(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
メディアクリップを作成する様々な実施形態が開示される。メディアクリップは、1つ又は複数のコンテンツ捕捉デバイス又はコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイスからの一次メディア記録と、コンテンツタグ付けデバイスからの活動識別情報の1つ又は複数のインスタンスとの受信に応答して、サーバによって作成される。サーバは、各コンテンツタグ付けデバイスに表示される活動インジケータをユーザが選択した時間等の活動識別情報に従って一次メディア記録の部分をコピーすることにより、メディアクリップを作成する。次に、メディアクリップは、少なくとも活動識別情報をサーバに提供したユーザに関連付けて記憶される。
前記1つ又は複数の一次メディア記録及び前記活動識別情報の1つ又は複数のインスタンスは、単一のコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイスから受信される、請求項1に記載のサーバ。
前記1つ又は複数の一次メディア記録は、1つ又は複数のコンテンツ捕捉デバイスから受信され、及び前記活動識別情報の1つ又は複数のインスタンスは、1つ又は複数のコンテンツタグ付けデバイスから受信される、請求項1に記載のサーバ。
前記選択時間のそれぞれは、前記イベントが前記コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイスによって記録された際、指示が前記コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイスによって受信されたときに、前記コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイスによって記録された時間を含む、請求項2に記載のサーバ。
前記選択時間のうちの少なくとも1つは、前記一次メディア記録のうちの少なくとも1つが前記ユーザによってレビューされた際、前記1つ又は複数の一次メディア記録のうちの少なくとも1つの開始時間からの経過時間を含む、請求項2に記載のサーバ。
前記活動識別情報のインスタンスのうちの少なくとも幾つかは、前記コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイスの前記ユーザによって選択される第1の予め定義される活動インジケータの識別情報を更に含み、前記第1の予め定義される活動インジケータは、前記イベント中に生じた第1の活動に関連付けられ、前記機械可読命令は、前記サーバに、前記イベント中に生じた前記第1の予め定義される活動に関連付けて、前記1つ又は複数のメディアクリップを前記メモリに記憶させる命令を更に含む、請求項2に記載のサーバ。
前記活動識別情報の1つ又は複数のインスタンスのうちの少なくとも1つは、持続時間を含み、前記機械可読命令は、前記サーバに、前記1つ又は複数の一次メディア記録の前記部分のうちの1つ又は複数のコピーを含む前記1つ又は複数のメディアクリップを作成させる命令を更に含み、前記1つ又は複数の部分のそれぞれの持続時間は、前記持続時間に等しい、請求項2に記載のサーバ。
前記活動識別情報のインスタンスのうちの少なくとも1つは、前記指示の受信前に生じる、前記1つ又は複数のメディアクリップに含まれるべき第1の活動の部分を示す活動前時間を更に含み、前記機械可読命令は、前記サーバに、前記指示の受信時間から前記活動前時間を差し引いた時間に開始する、持続時間が前記持続時間に等しい前記1つ又は複数の一次メディア記録の1つ又は複数の部分を含む前記1つ又は複数のメディアクリップを作成させる命令を更に含む、請求項7に記載のサーバ。
前記活動識別情報の1つ又は複数のインスタンスのうちの少なくとも1つは、前記指示の受信後に生じる、前記1つ又は複数のメディアクリップに含まれるべき第1の活動の部分を示す活動後時間を含み、前記機械可読命令は、前記サーバに、前記指示の受信時間に前記活動後時間を加算した時間において終了する、持続時間が前記持続時間に等しい前記一次メディア記録のそれぞれの部分を含む前記1つ又は複数のメディアクリップを作成させる命令を更に含む、請求項7に記載のサーバ。
前記メモリは、前記活動識別情報の1つ又は複数のインスタンスのうちの少なくとも1つに関連付けられた持続時間を更に記憶し、前記機械可読命令は、前記サーバに、持続時間が前記持続時間に等しい前記1つ又は複数の一次メディア記録の部分を含む前記1つ又は複数のメディアクリップを作成させる命令を更に含む、請求項2に記載のサーバ。
前記機械可読命令は、前記サーバに、前記第1のコンテンツタグ付けデバイスの前記ユーザに関連付けられたアカウントに、前記第1のメディアクリップを記憶させる命令を更に含む、請求項20に記載のサーバ。
前記選択時間は、前記指示が前記第2のコンテンツタグ付けデバイスによって受信されたときに、前記第2のコンテンツタグ付けデバイスによって記録された時間を含む、請求項22に記載のサーバ。
前記選択時間のそれぞれは、前記一次メディア記録のそれぞれの各1つが、各コンテンツタグ付けデバイスのユーザによってそれぞれレビューされた際、前記一次メディア記録のそれぞれ1つの開始時間からの経過時間を含む、請求項3に記載のサーバ。
前記活動識別情報の1つ又は複数のインスタンスのそれぞれは、各コンテンツタグ付けデバイスの各ユーザによって選択される第1の予め定義される活動インジケータの指示を更に含み、前記第1の予め定義される活動インジケータは、前記イベント中に生じた活動が関連付けられ、前記機械可読命令は、前記サーバに、前記イベント中に生じた前記第1の予め定義される活動に関連付けて、前記1つ又は複数のメディアクリップを前記メモリに記憶させる命令を更に含む、請求項3に記載のサーバ。
前記活動識別情報の1つ又は複数のインスタンスのうちの少なくとも1つは、持続時間を含み、前記機械可読命令は、前記サーバに、前記一次メディア記録のうちの1つ又は複数のうちの1つ又は複数の部分を含む前記1つ又は複数のメディアクリップを作成させる命令を更に含み、前記1つ又は複数の部分のそれぞれの持続時間は、前記持続時間に等しい、請求項3に記載のサーバ。
前記活動識別情報の1つ又は複数のインスタンスのうちの少なくとも1つは、前記指示の受信前に生じる、前記1つ又は複数のメディアクリップに含まれるべき前記第1の活動の部分を示す活動前時間を更に含み、前記機械可読命令は、前記サーバに、前記指示の受信時間から前記活動前時間を差し引いた時間に開始する、持続時間が前記持続時間に等しい前記1つ又は複数の一次メディア記録の1つ又は複数の部分を含む前記1つ又は複数のメディアクリップを作成させる命令を更に含む、請求項25に記載のサーバ。
前記タイミング情報は、前記指示の受信後に生じる前記メディアクリップに含まれるべき前記イベントの部分を示す活動後時間を更に含み、前記機械可読命令は、前記サーバに、前記指示の受信時間に前記活動後時間を加算した時間において終了する、持続時間が前記持続時間に等しい前記一次メディア記録の部分を含む前記メディアクリップを作成させる命令を更に含む、請求項25に記載のサーバ。
前記メモリは、前記活動識別情報の1つ又は複数のインスタンスのうちの1つに関連付けられた持続時間を更に記憶し、前記機械可読命令は、前記サーバに、前記1つ又は複数の一次メディア記録の1つ又は複数の部分を含む前記1つ又は複数のメディアクリップを作成させる命令を更に含み、前記1つ又は複数の部分のそれぞれの持続時間は、前記持続時間に等しい、請求項3に記載のサーバ。
前記機械可読命令は、前記サーバに、前記第1及び第2のイベント識別情報によって識別される前記イベントに関連付けて、前記少なくともメディアクリップを前記メモリに記憶させる命令を更に含む、請求項31に記載のサーバ。
前記第1のイベント識別情報及び前記第2のイベント識別情報はそれぞれ、前記イベントに割り当てられている、前記イベントを一意に識別するイベントコードを含む、請求項31に記載のサーバ。
前記第1のイベント識別情報及び前記第2のイベント識別情報はそれぞれ、前記イベントに割り当てられている、前記イベントを一意に識別するイベントコードを含み、前記機械可読命令は、前記サーバに、
前記第1のイベント識別情報から第1のイベントを識別することと、
前記第1のイベントにイベントコードが依然として割り当てられていないと判断することと、
前記第1のイベントにイベントコードが依然として割り当てられていない場合、前記イベントコードを割り当てることと
を実行させる命令を更に含む、請求項31に記載のサーバ。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本願は、メディアクリップ作成及び配信システム、装置、及び方法の様々な実施形態を記載する。メディアクリップは、この用語が本明細書において使用される場合、魅力的又は関心のある素材を含む比較的短いオーディオ記録、ビデオ記録、又はオーディオ/ビデオ記録を指す。「ビデオ」、「ビデオクリップ」、「ビデオ記録」等の用語は、本明細書で使用される場合、サウンドを含んでもよく、又は含まなくてもよいビデオ記録を指す。以下に説明する実施形態では、ユーザは、そのようなメディアクリップを容易に作成し、オンラインで、又はメッセージング若しくはソーシャルメディアメカニズムを通して他者とシェアすることができる。
【0013】
メディアクリップは、予め存在するビデオ若しくはオーディオ記録(本明細書では「一次メディア記録」と呼ばれることもある)から作成されてもよく、又は観測可能なイベントが、ビデオ記録機能を有するスマートフォン若しくはタブレットコンピュータ、専用ビデオカメラ、専用オーディオレコーダ等の「コンテンツ捕捉デバイス」によって記録される際、「オンザフライ」で作成されてもよい。一実施形態では、そのようなコンテンツ捕捉デバイスのユーザに、スポーツイベント、演劇、コンサート、パーティ等のイベント中に発生し得る魅力的又は興味深い活動を表す1つ又は複数予め定義される「活動インジケータ」又は「アイコン」を提示し得る。イベント中、1つ又は複数の活動インジケータに関連付けられた活動が発生すると、ユーザは、その活動に合った活動インジケータを選択し得る。興味深い活動が発生したときに活動インジケータを選択することは、活動の「タグ付け」と呼ぶことができ、これは、活動が発生した時点を識別する。活動インジケータが選択された時間及び選択された活動インジケータの識別情報等の他の関連情報は、本明細書では、「活動識別情報」又は単に「タグ付け情報」と呼ばれ得る。
【0014】
例えば、一実施形態では、スマートフォンを使用する個人は、サッカーの試合の長時間部分を記録し得る。記録中又は後の記録再生中、スマートフォンは、「ゴール」活動インジケータ、「コーナーキック」活動インジケータ、「セーブ」活動インジケータ、及び「パス」活動インジケータ等のサッカーの試合で発生し得る活動を示す1つ又は複数の活動インジケータを表示し得る。これらの活動のうちの1つが、試合中又は試合の記録の再生中に発生すると、ユーザは、発生したか、発生しつつある活動に最も一致する活動インジケータの1つを選択し得る。一実施形態では、活動インジケータのユーザ選択に応答して、発生した活動を示すメディアクリップが作成される。メディアクリップは、メタデータ、タグ、キー、及び/又はオンラインの他者が容易に発見可能であり得る他の情報等のタグ付け情報をインデックス付け、関連付け、又は注釈付け得る。これらの原理を使用した様々な実施形態について、以下に説明する。
【0015】
一実施形態では、メディアクリップは、コンテンツ捕捉デバイスのみにより作成され、サーバに提供されて、他者に配信される。そのようなコンテンツ捕捉デバイスは、本明細書では、コンテンツ捕捉機能及びタグ付け機能の両方を反映するために、「コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス」と呼ばれることもあり、両語は同義で使用し得る。別の実施形態では、メディアクリップは、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイスによって提供されるメディア記録及びタグ付け情報に応答して、サーバによって作成される。更に別の実施形態では、メディアクリップは、コンテンツ捕捉デバイスによって提供されるメディア記録と、コンテンツタグ付けデバイスによって提供されるタグ付け情報とに応答して、サーバによって作成される。これらの実施形態のそれぞれについて以下、詳細に説明する。各実施形態の多くの変形形態も、以下に詳細に記載される。メディアクリップの作成に必要な機能が、特定の方法(例えば、コンテンツ捕捉デバイスにより、単一のコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイスと通信するサーバにより、又は1つ又は複数のコンテンツ捕捉デバイス及び1つ又は複数のタグ付けデバイスと通信するサーバにより)で記載されるが、各実施形態に記載される機能が、特定の各実施形態が記載する以外のデバイス/エンティティ間及び/又は中で分散可能なことを理解されたい。例えば、本明細書に記載される任意の実施形態では、メディアクリップの作成は、コンテンツ捕捉デバイス、タグ付けデバイス、サーバ、又はこれらの組合せによって達成することができる。
【0016】
図1は、メディアクリップが、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100でローカルに作成され、サーバ104を介して他者に提供される、メディアクリップを作成し配信するシステムの一実施形態を示す。
図1に示されるのは、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100、コンテンツ消費デバイス102、サーバ104、及び1つ又は複数の広域ネットワーク106である。この実施形態では、メディアクリップは、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100によって記録されたか、又は「捕捉」されたコンテンツ、すなわち、観測可能なライブイベントから、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100によって作成される。コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイスによって作成されるメディアクリップは、ネットワーク106及びサーバ104を介して又は別の実施形態では、ピアツーピア配信を介して他者に配信される。1つのみのコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100及び1つのみのコンテンツ消費デバイスが、
図1に示されているが、システムが一般に、同じ又は異なるイベントに関連付け得る任意の数のそのようなデバイスをサポート可能なことを理解されたい。
【0017】
コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100は通常、普通、オーディオ記録及びビデオ記録の生成及び記憶に使用されるオーディオ及び/又はビデオ記録機能を有するスマートフォンを含む。他の実施形態では、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100は、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、オーディオ及び/又は視覚情報を記録可能なスマートウォッチ若しくは他のウェアラブルデバイス等のウェアラブルデバイス、個人情報端末、専用ビデオ又はオーディオ記録デバイス、オーディオ/ビデオ機能を有するドローン若しくは他のロボットデバイス、又はオーディオ/ビデオ記録機能を有する他のデバイスを含み得る。この実施形態では、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100は活動識別情報を作成し、活動識別情報は、イベントの記録中に発生し得る魅力的な活動、有意値な活動、興味深い活動、有用な活動、関連する活動、又は面白い活動をフィーチャーしたメディアクリップを作成するのに使用される。次に、メディアクリップは、検索及びコンテンツ消費デバイス102への配信のために、活動識別情報と共にサーバ104にアップロードされる。他の実施形態では、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100は、「一次」メディア記録をサーバ104に提供し、サーバ104は、本明細書において後述する他のコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス及び/又は「タグ付けデバイス」から受信されるタグ付け情報に基づいて、メディアクリップを作成する。
【0018】
コンテンツ消費デバイス102は、メディアクリップをユーザに提示可能であると共に、ネットワーク306を介したサーバ104との通信機能も有し、そのようなクリップにアクセスすることが可能な任意のデジタル計算デバイスを指す。そのような通信機能は、コンテンツ消費デバイス102とサーバ104との間でデータを転送するリアルタイムメカニズム及び他の時間遅延メカニズムの両方を含む。コンテンツ消費デバイス102は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ポータブルコンピュータ、PC、デジタルTV、ウェアラブルデバイス等を含み得る。
【0019】
一実施形態では、コンテンツ捕捉デバイス及び/又はコンテンツ消費デバイスは、ネットワーク106を使用する必要なく、サーバと直接通信し得る。例えば、サーバ104は、顧客がバスケットボールの試合を見ることができるスポーツバーに配置し得る。バスケットボールの試合がサーバによって記録されているとき、顧客は、試合中に発生する特定の活動をタグ付けし、例えば、ローカル無線ルータを介してサーバ104に無線で提供し得る。次に、サーバ104は、メディアクリップを作成し、次に、活動をタグ付けした各顧客に直接及び/又は他の顧客にも同様に提供し得る。別の関連する実施形態では、例えば、WiFiを使用してローカルネットワークを介して複数のコンテンツ捕捉デバイス及びタグ付けデバイスとローカル通信し、インターネット等の広帯域ネットワークを経由する高速接続を介してサーバ104と通信する、プロキシサーバ等のローカルサーバをローカルエリア内に提示し得る。ローカルサーバは、バックグラウンドでサーバ104と通信して、準リアルタイム処理を可能にしながら、メディアコンテンツ及びタグ付け情報のアップロードを監視するように構成し得る。
【0020】
図2は、ユーザインターフェース404を備えたコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100の一実施形態の平面図である。ユーザインターフェース404は、今日のスマートフォン、タブレット、及び他の個人計算デバイス及び/又は通信デバイスで一般に見られるタッチスクリーンディスプレイ等のコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100のユーザに情報を提示し、ユーザから情報を受信するハードウェア及び/フェームウェアの任意の組合せを含む。代替的には、ユーザインターフェース404は、1つ又は複数の表示デバイス、つまみ、ボタン、スイッチ等の組合せを含むことができる。
図2では、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100に常駐するネイティブのビデオ記録機能によって記録されている際のバスケットボールの試合の一部を表示しているユーザインターフェース404が示される。この例では、選手はホームランを打ち、ユーザは、外野手が見る外野フェンスを越えていく球を記録する。ホームランは、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100によってオーディオ/ビデオファイルとして記録され、それと同時に、記録が行われる際にユーザが見るために、ユーザインターフェース404を介してユーザに表示される。ユーザインターフェース404は、記録を後に表示するのにも使用することができる。
【0021】
ユーザは、スポーツイベント、コンサート、又は社会的イベント等のライブイベントの全て又は部分の記録を望む場合、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100に常駐するメディアクリップ作成ソフトウェアアプリケーションを起動し得、メディアクリップ作成ソフトウェアアプリケーションは、コンテンツ捕捉デバイス100に、コンテンツ捕捉デバイス100内に常駐するビデオ及びオーディオ記録機能をアクティブ化させる。イベントを記録している間、又は事後、コンテンツ捕捉デバイス100で記録されたイベントを見ている間、メディアクリップ作成アプリケーションは、ユーザが、活動インジケータ204、206、208、210、212、及び218として
図2において半透明アイコンとして示される活動インジケータを使用して、イベント中に発生し得る関心点を「タグ付け」できるようにもする。
【0022】
別の実施形態では、単一の「一般」活動インジケータが、イベント中に発生し得る任意の関心点を識別するためのユーザによる選択に、ユーザインターフェース404を介して提示される。一般活動インジケータは、ディスプレイ、ユーザインターフェースに表示されたアイコン、又はコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100上の予め指定されたボタン、キー、スイッチ、若しくは他の物理的インターフェース等のユーザインターフェースの指定部分を含むことができる。一般活動インジケータは、何らかの接続機能を通してコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100と記録された指示を交換可能な、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100とは別個の入力デバイスを含むこともできる。更に、一般活動インジケータは、気温、照明、生体測定データ、加速度、速度、又は一般に動き等の環境データを分析し解釈することにより、イベント中の関連する瞬間の自動検出を利用することもできる。そのような一般活動インジケータが、関心のある活動の観測に応答して、上述した任意のデバイスによってトリガーされる場合、指示が、コンテンツ捕捉コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100内部のプロセッサに提供され、それにより、プロセッサは、観測された活動を含むメディアクリップを作成する。
【0023】
メディアクリップ作成アプリケーションは、最初に起動されると、発生しつつあるイベントに関連する情報を提供するようにユーザに問い合わせ得る。一実施形態では、ユーザは、ユーザインターフェース404を介して、メディアクリップ作成アプリケーションによって要求された情報を提供する。情報は、多項選択肢形式、ドロップダウンメニュー形式、フリーテキスト形式、又は他の形式を使用して提供し得る。情報は、イベントタイプ、イベントロケーション、イベント日、イベント開始時間、気温、天気、日中/夜間等の環境状況、及び/又は他の情報等の項目を含み得る。例えば、イベントタイプは、スキー、スノーボード、サイクリング、サーフィン、ダイビング等の「個人スポーツ」のサブカテゴリを有する「スポーツイベント」、「野球の試合」、「サッカーの試合」、「フットボールの試合」、「ホッケーの試合」、「モンスタートラック」、「モトクロス」等を含み得る。各スポーツイベントタイプは、スポーツイベントタイプへの「プロ」、「大学」、「アマチュア」、「キッズ」等、下位分類し得る。他のイベントは、「誕生日パーティ」、「パーティ」、「結婚式」、「披露宴」、「コンサート」、「バケーション」、「操業式」、「ロードトリップ」、又はユーザが記録を望み得る略あらゆるタイプのイベントを含み得る。
【0024】
