特表2017-515760(P2017-515760A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-515760(P2017-515760A)
(43)【公表日】2017年6月15日
(54)【発明の名称】側面加圧式安全キャップ
(51)【国際特許分類】
   B65D 50/08 20060101AFI20170519BHJP
   B65D 50/04 20060101ALI20170519BHJP
   B65D 50/12 20060101ALN20170519BHJP
   B65D 51/24 20060101ALN20170519BHJP
【FI】
   B65D50/08
   B65D50/04
   B65D50/12
   B65D51/24 200
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-566586(P2016-566586)
(86)(22)【出願日】2014年1月27日
(85)【翻訳文提出日】2015年8月6日
(86)【国際出願番号】KR2014000734
(87)【国際公開番号】WO2015111774
(87)【国際公開日】20150730
(31)【優先権主張番号】10-2014-0007657
(32)【優先日】2014年1月22日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ
(71)【出願人】
【識別番号】515033496
【氏名又は名称】ヨンウー カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ソ−ヒ
(72)【発明者】
【氏名】チョン,ソン−ウ
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,シン−ボク
【テーマコード(参考)】
3E084
【Fターム(参考)】
3E084AA02
3E084AA12
3E084AA24
3E084AB01
3E084BA02
3E084CA01
3E084CB03
3E084CC03
3E084DA01
3E084DB12
3E084DC03
3E084FA09
3E084FB01
3E084GA01
3E084GB01
3E084GB13
3E084KB01
3E084LA17
3E084LA24
3E084LB02
3E084LB07
3E084LC02
(57)【要約】
本発明は、側面加圧式安全キャップに関することで、外キャップの側面を加圧した状態で開放方向へ回転させる際には、外キャップの第1回転突起が内キャップの開放案内突起噛み合い、内キャップを回転させて内キャップの開放になるよう構成され、外キャップを閉鎖方向へ回転させる際には、外キャップの第2回転突起が内キャップの閉鎖案内突起と噛み合い、内キャップを回転させて内キャップの閉鎖になるよう構成されることにより、安定的にキャップを開閉できることが特徴である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物を貯蔵する容器本体の上部にネジ結合されるように、内周面にねじ山が形成される内キャップと、前記内キャップを覆って回転可能に結合される外キャップを含む安全キャップにおいて、
前記内キャップの外周面には、前記外キャップを開放方向、または閉鎖方向へ回転させる際に、前記外キャップと一緒に回転するよう少なくとも一つ以上の開放案内突起と閉鎖案内突起が形成され、
前記外キャップの内周面には、前記外キャップの側面を加圧した状態で開放方向へ回転させる際、前記開放案内突起と噛み合い、前記内キャップを回転させる第1回転突起、及び前記外キャップを閉鎖方向へ回転させる際、前記閉鎖案内突起と噛み合い、前記内キャップを回転させる第2回転突起が形成されることを特徴とする側面加圧式安全キャップ。
【請求項2】
前記第2回転突起は、前記外キャップの内周面一地点から緩やかな曲面を形成し延長形成され、前記外キャップを開放方向へ回転させる際には、前記閉鎖案内突起を乗り越え、前記外キャップを閉鎖方向へ回転させる際には、前記閉鎖案内突起と噛み合うように構成されることを特徴とする請求項1に記載の側面加圧式安全キャップ。
【請求項3】
