特表2017-524219(P2017-524219A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-524219(P2017-524219A)
(43)【公表日】2017年8月24日
(54)【発明の名称】スマートマルチカード
(51)【国際特許分類】
   G06K 19/077 20060101AFI20170728BHJP
   G06Q 20/34 20120101ALI20170728BHJP
   B42D 25/305 20140101ALI20170728BHJP
【FI】
   G06K19/077 244
   G06Q20/34 300
   B42D15/10 307
   G06K19/077 112
   G06K19/077 116
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2017-523747(P2017-523747)
(86)(22)【出願日】2015年7月13日
(85)【翻訳文提出日】2017年1月16日
(86)【国際出願番号】KR2015007264
(87)【国際公開番号】WO2016010320
(87)【国際公開日】20160121
(31)【優先権主張番号】10-2014-0088649
(32)【優先日】2014年7月14日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2014-0162775
(32)【優先日】2014年11月20日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ
(71)【出願人】
【識別番号】517015317
【氏名又は名称】ブリリアンツ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(72)【発明者】
【氏名】ベ、 ジェ フン
(72)【発明者】
【氏名】ベ、 ジェ ホ
【テーマコード(参考)】
2C005
5L055
【Fターム(参考)】
2C005MA18
2C005NA08
2C005QB01
2C005QC13
2C005QC20
5L055AA66
(57)【要約】
本発明はスマートマルチカードに関するものである。本発明の一実施例に係るスマートマルチカードは、内部にカード構成の設置空間を具備したカードフレームと、無線通信を通じて外部カード端末機または通信デバイスとのデータの送受信を遂行する無線通信部と、複数個のカード情報を保存する情報保存部と、使用者の入力操作を受けて内蔵された複数のカード情報から選択を遂行する使用者入力部と、前記選択されたカード情報を視覚的に表示するディスプレイ部と、前記使用者から選択された前記カード情報を前記情報保存部から抽出し、前記カード情報を情報処理して前記ディスプレイ部に伝達し、前記無線通信部を通じて送受信するデータを情報処理する制御部とを含む。本発明によれば、一つのカードに決済および積立て関連データがすべて保存されることによって、カード所持の便宜性を向上させることができる効果がある。使用者が複数枚のカードを所持する必要がないため財布が軽くなる効果がある。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部にカード構成の設置空間を具備したカードフレームと、
無線通信を通じてカード端末機または通信デバイスとのデータの送受信を遂行する無線通信部と、
複数個のカード情報を保存する情報保存部と、
前記複数個のカード情報の中で選択のために使用者の入力操作を受ける使用者入力部と、
選択された前記カード情報を含む画面を視覚的に表示するディスプレイ部と、
前記使用者から選択された前記カード情報を前記情報保存部から抽出し、前記カード情報を情報処理して前記ディスプレイ部に伝達し、前記無線通信部を通じて送受信するデータを情報処理する制御部と
を含む、スマートマルチカード。
【請求項2】
接触式カード端末機とデータ交換を遂行するコネクタ部をさらに含む、請求項1に記載のスマートマルチカード。
【請求項3】
前記無線通信部は、
前記通信デバイスから前記情報保存部に保存する前記カード情報の受信または前記スマートマルチカードの制御命令を受信するBLEモジュールを含み、
前記制御部は、前記カード情報を前記情報保存部の保存形式に相応するように、変換を遂行する、請求項1に記載のスマートマルチカード。
【請求項4】
前記無線通信部は、
前記通信デバイスとの無線通信を通してのデータ交換または前記カード端末機と非接触式決済を遂行するNFCモジュールを含む、請求項1に記載のスマートマルチカード。
【請求項5】
前記情報保存部と前記制御部のデータ方式が相異する場合、前記データ方式を同一に変換するインターフェース部をさらに含む、請求項1に記載のスマートマルチカード。
【請求項6】
前記スマートマルチカードに電源を供給する電源供給部と、
外部電源と連結して充電または外部デバイスと連結してデータ交換を遂行する外部端子連結部と
をさらに含む、請求項1に記載のスマートマルチカード。
【請求項7】
前記電源供給部は、
無線充電の遂行ができることを特徴とする、請求項6に記載のスマートマルチカード。
【請求項8】
前記カードフレームの後面に具備されて、前記電源供給部の充電を遂行するソーラーセルをさらに含む、請求項6に記載のスマートマルチカード。
【請求項9】
前記使用者入力部の操作によって休眠状態から活性状態に変更されることを特徴とする、請求項1に記載のスマートマルチカード。
【請求項10】
前記情報保存部は、
主使用カード設定を保存することを特徴とし、
前記スマートマルチカードは、
休眠状態から活性状態に変更される場合、主使用カード情報が前記情報保存部からロードされることを特徴とする、請求項9に記載のスマートマルチカード。
【請求項11】
前記使用者入力部は、
方向ボタンおよび選択ボタンによってカードの変更または選択を遂行するボタン入力方式、使用者のタッチ入力操作を受けてカードの変更または選択を遂行するタッチパッド方式のうち少なくとも一つ以上によって遂行される、請求項1に記載のスマートマルチカード。
【請求項12】
選択されたカードが積立カードである場合、
前記ディスプレイ部に表示される前記カード情報は、
バーコード、カード番号、QRコードのうち少なくとも一つ以上を含む、請求項1に記載のスマートマルチカード。
【請求項13】
選択されたカードが使用者識別カードである場合、
前記ディスプレイ部は、前記使用者識別カードの種類を表示し、
前記制御部は、前記情報保存部からロードした前記使用者識別カードの情報を情報処理して無線通信部またはコネクタ部に伝達する、請求項1または請求項2に記載のスマートマルチカード。
【請求項14】
前記ディスプレイ部と前記使用者入力部が結合されてタッチスクリーンで具現されることを特徴とする、請求項1に記載のスマートマルチカード。
【請求項15】
前記ディスプレイ部は、電子ペーパーで構成されることを特徴とする、請求項1に記載のスマートマルチカード。
【請求項16】
前記制御部は、情報処理を通じて使用者から設定事項の入力を受けることができるインターフェースを生成して前記ディスプレイ部に提供し、
前記情報保存部は、使用者から使用者入力部を通じて入力された設定事項を保存する、請求項1に記載のスマートマルチカード。
【請求項17】
前記スマートマルチカードが前記通信デバイスと連動する場合、
前記制御部は、前記通信デバイスから無線通信信号が受信されるかどうかを認識して、前記無線通信信号が受信されない場合、前記スマートマルチカードの作動を中止することを特徴とする、請求項1に記載のスマートマルチカード。
【請求項18】
前記無線通信部は前記カード端末機から決済内訳または積立て内訳情報を受信し、
