特表2017-534167(P2017-534167A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-534167(P2017-534167A)
(43)【公表日】2017年11月16日
(54)【発明の名称】モジュール式照明システム
(51)【国際特許分類】
   H05B 37/02 20060101AFI20171020BHJP
【FI】
   H05B37/02 E
   H05B37/02 D
   H05B37/02 M
   H05B37/02 H
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2017-544554(P2017-544554)
(86)(22)【出願日】2015年11月6日
(85)【翻訳文提出日】2017年6月30日
(86)【国際出願番号】US2015059612
(87)【国際公開番号】WO2016073948
(87)【国際公開日】20160512
(31)【優先権主張番号】14/935,274
(32)【優先日】2015年11月6日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】62/077,049
(32)【優先日】2014年11月7日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】517209558
【氏名又は名称】パワー・プローブ・テック・エル・エル・シー
(74)【代理人】
【識別番号】110001173
【氏名又は名称】特許業務法人川口國際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ラッセル,ウェイン
(72)【発明者】
【氏名】カートン,ジョシュア
(72)【発明者】
【氏名】バーデン,デイビッド
【テーマコード(参考)】
3K273
【Fターム(参考)】
3K273PA09
3K273QA21
3K273QA28
3K273RA04
3K273SA01
3K273SA05
3K273SA37
3K273SA40
3K273SA46
3K273TA04
3K273TA13
3K273TA14
3K273TA15
3K273TA27
3K273TA28
3K273TA29
3K273TA30
3K273TA40
3K273TA41
3K273TA49
3K273TA52
3K273TA54
3K273TA62
3K273UA22
3K273UA29
3K273VA01
3K273VA02
3K273VA05
3K273VA09
(57)【要約】
複数の照明ノードを対象領域内の移動物体へ配向させ照明するように構成されるスマートモジュール式照明システムのための装置および方法が提供される。システムは、動き検出器が対象領域内で動きを観測した場合に、照明ノードに信号伝達するコントローラを備える。コントローラは、対象領域内の環境光が所定値を超えた場合に、照明ノードに信号伝達しないようにする。照明ノードのそれぞれに結合された調整可能取付部材は、コントローラから受信された信号に従って照明ノードを配向させる。スマートモジュール式照明システムは、照明ノードの全ての向きおよび明るさを調整して、様々な角度から移動物体に光を当てることによって、影の発生を減少させるように構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スマートモジュール式照明システムであって、
少なくとも1つの信号を受信、送信、および処理するように構成されるコントローラと、
コントローラに動作可能に結合され、少なくとも1つの動きを検出し、少なくとも1つの信号を送信および受信するように構成される少なくとも1つの動き検出器と、
コントローラに動作可能に結合され、少なくとも1つの信号を送信および受信し、調整可能に照明するように構成される複数の照明ノードと、
コントローラに動作可能に結合され、表面に複数の照明ノードを対応して結合するように構成される複数の調整可能取付部材であって、少なくとも1つの信号を送信および受信し、複数の照明ノードを調整可能に配置するように構成される、複数の調整可能取付部材と、
コントローラ、少なくとも1つの動き検出器、複数の照明ノード、複数の調整可能取付部材、および環境光のレベルを検出するように構成される夕暮れ−夜明け間センサの少なくとも1つを収容するように構成される筐体と
を備える、システム。
【請求項2】
筐体が、複数の照明ノードを格納、制御、充電および管理するように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
コントローラが、非一時的機械可読媒体に記憶される実行可能命令のセットによって動作可能であり、複数の照明ノードが、少なくとも1つの動きに応答して、影を減少させ視認性を向上させるために、複数の角度から対象領域を照明するように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
複数の照明ノードのそれぞれが、手持ちモードおよび作業灯モードの少なくとも一方で使用されるように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
