特表2017-524589(P2017-524589A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-524589(P2017-524589A)
(43)【公表日】2017年8月31日
(54)【発明の名称】ポンプを備えた自転車サドル
(51)【国際特許分類】
   B62K 19/42 20060101AFI20170804BHJP
   B62J 1/08 20060101ALI20170804BHJP
   B62J 11/02 20060101ALN20170804BHJP
【FI】
   B62K19/42
   B62J1/08 C
   B62J11/02
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-572781(P2016-572781)
(86)(22)【出願日】2014年11月5日
(85)【翻訳文提出日】2017年1月19日
(86)【国際出願番号】KR2014010554
(87)【国際公開番号】WO2016003022
(87)【国際公開日】20160107
(31)【優先権主張番号】10-2014-0081185
(32)【優先日】2014年6月30日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ
(71)【出願人】
【識別番号】516371287
【氏名又は名称】チェ ウィジン
【氏名又は名称原語表記】CHOI, Eui−Jin
(74)【代理人】
【識別番号】100131657
【弁理士】
【氏名又は名称】奥田 律次
(72)【発明者】
【氏名】チェ ウィジン
(57)【要約】
本発明は、ポンプを備えた自転車サドルに関し、より詳しくは、自転車フレームにポンプを備えた自転車サドルを着脱式で備えることにより、いつでも車輪に空気を注入することができるだけでなく、自転車の安全事故を防止することができ、足台が備えられて、ポンプの使用時にポンプを容易に固定することができるポンプを備えた自転車サドルに関する。本発明は自転車フレームに設置されるポンプと、前記ポンプの上端に設置されるサドルとで構成され、前記ポンプの下端には足台が設置されることを特徴とする。
【選択図】 図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自転車のフレーム(200)に設置されるポンプ(300)と、
前記ポンプ(300)の上端に設置されるサドル(400)とで構成され、
前記ポンプ(300)の下端には足台(350)が設置されることを特徴とするポンプを備えた自転車サドル。
【請求項2】
前記フレーム(200)には前記ポンプ(300)の下部が挿入されるポンプ収容部(210)が形成されることを特徴とする請求項1に記載のポンプを備えた自転車サドル。
【請求項3】
前記ポンプ(300)はシリンダ(310)とピストン(320)とで構成され、前記ピストン(320)の一側にはピストンロッド(322)が形成され、前記ピストンロッド(322)の端部にはピストンハンドル(324)が形成され、前記シリンダ(310)の上部にはサドル(400)が設置され、前記ピストンハンドル(324)の下側端部には足台(350)がヒンジ結合されることを特徴とする請求項1に記載のポンプを備えた自転車サドル。
【請求項4】
前記シリンダ(310)の端部には前記の足台(350)の端部が嵌合される嵌合溝(312)が形成されることを特徴とする請求項3に記載のポンプを備えた自転車サドル。
【請求項5】
前記足台(350)の両側には係止輪(352)がさらに備えられ、前記ピストンハンドル(324)の側部には前記係止輪(352)が結合される係止孔(328)が形成されることを特徴とする請求項4に記載のポンプを備えた自転車サドル。
【請求項6】
前記ピストンハンドル(324)の端部側面にはホース(340)が引き出されるホース引出孔(325)が形成されることを特徴とする請求項3に記載のポンプを備えた自転車サドル。
【請求項7】
前記ピストン(320)の中央部にはホース(340)の端部が結合される貫通孔(321)が形成され、
前記ピストンハンドル(324)の内側には空間部(326)が形成され、
前記ピストンロッド(322)の中央部にはピストン(320)の貫通孔(321)とピストンハンドル(324)の空間部(326)とが連通するように通路(323)が形成されることを特徴とする請求項6に記載のポンプを備えた自転車サドル。
【請求項8】
前記ホース(340)の端部には前記ピストン(320)の貫通孔(321)に結合される密閉部材(360)が備えられ、
前記密閉部材(360)は、一側端部に形成されるホース結合部(362)と、他側端部に形成される第2段差(366)と、前記ホース結合部(362)と第2段差(366)との間に形成される第1段差(364)と、前記第1段差(364)と第2段差(366)との間に備えられる第2パッキング(368)とからなることを特徴とする請求項7に記載のポンプを備えた自転車サドル。
【請求項9】
