(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
本発明は、抗体薬物複合体、中間体、その製造方法、薬学的組成物及び応用を開示している。本発明は、一連の構造が新しく、酸性およびペプチダーゼカテプシン(peptidase cathepsin)に対して安定である抗体薬物複合体IBを設計及び合成し、本発明で設計及び合成された抗体薬物複合体は、安定性が良好なエーテル結合で連結され、水溶性及び安定性を明らかに向上させる。インビボ(in vivo)及びインビトロ(in vitro)活性テストでは、より高い細胞毒性を備えることを示し、ここで、一部の複合体の細胞毒性は、T-DM1より良好であるかまたはT-DM1に近い。さらに、化学合成の観点から、この一連の複合体の合成のステップが簡単であり、收率がT-DM1よりはるかに高く、さらなる構造変更をすることで複合体の物理化学的性質及び生物的活性を改善することを容易にし、良好な市場応用見通しを有する。
請求項1〜5の少なくとも一項に記載の式IBに示される抗体薬物複合体及び/又は請求項6〜9の少なくとも一項に記載の式IAに示される中間体が癌の治療及び/又は予防のための薬物の製造における応用。
前記癌は、乳癌(breast cancer)、リンパ腫(lymphoma)、肺癌(lung cancer)、肝癌(liver cancer)、結腸癌(colon cancer)、頭頸部癌(head and neck cancer)、膀胱癌(bladder cancer)、腎臓癌(kidney cancer)、食道癌(esophageal cancer)、胆嚢癌(gallbladder cancer)、卵巣癌(ovarian cancer)、膵臓癌(pancreatic cancer)、胃癌(stomach cancer)、子宮頸癌(cervical cancer)、同時甲状腺癌(thyroid cancer)、前立腺癌(prostate cancer)、扁平上皮細胞癌(squamous cell carcinoma)を含む皮膚癌(skin cancer)、白血球増加症(leukocytosis)、急性リンパ性白血病(acute lymphatic leukemia)、急性リンパ芽球性白血病(acute lymphoblastic leukemia)、B細胞リンパ腫(B cell lymphoma)、T細胞リンパ腫(T cell lymphoma)、ホジキンリンパ腫(Hodgkin’s lymphoma)、非ホジキンリンパ腫(non−Hodgkin’s lymphoma)、有毛細胞リンパ腫(Hair cell lymphoma)、バーキットリンパ腫(Burkitt lymphoma)、急性及び慢性骨髄性白血病(acute and chronic myelogenous leukemia)、骨髄異形成症候群(myelodysplastic syndrome)、前骨髄球性白血病(promyelocy
tic leukemia)、線維肉腫(fibrosarcoma)、横紋筋肉腫(rhabdomyosarcoma)、星状細胞腫(astrocytoma)、神経芽細胞腫(neuroblastoma)、神経膠腫(glioma)、シュワン細胞腫(schwannoma)、黒色腫(melanoma)、セミノーマ(seminoma)、奇形性がん腫(teratocarcinoma)、骨肉腫(osteosarcoma)、色素性乾皮症(xeroderma pigmentosum)、角質黄色腫瘍(Horny xanthoma)、甲状腺濾胞癌(follicular thyroid carcinoma)またはカポジ肉腫(Kaposi sarcoma)であることを特徴とする、請求項11に記載の応用。
前記癌の腫瘍細胞(tumorcell)は、Her2陽性ヒトBT474乳房腫瘍細胞(breast tumor cell)、Her2低発現ヒトMCF-7乳房腫瘍細胞またはMCF-7でHer2をトランスフェクトしたヒト乳房腫瘍(Humanbreast tumor)MCF7-Her2安定細胞株(stable cell strain)であることを特徴とする、請求項11または12に記載の応用。
請求項1〜5の少なくとも一項に記載の式IBに示される抗体薬物複合体及び/又は請求項6〜9の少なくとも一項に記載の式IAに示される中間体、及び一種または多種の薬学的に許容される賦形剤を含む薬学的組成物。
【発明を実施するための形態】
【0049】
実施例1:CE-016/017、CE-023/024、CE-005の合成経路
【化58】
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【0051】
化合物2の合成:
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0052】
3−クロロ−2−クロロメチルプロピレン(3-chloro-2-chloromethylpropylene)(25 g, 0.2mol)を、200mLの無水メタノール(anhydrous methanol)に溶解させ、バッチでナトリウムメトキシド(sodium methoxide)(21.6g, 0.4mol)を添加する。反応液を加熱して一晩還流させる。反応液を室温まで冷却させ、ろ過し、濾液に250mLの水を添加し、酢酸で中和させ、沸点が30〜60℃である石油エーテル(petroleum ether)で3回(150mL×3)抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウム(anhydrous sodium sulfate)で乾燥し、濃縮して、15gの無色油状液体である粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。
【0053】
化合物3の合成:
【化60】
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【0054】
前記ステップの反応粗生成物2(15.1g, 0.13mol)を、150mLのジクロロメタン(dichloromethane)に溶解させ、バッチでm-クロロペルオキシ安息香酸(m-chloroperoxybenzoic acid)(33.54 g,
0.195mol)を添加する。反応液を加熱して2時間還流させる。TLCスポットプレートで反応が終了したことを確認し、反応液を室温まで冷却させる。30mLの飽和チオ硫酸ナトリウム(saturatedsodium thiosulfate)溶液を添加して30分間攪拌し、消光反応させる。ジクロロメタンで3回(100mL×3)抽出する。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウム乾燥し、濃縮して、12gの無色油状物である粗生成物3を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。
1H NMR (400
MHz, CDCl
3) δppm 2.57& 2.54 (dd, J
1=16.4Hz, J
2=11.2 Hz, 4H), 3.39(s, 6H), 2.78 (s, 2H).
【0056】
【化61】
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【0057】
前のステップの粗生成物3(13.2g, 0.1mol)を、100mLの無水メタノールに溶解させ、チオウレア(thiourea)(15.2g, 0.2mol)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌し、TLCスポットプレートで原料が完全に消費されるまで検出し、減圧してメタノール(methanol)を留去する。残留物に200mLの水を添加し、ジクロロメタンで3回(100mL×3)抽出する。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウム乾燥し、濃縮して、粗生成物をシリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=10:1)して、9.3gの無色油状物である生成物4を獲得し、収率は63%である。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 2.62 & 2.60(dd, J
1=16.0 Hz, J
2=10.0Hz, 4H), 3.41 (s, 6H), 2.40 (s, 2H).
【0058】
化合物5の合成:
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0059】
窒素ガスの保護の下で、n-ブチルリチウム(n-butyllithium)(8.8mL, 2.5mol/mL, 22mmol)を、-78℃まで冷却された40mLの乾燥したテトラヒドロフラン溶液に添加する。アセトニトリル(acetonitrile)(1.1mL, 21.2mmol)を、10mLの乾燥したテトラヒドロフランに添加して溶解させる。反応液を、-78℃で30分間攪拌する。化合物4(2.96g, 20mmol)を、20mLのテトラヒドロフランに溶解させ、徐々に滴下する。添加が終わった後、反応液を徐々に室温まで昇温させ、3時間攪拌する。反応液を0℃まで冷却させ、希塩酸(0.5M, 10mL)をゆっくり滴下し、消光反応させ、酢酸エチル(ethylacetate)で3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウム乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:1)で精製して、2.23gの淡黄色油状物である生成物を獲得し、収率は5
9%である。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 3.62 (d, J=9.2Hz, 2H), 3.51 (d, J=9.2Hz, 2H), 3.39 (s, 6H), 2.81 (t, J=7.2Hz, 2H), 2.07 (t, J=7.2Hz, 2H).
【0060】
化合物6の合成:
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0061】
前のステップの反応の生成物5(2.8g, 15mmol)を、10mLのエタノール(ethanol)に溶解させ、アルゴンガスを3回置換し、8Mの水酸化ナトリウム(sodium hydroxide)溶液(4mL, 32mmol)をゆっくり添加する。アルゴンガスの保護の下で、反応液を昇温させて一晩還流させる。反応液を室温まで冷却させ、希塩酸でPH=2になるまで調整し、ジクロロメタンで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウム乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=2:1)で精製して、2.43gの淡黄色油状物である生成物6を獲得し、収率は78%である。LCMS (ESI) m/z 209.1(M + H)
+.
【0062】
化合物7の合成:
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0063】
前のステップの反応の生成物6(2.08g, 10mmol)を、20mLエタノールと10mLの水に溶解させ、S-メチルメタンチオールスルホネート(S-Methylmethanethiolsulfonate)(1.38g, 11mmol)を添加する。アルゴンガスの保護の下で、反応液を室温で一晩攪拌する。50mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウム乾燥し、濃縮して粗生成物7を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z255.1 (M + H)
+.
【0064】
化合物8の合成:
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0065】
前のステップの反応の生成物7(1g, 4mmol)を、2mLのジクロロメタンに溶解させ、N-ヒドロキシスクシンイミド(N-hydroxysuccinimide)(HOSu)(0.50g, 4.4mmol)と1-エチル-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1-ethyl-(3-dimethylaminopropyl)carbodiimide hydrochloride)(EDC-HCl)(0.84g, 4.4mmol)を添加する。反応液を室温で4時間攪拌する。50mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:3)で精製して、1.3gの黄色油状物である生成物8を獲得し、収率は76%である。LCMS (ESI) m/z 352.1(M + H)
+.
【0066】
化合物9の合成
【化66】
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【0067】
N-メチル-L-アラニン(N-methyl-L-alanine)(618mg, 6.0mmol)を、15mLのエチレングリコールジメチルエーテル(ethylene glycol dimethyl ether)と15mLの水に溶解させる。トリエチルアミン(triethylamine)(1.7mLg, 12mmol)を添加し、激しく攪拌する。前のステップの反応の生成物8(2.1g, 6mmol)を、15mLのエチ
レングリコールジメチルエーテルに滴下して溶解させ、約5分間で滴下し終える。反応液を室温で2時間攪拌し、減圧して有機溶剤を除去し、10mLの水を添加し、1Mの希塩酸でPH=2になるまで調整し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウム乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:1)で精製して、920mgの黄色油状物である生成物を獲得し、収率は45%である。LCMS (ESI) m/z340.1 (M + H)
+.
【0068】
化合物CE-016とCE-017の合成:
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0069】
前のステップの生成物9(122mg, 0.36mmol)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(Dicyclohexylcarbodiimide、DCC)(0.15g,
0.72mmol)を、一つの乾燥したシュレンク(Schlenck)管に入れ、アルゴンガスを3回置換し、1mLのジクロロメタンを添加し、攪拌する。メイタンシノール(Maytansinol)(63mg, 0.12mmol)を、4mLの乾燥ジクロロ
メタン添加して溶解させ、そして1Mの塩化亜鉛エーテル(zinc chloride ether)溶液(0.72mL, 0.72mmol)を添加する。反応液を室温で2時間攪拌し、ゆっくり0.3mLを添加して消光反応させ、15mLの酢酸エチルを添加し、ろ過し、酢酸エチルで洗浄する。濾液を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=40:1)による分離精製して、白色固体である二つの異性体CE-016(25mg,P1)とCE-017(37mg,P2)を獲得し、収率は24%+35%である。LCMS (ESI) m/z 867.8 (M+H)
+.
【0070】
HPLC (15 min): CE-016, Rt=10.680; CE-017, Rt=10.621(Rt:滞留時間)
【0071】
Mobile Phase(移動相): A: water(水)(0.01%TFA) B:
CAN(アセトニトリル)(0.01%TFA)、%は全て体積パーセンテージである
【0072】
Gradient(勾配): 0min 5%B, 3min 5%B,10min 95%B, 15min 95%B
【0073】
Flow Rate(流速): 1.2ml/min
【0074】
Column: Eclipse XDB-C18, 4.6*150mm, 5um。
【0075】
Oven Temperature(オーブン温度):40℃
【0076】
CE-016:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm6.85 (s, 1H), 6.81(s, 1H), 6.44 & 6.42(dd, J
1=15.2 Hz, J
2=11.2Hz,1H), 6.31 (d, J=11.2Hz,1H), 6.23 (s, 1H), 5.90 & 5.87 (dd, J
1=15.2Hz, J
2=9.2 Hz,1H), 5.23(q, J=7.2 Hz,1H), 4.91(s, 1H), 4.86 & 484 (dd, J
1=11.6Hz, J
2=2.8 Hz,1H), 4.32(t, J=12.0 Hz,1H), 3.99(s, 3H), 3.55-3.40 (m, 5H), 3.37(s, 6H), 3.34 (s, 3H), 3.19 (d, J=12.8Hz,1H), 3.17 (s, 3H), 3.04 (s, 3H), 2.86(d, J=9.6 Hz,1H), 2.65& 2.62 (dd, J
1=14.4Hz, J
2=12.0 Hz,1H), 2.50(t, J=8.0 Hz,1H), 2.40(s, 3H), 2.24-2.18 (m, 1H), 2.06-1.92 (m, 2H), 1.72(d, J=13.6 Hz, 1H), 1.68(s, 3H), 1.48 (d, J=7.6Hz, 3H), 1.50-1.42 (m, 1H), 1.30(s, 3H), 1.28 (s, 3H), 0.85 (s, 3H).
【0077】
CE-017:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm6.82 (s, 1H), 6.75(d, J=11.2 Hz,1H), 6.64(s, 1H), 6.44 & 6.42(dd, J
1=15.2 Hz, J
2=11.2Hz,1H), 6.21 (s, 1H), 5.70 & 5.68 (dd, J
1=15.6Hz, J
2=8.8 Hz,1H), 5.41(q, J=6.8 Hz,1H), 4.80& 4.77 (dd, J
1=12.0Hz, J
2=3.2 Hz,1H), 4.28(t, J=11.2 Hz,1H), 3.98(s, 3H), 3.65 (d, J=12.8Hz,1H), 3.50 (d, J=8.8Hz,1H), 3.43 (t, J=8.8Hz,2H), 3.40-3.30 (m, 2H), 3.35(s, 3H), 3.26 (s, 3H), 3.23 (s, 6H), 3.10(d, J=12.0 Hz,1H), 3.03(d, J=9.2 Hz,1H), 2.84(s, 3H), 2.64-2.51 (m, 2H), 2.64-2.51 (m, 2H), 2.44-2.35 (m, 1H), 2.30(s, 3H), 2
.24-2.16 (m, 1H), 2.10-1.89 (m, 2H), 1.72(d, J=13.6 Hz, 1H), 1.64(s, 3H), 1.50-1.42 (m, 1H), 1.30(s,
3H), 1.28 (s, 3H), 0.85 (s, 3H).
【0078】
化合物CE-024の合成:
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0079】
CE-017(30mg, 0.034mmol)を0.5mLの酢酸エチルに溶解させ、ジチオスレイトール(Dithiothreitol、DTT)(13mg, 0.084mmol)を0.9mLのメタノールに添加して溶解させ、2mLのPH=7.5のりん酸カリウム緩衝液を添加する。反応液を、窒素ガスの保護の下で、2時間攪拌する。3.4mLのPH=6のりん酸カリウム緩衝液を添加して、消光反応させる。酢酸エチルで3回(20mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(20mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウム乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLC(CH
3CN inH
2O-0.05%TFA from 5% to 95%)で精製して、22mgの白色固体である生成物CE-024を獲得し、収率は80%である。LCMS (ESI) m/z 840.1(M + H)
+.
【0080】
化合物CE-023の合成:
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0081】
CE-023の合成ステップは、CE-024と一致し、CE-016を原料として使用する。
【0082】
化合物CE-005の合成:
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0083】
CE-024(18mg, 0.02mmol)を、2mLのN, N-ジメチルホルムアミド(N, N-dimethylformamide)に溶解させ、SM1(14mg, 0.04mmol)を添加する。反応液を室温で12時間攪拌し、反応液をろ過し、濾液を、直接に分取HPLC(CH
3CN inH
2O-0.05%TFA from 5% to 9
5%)で精製して、13.7mgの白色固体である生成物CE-005を獲得する。収率は65%である。
【0084】
LCMS (ESI) m/z 1076.8 (M + Na)
+.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.85 (s, 1H), 6.74 (d, J=9.4Hz,1H), 6.63 (s, 1H), 6.44 & 6.42 (dd, J
1=15.2Hz, J
2=11.2 Hz,1H), 6.29(s, 1H), 5.70 & 5.68(dd, J
1=15.6 Hz, J
2=8.8Hz,1H), 5.42 (q, J=6.8Hz,1H), 4.80 & 4.77(dd, J
1=12.0 Hz, J
2=3.2Hz,1H), 4.28 (t, J=11.2Hz,1H), 3.98 (s, 3H), 3.65 (d, J=12.8Hz,1H), 3.50 (d, J=7.2Hz,1H), 3.41 (t, J=8.8Hz,2H), 3.40-3.30 (m, 2H), 3.35(s, 3H), 3.25 (s, 3H), 3.23 (s, 3H), 3.22(s, 3H), 3.11 (d, J=12.0Hz,1H), 3.03 (d, J=9.2Hz,1H), 2.84 (s, 3H), 2.64-2.51 (m, 2H), 2.68 (q, J=7.2Hz,4H), 2.63-2.50 (m, 2H), 2.44-2.35 (m, 1H), 2.19& 2.16 (dd, J
1=14.4Hz, J
2=3.2 Hz,1H), 2.08-1.99 (m, 3H), 1.96-1.89 (m, 1H), 1.72(d, J=13.6 Hz, 1H), 1.64(s, 3H), 1.50-1.42 (m, 2H), 1.30(s, 3H), 1.29 (s, 3H), 1.28 (s, 3H), 0.80(s, 3H)。
【0085】
実施例2:CE-011、CE-038、CE-041の合成経路
【化71】
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【0086】
化合物3-2の合成:
【化72】
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【0087】
N-メチル-L-アラニン1-2(10g,0.097mol)の500mLのエタノール懸濁液に水酸化カリウム(potassium hydroxide)(5.5g, 0.098mol)を添加する。反応液を室温で水酸化カリウムが完全に溶解されるまで1時間攪拌する。4,4,4-トリフルオロクロトネート(4,4,4-trifluoroocrotonate)2-2(20g, 0.119mmol)を添加する。反応液を35℃まで昇温させて7日間攪拌する。反応液を0℃まで冷却させ、10mLの濃塩酸を滴下し、室温で
1時間攪拌し、減圧して濃縮する。500mLの酢酸エチルを添加し、ろ過し、100mLの酢酸エチルで洗浄し、濾液を濃縮して12.5gの粗生成物を獲得し、収率は48%である。LCMS (ESI) m/z272.1(M + H)
+.
【0088】
化合物4-2の合成
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0089】
前のステップの生成物3-2(12.5g, 46.1mmol)を、150mLのテトラヒドロフランに溶解させ、0℃まで冷却させ、バッチで水素化ホウ素リチウム(lithiumborohydride)(2.0g,90.9mmol)を少量に添加する。反応液を室温で3時間攪拌し、氷水浴で冷却させ、ゆっくり10mLのメタノールを気泡が出なくなるまで滴下し、続いて2時間攪拌する。300mLの酢酸エチルと300mLの飽和塩化アンモニウム(ammonium chloride)溶液を添加し、有機相を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して8.3gの淡黄色油状物である粗生成物4-2を獲得する。LCMS (ESI) m/z 230.0(M + H)
+.
【0090】
化合物5-2の合成
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0091】
窒素ガスの保護の下で、トリフェニルホスフィン(triphenylphosphine)(12g, 45.8mmol)を、200mLのテトラヒドロフランに溶解させ、
氷水浴で冷却させ、攪拌する。アゾジカルボン酸ジエチル(Diethyl azodicarboxylate、DEAD)(8.0g, 45.8mmol)を添加し、続いて5分間攪拌する。順次に化合物4-2(8.3g, 36.2mmol)の50mLのテトラヒドロフラン溶液とチオ酢酸(thioacetic acid)(4.13g, 54.3mmol)を添加する。反応液を室温まで昇温させて一晩攪拌する。反応液に300mLの酢酸エチルと200mLの飽和塩化アンモニウム溶液を添加する。有機相を分離し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル体積比3:1)精製して、3.3gの淡黄色油状物である生成物5-2を獲得し、収率は32%である。LCMS (ESI) m/z 288.0(M + H)
+.
【0092】
化合物6-2の合成
【化75】
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【0093】
窒素ガスの保護の下で、前のステップの反応の生成物5-2(3.3g, 11.4 mmoL)を60mLのメタノールと30mLの水の混合溶液に溶解させ、炭酸カリウム(potassium carbonate)(4g, 28.9mmol)を添加する。反応液窒素ガスの保護の下で、室温で2時間攪拌する。S-メチルメタンチオールスルホネート(3.0g, 23.8mmol)を添加する。窒素ガスの保護の下で、反応液を室温で2時間攪拌する。200mLの水と200mLのジクロロメタンを添加し、有機相を分離し、水相を1Mの希塩酸でPHを4〜5まで調整し、酢酸エチルで抽出し(150mL×3)、有機相を合わせ、飽和食塩水(100mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム(anhydrousmagnesium sulfate)で乾燥し、濃縮して、2.0gの淡黄色油状物である粗生成物を獲得する。キラル分取HPLC(AD-H, 4.6×250mm, 5um, flow rate: CO
2+MeOH=2.7 +0.3)で分離して二つの異性体6-2-P1と6-2-P2を獲得する。LCMS (ESI) m/z 292.1(M + H)
+.
【0094】
6-2-P1: Rt=1.72, 70%; 900mg,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 3.65(q, J=7.2 Hz,1H), 3.51(q, J=7.2 Hz,1H), 2.92-2.74 (m, 2H), 2.51(s, 3H), 2.42 (s, 3H), 2.11-2.05 (m, 2H), 1.41 (d, J=7.2Hz,3H).
【0095】
6-2-P2: Rt=2.38, 30%; 200mg,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 3.65(q, J=7.2 Hz,1H), 3.43(q, J=7.2 Hz,1H), 2.89-2.75 (m, 2H), 2.46(s, 3H), 2.41 (s, 3H), 2.13-2.08 (m, 2H), 1.43 (d, J=7.2Hz,3H).
【0096】
化合物CE-011の合成
【化76】
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【0097】
前のステップの反応の生成物6-2(160mg, 0.549mmol)を、5mLの乾燥したジクロロメタンに溶解させ、ジシクロヘキシルカルボジイミド(dicyclohexylcarbodiimide)DCC(80mg, 0.388mmol)を添加し、室温で30分間攪拌し、ろ過する。
【0098】
アルゴンガスの保護で、メイタンシノール(41mg, 0.0726mmol)を、3mLの乾燥したDMFに溶解させ、Zn(HDMS)
2(0.5mL, 0.74mmol)
を添加し、室温で攪拌する。前記濾液を反応液に添加し、室温で2時間攪拌し、20mLの飽和炭酸水素ナトリウム(saturatedsodium hydrogencarbonate)溶液と30mLの酢酸エチルを添加する。有機相を分離し、20mLの飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLCで精製して、10mgの白色固体である生成物CE-011を獲得し、収率は17%である。LCMS (ESI) m/z 838.2(M + H)
+.
【0099】
化合物CE-029の合成
【化77】
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【0100】
化合物6-2-P
1を原料として使用し、CE-029の合成ステップは、CE-011と一致する。
【0101】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.84(s, 2H), 6.42 & 6.38(dd, J
1=15.6 Hz, J
2=8.0Hz,1H), 6.35 (s, 1H), 6.14 (d, J=11.6Hz,1H), 5.49 & 5.46(dd, J
1=15.6 Hz, J
2=6.4Hz,1H), 5.35 (t, J=4.8Hz,1H), 4.92& 4.91(dd, J
1=12.0 Hz, J
2=2.8 Hz,1H), 4.28(t, J=12.8 Hz,1H), 3.99(s, 3H), 3.59 (q, J=6.8Hz,2H), 3.50 (s, 1H), 3.49 (d, J=6.4Hz,1H), 3.37 (s, 3H), 3.22 (d, J=12.8Hz,1H), 3.13 (s, 3H), 2.89-2.84 (m, 1H), 2.81 (d, J=8.8Hz,1H), 2.57 (t, J=12.0Hz,1H), 2.44 - 2.42 (m, 3H), 2.36(s, 3H), 2.29-2.27 (m, 2H), 2.08-1.99 (m, 3H), 1.68(s, 3H), 1.58-1.65 (m, 2H), 1.45(d, J=6.8 Hz, 3H), 1.30(d, J=7.2 Hz, 3H), 0.84(s, 3H).
【0102】
化合物CE-030の合成
【化78】
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化合物6-2-P
2を原料として使用し、CE-030の合成ステップは、CE-011と一致する。
【0103】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.83(s, 1H), 6.74 (s, 1H), 6.44 (d, J=11.2Hz,1H), 6.40 (t, J=6.4Hz,1H), 6.15 (d, J=10.4Hz,1H), 5.49 & 5.48(dd, J
1=13.6 Hz, J
2=8.8Hz,1H), 4.88 & 4.87(dd, J
1=12.0 Hz,
J
2=2.8Hz,1H), 4.28 (t, J=12.8Hz,1H), 3.99 (s, 3H), 3.61 (q, J=6.8Hz,1H), 3.51 (d, J=9.2Hz, 2H), 3.35
(s, 3H), 3.22 (d, J=12.8Hz,1H), 3.16 (s, 3H), 2.93-2.84 (m, 2H), 2.77 (d, J=8.8Hz,1H), 2.53 (t, J=12.0Hz,1H), 2.44 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.36-2.10 (m, 1H), 2.29-2.27 (m, 2H), 2.08-1.99 (m, 3H), 1.68(s, 3H), 1.58-1.65 (m, 2H), 1.45(d, J=6.8 Hz, 3H), 1.30(d, J=7.2 Hz, 3H), 0.84(s, 3H).