コントローラおよび複数の照明ノードが、内部電源および外部電源の少なくとも一方によって電力供給可能であり、内部電源が、充電式電源および静止型電源の少なくとも一方を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
コントローラが、対象領域に向けられる照度が調整可能である、個別動作およびグループ単位動作の少なくとも一方のモードで複数の照明ノードを動作させるように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
複数の照明ノードが、内部電源および外部電源の少なくとも一方によって電力供給可能であり、内部電源が外部電源によって充電可能である、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
複数の照明ノードが、磁石、クリップ、および任意の他の調整可能な結合構造の少なくとも1つによって筐体に取り外し可能かつ調整可能に結合するように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
複数の照明ノードが、それぞれ、発光ダイオード(LED)および任意の他の照明デバイスの少なくとも1つを備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
複数の調整可能取付部材が、所望の角度で照明を向けるための複数の調整可能基部を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
コントローラ、少なくとも1つの動き検出器、複数の照明ノード、および複数の調整可能取付部材のいずれかが、有線および無線の少なくとも一方で少なくとも1つの信号を送信および受信するように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
スマートモジュール式照明システムを作製する方法であって、
少なくとも1つの信号を受信、送信、および処理するように構成されるコントローラを設けることと、
コントローラに動作可能に結合され、少なくとも1つの動きを検出し、少なくとも1つの信号を送信および受信するように構成される少なくとも1つの動き検出器を設けることと、
コントローラに動作可能に結合され、少なくとも1つの信号を送信および受信し、調整可能に照明するように構成される複数の照明ノードを設けることと、
コントローラに動作可能に結合され、表面に複数の照明ノードを対応して結合するように構成される複数の調整可能取付部材を設けることであって、複数の調整可能取付部材が、少なくとも1つの信号を送信および受信し、複数の照明ノードを調整可能に配置するように構成される、設けることと
を備える、方法。
【請求項13】
コントローラ、少なくとも1つの動き検出器、複数の照明ノード、および複数の調整可能取付部材の少なくとも1つを収容するための筐体を設けることと、
コントローラに動作可能に結合され、少なくとも環境光のレベルを検出し、少なくとも1つの信号を送信および受信するように構成される夕暮れ−夜明け間センサを設けることと
をさらに備える、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
スマートモジュール式照明システムによって対象領域を照明する方法であって、
複数の照明ノードを備えるスマートモジュール式照明システムを用意することであって、照明ノードのそれぞれが調整可能取付部材によって調整可能に支持される、用意することと、
スマートモジュール式照明システムに電力供給することと、
対象領域内の少なくとも1つの動きを検出することと、
複数の照明ノードの少なくとも1つの照明を調整することと、
複数の照明ノードの少なくとも1つの向きを調整可能取付部材によって調整することと
を備え、
それによって、少なくとも1つの動きに応答して、対象領域内の影を減少させ、視認性を向上させる、方法。
【請求項15】
スマートモジュール式照明システムを用意することが、
少なくとも1つの信号を受信、送信、および処理するように構成されるコントローラを設けることと、
コントローラに動作可能に結合され、少なくとも1つの動きを検出し、少なくとも1つの信号を送信および受信するように構成される少なくとも1つの動き検出器を設けることと、
コントローラに動作可能に結合され、少なくとも1つの信号を送信および受信し、調整可能に照明するように構成される複数の照明ノードを設けることと、
コントローラに動作可能に結合され、表面に複数の照明ノードを対応して結合するように構成される複数の調整可能取付部材を設けることであって、複数の調整可能取付部材が、少なくとも1つの信号を送信および受信し、複数の照明ノードを調整可能に配向させるように構成される、設けることと、
コントローラ、少なくとも1つの動き検出器、複数の照明ノード、および複数の調整可能取付部材の少なくとも1つを収容するように構成される筐体を設けることと、
コントローラに動作可能に結合され、対象領域内の環境光の度合いを検出するように構成される夕暮れ−夜明け間センサを設けることと
をさらに備え、
コントローラが、非一時的機械可読媒体に記憶される実行可能命令のセットによって動作可能である、請求項14に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2015年11月6日に出願された米国特許出願第14/935,274号、および「Modular Illumination System」と題され、2014年11月7日に出願され、出願番号第62/077,049号を有する米国仮出願の利益および優先権を主張する。
