(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2018-502797(P2018-502797A)
(43)【公表日】2018年2月1日
(54)【発明の名称】容器のための保護蓋
(51)【国際特許分類】
B65D 51/20 20060101AFI20180105BHJP
B65D 43/16 20060101ALI20180105BHJP
【FI】
B65D51/20BRQ
B65D43/16
【審査請求】有
【予備審査請求】有
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2017-555846(P2017-555846)
(86)(22)【出願日】2015年10月27日
(85)【翻訳文提出日】2017年9月5日
(86)【国際出願番号】ES2015070775
(87)【国際公開番号】WO2016113441
(87)【国際公開日】20160721
(31)【優先権主張番号】P201530041
(32)【優先日】2015年1月15日
(33)【優先権主張国】ES
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】517247077
【氏名又は名称】ホセ フランシスコ ゴンザレス サンチェス
【氏名又は名称原語表記】GONZALEZ SANCHEZ, Jose Francisco
(74)【代理人】
【識別番号】100169904
【弁理士】
【氏名又は名称】村井 康司
(74)【代理人】
【識別番号】100159916
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 貴之
(72)【発明者】
【氏名】ホセ フランシスコ ゴンザレス サンチェス
【テーマコード(参考)】
3E084
【Fターム(参考)】
3E084AA02
3E084AA12
3E084AA22
3E084BA03
3E084CA01
3E084CC10
3E084DA01
3E084DB01
3E084DC10
3E084FA01
3E084GA06
3E084GB06
3E084GB08
3E084KA12
(57)【要約】
本発明は、容器のための保護蓋であって、容器(2)の上部に覆いをするために設けられた上蓋(1)と、容器(2)の上面に対する上蓋(1)の角移動を行うために設けられたヒンジ部分(3)とを含み、前記ヒンジ部分(3)は、接着材料を用いて容器(2)の横壁(20)に接着されるように設けられた接触面(31)を有する少なくとも1つの接合部分を有する、保護蓋に関する。接触面は、容器(2)の横壁(20)の曲げ半径に略等しい半径と、容器(2)の横壁の周長未満である長さとを有するアーチ状の曲線を有する。このように、保護蓋は、それを容器に固定するための下側リングが設けられず、それにより製造および組立てプロセスを単純化する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器のための保護蓋であって、前記容器(2)の上部に覆いをするために設けられた上蓋(1)と、前記容器の上面に対する前記上蓋(1)の角移動を行うために設けられたヒンジ部分(3)とを含む保護蓋において、前記ヒンジ部分(3)は、接着材料を用いて前記容器(2)の横壁(20)に接着されるように設けられた接触面(31)を有する少なくとも1つのフック部分を含み、前記接触面は、前記容器(2)の前記横壁(20)の曲率半径に略等しい半径と、前記容器(2)の前記横壁の周長未満の長さとを有するアーチ状の広がりを有し、前記接触面(31)は、前記接触面(31)の長さ方向に沿って配置された複数の空洞(32)を有することを特徴とする保護蓋。
【請求項2】
前記上蓋(1)および前記ヒンジ部分(3)は、1つの一体品で作られることを特徴とする、請求項1に記載の容器のための保護蓋。
【請求項3】
前記フック部分の前記接触面の前記長さは、前記容器(2)の前記横壁の前記周長の1/4未満であることを特徴とする、請求項1に記載の容器のための保護蓋。
