特表2017-522274(P2017-522274A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2017-522274ホスファチジルイノシトール3−キナーゼ阻害剤
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-522274(P2017-522274A)
(43)【公表日】2017年8月10日
(54)【発明の名称】ホスファチジルイノシトール3−キナーゼ阻害剤
(51)【国際特許分類】
   C07D 403/12 20060101AFI20170714BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 35/02 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 29/00 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 37/06 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 37/08 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 9/00 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 25/28 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 13/12 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 31/12 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 3/04 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 19/02 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 9/10 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 17/06 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 37/02 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 25/00 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 1/00 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 11/06 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 11/00 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 17/00 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 17/14 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 1/16 20060101ALI20170714BHJP
   A61P 3/10 20060101ALI20170714BHJP
   A61K 31/517 20060101ALI20170714BHJP
   C07D 473/34 20060101ALI20170714BHJP
   A61K 31/52 20060101ALI20170714BHJP
   A61K 31/53 20060101ALI20170714BHJP
   C07D 487/04 20060101ALI20170714BHJP
   C07D 513/04 20060101ALI20170714BHJP
   A61K 31/519 20060101ALI20170714BHJP
   C07D 401/14 20060101ALI20170714BHJP
   C07D 403/14 20060101ALI20170714BHJP
【FI】
   C07D403/12CSP
   A61P35/00
   A61P35/02
   A61P29/00
   A61P37/06
   A61P37/08
   A61P9/00
   A61P25/28
   A61P13/12
   A61P31/12
   A61P3/04
   A61P43/00 111
   A61P29/00 101
   A61P19/02
   A61P9/10
   A61P17/06
   A61P37/02
   A61P25/00
   A61P1/00
   A61P11/06
   A61P11/00
   A61P17/00
   A61P17/14
   A61P1/16
   A61P3/10
   A61K31/517
   C07D473/34 361
   A61K31/52
   A61K31/53
   C07D487/04 144
   C07D513/04 351
   A61K31/519
   C07D401/14
   C07D403/14
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】242
(21)【出願番号】特願2016-570274(P2016-570274)
(86)(22)【出願日】2015年6月10日
(85)【翻訳文提出日】2017年1月24日
(86)【国際出願番号】US2015035147
(87)【国際公開番号】WO2015191745
(87)【国際公開日】20151217
(31)【優先権主張番号】62/011,977
(32)【優先日】2014年6月13日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】500029420
【氏名又は名称】ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(72)【発明者】
【氏名】ドゥ, ジミン
(72)【発明者】
【氏名】エバーツ, ジェリー
(72)【発明者】
【氏名】カプラン, ジョシュア
(72)【発明者】
【氏名】キム, ムソン
(72)【発明者】
【氏名】ナドゥサンビ, デヴァン
(72)【発明者】
【氏名】パテル, リーナ
(72)【発明者】
【氏名】ペロー, ステファン
(72)【発明者】
【氏名】フィリップス, バートン ダブリュー.
(72)【発明者】
【氏名】フィリップス, ゲイリー
(72)【発明者】
【氏名】スティーブンス, カーク エル.
(72)【発明者】
【氏名】トレイバーグ, ジェニファー エー.
(72)【発明者】
【氏名】ヴァン ヴェルトヘイゼン, ジョシュア
(72)【発明者】
【氏名】ワトキンス, ウィリアム ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】イェン, スー チュン
【テーマコード(参考)】
4C050
4C063
4C072
4C086
【Fターム(参考)】
4C050AA01
4C050BB05
4C050CC07
4C050EE04
4C050FF01
4C050GG04
4C050HH04
4C063AA01
4C063AA03
4C063BB01
4C063BB03
4C063BB09
4C063CC31
4C063CC34
4C063DD03
4C063DD29
4C063EE01
4C072AA01
4C072BB02
4C072CC03
4C072CC16
4C072DD10
4C072EE13
4C072FF09
4C072GG08
4C072HH02
4C072HH07
4C072JJ02
4C072JJ03
4C072UU01
4C086AA01
4C086AA02
4C086AA03
4C086BC46
4C086CB05
4C086CB07
4C086CB29
4C086GA07
4C086GA08
4C086MA01
4C086MA04
4C086MA13
4C086MA17
4C086MA22
4C086MA23
4C086MA27
4C086MA28
4C086MA35
4C086MA37
4C086MA43
4C086MA52
4C086MA55
4C086MA56
4C086MA63
4C086MA66
4C086NA14
4C086NA15
4C086ZA01
4C086ZA16
4C086ZA36
4C086ZA45
4C086ZA59
4C086ZA66
4C086ZA70
4C086ZA81
4C086ZA89
4C086ZA92
4C086ZB07
4C086ZB08
4C086ZB11
4C086ZB13
4C086ZB15
4C086ZB26
4C086ZB27
4C086ZB33
4C086ZC20
4C086ZC35
(57)【要約】
本願は、式(J)の化合物、または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物を提供し、式中、n、m、q、A’、W、W、W、R、R、およびRは本明細書に記載されている。化合物は、ホスファチジルイノシトール3−キナーゼ(PI3K)の活性に対する阻害剤であり、1つまたは複数のPI3Kアイソフォームによって媒介される状態を処置するのに有用である。本願は、式(J)の化合物、または薬学的に許容されるその塩、異性体、互変異性体、もしくは混合物を含む医薬組成物、ならびに1つまたは複数のPI3Kアイソフォームによって媒介される状態を処置するためにこれらの化合物および組成物を使用する方法をさらに提供する。
[この文献は図面を表示できません]
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(J)の構造を有する化合物
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物であって、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
qは、0または1であり、
およびWは、独立に、C(R)またはNであり、
は、CHまたはNHであり、
は、水素、ハロ、または任意選択で置換されているアルキルであり、
A’は、NR、OR、またはNRC(O)Rであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、ヒドロキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているアルケニル、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、または任意選択で置換されているスルホニルであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、ハロ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、−NH、または任意選択で置換されているアルキニルから独立に選択される1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は、水素または任意選択で置換されているアルキルであり、RおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、任意選択で置換されている複素環式環を任意選択で形成し、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているヘテロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているヘテロシクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、または任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は水素である、
化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物。
【請求項2】
式(I)の構造を有する請求項1に記載の化合物
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物であって、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
は、C(R)またはNであり、
は、水素、ハロ、またはアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、または任意選択で置換されているアルコキシであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルキニル、ハロアルキル、および−NHから独立に選択される1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は、水素もしくは任意選択で置換されているアルキルであるか、またはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、複素環式環を任意選択で形成する、
化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物。
【請求項3】
nが、0、1、2、または3であり、
mが、0、1、または2であり、
が、C(R)またはNであり、
が、水素、ハロ、またはC1〜6アルキルであり、
各Rが、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、またはC1〜6アルキルスルホニルであり、
各Rが、独立に、ハロ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルコキシ、または任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルであり、
が、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキル、または任意選択で置換されているC3〜8アリールであり、
が、少なくとも1つの芳香環ならびにN、O、およびSから選択される少なくとも2個のヘテロ原子を有する6〜12員のヘテロアリールであり、前記ヘテロアリールは、独立にハロ、シアノ、−NH、C1〜6ハロアルキル、C2〜4アルキニル(ヘテロアリールで置換されている)、または任意選択で置換されているC1〜6アルキルである1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されており、
が、水素もしくは任意選択で置換されているC1〜6アルキルであるか、またはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、4〜8員の複素環式環を任意選択で形成する、請求項1または2に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物。
【請求項4】
各Rが、クロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、またはシアノである、請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
各Rが、クロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、メトキシプロピル、メトキシエチル、エトキシプロピル、またはエトキシエチルである、請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、またはフェニルである、請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
が、水素、メチル、エチル、またはプロピルである、請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
およびRが、これらが結合している原子と一緒になって、ピロリジニル環を任意選択で形成する、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
が、少なくとも2個の窒素原子を有する単環式ヘテロアリールであり、Rが、独立にブロモ、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、アルキニル(1または2個の窒素原子を有する6員のヘテロアリールで置換されている)、または−NHである2または3個のメンバーで任意選択で置換されている、請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
が、独立にブロモ、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、ジフルオロメチル、ピリジン−2−イルエチニル、ピラジン−2−イルエチニル、または−NHである2または3個のメンバーで置換されているピリミジニルである、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項11】
以下の式の構造を有する請求項1に記載の化合物
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくはその混合物であって、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルケニル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、または任意選択で置換されているアルコキシであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、独立にハロ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、−NH、任意選択で置換されているハロアルキル、もしくは任意選択で置換されているアルキニルである1、2、もしくは3個のメンバーで任意選択で置換されているヘテロアリールであり、Rは、水素もしくは任意選択で置換されているアルキルであるか、またはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、任意選択で置換されている複素環式環を任意選択で形成し、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、または任意選択で置換されているヘテロアリールである、
化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくはその混合物。
【請求項12】
nが0、1、2、または3であり、
mが0、1、または2であり、
各Rが、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルケニル、または任意選択で置換されているC1〜6アルコキシであり、
各Rが、独立に、ハロ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、または任意選択で置換されているC1〜6アルコキシであり、
が、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、または任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルであり、
が、N、O、およびSから選択される1、2、3、または4個のヘテロ原子を有する6〜12員の単環式または二環式のヘテロアリールであり、前記ヘテロアリールが、独立にハロ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、−NH、またはC2〜4アルキニル(ヘテロアリールで置換されている)である1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されており、
が、水素または任意選択で置換されているC1〜6アルキルであり、RおよびRが、これらが結合している原子と一緒になって、1、2、または3つの基で任意選択で置換されている4〜8員の複素環式環を任意選択で形成し、該1、2、または3つの基は、それぞれ独立にハロ、ヒドロキシル、スルホニル、または1、2、もしくは3つのハロで任意選択で置換されているC1〜4アルコキシであり、
が、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルコキシ、任意選択で置換されているC1〜6ハロアルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルキルスルホニル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルスルホニル、任意選択で置換されているC6〜10アリールスルホニル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキル、任意選択で置換されているC6〜10アリール、または任意選択で置換されているC5〜8ヘテロアリールである、
請求項11に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物。
【請求項13】
が、水素;独立にヒドロキシ、C1〜6アルコキシ、カルボキシ、アミノ、もしくはC3〜6ヘテロシクロアルキルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているC1〜6アルキル;C1〜6アルコキシ;C1〜6ハロアルキル;C1〜6アルキルスルホニル;シクロプロピルスルホニル;シクロブチルスルホニル;シクロペンチルスルホニル;シクロヘキシルスルホニル;フェニルスルホニル(前記フェニルは、独立にハロ、C1〜6アルキル、アミノ、またはシアノである1、2、または3つの基で任意選択で置換されている);独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロプロピル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロブチル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロペンチル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロヘキシル;独立にカルボキシ、ハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、シアノ、−S(O)OH、−S(O)CH、もしくはC1〜3アルコキシ(独立にヒドロキシ、カルボキシ、ハロ、またはシアノである1、2、または3つの基で任意選択で置換されている)である1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているフェニル;独立にハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、もしくはシアノである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているピリジニル;独立にハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、もしくはシアノである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているイソオキサゾリル;またはテトラゾリルである、請求項11または12に記載の化合物。
【請求項14】
が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、(1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル、2−(ジメチルアミノ)エチル、2−ヒドロキシエチル、2−カルボキシエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2−メトキシエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル、2−カルボキシプロパン−2−イル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、3−メトキシプロピル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル、3−ヒドロキシ−3−メチルブチル、4−ヒドロキシ−2−メチルブタン−2−イル、メトキシ、SOCH、シクロペンタニルスルホニル、シクロプロピルスルホニル、4−フルオロフェニルスルホニル、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチル、シクロプロピル、1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル、ピリジン−3−イル、2−トリフルオロメチルピリジン−3−イル、テトラゾリル、3−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−5−イル、5−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−3−イル、フェニル、2−カルボキシフェニル、2−スルフィノフェニル、2−(2−カルボキシエトキシ)フェニル、4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、2,6−ジクロロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、2−シアノフェニル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル、2−(メチルスルホニル)フェニル、2−メチルフェニル、2−クロロフェニル、または2−メトキシフェニルである、請求項11から13のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項15】
が、プリニル、ピリミジニル、チアゾロピリミジニル、トリアジニル、またはイミダゾトリアジニルであり、前記ピリミジニルおよびトリアジニルがそれぞれ、1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されており、前記1、2、または3個のメンバーは独立に、ニトロ、カルボキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、シアノ、メチル、エチル、プロピル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、−NH、または−C≡C(以下の
【化201】
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で任意選択で置換されている)である、請求項11から14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
が、
【化202】
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である、請求項11から15のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項17】
が、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、またはメチル(フェニルメトキシまたはメトキシで置換されている)である、請求項11から16のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項18】
およびRが、これらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSから選択される1個の追加のヘテロ原子を任意選択で有する5員の複素環式環を形成し、前記5員の複素環式環が、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシ、ハロ、またはメチルスルホニルアミノで任意選択で置換されている、請求項11から17のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項19】
前記R−R複素環式環が、フルオロ、クロロ、ブロモ、またはヨードで任意選択で置換されているピロリジニルである、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
各Rが、独立に、ハロ、シアノ、C1〜4アルコキシ、C1〜4ハロアルキル、C1〜4アルキル、またはC1〜4アルケニルである、請求項11から19のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項21】
各Rが、独立に、ハロまたはC1〜4アルキルである、請求項11から20のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項22】
が、水素、メチル、エチル、またはプロピルである、請求項11から21のいずれかに記載の化合物。
【請求項23】
式(III)の構造を有する請求項1に記載の化合物
【化203】
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または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物であって、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、または任意選択で置換されているアルコキシであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、独立にハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、または−NHである1、2、または3つの基で任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、または任意選択で置換されているヘテロアリールである、
化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物。
【請求項24】
nが、0、1、2、または3であり、
mが、0、1、または2であり、
各Rが、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルケニル、または任意選択で置換されているC1〜6アルコキシであり、
各Rが、独立に、ハロ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、または任意選択で置換されているC1〜6アルコキシであり、
が、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、または任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルであり、
が、N、O、およびSから選択される1、2、3、もしくは4個のヘテロ原子を有する6〜12員の単環式または二環式のヘテロアリールであり、前記ヘテロアリールが、独立にハロ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、−NH、またはC2〜4アルキニル(ヘテロアリールで置換されている)である1、2、または3つの基で任意選択で置換されており、
が、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルコキシ、任意選択で置換されているC1〜6ハロアルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルキルスルホニル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルスルホニル、任意選択で置換されているC6〜10アリールスルホニル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキル、任意選択で置換されているC6〜10アリール、または任意選択で置換されているC5〜8ヘテロアリールである、請求項23に記載の化合物、または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物。
【請求項25】
各Rが、独立に、ハロ、シアノ、C1〜4アルコキシ、C1〜4ハロアルキル、C1〜4アルキル、またはC1〜4アルケニルである、請求項23または24に記載の化合物。
【請求項26】
がハロである、請求項23から25のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項27】
各Rが、独立に、ハロ、C1〜4アルコキシまたはC1〜4アルキルである、請求項23から26のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項28】
各Rが、独立に、ハロまたはC1〜4アルキルである、請求項23から27のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項29】
が、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、またはメチル(フェニルメトキシまたはメトキシで置換されている)である、請求項23から28のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項30】
が、プリニル、ピリミジニル、チアゾロピリミジニル、トリアジニル、またはイミダゾトリアジニルであり、前記ピリミジニルおよびトリアジニルがそれぞれ、1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されており、前記1、2、もしくは3つの基は独立に、ニトロ、カルボキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、シアノ、メチル、エチル、プロピル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、または−NHである、請求項23から29のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項31】
が、
【化204】
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である、請求項23から30のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項32】
が、独立にヒドロキシ、C1〜6アルコキシ、カルボキシ、アミノ、もしくはC3〜6ヘテロシクロアルキルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているC1〜6アルキル;C1〜6アルコキシ;C1〜6ハロアルキル;C1〜6アルキルスルホニル;シクロプロピルスルホニル;シクロブチルスルホニル;シクロペンチルスルホニル;シクロヘキシルスルホニル;フェニルスルホニル(前記フェニルは、独立にハロ、C1〜6アルキル、アミノ、もしくはシアノである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されている);独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロプロピル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロブチル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロペンチル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロヘキシル;独立にカルボキシ、ハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、シアノ、−S(O)OH、−S(O)CH、もしくはC1〜3アルコキシ(独立にヒドロキシ、カルボキシ、ハロ、またはシアノである1、2、または3つの基で任意選択で置換されている)である1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているフェニル;独立にハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、もしくはシアノである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているピリジニル、イソオキサゾリル(ハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、もしくはシアノで任意選択で置換されている);またはテトラゾリルである、請求項23から31に記載の化合物。
【請求項33】
が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、(1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル、2−(ジメチルアミノ)エチル、2−ヒドロキシエチル、2−カルボキシエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2−メトキシエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル、2−カルボキシプロパン−2−イル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、3−メトキシプロピル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル、3−ヒドロキシ−3−メチルブチル、4−ヒドロキシ−2−メチルブタン−2−イル、メトキシ、SOCH、シクロペンチルスルホニル、シクロプロピルスルホニル、4−フルオロフェニルスルホニル、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチル、シクロプロピル、1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル、ピリジン−3−イル、2−トリフルオロメチルピリジン−3−イル、テトラゾリル、3−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−5−イル、5−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−3−イル、フェニル、2−カルボキシフェニル、2−スルフィノフェニル、2−(2−カルボキシエトキシ)フェニル、4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、2,6−ジクロロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、2−シアノフェニル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル、2−(メチルスルホニル)フェニル、2−メチルフェニル、2−クロロフェニル、または2−メトキシフェニルである、請求項23から32のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項34】
が、水素、メチル、エチル、またはプロピルである、請求項23から33のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項35】
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−メチルベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−メチルベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(((2−アミノ−5−シアノ−6−メチルピリミジン−4−イル)アミノ)(シクロプロピル)メチル)−5,8−ジクロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(((2−アミノ−5−シアノ−6−メチルピリミジン−4−イル)アミノ)(シクロプロピル)メチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−(2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピロリジン−2−イル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)ブチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)ブチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)ブチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)ブチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−((2−アミノ−5−シアノ−6−(ジフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−((2−アミノ−5−シアノ−6−(ジフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−((2−アミノ−5−シアノ−6−(ジフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−8−クロロ−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(8−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(8−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(8−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(8−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(8−シアノ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(8−シアノ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−5−(ジフルオロメチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−5−(ジフルオロメチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−5−(ジフルオロメチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(8−シアノ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−((6−アミノ−5−(ピラジン−2−イルエチニル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−((6−アミノ−5−(ピリジン−2−イルエチニル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)ブチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(((6−アミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)(シクロプロピル)メチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−5−フルオロベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−5−フルオロベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−5−フルオロベンズアミド;
(S)−5−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ニコチンアミド;
(S)−5−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ニコチンアミド;
1−(3−(2−((1S,2S)−1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)−2−メチルブチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
1−(3−(2−((1S,2S)−1−((6−アミノ−5−ニトロピリミジン−4−イル)アミノ)−2−メチルブチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(R)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−ブロモ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(5−アリル−2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5,8−ジクロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5,8−ジフルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソ−5−(トリフルオロメチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−7−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−メチル−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−メトキシ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−4−クロロフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−4−クロロフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−4−メチルフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−4−メチルフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5,8−ジクロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−8−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5,8−ジフルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−シアノ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−(イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルアミノ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
1−(3−(2−((2S,4S)−1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(5−(tert−ブチル)イソオキサゾール−3−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,2−トリフルオロエチル)ウレア;
(S)−1−(5−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−フルオロフェニル)−3−イソプロピルウレア;
(S)−1−(5−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−フルオロフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−N−((3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)カルバモイル)シクロペンタンスルホンアミド;
(S)−N−((3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルアミノ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)カルバモイル)シクロペンタンスルホンアミド;
(S)−N−((3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)カルバモイル)シクロプロパンスルホンアミド;
(S)−1−((1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)−3−(3−(2−(1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピロリジン−2−イル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピロリジン−2−イル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−1−(3−(2−(1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピロリジン−2−イル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(ピリジン−2−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−メチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−メチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−(ピリジン−2−イルエチニル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((4−アミノ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−クロロフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−クロロフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−2−(3−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)安息香酸;
(S)−2−(3−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)ベンゼンスルホン酸;
(S)−2−(2−(3−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)フェノキシ)酢酸;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−クロロフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,6−ジクロロフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,6−ジクロロフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,4−ジフルオロフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−シアノフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(o−トリル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−クロロフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−メトキシフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−クロロピリジン−4−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−クロロピリジン−4−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(1H−テトラゾール−5−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−メトキシウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(ジメチルアミノ)エチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシエチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−フェニルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(ピリジン−3−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−イソプロピルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロペンチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロヘキシルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロブチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(tert−ブチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロプロピルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−プロピルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−フルオロエチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
1−(3−(2−((S)−1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(R)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)−2−(ベンジルオキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(R)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)−2−(ベンジルオキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(R)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)−2−(ベンジルオキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(R)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)−2−(ベンジルオキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−メトキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−メトキシプロピル)ウレア;
(S)−4−アミノ−6−((1−(5−クロロ−3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)アミノ)ピリミジン−5−カルボン酸;
(S)−3−(3−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)プロパン酸;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ウレア;
(S)−2−(3−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)−2−メチルプロパン酸;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(4−ヒドロキシ−2−メチルブタン−2−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(メチルスルホニル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(メチルスルホニル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピロリジン−2−イル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,2−トリフルオロエチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)オキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロペンチルウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2−ジフルオロエチル)ウレア;
1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−メトキシエチル)ウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−5−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−メトキシウレア;
1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,2−トリフルオロエチル)ウレア;
1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−クロロフェニル)ウレア;
(S)−1−((1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)−3−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレア;または
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシエチル)ウレア
からなる群から選択される請求項1に記載の化合物、または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物。
【請求項36】
アトロプ異性体である、請求項1から35のいずれかに記載の化合物。
【請求項37】
請求項1から36のいずれかに記載の化合物および少なくとも1種の薬学的に許容されるビヒクルを含む、医薬組成物。
【請求項38】
疾患または状態の処置を必要とするヒトにおいて疾患または状態を処置する方法であって、前記方法は、前記ヒトに治療有効量の請求項1から36のいずれかに記載の化合物を投与するステップを含み、前記疾患または状態が、がん、血液悪性腫瘍、白血病、リンパ腫、骨髄増殖性障害、骨髄異形成症候群、形質細胞新生物、固形腫瘍、炎症、線維症、自己免疫障害、アレルギー状態、過敏症、心血管疾患、神経変性疾患、腎障害、ウイルス感染症、肥満、または自己免疫疾患である、方法。
【請求項39】
前記疾患または状態が、関節リウマチ、骨関節炎、アテローム性動脈硬化症、乾癬、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、炎症性腸疾患、喘息、慢性閉塞性気道疾患、肺炎、皮膚炎、脱毛症、腎炎、血管炎、アテローム性動脈硬化症、アルツハイマー病、肝炎、原発性胆汁性肝硬変、硬化性胆管炎、糖尿病(I型糖尿病を含む)、移植臓器の急性拒絶、リンパ腫、多発性骨髄腫、白血病、膵臓がん、膀胱がん、結腸直腸がん、乳がん、前立腺がん、腎がん、肝細胞がん、肺がん、卵巣がん、子宮頚がん、直腸がん、肝臓がん、腎臓がん、胃のがん、皮膚がん、胃がん、食道がん、頭頚部がん、黒色腫、神経内分泌がん、CNSがん(例えば、神経芽細胞腫)、脳腫瘍(例えば、神経膠腫、未分化乏突起神経膠腫、成人多形神経膠芽腫、および成人未分化星状細胞腫)、骨がん、または軟部組織肉腫である、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記固形腫瘍が、非小細胞肺がん、小細胞肺がん、結腸がん、CNSがん、黒色腫、卵巣がん、腎がん、膵臓がん、前立腺がん、または乳がんである、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
ホスファチジルイノシトール3−キナーゼポリペプチドを、請求項1から36のいずれかに記載の化合物と接触させることによって、前記ポリペプチドの活性を阻害する方法。
【請求項42】
過剰または破壊性の免疫反応またはがん細胞の成長もしくは増殖を阻害する方法であって、有効量の請求項1から36のいずれかに記載の化合物を投与するステップを含む、方法。
【請求項43】
請求項1から36のいずれかに記載の化合物または使用のためのラベルおよび/もしくは指示を含むキット。
【請求項44】
治療における使用のための、請求項1から36のいずれかに記載の化合物、薬学的に許容されるその塩、異性体、または混合物。
【請求項45】
請求項38から40のいずれかに記載の処置する方法における使用のための、請求項1から36のいずれかに記載の化合物、薬学的に許容されるその塩、異性体、または混合物。
【請求項46】
請求項39から40のいずれかに記載の疾患または状態の処置のための医薬を製造するための、請求項1から36のいずれかに記載の化合物、薬学的に許容されるその塩、異性体、または混合物の使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
分野
本願は、PI3Kアイソフォームの活性を選択的に阻害する新規化合物および治療的処置におけるそれらの使用に関する。
【背景技術】
【0002】
背景
3’リン酸化ホスホイノシチドを介する細胞シグナル伝達は、様々な細胞プロセス、例えば、悪性形質転換、成長因子シグナル伝達、炎症、および免疫に関与するとされている(Ramehら、J. Biol. Chem.、274巻:8347〜8350頁、1999年)。ホスファチジルイノシトール3−キナーゼ(PI3−キナーゼまたはPI3K)は、これらのリン酸化シグナル伝達産物の発生に関与している。PI3Kは、当初、ウイルスオンコプロテイン、ならびにイノシトール環の3’−ヒドロキシルにおいてホスファチジルイノシトール(PI)およびそのリン酸化誘導体をリン酸化する成長因子受容体チロシンキナーゼに関連するタンパク質として同定された(Panayotouら、Trends Cell Biol.、2巻:358〜60頁、1992年)。
【0003】
PI3−キナーゼ(PI3K)の3つのクラスが、基質特異性に基づいて提案されている。クラスIのPI3Kは、ホスファチジルイノシトール(PI)、ホスファチジルイノシトール−4−リン酸、およびホスファチジルイノシトール−4,5−二リン酸(PIP)をリン酸化して、それぞれホスファチジルイノシトール−3−リン酸(PIP)、ホスファチジルイノシトール−3,4−二リン酸、およびホスファチジルイノシトール−3,4,5−三リン酸を生成する。また、クラスIIのPI3Kは、PIおよびホスファチジルイノシトール−4−リン酸をリン酸化し、クラスIIIのPI3KはPIをリン酸化する。
【0004】
初めてのPI3−キナーゼの精製および分子クローニングによって、PI3−キナーゼは、p85およびp110サブユニットからなるヘテロ二量体であることが解明された(Otsuら、Cell、65巻:91〜104頁、1991年;Hilesら、Cell、70巻:419〜29頁、1992年)。次に、4つの異なるクラスIのPI3Kが同定され、PI3Kα、β、δ、およびγアイソフォームと命名された。各アイソフォームは、異なる110kDa触媒サブユニットおよび調節サブユニットからなる。PI3Kα、β、およびδの触媒サブユニット(すなわち、それぞれp110α、p110β、およびp110δ)は、個々に、同じ調節サブユニットp85と相互作用するのに対し、PI3Kγ(p110γ)の触媒サブユニットは、異なる調節サブユニットp101と相互作用する。
研究では、各PI3Kアイソフォームが異なる発現パターンを有することもまた示されている。例えば、PI3KαをコードするPIK3CAは、ヒトがんにおいて頻繁に変異している(Engelman、Nat. Rev. Cancer、9巻:550〜562頁、2009年)。また、PI3Kδは一般に造血細胞に発現する。さらに、PI3Kアイソフォームは、がん、炎症性疾患、または自己免疫疾患において増殖または生存シグナル伝達に関連していることが示されている。各PI3Kアイソフォームは異なる生物学的機能を有しているので、PI3Kアイソフォームは、がんまたは障害を処置するための潜在的ターゲットである(米国特許第6,800,620号;同第8,435,988号;同第8,673,906号;米国特許出願公開第2013/0274253号)。
したがって、PI3Kによって媒介される疾患、障害、または状態を処置するために、PI3Kアイソフォームを阻害する治療剤を開発する必要性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許第6,800,620号明細書
【特許文献2】米国特許第8,435,988号明細書
【特許文献3】米国特許第8,673,906号明細書
【特許文献4】米国特許出願公開第2013/0274253号明細書
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】Ramehら、J. Biol. Chem.、274巻:8347〜8350頁、1999年
【非特許文献2】Panayotouら、Trends Cell Biol.、2巻:358〜60頁、1992年
【非特許文献3】Otsuら、Cell、65巻:91〜104頁、1991年
【非特許文献4】Hilesら、Cell、70巻:419〜29頁、1992年
【非特許文献5】Engelman、Nat. Rev. Cancer、9巻:550〜562頁、2009年
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
概要
本願は、PI3Kアイソフォームの阻害剤である新規化合物を提供する。本願は、医薬組成物を含めた組成物、化合物を含むキット、ならびに化合物を使用および作製する方法もまた提供する。本明細書に提供されている化合物は、PI3Kアイソフォームによって媒介される疾患、障害、または状態を処置するのに有用である。本願はまた、治療における使用のための化合物を提供する。本願は、PI3Kアイソフォームによって媒介される疾患、障害、または状態を処置する方法における使用のための化合物をさらに提供する。さらに、本願は、PI3Kアイソフォームによって媒介される疾患、障害または状態の処置のための医薬の製造における化合物の使用を提供する。
【0008】
本願は、式Jの構造を有する化合物
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物を提供し、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
qは、0または1であり、
およびWは、独立に、C(R)またはNであり、
は、CHまたはNHであり、
は、水素、ハロ、または任意選択で置換されているアルキルであり、
A’は、NR、OR、またはNRC(O)Rであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、ヒドロキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているアルケニル、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、または任意選択で置換されているスルホニルであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、ハロ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、−NH、または任意選択で置換されているアルキニルから独立に選択される1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は、水素または任意選択で置換されているアルキルであり、RおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、任意選択で置換されている複素環式環を任意選択で形成し、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているヘテロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているヘテロシクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、または任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は水素である。
【0009】
式(I)の構造を有する化合物
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物もまた提供され、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
は、C(R)またはNであり、
は、水素、ハロ、またはアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、または任意選択で置換されているアルコキシであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルキニル、ハロアルキル、および−NHから独立に選択される1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は、水素もしくは任意選択で置換されているアルキルであるか、またはRおよびRが、これらが結合している原子と一緒になって複素環式環を任意選択で形成する。
【0010】
式(II)の構造を有する化合物
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物もまた提供され、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルケニル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、または任意選択で置換されているアルコキシであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、独立にハロ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、−NH、任意選択で置換されているハロアルキル、もしくは任意選択で置換されているアルキニルである1、2、もしくは3個のメンバーで任意選択で置換されているヘテロアリールであり、Rは、水素もしくは任意選択で置換されているアルキルであるか、またはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、任意選択で置換されている複素環式環を任意選択で形成し、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、または任意選択で置換されているヘテロアリールである。
【0011】
式(III)の構造を有する化合物
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物もまた提供され、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、または任意選択で置換されているアルコキシであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、独立にハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、または−NHである1、2、または3つの基で任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、または任意選択で置換されているヘテロアリールである。
【0012】
本願は、式(I)の構造を有する化合物
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物を提供し、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
は、C(R)またはNであり、
は、水素、ハロ、またはアルキルであり、
各Rは、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、および任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルから独立に選択され、
各Rは、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、および任意選択で置換されているアルコキシから独立に選択され、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、および−NHから独立に選択される1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は、水素または任意選択で置換されているアルキルであり、RおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって複素環式環を任意選択で形成する。
【0013】
一部の実施形態では、化合物は、式(I)の構造、または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物を有し、式中、
nは1、2、または3であり、
mは0、1、または2であり、
はC(R)またはNであり、
は、水素、ハロ、またはC1〜6アルキルであり、
各Rは、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、およびC1〜6アルキルスルホニルから独立に選択され、
各Rは、ハロ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルコキシ、および任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルから独立に選択され、
は、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキル、または任意選択で置換されているC3〜8アリールであり、
は、少なくとも1つの芳香環およびN、O、Sから選択される少なくとも2個のヘテロ原子を有する6〜12員のヘテロアリールであり、ここで、該ヘテロアリールは、ハロ、シアノ、−NH、および任意選択で置換されているC1〜6アルキルから独立に選択される1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されており、
は、水素または任意選択で置換されているC1〜6アルキルであり、RおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、4〜8員の複素環式環を任意選択で形成する。
【0014】
式(I)の化合物の他の実施形態では、各Rは、クロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、エチル、プロピル、およびシアノから選択される。一部の他の実施形態では、各Rが、クロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、メトキシプロピル(methoxyproproyl)、メトキシエチル、エトキシプロピル、およびエトキシエチルから選択される式(I)の化合物。ある特定の他の実施形態では、Rが、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、およびフェニルから選択される式(I)の化合物。さらなる実施形態では、Rは、水素、メチル、エチル、またはプロピルである。一部のさらなる実施形態では、RおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、ピロリジニルを任意選択で形成する。追加の実施形態では、Rは、少なくとも2個の窒素原子を有する単環式ヘテロアリールであり、Rは、ブロモ、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、および−NHから独立して選択される2または3個のメンバーで任意選択で置換されている。一部の追加の実施形態では、Rは、ブロモ、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、および−NHからなる群から選択される2または3個のメンバーで置換されているピリミジニルである。
【0015】
ある特定の実施形態では、PI3K阻害剤は、表1、薬学的に許容されるその塩、異性体、または混合物から選択される化合物である。ある特定の実施形態では、化合物は、化合物1〜164、薬学的に許容されるその塩、異性体、または混合物から選択される。追加の実施形態では、化合物は(S)−エナンチオマーである。他の実施形態では、化合物は(R)−エナンチオマーである。他の追加の実施形態では、化合物はアトロプ異性体である。
【0016】
本願はまた、本願の化合物、薬学的に許容されるその塩、異性体、または混合物を、少なくとも1種の薬学的に許容されるビヒクルと一緒に含む医薬組成物を提供する。薬学的に許容されるビヒクルの例は、担体、アジュバント、および賦形剤から選択され得る。
【0017】
本願はまた、式(I)の化合物、薬学的に許容されるその塩、異性体、または混合物を、少なくとも1種の薬学的に許容されるビヒクルと一緒に含む医薬組成物を提供する。薬学的に許容されるビヒクルの例は、担体、アジュバント、および賦形剤から選択され得る。
【0018】
疾患、障害、または状態を処置する方法であって、それを必要とするヒトにおける疾患、障害、または状態を、治療有効量の本願の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物を該ヒトに投与することによって処置する方法がさらに本明細書に提供される。PI3Kアイソフォームによって媒介される疾患、障害または状態を処置する方法における使用のための本願の化合物がさらに提供される。本願は、PI3Kアイソフォームによって媒介される疾患、障害または状態の処置のための医薬の製造における本願の化合物の使用もまた提供する。ある特定の実施形態では、上記疾患、障害、または状態は、PI3Kに関連する、またはPI3Kによって媒介される。一部の実施形態では、上記疾患、障害、または状態は炎症性障害である。他の実施形態では、上記疾患、障害、または状態はがんである。
【0019】
疾患、障害、または状態を処置する方法であって、それを必要とするヒトにおける疾患、障害、または状態を、治療有効量の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物を該ヒトに投与することによって処置する方法がさらに本明細書に提供される。PI3Kアイソフォームによって媒介される疾患、障害または状態を処置する方法における使用のための式(I)の化合物がさらに提供される。本願は、PI3Kアイソフォームによって媒介される疾患、障害または状態の処置のための医薬の製造における式(I)の化合物の使用もまた提供する。ある特定の実施形態では、上記疾患、障害、または状態は、PI3Kに関連する、またはPI3Kによって媒介される。一部の実施形態では、上記疾患、障害、または状態は炎症性障害である。他の実施形態では、上記疾患、障害、または状態はがんである。
【0020】
また、ホスファチジルイノシトール3−キナーゼポリペプチドを本願の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物と接触させることによって、このポリペプチドの活性を阻害する方法が本明細書に提供される。
【0021】
また、ホスファチジルイノシトール3−キナーゼポリペプチドを式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物と接触させることによって、このポリペプチドの活性を阻害する方法が本明細書に提供される。
【0022】
過剰または破壊性の免疫反応を阻害する方法であって、有効量の本願の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物を投与するステップを含む方法がさらに提供される。
【0023】
過剰または破壊性の免疫反応を阻害する方法であって、有効量の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物を投与するステップを含む方法がさらに提供される。
【0024】
また、がん細胞の成長または増殖を阻害する方法であって、このがん細胞を、有効量の本願の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物と接触させるステップを含む方法が提供される。
【0025】
また、がん細胞の成長または増殖を阻害する方法であって、このがん細胞を、有効量の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物と接触させるステップを含む方法が提供される。
【0026】
また、本願の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物を含むキットが提供される。キットは、疾患、障害、または状態の処置であって、それを必要とするヒトにおける疾患、障害、または状態の処置に化合物を使用するためのラベルおよび/または指示をさらに含み得る。一部の実施形態では、上記疾患、障害、または状態は、PI3K活性に関連してもよく、PI3K活性によって媒介されてもよい。
【0027】
