(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-534414(P2017-534414A)
(43)【公表日】2017年11月24日
(54)【発明の名称】モジュラー棚
(51)【国際特許分類】
A47B 87/02 20060101AFI20171027BHJP
F16B 5/06 20060101ALI20171027BHJP
F16B 5/07 20060101ALI20171027BHJP
F16B 5/10 20060101ALI20171027BHJP
F16B 12/12 20060101ALI20171027BHJP
A47B 96/02 20060101ALI20171027BHJP
【FI】
A47B87/02
F16B5/06 S
F16B5/07 E
F16B5/10 M
F16B12/12 C
A47B96/02 F
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2017-534891(P2017-534891)
(86)(22)【出願日】2015年9月15日
(85)【翻訳文提出日】2017年4月14日
(86)【国際出願番号】US2015050126
(87)【国際公開番号】WO2016044231
(87)【国際公開日】20160324
(31)【優先権主張番号】14/490,300
(32)【優先日】2014年9月18日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】517094998
【氏名又は名称】アライサ, ハマド, エフ.エイチ.エス.
【氏名又は名称原語表記】ALEISA, Hamad, F.H.S.
(74)【代理人】
【識別番号】100136630
【弁理士】
【氏名又は名称】水野 祐啓
(74)【代理人】
【識別番号】100201514
【弁理士】
【氏名又は名称】玉井 悦
(72)【発明者】
【氏名】アライサ, ハマド, エフ.エイチ.エス.
【テーマコード(参考)】
3B060
3J001
3J024
【Fターム(参考)】
3B060BA01
3B060BB02
3B060BC01
3B060BD01
3B060BD02
3B060BE05
3B060BF02
3J001FA15
3J001GA05
3J001GB01
3J001HA02
3J001HA08
3J001HA09
3J001KB03
3J024AA43
3J024BA01
3J024CA15
(57)【要約】
本発明は、モジュラー棚ユニットのシステムに関する。その技術的効果は、モジュラー棚ユニットの単純な改良の可能性にある。このモジュラーシステムは複数の棚ユニットを含む。各棚システムは、交互の隆条及び溝によりその外側が被われている少なくとも二対の平行な面を含み、当該隆条及び溝は、各ユニットの各隆条が他の任意ユニットの任意溝と嵌合できるよう寸法及び形状を定められている。任意対の平行な面に関して、一方の面のすべての各隆条は、当該対の他方の面の溝に交差する平面であって当該対の両方の面に直交する平面に交差する。各棚ユニットは、別のユニットの溝と嵌合する少なくとも1つの隆条を備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モジュラー棚システムであって:
複数の棚ユニットを含み;
各棚システムは、交互の隆条及び溝によりその外側が被われている少なくとも二対の平行な面を含み、当該隆条及び溝は、各ユニットの各隆条が他の任意ユニットの任意溝と嵌合できるよう寸法及び形状を定められており、
任意対の面に関して、一方の面のすべての各隆条は、当該対の他方の面の溝に交差する平面であって当該対の両方の面に直交する平面に交差し、
各棚ユニットは、別のユニットの溝と嵌合する少なくとも1つの隆条を備えた、モジュラー棚システム。
【請求項2】
各ユニットはちょうど4つの面を備えている、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
各ユニットは実質的に直方柱を形成する、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
一対の平行の面は、他方対の平行の面の約2倍の長さである、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
