特表2018-515869(P2018-515869A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2018-515869双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2018-515869(P2018-515869A)
(43)【公表日】2018年6月14日
(54)【発明の名称】双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20180518BHJP
【FI】
   G06Q30/06 300
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2018-510688(P2018-510688)
(86)(22)【出願日】2016年4月22日
(85)【翻訳文提出日】2017年11月7日
(86)【国際出願番号】KR2016004232
(87)【国際公開番号】WO2016182223
(87)【国際公開日】20161117
(31)【優先権主張番号】10-2015-0064264
(32)【優先日】2015年5月8日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2015-0078305
(32)【優先日】2015年6月3日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ
(71)【出願人】
【識別番号】517389540
【氏名又は名称】スタイルミラー・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100071010
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 行造
(74)【代理人】
【識別番号】100118647
【弁理士】
【氏名又は名称】赤松 利昭
(74)【代理人】
【識別番号】100123892
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 忠雄
(74)【代理人】
【識別番号】100169993
【弁理士】
【氏名又は名称】今井 千裕
(72)【発明者】
【氏名】キム、ヒジョン
(72)【発明者】
【氏名】イ、サンソン
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB07
5L049BB08
5L049BB23
5L049BB44
(57)【要約】
本発明は、双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム及び方法に関するものであって、より詳しくは、モノのインターネット(IoT)ネットワークをもとに、スマートフォンと相互作用することができる半透明のディスプレイミラー(鏡)に映ったユーザの姿をそのままリアルタイムに撮影された衣類の着用写真または画像がスマートフォンに伝送されたり、または、ユーザが店舗を出た後、着てみた衣類の商品をスマートフォンで購入が可能なことはもちろん、店舗でも店を立ち去った顧客からの売上を期待することができ、スマート機器またはスタイルミラー内に内蔵されたカメラによって撮影された写真または動画は、サーバに格納されるとともに、店舗端末機と、ユーザのスマートフォンに伝送され、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を介して写真または動画の共有が可能であり、カメラ、近接センサ、ビーコンセンサの結合と制御部により、写真または動画撮影の瞬間を制御して、ユーザのニーズに合った撮影をすることができる効果がある。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステムにおいて、
室内位置追跡用ビーコンセンサにより、ユーザのスマートフォンアプリケーションとスタイルミラーまたはスマート機器アプリケーションが駆動してユーザの位置及び個人情報を認知する機能を有するユーザ位置及び情報認知部と、
スタイルミラーまたはスマート機器アプリケーションの実行過程を放送する機能を有するオーディオ出力部と、アプリケーションの開始後に近接センサを介してユーザの状況を認知し、写真または動画の撮影をする機能を有する状況認知部と、前記状況認知部の信号によりユーザの姿を撮影する機能を有するカメラ部と、前記カメラ部で撮影したユーザの姿と案内メッセージをスタイルミラーまたはスマート機器の画面に表示するディスプレイ部と、オーディオ出力部、状況認知部、カメラ部及びディスプレイ部の作動を制御し、ユーザ位置及び情報認知部とブルートゥース通信によって通信する機能を有する制御部から構成されるスタイルミラーまたはスマート機器と、
前記スタイルミラーまたはスマート機器とサーバをワイファイまたは有線やデータ無線通信に連結する機能を有するネットワークと、
前記ネットワークによりスタイルミラーまたはスマート機器と連結され、イメージまたは動画のコンテンツを格納する機能を有するコンテンツ格納部と、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を介して店舗端末機及びユーザ端末機とイメージまたは動画と各種活動を共有する機能を有するソーシャルネットワークサービス部とを含み、ユーザ及び写真、動画、商品、取引情報を含む包括的なデータベースを管理して支援する機能と、ソーシャルネットワークサービス(SNS)部における活動と商取引行為で発生するデータを収集して分析する機能と、マーケティングレポートを発行する機能と、イメージまたは動画を格納する機能とを有するサーバと、
前記サーバ内に格納されている写真または動画の伝送を受ける機能と、ソーシャルネットワークサービス(SNS)部における活動を共有する機能とを有する店舗端末機と、
前記サーバ内に格納されている写真または動画の伝送を受ける機能と、ソーシャルネットワークサービス(SNS)部における活動を共有する機能とを有するユーザ端末機(スマートフォン)と、を含むことを特徴とする双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム。
【請求項2】
