特表2017-516516(P2017-516516A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2017-516516アプリケータを具備したチューブ容器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-516516(P2017-516516A)
(43)【公表日】2017年6月22日
(54)【発明の名称】アプリケータを具備したチューブ容器
(51)【国際特許分類】
   A45D 40/26 20060101AFI20170526BHJP
   B65D 35/36 20060101ALI20170526BHJP
   B65D 35/50 20060101ALI20170526BHJP
【FI】
   A45D40/26 Z
   B65D35/36 Z
   B65D35/50
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2016-561680(P2016-561680)
(86)(22)【出願日】2015年3月31日
(85)【翻訳文提出日】2016年12月6日
(86)【国際出願番号】KR2015003191
(87)【国際公開番号】WO2015156532
(87)【国際公開日】20151015
(31)【優先権主張番号】10-2014-0042951
(32)【優先日】2014年4月10日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ
(71)【出願人】
【識別番号】515033496
【氏名又は名称】ヨンウー カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】特許業務法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム スンファン
(72)【発明者】
【氏名】アルトマン、カート
(72)【発明者】
【氏名】キム、ユージン デニソン
(72)【発明者】
【氏名】イ、デイヴィド
(72)【発明者】
【氏名】キム スンシン
【テーマコード(参考)】
3E065
3E084
【Fターム(参考)】
3E065DA04
3E065DA11
3E065DB07
3E065DE11
3E065DE20
3E065FA20
3E065GA10
3E065JA31
3E065JA40
3E084AA03
3E084AB06
3E084AB09
3E084BA03
3E084CA01
3E084CB02
3E084DA01
3E084DB12
3E084DB13
3E084EA03
3E084EB02
3E084FA09
3E084FB02
3E084FC04
3E084GA01
3E084GA08
3E084GB01
3E084GB12
3E084JA20
3E084LB02
3E084LC01
3E084LD03
3E084LD16
3E084LG10
(57)【要約】
本発明は、アプリケータを具備したチューブ容器に関し、このチューブ容器は、チューブ本体上部のチューブネックの上部に結合され、排出口と連通し、内容物が移動する内容物移動管を持つ支持体と、前記支持体の内側で昇降し、前記内容物移動管に流入する内容物の吐出を断続させる昇降部材と、前記昇降部材の上部に結合されユーザーの肌に接触する、金属およびシリコン材質のアプリケータとをそれぞれ具備することにより、内容物を肌に塗布時、ぬくもりや冷気を肌に伝えることを可能にし、顔の肌の代謝を促進し、肌の弾力性を向上させることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物を収容し、内容物を排出することができるように排出口を具備したチューブネックを上部に結合したチューブ本体と、
前記チューブネックの上部に結合され、前記排出口と連通し、前記排出口から排出される内容物が移動する通路を形成し、下端部に前記排出口を通じて排出される内容物が流入できるように、内容物流入ホールが形成された内容物移動管を含む支持体と、
前記支持体の内側で昇降し、前記内容物移動管に流入する内容物の吐出を断続させる昇降部材と、
前記昇降部材の上部に結合される第1アプリケータと、前記支持体の上部を包んで結合され、前記第1アプリケータが昇降する空間を形成するように中空が形成された第2アプリケータと、を含み、ユーザーの肌に接触し、内容物を塗布するアプリケータと、