別の実施形態では、イベント情報は、イベント前、イベント中、又はイベントが生じた後、サーバ104によってユーザに提供されて、イベントが起こりつつあること、発生中であること、又は発生したことをユーザによって確認し得る。例えば、ユーザは、メディアクリップ作成アプリケーションを使用して、ユーザがイベントを記録しようとする直前、サーバ104によって記憶されたアカウントにログオンし得、ログオンしている間、ユーザのロケーションがサーバ104に提供される。サーバ104は、それに応答して、恐らく、ある前の時間でユーザによってサーバ104に提供された試合のスケジュールに基づいて、野球の試合が発生しようとしていると判断し得る。サーバ104は、ユーザが、試合の1つが行われるとスケジュールされるロケーションにいることを特定し、ユーザが野球の試合の1つにいるか否かを尋ねる問い合わせをユーザに送信し得る。ユーザが肯定的に応答する場合、野球に関連する一連の活動インジケータをユーザインターフェース404に提示し得る。
【0025】
代替的には、サーバ104は、幾つかのイベントタイプを提示し得、それに応答して、メディアクリップ作成アプリケーションは、選択されたイベント中に発生する可能性が高い活動を示す1つ又は複数の予め定義される活動インジケータ又は活動が「ハイライト」として見なされるか否か、活動がお気に入りの選手又はユーザの家族等を含むか否か等の活動に関連付けられた情報を表示する。イベントと併せて使用されるウェアラブルデバイス等の他のタグ付けデバイスをイベント/活動固有の構成で構成することもできる。
【0026】
イベントが行われるロケーション(例えば、名称、住所、ランドマーク、GPS、又は他の位置特定技術等)、スポーツイベントでの1つ又は複数のチーム名、お気に入りの選手の名前、又はピーウィー(pee−wee)フットボールゲームの場合では子供の名前、結婚式での新郎新婦の名前、コンサートでのバンドメンバーの名前、「バケーション」の場合では家族名等のイベントに関わり得る人物の名前等の更なる情報をユーザから要求し得る。この情報の幾つかは、より詳細に後述するように、メディアクリップ作成アプリケーションによって作成されるメディアクリップの識別に使用し得る。
【0027】
発生しようとしているイベントを一意に識別する「イベントコード」等の更なる情報をユーザからサーバ104に要求し得る。メディアクリップが作成され、サーバ104に提供された後、コンテンツ消費デバイス102による検索のために、イベントコードを使用して、メディアクリップ作成アプリケーションによって作成されたメディアクリップにイベント、イベントロケーション、日付、及び/又はイベント開始時間を関連付け得る。別の実施形態では、イベントコードは、任意の他のコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス前に、第1のコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100がイベントを目撃しようとしているとの判断に応答して、サーバ104によって生成される。別の実施形態では、サーバ104は、例えば、サーバ104の管理者により提供される、将来に発生する幾つかのイベントに一意のイベントコードを割り当てる。したがって、例えば、来シーズンの各プロフットボールの試合は、サーバ104によって割り当てられた一意のイベントコードを有し得る。イベントコードを使用して、本明細書において後述するように、同じイベント、イベントロケーション、イベントの日付及び/又は開始時間に関連するタグ付け情報、オーディオ及び/又はビデオ記録の形態の一次メディア記録、及びメディアクリップを識別し、関連付ける。
【0028】
これより再び
図2を参照すると、一実施形態では、活動インジケータ204、206、208、210、212、及び218は、記録され、ユーザインターフェース404に表示される際、野球の試合の電子表現上に半透明様式で重ねられる。他の実施形態では、活動インジケータは、ユーザが、ジェスチャ、スワイプ、発話、又は何らかの他の技法によりユーザインターフェース404の所定の部分に触れるまで、ビューから隠し得る。
図2での各活動インジケータは、野球の試合中に発生し得る潜在的な関心点若しくは活動又は活動が「ハイライト」として見なされるか否か、活動がお気に入りの選手若しくは家族を含むか否か等のそのような関心点若しくは活動に関連付けられた情報を表す。活動インジケータは一般に、予め定義され、各タイプのイベントに合わせられる。例えば、ダンスリサイタルに関して、活動インジケータは、「ピルエット」、「独舞」、「群舞」、及び/又はダンスリサイタル中に発生し得る活動を表す他の活動インジケータを含み得る。コンサート設定では、予め定義される活動インジケータは、「ドラムソロ」、「アンコール」、「リードギターソロ」、又はコンサート中に発生し得る活動を表す他の活動インジケータを含み得る。例えば、個人スポーツ等の幾つかのイベントタイプでは、そのような活動インジケータは、ユーザによる明示的なトリガー、活動固有の環境状況に基づく関連瞬間の自動検出、又はそれらの任意の組合せに向けて構成し得る。例えば、活動インジケータは、ストローブ明滅、花火の打ち上げ、特定の予め定義される音等を検出するように構成し得る。
【0029】
5つのみのイベントインジケータが
図2に示されるが、他の実施形態では、より多数又はより少数及び/又はタイプのインジケータを表示することができ、
図2に示される例が、野球の試合の全て又は部分を記録しながら使用することができる活動インジケータの数及び/又はタイプの単なる一実施形態にすぎないことを理解されたい。例えば、一実施形態では、ユーザ又は他者にとって興味深い任意の活動を表す単一の活動インジケータを使用し得る。そのような単一の活動インジケータは、ユーザインターフェースに視覚表現を有してもよく、又はジェスチャ、ダブルクリック、若しくは同様の識別可能なユーザ入力等の専用入力タイプに基づいてもよい。
【0030】
図2に示される活動インジケータは、「ホームラン」活動インジケータ204、「三振」活動インジケータ206、「ダブルプレー」活動インジケータ208、「三塁打」活動インジケータ210、「選手」活動インジケータ212、及び「ハイライト」活動インジケータ218を含む。各活動インジケータは、野球の試合での潜在的な関心点、例えば、三振発生時、ダブルプレー発生時、又は三塁打が打たれたときを表す。「選手」活動インジケータ212は、お気に入りの選手が捕球するとき、ヒットを打つとき、盗塁するとき等)、1人又は複数のお気に入りの選手がユーザにとって関心のある動作をとるときを識別するのに使用し得る。「選手」活動インジケータ212及び「ハイライト」活動インジケータ218は、それら自体で活動をタグ付けするのに使用されてもよく、又は他の活動インジケータと組み合わせて使用されてもよい。例えば、お気に入りの選手がグランドスラムホームランを打った場合、ユーザは、「ホームラン」活動インジケータ104、「ハイライト」活動インジケータ218、又は「選手」活動インジケータ212を選択し得る。別の実施形態では、ユーザは、グランドスラムが打たれた後、これら3つ全ての活動インジケータを選択し得る。
【0031】
1つ又は複数の活動インジケータがユーザによって選択される場合、メディアクリップ作成アプリケーションは、いずれの活動インジケータが選択されたか及び通常、本明細書では「活動インジケータ選択時間」と呼ばれる、選択が行われた時間を書き留める。この情報は、後に活動のメディアクリップを作成するために使用し得る。例えば、メディアクリップ作成アプリケーションは、ユーザがなお記録している間、活動インジケータが選択された後、即座にメディアクリップを作成し得る。別の実施形態では、1つ又は複数のメディアクリップは、ユーザが記録を終えた後、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100によって記憶された活動インジケータ選択時間を使用して作成される。活動インジケータ選択時間は一般に、普通はコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100が利用可能であるか、又はサーバ104若しくは1つ若しくは複数の他の無線ネットワークにより提供される時刻である。コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100が、無線ネットワークの範囲内になく、したがって、正確なタイミング情報を受信することができない場合、コンテンツ捕捉デバイスは、一次メディア記録の開始から活動インジケータの選択によってタグ付けられる各活動までの経過時間を割り当て、次に、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100がカバレッジ内に再び入ったときに、経過時間を「時刻」で置換し得る。別の実施形態では、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100は、無線ネットワークの範囲内にあるとき、サーバクロックと同期し得、次に、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100が無線ネットワークの範囲外に移動する場合、このクロックを維持し得る。
【0032】
別の実施形態では、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100は、例えば、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100がビデオカメラを含む用途では、時刻情報を受信する能力がないことがある。この場合、活動インジケータ選択時間は、現在時刻と、ビデオカメラが記録を開始した際にイベントに相関付けられたコードとを表示する「クラップボード」を撮影することによって特定し得る。次に、活動インジケータ選択時間は、撮影が開始されたときからの経過時間に基づいて、タグ付けされた活動に割り当て得る。
【0033】
図2を再び参照すると、ユーザは、バッターが打席に入る際、ユーザインターフェース404に表示される開始/停止アイコン214又はコンテンツ捕捉デバイス100の一部としてのボタン若しくはスイッチを押下することにより、バッターのビデオ記録を開始し得る。幾つかのピッチングの後、バッターはホームランを打ち得る。ホームランが打たれた後、ユーザは、ホームラン活動インジケータ204にタッチして、ホームランが現在発生したことを示し得る。これは、コンテンツ捕捉デバイス100による更なる記録を自動的に停止することもできる。他の実施形態では、記録は、ユーザが開始/停止アイコン214又は何らかの他の専用アイコン、スイッチ、若しくはボタンにタッチするまで停止しない。
【0034】
一実施形態では、「ホームラン」204活動インジケータの代わりに、「得点」活動インジケータを提示し得る。「得点」活動は、いずれかのチームがホームインするとき、より一般には得点を得る場合、選択し得る。この実施形態では、ユーザが「得点」活動インジケータを選択した後、特定タイプ(例えば、ホームラン、グランドスラム、タッチダウン、フィールドゴール、ゲーム、セット、マッチ、ゴールフリーキックゴール、オーバーヘッドキックゴール、3ポイントショット等)、得点された点数、得点したチームの識別情報、得点した選手の識別情報、得点をアシストした他の選手の識別情報等の点に関する追加情報を入力するように促され得る。更に、ユーザに、ユーザによる「ハイライト」活動インジケータ218及び/又は「選手」活動インジケータ212等の得点に関連付けられた他の活動インジケータを選択するように求め得る。その結果生成されるメディアクリップは、この追加情報に基づいて更に識別可能であり得る。
【0035】
活動インジケータは、幾つかの実施形態では、互いと組み合わせて使用し得る。例えば、ユーザのお気に入りの野球選手が三塁打を打つ場合、ユーザは、「三塁打」活動インジケータ210及び「選手」活動インジケータ212を同時に、又は1秒等の互いから短い所定の時間以内で選択し得る。「ハイライト」活動インジケータ218も、同じ活動への第3のインジケータとして選択することができる。三塁打を示す、その結果生成されるメディアクリップは、3つの基準:発生した活動のタイプ(例えば、「ヒット」、「三塁打」等)、選手名、及び「クリップがハイライトであると見なされることによって参照することができる。
【0036】
活動インジケータがユーザによって選択されたことに応答して、メディアクリップ作成アプリケーションは、「絶対」時間(例えば、時刻)として、記録が開始されたときに相対する時間として、イベントがスケジュールされた開始時間からの経過時間として、又は活動インジケータが選択されたときを参照する何らかの他の時間として、活動インジケータの1つが選択された時間を記憶し得る。この時間情報は、活動のメディアクリップを作成するために、メディアクリップ作成アプリケーションによって使用し得る。例えば、メディアクリップ作成アプリケーションは、ピッチング及びバッターがフェンス越えの球を打つことを示すのに十分に長いが、ホームラン前に発生したピッチングを除外するのに十分短い持続時間を有するメディアクリップを作成し得る。メディアクリップは、活動が発生する前、発生中、及び/又は発生後のイベントのオーディオ及び/又はビデオ記録を含み得る。例えば、ホームラン活動インジケータ204がユーザによって選択された後、ホームラン活動インジケータ204が選択される前にコンテンツ捕捉デバイス100によって記録された7秒のオーディオ/ビデオ情報と、ホームラン活動インジケータ204が選択された後に記録された10秒のオーディオ/ビデオ情報とを含むメディアクリップを作成し得る。これらの「活動前」時間及び「活動後」時間は一般に、活動インジケータが選択されたときからの予め定義されるオフセットであり、それぞれ、ホームラン前に行われたピッチング等の非関連コンテンツ又は関心のないコンテンツをなくしながら、活動自体を含むように予め定義される。そのような時間オフセット事前定義は、活動のタイプ、イベントのタイプ、活動を実行するチーム又は個人のパフォーマンスレベル、ユーザの典型的なタグ付け挙動、使用されるタグ付けデバイスのタイプ、又は会場のタイプが挙げられるが、これらに限定されない基準に基づき得る。
【0037】
各活動インジケータは、関連付けられた各活動の予期される又は典型的な持続時間に従って予め割り当てられる、それ自体の持続時間又は関連付けられた「時間窓」を有し得る。例えば、ホームラン活動インジケータは、7秒の「活動前時間」及び10秒の「活動後時間」を有する持続時間17秒をそれぞれ有するメディアクリップの作成に予め定義し得るが、「ダブルプレー」活動インジケータ208には、6秒の「イベント前時間」及び1秒のみの「活動後時間」を予め割り当て得る。代替的には、「ダブルプレー」活動インジケータ208には、予め割り当てられた7秒の時間窓と、「ダブルプレー」活動インジケータが選択される前の6秒等、時間窓を開始すべき参照点とを有し得る。
【0038】
その結果生成されるメディアクリップは、homerun001.mpg等の、メディアクリップの生成にユーザによって選択された活動の識別情報を含む名称で、コンテンツ捕捉デバイス100のメモリに記憶し得る。メディアクリップは、発生した活動の日付及び/又は時間の識別情報(又はメディアクリップの開始時間)も含み得る。メディアクリップは、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100のメモリに記憶することもでき、それにより、名称は、データベースで使用される参照URLを含んでもよく、又は識別情報で構成されるフィールドを含むメディアヘッダを含んでもよい。
【0039】
一実施形態では、メディアクリップは、イベントの「一次」メディア記録又は一次メディアファイルが作成され、コンテンツ捕捉デバイス100のメモリに記憶された後、作成される。「一次」メディア記録は、イベントが行われる際、コンテンツ捕捉デバイス100によって生成されたイベントの記録として定義し得る。例えば、ユーザが開始/停止アイコン214にタッチして、記録開始する時間と、ユーザが開始/停止アイコン214に再びタッチして、記録を終える時間との間の時間等、ユーザが記録を開始してからユーザが記録を停止するまでのコンテンツを含む、コンテンツ捕捉デバイス100により捕捉されるサッカー試合の一部のビデオ記録。通常、一次メディア記録は15秒を超えて続き、イベントを記録しているユーザ若しくは他者にとって無関係又は単に関心のないオーディオ/ビデオコンテンツを更に含み得る。一次メディア記録は、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100に記憶し、このデバイス100で表示し得る標準のオーディオ又はビデオファイルとして、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100に常駐するネイティブのオーディオ及び/又はビデオ記録アプリケーションにより作成し得るか、又はコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100に常駐する既存のハードウェアを使用してメディアクリップ作成アプリケーションにより作成し得る。
【0040】
一実施形態では、ユーザは、1つ又は複数の一次メディア記録を作成することにより、イベントを記録し、次に、メディアクリップ作成アプリケーション及び活動インジケータを使用して一次メディア記録をレビューして、関心のある活動が発生するときを示し得る。例えば、スマートフォンビデオ記録アプリケーションが、今日のスマートフォンで一般に見られる標準ビデオ記録機能を使用して、イベントのビデオを記録し得る。ビデオは、作成され、メモリに記憶された後、メディアクリップ作成アプリケーションによりメモリから検索され、ユーザインターフェース404を介してユーザに対して再生し得、そのとき、活動インジケータを提示し得る。ユーザは、ビデオ記録の再生中、活動発生時に活動インジケータのうちの1つ又は複数を選択し得る。一実施形態では、活動インジケータが選択される都度、メディアクリップ作成アプリケーションは、選択が行われたときを記憶し、これは、メディアクリップ作成時に、一次メディア記録の使用部分を識別するのに使用される。
【0041】
別の実施形態では、メディアクリップは、イベントがコンテンツ捕捉デバイス100によって記録されている間、作成される。この実施形態では、メディアクリップ作成アプリケーションは、活動インジケータの選択後、予め定義されるイベント後時間が経過するまで待ち、それから、デジタル情報を既に受信しているが、「一次」メディアクリップが作成される前に、既に受信したデジタル情報からメディアクリップを作成し得る。
【0042】
図3は、今回は、サッカーの試合中に生じ得る活動に関連する予め定義される活動インジケータの組を使用する
図1のコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100を示す。ユーザインターフェース404は、サッカーの試合が記録されているとき、得点中のゴールを示す。この実施形態では、サッカーの試合に関連する活動インジケータは、ユーザインターフェース404を介して表示され、これもまたユーザインターフェース404を介して、ビデオが記録中であるとき、試合のビデオ表現上に半透明様式で重ねられる。この例では、活動インジケータは、「ゴール」活動インジケータ300、「コーナーキック」活動インジケータ302、「私の子供」活動インジケータ304、「ハイライト」活動インジケータ306、「枠内シュート」活動インジケータ308、及び「ゴールキーパー(又は選手)によるセーブ活動インジケータ310」を含む。ユーザがサッカーの試合を記録する際、活動インジケータのうちの1つ又は複数を選択して、試合での関心点を示し得る。例えば、試合が記録中である際、ゴールがいずれかのチームによって得点されるとき、ユーザは、「ゴール」活動インジケータ300及び「ハイライト」活動インジケータ306を選択し得る。ゴールがユーザの子供により得点される場合、ユーザは、代替又は追加として、発生した活動がユーザの子供に関わることを示す「私の子供」活動インジケータ304を選択し得る。
【0043】
他のイベントはそれぞれ、これらの他のイベント中に発生し得る関心点を表す、関連付けられた異なる予め定義される活動インジケータの組を有し得る。例えば、誕生日に関連する1つ又は複数の予め定義される活動インジケータは、「ハッピーバースデーの歌」、「ケーキのろうそくを吹き消す」、「プレゼントを開ける」、「ゲームで遊ぶ」等を含み得る。結婚式及び/又は結婚式披露宴に関連する1つ又は複数の予め定義される活動インジケータは、「結婚式の行進」、「指輪の交換」、「新婦に口づけを」、「ガータートス」、「ブーケトス」、「父親と新婦とのダンス」等を含み得る。コンサートに関連する1つ又は複数の予め定義される活動インジケータは、「ギターソロ」、「アンコール」、「お気に入りの曲」、及び/又は上述したように、選手活動インジケータ212と同様に、お気に入りのミュージシャンに関連付けられた活動インジケータを含み得る。
【0044】
サッカーの試合のメディアクリップは、メディアクリップ作成アプリケーションにより作成されると、メディアクリップに、イベントコード、イベントタイプ、各活動インジケータに関連付けられた活動タイプ、活動又はイベントが発生した日時又は活動インジケータがユーザにより選択された時間、1つ又は複数のチーム名、活動に現れる人物のうちの1人又は複数の名前、イベントを記録しているユーザの名前等のうちの1つ又は複数等の活動識別情報に関連付け得る。一実施形態では、活動識別情報は、作成されると、メディアクリップファイル名に組み込まれる。例えば、ファイル名は、以下のようにメディアクリップに割り当てることができ:
「sports_professional_baseball_Petco_November_12_2014_14:46:03_double_Padres_SethSmith001.avi」
このファイル名は、サンディエゴPadresプロ野球チームでプレイする選手Seth Smithが、2014年11月12日の2:46:03pmにPetco Parkで二塁打を打った最初のメディアクリップを表す。そのようなファイル名を使用して、検索基準を使用してメディアクリップにより表される活動を検索し、他者に提供することができる。ファイル名は、上に示される例よりも多いか、又は少ない情報を含むこともできる。例えば、Seth Smithが打った同じ二塁打に、「double_Padres_11−12−2014.avi」という名称のファイル名を割り当てることができる。別の実施形態では、そのような活動識別情報は、各メディアクリップに関連付けてサーバ104に提供し得、メディアクリップは、ファイル名又は活動識別情報を使用してデータベースに記憶し得、ファイル名又は活動識別情報は、将来の閲覧の際、データベースによりメディアクリップを見つけるための参照として使用される。更なる実施形態では、活動情報は、メディアクリップヘッダフィールド又は任意のプロプライエタリ拡張子で記憶し得る。活動識別情報をメディアクリップに関連付ける更なる例について、本明細書において後述する。
【0045】
再び
図1を参照すると、メディアクリップは、コンテンツ捕捉デバイス100によって作成された後、一般に広域ネットワーク106を介してサーバ104にアップロードされる。広域ネットワーク106は、インターネット、セルラ通信システム、衛星通信システム、光ファイバネットワーク、及び/又はこれらの組合せ等の1つ又は複数の通信ネットワークを含む。サーバ104は、メモリに記憶された機械可読命令を実行するデジタル計算デバイスを含み、機械可読命令は、実行されると、サーバ104に、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100からメディアクリップを受信させ、クリップを1つ又は複数のデータベース又はメモリに記憶させ、コンテンツ消費デバイス102のオペレータにより提出された検索基準に基づいて、メディアクリップをコンテンツ消費デバイス102に提供させる。一実施形態では、コンテンツ消費デバイス102は、サーバ104又は第3者により提供されるウェブサイト、ソーシャルメディアウェブサイト、ソーシャルメディアアプリケーション、及び/又はユーザがサーバ104からのメディアクリップを検索、ダウンロード、ストリーミング、及び/又は他の方法でアクセスできるようにするコンテンツ消費デバイス102にインストールされたメディアクリップ閲覧アプリケーションを介してサーバ104により記憶されたメディアクリップにアクセスする。一実施形態では、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100に常駐するものとして説明されるメディアクリップ作成アプリケーションは、コンテンツ消費デバイス102のオペレータがサーバ104上のメディアクリップを検索しアクセスできるようにする追加のコードを有するコンテンツ消費デバイス102に常駐し得る。したがって、コンテンツ消費デバイス102は、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100と同じ機能を有し得、またこの逆も同様である。
