(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2018-527762(P2018-527762A)
(43)【公表日】2018年9月20日
(54)【発明の名称】エアキャビティパッケージ
(51)【国際特許分類】
H01L 23/04 20060101AFI20180824BHJP
H01L 23/50 20060101ALI20180824BHJP
【FI】
H01L23/04 E
H01L23/50 F
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】25
(21)【出願番号】特願2018-530673(P2018-530673)
(86)(22)【出願日】2016年9月1日
(85)【翻訳文提出日】2018年4月25日
(86)【国際出願番号】US2016049908
(87)【国際公開番号】WO2017040787
(87)【国際公開日】20170309
(31)【優先権主張番号】62/212,739
(32)【優先日】2015年9月1日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】518066415
【氏名又は名称】マコム テクノロジー ソリューションズ ホールディングス, インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】MACOM TECHNOLOGY SOLUTIONS HOLDINGS, INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100076428
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康徳
(74)【代理人】
【識別番号】100115071
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康弘
(74)【代理人】
【識別番号】100112508
【弁理士】
【氏名又は名称】高柳 司郎
(74)【代理人】
【識別番号】100116894
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 秀二
(74)【代理人】
【識別番号】100130409
【弁理士】
【氏名又は名称】下山 治
(74)【代理人】
【識別番号】100161399
【弁理士】
【氏名又は名称】大戸 隆広
(72)【発明者】
【氏名】マーティン,クイン,ドン
【テーマコード(参考)】
5F067
【Fターム(参考)】
5F067CA04
(57)【要約】
リードフレームと、リードフレームを用いて形成されたエアキャビティパッケージが記載される。リードフレームを用いて、複数のエアキャビティパッケージが一度に素早く形成されうる。さらに、リードフレームを用いて一度に複数のデバイスを容易に再配置することによって、電気部品がエアキャビティパッケージ内に配置されこれに相互接続される。組み立て後、エアキャビティパッケージはリードフレームから分離されうる。エアキャビティパッケージは、スラグと、スラグを囲みエアキャビティを形成するプラスチックフレームと、エアキャビティを包囲するカバーと、を含みうる。エアキャビティパッケージはさらに、プラスチックフレームを通って延び、エアキャビティ内で露出するリードフレームの1つ以上の導電リードを含む。導電リードは、エアキャビティ内に固定された部品に結合するために用いられる。最後に、カバーはエアキャビティを包囲するために固定されうる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアキャビティパッケージであって、
第1主面、第2主面及び連結端面を備えるヒートスラグと、
前記連結端面を囲み、前記ヒートスラグの前記第1主面によって部分的に境界付けられるエアキャビティを形成するプラスチックフレームであって、
前記エアキャビティパッケージを固定するための少なくとも1つの開口と、
前記エアキャビティ内の第1プラットフォームレベルと、
前記エアキャビティ内の第2プラットフォームレベルと、を備えるプラスチックフレームと、
前記プラスチックフレームの少なくとも一部を通って前記プラスチックフレームの外から延び、前記エアキャビティ内の部品の少なくとも1つの電気接点を結合するために前記第1プラットフォームレベルで前記エアキャビティ内に露出した少なくとも1つの導電リードと、を備えるエアキャビティパッケージ。
【請求項2】
請求項1に記載のエアキャビティパッケージであって、前記第1プラットフォームレベルは、前記ヒートスラグの前記第1主面から第1距離、隆起し、前記第2プラットフォームレベルは、前記第1プラットフォームレベルから第2距離、隆起する、エアキャビティパッケージ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のエアキャビティパッケージであって、前記エアキャビティを包囲するために前記第2プラットフォームレベルに置かれ固定されたカバーを更に備える、エアキャビティパッケージ。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れか1項に記載のエアキャビティパッケージであって、前記ヒートスラグの前記第1主面は、前記プラスチックフレームを通って前記エアキャビティに露出し、前記ヒートスラグの前記第2主面は、前記プラスチックフレームを通って前記エアキャビティパッケージの外に実質的に露出する、エアキャビティパッケージ。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れか1項に記載のエアキャビティパッケージであって、前記少なくとも1つの導電リードは、少なくとも1つの開口を備え、前記プラスチックフレームは、前記開口を通って形成される、エアキャビティパッケージ。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れか1項に記載のエアキャビティパッケージであって、前記少なくとの1つの導電リードは、電気的に分離した複数の導電リードを備える、エアキャビティパッケージ。
【請求項7】
請求項1乃至6の何れか1項に記載のエアキャビティパッケージであって、前記エアキャビティ内の前記第1プラットフォームレベルは、右側プラットフォームレベル及び左側プラットフォームレベルを備える、エアキャビティパッケージ。
【請求項8】
請求項7に記載のエアキャビティパッケージであって、前記少なくとも1つの導電リードは、
前記プラスチックフレームの少なくとも一部を通って前記プラスチックフレームの外から延び、前記右側プラットフォームレベルで前記エアキャビティ内に露出する第1導電リードと、
前記プラスチックフレームの少なくとも一部を通って前記プラスチックフレームの外から延び、前記左側プラットフォームレベルで前記エアキャビティ内に露出する第2導電リードと、を備える、エアキャビティパッケージ。
【請求項9】
エアキャビティパッケージであって、
第1主面、第2主面及び端面を備えるスラグと、
前記端面を囲み、前記スラグの前記第1主面によって部分的に境界付けられるエアキャビティを形成するプラスチックフレームであって、前記エアキャビティ内のプラットフォームレベルを備えるプラスチックフレームと、
