特表2018-524177IP Force 特許公報全文掲載

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2018-524177(P2018-524177A)
(43)【公表日】2018年8月30日
(54)【発明の名称】フロー成形リベットスリーブを使用して少なくとも2つの部品を接合するための方法及び接合要素
(51)【国際特許分類】
   B21J 15/04 20060101AFI20180803BHJP
   F16B 19/08 20060101ALI20180803BHJP
   B21J 15/14 20060101ALI20180803BHJP
   B21J 15/10 20060101ALI20180803BHJP
【FI】
   B21J15/04 A
   F16B19/08 D
   B21J15/14 G
   B21J15/10 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】29
(21)【出願番号】特願2017-562667(P2017-562667)
(86)(22)【出願日】2015年6月3日
(85)【翻訳文提出日】2017年12月1日
(86)【国際出願番号】EP2015001134
(87)【国際公開番号】WO2016192742
(87)【国際公開日】20161208
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】598051819
【氏名又は名称】ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト
【氏名又は名称原語表記】Daimler AG
(71)【出願人】
【識別番号】598123105
【氏名又は名称】エムヴィ マーケティング ウント フェアトリープス − ゲーエムベーハー ウント コ.カーゲー ヴィレンダー + シル
(74)【代理人】
【識別番号】100101856
【弁理士】
【氏名又は名称】赤澤 日出夫
(72)【発明者】
【氏名】グリマルディ,ヴィンチェンツォ
(72)【発明者】
【氏名】ライチッヒ,クラウス
【テーマコード(参考)】
3J036
【Fターム(参考)】
3J036AA04
3J036EA15
(57)【要約】
本発明は、被覆領域(2)、第1の周辺領域(3)及び第2の周辺領域(4)を含むフロー成形リベットスリーブ(1)を使用して少なくとも2つの部品(9、10)、特に自動車車体の少なくとも2つの薄板部品を接合するために、フロー成形リベットスリーブには、基体(6)及びヘッド(7)を含む引張シャフト(5)が挿入され、フロー成形リベットスリーブは、部品(9、10)の実質的に共に一直線上に並ぶそれぞれの貫通開口部(11、12)に挿入され、その後、フロー成形リベットスリーブ(1)に対する引張シャフト(5)の相対運動(13)により、フロー成形リベットスリーブは、第1の周辺領域(3)において拡張され、かつ一方の部品(9)と接触し、第2の周辺領域(4)は、引張シャフト(5)を囲む成形冶具(14)を使用してもう一方の部品(10)に向けて屈曲され、かつもう一方の部品(10)と接触する、方法、及び少なくとも2つの部品(9、10)を接合するための接合要素、に関する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被覆領域(2)、第1の周辺領域(3)及び第2の周辺領域(4)を含むフロー成形リベットスリーブ(1)を使用して少なくとも2つの部品(9、10)、特に自動車車体の少なくとも2つの薄板部品を接合するための方法は、前記フロー成形リベットスリーブ内に、基体(6)及びヘッド(7)を含む引張シャフト(5)が挿入され、前記フロー成形リベットスリーブは、前記部品(9、10)の実質的に共に一直線上に並ぶそれぞれの貫通開口部(11、12)に挿入され、その後、前記フロー成形リベットスリーブ(1)に対する前記引張シャフト(5)の相対運動(13)により、前記フロー成形リベットスリーブが、前記第1の周辺領域(3)において拡張され、かつ一方の部品(9)と接触する、方法であって、
前記第2の周辺領域(4)は、前記引張シャフト(5)を囲む成形冶具(14)を使用して前記もう一方の部品(10)に向けて屈曲され、かつ前記もう一方の部品(10)と接触する、方法。
【請求項2】
前記引張シャフト(5)の前記基体(6)は、少なくとも1つの形状結合要素(23)を備え、前記形状結合要素を介して、前記成形冶具(14)は、前記成形冶具を使用して前記フロー成形リベットスリーブ(1)に対する前記引張シャフト(5)の前記相対運動(13)が生じ、少なくとも前記相対運動が生じる場合に前記引張シャフト(5)と形状結合的に相互作用することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記引張シャフト(5)の前記ヘッド(7)は、接合時に押し出される材料を収容する少なくとも1つの切り欠き部(22)を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記周辺領域(3、4)のそれぞれの直径は、前記相対運動(13)時に拡大されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記引張シャフト(5)は、前記ヘッド(7)と前記基体(6)との間に所定の破壊点(8)を含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記被覆領域(2)は、円錐状に形成されており、前記相対運動(13)の結果として円筒形状に成形されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
被覆領域(2)、第1の周辺領域(3)及び第2の周辺領域(4)を含むフロー成形リベットスリーブ(1)及び前記フロー成形リベットスリーブ(1)に挿入された基体(6)及びヘッド(7)を含む引張シャフト(5)により少なくとも2つの部品(9、10)、特に自動車車体の少なくとも2つの薄板部品を接合するための接合要素は、前記フロー成形リベットスリーブ(1)が、前記部品(9、10)の実質的に共に一直線上に並ぶそれぞれの貫通開口部(11、12)に挿入可能であり、その後、前記フロー成形リベットスリーブ(1)に対する前記引張シャフト(5)の相対運動(13)により、前記フロー成形リベットスリーブが、前記第1の周辺領域(3)において拡張可能であり、かつ一方の部品(9)と接触可能である、接合要素であって、
前記第2の周辺領域(4)は、前記引張シャフト(5)を囲む成形冶具(14)を使用して前記もう一方の部品(10)に向けて屈曲可能であり、かつ前記もう一方の部品(10)と接触可能である、接合要素。
【請求項8】
前記引張シャフト(5)の前記基体(6)は、少なくとも1つの形状結合要素(23)を備え、前記形状結合要素を介して、前記成形冶具(14)は、前記成形冶具を使用して前記フロー成形リベットスリーブ(1)に対する前記引張シャフト(5)の前記相対運動(13)が発生可能であり、少なくとも前記相対運動が生じる場合に前記引張シャフト(5)と形状結合的に一緒に作用することを特徴とする、請求項7に記載の接合要素。
