特表2017-533525(P2017-533525A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-533525(P2017-533525A)
(43)【公表日】2017年11月9日
(54)【発明の名称】待ち番号案内システム及び案内方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20171013BHJP
   G06Q 40/02 20120101ALI20171013BHJP
   G06Q 50/22 20120101ALI20171013BHJP
   H04M 11/00 20060101ALI20171013BHJP
   H04M 1/00 20060101ALI20171013BHJP
   G07G 1/12 20060101ALI20171013BHJP
   G07G 1/01 20060101ALI20171013BHJP
【FI】
   G06Q50/10
   G06Q40/02
   G06Q50/22
   H04M11/00 302
   H04M1/00 U
   G07G1/12 361C
   G07G1/01 301D
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2017-531439(P2017-531439)
(86)(22)【出願日】2015年8月31日
(85)【翻訳文提出日】2017年2月28日
(86)【国際出願番号】KR2015009138
(87)【国際公開番号】WO2016036089
(87)【国際公開日】20160310
(31)【優先権主張番号】10-2014-0115924
(32)【優先日】2014年9月2日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ
(71)【出願人】
【識別番号】517071405
【氏名又は名称】カン、スン グ
(74)【代理人】
【識別番号】100071054
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 高久
(72)【発明者】
【氏名】べク、ミン ギ
【テーマコード(参考)】
3E142
5K127
5K201
5L049
5L055
5L099
【Fターム(参考)】
3E142AA07
3E142DA08
3E142EA04
3E142FA08
3E142GA13
3E142GA16
3E142HA03
3E142JA01
5K127AA18
5K127BA03
5K127BA16
5K127BB26
5K127BB33
5K127CB16
5K127CB37
5K127DA13
5K127FA04
5K127GA14
5K127GD03
5K127JA42
5K127JA59
5K127KA01
5K127KA02
5K201AA04
5K201BA07
5K201BA17
5K201CA09
5K201CB10
5K201EB07
5K201EC06
5K201ED05
5K201EF06
5L049CC17
5L055BB29
5L055BB32
5L099AA01
(57)【要約】
【課題】 本発明は近距離無線通信モジュール(NFC)を備えた事業者端末機と近距離無線通信モジュール(NFC)を備えた顧客端末機がサーバを介して連結された待ち番号案内システムであって、上記顧客端末機を上記事業者端末機にかざして上記事業者端末機が近距離無線通信を介して顧客端末機の固有情報を読取ると、上記事業者端末機は非活性化していた多数の待ち番号のうちの一つを活性化させて上記顧客端末機に提供し、上記顧客端末機は待ち番号を受信し、待ち番号を受信した上記顧客端末機を上記事業者端末機にかざして上記事業者端末機に該当番号を非活性化することにより待ち番号案内を完了することを特徴とする。本発明による待ち番号案内システムによれば、システムを構築するのに所要される費用を最小化することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
近距離無線通信モジュール(NFC)を備えた事業者端末機と近距離無線通信モジュール(NFC)を備えた顧客端末機がサーバを介して連結された待ち番号案内システムにおいて、
上記顧客端末機を上記事業者端末機にかざして上記事業者端末機が近距離無線通信を介して顧客端末機の固有情報を読取ると、上記事業者端末機は非活性化していた多数の待ち番号のうちの一つを活性化させて上記顧客端末機に提供し、上記顧客端末機は待ち番号を受信し、