前記ピストンハンドル(324)の端部には蓋(327)が備えられ、前記ピストンハンドル(324)の端部側面には、ホース(340)が通るホース溝(324a)が形成されることを特徴とする請求項3に記載のポンプを備えた自転車サドル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はポンプを備えた自転車サドルに関し、より詳しくは、自転車フレームにポンプを備えた自転車サドルを着脱式で備えることにより、いつでも車輪に空気を注入することができるだけでなく、自転車の安全事故を防止することができ、足台が備えられてポンプの使用時にポンプを容易に固定することができるポンプを備えた自転車サドルに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、自転車はフレームの前部には操向装置と接続される前輪が備えられ、後部には後輪が備えられ、フレームの中心部の上部にはサドルが設置され、フレームの下部にはペダルが備えられて自転車を駆動することができる。
【0003】
このような自転車の前輪と後輪の内部には空気を収容するチューブが備えられている。しかし、自転車を長時間使用すると、チューブの空気が排出されて、前輪と後輪の緩衝力が悪くなって自転車に乗るのが不便になる。
【0004】
チューブの空気が抜けると、再び空気を注入するが、大体空気ポンプを使用するか、エアコンプレッサーを使用してチューブに空気を注入する。
【0005】
このような空気ポンプやエアコンプレッサーは頻繁に使用するものではなくて家庭で別途に備えておかないという問題点があり、また、自転車を利用して長距離旅行をする場合には、念のため、自転車に別途のポンプを備えなければならないため煩雑である。
【0006】
そこで、このような問題点を解決するために、図1に示すように、韓国登録特許10−1253878号に記載された技術が開発され、該発明の技術的特徴は、自転車のフレームに設置されるポンプと、上記ポンプの上端に設置されるサドルとで構成され、上記ポンプはシリンダとピストンとで構成され、上記シリンダの上部には蓋部が設置され、上記蓋部は外周面に第1パッキングが設置され、中心にはホースが挿入される貫通孔が形成され、上記貫通孔にはテーパー部が形成されることを特徴とする。
【0007】
しかしながら、上記韓国登録特許10−1253878号に記載された技術は、自転車に空気ポンプを備えることにより、保管が容易で、常に自転車に設けられていて、長距離旅行の際にも車輪の空気が抜けてしまうとすぐに空気を注入することができるという利点はあるが、ポンプの使用時にポンプを安定的に支持することができる手段がなくて不安定な姿勢で使用するしかなく、ピストンハンドルが固定されなくて、ピストンハンドルがポンプ収容部の内側にぶつかって運行中に破損されるなどの問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は上述した問題点を解決するために案出されたものであって、本発明の目的は、自転車フレームにポンプを着脱式で備えることにより、いつでも車輪に空気を注入することができるだけでなく、自転車の安全事故を防止することができるポンプを備える自転車サドルを提供することである。
【0009】
また、本発明の他の目的は、ポンプの端部に足台を備えてポンプの使用時にポンプを容易に支持することができて、安定的にポンプを使用することができるようにするポンプを備えた自転車サドルを提供することである。
【0010】
また、本発明のまた他の目的は、空気注入口をポンプの両側に備えることにより、ポンプの使用をより簡便にするポンプを備えた自転車サドルを提供することである。
【0011】
また、本発明のまた他の目的は、ピストンハンドルを固定するようにすることにより、運行中にピストンハンドルがシリンダから伸長されて、ポンプ収容部の内側にぶつけないようにして、ピストンハンドルの破損を防止するポンプを備えた自転車サドルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前述した問題点を解決するために、本発明は、自転車フレームに設置されるポンプと、上記ポンプの上端に設置されるサドルとで構成され、上記ポンプの下端には足台が設置されることを特徴とする。
【0013】
上記フレームには上記ポンプの下部が挿入されるポンプ収容部が形成されることを特徴とする。
【0014】
上記ポンプはシリンダとピストンとで構成され、上記ピストンの一側には、ピストンロッドが形成され、上記ピストンロッドの端部には、ピストンハンドルが形成され、上記シリンダの上部にはサドルが設置され、上記ピストンハンドルの下側端部には足台がヒンジ結合されることを特徴とする。
【0015】
上記シリンダの端部には上記足台の端部が嵌合される嵌合部が形成されることを特徴とする。
【0016】
上記足台の両側には係止輪がさらに備えられ、上記ピストンハンドルの側部には上記係止輪が結合される係止孔が形成されることを特徴とする。
【0017】
上記ピストンハンドルの端部側面にはホースが引出されるホース引出孔が形成されることを特徴とする。
【0018】
上記ピストンの中央部にはホースの端部が結合される貫通孔が形成され、上記ピストンハンドルの内側には空間部が形成され、上記ピストンロッドの中央部にはピストンの貫通孔とピストンハンドルの空間部が連通するよう通路が形成されることを特徴とする。
【0019】
上記ホースの端部には、上記ピストンの貫通孔に結合される密閉部材が備えられ、上記密閉部材は一側端部に形成されるホース結合部と、他側端部に形成される第2段差と、上記ホース結合部と第2段差との間に形成される第1段差と、上記第1段差と第2段差との間に備えられる第2パッキングとからなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
