特表2018-513650(P2018-513650A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2018-513650二次元コードセキュリティチェック用のデータ偽造認識方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2018-513650(P2018-513650A)
(43)【公表日】2018年5月24日
(54)【発明の名称】二次元コードセキュリティチェック用のデータ偽造認識方法
(51)【国際特許分類】
   H04L 9/32 20060101AFI20180420BHJP
   G09C 1/00 20060101ALI20180420BHJP
【FI】
   H04L9/00 675A
   G09C1/00 640D
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2017-554816(P2017-554816)
(86)(22)【出願日】2016年4月12日
(85)【翻訳文提出日】2017年12月18日
(86)【国際出願番号】CN2016079113
(87)【国際公開番号】WO2016169423
(87)【国際公開日】20161027
(31)【優先権主張番号】201510188928.1
(32)【優先日】2015年4月20日
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】517212950
【氏名又は名称】信碼互通(北京)科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】SIGMATRIX TECHNOLOGY CO., LTD
(74)【代理人】
【識別番号】100164013
【弁理士】
【氏名又は名称】佐原 隆一
(72)【発明者】
【氏名】呉 林
【テーマコード(参考)】
5J104
【Fターム(参考)】
5J104AA08
5J104LA02
(57)【要約】
ランダム文字コードにチェックコードを加えてランダムチェックコードを構成し、ランダムチェックコードとURLにより、バックグランドアクセスアドレスを構成し、ユーザーがバックグランドアドレスへアクセスする必要がある場合、二次元コードをスキャンすることで、ランダムチェックコードとURLを取得し、バックグランドサーバがチェックコードによりランダムコードの正当性を解析し、正当なランダムチェックコードだけがアクセスデータベースへアクセス可能であり、さらに、ランダムコードの正当性を検証し、チェックコードによる検証に失敗したランダムコードを直接戻し、暴れ解読及び大量のデータベースへのアクセスによるデータベースダウンを効果的に防止する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ランダム文字コードにチェックコードを加えてバイトストリーム乱数を構成し、データを暗号化してデータを変換することにより、ランダムチェックコードに変換するステップS1と、
ランダムチェックコードとURLにより、バックグランドアクセスアドレスを構成し、前記バックグランドアクセスアドレスから二次元コードを生成するスステップS2と、
二次元コードをスキャンすることで、ランダムチェックコードとURLを取得し、ランダムチェックコードを複号化して復元し、ランダム文字コードとチェックコードを取得し、ランダム文字コードから新しいチェックコードを生成するステップS3と、
複号化されて復元したチェックコードと生成した新しいチェックコードとを比較し、一致していない場合、検証に失敗した情報を戻し、一致している場合、さらに検証操作を行うステップS4と、
を含むことを特徴とする二次元コードセキュリティチェック用のデータ偽造認識方法。
【請求項2】
前記ランダム文字コードは、アルファベット及び数字の何れか一方又は双方からなっていることを特徴とする請求項1に記載の二次元コードセキュリティチェック用のデータ偽造認識方法。
【請求項3】
前記ランダム文字コードの長さは、16文字以上であることを特徴とする請求項1に記載の二次元コードセキュリティチェック用のデータ偽造認識方法。
【請求項4】
前記チェックコードは、アルファベット及び数字の何れか一方又は双方からなっており、前記チェックコードと前記ランダム文字コードとの構成要素は同様であることを特徴とする請求項1に記載の二次元コードセキュリティチェック用のデータ偽造認識方法。
【請求項5】
ステップS1において、ランダム文字コードをランダムチェックコードに変換する場合は、
ランダム文字コードを生成し、ランダム文字コードをバイトストリームランダムコードに変換するステップS11と、
バイトストリームランダムコードからチェックコードを生成し、バイトストリームランダムコードとチェックコードによりバイトストリーム乱数を構成するステップS12と、
バイトストリーム乱数を、データを変換することにより文字性データのランダムチェックコードに変換して出力するステップS13と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の二次元コードセキュリティチェック用のデータ偽造認識方法。
