特表2017-538076(P2017-538076A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2017-538076カラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できる制御弁
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-538076(P2017-538076A)
(43)【公表日】2017年12月21日
(54)【発明の名称】カラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できる制御弁
(51)【国際特許分類】
   F16K 3/26 20060101AFI20171124BHJP
   F16K 3/04 20060101ALI20171124BHJP
   F16K 3/08 20060101ALI20171124BHJP
   F16K 11/076 20060101ALI20171124BHJP
   F16K 11/074 20060101ALI20171124BHJP
【FI】
   F16K3/26 A
   F16K3/04 A
   F16K3/08
   F16K11/076 Z
   F16K11/074 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2017-526134(P2017-526134)
(86)(22)【出願日】2015年12月18日
(85)【翻訳文提出日】2017年6月1日
(86)【国際出願番号】CN2015097974
(87)【国際公開番号】WO2016095866
(87)【国際公開日】20160623
(31)【優先権主張番号】201410792555.4
(32)【優先日】2014年12月19日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201410792472.5
(32)【優先日】2014年12月19日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201410792479.7
(32)【優先日】2014年12月19日
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】517163847
【氏名又は名称】鄭州三華科技実業有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】黄松
(72)【発明者】
【氏名】牛偉紅
【テーマコード(参考)】
3H053
3H067
【Fターム(参考)】
3H053AA03
3H053AA25
3H053BC03
3H053CA02
3H053DA12
3H067AA12
3H067AA13
3H067CC32
3H067CC44
3H067DD03
3H067DD23
3H067DD32
3H067EA05
3H067EA06
3H067EA14
3H067EA15
3H067EC23
3H067FF11
3H067GG01
3H067GG21
(57)【要約】
【課題】 カラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できる制御弁を提供することを課題とする。
【解決手段】 弁箱と弁箱内に設けた弁体と、を含むカラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できる制御弁であって、弁箱上に大型ポンプ入出口、小型ポンプ入出口、カラーペーストタンク入出口及びカラーペースト吐出口を設け;弁体上に通路を設け、弁体の回転を通じて大型ポンプ入出口、小型ポンプ入出口をカラーペーストタンクに連通させ又は吐出させ、少なくとも下記3つの連通構造を包括し、1、大型ポンプ入出口はカラーペーストタンクに連通し、小型ポンプ入出口がカラーペーストタンクに連通し、大型ポンプ入出口及び小型ポンプ入出口がいずれもカラーペーストタンクに連通し、前記3つの方式の単独或いは組合せとし;2、大型ポンプ入出口は、単独吐出し又は大型ポンプ入出口と小型ポンプ入出口が共同で吐出し、或いは大型ポンプ入出口がカラーペースト吐出口に連通して吐出し、若しくは大型ポンプ入出口及び小型ポンプ入出口が共同でカラーペースト吐出口に連通して吐出し;3、小型ポンプ入出口が単独吐出し、又は小型ポンプ入出口がカラーペースト吐出口に連通して吐出する。本発明に開示されている制御弁の構造は、きちんと整え、設計が巧み、弁体方向を回すことで、カラーペーストの大量吐出又は微量吐出の目的をよく実現でき;同時にポンプ本体を洗浄し、カラーペーストの流通管路及びペースト吐出口部のカラーペーストの固くなる現象を防止する目的を達成でき、更にポンプ本体又は弁箱内部に入った空気を追い出すことができるため、カラーペースト吐出精度を効果的に保証する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
弁箱と前記弁箱内に設けた弁体と、を含むカラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できる制御弁であって、前記弁箱上に大型ポンプ入出口(5)、小型ポンプ入出口(6)、カラーペーストタンク入出口(8)及びカラーペースト吐出口(9)を設け;前記弁体上に通路を設け、前記弁体の回転を通じて前記大型ポンプ入出口、前記小型ポンプ入出口をカラーペーストタンクに連通させ又は吐出させ、少なくとも下記3つの連通構造を包括し、
1、前記大型ポンプ入出口は前記カラーペーストタンクに連通し、前記小型ポンプ入出口が前記カラーペーストタンクに連通し、前記大型ポンプ入出口及び前記小型ポンプ入出口がいずれも前記カラーペーストタンクに連通し、前記3つの方式の単独或いは組合せとし;