前記第2回転突起は、前記外キャップの内周面を取り囲んで、複数が一定の間隔で形成されることを特徴とする請求項2に記載の側面加圧式安全キャップ。
【請求項4】
前記外キャップの内周面には、一定の間隔で多数の弾性片が突出形成され、前記弾性片は前記内キャップの外周面に接触されて、外キャップが回転する際、揺れを防止する構成を特徴とする請求項1に記載の側面加圧式安全キャップ。
【請求項5】
前記外キャップの外周面には、外キャップの側面加部分を表示するよう加圧表示部の形成を特徴とする請求項1に記載の側面加圧式安全キャップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、側面加圧式安全キャップに関することで、より詳細には、外キャップの側面を加圧した状態で開放方向へ回転させる際、外キャップの第1回転突起が内キャップの開放案内突起と噛み合い、内キャップを回転させて内キャップの開放になるよう構成され、外キャップを閉鎖方向へ回転させる際、外キャップの第2回転突起が内キャップの閉鎖案内突起と噛み合い、内キャップを回転させて内キャップの閉鎖が行われる構成によりキャップの安定的開閉を可能にした側面加圧式安全キャップに関することである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、キャップは容器本体の上部に結合され、容器本体に収容された内容物の外部流出、汚染を防止する役割をする。
【0003】
このようなキャップは、容器本体に収容されたネジ山にネジ結合を通じて、一方または他方への回転によって誰でも容易に開閉できるよう構成され、分別力が落ちる子供やお年寄りによるキャップ開放で内容物がこぼれ、内容物の不要な浪費が発生する場合がしばしばある。特に、容器本体に人体に有害な内容物が入っている場合、これを認知できない子供が内容物を服用するなど、安全事故が頻繁に発生している。
【0004】
このような問題点を解決する為、キャップの上側を下方向へ押して加圧する際のみキャップの開放可能な構造など、キャップの両側面を加圧する際のみキャップが開放可能な構造など、子どもがキャップを安易に開放できないよう設計された安全キャップが多様に開発している。
【0005】
以下では、特許文献1「子供開放防止用容器組立体」を参照して、従来の安全キャップを説明する。特許文献1を参照すると、従来の安全キャップは、上部の一部のみが開放された中空型の容器本体(10)、および前記容器本体の開放部を覆って防ぐ蓋(20)で構成された容器組立体において、前記容器本体(10)は、容器の他部分に比べ短い直径が延長し形成された首(14)、前記首(14)の上方端部が開放となり形成された排出口(11)、前記首(14)の周囲に突出形成された雄締結ネジ(12)、前記雄締結ネジ(12)の下部で前記首(14)の周囲に沿って、放射方向外側へ所定幅だけ延長し形成されたフランジ(13)、及び前記フランジ(13)の上面に突出形成された係止突起(15)を備え、前記蓋(20)は、前記係止突起(15)に対応して、その内壁面に形成された上部係止突起(25)、前記蓋(20)の内側に、前記排出口(11)の外径と一致する内径で形成された内側蓋(23)、及び前記雄締結ネジ(12)に対応するように、前記内側蓋(23)の内壁面に突出形成されたアーム締付けネジ(22)の具備が特徴である。
【0006】
しかし、前記のような従来の安全キャップは、蓋(20)を開放する際、蓋(20)の内部に形成された上部係止突起(25)と当接する係止突起(15)を形成する為に、容器本体(10)にフランジ(13)を成形し、フランジ(13)の上面に係止突起(15)を形成する必要がある為、容器本体(10)の構造が複雑で、ネジ山だけ形成された多様な一般的な容器には、前記蓋(20)を結合して、安全キャップの役目を遂行できない問題点があった。
【0007】
前記のような問題点を解決する為に、本出願人が2010年10月29日出願して登録受けた簡単な構造の「側面加圧式安全キャップ」が特許文献2に開示されている。
【0008】