前記スタイルミラーまたはスマート機器は、ユーザの撮影を助けるメッセージを映像と音声で出力することができるディスプレイ部とオーディオ出力部を含むことを特徴とする、請求項1に記載の双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム。
【請求項3】
前記スマート機器は、スマートフォン、タブレットPC、カメラの中から選択されることを含むことを特徴とする、請求項1に記載の双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム。
【請求項4】
前記スマート機器は、角度調節が可能なジャバラ状のスタンドと結合した後、一般の鏡に取付けて使用するので、角度と位置に関係なく、ミラー(鏡)に映ったユーザの姿をそのままリアルタイムに撮影できることを含むことを特徴とする、請求項1に記載の双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム。
【請求項5】
前記スタイルミラーまたはスマート機器は、ユーザ端末機であるスマートフォンを認識し、遠隔の他のスマートフォン情報をリアルタイムに連結して画面に表示し、モノのインターネット(IoT)ネットワークを基にスマートフォンと相互作用することができる半透明のディスプレイミラー機器であることを含むことを特徴とする、請求項1に記載の双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム。
【請求項6】
前記スタイルミラーまたはスマート機器において、近接センサを介して人と撮影を感知し、ビーコンセンサを介してユーザスマートフォンを感知し、ワイファイ(WiFi)またはデータ無線通信を介してユーザ情報をサーバに伝送することを特徴とする、請求項1に記載の双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム。
【請求項7】
前記サーバは、ユーザ(会員)情報及び写真、動画、商品、取引情報を含む包括的なデータベースを構築し、マイスタイルクライアントのSNS活動及び商取引行為を支援及び処理するデータベース管理及び支援機能と、ソーシャルネットワークサービス(SNS)部における活動と、商取引行為で発生する商品の検索及びコメント対話、情報共有、商品に対する問い合わせ及び注文決済のオンライン活動関連データを収集して分析するビッグデータ収集及び分析機能と、ビッグデータ分析資料及び加入店舗の販売成功率、販売増加率、平均客単価、平均客数の核心取引内容の分析を通じて、マーケティングの成果を類似店舗と比較、評価し、該当店舗の販売拡大のための改善方案を導き出すレポートを発行するマーケティングレポート発行機能を含むことを特徴とする、請求項1に記載の双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム。
【請求項8】
前記店舗端末機には、店舗情報と、商品情報と、商品問い合わせ情報と、マイレージ及びクーポン情報と、価格交渉及び割引関連情報とを含み、顧客に合わせたプロモーションができることを特徴とする、請求項1に記載の双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム。
【請求項9】
スタイルミラーシステムのRFIDセンシング及びリーダー部は、ユーザが商品(衣類)を着て撮る時、商品(衣類)に取付けられたRFIDを認識して店舗のインターネットコマースシステムの商品データベースに連結し、ユーザのスマートフォンで該当商品を決済、購入可能なようにすることを特徴とする、請求項1に記載の双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム。
【請求項10】
双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーのアプリケーションの実行方法において、
前記人の(ユーザの)店舗への入店を認識した後、室内位置追跡用ビーコンセンサによりユーザのスマートフォンアプリケーションとスタイルミラーまたはスマート機器アプリケーションが駆動され、ユーザ端末機(スマートフォン)の位置及び個人情報を認知するビーコンセンサによるスマートフォン認識段階と、
近接センサを介してユーザの状況を認知し、スタイルミラーまたはスマート機器の前でのユーザが動作を取った姿をスタイルミラーまたはスマート機器に内蔵されたカメラで写真または動画の撮影をする近接センサによる人認識及び撮影段階と、
前記撮影された写真または動画を、サーバと、店舗端末機と、ユーザ端末機(スマートフォン)の一箇所または複数箇所に伝送する写真または動画伝送段階と、
前記写真または動画を伝送した後、サーバ内から店舗端末機と、ユーザ端末機(スマートフォン)との間のソーシャルネットワークサービス(SNS)部で活動を共有するソーシャルネットワークサービス(SNS)アプリケーションを介した情報の交流段階と、
前記情報を交流した後にスマートフォンの画面を介して商品を把握し、購入しようと思う商品を注文する商品把握と注文段階と、を含むことを特徴とする、双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーのアプリケーションの実行方法。
【請求項11】
前記写真または動画伝送段階において、スタイルミラーまたはスマート機器のカメラにより撮影された写真または動画が表示され、ユーザスマートフォンに同じ写真または動画がアップロードされた姿が表示されることを含むことを特徴とする、請求項10に記載の双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーのアプリケーションの実行方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モノのインターネット(IoT)ネットワークをもとに、スマートフォンと相互作用することができる半透明のディスプレイミラー(鏡)に映ったユーザの姿をそのままリアルタイムに撮影された衣類の着用写真または動画がスマートフォンに伝送されたり、または、ユーザが店舗を出た後、着てみた衣類の商品をスマートフォンで購入が可能なのはもちろん、店舗でも店を出た顧客からの売上を期待することができ、ユーザがスタイルミラーまたはスマートフォン、タブレットPC、カメラの中から選択されるスマート機器の前に立っているとき、室内位置追跡用ビーコンセンサにより、ユーザのスマートフォンアプリケーションとスタイルミラーまたはスマート機器アプリケーションが駆動し、前記スタイルミラーまたはスマート機器アプリケーションによって自然な撮影がユーザのニーズに合うように成すことができ、スマート機器またはスタイルミラー内に内蔵されたカメラによって、撮影された時間または動画はサーバに格納されるとともに、店舗端末機と、ユーザのスマートフォンとに伝送され、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を介して写真または動画の共有ができ、カメラ、近接センサ、ビーコンセンサの結合と制御部により、写真または動画撮影の瞬間を制御して、ユーザのニーズに合った撮影を行うことができ、スマート機器またはスタイルミラー内のディスプレイ部とオーディオ出力部により、ユーザの撮影を助けるメッセージが映像と音声で出力されてもよく、スマート機器を角度調節が可能なジャバラスタンドと結合させた後、一般の鏡に取付けて使用するので、角度と位置に関係なくミラー(鏡)に映ったユーザの姿をそのままリアルタイムに撮影することができ、衣類や美容を含む産業分野に適用することができ、その適用範囲が広範囲な、双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム及び方法に関する技術である。
【背景技術】
【0002】
大韓民国公開実用新案公報第2009-0011579号(2009.11.12)によると、最近、多様な形態の情報通信端末機の増加とともに、情報通信技術の高度化でユーザに一方的な形態の数多くの情報提供があふれている。ユーザは、多様な空間において、自らが所望する場所と時間に関係なく、いつでもどこでもユーザ中心の情報を得ようとする傾向が増加している。
【0003】
したがって、ユーザに既存の断片的かつ一方的な情報提供の代わりに、ユーザ中心の選択された有益な情報のみを提供する装置のニーズが増大している。特に、既存は、一方向の情報伝達による一方的な情報表示中心の方式により、ユーザ中心の情報表現に困難と表示の限界を有する問題点があった。
【0004】
一般的に、多画面を介した大型マルチディスプレイ装置に含まれる情報伝達装置は、主に動画中心の一方的な情報表示形態が主をなしている。単純なイメージやマルチメディア動画を大画面に表示することを介して一方的な情報のみを伝達し、ユーザはそれに従って単純に見ることで終わってしまう。ここに、ユーザのニーズ中心の多様な情報の提供が困難であるということと、ユーザ中心の多様なコンテンツ構成及び表示が困難であるという問題点がある。
【0005】
一方、従来の技術としては、鏡に映ったユーザの姿そのままを、リアルタイムに撮影した衣類の着用写真をスマートフォンに伝送したり、または、ユーザがユーザ位置(店舗)を出た後に、再び店舗とのオンラインコマース連結されたシステムがなくて、購入が困難であるという問題点がある。
【0006】
それゆえに、ユーザがスタイルミラーまたはスマートフォン、タブレットPC、カメラの中から選択されるスマート機器の前に立っているとき、室内位置追跡用ビーコンセンサにより、ユーザのスマートフォンアプリケーションとスタイルミラーまたはスマート機器アプリケーションが駆動され、前記スタイルミラーまたはスマート機器アプリケーションによりユーザのニーズに合うように自然な撮影が成され得る。スマート機器またはスタイルミラー内に内蔵されたカメラによって撮影された写真または動画は、サーバに格納されるとともに、店舗端末機と、ユーザのスマートフォンとに伝送され、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を介して写真または動画の共有が可能である。スマート機器を角度調節が可能なジャバラスタンドと結合させた後に一般の鏡に取付けて使用するので、角度と位置に関係なく、ミラー(鏡)に映ったユーザの姿をそのままリアルタイムに撮影することができ、着てみた衣類の商品をスマートフォンで購入することができる双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム及び方法の開発が切実に要求されている実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、本発明は、上記のような問題点を解決するために着想されたもので、モノのインターネット(IoT)ネットワークをもとに、スマートフォンと相互作用することができる半透明のディスプレイミラー(鏡)に映ったユーザの姿をそのままリアルタイムに撮影した衣類の着用写真または動画がスマートフォンに伝送される。また、ユーザが店を出た後、着てみた衣類の商品をスマートフォンで購入が可能なのはもちろん、店舗でも店を出た顧客からの売上を期待できる双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム及び方法を提供することにその目的がある。
【0008】
本発明の他の目的は、ユーザがスタイルミラーまたはスマートフォン、タブレットPC、カメラの中から選択されるスマート機器の前に立っているとき、室内位置追跡用ビーコンセンサにより、ユーザのスマートフォンアプリケーションとスタイルミラーまたはスマート機器アプリケーションが駆動する。ユーザのニーズに従い、前記スタイルミラーまたはスマート機器アプリケーションによって自然な撮影が成され得る双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム及び方法を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、スマート機器またはスタイルミラー内に内蔵されたカメラによって撮影された写真または動画をサーバに格納するとともに、店舗端末機と、ユーザのスマートフォンに伝送され、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を介して写真または動画の共有が可能な双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム及び方法を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、カメラ、近接センサ、ビーコンセンサの結合と制御部により、写真または動画撮影の瞬間を制御して、ユーザのニーズに合った撮影を行うことができる双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム及び方法を提供することにある。