また、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物を含むキットが提供される。キットは、疾患、障害、または状態の処置であって、それを必要とするヒトにおける疾患、障害、または状態の処置に化合物を使用するためのラベルおよび/または指示をさらに含み得る。一部の実施形態では、上記疾患、障害、または状態は、PI3K活性に関連してもよく、PI3K活性によって媒介されてもよい。
【0028】
また、本願の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物、および容器を含む製品が提供される。一実施形態では、容器は、バイアル、瓶、アンプル、予め充填されたシリンジ、または静注用バッグであり得る。
【0029】
また、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物、および容器を含む製品が提供される。一実施形態では、容器は、バイアル、瓶、アンプル、予め充填されたシリンジ、または静注用バッグであり得る。
【発明を実施するための形態】
【0030】
詳細な説明
以下の説明により、例示的な方法、パラメータ等を記載する。このような説明は、本願の範囲を制限することを企図せず、その代わり例示的な実施形態として提供される。
【0031】
以下の単語、句および記号は、本明細書で使用される場合、一般に、それらが使用される文脈によって別段に示される場合を除き、下記の意味を有することを企図する。
【0032】
2つの文字または記号の間に存在していないダッシュ(「−」)は、置換基の結合点を示すために使用される。例えば、−CONHは、炭素原子を介して結合している。化学基の最前部または終端部のダッシュ記号は便宜上のものである。化学基は、それらの通常の意味を失うことなく、1つまたは複数のダッシュと共にまたはダッシュなしで図示することができる。構造内で1本の線を通過して描かれている波線は、基の結合点を示す。化学的または構造的に必要とされない限り、化学基が書かれているまたは命名される順序により、方向性が示されることも、暗示されることもない。
【0033】
接頭辞「Cu〜v」は、以下の基がu〜v個の炭素原子を有することを示す。例えば、「C1〜6アルキル」は、アルキル基が1〜6個の炭素原子を有することを示す。
【0034】
本明細書の「約」が付された値またはパラメータへの言及は、その値またはパラメータ自体を対象とする実施形態を含む(および記載する)。ある特定の実施形態では、用語「約」は示された量±10%を含む。他の実施形態では、用語「約」は示された量±5%を含む。ある特定の他の実施形態では、用語「約」は示された量±1%を含む。また、用語「約X」は「X」の記載を含む。また、単数形「1つの(a)」および「その(the)」は、文脈で明確に別途指示されていない限り複数への言及を含む。したがって、例えば、「その化合物」への言及は、複数の当該化合物を含み、「そのアッセイ」への言及は、1つまたは複数のアッセイおよび当業者に公知のその同等物への言及を含む。
【0035】
「アルキル」は、非分枝または分枝状の飽和炭化水素鎖を指す。本明細書で使用される場合、アルキルは、1〜20個の炭素原子(すなわち、C1〜20アルキル)、1〜8個の炭素原子(すなわち、C1〜8アルキル)、1〜6個の炭素原子(すなわち、C1〜6アルキル)、または1〜4個の炭素原子(すなわち、C1〜4アルキル)を有する。アルキル基の例として、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソ−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、2−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、2−ヘキシル、3−ヘキシル、および3−メチルペンチルが挙げられる。具体的な数の炭素を有するアルキル残基が命名される場合、その数の炭素を有するあらゆる幾何異性体が包含され得る。したがって、例えば、「ブチル」は、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチルおよびt−ブチルを含み、「プロピル」は、n−プロピルおよびイソプロピルを含む。
【0036】
「アルケニル」は、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含有し、2〜20個の炭素原子(すなわち、C2〜20アルケニル)、2〜8個の炭素原子(すなわち、C2〜8アルケニル)、2〜6個の炭素原子(すなわち、C2〜6アルケニル)、または2〜4個の炭素原子(すなわち、C2〜4アルケニル)を有する脂肪族基を指す。アルケニル基の例として、エテニル、プロペニル、ブタジエニル(1,2−ブタジエニルおよび1,3−ブタジエニルを含む)が挙げられる。
【0037】
「アルキニル」は、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を含有し、2〜20個の炭素原子(すなわち、C2〜20アルキニル)、2〜8個の炭素原子(すなわち、C2〜8アルキニル)、2〜6個の炭素原子(すなわち、C2〜6アルキニル)、または2〜4個の炭素原子(すなわち、C2〜4アルキニル)を有する脂肪族基を指す。用語「アルキニル」はまた、1つの三重結合および1つの二重結合を有する基も含む。
【0038】
「アルコキシ」は基「アルキル−O−」を指す。アルコキシ基の例として、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、n−ブトキシ、tert−ブトキシ、sec−ブトキシ、n−ペントキシ、n−ヘキソキシ、および1,2−ジメチルブトキシが挙げられる。
【0039】
「アシル」は、Rが、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアルキル、またはヘテロアリールである基「−C(=O)R」を指し、上記水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリールのそれぞれは、本明細書で定義されたように、任意選択で置換されていてもよい。アシルの例として、ホルミル、アセチル、シクロヘキシルカルボニル(cylcohexylcarbonyl)、シクロヘキシルメチル−カルボニル、およびベンゾイルが挙げられる。
【0040】
「アミド」は、基−C(=O)NRを指す「C−アミド」基と、基−NRC(=O)Rを指す「N−アミド」基の両方を指し、RおよびRは、水素、アルキル、アリール、ハロアルキル、またはヘテロアリールからなる群から独立に選択され、上記水素、アルキル、アリール、ハロアルキル、ヘテロアリールのそれぞれは、任意選択で置換されていてもよい。
【0041】
「アミノ」は、基−NR(式中、RおよびRは、水素、アルキル、ハロアルキル、アリール、またはヘテロアリールからなる群から独立に選択され、上記水素、アルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールのそれぞれは、任意選択で置換されていてもよい)を指す。
【0042】
「アリール」は、単一の環(例えば単環式)または複数の環(例えば二環式または三環式)(縮合系を含む)を有する芳香族炭素環式基を指す。本明細書で使用される場合、アリールは、6〜20個の環炭素原子(すなわち、C6〜20アリール)、6〜12個の炭素環原子(すなわち、C6〜12アリール)、または6〜10個の炭素環原子(すなわち、C6〜10アリール)を有する。アリール基の例として、フェニル、ナフチル、フルオレニル、およびアントリルが挙げられる。しかし、アリールは、以下に定義されるヘテロアリールを全く包含もせず、それと重複もしない。1つまたは複数のアリール基がヘテロアリール環と縮合している場合、得られた環系はヘテロアリールである。
【0043】
「カルバモイル」は、基−OC(O)NR(式中、RおよびRは、上記「アミノ」と同様に定義される)を指す。
【0044】
「カルボニル」は、−C(=O)−と同じである二価の基−C(O)−を指す。
【0045】
「カルボキシル」または「カルボキシ」は、−COOHまたはその塩を指す。
【0046】
「カルボキシルエステル」または「カルボキシエステル」は、基−C(O)OR(式中、Rは、水素、アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアルキル、またはヘテロアリールであり、これらのそれぞれは、任意選択で置換されていてもよい)を指す。ある特定の実施形態では、Rは、アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアルキル、またはヘテロアリールであり、これらのそれぞれは、任意選択で置換されていてもよい。
【0047】
「シアノ」または「カルボニトリル」は基−CNを指す。
【0048】
「シクロアルキル」は、単一の環、または縮合環系、架橋環系、およびスピロ環系を含めた複数の環を有する飽和または部分的に飽和した環式アルキル基を指す。用語「シクロアルキル」は、シクロアルケニル基(すなわち、少なくとも1つのアルケニルを有するシクロアルキル基)を含む。本明細書で使用される場合、シクロアルキルは、3〜20個の環炭素原子(すなわち、C3〜20シクロアルキル)、3〜12個の環炭素原子(すなわち、C3〜12シクロアルキル)、3〜10個の環炭素原子(すなわち、C3〜10シクロアルキル)、3〜8個の環炭素原子(すなわち、C3〜8シクロアルキル)、または3〜6個の環炭素原子(すなわち、C3〜6シクロアルキル)を有する。シクロアルキル基の例として、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルが挙げられる。
【0049】
「ハロゲン」または「ハロ」は、フルオロ、クロロ、ブロモ、およびヨードを含む。「ハロアルキル」は、1個または複数の水素原子がハロゲンで置き換えられている、上で定義されたような、非分枝または分枝状アルキル基を指す。例えば、残基が、1個超のハロゲンで置換されている場合、その残基は、結合しているハロゲン部分の数に対応する接頭辞を使用することによって言及され得る。ジハロアルキルおよびトリハロアルキルは、2つ(「ジ」)または3つの(「トリ」)ハロ基(同じハロゲンであってもよいが、必ずしも同じでなくともよい)で置換されているアルキルを指す。ハロアルキルの例として、ジフルオロメチル(−CHF)、トリフルオロメチル(−CF)、ジフルオロエチル(−CHCHF)、およびトリフルオロエチル(−CHCF)が挙げられる。
【0050】
「ヘテロアルキル」は、炭素原子(および任意の関連する水素原子)の1個または複数が、同じまたは異なるヘテロ原子の基でそれぞれ独立に置き換えられているアルキル基を指す。例えば、1、2または3個の炭素原子は、同じまたは異なるヘテロ原子の基で独立に置き換えられていてもよい。ヘテロ原子の基として、以下に限定されないが、−NR−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−等が挙げられ、ここで、Rは、H、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル(これらのそれぞれは、任意選択で置換されていてもよい)である。ヘテロアルキル基の例として、−OCH、−CHOCH、−SCH、−CHSCH、−NRCH、および−CHNRCHが挙げられ、ここで、Rは、水素、アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアルキル、またはヘテロアリール(これらのそれぞれは、任意選択で置換されていてもよい)である。本明細書で使用される場合、ヘテロアルキルは、1〜10個の炭素原子、1〜8個の炭素原子、または1〜4個の炭素原子;および1〜3個のヘテロ原子、1〜2個のヘテロ原子、または1個のヘテロ原子を含む。
【0051】
「ヘテロアリール」は、窒素、酸素、および硫黄から独立に選択される1個もしくは複数の環ヘテロ原子を有する、単一の環、複数の環、または縮合多環(multiple fused ring)を有する芳香族基を指す。本明細書で使用される場合、ヘテロアリールは、1〜20個の環炭素原子(すなわち、C1〜20ヘテロアリール)、3〜12個の環炭素原子(すなわち、C3〜12ヘテロアリール)、または3〜8個の炭素環原子(すなわち、C3〜8ヘテロアリール)、および窒素、酸素、および硫黄から独立に選択される、1〜5個のヘテロ原子、1〜4個のヘテロ原子、1〜3個の環ヘテロ原子、1〜2個の環ヘテロ原子、または1個の環ヘテロ原子を含む。ヘテロアリール基の例として、ピリミジニル、プリニル、ピリジル、ピリダジニル、ベンゾチアゾリル、およびピラゾリルが挙げられる。ヘテロアリールは、先に定義されたアリールを包含もせず、それと重複もしない。
【0052】
「ヘテロシクロアルキル」は、窒素、酸素および硫黄から独立に選択される1個または複数の環ヘテロ原子を有する、飽和または不飽和の環式アルキル基を指す。用語「ヘテロシクロアルキル」は、ヘテロシクロアルケニル基を含む(すなわち、このヘテロシクロアルキル基は少なくとも1つのアルケニルを有する)。ヘテロシクロアルキルは、単一の環または複数の環であってよく、複数の環は、縮合環、架橋環、またはスピロ環であってよい。本明細書で使用される場合、ヘテロシクロアルキルは、2〜20個の環炭素原子(すなわち、C2〜20ヘテロシクロアルキル)、2〜12個の環炭素原子(すなわち、C2〜12ヘテロシクロアルキル)、2〜10個の環炭素原子(すなわち、C2〜10ヘテロシクロアルキル)、2〜8個の環炭素原子(すなわち、C2〜8ヘテロシクロアルキル)、3〜12個の環炭素原子(すなわち、C3〜12ヘテロシクロアルキル)、3〜8個の環炭素原子(すなわち、C3〜8ヘテロシクロアルキル)、または3〜6個の環炭素原子(すなわち、C3〜6ヘテロシクロアルキル)を有し、窒素、硫黄または酸素から独立に選択される、1〜5個の環ヘテロ原子、1〜4個の環ヘテロ原子、1〜3個の環ヘテロ原子、1〜2個の環ヘテロ原子、または1個の環ヘテロ原子を有する。ヘテロシクロアルキル基の例として、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、オキセタニル、ジオキソラニル、アゼチジニル、およびモルホリニルが挙げられる。上記定義はまた「複素環式環」を包含する。
【0053】
「ヒドロキシ」または「ヒドロキシル」は基−OHを指す。
【0054】
「ニトロ」は基−NOを指す。
【0055】
「オキソ」は基(=O)または(O)を指す。
【0056】
「スルホニル」は、基−S(O)R(式中、Rは、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、またはアリールである)を指す。スルホニルに対する例は、メチルスルホニル、エチルスルホニル、シクロプロピルスルホニル、シクロブチルスルホニル、シクロペンチルスルホニル、フェニルスルホニル、およびトルエンスルホニルである。
【0057】
ある特定の一般的に使用されている代替の化学名を使用することができる。例えば、二価の基、例えば二価の「アルキル」基、二価の「アリール」基などはまた、「アルキレン」基または「アルキレニル」基、「アリーレン」基または「アリーレニル」基とそれぞれ呼んでもよい。また、他に明示的に示されない限り、基の組合せが本明細書で1つの部分として、例えばアリールアルキルと言及された場合、最後に記述されている基が、その部分を分子の残りに結合させている原子を含有する。
【0058】
用語「任意選択の」または「任意選択で」は、続いて記載されている事象または状況が生じても、生じなくてもよく、この記載は、当該事象または状況が生じる場合、およびそれが生じない場合を含むことを意味する。また、用語「任意選択で置換されている」は、指定の原子または基に存在する任意の1個または複数の水素原子が、水素以外の部分で置き換えられていてもいなくてもよいことを指す。
【0059】
用語「置換されている」は、指定の原子または基に存在する任意の1個または複数の水素原子が、指定の原子の通常の原子価を超えない限り、水素以外の1個または複数の置換基で置き換えられていることを意味する。1つまたは複数の置換基として、以下に限定されないが、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アシル、アミノ、アミド、アミジノ、アリール、アジド、カルバモイル、カルボキシル、カルボキシルエステル、シアノ、グアニジノ、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシ、ヒドラジノ、イミノ、オキソ、ニトロ、アルキルスルフィニル、スルホン酸、アルキルスルホニル、チオシアネート、チオール、チオン、またはこれらの組合せが挙げられる。さらなる置換基が無限に追加された置換基を定義することによって到達するポリマーまたは類似の不確定構造(例えば、置換ヘテロアルキル基等でさらに置換されている置換アリール基でそれ自体が置換されている置換アルキルを有する置換アリール)は、本明細書に包含されることを企図しない。別途明示されていない限り、本明細書に記載の化合物の連続的な置換の最大数は3である。例えば、2つの他の置換アリール基を有する置換アリール基の連続的な置換は、(置換アリール(置換アリール))置換アリールに限定される。同様に、上記定義は、容認できない置換パターン(例えば、5個のフッ素で置換されているメチルまたは2個の隣接する酸素環原子を有するヘテロアリール基)を含むことを企図しない。このような容認できない置換パターンは、当業者に周知である。化学基を修飾するために使用される場合、用語「置換されている」は、本明細書で定義された他の化学基を記載してもよい。例えば、用語「置換アリール」は、以下に限定されないが、「アルキルアリール」を含む。他に特定されていない限り、基が任意選択で置換されていると記載されている場合、基の任意の置換基それ自体は非置換である。1つまたは複数の置換基は、例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、もしくは6つの置換基、1つ、2つ、3つ、4つ、もしくは5つの置換基、1つ、2つ、3つ、もしくは4つの置換基、1つ、2つ、もしくは3つの置換基、1つもしくは2つの置換基、または1つの置換基を含んでもよい。
【0060】
一部の実施形態では、用語「置換アルキル」は、ヒドロキシル、アルコキシ、アリールアルコキシ、およびカルボキシルを含む1つまたは複数の置換基を有するアルキル基を指し、用語「置換アルコキシ」は、アリール、カルボキシル、およびヒドロキシルを含む1つまたは複数の置換基を有するアルコキシ基を指す。用語「置換アルキニル」は、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリールを含む1つまたは複数の置換基を有するアルキニル基を指し、用語「置換ヘテロシクロアルキル」は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、シアノ、ハロを含む1つまたは複数の置換基を有するヘテロシクロアルキル基を指し、「置換アリール」は、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、シアノ、およびカルボキシル、スルホニル、およびヘテロシクロアルキルを含む1つまたは複数の置換基を有するアリール基を指し、用語「置換ヘテロアリール」は、アルキル、ハロアルキル、およびハロを含む1つまたは複数の置換基を有するヘテロアリール基を指し、「置換スルホニル」は、基−SOR(式中、Rは1つまたは複数のハロゲン分子で置換されている)を指す。他の実施形態では、1つまたは複数の置換基は、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリール(これらのそれぞれは置換されている)でさらに置換されていてもよい。他の実施形態では、1つまたは複数の置換基は、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリール(これらのそれぞれは非置換である)でさらに置換されていてもよい。
PI3K阻害剤化合物
【0061】
本願は、PI3Kアイソフォームの阻害剤として機能する化合物を提供する。一態様では、PI3K阻害剤は、式(J)の構造を有する化合物
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物であり、
式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
qは、0または1であり、
およびWは、独立に、C(R)またはNであり、
は、CHまたはNHであり、
は、水素、ハロ、または任意選択で置換されているアルキルであり、
A’は、NR、OR、またはNRC(O)Rであり、
各Rは、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、ヒドロキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているアルケニル、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、および任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルから独立に選択され、
は、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、および任意選択で置換されているスルホニルから独立に選択され、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、−NH、および任意選択で置換されているアルキニルから独立に選択される1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は、水素または任意選択で置換されているアルキルであり、RおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、複素環式環を任意選択で形成し、この複素環式環は任意選択で置換されており、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているヘテロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているヘテロシクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、または任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は水素である。
【0062】
一態様では、PI3K阻害剤は、式(J)の構造を有する化合物
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物であり、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
qは、0または1であり、
およびWは、独立に、C(R)またはNであり、
は、CHまたはNHであり、
は、水素、ハロ、または任意選択で置換されているアルキルであり、
A’は、NR、OR、またはNRC(O)Rであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、ヒドロキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているアルケニル、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、または任意選択で置換されているスルホニルであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、ハロ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、−NH、または任意選択で置換されているアルキニルから独立に選択される1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は、水素または任意選択で置換されているアルキルであり、RおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、任意選択で置換されている複素環式環を任意選択で形成し、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているヘテロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているヘテロシクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、または任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は水素である。
【0063】
ある特定の実施形態では、PI3K阻害剤は、式(Ja)の構造を有する式(J)の化合物
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物であり、式中、n、m、W、R、R、R、R、およびRは本明細書に記載されており、
Aは、単結合またはC(O)である。
【0064】
ある特定の実施形態では、PI3K阻害剤は、式(Jb)の構造を有する式(J)の化合物
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物であり、式中、n、m、W、R、R、R、R、R、およびRは本明細書に記載されており、
A’は、NRまたはORである。
【0065】
本願はまた、PI3Kアイソフォームの阻害剤として機能する式(I)の構造を有する化合物を提供する。一実施形態では、PI3K阻害剤は、構造
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
を有する式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物であり、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
は、C(R)またはNであり、
は、水素、ハロ、またはアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、または任意選択で置換されているアルコキシであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルキニル、ハロアルキル、および−NHから独立に選択される1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は、水素もしくは任意選択で置換されているアルキルであるか、またはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、複素環式環を任意選択で形成する。
【0066】
一部の実施形態では、化合物は、式(I)の構造、または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物を有し、式中、
nは、0、1、2、または3であり、
mは、0、1、または2であり、
は、C(R)またはNであり、
は、水素、ハロ、またはC1〜6アルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、またはC1〜6アルキルスルホニルであり、
各Rは、独立に、ハロ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルコキシ、または任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルであり、
は、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキル、または任意選択で置換されているC3〜8アリールであり、
は、少なくとも1つの芳香環ならびにN、O、およびSから選択される少なくとも2個のヘテロ原子を有する6〜12員のヘテロアリールであり、ここで、該ヘテロアリールは、独立にハロ、シアノ、−NH、C1〜6ハロアルキル、C2〜4アルキニル(ヘテロアリールで置換されている)、または任意選択で置換されているC1〜6アルキルである1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されており、
は、水素もしくは任意選択で置換されているC1〜6アルキルであるか、またはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、4〜8員の複素環式環を任意選択で形成する。
【0067】
一部の実施形態では、化合物は、式(I)の構造、または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物を有し、式中、
nは、0、1、または2であり、
mは、0または1であり、
は、C(R)またはNであり、
は、水素、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、またはプロピルであり、
各Rは、独立に、クロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、またはシアノであり、
各Rは、独立に、C1〜4アルキルであり、
は、水素、C1〜6アルキル、またはシクロプロピルであり、
は、独立にブロモ、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、−NH、またはアルキニル(1または2個の窒素原子を有する6員のヘテロアリールで置換されている)である2または3つの基で任意選択で置換されているピリミジニルであり、
は、水素、メチル、エチル、もしくはプロピルであるか、またはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、ピロリジニル環を任意選択で形成する。
【0068】
本願はまた、PI3Kアイソフォームの阻害剤として機能する式(I)の構造を有する化合物を提供する。一実施形態では、PI3K阻害剤は、構造
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
を有する式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物であり、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
は、C(R)またはNであり、
は、水素、ハロ、またはアルキルであり、
各Rは、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、および任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルから独立に選択され、
各Rは、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、および任意選択で置換されているアルコキシから独立に選択され、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、および−NHから独立に選択される1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は、水素または任意選択で置換されているアルキルであり、RおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって複素環式環を任意選択で形成する。
【0069】
一部の実施形態では、化合物は、式(I)の構造、または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物を有し、式中、
nは、1、2、または3であり、
mは、0、1、または2であり、
は、C(R)またはNであり、
は、水素、ハロ、またはC1〜6アルキルであり、
各Rは、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、およびC1〜6アルキルスルホニルから独立に選択され、
各Rは、ハロ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルコキシ、および任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルから独立に選択され、
は、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキル、または任意選択で置換されているC3〜8アリールであり、
は、少なくとも1つの芳香環およびN、O、Sから選択される少なくとも2個のヘテロ原子を有する6〜12員のヘテロアリールであり、ここで、該ヘテロアリールは、ハロ、シアノ、−NH、および任意選択で置換されているC1〜6アルキルから独立に選択される1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されており、
は、水素または任意選択で置換されているC1〜6アルキルであり、RおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、4〜8員の複素環式環を任意選択で形成する。
【0070】
一部の実施形態では、式(I)の構造を有する化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物であり、式中、
nは、0、1、または2であり、
mは、0または1であり、
は、C(R)またはNであり、
は、水素、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、またはプロピルであり、
各Rは、クロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、エチル、プロピル、およびシアノから独立に選択され、
各Rは、クロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、メトキシプロピル、メトキシエチル、エトキシプロピル、およびエトキシエチルから独立に選択され、
は、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、またはフェニルであり、
は、水素、メチル、エチル、またはプロピルであり、RおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、5員の複素環式環を任意選択で形成し、
は、N、O、またはSから選択される少なくとも2個のヘテロ原子を有する6〜12員の単環式または二環式ヘテロアリールであり、ここで、該ヘテロアリールは、ブロモ、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、および−NHから独立に選択される2または3個のメンバーで置換されている。
【0071】
一実施形態では、式(I)の構造を有する化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物であり、式中、
nは、1または2であり、
mは、0または1であり、
はCHであり、
各Rは、クロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、エチル、およびプロピルから独立に選択され、
各Rは、クロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、エチル、およびプロピルから独立に選択され、
は、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、またはシクロブチルであり、
は、水素、メチル、エチル、またはプロピルであり、RおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、ピロリジニルを任意選択で形成し、
は、ブロモ、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、および−NHから独立に選択される2または3個のメンバーで置換されているピリミジニルである。
【0072】
一部の実施形態では、式(I)および(J)の化合物は、式(Ia)の構造
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物を有し、式中、n、m、R、R、R、R、およびRは本明細書で定義されている。
【0073】
他の実施形態では、式(I)および(J)の化合物は、式(Ib)の構造
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物を有し、式中、n、m、R、R、R、およびRは本明細書で定義されており、
pは2または3であり、
4aは、ハロ、シアノ、C1〜6アルキル、および−NHから独立に選択される。
【0074】
化合物が式(Ib)の構造を有する実施形態では、各R4aは、ハロ、シアノ、C1〜6アルキル、および−NHから独立に選択される。一部の実施形態では、R4aは、ブロモ、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、および−NHから独立に選択される。
【0075】
ある特定の実施形態では、式(J)または(Ja)の化合物は、式(II)の構造
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物を有し、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルケニル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、または任意選択で置換されているアルコキシであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、独立にハロ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、−NH、任意選択で置換されているハロアルキル、もしくは任意選択で置換されているアルキニルである1、2、もしくは3個のメンバーで任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は、水素もしくは任意選択で置換されているアルキルであるか、またはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、任意選択で置換されている複素環式環を任意選択で形成し、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、または任意選択で置換されているヘテロアリールである。
【0076】
ある特定の実施形態では、化合物は、式(II)の構造、または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物を有し、式中、
nは、0、1、2、または3であり、
mは、0、1、または2であり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルケニル、または任意選択で置換されているC1〜6アルコキシであり、
各Rは、独立に、ハロ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、または任意選択で置換されているC1〜6アルコキシであり、
は、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、または任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルであり、
は、N、O、およびSから選択される1、2、3、または4個のヘテロ原子を有する6〜12員の単環式または二環式のヘテロアリールであり、ここで、該ヘテロアリールは、独立にハロ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、−NH、またはC2〜4アルキニル(ヘテロアリールで置換されている)である1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されており、
は、水素または任意選択で置換されているC1〜6アルキルであり、RおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、1、2、または3つの基で任意選択で置換されている4〜8員の複素環式環を任意選択で形成し、該1、2、または3つの基は、それぞれ独立にハロ、ヒドロキシル、スルホニル、または1、2、もしくは3つのハロで任意選択で置換されているC1〜4アルコキシであり、
は、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルコキシ、任意選択で置換されているC1〜6ハロアルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルキルスルホニル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルスルホニル、任意選択で置換されているC6〜10アリールスルホニル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキル、任意選択で置換されているC6〜10アリール、または任意選択で置換されているC5〜8ヘテロアリールである。
【0077】
ある特定の実施形態では、化合物は、式(II)の構造、または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物を有し、式中、
nは、0、1、または2であり、
mは、0、1、または2であり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、C1〜4アルコキシ、C1〜4ハロアルキル、C1〜4アルキル、またはC1〜4アルケニルであり、
各Rは、独立に、ハロまたはC1〜4アルキルであり、
は、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、またはメチル(フェニルメトキシまたはメトキシで置換されている)であり、
は、プリニル、ピリミジニル、チアゾロピリミジニル、トリアジニル、またはイミダゾトリアジニルであり、このピリミジニルおよびトリアジニルはそれぞれ、1、2、または3つの基で任意選択で置換されており、該1、2、または3つの基は独立に、ニトロ、カルボキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、シアノ、メチル、エチル、プロピル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、−NH、または−C≡C(以下の
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
で任意選択で置換されている)であり、
は水素であるか、または
およびRは、これらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSから選択される1個の追加のヘテロ原子を任意選択で有する5員の複素環式環を形成し、この5員の複素環式環は、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシ、ハロ、またはメチルスルホニルアミノで任意選択で置換されており、
は、水素;独立にヒドロキシ、C1〜6アルコキシ、カルボキシ、アミノ、もしくはC3〜6ヘテロシクロアルキルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているC1〜6アルキル;C1〜6アルコキシ;C1〜6ハロアルキル;C1〜6アルキルスルホニル;シクロプロピルスルホニル;シクロブチルスルホニル;シクロペンチルスルホニル;シクロヘキシルスルホニル;フェニルスルホニル(このフェニルは、独立にハロ、C1〜6アルキル、アミノ、またはシアノである1、2、または3つの基で任意選択で置換されている);独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロプロピル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロブチル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロペンチル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロヘキシル;独立にカルボキシ、ハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、シアノ、−S(O)OH、−S(O)CH、もしくはC1〜3アルコキシ(独立にヒドロキシ、カルボキシ、ハロ、またはシアノである1、2、または3つの基で任意選択で置換されている)である1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているフェニル;独立にハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、もしくはシアノである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているピリジニル;独立にハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、もしくはシアノである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているイソオキサゾリル;またはテトラゾリルである。
【0078】
ある特定の実施形態では、式(J)または(Jb)の化合物は、式(III)の構造
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物を有し、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、または任意選択で置換されているアルコキシであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、独立にハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、または−NHである1、2、または3つの基で任意選択で置換されているヘテロアリールである。
【0079】
ある特定の実施形態では、化合物は、式(III)の構造、または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物を有し、式中、
nは、0、1、2、または3であり、mは、0、1、または2であり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルケニル、または任意選択で置換されているC1〜6アルコキシであり、
各Rは、独立に、ハロ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、または任意選択で置換されているC1〜6アルコキシであり、
は、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、または任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルであり、
は、N、O、およびSから選択される1、2、3、もしくは4個のヘテロ原子を有する6〜12員の単環式または二環式のヘテロアリールであり、ここで、該ヘテロアリールは、独立にハロ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、−NH、またはC2〜4アルキニル(ヘテロアリールで置換されている)である1、2、または3つの基で任意選択で置換されており、
は、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルコキシ、任意選択で置換されているC1〜6ハロアルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルキルスルホニル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルスルホニル、任意選択で置換されているC6〜10アリールスルホニル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキル、任意選択で置換されているC6〜10アリール、または任意選択で置換されているC5〜8ヘテロアリールである。
【0080】
ある特定の実施形態では、化合物は、式(III)の構造、または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物を有し、式中、
nは、0、1、または2であり、
mは、0、1、または2であり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、C1〜4アルコキシ、C1〜4ハロアルキル、C1〜4アルキル、またはC1〜4アルケニルであり、
各Rは、独立に、ハロ、C1〜4アルコキシまたはC1〜4アルキルであり、
は、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、またはメチル(フェニルメトキシまたはメトキシで置換されている)であり、
は、プリニル、ピリミジニル、チアゾロピリミジニル、トリアジニル、またはイミダゾトリアジニルであり、このピリミジニルおよびトリアジニルはそれぞれ、1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されており、該1、2、または3個のメンバーは独立に、ニトロ、カルボキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、シアノ、メチル、エチル、プロピル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、または−NHであり、
は、独立にヒドロキシ、C1〜6アルコキシ、カルボキシ、アミノ、もしくはC3〜6ヘテロシクロアルキルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているC1〜6アルキル;C1〜6アルコキシ;C1〜6ハロアルキル;C1〜6アルキルスルホニル;シクロプロピルスルホニル;シクロブチルスルホニル;シクロペンチルスルホニル;シクロヘキシルスルホニル;フェニルスルホニル(このフェニルは、独立にハロ、C1〜6アルキル、アミノ、またはシアノである1、2、または3つの基で任意選択で置換されている);独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロプロピル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロブチル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロペンチル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロヘキシル;独立にカルボキシ、ハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、シアノ、−S(O)OH、−S(O)CH、もしくはC1〜3アルコキシ(独立にヒドロキシ、カルボキシ、ハロ、またはシアノである1、2、または3つの基で任意選択で置換されている)である1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているフェニル;独立にハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、もしくはシアノである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているピリジニル;ハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、もしくはシアノで任意選択で置換されているイソオキサゾリル;またはテトラゾリルである。
【0081】
ある特定の実施形態では、Rは、C1〜6アルキル(ヒドロキシ、C1〜6アルコキシ、およびC3〜6ヘテロシクロアルキルから独立に選択される1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されている)、C1〜6アルコキシ、C1〜6ハロアルキル、シクロプロピル(ハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、およびヒドロキシから独立に選択される1、2、または3つの基で任意選択で置換されている)、シクロブチル(ハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、およびヒドロキシから独立に選択される1、2、または3つの基で任意選択で置換されている)、シクロペンチル(ハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、およびヒドロキシから独立に選択される1、2、または3つの基で任意選択で置換されている)、シクロヘキシル(ハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、およびヒドロキシから独立に選択される1、2、または3つの基で任意選択で置換されている)、フェニル(カルボキシ、ハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、シアノ、−S(O)OH、−S(O)CH、およびC1〜3アルコキシ(ヒドロキシ、カルボキシ、ハロ、およびシアノから独立に選択される1、2、または3つの基で任意選択で置換されている)から独立に選択される1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されている)、またはイソオキサゾリル(ハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、およびシアノで任意選択で置換されている)である。
【0082】
一実施形態では、nは0である。一部の実施形態では、nは、1、2、3、または4である。一部の実施形態では、nは、1、2、または3である。他の実施形態では、nは、1または2である。ある特定の実施形態では、nは1であり、R部分は、キナゾリノン環のフェニルの任意の位置に位置し得る。別の実施形態では、nは2である。両方のR置換基または部分が、同じでも異なっていてもよい。2つのR部分は、キナゾリノン環のフェニルの任意の2つの位置に位置し得る。例えば、第1のRは、第2のRに対してオルト、メタ、またはパラであってよい。さらに別の実施形態では、nは3である。すべてのR置換基もしくは部分が同じでも異なっていてもよく、2つのRが第3のRと同じでも異なっていてもよい。3つのR部分は、キナゾリノン環のフェニルの任意の3つの位置に位置し得る。例えば、第1のRは第2のRに対してオルトであってよく、第1のRは第3のRに対してパラであってよい。さらに別の実施形態では、nは4である。すべてのR置換基は、同じでも異なっていてもよく、3つのRは第4のRと同じでも異なってもよく、2つのRは第3および第4のRと同じでも異なってもよい。
【0083】
一部の他の実施形態では、各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6ハロアルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルコキシ、ヒドロキシ、任意選択で置換されているアミノ、任意選択で置換されているC3〜6シクロアルキル、任意選択で置換されているC6〜10アリール、または任意選択で置換されているC1〜6アルキルスルホニルである。ある特定の実施形態では、各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているC1〜4アルキル、任意選択で置換されているC1〜4ハロアルキル、任意選択で置換されているC1〜4アルコキシ、任意選択で置換されているC6〜10アリール、またはアミノ(C1〜4アルキルで任意選択で置換されている)である。一部の他の実施形態では、各Rは、ハロ、シアノ、C1〜4ハロアルキル、C1〜4アルキル、C1〜4アルキルスルホニル、−N(C1〜4アルキル)、またはC6〜10アリールであり、このC6〜10アリールは、C1〜4アルキルで任意選択で置換されているC2〜8ヘテロシクロアルキルで任意選択で置換されている。ある特定の実施形態では、各Rは、フルオロ、クロロ、ヨード、ブロモ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、ブチル、フルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロメチル、ジフルオロエチル、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、−N(CH、またはフェニルから独立に選択され、このフェニルは、ピロリジニル、モルホリニルまたはピペラジニル(これらのそれぞれは、メチル、エチル、またはプロピルで任意選択で置換されている)で任意選択で置換されている。一部の実施形態では、各Rは、独立に、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、シアノ、メチル、エチル、ジフルオロメチル(−CHF)、トリフルオロメチル(−CF)、メトキシ、−N(CH、フェニル、またはフェニル(ピロリジニルメチル、モルホリニルメチルもしくはピペラジニルで置換されている)である。追加の実施形態では、各Rは、独立に、ハロである。1つの追加の実施形態では、各Rは、独立に、フルオロ、クロロ、ブロモ、またはヨードである。ある特定の実施形態では、各Rは、独立に、ハロ、シアノ、C1〜4アルコキシ、C1〜4ハロアルキル、C1〜4アルキル、またはC1〜4アルケニルである。ある特定の実施形態では、各Rは、独立に、クロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、またはシアノである。ある特定の実施形態では、各Rは、独立に、ハロ、シアノ、C1〜4アルコキシ、C1〜4ハロアルキル、C1〜4アルキル、またはC2〜4アルケニルである。
【0084】
一実施形態では、mは0である。一部の実施形態では、mは、1、2、3、または4である。ある特定の実施形態では、mは、1、2または3である。ある特定の他の実施形態では、mは、1または2である。mが1である実施形態では、R置換基または部分は、−(WC(O)NH部分を有する環の任意の位置に位置し得る。例えば、R部分は、−(WC(O)NH部分に対してパラ位、メタ位またはオルト位に存在し得る。mが2である実施形態では、両方のR置換基が、同じでも異なっていてもよい。2つのR部分は、−(WC(O)NH部分を有する環の任意の2つの位置に位置し得る。例えば、第1のRは第2のRに対してオルトであってよく、第1のRは第2のRに対してパラであってよい。mが3である実施形態では、3つのすべてのRが同じでも異なっていてもよく、2つのRが第3のRと同じでも異なっていてもよい。3つのR部分は、−(WC(O)NH部分を有する環の任意の3つの位置に位置し得る。mが4である実施形態では、すべてのRが同じでも異なっていてもよく、3つのRが第4のRと同じでも異なっていてもよく、2つのRが第3および第4のRと同じでも異なっていてもよい。
【0085】
ある特定の実施形態では、各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6ハロアルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルコキシ、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキル、任意選択で置換されているC2〜8ヘテロシクロアルキル、任意選択で置換されているC6〜10アリール、または任意選択で置換されているC2〜8ヘテロアリールである。一部の実施形態では、各Rは、独立に、ハロ、シアノ、C1〜4アルキル、C1〜4ハロアルキル、C6〜10アリール、またはC3〜6シクロアルキルである。一部の他の実施形態では、各Rは、独立に、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、−CHF、−CHF、−CF、フルオロエチル、ジフルオロエチル、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルである。一実施形態では、各Rは、独立に、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、プロピル、−CHF、−CF、もしくはシクロプロピルである。他の実施形態では、各Rは、独立に、ハロおよびC1〜4アルキルである。追加の実施形態では、各Rは、独立に、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、メチル、エチル、およびプロピルである。一部の他の実施形態では、各Rは、独立に、C1〜4アルキルである。一部の追加の実施形態では、各Rは、独立に、メチル、エチル、およびプロピルである。一部の他の実施形態では、各Rは、独立に、ハロである。また一部の他の実施形態では、各Rは、独立に、フルオロ、クロロ、ブロモ、およびヨードである。ある特定の実施形態では、各Rは、独立に、クロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、メトキシプロピル、メトキシエチル、エトキシプロピル、またはエトキシエチルである。ある特定の実施形態では、各Rは、独立に、ハロまたはC1〜4アルキルである。ある特定の実施形態では、各Rは、独立に、ハロ、C1〜4アルコキシ、またはC1〜4アルキルである。C(O)NR6R7
【0086】
さらなる実施形態では、qは0である。一部の実施形態では、qは1である。qが1である場合、WはCHまたはNHである。ある特定の実施形態では、WはCHである。他の実施形態では、WはNHである。qが0である実施形態では、−C(O)NR(例えば、RおよびRが水素である場合、−C(O)NHまたはその均等物である−C(=O)NHもしくは−CONH)部分は、以下に例示するように、
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
キナゾリノン環に結合している環の任意の位置に位置し得る。また、qが1であり、WがNHである実施形態では、−(NH)C(O)NR(例えば、RおよびRが水素である場合、−(NH)C(O)NHまたはその均等物である−(NH)C(=O)NHもしくは−(NH)CONH)部分は、以下に図示するように、
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
キナゾリノン環に結合している環の任意の位置に位置し得る。さらに、qが1であり、WがCHである実施形態では、−CHC(O)NR(例えば、RおよびRが水素である場合、−CHC(O)NH(またはその均等物である−(CH)C(=O)NHもしくは−(CH)CONH)部分は、以下に図示するように、
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
キナゾリノン環に結合している環の任意の位置に位置し得る。一実施形態では、−C(O)NR部分(例えば、RおよびRが水素である場合、−C(O)NH)は、以下に例示するように、
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
キナゾリノン環に結合している環上に位置し得る。一実施形態では、−(NH)C(O)NR部分(例えば、RおよびRが水素である場合、−NHC(O)NH)は、以下に例示するように、
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
キナゾリノン環に結合している環上に位置し得る。一実施形態では、−C(O)NR部分(例えば、RおよびRが水素である場合、−C(O)NH)は、以下に例示するように、
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
キナゾリノン環に結合している環上に位置し得る。
【0087】
さらなる実施形態では、qは0である。一部の実施形態では、qは1である。qが1である場合、Wは、CHまたはNHである。ある特定の実施形態では、WはCHである。他の実施形態では、WはNHである。qが0である実施形態では、−C(O)NH(またはその均等物である−C(=O)NHもしくは−CONH)部分は、以下に図示するように、
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
キナゾリノン環に結合している環の任意の位置に位置し得る。また、qが1であり、WがNHである実施形態では、−(NH)C(O)NH(またはその均等物である−(NH)C(=O)NHもしくは−(NH)CONH)部分は、以下に図示するように、
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
キナゾリノン環に結合している環の任意の位置に位置し得る。さらに、qが1であり、WがCHである実施形態では、−CHC(O)NH(またはその均等物である−(CH)C(=O)NHもしくは−(CH)CONH)部分は、以下に図示するように、
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
キナゾリノン環に結合している環の任意の位置に位置し得る。一実施形態では、−C(O)NH部分は、
【化26】
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としてキナゾリノン環に結合している環上に位置し得る。一実施形態では、−NHC(O)NH部分は、
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
としてキナゾリノン環に結合している環上に位置し得る。一実施形態では、−CHC(O)NH部分は、
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
としてキナゾリノン環に結合している環上に位置し得る。
【0088】
ある特定の実施形態では、Rは、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6ハロアルキル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキル、または任意選択で置換されているC6〜10アリールである。一実施形態では、Rは、水素、C3〜6シクロアルキル、C1〜4アルキル(ヒドロキシで任意選択で置換されている)、C6〜10アリールC1〜4アルコキシ、またはC3〜6シクロアルキルである。一部の実施形態では、Rは、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロプロピルメチル、シクロプロピルブチル、シクロブチルメチル、またはシクロプロピルエチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−CHOH、−COH、−COH、ベンジルオキシメチル(すなわち、
【化29】
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である)、またはフェニル(すなわち、
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
である)である。他の実施形態では、Rは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、またはメチル(フェニルメトキシまたはメトキシで置換されている)である。一実施形態では、Rは、C3〜6シクロアルキルまたはC1〜4アルキルである。他の実施形態では、Rは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、またはシクロブチルである。一実施形態では、Rは、C6〜10アリールC1〜4アルコキシで任意選択で置換されているC1〜4アルキルである。他の実施形態では、Rは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、ベンジルオキシメチル、またはフェニルである。ある特定の実施形態では、Rは、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、またはフェニルである。
【0089】
追加の実施形態では、Rは、水素または任意選択で置換されているC1〜6アルキルである。一部の実施形態では、Rは、水素またはC1〜4アルキルである。ある特定の実施形態では、Rは、水素、メチル、エチル、プロピルまたはブチルである。ある特定の実施形態では、Rは、水素、メチル、エチル、またはプロピルである。ある特定の他の実施形態では、Rは水素である。
【0090】
さらなる実施形態では、RおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって(例えば、それぞれ炭素および窒素)、任意選択で置換されている複素環式環を任意選択で形成する。他の実施形態では、R−R複素環式環は、3〜8員のヘテロシクロアルキルである(すなわち、3〜8環員を有するヘテロシクロアルキルであり、少なくとも1個の環員はヘテロ原子である)。一実施形態では、R−R複素環式環は5員のヘテロシクロアルキルである。一実施形態では、R−R複素環式環は、N、O、およびSから選択される1個の追加のヘテロ原子を任意選択で有する5員のヘテロシクロアルキルである。ある特定の他の実施形態では、R−R複素環式環はC2〜8ヘテロシクロアルキルである。ある特定の実施形態では、RおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSから選択される1個の追加のヘテロ原子を任意選択で有する5員の複素環式環を形成し、この5員の複素環式環は、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシ、ハロ、またはメチルスルホニルアミノで任意選択で置換されている。一部の他の実施形態では、R−R複素環式環はピロリジニルである。一部の他の実施形態では、R−R複素環式環は、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシ、ハロ、またはメチルスルホニルアミノで任意選択で置換されているピロリジニルである。1つの他の実施形態では、R−R複素環式環は、ハロで置換されている5員のヘテロシクロアルキルである。他の追加の実施形態では、R−R複素環式環は、フルオロ、クロロ、ブロモ、またはヨードで置換されているピロリジニルである。
【0091】
一実施形態では、Rは、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、および−NHから独立に選択される1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されているヘテロアリールである。一実施形態では、Rは、N、O、およびSから選択される少なくとも2個のヘテロ原子および少なくとも1つの芳香環を有するヘテロアリールである。ある特定の実施形態では、Rヘテロアリールは、6〜12員のヘテロアリール(すなわち、6〜12環員を有するヘテロアリール)である。Rヘテロアリールは、単環式または二環式のヘテロアリールであってよい。一部の実施形態では、Rヘテロアリールは、少なくとも2個の窒素原子を有する単環式ヘテロアリールである。ある特定の実施形態では、Rヘテロアリールは少なくとも1つの芳香環、少なくとも2個の窒素原子、およびN、O、またはSから選択される少なくとも1個の追加のヘテロ原子を有する二環式ヘテロアリールである。ある特定の他の実施形態では、Rヘテロアリールは、プリニル、ピリミジニル、チアゾロピリミジニル、ピリドピリミジニル、チエノピリミジニル、ピロロピリミジニル、フロピリミジニル、またはイミダゾトリアジニルから選択される。一部の他の実施形態では、Rはプリニルまたはピリミジニルである。ある特定の他の実施形態では、Rヘテロアリールは、プリニル、ピリミジニル、チアゾロピリミジニル、トリアジニル、またはイミダゾトリアジニルである。
【0092】
一部の実施形態では、Rは、ハロ、シアノ、−NH、C1〜6アルキル、およびC1〜6ハロアルキルから独立に選択される1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されているヘテロアリールであり、このRヘテロアリールは、
【化31】
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からなる群から選択される。
【0093】
一部の他の実施形態では、Rは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、シアノ、メチル、エチル、プロピル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、および−NHから独立に選択される1〜3個のメンバーで任意選択で置換されている。一実施形態では、Rは、C2〜6アルキニルの1個のメンバーで任意選択で置換されており、ここで、C2〜6アルキニルは、ハロで任意選択で置換されているC4〜8ヘテロアリールで任意選択で置換されている。このような実施形態では、Rは、
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
で任意選択で置換されている−C≡Cの1個のメンバーで任意選択で置換されている。上記の式のいずれかにおいて、Rヘテロアリールは、C6〜10アリールまたはC4〜8ヘテロアリールで任意選択で置換されているC2〜6アルキニルで任意選択で置換されており、C6〜10アリールまたはC4〜8ヘテロアリールのそれぞれは、ハロまたはC1〜6ハロアルキルで任意選択で置換されている。一部の実施形態では、Rは、C6〜10アリールまたはC4〜8ヘテロアリールで置換されているC2〜6アルキニルの1個のメンバーで任意選択で置換されているヘテロアリールであり、ここで、該C6〜10アリールまたはC3〜8ヘテロアリール部分のそれぞれは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、またはトリフルオロエチルで任意選択で置換されている。
【0094】
一部の他の実施形態では、Rヘテロアリールは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、シアノ、メチル、エチル、プロピル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、−NH、および−C≡C(以下の
【化33】
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で任意選択で置換されている)から独立に選択される1〜3個のメンバーで任意選択で置換されている。
【0095】
ある特定の他の実施形態では、Rは、プリニル、ピリミジニル、チアゾロピリミジニル、ピリドピリミジニル、チエノピリミジニル、ピロロピリミジニル、フロピリミジニル、およびイミダゾトリアジニルから選択され、これらのそれぞれは、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、メチル、エチル、プロピル、シアノ、および−NHから独立に選択される1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されている。ある特定の他の実施形態では、Rは、チアゾロピリミジニル、ピリドピリミジニル、チエノピリミジニル、ピロロピリミジニル、フロピリミジニル、およびイミダゾトリアジニルから選択され、これらのそれぞれは、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、メチル、エチル、プロピル、シアノ、および−NHから独立に選択される1または2個のメンバーで任意選択で置換されている。他の実施形態では、Rは、チアゾロピリミジニル、ピリドピリミジニル、チエノピリミジニル、ピロロピリミジニル、フロピリミジニル、およびイミダゾトリアジニルから選択され、これらのそれぞれは、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、メチル、エチル、プロピル、シアノ、および−NHから選択される1個のメンバーで任意選択で置換されている。他の実施形態では、Rは、チアゾロピリミジニル、ピリドピリミジニル、チエノピリミジニル、ピロロピリミジニル、フロピリミジニル、およびイミダゾトリアジニルから選択され、これらのそれぞれは、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、メチル、エチル、プロピル、シアノ、および−NHから独立に選択される2個のメンバーで任意選択で置換されている。
【0096】
一部の他の実施形態では、Rは、ピリミジニルまたはピラジニルであり、Rは、少なくとも1つの−NHで任意選択で置換されている。ある特定の他の実施形態では、Rは、ピリミジニルまたはピラジニルであり、これらのそれぞれは、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、メチル、エチル、プロピル、シアノ、および−NHから独立に選択される2または3個のメンバーで置換されており、この2または3個のメンバーの少なくとも1つは−NHである。
【0097】
ある特定の実施形態では、Rは、少なくとも2個の窒素原子を有する単環式ヘテロアリールであり、Rは、ブロモ、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、−NH、およびアルキニル(1または2個の窒素原子を有する6員のヘテロアリールで置換されている)ならびに−NHから独立に選択される2または3個のメンバーで任意選択で置換されている。ある特定の実施形態では、Rは、ブロモ、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、ジフルオロメチル、ピリジン−2−イルエチニル、ピラジン−2−イルエチニル、および−NHからなる群から選択される2または3個のメンバーで置換されているピリミジニルである。
【0098】
ある特定の実施形態では、Rは、少なくとも2個の窒素原子を有する単環式ヘテロアリールであり、Rは、独立にブロモ、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、アルキニル(1または2個の窒素原子を有する6員のヘテロアリールで置換されている)、または−NHである2または3つの基で任意選択で置換されている。ある特定の実施形態では、Rは、ブロモ、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、ジフルオロメチル、ピリジン−2−イルエチニル、ピラジン−2−イルエチニル、または−NHから独立に選択される2または3つの基で置換されているピリミジニルである。
【0099】
ある特定の実施形態では、Rは、プリニル、ピリミジニル、チアゾロピリミジニル、トリアジニル、またはイミダゾトリアジニルであり、このピリミジニルおよびトリアジニルはそれぞれ、1、2、または3つの基で任意選択で置換されており、該1、2、または3つの基は独立に、ニトロ、カルボキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、シアノ、メチル、エチル、プロピル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、−NH、または−C≡C(以下の
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
で任意選択で置換されている)である。
【0100】
ある特定の実施形態では、Rは、
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0101】
ある特定の実施形態では、Rは、プリニル、ピリミジニル、チアゾロピリミジニル、トリアジニル、またはイミダゾトリアジニルであり、このピリミジニルおよびトリアジニルはそれぞれ、ニトロ、カルボキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、シアノ、メチル、エチル、プロピル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、または−NHから選択される1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されている。
【0102】
ある特定の実施形態では、Rは、
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0103】
一部の実施形態では、Rは、水素、ハロ、または任意選択で置換されているC1〜6アルキルである。一部の実施形態では、Rは、水素、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、またはプロピルである。ある特定の実施形態では、Rは水素である。他の実施形態では、Rは、フルオロまたはクロロである。ある特定の他の実施形態では、WはC(R)であり、Rは水素である。さらに他の実施形態では、WはNである。一部の他の実施形態では、WはC(R)であり、Rは水素である。追加の実施形態では、WはNである。一部の追加の実施形態では、WはNであり、WはCHである。また追加の実施形態では、WはNであり、WはNである。追加の実施形態では、WはCHであり、WはCHである。また追加の実施形態では、WはCHであり、WはNである。Wのありとあらゆる変形形態を、上に記載されているようなn、m、q、W、W、R、A、A’、R、R、R、R、R、R、およびRのありとあらゆる変形形態と組み合わせることができる。
【0104】
一実施形態では、pは0である。一部の実施形態では、pは、1または2である。一部の他の実施形態では、pは、1、2、または3である。ある特定の実施形態では、pは、0、1、2、または3である。pが1である一部の実施形態では、R4a部分は、環の任意の位置に位置し得る。pが2である他の実施形態では、両方のR4a置換基または部分が、同じでも異なっていてもよい。pが3である別の実施形態では、3つのR4a置換基または部分のすべてが、同じでも異なっていてもよい。pが3である一部の別の実施形態では、2つのR4a置換基または部分が、第3のR4a置換基と同じでも異なってもよい。
【0105】
本願では、R4aは、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、−NH、および任意選択で置換されているC1〜6アルキニルから独立に選択される。一部の実施形態では、R4aは、ブロモ、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、−NH2、および−C≡C(以下の
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