【0046】
一実施形態では、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100のユーザによりアップロードされたメディアクリップは、予め許可された人物のみ、例えば、ユーザのFacebookの「友人」又はTwitterの「フォロワー」である人物のみ及び/又は家族及び/又は友人又はチームのメンバ若しくはイベントの参加者との特定の人物にユーザが許可を与えた人物のみが利用可能である。
【0047】
サーバ104は、コンテンツ消費デバイス102により提供される1つ又は複数の検索基準に基づいて、メディアクリップへのアクセスを提供する。所望のメディアクリップを見つけるために、様々な検索フィールドをオペレータに提示し得る。例えば、以下の検索フィールドのうちの1つ又は複数をコンテンツ消費デバイス102により表示し得る:「イベントコード」、「日付」、「時間」、「場所/会場」、「人物/選手」、「イベントタイプ」、「活動タイプ」、「活動品質」(例えば、スピード、運動競技熱)、「チーム名」、メディアクリップをサーバ104に提供したユーザの名前、「ハイライト」等。サーバ104は、検索基準を受信すると、検索基準のうちの1つ又は複数をデータベースに前に記憶されたメディアクリップと照合しようとする。
【0048】
「場所/会場」フィールドは、プロスポーツ複合施設、公共スポーツエリア(公園、アリーナ、ゴルフコース、テニスクラブ、スケートリンク、スポーツリゾート等の名称等)、レストラン、教会、ビーチ、バケーションスポット等の名前等の入力を許容し得る。このフィールドは、GPS座標又は他の地理的座標、通りの住所、及び/又はイベントが行われる場所を識別する他の情報も許容し得る。
【0049】
「人/選手」フィールドは一般に、プロのアスリート又はメディアクリップに関連付け得る任意の人物等の人物の名前に関連する。例えば、親は、子供のサッカーの試合でプレイするFred Smithという名前のその親の子供の幾つかのメディアクリップをアップロードし得る。それらのメディアクリップの幾つかは、親が「私の子供」活動インジケータ304を選択した結果として作成され、選択されると、一実施形態では、子供の名前を含むファイル名を有するメディアファイルが作成された(アプリケーションのセットアップフェーズ中、「私の子供」等の活動インジケータについて名前をアプリケーションに入力する選択肢を提供し得る)。Fred Smithの友人は、サッカーの試合のメディアクリップを見ることを望む場合があり、したがって、その友人は、「Fred Smith」及び「Powayサッカー場」を検索基準として入力して、Powayサッカー場でサッカーをプレイするFred Smithに関連するメディアクリップを見つけ得る。
【0050】
「イベントタイプ」フィールドは、「スポーツ」又はそのような「フットボール」、「野球」、「バスケットボール」、「スキー」、「スノーボード」、「モトクロス」等のスポーツのサブカテゴリ、及び「カレッジフットボール」、「子供のサッカー」、「ボードパーク」、「フリーライド」等のサブサブカテゴリ等の広いイベント名を許容し得る。他のタイプのイベントは、「結婚式」、「披露宴」、「パーティ」、「コンサート」、「バケーション」、「卒業式」等を含み得る。
【0051】
「活動タイプ」は、ユーザが、「ゴール」、「タッチダウン」、「アシスト」、「ソロ」、「結婚式の行進」、「投げる」、「キャッチ」、「ジョーク」等の活動の指定されたタイプを入力できるようにし得る。
【0052】
「チーム名」フィールドは、ユーザが、オペレータにとって関心のある1つ又は複数のチーム名を入力できるようにし得る。一実施形態では、オペレータは、各チーム名を自由形式フィールドにタイプし得る。組織化されたスポーツに関わる実施形態では、サーバ104は、その日又は将来若しくは過去の他の日に発生する組織された試合のリストを提供し得る。例えば、11月の任意の所与の日曜日に、16もの組織されたフットボールの試合をプレイし得る。サーバ104は、オペレータからの要求により、互いとプレイするチーム名をコンテンツ消費デバイス102に提供し得るか、又は継続して自動的に更新される。
【0053】
「ハイライト」フィールドは、単にチェックボックス又はイエス/ノーインジケータを含み得、メディアクリップを提供したユーザによりタグ付けされる、選ばれたイベントのハイライトを含むメディアクリップのみを閲覧するというユーザによる望みを示す。
【0054】
サーバ104により受信される検索基準の少なくとも1つが、少なくとも1つのメディアクリップに関連付けられた活動識別情報の少なくとも一部に一致する場合、サーバ104は、検索基準に少なくとも部分的に一致するメディアクリップを表す1つ又は複数のリンク、リスト、及び/又はアイコン等のクリップの可用性の指示を、検索基準を提供したユーザに提供し得る。次に、ユーザは、サーバ104により提供されるか、又はコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100若しくはコンテンツ消費デバイス102等のユーザのデジタルメディアデバイスにダウンロードされるリンク、リスト、又はアイコンに関連付けられたメディアクリップを閲覧し得る。
【0055】
サーバ104は、オペレータに特有で満足のいくように、検索されたメディアクリップを提示し得る。例えば、オペレータからの検索基準が、「Panthers」、「2014年10月2日)、及び郵便番号92129を含む場合、サーバ104は、この検索基準を使用して、基準のうちの少なくとも幾つかに関連するメディアクリップを探し得る。サーバ104は、「Panthers」とチーム名「Hawks」との間で2014年10月2日にプレイされたリトルリーグの野球の試合に関連する7つのメディアクリップを識別し、幾つかの興味深く有用なように配置されたクリック可能なアイコンとしてメディアクリップを提示し得る。識別されたメディアクリップは、それぞれが各自のコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100を操作し、それぞれがメディアクリップのうちの少なくとも1つをサーバ104に提供する1人のユーザ又は2人以上のユーザによりアップロードし得る。
【0056】
一例では、サーバ104は、チーム名、例えば、「Panthers対Hawks」と、次に副見出し、例えば、一方の列はPanthersの得点を表すクリップを表し、他方の列はHawksの得点を表すメディアクリップを含む、クリップの2つの列を有する「得点クリップ」とを有するタイトルを提示することができる。サーバ104は、各メディアクリップに関連付けられた活動識別情報を使用して、クリップが得点イベントを示すか否か及びいずれのチームが得点したかを判断し得、それにより、サーバ104が、例えば、チームの得点イベントに基づいてメディアクリップをユーザに提示できるようにする。
【0057】
別の例では、サーバ104は、時間の関数としてメディアクリップを提示し得る(例えば、イベントに関連付けられた全てのメディアクリップ、又はイベントの「ハイライト」のみ、又はチームの1人の「ハイライト」のみ、又はチームの1人からの全てのイベント等を有するタイムラインを提示する)。別の例では、サーバ104は、名前に基づいて、例えば、ピーウィーフットボール試合に参加した子供の名前に基づいて、メディアクリップをオペレータに提示することができる。この場合、サーバ104は、子供の名前に一致する活動識別情報を有するメディアクリップのみを提示し得る。更に、サーバ104は、活動「ハイライト」等により配置されたメディアクリップを提示し得る(例えば、全てのサッカー試合のリスト又は列、ゴールを得点したチームにより配置されるサッカーゴール等)。
【0058】
サーバ104は、オペレータからの要求に基づいて、上述したようにメディアクリップをオペレータに提示し得る。例えば、サーバ104は、オペレータがメディアクリップの提示方法を選択する選択肢を提供し得、選択肢は、要求されているイベントのタイプに関連し得る。例えば、ユーザが2013年9月20日の「ボブとデビーの結婚式」からのメディアクリップを要求した場合、サーバ104は、その基準に一致する多くのメディアクリップを識別し得る。それに応答して、サーバ104は、識別されたメディアクリップを時系列で表示する選択肢、主題により表示する(例えば、新郎及び/又は新郎の家族、新婦及び/又は新婦の家族、又は新郎新婦をフィーチャーしたメディアクリップ)選択肢、及び/又は「指輪の交換」、「結婚式の行進」、「神の御名のもとに、お二人が夫婦となられたことを宣言します」、「ケーキ入刀」等の結婚式/披露宴の「ハイライト」により表示する選択肢をユーザに提供し得る。他の実施形態では、サーバ104は、階層式に、すなわち、最初はイベント又は活動により、次にタグタイプにより、メディアクリップを表示する選択肢を提示し得る。別の実施形態では、サーバ104は、「Snowmassでの12月1日〜2014年3月1日での全てのスキー滑走」等の時間の経過に伴う活動に基づいてメディアクリップを要求する選択肢をユーザに提示し得る。
【0059】
図4は、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100の機能ブロック図の一実施形態を示す。示されるのは、プロセッサ400、メモリ402、ユーザインターフェース404、通信インターフェース406、及び聴覚及び視覚情報をデジタルオーディオ及び/又はビデオデータ、例えば、一次メディア記録に変換する1つ又は複数の変換器408である。幾つかの実施形態では、
図4に示される機能を2つ以上のデバイスに分散し得ることを理解されたい。例えば、1つ又は複数の変換器408は、カムコーダ等の第1のデバイスの部分であってもよく、一方、その他の機能ブロックは、コンピュータ又はスマートフォン等の第2のデバイスで見られてもよい。カムコーダは、ビデオ映像を捕捉し、次に、有線又は無線接続を介して映像をスマートフォンに提供して、メディアクリップを作成し、又はビデオ映像をサーバ104に転送し得る。
【0060】
プロセッサ400は、当技術分野で周知の汎用マイクロプロセッサ若しくはマイクロコントローラを含むか、又はカスタム若しくは半カスタムASICを含み得る。そのようなプロセッサの例は、近代のスマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、専用デジタルカメラ、専用録音機器等に見られ得る。プロセッサ400は通常、スペース、消費電力、電池サイズ(もしあれば)、処理速度/能力、及び/又は他の要件等の様々な要件に基づいて選択される。プロセッサ400は、1つ又は複数の非一時的メモリ402に記憶された機械可読命令(例えば、実行可能ファイル、オブジェクト、又は機械語コード)を実行する。メモリ402は、RAM、ROM、及びフラッシュ等の1つ又は複数の電子メモリ、磁気ハードドライブ等の電子機械記憶デバイス、光学記憶デバイス、又は機械可読命令、一次メディア記録、メディアクリップ、及びイベントの各タイプに予め定義される活動インジケータの組及びユーザ提供のチーム名、選手/人物の名前、イベントロケーション等の活動識別情報等のイベントを記録しメディアクリップを作成するために必要なデータの記憶に適する任意の他の単一の記憶デバイス若しくは記憶デバイスの組合せを含む。
【0061】
ユーザインターフェース404は、ユーザがイベントを記録する際、ユーザに電子ビデオ及び/又はオーディオ情報を提示し、活動インジケータをユーザに提示し、メディアクリップ作成アプリケーションによって使用されるセットアップ情報、活動インジケータ選択、オーディオ/ビデオ記録命令(例えば、開始、停止、一時停止等)等の入力をユーザから受信するために必要な回路及び/又は関連するハードウェア/ソフトウェア/ファームウェアを含む。この実施形態では、ユーザインターフェース404はタッチスクリーンデバイスを含む。他の実施形態では、ユーザインターフェース404は、ユーザに情報を提示するため及びユーザから入力を受信するために、別個のハードウェア構成要素を含み得る。前者の例としては、ビデオ表示画面及び/又は増幅器/スピーカの組合せが挙げられ、一方、後者の例としては、1つ又は複数のボタン、つまみ、スイッチ等が挙げられる。
【0062】
通信インターフェース406は、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100が少なくとも、1つ又は複数の既知の通信技法を使用して情報をコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100からサーバ104に無線送信するために必要な回路を備える。通信インターフェース406は、当技術分野で周知のEthernetインターフェースジャック/回路又は無線通信回路(例えば、WiFi、セルラデータ、Bluetooth(登録商標)等を介して情報を送信するため)のうちの1つ又は複数を含み得る。幾つかの実施形態では、通信インターフェース406は、同様に無線通信信号も受信する回路を更に備える。多くの場合、カスタムASIC、例えば、セルラハンドセット、WiFi対応デジタルカメラ等で一般に使用されるASICが使用されて、送信機能及び受信機能の両方を提供する。インターフェース406にわたるそのような通信は、リアルタイム、ベストエフォート送出、最低コスト送出、手動トリガー送信等に基づいて実行し得る。
【0063】
変換器408は、一次メディア記録作成のためのプロセッサ400による処理用に、オーディオ又はビデオイベント情報をデジタル信号に変換するハードウェア/ソフトウェア/フェームウェアの組合せのうちの1つ又は複数を含む。そのような変換器408は、デジタルカメラ回路(例えば、レンズ及びレンズによって捕捉された視覚情報のデジタル表現を生成する処理回路)及び/又はオーディオ記録回路(マイクロフォン、増幅回路、フィルタリング回路等)を含み得る。そのような回路は一般に、近代のスマートフォン、デジタルカメラ、タブレットコンピュータ等に見られる。
【0064】
図5は、サーバ104の機能ブロック図の一実施形態を示す。示されるのは、プロセッサ500、メモリ502、ユーザインターフェース504、及び通信インターフェース506である。
【0065】
プロセッサ500は、当技術分野で周知の汎用マイクロプロセッサ若しくはマイクロコントローラを含むか、又はカスタム若しくは半カスタムASICを含み得る。プロセッサ500は通常、処理速度/能力、コスト等の様々な要件に基づいて選択される。プロセッサ500は、1つ又は複数のメモリ502に記憶された機械可読命令(例えば、実行可能ファイル、オブジェクト、又は機械語コード)を実行する。メモリ502は、RAM、ROM、及びフラッシュ等の1つ又は複数の電子メモリ、磁気ハードドライブ等の電子機械記憶デバイス、光学記憶デバイス、又はコンテンツ捕捉デバイス100によって提供されるメディアクリップ及び関連活動識別情報並びにメディアクリップをアップロードするインターフェースをユーザに提供し、オペレータからメディアクリップ要求及び関連する検索基準を受信し、検索基準をメディアクリップと比較し、一致するメディアクリップを要求側オペレータに提示する機械可読命令の記憶に適する任意の他の単一の記憶デバイス若しくは記憶デバイスの組合せを含む。メモリ502は一般に、ユーザによってアップロードされた何千もの、更には何百万ものメディアクリップ及び関連付けられた活動識別情報を記憶することが可能であり、メディアクリップを記憶し、後にオペレータが関心のあるメディアクリップを識別し、検索するためのインデックス機能又は関連付け機能を有する1つ又は複数のデータベースとしてメモリ502に記憶される。例えば、データベースは、関係データベース又はデータを決定論的に記憶するデータベースを含み得る。キーワード検索を使用してクリップを見つけるために、メディアクリップに、本明細書において後述する活動識別情報及び/又はイベント識別情報をインデックス付け得るか、又は関連付け得る。
【0066】
ユーザインターフェース504は、技術者がサーバ104を監視し維持するために必要な回路及び/又は関連するハードウェア/ソフトウェア/ファームウェアを含む。そのような監視/管理は、診断テストの実行、ソフトウェアの更新、メディアクリップのレビュー、又は典型的なサーバ動作及び維持に関連する他の機能を含み得る。ユーザインターフェース504は、技術者から入力を受信するキーボード、ポインティングデバイス、及び/又はタッチスクリーン及びそのような人物に情報を提示するディスプレイを含み得る。
【0067】
通信インターフェース506は、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100が、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100から一次メディア記録及び/又はメディアクリップを受信し、メディアクリップ要求及び関連する検索基準を受信し、要求に応答してメディアクリップを消費デバイス102に提供するために、必要な回路を備える。そのような回路は、T1/T3インターフェース回路、Ethernet回路、及び/又は無線通信回路のうちの1つ又は複数を含み、一般にサーバ104とネットワーク306との間にデータチャネルを提供し、次に、情報を様々な及び数のコンテンツ捕捉デバイス及び/又はコンテンツ消費デバイスと送/受信し得る。各タイプの通信回路は当技術分野で周知である。
【0068】
図6は、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100によってメディアクリップを作成し、サーバ104を使用してメディアクリップを配信する方法の一実施形態を示す流れ図である。方法は、サーバ104と通信する、コンテンツ捕捉デバイス100内のプロセッサ400によって実施され、サーバ104は、プロセッサ500により方法の別の部分を実施し、各プロセッサは、メモリ402、メモリ502によってそれぞれ記憶された各機械可読命令を実行する。幾つかの実施形態では、
図6に示されるステップの全てが実行されるわけではなく、ステップが実行される順序が、他の実施形態では異なり得ることを理解されたい。明確にするために、幾つかの比較的重要ではない方法ステップが省かれていることを更に理解されたい。
【0069】
ブロック600において、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100のユーザは、ユーザインターフェース404を介して、100に常駐するメディアクリップ作成アプリケーションを起動させ、ユーザが、発生しようとしているイベントに関連するメディアクリップを作成できるようにする。例えば、ユーザは、メディアクリップ作成アプリケーションに関連する、ユーザインターフェース404に表示されるアイコンにタッチし得る。別の実施形態では、メディアクリップ作成アプリケーションは更に、ユーザが、コンテンツ作成デバイス100又は他者によって作成されたメディアクリップを検索し表示できるようにする。ユーザインターフェース404は、プロセッサ400がメディアクリップ作成アプリケーションに関連するメモリ402に記憶された機械可読コード(「メディアクリップ作成アプリケーションコード」)を実行するための信号をプロセッサ400に提供する。一実施形態では、メディアクリップ作成アプリケーションは、「スポーツイベント」、「結婚式」、「披露宴」、「パーティ」、「卒業式」、「子供のサッカーの試合」、「プロのフットボールの試合」等の特定のタイプのイベントに、これらのタイプのイベントの1つに関連付けられた活動インジケータを含めるだけで合わせられる。別の実施形態では、メディアクリップ作成アプリケーションは、複数のイベントに関連付けられた活動インジケータを含み、ユーザに、イベント記録前にイベントを選択する選択肢が与えられる。
【0070】
ブロック602において、一実施形態では、プロセッサ400は、ユーザインターフェースに、ユーザが記録しようとしているイベントに関連する様々な属性(「イベント識別情報」)に関する一連の質問をユーザに対して表示させる。質問は、例えば、以下のうちの1つ又は複数を要求し得る:イベントタイプ、イベントコード、日付、現在の時間、会場名、会場住所、会場の市、会場の州、1つ又は複数のチーム名、ユーザ名又はユーザID(例えば、メディアクリップ作成アプリケーション、サーバ104、及び/又はユーザによって割り当てられる一意の識別子であって、ログイン認証情報、アプリケーションID、又はモバイル認証情報(例えば、IMEI)に基づき得る、イベント中に記録し得る関心のある人物の1つ又は複数の名前(行われようとしているピーウィーフットボール試合でプレイする子供の名前、行われようとしているコンサートでのリードギターの名前、家族が有名なランドマークを訪れる際、ユーザの身近な家族の名前等)、記録及びメディアクリップへのアクセス性の決定に使用される、イベントが「プライベート」であるか、それとも「公開」であるかの指示等。ユーザによって提供された答えはそれぞれ、ユーザインターフェース404を介して入力され、プロセッサ400に送信され、プロセッサ400において、メモリ402に記憶される。一実施形態では、この情報は、対戦相手のチーム名、日付、運動場等の必要な情報の全て/大半と共に、来シーズンの試合スケジュールを入力するサッカーチームのマネージャーの例でなど、イベントが発生するかなり前に提供し得る。この情報は、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100又はコンピュータ若しくはタブレット等のサーバ104と通信する別のデバイスに入力し得る。このようにして、情報は、サーバ104が各ユーザのロケーションを特定した後、自動的に、又はユーザ選択用に試合のリストを各ユーザに提供することにより、各試合が行われる前に複数のユーザに提供される。
【0071】
一実施形態では、サーバ104は、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100のロケーション、現在日、及び/又は現在時等の情報に基づいて、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100が特定のイベントにいることを推測し得る。この場合、サーバ104がコンテンツ作成デバイス100のロケーションを受信すると、プロセッサ400は、コンテンツ作成デバイス100がプロスポーツ会場にあり、現在日及び現在時が、発生しつつあるか、又は進行中のスケジュールされた試合に厳密に一致すると判断し得る。この場合、サーバ104は、コンテンツ作成デバイス100のユーザに、ユーザが試合にいることを確認するように求めるクエリをコンテンツ作成デバイス100に送信してもよく、又はサーバ104は、ユーザが選ぶために、可能性のあるイベントのリストを提示し得る。一実施形態では、プロセッサ400は、メモリ402を検索して、そのイベントのイベントコードが、別のユーザから以前に作成されているか否かを判断し、作成されていた場合、そのイベントコードをコンテンツ作成デバイス100に提供する。サーバ104によって推測されたイベントにいることをユーザが確認した場合、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100は、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100によって作成されたメディアクリップにイベントコードを関連付ける。ユーザに2つ以上のイベント選択肢が提示される場合、サーバ104は、ユーザ選択の受信後、ユーザによって選択されたイベントに関連付けられたイベントコードを検索し得る。1つのイベントコードが見つけられる場合、サーバ104は、それをコンテンツ作成デバイス100に送信し、そこで続けて使用される。イベントコードが、別のコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100によって依然として作成されていない場合、サーバ104は、そのイベントに関連付けられたイベントコードを作成し得る。
