特表2018-513359IP Force 特許公報全文掲載

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2018-513359(P2018-513359A)
(43)【公表日】2018年5月24日
(54)【発明の名称】カメラ付きバッテリテストシステム
(51)【国際特許分類】
   G01R 31/36 20060101AFI20180420BHJP
   G01R 31/00 20060101ALI20180420BHJP
   H01M 10/48 20060101ALI20180420BHJP
【FI】
   G01R31/36 A
   G01R31/00
   H01M10/48 P
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2017-547465(P2017-547465)
(86)(22)【出願日】2016年2月18日
(85)【翻訳文提出日】2017年9月28日
(86)【国際出願番号】US2016018436
(87)【国際公開番号】WO2016144496
(87)【国際公開日】20160915
(31)【優先権主張番号】62/131,714
(32)【優先日】2015年3月11日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】15/013,794
(32)【優先日】2016年2月2日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.MATLAB
(71)【出願人】
【識別番号】598147400
【氏名又は名称】ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニー
【氏名又は名称原語表記】Johnson Controls Technology Company
(74)【代理人】
【識別番号】100140109
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 新次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100120112
【弁理士】
【氏名又は名称】中西 基晴
(74)【代理人】
【識別番号】100119781
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 彰吾
(72)【発明者】
【氏名】カルロ,マイケル・アール
(72)【発明者】
【氏名】ゴスポダレク,デール・エイ
【テーマコード(参考)】
2G036
2G216
5H030
【Fターム(参考)】
2G036AA19
2G036AA27
2G036BA12
2G036BB08
2G036CA08
2G036CA10
2G216AB01
2G216BA21
2G216CB02
2G216CB31
2G216CB55
2G216CC06
2G216CD00
2G216CD04
5H030AS08
5H030FF41
5H030FF43
5H030FF44
(57)【要約】
車両用のバッテリテストシステムであって、車両に設けられる車両識別番号の画像をキャプチャするように構成されるカメラであって、プロセッサに結合され、プロセッサが、車両識別番号の記号をカメラの画像から判断し、車両のバッテリパラメータを受信するために車両識別番号の記号を車両識別番号データベースに相関させる、カメラと、車両のバッテリの端子に取り外し可能に接続され、バッテリテスト結果を受信するように構成されるバッテリテスタと、バッテリパラメータおよびバッテリテスト結果に関する情報を伝えるディスプレイとを備える、システムに関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両用のバッテリテストシステムであって、
前記車両に設けられる車両識別番号の画像をキャプチャするように構成されるカメラであって、プロセッサに結合され、前記プロセッサが、前記車両識別番号の記号を前記カメラの前記画像から判断し、前記車両のバッテリパラメータを受信するために前記車両識別番号の前記記号を車両識別番号データベースに相関させる、前記カメラと、
前記車両のバッテリの端子に取り外し可能に接続され、バッテリテスト結果を受信するように構成されるバッテリテスタと、
前記バッテリパラメータおよび前記バッテリテスト結果に関する情報を伝えるディスプレイと
を備える、バッテリテストシステム。
【請求項2】
前記バッテリパラメータおよび前記バッテリテスト結果が、前記ディスプレイ上に示される、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記バッテリパラメータおよび前記バッテリテスト結果が、前記バッテリの状態の指標を提供するために比較される、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記バッテリパラメータと前記バッテリテスト結果の前記比較が、前記バッテリを交換すべきかどうかに関する推奨を提供する、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記カメラおよび前記バッテリテスタが、ハウジング内に収容される、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記車両識別番号データベースが、メモリに記憶され、前記メモリが、前記ハウジング内にさらに収容される、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記メモリが、前記プロセッサによって実行されることになる命令のセットを含むバッテリテスト管理システムを記憶する、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記車両識別番号データベースが、前記ハウジングから離れたメモリに記憶され、無線送信によって前記プロセッサに接続される、請求項5に記載のシステム。
【請求項9】
前記ハウジングから離れた前記メモリが、前記車両識別番号データベースを更新するために、サーバと通信するように構成される、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記バッテリパラメータのうちの1つのバッテリパラメータ、および前記バッテリテスト結果のうちの1つのバッテリテスト結果が、コールドクランクアンプである、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