【請求項9】
前記引張シャフト(5)の前記ヘッド(7)は、接合時に押し出される材料を収容するための少なくとも1つの切り欠き部(22)を備えることを特徴とする、請求項8に記載の接合要素。
【請求項10】
前記形状結合要素(23)は、収容部として形成されており、前記収容部において、前記成形冶具(14)の少なくとも1つの対応する更なる形状結合要素(15)を少なくとも部分的に収容可能であることを特徴とする、請求項8又は9に記載の接合要素。
【請求項11】
前記収容部は、前記基体(6)の周辺方向で完全に取り囲んで延在していることを特徴とする、請求項10に記載の接合要素。
【請求項12】
前記引張シャフト(5)は、前記ヘッド(7)と前記基体(6)との間に所定の破壊点(8)を含むことを特徴とする、請求項8〜11のいずれか一項に記載の接合要素。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特許請求の範囲第1項のプリアンブルに記載の少なくとも2つの部品、特に自動車車体の2つの薄板部品を接合するための方法、及び特許請求の範囲第7項のプリアンブルに記載の少なくとも2つの部品、特に自動車車体の2つの薄板部品を接合するための接合要素
【背景技術】
【0002】
そのような方法及びそのような接合要素は、例えば、特許文献1で既に公知である。少なくとも2つの部品の接合のためのの方法では、部品の貫通部に配置されたリベットスリーブ、特にブラインドリベットは、リベットスリーブの開口部への接合マンドレルの打ち込みにより少なくとも区分ごとに、2つの部品の形状結合的リベット継手が発生するように変形される。高強度のリベット継手もまた生じることができるように、の方法では、リベットスリーブの開口部に挿入された接合マンドレルが、接合マンドレルとリベットスリーブとの間の相対運動を引き起す回転運動を行う。
【0003】
そのような接合方法は、それぞれの部品の接合を、部品のうちの1つのみに片側からのみ行うことができ、もう一方の部品が覆われている場合でもそれは可能である。そのような方法、詳しく言えばそのようなブラインドリベットにより接合された部品は、接合プロセスに応じて高強度で共に接続されるが、固定されたリベットは、方法に依存して大きな設置空間を必要とする。なぜならば、そのリベットは、通常、堅固かつ特に厚く肉盛りされたフランジあるいはかしめヘッド及び閉鎖ヘッドを備え、そのフランジを使用して、リベットは、部品のうちの少なくとも1つに接触するからである。そのため、フランジは、より高い空間要件を有する。なぜならば、フランジは、成形力に耐えるように十分に堅固である必要があるからである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】独国特許第102007058393A1号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、それぞれの部品を特に少スペースの下で高強度で接続できるようにする、冒頭に記載の形式の方法及び接合要素を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本課題は、特許請求の範囲第1項の特徴を有する方法、及び特許請求の範囲第7項の特徴を有する接合要素により解決される。本発明の目的に応じた発展形態を有する有利なその他の請求項に記載されている。
【0007】
本発明の第1の態様は、被覆領域、第1の周辺領域及び第2の周辺領域を含むフロー成形リベットスリーブを使用して少なくとも2つの部品、特に自動車車体の2つの薄板部品を接合するための方法であって、そのフロー成形リベットスリーブ内に、基体及びヘッドを含む引張シャフトが挿入可能である方法に関する。更に、フロー成形リベットスリーブは、部品の実質的に共に一直線上に並ぶそれぞれの貫通開口部に挿入され、その後、フロー成形リベットスリーブに対する引張シャフトの相対運動により、フロー成形リベットスリーブは、第1の周辺領域において拡張され、かつ部品のうちの1つと接触する。
【0008】
この場合に部品を高強度でかつ特に少スペース下で接合できるようにするために、本発明により、第2の周辺領域が引張シャフトを囲む、かしめ冶具とも呼ばれる成形冶具を使用してもう一方の部品に向けて屈曲され、かつそのもう一方の部品と接触することが提供されている。
【0009】
その結果として、本方法で拡張される第1の周辺領域に追加して、フロー成形リベットスリーブの第2の周辺領域もまた可塑的に変形され、かつそのもう一方の部品に接触する。したがって、先行技術としての、フロー成形リベットスリーブは、通常は、一般的な接合プロセスでは成形力に抗するように設計されている比較的大きなフランジあるいはかしめヘッド及び閉鎖ヘッドを備えていないが、その代わりに、互いに対向している2つの側面、すなわちフロー成形リベットスリーブの2つの周辺領域が本方法では変形される。本方法では、フロー成形リベットスリーブを変形させる力は、第1の周辺領域が拡張されるだけではなく、上述したように、第1の周辺領域と対向する第2の周辺領域がもう一方の部品に向けて屈曲されるようにフロー成形リベットスリーブに伝達される。したがって、2つの周辺領域の変形により、先行技術とは異なり、周辺領域のうちの一方は、成形冶具による力の伝達に抗し、もう1つの周辺領域のみが変形される。
【0010】
第1の周辺領域の拡張及び成形により第1の周辺領域から、例えば、いわゆるかしめヘッドが形成されるか、あるいは、第1の周辺領域は、いわゆるかしめヘッドに成形される。第2の周辺領域の成形あるいはもう一方の部品に向かう第2の周辺領域の屈曲により第2の周辺領域から、いわゆる閉鎖ヘッドが形成されるか、あるいは、第2の周辺領域は、いわゆる閉鎖ヘッドに成形される。本発明の方法により成形された閉鎖ヘッドは、かしめヘッドの反対側に配置されており、かしめヘッドのようにリベットを構成するフロー成形リベットスリーブの構成部分であり、1つ又は場合により複数の閉鎖ヘッドは、例えば、自動車車体の接合において、したがって、自動車ルーフの薄板の接合において使用される。本方法により変形された閉鎖ヘッドは、例えば、最大1ミリメートルの構造高さを有し、これに対して、従来の方法に従って作製されたリベット継手は、かしめヘッドのそれぞれの構造高さが3ミリメートルまでのリベットを有したであろう。更に、本発明の方法を使用して、例えば、2.5ミリメートルの構造高さを有するかしめヘッドを形成することが可能であるが、その一方で従来の方法では、閉鎖ヘッドは、8ミリメートルを有したであろう。したがって、成形されたフロー成形リベットスリーブの設置スペースは、特に小さく抑えることができる。
【0011】
したがって、第1の周辺領域の成形だけではなく第2の周辺領域の成形により、設置空間が特に大幅に節約される。なぜならば、かしめヘッドの構造高さだけではなく閉鎖ヘッドの構造高さも公知の方法と比較して明確に低減できるからである。
【0012】