【0072】
メディアクリップ作成アプリケーションは、ユーザが記録しようとしているイベントを最も厳密に説明するイベントタイプを識別するように、ユーザに更に求め得る。例えば、ユーザインターフェース404は、「スポーツイベント」、「結婚式」、「披露宴」、「パーティ」、「コンサート」、「バケーション」、及び「卒業式」を含むリスト等のイベントリストをユーザ選択のために表示することができる。イベントタイプの幾つかはサブイベントを含み得る。例えば、ユーザが「スポーツイベント」を選択する場合、プロセッサ400は、ユーザインターフェース404に、「フットボールの試合」、「野球の試合」、「サッカーの試合」等のユーザ選択用のスポーツイベントの特定のタイプを表示させ得る。サブイベントのうちの1つを選択した結果、プロセッサ400は更に、ユーザインターフェース404に、選択されたスポーツイベントが「プロ」であるか、「アマチュア」であるか、「キッズ」であるか、それとも他の修飾子であるかをユーザに照会させる。いずれの場合でも、イベントタイプ選択は、ユーザインターフェース404を介してプロセッサ400に提供される。
【0073】
メディアクリップ作成アプリケーションはなお、メモリ402に記憶された幾つかの利用可能な活動インジケータから、1つ又は複数の予め定義される活動インジケータを選択するように、ユーザに更に求め得る。上述したように、活動インジケータは、選択されたイベントタイプ中に発生し得る活動を含む。例えば、選択されたイベントタイプが「フットボールの試合」である場合、フットボールの試合に関連付けられた活動タイプは、「タッチダウン」、「フィールドゴール」、「ファーストダウン」、「キックオフ」、「パントリターン」、又はフットボールの試合中に発生し得る他の活動を含み得る。活動インジケータは、上述したように、「お気に入りの選手」又は「私の子供」というインジケータを含むこともできる。ユーザは、行われようとしているイベントでフィーチャーされるユーザのお気に入りの選手の名前又はユーザの子供の名前を入力することが許され得る。続けて、「お気に入りの選手」又は「私の子供」は、ユーザが入力した名前で置換し得る。
【0074】
ユーザは、このとき、活動インジケータのうちの1つ又は複数の特定の属性を変更することが許され得る。例えば、活動インジケータのうちの1つ又は複数は、それぞれに関連付けられ、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100のメモリ402又はサーバ104のメモリ502に記憶された、1つ又は複数の予め割り当てられたデフォルトの時間属性を有し得る。プロセッサ400は、これらの時間属性を使用して、メディアクリップを作成し得る。一般に、「メディアクリップ持続時間」及び/又は「メディアクリップ開始/停止属性」は、特定の各活動インジケータに関連付けられた活動を完全に捕捉しようとして、活動インジケータに予め割り当てられる。幾つかの活動インジケータは、他の活動インジケータとは異なる時間属性を有し、様々な活動を別様に実行してもよく、又は時間属性は、活動インジケータ間で同じであってもよい。一実施形態では、ユーザが1つ又は複数の時間属性の変更を望む場合、コンテンツ捕捉デバイス100は、提案される変更された時間属性と共に、1つ又は複数の活動インジケータに関する1つ又は複数の時間属性を変更する要求をサーバ104に送信する。サーバ104は、識別された活動インジケータに関連付けられた、変更された時間属性を記憶し、変更に成功したことの確認をコンテンツ捕捉デバイス100に送信し得る。
【0075】
一実施形態では、サーバ104は、セットアッププロセス中、ユーザによる選択のために時間属性の組を記憶し得る。例えば、3組の時間属性はデフォルトであることができる:短い組、中間の組、及び長い組。各活動インジケータに、組のうちの1つのユーザ選択に基づいて、予め定義される時間属性を割り当てることができる。例えば、「ホームラン」活動インジケータに、「短い」組が選択された場合、5秒のクリップ長、「中間」の組が選択された場合、10秒のクリップ長、及び「長い」組が選択された場合、15秒のクリップ長を割り当てることができる。各イベントに関連付けられた他の活動インジケータも同様に調整することができる。サーバ104は、ユーザに組の選択を提供し得、各活動インジケータに関連付けられた時間属性は、それに従って調整し得る。
【0076】
別の実施形態では、ユーザのタグ付け挙動は、サーバ104によって追跡され、ユーザのタグ付け挙動において検出されるパターンに基づいて、タグ属性を調整し得る。例えば、本明細書において後述する幾つかの実施形態では、タグ付け情報が、複数のユーザから集計されて、活動が発生したアベレージ時間又は平均時間を特定する。特定のユーザのタグ付け情報が一貫して、他のユーザ情報よりも数秒遅れる場合、サーバ104は、他のユーザとより適合するように、そのユーザのタグ付け情報を自動的に調整することができる。
【0077】
メディアクリップ持続時間は、活動の発生前、発生中、及び/又は発生後に発生する活動の包含が意図される、10秒等の所定の持続時間を含み得る。メディアクリップ開始/停止属性は、活動インジケータがユーザによって選択されたときに相対する相対活動前時間及び/又は相対/活動後時間を含み得、それにより、活動前後に発生する一次メディア記録からどれくらいの映像をメディアクリップに含めるかを指定する。一般に、持続時間属性が使用される場合、プロセッサ400によるメディアクリップの作成に必要なのは、活動前時間のみ又は活動後時間のみである。持続時間が使用されない場合、一般に、メディアクリップの定義、一般に活動前時間及び活動後時間が必要である。プロセッサ400が選択された持続時間であり、ユーザによる活動インジケータの選択前、選択後、又は選択前及び選択後に発生する活動の捕捉を標的としたメディアクリップを作成するために使用する、持続時間及び割合等の他の属性も使用し得、ここで、割合は、活動インジケータが選択される前又は後に発生するメディアクリップのうちのいずれの割合が選択されるかを示す。別の実施形態では、持続時間のみが使用され、前後時間は、50%等の所定の値に固定され、これは、作成される全てのメディアクリップが上記持続時間に等しい持続時間を含むことになり、クリップの半分が、活動インジケータの選択前に発生したコンテンツを示し、クリップの半分が、活動インジケータの選択後に発生したコンテンツを示すことを意味する。
【0078】
例えば、サッカーの試合を記録している間、ユーザは、ゴールが得点された直後に「ゴール」活動インジケータを選択し得る。20秒の持続時間が、デフォルトにより、又はメディアクリップ作成アプリケーションのセットアップ中のユーザ操作の結果として、ゴール活動インジケータに予め割り当てられていることがあり、相対活動前時間属性が−5秒に設定されていることがあり、プロセッサ400が、ユーザが「ゴール」活動インジケータを選択したときの5秒前に開始し、「ゴール」活動インジケータが選択された後、15秒間続くメディアクリップを作成すべきであることを示す。当然ながら、これらの値は単なる例示であり、他の例では、他の時間期間及び/又は時間適用属性が使用可能である。このようにして、活動インジケータのユーザ選択前に発生したコンテンツを含むメディアクリップを作成し得る。
【0079】
別の例では、10秒という持続時間及び活動インジケータのユーザ選択時間からの活動前時間0秒を活動インジケータに予め割り当て得る。持続時間と活動前時間とのこの特定の組合せは、フィールドゴールが蹴られる直前、キックオフ直前、サッカーでのフリーキック直前、誕生日のろうそくが吹き消される直前等、活動が発生することが分かっているか、又はその可能性が高い場合、使用し得る。例えば、フットボールの試合でのフィールドゴールの直前、ユーザは、ユーザインターフェース404上で「フィールドゴール」活動インジケータを選択し得る。これに応答して、プロセッサ400は、ユーザが「フィールドゴール」活動インジケータを選択したときに開始され、10秒間続く、持続時間10秒のビデオクリップを含む「フィールドゴール」メディアクリップを作成する。
【0080】
いずれの場合でも、幾つかの実施形態では、ブロック602において、予め割り当てられるデフォルトの時間属性は、ユーザインターフェース404を介してユーザによって変更し得る。例えば、ユーザは、1つ若しくは複数の活動インジケータに関連付けられたメディアクリップ時間持続時間属性を増減し得、又は1つ若しくは複数の活動前時間及び/又は活動後時間を変更し得る。活動インジケータ属性が変更される場合、変更は一般に、それぞれの活動インジケータに関連してメモリ402に記憶される。別の実施形態では、ユーザは、これらの属性をユーザに表示し、変更することができる、サーバ104により管理されるユーザアカウントにログインすることにより、コンピュータ又はタブレット等の別のデバイスを介して、時間属性を管理し得る。
【0081】
メディアクリップ作成アプリケーションはなお、ユーザがイベントに関連付けることを望み得る任意の人物の名前を入力するように更に求め得る。例えば、ディナーパーティ前、ユーザは、参加者のうちの幾人か又は全ての名前を入力し得る。
【0082】
任意の上記例では、ユーザによって入力された情報は、ユーザインターフェース404からプロセッサ400によって受信され、メモリ402に記憶される。
【0083】
一実施形態では、選択されたイベントに関連付けられる活動インジケータの数量及び/又はタイプは、ユーザによって変更し得る。例えば、特定のイベントに利用可能な活動インジケータの全てに、ユーザが関心を持つわけではなく、したがって、ユーザが、ユーザインターフェース404を介してそのような活動インジケータを削除するか、又はメディアクリップ作成アプリケーションの使用中、表示されないようにすることが許され得る。一実施形態では、ユーザは、例えば、スポーツイベントの「ハーフタイム」又は「ファイト」等の1つ又は複数のカスタム活動インジケータを追加することが可能であり得る。同様に、ユーザは、ユーザが面白いと感じ得るイベント中の関心点を示す「素晴らしい」等の活動インジケータを追加可能であり得る。この実施形態では、ユーザは、自由形式テキストボックス又はユーザインターフェース404を介してプロセッサ400によって提示される予め定義されるドロップダウンリストを使用して、1つ又は複数のカスタム活動インジケータを追加し得る。ユーザによって入力されたカスタム活動インジケータは、プロセッサ400によって受信され、後述するように、記録中、ユーザに表示される。ユーザによって作成されたカスタム活動インジケータに、活動インジケータが持続時間及び時間属性に従って選択されるときに相対して、プロセッサがメデイアクリップを作成できるようにする「持続時間」、「活動前」、及び/又は「活動後」時間属性等のカスタムタイミング属性を割り当てることもできる。プロセッサ400は、ユーザインターフェース404を介してそのような時間属性のデフォルト値を示唆し得る。
【0084】
ブロック604において、プロセッサ400は、コンテンツ捕捉デバイス100の記録機能をアクティブ化させる。例えば、プロセッサ400は、カメラ及び/又はマイクロフォンに視覚及び/又は聴覚情報を捕捉し、記録中にユーザに提示するために、視覚及び/又は聴覚情報のデジタル表現をユーザインターフェース404に提供することを開始させる。記録機能は、そのような記録機能専用の機械可読命令(静止画、ビデオ、及び/又はオーディオ記録を作成する100に常駐する予め存在するコード等)を使用してアクティブ化してもよく、又はメディアクリップ作成アプリケーションを含む機械可読命令に常駐することもできる。
【0085】
ブロック606において、一実施形態では、プロセッサ400は、ユーザインターフェース404に、ユーザが非使用を選んだ可能性がある任意のイベントインジケータを除き、及び/又はブロック604からユーザが追加した可能性がある任意のカスタム活動インジケータを含む、選択されたイベント又はサブイベントに関連付けられた1つ又は複数の活動インジケータを表示させる。別の実施形態では、活動インジケータは、このステップで表示されない。むしろ、ユーザによってタッチされると、活動インジケータを表示させる小さなアイコン等の「表示/隠す」インジケータが、ユーザインターフェース404を介してユーザに提示される。そのような表示/隠すインジケータは、記録中、ユーザディスプレイの混乱を回避するのに有用であり得る。
【0086】
ブロック608において、ユーザは、通常、ユーザインターフェース404に表示される「記録」アイコンにタッチするか、又はコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100のボタンの押下、音声コマンドの発行、若しくはコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100と通信中の別個の遠隔制御デバイスの利用等の他の手段により、イベントの記録を開始する。それに応答して、プロセッサ400は、デジタル情報をカメラ及び/又はマイクロフォンから、記録が進むにつれてサイズが増大する一時的なデジタルファイルに記憶開始する。記録が完了すると、これらの一時ファイルは、一次メディア記録としてメモリ402に記憶される。
【0087】
ブロック610において、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100がイベントを記録中、ユーザインターフェース404に表示される(又はビューから一時的に隠される)活動インジケータのうちの少なくとも1つに対応する活動が発生する。別の実施形態では、メディアクリップは、ユーザがイベントの記録を終えた後、作成され、それにより、活動インジケータは、一次メディア記録がユーザによってレビューされるとき、ユーザに提示される。いずれの場合でも、活動の発生に応答して、ユーザは、活動に対応する活動インジケータのうちの1つを選択する。例えば、サッカーゴールが得点された場合、ユーザは、ユーザインターフェース404に表示される「ゴール」活動インジケータを選択し得る。誕生日ケーキが吹き消されたばかりである(又は吹き消されようとされている)場合、ユーザは、ユーザインターフェース404に表示されている「ろうそく吹き消し」活動インジケータを選択し得る。一般に、活動インジケータは、任意の時間、例えば、実際の活動の発生前、発生中、又は発生後、ユーザによって選択し得る。したがって、ユーザがフットボールの試合のビデオを記録中であり、フットボールが1ヤードライン上にある場合、ユーザは、ボールがスナップされる直前、プレイ中、タッチダウンの得点が確実であると信じて、「タッチダウン」を選択し得る。
【0088】
活動に関連して、2つ以上の活動インジケータを選択し得る。例えば、タッチダウンが得点されるここで述べた例では、「お気に入りの選手」活動インジケータを「タッチダウン」活動インジケータへの追加又は代替として選択し得、活動の更なる情報、例えば、ユーザのお気に入りの選手へのタッチダウンの関連付けをプロセッサ400に提供する。別の例では、ユーザは、「タッチダウン」、「お気に入りの選手」、及び「ハイライト」活動インジケータを選択して、ユーザのお気に入りの選手が関わるタッチダウンが発生したこと、及びユーザがプレイをユーザにとっての試合の「ハイライト」であると見なすことを識別し得る。したがって、2つ以上の活動インジケータに1つの活動を関連付け得る。
【0089】
ブロック612において、プロセッサ400は、ブロック610におけるユーザからの1つ又は複数の活動インジケータ選択の受信に応答して、発生したばかりの活動の追加情報を要求する1つ又は複数のクエリをユーザインターフェース404に表示させ得る。例えば、ユーザが「得点」活動インジケータ(例えば、タッチダウン、フィールドゴール、ホームラン、ゴール等)を選択することに応答して、プロセッサ400は、例えば、各チームの多項選択肢を表示することにより、いずれのチームが得点したかを尋ねるクエリをユーザに提示し得る。別の例では、プロセッサ400は、ユーザインターフェース404に、得点に関連付け得る、ブロック602においてユーザが入力した人物の名前のリストを表示させ得る。ユーザは、得点した人物のリスト上の名前のうちの1つ又は複数を選択し得る。更に別の例では、ユーザに、「公開」又は「プライベート」として活動をタグ付けするように求め得、結果として生成されるメディアクリップの可用性を家族及び友人のみに限定するか、又は結果として生成されるメディアクリップを他者にも同様に提供し得る。いずれの場合でも、ユーザインターフェース404を介して追加情報が入力され、プロセッサ400に提供され、プロセッサ400において、ユーザによって選択された「得点」活動インジケータの識別情報に関連付けて、メモリ402に記憶される。そのような情報は、活動識別情報と呼び得る。
【0090】
ブロック614において、一実施形態では、プロセッサ400がユーザによる活動インジケータのうちの1つの選択を受信したときに関連付けられた「活動インジケータ選択時間」が、プロセッサ400によって記録される。活動インジケータ選択時間は、活動が発生した大凡の時間の「タイムスタンプ」として機能する。活動インジケータ選択時間は、任意の参照点からとることができる。例えば、活動インジケータ選択時間は、時刻、特定の記録が開始されたときからの経過時間、イベントの実際又は予期される開始時間からの経過時間、サーバ104により提供される時間等を含むことができる。メディアクリップが一次メディア記録のレビュー中に作成される実施形態では、活動インジケータ選択時間は、一次メディア記録の開始からの経過時間を含んでもよく、経過時間と記録が開始された実際の時間との組合せを使用して決定してもよく、又はプロセッサ400により、作成中、一次メディア記録内に提供されるタイムスタンプ情報を検索することにより決定してもよい。活動インジケータ選択時間は、プロセッサ400により、ブロック612からの情報、例えば、活動インジケータ情報と関連して記憶される。
【0091】
ブロック616において、プロセッサ400は、コンテンツ捕捉デバイス100がコンテンツを捕捉し続ける間、例えば、イベントを記録する間、メディアクリップを作成する。別の実施形態では、メディアクリップは、ユーザがイベントの記録を停止した後、前に作成され、メモリ402に記憶された一次メディア記録の再生中、作成される。一次メディア記録は、ユーザがイベントの記録を開始したときから、ユーザが記録を停止するまでの時間に対応する、作成され、メモリに402に記憶されたデジタルオーディオ/ビデオファイルを指す。この実施形態では、プロセッサ400は、一次メディア記録がレビューされている間、活動インジケータを表示させ、ユーザが活動インジケータのうちの1つを選択したときの一次メディア記録の部分を含むように、一次メディアからメディアクリップを作成する。いずれの場合でも、一実施形態では、プロセッサ400は次に、メディアクリップ及び関連付けられた活動識別情報をメモリ402記憶する。上述したように、活動識別情報は、選択された1つ又は複数の活動インジケータ、活動インジケータが選択された(又はプロセッサ400によって受信された)時間を識別する情報、及びブロック602において上述した情報等の潜在的に他の情報、例えば、イベント識別情報、試合で得点したチームの識別子、活動に関連付けられた1人又は複数の名前、活動が「ハイライト」又は「お気に入り」であったことの指示、活動の修飾子、例えば、困難対ラッキー等を含む。
【0092】
一実施形態では、メディアクリップは、ユーザによる活動インジケータの選択前、選択後、又は選択前及び選択後に発生した活動のオーディオ及び/又はビデオコンテンツを含む。例えば、敵チームが、フィールドゴールを試みる直前にスクリメージラインに整列したとき、「フィールドゴール」活動インジケータが、フットボールの試合を記録しているユーザによって選択され得る。プロセッサ400は、「フィールドゴール」活動インジケータがユーザインターフェース404から選択されたことの指示を受信し、例えば、「フィールドゴール」活動インジケータの選択前、コンテンツ捕捉デバイス100によって記録された4秒分のオーディオ/ビデオ情報と、「フィールドゴール」活動インジケータの選択後の3秒分のオーディオ/ビデオ情報とを含むメディアクリップを作成し得る。メディアクリップ持続時間及び開始時間は、メモリ402から、選択された活動インジケータに関連付けられた所定のタイミング情報を検索することにより、プロセッサ400によって決定される。この例では、タイミング情報は、持続時間7秒と、「フィールドゴール」活動インジケータのユーザ選択前4秒の開始時間とを含む。この実施形態では、例えば、イベントが記録されているとき、プロセッサ400は、「フィールドゴール」活動インジケータが選択されときから、少なくとも3秒が経過するまで、メディアクリップの作成を待つ。メディアクリップが、メモリ402に記憶された一次メディア記録から作成される実施形態では、メディアクリップは、「フィールドゴール」活動インジケータがプロセッサ400によって受信された直後、作成し得る。
【0093】
当然ながら、単一の記録中、例えば、ユーザが記録を開始してから、ユーザが記録を停止するまでの時間中、複数のメディアクリップを作成し得る。上で示されたように、メディアクリップは、「オンザフライ」又はユーザが記録を停止した後に作成し得る。
【0094】
一実施形態では、プロセッサ400によるメディアクリップ作成中、プロセッサ400は、メディアクリップ中に活動識別情報を含む「タグ」、「メタタグ」、メタデータ、又は「メタデータキー」を挿入する。例えば、「FFmpeg」として知られる人気のあるオーディオ及びビデオ編集ソフトウェアアプリケーションでは、ユーザは、「メタデータキー」をMOV、QuickTime、MP4等の特定のタイプのビデオ符号化フォーマットに追加することができる。メタデータキーは、「タイトル」、「著者」、「アーティスト」、「エピソードID」、「年」等を識別する情報を含む。この技法は、プロセッサ400によって使用されて、活動識別情報をメディアクリップに直接挿入して、特定の活動としてメディアクリップを識別すると共に、活動が発生したとき、メディアクリップの持続時間、メディアクリップの開始/停止時間、活動に関連付けられた人物又はチームの名前等の活動に関する関連詳細を挿入する。
【0095】
ブロック618において、一実施形態では、プロセッサ400は、選択された活動インジケータに関連付けられた、メモリ402に記憶された活動識別情報の幾つか又は全てを使用して、上述したように作成されたメディアクリップにファイル名を割り当てる。別の実施形態では、ファイル名は、一般的であり得、活動に関する活動識別情報を関連付け得る。
【0096】
ファイル名は、一意の番号が添えられた、メディアクリップを作成させた、選択された活動インジケータが関連付けられた活動の識別情報のように単純であり得る。例えば、コンサートからの音楽を記録している間、ユーザは、ソロがギター奏者によって実行される都度、コンサート全体を通して幾つかの回数、ユーザインターフェース404に提示される「ギターソロ」活動インジケータを選択し得る。「ギターソロ」活動インジケータが選択される都度、メディアクリップが作成され、「Music_Concert_GuitarSolo_XXX.mp3」等のファイル名を用いてメモリ402に記憶され、ここで、「XXX」は、新しいギターソロのメディアクリップが作成される都度、インクリメントされる3桁の数字を表す。