で任意選択で置換されている)から独立に選択される。化合物が式(Ib)の構造を有する一部の実施形態では、pは2または3であり、各R4aは、ハロ、シアノ、C1〜6アルキル、および−NHから独立に選択される。一部の実施形態では、R4aは、ブロモ、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、および−NHから独立に選択される。pおよびR4aのありとあらゆる変形形態を、上に記載されているようなn、m、R、R、R、およびRのありとあらゆる変形形態と組み合わせることができる。
【0106】
ある特定の実施形態では、Rは水素である。
【0107】
ある特定の実施形態では、Rは、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6ヘテロアルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルコキシ、任意選択で置換されているC1〜6ハロアルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルキルスルホニル、任意選択で置換されているC3〜10シクロアルキル、任意選択で置換されているC2〜8ヘテロシクロアルキル、任意選択で置換されているC6〜10アリール、任意選択で置換されているC5〜8ヘテロアリールである。一部の実施形態では、Rは、水素、C1〜6アルキル、C1〜6ヘテロアルキル、C1〜6アルコキシ(−OHまたは−COOHで任意選択で置換されている)、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルキルスルホニル(ハロで任意選択で置換されている)、C3〜8シクロアルキル、C2〜8ヘテロシクロアルキル、C6〜10アリール(ハロ、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、−COOH、シアノ、−SOR(式中、RはヒドロキシルまたはC1〜6アルキルである)、C1〜6アルコキシ(C1〜6アルコキシは、C1〜6アルコキシで任意選択で置換されている)で任意選択で置換されている)、またはC5〜8ヘテロアリール(C1〜6アルキルで任意選択で置換されている)である。他の実施形態では、Rは、水素、−(CHNHCH、−(CHNHCHCH、−CHNHCH、−(CHNHCH、メトキシ、−OCHCOOH、−O(CHOH、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、メトキシエチル、フルオロエチル、−SOCH、シクロペンタニルスルホニル、シクロプロピルスルホニル、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチル、シクロプロピル、ジオキソラニル、フェニル、フェニル(フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、メチル、エチル、プロピル、メトキシ、エトキシ、COOH、シアノ、−SOCH、−OCHOCH、−OCHOCHCH、−OCHCHOCH、または−OCHCHOCHCHで置換されている)、ピリジニル、テトラゾリル、またはイソオキサゾリル(ブチルを有する)である。一部の他の実施形態では、Rは、水素、−(CHNHCH、メトキシ、−OCHCOOH、−O(CHOH、トリフルオロメチル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、メトキシエチル、フルオロエチル、シクロペンチル、シクロプロピル、−SOCH、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、シクロプロピル、ジオキソラニル、フェニル、フェニル(クロロ、フェニル、フェニル(フルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、メチル、メトキシ、COOH、シアノ、−O(CHOH、−OCHOCHCH、ピリジニル、テトラゾリル、またはイソオキサゾリル(ブチルを有する)で置換されている)を有する)である。
【0108】
ある特定の実施形態では、Rは、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、または任意選択で置換されているヘテロアリールである。ある特定の実施形態では、Rは、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルコキシ、任意選択で置換されているC1〜6ハロアルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルキルスルホニル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルスルホニル、任意選択で置換されているC6〜10アリールスルホニル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキル、任意選択で置換されているC6〜10アリール、または任意選択で置換されているC5〜8ヘテロアリールである。ある特定の実施形態では、Rは、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、任意選択で置換されているC1〜6ハロアルキル、C1〜6アルキルスルホニル、シクロプロピルスルホニル、シクロブチルスルホニル、シクロペンチルスルホニル、シクロヘキシルスルホニル、任意選択で置換されているフェニルスルホニル、任意選択で置換されているシクロプロピル、任意選択で置換されているシクロブチル、任意選択で置換されているシクロペンチル、任意選択で置換されているシクロヘキシル、任意選択で置換されているフェニル、任意選択で置換されているピリジニル、任意選択で置換されているイソオキサゾリル、または任意選択で置換されているテトラゾリルである。
【0109】
ある特定の実施形態では、Rは、水素;独立にヒドロキシ、C1〜6アルコキシ、カルボキシ、アミノ、もしくはC3〜6ヘテロシクロアルキルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているC1〜6アルキル;C1〜6アルコキシ;C1〜6ハロアルキル;C1〜6アルキルスルホニル;シクロプロピルスルホニル;シクロブチルスルホニル;シクロペンチルスルホニル;シクロヘキシルスルホニル;フェニルスルホニル(このフェニルは、独立にハロ、C1〜6アルキル、アミノ、またはシアノである1、2、または3つの基で任意選択で置換されている);独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロプロピル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロブチル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロペンチル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロヘキシル;独立にカルボキシ、ハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、シアノ、−S(O)OH、−S(O)CH、もしくはC1〜3アルコキシ(独立にヒドロキシ、カルボキシ、ハロ、またはシアノである1、2、または3つの基で任意選択で置換されている)である1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているフェニル;独立にハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、もしくはシアノである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているピリジニル;独立にハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、もしくはシアノである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているイソオキサゾリル;またはテトラゾリルである。
【0110】
他の実施形態では、Rは、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、(1,3−ジオキソラニル)メチル、(ジメチルアミノ)エチル、ヒドロキシエチル、カルボキシエチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、メトキシエチル、トリフルオロエチル、ヒドロキシメチルプロパニル、カルボキシプロパニル、ヒドロキシプロピル、メトキシプロピル、ペンタフルオロプロピル、ヒドロキシジメチルプロピル、ヒドロキシメチルブチル、ヒドロキシ−メチルブタニル、メトキシ、SOCH、シクロペンタニルスルホニル、シクロプロピルスルホニル、フルオロフェニルスルホニル、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチル、シクロプロピル、(トリフルオロメチル)シクロプロピル、ピリジニル、トリフルオロメチルピリジニル、テトラゾリル、(トリフルオロメチル)イソオキサゾリル、(トリフルオロメチル)イソオキサゾリル、フェニル、カルボキシフェニル、スルフィノフェニル、(カルボキシエトキシ)フェニル、クロロ(トリフルオロメチル)フェニル、トリフルオロメチルフェニル、ジクロロフェニル、ジフルオロフェニル、シアノフェニル、(ヒドロキシエトキシ)フェニル、(メチルスルホニル)フェニル、メチルフェニル、クロロフェニル、またはメトキシフェニルである。
【0111】
他の実施形態では、Rは、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、(1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル、2−(ジメチルアミノ)エチル、2−ヒドロキシエチル、2−カルボキシエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2−メトキシエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル、2−カルボキシプロパン−2−イル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、3−メトキシプロピル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル、3−ヒドロキシ−3−メチルブチル、4−ヒドロキシ−2−メチルブタン−2−イル、メトキシ、SOCH、シクロペンタニルスルホニル、シクロプロピルスルホニル、4−フルオロフェニルスルホニル、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチル、シクロプロピル、1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル、ピリジン−3−イル、2−トリフルオロメチルピリジン−3−イル、テトラゾリル、3−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−5−イル、5−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−3−イル、フェニル、2−カルボキシフェニル、2−スルフィノフェニル、2−(2−カルボキシエトキシ)フェニル、4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、2,6−ジクロロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、2−シアノフェニル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル、2−(メチルスルホニル)フェニル、2−メチルフェニル、2−クロロフェニル、または2−メトキシフェニルである。ある特定の実施形態では、Rは、独立にヒドロキシ、C1〜6アルコキシ、もしくはC3〜6ヘテロシクロアルキルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているC1〜6アルキル;C1〜6アルコキシ、C1〜6ハロアルキル、独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロプロピル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロブチル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロペンチル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロヘキシル;独立にカルボキシ、ハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、シアノ、−S(O)OH、−S(O)CH、もしくはC1〜3アルコキシ(独立にヒドロキシ、カルボキシ、ハロ、もしくはシアノである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されている)である1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているフェニル;またはハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、もしくはシアノで任意選択で置換されているイソオキサゾリルである。
【0112】
本明細書に記載される各式(例えば式(J)、(Ja)、(Jb)、(I)、(Ia)、(Ib)、(II)、および(III))に対して、本明細書に記載の変数は、本明細書に記載の任意の他の変数と組み合わせることができることが理解されている。
【0113】
本願の化合物は、1つまたは複数のキラル中心を担持することができる。キラル中心を担持する化合物3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミドは、立体異性体の呼称は異なるが、同じ分子式および同じ化学名を有する。例えば、1つのキラル中心を担持する以下の化合物は、(S)と(R)エナンチオマーに分割することができる:(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミドと(R)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド。
【化38】
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【0114】
本願の代表的な化合物を以下の表1に列挙する。代表的な化合物はまた、化合物1〜164のいずれかを含む。化合物は、例えば、ChemBioDraw Ultra 12.0、ケミカル・アブストラクツサービス(Chemical Abstract Service)(CAS)、および国際純正応用化学連合(International Union of Pure and Applied Chemistry)(IUPAC)を含めた、化学分野で一般に認識されている命名システムおよび記号を使用して命名することができる。例えば、表1の化合物1は、IUPACまたはChemBioDraw Ultra12.0を使用して、3−[5−クロロ−2−[(1S)−1−[(2,6−ジアミノ−5−クロロ−ピリミジン−4−イル)アミノ]エチル]−4−オキソ−キナゾリン−3−イル]ベンズアミドまたは(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミドとそれぞれ命名することができる。
【0115】
【表1-1】
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【表1-2】
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【表1-3】
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【0116】
本願の化合物はまた、本明細書に記載されるとおり、化合物1〜164のいずれか1つまたは薬学的に許容されるその塩も含む。
【0117】
本願は、本明細書に記載の化合物の薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、異性体、互変異性体、立体異性体、エナンチオマー、ラセミ体、アトロプ異性体、多形、プロドラッグ、またはそれらの混合物を提供する。加えて、本願は、炭素原子に結合している1〜n個の水素原子(nは分子中の水素原子の数である)が、重水素原子またはDで置き換えられ得る化合物を提供する。重水素原子は水素原子の非放射性同位体であることは公知である。このような化合物は、代謝に対する耐性を増大させることができ、したがって、哺乳動物に投与された場合、本明細書に記載の式のいずれかの化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、プロドラッグ、もしくは溶媒和物の半減期を増大させるのに有用であり得る。例えば、Foster、「Deuterium Isotope Effects in Studies of Drug Metabolism」、Trends Pharmacol. Sci.、5巻(12号):524〜527頁(1984年)を参照。このような化合物は、当技術分野で周知の手段によって、例えば1つまたは複数の水素原子が重水素によって置き換えられた出発材料を用いることによって合成される。
【0118】
用語「本願の化合物」、「本明細書に記載の化合物」、「本明細書に記載の式のいずれかの化合物」またはその変異体は、本明細書に記載の化合物1〜164の少なくともいずれか1つを含む、前述の式(J)、(Ja)、(I)、(II)、(III)、(Ia)、および(Ib)のいずれかの構造を有する化合物を指す。
【0119】
「薬学的に許容される」または「生理学的に許容される」とは、獣医学的またはヒト薬学的使用に適切である医薬組成物の調製に有用な化合物、塩、組成物、剤形および他の材料を指す。「薬学的に許容される塩」または「生理学的に許容される塩」とは、基礎となる化合物の生物学的な有効性および特性を保持し、生物学的にも他の点でも有害ではない薬学的化合物の塩を指す。酸付加塩および塩基付加塩がある。薬学的に許容される酸付加塩は、無機酸および有機酸から調製することができる。薬学的に許容される塩を(酸付加塩または塩基付加塩をそれぞれ)形成するための基礎となる化合物との反応に対して有用な酸および塩基は当業者に公知である。同様に、基礎となる化合物から薬学的に許容される塩を調製する方法(開示により)は当業者に公知であり、例えば、Bergeら、Journal of Pharmaceutical Science、1977年1月、66巻、1号および他の出典において開示されている。本明細書に記載の化合物が酸付加塩として得られる場合、遊離塩基は、酸性塩の溶液を塩基性化することによって得ることができる。逆に、生成物が遊離塩基である場合、付加塩、特に薬学的に許容される付加塩は、塩基化合物から酸付加塩を調製するための慣例的手順に従って、遊離塩基を適切な有機溶媒に溶解させ、その溶液を酸で処理することによって生成することができる。
【0120】
「異性体」とは、同じ分子式を有する化合物を指す。本明細書で使用される場合、用語異性体は、二重結合異性体、ラセミ体、立体異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー、およびアトロプ異性体を含む。単一の異性体、例えばエナンチオマーまたはジアステレオマーなどは、不斉合成または異性体混合物の分割により得ることができる。異性体混合物(例えばラセミ体)の分割は、例えば、分割剤の存在下での晶出などの慣例的方法、または例えばキラル高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)カラムを使用するクロマトグラフィーなどによって達成され得る。「二重結合異性体」は、炭素−炭素二重結合を有する化合物のZ形態およびE形態(またはcis形態およびtrans形態)を指す。
【0121】
「アトロプ異性体」は、分子の他の部分との立体的相互作用の結果として、分子内の単結合の周りの回転が防止されるかまたは大きく妨害されると生じる立体配座的立体異性体を指し、その単結合の両端における置換基は非対称であり、すなわち、それらは立体中心を必要としない。単結合の周りの回転障壁が十分に高く、立体配座間の相互変換が十分に緩慢な場合、異性体種の分離および単離が可能であり得る。アトロプ異性体は、当技術分野で周知の方法により分離することができる。他に指摘されていない限り、この説明は、個々のアトロプ異性体ならびに混合物を含むことを企図する。また、当業者により理解されているように、アトロプ異性体は、アトロプ異性体の呼称は異なるが、同じ化学名で表され得る。例えば、以下の構造は、アトロプ異性体(化合物5および6)、(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−メチルベンズアミドである。
【化39】
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【0122】
「ラセミ体」は、エナンチオマーの混合物を指す。
【0123】
「立体異性体」または「立体異性形態」は、1つまたは複数の立体中心のキラリティーにおいて異なる化合物を指す。立体異性体として、エナンチオマーおよびジアステレオマーが挙げられる。化合物は、これらが1つまたは複数の不斉中心または非対称的置換を有する二重結合を保有し、したがって、個々の立体異性体として、または混合物として生成され得る場合、立体異性形態で存在することができる。他に指摘されていない限り、この説明は、個々の立体異性体ならびに混合物を含むことを企図する。立体化学の決定および立体異性体の分離のための方法は当技術分野で周知である(例えば、Advanced Organic Chemistry、第4版、第4章、J. March、John Wiley and Sons、New York、1992年を参照)。
【0124】
「互変異性体」または「互変異性形態」は、プロトンの位置が異なる化合物の交互の形態、例えばエノール−ケトおよびイミン−エナミン互変異性体など、またはヘテロアリール、例えばピラゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾール、トリアゾール、およびテトラゾールなどを指す。
【0125】
「溶媒和物」は、溶媒と化合物の相互作用により形成される。本明細書に記載の式のいずれかの化合物の塩の溶媒和物もまた提供される。上記式のいずれかの化合物の水和物もまた提供される。
【0126】
「プロドラッグ」とは、薬物の生物学的に不活性の誘導体として薬学分野で定義され、これをヒト体内に投与すると、ある化学的または酵素的経路により、生物学的に活性の親薬物に変換される。
【0127】
前述の実施形態のいずれか1つでは、本明細書に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩は(S)−エナンチオマーである。前述の実施形態のいずれか1つでは、本明細書に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩は(R)−エナンチオマーである。前述の実施形態のいずれか1つでは、本明細書に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩は、アトロプ異性体である。
【0128】
本願はまた、化合物のエナンチオマーの混合物または薬学的に許容されるその塩を含有する組成物を提供する。一実施形態では、混合物はラセミ混合物である。他の実施形態では、組成物は、化合物の(S)−エナンチオマーを、該化合物の対応する(R)−エナンチオマーよりも過剰に含む。一部の実施形態では、組成物は、化合物の(S)−エナンチオマーを含有し、その対応する(R)−エナンチオマーを実質的に含まない。ある特定の実施形態では、(R)−エナンチオマーを実質的に含まない組成物は、40%未満、35%未満、30%未満、25%未満、20%未満、15%未満、10%未満、5%未満、1%未満、0.05%未満、もしくは0.01%未満または約40%、約35%、約30%、約25%、約20%、約15%、約10%、約5%、約1%、約0.05%、もしくは約0.01%の(R)−エナンチオマーを有する。他の実施形態では、化合物の(S)−エナンチオマーまたは薬学的に許容されるその塩を含有する組成物は、その対応する(R)−エナンチオマーよりも、少なくとももしくは約9:1、少なくとももしくは約19:1、少なくとももしくは約40:1、少なくとももしくは約80:1、少なくとももしくは約160:1、または少なくとももしくは約320:1のモル比で優勢である。
【0129】
本明細書に記載の式のいずれかによる化合物または薬学的に許容されるその塩を含有する組成物はまた、鏡像体過剰率(e.e.)で化合物を含有することができる。例えば、95%が(S)−異性体でありかつ5%が(R)−異性体である化合物は、90%のe.e.を有する。一部の実施形態では、化合物は、少なくともまたは約60%、75%、80%、85%、90%、95%、98%または99%のe.e.を有する。
【0130】
前述の実施形態のいずれか1つにおいて、化合物または薬学的に許容されるその塩はアトロプ異性体である。別の実施形態は、化合物のアトロプ異性体の混合物または薬学的に許容されるその塩を含有する組成物を提供する。例えば、95%の1種のアトロプ異性体および5%の他種のアトロプ異性体を有する化合物。一部の実施形態では、約90、80、70、60、50、40、30、20、または10%の1種のアトロプ異性体およびそれぞれ10、20、30、40、50、60、70、80、または90%の他種のアトロプ異性体を有する化合物。
【0131】
本願はまた、本明細書に記載の化合物の遊離塩基形態も提供する。ある特定の実施形態では、本明細書に記載の式の化合物のエナンチオマー、(R)または(S)が本明細書に提供されている。他の実施形態では、本明細書に記載の式の化合物のアトロプ異性体が本明細書に提供されている。
【0132】
本願は、本明細書に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、プロドラッグ、もしくは溶媒和物を含む組成物をさらに提供する。組成物は、ラセミ混合物、ある鏡像体過剰率の1つのエナンチオマーまたは単一ジアステレオマーまたはジアステレオマー混合物を含有する混合物を含み得る。これらの化合物の、全てのこのような異性体形態は、ありとあらゆる異性体形態があたかも具体的にかつ個々に列挙されている場合と同じく、本明細書に明確に含まれる。
【0133】
ある特定の実施形態では、多形、例えば本明細書に記載の化合物の結晶形態および非晶質形態などもまた本明細書に提供されている。一部の実施形態では、本明細書に記載されている式の化合物または薬学的に許容されるその塩、プロドラッグ、もしくは溶媒和物のキレート、非共有結合性の錯体、およびこれらの混合物もまた提供される。「キレート」は、2つ(またはそれより多く)の点において、化合物が金属イオンに配位されることによって形成される。「非共有結合性の錯体」は、化合物と別の分子の相互作用によって形成されるが、該化合物と該分子の間には、共有結合が形成されない。例えば、錯体化は、ファンデルワールス相互作用、水素結合、および静電相互作用(イオン結合とも呼ばれる)を介して生じ得る。
化合物の治療的使用
【0134】
本明細書に記載の式の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、プロドラッグ、もしくは溶媒和物は、PI3Kアイソフォームによって媒介される疾患および/または状態の処置のために使用することができる。加えて、本願は、治療における使用のための化合物を提供する。また、1つまたは複数のPI3Kアイソフォームを阻害する方法も本明細書に提供される。一実施形態では、本明細書に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、プロドラッグ、もしくは溶媒和物を使用してPI3Kδ活性を阻害する方法が提供される。他の実施形態では、化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、プロドラッグ、もしくは溶媒和物を使用してPI3Kδおよび/またはPI3Kβ活性を阻害する方法が提供される。本願は、このような方法における使用のための方法をさらに提供する。PI3Kアイソフォームは、選択的または特異的に阻害され得る。加えて、本化合物は、例えばPI3Kδおよび/またはPI3KβなどのPI3K活性を治療的または予防的に阻害するために使用することができる。
【0135】
本願による化合物は、1種または複数種の追加の治療剤と組み合わせて使用することができる。治療剤は、化合物、抗体、ポリペプチド、またはポリヌクレオチドの形態であってよい。治療剤として、以下に限定されないが、化学療法剤、免疫療法剤、放射線療法剤、抗新生物剤、抗がん剤、抗増殖性剤、抗線維化剤、抗血管新生剤、治療抗体、またはその任意の組合せが挙げられる。一実施形態では、本願は、治療において、例えば、PI3Kアイソフォームによって媒介される疾患、障害、または状態を処置する方法において、同時の使用、別々の使用または連続的使用のための組み合わせた調製物として、本明細書に記載の化合物および追加の治療剤を含む製品を提供する。
【0136】
また、治療剤は、ブルトン型チロシンキナーゼ、脾臓チロシンキナーゼ、アポトーシスシグナル調節キナーゼ、ヤヌスキナーゼ、リシルオキシダーゼ、リシルオキシダーゼ様タンパク質、マトリックスメタロペプチダーゼ、ブロモドメイン含有タンパク質、アデノシンA2B受容体、イソクエン酸デヒドロゲナーゼ、セリン/スレオニンキナーゼTPL2、ジスコイジンドメイン受容体、セリン/スレオニンタンパク質キナーゼ、IKK、MEK、EGFR、ヒストン脱アセチル化酵素、タンパク質キナーゼC、またはこれらの任意の組合せの活性を阻害もしくはモジュレートするものであってよい。
【0137】
ある特定の実施形態では、治療剤は、PI3K(PI3Kγ、PI3Kδ、PI3Kβ、PI3Kα、および/またはpan−PI3Kを含む)阻害剤、JAK(ヤヌスキナーゼ、JAK1、JAK2、および/またはJAK3を含む)阻害剤、SYK(脾臓チロシンキナーゼ)阻害剤、BTK(ブルトン型チロシンキナーゼ)阻害剤、A2B(アデノシンA2B受容体)阻害剤、ACK(活性化したCDCキナーゼ、ACK1を含む)阻害剤、ASK(アポトーシスシグナル調節キナーゼ、ASK1を含む)阻害剤、Auroaキナーゼ、BRD(ブロモドメイン含有タンパク質、BRD4を含む)阻害剤、Bcl(B細胞CLL/リンパ腫、Bcl−1および/またはBcl−2を含む)阻害剤、CAK(CDK活性化キナーゼ)阻害剤、CaMK(カルモジュリン依存性タンパク質キナーゼ)阻害剤、CDK(サイクリン依存性キナーゼ、CDK1、2、3、4、および/または6を含む)阻害剤、CK(カゼインキナーゼ、CK1および/またはCK2を含む)阻害剤、DDR(ジスコイジンドメイン受容体、DDR1および/またはDDR2を含む)阻害剤、EGFR阻害剤、FXR(ファルネソイドX受容体)阻害剤、FAK(焦点接着キナーゼ)阻害剤、GSK(グリコーゲンシンターゼキナーゼ)阻害剤、HDAC(ヒストン脱アセチル化酵素)阻害剤、IDO(インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ)阻害剤、IDH(イソクエン酸デヒドロゲナーゼ、IDH1を含む)阻害剤、IKK(IκBキナーゼ)阻害剤、KDM5(リシンデメチラーゼ)阻害剤、LCK(リンパ球特異的タンパク質チロシンキナーゼ)阻害剤、LOX(リシルオキシダーゼ)阻害剤、LOXL(リシルオキシダーゼ様タンパク質、LOXL1、LOXL2、LOXL3、LOXL4、および/またはLOXL5を含む)阻害剤、MTH(mutTホモログ)阻害剤、MEK(マイトジェン活性化タンパク質キナーゼキナーゼ)阻害剤、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP、MMP2および/またはMMP9を含む)阻害剤、マイトジェン活性化タンパク質キナーゼ(MAPK)阻害剤、PD−1(プログラム細胞死タンパク質1)阻害剤、PD−L1(プログラム死リガンド1)阻害剤、PDGF(血小板由来成長因子)阻害剤、ホスホリラーゼキナーゼ(PK)阻害剤、PLK(ポロ様キナーゼ、PLK1、2、3を含む)阻害剤、タンパク質キナーゼ(PK、タンパク質キナーゼA、B、Cを含む)阻害剤、STK(セリン/スレオニンキナーゼ)阻害剤、STAT(シグナル伝達および転写)阻害剤、セリン/スレオニンタンパク質キナーゼ阻害剤、TBK(タンク結合キナーゼ)阻害剤、TLR(トール様受容体モジュレーター、TLR−1、TLR−2、TLR−3、TLR−4、TLR−5、TLR−6、TLR−7、TLR−8、TLR−9、TLR−10、TLR−11、TLR−12、および/またはTLR−13を含む)阻害剤、TK(チロシンキナーゼ)阻害剤、TPL2(セリン/スレオニンキナーゼ)阻害剤、NEK9阻害剤、Abl阻害剤、p38キナーゼ阻害剤、PYK阻害剤、PYK阻害剤、c−Kit阻害剤、NPM−ALK阻害剤、Flt−3阻害剤、c−Met阻害剤、KDR阻害剤、TIE−2阻害剤、VEGFR阻害剤、SRC阻害剤、HCK阻害剤、LYN阻害剤、FYN阻害剤、YES阻害剤、化学療法剤、免疫療法剤、放射線療法剤、抗腫瘍剤、抗がん剤、抗増殖性剤、抗線維化剤、抗血管新生剤、治療抗体、またはこれらの任意の組合せから選択され得る。一部の実施形態では、JAK阻害剤は、ChemDrawで命名した場合、N−(シアノメチル)−4−[2−(4−モルホリノアニリノ)ピリミジン−4−イル]ベンズアミド(CYT0387またはモメロチニブとも呼ぶことができる)であり、米国特許第8,486,941号に記載の方法で合成することができる。ある特定の実施形態では、SyK阻害剤は、ChemDrawで命名した場合、6−(1H−インダゾール−6−イル)−N−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−アミン(6−(1H−インダゾール−6−イル)−N−[4−(モルホリン−4−イル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−アミンとも呼ぶことができる)であり、米国特許第8,450,321号に記載の方法で合成することができる。他の実施形態では、BTK阻害剤は、ChemDrawで命名した場合、(S)−6−アミノ−9−(1−(ブタ−2−イノイル)ピロリジン−3−イル)−7−(4−フェノキシフェニル)−7H−プリン−8(9H)−オン(6−アミノ−9−[(3R)−1−(2−ブチノイル)−3−ピロリジニル]−7−(4−フェノキシフェニル)−7,9−ジヒドロ−8H−プリン−8−オンとも呼ぶことができる)であり、米国特許第8,557,803号の方法で合成することができる。
【0138】
化学療法剤は、それらの作用機序によって、例えば、以下の群に分類することができる。代謝拮抗物質/抗がん剤、例えばピリミジン類似体(フロクスウリジン、カペシタビンおよびシタラビン);プリン類似体、葉酸アンタゴニストおよび天然産物を含む関係する阻害剤である抗増殖/有糸分裂阻害剤、例えばビンカアルカロイド(ビンブラスチン、ビンクリスチン)および微小管、例えばタキサン(パクリタキセル、ドセタキセル)、ビンブラスチン、ノコダゾール、エポチロンおよびナベルビン、エピポドフィロトキシン(epidipodophyllotoxin)(エトポシド、テニポシド);DNA損傷剤(アクチノマイシン、アムサクリン、ブスルファン、カルボプラチン、クロラムブシル、シスプラチン、シクロホスファミド、シトキサン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イホスファミド(iphosphamide)、メルファラン、メクロレタミン(merchlorehtamine)、マイトマイシン、ミトキサントロン、ニトロソ尿素、プロカルバジン、タキソール、タキソテール、テニポシド、エトポシド、トリエチレンチオホスホルアミド);抗生物質、例えばダクチノマイシン(アクチノマイシンD)、ダウノルビシン、ドキソルビシン(アドリアマイシン)、イダルビシン、アントラサイクリン、ミトキサントロン、ブレオマイシン、プリカマイシン(ミトラマイシン)およびマイトマイシン;酵素(L−アスパラギンを全身的に代謝し、それらの独自のアスパラギンを合成する能力を有さない細胞を枯渇させる、L−アスパラギナーゼ);抗血小板剤;抗増殖/有糸分裂阻害性アルキル化剤、例えばナイトロジェンマスタード シクロホスファミドおよび類似体、メルファラン、クロラムブシル)、および(ヘキサメチルメラミンおよびチオテパ)、アルキルニトロソ尿素(BCNU)および類似体、ストレプトゾシン)、トラゼン−ダカルバジン(dacarbazinine)(DTIC);抗増殖/有糸分裂阻害性代謝拮抗剤、例えば葉酸類似体(メトトレキセート);白金配位錯体(シスプラチン、オキサリプラチン(oxiloplatinim)、カルボプラチン)、プロカルバジン、ヒドロキシ尿素、ミトタン、アミノグルテチミド;ホルモン、ホルモン類似体(エストロゲン、タモキシフェン、ゴセレリン、ビカルタミド、ニルタミド)およびアロマターゼ阻害剤(レトロゾール、アナストロゾール);抗凝固剤(ヘパリン、合成ヘパリン塩およびトロンビンの他の阻害剤);血栓溶解剤(例えば、組織プラスミノーゲン活性化因子、ストレプトキナーゼおよびウロキナーゼ)、アスピリン、ジピリダモール、チクロピジン、クロピドグレル;抗遊走(antimigratory)剤;抗分泌性剤(ブレフェルジン(breveldin));免疫抑制剤であるタクロリムス シロリムス アザチオプリン、ミコフェノレート;化合物(TNP−470、ゲニステイン)および成長因子阻害剤(血管内皮成長因子阻害剤、線維芽細胞成長因子阻害剤);アンジオテンシン受容体遮断剤、一酸化窒素供与体;アンチセンスオリゴヌクレオチド;抗体(トラスツズマブ、リツキシマブ);細胞周期阻害剤および分化誘発物質(トレチノイン);阻害剤、トポイソメラーゼ阻害剤(ドキソルビシン(アドリアマイシン)、ダウノルビシン、ダクチノマイシン、エニポシド(eniposide)、エピルビシン、エトポシド、イダルビシン、イリノテカンおよびミトキサントロン、トポテカン、イリノテカン、カンプトテシン(camptothesin))、コルチコステロイド(コルチゾン、デキサメタゾン、ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン(methylpednisolone)、プレドニゾンおよびプレドニゾロン(prenisolone));成長因子シグナル伝達キナーゼ阻害剤;機能障害誘発物質、毒素、例えばコレラ毒素、リシン、緑膿菌外毒素、百日咳菌のアデニル酸シクラーゼ毒素、またはジフテリア毒素、およびカスパーゼ活性化因子;ならびにクロマチン。
【0139】
本明細書で使用される場合、用語「化学療法剤」または「化学療法性」(または化学療法剤を用いる処置の場合には「化学療法」)は、がんの処置に有用な任意の非タンパク性(すなわち、非ペプチド性)化合物を包含することが意図される。化学療法剤の例として、アルキル化剤、例えばチオテパおよびシクロホスファミド(CYTOXAN);アルキルスルホナート、例えばブスルファン、インプロスルファンおよびピポスルファン;アジリジン、例えばベンゾドーパ(benzodopa)、カルボコン、メツレドーパ(meturedopa)およびウレドーパ(uredopa);アルトレタミン(alfretamine)を含む、エミレルミン(emylerumine)およびメミラメラミン(memylamelamine)、トリエチレンメラミン(triemylenemelamine)、トリエチレンホスホルアミド、トリエチレンチオホスホルアミドおよびトリメチロールメラミン(trimemylolomelamine);アセトゲニン(特に、ブラタシンおよびブラタシノン);カンプトテシン(合成類似体トポテカンを含む);ブリオスタチン;カリスタチン(callystatin);CC−1065(そのアドゼレシン、カルゼレシンおよびビゼレシン合成類似体を含む);クリプトフィシン(特にクリプトフィシン1およびクリプトフィシン8);ドラスタチン;ズオカルマイシン(合成類似体、KW−2189およびCBI−TMIを含む);エリュテロビン;パンクラチスタチン(pancratistatin);サルコジクチイン(sarcodictyin);スポンギスタチン;ナイトロジェンマスタード、例えばクロラムブシル、クロルナファジン、コロホスファミド(cholophosphamide)、エストラムスチン、イホスファミド、メクロレタミン、メクロレタミンオキシド塩酸塩、メルファラン、ノベンビチン(novembichin)、フェネステリン(phenesterine)、プレドニムスチン、トロホスファミド、ウラシルマスタード;ニトロソ尿素、例えばカルムスチン、クロロゾトシン、フォテムスチン(foremustine)、ロムスチン、ニムスチン、ラニムスチン;抗生物質、例えばエンジイン抗生物質(例えば、カリケアマイシン、特にカリケアマイシンガンマIIおよびカリケアマイシンファイI1、例えば、Agnew、Chem.Intl.Ed. Engl、33号:183〜186頁(1994年)参照;ダイネミシン(dynemicin)Aを含むダイネミシン;ビスフォスフォネート、例えばクロドロネート;エスペラマイシン;ならびにネオカルジノスタチンクロモフォアおよび関係する色素タンパク質エンジイン抗生物質発色団(chromomophore))、アクラシノマイシン、アクチノマイシン、アントラマイシン(authramycin)、アザセリン、ブレオマイシン、カクチノマイシン(cactinomycin)、カラビシン(carabicin)、カルミノマイシン(carrninomycin)、カルチノフィリン(carzinophilin)、クロモマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、デトルビシン、6−ジアゾ−5−オキソ−L−ノルロイシン、ドキソルビシン(モルホリノ−ドキソルビシン、シアノモルホリノ−ドキソルビシン、2−ピロリノ−ドキソルビシンおよびデオキシドキソルビシンを含む)、エピルビシン、エソルビシン、イダルビシン、マルセロマイシン、マイトマイシン、例えばマイトマイシンC、ミコフェノール酸、ノガラマイシン、オリボマイシン、ペプロマイシン、ポトフィロマイシン(potfiromycin)、ピューロマイシン、ケラマイシン(quelamycin)、ロドルビシン(rodorubicin)、ストレプトニグリン、ストレプトゾシン、ツベルシジン、ウベニメクス、ジノスタチン、ゾルビシン;代謝拮抗物質、例えばメトトレキセートおよび5−フルオロウラシル(5−FU);葉酸類似体、例えばデモプテリン(demopterin)、メトトレキセート、プテロプテリン(pteropterin)、トリメトレキサート;プリン類似体、例えばフルダラビン、6−メルカプトプリン、チアミプリン、チオグアニン;ピリミジン類似体、例えばアンシタビン、アザシチジン、6−アザウリジン、カルモフール、シタラビン、ジデオキシウリジン、ドキシフルリジン、エノシタビン、フロクスウリジン;アンドロゲン、例えばカルステロン、プロピオン酸ドロモスタノロン、エピチオスタノール、メピチオスタン、テストラクトン;副腎皮質ホルモン抑制剤(anti−adrenals)、例えばアミノグルテチミド、ミトタン、トリロスタン;葉酸補充剤(replinisher)、例えばフォリン(frolinic)酸;アセグラトン;アルドホスファミドグリコシド;アミノレブリン酸;エニルウラシル;アムサクリン;ヘストラブシル(hestrabucil);ビサントレン;エダトレキセート(edatraxate);デフォファミン(defofamine);デメコルシン;ジアジクオン;エルホルムチン(elformthine);エリプチニウムアセタート;エポチロン;エトグルシド;硝酸ガリウム;ヒドロキシ尿素;レンチナン;ロイコボリン;ロニダミン;マイタンシノイド、例えばメイタンシンおよびアンサマイトシン;ミトグアゾン;ミトキサントロン;モピダモール;ニトラクリン;ペントスタチン;フェナメット;ピラルビシン;ロソキサントロン;フルオロピリミジン;フォリン酸;ポドフィリン酸;2−エチルヒドラジド;プロカルバジン;PSK(登録商標);ラゾキサン;リゾキシン;シゾフィラン;スピロゲルマニウム;テヌアゾン酸;トリアジコン;2,2’,2’’−トリクロロトリエチルアミン(tricUorotriemylamine);トリコテセン(特に、T−2毒素、ベルカリン(verracurin)A、ロリジンAおよびアングイジン);ウレタン;ビンデシン;ダカルバジン;マンノムスチン;ミトブロニトール;ミトラクトール;ピポブロマン;ガシトシン(gacytosine);アラビノシド(「Ara−C」);シクロホスファミド;チオテパ(thiopeta);タキソイド、例えば、パクリタキセル(TAXOL(登録商標))およびドセタキセル(TAXOTERE(登録商標));クロラムブシル;ゲムシタビン(Gemzar(登録商標));6−チオグアニン;メルカプトプリン;メトトレキセート;白金類似体、例えばシスプラチンおよびカルボプラチン;ビンブラスチン;白金;エトポシド(VP−16);イホスファミド;ミトキサントロン(mitroxantrone);ビンクリスチン(vancristine);ビノレルビン(Navelbine(登録商標));ノバントロン;テニポシド;エダトレキサート;ダウノマイシン;アミノプテリン;ゼローダ(xeoloda);イバンドロネート;CPT−11;トポイソメラーゼ阻害剤RFS2000;ジフルオロメチルオルニチン(DMFO);レチノイド、例えばレチノイン酸;カペシタビン;FOLFIRI(フルオロウラシル、ロイコボリンおよびイリノテカン)、ならびに上記のもののいずれかの薬学的に許容される塩、酸または誘導体が挙げられる。本願では、1種または複数種の化学療法剤が使用されるか、または含まれる。
【0140】
また、「化学療法剤」の定義には、腫瘍へのホルモン作用を調節または阻害するように作用する抗ホルモン剤、例えばタモキシフェン(Nolvadex(商標)を含む)、ラロキシフェン、ドロロキシフェン、4−ヒドロキシタモキシフェン、トリオキシフェン、ケオキシフェン、LY117018、オナプリストン、およびトレミフェン(Fareston(登録商標))を含む、例えば、抗エストロゲン剤および選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM);副腎におけるエストロゲン産生を調節する、酵素アロマターゼの阻害剤、例えば、4(5)−イミダゾール、アミノグルテチミド、メゲストロールアセタート(Megace(登録商標))、エキセメスタン、フォルメスタン、ファドロゾール、ボロゾール(Rivisor(登録商標))、レトロゾール(Femara(登録商標))、およびアナストロゾール(Arimidex(登録商標))など;ならびに抗アンドロゲン剤、例えばフルタミド、ニルタミド、ビカルタミド、ロイプロリド(leuprohde)、およびゴセレリン;ならびに上記のもののいずれかの薬学的に許容される塩、酸または誘導体が含まれる。
【0141】
抗血管新生剤として、レチノイド酸およびその誘導体、2−メトキシエストラジオール、ANGIOSTATIN(登録商標)、ENDOSTATIN(登録商標)、スラミン、スクアラミン、メタロプロテイナーゼ−1の組織阻害剤、メタロプロテイナーゼ(metalloproternase)−2の組織阻害剤、プラスミノーゲン活性化因子阻害剤−1、プラスミノーゲン活性化因子阻害剤(inbibitor)−2、軟骨由来の阻害剤、パクリタキセル(nab−パクリタキセル)、血小板因子4、硫酸プロタミン(クルペイン)、硫酸化キチン誘導体(ズワイガニの殻から調製される)、硫酸化多糖体ペプチドグリカン複合体(sp−pg)、スタウロスポリン、例えばプロリン類似体((1−アゼチジン−2−カルボン酸(LACA)、cisヒドロキシプロリン、d,I−3,4−デヒドロプロリン、チアプロリン(thiaproline)、アルファ−ジピリジル、ベータ−アミノプロピオニトリルフマラート、4−プロピル−5−(4−ピリジニル)−2(3h)−オキサゾロンを含むマトリックス代謝のモジュレーター;メトトレキセート、ミトキサントロン、ヘパリン、インターフェロン、2マクログロブリン−血清、chimp−3、キモスタチン、テトラデカ硫酸ベータ−シクロデキストリン(beta−cyclodextrin tetradecasulfate)、エポネマイシン;フマギリン、金チオリンゴ酸ナトリウム、d−ペニシラミン(CDPT)、ベータ−1−アンチコラゲナーゼ−血清、アルファ(alpba)−2−抗プラスミン、ビサントレン、ロベンザリット二ナトリウム、n−2−カルボキシフェニル−4−クロロアントラニル(chloroanthronilic)酸二ナトリウムすなわち「CCA」、サリドマイド;血管新生抑制ステロイド、カルボキシアミノイミダゾール(cargboxynaminolmidazole);メタロプロテイナーゼ阻害剤、例えばBB94が挙げられるが、これらに限定されない。他の抗血管新生剤として、以下の血管新生成長因子:ベータ−FGF、アルファ−FGF、FGF−5、VEGFアイソフォーム、VEGF−C、HGF/SFおよびAng−1/Ang−2に対する抗体、好ましくはモノクローナル抗体が挙げられる。Ferrara N.およびAlitalo,K.「Clinical application of angiogenic growth factors and their inhibitors」(1999年)Nature Medicine 5巻:1359〜1364頁参照。
【0142】
抗線維化剤として、ベータ−アミノプロピオニトリル(aminoproprionitrile)(BAPN)などの化合物、ならびに、リシルオキシダーゼの阻害剤、ならびにコラーゲンの異常沈着に関連する疾患および状態の処置におけるそれらの使用に関する、1990年10月23日に発行された、Palfreymanらに対する「Inhibitors of lysyl oxidase」と題する米国特許第4,965,288号;様々な病理学的な線維性状態の処置のためにLOXを阻害する化合物に関する、1991年3月5日に発行された、Kaganらに対する「Anti−fibrotic agents and methods for inhibiting the activity of lysyl oxidase in situ using adjacently positioned diamine analogue substrate」と題する米国特許第4,997,854号(これらは参考として本明細書に援用される)に開示の化合物が挙げられるが、これらに限定されない。さらなる例示的な阻害剤は、2−イソブチル−3−フルオロ−、クロロ−、またはブロモ−アリルアミンなどの化合物に関する、1990年7月24日に発行された、Palfreymanらに対する「Inhibitors of lysyl oxidase」と題する米国特許第4,943,593号;ならびに、例えば米国特許第5,021,456号;米国特許第5,5059,714号;米国特許第5,120,764号;米国特許第5,182,297号;米国特許第5,252,608号(2−(1−ナフチルオキシメチル(naphthyloxymemyl))−3−フルオロアリルアミンに関する);ならびに米国特許出願第2004/0248871号に記載されている(これらは参考として本明細書に援用される)。また、例示的な抗線維化剤として、リシルオキシダーゼの活性部位のカルボニル基と反応する第一級アミン、より具体的にはカルボニルと結合した後に共鳴によって安定化される生成物を生成するもの、例えば以下の第一級アミン:エミレンマミン(emylenemamine)、ヒドラジン、フェニルヒドラジンおよびそれらの誘導体、セミカルバジド、ならびに尿素誘導体、アミノニトリル、例えばベータ−アミノプロピオニトリル(BAPN)、または2−ニトロエチルアミン、不飽和もしくは飽和ハロアミン、例えば2−ブロモ−エチルアミン、2−クロロエチルアミン、2−トリフルオロエチルアミン、3−ブロモプロピルアミン、p−ハロベンジルアミン、セレノホモシステインラクトンが挙げられる。また、抗線維化剤は、細胞に貫入するかまたは貫入しない銅キレート剤である。例示的な化合物として、リシルオキシダーゼによってリシルおよびヒドロキシリシル残基の酸化的脱アミノ化に由来するアルデヒド誘導体を遮断する化合物などの間接的な阻害剤、例えばチオールアミン、特にD−ペニシラミンまたはその類似体、例えば2−アミノ−5−メルカプト−5−メチルヘキサン酸、D−2−アミノ−3−メチル−3−((2−アセトアミドエチル)ジチオ)ブタン酸、p−2−アミノ−3−メチル−3−((2−アミノエチル)ジチオ)ブタン酸、ナトリウム−4−((p−1−ジメチル−2−アミノ−2−カルボキシエチル)ジチオ)ブタンスルフレート(sulphurate)、2−アセトアミドエチル−2−アセトアミドエタンチオールスルファネート(sulphanate)、ナトリウム−4−メルカプトブタンスルフィネート(mercaptobutanesulphinate)三水和物が挙げられる。
【0143】
免疫療法剤として、患者を処置するのに適した治療用抗体、例えばアバゴボマブ(abagovomab)、アデカツムマブ(adecatumumab)、アフツズマブ、アレムツズマブ、アルツモマブ(altumomab)、アマツキシマブ、アナツモマブ(anatumomab)、アルシツモマブ、バビツキシマブ、ベクツモマブ(bectumomab)、ベバシツマブ、ビバツズマブ(bivatuzumab)、ブリナツモマブ(blinatumomab)、ブレンツキシマブ、カンツズマブ、カツマキソマブ、セツキシマブ、シタツズマブ(citatuzumab)、シクスツムマブ、クリバツズマブ(clivatuzumab)、コナツムマブ(conatumumab)、ダラツムマブ、ドロジツマブ(drozitumab)、ドゥリゴツマブ(duligotumab)、ドゥシギツマブ(dusigitumab)、デツモマブ(detumomab)、ダセツズマブ、ダロツズマブ(dalotuzumab)、エクロメキシマブ(ecromeximab)、エロツズマブ、エンシツキシマブ(ensituximab)、エルツマキソマブ(ertumaxomab)、エタラシズマブ(etaracizumab)、ファーレツズマブ(farietuzumab)、フィクラツズマブ(ficlatuzumab)、フィギツムマブ、フランボツマブ(flanvotumab)、フツキシマブ(futuximab)、ガニツマブ、ゲムツズマブ、ギレンツキシマブ(girentuximab)、グレンバツムマブ(glembatumumab)、イブリツモマブ、イゴボマブ(igovomab)、イマガツズマブ(imgatuzumab)、インダツキシマブ(indatuximab)、イノツズマブ、インテツムマブ(intetumumab)、イピリムマブ、イラツムマブ(iratumumab)、ラベツズマブ、レクサツムマブ、リンツズマブ、ロルボツズマブ(lorvotuzumab)、ルカツムマブ(lucatumumab)、マパツムマブ(mapatumumab)、マツズマブ、ミラツズマブ、ミンレツモマブ(minretumomab)、ミツモマブ(mitumomab)、モキセツモマブ(moxetumomab)、ナルナツマブ(narnatumab)、ナプツモマブ、ネシツムマブ、ニモツズマブ(nimotuzumab)、ノフェツモマブ(nofetumomabn)、オカラツズマブ(ocaratuzumab)、オファツムマブ、オララツマブ(olaratumab)、オナルツズマブ(onartuzumab)、オポルツズマブ(oportuzumab)、オレゴボマブ、パニツムマブ、パルサツズマブ(parsatuzumab)、パトリツマブ(patritumab)、ペムツモマブ(pemtumomab)、ペルツズマブ、ピンツモマブ(pintumomab)、プリツムマブ(pritumumab)、ラコツモマブ(racotumomab)、ラドレツマブ(radretumab)、リロツムマブ、リツキシマブ、ロバツムマブ(robatumumab)、サツモマブ(satumomab)、シブロツズマブ(sibrotuzumab)、シルツキシマブ、シムツズマブ(simtuzumab)、ソリトマブ(solitomab)、タカツズマブ(tacatuzumab)、タプリツモマブ(taplitumomab)、テナツモマブ(tenatumomab)、テプロツムマブ(teprotumumab)、ティガツズマブ、トシツモマブ、トラスツズマブ、ツコツズマブ(tucotuzumab)、ウブリツキシマブ(ublituximab)、ベルツズマブ、ボルセツズマブ(vorsetuzumab)、ボツムマブ(votumumab)、ザルツムマブ、オビヌツズマブ(obinutuzumab)、CC49および3F8が挙げられるが、これらに限定されない。例示的な治療用抗体は、さらに、放射性同位体粒子、例えばインジウムIn111、イットリウムY90、ヨウ素I−131で標識するか、またはそれらと組み合わせることができる。
【0144】
また本願は、一つまたは複数の標準治療、例えば化学療法、放射線療法、免疫療法、外科手術、またはこれらの組合せを受けている被験体を処置する方法を提供する。したがって、一つまたは複数の治療剤または阻害剤は、化学療法、放射線療法、免疫療法、外科手術またはこれらの組合せの実施の前、最中または後に投与され得る。
【0145】
化学療法処置の他の例(標準的または実験的な化学療法を含む)を、以下に記載する。さらに、特定のリンパ腫の処置は、Cheson, B.D.、Leonard, J.P.、「Monoclonal Antibody Therapy for B−Cell Non−Hodgkin’s Lymphoma」The New England Journal of Medicine 2008年、359巻(6号)、613〜626頁;およびWierda, W.G.、「Current and Investigational Therapies for Patients with CLL」Hematology 2006年、285〜294頁に概説されている。米国におけるリンパ腫の発生パターンの概略が、Morton, L.M.ら「Lymphoma Incidence Patterns by WHO Subtype in the United States、1992−2001」Blood 2006年、107巻(1号)、265〜276頁に記載されている。
【0146】
免疫療法剤の例として、リツキシマブ(例えばリツキサン)、アレムツズマブ(例えばキャンパス、マブキャンパス)、抗CD19抗体、抗CD20抗体、抗MN−14抗体、抗TRAIL、抗TRAIL DR4およびDR5抗体、抗CD74抗体、アポリズマブ、ベバシツマブ、CHIR−12.12、エピラツズマブ(hLL2−抗CD22ヒト化抗体)、ガリキシマブ、ha20、イブリツモマブチウキセタン、ルミリキシマブ、ミラツズマブ、オファツムマブ、PRO131921、SGN−40、WT−1類似体ペプチドワクチン、WT1 126−134ペプチドワクチン、トシツモマブ、ヒトの自己腫瘍由来のHSPPC−96、およびベルツズマブが挙げられるが、これらに限定されない。追加の免疫療法剤として、リンパ腫などの個々の患者の腫瘍の遺伝的構成に基づいてがんワクチンを使用することが含まれ、ワクチンの例は、GTOP−99である(MyVax(登録商標))。
【0147】
化学療法剤の例として、アルデスロイキン、アルボシジブ、アンチネオプラストンAS2−1、アンチネオプラストンA10、抗胸腺細胞グロブリン、アミホスチン三水和物、アミノカンプトテシン、三酸化ヒ素、ベータアレチン、Bcl−2ファミリータンパク質阻害剤ABT−263、ABT−199、BMS−345541、ボルテゾミブ(Velcade(登録商標))、ブリオスタチン1、ブスルファン、カルボプラチン、キャンパス−1H、CC−5103、カルムスチン、カスポファンギン酢酸塩、クロファラビン、シスプラチン、クラドリビン(ロイスタチン(Leustarin))、クロラムブシル(ロイケラン)、クルクミン、シクロスポリン、シクロホスファミド(Cyloxan、Endoxan、Endoxana、Cyclostin)、シタラビン、デニロイキンジフチトクス、デキサメタゾン、DT PACE、ドセタキセル、ドラスタチン10、ドキソルビシン(Adriamycin(登録商標)、アドリブラスチン)、ドキソルビシン塩酸塩、エンザスタウリン、エポエチンアルファ、エトポシド、エベロリムス(RAD001)、フェンレチニド、フィルグラスチム、メルファラン、メスナ、フラボピリドール、フルダラビン(フルダラ)、ゲルダナマイシン(17−AAG)、イホスファミド、イリノテカン塩酸塩、イクサベピロン、レナリドミド(Revlimid(登録商標)、CC−5013)、リンホカイン活性化キラー細胞、メルファラン、メトトレキセート、ミトキサントロン塩酸塩、モテクサフィンガドリニウム、ミコフェノール酸モフェチル、ネララビン、オブリメルセン(ゲナセンス) オバトクラックス(GX15−070)、オブリメルセン、オクトレオチド酢酸塩、オメガ−3脂肪酸、オキサリプラチン、パクリタキセル、PD0332991、ペグ化リポソームのドキソルビシン塩酸塩、ペグフィルグラスチム、ペントスタチン(Pentstatin)(ニペント(Nipent))、ペリフォシン、プレドニゾロン、プレドニゾン、R−ロスコビチン(セリシクリブ(Selicilib)、CYC202)、組換えインターフェロンアルファ、組換えインターロイキン−12、組換えインターロイキン−11、組換えflt3リガンド、組換えヒトトロンボポエチン、リツキシマブ、サルグラモスチム、シルデナフィルクエン酸塩、シンバスタチン、シロリムス、スチリルスルホン、タクロリムス、タネスピマイシン、テムシロリムス(CCl−779)、サリドマイド、治療用の同種リンパ球、チオテパ、チピファルニブ、Velcade(登録商標)(ボルテゾミブまたはPS−341)、ビンクリスチン(オンコビン)、ビンクリスチン硫酸塩、ビノレルビン酒石酸塩、ボリノスタット(SAHA)、ボリノスタット、およびFR(フルダラビン、リツキシマブ)、CHOP(シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾン)、CVP(シクロホスファミド、ビンクリスチンおよびプレドニゾン)、FCM(フルダラビン、シクロホスファミド、ミトキサントロン)、FCR(フルダラビン、シクロホスファミド、リツキシマブ)、ハイパーCVAD(多分割型シクロホスファミド、ビンクリスチン、ドキソルビシン、デキサメタゾン、メトトレキセート、シタラビン)、ICE(イホスファミド、カルボプラチンおよびエトポシド)、MCP(ミトキサントロン、クロラムブシルおよびプレドニゾロン)、R−CHOP(リツキシマブとCHOP)、R−CVP(リツキシマブとCVP)、R−FCM(リツキシマブとFCM)、R−ICE(リツキシマブ−ICE)、ならびにR−MCP(R−MCP)が挙げられる。
【0148】
治療的処置は、幹細胞の移植または処置による前述の治療のいずれかで補充するか、またはそれらと組み合わせることができる。改変された手法の一例は、モノクローナル抗体がインジウムIn111、イットリウムY90、ヨウ素I−131などの放射性同位体粒子と組み合わされる放射免疫療法である。併用療法の例として、ヨウ素−131トシツモマブ(Bexxar(登録商標))、イットリウム−90イブリツモマブチウキセタン(Zevalin(登録商標))、Bexxar(登録商標)とCHOPが挙げられるが、これらに限定されない。
【0149】
他の治療手順として、末梢血幹細胞移植、自家造血幹細胞移植、自家骨髄移植、抗体療法、生物学的療法、酵素阻害剤療法、全身照射、幹細胞注入、幹細胞サポートを伴う骨髄切除、in vitro処置型の末梢血幹細胞移植、臍帯血移植、免疫酵素技術、薬理学的研究、低LETコバルト−60ガンマ線治療、ブレオマイシン、慣例的な外科手術、放射線療法、および骨髄非破壊的な同種造血幹細胞移植が挙げられる。
【0150】
一部の実施形態では、方法は、本明細書に記載の式の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、プロドラッグ、もしくは溶媒和物を治療有効量でそれを必要とするヒトに投与することを含む。方法は、症状または病理がPI3Kδおよび/またはPI3Kβの発現または活性によって媒介される疾患または状態を有するまたは有すると考えられる患者を処置するために用いることができる。患者は、哺乳動物であってもヒトであってもよい。ある特定の実施形態では、患者はヒトである。
【0151】
「処置」または「処置する」は、臨床結果を含めた有益なまたは所望の結果を得るための手法である。有益なまたは所望の臨床結果は、以下の、a)疾患もしくは状態の阻害(例えば、疾患もしくは状態に起因して生じる1つもしくは複数の症状の低減、および/または疾患もしくは状態の程度の縮小);b)疾患もしくは状態に関連する1つもしくは複数の臨床症候の発症の緩徐もしくは抑止(例えば、疾患もしくは状態の安定化、疾患もしくは状態の悪化もしくは進行の防止もしくは遅延、および/または疾患もしくは状態の拡大(例えば、転移)の防止もしくは遅延);ならびに/あるいはc)疾患の軽減、すなわち臨床症候の退行を引き起こすこと(例えば、病状の緩和、疾患もしくは状態の部分的もしくは完全な寛解、別の医薬品の効果の促進、疾患の進行の遅延、生活の質の向上、および/または延命の提供)、のうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0152】
「防止」または「防止する」は、疾患または状態の臨床症候を発症させない、疾患または状態の任意の処置を意味する。化合物は、一部の実施形態では、疾患または状態の危険にあるまたは家族歴がある被験体(ヒトを含む)に投与することができる。
【0153】
「被験体」または「患者」は、処置、観察または実験の対象になっている、またはなるであろう哺乳動物(ヒトを含む)などの動物を指す。本明細書に記載の方法は、ヒトの治療および/または獣医学的適用に有用であり得る。一部の実施形態では、被験体は、哺乳動物である。一実施形態では、被験体は、ヒトである。「それを必要とするヒト」は、ある特定の処置から利益を得る、疾患、もしくは障害、もしくは状態を有し得るまたは有することが疑われるヒト、例えば、本願による化合物のPI3K阻害剤により処置されているヒトを指す。ある特定の実施形態では、被験体は、(i)化学療法の処置を含めた任意の処置を受けたことがない、(ii)少なくとも1種の化学療法処置に対して実質的に難治性である、(iii)化学療法による処置の後に再発しているか、または(i)および(ii)の両方であるヒトであり得る。実施形態の一部において、被験体は、少なくとも1種、少なくとも2種、少なくとも3種、または少なくとも4種の化学療法処置(標準的または実験的な化学療法を含む)に対して難治性である。
【0154】
本願の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、プロドラッグ、もしくは溶媒和物の「治療有効量」または「有効量」という用語は、被験体に投与して処置を行って、症状の緩和または疾患進行の緩徐などの治療上の利益をもたらすのに十分な量を意味する。例えば、治療有効量は、PI3KδおよびPI3Kβ活性の阻害に応答する疾患または状態の症状を低減するのに十分な量であり得る。治療有効量は、被験体、および治療対象となる疾患または状態、被験体の体重および年齢、疾患または状態の重症度、ならびに投与方式に応じて変わり得るが、当業者によって容易に決定され得る。
【0155】
治療的使用に加えて、本明細書に記載の化合物は、ある特定のPI3Kアイソフォームに対して選択性または選択的阻害を有する。一実施形態では、化合物はPI3Kβに対する選択性を有する。一部の実施形態では、化合物はPI3Kδに対する選択性を有する。さらに他の実施形態では、化合物はPI3KβおよびPI3Kδに対する選択性を有する。PI3Kアイソフォームに対する選択性は、以下の実施例に記載のアッセイまたは一般に使用されている方法を使用して、ある特定のPI3Kアイソフォームを阻害することについて化合物の活性を測定することにより決定することができる。条件(例えば、試薬の濃度またはインキュベーション温度)は変更されてよく、アッセイ結果は変わり得ることが理解されている。ある場合には、値は、1〜3倍の範囲内で変わり得る。
【0156】
用語「阻害」は、生物学的活性またはプロセスのベースライン活性の低下を示す。用語「PI3Kアイソフォームの活性の阻害」またはその変形は、本明細書に記載の式のいずれかの化合物がない状態のPI3Kアイソフォームの活性と比較して、本明細書に記載の式のいずれかの化合物の存在に対する直接的または間接的応答としての、任意のPI3Kアイソフォーム(例えば、アルファ、ベータ、ガンマ、またはデルタ)の活性の低下を指す。「PI3Kδおよび/またはPI3Kβ活性の阻害」またはその変形は、本明細書に記載の化合物がない状態のPI3Kδおよび/またはPI3Kβの活性と比較して、本明細書に記載の化合物の存在に対する直接的または間接的応答としての、PI3Kδおよび/またはPI3Kβ活性の低下を指す。一部の実施形態では、PI3Kアイソフォーム活性の阻害は、処置前の同じ被験体において、または処置を受けていない他の被験体において比較することができる。
【0157】
いかなる理論にも拘泥するものではないが、PI3K活性の低下は、化合物とPI3Kの直接的な相互作用、または本明細書に記載の化合物と、PI3K活性に影響を及ぼす1つもしくは複数の他の因子の相互作用に起因し得る。例えば、化合物の存在は、PI3Kδおよび/またはPI3Kβに直接結合することによって、別の因子が(直接的または間接的に)PI3Kδおよび/もしくはPI3Kβ活性を低下させることによって、または細胞内もしくは生物に存在するPI3Kδおよび/もしくはPI3Kβの量を(直接的または間接的に)低減することによって、PI3Kδおよび/またはPI3Kβ活性を低下させ得る。
【0158】
用語「PI3K阻害剤」またはその変形は、PI3Kの活性を阻害する化合物を指す。用語「PI3Kアイソフォーム選択的阻害剤」またはその変形は、1つまたは複数のPI3Kアイソフォームの活性を、その他の残りのPI3Kアイソフォームより有効に阻害する化合物を指す。例えば、用語「PI3Kβ選択的阻害剤」は、一般に、PI3Kβアイソフォームの活性を、PI3Kファミリーの他のアイソフォームよりも有効に阻害する化合物を指し、用語「PI3Kδ選択的阻害剤」は、一般に、PI3Kδアイソフォームの活性を、PI3Kファミリーの他のアイソフォームよりも有効に阻害する化合物を指す。用語「二重PI3Kδ/β選択的阻害剤」は、一般に、PI3KδおよびPI3Kβアイソフォームの両方の活性を、PI3Kファミリーの他のアイソフォーム(例えば、PI3Kαまたはγ)よりも有効に阻害する化合物を指す。
【0159】
酵素活性(または他の生物学的活性)の阻害剤としての化合物の相対的有効性は、各化合物が予め定義された程度まで活性を阻害する濃度を決定し、次に結果を比較することによって確立され得る。一実施形態では、1つまたは複数のPI3Kアイソフォームの阻害剤としての化合物の有効性は、生化学的アッセイの活性を50%阻害する化合物濃度、すなわち、50%阻害濃度または「IC50」によって測定され得る。IC50値の決定は、以下の実施例に記載の技術を含めた当技術分野で公知の慣例的技術を使用して達成され得る。一般に、IC50は、研究中のある範囲の濃度の化合物の存在下で、所与の酵素の活性を測定することによって決定され得る。次に、実験により得られた酵素活性の値を、使用される化合物濃度に対してプロットすることができる。50%酵素活性(どの阻害剤もない状態の活性と比較した場合に)を示す阻害剤の濃度は、IC50値と解釈される。同様に、活性を適切に決定することによって、他の阻害濃度を定義することができる。例えば、ある設定では、90%阻害濃度、すなわち、IC90を確立することが望ましい場合がある。
【0160】
本願によると、PI3Kβ選択的阻害剤は、PI3Kβに関して、PI3KαもしくはPI3KγのいずれかまたはPI3KαとPI3Kγの両方に関するIC50の10分の1以下、20分の1以下、30分の1以下、50分の1以下、100分の1以下、200分の1以下、または500分の1以下の50%阻害濃度(IC50)を呈する化合物である。加えて、PI3Kδ/β選択的阻害剤は、PI3KβおよびPI3Kδに関して、PI3KαもしくはPI3Kγのいずれかに関するIC50の10分の1以下、20分の1以下、30分の1以下、50分の1以下、75分の1以下、100分の1以下、200分の1以下および500分の1以下の50%阻害濃度(IC50)を呈する化合物である。二重PI3Kδ/β選択的阻害剤は、PI3KδとPI3Kβの両方と同じもしくは類似のIC50を有していてもよいし、またはPI3KδもしくはPI3Kβのいずれかに対して異なるIC50を有していてもよい。本明細書で使用される場合、用語「効力」「効力のある」またはその変形は、100nM未満であるIC50値を呈する化合物を指す。2つの化合物を比較する場合、より低いIC50値を呈する化合物をより効力のある阻害剤と呼ぶ。
【0161】
本願の化合物は、PI3Kβへの予期せぬ選択性を呈する。実施例に示されているように、本明細書で開示されている特定の化合物は(例えば、表1のもの)、PI3KβとPI3Kδの両方に対して低いIC50値(例えば1〜100nM)を呈する。加えて,化合物1〜164から選択される特定の化合物は、PI3KβとPI3Kδの両方に対して低いIC50値(例えば1〜100nM)を呈する。また、式(I)の特定の化合物は、PI3Kβに対してPI3Kγの、少なくとも、10分の1〜400分の1倍のIC50値を呈した。このことは、化合物が、PI3Kγと比較して、PI3Kβへのより高い選択性を呈することを示唆する(すなわち、PI3Kγ/PI3Kβ比で示されているように、PI3Kγアイソフォームよりも有効にPI3Kβアイソフォームの活性を阻害する)。また、本願の特定の化合物は、PI3Kβに対してPI3Kγの、少なくとも、10分の1〜400分の1倍のIC50値を呈した。このことは、化合物が、PI3Kγと比較してPI3Kβへのより高い選択性を呈することを示唆している(すなわち、PI3Kγ/PI3Kβ比で示されているように、PI3Kγアイソフォームよりも有効にPI3Kβアイソフォームの活性を阻害する)。さらに、本明細書に記載の化合物は、PI3KβとPI3Kδの両方に対する選択性を呈する。米国仮特許出願第61/745,437号に記載の(S)−2,4−ジアミノ−6−((1−(5−クロロ−4−オキソ−3−フェニル−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)アミノ)ピリミジン−5−カルボニトリルの化合物は、PI3Kγに対してより低い選択性を呈した(例えば、PI3Kγ/PI3Kβ比は1倍未満である)。本願の結果は、本明細書に記載の特定の化合物が、PI3KδおよびPI3Kβの二重選択的阻害剤であり、PI3Kγと比較してPI3Kβに対してより高い選択性を呈することを示唆している。
【0162】
本願に提供されている特許および特許出願のそれぞれは、その全体が参考として本明細書に援用される。
【0163】
本明細書に記載の方法は、in vivoまたはex vivoで細胞集団に適用することができる。「in vivo」は、動物またはヒト体内などの生体内を意味する。この文脈では、本明細書に記載の方法は、個体体内で治療のために使用され得る。「ex vivo」は、生体外部を意味する。ex vivo細胞集団の例として、個体から得られた流体または組織試料を含む、in vitro細胞培養物および生物学的試料が挙げられる。このような試料は、当技術分野で周知の方法によって得ることができる。例示的な生物学的な流体試料として、血液、脳脊髄液、尿、および唾液が挙げられる。例示的な組織試料として、腫瘍およびその生検材料が挙げられる。この文脈では、化合物は、治療目的および実験目的を含めた様々な目的で使用することができる。例えば、これは、ex vivoで使用して、所与の徴候、細胞型、個体、および他のパラメータに合った最適なスケジュールおよび/またはPI3K選択的阻害剤投与の投与量を決定することができる。このような使用から得られた情報は、in vivo処置のためのプロトコルを設定するために、実験目的または臨床で使用することができる。本発明が適合し得る他のex vivo使用は、以下に記載されているか、または当業者に明らかになる。本明細書に記載の式の化合物または薬学的に許容されるその塩、プロドラッグもしくは溶媒和物は、ヒトまたは非ヒト被験体における安全性または耐性用量を調査するために、さらに特徴付けることができる。このような特性は、当業者に一般に公知の方法を使用して調査され得る。
【0164】
他のPI3Kアイソフォームと比較して、PI3Kδは、一般に、造血細胞において発現する。また、PI3Kβは一般に、がん細胞において発現する。細胞の異常増殖は、正常な組織の機能をしばしば妨害し、それによって、免疫、炎症、および/またはアポトーシスなどの異常な細胞応答がもたらされ得る。PI3Kδおよび/またはPI3Kβの選択的阻害剤は、がんおよび/または造血細胞の異常な増殖を処置、阻害、または防止し、症状および二次的状態を緩和するのに有用である。
【0165】
本明細書に記載の化合物は、PI3Kアイソフォームまたはこれらの活性に伴う様々な病状、障害、および状態(まとめて「徴候」とも呼ばれる)を有する被験体を処置するために使用され得る。本明細書で使用される場合、用語「疾患」、「障害」、「状態」は互換的に使用される。このような徴候として、例えば、血液悪性腫瘍(例えば白血病およびリンパ腫、骨髄増殖性障害、骨髄異形成症候群、形質細胞新生物)および固形腫瘍を含めたがん、炎症、線維症、アレルギー状態(過敏症を含む)、心血管疾患、神経変性疾患、腎障害、ウイルス感染症、肥満、および自己免疫疾患が含まれ得る。
【0166】
他の実施形態では、本明細書に記載の化合物は、PI3K活性によって媒介されるか、それに依存するか、またはそれに関連するがんを処置するために使用され得る。ある特定の実施形態では、疾患または状態は、自己免疫疾患、炎症性疾患、またはがんである。一部の実施形態では、疾患または状態は、関節リウマチ、骨関節炎、アテローム性動脈硬化症、乾癬、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、炎症性腸疾患、喘息、慢性閉塞性気道疾患、肺炎、皮膚炎、脱毛症、腎炎、血管炎、アテローム性動脈硬化症、アルツハイマー病、肝炎、原発性胆汁性肝硬変、硬化性胆管炎、糖尿病(I型糖尿病を含む)、移植臓器の急性拒絶、リンパ腫、多発性骨髄腫、白血病、新生物および固形腫瘍から選択される。
【0167】
他の実施形態では、疾患は、固形腫瘍である。例えば、固形腫瘍として、以下に限定されないが、膵臓がん、膀胱がん、結腸直腸がん、乳がん、前立腺がん、腎がん、肝細胞がん、肺がん、卵巣がん、子宮頚がん、直腸がん、肝臓がん、腎臓がん、胃のがん(stomach cancer)、皮膚がん、胃がん(gastric cancer)、食道がん、頭頚部がん、黒色腫、神経内分泌がん、CNSがん(例えば、神経芽細胞腫)、脳腫瘍(例えば、神経膠腫、未分化乏突起神経膠腫、成人多形神経膠芽腫、および成人未分化星状細胞腫)、骨がん、または軟部組織肉腫が挙げられる。一部の実施形態では、固形腫瘍は、非小細胞肺がん、小細胞肺がん、結腸がん、CNSがん、黒色腫、卵巣がん、腎がん、膵臓がん、前立腺がん、または乳がんである。
【0168】
本願はまた、本明細書に記載の式の化合物または薬学的に許容されるその塩、エナンチオマー、アトロプ異性体、互変異性体、プロドラッグ、もしくは溶媒和物を被験体に投与することによって、PI3Kδおよび/またはPI3Kβ活性の阻害に応答するまたは応答すると考えられる疾患または状態を有するまたは有することが疑われる、それを必要とするヒトを処置する方法を提供する。
【0169】
加えて、本願は、PI3Kδおよび/またはPI3Kβポリペプチドを、本明細書に記載の式の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、プロドラッグ、溶媒和物、もしくは混合物と接触させることによって、PI3Kδおよび/またはPI3Kβポリペプチドのキナーゼ活性を阻害する方法を提供する。
【0170】
さらに、本願は、有効量の本明細書に記載の式のいずれかの化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、プロドラッグ、溶媒和物、もしくは混合物を用いて、細胞生存度を低減させ、細胞死またはアポトーシスを増大させ、PI3Kシグナル伝達経路の干渉を増大させ(AKT、S6RP、ERKリン酸化を含む)、そして/またはケモカイン産生を減少させる方法を提供する。
【0171】
本願は、白血球機能を破壊する方法であって、それを必要とするヒトにおいて、白血球を、有効量の本明細書に記載の式のいずれかの化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、プロドラッグ、溶媒和物、もしくは混合物と接触させるステップを含む、方法をさらに提供する。
【0172】
がん細胞を、有効量の本明細書に記載の式の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、プロドラッグ、溶媒和物、もしくは混合物と接触させるステップを含む、がん細胞の成長または増殖を阻害する方法もまた提供される。
キット
【0173】
また本明細書では、本願の式の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、プロドラッグ、もしくは溶媒和物、および適切なパッケージングを含むキットが提供される。一実施形態では、キットはさらに、使用のための指示を含む。一態様では、キットは、本明細書に記載の式の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、プロドラッグ、もしくは溶媒和物、ならびに本明細書に記載の疾患または状態を含む徴候の処置において化合物を使用するためのラベルおよび/または指示を含む。
【0174】
また本明細書では、本明細書に記載の式のいずれかの化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、プロドラッグ、もしくは溶媒和物を、適切な容器内に含む製品が提供される。容器は、バイアル、瓶、アンプル、予め充填されたシリンジ、および静注用バッグであり得る。
医薬組成物および投与様式
【0175】
