特表2017-534011(P2017-534011A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2017-534011板材吊搬装置の入れ子式マストのための転動ベース、このベースを備えた装置、および実装方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-534011(P2017-534011A)
(43)【公表日】2017年11月16日
(54)【発明の名称】板材吊搬装置の入れ子式マストのための転動ベース、このベースを備えた装置、および実装方法
(51)【国際特許分類】
   E04G 21/16 20060101AFI20171020BHJP
【FI】
   E04G21/16
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2017-543901(P2017-543901)
(86)(22)【出願日】2015年10月2日
(85)【翻訳文提出日】2017年5月30日
(86)【国際出願番号】FR2015052661
(87)【国際公開番号】WO2016071591
(87)【国際公開日】20160512
(31)【優先権主張番号】1460724
(32)【優先日】2014年11月6日
(33)【優先権主張国】FR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】517160031
【氏名又は名称】エタブリセメンツ ピエール グレハル エト シエ エスエー
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(72)【発明者】
【氏名】マルコン、 リオネル
【テーマコード(参考)】
2E174
【Fターム(参考)】
2E174BA01
2E174CA02
2E174CA06
2E174CA26
2E174DA14
(57)【要約】
本発明は、板材吊搬装置(300)の入れ子式マスト(200)のための転動ベース(100)において、使用位置において、マストの脚部(201)へ締結するための締結板材(10)の対であって、各板材が対称軸を有する、締結板材(10)の対と、3つのアーム(20、30)であって、各アームに方向付け可能なキャスター(21、31)が設けられ、3つのアーム(20、30)が、板材の対称軸の延長部における1つの固定アーム(20)と、固定アーム(20)の両側に対称的に配置された2つの旋回アーム(30)とを含む、3つのアーム(20、30)とを含み、各板材が、対称軸の各側に、対称軸に対する3つの異なる角度位置において旋回アームを係止するための少なくとも3つの手段を含み、保管位置において、各旋回アームが固定アームおよび板材の対称軸に平行であり、荷重下の輸送位置において、各旋回アームが対称軸に対して105°より大きい角度を形成し、垂直締結位置において、各旋回アームは対称軸に対して90°より大きくかつ荷重下の輸送位置における角度未満の角度を形成することを特徴とする、転動ベース(100)に関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
板材吊搬装置(300)の入れ子式マスト(200)のための転動ベース(100)において、使用位置に関して、
それぞれ方向付け可能なキャスター(21、31)を備えた3つのアーム(20、30)であって、固定アーム(20)が前記マストへ固定され、および2つのアーム(30)が前記マストに対して回動可能に、対称に、かつ前記固定アーム(20)の両側に取り付けられている、3つのアーム(20、30)と、
前記固定アームに対して3つの異なる角度位置(P0、P1、P2)にある各回動可能アームのための少なくとも3つのブロック手段(40、41、42)であって、
a.保管位置と呼ばれる最小角度位置(P0)に対応する第1ブロック手段(40)であって、各回動可能に取り付けられたアームが前記固定アームに平行である、第1ブロック手段(40)、
b.荷重下輸送位置と呼ばれる最大角度位置(P1)に対応する第2ブロック手段(41)であって、各回動可能に取り付けられたアームが前記固定アームと、105°より大きい、好ましくは110°〜160°、有利には約120°である角度(α1)を形成する、第2ブロック手段(41)、
c.垂直固定位置と呼ばれる第1中間位置(P2)に対応する第3ブロック手段(42)であって、各回動可能に取り付けられたアームが前記固定アームと、角度(α2)であって、90°より大きくかつ前記荷重下輸送位置(P1)の角度未満、好ましくは前記角度が前記荷重下輸送位置(P1)の角度未満のままであることを条件として、100°〜115°である角度(α2)を形成する、第3ブロック手段(42)