【0097】
他の実施形態では、ファイル名は、ブロック602及び616においてプロセッサ400によって作成される記録任意の情報等のはるかに多くの情報を含み得る。したがって、
「Kids_Soccer_07−04−2012_SanDiego_Michael_Highlight_Goal_Hawks_003」
等のファイル名である。
【0098】
上記ファイル名は、ユーザの子供「Michael」をフィーチャーした2012年7月4日にサンディエゴでプレイされた子供達のサッカーの試合に関連付けられたものとして、メディアクリップを識別する活動識別情報を含む。情報は、メディアクリップが試合の「ハイライト」であると見なされ、ゴールが「Hawks」という名前のチームによって得点され(恐らくはMichaelにより)、これが、試合中に作成された3番目のメディアクリップであることを更に示す。したがって、各メディアクリップは、関心のあるメディアクリップを検索し表示するのに使用し得る活動についての複数のタイプのメタ情報を有し得る。別の実施形態では、活動メタ情報は、別個のファイル又はデータベースに記憶され、ファイル名は単に、コンテンツの参照として機能し、任意の形態であり得る。
【0099】
ブロック620において、1つ又は複数のメディアクリップが作成され、記憶された後のある時間において、ユーザは、他者に配信するために、メディアクリップをサーバ104に提供し得る。サーバ104(又は別のサーバ)はウェブサイトを提供し得、ウェブサイトでは、ユーザは、各ユーザにより前にセットアップされ、サーバ104により記憶された各ユーザアカウントにログオンすることができる。次に、メディアクリップは、周知のネットワーク通信プロトコル及び技法を使用して、通信インターフェース406及びネットワーク306を介してサーバ104にアップロードし得る。
【0100】
ブロック622において、メディアクリップは、サーバ104によって受信され、メモリ502に記憶される。一実施形態では、メディアクリップは、活動に対応する活動識別情報に加えて、クリップをアップロードしたユーザに関連付けて記憶される。このようにして、各ユーザのクリップへのアクセスは、そのユーザ及びメディアクリップにアクセスするユーザからの許可を有する他者に制限し得る。別の実施形態では、メディアクリップは、活動識別情報のうちの少なくとも幾つかと関連付けて記憶される。別の実施形態では、上記に加えて、クリップは、活動識別情報と関連付けて、他者が一般的に利用できるように、メモリ502に記憶される。活動識別情報と関連付けてメディアクリップを記憶することにより、サーバ104は、イベント及び/又はイベントに関連付けられた活動に関心を有する人物によって提供されるキーワードにより、メディアクリップを見つけることができる。更なる実施形態では、クリップは、1人又は複数のユーザからの入力に基づいて、キュレートされたプレイリストと関連付けて記憶される。
【0101】
ブロック624において、ある後の時点で、コンテンツ消費デバイス102のオペレータは、そのユーザ又は他のユーザによってアップロードされたメディアクリップの幾つか又は全てを閲覧することを望み得る。例えば、オペレータは、そのユーザと同じスポーツイベントを閲覧し、得点、ハイライト、又はスポーツイベントの他の関心点に関連するビデオクリップにアクセスすることを望み得る。別の例では、オペレータは、そのユーザと同じ結婚式セレモニー、同じ卒業式、同じパーティ等に参加したことがあり、これらのイベントに関連付けられ、他者によって作成されたメディアクリップを見ることを望み得る。
【0102】
メディアクリップにアクセスするために、オペレータは、オペレータが関心のあるメディアクリップを検索できるようにする、サーバ104又は別のサーバによって提供されるウェブサイトにアクセスし得る。別の実施形態では、オペレータは、コンテンツ消費デバイス102に常駐するメディアクリップ閲覧アプリケーション又はコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100に常駐する同じメディアクリップ作成アプリケーションを起動し得、この実施形態では、メディアクリップ作成アプリケーションは、メディアクリップを検索し、表示することが可能である。オペレータは、当技術分野で既知のように、必要な許可を受けた後、友人又は家族に属するメディアクリップのみにアクセスが許可され得る。他の実施形態では、オペレータは、メモリ502によって記憶された全てのメディアクリップを検索することが許可され得、又はメモリ502に記憶されたメディアクリップのサブセットのみへの検索が許可され得る。
【0103】
ブロック626において、オペレータに対して、コンテンツ消費デバイス102上で検索ページを提示し得、コンテンツ消費デバイス102において、オペレータは、関心のあるメディアクリップの検索基準を入力し得る。例えば、幾つかの入力フィールドを表示し得、それぞれ、オペレータが、イベントコード、イベントタイプ(例えば、野球の試合、パーティ、結婚式、卒業式、子供のスポーツ、プロスポーツ等)、イベントが行われたロケーション(例えば、市、公園、住所、GPS座標、ビジネス名、レストラン、教会等)、日付範囲(例えば、過去1日、過去7日、過去1ヶ月等以内に作成又はアップロードされたクリップ)、メディアクリップに現れた可能性がある人物の名前、チーム名、及び/又は関心のあるメディアクリップを識別する他の情報等の1つ又は複数の検索基準を入力できるようにする。そのような入力フィールドは、フリーテキスト入力又はドロップダウンリスト、バレル、カバーフローウィジェット、又は他の多項選択肢メカニズム等の予め定義される選択肢リストからの選択を含み得る。サーバ104は、ユーザが関心のあるイベントタイプを入力した後、様々なイベントタイプに関連付けられた活動の選択を提供し得る。ユーザは、これらの活動のうちの1つ又は複数を選択して、選択された活動を含むメディアクリップを探して検索し得る。
【0104】
ブロック628において、オペレータからの検索基準は、既知の通信プロトコル及び/又は技法を使用して、ネットワーク106を介してコンテンツ消費デバイス102によりサーバ104に送信される。それに応答して、プロセッサ500は、オペレータによって提供される検索基準のうちの1つ又は複数に一致する活動識別情報に関連付けられたメディアクリップを探して、メモリ502を検索する。
【0105】
ブロック630において、サーバ104は、上記検索基準を受信した結果として、サーバ104によってメディアクリップが返されたとき、オペレータがメディアクリップを見る1つ又は複数の表示選択肢を提示し得る。表示選択肢は、1つ又は複数の「試合ベース」フォーマット」、1つ又は複数の「チームベース」フォーマット、1つ又は複数の「時系列」フォーマット、1つ又は複数の「連続」フォーマット、1つ又は複数の「選手ベース」フォーマット、又は後述するように、オペレータによる選択に利用可能な他のフォーマット等の1つ又は複数のフォーマットでのオペレータへのメディアクリップの提示を含み得る。これらの各フォーマットは、チーム名、選手名、活動タイプ(得点活動又はハイライト等のオペレータが関心を有する活動を表す)、時間又は時間期間(例えば、「フォースクォーター」、「ファーストピリオド」、「イニング7−9」等)等の追加情報をオペレータから要求し得る。サーバ104は、オペレータが表示選択肢を選択しない場合、デフォルトフォーマットとして幾つかの利用可能なフォーマットのうちの1つでメディアクリップを提示し得る。
【0106】
例えば、プロセッサ500は、「試合ベース」フォーマットでスポーツイベントメディアクリップをオペレータに提示し得、それにより、ブロック628において受信された検索基準のうちの少なくとも幾つかに一致するメディアクリップは、2列でオペレータに提示され、各列は、互いに試合をプレイした2つのチームのうちの一方に関連付けられたメディアクリップを含む。例えば、各列は、恐らくは上から下に時間順に配置される、一方又は他方のチームに関連するメディアクリップを表す一連の静止画、サムネイルビデオ、ハイパーリンク等を提示し得る。別の例では、得点に関連付けられるか、又はメディアクリップを作成したユーザによってハイライトとしてラベルされるメディアクリップ等の特定のメディアクリップのみが、各列に示される。
【0107】
プロセッサ500は代替的に、メディアクリップを「チームベース」表示で提示し得、それにより、2つ以上のチームのうちの1つのみのスポーツイベントメディアクリップが、オペレータに提示される。例えば、チーム1とチーム2との野球の試合では、プロセッサ500は、例えば、得点、ハイライト、又はチーム1に関連付けられた全てのメディアクリップを含むメディアクリップの一連の静止画、サムネイルビデオ、ハイパーリンク等を提示し得る。いずれのチームを提示するかの選択は、ブロック630において、オペレータに提供し得る。
【0108】
プロセッサ500は、メディアクリップを「選手ベース」表示で表示し得、それにより、試合での選択された選手に関連付けられたスポーツイベントメディアクリップが、オペレータに提示される。例えば、チームXとチームYとのバスケットビームの試合では、プロセッサ500は、チームXでプレイする選手「X」に関連付けられたメディアクリップの一連の静止画、サムネイルビデオ、ハイパーリンク等を提示し得る。一実施形態では、得点又はハイライトに関連付けられたメディアクリップのみが提示される。
【0109】
プロセッサ500は、メディアクリップを「時系列」表示で提示し得、それにより、メディアクリップは、イベントが発生した時間順にオペレータに提示される。例えば、イベント中、活動が生じた時間と、一連の静止画、サムネイルビデオ、ハイパーリンク等によって表される各活動に関連付けられた対応するメディアクリップとを示すタイムラインを提示し得る。オペレータは、「得点活動のみ」、「ハイライトのみ」、「選択されたチームのみ」、「選択された1人又は複数の選手のみ」等、タイムライン上に示す活動のタイプの指示を提供し得る。
【0110】
プロセッサ500は、メディアクリップを「連続」表示で提示し得、それにより、検索基準に関連付けられたメディアクリップは組み合わせられて、単一の連続したメディアクリップ提示になる。そのような提示は、複数のクリップを組み合わせて新しい単一のメディアストリームにすることを介して、又は一連のクリップを連続再生するように、達成し得る。例えば、オペレータは、オペレータが特定の日に特定の場所で参加したパーティに関連付けられた「ハイライト」としてラベルされる全てのメディアクリップを探して検索し得、オペレータが「連続」フォーマット(例えば、「ハイライトリール」)として、その結果得られたあらゆるメディアクリップを表示することを望むことを更に示し得る。それに応答して、プロセッサ500は、オペレータによって提供された基準に一致するメディアクリップを探してメモリ502を検索し、基準(例えば、「パーティ」、「日付」、「場所」、「ハイライト」)に一致するメディアクリップを組み合わせて、基準に一致する全てのメディアクリップを含む1つのメディアクリップを生成する。メディアクリップは通常、時間順に配置されるが、代替的に、ランダムに、又は他者により個々に閲覧される際、プロセッサ500によってメディアクリップに割り当てられる「人気度」尺度等の何らかの他の尺度に基づいて配置してもよい。次に、連続メディアクリップはオペレータに提示される。オペレータは、特定のイベントに関して2つ以上の連続メディアクリップを要求し得る。したがって、例えば、同じオペレータは、連続フォーマットで表示される、上述したものと同じパーティからのオペレータ自身を含むメディアクリップのみを含むメディアクリップを更に要求し得る。
【0111】
ブロック632において、プロセッサ500は、オペレータから、ブロック630においてユーザに提示された表示選択肢のうちの1つの選択からの表示嗜好を受信し得、表示嗜好は、ユーザにとって好ましいメディアクリップの提示を示す。
【0112】
ブロック634において、プロセッサ500は、静止画、アイコン、サムネイルビデオ、ハイパーリンク、又はメディアクリップの可用性を示す何らかの他の方法を表示することにより、上述したように、オペレータが選択した表示嗜好によって示されるように、ブロック628において提供されたオペレータの検索基準に一致するメディアクリップを提示する。各メディアクリップに関連付けられたか、又は各メディアクリップに見られる情報から得られるような、活動が行われた時間、得点されたゴールのタイプ、活動に関連する個人の名前等の、関連付けられたメディアクリップに関する他の情報も同様に表示し得る。
【0113】
ブロック636において、オペレータは、見るか、又は聴く静止画、アイコン、サムネイルビデオ、ハイパーリンクのうちの1つ又は複数を選択し得る。それに応答して、選択に関連付けられたメディアクリップをコンテンツ消費デバイス102にストリーミング、ダウンロード、又は他の方法で提供して、オペレータにより記憶及び/又は閲覧し得る。オペレータは、上述したリスト提示で直接、又はクリップを見ている間、お気に入りとして特定のクリップをマークすることが許され得る。そのようなお気に入りリストは、プロセッサ400によって記憶され、サーバ104に更に転送し得る。
【0114】
図7は、
図6の方法で説明したようにコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100によるのではなく、今回はサーバ104によりメディアクリップを作成する方法の別の実施形態を示す流れ図である。この方法は、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100内のプロセッサ400及びサーバ104内のプロセッサ500により実施され、各プロセッサは、メモリ402及びメモリ502によってそれぞれ記憶された各機械可読命令を実行する。幾つかの実施形態では、
図7に示されるステップの全てが実行されるわけではなく、ステップが実行される順序が、他の実施形態では異なり得ることを理解されたい。明確にするために、幾つかの比較的重要ではない方法ステップが省かれていることを更に理解されたい。
【0115】
ブロック700において、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100のユーザは、ユーザインターフェース404を介して、100に常駐するコンテンツ捕捉及びタグ付けアプリケーションを起動させ、ユーザが、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100によって記録されたコンテンツ(オーディオ及び/又はビジュアルイベント)に基づいて一次メディア記録を作成できるようにし、一次メディア記録中に発生する活動に関連する活動識別情報を提供する。例えば、ユーザは、ユーザインターフェース404に表示されるアイコンにタッチして、アプリケーションを起動し得る。それに応答して、ユーザインターフェース404は、プロセッサ400がコンテンツ捕捉及びタグ付けアプリケーションに関連するメモリ402に記憶された機械可読命令を実行するための信号をプロセッサ400に提供する。一実施形態では、コンテンツ捕捉及びタグ付けアプリケーションは、「スポーツイベント」、「結婚式」、「披露宴」、「パーティ」、「卒業式」、「子供のサッカーの試合」、「プロのフットボールの試合」等の特定のタイプのイベントに、各イベントタイプに関連付けられた活動インジケータのみを含めるだけで合わせられる。別の実施形態では、コンテンツ捕捉及びタグ付けアプリケーションは、複数のイベントに関連付けられた活動インジケータを含み、ユーザに、記録前にイベントを選択する選択肢が与えられる。
【0116】
ブロック702において、一実施形態では、
図6の実施形態のブロック602に関して上述したように、プロセッサ400は、ユーザインターフェースに、ユーザが記録しようとしているイベントに関連する様々な属性及び/又は1つ又は複数の活動インジケータに関連する様々な属性に関する一連の質問をユーザに対して表示させる。一実施形態では、1つ又は複数の活動インジケータに関連付けられた時間属性を変更する要求が、サーバ104に提供され、サーバ104は、各活動インジケータに関連付けて、変更された時間属性をメモリ502に記憶し、次に、確認をコンテンツタグ付けデバイス102に提供し得る。一実施形態では、変更された時間属性は、メモリ502に記憶されたデフォルト時間属性に取って代わり、他のユーザのメディアクリップ作成に使用し得る。別の実施形態では、コンテンツ捕捉デバイス100によって提供される、変更された時間属性は、その変更された時間属性を提供したユーザのメディアクリップ作成のみに使用される。このようにして、サーバ104の各ユーザは、共通の活動インジケータに関連付けられた時間属性をカスタマイズして、カスタマイズされた持続時間及び活動前/後時間のメディアクリップを作成し得る。
【0117】
ブロック704において、プロセッサ400は、
図6の実施形態のブロック604に関して上述したように、100の記録機能をアクティブ化させる。
【0118】
ブロック706において、一実施形態では、プロセッサ400は、ユーザインターフェース404に、ユーザが削除又は隠した可能性がある任意の活動インジケータを除き、及び/又はユーザがブロック702から追加した可能性がある任意のカスタム活動インジケータを含む、選択されたイベントに関連付けられた1つ又は複数の活動インジケータを表示させる。
【0119】
ブロック708において、ユーザは、通常、ユーザインターフェース404に表示される「記録」アイコンにタッチするか、又はコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100のボタンの押下、デバイス100と通信する何らかの遠隔制御機構等の他の手段により、イベントの記録を開始する。それに応答して、プロセッサ400は、デジタル情報をカメラ及び/又はマイクロフォンから、記録が進むにつれてサイズが増大する一時的なデジタルファイルに記憶開始する。
【0120】
ブロック710において、コンテンツ捕捉デバイス100がイベントを記録中、ユーザインターフェース404に表示し得る(又はビューから一時的に隠され得る)1つ又は複数の活動インジケータのうちの少なくとも1つに対応する活動が発生する。活動に応答して、ユーザは、
図6の実施形態のブロック610に関して上述したように、活動に対応する活動インジケータのうちの1つを選択する。別の実施形態では、活動インジケータは、ユーザが記録を終えた後、一次メディア記録がレビューされている間、ユーザに提示され、選択される。2つ以上の活動インジケータが選択に利用可能な場合、活動インジケータのいずれが選択されたかを識別する活動インジケータの選択指示が、プロセッサ500に提供される。
【0121】
ブロック712において、プロセッサ400は、
図6の実施形態のブロック612に関して上述したように、ブロック610におけるユーザからの1つ又は複数の活動インジケータ選択の受信に応答して、発生したばかりの活動の追加情報を要求する1つ又は複数のクエリをユーザインターフェース404に表示させ得る。
【0122】
ブロック714において、一実施形態では、
図6の実施形態のブロック614に関して上述したように、活動インジケータ選択時間が、プロセッサ400により、ユーザによる活動インジケータのうちの1つの選択を受信したときに関連付けて記録される。プロセッサ500は、少なくとも選択時間を含む活動識別情報を作成する。他の実施形態では、活動識別情報は、ユーザにより選択された活動インジケータに関連付けられた活動タイプを更に含む。ブロック712において得られた情報等の他の情報も同様に含めることができる。
【0123】
ブロック716において、ある後の時点で、記録は、ユーザがユーザインターフェース404に表示された「停止」インジケータ若しくは捕捉及びタグ付けデバイス100に配置される機械的なスイッチ若しくはボタンにタッチ/押下することにより、又はコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100と通信中の別の遠隔制御機構を介して中断し得る。
【0124】
ブロック718において、ユーザによる記録中断に応答して、プロセッサ400は、記録中に捕捉されたデジタルオーディオ/ビデオ情報を使用して、一次メディア記録を作成し、メモリ402に記憶する。一次メディア記録は通常、AVI、MPG、WMV、MOV、FLV、WAV、AIFF、MP3、M4A、WMA等の1つ又は複数の周知のデジタルオーディオ又はビデオフォーマットに準拠する。
【0125】
ブロック720において、プロセッサ400は、一次メディアクリップに記録された1つ又は複数の活動に対応する活動識別情報を一次メディア記録に関連付ける。活動識別情報は、例えば、イベントコード、イベントタイプ、ユーザにより選択された活動インジケータに関連付けられた活動名若しくは識別情報、活動が発生した日付及び/又は時間、活動インジケータ選択時間、活動が発生したロケーション、活動に関連付けられた1つ若しくは複数のチーム名、気温、動き、日中/夜間状況、風、雨等の環境情報、又はブロック702、712、及び/又は714に記載のように、活動に関連付け得る他の情報を含み得る。
【0126】
一実施形態では、活動識別情報は、活動識別情報を含む別個のデータファイルを作成し、データファイルと一次メディア記録との関連付けを形成することにより、一次メディア記録に関連付けられる。この関連付けは、データファイル及び一次メディア記録を同じファイル名(ファイル拡張子を除く)にすること、データファイル及び一次メディア記録を同じフォルダに記憶すること、データファイル及び一次メディアの両方のファイル名に一意のコードを割り当てること、一次メディア及び活動情報の両方を関連付けるデータベースの使用等の幾つかの既知の技法の1つを使用して作成し得る。
【0127】
別の実施形態では、別個のデータファイルは作成されない。むしろ、一次メディア記録自体が、「メタデータキー」で一次ビデオファイルを注釈付け又は「タグ付け」することによる等、活動識別情報を含むように添付される。例えば、「FFmpeg」として知られる人気のあるオーディオ及びビデオ編集ソフトウェアアプリケーションでは、ユーザは、「メタデータキー」をMOV、QuickTime、MP4等の特定のタイプのビデオ符号化フォーマットに追加することができる。メタデータキーは、「タイトル」、「著者」、「アーティスト」、「エピソードID」、「年」等を識別する情報を含む。この技法を使用して、活動情報を一次メディア記録に直接添付して、一次メディア記録に存在する1つ又は複数の活動、活動が発生した時間、各活動及び/又は開始/停止時間に関連付けられた時間長、並びに/或いは各活動に関連付けられた他の情報を識別することができる。
【0128】
別の実施形態では、
図6のブロック616において上述したように、一次メディア記録に、活動識別情報を含むファイル名が割り当てられる。
【0129】
ブロック722において、ユーザは、一次メディア記録及び活動識別情報をサーバ104にアップロードし得、サーバ104は、一次メディア記録に関連付けられた活動識別情報に基づいて自動的に、及び/又は他者からの要求に応答して、1つ又は複数のメディアクリップを作成する。サーバ104(又は別のサーバ)はウェブサイトを提供し得、ウェブサイトでは、ユーザは、各ユーザにより前にセットアップされ、サーバ104により記憶された各ユーザアカウントにログオンすることができる。一次メディア記録及び関連付けられた活動識別情報は次に、周知のネットワーク通信プロトコル及び技法を使用して、通信インターフェース406及びネットワーク106を介してサーバ104にアップロードし得る。
【0130】
