【実施例】
【0199】
以下の実施例は、本開示の特定の実施形態を実証するために含まれる。以下の実施例中に開示される技術は、本開示の実施において良好に機能する技術を代表するものであり、従って、その実施のための具体的な様式を構築すると解釈され得ることが、当業者によって理解されるべきである。しかし、当業者は、本開示を考慮して、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、多くの変更が、開示される特定の実施形態においてなされ得、依然として、同様または類似の結果を得ることができることを、理解する。
中間体の調製
シアノキノリンコアの例示的な合成:
【化43】
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【0200】
2−クロロ−4−ニトロアニリン(1eq)、(Z)−2−シアノ−3−エトキシアクリル酸エチル(1.3eq)およびCs
2CO
3(1.3eq)のDMF中の混合物を45℃で一晩加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物を水に注いだ。形成した固体を濾過し、そして水で洗浄し、そして乾燥させて表題化合物を固体として得、これをさらに精製せずに次の工程に使用した。
【0201】
1H NMR (DMSO-d
6, 300 MHz): δ 11.28 (d, J = 12.9 Hz, 1H), 8.84 (d, J = 12.9 Hz, 1H), 8.42 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.26-8.22 (m, 1H), 8.02 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 4.27 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.27 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
8−クロロ−6−ニトロ−4−オキソ−1,4−ジヒドロキノリン−3−カルボニトリルの合成
【化44】
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【0202】
(Z)−3−((2−クロロ−4−ニトロフェニル)アミノ)−2−シアノアクリル酸エチルのジフェニルエーテル中の懸濁物を、窒素下で、加熱マントル内の砂浴を用いて24時間加熱還流させた。室温まで冷却した後に、この反応混合物をヘキサンに注ぎ、そして2時間撹拌した。この混合物を濾過し、そしてそのフィルターケーキをヘキサンで2回洗浄して、表題化合物を褐色固体として得た。
【0203】
1H NMR (DMSO-d
6, 300 MHz): δ 12.86 (br s, 1H), 8.73-8.71 (m, 3H)。
4,8−ジクロロ−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリルの合成
【化45】
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【0204】
8−クロロ−6−ニトロ−4−オキソ−1,4−ジヒドロキノリン−3−カルボニトリルおよび5滴のDMFの、POCl
3中の懸濁物を115℃で一晩加熱した。この褐色の透明溶液を室温まで冷却し、そして過剰なPOCl
3を除去した。その残渣をDCMに溶解させ、飽和NaHCO
3、ブラインで洗浄し、そしてNa
2SO
4で乾燥させた。この溶液を濾過し、そして濃縮して、粗生成物を得た。その残渣をヘキサンおよびEtOAcで摩砕して、表題化合物を褐色固体として得た。
【0205】
1H NMR (DMSO-d
6, 300 MHz): δ 9.50 (s, 1H), 8.98 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.89 (d, J = 2.4 Hz, 1H)。
アルキニルアセテートの例示的な合成
【化46】
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【0206】
3−(1−アセトキシプロパ−2−イン−1−イル)安息香酸メチル:3−ホルミル安息香酸メチル(1.00g,6.09mmol)をTHF(30mL)に溶解させ、そして0℃にした。エチニルマグネシウムブロミド(THF中0.5M,12.8mL,6.40mmol)をゆっくりと添加し、そして得られた溶液を30分間撹拌した。次いで、無水酢酸(1.15mL,12.2mmol)を添加し、その冷浴を外し、そしてこの反応混合物を2時間かけて室温まで温めた。この反応の内容物を飽和水性NH
4Cl(10mL)の添加によりクエンチし、水(10mL)に注ぎ、そしてEtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(15mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その粗製残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。
選択されたアルデヒドの合成:
【化47】
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【0207】
4−クロロベンズアルデヒド−α−d:4−クロロベンズアルデヒド(250mg,1.78mmol)をMeOH(8mL)に室温で溶解させた。次いで、NaBD
4(89mg,2.13mmol)を一度に添加し、そしてこの反応混合物を20分間撹拌した。この反応混合物を水(5mL)で注意深くクエンチし、そしてEtOAc(3×15mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮して、粗製アルコールを得、これをさらに精製せずに先に進めた。この粗製アルコールをDCM(10mL)に再度溶解させ、そして酸化マンガン(IV)(1.54g,17.8mmol)を室温で添加した。2時間後、この反応混合物を、DCMおよびEtOAcですすぎながらセライトのパッドで濾過した。次いで、その濾液を濃縮して、およそ95%のジュウテリウムが組み込まれた所望の生成物を得た。上に概説したような酢酸アルキニルの合成。
3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)ベンズアルデヒド
【化48】
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【0208】
(3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェニル)メタノール:1,3−フェニレンジメタノール(3.00g,21.7mmol)およびイミダゾール(2.22g,32.6mmol)をDMF(40mL)に室温で溶解させた。次いで、tert−ブチルジメチルシリルクロリド(3.27g,21.7mmol)を添加し、そしてこの反応物を一晩撹拌した。そのDMFを減圧下で除去し、その粗製物質を水(30mL)とEtOAc(50mL)との間で分配した。その水相をEtOAc(50mL)でもう1回抽出した。次いで、その有機層を合わせ、ブライン(30mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル/ヘキサン)に供して、(3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェニル)メタノールを得た。
【0209】
3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)ベンズアルデヒド:(3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェニル)メタノール(2.57g,10.2mmol)をDCM(50mL)に室温で溶解させた。次いで、酸化マンガン(IV)(2.66g,30.6mmol)を添加し、そしてこの反応物を2時間撹拌した。次いで、さらなる酸化マンガン(IV)(2.66g,30.6mmol)を添加し、そしてこの反応物を一晩撹拌した。この反応混合物をセライトのパッドで濾過し、次いで、その濾液を濃縮して、3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)ベンズアルデヒドを得、これをさらに精製せずに使用した。
【化49】
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【0210】
3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−カルバルデヒド。Z. S. Han et al Org. Lett. 2014, 16, 4142−4145に記載されるように調製した。
N−(3−ホルミルフェニル)−N−メチルアセトアミド
【化50】
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【0211】
N−(3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェニル)アセトアミド:N−(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)アセトアミド(250mg,1.51mmol)およびイミダゾール(155mg,2.27mmol)をDMF(6mL)に室温で溶解させた。次いで、tert−ブチルジメチルシリルクロリド(240mg,1.59mmol)を添加し、そしてこの反応物を一晩撹拌した。そのDMFを減圧下で除去し、その粗製物質を水(10mL)とEtOAc(30mL)との間で分配した。その水相をEtOAc(20mL)でもう1回抽出した。次いで、その有機層を合わせ、ブライン(10mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル/ヘキサン)に供して、(3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェニル)メタノールを得た。
【0212】
N−(3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェニル)−N−メチルアセトアミド:N−(3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェニル)アセトアミド(353mg,1.26mmol)をTHF(10mL)に溶解させ、そして0℃にした。NaH(鉱油中60%の分散物,152mg,3.79mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を20分間撹拌し、その後、ヨードメタン(0.39mL,6.3mmol)を添加した。この反応混合物を1時間かけて室温まで温め、その後、これを水(5mL)によりクエンチし、そしてEtOAc(3×15mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮して、粗生成物を得、これをさらに精製せずに先に進めた。
【0213】
N−(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)−N−メチルアセトアミド:N−(3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェニル)−N−メチルアセトアミド(370mg,1.26mmol)をTHF(8mL)に溶解させ、そしてテトラブチルアンモニウムフルオリド(THF中1.0M,2.52mL,2.52mmol)で室温で30分間処理した。この反応の内容物を飽和水性NH
4Cl(5mL)の添加によりクエンチし、水(5mL)に注ぎ、そしてEtOAc(3×15mL)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その粗製残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:MeOH/酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。
【0214】
N−(3−ホルミルフェニル)−N−メチルアセトアミド:N−(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)−N−メチルアセトアミド(159mg,0.89mmol)をDCM(8mL)に溶解させ、そして酸化マンガン(IV)(1.54g,17.7mmol)を添加し、そして得られた混合物を室温で撹拌した。2時間後、この反応混合物をセライトで濾過し、そしてその濾液を濃縮して、所望のアルデヒド生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。
【化51】
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【0215】
N−(3−ホルミルフェニル)−N−メチルメタンスルホンアミド:N−(3−ホルミルフェニル)メタンスルホンアミド(465mg,2.33mmol)をアセトン(10mL)に室温で溶解させた。次いで、粉末状K
2CO
3(968mg,7.00mmol)およびヨードメタン(0.29mL,4.67mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を一晩撹拌した。この反応混合物を水(5mL)に注ぎ、そしてEtOAc(3×15mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮して、粗生成物を得、これをさらに精製せずに持ち越した。
3−(2−オキソアゼチジン−1−イル)ベンズアルデヒド
【化52】
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【0216】
1−(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)アゼチジン−2−オン:CuI(19mg,0.10mmol)およびK
3PO
4(849mg,4.00mmol)をバイアルに添加し、これをアルゴンでパージした。次いで、N,N’−ジメチルエチレンジアミン(0.022mL,0.2mmol)、3−(ヨードフェニル)メタノール(468mg,2.00mmol)および2−アゼチジノン(171mg,2.4mmol)を添加し、その後、トルエン(2mL)を添加した。この反応混合物を80℃で90分間加熱し、その後、これを室温まで冷却し、EtOAcおよびMeOHで洗浄しながらショートシリカプラグに通し、そして濃縮した。次いで、その粗製残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:MeOH/DCM)により精製して、所望の生成物を得た。
【0217】
3−(2−オキソアゼチジン−1−イル)ベンズアルデヒド:1−(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)アゼチジン−2−オン(350mg,1.98mmol)をDCM(8mL)に溶解させ、そして酸化マンガン(IV)(2.61g,30.0mmol)を添加し、そして得られた混合物を室温で撹拌した。2時間後、この反応混合物をセライトで濾過し、そしてその濾液を濃縮して、所望のアルデヒド生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。
3−(オキサゾール−2−イル)ベンズアルデヒド
【化53】
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【0218】
(3−(オキサゾール−2−イル)フェニル)メタノール:3−(ヨードフェニル)メタノール(0.13mL,1.04mmol)、2−(トリ−n−ブチルスタンニル)オキサゾール)(1.27mL,4.15mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(240mg,0.21mmol)、および塩化リチウム(88mg,2.08mmol)を全てDMF(5mL)中で合わせ、そしてアルゴンでパージした。次いで、この反応混合物を90℃で一晩撹拌し、その後、これをMeOHおよびMeCNで洗浄しながらシリカ−チオールプラグに通し、そして濃縮した。その粗製残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。
【0219】
3−(オキサゾール−2−イル)ベンズアルデヒド:(3−(オキサゾール−2−イル)フェニル)メタノール(174mg,0.99mmol)をDCM(8mL)に溶解させ、そして酸化マンガン(IV)(1.30g,14.9mmol)を添加し、そして得られた混合物を室温で撹拌した。2時間後、この反応混合物をセライトで濾過し、そしてその濾液を濃縮して、所望のアルデヒド生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。
【化54】
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【0220】
2−メチル−3−(ピリジン−4−イル)ベンズアルデヒド:3−ブロモ−2−メチルベンジルアルコール(200mg,1.0mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(115mg,0.10mmol)および4−トリブチルスズピラジン(439mg,1.2mmol)をDMF(2.0mL)中で合わせ、そしてアルゴンでパージした。この反応混合物をマイクロ波反応器内で200℃で45分間加熱した。固体を濾過し、そして得られた濾液をジクロロメタン(10mL)で希釈した。次いで、酸化マンガン(IV)(2.2g,25mmol)を周囲雰囲気下で一度に添加し、そして25℃で1時間撹拌し、この時点で、さらなる酸化マンガン(IV)(2.2g,25mmol)を添加した。1時間のさらなる撹拌後、この酸化マンガン(IV)を、セライトのパッドでの濾過により除去した。その濾液を濃縮し、次いで、シリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物のアルデヒドを得た。
【0221】
注記:このプロトコルを、他のヘテロアリールスタンナンカップリングパートナーについて首尾よく使用した。
選択されたアミンの合成
【化55】
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【0222】
(2,2−ジメチルプロピル−1,1−d2)アミンHCl:LiAlD
4(252mg,6.02mmol)をEt
2O(10mL)に室温で懸濁させた。次いで、トリメチルアセトニトリル(0.67mL,6.02mmol)を、Et
2O(6mL)中の溶液として、その温度を還流未満に維持しながらゆっくりと添加した。30分後、この反応混合物を、水の注意深いゆっくりとした添加により、気体の発生が止むまでクエンチした。次いで、飽和ロッシェル塩水溶液(50mL)を添加し、そして得られた溶液を2時間激しく撹拌した。次いで、その相を分離し、そしてその水性物質をEt
2O(3×30mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(15mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濾過した。この生成物のエーテル溶液に、HCl(エーテル中1.0M,15mL,15mmol)を添加し、その後、新たに形成したHCl塩を濾過により集めた。
(R)−1−フェニルプロパン−1−アミン−d7
【化56】
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【0223】
エルマン補助剤縮合:(S)−(−)−2−メチル−2−プロパンスルフィンアミド(862mg,7.12mmol)をDCM(15mL)に溶解させた。次いで、PPTS(81mg,0.32mmol)、MgSO
4(3.89g,32.3mmol)、およびベンズアルデヒド−dを添加し、そして得られた混合物を室温で4時間撹拌した。この反応混合物を、DCMですすぎながらセライトで濾過し、濃縮し、そしてフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。
【0224】
グリニャール形成およびスルフィンイミンへの付加:エチルブロミド−d5(1.00g,8.77mmol)を、乾燥THF(2mL)中の溶液として、マグネシウム削り状(426mg,17.5mmol)の乾燥THF(7mL)中の懸濁物に添加し、そして室温で2時間撹拌した。熱の発生および脱色は、首尾よいグリニャール試薬形成を示し、THF中およそ1.0MのEtMgBr−d5の溶液を得た。EtMgBr−d5(THF中1.0M,7.2mL,7.2mmol)を、スルフィンイミン(752mg,3.58mmol)のDCM(10mL)中の溶液に−78℃で滴下により添加した。−78℃で3時間撹拌した後に、この反応混合物を一晩かけて室温まで温めた。この反応の内容物を飽和水性NH
4Cl(5mL)の添加によりクエンチし、水(5mL)に注ぎ、そしてEtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(15mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その粗製残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。
【0225】
補助剤の除去:出発物質(451mg,1.84mmol)をMeOH(0.9mL)に室温で溶解させた。HCl(ジオキサン中4.0M,0.92mL,3.69mmol)を添加し、そしてこの溶液を30分間撹拌した。反応混合物をEt
2O(20mL)で希釈し、そして生じた沈殿物を濾過により集めて、所望の生成物をHCl塩として得た。
(1R,2R)−2−((S)−アミノ(フェニル)メチル)シクロプロパンカルボニトリル
【化57】
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【0226】
2−ベンゾイルシクロプロパンカルボニトリル:塩化フェナシル(10.0g,64.7mmol)およびDABCO(7.26g,64.7mmol)をTHF(200mL)およびDMSO(50mL)に室温で溶解させ、そして30分間撹拌した。次いで、Na
2CO
3(10.3g,97.0mmol)およびアクリロニトリル(8.48mL,129.4mmol)を添加し、そして得られた混合物を90℃まで一晩加熱した。この反応の内容物を飽和水性NH
4Cl(40mL)の添加によりクエンチし、水(20mL)に注ぎ、そしてEtOAc(3×150mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(40mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その粗製残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、trans−2−ベンゾイルシクロプロパンカルボニトリルおよびcis−2−ベンゾイルシクロプロパンカルボニトリルを別々に、両方をラセミ混合物として得た。
【0227】
(R)−N−(((1S,2S)−2−シアノシクロプロピル)(フェニル)メチレン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミドおよび(R)−N−(((1R,2R)−2−シアノシクロプロピル)(フェニル)メチレン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド:ラセミ体のtrans−2−ベンゾイルシクロプロパンカルボニトリル(1.00g,5.84mmol)、(R)−(+)−2−メチル−2−プロパンスルフィンアミド(2.12g,17.5mmol)およびチタン(IV)エトキシド(7.35mL,35.1mmol)を合わせ、そして85℃まで3時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、EtOAc(100mL)で希釈し、その後、水(5mL)で希釈し、そして30分間撹拌した。白色沈殿物を濾過により除去し、そしてその濾液をブラインで洗浄し、そして濃縮した。その粗製残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、(R)−N−(((1R,2R)−2−シアノシクロプロピル)(フェニル)メチレン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミドおよび(R)−N−(((1S,2S)−2−シアノシクロプロピル)(フェニル)メチレン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミドを純粋なエナンチオマーとして得た。
【0228】
(R)−N−((S)−((1R,2R)−2−シアノシクロプロピル)(フェニル)メチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド:(R)−N−(((1R,2R)−2−シアノシクロプロピル)(フェニル)メチレン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(250mg,0.91mmol)をTHFに溶解させ、そして−78℃にした。NaBH
4(70.0mg,1.85mmol)を一度に添加し、そしてこの反応混合物をゆっくりと室温まで温めた。室温に達したら、この反応の内容物を水(2mL)でクエンチし、そしてEtOAc(3×8mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その粗製残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、(R)−N−((R)−((1R,2R)−2−シアノシクロプロピル)(フェニル)メチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミドおよび(R)−N−((S)−((1R,2R)−2−シアノシクロプロピル)(フェニル)メチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミドを純粋なエナンチオマーとして得た。
