポンプ加圧部材1000は、前記ポンプ部材300の上部に結合され、前記ポンプ部材300から吐出される内容物が前記内ノズル600へ移動するように空間を形成する移動管1010と、前記移動管1010から上部へ延長形成され、内ノズル600の開口された上部を閉鎖するように、内ノズル600の本体610の内周面に密着し、前記結合突起810が結合されるように結合溝1021が形成された結合部1020と、で構成される。
【0053】
前記移動管1010と結合部1020の間には、前記移動管1010と結合部1020を連結する連結片1030が具備され、前記連結片1030は、前記移動管1010を移動する内容物がさらに上部に移動するように、移動管1010の上部内側で多数の移動孔1031が一定間隔をおいて上部へ延長形成される。
【0054】
一方、前記結合溝1021の内周面には、前記結合突起810が前記結合溝1021内で上昇時、結合溝1021から離脱することを防止するように離脱防止部1022が形成される。
【0055】
前記支持体1100は、前記外容器100の上部で前記ハウジング400を包んで結合され、その側面に、前記外ノズル700が出没することが可能なように出没口1110が形成される。
【0056】
前記支持体1100は、ユーザがボタン部材800を加圧することが容易なように、上端の一部を切り落として形成されることが好ましい。
<第1実施例>
【0057】
以下では、
図4■7を参照して、本発明の好ましい第1実施例に係るノズル出没式化粧品容器の作動過程を説明する。
【0058】
図4■6は、本発明の好ましい第1実施例に係るノズル出没式化粧品容器の作動過程を示す説明図であり、
図7(a)および(b)は、本発明の好ましい第1実施例に係るノズル出没式化粧品容器の外ノズルの先端部に残留する内容物の吸入過程を示す説明図である。
【0059】
図4■7を参照すると、本発明の好ましい第1実施例に係るノズル出没式化粧品容器は、通常、ボタン部材800が上昇した状態では、支持体1100の内側に外ノズル700が隠された状態で位置することになり、この時、外ノズル700のガイド突起720がガイド部材900のガイド溝911の第1垂直溝912上に位置することとなる。
【0060】
この状態で、ボタン部材800を加圧すると、ボタン部材800の結合突起810が結合溝1021の上部から下部へ移動する距離だけ、ポンプ加圧部材1000が静止していても、ボタン部材800のみが独立に下降することになり、このとき、ボタン部材800の内側に結合されたガイド部材900が一緒に下降し、外ノズル700を前進させることとなる。
【0061】
前記外ノズル700は、ガイド部材900が下降する過程で、ガイド突起720がガイド溝911の傾斜溝913に沿って移動し、前進することによって、支持体1100の出没口1110から突出することとなる。
【0062】
次に、外ノズル700が出没口1110を通って突出した状態で、ボタン部材800を続けて加圧すると、前記結合突起810が前記結合溝1021内で下降が完了する時点から、前記ボタン部材800が、前記ポンプ加圧部材1000を加圧することになり、これによって、ポンプ加圧部材1000が下降し、ポンプ部材300を加圧して、ポンプ部材300のポンプが作動し、前記外ノズル700から内容物の吐出が行われることとなる。この時、前記ガイド突起720は、ガイド溝911の第2垂直溝914の末端に位置することとなる。
【0063】
次に、ボタン部材800の加圧を解除すると、スプリングSの弾性力によってボタン部材800およびガイド部材900が上昇し、この時、外ノズル700のガイド突起720がガイド溝911の傾斜溝913および第1垂直溝912に沿って移動して後進することにより、支持体1100の内側へ没入する。
【0064】
一方、ポンプ部材300の復元およびスプリングSの弾性力によってボタン部材800が上昇する過程で、
図7(a)および(b)に図示されたように、移動管1010が、前記ノズル固定体500の内側で上昇する空間S1より、結合部1020が内ノズル600の本体610の内側で上昇する空間S2が、より広く形成されるため、前記外ノズル700の先端部に残留する内容物を吸い込むことが可能となり、内容物の漏液を防止することができる。
<第2実施例>
【0065】
以下では、
図8および9を参照して、本発明の好ましい第2実施例に係るノズル出没式化粧品容器を説明する。
