(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2018-530023(P2018-530023A)
(43)【公表日】2018年10月11日
(54)【発明の名称】動的アイコンマッピングに基づいたコンテンツの表示及びナビゲートシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0481 20130101AFI20180914BHJP
G06F 3/0484 20130101ALI20180914BHJP
G06F 3/0486 20130101ALI20180914BHJP
G06F 3/0488 20130101ALI20180914BHJP
H04N 21/472 20110101ALI20180914BHJP
【FI】
G06F3/0481 170
G06F3/0484 120
G06F3/0486
G06F3/0488
H04N21/472
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】41
(21)【出願番号】特願2017-564697(P2017-564697)
(86)(22)【出願日】2016年6月16日
(85)【翻訳文提出日】2018年2月7日
(86)【国際出願番号】US2016037897
(87)【国際公開番号】WO2016205536
(87)【国際公開日】20161222
(31)【優先権主張番号】14/741,685
(32)【優先日】2015年6月17日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLACKBERRY
2.ANDROID
3.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】506209916
【氏名又は名称】オープンティーヴィー,インク.
【氏名又は名称原語表記】OPENTV,INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(74)【代理人】
【識別番号】110000132
【氏名又は名称】大菅内外国特許事務所特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】アイアー,ナンディニ
【テーマコード(参考)】
5C164
5E555
【Fターム(参考)】
5C164MC03S
5C164UA43S
5C164UB41S
5C164UB71S
5C164UD41P
5C164UD53S
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5E555AA02
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5E555DC13
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(57)【要約】
コンテンツのアイテムに関連付けられたアクションを発生可能とするデバイスは、コンテンツのアイテムを表すアイコンを、ユーザ嗜好情報に少なくとも部分的に基づいて、提示するように構成される。ユーザ嗜好情報は、好みのチャネルのリストを含むことができる。ユーザ嗜好情報は、ユーザの振る舞いの認識されたパターンに少なくとも部分的に基づくことができる。デバイスは、コンテンツのアイテムのアクションに利用可能なアクションに関連付けられたアクションアイコンを提示するように構成されることができる。デバイスは、ユーザが、アクションドラッグアンドドロップアクチベーションを実行することにより、アクションアイコンに関連したアクションを実行させることを可能とし得る。
【選択図】
図10B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツのアイテムに関連したアクションを発生させる方法であって、
コンテンツのアイテムを表す少なくとも1つのアイコンを、ユーザ嗜好情報に少なくとも部分的に基づいて、コンパニオンデバイスのユーザインタフェース上に提示することであって、前記ユーザインタフェースは、タッチスクリーンディスプレイを含む、コンテンツのアイテムを表す少なくとも1つのアイコンを提示することと、
少なくとも2つのタイプのアイコンアクチベーションの集合のうちの特定のタイプのアイコンアクチベーションが、前記ユーザインタフェース上に提示されたアイコンの一つに実行されるか否かを判定することと、
コンテンツのアイテムに関連したアクションを、特定のタイプのアクチベーションが実行されたという判定に基づいて発生させることと、
を含む方法。
【請求項2】
ユーザ嗜好情報は、好みのテレビチャネルのリストを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ユーザ嗜好情報は、ユーザの振る舞いの認識されたパターンに少なくとも部分的に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
少なくとも1つのアイコンを、ユーザ嗜好情報に少なくとも部分的に基づいて提示することは、ユーザによる選択の可能性に基づいて、少なくとも1つのアイコンを提示することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
コンテンツのアイテムに関連したアクションを、特定のタイプのアクチベーションが実行されたという判定に基づいて発生させることは、コンテンツのアイテムを、シングルタップアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、前記コンパニオンデバイスとは異なるコンピューティングデバイス上に提示させることと、ダブルタップアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、前記コンパニオンデバイスとは異なるコンピューティングデバイス上に、情報ウィンドウを提示させることと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