【0002】
本開示の分野は、一般的には照明に関する。より詳細には、本開示の分野は、スマート動き検出照明のための装置および方法に関する。
【背景技術】
【0003】
関連技術では、多数の動き検出器照明デバイスおよびシステムが使用されている。たとえば、屋外照明器具の分野では、壁灯または壁燭台(wall sconce)は、典型的には、内蔵の動き検出器および夕暮れ−夜明け間センサ(dusk−to−dawn sensor)を組み込んでいる。しかしながら、これらの関連技術の屋外照明器具は据え付けであり、すなわち照明器具の向きを再配置するために手動操作を必要とし、これは、照明器具が典型的には高い所に、たとえばガレージの上の方に取り付けられる広い領域の照明に関しては、実用的でない場合がある。
【0004】
屋内使用では、関連技術の屋内照明器具は、動き検出器電球、ランプなどを含み得る。関連技術の屋内照明器具は自動的に、動きが検出された場合に照明を付け、動きが検出されなくなった場合に照明を消すことができるが、これらの関連技術の屋外照明器具も同様に据え付けであり、すなわち照明器具の向きを再配置するために手動操作を必要とする。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
しかしながら、これらの関連技術の照明器具は、照度も照明角も自動的に調整または再調整しない。したがって、スマート照明システムに対する長年のニーズが存在する。
【0006】
対象領域内の移動物体に光を当てるよう複数の照明ノードに信号伝達するように構成されるコントローラを備えるスマートモジュール式照明システムのための装置および方法が提供される。動き検出器は、対象領域内の物体の動きを検出し、動きが検出された場合にコントローラに信号伝達するように構成される。夕暮れ−夜明け間センサは、対象領域内の環境光の度合いを検出するように構成される。環境光が所定のレベルより高い場合、たとえば日照状態の間に、コントローラは、動き検出器から受信された信号に関わらず、照明ノードに信号伝達しないようにする。照明ノードのそれぞれに結合された調整可能取付部材は、コントローラから受信された信号に応答して、照明ノードを移動物体へ配向させるように構成される。スマートモジュール式照明システムは、照明ノードの向きおよび照明を調整して、移動物体に様々な角度から光を当てることによって、影の発生を減少させるように構成される。
【0007】
一例示的実施形態では、スマートモジュール式照明システムは、少なくとも1つの信号を受信、送信、および処理するように構成されるコントローラと、コントローラに動作可能に結合され、少なくとも1つの動きを検出し、少なくとも1つの信号を送信および受信するように構成される少なくとも1つの動き検出器と、コントローラに動作可能に結合され、少なくとも1つの信号を送信および受信し、調整可能に照明するように構成される複数の照明ノードと、コントローラに動作可能に結合され、表面に複数の照明ノードを対応して結合するように構成される複数の調整可能取付部材であって、少なくとも1つの信号を送信および受信し、複数の照明ノードを調整可能に配置するように構成される、複数の調整可能取付部材と、コントローラ、少なくとも1つの動き検出器、複数の照明ノード、複数の調整可能取付部材、および夕暮れ−夜明け間センサの少なくとも1つを収容するように構成される筐体とを備える。
【0008】
他の例示的実施形態では、筐体が、複数の照明ノードを格納、制御、充電および管理するように構成される。他の例示的実施形態では、コントローラが、非一時的機械可読媒体に記憶される実行可能命令のセットによって動作可能であり、複数の照明ノードが、少なくとも1つの動きに応答して、影を減少させ視認性を向上させるために、複数の角度から対象領域を照明するように構成される。
【0009】
他の例示的実施形態では、複数の照明ノードのそれぞれが、手持ちモードおよび作業灯モードの少なくとも一方で使用されるように構成される。他の例示的実施形態では、コントローラおよび複数の照明ノードが、内部電源および外部電源の少なくとも一方によって電力供給可能であり、内部電源が、充電式電源および静止型電源の少なくとも一方を備える。他の例示的実施形態では、コントローラが、対象領域に向けられる照度が調整可能である、個別動作およびグループ単位動作の少なくとも一方のモードで複数の照明ノードを動作させるように構成される。
【0010】
他の例示的実施形態では、複数の照明ノードが、内部電源および外部電源の少なくとも一方によって電力供給可能であり、内部電源が外部電源によって充電可能である。他の例示的実施形態では、複数の照明ノードが、磁石、クリップ、および任意の他の調整可能な結合構造の少なくとも1つの機能によって筐体に取り外し可能かつ調整可能に結合するように構成される。他の例示的実施形態では、複数の照明ノードが、それぞれ、発光ダイオード(LED)および任意の他の照明デバイスの少なくとも1つを備える。
【0011】
他の例示的実施形態では、複数の調整可能取付部材が、所望の角度で照明を向けるための複数の調整可能基部を備える。他の例示的実施形態では、コントローラ、少なくとも1つの動き検出器、複数の照明ノード、および複数の調整可能取付部材のいずれかが、有線および無線の少なくとも一方で少なくとも1つの信号を送信および受信するように構成される。