前記支持体および前記アプリケータを被覆して結合し、内側に前記第1アプリケータの上端を加圧する加圧突起が形成されたオーバーキャップと、を含むこと
を特徴とする、アプリケータを具備したチューブ容器。
【請求項2】
前記第1アプリケータは、金属で構成され、前記第2アプリケータは、シリコン材質であること
を特徴とする、請求項1に記載の、アプリケータを具備したチューブ容器。
【請求項3】
前記支持体は、
前記チューブネックを被覆し、かつ、該チューブネックに結合し、前記支持体を前記チューブネックに固定する固定部と、
前記移動管の上端から外周面を取り囲んで突出形成され、前記第2アプリケータを支持する支持突起と、を含むこと
を特徴とする、請求項1に記載の、アプリケータを具備したチューブ容器。
【請求項4】
前記内容物移動管の内側には、前記昇降部材の上昇を制限するように内周面を取り囲む、上昇制限部が形成されること
を特徴とする、請求項1に記載の、アプリケータを具備したチューブ容器。
【請求項5】
前記昇降部材は、
内容物流入ホールを開閉する開閉棒と、
前記開閉棒の下部外周面を取り囲み、一定間隔に離間して形成され、前記内容物移動管の内壁に密着された状態で昇降し、前記昇降部材のねじれを防止する第1ねじれ防止突起と、
前記開閉棒の上部外周面を取り囲み、一定間隔に離間して形成され、前記内容物移動管の内壁に密着された状態で昇降し、前記昇降部材のねじれを防止する第2ねじれ防止突起と、を含むこと
を特徴とする、請求項4に記載の、アプリケータを具備したチューブ容器。
【請求項6】
前記第1ねじれ防止突起は、前記昇降部材の上昇時、前記上昇制限部の下端に当接し、前記昇降部材の上昇を制限する停止部が形成されること
を特徴とする、請求項5に記載の、アプリケータを具備したチューブ容器。
【請求項7】
前記昇降部材は、
前記内容物移動管の内側下部の内壁に密着され、前記昇降部材の垂直移動をガイドするガイド突起が内容物の移動する通路を形成し、外周面に一定間隔に離間形成される下部支持体と、
前記内容物移動管の内側上部の内壁に密着され、前記第1アプリケータが結合される結合溝が上端に形成され、外周面には、前記内容物移動管に流入した内容物が上部に移動するように多数個の内容物移動溝が一定間隔に離間して形成される上部支持体と、
前記下部支持体と前記上部支持体の間に位置し、前記下部支持体と前記上部支持体とを連結する連結棒と、を含むこと
を特徴とする、請求項4に記載の、アプリケータを具備したチューブ容器。
【請求項8】
前記ガイド突起は、前記昇降部材の上昇時、前記上昇制限部の下端に当接し、前記昇降部材の上昇を制限し、かつ、前記昇降部材の上昇過程で、前記上昇制限部との干渉が起こることを防止するように、上部へ行くほど狭くなる傾斜面が形成されること
を特徴とする、請求項1に記載の、アプリケータを具備したチューブ容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アプリケータを具備したチューブ容器に関し、より詳細には、チューブ容器の上部に肌に接触する金属およびシリコン材質のアプリケータを具備することにより、内容物を肌に塗布する時、ぬくもりや冷気を肌に伝達することが可能になるので、顔の肌の代謝を促進し、肌の弾力性を向上することができる、アプリケータを具備したチューブ容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、チューブ容器とは、内容物を収容するチューブ本体と、前記チューブ本体の上部に結合されてチューブ本体を支持し、チューブ本体に収容された内容物を排出するように排出部が形成されたチューブネックと、前記チューブネックに着脱可能に結合され、排出部を被覆するオーバーキャップで構成される。
【0003】
前記のようなチューブ容器は、チューブ本体を加圧時に、排出部を通じて内容物の排出が行われ、大韓民国登録特許第10-1057333号(以降、特許文献1)の図1に示すように、内容物の塗布が容易にできるように内容物を吸収して外部に排出させるブラシ(140)のようなアプリケータをチューブ上部構造体(120)に結合して使用する。
【0004】
近年、肌の美容に対する関心が高まり、内容物の単純な吸収では、満足できるような肌への吸収量と美容効果を得にくいことから、顔の肌の代謝を促進させ、肌の弾力性を向上できるように、ぬくもりまたは冷気を肌に伝達するための様々な方法が試みられている。しかし、前記特許文献1は、ブラシ(140)を介して、単純に内容物を吸収して排出させる構造であり、ぬくもり又は冷気を肌に伝達することができないという問題点があった。