前記制御部は前記ディスプレイ部に表示できるように情報処理し、
前記ディスプレイ部は決済内訳または積立て内訳を視覚的に表示する、請求項1に記載のスマートマルチカード。
【請求項19】
前記制御部は、
カード決済機能を制御する決済制御モジュールと、
前記スマートマルチカードの決済以外の動作を制御する動作制御モジュールと
を含む、請求項1に記載のスマートマルチカード。
【請求項20】
前記制御部によって情報処理されたカード情報に基づいてマグネチックストライプを生成するマグネチックストライプ駆動部をさらに含む、請求項1に記載のスマートマルチカード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はスマートマルチカードに関するもので、より詳しくは、複数枚のカード情報を一つのカードに入れて使用者が簡便に決済、積立て、本人確認を遂行できるようにするスマートマルチカードに関するものである。
【背景技術】
【0002】
現代社会の産業化以後、急激な情報化、信用化を経ながらクレジットカードは貨幣に次ぐほどその活用度が高まっている。これに伴い、一般成人が所持しているクレジットカードの数も大きく増加し、個人別に、少なくとも2〜3枚から多い場合は、10枚以上も保有、活用する場合が多くなってきた。
【0003】
また、マーケティングが活性化されるにつれて、B2Cを基盤とする多くの企業では多様なポイントカードの発行が必須のマーケティング項目となり、もはや路地商圏に位置した小規模の店舗においても売り上げ増加のために一般的に活用する手段となった。これに伴い、個人に発行されたカードは自分も知らないうちに数十枚にも上っているのが現状である。しかし、多くの場合、不要な発行費用だけが発生し、廃棄されて社会的費用を発生させているのも現実である。さらに、再訪問の頻度が高くない店舗のポイントカード、割引カードは、実際に訪問した時に所持しておらず、活用できない場合が日常的に発生している。
【0004】
このような現象は、消費者の立場では煩雑で複雑なカード管理によるカード発行の回避をもたらし、企業の立場では不要なマーケティング費用をもたらす、需要−供給すべての面において、無駄遣いと不合理をもたらしてしまう。
【0005】
実際のポイントカードと比べて相対的に活用度が高いと判断されるクレジットカードの場合においても、2001年に1人当たり4枚に増加した後、クレジットカード流動性リスク以降しばらく停滞していたクレジットカード保有量は持続的に増加して2011年基準1人当たり4.9枚、全体の発行枚数は約1億2,213万枚に上っている。
【0006】
一方、カードの発行枚数は持続的に増加してきているものの、実際に使われているカードは個人当たり1.4枚に過ぎない。結果的に個人が所持しているクレジットカードのほとんどが休眠カードとなり、約2,000万枚以上(約400億ウォン以上)は捨てられているのが現状である。これに加え、デビットカードやチェックカード、キャッシュカード、プリペイドカードなどの多様な貨幣代用カードやポイントカード、割引カードなどのマーケティング目的のカードを含む場合、実に天文学的な費用が無駄遣いされているといっても過言ではないだろう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
使用者が一枚のカード内に複数枚のカード情報を入れて簡便に決済、積立てまたは本人確認を遂行できるようにし、使用者が使うカードをディスプレイで確認しながら使用者入力部の操作を通じて簡便に選択することができ、使用者が多様かつ簡便な決済方式および充電方式を活用できるスマートマルチカードを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施例に係るスマートマルチカードは、内部にカード構成の設置空間を具備したカードフレームと、無線通信を通じて外部カード端末機または通信デバイスとのデータの送受信を遂行する無線通信部と、複数個のカード情報を保存する情報保存部と、使用者の入力操作を受けて内蔵された複数のカード情報から選択を遂行する使用者入力部と、前記選択されたカード情報を視覚的に表示するディスプレイ部と、前記使用者から選択された前記カード情報を前記情報保存部から抽出し、前記カード情報を情報処理して前記ディスプレイ部に伝達し、前記無線通信部を通じて送受信するデータを情報処理する制御部とを含む。
【0009】
また、接触式カード端末機とデータ交換を遂行するコネクタ部をさらに含むことができる。
【0010】
また、前記無線通信部は、前記通信デバイスから前記情報保存部に保存する前記カード情報の受信または前記スマートマルチカードの制御命令を受信するBLEモジュールを含み、前記制御部は、前記カード情報を前記情報保存部の保存形式に相応するように変換することができる。
【0011】
また、前記無線通信部は、前記通信デバイスとの無線通信を通してのデータ交換または前記カード端末機と非接触式決済を遂行するNFCモジュールを含むことができる。
【0012】
また、前記情報保存部と前記制御部のデータ方式が相異する場合、前記データ方式を同一に変換するインターフェース部をさらに含むことができる。
【0013】
また、前記スマートマルチカードに電源を供給する電源供給部と、外部電源と連結して充電または外部デバイスと連結してデータ交換を遂行する外部端子連結部とをさらに含むことができる。
【0014】
また、前記ディスプレイ部は、前記電源供給部の電源保有量を表示することを特徴とすることができる。
【0015】
また、前記電源供給部は、無線充電の遂行ができることを特徴とすることができる。
【0016】
また、前記カードフレームの後面に具備されて、電源供給部の充電を遂行するソーラーセルをさらに含むことができる。
【0017】
また、前記スマートマルチカードは、前記使用者入力部の操作によって休眠状態から活性状態に変更されることを特徴とすることができる。
【0018】
また、前記情報保存部は、主使用カード(主に使用するカード)設定を保存することを特徴とし、前記スマートマルチカードは休眠状態から活性状態に変更される場合、主使用カード情報が前記情報保存部からロードされることを特徴とすることができる。
【0019】
また、前記使用者入力部は、方向ボタンおよび選択ボタンによってカードの変更または選択を遂行するボタン入力方式、使用者のタッチ入力操作を受けてカードの変更または選択を遂行するタッチパッド方式のうち少なくとも一つ以上によって遂行され得る。
【0020】
また、前記選択されたカードが積立カードである場合、前記ディスプレイ部に表示される前記カード情報は、バーコード、カード番号、QRコード(登録商標)のうち少なくとも一つ以上を含むことができる。
【0021】
また、前記選択されたカードが使用者識別カードである場合、前記ディスプレイ部は、前記識別カードの種類を表示し、前記制御部は、前記情報保存部からロードした前記使用者識別カード情報を情報処理して無線通信部またはコネクタ部に伝達することができる。
【0022】
また、前記ディスプレイ部と前記使用者入力部が結合されてタッチスクリーンで具現されることを特徴とすることができる。
【0023】
また、前記ディスプレイ部は、電子ペーパーで構成されることを特徴とすることができる。
【0024】
また、前記制御部は、情報処理を通じて使用者から設定事項の入力を受けることができるインターフェースを生成して前記ディスプレイ部に提供し、前記情報保存部は、使用者から使用者入力部を通じて入力された設定事項を保存することができる。
【0025】
また、前記スマートマルチカードが前記通信デバイスと連動する場合、前記制御部は、前記通信デバイスからBLE信号が受信されるかどうかを認識して、前記信号が受信されない場合、前記スマートマルチカードの作動を中止することを特徴とすることができる。