【0012】
一例示的実施形態では、スマートモジュール式照明システムを作製する方法は、少なくとも1つの信号を受信、送信、および処理するように構成されるコントローラを設けることと、コントローラに動作可能に結合され、少なくとも1つの動きを検出し、少なくとも1つの信号を送信および受信するように構成される少なくとも1つの動き検出器を設けることと、コントローラに動作可能に結合され、少なくとも1つの信号を送信および受信し、調整可能に照明するように構成される複数の照明ノードを設けることと、コントローラに動作可能に結合され、表面に複数の照明ノードを対応して結合するように構成される複数の調整可能取付部材を設けることであって、複数の調整可能取付部材が、少なくとも1つの信号を送信および受信し、複数の照明ノードを調整可能に配置するように構成される、設けることとを備える。
【0013】
他の例示的実施形態では、方法は、コントローラ、少なくとも1つの動き検出器、複数の照明ノード、複数の調整可能取付部材の少なくとも1つを収容するための筐体を設けることと、コントローラに動作可能に結合され、少なくとも1つの動きを検出し、少なくとも1つの信号を送信および受信するように構成される夕暮れ−夜明け間センサを設けることとをさらに備える。
【0014】
一例示的実施形態では、スマートモジュール式照明システムによって対象領域を照明する方法は、複数の照明ノードを備えるスマートモジュール式照明システムを用意することであって、照明ノードのそれぞれが調整可能取付部材によって調整可能に支持される、用意することと、スマートモジュール式照明システムに電力供給することと、対象領域内の少なくとも1つの動きを検出することと、複数の照明ノードの少なくとも1つの照明を調整することと、複数の照明ノードの少なくとも1つの向きを調整可能取付部材によって調整することとを備え、それによって、少なくとも1つの動きに応答して、対象領域内の影を減少させ、視認性を向上させる。
【0015】
他の例示的実施形態では、スマートモジュール式照明システムを用意することが、少なくとも1つの信号を受信、送信、および処理するように構成されるコントローラを設けることと、コントローラに動作可能に結合され、少なくとも1つの動きを検出し、少なくとも1つの信号を送信および受信するように構成される少なくとも1つの動き検出器を設けることと、コントローラに動作可能に結合され、少なくとも1つの信号を送信および受信し、調整可能に照明するように構成される複数の照明ノードを設けることと、コントローラに動作可能に結合され、表面に複数の照明ノードを対応して結合するように構成される複数の調整可能取付部材を設けることであって、複数の調整可能取付部材が、少なくとも1つの信号を送信および受信し、複数の照明ノードを調整可能に配向させるように構成される、設けることと、コントローラ、少なくとも1つの動き検出器、複数の照明ノード、および複数の調整可能取付部材の少なくとも1つを収容するように構成される筐体を設けることと、コントローラに動作可能に結合され、対象領域内の環境光の度合いを検出するように構成される夕暮れ−夜明け間センサを設けることとをさらに備え、コントローラが、非一時的機械可読媒体に記憶される実行可能命令のセットによって動作可能である。
【0016】
図面は、本開示の実施形態を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本開示による、スマートモジュール式照明システムの一例示的実施形態を示す概略図である。
図2】本開示による、スマートモジュール式照明システムを作製する一例示的方法を示すフローチャートである。
図3】本開示による、スマートモジュール式照明システムによって対象領域を照明する一例示的方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本開示が様々な修正および代替的形態の対象となるが、その特定の実施形態が例として図面に示されており、本明細書で詳細に説明される。本発明は開示された特定の形態に限定されないものと理解されるべきであるが、むしろ本発明は、本開示の精神および範囲内に入る全ての修正、均等物、および代替物を網羅する。
【0019】
以下の説明では、本開示の完全な理解を与えるために、多数の特定の詳細が記載されている。しかしながら、本明細書で開示された発明がこれらの特定の詳細なしでも実践され得ることは、当業者には明らかであろう。他の例では、特定の番号参照、たとえば「第1のシステム」がなされ得る。しかしながら、特定の番号参照は、文字通りの順番として解釈されるべきでなく、「第1のシステム」が「第2のシステム」と異なるものと解釈されるべきである。したがって、記載された特定の詳細は例示的なものにすぎない。特定の詳細は変更することができ、なおも本開示の精神および範囲内にあると考えられる。「結合される」という用語は、構成要素に直接的に接続される、または構成要素に間接的に他の構成要素を介して接続されるという意味として定義される。さらに、本明細書で使用される場合、任意の数値または数値範囲に関する「約」、「近似的に」、または「実質的に」という用語は、本明細書に記載の意図された目的のために構成要素の一部または集合が機能することが可能になる適切な寸法公差を示す。
【0020】
