(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-514567(P2017-514567A)
(43)【公表日】2017年6月8日
(54)【発明の名称】運動動作の可視化及び計測に使用されるフィードバック・アセンブリを含むひも調節器アセンブリ
(51)【国際特許分類】
A43C 11/14 20060101AFI20170512BHJP
A63B 69/00 20060101ALI20170512BHJP
A43C 15/00 20060101ALI20170512BHJP
【FI】
A43C11/14
A63B69/00 C
A43C15/00 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】39
(21)【出願番号】特願2016-562003(P2016-562003)
(86)(22)【出願日】2015年4月14日
(85)【翻訳文提出日】2016年12月6日
(86)【国際出願番号】US2015025763
(87)【国際公開番号】WO2015191157
(87)【国際公開日】20151217
(31)【優先権主張番号】62/043,822
(32)【優先日】2014年8月29日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/979,491
(32)【優先日】2014年4月14日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】62/018,194
(32)【優先日】2014年6月27日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】516300612
【氏名又は名称】フライクリップ エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】特許業務法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヌスバウム、ジョナサン
【テーマコード(参考)】
4F050
【Fターム(参考)】
4F050AA01
4F050BC22
4F050BC23
4F050GA06
4F050GA30
4F050JA01
4F050MA05
4F050MA08
(57)【要約】
ひも調節器アセンブリ12はユーザの靴10の靴ひも11を選択的に調節するようになされる。ひも調節器アセンブリ12はひも調節器14とフィードバック・アセンブリ19とを含む。ひも調節器14はユーザの靴10の靴ひも11を選択的に調節するようになされる。フィードバック・アセンブリ19は、ひも調節器14に結合される。更に、フィードバック・アセンブリ19は、(i)運動動作の間、ユーザの統計的データを選択的に計測すること、及び(ii)運動動作の間、ユーザの画像を選択的に取り込むことのうちの1つを行うように構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの靴の靴ひもを選択的に調節するようになされたひも調節器アセンブリであって、
前記ユーザの前記靴の前記靴ひもを選択的に調節するようになされたひも調節器と、
前記ひも調節器に結合されたフィードバック・アセンブリであって、(i)運動動作の間、前記ユーザの統計的データを選択的に計測すること、及び(ii)前記運動動作の間、前記ユーザの画像を選択的に取り込むことのうちの1つを実行するように構成されている、フィードバック・アセンブリと、
を備えるひも調節器アセンブリ。
【請求項2】
前記フィードバック・アセンブリは、前記運動動作の間、前記ユーザの第1の動作特性を感知する第1のセンサと、前記第1のセンサに電気的に結合されたコントローラとを含むセンサ・アセンブリを含み、前記コントローラはプロセッサを含み、前記コントローラは、前記第1のセンサから前記第1の動作特性を受信し、前記第1の動作特性に少なくとも一部基づく第1の統計的データ点を生成する、請求項1に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項3】
前記センサ・アセンブリは更に前記運動動作の間、前記ユーザの第2の動作特性を感知する第2のセンサを備え、前記コントローラは更に前記第2のセンサから前記第2の動作特性を受信し、前記第1の動作特性及び前記第2の動作特性に少なくとも一部基づく前記第1の統計的データ点を生成する、請求項2に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項4】
前記センサ・アセンブリは更に前記運動動作の間、前記ユーザの第2の動作特性を感知する第2のセンサを備え、前記コントローラは更に前記第2のセンサから前記第2の動作特性を受信し、前記第2の動作特性に少なくとも一部基づく第2の統計的データ点を生成する、請求項2に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項5】
前記第1のセンサは前記運動動作の間、前記ユーザの水平移動、垂直移動、及び角度のある移動の1つ又は複数を感知する、請求項2に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項6】
前記第1のセンサは2軸加速度計、3軸加速度計及び速度センサのうちの1つである、請求項2に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項7】
前記フィードバック・アセンブリは前記運動動作の間、前記ユーザの画像を取り込む画像取込みアセンブリを含む、請求項1に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項8】
前記ひも調節器は、調節機本体と、前記調節機本体に選択的に結合された調節器カバーを含み、前記画像取込みアセンブリは前記調節器カバーに結合されている、請求項7に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項9】
前記画像取込みアセンブリは光学アセンブリ及び取込みシステムを含み、前記光学アセンブリは、前記取込みシステムが前記ユーザの前記画像を取り込むことができるように前記取込みシステム上に光を集束する、請求項7に記載の調節器アセンブリ。
【請求項10】
前記ユーザの前記画像は静止画である、請求項9に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項11】
前記ユーザの前記画像は動画である、請求項9に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項12】
前記画像取込みアセンブリは更に、前記ユーザの前記画像を記憶する記憶装置と、前記ユーザの前記画像を無線で遠隔画像装置に無線で送信する送信機とを含む、請求項9に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項13】
前記遠隔画像装置は前記ユーザの前記画像を表示する画像表示画面を含む、請求項12に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項14】
前記フィードバック・アセンブリは、(i)運動動作の間、前記ユーザの統計的データを選択的に計測すること、及び(ii)前記運動動作の間、前記ユーザの画像を選択的に取り込むことの両方を実行するように構成されている、請求項1に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項15】
前記フィードバック・アセンブリは、(i)前記運動動作の間、前記ユーザの第1の動作特性を感知する第1のセンサと、前記第1のセンサと電気的に結合され、プロセッサを含み、前記第1のセンサから前記第1の動作特性を受信し前記第1の動作特性に少なくとも一部基づく第1の統計的データ点を生成するコントローラとを含むセンサ・アセンブリ、及び(ii)前記運動動作の間、前記ユーザの画像を取り込む画像取込みアセンブリを含む、請求項14に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項16】
前記靴ひもは第1の端部及び第2の端部を含み、
前記ひも調節器は、
(i)ロック解除構成とロック構成の間で選択的に移動可能な本体アセンブリであって、前記本体アセンブリが前記ロック解除構成の時に前記靴ひもは前記本体アセンブリに対して調節可能であり、前記本体アセンブリが前記ロック構成の時に前記靴ひもは前記本体アセンブリに対して調節可能でない、本体アセンブリと、
(ii)前記本体アセンブリに連結されたひも端部保持器であって、前記ひも端部保持器は前記靴ひもの前記第1の端部及び前記第2の端部をしっかりと保持し、前記靴ひもの前記第1の端部を受容する第1の受容部及び前記靴ひもの前記第1の端部をしっかりと保持する第1の保持部を含むひも端部保持器と
を含む、請求項1に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項17】
靴ひもと、前記靴ひもを選択的に調節するために前記靴ひもに結合された請求項1に記載の前記ひも調節器アセンブリとを備える靴。
【請求項18】
運動動作の間、ユーザの統計的データを選択的に計測し、前記運動動作の間、前記ユーザの画像を選択的に取り込むための装置に結合するフィードバック・アセンブリであって、
前記運動動作の間、前記ユーザの第1の動作特性を感知する第1のセンサと、前記第1のセンサに電気的に結合され、プロセッサを含み、前記第1のセンサから前記第1の動作特性を受信し、前記第1の動作特性に少なくとも一部基づく第1の統計的データ点を生成するコントローラとを含むセンサ・アセンブリと、
前記運動動作の間、前記ユーザの画像を取り込む画像取込みアセンブリと
を備えるフィードバック・アセンブリ。
【請求項19】
前記センサ・アセンブリは前記運動動作の間、前記ユーザの第2の運動特性を感知する第2のセンサを更に備え、前記コントローラは更に、前記第2のセンサから前記第2の動作特性を受信し、前記第1の動作特性及び前記第2の動作特性に少なくとも一部基づく前記第1の統計的データ点を生成する、請求項18に記載のフィードバック・アセンブリ。
【請求項20】
前記センサ・アセンブリは前記運動動作の間、前記ユーザの第2の動作特性を感知する第2のセンサを更に備え、前記コントローラは更に、前記第2のセンサから前記第2の動作特性を受信し、前記第2の動作特性に少なくとも一部基づく第2の統計的データ点を生成する、請求項18に記載のフィードバック・アセンブリ。
【請求項21】
前記画像取込みアセンブリは光学アセンブリ及び取込みシステムを含み、前記取込みシステムが前記運動動作の間、前記ユーザの前記画像を取り込むことができるように、前記光学アセンブリは前記取込みシステム上に光を集束する、請求項18に記載のフィードバック・アセンブリ。
【請求項22】
前記画像取込みアセンブリは、前記ユーザの前記画像を記憶する記憶装置と、前記ユーザの前記画像を遠隔画像装置に無線で送信する送信機を更に含む、請求項21に記載のフィードバック・アセンブリ。
【請求項23】
前記遠隔画像装置は前記ユーザの前記画像を表示する画像表示画面を含む、請求項22に記載のフィードバック・アセンブリ。
【請求項24】
靴の靴ひもを選択的に調節するようになされたひも調節器と、前記ひも調節器に結合された請求項18に記載の前記フィードバック・アセンブリとを備えるひも調節器アセンブリ。
【請求項25】
前記靴ひもは第1の端部及び第2の端部を含み、
前記ひも調節器は、
(i)ロック解除構成とロック構成の間で選択的に移動可能な本体アセンブリであって、前記本体アセンブリが前記ロック解除構成の時に前記靴ひもは前記本体アセンブリに対して調節可能であり、前記本体アセンブリが前記ロック構成の時に前記靴ひもは前記本体アセンブリに対して調節可能でない、本体アセンブリと、
(ii)前記本体アセンブリに連結されたひも端部保持器であって、前記ひも端部保持器は前記靴ひもの前記第1の端部及び前記第2の端部をしっかりと保持し、前記靴ひもの前記第1の端部を受容する第1の受容部及び前記靴ひもの前記第1の端部をしっかりと保持する第1の保持部を含むひも端部保持器と
を含む、請求項24に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項26】
靴ひもと、前記靴ひもを選択的に調節するために前記靴ひもに結合された請求項24に記載の前記ひも調節器アセンブリとを備える靴。
【請求項27】
靴の靴ひもを選択的に調節及び固定するひも調節器アセンブリであって、前記靴ひもは第1の端部及び第2の端部を含み、
ロック解除構成とロック構成の間で選択的に移動可能な本体アセンブリであって、前記本体アセンブリが前記ロック解除構成の時に前記靴ひもは前記本体アセンブリに対して調節可能であり、前記本体アセンブリが前記ロック構成の時に前記靴ひもは前記本体アセンブリに対して調節可能でない、本体アセンブリと、
前記本体アセンブリに連結されたひも端部保持器であって、前記ひも端部保持器は前記靴ひもの前記第1の端部をしっかりと保持し、前記靴ひもの前記第1の端部を受容する第1の受容部及び前記靴ひもの前記第1の端部をしっかりと保持する第1の保持部を含むひも端部保持器と
を備えるひも調節器アセンブリ。
【請求項28】
前記ひも端部保持部は前記靴ひもの前記第2の端部をしっかりと保持する、請求項27に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項29】
前記第1の受容部は前記靴ひもの前記第2の端部を受容する、請求項28に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項30】
前記第1の保持部は前記靴ひもの前記第2の端部をしっかりと保持する、請求項29に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項31】
前記ひも端部保持器は前記靴ひもの前記第2の端部をしっかりと保持する第2の保持部を更に含む、請求項29に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項32】
前記ひも端部保持器は前記靴ひもの前記第2の端部を受容する第2の受容部を更に含む、請求項28に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項33】
前記第1の保持部は前記靴ひもの前記第2の端部をしっかりと保持する、請求項32に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項34】
前記ひも端部保持器は前記靴ひもの前記第2の端部をしっかりと保持する第2の保持部を更に含む、請求項32に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項35】