【請求項6】
二次元コードの検証時に新しいチェックコードを生成する二次元コードセキュリティチェック用のデータ偽造認識方法であって、具体的に、
取得したランダムチェックコードをバイトストリームデータに変換するステップS31と、
複号化して復元することにより、前記バイトストリームデータを、暗号化されていない場合のバイトストリームデータに変換するステップS32と、
暗号化されていない場合のバイトストリームデータからバイトストリームランダムコードとチェックコードを抽出し、バイトストリームランダムコードからチェックコードを生成するステップS33と、
を含むことを特徴とする請求項5に記載の二次元コードセキュリティチェック用のデータ偽造認識方法。
【請求項7】
ステップS4における二次元コードの検証過程は、具体的に、
抽出したチェックコードと生成したチェックコードとを比較し、チェックコードが一致していない場合、当該データは正当ではないデータと証明され、検証に失敗した情報を戻し、チェックコードが一致している場合、ステップS42に移行するステップS41と、
バイトストリームランダムコードを元のランダム文字コードに復元するステップS42と、
ランダム文字コードをデータベースに送って検証を行い、検証に成功した場合、正当データになり、正当データに対応する権利を与えるステップS43と、
を含むことを特徴とする請求項1、5又は6に記載の二次元コードセキュリティチェック用のデータ偽造認識方法。
【請求項8】
ステップS33においてバイトストリームランダムコードからチェックコードを生成する前記ステップを、ステップS12においてバイトストリームランダムコードからチェックコードを生成するステップと同様なものとすることを特徴とする請求項1、5又は6に記載の二次元コードセキュリティチェック用のデータ偽造認識方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ偽造認識方法に関し、特に、二次元コードセキュリティチェック用のデータ偽造認識方法に関し、偽造防止や偽造認識の技術分野に該当する。
【背景技術】
【0002】
二次元コードは、画像入力機器又は光走査機器を介して自動的に読み取り、情報の自動的な処理を図ったものであって、携帯電話の重要な入口である。二次元コードにより、携帯電話は迅速にインターネットにアクセス可能である。二次元コードの適用に伴い、例えば、二次元コードによる電子チケット、二次元コードによる金券、二次元コードによる決済、二次元コードによる偽造防止、二次元コードによる遡り、二次元コードによるポイント等、各種類の二次元コードに係る製品も多く登場した。二次元コードを生活消費財に適用するケースがますます多くなり、1缶当たりの粉ミルク、1本当たりのミネラルウオータに二次元コードも適用し始めた。販売中に二次元コードを適用する場合、各二次元コードによって一定の利益を取得することができるため、暴れ解読の形態で二次元コードの符号化を解読してみる人もいる。
【0003】
現在、多くの技術提供事業者及びプラットホーム事業者は、二次元コードを使用して偽造防止、溯り、ポイント及び販売活動等を行っている。これら技術提供事業者及びプラットホーム事業者で一般的に使用した二次元コードの符号化形態は、URL(Uniform ReSource Locator=統一資源位置指定子)にランダムコードを加えることにより構成されている。このランダムコードは、ランダム数字コードでもよいし、アルファベットと数字を混合したランダムコードでもよい。それらに対応する認識調査の流れは下記通りである。
1)ユーザーは、二次元コード認識ソフトウェアを使用して二次元コード情報を認識し、二次元コードにおけるURL及びランダムコードのコード列を取得する。
2)ランダムコードを含むURLによりバックグランドサーバにアクセスし、バックグランドサーバによりURLにおけるランダムコードデータ列を抽出する。
3)このランダムコードデータ列を使用してデータベースを調査する。このランダムコードデータ列が存在している場合、調査が成功し、偽造防止サービスにおいてこの物が本物であることが明らかに示され、ポイントである場合、ユーザーに対して設定したポイント値を与える。
【0004】
一般的に偽造防止及び溯りに適用されている中、上記の認識調査の流れを使用すると、利益を獲得するチャンスがないため、一般的に、ランダムコードの符号化を暴れ解読する人がいない。しかし、当選確率が100%になる抽選や配当の高い抽選活動であれば、この場合に暴れ解読プログラムを使用し、つまり、シミュレーションプログラムを専門的に作成してプログラムでランダムコードを解読して利益を獲得する人が多くなる可能性がある。上記のランダムコードの符号化形態を用いると、ユーザーが毎回アクセスすると、データベースを一回調査する必要がある。ランダムコードを暴れ解読する人がいる場合、瞬間的に大量のデータベースへのアクセスが可能になり、データベースサーバをダウンさせることが容易になる。デスクトップコンピューターのような操作方式を使用してユーザーが毎回チェックコードを入力すると、ユーザーによる体験に大いに影響をし、ユーザーの満足度及び参与の積極性を低減する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術の欠点について、本発明が解决しようとする技術課題は、二次元コードセキュリティチェック用のデータ偽造認識方法を提供している。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した発明の目的を達成するために、本発明は以下のような技術案を用いている。