前記バッテリパラメータのうちの1つのバッテリパラメータ、および前記バッテリテスト結果のうちの1つのバッテリテスト結果が、クランクアンプである、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記車両の前記バッテリが、正極端子および負極端子を持ち、前記バッテリテスタが、前記バッテリの前記正極端子に対する前記取り外し可能な接続を作り出すために第1のクランプ内で終端する(terminates)第1のケーブルと、前記バッテリの前記負極端子に対する前記取り外し可能な接続を作り出すための第2のクランプとを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
検査人が前記バッテリパラメータを手動で入力することを可能にするように構成されるユーザインタフェースを備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
前記車両識別番号データベースは、複数の車両識別番号を、前記車両の製造元、製造場所、前記車両のモデル、前記車両の本体形状、車種、前記車両のエンジン型、製造年、および前記バッテリパラメータのうちの1つまたは複数にリンクさせる情報を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項15】
前記プロセッサは、前記車両識別番号の前記記号を、前記カメラの前記画像から、光学式文字認識を用いて判断するように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項16】
前記ディスプレイは、前記車両識別番号を示すように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項17】
前記車両識別番号データベースに対して更新情報を提供するために外部コンピューティングデバイスと通信するように構成される無線通信デバイスを備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項18】
車両用のバッテリをテストする方法であって、
前記車両の車両識別番号の画像をカメラを用いてキャプチャするステップと、
前記車両識別番号の記号を判断するために前記車両識別番号の前記画像を処理するステップと、
前記車両のバッテリパラメータを判断するために前記車両識別番号の前記記号を車両識別番号データベースと比較するステップと、
バッテリテスト結果を判定するために前記バッテリをテストするステップと、
前記バッテリテスト結果および前記バッテリパラメータを表示するステップと
を含む、方法。
【請求項19】
前記車両識別番号の前記記号を前記車両識別番号データベースと比較するステップが、前記記号のうちの1つの記号を前記バッテリパラメータに関連付けるステップを含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記バッテリパラメータが、コールドクランクアンプ、クランクアンプ、別のバッテリ定格、またはそれらの組み合わせを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記車両識別番号の前記画像をキャプチャするステップが、前記車両識別番号の画像を撮るために前記カメラを位置決めするステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項22】
前記バッテリをテストするステップが、バッテリテスタを前記バッテリに接続するステップと、前記バッテリから情報を受信するステップとをさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項23】
前記バッテリテスタを前記バッテリに接続するステップが、前記バッテリテスタの第1のケーブルを前記バッテリの正極端子に接続するステップと、前記バッテリテスタの第2のケーブルを前記バッテリの負極端子に接続するステップとを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記バッテリテスト結果および前記バッテリパラメータを表示するステップが、前記バッテリを交換すべきかどうかに関してアドバイスするステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項25】
前記車両識別番号の記号を判断するために前記車両識別番号の前記画像を処理するステップが、光学式文字認識を使用するステップを含む、請求項18に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001]本出願は、2015年3月11日に出願された「BATTERY COLD CRANKING AMPS IDENTIFIER FROM VEHICLE IDENTIFICATION NUMBER(VIN)」という名称の米国仮特許出願第62/131,714号の優先権および利益を主張するものであり、出願はその全体が引用することによりあらゆる目的で本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
[0002]一般に、カメラを含む自動車用バッテリテストシステムに関する。
[0003]本項は、以下に説明される、本開示の種々の態様に関連し得る技術の諸態様を、読者に紹介するためのものである。本論は、読者に背景知識を提供して、本開示の諸態様に対する理解を容易にするのに有用なものとなろう。よって、本項の記述はかかる観点から読まれるべきであり、先行技術の自認として理解されてはならない。
【0003】
[0004]バッテリに対するテストを実施して、その状態(たとえば、健全性)を判断することが望ましい場合がある。たとえば、バッテリの健全性に関する情報を提供するように構成されたバッテリテストシステムが、バッテリに結合されることがある。場合によっては、検査人(たとえば、テストを実行するオペレータ)は、テストを受けているバッテリに固有の情報を入力することができる。しかしながら、そのような情報を判断してテストデバイスに入力するには時間がかかる場合があり、かつ/または不正確に行われる可能性もある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明の一実施例は、例えば、カメラ付きバッテリテストシステム
【課題を解決するための手段】
【0005】
[0005]本明細書で開示する特定の実施形態の概要を以下に記載する。これらの態様は、特定の実施形態の簡潔な概要を、単に読者に提供することを目的として提示するものであり、本開示の範囲を限定するためのものではないことを理解されたい。実際に、以下で記載され得ない、さまざまな態様を包含し得る。
【0006】
[0006]車両用のバッテリテストシステムであって、車両に設けられる車両識別番号の画像をキャプチャするように構成されるカメラであって、プロセッサに結合され、プロセッサが、車両識別番号の記号をカメラの画像から判断し、車両のバッテリパラメータを受信するために車両識別番号の記号を車両識別番号データベースに相関させる、カメラと、車両のバッテリの端子に取り外し可能に接続され、バッテリテスト結果を受信するように構成されるバッテリテスタと、バッテリパラメータおよびバッテリテスト結果に関する情報を伝えるディスプレイとを備える、システムに関する。