待ち番号を受信した上記顧客端末機を上記事業者端末機にかざして上記事業者端末機に該当番号を非活性化することにより待ち番号案内を完了することを特徴とする待ち番号案内システム。
【請求項2】
上記事業者端末機は、上記顧客端末機にショートメッセージ、振動アラーム、又はプッシュメッセージ(push notification)のうち一つの方法で待ち番号を提供することを特徴とする、請求項1に記載の待ち番号案内システム。
【請求項3】
待ち番号を受信した上記顧客端末機の待ち順になると、上記顧客端末機に顧客の順番であることを知らせるアラームメッセージを伝送することを特徴とする、請求項1に記載の待ち番号案内システム。
【請求項4】
上記顧客端末機に待ち番号を活性化させて提供するとき、事業者が提供する商品又はサービスについての情報を上記顧客端末機に共に提供することを特徴とする、請求項1に記載の待ち番号案内システム。
【請求項5】
上記顧客端末機は、活性化された待ち番号を受信して上記事業者が提供する商品又はサービスを注文することを特徴とする、請求項4に記載の待ち番号案内システム。
【請求項6】
上記顧客端末機を介して注文されたメニューが完成すると、
上記事業者端末機は、上記顧客端末機に注文が完了したことを表示するアラームメッセージを提供することを特徴とする、請求項5に記載の待ち番号案内システム。
【請求項7】
上記アラームメッセージは
上記サーバを介して上記顧客端末機に提供されるショートメッセージ、振動アラーム、又はプッシュメッセージを含むことを特徴とする、請求項3又は請求項6に記載の待ち番号案内システム。
【請求項8】
上記アラームメッセージを介して事業者端末機にかざすことを案内するメッセージを伝送することを特徴とする、請求項3又は請求項6に記載の待ち番号案内システム。
【請求項9】
上記顧客端末機の注文が完了した後、
上記サーバは、上記顧客端末機の注文に対応するポイントを上記顧客端末機に積立てることを特徴とする、請求項1に記載の待ち番号案内システム。
【請求項10】
顧客端末機を事業者端末機にかざして近距離無線通信を介して上記顧客端末機の固有情報を読取る段階、
上記事業者端末機は非活性化していた多数の待ち番号のうちの一つを活性化させて上記顧客端末機に提供する段階、及び
上記顧客端末機は上記事業者端末機から提供された待ち番号を受信する段階、
を含むことを特徴とする待ち番号案内方法。
【請求項11】
待ち番号を受信した上記顧客端末機の顧客端末機の待ち順になると、上記顧客端末機に顧客の順番であることを知らせるアラームメッセージを伝送する段階、
をさらに含むことを特徴とする、請求項10に記載の待ち番号案内方法。
【請求項12】
上記顧客端末機に待ち番号を提供するとき、事業者が提供する商品やサービスについての情報を上記顧客端末機に提供する段階、
上記顧客端末機は活性化された待ち番号を受信し、上記事業者端末機を介して提供される商品やサービス情報を含むメニュー情報から商品やサービスを注文する段階、
上記顧客端末機を介して注文した商品又はサービスが準備されると、上記事業者端末機は上記顧客端末機に商品又はサービスの提供準備が完了したことを表示するアラームメッセージを提供する段階、
上記アラームメッセージを受信した上記顧客端末機を上記事業者端末機にかざして待ち番号案内を完了する段階、
をさらに含むことを特徴とする、請求項10に記載の待ち番号案内方法。
【請求項13】
上記顧客端末機を介した待ち番号案内を完了すると、上記顧客端末機に対応する待ち番号が上記事業者端末機で非活性化されることを特徴とする、請求項10又は請求項12に記載の待ち番号案内方法。
【請求項14】
上記アラームメッセージは
サーバを介して上記顧客端末機に提供されるショートメッセージ、振動アラーム、又はプッシュメッセージを含むことを特徴とする、請求項11又は請求項12に記載の待ち番号案内方法。
【請求項15】
