(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-531843(P2017-531843A)
(43)【公表日】2017年10月26日
(54)【発明の名称】虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置とこれを利用した保安強化セット及びその制御方法
(51)【国際特許分類】
G06F 21/32 20130101AFI20170929BHJP
H04L 9/32 20060101ALI20170929BHJP
G06T 1/00 20060101ALI20170929BHJP
【FI】
G06F21/32
H04L9/00 673B
G06T1/00 400H
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】49
(21)【出願番号】特願2017-500834(P2017-500834)
(86)(22)【出願日】2015年7月8日
(85)【翻訳文提出日】2017年1月12日
(86)【国際出願番号】KR2015007062
(87)【国際公開番号】WO2016006927
(87)【国際公開日】20160114
(31)【優先権主張番号】10-2014-0086564
(32)【優先日】2014年7月10日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】512192211
【氏名又は名称】イリテック インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100101454
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 卓二
(74)【代理人】
【識別番号】100081422
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 光雄
(74)【代理人】
【識別番号】100125874
【弁理士】
【氏名又は名称】川端 純市
(74)【代理人】
【識別番号】100189544
【弁理士】
【氏名又は名称】柏原 啓伸
(72)【発明者】
【氏名】キム・デフン
(72)【発明者】
【氏名】チェ・ヒョンイン
(72)【発明者】
【氏名】チョン・ビョンジン
(72)【発明者】
【氏名】リュ・チョンウン
(72)【発明者】
【氏名】ペク・ソンミン
(72)【発明者】
【氏名】キム・ヘンムン
【テーマコード(参考)】
5B047
5J104
【Fターム(参考)】
5B047AA23
5B047BA03
5B047BB06
5B047BC11
5B047BC21
5B047BC23
5B047CB30
5J104AA07
5J104AA16
5J104EA09
5J104EA17
5J104KA02
5J104KA19
5J104KA20
5J104PA02
(57)【要約】
本発明は、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラ、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時に照明のための赤外線照明、前記カメラで撮影獲得した虹彩イメージ情報を送受信するための無線通信部、手首または指に着用された状態であるかの有無を感知する着用感知部または登録保存された虹彩イメージ情報と撮影された虹彩イメージ情報を比べる虹彩認識部で構成された虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と手付着型ウェアラブル装置と近距離無線通信を遂行する近距離無線通信部、手付着型ウェアラブル装置に送るトークンを生成して消滅させるトークン管理部、手付着型ウェアラブル装置から受けた暗号化された情報を復呼化する復呼化部または手付着型ウェアラブル装置から伝送された虹彩イメージ情報と登録保存された虹彩イメージ情報を比べる虹彩マッチング部で構成された認証要請デバイスと前記虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と一次的または二次的な認証関係を構築することを特徴とする虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット及びその制御方法に関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置において、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラと、
手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時照明のための赤外線照明と、
前記カメラで撮影獲得した虹彩イメージ情報を送受信するための無線通信部と、及び
手首または指に着用された状態であるかの有無を感知する着用感知部で構成された虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置。
【請求項2】
虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットにおいて、
手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラと、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時照明のための赤外線照明と、前記カメラで撮影獲得した虹彩イメージ情報を送受信するための無線通信部及び手首または指に着用された状態であるかの有無を感知する着用感知部を含む虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と、及び
手付着型ウェアラブル装置と近距離無線通信を遂行する近距離無線通信部と、手付着型ウェアラブル装置に送るトークンを生成して消滅させるトークン管理部と、手付着型ウェアラブル装置から受けた暗号化された情報を復呼化する復呼化部及び手付着型ウェアラブル装置から伝送された虹彩イメージ情報と登録保存された虹彩イメージ情報を比べる虹彩マッチング部で構成された認証要請デバイスで構成するが、
手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスが一次的な認証関係を構築することを特徴とする虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項3】
虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットにおいて、
手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラと、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時照明のための赤外線照明と、前記カメラで撮影獲得した虹彩イメージ情報を送受信するための無線通信部及び手首または指に着用された状態であるかの有無を感知する着用感知部を含む虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と、及び
手付着型ウェアラブル装置と近距離無線通信を遂行する近距離無線通信部と、手付着型ウェアラブル装置に送るトークンを生成して消滅させるトークン管理部と、手付着型ウェアラブル装置から受けた暗号化された情報を復呼化する復呼化部及び手付着型ウェアラブル装置から伝送された虹彩イメージ情報と登録保存された虹彩イメージ情報を比べる虹彩マッチング部で構成された認証要請デバイスで構成するが、
手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスが二次的な認証関係を構築することを特徴とする虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項4】
虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置において、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラと、
手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時照明のための赤外線照明と、
登録保存された虹彩イメージ情報と撮影された虹彩イメージ情報を比べる虹彩認識部と、
手首または指に着用された状態であるかの有無を感知する着用感知部と、及び
認証要請デバイスと情報を送受信するための無線通信部で構成された虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置。
【請求項5】
虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットにおいて、
手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラと、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時照明のための赤外線照明と、登録保存された虹彩イメージ情報と撮影された虹彩イメージ情報を比べる虹彩認識部と、手首または指の着用有無を感知する着用感知部及び認証要請デバイスと情報を送受信するための無線通信部を含む虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と、及び
手付着型ウェアラブル装置と近距離無線通信を遂行する近距離無線通信部と、手付着型ウェアラブル装置に送るトークンを生成して消滅させるトークン管理部と、手付着型ウェアラブル装置から受けた暗号化された情報を復呼化する復呼化部で構成された認証要請デバイスで構成するが、
手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスが一次的な認証関係が構築されることを特徴とする虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項6】
虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置において、
手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラと、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時照明のための赤外線照明と、登録保存された虹彩イメージ情報と撮影された虹彩イメージ情報を比べる虹彩認識部と、手首または指の着用有無を感知する着用感知部及び認証要請デバイスと情報を送受信するための無線通信部を含む虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と、及び
手付着型ウェアラブル装置と近距離無線通信を遂行する近距離無線通信部と、手付着型ウェアラブル装置に送るトークンを生成して消滅させるトークン管理部と、手付着型ウェアラブル装置から受けた暗号化された情報を復呼化する復呼化部で構成された認証要請デバイスで構成するが、
手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスが二次的な認証関係を構築することを特徴とする虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項7】
前記着用感知部は、
手付着型ウェアラブル装置のケースまたは手首または指を囲むバンドにセンサーを装着して着用を感知するように構成された請求項1または4に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置。
【請求項8】
前記着用感知部は、
手付着型ウェアラブル装置のケースまたは手首または指を囲むバンドにセンサーを装着して着用を感知するように構成された請求項2、請求項3、請求項5及び請求項6のうち何れか一つに記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項9】
前記着用感知センサーは、
スプリング(Spring)、ヒンジ(Hinge)、磁石センサー、静電気センサー、温度センサー、近接センサー中の一つで構成されることを特徴とする請求項7に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置。
【請求項10】
前記着用感知センサーは、
スプリング(Spring)、ヒンジ(Hinge)、磁石センサー、静電気センサー、温度センサー、近接センサー中の一つで構成されることを特徴とする請求項8に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項11】
前記無線通信部は、
設定された距離範囲内で認証要請デバイスを識別して無線近距離通信が可能になるように構成された近距離無線識別モジュールと、及び
近距離無線通信を遂行する間に発生するセッションを管理するセッション管理モジュールで構成された請求項1または4に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置。
【請求項12】
前記無線通信部は、
設定された距離範囲内で認証要請デバイスを識別して無線近距離通信が可能になるように構成された近距離無線識別モジュールと、及び
近距離無線通信を遂行する間に発生するセッションを管理するセッション管理モジュールで構成された請求項2、請求項3、請求項5及び請求項6のうち何れか一つに記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項13】
前記無線通信部は、
無線通信を遂行する手付着ウェアラブル装置の識別情報または時空間情報を保存して送る時空間装置認証モジュールを付加的に構成することを特徴とする請求項11に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置。
【請求項14】
前記無線通信部は、
無線通信を遂行する手付着ウェアラブル装置の時空間情報を保存して認証要請デバイスに送って、認証要請デバイスの時空間情報を利用して認証要請デバイスを識別する時空間装置認証モジュールを付加的に構成することを特徴とする請求項12に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項15】
前記近距離無線通信部は、
手付着型ウェアラブル装置と近距離無線通信を遂行する間に発生するセッションを制御するセッション制御モジュールと、及び
近距離無線通信を遂行しながら認証要請デバイスの識別情報または時空間情報を手付着型ウェアラブル装置に送って、手付着型ウェアラブル装置が登録された装置であるかを識別する無線識別モジュールで構成された請求項2、請求項3、請求項5及び請求項6のうち何れか一つに記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項16】
前記手付着ウェアラブル装置の時空間情報は、
手付着型ウェアラブル装置の虹彩イメージ撮影時刻情報、
虹彩イメージの撮影時の手付着型ウェアラブル装置の位置情報、手付着型ウェアラブル装置の着用感知時刻情報及び着用感知時の手付着型ウェアラブル装置の位置情報中の一つ以上で構成されることを特徴とする請求項13に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置。
【請求項17】
前記手付着ウェアラブル装置の時空間情報は、
手付着型ウェアラブル装置の虹彩イメージ撮影時刻情報、
虹彩イメージの撮影時の手付着型ウェアラブル装置の位置情報、手付着型ウェアラブル装置の着用感知時刻情報及び着用感知時の手付着型ウェアラブル装置の位置情報中の一つ以上で構成されることを特徴とする請求項14に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項18】
前記認証要請デバイスの時空間情報は、
認証要請デバイスが手付着型ウェアラブル装置に虹彩イメージを撮影するように要請した時刻情報、手付着型ウェアラブル装置に虹彩イメージを撮影要請時の認証要請デバイスの位置情報、認証要請デバイスが手付着型ウェアラブル装置に着用感知を要請した時刻情報及び着用感知要請時の認証要請デバイスの位置情報中の一つ以上で構成されることを特徴とする請求項15に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項19】
前記一次的な認証関係は、手付着型ウェアラブル装置が認証要請デバイスの要請によって使用者が手付着型ウェアラブル装置の登録された着用使用者であることを確認した以後、認証要請デバイスの資源接近(resource access)権限の承認を受けた状態であることを特徴とする請求項2または5に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項20】
前記二次的な認証関係は、
手付着型ウェアラブル装置が認証要請デバイスの要請によって構築した一次的な認証関係を維持するために登録された着用使用者の確認キーセットを認証要請デバイスに送った後相互間安全な交信セッションが維持される状態であることを特徴とする請求項3または6に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項21】
前記登録された着用使用者確認のために装置認証と使用者認証及び着用認証を遂行することを特徴とする請求項2、請求項3、請求項5及び請求項6のうち何れか一つに記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項22】
前記装置認証は、
無線通信で連結される手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスがお互いに登録されているデバイスであるかの如何を確認する過程であることを特徴とする請求項21に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項23】
前記使用者認証は、
虹彩認識を通じて登録保存された虹彩イメージ情報と撮影された虹彩イメージ情報を比べて使用者が登録された着用使用者であるかの如何を確認する過程であることを特徴とする請求項21に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項24】
前記着用認証は、