【0229】
(1R,2R)−2−((S)−アミノ(フェニル)メチル)シクロプロパンカルボニトリル:(R)−N−((S)−((1R,2R)−2−シアノシクロプロピル)(フェニル)メチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(143mg,0.52mmol)をMeOH(0.5mL)に室温で溶解させた。HCl(ジオキサン中4.0M,0.26mL,1.04mmol)を添加し、そしてこの溶液を30分間撹拌した。反応混合物をEt
2O(20mL)で希釈し、そして生じた沈殿物を濾過により集めて、所望の生成物をHCl塩として得た。
3−クロロ−2−シクロプロポキシアニリン
【化58】
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【0230】
1−クロロ−2−シクロプロポキシ−3−ニトロベンゼン:NaH(鉱油中60%の分散物,319mg,7.98mmol)のTHF(10mL)中の溶液に、シクロプロピルアルコール(0.35mL,5.58mmol)をゆっくりと添加した。15分間の撹拌後、1−クロロ−2−フルオロ−3−ニトロベンゼン(700mg,3.99mmol)を添加し、そして得られた溶液を75℃まで1時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、水(5mL)でクエンチし、そしてEtOAc(3×15mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その粗製残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。
【0231】
3−クロロ−2−シクロプロポキシアニリン:1−クロロ−2−シクロプロポキシ−3−ニトロベンゼン(420mg,1.97mmol)をEtOH(8mL)に室温で溶解させた。次いで、鉄(549mg,9.83mmol)、CaCl
2(327mg,2.95mmol)および水(1mL)を添加し、そして得られた混合物を75℃まで3時間加熱した。その固体を、MeOHおよびEtOAcで洗浄しながら濾過により除去し、その濾液を濃縮し、次いでEtOAc(100mL)に溶解させた。その有機相を飽和水性NaHCO
3(2×20mL)、ブライン(20mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮して、粗生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。
ジアゾ移動反応およびアジドの生成
【化59】
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【0232】
グリシンアミド塩酸塩(50mg,0.45mmol)を、1H−イミダゾール−1−スルホニルアジド塩酸塩(118.5mg,0.56mmol)、炭酸カリウム(125mg,0.90mmol)、および硫酸銅(II)五水和物(11.2mg,0.045mmol)のメタノール(1.0mL)中の懸濁物に添加した。この青色混合物を室温で16時間撹拌し、そして後処理なしでクリック化学(手順4)で使用した。参考文献: E. D. Goddard, et. al., Org. Lett., 2007, p. 3797。
ピペリジン−トリアゾールアルデヒド
【化60】
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【0233】
4−(トシルオキシ)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(2):4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(1)(17.2g,73.1mmol)およびp−トルエンスルホニルクロリド(15.3g,80.4mmol)をピリジン(50mL)に溶解させ、そして室温で撹拌した。23時間後、このピリジンを減圧下で除去し、そしてその残渣をEtOAc(300mL)に溶解させた。その有機相を水(2×150mL)および飽和塩化アンモニウム(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル/ヘキサン)に供した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧下で除去し、4−(トシルオキシ)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(2)を得た。
【0234】
4−アジドピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(3):アジ化ナトリウム(2.48g,38.2mmol)を、4−(トシルオキシ)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(2)(12.4g,31.8mmol)のジメチルホルムアミド(100mL)中の溶液に添加した。この混合物を90℃で30分間加熱した。この混合物を冷却し、そして酢酸エチル(250mL)で希釈し、そして水(2×15mL)、5%の水性塩化リチウム(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮して(乾固させない)、所望の物質を得た。その収率を100%と仮定し、そして全ての物質を次の工程で使用した。
【0235】
4−(4−(ジエトキシメチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(4):銅粉末(2.0g,31.5mmol)を、4−アジドピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(3)(8.2g,31.5mmol)、3,3−ジエトキシプロパ−1−イン(4.44g,34.6mmol)および飽和硫酸銅(II)(8mL)のテトラヒドロフラン(100mL)中の溶液に添加した。17時間後、この混合物をセライトのパッドで濾過した。その溶媒を減圧下で除去し、そしてその残渣を酢酸エチル(200mL)に溶解させた。その有機相をブライン(3×100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル/ヘキサン)に供した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧下で除去し、4−(4−(ジエトキシメチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(4)を得た。
【0236】
4−(4−ホルミル−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(5):水性塩酸(1M,2.2mL,2.2mmol)を、4−(4−(ジエトキシメチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(4)(429mg,1.1mmol)の、テトラヒドロフラン(4mL)および水(2mL)中の溶液に添加した。その有機溶媒を減圧下で除去した。その水性混合物をアセトニトリル(2mL)で希釈し、そして凍結乾燥に供した。その収率を100%であると仮定した。
化合物の実施例
実施例1 手順1
【化61】
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【0237】
8−クロロ−4−(ネオペンチルアミノ)−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル:イソ−プロパノール(4mL)中の4,8−ジクロロ−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル(615mg,2.29mmol)、ネオペンチルアミン(220mg,0.25mmol)およびトリエチルアミン(278mg,2.75mmol)を、マイクロ波条件下で150℃で45分間加熱した。この反応物を室温まで冷却した。水を添加し、そして生じた沈殿物を濾過により集めた。この粗生成物をさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0238】
ES/MS (M+H
+) 319.1。
【0239】
この反応のための代替の反応条件:イソ−プロパノール(60mL)中の4,8−ジクロロ−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル(3000mg,11.2mmol)、ネオペンチルアミン(1073mg,12.3mmol)およびトリエチルアミン(1246mg,12.3mmol)を80℃で4時間加熱した。この反応物を室温まで冷却した。その溶媒を除去し、そしてその反応生成物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0240】
ES/MS (M+H
+) 319.1。
【0241】
6−アミノ−8−クロロ−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル:8−クロロ−4−(ネオペンチルアミノ)−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル(699mg,2.2mmol)、塩化カルシウム(483.6mg,3.28mmol)、鉄粉(612.3mg,10.96mmol)をエタノール(22mL)/水(2.2mL)中で60℃で1時間加熱した。この反応物を室温まで冷却し、そして固体を濾過により除去した。この固体をEtOAcで洗浄し、そして合わせた有機層を重炭酸ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過および全ての揮発性物質のエバポレートにより、生成物を得た。
【0242】
ES/MS 289.1 (M+H
+)。
【0243】
塩化スズを用いる代替の反応条件:8−クロロ−4−(ネオペンチルアミノ)−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル(2,000mg,6.2mmol)および塩化スズ(7079mg,31.3mmol)を70℃で4時間加熱し、この時点で、さらなる塩化スズ(2832mg,12.6mmol)を添加した。5時間後、この反応は完了した。この反応物を室温まで冷却した。このエタノールの半分を減圧下で除去した。この混合物をNaHCO
3(200mL)に添加し、そしてEtOAc(500mL)で希釈した。その有機相をブライン(200mL)で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。その溶媒を減圧下で除去し、所望の物質を粗製で得た。
【0244】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.19 (s, 1H), 7.32 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.29 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 5.74 (s, 2H), 3.66 (d, J = 6.6 Hz, 2H), 0.96 (s, 9H)。
【0245】
ES/MS 289.1 (M+H
+)。
【0246】
(S)−8−クロロ−6−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)−メチル−d)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル:6−アミノ−8−クロロ−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(75mg,0.26mmol)、CuI(5mg,0.026mmol)および2,6−ビス((4S,5R)−4,5−ジフェニル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピリジン[オキサゾリン配位子](13.6mg,0.026mmol)をMeOH(3.5mL)中で約1分間超音波処理した。酢酸アルキニル(60.2mg,0.31mmol)およびジ−イソプロピルエチルアミン(40.3mg,0.31mmol)を添加し、そしてこの反応物を一晩撹拌した。シクロプロピルアジド(26mg,0.31mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温でさらに2時間撹拌した。溶媒を減圧中で除去し、そしてその粗製物質をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)およびRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0247】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.34 (d, J = 1.2 Hz, 1H),8.01 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.59 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.52 (m, 2H), 7.40 (s, 1H), 7.12 (m, 4H), 3.96 (m, 2H), 3.46 (dd, J = 13.9 / 5.5 Hz, 1H), 1.11 (m, 4H), 0.88 (s, 9H). ES/MS 505.3 (M+H
+)。
実施例2 手順2:
【化62】
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【0248】
(R)−8−クロロ−6−ニトロ−4−((1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:イソ−プロパノール(3mL)中の4,8−ジクロロ−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル(200mg,0.75mmol)、(R)−エチルベンジルアミン(121mg,0.895mmol)を、マイクロ波条件下で150℃で45分間加熱した。この反応物を室温まで冷却した。水およびEtOAcを添加した。その水層をEtOAcで抽出し、そして合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過および溶媒のエバポレーションにより、粗生成物を得、これをさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0249】
ES/MS 367.1 (M+H
+)。
【0250】
6−アミノ−8−クロロ−4−((1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:(R)−6−アミノ−8−クロロ−4−((1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(287mg,0.78mmol)、塩化カルシウム(172.6mg,1.17mmol)、鉄粉(218.5mg,3.91mmol)を、エタノール(5mL)/水(0.5mL)中で60℃で1時間加熱した。この反応物を室温まで冷却し、そして固体を濾過により除去した。この固体をEtOAcで洗浄し、そして合わせた有機層を重炭酸ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過および全ての揮発性物質のエバポレートにより、生成物を得た。
【0251】
ES/MS 337.1 (M+H
+)。
【0252】
(S)−8−クロロ−6−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)−メチル−d)アミノ)−4−((1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:((R)−6−アミノ−8−クロロ−4−((1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(55mg,0.16mmol)、CuI(3.1mg,0.016mmol)および2,6−ビス((4S,5R)−4,5−ジフェニル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピリジン[オキサゾリン配位子](8.5mg,0.016mmol)をMeOH(2.0mL)中で約1分間超音波処理した。酢酸アルキニル(34.1mg,0.18mmol)およびジ−イソプロピルエチルアミン(25.3mg,0.2mmol)を添加し、そしてこの反応物を一晩撹拌した。MeOH(1mL)中のシクロプロピルアジド(17mg,0.2mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温でさらに24時間撹拌した。溶媒を減圧中で除去し、そしてこの粗製物質をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0253】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.26 (s, 1H), 8.03 (s,1H), 7.62 - 7.51 (m, 3H), 7.45 - 7.29 (m, 3H), 7.29 - 7.20 (m, 4H), 7.20 - 7.12 (m, 2H), 5.52 - 5.36 (m, 1H), 4.00 - 3.94 (m, 1H), 2.19 - 2.09 (m, 1H), 1.98 - 1.89 (m, 1H), 1.19 - 1.12 (m, 2H), 1.13 - 1.06 (m, 2H), 0.99 - 0.88 (m, 3H)。
【0254】
ES/MS 553.2 (M+H
+)。
実施例3 手順3
【化63】
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【0255】
(S)−8−クロロ−6−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)−メチル)アミノ)−4−(ネオペンチル)キノリン−3−カルボニトリル:CuI(2.0mg,0.01mmol)および2,6−ビス((4S,5R)−4,5−ジフェニル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピリジン[オキサゾリン配位子](6.5mg,0.012mmol)をMeOH(5.0mL)中で約5分間超音波処理した。MeOH(2mL)中の酢酸アルキニル(23.5mg,0.13mmol)、6−アミノ−8−クロロ−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(30mg,0.104mmol)、およびジ−イソプロピルエチルアミン(16.1mg,0.13mmol)を添加し、そしてこの反応物を1時間撹拌した。この粗製反応生成物をシリカゲルで濾過し(溶出液:EtOAc/ヘキサン)、そしてこの生成物を次の工程で使用した。
【0256】
ES/MS 417.3 (M+H
+)。
【0257】
このN−アルキル化からの生成物をTHF(1mL)に室温で溶解させ、そしてチオフェンカルボン酸銅(I)(7.8mg,0.041mmol)を添加した。THF(1mL)中のシクロプロピルアジド(8.5mg,0.014mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で30分間撹拌した。この反応物を重炭酸ナトリウム水溶液とEtOAcとの間で分配した。その水層をEtOAcで抽出し、そして合わせた層をブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過および溶媒のエバポレーションにより、粗製物質を得た。この粗製物質をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0258】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.48 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.28 - 7.13 (m, 4H), 6.90 (s, 1H), 6.17 (s, 1H), 3.99 (d, J = 13.8 Hz, 1H), 3.92 - 3.83 (m, 2H), 2.38 (s, 3H), 1.25 - 1.08 (m, 4H), 0.94 (s, 9H)。
【0259】
ES/MS 500.2 (M+H
+)。
実施例4 手順4:
【化64】
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【0260】
(S)−2−(4−(((8−クロロ−3−シアノ−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−6−イル)アミノ)(2−クロロフェニル)メチル−d)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)アセトアミド:2−ジュウテロ(R)−8−クロロ−6−((1−(2−クロロフェニル)プロパ−2−イン−1−イル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(20mg,0.046mmol)、銅粉末(15mg,0.23mmol)、酢酸(108μL,1.8mmol)および飽和水性硫酸銅(II)(0.1mL)を2−アジドアセトアミド(45mg,0.045mmol)のストック溶液に添加した。2時間後、この反応は完了した。その固体を濾過により除去した。この溶液を酢酸エチル(15mL)で希釈し、そして飽和重炭酸ナトリウム(8mL)、ブライン(8mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を水(1mL)およびMeOH(1mL)(2滴のTFAを含む)に溶解させ、そしてRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)に供した。所望の生成物を含む画分を合わせ、そして凍結乾燥に供し、所望の化合物を得た。
【0261】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.52 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.63 (t, J = 1.5 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 7.3 Hz, 2H), 7.40 - 7.30 (m, 2H), 7.02 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 5.25 - 5.12 (m, 2H), 4.11 (d, J = 13.8 Hz, 1H), 3.84 (d, J = 13.8 Hz, 1H), 1.00 (s, 9H)。
実施例5 手順5
【化65】
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【0262】
(R)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−((1−(4−フルオロフェニル)プロパ−2−イン−1−イル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:CuI(27.0mg,0.144mmol)および2,6−ビス((4S,5R)−4,5−ジフェニル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピリジン[オキサゾリン配位子](90.1mg,3.46mmol)をMeOH(10mL)中で約5分間超音波処理した。さらなるMeOH(40mL)を添加した。MeOH(2mL)中の酢酸アルキニル(23.5mg,0.13mmol)、6−アミノ−8−クロロ−4−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(1000mg,2.88mmol)、およびジ−イソプロピルエチルアミン(484mg,3.75mmol)を添加し、そしてこの反応物を−15℃で23時間撹拌した。この粗製反応生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0263】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.42 (s, 1H), 8.42 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 7.65 - 7.56 (m, 4H), 7.53 (dt, J = 6.6, 1.9 Hz, 1H), 7.48 - 7.39 (m, 3H), 7.32 - 7.26 (m, 2H), 7.26 - 7.20 (m, 3H), 7.18 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 5.64 (dd, J = 9.1, 2.3 Hz, 1H), 3.49 (d, J = 2.2 Hz, 1H)。
【0264】
ES/MS 479.2 (M+H
+)。
【0265】
