特表2017-528168(P2017-528168A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-528168(P2017-528168A)
(43)【公表日】2017年9月28日
(54)【発明の名称】釣り用発光浮き
(51)【国際特許分類】
   A01K 93/00 20060101AFI20170901BHJP
   A01K 93/02 20060101ALI20170901BHJP
【FI】
   A01K93/00 A
   A01K93/02 B
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2017-535589(P2017-535589)
(86)(22)【出願日】2015年9月16日
(85)【翻訳文提出日】2017年3月16日
(86)【国際出願番号】KR2015009689
(87)【国際公開番号】WO2016043510
(87)【国際公開日】20160324
(31)【優先権主張番号】10-2014-0122715
(32)【優先日】2014年9月16日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ
(71)【出願人】
【識別番号】517094231
【氏名又は名称】パク、ビョンソン
【氏名又は名称原語表記】PARK, Byeong−sung
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】パク、ビョンソン
【テーマコード(参考)】
2B307
【Fターム(参考)】
2B307HA45
2B307HA49
2B307HC12
(57)【要約】
開示される釣り用発光浮きは、ケース部材と、磁石取付部材と、ホールセンサーが設けられる内部固定部材と、発光基板部材と、を備え、前記ホールセンサーにより感知された磁場の変化値に基づいて発光ランプの発光状態が可変であることを特徴として、発光ランプのオン/オフが手軽に調節されて余計なバッテリーの無駄使いが防止でき、オン/オフ、色の変化、明るさの変化など発光ランプの発光状態が手軽に可変であるというメリットがある。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケース部材と、
前記ケース部材内に配置され、磁石が取り付けられる磁石取付部材と、
前記ケース部材内に配置され、前記磁石取付部材に取り付けられた前記磁石による磁場の変化を感知するホールセンサーが設けられる内部固定部材と、
発光ランプが設けられた発光基板部材と、
を備え、
前記磁石取付部材が前記内部固定部材に対して相対的に回転しながら前記磁石及び前記ホールセンサーの位置が可変であり、これに伴う磁場の変化値が前記ホールセンサーにより感知され、前記ホールセンサーにより感知された磁場の変化値に基づいて前記発光ランプの発光状態が可変であり、
前記ケース部材は、前記磁石取付部材が連結される下部ケースと、前記内部固定部材が連結される上部ケースと、を備え、前記下部ケース及び前記上部ケースは回転自在に連結されて、外力により前記下部ケース及び前記上部ケースのうちのいずれか一方が回転することにより、前記磁石及び前記ホールセンサーの位置が可変であり、
前記内部固定部材は、前記基板部材が載置可能な内部固定胴体と、前記内部固定胴体から前記磁石取付部材に向かって突出して前記磁石取付部材と当接し、前記ホールセンサーが嵌着される内部突出柱と、前記内部固定胴体にバッテリーが固定されるように前記内部固定胴体に形成されるバッテリー固定部材と、を備え、
前記磁石取付部材は、前記内部突出柱と当接する磁石取付胴体と、前記磁石取付胴体の下端に前記磁石が取付け可能なように磁石取付溝を形成する複数の磁石取付溝形成部と、を備えることを特徴とする釣り用発光浮き。
【請求項2】
前記内部突出柱にリング状の重りが貫通されるか、或いは、複数の前記磁石取付溝のうち前記磁石が取り付けられたものを除く他の磁石取付溝に重りが嵌入することにより、前記釣り用発光浮きの浮力が可変であることを特徴とする請求項1に記載の釣り用発光浮き。
【請求項3】
前記下部ケースが前記上部ケースと連結された状態で前記磁石が外部に露出されるように、前記下部ケースから前記磁石取付溝形成部以下の部分は別途に取り外し可能であることを特徴とする請求項1に記載の釣り用発光浮き。