使用者が手付着型ウェアラブル装置を着用しているかの如何を確認する過程であることを特徴とする請求項21に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項25】
前記登録された着用使用者の確認キーセットは、装置認証と使用者認証及び着用認証が完了して、一次的な認証関係を持続する条件を知らせる一つ以上のトークンまたはキーで構成されることを特徴とする請求項20に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項26】
前記安全な交信セッションのなされる間は追加的な登録された着用使用者の確認を要請する要求があっても手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスの間には追加的な登録された着用使用者の確認を遂行しないで登録された着用使用者の確認が完了された状態を維持することを特徴とする請求項20に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項27】
前記安全な交信セッションは、
登録された着用使用者資格解除または安全な交信セッションの再設定要請が受信される瞬間安全な交信セッションを中断することを特徴とする請求項20に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項28】
前記登録された着用使用者資格解除は、
使用者が手付着型ウェアラブル装置の着用を解除するか、または手付着型ウェアラブル装置または認証要請デバイスの移動による相互識別が不可能であるか、または虹彩イメージ情報の有効時間が経過された時に実行されることを特徴とする請求項27に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項29】
前記安全な交信セッションの再設定は、
安全な交信セッション連結試みが前もって設定された基準を超過する時に実行される請求項27に記載のことを特徴とする虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項30】
前記安全な交信セッションがなされる間に第2認証要請デバイスが第1認証要請デバイスに登録された着用使用者の確認を要請する場合には第1認証要請デバイスは手付着型ウェアラブル装置に登録された着用使用者の確認を要請しないで直ちに登録された着用使用者の確認が完了されたことを第2認証要請デバイスに知らせることを特徴とする請求項20に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項31】
手付着型ウェアラブル装置が無線通信を通じて伝達される虹彩イメージ情報を暗号化する保安強化部を付け加えることを特徴とする請求項1または4に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置。
【請求項32】
手付着型ウェアラブル装置が無線通信を通じて伝達される虹彩イメージ情報を暗号化する保安強化部を付け加えることを特徴とする請求項2、請求項3、請求項5及び請求項6のうち何れか一つに記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項33】
前記虹彩イメージ情報に手付着ウェアラブル装置の固有番号、Pinコード及びOTP(one time password)のうち何れか一つ以上を選択含ませて暗号化することを特徴とする請求項1または4に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置。
【請求項34】
前記虹彩イメージ情報に手付着ウェアラブル装置の固有番号、Pinコード及びOTP(one time password)のうち何れか一つ以上を選択含ませて暗号化することを特徴とする請求項2、請求項3、請求項5及び請求項6のうち何れか一つに記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項35】
前記虹彩イメージ情報の暗号化は、
虹彩イメージ情報に認証要請デバイスから生成されて伝達されたトークンまたはキーを挿入して、虹彩イメージ情報を暗号化することであることを特徴とする請求項31に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置。
【請求項36】
前記虹彩イメージ情報の暗号化は、
虹彩イメージ情報に認証要請デバイスから生成されて伝達されたトークンまたはキーを挿入して、虹彩イメージ情報を暗号化することであることを特徴とする請求項32に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項37】
前記虹彩イメージ情報の暗号化は、
虹彩イメージ情報の保安を強化するためにデジタルウォーターマークを使って暗号化することを付け加えることもできることを特徴とする請求項31に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置。
【請求項38】
前記虹彩イメージ情報の暗号化は、
虹彩イメージ情報の保安を強化するためにデジタルウォーターマークを使って暗号化することを付け加えることもできることを特徴とする請求項32に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項39】
前記虹彩イメージ情報に手付着型ウェアラブル装置の虹彩イメージ撮影時刻情報または虹彩イメージの撮影時の手付着型ウェアラブル装置の位置情報を選択して暗号化することを特徴とする請求項1または4に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置。
【請求項40】
前記虹彩イメージ情報に手付着型ウェアラブル装置の虹彩イメージ撮影時刻情報または虹彩イメージの撮影時の手付着型ウェアラブル装置の位置情報を選択して暗号化することを特徴とする請求項2、請求項3、請求項5及び請求項6のうち何れか一つに記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項41】
前記手付着型ウェアラブル装置の位置情報は、
手付着型ウェアラブル装置が連結された基地局や無線APの固有番号を利用した相対的な位置情報であるか、またはGPS情報を利用した絶対的位置情報であることを特徴とする請求項39に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置。
【請求項42】
前記手付着型ウェアラブル装置の位置情報は、
手付着型ウェアラブル装置が連結された基地局や無線APの固有番号を利用した相対的な位置情報であるか、またはGPS情報を利用した絶対的位置情報であることを特徴とする請求項40に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項43】
前記認証要請デバイスの位置情報は、
認証要請デバイスが連結された基地局や無線APの固有番号を利用した相対的な位置情報であるか、またはGPS情報を利用した絶対的位置情報であることを特徴とする請求項18に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項44】
撮影された虹彩イメージを確認することができるディスプレイが手付着型ウェアラブル装置に付加された請求項1または4に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置。
【請求項45】
撮影された虹彩イメージを確認することができるディスプレイが手付着型ウェアラブル装置に付加された請求項2、請求項3、請求項5及び請求項6のうち何れか一つに記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項46】
前記手付着型ウェアラブル装置は、手首に着用するウェアラブル装置または指に着用するウェアラブル装置であることを特徴とする請求項1、請求項4、請求項9、請求項13、請求項16、請求項33または請求項35のうち何れか一つに記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置。
【請求項47】
前記手付着型ウェアラブル装置は、手首に着用するウェアラブル装置または指に着用するウェアラブル装置であることを特徴とする請求項2、請求項3、請求項5、請求項6、請求項10、請求項14、請求項15、請求項17、請求項18、請求項22、請求項26乃至請求項30、請求項34、請求項36または請求項43のうち何れか一つに記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット。
【請求項48】
虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットの制御方法において、
手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラと、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時に照明のための赤外線照明と、前記カメラで撮影獲得した虹彩イメージ情報を送受信するための無線通信部及び手首または指に着用された状態であるかの有無を感知する着用感知部を含む虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と、及び
手付着型ウェアラブル装置と近距離無線通信を遂行する近距離無線通信部と、手付着型ウェアラブル装置に送るトークンを生成して消滅させるトークン管理部と、手付着型ウェアラブル装置から受けた暗号化された情報を復呼化する復呼化部及び手付着型ウェアラブル装置から伝送された虹彩イメージ情報と登録保存された虹彩イメージ情報を比べる虹彩マッチング部で構成された認証要請デバイスで構成するが、
認証要請デバイスに接近中の手付着型ウェアラブル装置の送受信される信号の強さを感知して通信可能な距離以内に近付けば、認証要請デバイスの近距離無線通信部が手付着型ウェアラブル装置の無線通信部と近距離無線通信を連結するか、または相互ペアリングする段階と、
前記認証要請デバイスのトークン管理部から生成された登録された着用使用者の確認を要請するトークンを手付着型ウェアラブル装置に送って手付着型ウェアラブル装置が登録された着用使用者の確認を遂行するように要請する段階と、
前記手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスで登録された着用使用者確認のために手付着型ウェアラブル装置のカメラで撮影した虹彩イメージから生成された虹彩イメージ情報を認証要請デバイスの虹彩マッチング部に伝達して、虹彩マッチング部に登録保存された虹彩イメージ情報と比べて使用者が登録された着用使用者であるかの如何を確認する使用者認証を遂行する段階と、
前記手付着型ウェアラブル装置の着用感知部で使用者が手付着型ウェアラブル装置を着用しているかの如何を確認する着用認証を遂行する段階と、及び
前記手付着型ウェアラブル装置が登録された着用使用者の確認を完了して手付着型ウェアラブル装置の無線通信部が認証要請デバイスに登録された着用使用者の確認を知らせる段階と、を含む虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットの制御方法。
【請求項49】
虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットの制御方法において、
手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラと、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時照明のための赤外線照明と、前記カメラで撮影獲得した虹彩イメージ情報を送受信するための無線通信部及び手首または指に着用された状態であるかの有無を感知する着用感知部を含む虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と、及び
手付着型ウェアラブル装置と近距離無線通信を遂行する近距離無線通信部と、手付着型ウェアラブル装置に送るトークンを生成して消滅させるトークン管理部と、手付着型ウェアラブル装置から受けた暗号化された情報を復呼化する復呼化部及び手付着型ウェアラブル装置から伝送された虹彩イメージ情報と登録保存された虹彩イメージ情報を比べる虹彩マッチング部で構成された認証要請デバイスで構成するが、
認証要請デバイスに接近中の手付着型ウェアラブル装置の送受信される信号の強さを感知して通信可能な距離以内に近付けば、認証要請デバイスの近距離無線通信部が手付着型ウェアラブル装置の無線通信部と近距離無線通信を連結するか、または相互ペアリングする段階と、
前記認証要請デバイスのトークン管理部から生成された登録された着用使用者の確認を要請するトークンを手付着型ウェアラブル装置に送って手付着型ウェアラブル装置が登録された着用使用者の確認を遂行するように要請する段階と、
前記手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスで登録された着用使用者確認のために手付着型ウェアラブル装置のカメラで撮影した虹彩イメージから生成された虹彩イメージ情報を認証要請デバイスの虹彩マッチング部に伝達して、虹彩マッチング部に登録保存された虹彩イメージ情報と比べて使用者が登録された着用使用者であるかの如何を確認する使用者認証を遂行する段階と、
前記手付着型ウェアラブル装置の着用感知部で使用者が手付着型ウェアラブル装置を着用しているかの如何を確認する着用認証を遂行する段階と、
前記手付着型ウェアラブル装置が登録された着用使用者の確認を完了して手付着型ウェアラブル装置の無線通信部が認証要請デバイスに登録された着用使用者の確認を知らせる段階と、及び
前記手付着型ウェアラブル装置の無線通信部と認証要請デバイスの近距離無線通信部が安全な交信セッションを維持する段階と、を含む虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットの制御方法。
【請求項50】
虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットの制御方法において、
手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラと、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時照明のための赤外線照明と、登録保存された虹彩イメージ情報と撮影された虹彩イメージ情報を比べる虹彩認識部と、手首または指の着用有無を感知する着用感知部及び認証要請デバイスと情報を送受信するための無線通信部を含む虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と、及び
手付着型ウェアラブル装置と近距離無線通信を遂行する近距離無線通信部と、手付着型ウェアラブル装置に送るトークンを生成して消滅させるトークン管理部と、手付着型ウェアラブル装置から受けた暗号化された情報を復呼化する復呼化部で構成された認証要請デバイスで構成するが、
認証要請デバイスに接近中の手付着型ウェアラブル装置の送受信される信号の強さを感知して通信可能な距離以内に近付けば認証要請デバイスの近距離無線通信部が手付着型ウェアラブル装置の無線通信部と近距離無線通信を連結するか、または相互ペアリングする段階と、
前記認証要請デバイスのトークン管理部から生成された登録された着用使用者の確認を要請するトークンを手付着型ウェアラブル装置に送って手付着型ウェアラブル装置が登録された着用使用者の確認を遂行するように要請する段階と、
前記手付着型ウェアラブル装置で登録された着用使用者確認のために手付着型ウェアラブル装置のカメラで撮影した虹彩イメージから生成された虹彩イメージ情報を虹彩認識部に伝達して、虹彩認識部に登録保存された虹彩イメージ情報と比べて使用者が登録された着用使用者であるかの如何を確認する使用者認証を遂行する段階と、
前記手付着型ウェアラブル装置の着用感知部で使用者が手付着型ウェアラブル装置を着用しているかの如何を確認する着用認証を遂行する段階と、及び
前記手付着型ウェアラブル装置が登録された着用使用者の確認を完了して手付着型ウェアラブル装置の無線通信部が認証要請デバイスに登録された着用使用者の確認を知らせる段階と、を含む虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットの制御方法。
【請求項51】
虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットの制御方法において、
手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラと、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時照明のための赤外線照明と、登録保存された虹彩イメージ情報と撮影された虹彩イメージ情報を比べる虹彩認識部と、手首または指の着用有無を感知する着用感知部及び認証要請デバイスと情報を送受信するための無線通信部を含む虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と、及び
手付着型ウェアラブル装置と近距離無線通信を遂行する近距離無線通信部と、手付着型ウェアラブル装置に送るトークンを生成して消滅させるトークン管理部と、手付着型ウェアラブル装置から受けた暗号化された情報を復呼化する復呼化部で構成された認証要請デバイスで構成するが、
認証要請デバイスに接近中の手付着型ウェアラブル装置の送受信される信号の強さを感知して通信可能な距離以内に近付けば、認証要請デバイスの近距離無線通信部が手付着型ウェアラブル装置の無線通信部と近距離無線通信を連結するか、または相互ペアリングする段階と、
前記認証要請デバイスのトークン管理部から生成された登録された着用使用者の確認を要請するトークンを手付着型ウェアラブル装置に送って手付着型ウェアラブル装置が登録された着用使用者の確認を遂行するように要請する段階と、
前記手付着型ウェアラブル装置で登録された着用使用者確認のために手付着型ウェアラブル装置のカメラで撮影した虹彩イメージから生成された虹彩イメージ情報を虹彩認識部に伝達して、虹彩認識部に登録保存された虹彩イメージ情報と比べて使用者が登録された着用使用者であるかの如何を確認する使用者認証を遂行する段階と、
前記手付着型ウェアラブル装置の着用感知部で使用者が手付着型ウェアラブル装置を着用しているかの如何を確認する着用認証を遂行する段階と、