【0007】
二次元コードセキュリティチェック用のデータ偽造認識方法は、
ランダム文字コードにチェックコードを加えてバイトストリーム乱数を構成し、データを暗号化してデータを変換することにより、ランダムチェックコードに変換するステップS1と、
ランダムチェックコードとURLにより、バックグランドアクセスアドレスを構成し、前記バックグランドアクセスアドレスから二次元コードを生成するステップS2と、
二次元コードをスキャンすることで、ランダムチェックコードとURLを取得し、ランダムチェックコードを複号化して復元し、ランダム文字コードとチェックコードを取得し、ランダム文字コードから新しいチェックコードを生成するステップS3と、
複号化されて復元したチェックコードと生成した新しいチェックコードとを比較し、一致していない場合、検証に失敗した情報を戻し、一致している場合、さらに検証操作を行うステップS4とを含む。
【0008】
好ましくは、前記ランダム文字コードは、アルファベット及び数字の何れか一方又は双方からなっている。
【0009】
好ましくは、前記ランダム文字コードの長さは、16文字以上である。
【0010】
好ましくは、前記チェックコードは、アルファベット及び数字の何れか一方又は双方からなっており、
前記チェックコードと前記ランダム文字コードとの構成要素は同様である。
【0011】
好ましくは、ステップS1において、ランダム文字コードをランダムチェックコードに変換する場合は、具体的に、
ランダム文字コードを生成し、ランダム文字コードをバイトストリームランダムコードに変換するステップS11と、
バイトストリームランダムコードからチェックコードを生成し、バイトストリームランダムコードとチェックコードによりバイトストリーム乱数を構成するステップS12と、
バイトストリーム乱数を、データを変換することにより文字性データのランダムチェックコードに変換して出力するステップS13と、を含む。
【0012】
好ましくは、二次元コードの検証時に新しいチェックコードを生成する二次元コードセキュリティチェック用のデータ偽造認識方法であって、具体的に、
取得したランダムチェックコードをバイトストリームデータに変換するステップS31と、
複号化して復元することにより、前記バイトストリームデータを、暗号化されていない場合のバイトストリームデータに変換するステップS32と、
暗号化されていない場合のバイトストリームデータからバイトストリームランダムコードとチェックコードを抽出し、バイトストリームランダムコードからチェックコードを生成するステップS33、とを含む。
【0013】
好ましくは、ステップS4における二次元コードの検証過程は、具体的に、
抽出したチェックコードと生成したチェックコードとを比較し、チェックコードが一致していない場合、当該データは正当ではないデータと証明され、検証に失敗した情報を戻し、チェックコードが一致している場合、ステップS42に移行するステップS41と、
バイトストリームランダムコードを元のランダム文字コードに復元するステップS42と、
ランダム文字コードをデータベースに送って検証を行い、検証に成功した場合、正当データになり、正当データに対応する権利を与えるステップS43と、を含む。
【0014】
好ましくは、ステップS33においてバイトストリームランダムコードからチェックコードを生成する前記ステップを、ステップS12においてバイトストリームランダムコードからチェックコードを生成するステップと同様なものとする。
【発明の効果】
【0015】
本発明から提供される二次元コードセキュリティチェック用のデータ偽造認識方法では、ランダム文字コードにチェックコードを加えてランダムチェックコードを構成し、ランダムチェックコードとURLにより、バックグランドアクセスアドレスを構成し、ユーザーがバックグランドアドレスへアクセスする必要がある場合、二次元コードをスキャンすることで、ランダムチェックコードとURLを取得し、バックグランドサーバがチェックコードによりランダムコードの正当性を解析し、正当なランダムチェックコードだけがアクセスデータベースへアクセス可能であり、さらに、ランダムコードの正当性を検証し、チェックコードによる検証に失敗したランダムコードを直接戻し、暴れ解読及び大量のデータベースへのアクセスによるデータベースダウンを効果的に防止する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、本発明から提供される二次元コードセキュリティチェック用のデータ偽造認識方法の全体フローチャートである。
図2図2は、本発明から提供されるデータ偽造認識方法におけるランダムチェックコードの符号化のフローチャートである。
図3図3は、本発明から提供されるデータ偽造認識方法におけるランダムチェックコードの複号化及び検証のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面及び具体的な実施例に基づいて、本発明の具体的な技術内容をさらに詳細に説明する。