【請求項4】
前記フック部分は、直角台形の形態の横断面を有することを特徴とする、請求項1に記載の容器のための保護蓋。
【請求項5】
前記上蓋(1)は位置決め手段を含むことを特徴とする、請求項1に記載の容器のための保護蓋。
【請求項6】
位置決め手段は、前記上蓋(1)の内側面から半径方向に突出して配置された複数の仕切り(12)からなり、前記仕切り(12)は、前記仕切りに対して相補的な方法で、前記上蓋(1)の外側面に配置された複数のハウジング(13)に嵌入できることを特徴とする、請求項1に記載の容器のための保護蓋。
【請求項7】
前記上蓋(1)は防水手段を有することを特徴とする、請求項1に記載の容器のための保護蓋。
【請求項8】
前記防水手段は、前記上蓋(1)のフランジから下方かつ周方向に突出する二重リップ(14)を含むことを特徴とする、請求項7に記載の容器のための保護蓋。
【請求項9】
前記ヒンジ部分は、前記上蓋(1)の閉じた状態において、前記ヒンジ部分(3)の2つの半体を連結するクリップ手段を有することを特徴とする、請求項1に記載の容器のための保護蓋。
【請求項10】
前記上蓋(1)は、少なくとも1つの安全シールを含むことを特徴とする、請求項1に記載の容器のための保護蓋。
【請求項11】
前記安全シールは、前記上蓋(1)の円周輪郭部の外側フランジから、かつ突出タブ(11)の位置に対して横方向に延びる前記上蓋(1)の材料の他の部分よりも薄いセグメントを有する少なくとも1つの脆弱領域によって画定されることを特徴とする、請求項10に記載の容器のための保護蓋。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれか一項に記載の保護蓋を含むことを特徴とする、略円筒形態を有する本体を含む容器(2)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の目的は、顕著な技術革新および利点を取り入れた容器のための保護蓋を提示することである。
【0002】
より具体的には、本発明は、容器の上部に覆いをするために設けられた上蓋と、組み立てを簡単にし、かつ部品数を削減するヒンジ部分とを含む容器のための保護蓋の発展形態を提案する。
【背景技術】
【0003】
現在のところ、例えば、飲料を摂取するために提供される容器のための保護手段の存在は公知である。本出願人は、上側保護蓋と、容器の本体の上部に直径に沿って固定される下側リングとを含み、蓋および下側リングがヒンジ部分を用いて互いに連結される、容器のための保護システムに関する様々な発明の保持者である。
【0004】
この上記に説明した保護システムは、衛生上の観点および使用者または摂取者にとっての使いやすさから有効であるが、保護システムを容器に組み付けるプロセスは労力がかかり、したがって、対応する容器への各保護装置の配置時間も多くの時間を必要とする。
【0005】
さらに、本出願人は、本明細書で説明する特徴のすべてを備えたいかなる発明も現在のところ認識していない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、適用分野内の新規のものとして構成され、前述の欠点を解決する保護蓋を提供し、さらに、下記の記述から明白になる他の付加的な利点を提供することを目的として開発された。
【0007】
したがって、本発明の目的は、容器のための保護蓋であって、容器の上部に覆いをするために設けられた上蓋と、容器の上面に対する上蓋の角移動を行うために設けられたヒンジ部分とを含む保護蓋において、基本的に、ヒンジ部分は、接着材料を用いて容器の横壁に接着されるように設けられた接触面を有する少なくとも1つのフック部分を含み、前記接触面は、容器の横壁の曲率半径に略等しい半径と、容器の横壁の周長未満の長さとを有するアーチ状の広がりを有することを特徴とする、容器のための保護蓋を提供することである。
【0008】
接着剤は、ヒンジ部分の接触面または容器の横壁のうちの次に接触面が接着される領域に直接塗布し得ることに言及されるべきである。
【0009】