コンテンツのアイテムに関連したアクションを、特定のタイプのアクチベーションが実行されたという判定に基づいて発生させることは、コンテンツのアイテムを、シングルタップアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、前記コンパニオンデバイスとは異なるコンピューティングデバイス上に提示させることと、ロングプレスアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、前記コンパニオンデバイス上に情報ウィンドウを提示させることと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
更に、
少なくとも1つのアクションアイコンを、前記コンパニオンデバイスの前記ユーザインタフェース上に提示することであって、各アクションアイコンは、コンテンツのアイテムに関連するアクションを表す、少なくとも1つのアクションアイコンを提示することと、
アクションアイコンドラッグアンドドロップアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、アクションアイコンに関連したアクションを発生させることと、
を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
更に、
少なくとも1つのアクションアイコンを、前記コンパニオンデバイスの前記ユーザインタフェース上に提示することであって、各アクションアイコンは、コンテンツのアイテムに関連したアクションを表す、少なくとも1つのアクションアイコンを提示することと、
アクションアイコンドラッグアンドドロップアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、アクションアイコンに関連したアクションを発生させることと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
アクションアイコンに関連したアクションは、コンテンツのアイテムを記録するアクション、コンテンツのアイテムを視聴リストに追加するアクション、コンテンツのアイテムを推奨するアクション、コンテンツのアイテムを共有するアクション、及びコンテンツのアイテムをレーティング付けするアクションのうちの1以上を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
コンテンツのアイテムに関連したアクションを発生可能とするデバイスであって、
コンテンツのアイテムを表す少なくとも1つのアイコンを提示するように構成されたタッチスクリーンディスプレイであって、前記少なくとも1つのアイコンはユーザ嗜好情報に少なくとも部分的基づいて提示される、タッチスクリーンディスプレイと、
少なくとも2つのタイプのアイコンアクチベーションの集合のうちの特定のタイプのアイコンアクチベーションが提示されたアイコンに実行されるか否かを判定し、
コンテンツのアイテムに関連したアクションを、特定のタイプのアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、発生させる、
ように構成された1以上のプロセッサと、
を備えるデバイス。
【請求項11】
ユーザ嗜好情報は、好みのテレビチャネルのリストを含む、請求項10に記載のデバイス。
【請求項12】
ユーザ嗜好情報は、ユーザの振る舞いの認識されたパターンに少なくとも部分的に基づく、請求項10に記載のデバイス。
【請求項13】
ユーザ嗜好情報に少なくとも部分的に基づいて、少なくとも1つのアイコンを提示することは、ユーザによる選択の可能性に基づいて、前記少なくとも1つのアイコンを提示することを含む、請求項10に記載のデバイス。
【請求項14】
特定のタイプのアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、コンテンツのアイテムに関連したアクションを発生させることは、コンテンツのアイテムを、前記コンパニオンデバイスとは異なるコンピューティングデバイス上に提示させることを含む、請求項10に記載のデバイス。
【請求項15】
特定のタイプのアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、コンテンツのアイテムに関連したアクションを発生させることは、情報ウィンドウを提示させることを含む、請求項10に記載のデバイス。
【請求項16】
前記タッチスクリーンディスプレイは、少なくとも2つのアクションアイコンを提示するように更に構成され、各アクションアイコンは、コンテンツのアイテムに関連したアクションを表す、請求項10に記載のデバイス。
【請求項17】
アクションアイコンに関連したアクションは、コンテンツのアイテムを記録するアクション、コンテンツのアイテムを視聴リストに追加するアクション、コンテンツのアイテムを推奨するアクション、コンテンツのアイテムを共有するアクション、及びコンテンツのアイテムをレーティング付けするアクションのうちの1以上を含む、請求項16に記載のデバイス。
【請求項18】
前記1以上のプロセッサは、更に、アクションアイコンに関連付けられたアクションを、アクションアイコンドラッグアンドドロップアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、発生させるように構成される、請求項17に記載のデバイス。
【請求項19】
実行時に、デバイスの1以上のプロセッサに、