【請求項4】
前記釣り用発光浮きは、当たりが感知可能な当たり感知センサーを備えることを特徴とする請求項1に記載の釣り用発光浮き。
【請求項5】
前記当たり感知センサーは、センサーケースの底面に緩衝用バネが配設され、前記緩衝用バネの上に球状の感知用移動重りが配置され、前記センサーケースの内面の上側に静電容量感知部が設けられることを特徴とする請求項4に記載の釣り用発光浮き。
【請求項6】
前記当たり感知センサーは、魚類が引っ張る当たりにより前記ケース部材が下降するときに水に直接的に触れながら網に触れるときの静電容量の変化を感知する方式を用いて当たりを感知することを特徴とする請求項4に記載の釣り用発光浮き。
【請求項7】
前記ホールセンサーにより感知された磁場の変化値に基づいて前記発光ランプのオン/オフ、色の変化及び明るさの変化のうちの少なくともいずれか一つが可変であることを特徴とする請求項1に記載の釣り用発光浮き。
【請求項8】
上部ケースと、
前記上部ケースの外部に回転自在に設けられ、磁石が嵌め込まれる外部上側回転部材と、
前記上部ケース内に配置されて、前記外部上側回転部材に取り付けられた前記磁石による磁場の変化を感知するホールセンサーと、
前記上部ケース内に配置され、発光ランプが設けられた発光基板部材と、
前記上部ケースと連結される下部ケースと、
前記下部ケースの外部に回転自在に設けられ、浮力の可変のための重りが嵌入可能な外部下側回転部材と、を備え、
前記外部上側回転部材が前記上部ケースに対して相対的に回転しながら前記磁石及び前記ホールセンサーの位置が可変であり、これに伴う磁場の変化値が前記ホールセンサーにより感知され、前記ホールセンサーにより感知された磁場の変化値に基づいて前記発光ランプの発光状態が可変であることを特徴とする釣り用発光浮き。
【請求項9】
前記釣り用発光浮きは、
前記上部ケースの内部に設けられてバッテリーを固定するバッテリー固定部材を備え、
前記バッテリー固定部材は、
前記上部ケースの下部に設けられるバッテリー固定体と、
前記バッテリー固定体に連結されて前記バッテリーの一方の極と前記発光基板部材とを連結する第1の電極連結体と、
前記バッテリー固定体に連結されて前記バッテリーの他方の極と前記発光基板部材とを連結する第2の電極連結体と、を備え、
前記バッテリー固定体は、
前記上部ケースの下部に嵌設され、内部が空きシリンダー状を呈するバッテリー固定胴体と、
前記バッテリー固定胴体の内側の中央部に満たされる固定部と、
前記固定部を貫通形成される固定部貫通孔と、
前記バッテリー固定胴体の上端に形成されて前記発光基板部材の下端が嵌入連結される基板嵌入溝と、を備え、
前記第1の電極連結体は、
前記バッテリーの陽極部分であるバッテリー胴体が通電自在に嵌入する第1の下部電極体と、
前記発光基板部材と通電自在に連結される第1の上部電極体と、
前記第1の下部電極体と前記第1の上部電極体とを連結する第1の連結体と、を備え、
前記第2の電極連結体は、
前記バッテリーの陰極部分であるバッテリーの上部の突出体が通電自在に嵌入する第2の下部電極体と、
前記発光基板部材と通電自在に連結される第2の上部電極体と、
前記第2の下部電極体と前記第2の上部電極体とを連結する第2の連結体と、を備えることを特徴とする請求項8に記載の釣り用発光浮き。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、釣り用発光浮きに関する。
【背景技術】
【0002】
釣り用発光浮きは、釣り糸で吊り下げられて水面に浮いた状態で浮き(フロート)の役割を果たしながら、夜間などの視野がよくない状況下でそのような釣り糸の入水位置を確認可能にするものである。
【0003】
従来の釣り用発光浮きの例として挙げられるものが、大韓民国公開特許第10−2004−0038935号(公開日:2004年05月08日、発明の名称:釣り用発光浮き)、大韓民国公開特許第10−2005−0083502号(公開日:2005年08月26日、発明の名称:発光浮き)である。
【0004】