これらの特徴により、接着剤付きの面によって保護蓋を対象の容器の横壁に接合できる場合、保護蓋を容器、例えば、ブリキ製容器の形態の容器に配置するプロセスが容易になり、したがって保護蓋を容器に組み付けるプロセスの生産性を高くすることができる。さらに、環状体が使用されない場合、保護蓋を得るために必要とされる材料の量が削減され、使用される射出成形が単純化され、したがって製造コストが下がる。
【0010】
同様に重要であるが、別の有利な態様は、例えば、保護蓋を対応する容器に組み付ける前の保護蓋の保管時、保護蓋が積み重ね空間を補助し、かつそれを縮小することもできることである。
【0011】
本発明の別の態様によれば、接触面は、接触面の長さ方向に沿って配置された複数の空洞を有することができる。
【0012】
特に好ましい実施形態では、上蓋およびヒンジ部分は一体品で作られる。
【0013】
有利には、フック部分の接触面の長さは容器の横壁の周長の1/4未満である。
【0014】
フック部分はまた、直角台形の形態の横断面を有するのが好ましい。
【0015】
本発明の別の目的は、略円筒形態を有する本体を含み、前述のものと同様の保護蓋を含む容器を提供することである。
【0016】
有利には、位置決め手段を含む上蓋が実現可能である。好ましい実施形態では、そのような位置決め手段は、上蓋の内側面から半径方向に突出して配置された複数の仕切りからなり、上蓋上では、前記仕切りは、仕切りに対して相補的な方法で、上蓋の外側面に配置された複数のハウジングに嵌入することができる。このようにして、保護蓋の製造プロセスおよび保管時に保護蓋同士を互いに積み重ねることが容易になり、前記仕切りは、保護蓋が望ましくない方法で回転するのを防止し、確実に積み重なるようにする。
【0017】
さらに、上蓋は、容器に対して封止されるのを保証する防水手段を有する。これらの防水手段は、上蓋のフランジから下方かつ周方向に突出する二重リップを含み得るのが好ましい。
【0018】
本発明の保護蓋の別の特徴によれば、ヒンジ部分はまた、上蓋の閉じた状態において、ヒンジ部分を構成する2つの関節式につながった半体または部分を連結するクリップ手段を有し、この2つの関節式につながった半体または部分は、開いた状態の保護蓋アセンブリの射出プロセスを用いて製造を容易にする、すなわち、ヒンジの2つの関節式につながった半体または部分は、軸方向に略整列し、その結果、保護蓋アセンブリの製造プロセスを容易にする。したがって、2つの関節式につながった半体または部分はまた、ヒンジ部分の容器への接着プロセス時にヒンジを静止状態に維持することを可能にする。
【0019】
さらに有利には、上蓋は、少なくとも1つの安全シールを含むことができる。好ましい実施形態では、前記安全シールは、上蓋の円周輪郭部の外側フランジから、かつ突出タブの位置に対して横方向に延びる上蓋の材料の他の部分よりも薄いセグメントを有する少なくとも1つの脆弱領域によって画定される。このようにして、摂取前に蓋と、したがって容器とが使われていなかったことを使用者に保証することができる。したがって、使用者が突出タブの領域に指を置いて、上蓋を上方向に押すことまたは曲げることを試みた場合、このより薄いセグメントの機構が破壊される。
【0020】
本発明の保護蓋物の他の特徴および利点は、添付図面の非限定的な例によって示された好ましいが唯一ではない実施形態の説明から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明による保護蓋の実施形態の斜視図である。
【
図2】
図1に示す保護蓋の別の視点からの斜視図である。
【
図3】本発明による保護蓋を設けられた容器の部分斜視図である。
【
図4】前の図に示した容器の別の視点からの部分斜視図である。
【
図5A-5B】本発明の2つの実施形態の保護蓋を有する容器の上面図であり、
図5Aではヒンジ部分は横方向に延び、一方、
図5Bではヒンジ部分は
図5Aと比較して長さが短い。
【
図8】より詳細な図を含む、保護蓋が閉じた状態の容器の部分断面斜視図である。
【