前記プラスチックフレームの少なくとも一部を通って前記プラスチックフレームの外から延び、前記プラットフォームレベルで前記エアキャビティ内に露出した少なくとも1つの導電リードと、を備えるエアキャビティパッケージ。
【請求項10】
請求項9に記載のエアキャビティパッケージであって、前記プラットフォームレベルは、前記スラグの前記第1主面から第1距離、隆起する、エアキャビティパッケージ。
【請求項11】
請求項9又は10に記載のエアキャビティパッケージであって、前記エアキャビティを包囲するために前記エアキャビティ内の第2プラットフォームレベルに置かれ固定されたカバーを更に備える、エアキャビティパッケージ。
【請求項12】
請求項9乃至11の何れか1項に記載のエアキャビティパッケージであって、前記スラグの前記第1主面は、前記プラスチックフレームを通って前記エアキャビティに露出し、前記スラグの前記第2主面は、前記プラスチックフレームを通って前記エアキャビティパッケージの外に実質的に露出する、エアキャビティパッケージ。
【請求項13】
請求項9乃至12の何れか1項に記載のエアキャビティパッケージであって、前記少なくとも1つの導電リードは、少なくとも1つの開口を備え、前記プラスチックフレームは、前記開口を通って形成される、エアキャビティパッケージ。
【請求項14】
請求項9乃至13の何れか1項に記載のエアキャビティパッケージであって、前記少なくとの1つの導電リードは、電気的に分離した複数の導電リードを備える、エアキャビティパッケージ。
【請求項15】
請求項9乃至14の何れか1項に記載のエアキャビティパッケージであって、
前記エアキャビティ内の前記プラットフォームレベルは、右側プラットフォームレベル及び左側プラットフォームレベルを備え、
前記少なくとも1つの導電リードは、
前記プラスチックフレームの少なくとも一部を通って前記プラスチックフレームの外から延び、前記右側プラットフォームレベルで前記エアキャビティ内に露出する第1導電リードと、
前記プラスチックフレームの少なくとも一部を通って前記プラスチックフレームの外から延び、前記左側プラットフォームレベルで前記エアキャビティ内に露出する第2導電リードと、を備える、エアキャビティパッケージ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
この特許協力条約出願は2015年9月1日に出願された同時係属の米国仮出願第62/212,739号への優先権及びその利益を主張し、この全体の内容が参照によって本書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
数ある部品の中でもアクティブ及びパッシブ半導体デバイス、抵抗、キャパシタ及びインダクタのような電気部品に対して様々なタイプのパッケージが利用可能である。パッケージは部品の保護及び固定の両方が可能であり、1つ以上の電気接点を作るための導電リードを部品に与える。このようなパッケージは、例えば、表面実装されうるか、スルーホール実装されうるか、プリント回路板に挿入されうる。それらに収容される電気及び/又は電子部品のタイプに基づいて、任意の所与のパッケージのタイプ、サイズ、リード型及び材料が選択されうる。例えば、あるパッケージは、多かれ少なかれ、高電力及び/又は高周波数の部品に適しうる。
【図面の簡単な説明】
【0003】
以下の図面を参照して本開示の側面がより良く理解されうる。図面の要素は必ずしも縮尺通りではなく、その代わりに実施形態の原理を明確に説明する際に強調が置かれていることが留意される。図面において、いくつかの図を通じて、同様の参照符号は同様又は対応するが必ずしも同一ではない要素を指す。
【0004】
【
図1】本書に記載される様々な実施形態に従う例示のエアキャビティパッケージの透視図を説明する。
【0005】
【
図2】本書に記載される様々な実施形態に従う
図1に示された例示のエアキャビティパッケージの平面図を説明する。
【0006】
【
図3】本書に記載される様々な実施形態に従う
図1に示された例示のエアキャビティパッケージの背面図を説明する。
【0007】
【
図4】本書に記載される様々な実施形態に従う
図1に示された例示のエアキャビティパッケージの端面図を説明する。
【0008】
【
図5】本書に記載される様々な実施形態に従う
図1に示された例示のエアキャビティパッケージの側面図を説明する。
【0009】
【
図6】本書に記載される様々な実施形態に従うエアキャビティを包囲するためのカバーを含む
図1に示された例示のエアキャビティパッケージの透視図を説明する。
【0010】
【
図7】本書に記載される様々な実施形態に従う
図2に示された例示のエアキャビティパッケージのA−A線断面図を説明する。
【0011】
【
図8】本書に記載される様々な実施形態に従う
図2に示された例示のエアキャビティパッケージのB−B線断面図を説明する。
【0012】
【
図9】本書に記載される様々な実施形態に従う
図1に示された例示のエアキャビティパッケージ内のリードの例示の輪郭を説明する。
【0013】
【
図10】本書に記載される様々な実施形態に従うエアキャビティパッケージに用いられうる他の代表的なリードの例示の輪郭を説明する。
【0014】
【
図11】本書に記載される様々な実施形態に従うエアキャビティ内の部品を含む例示のエアキャビティパッケージの平面図を説明する。
【0015】
【
図12】本書に記載される様々な実施形態に従う例示のリードフレーム及びエアキャビティパッケージを説明する。
【0016】
【
図13】本書に記載される様々な実施形態に従うエアキャビティパッケージを構成するためのスラグとともに配置された例示のリードフレームの一部を説明する。
【0017】
【
図14】本書に記載される様々な実施形態に従う
図13に示されたスラグとともに配置されたリードフレームのC−C線断面図を説明する。
【0018】
【
図15】本書に記載される例示の実施形態に従うリードフレームエアキャビティパッケージデバイスの製造及び組み立てのプロセスを説明する。
【発明を実施するための形態】
【0019】
上述のように、とりわけ半導体デバイス、抵抗、キャパシタ及びインダクタのような電気部品に対して様々なタイプのパッケージが利用可能である。収容される電気及び/又は電子部品のタイプだけでなく部品の用途に基づいて、任意の所与のパッケージのタイプ、サイズ、リード型及び材料が選択されうる。
【0020】
あるパッケージは、多かれ少なかれ、高電力及び/又は高周波数の部品に適しうる。集積回路をプリント回路版(PCB)に物理的に固定し電気接続するために、例えばクワッドフラットノーリード(QFN)パッケージのようなフラットノーリードパッケージが用いられうる。フラットノーリードパッケージは、集積回路及び他の電気部品をスルーホールなしでPCBに接続するために用いられうるいくつかのタイプのパッケージのうちの1つである。パッケージの中で、エアキャビティがパッケージ内に設計されたエアキャビティパッケージ及びパッケージ内のエアが最小化されたプラスチック成形パッケージが一般的である。高周波用途に用いられるもののようなある部品について、数ある利点のうち誘電容量が最小化されうるので、エアキャビティパッケージは好適である。しかし、エアキャビティパッケージは高価な材料を組み込み、複雑又は時間のかかる製造及び組み立てプロセスに依存するため、一部のエアキャビティパッケージはデメリットを有する。
【0021】
