【実施例】
【0174】
【表1】
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【0175】
LCMS:
LCMS条件A(「LCMS(A)」):機器:Shimadzu LCMS 2020;移動相A:4L H2O\1.5mL TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:10−80AB_4MIN_2W;流量:0.8mL/分;勾配:10%〜80%;カラム:Boston Green ODS 2.1×30mm、3μm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0176】
LCMS条件B(「LCMS(B)」):機器:Agilent 1200シリーズ;移動相A:4L H2O\1.5ml TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:5−95AB_R_2W;流量:1.5mL/分;勾配:5%〜95%;カラム:Chromolith@Flash RP−18e 25−2mm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0177】
LCMS条件C(「LCMS(C)」):機器:Agilent 1200シリーズ;移動相A:4L H2O\2mL NH3H2O;移動相B:アセトニトリル;方法名:5−95CD_4.5MIN_2W;流量:0.8mL/分;勾配:5%〜95%;カラム:Chromolith@Flash RP−18e 25−2mm;カラム温度50℃;波長:220nm及び254nm。
【0178】
LCMS条件D(「LCMS(D)」):機器:Agilent 1200シリーズ;移動相A:4L H2O\1.5mL TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:5−95AB_R_4MIN_2W;流量:0.8mL/分;勾配:5%〜95%;カラム:Chromolith@Flash RP−18e 25−2mm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0179】
LCMS条件E(「LCMS(E)」):機器:Agilent 1200シリーズ;移動相A:4L H2O\1.5ml TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:5−95AB_R;流量:1.5mL/分;勾配:5%〜95%;カラム:Chromolith@Flash RP−18e 25−2mm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0180】
LCMS条件F(「LCMS(F)」):機器:Agilent 1200シリーズ;移動相A:4L H2O\2ml NH3H2O、移動相B:アセトニトリル;方法名:5−95CD_2MIN_2W;流量:1.2mL/分;勾配:5%〜95%;カラム:XBrige Shield RP−18 2.1×50mm、5μm;カラム温度:30℃;波長:220nm及び254nm。
【0181】
LCMS条件G(「LCMS(G)」):機器:Agilent 1200シリーズ;移動相A:4L H2O\2mL NH3H2O、移動相B:アセトニトリル;方法名:10−80CD_4MIN_2W;流量:0.8mL/分;勾配:10%〜80%;カラム:XBridge C−18 2.1×50mm、5μm;カラム温度:40℃;波長:220nm及び254nm。
【0182】
LCMS条件H(「LCMS(H)」):機器:Agilent 1200シリーズ;移動相A:4L H2O\1.5mL TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:10−80AB_4MIN_2W;流量:0.8mL/分;勾配:10%〜80%;カラム:Xtimate C−18、2.1×30mm、3μm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0183】
LCMS条件I(「LCMS(I)」):機器:Agilent 1200シリーズ;移動相A:4L H2O\2mL NH3H2O、移動相B:アセトニトリル;方法名:0−60CD_4.5MIN_2W;流量:0.8ml/分;勾配:0%〜60%;カラム:XBrige Shield RP−18 2.1×50mm、5μm;カラム温度50℃;波長:220nm及び254nm。
【0184】
LCMS条件J(「LCMS(J)」):機器:Agilent 1200シリーズ;移動相A:4L H2O\2mL NH3H2O、移動相B:アセトニトリル;方法名:10−80CD_2MIN_POS_2W;流量:1.2ml/分;勾配:10%〜80%;カラム:Xbridge C−18 2.1×50mm、5μm;カラム温度:40℃;波長:220nm及び254nm。
【0185】
LCMS条件K(「LCMS(K)」):機器:Shimadzu LCMS 2020;移動相A:4L H2O\1.5mL TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:0−30AB_2MIN_2W;流量:1.2mL/分;勾配:0%〜30%;カラム:Chromolith@Flash RP−18E 25−2mm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0186】
LCMS条件L(「LCMS(L)」):機器:Shimadzu LCMS 2020;移動相A:4L H2O\1.5mL TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:0−30AB_4MIN_2W;流量:0.8mL/分;勾配:0%〜30%;カラム:Chromolith@Flash RP−18E 25−2mm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0187】
LCMS条件M(「LCMS(M)」):機器:Shimadzu LCMS 2020;移動相A:4L H2O\1.5mL TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:0−60AB_2MIN_2W;流量:1.2mL/分;勾配:0%〜60%;カラム:Chromolith@Flash RP−18E 25−2mm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0188】
LCMS条件N(「LCMS(N)」):機器:Shimadzu LCMS 2020;移動相A:4L H2O\1.5mL TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:0−60AB_4MIN_2W;流量:0.8mL/分;勾配:0%〜60%;カラム:Chromolith@Flash RP−18E 25−2mm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0189】
LCMS条件O(「LCMS(O)」):機器:Agilent 1200シリーズLCMS;移動相A:4L H2O\2mL NH3H2O、移動相B:CAN;方法名:0−30CD_2MIN_POS_2W;流量:1.0mL/分;勾配:0%〜30%;カラム:Xbridge C18 2.1×50mm、5um;カラム温度:40℃;波長:220nm及び254nm。
【0190】
LCMS条件P(「LCMS(P)」):機器:Agilent 1200シリーズLCMS;移動相A:4L H2O\2mL NH3H2O、移動相B:CAN;方法名:0−60CD_2MIN_POS_2W;流量:1.0mL/分;勾配:0%〜60%;カラム:Xbridge C18 2.1×50mm、5um;カラム温度:40℃;波長:220nm及び254nm。
【0191】
LCMS条件Q(「LCMS(Q)」):機器:Agilent 1200シリーズLCMS;移動相A:4L H2O\2mL NH3H2O、移動相B:CAN;方法名:0−60CD_4MIN_2W;流量:0.8mL/分;勾配:0%〜60%;カラム:Xbridge C18 2.1×50mm、5um;カラム温度:40℃;波長:220nm及び254nm。
【0192】
LCMS条件R(「LCMS(R)」):機器:Agilent 1200シリーズLCMS;移動相A:4L H2O\1.5mL TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:10−80AB_2MIN_2W;流量:1.2mL/分;勾配:10%〜80%;カラム:Xtimate C18、2.1×30mm、3um;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0193】
LCMS条件S(「LCMS(S)」):機器:Agilent 1200シリーズLCMS;移動相A:4L H2O\2mL NH3H2O、移動相B:CAN;方法名:30−90CD_4MIN_POS_2W;流量:0.8mL/分;勾配:30%−90%;カラム:Xbridge C18 2.1×50mm、5um;カラム温度:40℃;波長:220nm及び254nm。
【0194】
LCMS条件T(「LCMS(T)」):機器:Agilent 1200シリーズLCMS;移動相A:4L H2O\1.5mL TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:5−95AB_15MIN_YMC;流量:1.0mL/分;勾配:5%〜95%;カラム:YMC−Pack ODS−A 5μm 150×4.6mm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0195】
LCMS条件U(「LCMS(U)」):機器:Agilent 1200シリーズLCMS;移動相A:4L H2O\1.5mL TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:0−30AB_2MIN_2W;流量:1.2mL/分;勾配:0%〜30%;カラム:Chromolith@Flash RP−18E 25−2mm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0196】
LCMS条件V(「LCMS(V)」):機器:Agilent 1200シリーズLCMS;移動相A:4L H2O\1.5mL TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:0−30AB_4MIN_2W;流量:0.8mL/分;勾配:0%〜30%;カラム:Chromolith@Flash RP−18E 25−2mm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0197】
LCMS条件W(「LCMS(W)」):機器:Agilent 1200シリーズLCMS;移動相A:4L H2O\1.5mL TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:0−60AB_2MIN_2W;流量:1.2mL/分;勾配:0%〜60%;カラム:Chromolith@Flash RP−18E 25−2mm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0198】
LCMS条件X(「LCMS(X)」):機器:Agilent 1200シリーズLCMS;移動相A:4L H2O\1.5mL TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:0−60AB_4MIN_2W;流量:0.8mL/分;勾配:0%〜60%;カラム:Chromolith@Flash RP−18E 25−2mm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0199】
LCMS条件Y(「LCMS(Y)」):機器:Shimadzu LCMS 2020;移動相A:4L H2O\1.5ml TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:5−95AB_R_2W;流量:1.5mL/分;勾配:5%〜95%;カラム:Chromolith@Flash RP−18e 25−2mm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0200】
LCMS条件Z(「LCMS(Z)」):機器:Shimadzu LCMS 2020;移動相A:4L H2O\1.5mL TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:5−95AB_R_4MIN_2W;流量:0.8mL/分;勾配:5%〜95%;カラム:Chromolith@Flash RP−18e 25−2mm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0201】
LCMS条件AA(「LCMS(AA)」):機器:Agilent 1200シリーズLCMS;移動相A:4L H2O\2mL NH
3・H
2O、移動相B:ACN;方法名:10−80CD_2MIN_NEG;流量:1.2mL/分;勾配:10%〜80%;カラム:Xbridge C18 2.1×50mm、5μm;カラム温度:40℃;波長:220nm及び254nm。
【0202】
LCMS条件BB(「LCMS(BB)」):機器:Agilent 1200シリーズLCMS;移動相A:4L H2O\1.5mL TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:0−60AB_R_2W;流量:1.5mL/分;勾配:0%〜60%;カラム:Chromolith@Flash RP−18E 25−2mm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0203】
LCMS条件CC(「LCMS(CC)」):機器:Agilent 1200シリーズLCMS;移動相A:4L H2O\1.5mL TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:0−30AB_R_2W;流量:1.5mL/分;勾配:0%〜30%;カラム:Chromolith@Flash RP−18E 25−2mm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0204】
LCMS条件DD(「LCMS(DD)」):機器:Agilent 1200シリーズLCMS;移動相A:4L H2O\1.5mL TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:10−80AB_R_2W;流量:1.5mL/分;勾配:10%〜80%;カラム:Chromolith@Flash RP−18E 25−2mm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0205】
LCMS条件EE(「LCMS(EE)」):機器:Agilent 1200シリーズ;移動相A:1L H2O\0.375mL TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:WUXIAB00;流量:0.6〜1.0mL/分;勾配:0%〜80%〜100%;カラム:Agilent 5 TC−C18 50−2.1mm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0206】
LCMS条件FF(「LCMS(FF)」):機器:Agilent 1200シリーズ;移動相A:1L H2O\0.375mL TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:WUXIAB01;流量:0.8〜1.0mL/分;勾配:1%〜90%〜100%;カラム:Agilent 5 TC−C18 50−2.1mm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0207】
LCMS条件GG(「LCMS(GG)」):機器:Agilent 1200シリーズ;移動相A:1L H2O\0.375mL TFA、移動相B:4L ACN\0.75mL TFA;方法名:WUXIAB10;流量:0.8〜1.0mL/分;勾配:10%−100%;カラム:Agilent 5 TC−C18 50−2.1mm;カラム温度:50℃;波長:220nm及び254nm。
【0208】
GCMS:
GCMS条件 機器:SHIMADZU GCMS−QP2010 Ultra;キャリアガス:He;カラム流量:1.5mL/分;インジェクター:250℃;スプリット比:100:1;カラム:HP−5MS 15m×0.25mm×0.25um;FILM From:25℃/分の速度で40℃(3分間保持)〜250℃(3分間保持)。
【0209】
cSFC解析:
cSFC解析条件:流量:3mL/分;波長:220nm;及びカラム温度:35℃を、以下に指定する条件の各々に用いた。
【0210】
cSFC解析条件A(「cSFC解析(A)」):カラム:Chiralpak OD−3 100×4.6mm内径、3um;移動相:エタノール(0.05%ジエチルアミン(「DEA」)、CO
25%〜40%。
【0211】
cSFC解析条件B(「cSFC解析(B)」):カラム:Chiralpak OD−3 100×4.6mm内径、3um;移動相:メタノール(0.05%DEA)、CO
25%〜40%。
【0212】
cSFC解析条件C(「cSFC解析(C)」):カラム:Chiralpak OD−3 100×4.6mm内径、3um;移動相:40%エタノール(0.05%DEA)、CO
2。
【0213】
cSFC解析条件D(「cSFC解析(D)」):カラム:Chiralpak AY−3 100×4.6mm内径、3um;移動相:エタノール(0.05%DEA)、CO
25%〜40%。
【0214】
cSFC解析条件E(「cSFC解析(E)」):カラム:Chiralpak OJ−3 100×4.6mm内径、3um;移動相:エタノール(0.05%DEA)、CO
25%〜40%。
【0215】
cSFC解析条件F(「cSFC解析(F)」):カラム:Chiralpak OJ−3 100×4.6mm内径、3um;移動相:メタノール(0.05%DEA)、CO
25%〜40%。
【0216】
cSFC解析条件G(「cSFC解析(G)」):カラム:Chiralpak AD−3 100×4.6mm内径、3um;移動相:エタノール(0.05%DEA)、CO
25%〜40%。
【0217】
cSFC解析条件H(「cSFC解析(H)」):カラム:Chiralpak AD−3 100×4.6mm内径、3um;移動相:メタノール(0.05%DEA)、CO
25%〜40%。
【0218】
以下で調製した、最終化合物に関連する塩(即ち、塩複合体)の存在を指示している各最終化合物について、最終化合物に含まれる塩の具体的なモル当量は、特記されない限り、未決定であった。
【0219】
実施例1A:キヌクリジン(N−ボラン)−3−オン(A−101)
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
0℃でテトラヒドロフラン(1L)中キヌクリジン−3−オン(0.20kg、1.6mol)の混合物に、テトラヒドロフラン中1Mボラン(1.8L、1.8mol)を滴下して加えた。この混合物を0℃で3時間撹拌した。完了後、この溶液をメタノールによってクエンチし、蒸発させて、シリカゲルクロマトグラフィー精製(石油エーテル:酢酸エチル=10:1)することにより、化合物A−101(0.19kg、86%収率)を白色の固体として得た。
【0220】
実施例2A:2,2−ジメチルキヌクリジン(N−ボラン)−3−オン(A−102)
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
0℃でテトラヒドロフラン(200mL)中の化合物A−101(20g、0.14mol)の混合物に、水素化ナトリウム(8.6g、60%、0.22mol)を部分量ずつ加えた。この反応物を30分間撹拌した。この混合物に0℃でテトラヒドロフラン(30mL)中ヨードメタン(31g、0.22mol)を滴下して加え、反応物を室温で2時間撹拌し、次に0℃に冷却した。水素化ナトリウム(8.6g、60%、0.22mol)を部分量ずつ加え、撹拌を30分間続けた。この混合物に0℃でテトラヒドロフラン(30mL)中ヨードメタン(31g、0.22mol)を再び滴下して加え、反応物を室温で更に2時間撹拌した。完了後、反応を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製(石油エーテル:酢酸エチル=10:1)することにより、化合物A−102(14g、58%収率)を白色の固体として得た。
【0221】
実施例3A:2,2−ジメチルキヌクリジン−3−オンオキシム(A−103)
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
無水エタノール(2mL)中の化合物A−102(0.50g、3.0mmol)の混合物に、室温で塩酸ヒドロキシルアミン(0.21g、3.0mmol)を加えた。この混合物を100℃で2時間撹拌した。完了後、この溶液を室温に冷却すると、沈殿物が形成された。この沈殿物をろ過によって回収することにより、化合物A−103(0.48g、96%収率)を白色の固体として得た。LCMS(K):tR=1.093分,(ES
+)m/z(M+H)
+=169.1.
【0222】
実施例4A:(±)−2,2−ジメチルキヌクリジン−3−アミン(rac−A−104)
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
n−プロピルアルコール(6mL)中の化合物A−103(0.60g、2.9mmol)の混合物に、室温でナトリウムn−プロポキシド(67mg、1mL n−プロピルアルコール中2.9mmolナトリウム)を加えた。この溶液を100℃に加熱し、ナトリウム(0.67g、29mmol)を部分量ずつ加えた。混合物をこの温度で8時間撹拌した。完了後、混合物を水(1mL)に注ぎ、真空濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、ろ過した。得られたろ液を真空濃縮することにより、rac−A−104(0.40g、89%収率)を黄色の油として得た。LCMS(K):tR=0.988分,(ES
+)m/z(M+H)
+=155.1.
【0223】
実施例5A:2,2−ジメチルキヌクリジン−3−オン(A−105)
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
0℃で20%トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(150mL、v/v)の溶液に、化合物A−102(45g、0.27mol)を部分量ずつ加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した。完了後、0℃で飽和炭酸カリウム水溶液を加えることにより、pHを8に調整した。この混合物をジクロロメタン(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物A−105(40g、98%収率)を白色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):3.37−3.36(m,2H),2.98−2.97(m,2H),2.39−2.38(m,1H),2.10−2.09(m,4H),1.34(s,6H).
【0224】
実施例6A:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イリデン)−1−フェニルエタンアミン((R)−A−106)
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
トルエン(140ml)中の化合物A−105(7.2g、47mmol)及び(R)−1−フェニルエタンアミン(6.8g、56mmol)の溶液にチタンテトラエトキシド(32g、0.14mol)を加え、この混合物を還流させながら72時間加熱した。完了後、混合物を室温に冷却し、飽和炭酸カリウム水溶液(500mL)に注いだ。酢酸エチル(500mL)を加え、混合物を10分間激しく撹拌し、セライトでろ過した。層を分離し、水層を酢酸エチル(3×500mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物(R)−A−106(13g、粗製、LCMSによって52%純度)を黄色の油として得た。この材料を次のステップに更なる精製なしに使用した。LCMS(J):tR=1.337,(ES
+)m/z(M+H)
+=257.1.
【0225】
実施例7A:(R)−2,2−ジメチル−N−((R)−1−フェニルエチル)キヌクリジン−3−アミン((R,R)−A−107)
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
0℃でメタノール(130mL)中の化合物(R)−A−106(13g、26mmol、52%純度)の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(5.0g、0.13mol)を加えた。この混合物を0℃で30分間撹拌し、次に室温に戻し、一晩撹拌した。完了後、この反応物を飽和炭酸カリウム水溶液(500mL)に注ぎ、混合物を酢酸エチル(2×500mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、11gの澄明な油を得た。この粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー精製(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)することにより、化合物(R,R)−A−107(7.3g、2ステップで58%収率)を澄明な油として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 7.34−7.26(m,4H),7.22−7.18(m,1H),3.78−3.73(m,1H),3.35−3.18(m,1H),3.06−3.01(m,1H),2.61−2.53(m,2H),2.32(s,1H),1.81−1.78(m,1H),1.63−1.54(m,2H),1.44−1.42(m,1H),1.41(s,3H),1.31(d,J=6.8Hz,3H),1.30−1.26(m,1H),1.21(s,3H).
【0226】
実施例8A:(R)−2,2−ジメチルキヌクリジン−3−アミン((R)−A−104)
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール(100mL)中の化合物(R,R)−A−107(5.3g、21mmol)の溶液に、窒素下で10%パラジウム/炭素、50%ウェット(1.5g)を加えた。この懸濁液を真空中で脱気し、水素で数回パージした。得られた混合物を水素(50psi)下、室温で一晩撹拌した。完了後、反応混合物をろ過し、ろ液を真空濃縮することにより、化合物(R)−A−104(3.0g、93%収率)を白色の半固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):3.28−3.24(m,2H),2.79−2.73(m,3H),1.92−1.90(m,1H),1.76−1.73(m,3H),1.45−1.44(m,1H),1.31(s,3H),1.29(s,3H).
【0227】
実施例9A:(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イリデン)−1−フェニルエタンアミン((S)−A−106)
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
トルエン(40mL)中の化合物A−105(4.1g、27mmol)及び(S)−1−フェニルエタンアミン(3.9g、32mmol)の溶液に、酢酸(1.6g、27mmol)及び4A分子篩(1.0g)を加えた。この混合物を還流させながら72時間加熱した。完了後、混合物を室温に冷却し、真空濃縮することにより、化合物(S)−A−106(8.5g、粗製)を黄色の油として得た。LCMSは38%純度を示した。この材料を次のステップに更なる精製なしに直接使用した。LCMS(J):tR=1.228,(ES
+)m/z(M+H)
+=257.2.
【0228】
実施例10A:(S)−2,2−ジメチル−N−((S)−1−フェニルエチル)キヌクリジン−3−アミン((S,S)−A−107)
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
0℃でメタノール(80mL)中の化合物(S)−A−106(8.5g、13mmol、38%純度)の溶液に水素化ホウ素ナトリウム(2.4g、63mmol)を加えた。この反応物を0℃で30分間撹拌し、次に室温に戻し、一晩撹拌した。完了後、混合物を飽和炭酸カリウム水溶液(100mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、8.0gの澄明な油を得た。この粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー精製(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)することにより、化合物(S,S)−A−107(1.8g、2ステップで26%収率)を澄明な油として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 7.34−7.28(m,4H),7.22−7.19(m,1H),3.78−3.73(m,1H),3.27−3.21(m,1H),3.08−3.04(m,1H),2.65−2.58(m,2H),2.34(s,1H),1.84−1.82(m,1H),1.65−1.56(m,2H),1.45−1.43(m,1H),1.36(s,3H),1.31(d,J=6.8Hz,3H),1.23(s,3H),1.15−1.14(m,1H).
【0229】
実施例11A:(S)−2,2−ジメチルキヌクリジン−3−アミン((S)−A−104)
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール(40mL)中の化合物(S,S)−A−107(1.8g、7.0mmol)の溶液に窒素下で10%パラジウム/炭素、50%ウェット(0.4g)を加えた。この懸濁液を真空中で脱気し、水素で数回パージした。得られた混合物を水素(50psi)下、室温で一晩撹拌した。完了後、反応混合物をろ過し、ろ液を真空濃縮することにより、化合物(S)−A−104(1.0g、93%収率)を白色の半固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):3.44−3.36(m,2H),3.03−2.93(m,2H),2.90(s,1H),2.07−2.02(m,1H),1.92−1.85(m,3H),1.65−1.58(m,1H),1.43(s,3H),1.39(s,3H).
【0230】
実施例12A:2−メチレンキヌクリジン−3−オン(A−108)
【化59】
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エタノール/水(0.65L、2.5:1)中のキヌクリジン−3−オン(30g、0.24mol)の混合物にジメチルアミン(49g、0.36mol)を一部ずつ、続いてホルムアルデヒド(28g、0.36mol)を一部ずつ室温で加えた。室温で10分間撹拌した後、反応混合物を3時間加熱還流し、次に70℃で16時間撹拌した。TLCにより、出発物質が完全に消費されたことが示された。この反応混合物を室温に冷却し、真空濃縮した。残渣を蒸留によって精製することにより、化合物A−108(14g、43%収率)を黄色の油として得た。GCMS:tR=5.629、(EI
+)m/z(M)=137.2。
【0231】
実施例13A:1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−オン(A−109)
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
0℃で無水テトラヒドロフラン(500mL)中トリメチルスルホキソニウムヨージド(42g、0.19mol)の溶液に水素化ナトリウム(7.6g、0.19mol)を加えた。この反応混合物を0℃で1時間撹拌し、化合物A−108(20g、0.15mol)を滴下して加えた。この混合物を室温に戻し、16時間撹拌した。GCMSにより、反応の完了が示された。飽和塩化アンモニウム水溶液で反応をクエンチし、ろ過した。ろ液を真空濃縮し、ジクロロメタン(200mL)及び水(200mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×600mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(2×400mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮した。残渣を酸化アルミニウムカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=5:1]することにより、化合物A−109(4.8g、22%収率)を白色の固体として得た。GCMS:tR=7.253、(EI
+)m/z(M+H)
+=151.1、
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):δ 3.09−3.03(m,4H),2.56−2.55(m,1H),2.05−2.00(m,4H),1.40−1.39(m,2H),1.14−1.12(m,2H).
【0232】
実施例14A:1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−オンオキシム塩酸塩(A−110)
【化61】
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無水エタノール(5mL)中の化合物A−109(1.0g、6.6mmol)の混合物に、室温で塩酸ヒドロキシルアミン(0.48g、7.0mmol)を加えた。この混合物を100℃で2時間撹拌した。完了後、この溶液を室温に冷却すると、沈殿物が形成された。この沈殿物をろ過によって回収することにより、化合物A−110(0.80g、60%収率)を白色の固体として得た。
【0233】
実施例15A:(±)−1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−アミン(rac−A−111)
【化62】
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n−プロピルアルコール(10mL)中の化合物A−110(1.0g、4.9mmol)の混合物に、室温でナトリウムプロポキシド(0.40g、2mL n−プロピルアルコール中4.9mmolナトリウム)を加えた。この溶液を100℃に加熱し、ナトリウム(1.1g、49mmol)を部分量ずつ加えた。混合物をこの温度で8時間撹拌した。完了後、混合物を水(2mL)に注ぎ、真空濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、ろ過した。得られたろ液を真空濃縮することにより、rac−A−111(0.50g、67%収率)を黄色の油として得た。
【0234】
実施例16A:(R)−1−フェニル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イリデン)エタンアミン((R)−A−112)
【化63】
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無水トルエン(30mL)中の化合物A−109(2.0g、13mmol)の溶液に、(R)−1−フェニルエタンアミン(1.6g、13mmol)及びチタン酸エチル(9.1g、40mmol)を加えた。得られた混合物を110℃で48時間撹拌した。完了後、飽和炭酸カリウム水溶液(100mL)で反応をクエンチし、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物(R)−A−112(3.2g、粗製)を黄色の油として得て、これを次のステップに更なる精製なしに使用した。LCMS(J):tR=1.594,(ES
+)m/z(M+H)
+=255.1.
【0235】
実施例17A:(R)−N−((R)−1−フェニルエチル)−1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−アミン((R,R)−A−113)
【化64】
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無水メタノール(30mL)中の化合物(R)−A−112(3.2g、13mmol)の混合物に、0℃で水素化ホウ素ナトリウム(1.0g、25mmol)をゆっくりと加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。完了後、反応を水(10mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー精製[ジクロロメタン:メタノール=5:1]することにより、化合物(R,R)−A−113(1.1g、2ステップで41%収率)を黄色の油として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):7.34−7.28(m,4H),7.24−7.22(m,1H),3.66−3.63(m,1H),3.01−2.89(m,1H),2.74−2.73(m,1H),2.72−2.65(m,3H),1.90−1.79(m,2H),1.70−1.65(m,1H),1.55−1.51(m,1H),1.37−1.35(m,1H),1.29(d,J=6.4Hz,3H),1.12−1.07(m,1H),0.85−0.80(m,1H),0.59−0.47(m,2H).
【0236】
実施例18A:(R)−1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−アミン((R)−A−111)
【化65】
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無水メタノール(15mL)中の化合物(R,R)−A−113(1.4g、5.5mmol)の混合物に、窒素下で10%パラジウム水酸化物/炭素、50%ウェット(600mg)を加えた。この懸濁液を真空中で脱気し、水素で数回パージした。得られた混合物を水素(40psi)下、28℃で5時間撹拌した。完了後、反応混合物をろ過し、ろ液を真空濃縮することにより、化合物(R)−A−111(0.75g、90%収率)を淡黄色の油として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):3.04−2.94(m,2H),2.82−2.76(m,3H),1.92−1.84(m,2H),1.79−1.70(m,2H),1.46−1.43(m,1H),1.00−0.95(m,1H),0.82−0.77(m,1H),0.58−0.49(m,2H).
【0237】
実施例19A:(S)−1−フェニル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イリデン)エタンアミン((S)−A−112)
【化66】
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無水トルエン(30mL)中の化合物A−109(2.0g、13mmol)の溶液に、(S)−1−フェニルエタンアミン(1.6g、13mmol)及びチタン酸エチル(9.1g,40mmol)を加えた。得られた混合物を110℃で48時間撹拌した。完了後、飽和炭酸カリウム水溶液(100mL)で反応をクエンチし、酢酸エチル(5×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物(S)−A−112(2.3g、粗製)を黄色の油として得て、これを次のステップに更なる精製なしに使用した。LCMS(J):tR=1.295,(ES
+)m/z(M+H)
+=255.1.
【0238】
実施例20A:(S)−N−((S)−1−フェニルエチル)−1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−アミン((S,S)−A−113)
【化67】
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無水メタノール(25mL)中の化合物(S)−A−112(2.3g、粗製)の混合物に、0℃で水素化ホウ素ナトリウム(1.0g、25mmol)をゆっくりと加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。完了後、水(8mL)によって反応をクエンチし、酢酸エチル(3×25mL)で抽出した。合わせた有機層を真空濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー精製[ジクロロメタン:メタノール=5:1]することにより、化合物(S,S)−A−113(1.0g、37%)2ステップでの収率)を黄色の油として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):7.32−7.25(m,4H),7.22−7.18(m,1H),3.64−3.58(m,1H),3.02−2.99(m,1H),2.89−2.86(m,1H),2.76−2.64(m,3H),1.85−1.76(m,2H),1.67−1.65(m,1H),1.52−1.50(m,1H),1.34−1.32(m,1H),1.26(d,J=6.4Hz,3H),1.08−1.04(m,1H),0.82−0.78(m,1H),0.56−0.46(m,2H).
【0239】
実施例21A:(S)−1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−アミン((S)−A−111)
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
無水メタノール(10mL)中の化合物(S,S)−A−113(1.0g、3.9mmol)の混合物に、窒素下で10%パラジウム水酸化物/炭素、50%ウェット(400mg)を加えた。この懸濁液を真空中で脱気し、水素で数回パージした。この混合物を水素(40psi)下、28℃で5時間撹拌した。完了後、反応混合物をろ過し、ろ液を真空濃縮することにより、化合物(S)−A−111(0.55g、92%収率)を淡黄色の油として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):3.04−2.94(m,2H),2.82−2.75(m,3H),1.97−1.84(m,2H),1.79−1.74(m,2H),1.47−1.43(m,1H),1.00−0.95(m,1H),0.81−0.76(m,1H),0.58−0.49(m,2H).
【0240】
実施例1B:メチル6−クロロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−101)
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
ジメチルスルホキシド(500mL)中4−クロロ−2−フルオロベンズアルデヒド(50g、0.32mol)及びメチル2−メルカプトアセテート(40g、0.38molの混合物に、室温でトリエチルアミン(96g、0.95mol)を加えた。この混合物を80℃で1時間撹拌した。完了後、反応混合物を室温に冷却し、氷水(4L)に注ぐと、固体が形成された。この混合物を30分間撹拌し、固体をろ過によって回収し、水で洗浄し、真空乾燥させることにより、化合物B−101(80g、粗製)を黄色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=227.0.
【0241】
実施例2B:6−クロロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−102)
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
テトラヒドロフラン(200mL)及び水(10mL)中の化合物B−101(10g、44mmol)の溶液に、水酸化リチウム一水和物(5.6g、0.13mol)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。完了後、反応混合物を真空濃縮してテトラヒドロフランを除去し、水(400mL)に注いだ。pHを4M塩酸で3に調整すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、水で洗浄し、真空乾燥させることにより、化合物B−102(5.6g、60%収率)を白色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=212.9.
【0242】
実施例3B:メチル5−クロロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−103)
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
無水ジメチルホルムアミド(100mL)中5−クロロ−2−ニトロベンズアルデヒド(10g、54mmol)の混合物に、メチル2−メルカプトアセテート(5.7g、45mmol)及びK
2CO
3(19g、135mmol)を加えた。この混合物を還流させながら6時間撹拌した。完了後、反応混合物を室温に冷却し、氷水(500mL)に注ぐと、固体が形成された。この混合物を30分間撹拌し、固体をろ過によって回収し、水で洗浄し、真空乾燥させることにより、化合物B−103(4g、31%収率)を白色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=227.0.
【0243】
実施例4B:5−クロロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−104)
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール(80mL)及び水(40mL)中の化合物B−103(4.0g,18mmol)の混合物に、水酸化カリウム(2.0g、2.9mmol)を加えた。この混合物を室温で16時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空濃縮してメタノールを除去し、水(400mL)に注いだ。pHを4M塩酸で3に調整すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、水で洗浄し、真空乾燥させることにより、化合物B−104(3.5g、93%収率)を白色の固体として得た。
【0244】
実施例5B:4,5−ジクロロ−2−ニトロベンズアルデヒド(B−105)
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(15mL、0.12mol)中4,5−ジクロロ−2−ニトロトルエン(8.0g、39mmol)の溶液を140℃で還流させながら24時間加熱した。次に反応混合物を室温に冷却し、N,N−ジメチルホルムアミド(50mL)及び水(75mL)中の過ヨウ素酸ナトリウム(25g、0.12mol)の溶液に滴下して加えた。この反応混合物を室温で4時間撹拌し、次にろ過して固体を除去した。ろ液をトルエン(2×15mL)で抽出し、合わせた有機層を水(2×30mL)及びブライン(10mL)で洗浄し、真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]することにより、化合物B−105(1.8g、21%収率)を白色の固体として得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):δ 10.42(s,1H),8.29(s,1H),8.07(s,1H).
【0245】
実施例6B:メチル5,6−ジクロロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−106)
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の化合物B−105(1.6g、7.1mmol)及び炭酸カリウム(2.0g、14mmol)の溶液を0℃で30分間撹拌した。メチル2−スルファニルアセテート(0.90g、8.5mmol)をゆっくりと加え、反応物を0℃で30分間及び30℃で15時間撹拌した。完了後、反応を水(10mL)でクエンチし、ジクロロメタン(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=30:1]することにより、化合物B−106(1.5g、81%収率)を淡黄色の固体として得た。
【0246】
実施例7B:メチル5,6−ジクロロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−107)
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール(15mL)及び水(5mL)中の化合物B−106(0.50g、1.9mmol)の溶液に、水酸化リチウム(0.14g、5.7mmol)を加えた。得られた混合物を30℃で16時間撹拌した。完了後、この反応液を真空濃縮してメタノールを除去した。pHを濃塩酸で6に調整すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−107(0.40g、85%収率)を白色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=200.9.
【0247】
実施例8B:エチル5−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−108)
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中2−フルオロ−5−メチルベンズアルデヒド(2.0g、14mmol)、エチル2−メルカプトアセテート(1.8g、17mmol)及び炭酸カリウム(4.0g、29mmol)の混合物を80℃で4時間撹拌した。完了後、混合物を氷水に注ぐと、固体が形成された。この混合物を30分間撹拌し、固体をろ過によって回収し、水で洗浄し、真空乾燥させることにより、化合物B−108(2.2g、74%収率)を黄色の固体として得た。
【0248】
実施例9B:5−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−109)
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
テトラヒドロフラン/メタノール/水(1:1:1、15mL)中の化合物B−108(0.20g、1.0mmol)の溶液に、水酸化リチウム水和物(0.12g、2.9mmol)を加えた。この混合物を25℃で3時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空濃縮してテトラヒドロフラン及びメタノールを除去し、水(10mL)に注いだ。pHを4M塩酸で3に調整すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、水で洗浄し、真空乾燥させることにより、化合物B−109(0.10g、54%収率)を黄色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=193.1.
【0249】
実施例10B:メチル6−ブロモベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−110)
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
ジメチルスルホキシド(100mL)中4−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド(10g、49mmol)及びメチル2−メルカプトアセテート(7.8g、74mmol)の溶液に、室温で炭酸カリウム(13g、99mmol)を部分量ずつ加えた。得られた混合物を70℃で3時間撹拌した。完了後、混合物を氷水に注ぐと、固体が形成された。この混合物を30分間撹拌し、固体をろ過によって回収し、水で洗浄し、真空乾燥させた。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=7:1]することにより、化合物B−110(8.1g、61%収率)を白色の固体として得た。
【0250】
実施例11B:メチル6−シクロプロピルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−111)
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
N
2下の無水トルエン(50mL)中の化合物B−110(2.7g、10mmol)及びシクロプロピルボロン酸(0.73g、10mmol)の溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.54g、0.47mmol)を加え、続いて水(5mL)中リン酸カリウム(3.2g、15mmol)の溶液を加えた。この溶液を室温で0.5時間撹拌した後、7時間加熱還流した。完了後、混合物を室温に冷却し、ろ過した。ろ液を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=60:1]することにより、化合物B−111(1.8g、70%収率)を白色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=233.0.
【0251】
実施例12B:6−シクロプロピルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−112)
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール/水(1:1、10mL)中の化合物B−111(0.52g、2.2mmol)の溶液に、水酸化ナトリウム(0.18g、4.4mmol)を加えた。この混合物を室温で12時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空濃縮してテトラヒドロフランを除去し、水(20mL)に注いだ。pHを4M塩酸で3に調整し、この混合物をジクロロメタン(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−112(0.38g、78%収率)を白色の固体として得た。
【0252】
実施例13B:メチル5−ブロモベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−113)
【化81】
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N,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中5−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド(6.0g、30mmol)及びメチル2−メルカプトアセテート(3.8g、35mmol)の溶液に、室温でトリエチルアミン(8.97g、89mmol)を部分量ずつ加えた。得られた混合物を60℃で12時間撹拌した。完了後、混合物を氷水に注ぐと、固体が形成された。この混合物を30分間撹拌し、固体をろ過によって回収し、水で洗浄し、真空乾燥させた。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=7:1]することにより、化合物B−113(5.5g、69%収率)を白色の固体として得た。
【0253】
実施例14B:メチル5−シクロプロピルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−114)
【化82】
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N
2下の無水トルエン(30mL)中の化合物B−113(4.5g、17mmol)及びシクロプロピルボロン酸(1.6g、18mmol)の溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.98g、0.83mmol)を加え、続いて水(10mL)中リン酸カリウム(5.3g、25mmol)の溶液を加えた。得られた溶液を室温で0.5時間撹拌した後、12時間加熱還流した。完了後、混合物を室温に冷却し、ろ過した。得られたろ液を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=40:1〜15:1]することにより、化合物B−114(2.8g、73%収率)を白色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=233.0.
【0254】
実施例15B:5−シクロプロピルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−115)
【化83】
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水(20mL)中の化合物B−114(0.80g、3.4mmol)の溶液に水酸化リチウム水和物(0.43g、10mmol)を加え、得られた混合物を室温で4時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空濃縮してテトラヒドロフランを除去し、次に水(20mL)に注いだ。pHを4M塩酸で3に調整し、この混合物をジクロロメタン(60mL×3)で抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−115(0.70g、92%収率)を白色の固体として得た。
【0255】
実施例16B:メチル6−シアノベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−116)
【化84】
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ジメチルスルホキシド(40mL)中3−フルオロ−4−ホルミルベンゾニトリル(3.6g、24mmol)及びトリエチルアミン(4.8g、48mmol)の溶液に、0℃でメチル2−メルカプトアセテート(3.1g、29mmol)を加えた。この反応物を80℃で一晩撹拌した。完了後、この溶液を氷水に注ぎ、得られた混合物をろ過した。ろ液を真空濃縮することにより、化合物B−116(4.0g、77%収率)を黄色の固体として得た。
【0256】
実施例17B:6−シアノベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−117)
【化85】
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メタノール(20mL)及び水(20mL)中のB−116(4.0g、18mmol)の溶液に、室温で水酸化ナトリウム(1.5g、37mmol)を加えた。この混合物を2時間撹拌した。完了後、溶液を濃縮してメタノールをほぼ除去し、次にpHを4〜5に調整すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、乾燥させることにより、化合物B−117(3.4g、91%収率)を褐色の固体として得た。
【0257】
実施例18B:(3−ブロモフェニル)(2,2−ジメトキシプロピル)スルファン(B−118)
【化86】
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N,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中3−ブロモベンゼンチオール(8.7g、46mmol)及び1−ブロモ−2,2−ジメトキシプロパン(8.4g、46mmol)の混合物に、室温で炭酸カリウム(9.5g、69mmol)を加えた。この混合物を80℃で一晩撹拌した。完了後、反応混合物を水でクエンチし、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、粗化合物B−118(13g、97%収率)を無色の油として得た。
【0258】
実施例19B:6−ブロモ−3−メチルベンゾ[b]チオフェン及び4−ブロモ−3−メチルベンゾ[b]チオフェン(B−119及びB−120)
【化87】
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還流下のクロロベンゼン(100mL)中のポリリン酸(130g)の混合物に、クロロベンゼン(130mL)中のB−118(13g、45mmol)の溶液を滴下して加えた。この混合物を還流させながら5時間撹拌した。完了後、反応混合物を室温に冷却し、水(200mL)でクエンチした。得られた混合物をジクロロメタン(3×200mL)で抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=1:0]することにより、化合物B−119及びB−120(8.0g、79%収率)を無色の油として得た。
【0259】
実施例20B:メチル3−メチルベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキシレート及びメチル3−メチルベンゾ[b]チオフェン−4−カルボキシレート(B−121)
【化88】
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メタノール(10mL)中の化合物B−119及びB−120(0.50g、2.2mmol)、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン(0.45g、1.1mmol)及び酢酸パラジウム(0.12g、0.55mmol)の混合物に、室温でトリエチルアミン(0.67g、6.6mmol)を加えた。得られた混合物を50mLオートクレーブ内において一酸化炭素(1.5MPa)下110℃で一晩撹拌した。完了後、混合物を室温に冷却し、ろ過した。ろ液を水に注ぎ、酢酸エチル(3×40mL)で抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=1:0]することにより、化合物B−121(0.20g、44%収率)を黄色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.856.,(ES
+)m/z(M)
+=207.1.
【0260】
実施例21B:チエノ[2,3−c]ピリジン−5−カルボン酸(B−122)
【化89】
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テトラヒドロフラン(5mL)、メタノール(5mL)及び水(5mL)中の化合物B−121(0.18g、0.87mmol)の溶液に、水酸化リチウム一水和物(73mg、1.8mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。完了後、反応混合物を真空濃縮してテトラヒドロフランを除去し、水(50mL)に注いだ。pHを4M塩酸で3に調整すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、水で洗浄し、真空乾燥させることにより、化合物B−122(0.16g、95%収率)を白色の固体として得た。
【0261】
実施例22B:メチル2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシレート(B−123)
【化90】
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N,N−ジメチルホルムアミド(70mL)中メチル4,5−ジヒドロキシピコリネート(1.0g、5.9mmol)の混合物に、炭酸カリウム(8.2g、59mmol)及び1,2−ジブロモエタン(2.4g、13mmol)を加えた。この混合物を115℃で2時間撹拌した。完了後、混合物を酢酸エチルで希釈し、水で3回洗浄した。有機層を真空濃縮することにより、化合物B−123(0.80g、69%収率)を黄色の固体として得た。
【0262】
実施例23B:2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボン酸(B−124)
【化91】
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メタノール(40mL)及び水(40mL)中の化合物B−123(0.80g、4.1mmol)の混合物に、水酸化ナトリウム(1.6g、41mmol)を加えた。この混合物を100℃で3時間撹拌した。完了後、混合物を1M塩酸でpH=5.0に調整し、蒸発させてメタノールを除去し、ジクロロメタンで3回抽出した。有機層を真空濃縮することにより、化合物B−124(0.70g、94%収率)を黄色の固体として得た:LCMS(A):tR=0.168分,182.0 m/z(M+1).
【0263】
実施例24B:1−((4−ブロモフェニル)チオ)プロパン−2−オン(B−125)
【化92】
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N,N−ジメチルホルムアミド(150mL)中4−ブロモベンゼンチオール(20g、0.11mol)の混合物に、0℃で1−クロロプロパン−2−オン(9.9g、0.11mol)及び炭酸カリウム(29g、0.21mol)を加えた。混合物をこの温度で1時間撹拌した。完了後、反応物を酢酸エチルで希釈し、水で4回洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−125(25g、粗製)を黄色の油として得て、これを次のステップに更なる精製なしに使用した:LCMS(B):tR=0.828分,246.9 m/z(M+1).
【0264】
実施例25B:5−ブロモ−3−メチルベンゾ[b]チオフェン(B−126)
【化93】
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トルエン(400mL)中の化合物B−125(25g、0.10mol)の混合物に、室温でポリリン酸(0.15kg)を加えた。この混合物を110℃で16時間撹拌した。完了後、反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製(石油エーテル:酢酸エチル=10:1)することにより、化合物B−126(16g、69%収率)を黄色の油として得た。
【0265】
実施例26B:3−メチルベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸(B−127)
【化94】
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テトラヒドロフラン(20mL)中の化合物B−126(2.0g、8.8mmol)の混合物に、室温でマグネシウム(0.32g、13mmol)及び1,2−ジブロモエタン(0.17g、0.88mmol)を加えた。この混合物を70℃で2時間撹拌し、次に反応物を二酸化炭素ガス下、−40℃で一晩撹拌した。完了後、この反応物を水に注ぎ、酢酸エチルで洗浄した。水相のpHを1M塩酸で5.0に調整すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−127(0.5g、30%収率)を白色の固体として得た:LCMS(B):tR=0.764分,193.1 m/z(M+1).
【0266】
実施例27B:ベンゾフラン−6−カルボン酸(B−128)
【化95】
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テトラヒドロフラン(15mL)中6−ブロモベンゾフラン(1.0g、5.1mmol)の混合物に、マグネシウム(0.19g、7.6mmol)及び1,2−ジブロモエタン(95mg、0.51mmol)を加えた。この混合物を70℃で2時間撹拌し、次に反応物を二酸化炭素ガス下、−40℃で一晩撹拌した。完了後、この混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで洗浄した。水相を塩酸でpH=5.0に調整すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−128(0.20g、24%収率)を黄色の固体として得た。
【0267】
実施例28B:2−メチルベンゾ[d]オキサゾール−5−カルボン酸(B−129)
【化96】
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テトラヒドロフラン/メタノール/水(1:1:1、15mL)中メチル2−メチルベンゾ[d]オキサゾール−5−カルボキシレート(0.50g、2.6mmol)の溶液に、水酸化リチウム水和物(0.22g、5.2mmol)を加えた。得られた混合物を25℃で3時間撹拌した。完了後、混合物を塩酸によって酸性化すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、水で洗浄し、真空乾燥させた。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=1:1]することにより、化合物B−129(0.30g、65%収率)を白色の固体として得た。
【0268】
実施例29B:2−メチルベンゾ[d]オキサゾール−6−カルボン酸(B−130)
【化97】
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テトラヒドロフラン/メタノール/水(1:1:1、15mL)中メチル2−メチルベンゾ[d]オキサゾール−6−カルボキシレート(2.0g、10mmol)の溶液に、水酸化リチウム水和物(0.88g、21mmol)を加えた。得られた混合物を25℃で2時間撹拌した。完了後、この混合物を塩酸で酸性化すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、水で洗浄し、真空乾燥させることにより、化合物B−130(1.2g、65%収率)を白色の固体として得た。
【0269】
実施例30B:エチル5−ヨード−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルボキシレート(B−131)
【化98】
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メタノール(20mL)中のエチル6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルボキシレート(2.0g、12mmol)の溶液に、N−ヨードスクシンイミド(4.1g、18mmol)を加えた。この反応物を室温で一晩撹拌した。完了後、溶液を濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=15:1]することにより、化合物B−131(3.0g、85%収率)を褐色の固体として得た。
【0270】
実施例31B:エチル6−オキソ−5−ビニル−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルボキシレート(B−132)
【化99】
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N,N−ジメチルホルムアミド(30mL)及び水(6mL)中のB−131(2.8g、9.6mmol)、カリウムトリフルオロ(ビニル)ボラート(1.3g、9.7mmol)、炭酸ナトリウム(1.3g、12mmol)の混合物に、室温でテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.1g、0.96mmol)を加えた。この懸濁液を真空下で脱気し、窒素で数回パージし、次に100℃で16時間撹拌した。完了後、混合物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(3×40mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]することにより、化合物B−132(0.75g、41%収率)を黄色の油として得た。
【0271】
実施例32B:エチル3−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロフロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート(B−133)
【化100】
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テトラヒドロフラン(4mL)及び水(4mL)中のB−132(0.45g、2.3mmol)及びN−クロロスクシンイミド(0.31g、2.3mmol)の溶液を5℃で4時間撹拌した。この混合物にトリエチルアミン(0.70g、6.9mmol)を加え、反応物を60℃で更に4時間撹拌した。完了後、混合物を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=5:1]することにより、化合物B−133(0.38g、78%収率)を褐色の油として得た。
【0272】
実施例33B:エチルフロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシレート(B−134)
【化101】
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テトラヒドロフラン(5mL)中のB−133(0.38g、1.8mmol)及びトリエチルアミン(0.27g、2.7mmol)の溶液に、室温でメタンスルホニルクロリド(0.31g、2.7mmol)を加えた。この混合物を室温で3時間撹拌した。完了後、反応を水(5mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]することにより、化合物B−134(0.22g、64%収率)を白色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.693.,(ES
+)m/z(M+H)
+=192.1.