一次メディア記録及び活動識別情報は、サーバ104に同時に提供される必要はない。例えば、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100のユーザは、ユーザインターフェース404でトリガーされた際、活動情報をサーバ104にアップロードさせ得るが、対応する一次メディア記録は、クリップ生成がトリガーされる後の時点で、サーバ104にアップロードし得る。別の例では、コンテンツ捕捉デバイス100のユーザは、イベント中に発生するいかなる活動もタグ付けせずに、イベントの部分の一次メディア記録を作成し得る。一次メディア記録は次に、サーバ104に提供される。その後、ユーザは、一次メディア記録をレビューし、一次メディア記録が提示されているとき、1つ又は複数の活動インジケータを選択し得る。1つ又は複数の活動インジケータの選択後、活動識別情報は、ユーザにより選択された各活動インジケータに関連付けて、プロセッサ400によって生成され、次に、サーバ104に提供し得、サーバ104は、活動識別情報に基づいてメディアクリップを作成する。
【0131】
ここで述べた例では、ユーザが、一次メディア記録のレビュー中に活動インジケータを選択すると、活動インジケータ選択時間は通常、一次メディア記録が開始されたときからの経過時間として記憶される。サーバ104は、この経過時間を使用して、一次メディア記録中、活動が発生した時点を特定する。
【0132】
ブロック724において、一次メディア記録及び関連付けられた活動識別情報は、サーバ104により受信され、メモリ502に記憶される。一実施形態では、一次メディア記録及び関連付けられた活動識別情報は、ファイルをアップロードしたユーザに関連付けて記憶される。このようにして、各ユーザのファイルへのアクセスは、そのユーザと、一次メディア記録及びサーバ104がそこから作成したメディアクリップへのアクセス許可をユーザから受けた他者のみに制限し得る。
【0133】
メディアクリップは、一次メディア記録及び関連付けられた活動識別情報を使用してプロセッサ500によって作成される。一般に、ユーザにより選択された各活動インジケータに1つのメディアクリップが作成される。例えば、ユーザが、イベント記録中、3つの異なる活動インジケータを選択し、持続時間15分の一次メディア記録を生成する場合、プロセッサ500は3つのメディアクリップを作成し、各メディアクリップは、受信した3組の活動識別情報のそれぞれの活動インジケータ選択時間近くの一次メディア記録から作成される。各メディアクリップは、活動識別情報により提供される時間属性に従った持続時間及び開始/終了時間を有する。別の実施形態では、各活動インジケータに関連付けられた時間属性は、メモリ502に記憶され、プロセッサ500は、これらの時間属性を使用して、時間属性により指定される時間における一次メディア記録からメディアクリップを作成する。メディアクリップは、各メディアクリップの作成に使用された活動識別情報のうちの少なくとも幾つかに関連付けて、及び/又は一次メディア記録を提供したユーザに関連付けて、及び/又は各メディアクリップの作成に使用された各一次メディア記録に関連付けて、記憶し得る。
【0134】
ブロック726において、後のある時点で、コンテンツ消費デバイス102のオペレータは、一次メディア記録をサーバ104にアップロードしたユーザと同じ誕生日パーティに参加した別の人物等の他者により記録された活動を見ることを望み得る。一般に、第1のユーザにより捕捉され、サーバ104に提供されたメディアコンテンツから作成されたメディアクリップを見る許可を他者に認可し得る。
【0135】
サーバ104からメディアクリップを要求するために、オペレータは、オペレータ又は他のユーザによって提供されたコンテンツから作成されたメディアクリップをオペレータが検索できるようにする、サーバ104又は別のサーバによって提供されるウェブサイトにアクセスし得る。別の実施形態では、オペレータは、コンテンツ消費デバイス102に常駐するメディアクリップ閲覧アプリケーション又はメディアクリップを検索し表示する追加機能を有する、コンテンツ捕捉デバイス100に常駐する同じメディアクリップ作成アプリケーションを起動し得る。
【0136】
オペレータは、当技術分野で既知のように、必要な許可を受けた後、友人又は家族に属する一次メディア記録からのメディアクリップのみへの要求が許可され得る。他の実施形態では、メモリ502に記憶された全ての一次ビデオファイル又は全ファイルのサブセットのみをメディアクリップの作成に使用し得る。
【0137】
ブロック728において、オペレータに、検索ページを提示し得、そのページにおいて、オペレータは、
図6のブロック626において上述したように、関心のあるメディアクリップの検索基準を入力し得る。
【0138】
ブロック730において、オペレータからの検索基準は、既知の通信プロトコル及び/又は技法を使用して、ネットワークインターフェース306及び通信インターフェース506を介してサーバ104によって受信される。それに応答して、プロセッサ500は、オペレータによって提供される検索基準のうちの1つ又は複数に一致する活動識別情報に関連付けられた一次メディア記録を探して、メモリ502を検索する。
【0139】
一実施形態では、ブロック732において、サーバ104は、ブロック722においてユーザによりアップロードされた、オペレータにより提供された検索基準のうちの少なくとも幾つかに関連付けられた一次メディア記録を見つける。
【0140】
ブロック734において、一実施形態では、サーバ104は、オペレータからの検索基準に基づいて、一次メディア記録から1つ又は複数のメディアクリップを作成する。例えば、オペレータが、20人の友人がアップロードした一次メディア記録を検索することが許されており、オペレータが検索基準「野球の試合」、「子供」、「2013年4月12日」、「Sharks対Jets」、及び「ハイライト」を入力した場合、プロセッサ500は、検索基準の少なくとも幾つかを含む任意の一次メディア記録を探して、その20人の友人のアカウントを検索する。一実施形態では、プロセッサ500は、検索基準の全てに関連付けられた一次メディア記録のみを使用し、一方、他の実施形態では、プロセッサ500が特定の一次メディア記録を使用するために満たす必要があるのは、最小数の検索基準だけでよい。
【0141】
この実施形態では、少なくとも1つの一次メディア記録が識別されると、プロセッサ500は、検索基準を使用して、メディアクリップを作成する。例えば、プロセッサ500は、全ての検索基準を満たす1つの一次メディア記録を識別した場合、一次メディア記録に関連付けられた活動識別情報と、オペレータによって提供される検索基準とに基づいて、一次メディア記録の部分の1つ又は複数のメディアクリップを作成する。例えば、オペレータが、イベントのハイライトのみのメディアクリップを要求した場合、プロセッサ500は、一次メディア記録に関連付けられた活動識別情報を使用して、一次メディア記録を提供したユーザによりハイライトとして指定される活動の1つ又は複数のメディアクリップを作成する。
【0142】
単一の一次メディア記録は、プロセッサ500によりその一次メディア記録から生成中の幾つかのメディアクリップになり得る。例えば、単一の一次メディア記録は、それぞれ記録され、「得点」活動としてタグ付けされた6つのタッチダウン及び3つのフィールドゴールを有することができ、フットボールの試合に関連するメディアクリップを検索しており、得点プレイのみのメディアクリップを欲しているオペレータからの要求に応答して、プロセッサ500により9つのメディアクリップが作成される。上述したように、活動発生時、2つ以上の活動インジケータを選択し得る。この場合、2つ以上の活動インジケータに関連する活動識別情報から生成される任意のメディアクリップは、選択された各活動インジケータに関連付けて記憶される。
【0143】
各メディアクリップは、各一次メディア記録に関連付けられた活動識別情報に従って、一次メディア記録の部分をコピーすることにより作成される。幾つかの実施形態では、クリップを生成するためにコピーされる一次メディアの部分はまた、様々なトランスポートメカニズムを使用して様々なデバイスで容易に再現されるように変更又は再フォーマットすることもできる。その部分は、開始時間及びメディアクリップ持続時間、終了時間及びメディアクリップ持続時間、開始時間及び終了時間、又は特定の活動を含む一次メディア記録の部分を指定する何らかの他のタイミング情報により指定し得る。幾つかの実施形態では、この情報は一次メディア記録に関連付けられず、むしろ、予め定義される情報としてメモリ502に記憶される。例えば、タッチダウンを含む全てのメディアクリップは、「タッチダウン」又は「得点」活動インジケータがユーザにより選択される7.5秒前に開始され、「タッチダウン」又は「得点」活動インジケータがユーザにより選択された7.5秒後に終了する、15秒の持続時間を有するものとして定義することができる。他の活動も、各活動に関連付けられた同様の予め定義される時間情報を有することができる。幾つかの実施形態では、時間情報は、ユーザ、オペレータ、又はシステム管理者によっても同様に変更し得る。
【0144】
いずれの場合でも、この実施形態では、プロセッサ500は、検索基準と、一次メディア記録に関連付けられた時間情報及び/又はメモリ502に記憶される予め定義される時間情報とに基づいて、メモリ502に記憶された1つ又は複数の一次メディア記録から1つ又は複数のメディアクリップを作成する。メディアクリップは次に、他のオペレータにより識別され検索されるため、オペレータ、及び/又は活動識別情報、及び/又は検索基準、及び/又はイベント識別情報に関連付けて、メモリ502に記憶し得る。
【0145】
ブロック736において、サーバ104は、プロセッサ500により作成されたメディアクリップを表示するための1つ又は複数の表示選択肢をオペレータに提示し得る。表示選択肢は、
図6のブロック630において上述したように、1つ又は複数の「試合ベース」フォーマット」、1つ又は複数の「チームベース」フォーマット、1つ又は複数の「時系列」フォーマット、1つ又は複数の「連続」フォーマット、1つ又は複数の「選手ベース」フォーマット、又はオペレータによる選択に利用可能な他のフォーマット等の1つ又は複数のフォーマットでのオペレータへのメディアクリップ提示を含み得る。
【0146】
ブロック738において、プロセッサ500は、ブロック736においてユーザが表示選択肢のうちの1つを選択した後、コンテンツ消費デバイス102から表示嗜好を受信し、表示嗜好は、ユーザにとって好ましいメディアクリップの提示を示す。
【0147】
ブロック740において、プロセッサ500は、静止画、アイコン、サムネイルビデオ、ハイパーリンク、又はメディアクリップの可用性を示す何らかの他の方法を表示することにより、上述したように、オペレータ選択の表示嗜好により示されるように、ブロック730において受信したオペレータの検索基準に一致するメディアクリップを提示する。各メディアクリップに関連付けられるか、又は各メディアクリップで見つけられる情報から得られるような、活動が行われた時間、得点されたゴールのタイプ、活動に関連する個人の名前等の関連付けられたメディアクリップに関する他の情報も同様に表示し得る。
【0148】
ブロック742において、オペレータは、見るか、又は聴く静止画、アイコン、サムネイルビデオ、ハイパーリンクのうちの1つ又は複数を選択し得る。それに応答して、選択に関連付けられたメディアクリップは、コンテンツ消費デバイス102にストリーミング、ダウンロード、又は他の方法で提供される。
【0149】
図8は、1つ又は複数のコンテンツ捕捉デバイス800a及び800b及び/又は1つ又は複数のコンテンツタグ付けデバイス802a及び802bを使用して、メディアクリップを作成するシステムを示す。この実施形態では、観測可能なイベントからのコンテンツが、コンテンツ捕捉デバイス800a及び800bによって捕捉され、これらのデバイスは、イベントを記録し、コンテンツを一次メディア記録の形態でサーバ804にアップロードし、一方、コンテンツタグ付けデバイス802a及び802bは、予め定義される活動がイベント中に発生した際、タグ付け情報(活動識別情報)を生成する。システムは、例えば、異なる角度及び見晴らしのいい場所からイベント中に発生する活動のビデオクリップを提供するのに有用である。例えば、パレード中、パレード経路に沿って右に立っている第1のユーザは、パレードが第1のユーザの前を進んでいるとき、コンテンツ捕捉デバイス800aを使用してパレードを記録し得、一方、第2のユーザは、コンテンツ捕捉デバイス800bを使用して、パレード経路に沿った幾つかの観覧席の座席からパレードを記録し得る。両ユーザは、イベント、すなわちパレードの一次メディア記録をサーバ104に提供し得る。その間、コンテンツタグ付けデバイス802aの第1のユーザは、パレードからかなり後ろに座っており、お気に入りのマーチングバンドが側を通るとき等、パレード中、特定の活動が発生したとき、コンテンツタグ付けデバイス802aに指示を提供し、後に、タグ付けデバイス102aのユーザによって提供されるタグ付け情報により示される時間において、第1のユーザからの一次メディア記録により作成されるメディアクリップを介して、マーチングバンドのクローズアップを見ることができる。その間、コンテンツタグ付けデバイス802bのユーザは、同じパレードをテレビで見、ユーザがコンテンツタグ付けデバイス102bを使用して活動インジケータを選択したときにおいてメディアクリップを作成するために、タグ付け情報をサーバ804に提供し得る。サーバ804は、コンテンツ捕捉デバイス800a及び800bのユーザによって提供される一次メディア記録と、コンテンツタグ付けデバイス802a及び802bのユーザにより提供されるタグ付け情報とを使用して、メディアクリップを作成する。メディアクリップは一般に、タグ付け情報をサーバ804に提供した各ユーザに関連付けて記憶される。
【0150】
図8が、2つのみのコンテンツ捕捉デバイス及び2つのみのコンテンツタグ付けデバイスを示しているが、コンテンツをサーバ804に提供するために、より多数又はより少数のコンテンツ捕捉デバイスが使用可能であり、一方、サーバ804がメディアクリップを作成するのに使用する活動識別情報を提供するために、より多数又はより少数のコンテンツタグ付けデバイスが使用可能なことが理解されたい。例えば、一実施形態では、単一のコンテンツ捕捉デバイス800aが、コンテンツ、例えば、一次メディア記録をサーバ804に提供するのに使用することができ、単一のコンテンツタグ付けデバイスが、活動識別情報をサーバ804に提供するのに使用することができる。別の実施形態では、5つのコンテンツ捕捉デバイス800を使用して、イベントのコンテンツをサーバ804に提供することができ、一方、単一のコンテンツタグ付けデバイス802を使用して、活動識別情報を提供することができる。コンテンツ捕捉デバイスとコンテンツタグ付けデバイスとの略あらゆる組合せが、観測可能なイベント中に発生する活動のメディアクリックを作成するのに使用可能である。
【0151】
各コンテンツ捕捉デバイス800は、イベントを記録し、一次メディア記録(及び幾つかの実施形態では、メディアクリップ)を生成し、1つ又は複数のローカルエリアネットワーク又は広域ネットワーク806を介して一次メディア記録をサーバ804に提供することが可能な電子デバイスを含む。コンテンツ捕捉デバイス800a及び800bは、上述したコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100と同様であり、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ネットワーク対応カメラ若しくはオーディオレコーダ、ネットワーク対応カメラ装備ドローン、スマートウォッチ若しくは他のウェアラブルデバイス「スマート」デバイス、又はライブイベント及びそのようなイベント中に発生し得る活動を記録する専用デバイス等のデバイスを含む。コンテンツ捕捉デバイスの幾つかは代替的には、ネットワーク対応ではないが、そのようなネットワーク対応デバイスに挿入するためのリムーバブルメモリを有するコンピュータ、カメラ、又はオーディオレコーダを含むことができる。複数のタイプのコンテンツ捕捉デバイスを
図8のシステムにおいて使用して、コンテンツを記録し、例えば、一次メディア記録の形態でサーバ804に提供することができる。各タイプのコンテンツ捕捉デバイスは一般に、プロセッサ、メモリ、ユーザインターフェース、ネットワーク又は他の接続インターフェース、及びイベントのデジタルオーディオ及び/又はビデオデータ表現を生成することにより、観測可能なイベントを記録する1つ又は複数の変換器を含め、
図4に機能的に示されるコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100と同じ又は同様の回路を備える。幾つかの実施形態では、コンテンツタグ付けデバイス800が、タグ付け情報を生成する機能も同様に含み得ることを理解されたい。
【0152】
コンテンツタグ付けデバイス802はそれぞれ、ユーザから入力を受信し、それに応答して、活動識別情報を生成し、活動識別情報をサーバ804に提供することが可能な電子デバイスを含む。コンテンツタグ付けデバイスは、聴覚及び視覚情報を記録する機能を必要としないが、多くのタイプはこの機能を有し得る。コンテンツタグ付けデバイスの例としては、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ポータブルコンピュータ、スマートウォッチ等のウェアラブルデバイス、動き検出バンド又はペンダント等を挙げることができる。複数のタイプのコンテンツタグ付けデバイスを
図8のシステムで使用して、活動識別情報をサーバ804に提供することができ、更に詳細に後述するように、同じ観測可能なイベントのメディアクリップを作成し、配信するに当たり使用される。各コンテンツタグ付けデバイスは一般に、プロセッサ、メモリ、ユーザインターフェース、及びネットワークインターフェースを含め、
図4に機能的に示されるコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス100と同じ又は同様の回路を備える。しかし、コンテンツタグ付けデバイス802は、イベント発生時にイベントを記録する1つ又は複数の変換器又はウェアラブルデバイスの場合のようにユーザインターフェースを備えてもよく、又は備えなくてもよい。
【0153】
ここで述べたように、コンテンツタグ付けデバイスは、活動をタグ付けするためのユーザインターフェースを有さなくてもよい。例えば、コンテンツタグ付けデバイスは、歩数、心拍数、体温、加速度、及び/又は他の情報を測定する手首に装着される個人活動モニタ等のウェアラブルデバイスを含むことができる。現在、そのような活動モニタは、San Franciscoに所在のJawbone、ワシントン州Redmondに所在のMicrosoft Corporation、スイス、Schaffhausenに所在のGarmin、及び幾つかの他の企業により小売されている物を含む。活動は、興奮する活動が行われていることを示す、ユーザの心拍数がデフォルト又はユーザ選択可能な所定の心拍数の閾値を超える場合、タグ付けし得る。別の実施形態では、活動は、ユーザが手首を軽く叩くか、又は振ることによりタグ付けし得、ウェアラブルデバイス内の加速度計は、これらの動作の結果として、急激な加速を検出する。一実施形態では、タッピングする回数又は手首を振る回数及び/又はタッピング間又は手首を振る間の時間は、所定のメディアクリップ持続時間又は特定のタイプの活動を識別し得る。例えば、ユーザがウェアラブルデバイスを1回叩く場合、サーバ804が5秒続くメディアクリップを作成することへのユーザの望みを示し得、一方、ユーザのウェアラブルデバイスを2回叩くことは、10秒等のより長いメディアクリップへの望みを示し得る。メディアクリップ持続時間に関連付けられた振る回数又は叩く回数は、ウェアラブルデバイス内部のメモリ402に記憶し得る。更に、ウェアラブルデバイスは、加速度、体温、及び心拍数に基づいて、サーファーがパドリングしているとき、立っているとき、又は波に乗っているときを判断する等、ユーザが特定の活動を実行中であると自動的に判断し得る。例えば、ウェアラブルデバイスは、ユーザがパドリング中であることを示す、比較的冷たい水温から比較的暖かい空気温度に繰り返し変化する温度を検出し、弧を描くようなユーザの腕の加速を検出し、及び/又は心拍数の増大を検出することにより、ユーザがパドリング中であると判断し得る。同様に、波に乗り、ライドを終えることに固有の加速度プロファイルを使用して、ライドの開始時間及び終了時間を特定することができる。これらの活動のそれぞれ1つは、ユーザがタグ付け活動として定義を望み得る活動として、定義することができる。更に、活動の自動検出に使用されるそのようなウェアラブルデバイスには、活動のタイプ及びユーザの能力レベルに基づいて、活動の異なるプロファイル及び閾値を構成し得る。例えば、スマートフォンにロードされたアプリケーションにおいて、1つ又は複数のタグ付けプロファイルを定義し、提供し得る。各タグ付けプロファイルは、特定のタイプの活動の特定に使用される1つ又は複数の所定のパラメータを含み得、各タグ付けプロファイルは、特定のタイプのスポーツ活動に合わせられる。例えば、タグ付けする活動として、動き、加速度、温度、心拍数、又は他のパラメータの特定の組合せにより定義される1つ又は複数の活動インジケータを定義するサーフィンプロファイルが、スマートフォンからウェアラブルデバイスにロードし得る。他のプロファイルは、サイクリング、野球、バレーボール、モトクロス、又は略あらゆるスポーツで使用される同様のパラメータの特定の組合せを定義し得る。各プロファイルは、関連するスポーツにユーザが従事する前、ウェアラブルデバイスにダウンロードし得、ユーザが、予め定義される活動インジケータの1つに一致する活動を実行するとき、タグ付け情報が作成され、別のデバイスにより後に検索されるために、メモリに記憶される。
【0154】
2人以上のユーザで、ウェアラブルデバイスとコンテンツ捕捉デバイスとの組合せを使用する別の実施形態では、活動の能動的なタグ付け(ウェアラブルデバイスを叩く等)又は自動検出は、同じユーザ又は他のユーザのコンテンツ捕捉デバイスに関連し得る。それぞれがウェアラブルデバイス及びコンテンツ捕捉デバイスを携帯する2人のサーファーの一例では、ライドの自動検出が、ユーザ1の動きデバイス及びコンテンツ捕捉デバイスに適用し得る。ユーザ1がウェアラブルデバイスを叩くと、ユーザ2のデバイスの自動検出データを使用して、ユーザ2により実行される活動を記録するユーザ1により捕捉された一次コンテンツに適用可能な開始時間及び終了時間を識別し、逆も同様である。
【0155】
ウェアラブルデバイス等の幾つかのコンテンツタグ付けデバイスは、広域ネットワーク806と直接通信することができない。したがって、幾つかの実施形態では、これらの種類のタグ付けデバイスは、スマートフォン、タブレット、又はコンピュータ等のネットワーク対応デバイスの範囲内になるまで、タグ付け情報を記憶し、範囲内にあるとき、タグ付け情報は、無線又は有線通信リンクを介してオフロードし得る。
【0156】
いずれの場合でも、活動の指示がプロセッサ400に提供されるとき、活動識別情報は、各タグ付けデバイスにより生成される。活動識別情報は、単一の一般的活動インジケータが使用される実施形態では、単純に活動インジケータ選択時間を含み得る。
【0157】
図9は、1つ又は複数のコンテンツ捕捉デバイス800により提供される一次メディア記録と、1つ又は複数のコンテンツタグ付けデバイス802により提供される活動識別情報とを使用して、サーバ804によりメディアクリップを作成する方法の一実施形態を示す流れ図である。この例では、サーバ804と併せて、2つのコンテンツ捕捉デバイスが使用され、2つのコンテンツタグ付けデバイスが使用されて、プロのサッカーの試合のメディアクリップを作成する。
図9の方法は、プロのサッカーの試合に関連付けられたメディアクリップの作成を記述するが、以下開示される概念が、他のスポーツイベント、コンサート、結婚式、パーティ等の他のイベントに適用することもできることを理解されたい。
【0158】