上述の文脈において、本書に記載される実施形態は、第1主面及び第2主面並びに連結端面又はサイドを有するヒートスラグと、連結端面を囲みエアキャビティを形成するプラスチックフレーム又はボディと、エアキャビティを包囲するカバーと、を含むエアキャビティパッケージを対象とする。エアキャビティは、ヒートスラグの第1主面によって部分的に境界付けられ、エアキャビティ内の第1プラットフォームレベル及び第2プラットフォームレベルを含む。エアキャビティパッケージはさらに、プラスチックフレーム又はボディの少なくとも一部を通ってプラスチックフレームの外から延び、第1プラットフォームレベルに沿ってエアキャビティ内で露出する1つ以上の導電リードを含む。第1プラットフォームレベルに沿って露出しているので、導電リードは、エアキャビティ内に固定された部品の少なくとも1つの電気接点に結合するために用いられうる。例えばIII族窒化物ベースのトランジスタのような1つ以上の部品がエアキャビティ内に固定され第1プラットフォームレベルで1つ以上の導電リードに結合又は電気接続された後に、エアキャビティ内で第1プラットフォームレベルよりも高い第2プラットフォームレベルにカバーが置かれ固定される。
【0022】
図面に着目して、
図1は、本書に記載される様々な実施形態に従う例示のエアキャビティパッケージ100の透視図を説明する。さらに、
図2は、本書に記載される様々な実施形態に従う
図1に示された例示のエアキャビティパッケージ100の平面図、
図3はその背面図、
図4はその端面図、
図5はその側面図を説明する。
【0023】
図に示されるように、エアキャビティパッケージ100は、スラッグ110と、スラグ110の第1主面(例えば、上部又は下部)によって部分的に境界付けられるエアキャビティ122を形成するようにスラグ110のエッジを実質的に囲むプラスチックフレーム120と、を含む。プラスチックフレーム120は、開口130A及び130B(まとめて開口130)と、左側プラットフォーム124A及び右側プラットフォーム124B(まとめて第1プラットフォームレベル124)を含む第1プラットフォームレベルと、第2プラットフォームレベル126と、を含む。エアキャビティパッケージ100はさらに、第1導電リード160A及び第2導電リード160B(まとめて導電リード160)を含む。導電リード160は、プラスチックフレーム120の少なくとも一部を通ってプラスチックフレーム120の外から延びる。エアキャビティ122の中で、第1プラットフォームレベル124で導電リード160の面の一部が露出する。以下にさらに詳細に記載されるように、電気部品はエアキャビティ122の中に搭載及び固定され、第1プラットフォームレベル124で露出している導電リード160の面にワイヤボンディングされうる。エアキャビティパッケージ100はまた、カバー170を含む。
【0024】
エアキャビティパッケージ100の特定の態様に目を向ける前に、
図1〜
図5に示される実施形態が単に例示の方法によって提供されることに留意される。実施形態は縮尺通りに描かれておらず、本書に記載される概念に整合する他の実施形態は、示されるものと比較して形及び/又はサイズの点で異なりうる。例えば、プラスチックフレーム120の長さ「L」、幅「W」及び高さ「H」は、例えばエアキャビティ122についての適切なサイズを実現するために実施形態で異なりうる。同様に、
図10を参照して後述されるように、導電リード160のサイズ、個数及び位置は実施形態で異なりうる。さらに、他の実施形態で、開口130は、示されるものとは個数、サイズ、形状及び位置の点で異なってもよく、全体的に省略されてもよい。
【0025】
エアキャビティパッケージ100が構築された後に、任意の個数のアクティブ及び/又はパッシブ電子部品がエアキャビティ122内に搭載され固定されうる。部品はスラグ110に機械的及び/又は電気的に個別に結合されうる。部品は、接着剤、機械的締結具等を用いて機械的に接着又は結合されてもよく、及び/又は導電エポキシ、焼結ダイアタッチ材料、適切なタイプの半田等を用いて電気的に接合又は結合されてもよい。様々な実施形態で、スラグ110は、銅、アルミニウム、スズ、銀、金、亜鉛、他の金属、ダイヤモンド、グラファイト、又はこれらの任意の合成物から形成されうる。スラグ110はまた、エアキャビティパッケージ100の機械的及び/又は電気的性能を向上しうるか、スラグ110への他の部品の接着を補助しうる金、銀、銅、ニッケル、パラジウム等のような材料で被覆又はめっきされうる。銅のような導電材料及び/又はコーティングで形成された場合に、スラグ110は、電気接点及びヒートシンクの両方として機能しうる。
【0026】
示されるように、スラグ110は、
図1に示される第1主面(例えば、上面)と、
図3に示される第2主面(例えば、下面)と、
図7及び
図8を参照して以下にさらに詳細に記載される連結端面と、を含む。連結端面は、
図7及び
図8を参照してさらに詳細に記載される。エアキャビティパッケージ100の底(
図3)から、スラグ110から熱が排出されうる。よって、エアキャビティ122内の任意の電気部品からの熱は、エアキャビティパッケージ100から引き離されうる。
【0027】
他の場合に、エアキャビティ122内の部品がスラグ110に搭載及び/又は固定されるが電気的に結合されないならば、スラグ110は、ヒートシンクとして機能しうるが電気接点として機能しえない。他の実施形態で、スラッグ110は、半導体、セラミック又はプラスチック材料から形成されうる。さらに他の場合に、スラッグ110が省略されてもよく、
図1に示されるこのエリアはプラスチックフレーム120によって埋められる。
【0028】
エアキャビティ122内の任意の部品は、任意の適切なワイヤボンディング技術を用いて、第1プラットフォームレベル124に沿って導電リード160の露出部分にワイヤボンディングされうる。具体的に、
図1に示されるように、導電リード160Aは、プラスチックフレーム120の少なくとも一部を通ってプラスチックフレーム120の外から延び、左側プラットフォーム124Aに沿ってエアキャビティ122内で露出する。同様に、導電リード160Bは、プラスチックフレーム120の少なくとも一部を通ってプラスチックフレーム120の外から延び、右側プラットフォーム124Bに沿ってエアキャビティ122内で露出する。よって、エアキャビティ122内の任意の半導体又は他の電気デバイスの電気接点は、第1プラットフォームレベル124に沿った導電リード160A及び/又は160Bの露出部分にワイヤボンディングされうる。上述のように、エアキャビティパッケージ100の外から、導電リード160A及び/又は160Bだけでなくスラグ110へ直接に電気接続がなされうる。エアキャビティ122内に固定され導電リード160にワイヤボンディングされる部品のより具体的な例が
図11を参照して以下に記載される。
【0029】
ワイヤボンディング後に、カバー170が第2プラットフォームレベル126に置かれ、任意の適切な接着剤又はプラスチック溶接、加熱又は溶融プロセスを用いて第2プラットフォームレベル126に固定されうる。
図1に示されるように、第2プラットフォームレベル126は、エアキャビティ122内で第1プラットフォームレベル124よりも高い。よって、カバー170が第2プラットフォームレベル126に固定されると、エアキャビティパッケージ100内にエアキャビティ122が包囲される。第2プラットフォームレベル126にカバー170が固定されたエアキャビティパッケージ100の例が
図6に示される。
【0030】