本発明の有利な形態では、引張シャフトの基体は、少なくとも1つの形状結合要素を備え、その形状結合要素を介して、成形冶具は、その成形冶具を使用してフロー成形リベットスリーブに対する引張シャフトの相対運動が生じ、少なくとも相対運動が生じた場合に引張シャフトと形状結合的に一緒に作用する。それにより本発明の方法では、力、特に引張力の特に有利な伝達が、成形冶具から引張シャフト、特に基体へと行われる。成形冶具は、かしめ冶具とも呼ばれる。なぜならば、成形冶具は、引張シャフトをフロー成形リベットスリーブに対して移動させるために使用され、それによりフロー成形リベットスリーブを成形する、特に第1の周辺領域を拡張するからである。引張シャフトのこの動き及びフロー成形リベットスリーブの成形並びにそれにより生じた部品の接合は、フロー成形リベットスリーブのかしめとも呼ばれる。力の、特に成形冶具から引張シャフトへの有利な伝達は、基体の少なくとも1つの形状結合要素を介して行われ、その結果、成形冶具は、基体の形状結合要素を介して少なくとも引張シャフトの移動時に基体と共に形状結合的に、したがって、引張シャフトと一体的に相互作用する。この形状結合的な相互作用により、例えば、成形冶具の引張力は、引張シャフトに伝達でき、その結果、引張シャフトは、成形冶具を使用して、例えば、フロー成形リベットスリーブから最初に突出する引張シャフトのヘッドが少なくとも部分的にフロー成形リベットスリーブ内へ移動され、特に引っ張られ、それによりフロー成形リベットスリーブが成形され、特に第1の周辺領域が拡張されるように、並進して移動される。
【0013】
成形冶具の引張シャフトとの形状結合的な相互作用により、特に高い引張力もまた伝達でき、その結果、フロー成形リベットスリーブは、引張シャフトを使用して、特にヘッドを使用して、特に有利に成形できる。それにより、部品は、特に強固に一緒に接続できる。更に、形状結合的な相互作用の結果として、引張シャフトと成形冶具との間の所望しない相対運動は、回避でき、その結果、引張シャフトは、規定可能で適切に移動かつ位置決めできる。それにより、部品の特に強固な接続が保証できる。特に、ヘッドを適切にかつ規定して少なくとも部分的にフロー成形リベットスリーブ内に位置決めすることが可能であり、その結果、ヘッドは、例えば、部品の接合後にフロー成形リベットスリーブ内にとどまる。
【0014】
形状結合的な相互作用を実現するために、例えば、成形冶具は、基体の形状結合要素に対応する少なくとも1つの更なる形状結合要素を備え、その更なる形状結合要素は、引張シャフトとフロー成形リベットスリーブとの間の相対運動が少なくとも生じた場合に、基体の少なくとも1つの第1の形状結合要素と形状結合的に相互作用する。
【0015】
部品を特に強固に相互に接続し、その際同時に設置空間要求を特に低く抑えるために、本発明の有利な形態では、引張シャフトのヘッドが、接合時に押し出された材料を収容する少なくとも1つの切り欠き部を備えることが提供されている。言い換えると、部品の接合時に材料押出がもたらされる。これは、部品のうちの少なくとも1つの材料及び/又はフロー成形リベットスリーブの材料が接合により押し出されることを意味する。押し出された材料は、この場合はヘッドの切り欠き部に流入できる。これにより、例えば、ヘッドは、切り欠き部に流入したあるいは押し出された材料と形状結合的に相互作用し、その結果、例えば、接合後にフロー成形リベットスリーブに、特にフロー成形リベットスリーブ内にとどまるヘッドは、脱落しないように固定される。言い換えると、押し出された材料がヘッドの切り欠き部に流れることにより、ヘッドがフロー成形リベットスリーブ及び部品から外れるリスクは、特に低く抑えることができる。
【0016】
更なる周辺領域のそれぞれの直径、特に外径が相対運動時に拡大されることを特徴とする。これにより、特に、フロー成形リベットスリーブあるいは引張シャフトの軸線方向の設置スペースは低く抑えることができる。
【0017】
引張シャフトがその軸線方向でヘッドと基体との間に所定の破壊点を含むとき、特に有利であることが明らかとなった。接合時に、基体が、例えば、適切にヘッドの所定の破壊点で破断する、かつ/又は折れて取れる、かつ/又は他の方法で脱落することにより、基体は、所定の破壊点で適切にヘッドから分離される。引張シャフトとフロー成形リベットスリーブとの間の相対運動により少なくとも部分的にフロー成形リベットスリーブ内に移動され、したがって、少なくとも部分的にフロー成形リベットスリーブ内に収容された引張シャフトのヘッドは、フロー成形リベットスリーブ及び部品にとどまり、例えば、切り欠き部に流入した材料により脱落しないように固定できる。ただし、基体は、適切に所定の破壊点でヘッドから分離され、したがって、ヘッド、フロー成形リベットスリーブ及び部品から除去され、その結果、設置スペース及び完成した接続の重量は、特に低く抑えることができる。
【0018】
所定の破壊点は、例えば、局所的な弱化により形成され、引張シャフトは、例えば、所定の破壊点で、所定の破壊点に隣接する引張シャフトの領域よりも、より薄い厚さ、特に壁厚を有し、これらの領域は、例えば、軸線方向で所定の破壊点に両側で隣接する。
【0019】
フロー成形リベットスリーブ及び引張シャフトの上述の軸線方向は、例えば、引張シャフトがフロー成形リベットスリーブに対して成形冶具を使用して移動される方向と一致する。
【0020】
最後に、部品の特に強固な接続を実現するために、被覆領域が円錐部としてあるいは円錐形に形成されており、かつ相対運動の結果として円筒部にあるいは円筒形に変形されるとき、有利であることが明らかとなった。
【0021】
本発明の第2の態様は、少なくとも2つの部品、特に自動車車体の2つの薄板部品を接合するための接合要素に関する。接合要素は、被覆領域、第1の周辺領域及び第2の周辺領域を備えるフロー成形リベットスリーブを含む。更に、接合要素は、フロー成形リベットスリーブ内に挿入され、したがって、少なくとも部分的にフロー成形リベットスリーブ内に収容された、基体及びヘッドを含む引張シャフトを含む。その際、フロー成形リベットスリーブは、実質的に共に一直線上に並ぶ部品それぞれの貫通開口部に挿入可能であり、その後、フロー成形リベットスリーブに対する引張シャフトの相対運動により、フロー成形リベットスリーブは、第1の周辺領域において拡張可能であり、かつ部品のうちの1つと接触可能である。
【0022】
この場合に部品を高強度で特に少スペース下で接合できるようにするために、本発明により、第2の周辺領域が引張シャフトを囲む成形冶具を使用してもう一方の部品に向けて屈曲可能であり、かつそのもう一方の部品と接触可能であることが提供されている。本発明の第1の態様の有利な本発明の第2の態様の有利な実施形態であると見なすことができ、逆もまた同様である。これは、本発明による接合要素が本発明の方法を実施するために形成されていることを意味する。したがって、フロー成形リベットスリーブ及び引張シャフトは、部品の特に強固かつ空間を節約する接合あるいは接続のために使用される接合要素を形成する。
【0023】
本発明の有利な形態では、引張シャフトの基体は、少なくとも1つの形状結合要素を備え、その形状結合要素を介して、成形冶具は、その成形冶具を使用してフロー成形リベットスリーブに対する引張シャフトの相対運動を生じることができ、少なくとも相対運動が生じた場合に引張シャフトとの形状結合的な相互作用を起こすことができる。それにより、特に大きな力、特に引張力は、成形冶具から引張シャフトへと伝達できる。