前記本体アセンブリは第1の本体部材及び第2の本体部材を含み、前記第1の本体部材は第2の本体部材に弾性的に結合され、前記第1の本体部材及び前記第2の本体部材は前記ロック解除構成と前記ロック構成との間で互いに対して移動する、請求項27に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項36】
前記ひも端部保持器は前記本体アセンブリと一体的に形成されている、請求項27に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項37】
前記ひも調節器に結合されたセンサ・アセンブリを更に備え、前記センサ・アセンブリは、運動動作の間、ユーザの第1の動作特性を感知する第1のセンサと、前記第1のセンサに電気的に結合され、プロセッサを含み、前記第1のセンサから前記第1の動作特性を受信し、前記第1の動作特性に少なくとも一部基づく第1の統計的データ点を生成するコントローラとを含む、請求項27に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項38】
前記ひも調節器に結合された画像取込みアセンブリを更に備え、前記画像取込みアセンブリは運動動作の間、ユーザの画像を取り込む、請求項27に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項39】
前記ひも調節器に結合されたセンサ・アセンブリを更に備え、前記センサ・アセンブリは、前記運動動作の間、前記ユーザの第1の動作特性を感知する第1のセンサと、前記第1のセンサに電気的に結合され、プロセッサを含み、前記第1のセンサから前記第1の動作特性を受信し、前記第1の動作特性に少なくとも一部基づく第1の統計的データ点を生成するコントローラとを含む、請求項38に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項40】
靴ひもと、請求項27に記載の前記ひも調節器アセンブリとを備える靴。
【請求項41】
運動動作の間、ユーザの靴の靴ひもを選択的に調節するようになされたひも調節器アセンブリであって、前記靴ひもは第1の端部及び第2の端部を含み、
前記ユーザの前記靴の前記靴ひもを選択的に調節するようになされたひも調節器であって、(i)ロック解除構成とロック構成の間で選択的に移動可能な本体アセンブリであって、前記本体アセンブリが前記ロック解除構成の時に前記靴ひもは前記本体アセンブリに対して調節可能であり、前記本体アセンブリが前記ロック構成の時に前記靴ひもは前記本体アセンブリに対して調節可能でない、本体アセンブリと、(ii)前記本体アセンブリに連結されたひも端部保持器であって、前記ひも端部保持器は前記靴ひもの前記第1の端部及び前記第2の端部をしっかりと保持し、前記靴ひもの前記第1の端部を受容する第1の受容部及び前記靴ひもの前記第1の端部をしっかりと保持する第1の保持部を含むひも端部保持器とを含むひも調節器と、
前記ひも調節器に結合されたセンサ・アセンブリであって、(i)前記運動動作の間、前記ユーザの第1の動作特性を感知する第1のセンサと、(ii)前記運動動作の間、前記ユーザの第2の動作特性を感知する第2のセンサと、(iii)前記第1のセンサ及び前記第2のセンサと電気的に結合され、プロセッサを含み、前記第1のセンサから前記第1の動作特性及び前記第2のセンサから前記第2の動作特性を受信し、前記第1の動作特性に少なくとも一部基づく第1の統計的データ点及び前記第2の動作特性に少なくとも一部基づく第2の統計的データ点を生成するコントローラとを含むセンサ・アセンブリと、
前記ひも調節器に結合された画像取込みアセンブリであって、前記画像取込みアセンブリは前記運動動作の間、ユーザの画像を取り込み、(i)光学アセンブリと、(ii)取込みシステムであって、前記運動動作の間、前記取込みシステムが前記ユーザの前記画像を取り込むことができるように、前記光学アセンブリが前記取込みシステム上に光を集束する、取込みシステムと、(iii)前記ユーザの前記画像を記憶する記憶装置と、(iv)前記ユーザの前記画像を遠隔画像装置に無線で送信する送信機とを含む画像取込みアセンブリと
を備えるひも調節器アセンブリ。
【請求項42】
ユーザの靴の靴ひもを選択的に調節するようになされたひも調節器アセンブリであって、
前記ユーザの前記靴の前記靴ひもを選択的に調節するようになされたひも調節器と、
前記ひも調節器に結合されたセンサ・アセンブリであって、前記ユーザの正確な位置情報を提供するGPSセンサを含むセンサ・アセンブリと
を備えるひも調節器アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2014年4月14日付で出願された米国特許仮出願第61/979,491号の「ひも調節器(LACE ADJUSTER)」、2014年6月27日付で出願された米国特許仮出願第62/018,194号の「運動動作の計測に使用されるセンサ・アセンブリ(SENSOR ASSEMBLY FOR USE IN MEASURING ATHLETIC PERFORMANCE)」、2014年8月29日付で出願された米国特許仮出願第62/043,822号の「運動動作の可視化及び計測に使用される画像アセンブリ及びセンサ・アセンブリ(IMAGE ASSENBLY AND SENSOR ASSEMBLY FOR USE IN VISUALIZING AND MEASURING ATHLETIC PERFORMANCE)」に関連し、これらに基づく優先権を主張する。許可される程度まで、米国特許仮出願第61/979,491号、第62/018,194号、第62/043,822号の内容が本明細書において参照として援用される。
【背景技術】
【0002】
多くのスポーツ選手は、プロであれアマチュアであれ、本格的でもそうでなくても、彼らの運動動作を可視化及び/又は数値化することに大変関心がある。よって、そのようなスポーツ選手に、彼らの運動動作の様々な態様を効果的に可視化及び/又は測定できるようにし、その後に彼らの運動動作の独特の見解を考える及び/又は時間をかけて彼らの運動動作を改善する手段として使用され得る装置を提供することが望ましい。
【0003】
それに加え、靴の靴ひもを調節する、締める及び解く(又は緩める)ことがしばしば必要となる。更に、靴ひもが靴を履いている人物にとって躓く潜在的な危険源とならないようにすることが更に望ましい。これは運動動作中のスポーツ選手に特に当てはまり得る。その理由は、解けた、締めすぎる若しくは緩すぎる、及び/又は躓く危険源になる靴ひもに関する問題は、次善の動作及び/又は負傷につながり得るためである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第8,181,320号明細書
【特許文献2】国際特許出願第PCT/US13/64008号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明はユーザの靴の靴ひもを選択的に調節するようになされたひも調節器アセンブリを対象とする。様々な実施例において、ひも調節器アセンブリはひも調節器とフィードバック・アセンブリとを含む。ひも調節器はユーザの靴の靴ひもを選択的に調節するようになされる。フィードバック・アセンブリはひも調節器に結合される。更に、フィードバック・アセンブリは、(i)運動動作の間、ユーザの統計的データを選択的に計測すること、及び(ii)運動動作の間、ユーザの画像を選択的に取り込むことのうちの1つを行うように構成される。
【0006】
ある実施例において、フィードバック・アセンブリは、運動動作の間、ユーザの第1の動作特性を感知する第1のセンサと第1のセンサに電気的に結合されるコントローラとを含むセンサ・アセンブリを含み、コントローラはプロセッサを含む。そのような実施例において、コントローラは、第1のセンサから第1の動作特性を受信し、第1の動作特性に少なくとも一部基づく第1の統計的データ点を生成する。加えて、センサ・アセンブリは更に運動動作の間、ユーザの第2の動作特性を感知する第2のセンサを含む。そのようなある実施例において、コントローラは更に第2のセンサから第2の動作特性を受信し、第1の動作特性及び第2の動作特性に少なくとも一部基づく第1の統計的データ点を生成する。付加的及び/又は代替的に、そのような他の実施例において、コントローラは更に第2のセンサから第2の動作特性を受信し、第2の動作特性に少なくとも一部基づく第2の統計的データ点を生成する。
【0007】
ある実施例において、第1のセンサは運動動作の間、ユーザの水平移動、垂直移動、及び角度のある移動の1つ又は複数を感知する。更に、第1のセンサは2軸加速度計、3軸加速度計及び速度センサのうちの1つであり得る。
【0008】
更に、ある実施例では、フィードバック・アセンブリは運動動作の間、ユーザの画像を取り込む画像取込みアセンブリを含む。そのようなある実施例において、ひも調節器は、調節器本体と、調節器本体に選択的に結合される調節器カバーとを含み、画像取込みアセンブリは調節器カバーに結合される。そのようなある実施例において、画像取込みアセンブリは光学アセンブリ及び取込みシステムを含み、光学アセンブリは、取込みシステムがユーザの画像を取り込むことができるように取込みシステム上に光を集束する。ユーザの画像は静止画及び/又は動画であり得る。
【0009】
ある実施例において、画像取込みアセンブリは更にユーザの画像を記憶する記憶装置と、ユーザの画像を無線で遠隔画像装置に送信する送信機とを含む。そのような実施例において、遠隔画像装置はユーザの画像を表示する画像表示画面を含み得る。
【0010】
更に、ある実施例において、フィードバック・アセンブリは、(i)運動動作の間、ユーザの統計的データを選択的に計測すること、及び(ii)運動動作の間、ユーザの画像を選択的に取り込むことの両方を行うように構成される。そのような実施例において、フィードバック・アセンブリは、(i)運動動作の間、ユーザの第1の動作特性を感知する第1のセンサと、第1のセンサと電気的に結合され、プロセッサを含み、第1のセンサから第1の動作特性を受信し、第1の動作特性に少なくとも一部基づく第1の統計的データ点を生成するコントローラとを含むセンサ・アセンブリ、及び(ii)運動動作の間、ユーザの画像を取り込む画像取込みアセンブリを含み得る。
【0011】
ある応用において、靴ひもは第1の端部及び第2の端部を含む。更に、ひも調節器は、(i)ロック解除構成とロック構成との間で選択的に移動可能な本体アセンブリであって、靴ひもは本体アセンブリがロック解除構成の時に本体アセンブリに対して調節可能であり、靴ひもは本体アセンブリがロック構成の時に本体アセンブリに対して調節可能でない、本体アセンブリと、(ii)本体アセンブリに連結されたひも端部保持器であって、靴ひもの第1の端部及び第2の端部をしっかりと保持し、靴ひもの第1の端部を受容する第1の受容部及び靴ひもの第1の端部をしっかりと保持する第1の保持部を含むひも端部保持器を含み得る。
【0012】
本発明は更に靴ひもと、靴ひもを選択的に調節するために靴ひもに結合される上記されたひも調節器アセンブリとを含む靴を対象とする。
【0013】
更に、本発明は運動動作の間ユーザの統計的データを選択的に計測し、運動動作の間、ユーザの画像を選択的に取り込むための装置へ結合されるフィードバック・アセンブリも対象とし、フィードバック・アセンブリは、(i)運動動作の間、ユーザの第1の動作特性を感知する第1のセンサと、第1のセンサに電気的に結合されるコントローラとを含むセンサ・アセンブリであって、コントローラはプロセッサを含み、第1のセンサから第1の動作特性を受信し、第1の動作特性に少なくとも一部基づく第1の統計的データ点を生成する、センサ・アセンブリと、(ii)運動動作の間、ユーザの画像を取り込む画像取込みアセンブリとを含む。
【0014】
更に、本発明は靴の靴ひもを選択的に調節及び固定するひも調節器アセンブリを対象とし、靴ひもは第1の端部及び第2の端部を含み、ひも調節器アセンブリは、(i)ロック解除構成とロック構成との間で選択的に移動可能な本体アセンブリであって、靴ひもは本体アセンブリがロック解除構成の時に本体アセンブリに対して調節可能であり、靴ひもは本体アセンブリがロック構成の時に本体アセンブリに対して調節可能でない、本体アセンブリと、(ii)本体アセンブリに連結されたひも端部保持器であって、靴ひもの第1の端部をしっかりと保持し、靴ひもの第1の端部を受容する第1の受容部及び靴ひもの第1の端部をしっかりと保持する第1の保持部を含むひも端部保持器とを含む。
【0015】
本発明の新規な特徴及び発明自体の両方は、それらの構造及び動作について、添付の説明と併せて添付の図面から最もよく理解されるであろう。尚、同様の参照符号は同様の部品を示す。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】靴ひもを有する靴の斜視図であり、本発明の特徴を有するひも調節器アセンブリの実施例であり、ひも調節器アセンブリはひも調節器と、ひも調節器に結合されたセンサ・アセンブリ及び画像取込みアセンブリとを含む。
【
図2A】
図1に示されたひも調節器の実施例の斜視図である。
【
図3】
図1に示されたセンサ・アセンブリの実施例の簡単な概略図である。
【
図4】
図1に示されたセンサ・アセンブリの他の実施例の簡単な概略図である。
【
図5】
図1に示された画像取込みアセンブリの実施例の簡単な概略図である。
【
図6A】本発明の特徴を有するひも調節器アセンブリの他の実施例の斜視図である。
【
図6B】
図6Aに示されたひも調節器アセンブリの前面図であって、ひも調節器アセンブリはロック解除構成にあるひも調節器を含む図である。
【
図6C】
図6Aに示されたひも調節器アセンブリの前面図であって、ひも調節器がロック構成にある図である。
【
図6D】
図6Aに示されたひも調節器アセンブリの前面図であって、ひも調節器が一部ロック構成にある図である。
【
図6E】
図6Aに示されたひも調節器アセンブリの側面図である。
【
図6F】
図6Aに示されたひも調節器アセンブリの後面図である。
【
図6G】
図6Aに示されたひも調節器アセンブリの分解図である。
【
図7A】本発明の特徴を有するひも調節器アセンブリの更に他の実施例の前面斜視図であって、ひも調節器アセンブリはロック解除構成にあるひも調節器を含む図である。
【
図7B】
図7Aに示されたひも調節器アセンブリの後面斜視図であって、ひも調節器がロック解除構成にある図である。
【
図7C】
図7Aに示されたひも調節器アセンブリの前面斜視図であって、ひも調節器がロック構成にある図である。
【
図7D】
図7Aに示されたひも調節器アセンブリの部分分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1は靴ひも11を有する靴10の斜視図であり、本発明の特徴を有するひも調節器アセンブリ12の実施例である。ひも調節器アセンブリ12のデザインは所望の通りに変化され得る。例えば、