【0104】
化合物7-2の合成
【化79】
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【0105】
CE-029(12mg, 0.015mmol)を、1mLの酢酸エチルと1mLのメタノールの混合溶剤に溶解させ、ジチオスレイトールDTT(18mg, 0.117mmol)を0.5mLのPH=7.5であるりん酸カリウム緩衝液に添加して溶解させる。反応液を、窒素ガスの保護の下で、3時間攪拌する。1mLのPH=6.0のりん酸カリウム緩衝液を添加し、消光反応させる。酢酸エチルで3回(10mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(5mL)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を分取HPLC(CH
3CN inH
2O-0.05%TFA from 5% to 95%)で精製して、10mgの白色固体である生成物7-2を獲得し、収率は85%である。LCMS (ESI) m/z792.2(M + H)
+.
【0106】
化合物CE-038の合成
【化80】
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【0107】
窒素ガスの保護の下で、前のステップの反応の生成物7-2(10mg, 0.012mmol)を、1.5mLのテトラヒドロフランに溶解させ、1.5mLのPH=6.0のりん酸カリウム緩衝液1.5mLと4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボン酸スクシンイミドエステル(4-(N-maleimidomethyl)cyclohexane-1-carboxylic acid succinimide ester)(20mg, 0.06mmol,SMCC)を添加する。反応液を、窒素ガスの保護の下で、室温で一晩攪拌する。ろ過し、濾液を、分取HPLCで精製して、11.5mgの生成物白色固体であるCE-038を獲得し、収率は85%である。
【0108】
LCMS(ESI) m/z1125.9 (M + H)+,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.84 (s, 1H), 6.80 (s, 1H), 6.56 (d, J=8.8
Hz,1H), 6.44& 6.42 (dd, J
1=11.6Hz, J
2=8.8 Hz,1H), 6.15 (d, J=8.8 Hz,1H), 5.52& 5.50 (dd, J
1=11.2Hz, J
2=6.4 Hz,1H), 4.88-4.84 (m, 1H), 4.29 (t, J=8.4 Hz,1H), 3.99 (s, 3H), 3.95 & 3.94 (dd, J
1=7.2 Hz, J
2=2.8Hz,1H), 3.53-3.48 (m, 4H), 3.41-3.37 (m, 2H), 3.37 (s, 3H),
3.26-3.19 (m, 2H), 3.13 (d, J=4.8 Hz,1H), 3.13 (s, 3H), 2.85-2.77 (m, 5H), 2.59 (t, J=8.8 Hz,2H), 2.46 (s, 3H), 2.29-2.15 (m,8H), 1.83-1.78 (m, 3H), 1.68 (s, 3H), 1.63 (d, J=10.8 Hz, 1H), 1.54 (d, J=10.8 Hz, 1H), 1.45 (t, J=6.8 Hz, 3H), 1.30 (t, J=7.2 Hz, 3H), 1.30 (t, J=7.2 Hz, 3H), 1.10 (q, J=10.4 Hz, 2H), 0.84 (s, 3H).
【0109】
化合物CE-041の合成
【化81】
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【0110】
化合物7-2(10mg, 0.012mmol)を、2mLのN, N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、CE-L-019 N-スクシンイミド4-(2-ジチオピリジン)ブチリルエステル(N-succinimide4-(2-dithiopyridine)butyryl ester)(6.8mg, 0.018mmol)を添加する。反応液を、窒素ガスの保護の下で、室温で一晩攪拌し、ろ過し、濾液を直接に分取HPLC(CH
3CN inH
2O-0.05%TFA from 5% to 95%)で精製して、9.6mgの白色固体である生成物CE-041を獲得し、収率は80%である。
【0111】
LCMS(ESI) m/z1007.3 (M + H)+,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.84 (s, 2H), 6.80 (s, 1H), 6.43 (dd, J
1=12.4 Hz, J
2=8.8Hz,1H), 6.15 (d, J=8.8 Hz,1H), 5.52& 5.51 (dd, J
1=12.8Hz, J
2=6.8 Hz,1H), 4.90 (d, J=9.6 Hz,1H), 4.31 (t, J=8.8 Hz,1H), 3.99 (s, 3H), 3.61 (q, J=5.6 Hz,2H), 3.50 (d, J=7.2 Hz, 2H), 3.37 (s, 3H), 3.22 (d, J=12.8 Hz,1H), 3.13 (s, 3H), 2.85-2.77 (m, 12H), 2.59 (t, J=8.8 Hz,2H), 2.42 (s, 3H), 2.29 (d, J=8.4 Hz,1H), 2.19-2.16 (m, 2H), 2.00-2.08 (m, 2H), 1.69 (s, 3H),
1.64 (d, J=10.8 Hz, 1H), 1.45 (d, J=6.8 Hz, 3H), 1.30
(d, J=7.2 Hz, 3H), 0.84 (s, 3H).
【0112】
実施例3:CE-012、013、014、015、032、004の合成経路
【化82】
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【0113】
化合物2-3の合成:
【化83】
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【0114】
2-メチルアリルアルコール(2-methylallyl alcohol)1-3(10 g, 139mmol)とイミダゾール(imidazole)(18.9g, 278mmol)を順次に200mLのジクロロメタンに溶解させ、氷水浴で0℃まで冷却させ、バッチでt-ブチルジフェニルクロロシラン(tert-butyldiphenylchlorosilane)(57g, 208mmol)を添加する。反応液を室温まで昇温させて2時間攪拌する。100mLの水を添加してクエンチし、ジクロロメタンで3回(100mL×3)抽出する。有機相を合わせ、飽和食塩水で3次(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10:1)で精製して、35gの淡黄色固体である生成物2-3を獲得し、収率は81%である。
【0115】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 7.70-7.68 (m, 4H), 7.42-7.35 (m, 6H), 5.13(s, 1H), 4.85 (d, J=6.4Hz, 1H), 4.07 (s, 2H), 1.68 (s, 3H), 1.07(s, 9H).
【0116】
化合物3-3の合成:
【化84】
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【0117】
前のステップの反応の粗生成物2-3 (30g, 96mmol)を600mLのジクロロメタンに溶解させ、炭酸カリウム(24.9g, 144mmol)を添加し、室温で1時間攪拌する。バッチでm-クロロペルオキシ安息香酸(26.4g, 192mmol)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌する。150mLの飽和チオ硫酸ナトリウム溶液を添加し、30分間攪拌して消光反応させる。ジクロロメタンで3回(100mL×3)抽出する。有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(100mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10:1)で精製して、22.8gの生成物3-3を獲得し、収率は72%である。
【0118】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 7.68(d, J=6.0Hz, 4H), 7.42-7.36 (m, 6H), 3.66(s, 2H), 2.71 (d, J=4.8Hz, 1H), 2.58 (d, J=4.8Hz, 1H),1.37 (s, 3H), 1.06
(s, 9H).
【0119】
化合物4-3の合成:
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0120】
前のステップの粗生成物3-3(20g, 62mmol)を200mLの無水メタノールに溶解させ、チオウレア(48g, 124mmol)を添加する。反応液を1時間還流攪拌し、LCスポットプレートで原料が完全に消費されるまで検出し、室温まで冷却させ、減圧してメタノールを除去する。残留物に200mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(100mL×3)抽出する。有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(100mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=10:1)して14.8gの無色油状物である生成物を獲得し、収率は70%である。
【0121】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 7.67-7.64 (m, 4H), 7.43-7.34 (m, 6H), 3.88(d, J=10.4 Hz, 1H), 3.57(d, J=10.4 Hz, 1H), 2.30(d, J=18.4 Hz, 2H), 1.68(s, 3H), 1.07 (s, 9H).
【0122】
化合物5-3の合成:
【化86】
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【0123】
窒素ガスの保護の下で、n-ブチルリチウム(2.5M, 13mL32.1mmol)を、-78℃まで冷却させた100mLの乾燥したテトラヒドロフラン溶液に添加する。アセトニトリル(1.6mL, 30.7mmol)を10mLの乾燥したテトラヒドロフランに添加して溶解させる。反応液を-78℃で30分間攪拌する。化合物4-3(10g, 29.2mmol)を20mLのテトラヒドロフランに溶解させ、また徐々に滴下する。添加が終わった後、反応液を徐々に室温まで昇温させ、3時間攪拌する。反応液を0℃まで冷却させ、ゆっくり希塩酸(0.5M, 20mL)を滴下し、消光反応させ、酢酸エチルで3回(100mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(100mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:1)で精製して、9.2gの淡黄色油状物である生成物を獲得し、収率は82%である。LCMS (ESI) m/z 384.2(M + H)
+.
【0124】
化合物6-3の合成:
【化87】
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【0125】
前のステップの反応の生成物5-3(3g, 7.8mmol)を30mLのジクロロメタンに溶解させ、S-メチルメタンチオールスルホネート(1.2mL, 11.7mmoL)とトリエチルアミン(1.6mL, 11.7mmol)を添加する。窒素ガスの保護の下で、反応液を室温で一晩攪拌する。1M希塩酸30mLと100mLのジクロロメタンを添加し、有機相を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10:1)で精製して、2.93gの淡黄色固体である生成物6-3を獲得し、収率は87%である。
【0126】
LCMS (ESI) m/z451.9 (M + H)
+,
1HNMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.65〜7.62 (m, 4H), 7.45〜7.38(m, 6H), 3.57(s,2H), 2.43〜2.37(m, 2H),2.25(s, 3H), 2.14〜2.03 (m, 2H), 1.27 (s,3H), 1.08(s,9H).
【0127】
化合物7-3の合成:
【化88】
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【0128】
前のステップの反応の生成物6-3(3.2g, 7.45mmoL)を30mLのテトラヒドロフランに溶解させ、テトラブチルアンモニウムフルオライド(tetrabuty
lammonium fluoride)(22mL, 22mmol, 1M in THF)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌する。1Nの希塩酸300mLをゆっくり添加し、消光反応させ、200mLの酢酸エチルを添加し、有機相を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=2:1)で精製して、1.18gの無色油状物である生成物7-3を獲得し、収率は83%である。
【0129】
LCMS (ESI) m/z192.1 (M+H)
+,
1HNMR (400 MHz, CDCl
3) δ 3.57(s,3H), 2.59〜2.42(m, 2H),2.43 (s, 3H), 2.10〜1.94(m, 2H), 1.30 (s,3H).
【0130】
化合物8-3の合成:
【化89】
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【0131】
前のステップの反応の生成物7-3(1.18g, 6.17mmoL)を100mLのジクロロメタンに溶解させ、トリメトキシオニウムボロンテトラフルオライド塩(trimethoxy onium boron tetrafluoridesalt)(1.83g, 12.35mmoL)と1,8-ジカルボキシルアミンナフタレン(1,8-dicarboxylamine naphthalene)(2.7g, 12.35mmol)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌する。ろ過し、30mLのジクロロメタンで洗浄し、濾液を150mLの1Mの希塩酸で洗浄し、有機相を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=8:1)で精製して、820mgの黄色油状物である化合物8-3を獲得し、収率は65%である。
【0132】
LCMS (ESI) m/z205.9 (M + H)
+,
1HNMR (400 MHz, CDCl
3) δ 3.37〜3.31 (m,5H),2.56〜2.42(m, 2H),2.41(s, 3H), 2.08 -2.03 (m, 2H), 1.30(s,3H).
【0133】
化合物9-3の合成:
【化90】
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【0134】
前のステップの反応の生成物8-3(760mg, 3.7mmol)を、8mLのエタノールに溶解させ、アルゴンガスを3回置換し、8Mの水酸化ナトリウム溶液(4mL, 32mmol)をゆっくり添加する。アルゴンガスの保護の下で、反応液を昇温させて一晩還流させる。反応液を室温まで冷却させ、希塩酸をPH=2まで調整し、ジクロロメタンで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、700mgの黄色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。
1HNMR (400 MHz, CDCl
3) δ 3.37〜3.31(m,5H), 2.61〜2.13(m, 2H), 2.03〜1.91 (m, 2H), 1.30 (s,3H)
.
【0135】
化合物10-3の合成:
【化91】
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【0136】
前のステップの反応の生成物9-3(700mg, 3.9mmol)を、10mLのジクロロメタンに溶解させ、S-メチルメタンチオールスルホネート(0.5mL, 14mmoL)とトリエチルアミン(0.6mL, 4.3mmol)を添加する。窒素ガスの保護の下で、反応液を室温で一晩攪拌する。15mLの1M希塩酸と50mLのジクロロメタンを添加し、有機相を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、1.2gの黄色油状物である粗生成物10-3を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS(ESI) m/z225.1 (M + H)
+.
【0137】
化合物11-3の合成:
【化92】
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【0138】
前のステップの反応の生成物10-3(1.2g,5.35mmol)とHOSu(700mg, 6.08mmoL)を、20mLのジクロロメタンに溶解させ、EDC-HCl(1.2g, 6.28mmol)を添加する。反応液を室温で2時間攪拌する。30mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:3)して、1.7gの黄色油状物である生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z 339.0(M + H)
+.
【0139】
化合物12-3の合成:
【化93】
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【0140】
N-メチル-L-アラニン(560mg, 5.28mmol)を、20mLのエチレングリ
コールジメチルエーテルと20mLの水に溶解させる。トリエチルアミン(1.5mL, 10.56mmol)を添加し、激しく攪拌する。前のステップの反応の生成物12-3(1.7g, 5.29mmol)を、20mLのエチレングリコールジメチルエーテルに滴下して溶解させ、約5分間で滴下し終える。反応液を室温で3時間攪拌し、減圧して有機溶剤を除去し、10mLの水を添加し、1Mの希塩酸でPH=3まで調整し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル/酢酸=50:50:0.5)して、460mgの黄色油状物である生成物を獲得し、収率は25%である。LCMS (ESI) m/z310.0(M + H)
+.
【0141】
化合物13-3-P
1、13-3-P
2の合成:
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0142】
前のステップの反応の生成物12-3(360mg, 1.165mmol)を、10mLのメタノールに溶解させ、0.5mLの塩化チオニル(thionyl chloride)をゆっくり滴下する。反応液を室温で2時間攪拌し、減圧して濃縮する。50mLの酢酸エチルを添加し、20mLの飽和炭酸水素ナトリウム溶液をゆっくり添加し、有機相を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、キラル分取(AD-H, 4.6×250mm, CO
2+MeOH=2.55+0.45, P
1: Rt=2.19; P
2: Rt=2.77) HPLCで精製して、119mgの生成物13-3-P
1と130mgの生成物13-3-P
2を獲得する。LCMS(ESI) m/z324.1 (M + H)
+.
【0143】
化合物14-3-P
2の合成:
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0144】
前のステップの反応の生成物13-3-P
2(119mg, 0.0368mmoL)を、5mLのメタノールと5mLの水の混合溶液に溶解させ、水酸化リチウム(lithiumhydroxide)(50mg, 2.08mmol)を添加しする。反応液を室温で1.5時間攪拌する。1Mの希塩酸で添加してPHを3まで調整する。酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、106mgの無色油状物である生成物14-3-P
2を獲得し、収率は94%であり、LCMS (ESI) m/z310.0 (M + H)
+.
【0145】
化合物14-3-P
1の合成:
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
14-3-P
1の合成ステップと14-3-P
2は同じく、13-3-P
1を原料として使用する。
【0146】
化合物CE-012、013の合成:
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
【0147】
前のステップの生成物14-3-P
1(106mg, 0.343mmol)、DCC(290mg, 1.40mmol)を、一つの乾燥したシュレンク管に入れ、アルゴンガスを3回置換し、2mLのジクロロメタンを添加し、攪拌する。メイタンシノール(96.5mg, 0.171mmol)を、8mLの乾燥ジクロロメタンに添加して溶解させ、そして1Mの塩化亜鉛エーテル溶液(1mL, 1mmol)を添加する。反応液を室温で2h攪拌し、1mLの飽和炭酸水素ナトリウム溶液をゆっくり添加して消光反応させ、30mLの酢酸エチルを添加し、ろ過し、酢酸エチルで洗浄する。濾液無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=50:1乃至40:1)で分離して、白色固体である二つの異性体CE-012(45mg,P
1)とCE-013(40mg,P
2)を獲得し、収率は31%+28%である。LCMS (ESI) m/z 838.3(M + H)
+.
【0148】
HPLC (15 min): CE-012, Rt=8.063; CE-013, Rt=8.142
【0149】
Mobile Phase: A: Water(0.01%TFA) B: CAN (0.01%TFA)
【0150】
Gradient: 0min 5%B, 7min 95%B, 15min 95%B
【0151】
Flow Rate: 1.0ml/min
【0152】
Column: Xbridge C18 , 4.6*150mm,3.5um。
【0153】
Oven Temperature: 40℃
【0154】
CE-012:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm6.85 (s, 1H), 6.79(s, 1H), 6.44 & 6.41(dd, J
1=15.2 Hz, J
2=10.8Hz,1H), 6.26 (d, J=10.8Hz,1H), 6.25 (s, 1H), 5.86 & 5.83 (dd, J
1=15.2Hz, J
2=9.2 Hz,1H), 5.17(q, J=7.2 Hz,1H), 5.00(s, 1H), 4.94 & 4.91(dd, J
1=12.0 Hz, J
2=3.2Hz,1H), 4.33 (t, J=10.4Hz,1H), 3.99 (
s, 3H), 3.52 (d, J=13.2Hz,1H), 3.43 (d, J=8.8Hz,1H), 3.38 (s, 3H), 3.35 (s, 3H), 3.20(d, J=12.8 Hz,1H), 3.17(s, 3H), 3.04 (s, 3H), 2.82 (d, J=9.2Hz,1H), 2.66 & 2.63(dd, J
1=14.8 Hz, J
2=12.0Hz,1H), 2.51-2.46 (m, 2H), 2.41(s, 3H), 2.24-2.18 (m, 1H), 2.04-1.88 (m, 2H), 1.76(d, J=13.6 Hz, 1H), 1.69(s, 3H),1.55 (s, 2H), 1.49 (d, J=7.2Hz, 3H), 1.30-1.35 (m, 1H), 1.30(s, 3H), 1.28 (s, 3H), 0.86 (s, 3H).
【0155】
CE-013:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm6.82 (s,
1H), 6.74(d, J=10.8 Hz,1H), 6.63(s, 1H), 6.44 & 6.41(dd, J
1=15.2 Hz, J
2=10.8Hz,1H), 6.21 (s, 1H), 5.70 & 5.66 (dd, J
1=15.2Hz, J
2=9.2 Hz,1H), 5.40(q, J=7.2 Hz,1H), 4.79& 4.78 (dd, J
1=12.0Hz, J
2=3.2 Hz,1H), 4.28(t, J=12.0 Hz,1H), 3.98(s, 3H), 3.65 (d, J=12.4Hz,1H), 3.50 (d, J=8.8Hz,1H), 3.35 (s, 3H), 3.29 (d, J=2.8Hz,2H), 3.26 (s, 3H), 3.23 (s, 3H), 3.11(d, J=12.8 Hz,1H), 3.03(d, J=10.0 Hz,1H), 2.85(s, 3H), 2.62 & 2.59(dd, J
1=14.8 Hz, J
2=12.0Hz,1H), 2.52-2.38 (m, 2H), 2.30(s, 3H), 2.19 & 2.16(dd, J
1=14.4 Hz, J
2=3.5Hz,1H), 2.06-1.88 (m, 2H), 1.64(s, 3H), 1.55 (s,2H),1.50-1.42 (m, 1H), 1.20-1.30 (m, 1H),1.30 (d, J=2.8Hz, 3H), 1.28 (d, J=2.8Hz, 3H), 1.22 (s, 3H), 0.80(s, 3H).
【0156】
化合物CE-014、015の合成:
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
CE-014、CE-015の合成ステップはCE-012、CE-013と同じく、14-P
2を原料として使用する。
【0157】
CE-014:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm6.85 (s, 1H), 6.81(s, 1H), 6.43 & 6.40(dd, J
1=15.2 Hz, J
2=11.2Hz,1H), 6.28 (d, J=10.8Hz,1H), 6.24 (s, 1H), 5.88 & 5.85 (dd, J
1=15.2Hz, J
2=9.6 Hz,1H), 5.19(q, J=7.6 Hz,1H), 4.99(s, 1H), 4.91 & 4.88(dd, J
1=12.0 Hz, J
2=3.2Hz,1H), 4.32 (t, J=10.4Hz,1H), 4.00 (s, 3H), 3.52 (d, J=13.2Hz,1H), 3.43 (d, J=9.2Hz,1H), 3.39 (s, 3H), 3.38 (s, 3H), 3.35(s, 3H), 3.20 (d, J=12.8Hz,1H), 3.17 (s, 3H), 3.04 (s, 3H), 2.84(d, J=9.2 Hz,1H), 2.66& 2.63 (dd, J
1=14.8Hz, J
2=12.0 Hz,1H), 2.57-2.45 (m, 2H), 2.41(s, 3H), 2.24-2.18 (m, 1H), 2.04-1.88 (m, 2H), 1.74(d, J=13.6 Hz, 1H), 1.69(s, 3H), 1.49 (d, J=7.2Hz, 3H), 1.38-1.30 (m, 1H),1.30(s, 3H), 1.28 (s, 3H), 0.86 (s, 3H).
【0158】
CE-015:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm6.82 (s, 1H), 6.74(d, J=10.8 Hz,1H), 6.64(s, 1H), 6.44 & 6.41(dd, J
1=15.2 Hz, J
2=10.8Hz,1H), 6.23 (s, 1H), 5.71 & 5.67 (dd, J
1=15.2Hz, J
2=9.2 Hz,1H), 5.41(q, J=7.2 Hz,1H), 4.80& 4.77 (dd, J
1=12.0Hz, J
2=3.2 Hz,1H), 4.28(t, J=12.0 Hz,1H), 3.98(s, 3H), 3.65 (d, J=12.4Hz,1H), 3.50 (d, J=8.8Hz,1H), 3.35 (s, 3H), 3.30 (d, J=2.8Hz,2H), 3.26 (s, 3H), 3.22 (s, 3H), 3.11(d, J=12.8 Hz,1H), 3.03(d, J=10.0 Hz,1H), 2.85(s, 3H), 2.64-2.50 (m, 2H), 2.36-2.28 (m, 1H), 2.33(s, 3H), 2.19 & 2.16(dd, J
1=14.4 Hz, J
2=3.5Hz,1H), 2.06-1.88 (m, 2H), 1.64(s, 3H), 1.55 (s, 2H), 1.50-1.42 (m, 1H), 1.35-1.25 (m, 1H), 1.30 (d, J=2.8Hz, 3H), 1.28 (d, J=2.8Hz, 3H), 1.19 (s, 3H), 0.80(s, 3H).
【0159】
化合物CE-032の合成:
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
【0160】
CE-015(40mg, 0.047mmol)を、0.6mLの酢酸エチルに溶解させ、ジチオスレイトールDTT(18mg, 0.12mmol)を1.2mLのメタノールに添加して溶解させ、2.7mLのPH=7.5であるりん酸カリウム緩衝液を添加する。反応液を、窒素ガスの保護の下で、2時間攪拌する。10.2mLのPH=6.0であるりん酸カリウム緩衝液を添加して消光反応させる。酢酸エチルで3回(20mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(20mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を分取HPLC(CH
3CN inH
2O-0.05%TFA from 5% to 95%)で精製して、22mgの白色固体である生成物CE-032を獲得し、収率は80%である。LCMS (ESI) m/z808.2 (M + H)
+.
【0161】
化合物CE-004の合成:
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0162】
CE-032(30mg, 0.037mmol)を、4mLのN, N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、SM1(24mg, 0.074mmol)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌し、ろ過し、濾液を直接に分取HPLC(CH
3CN inH
2O-0.05%TFA from 5% to 95%)で精製して、20.4mgの白色固体である生成物CE-004を獲得する。収率は54%である。LCMS (ESI) m/z1024.2 (M + H)
+.
【0163】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.84(s, 1H), 6.73 (d, J=11.2Hz,1H), 6.63 (s, 1H), 6.44 & 6.42 (dd,
J
1=15.2Hz, J
2=11.2 Hz,1H), 6.29(s, 1H), 5.70 & 5.68(dd, J
1=15.2 Hz, J
2=9.2Hz,1H), 5.41 (q, J=6.8Hz,1H), 4.78 & 4.78(dd, J
1=11.6 Hz, J
2=2.8Hz,1H), 4.28 (q, J=10.4Hz,1H), 3.98 (s, 3H), 3.65 (d, J=13.2Hz,1H), 3.50 (d, J=8.8Hz,1H), 3.36 (s, 3H), 3.28 (d, J=3.2Hz,2H), 3.25 (s, 3H), 3.22 (s, 3H), 3.12(d, J=8.4 Hz,1H), 3.03(d, J=10.0 Hz,1H), 2.84(s, 6H), 2.70 (q, J=7.6Hz,4H), 2.64-2.49 (m, 2H), 2.36-2.28 (m, 1H), 2.18& 2.17 (dd, J
1=14.4Hz, J
2=2.8 Hz,1H), 2.10-1.98 (m, 4H), 1.94-1.86 (m, 1H), 1.64(s, 3H), 1.58 (d, J=13.2Hz, 1H), 1.50-1.42 (m, 1H), 1.30(s, 3H), 1.28 (s, 3H), 1.30-1.24 (m, 1H), 1.19 (s, 3H), 0.80(s, 3H).
【0164】
実施例4:CE-018とCE-019の合成経路
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
【0166】
化合物3-4の合成:
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
【0167】
化合物1-4(2.0g, 7.2mmol)を、80mLの水と20mLのメタノールの混合溶液に溶解させ、PHを8まで調整し、ベンジルアミン(benzylamine)(1.53g, 14mmol)を添加する。反応液を、窒素ガスの保護の下で、室温で1時間攪拌する。S-メチルメタンチオールスルホネート(1.18g, 9.4mmol)を添加し、反応液を、窒素ガスの保護の下で、室温で一晩攪拌する。減圧してメタノールを除去し、ジクロロメタンを添加して抽出し(80mL)、水相を分離し、2Nの希塩酸でPH=2まで調整し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水(50mL)で洗浄し、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、1.1gの黄色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に
使用する。
【0168】
LCMS (ESI) m/z206 (M + H)
+.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δppm 2.51 (s, 3H), 2.46-2.42 (m, 2H), 2.19-2.05 (m, 2H), 1.56 (s, 3H).