しかしながら、従来の釣り用発光浮きによれば、ほとんどの場合、バッテリーを装着した状態でオン/オフの調節さえ手軽に行うことができないため、余計なバッテリーの無駄使いが多すぎることはもとより、ユーザーの好み、周りの状況などに応じて発光ランプの発光状態を変更しようとしても、そのような発光状態の変更を行い難いという欠点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】大韓民国公開特許第10−2004−0038935号(公開日:2004年05月08日、発明の名称:釣り用発光浮き)
【特許文献2】大韓民国公開特許第10−2005−0083502号(公開日:2005年08月26日、発明の名称:発光浮き)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、余計なバッテリーの無駄使いを防ぎ、しかも、発光ランプの発光状態が手軽に可変である釣り用発光浮きを提供することを一つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面による釣り用発光浮きは、ケース部材と、前記ケース部材内に配置され、磁石が取り付けられる磁石取付部材と、前記ケース部材内に配置され、前記磁石取付部材に取り付けられた前記磁石による磁場の変化を感知するホールセンサーが設けられる内部固定部材と、発光ランプが設けられた発光基板部材と、を備え、前記磁石取付部材が前記内部固定部材に対して相対的に回転しながら前記磁石及び前記ホールセンサーの位置が可変であり、これに伴う磁場の変化値が前記ホールセンサーにより感知され、前記ホールセンサーにより感知された磁場の変化値に基づいて前記発光ランプの発光状態が可変であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一側面による釣り用発光浮きによれば、釣り用発光浮きがケース部材、磁石取付部材、内部固定部材及び発光基板部材を備えることにより、磁石取付部材が内部固定部材に対して相対的に回転しながら磁石及びホールセンサーの位置が可変であり、それに伴う磁場の変化値がホールセンサーにより感知され、ホールセンサーにより感知された磁場の変化値に基づいて発光ランプの発光状態が可変であるので、発光ランプのオン/オフが手軽に調節されて余計なバッテリーの無駄使いが防がれ、オン/オフ、色の変化、明るさの変化など発光ランプの発光状態が手軽に可変であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の第1の実施形態による釣り用発光浮きを正面から眺めた断面図である。
図2】本発明の第1の実施形態による内部固定部材の底面図である。
図3】本発明の第1の実施形態による磁石取付部材を平面図である。
図4】本発明の第1の実施形態による当たり感知部材の構成を示す断面図である。
図5】本発明の第2の実施形態による釣り用発光浮きを正面から眺めた断面図である。
図6】本発明の第3の実施形態による釣り用発光浮きを正面から眺めた断面図である。
図7】本発明の第3の実施形態による釣り用発光浮きを構成するバッテリー固定部材の分解された様子を示す斜視図である。
図8】本発明の第3の実施形態による釣り用発光浮きを構成するバッテリー固定部材の組み合わせられた様子を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面に基づき、本発明の実施形態による釣り用発光浮きについて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による釣り用発光浮きを正面から眺めた断面図であり、図2は、本発明の第1の実施形態による内部固定部材の底面図であり、図3は、本発明の第1の実施形態による磁石取付部材の平面図であり、図4は、本発明の第1の実施形態による当たり感知部材の構成を示す断面図である。
【0011】
図1乃至図4を参照すると、本発明の実施形態による釣り用発光浮き100は、ケース部材110と、磁石取付部材120と、内部固定部材140と、発光基板部材160と、を備える。
【0012】
前記釣り用発光浮き100の中央部には上下に貫通孔101が貫設されて、前記貫通孔101に釣り糸が貫通される。
【0013】
前記ケース部材110は、前記磁石取付部材120が内部に連結される下部ケース111と、前記内部固定部材140が内部に連結される上部ケース113と、を備える。