特許文献2は、内容物を収容する容器本体の上部にネジ結合され、容器の排出部を開閉させる安全キャップにおいて、前記容器本体の上部を覆ってねじ結合されるように内周面にねじ山が形成され、外周面には外周面を取り囲んで、一定の間隔で多数の結合突起を形成する内キャップと;および、前記内キャップを覆って結合され、その内周面両側に前記多数の結合突起間で突出が形成され、前記結合突起と噛み合って内キャップを回転させる回転突起が備えられた外キャップと;を含み、前記結合突起は内キャップの外周面から前方に突出される突出片と、前記突出片の先端から一方へ折れ曲がる折曲部で構成され、前記折曲部は内キャップの外周面から遠くなるよう先端部へいくに連れ、緩やかな傾斜面を形成する構成が特徴である。
【0009】
しかし、特許文献2は、ひとつの噛み合う突起構造により、キャップの開閉が行われる為、作動安定性が低下するだけでなく、キャップを持続的に使用して開閉する際、折曲部の先端部が破損したり、または変形が発生し、キャップの円滑な閉鎖作動が行われなくなる問題点があった。
【0010】
また、内キャップと外キャップが形成する離隔空間によって、外キャップが回転する際、内キャップに対して外キャップが揺れる現象が発生する為、作動の安定性が確保されなく、製品の欠陥に対する疑いを招くこととなり、製品に対する信頼性落ちる問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】登録実用新案第0318864号公報
【特許文献2】登録特許第10−1221795号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、上述した問題点を解決する為、案出されたことで、本発明の目的は、外キャップの側面を加圧した状態で開放方向へ回転させっる際、外キャップの第1回転突起が内キャップの開放案内突起と噛み合って、内キャップを回転させて内キャップの開放になるよう構成され、外キャップを閉鎖方向へ回転させる際、外キャップの第2回転突起が内キャップの閉鎖案内突起と噛み合って内キャップを回転させ、内キャップの閉鎖になるよう構成されることで、安定的にキャップを開閉できる側面加圧式安全キャップを提供することである。
【0013】
また、外キャップが回転する際、外キャップの内周面から突出形成された弾性片が、内キャップの外周面に接触した状態で回転するように構成されることで、外キャップが回転する際、揺れを防止できる側面加圧式安全キャップを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記のような問題点を解決する為に、本発明による側面加圧式安全キャップは、内容物を貯蔵する容器本体の上部にネジが結合されるよう内周面にねじ山を形成する内キャップと、前記内キャップを覆って回転可能に結合される外キャップを含む安全キャップにおいて、
前記内キャップの外周面には、前記外キャップを開放方向、または閉鎖方向へ回転させる際に前記外キャップと一緒に回転するように、少なくとも一つ以上の開放案内突起、および閉鎖案内突起が形成され、前記外キャップの内周面には、前記外キャップの側面を加圧した状態で開放方向へ回転させる際、前記開放案内突起と噛み合い、前記内キャップを回転させる第1回転突起、および前記外キャップを閉鎖方向へ回転させる際、前記閉鎖案内突起と噛み合い、前記内キャップを回転させる第2回転突起が形成されることを特徴とする。
【0015】
また、前記第2回転突起は、前記外キャップの内周面一地点から緩やかな曲面を形成し、延長形成され、前記外キャップを開放方向へ回転させる際、前記閉鎖案内突起を乗り越え、前記外キャップを閉鎖方向へ回転させる際には、前記閉鎖案内突起と噛みあうよう構成されることを特徴とする。
【0016】
また、前記第2回転突起は、前記外キャップの内周面を取り囲んで複数が 一定の間隔で形成されることを特徴とする。
【0017】
また、前記外キャップの内周面には、 一定の間隔で多数の弾性片が突出形成され、前記弾性片は、前記内キャップの外周面に接触され、外キャップが回転する際、揺れを防止するよう構成されることを特徴とする。
【0018】
また、前記外キャップの外周面には、外キャップの側面加圧部分を表示するよう加圧表示部が形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