上記アラームメッセージを介して事業者端末機にかざすことを案内するメッセージを含んで伝送することを特徴とする、請求項11又は請求項12に記載の待ち番号案内方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、待ち番号案内システムに関する。さらに詳しくは、個人携帯端末機を待ち番号案内システムとして活用することができる新しい方式の待ち番号案内システム及び案内方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、多くの人が大衆的な業務を処理する銀行、官公署、カフェ等のような場所(以下では、「公共場所」という。)では、秩序を維持し業務を迅速かつ円滑に処理するために、顧客が到着する順に番号が書かれた紙(例えば、待ち番号が書かれた順番票)を配布して順番が記載された番号の順に該当業務を処理したり、顧客に別途の端末機を渡して該当顧客の順番になれば端末機を介して顧客を呼び出している。この際、順番票に記載された番号は、該当場所に備えられた電光掲示板等を介して表示し、表示された番号に該当する順番票を所持した顧客が業務受付窓口(例えば、カウンター)に提出すれば、該当顧客の業務を処理するか、顧客に渡した端末機を介して該当顧客を呼び出す。しかし、上記したような従来技術によって受付待ち順番票を確保した状態では、持続的に公共場所に備えられた電光掲示板を注視し自分の順番票に記載された番号が表示されたかを確認しなければならず、該当業社で支給した端末機を持っていなければならないので、待つ間に顧客が他の場所に移動したり他の業務を処理することは難しい問題が発生する。また、電光掲示板、振動ベルのような別途の電子装備を備えなければならないので、初期設置費用が増加する問題が発生する。また、紙類で作られる受付待ち順番票を発行しなければならないので、紙及びインクのような消耗品供給のための維持管理費用が比較的多く所要される問題が発生する。また、待ち番号案内のための端末機を使用する既存使用者は、保管及び管理に伴う不便さと費用が発生する問題が発生する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上記のような問題点を解決するためのものであり、別途の待ち番号案内端末機を購入せず、顧客が所持しているスマートフォンを利用して待ち番号を案内する待ち番号案内システムを提供することを目的とする。また、待ち番号を案内するとき、商品又はサービス情報を共に提供し、顧客は該当情報を利用して注文し、自分が待つ待ち順番通りに注文した商品又はサービスを受けることができる新しい方式の待ち番号案内システムを提供することを目的とする。
【0004】
公共場所で商品又はサービスの提供を受けるために待つ待ち時間の間に他の場所に移動しても、待ち順番を確認することができる待ち番号案内システムを提供することをまた他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記したような目的を達成するための本発明の実施例による待ち番号案内システムは、近距離無線通信モジュール(NFC)を備えた事業者端末機と近距離無線通信モジュール(NFC)を備えた顧客端末機がサーバを介して連結された待ち番号案内システムであって、上記顧客端末機を上記事業者端末機にかざして上記事業者端末機が近距離無線通信を介して顧客端末機の固有情報を読取ると、上記事業者端末機は非活性化していた多数の待ち番号のうちの一つを活性化させて上記顧客端末機に提供し、上記顧客端末機は待ち番号を受信し、待ち番号を受信した上記顧客端末機を上記事業者端末機にかざして上記事業者端末機の該当番号を非活性化することにより待ち番号案内を完了することができる。上記事業者端末機は、上記顧客端末機にショートメッセージ、振動アラーム、又はプッシュメッセージ(push notification)のうち一つの方法で待ち番号を提供することができる。
待ち番号を受信した上記顧客端末機の待ち順になると、上記顧客端末機に顧客の順番であることを知らせるアラームメッセージを伝送することができる。
上記顧客端末機に待ち番号を活性化させて提供するとき、事業者が提供する商品又はサービスについての情報を上記顧客端末機に共に提供することができる。
上記顧客端末機は、活性化された待ち番号を受信して上記事業者が提供する商品又はサービスを注文することができる。
【0006】
上記顧客端末機を介して注文されたメニューが完成すると、上記事業者端末機は、上記顧客端末機に注文が完了したことを表示するアラームメッセージを提供することができる。
上記アラームメッセージは、上記サーバを介して上記顧客端末機に提供されるショートメッセージ、振動アラーム、又はプッシュメッセージを含むことができる。
上記アラームメッセージを介して事業者端末機にかざすことを案内するメッセージを伝送することができる。
上記顧客端末機の注文が完了した後、上記サーバは、上記顧客端末機の注文に対応するポイントを上記顧客端末機に積立てることができる。
【0007】