【0024】
部品を特に強固かつ空間を節約して一緒に接続するために、本発明の有利な実施形態では、引張シャフトのヘッドが少なくとも1つの切り欠き部を接合時に押し出された材料を収容するために備える。この押し出された材料は、部品のうちの少なくとも1つの材料及び/又はフロー成形リベットスリーブの材料であり、押し出された材料は、切り欠き部に流入できる。それにより、例えば、フロー成形リベットスリーブ及び部品にとどまっているヘッドの脱落、すなわち、ヘッドがフロー成形リベットスリーブ及び部品から所望せずに外れることを回避することもまた可能であり、その結果、例えば、接合時に基体から分離されるヘッドは、確実にフロー成形リベットスリーブ内にとどまる。
【0025】
その際、切り欠き部がヘッドの周辺方向で完全に取り囲んでいるとき、特に有利であることが明らかとなった。これは、切り欠き部がヘッドの周辺方向で完全に、すなわち、途切れることなく延在し、その結果、切り欠き部が、例えば、少なくとも実質的に環状にあるいは閉じたリングとして形成されていることと理解されたい。したがって、例えば、少なくとも実質的に溝形状あるいは溝状の切り欠き部は、特に多い量の押し出された材料を収容でき、その結果、ヘッドは、特に強固にフロー成形リベットスリーブあるいは部品に固定できる。
【0026】
本発明の特に有利な実施形態では、形状結合要素は、収容部として形成されており、その収容部において、成形冶具の少なくとも1つの対応する更なる形状結合要素を少なくとも部分的に収容可能である。更なる形状結合要素は、例えば、基体の収容部を少なくとも部分的に画定する内壁領域を備える支持装置において移動でき、その結果、それにより成形冶具と基体あるいは引張シャフトとは、一体的に形状結合的に相互作用する。それにより、特に高い引張力が伝達できる。この実施形態では、形状結合要素は、収容部として形成されており、例えば、突出部としては形成されていないため、成形冶具は、特に容易な方法で基体上に差し込むことができる、あるいは基体上に被せることができる。更にそれにより、接合要素のコスト、重量及び設置スペースを小さく抑えることが可能である。
【0027】
成形冶具と引張シャフトとの間の特に有利な形状結合的な相互作用を実現するために、本発明の更なる実施形態では、収容部が基体の周辺方向で完全に取り囲んで延在している。これは、収容部が基体の周辺方向で完全に、すなわち、途切れることなく基体周りに延び、その結果、収容部が、例えば、少なくとも実質的に環状にあるいは閉じたリングとして形成されていることを意味する。それにより、例えば、成形冶具は、特に広い範囲で基体と相互作用でき、その結果、特に高い引張力もまた伝達できる。更に、成形冶具は、特に容易な、時間とコストがかからない方法で、基体に設置することができ、その結果、部品は、特に容易に一緒に接続できる。
【0028】
最後に、引張シャフトが特にその軸線方向でヘッドと基体との間に所定の破壊点を含むとき、特に有利であることが明らかとなった。接合時に、引張シャフトは、適切かつ制御されて所定の破壊点で脱落でき、その結果、基体は、適切かつ制御されて所定の破壊点でヘッドから分離される、特にヘッドから破断かつ/又は折れて取れる。それにより、ヘッドは、フロー成形リベットスリーブ及び部品にとどまり、基体は、ヘッド、フロー成形リベットスリーブ及び部品から除去でき、例えば、廃棄できる。それにより、接続の重量及び設置空間の必要性は低く抑えることができる。更に、所定の破壊点を使用することにより、基体のヘッドからの制御されない破断を回避することが可能であり、その結果、少なくとも部分的にフロー成形リベットスリーブ内に収容されたヘッド、あるいはフロー成形リベットスリーブにとどまる残りの引張シャフトは、もう一方の部品の側に突出しないか又はフロー成形リベットスリーブから少なくとも過度には突出しない。
【0029】
本発明のさらなる利点、特徴及び詳細は、以下の好ましい実施例の記述及び図面を用いて明らかとなる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1a】図1bに示した切断線A−Aに沿ったフロー成形リベットスリーブの概略断面図であり、フロー成形リベットスリーブ内に第1の実施形態による引張シャフトが挿入され、その結果、引張シャフトは、少なくとも部分的にフロー成形リベットスリーブ内に収容されている。
【図1b】フロー成形リベットスリーブ及びフロー成形リベットスリーブ内に挿入された引張シャフトの概略側面図である。
【図2a】図2bに示した切断線C−Cに沿ったフロー成形リベットスリーブ及び引張シャフトの概略断面図であり、引張シャフトは、この図では第1の実施形態による成形冶具により収容され、フロー成形リベットスリーブと共に接続されることとなるそれぞれの部品のそれぞれの貫通開口部に挿入されている。
【図2b】フロー成形リベットスリーブを収容している引張シャフトの概略側面図であり、その引張シャフトは、この図では、成形冶具により収容され、フロー成形リベットスリーブと共に部品の貫通開口部に挿入されている。
【図2c】図2aから領域Aを拡大した概略部分断面図である。
【図3a】図3bに示した切断線A−Aに沿った成形冶具を使用してフロー成形リベットスリーブ内に対して移動された引張シャフトの概略断面図であり、引張シャフトとフロー成形リベットスリーブとの間の相対運動の結果として、フロー成形リベットスリーブの第1の周辺領域は、拡張され、部品のうちの1つと接触する。
【図3b】成形冶具の概略側面図であり、その成形冶具を使用して、引張シャフトとフロー成形リベットスリーブとの間の相対運動が生じるあるいは実現され、フロー成形リベットスリーブの第1の周辺領域は、拡張され、成形冶具により部品と接触する。
【図3c】図3aに示した領域Bの概略詳細図である。
【図4a】図4bに示した切断線A−Aに沿った引張シャフト及びフロー成形リベットスリーブの概略断面図であり、フロー成形リベットスリーブは、成形冶具によりもたらされた引張シャフトとフロー成形リベットスリーブとの間の相対運動の結果として、第2の周辺領域でもう一方の部品に向けて屈曲され、そのもう一方の部品と接触する。
【図4b】成形冶具を使用してその周辺領域で屈曲されたフロー成形リベットスリーブの概略側面図である。
【図4c】図4aに示した領域Bの概略詳細図である。
【図5a】図5bに示した切断線A−Aに沿った引張シャフトの概略断面図であり、引張シャフトでは引張シャフトとフロー成形リベットスリーブとの間の相対運動の結果として、引張シャフトの基体は、引張シャフトのヘッドから所定の破壊点で分離される。
【図5b】成形冶具及び基体から分離された引張シャフトのヘッド並びにそれぞれの部品を接合しているフロー成形リベットスリーブの概略側面図である。
【図5c】図5aに示した領域Bの概略詳細図である。
【図6a】図6bに示した切断線A−Aに沿ったフロー成形リベットスリーブの概略断面図であり、フロー成形リベットスリーブは、それぞれの部品に固定されており、引張シャフトのヘッドは、フロー成形リベットスリーブ内に少なくとも部分的に収容されている。
【図6b】成形冶具から除去された引張シャフトの、ヘッドから分離された基体の概略側面図である。