1つの棚ユニットの第1面の隆条が、別の棚ユニットの第2面の溝に嵌合する、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
各ユニットは木製である、請求項1-5のいずれかに記載のシステム。
【請求項7】
各ユニットの各面は、単一の一体的部品から形成されている、請求項1-6のいずれかに記載のシステム。
【請求項8】
各ユニットは、互いに接合されたちょうど4つの面から形成されている、請求項1-7のいずれかに記載のシステム。
【請求項9】
各ユニットの各面の隆条の数は、各ユニットの各面の溝の数に等しい、請求項1-8のいずれかに記載のシステム。
【請求項10】
各隆条の断面形状によって、各隆条は、それが当該面に交わる当該隆条の基部で最も幅広になる、請求項1-9のいずれかに記載のシステム。
【請求項11】
各隆条の断面形状は長方形、台形、又は三角形である、請求項1-10のいずれかに記載のシステム。
【請求項12】
前記面は、前記少なくとも二対の平行な面に直交する前平面において開放された前面を画定し、
任意対の面に関して、一方の面のすべての隆条は、(a)当該対の他方の面の溝に当該溝の全長に沿って交差する平面であって、(b)当該対の両方の面に直交し、(c)前記前平面に平行である平面に交差する、請求項1-11のいずれかに記載のシステム。
【請求項13】
前記少なくとも二対の平行な面は後平面において開放された後面を画定し、当該後平面は前記前平面に平行である、請求項12に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の引用
本出願は、2014年9月18日付けで提出され、「モジュラー棚」と題された米国特許出願第14/490300号の優先権を主張し、その米国特許出願は参照して本明細書に援用する。
【発明の概要】
【0002】
モジュラー棚の装置及び方法が開示される。
【図面の簡単な説明】
【0003】
【
図1】
図1は、モジュラー棚システムのユニットの一例を概略的に透視図で示す。
図1A及び1Bは、
図1のユニットの2つの角部の近接図を概略的に示す。
【
図8】
図8は、
図1に示したユニットの幾つかが、様々な配置で組み立てられていること概略的に示す。
【
図9】
図9は、
図1に示したユニットの幾つかが、様々な配置で組み立てられていること概略的に示す。
【
図10】
図10は、
図1に示したユニットの幾つかが、様々な配置で組み立てられていること概略的に示す。
【
図11】
図11は、モジュラー棚システムのユニットの表面の幾つかの異なる実施形態を概略的に示す。
【
図12】
図12は、モジュラー棚システムのユニットの表面の幾つかの異なる実施形態を概略的に示す。
【
図13】
図13は、モジュラー棚システムのユニットの表面の幾つかの異なる実施形態を概略的に示す。
【
図14】
図14は、モジュラー棚システムのユニットの表面の幾つかの異なる実施形態を概略的に示す。
【
図15】
図15は、モジュラー棚システムのユニットの表面の幾つかの異なる実施形態を概略的に示す。
【
図16】
図16は、モジュラー棚システムのユニットの表面の幾つかの異なる実施形態を概略的に示す。
【
図17】
図17は、異なる形状のモジュラーユニットを用いたモジュラー棚システムの異なるユニットの例を概略的に示す
【
図18】
図18は、異なる形状のモジュラーユニットを用いたモジュラー棚システムの異なるユニットの例を概略的に示す。
【
図19】
図19A、B、及びCは、一対のモジュラー棚ユニットを配置するための異なる方法を概略的に示す。
【
図20】
図20は、モジュラー棚ユニットの代替的な設計を概略的に示す。
【
図21】
図21は、モジュラー棚ユニットの代替的な設計を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0004】
概して同一の又は少なくとも類似のユニットからなるモジュラー棚システムを下記に記載する。記載したシステムの利点には、部分的に又は様々な組み合わせで、(1)棚システムを組み立てるにあたってユーザが異なる部材を追跡し把握しておく必要がないよう同一のユニットを使用すること、(2)一部品の別の部品に対する任意所望の配置及び結合を容易に達成できるような幾何学的互換性、(3)ユニットを異なる棚配置へと組み付けるための大きな柔軟性、及び(4)快い構造的美観が含まれる。