【0273】
実施例34B:フロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボン酸(B−135)
【化102】
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メタノール(3mL)及び水(3mL)中のB−134(0.22g、1.2mmol)の溶液に、室温で水酸化ナトリウム(96mg、2.4mmol)を加えた。この混合物を室温で3時間撹拌した。完了後、この溶液を濃縮してメタノールを除去し、pHを4〜5に調整すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−135(0.15g、77%収率)を白色の固体として得た。
【0274】
実施例35B:4−オキシドフロ[3,2−b]ピリジン−4−イウム(B−136)
【化103】
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ジクロロメタン(10mL)中のフロ[3,2−b]ピリジン(1.0g、8.5mmol)の溶液に、メタクロロ過安息香酸(2.5g、14mmol)を加えた。この混合物を室温で20時間撹拌した。完了後、反応混合物を1M水酸化カリウム水溶液(50ml)でクエンチした。この混合物を真空濃縮し、残渣をジクロロメタン(10mL)に注いだ。混合物をろ過し、ろ液を濃縮することにより、化合物B−136(1.0g、87%収率)を黄色の油として得た:LCMS(C):tR=1.070分,(ES
+)m/z(M+H)
+=136.0.
【0275】
実施例36B:フロ[3,2−b]ピリジン−5−カルボニトリル(B−137)
【化104】
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ジクロロメタン(5ml)中の化合物B−136(1g、7.4mmol)の溶液に、ジクロロメタン(35ml)中のシアン化トリメチルシリル(8g、81mmol)の溶液を加えた。次にジクロロメタン(40ml)中の塩化ベンゾイル(11g、78mmol)の溶液を滴下して加えた。室温で一晩激しく撹拌した後、溶媒を蒸発させた。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製(石油エーテル:酢酸エチル=2:1)することにより、化合物B−137(730mg、68%収率)を淡黄色の固体として得た:LCMS(A):tR=0.507分,(ES
+)m/z(M+H)
+=145.0.
【0276】
実施例37B:フロ[3,2−b]ピリジン−5−カルボン酸(B−138)
【化105】
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エタノール(10mL)及び水(2.5mL)中の化合物B−137(450mg、3mmol)の溶液に、水酸化カリウム(1.2g、20mmol)を加えた。この混合物を還流させながら4時間加熱した。蒸発させることによりエタノールを除去した後、この混合物を酢酸エチルで洗浄した。水相を1N塩酸でpH5〜6に調整し、DCM(15mL×3)で抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、粗化合物B−138(254mg、50%収率)を得た:
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.22(d,J=4.4Hz,1H),δ 8.17(d,J=8.4Hz,1H),8.07(d,J=8.4Hz,2H),7.12(d,J=1.6Hz,1H).
【0277】
実施例38B:ベンゾフラン−5−カルボン酸(B−139)
【化106】
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メタノール(10mL)及び水(1mL)中メチルベンゾフラン−5−カルボキシレート(1.0g、5.7mmol)の混合物に、水酸化ナトリウム(0.45g、11mmol)を加えた。この混合物を室温で16時間撹拌した。完了後、混合物を4M塩酸でpH=5〜6に調整すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−139(0.61g、65%収率)を白色の固体として得た。
【0278】
実施例39B:2−クロロベンゾフラン−5−カルボン酸(B−140)
【化107】
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−70℃でテトラヒドロフラン(10mL)中の化合物B−139(0.70g、4.3mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(4.3ml、11mmol、n−ヘキサン中2.5M)を部分量ずつ30分かけて加えた。次にN−クロロスクシンイミド(1.7g、13mmol)を部分量ずつ加え、この溶液を更に30分間撹拌した。混合物を室温に戻し、更に2時間撹拌した。反応を0℃の飽和塩化アンモニウム水溶液(3mL)でクエンチし、濃縮してテトラヒドロフラン(tetrahydrofurn)を除去した。pHを1M塩酸で4に調整すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、粗化合物B−140(500mg、粗製)を白色の固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d
6,400MHz):δ 8.21(s,1H),7.94(d,J=8.8Hz,1H),7.65(d,J=8.4Hz,1H),7.14(s,1H).
【0279】
実施例40B:メチル4−(アリルオキシ)−3−ヨードベンゾエート(B−141)
【化108】
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窒素下で無水N,N−ジメチルホルムアミド(200mL)中メチル4−ヒドロキシ−3−ヨードベンゾエート(21g、76mmol)及び3−ブロモプロパ−1−エン(14g、0.11mol)の溶液に、水素化ナトリウム(4.5g、0.11mol、60%)を部分量ずつ加えた。得られた混合物を室温で15時間撹拌した。完了後、反応物を水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(3×200mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物B−141(25g、90%収率)を黄褐色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.916.,(ES
+)m/z(M+H)
+=319.0.
【0280】
実施例41B:メチル3−メチルベンゾフラン−5−カルボキシレート(B−142)
【化109】
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窒素下で無水N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の化合物B−141(2.0g、6.3mmol)の溶液に、酢酸パラジウム(70mg、0.31mmol)、炭酸ナトリウム(1.7g、16mmol)、ギ酸ナトリウム(0.43g、6.3mmol)及び塩化テトラブチルアンモニウム(1.7g、6.3mmol)を加えた。得られた混合物を80℃で48時間撹拌した。完了後、反応混合物をろ過し、ろ液を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物B−142(0.5g、45%収率)を白色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.842.,(ES
+)m/z(M+H)
+=191.1.
【0281】
実施例42B:3−メチルベンゾフラン−5−カルボン酸(B−143)
【化110】
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メタノール/水(10:1、11mL)中の化合物B−142(0.55g、2.9mmol)の溶液に、水酸化ナトリウム(0.23g、5.8mmol)を加えた。得られた混合物を室温で15時間撹拌した。完了後、揮発分を真空除去した。残渣を水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(10mL)で洗浄した。水溶液を2M塩酸でpH5に調整すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−143(0.47g、96%収率)を白色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.708.,(ES
+)m/z(M+H)
+=177.1.
1H−NMR(CD
3Cl,400MHz):δ 8.38(s,1H),8.12−8.10(dd,J
1=8.8Hz,J
2=4.0Hz,1H),7.52(t,J=8.0Hz,2H),2.31(s,3H).
【0282】
実施例43B:メチル2,3−ジクロロ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−カルボキシレート(B−144)
【化111】
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ジクロロメタン(dicloromethane)(10mL)中メチルベンゾフラン−5−カルボキシレート(1.0g、5.7mmol)及びSO
2Cl
2(3.0g、22.7mmol)の混合物を25℃で4時間撹拌した。TLCにより、新しいスポットの形成が示された。完了後、反応物を濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]することにより、化合物B−144(0.42g、30%収率)を油として得た。
【0283】
実施例44B:メチル3−クロロベンゾフラン−5−カルボキシレート(B−145)
【化112】
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エタノール(40mL)中の化合物B−144(0.42g、1.7mmol)及び炭酸カリウム(0.71g、5.1mmol)の混合物を25℃で1時間撹拌した。完了後、混合物をろ過し、ろ液を濃縮することにより、粗化合物B−145(0.35g、97%収率)を白色の固体として得た。
【0284】
実施例45B:3−クロロベンゾフラン−5−カルボン酸(B−146)
【化113】
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メタノール(10mL)及び水(5mL)中の化合物B−145(0.35g、1.7mmol)及び水酸化ナトリウム(0.14g、3.4mmol)の混合物を室温で12時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空濃縮してメタノールを除去した。残渣を水に注ぎ、pHを3に調整すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−146(0.26g、80%収率)を得た。
【0285】
実施例46B:メチルチエノ[2,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(B−147)
【化114】
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0℃でジクロロメタン(20mL)中のチオフェン−2,3−ジカルバルデヒド(2.0g、14mmol)及びメチル2−アセトアミド−2−(ジメトキシホスホリル)アセテート(3.4g、14mmol)の混合物に、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(2.4g、16mmol)を滴下して加えた。この混合物を0℃で1.5時間撹拌した。完了後、反応混合物を水でクエンチし、ジクロロメタン(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]することにより、化合物B−147(1.5g、54%収率)を白色の固体として得た。
【0286】
実施例47B:チエノ[2,3−c]ピリジン−5−カルボン酸(B−148)
【化115】
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テトラヒドロフラン(5mL)、メタノール(5mL)及び水(5mL)中の化合物B−147(0.50g、2.6mmol)の溶液に、水酸化リチウム一水和物(0.22g、5.2mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。完了後、反応混合物を真空濃縮してテトラヒドロフランを除去し、水(400mL)に注いだ。pHを4M塩酸で5に調整すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、水で洗浄し、真空乾燥させることにより、化合物B−148(0.50g、粗製)を黄色の固体として得た。
【0287】
実施例48B:メチル6−モルホリノベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−149)
【化116】
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トルエン(30mL)中メチル6−ブロモベンゾチオフェン−2−カルボキシレート(1.4g、5.0mmol)、モルホリン(0.65g、7.5mmol)、炭酸セシウム(3.3g、10mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.46g、0.50mmol)及び2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(0.24g、0.50mmol)を脱気し、次に窒素下で100℃に16時間加熱した。完了後、反応混合物を水(40mL)に注ぎ、酢酸エチル(30mL×3)で抽出した。有機相をブライン(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=5:1]することにより、化合物B−149(0.95g、粗製)を黄色の固体として得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):7.95(s,1H),7.74(d,J=8.8Hz,1H),7.24(d,J=2.0Hz,1H),7.08(d,J=8.8,2.4Hz,1H),3.93(s,3H),3.90(t,J=4.8Hz,4H),3.27(t,J=4.8Hz,4H).
【0288】
実施例49B:6−モルホリノベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−150)
【化117】
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メタノール(10mL)及び水(5mL)中の化合物B−149(0.50g、1.8mmol)及び水酸化リチウム(0.42g、10mmol)の混合物を25℃で20時間撹拌した。完了後、この混合物を真空濃縮し、水(20mL)に注いだ。水相を酢酸エチル(20mL×2)で洗浄し、酸性化し、酢酸エチル(20mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(40mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮することにより、化合物B−150(0.36g、75%収率)を淡黄色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.06−8.00(m,3H),7.54(d,J=9.2,2.0Hz,1H),4.04(t,J=4.4Hz,4H),3.27(t,J=4.4Hz,4H).
【0289】
実施例50B:メチル6−(4−オキソピペリジン−1−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−151)
【化118】
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トルエン(30mL)中メチル6−ブロモベンゾチオフェン−2−カルボキシレート(1.4g、5.0mmol)、ピペリジン−4−オン(0.75g、7.5mmol)、炭酸セシウム(3.3g、10mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.46g、0.50mmol)及び2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(0.24g、0.50mmol)の混合物を脱気し、次に窒素下で100℃に12時間加熱した。完了後、反応混合物を水(40mL)に注ぎ、酢酸エチル(30mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=5:1]することにより、化合物B−151(0.46g、粗製)を黄色の固体として得た。LCMS(A):tR=0.845分,(ES
+)m/z(M+H)
+=289.9.
【0290】
実施例51B:メチル6−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−152)
【化119】
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ジクロロメタン(10mL)中の化合物B−151(0.30g、1.0mmol)及び三フッ化ジエチルアミノ硫黄(0.50g、3.1mmol)の混合物を室温で8時間撹拌した。完了後、この混合物を0℃で飽和重炭酸ナトリウム溶液(10mL)に加えた。水相をジクロロメタン(20mL×3)で抽出した。有機相を合わせ、ブライン(20mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮した。残渣を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−pack ODS−AQ C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中50〜80%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製することにより、化合物B−152(0.16g、49%収率)を黄色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):7.95(s,1H),7.78(d,J=8.8Hz,1H),7.43(d,J=1.6Hz,1H),7.21(d,J=8.8,2.0Hz,1H),3.90(s,3H),3.49(t,J=5.6Hz,4H),2.16−2.06(m,4H).
【0291】
実施例52B:6−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−153)
【化120】
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メタノール(1mL)及び水(0.5mL)中の化合物B−152(0.16g、0.51mmol)及び水酸化リチウム(0.11g、2.6mmol)の混合物を室温で12時間撹拌した。完了後、この混合物を真空濃縮し、水(10mL)に注いだ。水相を酢酸エチル(10mL×2)で洗浄し、酸性化し、酢酸エチル(10mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮することにより、化合物B−153(0.11g、74%収率)を黄色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):7.90(s,1H),7.77(d,J=8.8Hz,1H),7.43(s,1H),7.20(d,J=9.2,2.0Hz,1H),3.48(t,J=5.6Hz,4H),2.16−2.06(m,4H).
【0292】
実施例53B:2−フルオロ−4−イソプロポキシベンズアルデヒド(B−154)
【化121】
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窒素下25℃でN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中2−フルオロ−4−ヒドロキシ−ベンズアルデヒド(2.0g、14mmol)及び炭酸カリウム(3.9g、29mmol)の混合物に、2−ブロモプロパン(2.0g、16mmol)を加えた。混合物を80℃に10時間加熱した。完了後、この混合物を真空濃縮し、水(20mL)に注ぎ、酢酸エチル(20mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL×5)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]することにより、化合物B−154(1.6g、粗製)を無色の液体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):10.11(s,1H),7.86−7.77(m,1H),6.88−6.64(m,2H),4.79−4.64(m,1H),1.37(d,J=6.0Hz,4H).
【0293】
実施例54B:メチル6−イソプロポキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−155)
【化122】
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N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の化合物B−154(1.0g、5.5mmol)の溶液に、炭酸カリウム(2.3g、16mmol)及びメチル2−メルカプトアセテート(1.2g、11mmol)を加えた。この混合物を100℃で8時間撹拌した。完了後、混合物を水(60mL)で希釈し、酢酸エチル270mL(90mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン120mL(20mL×6)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮することにより、化合物B−155(1.9g、粗製)を黒褐色の液体として得て、これを更なる精製なしに直接使用した。LCMS(B):tR=0.946分,(ES
+)m/z(M+H)
+=251.0.
【0294】
実施例55B:6−イソプロポキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−156)
【化123】
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メタノール(10mL)及び水(5mL)中の化合物B−155(1.96g、7.8mmol)及び水酸化リチウム(1.6g、39mmol)の混合物を窒素下80℃で2.5時間撹拌した。完了後、この混合物を濃縮し、水(60mL)に注いだ。水相を酢酸エチル(20mL×3)で洗浄し、酸性化し、酢酸エチル(70mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(50mL×3)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮することにより、化合物B−156(1.0g、54%収率)を赤色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):7.94(s,1H),7.80−7.76(m,1H),7.41−7.39(m,1H),7.00−6.98(m,1H),4.74−4.67(m,1H),1.35(d,J=4.4Hz,4H).
【0295】
実施例56B:メチル6−(メチルスルホニル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−157)
【化124】
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N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中2−フルオロ−4−(メチルスルホニル)ベンズアルデヒド(0.50g、2.5mmol)の混合物に、メチル2−メルカプトアセテート(0.26g、2.5mmol)及び炭酸カリウム(0.41g、3.0mmol)を加えた。この混合物を50℃で5時間撹拌した。完了後、混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]することにより、化合物B−157(0.62g、93%収率)を黄色の固体として得た。LCMS(A):tR=0.709分,(ES
+)m/z(M+H)
+=271.0.
【0296】
実施例57B:6−(メチルスルホニル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−158)
【化125】
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メタノール(4mL)及び水(2mL)中の化合物B−157(0.62g、2.3mmol)の混合物に、水酸化リチウム一水和物(0.19g、4.6mmol)を加えた。この混合物を40℃で一晩撹拌した。完了後、混合物を濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH3.0に調整すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−158(0.52g、89%収率)を黄色の固体として得た。
【0297】
実施例58B:メチル6−ニトロベンゾチオフェン−2−カルボキシレート(B−159)
【化126】
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0℃でメタノール(10mL)中6−ニトロベンゾチオフェン−2−カルボン酸(0.98g、4.4mmol)の溶液に、塩化チオニル(0.78g、6.6mmol)を加えた。この混合物を60℃で一晩撹拌した。完了後、反応混合物を蒸発させることにより、化合物B−159(1.1g、97%収率)を黄色の固体として得て、これを次のステップに更なる精製なしに使用した。
【0298】
実施例59B:メチル6−アミノベンゾチオフェン−2−カルボキシレート(B−160)
【化127】
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窒素下でエタノール(4mL)及び飽和NH
4Cl水溶液(2mL)中の化合物B−159(1.1g、4.6mmol)の溶液に、鉄粉(1.3g、23mmol)を加えた。この反応物を室温で5時間撹拌した。完了後、混合物を濃縮し、生成物をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=6:1]することにより、化合物B−160(0.65g、87%収率)を淡黄色の固体として得た。
【0299】
実施例60B:メチル6−アジドベンゾチオフェン−2−カルボキシレート(B−161)
【化128】
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0℃でテトラヒドロフラン(tetrahyrofuran)(2mL)中の化合物B−160(0.65g、3mmol)の溶液に、亜硝酸tert−ブチル(1.8g、17mmol)を滴下して加えた。この混合物を5分間撹拌した。次にアジドトリメチルシラン(0.82g、7.1mmol)を滴下して加えた。この混合物を0℃で30分間及び室温で2.5時間撹拌した。完了後、反応混合物を濃縮し、生成物をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物B−161(0.45g、62%収率)を淡黄色の固体として得た。
【0300】
実施例61B:メチル6−(4−トリメチルシリルトリアゾール−1−イル)ベンゾチオフェン−2−カルボキシレート(B−162)
【化129】
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窒素下でトルエン(10mL)中の化合物B−161(0.38g、1.6mmol)の溶液に、エチニルトリメチルシラン(0.18g、1.8mmol)を加えた。反応混合物を還流させながら一晩撹拌した。完了後、この混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=5:1]することにより、化合物B−162(0.25g、45%収率)を淡黄色の固体として得た。
【0301】
実施例62B:メチル6−(トリアゾール−1−イル)ベンゾチオフェン−2−カルボキシレート(B−163)
【化130】
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テトラヒドロフラン(tetrahyrofuran)(2mL)中の化合物B−162(0.25g、0.74mmol)の溶液に、フッ化テトラブチルアンモニウム(0.29g、1.1mmol)を加えた。反応混合物を室温で4時間撹拌した。完了後、この反応混合物を濃縮し、残渣をエタノールからの再結晶化によって精製することにより、化合物B−163(0.19g、97%収率)を黄色の固体として得た。
【0302】
実施例63B:6−(トリアゾール−1−イル)ベンゾチオフェン−2−カルボン酸(B−164)
【化131】
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メタノール(5mL)及び水(2mL)中の化合物B−163(0.19g、0.72mmol)の溶液に、LiOH・H
2O(37mg、0.89mmol)を加えた。この混合物を室温で4時間撹拌した。メタノールを蒸発させた後、水相を1N塩酸でpH5〜6に調整すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−164(0.17g、97%収率)を白色の固体として得た:LCMS(E):tR=1.003分,(ES
+)m/z(M+H)
+=246.0.
【0303】
実施例64B:メチル6−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−165)
【化132】
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窒素下でジオキサン(30mL)及びH
2O(6mL)中メチル6−ブロモベンゾチオフェン−2−カルボキシレート(1.0g、3.7mmol)の溶液に、K
2CO
3(1.5g、11mmol)、Pd(dppf)Cl
2・CH
2Cl
2(301mg、0.37mmol)及び2−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(930mg、4.4mmol)を加えた。この混合物を101℃で48時間撹拌した。完了後、反応混合物を蒸発させて、シリカゲルクロマトグラフィー精製(石油エーテル:酢酸エチル=16:1)することにより、化合物B−165(300mg、60%収率)を白色の固体として得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):δ 8.04(s,1H),7.83(d,J=8.4Hz,2H),7.51−7.48(m,1H),6.28(d,J=1.6Hz,1H),4.38−4.36(m,2H),3.99−3.96(m,2H),3.95(s,3H),2.62−2.59(m,2H).
【0304】
実施例65B:メチル6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−166)
【化133】
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窒素下でエタノール(8mL)中の化合物B−165(300mg、1.1mmol)の溶液に、パラジウム/炭素(5%、100mg)を加えた。この懸濁液を真空中で脱気し、水素で数回パージした。この混合物を水素(バルーン)下28℃で一晩撹拌した。完了後、反応混合物をろ過し、ろ液を濃縮することにより、化合物B−166(300mg、99%収率)を白色の固体として得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):δ 8.03(s,1H),7.82(d,J=8Hz,2H),7.71(s,1H),7.29(m,1H),4.14−4.10(m,2H),3.95(s,3H),3.60−3.54(m,2H),2.90(s,1H),2.91−2.85(m,4H).
【0305】
実施例66B:6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−167)
【化134】
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メタノール(8mL)及び水(4mL)中の化合物B−166(0.3g、1.1mmol)に水酸化リチウム水和物(78mg、1.87mmol)を加えた。この反応物を室温で4時間撹拌した。完了後、反応混合物を4N塩酸でpH5〜6に調整すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−167(260mg、92%)を白色の固体として得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):δ 7.99(s 1H),7.86(d,J=8.4Hz,2H),7.79(s,1H),7.36−7.33(m,1H),4.08−4.04(m,2H),3.71−3.54(m,2H),3.00−2.70(m,1H),1.81−1.82(m,4H).
【0306】
実施例67B:2,3−ジフルオロ−4−メトキシベンズアルデヒド(B−168)
【化135】
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窒素下−70℃で無水テトラヒドロフラン(40mL)中1,2−ジフルオロ−3−メトキシベンゼン(3.0g、21mmol)の混合物に、tert−ブチルリチウム(19mL、25mmol、n−ペンタン中1.3M)を滴下して加えた。混合物をこの温度で30分間撹拌し、次に−70℃でN,N−ジメチルホルムアミド(6.1g、83mmol)を滴下して加えた。この反応物を−70℃で更に2時間撹拌した。完了後、混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−168(4.0g、粗製)を黄色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.661分,(ES
+)m/z(M+H)
+=173.1.
【0307】
実施例68B:メチル7−フルオロ−6−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−169)
【化136】
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N,N−ジメチルホルムアミド(60mL)中の化合物B−168(4.0g、23mmol)の混合物に、メチル2−メルカプトアセテート(2.5g、23mmol)及び炭酸カリウム(3.9g、28mmol)を加えた。この混合物を40℃で一晩撹拌した。完了後、混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]することにより、化合物B−169(4.0g、72%収率)を白色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.869分,(ES
+)m/z(M+H)
+=241.0.
【0308】
実施例69B:7−フルオロ−6−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−170)
【化137】
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メタノール(14mL)及び水(7mL)中の化合物B−169(2.5g、10mmol)の混合物に、水酸化リチウム一水和物(0.87g、21mmol)を加えた。この混合物を40℃で一晩撹拌した。完了後、混合物を濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH3に調整すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−170(2.0g、85%収率)を白色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.739分,(ES
+)m/z(M+H)
+=227.1.
【0309】
実施例70B:3−クロロ−2−フルオロ−4−メチルベンズアルデヒド(B−171)
【化138】
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窒素下−70℃で無水テトラヒドロフラン(15mL)中2−クロロ−1−フルオロ−3−メチルベンゼン(1.0g、6.9mmol)の混合物に、tert−ブチルリチウム(6.4mL、8.3mmol、n−ペンタン中1.3M)を滴下して加えた。混合物をこの温度で30分間撹拌し、次にN,N−ジメチルホルムアミド(2.0g、28mmol)を−70℃で滴下して加えた。この反応物を−70℃で更に2時間撹拌した。完了後、混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−171(1.5g、粗製)を黄色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.797分,(ES
+)m/z(M+H)
+=173.1.
【0310】
実施例71B:メチル7−クロロ−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−172)
【化139】
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N,N−ジメチルホルムアミド(15mL)中の化合物B−171(1.5g、8.7mmol)の溶液に、メチル2−メルカプトアセテート(0.92g、8.7mmol)及び炭酸カリウム(1.4g、10mmol)を加えた。この混合物を40℃で一晩撹拌した。完了後、混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]することにより、化合物B−172(1.2g、57%収率)を白色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.953分,(ES
+)m/z(M+H)
+=241.0.
【0311】
実施例72B:7−クロロ−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−173)
【化140】
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メタノール(14mL)及び水(7mL)中の化合物B−172(0.6g、2.5mmol)の混合物に、水酸化リチウム一水和物(0.21g、5.0mmol)を加えた。この混合物を40℃で一晩撹拌した。完了後、混合物を濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH=3に調整すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−173(0.50g、89%収率)を白色の固体として得た。LCMS(A):tR=0.842分,(ES
+)m/z(M+H)
+=227.0.
【0312】
実施例73B:メチル7−フルオロ−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−174)
【化141】
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N,N−ジメチルホルムアミド(40mL)中2,3−ジフルオロ−4−メチルベンズアルデヒド(1g、6.4mmol)の混合物に、メチル2−メルカプトアセテート(0.68g、6.4mmol)及び炭酸カリウム(1.06g、7.68mmol)を加えた。この混合物を室温で3時間撹拌した。完了後、混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−174(0.85g、59%収率)を白色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.918分,(ES
+)m/z(M+H)
+=225.1.
【0313】
実施例74B:7−フルオロ−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−175)
【化142】
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メタノール(8mL)及び水(4mL)中の化合物B−174(0.45g、2.0mmol)の混合物に、水酸化リチウム一水和物(0.13g、3.0mmol)を加えた。この混合物を40℃で一晩撹拌した。完了後、この混合物を濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH=3に調整すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−175(0.35g、83%収率)を白色の固体として得た。
【0314】
実施例75B:メチル2−((2−メトキシ−2−オキソエチル)チオ)チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシレート(B−176)
【化143】
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窒素下でジクロロメタン(30mL)中2,4−ジクロロピリミジン−5−カルバルデヒド(0.22g、1.2mmol)の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(0.16g、1.2mmol)を加えた。次にジクロロメタン(15mL)中メチル2−スルファニルアセテート(0.26g、2.5mmol)の溶液を10分かけて滴下して加えた。得られた溶液を室温で2時間撹拌した。完了後、混合物を水(20mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(0.16g、1.2mmol)を加えた。得られた溶液を120℃に1.5時間加熱した。完了後、この混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=5:1]することにより、化合物B−176(0.12g、32%収率)を白色の固体として得た。
【0315】
実施例76B:メチル2−((2−メトキシ−2−オキソエチル)スルホニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシレート(B−177)
【化144】
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ジクロロメタン(40mL)中の化合物B−176(0.60g、2.0mmol)の溶液に、m−クロロペルオキシ安息香酸(1.0g、6.0mmol)を加えた。得られた混合物を25℃で12時間撹拌した。完了後、混合物をチオ硫酸ナトリウムでクエンチし、水で洗浄し、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=2:1]することにより、化合物B−177(0.36g、54%収率)を白色の固体として得た。
【0316】
実施例77B:メチル2−アミノチエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシレート(B−178)
【化145】
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0℃でテトラヒドロフラン(20mL)中の化合物B−177(0.30g、0.91mmol)の溶液に、アンモニア水(9.1g、0.26mol)を滴下して加えた。この混合物を10℃で5時間撹拌し、次に水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=0:1]することにより、化合物B−178(0.12g、63%収率)を黄色の固体として得た。
【0317】
実施例78B:2−アミノチエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸(B−179)
【化146】
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エタノール(5mL)及び水(1mL)中の化合物B−178(60mg、0.29mmol)の溶液に、水酸化ナトリウム(57mg、1.4mmol)を加えた。この混合物を80℃で1時間撹拌し、次に濃縮してエタノールを除去し、水で希釈し、塩酸でpH1に酸性化し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−179(60mg、粗製)を黄色の固体として得た。
【0318】
実施例79B:(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)メタンジオール及び3,4−ジクロロ−2−フルオロ−ベンズアルデヒド(B−180)
【化147】
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窒素下−70℃で無水テトラヒドロフラン(10mL)中1,2−ジクロロ−3−フルオロベンゼン(0.5g、3.0mmol)の混合物に、2Mリチウムジイソプロピルアミド(テトラヒドロフラン/n−ヘプタン溶液中2.0M、2.3mL、4.6mmol)を滴下して加えた。この混合物を−70℃で1時間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド(0.3g、3.6mmol)を滴下して加えた。反応物を−70℃で更に1時間撹拌した。完了後、次に0℃の飽和塩化アンモニウム溶液(70mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×70mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(6×15mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物混合物B−180(335mg、NMRによるとき5:1比の水和物対アルデヒド)を黄色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 10.23(s,1H),7.76−7.77(m,1H),7.53(t,J=8.0Hz,6H),7.36(d,J=8.4Hz,5H),5.73(s,5H).
【0319】
実施例80B:メチル6,7−ジクロロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−181)
【化148】
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N,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中の化合物混合物B−180(0.3g、1.4mmol)の溶液に、炭酸カリウム(0.4g、4.3mmol)及びメチル2−メルカプトアセテート(0.3g、2.8mmol)を加えた。この混合物を60℃で5時間撹拌し、次に水(40mL)で希釈し、酢酸エチル(3×40mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和ブライン(6×5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]することにより、化合物B−181(0.3g、粗製)を白色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.13(s,1H),7.88(d,J=8.4Hz,1H),7.59(d,J=8.8Hz,1H),3.95(s,3H).
【0320】
実施例81B:6,7−ジクロロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−182)
【化149】
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メタノール(5mL)及び水(2.5mL)中の化合物B−181(0.3g、1.1mmol)及び水酸化リチウム一水和物(0.24g、2.8mmol)の混合物を40℃で10時間撹拌した。この混合物を真空濃縮し、残渣を水(50mL)に加えた。水相を酢酸エチル(2×10mL)で洗浄し、濃塩酸でpH2に酸性化し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×10mL)で、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮した。残渣をn−ヘキサン(3×2mL)で洗浄することにより、化合物B−182(0.23g、81%収率)を白色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.09(s,1H),7.87(d,J=7.6Hz,1H),7.58(d,J=7.2Hz,1H).
【0321】
実施例82B:メチル6−クロロ−7−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−183)
【化150】
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N,N−ジメチルホルムアミド(15mL)中4−クロロ−2,3−ジフルオロベンズアルデヒド(1.0g、5.7mmol)の混合物に、メチル2−メルカプトアセテート(0.60g、5.7mmol)及び炭酸カリウム(1.6g、11mmol)を加えた。この混合物を40℃で2時間撹拌した。完了後、混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]することにより、化合物B−183(1.2g、87%収率)を白色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.930分,(ES
+)m/z(M+H)
+=245.0.
【0322】
実施例83B:6−クロロ−7−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−184)
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール(16mL)及び水(8mL)中の化合物B−183(1.2g、4.9mmol)の混合物に、水酸化リチウム一水和物(0.41g、9.8mmol)を加えた。この混合物を40℃で一晩撹拌した。完了後、混合物を濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH3に酸性化すると、固体が形成された。この白色の固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−184(0.70g、62%収率)を得た。LCMS(B):tR=0.829分,(ES
+)m/z(M+H)
+=231.0.
【0323】
実施例84B:(4−クロロ−2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンジオール及び4−クロロ−2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(B−185)
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
窒素下−70℃で無水テトラヒドロフラン(40mL)中の1−クロロ−3−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゼン(2g、10mmol)の混合物に、2Mリチウムジイソプロピルアミド(テトラヒドロフラン/n−ヘプタン中2.0M、7.6mL、15mmol)を滴下して加えた。この混合物を1時間撹拌し、次にN,N−ジメチルホルムアミド(0.9g、12mmol)を−70℃で滴下して加えた。この反応物を−70℃で更に1時間撹拌し、次に水(20mL)を添加することによりクエンチし、0℃の濃塩酸でpH2に酸性化し、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和ブライン(3×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、減圧下で濃縮することにより、化合物混合物B−185(1.7g、11:1比の水和物:アルデヒド)を黄色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 10.27(s,1H),8.09−8.03(m,1H),7.81(t,J=8.0Hz,11H),7.60(d,J=8.0Hz,1H),7.43(d,J=8.8Hz,11H),5.75(s,11H).
【0324】
実施例85B:メチル6−クロロ−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−186)
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
ジクロロメタン(5mL)中の化合物混合物B−185(0.5g、2mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.3g、3mmol)及びメチル2−スルファニルアセテート(0.3g、3mmol)を加えた。この混合物を40℃で20時間撹拌し、次に水(40mL)で希釈し、酢酸エチル(3×40mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]することにより、化合物B−186(0.4g、70%収率)を白色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.14(d,J=6.4Hz,2H),7.65(d,J=8.4Hz,1H),3.96(s,3H).
【0325】
実施例86B:6−クロロ−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−187)
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール(8mL)及び水(4mL)中の化合物B−186(0.40g、1.4mmol)及び水酸化リチウム一水和物(0.40g、9.5mmol)の混合物を40℃で10時間撹拌した。この混合物を真空濃縮し、水(50mL)で希釈し、濃塩酸でpH2に酸性化し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(3×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮することにより、化合物B−187(0.3g、81%収率)を黄色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.16−8.11(m,2H),7.66−7.63(m,1H).
【0326】
実施例87B:3−クロロ−2−フルオロ−4−メトキシベンズアルデヒド(B−188)
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
窒素下−70℃で無水テトラヒドロフラン(15mL)中の2−クロロ−1−フルオロ−3−メトキシベンゼン(1.0g、6.2mmol)の混合物に、n−ブチルリチウム(n−ヘキサン中2.5M、3.7mL、9.3mmol)を滴下して加えた。この混合物を30分間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド(0.91g、12mmol)を−70℃で滴下して加えた。この反応物を−70℃で更に2時間撹拌し、次に水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−188(1.0g、粗製)を白色の固体として得た。
【0327】
実施例88B:メチル7−クロロ−6−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−189)
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチルホルムアミド(15mL)中の化合物B−188(1.0g、5.3mmol)の混合物に、メチル2−メルカプトアセテート(0.56g、5.3mmol)及び炭酸カリウム(1.5g、11mmol)を加えた。この混合物を40℃で一晩撹拌し、次に氷水に注ぐと、固体が形成された。この白色の固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−189(1.1g、81%収率)を得た。LCMS(R):tR=1.121分,(ES
+)m/z(M+H)
+=257.0.
【0328】
実施例89B:7−クロロ−6−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−190)
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール(10mL)及び水(5mL)中の化合物B−189(0.60g、2.3mmol)の混合物に、水酸化リチウム一水和物(0.20g、4.7mmol)を加えた。この混合物を40℃で一晩撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH3に酸性化すると、固体が形成された。この白色の固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−190(0.50g、88%収率)を得た。LCMS(B):tR=0.765分,(ES
+)m/z(M+H)
+=243.0.
【0329】
実施例90B:2−フルオロ−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(B−191)
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
窒素下−70℃で無水テトラヒドロフラン(5mL)中の1−フルオロ−3−メチル−2−(トリフルオロメチル)ベンゼン(0.40g、2.3mmol)の混合物に、n−ブチルリチウム(シクロヘキサン中2.5M、1.4mL、3.4mmol)を滴下して加えた。混合物をこの温度で30分間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド(0.49g、6.8mmol)を滴下して加えた。反応物を−70℃で更に2時間撹拌し、次に6N HClでpH5.0に酸性化し、酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−191(0.40g、86%収率)を黄色の油として得た。LCMS(DD):tR=0.983分,(ES
+)m/z(M+H)
+=207.0.
【0330】
実施例91B:メチル6−メチル−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−192)
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の化合物B−191(0.38g、1.8mmol)の混合物に、メチル2−メルカプトアセテート(0.23g、2.2mmol)及び炭酸カリウム(0.51g、3.7mmol)を加えた。この混合物を40℃で2時間撹拌し、次に水に注ぎ(5mL)、酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−192(0.50g、95%収率)を黄色の固体として得た。LCMS(DD):tR=1.157分,(ES
+)m/z(M+H)
+=275.0.
【0331】
実施例92B:6−メチル−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−193)
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール(6mL)及び水(3mL)中の化合物B−192(0.48g、1.8mmol)の混合物に、水酸化リチウム一水和物(0.15g、3.5mmol)を加えた。この混合物を40℃で1時間撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH3に酸性化すると、固体が形成された。この白色の固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−193(0.40g、88%収率)を得た。LCMS(DD):tR=1.009分,(ES
+)m/z(M+H)
+=261.0.
【0332】
実施例93B:メチル7−クロロ−6−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−194)
【化161】
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0℃でN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中3−クロロ−2,4−ジフルオロベンズアルデヒド(2.0g、11mmol)及び炭酸カリウム(2.4g、17mmol)の溶液に、メチル2−メルカプトアセテート(1.4g、14mmol)を滴下して加えた。この混合物を室温で4時間撹拌し、次に水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。有機層を真空濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物B−194(1.6g、58%収率)を黄色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.912分,(ES
+)m/z(M+H)
+=245.0.
【0333】
実施例94B:7−クロロ−6−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−195)
【化162】
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メタノール(10mL)及び水(10mL)中の化合物B−194(2.5g、10mmol)の混合物に、水酸化リチウム一水和物(0.82g、20mmol)を加えた。この混合物を25℃で3時間撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH3に酸性化すると、固体が形成された。黄色の固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−195(1.5g、64%収率)を得た。
【0334】
実施例95B:メチル7−シアノベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−196)
【化163】
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28℃でN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)中2−クロロ−3−ホルミルベンゾニトリル(1.2g、7.3mmol)及び炭酸カリウム(2.0g、15mmol)の溶液に、メチル2−メルカプトアセテート(1.5g、15mmol)を加えた。この混合物を70℃で一晩撹拌し、次に水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物B−196(0.98g、62%収率)を黄色の固体として得た。
【0335】
実施例96B:7−シアノベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−197)
【化164】
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メタノール(10mL)及び水(2mL)中B−196(0.98g、4.5mmol)の溶液に、室温で水酸化リチウム(0.38g、9.0mmol)を加えた。TLCによって反応の完了が示されるまで、この混合物を1時間撹拌した。この溶液を濃縮してメタノールをほぼ除去し、pH4〜5に酸性化すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−197を化合物B−198(0.75g)との混合物として、白色の固体として得た。
【0336】
実施例97B:メチル7−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−199)
【化165】
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28℃でN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中2−フルオロ−3−メトキシベンズアルデヒド(2.0g、13mmol)及び炭酸カリウム(3.6g、26mmol)の溶液に、メチル2−メルカプトアセテート(1.7g、11mmol)を加えた。この混合物を70℃で一晩撹拌し、次に水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。次に残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物B−199(2.5g、89%収率)を白色の固体として得た。
【0337】
実施例98B:7−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−200)
【化166】
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室温でメタノール(10mL)及び水(2mL)中B−199(1.0g、4.5mmol)の溶液に、水酸化リチウム(0.38g、9.0mmol)を加えた。この混合物を2時間撹拌し、次に濃縮してメタノールをほぼ除去し、pH4〜5に酸性化すると、固体が形成された。この白色の固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−200(0.85g、91%収率)を得た。1H−NMR(CD3OD,400MHz):δ 8.04(s,1H),7.53(d,J=8.0Hz,1H),7.40(t,J=8.0Hz,1H),7.01(d,J=8.0Hz,1H),4.03(s,3H).
【0338】
実施例99B:メチル2−((2,3−ジフルオロ−6−ホルミルフェニル)チオ)アセテート(B−201)
【化167】
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−40℃でジクロロメタン(15mL)中2,3,4−トリフルオロベンズアルデヒド(1.00g、6.25mmol)及びメチル2−スルファニルアセテート(663mg、6.25mmol)の溶液に、トリエチルアミン(632mg、6.25mmol)を加えた。反応物をこの温度で7時間撹拌し、次に水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]することにより、化合物B−201(0.25g、17%収率)を白色として白色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.735分,(ES
+)m/z(M+H)
+=246.0.
【0339】
実施例100B:メチル6,7−ジフルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−202)
【化168】
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N,N−ジメチルホルムアミド(5.0mL)中の化合物B−201(100mg、0.41mmol)及び炭酸カリウム(56mg、0.41mmol)の混合物を50℃で16時間撹拌した。完了後、この混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮し、カラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]することにより、化合物B−202(88mg、95%収率)を白色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.871分,(ES+)m/z(M+H)+=228.0.
【0340】
実施例101B:6,7−ジフルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−203)
【化169】
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25℃でテトラヒドロフラン(15mL)中の化合物B−202(88mg、0.39mmol)の溶液に、水酸化ナトリウム(23mg、0.57mmol)及び水(6.0mL)を加えた。この混合物を室温で4時間撹拌し、次に濃縮してテトラヒドロフランを除去し、0.2N塩酸でpH3に酸性化すると、固体が形成された。この白色の固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−203(76mg、92%収率)を得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ8.10(d,J=4,1H),7.80−7.77(dd,J
1=4,J
2=8.8,1H),7.45−7.38(m,1H).
【0341】
実施例102B:メチル7−シクロプロピルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−204)
【化170】
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ジオキサン(dixoane)(15mL)及び水(3ml)中のメチル7−ブロモベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(1.0g、3.7mmol)、シクロプロピルボロン酸(0.38g、4.4mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)二塩化物(0.26g、0.37mmol)及び炭酸カリウム(1.5g、11mmol)の混合物を窒素下100℃で4時間撹拌した。完了後、この溶液を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(2×40mL)で抽出した。合わせた有機層を真空濃縮することにより、化合物B−204(0.70g、粗製)を黄色の固体として得て、これを次のステップに更なる精製なしに使用した。
【0342】
実施例103B:7−シクロプロピルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−205)
【化171】
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メタノール(5mL)、テトラヒドロフラン(5mL)及び水(5mL)中の化合物B−204(1.0g、4.3mmol)の混合物に、水酸化リチウム一水和物(0.55g、13mmol)を加えた。この混合物を25℃で2時間撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH3に酸性化すると、固体が形成された。この黄色の固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−205(0.70g、75%収率)を得た。LCMS(B):tR=0.817分,(ES
+)m/z(M+H)
+=219.1.
【0343】
実施例104B:メチル7−(プロパ−1−エン−2−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−206)
【化172】
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テトラヒドロフラン(9mL)及び水(1mL)中カリウムビニルトリフルオロボラート(0.33g、2.2mmol)、塩化パラジウム(6.5mg、37umol)、トリフェニルホスフィン(29mg、0.11mmol)、炭酸セシウム(1.8g、5.5mmol)及びメチル7−ブロモベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(0.50g、1.8mmol)の溶液を窒素下85℃で16時間撹拌した。完了後、混合物を室温に冷却し、水(10mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層を水(10mL)及びブライン(10mL)で洗浄し、真空濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=100:1]することにより、化合物B−206(0.30g、70%収率)を油として得た。LCMS(B):(ES
+)m/z(M+H)
+=233.0,tR=0.997.
【0344】
実施例105B:メチル7−(プロパ−1−エン−2−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−207)
【化173】
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窒素下でメタノール(10mL)中の化合物B−206(0.30m、1.3mmol)の溶液に、ウェット10%パラジウム/炭素(30mg)を加えた。この懸濁液を真空下で脱気し、水素で数回パージした。TLCによって出発物質が完全に消費されたことが示されるまで、この混合物をバルーン水素下30℃で4時間撹拌した。反応混合物をろ過し、ろ液を真空濃縮し、分取HPLC−HCl[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 250×21.2mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中58〜88%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、化合物B−207(0.25g、83%収率)を黄色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.12(s,1H),7.81−7.78(m,1H),7.46−7.40(m,2H),3.29−3.19(m,1H),1.43−1.42(d,J=7.2Hz,6H).
【0345】
実施例106B:7−イソプロピルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−208)
【化174】
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メタノール(2mL)及びテトラヒドロフラン(12mL)中の化合物B−207(0.25g、1.1mmol)の溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(1M、1.6mL、1.6mmol)を加えた。得られた混合物を30℃で2時間撹拌し、次に部分的に濃縮し、濃塩酸でpH約6に酸性化すると、固体が形成された。この白色の固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−208(0.20g、85%収率)を得た。LCMS(AA):(ES
+)m/z(M+H)
+=219.1,tR=0.21.
【0346】
実施例107B:メチル7−(トリフルオロメトキシ)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−209)
【化175】
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N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の2−フルオロ−3−(トリフルオロメトキシ)ベンズアルデヒド(0.5g、2.4mmol)の混合物に、メチル2−メルカプトアセテート(0.28g、2.6mmol)及び炭酸カリウム(0.66g、4.8mmol)を加えた。この混合物を40℃で2時間撹拌し、次に水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−209(0.6g、90%収率)を白色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.17(s,1H),7.95(d,J=8.0Hz,1H),7.53(t,J=8.0Hz,1H),7.46(d,J=7.6Hz,1H),3.96(s,3H).
【0347】
実施例108B:7−(トリフルオロメトキシ)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−210)
【化176】
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メタノール(8mL)及び水(4mL)中の化合物B−209(0.6g、2.3mmol)の混合物に、水酸化リチウム一水和物(0.14g、3.4mmol)を加えた。この混合物を40℃で一晩撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH2に酸性化すると、固体が形成された。この白色の固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−210(0.48g、84%収率)を白色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.13(s,1H),7.95(d,J=10.4Hz,1H),7.53(t,J=10.4Hz,1H),7.45(d,J=10.8Hz,1H).
【0348】
実施例109B:メチル7−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−211)
【化177】
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窒素下でジオキサン(30mL)及び水(6mL)中メチル7−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(1.0g、3.7mmol)の溶液に、K
2CO
3(1.5g、11mmol)、Pd(dppf)Cl
2・CH
2Cl
2(301mg、0.37mmol)及び2−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(930mg、4.4mmol)を加えた。この混合物を101℃で48時間撹拌した。完了後、反応混合物を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=16:1]することにより、化合物B−211(300mg、60%収率)を白色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.12(s,1H),7.86(dd,J
1=8.0Hz,J
2=1.6Hz 1H),7.48−7.42(m,2H),6.35−6.34(m,1H),4.39−4.36(m,2H),4.00−3.97(m,2H),3.93(s,3H),2.62−2.59(m,2H).
【0349】
実施例110B:メチル7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−212)
【化178】
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窒素下でエタノール(8mL)中の化合物B−211(300mg、1.1mmol)の溶液に、Pd/C(10%、100mg)を加えた。この懸濁液を真空下で脱気し、水素で数回パージした。この混合物をバルーン水素下28℃で一晩撹拌した。完了後、反応混合物をろ過し、ろ液を濃縮することにより、化合物B−212(300mg、99%収率)を白色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.12(s,1H),7.80(dd,J
1=8.0Hz,J
2=1.2Hz,1H),7.47−7.40(m,2H),4.12−4.08(m,2H),3.94(s,3H),3.72−3.63(m,2H),3.15−3.10(m,1H),1.99−1.91(m,4H).
【0350】
実施例111B:7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−213)
【化179】
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メタノール(8mL)及び水(4mL)中の化合物B−212(300mg、1.1mmol)に、水酸化リチウム一水和物(78mg、1.87mmol)を加えた。この混合物を室温で4時間撹拌し、次にpH5〜6に酸性化すると、固体が形成された。この白色の固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−213(260mg、92%)を得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.08(s,1H),7.80(dd,J
1=8.0Hz,J
2=1.2Hz,1H),7.48−7.39(m,2H),4.11(d,J=12Hz,2H),3.70−3.63(m,2H),3.17−3.10(m,1H),2.03−1.95(m,4H).
【0351】
実施例112B:メチル6−クロロ−5−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−214)
【化180】
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N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の4−クロロ−2,5−ジフルオロベンズアルデヒド(1.0g、5.7mmol)、エチル2−メルカプトアセテート(0.7g、6.8mmol)及び炭酸カリウム(1.6g、11mmol)の混合物を25℃で24時間撹拌した。完了後、混合物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、濃縮乾固した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=3:1]することにより、化合物B−214(0.7g、50%収率)を白色の固体として得た。LCMS(C):tR=1.072分,244.9 m/z(M+1);
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):δ 7.97(s,1H),δ 7.91−7.90(d,J=6.4Hz,1H),7.63−7.61(d,J=8.8Hz,1H),3.96(s,3H).
【0352】
実施例113B:6−クロロ−5−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−215)
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
エタノール(15mL)中の化合物B−214(0.7g、3.0mmol)の溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(5N、1.8mL、9mmol)を加えた。この反応物を25℃で12時間撹拌した。完了後、揮発分を真空除去した。残渣を水に溶解し、酢酸エチル(2×20mL)で洗浄し、6N塩酸(6N)でpH3に酸性化すると、固体が形成された。この白色の固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−215(0.6g、91%収率)を白色の固体として得た。LCMS(C):tR=1.211分,228.9 m/z(M−1);
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz):δ 8.42−8.41(d,J=6.8Hz,1H),8.07(s,1H),8.05−8.03(d,J=10Hz,1H).