本明細書に提供されている化合物は、通常、医薬組成物の形態で投与される。したがって、また本明細書では、本明細書で開示されている式のいずれかの化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、プロドラッグ、もしくは溶媒和物の1つまたは複数、ならびに担体、アジュバントおよび賦形剤から選択される1つまたは複数の薬学的に許容されるビヒクルを含有する医薬組成物も提供される。適切な薬学的に許容されるビヒクルとして、例えば、不活性な固体希釈剤および充填剤、滅菌水溶液を含めた希釈剤、ならびに様々な有機溶媒、透過促進剤、可溶化剤およびアジュバントを挙げることができる。このような組成物は、薬学分野で周知の手法で調製される。例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences, Mace Publishing Co., Philadelphia, Pa., 第17編(1985年);およびModern Pharmaceutics, Marcel Dekker, Inc., 第3編(G. S. BankerおよびC. T. Rhodes編)参照。
【0176】
医薬組成物は、単回または複数回用量で投与することができる。医薬組成物は、例えば、直腸、口腔内頬側、鼻腔内および経皮経路を含む、様々な方法によって投与することができる。ある特定の実施形態では、医薬組成物は、動脈内注射、静脈内、腹腔内、非経口、筋肉内、皮下、経口、局所によって、または吸入剤として投与することができる。一部の実施形態では、医薬組成物は経口投与される。
【0177】
1つの投与様式は、例えば、注射によって非経口で行われる。注射による投与のために本明細書に記載の医薬組成物を組み込むことができる形態として、例えば、ゴマ油、トウモロコシ油、綿実油、もしくはピーナッツ油を用いる、水性もしくは油性懸濁液、または乳濁液、ならびにエリキシル、マンニトール、ブドウ糖、または滅菌水溶液、および類似の医薬品用ビヒクルが挙げられる。
【0178】
経口投与は、本明細書に記載の化合物を投与するための別の経路であり得る。投与は、例えば、カプセル剤または腸溶コーティング錠剤による投与であり得る。本明細書に記載の式のいずれかの少なくとも1つの化合物または薬学的に許容されるその塩、プロドラッグもしくは溶媒和物を含む医薬組成物を作製する場合、活性成分は、通常、賦形剤によって希釈され、かつ/またはカプセル、サシェ、紙もしくは他の容器の形態であり得るような担体に封入される。賦形剤が希釈剤として働く場合、賦形剤は、活性成分のビヒクル、担体または媒体として作用する、固体、半固体、または液体の材料の形態であり得る。したがって、組成物は、錠剤、丸剤、散剤、ロゼンジ剤、サシェ剤、カシェ剤、エリキシル剤、懸濁液、乳濁液、溶液、シロップ剤、エアロゾル剤(固体としてまたは液体媒体において)、例えば、最大10重量%の活性化合物を含有する軟膏剤、軟質および硬質ゼラチンカプセル剤、注射可能な滅菌溶液剤、およびパッケージされた滅菌散剤の形態であり得る。ある特定の実施形態では、医薬組成物は錠剤の形態である。
【0179】
適切な賦形剤のいくつかの例として、ラクトース、ブドウ糖、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アカシアガム、リン酸カルシウム、アルギネート、トラガカント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、滅菌水、シロップ、およびメチルセルロースが挙げられる。製剤はさらに、滑沢剤、例えばタルク、ステアリン酸マグネシウムおよび鉱物油;湿潤剤;乳化剤および懸濁化剤;保存剤、例えばヒドロキシ安息香酸メチルおよびヒドロキシ安息香酸プロピル;甘味剤;ならびに矯味矯臭剤を含むことができる。
【0180】
本明細書に記載の式のいずれかの少なくとも1つの化合物、または薬学的に許容されるその塩、異性体、プロドラッグもしくは溶媒和物を含む組成物は、当技術分野で公知の手順を用いる被験体への投与後に活性成分の急速放出、持続放出、または遅延放出を提供するように製剤化され得る。経口投与のための制御放出の薬物送達系は、浸透圧ポンプ系およびポリマーでコーティングされたリザーバーまたは薬物−ポリマーマトリックス製剤を含有する溶解系を含む。制御放出系の例は、米国特許第3,845,770号、同第4,326,525号、同第4,902,514号および同第5,616,345号に記載されている。本発明の方法における使用のための別の製剤では、経皮送達デバイス(「パッチ」)を用いる。このような経皮パッチを使用して、制御された量での本明細書に記載の化合物の連続的または非連続的注入を提供することができる。医薬品を送達するための経皮パッチの構成および使用は、当技術分野で周知である。例えば、米国特許第5,023,252号、同第4,992,445号および同第5,001,139号を参照。このようなパッチは、医薬品の連続的、パルス的、またはオンデマンド式送達に合わせて構成されてよい。
【0181】
錠剤などの固体組成物を調製するために、主な活性成分を、医薬用の賦形剤と混合して、上記式のいずれかの化合物または薬学的に許容されるその塩、プロドラッグもしくは溶媒和物の均質な混合物を含有する固体の予備製剤組成物を形成することができる。これらの予備製剤組成物を均質なものと言及する場合、活性成分は、組成物全体にわたって均一に分散させられてよく、したがって組成物は、錠剤、丸剤およびカプセル剤などの等しく有効な単位剤形に、容易に分割されてよい。
【0182】
本明細書に記載の化合物の錠剤または丸剤は、長時間作用という利点を付与する剤形を提供するためまたは胃の酸性条件から保護するために、コーティングされ得るか、またはその他の方法で配合され得る。例えば、錠剤または丸剤は、内部の投薬構成成分および外部の投薬構成成分を含むことができ、外部の投薬構成成分は、内部の投薬構成成分の上に外被の形態で存在する。2種の構成成分は、胃内での崩壊に耐え、内部の構成成分を無傷で十二指腸へと通過させるか、または放出を遅延させるように働く腸溶層によって分離され得る。このような腸溶層またはコーティングのために、様々な材料を使用することができ、このような材料は、いくつかのポリマー酸、ならびにポリマー酸とセラック、セチルアルコールおよび酢酸セルロースなどの材料との混合物を含む。
【0183】
吸入または吹送のための組成物として、薬学的に許容される水性もしくは有機溶媒、またはこれらの混合物の溶液および懸濁物、ならびに散剤を挙げることができる。液体または固体組成物は、前述の通り、適切な薬学的に許容される賦形剤を含有することができる。一部の実施形態では、組成物は、局所または全身効果のために、経口または経鼻呼吸器経路によって投与される。他の実施形態では、薬学的に許容される溶媒中の組成物は、不活性ガスを使用することによって霧状にされてもよい。霧状にされた溶液は、霧化デバイスから直接吸入され得るか、または霧化デバイスは、フェイスマスクテント、もしくは間欠的陽圧人工呼吸器に取り付けられ得る。溶液、懸濁物、または散剤組成物は、製剤を適切な方式で送達するデバイスから、好ましくは経口または経鼻で投与することができる。
投与量
【0184】
任意の特定の被験体に合った本明細書に記載の式の化合物の具体的な用量レベルは、用いられる具体的な化合物の活性、年齢、体重、全体的な健康状態、性別、食事、投与時間、投与経路および排出速度、薬物の組合せ、ならびに治療を受けている被験体の特定の疾患の重症度を含めた様々な因子に応じて決まる。例えば、投与量は、被験体の体重1キログラム当たり数ミリグラムの上記式の化合物(mg/kg)と表すことができる。約0.01〜200mg/kgの投与量が適している場合がある。一部の実施形態では、約0.01〜150mg/kgが適している場合がある。他の実施形態では、0.05〜100mg/kgの投与量が適している場合がある。例えば、子どもおよび成人の両方に薬物を使用する場合またはイヌなどの非ヒト被験体における有効な投与量をヒト被験体に対して適した投与量に変換する場合に生じるように、大きさが著しく異なる被験体の間で投与量を調整する場合には、被験体の体重に従って正規化することが特に有用である。
【0185】
また、1日投与量は、1用量または1日当たり投与される式の化合物の総量と説明することができる。化合物の1日投与量は、約1mg〜2,000mg、約1,000〜2,000mg/日、約1〜1,000mg/日、約1〜500mg/日、約100〜150mg/日、約1〜100mg/日、約1〜50mg/日、約50〜100mg/日、約100〜125mg/日、約100〜150mg/日、約100〜175mg/日、約100〜200mg/日、約100〜225mg/日、約100〜250mg/日、約100〜350mg/日、約100〜400mg/日、約100〜450mg/日、または約100〜500mg/日であり得る。
【0186】
経口投与される場合、ヒト被験体の1日当たりの総用量は、1mg〜1,000mg/日、約1〜100mg/日、約1〜50mg/日、約50〜100mg/日、100〜200mg/日、約200〜300mg/日、約300〜400mg/日、約400〜500mg/日、約100〜150mg/日、約150〜200mg/日、約200〜250mg/日、約75〜150mg/日、または約150〜300mg/日であり得る。
【0187】
本願の化合物またはその組成物は、前述の任意の適切な様式を使用して、1日1回、2回、3回、または4回投与することができる。また、本明細書に記載の式のいずれかによる化合物の投与またはそれらによる処置は、数日間継続することができ、例えば一般に、処置は、1サイクルの処置で少なくとも7日、14日、または28日間継続される。一部の処置では、化合物またはその組成物は連続的に、すなわち毎日投与される。処置サイクルは、がん化学療法で周知であり、サイクル間で約1〜28日、一般に約7日または約14日の休止期間が交互に頻繁に設けられる。また処置サイクルは、他の実施形態では、連続的であってもよい。
【0188】
特定の一実施形態では、方法は、被験体に、1日の初期用量が約1〜500mgの上記式の化合物を投与すること、および臨床有効性が達成されるまで一定量ずつ用量を増大させることを含む。約1、5、10、25、50、75、または100mgの増分を使用して、用量を増大させることができる。投与量は、毎日、一日おき、週2回、または週1回増大させることができる。
化合物の合成
【0189】
本願の化合物は、本明細書に開示の方法、ならびに本明細書の開示および当技術分野で周知の方法を考慮すると明らかとなるそれらの日常的な改変を使用して、調製することができる。本明細書の教示に加えて、慣例的な周知の合成法を使用することができる。本明細書に記載の典型的な化合物の合成は、以下の実施例に記載のとおり達成することができる。利用可能な場合には、例えば、Sigma Aldrichまたは他の化学薬品供給者から試薬を市販で購入してもよい。一般に、本明細書に記載の化合物は、通常、室温でおよび気圧で安定し、単離可能である。
一般合成
【0190】
本明細書に記載の化合物の典型的な実施形態は、下記の一般的な反応スキームを使用して合成することができる。一般的なスキームは、出発材料を類似の構造を有する他の材料で置き換えることによって変更され、それに応じて異なる生成物をもたらし得ることが、本明細書の説明を考慮すると明らかになる。対応する生成物を提供するために出発材料がどのように変わるかの数々の例を提供する合成の説明は、以下に続く。置換基が定義されている所望の生成物を考慮すると、必要な出発材料は、一般に調査によって決定され得る。出発材料は、典型的には、商業的供給源から得られるか、または公開されている方法を使用して合成される。本開示に記載の実施形態である化合物を合成するために、合成される化合物の構造の調査によって、各置換基の独自性が提供される。最終生成物の独自性によって、一般に本明細書の実施例を考慮して、簡単な調査プロセスにより必要な出発材料の独自性が明らかになる。
合成反応パラメータ
【0191】
用語「溶媒」、「不活性な有機溶媒」、または「不活性な溶媒」は、これらと共に記載されている反応条件の下で不活性な溶媒を指す(例えば、ベンゼン、トルエン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン(「THF」)、ジメチルホルムアミド(「DMF」)、クロロホルム、塩化メチレン(またはジクロロメタン)、ジエチルエーテル、メタノール等を含む)。本発明の反応に使用される溶媒は、逆のことが定められていない限り、不活性な有機溶媒であり、反応は、不活性ガス、好ましくは窒素の下で実施される。
【0192】
用語「適量」は、記載の機能を達成するのに十分な、例えば溶液を所望の体積(すなわち100%)にするのに十分な量を添加することを意味する。
【0193】
式(I)の特定の化合物は、反応スキームIに示されている方法を使用して調製することができる。式(J)および(Ja)の特定の化合物は、反応スキームIに示されている方法を使用して調製することができる。
反応スキームI
【化40】
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【0194】
ステップ1−式(1)の化合物の調製
【0195】
式(1)の化合物は、脱水剤の存在下で、化合物(A)、(B)および(C)を組み合わせることによって作製することができる。化合物(A)、(B)、および(C)は、商業的に入手可能であるか、または当技術分野で公知の方法によって作製することができる。この合成スキームでは、W、R、R、R、R、およびRは上記のように定義される。化合物(A)は、ピリジンなどの溶媒中、亜リン酸ジフェニルなどのカップリング剤の存在下で、化合物(B)と混合することができる。周囲温度(例えば、室温)から100℃の間の温度で1〜5時間撹拌した後、化合物(C)を添加する。周囲温度から100℃の間の温度で5〜24時間さらに撹拌した後、反応混合物を室温まで冷却する。式(1)の化合物を抽出するために、酢酸エチル(EtOAc)などの有機溶媒を添加した後、弱酸、水、およびブラインで洗浄する。有機相を濃縮すると、式(1)の化合物を得ることができる。式(1)の化合物は、シリカゲルによるクロマトグラフィーなどの当技術分野で公知の任意の適切な方法によって精製することができる。あるいは、式(1)の化合物は、水による後処理なしで精製することもできる。あるいは、式(1)の化合物は、次のステップで精製なしに使用することもできる。ある場合には、化合物(C)のように、ニトリルの代わりにカルボキサミド(CONH)を含有する化合物を使用して、式(2a)の化合物へと直接進むことができる。
【0196】
ステップ2−式(2a)の化合物の調製
【0197】
式(1)の化合物は、適切な溶媒に溶解させられ、ヒドリド(ジメチル亜ホスフィン酸−kP)[水素ビス(ジメチルホスフィニト−kP)]白金(II)で処理される。適切な溶媒として、例えば、エタノール、ジオキサン、THF、および水を挙げることができる。反応は、周囲温度から100℃の間の温度で1〜48時間行う。溶媒を減圧下で除去することができ、生成物を当技術分野で公知の方法で精製することができる。
【0198】
ある場合には、化合物(C)のように、ニトリルの代わりにカルボキサミド(CONH)を含有する化合物を使用して、ステップ1に記載のステップを介して式(2a)の化合物を直接調製することができる。
【0199】
ステップ3−式(3a)の化合物の調製
【0200】
式(2a)の化合物は、適切な溶媒に溶解させられ、適切な酸で処理される。適切な溶媒として、例えば、ジクロロメタン、ジオキサン等を挙げることができる。適切な酸として、例えば、トリフルオロ酢酸、塩酸、または三臭化ホウ素(BBr)を挙げることができる。反応は、−78℃から周囲温度の間の温度で行うことができる。続いて、溶媒を除去して、式(3)の化合物を得る。BBrを使用する場合、反応物をMeOHで処理し、その後水による後処理を行うと、式(3)の化合物を得ることができる。
【0201】
ステップ4−式(4)の化合物の調製
【0202】
式(4)の化合物は、ジオキサンなどの適切な溶媒中で、5−置換−2,4,6−トリハロピリミジンを水酸化アンモニウムで処理することによって作製することができ、ここでXはクロロまたはフルオロである。反応は、30℃〜80℃の高温で、約2〜8時間行う。反応が完了したら、冷却された溶液に水を添加し、沈殿物を濾過によって収集する。ニトリルは、標準条件下でカルボキサミドに変換することができる。
【0203】
ステップ5−式(I)の化合物の調製
【0204】
が2,6−ジアミノピリミジンである式(I)の化合物は、N−メチルピロリドン(NMP)中、ジイソプロピルエチルアミンの存在下で、式(3)の化合物と式(4)の化合物をカップリングすることによって調製することができる。反応は、50℃〜150℃の間の温度で約30分間〜24時間かけて実施され得る。あるいは、反応は、マイクロ波発生装置中、100℃〜150℃の間の温度で約30分間〜24時間かけて行われ得る。完了時には水を添加して反応をクエンチすることができ、沈殿物を濾過し、次にジクロロメタン(DCM)などの有機溶媒に溶解させることができる。生成物は、減圧下で溶媒を除去することによって単離し、シリカカラムによる残渣のクロマトグラフィーを使用して精製することができる。代わりのRを有する式(I)の追加の化合物は、式(3)の化合物およびR−X(ここで、Xはハロであり、Rは本明細書で定義されている)から出発して、同様の方式で調製することができる。本明細書に記載の試薬、ステップ、および条件は、本願の化合物に対する一般の合成スキームを例示するものであり、他の適切なまたは同等の試薬、ステップ、および/または条件を使用してよい。
【0205】
式(J)、(Jb)または(II)の特定の化合物は、反応スキームIIに従って調製することができる。
反応スキームII
【化41】
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【0206】
式(5b)の化合物の調製
【0207】
式(1b)の化合物は、出発材料(C)の代わりに出発材料(D)を使用することを除いて、式(1a)の化合物と類似の方式で調製することができる。式(5b)の化合物は、標準条件下で式(1b)の化合物を還元することによって、例えば、材料を、エタノール、酢酸エチル、THF、またはある混合物などの溶媒に溶解させ、SnClまたは鉄粉などの剤を添加し、室温から100℃の間の温度で反応させることによって、調製することができる。式(5b)の化合物は、出発材料(C)の代わりに出発材料(E)を使用することによって調製することができる。必要に応じて、標準的な後処理および精製により、生成物(5b)が得られる。
【0208】
式(2b)の化合物の調製
【0209】
式(5b)の化合物は、適切な溶媒に溶解させられ、適当なイソシアネートまたはクロロホルメートで処理される。適切な溶媒として、例えば、ジオキサン、THF、ジクロロメタン、およびDMFを挙げることができる。反応は、周囲温度から100℃の間の温度で1〜48時間かけて行われる。溶媒を減圧下で除去し、生成物を当技術分野で公知の方法で精製することができる。あるいは、式(5b)の化合物は、上に記載されているように、クロロギ酸フェニル、クロロギ酸ニトロフェニル、またはクロロギ酸ペンタフルオロフェニルと反応させた後、適当なアミンと反応させることもできる。溶媒を減圧下で除去し、生成物を当技術分野で公知の方法で精製することができる。あるいは、式(5b)の化合物は、カルボニルジイミダゾール(carbonyl diimidzaole)と反応させた後、DMSOまたはDMFなどの適当な溶媒中、周囲温度から100℃の間の温度で1〜48時間適当なアミンと反応させることもできる。化合物(2b)は、後処理し、当技術分野で公知の方法で精製することができる。市販されていないイソシアネートについては、イソシアネートは、ベンゼンまたはトルエンなどの適当な溶媒中、周囲温度から120℃の間の温度で1〜48時間、所望のアミンまたはアニリンをトリホスゲン、ジホスゲン、またはホスゲンと反応させることによって、予め形成することができる。次に、所望のアニリンを溶液に添加し、周囲温度から100℃の間の温度で1〜24時間反応させる。所望の化合物(2b)は、後処理し、当技術分野で公知の方法で精製することができる。代わりに、式(2b)の化合物は、ステップ1に対して記載されている条件下で式(A)、(B)、および(G)の出発材料を反応させることによって、形成することができる。式(3b)および(II)の化合物は、反応スキームIに記載されている対応するステップに基づき調製することができる。
【0210】
式(J)、(Jb)、または(III)の特定の化合物を反応スキームIIIに従って調製することができる。
反応スキームIII
【化42】
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【0211】
式(5c)の化合物の調製
【0212】
式(1c)の化合物は、出発材料(B)の代わりに出発材料(F)を使用することを除いて、式(1b)の化合物と類似の方式で調製することができる。PGは、トリイソプロピルシリル、t−ブチルジメチルシリルまたはt−ブチルジフェニルシリルなどの適切な保護基を表す。式(5c)の化合物は、出発材料(D)の代わりに出発材料(E)を使用することによって調製することができる。あるいは、式(5c)の化合物は、標準条件下で式(1c)の化合物を還元することによって、例えば、エタノール、酢酸エチル、THF、またはある混合物などの溶媒に材料を溶解させ、SnClまたは鉄粉などの剤を添加し、室温〜100℃の温度で反応させることによって、調製することができる。必要に応じて、標準的後処理および精製により生成物(5c)が得られる。
【0213】
式(2c)の化合物の調製
【0214】
式(5c)の化合物は、適切な溶媒に溶解させられ、適当なイソシアネートまたはクロロホルメートで処理される。適切な溶媒として、例えば、ジオキサン、THF、ジクロロメタン、およびDMFを挙げることができる。反応は、周囲温度から100℃の間の温度で1〜48時間かけて行われる。溶媒を減圧下で除去し、生成物を当技術分野で公知の方法で精製することができる。あるいは、式(5c)の化合物は、上に記載されているように、クロロギ酸フェニル、クロロギ酸ニトロフェニル、またはクロロギ酸ペンタフルオロフェニルと反応させた後、適当なアミンと反応させることもできる。溶媒を減圧下で除去することができ、生成物を当技術分野で公知の方法で精製することができる。あるいは、式(5c)の化合物は、カルボニルジイミダゾールおよび適当なアミンと、DMSOまたはDMFなどの適当な溶媒中、周囲温度から100℃の間の温度で1〜48時間反応させることもできる。所望の化合物(2c)は、後処理し、当技術分野で公知の方法で精製することができる。市販されていないイソシアネートについては、イソシアネートは、ベンゼンまたはトルエンなどの適当な溶媒中、周囲温度から120℃の間の温度で1〜48時間所望のアミンまたはアニリンをトリホスゲン、ジホスゲン、またはホスゲンと反応させることによって、予め形成することができる。次に、所望のアニリンを溶液に添加し、周囲温度から100℃の間の温度で1〜24時間反応させる。化合物(2c)は、後処理し、当技術分野で公知の方法で精製することができる。あるいは、式(2c)の化合物は、ステップ1に対して記載されているような条件下で、式(A)、(F)、および(G)の出発材料の反応により形成することができる。
【0215】
式(3c)の化合物の調製
【0216】
式(2c)の化合物は、保護基がシリルである場合、適切な溶媒に溶解させ、HFピリジンまたはフッ化テトラブチルアンモニウムなどの適当な剤で処理することによって脱保護することができる。適切な溶媒として、例えば、ジオキサンおよびTHFを挙げることができる。反応は、0℃から100℃の間の温度で15分間〜24時間かけて行われる。反応物は、標準的方法を使用して後処理し、当技術分野で公知の方法で精製することができる。
【0217】
式(III)の化合物の調製
【0218】
式(III)の化合物は、エーテルまたはTHFなどの適切な溶媒中で、式(3c)のアルコールを、NaHMDS、NaH、またはLiHMDSなどのある塩基と反応させた後、適切に置換されたCl−Rを周囲温度から80℃の間の温度で添加することによって調製することができる。反応物は、標準的方法を使用して後処理し、当技術分野で公知の方法で精製することができる。
【0219】
合成後、化合物は、遊離塩基またはトリフルオロ酢酸塩の形態で単離し、NMRによってさらに特徴付けることができる。得られた化合物およびこれらのNMRによる特徴付けは、遊離塩基または塩形態を表し得る。親化合物と対応する塩の比は未確定である。
【実施例】
【0220】
(実施例1)
式(1、2、3、または5)の化合物の調製
【0221】
A.WがCHであり、nが1であり、Rがクロロであり、mが0であり、Rが水素であり、かつRがメチルである、式(1)の化合物の調製
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0222】
6−クロロアントラニル酸(0.34g、2.0mmol)およびBoc−L−アラニン(0.49g、2.6mmol)のピリジン(2mL)中混合物を、均質になるまで45℃に温め、次いで室温に冷却し、この時点で亜リン酸ジフェニル(1.3mL、8.8mmol)を添加した。混合物を45℃で1時間撹拌し、次に、3−アミノベンゾニトリル(0.28g、2.4mmol)で一度に処理した。混合物を55℃で終夜撹拌した。室温まで冷却後、混合物をトルエン(20mL)で希釈し、10%の塩酸水溶液で3回洗浄し、減圧下で濃縮した。25gのSilicaSepフラッシュカラムを使用して、残渣をヘキサンから65%酢酸エチルで溶出するクロマトグラフィーにかけた。合わせた画分を減圧下で濃縮することによって、(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−シアノフェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメートを得た。ES/MS 425.2(M+H+)。
【0223】
B.実施例1Aおよび反応スキームI、IIまたはIIIに記載の手順を使用した、以下の式(1)の化合物の調製
(S)−tert−ブチル(1−(5,8−ジクロロ−3−(3−シアノフェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−シアノ−2−メチルフェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−シアノフェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)プロピル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル((5−クロロ−3−(3−シアノフェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)(シクロプロピル)メチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(シクロプロピル(5,8−ジクロロ−3−(3−シアノフェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)メチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル((5−クロロ−3−(3−シアノフェニル)−8−フルオロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)(シクロプロピル)メチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル2−(5,8−ジクロロ−3−(3−シアノフェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート;
(S)−tert−ブチル(1−(5,8−ジクロロ−3−(3−シアノフェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)プロピル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5,8−ジクロロ−3−(3−シアノフェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ブチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−シアノフェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ブチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル((3−(3−シアノフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)(シクロプロピル)メチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル((8−クロロ−3−(3−シアノフェニル)−6−フルオロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)(シクロプロピル)メチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル((8−シアノ−3−(3−シアノフェニル)−6−フルオロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)(シクロプロピル)メチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−シアノフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)プロピル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(8−クロロ−3−(3−シアノフェニル)−6−フルオロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(8−シアノ−3−(3−シアノフェニル)−6−フルオロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5,8−ジクロロ−3−(3−シアノフェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ブチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5,8−ジクロロ−3−(3−シアノフェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)プロピル)カルバメート;
(R)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
tert−ブチル((1S,2S)−1−(5−クロロ−3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−2−メチルブチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−アミノフェニル)−8−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−1−(3−(2−(1−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(2S,4S)−tert−ブチル2−(3−(3−アミノフェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−4−フルオロピロリジン−1−カルボキシレート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−アミノフェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−アミノ−4−フルオロフェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル2−(3−(3−アミノフェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−5−フルオロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5,8−ジクロロ−3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−ブロモ−3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−5−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−5,8−ジフルオロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−8−フルオロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−5−メトキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−5−メチル−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−6−フルオロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−7−フルオロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(2−クロロ−5−(3−エチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)(メチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(5−(3−エチルウレイド)−2−メチルフェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−8−フルオロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(2S,4S)−tert−ブチル2−(5−クロロ−3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)−4−フルオロピロリジン−1−カルボキシレート;
(S)−tert−ブチル((3−(3−カルバモイル−5−フルオロフェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)(シクロプロピル)メチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル((3−(5−カルバモイルピリジン−3−イル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)(シクロプロピル)メチル)カルバメート;および
(S)−2−(1−((トリイソプロピルシリル)オキシ)エチル)−5−クロロ−3−(3−ニトロフェニル)キナゾリン−4(3H)−オン。
【0224】
(実施例2)
式(2a)の化合物の調製
【0225】
A.WがCHであり、nが1であり、Rがクロロであり、mが0であり、Rが水素であり、かつRがメチルである、式(2a)の化合物の調製
【化44】
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【0226】
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−シアノフェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート(0.68g、2.0mmol)のEtOH/水/テトラヒドロフラン(18mL、10:5:3)中混合物を、ヒドリド(ジメチル亜ホスフィン酸−kP)[水素ビス(ジメチルホスフィニト−kP)]白金(II)(1mol%、0.02mmol、0.85mg)で処理した。混合物を撹拌し、80℃で終夜加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮して、(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−カルバモイルフェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメートを得た。ES/MS 443.2(M+H
【0227】
B.実施例2Aおよび反応スキームIに記載の手順を使用した、以下の式(2a)の化合物の調製
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−カルバモイルフェニル)−5,8−ジクロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−カルバモイル−2−メチルフェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−カルバモイルフェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)プロピル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル((3−(3−カルバモイルフェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)(シクロプロピル)メチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル((3−(3−カルバモイルフェニル)−5,8−ジクロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)(シクロプロピル)メチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル((3−(3−カルバモイルフェニル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)(シクロプロピル)メチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル2−(3−(3−カルバモイルフェニル)−5,8−ジクロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−カルバモイルフェニル)−5,8−ジクロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)プロピル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−カルバモイルフェニル)−5,8−ジクロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ブチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−カルバモイルフェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ブチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル((3−(3−カルバモイルフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)(シクロプロピル)メチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル((3−(3−カルバモイルフェニル)−8−クロロ−6−フルオロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)(シクロプロピル)メチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル((3−(3−カルバモイルフェニル)−8−シアノ−6−フルオロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)(シクロプロピル)メチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−カルバモイルフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)プロピル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−カルバモイルフェニル)−8−クロロ−6−フルオロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−カルバモイルフェニル)−8−シアノ−6−フルオロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−カルバモイルフェニル)−5,8−ジクロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ブチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−カルバモイルフェニル)−5,8−ジクロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)プロピル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−メチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−4−オキソ−3−(3−ウレイドフェニル)−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル2−(3−(3−(2−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)ベンゾエート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(2−クロロ−3−(3−エチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル2−(2−(3−(3−(2−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)フェノキシ)アセテート;および
(S)−2−(3−(3−(2−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)ベンゼンスルホネート。
【0228】
C.WがCHであり、nが1であり、Rがヨードであり、mが0であり、Rが水素であり、かつRがメチルである、式(2a)の化合物の調製
【化45】
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【0229】
DPP(1.3mL、7mmol)を2−アミノ−3−ヨード安息香酸(500mg、1.9mmol)、Boc−アラニン(432mg、2.3mmol)、およびピリジン(1.4mL、17mmol)の混合物に添加し、得られた溶液を40℃に加熱した。4時間撹拌した後、3−アミノベンズアミド(311mg、2.3mmol)を添加した。混合物を40℃で3日間継続して撹拌した。反応混合物をシリカ(80gカラム、0〜100%EtOAc/ヘキサン)により直接精製することによって、(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−カルバモイルフェニル)−8−ヨード−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメートを得た。ES/MS535.1(M+H)。
【0230】
D.WがCHであり、nが1であり、Rがシアノであり、mが0であり、Rが水素であり、かつRがメチルである、式(2a)の化合物の調製
【化46】
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【0231】
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−カルバモイルフェニル)−8−ヨード−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート(0.42g、0.79mmol)を、NMP(3mL)中で、シアン化亜鉛(111mg、0.94mmol)およびテトラキス(PPh)Pd(0)(91mg、0.08mmol)と組み合わせた。混合物を、18時間撹拌しながら、80℃に加熱した。冷却後、混合物をEtOAcに注ぎ入れ、NaHCO水溶液で洗浄し(2×)、isolute上に吸着させた。シリカ(40gカラム、0〜100%EtOAc/ヘキサン)による精製により、(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−カルバモイルフェニル)−8−シアノ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメートを得た。ES/MS 456.1(M+Na)。
【0232】
E.WがCHであり、nが1であり、Rがアリルであり、mが0であり、Rが水素であり、Rがエチルであり、かつRがメチルである、式(2b)の化合物の調製
【化47】
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【0233】
(S)−tert−ブチル(1−(5−ブロモ−3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート(1.0g、1.89mmol)、ピナコールアリルボロネート(0.60mL、3.21mmol)およびフッ化セシウム(574mg、3.78mmol)のジオキサン(19mL)溶液を、アルゴンで10分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(218mg、0.19mmol)を添加し、反応物を100℃で16時間撹拌した。次に、水を添加し、混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で濃縮して材料を得、これを、ヘキサン中EtOAc(20〜100%)で溶出するSiOによるカラムクロマトグラフィーによって精製して、(S)−tert−ブチル(1−(5−アリル−3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメートを得た。ES/MS m/z=491.1(M+H)。
【0234】
(実施例3)
式(3)の化合物の調製
【0235】
A.WがCHであり、nが1であり、Rがクロロであり、mが0であり、Rが水素であり、かつRがメチルである、式(3)の化合物の調製
【化48】
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【0236】
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−カルバモイルフェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート(約1mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液をトリフルオロ酢酸(1.75mL)で処理した。終夜室温にした後、混合物を減圧下で濃縮して、(S)−1−(3−(3−カルバモイルフェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エタナミニウム2,2,2−トリフルオロアセテートを得た。ES/MS 343.1(M+H+)。
【0237】
B.実施例3Aおよび反応スキームIに記載の手順を使用した、以下の式(3)の化合物の調製
(S)−3−(2−(1−アミノエチル)−5,8−ジクロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−メチルベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−アミノプロピル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(アミノ(シクロプロピル)メチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(アミノ(シクロプロピル)メチル)−5,8−ジクロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(アミノ(シクロプロピル)メチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−4−オキソ−2−(ピロリジン−2−イル)キナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−アミノプロピル)−5,8−ジクロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−アミノブチル)−5,8−ジクロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−アミノブチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−アミノエチル)−8−クロロ−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−アミノエチル)−8−シアノ−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−アミノプロピル)−5−(ジフルオロメチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(アミノ(シクロプロピル)メチル)−5−(ジフルオロメチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(アミノ(シクロプロピル)メチル)−8−クロロ−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(アミノ(シクロプロピル)メチル)−8−シアノ−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−アミノエチル)−8−シアノ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−アミノブチル)−5,8−ジクロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−アミノプロピル)−5,8−ジクロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(R)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
1−(3−(2−((1S,2S)−1−アミノ−2−メチルブチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5,8−ジクロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−ブロモ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(5−アリル−2−(1−アミノエチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−4−オキソ−5−(トリフルオロメチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5,8−ジフルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−メトキシ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−メチル−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−7−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−4−クロロフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1(−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−4−メチルフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−(メチルアミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5,8−ジクロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5,8−ジフルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−8−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,2−トリフルオロエチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(5−(tert−ブチル)イソオキサゾール−3−イル)ウレア;
1−(3−(5−クロロ−2−((2S,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−N−((3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)カルバモイル)シクロペンタンスルホンアミド;
(S)−N−((3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)カルバモイル)シクロプロパンスルホンアミド;
(S)−1−(5−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−フルオロフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(5−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−フルオロフェニル)−3−イソプロピルウレア;
(S)−1−((1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)−3−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(ピロリジン−2−イル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(ピロリジン−2−イル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−メトキシエチル)ウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(ピロリジン−2−イル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(ピリジン−2−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(ピロリジン−2−イル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−メチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレア;
(S)−2−(3−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)安息香酸;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−クロロフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−2−(2−(3−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)フェノキシ)酢酸;
(S)−2−(3−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)ベンゼンスルホン酸;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−クロロフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,4−ジフルオロフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,6−ジクロロフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−シアノフェニル)ウレア;(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−メトキシフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(o−トリル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−クロロフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−クロロピリジン−4−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−メトキシウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(ジメチルアミノ)エチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシエチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(ピリジン−3−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−フェニルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロブチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロヘキシルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロペンチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−イソプロピルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−フルオロエチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(tert−ブチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロプロピルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−プロピルウレア;
(R)−1−(3−(2−(1−アミノ−2−(ベンジルオキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
1−(3−(2−((S)−1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−3−(3−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)プロパン酸;
(R)−1−(3−(2−(1−アミノ−2−(ベンジルオキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−メトキシプロピル)ウレア;
(S)−2−(3−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)−2−メチルプロパン酸;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(4−ヒドロキシ−2−メチルブタン−2−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(メチルスルホニル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−アミノエチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ウレア;
(S)−3−(2−(アミノ(シクロプロピル)メチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−5−フルオロベンズアミド;
(S)−5−(2−(アミノ(シクロプロピル)メチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ニコチンアミド;および
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(ピロリジン−2−イル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,2−トリフルオロエチル)ウレア。
【0238】
(実施例4)
式(4)の化合物の調製
【0239】
A.R4aがCNでありかつXがCl(2,4−ジアミノ−6−クロロピリミジン−5−カルボニトリル)である、式(4)の化合物の調製
【化49】
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【0240】
水酸化アンモニウム(20mL)を、2,4,6−トリクロロピリミジン−5−カルボニトリル(5.0g、24mmol)のジオキサン(20mL)溶液に室温で添加した。溶液を50℃に加熱し、3時間撹拌した。反応混合物を10℃に冷却し、水(50mL)に添加した。得られた固体を濾過し、水で洗浄し、高真空下で乾燥させて、表題化合物を得た。13H NMR (100 MHz, DMSO) 164.8, 162.6, 161.9, 115.8, 77.6.ES/MS m/z=169.9(M+H+)。
【0241】
B.実施例4Aおよび反応スキームIに記載の手順を使用した、以下の式(4)の化合物の調製
5−クロロ−6−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン;
6−クロロ−5−(メチルスルホニル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
2−アミノ−4−クロロ−6−(ジフルオロメチル)ピリミジン−5−カルボニトリル;
6−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;および
2,4−ジアミノ−6−クロロピリミジン−5−カルボキサミド。
【0242】
(実施例5)
式(J)、(I)、(II)、または(III)の化合物の調製
【0243】
A.WがCHであり、nが1であり、Rがクロロであり、mが0であり、Rがメチルであり、Rが2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イルであり、かつRが水素である、式(I)の化合物の調製(化合物1)
【化50】
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【0244】
イソプロパノール(6mL)中の(S)−1−(3−(3−カルバモイルフェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エタナミニウム2,2,2−トリフルオロアセテート(0.77mmol)の懸濁物を2,6−ジアミノ−5−クロロ−4−フルオロピリミジン(1.1当量)およびジイソプロピルエチルアミン(10当量)で処理した。混合物を115℃で終夜撹拌し、その後、これを減圧下で濃縮した。5%アセトニトリル/95%水(両方の溶媒中0.1%TFA改質剤)〜70%アセトニトリルで28〜30分間にわたり溶出するHPLCによって残渣を精製した。画分を濃縮し、凍結乾燥して、(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミドを得た(化合物1)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.29 (s, 1H), 8.05 (m, 1H), 8.01 (m, 2H), 7.96 (m, 0.5H), 7.82 − 7.59 (m, 5.5H), 7.53 (br, 2H), 7.47 (br, 2H), 4.77 (m, 1H), 1.36 (m, 3H).ES/MS485.1(M+H+)。
【0245】
B.実施例5A、反応スキームI、または反応スキームIIに記載の手順を使用した、以下の式(I)、(II)、または(III)の化合物の調製
【0246】
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物2)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.29 (s, 1H), 8.18 − 7.95 (m, 3H), 7.84 − 7.76 (m, 3H), 7.21− 7.54 (m, 5H), 4.80 (m, 1H), 1.34 (m, 3H).ES/MS 476.1(M+H+);
【0247】
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物3)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.24 (s, 1H), 8.06 − 7.95 (m, 5H), 7.79 (m, 1H), 7.68 (m, 3H), 7.63 − 7.54 (m, 3H), 4.86 (m, 1H), 1.33 (m, 3H). ES/MS 510.1(M+H+);
【0248】
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物4)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.22 (s, 1H), 8.05 − 8.00 (m, 2H), 7.99 − 7.94 (m, 1H), 7.79 (m, 1H), 7.75 (br, 1H), 7.70 − 7.57 (m, 3H), 7.55 − 7.44 (br, 4H), 4.84 (m, 1H), 1.37 (m, 3H). ES/MS 519.0(M+H+);
【0249】
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−メチルベンズアミド(化合物5)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 7.88 (s, 1H), 7.84 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.71 (dd, J = 8.4, 1.2 Hz, 1H), 7.64 (dd, J = 8.0, 1.2 Hz, 1H), 7.43 (m, 1H), 7.30 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 4.83 (m, 1H), 2.09 (s, 3H), 1.32 (d, J = 6.8 Hz, 3H). ES/MS 490.1(M+H+);
【0250】
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−メチルベンズアミド(化合物6)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.03 (s, 1H), 7.83 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.72 (dd, J = 8.4, 1.2 Hz, 1H), 7.66 (br, 1H), 7.62 (m, 2H), 7.46 (m, 2H), 5.08 (m, 1H), 2.07 (s, 3H), 1.35 (d, J = 6.8 Hz, 3H). ES/MS 490.1(M+H+);
【0251】
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物7)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.38 (s, 1H), 8.14 − 8.01 (m, 2H), 7.87 − 7.67 (m, 4H), 7.66 − 7.60 (m, 2H), 7.60 − 7.38 (br, 4H), 4.68 (m, 0.3H), 4.55 (m, 0.7H), 1.87 (m, 2H), 0.73 (t, J = 7.2 Hz, 0.7H), 0.67 (t, J = 7.6 Hz, 2.3H). ES/MS 499.3(M+H+);
【0252】
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物8)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.37 (s, 1H), 8.11 (m, 2H), 8.04 (m, 1H), 7.87 − 7.80 (m, 4H), 7.78 − 7.69 (m, 2H), 7.68 − 7.60 (m, 2H), 7.60 − 7.50 (br, 4H), 4.69 (m, 0.4H), 4.58 (m, 0.6H), 1.85 (m, 2H), 0.73 (t, J = 7.6 Hz, 0.7H), 0.67 (t, J = 7.2 Hz, 2.3H). ES/MS 490.4(M+H+);
【0253】
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物9)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.17 (s, 1H), 8.04 − 7.97 (m, 3H), 7.86 (m, 2H), 7.82 (m, 1H), 7.81 − 7.63 (m, 4H), 7.61 (br, 1H), 7.55 (br, 1H), 4.59 (t, J = 7.6 Hz, 0.3H), 4.52 (t, J = 8.0 Hz, 0.7H), 1.43 (m, 0.8H), 1.30 (m, 0.2H), 0.49 (m, 2H), 0.33 (m, 1H), 0.04 (m, 1H). ES/MS 502.4(M+H+);
【0254】
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物10)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.14 (s, 1H), 8.01 (m, 1H), 7.96 (m, 1H), 7.83 (m, 1H), 7.78 − 7.70 (m, 2H), 7.70 − 7.63 (m, 2H), 7.59 − 7.30 (br, 4H), 4.52 (t, J = 7.6 Hz, 0.3H), 4.48 (t, J = 8.4 Hz, 0.7H), 1.45 (m, 1H), 0.47 (m, 2H), 0.34 (m, 1H), 0.05 (m, 1H). ES/MS 511.3(M+H+);
【0255】
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物11)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.14 (s, 1H), 8.08 − 7.98 (m, 4H), 7.95 (s, 1H), 7.76 (m, 1H), 7.67 (m, 1H), 7.65 (m, 1H), 7.59 − 7.30 (br, 4H), 4.71 (t, J = 7.6 Hz, 0.4H), 4.64 (t, J = 8.4 Hz, 0.6H), 1.44 (m, 1H), 0.50 (m, 2H), 0.37 (m, 1H), 0.12 (m, 1H). ES/MS 545.6(M+H+);
【0256】
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物12)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.20 − 8.09 (m, 1H), 8.08 − 7.98 (m, 3H), 7.76 (m, 1H), 7.73 − 7.60 (m, 3H), 7.59 − 7.53 (m, 1H), 7.45 − 7.18 (br, 3H), 4.76 (t, J = 7.2 Hz, 0.4H), 4.67 (t, J = 7.2 Hz, 0.6H), 1.41 (m, 1H), 0.50 (m, 2H), 0.35 (m, 1H), 0.13 (m, 1H). ES/MS 536.5(M+H+);
【0257】
(S)−3−(2−(((2−アミノ−5−シアノ−6−メチルピリミジン−4−イル)アミノ)(シクロプロピル)メチル)−5,8−ジクロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物13)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.20 (bs, 1H), 8.08 (m, 1H), 8.04 − 8.00 (m, 1H), 7.95 − 7.89 (m, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.76 (m, 1H), 7.64 (m, 2H), 7.60 (m, 1H), 7.53 (m, 1H), 7.42 (bs, 1H), 4.76 (t, J = 8.0 Hz, 0.3H), 4.66 (t, J = 8.0 Hz, 0.7H), 2.36 (s, 1H), 2.33 (s, 2H), 1.59 − 1.45 (m, 1H), 0.61 (m, 1H), 0.53 − 0.42 (m, 2H), 0.23 (m, 0.8H), 0.10 (m, 0.2H). ES/MS 535.6(M+H+);
【0258】
(S)−3−(2−(((2−アミノ−5−シアノ−6−メチルピリミジン−4−イル)アミノ)(シクロプロピル)メチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物14)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.24 (bs, 1H), 8.09 (s, 0.5H), 8.00 (m, 0.5H), 7.96 − 7.79 (m, 3H), 7.74 (m, 1H), 7.67 (m, 2H), 7.60 (m, 1H), 7.51 (m, 1H), 7.38 (bs, 1H), 4.62 (t, J = 8.0 Hz, 0.3H), 4.56 (t, J = 8.0 Hz, 0.7H), 2.35 (s, 1H), 2.33 (s, 2H), 1.57 (m, 0.7H), 1.47 (m, 0.3H), 0.61 (m, 1H), 0.50 − 0.41 (m, 2H), 0.18 (m, 0.8H), 0.06 (m, 0.2H). ES/MS 519.4(M+H+);
【0259】
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物15)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.09 (s, 0.5H), 8.04 − 7.95 (m, 3H), 7.85 − 7.73 (m, 3H), 7.72 − 7.60 (m, 5H), 7.54 (m, 1.5H), 4.62 (t, J = 7.6 Hz, 0.3H), 4.53 (t, J = 8.0 Hz, 0.7H), 1.43 (m, 1H), 0.50 (m, 2H), 0.33 (m, 1H), 0.05 (m, 1H). ES/MS 520.4(M+H+);
【0260】
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物16)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.09 (s, 1H), 8.02 − 7.91 (m, 2H), 7.85 − 7.73 (m, 2H), 7.69 − 7.63 (m, 2H), 7.54 (br, 2H), 7.46 (m, 3H), 7.22 (b, 1H), 4.58 (t, J = 7.6 Hz, 0.3H), 4.52 (t, J = 8.4 Hz, 0.7H), 1.47 (m, 1H), 0.57 − 0.48 (m, 2H), 0.36 (m, 1H), 0.07 (m, 1H). ES/MS 529.6(M+H+);
【0261】
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−(2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピロリジン−2−イル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物17)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.34 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 8.10 (m, 1H), 8.03 (m, 1H), 7.94 (m, 1H), 7.81 − 7.69 (m, 3H), 7.59 − 7.52 (m, 2H), 7.39 (br, 1H), 7.11 (br, 1H), 4.77 (d, J = 7.2 Hz, 0.7H), 4.69 (m, 0.3H), 4.24 (m, 0.6H), 4.17 (m, 0.4H), 3.92 (m, 1H), 2.26 (m, 1H), 2.07 (m, 2H), 1.78 (m, 1H). ES/MS 536.1(M+H+);
【0262】
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物18)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.30 (s, 1H), 8.14 − 7.88 (m, 3H), 7.81 − 7.47 (m, 5H), 6.67 − 6.61 (m, 2H), 6.56 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 6.23 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 4.59 − 4.50 (m, 1H), 1.69 −1.61 (m, 1H), 0.64 (m, 3H). ES/MS 524.1(M+H+);
【0263】
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物19)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.31 (s, 1H), 8.17 − 7.87 (m, 4H), 7.80 − 7.62 (m, 3H), 7.51 (m, 1H), 6.27 − 6.08 (m, 1H), 6.02 (m, 1H), 5.78 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 4.45 (td, J = 9.7, 2.9 Hz, 1H), 1.76 − 1.65 (m, 1H), 1.55 (dt, J = 14.3, 7.2 Hz, 1H), 0.69 − 0.59 (m, 3H). ES/MS 535.1(M+H+);
【0264】
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)ブチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物20)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.35 (s, 1H), 8.23 − 7.84 (m, 3H), 7.77 − 7.26 (m, 3H), 6.71 (s, 3H), 6.27 (s, 1H), 4.93 − 4.51 (m, 1H), 1.89 − 1.47 (m, 2H), 1.24 (td, J = 14.0, 13.0, 8.4 Hz, 1H), 0.94 (dt, J = 14.8, 7.5 Hz, 1H), 0.48 (dt, J = 27.0, 7.3 Hz, 3H). ES/MS 538.1(M+H+);
【0265】
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)ブチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物21)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.50 − 8.21 (m, 1H), 8.19 − 7.97 (m, 2H), 8.02 − 7.63 (m, 3H), 7.63 − 7.24 (m, 1H), 6.34 − 5.92 (m, 2H), 5.79 (d, J = 9.7 Hz, 1H), 4.69 (td, J = 9.2, 4.4 Hz, 1H), 1.60 (s, 2H), 1.50 − 0.77 (m, 2H), 0.70 − 0.31 (m, 3H). ES/MS 547.1(M+H+);
【0266】
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)ブチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物22)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.48 − 8.18 (m, 2H), 8.18 − 7.91 (m, 2H), 7.90 − 7.43 (m, 5H), 6.66 (m, 4H), 4.67 (m, 1H), 1.91 − 1.41 (m, 2H), 1.34 − 0.74 (m, 2H), 0.63 − 0.27 (m, 3H). ES/MS 504.1(M+H+);
【0267】
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)ブチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物23)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.45 − 8.19 (m, 2H), 8.19 − 7.93 (m, 2H), 7.91 − 7.66 (m, 3H), 7.63 − 7.36 (m, 2H), 6.26 (m, 1H), 6.11 − 5.79 (m, 3H), 4.76 − 4.48 (m, 1H), 1.83 − 1.49 (m, 2H), 1.38 − 0.75 (m, 2H), 0.44 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ES/MS 513.1(M+H+);