【0169】
化合物4-4の合成:
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【0170】
前のステップの反応の生成物3-4(1.8g, 8.78mmol) とHOSu(1.51g, 13mmoL)を、20mLのジクロロメタンに溶解させ、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド塩酸塩(1-(3-dimethylaminopropyl)-3-ethylcarbodiimide hydrochloride)(EDC)(2.51g, 13mmol)を添加する。反応液を室温で2時間攪拌する。50mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、2.2gの黄色油状物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z 303.1(M + H)
+.
【0171】
化合物5-4の合成:
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【0172】
N-メチル-L-アラニン(900mg, 8.74mmol)を、20mLのN,N-ジメチルホルムアミド(N, N-dimethylformamide)に溶解させる。トリエチルアミン(0.5mL, 3.5mmol)を添加し、激しく攪拌する。前のステップの反応の生成物4-4(2.2g, 7.28mmol)を、5mLのN,N-ジメチルホルムアミドに滴下して溶解させ、約5分間で滴下し終える。反応液を室温で一晩攪拌する。1Mの希塩酸添加して、PH=3まで調整し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル/酢酸=50:50:0.5)して、1.2gの黄色油状物である生成物を獲得し、収率は57%である。
【0173】
LCMS (ESI) m/z291.1 (M + H)
+.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δppm 5.03 (q, J=7.2Hz,1H), 3.05 (s, 3H), 2.72-2.68 (m, 2H), 2.63 (s, 3H), 2.36-2.15 (m, 2H), 1.71(s, 3H), 1.43 (d, J=7.2Hz,3H).
【0174】
化合物6-4の合成:
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
【0175】
前のステップの生成物5-4(130mg, 0.45mmol)、DCC(130mg, 0.45mmol)を、一つの乾燥したシュレンク管に入れ、アルゴンガスを3回置換し
、1mLのジクロロメタンを添加し、攪拌する。メイタンシノール(84.0mg, 0.15mmol)を、5mLの乾燥ジクロロメタンに添加して溶解させ、そして1Mの塩化亜鉛エーテル溶液(1mL, 1mmol)を滴下する。反応液を室温で2h攪拌し、5mLの飽和炭酸水素ナトリウム溶液をゆっくり添加して消光反応させ、30mLの酢酸エチルを添加し、有機相を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、調製用シリカゲルプレート(ジクロロメタン/メタノール=20:1)で分離して、白色固体である二つの異性体CE-018(15mg,P
1)とCE-019(15mg,P
2)を獲得し、収率は12%+12%である。LCMS (ESI) m/z 837.2(M + H)
+.
【0176】
HPLC (15 min): CE-018, Rt=7.812; CE-019, Rt=7.656
【0177】
Mobile Phase: A: Water(0.01%TFA) B: ACN(0.01%TFA)
【0178】
Gradient: 0min 5%B, 7min 95%B, 15min 95%B
【0179】
Flow Rate: 1.0ml/min
【0180】
Column: Xbridge C18 , 4.6*150mm,3.5um
【0181】
Oven Temperature: 40℃
【0182】
CE-018:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm6.85 (s, 1H), 6.79(s, 1H), 6.45 & 6.43(dd, J
1=15.2 Hz, J
2=10.8Hz,1H), 6.37 (s,1H), 6.24 (d, J=10.8Hz,1H), 5.83 & 5.81(dd, J
1=15.2 Hz, J
2=9.2Hz,1H), 5.23-5.18 (m, 1H), 4.95(d, J=10.0 Hz,1H), 4.29(t, J=10.4 Hz,1H), 3.99(s, 3H), 3.52 (d, J=12.8Hz,1H), 3.45 (d, J=9.2Hz,1H), 3.35 (s, 3H), 3.20 (d, J=12.8Hz,1H), 3.18 (s, 3H), 3.05 (d, J=5.6Hz,3H), 2.81 (d, J=10.0Hz,1H), 2.69-2.58 (m, 2H), 2.63(s, 3H), 2.36-2.15 (m, 2H), 2.09-2.02 (m, 2H), 1.74(d, J=14.4 Hz, 3H), 1.76-1.69 (m, 1H), 1.69(s, 3H), 1.52 (d, J=7.2Hz, 3H), 1.49-1.40 (m, 1H), 1.35-1.30 (m, 1H), 1.28(d, J=6.4 Hz, 3H), 0.86(s, 3H).
【0183】
CE-019:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm6.83 (s,
1H), 6.72& 6.69 (dd, J
1=15.6Hz, J
2=2.8 Hz,1H), 6.61(s, 1H), 6.45 & 6.42(dd, J
1=15.6 Hz, J
2=10.8Hz,1H), 6.27 (s,1H), 5.69-5.62 (m,1H), 5.45-5.36 (m, 1H), 4.78 (d, J=10.8Hz,1H), 4.28 (t, J=10.8Hz,1H), 3.99 (s, 3H), 3.63 & 3.61 (dd, J
1=12.4Hz, J
2=9.2 Hz,1H), 3.51(d, J=9.2 Hz,1H), 3.36(s, 3H), 3.23 (d, J=9.2Hz,3H), 3.15 (t, J=11.6Hz,3H), 3.03 (d, J=5.6Hz,3H), 2.88 (s, 3H), 2.69-2.58 (m, 2H), 2.55 (d, J=22.0Hz, 3H), 2.40-2.05 (m, 2H), 1.76-1.69 (m, 1H), 1.64(s, 3H), 1.58 (d, J=8.0Hz, 1H),1.60-1.40(m, 1H), 1.32-1.28 (m, 7H), 0.80(s, 3H).
【0184】
実施例5:CE-021と CE-022の合成経路
【化106】
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【0186】
化合物2-5の合成:
【化107】
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【0187】
原料1-5(10g, 116mmol)を、50mLの無水メタノールに溶解させ、チオウレア(18g, 232mmol)を添加する。反応液を50℃まで加熱し、24時間攪拌し、TLCスポットプレートで原料が完全に消費されるまで検出する。反応液を室温まで冷却させ、100mLの水を添加し、沸点が30℃〜60℃である石油エーテルで3回(50mL×3)抽出する。有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(沸点は30℃〜60℃石油エーテル)して、4.7gの無色油状物である生成物2-5を獲得し、収率は40%である。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 2.71 (m, J=10.0Hz,1H), 2.47 (d, J=6.4Hz, 1H), 2.18 (d, J=6.0Hz, 1H), 1.38-1.24 (m, 1H), 1.09(t,
J=10.0 Hz,6H).
【0188】
化合物3-5の合成:
【化108】
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【0189】
窒素ガスの保護の下で、n-ブチルリチウム(2.5M, 17.6mL, 43.2mmol)を、-78℃まで冷却させた150mLの乾燥したテトラヒドロフラン溶液に添加する。アセトニトリル(1.8g, 44.8mmol)を、10mLの乾燥したテトラヒドロフランに添加して溶解させる。反応液を-78℃で30分間攪拌する。化合物2-5(4g, 39.2mmol)を、20mLのテトラヒドロフランに溶解させ、また徐々に滴下する。添加が終わった後、反応液を徐々に室温まで昇温させて3時間攪拌する。反応液を0℃まで冷却させ、希塩酸(0.5M, 20mL)をゆっくり滴下して消光反応させ、酢酸エチルで3回(100mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(100mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、3.8gの淡黄色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用し、収率は68%である。LCMS
(ESI) m/z144.1(M + H)
+.
【0190】
化合物4-5の合成:
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0191】
前のステップの反応の生成物3-5(2.86g, 20mmol)を、20mLのエタノールに溶解させ、アルゴンガスを3回置換し、8Mの水酸化ナトリウム溶液(10mL, 80mmol)をゆっくり添加する。アルゴンガスの保護の下で、反応液を昇温させて一晩還流させる。反応液を室温まで冷却させ、希塩酸でPH=2まで調整し、ジクロロメタンで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=2:1)で精製して、2.4gの淡黄色油状物である生成物4-5を獲得し、収率は75%である。LCMS (ESI) m/z163.1(M + H)
+。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δppm 12.07(br, 1H), 3.35 (br, 1H), 2.73-2.66 (m, 1H), 2.49-2.28 (m, 2H), 2.04-2.00 (m, 1H),1.93-1.77 (m, 1H), 1.60-1.50 (m, 1H), 0.92 (d,
J=6.8Hz, 3H), 0.86 (d, J=6.8Hz, 3H).
【0192】
化合物5-5の合成:
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
【0193】
アルゴンガスの保護の下で、前のステップの反応の生成物4-5(810mg, 5mm
ol)を、15mLのジクロロメタンに溶解させ、S-メチルメタンチオールスルホネート(0.65mL, 18mmoL)とトリエチルアミン(0.8mL)を添加する。アルゴンガスの保護の下で、反応液を室温で一晩攪拌する。40mLの1Mの希塩酸を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、780mgの粗生成物5-5を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z 209.1(M + H)
+.
【0194】
化合物6-5の合成:
【化111】
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【0195】
前のステップの反応の生成物5-5(730mg,3.5mmol)とHOSu(445mg, 3.85mmoL)を、20mLのジクロロメタンに溶解させ、EDC(800mg, 4.2mmol)を添加する。反応液を室温で2時間攪拌する。30mLの水と50mLの酢酸エチルを添加し、有機相を分離し、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、578mgの黄色油状物である粗生成物6-5を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS(ESI) m/z306.1 (M + H)
+.
【0196】
化合物7-5の合成:
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【0197】
N-メチル-L-アラニン(190mg, 1.8mmol)を、10mLのエチレングリコールジメチルエーテルと10mLの水に溶解させる。トリエチルアミン(0.5mL, 3.6mmol)を添加し、激しく攪拌する。前のステップの反応の生成物6-5(550mg, 1.8mmol)を、5mLのエチレングリコールジメチルエーテルに滴下して溶解させ、約5分間で滴下し終える。反応液を室温で3時間攪拌し、減圧して有機溶剤を除去し、10mLの水を添加し、1Mの希塩酸でPH=3まで調整し、酢酸エチルで3回(3×50mL)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル/酢酸=50:50:0.5)して、260mgの黄色油状物である生成物7-5を獲得し、収率は50%である。LCMS (ESI) m/z293.1(M + H)
+.
【0198】
化合物CE-021とCE-022の合成
【化113】
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【0199】
前のステップの生成物7-5(40mg, 0.138mmol)、DCC(76mg, 0.368mmol)を、一つの乾燥したシュレンク管に入れ、アルゴンガスを3回置換し、1mLのジクロロメタンを添加し、攪拌する。メイタンシノール(26mg, 0.046mmol)を、4mLの乾燥ジクロロメタンに添加して溶解させ、そして1Mの塩化亜鉛エーテル溶液(0.3mL, 0.3mmol)を添加する。反応液を室温で2h攪拌し、0.5mLをゆっくり添加して消光反応させ、20mLの酢酸エチルを添加し、ろ過し、酢酸エチルで洗浄する。濾液を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=50:1乃至40:1)で分離して、白色固体である二つの異性体CE-021(6mg,P
1)とCE-022(12mg,P
2)を獲得し、収率は18.5%+36.7%である。LCMS (ESI)
m/z840.9 (M + H)
+.
【0200】
HPLC (15 min): CE-021, Rt=11.197; CE-022, Rt=11.292&11.345
【0201】
Mobile Phase: A: water(0.01%TFA) B: CAN (0.01%TFA)
【0202】
Gradient: 0min 5%B,3min 5%B,10min95%B,15min 95%B
【0203】
Flow Rate: 1.2ml/min
【0204】
Column: Eclipse XDB-C18, 4.6×150mm, 5um
【0205】
Oven Temperature: 40℃
【0206】
CE-021:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm6.85 (s, 1H), 6.79(s, 1H), 6.44 (t, J=12.8Hz,1H), 6.29 (d, J=6.8Hz,1H), 6.24 (t, d, J=6.8Hz,1H), 5.88-5.80 (m, 1H), 5.18-5.08 (m, 1H), 4.98-4.90 (m, 1H), 4.32(t, J=10.4 Hz,1H), 3.99(s, 3H), 3.51 (d, J=12.8Hz,1H), 3.44 (d, J=8.8Hz,1H), 3.34 (s, 3H), 3.20 (d, J=12.8Hz,1H), 3.17 (s, 3H), 3.05 (d, J=5.6Hz,3H), 2.82 (t, J=10.0Hz,1H), 2.69-2.57 (m, 4H), 2.41(s, 3H), 2.23-2.20 (m, 1H), 2.09-2.02 (m, 2H), 1.76-1.69 (m, 1H), 1.69(s, 3H), 1.50 (d, J=7.2Hz, 3H), 1.49-1.40 (m, 1H), 1.30(s, 3H), 1.28 (s, 3H), 1.03 (d, J=6.0Hz, 6H), 0.86 (s, 3H).
【0207】
CE-022:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm6.82 (s, 1H), 6.76& 6.75 (dd, J
1=11.2Hz, J
2=6.4Hz,1H), 6.64 (d, J=4.0Hz,1H), 6.44 & 6.41(dd, J
1=14.8 Hz, J
2=
11.2Hz,1H), 6.22 (s, 1H), 5.72-5.63 (m, 1H), 5.43-5.37 (m, 1H), 4.81-4.76 (m, 1H), 4.28 (t, J=11.2Hz,1H), 3.99 (s, 3H), 3.67 & 3.65 (dd, J
1=12.4Hz, J
2=8.0 Hz,1H), 3.50(d, J=10.4 Hz,1H), 3.35(s, 3H), 3.30 (d, J=7.2Hz,1H), 3.23 (s, 3H), 3.11 (d, J=13.2Hz,1H), 3.04 (d, J=10.0Hz,1H), 2.85 (s, 3H), 2.70-2.33 (m, 4H), 2.30 (d, J=6.4Hz,3H), 2.23-2.16 (m, 1H), 2.04-1.89 (m, 2H), 1.71-1.65 (m, 1H), 1.64(s,
3H), 1.60-1.55 (m, 2H), 1.51-1.43 (m, 1H), 1.30(d, J=6.8 Hz, 3H), 1.27(s, 3H), 0.99-0.88 (m, 6H), 0.80(s, 3H).
【0208】
化合物CE-002は、実施例1の化合物CE-005の製造方法に沿って、中間体CE-017をCE-022に置き換え、続いての反応を行うことによって得られた。
【0209】
実施例6:CE-033の合成経路
【化114】
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【0211】
化合物2-6の合成:
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0212】
化合物1-6(2.0g, 9.4mmol)を、20mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、トリエチルアミン(1.9g, 18.8mmol)とマレイン酸無水物(maleic anhydride)(1.8g, 18.8mmol)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌する。50mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLC(CH
3CN inH
2O-0.05%TFA from 5% to 95%)で精製して、1gの黄色油状物である生成物2-6を獲得し、収率は76%である。LCMS (ESI) m/z312.2 (M + H)
+.
【0213】
化合物3-6の合成:
【化116】
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【0214】
N-ヒドロキシスクシンイミド(N-hydroxysuccinimide)(1.5g, 12.8mmol)を、15mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、0℃まで冷却させ、無水トリフルオロ酢酸(trifluoroacetic anhydride)(1.8mL, 12.8mmol)を添加し、10分間攪拌する。
【0215】
前のステップの反応の生成物2-6(1.0g, 3.2mmol)を、15mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、0℃まで冷却させ、攪拌し、2,4,6-トリメチルピリジン(2,4,6-trimethylpyridine)(774.4mg, 6.4mmol)を添加し、前記反応液を添加する。室温まで昇温させ、一晩攪拌する。20mLの1Nの希塩酸を添加して消光反応させ、ジクロロメタンで3回(30mL×3)抽出し、有機相を合わせ、1Nの希塩酸で3回(20mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLC(CH
3CN inH
2O-0.05%TFA from 5% to 95%)で精製して、752mgの白色固体である生成物3-6を獲得し、収率は80%である。LCMS (ESI) m/z295.1 (M + H)
+.
【0216】
化合物4-6の合成:
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0217】
前のステップの反応の生成物3-6(700mg, 2.4mmol)を、10mLのジクロロメタンに溶解させ、3mLのトリフルオロ酢酸(trifluoroacetate)を添加する。反応液を室温で4時間攪拌し、濃縮して、442mgの黄色油状物である粗生成物を獲得し、収率は95%であり、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z 195.2(M + H)
+.
【0218】
化合物5-6の合成:
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
【0219】
前のステップの反応の生成物4-6(300mg, 1.6mmol)を、40mLのアセトニトリルに溶解させ、トリエチルアミン(315mg, 3.2mmol)とN,N’-ジ
スクシンイミジルカーボネート(N, N'-disuccinimidyl carbonate)(798mg, 3.2mmol)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌する。濃縮して、粗生成物を、分取HPLC(CH
3CN inH
2O-0.05%TFA from
5% to 95%)で精製して、188mgの白色固体である生成物5-6を獲得し、収率は35%である。LCMS (ESI) m/z336.2 (M + H)
+.
【0220】
化合物CE-033の合成:
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
【0221】
アルゴンガスの保護の下で、DM1(N2’-デアセチル-N2’-(3-メルカプト-1-オキソプロピル)メイタンシン)メイタンシン(N2'-Deacetyl-N2'-(3-mercapto-1-oxopropyl)maytansine))(37mg, 0.05mmol)を、2mLのテトラヒドロフランに溶解させ、2mLのPH=6.0であるりん酸カリウム緩衝液と前のステップの反応の生成物5-6(20mg, 0.06mmol)を添加する。反応液アルゴンガスの保護の下で、室温で一晩攪拌する。ろ過し、濾液を直接に精製して、28mgの白色固体である生成物CE-033を獲得し、収率は51%である。LCMS (ESI) m/z1094.8 (M + Na)
+.
【0222】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 12.30(br, 1H), 6.84 (s, 1H), 6.68 (t, J=7.2Hz,1H), 6.64 (d, J=7.2Hz,1H), 6.42 (t, J=12.8Hz,1H), 6.24 (s, 1H), 5.70-5.61 (m, 1H), 5.37 (q, J=6.8Hz,1H), 4.79 (d, J=12.0Hz,1H), 4.28 (t, J=10.4Hz,1H), 4.21-4.05 (m, 2H), 3.99(s, 3H), 3.76-3.64 (m, 3H), 3.49(d, J=8.8 Hz,1H), 3.42(d, J=7.2 Hz,1H), 3.35(d, J=2.4 Hz,3H), 3.32(d, J=6.4 Hz,1H), 3.20(d, J=2.8 Hz,3H), 3.19-3.08 (m, 6H), 3.02(d, J=9.6 Hz,1H), 3.01-2.93 (m, 2H), 2.85(d, J=2.8 Hz,3H), 2.82(s, 3H), 2.68-2.56 (m, 2H), 2.43-2.33 (m, 1H), 2.18(d, J=14.4 Hz,1H), 1.9
5-1.85 (m, 1H), 1.70(s, 3H), 1.59-1.55 (m, 1H), 1.50-1.43 (m, 1H), 1.35-1.23 (m, 10H), 0.80(s, 3H).
【0223】
実施例7:CE-028、034の合成経路
【化120】
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【0225】
化合物2-7の合成:
【化121】
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【0226】
250mLのなす型フラスコに化合物1-7(64g, 0.6mol)を入れ、攪拌しながら水酸化カリウム(11.2g, 0.2mol)を添加する。当該懸濁液を90℃まで加熱し、水酸化カリウムが完全に溶解されるまで攪拌する。臭化ベンジル(benzyl bromide)(34g, 23.6mL, 0.2mol)をゆっくり滴下する。反応液を110℃まで昇温させ、一晩攪拌する。反応液を室温まで冷却させ、800mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(150mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(150mL×3)洗浄し、飽和食塩水(150mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10:1乃至3:1)で精製して、30gの無色油状物である生成物2-7を獲得し、収率は76%である。LCMS (ESI) m/z197.1 (M + H)
+.
【0227】
化合物3-7の合成:
【化122】
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【0228】
前のステップの反応の生成物2-7(19.6g, 0.1mol)とトリエチルアミン(16.6mL, 0.12mol)を、150mLのジクロロメタンに溶解させ、0℃まで冷却させ、塩化メタンスルホニル(methanesulfonyl chloride)(8.5mL, 0.11mol)を滴下する。反応液を室温まで昇温させ2時間攪拌する。50mLの水を添加して消光反応させ、有機相を分離し、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、27gの黄色油状物である粗生成物3-7を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。
【0229】
化合物4-7の合成:
【化123】
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【0230】
前のステップの反応の生成物3-7(27.4g, 0.1mol)とL-乳酸エチル(L-ethyl lactate)(23.6g, 0.2mol)を、150mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、0℃まで冷却させ、バッチで水素ナトリウム(sodium hydrogen)(8g、60%の含有量、鉱油中に懸濁、0.2mol)をゆっくり添加する。反応液を室温まで昇温させて一晩攪拌する。反応液を0℃まで冷却させ、20mLの飽和塩化アンモニウム溶液をゆっくり滴下して消光反応させ、150mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(100mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(100mL×3)洗浄し、飽和食塩水(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10:1乃至2:1)で精製して、12gの淡黄色油状物である生成物4-7を獲得し、収率は40%である。LCMS (ESI) m/z297.1 (M + H)
+.
【0231】
化合物5-7の合成:
【化124】
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【0232】
前のステップの反応の生成物4-7(12g, 40mmol)を、50mLのメタノールに溶解させ、窒素ガスを3回置換し、200mgの10%パラジウム炭素粉末(palladiumcarbon powder)を添加する。反応液を水素ガスを3回置換し、水素雰囲気の下で、室温で一晩攪拌する。窒素ガスを3回置換し、50mLのジクロロメタンを添加し、ろ過し、ジクロロメタンで洗浄し、濾液を濃縮して、8.0gの淡黄色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z 207.1(M + H)
+, 230.1 (M + Na)
+.
【0233】
化合物6-7の合成:
【化125】
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【0234】
前のステップの反応の生成物5-7(10.3g, 50mmol)とトリエチルアミン(8.3mL, 60mmol)を、80mLのジクロロメタンに溶解させ、0℃まで冷却させ、塩化メタンスルホニル(4.4mL, 55mmol)をゆっくり滴下する。反応液を室温まで昇温させて2時間攪拌する。50mLの水を添加して消光反応させ、有機相を分離し、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、淡黄色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。
【0235】
化合物7-7の合成:
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
【0236】
前のステップの反応の粗生成物6-7(2g, 7.0mmol)を、N,N-ジメチルホルムアミド20mLに溶解させ、チオ酢酸カリウム(potassiumthioacetate)(1.6g, 14mmol)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌し、30mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(30mL×3)洗浄し、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィーで精製して、1.66gの茶色油状物で亜る生成物7-7を獲得し、収率は90%である。LCMS (ESI) m/z265.1 (M + H)
+.
【0237】
化合物8-7の合成:
【化127】
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【0238】
窒素ガスの保護の下で、前のステップの反応の生成物7-7(1.66g, 6.3mmol)を、20mLのメタノールと10mLの水の混合溶剤に溶解させ、水酸化リチウム(0.76g, 31.5mmol)を添加する。反応液を、窒素ガスの保護の下で、室温で2時間攪拌し、S-メチルメタンチオールスルホネート(0.95g, 7.6mmol)を添加する。反応液を、続いて室温で一晩攪拌する。50mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラ
フィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:2)で精製して、0.91gの淡黄色油状物ある生成物8-7を獲得し、収率は60%である。LCMS (ESI) m/z241.0 (M +
H)
+, 263.0(M + Na)
+.
【0239】
化合物CE-028の合成:
【化128】
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【0240】
前のステップの生成物8-7(80mg, 0.34mmol)、DCC(148mg, 0.72mmol)とDMAP(29mg, 0.24mmol)を、一つの乾燥したシュレンク管に入れ、アルゴンガスを3回置換し、1mLのジクロロメタンを添加し、攪拌する。メイタンシノール(63mg, 0.12mmol)を4mLの乾燥ジクロロメタンに添加して溶解させる。反応液を室温で2h攪拌し、0.3mLの水をゆっくり添加して消光反応させ、15mLの酢酸エチルを添加しろ過し、酢酸エチルで洗浄する。濾液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLCで分離して、28mgの白色固体である生成物CE-028を獲得し、収率は30%である。LCMS (ESI) m/z787.2 (M + H)
+.
【0241】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.83(d, J=10.8 Hz, 2H), 6.44& 6.42 (dd, J
1=15.2Hz, J
2=10.8 Hz,1H), 6.22(s, 1H), 6.19 (d, J=11.2Hz,1H), 5.57 & 5.55(dd, J
1=14.8 Hz, J
2=8.4Hz,1H), 4.93 (d, J=12.0Hz,1H), 4.27 (t, J=10.8Hz,1H), 4.18 (q, J=6.8Hz,1H), 3.99 (s, 3H), 3.78 (t, J=6.4Hz,3H), 3.69-3.64 (m, 1H), 3.67(s, 3H), 3.51 (t, J=9.2Hz,2H), 3.36 (s, 3H), 3.20 (d, J=12.8Hz,1H), 3.15 (s, 3H), 2.92 (d, J=6.4Hz,3H), 2.58 (t, J=14.0Hz,1H), 2.43 (s, 3H), 2.30-2.25 (m, 1H), 2.01 (q, J=6.8Hz, 1H), 1.69 (s, 3H), 1.52 (d, J=7.2Hz, 3H), 1.53-1.50 (m, 1H),1.29(d, J=7.2 Hz, 3H), 0.83(s, 3H).
【0242】
化合物9-7の合成:
【化129】
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【0243】
CE-028(12mg, 0.015mmol)を、0.5mLの酢酸エチルと0.5mLのメタノールの混合溶剤に溶解させ、ジチオスレイトールDTT(18mg, 0.117mmol)を、0.5mLのPH=7.5であるりん酸カリウム緩衝液に添加して溶解させる。反応液を、窒素ガスの保護の下で、3時間攪拌する。1mLのPH=6であるりん酸カリウム緩衝液を添加して消光反応させる。酢酸エチルで3回(5mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で洗浄し(5mL)、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する
。粗生成物を、分取HPLC(CH
3CN inH
2O-0.05%TFA from 5% to 95%)で精製して、8.9mgの白色固体である生成物9-7を獲得し、収率は80%である。LCMS (ESI) m/z741.3 (M + H)
+.