【0018】
プログラムによるランダムコードへの悪意の解読、シミュレーションプログラムによるデータベースへの大量のアクセスによりサーバがダウンしてしまうという問題を防止するために、本発明は、二次元コードにおいてランダムチェックコードを用いた新しいデータ偽造認識方法を提供している。所謂ランダムチェックコードとは、ランダムコードにチェックコードを加えたものである。バックグランドサーバがこのランダムチェックコードを受けてから、チェックコードにより、ランダムコードが正当であるか否かを解析する。正当なランダムチェックコードだけがデータベースにアクセス可能である。チェックコードによる検証に失敗したランダムコードが直接戻ったため、暴れ解読、及びデータベースへの大量のアクセスによるデータベースダウンが効果的に防止されている。二次元コードを2回に亘って検証することにより、ある程度で検証の正確性を向上させる。
【0019】
図1に示されるように、本発明から提供される二次元コードセキュリティチェック用のデータ偽造認識方法は、具体的に、次のようなステップを含む。まず、ランダム文字コードにチェックコードを加えてバイトストリーム乱数を構成し、データ変換により、ランダムチェックコードに変換する。次に、ランダムチェックコードとURLによりバックグランドアクセスアドレスを構成し、このバックグランドアクセスアドレスから二次元コードを生成し、この二次元コードを製品に付与する。その後、ユーザーが、製品における二次元コードをスキャンしてランダムチェックコードとURLを取得し、ランダムチェックコードを複号化して復元し、ランダム文字コードとチェックコードを取得し、ランダム文字コードから新しいチェックコードを生成する。最後に、複号化されて復元したチェックコードと生成した新しいチェックコードとを比較し、一致している場合、さらに検証操作を行い、一致していない場合、検証に失敗した情報を戻す。以下、この過程について、詳細かつ具体的に説明する。
【0020】
ステップS1では、ランダム文字コードにチェックコードを加えてバイトストリーム乱数を構成し、データ変換により、ランダムチェックコードに変換する。
【0021】
本発明から提供された実施例では、チェック情報が付いていないランダムアルファベットコード、ランダム数字コードは、ランダム文字コードと称されている。ランダム文字コードは、独立したランダムコードからなってもよいし、サービスコードにランダムコードを加えることにより構成されてもよい。一連に変換して暗号化したチェックコード付きのランダムアルファベット、ランダム数字コードは、ランダムチェックコードと称されている。ランダム文字コードは、アルファベット、数字からなってもよいし、単純な数字からなってもよいし、単純なアルファベットからなってもよい。
【0022】
図2に示されるように、ランダム文字コードをランダムチェックコードに変換する場合は、具体的に、以下のようなステップを含む。
【0023】
ステップS11では、ランダム文字コードを生成し、ランダム文字コードをバイトストリームランダムコードに変換する。
【0024】
本発明から提供される実施例では、まず、ランダム文字コードを生成する。ランダム文字コードは、各物品を識別するためのものであり、重複不可な固有ランダムコードである。コードの作製時、悪意に当たったことを防止する必要がある。そのため、ランダム文字コードの長さは、一般的に、16文字以上となる必要がある。ランダム文字コードが生成されてから、ランダム文字コードがバイトストリームランダムコードに変換された。
【0025】
ステップS12では、バイトストリームランダムコードからチェックコードを生成し、バイトストリームランダムコードとチェックコードとによりバイトストリーム乱数を構成する。
【0026】
排他的論理和アルゴリズム又はパリティチェック等のチェックアルゴリズムにより、変換したバイトストリームランダムコードからチェックコードを生成する。生成したチェックコードは、データ変換により、数字、アルファベットの何れか一方又は双方からなるバイトストリームに変換されてもよい。しかし、それは、ランダム文字コードに対応するものとする。つまり、ランダム文字コードが数字からなっている場合、ランダムチェックコードも数字からなっている。ランダム文字コードがアルファベットからなっている場合、ランダムチェックコードもアルファベットからなっている。その後、バイトストリームランダムコードと生成したチェックコードとにより、バイトストリーム乱数を構成する。
【0027】
ステップS13では、バイトストリーム乱数を、データを暗号化してデータを変換した後に、文字的データのランダムチェックコードに変換して出力する。
【0028】
バイトストリームランダムコードと生成したチェックコードとにより、バイトストリーム乱数を構成した後、バイトストリーム乱数をバイトに応じて排他的論理和して暗号化し、暗号化されたバイトストリームデータをデータ変換する。データ変換とは、バイト順番の変換等の方式を用いてそれを識別又は解読しにくい形態に変換してもよい。その後、さらに二次元コード作製処理を行うために、変換したバイトストリームデータを文字的データのランダムチェックコードに変換して出力する。