上記の構成からなる本発明によれば、自転車フレームにポンプを着脱式で備えることにより、いつでも車輪に空気を注入することができるだけでなく、自転車の安全事故を防止することができるという効果を奏する。
【0021】
本発明はポンプの端部に足台を備えてポンプの使用時にポンプを容易に支持することができ、安定的にポンプを使用することができるという効果を奏する。
【0022】
本発明は空気注入口をポンプの両側に備えることにより、ポンプの使用をより簡便にするという効果を奏する。
【0023】
本発明はピストンハンドルを固定するようにすることにより、運行中にピストンハンドルがシリンダから伸長されて、ポンプ収容部の内側にぶつけないようにしてピストンハンドルの破損を防止するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】従来のポンプを備えた自転車サドルの部分拡大図である。
図2】本発明に係るポンプを備えた自転車サドルが設置された自転車の正面図である。
図3】本発明に係るポンプを備えた自転車サドルの分離斜視図である。
図4】本発明に係るポンプを備えた自転車サドルの他の実施例による断面図である。
図5図5(a)及び(b)は本発明に係るポンプを備えた自転車サドルの他の実施例による断面図である。
図6図6(a)及びと(b)は本発明に係るポンプを備えた自転車サドルの部分拡大図である。
図7】本発明に係るポンプを備えた自転車サドルの使用状態図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施例をより詳細に説明する。図面において同一の構成要素については同一の参照符号を使用し、同一の構成要素に対する繰り返し説明は省略する。そして、本発明は複数の相違する形態で具現されることができ、記述された実施例に限定されないことを理解すべきである。
【0026】
図2は本発明に係るポンプを備えた自転車サドルが設置された自転車の正面図であり、図3は本発明に係るポンプを備えた自転車サドルの分離斜視図であり、図4は本発明に係るポンプを備えた自転車サドルの他の実施例による断面図であり、図5の(a)及び(b)は本発明に係るポンプを備えた自転車サドルの他の実施例による断面図であり、図6の(a)及び(b)は本発明によるポンプを備えた自転車サドルの部分拡大図であり、図7は本発明に係るポンプを備えた自転車サドルの使用状態図である。
【0027】
本発明はポンプを備えた自転車サドルに関し、図2図7に示すように、その構成は、大きく自転車フレーム200に設置されるポンプ300と、上記ポンプ300の上部に設置されるサドル400とで構成される。
【0028】
ここで、上記フレーム200は自転車の骨幹をなすもので、前部に前輪と操向部が設置され、後部には後輪が設置され、下部にはペダルが設置されて、ペダルを介して動力を発生して走行する。
【0029】
この時、上記フレーム200にはポンプ収容部210が形成され、上記ポンプ収容部210はフレーム200の中心部に上下方向に設置されたパイプの上端に開放部を形成してポンプ300が進出されるように形成される。
【0030】
そして、上記ポンプ収容部210の上端には締付部224が形成され、上記締付部224を締付ボルト226を利用して締めることにより、ポンプ300の挿入程度を調節してサドルの高さを調節することができる。
【0031】
また、上記ポンプ300の上端にはサドル400が固設され、上記サドル400の下部には長さ方向にステー410が形成され、上記ステー410の中心部にはポンプ固定部420が形成される。
【0032】
ここで、上記ポンプ固定部420の上端には係止部(図示しない)が形成され、ポンプ300の上端が上記係止部(図示しない)に係止されてサドル400を安定的に支持することになり、上記ポンプ固定部420の側部には締付部424が形成され、上記締付部424は締付ボルト426によって締められてポンプ300が強固に固定される。
【0033】
そして、上記ポンプ300は、パイプ状のシリンダー310と、上記シリンダ310の内側に備えられるピストン320とで構成され、上記ピストン320にはピストンロッド322が設置され、上記ピストンロッド322はシリンダ310の外側に突出して形成され、ピストンロッド322の端部にはピストンハンドル324が形成されてピストン320を動作させる。
【0034】
この時、上記ピストンハンドル324の一側端部には「U」字状の足台350がヒンジ結合されて、ポンプ300の使用時に足台350を水平に倒して足台350を踏んでポンプ300を支持して使用することになる。
【0035】
そして、上記シリンダ310の下部には上記足台350の端部が嵌合される嵌合溝312が形成されて、ポンプ300を使用しない時、上記嵌合溝312に足台350を嵌め込んで固定することにより、自転車の運行時にピストンハンドル324がシリンダ310から分離されて揺れによって損傷されることを防止することができる。
【0036】
また、上記足台350の側部に係止輪352を備え、上記ピストンハンドル324には上記係止輪352に対応する位置に係止孔328を形成して自転車の運行中に繰り返し的に外力が加えられても足台350が上記シリンダ310から任意に分離されないようにする。
【0037】
また、上記係止輪352は、一側に支持リング354が備えられて足台350に結合されて回転可能に構成されて、係止輪352が係止孔328に容易に結合することができようにする。