【0005】
前記のような問題点を解決するために、ぬくもりや冷気を肌に伝達することが可能な、マスクパックを冷却または加熱するマスクパック冷温装置が発売開始されたが、構造が複雑なだけでなく、高価であり、実際は多くは使用されていない。
【0006】
従って、内容物を肌に塗布する時に、ぬくもりや冷気を肌に伝達することが可能なシンプルな構造の化粧品容器が要求されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】大韓民国登録特許第10-1057333号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上述した問題点を解決するために創作されたもので、本発明の目的は、チューブ容器の上部に肌に接触する金属およびシリコン材質のアプリケータを具備することにより、内容物を肌に塗布する時、ぬくもりや冷気を肌に伝達することができるので、顔の肌の代謝を促進させ、肌の弾力性を向上させることができるアプリケータを具備したチューブ容器を提供することである。
【0009】
また、チューブ本体の加圧による内容物の排出時には、内容物流入ホールを開放し、内容物が排出されない状態では、 肌に接触する部位を閉鎖する昇降部材を具備することで、未使用時は内容物流入ホールを通じてチューブ本体の内部に空気が流入することを防止することができるアプリケータを具備したチューブ容器に関するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記のような問題点を解決するために、本発明に係るアプリケータを具備したチューブ容器は、内容物を収容し、内容物を排出することができるように排出口を具備したチューブネックを上部に結合したチューブ本体と、前記チューブネックの上部に結合され、前記排出口と連通し、前記排出口から排出される内容物が移動する通路を形成し、前記排出口を通じて排出される内容物が流入できるように、内容物流入ホールが下端部に形成された内容物移動管を含む支持体と、前記支持体の内側で昇降し、前記内容物移動管に流入する内容物の吐出を断続させる昇降部材と、前記昇降部材の上部に結合される第1アプリケータと、前記支持体の上部を包んで結合され、前記第1アプリケータが昇降する空間を形成するように中空が形成された第2アプリケータとを含み、ユーザーの肌に接触し内容物を塗布するアプリケータと、そして、前記支持体および前記アプリケータを被覆して結合され、内側に前記第1アプリケータの上端を加圧する加圧突起が形成されたオーバーキャップと、を含むことを特徴とする。
【0011】
また、前記第1アプリケータは、金属で構成され、前記第2アプリケータは、シリコン材質であることを特徴とする。
【0012】
また、前記支持体は、前記チューブネックを被覆し、かつ、該チューブネックに結合され、前記支持体を前記チューブネックに固定する固定部と、前記排出口と連通し、前記排出口を通って排出される内容物が移動する通路を形成し、下端部に前記排出口を通じて排出される内容物が流入できるように、内容物流入ホールが形成された内容物移動管と、そして、前記移動管の上端から外周面を取り囲んで突出形成され、前記第2アプリケータを支持する支持突起と、を含むことを特徴とする。
【0013】
また、前記内容物移動管の内側には、前記昇降部材の上昇を制限するように内周面を取り囲む、上昇制限部が形成されることを特徴とする。
【0014】
また、前記昇降部材は、内容物流入ホールを開閉する開閉棒と、前記開閉棒の下部外周面を取り囲み、一定間隔に離間して形成され、前記内容物移動管の内壁に密着された状態で昇降し、前記昇降部材のねじれを防止する第1ねじれ防止突起と、そして、前記開閉棒の上部外周面を取り囲み、一定間隔に離間して形成され、前記内容物移動管の内壁に密着された状態で昇降し、前記昇降部材のねじれを防止する第2ねじれ防止突起と、を含むことを特徴とする。
【0015】
また、前記第1ねじれ防止突起は、前記昇降部材の上昇時、前記上昇制限部の下端に当接し、前記昇降部材の上昇を制限する停止部が形成されることを特徴とする。
【0016】
