特表2017-513148(P2017-513148A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2017-513148概念連携オンライン学習サービス方法及びそのためのサービスシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-513148(P2017-513148A)
(43)【公表日】2017年5月25日
(54)【発明の名称】概念連携オンライン学習サービス方法及びそのためのサービスシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/20 20120101AFI20170421BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20170421BHJP
   G09B 7/02 20060101ALI20170421BHJP
【FI】
   G06Q50/20
   G06F13/00 560A
   G06F13/00 540A
   G09B7/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2016-561020(P2016-561020)
(86)(22)【出願日】2015年1月22日
(11)【特許番号】特許第6113937号(P6113937)
(45)【特許公報発行日】2017年4月12日
(85)【翻訳文提出日】2016年10月3日
(86)【国際出願番号】KR2015000662
(87)【国際公開番号】WO2015156483
(87)【国際公開日】20151015
(31)【優先権主張番号】10-2014-0040979
(32)【優先日】2014年4月7日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ
(71)【出願人】
【識別番号】516296577
【氏名又は名称】キム ヨンウォン
(71)【出願人】
【識別番号】516296588
【氏名又は名称】キム ヨウンゴン
(74)【代理人】
【識別番号】100169960
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 貴光
(72)【発明者】
【氏名】キム ヨンウォン
(72)【発明者】
【氏名】キム ヨウンゴン
【テーマコード(参考)】
2C028
5B084
5L049
【Fターム(参考)】
2C028BC01
2C028BD02
5B084AA01
5B084AA02
5B084AA12
5B084AB01
5B084AB13
5B084AB36
5B084BA06
5B084BB20
5B084CA08
5B084CA12
5B084CD22
5B084CE03
5B084CE12
5B084DC02
5B084DC03
5B084EA43
5L049CC34
(57)【要約】
【課題】本発明は、特定の問題に対する解説を多様な観点から提供できるようにしてユーザの概念理解度を向上させると共に、オーダーメード型教育がなされるようにした新しい方式の概念連携オンライン学習サービス方法及びそのためのサービスシステムに関する。
【解決手段】本発明は、オンライン上のサービスサイトに接続したユーザのログイン情報から当該ユーザが学生会員、または教師会員のうちのいずれか一つの類型に登録されているかを確認する確認段階と;学生会員、または教師会員で登録されたユーザのうちのいずれか一人のユーザからのサービス要請発生時、予め登録しておいた学習問題を抽出して提供する問題提供段階と;前記提供された学習問題に対する答案及び当該答案を導出するための解き方の過程の説明資料を教師会員に登録されたユーザからオンラインでアップロードしてもらって保管する資料収集段階と;また、学生会員に登録されたユーザの要求に応じて前記保管された各問題別の答案と前記説明資料を当該サービスサイトを介して提供する情報提供段階と;を含んで進行されることを特徴とする概念連携オンライン学習サービスシステムを提供する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オンライン上のサービスサイトを介して学習サービスを提供するオンラインサービスサーバーによるサービス方法において、
オンライン上のサービスサイトに接続したユーザのログイン情報から当該ユーザが学生会員、または教師会員のうちのいずれか一つの類型に登録されているかを確認するユーザ確認段階と;
学生会員、または教師会員に登録されたユーザのうちのいずれか一人のユーザからのサービス要請発生時、予め登録しておいた学習問題を抽出して提供する問題提供段階と;
前記提供された学習問題に対する答案及び当該答案の導出のための解き方の過程の説明資料を教師会員に登録されたユーザからオンラインでアップロードしてもらって保管する資料収集段階と;及び、