2、前記大型ポンプ入出口は、単独吐出し又は前記大型ポンプ入出口と前記小型ポンプ入出口が共同で吐出し、或いは前記大型ポンプ入出口が前記カラーペースト吐出口に連通して吐出し、若しくは前記大型ポンプ入出口及び前記小型ポンプ入出口が共同で前記カラーペースト吐出口に連通して吐出し;
3、前記小型ポンプ入出口が単独吐出し、又は前記小型ポンプ入出口が前記カラーペースト吐出口に連通して吐出することを特徴とするカラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できる制御弁。
【請求項2】
前記カラーペーストタンク入出口(8)は、第1分岐通路(8y)を通じてカラーペーストタンクの分岐入出口I(8a)に連通し、第2分岐通路(8x)を通じてカラーペーストタンクの分岐入出口II(8b)に連通し;前記弁体に軸心通路を設け、径方向通路I(7b)、径方向通路II(7c)、径方向通路III(7d)が各々軸心通路と連通し、前記弁体表面に通路(7a)を設け、前記通路(7a)、前記径方向通路I(7b)が前記大型ポンプ入出口(5)に対応し、前記軸心通路が前記小型ポンプ入出口(6)と連通することを特徴とする請求項1に記載のカラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できる制御弁。
【請求項3】
前記軸心通路(7e)と前記小型ポンプ入出口(6)とが連通することとは、前記軸心通路(7e)と前記小型ポンプ入出口(6)が終始一貫して連通することをいい、且つ、
1、前記径方向通路I(7b)と前記カラーペーストタンクの分岐入出口II(8b)とが連通した時、前記径方向通路I(7b)は前記カラーペーストタンクに連通してカラーペーストを吸込み;前記径方向通路I(7b)とカラーペーストタンクの通路分岐入出口I(8a)とが連通した時、前記通路(7a)と前記径方向通路I(7b)は同時に前記カラーペーストタンク通路出入口(8)に連通してカラーペーストを吸込み;
2、前記径方向通路III(7d)が前記カラーペースト吐出口(9)に合わせた時、前記径方向通路I(7b)は前記大型ポンプ入出口(5)と連通し、つまり前記大型ポンプ入出口(5)と前記小型ポンプ入出口(6)が同時に前記軸心通路(7e)を通じて前記径方向通路III(7d)と連通し、前記径方向通路III(7d)が大量カラーペーストを吐出し、その他の通路が閉められ;
3、前記径方向通路II(7c)が前記カラーペースト吐出口(9)に合わせた時、通路(7a)が前記カラーペーストタンク入出口I(8a)と連通し、つまり前記大型ポンプ入出口のカラーペーストが還流し、前記小型ポンプ入出口(6)が前記軸心通路(7e)に連通し、前記軸心通路(7e)が前記径方向通路II(7c)に連通し、前記径方向通路II(7c)から前記カラーペースト吐出口(9)を経由して微量カラーペーストを吐出し、その他の通路が閉められることを特徴とする請求項2に記載のカラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できる制御弁。
【請求項4】
前記カラーペーストタンク入出口(8)が弁体の側面に位置する2個のカラーペーストタンク入出口I(8a)及びカラーペーストタンク入出口II(8b)に分岐された後、また前記弁体の側面に位置する2個のカラーペーストタンク入出口III(8c)及びカラーペーストタンク入出口IV(8d)に分岐され、前記カラーペーストタンク入出口III(8c)及び前記カラーペーストタンク入出口IV(8d)は前記径方向通路II(7c)、前記径方向通路III(7d)と対応し;1、前記径方向通路I(7b)と前記カラーペーストタンク通路入出口II(8b)が連通した時、前記径方向通路III(7d)は前記カラーペーストタンクの分岐入出口III(8c)に連通し、前記径方向通路II(7c)が前記カラーペーストタンクの分岐入出口IV(8d)に連通し、前記小型ポンプ入出口(6)が前記カラーペーストタンクに連通してカラーペーストを吸込み;2、前記径方向通路I(7b)と前記カラーペーストタンク通路入出口I(8a)とが連通した時、前記径方向通路III(7d)は前記カラーペーストタンクの分岐入出口IV(8d)に連通し、前記径方向通路II(7c)が前記カラーペーストタンクの分岐入出口III(8c)に連通し、前記大型ポンプ入出口(5)及び前記小型ポンプ入出口(6)が前記カラーペーストタンクに連通してカラーペーストを吸い込むことを特徴とする請求項3に記載のカラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できる制御弁。
【請求項5】
前記制御弁は、弁箱IIと弁体IIとを含み、前記弁箱II上に大型ポンプ入出口(5)、小型ポンプ入出口(6)、カラーペーストタンク入出口(8)及びカラーペースト吐出口(9)を設け、前記カラーペーストタンク入出口(8)が第1分岐通路(8y)を通じてカラーペーストタンクの分岐入出口I(8a)に連通し、前記カラーペーストタンク入出口(8)が第2分岐通路(8x)を通じてカラーペーストタンクの分岐入出口II(8b)に連通し、前記カラーペーストタンク入出口(8)に第3分岐通路(8z)を設け;前記弁体IIに軸心通路(7f)を設け、前記径方向通路I(7b)、前記径方向通路II(7c)、前記径方向通路III(7d)は、各々前記軸心通路(7e)と連通し、前記弁体表面に通路(7a)を設け、前記通路(7a)、前記径方向通路I(7b)が前記大型ポンプ入出口(5)と対応し、前記軸心通路(7f)と前記小型ポンプ入出口(6)の対応部位の軸方向90度間隔に径方向小型ポンプ通路I(7i)、径方向小型ポンプ通路II(7j)、径方向小型ポンプ通路III(7k)及び軸方向小型ポンプ通路(7h)を設け、前記軸心通路(7f)と前記小型ポンプ入出口(6)が通路を通じて連通することとは、前記小型ポンプ入出口(6)が各々前記径方向小型ポンプ通路I(7i)、前記径方向小型ポンプ通路II(7j)、前記径方向小型ポンプ通路III(7k)と連通することをいい、且つ、