である、少なくとも3つのブロック手段(40、41、42)と
を含むことを特徴とする、転動ベース(100)。
【請求項2】
前記使用位置に関して、
吊搬装置のマストの脚部(201)へ固定されることを意図された板材(10)の少なくとも1つの対であって、各板材が対称軸(XX)を有する、板材(10)の少なくとも1つの対と、
それぞれ方向付け可能なキャスター(21、31)が設けられた3つのアーム(20、30)であって、1つの固定アーム(20)が2つの板材間に、前記板材の前記対称軸の延長部において固定され、および2つのアーム(30)が2つの板材間に、対称にかつ前記固定アーム(20)の両側に回動可能に取り付けられている、3つのアーム(20、30)と
を含み、
各板材が、前記対称軸の各側に、前記対称軸に対する3つの異なる角度位置(P0、P1、P2)において前記回動可能なアームをブロックするための少なくとも3つの手段(40、41、42)であって、
保管位置と呼ばれる最小角度位置(P0)に対応する第1ブロック手段(40)であって、各回動可能に取り付けられたアームが前記固定アームおよび前記板材の前記対称軸に平行である、第1ブロック手段(40)、
荷重下輸送位置と呼ばれる最大角度位置(P1)に対応する第2ブロック手段(41)であって、各回動可能に取り付けられたアームが前記対称軸と、105°より大きい、好ましくは110°〜160°、有利には約120°である角度(α1)を形成する、第2ブロック手段(41)、
垂直固定位置と呼ばれる第1中間位置(P2)に対応する第3ブロック手段(42)であって、各回動可能に取り付けられたアームが前記対称軸と、角度(α2)であって、90°より大きくかつ前記荷重下輸送位置(P1)の角度未満、好ましくは前記角度が前記荷重下輸送位置(P1)の角度未満のままであることを条件として、100°〜115°である角度(α2)を形成する、第3ブロック手段(42)
である少なくとも3つの手段(40、41、42)を含む、請求項1に記載の転動ベース(100)。
【請求項3】
各板材が、前記対称軸の各側に、前記回動可能なアームを非荷重下輸送位置と呼ばれる第2中間角度位置(P3)でブロックするための第4手段(43)であって、各回動可能に取り付けられたアームが前記対称軸と、90°未満でありかつ前記保管位置の角度より大きい、好ましくは15°〜45°である角度(α3)を形成する、第4手段(43)をさらに含む、請求項1に記載の転動ベース。
【請求項4】
板材の2つの対を含み、前記アームが各々、横たわるU字形のブラケットにより形成され、前記横たわるU字形のブラケットの各脚(32)が同じ対の2つの板材間に回動可能に取り付けられている、請求項1または2に記載の転動ベース。
【請求項5】
前記ブロック手段(40、41、42、43)が、穴であって、各回動可能なアームにより担持される穴に面するように提供されることを意図され、かつ着脱可能なブロックピンを受けることを意図された穴である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の転動ベース。
【請求項6】
前記2つの回動可能なアームが前記荷重下輸送位置にあるときに前記2つの回動可能なアーム間に着脱可能に固定されることを意図された復帰手段(50)をさらに含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の転動ベース。
【請求項7】
各回動可能なアームにおいて、回転可能に取り付けられたバッファ(60)が各方向付け可能なキャスター(31)と各アーム(30)との間に挿入され、各バッファが、前記方向付け可能なキャスターの最大直径(D31)より大きい最大直径(D60)を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の転動ベース。
【請求項8】
少なくとも1つの板材が、前記対称軸に対する前記回動可能なアームの所定の最大開口角を制限するためにリミットスイッチを含む、請求項6に記載の転動ベース。
【請求項9】
前記ブロック手段が、前記2つの回動可能に取り付けられたアームの各々により担持された少なくとも3つの穴と、前記固定アームまたは前記マストにより担持された2つのフックとからなる、請求項1に記載の転動ベース。
【請求項10】
マストと、吊搬機構と、方向付け可能な板材の支持体とを含む建築用板材を吊搬するための装置において、マスト脚部へ固定された請求項1〜9のいずれか一項に記載の転動ベースを含むことを特徴とする、装置。
【請求項11】