図1に示される実施例では、ひも調節器アセンブリ12は装置14、即ちひも調節器と、ひも調節器14に結合される本発明の特徴を有するセンサ・アセンブリ16及び画像取込みアセンブリ18(本明細書では簡単に「画像アセンブリ」とも言う)を含む。又は、ある非排他的な代替の実施例では、ひも調節器アセンブリ12はセンサ・アセンブリ16無しで、及び/又は画像アセンブリ18無しでデザインされてもよい。
【0018】
ある例では、センサ・アセンブリ16及び画像アセンブリ18は個別及び/又はまとめて「フィードバック・アセンブリ」19と呼ばれ得る。異なる実施例では、上述のように、フィードバック・アセンブリ19、即ちセンサ・アセンブリ16及び/又は画像アセンブリ18はひも調節器14に結合され得る。例えば、ある実施例では、ひも調節器14は調節器本体アセンブリ220(
図2Aによりはっきりと示される)及び調節器本体アセンブリ220に結合される調節器カバー226(
図2Aによりはっきりと示される)を含み得る。そのような一実施例において、
図1に示されるように、センサ・アセンブリ16及び画像アセンブリ18は調節器カバー226に結合され得る。又は、そのような他の実施例において、センサ・アセンブリ16及び/又は画像アセンブリ18はひも調節器14の他の箇所に結合されてもよい。例えば、センサ・アセンブリ16及び/又は画像アセンブリ18は調節器本体アセンブリ220に結合されてもよい、及び/又は調節器本体アセンブリ220内に位置してもよい。
【0019】
概観として、センサ・アセンブリ16は、センサ・アセンブリ16を使用している、即ちひも調節器14を併せて使用するスポーツ選手(本明細書では一般に「ユーザ」とも呼ばれる)に、スポーツ選手が彼らの運動動作の様々な態様を効果的に計測できるようにする統計的データを提供するように独自にデザインされ得る。異なる実施例において、センサ・アセンブリ16はスポーツ選手のほぼ水平の移動、スポーツ選手のほぼ垂直の移動、スポーツ選手の角度のある及び/若しくは回転する移動、並びに/又は運動活動の動作の間スポーツ選手によるエネルギー及び力の消費に関する統計的データを提供し得る。例えば、ある実施例では、センサ・アセンブリ16はスポーツ選手に歩数、総移動距離、一歩毎の距離(即ち歩幅)、移動速度、水平突進(即ち、平均速度からの突然の加速)、ジャンプの数、ジャンプの高さ、垂直突進(例えば、ジャンプのための離陸速度又は加速)、加速の数(水平突進及び/又は垂直突進に関する)、スポーツ選手の角度のある、ひねり又は回転移動(及び/又はそのような移動の速度)、運動動作の間に消費されるエネルギー(例えばカロリーで)、及び/又は運動動作の間に消費される力(例えば、psi、kpi又は他の力の測定)に関する統計的データを提供し得る。加えて、センサ・アセンブリ16は更にスポーツ選手に他の望ましい統計的データを提供し得る。
【0020】
更に、センサ・アセンブリ16により提供される統計的データはその後スポーツ選手により使用され得、最終的に彼らの運動動作を改善することを目標として彼らのトレーニング・プログラム及びスケジュールを調整する。
【0021】
付加的及び/又は代替的に、ある実施例又は応用では、センサ・アセンブリ16は更にブルートゥース(登録商標)及び/又はGPS機能を含み得る。例えば、そのようなある実施例では、センサ・アセンブリ16はひも調節器14を着用する個人により使用され得る正確で精密な位置情報を提供するための一つ又は複数のGPSセンサを含み得る。そのようなある応用では、GPSセンサはひも調節器14を着用する個人が常に自身がどこにいるか、及び望ましい目的地に到達するのにどこへ行けばいいかがわかるようなナビゲーションの目的で使用され得る。そのような使用では、GPSセンサは例えばアドベンチャー・レースの間及び/又は荒野を探検する時にひも調節器14を着用する人物が迷子にならないように及び/又は着用者が既定の道を辿れるように使用され得る。
【0022】
更に、そのような他の応用において、GPSセンサは、例えばひも調節器14を着用する個人の世話をする、及び/又は管理する責任を持つ親や保護者のような誰かに安心感を提供し得る。そのような応用において、親や保護者が常にひも調節器14を着用する人物の正確で精密な位置情報を有することができるようにGPSセンサからの位置情報が遠隔受信機に無線で送信され得る。そのような応用により、親や保護者は着用者が迷子にならないように支援する及び/又は着用者が望ましくない又は適切でない位置に行かないように手助けできる。
【0023】
更に、本明細書で提供されるように、一つ又は複数のセンサ456(
図4に示される)の何れかからの情報を含むセンサ・アセンブリ16からの情報は、USBポート471(
図4に示される)又は他の適切な連結部を介して遠隔装置470(
図4に示される)にダウンロードされ得ることが理解されるべきである。そのような機能により、ユーザはセンサ・アセンブリ16のセンサ456の何れかからの運動活動の間に生成された関連するデータを見ることができる。例えば、ユーザはGPSセンサを使用して生成された遠隔装置470へ情報をダウンロードでき、その結果ユーザは例えば徒歩、自転車その他で辿った特定の経路又は道を正確に見ることができる。
【0024】
更に、画像アセンブリ18は、画像アセンブリ18を使用している、即ちひも調節器14を併せて使用するスポーツ選手に、スポーツ選手が彼らの運動動作の様々な態様を見る及び/又は評価できるようにする独自の視点を提供するように独自にデザイン及び/又は配置され得る。例えば、異なる実施例において、使用の間の画像アセンブリ18の特定の位置及び方向に応じて、スポーツ選手は彼らの運動動作の独自の観点及び角度を示す彼らの画像(例えば静止画及び/又は動画)を効果的に取り込み、検討及び分析できる。そのようなデザインにより、スポーツ選手は、他の場合には画像アセンブリの遠隔配置から入手できないと思われる彼らの運動動作に対する独自の洞察を集めることができる。
【0025】
例えば、画像アセンブリ18は低解像度又は高解像度の画像又は動画(及び音声)を提供できる。画像又は動画はワイファイ、ブルートゥース(登録商標)又はUSBポートを経由して送信され得る。ある実施例では、画像又は動画は動作又は試合の間TV放送で送信され得る。画像アセンブリ18はひも調節器14上のボタンにより制御され得るか、又は遠隔で制御され得る。
図1に示される実施例では、画像アセンブリ18はひも調節器14に固定される及び/又はそれと一体化される。画像、動画及び音声は画像アセンブリ18を着用する人物及び彼の周囲の環境のものであり得る。
【0026】
ある実施例において、画像アセンブリ18は望ましい画像又は動画を取り込むため靴10からほぼ上方又は外方に向けられ得る。加えて、ある実施例では、画像アセンブリ18が向けられる方向はユーザにより制御及び/又は調節され得るか、及び/又は他の個人により遠隔的に制御され得る。又は、画像アセンブリ18は異なる方向に向けられ得る。
【0027】
更に、センサ・アセンブリ16と同様に、画像アセンブリ18からの情報はUSBポート471又は他の適切な連結部を介して遠隔装置470にダウンロードされ得ることが理解されるべきである。そのようなデザインにより、ユーザは彼らの運動活動の完了後、彼らの都合のよい時に運動活動からの画像を見ることができる。
【0028】
更に、ある実施例では、ひも調節器14は靴10の靴ひも11を容易に素早く締める又は緩めるのに使用され得、靴ひも11は第1の端部(図示せず)及び第2の端部(図示せず)を含む。更に、ある実施例では、ひも調節器14は、靴ひも11が靴10を履いている人物の躓きの危険の可能性となることを抑制するように靴ひも11の第1の端部及び/又は第2の端部を選択的に受容及び保持するのに使用され得る、ひも端部保持器225(例えば
図2Aに示される)を含み得る。
【0029】
ひも調節器14は任意の適切なデザインを有し得る。例えば、一実施例において、ひも調節器14は、例えば2012年5月22日に発行された特許文献1「ひも調節器(LACE ADJUSTER)」に記載された様々な特徴及び制限を含むようにデザインされ得る。付加的及び/又は代替的に、ひも調節器14は例えば2014年4月14日に出願された米国特許仮出願第61/979,491号「ひも調節器(LACE ADJUSTER)」に記載された様々な特徴及び制限を含むようにデザインされ得る。更に付加的及び/又は代替的に、ひも調節器14は例えば2013年10月9日に出願された特許文献2「交換可能なカバーを有するひも調節器(LACE ADJUSTER WITH INTERCHANGEABLE COVERS)」に記載された様々な特徴及び制限を含み得る。許可される限り、特許文献1、米国特許仮出願第61/979,491号及び特許文献2の内容は本明細書に参照として援用される。
【0030】
図2Aから2Gは本発明の特徴を有するひも調節器214の実施例の他の図及び構成である。特に、
図2Aは本発明の特徴を有するひも調節器214の実施例の斜視図であり、
図2Bは
図2Aに示されたひも調節器214の前面図であり、
図2Cは
図2Aに示されたひも調節器214の側面図であり、
図2Dは
図2Aに示されたひも調節器214の上面図であり、
図2Eは
図2Bのひも調節器214のE−E線での断面図であり、
図2Fは
図2Cのひも調節器214のF−F線での断面図であり、
図2Gは
図2Aに示されるひも調節器の一部の斜視図である。
【0031】
ひも調節器214のサイズ及びデザインは変化され得る。最初に
図2Aに言及すると、この実施例において、ひも調節器214は、内側フレーム221(しばしば「第1の本体部材」とも呼ばれる)及び外側フレーム222(しばしば「第2の本体部材」とも呼ばれる)、弾性部材223(
図2Eに示される)、ガイド・システム224、ひも端部保持器225及び調節器カバー226を含む調節器本体アセンブリ220(本明細書では簡単に「本体アセンブリ」とも言う)を備える。ひも調節器214の要素のそれぞれのデザイン及び位置は本明細書に提供される教示に従って変化され得る。加えて、ひも調節器214は上記に挙げたように一つ又は複数の要素無しにデザインされてもよい。例えば、ひも調節器214はガイド・システム224無し及び/又は調節器カバー226無しでデザインされてもよい。
【0032】
更に、この実施例において、センサ・アセンブリ16及び画像アセンブリ18は(
図1に示すように)調節器カバー226に結合され得る。又は、上述のように、他の実施例において、センサ・アセンブリ16及び/又は画像アセンブリ18は、例えば本体アセンブリ220の内側フレーム221及び/若しくは外側フレーム222のようなひも調節器214の他の部分に結合されてもよく、並びに/又は本体アセンブリ220内に位置する及び/若しくは固定されてもよい。
【0033】
更に、内側フレーム221を「第1の本体部材」とも代替的に言う及び外側フレーム222を「第2の本体部材」とも代替的に言うことは単に利便性のためであり、フレーム221、222のどちらかが「第1の本体部材」又は「第2の本体部材」と呼ばれ得ることが理解されるべきである。
【0034】
本明細書において以下に詳細に記載するように、第1の本体部材、即ち内側フレーム221は、第2の本体部材、即ち外側フレーム222に弾性的に結合される。更に、ある実施例では、調節器本体アセンブリ220はひも調節器214の適切な機能を可能にするためロック構成(
図2Aから
図2Fに示される)とロック解除構成(図示せず)との間で選択的に移動され得る。例えば、ある実施例では、靴ひも11(
図1に示される)は調節器本体アセンブリ220がロック解除構成にある時、調節器本体アセンブリ220に対して調節可能であり、靴ひも11は調節器本体アセンブリ220がロック構成にある時、調節器本体アセンブリ220に対して調節可能でない。
【0035】
特に、ある実施例において、内側フレーム221及び外側フレーム222はロック構成とロック解除構成との間で互いに移動可能である。より具体的には、
図2Aに示される実施例において、内側フレーム221及び外側フレーム222がロック構成とロック解除構成との間で移動するので、内側フレーム221は部分的に外側フレーム222内に嵌まり、外側フレーム222に対して上下に(即ち、ひも調節器214が垂直に向けられる時)移動する。加えて、
図2Aに示されるように、内側フレーム221は外側フレーム222のほぼ上方に位置する。又は、内側フレーム221は本発明のひも調節器214の全体の機能を変えることなく外側フレーム222のほぼ下方に位置してもよい。
【0036】
ロック構成とロック解除構成との間の内側フレーム221及び外側フレーム222の互いの移動は、2012年5月22日に発行された特許文献1「ひも調節器(LACE ADJUSTER)」に示されて記載された幾分同じひも調節器の内側フレーム及び外側フレームの、ロック構成とロック解除構成との間の互いの移動とほぼ同様である。許可される限り、特許文献1の内容が本明細書に参照として援用される。
【0037】
内側フレーム221のデザイン及び位置はひも調節器214の要求に応じて変化され得る。この実施例では、内側フレーム221は(i)部材受容器228(
図2Eに示される)を有する上面227(
図2Eに示される)、(ii)部材開口230(
図2Eに示される)を有する底面229(
図2Eに示される)、(iii)第1の内側フレーム開口234A及び離間した第2の内側フレーム開口234Bを有する前面231、(iv)第3の内側フレーム開口234C(
図2Bに示される)及び離間した第4の内側フレーム開口234D(
図2Bに示される)を有する後面232及び(v)複数のガイド溝236を含む。尚、内側フレーム開口234Aから234Dに対する第1から第4の用語の使用は利便性のためのみであり、内側フレーム開口234Aから234Dの何れかが「第1の内側フレーム開口」、「第2の内側フレーム開口」、「第3の内側フレーム開口」及び/又は「第4の内側フレーム開口」と名付けられ得る。
【0038】
図示されるように、ある実施例では、上面227はほぼ半円のディスク形状であり得、ほぼ半円形の前縁227A(
図2Bによりはっきりと示される)及びほぼ平坦又は僅かに湾曲し得る後縁227B(
図2Cに示される)を有し、後縁227Bは、ひも調節器214が靴10に対して安定して配置されるように、靴10に対向する(
図1に示される)ようにデザインされている。加えて、図示されるように、上面227は内側フレーム221の底面229と同様の形状を有し、上面227が底面229より僅かに大きい。又は、上面227、例えば前縁227A及び後縁227Bは、図に示されるのと異なるデザイン及び/又は形状を有してもよい。例えば、上面227はほぼ円形のディスク形状、ほぼ正方形のディスク形状又はほぼ矩形のディスク形状であってもよい。
【0039】
部材受容器228は弾性部材223を内側フレーム221に固定するため弾性部材223の一部を受容及び保持するようになされる。一実施例において、部材受容器228は外側フレーム222に対向する内側フレーム221の上面227の表面のほぼ中央に位置する。又は、部材受容器228は内側フレーム221の上面227に対して異なる方法で位置してもよい。
【0040】
加えて、この実施例に示されるように、底面229はほぼ半円形のディスク形状であり得、ほぼ半円形状の前縁229A(