学生会員に登録されたユーザの要求に応じて前記保管された各問題別答案と前記説明資料を当該サービスサイトを介して提供する情報提供段階と;
を含んで進行されることを特徴とする、概念連携オンライン学習サービス方法。
【請求項2】
前記問題提供段階は、
前記ユーザ確認段階を通じて確認されたユーザの類型や科目及び水準に対応する問題を抽出して提供することで行われることを特徴とする、請求項1項に記載の概念連携オンライン学習サービス方法。
【請求項3】
前記資料収集段階において、
教師会員に登録されたユーザから受信した問題の答案及び解き方の過程の説明資料をアップロードしてもらう前に、前記答案が実際答案と一致するかどうかを確認し、両答案が互いに一致する場合のみに当該学習問題の答案及び解き方の過程に対する説明資料がアップロードされるようにすることを特徴とする、請求項1項に記載の概念連携オンライン学習サービス方法。
【請求項4】
前記情報提供段階において、
ユーザの要求に応じて提供される各問題別答案と解き方の過程の説明資料は、各教師会員別及び解き方の類型別などで区分した後、この情報データが位置しているサイトにリンクするリストで提供し、学生会員に登録されたユーザが前記リスト上のリンクを選択して実行させることができるようにすることを特徴とする、請求項1項に記載の概念連携オンライン学習サービス方法。
【請求項5】
学生会員に登録されたユーザから質問内容を登録してもらう過程と、
一人以上の教師会員に登録されたユーザから前記登録された質問内容に対する答弁資料をアップロードしてもらって登録される過程と、
前記登録された各答弁資料を解き方の類型別に分類して当該情報データが位置しているサイトにリンクするリストで提供する過程と、
質問内容を登録した学生ユーザが前記リスト上のある一の答弁資料を要請する場合、当該答弁資料を提供する過程がさらに含まれて進行されることを特徴とする、請求項1項に記載の概念連携オンライン学習サービス方法。
【請求項6】
各科目別学習問題に対する情報のデータが保存された問題情報データベースと、各科目別学習問題に対する答案及び解説情報のデータが保存された解説情報データベースと、学生会員及び教師会員に対するログイン情報のデータが保存されたログイン情報データベースを含んで構築された情報保存部と;
ユーザから特定学習問題に対する答案及び当該答案に対する解き方の過程の説明資料を受信し、これを解き方の類型別に分類する情報分類部と;
オンライン上のサービスサイト(web site or wap site)を運営しながら学生会員に登録されたユーザには学習問題及び当該学習問題に関連する答案と複数の解き方の類型別説明資料を提供し、教師会員に登録されたユーザには学習問題に関連する資料を提供すると共に、当該学習問題に対する答案及び解き方の過程の説明資料を受信してもらうようにプログラミングされてなるオンラインサービスサーバーと;
を含んで構成されることを特徴とする、概念連携オンライン学習サービスシステム。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特定の問題に対する解説を多様な観点から提供できるようにしてユーザの概念理解度を向上させると共にユーザのオーダーメード型教育が提供できるようにした新しい方式の概念連携オンライン学習サービス方法、及びそのためのサービスシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的にオンライン学習サービスは、教育コンテンツをオンラインを通じて提供することでユーザ(例えば、学生)が時間と場所にこだわらず、自由に利用できるようにしたサービスである。
【0003】
このようなオンライン学習サービスは、通常、サーバー運営者が教育コンテンツをウェブサーバーに登録した状態でユーザ(例えば、学生)が当該教育コンテンツを選択して聞き取りする方式で進行されており、これに関連しては韓国公開特許公報10−2000−49914号、韓国登録特許第10−557304号、韓国登録特許第10−596687号、韓国公開特許公報第10−2011−10037号などに開示されたような様々な方式が提示されつつある。
【0004】
しかし、前述した従来技術によるオンライン学習サービスは単純にサーバー運営者が提供する問題と解答だけで当該ユーザに対する学習が進行されることによって、サーバー運営者が登録した問題に誤りがあったり、問題の説明が不十分だったりする場合、ユーザは当該問題を正確に認知できず、誤った学習を行うしかない問題があった。
【0005】