(S)−4−(4−(((8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル)アミノ)(4−フルオロフェニル)メチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル:(R)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−((1−(4−フルオロフェニル)プロパ−2−イン−1−イル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(1000mg,2.086mmol)およびN−Cbzピペリジン4アジド(543mg,2.086mmol)をTHF(20mL)に溶解させた。金属銅(132mg,2.086mmol)を添加し、その後、飽和硫酸銅水溶液(1mL)を添加した。16時間後、この反応は完了した。その固体を、セライトのパッドでの濾過により除去した。その揮発性物質を減圧下で除去し、そしてその残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧下で除去し、生成物を得た。
【0266】
ES/MS 739.1 (M+H
+)。
【0267】
あるいは、この環化付加を、チオフェンカルボン酸Cu(I)触媒を用いて、またはN−アルキル化から存在するCu(I)を使用して、実施し得る。
【0268】
再結晶によるeeの増大:1.08gの(S)−4−(4−(((8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル)アミノ)(4−フルオロフェニル)メチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(83%ee)をTHF(15mL)に溶解させた。その溶媒を減圧下で除去した。その残渣をEtOH(30mL)と一緒に撹拌した。微細な固体が形成されたので、濾過により単離した。このサイクルをさらに2回繰り返して、eeが95%より高い表題化合物を得た。
【0269】
(S)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−(((1−(1−エチルピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:(S)−4−(4−(((8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル)アミノ)(4−フルオロフェニル)メチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(130mg,0.176mmol)をEtOAc(12mL)に溶解させた。Pd−C(37.3mg;10%)を添加し、そしてその雰囲気を水素で置き換えた。アセトアルデヒド(77.4mg,1.75mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で2.5時間撹拌した。そのPd/Cを濾過により除去し、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:(EtOAc中20%のMeOH)/ヘキサン)に供した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その残渣をDMF(0.4ml)およびMeOH(2mL)(2滴のTFAを含む)に溶解させ、そしてRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1のTFA)に供した。生成物の画分を合わせ、そして凍結乾燥させて、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0270】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.40 (s, 1H), 9.31 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.11 (s, 0H), 7.98 (s, 1H), 7.66 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.51 - 7.43 (m, 4H), 7.42 - 7.32 (m, 2H), 7.21 (qd, J = 4.3, 2.7 Hz, 3H), 7.14 (t, J = 8.8 Hz, 3H), 6.14 - 6.01 (m, 1H), 4.85 (d, J = 7.6 Hz, 0H), 4.72 (ddd, J = 11.8, 7.7, 4.1 Hz, 1H), 3.60 (d, J = 13.7 Hz, 4H), 3.41 (m, 0H), 3.25 - 3.10 (m, 3H), 3.06 (dt, J = 13.3, 10.2 Hz, 1H), 2.41 - 2.25 (m, 2H), 2.24 - 2.07 (m, 2H), 1.22 (t, J = 7.3 Hz, 3H)。
【0271】
ES/MS 633.1 (M+H
+)。
【0272】
反応パートナーの非存在下での保護基の除去により、その対応する非アルキル化アミン誘導体を得る。
実施例6 手順6:
【化66】
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4−(4−(((8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル)アミノ)(4−クロロフェニル)メチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル:
【0273】
6−アミノ−8−クロロ−4−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(204mg,0.65mmol)、アルデヒド(225mg,0.65mmol)およびpTSA(12.4mg,0.065mmol)のトルエン(15mL)中の懸濁物を加熱還流させた(ヒックマンスチルを備え付けた50mLの丸底フラスコ)。4時間後、その溶媒を減圧下で除去した。その固体をメチル−THFに溶解させ、そして4−Cl−フェニルマグネシウムブロミド(2.6mmol;2.6mL 1−M THF)を−10Cで滴下により添加した。30分後、この反応を飽和NH
4Cl(3mL)でクエンチした。その層を分離し、そしてその水相をEtOAc(15mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(5mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)に供した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を除去して生成物を得た。
【0274】
ES/MS 753.5 (M+H
+)。
8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−(((4−クロロフェニル)(1−(1−エチルピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル
【0275】
EtOH(3mL)/EtOAc(2mL)中の出発物質(94mg,0.124mmol)およびPd−C(39mg,10%)を水素の雰囲気下で撹拌した。18時間後、この反応物を濾過し、そしてその揮発性物質を減圧中で除去し、そしてその粗製物質をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN 0.1%TFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0276】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.42 - 9.32 (m, 2H), 8.40 (s, 1H), 8.13 (s) & 8.00 (s, 1H), 7.66 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.48 - 7.20 (m, 13H), 6.07 (m, 1H), 4.84 (m) & 4.73 (m, 1H), 3.67 - 3.56 (m, 3H), 3.25 - 2.98 (m, 6H), 2.42 - 2.25 (m, 2H), 2.24 - 2.08 (m, 2H), 1.21 (t, J = 7.3 Hz, 3H)。
【0277】
ES/MS 648. (M+H
+)。
【0278】
反応パートナーの非存在下での保護基の除去により、その対応する非アルキル化アミン誘導体を得る。
実施例7 手順7
【化67】
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【0279】
8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−(((4−フルオロフェニル)(イソオキサゾール−3−イル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:6−アミノ−8−クロロ−4−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(50mg,0.144mmol)および(4−フルオロフェニル)(イソオキサゾール−3−イル)メタノン(28mg,0.144mmol)のDCM(2mL)中の懸濁物に、トリエチルアミン(35mg,0144mmol)を添加し、その後、DCM中のTiCl
4(0.86mmol/0.086mL)を添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。これをMeOH(2mL)で希釈し、そして水素化ホウ素ナトリウム(16mg,0.43mmol)を添加した。この反応物を2時間撹拌し、次いで水で希釈し、そして1MのNaOHで、約13のpHに達するまで処理した。これをDCMで3回抽出し、そして合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その生成物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、物質を油状物として得、これをMeCN/水から凍結乾燥させて、その生成物を固体として得た。
【0280】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.44 (s, 1H), 8.89 (dd, J = 1.7, 0.5 Hz, 1H), 8.42 (s, 1H), 7.69 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.58 - 7.41 (m, 5H), 7.34 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.27 (ddd, J = 8.9, 4.2, 2.7 Hz, 1H), 7.25 - 7.17 (m, 2H), 6.62 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 6.21 (d, J = 9.4 Hz, 1H)。
【0281】
ES/MS 522.1 (M+H
+)。
実施例8 手順8
【化68】
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【0282】
(4−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メタノール:1.0M(THF)の(4−フルオロフェニル)マグネシウムブロミド(4.9mL,4.9mmol)を、1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルバルデヒド(500mg,4.5mmol)のTHF(30mL)中の撹拌溶液に0℃で添加した。得られた溶液を室温まで温め、次いでさらに16時間撹拌した。この反応混合物を飽和水性NH
4Cl(30mL)クエンチし、そしてその水層をEtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、粗製アルコールを得た。クロマトグラフィーにより、表題化合物を得た。ES/MS 208.0 (M+H
+)。
【0283】
4−(クロロ(4−フルオロフェニル)メチル)−1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール:SOCl
2(0.9mL,12mmol)を、(4−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メタノール(520mg,2.5mmol)のDCM(50mL)中の撹拌溶液に添加した。この反応混合物を16時間撹拌し、次いで濃縮して、粗製塩化物を得た。得られた化合物をさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0284】
8−ブロモ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−(((4−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:4−(クロロ(4−フルオロフェニル)メチル)−1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール(86mg,0.38mmol)およびジ−イソプロピルエチルアミン(0.2mL,1.28mmol)を、6−アミノ−8−ブロモ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(100mg,0.25mmol)のACN(10mL)中の撹拌溶液に添加した。この反応混合物を90℃で16時間加熱した。この溶液を室温まで冷却し、次いで濃縮して粗生成物を得た。RP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により表題化合物を得た。
【0285】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.85 (s, 1H), 9.42 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 7.88 - 7.81 (m, 2H), 7.57 - 7.31 (m, 5H), 7.28 - 7.06 (m, 3H), 6.05 (s, 1H), 3.97 (s, 3H)。
【0286】
ES/MS 580.1 (M+H
+)。
実施例9 手順9:
【化69】
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【0287】
(S)−N−(3−((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)((3,8−ジシアノ−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−6−イル)アミノ)メチル)フェニル)−N−メチルアセトアミド:DMF(2mL)を、マイクロ波バイアル内の(S)−N−(3−(((8−ブロモ−3−シアノ−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−6−イル)アミノ)(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)フェニル)−N−メチルアセトアミド(92mg,0.15mmol)およびCuCN(41mg,0.46mmol)に添加した。このバイアルをマイクロ波内で200℃で15分間加熱し、そして室温まで放冷した。この反応混合物を水(4mL)に注ぎ、そしてEtOAc(3×8mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。この粗製残渣をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0288】
ES/MS 548.1 (M+H
+)。
8−シアノコアへの代替のアクセス
【化70】
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【0289】
6−アミノ−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3,8−ジカルボニトリル:固体のZn(CN)
2(211mg,1.8mmol)およびPd(PPh)
4(35mg,0.03mmol)を、6−アミノ−8−ブロモ−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(500mg,1.5mmol)のNMP(20mL)中の溶液に添加した。得られた混合物を、アルゴンガスを5分間吹き込むことによって脱気した。この反応容器を密封し、次いで120℃まで16時間加熱した。この反応混合物を冷却し、次いでシリカカラムに直接装填して、純粋なニトリルを得た。ES/MS 280.3 (M+H
+)。
【0290】
最終化合物へのさらなる改質を、本明細書中に概説される手順に従って実施し得る。
実施例10 手順10
【化71】
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【0291】
8−クロロ−4−((5−クロロ−6−フルオロピリジン−3−イル)アミノ)−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル:イソ−プロパノール(7mL)中の4,8−ジクロロ−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル(300mg,1.12mmol)、5−クロロ−6−フルオロピリジン−3−アミン(180mg,1.23mmol)およびピリジン塩酸塩(388mg,3.36mmol)を60℃で一晩加熱した。この反応物を室温まで冷却した。水を添加し、そして生じた沈殿物を濾過により集めた。この粗生成物をさらに精製せずに次の工程で使用した。ES/MS 377.9 (M+H
+)。
【0292】
6−アミノ−8−クロロ−4−((5−クロロ−6−フルオロピリジン−3−イル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:8−クロロ−4−((5−クロロ−6−フルオロピリジン−3−イル)アミノ)−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル(405mg,1.07mmol)、塩化カルシウム(178mg,1.61mmol)、鉄粉(179mg,3.21mmol)をエタノール(10mL)/水(1mL)中で60℃で一晩加熱した。この反応物を室温まで冷却し、そして固体を濾過により除去した。この固体をEtOAcで洗浄し、そして合わせた有機層を重炭酸ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過および全ての揮発性物質のエバポレーションにより、粗生成物を得た。ES/MS 348.0 (M+H
+)。
【0293】
(S)−6−(((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(フェニル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((5−クロロ−6−フルオロピリジン−3−イル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:6−アミノ−8−クロロ−4−((5−クロロ−6−フルオロピリジン−3−イル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(242mg,0.69mmol)、CuI(13mg,0.07mmol)および2,6−ビス((4S,5R)−4,5−ジフェニル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピリジン[オキサゾリン配位子](36mg,0.07mmol)をMeOH(9mL)中で約1分間超音波処理した。酢酸アルキニル(145mg,0.83mmol)およびジ−イソプロピルエチルアミン(108mg,0.83mmol)を添加し、そしてこの反応物を一晩撹拌した。4−アジド−1−(tert−ブチル)ピペリジン(152mg,0.83mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で2日間撹拌した。溶媒を減圧中で除去し、そしてその粗製物質をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)およびRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をそのトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0294】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 9.61 (s, 1H), 9.22 (m, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.18 - 8.09 (m, 2H), 7.99 (s, 1H), 7.72 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.53 - 7.42 (m, 3H), 7.38 - 7.19 (m, 4H), 6.12 - 6.04 (m, 1H), 4.87 - 4.73 (m, 1H), 3.65 (d, J = 11.7 Hz, 2H), 3.12 (dt, J = 13.1, 10.2 Hz, 2H), 2.43 - 2.17 (m, 4H), 1.36 (s, 9H). ES/MS 644.2 (M+H
+)。
実施例11 手順11
【化72】
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【0295】
(S)−8−アセチル−6−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル−d)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル:DMF(1mL)および水(0.1mL)中の(S)−8−ブロモ−6−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル−d)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(85mg,0.16mmol)に、4−(ビニルオキシ)ブタン−1−オール(72mg,0.62mmol)、酢酸パラジウム(II)(1mg,0.005mmol)、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン(3mg,0.009mmol)および炭酸カリウム(32mg,0.23mmol)を添加した。この反応混合物を窒素でフラッシュし、次いで100℃で一晩加熱した。室温まで冷却した後に、1NのHCl(1mL)を添加し、そしてこの混合物を10時間撹拌した。反応物を水で希釈し、そしてEtOAcで3回抽出した。合わせた有機物を水およびブラインで洗浄し、そして乾燥させた(Na
2SO
4)。濾液を濃縮して粗製の表題化合物物質を得、これをHPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製した。生成物は固体として得られた。
【0296】
ES/MS 513.3 (M+H
+)。
実施例12 手順12
【化73】
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【0297】
(S)−6−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル−d)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)−8−(ピリミジン−5−イル)キノリン−3−カルボニトリル:(S)−8−ブロモ−6−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル−d)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(35mg,0.06mmol)、ピリミジン−5−イルボロン酸(9mg,0.08mmol)およびジクロロメタンと錯形成した[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(2mg,0.003mmol)に、ジオキサン(0.5mL)および1.5Mの水性炭酸セシウム(0.13mL)を添加した。この反応混合物を窒素でフラッシュし、そして80℃で一晩加熱した。反応物を水で希釈し、そしてEtOAcで2回抽出した。合わせた有機物を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして濃縮した。粗製物質をHPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物を得た。ES/MS 549.3 (M+H
+)。
実施例13 手順13
【化74】
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【0298】
(S)−8−ブロモ−6−(((1−シクロプロピル−5−(メチルチオ)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル−d)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル。THF(1mL)中の(S)−8−ブロモ−6−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル−d)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(55mg,0.10mmol)に、−78℃で窒素雰囲気下で、n−ブチルリチウム(0.2mL,1.6M)を添加した。この混合物を15分間撹拌し、その後、ジメチルジスルフィド(11mg,0.12mmol)のTHF(0.5mL)中の溶液を滴下により添加した。この反応混合物を一晩で室温まで温め、そして水で注意深くクエンチした。生成物をEtOAcで抽出し、そして合わせた有機物を水、ブラインで洗浄し、そして乾燥させた(Na