請求項3に記載の転動ベースを含み、かつ前記板材の前記対称軸に垂直なピン(71)により前記マストの底部へ固定されたキャスター(70)をさらに含み、前記キャスターの直径およびそのピンの位置が、
転動する前記回動可能なアームが荷重下輸送位置および垂直固定位置において展開しているときに前記キャスターが地面に接触せず、
前記回動可能なアームが非荷重下輸送位置において展開しているときに前記キャスターが地面と接触し、前記荷重下輸送位置または前記垂直固定位置と前記非荷重下輸送位置との間の前記マストの傾斜角(β)が1°〜4°にある
ように選択される、請求項10に記載の吊搬装置。
【請求項12】
請求項6に記載のベースを備えた請求項10または11に記載の吊搬装置を使用して、板材を垂直な支持体へ位置付けるおよび固定する方法であって、以下のステップ、
a1)請求項6に記載のベースを備えた請求項10または11に記載の吊搬装置を提供するステップと、
b1)前記アームを前記荷重下輸送位置に配置するステップと、
c1)前記復帰手段を前記アーム間に固定するステップと、
d1)建築用板材を前記板材の支持体上に置くステップと、
e1)前記板材が垂直であるように前記板材の前記支持体を垂直に方向付けるステップと、
f1)前記キャスターが垂直な前記支持体と接触するまで、前記装置を垂直な前記支持体に向かって移動させるステップと、
g1)前記回動可能なアームが前記復帰手段に対して離れるように、前記板材が垂直な前記支持体に当接するまで、前記装置を垂直な前記支持体に押し付けるステップと、
h1)前記板材を固定するステップと、
i1)前記回動可能なアームが前記復帰手段により前記荷重下輸送位置へ戻るように、前記装置を垂直な前記支持体から離すステップと
を含む方法。
【請求項13】
請求項7に記載のベースを備えた請求項10または11に記載の吊搬装置を使用して、板材を垂直な支持体へ位置付けるおよび固定する方法であって、以下のステップ、
a2)請求項7に記載のベースを備えた請求項10または11に記載の吊搬装置を提供するステップと、
b2)前記アームを前記荷重下輸送位置に配置するステップと、
c2)前記復帰手段を前記アーム間に固定するステップと、
d2)建築用板材を前記板材の前記支持体上に置くステップと、
e2)前記板材が垂直であるように前記板材の前記支持体を垂直に方向付けるステップと、
f2)前記バッファが垂直な前記支持体と接触するまで、前記装置を垂直な前記支持体に向かって移動させるステップと、
g2)前記回動可能なアームが前記復帰手段に対して離れるように、前記板材が垂直な前記支持体に当接するまで、前記装置を垂直な前記支持体に押し付けるステップと、
h2)前記板材を固定するステップと、
i2)前記回動可能なアームが前記復帰手段により前記荷重下輸送位置へ戻るように、前記装置を垂直な前記支持体から離すステップと
を含む方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、板材吊搬装置の入れ子式マストのための転動ベース、このようなベースを備えた装置、および実装方法に関する。
【0002】
特に、本発明は、建設作業中、吊り天井または傾斜した壁若しくは仕切り上の天井を作るために、材料板材(石膏ボード、木製パネル等)などの重い物を操作するおよび位置付けるために使用される、吊搬および操作装置に関する。
【背景技術】
【0003】
板材リフト(plate lift)と呼ばれるこのタイプの装置は、例えば文献仏国特許第2538437号明細書において既に説明されている。
【0004】
板材リフトの一般的な構造は以下の通りである。吊搬機構により制御され得る入れ子式マストが転動ベース上に取り付けられている。板材の支持体、すなわち板材搬送器が回動機構を介してマストの端部に回動可能に取り付けられている。
【0005】
入れ子式マストは、第1固定要素と、その固定要素に対して可動である少なくとも1つの入れ子式要素とを含む。概して、マストは2つの入れ子式可動要素を含む。
【0006】
例えば文献欧州特許第1536084号明細書または文献欧州特許第1640531号明細書に説明されている通り、板材リフトは板材の垂直固定に利用可能である。
【0007】
これらの板材リフトは、転動ベースであって、板材搬送器が垂直に回動する側と反対側にあるマストに位置付けられた固定転動アームと、マストに、装置が使用されていないときの格納位置と装置が使用されているときの展開位置との間で回動可能に取り付けられた2つのアームとを含む転動ベースを有する。展開位置において、アームは、装置を使用して材料板材が壁に対して取り付けられるときにアームが壁に接触しないように、十分大きい相互角度を形成する。
【0008】