繰り返すと、エアキャビティ122内の任意の部品がブラスチックフレーム120によって(すなわち、これに接触して)囲まれていないので、これらはプラスチックフレーム120の材料に起因する同じ電気的影響(例えば、寄生容量等)を受けない。このように、エアキャビティパッケージ100は、高電力及び/又は高周波数用途のような、ある分野又は用途で用いられる部品に特に有用でありうる。
【0031】
プラスチックフレーム120は、数ある材料の中でもガラス、カーボン又は他の補強材の有無を問わないエポキシ、液晶ポリマー(LCP)、シリコーン又はボリイミド樹脂若しくは混合物のような任意の適切なプラスチック(又は同様の)材料(群)で成形されうる。プラスチックフレーム120の材料(群)は、エアキャビティ122内の部品のための十分な保護(例えば、十分なレベルの温度検出感度、振動検出感度、湿度検出感度又は他の検出感度レベル等)と、導電リード160を固定するための機械的強度と、パッケージ内の他の材料への熱膨張の十分な適合と、又は他の関連する要因と、を提供又は実現するように選択されうる。
【0032】
航空宇宙又は放射線環境のような一部の実施形態で、エアキャビティパッケージ100に類似したエアキャビティパッケージが、エアキャビティを有するセラミックパッケージとして形成されうる。この場合に、プラスチックフレーム120に類似した封止シェルがセラミック材料から形成され、気密(又は気密に近い)シールを生成するために任意の適切な方法を用いて金属又はガラスの蓋としてカバー170が形成されうる。
【0033】
他の類似したエアキャビティパッケージと共にエアキャビティパッケージ100を構築した後に、導電リード160A及び160Bが大きい方のリードフレームアセンブリから切り離されうる。リードフレームアセンブリを用いたエアキャビティパッケージ100の構築は、
図12を参照して以下にさらに詳細に記載される。導電リード160A及び160Bは、銅、アルミニウム、スズ、銀、金、亜鉛、他の金属又はこれらの任意の合成物から形成されてもよく、スポットめっき又は他の方法を用いて例えば銀又は金でめっきされてもよい。
【0034】
図7は、本書に記載される様々な実施形態に従う
図2に示された例示のエアキャビティパッケージ100のA−A線断面図を説明する。
図7に示されるように、プラスチックフレーム120は、スラグ110の連結端面112を囲み、スラグ110の上面によって部分的に境界付けられるエアキャビティ122を形成する。連結端面112は、その下側周辺エッジと比較して、スラグ110の外側周辺トップエッジの周りを延びるリップ又は歯を含む。プラスチックフレーム120が連結端面112のリップ又は歯を囲むので、スラグ110はプラスチックフレーム120又はエアキャビティパッケージ100の底から簡単に引き抜かれない。
【0035】
図7で、第1プラットフォームレベル124(すなわち、右側プラットフォーム124B及び左側プラットフォーム124A(
図8))がスラグ110の上面の上の隆起したプラットフォームレベルとして形成され、第2プラットフォームレベル126がスラグ110の上面の上(及び第1プラットフォームレベル124の上)の隆起したプラットフォームレベルとして形成されることも明らかである。第1プラットフォームレベル124及び第2プラットフォームレベル126は、設計及び用途の考慮、エアキャビティパッケージ100のサイズ及び他の要因に依存して、スラグ110の上面の上の任意の所望の高さで形成されうる。第1プラットフォームレベル124がエアキャビティ122内でスラグ110の上面の上に隆起しているので、スラグ110の上面と第1プラットフォームレベル124に沿って露出した導電リード160との間の寄生容量の量が低減及び/又は最小化されうる。
【0036】
図8は、本書に記載される様々な実施形態に従う
図2に示された例示のエアキャビティパッケージ100のB−B線断面図を説明する。プラスチックフレーム120は、スラグ110の連結端面112を囲み、スラグ110の上面によって部分的に境界付けられるエアキャビティ122を形成する。
図8で、導電リード160A及び160Bがプラスチックフレーム120を通ってプラスチックフレーム120の外から延び、左側プラットフォーム124A及び右側プラットフォーム124Bにそれぞれ沿ってエアキャビティ122内で露出することが明らかである。さらに、示されるように、導電リード160Bを通る開口162Bが形成され、開口162Bを通るプラスチックフレーム120が形成される。導電リード160Aも開口を含むが、
図8に示されるB−B線断面図には示されない。
図9を参照してさらに詳細に記載されるように、導電リード160A及び160Bの両方が、(開口162Bを含む)互い違いの開口を含み、プラスチックフレーム120は互い違いの開口を通って形成される(例えば、これを通って流れる)。このように、導電リード160A及び160Bはプラスチックフレーム120にしっかりと固定される。
【0037】
図9は、本書に記載される様々な実施形態に従う
図1に示された例示のエアキャビティパッケージ内の導電リード160A及び160Bの例示の輪郭を説明する。
図9で、プラスチックフレーム120は境界ボックスとして示され、導電リード160A及び160Bが露出する。この図で、導電リード160Aを通る互い違いの開口162Aが見られ、導電リード160Bを通る互い違いの開口160Bが見られうる。
図9で、開口162A及び162Bのサイズ、形状、個数及び配置は例示によって与えられる。他の実施形態で、導電リード160A及び160Bは、任意の適切な位置(群)で、より大きな、より小さな、より少ない又はより多い開口を含みうる。一部の実施形態で、開口162A及び162Bは全体的に省略されうる。プラスチックフレーム120がスラグ110の周りに成形される場合に、導電リード160A及び160Bをプラスチックフレーム120にしっかりと固定するために、プラスチックフレーム120は開口162A及び162Bを通って流れる。
【0038】
図10は、エアキャビティパッケージに用いられうる他の代表的なリードの例示の輪郭を説明する。
図10に示される実施形態は、プラスチックフレーム120の1つのサイドに3つの導電リード164A、166A及び168Aを含み、プラスチックフレーム120の別のサイドに3つの導電リード164B、166B及び168Bを含む。この構成で、追加の導電リードの使用を通じて追加の分離した電気接点がサポートされうる。パッケージサイズ、電流容量等のような様々な設計要因に依存して、任意の所与のエアキャビティパッケージの各サイドに任意の個数の導電リードが用いられうる。
【0039】
図11は、本書に記載される様々な実施形態に従うエアキャビティ222内の部品を含む例示のエアキャビティパッケージ200の平面図を説明する。
図11で、部品281〜283及び291〜293がエアキャビティ222内でスラグ210に固定される。さらに、導電リード260Bと部品282との間のワイヤボンディングによって部品281が電気的に結合され、部品281と部品283との間のワイヤボンディングによって部品282が電気的に結合され、部品282と導電リード260Aとの間のワイヤボンディングによって部品283が電気的に結合される。同様に、導電リード262Bと部品292との間のワイヤボンディングによって部品291が電気的に結合され、部品291と部品293との間のワイヤボンディングによって部品292が電気的に結合され、部品292と導電リード262Aとの間のワイヤボンディングによって部品293が電気的に結合される。