【0005】
図1は、上部、下部、右面、及び左面を備えた直方柱として概ね形成されたモジュラー棚ユニット101を示す。この直方柱の前面及び背面は開放されている。上部、下部、右面、及び左面は、交互の隆条102と溝103とで被われている。直方柱の内側は、棚として使用できる概ね滑らかな表面を備えている。上部、下部、右面、及び左面の外側は、一連のストリップに分割されている。上部の前端部は押し下げられており、この応用例の目的では溝104と考えられる。この前面ストリップは右面でも押し下げられている。左面において、この前面ストリップは突出した隆条105である。下部における前面ストリップも突出している。こうすることで、左下角106において隆条が隆条に交わり、右上角107において溝が溝に交わる。左面が下部に交わる線に沿って、隆条が隆条に交わり、溝が溝に交わる。さらに同様に、右面が上部に交わる線にそって、溝が溝に交わり、隆条が隆条に交わる。左上角108において、最後方ストリップで最も明確に示されているように、隆条109が溝110に交わる。左面が上部に交わる線の全体に沿って、隆条が溝に交わり、溝が隆条に交わる。
図1に示した透視図では見えないが右下角でも同様であり、溝が隆条に交わり、隆条が溝に交わる。
【0006】
これら隆条及び溝は位置合わせされ且つ補完的である。
図1に示したように、ユニット101の前面ストリップは、その上部に溝を備え、その下部に隆条を備えている。そうした2つのユニットが一方を他方の上において積み重ねられると、上側ユニットの前面ストリップの下部の隆条が、下側ユニットの前面ストリップの上部の溝と位置合わせされうる。これら前面ストリップが位置合わせされると、その後のストリップも嵌合され、隆条が溝に入り溝が隆条の周囲に配置される。
【0007】
図2はユニット101を前面から示しており、押し下げられた溝201、202が前面ストリップの上部及び右面に見えており、隆条203、204もすぐ後に見えている。
【0008】
図3はユニット101を上方から示したもので、前面溝302が右面に沿って見えており、前面隆条301が左面に沿って見えている。
【0009】
図4はユニット101を左側から示したもので、前面溝401が上部に見えており、前面隆条402が下部に見えている。
【0010】
図5はユニット101を右側から示したもので、前面溝501が上部に見えており、前面隆条502が下部に見えている。
【0011】
図6はユニット101を下方から示したもので、前面溝602が右面に沿って見えており、前面隆条601が左面に沿って見えている。
【0012】
図7はユニット101を後方から示したもので、押し下げられた溝701、702が後方ストリップの下部及び左面に見えており、隆条703、704もすぐ後に見えている。
【0013】
図8は、すべてが
図1-7に示したユニット101と同一の6つのユニットの1つの配置801を示す。配置801では、このユニットが、6つの別個の棚を2列3段とした通常の棚として組み立てられていることを示している。6つすべてのユニットの前表面は位置合わせされている。それぞれのケースで、各ユニットの下前面隆条は、その下のユニットの上前面溝と一直線上に並び、上部及び下部表面のすべての隆条と溝とはそれぞれ互いに嵌合している。同様に、左列の各ユニットの右前面溝は、右列の対応するユニットの左前面隆条に位置合わせされており、同様に左及び右側表面の残り部分も互いに嵌合している。これらユニットの外表面は、それ以外のユニットとは嵌合されていないので、交互に配置された隆条及び溝の魅力的な装飾的設計となる。
【0014】
図19Aは、
図8に示したように単一の垂直平面に前縁部がおかれた状態でユニットが位置合わせされたときに、補完的な隆条及び溝がどのように一直線上に並ぶかの詳細図を概略的に示す。この場合、下側ユニットの上前面溝1901は、上側ユニットの下前面隆条1902と一直線上に並ぶ。残りの隆条及び溝も自然に一直線上に並び、後縁部も同様である。
【0015】
図9は、6つの同一ユニットの別の可能な配置901を示している。この場合、これらユニットは前後方向と左右方向とに互い違いに配置され、より不規則な配置を形成する。これらユニットは、補完的な嵌合配置で積み重ねるにあたって位置合わせされる必要はない。すべての隆条は同一であり、すべての溝は同一なので、これらユニットは互い違い配置でき、その場合でも一表面の隆条は対向表面の溝と嵌合される。