実際、これらの装置は、全重量が板材リフトの前部(すなわちマストに対して固定アームの反対側)にかかり、回動可能なアーム同士が良好な安定性を確保するには離れすぎているため、不安定である。ユーザはしたがって、板材を搭載するときの板材リフトの位置と板材が固定される壁との間の輸送中、かなりの力をかけなければならない。
【0009】
この問題を改善するために、可能な限り多くの重量が板材リフトの後方(すなわち固定アームの側)に置かれる、すなわち、文献欧州特許第1536084号明細書および欧州特許第1640531号明細書では、これは、後方に向かって大きくオフセットし、重い金属構造と関連するウインチである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
これらの板材リフトはしたがって重く、複雑である。また、ベースが標準的なドアよりも幅広であるため、これらの板材リフトをある部屋から別の部屋へ移動させるには、分解する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
したがって、本発明は、傾き(板材の支持体が水平、角度が付いているまたは垂直)に関わらずバランスがとれ、安全(すなわち、搭載位置と板材固定位置との間の輸送時に傾動するリスクを抑える)であり、人間工学的であり、ある部屋から別の部屋へ移動させるのが容易である板材リフトを提案する。
【0012】
この目的のために、本発明の目的は、板材吊搬装置の入れ子式マストのための転動ベースであって、使用位置に関して、
それぞれ方向付け可能なキャスターを備えた3つのアームであって、固定アームがマストへ固定され、および2つのアームがマストに対して回動可能に、対称に、かつ固定アームの両側に取り付けられている、3つのアームと、
固定アームに対して3つの異なる角度位置にある各回動可能なアームのための少なくとも3つのブロック手段であって、
a.保管位置と呼ばれる最小角度位置に対応する第1ブロック手段であって、各回動可能に取り付けられたアームが固定アームに平行である、第1ブロック手段、
b.荷重下輸送位置と呼ばれる最大角度位置に対応する第2ブロック手段であって、各回動可能に取り付けられたアームが固定アームと、105°より大きい、好ましくは110°〜160°、有利には約120°である角度を形成する、第2ブロック手段、
c.垂直固定位置と呼ばれる第1中間位置に対応する第3ブロック手段であって、各回動可能に取り付けられたアームが固定アームと、ある角度であって、90°より大きくかつ荷重下輸送位置の角度未満、好ましくは、この角度が荷重下輸送位置の角度未満のままであることを条件として、100°〜115°である角度を形成する、第3ブロック手段
である、少なくとも3つのブロック手段と
を含む転動ベースである。
【0013】
他の実施形態によると、
ベースは、使用位置に関して、
吊搬装置マストの脚部へ固定されることを意図された板材の少なくとも1つの対であって、各板材が対称軸を有する、板材の少なくとも1つの対と、
それぞれ方向付け可能なキャスターが設けられた3つのアームであって、1つのアームが板材間に、板材の対称軸の延長部において固定され、および2つのアームが板材間に、対称にかつ固定アームの両側に回動可能に取り付けられている、3つのアームと
を含んでもよく、
各板材が、対称軸の各側に、対称軸に対する3つの異なる角度位置において回動可能なアームをブロックするための少なくとも3つの手段であって、
保管位置と呼ばれる最小角度位置に対応する第1ブロック手段であって、各回動可能に取り付けられたアームが固定アームおよび板材の対称軸に平行である、第1ブロック手段、
荷重下輸送位置と呼ばれる最大角度位置に対応する第2ブロック手段であって、各回動可能に取り付けられたアームが対称軸と105°より大きい角度を形成する、第2ブロック手段、
垂直固定位置と呼ばれる第1中間位置に対応する第3ブロック手段であって、各回動可能に取り付けられたアームが対称軸と、90°より大きくかつ荷重下輸送位置の角度未満の角度を形成する、第3ブロック手段
である少なくとも3つの手段を含み、
各板材は、対称軸の各側に、回動可能なアームを非荷重下輸送位置と呼ばれる第2中間角度位置でブロックするための第4手段であって、各回動可能に取り付けられたアームが対称軸と、90°未満でありかつ保管位置の角度より大きい角度を形成する、第4手段をさらに含んでもよく、
ベースは板材の2つの対を含んでもよく、アームは各々、横たわるU字形のブラケットにより形成され、横たわるU字形のブラケットの各脚が同じ対の2つの板材間に回動可能に取り付けられており、
荷重下輸送位置において各アームと対称軸との間に形成される角度は105°〜160°にあってもよく、