【0007】
[0007]また、車両用のバッテリをテストする方法であって、車両の車両識別番号の画像をカメラを用いてキャプチャするステップと、車両識別番号の記号を判断するために車両識別番号の画像を処理するステップと、車両のバッテリパラメータを判断するために車両識別番号の記号を車両識別番号データベースと比較するステップと、バッテリテスト結果を判定するためにバッテリをテストするステップと、バッテリテスト結果およびバッテリパラメータを表示するステップとを含む、方法に関する。
【0008】
[0008]以下の詳細な説明を読み、下記の各図を参照することにより、本開示の諸態様はより良く理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】[0009]本開示の一態様による、車両のさまざまな構成要素に電力を供給するバッテリを有する車両の斜視図である。
【図2】[0010]本開示の一態様による、車両識別番号の画像をキャプチャし、図1のバッテリをテストするのに利用可能な、バッテリテストシステムの一実施形態を示す概略図である。
【図3】[0011]本開示の一態様による、内部車両識別番号データベースを有する、図2のバッテリテストシステムの一実施形態を示すブロック図である。
【図4】[0012]本開示の一態様による、外部車両識別番号データベースを利用する、図2および図3のバッテリテストシステムの一実施形態を示すブロック図である。
【図5】[0013]本開示の一態様による、バッテリテストを通じての、図2−図4のバッテリテストシステムのディスプレイの実施形態に関するフローチャートを示すブロック図である。
【図6】[0014]本開示の一態様による、図2−図5のバッテリテストシステムによって実行可能な、バッテリテストパラメータを収集し、バッテリテストを実施する方法を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[0015]1つまたは複数の固有の実施形態が以下で説明される。これらの実施形態に関する説明を簡潔なものとするために、本明細書では、実際の実装形態の特徴を余さず記述することはしない。かかる実際の実装形態は、工学的または設計的な研究に伴う発展形態において、実装形態によって異なり得るシステム上および業務上の制約に従うことなど、開発者の特定の目標を達成するために、実装形態に固有の多数の決定がなされるであろうことが認められるべきである。また、そのような開発努力は複雑かつ時間を要するものとなろうが、設計、製作、および製造は、本開示の利益を享受する当業者にとっての日常業務であろうことも認められよう。
【0011】
[0016]電池技術の継続発展に伴い、バッテリの寿命が延長されようとも、その動作寿命には限度がある。よって、バッテリテストシステムを利用して、バッテリの動作ステータス(たとえば、健全性)を判断することにより、同バッテリが車両(または車両の構成要素)に十分な電力を供給し続けることが可能な期間に関する指標を、車両の所有者に提供することが可能である。バッテリテストシステムは、バッテリとの(たとえば、バッテリの端子を介した)電気接続を確立する結合デバイスを含むことが可能であり、それにより、バッテリテストシステムはバッテリに関する種々のパラメータ(たとえば、機器製造元(OEM)バッテリパラメータ)を判断することができる。場合によっては、検査人(たとえば、テストを実行するオペレータ)が、車両および/またはバッテリに関する情報の入力を促してもよい。ただし、バッテリは、車両のボンネットの下、車両のトランク内、車両の座席の下に配置されるか、固定具(たとえば、取付金具)を用いて車両内に固定され、そうでなければ、車両の構成要素(たとえば、固定具)を取り外すことなしにはバッテリの少なくとも一部が見えないように車両内に設置されることがある。加えて、車両および/またはバッテリの情報を手動で入力するには時間がかかり、不注意によって誤る可能性もある。
【0012】
[0017]そこで、物理的にバッテリを見たり調べたりすることなく、また手動でバッテリパラメータ(たとえば、機器製造元パラメータ、コールドクランクアンプ(CCA)、クランクアンプ(CA)および/または別のバッテリ定格)をバッテリテストシステムに入力することもない、車両および/またはバッテリの情報の自動的な取得が望まれ得ることが認められる。本開示の実施形態によれば、バッテリテストシステムには、車両識別番号(VIN)の画像をキャプチャするのに利用可能なカメラが含まれ得る。VINは、特定の車両を識別するのに使用される、記号(たとえば、文字および数字)から成る一意のセットとなり得る。加えて、VINには、特定の車両に固有であり、その車両に帰する情報が含まれ得る。たとえば、VINには、車両の製造元(たとえば、メーカ)、製造場所、車両のモデル、車両の本体形状、車種、車両のエンジン型、製造年、および/または車両の構成要素(たとえば、バッテリ)に関する情報が明記され得る。
【0013】
[0018]車両のVINをキャプチャするバッテリテストシステムは、同バッテリテストシステムが自動的にバッテリパラメータ(たとえば、機器製造元バッテリパラメータ)を取得し、そのバッテリパラメータをバッテリテスト結果と比較することを可能にする情報を取得することができる。たとえば、バッテリテストシステムは、キャプチャしたVINをVINデータベースと比較するように構成することができる。VINデータベースは、キャプチャしたVINに関連付けられた車両のバッテリに固有のバッテリパラメータを提供することが可能である。そのようなバッテリパラメータには、たとえば、バッテリの機器製造元(OEM)によって指定された、最低バッテリ性能基準が含まれ得る。よって、バッテリパラメータは、バッテリテストシステムに自動的に入力され得るものとなり、バッテリテストは、バッテリテスト結果をバッテリパラメータと比較するために実行され得る。そのようなバッテリテストシステムは、バッテリパラメータを迅速かつ正確に判断することが可能であり、それによって検査人は、バッテリテストを一層効率的に行うことが可能となる。
【0014】
[0019]本発明の実施形態をシステム内で使用可能にする様式の説明に援用する図1は、車両10とともに利用されるカメラ8を備えたバッテリテストシステム5の一実施形態を示す斜視図である。図1に描かれた実施形態が示すように、車両には、バッテリ12が含まれる。バッテリ12は、(たとえば、図示の)車両10のボンネットの下、車両のトランク内、車両の座席の下に配置されるか、固定具(たとえば、取付金具)を用いて車両内に固定され、そうでなければ、車両の構成要素(たとえば、固定具)を取り外すことなしにはバッテリの少なくとも一部が見えないように車両内に設置され得る。特定の実施形態では、バッテリ12は、鉛蓄電池となり得る。
【0015】