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0268】
(S)−3−(2−(1−((2−アミノ−5−シアノ−6−(ジフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物24):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.22 (s, 1H), 8.10 − 7.98 (m, 2H), 7.93 − 7.65 (m, 5H), 7.65 − 7.43 (m, 3H), 6.81 − 6.50 (m, 1H), 4.88 − 4.78 (m, 1H), 1.40 − 1.34 (m, 3H). ES/MS 529.1(M+H);
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0269】
(S)−3−(2−(1−((2−アミノ−5−シアノ−6−(ジフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物25):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.24 (s, 1H), 8.10 − 7.97 (m, 2H), 7.95 − 7.88 (m, 1H), 7.85 − 7.46 (m, 8H), 6.81 − 6.51 (m, 1H), 4.86 − 4.75 (m, 1H), 1.38 − 1.33 (m, 3H). ES/MS 511.1(M+H);
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0270】
(S)−3−(2−(1−((2−アミノ−5−シアノ−6−(ジフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−8−クロロ−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物26):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.20 − 8.11 (m, 2H), 8.07 − 7.98 (m, 2H), 7.94 − 7.75 (m, 2H), 7.74 − 7.58 (m, 3H), 7.56 − 7.41 (m, 2H), 6.82 − 6.49 (m, 1H), 5.00 − 4.89 (m, 1H), 1.43 − 1.35 (m, 3H). ES/MS 529.1(M+H);
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0271】
(S)−3−(8−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物27)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.30 (s, 1H), 8.21 − 8.09 (m, 1H), 8.06 − 7.97 (m, 1H), 7.85 − 7.70 (m, 1H), 7.66 − 7.53 (m, 0H), 6.72 (s, 4H), 6.62 (s, 1H), 6.48 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 5.97 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 4.82 − 4.71 (m, 1H), 4.03 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 1.99 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 1.28 − 1.10 (m, 4H). ES/MS 520.1(M+H)。
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0272】
(S)−3−(8−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物28)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.30 (s, 1H), 8.22 (s, J = 2.9 Hz, 1H), 8.15 − 7.90 (m, 1H), 7.82 − 7.52 (m, 1H), 6.14 − 5.97 (m, 1H), 5.72 − 5.66 (m, 1H), 5.50 (s, 1H), 4.77 − 4.63 (m, 4H), 4.04 − 3.97 (m, 1H), 2.07 − 2.04 (m, 1H), 1.97 (dd, J = 2.6, 1.7 Hz, 1H), 1.25 − 1.03 (m, 4H). ES/MS 529.0(M+H)。
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0273】
(S)−3−(8−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物29)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.30 (s, 2H), 8.18 − 8.09 (m, 1H), 8.02 − 7.98 (m, 1H), 7.86 − 7.68 (m, 1H), 7.63 − 7.57 (m, 0H), 6.65 (s, 1H), 6.57 (s, 1H), 6.51 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.87 − 4.74 (m, 4H), 1.32 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 1.27 (d, J = 6.9 Hz, 3H). ES/MS 594.1(M+H)。
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0274】
(S)−3−(8−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物30)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.32 (s, 2H), 8.22 − 8.00 (m, 2H), 7.84 − 7.52 (m, 0H), 7.65 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 6.37 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.05 (d, J = 31.9 Hz, 1H), 5.55 (s, 1H), 4.70 (dp, J = 9.3, 6.8 Hz, 4H), 1.29 (m, J = 6.7 Hz, 1H), 1.26 (d, J = 6.9 Hz, 3H). ES/MS 503.1(M+H)。
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0275】
(S)−3−(8−シアノ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物31)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.49 (ddd, J = 13.3, 8.3, 3.0 Hz, 2H), 8.29 (s, 2H), 8.19 − 8.10 (m, 0H), 7.99 − 7.93 (m, 2H), 7.67 − 7.63 (m, 0H), 7.55 − 7.50 (m, 2H), 6.76 (d, J = 7.1 Hz, 0H), 6.63 (s, 4H), 6.54 (s, 0H), 6.45 (d, J = 8.3 Hz, 0H), 4.87 − 4.74 (m, 1H), 1.37 (m, J = 6.6 Hz, 1H), 1.31 (d, J = 6.9 Hz, 3H). ES/MS 485.1(M+H)。
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0276】
(S)−3−(8−シアノ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物32)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.50 (ddd, J = 13.0, 8.3, 3.0 Hz, 1H), 8.27 (s, 2H), 8.20 (q, J = 1.4 Hz, 0H), 8.18 − 8.09 (m, 1H), 8.00 (s, 0H), 7.96 − 7.91 (m, 0H), 7.77 − 7.70 (m, 1H), 7.58 − 7.43 (m, 1H), 6.69 (s, 1H), 6.58 (s, 1H), , 4.68 (s, J = 8.8, 7.5 Hz, 4H), 1.29 − 1.15 (m, 1H), 0.55 − 0.40 (m, 5H). ES/MS 511.1(M+H)。
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【0277】
(S)−3−(2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−5−(ジフルオロメチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物33)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.37 (s, 2H), 8.18 − 7.94 (m, 2H), 7.91 − 7.62 (m, 2H), 6.73 − 6.57 (m, 3H), 4.53 − 4.43 (m, 4H), 1.88 − 1.65 (m, 1H), 1.28 − 1.23 (m, 2H), 0.68 − 0.59 (m, 3H). ES/MS 506.1(M+H)。
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0278】
(S)−3−(2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−5−(ジフルオロメチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物34)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.36 (s, 2H), 8.22 − 7.93 (m, 4H), 7.90 − 7.63 (m, 2H), 6.03 (d, J = 22.7 Hz, 1H), 4.42 (td, J = 8.7, 4.3 Hz, 1H), 2.71 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 1.71 (dt, J = 14.6, 7.9 Hz, 2H), 0.64 (td, J = 7.2, 4.6 Hz, 3H). ES/MS 515.1(M+H)。
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0279】
(S)−3−(2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−5−(ジフルオロメチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物35)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.36 (s, 2H), 8.20 (t, J = 1.9 Hz, 1H), 8.18 − 8.12 (m, 1H), 8.01 − 7.93 (m, 1H), 7.90 − 7.69 (m, 1H), 6.03 (d, J = 22.7 Hz, 3H), 4.42 (td, J = 8.7, 4.3 Hz, 1H), 2.71 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 1.71 (dt, J = 14.6, 7.9 Hz, 1H), 0.64 (td, J = 7.2, 4.6 Hz, 4H). ES/MS 518.2(M+H)。
【化63】
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【0280】
(S)−3−(8−シアノ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物36)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.49 − 8.29 (m, 2H), 8.25 − 7.87 (m, 3H), 7.83 − 7.16 (m, 8H), 4.95 − 4.80 (m, 1H), 1.44 − 1.30 (m, 3H). ES/MS 476.1(M+H)。
【化64】
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【0281】
(S)−3−(2−(1−((6−アミノ−5−(ピラジン−2−イルエチニル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物37)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.03 (dd, J = 4.8, 1.6 Hz, 1H), 8.77 (td, J = 2.5, 1.6 Hz, 1H), 8.63 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 8.24 − 7.94 (m, 4H), 7.92 − 7.71 (m, 3H), 7.70 − 7.41 (m, 5H), 4.78 (dt, J = 32.1, 6.7 Hz, 1H), 1.36 (dd, J = 6.7, 5.0 Hz, 3H). ES/MS 538.1(M+H)。
【化65】
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(S)−3−(2−(1−((6−アミノ−5−(ピリジン−2−イルエチニル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物38)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.74 (dd, J = 5.0, 1.5 Hz, 1H), 8.19 − 7.94 (m, 5H), 7.86 (m, 3H), 7.79 − 7.64 (m, 3H), 7.65 − 7.40 (m, 4H), 4.85 (q, J = 6.6 Hz, 0.5H), 4.75 (t, J = 6.6 Hz, 0.5H), 1.38 (ddd, J = 6.6, 3.6, 1.2 Hz, 3H). ES/MS 537.1(M+H
【化66】
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【0282】
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物39)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.30 (s, 1H), 8.15 − 8.04 (m, 2H), 8.01 − 7.86 (m, 2H), 7.82 − 7.57 (m, 4H), 7.53 (dd, J = 13.3, 8.5 Hz, 2H), 6.23 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 4.80 − 4.41 (m, 1H), 1.83 − 1.47 (m, 2H), 0.64 (dt, J = 19.9, 7.3 Hz, 3H). ES/MS 525.1(M+H)。
【化67】
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【0283】
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物40)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.31 (s, 1H), 8.24 − 7.85 (m, 3H), 7.85 − 7.61 (m, 3H), 7.51 (dd, J = 12.2, 8.5 Hz, 1H), 6.05 (t, J = 23.8 Hz, 5H), 4.69 − 4.23 (m, 1H), 1.88 − 1.40 (m, 2H), 0.77 − 0.54 (m, 3H). ES/MS 534.1(M+H)。
【化68】
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(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)ブチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物41)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.35 (s, 1H), 8.23 − 7.84 (m, 3H), 7.77 − 7.26 (m, 3H), 6.71 (s, 3H), 6.27 (s, 1H), 4.93 − 4.51 (m, 1H), 1.89 − 1.47 (m, 2H), 1.24 (td, J = 14.0, 13.0, 8.4 Hz, 1H), 0.94 (dt, J = 14.8, 7.5 Hz, 1H), 0.48 (dt, J = 27.0, 7.3 Hz, 3H). ES/MS 539.1(M+H)。
【化69】
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【0284】
1−(3−(2−((1S,2S)−1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)−2−メチルブチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物42): H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.58 (d, J = 63.1 Hz, 1H), 7.87 − 7.74 (m, 2H), 7.70 − 7.48 (m, 2H), 7.47 − 7.17 (m, 4H), 7.00 − 6.76 (m, 1H), 6.76 − 6.59 (m, 1H), 6.24 − 6.07 (m, 1H), 4.96 (dt, J = 33.2, 8.2 Hz, 1H), 3.19 − 2.99 (m, 2H), 2.17 − 2.01 (m, 1H), 1.58 − 1.39 (m, 1H), 1.30 − 1.18 (m, 1H), 1.05 (td, J = 7.2, 4.5 Hz, 3H), 0.96 − 0.86 (m, 1H), 0.82 − 0.68 (m, 6H). ES/MS 546.1(M+H)
【化70】
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【0285】
1−(3−(2−((1S,2S)−1−((6−アミノ−5−ニトロピリミジン−4−イル)アミノ)−2−メチルブチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物43): H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.55 (dd, J = 32.6, 8.6 Hz, 1H), 8.71 − 8.55 (m, 3H), 7.86 − 7.81 (m, 1H), 7.77 (tdd, J = 8.1, 5.5, 1.0 Hz, 1H), 7.68 − 7.54 (m, 3H), 7.51 − 7.30 (m, 2H), 7.06 − 6.85 (m, 1H), 6.26 − 6.12 (m, 1H), 5.26 − 4.98 (m, 1H), 3.18 − 2.97 (m, 2H), 2.08 − 1.94 (m, 1H), 1.77 − 1.50 (m, 1H), 1.10 − 0.90 (m, 4H), 0.76 (ddd, J = 18.9, 14.5, 7.0 Hz, 6H). ). ES/MS 566.1(M+H
【化71】
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【0286】
(R)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物44): H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.68 − 8.56 (m, 1H), 7.99 (dd, J = 47.0, 0.9 Hz, 1H), 7.82 − 7.70 (m, 2H), 7.67 − 7.50 (m, 3H), 7.45 − 7.22 (m, 5H), 7.07 − 6.95 (m, 1H), 6.20 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 4.87 − 4.62 (m, 1H), 3.10 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 1.42 − 1.32 (m, 2H), 1.05 (tt, J = 7.1, 1.3 Hz, 3H). ES/MS 504.1(M+H)。
【化72】
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【0287】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−ブロモ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物45):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.62 (s, 0.5H), 8.58 (s, 0.5H), 8.01 (s, 0.5H), 7.89 (s, 0.5H), 7.81 − 7.71 (m, 1H), 7.67 − 7.49 (m, 3H), 7.41 − 7.17 (m, 4H), 7.03 − 6.95 (m, 1H), 6.21 − 6.13 (m, 1H), 4.82 − 4.60 (m, 1H), 3.14 − 3.02 (m, 2H), 1.38 − 1.32 (m, 3H), 1.06 − 0.99 (m, 3H). ES/MS 548.1(M+H);
【化73】
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【0288】
(S)−1−(3−(5−アリル−2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物46):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.64 (s, 0.5H), 8.61 (s, 0.5H), 8.04 (s, 0.5H), 7.92 (s, 0.5H), 7.83 − 7.65 (m, 3H), 7.56 − 7.49 (m, 1H), 7.47 − 7.23 (m, 3H), 7.01 − 6.94 (m, 1H), 6.22 − 6.11 (m, 1H), 6.05 − 5.91 (m, 1H), 5.02 − 4.91 (m, 2H), 4.85 − 4.65 (m, 1H), 3.97 − 3.91 (m, 2H), 3.13 − 3.03 (m, 2H), 1.40 − 1.33 (m, 3H), 1.06 − 1.00 (m, 3H). ES/MS 510.2(M+H);
【化74】
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【0289】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物47):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.63 (s, 0.5H), 8.60 (s, 0.5H), 8.03 (s, 0.5H), 7.91 (s, 0.5H), 7.85 − 7.75 (m, 2H), 7.68 − 7.23 (m, 5H), 7.03 − 6.95 (m, 1H), 6.24 − 6.15 (m, 1H), 4.84 − 4.66 (m, 1H), 3.13 − 3.03 (m, 2H), 1.38 − 1.33 (m, 3H), 1.05 − 1.00 (m, 3H). ES/MS 488.2(M+H);
【化75】
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【0290】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5,8−ジクロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物48):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.65 (s, 0.5H), 8.60 (s, 0.5H), 8.02 − 7.89 (m, 2H), 7.71 − 7.51 (m, 4H), 7.52 − 7.23 (m, 3H), 7.05 − 6.91 (m, 1H), 6.25 − 6.13 (m, 1H), 4.96 − 4.77 (m, 1H), 3.14 − 3.06 (m, 2H), 1.38 − 1.33 (m, 3H), 1.07− 1.00 (m, 3H). ES/MS 538.1(M+H);
【化76】
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【0291】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物49):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.66 (s, 0.5H), 8.63 (s, 0.5H), 8.04 (s, 0.5H), 7.97 − 7.92 (m, 1H), 7.91 (s, 0.5H), 7.89 − 7.66 (m, 2H), 7.61 − 7.49 (m, 2H), 7.46 − 7.26 (m, 3H), 7.06 − 6.97 (m, 1H), 6.25 − 6.15 (m, 1H), 4.92 − 4.72 (m, 1H), 3.15 − 3.05 (m, 2H), 1.43 − 1.37 (m, 3H), 1.07 − 1.02 (m, 3H). ES/MS 488.2(M+H);
【化77】
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【0292】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5,8−ジフルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物50):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.66 (s, 0.5H), 8.63 (s, 0.5H), 8.05 (s, 0.5H), 7.93 (s, 0.5H), 7.86 − 7.57 (m, 3H), 7.45 − 7.25 (m, 4H), 7.05 − 6.97 (m, 1H), 6.26 − 6.15 (m, 1H), 4.89 − 4.66 (m, 1H), 3.15 − 3.06 (m, 2H), 1.42 − 1.38 (m, 3H), 1.08 − 1.03 (m, 3H). ES/MS 506.2(M+H);
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【0293】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソ−5−(トリフルオロメチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物51):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.67 (s, 0.5H), 8.64 (s, 0.5H), 8.05 (s, 0.5H), 8.01 − 7.93 (m, 3H), 7.91 − 7.82 (m, 1H), 7.72 (br s, 1H), 7.63 − 7.59 (m, 0.5H), 7.50 − 7.26 (m, 2H), 7.07 − 6.97 (m, 1H), 6.26 − 6.17 (m, 1H), 4.91 − 4.68 (m, 1H), 3.15 − 3.05 (m, 2H), 1.44 − 1.38 (m, 3H), 1.07 − 1.02 (m, 3H). ES/MS 538.2(M+H);
【化79】
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【0294】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物52):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.67 (s, 0.5H), 8.64 (s, 0.5H), 8.15 − 8.11 (m, 1H), 8.07 (s, 0.5H), 7.95 (s, 0.5H), 7.90 − 7.66 (m, 3H), 7.62 − 7.26 (m, 5H), 7.06 − 6.98 (m, 1H), 6.28 − 6.16 (m, 1H), 4.93 − 4.73 (m, 1H), 3.16 − 3.05 (m, 2H), 1.43 − 1.37 (m, 3H), 1.08 − 1.02 (m, 3H). ES/MS 470.2(M+H);
【化80】
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【0295】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物53):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.65 (s, 0.5H), 8.62 (s, 0.5H), 8.04 (s, 0.5H), 7.92 (s, 0.5H), 7.85 − 7.56 (m, 5H), 7.45 − 7.25 (m, 3H), 7.06 − 6.96 (m, 1H), 6.25 − 6.16 (m, 1H), 4.91 − 4.72 (m, 1H), 3.15 − 3.05 (m, 2H), 1.42 − 1.37 (m, 3H), 1.08 − 1.01 (m, 3H). ES/MS 488.2(M+H);
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0296】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−7−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物54):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8 8.65 (s, 0.5H), 8.62 (s, 0.5H), 8.22 − 8.15 (m, 1H), 8.06 − 7.56 (m, 3H), 7.50 − 7.25 (m, 5H), 7.05 − 6.98 (m, 1H), 6.25 − 6.16 (m, 1H), 4.89 − 4.66 (m, 1H), 3.17 − 3.04 (m, 3H), 1.42 − 1.37 (m, 3H), 1.08 − 1.01 (m, 3H). ES/MS 488.2(M+H
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0297】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−メチル−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物55):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.66 (s, 0.5H), 8.63 (s, 0.5H), 8.07 (s, 0.5H), 7.96 (s, 0.5H), 7.93 − 7.65 (m, 2H), 7.60 − 7.26 (m, 6H), 7.03 − 6.97 (m, 1H), 6.26 − 6.15 (m, 1H), 4.88 − 4.68 (m, 1H), 3.14 − 3.04 (m, 2H), 2.72 (s, 3H), 1.40 − 1.36 (m, 3H), 1.08 − 1.02 (m, 3H). ES/MS 484.2(M+H);
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0298】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−メトキシ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物56):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.63 (s, 0.5H), 8.60 (s, 0.5H), 8.07 (s, 0.5H), 7.95 (s, 0.5H), 7.76 − 7.68 (m, 2H), 7.54 − 7.26 (m, 5H), 7.21 − 7.15 (m, 1H), 7.08 − 7.01 (m, 1H), 6.98 − 6.93 (m, 1H), 6.27 − 6.16 (m, 1H), 4.85 − 4.64 (m, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.17 − 3.05 (m, 2H), 1.38 − 1.33 (m, 3H), 1.08 − 1.02 (m, 3H). ES/MS 500.2(M+H);
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
【0299】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物57):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.51 (s, 0.5H), 8.37 (s, 0.5H), 7.83 − 7.47 (m, 5H), 7.27 − 6.72 (m, 4H), 6.18 − 6.03 (m, 1H), 5.81 − 5.57 (m, 1H), 3.16 − 3.01 (m, 5H), 1.43 − 1.37 (m, 3H), 1.06 − 1.00 (m, 3H). ES/MS 518.1(M+H);
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0300】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−4−クロロフェニル)−3−エチルウレア(化合物58):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.67 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.94 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.81 − 7.75 (m, 1H), 7.64 (dd, J = 8.2, 1.2 Hz, 1H), 7.59 (dd, J = 7.8, 1.2 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.38 (dd, J = 8.9, 2.6 Hz, 1H), 7.32 (br s, 2H), 6.21 − 6.16 (m, 1H), 4.84 − 4.75 (m, 1H), 3.07 (p, J = 7.1 Hz, 2H), 1.36 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.02 (t, J = 7.2 Hz, 3H). ES/MS 552.1(M+H);
【化86】
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【0301】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−4−クロロフェニル)−3−エチルウレア(化合物59):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.75 (s, 1H), 7.84 − 7.78 (m, 1H), 7.76 (d, J = 0.5Hz, 1H), 7.73 (d, J = 2.5Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.69 (dd, J = 8.2, 1.2 Hz, 1H), 7.61 (dd, J = 7.8, 1.2 Hz, 1H), 7.42 (br s, 2H), 7.34 (dd, J = 8.8, 2.5Hz, 1H), 7.27 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.28 (br s, 1H), 5.18 − 5.09 (m, 1H), 3.14 − 3.05 (m, 2H), 1.41 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.04 (t, J = 7.2 Hz, 3H). ES/MS 552.1(M+H);
【化87】
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【0302】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−4−メチルフェニル)−3−エチルウレア(化合物60):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.49 (s, 1H), 7.80 − 7.74 (m, 2H), 7.65 (dd, J = 8.2, 1.2 Hz, 1H), 7.57 (dd, J = 7.8, 1.2 Hz, 1H), 7.48 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.38 (br s, 2H), 7.19 (dd, J = 8.3, 2.2 Hz, 1H), 7.07 (dd, J = 8.4, 0.9 Hz, 1H), 6.15 (br s, 1H), 5.04 − 4.95 (m, 1H), 3.12 − 3.02 (m, 2H), 1.96 (s, 3H), 1.41 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.02 (t, J = 7.2 Hz, 3H). ES/MS 518.1(M+H);
【化88】
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【0303】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−4−メチルフェニル)−3−エチルウレア(化合物61):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.41 (s, 1H), 7.98 (d, J = 1.1 Hz, 1H), 7.80 − 7.72 (m, 2H), 7.70 − 7.68 (m, 1H), 7.62 (dt, J = 8.2, 1.3 Hz, 1H), 7.57 (dt, J = 7.8, 1.3 Hz, 1H), 7.39 (br s, 2H), 7.30 (dt, J = 8.3, 1.5Hz, 1H), 7.23 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.13 − 6.05 (m, 1H), 4.89 − 4.77 (m, 1H), 3.10 − 3.00 (m, 3H), 1.94 (s, 3H), 1.26 (d, J = 6.8, 3H), 1.04 − 0.98 (m, 3H). ES/MS 518.1(M+H);
【化89】
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【0304】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物62):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.59 (s, 0.5H), 8.56 (s, 0.5H), 7.98 (s, 0.5H), 7.86 (s, 0.5H), 7.78 − 7.73 (m, 1H), 7.69 − 7.45 (m, 3H), 7.40 − 7.18 (m, 4H), 6.99 − 6.90 (m, 1H), 6.19 − 6.09 (m, 1H), 4.83 − 4.57 (m, 1H), 3.10 − 2.96 (m, 2H), 1.35 − 1.29 (m, 3H), 1.02 − 0.96 (m, 3H). ES/MS 522.1(M+H);
【化90】
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【0305】
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物63):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.72 − 8.60 (m, 1H), 8.47 − 8.33 (m, 2H), 7.95 (s, 0.5H), 7.73 − 7.65 (m, 1.5H), 7.60 − 7.52 (m, 1H), 7.44 − 7.25 (m, 2H), 7.15 − 7.05 (m, 1H), 6.28 − 6.15 (m, 1H), 4.95 − 4.84 (m, 1H), 3.16 − 3.04 (m, 2H), 1.54 − 1.50 (m, 3H), 1.08 − 1.02 (m, 3H). ES/MS 522.1(M+H);
【化91】
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【0306】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5,8−ジクロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア(化合物64):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.77 (s, 1H), 8.07 (s, 0.5H), 7.99 − 7.92 (m, 1.5H), 7.77 − 7.52 (m, 2H), 7.45 − 7.23 (m, 2H), 7.06 − 6.91 (m, 1H), 6.29 (br s, 1H), 4.97 − 4.80 (m, 1H), 3.51 − 3.40 (m, 2H), 3.17 − 3.09 (m, 2H), 1.69 − 1.50 (m, 2H), 1.41 − 1.35 (m, 3H). ES/MS 568.1(M+H);
【化92】
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【0307】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−8−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア(化合物65):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.78 (s, 1H), 8.12 − 7.93 (m, 3H), 7.84 (br s, 1H), 7.73 − 7.48 (m, 3H), 7.45 − 7.23 (m, 2H), 7.06 − 6.92 (m, 1H), 6.29 (br s, 1H), 5.02 − 4.85 (m, 1H), 3.51 − 3.39 (m, 2H), 3.17 − 3.08 (m, 2H), 1.70 − 1.50 (m, 2H), 1.43 − 1.38 (m, 3H). ES/MS 534.1(M+H);
【化93】
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【0308】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア(化合物66):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.74 (s, 0.5H), 8.08 (s, 0.5H), 7.95 (d, J = 1.3 Hz, 0.5H), 7.80 (s, 0.5H), 7.74 − 7.69 (m, 1H), 7.62 − 7.40 (m, 3H), 7.40 − 7.25 (m, 2H), 7.06 − 6.96 (m, 1H), 4.89 − 4.67 (m, 1H), 3.53 − 3.42 (m, 2H), 3.18 − 3.11 (m, 2H), 1.70 − 1.54 (m, 2H), 1.42 − 1.36 (m, 3H). ES/MS 552.1(M+H);
【化94】
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【0309】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5,8−ジフルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア(化合物67):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.78 (br s, 0.5H), 8.41 (s, 0.5H), 8.17 − 8.08 (m, 1.5H), 7.98 (br s, 0.5H), 7.80 − 7.72 (m, 2H), 7.68 − 7.47 (m, 2H), 7.42 − 7.25 (m, 3H), 7.06 − 6.96 (m, 1H), 6.30 (br s, 1H), 4.90 − 4.70 (m, 1H), 3.52 − 3.40 (m, 2H), 3.17 − 3.11 (m, 2H), 1.71 − 1.53 (m, 2H), 1.42 − 1.36 (m, 3H). ES/MS 536.1(M+H);
【化95】
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【0310】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア(化合物68):H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.79 (s, 0.5H), 8.41 (s, 0.5H), 8.14 (br s, 1H), 8.01 − 7.90 (m, 1H), 7.82 − 7.47 (m, 3H), 7.42 − 7.25 (m, 2H), 7.06 − 6.96 (m, 1H), 6.31 (br s, 1H), 4.95 − 4.75 (m, 1H), 3.50 − 3.42 (m, 2H), 3.17 − 3.11 (m, 2H), 1.71 − 1.52 (m, 2H), 1.46 − 1.38 (m, 3H). ES/MS 518.1(M+H);
【化96】
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【0311】
(S)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−(イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物71)。H NMR (400 MHz, DMSO)δ 9.09 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 8.97 (d, J = 8 Hz, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.51 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.05 − 8.01 (m, 3H), 7.87 (t, J = 2.0, 2.0 Hz, 1H), 7.72 (td, J = 8.0, 8.0, 6.6 Hz, 2H), 7.60 (m, 3H), 7.59 − 7.50 (m, 3H), 7.40 − 7.30 (m, 3H), 7.17 (t, J = 8.0, 8.0 Hz, 1H), 7.03 (m, 1H), 6.20 (s, 1H), 6.13 (s, 1H), 4.91 (q, J = 6.7 Hz, 2H), 4.81 (q, J = 6.7 Hz, 2H), 3.08 (m, 2H), 1.48 (m, 6H), 1.04 (m, 6H). ES/MS 504.2(M+H)。
【化97】
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【0312】
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルアミノ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物72)。H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.28 (s, 1H), 9.25 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.53 (d, J = 6.7 Hz, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.74 − 7.67 (m, 2H), 7.62 − 7.59 (m, 1H), 7.57 (d, J = 1.1 Hz, 1H), 7.56 − 7.50 (m, 3H), 7.36 − 7.26 (m, 3H), 7.17 (t, J = 8.0, 8.0 Hz, 1H), 7.03 (t, J = 9.0, 9.0 Hz, 1H), 6.20 (s, 1H), 6.08 (s, 1H), 4.90 (m, 4H), 3.06 (m, 4H), 1.48 (m, 6H), 1.04 (m, 6H). ES/MS 521.2(M+H)。
【化98】
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【0313】
1−(3−(2−((2S,4S)−1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物73)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.66 (d, J = 5.4 Hz, 2H), 8.02 (d, J = 11.2 Hz, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.67 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.50 (ddd, J = 12.1, 10.0, 7.9 Hz, 3H), 7.39 (dt, J = 13.9, 7.3 Hz, 2H), 7.17 − 6.99 (m, 1H), 6.21 (m, 2H), 5.58 − 5.20 (m, 1H), 4.92 (m, J = 37.4 Hz, 1H), 4.50 − 3.93 (m, 2H), 3.09 (dd, J = 11.1, 5.7 Hz, 2H), 2.42 − 2.13 (m, 2H), 1.03 (q, J = 7.2 Hz, 3H). ES/MS 548.2(M + H)。
【化99】
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(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(5−(tert−ブチル)イソオキサゾール−3−イル)ウレア(化合物74)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.59 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.95 (d, J = 35.9 Hz, 1H), 7.94 (d, J = 19.9 Hz, 1H), 7.80 − 7.69 (m, 2H), 7.69 − 7.59 (m, 2H), 7.56 (ddd, J = 7.9, 3.2, 1.2 Hz, 1H), 7.53 − 7.47 (m, 1H), 7.47 − 7.39 (m, 1H), 7.40 − 7.28 (m, 2H), 7.13 (ddt, J = 16.8, 7.9, 1.3 Hz, 1H), 6.48 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 4.80 (dq, J = 35.7, 6.8 Hz, 1H), 1.37 (dd, J = 6.7, 2.8 Hz, 3H), 1.27 (d, J = 1.2 Hz, 9H). ES/MS 599.2(M + H)。
【化100】
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【0314】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ウレア(化合物75)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.65 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.96 (d, J = 36.0 Hz, 1H), 7.86 (t, J = 2.1 Hz, 1H), 7.83 − 7.65 (m, 2H), 7.66 − 7.48 (m, 2H), 7.49 − 7.23 (m, 4H), 7.15 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 7.05 (ddt, J = 12.5, 7.4, 1.5 Hz, 1H), 4.73 (dq, J = 57.5, 6.8 Hz, 1H), 1.36 (dd, J = 6.8, 4.2 Hz, 3H), 1.27 − 1.17 (m, 2H), 1.13 (d, J = 5.6 Hz, 2H). ES/MS 584.2(M + H)。
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
【0315】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,2−トリフルオロエチル)ウレア(化合物76)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.93 (d, J = 18.4 Hz, 1H), 7.95 (d, J = 32.1 Hz, 1H), 7.85 − 7.67 (m, 2H), 7.69 − 7.48 (m, 3H), 7.49 − 7.20 (m, 3H), 7.13 − 6.99 (m, 1H), 6.83 (dt, J = 13.7, 6.5 Hz, 1H), 4.74 (dt, J = 53.3, 6.7 Hz, 1H), 4.02 − 3.77 (m, 2H), 1.36 (dd, J = 6.8, 4.5 Hz, 3H). ES/MS 558.2(M + H)。
【化102】
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【0316】
(S)−1−(5−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−フルオロフェニル)−3−イソプロピルウレア(化合物77)。H NMR (400 MHz, メタノール−d) δ 8.36 − 7.97 (m, 2H), 7.71 (td, J = 8.0, 3.0 Hz, 1H), 7.65 (ddd, J = 8.2, 3.8, 1.3 Hz, 1H), 7.52 (ddd, J = 7.7, 2.4, 1.4 Hz, 1H), 7.31 (ddd, J = 13.1, 10.7, 8.6 Hz, 1H), 7.16 (dddd, J = 24.1, 8.6, 4.2, 2.6 Hz, 1H), 5.11 − 4.89 (m, 2H), 1.54 (dd, J = 9.7, 6.8 Hz, 3H), 1.42 − 1.22 (m, 6H). ES/MS 537.2(M + H)。
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【0317】
(S)−1−(5−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−フルオロフェニル)−3−エチルウレア(化合物78)。H NMR (400 MHz, メタノール−d) δ 8.48 − 8.07 (m, 2H), 7.73−7.64 (m, 2H) 7.58 − 7.47 (m, 1H), 7.29 (td, J = 10.9, 8.5 Hz, 1H), 7.17 − 6.95 (m, 1H), 5.05 (m, 1H), 3.24 −3.19 (m, 2H), 1.55 (dd, J = 11.9, 6.8 Hz, 3H), 1.14 (td, J = 7.3, 3.6 Hz, 3H). ES/MS 522.2(M + H)。
【化104】
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【0318】
(S)−N−((3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)カルバモイル)シクロペンタンスルホンアミド(化合物79)。H NMR (400 MHz, メタノール−d) δ 8.13 (d, J = 27.9 Hz, 1H), 8.08 − 7.91 (m, 1H), 7.77 − 7.63 (m, 1H), 7.59 − 7.50 (m, 1H), 7.50 − 7.37 (m, 1H), 7.21 − 7.03 (m, 1H), 5.15 − 4.91 (m, 1H), 4.22 − 3.87 (m, 1H), 2.12 − 1.96 (m, 3H), 1.83 − 1.61 (m, 2H), 1.56 − 1.44 (m, 3H), 1.28 (d, J = 6.2 Hz, 3H). ES/MS 608.2(M + H)。
【化105】
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【0319】
(S)−N−((3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルアミノ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)カルバモイル)シクロペンタンスルホンアミド(化合物80)。H NMR (400 MHz, メタノール−d) δ 9.10 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 8.42 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.38 − 8.28 (m, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.74 − 7.59 (m, 3H), 7.56 − 7.46 (m, 2H), 7.40 (q, J = 8.4 Hz, 1H), 7.36 − 7.27 (m, 1H), 7.26 − 7.14 (m, 1H), 5.30 − 5.07 (m, 1H), 4.20 − 3.96 (m, 1H), 2.07 − 1.99 (m, 4H), 1.78 (dt, J = 12.1, 6.1 Hz, 1H), 1.67 − 1.56 (m, 6H). ES/MS 625.2(M + H)。
【化106】
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(S)−N−((3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)カルバモイル)シクロプロパンスルホンアミド(化合物81)。H NMR (400 MHz, メタノール−d) δ 8.08 − 7.85 (m, 1H), 7.73 − 7.51 (m, 3H), 7.51 − 7.28 (m, 3H), 7.21 − 7.04 (m, 1H), 4.97 (m, 1H), 3.06 − 2.91 (m, 1H), 1.52−1.37 (m, 3H), 1.34 − 1.14 (m, 2H), 1.13 − 1.04 (m, 2H). ES/MS 580.1(M + H)。
【化107】
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【0320】
(S)−1−((1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)−3−(3−(2−(1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピロリジン−2−イル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレア(化合物82)。H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.76 (S, 1H, 副次的な回転異性体), 8.73 (S, 1H, 主要な回転異性体), 7.97 (s, 1H, 主要な回転異性体), 7.92 (s, 1H 副次的な回転異性体), 7.83 (s, 1H, 主要な回転異性体), 7.68 −7.61 (m, 1H), 7.54 − 7.45 (m, 3H), 7.42 −7.35 (m, 2H), 7.00 − 6.96 (m, 1H), 6.27 (q, J = 6Hz, 1H), 4.84 (q, J = 4Hz, 1H), 3.91 − 3.75 (m, 2H), 3.80 − 3.75 (m, 2H), 3.26 − 3.19 (m, 2H), 2.31 − 2.14 (m, 1H), 2.09 − 2.00 (m, 1H), 1.96 −1.85 (m, 2H). ES/MS 588.1(M+H)。
【化108】
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【0321】
(S)−1−(3−(2−(1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピロリジン−2−イル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物83)。H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.61 (s, 1H), 7.98 (s, 1H, 主要な回転異性体), 7.90 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 7.87 (s, 1H, 主要な回転異性体), 7.67 − 7.62 (m, 1H), 7.55 − 7.44 (m, 2H), 7.41 − 7.33 (m, 2H), 7.25 − 7.05 (m, 2H), 6.96 −6.94 (m, 1H, 副次的な回転異性体), 6.19 − 6.14 (m, 1H), 4.68 − 4.58 (m, 1H), 4.02 −3.95 (m, 1H), 3.92 − 3.81 (m, 1H), 3.12 − 3.03 (m, 2H), 2.30 (s, 1H), 2.10 − 1.85 (m, 3H), 1.08 − 0.99 (m, 3H). ES/MS 530.1(M+H)。
【化109】
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【0322】
S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド(化合物84)。H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.01 (s, 1H, 主要な回転異性体), 7.98 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 7.68 − 7.63 (m, 1H), 7.56 − 7.45 (m, 2H), 7.45 − 7.31 (m, 2H), 7.12 (t, J = 8Hz, 1H), 6.98 (d, J = 8Hz, 1H, 副次的な回転異性体), 6.72 (d, J = 8Hz, 1H, 主要な回転異性体), 6.32 − 6.25 (m, 1H), 4.70 − 4.60 (m, 1H), 4.10 − 3.95 (m, 1H), 3.94 − 3.83 (m, 1H), 3.37 − 3.32 (m, 1h), 3.24 (s, 3H, 副次的な回転異性体), 3.23 (s, 3H, 主要な回転異性体), 2.30 − 2.16 (m, 1H), 2.10 − 2.02 (m, 1H), 1.97 − 1.85 (m, 2H). ES/MS 560.2(M+H)。
【化110】
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【0323】
(S)−1−(3−(2−(1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピロリジン−2−イル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(ピリジン−2−イル)ウレア(化合物85)。H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.26 (t, J = 6Hz, 1H), 8.14 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.04 (s, 1H, 主要な回転異性体), 7.97 − 7.94 (m, 1H), 7.75 − 7.60 (m, 2H), 7.52 − 7.38 (m, 4H), 7.27 − 7.10 (m, 3H), 7.00 − 6.95 (m, 1H), 4.70 − 4.60 (m, 1H), 4.05 − 3.95 (m, 1H), 3.91 − 3.87 (m, 1H), 2.30 − 2.15 (m, 1H), 2.10 − 2.01 (m, 1H), 2.00 − 1.83 (m, 2H). ES/MS 579.1(M+H)。
【化111】
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【0324】
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレア(化合物86)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.75 (br, 1H), 8.72 (m, 1H), 8.47 (m, 2H), 8.01 (s, 1H), 7.78 (m, 1H), 7.67 − 7.56 (m, 2H), 7.44 (m, 1H), 7.33 (m, 1H), 7.14 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 5.98 (br, 2H), 4.88 (m, 1H), 1.55 (d, J = 6.7 Hz, 3H). ES/MS 476.1(M+H)。
【化112】
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【0325】
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−メチルウレア(化合物87)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.10 (br, 1H), 8.78 (m, 1H), 8.52 (s, 2H), 7.91 (s, 1H), 7.79 (m, 1H), 7.73 − 7.54 (m, 2H), 7.44 (m, 1H), 7.32 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.12 (m, 1H), 6.18 (m, 1H), 5.00 (m, 1H), 2.71 − 2.62 (d, J = 16 Hz, 3H), 1.56 (d, J = 6.7 Hz, 3H). ES/MS 490.2(M+H)。
【化113】
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【0326】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレア(化合物88)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.74 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 8.05 (s, 0.5H), 7.94 (s, 0.5H), 7.84 (m, 0.5H), 7.67 (d, J = 6.7 Hz, 0.5H), 7.63 (dd, J = 8.2, 1.2 Hz, 0.5H), 7.61 − 7.59 (m, 0.75H), 7.58 (dd, J = 3.3, 1.2 Hz, 1H), 7.56 (dd, J = 1.2, 0.6 Hz, 0.5H), 7.54 (d, J = 1.2 Hz, 0.25H), 7.42 − 7.38 (m, 2H), 7.38 − 7.35 (m, 1H), 7.31 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.05 − 6.99 (m, 1H), 5.95 (br, 3H), 4.83 (p, J = 6.7 Hz, 0.5H), 4.70 (p, J = 6.8 Hz, 0.5H), 1.38 (dd, J = 6.8, 4.0 Hz, 3H). ES/MS 476.1(M+H)。
【化114】
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【0327】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−メチルウレア(化合物89)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.77 (s, 0.5H), 8.72 (s, 0.5H), 8.10 (s, 0.5H), 7.99 (s, 0.5H), 7.89 (br, 0.5H), 7.83 − 7.80 (m, 1H), 7.80 − 7.77 (m, 0.5H), 7.77 − 7.72 (b, 0.5H), 7.68 (d, J = 1.2 Hz, 0.25H), 7.65 (m, 0.5H), 7.64 − 7.61 (m, 1H), 7.60 (dd, J = 2.1, 1.2 Hz, 0.5H), 7.58 (d, J = 1.2 Hz, 0.25H), 7.55 − 7.44 (br, 2.5H), 7.44 − 7.41 (m, 0.5H), 7.41 − 7.36 (m, 0.5H), 7.33 (dd, J = 8.2, 7.6 Hz, 0.5H), 7.08 − 7.02 (m, 1H), 6.15 (bs, 1H), 4.87 (m, 0.5H), 4.76 (m, 0.5H), 2.68 (s, 3H), 1.42 (dd, J = 6.8, 4.1 Hz, 3H). ES/MS 490.2(M+H)。
【化115】
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【0328】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物90)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.70 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 8.14 (s, 0.5H), 8.10 (d, J = 6.5 Hz, 0.5H), 8.03 (s, 0.5H), 7.92 (d, J = 6.7 Hz, 0.5H), 7.86 − 7.76 (m, 1.5H), 7.67 (dd, J = 8.6, 1.2 Hz, 1H), 7.64 − 7.57 (m, 2H), 7.46 − 7.36 (m, 1.5H), 7.33 (t, J = 7.9 Hz, 0.5H), 7.11 − 7.00 (m, 1H), 6.27 (bs, 1H), 5.36 (bs, 1H), 4.89 (m, 0.5H), 4.78 (m, 0.5H), 3.14 (m, 2H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.10 (t, J = 7.2 Hz, 1.5H), 1.09 (t, J = 7.2 Hz, 1.5H). ES/MS 504.1(M+H)。
【化116】
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【0329】
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物91)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.97 (m, 1H), 8.73 (m, 1H), 8.57 − 8.41 (m, 2H), 7.94 (s, 1H), 7.79 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.73 − 7.56 (m, 2H), 7.44 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.12 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 6.30 (m, 1H), 4.93 (m, 1H), 3.07 (m, 2H), 1.56 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 1.09 (m, 3H). ES/MS 504.2(M+H)。
【化117】
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【0330】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−(ピリジン−2−イルエチニル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物92)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.79 (tdd, J = 5.1, 1.7, 1.0 Hz, 1H), 8.79 (bs, 1H), 8.75 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 8.23 (s, 0.5H), 8.18 (s, 0.5H), 8.00 (tdd, J = 7.6, 3.6, 1.8 Hz, 1H), 7.95 − 7.90 (m, 1H), 7.90 − 7.86 (m, 1H), 7.85 (d, J = 1.3 Hz, 0.5H), 7.84 (s, 0.5H), 7.81 (m, 1H), 7.80 − 7.70 (m, 1H), 7.68 (t, J = 2.0 Hz, 1H), 7.65 − 7.61 (m, 1H), 7.53 (dddd, J = 7.4, 4.9, 2.3, 1.4 Hz, 1H), 7.47 − 7.39 (m, 2H), 7.13 − 7.08 (m, 1H), 6.29 (m, 1H), 4.95 − 4.82 (m, 1H), 3.15 (m, 2H), 1.45 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.09 (m, 3H). ES/MS 580.2(M+H)。
【化118】
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【0331】
(S)−1−(3−(2−(1−((4−アミノ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物93)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.23 (br, 1H), 8.99 (s, 1H), 8.79 − 8.72 (m, 1H), 8.20 (br, 1H), 8.16 (t, J = 2.1 Hz, 1H), 7.81 (m, 1H), 7.64 (m, 2H), 7.44 (m, 1H), 7.14 (m, 2H), 6.53 (m, 1H), 4.75 (m, 1H), 3.14 (m, 2H), 2.35 − 2.22 (m, 3H), 1.38 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.09 (td, J = 7.2, 0.8 Hz, 3H). ES/MS 494.1(M+H)。
【化119】
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【0332】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−クロロフェニル)−3−エチルウレア、逆相HPLCで溶出する第1のジアステレオマー、(化合物94)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.30 (dd, J = 8.5, 1.6 Hz, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.91 − 7.86 (m, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.80 − 7.76 (br, 1H), 7.76 (dd, J = 8.2, 1.2 Hz, 1H), 7.67 (dd, J = 7.8, 1.2 Hz, 1H), 7.52 (bs, 2H), 7.46 − 7.40 (m, 1H), 7.35 (dd, J = 7.8, 1.6 Hz, 1H), 7.09 (t, J = 5.3 Hz, 1H), 5.11 (m, 1H), 3.17 (m, 2H), 1.45 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 1.12 (t, J = 7.2 Hz, 3H). ES/MS 538.1(M+H)。
【化120】
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【0333】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−クロロフェニル)−3−エチルウレア、逆相HPLCで溶出する第2のジアステレオマー、(化合物95)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.22 (dd, J = 8.4, 1.6 Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.90 − 7.89 (m, 1H), 7.86 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.85 (m, 1H), 7.75 (dd, J = 8.4, 1.2 Hz, 1H), 7.67 (dd, J = 7.8, 1.2 Hz, 1H), 7.60 − 7.39 (br, 2H), 7.27 (m, 1H), 7.17 (dd, J = 7.9, 1.6 Hz, 1H), 7.07 (m, 1H), 4.92 (m, 1H), 3.25 − 3.13 (m, 2H), 1.42 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 1.12 (t, J = 7.2 Hz, 3H). ES/MS 538.1(M+H)。
【化121】
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【0334】
