特表2017-512085(P2017-512085A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2017-512085ベント式折畳み可能でないコンテナ、リフィル可能であるリフィルコンテナ、ディスペンサー及びリフィルユニット
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-512085(P2017-512085A)
(43)【公表日】2017年5月18日
(54)【発明の名称】ベント式折畳み可能でないコンテナ、リフィル可能であるリフィルコンテナ、ディスペンサー及びリフィルユニット
(51)【国際特許分類】
   A47K 5/12 20060101AFI20170414BHJP
   B65D 83/00 20060101ALI20170414BHJP
【FI】
   A47K5/12 Z
   B65D83/00 K
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2016-553569(P2016-553569)
(86)(22)【出願日】2015年2月23日
(85)【翻訳文提出日】2016年10月21日
(86)【国際出願番号】US2015017028
(87)【国際公開番号】WO2015127338
(87)【国際公開日】20150827
(31)【優先権主張番号】61/943,678
(32)【優先日】2014年2月24日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】506190555
【氏名又は名称】ゴジョ・インダストリーズ・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002321
【氏名又は名称】特許業務法人永井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ウェルズ,ジェス・ディー
(72)【発明者】
【氏名】マーシャル,アーロン・ディー
【テーマコード(参考)】
3E014
【Fターム(参考)】
3E014PA01
3E014PB03
3E014PB04
3E014PC04
3E014PC12
3E014PD12
3E014PD13
3E014PE09
3E014PE14
3E014PE17
3E014PE23
3E014PF03
3E014PF04
3E014PF05
3E014PF08
(57)【要約】
実施例のディスペンサー及びリフィルユニットがここに開示されている。実施例のソープ、サニタイザー又はローション用のリフィルユニットは折畳み可能でないコンテナを含む。折畳み可能でないコンテナはネックを含む。円環突出は少なくとも部分をネック上に配置されている。一方向バルブが円環突出に近接して配置されている。一方向バルブは、一旦コンテナ内の真空圧が一方向バルブのクラッキング圧に達するとエアーが折畳み可能でないコンテナ内に流入可能であり、一方向バルブはリキッドの円環突出からの流出を防止する。加えて、コンテナ内の内容物をポンプするポンプも含まれる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソープ、サニタイザー又はローションのためのリフィルユニットであって、以下の:、
折畳み可能でないコンテナ;、
ネックを有する前記折畳み可能でないコンテナ;、
前記ネックに近接して配置される円環突出;、
一方向バルブが前記円環突出の近接に配置される;、
ものであって前記一方向バルブは、一旦前記コンテナ内の真空圧が前記一方向バルブのクラッキング圧に達するとエアーが前記折畳み可能でないコンテナ内へ流入可能とするものであって前記一方向バルブはリキッドが前記円環突出から流出するのを防止する一方向バルブと;そして、
前記コンテナの内容物を折畳み可能でないコンテナからポンプするポンプ、を含むリフィルユニット。
【請求項2】
インサートであって前記一方向バルブが前記インサートにコネクトされて前記円環突出にインサートされているインサートをさらに含む請求項1記載のリフィルユニット。
【請求項3】
一又は複数のシール部材を前記インサートの周りにさらに含み前記インサートと前記円環突出との間でシールを形成する請求項2記載のリフィルユニット
【請求項4】
前記一方向バルブは流体が前記折畳み可能でないコンテナ内にあるとき流体と接触している請求項1記載のリフィルユニット。
【請求項5】
前記コンテナが逆ポジションで使用されて前記ネックは前記コンテナのボトムに位置される請求項1記載のリフィルユニット。
【請求項6】
前記円環突出が前記折畳み可能でないコンテナをフィルするのに使用される請求項1記載のリフィルユニット。
【請求項7】
前記ポンプは垂直にアクチュエートされる請求項1記載のリフィルユニット。
【請求項8】
ソープ、サニタイザー又はローションのためのリフィルユニットであって、以下の:、