前記手付着型ウェアラブル装置が登録された着用使用者の確認を完了して手付着型ウェアラブル装置の無線通信部が認証要請デバイスに登録された着用使用者の確認を知らせる段階と、及び
前記手付着型ウェアラブル装置の無線通信部と認証要請デバイスの近距離無線通信部が安全な交信セッションを維持する段階と、を含む虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットの制御方法。
【請求項52】
認証要請デバイスに接近中の手付着型ウェアラブル装置の送受信される信号の強さを感知して通信可能な距離以内に近付けば、認証要請デバイスの近距離無線通信部が手付着型ウェアラブル装置の無線通信部と近距離無線通信を連結するか、または相互ペアリングする段階で手付着型ウェアラブル装置の無線通信部と認証要請デバイスの近距離無線通信部がお互いに登録されているデバイスであるかの如何を識別する段階をさらに付け加えることを特徴とする請求項49乃至請求項51のうち何れか一つに記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットの制御方法。
【請求項53】
前記手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスで登録された着用使用者確認のために手付着型ウェアラブル装置のカメラで撮影した虹彩イメージから生成された虹彩イメージ情報を認証要請デバイスの虹彩マッチング部に伝達して、虹彩マッチング部に登録保存された虹彩イメージ情報と比べて使用者が登録された着用使用者であるかの如何を確認する使用者認証を遂行する段階で、手付着型ウェアラブル装置または認証要請デバイスの時空間情報を利用した時空間装置認証を遂行する段階を付け加えた請求項48または49に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットの制御方法。
【請求項54】
前記手付着型ウェアラブル装置で登録された着用使用者確認のために手付着型ウェアラブル装置のカメラで撮影した虹彩イメージから生成された虹彩イメージ情報を虹彩認識部に伝達して、虹彩認識部に登録保存された虹彩イメージ情報と比べて使用者が登録された着用使用者であるかの如何を確認する使用者認証を遂行する段階で、
手付着型ウェアラブル装置または認証要請デバイスの時空間情報を利用した時空間装置認証を遂行する段階を付け加えた請求項50または51に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットの制御方法。
【請求項55】
前記手付着型ウェアラブル装置の着用感知部で使用者が手付着型ウェアラブル装置を着用しているかの如何を確認する着用認証を遂行する段階で手付着型ウェアラブル装置または認証要請デバイスの時空間情報を利用した時空間装置認証を遂行する段階を付け加えた請求項49乃至請求項51のうち何れか一つに記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットの制御方法。
【請求項56】
前記手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスで登録された着用使用者確認のために手付着型ウェアラブル装置のカメラで撮影した虹彩イメージから生成された虹彩イメージ情報を認証要請デバイスの虹彩マッチング部に伝達して、虹彩マッチング部に登録保存された虹彩イメージ情報と比べて使用者が登録された着用使用者であるかの如何を確認する使用者認証を遂行する段階は、
前記手付着型ウェアラブル装置から撮影獲得した虹彩イメージ情報が暗号化されて認証要請デバイスの近距離無線通信部に伝達する段階と、
前記伝達を受けた暗号化された虹彩イメージ情報を認証要請デバイスの復呼化部で復呼化する段階と、
前記復呼化された虹彩イメージ情報を認証要請デバイスの虹彩マッチング部に登録保存された虹彩イメージ情報と比べて使用者が登録された着用使用者であるかの如何を確認する段階と、及び
前記使用者であるかの如何が完了されたことを認証要請デバイスの近距離無線通信部が手付着型ウェアラブル装置に知らせる段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項48または49に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットの制御方法。
【請求項57】
前記手付着型ウェアラブル装置の無線通信部と認証要請デバイスの近距離無線通信部が安全な交信セッションを維持する段階は、
手付着型ウェアラブル装置の無線通信部で使用者確認キーセットを認証要請デバイスの近距離無線通信部に伝達して確認した後手付着型ウェアラブル装置の無線通信部と認証要請デバイスの近距離無線通信部が相互安全な交信セッションを始める段階と、及び
前記安全な交信セッションの解除要請で手付着型ウェアラブル装置の無線通信部と認証要請デバイスの近距離無線通信部が相互安全な交信セッションを中断する段階と、をさらに含む請求項49または51に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットの制御方法。
【請求項58】
前記手付着型ウェアラブル装置の無線通信部と第1認証要請デバイスの近距離無線通信部が安全な交信セッションを維持する段階で、
第2認証要請デバイスが第1認証要請デバイスに登録された着用使用者の確認を要請する場合には第1認証要請デバイスのトークン管理部は手付着型ウェアラブル装置に使用者確認を要請するトークンを生成しないで直ちに登録された着用使用者の確認が完了したことを知らせるトークンを生成して第2認証要請デバイスに知らせる段階を付け加えることを特徴とする請求項49または51に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットの制御方法。
【請求項59】
前記手付着型ウェアラブル装置の無線通信部と第1認証要請デバイスの近距離無線通信部が安全な交信セッションを維持する段階で手付着型ウェアラブル装置と第1認証要請デバイスが安全な交信セッションが中断される段階の場合、
第2認証要請デバイスが第1認証要請デバイスに登録された着用使用者の確認を要請する場合に第1認証要請デバイスのトークン管理部は手付着型ウェアラブル装置に登録された着用使用者の確認を要請するトークンを生成して伝達する段階と、
前記手付着型ウェアラブル装置が登録された着用使用者の確認を完了して手付着型ウェアラブル装置の無線通信部が認証要請デバイスに登録された着用使用者の確認を知らせる段階と、及び
前記手付着型ウェアラブル装置から登録された着用使用者の確認の通報を受ける直ちに第1認証要請デバイスの近距離無線通信部が第2認証要請デバイスに登録された着用使用者の確認を知らせる段階と、を付け加えることを特徴とする請求項49または51に記載の虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットの制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置及びこれを利用した保安強化セット及びその制御方法に関するものである。
【0002】
詳細には、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラ、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時に照明のための赤外線照明、前記カメラで撮影獲得した虹彩イメージ情報を送受信するための無線通信部、手首または指に着用された状態であるかの有無を感知する着用感知部または登録保存された虹彩イメージ情報と撮影された虹彩イメージ情報を比べる虹彩認識部で構成された虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と手付着型ウェアラブル装置と近距離無線通信を遂行する近距離無線通信部、手付着型ウェアラブル装置に送るトークンを生成して消滅させるトークン管理部、手付着型ウェアラブル装置から受けた暗号化された情報を復呼化する復呼化部または手付着型ウェアラブル装置から伝送された虹彩イメージ情報と登録保存された虹彩イメージ情報を比べる虹彩マッチング部で構成された認証要請デバイスと前記虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と一次的な認証関係または二次的な認証関係を構築することを特徴とする虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット及びその制御方法に関するものである。
【背景技術】
【0003】
近来になって全世界的な話題に浮び上がった事物知能通信(IoT:Internet of Things)で無線通信を通じたお互いに異なるデバイスの間の制御と関連された多様な技術が登場しているし、特に、モバイル決済やスマートキーのような多様なサービスに対する応用が急増している。しかし、許可されない使用者の接近、検証を受けないデバイスを通じたハッキング及びネットワーク上の保安侵害など多様な問題によってまだ事物知能通信(IoT:Internet of Things)の保安問題は易しく解決されていないことが現実である。
【0004】
したがって、上のような問題を解決するために生活のための必須材のように認識されているスマートフォンを利用した方法が代案で登場している。スマートフォンは一般使用者らが常に所持して通っていて、使用者の確認が他のデバイスと異なり可能で実際でもスマートフォンを鍵(key)で活用して門を開いて閉ざすか、銀行や商品売場で決済を遂行するカードで使っている。しかし、このようなスマートフォンも紛失または盗難にあうか、またはハッキングなどによって一般使用者らの個人情報流出などが発生することがあって、最近になってこれを解決するためにスマートフォンに多様な生体認識技術のうちで他の生体認識技術に比べて認識率が非常に高いものとして知られている虹彩認識技術をスマートフォンに適用するために努力しているが、さまざまな限界によってその適用が易しくない。
【0005】
一番目の限界でスマートフォンで虹彩認識のためには虹彩認識をするために必要な赤外線照明を別に具備しなければならないし、スマートフォンの前面部がRGBカメラ、ボタン、オーディオレシーバー、照度センサーなどで密集されて構成された現在のスマートフォンのデザイン及び構造上虹彩認識のためのカメラモジュールがスマートフォン内部に追加で構成しやすくない。
【0006】
二番目で、スマートフォンの上端に主に存在するカメラ位置によってディスプレイ(LCD)を見ながら虹彩イメージを撮影する場合には、虹彩の一定部分の隠される現象が発生しやすくて、スマートフォンを開ける度に虹彩認識を毎度反復的に遂行しなければならない煩わしさが存在する。
【0007】
三番目で、スマートフォンの紛失時には個人虹彩情報が露出されることがあるという危険が存在する。
【0008】
したがって、上のスマートフォンの短所を乗り越えるために最近技術的な革新を成しているウェアラブルデバイスを利用して事物知能通信に適用するための多様な研究が始まっている実情である。スマートフォンを取り替える次世代技術で期待されているウェアラブルデバイス(Wearable Device)は、1960年代MIT、カーネギーメロン大学などで初めて研究が始まったが、2010年以後にスマートフォン活性化以後で急速に現実に現れるほどに技術的な革新を成し始めた。特に、2010年以後には既存の研究及び開発で推進して来たウェアラブルデバイスを独立的に使用するよりはウェアラブルデバイスで収集された情報をスマートフォンのような電子デバイスで実時間相互伝送取り交わしてお互いに連動する方式であるconnected device形態に変わっている実情である。
【0009】
したがって、仮にウェアラブルデバイスで虹彩認識を遂行した後連動して認証を他のデバイスで遂行することができたら、特別な構成を追加しないで虹彩認識を通じた保安強化ができる長所が存在する。実際に現在大部分のセンサー装備らはコンピュータパワーが落ちるか、または低容量のメモリー及び保存装置を使って虹彩認識を適用することがほとんど不可能であることが現実である。さらに、手に付着して使用されるウェアラブルデバイスは常に身に付着して通うため許可されない使用者が使用することがほとんど不可能のうえにスマートフォンに比べて紛失する可能性が非常に低い。
【0010】
また、虹彩認識のためにカメラに身近に持って行く時に見られるディスプレイ画面がスマートフォンに比べて相対的に大きさが非常に小さくて使用者が直観的に虹彩を撮影することができるし、撮影する使用者の虹彩領域も隠される可能性がほとんどないという長所がある。
【0011】
関連される従来技術で米国出願特許公報US13/407,026号(特許文献1)では手首型ウェアラブルデバイスに関する技術が開示されているが、着用感知センサーが具備された虹彩認識用手付着型ウェアラブル装置と関連される本発明の技術的構成とは無関係である。また、他の従来技術では米国出願特許公報US11/128,898号(特許文献2)ではウェアラブルデバイスを利用して無線デバイスを制御する方法及び装置に関する技術が開示されているが、虹彩認識を利用した使用者認証及び着用センサーを利用した着用認証と関連される本発明の技術的構成とは無関係である。
【0012】
本願発明と関連されたまた他の従来技術としては、US12/722,624号(特許文献3)、US13/297,952号(特許文献4)があるが、これも虹彩認識を利用した使用者認証及び着用センサーを利用した着用認証と関連される本発明の技術的構成とは無関係である。
【0013】
したがって、前で叙述した既存デバイスと異なる特性を有したウェアラブルデバイス自体だけの固有な特性を考慮して、物理的空間及び経済的費用問題を充分に考慮しながら使用者の便宜性が増大されたデバイス相互間の無線通信強化装置及び方法に関する要求が増大されている実情である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【特許文献1】米国出願特許公報US13/407,026号
【特許文献2】米国出願特許公報US11/128,898号
【特許文献3】US12/722,624号
【特許文献4】US13/297,952号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明が解決しようとする課題は、使用者が手付着型ウェアラブル装置の着用をしているかの有無を感知して無線通信での保安を強化するための認証に使用する手付着型ウェアラブル装置を提供することにある。
【0016】
本発明が解決しようとするまた他の課題は、使用者の虹彩イメージを撮影して無線通信での保安を強化するための認証に使用する手付着型ウェアラブル装置を提供することにある。
【0017】
本発明が解決しようとするまた他の課題は、使用者が着用した手付着型ウェアラブル装置の情報を利用して無線通信での保安を強化するための認証に使用する手付着型ウェアラブル装置を提供することにある。
【0018】
本発明が解決しようとするまた他の課題は、使用者の虹彩イメージを撮影して認証要請を要求する他のデバイスと無線通信での保安を強化するための認証に使用する手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットを提供することにある。
【0019】
本発明が解決しようとするまた他の課題は、使用者が着用した手付着型ウェアラブル装置の情報を利用して認証要請を要求する他のデバイスと無線通信での保安を強化するための認証に使用する手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットを提供することにある。
【0020】
本発明が解決しようとするまた他の課題は、使用者が手付着型ウェアラブル装置の着用をしているかの有無を感知して認証要請を要求する他のデバイスと無線通信での保安を強化するための認証に使用する手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットを提供することにある。
【0021】
本発明が解決しようとするまた他の課題は、手付着型ウェアラブル装置の登録された着用使用者であることの確認を受けた後には手付着型ウェアラブル装置と認証要請を要求するデバイスの間の追加的な認証を要求しないで、使用者が着用を解除すれば、登録された着用使用者の確認を再びするように構成された無線通信での保安を強化するための認証に使用する手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットを提供することにある。
【0022】
本発明が解決しようとするまた他の課題は、手付着型ウェアラブル装置の登録された着用使用者であることの確認を受けた後には手付着型ウェアラブル装置と認証要請を要求するデバイスの間の追加的な認証を要求しないで、使用者の虹彩認識の有効時間が経過された時に登録された着用使用者の確認を再びするように構成された無線通信での保安を強化するための認証に使用する手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットを提供することにある。
【0023】
本発明が解決しようとするまた他の課題は、手付着型ウェアラブル装置の登録された着用使用者であることの確認を受けた後には手付着型ウェアラブル装置と認証要請を要求するデバイスの間の追加的な認証を要求しないで、手付着型ウェアラブル装置または認証要請デバイスの移動によって装置の情報を利用することができない時に登録された着用使用者の確認を再びするように構成された無線通信での保安を強化するための認証に使用する手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットを提供することにある。
【0024】
本発明が解決しようとするまた他の課題は、使用者の虹彩イメージを撮影して無線通信で送る時に保安を強化するために虹彩イメージ情報を暗号化する手付着型ウェアラブル装置を提供することにある。
【0025】
本発明が解決しようとするまた他の課題は、使用者の虹彩イメージを撮影して認証要請を要求する他のデバイスに無線通信で送る時に保安を強化するために虹彩イメージ情報を暗号化する手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0026】