(S)−2−(3−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)安息香酸(化合物96)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 10.46 (d, J = 10.1 Hz, 1H), 10.09 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 8.39 (dddd, J = 8.5, 5.4, 1.2, 0.4 Hz, 1H), 8.09 (s, 0.5H), 8.02 − 7.97 (m, 2H), 7.94 (bd, J = 6.5 Hz, 0.5H), 7.85 − 7.77 (m, 1.5H), 7.73 (dd, J = 2.1 Hz, 0.5H), 7.67 (m, 0.5H), 7.61 (ddd, J = 7.8, 5.0, 1.2 Hz, 1H), 7.58 − 7.54 (m, 1H), 7.54 − 7.50 (m, 1H), 7.50 − 7.44 (m, 4H), 7.41 (dd, J = 8.0 Hz, 0.5H), 7.17 (dddd, J = 10.9, 7.8, 2.0, 1.2 Hz, 1H), 7.09 (m, 1H), 4.89 (m, 0.5H), 4.79 (m, 0.5H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H). ES/MS 596.1(M+H)。
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
【0335】
(S)−2−(3−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)ベンゼンスルホン酸(化合物97)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.91 (d, J = 10.7 Hz, 1H), 9.42 (s, 0.5H), 9.35 (s, 0.5H), 8.77 (s, 0.5H), 8.44 (d, J = 6.6 Hz, 0.5H), 8.18 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.11 (bs, 1H), 8.05 − 7.92 (m, 1H), 7.89 (bs, 0.5H), 7.82 (td , J = 8.0, 1.2 Hz 1H), 7.74 − 7.67 (m, 2H), 7.63 (ddd, J = 7.8, 1.2, 0.8 Hz, 1H), 7.54 (ddd, J = 8.3, 2.1, 1.0 Hz, 0.5H), 7.53 (br, 2H), 7.45 (t, J = 8.0 Hz, 0.5H), 7.38 (t, J = 8.0 Hz, 0.5H), 7.31 (dddd, J = 8.3, 7.3, 4.2, 1.7 Hz, 1H), 7.22 − 7.16 (m, 0.5H), 7.13 (ddd, J = 7.7, 2.1, 1.1 Hz, 0.5H), 7.07 (ddd, J = 7.8, 2.0, 1.0 Hz, 0.5H), 7.02 (ddd, J = 14.8, 2.8, 1.2 Hz, 0.5H), 7.00 (m, 0.5H), 6.82 − 6.76 (m, 0.5H), 4.97 (m, 1H), 1.48 (d, J = 6.6 Hz, 3H). ES/MS 632.1(M+H)。
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【0336】
(S)−2−(2−(3−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)フェノキシ)酢酸(化合物98)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.65 (s, 0.5H), 9.61 (s, 0.5H), 8.37 (s, 0.5H), 8.34 (s, 0.5H), 8.15 (m, 1H), 8.11 (s, 0.5H), 8.01 (s, 0.5H), 8.00 − 7.96 (br, 0.5H), 7.95 (t, J = 2.1 Hz, 0.5H), 7.81 (m, 1.5H), 7.72 (t, J = 2.0 Hz, 0.5H), 7.67 (m, 1H), 7.62 (dd, J = 4.3, 1.2 Hz, 0.5H), 7.60 (dd, J = 4.3, 1.2 Hz, 0.5H), 7.53 (bs, 2H), 7.49 (m, 1H), 7.45 − 7.37 (m, 2H), 7.16 (dt, J = 7.8, 1.5 Hz, 0.5H), 7.12 (dt, J = 7.0, 1.9 Hz, 0.5H), 6.95 (m, 3H), 4.92 (m, 0.5H), 4.86 (s, 2H), 4.81 (m, 0.5H), 1.44 (d, J = 6.5 Hz, 1.5H). 1.43 (d, J = 6.5 Hz, 1.5H). ES/MS 626.1(M+H)。
【化124】
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【0337】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(化合物99)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.29 (d, J = 13.8 Hz, 1H), 9.09 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 8.06 (dd, J = 8.9, 2.3 Hz, 1H), 7.95 (s, 0.5H), 7.91 (s, 0.5H), 7.82 − 7.74 (m, 1H), 7.70 (td, J = 8.0, 3.6 Hz, 1H), 7.66 − 7.57 (m, 1H), 7.57 − 7.53 (m, 2H), 7.53 − 7.48 (m, 1H), 7.45 (br, 3H), 7.41 − 7.34 (m, 1.5H), 7.30 (t, J = 8.0 Hz, 0.5H), 7.08 (dt, J = 6.5, 2.1 Hz, 0.5H), 7.04 (ddd, J = 7.8, 2.0, 1.1 Hz, 0.5H), 4.80 (m, 0.5H), 4.73 (m, 0.5H), 1.34 (d, J = 6.7 Hz, 1.5H), 1.32 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H). ES/MS 654.1(M+H)。
【化125】
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【0338】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−クロロフェニル)ウレア(化合物100)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.64 (d, J = 11.3 Hz, 1H), 8.43 (d, J = 17.5 Hz, 1H), 8.17 (dt, J = 8.3, 1.3 Hz, 1H), 8.07 (d, J = 1.0 Hz, 0.5H), 8.01 (d, J = 1.0 Hz, 0.5H), 7.98 (d, J = 6.8 Hz, 0.5H), 7.95 (s, 0.5H), 7.87 − 7.77 (m, 1.5H), 7.71 (m, 0.5H), 7.67 (m, 1H), 7.61 (ddt, J = 7.9, 3.6, 1.2 Hz, 1H), 7.57 − 7.45 (m, 3H), 7.33 (dd, J = 8.6, 7.0 Hz, 1H), 7.17 (m, 1H), 7.08 (m, 1H), 4.91 (m, 0.5H), 4.83 (m, 0.5H), 4.09 (bs, 2H), 1.45 (d, J = 6.7 Hz, 1.5H), 1.44 (d, J = 6.7 Hz, 1.5H). ES/MS 586.1(M+H)。
【化126】
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【0339】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(化合物101)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.59 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 8.21 (d, J = 16.8 Hz, 1H), 8.00 (m, 1H), 7.96 − 7.91 (m, 1H), 7.86 (d, J = 6.5 Hz, 0.5H), 7.84 − 7.78 (m, 1H), 7.78 − 7.70 (m, 2.5H), 7.68 (m, 2H), 7.61 (ddd, J = 7.8, 4.5, 1.2 Hz, 1H), 7.57 − 7.47 (m, 2H), 7.46 − 7.38 (m, 2H), 7.34 (m, 1H), 7.19 (ddd, J = 7.7, 2.0, 1.1 Hz, 0.5H), 7.16 (m, 0.5H), 4.90 (m, 0.5H), 4.82 (m, 0.5H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H). ES/MS 621.1(M+H)。
【化127】
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【0340】
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(化合物102)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.66 (s, 0.5H), 9.53 (s, 0.5H), 8.79 (br, 1H), 8.42 (m, 2H), 8.26 (s, 0.5H), 8.15 (s, 0.5H), 8.00 (s, 0.5H), 7.97 (d, J = 8.3 Hz, 0.5H), 7.89 (d, J = 8.3 Hz, 0.5H), 7.83 − 7.71 (m, 2H), 7.71 − 7.56 (m, 4H), 7.52 (m, 1H), 7.45 − 7.30 (m, 2H), 7.25 (m, 1H), 5.00 (m, 1H), 1.57 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.56 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H). ES/MS 620.1(M+H)。
【化128】
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【0341】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,6−ジクロロフェニル)ウレア(化合物103)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.25 (s, 1H), 8.39 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 8.06 (d, J = 0.5 Hz, 0.5H), 8.00 (d, J = 0.5 Hz, 0.5H), 7.94 (m, 0.5H), 7.87 (d, J = 6.4 Hz, 0.5H), 7.80 (m, 0.5H), 7.77 (m, 0.5H), 7.69 − 7.63 (m, 1H), 7.63 − 7.59 (m, 1H), 7.58 (m, 1H), 7.56 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 7.53 − 7.48 (m, 1H), 7.47 (br, 2H), 7.42 − 7.33 (m, 2H), 7.17 (dt, J = 6.6, 2.0 Hz, 0.5H), 7.13 (ddd, J = 7.8, 2.0, 1.0 Hz, 0.5H), 4.88 (m, 0.5H), 4.72 (m, 0.5H), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 3H). ES/MS 620.1(M+H)。
【化129】
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【0342】
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,6−ジクロロフェニル)ウレア(化合物104)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.31 (m, 1H), 9.10 − 8.90 (br, 1H), 8.58 − 8.36 (m, 2H), 8.31 (m, 1H), 8.04 (m, 1H), 7.86 (td, J = 8.0, 1.4 Hz, 0.5H), 7.82 − 7.72 (m, 1H), 7.70 (dt, J = 8.1, 1.1 Hz, 0.5H), 7.67 − 7.50 (m, 3H), 7.50 − 7.43 (m, 0.5H), 7.43 − 7.33 (m, 1.5H), 7.26 (m, 2H), 7.16 − 7.00 (m, 1H), 4.95 (m, 1H), 1.56 (d, J = 6.8 Hz, 3H). ES/MS 620.1(M+H)。
【化130】
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【0343】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,4−ジフルオロフェニル)ウレア(化合物105)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.42 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 8.71 (m, 1H), 8.14 − 8.01 (m, 2.5H), 7.86 (m, 1H), 7.81 (m, 1H), 7.70 − 7.64 (m, 1.5H), 7.61 (ddd, J = 7.8, 4.3, 1.2 Hz, 1H), 7.55 (br, 2H), 7.49 (m, 1H), 7.46 (dd, J = 2.1, 1.2 Hz, 0.5H), 7.41 (d, J = 7.9 Hz, 0.5H), 7.36 (m, 1H), 7.18 (ddd, J = 4.8, 4.1, 2.0 Hz, 0.5H), 7.14 (ddd, J = 7.7, 2.0, 1.2 Hz, 0.5H), 7.08 (m, 1H), 4.90 (m, 0.5H), 4.81 (m, 0.5H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H). ES/MS 588.1(M+H)。
【化131】
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【0344】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−シアノフェニル)ウレア(化合物106)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 12.63 (s, 0.5H), 12.57 (s, 0.5H), 10.75 (br, 0.5H), 10.40 (br, 0.5H), 9.01 (s, 0.5H), 8.93 (s, 0.5H), 8.83 (s, 0.5H), 8.58 − 8.49 (m, 0.5H), 8.43 − 8.35 (m, 0.5H), 8.14 − 8.01 (m, 1H), 8.01 − 7.90 (m, 2H), 7.89 − 7.81 (m, 2H), 7.81 − 7.74 (m, 2H), 7.67 − 7.56 (m, 2H), 7.54 − 7.40 (m, 2H), 7.40 − 7.25 (m, 1.5H), 4.87 (m, 0.5H), 4.81 (m, 0.5H), 1.48 (d, J = 6.9 Hz, 1.5H), 1.41 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H). ES/MS 577.1(M+H)。
【化132】
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【0345】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(o−トリル)ウレア(化合物107)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.27 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.09 (s, 0.5H), 8.08 (s, 0.5H), 8.05 (s, 0.5H), 8.02 (s, 0.5H), 7.96 (t, J = 2.1 Hz, 0.5H), 7.89 − 7.76 (m, 2H), 7.72 (t, J = 2.0 Hz, 0.5H), 7.67 (m, 1H), 7.61 (dddd, J = 7.9, 4.6, 1.2, 0.5 Hz, 1H), 7.53 (br, 2H), 7.51 − 7.36 (m, 2H), 7.24 − 7.18 (m, 1H), 7.18 − 7.10 (m, 2H), 6.99 (td, J = 7.4, 1.3 Hz, 1H), 5.55 (br, 1H), 4.92 (m, 0.5H), 4.82 (m, 0.5H), 2.29 (s, 1.5H), 2.28 (s, 1.5H), 1.45 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H). ES/MS 566.2(M+H)。
【化133】
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【0346】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−クロロフェニル)ウレア(化合物108)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.65 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 8.46 (s, 0.5H), 8.41 (s, 0.5H), 8.18 (dd, J = 8.3, 1.5 Hz, 1H), 8.09 (s, 1H), 8.03 (s, 0.5H), 7.97 − 7.91 (m, 1H), 7.88 (dtd, J = 8.4, 5.2, 2.8 Hz, 1H), 7.72 (t, J = 2.0 Hz, 0.5H), 7.59 (bs, 2H), 7.58 − 7.46 (m, 2H), 7.46 − 7.39 (m, 1H), 7.35 (m, 2H), 7.17 (m, 1H), 7.08 (m, 1H), 4.94 (m, 0.5H), 4.86 (m, 0.5H), 1.45 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H). ES/MS 570.2(M+H)。
【化134】
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【0347】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−メトキシフェニル)ウレア(化合物109)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.56 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 8.34 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 8.15 (ddd, J = 8.0, 5.2, 1.7 Hz, 1H), 8.12 (s, 0.5H), 8.01 (m, 1H), 7.96 (t, J = 2.0 Hz, 1H), 7.88 − 7.81 (m, 1H), 7.81 − 7.78 (m, 0.5H), 7.72 (m, 0.5H), 7.67 (td, J = 8.2, 1.2 Hz, 1H), 7.61 (ddd, J = 7.8, 4.7, 1.2 Hz, 1H), 7.54 (bs, 2H), 7.49 (t, J = 8.0 Hz, 0.5H), 7.45 − 7.37 (m, 1H), 7.16 (m, 0.5H), 7.12 (dt, J = 6.6, 2.1 Hz, 0.5H), 7.06 (dt, J = 8.1, 1.6 Hz, 1H), 6.99 (td, J = 7.7, 1.7 Hz, 1H), 6.92 (tt, J = 7.6, 1.7 Hz, 1H), 4.91 (m, 0.5H), 4.80 (m, 0.5H), 3.92 (s, 1.5H), 3.92 (s, 1.5H), 1.44 (d, J = 6.4 Hz, 1.5H), 1.43 (d, J = 6.4 Hz, 1.5H). ES/MS 582.2(M+H)。
【化135】
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【0348】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(化合物110)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.59 (d, J = 12.4 Hz, 1H), 8.21 (d, J = 17.0 Hz, 1H), 8.02 (d, J = 13.8 Hz, 1H), 7.99 − 7.91 (m, 2H), 7.87 (m, 1.5H), 7.75 − 7.70 (m, 1.5H), 7.67 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.60 − 7.46 (m, 3H), 7.46 − 7.41 (m, 1H), 7.41 − 7.30 (m, 2H), 7.19 (ddd, J = 7.7, 2.0, 1.1 Hz, 0.5H), 7.15 (ddd, J = 7.4, 2.0, 1.3 Hz, 0.5H), 4.92 (m, 0.5H), 4.84 (m, 0.5H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H),), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H). ES/MS 604.2(M+H)。
【化136】
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【0349】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−クロロピリジン−4−イル)ウレア、トリフルオロ酢酸塩(化合物111)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 10.10 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 9.17 (d, J = 18.7 Hz, 1H), 8.81 (m, 1H), 8.52 (m, 2H), 7.99 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 7.93 (t, J = 2.0 Hz, 0.5H), 7.91 − 7.88 (m, 0.5H), 7.86 − 7.79 (m, 1H), 7.79 − 7.75 (m, 0.5H), 7.73 (t, J = 2.0 Hz, 0.5H), 7.71 − 7.67 (m, 1H), 7.64 − 7.60 (m, 1H), 7.56 − 7.47 (m, 2H), 7.46 − 7.39 (m, 1H), 7.26 (ddd, J = 7.8, 2.0, 1.0 Hz, 0.5H), 7.22 (ddd, J = 7.5, 2.0, 1.3 Hz, 0.5H), 6.00 (br, 1H), 4.98 − 4.81 (m, 1H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H). ES/MS 587.1(M+H)。
【化137】
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【0350】
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−クロロピリジン−4−イル)ウレア(化合物112)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 10.09 (s, 0.5H), 9.90 (s, 0.5H), 9.08 (s, 0.5H), 8.91 (s, 1H), 8.90 − 8.75 (br, 1H), 8.80 (s, 0.5H), 8.72 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 8.48 (dd, J = 6.0, 2.0 Hz, 1H), 8.44 (m, 0.5H), 8.40 (s, 1H), 8.31 (d, J = 6.0 Hz, 0.5H), 7.95 (s, 0.5H), 7.81 (m, 1.5H), 7.72 − 7.66 (m, 1H), 7.66 − 7.59 (m, 1H), 7.59 − 7.38 (m, 1H), 7.33 (m, 2H), 5.03 (m, 1H), 1.57 (d, J = 6.8 Hz, 3H). ES/MS 587.0(M+H)。
【化138】
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【0351】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−メトキシウレア(化合物115)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.69 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 9.17 (s, 1H), 9.10 (s, 0.5H), 8.07 (s, 0.5H), 8.05 (t, J = 2.1 Hz, 0.5H), 7.99 (s, 0.5H), 7.95 − 7.89 (m, 0.5H), 7.84 − 7.74 (m, 2H), 7.74 − 7.56 (m, 3.5H), 7.49 (br, 2H), 7.48 (t, J = 8.0 Hz, 0.5H), 7.39 (t, J = 8.1 Hz, 0.5H), 7.17 (m, 1H), 4.86 (m, 0.5H), 4.73 (m, 0.5H), 3.67 (s, 1.5H), 3.65 (s, 1.5H), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.42 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H). ES/MS 506.1(M+H)。
【化139】
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【0352】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(ジメチルアミノ)エチル)ウレア、トリフルオロ酢酸塩(化合物116)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.32 (bs, 1H), 9.17 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.08 (d, J = 1.2 Hz, 0.5H), 7.96 (d, J = 1.2 Hz, 0.5H), 7.91 (m, 0.5H), 7.85 − 7.76 (m, 1.5H), 7.71 − 7.57 (m, 3H), 7.45 (m, 1H), 7.43 − 7.33 (m, 3H), 7.10 (m, 1H), 6.69 (q, J = 5.7 Hz, 1H), 4.86 (m, 0.5H), 4.69 (m, 0.5H), 3.49 (m, 2H), 3.20 (m, 2H), 2.86 (s, 6H), 1.42 (d, J = 6.6 Hz, 3H). ES/MS 547.2(M+H)。
【化140】
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【0353】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシエチル)ウレア(化合物117)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.83 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 8.21 (d, J = 6.6 Hz, 0.5H), 8.14 (s, 0.5H), 8.04 (s, 0.5H), 8.01 (d, J = 6.6 Hz, 0.5H), 7.84 − 7.77 (m, 2H), 7.74 (bs, 1H), 7.68 (d, J = 1.2 Hz, 0.5H), 7.66 (d, J = 1.2 Hz, 0.5H), 7.65 − 7.58 (m, 1.5H), 7.45 − 7.31 (m, 1.5H), 7.11 − 6.99 (m, 1H), 6.35 (bs, 1H), 5.98 (br, 2H), 4.89 (m, 0.5H), 4.79 (m, 0.5H), 3.49 (td, J = 5.8, 1.0 Hz, 2H), 3.20 (m, 2H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H). ES/MS 520.1(M+H)。
【化141】
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【0354】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−フェニルウレア(化合物118)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.97 (m, 1H), 8.87 (s, 0.5H), 8.85 (s, 0.5H), 8.13 (s, 0.5H), 8.02 (s, 0.5H), 7.90 (m, 1H), 7.86 − 7.76 (m, 1H), 7.71 − 7.66 (m, 1H), 7.66 − 7.59 (m, 1H), 7.56 (bs, 2H), 7.52 − 7.37 (m, 4H), 7.32 (m, 2H), 7.16 (m, 0.5H), 7.12 (m, 0.5H), 7.01 (m, 1H), 4.91 (m, 0.5H), 4.80 (m, 0.5H), 4.30 (br, 1H), 1.45 (m, 3H). ES/MS 552.1(M+H)。
【化142】
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(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(ピリジン−3−イル)ウレア、トリフルオロ酢酸塩(化合物119)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 10.10 (m, 1H), 9.77 (m, 1H), 9.09 (m, 1H), 8.50 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 8.34 (m, 1H), 8.05 (s, 0.5H), 7.99 (s, 0.5H), 7.89 (m, 2H), 7.85 − 7.75 (m, 1H), 7.73 (t, J = 2.1 Hz, 0.5H), 7.67 (m, 1H), 7.61 (m, 1H), 7.57 (m, 0.5H), 7.55 − 7.50 (m, 1H), 7.45 (m, 2H), 7.20 (m, 1H), 5.75 (br, 1H), 4.90 (m, 0.5H), 4.80 (m, 0.5H), 1.44 (m, 3H). ES/MS 553.1(M+H)。
【化143】
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【0355】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−イソプロピルウレア(化合物120)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.56 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.99 (m, 1H), 7.89 − 7.82 (m, 1H), 7.82 − 7.77 (m, 1H), 7.65 (m, 1H), 7.62 − 7.58 (m, 1H), 7.55 (br, 2H), 7.45 − 7.29 (m, 2H), 7.05 (m, 1H), 6.17 (dd, J = 13.6, 7.4 Hz, 1H), 4.87 (m, 0.5H), 4.74 (m, 0.5H), 3.78 (m, 1H), 1.43 (dd, J = 6.8, 4.3 Hz, 3H), 1.13 (dd, J = 6.5, 0.9 Hz, 6H). ES/MS 518.2(M+H)。
【化144】
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【0356】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロペンチルウレア(化合物121)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.53 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 8.09 − 7.96 (m, 1H), 7.86 (m, 1H), 7.80 (m, 1H), 7.72 − 7.57 (m, 2H), 7.56 (bs, 2H), 7.50 − 7.27 (m, 2H), 7.05 (m, 1H), 6.32 (dd, J = 13.0, 7.0 Hz, 1H), 4.87 (m, 0.5H), 4.74 (m, 0.5H), 3.96 (p, J = 5.7 Hz, 1H), 1.94 − 1.82 (m, 2H), 1.76 − 1.50 (m, 4H), 1.37 (m, 5H). ES/MS 544.2(M+H)。
【化145】
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【0357】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロヘキシルウレア(化合物122)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.56 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 8.10 (s, 0.5H), 7.99 (s, 0.5H), 7.95 (d, J = 6.5 Hz, 0.5H), 7.86 − 7.76 (m, 2H), 7.70 − 7.57 (m, 2H), 7.57 − 7.47 (br, 2H), 7.46 − 7.29 (m, 2H), 7.05 (m, 1H), 6.22 (m, 1H), 4.87 (m, 0.5H), 4.73 (m, 0.5H), 3.48 (m, 1H), 1.84 (m, 2H), 1.69 (m, 2H), 1.57 (m, 1H), 1.42 (m, 3H), 1.37 − 1.10 (m, 6H). ES/MS 558.2(M+H)。
【化146】
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【0358】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロブチルウレア(化合物123)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.57 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 8.09 (s, 0.5H), 7.98 (s, 0.5H), 7.90 (d, J = 6.4 Hz, 0.5H), 7.85 − 7.74 (m, 2H), 7.69 − 7.61 (m, 1H), 7.59 (m, 1H), 7.46 (br, 2H), 7.41(m, 1H), 7.37 − 7.30 (m, 1H), 7.06 (m, 1H), 6.56 (dd, J = 13.5, 7.9 Hz, 1H), 4.86 (m, 0.5H), 4.73 (m, 0.5H), 4.15 (m, 1H), 2.22 (m, 2H), 1.89 (m, 2H), 1.64 (m, 2H), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.41 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H). ES/MS 530.2(M+H)。
【化147】
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(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(tert−ブチル)ウレア(化合物124)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.50 (s, 1H), 8.13 (s, 0.5H), 7.98 (m, 1H), 7.91 (d, J = 6.4 Hz, 0.5H), 7.80 (m, 1.5H), 7.69 − 7.57 (m, 2H), 7.48 (bs, 2H), 7.41 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.37 − 7.22 (m, 1.5H), 7.12 − 6.96 (m, 1H), 6.13 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 4.88 (m, 0.5H), 4.72 (m, 0.5H), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.42 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.32 (s, 9H). ES/MS 532.2(M+H)。
【化148】
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【0359】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロプロピルウレア(化合物125)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.57 (s, 0.5H), 8.53 (s, 0.5H), 8.10 (s, 0.5H), 7.99 (s, 0.5H), 7.93 (d, J = 6.5 Hz, 0.5H), 7.86 − 7.76 (m, 2H), 7.70 − 7.57 (m, 2.5H), 7.56 − 7.47 (br, 2H), 7.46 − 7.38 (m, 1.5H), 7.34 (t, J = 8.0 Hz, 0.5H), 7.06 (m, 1H), 6.55 (d, J = 10.2 Hz, 1H), 4.87 (m, 0.5H), 4.74 (m, 0.5H), 2.58 (m, 1H), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.41 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 0.67 (m, 2H), 0.45 (m, 2H). ES/MS 516.2(M+H)。
【化149】
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【0360】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−プロピルウレア(化合物126)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.66 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 8.09 (s, 0.5H), 7.98 (s, 0.5H), 7.89 (d, J = 6.5 Hz, 0.5H), 7.85 (m, 0.5H), 7.80 (m, 1H), 7.75 (d, J = 6.4 Hz, 0.5H), 7.68 − 7.58 (m, 2H), 7.46 (br, 2H), 7.44 − 7.37 (m, 1H), 7.33 (t, J = 7.9 Hz, 0.5H), 7.05 (m, 1H), 6.29 (m, 1H), 4.87 (m, 0.5H), 4.73 (m, 0.5H), 3.08 (m, 2H), 1.49 (m, 2H), 1.42 (d, J = 6.8, Hz, 1.5H), 1.41 (d, J = 6.8, Hz, 1.5H), 0.91 (td, J = 7.4, 2.3 Hz, 3H). ES/MS 518.2(M+H)。
【化150】
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【0361】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−フルオロエチル)ウレア(化合物127)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.82 (d, J = 16.3 Hz, 1H), 8.09 (s, 0.5H), 8.00 (s, 0.5H), 7.97 (d, J = 1.2 Hz, 0.5H), 7.84 − 7.76 (m, 2H), 7.66 (dd, J = 8.6, 1.2 Hz, 1H), 7.63 − 7.58 (m, 1H), 7.53 (br, 1.5H), 7.45 − 7.41 (m, 1H), 7.40 (ddd, J = 8.2, 2.0, 1.2 Hz, 0.5H), 7.35 (m, 0.5H), 7.07 (m, 1H), 6.53 (dt, J = 12.0, 5.8 Hz, 1H), 5.25 (br, 1H), 4.88 (m, 0.5H), 4.76 (m, 0.5H), 4.56 (td, J = 5.1, 1.0 Hz, 1H), 4.44 (td, J = 5.0, 1.0 Hz, 1H), 3.43 (m, 2H), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.41 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H). ES/MS 522.1(M+H)。
【化151】
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【0362】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア(化合物128)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.73 (d, J = 12.4 Hz, 1H), 8.14 − 8.07 (m, 0.5H), 8.02 − 7.96 (m, 1H), 7.85 − 7.81 (m, 1H), 7.81 − 7.77 (m, 1H), 7.65 (ddd, J = 9.8, 8.2, 1.2 Hz, 1H), 7.63 − 7.58 (m, 1.5H), 7.55 (br, 2H), 7.45 − 7.38 (m, 1H), 7.38 − 7.29 (m, 1H), 7.05 (m, 1H), 6.29 (m, 1H), 4.87 (m, 0.5H), 4.75 (m, 0.5H), 3.49 (td, J = 6.3, 1.1 Hz, 2H), 3.18 (bs, 2H), 1.63 (m, 2H), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.42 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H). ES/MS 534.2(M+H)。
【化152】
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【0363】
1−(3−(2−((S)−1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシプロピル)ウレア(化合物129)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.81 (d, J = 15.7 Hz, 1H), 8.10 (s, 0.5H), 7.99 (s, 0.5H), 7.95 (d, J = 6.4 Hz, 0.5H), 7.80 (m, 2H), 7.63 (m, 2.5H), 7.51 (br, 2H), 7.42 (m, 1H), 7.40 − 7.30 (m, 1H), 7.05 (m, 1H), 6.31 (m, 1H), 4.87 (m, 0.5H), 4.74 (m, 0.5H), 3.71 (m, 1H), 3.16 (m, 1H), 2.98 (m, 1H), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.42 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.08 (m, 3H). ES/MS 534.2(M+H)。
【化153】
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【0364】
(R)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)−2−(ベンジルオキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア(化合物130)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.74 (s, 0.5H), 8.67 (s, 0.5H), 8.04 (s, 0.5H), 7.93 (s, 0.5H), 7.87 − 7.77 (m, 1.5H), 7.74 (d, J = 6.8 Hz, 0.5H), 7.70 − 7.56 (m, 3H), 7.51 − 7.33 (m, 4H), 7.33 − 7.25 (m, 3H), 7.21 (m, 2H), 6.99 (ddd, J = 7.7, 2.0, 1.1 Hz, 0.5H), 6.91 (dt, J = 7.4, 1.7 Hz, 0.5H), 6.27 (m, 1H), 5.18 (m, 0.5H), 5.04 (m, 0.5H), 4.85 (br, 1H), 4.38 (m, 2H), 3.97 (dd, J = 10.1, 5.6 Hz, 0.5H), 3.86 (m, 1H), 3.78 (m, 0.5H), 3.49 (m, 2H), 3.19 (m, 2H), 1.74 − 1.52 (m, 2H). ES/MS 640.2(M+H)。
【化154】
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【0365】
(R)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)−2−(ベンジルオキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア(化合物131)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.79 (s, 0.5H), 8.66 (s, 0.5H), 8.36 (m, 2H), 7.88 (bs, 0.5H), 7.81 (dd, J = 8.0, 2.9 Hz, 0.5H), 7.79 (dd, J = 8.0, 2.8 Hz, 0.5H), 7.74 (bs, 0.5H), 7.68 − 7.58 (m, 2H), 7.40 (m, 2H), 7.33 − 7.22 (m, 3H), 7.19 (m, 2H), 7.08 (d, J = 7.7 Hz, 0.5H), 6.98 (d, J = 7.5 Hz, 0.5H), 6.33 (m, 0.5H), 6.25 (m, 0.5H), 5.25 (m, 1H), 4.52 − 4.34 (m, 2H), 4.03 (m, 1H), 3.88 (m, 1H), 3.50 (t, J = 6.2 Hz, 2H), 3.18 (m, 2H), 1.62 (m, 2H). ES/MS 640.2(M+H)。
【化155】
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【0366】
(R)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)−2−(ベンジルオキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物132)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.69 (s, 0.5H), 8.63 (s, 0.5H), 8.04 (s, 0.5H), 7.98 (d, J = 6.8 Hz, 0.5H), 7.93 (s, 0.5H), 7.81 − 7.75 (m, 2H), 7.67 − 7.55 (m, 2H), 7.58 (br, 1H), 7.52 (br, 1H), 7.38 − 7.32 (m, 1.5H), 7.31 − 7.21 (m, 3H), 7.17 (m, 2H), 6.96 (m, 0.5H), 6.90 (m, 0.5H), 6.21 (m, 1H), 5.15 (m, 0.5H), 5.02 (m, 0.5H), 4.51 − 4.24 (m, 2H), 4.00 − 3.70 (m, 2H), 3.18 − 3.05 (m, 2H), 1.05 (td, J = 7.2, 1.1 Hz, 3H). ES/MS 610.2(M+H)。
【化156】
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【0367】
(R)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)−2−(ベンジルオキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物133)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.74 (s, 0.5H), 8.62 (s, 0.5H), 8.37 (m, 2H), 7.89 (s, 0.5H), 7.81 (dd, J = 8.0, 2.3 Hz, 0.5H), 7.79 (dd, J = 8.0, 2.3 Hz, 0.5H), 7.74 (br, 0.5H), 7.63 (m, 2H), 7.39 (m, 2H), 7.33 − 7.22 (m, 3H), 7.19 (dt, J = 8.2, 3.4 Hz, 2H), 7.08 (d, J = 7.7 Hz, 0.5H), 6.99 (d, J = 7.6 Hz, 0.5H), 6.29 (m, 0.5H), 6.19 (m, 0.5H), 5.26 (m, 1H), 4.49 − 4.36 (m, 2H), 4.04 (m, 1H), 3.88 (m 1H), 3.14 (m, 2H), 1.09 (m, 3H). ES/MS 610.2(M+H)。
【化157】
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【0368】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−メトキシプロピル)ウレア(化合物134)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.73 (s, 0.5H), 8.69 (s, 0.5H), 8.10 (s, 0.5H), 7.99 (s, 0.5H), 7.92 (d, J = 6.4 Hz, 0.5H), 7.84 (m, 0.5H), 7.83 − 7.76 (m, 1.5H), 7.68 − 7.62 (m, 1H), 7.62 − 7.57 (m, 1H), 7.47 (br, 2H), 7.41 (m, 1.5H), 7.37 − 7.30 (m, 1H), 7.05 (m, 1H), 6.29 (m, 1H), 4.87 (m, 0.5H), 4.74 (m, 0.5H), 3.40 (td, J = 6.3, 1.9 Hz, 2H), 3.27 (s, 1.5H), 3.27 (s, 1.5H), 3.18 (m, 2H), 1.70 (pd, J = 6.2, 1.6 Hz, 2H), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.42 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H). ES/MS 548.2(M+H)。
【化158】
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【0369】
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−メトキシプロピル)ウレア(化合物135)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.98 (br, 1H), 8.81 (s, 0.5H), 8.70 (s, 0.5H), 8.52 − 8.44 (m, 2H), 7.95 (s, 0.5H), 7.78 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.69 (s, 0.5H), 7.64 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.60 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.44 (t, J = 8.4 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.13 (t, J = 8.3 Hz, 1H), 6.37 (s, 0.5H), 6.29 (s, 0.5H), 4.96 (m, 1H), 3.40 (td, J = 6.3, 3.6 Hz, 2H), 3.28 (s, 1.5H), 3.27 (s, 1.5H), 3.17 (m, 2H), 1.70 (m, 2H), 1.55 (d, J = 6.8 Hz, 3H). ES/MS 548.2(M+H)。
【化159】
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【0370】
(S)−4−アミノ−6−((1−(5−クロロ−3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)アミノ)ピリミジン−5−カルボン酸(化合物136)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 10.15 (br, 0.5H), 9.94 (br, 0.5H), 8.78 (d, J = 11.2 Hz, 1H), 8.22 (br, 1H), 8.21 (d, J = 6.7 Hz, 1H), 7.83 (m, 1H), 7.78 (m, 0.5H), 7.69 (m, 0.5H), 7.66 (d, J = 1.2 Hz, 0.5H), 7.65 − 7.60 (m, 1.5H), 7.52 − 7.41 (m, 2H), 7.13 − 7.09 (m, 0.5H), 7.07 (ddd, J = 7.4, 2.1, 1.3 Hz, 0.5H), 6.30 (m, 1H), 4.97 (m, 0.5H), 4.90 (m, 0.5H), 3.15 (m, 2H), 1.43 (d, J = 6.6 Hz, 1.5H), 1.42 (d, J = 6.6 Hz, 1.5H), 1.09 (td, J = 7.2, 2.7 Hz, 3H). ES/MS 523.1(M+H)。
【化160】
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【0371】
(S)−3−(3−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)プロパン酸(化合物137)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.83 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 8.11 (s, 0.5H), 7.99 (s, 0.5H), 7.98 (d, J = 6.4 Hz, 0.5H), 7.84 − 7.77 (m, 2H), 7.65 (ddd, J = 9.6, 8.2, 1.2 Hz, 1H), 7.63 − 7.58 (m, 2H), 7.53 (br, 2H), 7.45 − 7.37 (m, 1H), 7.37 − 7.31 (m, 1H), 7.09 − 7.02 (m, 1H), 6.37 (m, 1H), 4.87 (m, 0.5H), 4.75 (m, 0.5H), 3.33 (m, 2H), 2.46 (m, 2H), 1.42 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.41 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H). ES/MS 548.1(M+H)。
【化161】
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【0372】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ウレア(化合物138)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.96 (s, 0.5H), 8.88 (s, 0.5H), 8.43 (br, 0.5H), 8.26 (s, 0.5H), 8.19 (d, J = 6.6, 0.5H), 8.09 (s, 0.5H), 7.91 (t, J = 2.1 Hz, 1H), 7.85 (br, 2H), 7.81 (m, 1H), 7.69 − 7.58 (m, 2H), 7.40 (t, J = 8.0 Hz, 0.5H), 7.35 − 7.26 (m, 1.5H), 7.05 (ddd, J = 7.7, 2.0, 1.0 Hz, 0.5H), 7.00 (dt, J = 7.1, 1.9 Hz, 0.5H), 6.17 (bs, 1H), 4.92 (m, 0.5H), 4.83 (bs, 1H), 4.79 (m, 0.5H), 3.41 (m, 2H), 1.44 (d, J = 6.7 Hz, 1.5H), 1.43 (d, J = 6.7 Hz, 1.5H), 1.26 (s, 6H). ES/MS 548.2(M+H)。
【化162】
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【0373】
(S)−2−(3−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)−2−メチルプロパン酸(化合物139)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.11 (s, 0.5H), 8.95 (s, 0.5H), 8.46 (br, 0.5H), 8.29 (s, 0.5H), 8.28 (br, 0.5H), 8.10 (s, 0.5H), 7.89 (bs, 2H), 7.81 (m, 2H), 7.73 − 7.51 (m, 3H), 7.45 − 7.37 (m, 1H), 7.33 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 7.08 (m, 0.5H), 7.03 (m, 0.5H), 6.78 (m, 1H), 4.92 (m, 0.5H), 4.79 (m, 0.5H), 1.46 (m, 9H). ES/MS 562.2(M+H)。
【化163】
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【0374】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(4−ヒドロキシ−2−メチルブタン−2−イル)ウレア(化合物140)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.07 (s, 0.5H), 8.89 (s, 0.5H), 8.68 (br, 0.5H), 8.43 (br, 0.5H), 8.38 (s, 0.5H), 8.14 (s, 0.5H), 8.04 (br, 2H), 7.89 − 7.82 (m, 1H), 7.82 − 7.77 (m, 1H), 7.72 − 7.57 (m, 2H), 7.46 − 7.33 (m, 1H), 7.33 − 7.29 (m, 1H), 7.04 (ddd, J = 7.5, 2.0, 1.3 Hz, 0.5H), 6.99 (m, 0.5H), 6.37 (bs, 1H), 5.00 − 4.76 (m, 1H), 3.54 (m, 2H), 1.85 (m, 2H), 1.45 (d, J = 6.6 Hz, 1.5H), 1.44 (d, J = 6.6 Hz, 1.5H), 1.34 − 1.27 (m, 6H). ES/MS 562.2(M+H)。
【化164】
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【0375】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)ウレア(化合物141)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.14 (s, 0.5H), 9.01 (s, 0.5H), 8.50 (br, 0.5H), 8.30 (s, 0.5H), 8.23 (d, J = 6.6 Hz, 0.5H), 8.09 (s, 0.5H), 7.90 (br, 2H), 7.83 − 7.77 (m, 1H), 7.66 (ddd, J = 10.5, 8.2, 1.2 Hz, 1H), 7.63 − 7.58 (m, 2H), 7.42 (m, 1H), 7.36 (m, 1H), 7.10 − 7.04 (m, 0.5H), 7.02 (dt, J = 7.5, 1.8 Hz, 0.5H), 6.49 (m, 1H), 4.91 (m, 0.5H), 4.80 (m, 0.5H), 4.70 (br, 1H), 3.16 (d, J = 1.8 Hz, 2H), 3.00 (m, 2H), 1.45 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 0.83 (s, 6H). ES/MS 562.2(M+H)。
【化165】
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【0376】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ウレア(化合物142)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.01 (s, 0.5H), 8.93 (s, 0.5H), 8.38 (s, 0.5H), 8.27 (s, 0.5H), 8.15 (d, J = 6.6 Hz, 0.5H), 8.07 (s, 0.5H), 7.93 − 7.72 (m, 3H), 7.69 − 7.58 (m, 2H), 7.48 − 7.29 (m, 2H), 7.05 (ddd, J = 7.4, 2.0, 1.3 Hz, 0.5H), 7.02 (ddd, J = 7.6, 2.1, 1.3 Hz, 0.5H), 6.34 (br, 1H), 4.91 (m, 0.5H), 4.79 (m, 0.5H), 4.50 (br, 2H), 3.21 (td, J = 7.2, 2.4 Hz, 2H), 1.58 (m, 2H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.43 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H),1.15 (s, 6H). ES/MS 562.2(M+H)。
【化166】
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【0377】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)ウレア(化合物143)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 10.44 (s, 0.5H), 10.24 (s, 0.5H), 8.79 (d, J = 6.3 Hz, 0.5H), 8.69 (s, 0.5H), 8.62 (s, 0.5H), 8.48 (s, 0.5H), 8.45 (d, J = 7.1 Hz, 0.5H), 8.20 (dd, J = 12.0, 2.0 Hz, 0.5H), 8.18 (dd, J = 12.4, 2.0 Hz, 0.5H), 8.15 (s, 0.5H), 8.13 − 7.95 (br, 2H), 7.87 (t, J = 2.0 Hz, 0.5H), 7.82 (m, 1H), 7.74 (t, J = 2.0 Hz, 0.5H), 7.69 (dd, J = 8.2, 1.2 Hz, 0.5H), 7.67 − 7.65 (m, 0.5H), 7.66 (dd, J = 8.2, 1.2 Hz, 0.5H), 7.64 − 7.59 (m, 1H), 7.50 (m, 0.5H), 7.49 (t, J = 8.0 Hz, 0.5H), 7.40 (t, J = 8.0 Hz, 0.5H), 7.15 (ddd, J = 7.8, 2.0, 1.0 Hz, 0.5H), 7.09 (ddd, J = 7.8, 2.1, 1.1 Hz, 0.5H), 7.04 − 6.96 (m, 1H), 6.96 − 6.87 (m, 2H), 4.98 (m, 0.5H), 4.84 (m, 0.5H), 4.22 (br, 1H), 4.07 (t, J = 4.2 Hz, 1H), 4.04 (t, J = 4.2 Hz, 1H), 3.83 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 1.48 (d, J = 6.7 Hz, 1.5H), 1.47 (d, J = 6.7 Hz, 1.5H). ES/MS 612.2(M+H)。
【化167】
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【0378】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(メチルスルホニル)フェニル)ウレア(化合物144)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 10.15 (s, 0.5H), 10.10 (s, 0.5H), 8.71 (s, 0.5H), 8.64 (s, 0.5H), 8.17 (dd, J = 13.4, 1.1 Hz, 0.5H), 8.14 (dd, J = 13.4, 1.1 Hz, 0.5H), 8.04 (s, 0.5H), 8.01 (s, 0.5H), 8.00 − 7.95 (m, 0.5H), 7.95 − 7.92 (m, 0.5H), 7.90 (t, J = 1.8 Hz, 0.5H), 7.88 (t, J = 1.8 Hz, 0.5H), 7.84 − 7.78 (m, 1H), 7.75 − 7.70 (m, 1H), 7.70 − 7.65 (m, 1H), 7.62 (dd, J = 3.0, 1.2 Hz, 0.5H), 7.60 (dd, J = 3.0, 1.2 Hz, 0.5H), 7.55 − 7.39 (m, 4H), 7.33 (ddt, J = 8.2, 7.4, 1.0 Hz, 1H), 7.18 (m, 1H), 4.88 (m, 1H), 3.32 (s, 1.5H), 3.29 (s, 1.5H), 1.45 (d, J = 6.7, 1.5H), 1.44 (d, J = 6.7, 1.5H). ES/MS 630.2(M+H)。
【化168】
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【0379】
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(メチルスルホニル)フェニル)ウレア(化合物145)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 10.18 (s, 0.5H), 10.02 (s, 0.5H), 9.02 (br, 0.5H), 8.84 (br, 0.5H), 8.73 (s, 0.5H), 8.60 (s, 0.5H), 8.46 (m, 2H), 8.17 (dd, J = 8.4, 1.1 Hz, 0.5H), 8.05 (d, J = 8.5 Hz, 0.5H), 7.96 (s, 0.5H), 7.90 (dd, J = 7.6, 1.2 Hz, 0.5H), 7.90 (dd, J = 8.0, 1.2 Hz, 0.5H), 7.86 − 7.76 (m, 1.5H), 7.72 (m, 1H), 7.70 − 7.58 (m, 2H), 7.53 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.36 (dd, J = 2.5, 1.2 Hz, 0.5H), 7.34 (m, 1H), 7.32 (dd, J = 2.5, 1.2 Hz, 0.5H), 7.26 (m, 1H), 5.03 (m, 1H), 3.33 (s, 1.5H), 3.31 (s, 1.5H), 1.58 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H), 1.57 (d, J = 6.8 Hz, 1.5H). ES/MS 630.1(M+H)。
【化169】
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【0380】
(S)−3−(2−(((6−アミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)(シクロプロピル)メチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−5−フルオロベンズアミド(化合物160)。H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.03 (d, J = 45.4 Hz, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.76 − 7.70 (m, 3H), 7.70 − 7.66 (m, 1H), 7.63 (dd, J = 7.8, 1.2 Hz, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.36 (dt, J = 9.0, 2.2 Hz, 1H), 7.31 (s, 1H), 7.18 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 4.50 (dt, J = 14.9, 8.1 Hz, 1H), 1.53 (dddt, J = 14.0, 8.0, 5.5, 3.0 Hz, 1H), 0.62 − 0.49 (m, 1H), 0.44 (dtt, J = 8.7, 5.5, 2.8 Hz, 1H), 0.39 − 0.28 (m, 1H), 0.18 (ddt, J = 20.5, 9.7, 5.0 Hz, 1H).
【化170】
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【0381】
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−5−フルオロベンズアミド(化合物161)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.27 (s, 1H), 8.11 − 8.00 (m, 1H), 7.97 (dt, J = 9.4, 2.0 Hz, 1H), 7.87 − 7.73 (m, 3H), 7.71 − 7.57 (m, 2H), 6.74 − 6.48 (m, 3H), 6.21 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.56 (dt, J = 12.0, 7.8 Hz, 1H), 1.26 − 1.20 (m, 1H), 0.52 − 0.35 (m, 2H), 0.28 (dd, J = 9.7, 4.8 Hz, 1H), 0.08 − 0.00 (m, 1H), −0.01 − −0.07 (m, 1H).
【化171】
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【0382】
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−5−フルオロベンズアミド(化合物162)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.31 (s, 1H), 8.11 (t, J = 1.7 Hz, 1H), 8.00 (ddd, J = 9.5, 2.4, 1.4 Hz, 1H), 7.89 − 7.74 (m, 3H), 7.71 − 7.53 (m, 2H), 7.00 (s, 2H), 6.53 (s, 2H), 6.14 − 5.90 (m, 4H), 5.80 − 5.33 (m, 1H), 4.60 − 4.45 (m, 1H), 1.41 − 1.09 (m, 4H), 1.07 − 0.85 (m, 1H), 0.51 − 0.21 (m, 3H).
【化172】
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【0383】
(S)−5−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ニコチンアミド(化合物163)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 10.12 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 9.31 − 9.03 (m, 5H), 8.96 − 8.81 (m, 2H), 8.48 − 8.34 (m, 1H), 8.18 (t, J = 2.2 Hz, 1H), 7.92 − 7.73 (m, 3H), 7.70 (ddd, J = 8.2, 2.4, 1.2 Hz, 1H), 7.63 (dq, J = 7.6, 1.6 Hz, 1H), 4.08 (dd, J = 9.0, 7.9 Hz, 1H), 1.60 − 1.41 (m, 1H), 0.59 − 0.41 (m, 3H), 0.41 − 0.20 (m, 1H).
【化173】
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【0384】
(S)−5−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ニコチンアミド(化合物164)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.07 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 8.98 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.90 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.57 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.41 (t, J = 2.2 Hz, 1H), 8.23 (d, J = 17.8 Hz, 2H), 8.13 (s, 1H), 7.89 − 7.81 (m, 2H), 7.77 − 7.69 (m, 2H), 7.65 (dq, J = 7.9, 1.0 Hz, 1H), 4.41 (dt, J = 13.9, 8.2 Hz, 1H), 1.50 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 0.54 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 0.44 (ddt, J = 14.7, 10.6, 5.3 Hz, 1H), 0.40 − 0.29 (m, 1H), 0.19 − 0.02 (m, 1H).
【0385】
C.WがCHであり、nが1であり、Rがシアノであり、mが0であり、Rがメチルであり、Rが6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イルであり、Rがエチルであり、RがHであり、かつRが水素である、式(II)の化合物の調製(化合物69)
【化174】
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【0386】
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−ブロモ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(42mg、0.091mmol)、シアン化亜鉛(13mg、0.110mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(10.5mg、0.009mmol)をDMF中で合わせた。得られた溶液を120℃に20時間加熱した。冷却してすぐに、DMF溶液を濾過し、5%〜95%水/アセトニトリル(0.1%v/vトリフルオロ酢酸)で溶出するHPLCによって精製した。適当な画分をプールし、凍結乾燥して、(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−シアノ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア2,2,2−トリフルオロ酢酸塩を生成した(化合物69)。H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.67 (s, 0.5H), 8.64 (s, 0.5H), 8.08 − 7.61 (m, 6H), 7.43 − 7.27 (m, 4H), 7.08 − 7.01 (m, 1H), 6.25 − 6.17 (m, 1H), 4.89 − 4.68 (m, 1H), 3.15 − 3.07 (m, 2H), 1.42 − 1.37 (m, 3H), 1.08 − 1.02 (m, 3H).ES/MS 495.1(M+H);
【0387】
D.WがCHであり、nが1であり、Rがクロロであり、mが0であり、Rがメチルであり、Rが6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イルであり、Rがエチルであり、かつRがHである、式(III)の化合物の調製(化合物70)
【化175】
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【0388】