垂直固定位置において各アームと対称軸との間に形成される角度は、この角度が荷重下輸送位置の角度未満のままであることを条件として、100°〜115°にあってもよく、
非荷重下輸送位置において各アームと対称軸との間に形成される角度は15°〜45°にあってもよく、
角度ブロック手段は、穴であって、各回動可能なアームにより担持される穴に面するように提供されることを意図され、かつ着脱可能なブロックピンを受けることを意図された穴であってもよく、
転動ベースは、2つの回動可能なアームが荷重下輸送位置にあるときに2つの回動可能なアーム間に着脱可能に固定されることを意図された復帰手段をさらに含んでもよく、
各回動可能なアームにおいて、回転可能に取り付けられたバッファが各方向付け可能なキャスターと各アームとの間に挿入されてもよく、各バッファは、方向付け可能なキャスターの最大直径より大きい最大直径を有し、
少なくとも1つの板材は、対称軸に対する回動可能なアームの所定の最大開口角に限界を制限するためにリミットスイッチを含んでもよく、ならびに/または、
ブロック手段は、2つの回動可能に取り付けられたアームの各々により担持された少なくとも3つの穴と、固定アームまたはマストにより担持された2つのフックとからなってもよい。
【0014】
本発明はまた、マストと、吊搬機構と、方向付け可能な板材の支持体と、マスト脚部へ固定された上述の転動ベースとを含む、建築用板材を吊搬するための装置に関する。
【0015】
吊搬装置は、板材の対称軸に垂直なピンによりマストの脚部へ固定されたキャスターをさらに含んでもよく、キャスターの直径およびそのピンの位置は、
転動する回動可能なアームが荷重下輸送位置および垂直固定位置において展開しているときにキャスターが地面に接触せず、
回動可能なアームが非荷重下輸送位置において展開しているときにキャスターが地面と接触し、荷重下輸送位置または垂直固定位置と非荷重下輸送位置との間のマストの傾斜角は1°〜4°にある
ように選択される。
【0016】
本発明はまた、上述の吊搬装置を使用して、板材を垂直な支持体へ位置付けるおよび固定する方法であって、以下のステップ、
a1)上述の吊搬装置を提供するステップと、
b1)アームを荷重下輸送位置に配置するステップと、
c1)復帰手段をアーム間に固定するステップと、
d1)建築用板材を板材の支持体上に置くステップと、
e1)板材が垂直であるように板材の支持体を垂直に方向付けるステップと、
f1)キャスターが垂直な支持体と接触するまで、装置を垂直な支持体に向かって移動させるステップと、
g1)回動可能なアームが復帰手段に対して離れるように、材料板材が垂直な支持体に接するまで、装置を垂直な支持体に押し付けるステップと、
h1)板材を固定するステップと、
i1)回動可能なアームが復帰手段により荷重下輸送位置へ戻るように、装置を垂直な支持体から離すステップと
を含む方法に関する。
【0017】
ベースが輸送バッファを含む場合、方法は、ステップf1)の代わりに、バッファが垂直な支持体と接触するまで、装置を垂直な支持体に向かって移動させるステップを含むステップf2)を含む。
【0018】
本発明のさらなる特徴は、添付の図面を参照して与えられる以下の詳細な説明で説明される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】保管位置にある本発明による転動ベースを備える板材リフトの概略斜視図である。
図2】本発明によるベースのアームを固定するための板材の概略平面図である。
図3】非荷重下輸送位置にある図1の板材リフトの概略斜視図である。
図4】非荷重下輸送位置にある本発明による転動ベースの概略側面図である。
図5】荷重下輸送位置にある図1における板材リフトの概略斜視図である。
図6】板材搬送器が、板材を垂直に固定することを目的として垂直に傾けられている、図5の板材リフトの概略斜視図である。
図7】垂直固定位置にある図6の板材リフトの概略斜視図である。
図8】輸送バッファを備えた本発明による転動ベースのアームの部分概略斜視図である。
図9】本発明によるベースの第2実施形態の部分概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1は、格納位置にある本発明による転動ベースが装着された板材リフトを示す。
【0021】
板材リフト300は入れ子式マスト200を含み、入れ子式マスト200の上端部には、板材の支持体400が回動可能式に固定されている。
【0022】
マスト200の下端部には、脚部201があり、それに本発明によるベース100が固定されている。
【0023】
使用位置に関して、転動ベース100は、マスト200の脚部201に固定されることを意図された板材10の少なくとも1つの対を含む。
【0024】