[0020]いくつかの実施形態では、バッテリ12は、車両の電気系統の構成要素に電力を供給することができる。かかる構成要素には、ラジエータ冷却ファン、雰囲気制御システム、電動パワーステアリングシステム、アクティブサスペンションシステム、自動駐車システム、電動オイルポンプ、電動スーパー/ターボチャージャ、電動ウォータポンプ、加熱式フロントガラス/デフロスタ、ウインドウリフトモータ、車内灯、タイヤ圧監視システム、サンルーフモータ制御、パワーシート、アラームシステム、インフォテインメントシステム、ナビゲーション機能、車線逸脱警報システム、電動駐車ブレーキ、外部ライト、またはこれらの任意の組み合わせが含まれ得る。
【0016】
[0021]上で論じたように、バッテリ12は有限の動作寿命に依存し得るため、バッテリ12をテストして、バッテリ12が所定のレベルであとどれだけの期間動作可能であるかの指標を取得することが望ましいものとなり得る。たとえば、バッテリテストシステム5を利用して、(たとえば、バッテリパラメータをバッテリテスト結果と比較することによって)バッテリ12のステータスまたは健全性を示すことが可能である。場合によっては、バッテリ12の少なくとも一部が検査人(たとえば、テストを実行するオペレータ)に見えない、かつ/または検査人がバッテリテストシステム5にバッテリ12のパラメータを正確に入力しない可能性がある。よって、バッテリテストシステム5には、テストされるバッテリ12に関連付けられた車両10の車両識別番号(VIN)をキャプチャするのに利用可能なカメラ8が含まれ得ることが、ここに認められる。
【0017】
[0022]たとえば、図2は、車両のVIN44の画像をキャプチャするのに利用可能な、バッテリテストシステム40の一実施形態を示す概略図である。図示の実施形態に示されるように、バッテリテストシステム40には、車両10に属する要素(たとえば、バッテリ)を判断するためにVIN44をキャプチャ(および処理)することが可能な、カメラ42が含まれ得る。カメラ42は、記録した画像(たとえば、VIN44)を記憶および/または送信することが可能な、光学デバイスとなり得る。たとえば、カメラ42には、記録した画像(たとえば、VIN44)をキャプチャし、記録した画像を送信し、記録した画像を処理し、かつ/または記録した画像を後に再現するために記憶することが可能な、デジタルカメラが含まれ得る。
【0018】
[0023]いくつかの実施形態では、VIN44は、テストされるバッテリ12の車両10に一意となる、連続した記号46(たとえば、文字および数字)を含む、単純なバーコードとなり得る。いくつかの実施形態では、記号46もまた、車両の製造元(たとえば、メーカ)、製造場所、車両のモデル、車両の本体形状、車種、車両のエンジン型、製造年、および/または車両の構成要素(たとえば、バッテリ)に関する情報など、車両情報を示すものとなり得る。他の実施形態では、VIN44は、特定の車両10のバッテリ12に一意のバッテリパラメータ(たとえば、コールドクランクアンプ(CCA)、クランクアンプ(CA)、および/または別のバッテリ定格)も示すことが可能な、2次元コード(たとえば、QR(Quick Response)コード、または別の一意の識別子)となり得る。
【0019】
[0024]いずれの場合も、VIN44は、車両10の簡単にアクセスできる場所に位置するものとすることができる。たとえば、いくつかの実施形態では、VIN44を車両10の運転手側ドアの内側表面に配置することができ、そのようにすることで、運転手側ドアが開かれていれば、検査人はVIN44を容易に見て、アクセスし、スキャンし、かつ/または写真を撮ることが可能となる。他の実施形態では、VIN44は、車両10のフロントガラス、または容易に目視および/またはアクセスすることが可能な車両10の別の場所に配置することが可能であり、そのようにすることで、検査人は、バッテリテストシステム40のカメラ42を用いてVIN44をキャプチャすることが可能となる。以下で詳述するように、バッテリテストシステム40は、キャプチャされたVIN44の画像を処理(たとえば、復号および/または解読)し、VIN44のキャプチャ画像から判断されるバッテリ12に固有のバッテリパラメータ(たとえば、CCA、CA、および/または別のバッテリ定格)を利用(たとえば、記憶)するように構成され得る。
【0020】
[0025]いくつかの実施形態では、バッテリテストシステム40には、VINデータベース45が含まれ得る。VINデータベース45はローカルであり、バッテリテストシステム40が、外部デバイスと通信することなくVIN44からテストパラメータを判断することを可能にし得る。他の実施形態では、バッテリテストシステム40は、VINデータベース45を含み得る外部コンピューティングデバイス48に結合され得る。さらに別の実施形態では、外部コンピューティングデバイス48および/またはバッテリテストシステム40が、VINデータベース45を含むサーバ50(たとえば、第2のコンピューティングデバイス、または「クラウド」)と無線通信するように構成され得る。いずれの場合も、バッテリテストシステム40は、車両10からVIN44をキャプチャおよび処理し、VINデータベース45を介して(たとえば、VIN44の少なくとも1つの記号がVINデータベース45内の所定の記号と比較されることによって)テストパラメータを取得することができる。
【0021】
[0026]図2に描かれた実施形態では、バッテリテストシステム40には、ディスプレイ52も含まれる。ディスプレイ52は、検査人(たとえば、バッテリテストを実行するオペレータ)が視認可能な視覚出力を提供することができる。特定の実施形態では、ディスプレイ52をタッチスクリーンとすることができ、それにより、検査人は必要に応じて、手動でバッテリパラメータを入力するか、手動でバッテリパラメータを訂正するか、またはバッテリテストシステム40の機能(たとえば、バッテリテスト)を開始させることが可能となる。他の実施形態では、バッテリテストシステム40には、ディスプレイ52から独立したユーザインタフェース53が含まれ得る。ユーザインタフェース53は、検査人による手動でのパラメータ入力、および/または機能(たとえば、バッテリテスト)の開始を可能にし得る。たとえば、ユーザインタフェース53(たとえば、ディスプレイ52から独立したもの)には、1つまたは複数のボタン、ツマミ、および/または他の手動の制御デバイスが含まれ得る。
【0022】