また、前記昇降部材は、前記内容物移動管の内側下部の内壁に密着され、前記昇降部材の垂直移動をガイドするガイド突起が内容物の移動する通路を形成し、外周面に一定間隔に離間形成される下部支持体と、前記内容物移動管の内側上部の内壁に密着され、前記第1アプリケータが結合される結合溝が上端に形成され、外周面には、前記内容物移動管に流入した内容物が上部に移動するように多数個の内容物移動溝が一定間隔に離間して形成される上部支持体と、前記下部支持体と前記上部支持体の間に位置し、前記下部支持体と前記上部支持体とを連結する連結棒と、を含むことを特徴とする。
【0017】
また、前記ガイド突起は、前記昇降部材の上昇時、前記上昇制限部の下端に当接し、前記昇降部材の上昇を制限し、かつ、前記昇降部材の上昇過程で、前記上昇制限部との干渉が起こることを防止するように、上部へ行くほど狭くなる傾斜面が形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
以上のように、本発明によれば、チューブ容器の上部に肌に接触する金属およびシリコン材質のアプリケータを具備することにより、内容物を肌に塗布時、ぬくもりや冷気を肌に伝導することが可能になるので、顔の肌の代謝を促進させ、肌の弾力性を向上させることができるという長所がある。
【0019】
また、チューブ本体の加圧による内容物の排出時には、内容物流入ホールを開栓し、内容物を排出しない状態では、内容物流入ホールを閉栓する昇降部材を具備することで、未使用時に内容物流入ホールからチューブ本体の内部に空気が流入することを防止することができるという長所がある。
【0020】
また、オーバーキャップが支持体に結合された状態で、オーバーキャップの加圧突起によって第1アプリケータが加圧され、内容物移動管の開口された上端を閉鎖するように構成することで、内容物移動管に貯蔵した内容物の液もれを防止することができるという長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の好ましい実施例に係るアプリケータを具備したチューブ容器の構成を示す分解斜視図である。
図2】本発明の好ましい実施例に係るアプリケータを具備したチューブ容器の構成を示す組立斜視図である。
図3】本発明の好ましい実施例に係るアプリケータを具備したチューブ容器の構成を示す断面図である。
図4図4(a)、(b)は、本発明の好ましい実施例に係るアプリケータを具備したチューブ容器の内容物が排出される状態を示す説明図である。
図5】本発明の他の実施例に係るアプリケータを具備したチューブ容器の構成を示す分解斜視図である。
図6】本発明の他の実施例に係るアプリケータを具備したチューブ容器の構成を示す断面図である。
図7図7(a)、(b)は、本発明の他の実施例に係るアプリケータを具備したチューブ容器の内容物が排出される状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照して、本発明を詳細に説明する。各図面に提示された同一の参照符号は同一の部材を示す。
【0023】
図1は、本発明の好ましい実施例に係るアプリケータを具備したチューブ容器の構成を示す分解斜視図であり、図2は、本発明の好ましい実施例に係るアプリケータを具備したチューブ容器の構成を示す組立斜視図であり、図3は、本発明の好ましい実施例に係るアプリケータを具備したチューブ容器の構成を示す断面図である。
図1■3を参照すると、本発明の好ましい実施例に係るアプリケータを具備したチューブ容器は、チューブ本体(100)、支持体(200)、昇降部材(300)、アプリケータ(400)、オーバーキャップ(500)を含む。
【0024】
前記チューブ本体(100)は、内容物を収容するもので、チューブ本体(100)の上部には、チューブ本体(100)を支持し、後述する支持体(200)を結合することが可能なようにチューブネック(110)が結合され、前記チューブネック(110)の中央部には、チューブ本体(100)に収容された内容物を排出することが可能なように排出口(111)が形成される。
【0025】
前記支持体(200)は、前記チューブネック(110)の上部に結合され、アプリケータ(400)を支持し、前記排出口(111)を通じて排出される内容物が移動する通路を形成するもので、固定部(210)、内容物移動管(220)、支持突起(230)を含む。
【0026】
前記固定部(210)は、支持体(200)の下部にあり、前記チューブネック(110)を被覆し、かつ、該チューブネックに結合し、支持体(200)をチューブネック(110)に固定させるもので、チューブネック(110)に結合された状態で支持体(200)が上方向に移動して脱離することを防止するために、固定手段を具備することが好ましい。