【0026】
また、前記無線通信部は前記カード端末機から決済内訳情報を受信し、前記制御部は前記ディスプレイ部に表示できるように情報処理し、前記ディスプレイ部は決済内訳を視覚的に表示することができる。
【0027】
また、前記制御部は、カード決済機能を制御する決済制御モジュールと、および前記スマートマルチカードの決済以外の動作を制御する動作制御モジュールとを含むことができる。
【0028】
また、前記制御部によって情報処理されたカード情報に基づいてマグネチックストライプを生成するマグネチックストライプ駆動部をさらに含むことができる。
【発明の効果】
【0029】
前記のような本発明によれば、下記のような多様な効果を有する。
【0030】
第1、本発明の実施例に係るスマートマルチカードを通じて、一つのカードに決済および積立て関連データがすべて保存されることによって、カード所持の便宜性を向上させることができる効果がある。使用者が複数枚のカードを所持する必要がないため財布が軽くなる効果がある。
【0031】
第2、本発明の実施例に係るスマートマルチカードは、無線通信部、コネクタ部、マグネチックストライプをすべて具備することができるため、マグネチックストライプ(磁気帯)による決済方式、接触式決済方式、非接触式決済方式および通信デバイスを利用した決済方式などの多様な決済方式を提供することができる。これに伴い、使用者は使用者の状況に符合した方式を適用して決済を遂行できる。
【0032】
第3、前記スマートマルチカードは通信デバイスとの連動を通じて、前記スマートマルチカードが前記通信デバイスから一定距離以上離れると決済が進行されないようにすることによって、カードの盗難または紛失時に個人情報の保安や無断決済の防止にも優れた効果を提供することができる。
【0033】
第4、前記スマートマルチカードは通信デバイスなどの他のデバイスとの有線連結やカード端末機または通信デバイスとの無線通信を通じて発行されたカードを受信して保存できるため、簡便に一枚のカードに複数枚のカード情報を保存することができる。
【0034】
第5、前記スマートマルチカードは前記ディスプレイ部を通じてカード情報を表示するため、使用者がいずれのカードを選択して決済を遂行するか確認できる。
【0035】
第6、前記スマートマルチカードは使用者入力部を具備しているため使用者がカード操作を簡単に遂行することができ、特に使用者入力部がディスプレイ部と結合してタッチスクリーンをなす場合、ディスプレイを確認しながらすぐにカード操作を遂行することができるためカードの操作が簡便であり、別途のキーパッドなどの構成を含まなくてもよいため平らなカード形態を具現しやすい。
【0036】
第7、前記スマートマルチカードは休眠モード機能を含むため不要な電力消耗を減らして充電回数を減らすことができる。これを通じて使用者が頻繁に充電をしなければならない問題点および電源保有量に神経を使わなければならない問題点を解消することができる。
【0037】
第8、前記スマートマルチカードは主使用カード設定機能を通じて、使用者がカード決済をしようとする場合、即座で主使用カードで決済をすることができる。これを通じて、主使用カードを選択してカード情報を呼び出すまでかかる時間を節約できる効果がある。
【0038】
第9、前記スマートマルチカードはソーラーセルを含むため太陽光があればどこでも充電を遂行できる。これを通じて、使用者は別途の充電場所を探さなくても済む。また、前記ソーラーセルは前記スマートマルチカードの別途構成が具備されないカードフレーム後面部の一側に具備可能であるためカードの使用に不便がなく、後面部を太陽光に露出させるだけで充電を遂行することができるため有用である。
【0039】
第10、前記スマートマルチカードは無線充電を遂行することができるため簡便に充電することができる。使用者は無線充電器が具備された場所であればカードを直接電源に連結せずとも電源の充電を遂行することができるため簡便であり、特に使用者が充電を考慮しなくても前記スマートマルチカードが自動で充電するため使用が便利である。
【0040】
第11、前記スマートマルチカードは決済内訳または積立て内訳情報をカード端末機から受信できるため、使用者は領収書を受け取らなくても決済内訳または積立て内訳をすぐに確認することができる。また、領収書を別途提供しなくてもよいため、領収書の出力に要される費用を減らすことができる効果がある。
【0041】
第12、前記スマートマルチカードは受信した決済内訳情報を通信デバイスに伝送できるため、使用者は領収書を受け取らなくても保存が必要な前記決済内訳情報を前記通信デバイスに伝送して保存することができ、前記決済内訳情報に基づいて家計簿を作成するなど、累積データをすぐに活用できる効果がある。また、使用者は決済情報を確認し、前記通信デバイスに保存するための有料決済文字サービスを利用しなくてもよいため、費用を節減することができる。
【0042】
第13、前記スマートマルチカードを通じて、使用者別に一枚のカードだけを保有して決済または積立てを遂行すればよいので、不要に発行されて捨てられる数多くのカード生産費用を節減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0043】
図1】本発明の一実施例に係るスマートマルチカードの内部システム構成図である。
図2】本発明の一実施例に係るスマートマルチカードの例示図である。
図3】本発明の一実施例に係るスマートマルチカードの各構成の内部配置例示図である。
図4】本発明の一実施例に係るスマートマルチカードを利用して決済または積立てを遂行する方法のフローチャートである。
図5】本発明の一実施例に係るスマートマルチカードと通信デバイスの連結関係を示した例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0044】
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。本発明の利点および特徴、そしてそれらを達成する方法は添付される図面とともに詳細に後述されている実施例を参照すれば明確になるはずである。しかし、本発明は以下で掲示される実施例に限定されるものではなく互いに異なる多様な形態で具現され得、本実施例は本発明の開示を完全にし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇によって定義されるだけである。明細書全体にかけて同一参照符号は同一構成要素を指し示す。
【0045】
特に定義されない限り、本明細書で使われるすべての用語(技術および科学的用語を含む)は本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者に共通して理解できる意味で使用される。また、一般的に使われる辞書に定義されている用語は特に定義されていない限り、理想的にまたは過度に解釈されない。
【0046】
本明細書で使われた用語は実施例を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書で、単数形は特に言及しない限り複数形も含む。明細書で使われる「含む(comprises)」および/または「含む(comprising)」は言及された構成要素の他に一つ以上の他の構成要素の存在または追加を排除しない。
【0047】
本明細書で使われるカード情報は、前記カードが積立カードである場合にはカードの名称、カードイメージ、カード番号、バーコード、QRコード(登録商標)などを含むことができ、前記カードがクレジットカードまたはチェックカードである場合にはカード会社情報、カードの名称、カード社のロゴ、カードイメージ、カードの有効期間などを含むことができ、前記カードが使用者識別カード(ICカード)の場合には使用者の写真、姓名、識別番号(例えば、住民票コード、社員番号、軍隊の認識番号、資格証番号など)などを含むことができる。