【0011】
本発明の他の目的は、スマート機器またはスタイルミラー内のディスプレイ部とオーディオ出力部により、ユーザの撮影を助けるメッセージが映像と音声で出力される双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム及び方法を提供することにある。
【0012】
本発明の他の目的は、スマート機器を角度調節が可能なジャバラスタンドと結合させた後、一般の鏡に取付けて使用するので、角度と位置に関係なく、ミラー(鏡)に映ったユーザの姿をそのままリアルタイムに撮影できる双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム及び方法を提供することにある。
【0013】
本発明の他の目的は、衣類や美容を含む産業分野に適用することができ、その適用範囲が広範囲な双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム及び方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記目的を達成するための本発明の好ましい一実施形態による双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステムは、室内位置追跡用ビーコンセンサにより、ユーザのスマートフォンアプリケーションとスタイルミラーまたはスマート機器アプリケーションが駆動してユーザの位置及び個人情報を認知する機能を有するユーザ位置及び情報認知部と;スタイルミラーまたはスマート機器アプリケーションの実行過程を放送する機能を有するオーディオ出力部と、アプリケーションの開始後に近接センサを介してユーザの状況を認知し、写真または動画の撮影をする機能を有する状況認知部と、前記状況認知部の信号によりユーザの姿を撮影する機能を有するカメラ部と、前記カメラ部で撮影したユーザの姿と案内メッセージをスタイルミラーまたはスマート機器の画面に表示するディスプレイ部と、オーディオ出力部、状況認知部、カメラ部及びディスプレイ部の作動を制御し、ユーザ位置及び情報認知部とブルートゥース(登録商標)通信によって通信する機能を有する制御部から構成されるスタイルミラーまたはスマート機器と;前記スタイルミラーまたはスマート機器とサーバをワイファイまたは有線やデータ無線通信に連結する機能を有するネットワークと;前記ネットワークによりスタイルミラーまたはスマート機器と連結され、イメージまたは動画のコンテンツを格納する機能を有するコンテンツ格納部と、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を介して店舗端末機及びユーザ端末機とイメージまたは動画と各種活動を共有する機能を有するソーシャルネットワークサービス部とを含み、ユーザ及び写真、動画、商品、取引情報を含む包括的なデータベースを管理して支援する機能と、ソーシャルネットワークサービス(SNS)部における活動と商取引行為で発生するデータを収集して分析する機能と、マーケティングレポートを発行する機能と、イメージまたは動画を格納する機能とを有するサーバと;前記サーバ内に格納されている写真または動画の伝送を受ける機能と、ソーシャルネットワークサービス(SNS)部における活動を共有する機能とを有する店舗端末機と;前記サーバ内に格納されている写真または動画の伝送を受ける機能と、ソーシャルネットワークサービス(SNS)部における活動を共有する機能とを有するユーザ端末機(スマートフォン)と、を含むことを特徴とする。
【0015】
前記本発明において、前記スタイルミラーまたはスマート機器は、ユーザの撮影を助けるメッセージを映像と音声で出力することができるディスプレイ部とオーディオ出力部を含むことを特徴とする。
【0016】
前記本発明において、前記スマート機器は、スマートフォン、タブレットPC、カメラの中から選択されることを含むことを特徴とする。
【0017】
前記本発明において、前記スマート機器は、角度調節が可能なジャバラ状のスタンドと結合した後、一般の鏡に取付けて使用するので、角度と位置に関係なく、ミラー(鏡)に映ったユーザの姿をそのままリアルタイムに撮影できることを含むことを特徴とする。
【0018】
前記本発明において、前記スタイルミラーまたはスマート機器は、ユーザ端末機であるスマートフォンを認識し、遠隔の他のスマートフォン情報をリアルタイムに連結して画面に表示し、モノのインターネット(IoT)ネットワークを基にスマートフォンと相互作用することができる半透明のディスプレイミラー機器であることを含むことを特徴とする。
【0019】
前記本発明において、前記スタイルミラーまたはスマート機器において、人と撮影動作の認識は近接センサで行い、ユーザスマートフォンの認識はビーコンセンサで行い、ユーザ情報のサーバへの伝送はワイファイ(WiFi)またはデータ無線通信により遂行されることを含むことを特徴とする。
【0020】
前記本発明において、前記サーバは、ユーザ(会員)情報及び写真、動画、商品、取引情報を含む包括的なデータベースを構築し、マイスタイルクライアントのSNS活動及び商取引行為を支援及び処理するデータベース管理及び支援機能と、ソーシャルネットワークサービス(SNS)部における活動と、商取引行為で発生する商品の検索及びコメント対話、情報共有、商品に対する問い合わせ及び注文決済のオンライン活動関連データを収集して分析するビッグデータ収集及び分析機能と、ビッグデータ分析資料及び加入店舗の販売成功率、販売増加率、平均客単価、平均客数の核心取引内容の分析を介して、マーケティングの成果を類似店舗と比較、評価し、該当店舗の販売拡大のための改善方案を導き出すレポートを発行するマーケティングレポート発行機能を含むことを特徴とする。
【0021】
前記本発明において、前記店舗端末機には、店舗情報と、商品情報と、商品問い合わせ情報と、マイレージ及びクーポン情報と、価格交渉及び割引関連情報とを含み、顧客に合わせたプロモーションができることを特徴とする。