本発明の課題解決手段は虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置に関するものであり、詳細には、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラ、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時に照明のための赤外線照明、前記カメラで撮影獲得した虹彩イメージ情報を送受信するための無線通信部、手首または指に着用された状態であるかの有無を感知する着用感知部または登録保存された虹彩イメージ情報と撮影された虹彩イメージ情報を比べる虹彩認識部で構成されることを特徴とする虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を提供することにある。
【0027】
本発明のまた他の課題解決手段は、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラ、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時照明のための赤外線照明、前記カメラで撮影獲得した虹彩イメージ情報を送受信するための無線通信部、手首または指に着用された状態であるかの有無を感知する着用感知部または登録保存された虹彩イメージ情報と撮影された虹彩イメージ情報を比べる虹彩認識部で構成された虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と手付着型ウェアラブル装置と近距離無線通信を遂行する近距離無線通信部、手付着型ウェアラブル装置に送るトークンを生成して消滅させるトークン管理部、手付着型ウェアラブル装置から受けた暗号化された情報を復呼化する復呼化部または手付着型ウェアラブル装置から伝送された虹彩イメージ情報と登録保存された虹彩イメージ情報を比べる虹彩マッチング部で構成された認証要請デバイスと前記虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と一次的な認証関係を構築することを特徴とする虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットを提供することにある。
【0028】
本発明のまた他の課題解決手段は、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラ、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時照明のための赤外線照明、前記カメラで撮影獲得した虹彩イメージ情報を送受信するための無線通信部、手首または指に着用された状態であるかの有無を感知する着用感知部または登録保存された虹彩イメージ情報と撮影された虹彩イメージ情報を比べる虹彩認識部で構成された虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と手付着型ウェアラブル装置と近距離無線通信を遂行する近距離無線通信部、手付着型ウェアラブル装置に送るトークンを生成して消滅させるトークン管理部、手付着型ウェアラブル装置から受けた暗号化された情報を復呼化する復呼化部または手付着型ウェアラブル装置から伝送された虹彩イメージ情報と登録保存された虹彩イメージ情報を比べる虹彩マッチング部で構成された認証要請デバイスと前記虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と二次的な認証関係を構築することを特徴とする虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットを提供することにある。
【0029】
本発明が解決しようとするまた他の課題は、手付着型ウェアラブル装置の登録された着用使用者であることの確認を受けた後には手付着型ウェアラブル装置と認証要請を要求するデバイスの間の追加的な認証を要求しないで、登録された使用者資格解除または安全な交信セッションの再設定要請がある場合には登録された着用使用者の確認を再びするように構成された虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットを提供することにある。
【0030】
本発明が解決しようとするまた他の課題は、使用者の虹彩イメージを撮影して手付着型ウェアラブル装置が無線通信で送る時に保安を強化するために虹彩イメージ情報を暗号化する保安強化部を提供することにある。
【0031】
本発明が解決しようとするまた他の課題は、使用者の虹彩イメージを撮影して認証要請を要求する他のデバイスに手付着型ウェアラブル装置が無線通信で送る時に保安を強化するために虹彩イメージ情報を暗号化する保安強化部を提供することにある。
【発明の効果】
【0032】
本発明は、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラ、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時に照明のための赤外線照明、前記カメラで撮影獲得した虹彩イメージ情報を送受信するための無線通信部、手首または指に着用された状態であるかの有無を感知する着用感知部または登録保存された虹彩イメージ情報と撮影された虹彩イメージ情報を比べる虹彩認識部で構成されることを特徴とする虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を提供して無線通信での保安を強化するための認証を遂行することができる有利な効果がある。
【0033】
本発明のまた他の効果は、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラ、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時照明のための赤外線照明、前記カメラで撮影獲得した虹彩イメージ情報を送受信するための無線通信部、手首または指に着用された状態であるかの有無を感知する着用感知部または登録保存された虹彩イメージ情報と撮影された虹彩イメージ情報を比べる虹彩認識部で構成された虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と手付着型ウェアラブル装置と近距離無線通信を遂行する近距離無線通信部、手付着型ウェアラブル装置に送るトークンを生成して消滅させるトークン管理部、手付着型ウェアラブル装置から受けた暗号化された情報を復呼化する復呼化部または手付着型ウェアラブル装置から伝送された虹彩イメージ情報と登録保存された虹彩イメージ情報を比べる虹彩マッチング部で構成された認証要請デバイスと前記虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と一次的な認証関係を構築することを特徴とする虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットを提供して認証要請を要求する他のデバイスと無線通信での保安を強化するための認証を遂行することができることにある。
【0034】
本発明のまた他の効果は、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラ、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時照明のための赤外線照明、前記カメラで撮影獲得した虹彩イメージ情報を送受信するための無線通信部、手首または指に着用された状態であるかの有無を感知する着用感知部または登録保存された虹彩イメージ情報と撮影された虹彩イメージ情報を比べる虹彩認識部で構成された虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と手付着型ウェアラブル装置と近距離無線通信を遂行する近距離無線通信部、手付着型ウェアラブル装置に送るトークンを生成して消滅させるトークン管理部、手付着型ウェアラブル装置から受けた暗号化された情報を復呼化する復呼化部または手付着型ウェアラブル装置から伝送された虹彩イメージ情報と登録保存された虹彩イメージ情報を比べる虹彩マッチング部で構成された認証要請デバイスと前記虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と二次的な認証関係を構築することを特徴とする虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットを提供して手付着型ウェアラブル装置と認証要請を要求するデバイスの間の追加的な認証を要求しないことにある。
【0035】
本発明のまた他の効果は、虹彩イメージ情報を暗号化する保安強化部を提供して無線通信で送るか、または認証要請を要求する他のデバイスに無線通信で伝送または使用者の虹彩認識の有効時間が経過された時登録された着用使用者の確認を再びするように構成された無線通信で伝送時に保安を強化するために虹彩イメージ情報を暗号化することにある。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【
図1】
図1は本発明の一実施例による手首型ウェアラブル装置(a)と指輪型ウェアラブル装置(b)の例示を示したものである。
【
図2】
図2は本発明の一実施例によるスマートフォンのディスプレイ画面を見ながら虹彩イメージを撮影する時に発生する虹彩領域が隠される現象を説明するための例示である。
【
図3】
図3は本発明の一実施例による多様なデバイスと連結されて虹彩認識を遂行する概念を説明するための例示を示したものである。
【
図4】
図4は本発明の一実施例による虹彩イメージを撮影獲得した後手付着型ウェアラブル装置の虹彩認識遂行方式の差を説明するための例示を示したものである。
【
図5】
図5は本発明の一実施例による虹彩認識を遂行する方式に従った手付着型ウェアラブル装置の構成を簡略に示したブロック構成図である。
【
図6】
図6は本発明の一実施例による手付着型ウェアラブル装置の磁石センサーでなされた着用感知部の例示を示したものである。
【
図7】
図7は本発明の一実施例による手付着型ウェアラブル装置の静電気センサーでなされた着用感知部の例示を示したものである。
【
図8】
図8は本発明の一実施例による手付着型ウェアラブル装置の温度センサーでなされた着用感知確認部の例示を示したものである。
【
図9】
図9は本発明の一実施例による手付着型ウェアラブル装置の近接センサーでなされた着用感知確認部の例示を示したものである。
【
図10】
図10は本発明の一実施例による無線通信部を簡略に示したブロック構成図である。
【
図11】
図11は本発明の一実施例による認証要請デバイスが虹彩認識を遂行することができない場合を考慮した保安強化セットの概念及び構成を簡略に示した例示である。
【
図12】
図12は本発明の一実施例による認証要請デバイスが虹彩認識を遂行する場合を考慮した保安強化セットの概念及び構成を簡略に示した例示である。
【
図13】
図13は本発明の一実施例による近距離無線通信部の構成を簡略に示したブロック構成図である。
【
図14】
図14は本発明の一実施例による認証要請デバイスが虹彩認識を遂行することができない場合を考慮した保安強化セットでの登録された着用使用者の確認を完了する方法を説明するための流れ図である。
【
図15】
図15は本発明の一実施例による認証要請デバイスが虹彩認識を遂行する場合を考慮した保安強化セットでの登録された着用使用者の確認を完了する方法を説明するための流れ図である。
【
図16】
図16は本発明の一実施例による一次的な認証関係を構築した後二次的な認証関係を構築する方法を説明するための流れ図である。
【
図17】
図17は本発明の一実施例による安全な交信セッションがなされているか(二次的な認証関係構築)の有無によって認証要請デバイスが虹彩認識を遂行することができない場合を考慮した保安強化セットでの登録された着用使用者の確認を完了する方法を説明するための流れ図である。
【
図18】
図18は本発明の一実施例による安全な交信セッションがなされているか(二次的な認証関係構築)の有無によって認証要請デバイスが虹彩認識を遂行する場合を考慮した保安強化セットでの登録された着用使用者の確認を完了する方法を説明するための流れ図である。
【
図19】
図19は本発明の一実施例による手付着型ウェアラブル装置と単数の認証要請デバイスと一次的な認証関係を構築して適用する概念を示したものである。
【
図20】
図20は本発明の一実施例による手付着型ウェアラブル装置と複数の認証要請デバイスと二次的な認証関係を構築して適用する概念を示したものである。
【発明を実施するための形態】
【0037】
発明を実施するための最良の様態
本発明は、虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置において、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラと、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時照明のための赤外線照明と、前記カメラで撮影獲得した虹彩イメージ情報を送受信するための無線通信部と、及び手首または指に着用された状態であるかの有無を感知する着用感知部で構成された虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を提供することにある。
【0038】
また、虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットにおいて、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラと、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時照明のための赤外線照明と、前記カメラで撮影獲得した虹彩イメージ情報を送受信するための無線通信部及び手首または指に着用された状態であるかの有無を感知する着用感知部を含む虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と、及び手付着型ウェアラブル装置と近距離無線通信を遂行する近距離無線通信部と、手付着型ウェアラブル装置に送るトークンを生成して消滅させるトークン管理部と、手付着型ウェアラブル装置から受けた暗号化された情報を復呼化する復呼化部及び手付着型ウェアラブル装置から伝送された虹彩イメージ情報と登録保存された虹彩イメージ情報を比べる虹彩マッチング部で構成された認証要請デバイスで含むが、手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスが一次的な認証関係を構築することを特徴とする虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セットを提供することにある。
【0039】
発明の実施のための形態
本発明の実施のための具体的な内容を詳しく見る。
【0040】
以下添付された図面を参照して本発明の実施例の構成と作用を説明して、図面に示されて説明される本発明の構成と作用は少なくとも一つ以上の実施例として説明されるものであり、これによって前記本発明の技術的思想とその核心構成及び作用が制限されない。
【0041】
したがって、本発明の一実施例が属する技術分野で通常の知識を有した者なら本発明の一実施例の本質的な特性から脱しない範囲で虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置及びこれを利用した保安強化セットの核心構成要素に対して多様な修正及び変形が適用可能であろう。
【0042】
また、本発明の構成要素を説明するにおいて、A、B、(a)、(b)などの用語を使用することができる。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであるだけで、その用語によって該当構成要素の本質や順番または手順などが限定されない。ある構成要素が異なる構成要素に“連結”、"包含“または“構成”されると記載された場合、その構成要素はその他の構成要素に直接的に連結されるか、または接続されることができるが、各構成要素の間にまた他の構成要素が“連結”、“包含”または“構成”されることもできると理解されなければならないであろう。
【0043】
また、本発明ではお互いに異なる図面では容易な理解のために等しい構成要素の場合にもお互いに異なる図面符号を付与する。
【0044】
実施例
本発明の実施のための具体的な内容に対して詳しく見る。
【0045】
先ず、本発明で叙述の便宜性のために手付着型ウェアラブル装置(wearable device)は手首に着用するウェアラブル装置(以下、‘手首型ウェアラブル装置(wrist-type wearable device)’という)と指に着用するウェアラブル装置(以下、‘指輪型ウェアラブル装置(ring-type wearable device)とする)'を意味するもので定義する。
【0046】
また、時計、腕輪、バンド、スマートリング、アームバンドスポーツ型測定デバイスなど多様な手付着型ウェアラブル装置のうちで発明の趣旨を一番よく理解させることができると判断される手首型ウェアラブル装置と指輪型ウェアラブル装置の代表的な形態である時計や指輪模様を主として説明する。
【0047】
したがって、たとえ時計や指輪模様を有した手付着型ウェアラブル装置の例示を挙げても、他の多様な模様の手付着型ウェアラブル装置も等しい方法で説明が充分に可能であるため等しい適用が可能なものとして理解されなければならないであろう。
【0048】
また、多様な手付着型ウェアラブル装置は電子部品を保護するケースと手首や指を囲むバンドを基本的に具備している。
【0049】
また、手付着型ウェアラブル装置のメモリーまたは/及びCPUで構成された電子部品制御手段(ハードウェアまたは/及びソフトウェア)で構成されることができる。この時RAM、ROM、Flashなどのメモリー、CPUの種類と規格、通信モジュールの有無及び規格、OSの有無及び種類とバージョン、搭載したソフトウェア、UI(User Interface)は後述する本発明の目的と趣旨にかなう限りどのようなものを使っても関係ない。
【0050】
図1は、本発明の一実施例による手付着型ウェアラブル装置の例示を示したものである。
【0051】
先ず、虹彩認識のスマートフォン適用限界に対して具体的に詳しく見る。
【0052】
一番目で、スマートフォンで虹彩認識を遂行するためには虹彩認識をする時必ず必要な赤外線照明を別に具備しなければならないし、スマートフォンの前面部がRGBカメラ、ボタン、オーディオレシーバー、照度センサーなどで密集されて構成された現在のスマートフォンのデザイン及び構造上では虹彩認識のためのカメラモジュールがスマートフォン内部に追加で構成されやすくない。