【0048】
本明細書で使われる通信デバイスは、無線通信が可能なすべてのデバイスを意味する。すなわち、前記通信デバイスは、スマートフォン、スマートウォッチ、タブレットPC、ノートブックPC、デスクトップPCなどの無線通信機能を有したデバイスだけでなく、無線通信機能のないデバイスであるが無線通信チップが含まれたメモリーカードを挿入して無線通信が可能なデバイスも含む。
【0049】
また、本明細書で使われるスマートマルチカード100は一つのカード内IC(Integrated Circuit)チップに一つのカード情報だけを含んでいた既存のカードとは違って、一つのカード内に一つ以上のカード情報を含むことができるカードに該当する。すなわち、前記スマートマルチカード100は保存された一つ以上のカード情報から一つをロードして決済またはポイントの積立てを遂行できるカードである。
【0050】
また、本明細書で使われるカード端末機はカードを利用した決済を遂行する端末機、積立カード番号の入力を受けてポイントの積立てを遂行する端末機、使用者の識別情報をスマートマルチカード100から獲得して確認する端末機を含み、前記スマートマルチカード100に新しいカードを発行するカード会社、銀行または売り場の端末機も含む。また、前記カードを利用した決済を遂行する端末機は以下において決済端末機と表現され得る。
【0051】
図1は本発明の一実施例に係るスマートマルチカード100の内部システム構成図である。図2は本発明の一実施例に係るスマートマルチカード100の例示図である。図3は本発明の一実施例に係るスマートマルチカード100の各構成の内部配置例示図である。図4は本発明の一実施例に係るスマートマルチカード100を利用して決済または積立てを遂行する方法のフローチャートである。図5は本発明の一実施例に係るスマートマルチカード100と通信デバイス200の連結関係を示した例示図である。
【0052】
図1図5にはスマートマルチカード100、カードフレーム110、制御部120、情報保存部130、使用者入力部140、電源供給部150、ディスプレイ部160、無線通信部170、コネクタ部180、通信デバイス200が図示される。
【0053】
以下、図面を参照して本発明の実施例に係るスマートマルチカード100について説明する。
【0054】
図1は本発明の一実施例に係るスマートマルチカード100の内部システム構成図である。図2は本発明の一実施例に係るスマートマルチカード100の例示図である。図3は本発明の一実施例に係るスマートマルチカード100の各構成の内部配置例示図である。
【0055】
図1図3を参照すれば、本発明の一実施例に係るスマートマルチカード100はカードフレーム110、制御部120、情報保存部130、使用者入力部140、電源供給部150、ディスプレイ部160、無線通信部170、およびコネクタ部180を全部または一部含む。
【0056】
前記カードフレーム110は、内部にカード構成を設置できる空間を提供する。前記カードフレーム110は合成樹脂、金属などの多様な素材で構成され得る。前記カードフレーム110は前面カードフレームと後面カードフレームにそれぞれ製造されて密着して一体化することができ、これに伴い、内部に所定のカード構成の設置空間を提供することができる。前記前面カードフレームには内部に設置された情報保存部130が外部に露出され得るように貫通ホールが形成され得る。ただし、前記カードフレーム110は前面および後面カードフレームで構成されるものに限定されず、一体型カードフレームに構成を挿入する形態などの多様な形態で具現され得る。
【0057】
前記制御部120は、通常的に前記スマートマルチカード100の各構成の動作を制御して前記スマートマルチカード100の全般的な動作を制御する機能を遂行する。例えば、前記制御部120は、前記使用者入力部140から入力されたデータを処理して使用者の命令を判断する機能を遂行する。また、前記制御部120は、外部のカード端末機または通信デバイス200に無線通信または直接接触を通じてデータを伝送できるように情報処理を遂行する。例えば、前記カード情報が使用者識別情報である場合、前記制御部120は、前記情報保存部130からロードした前記カード情報を情報処理し、前記カード端末機に伝送するために無線通信部170またはコネクタ部180に伝達することができる。また、前記制御部120は、前記カード端末機または前記通信デバイス200から無線通信または直接接触を通じて受信したデータを前記スマートマルチカード100の前記情報保存部130内に保存したり前記ディスプレイ部160に表示する。また、前記制御部120は、前記カード端末機または前記通信デバイス200から受信したり前記情報保存部130内のデータを抽出して、前記ディスプレイ部160に表示できる形態に情報処理する機能を遂行する。
【0058】
前記使用者入力部140は使用者が前記スマートマルチカード100の動作を制御するための入力データの入力を受けて前記制御部120に伝達する機能を遂行する。前記使用者入力部140はキーパッド(key pad)、キーボード、ドームスイッチ(dome switch)、タッチパッド(定圧/静電)などで構成され得る。特に、タッチパッドが後述するディスプレイ部160と相互レイヤー構造をなす場合、これをタッチスクリーン(touch screen)と呼ぶことができる。例えば、前記使用者入力部140は、方向ボタンおよび選択ボタンによってカードの変更または選択を遂行するボタン入力方式、使用者のタッチ入力操作を受けてカードの変更または選択を遂行するタッチパッド方式などで具現され得る。これを通じて、前記使用者入力部140は使用者の入力操作を受けて複数のカード情報の中で選択を遂行する機能を遂行する。
【0059】
前記無線通信部170は外部の通信デバイス200またはカード端末機とデータ交換を遂行する機能を遂行する。例えば、前記無線通信部170は決済のために無線通信を通じてデータを外部の通信デバイス200またはカード端末機に伝送することができ、カード発行のために前記カード端末機または前記通信デバイス200から無線通信を通じてカード情報を受信することができる。また、前記無線通信部170はカード決済遂行に必要な情報を周辺から獲得する機能を遂行する。例えば、前記無線通信部170は使用者が訪問した売り場の名称、売り場の割引情報などを把握するために、前記売り場で発信する無線信号(例えば、beacon信号)を受信することができる。前記無線通信部170は無線インターネットモジュール、近距離通信モジュール、およびGPSモジュールなどを含むことができる。
前記無線インターネットモジュールは無線インターネット接続のためのモジュールを指すもので、前記無線インターネットモジュールは前記スマートマルチカード100に内蔵または外装され得る。無線インターネット技術としては、WLAN(Wireless LAN)(Wi−Fi)、Wibro(Wireless broadband)、Wimax(World Interoperability for Microwave Access)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、LTE(long term evolution)、LTE−A(Long Term Evolution−Advanced)などが利用され得る。
【0060】