折畳み可能でないコンテナ;、
ネックを有する前記折畳み可能でないコンテナ;、
前記ネック上の少なくとも部分に位置されるエアーインレット;、
前記エアーインレットの近接に配置されている一方向バルブ;、
であって前記一方向バルブは、一旦前記コンテナ内の真空圧が前記一方向バルブのクラッキング圧に達するとエアーが前記折畳み可能でないコンテナ内へ流入可能とするものであって前記一方向バルブはリキッドが前記円環突出から流出するのを防止する一方向バルブと;そして、
前記コンテナの内容物を前記コンテナからポンプするポンプ、を含むリフィルユニット。
【請求項9】
インサートであって、前記一方向バルブが前記インサートにコネクトされ前記エアーインレットにインサートされているインサートをさらに含む請求項8記載のリフィルユニット。
【請求項10】
前記インサートの周囲に一又は複数のシール部材をさらに含み前記インサートと前記エアーインレットの間にシールが形成されている請求項9記載のリフィルユニット。
【請求項11】
前記一方向バルブが前記コンテナ内に流体があるとき流体に接触している請求項8記載のリフィルユニット。
【請求項12】
前記コンテナは逆ポジションで使用され、前記ネックは前記コンテナのボトムに位置されている請求項8記載のリフィルユニット。
【請求項13】
前記ポンプはフォームポンプである請求項8記載のリフィルユニット。
【請求項14】
前記ポンプは垂直にアクチュエートされる請求項8記載のリフィルユニット。
【請求項15】
ディスペンサーであって、以下の:
ハウジング;、
アクチュエーターであって前記ハウジングにコネクトされて前記ディスペンサーに流体をディスペンスさせるアクチュエーター;そして、
リフィルユニットであって、前記リフィルユニットは以下の;、
折畳み可能でないコンテナ;、
ネックを有する前記折畳み可能でないコンテナ;、
前記ネックに近接して配置されるインレット;、
前記インレットに近接して配置される一方向バルブ;、
前記コンテナから前記コンテナの内容物をポンプするポンプ;、
前記インレットの下方に配置される前記ポンプ;、
を含むリフィルユニット;、
を含むディスペンサー
【請求項16】
前記インレットは円環突出である請求項15記載のディスペンサー。
【請求項17】
前記一方向インレットバルブは前記インレットにインサートされているインサートにコネクトされている請求項15記載のディスペンサー。
【請求項18】
前記インレットにインサートされているインサートをさらに含み前記インサートはシリンダー形部材を含み前記一方向バルブは前記シリンダー形部材に固定されている請求項15記載のディスペンサー。
【請求項19】
前記シリンダー形部材の周囲にシール部材をさらに含み前記シリンダー形部材を前記インレットへシールする請求項18記載のディスペンサー。
【請求項20】
前記一方向バルブが使用中コンテナ内にある流体に接触している請求項15記載のディスペンサー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本特許出願は2014年2月24日に出願され、発明の名称を「ベント式折畳み可能でないコンテナ、ディスペンサー及びベント式折畳み可能でないコンテナを有するリフィルユニット」とする米国特許仮出願第61/943,678号、の優先権とその利益を主張し、これらの出願の内容はその全体が本出願に組み込まれたものとする。
【0002】
本発明は、概して、リキッドディスペンサーシステムに関し、より詳細には、エアーベント式リキッドディスペンサー及びこのようなディスペンサーで使用するリフィルユニットに関する。
【背景技術】
【0003】
リキッドディスペンサーシステム、リキッドソープ及びサニタイザーディスペンサー等は、ディスペンサーの作動と同時にある一定の量のリキッドをユーザーに供給する。このようなディスペンサーを提供するにあたっては、空気でベントされポンプがディスペンス動作後に自身で再プライムするリジッドなコンテナを有するのが望ましい。このようなディスペンサーを提供するにあたっては、一旦コンテナがディスペンスするリキッドが尽きたら容易に再チャージされるディスペンサーが望ましく、生産するのに廉価なディスペンサーが望ましい。コンテナのベントシステムの多くの従来技術では、リキッドのコンテナがポンプの上方に位置されるときにリークが生ずる。加えて、多くの従来技術のベントシステムは間欠的にリキッドに晒されるときにもリークする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施例のディスペンサー及び折リフィルユニットがここに開示されている。実施例のソープ、サニタイザーあるいはローション用のリフィルユニットは折畳み可能でないコンテナを含む。折畳み可能でないコンテナはネックを含む。円環突出部がネックの少なくとも部分に位置されている。一方向バルブが円環突出の近傍に位置されている。一方向バルブは、コンテナ内の真空圧が一方向バルブのクラッキング圧に達し一方向バルブが円環突出からリキッドが流出するのを防止する場合に、エアーが折畳み可能でないコンテナ内へ流入するのを可能とする。加えて、コンテナの内容物をコンテナ外にポンプするポンプも含まれる。