【0353】
実施例114B:5−フルオロ−6−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−216)
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中2,5−ジフルオロ−4−メトキシベンズアルデヒド(0.20g、1.2mmol)及びメチル2−メルカプトアセテート(0.15g、1.4mmol)の混合物に、炭酸セシウム(1.1g、3.5mmol)を加えた。この混合物を80℃で16時間撹拌した。完了後、この反応混合物に水(1.0mL)を加え、撹拌を80℃で30分間続けた。溶液を室温に冷却し、氷水(10mL)に注ぐと、固体が形成された。30分間撹拌した後、白色の固体をろ過によって回収し、水で洗浄し、真空乾燥させることにより、化合物B−216(231mg、89%収率)を得た。LCMS(B):(ES
+)m/z(M+H)
+=227.1,tR=0.719.
【0354】
実施例115B:(3−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)(4−メトキシベンジル)スルファン(B−217)
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
窒素下室温でジオキサン(100mL)中1−ブロモ−3−クロロ−2,4−ジフルオロ−ベンゼン(8.0g、35mmol)、(4−メトキシフェニル)メタンチオール(5.4g、35mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(9.1g、70mmol)の混合物に、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(1.0g、1.8mmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.97g、1.1mmol)を加えた。反応混合物を100℃で2時間撹拌し、次にろ過し、真空濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物B−217(9.0g、85%収率)を白色の固体として得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):δ 7.17−7.13(m,3H),6.89−6.87(m,1H),6.83−6.81(d,J=8.4Hz,2H),4.03(s,2H),3.80(s,3H).
【0355】
実施例116B:3−クロロ−2,4−ジフルオロベンゼンチオール(B−218)
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
トリフルオロ酢酸(10mL)中の化合物B−217(3.0g、10mmol)の溶液を70℃で16時間撹拌した。完了後、反応混合物を重炭酸ナトリウム水溶液でpH7〜8にクエンチし、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−218(2.0g、粗製)を黄色の油として得た。TLC[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]:Rf=0.57。
【0356】
実施例117B:(3−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル)(2,2−ジメトキシエチル)スルファン(B−219)
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチルホルムアミド(15mL)中の化合物B−218(1.5g、8.31mmol)、2−ブロモ−1,1−ジエトキシ−エタン(1.8g、9.14mmol)及び炭酸カリウム(1.7g、12mmol)の混合物を70℃で3時間撹拌した。完了後、この混合物を水(20mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮することにより、化合物B−219(2.0g、粗製)を黄色の油として得た。[石油エーテル:酢酸エチル=8:1]:Rf=0.70。
【0357】
実施例118B:6−クロロ−5,7−ジフルオロベンゾ[b]チオフェン(B−220)
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
クロロベンゼン(50mL)中の化合物B−219(1.5g、5.6mmol)及びポリリン酸(10g、74mmol)の溶液を130℃で12時間撹拌した。完了後、この混合物を水(20mL)に注ぎ、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(2×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮することにより、化合物B−220(0.20g、18%収率)を黄色の油として得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):δ 7.59−7.57(d,J=7.2Hz,1H),7.45−7.42(m,1H),7.34−7.31(m,1H).
【0358】
実施例119B:6−クロロ−5,7−ジフルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−221)
【化187】
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−70℃で無水テトラヒドロフラン(20mL)中の化合物B−220(0.15g、0.73mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(0.35mL、ヘキサン中2.5N、0.88mmol)を滴下して加えた。この反応物を−70℃で1時間、次に二酸化炭素下−70℃で1時間撹拌した。完了後、混合物を0℃の飽和塩化アンモニウム溶液(20mL)でクエンチし、酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中19〜49%アセトニトリル(0.05%TFA、v/v添加)]によって精製することにより、化合物B−221(80mg、44%収率)を黄色の固体として得た。LCMS(M):tR=1.165分,(ES
+)m/z(M+H)
+=249.0.
【0359】
実施例120B:メチル7−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−222)
【化188】
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N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中2−フルオロ−3−メチルベンズアルデヒド(1.0g、7.2mmol)の混合物に、メチル2−メルカプトアセテート(1.5g、14.5mmol)及び炭酸カリウム(2.0g、14.5mmol)を加えた。この混合物を25℃で12時間撹拌した。完了後、混合物を水に注ぎ、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]することにより、化合物B−222(180mg、11%収率)を白色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.872分,(ES
+)m/z(M+H)
+=207.1.
【0360】
実施例121B:7−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−223)
【化189】
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メタノール(6mL)及び水(3mL)中の化合物B−222(150mg、4.9mmol)の混合物に、水酸化リチウム一水和物(46mg、1.1mmol)を加えた。この混合物を40℃で5にわたり撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH3に酸性化すると、固体が形成された。この白色の固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−223(125mg、87%収率)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz):δ 8.15(s,1H),7.86(d,J=7.6Hz,1H),7.43−7.35(m,2H),2.53(s,3H).
【0361】
実施例122B:メチル7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−224)
【化190】
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窒素下でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中メチル7−ブロモベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(1.0g、3.7mmol)の混合物に、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(1.9g、7.4mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(0.27g、0.37mmol)及び酢酸カリウム(1.1g、11mmol)を加えた。この混合物を100℃で一晩撹拌した。完了後、混合物を水(20mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物B−224(1.0g、55%収率)を白色の固体として得た。LCMS(DD):tR=1.182分,(ES
+)m/z(M+H)
+=319.1.
【0362】
実施例123B:メチル7−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−225)
【化191】
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窒素下でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)及び水(1mL)中の化合物B−224(1.0g、3.1mmol)及び1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタン(1.3g、6.3mmol)の混合物に、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(86mg、94μmol)、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(0.15g、0.31mmol)、フッ化セシウム(1.4g、9.4mmol)及び塩化第一銅(0.31g、3.1mmol)を加えた。この混合物を65℃で一晩撹拌した。完了後、混合物を水(10mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]することにより、化合物B−225(0.22g、26%収率)を白色の固体として得た。
【0363】
実施例124B:7−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−226)
【化192】
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メタノール(3mL)及び水(1.5mL)中の化合物B−225(0.22g、0.80mmol)の混合物に、水酸化リチウム一水和物(67mg、1.6mmol)を加えた。この混合物を40℃で1時間撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH3に酸性化すると、固体が形成された。この黄色の固体をろ過(fitration)によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−226(0.15g、72%収率)を得た。LCMS(DD):tR=0.912分,(ES
+)m/z(M+H)
+=261.0.
【0364】
実施例125B:メチル7−(ジメチルアミノ)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−227)
【化193】
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ジオキサン(10mL)中メチル7−ブロモベンゾチオフェン−2−カルボキシレート(600mg、2.2mmol)、炭酸セシウム(2.2g、6.6mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(405mg、0.44mmol)、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(421mg、0.88mmol)、及び塩酸N−メチルメタンアミン(1.1g、13mmol)をマイクロ波反応ベッセルに入れた。この混合物を、その中に窒素を6分間バブリングすることによって脱気した。反応物をマイクロ波照射によって120℃で4時間加熱した。完了後、溶媒を蒸発させた。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル]することにより、化合物B−227(1.0g、粗製)を緑色の固体として得た。
【0365】
実施例126B:7−(ジメチルアミノ)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−228)
【化194】
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メタノール(8mL)及び水(4mL)中の化合物B−227(900mg、粗製)に、水酸化リチウム一水和物(160mg、3.8mmol)を加えた。この反応物を室温で4時間撹拌し、次にpH5〜6に酸性化すると、固体が形成された。この緑色の固体をろ過によって回収し、乾燥させることにより、化合物B−228(400mg、67%)を得て、これを次のステップに更なる精製なしに使用した。LCMS(N):tR=1.909分,(ES
+)m/z(M+H)
+=222.0.
【0366】
実施例127B:メチル7−(チアゾール−2−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−229)
【化195】
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水(4.5mL)及びジオキサン(45.00mL)中メチル7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾチオフェン−2−カルボキシレート(500mg、1.6mmol)の溶液に、2−ブロモチアゾール(387mg、2.4mmol)、炭酸カリウム(1.2g、8.6mmol)、及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(ii)(257mg、0.31mmol)を加えた。ベッセルをアルゴンでフラッシュし、90℃で16時間撹拌した。完了後、この反応混合物を減圧下で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物B−229(280mg、65%)を白色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.17(s,1H),8.09−8.03(m,3H),7.67(d,J=3.2Hz,1H),7.59−7.57(m,1H),3.96(s,3H).
【0367】
実施例128B:7−(チアゾール−2−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−230)
【化196】
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メタノール(8mL)及びH
2O(4mL)中の化合物B−229(290mg、1.1mmol)の溶液に、水酸化リチウム一水和物(44mg、1.1mmol)を加えた。この反応物を室温で16時間撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、pH5〜6に酸性化すると、固体が形成された。この白色の固体をろ過によって回収し、乾燥させることにより、化合物B−230(230mg、83%)を得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.14(s,1H),8.09−8.04(m,3H),7.67(d,J=4Hz,1H),7.59−7.55(m,1H).
【0368】
実施例129B:(2−(tert−ブチル)フェニル)(2,2−ジメトキシエチル)スルファン(B−231)
【化197】
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N,N−ジメチルホルムアミド(8.0mL)中2−(tert−ブチル)ベンゼンチオール(1.5g、9.0mmol)及び2−ブロモ−1,1−ジメトキシ−エタン(1.7g、9.9mmol)の溶液に、炭酸カリウム(1.9g、14mmol)を加えた。この混合物を100℃に16時間加熱し、次に水(30mL)で希釈し、tert−ブチルメチルエーテル(3×40mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(2×25mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−231(2.2g、粗製)を黄色の油として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 7.50−7.47(m,1H),7.42−7.39(m,1H),7.20−7.14(m,1H),3.39(s,1H),3.18−3.19(m,2H),1.55(s,9H).
【0369】
実施例130B:7−(tert−ブチル)ベンゾ[b]チオフェン(B−232)
【化198】
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100℃でクロロベンゼン(15mL)中ポリリン酸(16g、63mmol、8.0当量)の溶液に、化合物B−231(2.0g、7.9mmol)を加えた。この反応物を130℃で3時間加熱し、次に真空下で濃縮し、水(30mL)で希釈し、tert−ブチルメチルエーテル(3×40mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(2×25mL)で洗浄し、濃縮することにより、化合物B−232(0.5g、粗製)を黄色の油として得た。1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 7.78−7.74(m,2H),7.48(d,J=5.6Hz,1H),7.37−7.30(m,2H).
【0370】
実施例131B:7−(tert−ブチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−233)
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
−70℃で無水テトラヒドロフラン(2.0mL)中の化合物B−232(0.50g、2.6mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(シクロヘキサン中2.5M、1.6mL)を加えた。この反応物(reation)を−70℃で0.5時間撹拌した。次に反応物中に二酸化炭素を約0.5時間バブリングし、TLC分析によって反応の完了が示されるまで、撹拌を−70℃で更に1.5時間続けた。反応を0.02N塩酸(10ml)でゆっくりとクエンチし、酢酸エチル(3×25mL)で抽出した。合わせた有機相を濃縮することにより、化合物B−233(0.3g、粗製)を灰色の固体として得た。
【0371】
実施例132B:メチル7−フェニルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−234)
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
窒素下室温でジオキサン(15mL)中メチル7−ブロモベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(1.2g、4.4mmol)の溶液に、炭酸カリウム(1.2g、8.8mmol)、フェニルボロン酸(0.64g、5.3mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.50g、0.44mmol)及び塩化リチウム(0.53g、8.8mmol)を加えた。この混合物を106℃で7時間撹拌し、次に水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(2×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=40:1]することにより、化合物B−234(0.48g、40%収率)を黄色の固体として得た。
【0372】
実施例133B:7−フェニルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−235)
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール(10mL)及び水(5mL)中の化合物B−234(0.48g、1.8mmol)の溶液に、水酸化リチウム一水和物(0.15g、3.6mmol)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌し、次に濃縮してメタノールをほぼ除去し、pH4〜5に酸性化すると、固体が形成された。この白色の固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−235(0.36g、79%収率)を得た。1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.10(s,1H),7.93(d,J=7.2Hz,1H),7.73(d,J=7.2Hz,2H),7.56−7.44(m,5H).
【0373】
実施例134B:メチル7−(1−メチルシクロプロピル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−236)
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
窒素下−70℃で無水ジクロルメタン(dichlormethane)(20mL)中ジエチル亜鉛(40mL、トルエン中1.0mol/L、40mmol)の溶液に、ジヨードメタン(11g、40mmol)の溶液を、添加する間の温度を−70℃未満に維持しながら滴下して加えた。この反応混合物を−15℃に加温して、30分間撹拌した。次にこの混合物にトリフルオロ酢酸(4.5g、40mmol)を滴下して加え、撹拌を−15℃で更に0.5時間続けた。次に化合物B−206(0.77g、3.3mmol)を加えた。この反応混合物を30℃で7時間撹拌し、次に飽和塩化アンモニウム水溶液(40mL)を0℃で滴下してクエンチし、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(2×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=40:1]することにより、化合物B−236(0.42g、51%収率)を黄色の油として得た。GCMS:tR=8.328分、246.1m/z(M)。
【0374】
実施例135B:7−(1−メチルシクロプロピル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−237)
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール(10mL)及び水(5mL)中のB−236(0.42g、1.8mmol)の溶液に、水酸化リチウム一水和物(0.15g、3.6mmol)を加えた。この混合物を25℃で1時間撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH4〜5に酸性化すると、固体が沈殿した。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−237(0.32g、81%収率)を白色の固体として得た。1H−NMR(CDCl
3,400MHz):δ 8.22(s,1H),7.79(d,J=7.6Hz,1H),7.47(d,J=7.2Hz,1H),7.39(t,J=8.0Hz,1H),1.50(s,3H),0.99−0.98(m,2H),0.88−0.86(m,2H).
【0375】
実施例136B:4−エトキシ−2−フルオロベンズアルデヒド(B−238)
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
窒素下25℃でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中2−フルオロ−4−ヒドロキシ−ベンズアルデヒド(1.0g、7.1mmol)及び炭酸カリウム(2.0g、14mmol)の混合物に、ヨードエタン(1.1g、7.1mmol)を加えた。この混合物を60℃で10時間撹拌し、真空濃縮し、酢酸エチル(200mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液(3×50mL)及びブライン(3×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−238(1.0g、83%収率)を赤色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):10.09(s,1H),7.76−7.67(m,1H),6.83−6.74(m,2H),4.11(t,J=6.8Hz,2H),1.40(t,J=7.0Hz,3H).
【0376】
実施例137B:メチル6−エトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−239)
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の化合物B−238(0.5g、3mmol)の溶液に、炭酸カリウム(0.8g、6mmol)及びメチル2−メルカプトアセテート(0.6g、6mmol)を加えた。この混合物を40℃で10時間撹拌し、次に酢酸エチルで希釈し(250mL)、ブライン120(4×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮することにより、化合物B−239(0.58g、83%収率)を黄色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):7.97(s,1H),7.77(d,J=8.4Hz,1H),7.40(s,1H),7.02(d,J=8.8Hz,1H),4.10(q,J=2.8Hz,2H),3.89(s,3H),1.14(t,J=6.8Hz,3H).
【0377】
実施例138B:6−エトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−240)
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール(5mL)及び水(2.5mL)中の化合物B−239(0.5g、2.1mmol)及び水酸化リチウム一水和物(0.62g、15mmol)の混合物を40℃で5時間撹拌した。この混合物を真空濃縮し、水(50mL)に加えて、酢酸エチル(3×10mL)で洗浄し、酸性化し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(3×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮することにより、化合物B−240(0.36g、76%収率)を黄色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):7.92(s,1H),7.75(d,J=8.8Hz,1H),7.38(d,J=2.0Hz,1H),6.99(dd,J=8.8,2.0,Hz,1H),4.10(q,J=7.2Hz,2H),1.40(t,J=7.0Hz,3H).
【0378】
実施例139B:1−エトキシ−2−フルオロベンゼン(B−241)
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
2−フルオロフェノール(5.0g、45mmol)、ヨードエタン(11g、71mmol)及び微粉末炭酸カリウム(12g、89mmol)の混合物をアセトン(5.0mL)中50℃で16時間撹拌した。完了後、混合物をシリカゲルパッドでろ過し、メチルtert−ブチルエーテルで洗浄した。この溶液を(生成物の揮発性のため)慎重に濃縮することにより、化合物B−241(6.0g、96%)を無色の液体として得た。
【0379】
実施例140B:3−エトキシ−2−フルオロベンズアルデヒド(B−242)
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
−70℃でテトラヒドロフラン(tetrahyrofuran)(30mL)中の化合物B−241(6.0g、44mmol)の溶液に、tert−ブチルリチウム(41mL、1.3M)を滴下して加えた。この混合物を30分間撹拌し、次にN,N−ジメチルホルムアミド(6.8g、88mmol)を加え、撹拌を更に30分間続けた。冷浴を取り除き、反応混合物を15℃で1時間撹拌した。完了後、反応物(reation)を水(20ml)でクエンチし、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮することにより、化合物B−242(7.0g、94%)を無色の液体として得た。LCMS(Y):tR=0.770分,(ES
+)m/z(M+H)
+=169.1.
【0380】
実施例141B:7−エトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−243)
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
ジメチルホルムアミド(70mL)中の化合物B−242(7.0g、43mmol)の溶液に、メチル2−メルカプトアセテート(5.5g、51mmol)及び炭酸カリウム(12g、86mmol)を加えた。この反応混合物を40℃で4時間撹拌し、次に水(15mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×10mL)で洗浄し、4N HClで酸性化し、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮することにより、化合物B−243(9.0g、95%収率)を淡黄色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.01(s,1H),7.49(d,J=8.0Hz,1H),7.37−7.33(m,1H),6.96(d,J=8.0Hz,1H),4.25(dd,J
1=8.4Hz,J
2=2.0Hz,2H),1.50−1.17(m,3H).
【0381】
実施例142B:1−フルオロ−2−イソプロポキシベンゼン(B−244)
【化210】
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2−フルオロフェノール(1.0g、8.9mmol)、2−ヨードプロパン(3.0g、17.8mmol)及び微粉末炭酸カリウム(4.9g、35.7mmol)の混合物をN,N−ジメチルホルムアミド(10.0mL)中60℃で12時間撹拌した。完了後、混合物をシリカゲルパッドでろ過し、メチルtert−ブチルエーテルで洗浄した。この溶液を(生成物の揮発性のため)慎重に濃縮することにより、化合物B−244(1.4g、58%)を黄色の油として得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):δ 7.29−7.01(m,3H),6.92−6.91(m,1H),4.59−4.53(m,1H),1.40−1.33(m,6H).
【0382】
実施例143B:2−フルオロ−3−イソプロポキシベンズアルデヒド(B−245)
【化211】
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−70℃でテトラヒドロフラン(tetrahyrofuran)(20mL)中の化合物B−244(2.0g、13mmol)の溶液に、tert−ブチルリチウム(20.0mL、1.3M)を滴下して加えた。この反応物を30分間撹拌し、次にN,N−ジメチルホルムアミド(1.9g、25.9mmol)を加え、撹拌を更に2時間続けた。完了後、反応を水(5ml)でクエンチし、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させて、濃縮することにより、化合物B−245(2.4g、50%)を黄色の油として得た。LCMS(B):tR=0.700分,(ES
+)m/z(M+H)
+=183.2.
【0383】
実施例144B:7−イソプロポキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−246)
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチルホルムアミド(25mL)中の化合物B−245(2.5g、13.7mmol)の溶液に、メチル2−メルカプトアセテート(2.9g、27.4mmol)及び炭酸カリウム(3.8g、27.4mmol)を加えた。この反応混合物を70℃で12時間撹拌し、次に水(20mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×20mL)で洗浄し、1M塩酸でpH3に酸性化すると、固体が形成された。この白色の固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−246(700mg、21%収率)を得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):δ 8.17(s,1H),7.52(d,J=8.0Hz,1H),7.38(t,J=8.0Hz,1H),6.93(d,J=7.6Hz,1H),4.80−4.77(m,1H),1.48−1.46(m,6H).
【0384】
実施例145B:メチル6−クロロ−7−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−247)
【化213】
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N,N−ジメチルホルムアミド(5.0mL)中4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシベンズアルデヒド(0.5g、2.65mmol)の混合物に、メチル2−メルカプトアセテート(0.56g、5.30mmol)及び炭酸カリウム(0.73g、5.30mmol)を加えた。この混合物を40℃で12時間撹拌した。完了後、混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]することにより、化合物B−247(230mg、33%収率)を白色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.820分,(ES
+)m/z(M+H)
+=257.1.
【0385】
実施例146B:6−クロロ−7−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−248)
【化214】
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メタノール(6mL)及び水(3mL)中の化合物B−247(230mg、0.90mmol)の混合物に、水酸化リチウム一水和物(56mg、1.3mmol)を加えた。この混合物を40℃で12時間撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH3に酸性化すると、固体が形成された。この白色の固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−248(200mg、91%収率)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz):δ 13.71(s,1H),8.16(s,1H),7.80(d,J=8.4Hz,1H),7.57(d,J=8.8Hz,1H),4.00(s,3H).
【0386】
実施例147B:4−ブロモ−2−フルオロ−3−メトキシベンズアルデヒド(B−249)
【化215】
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窒素下−78℃で無水テトラヒドロフラン(50mL)中1−ブロモ−3−フルオロ−2−メトキシベンゼン(5.0g、25mmol)の混合物に、リチウムジイソプロピルアミド(n−ヘプタン中2.0M、18mL、37mmol)を滴下して加えた。混合物をこの温度で30分間撹拌し、次にN,N−ジメチルホルムアミド(5.4g、73mmol)を滴下して加え、撹拌を−78℃で更に1時間続けた。完了後、この混合物を水(50mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×80mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−249(5.5g、粗製)を黄色の油として得た。
【0387】
実施例148B:メチル6−ブロモ−7−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−250)
【化216】
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N,N−ジメチルホルムアミド(55mL)中の化合物B−249(5.5g、粗製)の混合物に、メチル2−メルカプトアセテート(3.0g、28mmol)及び炭酸カリウム(6.5g、47mmol)を加えた。この混合物を40℃で一晩撹拌し、次に水(20mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物B−250(3.2g、45%収率)を白色の固体として得た。LCMS(R):tR=0.900分,(ES
+)m/z(M+H)
+=302.9.
【0388】
実施例149B:7−メトキシ−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−251)
【化217】
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窒素下でジオキサン(20mL)及び水(4mL)中のメチル化合物B−250(1.0g、3.3mmol)の混合物に、2,4,6−トリメチル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリボリナン(1.3g、10mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.38g、0.33mmol)及び炭酸カリウム(0.92g、6.6mmol)を加えた。この混合物を100℃で一晩撹拌し、次に真空濃縮してジオキサンを除去し、水(20mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中33〜63%アセトニトリル(0.05%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、化合物B−251(0.20g、27%収率)を白色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.764分,(ES
+)m/z(M+H)
+=223.1.
【0389】
実施例150B:3−ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンズアルデヒド(B−252)
【化218】
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窒素下−78℃で無水テトラヒドロフラン(30mL)中2−ブロモ−1−フルオロ−3−メチルベンゼン(3.0g、16mmol)の混合物に、リチウムジイソプロピルアミド(n−ヘプタン溶液中2.0M、12mL、24mmol)を滴下して加えた。混合物をこの温度で0.5時間撹拌し、次にN,N−ジメチルホルムアミド(3.5g、48mmol)を−78℃で滴下して加えた。この反応混合物を−78℃で更に2時間撹拌した。完了後、混合物を水(20mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物B−252(2.1g、62%収率)を白色の固体として得た。TLC[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]:Rf=0.4。
【0390】
実施例151B:メチル7−ブロモ−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−253)
【化219】
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N,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中の化合物B−252(2.1g、9.8mmol)の混合物に、メチル2−メルカプトアセテート(1.4g、13mmol)及び炭酸カリウム(2.7g、20mmol)を加えた。この混合物を40℃で一晩撹拌した。完了後、混合物を水(20mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×40mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−253(2.4g、92%純度、79%収率)を白色の固体として得た。LCMS(B):tR=1.052分,(ES
+)m/z(M+H)
+=287.0.
【0391】
実施例152B:メチル7−シクロプロピル−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−254)
【化220】
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窒素下でテトラヒドロフラン(15mL)及び水(5mL)中の化合物B−253(0.60g、2.1mmol)の混合物に、シクロプロピルボロン酸(0.90g、11mmol)、リン酸カリウム(0.89g、4.2mmol)及び[2−(2−アミノフェニル)フェニル]−クロロ−パラジウム;ジシクロヘキシル−[3−(2,4,6−トリイソプロピルフェニル)フェニル]ホスファン(83mg、0.11mmol)を加えた。この混合物を60℃で12時間撹拌し、次に水(15mL)で希釈し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=50:1]することにより、化合物B−254(0.43g、83%純度、69%収率)を黄色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.935分,(ES
+)m/z(M+H)
+=247.1.
【0392】
実施例153B:7−シクロプロピル−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−255)
【化221】
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メタノール(8mL)及び水(4mL)中の化合物B−254(0.43g、1.8mmol)の混合物に、水酸化リチウム一水和物(0.15g、3.5mmol)を加えた。この混合物を40℃で2時間撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、6M塩酸でpH3に酸性化し、酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−255(0.39g、81%純度、78%収率)を白色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.815分,(ES
+)m/z(M+H)
+=233.1.
【0393】
実施例154B:1,3−ジフルオロ−2−メトキシ−ベンゼン(B−256)
【化222】
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−70℃でテトラヒドロフラン(30mL)中1,3−ジフルオロ−2−メトキシ−ベンゼン(3.0g、20.8mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(1.6g、25.0mmol)を滴下して加えた。この反応物を30分間撹拌した。次にN,N−ジメチルホルムアミド(4.6g、63mmol)を加え、撹拌を更に30分間続けた。冷浴を取り除き、反応混合物を15℃で1時間撹拌した。完了後、混合物を酢酸エチル(2×15mL)で抽出した。水相を4M塩酸で酸性化し、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。有機相を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空蒸発させることにより、化合物B−256(3.0g、84%収率)を淡黄色の液体として得た。LCMS(B):tR=0.624分,173.1 m/z(M+1).
【0394】
実施例155B:メチル6−フルオロ−7−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−257)
【化223】
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N,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中の化合物B−256(3.0g、17.4mmol)の溶液に、メチル2−メルカプトアセテート(1.8g、17.4mmol)及び炭酸カリウム(4.8g、34.9mmol)を加えた。この混合物を15℃で2時間撹拌し、次に水(30mL)に注ぎ、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(2×10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−257(2.1g、50%収率)を淡黄色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.882分,241.0 m/z(M+1).
【0395】
実施例156B:6−フルオロ−7−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−258)
【化224】
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メタノール(20mL)及び水(10mL)中のB−257(2.1g、8.7mmol)の溶液に、水酸化リチウム水和物(367mg、8.7mmol)を加えた。この混合物を25℃で2時間撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH3に酸性化し、酢酸エチル(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、B−258(900mg、46%収率)を白色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.01(s,1H),7.54(dd,J
1=8.4Hz,J
2=4.0Hz,1H),7.26(dd,J
1=12Hz,J
2=8.4Hz,1H),4.12(d,J=2.4Hz,3H).
【0396】
実施例157B:メチル7−シアノ−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−259)
【化225】
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窒素下でN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の化合物B−253(0.50g、1.8mmol)の混合物に、シアン化亜鉛(0.41g、3.5mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.20g、0.18mmol)を加えた。この混合物を100℃で3時間撹拌し、次に水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物B−259(0.15g、96%純度、36%収率)を白色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.846分,(ES
+)m/z(M+H)
+=232.0.
【0397】
実施例158B:7−シアノ−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−260)
【化226】
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メタノール(2mL)及び水(1mL)中の化合物B−259(0.15g、0.65mmol)の混合物に、水酸化リチウム一水和物(54g、1.3mmol)を加えた。この混合物を40℃で1時間撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、6M塩酸でpH3に酸性化し、酢酸エチル(2×5mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−260(0.14g、98%純度、93%収率)を白色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.724分,(ES
+)m/z(M+H)
+=218.0.
【0398】
実施例159B:1−ブロモ−2−フルオロ−3−(メトキシメチル)ベンゼン(B−261)
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
窒素下0℃でテトラヒドロフラン(50mL)中(3−ブロモ−2−フルオロフェニル)メタノール(5.0g、24mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(1.9g、49mmol、60%w/w)を部分量ずつ加えた。混合物を0℃で30分間撹拌し、この混合物にヨードメタン(17g、72mmol)を加えた。反応混合物を室温で1.5時間撹拌し、次に氷水(50mL)でクエンチし、30分間撹拌し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(2×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=15:1]することにより、化合物B−261(5.2g、94%収率)を黄色の油として得た。
【0399】
実施例160B:2−フルオロ−3−(メトキシメチル)ベンズアルデヒド(B−262)
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
−78℃でテトラヒドロフラン(30mL)中の化合物B−261(3.0g、14mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(2.5mol/L、3.8mL、15mmol)を加えた。反応混合物をこの温度で30分間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド(2.0g、28mmol)を加えた。反応物を−78℃から0℃に1時間かけて戻し、次に飽和塩化アンモニウム水溶液(30mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相を濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物B−262(1.6g、69%収率)を黄色の油として得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):δ 7.50(t,J=7.2Hz,1H),7.38(t,J=6.8Hz,1H),7.05(t,J=7.6Hz,1H).
【0400】
実施例161B:メチル7−(メトキシメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−263)
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
窒素下でN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の化合物B−262(1.6g、9.5mmol)の溶液に、炭酸カリウム(2.6g、19mmol)及びメチル2−メルカプトアセテート(1.5g、14mmol)を加えた。得られた混合物を50℃で5時間撹拌した。完了後、混合物を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=30:1]することにより、化合物B−263(1.8g、80%収率)を黄色の油として得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):δ 8.02(s,1H),7.79−7.74(m,1H),7.34−7.32(m,2H),4.67(s,2H),3.88(s,3H),3.38(s,3H).
【0401】
実施例162B:7−(メトキシメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−264)
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール(10mL)及び水(5mL)中のB−263(1.8g、7.6mmol)の溶液に、水酸化リチウム一水和物(0.36g、15mmol)を加えた。この混合物を25℃で1時間撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH4〜5に酸性化すると、固体が沈殿した。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−264(1.7g、71%収率)を白色の固体として得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):δ 7.50(s,1H),7.89−7.87(dd,J
1=7.2Hz,J
2=2.0Hz,1H),7.47−7.42(m,2H),4.78(s,2H),3.49(s,3H).
【0402】
実施例163B:8−フルオロクロマン(B−265)
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
室温で酢酸(10mL)中の亜鉛粉(30g、0.45mol)の混合物に、酢酸(10mL)中8−フルオロクロマン−4−オン(3.0g、18mmol)の溶液をゆっくりと加えた。この反応混合物を100℃で16時間撹拌し、次に酢酸エチル(100mL)で希釈し、ろ過した。ろ液を真空濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=50:1]することにより、化合物B−265(2.1g、67%収率)を黄色の油として得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):δ 6.94−6.89(m,1H),6.84−6.82(m,1H),6.79−6.76(m,1H),4.30−4.27(t,J=5.2Hz,2H),2.85−2.81(t,J=6.4Hz,2H),2.12−2.04(m,2H).
【0403】
実施例164B:8−フルオロクロマン−7−カルバルデヒド(B−266)
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
窒素下−70℃で無水テトラヒドロフラン(50mL)中の化合物B−265(1.0g、6.6mmol)の混合物に、sec−ブチルリチウム(n−ヘキサン溶液中1.3M、10mL、13mmol)を滴下して加えた。この混合物を−70℃で0.5時間撹拌し、次にN,N−ジメチルホルムアミド(2.4g、33mmol)を滴下して加えた。反応物を−70℃から室温に1時間かけて戻し、次に0℃で飽和塩化アンモニウム溶液(150mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×150mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物B−266(701mg、59%収率)を黄色の油として得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):δ 10.33(s,1H),7.32−7.28(m,1H),6.94−6.92(d,J=8.0Hz,1H),4.33−4.26(m,2H),2.89−2.86(t,J=6.4Hz,2H),2.11−2.06(m,2H).
【0404】
実施例165B:メチル3,4−ジヒドロ−2H−チエノ[3,2−h]クロメン−8−カルボキシレート(B−267)
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の化合物B−266(0.60g、3.3mmol)の溶液に、炭酸カリウム(0.92g、6.7mmol)及びメチル2−メルカプトアセテート(0.42g、4.0mmol)を加えた。この混合物を90℃で16時間撹拌し、次に水(100mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮することにより、化合物B−267(0.70g、粗製)を黄色の固体として得た。LCMS(M):tR=1.132分,(ES
+)m/z(M+H)
+=248.9.
【0405】
実施例166B:3,4−ジヒドロ−2H−チエノ[3,2−h]クロメン−8−カルボン酸(B−268)
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール(20mL)及び水(4mL)中の化合物B−267(0.60g、2.4mmol)の混合物に、水酸化ナトリウム(0.20g、4.8mmol)を加えた。この混合物を30℃で2時間撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH2に酸性化すると、固体が沈殿した。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−268(0.50g、88%収率)を黄色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 7.97(s,1H),7.41−7.39(d,J=8.0Hz,1H),7.17−7.13(d,J=8.0Hz,1H),4.38−4.36(t,J=5.2Hz,2H),2.93−2.90(t,J=6.4Hz,2H),2.15−2.09(m,2H).
【0406】
実施例167B:5−フルオロクロマン(B−269)
【化235】
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酢酸(20mL)中の亜鉛(9.8g、0.15mol)の混合物に、酢酸(20mL)中5−フルオロクロマン−4−オン(1.0g、6.0mmol)の溶液を加えた。この混合物を100℃で12時間撹拌し、次にろ過し(酢酸エチルで洗浄し)、真空濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=1:0]することにより、化合物B−269(0.50g、55%収率)を黄色の固体として得た。GCMS:tR=6.634分、(ES
+)m/z(M)
+=152.1。
【0407】
実施例168B:5−フルオロクロマン−6−カルバルデヒド(B−270)
【化236】
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−70℃で無水テトラヒドロフラン(15mL)中の化合物B−269(0.20g、1.3mmol)の溶液に、sec−ブチルリチウム(n−ヘキサン中1.3N、2.0mL、2.6mmol)を滴下して加えた。この反応物を−70℃で0.5時間撹拌し、次にN,N−ジメチルホルムアミド(0.38g、5.2mmol)を滴下して加えた。この反応物を−70℃で0.5時間撹拌し、次に飽和塩化アンモニウム水溶液(20ml)でクエンチし、酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−270(0.20g、粗製)を黄色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.699分,(ES
+)m/z(M+H)
+=181.2.
【0408】
実施例169B:メチル8,9−ジヒドロ−7H−チエノ[2,3−f]クロメン−2−カルボキシレート(B−271)
【化237】
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N,N−ジメチルホルムアミド(15mL)中の化合物B−270(0.30g、1.7mmol)、炭酸カリウム(0.46g、3.3mmol)及びメチル2−メルカプトアセテート(0.21g、2.0mmol)の混合物を80℃で5時間撹拌した。完了後、この混合物を水(20mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−271(0.25g、粗製)を黄色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.759分,(ES
+)m/z(M+H)
+=249.1.
【0409】
実施例170B:8,9−ジヒドロ−7H−チエノ[2,3−f]クロメン−2−カルボン酸(B−272)
【化238】
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エタノール(5.0mL)及び水(1.0mL)中の化合物B−271(0.12g、0.48mmol)の混合物に、水酸化ナトリウム(97mg、2.4mmol)を加えた。この混合物を70℃で1時間撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH1に酸性化すると、固体が沈殿した。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−272(0.10g、粗製)を得た。TLC[ジクロロメタン:メタノール=10:1]:Rf=0.04。
【0410】
実施例171B:6−ブロモ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン(B−273)
【化239】
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THF(10mL)中6−ブロモベンゾチオフェン(3.0g、14mmol)の溶液に、リチウムジイソプロピルアミド(テトラヒドロフラン/n−ヘプタン中2M、8.4mL 17mmol)を加えた。この混合物を−70℃で30分間撹拌し、次にヨードメタン(17.98g、126.71mmol)を滴下して加えた。この混合物を15℃で15.5時間撹拌し、次に−70℃で飽和塩化アンモニウム水溶液(2mL)でクエンチし、水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(3×80mL)で抽出した。合わせた有機相を真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=1:0]することにより、化合物B−273(1.60g、50%収率)を得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 7.94(s,1H),7.42−7.39(m,1H),7.20−7.14(m,1H),3.39(s,1H),3.18−3.19(m,2H),1.55(s,9H).
【0411】
実施例172B:メチル2−メチルベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキシレート(B−274)
【化240】
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ジメチルスルホキシド(10mL)中の化合物B−273(600mg、2.6mmol)の溶液に、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(193mg、0.26mmol)、トリエチルアミン(801mg、7.9mmol)及びメタノール(254mg、7.9mmol)を加えた。TLC分析によって反応の完了が示されるまで、この混合物をCO雰囲気下(100psi)80℃で24時間撹拌した。混合物を水(30mL)に加え、メチルtert−ブチルエーテル(3×40mL)で抽出した。合わせた有機相を水(2×40mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物B−274(0.30g、55%収率)を白色の固体として得た。TLC[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]:Rf=0.4;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.33(s,1H),7.82(d,J=8.4Hz,1H),7.61(d,J=8.4Hz,1H),7.01(s,1H),4.77(s,2H),3.82(s,3H),2.52(s,3H).
【0412】
実施例173B:2−メチルベンゾ[b]チオフェン−6−カルボン酸(B−275)
【化241】
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メタノール(10mL)及び水(1.0mL)中の化合物B−274(200mg、0.91mmol)の溶液に、水酸化ナトリウム(91mg、2.3mmol)を加えた。この混合物を15℃で1時間撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、5M塩酸でpH3に酸性化し、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(3×30mL)で洗浄し、濃縮することにより、化合物B−275(0.15g、86%収率)を白色の固体として得た。TLC[石油エーテル:酢酸エチル=1:1]:Rf=0.4。
【0413】
実施例174B:エチルベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキシレート(B−276)
【化242】
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窒素下−90℃でジエチルエーテル(50mL)中6−ブロモベンゾ[b]チオフェン(5.0g、23mmol)の混合物に、tert−ブチルリチウム(ペンタン溶液中1.3M、27mL、35mmol)を滴下して加えた。この混合物を−90℃で0.5時間撹拌し、炭酸ジエチル(4.1g、35mmol)を滴下して加えた。この反応物を−90℃で更に0.5時間撹拌し、次に0℃で飽和塩化アンモニウム水溶液(20mL)でクエンチし、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=50:1]することにより、化合物B−276(1.0g)を黄色の油として得た。LCMS(B):tR=0.863分,(ES
+)m/z(M+H)
+=207.1.
【0414】
実施例175B:エチル2−クロロベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキシレート(B−277)
【化243】
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窒素下−70℃で無水テトラヒドロフラン(10mL)中の化合物B−276(0.40g、1.93mmol)の混合物に、リチウムジイソプロピルアミド(テトラヒドロフラン/n−ヘプタン中2.0M、1.2mL、2.4mmol)を滴下して加えた。この混合物を0.5時間撹拌し、次に1−クロロピロリジン−2,5−ジオン(0.31g、2.3mmol)を−70℃で滴下して加えた。この反応物を−70℃で更に1時間撹拌し、次に水(10mL)でクエンチし、0℃の2N塩酸でpH4に酸性化し、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮することにより、出発物質の化合物B−276と生成物の化合物B−277との1:1混合物(350mg)を白色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.864分,(ES
+)m/z(M+H)
+=207.0;tR=0.950分,(ES
+)m/z(M+H)
+=241.0.
【0415】
実施例176B:2−クロロベンゾ[b]チオフェン−6−カルボン酸(B−278)
【化244】
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メタノール(5mL)及び水(5mL)中の化合物B−277(0.35g、0.64mmol、45%純度)の混合物に、水酸化ナトリウム(80mg、1.9mmol)を加えた。この混合物を10℃で2時間撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH2に酸性化し、酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(3×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮し、分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中40〜65%アセトニトリル(0.05%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、化合物B−278(70mg、51%収率)を白色の固体として得た。
1H−NMR(DMSO,400MHz):8.59(s,1H),7.95(d,J=8.4Hz,1H),7.88(d,J=8.4Hz,1H),7.65(s,1H).
【0416】
実施例177B:4−クロロ−2−フルオロ−3−メチルベンズアルデヒド(B−279)
【化245】
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−70℃で無水テトラヒドロフラン(50mL)中1−クロロ−3−フルオロ−2−メチルベンゼン(3.5g、24mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(n−ヘキサン中2.5M、19mL、48mmol)を滴下して加えた。この反応物を−70℃で0.5時間撹拌し、次にN,N−ジメチルホルムアミド(7.1g、97mmol)を滴下して加えた。この反応物を−70℃で0.5時間撹拌し、次に飽和塩化アンモニウム水溶液(20mL)でクエンチし、酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]することにより、化合物B−279(0.40g、10%収率)を黄色の固体として得た。TLC[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]:Rf=0.19。
【0417】
実施例178B:メチル6−クロロ−7−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−280)
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチルホルムアミド(15mL)中の化合物B−279(0.36g、2.1mmol)、炭酸カリウム(0.58g、4.2mmol)及びメチル2−メルカプトアセテート(0.27g、2.5mmol)の混合物を80℃で5時間撹拌した。完了後、この混合物を水(20mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−280(0.40g、粗製)を黄色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.944分,(ES
+)m/z(M+H)
+=241.0.
【0418】
実施例179B:6−クロロ−7−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−281)
【化247】
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エタノール(10mL)及び水(2.0mL)中の化合物B−280(0.40g、1.7mmol)の混合物に、水酸化ナトリウム(0.33g、8.3mmol)を加えた。この混合物を80℃で1時間撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH1に酸性化すると、固体が沈殿した。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−281(0.35g、93%収率)を白色の固体として得た。TLC[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]:Rf=0.04。
【0419】
実施例180B:2,4−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(B−282)
【化248】
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窒素下−70℃で無水テトラヒドロフラン(30mL)中1,3−ジフルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゼン(2.0g、11mmol)の混合物に、n−ブチルリチウム(シクロヘキサン中2.5M、5.3mL、13mmol)を滴下して加えた。この混合物を30分間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド(1.6g、22mmol)を−70℃で滴下して加えた。この反応物を−70℃で更に2時間撹拌し、次に6N塩酸でpHを5.0に酸性化し、次に水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−282(1.5g、65%収率)を黄色の油として得た。
【0420】
実施例181B:メチル2−((3−フルオロ−6−ホルミル−2−(トリフルオロメチル)フェニル)チオ)アセテート(B−283)
【化249】
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−50℃でジクロロメタン(15mL)中の化合物B−282(1.0g、4.8mmol)及びトリエチルアミン(0.48g、4.8mmol)の混合物に、メチル2−メルカプトアセテート(0.51g、4.8mmol)を滴下して加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した。完了後、混合物を真空濃縮することにより、化合物B−283(1.0g、粗製)を黄色の固体として得て、これを次のステップに更なる精製なしに使用した。
【0421】
実施例182B:メチル6−フルオロ−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−284)
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の化合物B−283(2.0g、6.8mmol)の混合物に、炭酸カリウム(1.9g、14mmol)を加えた。この混合物を40℃で一晩撹拌した。完了後、混合物を水(20mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×40mL)で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物B−284(0.5g、25%収率)を黄色の固体として得た。LCMS(R):tR=1.172分,(ES
+)m/z(M+H)
+=279.0.
【0422】
実施例183B:6−フルオロ−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−285)
【化251】
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メタノール(4mL)及び水(2mL)中の化合物B−284(0.40g、1.4mmol)の混合物に、水酸化リチウム一水和物(0.12g、2.9mmol)を加えた。この混合物を40℃で5時間撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH3に酸性化すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−285(0.25g、66%収率)を黄色の固体として得た。LCMS(R):tR=1.044分,(ES
+)m/z(M+H)
+=265.0.
【0423】
実施例184B:メチル6−ブロモ−7−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−286)
【化252】
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28℃でN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中4−ブロモ−2,3−ジフルオロベンズアルデヒド(2.0g、9.1mmol)及び炭酸カリウム(2.5g、18mmol)の溶液に、メチル2−メルカプトアセテート(1.2g、11mmol)を加えた。この混合物を70℃で一晩撹拌し、次に水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物B−286(2.2g、85%収率)を白色の固体として得た。
【0424】
実施例185B:メチル6−シクロプロピル−7−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−287)
【化253】
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窒素下室温でジオキサン(10mL)及び水(2mL)中のB−286(1.2g、4.2mmol)の溶液に、炭酸カリウム(1.2g、8.4mmol)、シクロプロピルボロン酸(0.72g、8.4mmol)及びPd(PPh
3)
4(0.23g、0.21mmol)を加えた。この混合物を106℃で3時間撹拌し、次に水(5mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(2×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物B−287(0.80g、76%収率)を白色の固体として得た。
【0425】
実施例186B:6−シクロプロピル−7−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−288)
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール(10mL)及び水(2mL)中のB−287(0.80g、3.2mmol)の溶液に、室温で水酸化リチウム(0.27g、6.4mmol)を加えた。この混合物を2時間撹拌し、次に濃縮してメタノールをほぼ除去し、pH4〜5に酸性化すると、固体が形成された。この固体をろ過によって回収し、乾燥させることにより、化合物B−288(0.65g、86%収率)を褐色の固体として得た。
【0426】
実施例187B:エチル6−クロロベンゾフラン−2−カルボキシレート(B−289)
【化255】
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0℃でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中エチル2−ヒドロキシアセテート(0.66g、6.3mmol)の混合物に、水素化ナトリウム(0.30g、7.6mmol)を部分量ずつ加え、続いて4−クロロ−2−フルオロ−ベンズアルデヒド(1.0g、6.3mmol)を部分量ずつ加えた。得られた混合物を0℃で2時間撹拌し、次に25℃に戻し、14時間撹拌した。完了後、この混合物を0℃で飽和塩化アンモニウム水溶液(15ml)を滴下してクエンチし、酢酸エチル(2×40mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル]することにより、化合物B−289を化合物B−290との混合物として(0.30g、粗製)、黄色の固体として得た。
【0427】
実施例188B:6−クロロベンゾフラン−2−カルボン酸(B−290)
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール(10mL)及び水(1mL)中の化合物B−289及び化合物B−290(0.40g、1.8mmol)の混合物に、水酸化ナトリウム(143mg、3.7mmol)を加えた。この混合物を25℃で一晩撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH3に酸性化すると、固体が形成された。この白色の固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−290(0.15g、43%収率)を得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 7.93(s,1H),7.81(d,J=8.5Hz,1H),7.67(s,1H),7.41(dd,J
1=8.3Hz,J
2=1.8Hz,1H).
【0428】
実施例189B:エチル7−クロロベンゾフラン−2−カルボキシレート(B−291)
【化257】
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0℃でテトラヒドロフラン(25mL)中エチル2−ヒドロキシアセテート(1.6g、15mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(0.61g、15mmol)を加えた。この反応物を0.5時間撹拌し、3−クロロ−2−フルオロベンズアルデヒド(2.0g、13mmol)を加えた。この混合物を25℃で4.5時間撹拌し、次に水(5mL)でクエンチし、酢酸エチル(2×40mL)で抽出した。合わせた有機層を真空濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=15:1]することにより、化合物B−291(0.80g、28%収率)を黄色の固体として得た。LCMS(J):tR=1.551分,(ES
+)m/z(M+H)
+=225.0.
【0429】
実施例190B:7−クロロベンゾフラン−2−カルボン酸(B−292)
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール(7mL)及び水(7mL)中の化合物B−291(1.24g、5.5mmol)の混合物に、水酸化リチウム一水和物(0.46g、11mmol)を加えた。この混合物を25℃で2時間撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH3に酸性化すると、固体が形成された。この白色の固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−292(0.50g、46%収率)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz):δ 7.79−7.77(m,2H),7.62(d,J=7.6Hz,1H),7.37(t,J=7.6Hz,1H).