前記近距離通信モジュールは近距離通信のためのモジュールをいう。近距離通信技術として、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)、beacon(Beacon)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(IrDA、infrared Data Association)、UWB(Ultra Wideband)、ジグビー(ZigBee(登録商標))、NFC(Near Field Communication)などが利用され得る。
【0061】
前記BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)は既存のクラシックブルートゥース(登録商標)とパケットの構成方式が異なり、連結手続きの簡素化によって、よりはやく通信が可能となったブルートゥース(登録商標)通信方式をいう。前記BLEは簡単なセンサーから読み込んだ情報をより迅速かつ容易に伝達できるように改善されたプロトコルであって、日常生活に使われる物品に容易に応用をすることができる。前記BLE(ブルートゥース(登録商標)4.0)は、装置が略5m〜70m内のデバイスと通信することができ、バッテリー寿命にほとんど影響を及ぼさない低電力であるため、電力の無駄遣いを最小化することができ、ブルートゥース(登録商標)を常につけておくことができる。BLEモジュールは前記BLE方式を通じて前記通信デバイス200から前記情報保存部130に保存する前記カード情報の受信または前記スマートマルチカード100の制御命令を受信することができる。
【0062】
beacon(Beacon)は、ブルートゥース(登録商標)4.0(BLE−Bluetooth(登録商標) Low Energy)基盤のプロトコルを使って非常に小さい周波数シグナルをそれらの周囲に伝達する。前記beaconは、無線ネットワークの存在を継続的に通報し(Broadcasting)、信号受信装置に、無線ネットワークを探して参加するようにして情報を伝達する方式である。
【0063】
NFC(Near Field Communication)モジュールは、無線タグ(RFID)技術の一つである非接触式通信技術であって、10cm以内の近い距離で多様な無線データのやりとりをする通信技術である。前記NFCは通信距離が短いので相対的に保安が優秀で安価であるため注目される次世代近距離通信技術である。データ読み取りと書き込み機能をすべて使用できるため、既存にRFID使用のために必要であったリーダーが不要である。既存の近距離通信技術と類似しているがブルートゥース(登録商標)のように機器間設定をしなくてもよい。前記NFCモジュールは、前記通信デバイス200との無線通信を通してのデータ交換または前記カード端末機と非接触式決済を遂行できる。
【0064】
前記ディスプレイ部160は使用者にカード情報を表示する機能を遂行する。すなわち、前記ディスプレイ部160はスマートマルチカード100で処理される情報を表示出力する。例えば、前記スマートマルチカード100が決済モードである場合、カード決済と関連したUI(User Interface)またはGUI(Graphic User Interface)を表示するか前記決済を遂行するカード情報を表示することができる。そして、前記スマートマルチカード100が積立てモードである場合(すなわち、前記選択されたカードが積立カードである場合)、前記ディスプレイ部160は積立てするカードのバーコード、数字、またはQRコード(登録商標)などを表示することができる。また、前記スマートマルチカード100が使用者識別モードである場合(すなわち、前記選択されたカードが使用者識別カードである場合)、前記ディスプレイ部160は前記識別カードの種類を表示することができる。また、前記スマートマルチカード100が既保存されたカード以外の他のカードを追加するカード登録モードまたはカード発行モードである場合、前記ディスプレイ部160は前記通信デバイス200または前記カード端末機との連結に関連したUI(User Interface)またはGUI(Graphic User Interface)を表示することができる。また、前記スマートマルチカード100が使用設定モードである場合、前記ディスプレイ部160は前記制御部120が生成した設定インタフェース(UI)を視覚的に提供して、使用者が前記使用者入力部140を操作して設定を変更するようにすることができる。前記ディスプレイ部160はグラフィックタイプで構成され得、セグメントタイプで構成されることもある。
【0065】
一方、前述した通り、前記ディスプレイ部160とタッチパッドが相互レイヤー構造をなしてタッチスクリーンで構成される場合、ディスプレイ部160は出力装置以外に入力装置にも使用され得る。万一、前記ディスプレイ部160がタッチスクリーンで構成される場合、タッチスクリーンパネル、タッチスクリーンパネル制御器などを含むことができる。前記ディスプレイ部160が前記タッチスクリーンで具現される場合、使用者は前記ディスプレイ部160に表示されたカード情報(例えば、会社ロゴ、カード外観、カードの名称など)をタッチ操作で選択することができ、カード変更キーが表示された前記タッチスクリーン上の部分をタッチするか前記タッチスクリーンに接触してあらかじめ決定された経路に沿って移動(例えば、スウィープ方式)してカードを変更することができる。
【0066】
また、前記タッチ入力の方式が前記タッチスクリーン160に接触してあらかじめ決定された経路に沿って移動する方式である場合、前記スマートマルチカード100は前記タッチスクリーン160に入力するタッチ命令にしたがってカード分類変更、カード種類の変更、カード選択、カード選択解除などを遂行できる。例えば、前記タッチスクリーン160を上下に操作すればカード分類を変更できるようにすることができる。すなわち、使用者のクレジットカードグループ、使用者のチェックカードグループ、使用者のポイントカードグループに変更することができる。前記タッチスクリーン160を左右に操作すれば前記カード分類内のカードの種類を変更することができる。すなわち、クレジットカードグループ内である場合、左右操作で決済を遂行するクレジットカードを探索して選択することができる。また、前記ディスプレイ部160上に表示されたカードイメージ、会社ロゴなどをタッチしてカードを選択したり選択を解除することができる。
【0067】
その他にも前記ディスプレイ部160は液晶ディスプレイ(liquid crystal display)、薄膜トランジスター液晶ディスプレイ(thin film transistor−liquid crystal display)、有機発光ダイオード(organic light−emitting diode)、フレキシブルディスプレイ(flexible display)、電子ペーパー(E−paper)の中で少なくとも一つを含むこともできる。そして、前記スマートマルチカード100の具現形態によってディスプレイ部160が二つ以上存在することもできる。例えば、前記スマートマルチカード100の前面部と後面部にそれぞれ前記ディスプレイ部160を具備することもできる。
【0068】
前記電子ペーパーは、紙の感じをそのまま感じることができ、紙の役割ができるようにした電子装置であって、e−ペーパーともいう。前記電子ペーパーには、小さいボールやカプセルを利用してインクの効果を出す方式および既存の液晶ディスプレイ(LCD)などの平板ディスプレイをさらに薄くして紙の効果を出す方式などの多様な方式が適用され得る
【0069】