前記下部ケース111及び前記上部ケース113はそれぞれ半球状に形成されて、前記下部ケース111及び前記上部ケース113が組み合わせられて上下に長尺な球体が形成される。なお、前記上部ケース113は半透明プラスチックなど水に浮遊可能でありながらも、光が外部に表出可能な材質からなることが好ましい。
【0014】
また、前記ケース部材110は、前記上部ケース113の内面の中央から前記下部ケース111の上部に至るまで突出して前記貫通孔101を形成する貫通孔形成柱114と、前記下部ケース111の内面の中央から所定の長さだけ突出して前記貫通孔形成柱114の下部が回転自在に嵌入しながら支持される支柱112と、を備える。
【0015】
前記貫通孔形成柱114及び前記支柱112の間には、密閉のためのOリング106が配設される。
【0016】
前記上部ケース113と前記下部ケース111とが連結される面の上には噛合可能なねじ山115が形成されて、前記上部ケース113及び前記下部ケース111が互いに分離されないつつも相対的に回転可能になり、前記ねじ山115が形成された箇所には密閉のためのOリング116が配設される。
【0017】
前記磁石取付部材120は、前記ケース部材110内、詳しくは、前記下部ケース111内に配置され、永久磁石である磁石130が配設されるものである。
【0018】
詳しくは、前記磁石取付部材120は円板状に形成されてその外周面が前記下部ケース111の内面に当接し、その胴体の上に後述する内部突出柱142が当接する磁石取付胴体121と、前記磁石取付胴体121の下端から所定の長さだけ複数突出して前記磁石130が取付け可能なように磁石取付溝を形成する複数の磁石取付溝形成部122と、を備える。
【0019】
前記磁石取付部材120の中央部は貫通された形状を呈して前記貫通孔形成柱114が回転自在に貫通され、前記磁石取付部材120の中央部の貫通された孔の周りから円柱状の磁石取付部材側の柱123が突出する。
【0020】
前記磁石取付部材側の柱123は、前記支柱112の外周面を取り囲むように突出して、前記磁石取付部材120が前記下部ケース111内に固定されるようにする。
【0021】
前記内部固定部材140は、前記ケース部材110内、詳しくは、前記上部ケース113内に配置され、前記磁石取付部材120に取り付けられた前記磁石130による磁場の変化を感知するホールセンサー(hall sensor)150が設けられるものである。
【0022】
詳しくは、前記内部固定部材140は、前記発光基板部材160がその上端に載置可能なように円板状を呈する内部固定胴体141と、前記内部固定胴体141の中央部から所定の距離だけ偏心した個所から前記磁石取付部材120に向かって突出して前記磁石取付部材120と当接する内部突出柱142と、前記内部固定胴体141にバッテリー102が固定されるように前記内部固定胴体141に形成されるバッテリー固定部材143と、を備える。
【0023】
前記内部固定胴体141は、前記上部ケース113に固定される。
前記内部突出柱142の下部に前記ホールセンサー150が嵌設される。
また、前記内部突出柱142には、当たり(釣りで、魚が餌に食いついた動きが浮きや糸・竿を通して伝わってくること)を感知可能な当たり感知センサー155が嵌設される。
【0024】
前記当たり感知センサー155は、センサーケース156の底面に緩衝用バネ157が設けられてもよく、前記緩衝用バネ157の上に球状の感知用移動重り158が配置され、前記センサーケース156の内面の上側に静電容量感知部159が設けられる。すると、魚が餌に食いついた動きが浮きや糸・竿を通して伝わってくると、前記釣り用発光浮き100が瞬時に下降し、これにより、前記感知用移動重り158が前記センサーケース156内において浮き上がって前記静電容量感知部159に触れることにより、前記当たり感知センサー155が当たりを感知することが可能になる。
【0025】
上述した当たり感知センサー155の構成は単なる例示に過ぎず、当たりを感知可能な他の様々な方式のセンサーが適用可能であるということはいうまでもない。
【0026】
例えば、本発明の実施形態においては、水銀電池など円板状のバッテリー102が設けられ、このようなバッテリー102が前記バッテリー固定部材143に設けられる。前記バッテリー固定部材143には前記バッテリー102と連結されるための電極103が設けられ、その電極103は前記発光基板部材160と電気的に連通される。
【0027】