【0430】
実施例191B:(2,2−ジエトキシエチル)(3,4−ジフルオロフェニル)スルファン(B−293)
【化259】
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N,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中3,4−ジフルオロベンゼンチオール(3.0g、21mmol)、2−ブロモ−1,1−ジエトキシ−エタン(4.5g、23mmol)及び炭酸カリウム(4.3g、31mmol)の溶液を70℃で3時間撹拌した。完了後、この混合物を水(40mL)に注ぎ、酢酸エチル(3×40mL)で抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−293(5.0g、粗製)を黄色の固体として得た。
【0431】
実施例192B:5,6−ジフルオロベンゾ[b]チオフェン(B−294)
【化260】
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クロロベンゼン(100mL)中の化合物B−293(7.0g、28mmol)及びポリリン酸(15g)の溶液を130℃で12時間撹拌した。完了後、混合物を水(40mL)に注ぎ、酢酸エチル(3×40mL)で抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=1:0]することにより、化合物B−294(2.6g、57%収率(yeild))を黄色の固体として得た。
【0432】
実施例193B:5,6−ジフルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−295)
【化261】
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無水テトラヒドロフラン(30mL)中の化合物B−294(1.0g、5.9mmol)の溶液に、−70℃でn−ブチルリチウム(2.6mL、ヘキサン中2.5N、6.5mmol)を滴下して加えた。この反応物を−70℃で1時間撹拌した。雰囲気を二酸化炭素に交換し、この反応物を−70℃で更に1時間撹拌した。完了後、混合物を0℃で飽和塩化アンモニウム溶液(2.6mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中19〜49%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、化合物B−295(0.24g、19%収率)を白色の固体として得た。
【0433】
実施例194B:メチル7−(メチルスルホニル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−296)
【化262】
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N−メチル−2−ピロリドン(25mL)中メチル7−ブロモベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(1.0g、3.7mmol)、メタンスルフィン酸ナトリウム(1.7g、17mmol)及びヨウ化銅(3.2g、17mmol)の混合物を脱気し、次に窒素下で140℃に8時間加熱した。この混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、ろ過し、ブライン(6×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=5:1〜10:1]することにより、化合物B−296(0.42g、42%収率)を黄色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.28(d,J=8.0Hz,1H),8.24(s,1H),8.10(d,J=8.0Hz,1H),7.69(t,J=8.0Hz,1H),3.95(s,3H),3.20(s,3H).
【0434】
実施例195B:7−(メチルスルホニル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−297)
【化263】
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メタノール(4mL)及び水(2mL)中の化合物B−296(0.40g、1.5mmol)及び水酸化リチウム一水和物(0.43g、10mmol)の混合物を40℃で5時間撹拌した。完了後、この混合物を真空濃縮し、水(50mL)に加えて、酢酸エチル(3×10mL)で洗浄し、酸性化し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(3×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮することにより、化合物B−297(0.34g、90%収率)を黄色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.27(d,J=8.0Hz,1H),8.20(s,1H),8.09(d,J=7.2Hz,1H),7.68(t,J=8.0Hz,1H),3.19(s,3H).
【0435】
実施例196B:メチル7−モルホリノベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−298)
【化264】
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トルエン(50mL)中のメチル7−ブロモベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(1.0g、3.7mmol)、モルホリン(0.32g、3.7mmol)、炭酸セシウム(2.4g、7.4mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.34g、0.37mmol)及び2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(0.18g、0.37mmol)を脱気し、窒素下で100℃に12時間加熱した。反応混合物を水(40mL)に注ぎ、酢酸エチル(120mL)で抽出した。有機相をブライン(3×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮し、カラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]することにより、化合物B−298(0.95g、粗製)を黄色のゴムとして得た。LCMS(B):tR=0.838分,(ES
+)m/z(M+H)
+=278.1
【0436】
実施例197B:7−モルホリノベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−299)
【化265】
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メタノール(10mL)及び水(5mL)中の化合物B−298(0.95g、2.8mmol)及び水酸化リチウム一水和物(0.81g、19mmol)の混合物を40℃で10時間撹拌した。この混合物を真空濃縮し、水(50mL)に加え、酢酸エチル(3×10mL)で洗浄し、酸性化し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×15mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過し、真空濃縮することにより、化合物B−299(0.63g、86%収率)を黄色の固体として得た。
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.02(s,1H),7.60(d,J=8.4Hz,1H),7.37(t,J=8.0Hz,1H),7.10(d,J=8.0Hz,1H),3.89(t,J=4.8Hz,4H),3.17(t,J=4.8Hz,4H).
【0437】
実施例198B:メチル2−シクロプロピルベンゾフラン−5−カルボキシレート(B−300)
【化266】
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N,N−ジメチルホルムアミド(40mL)中のメチル4−ヒドロキシ−3−ヨードベンゾエート(4.2g、15mmol)、エチニルシクロプロパン(1.0g、15mmol)、1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(17g、0.15mol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)塩化物(1.05g、1.5mol)及びヨウ化銅(0.29g、1.5mmol)の溶液を50℃で12時間撹拌した。完了後、反応混合物を50mLの水でクエンチし、ジクロロメタン(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=8:1]することにより、化合物B−300(2.0g、61%収率)を黄色の固体として得た。
【0438】
実施例199B:2−シクロプロピルベンゾフラン−5−カルボン酸(B−301)
【化267】
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THF(15mL)中の化合物B−300(0.50g、2.3mmol)の溶液に、水(5.0mL)中の水酸化リチウム一水和物(0.29g、6.9mmol)を加えた。得られた溶液を室温で12時間撹拌し、次に2.0M塩酸水溶液で酸性化し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−301(0.16g、34%収率)を黄色の固体として得た。
【0439】
実施例200B:2−(ベンゾ[b]チオフェン−7−イル)プロパン−2−オール(B−302)
【化268】
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窒素下−100℃でジエチルエーテル(50mL)中7−ブロモベンゾ[b]チオフェン(5.0g、24mmol)の溶液に、t−BuLi(1.3mol/L、55mL)を滴下して加えた。この混合物を−100℃で15分間撹拌し、−100℃でドライアセトン(3.6g、48mmol)を滴下して加えた。この混合物を−100℃で2時間撹拌した。TLCにより、反応の完了及び2つの生成物の形成(約1:1)が示された。この反応混合物を0℃で飽和塩化アンモニウム水溶液(20mL)を滴下してクエンチし、次に酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(2×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=40:1]することにより、化合物B−302(0.80g、34%収率、TLCで下のスポット)を黄色の油として得た。
【0440】
実施例201B:7−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−303)
【化269】
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窒素下−70℃でテトラヒドロフラン(10mL)中のB−302(0.80g、4.2mmol)の溶液に、n−BuLi(2.5mol/L、4mL、10mmol)を滴下して加えた。この混合物を−70℃で0.5時間撹拌した。混合物に二酸化炭素を0.5時間バブリングさせた。完了後、反応混合物を0℃で飽和塩化アンモニウム水溶液(10mL)を滴下してクエンチし、酢酸エチル(2×20mL)で洗浄した。水相をHCl(aq)でpH4〜5に酸性化し、次に酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−303(0.85g、36%収率)を白色の固体として得た。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):δ 8.20(s,1H),7.85−7.83(m,1H),7.44(m,2H),1.79(s,3H).
【0441】
実施例202B:メチル7−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−304)
【化270】
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窒素下でテトラヒドロフラン(20mL)及び水(6mL)中のメチル7−ブロモベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(0.60g、2.2mmol)の混合物に、4,4,6−トリメチル−2−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボリナン(0.59g、2.7mmol)、リン酸カリウム(0.94g、4.4mmol)及び[2−(2−アミノフェニル)フェニル]−クロロ−パラジウム;ジシクロヘキシル−[3−(2,4,6−トリイソプロピルフェニル)フェニル]ホスファン(87mg、0.11mmol)を加えた。この混合物を60℃で12時間撹拌し、次に水(10mL)を加え、酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物B−304(0.60g、95%純度、90%収率)を黄色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.906分,(ES
+)m/z(M+H)
+=287.1.
【0442】
実施例203B:メチル7−(3−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−3H−ピラゾール−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−305)
【化271】
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窒素下でジクロロメタン(18mL)中の化合物B−304(0.60g、2.1mmol)の混合物に、ジアゾメタン(ジエチルエーテル中0.46M、0.14L)及び酢酸パラジウム(47mg、0.21mmol)を加えた。この混合物を25℃で2時間撹拌した。完了後、混合物を酢酸(3.8g、63mmol)に加え、真空濃縮してジエチルエーテルを除去し、水(15mL)で希釈し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−305(0.70g、82%純度、83%収率)を黄色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.856分,(ES
+)m/z(M+H)
+=329.1.
【0443】
実施例204B:メチル7−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシレート(B−306)
【化272】
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o−キシレン(50mL)中の化合物B−305(0.70g、2.1mmol)の混合物を140℃で24時間撹拌した。完了後、この混合物を真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物B−306(0.24g、85%純度、32%収率)を白色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.920分,(ES
+)m/z(M+H)
+=301.1.
【0444】
実施例205B:7−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−307)
【化273】
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メタノール(5mL)及び水(2mL)中の化合物B−306(0.40g、1.3mmol)の混合物に、水酸化リチウム一水和物(0.11g、2.7mmol)を加えた。この混合物を40℃で12時間撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、6M塩酸でpH3に酸性化し、酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮することにより、化合物B−307(0.38g、90%純度、90%収率)を白色の固体として得た。LCMS(B):tR=0.831分,(ES
+)m/z(M+H)
+=287.1.
【0445】
実施例206B:1−ブロモ−2−フルオロ−4−(メトキシメチル)ベンゼン(B−308)
【化274】
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0℃でテトラヒドロフラン(150mL)中(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)メタノール(5.0g、24mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(1.4g、34mmol)を加えた。この反応物をこの温度で10分間撹拌し、次にヨウ化メチル(4.1g、29mmol)を加えた。反応物を0℃から20℃に3時間かけて戻し、次に飽和塩化アンモニウム水溶液(50mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=30:1]することにより、化合物B−308(4.8g、90%収率)をオレンジ色の油として得た。TLC[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]:Rf=0.5;
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):δ 7.53(t,J=8.0Hz,1H),7.14(d,J=9.2Hz,1H),7.01(d,J=8.0Hz,1H),4.43(s,2H),3.42(s,3H).
【0446】
実施例207B:2−フルオロ−4−(メトキシメチル)ベンズアルデヒド(B−309)
【化275】
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−78℃でテトラヒドロフラン(50mL)中化合物B−308(4.0g、18mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(20mmol、8.0mL)を加えた。反応物をこの温度で30分間撹拌し、次にN,N−ジメチルホルムアミド(6.7g、91mmol)を加えた。反応物を−78℃から0℃に1時間かけて戻し、次に飽和塩化アンモニウム水溶液(30mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=20:1]することにより、化合物B−309(2.1g、68%収率)を黄色の油として得た。TLC[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]:Rf=0.4;
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):δ 10.22(s,1H),δ 7.72(t,J=8.0Hz,1H),7.09−7.04(m,2H),4.39(s,2H),3.32(s,3H).
【0447】
実施例208B:メチル2−アミノチエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシレート(B−310)
【化276】
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窒素下でN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の化合物B−309(2.0g、12mmol)の溶液に、炭酸カリウム(3.3g、24mmol)及びメチル2−メルカプトアセテート(1.9g、18mmol)を加えた。この混合物を60℃で2.5時間撹拌し、次に水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製[石油エーテル:酢酸エチル=10:1]することにより、化合物B−310(1.5g、53%収率)を黄色の油として得た。LCMS(B):tR=0.792分,(ES+)m/z(M+1)
+=237.0.
【0448】
実施例209B:6−(メトキシメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(B−311)
【化277】
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メタノール(15mL)及び水(3mL)中の化合物B−310(1.5g、6.4mmol)の溶液に、水酸化リチウム(0.30g、13mmol)を加えた。この混合物を25℃で2時間撹拌し、次に濃縮してメタノールを除去し、水で希釈し、1M塩酸でpH3に酸性化すると、固体が沈殿した。この固体をろ過によって回収し、真空乾燥させることにより、化合物B−311(0.70g、50%収率)を白色の固体として得た。TLC[ジクロロメタン:メタノール=10:1]:Rf=0.4。
1H−NMR(CDCl
3,400MHz):δ 8.18(s,1H),δ 7.92−7.90(m,2H),7.42(d,J=8Hz,1H),4.64(s,2H),3.47(s,3H).
【0449】
基本手順A:アミド類の合成及びキラル分離
【化278】
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塩化チオニル中のカルボン酸混合物(5mL/mmolカルボン酸)を60℃で2時間撹拌した。完了後、この溶液を真空濃縮することにより酸塩化物を得て、これを更なる精製なしに直接使用した。この材料(1.1当量)を、室温でジクロロメタン中のラセミアミン(1当量)とトリエチルアミン(2当量)との混合物(3〜5mL/mmolラセミアミン)に加えた。混合物をこの温度で2時間撹拌した。完了後、反応物をろ過し、得られたろ液を濃縮し、分取HPLCによって精製することにより、ラセミアミド生成物を得た。
【0450】
キラル分離:
3〜5mLのメタノール又はエタノール中のラセミアミド生成物の溶液をcSFC(Waters SFC Prep 80、カラム温度:35℃、背圧:100バール、及び波長:220nm)によって分離した。各一組の収集された画分を室温で濃縮し、凍結乾燥した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、アミド生成物の各エナンチオマーを得た。
【0451】
基本手順B:キラルアミンからのキラルアミド生成物の合成
【化279】
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N,N−ジメチルホルムアミド(2mL/mmolカルボン酸)中カルボン酸(1当量)の混合物に、2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(1.2当量)を加え、続いてキラルアミン(1当量)及びトリエチルアミン(2当量)を加えた。この混合物を室温で2〜12時間撹拌した。完了後、反応物を酢酸エチルで希釈し、水で4回洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣を分取HPLCによって精製し、凍結乾燥することにより、目標化合物を得た。
【0452】
実施例1:
(±)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(rac−1)の調製
【化280】
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基本手順Aに従い、ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸及びrac−A−104(0.10g、0.65mmol)からrac−1を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−C;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中35〜65%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−1(0.15g、73%収率)を白色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=315.1.
【0453】
キラル分離:
3mLのメタノール中のrac−1(0.20g、0.64mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:Chiralpak AD−H 250×30mm内径、10μm;移動相:CO
2中50%メタノール(0.01%NH
3・H
2O))によって分離することにより、以下を得た:
N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー1塩酸塩(化合物1a)(0.08g、40%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.80分、純度:100%;LCMS(Z):tR=1.459分,(ES
+)m/z(M+H)
+=315.0;
1H−NMR(DMSO−d
6,400MHz):δ 10.50(s,1H),8.61(d,J=8.0Hz,1H),8.39(s,1H),8.04−8.02(m,1H),7.98−7.95(m,1H),7.50−7.45(m,2H),4.11(d,J=7.6Hz,1H),3.50(m,2H),3.22−3.11(m,2H),2.43−2.42(m,1H),2.10−2.02(m,2H),1.92−1.87(m,1H),1.73−1.67(m,1H),1.62(s,3H),1.40(s,3H);及び
N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー2塩酸塩(化合物1b)(0.08g、40%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.43分、純度:99.72%;LCMS(Z):tR=1.439分,(ES
+)m/z(M+H)
+=315.0;
1H−NMR(DMSO−d
6,400MHz):δ 10.43(s,1H),8.61(d,J=7.6Hz,1H),8.38(s,1H),8.04−8.02(m,1H),7.98−7.96(m,1H),7.50−7.45(m,2H),4.11(d,J=7.6Hz,1H),3.50(m,2H),3.22−3.12(m,2H),2.43−2.42(m,1H),2.11−2.02(m,2H),1.93−1.87(m,1H),1.73−1.67(m,1H),1.62(s,3H),1.40(s,3H).
【0454】
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−1)の調製
【化281】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(0.35g、1.9mmol)及び化合物(R)−A−104(0.30g、1.9mmol)から化合物(R)−1を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−1)(0.22g、36%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.78分、純度:98.60%;LCMS(Z):tR=1.496分,315.0 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.16(s,1H),7.94−7.92(m,2H),7.49−7.42(m,2H),4.26(s,1H),3.76−3.67(m,2H),3.38−3.33(m,2H),2.43−2.41(m,1H),2.29−2.27(m,1H),2.18−2.10(m,2H),1.97−1.94(m,1H),1.75(s,3H),1.50(s,3H).
【0455】
実施例2:(±)−4−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンズアミド(rac−2)
【化282】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Aに従い、4−クロロ安息香酸及びrac−A−104(0.31g、1.76mmol)からrac−2を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−D;カラム:Boston Symmetrix C18 ODS−R 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中6〜36%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−2(0.5g、37%収率)を黄色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=293.2.
【0456】
キラル分離:
3mLのメタノール中のrac−2(0.15g、0.51mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:Chiralpak AD−H 250×25mm内径、10μm;移動相:CO
2中30%メタノール(0.01%NH
3・H
2O))によって分離することにより、以下を得た:
4−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンズアミド−エナンチオマー1塩酸塩(化合物2a)(0.05g、33%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(B)tR:2.02分、純度:99.83%;LCMS(Y):tR:0.603分,(ES
+)m/z(M+H)
+=293.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 7.84(d,J=8.4Hz,2H),7.51(d,J=8.4Hz,2H),4.23(s,1H),3.75−3.63(m,2H),3.36−3.34(m,1H),3.28−3.26(m,1H),2.35−2.24(m,1H),2.23−2.21(m,1H),2.16−2.06(m,2H),1.94−1.88(m,1H),1.75(s,3H),1.46(s,3H);and
4−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンズアミド−エナンチオマー2塩酸塩(化合物2b)(0.051g、33%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(B)tR:2.40分、純度:99.84%;LCMS(Y):tR:0.592分,(ES
+)m/z(M+H)
+=293.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 7.84(d,J=8.4Hz,2H),7.51(d,J=8.4Hz,2H),4.23(s,1H),3.72−3.67(m,2H),3.36−3.34(m,1H),3.28−3.26(m,1H),2.38−2.33(m,1H),2.24−2.23(m,1H),2.19−2.09(m,2H),1.94−1.88(m,1H),1.75(s,3H),1.46(s,3H).
【0457】
実施例3:
(R)−7−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−3)の調製
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
塩化オキサリル(2mL)中7−クロロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(70mg、0.33mmol)の混合物に、N,N−ジメチルホルムアミド(2滴)を加えた。この混合物を室温で2時間撹拌した。完了後、この溶液を真空濃縮することにより酸塩化物を得て、これを更なる精製なしに直接使用した。この材料(1.0当量)を、室温でジクロロメタン(2mL)中の化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)及びトリエチルアミン(66mg、0.65mmol)の混合物に加えた。混合物をこの温度で2時間撹拌した。完了後、反応物をろ過し、得られたろ液を濃縮し、分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中19〜49%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−7−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−3)(53.9mg、43%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.04分、純度:98.99%;LCMS(A):tR=1.642分,(ES
+)m/z(M+H)
+=349.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.22(s,1H),7.89(d,J=8.0Hz,1H),7.52−7.44(m,2H),4.26(s,1H),3.73−3.69(m,2H),3.38−3.31(m,2H),2.45−2.37(m,1H),2.28−2.27(m,1H),2.18−2.06(m,2H),1.97−1.91(m,1H),1.75(m,3H),1.49(m,3H);
【0458】
(S)−7−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((S)−3)の調製
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
塩化オキサリル(2mL)中7−クロロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(70mg、0.33mmol)の混合物に、N,N−ジメチルホルムアミド(2滴)を加えた。この混合物を室温で2時間撹拌した。完了後、溶液を真空濃縮することにより酸塩化物を得て、これを更なる精製なしに直接使用した。この材料(1.0当量)を、室温でジクロロメタン(2mL)中の化合物(S)−A−104(50mg、0.32mmol)及びトリエチルアミン(66mg、0.65mmol)の混合物に加えた。混合物をこの温度で2時間撹拌した。完了後、反応物をろ過し、得られたろ液を濃縮し、分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中19〜49%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−7−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−3)(35mg、31%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=4.40分、純度:97.85%;LCMS(B):tR=0.699分,(ES
+)m/z(M+H)
+=349.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.24(s,1H),7.89(d,J=8.0Hz,1H),7.52−7.44(m,2H),4.26(s,1H),3.76−3.66(m,2H),3.38−3.33(m,2H),2.46−2.43(m,1H),2.28−2.27(m,1H),2.17−2.10(m,2H),1.97−1.91(m,1H),1.76(m,3H),1.51(m,3H);
【0459】
実施例4:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−フルオロ−ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−4)の調製
【化285】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、7−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(76mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−104(0.30g、1.9mmol)から化合物(R)−4)を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中16〜46%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−フルオロ−ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−4)(37mg、31%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.71分、純度:100%;LCMS(A):tR=1.509分,(ES
+)m/z(M+H)
+=333.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.20(d,J=3.6Hz,1H),7.76(d,J=8.0Hz,1H),7.26−7.20(m,2H),4.26(s,1H),3.76−3.65(m,2H),3.38−3.32(m,2H),2.45−2.40(m,1H),2.29−2.27(m,1H),2.18−2.10(m,2H),1.98−1.91(m,1H),1.75(s,3H),1.50(s,3H).
【0460】
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−フルオロ−ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((S)−4)の調製
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、7−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(76mg、0.39mmol)及び化合物(S)−A−104(0.50g、0.32mmol)から化合物(S)−4を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中16〜46%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−フルオロ−ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−4)(31mg、29%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.54分、純度:100%;LCMS(B):tR=0.694分,(ES
+)m/z(M+H)
+=333.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.22(d,J=3.2Hz,1H),7.77(d,J=7.6Hz,1H),7.49−7.44(m,2H),4.26(s,1H),3.76−3.67(m,2H),3.38−3.35(m,2H),2.43−2.42(m,1H),2.29−2.28(m,1H),2.18−2.10(m,2H),1.98−1.91(m,1H),1.75(s,3H),1.50(s,3H).
【0461】
実施例5:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキサミド塩酸塩((R)−5)の調製
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、ベンゾ[b]チオフェン−6−カルボン酸(57mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−5を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中19〜49%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−5)(53mg、46%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.96分、純度:95.55%;LCMS(A):tR=1.153分,315.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.46(s,1H),7.95(d,J=8.4Hz,1H),7.85(dd,J
1=8.4Hz,J
2=1.6Hz,1H),7.80(d,J=5.6Hz,1H),7.47(d,J=6Hz,1H),4.29(s,1H),3.76−3.65(m,2H),3.37−3.33(m,2H),2.43−2.38(m,1H),2.28−2.26(m,1H),2.19−2.09(m,2H),1.95−1.89(m,1H),1.77(s,3H),1.49(s,3H).
【0462】
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキサミド塩酸塩((S)−5)の調製
【化288】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、ベンゾ[b]チオフェン−6−カルボン酸(57mg、0.32mmol)及び化合物(S)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(S)−5を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中19〜49%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−5)(32mg、31%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.92分、純度:97.22%;LCMS(B):tR=0.569分,315.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.46(s,1H),7.95(d,J=8.8Hz,1H),7.84(dd,J
1=8.0Hz,J
2=1.2Hz,1H),7.80(d,J=5.6Hz,1H),7.47(d,J=5.6Hz,1H),4.29(s,1H),3.76−3.65(m,2H),3.37−3.35(m,2H),2.42−2.39(m,1H),2.28−2.27(m,1H),2.19−2.10(m,2H),1.96−1.89(m,1H),1.78(s,3H),1.50(s,3H).
【0463】
実施例6:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−6)の調製
【化289】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、ベンゾフラン−5−カルボン酸(52mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−6を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中21〜51%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−6)(57mg、52%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.45分、純度:98.53%;LCMS(A):tR=0.566分,299.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.17(d,J=1.2Hz,1H),7.87(d,J=2.0Hz,1H),7.82(dd,J
1=8.8Hz,J
2=1.0Hz,1H),7.60(d,J=8.4Hz,1H),6.96(d,J=1.6Hz,1H),4.27(s,1H),3.76−3.65(m,2H),3.37−3.34(m,2H),2.41−2.39(m,1H),2.38−2.36(m,1H),2.26−2.09(m,2H),1.96−1.89(m,1H),1.77(s,3H),1.49(s,3H).
【0464】
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩((S)−6)の調製
【化290】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、ベンゾフラン−5−カルボン酸(52mg、0.32mmol)及び化合物(S)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(S)−6を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中21〜51%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−6)(35mg、36%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.97分、純度:98.28%;LCMS(B):tR=0.156分,299.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.18(d,J=1.6Hz,1H),7.88(d,J=2.4Hz,1H),7.82(dd,J
1=8.8Hz,J
2=2.0Hz,1H),7.61(d,J=8.4Hz,1H),6.97(d,J=1.6Hz,1H),4.28(s,1H),3.76−3.67(m,2H),3.38−3.33(m,2H),2.41−2.39(m,1H),2.28−2.26(m,1H),2.19−2.10(m,2H),1.96−1.89(m,1H),1.77(s,3H),1.50(s,3H).
【0465】
実施例7:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド((R)−7)の調製
【化291】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(80mg、1.9mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−7を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−7)(39mg、31%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.49分、純度:98.99%;LCMS(T):tR=2.323分,383.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.30(s,1H),8.22(d,J=8.4Hz,1H),7.85(d,J=7.6Hz,1H),7.67−7.63(t,J=7.2Hz,1H),4.30(s,1H),3.75−3.69(m,2H),3.40−3.36(m,2H),2.45(m,1H),2.31(m,1H),2.20−2.13(m,2H),2.00−1.94(m,1H),1.78(s,3H),1.53(s,3H).
【0466】
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド((S)−7)の調製
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(80mg、1.9mmol)及び化合物(S)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(S)−7を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−7)(46mg、37%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.31分、純度:98.39%;LCMS(G):tR=2.772分,383.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.28(s,1H),8.21(d,J=8.4Hz,1H),7.86(d,J=7.6Hz,1H),7.67−7.63(t,J=8.0Hz,1H),4.29(s,1H),3.79−3.69(m,2H),3.40−3.37(m,2H),2.47−2.43(m,1H),2.32−2.31(m,1H),2.21−1.94(m,3H),1.78(s,3H),1.52(s,3H).
【0467】
実施例8:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−8)の調製
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を1時間として、6−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(76mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−8を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中18〜48%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−8)(30mg、25%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.66分、純度:98.54%;LCMS(B):tR=0.648分,333.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.15(s,1H),7.95(dd,J=8.8Hz,1H),7.73(dd,J=8.8Hz,1H),7.26(td,J=9.2Hz,1H),4.27(s,1H),3.78−3.68(m,2H),3.39−3.30(m,2H),2.46−2.43(m,1H),2.30−2.29(m,1H),2.20−2.12(m,2H),1.99−1.93(m,1H),1.76(s,3H),1.50(s,3H).
【0468】
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((S)−8)の調製
【化294】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を1時間として、6−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(76mg、0.39mmol)及び化合物(S)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(S)−8を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中26〜56%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−8)(60mg、50%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.38分、純度:98.22%;LCMS(A):tR=1.422分,333.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.14(s,1H),7.95(dd,J=8.8Hz,1H),7.73(dd,J=8.8Hz,1H),7.27(td,J=9.2Hz,1H),4.27(s,1H),3.77−3.68(m,2H),3.39−3.33(m,2H),2.43−2.42(m,1H),2.30−2.29(m,1H),2.20−2.12(m,2H),1.99−1.93(m,1H),1.76(s,3H),1.50(s,3H).
【0469】
実施例9:
(R)−6−シアノ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−9)の調製
【化295】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、化合物B−117(66mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−9を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−6−シアノ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−9)(31mg、28%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.07分、純度:98.89%;LCMS(T):tR=1.977分,340.5 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.45(s,1H),8.27(s,1H),8.10(d,J=8.4Hz,2H),7.73(d,J=8.0Hz,1H),4.28(s,1H),3.78−3.69(m,2H),3.40−3.37(m,2H),2.48−2.43(m,1H),2.31−2.20(m,1H),2.19−2.13(m,2H),2.08−1.94(m,1H),1.77(s,3H),1.52(s,3H).
【0470】
(S)−6−シアノ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((S)−9)の調製
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、化合物B−117(66mg、0.32mmol)及び化合物(S)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(S)−9を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−6−シアノ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−9)(20mg、18%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(A)tR=4.30分、純度:97.74%;LCMS(R):tR=0.781分,340.5 m/z(M+1);
1H−NMR(DMSO−d
6,400MHz):δ 10.49(s,1H),8.82(d,J=7.6Hz,1H),8.68(s,1H),8.53(s,2H),8.16(d,J=8.0Hz,1H),7.83(d,J=8.0Hz,1H),4.12(d,J=7.2Hz,1H),3.18(m,3H),2.34(m,2H),2.11−2.02(m,2H),1.91(m,1H),1.71(m,1H),1.62(s,3H),1.41(s,3H).
【0471】
実施例10:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド((R)−10)の調製
【化297】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、6−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(80mg、1.9mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−10を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−10)(32mg、26%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.44分、純度:98.49%;LCMS(T):tR=2.345分,383.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.37(s,1H),8.26(s,1H),8.13(d,J=8.8Hz,1H),7.72(d,J=8.4Hz,1H),4.29(s,1H),3.79−3.68(m,2H),3.40−3.36(m,2H),2.47−2.44(m,1H),2.31−2.21(m,1H),2.20−2.13(m,2H),2.12−1.94(m,1H),1.76(s,3H),1.52(s,3H).
【0472】
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド((S)−10)の調製
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、6−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(80mg、1.9mmol)及び化合物(S)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(S)−10を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−10)(41mg、33%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.52分、純度:97.90%;LCMS(G):tR=2.850分,383.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.37(s,1H),8.27(s,1H),8.13(d,J=8.4Hz,1H),7.72(d,J=8.4Hz,1H),4.29(s,1H),3.78−3.69(m,2H),3.40−3.36(m,2H),2.48−2.44(m,1H),2.31−2.21(m,1H),2.20−2.13(m,2H),2.12−1.94(m,1H),1.77(s,3H),1.52(s,3H).
【0473】
実施例11:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−11)の調製
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を1時間として、5−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(76mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−11を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中18〜48%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−11)(60mg、50%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.62分、純度:98.90%;LCMS(B):tR=0.644分,333.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.47(d,1H),8.12(s,1H),7.96(dd,J=8.8Hz,1H),7.65(dd,J=9.2Hz,1H),7.30(td,J=9.2Hz,1H),4.27(s,1H),3.75−3.68(m,2H),3.38−3.30(m,2H),2.44−2.42(m,1H),2.30−2.29(m,1H),2.20−2.12(m,2H),1.99−1.93(m,1H),1.77(s,3H),1.51(s,3H).
【0474】
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((S)−11)の調製
【化300】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を1時間として、5−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(76mg、0.39mmol)及び化合物(S)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(S)−11を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中26〜56%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−11)(70mg、58%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.08分、純度:97.88%;LCMS(B):tR=0.695分,333.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.48(d,1H),8.12(s,1H),7.96(dd,J=8.8Hz,1H),7.65(dd,J=9.2Hz,1H),7.30(td,J=8.8Hz,1H),4.27(s,1H),3.78−3.68(m,2H),3.40−3.32(m,2H),2.44−2.42(m,1H),2.30−2.29(m,1H),2.20−2.12(m,2H),1.99−1.93(m,1H),1.77(s,3H),1.51(s,3H).
【0475】
実施例12:
(R)−6−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−12)の調製
【化301】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−102(66mg、0.31mmol)及び化合物(R)−A−104(40mg、0.26mmol)から化合物(R)−12を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−6−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−12)(45mg、45%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.01分、純度:99.84%;LCMS(B):tR=0.705分,349.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.13(s,1H),δ 8.01(d,J=4Hz,1H),7.90(d,J=8Hz,1H),7.45(dd,J
1=8Hz,J
2=4Hz,1H),4.25(s,1H),3.72−3.69(m,2H),3.37−3.35(m,2H),2.41−2.40(m,1H),2.28−2.26(m,1H),2.17−2.10(m,2H),1.97−1.94(m,1H),1.74(s,3H),1.48(s,3H).
【0476】
(S)−6−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((S)−12)の調製
【化302】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−102(66mg、0.31mmol)及び化合物(S)−A−104(40mg、0.26mmol)から化合物(S)−12を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中29〜59%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−6−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−12)(46mg、46%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.78分、純度:98.88%;LCMS(R):tR=0.890分,348.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.15(s,1H),8.00(s,1H),7.90(d,J=8Hz,1H),7.44(dd,J=4Hz,J=8Hz,1H),4.25(s,1H),3.75−3.66(m,2H),3.34−3.31(m,2H),2.42−2.41(m,1H),2.28−2.27(m,1H),2.17−2.10(m,2H),1.97−1.94(m,1H),1.74(s,3H),1.49(s,3H).
【0477】
実施例13:
(R)−5−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−13)の調製
【化303】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−104(68mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−13を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−5−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−13)(59mg、47%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.98分、純度:97.23%;LCMS(A):tR=1.629分,349.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.09(s,1H),7.95−7.91(m,2H),7.45(dd,J
1=8.8Hz,J
2=1.2Hz,1H),4.25(s,1H),3.75−3.66(m,2H),3.37−3.32(m,2H),2.44−2.41(m,1H),2.28−2.26(m,1H),2.17−2.10(m,2H),1.97−1.91(m,1H),1.74(s,3H),1.49(s,3H).
【0478】
(S)−5−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((S)−13)の調製
【化304】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−104(68mg、0.32mmol)及び化合物(S)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(S)−13を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−5−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−13)(33mg、29%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.59分、純度:98.95%;LCMS(B):tR=0.720分,349.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.12(s,1H),7.95−7.91(m,2H),7.45(dd,J
1=8.8Hz,J
2=2.0Hz,1H),4.25(s,1H),3.75−3.67(m,2H),3.37−3.34(m,2H),2.46−2.42(m,1H),2.28−2.27(m,1H),2.18−2.08(m,2H),1.97−1.91(m,1H),1.75(s,3H),1.50(s,3H).
【0479】
実施例14:
(R)−5,6−ジクロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−14)の調製
【化305】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−107(77mg、0.31mmol)及び化合物(R)−A−104(40mg、0.26mmol)から化合物(R)−14を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−5,6−ジクロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−14)(47mg、43%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.30分、純度:99.85%;LCMS(B):tR=0.749分,382.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.19(s,1H),δ 8.11(s,1H),8.10(s,1H),4.25(s,1H),3.73−3.66(m,2H),3.38−3.33(m,2H),2.41−2.40(m,1H),2.28−2.26(m,1H),2.17−2.10(m,2H),1.97−1.95(m,1H),1.74(s,3H),1.48(s,3H).
【0480】
(S)−5,6−ジクロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((S)−14)の調製
【化306】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−107(77mg、0.31mmol)及び化合物(S)−A−104(40mg、0.26mmol)から化合物(S)−14を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中24〜54%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−5,6−ジクロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−14)(40mg、38%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.86分、純度:98.88%;LCMS(R):tR=0.956分,382.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.20(s,1H),8.13(s,1H),8.12(s,1H),4.25(s,1H),3.73−3.70(m,2H),3.37−3.34(m,2H),2.45−2.44(m,1H),2.30−2.29(m,1H),2.19−2.12(m,2H),1.99−1.97(m,1H),1.76(s,3H),1.51(s,3H).
【0481】
実施例15:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−15)の調製
【化307】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(60mg、0.31mmol)及び化合物(R)−A−104(40mg、0.26mmol)から化合物(R)−15を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中26〜56%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−15)(43mg、45%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.98分、純度:99.54%;LCMS(B):tR=0.688分,328.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.08(s,1H),δ 7.80(d,J=8Hz,1H),7.73(s,1H),7.28(d,J=8Hz,1H),4.25(s,1H),3.76−3.66(m,2H),3.37−3.34(m,2H),2.49(s,3H),2.41−2.40(m,1H),2.27−2.26(m,1H),2.17−2.10(m,2H),1.97−1.94(m,1H),1.74(s,3H),1.48(s,3H).
【0482】
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((S)−15)の調製
【化308】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、6−クロロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(60mg、0.31mmol)及び化合物(S)−A−104(40mg、0.26mmol)から化合物(S)−15を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中24〜54%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−15)(40mg、42%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.45分、純度:99.45%;LCMS(R):tR=0.861分,328.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.09(s,1H),7.80(d,J=8Hz,1H),7.73(s,1H),7.28(d,J=8Hz,1H),4.25(s,1H),3.73−3.69(m,2H),3.37−3.34(m,2H),2.49(s,3H),2.41−2.40(m,1H),2.27−2.26(m,1H),2.17−2.10(m,2H),1.97−1.90(m,1H),1.74(s,3H),1.49(s,3H).
【0483】
実施例16:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−16)の調製
【化309】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−109(60mg、0.31mmol)及び化合物(R)−A−104(40mg、0.26mmol)から化合物(R)−16を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中18〜48%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−16)(35mg、37%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.99分、純度:99.11%;LCMS(B):tR=0.687分,328.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.07(s,1H),7.80(d,J=8Hz,1H),7.72(s,1H),7.32(d,J=8Hz,1H),4.25(s,1H),3.72−3.66(m,2H),3.38−3.34(m,2H),2.48(s,3H),2.28−2.27(m,1H),2.17−2.10(m,2H),1.97−1.94(m,1H),1.75(s,3H),1.49(s,3H).
【0484】
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((S)−16)の調製
【化310】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−109(60mg、0.31mmol)及び化合物(S)−A−104(40mg、0.26mmol)から化合物(S)−16を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−16)(31mg、33%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.68分、純度:99.80%;LCMS(R):tR=0.866分,328.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.06(s,1H),7.80(d,J=8Hz,1H),7.72(s,1H),7.32(d,J=8Hz,1H),4.25(s,1H),3.73−3.69(m,2H),3.38−3.34(m,2H),2.48(s,3H),2.28−2.27(m,1H),2.17−2.10(m,2H),1.97−1.94(m,1H),1.75(s,3H),1.49(s,3H).
【0485】
実施例17:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド((R)−17)の調製
【化311】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(80mg、1.9mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−17を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−17)(58mg、46%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.17分、純度:98.14%;LCMS(T):tR=0.741分,383.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.28(s,2H),8.18(d,J=8.8Hz,1H),7.74(d,J=8.0Hz,1H),4.29(s,1H),3.78−3.69(m,2H),3.40−3.36(m,2H),3.45−3.44(m,1H),2.31(m,1H),2.21−2.11(m,2H),2.01−1.94(m,1H),1.77(s,3H),1.52(s,3H).
【0486】
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド((S)−17)の調製
【化312】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(80mg、1.9mmol)及び化合物(S)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(S)−17を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−17)(32mg、26%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.49分、純度:97.08%;LCMS(B):tR=0.724分,383.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.28(s,2H),8.18(d,J=8.4Hz,1H),7.74(d,J=8.8Hz,1H),4.29(s,1H),3.79−3.69(m,2H),3.40−3.36(m,2H),3.48−3.45(m,1H),2.43(m,1H),2.31−2.13(m,2H),2.00−1.94(m,1H),1.78(s,3H),1.52(s,3H).
【0487】
実施例18:
(R)−6−シクロプロピル−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−18)の調製
【化313】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−112(68mg、0.31mmol)及び化合物(R)−A−104(40mg、0.26mmol)から化合物(R)−18を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中26〜56%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−6−シクロプロピル−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−18)(36mg、36%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.19分、純度:99.84%;LCMS(B):tR=0.726分,354.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.07(s,1H),δ 7.78(d,J=8Hz,1H),7.63(s,1H),7.17(d,J=8Hz,1H),4.24(s,1H),3.73−3.66(m,2H),3.37−3.34(m,2H),2.41(m,1H),2.27−2.26(m,1H),2.16−2.06(m,3H),2.05−1.94(m,1H),1.74(s,3H),1.48(s,3H),1.07−1.03(m,2H),0.81−0.78(m,2H).
【0488】
(S)−6−シクロプロピル−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((S)−18)の調製
【化314】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−112(68mg、0.31mmol)及び化合物(S)−A−104(40mg、0.26mmol)から化合物(S)−18を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−6−シクロプロピル−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−18)(34mg、34%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.74分、純度:99.91%;LCMS(R):tR=0.920分,354.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.07(s,1H),δ 7.78(d,J=8Hz,1H),7.63(s,1H),7.17(dd,J
1=4Hz,J
2=8Hz,1H),4.24(s,1H),3.75−3.66(m,2H),3.37−3.34(m,2H),2.41(m,1H),2.27−2.26(m,1H),2.14−2.05(m,3H),2.04−1.94(m,1H),1.74(s,3H),1.48(s,3H),1.07−1.03(m,2H),0.81−0.78(m,2H).
【0489】
実施例19:
(R)−5−シクロプロピル−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−19)の調製
【化315】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−115(68mg、0.31mmol)及び化合物(R)−A−104(40mg、0.26mmol)から化合物(R)−19を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−5−シクロプロピル−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−19)(46mg、45%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.25分、純度:100%;LCMS(B):tR=0.728分,354.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.05(s,1H),δ 7.89(d,J=8Hz,1H),7.63(s,1H),7.21(d,J
1=8Hz,J
2=1.6Hz,1H),4.25(s,1H),3.70−3.69(m,2H),3.35(m,2H),2.41(m,1H),2.28−2.27(m,1H),2.14−2.06(m,3H),2.05−1.94(m,1H),1.74(s,3H),1.49(s,3H),1.04−1.01(m,2H),0.77−0.74(m,2H).
【0490】
(S)−5−シクロプロピル−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((S)−19)の調製
【化316】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−115(68mg、0.31mmol)及び化合物(S)−A−104(40mg、0.26mmol)から化合物(S)−19を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中18〜48%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−5−シクロプロピル−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−19)(44mg、43%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.80分、純度:99.95%;LCMS(R):tR=0.922分,354.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.04(s,1H),δ 7.89(d,J=8Hz,1H),7.63(s,1H),7.21(d,J
1=8Hz,J
2=1.6Hz,1H),4.25(s,1H),3.73−3.66(m,2H),3.73−3.34(m,2H),2.41−2.39(m,1H),2.28−2.27(m,1H),2.14−2.06(m,3H),2.05−1.94(m,1H),1.74(s,3H),1.49(s,3H),1.04−1.00(m,2H),0.77−0.74(m,2H).
【0491】
実施例20:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド((R)−20)の調製
【化317】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、6−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(67mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−20を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−20)(45mg、41%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.95分、純度:98.73%;LCMS(T):tR=2.050分,345.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.32(d,J=7.6Hz,1H),8.09(s,1H),7.80(d,J=8.8Hz,1H),7.47(s,1H),7.09−7.06(dd,J
1=2.4Hz,J
2=8.8Hz,1H),4.26(s,1H),3.93(s,3H),3.77−3.68(m,2H),3.39−3.29(m,2H),2.46−2.43(m,1H),2.28(m,1H),2.18−2.12(m,2H),1.99−1.92(m,1H),1.76(s,3H),1.50(s,3H).
【0492】
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド((S)−20)の調製
【化318】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、6−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(67mg、0.32mmol)及び化合物(S)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(S)−20を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−20)(25mg、23%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.34分、純度:97.60%;LCMS(B):tR=0.634分,345.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.31(d,J=7.2Hz,1H),8.08(s,1H),7.80(d,J=9.2Hz,1H),7.47(s,1H),7.08(dd,J
1=8.8Hz,J
2=2.4Hz,1H),4.25(s,1H),3.90(s,3H),3.78−3.68(m,2H),3.39−3.34(m,2H),2.46−2.41(m,1H),2.28(m,1H),2.19−2.12(m,2H),1.99−1.92(m,1H),1.76(s,3H),1.50(s,3H).
【0493】
実施例21:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド((R)−21)の調製
【化319】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、5−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(67mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−21を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−21)(22mg、20%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.98分、純度:94.47%;LCMS(B):tR=0.664分,345.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.42(d,J=7.6Hz,1H),8.10−8.06(m,1H),7.81(d,J=8.8Hz,1H),7.42(s,1H),7.16−7.13(dd,J
1=8.8Hz,J
2=2.0Hz,1H),4.27(s,1H),3.90(s,3H),3.75−3.69(m,2H),3.39−3.36(m,2H),2.43(m,1H),2.30−2.19(m,1H),2.16−2.08(m,2H),1.99−1.93(m,1H),1.77(s,3H),1.51(s,3H).
【0494】
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド((S)−21)の調製
【化320】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、5−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(67mg、0.32mmol)及び化合物(S)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(S)−21を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−21)(19mg、17%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.40分、純度:97.93%;LCMS(B):tR=0.664分,345.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.42(d,J=7.2Hz,1H),8.10(s,1H),7.80(d,J=9.2Hz,1H),7.42(s,1H),7.14(dd,J
1=8.8Hz,J
2=2.4Hz,1H),4.27(d,J=6.8Hz,1H),3.89(s,3H),3.75−3.70(m,2H),3.39−3.37(m,2H),2.45(m,1H),2.30−2.18(m,1H),2.18−2.09(m,2H),2.08−1.93(m,1H),1.77(s,3H),1.52(s,3H).
【0495】
実施例22:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)フロ[2,3−c]ピリジン−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−22)の調製
【化321】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、フロ[2,3−c]ピリジン−5−カルボン酸(53mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−22を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中5〜35%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製し、0.2M塩酸で処理して凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)フロ[2,3−c]ピリジン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−22)(40mg、41%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(H)tR=2.49分、純度:100%;LCMS(L):tR=2.148分,300.0 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 9.24(s,1H),8.90(s,1H),8.51(d,J=2.0Hz,1H),7.40(d,J=1.6Hz,1H),4.33(s,1H),3.77−3.71(m,2H),3.40−3.34(m,2H),2.49−2.45(m,1H),2.33−2.32(m,1H),2.19−2.12(m,2H),2.01−1.95(m,1H),1.78(s,3H),1.54(s,3H).
【0496】
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)フロ[2,3−c]ピリジン−5−カルボキサミド塩酸塩((S)−22)の調製
【化322】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、フロ[2,3−c]ピリジン−5−カルボン酸(53mg、0.32mmol)及び化合物(S)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(S)−22を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中5〜35%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製し、0.2M塩酸で処理して凍結乾燥することにより、以下を得た:
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)フロ[2,3−c]ピリジン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−22)(30mg、33%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(H)tR=3.40分、純度:97.76%;LCMS(L):tR=2.116分,300.0 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 9.10(s,1H),8.70(s,1H),8.35(d,J=2.0Hz,1H),7.28(d,J=1.6Hz,1H),4.31(s,1H),3.77−3.71(m,2H),3.40−3.34(m,2H),2.40−2.39(m,1H),2.31−2.30(m,1H),2.21−2.09(m,2H),2.02−1.95(m,1H),1.77(s,3H),1.51(s,3H).
【0497】
実施例23:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキサミド塩酸塩((R)−23)の調製
【化323】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−124(59mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−23を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中5〜40%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−23)(55mg、53%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(H)tR=3.36分、純度:95.72%;LCMS(M):tR=0.929分,318.0 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.45(s,1H),8.18(s,1H),4.67−4.65(m,2H),4.57−4.55(m,2H),4.29(s,1H),3.76−3.69(m,2H),3.40−3.36(m,2H),2.47−2.44(m,1H),2.30(m,1H),2.19−2.12(m,2H),1.99−1.93(m,1H),1.77(s,3H),1.51(s,3H).
【0498】
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキサミド塩酸塩((S)−23)の調製
【化324】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−124(47mg、0.26mmol)及び化合物(S)−A−104(40mg、0.26mmol)から化合物(S)−23を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中5〜40%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−23)(50mg、61%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(H)tR=3.67分、純度:98.64%;LCMS(M):tR=0.916分,318.0 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.45(s,1H),8.17(s,1H),4.65−4.63(m,2H),4.54−4.52(m,2H),4.27(s,1H),3.74−3.67(m,2H),3.38−3.34(m,2H),2.45−2.40(m,1H),2.28−2.27(m,1H),2.17−2.11(m,2H),1.97−1.91(m,1H),1.75(s,3H),1.49(s,3H).
【0499】
実施例24:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−3−メチルベンゾ[b]チオフェン−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−24)
【化325】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−127(62mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−24を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中20〜50%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−3−メチルベンゾ[b]チオフェン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−24)(65mg、61%収率)、白色の固体として:cSFC解析(B)tR=2.87分、純度:98.24%;LCMS(B):tR=0.658分,329.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.28(d,J=1.2Hz,1H),7.98(d,J=8.4Hz,1H),7.83(d,J
1=8.4Hz,J
2=1.2Hz,1H),7.33(s,1H),4.30(s,1H),3.77−3.67(m,2H),3.38−3.34(m,2H),2.52(s,3H),2.52−2.41(m,1H),2.40−2.29(m,1H),2.19−2.11(m,2H),1.97−1.90(m,1H),1.79(s,3H),1.51(s,3H).
【0500】
実施例25:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−3−メチルベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキサミド((R)−25)
【化326】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−122(69mg、0.36mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−25を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex SynergiC18 150×30mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中14〜44%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−3−メチルベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−25)(30mg、25%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.96分、純度:97.81%;LCMS(B):tR=0.663分,329.1 m/z(M+1);
1H−NMR(DMSO,400MHz):δ 10.40(s,1H),8.53(s,1H),8.41(d,J=8.0Hz,1H),7.91−7.85(m,2H),7.61(s,1H),4.14(d,J=7.2Hz,1H),3.52−3.49(m,2H),3.23−3.11(m,2H),2.44(s,3H),2.42−2.34(m,1H),2.12−2.03(m,2H),1.94−1.88(m,1H),1.76−1.69(m,1H),1.65(s,3H),1.41(s,3H).