1、前記径方向通路I(7b)と前記カラーペーストタンクの分岐入出口II(8b)とが連通した時、前記径方向通路I(7b)は、カラーペーストタンクと連通し、前記通路(7a)が前記カラーペーストタンクの通路分岐入出口I(8a)と連通し、前記小型ポンプ入出口(6)が前記軸方向小型ポンプ通路(7h)を通じて前記カラーペーストタンク入出口(8)と連通してカラーペーストを吸い込み、その他の通路が閉められ;
2、前記径方向通路III(7d)が前記カラーペースト吐出口(9)に合わせた時、前記大型ポンプ入出口(5)は前記径方向通路I(7b)を通じて前記軸心通路(7f)と連通し;前記小型ポンプ入出口(6)が前記径方向小型ポンプ通路III(7k)を通じて前記軸心通路(7f)と連通し;つまり前記大型ポンプ入出口(5)と前記小型ポンプ入出口(6)が同時に前記軸心通路(7f)を通じて前記径方向通路III(7d)と連通し、前記径方向通路III(7d)が大量カラーペーストを吐出し、その他の通路が閉められ;
3、前記径方向通路II(7c)が前記カラーペースト吐出口(9)に合わせた時、前記通路(7a)は、前記カラーペーストタンク入出口II(8b)と連通し、つまり前記大型ポンプ入出口のカラーペーストが還流し、前記小型ポンプ入出口(6)が前記径方向小型ポンプ通路I(7i)を通じて前記軸心通路(7f)と連通し、前記軸心通路(7f)が前記径方向通路II(7c)に連通し、前記径方向通路II(7c)から微量カラーペーストを吐出し、カラーペーストが前記カラーペースト吐出口(9)を経由して吐出され、その他の通路が閉められることを特徴とする請求項2に記載のカラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できる制御弁。
【請求項6】
前記カラーペーストタンク入出口(8)が前記弁体の側面に位置する2個のカラーペーストタンク入出口I(8a)及びカラーペーストタンク入出口II(8b)に分岐された後、また前記弁体の側面に位置する2個のカラーペーストタンク入出口III(8c)及びカラーペーストタンク入出口IV(8b)に分岐され、前記カラーペーストタンク入出口III(8c)及び前記カラーペーストタンク入出口IV(8b)は前記径方向通路II(7c)、前記径方向通路III(7d)と対応し;1、前記径方向通路I(7b)と前記カラーペーストタンク通路入出口II(8b)が連通した時、前記径方向通路III(7d)は前記カラーペーストタンクの分岐入出口III(8c)に連通し、前記径方向通路II(7c)が前記カラーペーストタンクの分岐入出口IV(8d)に連通し;2、前記径方向通路I(7b)と前記カラーペーストタンク通路入出口I(8a)とが連通した時、前記径方向通路II(7c)は前記カラーペーストタンクの分岐入出口III(8c)と連通し、前記径方向通路III(7d)が前記カラーペーストタンク入出口IV(8d)と連通することを特徴とする請求項5に記載のカラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できる制御弁。
【請求項7】
前記制御弁は、大型シリンダ(1)の台座上に前記カラーペースト吐出口(9)及び前記カラーペーストタンク通路(8)を設け、前記大型シリンダ(1)内に回転弁体(101)を設け;前記回転弁体の軸心に前記小型シリンダ(4)を設け、前記小型シリンダ(4)が径方向に沿って前記小型ポンプ入出口(6)に突出し、前記小型シリンダ(4)の外側に大型ポンプ入出口(5)を設け、前記小型シリンダ(4)が径方向に沿って別の入出口に突出し、前記入出口が大型ポンプの別の入出口と連通して合併入出口(56)を構成し、
1、前記合併入出口(56)が前記カラーペーストタンク通路(8)に合わせ、カラーペーストを吸込み;
2、前記大型ポンプ入出口(5)が前記カラーペースト吐出口(9)に合わせ、又は前記合併入出口(56)が前記カラーペースト吐出口(9)に合わせ、大量カラーペーストを吐出し;
3、前記小型ポンプ入出口(6)が前記カラーペースト吐出口(9)に合わせて微量カラーペーストを吐出することを特徴とする請求項1に記載のカラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できる制御弁。
【請求項8】
前記大型シリンダの台座内には、回転軸(103)を設け、回転軸(103)が回転弁体(101)と連接し、回転弁体(101)を回転させることを特徴とする請求項7に記載のカラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できる制御弁。
【請求項9】
前記回転軸(103)は、手動或いはモーターにより駆動されることを特徴とする請求項7に記載のカラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できる制御弁。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、塗料調色技術分野に関し、特に、カラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できる制御弁に関する。
【背景技術】
【0002】
調色技術分野において、往復動ポンプを利用して定量のカラーペーストを吐出することは、1つの基幹技術であり、現在よく見られる容積式往復動ポンプはピストンポンプ、プランジャポンプ、伸縮式ポンプ等がある。ピストンポンプを例にすると、シリンダとピストンロッドとピストンとペースト吐出口とからなる。調色は、カラーペーストの量に対し厳しい要求があり、ポンプが大量カラーペースト(例えば15ミリリットルを上回る)を吐出した時、カラーペースト吐出量の誤差が一定のパーセント(例えば1%を下回る)を超えてはならず、微量カラーペースト(例えば0.5ミリリットルを下回る)を吐出した時、カラーペースト吐出量の誤差が同樣に一定のパーセント(例えば12%を下回る)を超えてはならないよう要求され;この目的を達成するため、2台の調色機を使用でき、1台が大型ポンプで構成された調色機で、主に大量カラーペーストの吐出を担い、もう1台が小型ポンプで構成された調色機で、微量カラーペーストの吐出を担い;或いは同一ポンプ内において、1個の大断面シリンダの大型ポンプと1個の小断面シリンダの小型ポンプを並列に接続し、一対の大量吐出及び微量吐出の2つの送り出しシステムを並列に設置し、上記2つの方法では占めるスペースが比較的大きく、構造が複雑で、コストが高い問題を存在するため、ピストンロッド下方に1個の小ピストンロッドを固結し、同時にシリンダ内に小型往復棒とマッチする小型シリンダを設け、小型シリンダ上に小型ペースト吐出口を設け、大型ピストンロッド及び小型ピストンロッドの往復運動を通じてカラーペーストを大量吐出或いは微量吐出する目的を実現する(ピストンポンプを例にするが、ピストンポンプに限られるものではない)。