【0038】
一方、上記シリンダ310の上端にはホース340が引き出されて、自転車の車輪に空気を注入することができるようになる。
【0039】
また、上記ホース340は上記ピストンハンドル324の一側に形成されたホース引出孔325を介してポンプ200の下端に引出されることができる。
【0040】
この時、上記ピストン320の中央部に貫通孔321が形成され、この貫通孔はホース340が挿入されてポンプ300で生産された空気を供給する通路として用いられる。上記貫通孔321はテーパー状に形成されて、後述する密閉部材360を挿入して固定することにより、ポンプ300の空気が漏れることを防止して、ホース340を通じて安定的に空気を供給することになる。
【0041】
そして、上記ピストンハンドル324の内側には空間部326が形成され、上記ピストンロッド322の中央部には上記貫通孔321と空間部326とを連通する通路323が形成されて、ホース340の他側端部が通路323を介してピストンハンドル324のホース引出孔325に引出されて車輪に空気を供給することができるようになる。
【0042】
また、上記貫通孔321に結合されるホース340の一側端部には密閉部材360が形成され、前述したように、貫通孔321に挿入固定されて、ポンプ300の空気を漏れなく供給することになる、上記密閉部材360の一側端部にはホース結合部362が形成されてホース340の端部が挿入さ結合され、一側には第2パッキング368が備えられる。
【0043】
ここで、上記ホース結合部362の外周面には第3段差363が形成されてホース340の内周面を加圧してホース340との結合力を高め、上記第3段差363と第2パッキング368との間には固定部材361が備えられて、ホース340を強固に固定してホース340が密閉部材360から任意に分離されることを防止する。
【0044】
この時、上記第3段差363はホース結合部362の端部または中心部に形成してもいい。または、上記ホース結合部362の外周面に第3段差363を形成しないで、固定部材361のみを使用してホース340を固定することもできる。
【0045】
そして、上記第2パッキング368はテーパー状に形成されて貫通孔321に密着するように固定されることにより、ピストン320との密閉力を高める。
【0046】
この時、上記密閉部材360はホース結合部362が形成された他側端部に第2段差366が形成され、第2パッキング368とホース結合部362との間には第1段差364が形成されて、上記第2パッキング368が密閉部材360から分離されることを防止する。
【0047】
このように、上記ピストン320の中心部にホース340が挿入される貫通孔321を形成し、上記ホース340の端部に密閉部材360を形成することにより、上記ホース340を介して安定的に空気を供給することができる。
【0048】
また、上記ピストンハンドル324のホース引出孔325を介してホース340が容易に移動することができて、ホース340をピストンハンドル324の空間部326に収納することができ、上記ホース340の端部に形成された密閉部材350によって、上記ホース340を引出する時ピストン320の貫通孔321を介して外部に離脱されることを防止する。
【0049】
そこで、上記ポンプ300を使用しない場合には、ホース340をピストンハンドル324の内部に収納してホース340が外部に引出されないようにして、見掛けをよくなるとともに、ホース340が車輪にかかったりして自転車が転倒されるなどの事故を予防することができる。
【0050】
この時、図5のaに示すように、上記ピストンハンドル324の端部には蓋327が備えられてピストンハンドル324の端部を開放することができるようしてホース340の引出をより容易にすることもできる。
【0051】
また、上記ピストンハンドル324の端部側面には、ピストンハンドル324の端部に引出されたホース340が地面とピストンハンドル324との間に押されて空気の流れが妨げられないようにホース340が通るホース溝324aが形成されて、ポンプ300の作動により車輪に空気が円滑に供給されるようにする。
【0052】
一方、図示しなかったが、上記ホース340の端部に備えられた密閉部材360は上記ピストンハンドル324のホース引出孔325に直接結合することもできる。
【0053】
この時、本発明によるポンプを備えた自転車サドルの他の構成は、前述した実施例と同様であるため、それに対する詳細な説明は省略する。
【0054】
以上で、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、本発明の実施例と実質的に均等な範囲内にあるものまで本発明の権利範囲が及ぶもので、本発明の精神を逸脱しない範囲内で当該発明が属する技術分野において通常の知識を有する者によって多様な変形実施が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0055】
本発明はポンプを備えた自転車サドルに関し、より詳しくは、自転車フレームにポンプを備えた自転車サドルを着脱式で備えることにより、いつでも車輪に空気を注入することができるだけでなく、自転車の安全事故を防止することができ、足台が備えられてポンプの使用時にポンプを容易に固定することができるポンプを備えた自転車サドルに関する。
図1
図2
図3
図4
図5(a)】
図5(b)】
図6(a)】
図6(b)】
図7
【国際調査報告】