[0027]加えて、バッテリテストシステム40には、バッテリテストシステム40とバッテリ12の間に通信を確立するのに使用可能な、第1の結合装備54および第2の結合装備56が含まれ得る。たとえば、第1の結合装備54は、バッテリ12の第1の端子58(たとえば、正極端子)に電気的に結合可能であり、第2の結合装備56は、バッテリ12の第2の端子60(たとえば、負極端子)に電気的に結合可能である。特定の実施形態では、第1および/または第2の結合装備54、56には、第1の終端がバッテリテストシステム40に結合され、第2の終端がそれぞれバッテリ端子58および/または60に結合されるケーブルが含まれ得る。ケーブルの第2の終端は、バッテリテストシステム40と各バッテリ端子58、60の間における取り外し可能な接続を実現するクランプを末端としたものとなり得る。バッテリテストシステム40には、バッテリテスタが含まれ得る。バッテリテスタには、バッテリテストシステム40が、たとえば、バッテリの電圧、抵抗、容量、定格、および/または他のパラメータを測定することにより、バッテリ12のステータス(たとえば、バッテリテスト結果)を判断することを可能にし得る、回路または他の構成要素が含まれ得る。
【0023】
[0028]VIN44からの情報をキャプチャし、処理し、記憶し、かつ/または判断するために、バッテリテストシステム40には、いくつかの構成要素が含まれ得る。たとえば、図3は、本発明の実施形態による、バッテリテストシステム40の一実施形態を示すブロック図である。図3に描かれた実施形態では、バッテリテストシステム40には、有形の非一時的コンピュータ可読媒体70(たとえば、メモリ回路および/またはメモリ)を収容することのできるケーシング68が含まれる。加えて、いくつかの実施形態では、カメラ42が、ケーシング68内に少なくとも部分的に配置され得る。メモリ70は、1つまたは複数の命令のセット(たとえば、テストを実行するためのプロセッサ実行可能な命令)として実装されるバッテリテスト管理システム72を記憶し得る。加えて、特定の実施形態では、メモリ回路70には、車両10からキャプチャされたVIN44に関連付けられた車両および/またはバッテリの情報を判断するのに使用可能なVINデータベース73(たとえば、ローカルデータベース)が含まれ得る。また、バッテリテストシステム40には、他の機能の中から特定のルーチンおよび/またはバッテリテストを行うための、バッテリテスト管理システム72に含まれる命令を実行するように構成された、1つまたは複数のプロセッサまたは処理回路74が含まれる。たとえば、カメラ42は、VIN44(またはVIN44の一部)の画像をキャプチャすることが可能であり、その画像は、バッテリテスト管理システム72の命令を利用して処理することが可能である。いくつかの実施形態では、バッテリテスト管理システム72の命令は、光学式文字認識(OCR)を実行するように構成され得る。よって、バッテリテストシステム40は、VIN44(またはVIN44の一部)の画像を、バッテリテストに関する1つまたは複数のパラメータを判断するのに利用可能な機械可読テキスト(またはコンピューティングデバイスが処理可能な別のフォーマット)に変換することができる。
【0024】
[0029]関連付けられた画像が処理されると(たとえば、VIN44の記号が機械可読テキストに変換されると)、バッテリパラメータを取得できるように、車両10および/またはバッテリ12に関する情報を判断するために、VINデータベース73を用いて、VIN44が処理(たとえば、復号および/または解読)され得る。他の実施形態では、VINデータベース73は、バッテリテストシステム40の外部に存在してもよいことに留意されたい(たとえば、図4)。さらに別の実施形態では、バッテリテストシステム40には、外部デバイス(たとえば、サーバおよび/または「クラウド」)に位置するVINデータベース73と(たとえば、インターネットおよび/またはセルラネットワークにより)無線通信を行うように構成され得る無線通信デバイスが含まれ得る。
【0025】
[0030]特定の実施形態では、1つまたは複数のプロセッサ74には、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、1つまたは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、1つまたは複数の汎用プロセッサ、またはそれらの任意の組み合わせが含まれ得る。加えて、メモリ回路70には、ランダムアクセスメモリ(RAM)などの揮発性メモリ、および/またはリードオンリメモリ(ROM)、光学ドライブ、ハードディスクドライブ、もしくはソリッドステートドライブなど、不揮発性メモリが含まれ得る。
【0026】
[0031]上で論じたように、バッテリテスト管理システム72には、1つまたは複数のプロセッサ74によって実行されたときに、バッテリテストを実行し、バッテリ12の状態(たとえば、バッテリテスト結果)を判断する(たとえば、バッテリテスト管理システム72にはバッテリテスタが含まれ得る)ように構成される特定の命令セットが含まれ得る。特定の実施形態では、バッテリテスト管理システム72は、C++、Matlabなど、任意の適切なプログラミングプラットフォームで製作された、プロセッサ実行可能な命令のグループとなり得る。いくつかの実施形態では、バッテリテスト管理システム72は、バッテリパラメータの判断および/またはバッテリテストの実行に関連付けられたルーチンの一部または全部を自動的に実行するように構築され得る。たとえば、バッテリテスト管理システム72は、VIN44(またはVIN44の一部)の画像がキャプチャされたときにバッテリパラメータを取得し、そのバッテリパラメータの入力を自動的に行い、かつ/またはバッテリテストを実行するように構成され得る。よって、カメラ42は、カメラ42がキャプチャした画像がバッテリパラメータの入力に向けて処理および利用可能となるように、1つまたは複数のプロセッサ74および/またはメモリ70に結合され得る。
【0027】
[0032]また、バッテリテストシステム40には、ユーザインタフェース53が含まれ得る。ユーザインタフェース53には、ユーザがバッテリテストシステム40に入力を提供できるようにし、バッテリテストシステム40がユーザに(たとえば、ディスプレイ52を介して)出力を提供できるようにするために、メモリ70およびプロセッサ74に通信可能に結合される1つまたは複数のデバイスが含まれ得る。ユーザインタフェース53は、ユーザまたはオペレータが、たとえば、キーボード、タッチスクリーン、キーパッド、および/またはマイクを介し、手動で情報を入力することを可能にし得る。手動で入力されたデータ(たとえば、バッテリパラメータ)は、バッテリテスト管理システム72の1つまたは複数の態様(たとえば、バッテリテストの開始、テスト結果の表示の開始、および/または検証の開始)を全般的に制御するために利用され得る。また、ユーザインタフェース53は、バッテリテストシステム40の動作に関する、ユーザが知覚可能な指標を提供することができる。より具体的にいえば、バッテリテスト結果に関する出力を、ユーザに提供することができる。たとえば、ユーザインタフェース53には、検査人に情報(たとえば、バッテリパラメータおよび/またはバッテリテスト結果)を視覚的に提示するように構成されるディスプレイ52が含まれ得る。バッテリテスト管理システム72によって生成された出力は、ディスプレイ52に表示され得る。たとえば、ディスプレイ52は、カメラ42がキャプチャしたVIN44(またはVIN44の一部)を表示し、バッテリテストの実行前に検査人が点検するためにバッテリパラメータを表示し、かつ/またはバッテリテストの完了時にバッテリ12の状態(たとえば、バッテリテスト結果)を表示するように構成され得る。追加的または代替的に、ユーザインタフェース53には、これらの態様に関する、ユーザが聞き取り可能な出力を提供するように構成された、1つまたは複数の音響デバイス(たとえば、スピーカ)が含まれ得る。