この例では、コンテンツ捕捉デバイス800aは、WiFi対応ビデオレコーダを含み、サッカー場全体が見えるように位置するポール、三脚、又はスタジアム等の非可動物体に固定される。コンテンツ捕捉デバイス800aは、クォーター全体又はサッカー試合全体の非常に長いビデオ記録(例えば、一次ビデオファイル)を生成するのに使用し得る。コンテンツ捕捉デバイス800bは、この例では、サッカーの試合が行わるスタジアム内部に座ったファンである、ゴールの一方の近くに座ったファンにより操作されるスマートフォンを含む。各コンテンツタグ付けデバイスは、この例では、サッカーの試合を見ている各ユーザにより操作されるスマートフォンを含み、ユーザのうちの1人もスタジアム内部に座り、他方のユーザは家のTVからサッカーの試合を見ている。サーバ804からのメディアクリップの要求に使用される、これもまたスマートフォンを含む1つのコンテンツ消費デバイス808が示され、コンテンツ消費デバイス808のユーザにより潜在的に指定されるフォーマットで配置されたメディアクリップを有する。方法は、各コンテンツ捕捉デバイス、各コンテンツタグ付けデバイス、及びコンテンツ消費デバイス808内の、プロセッサ400等のプロセッサと、サーバ804内のプロセッサ500等のプロセッサとにより実施され、各プロセッサは、各メモリ402又は502により記憶される各機械命令を実行する。幾つかの実施形態では、
図9に示されるステップの全てが実行されるわけではなく、ステップが実行される順序が、他の実施形態では異なり得ることを理解されたい。明確にするために、幾つかの比較的重要ではない方法ステップが省かれていることを更に理解されたい。
【0159】
ブロック900において、コンテンツ捕捉デバイス800aの第1のユーザは、ユーザインターフェース404を介してコンテンツ捕捉デバイス800aに常駐するコンテンツ捕捉アプリケーションを起動させ、第2のユーザは、コンテンツ捕捉デバイス800bで同じ又は同様のコンテンツ捕捉アプリケーションを起動させ、各アプリケーションは、各ユーザが、各コンテンツ捕捉デバイスにより記録されたサッカーの試合のコンテンツの一次メディア記録を作成できるようにする。このブロックの詳細は、
図7のブロック700についての上記説明と同様又は同じである。両コンテンツ捕捉デバイスに常駐するコンテンツ捕捉アプリケーションは、一次メディア記録の生成及びファイルのサーバ804への提供のみに制限してもよく、又は
図6の方法において記載されるように、タグ付け情報を生成し、メディアクリップを生成する能力及び/又は
図7においてコンテンツ消費デバイス102により実行される方法に関して説明したように、サーバ804により作成されたメディアクリップを検索して、提示する能力等の他の特徴を含んでもよい。コンテンツ捕捉アプリケーションは、今日のスマートフォンに一般に見られるビデオ及び/又はオーディオ記録機能を含んでもよく、又は聴覚及び/又は視覚情報を記録し、一次メディア記録をサーバ804に提供するように特に合わせられたアプリケーションを含んでもよい。前者では、一次オーディオ及び/又はビデオクリップは、記録が完了した後、サーバ804に提供し得、一方、後者では、一次メディア記録は、コンテンツがコンテンツ捕捉アプリケーションにより捕捉されると、ストリーミングでサーバ804に提供し得るか、又はコンテンツが作成された後、ある時点で、サーバ804に提供し得る。一実施形態では、タグ付けアプリケーションを起動させると、コンテンツ捕捉デバイスはサーバ804との通信を開始して、例えば、サーバ804により維持されるユーザのアカウントにログオンする。
【0160】
ブロック902において、コンテンツタグ付けデバイス802aのユーザは、ユーザインターフェース404を介してコンテンツタグ付けデバイス802aに常駐するタグ付けアプリケーションを起動し、一方、別のユーザは、コンテンツタグ付けデバイス802bでの同じ又は同様のタグ付けアプリケーションを起動し、各タグ付けアプリケーションは、サッカーの試合中に発生する活動に関連する活動識別情報を提供し、活動識別情報をサーバ804に提供する。コンテンツタグ付けデバイスに常駐するタグ付けアプリケーションは、上述したメディアクリップ作成アプリケーションを含んでもよく、又はタグ付け機能を有する異なるアプリケーションであってもよい。前者では、メディアクリップタグ付けアプリケーションは、ユーザが、イベントを記録せずに、又はイベントに関連付けられたメディアを見ずに、活動識別情報を作成できるようにする命令を含むことができる。いずれの場合でも、タグ付けアプリケーションは、ユーザが、1つ若しくは複数の予め定義される活動インジケータを選択することにより、又は一実施形態では、単純に、イベント中に発生する活動をタグ付けするユーザの望みの「一般的」指示、例えば、1つの特定のタイプの活動に関連付けられていない活動インジケータ、若しくはコンテンツタグ付けデバイスの既存のボタン、キー、若しくは他のハードウェアインターフェースをプロセッサ400に提供することにより、活動識別情報を作成できるようにする命令を含む。一実施形態では、タグ付けアプリケーションを起動すると、コンテンツタグ付けデバイスは、サーバ804との通信を開始して、例えば、サーバ804により維持されるユーザのアカウントにログオンする。
【0161】
ブロック904において、一実施形態では、
図6のブロック602を参照して、
図7のブロック702に関して上述した質問と同様に、コンテンツ捕捉デバイス及び/又はコンテンツタグ付けデバイスを操作しているユーザのうちの少なくとも1人に、ユーザが記録しようとしているイベントに関する様々な属性と、イベントタイプに関連する活動インジケータとに関する一連の質問を提示し得る。別の実施形態では、これらの質問は、後で、例えば、サッカーの試合が終了した後、及び一次メディア記録及び/又は活動識別情報がサーバ804に提供される前に提示し得る。
【0162】
質問は通常、イベントのタイプ、日付、時間、場所、チーム名、選手名、子供の名前等に関し、サーバ804により後に生成されるメディアクリップの作成及び識別で使用される。一実施形態では、ユーザ及び/又はサーバ804は、イベントの一次メディア記録に同じイベントを見た結果として生成される活動識別情報を関連付ける目的で、一意の「イベントコード」を作成し得、それにより、イベントに基づいてメディアクリップを生成し得る。通常、イベントコードが使用されて、イベントを識別する場合、イベントコードは、コンテンツ捕捉デバイスによりサーバ804に提供される各一次メディアファイルと、タグ付けデバイスからの活動識別情報の各送信とに関連付けられて送信され、それにより、サーバ804は、一次メディアファイルに、同じイベントに関連するタグ付け情報を関連付ける。
【0163】
一実施形態では、イベントコードは、コンテンツ捕捉デバイス又はコンテンツタグ付けデバイスのユーザが、イベント、この場合、サッカーの試合に関してサーバ804と最初に通信するときに作成される。この例では、イベントコード123ABCが、サーバ804によりサッカーの試合に割り当てられ、サッカーの試合のロケーション(例えば、スタジアム名、市、住所等)、関わるチーム、試合の日付/時間等に関連付けられる。その後、他のユーザがサーバ804との通信を開始すると(例えば、セットアップ中)、サーバ804は、通常、ユーザのロケーション及び通信が受信された現在日時を特定することにより、ユーザが同じイベントに参加しているとサーバ804が判断するとき、イベントコードを各コンテンツ捕捉デバイス及びコンテンツタグ付けデバイスに提供する。他の実施形態では、サーバ804は、チーム名、会場情報等のユーザにより提供される情報と、イベントコードを作成させた第1のユーザにより提供される情報又はメモリ502に記憶された既存のイベント情報とを比較する。他のユーザから受信した情報の少なくとも幾つかが、第1のユーザにより提供される情報に一致するとサーバ804が判断する場合、サーバ804は、特定のイベントに対するイベントコードが既に存在することをこれらのユーザに警告し、ロケーション、チーム名等のイベントに関する情報を更に提供し、同じイベントが記録又はタグ付けされることになるか否かをこれらのユーザが確認することを求め得る。ユーザが同じイベントを確認する場合、サーバ804は、イベントコードをユーザのコンテンツ捕捉デバイス又はコンテンツタグ付けデバイスに提供し得、それにより、これらのデバイスにより作成される任意の一次メディア記録又は活動識別情報は、サーバ804への後続の送信にイベントコードを含み得、それにより、任意の一次メディア記録又は活動識別情報にイベントを関連付け得る。この情報の全ては、ログイン、ロケーション等に基づいてコンテンツ又はタグ付けデバイスにイベント関連情報をトリガーする、サーバ804と通信するイベントデータベースに存在することもできる。
【0164】
コンテンツ捕捉デバイス又はコンテンツタグ付けデバイスのユーザが特定のイベントにいることをサーバ804が確認する場合、サーバ804は、以下に説明するように、主要選手名、個々又はチームの統計、又は一次メディア記録が作成された後又は活動インジケータが選択された後のユーザが情報を入力するのを支援し得る他の情報等のイベントの更なる属性を各デバイスに送信し得る。
【0165】
更に、イベントコードは、ユーザの友人又は家族に提供されて、イベントが記録中又はタグ付け中であることを通知することができ、それにより、友人又は家族は後に、イベントコードを使用して、イベントに関連付けられたメディアクリップを見つけ得る。一実施形態では、サーバ804は、メモリ502に記憶されたユーザアカウントの記憶されたコンタクト情報にアクセスすることにより、他者にイベントコードを提供し、次に、コンタクト情報を使用して、電子メール、テキスト、又は他のメッセージをこれらの他者に送信する。別の実施形態では、サーバ804がイベントコードを送信することへの追加又は代替として、コンテンツ捕捉アプリケーション及び/又はタグ付けアプリケーションは、コンテンツ捕捉デバイス及び/又はコンテンツタグ付けデバイスにそれぞれ、テキスト、電子メール、又は他のメッセージフォーマットを介してイベントコードをこれらの他者に送信させる。一実施形態では、他者は、標準のテキストメッセージ若しくは電子メールアプリケーションを介して、又は一実施形態では、各コンテンツ消費デバイスに常駐するメディアクリップ閲覧アプリケーションを介して、イベントコードを受信し、メディアクリップ閲覧アプリケーションは、メディアクリップ作成アプリケーション、コンテンツ捕捉アプリケーション、又はタグ付けアプリケーションの一部であり得る。
【0166】
ブロック906において、
図6の実施形態のブロック604に関して上述したように、各コンテンツ捕捉デバイス内の各プロセッサ400は、記録機能をアクティブ化させる。
【0167】
ブロック908において、一実施形態では、各コンテンツタグ付けデバイス内の各プロセッサ400は、ユーザインターフェース404に、子供のサッカーの試合に関連付けられた1つ又は複数の活動インジケータを表示させる。この実施形態では、コンテンツタグ付けデバイスのみが、活動インジケータを表示し、その理由は、コンテンツ捕捉デバイスが試合の記録のみに使用されるためである。しかし、別の実施形態では、コンテンツ捕捉デバイスのうちの1つ又は複数は、活動インジケータを表示するように構成し得、試合中、活動識別情報及び一次メディア記録を生成可能であり得る。一実施形態では、単一の一般的な活動インジケータがコンテンツタグ付けデバイスのユーザに提供されて、サッカーの試合中に発生する任意の活動への一般的な関心の指示を提供する。
【0168】
ブロック910において、各ユーザは、通常、ユーザインターフェース404に表示される「記録」アイコンにタッチすることにより、又は100のボタンを押下する等、他の手段により、各コンテンツ捕捉デバイスを使用してイベントを記録開始する。それに応答して、各プロセッサ400は、デジタル情報を各コンテンツ捕捉デバイスの各カメラ及び/又はマイクロフォンから、記録が進むにつれてサイズが増大する一時的な各デジタルファイルに記憶開始する。この例では、固定コンテンツ捕捉デバイス800aは、各クォーターを全体的に記録し、一方、他方のコンテンツ捕捉デバイス800bは、多数のビデオを記録し、各ビデオは、固定コンテンツ捕捉デバイス800aにより記録されるビデオよりも短い持続時間を有する。このコンテンツのいずれも、記録される際にサーバ804にストリーミングし得、又はローカルに記憶され、後にアップロードし得る。
【0169】
ブロック912において、サッカーの試合中、コンテンツタグ付けデバイスのうちの1つを操作しているユーザのうちの少なくとも1人にとって関心があり得る活動が発生する。例えば、この例では、ゴールは、Fred SmithからのアシストによりJohnny Millerにより1:32:08pmにおいて「Sharks」により得点された。この活動に応答して、コンテンツタグ付けデバイスを操作しているユーザのうちの少なくとも1人は、
図6の実施形態のブロック610に関して上述したように、ユーザインターフェース404に表示される「ゴール」活動インジケータを選択する。これもまたブロック610において上述されるように、2つ以上の活動インジケータも選択し得る。別の実施形態では、コンテンツタグ付けデバイスのユーザは、ユーザインターフェース404に表示されるアイコン又はコンテンツタグ付けデバイスの既存のボタン、キー、若しくは他のハードウェアインターフェース等の一般的な活動インジケータを選択する。この例では、コンテンツタグ付けデバイス802aを操作しているユーザは、ゴールが発生した1秒後、「ゴール」活動インジケータ1を選択し、一方、コンテンツタグ付けデバイス802bを操作しているユーザは、ゴール発生の2秒後に一般的活動インジケータを選択する。
【0170】
様々なコンテンツタグ付けデバイスの全てのユーザが、活動識別情報を生成するために、イベントに参加する必要があるわけではないことを理解されたい。例えば、コンテンツタグ付けデバイスの幾人かのユーザは、家又はバーのテレビでサッカーの試合を見ており、テレビを見ながら観測した活動に基づいて活動識別情報を作成し得る。通常、この実施形態は、再放送での遅延を説明するために、タグ時間に調整が行われない限り、リアルタイム閲覧の場合のみ機能する。
【0171】
ブロック914において、
図6の実施形態のブロック612に関して上述したように、各コンテンツタグ付けデバイスの各プロセッサ400は、「ゴール」活動インジケータが選択されたことの指示の受信に応答して、得点されたばかりのゴールの追加情報を求める1つ又は複数のクエリをそれぞれ各ユーザインターフェース404に表示させ得る。例えば、「ゴール」活動インジケータを選択した任意のユーザに、ゴールを得点したチーム名、ゴールを得点した選手名、ゴールをアシストした選手名等を入力するように求め得る。この例では、コンテンツタグ付けデバイス802aのユーザは、Fred Smithのアシストを受けてJohnny Millerにより得点を得たチームとして「Sharks」を入力する。コンテンツタグ付けデバイス802bのユーザは、それ以上のいかなる情報も入力しない。入力を迅速且つユーザにとって容易にするために、ブロック904において記載されたセットアッププロセス中、サーバ804によって提供されるイベント情報に基づいて、ドロップダウンメニュー又は多項選択肢リストをユーザに提示し得る。
【0172】
ブロック916において、一実施形態では、
図6の実施形態のブロック614に関して上述した、活動インジケータ選択時間は、各ユーザがイベントを観測する際、ユーザが「ゴール」活動インジケータを選択したことの結果として、各コンテンツタグ付けデバイスにプロセッサ400により記録される。活動インジケータ選択時間は、プロセッサ400が「ゴール」活動インジケータの選択の指示をユーザインターフェース404から受信した時間を示す。この時間は、ゴールが実際に得点された時間とはわずかに異なり得る。例えば、ゴールが1:32:08pmに得点された場合、ユーザは、1:32:11pmまで、「ゴール」活動インジケータを選択していないことがある。この例では、コンテンツタグ付けデバイス802aは、ゴール時間1:32:11を記録し、一方、タグ付けデバイス802bはゴール時間1:32:13を記録する。
【0173】
別の実施形態では、コンテンツタグ付けデバイスのユーザは、記録後、1つ又は複数のコンテンツ捕捉デバイスにより提供された1つ又は複数の一次メディア記録をレビューし、記録のレビュー中、発生する活動をタグ付けし得る。例えば、一次メディア記録は、Facebook等のソーシャルメディアウェブサイトに提供し得、そのウェブサイトにおいて、コンテンツタグ付けデバイスのオペレータは、一次メディア記録を見ることができる。そのような一次メディア記録は、イベントコード等の一次メディア記録に関連付けられたイベント識別情報を表示し得る。次に、コンテンツタグ付けデバイスのオペレータは、一次メディア記録を見て、レビュー中、活動発生時に活動をタグ付けし得る。コンテンツタグ付けデバイスのユーザから指示を受信した結果として、プロセッサ400は、一次メディア記録が開始されたときからの経過時間に等しい選択時間を記録する。レビュープロセスのある時点で、ユーザは、一次メディア記録に関連付けられたイベントコードをユーザ自身のコンテンツタグ付けデバイスに入力し得る。ユーザはまた、上述したように、任意の指示に関連付けられた時間属性を入力することもできる。次に、プロセッサ400は、少なくともイベントコード及び活動インジケータ選択時間を含む、タグ付けされた各活動に関連する活動識別情報を作成する。次に、ユーザは、活動識別情報をサーバ804に提供し得、後述するように、サーバ804において、プロセッサ500は、イベントコードを使用して活動識別情報を一次メディア記録に関連付け、ここで、1つ又は複数のメディアクリップを作成し得る。
【0174】
ブロック918において、各ユーザによる「ゴール」活動インジケータ選択を受信した各コンテンツタグ付けデバイス内の各プロセッサ400は、活動識別情報を作成し、選択された活動インジケータに関連付けて各メモリ402に記憶する。活動識別情報は、活動タイプ(「ゴール」)、イベントコード、日付、活動が発生した時間及び場所、活動に関連付けられた人物の名前(この例では、Johnny Millerがゴールを得点した人物として列挙され、Fred Smithがゴールをアシストした人物として列挙される)、ゴールしたチーム名、活動がユーザにより「ハイライト」又は「お気に入り」と見なされるか否か、活動にユーザの子供が関連付けられていることの指示、活動をタグ付けしたユーザの識別情報等のブロック914及び916において上述したように、ゴールに関連付けられた情報を含む。一実施形態では、コンテンツタグ付けデバイスによりタグ付けされた複数の活動からの情報は組み合わせられて、1つの活動識別情報ファイルになる。この例では、コンテンツタグ付けデバイス802aは、以下の情報を含む活動識別情報ファイルを作成する:イベントコード123ABC、活動:ゴール、得点した人物:Johnny Miller、アシストした人物:Fred Smith、時間11:32:11。コンテンツタグ付けデバイス802bは、以下の情報を含む活動識別情報を作成する:イベントコード123ABC、活動:ゴール、時間11:32:13。異なる活動インジケータ時間が個々に又は集合的に使用されて、クリップ作成に使用されるパラメータを決定することができる。
【0175】
ブロック920において、後のある時点で、記録は、ユーザインターフェース404に表示される「停止」インジケータ又は100に位置する機械的スイッチ若しくはボタンにタッチ/押下することにより、スマートフォン(例えば、コンテンツ捕捉デバイス800b)を操作しているユーザにより中断され、例えば、ゴールが入る前のある量の時間及び例えば、ゴールが入った後の選手達の反応を捕捉するために、ゴールが入った後の幾らかの時間を含む長さ60秒の一次メディア記録を作成する。この例では、記録は、各クォーターの完了後に固定コンテンツ捕捉デバイス800aで中断され、それぞれが15分以上続く4つの一次メディア記録を生成する。
【0176】
ブロック922において、上述した各一次メディア記録は、各メモリ402に記憶される。一次メディア記録は、MP4、MTS、AVI、MPG、WMV、MOV、FLV、WMA、WAV、AAC、MP3等の1つ又は複数の周知のデジタルオーディオ/ビデオフォーマットに準拠して作成される。一次メディア記録に、ブロック904において上述したイベントコード、ビデオ記録が作成された日時、記録の持続時間、及び/又は他の情報等の少なくとも何らかの識別情報を含むファイル名を割り当て得る。追加又は代替として、一次メディア記録は、上述したように、サッカーの試合に割り当てられたイベントコード及び/又は日付、時間、ロケーション、チーム名、記録開始時間、記録終了時間、メディア記録持続時間、活動を記録したユーザの識別情報等の他の属性等のイベント識別情報を含むメタタグ又はメタデータを含むようにタグ付けし得る。
【0177】
ブロック924において、各コンテンツ捕捉デバイス及び各コンテンツタグ付けデバイスは、ネットワーク806を介して各一次メディア記録及び活動識別情報をサーバ804に提供する。これは、任意のメディア記録/活動識別情報が作成された直後又はサッカーの試合が終了した後、任意の時間、数時間後、数日後、若しくは数週間後に行われ得る。この例では、コンテンツ捕捉デバイス800aは4つの一次メディア記録を提供し、コンテンツ捕捉デバイス800bは12の一次メディア記録を提供し、一方、コンテンツタグ付けデバイス802a及び802bはそれぞれ、1つの活動に関連付けられた活動識別情報、例えば、得点されたゴールを提供する。
【0178】
別の実施形態では、各コンテンツタグ付けデバイスは、各活動識別情報を1つの所定のコンテンツタグ付けデバイスに提供して、各コンテンツタグ付けデバイスに関連付けられた活動インジケータ選択時間を集計する。例えば、5つのコンテンツタグ付けデバイスが、スポーツイベント中、5人それぞれのユーザによって使用される場合、5つのコンテンツタグ付けデバイスのうちの4つは、それぞれの活動識別情報を第5のコンテンツタグ付けデバイスに提供することができ、それにより、その第5のコンテンツタグ付けデバイスは、各活動がスポーツイベント中に発生した推定時間を計算し得る。一実施形態では、4つのコンテンツタグ付けデバイスはそれぞれ、それぞれの活動識別情報をサーバ804(又はWiFi等のローカルエリアネットワーク若しくはブロードキャスト若しくはマルチキャストメッセージを介して中間サーバ)に提供し、サーバ804(又は中間サーバ)は、各活動識別情報を第5のタグ付けデバイスに送信する。例えば、タッチダウンは、それらのユーザにより、例えば、4秒異なる5つの異なる時間で発生したものとしてタグ付けされることがあり、第5のデバイスは、4つの他のコンテンツタグ付けデバイスからの活動識別情報において提供された4つの活動インジケータ選択時間を使用して、ダッチダウンが発生した平均又はメジアン時間(本明細書では「集計時間」と呼ばれることもある)の計算を任され得る。第5のデバイスは、タッチダウンの集計時間を計算し後、直接又は中間サーバを介して、集計時間をサーバ804に提供して、集計時間に基づいてメディアクリップを作成し得る。このようにして、通常、同じ活動を示す5つの活動インジケータが、互いから短い期間内で選択される場合、サーバ804が作成する必要があるメディアクリップは1つのみである。代替的には、5つ全てのコンテンツタグ付けデバイスは、タグ付け情報をブロードキャスト又はマルチキャストし得、各コンテンツ捕捉デバイス、又は中間サーバ、又はサーバ804が、上記生成された時間を独立して特定できるようにする。
【0179】
別の実施形態では、他のコンテンツタグ付けデバイスにより第5のコンテンツタグ付けデバイスに提供される活動識別情報は、第5のコンテンツタグ付けデバイスにより計算される集計時間を用いて変更される。次に、5つのコンテンツタグ付けデバイスのそれぞれにより提供される変更された活動識別情報は、第5のコンテンツタグ付けデバイスによりサーバ804に提供される。別の実施形態では、第5のデバイスは、集計時間又は各コンテンツタグ付けデバイスからの変更された活動識別情報をイベントに関連付けられたコンテンツ捕捉デバイスに提供し得、それにより、各コンテンツ捕捉デバイスは、集計時間に基づいてメディアクリップを作成し得る。サーバ804又は中間サーバは、この実施形態では、イベントに能動的に関連付けられた各コンテンツタグ付けデバイス及びコンテンツ捕捉デバイスの識別情報を他のコンテンツタグ付けデバイス及びコンテンツ捕捉デバイスに提供し得る。コンテンツタグ付けデバイス及びコンテンツ捕捉デバイスは、ブロック904において上述したイベントコード、ロケーション、チーム名、又は何らかの他の共通イベント属性により定義されるように、同じイベントを観測中のサーバ804に指示を提供する際、イベントに能動的に関連付けられ得る。