【0066】
図8は、本発明の好ましい第2実施例に係るノズル出没式化粧品容器の構成を示す分解斜視図であり、
図9は、本発明の好ましい第2実施例に係るノズル出没式化粧品容器の構成を示す断面図である。
【0067】
図8および9を参照すると、本発明の好ましい第2実施例に係るノズル出没式化粧品容器は、外容器100’、内容器200’、ポンプ部材300’、ポンプ加圧部材400’、内ノズル500’、外ノズル600’、ボタン部材700’、支持体800’が含まれる。
【0068】
前記外容器100’、内容器200’、ポンプ部材300’は、本発明の好ましい第1実施例と構造および機能が同一であるので詳細な説明は省略する。
【0069】
前記ポンプ加圧部材400’は、前記ポンプ部材300’の上部に位置して、ボタン部材700’の加圧によってポンプ部材300’に圧力を伝達するもので、ボタン部材700’の加圧突起720’が定置される定置部410’と、前記ポンプ部材300’によって吐出される内容物が移動するための移動管420’と、で構成される。
【0070】
前記内ノズル500’は、前記ポンプ加圧部材400’の上部で支持体800’の支持部820’の上端に定置され、前記移動管420’内を移動する内容物が外ノズル600’へ移動する通路を形成する。該内ノズル500’は、前記移動管420’が貫通して昇降することができるように円筒形状に構成される本体510’と、前記本体510’の側面から延長形成され、外ノズル600’へ内容物を移動させる延長部520と、前記本体510’の一部分を取り囲んで形成され、ボタン部材700’の加圧突起720’が挿入されるように、多数の挿入孔531が形成された定置板530で構成され、前記定置板530は、支持体800’の支持部820’に定置されることにより、外ノズル600’の前進後進時、高さが変化しない状態で移動することができるようにする。
【0071】
前記外ノズル600’は、前記内ノズル500’の延長部520に前進または後進可能に結合されるもので、前記内ノズル500’内を移動して来る内容物を外部へ吐出するための吐出孔610’が形成される。
【0072】
本発明において、前記外ノズル600’の両側には、ボタン部材700’の一対のガイド溝711に挿入され、ガイド溝711に沿って移動する一対のガイド突起620’が形成されることを特徴とし、前記ガイド突起 620’は、ボタン部材700’の昇降時、ガイド片710’に形成されたガイド溝711に沿って移動し、外ノズル600’を前進または後進させ、内ノズル500’が支持部820’によって定置された状態なので、外ノズル600’の高さが変化しない状態で前進または後進し、支持体800’の出没口810’を通って出没が行われるようにガイドする。
【0073】
前記ボタン部材700’は、前記ポンプ部材300’の上部で、ユーザの加圧有無によって昇降し、ポンプ加圧部材400’へ圧力を伝達し、ポンプ部材300’のポンプが作動することができるようにするもので、ボタン部材700’の下降時、ポンプ加圧部材400’を加圧するように、その内部上側に前記ポンプ加圧部材400’の定置部410’の上端に定置される多数の加圧突起720’が一定の間隔で離間されて形成される。
【0074】
本発明において、前記ボタン部材700’は、ユーザの加圧有無によって昇降し、前記外ノズル600’の前進または後進をガイドすることが特徴であり、その内部上側にボタン部材700’の昇降時、前記外ノズル600’との衝突が発生しないように、前記外ノズル600’が移動する空間を形成するために一対のガイド片710’が離間して形成され、前記一対のガイド片710’には一対のガイド溝711が形成される。該一対のガイド溝711には、前記外ノズル600’の前進または後進をガイドするように外ノズル600’の両側面に形成された一対のガイド突起620’がそれぞれ挿入される。
【0075】
前記ボタン部材700’は、下降時に前記ガイド溝711によって前記外ノズル600’を前進させ、上昇時には前記外ノズル600’を後進させ、これによって内容物の吐出時にだけ、外ノズル600’を外部へ露出させることができる。
【0076】
前記支持体800’は、前記外容器100の上部から前記ハウジング900’を包んで結合されるもので、その側面に、前記外ノズル600’が出没することが可能なように出没口810’が形成される。
【0077】