本発明の他の実施例による待ち番号案内方法は、顧客端末機を事業者端末機にかざして近距離無線通信を介して上記顧客端末機の固有情報を読取る段階、上記事業者端末機は非活性化していた多数の待ち番号のうちの一つを活性化させて上記顧客端末機に提供する段階、及び上記顧客端末機は上記事業者端末機から提供された待ち番号を受信する段階、を含むことができる。
【0008】
待ち番号を受信した上記顧客端末機の顧客端末機の待ち順になると、上記顧客端末機に顧客の順番であることを知らせるアラームメッセージを伝送する段階、をさらに含むことができる。
【0009】
上記顧客端末機に待ち番号を提供するとき、事業者が提供する商品やサービスについての情報を上記顧客端末機に提供する段階、上記顧客端末機は活性化された待ち番号を受信し、上記事業者端末機を介して提供される商品やサービス情報を含むメニュー情報から商品やサービスを注文する段階、上記顧客端末機を介して注文した商品又はサービスが準備されると、上記事業者端末機は上記顧客端末機に商品又はサービスの提供準備が完了したことを表示するアラームメッセージを提供する段階、上記アラームメッセージを受信した上記顧客端末機を上記事業者端末機にかざして待ち番号案内を完了する段階、をさらに含むことができる。
上記顧客端末機を介した待ち番号案内を完了すると、上記顧客端末機に対応する待ち番号が上記事業者端末機で非活性化されることができる。
上記アラームメッセージは、サーバを介して上記顧客端末機に提供されるショートメッセージ、振動アラーム、又はプッシュメッセージを含むことができる。
上記アラームメッセージを介して事業者端末機にかざすことを案内するメッセージを含んで伝送することができる。
【発明の効果】
【0010】
上記したような本発明の実施例による待ち番号案内システムによれば、近距離無線通信を利用して、顧客端末機を介して売場で提供する商品を注文したりサービスの提供を受ける順番の案内を受けることができるので、待ち番号案内システムを構築するのに所要される費用を最小化することができる。
【0011】
また、顧客が所持するスマートフォンを利用して待ち順番の案内を受けるので、待ち時間の間に顧客が他の所に移動しても、自分の待ち順番に従ったサービス案内を受けることができる。
【0012】
また、顧客が所持するスマートフォンのような個人携帯端末機を介して待ち番号の案内を受けることができるので、紙又はインクのような別途の消耗品に所要される費用を最小化することができる。
【0013】
また、顧客が所持するスマートフォンのような個人携帯端末機を介して待ち番号を案内することができるので、事業者は別途の待ち番号端末機を購入する必要がない。したがって、待ち番号案内のための事業者の費用負担を最小化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
これらの図面は、本発明の例示的な実施例を説明するのに参照するためのものであるため、本発明の技術的思想を、添付した図面に限定して解釈してはならない。
図1】本発明の実施例による待ち番号案内システムの構成を示した概念図である。
図2】本発明の実施例による待ち番号案内システムの待ち番号案内アプリの会員加入画面を示した図面である。
図3】本発明の実施例による待ち番号案内システムの待ち番号案内アプリの待ち番号を示した図面である。
図4】本発明の実施例による待ち番号案内システムの待ち番号案内アプリの売場で提供するメニューを構成することができる画面を示した図面である。
図5】本発明の実施例による待ち番号案内システムの待ち番号案内アプリの注文完了後の画面を示した図面である。
図6】本発明の実施例による待ち番号案内システムの待ち番号案内アプリのアラームメッセージを示した図面である。
図7】本発明の実施例による待ち番号案内システムの待ち番号案内アプリの利用終了後の画面を示した図面である。
図8】本発明の実施例による待ち番号案内方法を示した順序図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明による待ち番号案内システムは、近距離無線通信モジュール(NFC)を備えた事業者端末機と近距離無線通信モジュール(NFC)を備えた顧客端末機がサーバを介して連結された待ち番号案内システムであって、上記顧客端末機を上記事業者端末機にかざして上記事業者端末機が近距離無線通信を介して顧客端末機の固有情報を読取ると、上記事業者端末機は非活性化していた多数の待ち番号のうちの一つを活性化させて上記顧客端末機に提供し、上記顧客端末機は待ち番号を受信し、待ち番号を受信した上記顧客端末機を上記事業者端末機にかざして上記事業者端末機の該当番号を非活性化することにより待ち番号案内を完了することを特徴とする。
【0016】