【0016】
隆条及び溝の補完的配置によって、すべてのユニットが同一であっても、積み重ね配置に特に大きな柔軟性をもたらすことができる。例えば、
図19Bに示したように、2つの隆条分の幅(2W)で上側ユニットを後方に移動させるだけで、上側ユニットの下前面隆条1902が、下ブロックの上前面溝1901でなく上第2溝1903と一直線上に並ぶように、
図19Aの位置合わせ配置が変更できる。ユーザが単一の隆条分の幅(W)でユニットをオフセットすることを望む場合、上側ユニットを
図19Aの配置からその距離で後方へ単に移動させることはできない。そうしてしまうと、隆条が隆条と位置合わせされ、溝が溝と位置合わせされてしまい、表面同士が嵌合しない。そうでなく、ユーザは上側ユニットを垂直軸の周りで180度回転させて前面と背面を交換することができ、下前面隆条1902であったものが現時点で後方に位置することになる。この位置では、単一隆条分の幅でユニットがオフセットされると、隆条及び溝は適切に嵌合することになる。代替的には、ユーザは、面パネルの中心を通過する水平軸の周りで上側ユニットを180度回転させることで同じ結果を得ることもできる。さらに代替的には、ユーザは、上側ユニットの開放された前面及び背面の中心を通過する水平軸の周りで上側ユニットを180度回転させ、上側ユニットを前後でなく上下反対に回転させることで同じ結果を得ることもできる。
【0017】
上部溝が下部隆条に位置合わせされ、下部溝が上部隆条に位置合わせされたこの配置によって、ユニットの組立方法と使い勝手との両方において高度の柔軟性がもたらされる。ユーザは2つのユニットが所望の位置で適切に嵌合していないと判断すれば、一方のユニットを180度回転させるだけでこれらユニットは一緒に摺動するようになる。
【0018】
図10は、ユニットを積み重ね可能な配置1001を示す。ユニットを前後又は左右にオフセットすることに加え、1つ以上のユニットを垂直配置で90度回転させてもよい。これは、ユニットの長さと高さが互いの整数倍である場合に最も具合よくいく。
図1-10に示したように、これらユニットはその長さが高さの正確に二倍であり、
図10のように1つのユニットをその側部で回転させれば、水平に配置されている積み重ねられら2つのユニットの高さと同じ高さになる。代替的には、ユニットの長さをそれらの高さの2、3、4、5、3/2、4/3など、様々な倍数に等しくしてもよい。長さが高さの小さい整数倍数又は単純な有理倍数であれば、積み重ねは最も単純になる。
【0019】
図11-16は、隆条及び溝の様々な異なる形状を示す。
図11は、隆条及び溝の上部及び下部が平坦で平行だが、相互接続壁は僅かに傾斜している好適な実施形態の一変形例を示す。換言すれば、隆条及び溝両方の断面形状は二等辺台形である。実験によって、本願発明者は、1つの有利な構成は、各隆条の上部を約16mm幅とし、各溝の下部を18mm幅とし、隆条から溝までの垂直距離の深さを約5mmとし、隆条から溝までの水平オフセットを約1mmとして隆条から溝までの傾斜部が垂線から約10度とすることを発見した。
【0020】
これ以外にも様々な角度及び寸法が可能である。例えば、隆条及び溝の幅は、同等、ほぼ同等、同等の10%の範囲内、同等の二倍の範囲内とすることもできる。隆条から溝までの傾斜部は、例えば垂線から1、2、3、5、7、10、15、20、30、45、60、75又は80度とすることができる。隆条及び溝の幅は、例えば、1、3、5、7、10、15、20、25、30、40、50、又は60 mmとすることができる。
【0021】
図12は、隆条及び溝が正確に方形波の形状となっており、相互接続壁が隆条と溝との間にあり、これら隆条及び溝の上側面及び下側面に直交している。
図13は、隆条及び溝が正方形でなく、長方形の断面形状を備えた類似の構成を示す。
図14は三角形の断面形状を示す。図示したように、この三角形は直角二等辺三角形だが、他の三角形も可能であり、例えば、垂直壁部が傾斜壁部で接続されている鋸波のような構成がある。
図15は、T字形の断面図を備えた隆条及び溝を示す。他の例と異なり、これらは実際に噛み合うので、一方のブロックを他方まで下降させるだけでは嵌合させることはできず、互いに摺動させる必要がある。これによって柔軟性がかなり低い構成となり、より扱いにくい組立となる。
【0022】