2SO
4)。濾過および減圧中での溶媒の除去により、粗製物質を得、これをHPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物を固体として得た。
【0299】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.33 (s, 1H), 7.88 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.58 - 7.50 (m, 2H), 7.39 (s, 1H), 7.15 - 7.07 (m, 3H), 4.03 (dd, J = 13.9, 8.1 Hz, 1H), 3.98 - 3.88 (m, 1H), 3.41 (dd, J = 13.9, 5.3 Hz, 1H), 2.26 (d, J = 0.5 Hz, 3H), 1.28 - 1.14 (m, 4H), 0.85 (s, 9H)。
【0300】
ES/MS 595.2 (M+H
+)。
実施例14 手順14
【化75】
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【0301】
(S)−8−アセチル−6−(((2−クロロフェニル)(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル−d)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル:トルエン(1mL)中の(S)−8−ブロモ−6−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル−d)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(65mg,0.12mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(8mg,0.01mmol)に、トリブチル(2−エトキシアリル)スタンナン(47mg,0.13mmol)を添加した。この反応混合物を窒素でフラッシュし、そして100℃で一晩加熱した。室温まで冷却した後に、2NのHCl(1mL)を添加し、そしてこの混合物を2時間撹拌した。反応物を水で希釈し、そしてEtOAcで3回抽出した。合わせた有機物を水およびブラインで洗浄し、そして乾燥させた(Na
2SO
4)。濾液を濃縮して粗製物質を得、これをHPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により2回精製して、生成物を得た。ES/MS 529.2 (M+H
+)。
実施例15 手順15
【化76】
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【0302】
8−クロロ−6−(((S)−(3−シアノフェニル)(1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル−d)アミノ)−4−(((R)−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:出発アルキン(133mg,0.28mmol)をTHF(2mL)に溶解させた。チオフェン−2−カルボン酸Cu(I)(11mg,0.084mmol)およびピバル酸アジドメチルオキシ(0.056mL,0.36mmol)を添加し、そして得られた溶液を室温で30分間撹拌した。この反応の内容物を飽和NaHCO
3水溶液(5mL)に注ぎ、そしてEtOAc(3×8mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。次いで、得られた粗製残渣をMeOH(2mL)に溶解させた。NaOH(水中1.0M,0.61mL,0.61mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で30分間撹拌した。次いで、HCl(水中1.0M,0.61mL,0.61mmol)を添加し、得られた溶液を水(5mL)に注ぎ、そしてEtOAc(3×15mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。得られた粗製残渣をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0303】
ES/MS 520.0 (M+H
+)。
実施例16 手順16
【化77】
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【0304】
N−(8−クロロ−3−シアノ−6−ニトロキノリン−4−イル)ベンズアミド:4,8−ジクロロ−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル(300mg,1.12mmol)、ベンズアミド(163mg,1.34mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(51mg,0.06mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(65mg,0.11mmol)および炭酸セシウム(1.1g,3.36mmol)に、ジオキサンを添加し、そしてこの反応物を窒素でフラッシュした。次いで、この混合物を65℃で一晩加熱した。冷却後、溶媒を減圧中で除去し、そしてその粗製物質をシリカクロマトグラフィー(MeOH/EtOAc)により精製して、黄色固体を得た。ES/MS 553.3 (M+H
+)。
【0305】
N−(6−アミノ−8−クロロ−3−シアノキノリン−4−イル)ベンズアミド:N−(8−クロロ−3−シアノ−6−ニトロキノリン−4−イル)ベンズアミド(216mg,0.61mmol)、塩化カルシウム(102mg,0.92mmol)、鉄粉(102mg,1.8mmol)を、エタノール(10mL)および水(1mL)中で60℃で4時間加熱した。この反応物を室温まで冷却し、そして固体を濾過により除去した。この固体をEtOAcで洗浄し、そして合わせた有機層を水、ブラインで洗浄し、そして乾燥させた(Na
2SO
4)。濾過および全ての揮発性物質のエバポレーションにより、粗生成物を得、これをそのまま持ち越した。ES/MS 323.05 (M+H
+)。
【0306】
(S)−N−(6−(((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル)アミノ)−8−クロロ−3−シアノキノリン−4−イル)ベンズアミド:N−(6−アミノ−8−クロロ−3−シアノキノリン−4−イル)ベンズアミドで出発して、表題化合物を、実施例2の最終工程に従って調製した。ES/MS 637.2 (M+H
+)。
実施例17 手順17
【化78】
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【0307】
(S)−6−(((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:
(S)−6−(((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェニル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(247mg,0.31mmol)をTHF(10mL)に室温で溶解させた。テトラブチルアンモニウムフルオリド(THF中1.0M,0.38mL,0.38mmol)を添加し、そして得られた溶液を30分間撹拌した。飽和NH
4Cl水溶液(3mL)をこの反応混合物に添加し、そして得られた溶液をEtOAc(3×15mL)で抽出した。その有機相をブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0308】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.44 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.65 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 4.8 Hz, 2H), 7.38 - 7.23 (m, 5H), 7.18 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.02 (s, 1H), 4.89 - 4.71 (m, 1H), 4.58 (s, 2H), 3.79 (d, J = 12.8 Hz, 2H), 3.21 (t, J = 13.0 Hz, 2H), 2.42 (d, J = 25.2 Hz, 4H), 1.46 (s, 9H). ES/MS 673.1 (M+H
+)。
実施例18 手順18
【化79】
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【0309】
(S)−6−(((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(3−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:(S)−6−(((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(30.0mg,0.045mmol)をDCM(2mL)に室温で溶解させた。塩化チオニル(0.13mL,1.78mmol)を添加し、そして得られた溶液を10分間撹拌し、その後、濃縮乾固させた。この粗製残渣にDCM(2mL)を添加し、その後、ジメチルアミン(40%の水溶液,1mL)を添加した。4時間後、その溶媒を除去し、そしてこの粗製残渣をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0310】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.45 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.67 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.56 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.53 - 7.40 (m, 3H), 7.36 - 7.23 (m, 2H), 7.21 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.09 (s, 1H), 4.80 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.35 - 4.21 (m, 2H), 3.79 (d, J = 12.7 Hz, 2H), 3.28 - 3.16 (m, 2H), 2.80 (s, 6H), 2.45 (m, 4H), 1.46 (s, 9H). ES/MS 700.2 (M+H
+)。
実施例19 手順19
【化80】
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【0311】
(S)−3−((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)((8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル)アミノ)メチル)安息香酸:(S)−3−((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)((8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル)アミノ)メチル)安息香酸メチル(50.0mg,0.071mmol)をMeOH(2mL)および水(0.5mL)に溶解させ、その後、固体のNaOH(14.3mg,0.36mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物をEtOAc(30mL)で希釈し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。この粗製残渣をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0312】
ES/MS 687.0 (M+H
+)。
実施例20 手順20
【化81】
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【0313】
(S)−3−((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)((8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル)アミノ)メチル)−N,N−ジメチルベンズアミド:(S)−3−((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)((8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル)アミノ)メチル)安息香酸(30.0mg,0.044mmol)をDMF(2mL)に室温で溶解させた。次いで、ジメチルアミン(MeOH中2.0M,0.22mL,0.44mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.023mL,0.131mmol)およびHATU(25mg,0.065mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を12時間撹拌した。この反応混合物を水(3mL)に注ぎ、そしてEtOAc(3×8mL)で抽出した。その有機相をブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。次いで、その粗製残渣をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0314】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.43 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.65 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.46 (t, J = 7.7 Hz, 2H), 7.37 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.32 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 7.25 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.07 (s, 1H), 4.82 - 4.72 (m, 1H), 3.81 (d, J = 13.0 Hz, 2H), 3.21 (d, J = 12.3 Hz, 2H), 3.06 (s, 3H), 2.88 (s, 3H), 2.54 - 2.32 (m, 4H), 1.46 (s, 9H)。ES/MS 714.0 (M+H
+)。
実施例21 手順21
【化82】
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【0315】
(S)−6−(((3−アセチルフェニル)(1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:6−(((1S)−(1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(3−(1−ヒドロキシエチル)フェニル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(41mg,0.060mmol)をDCM(2mL)に溶解させ、その後、Dess−Martinペルヨージナン(30.4mg,0.072mmol)を室温で添加した。30分後、この反応の内容物を飽和水性Na
2SO
3(3mL)の添加によりクエンチし、そして5分間激しく撹拌した。次いで、この反応混合物を飽和水性NaHCO
3(5mL)に注ぎ、そしてEtOAc(2×15mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。この粗製残渣をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
実施例22 手順22
【化83】
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【0316】
6−(((1S)−(1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(3−(1−ヒドロキシエチル)フェニル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:(S)−6−(((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(3−ホルミルフェニル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(78mg,0.12mmol)をTHF(5mL)に溶解させ、そして0℃にした。メチルマグネシウムクロリド(THF中3.0M,0.077mL,0.23mmol)を滴下により添加した。5分後、この反応の内容物を水の添加によりクエンチし、そしてその水相をEtOAc(3×8mL)で抽出した。その有機相をブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。次いで、その粗製残渣をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0317】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.47 (s, 1H), 7.81 (d, J = 3.4 Hz, 1H), 7.68 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.53 (dd, J = 11.1, 4.7 Hz, 2H), 7.41 - 7.24 (m, 6H), 6.06 (s, 1H), 4.80 (m, 2H), 3.79 (d, J = 12.6 Hz, 2H), 3.23 (d, J = 12.6 Hz, 2H), 2.43 (m, 4H), 1.46 (s, 9H), 1.37 (d, J = 6.4 Hz, 3H)。ES/MS 687.2 (M+H
+)。
実施例23 手順23
【化84】
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【0318】
(S)−6−(((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(3−(オキサゾール−2−イル)フェニル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:(S)−6−(((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(3−ヨードフェニル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(93mg,0.26mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(15mg,0.013mmol)、2−トリブチルスズオキサゾール(21mg,0.065mmol)および塩化リチウム(5.5mg,0.13mmol)をDMF(1.5mL)中で合わせ、そしてアルゴンでパージした。この反応混合物を90℃で一晩加熱した。この反応混合物をシリカ−チオールプラグに通した後に、その溶媒を除去し、そしてその粗製残渣をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0319】
ES/MS 710.1 (M+H
+)。
実施例24 手順24
【化85】
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【0320】
(S)−6−(((3−アミノフェニル)(1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:(S)−N−(3−((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)((8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル)アミノ)メチル)フェニル)アセトアミド(20.0mg,0.029mmol)をEtOH(5mL)に溶解させ、その後、NaOH(3.0M aq,2.5mL,7.5mmol)を添加し、そして得られた溶液を70℃まで24時間加熱した。この反応の内容物を水(5mL)に注ぎ、そしてEtOAc(3×15mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。この粗製残渣をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0321】
ES/MS 658.0 (M+H
+)。
実施例25 手順25
【化86】
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【0322】
(S)−N−(3−((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)((8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル)アミノ)メチル)フェニル)メタンスルホンアミド:(S)−N−(3−((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)((8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル)アミノ)メチル)フェニル)−N−(メチルスルホニル)アセトアミド(47mg,0.061mmol)をMeOH(2mL)に室温で溶解させた。NaOH(1.0M aq,0.30mL,0.30mmol)を添加し、そしてこの反応物を30分間撹拌した。HCl((1.0M aq,0.30mL,0.30mmol)を添加し、その後、この反応混合物を水(3mL)に注ぎ、そしてEtOAc(3×8mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。この粗製残渣をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0323】
ES/MS 736.0 (M+H
+)。
実施例26 手順26 GS −713242
(S)8−クロロ−6−(((2−クロロフェニル)(1−(1,1−ジフルオロ−2−ヒドロキシエチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル−d)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル
【化87】
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【0324】
2−アジド−2,2−ジフルオロ酢酸エチル(11.2mg,0.068mmol)を、8−クロロ−6−((1−(2−クロロフェニル)プロパ−2−イン−1−イル−1−d)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(20mg,0.046mmol)およびチオフェン−2−カルボン酸銅(I)(0.9mg,0.005mmol)のTHF(2mL)中の溶液に添加した。45分後、この反応物をEtOAc(10mL)で希釈した。その有機相を飽和重炭酸ナトリウム(5mL)およびブライン(5mL)で洗浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その残渣をMeOH(3mL)および水素化ホウ素ナトリウム(35mg,0.91mmol)に溶解させた。15分後、この混合物をEtOAc(20ml)で希釈し、そして飽和重炭酸ナトリウム(5mL)およびブライン(5mL)で洗浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィーに供した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その生成物をRP−HPLCによるさらなる精製に供した。生成物を含む画分を合わせ、そして凍結乾燥に供して、(S)8−クロロ−6−(((2−クロロフェニル)(1−(1,1−ジフルオロ−2−ヒドロキシエチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル−d)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリルを得た。
【0325】
ES/MS 561.1 (M + H
+)。
実施例27 手順27
8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−(((1−(1−エチルピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−4−イル)(フェニル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル
【化88】
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4−(4−ホルミル−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【0326】