しかしながら、一般的なカラーペースト吐出ポンプに適用している三方切替弁は、この種のカラーペーストの大量吐出及び微量吐出を両立できるポンプに運用されると、使用要求を満たすことができず;特許文献1に開示されている切替弁は、ペースト吐出口部のカラーペーストの固くなる現象及びペースト吐出管路内のカラーペースト沈みの問題を効果的に解決してカラーペースト吐出精度を向上できるが、同樣にこの種のカラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できるポンプの使用要求も満たすことができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許第CN201310045508.9号
【特許文献2】国際特許第WO2014139135A号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明は、従来技術の不足を克服してカラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できる制御弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の目的は、次の技術的解決策で実現し、
弁箱と弁箱内に設けた弁体と、を含むカラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できる制御弁であって、弁箱上に大型ポンプ入出口、小型ポンプ入出口、カラーペーストタンク入出口及びカラーペースト吐出口を設け;弁体上に通路を設け、弁体の回転を通じて大型ポンプ入出口、小型ポンプ入出口をカラーペーストタンクに連通させ又は吐出させ、少なくとも下記3つの連通構造を包括し、
1、大型ポンプ入出口はカラーペーストタンクに連通し、小型ポンプ入出口がカラーペーストタンクに連通し、大型ポンプ入出口及び小型ポンプ入出口がいずれもカラーペーストタンクに連通し、前記3つの方式の単独或いは組合せとし;
2、大型ポンプ入出口は、単独吐出し又は大型ポンプ入出口と小型ポンプ入出口が共同で吐出し、或いは大型ポンプ入出口がカラーペースト吐出口に連通して吐出し、若しくは大型ポンプ入出口及び小型ポンプ入出口が共同でカラーペースト吐出口に連通して吐出し;
3、小型ポンプ入出口が単独吐出し、又は小型ポンプ入出口がカラーペースト吐出口に連通して吐出することを特徴とする。
【0006】
前記大型ポンプ入出口は、単独吐出し又は大型ポンプ入出口と小型ポンプ入出口が共同で吐出し及び小型ポンプ入出口が単独吐出することとは、弁箱上のカラーペースト吐出口を不要とし、弁体の通路を大型ポンプ入出口に連通し、弁体の通路が同時に大型ポンプ入出口及び小型ポンプ入出口に連通し、弁体の通路を小型ポンプ入出口に連通した後、弁体の通路から吐出することをいう。
【0007】
カラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できる制御弁であって、弁箱と弁体とを含み、弁箱上に大型ポンプ入出口、小型ポンプ入出口、カラーペーストタンク入出口及びカラーペースト吐出口を設けており、カラーペーストタンク入出口は第1分岐通路を通じてカラーペーストタンクの分岐入出口Iに連通し、第2分岐通路を通じてカラーペーストタンクの分岐入出口IIに連通し;弁体に軸心通路を設け、径方向通路I、径方向通路II、径方向通路IIIは各々軸心通路と連通し、弁体表面に円弧状溝通路を設け、円弧状溝通路、径方向通路Iが大型ポンプ入出口と対応し、軸心通路と小型ポンプ入出口が通路を通じて連通する。
【0008】
前記軸心通路と小型ポンプ入出口が通路を通じて連通することは、軸心通路と小型ポンプ入出口が終始一貫して連通することをいい、且つ、
1径方向通路Iとカラーペーストタンクの分岐入出口IIとが連通した時、径方向通路Iはカラーペーストタンクに連通してカラーペーストを吸込み;径方向通路Iとカラーペーストタンクの通路分岐入出口Iとが連通した時、円弧状溝通路と径方向通路Iは同時にカラーペーストタンク通路出入口に連通してカラーペーストを吸込み;
2、径方向通路IIIがカラーペースト吐出口に合わせた時、径方向通路Iは大型ポンプ入出口と連通し、つまり大型ポンプ入出口と小型ポンプ入出口が同時に軸心通路を通じて径方向通路IIIと連通し、径方向通路IIIが大量カラーペーストを吐出し、その他の通路が閉められ;
3、径方向通路IIがカラーペースト吐出口に合わせた時、円弧状溝がカラーペーストタンク入出口Iと連通し、つまり大型ポンプ入出口のカラーペーストが還流し、小型ポンプ入出口が軸心通路に連通し、軸心通路が径方向通路IIに連通し、径方向通路IIからカラーペースト吐出口を経由して微量カラーペーストを吐出し、その他の通路が閉められる。
【0009】
前記カラーペーストタンク入出口が弁体の側面に位置する2個のカラーペーストタンク入出口I及びカラーペーストタンク入出口IIに分岐された後、また弁体の側面に位置する2個のカラーペーストタンク入出口III及びカラーペーストタンク入出口IVに分岐され、カラーペーストタンク入出口III及びカラーペーストタンク入出口IVは径方向通路II、径方向通路IIIと対応し;1径方向通路Iとカラーペーストタンク通路入出口IIとが連通した時、径方向通路IIIはカラーペーストタンクの分岐入出口IIIに連通し、径方向通路IIがカラーペーストタンクの分岐入出口IVに連通し、小型ポンプ入出口がカラーペーストタンクに連通してカラーペーストを吸込み;2径方向通路Iとカラーペーストタンク通路入出口Iとが連通した時、径方向通路IIIはカラーペーストタンクの分岐入出口IVに連通し、径方向通路IIがカラーペーストタンクの分岐入出口IIIに連通し、大型ポンプ入出口及び小型ポンプ入出口がカラーペーストタンクに連通してカラーペーストを吸い込む。