【0244】
化合物 CE-034の合成:
【化130】
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【0245】
前のステップの反応の生成物9-7(8.9mg, 0.012mmol)を1.5mLのテトラヒドロフランに溶解させ、1.5mLのPH=6であるりん酸カリウム緩衝液と4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボン酸スクシンイミドエステル(20mg, 0.06mmol)を添加し、窒素ガスの保護の下で、室温で一晩攪拌する。反応液を、ろ過し、直接に分取HPLCで精製して、11mgの白色固体である生成物CE-034を獲得し、収率は85%である。LCMS (ESI) m/z1075.4 (M + H)
+.
【0246】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.82(d, J=17.2 Hz,
2H), 6.42(d, , J=15.2 Hz, 2H), 6.19(d, J=14.4 Hz,1H), 5.56& 5.54 (dd, J
1=14.8Hz, J
2=8.4 Hz,1H), 4.91(d, J=14.4 Hz,1H), 4.27(t, J=10.8 Hz,1H), 4.15(q, J=6.8 Hz,1H), 3.99(s, 3H), 3.83-3.76 (m, 3H), 3.66(s, 3H), 3.50 (t, J=9.2Hz,2H), 3.40 (d, J=12.0Hz,2H),3.35 (s, 3H), 3.21-3.15 (m, 3H), 3.15 (s, 3H),
2.91-2.83 (m, 3H), 2.83(s, 3H), 2.62-2.50 (m, 3H), 2.25-2.14 (m, 3H), 1.81-1.70 (m, 4H), 1.68(s, 3H), 1.58-1.45 (m, 6H), 1.29(d, J=7.2 Hz, 6H), 1.08(d, J=12.0 Hz, 2H), 0.83(s, 3H).
【0247】
実施例8:CE-027、035の合成経路
【化131】
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【0249】
化合物2-8の合成:
【化132】
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【0250】
化合物1-8(9.7mL, 84mmol)と臭化アリル(allyl bromide)(9.3mL, 108mmol)を、200mLのエーテル(ether)に溶解させ、(silver oxide)(21g, 92.4mmol)を添加する。当該懸濁液を加熱して一晩還流させる。反応液を室温まで冷却させ、ろ過し、酢酸エチルで洗浄し、濾液濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10:1)で精製して、3.9gの無色油状物である生成物2-8を獲得し、収率は
30%である。
【0251】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 5.97-5.87 (m, 1H), 5.29(d, J=16.8 Hz, 1H), 5.20(d, J=10.0 Hz, 1H), 4.25-4.12 (m, 3H), 4.04-3.92 (m, 2H), 1.42(d, J=6.8 Hz, 3H), 1.29(t, J=7.2 Hz, 3H).
【0252】
化合物3-8の合成:
【化133】
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【0253】
前のステップの反応の生成物2-8(3.9g, 24.7mmol)を、40mLのテトラヒドロフランに溶解させ、0℃まで冷却させ、攪拌しながら1Mのボランテトラヒドロフラン(borane tetrahydrofuran)溶液(29mL, 29mmol)を滴下する。反応液を室温まで昇温させて2時間攪拌する。反応液0℃まで冷却させ、3Nの水酸化ナトリウム溶液(10mL, 30mmol)を滴下し、15mLの30%含有量の過酸化水素(hydrogenperoxide)をゆっくり添加し、反応液を室温まで昇温させて一晩攪拌する。200mLのエーテルを添加し、有機相を分離し、飽和食塩水(50mL×3)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、1.6gの淡黄色油状物である粗生成物3-8を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。
【0254】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 4.27-4.17 (m, 2H), 3.96(q, J=7.2 Hz, 1H), 3.89-3.71 (m, 2H), 3.68-3.61 (m, 2H), 2.82(s,1H), 1.93-1.75 (m, 2H), 1.40(d, J=7.2 Hz, 3H), 1.27(t, J=6.8 Hz, 3H).
【0255】
化合物4-8の合成:
【化134】
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【0256】
前のステップの反応の生成物3-8(7.04g, 40mmol)とトリエチルアミン(6.6mL, 48mmol)を、50mLのジクロロメタンに溶解させ、0℃まで冷却させ、塩化メタンスルホニル(3.5mL, 44mmol)をゆっくり滴下する。反応液を室温まで昇温させて2時間攪拌する。50mLの水を添加して消光反応させ、有機相を分離し、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、淡黄色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z 255.1(M + H)
+
【0257】
化合物5-8の合成:
【化135】
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【0258】
前のステップの反応の粗生成物4-8(2.54g, 10.0mmol)を、20mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、チオ酢酸カリウム(2.3g, 20mmol)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌し、30mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(30mL×3)洗浄し、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:1)で精製して、2.0gの茶色油状物である生成物5-8を獲得し、収率は86%である。LCMS (ESI) m/z235.2 (M + H)
+.
【0259】
化合物7-8の合成:
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0260】
窒素ガスの保護の下で、前のステップの反応の生成物5-8(1.87g, 8mmol)を、20mLのメタノールと10mLの水の混合溶剤に溶解させ、水酸化リチウム(0.78g, 32mmol)を添加する。反応液を、窒素ガスの保護の下で、室温で2時間攪拌し、S-メチルメタンチオールスルホネート(1.2g, 9.6mmol)を添加する。反応液を、続いて室温で一晩攪拌する。50mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:2)で精製して、1.18gの淡黄色油状物である生成物7-8を獲得し、収率は70%である。
【0261】
LCMS (ESI) m/z197.0(M + H)
+, 211.1(M + Na)
+,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 4.02 (q, J=7.2Hz,1H),
3.70-3.60 (m, 2H), 2.82(t, J=7.2 Hz,2H), 2.41(s, 3H), 2.05-2.01 (m, 2H), 1.47(d, J=6.8 Hz, 3H).
【0262】
化合物CE-027の合成:
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
【0263】
前のステップの生成物7-8(63mg, 0.30mmol)、DCC(124mg, 0.6mmol)とDMAP(24mg, 0.2mmol)を、一つの乾燥したシュレンク管に入れ、アルゴンガスを3回置換し、1mLのジクロロメタンを添加し、攪拌する。メイタンシノール(56mg, 0.10mmol)を、4mLの乾燥ジクロロメタンに添加して溶解させる。反応液を室温で2h攪拌し、0.3mLの水をゆっくり添加して消光反応させ、15mLの酢酸エチルを添加し、ろ過し、酢酸エチルで洗浄する。濾液を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLCで分離して、23mgの白色固体である生成物CE-027を獲得し、収率は30%である。
【0264】
LCMS (ESI) m/z757.3 (M + H)
+.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.96 (s, 1H), 6.84 (s, 1H), 6.48& 6.44 (dd, J
1=21.2Hz, J
2=6.8 Hz,1H), 6.23(s, 1H), 6.18 (d, J=6.8Hz,1H), 5.48 & 5.45(dd, J
1=14.8 Hz, J
2=8.4Hz,1H), 4.92 (d, J=12.0Hz,1H), 4.25 (t, J=13.2Hz,1H), 4.13 (q, J=6.8Hz,1H), 3.99 (s, 3H), 3.65 (q, J=6.8Hz,1H), 3.56-3.43 (m, 3H), 3.36(s, 3H), 3.21 (d, J=12.8Hz,1H), 3.17 (s, 3H), 3.06 (s, 1H), 2.87(d, J=8.4 Hz,1H), 2.80(t, J=7.2 Hz,1H), 2.58& 2.55 (dd, J
1=19.2Hz, J
2=8.4 Hz,1H), 2.37(s, 3H), 2.36-2.20 (m, 2H), 2.03-1.96 (m, 3H), 1.68(s, 3H),
1.47 (d, J=6.8Hz, 3H), 1.38-1.30 (m, 1H),1.30(d, J=7.2 Hz, 3H), 0.84(s, 3H).
【0265】
化合物8-8の合成:
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
【0266】
CE-027(15mg, 0.02mmol)を、0.5mLの酢酸エチルと0.5mLのメタノールの混合溶剤に溶解させ、ジチオスレイトールDTT(18mg, 0.117mmol)を、0.5mLのPH=7.5であるりん酸カリウム緩衝液に添加して溶解させる。反応液を、窒素ガスの保護の下で、3時間攪拌する。1mLのPH=6であるりん酸カリウム緩衝液を添加して消光反応させる。酢酸エチルで3回(5mL×3)抽出し、有機
相を合わせ、飽和食塩水(5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLC(CH
3CN inH
2O-0.05%TFA from 5% to 95%)で精製して、11mgの白色固体である生成物8-8を獲得し、収率は77%である。LCMS (ESI) m/z711.3(M + H)
+.
【0267】
化合物CE-035の合成:
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0268】
前のステップの反応の生成物8-8(9mg, 0.013mmol)を、1.5mLのテトラヒドロフランに溶解させ、1.5mLのPH=6であるりん酸カリウム緩衝液と4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボン酸スクシンイミドエステル(22mg, 0.065mmol)を添加し、窒素ガスの保護の下で、室温で一晩攪拌する。反応液を、ろ過し、直接に分取HPLCで精製して、9mgの白色固体である生成物CE-035を獲得し、収率は66%である。LCMS (ESI) m/z1045.4 (M + H)
+.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.93 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.84 (s, 1H), 6.43 & 6.41 (dd, J
1=21.2Hz, J
2=7.2 Hz,1H), 6.30(s, 1H), 6.20 & 6.18(dd, J
1=13.2 Hz, J
2=6.8Hz,1H), 5.47 & 5.45(dd, J
1=13.2 Hz, J
2=7.2Hz,1H), 4.92-4.88 (m,1H), 4.26(q, J=7.2 Hz,1H), 4.12(q, J=6.8 Hz,1H), 3.99(s, 3H), 3.75 (q, J=6.8Hz,1H), 3.66 (q, J=7.2Hz,1H), 3.55-3.43 (m, 3H), 3.38(d, J=6.4 Hz,3H), 3.36(s, 3H), 3.23-3.16 (m, 2H), 3.18(s, 3H), 3.10-2.94 (m, 1H), 2.90-2.83 (m, 3H), 2.83(s, 3H), 2.57-2.53 (m, 3H), 2.27(d, J=14.4 Hz,1H), 2.16(d, J=13.6 Hz,2H), 1.98-1.90 (m, 1H), 1.80-1.78 (m, 2H), 1.68(s, 3H), 1.56-1.51 (m,
4H), 1.47-1.42 (m, 4H), 1.28(d, J=8.4 Hz, 3H), 1.07(q, J=8.4 Hz, 3H), 0.83(s, 3H).
【0269】
実施例9:CE-036の合成経路
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0271】
化合物2-9の合成:
【化141】
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【0272】
化合物1-9(9.30g, 50mmol)を、50mLのテトラヒドロフランに溶解させ、0℃まで冷却させ、攪拌しながら1Mのボランジメチルスルフィド複合体(boranedimethyl sulfidecomplex)のテトラヒドロフラン溶液(75mL, 75mmol)を滴下する。反応液を室温まで昇温させて一晩攪拌する。反応液0℃まで冷却させ、50mLのメタノールを滴下して消光反応させ、室温で1時間攪拌し、減圧して濃縮し、残留物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:1)で精製して、4.3gの無色油状物である生成物2-9を獲得し、収率は50%である。LCMS (ESI) m/z173.1(M + H)
+.
【0273】
化合物3-9の合成:
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0274】
前のステップの反応の生成物2-9(8.6g, 50mmol)とトリエチルアミン(8.3mL, 60mmol)を、80mLのジクロロメタンに溶解させ、0℃まで冷却させ、塩化メタンスルホニルMsCl(4.3mL, 55mmol)をゆっくり滴下する。反応液を室温まで昇温させて2時間攪拌する。50mLの水を添加して消光反応させ、有機相を分離し、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、淡黄色油状物である粗生成物3-9を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z 251.1(M + H)
+.
【0275】
化合物4-9の合成:
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0276】
前のステップの反応の粗生成物3-9(4g, 16.0mmol)を、50mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、チオ酢酸カリウム(3.45g, 30mmol)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌し、30mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(30mL×3)洗浄し、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:1)で精製して、2.9gの茶色油状物である生成物4-9を獲得し、収率は85%である。LCMS (ESI) m/z231.1 (M + H)
+.
【0277】
化合物6-9の合成:
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0278】
窒素ガスの保護の下で、前のステップの反応の生成物4-9(2.3g, 10mmol)を、25mLのメタノールと10mLの水の混合溶剤に溶解させ、水酸化リチウム(0.98g, 40mmol)を添加する。反応液を、窒素ガスの保護の下で、室温で2時間攪拌し、S-メチルメタンチオールスルホネート(1.5g, 12mmol)を添加する。反応液を続いて室温で一晩攪拌する。50mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:2)で精製して、1.43gの淡黄色油状物である生成物6-9を獲得し、収率は65%である。LCMS (ESI) m/z221.0 (M + H)
+, 243.1(M + Na)
+.
【0279】
化合物CE-031の合成:
【化145】
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【0280】
前のステップの生成物6-9(53mg, 0.24mmol)、DCC(99mg, 0.48mmol)とDMAP(19mg, 0.16mmol)を、一つの乾燥したシュレンク管に入れ、アルゴンガスを3回置換し、1mLのジクロロメタンを添加し、攪拌する。メイタンシノール(45mg, 0.08mmol)を、4mLの乾燥ジクロロメタンに添加して溶解させる。反応液を室温で一晩攪拌し、0.5mLの水をゆっくり添加して消光反応させ、20mLの酢酸エチルを添加し、ろ過し、酢酸エチルで洗浄する。濾液を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLCで分離して18mgの白色固体である生成物CE-031を獲得し、収率は30%である。
【0281】
LCMS (ESI) m/z767.3.0(M + H)
+,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.83 (d, J=6.8Hz,2H), 6.46 & 6.44(dd, J
1=15.6 Hz, J
2=10.8Hz,1H), 6.35 (s, 1H), 6.14 (d, J=10.8Hz,1H), 5.44 & 5.42(dd, J
1=16.0 Hz, J
2=8.4Hz,1H), 4.86 &4.85(dd, J1=12.0 Hz, J
2=3.2Hz,1
H), 4.26 (t, J=10.4Hz,1H), 3.99 (s, 3H), 3.51 (s, 1H), 3.48(d, J=3.6 Hz,1H), 3.37(s, 3H), 3.23 (d, J=12.8Hz,1H), 3.15 (s, 3H), 2.90 (d, J=10.8Hz,1H), 2.75-2.63 (m, 2H), 2.55(t, J=13.6 Hz,1H), 2.42(s, 3H), 2.34-2.02 (m, 5H), 1.84-1.65 (m, 4H), 1.70(s,
3H), 1.54-1.44 (m, 3H), 1.47(d, J=6.8 Hz, 3H), 1.29-1.09 (m, 3H), 0.84(s, 3H).
【0282】
化合物8-9の合成:
【化146】
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【0283】
CE-031(15mg, 0.02mmol)を、0.5mLの酢酸エチルと0.5mLのメタノールの混合溶剤に溶解させ、ジチオスレイトールDTT(18mg, 0.117mmol)を、0.5mLのPH=7.5であるりん酸カリウム緩衝液に添加して溶解させる。反応液を、窒素ガスの保護の下で、3時間攪拌する。1mLのPH=6であるりん酸カリウム緩衝液を添加して消光反応させる。酢酸エチルで3回(5mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。
粗生成物を、分取HPLC(CH
3CN inH
2O-0.05%TFA from 5% to 95%)で精製して、11mgの白色固体である生成物8-9を獲得し、収率は78%である。LCMS (ESI) m/z721.3 (M + H)
+.
【0284】
化合物CE-036の合成:
【化147】
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【0285】
前のステップの反応の生成物8-9(9.0mg, 0.013mmol)を、1.5mLのテトラヒドロフランに溶解させ、1.5mLのPH=6であるりん酸カリウム緩衝液と4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボン酸スクシンイミドエステル(22mg, 0.065mmol)を添加し、窒素ガスの保護の下で、室温で一晩攪拌する。反応液を、ろ過し、直接に分取HPLCで精製して、9.0mgの白色固体である生成物CE-036を獲得し、収率は64%である。
【0286】
LCMS (ESI) m/z1055.4 (M + H)
+.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.83 (d, J=16.0Hz,2H), 6.47-6.39 (m, 2H), 6.15& 6.13 (dd, J
1=10.0Hz, J
2=4.8 Hz,1H), 5.43& 5.41 (dd, J
1=15.2Hz, J
2=8.8 Hz,1H), 4.86(t,
J=9.2 Hz,1H), 4.26(t, J=11.2 Hz,1H), 3.99(s, 3H),
3.69 (d, J=8.4Hz,1H), 3.50-3.36 (m, 4H), 3.37(s, 3H), 3.23 (d, J=12.8Hz,1H), 3.14 (s, 3H), 2.90-2.77 (m, 6H), 2.58-2.51 (m, 3H), 2.29 (q, J=11.2Hz,1H), 2.22-1.90 (m, 10H), 1.85(s, 3H), 1.70-1.50 (m, 8H), 1.27(d, J=6.8 Hz, 3H), 1.20-1.00 (m, 5H), 0.83(s, 3H).
【0287】
実施例10:CE-026、037の合成経路
【0288】
【化148】
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【0290】
化合物2-10の合成:
【化149】
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【0291】
250mLのなす型フラスコに化合物1-10(37.2g, 0.6mol)を入れ、攪拌しながら水酸化カリウム(11.2g, 0.2mol)を添加する。当該懸濁液を90℃まで加熱し、水酸化カリウムが完全に溶解されるまで攪拌する。臭化ベンジル(34g, 23.6mL, 0.2mol)を、ゆっくり滴下する。反応液を110℃まで昇温させ、一晩攪拌する。反応液を室温まで冷却させ、800mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(150mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(150mL×3)洗浄し、飽和食塩水(150mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル10:1乃至3:1)で精製して、22gの無色油状物である生成物2-10を獲得し、収率は72%である。LCMS (ESI) m/z153.1(M + H)
+.
【0292】
化合物3-10の合成:
【化150】
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【0293】
前のステップの反応の生成物2-10(15.2g, 0.1mol)とトリエチルアミン(16.6mL, 0.12mol)を、150mLのジクロロメタンに溶解させ、0℃まで冷却させ、塩化メタンスルホニル(8.5mL, 0.11mol)を滴下する。反応液を室温まで昇温させて2時間攪拌する。50mLの水を添加して消光反応させ、有機相を分離し、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して23gの黄色油状物である粗生成物3-10を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。
【0294】
化合物4-10の合成:
【化151】
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【0295】
前のステップの反応の生成物3-10(23g, 0.1mol)とL-乳酸エチル(23.6g, 0.2mol)を、150mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、0℃まで冷却させ、バッチで水素ナトリウム(8g、60%の含有量、鉱油中に懸濁し、0.2mol)をゆっくり添加する。反応液を室温まで昇温させて一晩攪拌する。反応液を0℃まで冷却させ、20mLの飽和塩化アンモニウム溶液をゆっくり滴下して消光反応させ、150mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(100mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(100mL×3)洗浄し、飽和食塩水(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10:1乃至2:1)で精製して、11.3 gの淡黄色油状物である生成物4-10を獲得し、収率は45%である。LCMS (ESI) m/z253.1 (M + H)
+.
【0296】
化合物5-10の合成:
【化152】
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【0297】
前のステップの反応の生成物4-10(11.3g, 45mmol)を、50mLのメタノールに溶解させ、窒素ガスを3回置換し、200mgの10%パラジウム炭素粉末を添加する。反応液を水素ガスを3回置換し、水素雰囲気の下で、室温で一晩攪拌する。窒素ガスを3回置換し、50mLのジクロロメタンを添加し、ろ過し、ジクロロメタンで洗浄し、濾液を濃縮して、7.2gの淡黄色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z164.1(M + H)
+, 186.1 (M + Na)
+.
【0298】
化合物6-10の合成:
【化153】
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【0299】
前のステップの反応の生成物5-10(6.5g, 40mmol)とトリエチルアミン(6.6mL, 48mmol)を、50mLのジクロロメタンに溶解させ、0℃まで冷却させ、塩化メタンスルホニル(3.5mL, 44mmol)をゆっくり滴下する。反応液を室温まで昇温させて2時間攪拌する。50mLの水を添加して消光反応させ、有機相を分離し、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、淡黄色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。
【0300】
化合物7-10の合成:
【化154】
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【0301】
前のステップの反応の粗生成物6-10(2g, 7.0mmol)を、20mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、チオ酢酸カリウム(1.6g, 14mmol)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌し、30mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(30mL×3)洗浄し、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィーで精製して、2.0gの茶色油状物である生成物7-10を獲得し、収率は90%である。LCMS (ESI) m/z221.1 (M + H)
+.
【0302】
化合物9-10の合成:
【化155】
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【0303】
窒素ガスの保護の下で、前のステップの反応の生成物7-10(1.76g, 8mmol)を、20mLのメタノールと10mLの水の混合溶剤に溶解させ、水酸化リチウム(0.78g, 32mmol)を添加する。反応液を、窒素ガスの保護の下で、室温で2時間攪拌し、S-メチルメタンチオールスルホネート(1.2g, 9.6mmol)を添加する。反応液を、続いて室温で一晩攪拌する。50mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:2)で精製して、1.01gの淡黄色油状物である生成物9-10を獲得し、収率は65%である。LCMS (ESI) m/z197.0(M + H)
+,219.0(M + Na)
+.
【0304】
化合物CE-026の合成:
【化156】
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【0305】
前のステップの生成物9-10(65mg, 0.33mmol)、DCC(136mg, 0.66mmol)とDMAP(27mg, 0.22mmol)を、一つの乾燥したシュレンク管に入れ、アルゴンガスを3回置換し、1mLのジクロロメタンを添加し、攪拌する。メイタンシノール(62mg, 0.11mmol)を、4mLの乾燥ジクロロメタンに添加して溶解させる。反応液を室温で2h攪拌し、0.3mLの水をゆっくり添加して消光反応させ、15mLの酢酸エチルを添加し、ろ過し、酢酸エチルで洗浄する。濾液を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLCで分離して、29mgの白色固体である生成物CE-026を獲得し、収率は35%である。
【0306】
LCMS (ESI) m/z744.3 (M + H)
+.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.83 (d, J=8.0Hz,2H), 6.46 & 6.44(dd, J
1=15.2 Hz, J
2=10.8Hz,1H), 6.21 (s, 1H), 6.18 (d, J=11.6Hz,1H), 5.55 & 5.53(dd, J
1=15.2 Hz, J
2=9.2Hz,1H), 4.93 & 4.92(dd, J
1=12.0 Hz, J
2=2.8Hz,1H), 4.28 (t, J=10.4Hz,1H), 4.10 (q, J=9.2Hz,1H), 3.99 (s, 3H), 3.96-3.92(m, 1H), 3.74-3.67 (m, 1H), 3.53(d, J=4.8 Hz,1H), 3.50(s, 1H), 3.36 (s, 3H), 3.29 (s, 1H), 3.19(d, J=13.6 Hz,1H), 3.16(s, 3H), 3.04 (s, 1H), 2.94-2.89 (m, 3H), 2.59 (t, J=12.0Hz,1H), 2.44 (s, 3H), 2.25-2.21 (m, 1H), 2.05-2.00 (m, 1H), 1.70 (s, 3H), 1.54-1.44 (m, 1H), 1.52(d, J=7.2 Hz, 3H), 1.40(d, J=6.8 Hz, 1H), 1.30(d, J=7.2 Hz,
3H), 1.29-1.09 (m, 2H), 0.83(s, 3H).
【0307】
化合物10-10の合成:
【化157】
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【0308】
CE-026(15mg, 0.02mmol)を、0.5mLの酢酸エチルと0.5mLのメタノールの混合溶剤に溶解させ、ジチオスレイトールDTT(18mg, 0.117mmol)を0.5mLのPH=7.5であるりん酸カリウム緩衝液に添加して溶解させる。反応液を、窒素ガスの保護の下で、3時間攪拌する。1mLのPH=6.0であるりん酸カリウム緩衝液を添加して消光反応させる。酢酸エチルで3回(5mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLC(CH
3CN inH
2O-0.05%TFA from 5% to 95%)で精製して、12mgの白色固体である生成物10-10を獲得し、収率は86%である。LCMS (ESI) m/z697.3(M + H)
+.
【0309】
化合物CE-037の合成:
【化158】
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【0310】
前のステップの反応の生成物10-10(9mg, 0.013mmol)を、1.5mLのテトラヒドロフランに溶解させ、1.5mLのPH=6であるりん酸カリウム緩衝液と4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボン酸スクシンイミドエステル(22mg, 0.065mmol)を添加し、窒素ガスの保護の下で、室温で一晩攪拌する。反応液を、ろ過し、直接に分取HPLCで精製して、12mgの白色固体である生成物CE-037を獲得し、収率は78%である。
【0311】
LCMS (ESI) m/z1031.4 (M + H)
+.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.81 (d, J=8.0Hz,2H), 6.46 & 6.44(dd, J
1=15.2 Hz, J2=10.8Hz,1H), 6.44 (s, 1H), 6.18 (d, J=7.6Hz,1H), 5.59-5.51 (m,1H), 4.97(d, J=12.4Hz,1H), 4.26 (q, J=10.4Hz,1H), 4.13 (t, J=6.4Hz,1H), 3.99 (s, 3H), 3.99-3.96(m, 2H), 3.53-3.47 (m, 2H), 3.40-3.37 (m, 2H), 3.35(d, J=13.6 Hz,3H), 3.35-3.30 (m, 2H), 3.21-3.15 (m, 2H), 3.13(s, 3H), 2.92-2.82 (m, 2H), 2.82(s, 3H), 2.60-2.58 (m, 3H), 2.25-2.15 (m, 3H), 1.70(s, 3H),1.70-1.60(m, 2H),1.54-1.44(m, 3H), 1.52 (d, J=7.2Hz, 3H), 1.30-1.26 (m, 6H), 1.19-1.09 (m, 2H), 0.83(s, 3H).