前記情報保存部130は、前記スマートマルチカード100を利用するために必要な情報を保存する機能を遂行する。例えば、前記情報保存部130は決済または積立てに使われるカード情報を保存することができ、使用者の電子証明書を保存する機能を遂行することができる。また、前記スマートマルチカード100が使用者認証機能を含む場合、前記情報保存部130は使用者認証のための使用者の生体情報を保存することができる。また、前記情報保存部130は、使用者が決済、積立てまたは使用者認証(以下、決済など)に使うために前記スマートマルチカード100に発行された複数のカード情報を保存する役割を遂行する。
【0070】
また、前記情報保存部130は制御部120の処理および制御のためのプログラムが保存されることもある。例えば、前記情報保存部130はスマートマルチカード100を駆動するための運営体制が収録されていることがある。また、前記情報保存部130は暗号化と暗号解読のようなカード作業のための作業空間を提供することができる。また、前記情報保存部130はIC(Integrated Circuit)チップ形態で構成され得、前記ICチップ内に自体演算機能を具備したMPU(Micro Processor Unit)を含むこともできる。
【0071】
前記電源供給部150は前記制御部120の制御によって外部の電源、内部の電源が印加されて各構成要素の動作に必要な電源を供給する役割を遂行する。
【0072】
前記コネクタ部180は接触式カード端末機とのデータ交換を遂行する。すなわち、前記コネクタ部180は、前記接触式カード端末機に前記スマートマルチカード100を挿入する場合、前記接触式カード端末機のカード接触部に接触して直接的なデータ交換を遂行する。前記情報保存部130が前記ICチップで構成される場合、前記コネクタ部180は前記ICチップに含まれることもある。前記コネクタ部180は前記カードフレーム110の外部に露出されて接触式カード端末機と直接物理的に接触して決済を遂行するようにすることができる。
【0073】
図4は本発明の一実施例に係るスマートマルチカード100を利用して決済または積立てを遂行する方法のフローチャートである。
【0074】
図4を参照して、本発明の一実施例に係る前記スマートマルチカードを利用した決済および積立て方法を説明すれば次のとおりである。決済または積立てサービスを進行するために、前記スマートマルチカード100は情報保存部130に保存されたカードリスト情報をロードして全部または一部を前記ディスプレイ部160に表示する(S100)。例えば、前記スマートマルチカード100は前記情報保存部130に保存されたカードリスト情報(例えば、カード会社情報、カードの名称、カード社のロゴ、カードイメージ、カードの有効期間などの情報のうち全部または一部に含む情報)をロードして使用者が選択できるように前記ディスプレイ部160に表示する。前記スマートマルチカード100は前記ディスプレイ部160の大きさ、表示するカード情報の種類、形式または個数によって前記カードリストの一部又は全部を前記ディスプレイ部160に表示することができる。
【0075】
前記使用者入力部140を通じて、使用者は前記カードリストの中で積立てまたは決済を遂行するカードを選択する(S110)。使用者が前記使用者入力部140を操作して前記ディスプレイ部160に表示されたカードの中で決済または積立てを遂行するカードを選択する。例えば、前記使用者入力部140が方向ボタンである場合、使用者は方向ボタン操作を通したカードの変更によって決済を遂行するカードを選択することができる。また、前記使用者入力部140が数字ボタンに該当する場合、使用者は特定の番号を入力して前記番号に相応するカードを選択することができる。
【0076】
また、前記使用者入力部140がタッチスクリーンの形態である場合、使用者のタッチ命令を認識してカード選択を遂行できる。すなわち、使用者は前記ディスプレイ部160の左右の端の部分に接触してカードを変更することができ、前記タッチスクリーンに接触してあらかじめ決定された経路に沿って移動(例えば、スウィープ方式)してカードを変更することができる。
【0077】
前記選択されたカードのカード情報をロードして、前記カード情報で決済または積立てを遂行する(S120)。すなわち、前記制御部120は、前記選択されたカードのカード情報を前記情報保存部130から呼びだし、決済または積立てを遂行できるようにする。前記スマートマルチカード100が前記カード情報に基づいて決済を遂行する方式は、前記スマートマルチカード100を接触式決済端末機に接触または挿入して決済する接触式決済方式、前記スマートマルチカード100を非接触式決済端末機に認識させて決済する非接触式決済方式、通信デバイス200内部に保存されているカードを前記スマートマルチカード100がロードして前記接触式または非接触式決済端末機を通じて決済する方式などによって遂行され得る。
【0078】
前記スマートマルチカード100を接触式決済端末機に接触または挿入して決済する接触式決済方式は、前記決済端末機の接触部と前記スマートマルチカード100のコネクタ部180の間に物理的な接触によって、カード情報または使用者情報などの相互データ交換を遂行できる。前記スマートマルチカード100を非接触式決済端末機に認識させて決済する非接触式決済方式は、無線周波数信号を手段にしてアンテナで非接触式決済端末機と通信を遂行して物理的に接触することなく決済を遂行できる。すなわち、前記非接触式決済方式は、NFC(Near Field Comunication)、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)などの無線通信を通じてカード情報または使用者情報などのデータ相互交換を遂行できる。
【0079】
また、本発明の一実施例は外部端子連結部をさらに含むことができる。前記外部端子連結部は外部電源と連結して充電または外部デバイスと連結してデータ交換を遂行する役割を遂行する。すなわち、前記スマートマルチカード100は外部端子連結部を通じて外部電源と連結して前記電源供給部150の充電を遂行できる。また、前記スマートマルチカード100は前記外部端子連結部を通じて前記外部デバイスと有線で連結してデータを交換することができる。前記外部デバイスは通信デバイス200、コンピュータなどの有線ケーブルを通じて前記スマートマルチカード100と連結できるすべてのデバイスを意味する。例えば、前記スマートマルチカード100はコンピュータなどのデバイスと有線で連結して前記カードに発行または登録するカード情報を伝送することができる。また、例えば、前記スマートマルチカード100は前記デバイスから設定情報、使用者認証情報などの多様な情報を有線で連結して伝送することができる。これを通じて、前記スマートマルチカード100は無線でデータ交換を遂行する時に比べて速い速度でデータ交換を遂行できる。
【0080】
また、前記ディスプレイ部160は、前記電源供給部150の電源保有量を表示することを特徴とすることができる。すなわち、前記スマートマルチカード100は前記ディスプレイ部160の一側に電源保有量を表示し、使用者は残った電源保有量を確認しながらカードを使用することができ、充電時に充電の進行程度を確認することができる。
【0081】