【0010】
前記制御弁は、弁箱IIと弁体IIとを含み、弁箱II上に大型ポンプ入出口、小型ポンプ入出口、カラーペーストタンク入出口及びカラーペースト吐出口を設け、カラーペーストタンク入出口が第1分岐通路を通じてカラーペーストタンクの分岐入出口Iに連通し、カラーペーストタンク入出口が第2分岐通路を通じてカラーペーストタンクの分岐入出口IIに連通し、カラーペーストタンク入出口に第3分岐通路を設け;弁体IIに軸心通路を設け、径方向通路I、径方向通路II、径方向通路IIIは、各々軸心通路と連通し、弁体表面に円弧状溝通路を設け、円弧状溝通路、径方向通路Iが大型ポンプ入出口と対応し、軸心通路と小型ポンプ入出口(6)の対応部位の軸方向90度間隔に径方向小型ポンプ通路I、径方向小型ポンプ通路II、径方向小型ポンプ通路III及び軸方向小型ポンプ通路を設け、前記軸心通路と小型ポンプ入出口が通路を通じて連通することとは、小型ポンプ入出口が各々径方向小型ポンプ通路I、径方向小型ポンプ通路II、径方向小型ポンプ通路IIIと連通することをいい、且つ、
1径方向通路Iとカラーペーストタンクの分岐入出口IIとが連通した時、径方向通路Iは、カラーペーストタンクと連通し、円弧状溝通路がカラーペーストタンクの通路分岐入出口Iと連通し、小型ポンプ入出口が軸方向小型ポンプ通路を通じてカラーペーストタンク入出口と連通してカラーペーストを吸い込み、その他の通路が閉められ;
2、径方向通路IIIがカラーペースト吐出口に合わせた時、大型ポンプ入出口は径方向通路Iを通じて軸心通路と連通し;小型ポンプ入出口が径方向小型ポンプ通路IIIを通じて軸心通路と連通し;つまり大型ポンプ入出口と小型ポンプ入出口が同時に軸心通路を通じて径方向通路IIIと連通し、径方向通路IIIが大量カラーペーストを吐出し、その他の通路が閉められ;
3、径方向通路IIがカラーペースト吐出口に合わせた時、円弧状溝は、カラーペーストタンク入出口IIと連通し、つまり大型ポンプ入出口のカラーペーストが還流し、小型ポンプ入出口が径方向小型ポンプ通路Iを通じて軸心通路と連通し、軸心通路が径方向通路IIに連通し、径方向通路IIから微量カラーペーストを吐出し、カラーペーストがカラーペースト吐出口を経由して吐出され、その他の通路が閉められる。
【0011】
更に、前記カラーペーストタンク入出口が弁体の側面に位置する2個のカラーペーストタンク入出口I及びカラーペーストタンク入出口IIに分岐された後、また弁体の側面に位置する2個のカラーペーストタンク入出口III及びカラーペーストタンク入出口IVに分岐され、カラーペーストタンク入出口III及びカラーペーストタンク入出口IVは径方向通路II、径方向通路IIIと対応し;1径方向通路Iとカラーペーストタンク通路入出口IIとが連通した時、径方向通路IIIはカラーペーストタンクの分岐入出口IIIに連通し、径方向通路IIがカラーペーストタンクの分岐入出口IVに連通し;2、径方向通路Iとカラーペーストタンク通路入出口Iとが連通した時、径方向通路IIはカラーペーストタンクの分岐入出口IIIと連通し、径方向通路IIIがカラーペーストタンク入出口IVと連通する。
【発明の効果】
【0012】
本発明に開示されている制御弁の構造は、きちんと整え、設計が巧み、弁体方向を回すことで、カラーペーストの大量吐出又は微量吐出の目的をよく実現でき;同時にポンプ本体を洗浄し、カラーペーストの流通管路及びペースト吐出口部のカラーペーストの固くなる現象を防止する目的を達成でき、更にポンプ本体又は弁箱内部に入った空気を追い出すことができるため、カラーペースト吐出精度を効果的に保証する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1a】本発明に係る制御弁に適したカラーペーストポンプの基本構造を示す模式図である。
図1b】本発明に係る制御弁に適したカラーペーストポンプの基本構造・動作を示す模式図である。
図2a】本発明に係る制御弁に適したカラーペーストポンプが伸縮式ポンプの場合、大型ポンプの動作を示す模式図である。
図2b】本発明に係る制御弁に適したカラーペーストポンプが伸縮式ポンプの場合、小型ポンプの動作を示す模式図である。
図2c】本発明に適したカラーペーストポンプが伸縮式ポンプの時、小型ポンプ本体も伸縮式ポンプである場合を示す模式図である。
図3】大型往復棒がずっと小型シリンダ構造にある様子を示す模式図。
図4】大型往復棒が小型シリンダ構造から離脱できる様子を示す模式図。
図5a】第1種制御弁の弁体構造を示す模式図である。
図5b】第1種制御弁の弁体通路を示す模式図である。
図6a】第1種制御弁の弁箱構造を示す模式図である。
図6b】第1種制御弁の弁箱通路を示す模式図である。
図7a】第1種制御弁の微量カラーペーストを吐出する通路を示す模式図である。
図7b】第1種制御弁の大量カラーペーストを吐出する通路を示す模式図である。
図7c】第1種制御弁のカラーペーストを吸い込む通路を示す模式図である。
図7d】第1種制御弁の別のカラーペーストを吸い込む状態の通路を示す模式図である。
図8a】第2種制御弁の弁箱構造を示す模式図である。
図8b】第2種制御弁の弁箱通路を示す模式図である。
図9a】第2種制御弁の弁体構造を示す模式図である。
図9b】第2種制御弁の弁体通路を示す模式である。
図10a】第2種制御弁のカラーペーストを吸い込む通路を示す模式図である。
図10b】第2種制御弁の大量カラーペーストを吐出する通路を示す模式図である。
図10c】第2種制御弁の微量カラーペーストを吐出する通路を示す模式図である。
図10d】第2種制御弁のポンプ本体を洗浄する通路を示す模式図である。