また、前述した従来技術によるオンライン学習サービスは、ユーザの水準を正確に把握して問題と解答を提供するものではないため、ユーザの水準によっては、たとえ、解答が提供されるとしても当該問題の概念を正確に理解できず、実質的な学習効果が落ちるしかない問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記従来技術による各種問題を解決するために案出されたものであり、本発明の目的とするところは、特定の問題に対する解説を多様な観点から提供できるようにして、ユーザの概念理解度を向上させると共に、ユーザのオーダーメード型教育がなされるようにした新しい方式の概念連携オンライン学習サービス方法、及びそのためのサービスシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための本発明の概念連携オンライン学習サービス方法によると、オンライン上のサービスサイトを介して学習サービスを提供するオンラインサービスサーバーによるサービス方法において、オンライン上のサービスサイトに接続したユーザのログイン情報から当該ユーザが学生会員、または教師会員のうちのいずれか一つの類型に登録されているかを確認するユーザ確認段階と;学生会員、または教師会員に登録されたユーザのうちのいずれか一人のユーザからのサービス要請発生時、予め登録しておいた学習問題を抽出して提供する問題提供段階と;前記提供された学習問題に対する答案及び当該答案の導出のための解き方の過程の説明資料を教師会員に登録されたユーザからオンラインでアップロードしてもらって保管する資料収集段階と;及び、学生会員に登録されたユーザの要求に応じて前記保管された各問題別答案と前記説明資料を当該サービスサイトを介して提供する情報提供段階と;を含んで進行されることを特徴とする。
【0008】
ここで、前記問題提供段階は、前記ユーザ確認段階を通じて確認されたユーザの類型や科目及び水準に対応する問題を抽出して提供することで行われることを特徴とする。
【0009】
また、前記資料収集段階において、教師会員に登録されたユーザから受信した問題の答案及び解き方の過程の説明資料をアップロードしてもらう前に、前記答案が実際答案と一致するかどうかを確認し、両答案が互いに一致する場合のみに当該学習問題の答案及び解き方の過程に対する説明資料がアップロードされるようにすることを特徴とする。
【0010】
また、前記情報提供段階において、ユーザの要求に応じて提供される各問題別答案と解き方の過程の説明資料は、各教師会員別及び解き方の類型別などで区分した後、この情報データが位置しているサイトにリンクするリストで提供し、学生会員に登録されたユーザが前記リスト上のリンクを選択して実行させることができるようにすることを特徴とする。
【0011】
また、学生会員に登録されたユーザから質問内容を登録してもらう過程と、一人以上の教師会員に登録されたユーザから前記登録された質問内容に対する答弁資料をアップロードしてもらって登録される過程と、前記登録された各答弁資料を解き方の類型別に分類して当該情報データが位置しているサイトにリンクするリストで提供する過程と、質問内容を登録した学生ユーザが前記リスト上のある一の答弁資料を要請する場合、当該答弁資料を提供する過程がさらに含まれて進行されることを特徴とする。
【0012】
また、上記目的を達成するための本発明の概念連携オンライン学習サービスシステムは、各科目別学習問題に対する情報のデータが保存された問題情報データベースと、各科目別学習問題に対する答案及び解説情報のデータが保存された解説情報データベースと、学生会員及び教師会員に対するログイン情報のデータが保存されたログイン情報データベースを含んで構築された情報保存部と;ユーザから特定学習問題に対する答案及び当該答案に対する解き方の過程の説明資料を受信し、これを解き方の類型別に分類する情報分類部と;オンライン上のサービスサイト(web site or wap site)を運営しながら学生会員に登録されたユーザには学習問題及び当該学習問題に関連する答案と複数の解き方の類型別説明資料を提供し、教師会員に登録されたユーザには学習問題に関連する資料を提供すると共に、当該学習問題に対する答案及び解き方の過程の説明資料を受信してもらうようにプログラミングされてなるオンラインサービスサーバーと;を含んで構成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
上記のような、本発明の概念連携オンライン学習サービス方法及びそのためのサービスシステムは、学生ユーザに対する特定学習内容に対する学習サービスを行う過程において各学習問題に対する解き方の過程が多様な観点から提供できるようにすることで、当該学生ユーザが学習内容の概念を正確に理解し、関連概念なども共に勉強することによって学習を能率的に遂行できるようになる効果を有する。
【0014】