【0022】
前記本発明において、スタイルミラーシステムのRFIDセンシング及びリーダー部は、ユーザが商品(衣類)を着て撮る時、商品(衣類)に取付けられたRFIDを認識して店舗のインターネットコマースシステムの商品データベースに連結し、ユーザのスマートフォンで該当商品を決済、購入可能なようにすることを特徴とする。
【0023】
また、前記目的を達成するための本発明の好ましい一実施形態による双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーのアプリケーションの実行方法は、人が(ユーザが)店舗へ入ってきた時、室内位置追跡用ビーコンセンサによりユーザのスマートフォンアプリケーションとスタイルミラーまたはスマート機器アプリケーションが駆動され、ユーザ端末機(スマートフォン)の位置及び個人情報を認知するビーコンセンサによるスマートフォン認識段階と;スタイルミラーまたはスマート機器の前でのユーザが動作を取った姿を 近接センサを介してユーザの状況を認知し、内蔵されたカメラで写真または動画の撮影をする近接センサによる人認識及び撮影段階と;前記撮影された写真または動画を、サーバと、店舗端末機と、ユーザ端末機(スマートフォン)の一箇所または複数箇所に伝送する写真または動画伝送段階と;前記写真または動画を伝送した後に、サーバ内から店舗端末機と、ユーザ端末機(スマートフォン)との間のソーシャルネットワークサービス(SNS)部での活動を共有するソーシャルネットワークサービス(SNS)アプリケーションを介した情報の交流段階と;前記情報を交流した後にスマートフォンの画面を介して商品を把握し、購入しようと思う商品を注文する商品把握と注文段階と、を含むことを特徴とする。
【0024】
前記本発明において、前記写真または動画伝送段階において、スタイルミラーまたはスマート機器のカメラにより撮影された写真または動画が表示され、ユーザスマートフォンに同じ写真または動画がアップロードされた姿が表示されることを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0025】
上述したように、本発明の双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム及び方法は、次のような効果を有する。
【0026】
第1に、本発明は、モノのインターネット(IoT)ネットワークをもとに、スマートフォンと相互作用することができる半透明ディスプレイミラー(鏡)に映ったユーザの姿をそのままリアルタイムに撮影された衣類の着用写真または動画がスマートフォンに伝送されたり、または、ユーザが店舗を出た後、着てみた衣類の商品をスマートフォンで購入が可能なのはもちろん、店舗でも店を出た顧客からの売上げを期待することができる。
【0027】
第2に、本発明は、ユーザがスタイルミラーまたはスマートフォン、タブレットPC、カメラの中から選択されるスマート機器の前に立っている時、室内位置追跡用ビーコンセンサにより、ユーザのスマートフォンアプリケーションとミラーまたはスマート機器アプリケーションが駆動して、前記ミラーまたはスマート機器アプリケーションにより自然な撮影がユーザのニーズに合うように成することができる。
【0028】
第3に、本発明は、スマート機器またはスタイルミラー内に内蔵されたカメラによって撮影された写真または動画は、サーバに格納されるとともに、店舗端末機と、ユーザのスマートフォンに伝送され、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を介して写真または動画の共有が可能である。
【0029】
第4に、本発明は、カメラ、近接センサ、ビーコンセンサの結合と制御部により、写真または動画撮影の瞬間を制御し、ユーザのニーズに合う撮影を行うことができる。
【0030】
第5に、本発明は、スマート機器またはスタイルミラー内のディスプレイ部とオーディオ出力部により、ユーザの撮影を助けるメッセージが映像と音声で出力され得る。
【0031】
第6に、本発明は、スマート機器を角度調節が可能なジャバラスタンドと結合させた後に一般の鏡に取付けて使用するので、角度と位置に関係なく、ミラー(鏡)に映ったユーザの姿をそのままリアルタイムに撮影することができる。
【0032】
第7に、本発明は、衣類や美容を含む産業分野に適用することができ、その適用範囲が広範囲である。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1図1は、本発明の一実施形態による双方向通信で写真、動画の共有が可能なスタイルミラーシステムの構成を示した図面。
【0034】
図2図2は、本発明の他の実施形態による双方向通信で写真、動画の共有が可能なスマート機器取付型の一般のミラーシステムの構成を示した図面。
【0035】
図3図3は、本発明の一実施形態による鏡である時と、鏡のディスプレイが点いた時のスタイルミラーの外観を示した写真図面。
【0036】
図4図4は、本発明の他の一実施形態による一般の鏡にスマート機器を取付けて撮影する形態を示した写真図面。
【0037】
図5図5は、本発明の他の一実施形態による一般の鏡に取付けるスマート機器の形態を示した写真図面。
【0038】
図6図6は、本発明の一実施形態による双方向通信で写真、動画の共有が可能なスタイルミラーアプリケーションの実行による流れを示した図面。
【0039】
図7図7は、本発明の一実施形態による双方向通信で写真、動画の共有が可能なスタイルミラーアプリケーションの実行により、写真のアップからモバイルによる商品注文までの過程を説明するために示した図面。
【0040】
図8図8は、本発明の一実施形態による双方向通信で写真、動画の共有が可能なスタイルミラーアプリケーションの全体の流れを示した図面。
【0041】
図9図9は、本発明の一実施形態による双方向通信で写真、動画の共有が可能なスタイルミラーシステムの構成のうち、店舗端末機の画面情報を例示した図面。
【発明を実施するための形態】
【0042】