【0180】
別の関連する実施形態では、2つ以上のタグ付けデバイスからの活動インジケータ選択時間は、サーバ804によって集計し、1つ又は複数のコンテンツ捕捉デバイス及びコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイスに提供し得、それにより、各コンテンツ作成デバイスは、2つ以上のコンテンツタグ付けデバイスからの集計選択時間に基づいて、1つ又は複数のメディアクリップを作成する。各コンテンツ捕捉デバイス又はコンテンツ捕捉及びタグ付けデバイスは次に、各メディアクリップを他のコンテンツ捕捉デバイス、コンテンツ捕捉及びタグ付けデバイス、コンテンツタグ付けデバイス、及び/又はサーバ804に提供し得る。関連する実施形態では、サーバ804は、後述するように、集計時間に基づいてメディアクリップを作成し得る。
【0181】
更に別の実施形態では、一次メディア記録は、1つのコンテンツ捕捉デバイスから1つ又は複数のコンテンツタグ付けデバイスに直接ピアツーピア無線リンクを介して又はローカル、WiFiネットワークを介してローカルサーバを通して提供し得、ローカルサーバにおいて、一次メディア記録は、各コンテンツタグ付けデバイスによりタグ付け情報で注釈付けられ、又は関連付けられ得る。次に、各コンテンツタグ付けデバイスは、注釈付けられた一次メディア記録又は注釈付けなしの一次メディア記録及びタグ付け情報をサーバ804に提供し得、サーバ804は、注釈付けられるか、又は関連付けられるタグ付け情報に基づいてメディアクリップを作成する。
【0182】
ブロック926において、一次メディア記録及び活動識別情報は、サーバ804により受信され、メモリ502に記憶される。一実施形態では、各記録及び識別情報は、一次メディア記録又は活動イベント情報を提供した各ユーザに属するユーザアカウントに関連付けて記憶される。代替又は追加として、一次メディア記録は、各一次メディア記録に関連付けられたイベント識別情報に関連付けて記憶され、一方、コンテンツタグ付けデバイスにより提供される活動識別情報は、活動識別情報に関連付けて記憶され、活動識別情報は、イベント識別情報を含み得る。一実施形態では、プロセッサ500は、一次メディア記録及び活動識別情報を評価して、それぞれに関連付けられた各イベント識別情報を比較することにより、同じイベントを参照しているか否かを判断する。一致が見つかる場合、プロセッサ500は、一致する各活動識別情報に関連付けて一次メディア記録を記憶する。
【0183】
ブロック928において、プロセッサ500は、一実施形態では、任意の一次メディア記録と同じイベントコードを有する任意の活動識別情報の時間属性を適用することにより、同じサッカーの試合に関連付けられた、受信した一次メディア記録及び活動識別情報に基づいて、1つ又は複数のメディアクリップを作成する。他の実施形態では、他の情報を使用して、一次メディア記録に日付、時間、ロケーション、カメラの向き及びアングル、チーム名、選手名、及び/又は捕捉デバイス及びコンテンツタグ付けデバイスが一次メディア記録及び活動識別情報をサーバ804に提供する際にそれらのデバイスにより提供される他の情報等の活動識別情報を関連付ける。一実施形態では、一次メディア記録とタグ付け情報との関連付けは、動きに基づいて作られる。例えば、一方がボード搭載カメラと、波に乗っているときをトリガーするように設計された動きトリガータグ付けデバイスとを有し、他方がハンドヘルドカメラを有する2人のサーファー。サーファー1のタグ付けデバイス及びボード搭載カメラが、相関づけられた軌跡を有する場合、タグ付けデバイスにより作成されたタグ付け情報及びボード搭載カメラからの映像は、相関する。その他の場合、サーファー1の第2のタグ付けデバイスからのトリガー(例えば、手首を振る)は、サーファー2を撮影している第2のハンドヘルドカメラを暗示する。
【0184】
メディアクリップを作成するために、一実施形態では、プロセッサ500は、受信した任意の活動識別情報の活動インジケータ選択時間又は集計時間を比較して、2つの異なるコンテンツタグ付けデバイスの2人のユーザが、サッカーの試合での同じ活動をタグ付けしたか否かを判断し得る。この例では、コンテンツタグ付けデバイス802aのユーザは、1:32:11pmにおいて「ゴール」活動インジケータを選択し、一方、コンテンツタグ付けデバイス802bのユーザは、1:32:13pmにおいて「ゴール」活動インジケータを選択した。一実施形態では、これらの2つの時間の時間差が、5秒等の所定量未満である場合、プロセッサ500は、2つの時間が同じ活動、この場合、1:32:08pmに得点されたサッカーのゴールを示すものとして見なし得る。所定量の時間は、活動の発生からユーザが対応する活動インジケータを選択するまでのユーザの反応時間の差を吸収するのに十分に小さいが、時間的に互いの近くで発生した可能性がある異なる活動を区別するのに十分に大きい量が選ばれる。一実施形態では、プロセッサ500は、2つの活動インジケータ選択時間の平均又はメジアンをとることにより、活動が発生した推定時間を特定して、集計時間を生成し、集計時間は、後述するように、2つのコンテンツタグ付けデバイスであるコンテンツタグ付けデバイス802a及び802bからの入力に基づいて1つのメディアクリップを作成する際に使用される。この例では、平均活動インジケータ選択時間は1:32:12pmである。
【0185】
一実施形態では、特定の活動の集計時間が特定された後、サーバ804は後に、第3のタグ付けデバイスからの活動インジケータ選択を集計時間と比較することにより特定される、第3のタグ付けデバイスからの同じ活動に関連する活動識別情報を受信し得る。第3のタグ付けデバイスからの活動インジケータ選択時間が、2秒等、集計時間から所定の時間期間内にある場合、サーバ804は、別のメディアクリップを作成せず、何もしないか、又は単に既存のメディアクリップ及び関連付けられた活動情報を第3のタグ付けデバイスのユーザに関連付けられたアカウントにコピーし得る。これは、プロセッサ500により必要とされる処理を大幅に低減する。
【0186】
別の関連する実施形態では、集計時間は、互いから所定時間以内の活動インジケータ選択時間を有するが、受信した活動識別情報のうちの1つ又は複数に関連付けられた活動タイプが異なる2つ以上のタグ付けデバイスから受信される活動識別情報から計算し得る。例えば、第1のタグ付けデバイスからの活動インジケータ選択時間は、5:04:44における、「ゴール」が得点されたことを示す「ゴール」活動インジケータの選択を示し得、一方、第2のタグ付けデバイスからの活動インジケータ選択時間は、5:04:42における「凄いプレイ」活動インジケータの選択を示し得る。この場合、2つの選択時間は互いから所定時間(この例では、2秒)以内であるため、サーバ804は、集計時間5:44:43を計算し、これもまた同じサッカーの試合において(これもまた上述した技法を使用してサーバ804により特定される)コンテンツ捕捉デバイスにより受信された一次メディア記録から1つのみのメディアクリップを作成する。その結果生成されるメディアクリップは、「ゴール」活動タイプ及び「凄いプレイ」活動タイプの両方に関連付けて記憶され、それにより、「ホームラン」又は「凄いプレイ」のいずれかの検索用語を使用することにより、そのメディアクリップを見つけることができる。一実施形態では、メディアクリップは、「ホームラン」活動タイプのみに関連付けて第1のタグ付けデバイスのユーザに関連付けられたアカウントに記憶され、一方、メディアクリップの別のコピーが、第2のタグ付けデバイスのユーザに関連付けられたアカウントに記憶される。
【0187】
関連する実施形態では、サーバ804は、上述した集計時間から所定の時間以内にある活動インジケータ選択時間を含むが、例えば、「ゴール」、「凄いプレイ」、又は「アシスト」を有する活動識別情報を第3のタグ付けデバイスから受信し得る。この場合、サーバ804は、新しいメディアクリップを再び作成せず(活動インジケータ選択時間が、集計時間から2秒等の所定時間以内にあるため)、むしろ、メディアクリップに「アシスト」活動タイプを更に関連付け、「ゴール」、「凄いプレイ」、又は「アシスト」のいずれかの検索用語を使用することにより、そのメディアクリップを参照することができることを示す。同じメディアクリップは、各タグ付けデバイスの各ユーザに関連付けられたアカウントに記憶することができ、それぞれ1つが、「ゴール」、「凄いプレイ」、又は「アシスト」活動タイプにそれぞれ関連付けて記憶される。
【0188】
いずれの場合でも、集計時間が計算されるか否かに関係なく、プロセッサ500は次に、ビデオ記録開始/停止時間及び/又は持続時間等の各一次メディア記録に関連付けられたタイミング情報に基づいて、活動インジケータ選択時間(又は集計時間)又はその近くで記録されたコンテンツを有する同じイベントの任意の一次メディア記録を識別する。この例では、プロセッサ500は、固定ビデオカメラ(コンテンツ捕捉デバイス800a)からのゴールを示す、コンテンツ捕捉デバイス800aからの一次メディア記録のうちの1つを識別すると共に、コンテンツ捕捉デバイス800bのユーザの視点からのゴール得点を示す、スマートフォン(コンテンツ捕捉デバイス800b)により提供される一次メディア記録のうちの1つからの1つを識別する。
【0189】
別の実施形態では、プロセッサ500は、各一次メディア記録を処理して、任意の活動識別情報が各一次メディア記録により含まれる時間でタグ付けされたか否かを判断する。
【0190】
いずれの場合でも、プロセッサ500は、この例では、活動識別情報内で提供される選択時間に従って、活動識別情報に含まれる時間属性及び/又はメモリ502に記憶された時間属性、例えば、持続時間及び/又は各活動インジケータがユーザにより選択されたときに相対する活動前及び/又は活動後時間に従って各一次メディア記録の部分をコピーすることにより、一方はコンテンツ捕捉デバイス800aにより提供される、識別された一次メディア記録から、他方はコンテンツ捕捉デバイス800bにより提供される、識別された一次メディア記録から、2つのメディアクリップを作成する。例えば、メモリ502は、予め定義される「ゴール」持続時間20秒と、活動ゴール前開始時間−12秒とを記憶し得、「ゴール」活動インジケータがコンテンツタグ付けデバイスのユーザにより選択される12秒前がメディアクリップ開始時間であることを示す。第1のメディアクリップを作成する場合、プロセッサ500はまず、コンテンツタグ付けデバイス802aにより提供される活動識別情報が、カスタマイズされたメディアクリップ持続時間を示すか否か、例えば、コンテンツタグ付けデバイス802aのユーザが、得点されたゴールに指定された時間属性を有するか否かを判断し得る。否の場合、プロセッサ500は、メモリ502に記憶された時間属性を使用して、「ゴール」インジケータが選択される12秒前(又は推定平均/メジアン活動インジケータ選択時間の12秒前)から、20秒続く、コンテンツ捕捉デバイス800aにより提供される、識別された一次メディア記録からサッカーの試合の20秒のビデオコンテンツを含む第1のメディアクリップを作成し得る。例えば、この場合、プロセッサ500は、「ゴール」持続時間20秒と共に集計時間1:32:12pmを使用して、コンテンツ捕捉デバイス800aにより提供される一次メディア記録から、コンテンツ捕捉デバイス800aが配置されたサッカー場全体の視点から、集計時間の12秒前から始まり、その後、20秒続く、ゴールを入れるJohnny Millerを示す第1のメディアクリップを作成する。次に、プロセッサ500は、コンテンツ捕捉デバイス800bにより提供される一次メディア記録から、ゴールの一方の近くでコンテンツ捕捉デバイス802bを操作しているユーザの視点から、集計時間の12秒前から始まり、その後、20秒続く、ゴールを入れるJohnny Millerを示す第2のメディアクリップを作成する。
【0191】
別の実施形態では、プロセッサ500は、任意のコンテンツタグ付けデバイスによりイベントにおいて識別された各活動に1つのメディアクリップを作成する。したがって、上記例では、プロセッサ500は、コンテンツタグ付けデバイス802aからの活動識別情報内の活動インジケータ選択時間に従って、コンテンツ捕捉デバイス800aにより提供される一次メディア記録から第1のメディアクリップを作成し、コンテンツタグ付けデバイス802bからの活動識別情報内の活動インジケータ選択時間に従って、コンテンツ捕捉デバイス800aにより提供される一次メディア記録から第2のメディアクリップを作成し、コンテンツタグ付けデバイス802aからの活動識別情報内の活動インジケータ選択時間に従って、コンテンツ捕捉デバイス800bにより提供される一次メディア記録から第3のメディアクリップを作成し、コンテンツタグ付けデバイス802bからの活動識別情報内の活動インジケータ選択時間に従って、コンテンツ捕捉デバイス800bにより提供される一次メディア記録から第4のメディアクリップを作成する。
【0192】
プロセッサ500は、作成された各メディアクリップにファイル名を割り当て、一実施形態では、メモリ502の、一次メディア記録及び/又は活動識別情報を提供した任意のユーザに関連付けられたアカウントにメディアクリップを記憶する。プロセッサ500は、一次メディア記録及び/又は活動識別情報と共に提供されるユーザ識別情報から、いずれのユーザアカウントにメディアを記録するかを判断する。ファイル名は、ゴールが得点された日時(又は(平均/メジアン)活動インジケータ選択時間)、ゴールが得点された場所、1つ又は複数のチーム名、ゴールを得点した人物の名前及び/又はゴールをアシストした人物の名前、並びに/或いはメディアクリップの作成に使用された1つ又は複数の活動識別情報に含まれる他の情報等の発生したゴール及びゴールに関連する情報を表すことができる。別の実施形態では、この情報は、
図7のブロック720において上述した「FFmepg」として既知のオーディオ及びビデオ編集ソフトウェアアプリケーション等の周知の編集技法を使用して、メディアクリップ自体に添付し得る。更に別の実施形態では、メディアクリップに、各メディアクリップの作成に使用された活動識別情報に関連付けられた活動識別情報のうちの少なくとも幾つかに基づいて、一般名が与えられ、記憶デバイス502においてインデックス付与される。例えば、メディアクリップは、URL自体により、又は活動識別情報の別の記憶媒体、例えば、データベースからの相互参照により、イベント及び特定の活動識別情報を用いて識別されるURLに記憶し得る。
【0193】
一実施形態では、メディアクリップは、メディアクリップの作成元である一次メディア記録及び/又はメディアクリップの作成元である活動識別情報を提供したユーザに関連付けられたアカウントに記憶される。このようにして、各ユーザのファイルへのアクセスは、ユーザ及びユーザからのメディアクリップへのアクセスが許可された他者のみに制限し得る。別の実施形態では、メディアクリップは、イベント識別情報を含み得る関連する活動識別情報のうちの少なくとも幾つかに関連付けて記憶される。
【0194】
したがって、この例では、2つの異なるバンテージ点(一方は固定カメラから、他方はゴールの1つの近く)からの同じ活動(Johnny Millerによる得点であるゴール)を示す2つのメディアクリップが作成される。
【0195】
プロセッサは引き続き、サーバ804により受信され、サッカーの試合に関連付けられた任意の他の一次メディア記録及び/又はイベント/活動識別情報に基づいて、メディアクリップを作成する。例えば、後のある時点で、別のコンテンツタグ付けデバイスは、同じサッカーの試合でのコーナーキックを識別する活動識別情報をサーバ804に提供し得る。この活動識別情報を受信すると、プロセッサ500は、新しい活動識別情報の活動インジケータ選択時間を含む、サッカーの試合の映像を含む任意の一次メディア記録を評価し、それに従って追加のメディアクリップを作成する。別の例では、後のある時点で、別のコンテンツ捕捉デバイスは、コンテンツ捕捉デバイス800a又は800bとは異なる閲覧バンテージ点での同じサッカーの試合の一次メディア記録を提供し得る。プロセッサは、新しい一次メディア記録を評価し、サッカーの試合が関連付けられていると判断し(例えば、一次メディア記録に関連付けられたイベントコード若しくは他の情報を評価することにより、又は他のコンテンツ捕捉デバイスのオペレータ/所有者によって実行される手動関連付けプロセスにより)、次に、サッカーの試合に関連付けられた任意の活動識別情報を識別する。任意の活動識別情報が、新しい一次メディア記録により含まれる活動インジケータ選択時間を含む場合、プロセッサ500は、メモリ502に記憶された活動識別情報及び/又はタイミング情報に従って、新しいメディアクリップを作成する。一実施形態では、追加の活動識別情報が受信されると、新しい集計時間を計算し得、新しいメディアクリップが、新しい集計時間に基づいて作成される。しかし、新たな平均又は他の方法で計算されたインジケータ選択時間が、既存のクリップの選択時間の構成可能な間隔内である場合、サーバ804は、新しいメディアクリップを作成する代わりに、既存のクリップに新しい活動インジケータを関連付けることを決定し得る。
【0196】
メディアクリップは、作成され、保存された後、コンテンツ消費及びタグ付けデバイス100と同様に、PC、スマートフォン、コンピュータ、タブレット、ウェアラブルデバイス、又は他のデバイスを含め、コンテンツ消費デバイス808により、サーバ804(又は別のサーバ)により提供されるウェブサイトで見ることができる。例えば、コンテンツ捕捉デバイス800a及び800b又はコンテンツタグ付けデバイス802a及び802bの任意のユーザ並びに一般人の任意のメンバが、サーバ804により作成されたサッカーの試合のメディアクリップの閲覧を望み得る。
【0197】
サッカーの試合のメディアクリップを要求するために、ブロック930において、個人は、スポーツイベント、結婚式、パーティ、卒業式等の特定のイベントのメディアクリップを個人が閲覧できるようにする、サーバ804又は別のサーバにより提供されるウェブサイトにアクセスし得る。別の実施形態では、個人はそれぞれ、メディアクリップを検索し表示する追加機能を有するコンテンツ捕捉デバイス800a若しくは800bに常駐するコンテンツ捕捉アプリケーション又は、メディアクリップを検索し表示する追加機能を有するコンテンツタグ付けデバイス802a若しくは802bに常駐するタグ付けアプリケーション等のコンテンツ消費デバイス808に常駐するメディアクリップ閲覧アプリケーションを起動し得る。
【0198】
メディアクリップを検索している個人は、当技術分野で既知のように、必要な許可を受けた後、個人に関連付けられた人物又は個人の友人若しくは家族に制限し得る。他の実施形態では、個人は、サーバ804により記憶されたメディアクリップの全て又は全てのサブセットへのアクセスが許可される。
【0199】
ブロック930において、コンテンツ消費デバイス808のオペレータに、検索ページを提示し得、そのページにおいて、オペレータは、
図6のブロック626において上述したように、関心のあるメディアクリップの検索基準を入力し得る。そのような検索基準は、サーバ804によってサッカーの試合に割り当てられたイベントコード及び/又は一次メディア記録又は活動識別情報を前にサーバ804に提供したユーザのうちの1人を含み得る。イベントコードは、上述したように、電子メール、テキストにより、又はメディアクリップ閲覧アプリケーションにより受信し得る。別の実施形態では、ユーザは、トーナメント名、年齢群、チーム名、チームメンバの名前、又は同様の基準等のイベント関連用語をフリーテキスト検索フィールドに入力し得る。
【0200】
ブロック932において、
図7のブロック736と同様に、サッカーの試合に関連付けられたメディアクリップを表示する1つ又は複数の表示選択肢をオペレータに提示し得る。表示選択肢は、1つ又は複数の「試合ベース」フォーマット」、1つ又は複数の「チームベース」フォーマット、1つ又は複数の「時系列」フォーマと、1つ又は複数の「連続」フォーマット、1つ又は複数の「選手ベース」フォーマット、又はオペレータによる選択に利用可能な他のフォーマット等の
図6のブロック630において上述された1つ又は複数のフォーマットでのオペレータへのメディアクリップの提示を含み得る。
【0201】
ブロック934において、プロセッサ500は、ブロック932においてユーザに提供された表示選択肢のうちの1つの選択から、オペレータから表示嗜好を受信し、表示嗜好は、ユーザにとって好ましいメディアクリップの表現を示す。
【0202】
ブロック934において、プロセッサ500は、静止画、アイコン、サムネイルビデオ、ハイパーリンク、又はメディアクリップの可用性を示す何らかの他の方法を表示することにより、オペレータ選択の表示選択肢により示されるように、オペレータの検索基準に一致するメディアクリップを提示する。各メディアクリップに関連付けられるか、又は各メディアクリップに見られる情報から得られる、活動が行われた時間、得点されたゴールのタイプ、活動に関連付けられた個人の名前、各クリップに関連付けられた一次メディア記録を提供したユーザの識別情報等の関連付けられたメディアクリップに関する他の情報も同様に表示し得る。Johnny Millerによるゴールを示す、作成された2つのメディアクリップ等の特定の活動の2つ以上のビューが利用可能な場合、プロセッサ500は、複数のビューが利用可能なことの指示を個人に提示し得る。例えば、プロセッサ500は、ゴールの2つのビューのそれぞれの2つの静止画、アイコン、サムネイルビデオ、ハイパーリンクを提示することができる。代替的には、プロセッサ500は、選択可能なアイコン又は複数のビューが利用可能なことをユーザに示す同様のユーザインターフェース要素を提示することができる。そのようなアイコン又は同様の要素を選択すると、特定のビューを選べるようにする別の動的ユーザインターフェース要素、例えば、カメラ名のリストがユーザに提示される。
【0203】
ブロック936において、オペレータは、見るか、又は聴く静止画、アイコン、サムネイルビデオ、ハイパーリンクのうちの1つ又は複数を選択し得る。それに応答して、選択に関連付けられたメディアクリップは、サーバ804からコンテンツ消費デバイス808にストリーミング、ダウンロード、又は他の方法で提供される。
【0204】
本明細書に開示される実施形態に関連して説明された方法又はステップは、ハードウェアで直接実施してもよく、プロセッサにより実行される機械可読命令で具現してもよく、又は両方の組合せであってもよい。機械可読命令は、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、又は当技術分野で既知の任意の他の形態の記憶媒体に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。プロセッサ及び記憶媒体はASICに存在し得る。代替的には、プロセッサ及び記憶媒体は、別個の構成要素として存在し得る。
【0205】
したがって、本発明の実施形態は、本明細書に開示される教示、方法、プロセス、アルゴリズム、ステップ、及び/又は機能を実施するコード又は機械可読命令を具現する非一時的機械可読媒体を含み得る。
【0206】
上記開示は本発明の例示的な構成要素を示すが、添付の特許請求の範囲により規定される本発明の範囲から逸脱せずに、本明細書において様々な変更形態及び変形形態をなし得ることに留意されたい。本明細書に記載される本発明の実施形態による方法請求項の機能、ステップ、及び/又は動作は、いかなる特定の順序でも実行する必要はない。更に、本発明の要素は、単数で記載又は特許請求され得るが、単数への限定が明示的に述べられる場合を除き、複数も意図される。