以下、添付した図面を参考にして本発明の実施例について本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施することができるように詳しく説明する。しかし本発明は、様々に相異した形態で具現されることができ、ここで説明する実施例に限定されない。本発明を明確に説明するために説明と関係ない部分は省略し、明細書全体にわたって同一又は類似の構成要素については同一の参照符号を付けるようにする。また、図面で示された各構成の大きさ及び厚さは、説明の便宜のために任意に示したため、本発明が必ずしも図面に示されたところに限定されるものではなく、いくつかの部分及び領域を明確に表現するために厚さを拡大して示した。
【0017】
以下では、本発明の実施例による待ち番号案内システムを添付された図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施例による待ち番号案内システムの構成を示した概念図である。
【0018】
図1に示されたように、本発明の実施例による待ち番号案内システムは、事業者端末機20と顧客端末機30がサーバ10を介して連結される。この際、上記事業者端末機20と上記顧客端末機30は、スマートフォンのような個人携帯端末機であることができる。上記事業者端末機20と上記顧客端末機30の内部には、上記事業者端末機20と上記顧客端末機30との間に近距離無線通信を行うことができるNFCモジュール(near field communication module)を備えている。
【0019】
上記顧客端末機30を上記事業者端末機20にかざして、上記事業者端末機20が近距離無線通信を介して顧客端末機30の固有情報(例えば、顧客端末機の電話番号又は一連番号)を読取ると、上記事業者端末機20は非活性化していた多数の待ち番号のうちの一つを活性化させて上記顧客端末機30に提供する。そして上記顧客端末機30は、上記事業者端末機20で提供した待ち番号を受信する。そして待ち番号を受信した上記顧客端末機30を上記事業者端末機20にかざして上記事業者端末機20の該当番号を非活性化することにより待ち番号案内過程は完了する。この際、上記事業者端末機20と顧客端末機30を介して待ち番号を案内する過程は、スマートフォンアプリケーション(以下では、「待ち番号案内アプリ」という)を介して具現されることができる。上記待ち番号案内アプリは、上記顧客端末機30を介して上記事業者端末機20で提供する待ち番号を案内することができるように製作されたアプリケーションプログラムを意味する。
【0020】
上記顧客端末機30及び上記事業者端末機20が近距離無線通信を介して上記顧客端末機30の固有番号を読取ると、上記待ち番号案内アプリを介して非活性化していた多数の待ち番号の中から一つの待ち番号を活性化させて上記顧客端末機に提供する。
【0021】
ここで、上記顧客端末機30と上記事業者端末機20が近距離無線通信を介して顧客端末機の固有番号を読取ることは、上記顧客端末機30と上記事業者端末機20との間に近距離無線通信(NFC)モジュールを介して上記顧客端末機30が上記事業者端末機20の情報(又は、これと反対の場合)を読み込むことをいうのである。近距離無線通信を介して情報を読み込む方法は、本発明が属する技術分野で一般的なものなのでこれについての具体的な説明は省略する。
【0022】
事業者は待っている顧客の中で、上記事業者端末機20をかざした顧客端末機30の待ち順になると、上記顧客端末機30に顧客の順番であることを知らせるアラームメッセージを伝送する。この際、上記アラームメッセージは、上記サーバ10を介して上記顧客端末機30に提供されるショートメッセージ、振動アラーム、又はプッシュメッセージを含むことができる。
【0023】
そしてアラームメッセージを受信した顧客端末機30を上記事業者端末機20にかざすと、上記事業者端末機20は近距離無線通信を介して上記顧客端末機の固有情報を読取り、待ち番号案内過程が完了する。
【0024】
このように、上記顧客端末機30を上記事業者端末機20に一回かざすと、上記事業者端末機20は上記顧客端末機30の固有番号を読取って、該当顧客端末機30に待ち番号を提供する。
【0025】
そして上記顧客端末機30の順番であることを知らせるアラームメッセージの伝送を受け、上記顧客端末機30を上記事業者端末機20に二回目にかざすと、上記事業者端末機20は上記顧客端末機30の固有番号を読取ることにより、該当顧客端末機30に係る待ち番号案内過程が完了する。
【0026】