【0005】
ソープ、サニタイザーあるいはローション用のリフィルユニットの実施例は、折畳み可能でないコンテナを含む。折畳み可能でないコンテナはネックと少なくとも部分がネック上にあるエアーインレットを含む。一方向バルブはエアーインレットに近接して配置されている。一方向バルブは、コンテナ内の真空圧が一方向バルブのクラッキング圧に達し一方向バルブが円環突出からリキッドが流出するのを防止する場合;及びポンプがコンテナの内容物をコンテナ外にポンプ出しする場合、エアーが折畳み可能でないコンテナ内へ流入するのを可能とする。
【0006】
ディスペンサーの実施例は、ハウジング、ハウジングにコネクトされてディスペンサーに流体をディスポーズさせるアクチュエーター;及びリフィルユニットを含む。リフィルユニットは折畳み可能でない、ネックを有するコンテナを含む。エアーインレットがネックの近傍に位置されている。一方向バルブはエアーインレットの近傍に位置されている。一方向バルブは、コンテナ内の真空圧が一方向バルブのクラッキング圧に達した場合、エアーが折畳み可能でないコンテナ内へ流入することを可能としており、一方向バルブは円環突出からリキッドが流出するのを防止しており;そして、リフィルユニットはコンテナの内容物をコンテナ外へポンプ出しするポンプを含む。
【0007】
このように、エアーポンプチャンバーとコンテナの間に位置されるコンテナベントを備えるシンプルでエコノミカルなリフィルユニットが提供されている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
これら及び他の本発明の特徴と利点は、以下の記述と添付図面についてよりよく理解されるであろう、すなわち:、
【0009】
図1は、垂直ポンプ付リフィルユニットを有するリキッドディスペンサー
実施例の断面図であり;、
【0010】
図2図3は、実施例のリフィルユニットの部分断面図である。
【0011】
図4は、実施例のコンテナとベントアセンブリの断面図であり、;そして
【0012】
図5は、実施例のブロー成形機のスピンドルでシールを生成するためのステップを有するコンテナの断面図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1は、垂直にオペレーションされるポンプ120を備えるディスペンサー100の例示的実施形態を描く。図1の断面は、ハウジング102から透過されポンプ120とコンテナ116を示す。ディスペンサー100はディスポーザル可能なリフィルユニット110を含む。ディスポーザル可能なリフィルユニット110はポンプ120にコネクトされているコンテナ116を含む。ディスペンサー100は壁掛けシステム、カウンター据付システム、場所から場所へ移動可能である据付けでないポータブルシステムや他のリキッドディスペンサーシステムのどのような類でもよい。ここで特定される実施形態では、ディスペンサー100はフォームディスペンサーであるが、ここで開示される発明ベントシステムはリキッドディスペンサーシステムでもフォームディスペンサーシステムにも使用されてもよい。加えて、実施形態は垂直にアクチュエートされるポンプを含むが、発明システムは、例えば、水平にアクチュエートされるポンプのような他のタイプのポンプでも同等によく動作する。
【0014】
コンテナ116はネック117を含む。ベントアセンブリ150は、ベントエアーをネック117のサイドを通じてコンテナ116へ提供する。この例示的実施形態では、ベントアセンブリ150はネック117、コンテナの製造中にブロー成形されないプリフォーム部分に位置される。ベントアセンブリ150は以下で詳細に議論される。
【0015】
コンテナ116は、ディスポーザル可能なリフィルユニット110内にフォーム生成可能なリキッドのサプライを含むリキッド溜り(reservoir)を生成する。様々な実施形態では、内蔵リキッドは、例えば、ソープ、サニタイザー、クレンザー、抗菌剤、ローションの類であり得る。実施例のディスポーザル可能なリフィルユニット110では、コンテナ116は折畳み可能でないコンテナであり、薄いプラスチックあるいはその類から成り得る。コンテナ116は、有利には、リフィル可能、交換可能又はリフィル可能かつ交換可能であってよい。いくつかの実施形態では、リキッドはフォーム可能でなくても、あるいは、フォーム可能でないリキッドでもよい。
【0016】
インストールされているディスポーザル可能なリフィルユニット110のコンテナ116内にストアされているリキッドが尽きたとき、インストールされているリフィルユニット110がその他故障した場合、インストールされているリフィルユニット110はフォームディスペンサー100から取り外し可能である。空のあるいは故障したディスポーザル可能なリフィルユニット110は、それから新しいディスポーザル可能なリフィルユニット110と交換されてよい。