【図6c】図6aに示した領域Bの概略詳細図である。
【図7】第2の実施形態による引張シャフトの概略側面図である。
【図8】図7に示した領域Aの概略詳細図である。
【図9】第2の実施形態による引張シャフトの更なる概略側面図である。
【図10】図9に示した領域Bの概略詳細図である。
【図11】フロー成形リベットスリーブと、フロー成形リベットスリーブ内に挿入され、かつ部分的にフロー成形リベットスリーブ内に収容された第2の実施形態による引張シャフトと、を含む、接合要素の概略図である。
【図12】フロー成形リベットスリーブ及び従来のリベットが固定されている部品の概略斜視図である。
【図13】図12の概略斜視下面図である。
【図14】それぞれの第2の実施形態による接合要素及び成形冶具を貫く概略断面図である。
【図15】それぞれの第2の実施形態による接合要素及び成形冶具を貫く更なる概略部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
図では、同一の、又は機能的に同一の要素には同じ参照符号が付されている。
【0032】
図1aでは、図1bに示された切断線A−Aに対応する断面図が示されており、円錐形状の被覆領域2、第1の周辺領域3及び第2の周辺領域4を備えるフロー成形リベットスリーブ1は、引張シャフト5により収容されている。フロー成形リベットスリーブ1及び引張シャフト5は、接合要素の構成部品である、言い換えると、第1の実施形態により図1a〜図6cに、かつ第2の実施形態により図7〜図15に詳細に示されている接合要素を形成する。引張シャフト5は、その長手延在部の広い領域にわたって基体6を備え、その基体は、直径d1を有する円筒形状の一体ボディから少なくとも実質的に形成されており、この基体6は、円筒形状の端部で直径d2を有する円錐様の形状に移行する。円錐状の形状(直径d2)を有する領域に、所定の破壊点8は、隣接し、その所定の破壊点は、基体6を所定の破壊点に一般的な絞り部を使用して引張シャフト5のヘッド7から区切っている。言い換えると、所定の破壊点8は、引張シャフト5の軸線方向で基体6とヘッド7との間に配置されており、引張シャフト5の軸線方向は、フロー成形リベットスリーブ1の軸線方向及び引張シャフト5の長手延在方向と一致する。ヘッド7は、基体6よりも明確に短い長手延在部を備え、同様に広範囲で円筒形状に形成されている。所定の破壊点8に、特に軸線方向で隣接するヘッド7の端部で、ヘッド7は、実質的に直径d2に相当する直径を有する。それとは反対側にあるヘッド7の端部で、ヘッドは、直径d3の円錐形状の拡張部を備える。言い換えると、したがって、引張シャフト5は、一方の端部で直径d1を有し、それとは反対側にある端部で直径d3を有する。
【0033】
フロー成形リベットスリーブ1は、片側アクセスフロー成形リベット(EFFN)に相当する。本明細書において引張シャフト5が挿入されているあるいは挿入され、その結果、引張シャフト5が部分的にフロー成形リベットスリーブ1内に収容されている、フロー成形リベットスリーブ1は、引張シャフト5の支承領域20で引張シャフト上に載っている。その際、支承領域20は、直径d1から直径d2への直径移行が生じる基体6の領域に対応する。言い換えると、支承領域20は、直径d1から直径d2への円錐形状の拡張が始まる基体6の領域に相当する。したがってそのため、フロー成形リベットスリーブ1は、支承領域20に接して載っている。なぜならば、フロー成形リベットスリーブ1の内径は、その第1の周辺領域3で直径d1よりもほんのわずかに大きいが、直径d2よりも明確に小さいからである。
【0034】
図1a及び図1bは、同様に2つの部品9及び10を示し、部品10は、引張シャフト5あるいはフロー成形リベットスリーブ1に対向し、それに応じて部品9と引張シャフト5との間に配置されている。部品9及び10は、直接互いに接触して隣接し、共に一直線上に並ぶそれぞれの貫通開口部11及び12を備える。貫通開口部11は、一方の部品9に配置されており、貫通開口部12は、もう一方の部品10に配置されている。言い換えると、部品9及び10は、少なくともそれぞれの重複領域で重なり合い、一方の部品9の重複領域に貫通開口部11が、もう一方の部品10の重複領域に貫通開口部12が配置されている。その際、部品9及び10は、重複領域で、貫通開口部11及び12が少なくとも部分的に相互に重なり合うように重なり合い、貫通開口部11及び12は、本明細書において少なくとも実質的に共に一直線上に並んでいる。
【0035】
図2aは、図2bに示した切断線C−Cに沿った断面図であり、第1の実施形態による成形冶具14だけではなく第1の実施形態による接合要素もまた、すなわち、それぞれの第1の実施形態による引張シャフト5及びフロー成形リベットスリーブ1が示されている。更に図2aには、部品9及び部品10が示されている。図2cは、図3aでの断面図で円形状に囲まれた領域Aの拡大詳細図である。図2a〜図2cでは、かしめ装置とも呼ばれる成形冶具14への、フロー成形リベットスリーブ1の差込及び引張シャフト5の収容が示される。成形冶具14は、成形冶具14の閉鎖ヘッドアダプタ16がフロー成形リベットスリーブ1(EFFN)の第2の周辺領域4に接触し、そこで脱落しないように位置付けられるまで、引張シャフト5の上で押し広げられる。閉鎖ヘッドアダプタ16の他にあるいは追加して、成形冶具14は、爪部15、引張アダプタ18及び円錐クランプ要素19を備える。円錐クランプ要素19、爪部15及び引張アダプタ18は、成形冶具14のハウジング17内に収容されている。閉鎖ヘッドアダプタ16は、同様にハウジング17内に収容されるが、フロー成形リベットスリーブ1の第2の周辺領域4と接触しているその端部でハウジング17から突出している。その第2の周辺領域4が閉鎖ヘッドアダプタ16に接触されている、成形冶具14に固定されたフロー成形リベットスリーブ1(EFFN)は、この場合は事前に穴開けされた薄板積層体に、すなわち、それぞれの部品9及び10の共に一直線上に並んだ貫通開口部11及び12に挿入される。この挿入は、例えば、引張シャフト5の軸線方向と一致する接合方向で行われ、その接合方向は、もう一方の部品10から一方の部品9の方向を指し示し、例えば、部品9及び10に対して少なくとも実質的に垂直に延びる。
【0036】
図3a〜図3cは、成形冶具14(かしめ装置)を使用するフロー成形リベットスリーブ1の成形プロセスの最初の工程を示す。その際、図3aは、図3bに示した切断線A−Aによる断面図を示し、成形冶具14だけではなく引張シャフト5、フロー成形リベットスリーブ1並びに部品9及び10が示されている。図3cは、図3aでの断面図で円形状に囲まれた領域Bの拡大部分図である。
【0037】
成形冶具14の操作では、この場合は引張アダプタ18は、ハウジング表面21と引張アダプタ18との間に作動距離xが生じるまで、ハウジング表面21から離される。円錐クランプ要素19は、ばね力で操作されており、引張アダプタ18がハウジング表面21から離間される際に矢印が付けられた相対運動13の方向に逆向きに作用する力を発生する。図3cに示されかつ相対運動13を具体的に示す矢印は、引張シャフト5が成形冶具14を使用してフロー成形リベットスリーブ1に対して移動される、特に並進して移動される、本明細書では引っ張られる方向、あるいは引張方向を更に具体的に示す。その際、この方向あるいは引張方向は、上述の接合方向とは逆向きである。これは、フロー成形リベットスリーブ1と引張シャフト5との間の相対運動が成形冶具14を使用して引き起こされ、あるいはもたらされることを意味する。