前記発光基板部材160には、発光ダイオード(LED)などの発光ランプ161が設けられ、前記発光ランプ161の発光のための各種の回路が形成されたものであり、前記内部固定胴体141の上端に載置されるものである。
【0028】
前記ホールセンサー150及び前記発光基板部材160は、互いに信号をやり取りするように連結され、前記バッテリー102と連結されて電気の供給を受ける。
【0029】
このように構成すると、前記磁石取付部材120が前記内部固定部材140に対して相対的に回転しながら前記磁石130及び前記ホールセンサー150の位置が可変であり、それに伴う磁場の変化値が前記ホールセンサー150により感知され、前記ホールセンサー150により感知された磁場の変化値に基づいて前記発光ランプ161の発光状態が可変である。
【0030】
前記ホールセンサー150により感知された磁場の変化値に基づいて前記発光ランプ161のオン/オフ、色の変化及び明るさの変化のうちの少なくともいずれか一つが可変である。
【0031】
前記ねじ山115が形成されることにより、前記下部ケース111及び前記上部ケース113が相互に対して相対的に回転自在に連結されて、外力により前記下部ケース111及び前記上部ケース113のうちのいずれか一方が回転すると、前記磁石130及び前記ホールセンサー150の位置が可変である。
【0032】
本発明の実施形態においては、前記内部突出柱142にリング状の重り105が貫通されるか、或いは、複数の前記磁石取付溝のうち前記磁石130が設けられたものを除く他の磁石取付溝に重りが嵌入することにより、前記釣り用発光浮き100の浮力が可変である。
【0033】
以下、前記釣り用発光浮き100の作動について簡略に説明する。
前記バッテリー102が前記内部固定部材140に設けられたままで前記ねじ山115が噛み合うように前記上部ケース113及び前記下部ケース111が組み合わせられた状態で、ユーザーの外力により前記上部ケース113及び前記下部ケース111のうちのいずれか一方が回転すると、前記ホールセンサー150と前記磁石130との間の距離が可変であり、これにより、前記ホールセンサー150により感知される磁場値が可変である。
前記ホールセンサー150により感知される磁場の変化値に基づいて前記発光基板部材160における前記発光ランプ161の発光状態を可変とする。
【0034】
例えば、前記ホールセンサー150において磁場の変化が感知されると、前記発光ランプ161を1段階の状態でオンにし、前記ホールセンサー150において再び磁場の変化が感知されると、前記発光ランプ161をオフにし、前記ホールセンサー150において再び磁場の変化が感知されると、前記発光ランプ161を2段階の状態でオンにし、前記ホールセンサー150において再び磁場の変化が感知されると、前記発光ランプ161を再びオフにする。このような前記ホールセンサー150において感知される磁場の変化が繰り返される度に前記発光ランプ161がそれぞれ異なる段階の状態でオンになってからオフになる。
【0035】
ここで、前記発光ランプ161がオンになる各段階は、予め前記発光基板部材160に設定されているものであり、1段階は薄い赤色で発光し、2段階は濃い赤色で発光し、3段階は薄い緑色で発光し、4段階は濃い緑色で発光し、5段階は薄い青色で発光し、かつ、6段階は濃い青色で発光するなど種々に設定可能である。
【0036】
もちろん、このような状態変化は単なる例示的なものに過ぎず、磁場の変化値に基づいて様々な発光状態可変が設定可能である。
【0037】
このように構成すると、ユーザーは前記下部ケース111及び前記上部ケース113のうちのいずれか一方を回転さえすればよく、このような回転に伴い前記発光ランプ161が自動的にオン/オフになることはもとより、オンになる度に他の状態で発光可能になる。
【0038】
上述したように、前記釣り用発光浮き100がケース部材110、磁石取付部材120、内部固定部材140及び発光基板部材160を備えることにより、磁石取付部材120が内部固定部材140に対して相対的に回転しながら磁石130及びホールセンサー150の位置が可変であり、それに伴う磁場の変化値がホールセンサー150により感知され、ホールセンサー150により感知された磁場の変化値に基づいて発光ランプ161の発光状態が可変であるので、発光ランプ161のオン/オフが手軽に調節されて余計なバッテリー102の無駄使いが防がれ、オン/オフ、色の変化、明るさの変化など発光ランプ161の発光状態が手軽に可変である。