【0312】
実施例11:CE-039、040、043の合成経路
【化159】
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【0314】
化合物2-11の合成
【化160】
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【0315】
無水マレイン酸(maleic anhydride)(5g, 51mmol, 1 eq)とβ-アミノプロピオン酸(β-aminopropionicacid)(4.54g,
51mmol, 1 eq)を、80mLの酢酸に溶解させる。窒素ガスの保護の下で、反応液を加熱して一晩還流攪拌する。反応液を室温まで冷却させ、減圧して酢酸を除去し、残留物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン)で精製して、3.6gの白色粉末である生成物2-11を獲得し、収率は42%である。LCMS (ESI)
m/z170.1(M + H)
+.
【0316】
化合物CE-L-055の合成
【化161】
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【0317】
前のステップの反応の生成物2-11(3.6g, 21.4mmol)とEDC-HCl(4.93g, 25.7mmol)を、50mLのジクロロメタンに溶解させ、HOSu(2.96g, 25.7mol)を添加する。反応液を室温で2時間攪拌する。50mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:3)して、4.55gの黄色油状物である生成物を獲得し、収率は80%である。LCMS (ESI) m/z267.1(M + H)
+.
【0318】
化合物4-11の合成
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
【0319】
化合物3-11(4.55g, 18.7mmol)を、10mLの水に溶解させ、炭酸水素ナトリウム(1.71g, 20.4mmol)を添加し、攪拌する。CE-L-055(4.55g, 17mmol)を、30mLのエチレングリコールジメチルエーテルにゆっくり滴下して溶解させる。反応液を室温で2時間攪拌する。50mLの水を添加し、1Mの希塩酸でPH3〜4まで調整する。酢酸エチルで10回(50mL×10)抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS(ESI) m/z417.2(M + H)
+.
【0320】
化合物CE-L-075の合成
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
【0321】
前のステップの反応の生成物4-11(1.0g, 2.4mmol)とEDC-HCl(0.55g, 2.88mmol)を、25mLのジクロロメタンに溶解させ、HOSu(0.33g, 2.88mmol)を添加する。反応液を室温で2時間攪拌する。50mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLCで精製して、330mgの無色油状物である生成物を獲得し、収率は27%である。LCMS (ESI) m/z514.2(M + H)
+.
【0322】
化合物CE-039の合成
【化164】
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【0323】
化合物10-10(20mg, 0.03mmol)を、2mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、0.1mLのPH=6であるりん酸カリウム緩衝液とCE-L-075(77mg, 0.15mmol)を添加し、窒素ガスの保護の下で、室温で一晩攪拌する。反応液を、ろ過し、直接に分取HPLCで精製して、18mgの白色固体である生成物CE-040を獲得し、収率は50%である。
【0324】
LCMS (ESI) m/z1232.3 (M + H)
+, 627.8 (M/2 + H)
+.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm7.13 (br, 1H), 6.77 (s, 1H), 6.72 (s, 1H), 6.70(s, 1H), 6.38 & 6.36(dd, J
1=12.4 Hz, J2=8.8Hz, 1H), 6.12 (d, J=9.2Hz, 1H), 5.55-5.48 (m, 1H), 4.92(t, J=8.4 Hz, 1H), 4.25(q, J=7.2 Hz,1H), 4.07(t, J=6.8 Hz,1H), 3.92(s, 3H), 3.88-3.76 (m, 4H), 3.65(s, 14H), 3.58-3.42 (m, 7H), 3.35(s, 3H), 3.22-3.18 (m, 4H), 3.15(s, 3H), 3.00-2.88 (m, 4H), 2.85(s, 3H), 2.56 (t, J=7.6Hz,1H), 2.50 (t, J=7.2Hz,2H), 2.16 (d, J=12.8Hz,1H), 1.63 (s, 3H), 1.44 (d, J=8.4Hz, 3H), 1.29 (d, J=8.4Hz, 3H), 1.23-1.18 (m, 6H), 0.77(s, 3H).
【0325】
化合物CE-040の合成
【化165】
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【0326】
化合物9-7(20mg, 0.027mmol)を、2mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、0.1mLのPH=6であるりん酸カリウム緩衝液とCE-L-075(70mg, 0.14mmol)を添加し、窒素ガスの保護の下で、室温で一晩攪拌する。反応液を、ろ過し、直接に分取HPLCで精製して、15mgの白色固体である生成物CE-040を獲得し、収率は44%である。
【0327】
LCMS (ESI) m/z627.8(M/2 + H)
+.
1H NMR (400 MHz,
CDCl
3) δppm 6.85 (s, 1H), 6.79 (s, 1H), 6.44(t, J=12.8 Hz, 1H), 6.19(t, J=9.2 Hz, 1H), 5.60-5.55 (m, 1H), 4.92(t, J=8.4 Hz, 1H), 4.29(q, J=7.6 Hz,1H), 4.14(t, J=6.8 Hz,1H), 3.99(s, 3H), 3.87-3.76 (m, 6H), 3.66(s, 16H), 3.55-3.42 (m, 9H), 3.35(s, 3H), 3.20 (t, J=10.8Hz,2H), 3.15 (s, 3H), 2.92 (t, J=6.8Hz,2H), 2.90-2.85 (m, 6H), 2.60-2.50 (m, 4H), 2.30-2.20 (m, 2H), 1.69(s, 3H), 1.50 (d, J=8.4Hz, 3H), 1.28 (d, J=8.4Hz, 6H), 0.83 (s, 3H).
【0328】
化合物CE-043の合成
【化166】
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【0329】
化合物8-8(21mg, 0.03mmol)を、2mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、0.1mLのPH=6であるりん酸カリウム緩衝液とCE-L-075(77mg, 0.15mmol)を添加し、窒素ガスの保護の下で、室温で一晩攪拌する。反応液を、ろ過し、直接に分取HPLCで精製して、18mgの白色固体である生成物CE-043を獲得し、収率は49%である。
【0330】
LCMS (ESI) m/z1246.4 (M + Na)
+, 612.8 (M/2 + Na
)
+,.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.84 (s, 1H), 6.79 (s, 1H), 6.44(t, J=8.8 Hz, 1H), 6.18(d, J=8.8 Hz, 1H), 5.59-5.56 (m, 1H), 4.95(t, J=9.2 Hz, 1H), 4.32(q, J=7.6 Hz,1H), 4.05(q, J=6.8 Hz,1H), 3.99(s,
3H), 3.88-3.76 (m, 6H), 3.65(s, 16H), 3.58-3.42 (m, 8H), 3.35(s, 3H), 3.22-3.18 (m, 2H), 3.15(s, 3H), 3.00-2.88 (m, 6H), 2.85(s, 3H), 2.56 (t, J=7.6Hz,2H), 2.50 (t, J=7.2Hz,2H), 2.16 (d, J=12.8Hz,1H), 1.98-1.90 (m, 2H), 1.69(s, 3H), 1.48 (d, J=8.4Hz, 3H), 1.29 (d, J=8.4Hz, 3H), 0.83 (s, 3H).
【0331】
実施例12:XDCE-M-001、XDCE-M-002の合成経路
【化167】
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【0333】
化合物2-12の合成
【化168】
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【0334】
化合物1-12(1.77g, 10mmol)を、5mLの水に溶解させ、炭酸水素ナトリウム(0.92g, 11mmol)を添加し、攪拌する。CE-L-055(2.51g, 9.5mmol)を、15mLのエチレングリコールジメチルエーテルにゆっくり滴下して溶解させる。反応液を室温で2時間攪拌する。LCMSが、反応が終了したことを示した後、直接に逆相カラムで精製して(TFA0.05%水溶液)、1.0gの無色油状物である生成物を獲得し、収率は48%である。LCMS (ESI) m/z 329.1(M + H)
+.
【0335】
化合物CE-L-071の合成
【化169】
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【0336】
前のステップの反応の生成物2-12(1.0g, 3.0mmol)とEDC-HCl(0.69g, 3.6mmol)を、25mLのジクロロメタンに溶解させ、HOSu(0.41g, 3.6mmol)を添加する。反応液を室温で2時間攪拌する。LCMSが、反応が終了したことを示した後、濃縮して、粗生成物を、逆相カラムで精製して(TFA0.05%水溶液)、0.32gの無色油状物である生成物を獲得する。収率は25%である。LCMS (ESI) m/z 426.3(M + H)
+.
【0337】
化合物4-12の合成
【化170】
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【0338】
化合物3-12(2.21g, 10mmol)を、5mLの水に溶解させ、炭酸水素ナトリウム(0.94g, 11mmol)を添加し、攪拌する。CE-L-055(2.52g, 9.5mmol)を、15mLのエチレングリコールジメチルエーテルにゆっくり添加して溶解させる。反応液を室温で2時間攪拌する。LCMSが、反応が終了したことを示した後、直接に逆相カラムで精製して(TFA0.05%水溶液)、1.5gの無色油状物である生成物を獲得し、収率は42%である。LCMS (ESI) m/z 373.2(M + H)
+.
【0339】
化合物CE-L-073の合成
【化171】
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【0340】
前のステップの反応の生成物4-12(1.0g, 2.7mmol)とEDC-HCl(0.62g, 3.24mmol)を、25mLのジクロロメタンに溶解させ、HOSu(0.37g, 3.24mmol)を添加する。反応液を室温で2時間攪拌する。LCMSが、反応が終了したことを示した後、濃縮して、粗生成物を、逆相カラムで精製して(TFA0.05%水溶液)、0.31gの無色油状物である生成物を獲得する。収率は25%である。LCMS (ESI) m/z 470.2(M + H)
+.
【0341】
化合物XDCE-M-001の合成
【化172】
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【0342】
化合物9-7(40mg, 0.054mmol)を、4mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、0.2mLのPH=6であるりん酸カリウム緩衝液とCE-L-071(115mg, 0.27mmol)を添加し、窒素ガスの保護の下で、室温で一晩攪拌する。反応液を、ろ過し、直接に分取HPLCで精製して、37mgの白色固体である生成物XDCE-M-001を獲得し、収率は59%である。
【0343】
LCMS (ESI) m/z627.8(M/2 + H)
+.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.87 (br, 1H), 6.85 (s, 1H), 6.78(s, 1H), 6.74 (br, 1H), 6.41 (t, J=13.2Hz, 1H), 6.19 (d, J=10.8Hz, 1H), 5.61-5.53 (m, 1H), 4.92(d, J=11.2 Hz, 1H), 4.30(q, J=10.4 Hz,1H), 4.15(q, J=7.6
Hz,1H), 3.99(s, 3H), 4.04-3.96 (m, 1H), 3.87-3.76
(m, 6H), 3.70-3.60 (m, 6H), 3.56-3.42 (m, 9H), 3.36(s, 3H), 3.20 (d, J=10.8Hz, 2H), 3.15 (s, 3H), 2.92-2.85 (m, 8H), 2.62-2.50 (m, 4H), 2.23 (d, J=14.4Hz,1H), 1.69 (s, 3H), 1.51-1.48 (m, 3H), 1.30-1.25 (m, 6H), 0.83 (s, 3H).
【0344】
化合物XDCE-M-002の合成
【化173】
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【0345】
化合物9-7(40mg, 0.054mmol)を、4mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、0.2mLのPH=6であるりん酸カリウム緩衝液とCE-L-073(127mg, 0.27mmol)を添加し、窒素ガスの保護の下で、室温で一晩攪拌する。直接に分取HPLCで精製して、34mgの白色固体である生成物XDCE-M-002を獲得し、収率は52%である。
【0346】
LCMS (ESI) m/z627.8(M/2 + H)
+.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 7.08 (br, 1H), 6.86-6.81 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 6.79(s, 1H), 6.44 (dd, J
1=15.2Hz, J
2=10.8 Hz, 1H), 6.19(d, J=10.8 Hz, 1H), 5.60-5.55 (m, 1H), 4.92(t, J=10.8 Hz, 1H), 4.29(q, J=7.6 Hz,1H), 4.13(t, J=6.8 Hz,1H), 4.05-3.95 (m, 1H), 3.99(s, 3H), 3.87-3.76 (m, 6H), 3.70-3.60 (m, 10H), 3.56-3.42 (m, 10H), 3.36(s, 3H), 3.20 (d, J=10.8Hz, 2H), 3.15 (s, 3H), 2.92-2.85 (m, 8H), 2.62-2.50 (m, 4H), 2.23 (d, J=14.4Hz,1H), 1.69 (s, 3H), 1.51-1.48
(m, 3H), 1.30-1.25 (m, 6H), 0.83 (s, 3H).
【0347】
実施例13:CE-045の合成経路
【化174】
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【0349】
化合物2-13の合成
【化175】
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【0350】
500mLのなす型フラスコに化合物1-13(135g, 0.9mol)を入れ、攪拌しながら水酸化カリウム(16.8g, 0.3mol)を添加する。当該懸濁液を90℃まで加熱し、水酸化カリウムが完全に溶解されるまで攪拌する。臭化ベンジル(35.6mL, 0.3mol)をゆっくり滴下する。反応液を110℃まで昇温させ、一晩攪拌する。反応液を室温まで冷却させ、1000mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(200mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(150mL×3)洗浄し、飽和食塩水(150mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10:1乃至1:1)で精製して、50gの淡黄色油状物である生成物2-13を獲得し、収率は69%である。LCMS (ESI) m/z240.3 (M + H)
+.
【0351】
化合物3-13の合成
【化176】
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【0352】
前のステップの反応の生成物2-13(24g, 0.1mol)とトリエチルアミン(16.6mL, 0.12mol)を、150mLのジクロロメタンに溶解させ、0℃まで冷却させ、塩化メタンスルホニル(8.5mL, 0.11mol)を滴下する。反応液を室温まで昇温させて2時間攪拌する。50mLの水を添加して消光反応させ、有機相を分離し、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、30gの黄色油状物である粗生成物3-13を獲得し、直接に次のステップの反応に使用す
る。
【0353】
化合物4-13の合成
【化177】
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【0354】
前のステップの反応の生成物3-13(15.9g, 0.05mol)とL-乳酸エチル(11.8g, 0.1mol)を、80mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、0℃まで冷却させ、バッチで水素ナトリウム(4g、60%の含有量、鉱油中に懸濁、0.1mol)をゆっくり添加する。反応液を室温まで昇温させて一晩攪拌する。反応液を0℃まで冷却させ、20mLの飽和塩化アンモニウム溶液をゆっくり滴下して消光反応させ、150mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(100mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(50mL×3)洗浄し、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10:1乃至2:1)で精製して、6.5gの淡黄色油状物である生成物4-13を獲得し、収率は38%である。LCMS (ESI) m/z341.7 (M + H)
+.
【0355】
化合物5-13の合成
【化178】
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【0356】
前のステップの反応の生成物4-13(13.6g, 40mmol)を、50mLのメタノールに溶解させ、窒素ガスを3回置換し、200mgの10%パラジウム炭素粉末を添加する。反応液を水素ガスを3回置換し、水素雰囲気の下で、室温で一晩攪拌する。窒素ガスを3回置換し、50mLのジクロロメタンを添加し、ろ過し、ジクロロメタンで洗浄し、濾液を濃縮して、10.0gの淡黄色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS(ESI) m/z251.1 (M + H)
+.
【0357】
化合物6-13の合成
【化179】
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【0358】
前のステップの反応の生成物5-13(2.5g, 10mmol)を、30mLのアセトン(acetone)に溶解させ、氷水浴で0℃まで冷却させ、Jones試薬(3g, 30mmol)をゆっくり滴下し、約10分間で滴下し終わる。反応液を室温まで昇温さ
せて一晩攪拌し、2mLのイソプロピルアルコール(isopropylalcohol)を添加して消光反応させ、減圧してアセトンを除去し、残留物をジクロロメタンで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、淡黄色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS(ESI) m/z265.7 (M + H)
+.
【0359】
化合物8-13の合成
【化180】
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【0360】
窒素ガスの保護の下で、前のステップの反応の生成物6-13(264mg, 1mmol)を、10mLのトルエン(toluene)に溶解させ、還流まで昇温させ、7(264mg, 1mmol)をゆっくり滴下し、反応液を一晩還流させる。反応液を室温まで冷却させ、減圧して濃縮し、粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=2:1)で精製して、240mgの無色油状物である生成物8-13を獲得し、収率は75%である。LCMS (ESI) m/z 321.7(M + H)
+,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 4.21 (q, J=6.8Hz, 2H), 4.03 (s, 2H), 3.76-3.67 (m, 8H), 3.61-3.58 (m, 1H), 1.48 (s, 9H), 1.41(d, J=5.6 Hz, 3H), 1.29(t, J=6.0 Hz, 3H).
【0361】
化合物9-13の合成
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【0362】
前のステップの反応の生成物8-13(1.83g, 5.7mmol)を、50mLのメタノールと20mLの水に溶解させ、K
2CO
3(4g, 28.7mmol)を添加する。反応液を室温で3h攪拌する。原料が完全に反応した後、減圧してメタノールを除去し、50mLの水を添加し、ゆっくり滴加1NHClをゆっくり添加してPHを4〜5まで調整し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:1)で精製して、1.0gの淡黄色油状物である生成物9-13を獲得し、収率は60%である。LCMS (ESI) m/z293.1 (M + H)
+.
【0363】
化合物10-13の合成
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【0364】
前のステップの生成物9-13(105mg, 0.36mmol)、DCC(148mg, 0.72mmol)とDMAP(29mg, 0.24mmol)を、一つの乾燥したシュレンク管に入れ、アルゴンガスを3回置換し、1mLのジクロロメタンを添加し、攪拌する。メイタンシノール(63mg, 0.12mmol)を、2mLの乾燥ジクロロメタンに添加して溶解させる中。反応液を室温で2h攪拌し、0.3mLの水をゆっくり添加して消光反応させ、15mLの酢酸エチルを添加し、ろ過し、酢酸エチルで洗浄する。濾液を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLCで分離して、28mgの白色固体である生成物10-13を獲得し、収率は30%である。LCMS (ESI) m/z838.2 (M + H)
+.
【0365】
化合物11-13の合成
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0366】
前のステップの反応の生成物10-13(28mg, 0.03mmol)を、28mLのジクロロメタンに溶解させ、トリフルオロ酢酸(4.2ml)をゆっくり添加する。反応液を室温で2h攪拌する。原料が完全に反応した後、減圧して濃縮し、18.3mgの淡黄色油状物である粗生成物11-13を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。
【0367】
化合物CE-045の合成
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0368】
前のステップの反応の生成物11−13(18.3mg, 0.023mmol)を、2mLのDMFに溶解させ、HOSu(13.2mg, 0.11mmol)とEDCI(21mg, 0.11mmol)を添加する。反応液を室温で2h攪拌する。直接に分取HPLCで精製して、2mgの白色固体である生成物CE-045を獲得し、収率は10%である。LCMS (ESI) m/z880.3 (M + H)
+.
【0369】
実施例14:CE-047、CE-050の合成経路
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0371】
化合物1-14の合成
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0372】
5-13(2.5g, 10mmol)とトリエチルアミン(1.7mL, 12mmol)を、30mLのジクロロメタンに溶解させ、0℃まで冷却させ、塩化メタンスルホニル(0.85mL, 11mmol)を滴下する。反応液を室温まで昇温させて2時間攪拌する。30mLの水を添加して消光反応させ、有機相を分離し、飽和食塩水で3回(30mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、3.2gの淡黄色油状物である粗生成物1-14を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。
【0373】
化合物2-14の合成
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0374】
前のステップの反応の生成物1-14(3.2g, 10mmol)を、20mLのN, N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、アジ化ナトリウム(sodium azide)(715mg, 11mmol)を添加する。反応液を50℃まで昇温させて一晩攪拌する。反応液を室温まで冷却させ、50mLの水を添加して消光反応させ、酢酸エチルで3回(30mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(30mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して粗生成物を獲得し、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=2:1)で精製して、2.2gの淡黄色油状物である生成物2-14を獲得し、収率は80%である。
【0375】
化合物3-14の合成
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0376】
前のステップの反応の生成物2-14(2.2g, 8mmol)を、40mLのテトラヒドロフランと5mLの水に溶解させ、トリフェニルホスフィン(2.62g, 10mmol)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌する。減圧してテトラヒドロフランを除去し、20mLの1Nの希塩酸を添加し、酢酸エチルで3回(20mL×3)洗浄し、冷凍乾燥して、1.6gの淡黄色油状物である粗生成物3-14を獲得する。LCMS (ESI) m/z 250.7(M + H)
+.
【0377】
化合物5-14の合成
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0378】
前のステップの反応の生成物3-14(1.25g, 5mmol)を、20mLのメタノールと5mLの水に溶解させ、水酸化リチウム一水和物(lithium hydroxide monohydrate)(840mg, 20mmol)を添加する。反応液を室温で3h攪拌する。原料が完全に反応した後、減圧してメタノールを除去し、5mLの飽和炭酸水素ナトリウム溶液と30mLを添加し、氷水浴で0℃まで冷却させ、Boc
2O(1.3g, 6mmol)を添加し、室温まで昇温させて2h攪拌する。反応液を水で2回(20mL×2)洗浄し、水相を合わせて0.5MのKHSO
4溶液を添加し、消光反応させてPH=3〜4まで調整し、ジクロロメタンで3回(20mL×3)抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、残留物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=30:1)で精製して、950mgの淡黄色油状物である生成物5-14を獲得し、収率は59%である。LCMS (ESI) m/z 322.3(M + H)
+.
【0379】
化合物6-14の合成
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【0380】
前のステップの生成物5-14(77mg, 0.24mmol)、DCC(132mg, 0.64mmol)とDMAP(20mg, 0.16mmol)を、一つの乾燥したシュレンク管に入れ、アルゴンガスを3回置換し、1mLのジクロロメタンを添加し、攪拌する。メイタンシノール(45mg, 0.08mmol)を、3mLの乾燥ジクロロメタンに添加して溶解させる。反応液を室温で一晩攪拌し、0.3mLの水をゆっくり添加して消光反応させ、また15分間攪拌し、15mLの酢酸エチルを添加し、ろ過し、酢酸エチルで洗浄する。濾液を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLCで分離して、32mgの淡黄色固体である生成物6-14を獲得し、収率は46%である。LCMS (ESI) m/z868.7 (M + H)
+.
【0381】
化合物7-14の合成
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【0382】
前のステップの反応の生成物6-14(17mg, 0.02mmol)を、4mLの乾燥したジクロロメタンに溶解させ、氷水浴で0℃まで冷却させ、0.4mLのトリフルオロ酢酸をゆっくり滴下し、徐々に室温まで昇温させて1時間攪拌し、LCMSで原料が完全に転換したことを検出し、常温で減圧してジクロロメタンとトリフルオロ酢酸を除去し、15mgの黄色固体である粗生成物7-14を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z 768.7(M + H)
+.
【0383】
化合物CE-047の合成
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
【0384】
前のステップの反応の粗生成物7-14(15mg, 0.02mmol)を、2mLの飽和炭酸水素ナトリウム溶液に懸濁し、化合物8(15.5mg, 0.1mmol)を添加し、反応液を室温で一晩攪拌する。ジクロロメタンで3回(20mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩で3回(20mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して粗生成物を獲得し、分取HPLCで精製して、2.7mgの淡黄色固体である生成物CE-047を獲得し、収率は16%である。
【0385】
LCMS (ESI) m/z848.7 (M + H)
+.
【0386】
1H NMR (400 MHz, MeOD) δppm 7.06(s, 1H), 6.81 (s, 1H), 6.55 & 6.53 (dd, J
1=12.4Hz, J
2=8.8 Hz,1H),
6.38(d, J=8.8 Hz, 1H), 6.21-6.15 (m, 2H), 5.51&5.49(dd, J
1=12.4 Hz, J
2=7.2Hz, 1H), 4.73 (d, J=8.0Hz, 1H), 4.15-4.18 (m, 2H), 3.88(s, 3H), 3.72-3.64 (m, 1H), 3.62-3.53 (m, 10H), 3.49-3.46 (m, 2H), 3.41(t, J=4.8 Hz, 2H), 3.26(s, 3H), 3.04 (s, 3H), 2.69 (d, J=8.0Hz, 1H), 2.56 (t, J=10.0Hz, 1H), 2.11 (d, J=10.0Hz, 1H), 1.64 (s, 3H), 1.50-1.42 (m, 2H), 1.40 (d, J=5.6Hz, 3H), 1.14 (d, J=5.6Hz, 3H), 0.78 (s, 3H).
【0387】
化合物CE-050の合成
【化193】
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【0388】
前のステップの反応の粗生成物7-14(15mg, 0.02mmol)と化合物9(14mg, 0.06mmol)を、2mLのエチレングリコールジメチルエーテルと2mLの水の混合溶剤に溶解させ、0.2mLの飽和炭酸水素ナトリウム溶液を添加する。反応液を室温で一晩攪拌し、ジクロロメタンで(20mL×3)抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、粗生成物を、分取HPLCで精製して、6mgの淡黄色固体である生成物CE-050を獲得し、収率は34%である。LCMS (ESI) m/z910.2 (M + Na)
+.
【0389】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 7.24(br, 1H), 6.84 (s, 1H), 6.78 (s, 1H), 6.44(s, 1H), 6.44 & 6.42(dd, J
1=12.0 Hz, J
2=8.0Hz,1H), 6.17 (d, J=8.8Hz, 1H), 5.58&5.56(dd, J
1=12.4 Hz, J
2=7.2Hz, 1H), 4.93 (d, J=8.0Hz, 1H), 4.30 (t, J=8.8Hz,1H), 4.19-4.11 (m, 1H), 4.09(s, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.80-3.74 (m, 1H), 3.70-3.60 (m, 10H), 3.52-3.46 (m, 4H), 3.35 (s, 3H), 3.20(d, J=10.4 Hz, 1H), 3.16(s, 3H), 2.89 (d, J=8.0Hz, 1H), 2.59 (t, J=10.0Hz, 1H), 2.23 (d, J=10.0Hz, 1H), 1.68 (s, 3H), 1.66 (d, J=10.4Hz, 1H), 1.51 (d, J=5.6Hz, 3H), 1.29 (d, J=5.6Hz, 3H), 0.83 (s, 3H).