【0501】
実施例26:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−1H−インドール−6−カルボキサミド((R)−26)
【化327】
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基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、1H−インドール−6−カルボン酸及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−26を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×25mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中28〜58%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−1H−インドール−6−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−26)(20mg、21%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR:3.17分、純度:96%;LCMS(P):tR=1.672分,298.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 7.93(s,1H),7.64(d,J=8.4Hz,1H),7.51−7.49(m,1H),7.42(d,J=2.8Hz,1H),6.54(d,J=3.2Hz,1H),4.07(s,1H),3.39−3.35(m,2H),2.84−2.82(m,2H),2.07−2.05(m,1H),1.96(s,1H),1.88−1.83(m,2H),1.58−1.56(m,1H),1.50(s,3H),1.33(s,3H).
【0502】
実施例27:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−b]ピリダジン−3−カルボキサミド塩酸塩((R)−27)の調製
【化328】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、ピラゾロ[1,5−b]ピリダジン−3−カルボン酸(50mg、0.31mmol)及び化合物(R)−A−104(47mg、0.31mmol)から化合物(R)−27を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中16〜46%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−b]ピリダジン−3−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−27)(30mg、33%収率)、白色の固体として:cSFC解析(B)tR=3.40分、純度:99.40%;LCMS(N):tR=1.485分,(ES
+)m/z(M+H)
+=300.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.71(s,1H),8.66(dd,J
1=8.8Hz,J
2=1.6Hz,1H),8.53(dd,J
1=4.4Hz,J
2=2.0Hz,1H),7.43−7.40(m,1H),4.29(s,1H),3.74−3.67(m,2H),3.37−3.31(m,2H),2.45−2.42(m,1H),2.27−2.25(m,1H),2.17−2.14(m,2H),1.97−1.90(m,1H),1.76(m,3H),1.49(m,3H).
【0503】
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−b]ピリダジン−3−カルボキサミド塩酸塩((S)−27)の調製
【化329】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、ピラゾロ[1,5−b]ピリダジン−3−カルボン酸(50mg、0.31mmol)及び化合物(S)−A−104(47mg、0.20mmol)から化合物(S)−27を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中16〜46%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ピラゾロ[1,5−b]ピリダジン−3−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−27)(44mg、48%収率)、白色の固体として:cSFC解析(B)tR=3.14分、純度:99.11%;LCMS(N):tR=1.579分,(ES
+)m/z(M+H)
+=300.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.69(s,1H),8.66(dd,J
1=9.2Hz,J
2=1.6Hz,1H),8.53−8.52(dd,J
1=4.4Hz,J
2=1.6Hz,1H),7.43−7.40(m,1H),4.28(s,1H),3.75−3.66(m,2H),3.37−3.31(m,2H),2.45−2.40(m,1H),2.27−2.24(m,1H),2.17−2.06(m,2H),1.96−1.90(m,1H),1.76(m,3H),1.48(m,3H).
【0504】
実施例28:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−28)の調製
【化330】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸(58mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−28を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中4〜34%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製し、0.2M塩酸溶液で処理して凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−28)(45mg、39%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.006分、純度:98.57%;LCMS(X):tR=1.517分,(ES
+)m/z(M+H)
+=316.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.79(d,J=5.2Hz,1H),8.60(d,J=8.0Hz,1H),8.30(s,1H),7.69(t,d=8.4Hz,1H),4.30(s,1H),3.78−3.71(m,2H),3.40−3.36(m,2H),2.50−2.45(m,1H),2.32−2.31(m,1H),2.21−2.10(m,2H),2.00−1.94(m,1H),1.78(s,3H),1.53(s,3H).
【0505】
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド塩酸塩((S)−28)の調製
【化331】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸(58mg、0.32mmol)及び化合物(S)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(S)−28を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中4〜34%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製し、0.2M塩酸溶液で処理して凍結乾燥することにより、以下を得た:
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−28)(36mg、32%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.684分、純度:98.05%;LCMS(X):tR=1.523分,(ES
+)m/z(M+H)
+=316.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.78(d,J=4.8Hz,1H),8.58(d,J=8.0Hz,1H),8.29(s,1H),7.68(t,d=8.4Hz,1H),4.30(s,1H),3.78−3.70(m,2H),3.40−3.36(m,2H),2.50−2.45(m,1H),2.32−2.31(m,1H),2.21−2.10(m,2H),2.00−1.94(m,1H),1.78(s,3H),1.53(s,3H).
【0506】
実施例29:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−29)の調製
【化332】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、ベンゾ[d]チアゾール−2−カルボン酸(58mg、0.33mmol)及び(R)−A−104(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−29を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中16〜46%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−29)(40mg、39%収率)、白色の固体として:cSFC解析(D)tR=2.93分、純度:99.32%;LCMS(X):tR=1.793分,(ES
+)m/z(M+H)
+=316.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.17−8.10(m,2H),7.65−7.56(m,2H),4.30(m,1H),3.72−3.69(m,2H),3.39−3.33(m,2H),2.40−2.39(m,1H),2.31−2.20(m,1H),2.18−2.08(m,2H),2.00−1.94(m,1H),1.76(m,3H),1.52(m,3H).
【0507】
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−2−カルボキサミド塩酸塩((S)−29)の調製
【化333】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、ベンゾ[d]チアゾール−2−カルボン酸(50mg、0.31mmol)及び化合物(S)−A−104(47mg、0.20mmol)から化合物(S)−29を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中16〜46%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−29)(44mg、48%収率)、白色の固体として:cSFC解析(D)tR=3.38分、純度:98.29%;LCMS(X):tR=1.781分,(ES
+)m/z(M+H)
+=316.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.17−8.11(m,2H),7.66−7.56(m,2H),4.30(m,1H),3.76−3.70(m,2H),3.37−3.34(m,2H),2.40−2.39(m,1H),2.31−2.21(m,1H),2.20−2.11(m,2H),2.00−1.94(m,1H),1.75(m,3H),1.52(m,3H).
【0508】
実施例30:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−30)
【化334】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、ベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸(60mg、0.34mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−30を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−30)(30mg、28%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.998分、純度:96.86%;LCMS(J):tR=1.355分,315.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.39(s,1H),8.05(d,J=8.8Hz,1H),7.83(d,J=8.4Hz,1H),7.73(d,J=5.2Hz,1H),7.52(d,J=5.6Hz,1H),4.61(s,1H),4.30(s,1H),3.75−3.60(m,2H),3.28−3.25(m,1H),2.39(m,1H),2.28(m,1H),2.18−2.12(m,2H),1.93(m,1H),1.78(s,3H),1.51(s,3H).
【0509】
実施例31:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾフラン−6−カルボキサミド塩酸塩((R)−31)
【化335】
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基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、化合物B−128(53mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−31を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中12〜42%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾフラン−6−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−31)(46mg、42%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.52分、純度:97.64%;LCMS(B):tR=0.115分,(ES
+)m/z(M+H)
+=299.2;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.05(s,1H),7.93(d,J=2.0Hz,1H),7.78−7.72(m,2H),6.94(d,J=1.2Hz,1H),4.28(s,1H),3.75−3.66(m,2H),3.37−3.31(m,2H),2.39−2.38(m,1H),2.27−2.26(m,1H),2.18−2.10(m,2H),1.96−1.89(m,1H),1.77(s,3H),1.49(s,3H).
【0510】
実施例32:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−2−メチルベンゾ[d]オキサゾール−5−カルボキサミド((R)−32)
【化336】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、化合物B−129(69mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R−32を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−C;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中35〜65%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−2−メチルベンゾ[d]オキサゾール−5−カルボキサミド(化合物(R)−32)(30mg、30%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.44分、純度:96.08%;LCMS(J):tR=0.995分,314.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.10(s,1H),7.87−7.85(m,1H),7.67(d,J=8.8Hz,1H),4.07(s,1H),3.33−3.33(m,2H),2.85−2.85(m,2H),2.69(s,3H),2.09−2.09(m,1H),1.97−1.86(m,3H),1.67−1.64(m,1H),1.51(s,3H),1.32(s,3H).
【0511】
実施例33:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−2−メチルベンゾ[d]オキサゾール−6−カルボキサミド((R)−33)
【化337】
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基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、化合物B−130(60mg、0.34mmol)及び化合物(R)−A−104(52mg、0.34mmol)から化合物(R)−33を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−C;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中35〜65%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−2−メチルベンゾ[d]オキサゾール−6−カルボキサミド(化合物(R)−33)(40mg、38%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.42分、純度:97.31%;LCMS(J):tR=0.986分,314.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.05(s,1H),7.86−7.84(m,1H),7.70(d,J=8.4Hz,1H),4.03(s,1H),3.33−3.33(m,2H),2.81−2.75(m,2H),2.70(s,3H),2.02−2.02(m,1H),1.91−1.91(m,1H),1.82−1.80(m,2H),1.53−1.50(m,1H),1.46(s,3H),1.29(s,3H).
【0512】
実施例34:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−2−メチルベンゾ[d]チアゾール−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−34)
【化338】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、2−メチルベンゾ[d]チアゾール−5−カルボン酸(63mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−34を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中16〜46%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−2−メチルベンゾ[d]チアゾール−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−34)(35mg、33%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.85分、純度:94.01%;LCMS(K):tR=1.217分,(ES
+)m/z(M+H)
+=330.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.39(s,1H),8.08(d,J=8.4Hz,1H),7.88(d,J=8.4Hz,1H),4.29(s,1H),3.78−3.68(m,2H),3.38−3.31(m,2H),2.88(s,3H),2.39−2.38(m,1H),2.28−2.27(m,1H),2.18−2.07(m,2H),1.99−1.90(m,1H),1.78(s,3H),1.51(s,3H).
【0513】
実施例35:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−2−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−カルボキサミド塩酸塩((R)−35)
【化339】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、2−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸(62mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−35を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中8〜38%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製し、HClで処理し、次に凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−2−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−35)(70mg、59%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.81分、純度:97.50%;LCMS(K):tR=1.192分,(ES
+)m/z(M+H)
+=330.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.49(s,1H),7.98(m,2H),4.28(s,1H),3.74−3.69(m,2H),3.35−3.31(m,2H),2.90(s,3H),2.42−2.38(m,1H),2.26−2.27(m,1H),2.09−2.19(m,2H),1.89−1.96(m,1H),1.77(s,3H),1.50(s,3H).
【0514】
実施例36:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)フロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキサミド((R)−36)
【化340】
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基本手順Bに従い、反応時間を16時間として、化合物B−135(53mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−36を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−H;カラム:welch Xtimate C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中20〜50%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)フロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−36)(20mg、19%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.95分、純度:100%;LCMS(J):tR=1.17分,300.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.73(d,J=2Hz,1H),8.52(d,J=2Hz,1H),8.02(d,J=2.4Hz,1H),7.05(d,J=2.4Hz,1H),4.08(s,1H),3.40−3.34(m,2H),2.88−2.78(m,2H),2.06−1.97(m,1H),1.96−1.91(m,1H),1.88−1.83(m,2H),1.58−1.50(m,4H),1.32(s,3H).
【0515】
実施例37:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)フロ[3,2−b]ピリジン−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−37)
【化341】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−138(53mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−37を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中16〜46%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)フロ[3,2−b]ピリジン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−37)(45mg、46%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.30分、純度:97.55%;LCMS(M):tR=0.918分,(ES
+)m/z(M+H)
+=300.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.34(d,J=2.4Hz,1H),8.25(s,2H),7.20(d,J=2.4Hz,1H),4.29(s,1H),3.74−3.73(m,2H),3.38−3.31(m,2H),2.38−2.31(m,1H),2.30−2.29(m,1H),2.19−2.12(m,2H),2.02−1.99(m,1H),1.77(s,3H),1.51(s,3H).
【0516】
実施例38:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−2−メチルベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−38)
【化342】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、2−メチルベンゾフラン−5−カルボン酸(60mg、0.34mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−38を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−pack ODS−AQ 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−2−メチルベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−38)(20mg、17%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.46分、純度:98.28%;LCMS(B):tR=0.601分,313.2 m/z(M+1);
1H−NMR(DMSO−d
6,400MHz):δ 10.70(s,1H),8.35(d,J=8.0,1H),8.08(s,1H),7.74(q,1H),7.57(d,J=8.8,1H),6.69(s,1H),4.12(d,J=7.2,1H),3.50−3.43(m,2H),3.19−3.08(m,2H),2.48(s,3H),2.39−2.38(m,1H),2.08−2.01(m,2H),1.93−1.87(m,1H),1.70−1.64(m,4H),1.40(s,3H).
【0517】
実施例39:(R)−2−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−39)
【化343】
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基本手順Bに従い、反応時間を16時間として、化合物B−140(0.11g、0.57mmol)及び化合物(R)−A−104(80mg、0.52mmol)から化合物(R)−39を調製した。
生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−2−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−39)(18mg、10%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.51分、純度:98.66%;LCMS(S):tR=1.24分,(ES
+)m/z(M+H)
+=333.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.11(s,1H),7.85(dd,J
1=8.4Hz,J
1=1.2Hz 1H),7.60(d,J
1=8.8Hz,1H),6.91(s,1H),4.28(s,1H),3.77−3.70(m,2H),3.39−3.36(m,1H),3.35−3.29(m,1H),2.43−2.38(m,1H),2.28−2.27(m,1H),2.20−2.12(m,2H),1.97−1.91(m,1H),1.79(s,3H),1.51(s,3H).
【0518】
実施例40:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−3−メチルベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−40)
【化344】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−143(69mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−40を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中10〜40%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−3−メチルベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−40)(61mg、54%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.51分、純度:99.57%;LCMS(B):tR=0.609分,313.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.14(d,J=4Hz,1H),δ 7.83(d,J
1=8Hz,J
2=4Hz,1H),7.65(d,J=4Hz,1H),7.54(d,J=8Hz,1H),4.28(s,1H),3.73−3.70(m,2H),3.35−3.34(m,2H),2.41−2.40(m,1H),2.32(s,3H),2.31−2.28(m,1H),2.18−2.11(m,2H),1.97−1.90(m,1H),1.78(s,3H),1.50(s,3H).
【0519】
実施例41:(R)−3−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−41)
【化345】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−146(66mg、0.34mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−41を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−3−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−41)(20mg、17%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.48分、純度:97.53%;LCMS(B):tR=0.622分,333.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.18(s,1H),8.06(s,1H),7.95(d,J=8.8,1H),7.67(d,J=8.8,1H),4.30(s,1H),3.75−3.68(m,2H),3.40−3.35(m,2H),2.42(m,1H),2.30(m,1H),2.29−2.10(m,2H),1.98−1.92(m,1H),1.80(s,3H),1.53(s,3H).
【0520】
実施例42:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−42)
【化346】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルボン酸(64mg、0.34mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−42を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−42)(20mg、17%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.43分、純度:100.00%;LCMS(J):tR=0.976分,313.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 9.57(s,1H),8.43(s,1H),8.23(d,J=8.8,1H),8.08(d,J=8.8,1H),4.32(s,1H),4.22(s,3H),3.76−3.72(m,2H),2.47(m,1H),2.32−2.31(m,1H),2.20−2.11(m,2H),2.01−1.93(m,1H),1.80(s,3H),1.55(s,3H).
【0521】
実施例43:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)チエノ[2,3−c]ピリジン−5−カルボキサミド((R)−43)
【化347】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−148(70mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−43を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex SynergiC18 150×25mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中30〜60%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)チエノ[2,3−c]ピリジン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−43)(35mg、31%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.93分、純度:99.60%;LCMS(B):tR=0.583分,316.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 9.60(s,1H),9.09(s,1H),8.84(d,J=5.2Hz,1H),7.95(d,J=5.6Hz,1H),4.38(s,1H),3.80−3.75(m,2H),3.42−3.36(m,2H),2.51−2.50(m,1H),2.36−2.35(m,1H),2.29−2.16(m,2H),2.03−1.97(m,1H),1.81(s,3H),1.57(s,3H).
【0522】
実施例44:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−モルホリノベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−44)
【化348】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−150(85mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−44を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−pack ODS−AQ C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中20〜50%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製した。合わせた画分を0.2M塩酸で処理して凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−モルホリノベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−44)(47mg、33%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.74分、純度:98.92%;LCMS(K):tR=1.328分,(ES
+)m/z(M+H)
+=400.1;
1H−NMR(DMSO−d
6,400MHz):δ 10.42(s,1H),8.42(d,J=7.6Hz,1H),8.22(s,1H),7.78(d,J=8.8Hz,1H),7.48(s,1H),7.21(d,J=8.8Hz,1H),4.08(d,J=7.6Hz,1H),3.78(m,4H),3.49(m,2H),3.23(t,J=4.4Hz,4H),3.16−3.14(m,2H),2.41(m,1H),2.07(m,1H),2.01(m,1H),1.92−1.86(m,1H),1.72−1.66(m,1H),1.61(s,3H),1.39(s,3H).
【0523】
実施例45:(R)−6−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−45)
【化349】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−153(70mg、0.24mmol)及び化合物(R)−A−104(44mg、0.28mmol)から化合物(R)−45を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Innoval C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中9〜39%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製した。この溶液を0.2M塩酸溶液で処理して凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−45)(38mg、34%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.41分、純度:100%;LCMS(N):tR=2.761分,(ES
+)m/z(M+H)
+=434.1;
1H−NMR(DMSO−d
6,400MHz):δ 10.45(s,1H),8.43(d,J=8.0Hz,1H),8.23(s,1H),7.77(d,J=8.8Hz,1H),7.55(s,1H),7.24(d,J=8.8Hz,1H),4.08(d,J=7.2Hz,1H),3.58−3.44(m,6H),3.18−3.10(m,2H),2.41(m,1H),2.11−1.86(m,7H),1.76−1.60(m,4H),1.38(s,3H).
【0524】
実施例46:(R)−6−ブロモ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−46)
【化350】
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基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、6−ブロモベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(83mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−46を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中14〜44%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−6−ブロモ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−46)(55mg、43%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.19分、純度:100%;LCMS(B):tR=0.714分,(ES
+)m/z(M+H)
+=393.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.16(s,1H),8.13(s,1H),7.83(d,J=8.4Hz,1H),7.58(dd,J
1=8.8Hz,J
2=1.6,1H),4.25(s,1H),3.73−3.66(m,2H),3.36−3.31(m,2H),2.41−2.40(m,1H),2.27−2.26(m,1H),2.17−2.10(m,2H),1.96−1.94(m,1H),1.74(s,3H),1.48(s,3H).
【0525】
実施例47:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−イソプロポキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−47)
【化351】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−156(77mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−47を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−pack ODS−AQ C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中30〜60%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製した。合わせた画分を0.2M塩酸溶液で処理して凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−イソプロポキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−47)(63mg、48%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.92分、純度:98.15%;LCMS(N):tR=2.367分,(ES
+)m/z(M+H)
+=373.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.02(s,1H),7.76(d,J=8.8Hz,1H),7.42(d,J=1.6Hz,1H),7.02(d,J=8.8,2.0Hz,1H),4.74−4.65(m,1H),4.23(s,1H),3.74−3.64(m,2H),3.36−3.30(m,2H),2.40−2.38(m,1H),2.26−2.25(m,1H),2.16−2.08(m,2H),1.95−1.89(m,1H),1.73(s,3H),1.47(s,3H),1.35(d,J=6.0Hz,6H).
【0526】
実施例48:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−(メチルスルホニル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−48)
【化352】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−158(83mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−48を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−pack ODS−AQ 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中11〜44%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製した。合わせた画分を0.2N HClで処理して凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−(メチルスルホニル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−48)(35mg、25%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.27分、純度:100%;LCMS(M):tR=1.003分,(ES
+)m/z(M+H)
+=393.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.62(s,1H),8.29(s,1H),8.16(d,J=8.4Hz,1H),7.97(dd,J
1=8.4Hz,J
2=1.2Hz,1H),4.27(s,1H),3.74−3.68(m,2H),3.38−3.31(m,2H),3.20(s,3H),2.43(m,1H),2.30−2.29(m,1H),2.18−2.08(m,2H),1.98−1.92(m,1H),1.76(s,3H),1.51(s,3H).
【0527】
実施例49:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−ニトロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド((R)−49−int)の調製
【化353】
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基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、6−ニトロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(72mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−49−intを調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex SynergiC18 150×30mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中10〜40%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−ニトロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(化合物(R)−49−int)(45mg、39%収率)、白色の固体として。
【0528】
(R)−6−アミノ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−49)の調製
【化354】
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EtOH(6mL)中の化合物(R)−49−int(40mg、0.11mmol)の混合物に、鉄(31mg、0.56mmol)及び飽和NH
4Cl水溶液(3mL)を加えた。この混合物を25℃で5時間撹拌した。完了後、混合物をろ過した。ろ液を真空濃縮した。残渣を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex SynergiC18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中10〜40%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−6−アミノ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−49)(25mg、68%収率)、白色の固体として:cSFC解析(C)tR=2.24分、純度:100%;LCMS(M):tR=0.812分,(ES
+)m/z(M+H)
+=330.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.22(s,1H),8.04(d,J=8.4Hz,1H),7.89(s,1H),7.37(dd,J
1=8.4Hz,J
2=1.6Hz,1H),4.26(s,1H),3.73−3.71(m,2H),3.38−3.31(m,2H),2.43(m,1H),2.28−2.27(m,1H),2.17−2.16(m,2H),1.97−1.1(m,1H),1.75(s,3H),1.50(s,3H).
【0529】
実施例50:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−50)
【化355】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−167(54mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−50を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中16〜46%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−50)(50mg、51%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.50分、純度:98.16%;LCMS(Y):tR=0.750分,(ES
+)m/z(M+H)
+=399.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.13(s,1H),7.86(d,J=8.4Hz,1H),7.80(s,1H),7.36−7.34(m,1H),4.24(s,1H),4.07−4.04(m,2H),3.72−3.67(m,2H),3.61−3.55(m,2H),3.36−3.31(m,2H),2.94−2.93(m,1H),2.42−2.31(m,1H),2.26−2.25(m,1H),2.15−2.12(m,2H),1.96−1.81(m,5H),1.74(s,3H),1.50(s,3H).
【0530】
実施例51:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−フルオロ−6−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−51)
【化356】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−170(73mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−51を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−pack ODS−AQ 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中20〜50%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製した。合わせた画分を0.2N HClで処理して凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−フルオロ−6−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−51)(25mg、19%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.947分、純度:92.25%;LCMS(Y):tR=0.849分,(ES
+)m/z(M+H)
+=363.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.10(d,J=3.2Hz,1H),7.70(d,J=8.4Hz,1H),7.33(t,J=8.0Hz,1H),4.24(s,1H),3.98(s,3H),3.71−3.66(m,2H),3.33(m,1H),3.31(m,1H),2.40−2.39(m,1H),2.27−2.26(m,1H),2.26−1.97(m,2H),1.94−1.90(m,1H),1.74(m,3H),1.48(s,3H).
【0531】
実施例52:(R)−7−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−52)
【化357】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−173(73mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−52を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−pack ODS−AQ 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製した。合わせた画分を0.2N HClで処理して凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−7−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−52)(25mg、19%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.026分、純度:97.65%;LCMS(Y):tR=0.885分,(ES
+)m/z(M+H)
+=363.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.15(s,1H),7.77(d,J=8.4Hz,1H),7.40(d,J=8.0Hz,1H),4.26(s,1H),3.73−3.69(m,2H),3.36−3.34(m,1H),3.31−3.28(m,1H),2.53(s,3H),2.28(m,1H),2.27(m,1H),2.17−2.11(m,2H),2.10−1.94(m,1H),1.75(s,3H),1.48(s,3H).
【0532】
実施例53:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−フルオロ−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−53)
【化358】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−175(68mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−53を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中19〜49%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−フルオロ−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−53)(40mg、32%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.728分、純度:96.99%;LCMS(Y):tR=0.800分,(ES
+)m/z(M+H)
+=347.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.14(d,J=3.6Hz,1H),7.64(d,J=8.0Hz,1H),7.33(t,J=7.6Hz,1H),4.25(s,1H),3.73−3.66(m,2H),3.37−3.31(m,2H),2.42−2.41(m,4H),2.28−2.27(m,1H),2.18−2.10(m,2H),1.94(m,1H),1.75(s,3H),1.49(s,3H).
【0533】
実施例54:(±)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(rac−54)
【化359】
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基本手順Aに従い、ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸及びrac−A−111(1.32g、8.6mmol)からrac−54を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×25mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中30〜60%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−54(1.6g、70%収率)を白色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=313.1.
【0534】
キラル分離:
5mLのメタノール中のrac−54(0.70g、0.22mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:OD−10μm;移動相:CO
2中60%メタノール(0.01%NH
3・H
2O))によって分離することにより、以下を得た:
N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー1塩酸塩(化合物54a)(0.33g、47%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.15分、純度:99.77%;LCMS(W):tR=0.990分,(ES
+)m/z(M+H)
+=313.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.18(s,1H),7.94−7.91(m,2H),7.48−7.43(m,2H),4.57(d,J=2.4Hz,1H),3.74−3.58(m,1H),3.57−3.42(m,3H),2.44−2.43(m,1H),2.35−1.95(m,4H),1.40−1.18(m,4H);and
N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー2塩酸塩(化合物54b)(0.33g、47%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.44分、純度:99.79%;LCMS(W):tR=0.986分,(ES
+)m/z(M+H)
+=313.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.17(s,1H),7.94−7.91(m,2H),7.48−7.43(m,2H),4.57(d,J=2.4Hz,1H),3.74−3.57(m,1H),3.56−3.42(m,3H),2.45−2.43(m,1H),2.35−1.98(m,4H),1.40−1.18(m,4H).
【0535】
実施例55:(±)−4−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンズアミド(rac−55)
【化360】
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基本手順Aに従い、4−クロロ安息香酸及びrac−A−111(0.45g、2.5mmol)からrac−55を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×25mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中30〜60%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−55(0.36g、49%収率)を白色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=291.2.
【0536】
キラル分離:
3mLのメタノール中のrac−55(0.12g、0.41mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:OD−250×30mm内径、10μm;移動相:CO
2中40%エタノール(0.01%NH
3・H
2O))によって分離することにより、以下を得た:
4−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンズアミド−エナンチオマー1塩酸塩(化合物55a)(60mg、50%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR:2.39分、純度:98.47%;LCMS(M):tR=0.888分,(ES
+)m/z(M+H)
+=291.0;
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz):δ 10.16(s,1H),8.55(d,J=8.8Hz,1H),7.87(d,J=8.8Hz,2H),7.57(d,J=8.8Hz,2H),4.36(d,J=5.6Hz,1H),3.52−3.28(m,3H),2.25−1.74(m,5H),1.31−1.26(m,3H),1.03−0.97(m,2H);and
4−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンズアミド−エナンチオマー2塩酸塩(化合物55b)(60mg、50%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR:1.85分、純度:99.15%;LCMS(M):tR=0.898分,(ES
+)m/z(M+H)
+=291.0;
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz):δ 10.54(s,1H),8.56(d,J=8.0Hz,1H),7.88(d,J=8.8Hz,2H),7.55(d,J=8.8Hz,2H),4.35(dd,J
1=8.0Hz,J
2=2.8Hz,1H),3.54−3.23(m,3H),2.25−1.70(m,5H),1.34−1.30(m,3H),1.03−0.94(m,2H).
【0537】
実施例56:(±)−7−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(rac−56)
【化361】
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基本手順Aに従い、7−クロロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸及びrac−A−111(0.14g、0.93mmol)からrac−56を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×25mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中45〜75%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−56(0.15g、46%収率)を白色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=347.1.
【0538】
キラル分離:
5mLのメタノール中のrac−56(0.15g、0.43mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:Chiralpak OD−H 250×30mm内径、10μm;移動相:CO
2中55%エタノール(0.01%NH
3・H
2O))によって分離した。この化合物はHClで処理するのでなく、遊離塩基として単離した:
7−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー1(化合物56a)(62mg、41%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.59分、純度:100%;LCMS(G):tR=2.699分,(ES
+)m/z(M+H)
+=347.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.17(s,1H),7.87(d,J=7.6Hz,1H),7.50−7.42(m,2H),4.21(d,J=1.6Hz,1H),3.28−3.25(m,1H),3.08−3.07(m,1H),2.93−2.85(m,2H),2.11(m,1H),2.01−1.93(m,1H),1.87−1.84(m,2H),1.61−1.53(m,1H),0.91−0.87(m,2H),0.78−0.75(m,1H),0.70−0.64(m,1H);and
7−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー2(化合物56b)(62mg、41%収率)、白色の固体として:cSFC解析(B)tR=3.71分、純度:99.79%;LCMS(G):tR=2.697分,(ES
+)m/z(M+H)
+=347.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.19(s,1H),7.88(d,J=7.6Hz,1H),7.52−7.44(m,2H),4.23(d,J=2.0Hz,1H),3.29−3.28(m,1H),3.11−3.07(m,1H),2.97−2.87(m,2H),2.14−2.13(m,1H),2.03−1.96(m,1H),1.90−1.86(m,2H),1.63−1.55(m,1H),0.95−0.89(m,2H),0.80−0.77(m,1H),0.72−0.70(m,1H).
【0539】
実施例57:(±)−7−フルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(rac−57)
【化362】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Aに従い、ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸及びrac−A−111(0.22g、1.4mmol)からrac−57を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−C;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中35〜65%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−57(0.16g、34%収率)を白色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=331.0.
【0540】
キラル分離:
3mLのメタノール中のrac−57(0.16g、0.48mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:AD−10μm;移動相:CO
2中30%メタノール(0.01%NH
3・H
2O))によって分離することにより、以下を得た:
7−フルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー1塩酸塩(化合物57a)(0.02g、13%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR:2.22分、純度:99.96%;LCMS(N):tR:1.994分,(ES
+)m/z(M+H)
+=331.0;
1H−NMR(MeOD,400MHz):δ 8.27(d,J=3.6Hz,1H),7.54(d,J=8Hz,1H),7.46−7.40(m,1H),7.21−7.17(m,1H),4.56(d,J=3.6Hz,1H),3.79−3.72(m,1H),3.56−3.54(m,1H),3.49−3.40(m,2H),2.43−2.42(m,1H),2.38−2.33(m,1H),2.20−2.13(m,2H),2.02−1.94(m,1H),1.45−1.39(m,1H),1.35−1.34(m,1H),1.26−1.24(m,1H),1.18−1.15(m,1H);and
7−フルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー2塩酸塩(化合物57b)(0.02g、13%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR:3.11分、純度:98.46%;LCMS(N):tR:2.101分,(ES
+)m/z(M+H)
+=331.0;
1H−NMR(MeOD,400MHz):δ 8.23(d,J=3.2Hz,1H),7.76(d,J=8Hz,1H),7.48−7.43(m,1H),7.24−7.20(m,1H),4.57(d,J=2.4Hz,1H),3.76−3.71(m,1H),3.58−3.57(m,1H),3.49−3.42(m,2H),2.46−2.44(m,1H),2.38−2.33(m,1H),2.23−2.17(m,2H),2.00−1.95(m,1H),1.39−1.36(m,1H),1.29−1.27(m,1H),1.26−1.24(m,1H),1.21−1.19(m,1H).
【0541】
実施例58:(±)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキサミド(rac−58)
【化363】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Aに従い、ベンゾ[b]チオフェン−6−カルボン酸及びrac−A−111(0.15g、0.99mmol)からrac−58を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×25mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−58(70mg、23%収率)を白色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=313.2.
【0542】
キラル分離:
3mLのメタノール中のrac−58(70mg、0.22mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:Chiralpak OD−H 250×30mm内径、10μm;移動相:CO
2中50%エタノール(0.01%NH
3・H
2O))によって分離した。この化合物はHClで処理するのでなく、遊離塩基として単離した:
N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキサミド−エナンチオマー1(化合物58a)(20mg、29%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.55分、純度:100%;LCMS(G):tR=2.230分,(ES
+)m/z(M+H)
+=313.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.40(s,1H),7.92(d,J=8.4Hz,1H),7.81−7.76(m,2H),7.45(d,J=5.6Hz,1H),4.23(d,J=2.0Hz,1H),3.27−3.21(m,1H),3.08−3.06(m,1H),2.90−2.84(m,2H),2.12−2.11(m,1H),2.00−1.94(m,1H),1.90−1.84(m,2H),1.58−1.51(m,1H),0.91−0.85(m,2H),0.75−0.66(m,2H);and
N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキサミド−エナンチオマー2(化合物58b)(19mg、27%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.32分、純度:98.60%;LCMS(G):tR=2.225分,(ES
+)m/z(M+H)
+=313.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.40(s,1H),7.92(d,J=8.8Hz,1H),7.81−7.76(m,2H),7.45(d,J=5.6Hz,1H),4.23(d,J=1.6Hz,1H),3.28−3.23(m,1H),3.11−3.06(m,1H),2.90−2.84(m,2H),2.12−2.11(m,1H),1.99−1.94(m,1H),1.89−1.80(m,2H),1.58−1.54(m,1H),0.91−0.85(m,2H),0.77−0.66(m,2H).
【0543】
実施例59:
(±)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド(rac−59)の調製
【化364】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Aに従い、ベンゾフラン−5−カルボン酸及びrac−A−111(0.19g、1.2mmol)からrac−59を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×25mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中22〜52%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−59(0.10g、27%収率)を白色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=297.2.
【0544】
キラル分離:
4mLのメタノール中のrac−59(0.10g、0.34mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:Chiralpak AD−H 250×30mm内径、10μm;移動相:CO
2中30%エタノール(0.01%NH
3・H
2O))によって分離した。この化合物はHClで処理するのでなく、遊離塩基として単離した:
N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド−エナンチオマー1(化合物59a)(38mg、38%収率)、白色の固体として:cSFC解析(G)tR=2.28分、純度:99.03%;LCMS(G):tR=2.010分,(ES
+)m/z(M+H)
+=297.2;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.11(s,1H),7.85(d,J=1.6Hz,1H),7.77(d,J=8.8Hz,1H),7.57(d,J=8.8Hz,1H),6.95(s,1H),4.21(s,1H),3.26−3.21(m,1H),3.07−3.04(m,1H),2.91−2.84(m,2H),2.11−2.10(m,1H),1.99−1.94(m,1H),1.86−1.80(m,2H),1.58−1.50(m,1H),0.90−0.85(m,2H),0.74−0.65(m,2H);and
N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド−エナンチオマー2(化合物59b)(37mg、37%収率)、白色の固体として:cSFC解析(G)tR=2.55分、純度:97.24%;LCMS(G):tR=2.008分,(ES
+)m/z(M+H)
+=297.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.11(s,1H),7.85(d,J=1.6Hz,1H),7.77(d,J=8.8Hz,1H),7.57(d,J=8.8Hz,1H),6.95(s,1H),4.21(s,1H),3.26−3.21(m,1H),3.07−3.04(m,1H),2.91−2.84(m,2H),2.11−2.10(m,1H),1.96−1.94(m,1H),1.86−1.80(m,2H),1.58−1.50(m,1H),0.90−0.85(m,2H),0.74−0.65(m,2H).
【0545】
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−59)の調製
【化365】
[この文献は図面を表示できません]
塩化チオニル(3mL)中ベンゾフラン−5−カルボン酸(0.25g、1.5mmol)の混合物を60℃で2時間撹拌した。完了後、この溶液を真空濃縮することにより酸塩化物を得て、これを更なる精製なしに直接使用した。この材料(1.1当量)を、室温でジクロロメタン(5mL)中の化合物(R)−A−111(0.20g、1.3mmol)及びトリエチルアミン(0.27g、2.6mmol)の混合物に加えた。混合物をこの温度で2時間撹拌した。完了後、反応物をろ過し、得られたろ液を濃縮し、分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中4〜34%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−59)(0.22g、57%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.05分、純度:97.22%;LCMS(Z):tR=1.424分,(ES
+)m/z(M+H)
+=297.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.17(d,J=1.6Hz,1H),7.88(d,J=2.0Hz,1H),7.81(dd,J
1=8.4Hz,J
2=1.6Hz,1H),7.59(d,J=8.8Hz,1H),6.96(d,J=1.2Hz,1H),4.58(d,J=2.4Hz,1H),3.70−3.68(m,1H),3.57−3.56(m,1H),3.46−3.42(m,2H),2.46−2.44(m,1H),2.32−2.31(m,1H),2.22−2.18(m,2H),1.99−1.98(m,1H),1.42−1.39(m,1H),1.30−1.20(m,3H).
【0546】
実施例60:(±)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(rac−60)
【化366】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Aに従い、7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸及びrac−A−111(0.10g、0.65mmol)からrac−60を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−C;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中35〜65%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−60(0.18g、72%収率)を白色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=381.4.
【0547】
キラル分離:
3mLのエタノール中のrac−60(0.18g、0.47mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:Chiralpak OD−H 250×25mm内径、10μm;移動相:CO
2中60%エタノール(0.1%NH
3・H
2O))によって分離した。この化合物はHClで処理するのでなく、遊離塩基として単離した:
N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー1(化合物60a)(86mg、48%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.00分、純度:99.80%;LCMS(J):tR=1.470分,(ES
+)m/z(M+H)
+=381.4;
1H−NMR(CD
3OD−d
4,400MHz):δ 8.25(s,1H),8.19(d,J=7.2Hz,1H),7.83(d,J=7.2Hz,1H),7.63(t,J=7.2Hz,1H),4.23(s,1H),3.27(m,1H),3.10−3.08(m,1H),2.95−2.85(m,2H),2.13(s,1H),2.00−1.87(m,3H),1.58(m,1H),0.91(m,2H),0.82−0.69(m,2H);and
N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー2(化合物60b)(78mg、43%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.18分、純度:99.89%;LCMS(J):tR=1.470分,(ES
+)m/z(M+H)
+=381.4;
1H−NMR(CD
3OD−d
4,400MHz):δ 8.24(s,1H),8.18(d,J=8.0Hz,1H),7.82(d,J=7.6Hz,1H),7.63(t,J=7.6Hz,1H),4.23(s,1H),3.28−3.26(m,1H),3.11−3.06(m,1H),2.95−2.84(m,2H),2.13(s,1H),2.06−1.86(m,3H),1.62−1.58(m,1H),0.9−0.76(m,2H),0.70−0.65(m,2H).
【0548】
実施例61:(±)−6−フルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(rac−61)
【化367】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Aに従い、6−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸及びrac−A−111(0.20g、1.3mmol)からrac−61を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×25mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中40〜70%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−61(0.16g、40%収率)を緑色の固体として得た。
【0549】
キラル分離:
3mLのメタノール中のrac−61(0.16g、0.48mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:Chiralpak OD−H 250×25mm内径、10μm;移動相:CO
2中50%エタノール(0.01%NH
3・H
2O))によって分離した。この化合物はHClで処理するのでなく、遊離塩基として単離した:
6−フルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー1(化合物61a)(50mg、31%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.17分、純度:99.53%;LCMS(J):tR=1.287分,(ES
+)m/z(M+H)
+=331.1;
1H−NMR(CD3OD,400MHz):δ 8.11(s,1H),7.92(dd,J
1=8.8Hz,J
2=5.6Hz,1H),7.70(d,J=8.8Hz,1H),7.24(td,J=8.8Hz,1H),4.22(s,1H),3.28−3.26(m,1H),3.10−3.08(m,1H),2.95−2.89(m,2H),2.12(s,1H),2.03−1.94(m,1H),1.89−1.85(m,2H),1.62−1.55(m,1H),0.94−0.88(m,2H),0.78−0.76(m,1H),0.75−0.68(m,1H);and
6−フルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー2(化合物61b)(50mg、31%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.24分、純度:99.79%;LCMS(J):tR=1.285分,(ES
+)m/z(M+H)
+=331.1;
1H−NMR(CD3OD,400MHz):δ 8.11(s,1H),7.93(dd,J
1=8.8Hz,J
2=5.2Hz,1H),7.70(dd,J=8.8Hz,1H),7.24(td,J=8.8Hz,1H),4.22(s,1H),3.30−3.27(m,1H),3.11−3.09(m,1H),2.97−2.86(m,2H),2.12(s,1H),2.04−1.96(m,1H),1.90−1.86(m,2H),1.63−1.59(m,1H),0.95−0.89(m,2H),0.79−0.78(m,1H),0.72−0.69(m,1H).
【0550】
実施例62:
(±)−6−ニトロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(rac−62−int)の調製
【化368】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Aに従い、6−ニトロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸及びrac−A−111(0.29g、1.9mmol)からrac−62−intを調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−C;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中35〜65%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−62−int(0.39g、57%収率)を白色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=358.0.
【0551】
(±)−6−アミノ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(rac−62)の調製
【化369】
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エタノール(200mL)中のrac−62−int(0.39g、54mmol)の混合物に、鉄粉(0.43g、7.6mmol)及び飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた。この混合物を室温で5時間撹拌した。完了後、生成物を分取HPLC[機器:GX−C;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中35〜65%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−62(0.10g、28%収率)を白色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=328.2.
【0552】
キラル分離:
3mLのメタノール中のrac−62(0.10g、0.30mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:AD−10μm;移動相:CO
2中30%メタノール(0.01%NH
3・H
2O))によって分離することにより、以下を得た:
6−アミノ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー1塩酸塩(化合物62a)(20mg、20%収率)、白色の固体として:cSFC解析(F)tR=3.15分、純度:99.67%;LCMS(N):tR=1.289分,(ES
+)m/z(M+H)
+=328.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.35(s,1H),8.09(d,J=8.4Hz,1H),8.03(s,1H),7.47(d,J=8.4Hz,1H),4.56(s,1H),3.83−3.76(m,1H),3.56−3.52(m,1H),3.49−3.39(m,2H),2.43−2.35(m,2H),2.20−2.14(m,2H),2.02−1.95(m,1H),1.45−1.36(m,2H),1.27−1.25(m,1H),1.15−1.12(m,1H);and
6−アミノ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー2塩酸塩(化合物62b)(20mg、20%収率)、白色の固体として:cSFC解析(F)tR=3.94分、純度:96.35%;LCMS(N):tR=1.279分,(ES
+)m/z(M+H)
+=328.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.29(s,1H),8.11(d,J=8.4Hz,1H),8.01(s,1H),7.46(d,J=8.8Hz,1H),4.57(s,1H),3.78−3.74(m,1H),3.58−3.49(m,1H),3.47−3.41(m,2H),2.46−2.43(m,1H),2.36−2.30(m,1H),2.23−2.16(m,2H),2.01−1.98(m,1H),1.42−1.38(m,1H),1.31−1.24(m,2H),1.20−1.17(m,1H).
【0553】
実施例63:(±)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−6−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(rac−63)
【化370】
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基本手順Aに従い、6−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸及びrac−A−111(0.10g、0.65mmol)から化合物rac−63を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−C;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中35〜65%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−63(0.16g、64%収率)を白色の固体として得た。
【0554】
キラル分離:
3mLのエタノール中のラセミ化合物rac−63(0.16g、0.26mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:Chiralpak OD−H 250×25mm内径、10μm;移動相:CO
2中60%エタノール(0.1%NH
3・H
2O))によって分離した。この化合物はHClで処理するのでなく、遊離塩基として単離した:
N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−6−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー1(化合物63a)(62mg、62%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=1.95分、純度:99.08%;LCMS(J):tR=1.415分,(ES
+)m/z(M+H)
+=381.4;
1H−NMR(CD3OD,400MHz):δ 8.31(s,1H),8.19(s,1H),8.07(d,J=8.0Hz,1H),7.67(d,J=8.0Hz,1H),4.23(s,1H),3.27(m,1H),3.08−3.07(m,1H),2.94−2.84(m,2H),2.20(s,1H),2.12−1.85(m,3H),1.58(m,1H),0.91−0.69(m,4H);and
N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−6−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー2(化合物63b)(33mg、21%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.53分、純度:99.77%;LCMS(J):tR=1.41分,(ES
+)m/z(M+H)
+=381.4;
1H−NMR(CD3OD,400MHz):δ 8.34(s,1H),8.21(s,1H),8.09(d,J=8.4Hz,1H),7.69(d,J=8.8Hz,1H),4.23(s,1H),3.28−3.25(m,1H),3.09−3.08(m,1H),2.96−2.87(m,2H),2.13(s,1H),2.03−1.82(m,3H),1.62−1.55(m,1H),0.94−0.89(m,2H),0.79−0.67(m,2H).
【0555】
実施例64:(±)−5−フルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(rac−64)
【化371】
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基本手順Aに従い、第2のステップで反応時間を4時間として、5−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸及びrac−A−111(0.20g、1.3mmol)からrac−64を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×25mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中38〜68%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−64(0.16g、40%収率)を褐色の固体として得た。
【0556】
キラル分離:
3mLのメタノール中のrac−64(0.16g、0.48mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:Chiralpak OD−H 250×25mm内径、10μm;移動相:CO
2中35%メタノール(0.01%NH
3・H
2O))によって分離した。この化合物はHClで処理するのでなく、遊離塩基として単離した:
5−フルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー1(化合物64a)(70g、44%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.17分、純度:99.74%;LCMS(J):tR=1.282分,(ES
+)m/z(M+H)
+=331.1;
1H−NMR(CD3OD,400MHz):δ 8.08(s,1H),7.94(dd,J
1=8.8Hz,J
2=4.8Hz,1H),7.63(dd,J=9.6Hz,1H),7.27(td,J=8.8Hz,1H),4.22(s,1H),3.30−3.26(m,1H),3.09−3.08(m,1H),2.95−2.88(m,2H),2.11(s,1H),2.02−1.96(m,1H),1.89−1.85(m,2H),1.62−1.54(m,1H),0.93−0.88(m,2H),0.78−0.77(m,1H),0.70−0.67(m,1H);and
5−フルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー2(化合物64b)(80g、50%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.88分、純度:99.75%;LCMS(J):tR=1.282分,(ES
+)m/z(M+H)
+=331.1;
1H−NMR(CD3OD,400MHz):δ 8.08(s,1H),7.94(dd,J
1=8.8Hz,J
2=4.8Hz,1H),7.63(dd,J=9.2Hz,1H),7.27(td,J=9.2Hz,1H),4.22(s,1H),3.30−3.26(m,1H),3.12−3.08(m,1H),2.96−2.88(m,2H),2.12(s,1H),2.03−1.97(m,1H),1.89−1.85(m,2H),1.62−1.59(m,1H),0.94−0.88(m,2H),0.79−0.78(m,1H),0.71−0.68(m,1H).
【0557】
実施例65:(±)−6−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(rac−65)
【化372】
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基本手順Aに従い、化合物B−102及びrac−A−111(0.21g、1.4mmol)からrac−65を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×25mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中36〜66%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−65(0.25g、51%収率)を黄色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=347.1.
【0558】
キラル分離:
5mLのエタノール中のrac−65(0.25g、0.72mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:Chiralpak OD−H 250×30mm内径、10μm;移動相:CO
2中60%エタノール(0.01%NH
3・H
2O))によって分離することにより、以下を得た:
6−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー1塩酸塩(化合物65a)(0.10g、40%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.51分、純度:100%;LCMS(B):tR=0.700分,(ES
+)m/z(M+H)
+=347.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.14(s,1H),8.02(s,1H),7.92(d,J=8.4Hz,1H),7.46(dd,J
1=8.4Hz,J
1=1.6Hz,1H),4.59(d,J=2.4Hz,1H),3.75−3.71(m,1H),3.61−3.60(m,1H),3.52−3.45(m,2H),2.47−2.46(m,1H),2.36−2.33(m,1H),2.26−2.18(m,2H),2.03−2.00(m,1H),1.40−1.35(m,1H),1.29−1.21(m,3H);and
6−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー2塩酸塩(化合物65b)(0.10g、40%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.77分、純度:100%;LCMS(B):tR=0.696分,(ES
+)m/z(M+H)
+=347.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.17(s,1H),8.01(s,1H),7.921(d,J=8.8Hz,1H),7.46(dd,J
1=8.4Hz,J
1=1.6Hz,1H),4.58(d,J=2.0Hz,1H),3.74−3.73(m,1H),3.60−3.59(m,1H),3.50−3.43(m,2H),2.47−2.46(m,1H),2.36−2.34(m,1H),2.25−2.18(m,2H),2.05−2.01(m,1H),1.39−1.37(m,1H),1.31−1.17(m,3H).
【0559】
実施例66:(±)−5−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(rac−66)
【化373】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Aに従い、化合物B−104及びrac−A−111(0.20g、1.3mmol)からrac−66を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−C;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中35〜65%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−66(0.21g、64%収率)を白色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=347.0.