【0028】
[0033]また、バッテリテストシステム40には、通信システム78が含まれ得る。通信システム78は、バッテリテストシステム40が、バッテリ12などの他のデバイスおよび/または外部コンピューティングデバイスと通信できるようにする。たとえば、通信システム78には、第1および第2の結合装備54および56が含まれ得る。これらにより、バッテリテストシステム40は、バッテリ12の第1および第2の端子58、60と結合することが可能となる(たとえば、通信システム78は、バッテリテスタを形成するために、バッテリテスト管理システム72に結合され得る)。通信システム78(ならびに/または第1および第2の結合装備54、56)には、電圧センサ、電流センサ、負荷回路もしくは負荷コネクタ、他のデバイスおよび/またはユーザにテストデータを提供できるように構成されるインタフェース機能などが含まれ得る。いくつかの実施形態では、バッテリテストシステム40には、さまざまなハードウェアデバイスが含まれ得、実施形態によっては、通信システム78において受信した入力をプロセッサ74が処理できるようにする、メモリ70に記憶された関連コード(たとえば、ドライバ)が含まれ得る。ハードウェアデバイスの例としては、無線送受信機器(たとえば、送受信機)、汎用ポート(たとえば、ネットワークコネクタ用ポート)、専用ポート(たとえば、バッテリテスト機器専用ポート)などが挙げられる。加えて、通信システム78には、VINデータベース73を含む外部コンピューティングデバイスと(たとえば、インターネットまたはセルラネットワークを介して)無線通信を行うように構成され得る無線通信デバイスが含まれ得る。
【0029】
[0034]図4は、(図3の実施形態に示したローカルVINデータベース73と比較される)外部VINデータベース73を利用するバッテリテストシステム40の一実施形態を示すブロック図である。特定の実施形態では、バッテリテストシステム40には、バッテリテストシステム40と外部コンピューティングデバイス48の間の接続を可能にし得る1つまたは複数のインタフェース100(たとえば、有線または無線インタフェース)が含まれ得る。外部コンピューティングデバイス48は、(たとえば、コンピューティングデバイス102のメモリに保存および/または記憶された)VINデータベース73を含む汎用コンピュータとすることができる。よって、いくつかの実施形態では、外部コンピューティングデバイス48は、VIN44(またはVIN44の一部)の画像を受信し、その画像を処理してVIN44の記号(たとえば、文字および数字)を判断することが可能である。また、外部コンピューティングデバイス48は、処理したVIN44をVINデータベース73と比較して、車両10および/またはバッテリ12に関係する情報を判断することができる。他の実施形態では、バッテリテストシステム40は、信号が外部コンピューティングデバイス48に送信される前にVIN44を処理するように構成され得る。
【0030】
[0035]いくつかの実施形態では、VINデータベース73は、外部コンピューティングデバイス48に位置しなくともよい。たとえば、VINデータベース73は、サーバ50に記憶されてよい。外部コンピューティングデバイス48は、サーバ50と(たとえば、有線接続および/または無線接続を介して)通信するように構成され得る。VINデータベース73をサーバ50に記憶することにより、比較的最近購入された車両のVIN44であっても識別できるように、VINデータベース73を継続的に更新することが可能となり得る。
【0031】
[0036]ディスプレイ52は、検査人にバッテリテストの進捗を示し、かつ/または検査人に機能の開始(たとえば、VIN44の撮影)を促す一連のメッセージを示すことができる。たとえば、図5は、バッテリテストシステム40によって表示され得るメッセージの実施形態に関するフローチャート120を示すブロック図である。ブロック122において、バッテリテストシステム40は、検査人に対し、カメラ42のレンズを車両10のVIN44に向けるように促すことができる。上で論じたように、VIN44は、車両10のアクセス可能な場所に位置し得る。そのため、検査人は、カメラ42を容易にVIN44に近づける(たとえば、30.48cm(1フィート)以内)ことができる。いくつかの実施形態では、検査人は、ディスプレイ52のボタン124を押して、VIN44(またはVIN44の一部)の画像をキャプチャすることができる。ボタン124は、カメラ42によるVIN44の画像キャプチャをトリガするために検査人が手動で押下可能な、タッチスクリーン上の画像、またはボタンとすることができる。他の実施形態では、バッテリテストシステム40は、カメラ42のレンズがVIN44に向けられるとVIN44を認識し、自動でVIN44の画像を取得するように構成され得る。
【0032】
[0037]ディスプレイ52は、VIN44の画像のキャプチャが行われた後、ブロック126に示すように、その画像が成功裏に撮影されたことを示すメッセージを表示し、かつ/または画像のコピーを検査人に表示するように構成され得る。いくつかの実施形態では、バッテリテストシステム40は、キャプチャした画像が、プロセッサ74がVIN44の記号を認識および処理(たとえば、 解読または復号)するのに十分ではない場合、検査人に対し、VIN44の画像の再キャプチャを促すことができる。そのような場合、バッテリテストシステム40は、ブロック122に戻り、検査人がVIN44(またはVIN44の一部)を再撮影できるようにしてもよい。
【0033】
[0038]VIN44の画像が十分なものであれば、バッテリテストシステム40は、ブロック128に示すように、その画像を処理して、VIN44(またはVIN44の一部)に含まれる個々の記号(たとえば、文字および/または数字)を判断することができる。加えて、ディスプレイ52は、VIN44の画像、および(たとえば、プロセッサ74から受信した)VIN44の記号に関連付けられた機械可読テキスト(またはコンピューティングデバイスによる処理が可能な別のフォーマット)を表示することができる。そのような実施形態では、検査人は、バッテリテストシステム40によって取得された機械可読テキスト(またはコンピューティングデバイスによる処理が可能な別のフォーマット)がVIN44の記号と一致しているかを確認するように促され得る。
【0034】