【0038】
爪部15は、本明細書では引張アダプタ18とそれぞれの円錐形状の輪郭にわたって接触している。円錐クランプ要素19により爪部15に作用するばね力により、爪部は、爪部15がその円筒形状の基体6に接して引張シャフト5を包み込み、その際引張シャフトを摩擦結合的又は形状結合的に締め付けるまで、引張アダプタ18の円錐形状の表面に接して摺動する。それにより、最初に、引張シャフト5は、成形冶具14内に摩擦結合的かつ形状結合的に包み込まれ、最後に引張アダプタ18と共に相対運動13に応じて、最初に作動距離xが引張アダプタ18とハウジング表面21との間に生じるまで、フロー成形リベットスリーブ1から離間する。
【0039】
したがって言い換えると、引張シャフト5とフロー成形リベットスリーブ1との間の相対運動13は、フロー成形リベットスリーブ1がその第2の周辺領域4で閉鎖ヘッドアダプタ16が介在して成形冶具14のハウジング17で支持されていることにより生じるが、その一方で、引張アダプタ18及びそれを用いて引張シャフト5は、相対運動13に応じて移動する。特に図3cに基づいて認識できるように、相対運動13により、またそれにより作動距離xを生じることで、ヘッド7は、フロー成形リベットスリーブ1内に引き込まれ、フロー成形リベットスリーブは、貫通開口部11及び12で円筒形状に適合される。言い換えると、相対運動13の際は、第1の周辺領域3の直径は、フロー成形リベットスリーブ1が支承領域20から始まって、したがって、直径d1から直径d2へと拡張されることにより拡大される。
【0040】
その際、初期状態では円錐形状に形成されたフロー成形リベットスリーブ1の被覆領域2は、相対運動13の結果として、被覆領域2が部品9及び10のそれぞれの貫通開口部11及び12に隣接し、それに応じてこの段階では円筒形状に形成されているまで変形される。言い換えると、被覆領域2は、最初に円錐形状に形成されており、相対運動13の結果として円筒形まで変形されている。第1の周辺領域3は、相対運動13により拡張され、一方の部品9と接触する。その際、第1の周辺領域3は、貫通開口部11から突出し、この段階で貫通開口部11よりも大きい直径を示す。拡張された第1の周辺領域3は、そのようにして拡張され、部品9と接触する。その際、第1の周辺領域3から、いわゆるかしめヘッドが形成されるか、あるいは、第1の周辺領域3は、拡張によりいわゆるかしめヘッドに成形される。拡張され、それによりかしめヘッドに成形された第1の周辺領域3は、例えば、引張シャフト5のヘッド7と共にいわゆる二次かしめヘッドを形成する。重要なことは、フロー成形リベットスリーブ1の成形時に、成形プロセス全体をほぼ通して、したがって、2つの周辺領域3及び4並びに被覆領域2の変形中に、部品9及び10への力の作用は生じないか又は少なくとも非常にわずかであるということである。なぜならば、成形する変形力の摩擦結合は、フロー成形リベットスリーブ1の内部で広範囲に生じるからである。遅くとも2つの周辺領域3及び4あるいは被覆領域2が部品9及び10と接触しているときに、部品9及び10に力が作用することは、当然ながら明らかである。
【0041】
図4a〜図4cは、成形冶具14を使用するフロー成形リベットスリーブ1の成形プロセスの更なる工程を示し、相対運動13の結果として、作動距離x、すなわち、引張アダプタ18とハウジング表面21との間の間隔は、この段階では作動距離yに拡大された。作動距離yに調整したとき、その際、第2の周辺領域4は、成形冶具14を使用してもう一方の部品10に向けて屈曲され、したがって、可塑的に変形され、それによりもう一方の部品10と接触する。第1の周辺領域3と同様に、第2の周辺領域4もまた、対応する貫通開口部12を越えて突出し、それに応じて、成形の結果として、貫通開口部12よりも大きい直径を示す。その際、第2の周辺領域4は、いわゆる閉鎖ヘッドへと成形される、詳しく言えば、第2の周辺領域4が屈曲され、もう一方の部品10と接触し、それにより成形される、第2の周辺領域4からいわゆる閉鎖ヘッドが形成される。
【0042】
図5a〜図5cは、成形プロセスの最終段階を示し、この段階では相対運動13の結果として、作動距離yは、作動距離zに拡大される。その際、引張アダプタ18の力は、最大許容引張張力を引張シャフト5で超過し、その際、ヘッド7が基体6から所定の破壊点8で分離されるまで高まる。言い換えると、引張シャフト5は、所定の破壊点8で破断する。同時に、更なる力の増加により、フロー成形リベットスリーブ1の材料は、十分なひずみ硬化が対応する組立−かしめ法により達成されるまで可塑的に変形される。
【0043】
図6a〜図6cでは、ヘッド7から分離された基体6が成形冶具14から除去されているように示され、成形冶具14は、この段階で再び、次のフロー成形リベットスリーブ1あるいは次の引張シャフト5を収容する準備ができている。特に図6cで認識できるように、基体6は、引張アダプタ18とハウジング表面21との間の作動距離が再び縮小されることにより、成形冶具14から除去できる。引張シャフト5のヘッド7は、本明細書では少なくとも部分的に、特に少なくとも大部分が、又は完全に、成形されたフロー成形リベットスリーブ1内に残る。ただし、ヘッド7がフロー成形リベットスリーブ1から再び除去されてもよいことが明らかである。
【0044】
図7〜図15に基づいて、接合要素の第2の実施形態及び成形冶具14の第2の具体的に示されている。図7は、第2の実施形態による接合要素の引張シャフト5を示す。その際、図8は、図7に示された領域Aを拡大詳細図で示す。図7及び図8から特に良好に認識できるように、引張シャフト5のヘッド7は、接合時に押し出された材料を収容する切り欠き部22を備える。図7から、切り欠き部22は、所定の破壊点8とは異なる切り欠き部であることが認識できる。これは、所定の破壊点8が引張シャフト5の軸線方向で基体6とヘッド7との間に配置されており、切り欠き部22がヘッド7に設けられていることにより既に生じている。言い換えると、部品9及び10の接合時に、材料押出が行われ、その材料押出の範囲で、例えば、部品9及び10のうち少なくとも1つの材料及び/又はフロー成形リベットスリーブ1の材料は、押し出される。この押し出された材料は、少なくとも部分的に切り欠き部22内に到達する、特に流入し、その結果次いで、例えば、切り欠き部22に流入した押し出された材料は、ヘッド7と形状結合的に相互作用する。この形状結合的相互作用により、基体6から接合の範囲で分離されるヘッド7は、確実にフロー成形リベットスリーブ1に接しかつ中に保持され、それにより特に効果的に脱落しないように固定される。これは、ヘッド7が所望しない形式でフロー成形リベットスリーブ1からかつ部品9及び10から外れるリスクを特に低く抑えることができることを意味する。
【0045】