【0390】
実施例15:CE-046、CE-052aの合成経路
【化194】
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【0392】
化合物2-15の合成
【化195】
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【0393】
250mLのなす型フラスコに化合物1-15(70.5g, 0.25mol)を入れ、攪拌しながら水酸化カリウム(5.6g, 0.1mol)を添加する。当該懸濁液を90℃まで加熱し、水酸化カリウムが完全に溶解されるまで攪拌する。臭化ベンジル(17g, 11.8mL, 0.1mol)をゆっくり滴下する。反応液を110℃まで昇温させ、一晩攪拌する。反応液を室温まで冷却させ、800mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(150mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(150mL×3)洗浄し、飽和食塩水(150mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10:1乃至1:1)で精製して、21 gの無色油状物である生成物2-15を獲得し、収率は57%である。LCMS (ESI) m/z373.3 (M + H)
+.
【0394】
化合物3-15の合成
【化196】
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【0395】
前のステップの反応の生成物2-15(14.9g, 0.04mol)とトリエチルアミン(6.64mL, 0.048mol)を、80mLのジクロロメタンに溶解させ、0℃まで冷却させ、塩化メタンスルホニル(3.4mL, 0.044mol)に滴下する。反応液を室温まで昇温させて2時間攪拌する。50mLの水を添加して消光反応させ、有機相を分離し、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して18gの黄色油状物である粗生成物3-15を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。
【0396】
化合物4-15の合成
【化197】
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【0397】
前のステップの反応の生成物3-15(18g, 0.04mol)とL-乳酸エチル(9.44g, 0.08mol)を、100mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、0℃まで冷却させ、バッチで水素ナトリウム(3.2g、60%の含有量、鉱油中に懸濁、0.08mol)をゆっくり添加する。反応液を室温まで昇温させて4h攪拌する。反応液を0℃まで冷却させ、10mLの飽和塩化アンモニウム溶液をゆっくり滴下して消光反応させ、100mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(100mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(100mL×3)洗浄し、飽和食塩水で(100mL)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10:1乃至1:1)で精製して、5gの淡黄色油状物である生成物4-15を獲得し、収率は26%である。LCMS (ESI) m/z473.1 (M + H)
+.
【0398】
化合物5-15の合成
【化198】
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【0399】
前のステップの反応の生成物4-15(4.7g, 10mmol)を、50mLのメタノールに溶解させ、窒素ガスを3回置換し、200mgの10%パラジウム炭素粉末を添加する。反応液を水素ガスを3回置換し、水素雰囲気の下で、室温で一晩攪拌する。窒素ガスを3回置換し、50mLのジクロロメタンを添加し、ろ過し、ジクロロメタンで洗浄し、濾液を濃縮して、3.8gの淡黄色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z 383.1(M + H)
+.
【0400】
化合物6-15の合成
【化199】
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【0401】
前のステップの反応の生成物5-15(3.8g, 10mmol)とトリエチルアミン(1.7mL, 12mmol)を、30mLのジクロロメタンに溶解させ、0℃まで冷却させ、塩化メタンスルホニル(0.9mL, 11mmol)をゆっくり滴下する。反応液を室温まで昇温させて2時間攪拌する。50mLの水を添加して消光反応させ、有機相を分離し、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、淡黄色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。
【0402】
化合物7-15の合成
【化200】
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【0403】
前のステップの反応の生成物6-15(4.6g, 10mmol)を、20mLのN, N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、アジ化ナトリウム(715mg, 11mmol)を添加する。反応液を50℃まで昇温させて一晩攪拌する。反応液を室温まで冷却させ、50mLの水を添加して消光反応させ、酢酸エチルで3回(30mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(30mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して粗生成物を獲得し、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル= 1:1)で精製して、3.2gの淡黄色油状物である生成物7-15を獲得し、収率は80%である。
【0404】
化合物8-15の合成
【化201】
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【0405】
前のステップの反応の生成物7-15(2.0g, 5mmol)を、30mLのテトラヒドロフランと5mLの水に溶解させ、トリフェニルホスフィン(1.57g, 6mmol)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌する。減圧してテトラヒドロフランを除去し、20mLの1Nの希塩酸を添加し、酢酸エチルで3回(20mL×3)洗浄し、冷凍乾燥して、820mgの淡黄色油状物である粗生成物8-15を獲得する。LCMS (ESI)
m/z382.3 (M + H)
+.
【0406】
化合物9-15の合成
【化202】
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【0407】
前のステップの反応の生成物8-15(1.14g, 3mmol)を、20mLのメタノールと5mLの水に溶解させ、水酸化リチウム一水和物(630mg, 15mmol)を添加する。反応液を室温で3h攪拌する。原料が完全に反応した後、減圧してメタノールを除去し、3mLの飽和炭酸水素ナトリウム溶液と30mLを添加して氷水浴で0℃まで冷却させ、Boc
2O(785mg, 3.6mmol)を添加し、室温まで昇温させて2h攪拌する。反応液を水で2回(20mL×2)洗浄し、水相を合わせて0.5MのKHSO
4溶液を添加し、消光反応させてPH=3〜4まで調整し、ジクロロメタンで3回(20mL×3)抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、残留物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20:1)で精製して、650mgの淡黄色油状物である生成物10-15を獲得し、収率は48%である。LCMS (ESI) m/z 453.9(M + H)
+, 475.9(M + Na)
+.
【0408】
化合物11-15の合成:12786-191
【化203】
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【0409】
前のステップの生成物10-15(136mg, 0.3mmol)、DCC(165mg, 0.8mmol)とDMAP(24mg, 0.2mmol)を、一つの乾燥したシュレンク管に入れ、アルゴンガスを3回置換し、1mLのジクロロメタンを添加し、攪拌する。メイタンシノール(57mg, 0.1mmol)を4mLの乾燥ジクロロメタンに添加して溶解させる。反応液を室温で2h攪拌し、0.3mLの水をゆっくり添加して消光反応させ、15mLの酢酸エチルを添加し、ろ過し、酢酸エチルで洗浄する。濾液を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLCで分離して、26mgの淡黄色固体である生成物11-15を獲得し、収率は26%である。LCMS (ESI)
m/z1000.7 (M + H)
+.
【0410】
化合物12-15の合成
【化204】
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【0411】
前のステップの反応の生成物11-15(20mg, 0.02mmol)を、4mLの乾燥したジクロロメタンに溶解させ、氷水浴で0℃まで冷却させ、0.4mLのトリフルオロ酢酸をゆっくり滴下し、徐々に室温まで昇温させて1時間攪拌し、LCMSで原料が完全に転換したことを検出し、常温で減圧してジクロロメタンとトリフルオロ酢酸を除去し
、14mgの淡黄色固体である粗生成物12-15を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z 900.7 (M + H)
+.
【0412】
化合物CE-046の合成
【化205】
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【0413】
前のステップの反応の粗生成物12-15(12mg, 0.015mmol)を、2mLの飽和炭酸水素ナトリウム溶液に懸濁し、化合物8(15.5mg, 0.1mmol)を添加し、反応液を室温で一晩攪拌する。ジクロロメタンで3回(20mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩で3回(20mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して粗生成物を獲得し、分取HPLCで精製して、4mgの淡黄色固体である生成物CE-046を獲得し、収率は26%である。
【0414】
LCMS (ESI) m/z980.4 (M +H)
+.
【0415】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.78(s, 1H), 6.66 (s, 1H), 6.36 & 6.33 (dd, J
1=12.4Hz, J
2=8.8 Hz,2H), 6.16(d, J=10.8 Hz, 1H), 6.11(d, J=10.2 Hz, 1H), 5.60&5.58(dd, J
1=12.0 Hz, J
2=6.8Hz, 1H), 5.01 (d,
J=8.0Hz, 1H), 4.40-4.30 (m, 2H), 3.93(s, 3H), 3.77-3.68 (m, 2H), 3.62-3.53 (m, 24H), 3.43(d, J=10.8
Hz, 2H), 3.27(s, 3H), 3.12 (d, J=10.4Hz, 1H), 3.09 (s, 3H), 2.64 (d, J=5.6Hz, 1H), 2.55 (t, J=10.0Hz, 1H), 2.15-2.10 (m, 1H), 1.93(t, J=8.0 Hz, 1H), 1.62(s, 3H), 1.46 (d, J=5.6Hz, 3H), 1.18 (s, 3H), 0.79 (s, 3H).
【0416】
化合物CE-052aの合成
【化206】
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【0417】
前のステップの反応の粗生成物12-15(9mg, 0.01mmol)と化合物9(7mg, 0.03mmol)を、1mLのエチレングリコールジメチルエーテルと1mLの水の混合溶剤に溶解させ、0.2mLの飽和炭酸水素ナトリウム溶液を添加する。反応液を室温で一晩攪拌し、ジクロロメタンで(20mL×3)抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、粗生成物を、分取HPLCで精製して、4.8mgの淡黄色固体である生成物CE-052を獲得し、LCMS (ESI) m/z 1000.4 (M - H
2O)
+.
【0418】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 7.37(br, 1H), 6.85 (s, 1H), 6.78 (s, 1H), 6.68(s, 1H), 6.44 & 6.42(dd, J
1=12.0 Hz, J
2=9.6Hz,1H), 6.18 (d, J=8.4Hz, 1H), 5.60 & 5.58(dd, J
1=12.0 Hz, J
2=6.8Hz, 1H), 4.95
(d, J=8.8Hz, 1H), 4.32 (t, J=8.0Hz,1H), 4.19-4.11 (m, 1H), 4.08(s, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.85-3.74 (m, 1H), 3.70-3.60 (m, 25H), 3.51 (d, J=9.2Hz, 2H), 3.46 (d, J=6.8Hz, 1H), 3.35 (s, 3H), 3.20 (d, J=10.0Hz, 1H), 3.15 (s, 3H), 2.86 (d, J=5.6Hz, 1H), 2.60 (t, J=10.0Hz, 1H), 2.22 (d, J=11.2Hz, 1H), 1.68 (s, 3H), 1.67 (d, J=10.4Hz, 1H), 1.51 (d, J=5.6Hz, 3H), 1.28 (d, J=5.6Hz, 3H), 0.84 (s, 3H).
【0419】
実施例16:CE-048の合成経路
【化207】
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【0421】
化合物2-16の合成
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
【0422】
250mLのなす型フラスコに化合物1-16(30g, 0.39mol)を入れ、攪拌しながら水酸化カリウム(8.1g, 0.14mol)を添加する。当該懸濁液を90℃まで加熱し、水酸化カリウムが完全に溶解されるまで攪拌する。臭化ベンジル(22g, 0.13mol)をゆっくり滴下する。反応液を110℃まで昇温させ、一晩攪拌する。反応液を室温まで冷却させ、200mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(100mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(150mL×3)洗浄し、飽和食塩水で(100mL)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10:1乃至3:1)で精製して、17gの無色油状物である生成物2-10を獲得し、収率は80%である。LCMS (ESI) m/z167.1(M + H)
+.
【0423】
化合物3-16の合成
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
【0424】
前のステップの反応の生成物2-16(17g, 0.1mol)とトリエチルアミン(16.6mL, 0.12mol)を、150mLのジクロロメタンに溶解させ、0℃まで冷却させ、塩化メタンスルホニル(8.5mL, 0.11mol)を滴下する。反応液を室温まで昇温させて2時間攪拌する。50mLの水を添加して消光反応させ、有機相を分離し、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、24.4gの黄色油状物である粗生成物3-16を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。
【0425】
化合物4-16の合成
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
【0426】
前のステップの反応の生成物3-16(24.4g, 0.1mol)とL-乳酸エチル(20.8g, 0.2mol)を、150mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、0℃まで冷却させ、バッチで水素ナトリウム(8g、60%の含有量、鉱油中に懸濁、0.2mol)をゆっくり添加する。反応液を室温まで昇温させて一晩攪拌する。反応液を0℃まで冷却させ、20mLの飽和塩化アンモニウム溶液をゆっくり滴下して消光反応させ、150mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(100mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(100mL×3)洗浄し、飽和食塩水で(100mL)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10:1乃至2:1)で精製して、7.1gの淡黄色油状物である生成物4-16を獲得し、収率は30%である。LCMS (ESI) m/z253.1 (M
+ H)
+.
【0427】
化合物5-16の合成
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
【0428】
前のステップの反応の生成物4-16(7.6g, 30mmol)を、50mLのメタノールに溶解させ、窒素ガスを3回置換し、200mgの10%パラジウム炭素粉末を添加する。反応液を水素ガスを3回置換し、水素雰囲気の下で、室温で一晩攪拌する。窒素ガスを3回置換し、50mLのジクロロメタンを添加し、ろ過し、ジクロロメタンで洗浄し、濾液を濃縮して、4.8gの淡黄色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次のステッ
プの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z163.1(M + H)
+, 185.1 (M + Na)
+.
【0429】
化合物6-16の合成
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
【0430】
化合物6-16の合成
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
【0431】
前のステップの反応の生成物5-16(4.8g, 30mmol)とトリエチルアミン(5.0mL, 36mmol)を、50mLのジクロロメタンに溶解させ、0℃まで冷却させ、塩化メタンスルホニル(2.64mL, 33mmol)をゆっくり滴下する。反応液を室温まで昇温させて2時間攪拌する。50mLの水を添加して消光反応させ、有機相を分離し、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、淡黄色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。
【0432】
化合物7-16の合成
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
【0433】
前のステップの反応の粗生成物6-16(2g, 8.3mmol)を、20mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、チオ酢酸カリウム(1.89g, 16.6mmol)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌し、30mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(30mL×3)洗浄し、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィーで精製して、1.58gの茶色油状物である生成物7-16を獲得し、収率は86%である。LCMS (ESI) m/z221.1 (M + H)
+.
【0434】
化合物9-16の合成
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
【0435】
窒素ガスの保護の下で、前のステップの反応の生成物7-16(1.58g, 7.2mmol)を、20mLのメタノールと10mLの水の混合溶剤に溶解させ、水酸化リチウム(0.87g, 36mmol)を添加する。反応液を、窒素ガスの保護の下で、室温で2時間攪拌し、S-メチルメタンチオールスルホネート(1.1g, 8.7mmol)を添加する。反応液を、続いて室温で一晩攪拌する。50mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:2)で精製して、0.98gの淡黄色油状物である生成物9-16を獲得し、収率は70%である。LCMS (ESI) m/z197.0 (M
+ H)
+,219.0(M + Na)
+.
【0436】
化合物10-16の合成
【化216】
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【0437】
前のステップの生成物9-10(66.6mg, 0.34mmol)、DCC(148mg, 0.72mmol)とDMAP(29mg, 0.24mmol)を、一つの乾燥したシュレンク管に入れ、アルゴンガスを3回置換し、1mLのジクロロメタンを添加し、攪拌する。メイタンシノール(65mg, 0.12mmol)を、2mLの乾燥ジクロロメタンに添加して溶解させる。反応液を室温で2h攪拌し、0.3mLの水をゆっくり添加して消光反応させ、15mLの酢酸エチルを添加し、ろ過し、酢酸エチルで洗浄する。濾液を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLCで分離して、25.6mgの白色固体である生成物10-16を獲得し、収率は30%である。LCMS (ESI) m/z743.3 (M + H)
+.
【0438】
化合物11-16の合成
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
【0439】
10-16(15mg, 0.02mmol)を、0.5mLの酢酸エチルと0.5mLのメタノールの混合溶剤に溶解させ、ジチオスレイトールDTT(25mg, 0.16mmol)を0.5mLのPH=7.5であるりん酸カリウム緩衝液に添加して溶解させる。反応液を、窒素ガスの保護の下で、3時間攪拌する。1mLのPH=6.0であるりん酸カリウム緩衝液を添加して消光反応させる。酢酸エチルで3回(5mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLC(CH
3CN inH
2O-0.05%TFA from 5% to 95%)で精製して、12mgの白色固体である生成物11-16を獲得し、収率は85%である。LCMS (ESI) m/z697.2 (M + H)
+.
【0440】
化合物CE-048の合成
【化218】
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【0441】
前のステップの反応の生成物11-16(12mg, 0.017mmol)を、1.5mLのテトラヒドロフランに溶解させ、1.5mLのPH=6であるりん酸カリウム緩衝液と4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボン酸スクシンイミドエステル(28mg, 0.085mmol)を添加し、窒素ガスの保護の下で、室温で一晩攪拌する。反応液を、ろ過し、直接に分取HPLCで精製して、12mgの白色固体である生成物CE-048を獲得し、収率は70%である。
【0442】
LCMS (ESI) m/z1031.3 (M + H)
+.
【0443】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.85(s, 1H), 6.80 (d, J=5.6Hz,1H), 6.55 (s, 1H), 6.45 & 6.43 (dd, J
1=12.4Hz, J
2=8.8 Hz,1H), 6.20(d, J=7.2 Hz,1H), 5.59-5.53 (m,1H), 4.92(d, J=9.6 Hz,1H), 4.28(q, J=8.4 Hz,1H), 4.19(s, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.80-3.74 (m, 1H), 3.72-3.68 (m, 2H), 3.52 (d, J=13.2Hz,1H), 3.50
(d, J=10.0Hz,1H), 3.39 (d, J=5.6Hz, 2H), 3.37 (s, 3H), 3.21 (d, J=10.8Hz, 1H), 3.17 (s, 3H), 3.18-3.
13 (m, 1H), 3.06-3.00 (m, 1H), 2.93-2.86 (m, 3H), 2.82 (s, 3H), 2.61-2.52 (m, 3H), 2.25-2.15 (m, 3H), 2.01-1.93 (m, 2H), 1.82-1.73 (m, 3H), 1.68(s, 3H),1.61-1.46(m, 4H), 1.30-1.26 (m, 4H), 1.08(q, J=10.4 Hz, 2H), 0.83(s, 3H).
【0444】
実施例17:CE-049の合成経路
【化219】
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【0446】
化合物2-17の合成
【化220】
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【0447】
1-17(4.5g, 38mmol)と臭化アリル(6.6mL, 76mmol)を、50mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、0℃まで冷却させ、バッチで水素ナトリウム(3.04g、60%の含有量、鉱油中に懸濁、76mmol)をゆっくり添加する。反応液を室温まで昇温させて一晩攪拌する。反応液を0℃まで冷却させ、20mLの飽和塩化アンモニウム溶液をゆっくり滴下して消光反応させ、50mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(50mL×3)洗浄し、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10:1乃至2:1)で精製して、1.95gの淡黄色油状物である生成物2-17を獲得し、収率は30%である。LCMS (ESI) m/z159.2 (M + H)
+.
【0448】
化合物3-17の合成
【化221】
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【0449】
前のステップの反応の生成物2-17(1.95g, 8.7mmol)を、15mLのテトラヒドロフランに溶解させ、0℃まで冷却させ、攪拌しながら1Nのボランテトラヒドロフラン溶液(10mL, 10mmol)を滴下する。反応液を室温まで昇温させて2時間攪拌する。反応液0℃まで冷却させ、3Nの水酸化ナトリウム溶液(3.4mL, 10mmol)を滴下し、5mLの30%含有量の過酸化水素をゆっくり添加し、反応液を室温まで昇温させて一晩攪拌する。50mLのエーテルを添加し、有機相を分離し、飽和食塩水(30mL×3)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、1.94gの淡黄色油状物である粗生成物3-17を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。
【0450】
化合物4-17の合成
【化222】
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【0451】
前のステップの反応の生成物3-17(1.94g, 10mmol)とトリエチルアミン(1.7mL, 12mmol)を、20mLのジクロロメタンに溶解させ、0℃まで冷却させ、塩化メタンスルホニル(0.9mL, 11mmol)をゆっくり滴下する。反応液を室温まで昇温させて2時間攪拌する。50mLの水を添加して消光反応させ、有機相を
分離し、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、2.46gの淡黄色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z 255.3(M + H)
+.
【0452】
化合物5-17の合成
【化223】
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【0453】
前のステップの反応の粗生成物4-17(2.16g, 9mmol)を、20mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、チオ酢酸カリウム(2.0g, 18mmol)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌し、30mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(30mL×3)洗浄し、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:1)で精製して、1.7gの茶色油状物である生成物5-17を獲得し、収率は84%である。LCMS (ESI) m/z 235.3(M + H)
+.
【0454】
化合物7-17の合成
【化224】
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【0455】
窒素ガスの保護の下で、前のステップの反応の生成物5-17(1.87g, 8mmol)を、20mLのメタノールと10mLの水の混合溶剤に溶解させ、水酸化リチウム(0.78g, 32mmol)を添加する。反応液を、窒素ガスの保護の下で、室温で2時間攪拌し、S-メチルメタンチオールスルホネート(1.2g, 9.6mmol)を添加する。反応液を、続いて室温で一晩攪拌する。50mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:2)で精製して、1.17gの淡黄色油状物である生成物7-17を獲得し、収率は65%である。
【0456】
LCMS (ESI) m/z225.3 (M + H)
+, 247.3(M + Na)
+,
【0457】
化合物8-17の合成
【化225】
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【0458】
前のステップの生成物7-17(74mg, 0.33mmol)、DCC(136mg,
0.66mmol)とDMAP(27mg, 0.22mmol)を、一つの乾燥したシュレンク管に入れ、アルゴンガスを3回置換し、1mLのジクロロメタンを添加し、攪拌する。メイタンシノール(62mg, 0.11mmol)を、2mLの乾燥ジクロロメタンに添加して溶解させる。反応液を室温で2h攪拌し、0.3mLの水をゆっくり添加して消光反応させ、15mLの酢酸エチルを添加し、ろ過し、酢酸エチルで洗浄する。濾液を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLCで分離して、30mgの白色固体である生成物8-17を獲得し、収率は35%である。
【0459】
LCMS (ESI) m/z771.3 (M + H)
+.
【0460】
化合物9-17の合成
【化226】
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【0461】
8-17(16mg, 0.02mmol)を、0.5mLの酢酸エチルと0.5mLのメタノールの混合溶剤に溶解さえ、ジチオスレイトールDTT(18mg, 0.117mmol)を、0.5mLのPH=7.5であるりん酸カリウム緩衝液に添加して溶解させる。反応液を、窒素ガスの保護の下で、3時間攪拌する。1mLのPH=6であるりん酸カリウム緩衝液を添加して消光反応させる。酢酸エチルで3回(5mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLC(CH
3CN inH
2O-0.05%TFA from 5% to 95%)で精製して、12mgの白色固体である生成物8-8を獲得し、収率は80%で
ある。LCMS (ESI) m/z725.3(M + H)
+.
【0462】
化合物CE-049の合成
【化227】
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【0463】
前のステップの反応の生成物9-17(10mg, 0.014mmol)を、1.5mLのテトラヒドロフランに溶解させ、1.5mLのPH=6であるりん酸カリウム緩衝液と4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボン酸スクシンイミドエステル(23.4mg, 0.07mmol)を添加し、窒素ガスの保護の下で、室温で一晩攪拌する。反応液を、ろ過し、直接に分取HPLCで精製して、11.4mgの白色固体である生成物CE-049を獲得し、収率は78%である。
【0464】
LCMS (ESI) m/z1059.3 (M + H)
+.
【0465】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.85(s, 1H), 6.82 (d, J=5.6Hz, 1H), 6.59 (s, 1H), 6.42 & 6.40 (dd, J
1=12.4Hz, J
2=8.8 Hz,1H), 6.15(d, J=8.4 Hz,1H), 5.55&5.53(dd, J
1=12.4 Hz, J
2=3.6Hz,1H), 4.88-4.80 (m, 1H), 4.32(q, J=8.4 Hz,1H), 3.99(s, 3H), 3.83-3.76 (m, 1H), 3.56-3.47 (m, 4H), 3.39(d, J=5.6 Hz, 2
H), 3.37(s, 3H), 3.23-3.17 (m, 2H), 3.15(s, 3H), 3.07-2.94 (m, 1H), 2.93-2.84 (m, 3H), 2.83(s, 3H), 2.63-2.56 (m, 4H), 2.32-2.26 (m, 2H), 2.17(d, J=9.6 Hz, 2H), 2.01-1.93 (m, 2H), 1.82-1.73 (m, 4H), 1.68(s, 3H), 1.60-1.40 (m, 2H), 1.55(d, J=4.0 Hz, 3H), 1.44(s, 3H), 1.30 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.08 (q, J=10.0Hz, 2H), 0.81 (s, 3H).
【0466】
実施例18:CE-051の合成経路
【化228】
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【0467】
D-乳酸エチル(D-ethyl lactate)を原料として使用し、CE-051の合成ステップはCE-035と一致する。
【0468】
LCMS (ESI) m/z1045.4 (M + H)
+.
【0469】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.84(s, 1H), 6.80 (s, 1H), 6.56 (s, 1H), 6.46& 6.42 (dd, J
1=12.4Hz, J
2=8.8 Hz,1H), 6.18(d, J=8.0 Hz,1H), 5.55&5.54(d
d, J
1=12.8 Hz, J
2=7.2Hz,1H), 4.92 (t, J=6.4Hz,1H),
4.28 (t, J=8.4Hz,1H), 4.07-4.01(m, 1H), 3.99(s, 3H), 3.80-3.69 (m, 2H), 3.60-3.54 (m, 1H), 3.53-3.46 (m, 2H), 3.39(d, J=5.6 Hz, 2H), 3.36(s, 3H), 3.21 (d, J=11.6Hz, 2H), 3.15 (s, 3H), 3.06-2.98 (m, 1H), 2.92-2.86 (m, 2H), 2.82 (s, 3H), 2.61-2.52 (m, 3H), 2.28-2.21 (m, 1H), 2.16(d, J=9.6 Hz, 2H), 2.01-1.93 (m, 1H), 1.82-1.73 (m, 3H), 1.68(s, 3H), 1.60-1.40 (m, 2H), 1.55(q, J=8.8 Hz, 2H), 1.49(d, J=6.0 Hz, 3H), 1.30(s, 3H), 1.26 (s, 3H), 1.08 (q, J=10.0Hz, 2H), 0.84 (s, 3H).