[0039]いくつかの実施形態では、バッテリテストシステム40は、VIN44の記号を、VINデータベース73(たとえば、メモリ70に記憶されたローカルVINデータベースまたは外部VINデータベース)に含まれる記号および/またはVINとさらに比較するように構成され得る。よって、バッテリテストシステム40は、VIN44(またはVIN44の記号)がVINデータベース73内の対応するVIN(またはVINの記号)と一致した場合、車両10および/またはバッテリ12に関する情報(たとえば、バッテリパラメータ)を判断することができる。いくつかの実施形態では、VINデータベース73は、VIN44の1つまたは複数の記号を、車両10の特定の態様と関連付けるように構成され得る。たとえば、第1の記号または第1の記号セットによって車両の製造元を表し、第2の記号または第2の記号セットによって第2の車両属性を表すことなどが可能である。そのような実施形態では、VINデータベース73は、VIN44の記号を、特定の車両パラメータおよび/またはバッテリパラメータと関連付ける(たとえば、VIN44を復号または解読する)ことができる。他の実施形態では、VINデータベース73には、複数のVIN、ならびに、特定のVINに関連付けられた各車両10に関する情報が含まれ得る。よって、バッテリテストシステム40は、VIN44の記号をデータベースのVINと一致させて、VIN44に関連付けられた車両および/またはバッテリの情報を取得することができる。加えて、いくつかの実施形態では、バッテリテストシステム40は、VIN44の機械可読テキストがVIN44の記号と一致しない場合に、VIN44の画像を、他のVINの画像を含み得るVINデータベース73(または別のデータベース)と比較するように構成され得る。したがって、VIN44の画像は、バッテリ12のバッテリパラメータが取得できるように、対応する車両および/またはバッテリの情報を含む複数のVINの画像と比較され得る。
【0035】
[0040]バッテリテストシステム40が車両情報および/またはバッテリパラメータを判断すると、ディスプレイ52は、ブロック130に示すように、確認のための情報を検査人に示すことができる。特定の実施形態では、ディスプレイ52は、車両の製造元(たとえば、メーカ)、製造場所、車両のモデル、車両の本体形状、車種、車両のエンジン型、製造年、および/または車両の構成要素(たとえば、バッテリ)に関する情報を示すことができる。検査人は、誤りの可能性がある情報を訂正することができる。たとえば、検査人は、自動入力された1つまたは複数のパラメータに誤りがあることに気付くことにより、その不正確な情報を、ユーザインタフェース53を用いて手動で変更することができる。いくつかの実施形態では、検査人は、自動入力されたパラメータの1つまたは複数が誤りであるという判断を受けて、VIN44の処理を再度行ってもよい。特定の実施形態では、検査人は、情報が正確であるということを認めるために、第2のボタン(図示なし)を押してもよい。
【0036】
[0041]車両情報および/またはバッテリパラメータが確認された後、検査人は、バッテリテストシステム40に対し、バッテリ12の(たとえば、バッテリテスタを用いた)テストを開始するように指示することができる。いくつかの実施形態では、識別情報が入力されてから(または、マニュアルバイパスを行ってから)、テストを進めることが可能となる(たとえば、テストは識別情報が集められるまで実行不可能となる)。図示の実施形態では、ブロック132において、バッテリテストシステム40は、検査人にテストの開始を促すことができる。テストが開始される前に、検査人は、通信システム78(たとえば、第1および第2の結合装備54および56)を、バッテリ12(たとえば、端子58、60)に接続することができる。いくつかの実施形態では、バッテリテストシステム40は、確実に正確なバッテリテストを実行するために、バッテリ12との電気接続の予備検知を実行するように構成され得る。よって、バッテリテストシステム40は、テストを実行し、VIN44から取得したバッテリパラメータをバッテリテスト結果と比較することで、バッテリ12が満足に動作しているかどうかを判断するように構成され得る。
【0037】
[0042]テストがバッテリテスタによって実行されている間、バッテリテストシステム40は、ブロック134に示すように、テストが実行中であることを示し、検査人にテストが稼働中であることを通知するメッセージを表示することができる(たとえば、メッセージとして「バッテリテストを実行しています。しばらくお待ちください。」と記される)。ディスプレイ52は、ブロック136に示すように、バッテリテストの完了時、バッテリテストの結果および/またはバッテリパラメータを表示するように構成され得る。たとえば、バッテリテスト結果には、バッテリ12について測定されたバッテリ定格(たとえば、コールドクランクアンプ(CCA)および/またはクランクアンプ(CA))が含まれ得る。加えて、所定のバッテリ定格(たとえば、コールドクランクアンプ(CCA)および/またはクランクアンプ(CA))は、VIN44から判断された複数のバッテリパラメータのうちの1つのバッテリパラメータ、またはVIN44から判断された複数のバッテリパラメータに基づくものとすることができる。よって、バッテリテストシステム40は、バッテリパラメータ(たとえば、所定のバッテリ定格)とバッテリテスト結果(たとえば、測定されたバッテリ定格)の両方を表示することが可能であり、それにより、検査人は、2つの数字を比較して、測定されたバッテリ定格が新たなバッテリの装着を示唆するものかどうかを見極めることが可能となる。
【0038】
[0043]加えて、いくつかの実施形態では、バッテリテストシステム40は、バッテリテスト結果を、類似したVINを有する車両によって達成された結果と比較するように構成され得る。カメラ42は、VIN44の画像をキャプチャすることが可能であり、それにより、VIN44の記号が機械可読テキスト(またはコンピューティングデバイスによる処理が可能な別のフォーマット)で提供される。プロセッサ74は、VINデータベース73を利用して、カメラ42によってキャプチャされたVIN44(またはVIN44の一部)に類似したVINを有する車両のバッテリに対して実行されたバッテリテスト結果を取得することができる。よって、バッテリテストシステム40は、検査人が、バッテリテストの結果を、機器製造元によって判断されたパラメータ(たとえば、バッテリパラメータ)、ならびに類似するバッテリに対して実行されたテストから取得された結果と比較することを可能にし得る。
【0039】