【0053】
二番目で、スマートフォンの上端に主に存在するカメラ位置によってディスプレイ(LCD)を見ながら虹彩イメージを撮影する場合には虹彩の一定部分が隠される現象が発生しやすくて、スマートフォンを開く度に虹彩認識を毎度反復的に遂行しなければならない煩わしさが存在する。
【0054】
図2は、本発明の一実施例によるスマートフォンのディスプレイ画面を見ながら虹彩イメージを撮影する時に発生する虹彩領域が隠される現象を説明するための例示である。
【0055】
図2に示されたように、スマートフォンの正面を見詰める場合には虹彩を撮影するカメラの位置がディスプレイ(LCD)の上側に位置して上側まつげとまぶたが虹彩の上端部位を隠すようになる。また、これを避けるためにスマートフォンのディスプレイ(LCD)を上方へ上げて目の位置に合わせるようにすれば、自然的に使用者は目をむくようになりながら虹彩上端部位を隠すようになる。反対に、一般に使用者がスマートフォンを使用する姿勢であるスマートフォンのディスプレイ(LCD)を下方へ低めて目の位置に合わせるようにすれば、眉毛による虹彩が覆う現象を減らすことができるが下の虹彩の下端部位が隠されるようになる。
【0056】
また、スマートフォンを開く度に虹彩認識を毎度反復的に遂行しなければならない限界がある。スマートフォンでSSO(Single Sign On)のために虹彩認識を通じた使用者認証をした場合を例で挙げれば、使用者の便宜性のために追加的な認証を要求しないか、または反対に保安強化のために毎度認証をする度に虹彩認識を遂行するように要請することができる。しかし、前記二つの方法すべてが保安や使用者の便宜性側面では非常に不便であることが事実である。
【0057】
三番目で、スマートフォンの紛失時には個人虹彩情報が露出されることがあるという危険が存在する。
【0058】
次は、前記で叙述したスマートフォンの限界に比べて手付着型ウェアラブル装置に虹彩認識を適用する時の長所を詳しく見る。
【0059】
第一に、スマートフォンと実時間相互伝送取り交わしてお互いに連動する方式である連結された(connected device)形態で使用可能な手付着型ウェアラブルデバイスは、既存のスマートフォンで遂行しようとした虹彩認識を直接遂行した後に、関連認証情報をスマートフォンと連動して使用するように構成されることができて前記スマートフォンの限界を乗り越えることができる。実際に現在大部分のセンサー装備らはコンピュータパワーが落ちるか、または低容量のメモリー及び保存装置を使って虹彩認識を適用することがほとんど不可能であることが現実である。仮に、ウェアラブルデバイスで虹彩認識を遂行した後連動して認証を他のデバイスで遂行することができたら、特別な構成を追加しないで虹彩認識を通じた保安強化ができる長所が存在する。
【0060】
二番目で、手付着型ウェアラブル装置ではディスプレイ画面が相対的に小さくて使用者が虹彩イメージ獲得をする時見るようになるディスプレイ画面の中央と撮影部との距離が2-3cm以内であり、また、ディスプレイ画面内に使用者の目が全部入るように使用者が直観的に遂行する。
【0061】
三番目で、手付着型ウェアラブル装置は、常に手に付着して使用されるためスマートフォンに比べて紛失する可能性が非常に低くて、したがって、毎度虹彩認識を要請する必要なしに着用有無の確認を通じて使用者に対する保安認証をそのまま持続することができる長所があって、使用者の便宜性を増大して保安を強化することができる長所が存在する。
【0062】
図3は、本発明の一実施例による多様なデバイスと連結されて虹彩認識を遂行する概念を説明するための例示を絵で示したものである。
【0063】
図3に示されたように、使用者は手首にウェアラブル装置を着用した状態で多様なデバイスらと連動するために虹彩認識を通じて認証を受ける。この時、多様なデバイスらとは無線通信を利用して送受信して、各種認証関連情報も取り交わすようになる。
【0064】
したがって、ウェアラブル装置には前記で叙述した過程を遂行するためには基本的に使用者が手首または指に着用しているかを確認する手段、使用者の虹彩を撮影するカメラ及び赤外線照明、カメラで撮影した虹彩イメージを利用して虹彩認識を遂行する手段及び多様なデバイスらと無線通信を遂行することができる手段などが基本的に具備されなければならないことを分かる。
【0065】
次は、前記叙述した虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置の構成に対して具体的に叙述しようとする。
【0066】
手付着型ウェアラブル装置が虹彩認識を遂行するためには使用者の虹彩イメージを撮影獲得するためのカメラと赤外線照明が必要であり、撮影した虹彩イメージで虹彩認識を遂行する手段が必要である。
【0067】
図4は、本発明の一実施例による虹彩イメージを撮影獲得した後手付着型ウェアラブル装置の虹彩認識遂行方式の差を説明するための例示を示したものである。
【0068】
図4に示されたように、手付着型ウェアラブル装置が虹彩イメージを単純に撮影獲得した後、虹彩イメージを多様なデバイスに伝達してデバイスで伝達された虹彩イメージを利用して虹彩認識を遂行するようにするか、または手付着型ウェアラブル装置が直接虹彩イメージを利用して虹彩認識を遂行した後認識した結果をデバイスに伝達することもできる。したがって、虹彩認識を遂行する方式によって装置の構成は変わるしかない。この時、虹彩イメージをそのまま使わないで虹彩テンプレートに変換して使用することができる。虹彩テンプレートは虹彩イメージ間に同一如何を判断するために虹彩イメージの類似度を遂行する時に使用するためにメモリーに保存される虹彩イメージフォーマットとして、個人の固有な生体特性は盛っているが、これを記憶するためのメモリーの大きさはカメラで測定した原本虹彩イメージに比べて相対的に小さな虹彩イメージフォーマットを意味して、虹彩テンプレートは認証時に処理速度を高めて、保存時にメモリー容量を減らすために虹彩イメージをフーリエ変換またはウェーブレット変換などで加工する。
【0069】
本発明では叙述の便宜性のために前記虹彩イメージまたは虹彩テンプレートを‘虹彩イメージ情報'と定義する。
【0070】
図5は、本発明の一実施例による虹彩認識を遂行する方式に従った手付着型ウェアラブル装置の構成を簡略に示したブロック構成図である。
【0071】
図5に示されたように、手付着型ウェアラブル装置が虹彩イメージを撮影獲得して多様なデバイスに虹彩イメージ情報を伝達してデバイスで虹彩認識を遂行するように構成される時には、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラ501、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時照明のための赤外線照明502、手首または指に着用された状態であるかの有無を感知する着用感知部503、前記カメラで撮影獲得した虹彩イメージ情報を送受信するための無線通信部504で構成される。また、無線通信を通じて伝達する虹彩イメージ情報を暗号化する保安強化部505またはディスプレイ506が追加的に構成されることができる。
【0072】
反面に、手付着型ウェアラブル装置が直接虹彩イメージ情報を利用して虹彩認識を遂行した後虹彩認識結果をデバイスに伝達するように構成される時には、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラ507、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時照明のための赤外線照明508、登録保存された虹彩イメージ情報と撮影された虹彩イメージ情報を比べる虹彩認識部509、手首または指に着用された状態であるかの有無を感知する着用感知部510、デバイスと送受信するための無線通信部511で構成される。また、無線通信を通じて伝達する虹彩イメージ情報を暗号化する保安強化部512またはディスプレイ513が追加的に構成されることができる。
【0073】
次は、手付着型ウェアラブル装置で使用者の虹彩イメージを撮影獲得するために必要なカメラの構成に対して具体的に詳しく見る。
【0074】
手付着型ウェアラブル装置で虹彩イメージを撮影するために虹彩イメージを受け入れるためのレンズと、レンズを通じて入力される虹彩イメージを感知するためのイメージセンサー及び感知された虹彩イメージを保存するためのメモリーが基本的に構成される。
【0075】
本発明でのレンズは、レンズ画角が手首型ウェアラブル装置に使用者の一側虹彩イメージ全体が充分に出ることができるように設計して、イメージセンサーは主にCCDよりはCMOSイメージセンサーを使用する。
【0076】
本発明によるカメラは、単純にカメラ完製品に限定されるものではなく、最近虹彩認識を取り入れるか、または導入のための研究が活発に進行されているスマートフォン、タブレット、PDA、PC、ノートブックのようなスマートデバイスなどのカメラレンズやカメラモジュールを含む。
【0077】
一般に、虹彩認識に必要なイメージの解像度はISOの規定を参考して、ISO規定はVGA解像度イメージ(VGA resolution image)を基準で虹彩直径のピクセル(pixel)数で規定している。
【0078】
ISO規格によれば普通は、200ピクセル(pixel)以上の場合に高画質で分類されて、170ピクセル(pixel)の場合に普通、そして120ピクセル(pixel)の場合が低画質で規定している。
【0079】
したがって本発明では、手付着型ウェアラブル装置で虹彩イメージを獲得しながら使用者の便宜をはかることができる高画質の画素を有したカメラを可能な限り使用するが、これもまた虹彩の画質や他の付加装置の特性によって多様な画素数を適用する可能性が高いため、必ず高画質の画素で制限する必要はない。
【0080】
特に、最近には12Mまたは16Mピクセルの解像度と秒当たり30フレーム以上の伝送速度を有する高画質のカメラモジュールがデジタル映像デバイス及びスマートデバイスなどで使用されていて、虹彩認識用イメージを獲得するには十分であり、前記カメラは一般的に1個または2個以上の複数のカメラで構成されることができる。
【0081】
また、虹彩イメージ撮影及び獲得に使用するレンズ、イメージセンサー及びメモリーは、本発明の目的と趣旨にかなう限りどのようなレンズまたはイメージセンサー及びメモリーを使っても関係ない。
【0082】
また、カメラが撮影する虹彩イメージを臨時に保存するバッファーが構成されることができる。一般に、バッファーの特性上保存空間が多くないため本発明ではカメラから撮影した虹彩イメージを虹彩認識を遂行する手段や虹彩イメージ情報に変換する手段に送る前まで一定時間の間に保存する。
【0083】
したがって、本発明ではバッファーの構成を前記叙述した役割を分離して担当する2個のバッファーで構成するか、またはバッファーに特定保存空間を追加してカメラから撮影した虹彩イメージを保存する時は、特定保存空間に保存するなど本発明の目的と趣旨にかなう多様な構成を使用することができる。
【0084】
また本発明では、カメラで撮影獲得した虹彩イメージを虹彩イメージ情報に変換する手段を付加的に構成することができる。特に、撮影獲得した虹彩イメージを無線で送る時には保安上可能な限り虹彩イメージよりは虹彩イメージ情報を暗号化して伝達するように構成される。
【0085】
次は、手付着型ウェアラブル装置で虹彩認識が可能な使用者の虹彩イメージを撮影獲得するために必要な照明の構成に対して具体的に詳しく見る。
【0086】
基本的に赤外線照明を使用するが、赤外線を使わないで可視光線を使用する手付着型ウェアラブル装置を使用する場合には、赤外線照明をつける照明部を追加的に構成することが望ましい。
【0087】
前記光源を調節する方法としては第一に、可視光線照明を使っていながら虹彩イメージを撮影する時には可視光線照明を消して赤外線照明をつける方式を使用するか、または二番目で、可視光線照明を使って虹彩イメージを撮影する時には可視光線照明に赤外線フィルターが付着されて赤外線だけ光源で使用する方式がある。
【0088】
また、赤外線照明は前記で叙述して設置した帯域フィルター(band-pass filter)の波長帯域を通過する一つ以上の波長を有した赤外線照明の光源を設置する。
【0089】
次は、手付着型ウェアラブル装置で使用者の虹彩イメージを撮影獲得するために必要なディスプレイの構成に対して具体的に詳しく見る。
【0090】
既存の虹彩認識のためのデバイスらは虹彩認識のために使用者がデバイスの前面部カメラに一側の目を近くつけながら前面ディスプレイ画面を通じて適切な領域に焦点がよく合わせられているかを確認し、このために使用者の虹彩イメージをカメラの位置に合うように正確に獲得できるように使用者の目位置をガイドする役割をする音声や信号などを通じて使用者に知らせてくれる手段などを使用する。
【0091】
特に、スマートフォンなどのように画面が大きい端末機上で虹彩認識をするためには、前面部画面の上や下にカメラレンズが位置するようになるが、前面部の上に位置すれば眉毛やまぶたによって虹彩領域が隠される現象が頻繁に発生して、前面部の下に位置するようになれば使用者が端末機をたくさん持ち上げなければならない手数が生ずる(
図2参照)。
【0092】
しかし、手付着型ウェアラブル装置ではディスプレイ画面が相対的に小さくて使用者が虹彩イメージ獲得をする時見るようになるディスプレイ画面の中央と撮影部との距離が2-3cm以内であり、またディスプレイ画面内に使用者の目が全部入るように使用者が直観的に遂行する。
【0093】
ディスプレイカメラで撮影された時に虹彩イメージの映像を見られるようにして、使用者が速かに良好なイメージを獲得することができる位置に手の甲や手首型ウェアラブル装置を動かすことができるようにするためにコールドミラー(可視光反射フィルター)またはLCD、LED、OLEDなどのディスプレイなどを設置することができる。この時、鏡またはLCDに仮想で補助線(guide line)などを作って虹彩イメージの歪曲や虹彩イメージがぼやけて撮影されることを防止して虹彩イメージが、使用者が手軽く撮影するようにできる。
【0094】
本発明では特に、使用者が自然にディスプレイ画面を見ながら虹彩認識に必要な虹彩イメージ(目部位領域全部を含むこともできる)を手軽く撮影することができるディスプレイ画面下端や左側や右側の位置にカメラを設置するため、費用側面や物理的大きさによる空間制約の側面で充分に設置ができて本説明を適用するのに別に難しさがないであろう。
【0095】
次は、手付着型ウェアラブル装置でスマートフォンの手首または指の着用有無を感知するのに必要な構成に対して具体的に詳しく見る。
【0096】
手付着型ウェアラブル装置は、使用者が異なるデバイスと異なり一度着用すればよく脱がない特性を持っている。したがって、一度着用をすれば使用者がよく脱がなくて使用する度に携帯電話のように続いて認証を受けることが非常に不便であることもある。
【0097】
反面に、このような特性によって紛失盗難の危険が少ないため他の保安デバイスとは異なり初めて着用する時に一度認証をした後、手付着型ウェアラブル装置を脱がない限り追加的な本人認証を経らないで安全に使用することができる長所がある。
【0098】
スマートフォンのような端末機で一回の認証過程で多くのコンピューター上の資源を利用可能にさせるSSO(Single Sign-On、統合認証)でセッションを維持しながら追加的な認証を要求しない方式を使用すると言えば、端末機を紛失するか、または盗難された場合には金融決済及び身分確認と関連される致命的な事故が起こることがある。
【0099】
反面に、手付着型ウェアラブル装置は、使用者が易しく着用を脱がないので、紛失及び盗難の危険が非常に低くて、使用者が意図的に手付着型ウェアラブル装置を脱ぐか、または意図的ではないように解けた場合には、手付着型ウェアラブル装置を着用しているかどうかを判断する手段(以下、‘着用感知部’という)を利用してこれを感知することができて、高度の保安性を維持しながら非常に便利に使用することができる。
【0100】
手付着型ウェアラブル装置のバンドの一側(内側または外側)にSpring、Hingeなどの機械的な装置以外に磁石センサー(Magnetic sensor)、静電気センサー(Capacitive touch sensor)、温度センサー(Temperature sensor)、近接センサー(Proximity sensor)とバンドを切り捨てることを感知することができる連結線を同時に設置して手首型ウェアラブル装置の着用を感知して、着用を感知するセンサーを手首型ウェアラブル装置のケースに装着するか、またはバンドに装着して構成する。
【0101】
図6は、本発明の一実施例による手付着型ウェアラブル装置の磁石センサーでなされた着用感知部の例示を示したものである。
【0102】
図6で示されたように、手付着型ウェアラブル装置を使用者が着用すれば、磁石センサー601、606が磁石602、607と結合されながら(相互間の距離が短くなるほど)信号が発生して(ON)、反面に脱げば(相互間の距離が遠いほど)信号が消える(OFF)。
【0103】
図7は、本発明の一実施例による手付着型ウェアラブル装置の静電気センサーでなされた着用感知部の例示を示したものである。
【0104】
図7で示されたように、手付着型ウェアラブル装置を使用者が着用すれば、静電気センサー701、705、710が感応電極702、706、711と結合されながら静電気が発生しながら信号が発生して(ON)、反面に脱げば静電気が消えながら信号が消える(OFF)。
【0105】
図8は、本発明の一実施例による手付着型ウェアラブル装置の温度センサーでなされた着用感知部の例示を示したものである。
【0106】
図8で示されたように、手付着型ウェアラブル装置を使用者が着用すれば、手首や指の温度によってバンドの温度が上がりながら前もって設定された基準値の温度を越せば温度センサー801、804、808が感知して信号を発生して(ON)、反面に脱げばバンドの温度が前もって設定された基準値の温度より下がりながら信号が消える(OFF)。
【0107】
図9は、本発明の一実施例による手付着型ウェアラブル装置の近接センサーでなされた着用感知部の例示を示したものである。
【0108】
図9で示されたように、手付着型ウェアラブル装置を使用者が着用すれば、近接センサー901、904、908が感知して信号を発生して(ON)、反面に脱げば信号が消える(OFF)。
【0109】