以下、添付された図面と共に本発明の好ましい実施形態を詳しく見てみると次のようだが、本発明を説明するにあたって、関連した公示技術または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要にぼかしかねないと判断される場合には、その詳細な説明を省略するだろう。後述する用語は、本発明における機能を考慮して定義された用語として、これは、ユーザ、運用者の意図または慣例などに応じて変わり得るので、その定義は、本発明の双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム及び方法を説明する本明細書の全般にわたる内容をもとに下されなければならないだろう。
【0043】
以下、添付された図面を参照し、本発明の好ましい一実施形態による双方向通信で写真、動画の共有が可能なスタイルミラーシステムを詳細に説明する。
【0044】
図1は、本発明の一実施形態による双方向通信で写真、動画の共有が可能なスタイルミラーシステムの構成を示した図面である。図2は、本発明の他の一実施形態による双方向通信で写真、動画の共有が可能なスマート機器取付型の一般のミラーシステムの構成を示した図面である。図3は、本発明の一実施形態による鏡である時と、鏡のディスプレイが点いた時のスタイルミラーの外観を示した写真図面である。図4は、本発明の他の一実施形態による一般の鏡にスマート機器を取付けて撮影する形態を示した写真図面である。図5は、本発明の他の一実施形態による一般の鏡に取付けられるスマート機器の形態を示した写真図面である。
【0045】
図1図5に示したように、本発明の双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステムは、室内位置追跡用ビーコンセンサにより、ユーザのスマートフォンアプリケーションとスタイルミラーまたはスマート機器アプリケーションが駆動して、ユーザの位置および個人情報を認知する機能を有するユーザ位置及び情報認知部17と;スタイルミラーまたはスマート機器アプリケーションの実行過程を放送する機能を有するオーディオ出力部16と、アプリケーションの開始後に近接センサを介してユーザの状況を認知し、写真または動画の撮影をする機能を有する状況認知部12と、前記状況認知部の信号によりユーザの姿を撮影する機能を有するカメラ部11と、前記カメラ部で撮影したユーザの姿と案内メッセージをスタイルミラーまたはスマート機器の画面に表示するディスプレイ部15と、オーディオ出力部、状況認知部、カメラ部、及びディスプレイ部の作動を制御し、ユーザ位置及び情報認知部とブルートゥース通信によって通信する機能を有する制御部14から構成されるスタイルミラー10またはスマート機器19−1と;前記スタイルミラーまたはスマート機器とサーバをワイファイまたは有線やデータ無線通信に連結する機能を有するネットワーク21と;前記ネットワークによりスタイルミラーまたはスマート機器と連結され、イメージまたは動画のコンテンツを格納する機能を有するコンテンツ格納部22と、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を介して店舗端末機及びユーザ端末機とイメージまたは動画と各種活動を共有する機能を有するソーシャルネットワークサービス部23とを含み、ユーザ及び写真、動画、商品、取引情報を含む包括的なデータベースを管理して支援する機能と、ソーシャルネットワークサービス(SNS)部における活動と商取引行為で発生するデータを収集して分析する機能と、マーケティングレポートを発行する機能と、イメージまたは動画を格納する機能を有するサーバ20と;前記サーバ内に格納されている写真または動画の伝送を受ける機能と、ソーシャルネットワークサービス(SNS)部における活動を共有する機能を有する店舗端末機31と;前記サーバ内に格納されている写真または動画の伝送を受ける機能と、ソーシャルネットワークサービス(SNS)部における活動を共有する機能を有するユーザ端末機(スマートフォン)30;を備える。
【0046】
前記本発明の双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステムを構成する各技術的手段の機能を説明すると、次の通りである。
【0047】
前記ユーザ位置および情報認知部17は、室内位置追跡用ビーコンセンサにより、ユーザのスマートフォンアプリケーションとスタイルミラーまたはスマート機器アプリケーションが駆動してユーザの位置及び個人情報を認知する機能を有する。
【0048】
前記スタイルミラー10またはスマート機器19−1は、スタイルミラーまたはスマート機器アプリケーションの実行過程を放送する機能を有するオーディオ出力部16と、アプリケーションの開始後に近接センサを介してユーザの状況を認知し、写真または動画の撮影をする機能を有する状況認知部12と、前記状況認知部の信号によりユーザの姿を撮影する機能を有するカメラ部11と、前記カメラ部で撮影したユーザの姿と案内メッセージをスタイルミラーまたはスマート機器の画面に表示するディスプレイ部15と、前記オーディオ出力部16、状況認知部12、カメラ部11及びディスプレイ部15の作動を制御し、ユーザ位置及び情報認知部17とブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)通信によって通信する機能を有する制御部14と、から構成される。
【0049】
ここで、図2図4図5に示されている前記スマート機器19−1は、スマートフォン、タブレットPC、カメラの中から選択されるものであり、前記スマート機器19−1は、角度調節が可能なジャバラ状のスタンド19−2と結合させた後、一般の鏡19に取付けて使用するので、角度と位置に関係なく、ミラー(鏡)に映ったユーザの姿をそのままリアルタイムに撮影できるわけである。
【0050】
また、スタイルミラーシステムのRFIDセンシング及びリーダー部18は、ユーザが商品(衣類)を着て撮る時、商品(衣類)に取付けられたRFIDを認識し、店舗のインターネットコマースシステムの商品データベースに連結し、ユーザのスマートフォンで該当商品を決済、購入可能なようにするものである。
【0051】