図11に示される部品281〜283及び291〜293の構成は例示によって与えられ、部品の他の構成(例えば、配置、相互接続等)が実施形態の範囲内である。
【0040】
限定することなく、数ある部品の中でトランジスタ、抵抗、キャパシタ及びインダクタ、ディスクリート電子部品、電気光学部品、電気機械部品及び他の部品並びにこれらの組み合わせの構成を含む、(任意の半導体処理技術で形成された)半導体基板上に形成された集積回路のような様々なタイプのアクティブ及びパッシブ電子部品がエアキャビティパッケージ200(及びエアキャビティパッケージ100)のエアキャビティ222内に配置され、構成され及び固定されうる。よって、
図11に示される部品281〜283及び291〜293は単に例示によって示される。例えば、部品283及び293は、例えばGaNオンシリコン又はGaNオンSiCトランジスタダイのようなIII族窒化物(III−N)材料又は窒化ガリウム(GaN)材料の半導体デバイスであってもよく、部品281、282、291及び292はキャパシタであってもよいが、他のデバイスの使用が実施形態の範囲内である。
【0041】
図12は、本書に記載される様々な実施形態に従う例示のリードフレーム310及びエアキャビティパッケージ320〜325を説明する。エアキャビティパッケージ320〜325のそれぞれは、上述のエアキャビティパッケージ100と同様である。リードフレーム310は、銅、アルミニウム、スズ、銀、金、亜鉛、他の金属又はこれらの任意の合成物のような導電金属のより大きな片又はシートから形成されてもよく(例えば、切断、せん断、プレスアウト等)、例えばスポットめっき又は別の方法を用いて銀又は金でめっきされてもよい。
図12に示されるように、リードフレーム310は、エアキャビティパッケージ320のための導電リード312A及び312Bと、残りのエアキャビティパッケージ321〜325のための同様の導電リード(個別には参照されない)と、を含む。
図12に示されるリードフレーム310は例示によって与えられ、実施形態においてより大きな又はより小さなリードフレームが用いられうる。
【0042】
エアキャビティパッケージ320〜325の製造のための開始点としてリードフレーム310を使用することは、相当高い組み立てスループット、低いコスト、高い精度、及び製造者及びサプライヤの既存のツールセット及び設備を使用する能力を含む様々なメリットを与える。例えば、リードフレーム310は、個別に再配置することなく、比較的多くのエアキャビティパッケージをつかみ、保持し、移動するために用いられうる。さらに、適切な精度レベルでリードフレーム310が形成されると、エアキャビティパッケージ320〜325のそれぞれの相対間隔が形成されると既知である。よって、数あるタイプのデバイスの中でIII族窒化物材料デバイスのような電気部品は、エアキャビティパッケージ320〜325を移動及び再配置する必要なく、機械によって個別に容易にエアキャビティパッケージ320〜325のそれぞれの中に配置され、相互接続されうる。
【0043】
製造中に、リードフレーム310は、スラグ330〜335に沿って正しい相対位置に配置されうる。その後、リードフレーム310及びスラグ330〜335の周りにモールドが配置され、プラスチックフレーム340〜345を形成するためにモールドにプラスチックが注入されうる。機械によってエアキャビティパッケージ320〜325のそれぞれの中に電気部品が配置され相互接続される残りの組み立てプロセス中に、エアキャビティパッケージ320〜325はリードフレーム310に取り付けられたままにされうる。
【0044】
組み立てプロセス中にリードフレーム内にエアキャビティパッケージを維持することにより、高いスループット及び低い組み立てコストが可能となる。組み立てが完了した後に、エアキャビティパッケージ320〜325のそれぞれについて導電リード312A及び312B(並びに残りの導電リード)を分離するための位置でリードフレーム310を切断又はせん断することによって、リードフレーム310から個別のエアキャビティパッケージ320〜325が分離されうる。
【0045】
図13は、本書に記載される様々な実施形態に従うエアキャビティパッケージを構成するためのスラグ420に配置された例示のリードフレーム410の一部を説明する。境界ボックス430も
図13に示される。境界ボックス430は、
図13に示されるリードフレーム410の一部の周りに形成されるエアキャビティパッケージのプラスチックフレーム又はボディのサイズを表す。
図13に示されるリードフレーム410は例示によって与えられ、実施形態で、より大きな又はより小さなリードフレームが用いられうる。
【0046】
上記と整合して、リードフレーム410は、銅、アルミニウム、スズ、銀、金、亜鉛、他の金属又はこれらの任意の合成物のような導電金属の大きな片又はシートから形成されてもよく(例えば、切断、せん断、プレスアウト等)、例えばスポットめっき又は別の方法を用いて銀又は金でめっきされてもよい。数ある特徴のうち、リードフレーム410は、導電リード412A及び412Bと、ダウンセットファセット421A及び421Bと、(
図13に示されるが個別に参照されないもののうち)複数のリードフレーム構造サポート431〜434と、を含む。エアキャビティパッケージ内に露出する導電リード412Aの部分413A及び導電リード412Bの部分413Bが
図13でハッチングによって示される。
【0047】
ダウンセットファセット421A及び421Bは、エアキャビティパッケージのプラスチックフレーム又はボディの注入のために周りにモールドが配置される前にスラグ420をリードフレーム410へ固定するために用いられうる。1つの例示の場合に、スラグ420をリードフレーム410に締結するためにダウンセットファセット421A及び421Bの開口422A及び422Bを通って金属リベット、ピン又はボルトが挿入されうる。しかし、半田、接着剤、ワイヤボンディング等の他の締結手段が用いられてもよく、一部の実施形態で開口422A及び422Bが省略されてもよい。
【0048】
締結して合わされると、リードフレーム410及びスラグ420の周りにモールドが配置され、境界ボックス430のサイズについてエアキャビティパッケージのプラスチックフレーム又はボディを形成するようにプラスチックがモールドに注入されうる。エアキャビティパッケージの中に電気部品が配置され相互接続される残りの組み立てプロセス中に、このように形成されたエアキャビティパッケージがリードフレーム410に取り付けられたままにされうる。リードフレームエアキャビティパッケージデバイスの組み立て又は製造のプロセスが、
図15を参照して以下にさらに詳細に記載される。
【0049】
図14は、本書に記載される様々な実施形態に従う
図13に示されたスラグ420に配置されたリードフレーム410のC−C線断面図を説明する。
図14に示されるように、スラグ420をリードフレーム410に固定するために、ダウンセットファセット421A及び421Bを通じてスラグ420に締結具440A及び440Bが挿入される。締結具440A及び440Bは、ダウンセットファセット421A及び421Bを通ってスラグ420へ挿入される金属リベット、ピン又はボルトを含みうるが、他の場合に半田、接着剤、ワイヤボンディング及び他の固定手段が用いられうる。
【0050】