水素化ナトリウム(鉱油中60%の懸濁物)(458mg,11.5mmol)を、1H−イミダゾール−4−カルバルデヒド(1g,10.4mmol)のジメチルホルムアミド(16mL)中の溶液に0℃で少しずつ添加した。0℃で30分後、この混合物を室温まで温め、そして4−((メチルスルホニル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.9g,10.5mmol)を添加した。この混合物を100℃で16時間加熱した。この反応物を冷却し、そして酢酸エチル(75mL)で希釈した。その有機相を水(2×25mL)およびブライン(25mL)で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。その溶媒を減圧下で除去し、そしてその残渣をフラッシュクロマトグラフィー(0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン)に供して副生成物および望ましくない位置異性体を除去した。その溶媒を減圧下で除去し、4−(4−ホルミル−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。
4−(4−(ヒドロキシ(フェニル)メチル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【0327】
フェニルマグネシウムブロミド(テトラヒドロフラン中1M)(1.3mL,1.28mmol)を、4−(4−ホルミル−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(325mg,1.16mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中の溶液に添加した。2時間後、この反応を飽和塩化アンモニウム(10mL)でクエンチし、そして酢酸エチル(25mL)で希釈した。その有機相をブライン(10mL)で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。その溶媒を減圧下で除去して、4−(4−(ヒドロキシ(フェニル)メチル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。
4−(4−ベンゾイル−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【0328】
4−(4−(ヒドロキシ(フェニル)メチル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(408mg,1.1mmol)およびDess−Martinペルヨージナン(515mg,1.4mmol)のジクロロメタン(10mL中の溶液を室温で2時間撹拌した。その溶媒を減圧下で除去し、そしてその残渣を酢酸エチル(25mL)に溶解させた。その有機相を飽和重炭酸ナトリウム(10mL)で洗浄した。固体が形成され、これを濾過により除去した。その有機相を飽和重炭酸ナトリウム(10mL)およびブライン(10mL)で再度洗浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィー(0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン)に供した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧下で除去し、4−(4−ベンゾイル−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。
4−(4−(((8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル)アミノ)(フェニル)メチル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【0329】
6−アミノ−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(98mg,0.28mmol)および4−(4−ベンゾイル−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(100mg,0.28mmol)のジクロロメタン(2mL)中の溶液をアルゴン下で0℃まで冷却した。トリエチルアミン(125μL,0.90mmol)を添加し、その後、四塩化チタン(IV)(0.21mL,0.21mmol−DCM中1M)を添加した。20時間後、この反応物をメタノール(1mL)で希釈し、そして水素化ホウ素ナトリウム(43mg,1.1mmol)を添加した。40時間後、この反応を飽和重炭酸ナトリウム(5mL)でクエンチし、そして酢酸エチル(15mL)で分配した。その有機相を飽和重炭酸ナトリウム(10mL)、ブライン(10mL)で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。その溶媒を減圧下で除去し、そしてその残渣をフラッシュクロマトグラフィー(0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン)に供した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧下で除去し、4−(4−(((8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル)アミノ)(フェニル)メチル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。
8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−((フェニル(1−(ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−4−イル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル
【0330】
臭化亜鉛(105mg,0.47mmol)を、4−(4−(((8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル)アミノ)(フェニル)メチル)−1H−イミダゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(64mg,0.094mmol)のニトロメタン(1mL)中の溶液に添加した。3時間後、その溶媒を減圧下で除去した。その残渣を酢酸エチル(20mL)と飽和重炭酸ナトリウム(10mL)との間で分配した。固体が形成され、これを濾過により除去した。その有機相を飽和重炭酸ナトリウム(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そしてその溶媒を減圧下で除去し、8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−((フェニル(1−(ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−4−イル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリルを得た。
【0331】
ES/MS 585.9 (M + H
+)。
8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−(((1−(1−エチルピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−4−イル)(フェニル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル
【0332】
8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−((フェニル(1−(ピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−4−イル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(41mg,0.070mmol)、アセトアルデヒド(9.7μL,0.17mmol)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(59mg,0.28mmol)を、テトラヒドロフラン(1mL)および1,1−ジクロロエタン(1mL)に溶解させ、そして室温で30分間撹拌した。この混合物を酢酸エチル(10mL)で希釈し、そして飽和重炭酸ナトリウム(5mL)およびブライン(5mL)で2回洗浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィーに供した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その残渣をメタノールおよび水(2滴のトリフルオロ酢酸を含む)に溶解させ、そして分取HPLCに供した。よりきれいな画分を合わせ、そして凍結乾燥に供して、8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−(((1−(1−エチルピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾール−4−イル)(フェニル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリルを得た。
【0333】
1H NMR D
2O 交換 (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.05 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 7.64 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.55 (s, 0H), 7.47 - 7.42 (m, 4H), 7.42 - 7.36 (m, 4H), 7.36 - 7.30 (m, 2H), 7.19 (qd, J = 4.1, 2.8 Hz, 3H), 5.96 (s, 1H), 4.51 - 4.38 (m, 1H), 3.58 (d, J = 13.0 Hz, 4H), 3.25 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.12 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 3.06 - 2.93 (m, 2H), 2.35 - 2.25 (m, 3H), 2.05 - 1.91 (m, 2H), 1.20 (t, J = 7.3 Hz, 3H)。
【0334】
ES/MS 613.9 (M + H
+)。
実施例28 手順28
【化89】
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【0335】
(S)−6−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル−d)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)−8−(ピリジン−2−イル)キノリン−3−カルボニトリル:(S)−6−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル−d)アミノ)−8−ヨード−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(55mg,0.09mmol)、6−メチル−2−(ピリジン−2−イル)−1,3,6,2−ジオキサザボロカン−4,8−ジオン(6−methyl−2−(pyridin−2−yl)−1,3,6,2−dioxazaborocane−4,8−dione)(32mg,0.13mmol)、ジクロロメタンと錯形成した[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(6mg,0.009mmol)、ジエタノールアミン(10mg,0.09mmol)、酢酸第二銅(8mg,0.046mmol)およびリン酸三カリウム(98mg,0.46mmol)に、DMF(1mL)を添加し、そしてこの反応混合物を窒素で脱気した。次いで、この反応混合物を85℃で一晩加熱した。その固体をセライトのパッドで濾過した後に、その粗製濾液を濃縮し、そしてHPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、表題化合物を得た。ES/MS 548.2 (M+H
+)。
実施例29 手順29
【化90】
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【0336】
6−(((S)−(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル−d)アミノ)−8−(1−ヒドロキシエチル)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル:(S)−8−アセチル−6−(((2−クロロフェニル)(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル−d)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリルの、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムでの還元により作製した。ES/MS 515.3 (M+H
+)。
実施例30 手順30
【化91】
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【0337】
6−(((S)−(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル−d)アミノ)−8−エチニル−4−(((R)−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:DMF(0.5mL)中の8−ブロモ−6−(((S)−(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル−d)アミノ)−4−(((R)−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(80mg,0.13mmol)に、エチニルトリメチルシラン(40mg,0.4mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(9mg,0.013mmol)、ヨウ化銅(I)(3mg,0.013mmol)およびトリエチルアミン(0.3mL)を添加した。この反応混合物を窒素でフラッシュし、そして95℃で3時間加熱した。大部分の溶媒を減圧中で除去した後に、この粗製残渣をHPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、表題化合物を得た。ES/MS 543.3 (M+H
+)。
実施例31 手順31
【化92】
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【0338】
(S)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−(((4−フルオロフェニル)(1−(ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル塩酸塩(30mg,0.05mmol)を、0.50mLの3:1の2−メチルテトラヒドロフラン:酢酸に溶解させ、そしてオキセタノン(10mg,0.14mmol)およびPS−BH
3CN(ポリスチレン担持シアノ水素化ホウ素,22mg,2.17mmol/g)で処理した。この混合物を一晩撹拌した。その樹脂を濾過し、そして得られた濾液を濃縮した。RP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)を使用する精製により、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS 661.1 (M+H
+)。
実施例32 手順32
8−クロロ−6−(((S)−(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル)アミノ)−4−(((R)−3−フルオロ−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル
【化93】
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【0339】
工程1。(R)−8−クロロ−4−((3−ヒドロキシ−1−フェニルプロピル)アミノ)−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル:イソ−プロパノール(1.5mL)中の4,8−ジクロロ−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル(400mg,1.49mmol)、(R)−3−アミノ−3−フェニルプロパン−1−オール(270.76mg,1.79mmol)を、マイクロ波条件下で150℃で45分間加熱した。この反応物を室温まで冷却した。水およびEt
2Oを添加した。その水層をEt
2Oで抽出し、そして合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過および溶媒のエバポレーションにより、粗生成物を得、これをさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0340】
ES/MS 383.1 (M+H
+)。
【0341】
工程2。(R)−8−クロロ−4−((3−フルオロ−1−フェニルプロピル)アミノ)−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル:(R)−8−クロロ−4−((3−ヒドロキシ−1−フェニルプロピル)アミノ)−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル(100mg,0.26mmol)をdeoxofluor(0.6mL)で室温で16時間処理した。この反応混合物を氷浴内で冷却し、そして飽和重炭酸ナトリウム溶液で注意深くクエンチし、次いで酢酸エチルで抽出した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。
【0342】
ES/MS 385.1 (M+H
+)。
【0343】
工程3。(R)−6−アミノ−8−クロロ−4−((3−フルオロ−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:(R)−8−クロロ−4−((3−フルオロ−1−フェニルプロピル)アミノ)−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル(115mg,0.3mmol)、塩化カルシウム二水和物(65.91mg,0.45mmol)、および鉄粉(83.5mg,1.49mmol)をエタノール(3mL)/水(0.3mL)中で60℃で12時間加熱した。この反応物を室温まで冷却し、そして固体を濾過により除去した。この固体をEtOAcで洗浄し、そして合わせた有機層を重炭酸ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過および全ての揮発性物質のエバポレートにより、生成物を得た。
【0344】
ES/MS 355.0 (M+H
+)。
【0345】
工程4。8−クロロ−6−(((S)−(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル)アミノ)−4−(((R)−3−フルオロ−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:(R)−6−アミノ−8−クロロ−4−((3−フルオロ−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(45mg,0.13mmol)、CuI(1.2mg,0.05mmol)および2,6−ビス((4S,5R)−4,5−ジフェニル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピリジン[オキサゾリン配位子](3.9mg,0.06mmol)をMeOH(2.0mL)中で約1分間超音波処理した。酢酸アルキニル(29mg,0.15mmol)およびジ−イソプロピルエチルアミン(19.7mg,0.15mmol)を添加し、そしてこの反応物を一晩撹拌した。シクロプロピルアジド(43mg,0.52mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温でさらに16時間撹拌した。この物質を酢酸エチルと水との間で分配し、そしてその有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濾過した。溶媒を減圧中で除去し、そしてその粗製物質をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0346】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.41 (s, 1H), 7.83 (m, 1H), 7.65 (m, 1H), 7.54 - 7.18 (m, 8H), 7.16 - 7.03 (m, 2H), 6.17 - 6.05 (m, 2H), 4.93 - 4.76 (m, 2H), 4.67 - 4.58 (m, 1H), 4.51 (m, 1H), 3.93 - 3.82 (m, 1H), 1.26 - 1.09 (m, 4H)。
【0347】
ES/MS 570.1 (M+H
+)。
実施例33 手順33
N−(8−クロロ−3−シアノ−6−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル−d)アミノ)キノリン−4−イル)ピバルアミド
【化94】
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【0348】
工程1。4−アミノ−8−クロロ−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル:(S)−8−クロロ−4−((2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)アミノ)−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル(256mg,0.69mmol)をdeoxofluor(0.6mL)で室温で16時間処理した。この反応混合物を氷浴内で冷却し、そして飽和重炭酸ナトリウム溶液で注意深くクエンチし、次いで酢酸エチルで抽出した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。
【0349】
ES/MS 249.1 (M+H
+)。
【0350】
工程2。N−(8−クロロ−3−シアノ−6−ニトロキノリン−4−イル)ピバルアミド:4−アミノ−8−クロロ−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル(163mg,0.66mmol)、塩化ピバロイル(0.32ml,2.62mmol)、トリエチルアミン,99%(398.04mg,3.93mmol)、およびDCM(6ml)を合わせ、そして2日間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、次いで酢酸エチルに溶解させ、そして1NのHCl、飽和重炭酸ナトリウムおよびブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過および全ての揮発性物質のエバポレートにより、生成物を得た。
【0351】
ES/MS 333.0 (M+H
+)。
【0352】
工程3。N−(6−アミノ−8−クロロ−3−シアノキノリン−4−イル)ピバルアミド:N−(8−クロロ−3−シアノ−6−ニトロキノリン−4−イル)ピバルアミド(48mg,0.14mmol)のEtOH(1.4ml)中の懸濁物に、塩化スズ二水和物(65.1mg,0.29mmol)を添加した。得られた懸濁物を60℃で16時間加熱した。この混合物を室温まで冷却し、そして飽和重炭酸ナトリウムで注意深くクエンチした。酢酸エチルでの抽出、無水硫酸ナトリウムでの乾燥、濾過および濃縮により、生成物を得た。
【0353】
ES/MS 303.2 (M+H
+)。
【0354】
工程4。N−(8−クロロ−3−シアノ−6−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル−d)アミノ)キノリン−4−イル)ピバルアミド:CuI(1.3mg,0.007mmol)および2,6−ビス((4S,5R)−4,5−ジフェニル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピリジン[オキサゾリン配位子](4.1mg,0.06mmol)をMeOH(2.0mL)中で約1分間超音波処理した。酢酸アルキニル(29mg,0.15mmol)、N−(6−アミノ−8−クロロ−3−シアノキノリン−4−イル)ピバルアミド(40mg,0.13mmol)およびジ−イソプロピルエチルアミン(19.7mg,0.15mmol)を添加し、そしてこの反応物を1時間撹拌した。シクロプロピルアジド(20mg,0.50mmol)を添加し、そしてこの反応物を完了するまで室温で撹拌した。この粗製反応混合物をシリンジに通して直接濾過し、そしてRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0355】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 9.11 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.70 (m, 2H), 7.56 (m, 2H), 7.10 (m, 2H), 4.96 - 4.86 (m, 1H), 3.93 - 3.82 (m, 1H), 1.46 (s, 9H), 1.25 - 1.09 (m, 4H)。