図9】クリップ手段が保護蓋にある斜視図および詳細図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
前述の図を踏まえて、かつ採用した番号表記に従って、本発明の好ましい例示的な実施形態が前記図に示されており、前記図は、下記に示され、詳細に説明される部品および要素を含む。
【0023】
それに従って、添付図に示すように、容器のための保護蓋は、基本的に、容器(2)の上部に覆いをするために設けられた上蓋(1)と、容器の上面に対する上蓋の角移動を行うために設けられたヒンジ部分(3)とを含み、ヒンジ部分は、軸(30)としての領域の対を有する。
【0024】
図1および
図2により明瞭に示すように、ヒンジ部分(3)は、接着材料を用いて容器(2)の横壁(20)に接着されるように設けられた接触面(31)を有するフック部分を含み、前記接触面(31)は、その半径が容器(2)の横壁の曲率半径に略等しく、容器の横壁の周長未満の長さを有する若干アーチ状の広がりを有する。より好ましくは、フック部分の接触面の長さは、容器(2)の横壁(20)の周長の1/4未満である。
【0025】
フック部分は、直角台形の形態の横断面を有し、フック部分において、接触面(31)は、互いから等距離に離間し、接触面(31)の長さ方向に沿って配置された複数の空洞または凹部(32)を有することに言及されるべきである。この直角台形形状は、従来の金属ブリキタイプの容器に適しており、このタイプの容器は、横壁(20)の上部に低い円筒部分(21)を有し(
図6を参照のこと)、円錐台形状部分が円筒部分(21)から下方に延びて、フック部分は、円筒部分(21)および円錐台形状部分に合わせて完全に固定される。
【0026】
上蓋(1)に関してさらに詳細に説明すると、上蓋(1)は、保護蓋(1)上への別の容器の積み重ねを可能にする環状部分に関連して、円周フランジおよび中央隆起部(10)を有する、射出成形可能なプラスチック材料でできた円周形態を有する本体を含み、したがって、上蓋(1)は、容器の移送時および容器の市場への出荷時に施設内での容器の保管を容易にし、さらには容器蓋用の組立て機械における保管、移送、および供給のための保護蓋の積み重ねも可能にし、かつ容易にする。さらに、上蓋(1)は、使用者が容器に入った飲料を飲むために容器を使用しようとするとき、上蓋(1)を起こす操作を容易にする突出タブ(11)を前部に含む。
【0027】
再度ヒンジ部分(3)に戻ると、ヒンジ部分(3)は、容器(2)内にある飲料または液体の注出プロセス時、上蓋(1)が
図6に示す状態である完全に開いた状態に維持されるのを可能にするロック機構として使用されるアーチ状の突起(33)(
図3〜5を参照のこと)を含むことができる。
【0028】
上蓋(1)およびヒンジ部分(3)の両方は、生物分解性材料で一体に作製することができる。
【0029】
図1、2、6、7に示すように、上蓋(1)は、上蓋(1)の内側面から半径方向に突出して配置された複数の仕切り(12)からなる、回転防止システムのための位置決め手段を含み、前記仕切り(12)は、仕切り(12)に対して相補的な形状を取り、上蓋(1)の外側面に配置された複数のハウジング(13)(
図6を参照のこと)に嵌入することができる。
【0030】
容器を開ける前に保護蓋が使用されなかったことを簡単かつ実用的に保証するために、上蓋(1)は、基本的に脆弱領域または破断線によって画定される安全シールの対を含み、この安全シールの各1つは、上蓋(1)の円周輪郭部の外側フランジから、かつ突出タブ(11)の位置に対して横方向に延びる上蓋(1)の材料の他の部分よりも薄いセグメント(16)を有する(
図1および
図2を参照のこと)。
【0031】
ここで特に
図5Aおよび
図5Bを参照すると、本発明の2つの実施形態の保護蓋を有する容器の上部が示されており、
図5Aでは、ヒンジ部分は横方向に延びており、それにより、容器蓋用の組立ラインにおいて、長手方向凹部が設けられた供給チャネル内に保護蓋の群が積み上げられて配置されるのを容易にする。さらに、
図5Bに示すように、ヒンジ部分は、
図5Aに比較して長さを短くすることも可能である。