図7及び図8から、切り欠き部22が本明細書ではヘッド7の周辺方向で完全に取り囲んで延在することが特に良好に認識できる。これは、切り欠き部22がヘッド7の周辺方向で完全に、すなわち、途切れることなくヘッド7周りに延び、その結果、切り欠き部22が、例えば、環状にあるいは閉じたリングとして形成されていることを意味する。更に、切り欠き部22は、本明細書では溝様にあるいは溝形状に、特に溝部として形成されている。したがって、切り欠き部22は、特に多い量の押し出された材料を収容できる。特に、押し出された材料がヘッド7をヘッドの周囲方向で少なくとも大部分を又は全く完全に取り囲んで包囲することが可能であり、その結果、ヘッド7は、特に確実にフロー成形リベットスリーブ1並びに部品9及び10に保持されている。
【0046】
図9は、第2の実施形態による引張シャフト5を更なる概略側面図で示し、図10では、図9に由来する領域Bは、拡大されて示されている。図9及び図10から、引張シャフト5の基体6は、少なくとも1つの形状結合要素23を備え、その形状結合要素を介して、成形冶具14は、成形冶具を使用してフロー成形リベットスリーブ1に対する引張シャフト5の相対運動が生じ、少なくとも相対運動が生じた場合に引張シャフト5と形状結合的に相互作用することが明らかである。言い換えると、成形冶具は、少なくとも相対運動の作用時に引張シャフト5と形状結合的な相互作用をして形状結合要素23にわたってもたらすことができる。その際、形状結合要素23は、所定の破壊点8とは異なりかつ切り欠き部22とも異なる形状結合要素23である。なぜならば、所定の破壊点8は、引張シャフト5の軸線方向で基体6とヘッド7との間に配置され、切り欠き部22は、ヘッド7に配置されているが、形状結合要素23は、基体6に配置されているからである。
【0047】
図9及び図10から、形状結合要素23は、本明細書では収容部として形成されており、その収容部において、成形冶具14の少なくとも1つの対応する更なる形状結合要素を少なくとも部分的に収容可能であることが特に良好に認識できる。その際、収容部は、基体6の周辺方向で完全に取り囲んで延在し、その結果、収容部は、基体6の周辺方向で完全に取り囲み、閉鎖かつ途切れることがないリングとして形成されている。本明細書では、形状結合要素23あるいは収容部は、完全に取り囲むあるいは閉鎖かつ途切れることがない溝部として形成されており、その溝部は、特に大きな引張力の伝達を成形冶具14と引張シャフト5との間で保証する。
【0048】
本明細書では、成形冶具14は、複数の更なる形状結合要素を爪部15の形式で備え、その爪部は、形状結合要素23にわたって引張シャフト5とフロー成形リベットスリーブ1との間の相対運動を少なくとも引き起こすために、形状結合的に引張シャフト5と相互作用する。そのために、それぞれの爪部15は、少なくとも部分的に収容部(形状結合要素23)に収容されているか、あるいは収容部(形状結合要素23)に係合する。したがって、爪部15及び対応する収容部は、形状結合的表面形状を生じ、その表面形状を介して、大きな引張力もまた伝達できる。爪部15は、グリップ爪とも呼ばれ、2つ以上の部品から製作されてもよい。形状結合的な相互作用のために、爪部15は、例えば、収容部を少なくとも部分的に画定する基体6のそれぞれの壁を有する支承装置に提供され、その結果、力は、爪部15とこれらの壁との間で伝達できる。
【0049】
図11は、引張シャフト5及びフロー成形リベットスリーブ1を取り囲む接合要素を概略図で示し、引張シャフト5の長手領域は、フロー成形リベットスリーブ1内に収容されている。なぜならば、引張シャフト5は、フロー成形リベットスリーブ1内に挿入されているからである。
【0050】
図12は、フロー成形リベットスリーブ1及びそれぞれの基体6から分離されたヘッド7が固定されている部品24を概略斜視図で示す。更に、部品24には従来のリベット25が提供されている。図12は、部品24の第1の側面を示し、図13は、部品24の第1の側面とは反対側の、部品24の第2の側面を示す。図12及び図13から、それぞれのフロー成形リベットスリーブ1及びヘッド7がはるかに短い軸線方向に延びる長さを有し、したがって、従来のリベット25よりもはるかに低い設置空間を要求することが特に良好に認識できる。言い換えると、フロー成形リベットスリーブ1は、部品24の第1の側面だけではなく第2の側面でも従来のリベット25よりもはるかに短い距離で部品24から張り出している。それにより、部品9及び10は、特に強固に、特に高強度でだけではなく、特に空間を節約して一緒に接続できる。
【0051】
図14及び図15は、成形冶具14の引張シャフト5との、特に基体6との形状結合的な相互作用を特に良好に示す。図14及び図15から、爪部15が収容部として形成された対応する形状結合要素23に係合し、その結果、特に大きな力、特に引張力が成形冶具14と引張シャフト5との間で、特に成形冶具14から引張シャフト5へと形状結合的に伝達できることが認識できる。したがって全体として、部品9及び10を片側のみからアクセス可能な場合に設置空間及び剛性が最適されて形状結合的に接合することが可能である。更に、図15では、引張アダプタ18とハウジング17との間の間隔tが具体的に示されており、その間隔tは、作動距離ではないか、あるいは引張アダプタ18は、間隔tにわたって作動距離を実現しない。
【図1a】
【図1b】
【図2a】
【図2b】
【図2c】
【図3a】
【図3b】
【図3c】
【図4a】
【図4b】
【図4c】
【図5a】
【図5b】
【図5c】
【図6a】
【図6b】
【図6c】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【手続補正書】
【提出日】2017年12月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被覆領域(2)、第1の周辺領域(3)及び第2の周辺領域(4)を含むフロー成形リベットスリーブ(1)を使用して少なくとも2つの部品(9、10)、特に自動車車体の少なくとも2つの薄板部品を接合するための方法は、前記フロー成形リベットスリーブ内に、基体(6)及びヘッド(7)を含む引張シャフト(5)が挿入され、前記フロー成形リベットスリーブは、前記部品(9、10)の実質的に共に一直線上に並ぶそれぞれの貫通開口部(11、12)に挿入され、その後、前記フロー成形リベットスリーブ(1)に対する前記引張シャフト(5)の相対運動(13)により、前記フロー成形リベットスリーブが、前記第1の周辺領域(3)において拡張され、かつ一方の部品(9)と接触し、前記第2の周辺領域(4)は、前記引張シャフト(5)を囲む成形冶具(14)を使用して前記もう一方の部品(10)に向けて屈曲され、かつ前記もう一方の部品(10)と接触する、方法であって、
前記引張シャフト(5)の前記ヘッド(7)は、接合時に前記フロー成形リベットスリーブ(1)の押し出される材料を収容する少なくとも1つの収容部(22)を備えることを特徴とする、方法。
【請求項2】