概して、本開示は、複数の照明ノードを対象領域内の移動物体へ配向させ照明するように構成されるスマートモジュール式照明システムのための装置および方法を提供する。複数の照明ノードは、発光ダイオード(LED)、ならびに任意の適切な光源を備えることができる。システムは、動き検出器が対象領域内で動きを観測した場合に、照明ノードに信号伝達するコントローラを備える。コントローラは、対象領域内の環境光が所定のレベルを超えた場合には、照明ノードに信号伝達しないようにする。照明ノードのそれぞれに結合された調整可能取付部材は、コントローラから受信された信号に従って照明ノードを配向させる。照明ノードおよび調整可能取付部材は、有線接続または無線接続によってコントローラに結合することができる。スマートモジュール式照明システムは、照明ノードの全ての向きおよび明るさを調整して、様々な角度から移動物体に光を当てることによって、影の発生を減少させるように構成される。
【0021】
図1は、本開示による、スマートモジュール式照明システム100の一例示的実施形態を示す概略図である。システム100は、一般的には、対象領域の照度を制御するために、少なくとも1つの動き検出器108および複数の照明ノード112と動作可能に結合されるコントローラ104を備える。照明ノード112は、好ましくは、1つまたは複数の発光ダイオード(LED)、または対象領域を照明するのに適した任意の他の照明デバイスから構成される。
【0022】
図1に示された実施形態では、コントローラ104は、動き検出器108から受信された1つまたは複数の信号に応答して複数の照明ノード112を動作させるための1つまたは複数の信号を送信するように構成される。コントローラ104は、一般的には、本明細書に記載のように複数の照明ノード112をコントローラに動作させる、非一時的機械可読媒体(すなわちメモリ)に記憶される命令を実行するように構成される1つまたは複数のマイクロプロセッサを備える。動作中に、コントローラ104は、動き検出器108によって領域内で物体の動きが検出された場合に、対象領域を調整可能に照明するように照明ノード112に指示する。したがって、複数の照明ノード112のそれぞれは、コントローラ104が照明ノード112のそれぞれの向きを調整することができる調整可能取付部材116に結合される。このようにして、動き検出器108によって対象領域内で物体の動きが検出された場合に、コントローラ104は、調整可能取付部材116によって照明ノード112を物体に向けることができる。
【0023】
コントローラ104は、対象領域を調整可能に照明するために、個別動作モードおよびグループ単位動作モードの少なくとも1つで照明ノード112を動作させることによって、照度を調整することができる。個別動作モードでは、コントローラ104は、対象領域内で照度を調整するために個々の照明ノード112の向きを変更することができる。グループ単位動作モードでは、コントローラ104は、複数の照明ノード112の向きを変更することができる。いくつかの実施形態において、コントローラ104が、照明ノードが同じ方向に同時に動くように、照明ノード112の向きを一斉に調整できることが想定されている。たとえば、コントローラ104は、動きが検出された領域を照明するために、照明ノード112の全てを右または左にパンさせることができる。さらに、いくつかの実施形態では、コントローラ104は、照明ノード112の向きを異なる方向に同時に調整することができる。たとえば、コントローラ104は、対象領域内で動きが検出された特定の場所を複数の照明ノード112に協同的に照明させることができる。このようにして、複数の照明ノード112は、特定の場所に複数の異なる角度から光を当てる。理解されるように、複数の照明ノード112を複数の角度で特定の場所に向けることによって、照明ノード112が同じ方向に配向した状態では、本来発生するはずの影のインスタンスが減少する。さらに、照明ノードを特定の場所へ配向させることによって、視認性が向上するだけでなく、動き検出精度が向上する。
【0024】
図1に示された実施形態では、スマートモジュール式照明システム100は、コントローラ104および複数の照明ノード112に動作可能に結合された夕暮れ−夜明け間センサ120を備える。夕暮れ−夜明け間センサ120は、システム100付近の環境光の度合いを検出し、少なくとも1つの対応する信号をコントローラに送信するように構成される。いくつかの実施形態では、夕暮れ−夜明け間センサ120は、環境光が所定のレベルより高いと分かった場合に、たとえば日照時間中に、動き検出器108から受信される信号を無視するようにコントローラ104に信号伝達することができる。他の実施形態では、夕暮れ−夜明け間センサ120は、所定のレベルより高い環境光に応答して開放したままとなって、コントローラ104からの信号が複数の照明ノード112に到達しないようにするスイッチとして動作することができる。理解されるように、夕暮れ−夜明け間センサ120は、対象領域の照明が不要である時間の間に複数の照明ノード112のアクティブ化を阻止して、スマートモジュール式照明システム100の動作に関する電気料金を減少させる。
【0025】