THF中の(S)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−ヒドロキシエチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレアに、NaHMDS(THF中1M溶液としての0.65mL、2.5当量)を添加した。4−アミノ−6−クロロピリミジン−5−カルボニトリル(80mg、2当量)を1mLのTHFの溶液として直ちに添加した。反応混合物を65℃で終夜加熱した。MeOH(10mL)および酢酸エチル(10mL)を添加し、濃縮乾固した。残渣を4mLのDMSO中に取り出し、分取HPLCで精製した。所望の材料を含有する画分をプールし、濃縮して、(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)オキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレアを得た(化合物70)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.64 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 8.20 (s, 0.5H), 8.13 (s, 0.5H), 7.90 (t, J = 2.0 Hz, 0.5H), 7.75 (td, J = 8.0, 3.9 Hz, 1H), 7.69 − 7.54 (m, 2.5H), 7.43 − 7.24 (m, 2H), 7.02 (dddd, J = 17.0, 7.6, 2.0, 1.1 Hz, 1H), 6.22 (s, 0.5H), 6.17 (d, J = 6.0 Hz, 0.5H), 5.49 (q, J = 6.4 Hz, 0.5H), 5.34 (q, J = 6.5 Hz, 0.5H), 3.10 (dt, J = 7.5, 5.2 Hz, 2H), 1.55 (dd, J = 9.3, 6.5 Hz, 3H), 1.05 (td, J = 7.2, 3.3 Hz, 3H).
【0389】
E.前述の手順を使用した以下の式(III)の化合物の調製
【化176】
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【0390】
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロペンチルウレア(化合物146)。H NMR (400 MHz, CDOD−d6) δ 9.28 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 9.26 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.56 (s, 1H, 主要な回転異性体), 8.54 (s, 1H, 主要な回転異性体), 7.78 − 7.58 (m, 3H), 7.54 − 7.51 (m, 1H), 7.36 (t, J = 8Hz, 1H), 6.03 (dd, J = 13, 6Hz, 1H, 主要な回転異性体), 5.96 (dd, J = 13, 6Hz, 1H, 副次的な回転異性体), 4.03 (五重線, J = 6Hz, 1H, 副次的な回転異性体), 3.94 (五重線, J = 6Hz, 1H, 主要な回転異性体), 1.95−1.80 (m, 2H), 1.80 (d, J = 6Hz, 3H, 副次的な回転異性体), 1.76 (d, J = 6Hz, 3H, 主要な回転異性体), 1.73 − 1.65 (m, 2H), 1.65−1.55 (m, 2H), 1.50−1.38 (m, 2H). ES/MS 562.0(M+H)。
【化177】
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【0391】
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ウレア(化合物147)。H NMR (400 MHz, MeOH−d4) δ 9.40 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 9.31 (s, 1H, 主要な回転異性体), 8.99 (s, 1H, 主要な回転異性体), 8.94 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 7.70−7.54 (m, 3H), 7.33 − 7.09 (m, 2H), 6.99 − 6.91 (m, 1H), 5.31 (q, J = 6Hz, 1H, 主要な回転異性体), 5.27 (q, J = 6Hz, 1H, 副次的な回転異性体), 1.64 (d, J = 6Hz, 3H, 副次的な回転異性体), 1.60 (d, J = 6Hz, 3H, 主要な回転異性体), 0.51 − 0.42 (m, 2H), 0.28 − 0.19 (m, 2H). ES/MS 602.0(M+H)。
【化178】
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【0392】
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2−ジフルオロエチル)ウレア(化合物148)。H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 9.44 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 9.39 (s, 1H, 主要な回転異性体), 8.86 (s, 1H, 主要な回転異性体), 8.62 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.58 (s, 1H, 主要な回転異性体), 8.55 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 7.75 − 7.53 (m, 5H), 7.33 (t, J = 8Hz, 1H), 7.12 (dt, J = 7, 1Hz, 1H, 副次的な回転異性体), 7.17 − 7.01 (m, 2H), 6.56 (t, J = 6Hz, 1H, 副次的な回転異性体), 6.36 (t, J = 6Hz, 1H, 主要な回転異性体), 6.03 (tt, J = 56, 4 Hz, 副次的な回転異性体), 5.99 (tt, J = 56, 4 Hz, 主要な回転異性体), 5.80 (dd, J = 6Hz, 1H, 主要な回転異性体), 5.72 (dd, J = 6Hz, 1H, 副次的な回転異性体), 3.52 − 3.39 (m, 2H), 1.68 − 1.64 (m, 3H). ES/MS 558.0(M+H)。
【化179】
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【0393】
1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−メトキシエチル)ウレア(化合物149)。H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ9.44 (S, 1H, 副次的な回転異性体), 9.39 (s, 1H, 主要な回転異性体), 8.71 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.62 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.60 (s, 1H, 主要な回転異性体), 8.42 (s, 1H, 主要な回転異性体), 7.74 − 7.67 (m, 2H), 7.62 − 7.52 (m, 3H), 7.31 (t, J = 8Hz, 1H), 7.23 (d, J = 8Hz, 1H, 副次的な回転異性体), 7.12 (d, J = 8 Hz, 1H, 主要な回転異性体), 7.13 − 6.96 (m, 1H), 6.28 (t, J = 6Hz, 1H, 副次的な回転異性体), 6.08 (t, J = 6Hz, 1H, 副次的な回転異性体), 5.78 (dd, J = 6Hz, 1H, 主要な回転異性体), 5.72 (dd, J = 7Hz, 1H, 副次的な回転異性体), 3.37 − 3.32 (m, 2H), 3.24 (s, 3H), 3.23 − 3.15 (m, 2H), 1.66 (見かけt, J = 6Hz, 3H). ES/MS 552.0(M+H)。
【化180】
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【0394】
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−5−イル)ウレア(化合物150)。H NMR (400 MHz, DMSO−d6) 9.40 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 9.33 (s, 1H, 主要な回転異性体)9.18 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.77 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.59 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.52 (s, 1H, 主), 7.75 − 7.50 (m, 4H), 7.39 − 7.34 (m, 1H), 7.24 (t, J = 7Hz, 1H), 7.15 − 7.05 (m, 1H), 6.43 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 6.35 (s, 1H, 主要な回転異性体), 5.84 (q, J = 6Hz, 1H, 主要な回転異性体), 5.72 (q, J = 6Hz, 1H, 副次的な回転異性体), 1.68 − 1.60 (m, 3H). ES/MS 629.0(M+H)。
【化181】
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【0395】
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(化合物151)。H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 9.41 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 9.37, (s, 1H, 主要な回転異性体), 8.58 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.57 (s, 1H, 主要な回転異性体), 8.40 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.28 (s, 1H, 主要な回転異性体), 7.71 −6.64 (m, 2H), 7.60 − 7.49 (m, 2H), 7.32 (m, 1H), 7.12 − 6.95 (m, 2H), 6.15 (bs, 1H, 副次的な回転異性体), 5.95 (bs, 1H, 主要な回転異性体), 5.74 (q, J = 6Hz, 1H, 主要な回転異性体), 5.68 (q, J = 6Hz, 1H, 副次的な回転異性体), 3.05 − 2.96 (m, 2H), 1.63 (t, J = 6Hz, 3H), 1.01 − 0.95 (m, 3H). ES/MS 522.0(M+H)。
【化182】
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【0396】
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)ウレア(化合物152)。H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 9.41 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 9.36 (s, 1H, 主要な回転異性体), 8.94 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.65 (s, 1H, 主要な回転異性体), 8.58 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.54 (s, 1H, 主要な回転異性体), 7.71 − 7.49 (m, 4H), 7.31 (t, J = 8Hz, 1H), 7.14 (ddd, J = 8, 2, 1Hz, 1H), 7.09 (ddd, J = 8, 2, 1Hz, 1H), 7.05 − 7.01 (m, 1H), 6.77 (t, J = 6Hz, 1H, 副次的な回転異性体), 6.58 (t, J = 6Hz, 1H, 主要な回転異性体), 5.75 (q, J = 6Hz, 1H, 主要な回転異性体), 5.68 (q, J = 6Hz, 1H, 副次的な回転異性体), 3.96 (td, J = 16, 6Hz, 2H, 副次的な回転異性体), 3.89 (td, J =16, 6Hz, 2H, 主要な回転異性体), 1.66 − 1.61 (m, 3H). ES/MS 626.0(M+H)。
【化183】
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【0397】
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−メトキシウレア(化合物153)。H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 9.77 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 9.62 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 9.52 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 9.48 (s, 1H, 主要な回転異性体), 9.09 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.79 (s, 1H, 主要な回転異性体), 8.63 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.62 (s, 1H, 主要な回転異性体), 7.98 − 7.96 (m, 1H, 主), 7.78 − 7.76 (m, 1H, 副次的な回転異性体), 7.74 (7.67, m, 1H), 7.61 − 7.49 (m, 3H), 7.37 (t, J = 8Hz, 1H), 7.17 (d, J = 8Hz, 1H, 主要な回転異性体), 7.13 − 7.09 (m, 1H), 5.75 − 5.68 (m, 1H, 主要な回転異性体), 3.53 (s, 3H), 1.66 (d, J = 6Hz, 3H), 1.68 (d, J = 6Hz, 3H). ES/MS 523.9(M+H)。
【化184】
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【0398】
1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,2−トリフルオロエチル)ウレア(化合物154)。H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 9.44 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 9.39 (s, 1H, 主要な回転異性体), 8.93 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.63 (s, 1H, 主要な回転異性体 , 8.61 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.58 (s, 1H, 主要な回転異性体), 7.74 (m, 2H), 7.64 − 7.52 (m, 3H), 7.34 (t, J = 8Hz, 1H), 7.20 − 7.05 (m, 2H), 6.82 (t, J = 6Hz, 1H 副次的な回転異性体), 6.63 (t, J = 6Hz, 1H, 主要な回転異性体), 5.78 (q, J = 6Hz, 1H, 主要な回転異性体), 5.72 (q, J = 6Hz, 1H, 副次的な回転異性体), 3.96 − 3.79 (m, 2H), 1.67 (d, J = 6Hz, 3H, 副次的な回転異性体), 1.65 (d, 6Hz, 3H, 主要な回転異性体). ES/MS 576.0(M+H)。
【化185】
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【0399】
1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−クロロフェニル)ウレア(化合物156)。H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 9.45 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 9.36 (s, 1H, 主要な回転異性体), 9.21 (s, 1H, 主要な回転異性体), 8.57 (s, 1H, 主要な回転異性体), 8.53 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.38 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.15 − 8.11 (m, 1H), 8.03 (dd, J = 8, 2Hz, 1H, 副次的な回転異性体), 7.03 (t, J = 8Hz, 1H), 7.80 − 7.65 (m, 2H), 7.63 − 7.43 (m, 2H), 7.39 (t, J = 8Hz, 1H), 7.33 − 7.25 (m, 1H), 7.20 −7.10 (m, 2H), 5.97 − 5.85 (m, 1H), 1.72 − 1.66 (m, 3H). ES/MS 603.9(M+H)。
【化186】
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【0400】
(S)−1−((1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)−3−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレア(化合物157)。H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 9.44 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 9.39 (s, 1H, 主要な回転異性体), 8.76 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.61 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.59 (s, 1H, 主要な回転異性体), 8.44 (s, 1H, 主要な回転異性体), 7.74 − 7.67 (m, 2H), 7.63 − 7.52 (m, 3H), 7.31 (t, J = 8Hz, 1H, 主要な回転異性体), 7.25 − 7.21 (m, 1H, 副次的な回転異性体), 7.12 − 6.97 (m, 2H), 6.28 (t, J = 6Hz, 1H, 副), 6.10 (t, J = 6Hz, 1H), 5.79 (J = 6 Hz, 1H, 主要な回転異性体), 5.72 (q, J = 6Hz, 1H, 主要な回転異性体), 4.86 (t, J = 4Hz, 1H, 副次的な回転異性体), 4.83 (t, J = 4Hz, 2H), 1.67 (d, J = 5Hz, 3H, 副次的な回転異性体), 1.65 (d, J = 5Hz, 3H, 主要な回転異性体). ES/MS 580.0(M+H)。
【化187】
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【0401】
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシエチル)ウレア(化合物158)。H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 9.43 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 9.40 (s, 1H, 主要な回転異性体), 8.76 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.63 (s, 1H, 副次的な回転異性体), 8.62 (s, 1H, 主要な回転異性体), 8.47 (s, 1H, 主要な回転異性体), 7.75 − 7.68 (m, 2H), 7.64 − 7.53 (m, 3H), 7.32 (t, J = 8 Hz, 1H, 主要な回転異性体), 7.24 (d, J = 8 Hz, 1H, 副次的な回転異性体), 7.15 (d, J = 8Hz, 1H, 主要な回転異性体), 7.08 − 6.99 (m, 2H), 6.28 (t, J = 6Hz, 1H, 副次的な回転異性体), 6.09 (t, J = 6Hz, 1H, 主要な回転異性体), 5.79 (q, J = 6Hz, 1H, 主要な回転異性体), 5.73 (q, J = 6Hz, 1H, 副次的な回転異性体), 4.75 − 4.71 (m, 1H), 3.46 − 3.39 (m, 2H), 3.17 − 3.00 (m, 2H), 1.68 (d, J = 6Hz, 3H, 副次的な回転異性体), 1.66 (d, J = 6Hz, 3H, 主要な回転異性体). ES/MS 538.1(M+H)。
【化188】
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【0402】
(S)−1−(3−(2−(1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピロリジン−2−イル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,2−トリフルオロエチル)ウレア(化合物159)。H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 9.44 (S, 1H, 副次的な回転異性体), 9.39 (S, 1H, 主要な回転異性体), 8.93 (S, 1H, 副次的な回転異性体), 8.63 (S, 1H, 主要な回転異性体), 8.61 (S, 1H, 副次的な回転異性体), 8.58 (S, 1H, 主要な回転異性体), 7.74 (m, 2H), 7.64 − 7.52 (m, 3H), 7.34 (t, J = 8 Hz, 1H), 7.20 − 7.05 (m, 2H), 6.82 (t, J = 6Hz, 1H 副次的な回転異性体) 6.63 (t, J = Hz, 1H 主要な回転異性体), 5.78 (q, J = 6 Hz, 主要な回転異性体), 5.72 (S, 1H, 副次的な回転異性体), 3.96 − 3.79 (m, 2H), 1.67 (d, J = 6Hz, 3H, 副次的な回転異性体), 1.65 (d, J = 6Hz, 3H, 主要な回転異性体). ES/MS 584.2(M+H)。
【0403】
F.WがCHであり、nが1であり、Rがクロロであり、mが0であり、Rがメチルであり、Rが6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イルであり、Rが2−トリフルオロメチルフェニルであり、かつRがHである、式(I)の化合物の調製(化合物113)
【化189】
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(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−ニトロフェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメートから上に記載されているような手法で調製した(S)−4−アミノ−6−((1−(5−クロロ−3−(3−ニトロフェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)アミノ)ピリミジン−5−カルボニトリル(0.88g、1.9mmol)の酢酸/水(15mL/10mL)中混合物を、鉄粉末(0.53g、9.5mmol)で処理した。混合物を20分間加熱還流させ、次に、室温まで冷却した。次に、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(約200mL)に滴下添加した。不溶性物質の大部分を、濾過により除去した。濾液を酢酸エチルで1回抽出し、セライト珪藻土のパッドを通して濾過し、酢酸エチルでもう3回抽出した。合わせた有機物を飽和塩化ナトリウム水溶液で1回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮することによって、(S)−4−アミノ−6−((1−(3−(3−アミノフェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)アミノ)ピリミジン−5−カルボニトリルを得た。ES/MS 433.2(M+H)。3−アミノ−2−トリフルオロメチルピリジン(0.50g、3.1mmol)のアセトニトリル(5mL)溶液を、クロロギ酸フェニル(0.24g、1.5mmol)の滴下により処理した。混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を酢酸エチルと飽和塩化ナトリウム水溶液との間で分配した。水相を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた抽出物を飽和塩化ナトリウム水溶液で1回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮乾固した。SiOによるヘキサン中酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによって残渣を精製して、フェニル(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)カルバメートを得た。ES/MS m/z=283.1(M+H)。フェニル(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)カルバメート(0.16g、0.56mmol)を、DMF(3mL)およびDIEA(0.13g、1.0mmol)中の(S)−4−アミノ−6−((1−(3−(3−アミノフェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)アミノ)ピリミジン−5−カルボニトリル(0.22g、0.51mmol)の溶液に添加し、DMAP(0.060g、0.51mmol)を添加した。混合物を45℃で30分間撹拌した。混合物を逆相HPLC(アセトニトリル/水/0.1%TFA)で精製して、(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ウレアを得た(化合物113)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.69 (s, 0.5H), 9.66 (s, 0.5H), 8.49 − 8.40 (m, 3H), 8.01 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 7.96 (d, J = 6.6 Hz, 0.5H), 7.91 (t, J = 2.0 Hz, 0.5H), 7.85 − 7.78 (m, 1.5H), 7.76 − 7.70 (m, 1.5H), 7.68 (ddd, J = 8.2, 3.4, 1.2 Hz, 1H), 7.61 (ddd, J = 7.8, 3.0, 1.2 Hz, 1H), 7.52 − 7.45 (m, 1H), 7.51 (br, 2H), 7.45 − 7.39 (m, 1H), 7.20 (ddd, J = 7.8, 2.0, 1.0 Hz, 0.5H), 7.17 (ddd, J = 7.5, 2.0, 1.4 Hz, 0.5H), 4.92 (m, 0.5H), 4.85 (m, 0.5H), 4.29 (bs, 1H), 1.44 (d, J = 6.7 Hz, 1.5H), 1.43 (d, J = 6.7 Hz, 1.5H).ES/MS 621.1(M+H)。
【0404】
G.前述の手順を使用した、以下の式(II)の化合物の調製
【化190】
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(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(1H−テトラゾール−5−イル)ウレア(化合物114)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 10.74 (s, 1H), 9.33 (s, 0.5H), 9.27 (s, 0.5H), 8.09 (s, 0.5H), 8.00 (s, 0.5H), 7.97 (d, J = 6.8 Hz, 0.5H), 7.86 (d, J = 6.7 Hz, 0.5H), 7.84 − 7.80 (m, 1H), 7.80 − 7.78 (m, 1H), 7.68 (td, J = 8.1, 1.2 Hz, 1H), 7.65 − 7.58 (m, 2H), 7.53 (t, J = 8.0 Hz, 0.5H), 7.52 (bs, 2H), 7.44 (t, J = 8.0 Hz, 0.5H), 7.27 (ddd, J = 7.8, 2.0, 1.0 Hz, 0.5H), 7.21 (ddd, J = 7.9, 2.0, 1.0 Hz, 0.5H), 4.93 (m, 0.5H), 4.80 (m, 0.5H), 1.44 (d, J = 6.8 Hz, 3H). ES/MS 544.2(M+H)。
【0405】
(実施例6)
式(2b)の化合物の調製
【0406】
A.WがCHであり、nが2であり、各Rがクロロであり、mが0であり、Rがメチルであり、Rがヒドロキシプロピルであり、RがHであり、かつRが水素である、式(2b)の化合物の調製
【化191】
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【0407】
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−アミノフェニル)−5,8−ジクロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート(60mg、0.134mmol)のTHF(1mL)溶液をクロロギ酸フェニル(0.034mL、0.268mmol)で処理した。混合物を室温で2時間撹拌し、次に減圧下で濃縮した。次に、DMF(0.4mL)、3−アミノプロパノール(0.020mL、0.268mmol)およびDMAP(16mg、0.134mmol)を添加した。混合物を室温で20時間撹拌した後、減圧下で濃縮した。ヘキサン中EtOAc(0〜30%)で溶出するSiOによるカラムクロマトグラフィーによって粗材料を精製して、(S)−tert−ブチル(1−(5,8−ジクロロ−3−(3−(3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメートを得た。ES/MS m/z=550.1(M+H)。
【0408】
B.前述の手順を使用して以下の式(2b)の化合物を調製した。
(S)−tert−ブチル(1−(5,8−ジクロロ−3−(3−(3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−8−フルオロ−3−(3−(3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(8−クロロ−3−(3−(3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(8−フルオロ−3−(3−(3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−(3−(5−(tert−ブチル)イソオキサゾール−3−イル)ウレイド)フェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−4−オキソ−3−(3−(3−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ウレイド)フェニル)−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−4−オキソ−3−(3−(3−(2,2,2−トリフルオロエチル)ウレイド)フェニル)−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−エチルウレイド)−4−フルオロフェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(4−フルオロ−3−(3−イソプロピルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−(シクロペンチルスルホニル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−(シクロプロピルスルホニル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル2−(3−(3−(3−((1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)ウレイド)フェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート;
(S)−tert−ブチル2−(5−クロロ−3−(3−(3−(2−メトキシエチル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート;
(S)−tert−ブチル2−(5−クロロ−4−オキソ−3−(3−(3−(ピリジン−2−イル)ウレイド)フェニル)−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート;
(S)−tert−ブチル2−(5−クロロ−3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート;
(S)−tert−ブチル2−(5−クロロ−4−オキソ−3−(3−(3−(ピリジン−2−イル)ウレイド)フェニル)−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−(2−(ジメチルアミノ)エチル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−(2−ヒドロキシエチル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−4−オキソ−3−(3−(3−(ピリジン−3−イル)ウレイド)フェニル)−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−4−オキソ−3−(3−(3−フェニルウレイド)フェニル)−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−シクロブチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−シクロヘキシルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−シクロペンチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−イソプロピルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−(3−(tert−ブチル)ウレイド)フェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−(2−フルオロエチル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−シクロプロピルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−4−オキソ−3−(3−(3−プロピルウレイド)フェニル)−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(R)−tert−ブチル(2−(ベンジルオキシ)−1−(5−クロロ−3−(3−(3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
tert−ブチル((1S)−1−(5−クロロ−3−(3−(3−(2−ヒドロキシプロピル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル3−(3−(3−(2−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)プロパノエート;
(R)−tert−ブチル(2−(ベンジルオキシ)−1−(5−クロロ−3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−(3−メトキシプロピル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル2−(3−(3−(2−(1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)−2−メチルプロパノエート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−(4−ヒドロキシ−2−メチルブタン−2−イル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−(2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−(2−(メチルスルホニル)フェニル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−1−(3−(2−(1−((トリイソプロピルシリル)オキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((トリイソプロピルシリル)オキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2−ジフルオロエチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((トリイソプロピルシリル)オキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロペンチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((トリイソプロピルシリル)オキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((トリイソプロピルシリル)オキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−5−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((トリイソプロピルシリル)オキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
1−(3−(2−(1−((トリイソプロピルシリル)オキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−メトキシエチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((トリイソプロピルシリル)オキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−メトキシウレア;
1−(3−(2−(1−((トリイソプロピルシリル)オキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,2−トリフルオロエチル)ウレア;
1−(3−(2−(1−((トリイソプロピルシリル)オキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−クロロフェニル)ウレア;
(S)−1−((1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)−3−(3−(2−(1−((トリイソプロピルシリル)オキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((トリイソプロピルシリル)オキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシエチル)ウレア;および
(S)−tert−ブチル2−(5−クロロ−4−オキソ−3−(3−(3−(2,2,2−トリフルオロエチル)ウレイド)フェニル)−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート。
【0409】
C.WがCHであり、nが1であり、Rがクロロであり、mが0であり、Rがメチルであり、Rが3−トリフルオロメチル−4−メチルフェニルであり、RがHであり、かつRが水素である、式(2b)の化合物の調製
【化192】
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【0410】
4−クロロ−3−トリフルオロメチルアニリン(0.27g、1.4mmol)のDMSO(7mL)溶液を、1,1−カルボニルジイミダゾール(0.26g、1.6mmol)で処理した。混合物を室温で2時間撹拌した後、(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−アミノフェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート(0.54g、1.3mmol)を一度に添加した。混合物を酢酸エチルと水との間で分配した。水相を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた抽出物を水で3回洗浄し、飽和塩化ナトリウム水溶液で1回洗浄した。有機物を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィーで精製して(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)、(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−(4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメートを得た。ES/MS m/z=636.1(M+H)。
【0411】
D.前述の手順を使用した、以下の式(2b)の化合物の調製
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−(2−クロロフェニル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート。
【0412】
E.WがCHであり、nが1であり、Rがクロロであり、mが0であり、Rがメチルであり、Rが2−トリフルオロメチルフェニルであり、かつRが水素である、式(2b)の化合物の調製
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
【0413】
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−アミノフェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート(0.43g、1.0mmol)のジクロロメタン(4mL)溶液を2−トリフルオロメチルフェニルイソシアネート(0.22g、0.17mL、1.2mmol)で処理した。室温で1時間静置した後、混合物をMeOH(約1mL)で処理し、次いで減圧下で濃縮して、(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−4−オキソ−3−(3−(3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレイド)フェニル)−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメートを得た。ES/MS m/z=602.1(M+H)。
【0414】
F.前述の手順を使用した、以下の式(2b)の化合物の調製
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−(2,4−ジフルオロフェニル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−(2,6−ジクロロフェニル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−(2−シアノフェニル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−(3−(2−クロロフェニル)ウレイド)フェニル)−5−フルオロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−(2−メトキシフェニル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−4−オキソ−3−(3−(3−(o−トリル)ウレイド)フェニル)−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;および
(S)−tert−ブチル(1−(5−フルオロ−4−オキソ−3−(3−(3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレイド)フェニル)−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート;
【0415】
G.WがCHであり、nが1であり、Rがクロロであり、mが0であり、Rがメチルであり、Rが3−クロロ−4−ピリジニルであり、かつRが水素である、式(2b)の化合物の調製
【化194】
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トリエチルアミン(0.68mL、4.9mmol)を、ベンゼン(16mL)中の4−アミノ−3−クロロピリジン(0.21g、1.6mmol)のほぼ均質な混合物に添加した。トリホスゲン(0.24g、0.80mmol)をベンゼン溶液(3mL)として急速に滴下添加した。混合物を100℃で終夜加熱した。(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−アミノフェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメート(0.37g、0.89mmol)をジクロロメタン溶液(3mL)として、イソシアネート混合物に室温で滴下添加した。混合物を室温で2時間撹拌した後、エタノールアミン(0.20mL)を添加し、減圧下で濃縮した。残渣を水とジクロロメタンとの間で分配した。水相をジクロロメタンで2回抽出し、10%メタノール/ジクロロメタンで2回抽出した。合わせた抽出物を減圧下で濃縮乾固した。ヘキサン中メタノール/酢酸エチルで溶出するSiOによるカラムクロマトグラフィーによって残渣を精製して、(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−(3−クロロピリジン−4−イル)ウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメートを得た。ES/MS m/z=569.1(M+H)。
【0416】
G.WがCHであり、nが1であり、Rがクロロであり、mが0であり、Rがメチルであり、Rがメトキシであり、かつRが水素である、式(2b)の化合物の調製
【化195】
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(S)−tert−ブチル(1−(3−(3−アミノフェニル)−5−クロロ−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメートおよびTEA(0.66g、6.5mmol)のDCM(42mL)溶液を、氷水槽内で冷却し、CDI(1.1g、6.5mmol)で一度に処理した。混合物を浴槽内で5分間撹拌した後、浴槽を取り去り、室温で終夜撹拌した。混合物を氷水槽内で再冷却した。固体のメトキシルアミン塩酸塩(2.3g、28mmol)を一度に添加した後、TEA(2.8g、28mmol)を添加した。混合物を室温で終夜撹拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、および飽和塩化ナトリウム水溶液で連続して洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮することによって、(S)−tert−ブチル(1−(5−クロロ−3−(3−(3−メトキシウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)カルバメートを得た。ES/MS m/z=488.1(M+H)。
【0417】
(実施例7)
式(3c)の化合物の調製
【0418】
A.WがCHであり、nが1であり、Rがクロロであり、mが0であり、Rがメチルであり、Rがエチルであり、かつRがHである、式(3c)の化合物の調製
【化196】
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(S)−1−(3−(2−(1−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア(0.4g、0.64mmol)にTHF(8mL)を添加した後、HFPyr(約1mL、XS)を添加した。20分後、酢酸エチル(50mL)および炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)を添加した。有機層を濃縮し、材料を乾燥させた(NaSO)。材料を濾過し、回転蒸発で濃縮することによって、(S)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−ヒドロキシエチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレアを得、これをさらに精製せずに使用した。
【0419】
B.前述の手順を使用した、以下の式(3c)の化合物の調製
(S)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−ヒドロキシエチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−ヒドロキシエチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2−ジフルオロエチル)ウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−ヒドロキシエチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロペンチルウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−ヒドロキシエチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−ヒドロキシエチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−5−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−ヒドロキシエチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
1−(3−(5−クロロ−2−(1−ヒドロキシエチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−メトキシエチル)ウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−ヒドロキシエチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−メトキシウレア;
1−(3−(5−クロロ−2−(1−ヒドロキシエチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,2−トリフルオロエチル)ウレア;
1−(3−(5−クロロ−2−(1−ヒドロキシエチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−クロロフェニル)ウレア;
(S)−1−((1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)−3−(3−(5−クロロ−2−(1−ヒドロキシエチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレア;および
(S)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−ヒドロキシエチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシエチル)ウレア。
【0420】
(実施例8)
式(5c)の化合物の調製
【0421】
A.WがCHであり、nが1であり、Rがクロロであり、mが0であり、Rがメチルであり、かつPGがトリイソプロピルシリルである、式(5c)の化合物の調製
【化197】
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【0422】
THF(24mL)およびEtOH(18mL)中の(S)−5−クロロ−3−(3−ニトロフェニル)−2−(1−((トリイソプロピルシリル)オキシ)エチル)キナゾリン−4(3H)−オン(1.3g、2.6mmol)の溶液を、スズ(II)クロリド(4.89g、26mmol)で処理し、65℃に加熱した。30分撹拌した後、反応物をRTに冷却し、NaOH水溶液(26mL、52mmol、2N)を激しく撹拌しながら滴下添加した。1時間後、反応物を濾過し、濾液をEtOAcとブラインとの間で分配した。有機層をMgSOで乾燥させ、セライトを通して濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィーによる精製で、(S)−3−(3−アミノフェニル)−5−クロロ−2−(1−((トリイソプロピルシリル)オキシ)エチル)キナゾリン−4(3H)−オンを得た。[M+H]=471.22。
生物学的実施例
【0423】
式(I)の化合物を、PI3Kアイソフォームに対するこれらの酵素活性について特徴付けた。式(II)および(III)の特定の化合物を含めた本願の特定の化合物もまた、PI3Kアイソフォームに対するこれらの酵素活性について特徴付けた。時間分解蛍光共鳴エネルギー移動(TR−FRET)アッセイを使用して活性を測定した。TR−FRETは、GRP−1プレクストリン相同ドメインタンパク質との結合について蛍光標識PIP3と競合する3,4,5−イノシトールトリホスフェート分子の形成をモニタリングした。ホスファチジルイノシチド3−リン酸生成物が増大すると、標識フルオロフォアはGRP−1タンパク質結合部位から追放されるので、TR−FRETシグナルが低下した。
【0424】
クラスIのPI3Kアイソフォームを発現させ、ヘテロ二量体の組換えタンパク質として精製した。TR−FRETアッセイのすべてのアッセイ試薬および緩衝液は、Milliporeから購入した。PI3Kアイソフォームを、初速度条件の下、25mM Hepes(pH7.4)、および2×KmのATP(75〜500μM)、2μMのPIP2、5%グリセロール、5mMのMgCl、50mMのNaCl、0.05%(v/v)Chaps、1mMのジチオトレイトール、および1%(v/v)DMSOの存在下で、各アイソフォームについて、PI3Kα、PI3Kβ、およびPI3Kδは25〜50pMの間の濃度およびPI3Kγは2nMの濃度でアッセイした。表1の化合物および化合物X((S)−2,4−ジアミノ−6−((1−(5−クロロ−4−オキソ−3−フェニル−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)アミノ)ピリミジン−5−カルボニトリル)をアッセイ溶液に添加し、25℃で30分間インキュベートした。加えて、化合物24〜164をアッセイ溶液に添加し、25℃で30分間類似の手法でインキュベートした。反応は、10mMのEDTA、10nMの標識PIP3、および35nMのユーロピウム標識GRP−1検出タンパク質の最終濃度で終了し、その後Envisionプレートリーダー(Ex:340nm;Em:615/665nm;100μsの遅延および500μsの読取り窓)でTR−FRETを読み取った。
【0425】
結果を、陽性対照(1μMのワートマニン(wortmanin))および陰性対照(DMSO)に基づいて正規化し、PI3Kα、β、δ、およびγのIC50値を、用量反応曲線を4つのパラメータの式へ当てはめることにより算出した。これらのアッセイによって、一般に、記録された平均の3倍以内の結果が得られた。
【0426】
表2に、PI3Kアイソフォームβ、δ、およびγに対するIC50(nM)値をまとめる。結果は式(I)、(II)、または(III)の特定の化合物がPI3KδとPI3Kβの両方を阻害することを示している。また、化合物Xは、PI3Kδには0.2nMのIC50、PI3Kβには11nMのIC50、PI3Kγには7nMのIC50を呈した。化合物Xに対するPI3Kγ/PI3Kβ比は0.6である。結果は、特定の化合物が化合物Xと比較して、PI3KγよりもPI3Kβに対してより大きな選択性を有することを示している。
【0427】
【表2-1】
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【表2-2】
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【表2-3】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-4】
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【表2-5】
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【表2-6】
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【手続補正書】
【提出日】2017年1月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(J)の構造を有する化合物
【化198】
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または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物であって、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
qは、0または1であり、
およびWは、独立に、C(R)またはNであり、
は、CHまたはNHであり、
は、水素、ハロ、または任意選択で置換されているアルキルであり、
A’は、NR、OR、またはNRC(O)Rであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、ヒドロキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているアルケニル、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、または任意選択で置換されているスルホニルであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、ハロ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、−NH、または任意選択で置換されているアルキニルから独立に選択される1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は、水素または任意選択で置換されているアルキルであり、RおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、任意選択で置換されている複素環式環を任意選択で形成し、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているヘテロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているヘテロシクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、または任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は水素である、
化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物。
【請求項2】
式(I)の構造を有する請求項1に記載の化合物
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物であって、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
は、C(R)またはNであり、
は、水素、ハロ、またはアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、または任意選択で置換されているアルコキシであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルキニル、ハロアルキル、および−NHから独立に選択される1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は、水素もしくは任意選択で置換されているアルキルであるか、またはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、複素環式環を任意選択で形成する、
化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物。
【請求項3】
nが、0、1、2、または3であり、
mが、0、1、または2であり、
が、C(R)またはNであり、
が、水素、ハロ、またはC1〜6アルキルであり、
各Rが、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、またはC1〜6アルキルスルホニルであり、
各Rが、独立に、ハロ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルコキシ、または任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルであり、
が、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキル、または任意選択で置換されているC3〜8アリールであり、
が、少なくとも1つの芳香環ならびにN、O、およびSから選択される少なくとも2個のヘテロ原子を有する6〜12員のヘテロアリールであり、前記ヘテロアリールは、独立にハロ、シアノ、−NH、C1〜6ハロアルキル、C2〜4アルキニル(ヘテロアリールで置換されている)、または任意選択で置換されているC1〜6アルキルである1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されており、
が、水素もしくは任意選択で置換されているC1〜6アルキルであるか、またはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、4〜8員の複素環式環を任意選択で形成する、請求項1または2に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物。
【請求項4】
各Rが、クロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、またはシアノである、請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
各Rが、クロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、メトキシプロピル、メトキシエチル、エトキシプロピル、またはエトキシエチルである、請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、またはフェニルである、請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
が、水素、メチル、エチル、またはプロピルである、請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
およびRが、これらが結合している原子と一緒になって、ピロリジニル環を任意選択で形成する、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
が、少なくとも2個の窒素原子を有する単環式ヘテロアリールであり、Rが、独立にブロモ、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、アルキニル(1または2個の窒素原子を有する6員のヘテロアリールで置換されている)、または−NHである2または3個のメンバーで任意選択で置換されている、請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
が、独立にブロモ、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、ジフルオロメチル、ピリジン−2−イルエチニル、ピラジン−2−イルエチニル、または−NHである2または3個のメンバーで置換されているピリミジニルである、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項11】
以下の式の構造を有する請求項1に記載の化合物
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくはその混合物であって、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルケニル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、または任意選択で置換されているアルコキシであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、独立にハロ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、−NH、任意選択で置換されているハロアルキル、もしくは任意選択で置換されているアルキニルである1、2、もしくは3個のメンバーで任意選択で置換されているヘテロアリールであり、Rは、水素もしくは任意選択で置換されているアルキルであるか、またはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、任意選択で置換されている複素環式環を任意選択で形成し、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、または任意選択で置換されているヘテロアリールである、
化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくはその混合物。
【請求項12】
nが0、1、2、または3であり、
mが0、1、または2であり、
各Rが、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルケニル、または任意選択で置換されているC1〜6アルコキシであり、
各Rが、独立に、ハロ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、または任意選択で置換されているC1〜6アルコキシであり、
が、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、または任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルであり、
が、N、O、およびSから選択される1、2、3、または4個のヘテロ原子を有する6〜12員の単環式または二環式のヘテロアリールであり、前記ヘテロアリールが、独立にハロ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、−NH、またはC2〜4アルキニル(ヘテロアリールで置換されている)である1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されており、
が、水素または任意選択で置換されているC1〜6アルキルであり、RおよびRが、これらが結合している原子と一緒になって、1、2、または3つの基で任意選択で置換されている4〜8員の複素環式環を任意選択で形成し、該1、2、または3つの基は、それぞれ独立にハロ、ヒドロキシル、スルホニル、または1、2、もしくは3つのハロで任意選択で置換されているC1〜4アルコキシであり、
が、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルコキシ、任意選択で置換されているC1〜6ハロアルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルキルスルホニル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルスルホニル、任意選択で置換されているC6〜10アリールスルホニル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキル、任意選択で置換されているC6〜10アリール、または任意選択で置換されているC5〜8ヘテロアリールである、
請求項11に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物。
【請求項13】
が、水素;独立にヒドロキシ、C1〜6アルコキシ、カルボキシ、アミノ、もしくはC3〜6ヘテロシクロアルキルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているC1〜6アルキル;C1〜6アルコキシ;C1〜6ハロアルキル;C1〜6アルキルスルホニル;シクロプロピルスルホニル;シクロブチルスルホニル;シクロペンチルスルホニル;シクロヘキシルスルホニル;フェニルスルホニル(前記フェニルは、独立にハロ、C1〜6アルキル、アミノ、またはシアノである1、2、または3つの基で任意選択で置換されている);独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロプロピル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロブチル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロペンチル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロヘキシル;独立にカルボキシ、ハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、シアノ、−S(O)OH、−S(O)CH、もしくはC1〜3アルコキシ(独立にヒドロキシ、カルボキシ、ハロ、またはシアノである1、2、または3つの基で任意選択で置換されている)である1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているフェニル;独立にハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、もしくはシアノである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているピリジニル;独立にハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、もしくはシアノである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているイソオキサゾリル;またはテトラゾリルである、請求項11または12に記載の化合物。
【請求項14】
が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、(1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル、2−(ジメチルアミノ)エチル、2−ヒドロキシエチル、2−カルボキシエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2−メトキシエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル、2−カルボキシプロパン−2−イル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、3−メトキシプロピル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル、3−ヒドロキシ−3−メチルブチル、4−ヒドロキシ−2−メチルブタン−2−イル、メトキシ、SOCH、シクロペンタニルスルホニル、シクロプロピルスルホニル、4−フルオロフェニルスルホニル、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチル、シクロプロピル、1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル、ピリジン−3−イル、2−トリフルオロメチルピリジン−3−イル、テトラゾリル、3−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−5−イル、5−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−3−イル、フェニル、2−カルボキシフェニル、2−スルフィノフェニル、2−(2−カルボキシエトキシ)フェニル、4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、2,6−ジクロロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、2−シアノフェニル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル、2−(メチルスルホニル)フェニル、2−メチルフェニル、2−クロロフェニル、または2−メトキシフェニルである、請求項11から13のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項15】
が、プリニル、ピリミジニル、チアゾロピリミジニル、トリアジニル、またはイミダゾトリアジニルであり、前記ピリミジニルおよびトリアジニルがそれぞれ、1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されており、前記1、2、または3個のメンバーは独立に、ニトロ、カルボキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、シアノ、メチル、エチル、プロピル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、−NH、または−C≡C(以下の
【化201】
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で任意選択で置換されている)である、請求項11から14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
が、
【化202】
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である、請求項11から15のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項17】
が、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、またはメチル(フェニルメトキシまたはメトキシで置換されている)である、請求項11から16のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項18】
およびRが、これらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSから選択される1個の追加のヘテロ原子を任意選択で有する5員の複素環式環を形成し、前記5員の複素環式環が、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシ、ハロ、またはメチルスルホニルアミノで任意選択で置換されている、請求項11から17のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項19】
前記R−R複素環式環が、フルオロ、クロロ、ブロモ、またはヨードで任意選択で置換されているピロリジニルである、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
各Rが、独立に、ハロ、シアノ、C1〜4アルコキシ、C1〜4ハロアルキル、C1〜4アルキル、またはC1〜4アルケニルである、請求項11から19のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項21】
各Rが、独立に、ハロまたはC1〜4アルキルである、請求項11から20のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項22】
が、水素、メチル、エチル、またはプロピルである、請求項11から21のいずれかに記載の化合物。
【請求項23】
式(III)の構造を有する請求項1に記載の化合物
【化203】
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または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物であって、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、または任意選択で置換されているアルコキシであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、独立にハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、または−NHである1、2、または3つの基で任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、または任意選択で置換されているヘテロアリールである、
化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物。
【請求項24】
nが、0、1、2、または3であり、
mが、0、1、または2であり、
各Rが、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルケニル、または任意選択で置換されているC1〜6アルコキシであり、
各Rが、独立に、ハロ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、または任意選択で置換されているC1〜6アルコキシであり、
が、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、または任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルであり、
が、N、O、およびSから選択される1、2、3、もしくは4個のヘテロ原子を有する6〜12員の単環式または二環式のヘテロアリールであり、前記ヘテロアリールが、独立にハロ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、−NH、またはC2〜4アルキニル(ヘテロアリールで置換されている)である1、2、または3つの基で任意選択で置換されており、
が、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルコキシ、任意選択で置換されているC1〜6ハロアルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルキルスルホニル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルスルホニル、任意選択で置換されているC6〜10アリールスルホニル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキル、任意選択で置換されているC6〜10アリール、または任意選択で置換されているC5〜8ヘテロアリールである、請求項23に記載の化合物、または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物。
【請求項25】
各Rが、独立に、ハロ、シアノ、C1〜4アルコキシ、C1〜4ハロアルキル、C1〜4アルキル、またはC1〜4アルケニルである、請求項23または24に記載の化合物。
【請求項26】
がハロである、請求項23から25のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項27】
各Rが、独立に、ハロ、C1〜4アルコキシまたはC1〜4アルキルである、請求項23から26のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項28】
各Rが、独立に、ハロまたはC1〜4アルキルである、請求項23から27のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項29】