以上、上述したように、本発明によれば、外キャップの側面を加圧した状態で開放方向へ回転させる際、外キャップの第1回転突起が内キャップの開放案内突と噛み合って、内キャップを回転させて内キャップの開放になるよう構成され、外キャップを閉鎖方向へ回転させる際には、外キャップの第2回転突起が内キャップの閉鎖案内突起と噛み合い、内キャップを回転させて内キャップの閉鎖になるよう構成されることにより、安定的にキャップを開閉することが可能な長所がある。
【0020】
また、外キャップが回転する際、外キャップの内周面から突出形成された弾性片が、内キャップの外周面に接触した状態で回転するよう構成されることにより、外キャップが回転する際、揺れを防止できる長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の望ましい実施例に係る側面加圧式安全キャップの構成を示す分解斜視図である。
図2】本発明の望ましい実施例に係る側面加圧式安全キャップが容器本体に結合された状態を示す結合断面図である。
図3】本発明の望ましい実施例に係る側面加圧式安全キャップの外キャップの内部構成を示す斜視図である。
図4】本発明の望ましい実施例に係る側面加圧式安全キャップの内キャップと外キャップの結合による開閉状態を示す状態図である。
図5】本発明の望ましい実施例に係る側面加圧式安全キャップの内キャップと外キャップの結合による開閉状態を示す状態図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照して、本発明を詳細に説明する。各図面に提示された同一な参照符号は同一部材を示す。
【0023】
図1は、本発明の望ましい実施例に係る側面加圧式安全キャップの構成を示す分解斜視図であり、図2は、本発明の望ましい実施例に係る側面加圧式安全キャップが容器本体に結合された状態を示す結合断面図であり、図3は、本発明の望ましい実施例に係る側面加圧式安全キャップの外キャップの内部構成を示した斜視図である。
【0024】
図1〜3を参照すると、本発明の望ましい実施例に係る側面加圧式安全キャップは内キャップ(100)、外キャップ(200)が含まれる。
【0025】
前記内キャップ(100)は、内容物を収容する容器本体(10)の上部に形成されたねじ山(11)にねじ結合され、容器本体(10)の開放された上部を開閉することで、ねじ山(11)とネジ結合できるようその内周面にねじ山(110)が形成される。
【0026】
本発明において、前記内キャップ(100)の外周面には、後述する外キャップ(200)の開放方向、または閉鎖方向回転によって内キャップ(100)が一緒に回転できるように、開放案内突起(120)および閉鎖案内突起(130)のそれぞれの形成が特徴である。
【0027】
前記開放案内突起(120)は、内キャップ(100)の外周面下部を取り囲んで、複数が一定の間隔で形成されることで、外キャップ(200)の加圧表示部(250)を加圧した状態で外キャップ(200)を開放方向へ回転させる際に、外キャップ(200)の第1回転突起(210)と噛み合い、内キャップ(100)が一緒に回転することを可能とする。
【0028】
前記開放案内突起(120)は、外キャップ(200)の第1回転突起(210)と小幅離隔された状態で位置し、外キャップ(200)の加圧表示部(250)を加圧する場合のみ、第1回転突起(210)と噛み合うようになり、これにより、外キャップ(200)の加圧表示部(250)を加圧していない状態で外キャップ(200)を開放方向へ回転させる際には、内キャップ(100)は回転せず、外キャップ(200)が空転する現象が発生する。
【0029】
前記閉鎖案内突起(130)は、前記開放案内突起(120)の上部から内キャップ(100)の外周面を取り囲んで、複数が 一定の間隔で形成されることで、本発明において、前記閉鎖案内突起 (130)の一方は、緩やかな傾斜面(131)を形成し、他方は90度に近い垂直面(132)の形成を特徴とする。
【0030】
前記閉鎖案内突起(130)は、外キャップ(200)の加圧表示部(240)を加圧していない状態で外キャップ(200)を開放方向に回転させる際には、外キャップ(200)の第2回転突起(220)が、前記傾斜面(131)を乗り越えることを可能にし、外キャップ(200)を閉鎖方向へ回転させる際には、前記垂直面(132)が外キャップ(200)の第2回転突起(220)と噛み合い、外キャップ(200)の回転によって内キャップ(100)が一緒に回転することを可能にする。