【0356】
ES/MS 519.3 (M+H
+)。
実施例34 手順34
8−クロロ−6−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル−d)アミノ)−4−(((R)−3−モルホリノ−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル
【化95】
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【0357】
(R)−メタンスルホン酸3−((8−クロロ−3−シアノ−6−ニトロキノリン−4−イル)アミノ)−3−フェニルプロピル:(R)−8−クロロ−4−((3−ヒドロキシ−1−フェニルプロピル)アミノ)−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル(1000mg,2.61mmol)およびトリエチルアミン,99%(0.62ml,4.44mmol)のDCM(12ml)中の溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.3ml,3.92mmol)を添加した。1時間後、さらなるメタンスルホニルクロリドおよびトリエチルアミンを添加した。15分後、氷を添加し、そしてその生成物を酢酸エチルに抽出し、そしてブラインで洗浄した。硫酸ナトリウムでの乾燥、濾過および濃縮により、粗生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。
【0358】
ES/MS 461.0 (M+H
+)。
【0359】
(R)−8−クロロ−4−((3−モルホリノ−1−フェニルプロピル)アミノ)−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル:(R)−メタンスルホン酸3−((8−クロロ−3−シアノ−6−ニトロキノリン−4−イル)アミノ)−3−フェニルプロピル(100mg,0.22mmol)およびモルホリン(0.19ml,2.17mmol)を一緒に70℃で1時間加熱した。水を添加し、そしてその生成物を酢酸エチルに抽出し、水およびブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過および全ての揮発性物質のエバポレーションにより、粗生成物を得た。
【0360】
ES/MS 452.1 (M+H
+)。
【0361】
(R)−6−アミノ−8−クロロ−4−((3−モルホリノ−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:(R)−8−クロロ−4−((3−モルホリノ−1−フェニルプロピル)アミノ)−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル(106mg,0.23mmol)のEtOH(2.3ml)中の懸濁物に、塩化スズ二水和物(89.0mg,0.47mmol)を添加した。得られた懸濁物を70℃で16時間加熱した。この混合物を室温まで冷却し、そして飽和重炭酸ナトリウムで注意深くクエンチした。酢酸エチルでの抽出、無水硫酸ナトリウムでの乾燥、濾過および濃縮によって粗生成物を得、これを精製せずに次の工程に持ち越した。
【0362】
ES/MS 422.0 (M+H
+)。
【0363】
8−クロロ−6−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル−d)アミノ)−4−(((R)−3−モルホリノ−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル。CuI(1.3mg,0.007mmol)および2,6−ビス((4S,5R)−4,5−ジフェニル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピリジン[オキサゾリン配位子](4.1mg,0.06mmol)をMeOH(2.0mL)中で約1分間超音波処理した。酢酸アルキニル(45mg,0.24mmol)、(R)−6−アミノ−8−クロロ−4−((3−モルホリノ−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(50mg,0.12mmol)、およびジ−イソプロピルエチルアミン(18.3mg,0.14mmol)を添加し、そしてこの反応物を16時間撹拌した。シクロプロピルアジド(20mg,0.50mmol)を添加し、そしてこの反応物を完了するまで室温で撹拌した。この粗製反応混合物をシリンジに通して直接濾過し、そしてRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS 638.0 (M+H
+)。
実施例35 手順35
(S)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−(((4−フルオロフェニル)(1−(1−(2−メトキシエチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル
【化96】
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【0364】
(S)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−(((4−フルオロフェニル)(1−(ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル塩酸塩(30mg,0.05mmol)の、0.5mLのアセトニトリル中の溶液を、炭酸セシウム(45.7mg,0.14mmol)および2−ブロモエチルメチルエーテル(0.005ml,0.05mmol)で処理し、そして一晩撹拌し、次いで50℃で3時間加熱した。1滴の2−ブロモエチルメチルエーテルを添加し、そしてこの反応を50℃で12時間続けた。RP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)による精製により、生成物を得た。
ES/MS 663.3 (M+H
+)。
実施例36 手順36
8−クロロ−6−(((3−シアノフェニル)(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル−d)アミノ)−5−フルオロ−4−(((R)−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル
【化97】
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【0365】
8−クロロ−6−(((S)−(3−シアノフェニル)(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル−d)アミノ)−4−(((R)−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(23.9mg,0.043mmol)のアセトニトリル(0.8ml)中の溶液に、Selectfluor(登録商標)II試薬(16.38mg,0.05mmol)を添加した。この反応をLCMSにより監視した。一旦完了したら、これをシリンジフィルタに通し、そしてRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
実施例37 手順37
8−クロロ−6−(((S)−(3−シアノフェニル)(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−5−イル)メチル−d)アミノ)−4−(((R)−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル
【化98】
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【0366】
シクロプロピルアジド(15.6mg,0.068mmol)を、8−クロロ−6−(((R)−1−(3−シアノフェニル)プロパ−2−イン−1−イル−1−d)アミノ)−4−(((R)−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(25mg,0.052mmol)およびクロロ(ペンタメチルシクロペンタジエニル)(シクロオクタジエン)ルテニウム(II)(4.5mg,0.010mmol)のトルエン(アルゴンで20分間脱気した)(2mL)中の溶液に、アルゴンの雰囲気下で、オーブンで乾燥させたバイアル内で添加した。室温で1時間撹拌した後に、その溶媒を減圧下で除去した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィー(0〜100%の(酢酸エチル中20%のメタノール)/ヘキサン)に供した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その残渣を水およびメタノール(2滴のトリフルオロ酢酸を含む)に溶解させ、そして分取HPLCに供した。きれいな画分を合わせ、そして凍結乾燥に供して、8−クロロ−6−(((S)−(3−シアノフェニル)(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−5−イル)メチル−d)アミノ)−4−(((R)−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリルを得た[触媒: J. Am. Chem. Soc., 2008 p. 8923]。
実施例38 手順38
(S)−6−(((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(3−(メトキシメチル)フェニル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:
【化99】
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【0367】
(S)−6−(((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(20.0mg,0.030mmol)をDMF(2mL)に溶解させ、そして0℃にした。次いで、NaH(鉱油中60%の分散物,1.5mg,0.060mmol)を添加し、そして得られた混合物を30分間撹拌した。次いで、ヨードメタン(0.007mL,0.12mmol)を添加し、その冷浴を外し、そしてこの反応混合物を1時間かけて室温まで温めた。この反応の内容物を水(3mL)の添加によりクエンチし、これをEtOAc(3×8mL)で抽出した。その有機相をブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
実施例39 手順39
(S)−3−((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)((8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル)(メチル)アミノ)メチル)安息香酸メチル:
【化100】
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【0368】
(S)−3−((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)((8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル)アミノ)メチル)安息香酸(30.0mg,0.044mmol)、炭酸カリウム(60.3mg,0.44mmol)およびヨードメタン(0.011mL,0.18mmol をアセトン(2mL)中で合わせ、そして室温で4時間撹拌した。この反応混合物を水(3mL)に注ぎ、そしてEtOAc(3×8mL)で抽出した。その有機相をブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
実施例40 手順40
(S)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−(((3−((2−(ジメチルアミノ)エトキシ)メチル)フェニル)(1−イソプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:
【化101】
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【0369】
(S)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−(((3−(ヒドロキシメチル)フェニル)(1−イソプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(15.0mg,0.026mmol)をDCM(2mL)に室温で溶解させた。塩化チオニル(0.13mL,1.78mmol)を添加し、そして得られた溶液を10分間撹拌した後に、これを濃縮乾固させた。別のフラスコ内で、ジメチルエタノールアミン(0.13mL,1.3mmol)のDMF(2mL)中の溶液をNaH(鉱油中60%の分散物,28mg,1.2mmol)で0℃で30分間処理した。この新たに形成された塩化物をDMF(1mL)に溶解させ、そして上記アルコキシド溶液に0℃で添加し、その後、その冷浴を外し、そしてこの反応混合物を1時間かけて室温まで温めた。この反応の内容物を水の添加によりクエンチし、そしてEtOAc(3×8mL)で抽出した。その有機相をブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。この粗製残渣をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
実施例41 手順41
【化102】
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【0370】
(S)−3−(((8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル)アミノ)(1−(1−エチルピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)−N,N−ジメチルベンズアミド:(S)−4−(4−(((8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル)アミノ)(3−(ジメチルカルバモイル)フェニル)メチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(123mg,0.12mmol)をDCM(4mL)およびTFA(1mL)に溶解させ、そして室温で30分間撹拌した。次いで、この反応混合物を濃縮乾固させ、そしてMeOH(4.5mL)およびAcOH(1.5mL)に溶解させた。次いで、アセトアルデヒド(0.068mL,1.2mmol)およびPS−CNBH
3(ポリスチレン担持シアノ水素化ホウ素,480mg,2.17mmol/g)を添加し、そして得られた混合物を室温で2時間撹拌した。その樹脂を濾過し、そして得られた濾液を濃縮し、そしてRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
実施例42 手順42
(S)−6−(((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(3−ホルミルフェニル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:
【化103】
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【0371】
(S)−6−(((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(15.0mg,0.022mmol)をDCM(2mL)に溶解させ、そして酸化マンガン(IV)(58mg,0.67mmol)を添加し、そして得られた混合物を室温で撹拌した。12時間後、この反応混合物をセライトで濾過し、そしてその濾液を濃縮した。次いで、その残渣をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
実施例43 手順43
(S)−6−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル−d)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル
【化104】
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【0372】
出発物質(30mg,0.06mmol)をDBN(2mL)に溶解させ、そして150℃で20時間加熱し、そして170℃でさらに20時間加熱した。この混合物を室温まで冷却し、そしてEtOAcと水との間で分配した。その有機層をブラインで洗浄し、そしてNa
2SO
4で乾燥させた。濾過および溶媒のエバポレーションにより、粗生成物を得た。RP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)による精製により、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0373】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.35 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.49 (dd, J = 8.6, 5.6 Hz, 2H), 7.10 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 6.91 (s, 1H), 6.70 (s, 1H), 6.05 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.08 (s, 1H), 4.00 - 3.86 (m, 1H), 3.51 (s, 1H), 1.16 - 1.00 (m, 4H), 0.89 (s, 9H)。
実施例44 手順44
【化105】
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【0374】
(S)−8−クロロ−4−((5,6−ジフルオロピリジン−3−イル)アミノ)−6−((f(1−(フルオロメチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル−d)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:固体のK
2CO
3(145mg,1.05mmol)を、(S)−8−クロロ−4−((5,6−ジフルオロピリジン−3−イル)アミノ)−6−(((4−フルオロフェニル)(1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル−d)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(133mg,0.26mmol)のDMF(10mL)中の撹拌溶液に添加した。得られた懸濁物を120℃で加熱し、次いでF
2CHCl(10個の気泡/sec)を15分間吹き込んだ。この反応混合物を室温まで冷却し、次いでEtOAc(20mL)で希釈した。その有機層を飽和NaHCO
3(20mL)、ブライン(20mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、粗生成物を得た。HPLCにより、表題化合物および位置異性体を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.56 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.04 - 7.94 (m, 2H), 7.70 - 7.60 (m, 1H), 7.55 - 7.42 (m, 3H), 7.25 - 7.11 (m, 3H), 6.51 - 6.39 (m, 1H), 6.32 (s, 1H)。ES/MS 540.1 (M+H
+)。
実施例45 手順45
【化106】
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【0375】
(S)−8−クロロ−4−((5,6−ジフルオロピリジン−3−イル)アミノ)−6−(((2−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:THF中1.0MのTBAF(0.15mL,0.15mmol)を、(S)−8−クロロ−4−((5,6−ジフルオロピリジン−3−イル)アミノ)−6−(((2−フルオロフェニル)(1−((トリメチルシリル)メチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(60mg,0.1mmol,実施例10に従って得た)のTHF(2mL)中の撹拌溶液に添加した。この反応混合物を1時間撹拌し、次いで濃縮して、粗製のメチルトリアゾールを得た。HPLCでの精製により、表題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 9.70 (s, 1H), 8.49 (s, 1H), 8.05 - 7.89 (m, 3H), 7.73 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.46 (td, J = 7.9, 1.9 Hz, 1H), 7.41 - 7.28 (m, 2H), 7.24 - 7.11 (m, 3H), 6.25 (s, 1H), 4.00 (s, 3H)。ES/MS 521.1 (M+H
+)。
実施例46 手順46
【化107】
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【0376】
オキソン(1.5g,5.1mmol)およびアセトン(3.7mL,51mmol)を、1−ブテンアジド(0.1g,1mmol)のDCM/NaHCO
3(3mL/5mL)中の撹拌溶液に0℃で添加した。得られた混合物を室温まで温め、そして1.5時間撹拌した。この溶液をDCMで抽出し、そして合わせた有機層を乾燥させ、そして濃縮して、粗製エポキシドを得た。この粗製物質をt−BuNH
2(2.1mL,20mmol)に再度溶解させた。過塩素酸リチウム(21mg,0.2mmol)をこの溶液に添加し、そして室温で一晩撹拌した。得られた溶液を次の工程にそのまま使用した。
【化108】
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【0377】
6−(((1S)−(1−(4−(tert−ブチルアミノ)−3−ヒドロキシブチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル−d)アミノ)−8−クロロ−4−(((R)−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:実施例2に従って、先の工程で合成したアジドを用いて合成した;1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.30 - 8.18 (m, 2H), 8.00 - 7.94 (m, 1H), 7.63 - 7.53 (m, 3H), 7.44 - 7.12 (m, 10H), 5.52 - 5.31 (m, 1H), 4.84 (brs), 4.57 - 4.40 (m, 2H), 3.81 - 3.66 (m, 1H), 2.96 (t, J = 11.0 Hz, 1H), 2.74 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 2.19 - 2.00 (m, 2H), 1.98 - 1.85 (m, 2H), 1.24 (s, 9H), 0.99 - 0.86 (m, 3H)。ES/MS 656.3 (M+H+)。
実施例47 手順47
【化109】
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【0378】
CuI(6.6mg,0.035mmol)および配位子(22mg,0.042mmol)をMeOH(5mL)に懸濁させ、そしてアルゴン下で5分間超音波処理した。アセテート(72mg,0.42mmol)を添加し、その後、アミン(100mg,0.35mmol)およびDIPEA(54mg,0.42mmol)をこの順序で室温で添加した。1時間後、このN−アルキル化反応は完了した。エバポレーションおよびシリカゲルでの精製(溶出液:ヘキサン中のEtOAc)により、96mgのN−アルキル化生成物を得た。48mgのこの物質をTHF(2mL)に溶解させた。アジドストック(1mL/1eq.)、CuおよびCuSO4を添加した。室温で30分間の撹拌。EtOAcで希釈し、水、ブラインで洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥させた。濾過、エバポレーションおよびRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1のTFA)による精製により、その生成物をTFA塩として得た。