【0039】
以下、添付図面に基づき、本発明の他の実施形態による釣り用発光浮きについて説明する。このような説明を行うに当たって、上述した本発明の第1の実施形態において既に記載された内容と重複する説明は省略する。
【0040】
図5は、本発明の第2の実施形態による釣り用発光浮きを正面から眺めた断面図である。
図5を参照すると、本発明の実施形態においては、下部ケース211が上部ケース213と連結された状態で磁石230が外部に露出されるように、前記下部ケース211から磁石取付溝形成部219以下の部分が蓋体217により別途に取り外される。
【0041】
前記蓋体217は、前記下部ケース211に着脱自在に連結されながら、前記下部ケース211を向く方向に前記磁石取付溝形成部219が突設されたものであり、前記下部ケース211及び前記上部ケース213の内部に対する防水構造に影響を及ぼさないつつ、前記蓋体217さえ回せば、前記磁石取付溝形成部219に嵌入した磁石230が簡単に回転可能であることはもとより、前記蓋体217が取り外されると、簡単に前記磁石取付溝形成部219に嵌入した前記磁石230及び重りの着脱が行われる。
【0042】
図6は、本発明の第3の実施形態による釣り用発光浮きを正面から眺めた断面図であり、図7は、本発明の第3の実施形態による釣り用発光浮きを構成するバッテリー固定部材の分解された様子を示す斜視図であり、図8は、本発明の第3の実施形態による釣り用発光浮きを構成するバッテリー固定部材の組み合わせられた様子を示す斜視図である。
【0043】
図6乃至図8を参照すると、本発明の実施形態による釣り用発光浮き300においては、上部ケース310及び下部ケース320がそれぞれ所定の長さだけ長尺に形成される。
前記上部ケース310は、所定の長さだけ長尺に内部が空いたシリンダー状に形成されるケース胴体311と、前記ケース胴体311の外側の中央部から上側に向かって所定の長さだけ長く突出して内部の光が外部に吐出されるようにする光吐出柱312と、を備える。
【0044】
前記上部ケース310下部には、密閉のためのOリング314と、前記下部ケース320との組み合わせのためのねじ山313と、が形成される。
【0045】
前記上部ケース310内には発光基板部材360が嵌設され、前記発光基板部材360の上側の中央部に発光ランプ361が設けられる。前記発光ランプ361は、前記光吐出柱312の入り口に配置されて、前記発光ランプ361から発せられた光が前記光吐出柱312を介して外部に吐き出される。
【0046】
図面符号370は、前記上部ケース310の内部に設けられて長尺なバッテリー302を固定するバッテリー固定部材である。
【0047】
詳しくは、前記バッテリー固定部材370は、前記上部ケース310の下部に設けられるバッテリー固定体371と、前記バッテリー固定体371に連結されて前記バッテリー302の一方の極、例えば、陽極と前記発光基板部材360とを連結する第1の電極連結体376と、前記バッテリー固定体371に連結されて前記バッテリー302の他方の極、例えば、陰極と前記発光基板部材360とを連結する第2の電極連結体380と、を備える。
【0048】
前記バッテリー固定体371は前記上部ケース310の下部に嵌設され、内部が空いたシリンダー状を呈するバッテリー固定胴体372と、前記バッテリー固定胴体372の内側の中央部に満たされる固定部374と、前記固定部374を貫通形成されて前記バッテリー302のバッテリー胴体が貫通される固定部貫通孔373と、前記バッテリー固定胴体372の上端に形成されて前記発光基板部材360の下端が嵌入連結される基板嵌入溝375と、を備える。
【0049】
前記第1の電極連結体376は、前記バッテリー302の陽極部分であるバッテリー胴体が通電可能に嵌入する第1の下部電極体377と、前記発光基板部材360と通電可能に連結される第1の上部電極体379と、前記第1の下部電極体377と前記第1の上部電極体379とを連結する第1の連結体378と、を備え、全体的に銅など通電可能な金属からなる。
【0050】