図11】第3種制御弁の全体構造を示す模式図である。
図12a】第3種制御弁の回転弁体構造を示す模式図である。
図12b】第3種制御弁の回転弁体通路を示す模式図である。
図13a】第3種制御弁の大型シリンダ台座の構造を示す模式図である。
図13b】第3種制御弁の大型シリンダ台座の通路を示す模式図である。
図14a】第3種制御弁のカラーペーストを吸い込む通路を示す模式図である。
図14b】第3種制御弁の微量カラーペーストを吐出する通路を示す模式図である。
図14c】第3種制御弁の大量カラーペーストを吐出する通路を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面と実施例を組み合わせて説明する。
【0015】
本発明が提供する制御弁は適されたカラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できるカラーペーストポンプは、図1a、図1bに示すように、基本的に容積変化の空間I大型ポンプ本体(つまり大型シリンダ1)と、大型往復部材(大型往復棒2と大型往復棒2の先端2aと大型往復棒2で押すピストン2bとを含む)と、容積変化の小型ポンプ本体II(つまり小型シリンダ4)と、小型往復部材(つまり小型往復棒3)と、大型ポンプ入出口5と、小型ポンプ入出口6とからなり;大型シリンダ1と大型往復部材と大型ポンプ入出口5で大型容積式往復動ポンプを構成し;小型往復部材と小型ポンプ本体と小型ポンプ入出口6で小型容積式往復動ポンプを構成し;小型容積式往復動ポンプと大型容積式往復動ポンプが同時に動作する。勿論、当業者もプランジャポンプヘッドで大型往復棒2及びピストン2bを代替して本発明を実現でき;図1aに示すように、小型往復棒3が小型シリンダ4に挿入されていない時、大型往復棒2の大型シリンダ1内における往復運動によりカラーペーストの大量吐出を実現し、大型シリンダ1内のカラーペーストは小型ポンプ入出口6及び大型ポンプ入出口5から吸い込まれ又は押し出され;図1bに示すように、小型往復棒3が小型シリンダ4に挿入された時、大型往復棒2の大型シリンダ1内におけるカラーペースト吐出量は2つの部分に分かれ、一部が小型ポンプ入出口の吐出量で、もう一部が大型ポンプ入出口の吐出量であり、こうすると小型ポンプ入出口から吐出し、大型ポンプ入出口からカラーペーストタンクに還流した場合は微量吐出で、小型ポンプ入出口及び大型ポンプ入出口がいずれも吐出した場合が大量吐出である。小型往復棒3が小型シリンダ4内で微量吐出のカラーペーストポンプを形成し、微量カラーペーストが小型ポンプ入出口6から吐出され、この時大型シリンダ1内のカラーペーストが大型ポンプ入出口5から排出してカラーペーストタンクに入り、カラーペーストの微量吐出を実現し;この図内の小型シリンダ4の軸線と大型シリンダ1の軸線は、異軸の方法である。小型往復棒3の小型シリンダ4に挿入する長さは、大型往復棒2のストロークより大きいか又は等しく、この時小型往復棒3がずっと小型シリンダ4内にあり;小型往復棒3の小型シリンダ4に挿入する長さも大型往復棒2のストロークより小さくすることができる。
【0016】
図2a、図2bは、容積変化の空間Iは、伸縮式ポンプの伸縮本体1aを示す模式図であり、伸縮本体1aが大型ポンプ本体である。図2aは、小型往復棒3である小型往復部材が小型ポンプ本体(つまり小型シリンダ4)に挿入していない時の大型ポンプの動作状態である。図2bは、小型往復棒3が小型シリンダ4に挿入した時の小型ポンプの動作状態である、その動作原理は、図1a、図1bと同じであり、伸縮本体1aが大型ポンプ本体1、大型往復棒2及び大型往復棒2と連接する大型往復動板2cで構成した大型往復部材に相当する。その他の部品は、小型往復部材3、小型ポンプ本体4、大型ポンプ入出口5、小型ポンプ入出口6、ガイドポスト2dとし、この実施形態も小型ポンプ本体4と伸縮本体1aが異軸の実施形態である。
【0017】
図2cに示すように、前記大型容積式往復動ポンプは、大伸縮式ポンプであり、大型往復棒2及び大型往復棒2と連接する大型往復動板2cで大型往復部材を構成し、大型往復棒2が大型往復動板2cを押してガイドポスト2dに沿って往復運動し、大伸縮式ポンプ本体1aの台座上に大型ポンプ入出口5を設け、大伸縮式ポンプ本体1a(つまり大型ポンプ本体)内に小型伸縮式ポンプ本体4aを嵌設し、小型伸縮式ポンプ本体4aの台座上に小型ポンプ入出口6を設け、前記小型往復部材は大型往復動板2cの小型伸縮式ポンプ本体4aに対応する一部の板面である。
【0018】
図3図4は、本発明の制御弁付きのカラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できるカラーペーストポンプの全体構造を示す模式図で、ピストンポンプとし、大型シリンダ1(つまり大型ポンプ本体)を包括し、大型往復棒2がピストンロッドで、ピストンロッドがピストン2bを通じて吸い込み或いは押し出しを実現し、大型往復棒2とピストン2bで大型往復部材を構成し、ピストン2bがシリンダ内に向けて小型往復棒3を伸び出し、大型シリンダ1と大型往復部材で構成した往復動ポンプが大型ポンプと呼ばれ、大型シリンダ1の台座内に設けた別のシリンダが小型シリンダ4(つまり小型ポンプ本体)と呼ばれ、直接大型シリンダ1上に穿孔又は管を設けて小型シリンダ4とすることができ、図3に示すように、大型シリンダ1が小型シリンダ4と同軸で設けられ;大型往復棒2のシリンダに挿入する一端は、別の往復棒に連接し、小型往復棒3(つまり小型往復部材)と呼ばれ、小型シリンダ4が小型往復棒3と組み合わせて小型ポンプを構成でき;小型シリンダ4には小型ポンプ入出口6を設け、大型シリンダ1に大型ポンプ入出口5を設ける。小型往復棒3の小型シリンダ4に挿入する長さは、大型往復棒2のストロークより大きいか又は等しく、この時小型往復棒3がずっと小型シリンダ4内にあり;図4に示すように、小型往復棒3の小型シリンダ4に挿入する長さも大型往復棒2のストロークより小さくすることができ、この時小型往復棒3が小型シリンダ4から離脱できる。大型ポンプ入出口5及び小型ポンプ入出口6に制御弁を配置し、制御弁は大型ポンプ入出口5及び小型ポンプ入出口6を制御してカラーペーストタンクに連通するか、又は吐出する。図3図4は、小型シリンダ4が大型シリンダ1と同軸に設けられる実施形態であり、こうすると、より一層製作及び実現しやすくなる。