前記ユーザ位置及び情報認知部17と制御部14との通信方式であるブルートゥース(Bluetooth)は、個人近距離無線通信(PANs)のための産業標準であり、ブルートゥースは、多様な機器が安全かつ安い費用で全世界的に利用できる無線周波数を用いて互いに通信できるようにする。前記ブルートゥースは、ISM帯域である2.45GHzを使用する。バージョン1.1と1.2の場合、速度が723.1kbpsに達し、バージョン2.0の場合、EDR(Enhanced Data Rate)を特徴とするが、これを通じて2.1Mbpsの速度を出すことができる。また、ブルートゥースは有線USBに代わる概念であり、ワイファイ(Wi-Fi)はイーサネット(Ethernet)(登録商標)に代わる概念である。暗号化にはSAFER(Secure And Fast Encryption Routine)を使用する。装置同士信頼できる連結を成立させるには、キーワードを利用したペアリング(pairing)が成されるが、この過程がない場合もある。
【0052】
ここで、前記スタイルミラー10は、ユーザ端末機であるスマートフォン30を認識し、遠隔の他のスマートフォン情報をリアルタイムに連結して画面に表示し、モノのインターネット(IoT)ネットワークをもとに、スマートフォンと相互作用することができる半透明のディスプレイミラーである。
【0053】
前記モノのインターネット(IoT:Internet of Things)は、情報通信技術(ICT)を基盤に、世の中のすべての物をインターネットで連結し、人と物、物と物との間の情報を交換し、相互に疎通するインフラをいうものである。物は、自動車、各種電子機器、自転車、メガネ、時計、衣類などの自然環境を成す全てのものを指称する。このために、モノのインターネット(IoT)は、1世代有線インターネット、2世代モバイルインターネットを越えて、3世代インターネットと呼ばれる。事実、モノのインターネット(IoT)は、最近新しく登場した技術というよりは、着実に私々の生活と密接な関連を持って発展してきた技術である。
【0054】
また、前記スタイルミラー10またはスマート機器19−1において、人の認識と撮影過程において、情報認識は近接センサでして、ユーザスマートフォンの認識はビーコンセンサでし、ユーザ情報のサーバ20への伝送はワイファイ(WiFi)またはデータ無線通信により遂行されるわけである。
【0055】
前記ネットワーク21は、前記スタイルミラー10またはスマート機器19−1とサーバ20をワイファイまたは有線やデータ無線通信に連結する機能を有する。
【0056】
前記サーバ20は、前記ネットワーク21によりスタイルミラー10またはスマート機器19−1と連結し、イメージまたは動画のコンテンツを格納する機能を有するコンテンツ格納部22と、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を介して店舗端末機及びユーザ端末機とイメージまたは動画と各種活動を共有する機能を有するソーシャルネットワークサービス部23とを含む。ユーザ及び写真、動画、商品、取引情報を含む包括的なデータベースを管理して支援する機能と、ソーシャルネットワークサービス(SNS)部23における活動と商取引行為で発生するデータを収集して分析する機能と、マーケティングレポートを発行する機能と、イメージまたは動画を格納する機能とを有する。
【0057】
ここで、前記サーバ20の機能を具体的に記述すると、サーバ20は、ユーザ(会員)情報及び写真、動画、商品、取引情報を含む包括的なデータベースを構築してマイスタイルクライアントのSNS活動及び商取引行為を支援及び処理するデータベース管理及び支援機能を遂行し、ソーシャルネットワークサービス(SNS)部における活動と、商取引行為で発生する商品の検索及びコメント対話、情報共有、商品に対する問い合わせ及び注文決済のオンライン活動関連データを収集して分析するビッグデータ収集及び分析機能を遂行し、ビッグデータ分析資料及び加入店舗の販売成功率、販売増加率、平均客単価、平均客数の核心取引内容の分析を通じて、マーケティング成果を類似店舗と比較、評価し、該店舗の販売拡大のための改善方案を導き出すレポートを発行するマーケティングレポート発行機能を遂行する。
【0058】
前記店舗端末機31は、前記サーバ20内に格納されている写真または動画の伝送を受ける機能と、ソーシャルネットワークサービス(SNS)部23における活動を共有する機能を有する。
【0059】
ここで、前記店舗端末機31には、店舗情報と、商品情報と、商品問い合わせ情報と、マイレージ及びクーポン情報と、価格交渉及び割引関連情報が格納され、顧客に合わせたプロモーションをすることができる。
【0060】
前記ユーザ端末機(スマートフォン)30は、前記サーバ20内に格納されている写真又は動画の伝送を受ける機能、ソーシャルネットワークサービス(SNS)部23における活動を共有する機能を遂行する。
【0061】
以下、添付された図面を参照して、本発明の好ましい一実施形態による双方向通信で写真、動画の共有が可能なスタイルミラーアプリケーションの実行による流れを詳細に説明する。
【0062】
図6は、本発明の一実施形態による双方向通信で写真、動画の共有が可能なスタイルミラーアプリケーションの実行による流れを示した図面である。図7は、本発明の一実施形態による双方向通信で写真、動画の共有が可能なスタイルミラーアプリケーションの実行により、写真のアップからモバイルによる商品注文までの過程を説明するために示した図面である。図8は、本発明の一実施形態による双方向通信で写真、動画の共有が可能なスタイルミラーアプリケーションの全体の流れを示した図面である。図9は、本発明の一実施形態による双方向通信で写真、動画の共有が可能なスタイルミラーシステムの構成のうち、店舗端末機の画面情報を例示した図面である。
【0063】
図6図9に示したように、本発明である双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーアプリケーションの実行方法は、ユーザが店舗に入ってきた時、室内位置追跡用ビーコンセンサにより、ユーザのスマートフォンアプリケーションとスタイルミラーまたはスマート機器アプリケーションが駆動して、ユーザ端末機(スマートフォン)の位置及び個人情報を認知するビーコンセンサによるスマートフォン認識段階と;スタイルミラーまたはスマート機器の前でのユーザが動作を取った姿を近接センサを介してユーザの状況認知をしながら、内蔵されたカメラで写真または動画の撮影をする近接センサによる人認識及び撮影段階と;前記撮影された写真または動画を、サーバ20と、店舗端末機31と、ユーザ端末機(スマートフォン)30の一箇所または複数箇所に伝送する写真または動画伝送段階と;前記写真または動画を伝送した後、サーバ10内において店舗端末機31と、ユーザ端末機(スマートフォン)30との間のソーシャルネットワークサービス(SNS)部23における活動を共有するソーシャルネットワークサービス(SNS)アプリケーションを介した情報の交流段階と;前記情報を交流した後、スマートフォン30の画面を介して商品を把握し購入しようと思う商品を注文する商品把握と注文段階と;を備える。