各板材10は対称軸XXを含む(図2参照)。
【0025】
転動ベースはまた、それぞれ方向付け可能なキャスター21、31を備えた3つのアーム20、30を含み、1つのアーム20が板材10に対して固定され、かつ板材の対称軸XXの延長部において延在する。2つのアーム30は板材間に、対称にかつ固定アーム20の両側に回動可能に取り付けられる。
【0026】
有利には、転動ベースは板材の2つの対を含み、特に回動可能に取り付けられたアーム30がそれぞれ横たわるU字形のブラケットにより形成され、横たわるU字形のブラケットの各脚32が同じ対の2つの板材間に回動可能に取り付けられているとき、ベースのより良好な安定性を確保する。
【0027】
図2は、切断線II−IIに沿って上から見た板材を示す。
【0028】
本発明によると、各板材10は、対称軸XXの各側に、対称軸XXに対して3つの異なる角度位置にある回動可能なアーム30のための少なくとも3つのブロック手段40、41および42であって、
保管位置と呼ばれる最小角度位置P0に対応する第1ブロック手段40であって、各回動可能に取り付けられたアーム30が固定アーム20および板材の対称軸XXに平行である、第1ブロック手段40、
荷重下輸送位置と呼ばれる最大角度位置P1に対応する第2ブロック手段41であって、各回動可能に取り付けられたアーム30が対称軸XXと105°より大きい角度α1を形成する、第2ブロック手段41、
垂直固定位置と呼ばれる第1中間位置P2に対応する第3ブロック手段42であって、各回動可能に取り付けられたアームが対称軸XXと、90°より大きくかつ荷重下輸送位置P1の角度未満である角度α2を形成する、第3ブロック手段42
である、少なくとも3つのブロック手段40、41および42を含む。
【0029】
したがって、回動可能なアーム30は、保管位置P0(図1)であって、板材リフトの支持多角形が、回動可能なアーム30が固定アーム20に平行でありアーム間の角度が(アームの厚さのため)事実上存在しないため、事実上ゼロである、保管位置P0(図1)を含む。
【0030】
この位置P0により、板材リフトが使用されていないときにとるスペースを最小にすることができる。
【0031】
本発明の有利な実施形態において、各板材はまた、対称軸XXの各側に、非荷重下輸送位置と呼ばれる第2中間角度位置P3にある回動可能なアーム30をブロックするための第4手段43を含む。この位置P3において、各回動可能に取り付けられたアーム30は対称軸XXと90°未満であり垂直固定位置P2の角度より大きい角度α3を形成する。
【0032】
図示の例示的な実施形態において、角度ブロック手段は、穴40、41、42、43であって、各回動可能なアーム30により担持される穴の反対側に提供されることを意図され、かつ着脱可能なブロックピン(図示せず)を受けることを意図された穴40、41、42、43である。アームごとにいくつかの穴が設けられてもよく、これにより、穴と回動可能なアーム30の回動軸34との間の距離を増大させることができ、したがって異なる角度位置におけるアームのブロック安定性が増す。この実施形態は、例えば穴41が穴42よりも軸34からさらに離れたところにある、図2に示される。
【0033】
図3は、ベースが非荷重下輸送位置P2にある板材リフトを示す。この位置において、2つの回動可能なアームは互いから180°未満の角度だけ間隙を空けて配置されている。板材リフトは、3つの方向付け可能なキャスター21、31と、マスト200の底部により担持されたキャスター70とにより地面上に載っている。
【0034】
荷重下輸送位置P1(または垂直固定位置P2)から非荷重下輸送位置P3へ移動するとき、板材リフトは、マストのキャスター70上に残るように、マストに対して固定アーム20の反対側へわずかにバランスを崩す。それにもかかわらず、回動可能なアーム30は互いから間隙を空けて配置され、回動可能なアーム30の車輪とマストのキャスター70との間に支持多角形を形成し、この支持多角形は板材リフトを安定させ、かつ分解することなく2つの部屋間を輸送することを可能にするのに十分である。
【0035】
本発明の実施形態によると、キャスター70は、板材10の対称軸XXに垂直なピン71によりマストの底部へ固定される。
【0036】
キャスター70の直径およびその軸のマスト200の終端部202に対する位置は、
回動可能なアーム30が荷重下輸送位置P1および垂直固定位置P2において展開するとき、キャスターが地面に接触せず、
回動可能なアーム30が非荷重下輸送位置P3において展開しているとき、キャスター70が地面と接触し、輸送位置P1(または垂直固定位置P2)と非荷重下輸送位置P3との間のマスト200の傾斜角βが1°〜4°にあるように選択される。