【0470】
実施例19:CE-053の合成経路
【化229】
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【0472】
化合物2-19の合成
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
【0473】
化合物1-19(5g, 44mmol)を、80mLのジクロロメタンに溶解させ、順次に、トリエチルアミン(7.4mL, 52.8mol)と無水酢酸(acetic anhydride)(4.95mL, 52.8mol)を添加し室温で一晩攪拌し、反応が終了した後、100mLの水を添加し、液体を分離し、水相をまたジクロロメタンで2回(50mL×2)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=5:1)で精製して、6.5gの無色油状物である生成物2-19を獲得し、収率は95%である。LCMS (ESI) m/z157.1 (M + H)
+.
【0474】
化合物3-19の合成
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
【0475】
25mLのフラスコにオキシ塩化りん(phosphorus oxychloride)(7.7mL, 83.4mol)とDMF(39ml)を入れ、常温で30min攪拌した後、氷水浴で0℃まで冷却させ、化合物2-19(6.5g, 41.7mmol)を39mLのDMFに溶解させてフラスコにゆっくり滴下し、反応液を室温まで昇温させて一晩攪拌する。100mLの飽和炭酸水素ナトリウム溶液を添加し、続いて10時間攪拌し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマト
グラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:1)で精製して、6.5gの無色油状物である生成物3-19を獲得し、収率は85%である。LCMS (ESI) m/z185.1 (M + H)
+.
【0476】
化合物4-19の合成
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
【0477】
前のステップの生成物3-19(2g, 11mmol)を、55mlのアセトニトリル:tert-ブタノール(tert-butanol):水=2:2:1の混合溶剤に溶解させ、りん酸二水素ナトリウム(sodiumdihydrogen phosphate)(3.96g, 33ml)と30%の濃度の過酸化水素(hydrogenpero
xide)溶液(1.8mL, 55mmol)を添加し、混合液を室温で30分間攪拌した後、次亜塩素酸ナトリウム(sodium hypochlorite)(6g, 66mmol)を添加し、反応液を常温で2時間攪拌し、50mLの水を添加し、また10%塩酸溶液でPHを5〜6まで調整し、ジクロロメタン(50mL×3)で抽出し、飽和食塩水で(30mL)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、1.5gの淡黄色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z 201.1(M + H)
+.
【0478】
化合物5-19の合成
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
【0479】
前のステップの反応の生成物4-19(1.5g, 7.5mmol)を、メタノール(20mL)と水(5mL)の混合溶剤に溶解させ、水酸化リチウム(0.36g, 15mmol)を添加し、反応液を常温で2時間攪拌した後、20mLの水を添加し、また1Nの塩酸溶液でPHを5〜6まで調整し、ジクロロメタン(50mL×3)で抽出し、飽和食塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、1.2gの淡黄色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z 161.1(M + H)
+。
【0480】
化合物6-19の合成
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
【0481】
前のステップの反応の生成物5-19(1.2g, 7.5mmol)を、メタノール(20ml)に溶解させ、氷水浴条件で、塩化チオニル(thionyl chloride)(1.1mL, 15mmol)をゆっくり滴下し、反応液を常温まで昇温させて一晩攪拌し、50mLの水を添加して消光反応させ、酢酸エチル(50mL×3)で抽出し、飽
和食塩水(5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=3:1)で精製して、1.2gの無色油状物である生成物6-19を獲得し、収率は63%である。LCMS (ESI) m/z175.1 (M + H)
+.
【0482】
化合物7-19の合成
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
【0483】
前のステップの反応の生成物6-19(1.2g, 6.9mmol)とトリエチルアミン(1.2mL, 8.3mmol)を、20mLのジクロロメタンに溶解させ、0℃まで冷却させ、塩化メタンスルホニル(0.68mL, 8.3mmol)をゆっくり滴下する。反応液を室温まで昇温させて2時間攪拌する。50mLの水を添加して消光反応させ、有機相を分離し、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、1.5gの淡黄色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z 253.1(M + H)
+.
【0484】
化合物8-19の合成
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
【0485】
前のステップの反応の粗生成物7-19(1.5g, 6.3mmol)を、20mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、チオ酢酸カリウム(1.12g, 9.5mmol)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌し、30mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(30mL×3)洗浄し、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=3:1)で精製して、700mgの茶色油状物である生成物8-19を獲得し、収率は51%である。LCMS (ESI)
m/z 233.1(M + H)
+.
【0486】
化合物9-19の合成
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
【0487】
窒素ガスの保護の下で、前のステップの反応の生成物8-19(0.7g, 3mmol)を20mLのメタノールと5mLの水の混合溶剤に溶解させ、水酸化リチウム(0.36g, 15mmol)を添加する。反応液を、窒素ガスの保護の下で、室温で2時間攪拌し
、S-メチルメタンチオールスルホネート(0.57g, 4.5mmol)を添加する。反
応液を、続いて室温で一晩攪拌する。50mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:1)で精製して、0.45gの淡黄色油状物である生成物10-19を獲得し、収率は67%である。LCMS (ESI) m/z223.1 (M + H)
+.
【0488】
化合物CE-053の合成
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
【0489】
前のステップの生成物10-19(70mg, 0.315mmol)、DCC(130mg, 0.63mmol)とDMAP(25mg, 0.21mmol)を、一つの乾燥したシュレンク管に入れ、アルゴンガスを3回置換し、1mLのジクロロメタンを添加し、攪拌する。メイタンシノール(60mg, 0.105mmol)を、2mLの乾燥ジクロロメタンに添加して溶解させる。反応液を室温で2h攪拌し、0.3mLの水をゆっくり添加して消光反応させ、15mLの酢酸エチルを添加し、ろ過し、酢酸エチルで洗浄する。濾液を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLCで分離して、40mgの白色固体である生成物CE-053を獲得し、収率は48%である。
【0490】
LCMS (ESI) m/z768.7 (M + H)
+.
【0491】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.84(s, 1H), 6.79 (t, J=11.6Hz, 1H), 6.49-6.41 (m, 1H), 6.36(d, J=8.8 Hz, 1H), 6.24-6.13 (m, 1H), 5.59-5.38 (m, 1H), 4.91& 4.85 (d, J=7.6Hz, 1H), 4.31-4.16 (m, 2H), 3.99(s, 3H), 3.65-3.45 (m, 5H), 3.37(d, J=8.4 Hz, 2H), 3.23-3.18 (m, 2H), 3.17(s, 3H), 3.00-2.54 (m, 6H),
2.43(s, 3H), 2.23-2.15 (m, 2H), 1.80-1.60 (m, 2H), 1.69(s, 3H), 1.50-1.42 (m, 2H), 1.40-1.33 (m, 1H), 1.30(d, J=4.8 Hz, 3H), 0.81(s, 3H).
【0492】
実施例20:CE-054、055の合成経路
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
【0494】
化合物2-20の合成
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
【0495】
原料1-20(6g, 50mmol)とイミダゾール(4.08g, 60mmol)を、80mLのテトラヒドロフランに溶解させ、氷水浴で0℃まで冷却させ、バッチでTBDPSCl(14g, 51mmol)をゆっくり添加し、室温まで昇温させて一晩攪拌する。20mLの飽和塩化アンモニウム溶液を添加し、ジクロロメタンで抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、18gの粗生成物2-20を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z 358.1(M + H)
+.
【0496】
化合物2-20の合成
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
【0497】
前のステップの反応の生成物2-20(18g, 50mmol)を、60mLのアセトニトリルに溶解させ、酸化銀(9.3g, 75mmol)を添加し、攪拌しながらヨウ化メチル(methyl iodide)(9.3mL, 150mmol)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌し、珪藻土でろ過し、ジクロロメタンで洗浄し、濾液を濃縮して、残留物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=5:1)して、12gの淡黄色油状物である生成物3-20を獲得し、収率は65%である。 LCMS
(ESI) m/z372.1 (M + H)
+.
【0498】
化合物2-20の合成
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
【0499】
前のステップの反応の生成物3-20(5.6g, 15mmol)を、20mLのテトラヒドロフランに溶解させ、テトラブチルアンモニウムフルオライド(30mL, 1N, 30mmol)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌し、濃縮して、残留物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20:1)して、2 gの淡黄色油状物である生成物4-20を獲得し、収率は80%である。 LCMS (ESI) m/z134.7 (M + H)
+.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 3.93-3.87(m, 2H), 3.83-3.79 (m, 1H), 3.79(s, 1H), 3.50 (s, 1H).
【0500】
化合物2-20の合成
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
【0501】
前のステップの反応の生成物4-20(402mg, 3mmol)とDMAP(440mg, 3.6mmol)を、15mLのジクロロメタンに溶解させ、氷水浴で0℃まで冷却させ、アリルクロロホルメート(allyl chloroformate)(0.38mL, 36mmol)を添加する。反応液を室温で2時間攪拌し、濃縮して、残留物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=5:1)して、500mgの淡黄色油状物である生成物5-20を獲得し、収率は76%である。 LCMS (ESI) m/z 219.7(M + H)
+.
【0502】
化合物2-20の合成
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
【0503】
前のステップの反応の生成物5-20(436mg, 2mmol)とPd(PPh
3)
4(12mg, 0.01mmol)を、乾燥したシュレンク管に入れ、アルゴンガスを3回置換し、15mLの1,4-ジオキサン(1,4-dioxane)を添加し、100℃まで昇温させて1時間攪拌する。反応液を室温まで冷却させ、濃縮して、残留物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=3:1)して、160mgの
淡黄色油状物である生成物6-20を獲得し、収率は46%である。 LCMS (ESI) m/z 175.7(M + H)
+.
【0504】
化合物2-20の合成
【化245】
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【0505】
前のステップの反応の生成物6-20(1.74g, 10mmol)を、20mLのテトラヒドロフランに溶解させ、0℃まで冷却させ、攪拌しながら1Mのボランテトラヒドロフラン溶液(12mL, 12mmol)を滴下する。反応液を室温まで昇温させて2時間攪拌する。反応液0℃まで冷却させ、3Nの水酸化ナトリウム溶液(4mL, 12mmol)を滴下し、6mLの30%含有量の過酸化水素をゆっくり添加し、反応液を室温まで昇温させて一晩攪拌する。80mLのエーテルを添加し、有機相を分離し、飽和食塩水(30mL×3)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、1.2gの淡黄色油状物である粗生成物7-20を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。
【0506】
化合物2-20の合成
【化246】
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【0507】
前のステップの反応の生成物7-20(960mg, 5mmol)とトリエチルアミン(0.83mL, 6mmol)を、50mLのジクロロメタンに溶解させ、0℃まで冷却させ、塩化メタンスルホニル(0.44mL, 5.5mmol)をゆっくり滴下する。反応液を室温まで昇温させて2時間攪拌する。50mLの水を添加して消光反応させ、有機相を分離し、飽和食塩水で3回(30mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、1.3gの淡黄色油状物である粗生成物8-20を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z 271.7(M + H)
+.
【0508】
化合物2-20の合成
【化247】
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【0509】
前のステップの反応の粗生成物8-20(270mg, 1mmol)を、5mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、チオ酢酸カリウム(228mg, 2mmol)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌し、20mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(20mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(20mL×3)洗浄し、飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラ
ムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=5:1)で精製して、170mgの茶色油状物である生成物9-20を獲得し、収率は68%である。LCMS (ESI) m/z 251.7(M + H)
+,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 3.97 (t, J=3.6Hz, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.75-3.68 (m, 2H), 3.58-3.49 (m, 2H), 3.47 (s, 3H), 2.92(t, J=5.6 Hz, 2H), 2.32(s, 3H), 1.87-1.81 (m, 2H).
【0510】
化合物2-20の合成
【化248】
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【0511】
窒素ガスの保護の下で、前のステップの反応の生成物9-20(125mg, 0.5mmol)を、3mLのメタノールと2mLの水の混合溶剤に溶解させ、水酸化リチウム一水和物(210g, 5mmol)を添加する。反応液を、窒素ガスの保護の下で、室温で2時間攪拌し、S-メチルメタンチオールスルホネート(126mg, 1mmol)を添加する。反応液を、続いて室温で一晩攪拌する。5mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(20mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩で3回(20mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:2)で精製して、80mgの淡黄色油状物である生成物11-20を獲得し、収率は67%である。LCMS (ESI) m/z241.7 (M +
H)
+.
【0512】
化合物CE-054の合成
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
【0513】
前のステップの生成物11-20(58mg, 0.24mmol)、DCC(132mg, 0.64mmol)とDMAP(20mg, 0.16mmol)を、一つの乾燥したシュレンク管に入れ、アルゴンガスを3回置換し、1mLのジクロロメタンを添加し、攪拌する。メイタンシノール(46mg, 0.08mmol)を、4mLの乾燥ジクロロメタンに添加して溶解させる。反応液を室温で2h攪拌し、0.3mLの水をゆっくり添加して消光反応させ、15mLの酢酸エチルを添加し、ろ過し、酢酸エチルで洗浄する。濾液を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLCで分離して、精製して、二つの異性体:25mgの白色固体であるCE-054(P1)、13mgの淡黄色固体であるCE-055(P2)を獲得する。LCMS (ESI) m/z787.7 (M + H)
+.
【0514】
HPLC (15 min):CE-054, Rt=10.58min; CE-055, Rt=10.75 min
【0515】
Mobile Phase: A: water(0.01%TFA) B: ACN(0.01%TFA)
【0516】
Gradient: 0min 5%B,3min 5%B,10min95%B,15min 95%B
【0517】
Flow Rate: 1.2ml/min
【0518】
Column: Eclipse XDB-C18, 4.6×150mm,5um
【0519】
Oven Temperature: 40℃。
【0520】
CE-054:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm6.89 (s, 1H), 6.86(s, 1H), 6.46 & 6.44(dd, J
1=12.0 Hz, J
2=9.2Hz,1H), 6.27 (s, 1H), 6.23 (d, J=8.4Hz,1H), 5.59 &
5.57(dd, J
1=12.4 Hz, J
2=7.2Hz,1H), 4.92 (d, J=7.6Hz,1H), 4.27 (t, J=9.2Hz,1H), 4.14-4.12 (m, 1H), 3.99(s, 3H), 3.78-3.76 (m, 1H), 3.65(t, J=7.2 Hz,2H), 3.52(t, J=10.0 Hz,1H), 3.52(s, 3H), 3.44-3.40 (m, 1H), 3.37(s, 3H), 3.20 (d, J=14.0Hz,1H), 3.19 (s, 3H), 2.89 (d, J=7.6Hz,1H), 2.81 (t, J=6.0Hz,2H), 2.60 (t, J=10.0Hz,1H), 2.39 (s, 3H), 2.25 & 2.23 (dd, J
1=8.8Hz, J
2=3.2 Hz,1H), 1.94(d, J=9.2 Hz, 2H), 1.69(s, 3H), 1.62 (d, J=10.4Hz, 2H), 1.30 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.20-1.12 (m, 2H), 0.83(s, 3H).
【0521】
CE-055:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm7.13 (s, 1H), 6.84(s, 1H), 6.45 & 6.43(dd, J
1=12.4 Hz, J
2=9.2Hz,1H), 6.29 (s, 1H), 6.26 (d, J=9.2Hz,1H), 5.57 & 5.55(dd, J
1=11.2 Hz, J
2=7.2Hz,1H), 4.90 (d, J=7.6Hz,1H), 4.37 & 4.36(dd, J
1=7.2 Hz, J
2=3.2Hz,1H),
4.24 (t, J=8.8Hz,1H), 3.99 (s, 3H), 3.78-3.76 (m, 1H), 3.71-3.60 (m, 2H), 3.59 (d, J=11.2Hz,1H), 3.50 (d, J=9.2Hz,1H), 3.50-3.40 (m, 2H), 3.37(s, 6H),
3.18 (d, J=14.0Hz,1H), 3.16 (s, 3H), 2.88 (d, J=7.6Hz,1H), 2.83 (t, J=5.6Hz,2H), 2.59 (t, J=10.0Hz,1H), 2.42 (s, 3H), 2.25 & 2.23 (dd, J
1=8.8Hz, J
2=3.2 Hz,1H), 1.94(d, J=9.2 Hz, 2H), 1.68(s, 3H), 1.62 (d, J=10.4Hz, 1H), 1.29 (d, J=4.8Hz, 3H), 1.20-1.12 (m, 2H), 0.84(s, 3H).
【0522】
実施例21:CE-056の合成経路
【化250】
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【0524】
化合物2-21の合成
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
【0525】
化合物1-21(3g, 14.3mmol)を、50mLのジクロロメタンに溶解させ、TBDPSCl(4.32g, 15.7mmol)とイミダゾール(1.07g, 15.7mmol)を添加し、反応液を常温で2時間攪拌し、50mLの水を添加し、ジクロロメタン(50mL×3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=5:1)で精製して、5gの無色油状物である生成物2-21を獲得し、収率は78%である。LCMS (ESI) m/z449.2 (M +
H)
+.
【0526】
化合物3-21の合成
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
【0527】
前のステップの反応の生成物2-21(5g, 11mmol)を、50mLのメタノールと5mLの水の混合溶剤に溶解させ、水酸化リチウム(1.32g, 55mmol)を添加する。反応液を常温で2時間攪拌し、減圧してメタノールを除去し、50mLの水を添加し、ジクロロメタン(50mL×3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=3:1)で精製して、3.2gの無色油状物である生成物3-21を獲得し、収率は83%である。LCMS (ESI)
m/z345.2 (M + H)
+.
【0528】
化合物4-21の合成
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
【0529】
前のステップの反応の生成物3-21(3.2g, 9.3mmol)と化合物M1(3.2g, 14mmol)を、100mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、0℃まで冷却させ、バッチで水素ナトリウム(0.75g、60%の含有量、鉱油中に懸濁、18.6mmol)をゆっくり添加する。反応液を室温まで昇温させて3h攪拌する。反応液を0℃まで冷却させ、20mLの飽和塩化アンモニウム溶液をゆっくり滴下して消光反応させ、50mLの水を添加し、ジクロロメタンで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(100mL×3)洗浄し、飽和食塩水で(100mL)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=5:1)で精製して、1.4gの淡黄色油状物である生成物4-21を獲得し、収率は31.5%である。LCMS (ESI) m/z 479.2(M + H)
+.
【0530】
化合物5-21の合成
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
【0531】
前のステップの反応の生成物4-21(1.4g, 3mmol)を、20mlのテトラヒドロフランに溶解させ、1NのTBAF(tetrabutylammoniumfluoride)テトラヒドロフラン溶液(4.5ml, 4.5mmol)を添加する。反応液を常温で5時間攪拌し、50mLの水を添加し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=3:1)で精製して、0.55gの無色油状物である生成物5-21を獲得し、収率は73%である。LCMS (ESI) m/z241.1 (M + H)
+.
【0532】
化合物6-21の合成
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
【0533】
前のステップの反応の生成物5-21(0.55g, 2.3mmol)を、20mLのアセトンに溶解させ、氷水浴で0℃まで冷却させ、新しく調製されたJones試薬(0.46g, 4.6mmol)にゆっくり滴下し、約2分間で滴下し終わる。反応液を室温ま
で昇温させて一晩攪拌し、1mLのイソプロピルアルコールを添加して消光反応させ、減圧してアセトンを除去し、50mlの水を添加し、ジクロロメタンで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、無色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z 255.1(M + H)
+.
【0534】
化合物7-21の合成
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
【0535】
前のステップの反応の生成物6-21(0.5g, 2mmol)を、メタノール(20ml)に溶解させ、氷水浴条件で、塩化チオニル(0.48 g, 4mmol)をゆっくり滴下し、反応液を常温まで昇温させて一晩攪拌し、50mlの水を添加して消光反応させ、酢酸エチル(50mL×3)で抽出し、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=3:1)で精製して、0.5gの無色油状物である生成物7-21を獲得し、収率は81%である。LCMS (ESI) m/z269.1 (M + H)
+.
【0536】
化合物8-21の合成
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
【0537】
前のステップの反応の生成物7-21(0.5g, 1.9mmol)を、20mLのメタノールに溶解させ、窒素ガスを3回置換し、30mgの10%であるパラジウム炭素粉末を添加する。反応液を水素ガスを3回置換し、水素雰囲気の下で、室温で一晩攪拌する。窒素ガスを3回置換し、20mLのジクロロメタンを添加し、ろ過し、ジクロロメタンで洗浄し、濾液を濃縮して、0.32gの淡黄色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次
のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z 179.1(M + H)
+.
【0538】
化合物9-21の合成
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
【0539】
前のステップの反応の生成物8-21(0.32g, 1.8mmol)とトリエチルアミン(0.3mL, 2.1mmol)を、20mLのジクロロメタンに溶解させ、0℃まで冷却させ、塩化メタンスルホニル(0.17mL, 2.1mmol)をゆっくり滴下する。反応液を室温まで昇温させて2時間攪拌する。20mLの水を添加して消光反応させ、有機
相を分離し、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチ
ル=3:1)で精製して、250mgの無色油状物である生成物9-21を獲得し、収率は52%である。LCMS (ESI) m/z 257.1(M + H)
+.
【0540】
化合物10-21の合成
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
【0541】
前のステップの反応の粗生成物9-21(250mg, 1mmol)を、5mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、チオ酢酸カリウム(120mg, 1.5mmol)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌し、20mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(20mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(20mL×3)洗浄し、飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=3:1)で精製して、170mgの茶色油状物である生成物10-21を獲得し、収率は74%である。LCMS (ESI)
m/z 237.1(M + H)
+.
【0542】
化合物12-21の合成
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
【0543】
窒素ガスの保護の下で、前のステップの反応の生成物10-21(170mg, 0.72mmol)を、10mLのメタノールと5mLの水の混合溶剤に溶解させ、水酸化リチウム(86mg, 3.6mmol)を添加する。反応液を、窒素ガスの保護の下で、室温で2時間攪拌し、S-メチルメタンチオールスルホネート(140mg, 1.1mmol)を添加する。反応液を、続いて室温で一晩攪拌する。20mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(30mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩で3回(20mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:1)で精製して、100mgの淡黄色油状物である生成物12-21を獲得し、収率は61%である。LCMS (ESI) m/z 227.1(M + H)
+.
【0544】
化合物CE-056の合成
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
【0545】
前のステップの生成物12-21(100mg, 0.44mmol)、DCC(173mg, 0.84mmol)とDMAP(34mg, 0.28mmol)を、一つの乾燥したシュレンク管に入れ、アルゴンガスを3回置換し、1mLのジクロロメタンを添加し、攪拌する。メイタンシノール(79mg, 0.14mmol)を、2mLの乾燥ジクロロメタンに添加して溶解させる。反応液を室温で2h攪拌し、0.3mLの水をゆっくり添加して消光反応させ、15mLの酢酸エチルを添加し、ろ過し、酢酸エチルで洗浄する。濾液を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLCで分離して、3mgの白色固体である生成物CE-056を獲得し、収率は3%である。
【0546】
LCMS (ESI) m/z773.3 (M + H)
+.
【0547】
実施例22:CE-057の合成経路
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
【0549】
化合物2-22の合成
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
【0550】
エチレングリコール(ethylene glycol)(7.6mL, 0.15mol)を、100mLの乾燥したテトラヒドロフランに溶解させ、100mgの金属ナトリウムを添加し、ナトリウムブロックが完全に反応するまで室温で攪拌し、t-ブチルアクリレート(tert-Butyl acrylate)(14.5mL, 0.1mol)を添加し、室温で一晩攪拌する。減圧してテトラヒドロフランを除去し、残留物に100mLの酢酸エチルを添加し、水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:1)で精製して、14gの無色油状物である生成物2-22を獲得し、収率は73
%である。LCMS (ESI) m/z191.1 (M + H)
+.
【0551】
化合物3-22の合成
【化264】
[この文献は図面を表示できません]
【0552】
前のステップの反応の生成物2-22(7.6g, 40mmol)とトリエチルアミン(6.6mL, 48mmol)を、50mLのジクロロメタンに溶解させ、0℃まで冷却させ、塩化メタンスルホニル(3.5mL, 44mmol)をゆっくり滴下する。反応液を室温まで昇温させて2時間攪拌する。50mLの水を添加して消光反応させ、有機相を分離し、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、淡黄色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z269.1 (M + H)
+.
【0553】
化合物4-22の合成
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
【0554】
前のステップの反応の粗生成物3-22(2.7g, 10.0mmol)を、20mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、チオ酢酸カリウム(2.3g, 20mmol)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌し、30mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、水で3回(30mL×3)洗浄し、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=2:1)で精製して、2.0gの茶色油状物である生成物4-22を獲得し、収率は86%である。LCMS (ESI) m/z248.2 (M + H)
+.
【0555】
化合物6-22の合成
【化266】
[この文献は図面を表示できません]
【0556】
窒素ガスの保護の下で、前のステップの反応の生成物4-22(2g, 8mmol)を、20mLのメタノールと10mLの水の混合溶剤に溶解させ、水酸化リチウム(0.7
8g, 32mmol)を添加する。反応液を、窒素ガスの保護の下で、室温で2時間攪拌し、S-メチルメタンチオールスルホネート(1.2g, 9.6mmol)を添加する。反応液を、続いて室温で一晩攪拌する。50mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石
油エーテル/酢酸エチル=1:2)で精製して、1.2gの淡黄色油状物である生成物6-22を獲得し、収率は75%である。
【0557】
LCMS (ESI) m/z197.0(M + H)
+.