【0019】
カラーペーストの大量吐出及び微量吐出の両立を実現できる制御弁であって、弁箱と弁箱内に設けた弁体とを含み、弁箱上に大型ポンプ入出口5、小型ポンプ入出口6、カラーペーストタンク入出口8及びカラーペースト吐出口9を設け;弁体上に通路を設け、弁体の回転を通じて大型ポンプ入出口、小型ポンプ入出口をカラーペーストタンクに連通させ又は吐出させ、少なくとも下記3つの連通構造を包括し、
1、大型ポンプ入出口はカラーペーストタンクに連通し、小型ポンプ入出口がカラーペーストタンクに連通し、大型ポンプ入出口及び小型ポンプ入出口がいずれもカラーペーストタンクに連通し、前記3つの方式の単独或いは組合せとし;
2、大型ポンプ入出口は、単独吐出し又は大型ポンプ入出口と小型ポンプ入出口が共同で吐出し、或いは大型ポンプ入出口がカラーペースト吐出口に連通して吐出し、若しくは大型ポンプ入出口及び小型ポンプ入出口が共同でカラーペースト吐出口に連通して吐出し;
3、小型ポンプ入出口が単独吐出し、又は小型ポンプ入出口がカラーペースト吐出口に連通して吐出する。
【0020】
この種の連通構造を実現するため、図6a、6bに示すような第1種構造を提供し、図6bは、図6aに示す弁箱の内部カラーペースト通路を示す模式図である。弁箱上に大型ポンプ入出口5、小型ポンプ入出口6、カラーペーストタンク入出口8及びカラーペースト吐出口9を設け、弁箱は前記に述べた伸縮式ポンプ本体、ピストンポンプ本体或いはプランジャポンプ本体と連接でき、カラーペースト吐出口9が弁箱下端面の窓口又は切欠部とすることができ、通路でもよく、カラーペーストタンク入出口8が第1分岐通路8yを通じてカラーペーストタンクの分岐入出口I8aに連通し、第2分岐通路8xを通じてカラーペーストタンクの分岐入出口II8bに連通し;図5a、図5bに示すように、弁体に軸心通路7eを設け、径方向通路I7b、径方向通路II7c、径方向通路III7dは、各々軸心通路7eと連通し、弁体表面に円弧状溝通路7aを設け、円弧状溝通路7aの目的が弁体表面の2箇所のカラーペースト通路を実現することであるが、円弧状通路に限られるものではなく、例えば直接表面に貫通孔をあけて表面2箇所の貫通を実現し、径方向通路I7b、円弧状溝通路7aは大型ポンプ入出口5と対応し、軸心通路7eと小型ポンプ入出口6が終始一貫して連通する。
【0021】
図7aは、ロータリーバルブ内のカラーペースト通路を示す模式図である。径方向通路II7cがカラーペースト吐出口9に合わせた時、円弧状溝7aがカラーペーストタンク入出口I8aと連通し、つまり大型ポンプ入出口のカラーペーストは円弧状溝7a、カラーペーストタンク入出口I8a、第1分岐通路8yを通じてカラーペーストタンクまでに還流し、小型ポンプ入出口6が軸心通路7eに連通し、軸心通路7eが径方向通路II7cに連通し、径方向通路II7cからカラーペースト吐出口9を経由して微量カラーペーストを吐出し、その他の通路が閉められる。
【0022】
図7bに示すように、径方向通路III7dがカラーペースト吐出口9に合わせた時、径方向通路I7bは大型ポンプ入出口5と連通し、つまり大型ポンプ入出口5と小型ポンプ入出口6が同時に軸心通路7eを通じて径方向通路III7dと連通し、径方向通路III7dが大量カラーペーストを吐出し、その他の通路が閉められる。
【0023】
図7cに示すように、径方向通路I7bとカラーペーストタンクの分岐入出口II8bとが連通した時、小型ポンプ入出口6は軸心通路7e、径方向通路I7b、カラーペーストタンクの分岐入出口II8bを通じてカラーペーストタンクに連通してカラーペーストを吸い込む。
【0024】
図7dに示すように、径方向通路I7bとカラーペーストタンクの分岐入出口I8aとが連通した時、大型ポンプ入出口5は円弧状溝通路7a、カラーペーストタンクの分岐入出口II8b、第2分岐通路8xを通じてカラーペーストタンク入出口8に連通し、小型ポンプ入出口6が軸心通路7e、径方向通路I7b、カラーペーストタンクの分岐入出口I8a、第1分岐通路8yを通じて同時にカラーペーストタンク入出口8を連通してカラーペーストを吸い込む。以上は、カラーペーストタンクの分岐入出口III8c及びカラーペーストタンクの分岐入出口IV8dがない場合を仮定した。
【0025】
図6a、6bに示すように、カラーペーストタンク入出口8が弁体の側面に位置する2個のカラーペーストタンク入出口I8a及びカラーペーストタンク入出口II8bに分岐された後、また弁体の側面に位置する2個のカラーペーストタンク入出口III8c及びカラーペーストタンク入出口IV8dに分岐され、カラーペーストタンク入出口III8c及びカラーペーストタンク入出口IV8dは径方向通路II7c、径方向通路III7dと対応し;1図7cに示すように、径方向通路I7bとカラーペーストタンク通路入出口II8bとが連通した時、径方向通路III7dはカラーペーストタンクの分岐入出口III8cに連通し、径方向通路II7cがカラーペーストタンクの分岐入出口IV8dに連通し、小型ポンプ入出口6がカラーペーストタンクに連通してカラーペーストを吸込み;2、図7dに示すように、径方向通路I7bとカラーペーストタンク通路入出口I8aとが連通した時、径方向通路III7dはカラーペーストタンクの分岐入出口IV8dに連通し、径方向通路II7cがカラーペーストタンクの分岐入出口III8cに連通し、大型ポンプ入出口5及び小型ポンプ入出口6がカラーペーストタンクに連通してカラーペーストを吸い込む。
【0026】