【0032】
図8に示す実施形態では、上蓋(1)は、上蓋(1)のフランジから下方に、かつ周方向に突出し、ブリキ製容器の形態の容器(2)の円周突出フランジに連結することができる、比較的可撓性の二重リップ(14)を含む防水手段を有する。
【0033】
さらに、すでに説明した保護蓋の産業化プロセスを容易にするために、ヒンジ部分(3)は、上蓋(1)の閉じた状態において、ヒンジ部分(3)の2つの半体を連結するクリップ手段を有することができる。これらのクリップ手段は、基本的に、互いから間隔を置いて、互いに対して関節式につながった半体または部分の一方に位置するフック(14)の対からなり、このフックの対は、上蓋(1)が押し込まれたときに、
図9により詳細に示すように、関節式につながった他方の半体または部分に存在する、対応する空洞(15)に挿入することができる。
【0034】
細部、形状、寸法、および本発明の保護蓋の製造で使用される他の付属要素は、添付の特許請求の範囲で規定される範囲から逸脱することのない他のものに簡便に置き換えることができる。
【手続補正書】
【提出日】2017年9月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器のための保護蓋であって、前記容器(2)の上部に覆いをするために設けられた上蓋(1)と、前記容器の上面に対する前記上蓋(1)の角移動を行うために設けられたヒンジ部分(3)とを含み、前記ヒンジ部分(3)は、接着材料を用いて前記容器(2)の横壁(20)に接着されるように設けられた接触面(31)を有する少なくとも1つのフック部分を含む保護蓋において、前記接触面は、前記容器(2)の前記横壁(20)の曲率半径に略等しい半径と、前記容器(2)の前記横壁の周長未満の長さとを有するアーチ状の広がりを有し、前記接触面(31)は、前記接触面(31)の長さ方向に沿って配置された複数の空洞(32)を有することを特徴とする保護蓋。
【請求項2】
前記上蓋(1)および前記ヒンジ部分(3)は、1つの一体品で作られることを特徴とする、請求項1に記載の容器のための保護蓋。
【請求項3】
前記フック部分の前記接触面の前記長さは、前記容器(2)の前記横壁の前記周長の1/4未満であることを特徴とする、請求項1に記載の容器のための保護蓋。
【請求項4】
前記フック部分は、直角台形の形態の横断面を有することを特徴とする、請求項1に記載の容器のための保護蓋。
【請求項5】
前記上蓋(1)は位置決め手段を含むことを特徴とする、請求項1に記載の容器のための保護蓋。
【請求項6】
位置決め手段は、前記上蓋(1)の内側面から半径方向に突出して配置された複数の仕切り(12)からなり、前記仕切り(12)は、前記仕切りに対して相補的な方法で、前記上蓋(1)の外側面に配置された複数のハウジング(13)に嵌入できることを特徴とする、請求項1に記載の容器のための保護蓋。
【請求項7】
前記上蓋(1)は防水手段を有することを特徴とする、請求項1に記載の容器のための保護蓋。
【請求項8】
前記防水手段は、前記上蓋(1)のフランジから下方かつ周方向に突出する二重リップ(14)を含むことを特徴とする、請求項7に記載の容器のための保護蓋。
【請求項9】
前記ヒンジ部分は、前記上蓋(1)の閉じた状態において、前記ヒンジ部分(3)の2つの半体を連結するクリップ手段を有することを特徴とする、請求項1に記載の容器のための保護蓋。
【請求項10】
前記上蓋(1)は、少なくとも1つの安全シールを含むことを特徴とする、請求項1に記載の容器のための保護蓋。
【請求項11】
前記安全シールは、前記上蓋(1)の円周輪郭部の外側フランジから、かつ突出タブ(11)の位置に対して横方向に延びる前記上蓋(1)の材料の他の部分よりも薄いセグメントを有する少なくとも1つの脆弱領域によって画定されることを特徴とする、請求項10に記載の容器のための保護蓋。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれか一項に記載の保護蓋を含むことを特徴とする、略円筒形態を有する本体を含む容器(2)。
【国際調査報告】