【0031】
一方、前記内キャップ(100)の上端には、外キャップ(200)の結合ホール(230)に結合されて、内キャップ(100)と外キャップ(200)の分離を防止する結合部(140)が突出形成され、前記結合部(140)には、外キャップ(200)を容器本体(10)から離脱する際、外キャップ (200)と一緒に離脱されることができるように、外キャップ(200)の安着部(231)に安着される係止部(141)を形成する。
【0032】
前記外キャップ(200)は、前記内キャップ(100)を覆って回転できるよう結合され、開放方向または閉鎖方向への回転によって前記開放案内突起(120)、または閉鎖案内突起(130)と噛み合い、内キャップ(100)を回転させるもので、本発明において、前記外キャップ(200)の内周面には、前記開放案内突起(120)、および閉鎖案内突起(130)と、それぞれ噛み合う第1回転突起 (210)、および第2回転突起(220)が備えられることを特徴とする。
【0033】
前記第1回転突起(210)は、前記外キャップ(200)を開放方向へ回転させる際に、前記内キャップ (100)の開放案内突起(120)と噛み合い、内キャップ(100)の回転を可能にするもので、前記外キャップ(200)の内周面に沿って複数が 一定の間隔で形成される。
【0034】
前記第1回転突起(210)は、外キャップ(200)の加圧表示部(240)を加圧していない状態では、前記内キャップ(100)の開放案内突起(120)と小幅離隔された状態で位置し、外キャップ(200)の加圧表示部(240)を加圧する際のみ、内キャップ(100)の開放案内突起(120)と噛み合うように構成され、これにより、外キャップ(200)の加圧表示部(240)を加圧していない状態で外キャップ(200)を開放方向へ回転させる際には、内キャップ(100)は回転せず、外キャップ(200)が空転することを可能にし、外キャップ(200)の加圧表示部(240)を加圧した状態で、外キャップ(200)を開放方向へ回転させる際には、外キャップ(200)と一緒に内キャップ(100)が一緒に回転することを可能にする。
【0035】
前記第2回転突起(220)は、前記外キャップ(200)を閉鎖方向へ回転させる際に、前記内キャップ (100)の閉鎖案内突起(130)と噛み合い、内キャップ(100)の回転を可能にするもので、前記外キャップ(200)の内周面に沿って、複数が一定の間隔で形成される。
【0036】
本発明において、前記第2回転突起(220)は、外キャップ(200)の内周面一地点から緩やかな曲面を形成し、延長形成されることが特徴として、前記外キャップ(200)の加圧表示部(240)を加圧していていない状態で、前記外キャップ(200)を開放方向へ回転させる際には、前記閉鎖案内突起 (130)に乗り越えるよう構成され、外キャップ(200)を閉鎖方向へ回転させる際には、前記閉鎖案内突起(130)と噛み合って、内キャップ(100)を一緒に回転させるように構成され、外キャップ (200)を閉鎖方向へ回転させる際、外キャップ(200)の末端部(222)が前記閉鎖案内突起(130)の垂直面(132)に当接し、外キャップ(200)の回転力を内キャップ(100)へ伝達するようになる。
【0037】
前記第2回転突起(220)は、外キャップ(200)を閉鎖方向へ回転させる操作によって、内キャップ (100)を一緒に回転させることにより、一般的ねじ結合方式のキャップと同様に、容器本体(10)に内キャップ(100)の容易なねじ結合を可能にする。
【0038】
一方、前記外キャップ(200)の上端には、前記内キャップ(100)の結合部(140)が貫通して結合できるよう結合ホール(230)が形成され、外キャップ(200)を容器本体(10)から離脱する際、外キャップ(200)と一緒に内キャップ(100)の離脱できるよう結合ホール(230)を覆って係止部(141)が安着する安着部(231)が形成される。
【0039】