図8a、図8b、図9a、図9bは、制御弁の別の構造を示す模式図である。制御弁は、弁箱IIと弁体IIとを含み、弁箱II上に大型ポンプ入出口5、小型ポンプ入出口6、カラーペーストタンク入出口8及びカラーペースト吐出口9を設け、カラーペーストタンク入出口8が第1分岐通路8yを通じてカラーペーストタンクの分岐入出口I8aに連通し、カラーペーストタンク入出口8が第2分岐通路8xを通じてカラーペーストタンクの分岐入出口II8bに連通し、カラーペーストタンク入出口8に第3分岐通路8zを設け;弁体IIに軸心通路7fを設け、径方向通路I7b、径方向通路II7c、径方向通路III7dは、各々軸心通路7fと連通し、弁体II表面に円弧状溝通路7aを設け、円弧状溝通路7a、径方向通路I7bが大型ポンプ入出口5と対応し、軸心通路7fと小型ポンプ入出口6の対応部位の軸方向90度間隔に径方向小型ポンプ通路I7i、径方向小型ポンプ通路II7j、径方向小型ポンプ通路III7k及び軸方向小型ポンプ通路7hを設け;
図10aに示すように、径方向通路I7bとカラーペーストタンクの分岐入出口II8bとが連通した時、大型ポンプ入出口5は円弧状溝通路7a及びカラーペーストタンクの通路分岐入出口I8aと連通し、第1分岐通路8yを通じてカラーペーストタンク入出口8に連通し;小型ポンプ入出口6は、軸方向小型ポンプ通路7h、第3分岐通路8zを通じてカラーペーストタンク入出口8と連通してカラーペーストを吸い込み、その他の通路が閉められ;
2、図10bに示すように、径方向通路III7dがカラーペースト吐出口9に合わせた時、大型ポンプ入出口5は径方向通路I7bを通じて軸心通路7fと連通し;小型ポンプ入出口6が径方向小型ポンプ通路III7kを通じて軸心通路7fと連通し;つまり大型ポンプ入出口5と小型ポンプ入出口6が同時に軸心通路7fを通じて径方向通路III7dと連通し、径方向通路III7dが大量カラーペーストを吐出し、その他の通路が閉められ;
3、図10cに示すように、径方向通路II7cがカラーペースト吐出口9に合わせた時、円弧状溝7aがカラーペーストタンク入出口II8bと連通し、つまり大型ポンプ入出口5のカラーペーストは第2分岐通路8xを通じて還流し;小型ポンプ入出口6は、径方向小型ポンプ通路I7iを通じて軸心通路7fに連通し、軸心通路7fが径方向通路II7cに連通し、径方向通路II7cから微量カラーペーストを吐出し、カラーペーストがカラーペースト吐出口9を経由して吐出され、その他の通路が閉められる。以上は、カラーペーストタンクの分岐入出口III8c及びカラーペーストタンクの分岐入出口IV8dがない場合を仮定した。
【0027】
図8a、図8bに示すように、カラーペーストタンク入出口8が弁体の側面に位置する2個のカラーペーストタンク入出口I8a及びカラーペーストタンク入出口II8bに分岐された後、また弁体の側面に位置する2個のカラーペーストタンク入出口III8c及びカラーペーストタンク入出口IV8dに分岐され、カラーペーストタンク入出口III8c及びカラーペーストタンク入出口IV8dは径方向通路II7c、径方向通路III7dと対応し;1図10aに示すように、径方向通路I7bとカラーペーストタンク通路入出口II8bとが連通した時、径方向通路III7dはカラーペーストタンクの分岐入出口III8cに連通し、径方向通路II7cがカラーペーストタンクの分岐入出口IV8dに連通してカラーペーストを吸込み;
2、図10dに示すように、径方向通路I7bとカラーペーストタンク通路入出口I8aとが連通した時、径方向通路III7cはカラーペーストタンクの分岐入出口IV8cに連通し、径方向通路II7dがカラーペーストタンクの分岐入出口III8dに連通し、小型ポンプ入出口6がカラーペーストタンクに連通し、大型ポンプ入出口が閉鎖され、少量のカラーペーストを吸い込む以外に、カラーペーストを吐き出すことによって径方向通路II7c及び径方向通路III7d出口部のカラーペーストを洗浄できる。
【0028】
図11は、本発明に係る制御弁の全体構造を示す模式図である。図11図13a、図13bに示すように、大型シリンダ1の台座102上に吐出口9及びカラーペーストタンク通路8を設け、台座102の軸心に回転軸103を設け、大型シリンダ1内に回転弁体IV101を設け;図12a、図12bに示すように、回転弁体IV101の軸心に小型シリンダ4を設け、小型シリンダ4が径方向に沿って小型ポンプ入出口6に突出し、小型シリンダ4の外側に大型ポンプ入出口5を設け、小型シリンダ4が径方向に沿って別の入出口に突出し、該入出口が別の大型ポンプ入出口と連通して合併入出口56を構成し、弁体101を回すと、1図14aに示すように、合併入出口56がカラーペーストタンク通路8に合わせ、カラーペーストを吸込み、カラーペースト100がシリンダ内に流れ込まれ;2、図14bに示すように、小型ポンプ入出口6が吐出口9に合わせ、微量カラーペーストを吐出し、大型ポンプ入出口5とカラーペーストタンク入出口8とが連通し、大型ポンプ入出口5からカラーペーストタンクまでに還流し;3、図14cに示すように、大型ポンプ入出口5が吐出口9に合わせ、又は合併入出口56が吐出口9に合わせ、大量カラーペーストを吐出する。
【0029】
本発明に係る大型往復部材の駆動は、手動による駆動、ステッピングモーターによる駆動、サーボモーターによる駆動が挙げられる。本発明内の制御弁位置の変換は、手作業又はステッピングモーター或いは同期モーター若しくは位置変換制御付きの減速機付きモーターにより実現した変換を含む。制御弁の方向位置を変更すると、カラーペーストの吸い込み、カラーペーストの微量吐出、カラーペーストの大量吐出、空気の追い出し、ポンプ本体の洗浄の目的を実現し、またカラーペースト吐出精度及び効率を保証できる。
【0030】
本発明に係る制御弁は、以上に述べたプランジャポンプ、ピストンポンプ又は伸縮式ポンプに限られず、2個の吐出システムを有するポンプ本体に用いられることもでき、例えば特許文献2に開示されている並列に配置した計測用デュアルシリンダポンプである。
図1a
図1b
図2a
図2b
図2c
図3
図4
図5a
図5b
図6a
図6b
図7a
図7b
図7c
図7d
図8a
図8b
図9a
図9b
図10a
図10b
図10c
図10d
図11
図12a
図12b
図13a
図13b
図14a
図14b
図14c
【国際調査報告】