図2Eに示される)及びほぼ平坦又は僅かに湾曲し得る後縁229B(
図2Eに示される)を有し、後縁229Bはひも調節器214が靴10に対して安定して配置されるように靴10に対向するようデザインされる。加えて、図示されるように、底面229は内側フレーム221の上面227と同様の形状を有し、底面229は上面227より僅かに小さい。又は、底面229、例えば前縁229A及び後縁229Bは、図面に示されるのと異なるデザイン及び/又は形状を有していてもよい。例えば、底面229はほぼ円形のディスク形状、ほぼ正方形のディスク形状又はほぼ矩形のディスク形状であってもよい。
【0041】
部材開口230は弾性部材223を受容するようになされる。加えて、部材開口230は弾性部材223が内側フレーム221の上面227と外側フレーム222との間で延伸可能にする。一実施例において、部材開口230は内側フレーム221の底面229のほぼ中央に位置し、内側フレーム221の底面229を完全貫通して延伸する。又は、部材開口230は内側フレーム221の底面229に対して異なる方法で位置してもよい。
【0042】
上面227の前縁227A及び底面229の前縁229Aの形状にほぼ対応するように、内側フレーム221の前面231はほぼ湾曲した形状である。更に、前面231は底面229の前縁229Aの周囲から離間した上方で片持ち梁形式となり、前面231は上面227の前縁227Aの周囲の近くから離間した下方で片持ち梁形式となる。又は、前面231は異なる形状を有する、並びに/又は異なる方法で及び/若しくは異なる位置から底面229及び上面227から離間して延伸するようにデザインされてもよい。
【0043】
上述のように、内側フレーム221の前面231は第1の内側フレーム開口234Aと離間した第2の内側フレーム開口234Bとを含む。又は、内側フレーム221の前面231は2つより多い又は2つより少ない内側フレーム開口を含むようにデザインされてもよい。
【0044】
上面227の後縁227B及び底面229の後縁229Bの形状にほぼ対応するように、内側フレーム221の後面232はほぼ平坦又は僅かに湾曲し得る。更に、後面232は底面229の後縁229Bの周囲から離間した上方で片持ち梁形式となり、後面232は上面227の後縁227Bの周囲の近くから離間した下方で片持ち梁形式となる。又は、後面232は異なる形状を有する、並びに/又は異なる方法で及び/若しくは異なる位置から底面229及び上面227から離間して延伸するようにデザインされてもよい。
【0045】
上述のように、内側フレーム221の後面232は第3の内側フレーム開口234C及び離間した第4の内側フレーム開口234Dを含む。又は、内側フレーム221の後面232は2つより多い又は2つより少ない内側フレーム開口を含むようにデザインされてもよい。
【0046】
図2Aから2Fに示された実施例において、複数のガイド溝236が離間して内側フレーム221の前面231の外面231Aの周りに配置される。本明細書で以下により詳細に記載されるように、ガイド溝236はガイド・システム224の一部を形成する。ガイド溝236のデザイン及び位置はひも調節器214の要求に適合するため変化され得る。この実施例において、内側フレーム221は、内側フレーム221と外側フレーム222との間の望ましい相対移動、即ちロック構成とロック解除構成との間の移動を案内する助けとするために、及び内側フレーム221と外側フレーム222との間の望ましくない相対移動、即ちロック構成とロック解除構成との間の移動に必要な方向以外の方向の移動を制限するために、外側フレーム222の一部を受容するようにデザインされた3つの離間したガイド溝236(
図2Aでは2つのみが見えている)を含む。他の実施例では、ガイド溝236はほぼU字状、ほぼV字状又はある他の形状であってもよい。更に代替的に、内側フレーム221は3つより多い又は3つより少ないガイド溝236を有してデザインされてもよい。
【0047】
この実施例において、外側フレーム222は上部に沿って開口し、そのため、内側フレーム221の少なくとも一部を受容し、内側フレーム221を外側フレーム222に対して移動範囲に亘って上下に移動可能にする、即ち内側フレーム221と外側フレーム222がロック構成とロック解除構成との間で移動できるようにデザインされる。外側フレーム222のデザイン及び位置はひも調節器214の要求に応じて変化され得る。この実施例では、外側フレーム222は(i)第1の外側フレーム開口240A及び離間した第2の外側フレーム開口240Bを有する前面237、(ii)第3の外側フレーム開口240C(
図2Gに示される)及び離間した第4の外側フレーム開口240D(
図2Gに示される)を有する後面238、(iii)部材受容器243(
図2Eに示される)を有する底面242、及び(iv)複数のガイド・タブ244を含む。尚、外側フレーム開口240Aから240Dに対する第1から第4の用語の使用は利便性のみのためになされ、外側フレーム開口240Aから240Dの何れかが「第1の外側フレーム開口」、「第2の外側フレーム開口」、「第3の外側フレーム開口」、及び/又は「第4の外側フレーム開口」と名付けられ得る。
【0048】
図2Aから2Fに示されるように、外側フレーム222は内側フレーム221のほぼ下方に位置する。又は、外側フレーム222は本発明のひも調節器214の全体の機能を変えずに内側フレーム221のほぼ上方に位置してもよい。
【0049】
外側フレーム222の前面237はほぼ湾曲した形状であり、底面242の一部の周囲から離間した上方で片持ち梁形式となる。又は、前面237は異なる形状を有する、並びに/又は異なる方法で及び/若しくは異なる位置から底面242から離間して延伸するようにデザインされてもよい。
【0050】
更に、上記のように、外側フレーム222の前面237は第1の外側フレーム開口240A及び離間した第2の外側フレーム開口420Bを含む。又は、外側フレーム222の前面237は2つより多い又は2つより少ない外側フレーム開口を有するようデザインされてもよい。
【0051】
外側フレーム222の後面238はほぼ平坦又は僅かに湾曲し得、底面242の一部の周囲から離間した上方で片持ち梁形式となる。又は、後面238は異なる形状を有する、並びに/又は異なる方法で及び/若しくは異なる位置から底面242から離間して延伸するようにデザインされてもよい。
【0052】
更に、上記のように、外側フレーム222の後面238は第3の外側フレーム開口240C及び離間した第4の外側フレーム開口240Dを含む。又は、外側フレーム222の後面238は2つより多い又は2つより少ない外側フレーム開口を有するようデザインされてもよい。
【0053】
底面242はほぼ半円形のディスク形状であり、ほぼ半円形状の前縁242A(
図2Bに示される)及びほぼ平坦又は僅かに湾曲する後縁242B(
図2Cに示される)を有し、後縁242Bはひも調節器214が靴10に対して安定して配置されるように靴10に対向するようデザインされる。図示されるように、底面242は内側フレーム221の底面229と同様の形状を有し、外側フレーム222の底面242は、内側フレーム221が外側フレーム222の中でそれに対して移動できるよう、内側フレーム221の底面229より僅かに大きい。又は、底面242は異なる形状にデザインされてもよい。例えば、底面242はほぼ円形のディスク形状、ほぼ正方形のディスク形状又はほぼ矩形のディスク形状であってもよい。
【0054】
部材受容器243は弾性部材223を外側フレーム222に固定するため弾性部材223の一部を受容及び保持するようになされる。一実施例において、部材受容器243は内側フレーム221に対向する外側フレーム222の底面242の表面のほぼ中央に位置する。又は、部材受容器243は外側フレーム222の底面242に対して異なる方法で位置してもよい。
【0055】
図2Aから
図2Gに示された実施例において、複数のガイド・タブ244が離間して外側フレーム222の前面237の内面237Aの周りに配置される。本明細書で以下により詳細に記載されるように、ガイド・タブ244はガイド・システム224の一部を形成する。ガイド・タブ244のデザイン及び位置はひも調節器214の要求に適合するため変化され得る。この実施例において、外側フレーム222は、内側フレーム221の複数のガイド溝236内に配置されるように、及び内側フレーム221の外側フレーム222に対する移動、即ちロック構成とロック解除構成との間の移動を案内する助けとするために、デザインされた3つの離間したガイド・タブ244(
図2Aでは2つのみが見えている)を含む。他の実施例では、ガイド・タブ244はほぼU字状、ほぼV字状又はある他の形状であってもよい。又、外側フレーム222は3つより多い又は3つより少ないガイド・タブ244を有してデザインされてもよい。
【0056】
上述のように、内側フレーム221及び外側フレーム222はロック構成とロック解除構成との間で互いに移動するようにデザインされる。ロック解除構成において、内側フレーム開口234Aから234Dは外側フレーム開口240Aから240Dとほぼ整列且つ同心である。より具体的には、ロック解除構成において、内側フレーム221は外側フレーム222のほぼ中に位置し、第1の内側フレーム開口234Aが第1の外側フレーム開口240Aとほぼ整列且つ同心であり、第2の内側フレーム開口234Bが第2の外側フレーム開口240Bとほぼ整列且つ同心であり、第3の内側フレーム開口234Cが第3の外側フレーム開口240Cとほぼ整列且つ同心であり、第4の内側フレーム開口234Dが第4の外側フレーム開口240Dとほぼ整列且つ同心である。ロック構成において、内側フレーム221は外側フレーム222から幾分離間して延伸し、内側フレーム開口234Aから234Dは、それらが外側フレーム開口240Aから240Dと整列又は同心にはならないように配置される。
【0057】
弾性部材223のデザインはひも調節器214の要求に応じて変化され得る。例えば、
図2Aから2Gに示される実施例において、弾性部材223はばねである。又は、弾性部材223は弾性材料の別の部材でもよい。弾性部材223は内側フレーム221と外側フレーム222に固定され、内側フレーム221と外側フレーム222との間を延伸する。より詳細には、弾性部材223は部材受容器228を介して内側フレーム221に固定され、弾性部材223は部材受容器243を介して外側フレーム222に固定される。この実施例において、弾性部材223は内側フレーム221を外側フレーム222に対して上昇及び/又は離間するように押す。或いは、弾性部材223は内側フレーム221及び外側フレーム222をロック構成へ付勢する。又は、弾性部材223は内側フレーム221を外側フレーム222内へ押すようにデザインされてもよい。そのような他の実施例では、ひも調節器214は内側フレーム221及び外側フレーム222をロック構成に維持するロック機構(図示せず)を更に必要とすることになる。これらの他の実施例において、弾性部材223は、内側フレーム221及び外側フレーム222がロック構成とロック解除構成との間を移動するため、延伸又は圧縮される。
【0058】
ガイド・システム224は内側フレーム221の外側フレーム222に対する動き(例えばひも調節器214が垂直に向く時の上下)を案内する。ガイド・システム224のデザインはひも調節器214の要求に適合するために変化され得る。
図2Aから2Gに示された実施例において、ガイド・システム224は複数のガイド溝236及び複数のガイド・タブ244を含む。複数のガイド溝236のそれぞれは複数のガイド・タブ244の1つを受容するためにデザイン及び配置される。上記に論じたように、ガイド溝236は、内側フレーム221の前面231の外面231Aに沿ってほぼU字状、ほぼV字状又はある他の形状の溝であってもよい。同様に、ガイド・タブ244は、外側フレーム222の前面237の内面237Aに沿ってほぼU字状、ほぼV字状又はある他の形状のタブであってもよい。又は、内側フレーム221は3つより多い又は3つより少ないガイド溝236を有するようにデザインされてもよく、外側フレーム222は3つより多い又は3つより少ないガイド・タブ244を有するようにデザインされてもよい。更に代替的に、ひも調節器214は内側フレーム221が複数のガイド・タブを含み、外側フレーム22が複数のガイド溝を含むようにデザインされてもよい。更に代替的に、ガイド・システム224は、内側フレーム221と外側フレーム222との間の相対的な動きを異なる方法で案内する、異なるデザインを有していてもよい。
【0059】
ひも端部保持器225は靴ひも11の第1の端部及び/又は第2の端部をしっかりと保持するようにデザインされる。更に、図示されるように、ひも端部保持器225は本体アセンブリ220に連結される。特に、ひも端部保持器225は本体アセンブリ220、即ち内側フレーム221及び外側フレーム222の内の1つ又は両方に結合され得、及び/又はひも端部保持器225は本体アセンブリ220と一体的に形成され得る。例えば、図示されるように、ひも端部保持器225は外側フレーム222の一部として含まれ得る及び/又はそれと一体的に形成され得る。より詳細には、この実施例に図示されるように、ひも端部保持器225は外側フレーム222の底面242から離れたほぼ下方に延伸し得、ひも端部保持器225は外側フレーム222の前面237から離れた幾分外方に延伸し得る。又は、ひも端部保持器225は内側フレーム221の一部として含まれ得る及び/又はそれと一体的に形成され得る。更に代替的に、ひも端部保持器225は別個に形成されて外側フレーム222及び/又は内側フレーム221に結合されてもよい。
【0060】
ひも端部保持器225のデザインはひも調節器214、靴ひも11及び/又は靴10の特有の要求に適合するために変化され得る。ある実施例では、ひも端部保持器225は靴ひも11の第1の端部及び/又は第2の端部を受容する1つ又は複数の受容部246、及び靴ひも11の第1の端部及び/又は第2の端部をしっかりと保持する1つ又は複数の保持部248を含み得る。例えば、
図2Aから
図2Gに示された実施例では、ひも端部保持器225は1つのほぼ中央に配置された受容部246及び4つの保持部248を含み、2つの保持部248が受容部246の片側に位置している。更に、この実施例では、受容部246及び保持部248は単一の共通の保持器開口250内に形成される。又は、1つ又は複数の受容部246及び1つ又は複数の保持部248のそれぞれは互いに離間しても、互いに結合しても及び/又は任意の適切な方法で1つ若しくは複数の保持器開口250内に形成されてもよい。例えば、ある非排他的な代替の実施例では、ひも端部保持器225は靴ひも11の第1の端部を受容及び保持する目的で第1の保持器開口内に形成される第1の受容部及び第1の保持部と共に、及び靴ひも11の第2の端部を受容及び保持する目的で第2の保持器開口内に形成される第2の受容部及び第2の保持部と共に形成されてもよい。他の非排他的な代替の実施例では、ひも端部保持器225は靴ひもの第1の端部を受容する第1の受容部と、靴ひも11の第2の端部を受容する第2の受容部と、靴ひも11の第1の端部及び第2の端部のそれぞれをしっかりと保持する単一の保持部を含んでもよい。