【0027】
前記内容物移動管(220)は、前記排出口(111)と連通し、前記排出口(111)を通じて排出される内容物が上部に移動することができるように長さ方向に通路が形成され、その下端中央部には、前記排出口(111)を通って排出される内容物が流入するように内容物流入ホール(221)が形成される。
【0028】
本発明において、前記内容物移動管(220)の内側には、内容物移動管(220)内で昇降する昇降部材(300)の上昇を制限するように、内周面を取り囲んで上昇制限部(222)が形成されることが特徴で、これにより、チューブ本体(100)の加圧による内容物の排出時に、内容物の圧力によって上昇する昇降部材(300)が、内容物移動管(220)から脱離することを防止できる。
【0029】
前記支持突起(230)は、前記内容物移動管(220)の上端の外周面を取り囲んで突出し形成され、第2アプリケータ(420)と結合し、第2アプリケータ(420)を支持するように構成される。
【0030】
前記昇降部材(300)は、前記支持体(200)の内容物移動管(220)の内側で昇降し、前記内容物流入ホール(221)を開閉するもので、開閉棒(310)、第1ねじれ防止突起(320)、第2ねじれ防止突起(330)を含む。
【0031】
前記開閉棒(310)は、前記内容物流入ホール(221)の直上に位置し、昇降部材(300)の昇降によって内容物流入ホール(221)を開閉するもので、未使用時は内容物流入ホール(221)を閉栓した状態の位置にあり、ユーザーがチューブ本体(100)を加圧して内容物が上昇すると、内容物の圧力によって上方向へ移動し、内容物流入ホール(221)を開栓するように構成される。
【0032】
一方、前記開閉棒(310)の上端には、昇降部材(300)の昇降時に、第1アプリケータ(410)が一緒に移動することが可能なように、第1アプリケータ(410)を結合する結合溝(311)が形成される。
【0033】
前記第1ねじれ防止突起(320)は、前記開閉棒(310)の下部外周面を取り囲んで、多数個が一定間隔に離間して形成され、前記内容物移動管(220)の内壁に密着した状態で昇降することで、昇降部材(300)のねじれを防止することができる。
【0034】
本発明において、前記第1ねじれ防止突起(320)には、前記昇降部材(300)の上昇時、前記上昇制限部(222)の下端に当接する停止部(321)が形成されることが特徴で、前記停止部(321)が上昇制限部(222)の下端に支持され、昇降部材(300)の上昇を制限することで、昇降部材(300)が内容物移動管(220)から脱離脱離することを防止することができる。
【0035】
前記第2ねじれ防止突起(330)は、前記開閉棒(310)の上部外周面を取り囲んで、多数個が一定間隔に離間して形成される、前記内容物移動管(220)の内壁に密着した状態で昇降することで、昇降部材(300)のねじれを防止することができる。
【0036】
前記アプリケータ(400)は、ユーザーの肌に接触し、ユーザーの肌に内容物を塗布するもので、前記昇降部材(300)の上部にある開閉棒(310)の結合溝(311)に結合される第1アプリケータ(410)と、前記支持体(200)を被覆して該支持体(200)の上部に結合し、前記第1アプリケータ(410)が昇降する空間を形成するように中空(421)が形成される第2アプリケータ(420)と、で構成される。
【0037】
本発明において、前記アプリケータ(400)は、第1アプリケータ(410)が金属で構成され、第2アプリケータ(420)はシリコン材質で構成されることが特徴で、これにより、内容物を肌に塗布時、冷気または温もりを肌に伝導することができるようになる。
【0038】
例えば、金属材質の第1アプリケータ(410)が冷たい場合、シリコン材質の第2アプリケータ(420)は、相対的にぬくもりを提供することとなり、第1アプリケータ(410)および第2アプリケータ(420)がユーザーの肌に同時に接触時、冷気とぬくもりを提供することで、顔の肌の代謝を促進させ、肌の弾力性を向上させ、効率的に美肌効果を提供することができる。
【0039】
一方、前記第1アプリケータ(410)は、オーバーキャップ(500)が支持体(200)に結合された状態で、オーバーキャップ(500)の加圧突起(510)によって加圧され、内容物移動管(220)の開栓された上端を閉栓するように構成することで、内容物移動管(220)に貯蔵された内容物の液もれを防止することができる。