スマートモジュール式照明システム100は、少なくともコントローラ104、動き検出器108、夕暮れ−夜明け間センサ120、および関連する回路のための機械的おおいとして機能する筐体124をさらに備える。筐体124が、スマートモジュール式照明システム100を備えるそれらの特定の構成要素および回路のための保護用おおいを提供することは認識されよう。図1の例示的実施形態では、複数の照明ノード112は、調整可能取付部材116によって筐体124に結合される。理解されるように、調整可能取付部材116のそれぞれは、照明ノード112のそれぞれから光を所望の角度で向けるための調整可能基部を基本的に備える。いくつかの実施形態では、調整可能取付部材116のそれぞれは、磁石、クリップ、ならびに任意の他の調整可能な結合構造のいずれかによって筐体124に取り外し可能に結合することができる。
【0026】
理解されるように、筐体124は、調整可能取付部材116を支持可能な表面を提供する。一実施形態では、照明ノード112のそれぞれは、筐体124の表面から取り外し可能にすることができる。たとえば、照明ノード112のそれぞれは、手持ちモードおよび作業灯モードの少なくとも一方で動作するように構成することができる。手持ちモードでは、照明ノード112のいずれかを、筐体124の表面から手で取り外して、照明を対象領域に手動で向けることができることが想定されている。作業灯モードでは、照明ノード112の1つまたは複数を、作業現場の周辺の異なる場所に望み通りに手動で配置して、照明を複数の角度から作業現場に与えることができる。作業現場(work−site)モードでは、モジュール式照明システム100が、動きが発生している作業現場内の特定の場所に照明を向けて、本来発生し得る影のインスタンスを減少させることができることが想定されている。
【0027】
図1に示された実施形態では、内部電源128が筐体124内に配置され、スマートモジュール式照明システム100を備える構成要素および回路に電力を供給するように構成される。しかしながら、いくつかの実施形態では、システム100は、外部電源132、たとえばAC壁ソケットまたは他の類似の電力源に結合することができる。理解されるように、筐体124は、好ましくは、外部電源132から伸びる電力コードを受けるように構成されるソケット、ならびに外部電源132から電力を受けるように構成される内部電気回路を備える。いくつかの実施形態では、内部電源128は、外部電源132によって充電可能な内部充電式電池を備えることができる。さらに、いくつかの実施形態では、外部電源132は、複数の照明ノード112に電力を提供することができ、内部充電式電池は、コントローラ104、動き検出器108、調整可能取付部材116、および夕暮れ−夜明け間センサ120の1つまたは複数に電力を提供する。いくつかの実施形態では、外部電源132は同時に、内部充電式電池を充電し、コントローラ104、動き検出器108、照明ノード112、調整可能取付部材116、および夕暮れ−夜明け間センサ120の1つまたは複数に電力を供給することができる。内部電源および外部電源をスマートモジュール式照明システム100に結合するための他の技法は、本開示の範囲および精神から逸脱することなく、当業者にとって明らかであろう。
【0028】
図1の実施形態に示されるように、少なくとも動き検出器108、夕暮れ−夜明け間センサ120、コントローラ104、照明ノード112、および調整可能取付部材116の間で電気信号を伝達するために電線が筐体124内に配置される。しかしながら、いくつかの実施形態では、動き検出器108、夕暮れ−夜明け間センサ120、コントローラ104、照明ノード112、および調整可能取付部材116の1つまたは複数が、無線接続、たとえばWi−Fi、Bluetooth(登録商標)、または他の類似の無線接続によって少なくとも1つの信号を送信および受信するように構成することができると考えられる。たとえば、一実施形態では、コントローラ104および複数の調整可能取付部材は、電線の長さを考慮する必要なくコントローラ104から様々な離れた距離に照明ノード112を配置しやすくするために、無線で通信するように構成することができる。さらに、いくつかの実施形態では、照明ノード112のそれぞれは、個々の照明ノードからコントローラ104または内部電源128まで配線する必要なく、個々の照明ノード112を様々な離れた場所に配置しやすくするために、充電式電池などの内部電源を備えることができる。そのような実施形態では、個々の照明ノード112を筐体124の表面上のデフォルトの場所に戻すと、充電式電池を充電できることが企図されている。スマートモジュール式照明システム100を構成する全ての特定の構成要素の少なくとも一部の間の通信が、有線または無線接続によって、限定はしないが、本開示の精神および範囲から逸脱することなく実装できることを理解されたい。
【0029】
図2は、本開示による、スマートモジュール式照明システム100を作製するための一例示的方法200を示すフローチャートである。方法200は、本明細書に記載のようにスマートモジュール式照明システム100を動作させるのに適した1つまたは複数の信号を受信、処理、および送信するようにコントローラ104を構成することを備えるステップ204から開始する。ステップ204は、コントローラを構成する1つまたは複数のマイクロプロセッサにより実行された場合に、本明細書に記載のように複数の照明ノード112を動作させるのに適した1つまたは複数の信号をコントローラに送信させる命令を、非一時的機械可読媒体(すなわち、メモリ)に記憶することをさらに備えることができる。好ましくは、ステップ204は、保護用機械的おおいとして機能する筐体124内にコントローラ104を配置することをさらに備える。