また、本発明の概念連携オンライン学習サービス方法及びそのためのサービスシステムは、学生ユーザが各解き方の過程に対する説明資料を選択できるようにすることで、学生ユーザの主導的な学習を行うことができるようになり、学習能率がさらに向上できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の実施例に係る概念連携オンライン学習サービスシステムの概略を示した構成図。
図2】本発明の実施例に係る概念連携オンライン学習サービス方法の概略を示したフローチャート。
図3】本発明の実施例に係る概念連携オンライン学習サービス方法の他の例の概略を示したフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の概念連携オンライン学習サービス方法及びそのためのサービスシステムに関する好ましい実施形態について図1乃至図3を参照して説明する。
【0017】
図1は、本発明の実施例に係る概念連携オンライン学習サービスシステムを示す。
【0018】
これから分かるように、本発明の好ましい実施例に係る概念連携オンライン学習サービスシステムは、大きく情報保存部100と、情報分類部200と、オンラインサービスサーバー300と、を含んで構成され、これを通じて各ユーザを学生会員と教師会員に分類して登録した後、学生会員には各科目別学習問題及び当該学習問題の答案導出のための解き方の過程の説明資料を提供することと共に、教師会員からは当該会員が個別的に作った解き方の過程の説明資料を受信して登録するようにし、上記学生会員がある一観点の解き方の過程ではない多様な観点の解き方の過程を接することができるようにすることで、当該学習問題の概念を正確に把握できるようにしたサービスを提供することに主な特徴がある。
【0019】
これを、各構成別により詳しく説明する。
【0020】
まず、上記情報保存部100は、各種情報データが保存される場所である。
【0021】
上記情報保存部は、問題情報データベース110と、解説情報データベース120と、ログイン情報データベース130と、を含んで構成される。
【0022】
ここで、上記問題情報データベース110は各学習科目別学習問題に対する情報のデータが保存されるデータベースであり、上記解説情報データベース120は上記各学習科目別学習問題に対する答案及び解き方の過程の説明資料がデータ化して保存されたデータベースである。
【0023】
このとき、上記問題情報データベース110はユーザによる学習問題のダウンロードができるように構築され、上記解説情報データベース120はユーザによる学習問題のダウンロードだけでなく、ユーザによる解き方の過程の説明資料がアップロードできるように構築される。
【0024】
これと共に、上記ログイン情報データベース130は学生会員及び教師会員に対するログイン情報のデータが保存されたデータベースであり、このようなログイン情報データベース130はユーザによる情報取得ができないように構築される。このとき、上記教師会員とは、大学生、或いは、それ以上の学位者や予備校講師、学校の教師などを含むが、これに限定されるものではない。
【0025】
上記情報保存部100にはオンラインサービスの提供のためのその他の多様な情報データが追加保存されることは当然であるが、これは一般的な事項であるため、その詳細説明は省略する。
【0026】
次に、上記情報分類部200は各種情報を分類して上記情報保存部100の各データベース110、120、130に保管されるようにプログラミングされたプログラムである。
【0027】
特に、本発明の実施例では、上記情報分類部200がオンラインサービスサーバー300によって提供されるオンライン上のサービスサイト(web−site or wap−site)にログインされたユーザの端末10、20から特定問題に対する答案及び解き方の過程の説明資料を受信し、これを予め設定された解き方の類型別に分類するようにプログラミングされることを特徴とする。
【0028】
ここで、上記ユーザの端末10、20とは、学生ユーザが所持する学生用端末10または、教師ユーザが所持する教師用端末20に区分され、それぞれはインターネット可能なコンピューター11、21やモバイル端末12、22のうちのいずれか一つである。
【0029】
ここで、上記解き方の類型別とは、知られている方程式や公式、または、法則を利用した解釈方式の類型を意味し、これに付け加えて当該ユーザが指定した類型がさらに含まれることができる。もし、上記解き方の類型が当該ユーザが指定した類型である場合、上記情報分類部200は上記ユーザから解き方の類型を直接指定できるようにプログラミングされる。
【0030】
次に、上記オンラインサービスサーバー300は、オンライン上のサービスサイトを運営するサーバーである。
【0031】
このようなオンラインサービスサーバー300は、上記各ユーザ端末10、20がインターネット通信可能に接続されながら通常的な各種情報のディスプレー、各ウェブページへのリンク、資料のアップロードとダウンロードなどのためのオンライン上のサービスが提供できるように構築される。