【0037】
この角度βは、アーム30の長さ、特にキャスター70とアーム30に担持されたキャスター31との間の距離に依存する。これはまた、キャスター70の直径にも依存し、その結果、当業者は、選択したキャスター70の直径に依存して、およびキャスター70とキャスター31との間の選択した距離に依存して、キャスター70をマスト200の底部に配置することができる。
【0038】
1°〜4°にあるこの角度βおよび回動可能なアーム30を固定アーム20からわずかに離れるように動かすことを可能にするブロック手段43により、この位置にある板材リフトを安定した形式で輸送することが可能である。
【0039】
角度α3は、概して10°〜45°にあり、その値は、輸送位置P3にある板材リフトが建物の標準的なドアの幅より小さい車輪ベースを有するように選択されたアーム30の長さに依存する。例えば、角度α3は、(アームの回動点と自由端部との間で測って)70〜75cmの長さのアームについて約18°である。このように、本発明による板材リフトは、先行技術の板材リフトの場合のように完全に分解される必要なく、2つの部屋間を安定した形式で輸送され得る。
【0040】
図5は、本発明による転動ベースを備えた板材リフトを示し、ここで、可動アーム30は荷重下輸送位置P1へ展開されている、すなわち、アーム30が、対称軸XXに対して105°〜160°の開口角α1でブロック手段41により角度の付いた状態でブロックされている。
【0041】
角度α1は、板材リフトの重心が位置P1におけるキャスター30および20により決められた支持多角形内にあるように、板材リフトの構造および板材リフト内の質量の分布に応じて選択される。板材リフトが最も安定するのは荷重下輸送位置P1においてである。
【0042】
概して、角度α1は約120°である。
【0043】
この位置において、板材リフトは完全に安定しており、材料板材が板材搬送器400上に置かれている場合であっても板材リフトを輸送することが可能である。
【0044】
板材搬送器400が、板材リフトに建築用板材Bを載せるためにある角度位置へ傾けられるのはこの位置においてである。板材搬送器は、次いで図6に示される垂直位置へ傾けられる。
【0045】
本発明による転動ベースの好ましい実施形態において、回動可能なアーム30は、2つの回動可能なアーム30が荷重下輸送位置P1にあるときに2つの回動可能なアーム30間に着脱可能に固定されることを意図された復帰手段50を固定する手段を含む。
【0046】
復帰手段は、ばねまたは弾性ストラップであって、その端部に、アーム30により担持された固定手段(例えば固定フープ)と協働することを意図されたフックが設けられたばねまたは弾性ストラップから有利に選択される。
【0047】
板材リフトは次いで、建築用板材が固定される垂直な支持体Mに向かって、キャスター31が垂直な支持体Mと接触するまで輸送される(図6)。
【0048】
このステップの前または後に、アーム30の自由回転を可能にするためにブロック手段41は解除される。
【0049】
復帰手段50により、アーム30は位置P1にとどまる。
【0050】
変形形態において、復帰手段のためにアーム30同士が近づきすぎるのを防止するために、少なくとも1つの板材は、対称軸XXに対する回動可能なアームの所定の最大開口角を制限するために制限用止め具を含む。
【0051】
建築用板材Bを垂直な支持体Mに取り付けることを可能にするために、ユーザは装置を、回動可能なアームが復帰手段に対して矢印F1の方向に離れるように移動するように、材料板材が垂直な支持体に当接するまで、垂直な支持体に押し付ける(図7)。
【0052】
この位置において、回動可能なアームは、垂直固定位置に従って互いから離れるように移動する。ユーザが、ブロック手段41、または好ましくは固定アーム20のキャスター21に設けられたブレーキを作動させることにより、板材リフトをこの位置においてブロックすることが可能である。
【0053】
建築用板材はこのようにして板材リフトにより取り付けることができ、その後、垂直な支持体Mへ固定し得る。
【0054】
次いでユーザは、回動可能なアームが復帰手段50により荷重下輸送位置へ戻るように、装置を垂直な支持体から離す。
【0055】
この復帰手段はしたがって、ユーザが可動アーム30の展開を管理する必要なく、位置P1から位置P2へ、次いで位置P1へ戻る自動スイッチングを可能にした。
【0056】
垂直固定位置P2における各回動可能なアーム30と対称軸XXとの間の角度α2は、この角度α2が荷重下輸送位置P1の角度α1未満のままであることを条件として、100°〜115°である。
【0057】