図14で、スラグ420の上面とリードフレーム410(及び
図13に示される導電リード412A及び412B)の上面との間の距離「D」が見て取れる。
図14に示されるリードフレーム410及びスラグ420から形成されるエアキャビティパッケージのエアキャビティの中に、エアキャビティ内で露出する導電リード412A及び412Bの部分413A及び413Bが
図13においてハッチングによって示される。導電リード412A及び412Bのこれらの部分413A及び413Bは、
図1及び
図2で説明された第1プラットフォームレベル124A及び124Bと同様の第1プラットフォームレベルで露出する。本書に記載されるように、電気部品はエアキャビティ内に搭載され固定され、導電リード412A及び412Bの部分413A及び413Bの露出面にワイヤボンディングされうる。
【0051】
上述のように、
図12に示されるリードフレーム310に類似するリードフレーム又は
図14に示されるリードフレーム410の部分をエアキャビティパッケージの製造のための開始点として使用することは、相当高い組み立てスループット、低いコスト、高い精度、及び製造者及びサプライヤの既存のツールセット及び設備を使用する能力を含む様々なメリットを与える。エアキャビティパッケージの製造の文脈において、
図15は、本書に記載される例示の実施形態に従うリードフレームエアキャビティパッケージデバイスの製造及び組み立てのプロセスを説明する。
図15に示されるプロセス図は、本書に記載されるエアキャビティパッケージを形成し、これらのエアキャビティパッケージ内に電気部品を固定しワイヤボンディングするために用いられうるステップのシーケンスの一例を与える。
【0052】
図15に示されるステップ及びステップの配置は、用いられうる1つのプロセスの代表例として与えられる。他の実施形態で、ステップの順序が示されたものとは異なりうる。例えば、ステップのうちの2つ以上の実行の順序が、示された順序に対して入れ替えられてもよい。また、一部の場合に、ステップのうちの2つ以上が同時に又は部分的に並行して実施されてもよい。さらに、一部の場合に、
図15に示されるステップのうちの1つ以上がスキップ又は省略されてもよい。これに加えて、
図1〜
図14を参照して記載された例示のエアキャビティパッケージが
図15に示されるプロセスステップに関連する文脈について参照されるが、プロセスはエアキャビティパッケージの特定のサイズ、項目又はスタイルの製造に制限されない。
【0053】
参照符号502で、プロセスは1つ以上のエアキャビティパッケージのためのリードフレームを形成することを含む。例えば、
図12に示されるリードフレーム310と同様のリードフレーム又は
図14に示されるリードフレーム410の部分は、銅、アルミニウム、スズ、銀、金、亜鉛、他の金属又はこれらの任意の合成物のような導電金属のより大きな片又はシートから形成されてもよく(例えば、切断、せん断、プレスアウト等)、例えばスポットめっき又は別の方法を用いて銀又は金でめっきされてもよい。リードフレームは、任意の適切な個数の導電リード、ダウンセットファセット及びリードフレーム構造サポート等を含みうる。
【0054】
参照符号502で、プロセスはまた、任意の適切なプロセスを用いて、例えば
図1、
図11、
図12又は
図14で説明されたスラグ110、210、330〜335又は420の何れかに類似する1つ以上のスラグを形成することを含みうる。スラグは、銅、アルミニウム、スズ、銀、金、亜鉛、他の金属、ダイヤモンド、グラファイト又はこれらの任意の合成物から形成されうる。スラグはまた、エアキャビティパッケージの機械的及び/又は電気的性能を向上しうるか、スラグへの他の部品の接着を補助しうる金、銀、銅、ニッケル、パラジウム等のような材料で被覆又はめっきされうる。本書に記載されるように、スラグは、上部及び下部の主面と、スラグの外周エッジの周りを延びるリップ又は歯を有する連結端面と、を含みうる。
【0055】
参照符号504で、プロセスは、参照符号502で形成されたスラグのうちの1つ以上を、参照符号502で形成されたリードフレームに配置又は位置合わせすることを含む。この配置の例として、
図13は、リードフレーム410に対する位置に配置されたスラグ420を説明する。実際に、参照符号504でリードフレームに沿って複数のスラグが対応する位置に配置されうる。
【0056】
参照符号506で、プロセスは、スラグとリードフレームとを締結し合わせることを含む。例として
図13及び
図14を参照して、参照符号506で、スラグ420をリードフレーム410に締結するためにリードフレーム410のダウンセットファセット421A及び421Bの開口422A及び422Bを通して金属リベット、ピン又はボルトが挿入されうる。
図13は1つのエアキャビティパッケージのためにリードフレーム410の部分及びダウンセットファセット421A及び421Bを説明するが、他のエアキャビティパッケージのための追加のスラグを固定するために同様のダウンセットファセット及び締結手段が用いられてもよい。
【0057】
参照符号508で、プロセスは、エアキャビティパッケージのフレーム又はボディを形成するためのモールドへ、取り付けられたスラグとともに、リードフレームを配置することを含む。参照符号510で、プロセスは、参照符号508で配置されたスラグ及びリードフレームの周りに複数のプラスチックフレーム又はボディ(及びエアキャビティ)を形成することを含む。一例として、
図13の境界ボックス430は、示されるリードフレーム410の一部の周りに形成されるエアキャビティパッケージのプラスチックフレーム又はボディのサイズを表す。フレーム又はボディが形成された場合に、本書に記載されるようにフレーム内にエアキャビティが形成される。
【0058】
エアキャビティパッケージのフレーム又はボディ(及びそれらの中のエアキャビティ)は、スラグ及びリードフレームを囲むモールドへのプラスチックの注入を通じて形成されうる。フレームは、数ある材料のうち、ガラス、カーボン又は他の補強材の有無を問わないエポキシ、液晶ポリマー(LCP)、シリコーン、又はボリイミド樹脂又は混合物のような任意の適切なプラスチック(又は同様の)材料(群)で成形されうる。フレームの材料(群)は、形成されるエアキャビティパッケージ内に配置される部品のための十分な保護(例えば、十分なレベルの温度検出感度、振動検出感度、湿度検出感度又は他の検出感度レベル等)を提供又は実現するように選択されうる。材料はまた、パッケージの他の材料への熱膨張の適切な機械的整合又は他の関連要因について選択されうる。
【0059】
参照符号512で、プロセスは、支持フレームを用いて、参照符号510で形成されたエアキャビティパッケージを再配置することを含む。すなわち、参照符号510で複数のエアキャビティパッケージがリードフレーム及びスラグの周りに形成又は成形されると、周囲のリードフレームは、エアキャビティパッケージを個別の再配置することなく移動するために用いられうる。エアキャビティパッケージは、電気部品をつかみ、部品をエアキャビティパッケージのエアキャビティに配置し、これらの部品を上述のようにエアキャビティ内で露出した導電リードにワイヤボンディングするための機械に移動されうる。
【0060】
参照符号514で、プロセスは、エアキャビティパッケージ内に形成されたエアキャビティに電気部品の様々な組み合わせを固定することを含む。プロセスはまた、エアキャビティパッケージのエアキャビティ内で露出した導電リードにこれらの電気部品をワイヤボンディングすることを含む。例として、