【0560】
キラル分離:
3mLのメタノール中のrac−66(0.21g、0.58mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:AD−10μm;移動相:CO
2中30%メタノール(0.01%NH
3・H
2O))によって分離することにより、以下を得た:
5−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー1塩酸塩(化合物66a)(40mg、19%収率)、白色の固体として:cSFC解析(E)tR=2.60分、純度:100%;LCMS(N):tR=2.253分,(ES
+)m/z(M+H)
+=346.9;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.09(s,1H),7.94−7.91(m,2H),7.45(dd,J
1=8.8Hz,J
2=2.0Hz,1H),4.57(d,J=1.2Hz,1H),3.72−3.70(m,1H),3.58−3.57(m,1H),3.49−3.42(m,2H),2.45−2.43(m,1H),2.34−2.22(m,1H),2.21−2.17(m,2H),2.05−1.95(m,1H),1.37−1.34(m,1H),1.28−1.19(m,3H).
5−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー1塩酸塩(化合物66b)(90mg、42%収率)、白色の固体として:cSFC解析(E)tR=3.22分、純度:99.12%;LCMS(N):tR=2.230分,(ES
+)m/z(M+H)
+=347.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.09(s,1H),7.94−7.91(m,2H),7.45(dd,J
1=8.4Hz,J
2=2.0Hz,1H),4.57(d,J=2.8Hz,1H),3.72−3.70(m,1H),3.58−3.57(m,1H),3.50−3.40(m,2H),2.46−2.43(m,1H),2.34−2.33(m,1H),2.21−2.16(m,2H),2.00−1.95(m,1H),1.38−1.34(m,1H),1.30−1.15(m,3H).
【0561】
実施例67:(±)−5,6−ジクロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(rac−67)
【化374】
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0℃でジクロロメタン(5mL)中の化合物B−107(0.18g、0.73mmol)の溶液に、塩化オキサリル(0.17g、1.3mmol)、続いてN,N−ジメチルホルムアミド(1滴)を滴下して加えた。溶液をこの温度で1時間撹拌した。完了後、この溶液を真空濃縮することにより酸塩化物を得て、これを更なる精製なしに直接使用して、基本手順Aに従いrac−A−111(0.10g、0.66mmol)からrac−67を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−C;カラム:Waters Xterra C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中36〜66%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−67(0.15g、60%収率)を白色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=381.1.
【0562】
キラル分離:
3mLのメタノール中のrac−67(0.15g、0.39mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:Chiralpak OD−H 250×30mm内径、10μm;移動相:CO
2中60%メタノール(0.01%NH
3・H
2O))によって分離することにより、以下を得た:
5,6−ジクロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー1塩酸塩(化合物67a)(65mg、43%収率)、白色の固体として:cSFC解析(E)tR=2.75分、純度:99.83%;LCMS(B):tR=0.740分,(ES
+)m/z(M+H)
+=381.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.19(s,1H),8.14−8.10(m,2H),4.58(s,1H),3.73−3.52(m,1H),3.65−3.55(m,1H),3.55−3.40(m,2H),2.47−2.46(m,1H),2.38−2.33(m,1H),2.25−2.19(m,2H),2.16−2.02(m,1H),1.41−1.38(m,1H),1.29−1.22(m,3H);and
5,6−ジクロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー2塩酸塩(化合物67b)(0.65mg、43%収率)、白色の固体として:cSFC解析(E)tR=3.29分、純度:99.85%;LCMS(B):tR=0.740分,(ES
+)m/z(M+H)
+=381.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.19(s,1H),8.12−8.11(m,2H),4.58(s,1H),3.72−3.53(m,1H),3.52−3.49(m,1H),3.47−3.42(m,2H),2.47−2.46(m,1H),2.38−2.33(m,1H),2.25−2.19(m,2H),2.16−2.02(m,1H),1.39−1.37(m,1H),1.30−1.20(m,3H).
【0563】
実施例68:(±)−6−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(rac−68)
【化375】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Aに従い、6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸及びrac−A−111(0.10g、0.67mmol)からrac−68を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−C;カラム:Waters Xterra C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中35〜64%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−68(0.12g、57%収率)を白色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=327.0.
【0564】
キラル分離:
3mLのメタノール中のrac−68(0.12g、0.37mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:Chiralpak AD−H 250×30mm内径、10μm;移動相:CO
2中40%メタノール(0.01%NH
3・H
2O))によって分離することにより、以下を得た:
6−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー1塩酸塩(化合物68a)(50mg、42%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.496分、純度:99.28%;LCMS(Z):tR=1.623分,(ES
+)m/z(M+H)
+=327.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.09(s,1H),7.83−7.81(d,J=8.0Hz,1H),7.74(s,1H),7.31−7.29(d,J=8.4Hz,1H),4.59(s,1H),3.77−3.70(m,1H),3.62−3.52(m,1H),3.49−3.42(m,2H),2.50−2.46(m,4H),2.39−2.33(m,1H),2.25−2.16(m,2H),2.05−1.97(m,1H),1.41−1.31(m,1H),1.29−1.17(m,3H);and
6−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー2塩酸塩(化合物68b)(50mg、42%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.082分、純度:97.83%;LCMS(Z):tR=1.606分,(ES
+)m/z(M+H)
+=327.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.10(s,1H),7.83−7.81(d,J=8.0Hz,1H),7.74(s,1H),7.31−7.29(d,J=8.4Hz,1H),4.58(s,1H),3.76−3.69(m,1H),3.60−3.49(m,1H),3.47−3.42(m,2H),2.51−2.46(m,4H),2.39−2.33(m,1H),2.25−2.16(m,2H),2.05−2.02(m,1H),1.38−1.35(m,1H),1.31−1.20(m,3H).
【0565】
実施例69:(±)−5−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(rac−69)
【化376】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Aに従い、化合物B−109及びrac−A−111(0.24g、1.6mmol)からrac−69を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×25mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中44〜74%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−69(0.20g、64%)を黄色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=327.1.
【0566】
キラル分離:
5mLのメタノール中のrac−69(0.20g、0.61mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:OD−250×30mm内径、10μm;移動相:CO
2中50%メタノール(0.01%NH
3・H
2O))によって分離することにより、以下を得た:
5−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー1塩酸塩(化合物69a)(55mg、28%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.483分、純度:100.00%;LCMS(B):tR=0.686分,(ES
+)m/z(M+H)
+=327.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.10−8.09(m,1H),7.81(d,J=8.4Hz,1H),7.74(s,1H),7.33(d,J=8.4Hz,1H),4.58(s,1H),3.75−3.59(m,1H),3.59−3.59(m,1H),3.48−3.44(m,2H),2.49(s,3H),2.45−2.45(m,1H),2.36−2.33(m,1H),2.24−2.19(m,2H),2.01−2.00(m,1H),1.42−1.40(m,1H),1.31−1.19(m,3H);and
5−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー2塩酸塩(化合物69b)(25mg、13%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.099分、純度:98.88%;LCMS(B):tR=0.661分,(ES
+)m/z(M+H)
+=327.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.09−8.09(m,1H),7.81(d,J=8.0Hz,1H),7.74(s,1H),7.33(d,J=8.0Hz,1H),4.58(s,1H),3.75−3.73(m,1H),3.59−3.59(m,1H),3.58−3.44(m,2H),2.49(s,3H),2.46−2.45(m,1H),2.36−2.36(m,1H),2.25−2.18(m,2H),2.01−2.00(m,1H),1.42−1.40(m,1H),1.31−1.19(m,3H).
【0567】
実施例70:(±)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(rac−70)
【化377】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Aに従い、5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸及びrac−A−111(0.10g、0.65mmol)からrac−70を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−C;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中35〜65%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−70(0.18g、72%収率)を白色の固体として得た。
【0568】
キラル分離:
3mLのエタノール中のrac−70(0.12g、0.32mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:Chiralpak OD−H 250×25mm内径、10μm;移動相:CO
2中40%エタノール(0.1%NH
3・H
2O))によって分離することにより、以下を得た:
N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー1塩酸塩(化合物70a)(54mg、45%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=1.87分、純度:100%;LCMS(J):tR=1.415分,(ES
+)m/z(M+H)
+=381.4;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.26(s,1H),8.23(s,1H),8.15(d,J=8.4Hz,1H),7.72(d,J=8.4Hz,1H),4.30(s,1H),3.40−3.22(m,1H),3.20−3.18(m,1H),3.06−2.98(m,2H),2.21−2.18(m,1H),2.10−1.92(m,2H),1.71−1.63(m,1H),1.03−0.96(m,1H),0.88−0.78(m,2H);and
N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー2塩酸塩(化合物70b)(60mg、50%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.59分、純度:100%;LCMS(J):tR=2.63分,(ES
+)m/z(M+H)
+=381.4;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.26(s,1H),8.24(s,1H),8.15(d,J=8.4Hz,1H),7.73−7.70(d,J=8.4Hz,1H),4.33(s,1H),3.42−3.37(m,1H),3.24−3.21(m,1H),3.09−3.00(m,2H),2.22−2.21(m,1H),2.10−1.94(m,3H),1.74−1.66(m,1H),1.05−0.99(m,2H),0.91−0.80(m,2H).
【0569】
実施例71:(±)−6−シクロプロピル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(rac−71)
【化378】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Aに従い、化合物B−112及びrac−A−111(0.14g、0.89mmol)からrac−71を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×25mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中44〜74%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−71(0.20g、64%)を白色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=353.1.
【0570】
キラル分離:
5mLのメタノール中のrac−71(0.20g、0.57mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:OD−250×30mm内径、10μm;移動相:CO
2中50%メタノール(0.01%NH
3・H
2O))によって分離することにより、以下を得た:
6−シクロプロピル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー1塩酸塩(化合物71a)(0.10g、50%収率)、白色の固体として:cSFC解析(B)tR=2.796分、純度:100.00%;LCMS(M):tR=1.111分,(ES
+)m/z(M+H)
+=353.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.05(s,1H),7.78(d,J=8.4Hz,1H),7.62(s,1H),7.16(d,J=8.4Hz,1.4Hz,1H),4.57(d,J=2.4Hz,1H),3.74−3.43(m,4H),2.44−2.03(m,6H),1.36−1.04(m,6H),0.80−0.76(m,2H),and
6−シクロプロピル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー2塩酸塩(化合物71b)(0.10g、50%収率)、白色の固体として:cSFC解析(B)tR=3.478分、純度:99.43%;LCMS(M):tR=1.114分,(ES
+)m/z(M+H)
+=353.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.05(s,1H),7.78(d,J=8.4Hz,1H),7.62(s,1H),7.16(d,J=8.4Hz,1H),4.55(d,J=2.4Hz,1H),3.46−3.43(m,4H),2.43−2.03(m,6H),1.30−1.03(m,6H),0.79−0.77(m,2H).
【0571】
実施例72:(±)−5−シクロプロピル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(rac−72)
【化379】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Aに従い、化合物B−115及びrac−A−111(0.14g、0.89mmol)からrac−72を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中35〜65%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製することにより、rac−72(0.10g、31%)を白色の固体として得た。LCMS:(ES
+)m/z(M+H)
+=353.1.
【0572】
キラル分離:
3mLのメタノール中のrac−72(0.10g、0.28mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:OD−250×30mm内径、10μm;移動相:CO
2中50%メタノール(0.01%NH
3・H
2O))によって分離することにより、以下を得た:
5−シクロプロピル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー1塩酸塩(化合物72a)(50mg、50%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR:2.70分、純度:100.00%;LCMS(B):tR=0.728分,(ES
+)m/z(M+H)
+=353.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.08(s,1H),7.80(d,J=8.8Hz,1H),7.65(s,1H),7.23−7.21(dd,J=8.8Hz,1.2Hz,1H),4.58(d,J=2.4Hz,1H),3.73−3.44(m,4H),2.46−2.07(m,6H),1.39−1.03(m,4H),0.78−0.76(m,2H);and
5−シクロプロピル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー2塩酸塩(化合物72b)(50mg、50%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR:3.32分、純度:99.22%;LCMS(B):tR=0.734分,(ES
+)m/z(M+H)
+=353.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.08(d,J=9.2Hz,3.2Hz,1H),7.80(d,J=8.4Hz,1H),7.65(s,1H),7.22(d,J=8.8Hz,1H),4.58(s,1H),3.74−3.41(m,4H),2.45−2.07(m,6H),1.29−1.03(m,4H),0.78−0.76(m,2H).
【0573】
実施例73:(±)−6−メトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(rac−73)
【化380】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチルホルムアミド(2.8mL)中6−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(0.30g、1.4mmol)の混合物に、2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.66g、1.7mmol)、続いてrac−A−111(0.22g、1.4mmol)及びトリエチルアミン(0.29g、2.8mmol)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌した。完了後、反応物を酢酸エチルで希釈し、水で4回洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空濃縮した。残渣を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×25mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中36〜66%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、ラセミ化合物rac−73(0.13g、26%収率)を白色の固体として得た。
【0574】
キラル分離:
3mLのメタノール中のrac−73(0.13g、0.38mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:Chiralpak OD−H 250×25mm内径、10μm;移動相:CO
2中50%エタノール(0.01%NH
3・H
2O))によって分離することにより、以下を得た:
6−メトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー1塩酸塩(化合物73a)(70mg、49%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.61分、純度:100%;LCMS(J):tR=1.265分,(ES
+)m/z(M+H)
+=343.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.04(s,1H),7.79(d,J=8.8Hz,1H),7.46(s,1H),7.06(dd,J=8.8Hz,1H),4.34(s,1H),3.90(s,3H),3.44−3.42(m,1H),3.28−3.25(m,1H),3.12−3.04(m,2H),2.23−2.22(m,1H),2.15−2.10(m,1H),2.00−1.97(m,2H),1.73(m,1H),1.08−1.01(m,2H),0.95−0.86(m,2H);and
6−メトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー2塩酸塩(化合物73b)(70mg、49%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.26分、純度:99.63%;LCMS(J):tR=1.278分,(ES
+)m/z(M+H)
+=343.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.06(s,1H),7.79(d,J=9.2Hz,1H),7.46(s,1H),7.06(dd,J=8.8Hz,1H),4.44(s,1H),3.90(s,3H),3.57−3.56(m,1H),3.41−3.40(m,1H),3.28−3.25(m,2H),2.33−2.31(m,1H),2.23−2.21(m,1H),2.11−2.05(m,2H),1.86−1.84(m,1H),1.23−1.20(m,1H),1.14−1.10(m,2H),1.08−1.00(m,1H).
【0575】
実施例74:(±)−5−メトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(rac−74)
【化381】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Aに従い、5−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸及びrac−A−111(0.10g、0.65mmol)からrac−74を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−C;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中35〜65%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、rac−74(0.12g、54%収率)を白色の固体として得た。
【0576】
キラル分離:
3mLのエタノール中のrac−74(0.10g、0.29mmol)を基本手順Aに従いSFC(機器:SFC 80;カラム:Chiralpak OD−H 250×25mm内径、10μm;移動相:CO
2中45%エタノール(0.1%NH
3・H
2O))によって分離することにより、以下を得た:
5−メトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー1塩酸塩(化合物74a)(80mg、67%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.56分、純度:99.60%;LCMS(G):tR=2.231分,(ES
+)m/z(M+H)
+=343.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.06(s,1H),7.79(d,J=8.8Hz,1H),7.40(d,J=2.4Hz,1H),7.13(dd,J
1=2.4Hz,J
2=8.8Hz,1H),4.58(s,1H),3.89(s,3H),3.75−3.72(m,1H),3.60−3.45(m,3H),2.47−2.36(m,2H),2.25−2.19(m,2H),1.37−1.36(m,1H),1.28−1.21(m,3H);and
5−メトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−エナンチオマー2塩酸塩(化合物74b)(12mg、10%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.03分、純度:99.49%;LCMS(B):tR=0.656分,(ES
+)m/z(M+H)
+=343.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.08(s,1H),7.79(d,J=8.8Hz,1H),7.40(d,J=2.0Hz,1H),7.14(dd,J
1=2.8Hz,J
2=8.8Hz,1H),4.58(s,1H),3.89(s,3H),3.78−3.60(m,1H),3.59−3.44(m,3H),2.46−2.45(m,1H),2.37−2.19(m,3H),2.03−2.00(m,1H),1.41−1.39(m,1H),1.31−1.20(m,3H).
【0577】
実施例75:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)フロ[2,3−c]ピリジン−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−75)の調製
【化382】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、フロ[2,3−c]ピリジン−5−カルボン酸(54mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−75を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中16〜46%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)フロ[2,3−c]ピリジン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−75)(77mg、79%収率)、白色の固体として:cSFC解析(H)tR=2.39分、純度:99.53%;LCMS(X):tR=1.513分,(ES
+)m/z(M+H)
+=298.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 9.22(s,1H),8.90(s,1H),8.50(d,J=1.6Hz,1H),7.39(d,J=1.2Hz,1H),4.63(s,1H),3.80−3.79(m,1H),3.59−3.58(m,1H),3.52−3.41(m,2H),2.50−2.49(m,1H),2.42−2.36(m,1H),2.25−2.16(m,2H),2.05−2.02(m,1H),1.45−1.40(m,1H),1.34−1.29(m,2H),1.21−1.19(m,1H).
【0578】
(S)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)フロ[2,3−c]ピリジン−5−カルボキサミド塩酸塩((S)−75)の調製
【化383】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、フロ[2,3−c]ピリジン−5−カルボン酸(30mg、0.20mmol)及び化合物(S)−A−111(0.30g、0.20mmol)から化合物498−SBAを調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中16〜46%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)フロ[2,3−c]ピリジン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−75)(50mg、85%収率)、白色の固体として:cSFC解析(H)tR=3.04分、純度:99.45%;LCMS(X):tR=1.528分,(ES
+)m/z(M+H)
+=333.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 9.21(s,1H),8.87(s,1H),8.49(d,J=2.8Hz,1H),7.38(d,J=2.0Hz,1H),4.63(s,1H),3.80−3.78(m,1H),3.60−3.59(m,1H),3.52−3.41(m,2H),2.50−2.49(m,1H),2.42−2.36(m,1H),2.25−2.16(m,2H),2.05−2.01(m,1H),1.43−1.38(m,1H),1.34−1.28(m,2H),1.22−1.17(m,1H).
【0579】
実施例76:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキサミド塩酸塩((R)−76)の調製
【化384】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、化合物B−124(60mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−76を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中16〜46%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−76)(30mg、29%収率)、白色の固体として:cSFC解析(G)tR=2.73分、純度:99.87%;LCMS(X):tR=1.464分,(ES
+)m/z(M+H)
+=316.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.42(s,1H),8.17(s,1H),4.64−4.63(m,2H),4.62−4.60(m,1H),4.54−4.52(m,2H),3.78−3.70(m,1H),3.57−3.56(m,1H),3.49−3.39(m,2H),2.46−2.43(m,1H),2.32−2.29(m,1H),2.22−2.16(m,2H),2.00−1.94(m,1H),1.43−1.37(m,1H),1.31−1.24(m,2H),1.17−1.16(m,1H).
【0580】
(S)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキサミド塩酸塩((S)−76)の調製
【化385】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、化合物B−124(30mg、0.20mmol)及び化合物(S)−A−111(0.30g、0.20mmol)から化合物(S)−76を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中16〜46%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−76)(50mg、85%収率)、白色の固体として:cSFC解析(G)tR=2.88分、純度:99.21%;LCMS(X):tR=1.464分,(ES
+)m/z(M+H)
+=316.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.42(s,1H),8.19(s,1H),4.65−4.63(m,2H),4.62−4.60(m,1H),4.54−4.52(m,2H),3.75−3.73(m,1H),3.57−3.56(m,1H),3.49−3.40(m,2H),2.45−2.44(m,1H),2.34−2.30(m,1H),2.22−2.14(m,2H),2.02−1.94(m,1H),1.43−1.39(m,1H),1.37−1.25(m,2H),1.18−1.15(m,1H).
【0581】
実施例77:(R)−3−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−77)
【化386】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−127(63mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−77を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中20〜50%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−3−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−77)(60mg、56%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.62分、純度:97.93%;LCMS(B):tR=0.664分,327.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.28(d,J=1.2Hz,1H),7.97(d,J=8.8Hz,1H),7.82(dd,J
1=8.4Hz,J
2=1.6Hz,1H),7.33(s,1H),4.63(d,J=2.0Hz,1H),3.71−3.69(m,1H),3.60−3.59(m,1H),3.50−3.43(m,2H),2.52(s,3H),2.52−2.47(m,1H),2.34(m,1H),2.26−2.18(m,2H),2.00−1.99(m,1H),1.41−1.38(m,1H),1.29−1.19(m,3H).
【0582】
実施例78:(R)−3−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキサミド((R)−78)
【化387】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−122(69mg、0.36mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−78を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex SynergiC18 150×30mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中20〜50%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−3−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−78)(30mg、25%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.58分、純度:97.59%;LCMS(B):tR=0.643分,327.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.42(s,1H),8.46(d,J=8.0Hz,1H),7.45(s,1H),4.62(d,J=2Hz,1H),3.72−3.70(m,1H),3.61−3.60(m,1H),3.52−3.42(m,2H),2.54−2.50(m,4H),2.34−2.20(m,3H),2.04−2.01(m,1H),1.40−1.37(m,1H),1.30−1.22(m,3H).
【0583】
実施例79:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−1H−インドール−6−カルボキサミド((R)−79)
【化388】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、1H−インドール−6−カルボン酸(53mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−79を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×30mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−1H−インドール−6−カルボキサミド(化合物(R)−79)(24mg、25%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.77分、純度:97.84%;LCMS(G):tR=2.234分,(ES
+)m/z(M+H)
+=296.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 7.92(s,1H),7.63(d,J=8.4Hz,1H),7.50(dd,J=8.0,1.2Hz,1H),7.41(d,J=2.8Hz,1H),6.53(d,J=2.8Hz,1H),4.24(d,J=1.6Hz,1H),3.33−3.23(m,1H),3.10−3.08(m,1H),2.93−2.86(m,2H),2.12(d,J=3.2Hz,1H),2.02−1.90(m,1H),1.89−1.82(m,2H),1.57(m,1H),0.93−0.87(m,2H),0.79−0.70(m,2H).
【0584】
実施例80:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−b]ピリダジン−3−カルボキサミド塩酸塩((R)−80)の調製
【化389】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、ピラゾロ[1,5−b]ピリダジン−3−カルボン酸(53mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−80を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中16〜46%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−b]ピリダジン−3−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−80)(30mg、31%収率)、白色の固体として:cSFC解析(G)tR=3.73分、純度:96.63%;LCMS(X):tR=1.319分,(ES
+)m/z(M+H)
+=298.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.69(s,1H),8.63(dd,J
1=9.4Hz,J
2=2.0Hz,1H),8.53−8.51(dd,J
1=4.4Hz,J
2=2.0Hz,1H),7.42−7.38(m,1H),4.60(d,J=2.4Hz,1H),3.69−3.58(m,1H),3.57−3.47(m,1H),3.45−3.41(m,2H),2.44−2.42(m,1H),2.36−2.30(m,1H),2.23−2.18(m,2H),2.00−1.97(m,1H),1.39−1.34(m,1H),1.26−1.20(m,3H).
【0585】
(S)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−b]ピリダジン−3−カルボキサミド塩酸塩((S)−80)の調製
【化390】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、ピラゾロ[1,5−b]ピリダジン−3−カルボン酸(50mg、0.31mmol)及び化合物(S)−A−111(47mg、0.31mmol)から化合物(S)−80を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中16〜46%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(S)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ピラゾロ[1,5−b]ピリダジン−3−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−80)(30mg、33%収率)、白色の固体として:cSFC解析(G)tR=2.98分、純度:99.29%;LCMS(X):tR=1.309分,(ES
+)m/z(M+H)
+=298.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.69(s,1H),8.63(dd,J
1=9.4Hz,J
2=2.0Hz,1H),8.52(dd,J
1=4.4Hz,J
2=2.0Hz,1H),7.41−7.38(m,1H),4.59(d,J=2.4Hz,1H),3.73−3.72(m,1H),3.57−3.47(m,1H),3.45−3.41(m,2H),2.44−2.42(m,1H),2.36−2.29(m,1H),2.24−2.18(m,2H),2.00−1.96(m,1H),1.39−1.34(m,1H),1.23−1.17(m,3H).
【0586】
実施例81:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−81)の調製
【化391】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸(59mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−81を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中8〜38%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製し、0.2M塩酸溶液で処理して凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−81)(43mg、42%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.62分、純度:97.29%;LCMS(U):tR=1.124分,(ES
+)m/z(M+H)
+=314.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.72(d,J=4.8,1.2Hz,1H),8.51(d,J=8.0,1.2Hz,1H),8.25(s,1H),7.62(d,J=8.0,4.8Hz,1H),4.58(d,J=2.0Hz,1H),3.77−3.73(m,1H),3.59−3.58(m,1H),3.50−3.43(m,2H),2.47−2.45(m,1H),2.36(m,1H),2.24−2.17(m,2H),2.01−1.99(m,1H),1.40−1.36(m,1H),1.31−1.28(m,2H),1.26−1.20(m,1H).
【0587】
(S)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド塩酸塩((S)−81)の調製
【化392】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸(47mg、0.26mmol)及び化合物(S)−A−111(40mg、0.26mmol)から化合物(S)−81を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中8〜38%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製し、0.2M塩酸溶液で処理して凍結乾燥することにより、以下を得た:
(S)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−81)(50mg、61%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.52分、純度:97.73%;LCMS(U):tR=1.127分,(ES
+)m/z(M+H)
+=314.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.85−8.84(m,1H),8.75(d,J=8.4Hz,1H),8.43(s,1H),7.80(d,J=8.4,5.2Hz,1H),4.59(d,J=2.4Hz,1H),3.79−3.75(m,1H),3.58−3.57(m,1H),3.50−3.43(m,2H),2.46−2.36(m,2H),2.23−2.17(m,2H),2.03−1.96(m,1H),1.40−1.39(m,1H),1.35−1.28(m,2H),1.18−1.17(m,1H).
【0588】
実施例82:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[d]チアゾール−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−82)の調製
【化393】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、ベンゾ[d]チアゾール−2−カルボン酸(59mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−82を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−H;カラム:YMC−pack ODS−AQ 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中14〜44%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製し、0.2M塩酸で処理して凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[d]チアゾール−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−82)(58mg、56%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.10分、純度:97.31%;LCMS(V):tR=2.478分,314.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.17(d,J=8.4Hz,1H),8.11(d,J=7.6Hz,1H),7.64(t,J=7.6Hz,1H),7.58(t,J=7.6Hz,1H),4.60(d,J=2.0Hz,1H),3.80−3.77(m,1H),3.60−3.59(m,1H),3.52−3.41(m,2H),2.49−2.48(m,1H),2.36(m,1H),2.26−2.18(m,2H),2.01−1.97(m,1H),1.40−1.37(m,1H),1.31−1.20(m,3H).
【0589】
(S)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[d]チアゾール−2−カルボキサミド塩酸塩((S)−82)の調製
【化394】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、ベンゾ[d]チアゾール−2−カルボン酸(47mg、0.26mmol)及び化合物(S)−A−111(40mg、0.26mmol)から化合物(S)−82を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−H;カラム:YMC−pack ODS−AQ 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中14〜44%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製し、0.2M塩酸で処理して凍結乾燥することにより、以下を得た:
(S)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[d]チアゾール−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(S)−82)(40mg、49%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.27分、純度:97.78%;LCMS(V):tR=2.469分,314.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.17(d,J=8.4Hz,1H),8.11(d,J=8.0Hz,1H),7.64(t,J=7.6Hz,1H),7.58(t,J=7.6Hz,1H),4.60(s,1H),3.78−3.74(m,1H),3.60−3.59(m,1H),3.52−3.44(m,2H),2.49−2.48(m,1H),2.36−2.34(m,1H),2.25−2.14(m,2H),2.01(m,1H),1.40−1.35(m,1H),1.34−1.20(m,3H).
【0590】
実施例83:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−83)
【化395】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、ベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸(64mg、0.36mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−83を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中5〜35%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−83)(15mg、15%収率)、白色の固体として:cSFC解析(B)tR=2.57分、純度:98.14%;LCMS(C):tR=1.267分,(ES
+)m/z(M+H)
+=313.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.38(s,1H),8.04(d,J=8.0Hz,1H),7.81(d,J=8.0Hz,1H),7.73(d,J=5.2Hz,1H),7.52(d,J=5.2Hz,1H),4.62(s,1H),3.72−3.68(m,1H),3.60−3.51(m,1H),3.50−3.33(m,2H),2.49−2.48(m,1H),2.38−2.17(m,3H),2.01(m,1H),1.42−1.38(m,1H),1.30−1.20(m,3H).
【0591】
実施例84:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾフラン−6−カルボキサミド塩酸塩((R)−84)
【化396】
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基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、化合物B−128(53mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−84を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中3〜33%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾフラン−6−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−84)(45mg、41%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.11分、純度:97.07%;LCMS(R):tR=0.417.,297.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.04(s,1H),7.93(d,J=2.4Hz,1H),7.76−7.71(m,2H),6.96(d,J=1.2Hz,1H),4.58(s,1H),3.69−3.65(m,1H),3.56−3.55(m,1H),3.46−3.38(m,2H),2.44(d,J=3.2Hz,1H),2.33−2.26(m,3H),1.96(s,1H),1.35−1.25(m,1H),1.24−1.17(m,1H).
【0592】
実施例85:(R)−2−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−5−カルボキサミド((R)−85)
【化397】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、化合物B−129(0.069g、0.39mmol)及び化合物(R)−A−111(0.051g、0.34mmol)から化合物(R)−85を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−C;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中35〜65%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−2−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−5−カルボキサミド(化合物(R)−85)(0.030g、29%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.04分、純度:97.63%;LCMS(J):tR=0.970分,312.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.10(s,1H),7.85(m,1H),7.65(d,J=8.4Hz,1H),4.23(s,1H),3.27−3.23(m,1H),3.09−3.07(m,1H),2.92−2.85(m,2H),2.69(s,3H),2.12−2.12(m,1H),2.00−1.85(m,3H),1.56−1.56(m,1H),0.91−0.87(m,2H),0.76−0.68(m,2H).
【0593】
実施例86:(R)−2−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−6−カルボキサミド((R)−86)
【化398】
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基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、化合物B−130(0.060g、0.34mmol)及び化合物(R)−A−111(0.052g、0.34mmol)から化合物(R)−86を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−C;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中35〜65%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−2−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−6−カルボキサミド(化合物(R)−86)(0.040g、38%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.14分、純度:97.62%;LCMS(J):tR=0.960分,312.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.05(s,1H),7.87−7.84(m,1H),7.70(d,J=8.4Hz,1H),4.24−4.23(s,1H),3.25−3.23(m,1H),3.09−3.09(m,1H),2.92−2.83(m,2H),2.70(s,3H),2.13−2.12(m,1H),2.00−1.85(m,3H),1.57−1.57(m,1H),0.91−0.87(m,2H),0.76−0.68(m,2H).
【0594】
実施例87:(R)−2−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[d]チアゾール−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−87)
【化399】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、2−メチルベンゾ[d]チアゾール−5−カルボン酸(63mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−87を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中8〜38%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製し、HClで処理して凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−2−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[d]チアゾール−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−87)(50mg、42%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.34分、純度:97.73%;LCMS(K):tR=1.210分,(ES
+)m/z(M+H)
+=328.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.39(s,1H),8.09(d,J=8.8Hz,1H),7.91(d,J=8.0Hz,1H),4.62(s,1H),3.72−3.71(m,1H),3.61−3.60(m,1H),3.50−3.43(m,2H),2.91(s,3H),2.49−2.48(m,1H),2.37−2.16(m,3H),2.05−2.00(m,1H),1.44−1.41(m,1H),1.32−1.22(m,3H).
【0595】
実施例88:(R)−2−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボキサミド塩酸塩((R)−88)
【化400】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、2−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸(63mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−88を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中8〜38%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製し、0.2N HClで処理して凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−2−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−88)(48mg、40%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.50分、純度:97.89%;LCMS(K):tR=1.164分,(ES
+)m/z(M+H)
+=328.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ8.58(s,1H),8.06−7.99(m,2H),4.58(s,1H),3.72−3.58(m,1H),3.57−3.48(m,1H),3.46−3.41(m,2H),2.97(s,3H),2.47−2.46(m,1H),2.33−2.30(m,1H),2.24−2.17(m,2H),2.02−1.95(m,1H),1.42−1.41(m,1H),1.33−1.20(m,3H).
【0596】
実施例89:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)フロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキサミド((R)−89)
【化401】
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基本手順Bに従い、反応時間を16時間として、化合物B−135(54mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−89を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×25mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)フロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−89)(40mg、38%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.75分、純度:100%;LCMS(J):tR=1.27分,298.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.76(d,J=2Hz,1H),8.56(s,1H),8.03(d,J=2Hz,1H),7.07(d,J=2.4Hz,1H),4.53(s,1H),3.59−3.49(m,2H),3.40−3.37(m,2H),2.04−2.42(m,1H),2.28−2.11(m,3H),1.92(m,1H),1.29−1.12(m,4H).
【0597】
実施例90:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)フロ[3,2−b]ピリジン−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−90)
【化402】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−138(54mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−90を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中16〜46%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)フロ[3,2−b]ピリジン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−90)(50mg、51%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=1.94分、純度:98.64%;LCMS(M):tR=0.899分,(ES
+)m/z(M+H)
+=298.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.34(d,J=2.4Hz,1H),8.26(m,2H),8.21(d,J=2.0Hz,1H),4.60(s,1H),3.77−3.75(m,1H),3.59−3.58(m,1H),3.50−3.44(m,2H),2.47−2.46(m,1H),2.39−2.33(m,1H),2.22−2.19(m,2H),2.02−1.99(m,1H),1.32−1.30(m,1H),1.26−1.11(m,3H).
【0598】
実施例91:(R)−2−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−91)
【化403】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、2−メチルベンゾフラン−5−カルボン酸(60mg、0.34mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−91を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−pack ODS−AQ 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中18〜48%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−2−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−91)(15mg、13%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.103分、純度:97.71%;LCMS(B):tR=0.640分,311.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.02(s,1H),7.73(d,J=8.4,1H),7.49(d,J=8.4,1H),6.58(s,1H),4.60(m,1H),3.69−3.61(m,1H),3.60−3.59(m,2H),3.50−3.44(m,2H),2.47−2.46(m,4H),2.33−2.19(m,3H),2.01−1.99(m,1H),1.40−1.36(m,1H),1.27−1.20(m,3H).
【0599】
実施例92:(R)−2−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−92)
【化404】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を16時間として、化合物B−140(71mg、0.36mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−92を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−2−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−92)(23mg、21%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR:2.10分、純度:97.99%;LCMS(S):tR=0.89分,(ES
+)m/z(M+H)
+=331.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.10(d,J=1.2Hz,1H),7.83(dd,J
1=8.8Hz,J
1=1.6Hz,1H),7.60(d,J=1.6Hz,1H),6.91(s,1H),4.59(d,J=2Hz,1H),3.71−3.50(m,2H),3.48−3.44(m,2H),2.53−2.46(m,1H),2.33−2.18(m,3H),2.02−1.99(m,1H),1.42−1.38(m,1H),1.30−1.20(m,3H).
【0600】
実施例93:(R)−3−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−93)
【化405】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−143(69mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−93を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中10〜40%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−3−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−93)(47mg、41%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.06分、純度:99.42%;LCMS(B):tR=0.606分,311.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.13(d,J=4Hz,1H),δ 7.81(dd,J
1=8Hz,J
2=4Hz,1H),7.64(d,J=4Hz,1H),7.53(d,J=8Hz,1H),4.60(m,1H),3.59−3.58(m,1H),3.48−3.46(m,1H),3.45−3.43(m,1H),2.46−2.45(m,1H),2.31(m,4H),2.24−2.18(m,1H),2.00(m,1H),1.40−1.35(m,1H),1.27−1.20(m,1H).
【0601】
実施例94:(R)−3−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−94)
【化406】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−146(64mg、0.34mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−94を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中10〜40%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−3−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−94)(20mg、17%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.09分、純度:97.90%;LCMS(B):tR=0.622分,331.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.19−8.18(m,1H),8.06(s,1H),7.94(d,J=8.8,1H),7.67(d,J=8.8,1H),3.71−3.60(m,2H),3.51−3.41(s,2H),2.49−2.48(m,1H),2.37−2.19(m,3H),2.01(m,1H),1.40−1.20(m,5H).
【0602】
実施例95:(R)−1−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−95)
【化407】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルボン酸(60mg、0.34mmol)及び化合物(R)−A−111(52mg、0.34mmol)から化合物(R)−95を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−1−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−95)(20mg、19%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.01分、純度:97.72%;LCMS(O):tR=1.726分,311.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 9.40(s,1H),8.40(s,1H),8.16(d,J=8.8,1H),8.02(d,J=8.8,1H),4.18(s,3H),3.78−3.75(m,1H),3.61−3.60(m,1H),3.51−3.44(m,2H),2.50−2.49(m,1H),2.37−2.35(m,1H),2.27−2.21(m,2H),2.02−1.97(m,1H),1.44−1.41(m,1H),1.34−1.22(m,3H).
【0603】
実施例96:(R)−1−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキサミド((R)−96)
【化408】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボン酸(58mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−96を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−H;カラム:welch Xtimate C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−1−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−96)(40mg、39%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.96分、純度:96.48%;LCMS(Q):tR=2.633分,311.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 9.53(s,1H),8.60(s,1H),8.19(d,J=8.8Hz,1H),7.97(d,J=8.8Hz,1H),4.65(s,1H),4.26(s,1H),3.85−3.78(m,1H),3.61(m,1H),3.52−3.42(m,2H),2.50−2.40(m,2H),2.25−2.18(m,2H),2.05−2.02(m,1H),1.45−1.41(m,1H)1.36−1.31(m,2H)1.24−1.21(m,1H).
【0604】
実施例97:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)チエノ[2,3−c]ピリジン−5−カルボキサミド((R)−97)
【化409】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−148(71mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−97を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex SynergiC18 150×25mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)チエノ[2,3−c]ピリジン−5−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−97)(40mg、35%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.42分、純度:98.60%;LCMS(J):tR=1.454分,314.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 9.46(s,1H),8.87(s,1H),8.43(d,J=5.2Hz,1H),7.83(d,J=5.2Hz,1H),4.66(s,1H),3.82−3.80(m,1H),3.62−3.54(m,1H),3.52−3.44(m,1H),2.40−2.29(m,1H),2.28−2.21(m,2H),2.19−2.05(m,1H),1.43−1.41(m,1H)1.33−1.29(m,1H)1.26−1.23(m,1H).
【0605】
実施例98:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−6−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−98)
【化410】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−164(80mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−98を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中16〜46%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−6−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−98)(31mg、25%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.33分、純度:100%;LCMS(M):tR=0.986分,(ES
+)m/z(M+H)
+=380.0;
1H−NMR(D
2O,400MHz):δ 8.30(d,J=0.8Hz,1H),8.00(d,J=1.6Hz,1H),7.83−7.81(m,2H),7.77(s,1H),7.56(dd,J
1=8.8Hz,J
2=2.0Hz,1H),4.38(s,1H),3.57−3.51(m,2H),3.39−3.28(m,2H),2.33−2.32(m,1H),2.19−2.06(m,2H),2.00−1.91(m,1H),1.19−1.14(m,2H),1.09−1.05(m,2H).
【0606】
実施例99:(R)−6−モルホリノ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−99)
【化411】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−150(86mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−99を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−H;カラム:Waters Xbridge C18 150×20mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中52〜70%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6−モルホリノ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−99)(18mg、13%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.38分、純度:97.39%;LCMS(L):tR=2.827分,(ES
+)m/z(M+H)
+=398.1;
1H−NMR(DMSO−d
6,400MHz):δ 10.40(s,1H),8.56(d,J=8.4Hz,1H),8.18(s,1H),7.78(d,J=8.8Hz,1H),7.45(s,1H),7.19(d,J=8.8Hz,1H),4.35(d,J=6.0Hz,1H),3.76(t,J=4.4Hz,4H),3.60(m,2H),3.35−3.22(m,6H),2.25(m,2H),2.00−1.97(m,2H),1.75(m,1H),1.36−1.23(m,2H),1.04−0.96(m,2H).
【0607】
実施例100:(R)−6−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−100)
【化412】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−153(70mg、0.24mmol)及び化合物(R)−A−111(43mg、0.28mmol)から化合物(R)−100を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−D;カラム:Boston Symmetrix C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.5%FA、v/v添加)]によって精製した。合わせた画分を0.2M塩酸溶液で処理して凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−100)(21mg、19%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.04分、純度:97.13%;LCMS(X):tR=2.301分,(ES
+)m/z(M+H)
+=432.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.23(s,1H),8.18(s,1H),8.03(d,J=8.4Hz,1H),7.66(d,J=8.8Hz,1H),4.54(d,J=2.0Hz,1H),3.81(t,J=5.6Hz,4H),3.74−3.72(m,1H),3.56−3.54(m,1H),3.47−3.29(m,2H),2.51−2.42(m,5H),2.34(m.1H),2.19−2.16(m,2H),2.00−1.96(m,1H),1.41−1.36(m,1H),1.31−1.25(m,2H),1.22−1.08(m,1H).
【0608】
実施例101:(R)−6−ブロモ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−101)
【化413】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、6−ブロモベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸(84mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mmg、0.33mmol)から化合物(R)−101を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中18〜48%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−6−ブロモ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−101)(63mg、45%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.70分、純度:98.09%;LCMS(Y):tR=0.797分,(ES
+)m/z(M+H)
+=392.9;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.15−8.14(m,2H),7.84(d,J=8.4Hz,1H),7.57(dd,J
1=8.4,J
2=1.6,2H),4.56(s,1H),3.71−3.58(m,1H),3.58−3.57(m,1H),3.50−3.31(m,2H),2.45−2.44(m,1H),2.37−2.34(m,1H),2.23−2.14(m,2H),2.00−1.99(m,1H),1.38−1.35(m,1H).1.28−1.15(m,3H).
【0609】
実施例102:(R)−6−イソプロポキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−102)
【化414】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−156(78mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−102を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×25mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中40〜70%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6−イソプロポキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−102)(33mg、25%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.44分、純度:98.84%;LCMS(N):tR=2.381分,(ES
+)m/z(M+H)
+=371.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.05(d,J=2.8Hz,1H),7.77(d,J=8.8Hz,1H),7.41(s,1H),7.01(dd,J=8.8,2.0Hz,1H),4.73−4.65(m,1H),4.54(s,1H),3.75−3.68(m,1H),3.56(m,1H),3.49−3.38(m,2H),2.42(s,1H),2.36−2.31(m,1H),2.20−2.15(m,2H),2.01−1.94(m,1H),1.35−1.34(m,7H),1.29−1.17(m,3H).
【0610】
実施例103:(R)−6−(メチルスルホニル)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−103)
【化415】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−158(84mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−103を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−pack ODS−AQ 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中11〜41%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製した。合わせた画分を0.2N HClで処理して凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6−(メチルスルホニル)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−103)(30mg、21%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.94分、純度:100%;LCMS(M):tR=1.016分,(ES
+)m/z(M+H)
+=391.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.64(s,1H),8.27(s,1H),8.16(d,J=8.4Hz,1H),7.97(dd,J
1=8.4Hz,J
2=1.2Hz,1H),4.59(d,J=2.4Hz,1H),3.72−3.71(m,1H),3.59−3.51(m,1H),3.49−3.44(m,2H),3.20(s,3H),2.47−2.46(m,1H),2.35−2.32(m,1H),2.24−2.17(m,2H),2.01−2.00(m,1H),1.39−1.35(m,1H),1.29−1.20(m,3H).
【0611】
実施例104:(R)−6−シアノ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド((R)−104)
【化416】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、化合物B−117(67mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−104を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−6−シアノ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−104)(39mg、35%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.63分、純度:100%;LCMS(B):tR=0.617分,338.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.42(s,1H),8.29(s,1H),8.09(d,J=8.4Hz,1H),7.72−7.70(dd,J
1=1.2Hz,J
2=8.4Hz,1H),4.59(s,1H),3.79−3.75(m,1H),3.62−3.45(m,3H),2.48−2.35(m,2H),2.25−2.16(m,2H),2.06−2.02(m,1H),1.42−1.20(m,4H).
【0612】
実施例105:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−105)
【化417】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、化合物B−167(86mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−105を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中16〜46%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−105)(44mg、31%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR:3.04分、純度:97.73%;LCMS(Y):tR:0.747分,(ES
+)m/z(M+H)
+=397.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.14(s,1H),7.85(d,J=8.4Hz,1H),7.78(s,1H),7.36−7.33(m,1H),4.54(d,J=2.4Hz,1H),4.06−4.03(m,2H),3.74−3.69(m,1H),3.60−3.52(m,3H),3.43−3.38(m,2H),2.97−2.89(m,1H),2.42−2.31(m,2H),2.19−2.16(m,2H),1.98(s,1H),1.86−1.79(m,4H),1.41−1.38(m,1H),1.32−1.22(m,2H),1.16−1.14(m,1H).
【0613】
実施例106:(R)−7−フルオロ−6−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−106)
【化418】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−175(69mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−106を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中19〜49%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−7−フルオロ−6−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−106)(85mg、68%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.273分、純度:96.72%;LCMS(Y):tR=0.807分,(ES
+)m/z(M+H)
+=345.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.13(d,J=3.6Hz,1H),7.64(d,J=8.0Hz,1H),7.33(t,J=8.0Hz,1H),4.57(d,J=2Hz,1H),3.71−3.70(m,1H),3.59−3.50(m,1H),3.48−3.43(m,2H),2.42−2.41(m,4H),2.34−2.32(m,1H),2.23−2.18(m,2H),2.00−1.99(m,1H),1.38−1.33(m,1H),1.27−1.20(m,3H).
【0614】
実施例107:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−カルボキサミド((R)−107)
【化419】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−カルボン酸(36mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−107を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−107)(58mg、56%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.28分、純度:98.41%;LCMS(W):tR=0.817分,315.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):7.40(s,1H),7.38(s,1H),6.93(d,J=8.8Hz,1H),4.53(s,1H),4.32−4.29(m,4H),3.73−3.41(m,4H),2.41−2.16(m,4H),1.98−1.93(m,1H),1.43−1.14(m,4H).
【0615】
実施例108:(R)−2−アミノ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド塩酸塩((R)−108)
【化420】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、化合物B−179(60mg、0.31mmol)及び化合物(R)−A−104(47mg、0.31mmol)から化合物(R)−108を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−C;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中35〜65%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−2−アミノ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−108)(50mg、49%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.42分、純度:99.14%;LCMS(M):tR=0.812分,332.0 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 9.01(s,1H),8.20(s,1H),4.26(m,1H),3.75−3.70(m,2H),3.39−3.30(m,2H),2.49−2.48(m,1H),2.29−2.28(m,1H),2.18−2.12(m,2H),1.98−1.92(m,1H),1.75(s,3H),1.51(s,3H).
【0616】
実施例109:(R)−6,7−ジクロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−109)
【化421】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−182(120mg、0.49mmol)及び化合物(R)−A−104(75mg、0.49mmol)から化合物(R)−109を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−D;カラム:Boston Symmetrix ODS−R C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.225%FA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6,7−ジクロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−109)(82mg、40%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.22分、純度:97.50%;LCMS(H):tR=1.786分,(ES
+)m/z(M+H)
+=383.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.19(s,1H),7.87(d,J=8.4Hz,1H),7.61(d,J=8.4Hz,1H),4.26(s,1H),3.77−3.67(m,2H),3.38−3.31(m,2H),2.42−2.41(m,1H),2.28(d,J=2.8Hz,1H),2.19−2.12(m,2H),2.11−1.96(m,1H),1.76(s,3H),1.50(s,3H).
【0617】
実施例110:(R)−6−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−110)
【化422】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−184(120mg、0.52mmol)及び化合物(R)−A−104(80mg、0.52mmol)から化合物(R)−110を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−pack ODS−AQ 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中29〜59%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−110)(70mg、33%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.946分、純度:97.54%;LCMS(Y):tR=0.746分,(ES
+)m/z(M+H)
+=367.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.20(d,J=3.2Hz,1H),7.75(d,J=8.4Hz,1H),7.54(dd,J
1=8Hz,J
2=6.8Hz,1H),4.26(s,1H),3.75−3.67(m,2H),3.38−3.35(m,2H),2.42−2.41(m,1H),2.28−2.27(m,1H),2.18−2.09(m,2H),1.95−1.91(m,1H),1.75(s,3H),1.49(s,3H).