一方、上記事業者端末機20が上記顧客端末機30に待ち番号を活性化させて提供するとき、事業者が提供する商品又はサービスについての情報を上記顧客端末機30に共に提供することができる。
そして上記顧客端末機30は、上記事業者端末機20を介して事業者が提供する商品又はサービスを注文することができる。
【0027】
例えば、商品又はサービスを注文しようとする顧客が、上記顧客端末機30の待ち番号案内アプリで活性化された待ち番号を選択して上記事業者端末機20で提供するメニューを選択する。すなわち、顧客が上記顧客端末機30で活性化された待ち番号を選択すれば、上記事業者端末機20で提供されるメニューが表示され、表示されたメニューを介して、顧客は望むメニューを選択することにより、上記顧客端末機30を介して事業者が提供する商品又はサービスを注文することができるようになる。そして上記顧客端末機30を介して注文されたメニューが完成すると、使用者は上記事業者端末機20を利用して上記サーバ10を介して上記顧客端末機30で注文が完了したことを表示するアラームメッセージを提供する。
【0028】
アラームメッセージを受信した上記顧客端末機30を上記事業者端末機20にかざすと、上記事業者端末機20は上記顧客端末機30の固有情報を読取ることにより、上記顧客端末機30を介した注文が完了する。そして上記顧客端末機30の順番に対応する待ち番号は非活性化される。この際、上記顧客端末機30は、注文した商品の金額について電子マネー、又はスマートフォン少額決済等のような方法を介して決済することができる。
【0029】
以下では、図2及び図7を参照して、先に説明した本発明の実施例による待ち番号案内システムを説明することにする。本発明の実施例では、カフェを訪問する顧客がメニューを注文することを一例として説明することにする。
図2は本発明の実施例による待ち番号案内システムの待ち番号案内アプリの会員加入画面を示した図面である。
【0030】
図2に示されたように、もし、顧客が上記待ち番号案内アプリに会員として加入していなければ、会員加入ページを介して会員として加入した後、上記待ち番号案内アプリを実行することになる。
【0031】
顧客が顧客端末機30を事業者端末機20にかざすと(すなわち、上記顧客端末機30が上記事業者端末機20と近距離無線通信を介して上記顧客端末機30の固有情報を読取ると)、上記顧客端末機30には待ち番号案内アプリが実行される。
図3は本発明の実施例による待ち番号案内システムの待ち番号案内アプリの待ち番号を示した図面である。
【0032】
図3に示されたように、上記待ち番号案内アプリが実行されると、売場で上記待ち番号案内アプリを介して、待っている顧客端末機30の順番に従って該当顧客端末機30の順番に対応する待ち番号が活性化される。そして顧客が顧客端末機30で活性化された「1番」待ち番号をクリックすると、上記事業者端末機20で提供するメニューを注文することができる。
図4は本発明の実施例による待ち番号案内システムの待ち番号案内アプリの売場で提供するメニューを構成することができる画面を示した図面である。
【0033】
図4に示されたように、顧客が上記顧客端末機30で活性化された「1番」待ち番号をクリックすると、注文画面に移動するようになる。上記注文画面を介して顧客は、売場で販売又は提供するメニュー(又は商品)を注文する。図4では「アイスコーヒー」と「ホットチョコ」を上記顧客端末機30を介して注文したことを示している。
図5は本発明の実施例による待ち番号案内システムの待ち番号案内アプリの注文完了後の画面を示した図面である。
【0034】
図4で売場で販売する商品を注文し、確認ボタンを押すと、図5に示されたように、顧客が顧客端末機30を介して注文した商品の内訳が上記事業者端末機20に伝送され、上記顧客端末機30には注文が完了し注文内容が事業者端末機20に伝送されたことを確認する内容が表示される。図5に示されたように、上記顧客端末機30を介して「アイスコーヒー」と「ホットチョコ」を注文した内容が事業者端末機20に成功的に伝送されたことを示している。この際、上記顧客端末機30を介して顧客が注文した商品の金額は、電子マネー、又はスマートフォンの少額決済等を介した決済が可能である。
【0035】
図6は本発明の実施例による待ち番号案内システムの待ち番号案内アプリのアラームメッセージを示した図面である。顧客が上記顧客端末機30を介して「アイスコーヒー」と「ホットチョコ」を注文し、使用者が顧客の注文した商品が完成したら上記事業者端末機20を介して顧客にアラームメッセージを伝送する。すなわち、図6に示されたように、顧客が注文した「アイスコーヒー」と「ホットチョコ」が完成したことを顧客端末機30に文字で伝送する。そして顧客に、顧客端末機30を事業者端末機20にかざすことを案内する内容も共に伝送する。この際、上記アラームメッセージはショートメッセージ、振動アラーム、又はプッシュメッセージを含むことができ、これらが組合されることもできる。