【0032】
特に、本発明の実施例では上記オンラインサービスサーバー300が学生会員に登録されたユーザ(以下、「学生ユーザ」という)には学習内容と、その内容に係わる学習問題、及び当該学習問題の答案と、上記答案の解き方の過程に対する説明資料を提供し、教師会員に登録されたユーザ(以下、「教師ユーザ」という)には学習問題に係わる資料を提供することと共に、当該学習問題に対する答案及び当該答案を導出するための解き方の過程の説明資料をアップロードすることができるようにプログラミングされてなることを特徴とする。このとき、上記学習問題は、サービス運営者によって登録された各学習科目別学習問題などをその例とする。上記学習問題はオンライン上の各種問題アイテムバンクや教育機関などに登録されている学習問題になり得ることは言うまでもない。
【0033】
以下では、前述した本発明の実施例にかかわる概念連携オンライン学習サービスシステムを用いた学習サービス方法について、オンラインサービスサーバー300による各サービス過程別に図2を参照して、より詳しく説明する。
【0034】
まず、オンラインサービスサーバー300は、オンライン上のサービスサイトに接続したユーザのログインを要請(S100)する。
【0035】
また、このような要請によるユーザのログインがなされると、上記オンラインサービスサーバー300はログインされたユーザのログイン情報から当該ユーザが学生ユーザであるか、または、教師ユーザであるかの類型を確認(S200)する。
【0036】
このようなログインユーザの類型に対する確認は、情報保存部100のログイン情報データベース130と連動しながら確認する。すなわち、上記ユーザによってログインされた情報をログイン情報データベース130に登録された各ログイン情報と比較することで、当該ユーザに対する類型を確認することになる。
【0037】
勿論、オンラインサービスサーバー300は、上記確認されたユーザの類型のうち、学生ユーザの場合は、当該学生ユーザの学習水準も追加で確認し、このように確認された学習水準に対する情報は、オンライン学習時の問題抽出のための基準情報として用いられる。
【0038】
また、上記過程を通じてログインユーザの類型が確認できたら、上記オンラインサービスサーバー300は上記確認されたユーザの類型にかかわらず、共用で提供するサービス及び上記確認されたユーザの類型によって互いに区別されるサービスをそれぞれ提供するように制御する。
【0039】
ここで、上記共用で提供するサービスとは、各科目別学習内容の説明や関連学習問題を提供するためのサービスであり、学生ユーザ、または教師ユーザのうちのいずれか一人のユーザからのサービス要請が発生される場合、オンラインサービスサーバー300は問題情報データベース110に予め登録されていた各科目別学習問題、及び解説情報データベース120に予め登録されていた各学習問題別説明資料を抽出してディスプレーされるようにすることで行われる。このとき、上記オンラインサービスサーバー300は、前述したログイン過程(ユーザ確認段階)を通じて確認された科目及び学習水準に対応する問題を抽出して提供することで、当該ユーザの水準や学業成就によるサービスが提供できるようにする。
【0040】
また、上記ユーザの類型によって、互いに区別されるサービスとは、ログインしたユーザが学生ユーザの場合には、各科目別学習のための各種情報や資料のような学習コンテンツを提供するサービスにもなり得るし、上記ログインしたユーザが教師ユーザの場合には、各科目別学習問題の解き方の過程に対する説明資料を当該教師ユーザが直接アップロードできるように制御するサービスにもなり得る。
【0041】
また、上記のサービスが提供される途中、上記オンラインサービスサーバー300は、サービスサイトを介して学習問題に対する答案及び/または、当該答案の導出のための解き方の過程を入力してもらう。
【0042】
この場合、上記入力してもらった答案が学生ユーザから入力された答案及び解き方の過程であれば、上記オンラインサービスサーバー300は、当該答案が正解か誤答か、及び解き方の過程に誤りがあったかどうかを判別して、上記学生ユーザに通知すると共に、当該学習問題に関連して解説情報データベース120に登録されていた解き方の過程に関する複数の説明資料を追加で提供する。このとき、上記説明資料は一人以上の教師ユーザが登録した各資料及びサーバー運営者が予め登録した資料のうちの少なくともいずれか一つになり得る。
【0043】
これによって、上記学生ユーザは多様な観点からの解き方の過程を習得することができるようになり、これを通じて単純な答案のみを提供する学習サービスではない、当該学生ユーザが知らなかった概念などを連結して再度学習できるようにするサービスを提供することになる。
【0044】