前記引張シャフト(5)の前記基体(6)は、少なくとも1つの形状結合要素(23)を備え、前記形状結合要素を介して、前記成形冶具(14)は、前記成形冶具を使用して前記フロー成形リベットスリーブ(1)に対する前記引張シャフト(5)の前記相対運動(13)が生じ、少なくとも前記相対運動が生じる場合に前記引張シャフト(5)と形状結合的に相互作用することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記周辺領域(3、4)のそれぞれの直径は、前記相対運動(13)時に拡大されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記引張シャフト(5)は、前記ヘッド(7)と前記基体(6)との間に所定の破壊点(8)を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記被覆領域(2)は、円錐状に形成されており、前記相対運動(13)の結果として円筒形状に成形されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
被覆領域(2)、第1の周辺領域(3)及び第2の周辺領域(4)を含むフロー成形リベットスリーブ(1)及び前記フロー成形リベットスリーブ(1)に挿入された基体(6)及びヘッド(7)を含む引張シャフト(5)により少なくとも2つの部品(9、10)、特に自動車車体の少なくとも2つの薄板部品を接合するための接合要素は、前記フロー成形リベットスリーブ(1)が、前記部品(9、10)の実質的に共に一直線上に並ぶそれぞれの貫通開口部(11、12)に挿入可能であり、その後、前記フロー成形リベットスリーブ(1)に対する前記引張シャフト(5)の相対運動(13)により、前記フロー成形リベットスリーブが、前記第1の周辺領域(3)において拡張可能であり、かつ一方の部品(9)と接触可能であり、前記第2の周辺領域(4)は、前記引張シャフト(5)を囲む成形冶具(14)を使用して前記もう一方の部品(10)に向けて屈曲可能であり、かつ前記もう一方の部品(10)と接触可能である、接合要素であって、
前記引張シャフト(5)の前記ヘッド(7)は、接合時に前記フロー成形リベットスリーブ(1)の押し出される材料を収容するように形成されている少なくとも1つの収容部(22)を備えることを特徴とする、接合要素。
【請求項7】
前記引張シャフト(5)の前記基体(6)は、少なくとも1つの形状結合要素(23)を備え、前記形状結合要素を介して、前記成形冶具(14)は、前記成形冶具を使用して前記フロー成形リベットスリーブ(1)に対する前記引張シャフト(5)の前記相対運動(13)が発生可能であり、少なくとも前記相対運動が生じる場合に前記引張シャフト(5)と形状結合的に一緒に作用することを特徴とする、請求項6に記載の接合要素。
【請求項8】
前記形状結合要素(23)は、収容部として形成されており、前記収容部において、前記成形冶具(14)の少なくとも1つの対応する更なる形状結合要素(15)を少なくとも部分的に収容可能であることを特徴とする、請求項6又は7に記載の接合要素。
【請求項9】
前記収容部は、前記基体(6)の周辺方向で完全に取り囲んで延在していることを特徴とする、請求項8に記載の接合要素。
【請求項10】
前記引張シャフト(5)は、前記ヘッド(7)と前記基体(6)との間に所定の破壊点(8)を含むことを特徴とする、請求項6〜9のいずれか一項に記載の接合要素。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
本発明は、特許請求の範囲第1項のプリアンブルに記載の少なくとも2つの部品、特に自動車車体の2つの薄板部品を接合するための方法、及び特許請求の範囲第6項のプリアンブルに記載の少なくとも2つの部品、特に自動車車体の2つの薄板部品を接合するための接合要素に関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0003】
そのような接合方法は、それぞれの部品の接合を、部品のうちの1つのみに片側からのみ行うことができ、もう一方の部品が覆われている場合でもそれは可能である。そのような方法、詳しく言えばそのようなブラインドリベットにより接合された部品は、接合プロセスに応じて高強度で共に接続されるが、固定されたリベットは、方法に依存して大きな設置空間を必要とする。なぜならば、そのリベットは、通常、堅固かつ特に厚く肉盛りされたフランジあるいはかしめヘッド及び閉鎖ヘッドを備え、そのフランジを使用して、リベットは、部品のうちの少なくとも1つに接触するからである。そのため、フランジは、より高い空間要件を有する。なぜならば、フランジは、成形力に耐えるように十分に堅固である必要があるからである。
特許文献2は、繊維強化されたプラスチック積層体を薄板と結合するための方法を示し、その方法では、両側で拡張されるスリーブが使用される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】
【特許文献1】独国特許第102007058393A1号明細書
【特許文献2】米国特許第4,447,944A号明細書
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
本課題は、特許請求の範囲第1項の特徴を有する方法、及び特許請求の範囲第6項の特徴を有する接合要素により解決される。本発明の目的に応じた発展形態を有する有利なその他の請求項に記載されている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
部品を特に強固に相互に接続し、その際同時に設置空間要求を特に低く抑えるために、本発明により、引張シャフトのヘッドが、接合時にフロー成形リベットスリーブの押し出された材料を収容する少なくとも1つの切り欠き部を備えることが提供されている。言い換えると、部品の接合時に材料押出がもたらされる。これは、少なくともフロー成形リベットスリーブの材料が接合により押し出されることを意味する。押し出された材料は、この場合はヘッドの切り欠き部に流入できる。これにより、ヘッドは、切り欠き部に流入したあるいは押し出された材料と形状結合的に相互作用し、その結果、接合後にフロー成形リベットスリーブに、特にフロー成形リベットスリーブ内にとどまるヘッドは、脱落しないように固定される。言い換えると、押し出された材料がヘッドの切り欠き部に流れることにより、ヘッドがフロー成形リベットスリーブ及び部品から外れるリスクは、特に低く抑えることができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】
部品を特に強固かつ空間を節約して一緒に接続するために、本発明により、引張シャフトのヘッドが少なくとも1つの切り欠き部を接合時に押し出された材料を収容するために備える。この押し出された材料は、本発明により、少なくともフロー成形リベットスリーブの材料であり、押し出された材料は、切り欠き部に流入できる。それにより、例えば、フロー成形リベットスリーブ及び部品にとどまっているヘッドの脱落、すなわち、ヘッドがフロー成形リベットスリーブ及び部品から所望せずに外れることを回避することもまた可能であり、その結果、例えば、接合時に基体から分離されるヘッドは、確実にフロー成形リベットスリーブ内にとどまる。
【国際調査報告】

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