【0030】
ステップ208は、検出フィールドまたは対象領域内の動きを検出し、検出された動きに応答して少なくとも1つの信号を送信するように動き検出器108を構成することを備える。ステップ208は、対象領域内で動きが観測された場合に動き検出器が少なくとも1つの信号をコントローラ104に送信するように、動き検出器108およびコントローラ104の間に接続を形成することをさらに備える。さらに、ステップ208は、環境光が所定のレベルより高い場合に、たとえば日照時間中に動き検出器108から受信される信号を無視するように、夕暮れ−夜明け間センサ120がコントローラ104に信号伝達することができるように、コントローラ104および夕暮れ−夜明け間センサ120の間に接続を形成することを備えることができる。接続は、様々な有線または無線接続によって、限定はしないが、実装することができる。
【0031】
ステップ212は、少なくとも1つの信号を受信および送信し、調整可能に照明するように複数の照明ノード112を構成することを備える。ステップ212は、照明ノード112が、コントローラ104から受信された1つまたは複数の信号に応答して調整可能に照明するように、複数の照明ノード112のそれぞれとコントローラ104との間に接続を確立することをさらに備える。さらに、ステップ212は、複数の照明ノード112を、筐体124により取り外し可能に支持され、上述の手持ちモードおよび作業灯モードの少なくとも一方で使用可能となるように構成することを備えることができる。いくつかの実施形態では、ステップ212は、照明ノードのそれぞれの中に充電式電池などの内部電源を設置することと、照明ノード112をコントローラ104から離れて配置できるように、照明ノードおよびコントローラの間に無線接続を構成することとを備える。さらにまた、ステップ212は、照明ノードの内部電源が充電可能な照明ノード112のデフォルト位置を筐体124の表面上に構成することを備えることができる。
【0032】
図2に示されるように、方法200は、少なくとも1つの信号を受信および送信し、照明ノード112のそれぞれを調整可能に配向させるように複数の調整可能取付部材116を構成することを備えるステップ216で終了する。ステップ216は、調整可能取付部材のそれぞれが、対応する照明ノード112をコントローラ104から受信された信号に従って配向させるように、複数の調整可能取付部材116およびコントローラ104の間に接続を確立することをさらに備える。いくつかの実施形態では、ステップ216は、磁石、クリップ、ならびに任意の他の調整可能な結合構造のいずれかによって筐体124に結合されるように調整可能取付部材116のそれぞれを構成することを備えることができる。
【0033】
図3は、本開示による、スマートモジュール式照明システム100によって対象領域を照明する一例示的方法300を示すフローチャートである。方法300は、スマートモジュール式照明システム100を用意することを備えるステップ304から開始する。ステップ304は、図2に関して論じられた方法200を備えることができ、またはスマートモジュール式照明システム100を作製するための任意の実質的に等価な方法を備えることができる。たとえば、いくつかの実施形態では、スマートモジュール式照明システム100は、少なくともコントローラ104および複数の照明ノード112の間に有線接続を備えることができ、いくつかの実施形態では、スマートモジュール式照明システム100は、少なくともコントローラ104および複数の照明ノード112の間に無線接続を備えることができる。スマートモジュール式照明システム100を作製するための他の等価な方法は、本開示から逸脱することなく、当業者にとって明らかであろう。
【0034】
ステップ308は、複数の照明ノード112を対象領域付近の場所に配置することを備える。照明ノード112は、様々な異なる角度から対象領域を照明するように配置して、対象領域内の影の発生を大幅に削減できると有利であると考えられる。いくつかの実施形態では、照明ノード112は、比較的集中化された場所から対象領域を照明するように、筐体124に結合することができる。スマートモジュール式照明システム100がコントローラ104および複数の照明ノード112の間に有線接続を備えるいくつかの実施形態では、照明ノードは、電線の長さによって許容される場合に、対象領域の周辺または中の様々な場所に配置することができる。照明ノード112がコントローラ104に無線接続されるいくつかの実施形態では、照明ノードは、対象領域を実質的に囲むようにコントローラから離れて配置することができる。
【0035】
ステップ312は、対象領域内の物体の動きを観測するのに適した場所に動き検出器108を配置することを備える。ステップ312は、対象領域の環境光を検出するのに適した場所に夕暮れ−夜明け間センサ120を配置することをさらに備える。理解されるように、無線接続を備えるスマートモジュール式照明システム100の実施形態では、動き検出器108および夕暮れ−夜明け間センサ120は、対象領域の周辺または中で配線する負担なく、対象領域内の動きおよび環境光を有利に検出するように、コントローラ104から離れて配置することができる。
【0036】