この時、それぞれのセンサーの連結線を一側のバンドにすべて構成してセンサーと連結すれば、他の一側のバンドを切り捨てるか、または着用しなくても同じく着用した状態で感知することができるので、必ず両側のバンドに属した紐を連結して一側のバンドを切り捨てるか、または着用をしなかった場合にも着用の有無を正確に把握できるように構成する。
【0110】
次は、手付着型ウェアラブル装置でスマートフォンの虹彩イメージを利用して虹彩認識を遂行する手段(以下、‘虹彩認識部’という)に対して詳しく見る。
【0111】
虹彩認識部は撮影された虹彩イメージが虹彩認識に合う品質を持っているかを測定する手段、虹彩テンプレートを生成できるように撮影された虹彩イメージで虹彩のみを抽出し出す前処理手段、虹彩イメージで虹彩テンプレートを生成する手段で構成される。
【0112】
本発明で虹彩認識の過程を具体的によく見れば、撮影された虹彩イメージが虹彩認識に合う品質基準を有するかどうかを評価して(虹彩認識に合う品質を持っているかを測定する手段)、評価された虹彩イメージで虹彩テンプレートを生成できるように虹彩のみを抽出し出して(前処理手段、前処理手段は略することもできる)、前記抽出された虹彩から虹彩テンプレートを生成する過程(虹彩テンプレートを生成する手段)を経る。この時、虹彩イメージの品質基準は虹彩イメージの鮮明性、遮蔽(Occlusion)などを含む自体品質評価基準情報が含まれることができる。
【0113】
本発明による虹彩イメージ品質を測定する技術的構成に対しては、本発明出願人が特許出願して登録された登録特許公報第10-1030652号に具体的に開示されているので、本明細書では具体的な記載を略する。
【0114】
前記叙述したように虹彩認識に対する従来の技術は既に公知された技術であるので、より詳しい説明は略するようにする。
【0115】
次は、手付着型ウェアラブル装置で多様なデバイスと無線通信を遂行する手段(以下、‘無線通信部’という)に対して詳しく見る。
【0116】
無線通信部は無線通信を遂行するためには手付着ウェアラブル装置に近付くデバイスの送受信される信号の強さを感知して、感知された信号の強さを土台で通信がなされることができる通信距離内に入って来るかの確認をする。この時、近付くデバイスが前もってお互いに登録されているかを識別する手続きを多様な方法を通じて遂行する。
【0117】
図10は、本発明の一実施例による無線通信部を簡略に示したブロック構成図である。
図10に示されたように、無線通信部は多様なデバイスとブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))、NFC(Near Field Communication)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(IrDA:infrared Data Association)、UWB(Ultra Wideband)、ZigBee、Beaconのような技術を利用して近距離で無線通信をする手段(以下、‘近距離無線識別モジュール'という)1001と多様なデバイスと通信をするうちに発生するセッションを管理する手段(以下、‘セッション管理モジュール'という)1002で構成される。
【0118】
また、虹彩認識及び着用有無を確認する手続きを遂行する時に発生するデバイスの時間情報及び空間情報(以下、‘時空間情報’という)を利用して近付くデバイスを識別する手段(以下、‘時空間装置認証モジュール'という)1003を追加的に構成して、無線通信をする中にもデバイスを識別する過程を遂行する。もし、時空間装置認証モジュールを構成しなければ、初めて通信連結時だけ正常なデバイスと連結して、通信をする中間過程には他の追加的装備を使った悪意的なハッキングの場合が発生することがある。
【0119】
また、スマートフォンのようにTV放送信号、ラジオ放送信号、データ放送信号を受信する手段、移動通信を遂行する手段、Wi-Fi、LTEのような無線インターネットを遂行する手段を追加的に構成することができるし、本発明の目的と趣旨にかなう限りどのような構成を追加的に構成して使っても関係ない。
【0120】
次は、近距離無線識別モジュールに対して詳しく見る。
【0121】
前もって登録された手付着型ウェアラブル装置を使用する虹彩認識で登録された使用者でありながら、現在手付着型ウェアラブル装置を実際に着用している使用者(以下、‘登録された着用使用者’という)であるかの如何を確認する認証を要請する多様なデバイス(以下、‘認証要請デバイス’という)と近距離無線通信を遂行する。
【0122】
認証要請デバイスはPCのようなコンピューター以外にも、スマートフォンやタブレットのような多様なモバイルデバイス(Mobile device)、CCTVまたは保安カメラやドアロックのような多様な保安デバイス(Security Device)、自動車または飛行機のような多様な運送手段、病院で使用する多様な医療デバイス(Medical Device)などが該当することができる。この時、使用する近距離無線通信技術は動作距離及びデータ伝送率などによってブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(IrDA:infrared Data Association)、UWB(Ultra Wideband)、ZigBee、Beaconと同じく多様な技術のうちで一つ以上を選択して使用する。
【0123】
近距離無線通信のために手付着ウェアラブル装置に近付くデバイスが前もってお互いに登録されているかを確認するためにデバイスの固有番号、MAC住所、Pinコード(Personal identification number code)などの識別情報を利用して確認する。
【0124】
また、前記叙述した識別情報以外に公開キー基盤の電子署名認証(Authentication)、暗号化(Encryption)認証、さまざまな近接センサーを利用した認証、QRコード(登録商標)のようなコードを利用した認証、NFCチップやRFIDチップを利用した認証または使用者認証モジュール(User Identify Module、UIM)、加入者認証モジュール(Subscriber Identity Module、SIM)、汎用使用者認証モジュール(Universal Subscriber Identity Module、USIM)、スマートカード(smart card)などを利用して確認をすることもできる。
【0125】
最近には、相互間の安全な無線通信のためにペアリングという技術が広く使用されているが、Pinコード入力を通じて遂行するか、または自動的にペアリングを遂行する技術を利用して遂行することもできる。
【0126】
本発明では前記叙述した従来の技術のうちで、認証要請デバイスと近距離無線通信を遂行して登録されたデバイスであるかを識別する本発明の目的と趣旨にかなう限りどのような技術を使っても構わなくて、ペアリング技術を含む多様な近距離無線通信に対する従来の技術は既に公知された技術であるので、より詳しい説明は略するようにする。
【0127】
次は、セッション管理モジュールに対して詳しく見る。
【0128】
使用者が着用している手付着型ウェアラブル装置が外部(デバイスまたはネットワーク)となされるすべての通信関連セッションを管理して、特に、認証要請デバイスから生成されて伝達されたトークンまたはキーが伝送されて来る時、お互いに時間を比べて一定な時間を超過したものとして判断されれば、セッションを中断させることができる。
【0129】
また、GPS情報を利用した絶対的位置情報または端末機が連結された基地局や無線APの固有番号を利用した相対的な位置情報を利用して、前もって設定された位置を脱したものとして判明されれば、セッションを中断することができる。
【0130】
手付着型ウェアラブル装置が認証要請デバイスの要請によって使用者が手付着型ウェアラブル装置の登録された着用使用者であることを確認した以後、認証要請デバイスの資源接近(resource access)権限の承認を受けた以後に発生するセッションを既存セッションと区分して‘安全な交信セッション'と定義して叙述する。
【0131】
安全な交信セッションのなされる間は追加的な登録された着用使用者の確認を要請する要求があっても手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスとの間には追加的な登録された着用使用者の確認を遂行しないで登録された着用使用者の確認が完了された状態を維持して、登録された着用使用者資格解除または安全な交信セッションの再設定要請が受信される瞬間直ちに安全な交信セッションを中断する。
【0132】
登録された着用使用者資格解除は、使用者が手付着型ウェアラブル装置の着用を解除するか、または手付着型ウェアラブル装置または認証要請デバイスの移動による相互識別が不可能であるか、または虹彩イメージ情報の有効時間が経過された時発生する。また、安全な交信セッションの再設定要請は、安全な交信セッション連結試み回数が前もって設定された基準を超過する時に実行される。
【0133】
虹彩イメージ情報の有効時間は、認証要請デバイスから登録された着用使用者の認証を要請するためにトークンを生成した時刻または虹彩イメージを手付着型ウェアラブル装置で撮影した時刻などを基準にして虹彩イメージ情報の使用可能時間を前もって設定したことを意味する。
【0134】
安全な交信セッションの連結がまともに遂行されない時に連結試み回数を設定しておかなければ、実際に切られた時に連結試みを無限で試みることがあって、保安上の危険が存在して可能な限り最小限の連結試みだけ承諾する。
【0135】
次は、時空間装置認証モジュールに対して詳しく見る。
【0136】
時空間装置認証モジュールは、手付着ウェアラブル装置の時空間情報を保存して、認証要請デバイスで手付着型ウェアラブル装置に虹彩イメージを撮影するように要請した時刻情報、手付着型ウェアラブル装置に虹彩イメージを撮影要請時の認証要請デバイスの位置情報、認証要請デバイスが手付着型ウェアラブル装置に着用感知を要請した時刻情報または着用感知要請時の認証要請デバイスの位置情報など(以下、‘認証要請デバイスの時空間情報’という)を認証要請デバイスから伝送を受けて認証要請デバイスを識別する。この時、時空間情報のうちで位置情報は手付着型ウェアラブル装置が連結された基地局や無線APの固有番号を利用した相対的な位置情報であるか、またはGPS情報を利用した絶対的位置情報になることができる。
【0137】
手付着型ウェアラブル装置の時空間情報は、手付着型ウェアラブル装置の虹彩イメージ撮影時刻情報、虹彩イメージの撮影時の手付着型ウェアラブル装置の位置情報、手付着型ウェアラブル装置の着用感知時刻情報または着用感知時の手付着型ウェアラブル装置の位置情報を挙げることができる。この時、時空間情報のうちで位置情報は、手付着型ウェアラブル装置が連結された基地局や無線APの固有番号を利用した相対的な位置情報であるか、またはGPS情報を利用した絶対的位置情報になることができる。
【0138】
時空間情報を引用した装置の識別は、登録された着用使用者であることを確認する度に行うこともでき、虹彩イメージ情報を獲得するか、または使用者が着用を解除するかなどの特定時点のみで行うこともできる。
【0139】
次は、手付着型ウェアラブル装置で無線通信を通じて伝達される虹彩イメージ情報を暗号化する保安強化部に対して詳しく見る。
【0140】
虹彩イメージ情報に認証要請デバイスから生成されて伝達されたトークンまたはキーを挿入して、虹彩イメージ情報の暗号化を遂行する。
【0141】
特に、相互間に送受信する過程で虹彩イメージ情報を操作しようと試みる場合を対比してデジタルウォーターマーク(digital watermark)を虹彩イメージ情報に挿入することができる。この時、デジタルウォーターマークが挿入される過程が流出されないように外部の浸入からハードウェア的に保護されているようにすることが望ましい。
【0142】
また、相互間に送受信する過程で手付着ウェアラブル装置の固有番号、Pinコード、OTP(one time password)のうち何れか一つ以上を選択して暗号化する。この時、虹彩暗号化部で虹彩イメージ情報を暗号化する時、手付着ウェアラブル装置の固有番号、Pinコード、OTP(one time password)のうち一つ以上を付け加えて暗号化することができる。
【0143】
また、手付着型ウェアラブル装置の時空間情報を選択して暗号化することもできる。この時、時空間情報のうちで位置情報は手付着型ウェアラブル装置が連結された基地局や無線APの固有番号を利用した相対的な位置情報であるか、またはGPS情報を利用した絶対的位置情報になることができる。
【0144】
次は、本発明による手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスで構成されて、手付着型ウェアラブル装置が認証要請デバイスの要請によって使用者が手付着型ウェアラブル装置の登録された着用使用者であることを確認した以後、認証要請デバイスの資源接近(resource access)権限の承認を受けた関係(以下、‘一次的な認証関係’という)が成立されることができるように発明された保安が強化されたシステム(以下、‘保安強化セット’という)に対して詳細に説明する。
【0145】
手付着型ウェアラブル装置と保安強化セットを構成する認証要請デバイスが現在大部分のセンサー装備らのようにコンピュータパワーが落ちるか、または低容量のメモリー及び保存装置を使って手付着型ウェアラブル装置で撮影獲得した虹彩イメージ情報を利用して虹彩認識を遂行することが不可能であることもある。
【0146】
反面に、スマートフォンのように手付着型ウェアラブル装置で伝達された虹彩イメージ情報で虹彩認識を遂行することもできるコンピュータパワーを有する認証要請デバイスで構成されることもできる。
【0147】
したがって、手付着型ウェアラブル装置と保安強化セットを構成する認証要請デバイスが虹彩認識を遂行することができない場合と手付着型ウェアラブル装置と保安強化セットを構成する認証要請デバイスが虹彩認識を遂行する場合を分けて具体的に叙述する。
【0148】
もちろん二つとも虹彩認識を遂行することができる場合は、両側装置のうちで一つを選択して虹彩認識を遂行するか、または二つとも虹彩認識を遂行すれば良いため前記仮定中の一つに該当して充分に理解されることができて、具体的な叙述を略する。
【0149】
(A1)認証要請デバイスが虹彩認識を遂行することができない場合
【0150】
図11は、本発明の一実施例による認証要請デバイスが虹彩認識を遂行することができない場合を考慮した保安強化セットの概念及び構成を簡略に示した例示である。
【0151】
図11の概念図に示されたように、認証要請デバイスがコンピュータパワーが落ちるか、または低容量のメモリー及び保存装置を使用する一般的なドアロックの場合には手付着型ウェアラブル装置で獲得した虹彩イメージ情報を使って虹彩認識を遂行することができない。
【0152】
したがって、手付着型ウェアラブル装置で虹彩認識を遂行するように構成されて、認証要請デバイスはその結果を利用して一次的な認証関係を構築できるように構成されなければならない。
【0153】
手付着型ウェアラブル装置は手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラ1101、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時に照明のための赤外線照明1102、手首または指に着用された状態であるかの有無を感知する着用感知部1103、認証要請デバイスと情報を送受信するための無線通信部1104、登録保存された虹彩イメージ情報と撮影された虹彩イメージ情報を比べる虹彩認識部1105、無線通信を通じて伝達する虹彩イメージ情報を暗号化する保安強化部1106、ディスプレイ1107で構成される。
【0154】
認証要請デバイスは手付着型ウェアラブル装置と近距離無線通信を遂行する近距離無線通信部1110と、手付着型ウェアラブル装置に送るトークンを生成して消滅させるトークン管理部1109と、手付着型ウェアラブル装置から受けた暗号化された情報を復呼化する復呼化部1108で構成される。
【0155】
(A2)認証要請デバイスが虹彩認識を遂行する場合
【0156】
図12は、本発明の一実施例による認証要請デバイスが虹彩認識を遂行する場合を考慮した保安強化セットの概念及び構成を簡略に示した例示である。
【0157】
図12の概念図に示されたように、認証要請デバイスが手付着型ウェアラブル装置で伝達された虹彩イメージ情報で虹彩認識を遂行することもできるコンピュータパワーを有する構成の設置が可能なスマートフォンである場合には虹彩認識を充分に遂行することができる。
【0158】
したがって、手付着型ウェアラブル装置で虹彩イメージ情報を無線通信に伝達して、認証要請デバイスは伝達を受けた虹彩イメージ情報で虹彩認識を遂行して一次的な認証関係を構築できるように構成されなければならない。
【0159】
手付着型ウェアラブル装置は手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラ1201、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時に照明のための赤外線照明1202、手首または指に着用された状態であるかの有無を感知する着用感知部1203、前記カメラで撮影獲得した虹彩イメージ情報をデバイスに伝達するための無線通信部1204、無線通信を通じて伝達する虹彩イメージ情報を暗号化する保安強化部1205、ディスプレイ1206で構成される。
【0160】
認証要請デバイスは手付着型ウェアラブル装置と近距離無線通信を遂行する近距離無線通信部1209と、手付着型ウェアラブル装置に送るトークンを生成して消滅させるトークン管理部1208と、手付着型ウェアラブル装置から受けた暗号化された情報を復呼化する復呼化部1207、手付着型ウェアラブル装置から伝送された虹彩イメージ情報と登録保存された虹彩イメージ情報を比べる虹彩マッチング部1210で構成される。
【0161】
前記保安強化セットを構成する手付着型ウェアラブル装置については既に前で詳細に叙述したので、略するようにする。
【0162】
次は、前記で叙述した保安強化セットの認証要請デバイス構成に対して詳細に叙述する。
【0163】
図11、
図12で示されたように、認証要請デバイスは手付着型ウェアラブル装置と無線通信を遂行することができる近距離無線通信部1110、1209が基本的に構成される。
【0164】
近距離無線通信部は近距離無線通信を遂行しながら認証要請デバイスの識別情報または認証要請デバイスの時空間情報を手付着型ウェアラブル装置に送って、手付着型ウェアラブル装置が登録された装置であるかを識別する無線識別モジュールと手付着型ウェアラブル装置と近距離無線通信を遂行する間に発生するセッションを制御するセッション制御モジュールで構成される。