[0044]の機能を実行するために、1つまたは複数のプロセッサ74(および/またはコンピューティングデバイス102のプロセッサ)は、バッテリテスト管理システム72に記憶された命令を実行するように構成され得る。たとえば、図6は、バッテリ12の状態(たとえば、バッテリテスト結果)の判断に向け、バッテリパラメータを収集し、バッテリテストを実施するために(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ74および/または外部コンピューティングデバイス48のプロセッサによって)実行され得る方法150のブロック図である。ブロック152において、カメラ42は、車両10のVIN44の画像をキャプチャするように構成され得る。上で論じたように、検査人は、バッテリテストシステム40のディスプレイ52に再現することが可能な画像をキャプチャするために、カメラ42のレンズをVIN44に近接するように位置付けることができる。
【0040】
[0045]ブロック154において、1つまたは複数のプロセッサ74(および/または外部コンピューティングデバイス48のプロセッサ)は、VIN44(またはVIN44の一部)の画像を処理して、1つまたは複数の記号(たとえば、文字および/または数字)を取得することができる。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ74は、その画像から、VIN44の記号を検出および/または認識するように構成され得る。上で論じたように、バッテリテスト管理システム72には、VIN44の画像を機械可読テキスト(またはコンピューティングデバイスによる処理が可能な別のフォーマット)に変換できるように、光学式文字認識(OCR)を実行するように構成された命令が含まれ得る。よって、ブロック156において、1つまたは複数のプロセッサ74(および/または外部コンピューティングデバイス48のプロセッサ)は、VIN44の記号を、VINデータベース73と比較し得る。上で論じたように、VINデータベース73には、記号の全部または一部に関連付けられた、車両情報および/またはバッテリパラメータが含まれ得る。よって、ブロック158に示すように、バッテリパラメータを判断するためにVIN44の記号をVINデータベース73内の記号と一致させることができる。たとえば、ブロック160に示すように、VIN44の記号は、1つまたは複数のプロセッサ74(および/または外部コンピューティングデバイス48のプロセス)が、所定のバッテリ定格(たとえば、バッテリパラメータのうちの1つ)を判断することを可能にし得る。いくつかの実施形態では、VIN44の1つまたは複数の記号がバッテリ12に関連したものとなり得ることにより、1つまたは複数のプロセッサ74が、テスト中の特定のバッテリ12に関する所定のバッテリ定格を判断することが可能となる。他の実施形態では、VIN44の記号46は、所定のバッテリ定格とそのまま一致したものとすることができる。
【0041】
[0046]いくつかの実施形態では、バッテリテストシステム40は、バッテリパラメータが取得され、検査人によって確認されるまで、バッテリテストが開始されないようにすることができる。加えて、バッテリテストシステム40は、収集したバッテリパラメータの正確性を示す、信頼レベル判定(たとえば、VIN44の画質および/または他のパラメータに基づくもの)を提供するように構成され得る。信頼レベルが閾値を下回る(たとえば、50%を下回る)場合、検査人は、VIN44の画像の再撮影を促され得る。いくつかの実施形態では、検査人は、バッテリパラメータの一部または全部が失われているか、信頼レベルが低いものが含まれている場合であっても、手動で変更してバッテリテストを開始させることができる。
【0042】
[0047]ブロック162において、バッテリテストシステム40は、測定されたバッテリ定格を含み得るバッテリテスト結果を判定するために、バッテリテストを実施することができる。上で論じたように、バッテリテストシステム40は、通信システム78(たとえば、第1および第2の結合装備54および56)を用いて、バッテリ12(たとえば、第1および第2のバッテリ端子58、60)と結合され得る。よって、バッテリテスタは、バッテリ12から受信した情報に基づき、バッテリテスト結果(たとえば、測定されたバッテリ定格、コールドクランクアンプ、クランクアンプ、または別のバッテリ定格)を判定することができる。したがって、ブロック164において、バッテリテストシステム40は、バッテリパラメータ(たとえば、所定のバッテリ定格)およびバッテリテスト結果(たとえば、測定されたバッテリ定格)を表示することができ、それにより、検査人(または車両の所有者)は、その値を比較して、新たなバッテリを購入および/または装着すべきかどうかを判断することができる。加えて、いくつかの実施形態では、バッテリテストシステム40は、バッテリパラメータをバッテリテスト結果と比較し、検査人にバッテリ12の状態の指標を提供するように構成され得る。さらに、バッテリテストシステム40は、バッテリ12を交換すべきかどうかに関する推奨を提供することができる。バッテリパラメータ(たとえば、測定されたバッテリ定格)およびバッテリテスト結果(たとえば、所定のバッテリ定格)は、バッテリパラメータが少なくともVIN44のキャプチャ画像に基づいてバッテリテストシステム40に自動入力されるため、正確であり、なおかつ迅速に判断される。したがって、検査人は、バッテリテストを一層効率的に行うことが可能となる。
【0043】
[0048]開示した実施形態のうちの1つまたは複数は、単独か組み合わせかを問わず、バッテリをテストする際に有用な、1つまたは複数の技術的効果を提供し得る。概して、本開示の実施形態には、車両のVINの画像をキャプチャするように構成されたカメラを含む、高度化されたバッテリテストシステムが含まれる。バッテリテストシステムは、VINを処理し、1つまたは複数のバッテリパラメータを、VINおよびVINに関連付けられたバッテリ、ならびに/またはVINに関連付けられたカテゴリ(たとえば、ボート用バッテリ)に関する蓄積されたテストデータに基づいて判断するように構成され得る。そのような様式でバッテリパラメータを取得することにより、バッテリパラメータとバッテリテスト結果の比較を、より迅速かつより正確に行うことが可能となり得る。これは、検査人がバッテリに物理的にアクセスする必要がなく、かつ/またはバッテリパラメータを手動で入力する必要がないからである。さらには、より有用で文脈に沿った情報が提供され得る。本明細書における技術的効果および技術的問題は、例示的なものであって、限定的なものではない。本明細書で説明した他の技術的効果を有する場合もあり、他の技術的問題を解決し得るものであることに留意されたい。
【0044】
[0049]上述した固有の実施形態は例証を目的として示されており、これらのさまざまな変更形態および代替形態が可能であることを理解されたい。さらに、特許請求の範囲は、開示した特定の形態に限定されることを意図しておらず、本開示の趣旨および範囲に含まれる変更形態、均等物、および代替形態のすべてを対象としたものであることを理解されたい。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【国際調査報告】

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