これと共に、上記オンラインサービスサーバー300は上記学生ユーザの学習問題に対する解き方の内容をログイン情報データベース130に登録して当該学生ユーザの学習水準を評価する資料として活用できるようにする。
【0045】
もし、上記入力してもらった答案が教師ユーザから入力された答案である場合、オンラインサービスサーバー300は当該答案の正解か誤答かを判別した後、当該答案が正解だった場合に限って、その学習問題の答案及び解き方の過程に対する説明資料を解き方の類型別に分類してアップロードするように要請し、このようにアップロードされた資料は、解説情報データベースに登録する。
【0046】
このとき、上記解き方の過程に対する説明資料は映像、音声、文書などの少なくともいずれか一つを含み、また、当該教師ユーザが作った資料であり、当該資料は上記教師ユーザがその類型(例えば、解き方の過程に適用した方程式の類型や説明の特徴など)を指定するように誘導することで情報分類部200との連動を通じる解き方の類型別への分類が行われるようにすることが望ましい。
【0047】
また、上記のように教師ユーザが解説に対する情報資料を登録する過程において、上記オンラインサービスサーバー300は、その他の教師ユーザによって登録された説明資料を見ることができるようにすることで、同一、或いは類似資料の重複登録が最小化されるようにすることが望ましい。
【0048】
これと共に、上記オンラインサービスサーバー300は、上記ログインされたユーザが教師ユーザである場合、当該オンラインサービスサーバー300を通じて提供される基本的な学習問題に関連する応用問題、及びその問題に対する解き方の過程の説明資料を追加でアップロードすることができるようにサービスし、これを通じてアップロードされた説明資料に対するデータは解説情報データベース120に登録した後、特定学習問題に関連する多様な応用問題として追加提供できるようにすることで、学生ユーザに上記基本的な学習問題に対する正確な概念整理がなされるように誘導する。すなわち、オンラインサービスサーバー300と学生ユーザの間の学習だけでなく、学生ユーザと教師ユーザとの間の学習も追加で行われることができるようにして、ユーザの間の学習サービスに対する中継者の役割も果たすようにする。
【0049】
それだけでなく、上記オンラインサービスサーバー300はログインされたユーザが教師ユーザである場合、その他の教師ユーザがアップロードした問題から一部を類型別に抽出したものと、自分がアップロードした問題を合わせて個人的な管理が行われるようにサービスすることもできる。
【0050】
勿論、自分がアップロードした問題をその他の教師ユーザと共有しないようにするための選択的共有機能のためのサービスも提供できるが、これは、上記教師ユーザが、例えば、学校の教師である場合、業務中、試験紙や診断評価紙、補充学習紙を作る負担を減らすためのものである。
【0051】
一方、前述した過程を通じて解説情報データベース130に登録された特定学習問題の答案及び解き方の過程に対する説明資料は学生ユーザの要求に応じてオンラインサービスサーバー300の制御によってサービスサイトを介して提供する。
【0052】
このとき、上記学生ユーザの要求に応じて提供される各問題別答案と解き方の過程の説明資料は、各教師ユーザ別、解き方の類型別などに区分した後、この情報データが位置されているサイトにリンクするリストで提供され、これを通じて学生ユーザが望む情報のみを正確に選択して実行させることができるようにする。勿論、上記解説情報データベース120に登録された各説明資料中、概念説明に充実した説明資料は、オンラインサービスサーバー300で当該学生ユーザに推薦するように運営することもできる。
【0053】
それだけでなく、オンラインサービスサーバー300は学生ユーザが上記解き方の過程に対する説明資料の確認を通じてその説明資料をアップロードした教師ユーザの他の登録資料も追加で検索できるようにすることで、学生ユーザが自分の水準や学習方法に最も適合するように説明する教師ユーザを指定してメンターとメンティーの関係を結べるようにサービスすることもできる。この場合、上記メンターに指定された教師ユーザには上記メンティーに指定された学生ユーザの学業成就度や水準などを照会できる権限が付与される。
【0054】
特に、上記メンターに指定された教師ユーザは、メンティーに指定された学生ユーザのオンライン学習途中、当該学生たちが解く問題に対する答えをオンラインによるネットワーク状態で確認可能にすることができ、問題に対する解き方と解説講義を個別的に学生たちに質問項目番号を決めて確認させるように管理することができる。
【0055】
また、上記解き方の過程に対する説明資料を選択した学生ユーザからは、予め設定されたポイントを差し引くと共に、上記学生ユーザが選択した説明資料を登録した教師ユーザには予め設定されたポイントを付け加える過程がさらに含まれて進行されるようにすることで、教師ユーザが積極的に参加するように誘導することがより好ましい。