図7は本発明の実施例による待ち番号案内システムの待ち番号案内アプリの利用終了後の画面を示した図面である。
【0036】
図7に示されたように、顧客が自分の注文した商品を受領するために上記顧客端末機30を上記事業者端末機20にかざすと(上記顧客端末機30と事業者端末機20が近距離無線通信を介して上記顧客端末機30の固有情報を読取ると)、上記顧客端末機30を介した注文過程が全て終了し、上記顧客端末機30に利用終了メッセージが表示される。この際、上記顧客端末機30には広告文も共に表示されることができる。
以下では、本発明の実施例による待ち番号案内方法について添付した図面を参照して詳細に説明する。
図8は本発明の実施例による待ち番号案内方法を示した順序図である。
【0037】
図8を参照すると、まず上記顧客端末機30を上記事業者端末機20にかざす(すなわち、顧客端末機30及び事業者端末機20が近距離無線通信モジュールを介して上記顧客端末機30の固有情報を読取る)(S10)。
【0038】
そして上記事業者端末機20は非活性化していた多数の待ち番号のうちの一つを活性化させて上記顧客端末機に提供し、上記顧客端末機30は活性化された待ち番号を受信する(S20)。
【0039】
上記事業者端末機20は、上記事業者端末機20をかざした顧客端末機の順になると、上記顧客端末機30を介して顧客の順番であることを知らせるアラームメッセージを伝送する(S40)。この際、上記アラームメッセージを介して事業者端末機20にかざすことを案内するメッセージを伝送することもできる。そしてアラームメッセージを受信した顧客端末機30を上記事業者端末機20にかざすと、上記事業者端末機20は近距離無線通信を介して事業者端末機の固有情報を読取り(S50)、上記顧客端末機30の順番に対応する待ち番号は非活性化される。これで、待ち番号案内過程が完了する(S60)。
【0040】
一方、上記顧客端末機30を介して事業者が提供する商品又はサービスを注文するときは、上記顧客端末機30に待ち番号を提供するとき、事業者が提供する商品やサービスについての情報を上記顧客端末機30に共に提供する段階がさらに含まれることができる。そして上記顧客端末機30は活性化された待ち番号を受信し、上記事業者端末機20を介して提供される商品やサービス情報を含むメニュー情報から商品やサービスを注文する(S30)。上記顧客端末機30を介して活性化された待ち番号を選択すると、事業者端末機20で提供する商品又はサービスのリストが上記顧客端末機30に表示され、顧客は表示されたリストから自分が望む商品又はサービスを選択して注文するようになる。注文した情報は上記事業者端末機20に伝送される。上記事業者端末機20は、上記顧客端末機30を介して注文した商品又はサービスが完成すると上記顧客端末機30に注文が完了したことを表示するアラームメッセージを提供する(S40)。上記アラームメッセージは、サーバ10を介して上記顧客端末機30に提供されるショートメッセージ、振動アラーム、又はプッシュメッセージを含むことができる。そして上記アラームメッセージを介して事業者端末機20にかざすことを案内するメッセージを伝送することもできる。
【0041】
最後に、顧客端末機30を事業者端末機20にかざすと(上記顧客端末機30及び上記事業者端末機20が近距離無線通信モジュールを介して上記顧客端末機の固有情報を読取ると)(S50)、上記顧客端末機30を介した商品又はサービスの注文が完了し(S60)、上記顧客端末機30の順番に対応する待ち番号は非活性化される。
【0042】
以上にわたって本発明の望ましい実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく特許請求の範囲と発明の詳細な説明及び添付した図面の範囲中で様々に変形して実施することが可能であり、それもまた本発明の範囲に属することは当然である。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明は待ち番号案内システムに関するもので、個人携帯端末機を待ち番号案内システムとして活用することができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】