【0061】
上述のように、受容部246は靴ひも11の第1の端部及び/又は第2の端部を受容するようになされる。更に、この実施例では、保持部246はほぼ円形形状であり、外側フレーム222の前面237の下のほぼ中央に配置される。又は、受容部246は異なる形状を有してもよく、及び/又は受容部246は異なる方法で配置されてもよい。更に代替的に、ひも端部保持器225は1つ以上の受容部246を有してもよい。
【0062】
更に、上述のように、保持部248は靴ひも11の第1の端部及び/又は第2の端部をしっかりと保持するようになされる。更に、上述のように、2つの保持部248が受容部246の片側に配置され、受容部246及び保持部248は単一の共通の保持器開口250内に形成される。この実施例では、保持部248のそれぞれはほぼ溝形状であり、保持部248は受容部246にすぐ隣接して配置され、受容部246は、受容部246よりも遠くに離間して配置される保持部248より僅かに大きい。このデザインにより、ひも端部保持器225は異なるサイズ、例えば異なる厚さの靴ひもを効果的にしっかりと保持できる。又は、保持部248は異なる形状、異なるサイズを有してもよく、及び/又は図に示したのと異なる方法で配置されてもよい。更に代替的に、ひも端部保持器225は4つより多い又は4つより少ない保持部248を含んでいてもよい。
【0063】
ひも調節器214の使用の間、靴ひも11は内側フレーム開口234Aから234D及び外側フレーム開口240Aから240Dに効果的に通された後、(i)靴ひも11の第1の端部はひも端部保持器225の受容部246に通され、保持部248の1つ(即ち、適切なサイズの保持部248)の中でしっかりと保持されるように側部へ移動され得る、及び(ii)靴ひも11の第2の端部はひも端部保持器225の受容部246内に通され、保持部248の1つ(即ち、適切なサイズの保持部248)の中でしっかりと保持されるように側部へ移動され得る。靴ひも11の端部がこのように1つ又は複数の保持部248内でしっかりと保持されるため、靴10の着用者の躓く危険の可能性が効果的に抑止される。靴ひも11の第1の端部及び第2の端部のそれぞれは、ひも端部保持器225の同じ又は異なる保持部248内で保持され得ることが理解されるべきである。
【0064】
この実施例で示されるように、調節器カバー226は内側フレーム221の上面227に選択的に固定される及び/又は結合され得る。代替の実施例では、調節器カバー226は任意の適切な方法で内側フレーム221の上面227に選択的に固定される及び/又は結合されてもよい。例えば、内側フレーム221は複数の離間したカバー開口(図示せず)を含んでもよく、調節器カバー226は、調節器カバー226を内側フレーム221に固定及び/又は結合するために配置されてカバー開口により選択的に受容される複数の離間したカバー・ピン(図示せず)を含み得る。又は、内側フレーム221は複数の離間したカバー・ピンを含んでもよく、調節器カバー226は配置されてカバー・ピンを選択的に受容する複数の離間したカバー開口を含んでもよい。更に代替的に、内側フレーム221及び調節器カバー226のそれぞれは例えばベルクロ(登録商標)、磁石、両面テープ、リップ/溝の組合せ、突起/凹みの組合せ又は調節器カバー226が内側フレーム221に効果的に固定及び/結合され得るような他の適切な装置のようなフックとループの材料を含んでもよい。調節器カバー226と内側フレーム221との間の取り付けの可能性のある手段は2013年10月9日に出願された特許文献2「交換可能なカバーを有するひも調節器(LACE ADJUSTER WITH INTERCHANGEABLE COVERS)」により詳細に記載されている。許可される限り、特許文献2の内容が参照として本明細書に援用される。
【0065】
更に代替的に、調節器カバー226のデザイン及び位置はひも調節器214の要求に応じて変化され得る。例えば、ある実施例では、調節器カバー226は任意の適切な方法で外側フレーム222に固定及び/又は結合され得る。
【0066】
図示されるように、調節器カバー226は内側フレーム221の上面227の形状に大変よく似た、ほぼ半円形のディスク形状である。又は、調節器カバー226は異なる形状にデザインされてもよい。例えば、調節器カバー226はほぼ円形のディスク形状、ほぼ正方形のディスク形状又はほぼ矩形のディスク形状であってもよい。尚、調節器カバー226は、調節カバー226の上面226Tに例えばこの実施例で示されるようなスポーツロゴ等のデザイン252を含み得、ひも調節器214がより興味深い外観を有することを可能にする。更に、この実施例において、調節器カバー226が内側フレーム221に選択的に取り付けられるようにデザインされる状態で、別のデザイン252を有する異なる調節器カバー226がひも調節器214の残りの部分に素早く且つ容易に取り付けられ得る。
【0067】
上述の通り、
図2Gは
図2Aに示されるひも調節器214の一部の斜視図である。特に、
図2Gはひも調節器214の外側フレーム222の斜視図である。
図2Gに内側フレーム221が含まれていないため、外側フレーム222のこの実施例の特定のデザインの特徴及び態様がよりはっきりと図示され得ることが理解されるべきである。例えば、
図2Gは第3の外側フレーム開口240Cと第4の外側フレーム開口240Dをよりはっきりと図示する。尚、
図2Gは外側フレーム222の前面237及び後面238の全体の形状をよりはっきりと図示する。
【0068】
まとめると、
図2Aから
図2Gに示された実施例において、(i)内側フレーム221は外側フレーム222内に部分的に嵌められ、それに対してロック構成とロック解除構成との間で上下に移動する、(ii)弾性部材223は内側フレーム221と外側フレーム22との間を延伸し、内側フレーム221が外側フレーム222に対しロック構成へ付勢されるように内側フレーム221を上方へ押す、(iii)内側フレーム221は、それぞれが他の内側フレーム開口から離間する第1の内側フレーム開口234A、第2の内側フレーム開口234B、第3の内側フレーム開口234C及び第4の内側フレーム開口234Dを含み、(iv)外側フレーム222は、それぞれが他の外側フレーム開口から離間する第1の外側フレーム開口240A、第2の外側フレーム開口240B、第3の外側フレーム開口240C及び第4の外側フレーム開口240Dを含み、(v)内側フレーム開口234Aから234Dは、内側フレーム221と外側フレーム222がロック解除構成にある時、外側フレーム開口240Aから240Dとほぼ整列且つ同心であり、よって靴ひも11が内側フレーム開口234Aから234D及び外側フレーム開口240Aから240Dを通されるようにする、(vi)内側フレーム開口234Aから234Dは、内側フレーム221と外側フレーム222がロック構成にある時、外側フレーム開口240Aから240Dと整列且つ同心ではなく、よって靴ひも11が内側フレーム221と外側フレーム222との間でしっかりと保持されるようにする、(vii)靴ひも11の第1の端部はひも端部保持器225の受容部246に通され得る、(viii)靴ひも11の第2の端部はひも端部保持器225の受容部246に通され得る、及び(ix)靴ひも11の第1の端部及び第2の端部はひも端部保持器225の保持部248の1つに位置しその中でしっかりと保持されるように側部へ移動され得る。
【0069】
上述のように、様々な実施例において、フィードバック・アセンブリ19、即ちセンサ・アセンブリ16及び/又は画像アセンブリ18はひも調節器214に結合され得る。例えば、ある実施例では、上述のように、ひも調節器214は調節器本体アセンブリ220と調節器本体アセンブリ220に選択的に結合された調節器カバー226とを含む。そのような一実施例において、
図1に示すように、センサ・アセンブリ16及び画像アセンブリ18は調節器カバー226に結合され得る。又は、そのような他の実施例において、センサ・アセンブリ16及び/又は画像アセンブリ18は調節器本体アセンブリ220に結合されるか、又は調節器本体アセンブリ220内に位置し得る。
【0070】
図3は
図1に示されたセンサ・アセンブリ316の実施例の簡単な概略図である。センサ・アセンブリ316のデザインは変化され得る。例えば、
図3に示すように、センサ・アセンブリ316はアセンブリ本体354、1つ又は複数のセンサ356(
図3では二点鎖線のボックスとして4つ示される)、入力機構358、記憶装置360(二点鎖線のボックスとして示される)、送信機362(二点鎖線のボックスとして示される)、コントローラ364(二点鎖線のボックスとして示される)、表示画面366及び電源368(二点鎖線で示される)を含み得る。図示のように、この実施例において、1つ又は複数のセンサ356、入力機構358、記憶装置360、送信機362、コントローラ364、表示画面366及び電源368のそれぞれはアセンブリ本体354に結合される及び/又はほぼその中に位置し得る。これらの要素のそれぞれのデザインはセンサ・アセンブリ316のデザインの要求に適合するために変化され得る。又は、センサ・アセンブリ316は
図3に具体的に示されたものより多い又は少ない要素を含み得る他の適切なデザインを有し得る。更に代替的に、1つ又は複数の要素がアセンブリ本体354から離間して設けられてもよい。
【0071】
図示されるように、一実施例において、アセンブリ本体354は1つ又は複数のセンサ356、入力機構358、記憶装置360、送信機362、コントローラ364、表示画面366及び電源368のハウジングを提供し得る。アセンブリ本体354のデザインは変化され得る。例えば、一実施例において、アセンブリ本体354はほぼ矩形のボックス形状である。又は、アセンブリ本体354は他の適切な形状を有していてもよい。
【0072】
上述の通り、センサ・アセンブリ316はスポーツ選手に、スポーツ選手が彼らの運動動作の様々な態様を効果的に計測できる様々な統計的データ及び/又は動作測定値を提供し得る。そのような統計的データ及び/又は動作測定値を効果的に提供するために、センサ・アセンブリ316は適切な動作変数を感知するために特定の特徴を含む1つ又は複数のセンサ356を必要とする。例えば、ある実施例において、1つ又は複数のセンサ356は、1つ又は複数の2軸加速度計、3軸加速度計、ジャイロメータ(又はジャイロスコープ)及び/又は他の種類の速度センサ、及び/又は磁力計を含み得る。付加的及び/又は代替的に、1つ又は複数のセンサ356は追加の適切なセンサの種類を含んでもよい。
【0073】
本明細書で論じられるように、1つ又は複数のセンサ356は、その後にスポーツ選手にとって有効な統計的データ及び/又は動作測定値を生成するのに使用され得る様々な動作特性を感知するのに効果的に使用され得る。例えば、2軸加速度計は2軸に沿ったスポーツ選手の動作の間に自身の加速を計測及び/又は感知するのに使用され得る。より具体的には、1つの2軸加速度計は水平軸(即ち、X軸及びY軸)に沿ってスポーツ選手の加速を計測及び/又は感知するのに使用され得、他の2軸加速度計は1つの水平軸(即ち、X軸又はY軸)及び垂直軸(即ち、Z軸)に沿ってスポーツ選手の加速を計測及び/又は感知するのに使用され得る。更に、3軸加速度計は3軸全てに沿って(即ち、X軸、Y軸及びZ軸に沿って)スポーツ選手の加速を計測及び/又は感知するのに使用され得る。3軸加速度計により計測及び/又は感知された動作特性と2軸加速度計のそれぞれにより計測及び/又は感知された動作特性とを比べることにより(即ち3軸データから2軸データを引くことにより)、正確な加速度データがそれぞれ個別の軸に沿って決定され得、スポーツ選手の垂直及び水平の加速を効果的に分離することが理解されるべきである。
【0074】
更に、ジャイロメータ(又はジャイロスコープ)又は他の種類の速度センサが、運動活動又は試合の動作の間にスポーツ選手の角度のある移動(例えばひねり及び回転)に関する有効なデータを最終的に提供する手段として、スポーツ選手の方向情報を計測及び/又は感知するのに使用され得る。なお更に、磁力計がスポーツ選手の様々な動きに関連して空間の点における磁場の強度(即ち大きさ)及び方向を計測するのに使用され得る。
【0075】
1つ又は複数のセンサ356により計測及び/又は感知される任意の又は全ての動作特性は任意の適切な方法で組み合わされ得、運動活動又は試合の動作の間、スポーツ選手に対して様々な統計的データ及び/又は動作測定値を生成できるようにすることが理解されるべきである。
【0076】
運動動作からの様々な統計的データをより効果的に評価するために、スポーツ選手は、例えばスポーツ選手の身長と体重のような特定の入力情報を提供することを希望してもよいことが更に理解されるべきである。一実施例において、スポーツ選手は身長や体重のような情報を、入力機構358を介して手動でセンサ・アセンブリ316及び/又はコントローラ364に入力してもよい。又は、スポーツ選手の身長や体重のような情報は他の適切な方法でセンサ・アセンブリ316及び/又はコントローラ364に提供されてもよい。この情報は動作データに関する人々の身長と体重の効果を見るのに更に使用され得る。
【0077】
又、スポーツ選手は更に、スポーツ選手がいつ最適なパフォーマンスを経験できるかを決めることを助ける手段として、直近の食物及び/飲料の摂取、直近の睡眠経験、直近の運動及びその程度等の情報を提供し得る。
【0078】
更に、上述の通り、特定の実施例又は応用において、センサ・アセンブリ316はひも調節器14を着用する個人により使用され得る正確且つ精密な位置情報を提供するための1つ又は複数のGPSセンサを付加的及び/又は代替的に含み得る。例えば、特定の非排他的な代替の応用において、GPSセンサはナビゲーションの目的で使用され得る、及び/又はGPSセンサは追跡の目的で使用され得る。そのような応用により、ひも調節器14を着用する個人は常に自身がどこにいるか、及び望ましい目的地に到達するのにどこに行けばよいかを知る。そのような使用では、GPSセンサは例えばアドベンチャー・レースの間、又は荒野を探検する時にひも調節器14を着用する人物が迷子にならないように及び/又は着用者が、既定の道を辿れるように使用され得る。更に、上述の通り、GPSセンサは、例えばひも調節器14を着用する個人を世話する、及び/又は管理する責任がある親や保護者のような誰かに安心感を提供し得る。そのような応用において、ユーザ及び/又は親や保護者が常にひも調節器14を着用する人物の正確で精密な位置情報を有することができるようにGPSセンサからの位置情報が遠隔受信機470(
図4に示される)に無線で送信され得る。
【0079】
更に、GPSセンサはユーザの移動を追跡するのに使用され得る。例えば、走行又は自転車での経路は将来の分析のために記録及び記憶され得る。時間及び高度といった他の情報も将来の分析のために記録及び記憶され得る。
【0080】
1つ又は複数のセンサ356により感知されたデータ、及びスポーツ選手により入力機構358(又は他の方法で)を介して入力されたデータはセンサ・アセンブリ316の記憶装置360内に記憶及び/又は維持され得る。記憶装置360は情報の記憶及び/又は維持を可能にする任意の適切なデザインを有し得る。