【0558】
化合物7-22の合成
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
【0559】
前のステップの生成物6-22(47mg, 0.24mmol)、DCC(132mg, 0.64mmol)とDMAP(20mg, 0.16mmol)を、一つの乾燥したシュレンク管に入れ、アルゴンガスを3回置換し、1mLのジクロロメタンを添加し、攪拌する。メイタンシノール(45mg, 0.08mmol)を、4mLの乾燥ジクロロメタンに添加して溶解させる。反応液を室温で2h攪拌し、0.3mLの水をゆっくり添加して消光反応させ、15mLの酢酸エチルを添加し、ろ過し、酢酸エチルで洗浄する。濾液を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLCで分離して、30mgの白色固体である生成物7-22を獲得し、収率は50%である。
【0560】
化合物8-22の合成
【化268】
[この文献は図面を表示できません]
【0561】
前のステップの反応の生成物7-22(15mg, 0.02mmol)を、0.5mLの酢酸エチルと0.5mLのメタノールの混合溶剤に溶解させ、ジチオスレイトールDTT(15mg, 0.10mmol)を、0.5mLのPH=7.5であるりん酸カリウム緩衝液に添加して溶解させる。反応液を、窒素ガスの保護の下で、3時間攪拌する。1mLのPH=6であるりん酸カリウム緩衝液を添加して消光反応させる。酢酸エチルで3回(5mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLC(CH
3CN inH
2O-0.05%TFA from 5% to 95%)で精製して、11mgの白色固体である生成物8-22を獲得し、収率は77%である。LCMS (ESI) m/z697.3 (M + H)
+.
【0562】
化合物CE-057の合成
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
【0563】
前のステップの反応の生成物8-22(10mg, 0.014mmol)を、1.5mL
のテトラヒドロフランに溶解させ、1.5mLのPH=6であるりん酸カリウム緩衝液と4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボン酸スクシンイミドエステル(23mg, 0.07mmol)を添加し、窒素ガスの保護の下で、室温で一晩攪拌する。反応液を、ろ過し、直接に分取HPLCで精製して、9.5mgの白色固体である生成物CE-057を獲得し、収率は66%である。
【0564】
LCMS (ESI) m/z1030.6 (M + H)
+.
【0565】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.84(s, 1H), 6.78 (d, J=10.8Hz,1H), 6.47 & 6.43(dd, J
1=15.2 Hz, J
2=11.2Hz,1H), 6.39 (s, 1H), 6.19 (d, J=10.8Hz,1H),
5.57 & 5.54(dd, J
1=15.2 Hz, J
2=8.8Hz,1H), 4.93-4.88 (m,1H), 4.29-4.21 (m,1H), 3.99(s, 3H), 3.92-3.85 (m, 1H), 3.84-3.68 (m, 4H), 3.55-3.47 (m, 2H), 3.39(t, J=6.8 Hz, 2H), 3.35(s, 3H), 3.30-3.18 (m, 2H), 3.15(d, J=17.2 Hz, 3H), 3.10-2.94 (m, 1H), 2.94-2.67 (m, 4H), 2.83(s, 3H), 2.61-2.47 (m, 3H), 2.16(d, J=11.2 Hz, 2H), 1.98-1.90 (m, 1H), 1.80-1.78 (m, 2H), 1.68(s, 3H), 1.64-1.45 (m, 4H), 1.32-1.25 (m, 4H), 1.08(q, J=8.4 Hz, 3H), 0.84(s, 3H).
【0566】
実施例23:化合物CE-063の合成経路
【化270】
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【0568】
化合物2-23の合成
【化271】
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【0569】
ペンタブチレングリコール(pentabutylene glycol)(11.3m
L, 45mmol)を、80mLの乾燥したテトラヒドロフランに溶解させ、50mgの金属ナトリウムを添加し、ナトリウムブロックが完全に反応するまで室温で攪拌し、t-ブチルアクリレート(4.35mL, 30mmol)を添加し、室温で一晩攪拌する。減圧してテトラヒドロフランを除去し、残留物に80mLの酢酸エチルを添加し、水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20:1)で精製して、8gの無色油状物である生成物2-23を獲得し、収率は65%である。LCMS (ESI) m/z432.9 (M + Na)
+.
【0570】
化合物3-23の合成
【化272】
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【0571】
前のステップの反応の生成物2-23(2.05g, 5mmol)とトリエチルアミン(0.85mL, 6mmol)を、30mLのジクロロメタンに溶解させ、0℃まで冷却させ、塩化メタンスルホニル(0.45mL, 5.5mmol)をゆっくり滴下する。反応液を室温まで昇温させて2時間攪拌する。30mLの水を添加して消光反応させ、有機相を分離し、飽和食塩水で3回(30mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、淡黄色油状物である粗生成物を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。
【0572】
化合物4-23の合成
【化273】
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【0573】
前のステップの反応の生成物3-23(2.5g, 5mmol)を、20mLのN, N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、アジ化ナトリウム(390mg, 6mmol)を添加する。反応液を50℃まで昇温させて4時間攪拌する。反応液を室温まで冷却させ、30mLの水を添加して消光反応させ、酢酸エチルで3回(30mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(30mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して粗生成物を獲得し、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:1)で精製して、1.8gの淡黄色油状物である生成物4-23を獲得し、二つのステップの反応の収率は84%である。LCMS (ESI) m/z436.3 (M + H)
+.
【0574】
化合物5-23の合成
【化274】
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【0575】
前のステップの反応の生成物4-23(1.74g, 4mmol)を、30mLのテトラ
ヒドロフランと5mLの水に溶解させ、トリフェニルホスフィン(1.31g, 5mmol)を添加する。反応液を室温で一晩攪拌する。減圧してテトラヒドロフランを除去し、10mLの1N希塩酸を添加し、酢酸エチルで3回(20mL×3)洗浄し、冷凍乾燥して、1.5gの淡黄色油状物である粗生成物5-23を獲得する。LCMS (ESI) m/z410.3 (M + H)
+.
【0576】
化合物6-23の合成
【化275】
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【0577】
前のステップの反応の粗生成物5-23(818mg, 2mmol)を4mLの乾燥したジクロロメタンに溶解させ、氷水浴で0℃まで冷却させ、0.8mLのトリフルオロ酢酸をゆっくり滴下し、徐々に室温まで昇温させて1時間攪拌し、LCMSで原料が完全に転換したことを検出し、常温で減圧してジクロロメタンとトリフルオロ酢酸を除去し、700mgの淡黄色固体である粗生成物6-23を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z 354.2 (M + H)
+.
【0578】
化合物7-23の合成
【化276】
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【0579】
前のステップの反応の粗生成物6-23(530mg, 1.5mmol)を、飽和炭酸水素ナトリウム溶液3mLと30mLのジクロロメタンに溶解させ、氷水浴で0℃まで冷却させ、Boc
2O(436mg, 2mmol)を添加し、室温まで昇温させて2h攪拌する。反応液を水で2回(20mL×2)洗浄し、水相を合わせ、0.5MのKHSO
4溶液を添加して消光反応させ、PH=3〜4まで調整し、ジクロロメタンで3回(20mL×3)抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、残留物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20:1)で精製して、380mgの淡黄色油状物である生成物7-23を獲得し、収率は56%である。LCMS (ESI) m/z 453.9(M + H)
+, 475.9(M + Na)
+.
【0580】
化合物8-23の合成
【化277】
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【0581】
前のステップの生成物7-23(136mg, 0.3mmol)、DCC(165mg, 0.8mmol)とDMAP(24mg, 0.2mmol)を、一つの乾燥したシュレンク管に入れ、アルゴンガスを3回置換し、1mLのジクロロメタンを添加し、攪拌する。メイタンシノール(57mg, 0.1mmol)を4mLの乾燥ジクロロメタンに添加して溶解させる。反応液を室温で2h攪拌し、0.3mLの水をゆっくり添加して消光反応させ、15mLの酢酸エチルを添加し、ろ過し、酢酸エチルで洗浄する。濾液を、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLCで分離して、26mgの淡黄色固体である生成物8-23を獲得し、収率は26%である。LCMS (ESI) m/z1000.7 (M + H)
+.
【0582】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 6.84(s, 1H), 6.78 (s, 1H), 6.44 & 6.42 (dd, J
1=12.4Hz, J
2=8.4 Hz,1H), 6.40(s, 1H), 6.21 (d, J=8.8Hz, 1H), 5.63&5.61(
dd, J
1=12.4 Hz, J
2=6.8Hz,1H), 5.16 (br, 1H), 4.92 (d, J=9.2Hz, 1H), 4.26 (t, J=8.8Hz,1H), 3.99 (s, 3H), 3.84-3.72 (m, 2H), 3.71-3.60 (m, 20H), 3.55-3.51 (m, 2H), 3.47 (d, J=6.8Hz, 1H), 3.35 (s, 3H), 3.20 (d, J=10.4Hz, 1H), 3.16 (s, 3H), 2.83-2.78 (m, 2H), 2.72-2.66 (m, 1H), 2.64 (t, J=10.0Hz, 1H), 2.54-2.49 (m, 1H), 2.18(t, J=11.2 Hz, 1H), 1.93(d, J=7.6 Hz, 2H), 1.74-1.69 (m, 2H), 1.68(s, 3H), 1.64 (d, J=11.2Hz, 1H), 1.44 (s, 9H), 1.27 (d, J=7.6Hz, 3H), 0.85 (s, 3H).
【0583】
化合物9-23の合成
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
【0584】
前のステップの反応の生成物8-23(30mg, 0.03mmol)を、4mLの乾燥したジクロロメタンに溶解させ、氷水浴で0℃まで冷却させ、0.4mLのトリフルオロ酢酸をゆっくり滴下し、徐々に室温まで昇温させて1時間攪拌し、LCMSで原料が完全に転換したことを検出し、常温で減圧してジクロロメタンとトリフルオロ酢酸を除去し、20mgの淡黄色固体である粗生成物9-23を獲得し、直接に次のステップの反応に使用する。LCMS (ESI) m/z 900.7 (M + H)
+.
【0585】
化合物CE-063の合成
【化279】
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【0586】
化合物9-23(20mg, 0.022mmol)とCE-L-055(12mg, 0.044mmol)を、5mLの水に懸濁し、0.2mLの飽和炭酸水素ナトリウム溶液を添加し、反応液を室温で2時間攪拌する。粗生成物を、直接に分取HPLCで精製して、5mgの白色固体である生成物CE-063を獲得し、収率は21%である。LCMS (ESI) m/z1073.3(M + Na)
+.
【0587】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δppm 7.01(br, 1H), 6.84 (s, 1H), 6.77 (s, 1H), 6.69(s, 2H), 6.51 (s, 1H), 6.44 & 6.42 (dd, J
1=12.4Hz, J
2=8.4 Hz,1H), 6.21(
d, J=8.4 Hz, 1H), 5.63&5.61(dd, J
1=12.4 Hz, J
2=7.2Hz,1H), 4.92 (d, J=9.2Hz, 1H), 4.26 (t, J=8.8Hz,1H), 3.99 (s, 3H), 3.84 (t, J=5.6Hz,2H), 3.81-3.74 (m, 2H), 3.70-3.60 (m, 22H), 3.56-3.52 (m, 3H), 3.47(d, J=7.2 Hz, 1H), 3.44-3.39 (m, 2H), 3.35(s, 3H), 3.20 (d, J=10.4Hz, 1H), 3.16 (s, 3H), 2.85-2.78 (m, 2H), 2.72-2.66 (m, 1H), 2.53 (d, J=6.0Hz, 3H), 2.24-2.15 (m, 2H), 1.68(s, 3H), 1.64 (d, J=11.2Hz, 1H), 1.50-1.43 (m, 1H), 1.27(s, 3H), 0.85 (s, 3H).
【0588】
実施例24:T-CE-040の製造
【化280】
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【0589】
Gail D. LewisPhillips,et al.,Cancer. Res., 2008, 68, 9280及びTeemu T. Junttila, et al., Breast. Cancer. Res. Treat., 2011, 128, 347等の文献を参考して、実施例中に製造された抗HER2抗体(抗ヒト上皮増殖因子受容体2抗体、ハーセプチン(Herceptin))を、溶液A(100mMのりん酸塩緩衝液、pH=7.5)で一晩透析し、透析液を、溶液Aで10mg/mLになるまで希釈する。CE-040と抗体の比率が6:1となるようにCE-040を添加する。そして、DMFを全量の30%になるようにDMFに添加し、25℃で3.5時間反応させ、また反応物が均一に混合されるまで続いて攪拌する。過量の試薬及び小分子薬物は、Sephadex G-25(GE商品番号:17-0031-01)を有するゲル濾過カラムで除去し、予めpH=5.0であるコハク酸溶液でクロマトグラフィーカラムを平衡化し、精製してT-CE-040を獲得する。そして、抗体薬物複合体を、pH=5.0であるコハク酸溶液で一晩透析し、その後0.22ミクロンのフィルターでろ過し、4℃で保存する。ハーセプチン抗体当たりの最終共役CE-040の数は、共役物が252nmと280nmでの吸光度とLC-MSで検出することによって確定し、またSECを使用して複合体がポリマーを含んでいるかどうかを検出する。LC-MSを使用してCE-040とハーセプチンHerceptinの薬物抗体比率(DAR)が3.46:1であることを確定する。
【0590】
実施例25:T-CE-063の製造
【化281】
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【0591】
実施例中に製造された抗HER2抗体(抗ヒト上皮増殖因子受容体2抗体、ハーセプチン)を、溶液A(25mMのホウ酸ナトリウム緩衝液、25mの塩化ナトリウム(sodium chloride),1m MDTPA,PH=7.0)で一晩透析し、5mg/mLになるまで希釈する。TCEPと抗体の比率が2.5:1(モル当量)となるように5mMのTCEPを添加し、25℃で2時間反応させ、また反応物が均一に混合されるまで続いて攪拌する。そしてCE-063と抗体の比率が10:1(モル当量)となるようにCE-063を添加し、またDMSOを全量の10%になるようにDMAOに添加し、25℃で2時間反応させ、また反応物が均一に混合されるまで続いて攪拌する。過量の試薬及び小分子薬物は、Sephadex G-25(GE商品番号:17-0031-01)を有するゲル濾過カラムで除去し、予めpH=7.4であるりん酸緩衝塩(phosphate buffered salt)でクロマトグラフィーカラムを平衡化し、精製してT-CE-063を獲得する。そして、複合体を、pHが7.4であるりん酸緩衝塩溶液で一晩透析し、その後0.22ミクロンのフィルターでろ過し、4℃で保存する。ハーセプチン(Herceptin)抗体当たりの最終共役CE-063の数は、HICで検出することによって確定し、またSECを使用して複合体がポリマーを含んでいるかどうかを検出する。HICを使用して検出したCE-063とハーセプチンの比率(DAR)が3.52:1であることを確定する。
【0592】
実施例24〜25を参照して、本発明の他の抗体薬物複合体を製造することができる。
【0594】
T-CE-040とT-CE-063抗体薬物複合体生物活性テスト
【0595】
Her2陽性ヒトBT474乳房腫瘍細胞(BT474と略称する)、Her2低発現
ヒトMCF-7乳房腫瘍細胞(MCF-7と略称する)及びMCF-7でHer2をトランスフェクトしたヒト乳房腫瘍MCF7-Her2安定細胞株(MCF-7-Her2と略称する)(参考文献:Teemu T. Junttila, et al., Breast. Cancer. Res. Treat., 2011, 128, 347とJeffrey J. Wallinet al., Clin. Cancer. Res. ,2012, 18, 3901で開示した製造組換え細胞を製造する方法で製造し、本出願は、ここで当該文献の全文を引用する。)を用いる。腫瘍細胞に対するT-CE-040とT-CE-063抗体薬物複合体の成長阻害を評価した。BT474、MCF7-Her2とMCF-7を、0.25%(
体積/体積)のトリプシン(trypsin)を使用して消化して、細胞を剥離し、そして100ulの完全培地に懸濁し、2000個の細胞を96ウェルプレートに播種して培養する。37℃で一晩付着して成長させ、そして100lの濃度勾配が異なるT-CE-040とT-CE-063抗体薬物複合体及び完全培地を添加する。120時間後に、50ulのCellTiter-Glo (R)蛍光細胞活性検出試薬(CellTiter-Glo(R) Luminescent,Promega)を添加して、相対的細胞増殖分析を行う。T-CE-040、T-CE-063及びT-DM1の腫瘍細胞成長阻害グラフは、具体的に
図1〜
図6に示し、ここで、横軸は薬物の濃度(即ちADC濃度)を示し、縦軸は細胞生存率(%)を示す。
図1〜
図6に示すように、T-CE-040は上述した三種類の腫瘍細胞の増殖を効果的に阻害することができ、その効果はT-DM1と同等またはそれ以上である。
【0596】
他の化合物の生物活性を上述と同じ操作に沿ってテストし、その結果を以下の表に示す。
【表1】
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【0597】
以上は、本発明の具体的な実施形態に関して記述したが、当業者は、これらがただ例示的に説明するためであり、本発明の原理と実質を脱離しない前提の下で、これらの実施形態に対して、様々な変更または修正をすることができることを理解すべきである。従って、本発明の保護範囲は、添付した特許請求の範囲により限定されるものである。
前記癌は、乳癌(breastcancer)、リンパ腫(lymphoma)、肺癌(lungcancer)、肝癌(livercancer)、結腸癌(colon cancer)、頭頸部癌(headandneckcancer)、膀胱癌(bladdercancer)、腎臓癌(kidneycancer)、食道癌(esophagealcancer)、胆嚢癌(gallbladdercancer)、卵巣癌(ovariancancer)、膵臓癌(pancreaticcancer)、胃癌(stomachcancer)、子宮頸癌(cervicalcancer)、同時甲状腺癌(thyroidcancer)、前立腺癌(prostatecancer)、扁平上皮
細胞癌(squamouscellcarcinoma)を含む皮膚癌(skincancer)、白血球増加症(leukocytosis)、急性リンパ性白血病(acutelymphaticleukemia)、急性リンパ芽球性白血病(acutelymphoblasticleukemia)、B細胞リンパ腫(Bcelllymphoma)、T細胞リンパ腫(Tcelllymphoma)、ホジキンリンパ腫(Hodgkin'slymphoma)、非ホジキンリンパ腫(non−Hodgkin‘slymphoma)、有毛細胞リンパ腫(Haircelllymphoma)、バーキットリンパ腫(Burkittlymphoma)、急性及び慢性骨髄性白血病(acuteandchronicmyelogenousleukemia)、骨髄異形成症候群(myelodysplasticsyndrom)、前骨髄球性白血病(promyelocyticleukemia)、線維肉腫(fibrosarcom)、横紋筋肉腫(rhabdomyosarcoma)、星状細胞腫(astrocytoma)、神経芽細胞腫(neuroblastoma)、神経膠腫(glioma)、シュワン細胞腫(schmannoma)、黒色腫(melanoma)、セミノーマ(seminoma)、奇形性がん腫(teratocarcinoma)、骨肉腫(osteosarcoma)、色素性乾皮症(xerodermapigmentosum)、角質黄色腫瘍(Hornyxanthoma)、甲状腺濾胞癌(follicularthyroidcarcinoma)またはカポジ肉腫(Kaposisarcoma)であることを特徴とする、請求項12に記載の薬学的組成物。
前記癌の腫瘍細胞(tumorcell)は、Her2陽性ヒトBT474乳房腫瘍細胞(breasttumorcell)、Her2低発現ヒトMCF-7乳房腫瘍細胞またはMCF-7でHer2をトランスフェクトしたヒト乳房腫瘍(Humanbreasttumor)MCF7-Her2安定細胞株(stablecellstrain)であることを特徴とする、請求項12または13に記載の薬学的組成物。
のアルキル基は、例えばメチル基(methyl group)、エチル基(ethyl group)、プロピル基(propyl group)、ブチル基(butyl group)、イソプロピル基(isopropyl group)、イソブチル基(isobutyl group)またはt-ブチル基(tert-butyl group)であり、好ましくはメチル基である)またはR
のアルキル基は、ハロゲンに置換されたメチル基、ハロゲンに置換されたエチル基、ハロゲンに置換されたプロピル基、ハロゲンに置換されたイソプロピル基、ハロゲンに置換されたブチル基、ハロゲンに置換されたイソブチル基またはハロゲンに置換されたt-ブチル基であることができ、好ましくはハロゲンに置換されたメチル基であり、前記ハロゲンに置換されたメチル基は好ましくは
のアルキル基は、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブチル基またはt-ブチル基であり、好ましくはメチル基またはイソプロピル基であり、前記置換されたC
のアルキル基は、例えば置換されたメチル基、置換されたエチル基、置換されたプロピル基、置換されたブチル基、置換されたイソプロピル基、置換されたイソブチル基または置換されたt-ブチル基であり、好ましくは置換されたメチル基であり、前記置換されたメチル基は、好ましくは
のアルコキシ基は、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、イソプロポキシ基、イソブトキシ基またはt-ブトキシ基であり、好ましくはメトキシ基である)に置換されることを指し、
のアルキル基は、例えば置換又は未置換されたメチル基、置換又は未置換されたエチル基、置換又は未置換されたプロピル基、置換又は未置換されたイソプロピル基、置換又は未置換されたブチル基、置換又は未置換されたイソブチル基または置換又は未置換されたt-ブチル基であり、好ましくは置換又は未置換されたプロピル基であり、前記置換されたプロピル基は、好ましくは
のアルキル基は、好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基またはt-ブチル基であり、さらに好ましくはメチル基である)または
のアルキルは、好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基またはt-ブチル基であり、さらに好ましくはメチル基である)、置換又は未置換されたC
のアルコキシは、好ましくはメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基またはt-ブトキシ基であり、さらに好ましくはメトキシ基である)または
kは、1〜8中のいずれか一つの値(好ましくは1〜6中のいずれか一つの値である)であり、中括弧内の薬物とモノクローナル抗体mAbのモル比(または比率であり、DARと略する)を示し、
のアルキル基」は、ハロゲンに置換されたメチル基、ハロゲンに置換されたエチル基、ハロゲンに置換されたプロピル基、ハロゲンに置換されたイソプロピル基、ハロゲンに置換されたブチル基、ハロゲンに置換されたイソブチル基またはハロゲンに置換されたt-ブチル基であることができ、好ましくはハロゲンに置換されたメチル基であり、前記「ハロゲンに置換されたメチル基」は、好ましくは
のアルキル基」は、好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基またはt-ブチル基であり、さらに好ましくはメチル基である)または
のアルキル基」は、好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基またはt-ブチル基であり、さらに好ましくはメチル基である)、置換又は未置換されたC
式Iaに示される中間体において、mは、0または1であり、nは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10(好ましくは0、1または2である)であり、Yは、酸素原子または化学結合であり、qは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10(好ましくは0、1または2である)であり、R
のアルキル基」は、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブチル基またはt-ブチル基であり、好ましくはメチル基またはイソプロピル基であり、前記「置換されたC
のアルキル基」は、例えば置換されたメチル基、置換されたエチル基、置換されたプロピル基、置換されたブチル基、置換されたイソプロピル基、置換されたイソブチル基または置換されたt-ブチル基であり、好ましくは置換されたメチル基であり、前記「置換されたメチル基」は、好ましくは
のアルコキシ基」は、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、イソプロポキシ基、イソブトキシ基またはt-ブトキシ基であり、好ましくはメトキシ基である)に置換されることを指し、R
前のステップの反応の生成物7(1g, 4mmol)を、2mLのジクロロメタンに溶解させ、N-ヒドロキシスクシンイミド(N-hydroxysuccinimide)(HOSu)(0.50g, 4.4mmol)と1-エチル-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1-ethyl-(3-dimethylaminopropyl)carbodiimidehydrochloride)(EDC-HCl)(0.84g, 4.4mmol)
反応液を室温で4時間攪拌する。50mLの水を添加し、酢酸エチルで3回(50mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水で3回(50mL×3)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、シリコーンカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1:3)で精製して、1.3gの黄色油状物である生成物8を獲得し、収率は76%である。LCMS (ESI) m/z352.1(M + H)
化合物10-10(20mg, 0.03mmol)を、2mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解させ、0.1mLのPH=6であるりん酸カリウム緩衝液とCE-L-075(77mg, 0.15mmol)を添加し、窒素ガスの保護の下で、室温で一晩攪拌する。反応液を、ろ過し、直接に分取HPLCで精製して、18mgの白色固体である生成物
8-17(16mg, 0.02mmol)を、0.5mLの酢酸エチルと0.5mLのメタノールの混合溶剤に溶解さえ、ジチオスレイトールDTT(18mg, 0.117mmol)を、0.5mLのPH=7.5であるりん酸カリウム緩衝液に添加して溶解させる。反応液を、窒素ガスの保護の下で、3時間攪拌する。1mLのPH=6であるりん酸カリウム緩衝液を添加して消光反応させる。酢酸エチルで3回(5mL×3)抽出し、有機相を合わせ、飽和食塩水(5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。粗生成物を、分取HPLC(CH
実施例中に製造された抗HER2抗体(抗ヒト上皮増殖因子受容体2抗体、ハーセプチン)を、溶液A(25mMのホウ酸ナトリウム緩衝液、25mの塩化ナトリウム(sodiumchloride),1mMDTPA,PH=7.0)で一晩透析し、5mg/mLになるまで希釈する。TCEPと抗体の比率が2.5:1(モル当量)となるように5mMのTCEPを添加し、25℃で2時間反応させ、また反応物が均一に混合されるまで続いて攪拌する。そしてCE-063と抗体の比率が10:1(モル当量)となるようにCE-063を添加し、またDMSOを全量の10%になるよう
添加し、25℃で2時間反応させ、また反応物が均一に混合されるまで続いて攪拌する。過量の試薬及び小分子薬物は、SephadexG-25(GE商品番号:17-0031-01)を有するゲル濾過カラムで除去し、予めpH=7.4であるりん酸緩衝塩(phosphatebufferedsalt)でクロマトグラフィーカラムを平衡化し、精製してT-CE-063を獲得する。そして、複合体を、pHが7.4であるりん酸緩衝塩溶液で一晩透析し、その後0.22ミクロンのフィルターでろ過し、4℃で保存する。ハーセプチン(Herceptin)抗体当たりの最終共役CE-063の数は、HICで検出することによって確定し、またSECを使用して複合体がポリマーを含んでいるかどうかを検出する。HICを使用して検出したCE-063とハーセプチンの比率(DAR)が3.52:1であることを確定する。