図11は、エアキャビティ222内の部品を含む例示のエアキャビティパッケージ200の平面図を説明する。
図11で、部品281〜283及び291〜293がエアキャビティ222内でスラグ210に固定される。さらに、導電リード260Bと部品282との間のワイヤボンディングによって部品281が電気的に結合され、部品281と部品283との間のワイヤボンディングによって部品282が電気的に結合され、部品282と導電リード260Aとの間のワイヤボンディングによって部品283が電気的に結合される。同様に、導電リード262Bと部品292との間のワイヤボンディングによって部品291が電気的に結合され、部品291と部品293との間のワイヤボンディングによって部品292が電気的に結合され、部品292と導電リード260Aとの間のワイヤボンディングによって部品293が電気的に結合される。
図11に示される部品281〜283及び291〜293の配置は例として与えられ、部品を固定しワイヤボンディングする任意の適切なアプローチが参照符号514で実行されうる。
【0061】
参照符号516で、プロセスはエアキャビティパッケージのエアキャビティを包囲することを含む。例えば、カバー170は、任意の適切な接着剤又はプラスチック溶接、加熱又は融解プロセスを用いて、
図6に示されるエアキャビティパッケージ100のエアキャビティ上に固定されうる。例えばカバー170と同様のカバーは、参照符号510で形成されたエアキャビティパッケージの何れか又はすべてをカバーするために用いられうる。
【0062】
参照符号518で、プロセスはリードフレームからエアキャビティパッケージを分離することを含む。エアキャビティパッケージは、より大きいリードフレームアセンブリからエアキャビティパッケージのそれぞれの導電リードを分離するためにリードフレーム構造サポートを切断又はせん断することによって、リードフレームから分離されうる。例えば、
図13で、輪郭435は、リードフレーム410からエアキャビティパッケージを分離するため(すなわち、リードフレーム構造サポート431〜434を切断するため)に用いられうる切断線又はせん断線を表す。リードフレーム310から
図12に示されるエアキャビティパッケージ320〜325のそれぞれを分離するために同様の切断線又はせん断線が用いられうる。
【0063】
代替のプロセスステップで、電気部品がエアキャビティパッケージに固定され包囲される前にエアキャビティパッケージがそれらを囲むリードフレームから除去(例えば、切断又はせん断)されてもよいが、リードフレームは一度に複数のリードフレームを容易に移動する能力を与える。よって、エアキャビティパッケージの製造のためのリードフレームの使用は、相当高い組み立てスループット、低いコスト、高い精度、及び製造者及びサプライヤの既存のツールセット及び設備を使用する能力を含む様々なメリットを与える。さらに、リードフレームが適切なレベルの精度で形成されると、これらの周り及び上に形成されたエアキャビティパッケージの相対間隔が知られる。よって、数あるタイプのデバイスのうちIII族窒化物材料デバイスのような電気部品は、エアキャビティパッケージを移動又は再配置する必要なく、機械によって容易にエアキャビティパッケージのそれぞれの中に配置され相互接続されうる。
【0064】
本書で用いられるように、「III族窒化物材料」との用語は、任意のIII族元素−窒化物の化合物を表す。III族窒化物材料の非限定的な例は、窒化ホウ素(BN)、窒化アルミニウム(AlN)、窒化ガリウム(GaN)、窒化インジウム(InN)及び窒化タリウム(TlN)だけでなく、III族元素とV族元素を含む任意の合金(例えば、AlxGa(1−x)N、AlxInyGa(1−x−y)N、InyGa(1−y)N、AlyLn(1−y)N、GaAsaPbN(1−a−b)、AlxInyGa(1−x−y)AsaPbn(1−a−b)等)を含む。典型的に、存在する場合に、砒素及び/又はリンは低い濃度(すなわち、5重量パーセント未満)である。III族窒化物材料はドープされたn型又はp型であってもよいし、真性であってもよい。III族窒化物材料は、Ga極性、N極性、半極性又は非極性結晶方位を含むがこれらに限定されない任意の極性を有しうる。III族窒化物材料はまた、ウルツァイト、閃亜鉛鉱又は混合結晶多形を含んでもよく、単結晶シリコン、多結晶シリコン又はアモルファス構造を含んでもよい。
【0065】
一部の実施形態で、III族窒化物材料は、以下にさらに記載されるように、窒化ガリウム材料を含む。本書で用いられるように、「窒化ガリウム材料」との文言は、窒化ガリウム(GaN)と、とりわけ、窒化アルミニウムガリウム(AlxGa(1−x)N)、窒化インジウムガリウム(InyGa(1−y)N)、窒化アルミニウムインジウムガリウム(AlxInyGa(1−x−y)N)、窒化ガリウム砒素リン(GaAsaPbN(1−a−b))、窒化アルミニウムガリウム砒素リン(AlxInyGa(1−x−y)AsaPbn(1−a−b))のような任意のその合金とを指す。典型的に、存在する場合に、砒素及び/又はリンは低い濃度(すなわち、5重量パーセント未満)である。窒化ガリウム材料はドープされたn型又はp型であってもよいし、真性であってもよい。
【0066】
ある実施形態に従って、本書に記載される半導体デバイスの基板(例えば、GaNオンシリコントランジスタダイ)は、シリコンを含む(すなわち、任意の形式のシリコン元素を含む基板)。様々な実施形態で用いられうるシリコンを含む基板の例は、炭化シリコン基板、バルクシリコンウェハ及びシリコンオンインシュレータ基板を含むがこれらに限定されない。一部の実施形態で、基板はシリコン基板を含む。本書で用いられるように、シリコン基板は、シリコン面を含む任意の基板を指す。適切なシリコン基板の例は、とりわけ、シリコンで全体が構成された基板(例えば、バルクシリコンウェハ)、シリコンオンインシュレータ(SOI)基板、シリコンオンサファイア基板(SOS)及びセパレーションバイインプランテーションオブオキシジェン(SIMOX)基板を含む。適切なシリコン基板はまた、ダイヤモンド、窒化アルミニウム(AlN)、炭化シリコン(SiC)又は他の多結晶材料のような別の材料に結合されたシリコンウェハを有する合成基板を含む。相異なる結晶方位を有するシリコン基板が用いられてもよいが、単結晶シリコン基板が所定の、そして必ずしもすべてではない実施形態で好ましくてもよい。一部の実施形態で、シリコン(111)基板が用いられる。III−N又はGaNトランジスタは、III族窒化物ヘテロ構造FET(III−N HFET)、金属−酸化物−半導体FET(MOSFET)のような金属−絶縁体−半導体FET(MISFET又はMISHFET)であってもよいことが留意される。これに代えて、HFETとして実施される場合に、III族窒化物トランジスタは、2DEGを生み出すように構成されたHEMTであってもよい。
【0067】
本書で実施形態が詳細に説明されてきたが、記載は例示である。本書に記載される実施形態の特徴は代表的であり、代替の実施形態で、所定の特徴又は要素が追加又は省略されうる。さらに、以下の請求の範囲に規定される本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、本書に記載される実施形態の側面への修正が当業者によってなされうる。請求の範囲は修正及び均等な構成を包含するように最も広い解釈を与えられる。