【0056】
一方、本発明の概念連携オンライン学習サービス方法は前述した過程を提供することに限定されるものではない。
【0057】
例えば、図3に示されたように学生ユーザから学習内容に対する質問を登録(S510)してもらい、このように登録された質問に対して一人以上の教師ユーザから答弁資料をアップロードしてもらって登録(S520)することと共に、上記登録してもらった各答弁資料を解き方の類型別に分類して当該情報データが位置しているサイトにリンクするリストで提供(S530)し、これを通じて上記質問内容を登録した学生ユーザが上記リスト上のある一つの答弁資料を要請する場合、当該答弁資料を提供(S540)するようにサービスすることもできる。
【0058】
また、学生ユーザの場合、同一水準(レベル、または等級)の同輩の学生ユーザたちと同じ問題で一括的な試験を受けることができるようにすることで、優秀成績の学生ユーザには別途の付加的なポイントを提供する小単位競試大会のサービスも提供することができる。
【0059】
このように、本発明の概念連携オンライン学習サービス方法は多様な方式による学習を提供することができる。
【0060】
即ち、本発明の概念連携オンライン学習サービス方法、及びそのためのサービスシステムは、学生ユーザに対する特定学習内容に対する学習サービスを行う過程において、各学習問題に対する解き方の過程が多様な観点から提供できるようにすることで、当該学生ユーザが学習内容の概念を正確に理解し、連関概念なども一緒に勉強することで、能率的に学習することができるようになる。
【0061】
また、学生ユーザが各解き方の過程に対する説明資料を選択するようにすることで、学生ユーザの主導的な学習遂行が可能になるため、学習能率をさらに向上させることができる。

図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2016年11月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オンライン上のサービスサイトを介して学習サービスを提供するオンラインサービスサーバーによるサービス方法において、
生会員、または教師会員に登録されたユーザのうちのいずれか一人のユーザからのサービス要請発生時、予め登録しておいた学習問題を抽出して提供する問題提供段階と;
前記提供された学習問題に対する答案及び当該答案の導出のための解き方の過程の説明資料を教師会員に登録されたユーザからオンラインでアップロードしてもらって保管する資料収集段階と;及び、
学生会員に登録されたユーザの要求に応じて前記保管された各問題別答案と前記説明資料を当該サービスサイトを介して提供する情報提供段階と
を含んで進行され
前記資料収集段階の解き方の過程に対する説明資料は映像及び音声を含み、また、当該教師会員に登録されたユーザが作った講義資料であることと共に、前記教師会員に登録されたユーザが解き方の過程で適用した方程式の類型や説明の特徴に対する類型を指定し解き方の類型別に分類された状態で登録され、
情報提供段階では学生会員に登録されたユーザが前記解き方の過程に対する説明資料の確認を通じてその説明資料をアップロードした教師会員に登録されたユーザのその他の登録資料も追加で検索することができるようにすることで、学生会員に登録されたユーザが自分の水準や学習方法に最も適合するように説明する教師会員に登録されたユーザを指定してメンターとメンティーの関係を結べるようにすると共に、上記メンターに指定された教師会員に登録されたユーザには前記メンティーに指定された学生会員に登録されたユーザの学業成就度や水準などを照会できる権限を付与する過程がさらに含まれて進行されることを特徴とする、概念連携オンライン学習サービス方法。
【請求項2】
前記情報提供段階において、
ユーザの要求に応じて提供される各問題別答案と解き方の過程の説明資料は、各教師会員別及び解き方の類型別などで区分した後、この情報データが位置しているサイトにリンクするリストで提供し、学生会員に登録されたユーザが前記リスト上のリンクを選択して実行させることができるようにすることを特徴とする、請求項1項に記載の概念連携オンライン学習サービス方法。
【請求項3】
学生会員に登録されたユーザから質問内容を登録してもらう過程と、
一人以上の教師会員に登録されたユーザから前記登録された質問内容に対する答弁資料をアップロードしてもらって登録される過程と、
前記登録された各答弁資料を解き方の類型別に分類して当該情報データが位置しているサイトにリンクするリストで提供する過程と、
質問内容を登録した学生ユーザが前記リスト上のある一の答弁資料を要請する場合、当該答弁資料を提供する過程がさらに含まれて進行されることを特徴とする、請求項1項に記載の概念連携オンライン学習サービス方法。
【国際調査報告】