スマートモジュール式照明システム100が上記のステップに関して論じられたように対象領域付近で有利に組み立てられると、方法300は、システム100に電力を供給することを備えるステップ316に進む。いくつかの実施形態では、システム100を外部電源132、たとえばAC壁ソケットまたは他の類似の電力源に結合することができる。しかしながら、外部電源132の不在下では、ステップ316はシステム100の内部電源128を充電することを備えることができる。複数の照明ノード112がそれぞれ内部電池を備えるいくつかの実施形態では、ステップ316は、必要に応じて内部電源128および外部電源132の一方または両方によって内部電池を充電することを備えることができる。
【0037】
スマートモジュール式照明システム100が対象領域付近で組み立てられ、ステップ316に記載のように電力を受けると、方法300は、対象領域内の少なくとも1つの物体の動きを検出することを備えるステップ320に進む。動きが観測されると、動き検出器108は少なくとも1つの信号をコントローラ104に送信する。夕暮れ−夜明け間センサ120により検出される環境光が所定のレベル未満である限り、コントローラ104は上述のように、動き検出器108から受信される信号を処理し、次いで少なくとも1つの信号を複数の照明ノード112のそれぞれに送信し、少なくとも1つの信号を調整可能取付部材116のそれぞれに送信する。
【0038】
ステップ324は、コントローラ104から少なくとも1つの信号を受信することと、信号に応答して複数の照明ノード112の少なくとも1つの照明または明るさを調整することとを備える。いくつかの実施形態では、照明は、対象領域内で動く物体に所望のレベルの光を当てるように、所定の度合いに調整することができる。いくつかの実施形態では、照明は、移動物体に光を当てるために、初期のオフ状態からオン状態に切り替えることができる。しかしながら、好ましくは、コントローラ104は、様々な異なる角度から移動物体を望ましく照明するように、複数の照明ノード112の全てに信号伝達する。
【0039】
方法300は、コントローラ104から少なくとも1つの信号を受信することと、複数の照明ノード112の少なくとも1つの向きを、それに結合された調整可能取付部材116によって調整することとを備えるステップ328で終了する。いくつかの実施形態では、コントローラ104は、複数の調整可能取付部材116の一部に信号伝達するが、調整可能取付部材の残りの部分には信号伝達しない。このようにして、システム100は、照明ノード112の一部を移動物体へ真っ直ぐ配向させるが、照明ノードの残りの部分を以前の向きのままにすることができる。しかしながら、いくつかの実施形態では、コントローラ104は、照明ノード112の全てを移動物体へ配向させるように複数の調整可能取付部材116の全てに信号伝達して、物体に光を当てることによって、影の発生を減少させる。ステップ328は、コントローラ104が少なくとも1つの信号を複数の照明ノード112の全部または一部に送信して、所定の期間が経過した後に照明ノードをオフにすることをさらに備えることができる。
【0040】
本明細書で詳細に図示および説明された情報は、本開示の上述の目的、本開示の現在好ましい実施形態を完全に実現することが可能であり、したがって、本開示により広く企図される主題を代表するものである。本開示の範囲は、当業者に明らかとなり得る他の実施形態を完全に包含し、したがって、添付の特許請求の範囲以外の何物によっても限定されることはなく、特許請求の範囲においては、単数形でなされている要素へのいかなる参照も、明示的に述べられていない限り、「1つのみ」を意味するものではなく、むしろ「1つまたは複数」を意味するものとする。上述の好ましい実施形態および当業者によって考慮される追加の実施形態の要素に対する全ての構造的および機能的均等物は、引用により本明細書に明示的に組み込まれており、本特許請求の範囲に包含されるものとする。
【0041】
また、システムまたは方法は、そのようなものが本特許請求の範囲により包含されるために、本開示が解決しようとするあらゆる問題に対処する必要はなく、さらに、本開示のいかなる要素、構成要素または方法ステップも、その要素、構成要素または方法ステップが特許請求の範囲に明示的に列挙されているか否かに関わらず、公衆に捧げられることは意図されていない。しかしながら、形状、材料、工作物、および加工材料の詳細の様々な変更および修正は、当業者にとって明らかなように、添付の特許請求の範囲に記載された本開示の精神および範囲から逸脱することなく行うことができ、同様に本開示に包含される。
【0042】
本発明は特定の変形および例示的な図面の観点で説明されているが、当業者であれば、本発明が説明された変形または図面に限定されないことを認識するであろう。加えて、上記の方法およびステップが、特定の順序で発生する特定のイベントを示している場合、当業者であれば、特定のステップの順序を修正できること、およびそのような修正が本発明の変形に従うことを認識するであろう。さらに、ステップのいくつかは、可能な場合、並列処理で同時に実施することができ、上述のように順次的に実施することができる。本開示の精神に含まれ、または特許請求の範囲に記載の発明と等価である本発明の変形が存在する限りにおいて、この特許がそれらの変形も網羅するものとする。したがって、本開示は、本明細書に記載の特定の実施形態によってではなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されるものと理解されたい。
図1
図2
図3
【国際調査報告】