【0379】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.45 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.65 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 7.41 - 7.32 (m, 2H), 7.35 - 7.26 (m, 1H), 7.07 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.08 (s, 1H), 5.93 (t, J = 54.7 Hz, 1H), 4.15 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 3.74 (d, J = 14.0 Hz, 1H), 1.51 (s, 4H), 0.97 (s, 9H)。
実施例48 手順48
【化110】
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【0380】
出発物質(43mg,0.08mmol)、Zn(0.7mg,0.01mmol)、PddppfCl
2(1.2mg,0.002mmol)およびZn(CN)
2(11.4mg,0.097mmol)をジメチルアセトアミド(1mL)中で合わせ、そして2分間脱気した。この混合物をマイクロ波反応器内で200℃で20分間加熱した。この混合物を濾過し、そしてRP−HPLCにより精製した。生成物の画分を合わせ、そして凍結乾燥に供して、所望の化合物をTFA塩として得た。(注記:場合によっては、部分的な転換が観察された。より多くの触媒を添加し、そして反応条件に再度さらすことによって、さらなる転換が得られた。)
【0381】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.35 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.80 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 7.52 - 7.45 (m, 2H), 7.36 (dd, J = 8.5, 6.6 Hz, 2H), 7.33 - 7.27 (m, 1H), 7.26 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.08 (s, 1H), 5.93 (t, J = 54.7 Hz, 1H), 4.03 (d, J = 13.8 Hz, 1H), 3.63 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 1.51 (s, 4H), 0.94 (s, 9H)。
実施例49 手順49
【化111】
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【0382】
臭化物出発物質(200mg,1.0mmol)、ピラゾール(271mg,3.98mmol)、酸化第一銅(14.2mg,0.10mmol)、およびナトリウムtert−ブトキシド(195mg,1.99mmol)をN−メチルピロリドン(4mL)中で合わせ、そしてマイクロ波反応器内で200℃で2時間加熱した。この反応の内容物をEtOAcで希釈し、水、ブラインで洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥させた。濾過および濃縮後、その粗生成物をジクロロメタン(10mL)に溶解させ、そして酸化マンガン(IV)(2.16g,25mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で1時間撹拌した。この反応の内容物をセライトのパッドで濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
実施例50 手順50
【化112】
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【0383】
アニリン(1.5g,9.1mmol)をピリジン(45mL)に溶解させ、そしてジホルミルヒドラジン(2.4g,27.2mmol)を一度に添加した。クロロトリメチルシラン(17.3mL,136.2mmol)を滴下により添加し、その後、トリエチルアミン(8.9mL,63.6mmol)を滴下により添加した。この反応物を100℃まで一晩加熱し、その後、室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、水、ブラインで洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥させた。濾過および濃縮の後に、シリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)を行って、生成物を得た。
【0384】
エステル(900mg,4.1mmol)をTHF(15mL)に溶解させ、そして0℃にし、その後、水素化アルミニウムリチウム(Et
2O中1.0M,4.1mL,4.1mmol)を滴下により添加した。30分後、この反応の内容物を、水の添加により注意深くクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。次いで、新たに形成したアルコールをDCM(20mL)に溶解させ、そして酸化マンガン(IV)(4.6g,53mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で1時間撹拌した。この反応の内容物をセライトのパッドで濾過し、そして濃縮して、アルデヒド生成物を得た。
実施例51 手順51
【化113】
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【0385】
アニリンSM(1.0g,6.1mmol)を6NのHCl溶液(20mL)に溶解させ、氷/水浴内で0度にした。1mLの水中のNaNO2(418mg,6.1mmol)の水溶液で滴下により処理した。0度で10分間撹拌し、次いでNaN3(472mg,7.3mmol)を、2mLの水中の水溶液として添加した。その冷浴を外し、そしてこの反応混合物を室温まで温めた。30分後、完全な転換が観察された。反応混合物を水に注ぎ、そしてEtOActで抽出した。その有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製のアジド生成物を得た。
【0386】
新たに形成したアジド(338mg,1.78mmol)、プロピオン酸(186mg,2.65mmol)、ヨウ化第一銅(67mg,0.35mmol)、アスコルビン酸ナトリウム(140mg,0.71mmol)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.13mL,0.88mmol)を全て、DMF(5mL)中で合わせ、そしてアルゴンで脱気した。この反応混合物を100℃で15時間加熱し、その後、これをEtOAcで希釈し、水、ブラインで洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥させた。その粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0387】
エステル(79mg,0.36mmol)をTHF(5mL)に溶解させ、そして0℃にし、その後、水素化アルミニウムリチウム(Et
2O中1.0M,0.36mL,0.36mmol)を滴下により添加した。30分後、この反応の内容物を水の添加により注意深くクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。次いで、新たに形成したアルコールをDCM(5mL)に溶解させ、そして酸化マンガン(IV)(790mg,9.1mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で1時間撹拌した。この反応の内容物をセライトのパッドで濾過し、そして濃縮して、アルデヒド生成物を得た。
実施例52 手順52
【化114】
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【0388】
アニリン(500mg,3.03mmol)およびアジ化ナトリウム(364mg,5.6mmol)を酢酸(10mL)に溶解させ、その後、オルトギ酸トリエチル(2.4mL,14.5mmol)に溶解させた。この反応混合物を室温で15時間撹拌し、次いで、100℃で3時間撹拌した。この反応の内容物を直接濃縮し、そしてシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0389】
エステル(290mg,1.3mmol)をTHF(10mL)に溶解させ、そして0℃にし、その後、水素化アルミニウムリチウム(Et
2O中1.0M,1.3mL,1.3mmol)を滴下により添加した。30分後、この反応の内容物を水の添加により注意深くクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。次いで、新たに形成したアルコールをDCM(10mL)およびDMF(2mL)に溶解させ、そして酸化マンガン(IV)(2.65g,30mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で1時間撹拌した。この反応の内容物をセライトのパッドで濾過し、そして濃縮して、アルデヒド生成物を得た。
実施例53 手順53
【化115】
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【0390】
臭化物(300mg,1.5mmol)、スタンナン(0.46mL,1.5mmol)およびPd(PPh
3)
4をDMF(4mL)中で合わせ、そして160℃まで15分間加熱した。次いで、この反応の内容物をEtOAcで希釈し、水、ブラインで洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥させた。その粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、所望のアルデヒドを得た。
実施例54 手順54
【化116】
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【0391】
出発物質(30mg,0.06mmol)をDCM(1.5mL)に溶解させ、その後、ジイソプロピルエチルアミン(0.03mL,0.18mmol)およびクロロギ酸クロロメチル(9.2mg,0.07mmol)を添加し、そして得られた混合物を30分間撹拌した。次いで、クロロギ酸クロロメチル(154mg,1.2mmol)を添加し、そしてこの反応混合物をさらに1時間撹拌した。完了したら、この反応物を直接濃縮し、そしてシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、所望の塩化物を得た。
【0392】
得られた塩化物(34mg,0.057mmol)をリン酸ジtert−ブチル,カリウム塩(28mg,0.11mmol)およびテトラブチルアンモニウムヨージド(2.0mg,0.006mmol)と合わせ、そして60℃で12時間撹拌した。次いで、この反応の内容物をEtOAcで希釈し、水、ブラインで洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥させた。その粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。
【0393】
出発物質(28mg,0.036mmol)を、酢酸(0.5mL)、水(0.5mL)、アセトニトリル(0.5mL)に溶解させ、そして50℃まで6時間加熱した。完了したら、この反応混合物をRP−HPLCにより直接精製した。生成物の画分を合わせ、そして凍結乾燥に供して、所望の化合物をTFA塩として得た。
実施例55 手順55
【化117】
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【0394】
Bocアミン(39mg,0.059mmol)をDCM(1mL)およびトリフルオロ酢酸(1mL)に溶解させ、そして室温で2時間撹拌した。この反応混合物を濃縮乾固させ、THF(1mL)に溶解させ、そしてシアノ水素化ホウ素ナトリウム(37mg,0.59mmol)およびシクロプロピル混合ケタール(102mg,0.59mmol)で室温で一晩処理した。次いで、この反応の内容物をEtOAcで希釈し、水、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、そしてRP−HPLCにより精製した。生成物の画分を合わせ、そして凍結乾燥に供して、所望の化合物をTFA塩として得た。
実施例56 手順56
【化118】
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【0395】
ヨウ化物(50mg,0.074mmol)、スタンナン(269mg,0.74mmol)、および触媒(27mg,0.037mmol)をDMF(1mL)中で合わせ、アルゴンで脱気し、そして100℃まで12時間加熱した。次いで、この反応の内容物を、EtOAcですすぎながらセライトのパッドで濾過し、そして濃縮した。この粗製混合物をメタノール(1mL)および1NのHCl(1mL)に溶解させ、そして室温で15時間撹拌した。この反応の内容物を飽和NaHCO
3水溶液に注ぎ、そしてEtOAcで抽出した。その有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてRP−HPLCにより精製した。生成物の画分を合わせ、そして凍結乾燥に供して、TFA塩としての所望のケトン(4.9mg,11%)、および脱ハロゲン生成物を得た。
実施例57 手順57
【化119】
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【0396】
(S)−6−(((4−フルオロフェニル)(1−(1−(ピラジン−2−イル)シクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)−8−ヨード−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(26.9mg,0.040mmol)、シアン化銅(I)(10.7mg,0.12mmol)のジメチルホルムアミド(1mL)中の溶液をマイクロ波反応器内で140Cで15分間加熱した。この混合物を酢酸エチル(10ml)で希釈し、そして5%の塩化リチウム(2×5mL)およびブライン(5mL)で洗浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その残渣を水(0.5ml)およびMeOH(1mL)(2滴のTFAを含む)に溶解させ、そしてprep HPLCに供した。きれいな画分を合わせ、そして凍結乾燥に供して、所望の物質を得た。
実施例58 手順58
【化120】
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【0397】
(S)−6−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル−d)アミノ)−8−(メチルスルホニル)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル:(S)−6−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル−d)アミノ)−8−ヨード−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(50mg,0.084mmol)に、L−プロリン(1.9mg,0.017mmol)、ヨウ化Cu(I)(1.6mg,0.008mmol)、メタンスルフィン酸ナトリウム(10mg,0.101mmol)、炭酸セシウム(27mg,0.084mmol)およびDMSO(0.5mL)を添加した。この反応混合物を窒素でフラッシュし、そして83℃まで一晩加熱した。次いで、反応物を室温まで冷却し、そして水およびEtOAcで希釈した。水層をEtOAcでもう1回抽出した。合わせた有機物を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、そして濃縮して、粗生成物を得、これをHPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、表題生成物を得た。ES/MS 549.43 (M+H
+)。
実施例59 手順59
【化121】
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【0398】
(S)−8−クロロ−6−(((2−クロロ−6−フルオロフェニル)(1−(1−メチルシクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル−5−d)メチル−d)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル:(R)−8−クロロ−6−((1−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)プロパ−2−イン−1−イル−1−d)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(55mg,0.121mmol)の重水素化メタノール(CD
3OD,2.5mL)中の溶液を、アジド(14mg,0.145mmol)およびチオフェンカルボン酸銅(I)(0.7mg,0.006mmol)で室温で処理した。12時間後、この反応物をEtOAcで希釈し、そしてセライトで濾過した。この粗製物質をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc:ヘキサン)、その後、HPLC精製(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、表題生成物を得た。ES/MS 554.32 (M+H
+)。
実施例60 手順60
【化122】
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【0399】
(S)−8−クロロ−6−(((2−クロロフェニル)(5−ヨード−1−(1−メチルシクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル:(S)−8−クロロ−6−(((2−クロロフェニル)(5−メトキシ−1−(1−メチルシクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(430mg,0.98mmol)のTHF中の溶液に、ヨウ化銅(I)(37.4.5mg,0.906mmol)およびN−ヨードモルホリンヨウ化水素酸塩(402mg,1.2mmol)を添加した。14時間後、この反応物をEtOAcで希釈し、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過および揮発性物質の除去によって粗製の固体を得、これをさらに精製せずに次の工程で使用した。出発物質およびヨウ化銅(20mg,0.1mmol)のDMF(3mL)中の溶液に、シクロプロピルアジド(97mg 1.0mmol)およびトリエチルアミン(101mg,1.0mmol)を添加した。16時間後、この反応物を酢酸エチル(5mL)で希釈した。その生成物190mg)を濾過によって沈殿物として単離した。
【化123】
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【0400】
(S)−8−クロロ−6−(((2−クロロフェニル)(5−フルオロ−1−(1−メチルシクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル:アセトニトリル(4.0mL)および水(4.0mL)を、(S)−8−クロロ−6−(((2−クロロフェニル)(5−ヨード−1−(1−メチルシクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(190mg,0.288mmol)およびKHF
2(157.3mg,2.014mmol)にマイクロ波バイアル内で添加した。このバイアルを密封し、そしてこの反応物をマイクロ波反応器内で180℃で10分間加熱した。この反応物を酢酸エチル(10mL)で希釈し、そしてブライン(5mL)で洗浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィー(0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン)に供した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その残渣をメタノールおよび水に溶解させ、そして分取HPLCに供した。きれいな画分を合わせ、そして凍結乾燥に供して、(S)−8−クロロ−6−(((2−クロロフェニル)(5−フルオロ−1−(1−メチルシクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリルを得た。
実施例61 手順61
【化124】
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【0401】
(S)−8−クロロ−6−(((2−クロロフェニル)(5−メトキシ−1−(1−メチルシクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル:ナトリウムメトキシド(28uL,25%のMeOH)を、(S)−8−クロロ−6−(((2−クロロフェニル)(5−フルオロ−1−(1−メチルシクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(72mg,0.13mmol)のテトラヒドロフラン(3.0mL)中の溶液に添加した。この溶液を90℃で3時間加熱し、そしてこの反応を2滴の酢酸でクエンチした。この溶液を酢酸エチルで希釈し、そして飽和重炭酸ナトリウム)およびブラインで洗浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィー(0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン)に供した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その残渣をメタノール/水に溶解させ、そして分取HPLCに供した。きれいな生成物を含む画分を合わせ、そして凍結乾燥に供して、(S)−8−クロロ−6−(((2−クロロフェニル)(5−メトキシ−1−(1−メチルシクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリルを得た。
実施例62 手順62
【化125】
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【0402】
(S)−8−クロロ−6−(((2−メチル−3−(1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)(1−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル:(S)−6−(((3−ブロモ−2−メチルフェニル)(1−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(50mg,0.077mmol)、[1 1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(9.4mg,0.015mmol)、1−Boc−ピラゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(27mg,0.093mmol)および炭酸セシウム(76mg,0.23mmol)をDMF(1.5mL)中で合わせ、そしてアルゴンでパージした。この反応混合物をマイクロ波反応器内で180℃で20分間加熱した。この反応混合物をシリカ−チオールプラグに通した後に、その溶媒を除去し、そしてその粗製残渣をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。注記:この手順を、臭化物の代わりにヨウ化物を用いて行うことができる。
【0403】
以下の化合物を、本明細書中に記載される実施例および手順に従って(表1において実施例/手順の下に示される)、適切な出発物質(単数または複数)および適切な保護基の化学を必要に応じて使用して、調製した。
【表1-1】
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【表1-2】
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【表1-3】
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【表1-4】
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【表1-5】
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【表1-6】
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【表1-7】
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【表1-8】
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【表1-9】
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【表1-10】
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【表1-11】
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【表1-12】
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【表1-13】