図16は、隆条が半円であり、溝が概ねカスプ形状である実施形態を示す。隆条と溝とが同一形状でないそうした多くの形状が存在する。そうした実施形態では、隣接するユニットの対向面は、全体的ではなく部分的に係合する。
【0023】
図17は、ユニットが直方柱でなく六角柱である異なる実施形態を示す。そうした六角形ユニットを配置するには幾つかの方法がある。各六角形ユニットは、例えば下前面隆条など、3つのすべての下向きの面に同一の隆条・溝パターンを備える一方、3つの上側面はすべて上前面溝を備えることができる。代替的には、この隆条・溝パターンは交互面でもよい。この実施形態では、1つの六角形ユニットは水平の下向き面と2つの対角線上向き面とに前面隆条を備える一方、水平の上向き面と2つの対角線下向き面とには前面溝を備えることができる。さらに、そうしたシステムは、
図17の組立体の中央下に示したように半六角形ユニットを含むこともできる。
【0024】
図18は、ユニットが多角柱でなく円柱形であるさらに別の実施形態を示す。円柱形の実施形態では、ユニットは六角形実施形態の隆条・溝パターンに似た隆条・溝パターンを備えることができるが、それは、
図18に示したように、円形は自然に六角形の束ね(packing)配置となるからである。
図18のシステムは、円柱の転がりを防止するため円柱の左右に配置可能な溝及隆条を設けたくさびを加えることが有利となりうる。これらのくさびは任意適切な形状でよい。
【0025】
図20は、モジュラー棚ユニット2001を概略的に示す。このユニット2001は、
図1-7に示したユニットと類似しており、交互の隆条と溝とを備えた上部、下部、右面、及び左面を含み、右面、左面、上部、及び下部において隆条及び溝パターン間で同じ関係を備えている。しかしこの場合は、これら面は内側直角ブラケット2002によって互いに保持されている。図示したように、直角ブラケット2002はユニットの内表面から盛り上がっているが、これらは埋め込み又は座ぐりして内表面を滑らかにしてもよい。多種多様なそうしたブラケット又は留め具をこのように使用して、これらの面を互いに固定できる。これら面は1つ又は複数の留め具によって互いに固定できる。ユニット2001の外見は
図1-7に示したユニットと幾らか異なるが、面上の隆条及び溝パターンは同じなので機能性は同じである。
【0026】
図21は、
図1-7に示したものに似たモジュラー棚ユニット2101を概略的に示す。図示したように、上部、下部、右面、及び左面は、留継ぎ2102によって角部で互いに接合されている。これらの角部は、釘若しくはねじなど機械的留め具で、又は接着材で固定できる。各角部では単一の単純な留継ぎで十分であるが、場合によっては複雑な留継ぎを使用してもよい。
【0027】
4つの面それぞれは別個の部品でよい。また、1つ以上の面が複数の部品からなっていてもよい。例えば、これら面の長さの比が2:1の場合は、短い方の面がそれぞれ単一の部品からなるようにし、長い方の面をそれぞれが短い方の面と同一の2つの部材からなるようにできる。面長さ同士が他の整数比である実施形態も、同様に、整数個の同一部材からなる面を含むことができる。
【0028】
単一のユニットが複数の概ね平面状の部品から形成されている実施形態では、こうしたユニットは消費者によって組立可能で、例えばキットの形式で機械的留め具を付けて平形パックの形式で販売できる。このキットは、単一のユニット又は複数の同一ユニットを作るのに必要な部品を含むこともできる。このキットは複数の同一寸法の部品を含むことができ、ユーザには、ユーザが組み立てる各ユニットに関して2:1、3:1、3:2などの高さと幅の比を決める選択肢が与えられるようにしてもよい。ユーザは、同一ユニットの集まり又は比及びサイズが異なるユニットの集まりを組み立てることを選択できる。
【0029】
本明細書で記載されたいずれの実施形態でも、木材、プラスチック、セラミックス、金属、デンプン/セルロースなどを含む多種多様な材料を用いてユニットを作製できる。これらユニットは単一の一体的部品から作ることもできるし、複数の部品から組み立てることもできる。各部品は一体的でもよいし、或いは異なる下位部品から組み立てられたもととしてもよく、例えば、1つの木材部品は、隆条が一方の側に加えられる概ね平面的な基材を含むことができる。各ユニット又は部品又は下位部品は機械加工、成形、3Dプリントで作製でき、又はそれ以外の既知の方法により形成できる。
【国際調査報告】