【0040】
前記オーバーキャップ(500)は、前記支持体(200)およびアプリケータ(400)を被覆し、該支持体(200)に結合される。オーバーキャップ(500)の内側の上端には、下方向へ突出し、前記第1アプリケータ(410)の上端を加圧する加圧突起(510)が形成される。
【0041】
前記加圧突起(510)は、オーバーキャップ(500)が支持体(200)に結合された状態で、第1アプリケータ(410)の上端を加圧して昇降部材(300)の上昇を防止するとともに、開閉棒(310)が内容物流入ホール(221)を閉栓するようにし、未使用時にチューブ本体(100)の内部に空気が流入することを防止することで、チューブ本体(100)に収容された内容物が変質することを防止することができる。
【0042】
以下では、図4(a)、(b)を参照し、本発明の好ましい実施例に係る、アプリケータを具備したチューブ容器の内容物が排出される過程を説明する。図4(a)、(b)は、本発明の好ましい実施例に係る、アプリケータを具備したチューブ容器の内容物が排出される状態を示す説明図である。
【0043】
図4(a)、(b)を参照すると、本発明の好ましい実施例に係る、アプリケータを具備したチューブ容器は、まず、ユーザーがチューブ本体(100)を加圧すると、チューブ本体(100)に収容された内容物が排出口(111)を通じて上部に移動し、この時、内容物の圧力によって昇降部材(300)の上昇が行われ、開閉棒(310)が内容物流入ホール(221)から離間して、内容物流入ホール(221)の開栓が行われ、開栓された内容物流入ホール(221)を通じて内容物の流入が行われる。
【0044】
前記のように、昇降部材(300)が上昇すると、昇降部材(300)の上部に結合された第1アプリケータ(410)が一緒に上昇し、第1アプリケータ(410)と第2アプリケータ(420)が形成する空間を通じて内容物の排出が行われる。
【0045】
次に、アプリケータ(400)の上端から内容物の排出が行われると、アプリケータ(400)を通じて内容物を肌に塗布することが可能となり、この時、それぞれ、金属材とシリコン材質で構成される第1アプリケータ(410)と第2アプリケータ(420)により、ユーザーに涼しさと相対的に暖かい感覚、すなわち、冷気とぬくもりを同時に、肌に提供することができるので、顔の肌の代謝を促進し、肌の弾力性を向上することができる。
【0046】
以下、図5および6を参照して、本発明の他の実施例に係る、アプリケータを具備したチューブ容器を説明する。図5は、本発明の他の実施例に係る、アプリケータを具備したチューブ容器の構成を示す分解斜視図であり、図6は、本発明の他の実施例に係る、アプリケータを具備したチューブ容器の構成を示す断面図である。
【0047】
図5および6を参照すると、本発明の他の実施例に係る、アプリケータを具備したチューブ容器は、チューブ本体(100)、支持体(200)、昇降部材(300)、アプリケータ(400)、オーバーキャップ(500)を含む。
【0048】
前記チューブ本体(100)、支持体(200)、アプリケータ(400)、オーバーキャップ (500)は、本発明の好ましい実施例で前述したものと同一なので、詳細な説明は省略し、昇降部材(300)についてのみ説明する。
【0049】
前記昇降部材(300)は、前記支持体(200)の内容物移動管(220)の内側で昇降し、内容物移動管(220)に流入する内容物の吐出を断続させるもので、下部支持体(340)、上部支持体(350)、及び、連結棒(360)を含む。
【0050】
前記下部支持体(340)は、前記内容物移動管(220)の内側下部に位置し、前記内容物移動管(220)の内壁に密着され、昇降部材(300)の垂直移動をガイドする多数のガイド突起(341)が、外周面に一定間隔に離間して形成される。前記ガイド突起(341)は、内容物移動管(220)の内壁に密着した状態で昇降するように構成されることで、昇降部材(300)の昇降時に、ねじれを防止することができる。
【0051】
前記ガイド突起(341)は、多数個が一定間隔に離間して形成されることで、内容物流入ホール(221)を通じて内容物移動管(220)に流入された内容物が、上部へ移動する通路を形成する。
【0052】