【0068】
上記に加えて、本開示の様々な実施形態は、以下の節に説明される実施形態を含むがこれらに限定されない。
【0069】
節1:エアキャビティパッケージであって、第1主面、第2主面及び連結端面を備えるヒートスラグと、前記連結端面を囲み、前記ヒートスラグの前記第1主面によって部分的に境界付けられるエアキャビティを形成するプラスチックフレームであって、前記エアキャビティパッケージを固定するための少なくとも1つの開口と、前記エアキャビティ内の第1プラットフォームレベルと、前記エアキャビティ内の第2プラットフォームレベルと、を備えるプラスチックフレームと、前記プラスチックフレームの少なくとも一部を通って前記プラスチックフレームの外から延び、前記エアキャビティ内の部品の少なくとも1つの電気接点を結合するために前記第1プラットフォームレベルで前記エアキャビティ内に露出した少なくとも1つの導電リードと、を備えるエアキャビティパッケージ。
【0070】
節2:節1に記載のエアキャビティパッケージであって、前記第1プラットフォームレベルは、前記ヒートスラグの前記第1主面から第1距離、隆起し、前記第2プラットフォームレベルは、前記第1プラットフォームレベルから第2距離、隆起する、エアキャビティパッケージ。
【0071】
節3:節1又は2に記載のエアキャビティパッケージであって、前記エアキャビティを包囲するために前記第2プラットフォームレベルに置かれ固定されたカバーを更に備える、エアキャビティパッケージ。
【0072】
節4:節1乃至3の何れか1つに記載のエアキャビティパッケージであって、前記ヒートスラグの前記第1主面は、前記プラスチックフレームを通って前記エアキャビティに露出し、前記ヒートスラグの前記第2主面は、前記プラスチックフレームを通って前記エアキャビティパッケージの外に実質的に露出する、エアキャビティパッケージ。
【0073】
節5:節1乃至4の何れか1つに記載のエアキャビティパッケージであって、前記少なくとも1つの導電リードは、少なくとも1つの開口を備え、前記プラスチックフレームは、前記開口を通って形成される、エアキャビティパッケージ。
【0074】
節6:節1乃至5の何れか1つに記載のエアキャビティパッケージであって、前記少なくとの1つの導電リードは、電気的に分離した複数の導電リードを備える、エアキャビティパッケージ。
【0075】
節7:節1乃至6の何れか1つに記載のエアキャビティパッケージであって、前記エアキャビティ内の前記第1プラットフォームレベルは、右側プラットフォームレベル及び左側プラットフォームレベルを備える、エアキャビティパッケージ。
【0076】
節8:節7に記載のエアキャビティパッケージであって、前記少なくとも1つの導電リードは、前記プラスチックフレームの少なくとも一部を通って前記プラスチックフレームの外から延び、前記右側プラットフォームレベルで前記エアキャビティ内に露出する第1導電リードと、前記プラスチックフレームの少なくとも一部を通って前記プラスチックフレームの外から延び、前記左側プラットフォームレベルで前記エアキャビティ内に露出する第2導電リードと、を備える、エアキャビティパッケージ。
【0077】
節9:エアキャビティパッケージであって、第1主面、第2主面及び端面を備えるスラグと、前記端面を囲み、前記スラグの前記第1主面によって部分的に境界付けられるエアキャビティを形成するプラスチックフレームであって、前記エアキャビティ内のプラットフォームレベルを備えるプラスチックフレームと、前記プラスチックフレームの少なくとも一部を通って前記プラスチックフレームの外から延び、前記プラットフォームレベルで前記エアキャビティ内に露出した少なくとも1つの導電リードと、を備えるエアキャビティパッケージ。
【0078】
節10:節9に記載のエアキャビティパッケージであって、前記プラットフォームレベルは、前記スラグの前記第1主面から第1距離、隆起する、エアキャビティパッケージ。
【0079】
節11:節9又は10に記載のエアキャビティパッケージであって、前記エアキャビティを包囲するために前記エアキャビティ内の第2プラットフォームレベルに置かれ固定されたカバーを更に備える、エアキャビティパッケージ。
【0080】
節12:節9乃至11の何れか1つに記載のエアキャビティパッケージであって、前記スラグの前記第1主面は、前記プラスチックフレームを通って前記エアキャビティに露出し、前記スラグの前記第2主面は、前記プラスチックフレームを通って前記エアキャビティパッケージの外に実質的に露出する、エアキャビティパッケージ。
【0081】
節13:節9乃至12の何れか1つに記載のエアキャビティパッケージであって、前記少なくとも1つの導電リードは、少なくとも1つの開口を備え、前記プラスチックフレームは、前記開口を通って形成される、エアキャビティパッケージ。
【0082】
節14:節9乃至13の何れか1つに記載のエアキャビティパッケージであって、前記少なくとの1つの導電リードは、電気的に分離した複数の導電リードを備える、エアキャビティパッケージ。
【0083】
節15:節9乃至14の何れか1つに記載のエアキャビティパッケージであって、前記エアキャビティ内の前記第1プラットフォームレベルは、右側プラットフォームレベル及び左側プラットフォームレベルを備える、エアキャビティパッケージ。
【0084】
節16:節15に記載のエアキャビティパッケージであって、前記少なくとも1つの導電リードは、前記プラスチックフレームの少なくとも一部を通って前記プラスチックフレームの外から延び、前記右側プラットフォームレベルで前記エアキャビティ内に露出する第1導電リードと、前記プラスチックフレームの少なくとも一部を通って前記プラスチックフレームの外から延び、前記左側プラットフォームレベルで前記エアキャビティ内に露出する第2導電リードと、を備える、エアキャビティパッケージ。
【0085】
節17:リードフレームアセンブリであって、複数の導電リード及び複数のダウンセットファセットを備える導電金属片と、前記ダウンセットファセットを用いて前記導電金属片に固定された複数のスラグであって、前記複数のスラグのそれぞれが、第1主面、第2主面及び端面を備える、複数のスラグと、前記複数のスラグの前記端面を囲み、複数のエアキャビティパッケージのそれぞれについてエアキャビティを形成するプラスチックフレームと、を備え、前記複数の導電リードの少なくとも1つは、前記プラスチックフレームの少なくとも一部を通って延び、前記複数のエアキャビティパッケージの少なくとも1つの前記エアキャビティ内で露出する、リードフレームアセンブリ。
【0086】
節18:節17に記載のリードフレームアセンブリであって、前記複数のエアキャビティパッケージの各エアキャビティは、部品の少なくとも1つの電気接点に結合するために前記エアキャビティ内で露出した前記複数の導電リードの少なくとも1つの部分を有するプラットフォームを含む、リードフレームアセンブリ。
【0087】
節19:節17又は18に記載のリードフレームアセンブリであって、前記プラットフォームは右側プラットフォームレベル及び左側プラットフォームレベルを備える、リードフレームアセンブリ。
【0088】
節20:節17又は19の何れか1つに記載のリードフレームアセンブリであって、前記複数のエアキャビティパッケージの各エアキャビティは、カバーを固定し前記エアキャビティを包囲するための第2プラットフォームを更に含む、リードフレームアセンブリ。
【国際調査報告】