一方、前記外キャップ(200)の内周面には、前記内キャップ(100)の外周面に接触されるよう外キャップ(200)の内周面一地点から緩やかな曲面を形成し、延長となる多数の弾性片(240)が一定の間隔で突出形成され、前記弾性片(240)は、前記内キャップ(100)の外周面に接触され、外キャップ(200)が回転する際、内キャップ(100)と外キャップ(200)が形成する空間によって発生する外キャップ(200)の揺れを防止する役割をする。
【0040】
一方、前記外キャップ(200)の外周面には、外キャップ(200)の側面加圧部分を表示するように、相互対向されるように位置する加圧表示部(250)が形成され、前記加圧表示部(250)は、ユーザーが加圧表示部(250)を加圧した状態で、外キャップ(200)を回転させる際に手の滑りを防止する機能を提供できるよう構成されることが望ましい。
【0041】
以下では、図4及び5を参照して、本発明の望ましい実施例に係る側面加圧式安全キャップの開閉過程を説明する。
【0042】
図4及び5は、本発明の望ましい実施例に係る側面加圧式安全キャップの内キャップと外キャップの結合による開閉状態を示す状態図である。
【0043】
まず、図4を参照すると、本発明の望ましい実施例に係る側面加圧式安全キャップの開放する際には、ユーザーが外キャップ(200)の加圧表示部(250)を加圧するようになれば、外キャップ(200)の両側が内側方向へ小幅入るようになり、外キャップ(200)の第1回転突起(210)が内キャップ (100)の開放案内突起(120)と噛み合い、このとき、外キャップ(200)を開放方向へ回転させれば、外キャップ(200)の第1回転突起(210)と噛み合う開放案内突起(120)に外キャップ (200)の回転力が伝達されて内キャップ(100)が一緒に回転する。
【0044】
前記のように、内キャップ(100)が開放方向への回転を行うと、容器本体(10)から内キャップ(100)のネジ結合が解体され、安全キャップの開放となる。
【0045】
次に、図5を参照すると、本発明の望ましい実施例に係る側面加圧式安全キャップの閉鎖する際には、ユーザーが外キャップ(200)を把持した状態で、閉鎖方向へ外キャップ(200)を回転させる。外キャップ(200)の回転が行われると、外キャップ(200)の内周面に形成された第2回転突起(220)が回転するようになり、このとき、第2の回転突起(220)の末端部(222)が閉鎖案内突起(130)の垂直面(132)に当接し、内キャップ(100)を一緒に回転させるようになる。
【0046】
前記のように、内キャップ(100)が閉鎖方向へ回転すると、内キャップ(100)が容器本体 (10)にねじ結合が行われるようになり、一般的なねじ結合式キャップを容器本体に閉じたときと同一方式で、簡単に安全キャップを閉じることができる。
【0047】
一方、本発明では、安全キャップを開放する際に外キャップ(200)の加圧表示部(250)を加圧していない状態で開放方向へ外キャップ(200)を回転させると、図6に示すように、開放案内突起(120)と、第1回転突起(210)が相互に離れた状態で配置することになり、開放案内突起(120)と、第1回転突起(210)がすれ違い、外キャップ(200)が空転する現象が発生する。これにより、外キャップ(200)の回転力が内キャップ(100)へ伝達されない為、内キャップ(100)が回転せず、安全キャップを開放することが不可能となる。
【0048】
本発明は、安全キャップの開閉する際に、それぞれの開閉構造を利用して、安全キャップの開放、および閉鎖になるよう構成され、安全キャップの開閉過程で、その構造的限界により開閉構造の破損、変形を防止でき、これによって、安定的に安全キャップを開閉することが可能である。
【0049】
図面と明細書で最適の実施例が開示された。ここで特定の用語らが用いられたが、これは単に本発明を説明する目的で用いられたことであり、意味の限定や特許請求範囲に記載された本発明の範囲を制限する為に用いられたのではない。従って、当該技術分野の通常の知識を持つ者であれば、多様な変形及び他の均等な実施例が可能であることを理解すべきである。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、添付された特許請求の範囲の技術的思想によって定められるべきである。
図1
図2
図3
図4(a)】
図4(b)】
図5(a)】
図5(b)】
図6(a)】
図6(b)】
【国際調査報告】