【0165】
図13は、本発明の一実施例による近距離無線通信部の構成を簡略に示したブロック構成図である。
【0166】
近距離無線通信部は手付着型ウェアラブル装置の近距離無線識別モジュールと等しい構成を有する。
【0167】
図13に示されたように、無線識別モジュール1302は認証要請デバイスと連結するか、またはペアリングを遂行する時に相互間認証を通じて遂行が可能であり、主にPinコードを入力するか、またはさまざまな近接センサーを利用するか、またはNFCチップまたはQRコード(登録商標)のような特定コードを使って前もって登録されたデバイス間の認証を遂行することもできる。また、装置を区分することができる識別モジュールを具備するか、または公開キー(Public Key)を利用した電子署名のような認証を利用することもできる。
【0168】
装置を識別するために手付着型ウェアラブル装置の無線通信部で叙述した装置の固有番号、MAC住所Pinコードなどの装置の識別情報をそのまま使用することもできるものの、実際に遂行をする時に発生する手付着型ウェアラブル装置または認証要請デバイスの時空間情報を利用して識別することもできるなど多様な方法を選択することができる。
【0169】
認証要請デバイスの時空間情報は認証要請デバイスで手付着型ウェアラブル装置に虹彩イメージを撮影するように要請した時刻情報、手付着型ウェアラブル装置に虹彩イメージを撮影要請時の認証要請デバイスの位置情報、認証要請デバイスが手付着型ウェアラブル装置に着用感知を要請した時刻情報及び着用感知要請時の認証要請デバイスの位置情報中の一つ以上で構成される。
【0170】
より詳しい内容は手付着型ウェアラブル装置の近距離無線識別モジュールで詳しく叙述されたので、より詳しい説明は略するようにする。
【0171】
セッション制御モジュール1301は安全な交信セッションがなされる間は追加的な登録された着用使用者の確認を要請しないで登録された着用使用者の確認が完了された状態で維持して、登録された着用使用者資格解除または安全な交信セッションの再設定要請が受信される瞬間直ちに安全な交信セッションを中断する。
【0172】
セッション制御モジュールも手付着型ウェアラブル装置のセッション管理モジュールと等しい構成を有する。
【0173】
登録された着用使用者資格解除は使用者が手付着型ウェアラブル装置の着用を解除するか、または手付着型ウェアラブル装置または認証要請デバイスの移動による相互識別が不可能であるか、または虹彩イメージ情報の有効時間が経過された時に発生する。また、安全な交信セッションの再設定要請は安全な交信セッション連結試みが前もって設定された基準を超過する時に実行される。
【0174】
より詳しい内容は手付着型ウェアラブル装置のセッション管理モジュールで詳しく叙述されたので、より詳しい説明は略するようにする。
【0175】
トークン管理部1109、1208は手付着型ウェアラブル装置に登録された着用使用者の確認を要請するために認証要請デバイスに搭載されたトークン管理部で認証要請デバイスの固有番号、Pinコード、OTP(one time password)、ランダム番号のうちで何れか一つ以上を選択してトークンまたはキーを構成する。
【0176】
生成したトークンまたはキーを手付着型ウェアラブル装置に送って、この時認証要請デバイスの時空間情報を付け加えて送ることもできる。
【0177】
また、虹彩イメージ情報を手付着型ウェアラブル装置から伝達を受ける時、前もって送ったトークンまたはキーを利用して虹彩イメージ情報が毀損されたかを把握することもできる。
【0178】
復呼化部1108、1207は手付着型ウェアラブル装置、特に、保安強化部を通じて暗号化されて伝達された情報を復呼化する。復呼化部は、主にソフトウェアでなされて、通常の復呼化アルゴリズムを利用して設計製作された復呼化プログラムで構成することもできる。
【0179】
これと関連される従来の技術は、既に公知された技術であるので、より詳しい説明は略するようにする。
【0180】
虹彩マッチング部1210は手付着型ウェアラブル装置から伝送を受けた暗号化された虹彩イメージ情報を復呼化部で解読して前もって登録されていた虹彩マッチング部の虹彩イメージ情報と類似性を比べて類似性が設定された範囲内にあれば認証するように構成されている。
【0181】
虹彩マッチング部も手付着型ウェアラブル装置の虹彩認識部と等しい構成を持って、これと関連される内容は手付着型ウェアラブル装置の虹彩認識部で叙述されたので、より詳しい説明は略するようにする。
【0182】
前記認証要請デバイスのトークン管理部、復呼化部、虹彩マッチング部らは一般的にソフトウェアで構成されて、認証要請デバイスのメモリーに自動に搭載されるように構成されることができる。
【0183】
また、本発明によるソフトウェアはサーバーからダウンロードを受けることができるアップまたはプログラムで設置が可能であることもできる。
【0184】
次は、前記で叙述した本発明による手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスに虹彩イメージ情報を登録する技術的構成に対して詳細に見る。
【0185】
手付着型ウェアラブル装置のカメラで撮影した虹彩イメージから形成された虹彩イメージ情報とマッチングされるデータがない場合、新規使用者の虹彩イメージ情報を手付着型ウェアラブル装置の虹彩認識部または認証要請デバイスの虹彩マッチング部のデータベースまたはメモリーに登録保存して新規登録を終了する。もちろん、新規登録または追加登録時に使用される虹彩イメージ情報は前もってメモリーに保存またはデータベースに保存された情報を利用して登録保存することもでき、データベースまたはメモリーに登録保存された出入者のうちで必要ではない者を削除することもできる。
【0186】
これと関連される従来技術は広く知られているため詳しい叙述は略する。
【0187】
次は、本発明による手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスで構成された保安強化セットで手付着型ウェアラブル装置が認証要請デバイスの要請によって使用者が手付着型ウェアラブル装置の登録された着用使用者であることを確認した以後、認証要請デバイスの資源接近(resource access)権限の承認を受けた一次的な認証関係を構築する方法に対して詳細に説明する。
【0188】
無線通信ではデバイスの間の保安を考慮した安全な通信を構築することが非常に重要である。
【0189】
このために前記で叙述したようにPinコードを入力するか、またはさまざまな近接センサーを利用するか、またはNFCチップまたはQRコード(登録商標)のような特定コードを使って前もって登録されたデバイス間の認証を遂行する技術が適用されて来た。
【0190】
また、装置識別モジュールを具備するか、または公開キー(Public Key)を利用した電子署名のような認証を利用するなどの多様な技術が従来に使用されて来た。
【0191】
しかし、このような従来の技術及び方法らはデバイス相互間の通信上での保安は可能であるが、これを使用するデバイスに対する検証を遂行することができない短所が存在する。
【0192】
また、使用者が通信を遂行するデバイスを実時間で使っているかどうかを確認することもできない。
【0193】
さらに大部分のデバイスらはセンサー装備らのようにコンピュータパワーが落ちるか、または低容量のメモリー及び保存装置で構成されて保安強化のために虹彩認識を利用することはほとんど不可能であることが現実である。
【0194】
したがって、手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスで構成された保安強化セットでは三つの認証段階を経って登録された着用使用者の確認を遂行して、このような短所を乗り越えることができる。
【0195】
一番目で、無線通信で連結される手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスがお互いに登録されているデバイスであるかの如何を確認する過程(以下、‘装置認証’という)、二番目で、虹彩認識を通じて登録保存された虹彩イメージ情報と撮影された虹彩イメージ情報を比べて使用者が実際に登録されている使用者であるかの如何を確認する過程(以下、‘使用者認証’という)、最後に、使用者が手付着型ウェアラブル装置を実際に着用しているかの如何を確認する過程(以下、‘着用認証’という)を経って最終的に使用者が登録された着用使用者であることを確認することを完了する。
【0196】
装置認証は手付着型ウェアラブル装置の無線通信部の近距離識別モジュールや時空間装置認証モジュールで、認証要請デバイスの無線識別モジュールでお互いに登録されているデバイスであるかの如何を確認しながら遂行する。
【0197】
使用者認証は手付着型ウェアラブル装置の虹彩認識部または認証要請デバイスの虹彩マッチング部で登録保存された虹彩イメージ情報と撮影された虹彩イメージ情報を比べて遂行する。
【0198】
着用認証は手付着型ウェアラブル装置の着用感知部で使用者が手付着型ウェアラブル装置を実際に着用しているかの如何を確認しながら遂行する。
【0199】
上の三つの認証段階は、保安強化セットの構成及びデバイスの使用習慣や方法によって手順に構わなく遂行されることができる。例えば、使用者認証を先ず遂行した手付着型ウェアラブル装置を着用した後に認証要請デバイスと装置認証を遂行することもでき、反対に認証要請デバイスと装置認証を遂行した手付着型ウェアラブル装置を着用して使用者認証を遂行することもできる。
【0200】
したがって、本発明では一番頻繁に発生することができる場合である使用者が手付着型ウェアラブル装置を着用した状態で認証要請デバイスに近付いた後、認証要請デバイスから認証要請が来れば虹彩認識を遂行した後に着用有無を感知することを例示で選択して叙述して、他の場合も前記場合と単に手順の差を除き充分に理解されることができて具体的な叙述を略する。
【0201】
(B1)認証要請デバイスが虹彩認識を遂行することができない場合
【0202】
図14は、本発明の一実施例による認証要請デバイスが虹彩認識を遂行することができない場合を考慮した保安強化セットでの登録された着用使用者の確認を完了する方法を説明するための流れ図である。
【0203】
図14に示されたように、先ず、手付着型ウェアラブル装置が認証要請デバイスに近付く段階(S1401)、認証要請デバイスに接近中の手付着型ウェアラブル装置の送受信される信号の強さを感知して通信可能な距離以内に近付けば、認証要請デバイスの近距離無線通信部が手付着型ウェアラブル装置の無線通信部と近距離無線通信を連結するか、または相互ペアリングする段階で手付着型ウェアラブル装置の無線通信部と認証要請デバイスの近距離無線通信部がお互いに登録されているデバイスであるかの如何を識別する段階(装置認証)(S1402)、認証要請デバイスに接近中の手付着型ウェアラブル装置の送受信される信号の強さを感知して通信可能な距離以内に近付けば認証要請デバイスの近距離無線通信部が手付着型ウェアラブル装置の無線通信部と近距離無線通信を連結するか、または相互ペアリングする段階(S1403)、前記認証要請デバイスのトークン管理部から生成された登録された着用使用者の確認を要請するトークンまたはキーを手付着型ウェアラブル装置に送って手付着型ウェアラブル装置が登録された着用使用者の確認を遂行するように要請する段階(S1404)、前記手付着型ウェアラブル装置で登録された着用使用者確認のために手付着型ウェアラブル装置のカメラで撮影した虹彩イメージから生成された虹彩イメージ情報を虹彩認識部に伝達して、虹彩認識部に登録保存された虹彩イメージ情報と比べて使用者が登録された着用使用者であるかの如何を確認する使用者認証を遂行する段階(使用者認証)(S1405)、虹彩認識を遂行する時に発生する時空間情報を利用して装置を識別する段階(S1406)、前記手付着型ウェアラブル装置の着用感知部で使用者が手付着型ウェアラブル装置を着用しているかの如何を確認する段階(着用認証)(S1407)、着用感知有無を確認する時に発生する時空間情報を利用して装置を識別する段階(S1408)、手付着型ウェアラブル装置が登録された着用使用者の確認を完了して認証要請デバイスに知らせた後認証要請デバイスの資源接近(resource access)権限の承認を受けた段階(S1409)で構成される。
【0204】
図14では段階S1401乃至段階S1409を順次に実行するものとして記載しているが、これは本発明の一実施例の技術思想を例示的に説明したことに過ぎないものであり、本発明の一実施例が属する技術分野で通常の知識を有した者なら本発明の一実施例の本質的な特性から脱しない範囲で
図14に記載された手順を変更して実行するか、または段階S1401乃至段階S1409中の一つ以上の段階を並列的に実行することで多様な修正及び変形が適用可能であろうので、
図14は時系列的な手順に限定されるものではない。
【0205】
(B2)認証要請デバイスが虹彩認識を遂行する場合
【0206】
図15は、本発明の一実施例による認証要請デバイスが虹彩認識を遂行する場合を考慮した保安強化セットでの登録された着用使用者の確認を完了する方法を説明するための流れ図である。
【0207】
図15に示されたように、先ず手付着型ウェアラブル装置が認証要請デバイスに近付く段階(S1501)、認証要請デバイスに接近中の手付着型ウェアラブル装置の送受信される信号の強さを感知して通信可能な距離以内に近付けば、認証要請デバイスの近距離無線通信部が手付着型ウェアラブル装置の無線通信部と近距離無線通信を連結するか、または相互ペアリングする段階で手付着型ウェアラブル装置の無線通信部と認証要請デバイスの近距離無線通信部がお互いに登録されているデバイスであるかの如何を識別する段階(装置認証)(S1502)、認証要請デバイスに接近中の手付着型ウェアラブル装置の送受信される信号の強さを感知して通信可能な距離以内に近付けば認証要請デバイスの近距離無線通信部が手付着型ウェアラブル装置の無線通信部と近距離無線通信を連結するか、または相互ペアリングする段階(S1503)、前記認証要請デバイスのトークン管理部から生成された登録された着用使用者の確認を要請するトークンまたはキーを手付着型ウェアラブル装置に送って手付着型ウェアラブル装置が登録された着用使用者の確認を遂行するように要請する段階(S1504)、登録された着用使用者確認のために先ず使用者の虹彩イメージを手付着型ウェアラブル装置のカメラを利用して撮影獲得する段階(S1505)、虹彩認識を要請する時に発生する時空間情報を利用して装置を識別する段階(S1506)、前記手付着型ウェアラブル装置から撮影獲得した虹彩イメージ情報が暗号化されて認証要請デバイスの近距離無線通信部に伝達する段階(S1507)、前記伝達を受けた暗号化された虹彩イメージ情報を認証要請デバイスの復呼化部で復呼化して、伝送虹彩イメージ情報と登録された虹彩イメージ情報を虹彩マッチング部でマッチングする段階(使用者認証)(S1508)、前記使用者認証が完了されたことを認証要請デバイスの近距離無線通信部が手付着型ウェアラブル装置に知らせる段階(S1509)、前記手付着型ウェアラブル装置の着用感知部で使用者が手付着型ウェアラブル装置を着用しているかの如何を確認する段階(着用認証)(S1510)、着用感知有無を確認する時に発生する時空間情報を利用して装置を識別する段階(S1511)、手付着型ウェアラブル装置が登録された着用使用者の確認を完了して認証要請デバイスに知らせた後認証要請デバイスの資源接近(resource access)権限の承認を受けた段階(S1512)で構成される。
【0208】
図15では段階S1501乃至段階S1512を順次に実行することで記載しているが、これは本発明の一実施例の技術思想を例示的に説明したことに過ぎないものであり、本発明の一実施例が属する技術分野で通常の知識を有した者なら本発明の一実施例の本質的な特性から脱しない範囲で
図15に記載された手順を変更して実行するか、または段階S1501乃至段階S1512のうち一つ以上の段階を並列的に実行することで多様な修正及び変形が適用可能であろうので、
図15は時系列的な手順に限定されるものではない。
【0209】
次は、本発明による手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスで構成された保安強化セットで手付着型ウェアラブル装置が登録された着用使用者の確認を完了して認証要請デバイスに知らせた後認証要請デバイスの資源接近(resource access)権限の承認を受けた段階(一次的な認証関係)を構築した以後、一次的な認証関係を維持するために登録された着用使用者の確認キーを認証要請デバイスに送った後相互間安全な交信セッションを構築した関係(以下、‘二次的な認証関係’という)を構築する方法に対して詳細に説明する。
【0210】
手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスで構成された保安強化セットで相互間二次的な認証関係を構築するためには先ず前記で叙述した一次的な認証関係が構築されていなければならない。
【0211】
すなわち、手付着型ウェアラブル装置の登録された着用使用者であることを確認した以後、認証要請デバイスの資源接近(resource access)権限の承認を受けた後、安全な交信セッションを維持するために登録された着用使用者の確認キーセットを送る。
登録された着用使用者の確認キーセットは、装置認証と使用者認証及び着用認証が完了されて、一次的な認証関係を持続する条件を知らせる一つ以上のトークンまたはキーで構成されたことを意味して、装置認証、使用者認証、着用認証時に発生される時空間情報、虹彩イメージ情報、装置識別情報などで付加して構成されることもできる。
【0212】
安全な交信セッションがなされる間は追加的な登録された着用使用者の確認を要請する要求があっても、手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスの間には追加的な登録された着用使用者の確認を遂行しないで登録された着用使用者の確認が完了された状態で維持する。
【0213】
また、解除するか、または手付着型ウェアラブル装置または認証要請デバイスの移動による相互識別が不可能であるか、または虹彩イメージ情報の有効時間が経過された時に実行される登録された着用使用者資格解除や、安全な交信セッション連結試みが前もって設定された基準を超過する時に実行される安全な交信セッションの再設定要請が発生する瞬間安全な交信セッションは直ちに中断される。