角度α2は、材料板材が回動可能なアームに妨げられることなく垂直な支持体Mに当接し得るように、垂直位置における回動可能なアーム30の長さおよび板材の支持体の位置に応じて選択される。
【0058】
復帰手段50の使用はしたがって、固定される材料板材の厚さに応じた角度α1および角度α2の自動調節を可能にする。
【0059】
したがって、2つの回動可能なアーム30は、固定アーム20が搭載された板材リフトの支持多角形を最大化する開口角の位置P1と、板材の垂直な支持体Mへの取付けを可能にするために、2つの回動可能なアーム30が互いに離れるように移動された(矢印F1の方向)開口角の位置P2とを含む。この位置P2において、支持多角形はより小さくなるが、板材リフトは壁に接しているために安定したままとなる。
【0060】
したがって、ベースは、アームが、開口角が支持多角形を最適化する荷重下輸送位置にあるため、板材リフトのその搭載位置から壁への非常に安定的な輸送を可能にし、板材リフトが垂直固定位置において壁に接しているため、板材の非常に安定的な取付けを可能にする。
【0061】
荷重下輸送位置P1から垂直固定位置P2への移動中の回動可能なアーム30の開口を円滑にするため、本発明による転動ベースは、有利には、各方向付け可能なキャスター31と各アーム30との間に、キャスター31の回転軸に垂直に回転可能に取り付けられたバッファ60を含む。各バッファ60は、方向付け可能なキャスター31の最大直径D31より大きい最大直径D60を有する。この実施形態は図8に示される。
【0062】
これらのバッファ60、車輪の直径より大きいこれらのバッファ60の直径、およびこれらのバッファ60が載ることを意図された支持体に平行なこれらのバッファ60の回転軸により、アーム30同士は、ユーザが板材リフトを垂直な支持体Mに押し付けた場合にはるかにより容易に離れる。実際は、ユーザが垂直な支持体に向かって装置を動かすと、垂直な支持体と接触するのは車輪ではなくこれらのバッファ60である。バッファ60の回転軸は垂直な支持体Mに平行であるため、矢印F1の方向(図7参照)のアーム30の開口は非常に容易であり、垂直な支持体が(バッファがない場合に起り得るような)車輪の擦れにより損傷を受けるリスクはない。
【0063】
本発明による転動ベースは、したがって、特に板材を垂直に固定する際に、板材リフトの非常に容易な取扱いを可能にする。これはまた、完全に分解される必要なしに、2つの部屋間を非常に容易に輸送され得る。最後に、板材リフトが使用位置(位置P1およびP3)にないときに大きい安定性を提供する一方で、板材が、その固定のために垂直な支持体に効果的に取り付けられることを可能にする。
【0064】
本発明によるベース500の別の実施形態が図9に示される。この実施形態において、回動可能なアーム501はマスト200に、例えば独立した板材502を介して(あるアームの固定板材は他のアームの固定板材から独立している)、回動可能に取り付けられる。ブロック手段503は、2つの回動可能に取り付けられたアームの各々により担持された少なくとも3つの穴503a、503b、503cと、固定アーム505またはマスト200により担持された2つのフック504とからなる。図において、フックは固定アーム505により担持されている。
【0065】
穴は、
第1穴(図示せず)が、各回動可能に取り付けられたアームが固定アームに平行である、保管の最小角度位置P0に対応し、
第2穴503aが、各回動可能に取り付けられたアーム501が固定アーム505と105°より大きい、好ましくは110°〜160°、有利には約120°の角度α1を形成する、荷重下輸送の最大角度位置P1に対応し、
第3穴503bが、各回動可能に取り付けられたアーム501が固定アーム505と、角度α2であって、90°より大きくかつ荷重下輸送位置P1の角度未満、好ましくはこの角度が荷重下輸送位置P1の角度未満のままであることを条件として、100°〜115°である角度α2を形成する、垂直固定の第1中間位置P2に対応する
ように配置される。
【0066】
好ましくは、第4穴503cは、各回動可能に取り付けられたアーム501が固定アーム505と、90°未満でありかつ保管位置の角度より大きい、好ましくは15°〜45°である角度α3を形成する、非荷重下輸送の第2中間角度位置P3に対応する各アームに配置される。
【0067】
組み合わせると、復帰手段が、図5〜7に関連して説明されたのと同じ方法で2つの回動可能なアーム間に設けられてもよい。この場合、アームを互いに向かって自由に回動させるために、フック504は穴503aから解放される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】