また、前記電源供給部150は、無線充電機能を含むことができる。前記無線充電はコンセントに連結された充電器にモバイル機器を差し込まずに充電を遂行することをいい、多様な無線充電技術が前記スマートマルチカード100に適用され得る。例えば、前記電源供給部150は電磁気誘導方式を利用して無線充電を遂行できる。前記電磁気誘導方式は電力送信部コイルで磁場を発生させると、その磁場の影響で受信部コイルで電気が誘導される電磁気誘導原理を利用した方式である。すなわち、前記電源供給部150はカード周辺を回る鉄心を含めて、交流が流れる無線充電装置周辺に位置させてお区と、続けて変わる磁場によって充電を遂行できる。また、例えば、前記電源供給部150は磁気共鳴方式または電磁気波方式を通じて無線充電を遂行できる。前記電磁気波方式は、送信部で電磁気波を発生させると受信部ではアンテナと整流器を組み合わせたレクテナ(Rectenna)を利用して電磁気波を受信した後、電力に変換する方式である。前記磁気共鳴方式は、送信部コイルで共振周波数で振動する磁場を生成して、同じ共振周波数で設計された受信部コイルにのみエネルギーが集中的に伝達されるようにした技術である。前記電磁気誘導方式、電磁気波方式、磁気共鳴方式は、共通してアンペール法則とファラデー法則が適用される。また、前記スマートマルチカード100は、非接触式カード端末機に決済を遂行する場合、磁気誘導によって電源の一部充電を遂行することもできる。これを通じて使用者がカードを使う前にあらかじめ電源の充電に神経を使わなければならない煩雑を解消することができる。また、これを通じて、前記スマートマルチカード100は無線充電器を具備したいずれの場所(例えば、磁気共鳴方式の無線充電器を具備した食堂やカフェーなど)でも充電が可能であり、充電に神経を使うことなく簡便に使うことができる。
【0082】
また、本発明の一実施例はソーラーセル(または太陽電池)をさらに含むことができる。前記ソーラーセルは太陽光発電は発電機を要さず、太陽電池を利用して太陽光を直接電気エネルギーに変換させる発展方式であって、前記電源供給部150の充電を遂行できる。前記ソーラーセルは従来に使われる太陽電池技術が適用され得る。例えば、前記ソーラーセルはPN接合半導体で構成され、太陽光によって前記半導体内の自由電子の数が増加して前記電源供給部150を充電することができる。ただし、ソーラーセルに適用される技術はこれに限定されず、従来開発された多様なソーラーセル技術を適用することができる。前記ソーラーセルは前記カードフレーム110の後面に具備され得る。すなわち、前記ソーラーセルを具備したスマートマルチカード100を太陽光の差す所に後面が太陽光に露出されるように配置して充電を遂行できる。
【0083】
また、前記制御部120は、カード決済機能を制御する決済制御モジュールと、前記スマートマルチカード100の決済以外の動作を制御する動作制御モジュールとを含み、前記決済制御モジュールは、前記情報保存部130に具備され得る。前記情報保存部130(例えば、IC(Integrated Circuit)チップ)が、既に一つのカード情報を含むスマートカードとともに、カード決済機能を制御する決済制御モジュール(例えば、決済MCU(Micro Controller Unit))を含むことができる。これを通じて、前記スマートマルチカード100は既存のスマートカード生産に使う情報保存部130(ICチップ)として製作することができるため、既存に製作されているICチップ製造工程をそのまま活用することができ、既存スマートカードのICチップを再活用することもできる。
【0084】
また、本発明の一実施例はインタフェース部をさらに含むことができる。前記インターフェース部は、前記情報保存部130と前記制御部120のデータ方式が相異する場合、前記データ方式を同一に変換する役割を遂行することができる。前記インタフェース部は別途のチップ(Chip)形態で前記スマートマルチカード100内で前記制御部120と前記情報保存部130の間に連結されてデータ伝達時に変換を遂行することもでき、前記制御部120または前記情報保存部130内でソフトウェア形態で具現することもできる。
【0085】
また、前記スマートマルチカード100は、前記使用者入力部140の操作によって休眠状態から活性状態に変更されることを特徴とすることができる。使用者が前記スマートマルチカード100を使わない場合にも変わらず活性状態になっていると電力消耗が大きくなり得るため、前記スマートマルチカード100は使用者が特定時間以上操作しない場合、休眠モードとなるようにすることができる。前記休眠モードは前記スマートマルチカード100の一部構成の動作を非活性化にした状態をいう。前記スマートマルチカード100は、前記休眠状態で使用者から前記使用者入力部140を通じて入力を受けると、前記休眠状態を解除して前記活性状態となるようにすることができる。これを通じて、前記スマートマルチカード100は不要な電力消耗を減らすことができ、前記スマートマルチカード100が過負荷となることを防止するため故障がなく長期間活用できる効果がある。
【0086】
また、前記情報保存部130は、前記スマートマルチカード100の動作などに関する使用者の設定事項を保存することができる。例えば、前記設定事項は前記スマートマルチカード100の休眠モードが始まる時間設定、前記ディスプレイ部160の明るさ、前記ディスプレイ部160に表示されるUI形態などを含むことができる。すなわち、前記制御部120は、情報処理を通じて使用者から設定事項の入力を受けることができるインタフェース(UI)を生成して前記ディスプレイ部160に提供し、前記使用者入力部140は使用者から望む設定情報の入力を受けることができる。その後、前記情報保存部130は前記入力された設定情報を保存することができる。
【0087】
また、前記情報保存部130は前記主使用カード設定情報を保存することができ、前記スマートマルチカード100は休眠状態から活性状態に変更される場合、主使用カード情報を前記情報保存部130からロードすることができる。すなわち、前記スマートマルチカード100は、使用者が主に使うカードを前記設定事項保存方式によって前記情報保存部130に保存することができる。前記スマートマルチカード100は前記休眠状態から前記活性状態に変更される場合に、前記主使用カードをすぐに決済手段として提供することによって、使用者が決済のためのカードを選択する時間および不便さを減らすことができる。
【0088】
また、図5でのように、前記スマートマルチカード100が前記通信デバイス200と連動する場合、前記制御部120は、前記通信デバイス200から無線通信信号(例えば、BLE信号)が受信されるかどうかを認識して、前記信号が受信されない場合、前記スマートマルチカード100の作動を中止することができる。すなわち、前記スマートマルチカード100は、前記通信デバイス200が発信する特定無線信号を受信して距離を認識することができる。例えば、前記スマートマルチカード100が前記通信デバイス200が発信するbeacon信号を受信して距離計算を遂行する場合、前記スマートマルチカード100は計算された距離が設定された所定の距離を超過すれば作動を中止させることができる。また、例えば、前記通信デバイス200が発信する前記信号を特定強度に設定して特定距離までだけ発信できるようにする場合、前記スマートマルチカード100が前記無線通信信号を受信できないと前記所定距離から離れたことに該当して作動を中止するようにすることができる。
【0089】
また、前記スマートマルチカード100は、連動された前記通信デバイス200から前記所定の距離を離れるとアラームを発生させることができる。通信デバイス200の使用者は前記通信デバイス200を食堂などに置いてくるなど、前記通信デバイス200を紛失する場合が多い。前記スマートマルチカード100は前記通信デバイス200が発信する前記無線通信信号に基づいて、前記通信デバイス200から所定の距離離れたかどうかを判断し、前記スマートマルチカード100は前記所定の距離を越える場合、使用者にアラームを提供して前記通信デバイス200を他の所に置いてきたことを通報することができる。これを通じて、使用者が前記スマートマルチカード100を持参していると、前記通信デバイス200の紛失の有無を前記スマートマルチカード100を通じて提供され得る。
【0090】