本発明において、前記支持体800’の内側には、前記内ノズル500’の定置板530の下端を支持し、内ノズル500’を固定させる支持部820’が形成されることが特徴で、前記支持部820’は、ボタン部材700’の昇降時、内ノズル500’の高さが変化しないように定置板530の下端を支持して固定させることで、外ノズル600’が出没口810’を通って出没することができるようにする。
【0078】
一方、前記支持体800’は、ユーザがボタン部材700’を加圧することが容易になるように、上端一部が切開形成されることが好ましい。
【0079】
一方、前記支持体800’の内側には、前記内容器200’の排出口220’に結合され、前記ポンプ部材300’を前記内容器200’に固定させるハウジング400’が結合され、前記ハウジング400’には、ポンプ部材300’が貫通設置されることができるように中空が形成される。
【0080】
以下では、
図10(a)および(b)を参照して、本発明の好ましい第2実施例に係るノズル出没式化粧品容器の作動過程を説明する。
図10(a)および(b)は、本発明の好ましい第2実施例に係るノズル出没式化粧品容器の作動過程を示す説明図である。
【0081】
図10(a)および(b)を参照すると、本発明の好ましい第2実施例に係るノズル出没式化粧品容器は、通常、ボタン部材700’が上昇した状態では、支持体800’の内側に外ノズル600’が隠れた状態で位置しており、この時、外ノズル600’のガイド突起620’がガイド溝711の傾斜溝先端部711aに位置することとなる。
【0082】
この状態で、ボタン部材700’を加圧すると、外ノズル600’のガイド突起620’がボタン部材700’のガイド片710’に形成されたガイド溝711の傾斜面末端部711bへ移動して前進することにより、外ノズル600’が支持体1100の出没口1110から突出し、これと同時に、ボタン部材700’の加圧突起がポンプ加圧部材400’を加圧することによって、ポンプ加圧部材400’が下降し、ポンプ部材300’を加圧してポンプ部材300’のポンプが作動し、前記外ノズル600’から内容物の吐出が行われる。
【0083】
次に、ボタン部材700’の加圧を解除すると、ポンプ部材300’が非作動前に復帰し、ボタン部材700’が上昇し、この時、外ノズル600’のガイド突起620’がガイド溝711の傾斜溝末端部711bから傾斜溝先端部711aへ移動して後進することで、外ノズル600’が支持体1100の内側へ没入される。
<第3実施例>
【0084】
一方、
図11並びに
図12(a)および(b)に示すように、本発明の好ましい第3実施例に係るノズル出没式化粧品容器は、内ノズル500’の本体510’の上端部が開放形成され、前記本体510’の開放された上端部を閉鎖し、本体510’内で昇降可能に結合される昇降部材1100’が具備されていることが特徴である。
【0085】
前記昇降部材1100’は、前記本体510’の内周面に密着される密閉板1110’と、ポンプ加圧部材400’の移動管420’の内側に具備される結合突起421に結合される結合棒1120で形成され、ボタン部材700’の昇降に連動して移動するように構成され、ポンプ部材300’の復元によってボタン部材700’が上昇する過程で、
図12(a)および(b)に図示したように、移動管420’が内ノズル500’の本体510’下部内側で上昇する空間S1より、昇降部材1100’の密閉板1110’が内ノズル500’の本体510’の上部内側で上昇する空間S2がもっと広く形成されるため、前記外ノズル600’の先端部に残留する内容物を吸い込むことが可能となるので、内容物の漏液を防止することができるようになる。
【0086】
その他、残りの構成は、本発明の好ましい第2実施例と同一なので詳細な説明は省略する。
【0087】
図面と明細書を用いて最適の実施例を開示した。ここで特定の用語を用いているが、これは単に本発明を説明するために用いたものであり、意味の限定や特許請求の範囲に記載された本発明の請求範囲を制限するために用いられたものではない。従って、当該技術分野の通常の知識を有する者であれば、多様な変形および均等な他の実施例が可能であることを理解すべきである。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、添付された特許請求の範囲の技術的思想によって定められる。
【国際調査報告】