【0214】
図16は、本発明の一実施例による一次的な認証関係を構築した後二次的な認証関係を構築する方法を説明するための流れ図である。
【0215】
図16に示されたように、先ず手付着型ウェアラブル装置が認証要請デバイスに登録された着用使用者の確認完了通報をした後一次的な認証関係が相互間構築されている条件で手付着型ウェアラブル装置の無線通信部で使用者確認キーセットを認証要請デバイスの近距離無線通信部に送る段階(S1601)、手付着型ウェアラブル装置の無線通信部と認証要請デバイスの近距離無線通信部が相互安全な交信セッションを始める段階(S1602)、登録された着用使用者確認の再設定や安全な交信セッションの再設定要請段階(S1603)、前記安全な交信セッションの解除要請で手付着型ウェアラブル装置の無線通信部と認証要請デバイスの近距離無線通信部が相互安全な交信セッションを中断する段階(S1604)で構成される。
【0216】
図16では段階S1601乃至段階S1604を順次に実行することで記載されているが、これは本発明の一実施例の技術思想を例示的に説明したことに過ぎないものであり、本発明の一実施例が属する技術分野で通常の知識を有した者なら本発明の一実施例の本質的な特性から脱しない範囲で
図16に記載された手順を変更して実行するか、または段階S1601乃至段階S1604のうち一つ以上の段階を並列的に実行することで多様な修正及び変形が適用可能であろうので、
図16は時系列的な手順に限定されるものではない。
【0217】
前記段階は保安強化セットの構成及びスマートフォンの使用習慣や方法によって手順に構わなく遂行されることができる。例えば、先ず使用者認証を先ず遂行した手付着型ウェアラブル装置を着用した後に認証要請デバイスと装置認証を遂行することもできて、反対に認証要請デバイスと装置認証を遂行した手付着型ウェアラブル装置を着用して使用者認証を遂行することもできる。
【0218】
したがって、本発明では一番頻繁に発生することができる場合である使用者が手付着型ウェアラブル装置を着用した状態で認証要請デバイスに近付いて認証要請が来れば虹彩認識を遂行した後に着用有無を感知することを選択して叙述して、他の場合も前記場合と単に手順の差を除き充分に理解されることができて具体的な叙述を略する。
【0219】
次は、多数の認証要請デバイスが存在する環境で手付着型ウェアラブル装置と無線通信が可能な距離内にある認証要請デバイス(以下、‘第1認証要請デバイス’という)に認証要請をするデバイス(以下、‘第2認証要請デバイス’という)がある場合、安全な交信セッションがなされるかどうかの有無によって本発明による手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスで構成された保安強化セットの実行方法に対して詳細に見る。
【0220】
実際にスマートフォンを銀行や商品売場で決済を遂行するカードで使用することは最近急増しているが、紛失による許可されないスマートフォンの接近や決済を遂行する度にスマートフォンの認証を受けなければならないなどの問題は解決されていない実情である。さらに最近になってイシューになっている事物知能通信(IoT:Internet of Things)でスマートフォンを自動車やホームネットワークの認証キー(key)で活用して門を開いて閉ざすか、またはホームネットワークの電子デバイスらを統制する技術に対する適用が急速に進行されていることが現実である。
【0221】
したがって、手付着型ウェアラブル装置で虹彩認識を遂行して認証要請デバイス(第1認証要請デバイス)での許可されない使用者の接近を阻んで、第1認証要請デバイスで決済の遂行を要請するデバイス(第2認証要請デバイス)と近距離無線通信で決済すれば前記問題らを充分に解決することができる。
【0222】
(C1)第1認証要請デバイスが虹彩認識を遂行することができない場合
【0223】
図17は、本発明の一実施例による安全な交信セッションがなされているか(二次的な認証関係構築)の有無によって認証要請デバイスが虹彩認識を遂行することができない場合を考慮した保安強化セットでの登録された着用使用者の確認を完了する方法を説明するための流れ図である。
【0224】
図17に示されたように、先ず第1認証要請デバイスが第2認証要請デバイスに近付く段階(S1701)、前記近付いた第1認証要請デバイスの送受信される信号の強さを感知して、感知された信号の強さを土台で通信がなされることができる通信距離内に入って来れば、第1認証要請デバイスを識別する段階(装置認証)(S1702)、相互間無線連結またはペアリングを遂行する段階(S1703)、前記無線連結またはペアリングが遂行された後第1認証要請デバイスに登録された着用使用者の確認を要請する段階(S1704)、第1認証要請デバイスと手付着型ウェアラブル装置が安全な交信セッションを維持(二次的な認証関係を構築)しているかを確認する段階(S1705)、安全な交信セッションを維持していれば、第2認証要請デバイスに直ちに登録された着用使用者の確認完了通報をする段階(S1706)、安全な交信セッションを維持していなければ、登録された着用使用者の確認を手付着型ウェアラブル装置に要請する段階(S1707)、登録された着用使用者確認のために先ずスマートフォンの虹彩イメージ情報を利用して虹彩認識を遂行する段階(使用者認証)(S1708)、登録された着用使用者確認のために手付着型ウェアラブル装置を使用者が着用しているかを確認する段階(着用認証)(S1709)、登録された着用使用者の確認を完了して第1認証要請デバイスに知らせて一次的な認証関係を構築する段階(S1710)、第2認証要請デバイスに第1認証要請デバイスが手付着型ウェアラブル装置から伝達を受けた登録された着用使用者の確認完了通報を伝達する段階(S1711)で構成される。
【0225】
図17では段階S1701乃至段階S1711を順次に実行することで記載しているが、これは本発明の一実施例の技術思想を例示的に説明したことに過ぎないものであり、本発明の一実施例が属する技術分野で通常の知識を有した者なら本発明の一実施例の本質的な特性から脱しない範囲で
図17に記載された手順を変更して実行するか、または段階S1701乃至段階S1711のうち一つ以上の段階を並列的に行うことで多様な修正及び変形が適用可能であろうので、
図17は時系列的な手順に限定されるものではない。
【0226】
また、虹彩認識を遂行する時に発生する時空間情報を利用して装置を識別する段階と着用感知有無を確認する時に発生する時空間情報を利用して装置を識別する段階を追加して構成されることもできる。
【0227】
(C2)第2認証要請デバイスが虹彩認識を遂行する場合
【0228】
図18は、本発明の一実施例による安全な交信セッションがなされているか(二次的な認証関係構築)の有無によって認証要請デバイスが虹彩認識を遂行する場合を考慮した保安強化セットでの登録された着用使用者の確認を完了する方法を説明するための流れ図である。
【0229】
図18に示されたように、先ず第1認証要請デバイスが第2認証要請デバイスに近付く段階(S1801)、前記近付いた第1認証要請デバイスの送受信される信号の強さを感知して、感知された信号の強さを土台で通信がなされることができる通信距離内に入って来れば、第1認証要請デバイスを識別する段階(装置認証)(S1802)、相互間無線連結またはペアリングを遂行する段階(S1803)、前記無線連結またはペアリングが遂行された後第1認証要請デバイスに登録された着用使用者の確認を要請する段階(S1804)、第1認証要請デバイスと手付着型ウェアラブル装置が安全な交信セッションを維持(二次的な認証関係を構築)しているかを確認する段階(S1805)、安全な交信セッションを維持していれば、第2認証要請デバイスに直ちに登録された着用使用者の確認完了通報をする段階(S1806)、安全な交信セッションを維持していなければ登録された着用使用者の確認を手付着型ウェアラブル装置に要請する段階(S1807)、登録された着用使用者確認のために先ず、スマートフォンの虹彩イメージを手付着型ウェアラブル装置のカメラを利用して撮影獲得する段階(S1808)、手付着型ウェアラブル装置が第1認証要請デバイスに虹彩イメージ情報を送る段階(S1809)、前記伝送虹彩イメージ情報と登録された虹彩イメージ情報をマッチングする段階(使用者認証)(S1810)、前記使用者認証が完了されたことを手付着型ウェアラブル装置に知らせる段階(S1811)、登録された着用使用者確認のために手付着型ウェアラブル装置を使用者が着用しているかを確認する段階(着用認証)(S1812)、登録された着用使用者の確認を完了して第1認証要請デバイスに知らせて一次的な認証関係を構築する段階(S1813)、第2認証要請デバイスに第1認証要請デバイスが手付着型ウェアラブル装置から伝達を受けた登録された着用使用者の確認完了通報を伝達する段階(S1814)で構成される。
【0230】
図18では段階(S1801)乃至段階(S1814)を順次に実行することで記載しているが、これは本発明の一実施例の技術思想を例示的に説明したことに過ぎないものであり、本発明の一実施例が属する技術分野で通常の知識を有した者なら本発明の一実施例の本質的な特性から脱しない範囲で
図18に記載された手順を変更して実行するか、または段階(S1801)乃至段階(S1814)のうち一つ以上の段階を並列的に実行することで、多様な修正及び変形が適用可能であろうので、
図18は時系列的な手順に限定されるものではない。
【0231】
また、虹彩認識を遂行する時に発生する時空間情報を利用して装置を識別する段階と着用感知有無を確認する時に発生する時空間情報を利用して装置を識別する段階を追加して構成されることもできる。
【0232】
次は、前記で叙述した本発明による手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスで構成された保安強化セットの具体的な適用実施例を詳細に見る。
【0233】
図19は、本発明の一実施例による手付着型ウェアラブル装置と単数の認証要請デバイスと一次的な認証関係を構築して適用する概念を示したものである。
【0234】
スマートフォンまたは自動車(認証要請デバイス)の無線近距離通信を利用することができる距離以内にスマートフォンの手付着型ウェアラブル装置が進入すれば、スマートフォンまたは自動車は手付着型ウェアラブル装置がスマートフォンまたは自動車に登録されたものであることを前で記述した構成で識別した後、登録された手付着型ウェアラブル装置の場合相互無線近距離通信でお互いに連結するか、またはペアリングする。この時、手付着型ウェアラブル装置もスマートフォンまたは自動車が登録されたものであることを前で記述した構成で識別する(装置認証)。
【0235】
相互無線近距離通信で連結されたスマートフォンまたは自動車は手付着型ウェアラブル装置に登録された着用使用者の確認を要請する。
【0236】
登録された着用使用者確認の要請を受けた手付着型ウェアラブル装置は、虹彩イメージを撮影して、虹彩認識を遂行することができる虹彩認識部が存在すれば、虹彩認識を遂行して登録されたスマートフォンであることを確認する(使用者認証)。もし、虹彩認識を遂行することができる虹彩認識部が存在しないでスマートフォンまたは自動車に虹彩マッチング部が構成されていれば、虹彩イメージ情報をスマートフォンまたは自動車に送った後虹彩マッチング部で登録されたスマートフォンであることを確認する(使用者認証)。
【0237】
虹彩認識を遂行した以後、または以前に使用者が手付着型ウェアラブル装置を着用しているかどうかを着用感知部を通じて確認する(着用認証)。
【0238】
虹彩認識を通じて登録されたスマートフォンであることの確認を受けて、手付着型ウェアラブル装置を着用しているか確認されたら(登録された着用使用者の確認完了)、手付着型ウェアラブル装置はスマートフォンまたは自動車に登録された着用使用者の確認完了通報をする(一次的な認証関係構築)。
【0239】
登録された着用使用者の確認通報後構築された一次的な認証関係を解除して再びはじめから登録された着用使用者の確認を要請することもできるが、大部分の場合には一定な時間の間は毎度必要な時度に要請をするよりは登録された着用使用者の確認が終わった状態を維持することが使用者の便宜性側面で効率的である。例えば、スマートフォンのロックを解除した後に再びロック解除を要請するために登録された着用使用者の確認を遂行する手続きを繰り返すか、または駐車のために使用者が自動車の門を閉めて下った後他人がパーキングするために自動車の門を再び開ける時に登録された着用使用者の確認を遂行する手続きを繰り返せば非常に不便なことが事実である。
【0240】
したがって、手付着型ウェアラブル装置は登録された着用使用者の確認キーセットを送って一定な時間の間は安全な交信セッションを維持できるようにして(二次的な認証関係構築)、このような不便を解消することができる。
【0241】
また、使用者が手付着型ウェアラブル装置の着用を解除するか、または手付着型ウェアラブル装置またはスマートフォンまたは自動車の移動による装置認証の維持が不可能であるか、または虹彩イメージ情報の有効時間が経過された時に実行される登録された着用使用者資格解除や、安全な交信セッション連結試みが前もって設定された基準を超過する時に実行される安全な交信セッションの再設定要請が発生する瞬間安全な交信セッションはすぐ中断されて、スマートフォンは登録された着用使用者の確認手続きを再び遂行しなければならない。
【0242】
図20は、本発明の一実施例による手付着型ウェアラブル装置と複数の認証要請デバイスと二次的な認証関係を構築して適用する概念を示したものである。
【0243】
既存のスマートフォンを利用した銀行や商品売場で決済を遂行するシステムや自動車のような事物知能通信が可能なシステムにスマートフォンの便宜性を増大しながら保安を強化することができる虹彩認識を適用した研究及び技術開発が急速に増加しているが、前で叙述したところのようにスマートフォンの多くの限界によってまだ具体的に実現することができない。
【0244】
図20に示されたように、既存のスマートフォンを利用したシステムに手付着型ウェアラブル装置を適用すれば、このような問題を易しく乗り越えることができる。
【0245】
先ず、ドアロックまたは自動車(第2認証要請デバイス)の無線近距離通信を利用することができるスマートフォン(第1認証要請デバイス)が進入すれば、ドアロックまたは自動車はスマートフォンがドアロックまたは自動車に登録されたものであることを前で記述した構成で識別した後、登録されたスマートフォンの場合相互無線近距離通信でお互いに連結するか、またはペアリングする。この時、スマートフォンドアロックまたは自動車が登録されたものであることを前で記述した構成で識別する(装置認証)。
【0246】
相互無線近距離通信で連結されたドアロックまたは自動車は、スマートフォンに登録された着用使用者の確認を要請する。
【0247】
登録された着用使用者確認の要請を受けたスマートフォンは、手付着型ウェアラブル装置と現在安全な交信セッション中であるか(二次的な認証関係構築)を確認して、安全な交信セッション中なら直ちに登録された着用使用者の確認が完了されたことを知らせる。
【0248】
したがって、一端安全な交信セッション中にはドアロックまたは自動車が登録された着用使用者の確認を要請する度に毎度手付着型ウェアラブル装置に登録された着用使用者確認のための遂行を要請しないため、スマートフォンの便宜性を増大することができる。
【0249】
スマートフォンは手付着型ウェアラブル装置と現在安全な交信セッション中ではなければ、スマートフォンは手付着型ウェアラブル装置に登録された着用使用者の確認を要請する。
【0250】
手付着型ウェアラブル装置は、
図19で叙述した等しい方式で登録された着用使用者の確認を遂行して登録された着用使用者の確認が完了したことをスマートフォンに知らせて、通報を受けたスマートフォンはドアロックまたは自動車に登録された着用使用者の確認が完了したことを知らせる。
【0251】
手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスの間には基本的に暗号化または/及び復呼化を通して送受信して、前記手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスの無線通信過程での暗号化と復呼化は通常の暗号化または復呼化アルゴリズムを利用して設計製作された暗号化または復呼化プログラムを搭載しても関係ない。
【0252】
手付着型ウェアラブル装置と認証要請デバイスのRAM、ROM、Flashなどのメモリー、CPUの種類と規格、通信モジュールの有無及び規格、OSの有無及び種類とバージョン、搭載したソフトウェア、UIは前記で叙述した本発明の目的と趣旨にかなう限りどのようなものを使っても関係ない。
【産業上の利用可能性】
【0253】
本発明は、虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置及びこれを利用した保安強化セット及びその制御方法に関するものであり、詳細には、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージを撮影するためのカメラ、手付着型ウェアラブル装置の一側に設置されて虹彩イメージ撮影時に照明のための赤外線照明、前記カメラで撮影獲得した虹彩イメージ情報を送受信するための無線通信部、手首または指に着用された状態であるかの有無を感知する着用感知部または登録保存された虹彩イメージ情報と撮影された虹彩イメージ情報を比べる虹彩認識部で構成された虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と手付着型ウェアラブル装置と近距離無線通信を遂行する近距離無線通信部、手付着型ウェアラブル装置に送るトークンを生成して消滅させるトークン管理部、手付着型ウェアラブル装置から受けた暗号化された情報を復呼化する復呼化部または手付着型ウェアラブル装置から伝送された虹彩イメージ情報と登録保存された虹彩イメージ情報を比べる虹彩マッチング部で構成された認証要請デバイスと前記虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置と一次的な認証関係または二次的な認証関係を構築することを特徴とする虹彩認識用着用感知手付着型ウェアラブル装置を利用した保安強化セット及びその制御方法を提供して多様なデバイスらの間の無線通信において、虹彩認識と着用感知を利用して使用者の便宜性を高めながら高い水準の保安を維持することができて産業上利用可能性が高い。
【国際調査報告】