前記第2の電極連結体380は、前記バッテリー302の陰極部分であるバッテリー上部の突出体が通電可能に嵌入する第2の下部電極体381と、前記発光基板部材360と通電可能に連結される第2の上部電極体383と、前記第2の下部電極体381と前記第2の上部電極体383とを連結する第2の連結体382と、を備え、全体的に銅など通電可能な金属からなる。
【0051】
前記第1の下部電極体377及び前記第2の下部電極体381は、その一部が開放されたC字状の断面を有するようにそれぞれ形成されることにより、それぞれ噛み合うバッテリー部分が嵌入するときにそのC字状の開放された部分が僅かに拡開されてから前記第1の下部電極体377及び前記第2の下部電極体381それ自体の張力によりそれぞれ噛み合うバッテリー部分を隙間無く密接に把持することができ、これにより、前記第1の下部電極体377及び前記第2の下部電極体381にそれぞれ噛み合うバッテリー部分との接触不良が防がれる。
【0052】
前記バッテリー固定体371に嵌着された前記バッテリー302の陰極が前記第1の電極連結体376と連結され、前記バッテリー302の陽極が前記第2の電極連結体380と連結されることにより、前記バッテリー302が前記発光基板部材360と電気的に接続される。
【0053】
図面符号350は、前記上部ケース310の内部である前記発光基板部材360の上側の中央部から偏心した個所に設けられて、後述する外部上側回転部材340に設けられた磁石330による磁場の変化を感知するホールセンサーである。
【0054】
また、図面符号390は、前記光吐出柱312の内部に嵌設されて当たりを感知可能な当たり感知センサーである。前記当たり感知センサー390は、魚類が引っ張る当たりにより前記光吐出柱312が下降するときに水に直接的に触れながらその触れるときの静電容量の変化を感知する方式を用いて当たりを感知するセンサーである。
【0055】
前記光吐出柱312には外部上側回転部材340が回転自在に設けられる。前記外部上側回転部材340の底面には複数の孔341が形成され、これらのうちの少なくとも一つに磁石330が設けられて、前記ホールセンサー350と反応する。もちろん、前記孔341の一部には浮力の調節のための重りが嵌設される。
【0056】
前記下部ケース320は、 所定の長さだけ長尺に内部が空いたシリンダー状に形成されるケース胴体321と、前記ケース胴体321の外側の中央部から上側に向かって所定の長さだけ長く突出してする突出柱322と、を備える。
【0057】
前記下部ケース320の上部には、前記上部ケース310のねじ山313と係合可能なねじ山323が形成されることにより、前記上部ケース310と前記下部ケース320とが互いに連結される。
【0058】
前記下部ケース320の外部である前記突出柱322には外部下側回転部材345が回転自在に設けられる。前記外部下側回転部材345の上面には複数の孔が形成され、これらのうちの少なくとも一つに浮力の調節のための重り305が嵌設される。
【0059】
上述したように、前記重り305が前記外部下側回転部材345はもとより、前記外部上側回転部材340にも嵌設可能になることにより、浮力の調節をきめ細かく行うことが可能になる。
【0060】
ユーザーの外力により前記外部上側回転部材340が前記上部ケース310に対して相対的に回転しながら前記磁石330及び前記ホールセンサー350の位置が可変であり、それに伴う磁場の変化値が前記ホールセンサー350により感知され、前記ホールセンサー350により感知された磁場の変化値に基づいて前記発光ランプ361の発光状態が可変である。
【0061】
以上、本発明は、特定の実施形態に関して図示及び説明されたが、当業界における通常の知識を有する者であれば、以下の特許請求の範囲に記載の本発明の思想及び領域を逸脱しない範囲内において本発明を種々に修正及び変更することができるということが理解できる筈である。しかしながら、これらの修正及び変形構造はいずれも本発明の権利範囲内に含まれるものであるということはいうまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0062】
本発明の一側面による釣り用発光浮きによれば、余計なバッテリーの無駄使いを防ぎ、発光ランプの発光状態が手軽に可変となるので、その産業上の利用可能性が高いものであるといえる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】