【0017】
ディスペンサー100のハウジング102は、一または複数のアクチュエーター部材104を内蔵しポンプ120をアクティベートする。ここで使用されているように、アクチュエーター又はアクチュエーター部材又は機構は、一又は複数のパーツを含みディスペンサー100にリキッド、エアー又はフォームを移動させる。フォームディスペンサー100に使用可能なポンプアクチュエーターには数多くの多種のものがあるから、アクチュエーター104は一般的に描かれている。フォームディスペンサー100のアクチュエーター104は、どのようなタイプのアクチュエーターでもよく、例えば、マニュアルレバー、マニュアルプルバー、マニュアルプッシュバー、マニュアル回転可能クランク、電気駆動アクチュエーターあるいはポンプ120をアクチュエートする他の手段でよい。電気アクチュエーターは、さらにセンサー132を含み、オブジェクトの現出を検知し、タッチレスオペレーションでハンズフリーディスペンサーシステムを提供可能である。多様な中間リンク、リンク105を例とするようなものは、アクチュエーター部材104をシステムハウジング102内でポンプ120にコネクトする。アパーチャ115は、ハウジング102のボトムプレート103に位置され、ポンプ120のノズル125からディスペンスされるリキッドをユーザーにディスペンス可能とする。
【0018】
実施例のフォームポンプが、2008年12月3日に出願された米国特許8272539、発明の名称「アングルスロット フォームディスペンサー」に開示され、その全体がここに参照され組み込まれている。いくつかの実施形態では、ポンプ120はリキッドポンプである。実施例のリキッドポンプは2007年7月30日に出願された米国特許8002150、発明の名称「ソープディスペンサーポンプピストンのためのスリット係りフランジ」に開示され、その全体がここに参照され組み込まれている。
【0019】
図2と3は、リフィルユニット110の例示的実施形態の部分断面図である。フォームポンプ120はカラー201を含みコンテナ116のネック117へコネクトしている。カラー201はコンテナ116のネック117にどのような方法でコネクトされてもよく、例えば、スレッドコネクション、スナップフィットコネクション、フリクションフィットコネクション、又はその類であってもよい。
【0020】
フォームポンプ120はシリンダー形ハウジング202を含み少なくとも部分的にネック117内にフィットしている。フォームポンプ120はインナーシリンダー形ハウジング204を含む。加えて、ハウジング202は第1の円環突出又はシュラウド206とアパーチャ209を含む。シュラウド206はどのような好適な長さに伸長していてよい。いくつかの実施形態では、シュラウド206は折畳み可能でないコンテナ116に入るエアーがアパーチャ209を通じてリキッドポンプチャンバー306内に引き込まれないようにサイズされている。アパーチャ209はコンテナ116の内部からリキッドポンプチャンバー306内へ伸びている。リキッドインレットバルブ208はアパーチャ209内に位置されている。リキッドインレットバルブ208は一方向バルブでありコンテナ116からリキッドポンプチャンバー306内へリキッドが流入可能とされている。リキッドインレットバルブ208はどのようなタイプの一方向バルブでもよく、例えば、ワイパーバルブ、ボール&スプリングバルブ、傘バルブ、フラッパーバルブあるいはその類のようなものでよい。
【0021】
フォームポンプ120はピストン212を含む。ピストン212は第1の係り部材213と第2の係り部材214を有する。第1の係り部材213と第2の係り部材はアクチュエーター105(図1)と係合しピストン212を上下方向に動かす。ピストン212はエアーピストンシール220とリキッドピストンシール310を含む。ピストン212はシール部材312も含む。加えて、ピストン212はアパーチャを含みそれはシール312内のリキッドピストンシール310との間、ピストン212内へ伸びて配置されている。ピストン212は、アパーチャ314からアウトレット216への空洞内部316を有している。加えて、フォームポンプ120はピストン212を下方へ片寄する片寄せ部材327を含む。
【0022】
コンテナ116のネック117は円環突出250を含む。円環突出250は空洞があり、コンテナ内部への通路を提供している。円環突出250はフォームポンプ120の上方に位置されている。円環突出250はコンテナ116をフィル/リフィルするのに使用されても、あるいはコンテナ116をベントするのに使用されてもよい。
【0023】