また、前記無線通信部170は前記カード端末機または前記通信デバイス200から決済内訳または前記積立て内訳情報を受信し、前記制御部120は前記ディスプレイ部160に表示できるように情報処理し、前記ディスプレイ部160は決済内訳を視覚的に表示することができる。すなわち、前記無線通信部170は決済時に前記カード端末機または前記通信デバイス200から決済内訳または積立て内訳情報データを受信することができる。前記制御部120は、前記決済内訳または積立て内訳情報データを前記ディスプレイ部160に表示できるように情報処理を遂行し、前記ディスプレイ部160は前記情報を視覚的に表示して使用者に提供することができる。これを通じて、使用者は領収書を受け取らなくても決済内訳または積立て内訳をすぐに確認することができる。また、領収書を別途提供しなくてもよいため、領収書の出力に要される費用を減らすことができる効果がある。
【0091】
また、前記スマートマルチカード100は使用者の選択により受信した決済内訳を無線通信を通じて前記通信デバイス200に伝送することができる。すなわち、使用者が必要な決済内訳情報だけを前記スマートマルチカード100から前記通信デバイス200に無線通信を通じて伝送することができる。前記スマートマルチカード100は、使用者が前記使用者入力部140に入力した特定の入力によって前記決済内訳情報伝送を遂行できる。これを通じて、使用者は領収書を受け取らなくても保存が必要な前記決済内訳情報を前記通信デバイス200に伝送して保存することができ、前記決済内訳情報に基づいて家計簿を作成するなど、累積データをすぐに活用できる効果がある。また、使用者は決済情報を確認して前記通信デバイス200に保存するために有料の決済文字サービスを使わなくてもよいため、費用を節減することができる。
【0092】
また、マグネチックストライプ駆動部をさらに含むことができる。前記マグネチックストライプ駆動部は前記制御部120により情報処理されたカード情報に基づいてマグネチックストライプ(Magnetic Stripe)を生成する役割を遂行する。すなわち、前記スマートマルチカード100はカードフレーム110後面部にマグネチックストライプを具備し、前記マグネチックストライプ駆動部が前記使用者によって選択されたカード情報を前記マグネチックストライプの磁性配置を変更することができる。これを通じて、ICカード端末機を具備していない売り場では、使用者が前記スマートマルチカード100のマグネチックストライプを利用して決済を進行することができる。また、前記スマートマルチカード100は使用者の前記使用者入力部140の操作によって決済方式をICチップによる決済またはマグネチックストライプによる決済の中で選択することもできる。
【0093】
前記のような本発明によれば、下記のような多様な効果を有する。
【0094】
第1、本発明の実施例に係るスマートマルチカードを通じて、一つのカードに決済および積立て関連データがすべて保存されることによって、カード所持の便宜性を向上させることができる効果がある。使用者が複数枚のカードを所持する必要がないため財布が軽くなる効果がある。
【0095】
第2、本発明の実施例に係るスマートマルチカードは、無線通信部、コネクタ部、マグネチックストライプをすべて具備することができるため、マグネチックストライプ(磁気帯)による決済方式、接触式決済方式、非接触式決済方式および通信デバイスを利用した決済方式などの多様な決済方式を提供することができる。これに伴い、使用者は使用者の状況に符合した方式を適用して決済を遂行できる。
【0096】
第3、前記スマートマルチカードは通信デバイスとの連動を通じて、前記スマートマルチカードが前記通信デバイスから一定距離以上離れると決済が進行されないようにすることによって、カードの盗難または紛失時に個人情報の保安や無断決済の防止にも優れた効果を提供することができる。
【0097】
第4、前記スマートマルチカードは通信デバイスなどの他のデバイスとの有線連結やカード端末機または通信デバイスとの無線通信を通じて発行されたカードを受信して保存できるため、簡便に一枚のカードに複数枚のカード情報を保存することができる。
【0098】
第5、前記スマートマルチカードは前記ディスプレイ部を通じてカード情報を表示するため、使用者がいずれのカードを選択して決済を遂行するか確認できる。
【0099】
第6、前記スマートマルチカードは使用者入力部を具備しているため使用者がカード操作を簡単に遂行することができ、特に使用者入力部がディスプレイ部と結合してタッチスクリーンをなす場合、ディスプレイを確認しながらすぐにカード操作を遂行することができるためカードの操作が簡便であり、別途のキーパッドなどの構成を含まなくてもよいため平らなカード形態を具現しやすい。
【0100】
第7、前記スマートマルチカードは休眠モード機能を含むため不要な電力消耗を減らして充電回数を減らすことができる。これを通じて使用者が頻繁に充電をしなければならない問題点および電源保有量に神経を使わなければならない問題点を解消することができる。
【0101】
第8、前記スマートマルチカードは主使用カード設定機能を通じて、使用者がカード決済をしようとする場合、即座で主使用カードで決済をすることができる。これを通じて、主使用カードを選択してカード情報を呼び出すまでかかる時間を節約できる効果がある。
【0102】
第9、前記スマートマルチカードはソーラーセルを含むため太陽光があればいずれでも充電を遂行できる。これを通じて、使用者は別途の充電場所を探さなくても済む。また、前記ソーラーセルは前記スマートマルチカードの別途構成が具備されないカードフレーム後面部の一側に具備可能であるためカードの使用に不便がなく、後面部を太陽光に露出させるだけで充電を遂行することができるため有用である。
【0103】
第10、前記スマートマルチカードは無線充電を遂行することができるため簡便に充電することができる。使用者は無線充電器が具備された場所であればカードを直接電源に連結せずとも電源の充電を遂行することができるため簡便であり、特に使用者が充電を考慮しなくても前記スマートマルチカードが自動で充電するため使用が便利である。
【0104】
第11、前記スマートマルチカードは決済内訳または積立て内訳情報をカード端末機から受信できるため、使用者は領収書を受け取らなくても決済内訳または積立て内訳をすぐに確認することができる。また、領収書を別途提供しなくてもよいため、領収書の出力に要される費用を減らすことができる効果がある。
【0105】
第12、前記スマートマルチカードは受信した決済内訳情報を通信デバイスに伝送できるため、使用者は領収書を受け取らなくても保存が必要な前記決済内訳情報を前記通信デバイスに伝送して保存することができ、前記決済内訳情報に基づいて家計簿を作成するなど、累積データをすぐに活用できる効果がある。また、使用者は決済情報を確認し、前記通信デバイスに保存するための有料決済文字サービスを利用しなくてもよいため、費用を節減することができる。
【0106】
第13、前記スマートマルチカードを通じて、使用者別に一枚のカードだけを保有して決済または積立てを遂行すればよいので、不要に発行されて捨てられる数多くのカード生産費用を節減できる効果がある。
【0107】
以上、添付された図面を参照して本発明の実施例を説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者は本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更することなく他の具体的な形態で実施できることが理解できるはずである。したがって、以上で記述した実施例はすべての面で例示的なものであり、限定的なものではないと理解されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】