【0081】
送信機362は記憶装置360(又はセンサ356からのデータ)内に記憶された情報及びデータをコントローラ364又は例えば遠隔のスマート・フォン、コンピュータ等の他のコンピュータ装置へ送信するように使用され得る。送信機362は記憶装置360からコントローラ364への情報及びデータの効果的な送信を可能にする任意の適切なデザインを有し得る。又は、記憶装置360内に記憶された情報及びデータは別個の送信機362を必要とせずにコントローラ364へ送信されてもよい。例えば、データは取り外し可能なコードを介してコンピュータ又は他のプロセッサへ送信されてもよい。
【0082】
コントローラ364は例えば記憶装置360及び/又は送信機362を介して1つ又は複数のセンサ356に電気的に結合される。更に、1つ又は複数のセンサ356により計測及び/又は感知される動作特性はその後送信されてコントローラ364により受信され、有効な統計的データ、即ち1つ又は複数の有効な統計的データ点へ変換される。一実施例において、1つ又は複数のワイヤ(図示せず)が、例えば記憶装置360及び/又は送信機362を介して動作特性を1つ又は複数のセンサ356からコントローラ364へ送信するのに使用され得る。又は、他の実施例において、1つ又は複数のセンサ356がそのような動作特性の送信のためにコントローラ364に無線で結合されてもよい。
【0083】
上述のように、コントローラ364はセンサ356により計測及び/又は感知された動作特性をスポーツ選手に有効な統計的データに変換するのに使用され得る。そのような統計的データは更にスポーツ選手により入力されたデータを、入力機構358(若しくは他の方法)を介して組み込み、及び/又はそのような統計的データはスポーツ選手により入力されたデータと無関係に提供され得る。コントローラ364は1つ又は複数の回路及び/又はプロセッサを含み得る。更に、コントローラ364はセンサ356からの情報を望ましい有効な統計的データへ変換するのに効果的に使用され得る1つ又は複数のプログラムアルゴリズムを含み得る。プログラムアルゴリズムは望ましい特定の統計的データに応じて変化され得る。
【0084】
上述のように、センサ・アセンブリ316はスポーツ選手の動作を計測するための様々な種類の有効な統計的データを生成するのに使用され得る。例えば、センサ・アセンブリ316は歩数計の使用(スポーツ選手のほぼ水平の移動)、即ち、歩数、総移動距離、及び/又は一歩毎の移動距離(又は歩幅)を通して提供され得るような統計的データを生成するのに使用され得る。歩幅は明らかに特有の活動の性質に応じて変化し得る。例えば、疲れている時や上り坂を走っている時は歩幅が比較的小さく、元気である及び/又は下り坂を走っている時は歩幅が比較的大きい。そのような情報を平均化して走るコースの性質と比較することにより、ユーザはこの情報を、走行完了までどのくらいかかるかを推定するのに使用できる。計時センサ又は機構を加えることにより、このデータは水平の移動速度の統計的データを生成するのに更に分析され得る。
【0085】
更に、水平突進に関する統計的データは2軸加速度計(X軸又はY軸、及びZ軸に沿った加速度を計測する)により計測及び/又は感知された動作特性を3軸加速度計(X軸、Y軸及びZ軸のそれぞれに沿った加速度を計測する)により計測及び/又は感知された動作特性と比較することにより生成され得る。2軸のデータを3軸のデータから引くことにより、軸外の加速度データが決定され得る。そのようにX軸及びY軸に沿った加速度データを分離することにより、水平突進が効果的に決定され得る。上述のように、水平突進はスピードの平均速度(スポーツ選手は既に動いているか又は完全停止している)からの突然の加速として規定される。そのような突進は更に任意の方向ベクトル、北、南、東、西及びそれらの間のどこからでも規定され得る。突進アルゴリズムは、経時的な消費された力又は加速度を平均化する必要がある。
【0086】
ほぼ同様の方法で、1つ又は複数のセンサ356からの動作特性は、例えばジャンプの数(ジャンプを構成するものの特性が効果的に構築された時)、ジャンプの高さ及び垂直の突進(即ち、離陸速度又はジャンプの加速度)といったスポーツ選手のほぼ垂直の移動に関する統計的データを生成するのに使用され得る。例えば、ジャンプを構成するもの及びジャンプの高さを効果的に決定するために、2軸加速度計からの情報(即ちX軸及びY軸に沿って)が3軸加速度計と比較され、その結果、軸外の動作(又は高さを計算する時の足の真実でない移動)が分析から除去され得る。
【0087】
スポーツ選手のほぼ水平の移動及びスポーツ選手のほぼ垂直の移動の統計的データは結合され、例えば加速度の全体の数(水平及び垂直)といった追加の望ましい統計的データを生成し得る。加速度の数はゼロの運動量から、一定の速度又は一定の重力加速度範囲の異なる監視までで規定され得る。その後、任意の方向の速度の突然の増加が効果的に数値化され得る。そのような情報は、例えばアイス・ホッケーやバスケットボールのような一定の加速度に更に依存する特定のスポーツにおいてより重要であり得る。
【0088】
更に、ジャイロメータ又は他の速度センサがスポーツ選手の角度のある、ひねり又は回転動作を分析するのに使用され得る。そのような分析において、真実の状態からのどれくらいの程度の角度のある動作又は回転がひねり又は回転として計測されると思われるかを数値化することが必要となり得る。
【0089】
なお更に、上述のように、1つ又は複数のセンサ356により計測及び/又は感知される動作特性は、運動動作の間に消費されるエネルギー(例えばカロリーで)及び/又は運動動作の間に消費される力(例えばpsi、kpi又は他の力の測定)に関連する統計的データを生成するのに更に使用され得る。消費されたエネルギー及び/消費された力に関連する任意の統計的データは、そのような統計的データが正確に生成されるように例えばスポーツ選手の体重のような情報を必要とし得ることが理解されるべきである。
【0090】
表示画面366は、センサ・アセンブリ316内で感知、入力及び/又は生成された任意の及び全てのデータ及び情報を表示するのに使用される適切なサイズ及び形状の動画画面でもよい。より具体的には、表示装置366は、1つ又は複数のセンサ356により計測及び/又は感知された動作特性、スポーツ選手により入力機構358を介して(又は他の方法で)入力されたデータ又は情報、及びコントローラ364により感知及び入力されたデータから生成され得る任意の統計的データ点を表示するのに使用され得る。
【0091】
電源368は1つ又は複数のセンサ356、入力機構358、記憶装置360、送信機362、コントローラ364及び/又は表示画面366に必要な電力を提供し得、これらの要素全てが望ましい機能を行えるようにする。一実施例において、電源368は、そのような必要な電力を提供するのに使用され得る、例えば充電池及び/又は使い捨ての電池のような1つ又は複数の電池(図示せず)を含み得る。又は、電源368は他の適切なデザインを有してもよい。
【0092】
図4は
図1に示されるセンサ・アセンブリ416の他の実施例の簡単な概略図である。この実施例において、センサ・アセンブリ416は
図3に関して上記に図示されて記載されたセンサ・アセンブリ316と幾分似ている。例えば、センサ・アセンブリ416は再び、
図3に関連して上記に図示されて記載されたアセンブリ本体354、1つ又は複数のセンサ356、入力機構358、記憶装置360、送信機362、コントローラ364、表示画面366及び電源368にデザイン及び機能において幾分似ている、アセンブリ本体454、1つ又は複数のセンサ456、入力機構458、記憶装置460、送信機462、コントローラ464、表示画面466及び電源468を含む。従って、アセンブリ本体454、1つ又は複数のセンサ456、入力機構458、記憶装置460、送信機462、コントローラ464、表示画面466及び電源468の様々な特徴及び態様は本明細書で詳細に説明しない。
【0093】
しかし、この実施例において、
図4に示すように、入力機構458、表示画面466及びコントローラ464はアセンブリ本体454から離間して、即ち遠隔装置470内に及び/又はそれに結合して配置される。例えば、入力機構458、表示画面466及びコントローラ464は、例えばスマート・フォン、コンピュータ及び/又は任意の他の適切なコンピュータ装置等の遠隔装置470内に含まれ得る及び/又はそれに結合され得る。このデザインにより、1つ又は複数のセンサ456により感知、計測及び/又は取り込まれる動作特性は記憶装置460内に記憶され得、その後送信機462を介してコントローラ464へ無線で送信され得、その結果より有効な統計的データがそのような動作特性から生成され得る。
【0094】
一実施例において、例えばスマート・フォン等の遠隔装置470はセンサ・アセンブリ416への応用を含み、情報は分析、比較、記憶又は他の情報のためにウェブサイトへアップロードされ得る。
【0095】
ある実施例において、遠隔装置470はブルートゥース機能を有し、消費者が通信して彼らの統計的データを1つ又は複数のプロのスポーツ選手と比較できるソーシャル・メディア態様を有する。この統計的データの比較は多くの異なるスポーツを統合できることが理解されるべきである。
【0096】
表示画面466をアセンブリ本体454から離間した遠隔装置470内で及び/又はそれに結合して設けることにより、表示画面466は、感知、計測、入力、及び/又は生成された情報、データ、及び動作特性が見やすくなるよう通常大きくなり得ることも理解されるべきである。更に、コントローラ464をアセンブリ本体454から離間した遠隔装置470内で及び/又はそれに結合して設けることにより、コントローラ464はサイズの制限が少なくなり、よって増加した計算機能が提供できる。
【0097】
更に、本明細書で上記に述べたように、ある実施例において、遠隔装置470はセンサ・アセンブリ416を使用して生成された任意の及び全てのデータを素早く容易にダウンロードするためにユーザが記憶装置460をUSBポート471に簡単にプラグ・インできるようにするUSBポート471又は他の適切な連結器を含み得る。そのようなデザインにより、ユーザは後でユーザの都合のいい時に任意及び全てのそのようなデータを見ることができる。
【0098】
図5は
図1に示された画像取込みアセンブリ518の実施例の簡単な概略図である。画像アセンブリ518のデザインは変化され得る。例えば、
図5に示されるように、画像アセンブリ518はアセンブリ本体572、光学アセンブリ574、取込みシステム576(二点鎖線で示される)、記憶装置578(二点鎖線のボックスとして示される)、送信機580(二点鎖線のボックスとして示される)、コントローラ582(二点鎖線のボックスとして示される)及び電源584(二点鎖線のボックスとして示される)を含むデジタルカメラであり得る。これらの要素のデザインは画像アセンブリ518のデザイン要求及び種類に適合するため変化され得る。又は、画像アセンブリ518は1つ又は複数のこれらの要素無しでデザインされてもよい。
【0099】
更に、ある代替の実施例では、画像アセンブリ518は運動動作の間のスポーツ選手の静止画を取り込むようにデザインされ得、及び/又は画像アセンブリ518は運動動作の間のスポーツ選手の動画シーケンスを取り込むようにデザインされ得る。更に、ある実施例では、画像アセンブリ518はスポーツ選手又は画像アセンブリ518の他のユーザにより手動で作動され得、及び/又は画像アセンブリ518は特定の移動又は試合の発生に基づき自動的に作動されるようにデザインされ得る。
【0100】
この実施例に示されるように、光学アセンブリ574、取込みシステム576、記憶装置578、送信機580、コントローラ582及び電源584のそれぞれはアセンブリ本体572に結合され得る及び/又はアセンブリ本体572のほぼ中に位置し得る。又は、1つ又は複数の要素がアセンブリ本体572から離間して設けられ得る。
【0101】
アセンブリ本体572は剛性であり、例えば光学アセンブリ574、取込みシステム576、記憶装置578、送信機580、コントローラ582及び電源584等の画像アセンブリ518の他の要素の少なくともいくつかのためのハウジングを支持及び/又は提供し得る。一実施例において、アセンブリ本体572は画像アセンブリ518のそのような要素を受容及び保持する空洞を形成する全体に矩形形状の中空体を含む。
【0102】
光学アセンブリ574は単一のレンズ又は互いに協働して取込みシステム576の上に光を集束するレンズの組合せを含み得る。画像アセンブリ518はひも調節器14に結合されるため、光学アセンブリ574はレンズが任意の望ましい方向から光を取込みシステム576上に集束させるように配置され方向づけられ得る。例えば、一実施例において、光学アセンブリ574はレンズがほぼ垂直方向から光を取込みシステム576上に集束させるように配置され方向づけられ得る、即ち光学アセンブリ574がひも調節器14からほぼ上方に向けられる。付加的及び/又は代替的に、光学アセンブリ574はレンズがほぼ水平方向から及び/又は垂直方向と水平方向との間の任意の望ましい角度で光を取込みシステム576上に集束させるように配置され方向付けられてもよい。
【0103】
一実施例において、画像アセンブリ518は、例えばスポーツ選手等の主な対象のできるだけはっきりした画像が取込みシステム576により受容されるまで光学アセンブリ574の1つ又は複数のレンズを内外に動かす、1つ又は複数のレンズ移動機を含むオートフォーカス・アセンブリ(図示せず)を含む。
【0104】
取込みシステム576は運動動作の間、スポーツ選手の静止画及び/又は動画シーケンスの情報を取り込む。取込みシステム576のデザインは画像アセンブリ518の種類に応じて変化し得る。デジタルタイプのカメラでは、取込みシステム576は画像センサ(図示せず)及びフィルタ・アセンブリ(図示せず)を含み得る。
【0105】
取込みシステム576により取り込まれる静止画及び/又は動画シーケンスは画像アセンブリ518の記憶装置578内に記憶及び/又は保持され得る。記憶装置578はそのような静止画及び/又は動画シーケンスの記憶を可能にする任意の適切なデザインを有し得る。
【0106】
送信機580は記憶装置578内に記憶された静止画及び/又は動画シーケンスをコントローラ582及び/又は例えばテレビジョン、スマート・フォン及びコンピュータ等の遠隔画像装置586へ送信するのに使用され得る。送信機580は記憶装置578からコントローラ582及び/又は遠隔画像装置586への静止画及び/又動画シーケンスの効果的な送信を可能にする任意の適切なデザインを有し得る。又は、記憶装置578内に記憶された静止画及び/又は動画シーケンスは別個の送信機580を必要とせずにコントローラ582へ送信され得る。
【0107】