バルブインサート252は、図4で最も見やすいが、開口している第1の端262と一又は複数のアパーチャ270を含む第2の端263を有するシリンダー形ボディ260を含み、そこにコネクトされている一方向エアーインレットバルブ264を有する。一方向インレットバルブ264は傘バルブであるが、一方向インレットバルブ264は異なるタイプのバルブでもよくエアー又はリキッドをコンテナ116内へ流入可能でリキッドが円環突出250を通じてコンテナ116から流出するのを防止するものであればよい。
【0024】
いくつかの実施形態では、一方向インレットバルブ264はコンテナ116内のリキッドに接触し続けるものが望ましい。一方向インレットバルブ264がリキッドに接触し続けると、一方向インレットバルブ264の下方又はまわりのリキッドが乾ききるのを防止し、一方向インレットバルブ264の故障の原因となるのを防止する。
【0025】
インサート252はシール部材266を含む。シール部材266は、例えば、Oリングでもよい。加えて、インサート252は、一又は複数のグルーブを含みシール部材266を保持する。シール部材266はインサート252と円環突出250間のシールを提供してリークを防止する。いくつかの実施形態では、シール部材266は、インサート252も円環突出250内に保持する。いくつかの実施形態では、インサート252は円環突出250へ他の手段、例えば、接着、溶接、圧接又はその類のような手段でシールされている。
【0026】
いくつかの実施形態では、ベントアセンブリ150はアダプタ(図示しない)上に配置されてコンテナ116のネック117へコネクトされる。ポンプ120はアダプタ(図示しない)にコネクトされている。いくつかの実施形態では、アダプタ(図示しない)はポンプ120をコンテナ116ネック117へコネクトする。
【0027】
図4は実施例のコンテナ116、ネック117と円環突出250を描く。ネック117はスレッド410を含みキャップ201へ固定する。加えて、図4は、インサート252を円環突出250へインサートする前のインサート252を描く。いくつかの実施形態では、円環突出250はコンテナ116をフィル/リフィルするのに使用される。いくつかの実施形態では、インサート252は外され、あるいは、インサート252が円環突出250へインサートされる前に、コンテナ116をフィルする。いくつかの実施形態では、コンテナ116はインサート252を通してリフィルされてもよい。
【0028】
図5は、他の実施例のコンテナ516を描き、ネック517とベントインサート(図示しない)を受け、及び/又は、コンテナをフィルするための円環突出550を含む。ネック517はポンプ(図示しない)へコネクトするためのスレッド510を含む。コンテナ516はステップ502を含む。ステップ502はネック517の内径よりも小さい内径である。いくつかの実施形態では、ステップ502はネック517と円環突出550を含むプリフォームとブロー成形機(図示しない)のスピンドルとの間のシールを提供する。
【0029】
オペレーション中、ピストン212が図2で示されているポジションから下方へ図3で示されているポジションへ動くとき、リキッドはコンテナ116から流出し一方向インレットバルブ208を通りリキッドポンプチャンバー306へ流入する。エアーポンプチャンバー320が拡張するにつれて、エアーが引き出されてアウトレット216を通り、エアーポンプチャンバー320へ流入する。
【0030】
下方へ移動中、リキッドがリキッドチャンバー30へ引き込まれるためにコンテナ116内には真空度が高まる。真空圧が一方向バルブ264のクラッキング圧よりも大きくなると、真空圧が空気をインサート252にある通路を流通させ一方向バルブ264を通過させコンテナ116内へ流入させる。一旦真空圧が一方向バルブ264のクラッキング圧を下回るほど落ちると、一方向バルブ264は座に落ち着きシールを生成しリキッドがインサート252を通りコンテナ116から流出するのを防止する。
【0031】
フォームポンプ120が図3で示されているポジションから上方へ図2で示されているポジションへ動くとき、ポンプチャンバー306にあるリキッドは流れてリキッドアウトレットシール310を過ぎアパーチャ314を通過しアウトレット流路316へ流下する。同時に、エアーはエアーポンプチャンバー320から流路321を通って流路316へ流入しそこでリキッドと混ざる。リキッドとエアーは流路316で混ざりスクリーン317を強制通過させられる。乱流がスクリーンによって生成されリッチフォームが生成されアウトレット216から強制排出される。
【0032】
本発明が、ここに記載された実施形態に描かれ、実施形態は、かなり詳細に記載されているが、出願人は、添付する特許請求の範囲をいかようにも制限、限定する意図はない。追加の利点や修正は、当業者に容易に理解される。したがって、発明は、広い面で、特定の詳細事項、開示され、記載されている各々の機器及び/又は実施例に限定されない。適宜、出願人の一般的発明概念の精神とスコープから乖離しないで、これらの詳細から離れることもあり得る。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】