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【表1-15】
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【表1-17】
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【表1-18】
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【表1-19】
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【表1-20】
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【表1-21】
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【表1-22】
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【表1-23】
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【表1-24】
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【表1-25】
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【表1-26】
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【表1-29】
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【表1-30】
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【表1-31】
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【表1-32】
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【表1-33】
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【表1-34】
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【表1-35】
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【表1-36】
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【表1-52】
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【表1-60】
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【表1-200】
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【表1-201】
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【表1-202】
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【表1-203】
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【表1-204】
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【表1-206】
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【表1-210】
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【表1-211】
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【表1-212】
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【表1-213】
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【表1-214】
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【表1-217】
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【表1-218】
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【表1-219】
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【表1-220】
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【表1-221】
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【表1-222】
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【表1-223】
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【表1-224】
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【表1-225】
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【表1-226】
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【表1-227】
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【表1-228】
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【表1-229】
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【表1-230】
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【表1-231】
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【表1-232】
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【表1-233】
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【表1-234】
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【表1-235】
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【表1-236】
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【表1-237】
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【表1-238】
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【表1-239】
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【表1-240】
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【表1-241】
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【表1-242】
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【表1-243】
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【表1-244】
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【表1-245】
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【表1-246】
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【表1-247】
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【表1-248】
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【表1-249】
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【表1-250】
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【表1-251】
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【表1-252】
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【表1-253】
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【表1-254】
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【表1-255】
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【0404】
選択された化合物についてのプロトンNMRデータを以下の表2に示す。
【表2-1】
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【表2-2】
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【表2-3】
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【表2-87】
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【表2-90】
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【表2-91】
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【表2-92】
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【表2-93】
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【表2-94】
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【表2-95】
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【表2-96】
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【表2-97】
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【表2-98】
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【表2-99】
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【0405】
生物学的アッセイ
【0406】
以下の実施例、実施例60〜62は、TNFα、Cot(Tpl2としても公知)およびEGFRに対する特定の試験化合物の活性の測定に関する生物学的アッセイを記載する。表3にまとめられているとおり、試験化合物はCotの有効な阻害剤である。
実施例60:Cot単球TNFα細胞ベースアッセイ
【0407】
凍結保存したヒト単球(Stem Cell Technologies)を融解させ、10% FBSを含有するGlutamax(10mM HEPES、1×Pen−Strep、55μM β−メルカプトエタノール、1mM ピルビン酸ナトリウム)培地入りのRPMI中、0.125×10^6細胞/mlに希釈し、そして、37℃にて2時間回復させた。次いで、この細胞懸濁物を、黒色384ウェルGreiner透明底プレート上に5,000細胞/ウェルの密度にてプレーティングした。プレートには、試験化合物を事前にスポッティングし、DMSO中で段階希釈し、0.5%の最終DMSO濃度について、Echo 550音響式液体ディスペンサー(Labcyte(登録商標))を用いて200nL/ウェルが送達された。プレーティングした細胞を37℃で1時間化合物で処理した。次いで、非刺激の細胞対照ウェルに用いるプレートの外側のカラムを除いて、細胞を50pg/mlのLPS(Sigma)で刺激した。細胞を、37℃でさらに4時間インキュベートした。次いで、細胞をスピンダウンして培地を除き、5ulのサンプルを採り、TR−FRETヒトTNFα検出システム(CisBio)を用いて総TNFα含有量について分析した。このシステムは、TNFα分子の2つの異なるエピトープに結合し、サンプル中のTNFαの濃度に比例するFRETシグナルを生じる、2つの標識抗体(クリプテートおよびXL665)を利用する。検出抗体を50:50に混合し、5μLを各ウェルに分注した。プレートを透明シールで覆い、室温にて一晩インキュベートした。翌朝、それぞれ340nm/615nm/665nmに励起/発光/FRET発光を有するEnvision 2103マルチラベルリーダー(PerkinElmer)を用いてプレートを読み取った。615nmおよび665nmの発光波長における蛍光強度を、比(665nm/615nm)として表した。対照に対する割合は以下のとおり算出した:
%対照=100×(比
サンプル−比
0%刺激)/(比
100%刺激−比
0%刺激)
【0408】
ここで、非刺激の細胞(0%刺激)は陰性対照であり、刺激細胞(100%刺激)は陽性対照として用いた。
実施例61:ハイスループットCot生化学アッセイ
【0409】
ヒトCot酵素活性を、KinEASE(Cisbio)、時間分解蛍光共鳴エネルギー移動(TR−FRET)イムノアッセイを用いて測定した。このアッセイにおいて、Cotは、XL665標識ペプチド基質のリン酸化を触媒する。ユウロピウム結合体化ホスホ−チロシン特異的抗体は、得られたリン酸化ペプチドに結合する。リン酸化ペプチドの形成は、2ステップのエンドポイントアッセイにおいて、ドナーとしてのユウロピウムとアクセプターであるXL665を用いるTR−FRETによって定量される。精製された組換えヒトCot触媒ドメイン(30−397アミノ酸)をCarna Biosciencesから購入した。簡単に述べると、DMSO中に段階希釈した試験化合物を、Echo 550音響式液体ディスペンサー(Labcyte(登録商標))を用いて、Proxy白色低容量384ウェルプレートに送達した。Cot酵素および基質をMulti−Flo(Bio−Tek Instruments)を用いてアッセイプレート中に分注した。標準的な5μL反応混合物は、反応バッファー(10mM MOPS,pH7.0、0.02% NaN
3、0.5mg/mL BSA、10mM MgOAc、1mM DTT、0.025% NP−40、1.5% グリセロール)中400μM ATP、1μM STK3ペプチド、5nMのCotと0.1% DMSOを含んだ。室温での2.5時間のインキュベーション後、5μLの停止および検出溶液(十分なEDTAを含有する50mM Hepes pH7.0検出バッファー中、1:200のユウロピウムクリプテート標識抗リン酸化ペプチド抗体溶液と125nM ストレプトアビジン−XL665トレーサー)を添加した。次いで、プレートを室温にて120分間さらにインキュベートし、それぞれ340nm/615nm/665nmに励起/発光/FRET発光を有するEnvision 2103マルチラベルリーダー(PerkinElmer)を用いて読み取った。615nmおよび665nmの発光波長における蛍光強度を、比(665nm/615nm)として表した。阻害割合は以下のとおり算出した:
%阻害=100×(比
サンプル−比
0%阻害)/(比
100%阻害−比
0%阻害)
【0410】
ここで、0.1% DMSO(0%刺激)は陰性対照であり、100μM 比較例1(100%阻害)は陽性対照として用いた。
実施例62:ハイスループットEGFR生化学アッセイ
【0411】
EGFR活性を、KinEASE(Cisbio)、時間分解蛍光共鳴エネルギー移動(TR−FRET)イムノアッセイを用いて測定した。このアッセイにおいて、EGFRは、XL665で標識された汎用チロシンキナーゼペプチド基質のリン酸化を触媒する。ユウロピウム結合体化ホスホ−チロシン特異的抗体は、得られたリン酸化ペプチドに結合する。リン酸化ペプチドの形成は、ドナーとしてのユウロピウムとアクセプターであるXL665を用いるTR−FRETによって定量される。このアッセイは、2つの主なステップで行われた。第1のステップは、キナーゼ反応ステップであり、第2のステップは、TR−FRET試薬を用いた検出ステップである。簡単に述べると、DMSO中に1:3で段階希釈した試験化合物を、Echo 550音響式液体ディスペンサー(Labcyte(登録商標))を用いて、Corning白色低容量非結合性384ウェルプレートに送達した。EGFR酵素(ヒトEGFR、細胞質ドメイン[669−1210] Carna Biosciences製カタログ番号08−115)、および、基質であるTK基質−ビオチン(Cisbio HTRF KinEASE−TKキット カタログ番号62TK0PEJに含まれる)を、Multi−Flo(Bio−Tek Instruments)を用いてアッセイプレート中に分注した。標準的な10μL反応混合物は、反応バッファー(10mM MOPs,pH7.0、1.5% グリセロール、0.5mg/mL BSA、10mM 酢酸Mg、1mM DTT、0.025% NP−40)中、6μM ATP(1×Km)または12μM ATP(2×Km)、1μM ビオチン化ペプチド、0.3nM EGFR(1×Km ATPについて)または0.1nM EGFR(2×Km ATPについて)を含んだ。室温での60分のインキュベーション後、10μLの停止および検出溶液(十分なEDTAを含有する50mM Hepes pH7.0検出バッファー中、1:400のユウロピウムクリプテート標識抗リン酸化ペプチド抗体溶液と125nM ストレプトアビジン−XL665トレーサー)を添加した。次いで、プレートを室温にて60分間さらにインキュベートし、それぞれ340nm/615nm/665nmに励起/発光/FRET発光を有するEnvision 2103マルチラベルリーダー(PerkinElmer)を用いて読み取った。615nmおよび665nmの発光波長における蛍光強度を、比(665nm/615nm)として表した。阻害割合は以下のとおり算出した:
%阻害=100×(比
サンプル−比
0%阻害)/(比
100%阻害−比
0%阻害)
【0412】
ここで、0.05% DMSO(0%刺激)は陰性対照であり、100μM スタウロスポリンおよびゲフィチニブ(100%阻害)は陽性対照として用いた。
【0413】
表3に示されるとおり、式Iの化合物はCot(キャンサーオオサカチロイド)の阻害剤である。
【表3-1】
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【表3-2】
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【表3-3】
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【表3-4】
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【表3-5】
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【表3-6】
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【表3-7】
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【表3-8】
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【表3-9】
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【表3-10】
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【表3-11】
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【表3-12】
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【表3-13】
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【表3-14】
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【表3-20】
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【表3-25】
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【表3-26】
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【表3-27】
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【表3-28】
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【表3-29】
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【表3-30】
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【表3-31】
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【表3-32】
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【表3-33】
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【表3-34】
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【表3-35】
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【表3-36】
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【表3-37】
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【表3-38】
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【表3-39】
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【表3-40】
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【表3-41】
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【表3-42】
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【表3-43】
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【表3-44】
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【表3-45】
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【表3-46】
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【表3-47】
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【表3-48】
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【表3-49】
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【表3-50】
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【表3-51】
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【表3-52】
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【表3-53】
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【0414】
表4および表5のデータは、本明細書に開示される化合物が、キャンサーオオサカチロイド(Cot)の有効な阻害剤であることを示す。加えて、本発明の化合物は、有意なEGFRリガンドではない。
【表4】
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【0415】
【表5】
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