コントローラ582は電気的に接続されて画像アセンブリ518の電気部品の動作を制御する。コントローラ582は1つ又は複数のプロセッサ及び回路を含み得、コントローラ582は本明細書に記載された1つ又は複数の機能を実行するようプログラムされ得る。例えば、コントローラ582は取込みシステム576により取り込まれたスポーツ選手の静止画及び/又は動画シーケンスの様々な処理ステップを実行するのに使用され得る。
【0108】
図示のように、コントローラ582はアセンブリ本体572内に配置され得る。付加的及び/又は代替的に、コントローラ582及び/又は別個の第2のコントローラは、例えば遠隔画像装置586の中といった画像アセンブリ518から離間して配置され得る。
【0109】
電源584は光学アセンブリ574、取込みシステム576、記憶装置578、送信機580及び/又はコントローラ582に必要な電力を提供し、これらの要素の全てが望ましい機能を実行できるようにし得る。一実施例において、電源584は、それらの必要な電力を提供するのに使用され得る例えば充電池及び/又は使い捨ての電池といった1つ又は複数の電池(図示せず)を含み得る。又は、電源584は他の適切なデザインを有してもよい。
【0110】
画像センブリ518及びセンサ・アセンブリ316の両方を含むひも調節器アセンブリ12の実施例において、送信機580、コントローラ582及び/又は電源584は、画像アセンブリ518及びセンサ・アセンブリ316のそれぞれに共通して使用され得ることが理解されるべきである。又は、そのような実施例において、画像アセンブリ518及びセンサ・アセンブリ316は別個の送信機、コントローラ及び/又は電源を含み且つ使用してもよい。
【0111】
更に、画像アセンブリ518及びセンサ・アセンブリ316の両方を含むひも調節器アセンブリ12の一実施例において、画像アセンブリ518及びセンサ・アセンブリ316の様々な要素が共通のアセンブリ本体に結合され得る及び/又はそのほぼ中に配置され得る。
【0112】
更に、
図5に示されて且つ上述のように、画像アセンブリ518は遠隔の画像装置586に無線で結合され得る。例えば、ある実施例において、画像アセンブリ518の送信機580はスポーツ選手の静止画及び動画シーケンスをワイファイ、ブルートゥース(登録商標)又は他の適切な無線技術を介して遠隔画像装置586へ無線で送信するようにデザインされ得る。
【0113】
遠隔画像装置586のデザインは変化され得る。この実施例に示されるように、遠隔画像装置586は画像表示画面588、遠隔記憶装置590(二点鎖線のボックスとして示される)、遠隔装置コントローラ592(二点鎖線のボックスとして示される)及び遠隔装置電源594(二点鎖線のボックスとして示される)を含み得る。又は、遠隔画像装置586は本明細書に具体的に図示されて記載されるものより多い又は少ない要素を有するようにデザインされてもよい。ある非排他的な代替の実施例において、遠隔画像装置586は、テレビジョン、スマート・フォン、コンピュータ及び/又はスポーツ選手の静止画及び/又は動画シーケンスを表示する他の適切な装置を備えてもよい。例えば、そのようなある実施例では、静止画及び/又は動画シーケンスは、テレビジョンで、(適切なアップロード後に)ウェブサイトで、及び/又はスマート・フォン・アプリケーションを介して視聴又は表示されてもよい。
【0114】
画像表示画面588は、運動動作の間に画像アセンブリ518により取り込まれたスポーツ選手の静止画及び/又は動画シーケンスを視聴する目的で提供される。画像表示画面588をアセンブリ本体572から離間した遠隔画像装置586内で及び/又はそれに結合して設けることにより、画像表示画面588は、運動動作の間に画像アセンブリ518により取り込まれたスポーツ選手の静止画及び/又は動画シーケンスがより見やすくなるよう通常実質的により大きくなり得ることも理解されるべきである。
【0115】
遠隔記憶装置590及び遠隔装置コントローラ592は、画像アセンブリ518のアセンブリ本体572に結合される又はそのほぼ中に配置される記憶装置578及びコントローラ582と本質的に同じ機能を行うようにデザインされ得る。更に、遠隔記憶装置590及び遠隔装置コントローラ592をアセンブリ本体572から離間した遠隔画像装置586内で及び/又はそれに結合して設けることにより、遠隔記憶装置590及び遠隔装置コントローラ592はサイズの制限が少なくなり、よって増加した画像記憶及び画像処理機能が提供できる。
【0116】
ある実施例において、スポーツ選手の静止画及び/又は動画シーケンスは遠隔画像装置586の画像表示画面588に生で示され得、及び/又はそのような静止画及び動画シーケンスは将来の視聴のため遠隔記憶装置590に保存され得る。
【0117】
遠隔装置電源594は画像表示画面588、遠隔記憶装置590及び/又は遠隔装置コントローラ592へ必要な電力を提供し得、これらの要素の全てが望ましい機能を実行できるようにする。一実施例において、遠隔装置電源594は、それらの必要な電力を提供するのに使用され得る例えば充電池及び/又は使い捨ての電池といった1つ又は複数の電池(図示せず)を含み得る。又は、遠隔装置電源594は他の適切なデザインを有してもよい。
【0118】
図6Aから6Gは本発明の特徴を有するひも調節器アセンブリ612の他の実施例の代替の図である。特に、
図6Aは本発明の特徴を有するひも調節器アセンブリ612の他の実施例の斜視図であり、
図6Bは
図6Aに示されたひも調節器アセンブリの前面図であって、ひも調節器アセンブリ612はロック解除構成にあるひも調節器614を含む図であり、
図6Cは
図6Aに示されたひも調節器アセンブリ612の前面図であり、ひも調節器614がロック構成にある図であり、
図6Dは
図6Aに示されたひも調節器アセンブリ612の前面図であり、ひも調節器614が一部ロック構成にある図であり、
図6Eは
図6Aに示されたひも調節器アセンブリ612の側面図であり、
図6Fは
図6Aに示されたひも調節器アセンブリ612の後面図であり、
図6Gは
図6Aに示されたひも調節器アセンブリ612の分解図である。
【0119】
ひも調節器アセンブリ612のデザインは変化され得る。
図6Aから
図6Gに示される実施例において、ひも調節器アセンブリ612はひも調節器614及びひも調節器614に結合される及び/又はその中で固定されるセンサ・アセンブリ616(
図6Gに示される)を含む。付加的及び/又は代替的に、ひも調節器アセンブリ612は本明細書で具体的に図示されて記載されたものより多い要素又は少ない要素を有してもよい。例えば、ある非排他的な代替の実施例において、ひも調節器アセンブリ612は更に任意の適切な方法でひも調節器614に結合される画像取込みアセンブリ(本明細書において上記に図示されて記載されたものと同様の)を含んでもよく、及び/又はひも調節器アセンブリ612はセンサ・アセンブリ616無しでデザインされてもよい。
【0120】
上述の通り、ひも調節器614は靴10(
図1に示される)の靴ひも11(
図1に示される)を容易に素早く締める又は緩めるのに使用され得る。
図6Aから
図6Gに示すように、ひも調節器614は、第1の本体部材621及び第2の本体部材622と、第1の弾性挿入アセンブリ623A(
図6Gに示される)と、第2の弾性挿入アセンブリ623B(
図6Gに示される)と、調節器カバー・プレート626とを含む調節器本体センブリ620(本明細書では簡単に「本体アセンブリ」とも言う)を備える。ひも調節器614の要素のそれぞれのデザイン及び位置は本明細書に提供される教示に従い変化され得る。更に、ひも調節器614は上記に挙げた1つ又は複数の要素無しでデザインされてもよい。例えば、ひも調節器614は調節器カバー・プレート626無しでデザインされてもよい。
【0121】
前の実施例と同様に、ひも調節器614はロック解除構成(例えば
図6Bに示される)とロック構成(例えば
図6Cに示される)との間で選択的に移動されるように構成される。更に、この実施例において、ひも調節器614は部分的なロック構成(例えば
図6A及び
図6Dから
図6Fに示される)に配置され得る。より詳細には、この実施例において、弾性挿入アセンブリ623A、623Bのそれぞれはロック位置とロック解除位置との間で互いに独立して移動され得、その結果靴ひも11はそれぞれの側で独立して選択的に調節され得る。例えば、
図6A及び
図6Dから
図6Fのそれぞれにおいて、第1の弾性挿入アセンブリ623Aはロック位置にあり第2の弾性挿入アセンブリ623Bはロック解除位置にある。
【0122】
この実施例において、本体アセンブリ620の第1の本体部材621及び第2の本体部材622は選択的に共に結合され、その中に空洞695(
図6Gに示される)を形成し、センサ・センブリ616は空洞695の中に固定される。
【0123】
図6Gを参照し、この実施例において、第1の本体部材621は部材基部621A、及び部材基部621Aの内面から離間して空洞695内への片持ち梁形式となる一対のほぼ円筒形の部材突起621Bを含む。図示のように、部材基部621Aは丸い、半楕円形状の基部前面621AAと、ほぼ平坦又は僅かに湾曲する基部後面621ABを含み、基部後面621ABは靴10に対向し靴10に対して安定して配置されるようにデザインされる。
【0124】
更に、図示のように、部材突起621Bのそれぞれは部材突起621Bを完全貫通して延伸する一対の突起開口696を含む。突起開口696は、本明細書で以下により詳細に記載されるように、使用の間靴ひも11の一部を受容及び保持するようになされる。
【0125】
図6Aを参照し、第2の本体部材622はほぼ半楕円形状であり得、第1の本体部材621の一部に直接当接するようにデザインされるほぼ平坦な上面622Aと円形の底面622Bとを有する。更に、第2の本体部材622も部材基部621Aの基部前面621AAに適合する丸い、半楕円形状の前面622Cと、部材基部621Aの基部後面621ABに適合するほぼ平坦又は僅かに湾曲する後面622D(
図6Fによりはっきりと示される)とを含み、後面622Dは靴10に対向し靴10に対して安定して配置されるようにデザインされる。
【0126】
更に、図に示されるように、本体アセンブリ620は複数の前面本体開口697(例えば
図6Bに4つ示される)及び複数の後面本体開口698(
図6Fに4つ示される)を含む。本体アセンブリ620は本体部材621、622が共に結合されると前面本体開口697が後面本体開口698と整列するように構成される。更に、本体部材621、622が共に結合されると突起開口696も前面本体開口697及び背面本体開口698に整列する。
【0127】
前面本体開口697と後面本体開口698の数は変化され得ることが理解されるべきである。別の言い方をすると、本体アセンブリ620は4つより多い若しくは4つより少ない前面本体開口697を含んでもよく、及び/又は本体アセンブリ620は4つより多い若しくは4つより少ない後面本体開口698を含んでもよい。
【0128】
上述の通り、弾性挿入アセンブリ623A、623Bはロック位置とロック解除位置との間で選択的に且つ独立して移動されるようになされ、その結果ひも調節器614をロック構成とロック解除構成との間で移動させる。弾性挿入アセンブリ623A、623Bのデザインはひも調節器614の要求に適合するため変化され得る。ある実施例において、
図6Gに示されるように、弾性挿入アセンブリ623A、623Bは互いにほぼ同じであり、ほぼ円筒形形状のアセンブリ・シャフト623Cとアセンブリ・シャフト623Cに結合される弾性部材623Dとを含み得る。
【0129】
アセンブリ・シャフト623Cは部材突起621Bに嵌められその中で移動するようなサイズ及び形状である。
図6Gに示すように、アセンブリ・シャフト623Cのそれぞれはアセンブリ・シャフト623Cを完全貫通して延伸する一対のシャフト開口699を含む。
【0130】
本明細書で提供されるように、弾性挿入アセンブリ623A、623Bがロック解除構成にある時、シャフト開口699は前面本体開口697、後面本体開口698及び突起開口696にほぼ整列し、その結果靴ひも11は前面本体開口697、後面本体開口698、突起開口696及びシャフト開口699を完全貫通して容易且つ効果的に通され、及び/又はそれらから除去される。反対に、弾性挿入アセンブリ623A、623Bがロック構成にある時、シャフト開口699は前面本体開口697、後面本体開口698及び突起開口696に整列せず、その結果靴ひも11は開口を通って容易に移動できない。よって、靴ひも11が開口を貫通して通される時、弾性挿入アセンブリ623A、623Bの1つ又は両方がロック位置に移動され得、その結果靴ひも11が効果的に定位置に保持される。
【0131】
弾性挿入アセンブリ623A、623Bのそれぞれの弾性部材623Dは、アセンブリ・シャフト623Cと第2の本体部材622の一部との間で結合されて延伸する。弾性部材623Dのデザインはひも調節器614の要求に応じて変化され得る。例えば、
図6Gに示されるように、弾性部材623Dはばねである。又は、弾性部材623Dは弾性材料の別の部材でもよい。一実施例において、弾性部材623Dはアセンブリ・シャフト623Cをロック位置に押す。他の言い方をすると、弾性部材623Dはアセンブリ・シャフト623Cをロック位置に付勢する。又は、弾性部材623Dはアセンブリ・シャフト623Cをロック解除位置に押すようにデザインされ得る。そのような代替の実施例において、ひも調節器614はアセンブリ・シャフト623Cをロック位置に保持するロック機構(図示せず)を更に要求することになる。これらの代替の実施例において、弾性部材623Dは、アセンブリ・シャフト623Cがロック位置とロック解除位置との間で移動される時、伸長又は収縮される。
【0132】
調節器カバー・プレート626は本体アセンブリ620に結合され得る。更に、調節器カバー・プレート620はより興味深い外観をひも調節器614に与えるためデザイン652を含み得る。
【0133】
図6Gを再び参照し、センサ・アセンブリ616は第1の本体部材621と第2の本体部材622との間で形成される空洞695内に嵌められ且つ固定できるようにはっきりと図示される。センサ・アセンブリ616のデザインは変化され得る。センサ・アセンブリ616は本明細書で上記に図示されて記載されたセンサ・アセンブリ316、416と幾分同様の方法でデザインされ得ることが理解されるべきである。例えば、
図6Gに示される実施例では、センサ・アセンブリ616は上記に図示されて記載された同様の名前の要素とデザイン及び機能において幾分同様であるアセンブリ本体654(例えば第1のハウジング部材654Aと第2のハウジング部材654B)、1つ又は複数のセンサ656、記憶装置660、送信機662、コントローラ664及び電源668を含む。よって、そのような要素の詳細な記載は本明細書において繰り返さない。更に、
図4に示された実施例と同様に、表示画面466(
図4に示される)及び入力機構458(
図4に示される)はサイズ及び複雑さにおいて特定の利点を提供するように遠隔装置470(
図4に示される)内に含まれ得る。
【0134】
図7Aは本発明の特徴を有するひも調節器アセンブリ712の更に他の実施例の前面斜視図である。ひも調節器アセンブリ712のデザインは変化され得る。