【0618】
実施例111:(R)−6−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−111)
【化423】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−187(146mg、0.52mmol)及び化合物(R)−A−104(80mg、0.52mmol)から化合物(R)−111を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−Actus Pro C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中30〜60%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−111)(116mg、49%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.87分、純度:97.89%;LCMS(H):tR=1.766分,(ES
+)m/z(M+H)
+=417.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.24(s,1H),8.14(d,J=8.8Hz,1H),7.67(d,J=8.4Hz,1H),4.26(s,1H),3.75−3.66(m,2H),3.37−3.32(m,2H),2.41−2.39(m,1H),2.27(d,J=2.8Hz,1H),2.17−2.10(m,2H),1.97−1.80(m,1H),1.75(s,3H),1.49(s,3H).
【0619】
実施例112:(R)−7−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−112)
【化424】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−190(126mg、0.52mmol)及び化合物(R)−A−104(80mg、0.52mmol)から化合物(R)−112を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−pack ODS−AQ 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中24〜54%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−7−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−112)(116mg、53%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.267分、純度:97.66%;LCMS(Y):tR=0.716分,(ES
+)m/z(M+H)
+=379.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.12(s,1H),7.86(d,J=8.8Hz,1H),7.32(d,J=8.8,1H),4.25(s,1H),4.00(s,3H),3.76−3.66(m,2H),3.37−3.36(m,2H),2.41−2.40(m,1H),2.27−2.26(m,1H),2.18−2.04(m,2H),1.94−1.90(m,1H),1.75(s,3H),1.49(s,3H).
【0620】
実施例113:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−メチル−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−113)
【化425】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−193(0.12g、0.45mmol)及び化合物(R)−A−104(70mg、0.45mmol)から化合物(R)−113を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−Actus Pro C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中28〜58%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−メチル−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−113)(0.12g、69%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.59分、純度:97.70%;LCMS(DD):tR=0.861分,397.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.49(d,J=7.6Hz,0.5H),8.19(s,1H),8.04(d,J=8.0Hz,1H),7.47(d,J=8.4Hz,1H),4.26(s,1H),3.72−3.70(m,2H),3.38−3.33(m,2H),2.64(d,J=2.0Hz,3H),2.42−2.41(m,1H),2.28−2.27(m,1H),2.18−2.06(m,2H),1.97−1.91(m,1H),1.75(s,3H),1.50(s,3H).
【0621】
実施例114:(R)−7−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−114)
【化426】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を16時間として、化合物B−195(0.11g、0.49mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−114を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−7−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−114)(0.40g、31%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.906分、純度:98.17%;LCMS(M):tR=1.095分,367.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.22(s,1H),7.93(dd,J1=8.4Hz,J2=4Hz,1H),7.42(t,J=9.2Hz,1H),4.28(s,1H),3.75−3.68(m,2H),3.40−3.33(m,2H),2.43−2.42(m,1H),2.30(s,1H),2.20−2.12(m,2H),2.00−1.93(m,1H),1.77(s,3H),1.51(s,3H).
【0622】
実施例115:(R)−7−シアノ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−115)
【化427】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、化合物B−197(化合物B−198との混合物として)(80mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−104(60mg、0.39mmol)から化合物(R)−115を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−7−シアノ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−115)(15mg、32%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.30分、純度:99.66%;LCMS(M):tR=0.973分,340.1 m/z(M+1);1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.59(d,J=7.2Hz,1H),δ 8.30(s,1H),7.26(d,J=7.6Hz,1H),7.94(d,J=7.2Hz,1H),7.64(t,J=8.0Hz,1H),4.29(s,1H),3.79−3.69(m,2H),3.40−3.36(m,1H),2.45−2.44(m,1H),2.31−2.13(m,4H),2.00−1.94(m,1H),1.78(s,3H),1.52(s,3H).
【0623】
実施例116:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−116)
【化428】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、化合物B−200(67mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−116を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(hydrichloride)(化合物(R)−116)(72mg、65%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.35分、純度:99.66%;LCMS(M):tR=0.992分,345.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.13(s,1H),7.53(d,J=8.0Hz,1H),7.44(t,J=7.6Hz,1H),7.01(d,J=3.6Hz,1H),4.27(s,1H),4.03(s,3H),3.78−3.68(m,2H),3.39−3.36(m,1H),3.30(m,1H),2.47−2.42(m,1H),2.30−2.29(m,3H),1.98−1.92(m,1H),1.77(s,3H),1.51(s,3H).
【0624】
実施例117:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−117)
【化429】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−203(60mg、0.34mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−117を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6,7−ジフルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−117)(60mg、46%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.66分、純度:96.66%;LCMS(B):tR=0.702分,350.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ8.21(d,J=3.2,1H),7.79−7.76(m,1H),7.47−7.41(m,1H),4.27(s,1H),3.75−3.69(m,2H),3.40−3.37(m,2H),2.49−2.42(m,1H),2.30(d,J=2.8,1H),2.19−2.09(m,2H),1.99−1.93(m,1H),1.768(s,3H),1.51(s,3H).
【0625】
実施例118:(R)−7−シクロプロピル−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−118)
【化430】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を16時間として、化合物B−205(0.12g、0.54mmol)及び化合物(R)−A−104(70mg、0.45mmol)から化合物(R)−118を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−Actus Pro C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中24〜54%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−7−シクロプロピル−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−118)(75mg、42%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.228分、純度:100%;LCMS(B):tR=0.711分,355.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.45(d,J=7.2Hz,1H),8.17(s,1H),7.76(d,J=Hz,1H),7.39(t,J=7.6Hz,1H),7.16(d,J=7.2Hz,1H),4.29(s,1H),3.77−3.69(m,2H),3.40−3.37(m,2H),2.44−2.43(m,1H),2.30(m,1H),2.20−2.11(m,2H),1.99−1.93(m,1H),1.74(s,3H),1.52(s,3H).
【0626】
実施例119:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−イソプロピルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−119)
【化431】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を14時間として、化合物B−208(0.11g、0.52mmol)及び化合物(R)−A−104(80mg、0.52mmol)から化合物(R)−119を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−イソプロピルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−119)(0.10g、49%収率)、白色の固体として:cSFC解析(B)tR=2.765分、純度:97.44%;LCMS(DD):tR=0.836分,(ES
+)m/z(M+H)
+=357.2;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ8.46−8.44(m,1H),7.18(m,1H),7.79−7.77(d,J=7.6Hz,1H),7.47−7.39(m,2H),4.28(s,1H),3.78−3.68(m,2H),3.40−3.35(m,2H),3.28−3.23(m,1H),2.44(m,1H),2.30−2.20(m,1H),2.16−2.11(m,2H),2.09−1.93(m,1H),1.78(s,3H),1.52(s,3H),1.44(s,3H),1.43(s,3H).
【0627】
実施例120:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−7−(トリフルオロメトキシ)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−120)
【化432】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−210(136mg、0.26mmol)及び化合物(R)−A−104(80mg、0.26mmol)から化合物(R)−120を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−Actus Pro C18 150×30、粒径:5μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−7−(トリフルオロメトキシ)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−120)(130mg、57%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.346分、純度:98.01%;LCMS(B):tR=0.733分,(ES
+)m/z(M+H)
+=399.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ8.23(s,1H),7.94(d,J=8.0Hz,1H),7.55(t,J=8.0Hz,1H),7.44(d,J=8.0Hz,1H),4.26(s,1H),3.76−3.67(m,2H),3.38−3.33(m,2H),2.42−2.41(m,1H),2.29−2.28(m,1H),2.19−2.10(m,2H),1.99−1.95(m,1H),1.75(s,3H),1.50(s,3H).
【0628】
実施例121:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−121)
【化433】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−213(119mg、0.45mmol)及び化合物(R)−A−104(70mg、0.45mmol)から化合物(R)−121を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中19〜49%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−121)(60mg、33%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR:3.12分、純度:99.87%;LCMS(B):tR:0.585分,(ES
+)m/z(M+H)
+=399.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.17(s,1H),7.80(dd,J
1=7.6Hz,J
2=0.8Hz,1H),7.47−7.43(m,1H),7.39(d,J=6.8Hz,1H),4.27(dd,J
1=4.8Hz,J
2=1.2Hz,1H),4.12−4.08(m,2H),3.72−3.62(m,4H),3.49−3.31(m,2H),3.28−3.13(m,1H),2.45−2.41(m,1H),2.28−2.26(m,1H),2.14−2.03(m,2H),2.00−1.91(m,5H),1.75(s,3H),1.49(m,3H).
【0629】
実施例122:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−1H−インドール−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−122)
【化434】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を16時間として、1H−インドール−2−カルボン酸(80mg、0.50mmol)及び化合物(R)−A−104(70mg、0.45mmol)から化合物(R)−122を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 250×50、粒径:10μm;移動相:H
2O中30〜60%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−1H−インドール−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−122)(50mg、37%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.99分、純度:98.13%;LCMS(G):tR=2.280分,298.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 7.66−7.64(d,J=8.0Hz,1H),7.48−7.46(d,J=8.4Hz,1H),7.29−7.24(m,2H),7.12−7.08(t,J=7.2Hz,1H),4.31(s,1H),3.77−3.69(m,2H),3.39−3.36(m,2H),2.48−2.44(m,1H),2.28−2.27(m,1H),2.20−2.11(m,2H),1.99−1.93(m,1H),1.77(s,1H)1.51(s,2H).
【0630】
実施例123:(R)−6−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−123)
【化435】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−215(0.13g、0.54mmol)及び化合物(R)−A−104(70mg、0.45mmol)から化合物(R)−123を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−D;カラム:Boston Green ODS C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中42〜72%アセトニトリル(0.225%FA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5−フルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−123)(73mg、40%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.98分、純度:96.51%;LCMS(B):tR=0.708分,367.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.12−8.09(m,2H),7.79−7.76(d,J=9.6Hz,1H),4.24(m,1H),3.72−3.69(m,2H),3.34−3.31(m,2H),2.39(m,1H),2.27(m,1H),2.14−2.12(m,2H),1.97−1.96(m,1H),1.74(s,3H),1.47(s,3H).
【0631】
実施例124:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5−フルオロ−6−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−124)
【化436】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を16時間として、化合物B−216(120mg、0.53mmol)及び化合物(R)−A−104(82mg、0.53mmol)から化合物(R)−124を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex SynergiC18 250×21.2mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.05%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5−フルオロ−6−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−124)(150mg、71%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.54分、純度:97.70%;LCMS(B):tR=0.646分,363.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.04(s,1H),7.65−7.61(m,2H),4.26(s,1H),3.98(s,3H),3.80−3.68(m,2H),3.39−3.36(m,2H),2.42−2.41(m,1H),2.29−2.28(d,J=2.8Hz,1H),2.19−2.12(m,2H),1.99−1.93(m,1H),1.76(s,3H),1.50(m,3H).
【0632】
実施例125:(R)−6−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5,7−ジフルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−125)
【化437】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、化合物B−221(70mg、0.28mmol)及び化合物(R)−A−104(43mg、0.28mmol)から化合物(R)−125を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−Actus Pro C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−5,7−ジフルオロベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−125)(55mg、46%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.960分、純度:98.11%;LCMS(FF):tR=2.570分,385.0 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.22−8.21(d,J=3.2Hz,1H),7.73−7.71(dd,J1=8.8Hz,J2=1.2Hz,1H),4.26(m,1H),3.75−3.69(m,2H),3.39−3.31(m,2H),2.44−2.43(m,1H),2.30(m,1H),2.20−2.13(m,2H),2.13−1.94(m,1H),1.77(s,3H),1.51(s,3H).
【0633】
実施例126:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−126)
【化438】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−223(98mg、0.52mmol)及び化合物(R)−A−104(80mg、0.52mmol)から化合物(R)−126を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−Actus Pro C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中29〜59%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−126)(70mg、37%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.023分、純度:98.27%;LCMS(B):tR=0.674分,(ES
+)m/z(M+H)
+=329.2;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.16(s,1H),7.77(d,J=8.0Hz,1H),7.38(t,J=7.6Hz,1H),7.29(d,J=7.2Hz,1H),4.27(d,J=4.0Hz,1H),3.73−3.67(m,2H),3.38−3.34(m,2H),2.57(s,3H),2.42−2.41(m,1H),2.28−2.27(m,1H),2.18−2.10(m,2H),2.04−1.91(m,1H),1.75(s,3H),1.50(s,3H).
【0634】
実施例127:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−127)
【化439】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−226(84mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−127を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−Actus Pro C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−127)(69mg、54%収率)、白色の固体として:cSFC解析(C)tR=0.71分、純度:98.06%;LCMS(DD):tR=0.806分,397.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.49(d,J=7.2Hz,0.1H),8.21(s,1H),7.95(dd,J
1=6.4Hz,J
2=2.8Hz,1H),7.51−7.48(m,2H),4.27(s,1H),3.81(q,J=11.2Hz,2H),3.73−3.67(m,2H),3.38−3.33(m,2H),2.44−2.41(m,1H),2.29−2.28(m,1H),2.17−2.10(m,2H),1.98−1.91(m,1H),1.76(s,3H),1.50(s,3H).
【0635】
実施例128:(R)−7−(ジメチルアミノ)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−128)
【化440】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−228(149mg、粗製)及び化合物(R)−A−104(104mg、0.67mmol)から化合物(R)−128を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中19〜49%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−7−(ジメチルアミノ)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−128)(44mg、15%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.32分、純度:99.66%;LCMS(FF):tR=2.186分,(ES
+)m/z(M+H)
+=358.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.43(s,1H),8.12(d,J=8Hz,1H),8.75(d,J=7.6Hz,1H),7.68−7.64(m,1H),4.28(s,1H),3.75−3.69(m,2H),3.48(s,6H),3.36−3.30(m,2H),2.48−2.47(m,1H),2.30−2.29(m,1H),2.18−2.11(m,2H),2.10−1.95(m,1H),1.76(s,3H),1.52(m,3H).
【0636】
実施例129:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−(チアゾール−2−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−129)
【化441】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−230(119mg、0.45mmol)及び化合物(R)−A−104(70mg、0.45mmol)から化合物(R)−129を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中20〜50%アセトニトリル(0.05%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−(チアゾール−2−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−129)(70mg、35%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(C)tR=2.054分、純度:100%;LCMS(EE):tR=2.895分,(ES
+)m/z(M+H)
+=398.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.22(s,1H),8.09−8.014(m,3H),7.70(d,J=3.6Hz,1H),7.59(t,J=8.0Hz,1H),4.29(s,1H),3.74−3.68(m,2H),3.38−3.34(m,2H),2.44−2.43(m,1H),2.30−2.29(m,1H),2.19−2.10(m,2H),1.98−1.92(m,1H),1.77(s,3H),1.52(s,3H).
【0637】
実施例130:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)イソキノリン−3−カルボキサミド塩酸塩((R)−130)
【化442】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、イソキノリン−3−カルボン酸(90mg、0.52mmol)及び化合物(R)−A−104(80mg、0.52mmol)から化合物(R)−130を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−Actus Pro C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中10〜40%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)イソキノリン−3−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−130)(130mg、72%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.741分、純度:100%;LCMS(B):tR=0.575分,(ES
+)m/z(M+H)
+=310.2;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 9.69(s,1H),9.14(s,1H),8.52(d,J=8.4Hz,1H),8.37(d,J=8.4Hz,1H),8.22(t,J=8.0Hz,1H),8.08(t,J=8.0Hz,1H),4.38(s,1H),3.76−3.73(m,2H),3.41−3.37(m,2H),2.54−2.47(m,1H),2.35(m,1H),2.22−2.14(m,2H),2.03−1.96(m,1H),1.80(s,3H),1.56(s,3H).
【0638】
実施例131:(R)−7−(tert−ブチル)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−131)
【化443】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を3時間として、化合物B−233(96mg、0.49mmol)及び化合物(R)−A−104(63mg、0.41mmol)から化合物(R)−131を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中32〜62%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2N塩酸に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−7−(tert−ブチル)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−131)(90mg、45%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.71分、純度:96.96%;LCMS(FF):tR=2.668分,371.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.45(d,J=7.6Hz,1H),8.17(s,1H),7.81(d,J=7.6Hz,1H),7.52−7.48(m,1H),7.45−7.41(m,1H),4.29(m,1H),3.78−3.69(m,2H),3.40−3.35(m,2H),2.47−2.30(m,1H),2.20−1.93(m,4H),1.74(s,3H),1.59(s,1H),1.52(s,3H).
【0639】
実施例132:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−フェニルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−132)
【化444】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、化合物B−235(99mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−104(60mg、0.39mmol)から化合物(R)−132を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−フェニルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−132)(70mg、46%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.57分、純度:100%;LCMS(Y):tR=0.754分,391.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.44(d,J=7.2Hz,1H),8.22(s,1H),7.94(d,J=7.2Hz,1H),7.73(d,J=7.2Hz,2H),7.60−7.46(m,5H),4.27(s,1H),3.83−3.69(m,2H),3.40−3.37(m,1H),2.46−2.42(m,1H),2.30−2.12(m,3H),1.99−1.93(m,1H),1.76(s,3H),1.50(s,3H).
【0640】
実施例133:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−(1−メチルシクロプロピル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−133)
【化445】
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反応時間を2時間として基本手順Bを用いて、B−237(90mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−104(60mg、0.39mmol)から化合物(R)−133を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−(1−メチルシクロプロピル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−133)(62mg、47%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.76分、純度:98.18%;LCMS(GG):tR=2.298分,369.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.42(d,J=7.2Hz,1H),8.16(s,1H),7.80(d,J=7.6Hz,1H),7.46−7.39(m,2H),4.29(s,1H),3.79−3.69(m,2H),3.40−3.37(m,1H),2.47−2.42(m,1H),2.31−2.30(m,1H),2.20−2.10(m,3H),2.00−1.94(m,1H),1.78(s,3H),1.51(s,3H),1.48(s,3H),0.96−0.92(m,2H),0.89−0.86(m,2H).
【0641】
実施例134:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−エトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−134)
【化446】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−240(115mg、0.52mmol)及び化合物(R)−A−104(80mg、0.52mmol)から化合物(R)−134を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−エトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−134)(70mg、34%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.13分、純度:96.60%;LCMS(EE):tR=2.861分,(ES
+)m/z(M+H)
+=359.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.05(s,1H),7.77(d,J=8.8Hz,1H),7.42(d,J=1.6Hz,1H),7.03(dd,J=8.8,2.0Hz,1H),4.24−4.23(m,1H),4.11(q,J=6.8Hz,2H),3.74−3.65(m,2H),3.36−3.33(m,2H),2.40−2.39(m,1H),2.25(d,J=2.8Hz,1H),2.16−2.10(m,2H),2.08−1.93(m,1H),1.73(s,3H),1.47(s,3H),1.42(t,J=6.8Hz,3H).
【0642】
実施例135:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−エトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−135)
【化447】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を16時間として、化合物B−243(101.mg、0.45mmol)及び化合物(R)−A−104(117mg、0.45mmol)から化合物(R)−135を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−Actus Pro C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−エトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−135)(80mg、41%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.37分、純度:99.52%;LCMS(GG):tR=2.096分,(ES
+)m/z(M+H)
+=359.2;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.10(s,1H),7.49(d,J=8.0Hz,1H),7.38(m,1H),6.97(d,J=7.6Hz,1H),4.29−4.23(m,3H),3.72−3.66(m,2H),3.37−3.33(m,2H),2.41−2.39(m,1H),2.27−2.26(m,1H),2.17−2.09(m,2H),1.96−1.901(m,1H),1.74(s,3H),1.51−1.47(m,6H).
【0643】
実施例136:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−イソプロポキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−136)
【化448】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−246(107mg、0.45mmol)及び化合物(R)−A−104(70mg、0.45mmol)から化合物(R)−136を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−I;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中28〜58%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−イソプロポキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−136)(101mg、54%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.970分、純度:98.63%;LCMS(EE):tR=3.041分,(ES
+)m/z(M+H)
+=373.2;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.09(s,1H),7.49(d,J=8.0Hz,1H),7.38(t,J=8.0Hz,1H),7.00(d,J=7.6Hz,1H),4.87−4.81(m,1H),4.25(s,1H),3.76−3.67(m,2H),3.38−3.31(m,2H),2.44−2.40(m,1H),2.28−2.27(m,1H),2.19−2.10(m,2H),1.97−1.91(m,1H),1.75(s,3H),1.49(s,3H),1.42(s,3H),1.41(s,3H).
【0644】
実施例137:(R)−6−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−137)
【化449】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−248(110mg、0.45mmol)及び化合物(R)−A−104(70mg、0.45mmol)から化合物(R)−137を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−Actus Pro C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中38〜68%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−137)(72mg、38%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.982分、純度:98.64%;LCMS(FF):tR=2.455分,(ES
+)m/z(M+H)
+=379.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.13(s,1H),7.66(d,J=8.8Hz,1H),7.48(d,J=8.4Hz,1H),4.25(s,1H),4.04(s,3H),3.76−3.66(m,2H),3.38−3.33(m,2H),2.42−2.39(m,1H),2.28−2.27(m,1H),2.17−2.09(m,2H),2.04−1.91(m,1H),1.75(s,3H),1.48(s,3H).
【0645】
実施例138:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−メトキシ−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−138)
【化450】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−251(0.10g、0.45mmol)及び化合物(R)−A−104(70mg、0.45mmol)から化合物(R)−138を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−メトキシ−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−138)(0.11g、59%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.89分、純度:97.99%;LCMS(EE):tR=2.864分,359.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.41(d,J=7.2Hz,0.6H),8.12(s,1H),7.58(d,J=8.0Hz,1H),7.29(d,J=8.0Hz,1H),4.25(s,1H),3.95(s,3H),3.76−3.66(m,2H),3.37−3.34(m,2H),2.45−2.41(m,4H),2.27−2.26(m,1H),2.18−2.08(m,2H),1.97−1.90(m,1H),1.75(s,3H),1.49(s,3H).
【0646】
実施例139:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−1H−インダゾール−3−カルボキサミド塩酸塩((R)−139)
【化451】
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基本手順Bに従い、反応時間を3時間として、1H−インダゾール−3−カルボン酸d(0.10g、0.64mmol)及び化合物(R)−A−104(90mg、0.58mmol)から化合物(R)−139を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−Actus Pro C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中7〜37%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−1H−インダゾール−3−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−139)(62mg、29%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.54分、純度:97.71%;LCMS(FF):tR=2.004分,299.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.23(d,J=8.4Hz,1H),7.63(d,J=8.5Hz,1H),7.47(t,J=7.4Hz,1H),7.31(t,J=7.5Hz,1H),4.34(s,1H),3.79−3.71(m,2H),3.41−3.36(m,2H),2.39−2.29(m,2H),2.22−2.14(m,2H),2.01−1.95(m,1H),1.80(s,3H),1.54(s,3H).
【0647】
実施例140:(R)−7−シクロプロピル−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−140)
【化452】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−255(0.14g、0.58mmol)及び化合物(R)−A−104(90mg、0.58mmol)から化合物(R)−140を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中30〜60%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−7−シクロプロピル−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−140)(0.14g、67%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.19分、純度:100%;LCMS(FF):tR=2.536分,369.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.36(d,J=7.2Hz,0.5H),8.08(s,1H),7.68(d,J=8.0Hz,1H),7.27(d,J=8.0Hz,1H),4.25(s,1H),3.76−3.67(m,2H),3.37−3.34(m,2H),2.57(s,3H),2.42−2.41(m,1H),2.27−2.26(m,1H),2.17−2.06(m,3H),1.97−1.90(m,1H),1.75(s,3H),1.49(s,3H),1.17−1.12(m,2H),0.82−0.78(m,2H).
【0648】
実施例141:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−フルオロ−7−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−141)
【化453】
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基本手順Bに従い、反応時間を3時間として、化合物B−258(132mg、0.58mmol)及び化合物(R)−A−104(90mg、0.58mmol)から化合物(R)−141を調製した。この生成物を分取HPLCによって精製した[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 250×21.2mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.05%HCl、v/v添加)]することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−フルオロ−7−メトキシベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−141)(119mg、56%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.71分、純度:98.06%;LCMS(FF):tR=2.356分,363.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.11(s,1H),7.60(dd,J
1=8.4Hz,J
2=4.0Hz,1H),7.27(dd,J
1=12Hz,J
2=8.4Hz,1H),4.23(s,1H),4.12(d,J=2.4Hz,3H),3.72−3.65(m,2H),3.38−3.28(m,2H),2.40−2.38(m,1H),2.27−2.25(m,1H),2.15−2.10(m,2H),1.97−1.93(m,1H),1.74(s,3H),1.47(s,3H).
【0649】
実施例142:(R)−7−シアノ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−142)
【化454】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−260(0.11g、0.52mmol)及び化合物(R)−A−104(80mg、0.52mmol)から化合物(R)−142を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:Welch Ultimate AQ−C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−7−シアノ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−6−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−142)(0.13g、71%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.05分、純度:100%;LCMS(GG):tR=2.065分,354.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.53(d,J=7.2Hz,0.6H),8.22(s,1H),8.09(d,J=8.0Hz,1H),7.50(d,J=8.0Hz,1H),4.26(s,1H),3.76−3.67(m,2H),3.38−3.33(m,2H),2.69(s,3H),2.46−2.41(m,1H),2.29−2.28(m,1H),2.18−2.10(m,2H),1.98−1.91(m,1H),1.75(s,3H),1.50(s,3H).
【0650】
実施例143:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−(メトキシメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−143)
【化455】
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基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、化合物B−264(0.13g、0.58mmol)及び化合物(R)−A−104(90mg、0.58mmol)から化合物(R)−143を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−(メトキシメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−143)(135mg、64%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=1.12分、純度:100%;LCMS(Y):tR=2.205分,359.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.41(d,J=7.2Hz,1H),8.17(s,1H),7.92−7.89(m,1H),7.48−7.45(m,2H),4.77(s,2H),4.28(d,J=6.8Hz,1H),3.78−3.69(m,2H),3.43(s,3H),3.40−3.36(m,2H),2.43−2.30(m,1H),2.29−2.20(m,1H),2.19−2.13(m,2H),2.12−1.96(m,1H),1.77(s,3H),1.50(s,3H).
【0651】
実施例144:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−チエノ[3,2−h]クロメン−8−カルボキサミド((R)−144)
【化456】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を16時間として、化合物B−268(122mg、0.52mmol)及び化合物(R)−A−104(80mg、0.52mmol)から化合物(R)−144を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中23〜43%アセトニトリル(0.05%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−チエノ[3,2−h]クロメン−8−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−144)(150mg、71%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.62分、純度:100.00%;LCMS(FF):tR=2.391分,(ES
+)m/z(M+H)
+=371.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.06(s,1H),7.41−7.39(d,J=8.0Hz,1H),7.17−7.15(d,J=8.4Hz,1H),4.39−4.36(t,J=5.2Hz,2H),4.26(s,1H),3.77−3.68(m,2H),3.39−3.36(m,2H),2.94−2.91(t,J=6.4Hz,2H),2.45−2.40(m,1H),2.29−2.28(m,1H),2.19−2.10(m,4H),1.98−1.92(m,1H),1.76(s,3H),1.50(s,3H).
【0652】
実施例145:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−8,9−ジヒドロ−7H−チエノ[2,3−f]クロメン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−145)
【化457】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、化合物B−272(0.14g、0.58mmol)及び化合物(R)−A−104(90mg、0.58mmol)から化合物(R)−145を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−Actus Pro C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−8,9−ジヒドロ−7H−チエノ[2,3−f]クロメン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−145)(70mg、32%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.308分、純度:96.94%;LCMS(GG):tR=2.058分,371.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.09(s,1H),7.66−7.64(d,J=8.8Hz,1H),6.94−6.92(d,J=8.8Hz,1H),4.29−4.26(m,3H),3.74−3.68(m,2H),3.39−3.30(m,2H),2.89−2.86(m,2H),2.43−2.42(m,1H),2.28(m,1H),2.19−2.14(m,4H),1.99−1.92(m,1H),1.76(s,3H),1.51(s,3H).
【0653】
実施例146:(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−2−メチルベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキサミド−塩酸塩((R)−146)
【化458】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を3時間として、化合物B−275(123mg、0.64mmol)及び化合物(R)−A−104(90mg、0.58mmol)から化合物(R)−146を調製した。この生成物を分取HPLCによって精製した[機器:GX−B;カラム:Welch Ultimate AQ−C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中20〜50%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]。得られた固体を0.2N塩酸に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−2−メチルベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−146)(110mg、49%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.79分、純度:98.20%;LCMS(GG):tR=1.946分,329.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.33(s,1H),7.81−7.76(m,2H),7.15(s,1H),4.29(s,1H),3.74−3.67(m,2H),3.39−3.29(m,2H),2.65(s,3H),2.43−2.07(m,4H),1.97−1.90(m,1H),1.79(s,3H),1.51(s,3H).
【0654】
実施例147:(R)−2−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキサミド塩酸塩((R)−147)
【化459】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を4.5時間として、化合物B−278(69mg、0.32mmol)及び化合物(R)−A−104(50mg、0.32mmol)から化合物(R)−147を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中25〜45%アセトニトリル(0.05%HCl、v/v添加)]によって精製した。得られた溶液を凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−2−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキサミド塩酸塩((R)−147)(62mg、49%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.85分、純度:98.63%;LCMS(FF):tR=2.278分,349.1 m/z(M+1);
1H−NMR(D
2O,400MHz):δ 8.02(s,1H),7.67−7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.57−7.55(d,J=8.0Hz,1H),7.24(s,1H),4.11(s,1H),3.62−3.55(m,2H),3.27−3.18(m,2H),2.17(s,2H),2.05−2.03(m,2H),1.99−1.83(m,1H),1.63(s,3H),1.39(s,3H).
【0655】
実施例148:(R)−6−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−148)
【化460】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、化合物B−281(0.15g、0.64mmol)及び化合物(R)−A−104(90mg、0.58mmol)から化合物(R)−148を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−Actus Pro C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6−クロロ−N−(2,2−ジメチルキヌクリジン−3−イル)−7−メチルベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−148)(70mg、30%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.921分、純度:97.21%;LCMS(FF):tR=2.508分,363.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.17(s,1H),7.78−7.75(d,J=8.4Hz,1H),7.49−7.47(d,J=8.4Hz,1H),4.27(s,1H),3.78−3.69(m,2H),3.40−3.35(m,2H),2.63(m,3H),2.42(m,1H),2.30−2.29(m,1H),2.19−2.12(m,2H),1.99−1.96(m,1H),1.77(s,3H),1.51(s,3H).
【0656】
実施例149:(R)−2−アミノ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド塩酸塩((R)−149)
【化461】
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基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、化合物B−179(60mg、0.31mmol)及び化合物(R)−A−111(47mg、0.31mmol)から化合物(R)−149を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−C;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中35〜65%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−2−アミノ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−149)(40mg、40%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.24分、純度:99.00%;LCMS(J):tR=0.880分,330.0 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 9.04−9.04(d,1H),8.27(s,1H),4.56(m,1H),3.81(s,1H),3.58−3.33(m,3H),2.44−2.37(m,2H),2.21−2.19(m,2H),2.01−1.99(m,1H),1.43−1.27(m,3H),1.19−1.16(m,1H).
【0657】
実施例150:(R)−6,7−ジクロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−150)
【化462】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−182(97mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−111(60mg、0.39mmol)から化合物(R)−150を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−D;カラム:Boston Symmetrix ODS−R C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.225%FA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6,7−ジクロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−150)(42mg、26%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.73分、純度:100%;LCMS(H):tR=1.791分,(ES
+)m/z(M+H)
+=381.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.21(s,1H),7.86(d,J=8.4Hz,1H),7.59(d,J=8.8Hz,1H),4.56(d,J=2.4Hz,1H),3.75−3.71(m,1H),3.57(m,1H),3.48−3.42(m,2H),2.45(d,J=2.8Hz,1H),2.34(m,1H),2.24−2.16(m,2H),1.99−1.98(m,1H),1.41−1.38(m,1H),1.36−1.26(m,2H),1.25−1.19(m,1H).
【0658】
実施例151:(R)−6−クロロ−7−フルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−151)
【化463】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−184(76mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−151を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−pack ODS−AQ 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中32〜62%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6−クロロ−7−フルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−151)(60mg、45%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.418分、純度:99.26%;LCMS(Y):tR=0.819分,(ES
+)m/z(M+H)
+=364.9;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.17(d,J=3.2Hz,1H),7.75(d,J=8.4Hz,1H),7.54(dd,J
1=8.4Hz,J
2=7.2Hz,1H),4.58(d,J=2.4Hz,1H),3.70−3.69(m,1H),3.59−3.52(m,1H),3.51−3.44(m,2H),2.47−2.46(m,1H),2.34−2.31(m,1H),2.24−2.18(m,2H),2.04−2.00(m,1H),1.38−1.34(m,1H),1.28−1.22(m,3H).
【0659】
実施例152:(R)−6−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−152)
【化464】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−187(110mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−111(60mg、0.39mmol)から化合物(R)−152を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−Actus Pro C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中30〜60%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−152)(72mg、40%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.34分、純度:98.48%;LCMS(H):tR=1.773分,(ES
+)m/z(M+H)
+=415.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.25(s,1H),8.13(d,J=8.4Hz,1H),7.66(d,J=8.4Hz,1H),4.57(d,J=2.4Hz,1H),3.74−3.72(m,1H),3.58−3.57(m,1H),3.50−3.42(m,2H),2.45(d,J=2.8Hz,1H),2.34−2.33(m,1H),2.22−2.17(m,2H),2.03−1.99(m,1H),1.42−1.37(m,1H),1.31−1.21(m,2H),1.20−1.19(m,1H).
【0660】
実施例153:(R)−6−フルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−153)
【化465】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−285(87mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−153を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:P YMC−Actus Pro C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6−フルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−153)(95mg、72%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.07分、純度:98.22%;LCMS(A):tR=1.686分,399.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.24−8.21(m,2H),7.47(t,J=10.0Hz,1H),4.58(d,J=2.0Hz,1H),3.71−3.69(m,1H),3.59−3.58(m,1H),3.52−3.43(m,2H),2.46−2.45(m,1H),2.34−2.31(m,1H),2.24−2.17(m,2H),2.01−1.96(m,1H),1.38−1.34(s,1H),1.28−1.17(s,3H).
【0661】
実施例154:(R)−7−クロロ−6−メトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−154)
【化466】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−190(96mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−111(60mg、0.39mmol)から化合物(R)−154を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−pack ODS−AQ 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中24〜54%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−7−クロロ−6−メトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−154)(30mg、18%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.855分、純度:97.05%;LCMS(Y):tR=0.720分,(ES
+)m/z(M+H)
+=377.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.11(s,1H),7.86(d,J=8.4Hz,1H),7.32(d,J=8.8,1H),4.56(s,1H),4.00(s,3H),3.74−3.70(m,1H),3.59−3.58(m,1H),3.50−3.43(m,2H),2.45−2.44(m,1H),2.34(m,1H),2.24−2.17(m,2H),2.16−2.00(m,1H),1.38−1.33(m,1H),1.26−1.21(m,3H).
【0662】
実施例155:(R)−7−フルオロ−6−メトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−155)
【化467】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−170(74mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−155を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−pack ODS−AQ 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中29〜59%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−7−フルオロ−6−メトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−155)(40mg、31%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.535分、純度:98.25%;LCMS(Y):tR=0.768分,(ES
+)m/z(M+H)
+=361.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.11(d,J=3.6Hz,1H),7.70(d,J=8.8Hz,1H),7.34(t,J=8.4Hz,1H),4.56(d,J=2.4Hz,1H),3.99(s,3H),3.70−3.61(m,1H),3.59−3.58(m,1H),3.48−3.43(m,2H),2.45−2.44(m,1H),2.34−2.33(m,1H),2.24−2.16(m,2H),2.00−1.96(m,1H),1.38−1.34(m,1H),1.27−1.20(m,3H).
【0663】
実施例156:(R)−7−クロロ−6−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−156)
【化468】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−173(74mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−156を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−pack ODS−AQ 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中33〜63%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−7−クロロ−6−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−156)(55mg、42%収率)、白色の固体として:cSFC解析(B)tR=2.594分、純度:97.66%;LCMS(B):tR=0.737分,(ES
+)m/z(M+H)
+=361.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.13(s,1H),7.77(d,J=8.4Hz,1H),7.40(d,J=8.0Hz,1H),4.57(d,J=3.2Hz,1H),3.74−3.70(m,1H),3.59−3.50(m,1H),3.48−3.43(m,2H),2.53(s,3H),2.46−2.45(m,1H),2.37−2.34(m,1H),2.24−2.15(m,2H),2.00−1.99(m,1H),1.38−1.34(m,1H),1.27−1.19(m,3H).
【0664】
実施例157:(R)−6−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−157)
【化469】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−193(85mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−157を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 250×50mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中41〜71%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−7−(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−157)(50mg、35%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.12分、純度:97.64%;LCMS(DD):tR=0.829分,395.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.21(s,1H),8.06(d,J=8.0Hz,1H),7.49(d,J=8.4Hz,1H),4.59(d,J=2.0Hz,1H),3.78−3.74(m,1H),3.61−3.59(m,1H),3.52−3.42(m,2H),2.66(d,J=2.0Hz,3H),2.47−2.46(m,1H),2.39−2.34(m,1H),2.26−2.18(m,2H),2.05−1.98(m,1H),1.41−1.37(m,1H),1.31−1.20(m,3H).
【0665】
実施例158:(R)−7−クロロ−6−フルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−158)
【化470】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を16時間として、化合物B−195(91mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−158を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中26〜56%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−7−クロロ−6−フルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオ−フェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−158)(30mg、23%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.412分、純度:100%;LCMS(J):tR=1.471分,365.0 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.72(d,J=6.4Hz,1H),8.228(s,1H),7.94(dd,J1=8.8Hz,J2=4.4Hz,1H),7.42(t,J=8.8Hz,1H),4.58(s,1H),3.72(m,1H),3.63−3.53(m,1H),3.50−3.45(m,2H),2.48−2.47(m,1H),2.39−2.36(m,1H),2.26−2.16(m,2H),2.05−2.02(m,1H),1.40−1.37(m,1H),1.30−1.20(m,3H).
【0666】
実施例159:(R)−6−シクロプロピル−7−フルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−159)
【化471】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、化合物B−288(78mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−159を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−6−シクロプロピル−7−フルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−159)(68mg、56%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.55分、純度:97.97%;LCMS(M):tR=1.139分,371.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.12(d,J=3.6Hz,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.05(t,J=7.2Hz,1H),4.58(s,1H),3.73−3.61(m,1H),3.40−3.42(m,3H),2.47−2.46(m,1H),2.30−2.18(m,4H),1.38−1.23(m,4H),1.12−1.10(m,2H),0.86−0.84(m,2H).
【0667】
実施例160:(R)−7−シアノ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−160)
【化472】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、化合物B−197(化合物B−198との混合物として)(80mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−111(59mg、0.39mmol)から化合物(R)−160を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−7−シアノ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−160)(19mg、32%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.52分、純度:100%;LCMS(M):tR=0.860分,338.1 m/z(M+1);1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.25(d,J=10.4Hz,2H),7.92(d,J=6.8Hz,1H),7.63(t,J=8.0Hz,1H),7.64(t,J=8.0Hz,1H),4.34(s,1H),3.42−3.37(m,1H),3.25−3.22(m,1H),3.13−3.06(m,2H),2.24(s,1H),2.14−1.93(m,3H),1.73(m,1H),1.14−0.85(m,4H).
【0668】
実施例161:(R)−7−メトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−161)
【化473】
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基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、化合物B−200(68mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−161を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−7−メトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−161)(79mg、71%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.84分、純度:98.72%;LCMS(M):tR=0.993分,343.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.15(s,1H),7.53(d,J=8.0Hz,1H),7.42(t,J=7.6Hz,1H),7.01(d,J=8.0Hz,1H),4.58(s,1H),4.02(s,3H),3.77−3.59(m,1H),3.59−3.41(m,3H),2.46−2.33(m,2H),2.25−2.18(m,2H),2.04−2.00(m,1H),1.41−1.20(m,4H).
【0669】
実施例162:(R)−6,7−ジフルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−162)
【化474】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−203(60mg、0.34mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−162を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×21.2mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−6,7−ジフルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−162)(20mg、18.2%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.14分、純度:97.6%;LCMS(DD):tR=0.803分,348.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ8.21(d,J=3.6,1H),7.80−7.77(m,1H),7.47−7.41(m,1H),4.59(d,J=2.8,1H),3.73−3.72(m,1H),3.3.61−3.60(m,1H),3.54−3.42(m,2H),2.47(d,J=2.8,1H),2.36−2.33(m,1H),2.26−2.19(m,2H),1.98(s,1H),1.42−1.36(s,1H),1.30−1.21(m,3H).
【0670】
実施例163:(R)−6−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−163)
【化475】
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基本手順Bに従い、反応時間を16時間として、化合物B−290(77mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−163を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 250×21.2mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中10〜40%アセトニトリル(0.05%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−6−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−163)(50mg、46%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.05分、純度:98.40%;LCMS(H):tR=2.503分,331.0 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 7.74(d,J=1H),7.70(s,1H),7.57(s,1H),7.37(dd,J
1=8.5Hz,J
2=1.8Hz,1H),4.60(s,1H),3.76−3.75(m,1H),3.59−3.33(m,3H),2.44(m,1H),2.32−2.14(m,3H),2.00(m,1H),1.35−1.18(m,4H).
【0671】
実施例164:(R)−7−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−164)
【化476】
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基本手順Bに従い、反応時間を16時間として、化合物B−292(77mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−164を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中26〜56%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−7−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾフラン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−164)(40mg、33%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=1.935分、純度:98.61%;LCMS(J):tR=1.341分,331.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 7.72(d,J=8Hz,1H),7.67(s,1H),7.54(d,J=8Hz,1H),7.35(t,J=8Hz,1H),4.63(s,1H),3.80−3.77(m,1H),3.61−3.53(m,1H),3.51−3.44(m,2H),2.49−2.48(m,1H),2.36−2.33(m,1H),2.27−2.19(m,2H),2.03−2.01(m,1H),1.40−1.20(m,4H).
【0672】
実施例165:(R)−7−シクロプロピル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−165)
【化477】
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基本手順Bに従い、反応時間を16時間として、化合物B−205(86mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−165を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−Actus Pro C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−7−シクロプロピル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−165)(25mg、20%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.710分、純度:98.62%;LCMS(B):tR=0.719分,353.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.19(s,1H),7.77(d,J=7.6Hz,1H),7.39(t,J=8Hz,1H),7.15(d,J=7.2Hz,1H),4.60(s,1H),3.78−3.74(m,1H),3.61−3.59(m,1H),3.50−3.45(m,2H),2.48−2.47(m,1H),2.37(m,1H),2.25−2.12(m,3H),2.03−2.02(m,1H),1.42−1.40(m,1H),1.31−1.26(m,3H),1.11−1.09(m,2H),0.85−0.83(m,2H).
【0673】
実施例166:(R)−7−イソプロピル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−166)
【化478】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を14時間として、化合物B−208(86mg、0.40mmol)及び化合物(R)−A−111(60mg、0.40mmol)から化合物(R)−166を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−7−イソプロピル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−166)(80mg、52%収率)、白色の固体として:cSFC解析(B)tR=2.297分、純度:97.72%;LCMS(DD):tR=0.833分,(ES
+)m/z(M+H)
+=355.2;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ8.17−8.17(d,J=2.8Hz,1H),7.79−7.77(d,J=8.0Hz,1H),7.47−7.39(m,2H),4.60−4.60(d,J=2.0Hz,1H),3.78−3.73(m,1H),3.60−3.49(m,1H),3.48−3.42(m,2H),3.29−3.23(m,1H),2.48−2.47(m,1H),2.39−2.29(m,1H),2.26−2.17(m,2H),2.06−2.01(m,1H),1.44−1.38(m,7H),1.30−1.24(m,3H).
【0674】
実施例167:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−7−(トリフルオロメトキシ)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−167)
【化479】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−210(103mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−111(60mg、0.39mmol)から化合物(R)−167を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−Actus Pro C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−7−(トリフルオロメトキシ)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−167)(90mg、53%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=1.854分、純度:97.78%;LCMS(B):tR=0.723分,(ES
+)m/z(M+H)
+=397.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.23(s,1H),7.94(d,J=8.0Hz,1H),7.54(t,J=8.4Hz,1H),7.44(d,J=7.6Hz,1H),4.58(d,J=2.4Hz,1H),3.72−3.71(m,1H),3.59−3.51(m,1H),3.49−3.40(m,2H),2.46−2.45(m,1H),2.34−2.32(m,1H),2.24−2.17(m,2H),2.04−2.01(m,1H),1.39−1.35(m,1H),1.28−1.19(m,3H).
【0675】
実施例168:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−168)
【化480】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−213(86mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−168を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中19〜49%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−168)(50mg、38%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.70分、純度:100%;LCMS(B):tR=0.570分,(ES
+)m/z(M+H)
+=397.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.21(s,1H),7.80(dd,J
1=3.6Hz,J
2=0.8Hz,1H),7.46−7.42(m,1H),7.37(d,J=6.8Hz,1H),4.56(d,J=2.4Hz,1H),4.11−4.07(m,2H),3.75−3.76(m,1H),3.69−3.64(m,2H),3.61−3.60(m,1H),3.59−3.40(m,2H),3.12−3.08(m,1H),2.45−2.43(m,1H),2.21−2.20(m,1H),2.19−2.17(m,2H),1.98−1.92(m,5H),1.41−1.39(m,1H),1.33−1.25(m,2H),1.23−1.17(m,1H).
【0676】
実施例169:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2−カルボキサミド((R)−169)
【化481】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、ベンゾ[d]オキサゾール−2−カルボン酸(53mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−169を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 250×50mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中16〜46%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2−カルボキサミド(化合物(R)−169)(50mg、51%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=1.77分、純度:97.86%;LCMS(J):tR=1.022分,298.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 7.87(d,J=7.6Hz,1H),7.75(d,J=8.0Hz,1H),7.56(td,J
1=8.0Hz,J
2=1.2Hz,1H),7.50(td,J
1=8.0Hz,J
2=1.2Hz,1H),4.22(d,J=2.0Hz,1H),3.23−3.22(m,1H),3.08−3.05(m,1H),2.94−2.86(m,2H),2.15−1.13(m,1H),1.97(m,1H),1.87−1.83(m,2H),1.58−1.54(m,1H),0.92−0.88(m,2H),0.77−0.74(m,1H),0.70−0.65(m,1H).
【0677】
実施例170:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−1H−インドール−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−170)
【化482】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を16時間として、1H−インドール−2−カルボン酸(70mg、0.43mmol)及び化合物(R)−A−111(60mg、0.39mmol)から化合物(R)−170を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 250×50、粒径:10μm;移動相:H
2O中30〜60%アセトニトリル(0.5%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−1H−インドール−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−170)(40mg、35%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.56分、純度:98.54%;LCMS(J):tR=1.11分,296.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 7.66−7.64(d,J=8.0Hz,1H),7.48−7.46(d,J=8.4Hz,1H),7.30−7.24(m,2H),7.11−7.08(t,J=7.6Hz,1H),4.62−4.61(d,J=2.0Hz,1H),3.75−3.74(m,1H),3.60−3.59(m,1H),3.51−3.44(m,2H),2.45−2.37(m,2H),2.24−2.18(m,2H),2.04−2.00(m,1H),1.39−1.37(m,1H)1.30−1.16(m,3H).
【0678】
実施例171:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)チエノ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−171)
【化483】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、チエノ[2,3−c]ピリジン−2−カルボン酸(59mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−171を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中19〜49%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)チエノ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−171)(40mg、39%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.41分、純度:100%;LCMS(K):tR=0.776分,(ES
+)m/z(M+H)
+=314.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 9.73(s,1H),8.70(s,1H),δ 8.69(s,1H),8.58(d,J=6.4Hz 1H),4.61(d,J=2.8Hz 1H),3.86−3.81(m,1H),3.60−3.55(m,1H),3.47−3.40(m,2H),2.48−2.37(m,2H),2.24−2.15(m,2H),2.03−1.99(m,1H),1.43−1.30(m,3H),1.18−1.16(m,1H).
【0679】
実施例172:(R)−6−クロロ−5−フルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−172)
【化484】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−215(91mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−172を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−D;カラム:Boston Green ODS C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中42〜72%アセトニトリル(0.225%FA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6−クロロ−5−フルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−172)(50mg、38%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.50分、純度:100%;LCMS(B):tR=0.712分,365.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.12−8.11(d,J=6.8Hz,1H),8.07(s,1H),7.79−7.77(d,J=9.6Hz,1H),4.56−4.55(m,1H),3.69−3.68(m,1H),3.59−3.58(m,1H),3.49−3.44(m,2H),2.45−2.44(m,1H),2.33−2.30(m,1H),2.23−2.16(m,2H),2.01(m,1H),1.37−1.33(m,1H),1.25−1.18(m,3H).