本発明において、前記ガイド突起(341)は、前記昇降部材(300)の上昇時に、前記上昇制限部(222)の下端に当接し、昇降部材(300)の上昇を制限するように構成されることが特徴であり、昇降部材(300)の上昇過程で上昇制限部(222)との干渉が起こることを防止するために、その上部へ行くほど狭くなる傾斜面(342)が形成され、傾斜面(342)の末端部が上昇制限部(222)と当接する地点で、昇降部材(300)の上昇が制限されることで、昇降部材(300)が内容物移動管(220)から脱離することを防止することができる。
【0053】
前記上部支持体(350)は、前記内容物移動管(220)の内側上部から前記内容物移動管(220)の内壁に密着された状態で昇降する。本発明において、前記上部支持体(350)の上端には、第1アプリケータ(410)が結合される結合溝(351)が形成されることが特徴である。
【0054】
前記上部支持体(350)は、結合溝(351)によって第1アプリケータ(410)と結合され、昇降部材(300)の昇降時に、第1アプリケータ(410)が一緒に移動することを可能にし、これにより、未使用時には第1アプリケータ(410)が内容物移動管(220)の開口した上端を閉栓して、内容物が吐出することを防止し、内容物の圧力によって昇降部材(300)が上昇する時には、第1アプリケータ(410)が内容物移動管(220)の開口された上端を開栓し、第1アプリケータ(410)と第2アプリケータ(420)と、が形成する空間から内容物が吐出することを可能とする。
【0055】
一方、前記上部支持体(350)の外周面には、前記の内容物移動管(220)に流入した内容物が上部へ移動することができるように多数個の内容物移動ホール(352)が一定間隔に離間して形成される。
【0056】
前記連結棒(360)は、前記下部支持体(340)と上部支持体(350)の間に位置し、前記下部支持体(340)と上部支持体(350)を連結する。
【0057】
以下では、図7(a)、(b)を参照して、本発明の他の実施例に係る、アプリケータを具備したチューブ容器の内容物が排出される過程を説明する。図7(a)、(b)は、本発明の他の実施例に係る、アプリケータを具備したチューブ容器の内容物が排出される状態を示す説明図である。
【0058】
図7(a)、(b)を参照すると、本発明の他の実施例に係る、アプリケータを具備したチューブ容器は、まず、ユーザーがチューブ本体(100)を加圧すると、チューブ本体(100)に収容された内容物が排出口(111)を通じて上部へ移動し、内容物流入ホール(221)を通じて内容物移動管(220)に流入し、この時、内容物の圧力によって昇降部材(300)の上昇が行われる。
【0059】
前記のように、昇降部材(300)が上昇すると、昇降部材(300)の上部に結合された第1アプリケータ(410)が一緒に上昇し、これにより、内容物移動管(220)の開口された上端を開栓し、内容物移動管(220)に流入された内容物が内容物移動ホーム(352)を通じて上部へ移動し、第1アプリケータ(410)と第2アプリケータ(420)が形成する空間を通じて、排出が行われる。
【0060】
このとき、前記昇降部材(300)の上昇は、ガイド突起(341)が上昇制限部(222)の下端に当接する瞬間まで行われ、ガイド突起(341)が上昇制限部(222)によって支持され、昇降部材(300)が内容物移動管(220)から脱離することを防止する。
【0061】
一方、前記のように、アプリケータ(400)の上端から内容物の排出が行われると、アプリケータ(400)を通じて内容物を肌に塗布することが可能になり、この時、それぞれ、金属材とシリコン材質で構成される第1アプリケータ(410)と第2アプリケータ(420)により、ユーザーに涼しさと相対的に暖かい感覚、すなわち、冷気およびぬくもりを同時に肌に提供することができるので、顔の肌の代謝を促進し、肌の弾力性を向上することができる。
【0062】
図面と明細書で最適の実施例を開示した。ここで特定の用語を用いたが、これは単に本発明を説明するための目的で用いたものであり、意味の限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために用いたものではない。従って、当該技術分野の通常の知識を有する者であれば、多様な変形および均等な他の実施例が可能であることを理解すべきである。また、本発明の真の技術的保護範囲は、添付された特許請求の範囲の技術的思想によって定められるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】