が、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、またはメチル(フェニルメトキシまたはメトキシで置換されている)である、請求項23から28のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項30】
が、プリニル、ピリミジニル、チアゾロピリミジニル、トリアジニル、またはイミダゾトリアジニルであり、前記ピリミジニルおよびトリアジニルがそれぞれ、1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されており、前記1、2、もしくは3つの基は独立に、ニトロ、カルボキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、シアノ、メチル、エチル、プロピル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、または−NHである、請求項23から29のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項31】
が、
【化204】
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である、請求項23から30のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項32】
が、独立にヒドロキシ、C1〜6アルコキシ、カルボキシ、アミノ、もしくはC3〜6ヘテロシクロアルキルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているC1〜6アルキル;C1〜6アルコキシ;C1〜6ハロアルキル;C1〜6アルキルスルホニル;シクロプロピルスルホニル;シクロブチルスルホニル;シクロペンチルスルホニル;シクロヘキシルスルホニル;フェニルスルホニル(前記フェニルは、独立にハロ、C1〜6アルキル、アミノ、もしくはシアノである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されている);独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロプロピル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロブチル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロペンチル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロヘキシル;独立にカルボキシ、ハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、シアノ、−S(O)OH、−S(O)CH、もしくはC1〜3アルコキシ(独立にヒドロキシ、カルボキシ、ハロ、またはシアノである1、2、または3つの基で任意選択で置換されている)である1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているフェニル;独立にハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、もしくはシアノである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているピリジニル、イソオキサゾリル(ハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、もしくはシアノで任意選択で置換されている);またはテトラゾリルである、請求項23から31のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項33】
が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、(1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル、2−(ジメチルアミノ)エチル、2−ヒドロキシエチル、2−カルボキシエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2−メトキシエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル、2−カルボキシプロパン−2−イル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、3−メトキシプロピル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル、3−ヒドロキシ−3−メチルブチル、4−ヒドロキシ−2−メチルブタン−2−イル、メトキシ、SOCH、シクロペンチルスルホニル、シクロプロピルスルホニル、4−フルオロフェニルスルホニル、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチル、シクロプロピル、1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル、ピリジン−3−イル、2−トリフルオロメチルピリジン−3−イル、テトラゾリル、3−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−5−イル、5−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−3−イル、フェニル、2−カルボキシフェニル、2−スルフィノフェニル、2−(2−カルボキシエトキシ)フェニル、4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、2,6−ジクロロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、2−シアノフェニル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル、2−(メチルスルホニル)フェニル、2−メチルフェニル、2−クロロフェニル、または2−メトキシフェニルである、請求項23から32のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項34】
が、水素、メチル、エチル、またはプロピルである、請求項23から33のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項35】
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−メチルベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−メチルベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(((2−アミノ−5−シアノ−6−メチルピリミジン−4−イル)アミノ)(シクロプロピル)メチル)−5,8−ジクロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(((2−アミノ−5−シアノ−6−メチルピリミジン−4−イル)アミノ)(シクロプロピル)メチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−(2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピロリジン−2−イル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)ブチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)ブチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)ブチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)ブチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−((2−アミノ−5−シアノ−6−(ジフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−((2−アミノ−5−シアノ−6−(ジフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−((2−アミノ−5−シアノ−6−(ジフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−8−クロロ−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(8−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(8−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(8−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(8−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(8−シアノ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(8−シアノ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−5−(ジフルオロメチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−5−(ジフルオロメチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−5−(ジフルオロメチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(8−シアノ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−((6−アミノ−5−(ピラジン−2−イルエチニル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−((6−アミノ−5−(ピリジン−2−イルエチニル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)ブチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(((6−アミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)(シクロプロピル)メチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−5−フルオロベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−5−フルオロベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−5−フルオロベンズアミド;
(S)−5−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ニコチンアミド;
(S)−5−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ニコチンアミド;
1−(3−(2−((1S,2S)−1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)−2−メチルブチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
1−(3−(2−((1S,2S)−1−((6−アミノ−5−ニトロピリミジン−4−イル)アミノ)−2−メチルブチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(R)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−ブロモ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(5−アリル−2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5,8−ジクロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5,8−ジフルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソ−5−(トリフルオロメチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−7−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−メチル−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−メトキシ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−4−クロロフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−4−クロロフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−4−メチルフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−4−メチルフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5,8−ジクロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−8−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5,8−ジフルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−シアノ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−(イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルアミノ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
1−(3−(2−((2S,4S)−1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(5−(tert−ブチル)イソオキサゾール−3−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,2−トリフルオロエチル)ウレア;
(S)−1−(5−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−フルオロフェニル)−3−イソプロピルウレア;
(S)−1−(5−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−フルオロフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−N−((3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)カルバモイル)シクロペンタンスルホンアミド;
(S)−N−((3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルアミノ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)カルバモイル)シクロペンタンスルホンアミド;
(S)−N−((3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)カルバモイル)シクロプロパンスルホンアミド;
(S)−1−((1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)−3−(3−(2−(1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピロリジン−2−イル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピロリジン−2−イル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−1−(3−(2−(1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピロリジン−2−イル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(ピリジン−2−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−メチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−メチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−(ピリジン−2−イルエチニル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((4−アミノ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−クロロフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−クロロフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−2−(3−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)安息香酸;
(S)−2−(3−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)ベンゼンスルホン酸;
(S)−2−(2−(3−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)フェノキシ)酢酸;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−クロロフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,6−ジクロロフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,6−ジクロロフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,4−ジフルオロフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−シアノフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(o−トリル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−クロロフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−メトキシフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−クロロピリジン−4−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−クロロピリジン−4−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(1H−テトラゾール−5−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−メトキシウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(ジメチルアミノ)エチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシエチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−フェニルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(ピリジン−3−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−イソプロピルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロペンチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロヘキシルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロブチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(tert−ブチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロプロピルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−プロピルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−フルオロエチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
1−(3−(2−((S)−1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(R)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)−2−(ベンジルオキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(R)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)−2−(ベンジルオキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(R)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)−2−(ベンジルオキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(R)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)−2−(ベンジルオキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−メトキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−メトキシプロピル)ウレア;
(S)−4−アミノ−6−((1−(5−クロロ−3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)アミノ)ピリミジン−5−カルボン酸;
(S)−3−(3−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)プロパン酸;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ウレア;
(S)−2−(3−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)−2−メチルプロパン酸;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(4−ヒドロキシ−2−メチルブタン−2−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(メチルスルホニル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(メチルスルホニル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピロリジン−2−イル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,2−トリフルオロエチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)オキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロペンチルウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2−ジフルオロエチル)ウレア;
1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−メトキシエチル)ウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−5−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−メトキシウレア;
1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,2−トリフルオロエチル)ウレア;
1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−クロロフェニル)ウレア;
(S)−1−((1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)−3−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレア;または
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシエチル)ウレア
からなる群から選択される請求項1に記載の化合物、または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物。
【請求項36】
アトロプ異性体である、請求項1から35のいずれかに記載の化合物。
【請求項37】
請求項1から36のいずれかに記載の化合物および少なくとも1種の薬学的に許容されるビヒクルを含む、医薬組成物。
【請求項38】
疾患または状態の処置を必要とするヒトにおいて疾患または状態を処置するための組成物であって、前記組成物、治療有効量の請求項1から36のいずれかに記載の化合物を含み、前記疾患または状態が、がん、血液悪性腫瘍、白血病、リンパ腫、骨髄増殖性障害、骨髄異形成症候群、形質細胞新生物、固形腫瘍、炎症、線維症、自己免疫障害、アレルギー状態、過敏症、心血管疾患、神経変性疾患、腎障害、ウイルス感染症、肥満、または自己免疫疾患である、組成物
【請求項39】
前記疾患または状態が、関節リウマチ、骨関節炎、アテローム性動脈硬化症、乾癬、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、炎症性腸疾患、喘息、慢性閉塞性気道疾患、肺炎、皮膚炎、脱毛症、腎炎、血管炎、アテローム性動脈硬化症、アルツハイマー病、肝炎、原発性胆汁性肝硬変、硬化性胆管炎、糖尿病(I型糖尿病を含む)、移植臓器の急性拒絶、リンパ腫、多発性骨髄腫、白血病、膵臓がん、膀胱がん、結腸直腸がん、乳がん、前立腺がん、腎がん、肝細胞がん、肺がん、卵巣がん、子宮頚がん、直腸がん、肝臓がん、腎臓がん、胃のがん、皮膚がん、胃がん、食道がん、頭頚部がん、黒色腫、神経内分泌がん、CNSがん(例えば、神経芽細胞腫)、脳腫瘍(例えば、神経膠腫、未分化乏突起神経膠腫、成人多形神経膠芽腫、および成人未分化星状細胞腫)、骨がん、または軟部組織肉腫である、請求項38に記載の組成物
【請求項40】
前記固形腫瘍が、非小細胞肺がん、小細胞肺がん、結腸がん、CNSがん、黒色腫、卵巣がん、腎がん、膵臓がん、前立腺がん、または乳がんである、請求項3に記載の組成物
【請求項41】
ホスファチジルイノシトール3−キナーゼポリペプチドの活性を阻害するための組成物であって、前記組成物は請求項1から36のいずれかに記載の化合物を含み、前記化合物は前記ポリペプチドと接触させられることを特徴とする、組成物
【請求項42】
過剰または破壊性の免疫反応またはがん細胞の成長もしくは増殖を阻害するための組成物であって、有効量の請求項1から36のいずれかに記載の化合物を含む、組成物
【請求項43】
請求項1から36のいずれかに記載の化合物または使用のためのラベルおよび/もしくは指示を含むキット。
【請求項44】
治療における使用のための組成物であって、請求項1から36のいずれかに記載の化合物、薬学的に許容されるその塩、異性体、または混合物を含む、組成物
【請求項45】
請求項38から40のいずれかに記載の疾患または状態の処置における使用のための組成物であって、請求項1から36のいずれかに記載の化合物、薬学的に許容されるその塩、異性体、または混合物を含む、組成物
【請求項46】
請求項39から40のいずれかに記載の疾患または状態の処置のための医薬を製造するための、請求項1から36のいずれかに記載の化合物、薬学的に許容されるその塩、異性体、または混合物の使用。

【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0029】
また、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物、および容器を含む製品が提供される。一実施形態では、容器は、バイアル、瓶、アンプル、予め充填されたシリンジ、または静注用バッグであり得る。
本発明の実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
式(J)の構造を有する化合物
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物であって、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
qは、0または1であり、
およびWは、独立に、C(R)またはNであり、
は、CHまたはNHであり、
は、水素、ハロ、または任意選択で置換されているアルキルであり、
A’は、NR、OR、またはNRC(O)Rであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、ヒドロキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているアルケニル、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、または任意選択で置換されているスルホニルであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、ハロ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、−NH、または任意選択で置換されているアルキニルから独立に選択される1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は、水素または任意選択で置換されているアルキルであり、RおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、任意選択で置換されている複素環式環を任意選択で形成し、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているヘテロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているヘテロシクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、または任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は水素である、
化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物。
(項目2)
式(I)の構造を有する項目1に記載の化合物
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物であって、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
は、C(R)またはNであり、
は、水素、ハロ、またはアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、または任意選択で置換されているアルコキシであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルキニル、ハロアルキル、および−NHから独立に選択される1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は、水素もしくは任意選択で置換されているアルキルであるか、またはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、複素環式環を任意選択で形成する、
化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物。
(項目3)
nが、0、1、2、または3であり、
mが、0、1、または2であり、
が、C(R)またはNであり、
が、水素、ハロ、またはC1〜6アルキルであり、
各Rが、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、またはC1〜6アルキルスルホニルであり、
各Rが、独立に、ハロ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルコキシ、または任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルであり、
が、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキル、または任意選択で置換されているC3〜8アリールであり、
が、少なくとも1つの芳香環ならびにN、O、およびSから選択される少なくとも2個のヘテロ原子を有する6〜12員のヘテロアリールであり、前記ヘテロアリールは、独立にハロ、シアノ、−NH、C1〜6ハロアルキル、C2〜4アルキニル(ヘテロアリールで置換されている)、または任意選択で置換されているC1〜6アルキルである1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されており、
が、水素もしくは任意選択で置換されているC1〜6アルキルであるか、またはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、4〜8員の複素環式環を任意選択で形成する、項目1または2に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物。
(項目4)
各Rが、クロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、またはシアノである、項目1から3のいずれか一項に記載の化合物。
(項目5)
各Rが、クロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、メトキシプロピル、メトキシエチル、エトキシプロピル、またはエトキシエチルである、項目1から4のいずれか一項に記載の化合物。
(項目6)
が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、またはフェニルである、項目1から5のいずれか一項に記載の化合物。
(項目7)
が、水素、メチル、エチル、またはプロピルである、項目1から6のいずれか一項に記載の化合物。
(項目8)
およびRが、これらが結合している原子と一緒になって、ピロリジニル環を任意選択で形成する、項目1から7のいずれか一項に記載の化合物。
(項目9)
が、少なくとも2個の窒素原子を有する単環式ヘテロアリールであり、Rが、独立にブロモ、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、アルキニル(1または2個の窒素原子を有する6員のヘテロアリールで置換されている)、または−NHである2または3個のメンバーで任意選択で置換されている、項目1から8のいずれか一項に記載の化合物。
(項目10)
が、独立にブロモ、クロロ、フルオロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、ジフルオロメチル、ピリジン−2−イルエチニル、ピラジン−2−イルエチニル、または−NHである2または3個のメンバーで置換されているピリミジニルである、項目1から9のいずれか一項に記載の化合物。
(項目11)
以下の式の構造を有する項目1に記載の化合物
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくはその混合物であって、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルケニル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、または任意選択で置換されているアルコキシであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、独立にハロ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、−NH、任意選択で置換されているハロアルキル、もしくは任意選択で置換されているアルキニルである1、2、もしくは3個のメンバーで任意選択で置換されているヘテロアリールであり、Rは、水素もしくは任意選択で置換されているアルキルであるか、またはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、任意選択で置換されている複素環式環を任意選択で形成し、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、または任意選択で置換されているヘテロアリールである、
化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくはその混合物。
(項目12)
nが0、1、2、または3であり、
mが0、1、または2であり、
各Rが、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルケニル、または任意選択で置換されているC1〜6アルコキシであり、
各Rが、独立に、ハロ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、または任意選択で置換されているC1〜6アルコキシであり、
が、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、または任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルであり、
が、N、O、およびSから選択される1、2、3、または4個のヘテロ原子を有する6〜12員の単環式または二環式のヘテロアリールであり、前記ヘテロアリールが、独立にハロ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、−NH、またはC2〜4アルキニル(ヘテロアリールで置換されている)である1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されており、
が、水素または任意選択で置換されているC1〜6アルキルであり、RおよびRが、これらが結合している原子と一緒になって、1、2、または3つの基で任意選択で置換されている4〜8員の複素環式環を任意選択で形成し、該1、2、または3つの基は、それぞれ独立にハロ、ヒドロキシル、スルホニル、または1、2、もしくは3つのハロで任意選択で置換されているC1〜4アルコキシであり、
が、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルコキシ、任意選択で置換されているC1〜6ハロアルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルキルスルホニル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルスルホニル、任意選択で置換されているC6〜10アリールスルホニル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキル、任意選択で置換されているC6〜10アリール、または任意選択で置換されているC5〜8ヘテロアリールである、
項目11に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物。
(項目13)
が、水素;独立にヒドロキシ、C1〜6アルコキシ、カルボキシ、アミノ、もしくはC3〜6ヘテロシクロアルキルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているC1〜6アルキル;C1〜6アルコキシ;C1〜6ハロアルキル;C1〜6アルキルスルホニル;シクロプロピルスルホニル;シクロブチルスルホニル;シクロペンチルスルホニル;シクロヘキシルスルホニル;フェニルスルホニル(前記フェニルは、独立にハロ、C1〜6アルキル、アミノ、またはシアノである1、2、または3つの基で任意選択で置換されている);独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロプロピル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロブチル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロペンチル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロヘキシル;独立にカルボキシ、ハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、シアノ、−S(O)OH、−S(O)CH、もしくはC1〜3アルコキシ(独立にヒドロキシ、カルボキシ、ハロ、またはシアノである1、2、または3つの基で任意選択で置換されている)である1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているフェニル;独立にハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、もしくはシアノである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているピリジニル;独立にハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、もしくはシアノである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているイソオキサゾリル;またはテトラゾリルである、項目11または12に記載の化合物。
(項目14)
が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、(1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル、2−(ジメチルアミノ)エチル、2−ヒドロキシエチル、2−カルボキシエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2−メトキシエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル、2−カルボキシプロパン−2−イル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、3−メトキシプロピル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル、3−ヒドロキシ−3−メチルブチル、4−ヒドロキシ−2−メチルブタン−2−イル、メトキシ、SOCH、シクロペンタニルスルホニル、シクロプロピルスルホニル、4−フルオロフェニルスルホニル、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチル、シクロプロピル、1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル、ピリジン−3−イル、2−トリフルオロメチルピリジン−3−イル、テトラゾリル、3−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−5−イル、5−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−3−イル、フェニル、2−カルボキシフェニル、2−スルフィノフェニル、2−(2−カルボキシエトキシ)フェニル、4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、2,6−ジクロロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、2−シアノフェニル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル、2−(メチルスルホニル)フェニル、2−メチルフェニル、2−クロロフェニル、または2−メトキシフェニルである、項目11から13のいずれか一項に記載の化合物。
(項目15)
が、プリニル、ピリミジニル、チアゾロピリミジニル、トリアジニル、またはイミダゾトリアジニルであり、前記ピリミジニルおよびトリアジニルがそれぞれ、1、2、または3個のメンバーで任意選択で置換されており、前記1、2、または3個のメンバーは独立に、ニトロ、カルボキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、シアノ、メチル、エチル、プロピル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、−NH、または−C≡C(以下の
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
で任意選択で置換されている)である、項目11から14のいずれか一項に記載の化合物。
(項目16)
が、
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
である、項目11から15のいずれか一項に記載の化合物。
(項目17)
が、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、またはメチル(フェニルメトキシまたはメトキシで置換されている)である、項目11から16のいずれか一項に記載の化合物。
(項目18)
およびRが、これらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSから選択される1個の追加のヘテロ原子を任意選択で有する5員の複素環式環を形成し、前記5員の複素環式環が、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシ、ハロ、またはメチルスルホニルアミノで任意選択で置換されている、項目11から17のいずれか一項に記載の化合物。
(項目19)
前記R−R複素環式環が、フルオロ、クロロ、ブロモ、またはヨードで任意選択で置換されているピロリジニルである、項目18に記載の化合物。
(項目20)
各Rが、独立に、ハロ、シアノ、C1〜4アルコキシ、C1〜4ハロアルキル、C1〜4アルキル、またはC1〜4アルケニルである、項目11から19のいずれか一項に記載の化合物。
(項目21)
各Rが、独立に、ハロまたはC1〜4アルキルである、項目11から20のいずれか一項に記載の化合物。
(項目22)
が、水素、メチル、エチル、またはプロピルである、項目11から21のいずれかに記載の化合物。
(項目23)
式(III)の構造を有する項目1に記載の化合物
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物であって、式中、
nは、0、1、2、3、または4であり、
mは、0、1、2、3、または4であり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロアリール、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているヘテロシクロアルキルであり、
各Rは、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているハロアルキル、または任意選択で置換されているアルコキシであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているシクロアルキル、または任意選択で置換されているアリールであり、
は、独立にハロ、シアノ、任意選択で置換されているアルキル、または−NHである1、2、または3つの基で任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
は、水素、任意選択で置換されているアルキル、任意選択で置換されているアルコキシ、任意選択で置換されているハロアルキル、任意選択で置換されているスルホニル、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、または任意選択で置換されているヘテロアリールである、
化合物または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物。
(項目24)
nが、0、1、2、または3であり、
mが、0、1、または2であり、
各Rが、独立に、ハロ、シアノ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルケニル、または任意選択で置換されているC1〜6アルコキシであり、
各Rが、独立に、ハロ、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、または任意選択で置換されているC1〜6アルコキシであり、
が、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、または任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルであり、
が、N、O、およびSから選択される1、2、3、もしくは4個のヘテロ原子を有する6〜12員の単環式または二環式のヘテロアリールであり、前記ヘテロアリールが、独立にハロ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、−NH、またはC2〜4アルキニル(ヘテロアリールで置換されている)である1、2、または3つの基で任意選択で置換されており、
が、水素、任意選択で置換されているC1〜6アルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルコキシ、任意選択で置換されているC1〜6ハロアルキル、任意選択で置換されているC1〜6アルキルスルホニル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキルスルホニル、任意選択で置換されているC6〜10アリールスルホニル、任意選択で置換されているC3〜8シクロアルキル、任意選択で置換されているC6〜10アリール、または任意選択で置換されているC5〜8ヘテロアリールである、項目23に記載の化合物、または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物。
(項目25)
各Rが、独立に、ハロ、シアノ、C1〜4アルコキシ、C1〜4ハロアルキル、C1〜4アルキル、またはC1〜4アルケニルである、項目23または24に記載の化合物。
(項目26)
がハロである、項目23から25のいずれか一項に記載の化合物。
(項目27)
各Rが、独立に、ハロ、C1〜4アルコキシまたはC1〜4アルキルである、項目23から26のいずれか一項に記載の化合物。
(項目28)
各Rが、独立に、ハロまたはC1〜4アルキルである、項目23から27のいずれか一項に記載の化合物。
(項目29)
が、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、またはメチル(フェニルメトキシまたはメトキシで置換されている)である、項目23から28のいずれか一項に記載の化合物。
(項目30)
が、プリニル、ピリミジニル、チアゾロピリミジニル、トリアジニル、またはイミダゾトリアジニルであり、前記ピリミジニルおよびトリアジニルがそれぞれ、1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されており、前記1、2、もしくは3つの基は独立に、ニトロ、カルボキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、シアノ、メチル、エチル、プロピル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、または−NHである、項目23から29のいずれか一項に記載の化合物。
(項目31)
が、
【化204】
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である、項目23から30のいずれか一項に記載の化合物。
(項目32)
が、独立にヒドロキシ、C1〜6アルコキシ、カルボキシ、アミノ、もしくはC3〜6ヘテロシクロアルキルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているC1〜6アルキル;C1〜6アルコキシ;C1〜6ハロアルキル;C1〜6アルキルスルホニル;シクロプロピルスルホニル;シクロブチルスルホニル;シクロペンチルスルホニル;シクロヘキシルスルホニル;フェニルスルホニル(前記フェニルは、独立にハロ、C1〜6アルキル、アミノ、もしくはシアノである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されている);独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロプロピル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロブチル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロペンチル;独立にハロ、C1〜6ハロアルキル、カルボキシ、もしくはヒドロキシルである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているシクロヘキシル;独立にカルボキシ、ハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、シアノ、−S(O)OH、−S(O)CH、もしくはC1〜3アルコキシ(独立にヒドロキシ、カルボキシ、ハロ、またはシアノである1、2、または3つの基で任意選択で置換されている)である1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているフェニル;独立にハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、もしくはシアノである1、2、もしくは3つの基で任意選択で置換されているピリジニル、イソオキサゾリル(ハロ、C1〜3ハロアルキル、C1〜3アルキル、もしくはシアノで任意選択で置換されている);またはテトラゾリルである、項目23から31に記載の化合物。
(項目33)
が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、(1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル、2−(ジメチルアミノ)エチル、2−ヒドロキシエチル、2−カルボキシエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2−メトキシエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル、2−カルボキシプロパン−2−イル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、3−メトキシプロピル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル、3−ヒドロキシ−3−メチルブチル、4−ヒドロキシ−2−メチルブタン−2−イル、メトキシ、SOCH、シクロペンチルスルホニル、シクロプロピルスルホニル、4−フルオロフェニルスルホニル、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチル、シクロプロピル、1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル、ピリジン−3−イル、2−トリフルオロメチルピリジン−3−イル、テトラゾリル、3−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−5−イル、5−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−3−イル、フェニル、2−カルボキシフェニル、2−スルフィノフェニル、2−(2−カルボキシエトキシ)フェニル、4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、2,6−ジクロロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、2−シアノフェニル、2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル、2−(メチルスルホニル)フェニル、2−メチルフェニル、2−クロロフェニル、または2−メトキシフェニルである、項目23から32のいずれか一項に記載の化合物。
(項目34)
が、水素、メチル、エチル、またはプロピルである、項目23から33のいずれか一項に記載の化合物。
(項目35)
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−メチルベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−メチルベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(((2−アミノ−5−シアノ−6−メチルピリミジン−4−イル)アミノ)(シクロプロピル)メチル)−5,8−ジクロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(((2−アミノ−5−シアノ−6−メチルピリミジン−4−イル)アミノ)(シクロプロピル)メチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−(2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピロリジン−2−イル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)ブチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)ブチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)ブチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)ブチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−((2−アミノ−5−シアノ−6−(ジフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−((2−アミノ−5−シアノ−6−(ジフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−((2−アミノ−5−シアノ−6−(ジフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−8−クロロ−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(8−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(8−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(8−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(8−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(8−シアノ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(8−シアノ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−5−(ジフルオロメチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−5−(ジフルオロメチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−5−(ジフルオロメチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(8−シアノ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−((6−アミノ−5−(ピラジン−2−イルエチニル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(1−((6−アミノ−5−(ピリジン−2−イルエチニル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)プロピル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(5,8−ジクロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)ブチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−3−(2−(((6−アミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)(シクロプロピル)メチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−5−フルオロベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−5−フルオロベンズアミド;
(S)−3−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−5−フルオロベンズアミド;
(S)−5−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ニコチンアミド;
(S)−5−(5−クロロ−2−(シクロプロピル((2,6−ジアミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)メチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ニコチンアミド;
1−(3−(2−((1S,2S)−1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)−2−メチルブチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
1−(3−(2−((1S,2S)−1−((6−アミノ−5−ニトロピリミジン−4−イル)アミノ)−2−メチルブチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(R)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−ブロモ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(5−アリル−2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5,8−ジクロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5,8−ジフルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソ−5−(トリフルオロメチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−6−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−7−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−メチル−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−メトキシ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)(メチル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−4−クロロフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−4−クロロフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−4−メチルフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−4−メチルフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5,8−ジクロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−8−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5,8−ジフルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−8−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−シアノ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−2−(1−(イミダゾ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルアミノ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
1−(3−(2−((2S,4S)−1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(5−(tert−ブチル)イソオキサゾール−3−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,2−トリフルオロエチル)ウレア;
(S)−1−(5−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−フルオロフェニル)−3−イソプロピルウレア;
(S)−1−(5−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−フルオロフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−N−((3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)カルバモイル)シクロペンタンスルホンアミド;
(S)−N−((3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルアミノ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)カルバモイル)シクロペンタンスルホンアミド;
(S)−N−((3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)カルバモイル)シクロプロパンスルホンアミド;
(S)−1−((1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)−3−(3−(2−(1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピロリジン−2−イル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピロリジン−2−イル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−3−(5−クロロ−2−(1−((2,6−ジアミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)ベンズアミド;
(S)−1−(3−(2−(1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピロリジン−2−イル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(ピリジン−2−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−メチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−メチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−(ピリジン−2−イルエチニル)ピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((4−アミノ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−クロロフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)−2−クロロフェニル)−3−エチルウレア;
(S)−2−(3−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)安息香酸;
(S)−2−(3−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)ベンゼンスルホン酸;
(S)−2−(2−(3−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)フェノキシ)酢酸;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−クロロフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,6−ジクロロフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,6−ジクロロフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,4−ジフルオロフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−シアノフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(o−トリル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−クロロフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−メトキシフェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−フルオロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−クロロピリジン−4−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−クロロピリジン−4−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(1H−テトラゾール−5−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−メトキシウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(ジメチルアミノ)エチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシエチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−フェニルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(ピリジン−3−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−イソプロピルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロペンチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロヘキシルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロブチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(tert−ブチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロプロピルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−プロピルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−フルオロエチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
1−(3−(2−((S)−1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(R)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)−2−(ベンジルオキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(R)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)−2−(ベンジルオキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;
(R)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)−2−(ベンジルオキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(R)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)−2−(ベンジルオキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−メトキシプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−メトキシプロピル)ウレア;
(S)−4−アミノ−6−((1−(5−クロロ−3−(3−(3−エチルウレイド)フェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル)エチル)アミノ)ピリミジン−5−カルボン酸;
(S)−3−(3−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)プロパン酸;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ウレア;
(S)−2−(3−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレイド)−2−メチルプロパン酸;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(4−ヒドロキシ−2−メチルブタン−2−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(メチルスルホニル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((9H−プリン−6−イル)アミノ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−(メチルスルホニル)フェニル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピロリジン−2−イル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,2−トリフルオロエチル)ウレア;
(S)−1−(3−(2−(1−((6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)オキシ)エチル)−5−クロロ−4−オキソキナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−シクロペンチルウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2−ジフルオロエチル)ウレア;
1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−メトキシエチル)ウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(3−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−5−イル)ウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−エチルウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)ウレア;
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−メトキシウレア;
1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2,2,2−トリフルオロエチル)ウレア;
1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−クロロフェニル)ウレア;
(S)−1−((1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)−3−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)ウレア;または
(S)−1−(3−(5−クロロ−4−オキソ−2−(1−(チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−7−イルオキシ)エチル)キナゾリン−3(4H)−イル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシエチル)ウレア
からなる群から選択される項目1に記載の化合物、または薬学的に許容されるその塩、異性体、もしくは混合物。
(項目36)
アトロプ異性体である、項目1から35のいずれかに記載の化合物。
(項目37)
項目1から36のいずれかに記載の化合物および少なくとも1種の薬学的に許容されるビヒクルを含む、医薬組成物。
(項目38)
疾患または状態の処置を必要とするヒトにおいて疾患または状態を処置する方法であって、前記方法は、前記ヒトに治療有効量の項目1から36のいずれかに記載の化合物を投与するステップを含み、前記疾患または状態が、がん、血液悪性腫瘍、白血病、リンパ腫、骨髄増殖性障害、骨髄異形成症候群、形質細胞新生物、固形腫瘍、炎症、線維症、自己免疫障害、アレルギー状態、過敏症、心血管疾患、神経変性疾患、腎障害、ウイルス感染症、肥満、または自己免疫疾患である、方法。
(項目39)
前記疾患または状態が、関節リウマチ、骨関節炎、アテローム性動脈硬化症、乾癬、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、炎症性腸疾患、喘息、慢性閉塞性気道疾患、肺炎、皮膚炎、脱毛症、腎炎、血管炎、アテローム性動脈硬化症、アルツハイマー病、肝炎、原発性胆汁性肝硬変、硬化性胆管炎、糖尿病(I型糖尿病を含む)、移植臓器の急性拒絶、リンパ腫、多発性骨髄腫、白血病、膵臓がん、膀胱がん、結腸直腸がん、乳がん、前立腺がん、腎がん、肝細胞がん、肺がん、卵巣がん、子宮頚がん、直腸がん、肝臓がん、腎臓がん、胃のがん、皮膚がん、胃がん、食道がん、頭頚部がん、黒色腫、神経内分泌がん、CNSがん(例えば、神経芽細胞腫)、脳腫瘍(例えば、神経膠腫、未分化乏突起神経膠腫、成人多形神経膠芽腫、および成人未分化星状細胞腫)、骨がん、または軟部組織肉腫である、項目38に記載の方法。
(項目40)
前記固形腫瘍が、非小細胞肺がん、小細胞肺がん、結腸がん、CNSがん、黒色腫、卵巣がん、腎がん、膵臓がん、前立腺がん、または乳がんである、項目39に記載の方法。
(項目41)
ホスファチジルイノシトール3−キナーゼポリペプチドを、項目1から36のいずれかに記載の化合物と接触させることによって、前記ポリペプチドの活性を阻害する方法。
(項目42)
過剰または破壊性の免疫反応またはがん細胞の成長もしくは増殖を阻害する方法であって、有効量の項目1から36のいずれかに記載の化合物を投与するステップを含む、方法。
(項目43)
項目1から36のいずれかに記載の化合物または使用のためのラベルおよび/もしくは指示を含むキット。
(項目44)
治療における使用のための、項目1から36のいずれかに記載の化合物、薬学的に許容されるその塩、異性体、または混合物。
(項目45)
項目38から40のいずれかに記載の処置する方法における使用のための、項目1から36のいずれかに記載の化合物、薬学的に許容されるその塩、異性体、または混合物。
(項目46)
項目39から40のいずれかに記載の疾患または状態の処置のための医薬を製造するための、項目1から36のいずれかに記載の化合物、薬学的に許容されるその塩、異性体、または混合物の使用。
【国際調査報告】
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