【0029】
ステップS2では、ランダムチェックコードとURLとにより、バックグランドアクセスアドレスを構成する。このバックグランドアクセスアドレスから二次元コードを生成し、この二次元コードを製品に付与する。
【0030】
ステップS1によるランダムチェックコードを取得し、このランダムチェックコードとURLとによりバックグランドアクセスアドレスを構成し、このバックグランドアクセスアドレスから二次元コードを生成し、この二次元コードを製品に付与する。ユーザーが二次元コードを検証する必要がある場合、製品における二次元コードだけをスキャンする必要があり、識別を行った後、さらに二次元コードを検証することができる。
【0031】
ステップS3では、ユーザーは、製品における二次元コードをスキャンすることで、ランダムチェックコードとURLを取得し、ランダムチェックコードを複号化して復元し、ランダム文字コードとチェックコードを取得し、ランダム文字コードから新しいチェックコードを生成する。
【0032】
ユーザーが二次元コードを検証する必要がある場合、製品における二次元コードだけをスキャンする必要があり、識別を行った後、ランダムチェックコードとURLを取得し、ステップS13においてデータ暗号化及びデータ変換とは逆な過程を用いてランダムチェックコードを複号化して復元し、暗号化されていない場合のバイトストリームデータを取得することができる。バイトデータストリームからランダム文字コードを抽出し、ステップS12においてバイトストリームランダムコードからチェックコードを生成したステップを用いて、複号化されて復元したランダム文字コードから新しいチェックコードを生成することができる。そのうち、二次元コードの検証時に新しいチェックコードを生成する。図3に示されたように、具体的に、
取得したランダムチェックコードをバイトストリームデータに変換するステップS31と、
複号化や復元により、バイトストリームデータを、暗号化されていない場合のバイトストリームデータに変換するステップS32と、
暗号化されていない場合のバイトストリームデータからバイトストリームランダムコードとチェックコードを抽出し、バイトストリームランダムコードからチェックコードを生成するステップS33と、
複号化されて復元したチェックコードと生成した新しいチェックコードとを比較し、一致していない場合、検証に失敗した情報を戻し、一致している場合、さらに検証操作を行うステップS4と、を含む。
【0033】
ステップS3では、ランダムチェックコードを複号化して復元することで、ランダム文字コードとチェックコードを取得する。ランダム文字コードから新しいチェックコードを生成する。複号化されて復元したチェックコードと生成した新しいチェックコードとを比較して二次元コードの正当性を判断する。チェックコード双方が一致している場合、この二次元コードは、正当的な二次元コードであり、バックグランドアドレスへアクセスする。一致していない場合、検証に失敗した情報を戻し、正当ではない情報のバックグランドデータベースへのアクセスを許容しない。ランダムコードの暴れ解読時に瞬間的なデータベースへの大量のアクセスを防止し、セキュリティで安定的なデータベースシステムの運行を確保する。ここで、二次元コードの検証は、具体的に、
抽出したチェックコードと生成したチェックコードとを比較し、チェックコードが一致していない場合、このデータが正当ではないデータと証明され、検証に失敗した情報を戻し、処理を終了させ、チェックコードが一致している場合、ステップS42に移行するステップS41と、
バイトストリームランダムコードを元のランダム文字コードに復元するステップS42と、
ランダム文字コードをデータベースに送って検証を行い、検証に成功した場合、正当データとなり、正当データに対応する権利を与えるステップS43と、を含む。
【0034】
以上、本発明から提供される二次元コードセキュリティチェック用のデータ偽造認識方法では、ランダム文字コードにチェックコードを加えてランダムチェックコードを構成し、ランダムチェックコードとURLによりバックグランドアクセスアドレスを構成し、このバックグランドアクセスアドレスから二次元コードを生成し、ユーザーは、二次元コードをスキャンすることで、ランダムチェックコードとURLを取得し、バックグランドサーバに転送し、バックグランドサーバがこのランダムチェックコードを受けた後、チェックコードでランダムコードの正当性を解析し、正当的なランダムチェックコードだけがデータベースへアクセス可能であり、チェックコードによる検証に失敗したランダムコードが直接戻ったため、暴れ解読、及びデータベースへの大量のアクセスによるデータベースダウンが効果的に防止される。それ以外、二次元コードを二回に亘って検証することにより、ある程度で二次元コードのセキュリティ性をも向上させる。
【0035】
以上、本発明から提供される二次元コードセキュリティチェック用のデータ偽造認識方法について、詳細に説明した。当業者にとって、本発明の実質的な精神を逸脱しない前提でいかなる自明な変更があったとしても、本発明の特許権を侵害するようになり、それに応じた法的責任を負うものとする。
図1
図2
図3
【国際調査報告】