【0680】
実施例173:(R)−5−フルオロ−6−メトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−173)
【化485】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を16時間として、化合物B−216(60mg、0.27mmol)及び化合物(R)−A−111(40mg、0.27mmol)から化合物(R)−173を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex SynergiC18 250×21.2mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中15〜45%アセトニトリル(0.05%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−5−フルオロ−6−メトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−173)(80mg、76%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.54分、純度:97.70%;LCMS(B):tR=0.649分,361.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.04(s,1H),7.64−7.61(m,2H),4.57−4.56(d,J=2.0Hz,1H),3.98(s,3H),3.76−3.72(m,1H),3.60−3.52(m,1H),3.50−3.45(m,2H),2.45−2.44(m,J=2.8Hz,1H),2.35−2.34(m,1H),2.25−2.18(m,2H),2.02−2.01(m,1H),1.41−1.36(m,1H)1.28−1.19(m,3H).
【0681】
実施例174:(R)−5,6−ジフルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−174)
【化486】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、化合物B−295(0.10g、0.47mmol)及び化合物(R)−A−111(71mg、0.47mmol)から化合物(R)−174を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 250×50mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中40〜46%アセトニトリル(0.05%アンモニア、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−5,6−ジフルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−174)(50mg、28%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.17分、純度:96.13%;LCMS(GG):tR=2.016分,349.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.14(s,1H),7.93−7.89(q,1H),7.86−7.82(q,1H),4.59−4.57(m,1H),3.77−3.73(m,1H),3.60−3.59(m,1H),3.50−3.45(m,2H),2.46(m,1H),2.36(m,1H),2.25−2.18(m,2H),2.02−2.01(m,1H),1.40(m,1H),1.39−1.19(m,3H).
【0682】
実施例175:(R)−6−クロロ−5,7−ジフルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−175)
【化487】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、化合物B−221(40mg、0.16mmol)及び化合物(R)−A−111(24mg、0.16mmol)から化合物(R)−175を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−Actus Pro C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.5%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6−クロロ−5,7−ジフルオロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオ−フェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−175)(50mg、74%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.440分、純度:100.00%;LCMS(GG):tR=2.353分,383.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.20(d,J=2.8Hz,1H),7.76−7.73(d,J=8.8Hz,1H),4.59(m,1H),3.73−3.71(m,1H),3.60(m,1H),3.54−3.42(m,2H),2.47(m,1H),2.38−2.33(m,1H),2.23−2.20(m,2H),2.02(m,1H),1.39−1.37(m,1H),1.29−1.21(m,3H).
【0683】
実施例176:(R)−7−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−176)
【化488】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−223(51mg、0.26mmol)及び化合物(R)−A−111(40mg、0.26mmol)から化合物(R)−176を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−H;カラム:Waters Xbridge 150×25、粒径:5μm;移動相:H
2O中34〜64%アセトニトリル(0.05%アンモニア、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−7−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−176)(40mg、42%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.526分、純度:97.61%;LCMS(B):tR=0.677分,(ES
+)m/z(M+H)
+=327.2;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.19(s,1H),7.79(d,J=8.0Hz,1H),7.40(t,J=7.2Hz,1H),7.31(d,J=7.2Hz,1H),4.60(d,J=3.6Hz,1H),3.78−3.74(m,1H),3.60−3.50(m,1H),3.49−3.45(m,2H),2.58(s,3H),2.48−2.47(m,1H),2.46−2.37(m,1H),2.26−2.20(m,2H),2.02−2.00(m,1H),1.43−1.37(m,1H),1.30−1.20(m,3H).
【0684】
実施例177:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−7−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−177)
【化489】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−226(68mg、0.26mmol)及び化合物(R)−A−111(40mg、0.26mmol)から化合物(R)−177を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−C;カラム:Phenomenex Gemini C18 250×50mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中42〜72%アセトニトリル(0.05%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−7−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−177)(40mg、35%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.16分、純度:98.49%;LCMS(DD):tR=0.790分,395.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.20(s,1H),7.99−7.93(m,1H),7.51−7.48(m,2H),4.58(d,J=3.0Hz,1H),3.81(q,J=10.8Hz,2H),3.73(m,1H),3.59−3.57(m,1H),3.48−3.40(m,2H),2.46−2.45(m,1H),2.38−2.32(m,1H),2.24−2.17(m,2H),2.03−1.96(m,1H),1.39−1.36(m,1H),1.29−1.20(m,3H).
【0685】
実施例178:(R)−7−(ジメチルアミノ)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−178)
【化490】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−228(110mg、粗製)及び化合物(R)−A−111(75mg、0.49mmol)から化合物(R)−178を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中19〜49%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−7−(ジメチルアミノ)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−178)(38mg、18%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.86分、純度:99.74%;LCMS(FF):tR=2.147分,(ES
+)m/z(M+H)
+=356.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.45(s,1H),8.15(d,J=8Hz,1H),7.88(d,J=7.6Hz,1H),7.69−7.65(m,1H),4.59(d,J=2.4Hz,1H),3.79−3.77(m,1H),3.58−3.57(m,1H),3.49(s,6H),3.48−3.43(m,2H),2.47−2.38(m,2H),2.24−2.17(m,2H),2.00−1.99(m,1H),1.42−1.26(m,3H),1.18−1.16(m,1H).
【0686】
実施例179:(R)−7−(メチルスルホニル)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−179)
【化491】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−297(101mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−111(60mg、0.39mmol)から化合物(R)−179を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 250×50mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中23〜53%アセトニトリル(0.05%アンモニア、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−7−(メチルスルホニル)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−179)(95mg、56%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=0.83分、純度:100%;LCMS(EE):tR=2.449分,(ES
+)m/z(M+H)
+=391.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.24(d,J=6.4Hz,1H),8.06(d,J=7.2Hz,1H),7.68(t,J=7.6Hz,1H),4.56(d,J=2.4Hz,1H),3.69−3.68(m,1H),3.57−3.56(m,1H),3.48−3.41(m,2H),3.18(s,3H),2.44(d,J=3.2Hz,1H),2.32−2.29(m,1H),2.21−2.16(m,2H),2.01−1.98(m,1H),1.34−1.31(m,1H),1.25−1.18(m,3H).
【0687】
実施例180:(R)−7−モルホリノ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−180)
【化492】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−299(104mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−111(60mg、0.39mmol)から化合物(R)−180を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−Actus Pro C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中18〜48%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−7−モルホリノ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−180)(30mg、18%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.88分、純度:99.09%;LCMS(Z):tR=1.424分,(ES
+)m/z(M+H)
+=398.2;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.11(d,J=7.2Hz,1H),7.62(d,J=8.0Hz,1H),7.41(t,J=8.0Hz,1H),7.13(d,J=7.2Hz,1H),4.56(s,1H),3.90(t,J=4.2Hz,4H),3.71−3.69(m,1H),3.57(m,1H),3.50−3.41(m,2H),3.20(s,4H),2.43(d,J=2.4Hz,1H),2.32−2.30(m,1H),2.21−2.13(m,2H),2.01−1.97(m,1H),1.36−1.33(m,1H),1.26−1.19(m,2H).
【0688】
実施例181:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−7−(チアゾール−2−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−181)
【化493】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−230(69mg、0.26mmol)及び化合物(R)−A−111(40mg、0.26mmol)から化合物(R)−181を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−H;カラム:Waters Xbridge 150×25mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中32〜62%アセトニトリル(0.05%アンモニア、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−7−(チアゾール−2−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−181)(60mg、53%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.965分、純度:100%;LCMS(GG):tR=2.138分,(ES
+)m/z(M+H)
+=396.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.20(s,1H),8.08−8.03(m,3H),7.68(d,J=3.2Hz,1H),7.59(t,J=8.0Hz,1H),4.60(d,J=2.4Hz,1H),3.77−3.73(m,1H),3.59−3.48(m,1H),3.46−3.44(m,2H),2.48−2.47(m,1H),2.36−2.35(m,1H),2.24−2.17(m,2H),2.07−2.00(m,1H),1.38−1.36(m,1H),1.30−1.22(m,3H).
【0689】
実施例182:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)イソキノリン−3−カルボキサミド塩酸塩((R)−182)
【化494】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、イソキノリン−3−カルボン酸(68mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−111(60mg、0.39mmol)から化合物(R)−182を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−Actus Pro C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中10〜40%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)イソキノリン−3−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−182)(75mg、55%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.251分、純度:99.49%;LCMS(B):tR=0.562分,(ES
+)m/z(M+H)
+=308.2;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 9.71(s,1H),9.20(s,1H),8.54(d,J=8.4Hz,1H),8.40(d,J=8.4Hz,1H),8.25(t,J=7.2Hz,1H),8.10(t,J=7.6Hz,1H),4.70(d,J=2.0Hz,1H),3.89−3.85(m,1H),3.63−3.62(m,1H),3.56−3.48(m,2H),2.55−2.54(m,1H),2.45−2.43(m,1H),2.29−2.22(m,2H),2.09−2.04(m,1H),1.46−1.34(m,3H),1.26−1.23(m,1H).
【0690】
実施例183:(R)−2−シクロプロピル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド塩酸塩((R)−183)
【化495】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、化合物B−301(66mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−183を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−Actus Pro C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中20〜50%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−2−シクロプロピル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾフラン−5−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−183)(50mg、45%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.40分、純度:97.21%;LCMS(BB):tR=0.944分,337.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 7.99(d,J=0.8Hz,1H),7.72−7.69(dd,J
1=8.4Hz,J
2=1.6Hz,1H),7.47−7.45(d,J
1=8.8Hz,1H),6.57(s,1H),4.59−4.58(d,J=2Hz,1H),3.71−3.69(m,1H),3.60−3.58(m,1H),3.49−3.42(m,2H),2.46−2.45(m,1H),2.32(m,1H),2.23−2.12(m,3H),1.99(m,1H),1.41−1.40(m,1H),1.27−1.22(m,3H),1.07−1.05(m,2H),1.00−0.98(m,2H).
【0691】
実施例184:(R)−7−(tert−ブチル)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−184)
【化496】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を3時間として、化合物B−233(80mg、0.34mmol)及び化合物(R)−A−111(52mg、0.34mmol)から化合物(R)−184を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:Phenomenex Gemini C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中32〜62%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2N塩酸に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−7−(tert−ブチル)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−184)(70mg、51%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.25分、純度:98.87%;LCMS(FF):tR=2.648分,369.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.15(s,1H),7.81(d,J
1=7.6Hz,1H),7.50−7.48(m,1H),7.45−7.41(m,1H),4.61(s,1H),3.77−3.73(m,1H),3.62−3.60(m,1H),3.52−3.43(m,2H),2.48−2.17(m,4H),2.06−2.01(m,1H),1.58(s,9H),1.42−1.36(m,1H),1.30−1.22(m,3H).
【0692】
実施例185:(R)−7−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド((R)−185)
【化497】
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基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、化合物B−303(78mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−185を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 250×50mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中32〜62%アセトニトリル(0.05%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−7−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド(化合物(R)−185)(20mg、17%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.63分、純度:95.08%;LCMS(EE):tR=2.611分,371.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.07(s,1H),7.80(d,J=6.8Hz,1H),7.44−7.38(m,2H),4.23(s,1H),3.28−3.26(m,1H),3.13−3.06(m,1H),2.94−2.87(m,2H),2.12(m,1H),2.03−1.97(m,1H),1.89−1.85(m,2H),1.71(s,6H),1.58(m,1H),0.93−0.87(m,2H),0.80−0.67(m,2H).
【0693】
実施例186:(R)−7−フェニル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−186)
【化498】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、化合物B−235(99mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−111(60mg、0.39mmol)から化合物(R)−186を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−7−フェニル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物(R)−186)(70mg、46%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.19分、純度:98.88%;LCMS(Y):tR=0.752分,389.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.24(s,1H),7.94(d,J=8.0Hz,1H),7.72(d,J=7.2Hz,2H),7.59−7.45(m,5H),4.58(s,1H),3.78−3.71(m,1H),3.49−3.48(m,1H),3.46−3.44(m,2H),2.46−2.45(m,1H),2.30−2.12(m,3H),2.04−2.00(m,1H),1.43−1.37(m,1H),1.32−1.30(m,2H),1.27−1.25(m,1H).
【0694】
実施例187:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−7−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−187)
【化499】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−307(94mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−187を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 250×50mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中46〜76%アセトニトリル(0.05%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−7−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−187)(64mg、46%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.08分、純度:98.79%;LCMS(FF):tR=2.597分,421.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.71(d,J=8.0Hz,0.1H),8.19(s,1H),7.95(d,J=7.6Hz,1H),7.62(d,J=7.2Hz,1H),7.49(t,J=7.6Hz,1H),4.58(d,J=2.0Hz,1H),3.76−3.72(m,1H),3.59−3.58(m,1H),3.50−3.40(m,2H),2.46−2.45(m,1H),2.34−2.33(m,1H),2.25−2.17(m,2H),2.01−1.99(m,1H),1.56−1.53(m,2H),1.41−1.35(m,1H),1.28−1.18(m,5H).
【0695】
実施例188:(R)−7−(1−メチルシクロプロピル)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩((R)−188)
【化500】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を2時間として、B−237(76mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−188を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−7−(1−メチルシクロプロピル)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−188)(29mg、24%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.30分、純度:95.77%;LCMS(GG):tR=3.152分,367.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.65(d,J=8.0Hz,1H),8.17(s,1H),7.80(d,J=6.8Hz,1H),7.45−7.39(m,2H),4.60(s,1H),3.78−3.71(m,1H),3.60−3.52(m,1H),3.50−3.44(m,2H),2.48−2.34(m,2H),2.26−2.19(m,2H),2.02−2.01(m,1H),1.48(s,3H),1.38−1.21(m,4H),0.96−0.93(m,2H),0.88−0.85(m,2H).
【0696】
実施例189:(R)−6−エトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−189)
【化501】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−240(88mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−111(60mg、0.39mmol)から化合物(R)−189を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 250×50mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中34〜64%アセトニトリル(0.05%アンモニア、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6−エトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−189)(64mg、41%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.68分、純度:99.24%;LCMS(EE):tR=2.864分,(ES
+)m/z(M+H)
+=357.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.01(d,J=4.0Hz,1H),7.76(d,J=8.8Hz,1H),7.41(d,J=1.6Hz,1H),7.02(dd,J=8.8,2.0Hz,1H),4.53(d,J=2.8Hz,1H),4.10(q,J=6.8Hz,2H),3.69−3.67(m,1H),3.55(m,1H),3.49−3.41(m,2H),2.41(d,J=2.8Hz,1H),2.32−2.29(m,1H),2.20−2.13(m,2H),1.97(m,1H),1.41(t,J=7.0Hz,3H),1.34−1.31(m,1H),1.24−1.18(m,3H).
【0697】
実施例190:(R)−7−エトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−190)
【化502】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を16時間として、化合物B−243(73mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−190を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:YMC−Actus Pro C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−7−エトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−190)(22mg、19%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.81分、純度:99.20%;LCMS(EE):tR=2.914分,(ES
+)m/z(M+H)
+=357.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):8.13(s,1H),7.49(d,J=7.6Hz,1H),7.39−7.34(m,1H),6.95(d,J=7.6Hz,1H),4.56(d,J=2.4Hz,1H),4.25(dd,J
1=14Hz,J
2=7.6Hz,2H),3.76−3.71(m,1H),3.57−3.55(m,1H),3.50−3.40(m,2H),2.44−2.43(m,1H),2.37−2.33(m,1H),2.22−2.15(m,2H),2.02−1.98(m,1H),1.50−1.46(m,3H),1.39−1.38(m,1H),1.31−1.53(m,3H).
【0698】
実施例191:(R)−7−イソプロポキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−191)
【化503】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−246(63mg、0.26mmol)及び化合物(R)−A−111(40mg、0.26mmol)から化合物(R)−191を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中23〜48%アセトニトリル(0.05%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−7−イソプロポキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−191)(32mg、30%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.480分、純度:96.59%;LCMS(FF):tR=2.502分,(ES
+)m/z(M+H)
+=371.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.09(s,1H),7.49(d,J=8.0Hz,1H),7.38(t,J=8.0Hz,1H),6.99(d,J=8.0Hz,1H),4.86−4.80(m,1H),4.57(d,J=2.8Hz,1H),3.74−3.71(m,1H),3.59−3.57(m,1H),3.50−3.43(m,2H),2.45−2.44(m,1H),2.36−2.34(m,1H),2.24−2.16(m,2H),2.03−1.98(m,1H),1.42(s,3H),1.40(s,3H),1.38−1.36(m,1H),1.37−1.16(m,3H).
【0699】
実施例192:(R)−6−クロロ−7−メトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−192)
【化504】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−248(64mg、0.26mmol)及び化合物(R)−A−111(40mg、0.26mmol)から化合物(R)−192を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;Phenomenex Synergi C18 C18 150×30mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中23〜48%アセトニトリル(0.05%HCl;,v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−6−クロロ−7−メトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−192)(25mg、23%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.490分、純度:100%;LCMS(FF):tR=2.447分,(ES
+)m/z(M+H)
+=377.0;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.16(s,1H),7.67(d,J=8.8Hz,1H),7.47(d,J=8.4Hz,1H),4.57(d,J=2.4Hz,1H),4.04(s,3H),3.72−3.71(m,1H),3.59−3.57(m,1H),3.50−3.43(m,2H),2.45−2.44(m,1H),2.37−2.31(m,1H),2.23−2.17(m,2H),2.03−1.99(m,1H),1.38−1.37(m,1H),1.29−1.20(m,3H).
【0700】
実施例193:(R)−7−メトキシ−6−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−193)
【化505】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−251(73mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−193を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 250×50mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中33〜63%アセトニトリル(0.05%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−7−メトキシ−6−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−193)(58mg、45%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.48分、純度:94.50%;LCMS(EE):tR=2.842分,357.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.11(s,1H),7.58(d,J=8.0Hz,1H),7.29(d,J=8.0Hz,1H),4.56(d,J=2.8Hz,1H),3.95(s,3H),3.76−3.71(m,1H),3.58−3.57(m,1H),3.49−3.40(m,2H),2.44−2.43(m,1H),2.41(s,3H),2.34(m,1H),2.23−2.16(m,2H),2.01−1.95(m,1H),1.38−1.36(m,1H),1.28−1.19(m,3H).
【0701】
実施例194:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−1H−インダゾール−3−カルボキサミド塩酸塩((R)−194)
【化506】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を3時間として、1H−インダゾール−3−カルボン酸(59mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.36mmol)から化合物(R)−194を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−F;カラム:YMC−Actus Pro−C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中12〜37%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−1H−インダゾール−3−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−194)(40mg、41%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.27分、純度:98.71%;LCMS(FF):tR=1.984分,297.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.19(d,J=8.4Hz,1H),7.62(d,J=8.8Hz,1H),7.46(t,J=7.4Hz,1H),7.29(t,J=7.6Hz,1H),4.65(s,1H),3.75−3.72(m,1H),3.62−3.45(m,3H),2.49−2.38(m,1H),2.29−2.21(m,3H),2.06−1.98(m,1H),1.41−1.37(m,1H),1.31−1.21(m,3H).
【0702】
実施例195:(R)−1−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−1H−インドール−6−カルボキサミド((R)−195)
【化507】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を3時間として、1−メチル−1H−インドール−6−カルボン酸(60mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−111(69mg、0.39mmol)から化合物(R)−195を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−C;カラム:Phenomenex Gemini C18 250×50mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.05%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−1−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−1H−インドール−6−カルボキサミド(化合物(R)−195)(60mg、32%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.99分、純度:100.00%;LCMS(FF):tR=2.071分,310.0 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 7.95(s,1H),7.63−7.61(m,1H),7.55(dd,J
1=8.0Hz,J
1=1.2Hz,1H),7.35(d,J=2.8Hz,1H),6.51(d,J=2.8Hz,1H),4.27(s,1H),3.91(s,3H),3.28−3.25(m,1H),3.10−2.87(m,3H),2.14−2.12(m,1H),2.03−1.85(m,3H),1.59−1.53(m,1H),0.92−0.89(m,2H),0.77−0.70(m,2H).
【0703】
実施例196:(R)−7−シクロプロピル−6−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−196)
【化508】
[この文献は図面を表示できません]
基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−255(76mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−196を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 250×50mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中44〜74%アセトニトリル(0.05%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−7−シクロプロピル−6−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−196)(59mg、49%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.79分、純度:98.99%;LCMS(GG):tR=2.210分,367.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.08(s,1H),7.67(d,J=8.0Hz,1H),7.26(d,J=8.0Hz,1H),4.56(d,J=2.0Hz,1H),3.73−3.72(m,1H),3.58−3.56(m,1H),3.49−3.42(m,2H),2.56(s,3H),2.44−2.43(m,1H),2.34−2.33(m,1H),2.23−2.15(m,2H),2.06−1.99(m,2H),1.42−1.37(m,1H),1.29−1.12(m,5H),0.81−0.77(m,2H).
【0704】
実施例197:(R)−6−フルオロ−7−メトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−197)
【化509】
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基本手順Bに従い、反応時間を3時間として、化合物B−258(74mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−197を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Phenomenex Synergi C18 250×21.2mm、粒径:4μm;移動相:H
2O中25〜55%アセトニトリル(0.05%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−6−フルオロ−7−メトキシ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−197)(55mg、42%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.27分、純度:100%;LCMS(GG):tR=1.936分,361.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.11(s,1H),7.60(dd,J
1=8.4Hz,J
2=4.0Hz,1H),7.27(dd,J
1=12Hz,J
2=8.4Hz,1H),4.56(s,1H),4.12(d,J=2.4Hz,3H),3.71(m,1H),3.57(m,1H),3.49−3.39(m,2H),2.44−2.32(m,2H),2.22−2.16(m,2H),2.00−1.95(m,1H),1.40−1.34(m,1H),1.27−1.17(m,3H).
【0705】
実施例198:(R)−7−シアノ−6−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−198)
【化510】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−260(64mg、0.30mmol)及び化合物(R)−A−111(45mg、0.30mmol)から化合物(R)−198を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 250×50mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中34〜64%アセトニトリル(0.05%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−7−シアノ−6−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−198)(51mg、49%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.56分、純度:97.32%;LCMS(GG):tR=2.059分,352.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.22(s,1H),8.08(d,J=8.0Hz,1H),7.48(d,J=8.0Hz,1H),4.57(d,J=2.4Hz,1H),3.76−3.72(m,1H),3.59−3.57(m,1H),3.51−3.40(m,2H),2.68(s,3H),2.46−2.45(m,1H),2.38−2.32(m,1H),2.24−2.17(m,2H),2.03−1.96(m,1H),1.40−1.36(m,1H),1.31−1.25(m,2H),1.21−1.19(m,1H).
【0706】
実施例199:(R)−7−(メトキシメチル)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−199)
【化511】
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基本手順Bに従い、反応時間を1時間として、化合物B−264(0.11g、0.51mmol)及び化合物(R)−A−111(70mg、0.46mmol)から化合物(R)−199を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−E;カラム:Agella Venusil ASB C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中27〜57%アセトニトリル(0.5%HCl、v/v添加)]によって精製することにより、以下を得た:
(R)−7−(メトキシメチル)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−199)(98mg、60%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.88分、純度:99%;LCMS(Y):tR=2.265分,357.2 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.59(d,J=8.4Hz,1H),8.17(s,1H),7.92−7.89(m,1H),7.48−7.45(m,2H),4.77(s,2H),4.60−4.59(m,1H),3.77−3.72(m,1H),3.61−3.60(m,1H),3.51−3.50(m,2H),3.43(s,3H),2.47−2.39(m,1H),2.36−2.33(m,1H),2.26−2.20(m,2H),2.19−1.98(m,1H),1.37−1.22(m,4H).
【0707】
実施例200:(R)−6−(メトキシメチル)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−200)
【化512】
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基本手順Bに従い、反応時間を5時間として、化合物B−311(96mg、0.43mmol)及び化合物(R)−A−111(60mg、0.39mmol)から化合物(R)−200を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 250×50mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中31〜61%(0.05%アンモニア、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6−(メトキシメチル)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−200)(75mg、39%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.64分、純度:98.75%;LCMS(FF):tR=2.253分,357.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.18(s,1H),7.93−7.91(m,2H),7.43(d,J=9.2Hz,1H),4.60(s,2H),4.58(s,1H),3.76−3.74(m,1H),3.59−3.57(m,1H),3.52−3.43(m,5H),2.46−2.45(m,1H),2.37−2.34(m,1H),2.24−2.18(m,2H),2.01−1.97(m,1H),1.42−1.39(m,1H),1.34−1.25(m,2H),1.21−1.18(m,1H).
【0708】
実施例201:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−チエノ[3,2−h]クロメン−8−カルボキサミド塩酸塩((R)−201)
【化513】
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基本手順Bに従い、反応時間を16時間として、化合物B−268(92mg、0.39mmol)及び化合物(R)−A−111(60mg、0.39mmol)から化合物(R)−201を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 250×50mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中36〜66%アセトニトリル(0.05%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−チエノ[3,2−h]クロメン−8−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−201)(40mg、28%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=3.18分、純度:94.85%;LCMS(GG):tR=1.978分,(ES
+)m/z(M+H)
+=369.1;
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.06(s,1H),7.41−7.39(d,J=8.0Hz,1H),7.17−7.15(d,J=8.0Hz,1H),4.58(d,J=2.4Hz,1H),4.38−4.36(t,J=5.2Hz,2H),3.73−3.70(m,1H),3.60−3.59(m,1H),3.52−3.43(m,2H),2.94−2.91(t,J=6.4Hz,2H),2.46−2.45(m,1H),2.38−2.35(m,1H),2.24−2.19(m,2H),2.15−2.11(m,2H),2.10−1.97(m,1H),1.41−1.35(m,1H),1.28−1.19(m,3H).
【0709】
実施例202:(R)−2−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキサミド−塩酸塩((R)−202)
【化514】
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基本手順Bに従い、反応時間を3時間として、化合物B−275(63.13mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−202を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:Welch Ultimate AQ−C18 150×30mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中22〜52%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−2−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−202)(50mg、22%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.42分、純度:100.00%;LCMS(GG):tR=1.970分,327.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.32(s,1H),7.78(t,J=10Hz,1H),7.15(s,1H),4.60(s,1H),3.74−3.51(m,2H),3.50−3.41(m,2H),2.65(s,3H),2.47(m,1H),2.36−2.16(m,3H),2.03−2.00(m,1H),1.40−1.21(m,4H).
【0710】
実施例203:(R)−2−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキサミド塩酸塩((R)−203)
【化515】
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基本手順Bに従い、反応時間を4.5時間として、化合物B−278(70mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−203を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−A;カラム:Phenomenex Gemini C18 250×50mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中38〜68%アセトニトリル(0.05%NH
3・H
2O、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−2−クロロ−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−6−カルボキサミド塩酸塩((R)−203)(45mg、39%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.47分、純度:99.28%;LCMS(FF):tR=2.342分,347.0 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.60−8.58(d,J=8.0Hz,0.4H),8.32(s,1H),7.83(s,2H),7.41(s,1H),4.58(s,1H),3.71−3.58(m,2H),3.49−3.41(m,2H),2.46(s,1H),2.31−2.16(m,3H),1.99−1.97(m,1H),1.37−1.35(m,1H),1.26−1.22(m,3H).
【0711】
実施例204:(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−8,9−ジヒドロ−7H−チエノ[2,3−f]クロメン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−204)
【化516】
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基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、化合物B−272(77mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−204を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:Xtimate C18 150×25mm、粒径:5μm;移動相:H
2O中17〜47%アセトニトリル(0.1%TFA、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)−8,9−ジヒドロ−7H−チエノ[2,3−f]クロメン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−204)(30mg、23%収率)、黄色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.902分、純度:99.03%;LCMS(FF):tR=2.372分,369.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.09(s,1H),7.66−7.64(d,J=8.8Hz,1H),6.94−6.92(d,J=8.8Hz,1H),4.58(s,1H),4.29−4.26(m,2H),3.74−3.73(m,1H),3.59(m,1H),3.52−3.41(m,2H),2.88−2.85(m,2H),2.36(m,1H),2.33−2.23(m,1H),2.21−2.14(m,4H),2.04−2.01(m,1H),1.39−1.37(m,1H),1.28−1.20(m,3H).
【0712】
実施例205:(R)−6−クロロ−7−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩((R)−205)
【化517】
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基本手順Bに従い、反応時間を12時間として、化合物B−281(82mg、0.33mmol)及び化合物(R)−A−111(50mg、0.33mmol)から化合物(R)−205を調製した。この生成物を分取HPLC[機器:GX−B;カラム:Phenomenex Gemini C18 250×50mm、粒径:10μm;移動相:H
2O中41〜71%アセトニトリル(0.05%アンモニア、v/v添加)]によって精製した。得られた固体を0.2M塩酸溶液に溶解し、再び凍結乾燥することにより、以下を得た:
(R)−6−クロロ−7−メチル−N−(1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド−塩酸塩(化合物(R)−205)(30mg、25%収率)、白色の固体として:cSFC解析(A)tR=2.539分、純度:100.00%;LCMS(GG):tR=2.235分,361.1 m/z(M+1);
1H−NMR(CD
3OD,400MHz):δ 8.17(s,1H),7.78−7.75(d,J=8.4Hz,1H),7.49−7.47(d,J=8.4Hz,1H),4.60−4.58(m,1H),3.74−3.73(m,1H),3.59−3.46(m,3H),2.62(m,3H),2.47−2.46(m,1H),2.36(m,1H),2.26−2.20(m,3H),2.18−2.00(m,1H),1.39−1.37(m,1H),1.30−1.20(m,3H).
【0713】
実施例206:基本手順Bに従い、前出の例と同様の方法で表2に掲載する以下の化合物を作製した:
【0714】
【表2】
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【0715】
【表3】
[この文献は図面を表示できません]
【0716】
【表4】
[この文献は図面を表示できません]
【0717】
結晶化実験
実施例207:(R)−2,2−ジメチル−N−((R)−1−フェニルエチル)キヌクリジン−3−アミンモノフマル酸塩((R,R)−A−107モノフマル酸塩)
【化518】
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酢酸エチル中2,2−ジメチル−N−((R)−1−フェニルエチル)キヌクリジン−3−アミン(41mg、0.16mmol、ジアステレオマーの1.6/98.4混合物)の溶液を20ミクロンPTFEフィルタでろ過し、濃縮し、ジエチルエーテル(4mL)で取り出した。次に、ジエチルエーテル/メタノール(9:1、v/v、0.16mmol、2.0mL)中の0.8Mフマル酸溶液を加えた。油状沈殿物が形成され、これは細い針状になった。この混合物を濃縮し、メタノール(1mL)で取り出した。酢酸エチル(10mL)を加え、混合物を週末中静置しておくと、その間に結晶が形成された。溶媒をデカントし、結晶を酢酸エチル(3×2mL)で洗浄し、真空乾燥させることにより、(R,R)−A−107モノフマル酸塩(57mg、96%収率)を無色の結晶として得た。1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.41−7.26(m,4H),7.26−7.16(m,1H),6.42(s,2H),3.69(q,J=6.5Hz,2H),3.38−3.12(m,2H),2.99−2.84(m,2H),2.38−2.31(m,1H),2.06−1.91(m,1H),1.80−1.37(m,7H),1.34(s,3H),1.23(d,J=6.6Hz,3H).
【0718】
Nonius KappaCCD単結晶回折計でグラファイト単色化MoKa線を使用して単結晶回折を実施した。計測時、結晶は−65℃に冷却した。Eval14を使用して回折像を積分した。強度データはローレンツ効果及び偏光効果を補正した。半経験的マルチスキャン吸収補正を適用した(SADABS)。
【0719】
SHELXTによって構造を解いた。この構造解は、バルク結晶の相対配置が(R,R)又は(S,S)のいずれかである[及び(R,S)又は(S,R)でない]ことを示している。非水素原子の異方性変位パラメータを用いる標準方法(SHELXL97による全ての反射のF2に対する精密化)で精密化を実施した。全ての水素原子を計算された位置に置き、親原子にライディングして精密化した。バイフット対を慎重に調べることにより、正しいエナンチオマー((R,R)対(S,S)型)を決定した。この解析から、結晶の大多数が(R,R)型からなることが示された。形成された(R,R)−A−107モノフマル酸塩結晶のX線解析からの配位データを表3に示し、その三次元表現を
図1に示す。
【0720】
【表5】
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【0721】
【表6】
[この文献は図面を表示できません]
【0722】
【表7】
[この文献は図面を表示できません]
【0723】
同じバッチからの多数の一群の結晶を粉末回折によってもまた解析し、単結晶回折によって得られた結晶構造と結晶のバッチ全体の特徴が整合しているか確かめた。Vantec−1検出器を備えたBruker D8 Advanceで、有効角度を約3度、刻み幅0.0166度として粉末回折を実施した。パターンは、集中法湾曲Ge 111結晶でヨハンソンモノクロメータを使用したブラッグ−ブレンターノ配置の反射モードで計測した。回折パターンの計測は、可変スリットで12mmの一定のフットプリントとして5〜50°2θの範囲の単色Cu Kα1線を用いて室温(20℃)で行った。
【0724】
SXRDとPXRDとの結合:
Mercuryソフトウェアを使用して、単結晶回折データを用いて粉末回折パターンを刻み幅0.02°で5〜50°2θの範囲のCu Kα1線でシミュレートした。Bruker TOPASソフトウェアを使用して、計算された粉末回折パターンについて、格子胞パラメータを調整して粉末回折(20℃)と単結晶回折(−65℃)との温度差を補償する。補正後の計算粉末パターンを測定粉末パターンと比較すると、極めて良好なフィットが認められ、測定された回折ピークに割り当てられずに残るものはなかった。補正後の計算粉末パターンに対応しない余分な回折ピークを測定すれば、別の化学種/ジアステレオマー[(R,S)又は(S,R)形]の存在を示し得た。多量/相当量の別のジアステレオマー及び/又は種が別個の結晶相で存在したならば、これが新しい回折ピークを作り出したであろう可能性が最も高いが、これは見られない。従って、結晶バッチに(R,R)型と異なる型が存在することを示唆するものはない。
【0725】
実施例208:(R)−N−((R)−1−フェニルエチル)−1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−アミンビス(4−メチルベンゼンスルホネート)((R,R)−A−113ビス(4−メチルベンゼンスルホネート))
【化519】
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酢酸エチル中のN−((R)−1−フェニルエチル)−1’−アザスピロ[シクロプロパン−1,2’−ビシクロ[2.2.2]オクタン]−3’−アミン(100mg、0.39mmol、ジアステレオマーの1.6/98.4混合物)の溶液に、p−トルエンスルホン酸一水和物(148mg、0.78mmol)の溶液を滴下して加えた。得られた懸濁液を加熱還流し、メタノールを加えて沈殿物をほぼ完全に溶解させた。混合物を室温に放冷し、週末中静置した。溶媒をデカントし、結晶を酢酸エチル(5mL)で洗浄し、真空乾燥させることにより、化合物(R,R)−A−113ビス(4−メチルベンゼンスルホネート)(180mg、77%収率)を無色の結晶として得た。1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 9.46(br s,1H),9.14(br s,1H),8.83(br s,1H),7.64−7.53(m,2H),7.53−7.37(m,7H),7.19−7.10(m,4H),4.60−4.38(m,1H),3.91−3.72(m,1H),3.61−3.21(m,4H),2.72−2.58(m,1H),2.30(s,6H),2.08−1.80(m,4H),1.53(d,J=6.3Hz,3H),1.47−1.02(m,4H).実施例108と同じ技術によって(R,R)−A−113ビス(4−メチルベンゼンスルホネート)の単結晶X線解析を実施した。この解析から、絶対配置が(R,R)形態であることが示された。形成された結晶のX線解析の配位データを表4に示し、その三次元表現を
図2に示す。
【0726】
【表8】
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【0727】
【表9】
[この文献は図面を表示できません]
【0728】
【表10】
[この文献は図面を表示できません]
【0729】
実施例209:
ヒトα7 nAChR結合アッセイ
化合物が放射性リガンドの結合をヒトα7 nAChRから移す能力を、これらのリガンドゲート型イオンチャネルに対する化合物の親和性の尺度として決定した。[
125I]−αブンガロトキシン競合結合アッセイが契約下Cerep Poitiers,Franceによって既発表の方法に従い実施された(Sharples et al.,J Neurosci.2000;20(8):2783−91)。175cm
2フラスコでコンフルエンシーに成長させた、ヒトα7ニコチン性アセチルコリン受容体を安定に発現するSH−SY5Y細胞を、mm単位で:(150 NaCl、8 K
2HPO
4、2 KH
2PO
4、pH7.4、37℃)を含有する温PBSで短時間洗浄し、冷リン酸緩衝液中に剥がし取った。500×gで3分間遠心することにより細胞を洗浄し、10mLの氷冷リン酸緩衝液に再懸濁した。この懸濁液をUltraturaxを使用して10秒間ホモジナイズし、45,000×gで30分間遠心した。ペレットをリン酸緩衝液(元のフラスコにつき0.5mL)に再懸濁した。SH−SY5Y膜(30μgタンパク質)を、0.05nM[
125I]−αBgt及び試験化合物の段階希釈物を含む50mMリン酸緩衝液中2mLの総容積でインキュベートした。α−ブンガロトキシン(1μM)の存在下で非特異的結合を決定した。試料を37℃で120分間インキュベートした。Brandel Cell Harvesterを使用して、Whatman GFA/Eろ紙(PBS中0.3%ポリエチレンイミン中に一晩予浸した)でろ過することにより、反応を終了させた。各条件につきデュプリケートで計測した。シンチレーションカウンターを使用してフィルタの放射活性をカウントした。結果は、試験化合物の存在下で得られた対照特異的結合に対するパーセント阻害率として表した(ここで、阻害(%)=100−[(計測された特異的結合/対照の特異的結合)×100])。
【0730】
ヒルの式:
【数1】
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(式中、Y=特異的結合、A=曲線の左側漸近線、D=曲線の右側漸近線、C=化合物濃度、C
50=IC
50、及びnH=傾き係数)を用いてレプリケート平均値で作成した競合曲線の非線形回帰分析によりIC
50値(対照の特異的結合の最大半量阻害を生じさせる濃度)及びヒル係数(nH)を決定した。
【0731】
この分析は、Cerepで開発されたソフトウェア(Hillソフトウェア)を用いて実施され、市販のソフトウェアSigmaPlot(登録商標)4.0 for Windows(登録商標)((著作権)1997 by SPSS Inc.)によって生成されたデータと比較することによりバリデートされた。阻害定数(K
i)は、チェン・プルソフの式:
【数2】
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(式中、L=アッセイにおける放射性リガンドの濃度、及びKD=受容体に対する放射性リガンドの親和性)を用いて計算した。
【0732】
スキャッチャードプロットを用いてK
dを決定する。結果は表5に提供する(h−a7 Ki(μM)として報告する)。
【0733】
[
3H]BRL 43694競合結合(h−5HT
3 Ki(μM))
[
3H]BRL 43694競合結合アッセイが、Hope,A.G et al.,“Characterization of a human 5−hydroxytryptamine3 receptor type A(h5−HT3R−AS)subunit stably expressed in HEK 293 cells,”Brit.J.Pharmacol.,(1996)118:1237−1245に記載される方法に従い、契約下Cerep Poitiers、Franceによって実施された。
【0734】
端的には、ヒト5−HT
3セロトニン受容体を安定に発現するチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞を、175cm
2フラスコでコンフルエンスになるまで成長させた。培養培地を吸引した後、(mM単位で):(150 NaCl、8 K
2HPO
4、2 KH
2PO
4、pH7.4、37℃)を含有する氷冷PBS中で機械的に撹拌することによって細胞を回収し、4,000gで10分間遠心し、続いて細胞ペレットとして−80℃で保存した。このペレットを必要になったときに解凍し、氷冷ホモジナイゼーション緩衝液(トリス50mM、EGTA 5.0mM、フッ化フェニルメチルスルホニル0.1mM、pH7.6)に再懸濁してホモジナイズした。このホモジネートを48,000g、40℃で10分間遠心した。得られたペレットを、(mM単位で):NaCl 140、KCl 2.8、CaCl
2 1.0;MgCl
2、2.0;HEPES 10(pH7.4)を含有する氷冷結合緩衝液に再懸濁し、上記のとおり遠心した。このペレットを氷冷結合緩衝液に再懸濁し、Lowry et al.,“Protein measurement with the Folin phenol reagent,”J.Biol.Chem.,(1953)193,265−275)の方法によってタンパク質濃度を決定した。膜ホモジネートを結合緩衝液中約600mg/mLのタンパク質濃度となるように調整した。アッセイチューブに、[
3H]BRL 43694及び試験化合物及び0.5mLの膜ホモジネートを含有する総反応容積1mlの等容積の結合緩衝液をロードした。膜ホモジネートを加えることにより結合を開始させ、室温で120分間進行させた。3mlの氷冷結合緩衝液を加えることにより、結合した放射性リガンドと遊離している放射性リガンドとを分離し、予浸(0.1%(v/v)ポリエチレンイミン)したWhatman GF/Bフィルタで直ちに真空ろ過した。結合緩衝液を更に2×3mL加えてフィルタを洗浄し、シンチレーションカウンターを使用して放射活性をカウントした。
【0735】
結果は、試験化合物の存在下で得られた対照特異的結合に対するパーセント阻害率(阻害(%)=100−[(計測された特異的結合/対照の特異的結合)×100])として表した。
【0736】
ヒルの式
【数3】
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(式中、Y=特異的結合、A=曲線の左側漸近線、D=曲線の右側漸近線、C=化合物濃度、C
50=IC
50、及びnH=傾き係数)を用いてレプリケート平均値で作成した競合曲線の非線形回帰分析によりIC
50値(対照の特異的結合の最大半量阻害を生じさせる濃度)及びヒル係数(nH)を決定した。この分析は、Cerepで開発されたソフトウェア(Hillソフトウェア)を用いて実施され、市販のソフトウェアSigmaPlot(登録商標)4.0 for Windows(登録商標)((著作権)1997 by SPSS Inc.)によって生成されたデータと比較することによりバリデートされた。
【0737】
阻害定数(K
i)は、チェン・プルソフの式
【数4】
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(式中、L=アッセイにおける放射性リガンドの濃度、及びKD=受容体に対する放射性リガンドの親和性)を用いて計算した。
【0738】
スキャッチャードプロットを用いてK
dを決定する。結果は表5に提供する(h−5HT
3 Ki(uM)として報告する)。
【0739】
卵母細胞電気生理学的スクリーニング(10μM卵母細胞での%ACh)
卵母細胞電気生理学的スクリーニング試験が契約下HiQScreen Geneva、Switzerlandによって実施された。全ての実験は、cDNA発現方法を用いてアフリカツメガエル(Xenopus laevis)卵母細胞で一過性に発現させたヒトα7 nAChRで行われた。標準的な2電極電圧固定構成(TEVC)を用いて、アセチルコリン又は他のアゴニストリガンドによって誘発される電流を記録した。標準的手順を用いてアフリカツメガエル(X.laevis)卵母細胞を調製し、注入した。簡潔に言えば、ジュネーヴ州の動物の権利に関する規則に従い深麻酔して延髄穿刺したアフリカツメガエル(X.laevis)の雌から卵巣を回収した。卵巣の小片を取って直ちに調製し、一方で残りの部分は、mM単位で:NaCl 88、KCl 1、NaHCO
3 2.4、HEPES 10、MgSO
4・7H2O 0.82、Ca(NO
3)
2・4H
2O 0.33、CaCl
2・6H
2O 0.41を含有するpH7.4の、20μg/mLのカナマイシン、100単位/mLペニシリン及び100μg/mLストレプトマイシンを補足した滅菌バルト溶液中に4℃で置いた。解離後2日目、自動注入器を使用して、ヒトα7ニコチン性アセチルコリン受容体サブユニットをコードする遺伝子を含有する卵母細胞当たり2ngのcDNAを卵母細胞に注入した(Hogg et al.,2008)。全ての記録は18℃で行い、細胞は、mM単位で:NaCl 82.5、KCl 2.5、HEPES 5、CaCl
2・2H
2O 2.5を含有するOR2培地、pH7.4で灌流した。細胞は−80mVに保持した。データは10Hzでフィルタリングし、100Hzで取得し、Matlab(Mathworks Inc.)の下で動く専売のデータ収集及び分析ソフトウェアを用いて分析した。
【0740】
実験プロトコル及び分析
ベースライン膜貫通電流を決定した後、アセチルコリン(ACh)を0.2mMの濃度で5秒間適用して、対照ACh誘発電流応答を決定した。OR2培地(ACh不含)での90秒間の洗浄時間後、次に、0.01mMで適用した試験化合物に細胞を30秒間曝露した。化合物曝露の終了後、再びOR2培地(ACh又は試験化合物不含)で90秒間回復させた後、直ちに同じ基準ACh試験パルスを付与した。全てのデータはトリプリケートで測定した。試験化合物によって誘発された応答は、AChによって誘発された応答のパーセンテージとして表した:
応答(%ACh)=100×(I
test/I
ACh)
(式中、I
testは、0.01mMの試験化合物への曝露中に計測されたピーク内向き電流であり、I
AChは、AChの存在下で計測されたピーク内向き電流である)。
【0741】
結果は表5に提供する(10μM卵母細胞での%AChとして報告する)。
【0742】
【表11】
[この文献は図面を表示できません]
【0743】
【表12】
[この文献は図面を表示できません]
【0744】
【表13】
[この文献は図面を表示できません]
【0745】
【表14】
[この文献は図面を表示できません]
【0746】
【表15】
[この文献は図面を表示できません]
【0747】
【表16】
[この文献は図面を表示できません]
【0748】
【表17】
[この文献は図面を表示できません]
【0749】
【表18】
[この文献は図面を表示できません]
【0750】
実施例210:
新奇物体認識課題:
新奇物体認識(NOR)課題は、CNS障害のげっ歯類モデルにおける認知、特に認識記憶の評価に広く用いられている行動試験である。この試験は、げっ歯類が見慣れた物体と比較して新奇物体の探索により多くの時間を費やす自然の傾向に基づく。新奇物体を探索するという選択は、学習及び認識記憶の使用を反映する。この試験は、アルツハイマー病、他の神経変性疾患及び精神障害に対する候補治療剤の評価に広く用いられている。
【0751】
手順:
体重350〜400グラムの雄ウィスターラット(Harlan Laboratories)を逆明暗サイクルで飼育したとともに、暗期の間に試験する。試験は、赤色光下約2〜7ルクスと計測される低ルクス条件下で行った。動物を馴化し、試験前日に秤量した。馴化では、動物を円筒形のアリーナに置き、3分間探索させた。約24時間後に、一組の同一の物体をアリーナの両側に置いて訓練(T1)を行った。3分間のセッションで動物に物体を探索させた。T1の開始前に、動物に指定の治療を投与し、化合物の薬物動態プロファイルに応じて15〜60分後に試験した。薬物又は媒体は、体重に基づき5mL/kgで皮下投与した。T1の48時間後に試験(T2)を行った。試験中、一方の見慣れた物体を新奇物体に置き換える。3分間のセッションで動物に両方の物体を探索させた。
【0752】
機器仕様:
動物は、Noldus Ethovision XT(EthoVision XT バージョン:8.5、Noldus Inc.Wageningen,Netherlands)追跡ソフトウェアを使用して、分離帯として各物体につき周囲2センチメートル(cm)を用いて追跡した。試験アリーナは、高さ40cmの不透明で無光沢の黒色アクリル壁を有する直径80cmの円筒からなった。物体は、同程度の外形寸法(8cm高さ×8cm直径)のカスタム製作した形状(円錐及び弾丸形)であり、治療群間で釣り合いを取った。
【0753】
データ解析及び統計:
接触時間は、動物が物体の周囲2cmの範囲内で費やした時間の長さ(秒)として定義した。総接触時間が≦5秒であった動物は全て、試験から除外した。統計的有意性はマン・ホイットニーU検定を用いて決定し、基準はp<0.05に設定した。
【0754】
結果:
雄ウィスターラット(n=8〜27匹/群)の物体認識課題における自然忘却。T1の30分前に皮下投与によって試験化合物を投与した。試験化合物は48時間の保持間隔を用いた物体認識(平均値+SEM)を改善した。
*p<0.05=新奇物体(N)対見慣れた物体(F)。結果は表6に示す。
【0755】
【表19】
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【0756】
本明細書で言及される全ての刊行物及び特許出願は、各個別の刊行物又は特許出願が参照によって援用されることが具体的且つ個別的に指示されたのと同等に本明細書において参照により援用される。
【0757】
本発明の好ましい実施形態が本明細書に図示及び記載されているが、当業者には、かかる実施形態が単に例として提供されるに過ぎないことは明らかであろう。以下の特許請求の範囲が本発明の範囲を定義し、それにはこの特許請求の範囲内にある方法及び構造並びにそれらの均等物が包含されることが意図される。