【0064】
前記本発明の双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーアプリケーションの実行方法を構成する各技術的段階の機能を説明すると、次の通りである。
【0065】
一番目としては、ビーコンセンサによるスマートフォン認識段階として、ユーザの店舗への入店を認識した後、室内位置追跡用ビーコンセンサにより、ユーザのスマートフォンアプリケーションとスタイルミラーまたはスマート機器アプリケーションが駆動して、ユーザ端末機(スマートフォン)の位置及び個人情報を認知することである。例えば、スマートフォンの画面に自動でログインされる個人を識別するアプリケーションを表現することである。
【0066】
二番目としては、近接センサによる人の認識及び撮影段階として、近接センサを介してユーザの状況認知を行い、スタイルミラー10またはスマート機器19−1の前でのユーザが動作を取った姿を、スタイルミラー10またはスマート機器19−1に内蔵されたカメラ11で、行動認識による撮影段階等を含んで写真または動画の撮影をすることである。例えば、若い女性が鏡の前に立ってモデルのポーズで静止動作を取って写真撮影をする姿を表現することである。
【0067】
三番目としては、写真または動画伝送段階として、前記撮影された写真または動画をサーバ20と、店舗端末機31と、ユーザ端末機(スマートフォン)30の一箇所または複数箇所に伝送することである。ここで、前記スタイルミラー10またはスマート機器19−1のカメラ11により撮影された写真または動画が表示され、ユーザのスマートフォン30に同じ写真または動画がアップロードされた姿が表示されることである。例えば、スタイルミラーまたはスマート機器により撮影された写真または動画が表示され、ユーザのスマートフォンに同じ写真または動画がアップロードされた姿が表現されることである。
【0068】
四番目としては、ソーシャルネットワークサービス(SNS)アプリケーションを介した情報の交流段階として、前記写真または動画を伝送した後、サーバ20内から店舗端末機31と、ユーザ端末機(スマートフォン)30との間のソーシャルネットワークサービス(SNS)部23における活動を共有することである。例えば、二人がスマートフォンの画面を見ている姿を表示することである。
【0069】
五番目としては、商品把握と注文段階として、前記情報を交流した後、スマートフォン30の画面を介して商品を把握し、購入しようと思う商品を注文することである。
【0070】
図7は、本発明の一実施形態による双方向通信で写真、動画の共有が可能なスタイルミラーアプリケーションの実行により、写真のアップからモバイルによる商品注文までの過程を説明するために示した図面として、図7に示したように、服を着た写真アップ画面、コメントによる意見交流画面、問い合わせを介した商品把握画面、モバイル(スマートフォン)で商品を注文する画面の一連の過程を示したものである。
【0071】
図8は、本発明の一実施形態による双方向通信で写真、動画の共有が可能なスタイルミラーアプリケーションの全体の流れを示した図面である。
【0072】
図8に示したように、ユーザ端末機30と、他のユーザ端末機30との間の、リアルタイムの写真または動画と目録の写真または動画を見てコピー、マイページに掲示、SNS伝達を介して共有し、コメントを上げて、キープする関係を介して写真または動画を共有することが分かる。ユーザ端末機30と、店舗端末機31との間の目録写真を見てコメントを上げ、店舗端末機31内の商品DBの目録からキープし、問い合わせして、注文を通じて購入できることが分かる。また、店舗端末機31内の商品DBの情報を介してユーザ端末機30にPRすることもできる。
【0073】
図9は、本発明の一実施形態による双方向通信で写真、動画の共有が可能なスタイルミラーシステムの構成のうち、店舗端末機の画面情報を例示した図面である。図9に示したように、前記店舗端末機31には、店舗情報と、商品情報と、商品問い合わせ情報と、マイレージ及びクーポン情報と、価格交渉及び価格割引関連情報、注文及び決済情報、発送確認情報を含むので、顧客に合わせたプロモーションができる。ここで、前記商品情報は、店舗内のミラーで撮影した写真、または、カメラで撮影した写真を商品DBに格納した後、サイズ、価格、数量、詳細説明の情報を入力することである。前記商品の問い合わせは、ユーザがSNSアプリケーションを介して特定商品に対して問い合わせすれば、商品DBを連結して該当商品に対する情報を提供するとともに、ユーザにコメントの形式で返答を返信することである。前記価格割引は、ユーザの特定商品に対する購入を誘導するために、リアルタイムで割引価格を提示することである。前記注文及び決済は、ユーザの注文内容を確認し、決済が処理された後にユーザ端末機に注文内訳を伝送することである。前記発送確認は、注文商品を包装して発送した後、ユーザに配送後にユーザ端末機に購入確定を要請することである。前記マイレージまたはクーポン発給情報は、購入確定したユーザ端末機にマイレージまたはクーポンを発行することである。
【0074】
以上で説明したように、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が、本発明の技術的思想を外れない範囲内で様々な置換え、変形及び変更が可能なので、前述した実施形態及び添付された図面に限定されるわけではない。
【産業上の利用可能性】
【0075】
上述したような、双方向通信で写真、動画の共有が可能なミラーシステム及び方法は、衣類や美容を含んだ産業分野に適用することができ、その適用範囲が広範囲である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】