図7Aに示される実施例において、ひも調節器アセンブリ712は、ひも調節器714と、ひも調節器714に結合される及び/又はその中に固定されるセンサ・アセンブリ716(
図7Dに示される)とを含む。付加的及び/又は代替的に、ひも調節器アセンブリ712は本明細書で具体的に図示されて記載されたものより多い要素又は少ない要素を有してもよい。例えば、ある非排他的な代替の実施例では、ひも調節器アセンブリ712は更に任意の適切な方法でひも調節器714に結合された画像取込みアセンブリ(図示せず)を含んでもよく、及び/又はひも調節器アセンブリ712はセンサ・アセンブリ716無しでデザインされてもよい。
【0135】
上記のように、ひも調節器714は、靴10(
図1に示される)の靴ひも11(
図1に示される)を容易に且つ素早く締める又は緩めるのに使用され得る。ある実施例では、ひも調節器714は、第1の本体部材721及び第2の本体部材722(
図7Bによりはっきりと示される)と、弾性挿入アセンブリ723とを含む調節器本体アセンブリ720(本明細書では簡単に「本体アセンブリ」とも言う)を含む。ひも調節器714の要素のそれぞれのデザイン及び位置は本明細書に提供される教示に従って変化され得る。付加的及び/又は代替的に、ひも調節器714は上記に挙げたものより多い又は少ない要素を有してデザインされてもよい。
【0136】
図7Aに示された実施例において、第1の本体部材721は透明であるとして示され、その結果センサ・アセンブリ716はひも調節器714の外から容易に見られる。そのようなデザインにより、ひも調節器714は更にこれも本体アセンブリ720内で保持される画像アセンブリ(図示せず)を含み得る。付加的及び/又は代替的に、第2の本体部材722も透明であってもよく、又は本体アセンブリ720は、本体部材721も722も透明でないようにデザインされてもよい。
【0137】
前の実施例と同様に、ひも調節器714はひもが自由に動くロック解除構成(例えば
図7A及び
図7Bに示される)とひもがロックされるロック構成(例えば
図7Cに示される)との間で選択的に移動するように構成される。尚、ある実施例では、ひもの端部は保持されない。しかし、
図7Aに示される実施例はひもの端部を保持するように修正されてもよい。
【0138】
ある実施例において、本体アセンブリ720の第1の本体部材721及び第2の本体部材722は選択的に共に結合されてその中に空洞(図示せず)を形成し、センサ・アセンブリ716は空洞内に固定される。
【0139】
更に、
図7Aに示されるように、本体アセンブリ720、即ち第1の本体部材721は複数の前面本体開口797(
図7Aでは2つが示される)を含む。前面本体開口797の数は変化され得ることが理解されるべきである。他の言い方をすると、第1の本体部材721は2つより多い又は2つより少ない前面本体開口797を含んでもよい。
【0140】
図7Bは
図7Aに示されるひも調節器アセンブリ712の後面斜視図である。図示されるように、ひも調節器714は再びロック解除構成にある。更に、
図7Bに示されるように、本体アセンブリ720、即ち第2の本体部材722は複数の後面本体開口798(
図7Bでは2つが示される)を含む。本体アセンブリ720は、本体部材721、722が共に結合されると前面本体開口797が後面本体開口798と整列するように構成される。後面本体開口798の数は変化され得ることが理解されるべきである。他の言い方をすると、第2の本体部材722は2つより多い又は2つより少ない後面本体開口798を含んでもよい。
【0141】
上述の通り、
図7Aはひも調節器714がロック解除構成にあることを示す。更に、
図7Cは
図7Aに示されるひも調節器アセンブリ712の前面斜視図であり、ひも調節器714がロック構成にある。図示されるように、ひも調節器714がロック解除構成とロック構成との間で移動できるように、弾性挿入アセンブリ723がロック解除位置(
図7Aに示される)とロック位置(
図7Cに示される)との間で選択的に移動するようになされる。
【0142】
更に、
図7Dは
図7Aに示されるひも調節器アセンブリ712の部分分解図である。
【0143】
弾性挿入アセンブリ723のデザインはひも調節器714の要求に適合するため変化され得る。ある実施例では、弾性挿入アセンブリ723はほぼ円筒形形状(又は他の形状)のアセンブリ・シャフト723Aとアセンブリ・シャフト723Aに結合される弾性部材723Bとを含み得る。
図7Dに示されるように、アセンブリ・シャフト723Aは複数のシャフト開口799(
図7Dに2つが示される)を含み得る。シャフト開口799の数は変化され得ることが理解されるべきである。他の言い方をすると、アセンブリ・シャフト723Aは2つより多い又は2つより少ないシャフト開口799を含んでもよい。
【0144】
更に、シャフト開口799の形状は所望の通りに変化され得ることが理解されるべきである。例えば、図示のように、シャフト開口799はひも調節器714がロック構成にある時靴ひも11(
図1に示される)をより効果的に保持するのに使用され得る1つ又は複数の歯型の突起を含み得る。又は、シャフト開口799は他の適切なデザインを有してもよい。
【0145】
本明細書で提供されるように、弾性挿入アセンブリ723がロック解除位置にある時、シャフト開口799は前面本体開口797及び後面本体開口798とほぼ整列し、その結果靴ひも11(
図1に示される)が前面本体開口797、後面本体開口798及びシャフト開口799を完全貫通して容易且つ効果的に通され得る、及び/又はそれらから除去され得る。反対に、弾性挿入アセンブリ723がロック位置にある時、シャフト開口799は前面本体開口797及び後面本体開口798と整列せず、その結果靴ひも11は開口を通って容易に移動できない。よって、靴ひも11が開口を貫通して通されると、弾性挿入アセンブリ723はロック位置に移動され得、その結果靴ひも11が効果的に定位置に保持される。
【0146】
弾性挿入アセンブリ723の弾性部材723Bはアセンブリ・シャフト723Aと本体アセンブリ720の一部とに結合されてそれらの間を延伸する。弾性部材723Bのデザインはひも調節器714の要求に応じて変化され得る。例えば、ある実施例では、弾性部材723Bはばねである。又は、弾性部材723Bは弾性材料の別の部材でもよい。一実施例において、弾性部材723Bはアセンブリ・シャフト723Aをロック位置に押す。他の言い方をすると、弾性部材723Bはアセンブリ・シャフト723Aをロック位置に付勢する。又は、弾性部材723Bはアセンブリ・シャフト723Aをロック解除位置に押すようにデザインされてもよい。そのような代替の実施例において、ひも調節器714は更にアセンブリ・シャフト723Aをロック位置に維持するロック機構(図示せず)を必要ことになる。これらの代替の実施例において、弾性部材723Bは、アセンブリ・シャフト723Aがロック位置とロック解除位置との間で移動する時、延伸又は圧縮される。
【0147】
図7Aを再び参照し、センサ・アセンブリ716は、第1の本体部材721と第2の本体部材722との間に形成された空洞に嵌められてその中で固定できるものとしてはっきりと示される。センサ・アセンブリ716のデザインは変化され得る。センサ・アセンブリ716は本明細書で上記に図示されて記載されたセンサ・アセンブリ316、416とほぼ同様の方法でデザインされ得ることが理解されるべきである。よって、センサ・アセンブリ716の様々な要素の詳細な説明は本明細書で繰り返さない。更に、
図4に示された実施例と同様に、センサ・アセンブリ716はサイズ及び複雑さにおいて特定の利点を提供するように遠隔装置470(
図4に示される)内で使用され得る。
【0148】
ひも調節器アセンブリ12、即ちひも調節器14、センサ・アセンブリ16及び画像アセンブリ18の多数の異なる実施例が本明細書において図示されて記載されたが、任意の一実施例の1つ又は複数の特徴は、そのような組合せが本発明の意図を満足する場合、1つ又は複数の他の実施例の1つ又は複数の特徴と組み合わされてもよいことが理解される。
【0149】
ひも調節器アセンブリ12、即ちひも調節器14、センサ・アセンブリ16及び画像アセンブリ18の多数の例示的な態様及び実施例が本明細書において上記に図示されて開示されたが、当業者はそれらの特定の修正、変形、追加又は副結合を認識するであろう。よってひも調節器14、センサ・アセンブリ16及び画像アセンブリ18はそれらの真実の精神及び範囲内のものとしてそのような修正、変形、追加及び副結合の全てを含むと解釈されるべきであり、本明細書に示される構造又はデザインの詳細に対し制限を設けるつもりはないことが意図される。
【手続補正書】
【提出日】2016年12月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの靴の靴ひもを選択的に調節するようになされたひも調節器アセンブリであって、
前記ユーザの前記靴の前記靴ひもを選択的に調節するようになされたひも調節器と、
前記ひも調節器に結合されたフィードバック・アセンブリであって、前記フィードバック・アセンブリは、運動動作の間、前記ユーザの統計的データを選択的に計測するように構成され、前記運動動作の間、前記ユーザの垂直加速及び方向情報のうちの少なくとも1つを感知する少なくとも1つのセンサを含むセンサ・アセンブリを含むフィードバック・アセンブリと
を備えるひも調節器アセンブリ。
【請求項2】
前記少なくとも1つのセンサは、前記運動動作の間、前記ユーザの前記垂直加速及び前記方向情報の両方を感知する、請求項1に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項3】
前記センサ・アセンブリは、前記ユーザの前記垂直加速及び方向情報のうちの少なくとも1つを、遠隔装置に結合されたコントローラに無線で送信する送信機を更に含む、請求項1に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項4】
前記センサ・アセンブリは、前記少なくとも1つのセンサに電気的に結合されたコントローラを更に含み、前記コントローラはプロセッサを含み、前記コントローラは、前記少なくとも1つのセンサから前記垂直加速及び前記方向情報のうちの前記少なくとも1つを受信し、前記垂直加速及び前記方向情報のうちの前記少なくとも1つに少なくとも一部基づく第1の統計的データ点を生成する、請求項1に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項5】
前記センサ・アセンブリは、前記第1の統計的データ点を、遠隔装置に結合されたコントローラに無線で送信する送信機を更に含む、請求項4に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項6】
前記第1の統計的データ点は、前記運動動作の間の、前記ユーザのジャンプの高さ、垂直突進、回転移動のうちの1つを含む、請求項4に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項7】
前記ユーザが前記ユーザの体重を入力できるように、前記センサ・アセンブリは入力機構を更に含み、前記コントローラは前記入力機構に電気的に結合され、且つ、前記入力機構から前記ユーザの前記体重を受信し、前記コントローラによって生成された前記第1の統計的データ点は、前記運動動作の間に前記ユーザによって消費されたエネルギー及び消費された力のうちの1つであって、前記第1の統計的データ点は、前記垂直加速及び前記方向情報のうちの前記少なくとも1つと前記ユーザの前記体重に少なくとも一部基づく、請求項4に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項8】
前記少なくとも1つのセンサは、前記運動動作の間、前記ユーザの第1の動作特性を感知する第1のセンサ、及び、前記運動動作の間、前記ユーザの第2の動作特性を感知する第2のセンサを備え、前記コントローラは、前記第1のセンサから前記第1の動作特性を受信し、前記第2のセンサから前記第2の動作特性を受信し、前記コントローラは、前記第1の動作特性及び前記第2の動作特性に少なくとも一部基づく前記第1の統計的データ点を生成する、請求項4に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項9】
前記少なくとも1つのセンサは、前記運動動作の間、前記ユーザの第1の動作特性を感知する第1のセンサ、及び、前記運動動作の間、前記ユーザの第2の動作特性を感知する第2のセンサを備え、前記コントローラは、前記第1のセンサから前記第1の動作特性を受信し、前記第1の動作特性に少なくとも一部基づく前記第1の統計的データ点を生成し、前記コントローラは、前記第2のセンサから前記第2の動作特性を受信し、前記第2の動作特性に少なくとも一部基づく第2の統計的データを生成する、請求項4に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項10】
前記少なくとも1つのセンサは前記運動動作の間、前記ユーザの水平加速を更に感知する、請求項1に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項11】
前記少なくとも1つのセンサは2軸加速度計、3軸加速度計及び速度センサのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項12】
前記少なくとも1つのセンサは、前記運動動作の間、前記ユーザの位置に関連する空間の点における磁場の大きさ及び方向を計測する磁力計を更に含む、請求項11に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項13】
前記少なくとも1つのセンサは、前記ユーザの正確な位置情報を提供するGPSセンサを更に含み、前記GPSセンサからの前記位置情報は、遠隔装置に無線で送信される、請求項11に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項14】
前記フィードバック・アセンブリは前記運動動作の間、前記ユーザの画像を取り込む画像取込みアセンブリを更に含む、請求項1に記載のひも調節器アセンブリ。
【請求項15】
前記靴ひもは第1の端部及び第2の端部を含み、
前記ひも調節器は、
(i)ロック解除構成とロック構成の間で選択的に移動可能な本体アセンブリであって、前記本体アセンブリが前記ロック解除構成の時に前記靴ひもは前記本体アセンブリに対して調節可能であり、前記本体アセンブリが前記ロック構成の時に前記靴ひもは前記本体アセンブリに対して調節可能でない、本体アセンブリと、
(ii)前記本体アセンブリに連結されたひも端部保持器であって、前記ひも端部保持器は前記靴ひもの前記第1の端部及び前記第2の端部をしっかりと保持し、前記靴ひもの前記第1の端部を受容する第1の受容部及び前記靴ひもの前記第1の端部をしっかりと保持する第1の保持部を含むひも端部保持器と
を含む、請求項1に記載のひも調節器アセンブリ。
【国際調査報告】