少なくとも1つのアイコンを、ユーザ嗜好情報に少なくとも部分的に基づいて、ユーザインタフェース上に提示する処理であって、各アイコンは、コンテンツのアイテムを表し、ユーザ嗜好情報は、ユーザの振る舞いの認識されたパターンに少なくとも部分的に基づいている、少なくとも1つのアイコンを提示する処理と、
コンテンツのアイテムに関連したアクションを表す少なくとも1つのアクションアイコンを、前記ユーザインタフェース上に提示する処理と、
アクションアイコンによって表されるアクションを発生させる処理と
を、行わせる命令を格納している、非一時的コンピュータ読み取り可能なストレージ媒体。
【請求項20】
アクションアイコンによって表されるアクションは、コンテンツのアイテムを記録するアクション、コンテンツのアイテムを視聴リストに追加するアクション、コンテンツのアイテムを推奨するアクション、コンテンツのアイテムを共有するアクション、及び、コンテンツのアイテムをレーティング付けするアクションのうちの1以上を含む、請求項19に記載の非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、インタラクティブテレビ及びグラフィカルユーザインタフェースの分野に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルメディア再生機能は、いわゆる「スマート」テレビを含むデジタルテレビ、セットトップボックス、ラップトップ又はデスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、電子書籍リーダ、デジタル記録デバイス、デジタルメディアプレーヤー、ビデオゲームデバイス、デジタルカメラ、いわゆる「スマート」フォンを含む携帯電話、及び、専用ビデオストリーミングデバイスを含む広範なデバイスに組み込まれることが出来る。デジタルメディアコンテンツは、例えば、地上波テレビプロバイダ、衛星テレビプロバイダ、ケーブルテレビプロバイダ及び、オンラインメディアストリーミング及びダウンロードサービスを含む、オンラインメディア共有サービスを含む、複数のソースから発信されることが出来る。更に、デジタルメディア再生機能を有するデバイスは、ユーザが、コンテンツのアイテムを選択可能とする、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)を含む、インタフェースをユーザに提供することが出来る。
【0003】
ユーザは、デジタルメディア再生機能を有するデバイスで広範なコンテンツにアクセスする可能性があるため、利用可能なコンテンツアイテムを組織し、ソートし、表示するための従来のインタフェース及び現在の技術は、理想的ではないかもしれない。
【発明の概要】
【0004】
以下の簡単な概要は、本発明の全ての特徴及び側面を含むことは意図されておらず、本発明が、この概要に議論される全ての特徴及び側面を含まなくてはならないことを意味するものでもない。本開示は、ユーザインタフェースの分野に関連し、より具体的には、ユーザが、コンテンツのアイテムをナビゲートし、表示することを可能とする技術及びツールを記述する。本明細書で使用されるように、コンテンツのアイテムという語句は、デジタルコンテンツの個々のアイテム(例えば、ビデオファイル、音楽ファイル、及び、デジタル画像)、デジタルコンテンツの個々のアイテムの集合(例えば、ビデオファイルの集合、音楽ファイルを含むアルバム、デジタル画像のアルバム)、及び/あるいはデジタルコンテンツのソース(例えば、チューナを介してアクセス可能なテレビチャネル、及びメディアストリーミングサービス)を含むことが出来ることに留意すべきである。更に、コンテンツのアイテムという語句は、アプリケーション(例えば、ユーザが、ソーシャルメディアサービスにアクセス可能とするアプリケーション)を指すことも出来る。本開示は、コンテンツのアイテムを表すアイコンを動的に提示するための技術を提供し、更に、ユーザが、コンテンツのアイテムを選択可能とする技術を提供する。幾つかの例においては、コンテンツのアイテムを表すアイコンは、複数のタイプのアクションに関連付けられることが出来る。つまり、例えば、ユーザは、コンテンツのアイテムに関連付けられる複数のアクションの一つが、ユーザがどのようにアイコンと相互作用するかに基づいて、実行されるようにすることが出来る。幾つかの例においては、本明細書で記述される技術は、例えば、セットトップボックス、テレビ、ラップトップ又はデスクトップコンピュータ、ゲームコンソール、専用ストリーミングデバイス、及び、例えば、リモートコントローラ、タブレットコンピュータ、及びスマートフォンを含む関連コンパニオンデバイスを含む、デジタルメディア再生機能を有するデバイスに実装されることが出来る。幾つかの例においては、本明細書で記述する技術は、グラフィカルユーザインタフェースを表示することが出来るデバイスに一般に適用可能であることが出来ることに留意すべきである。
【0005】
本開示の一例によると、コンテンツのアイテムに関連したアクションが発生するようにする方法は、ユーザ嗜好情報に少なくとも部分的に基づいてコンパニオンデバイスのユーザインタフェースにコンテンツのアイテムを表す少なくとも一つのアイコンを提示することであって、ユーザインタフェースは、タッチスクリーンディスプレイを含み、コンテンツのアイテムを表す少なくとも一つのアイコンを提示することと、少なくとも2つのタイプのアイコンアクチベーションの集合のうちの特定のタイプのアイコンアクチベーションが、ユーザインタフェース上に提示されるアイコンの一つに実行されるか否かを判定することと、特定のタイプのアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、コンテンツのアイテムに関連したアクションが引き起こされるようにすることと、を含む。
【0006】
本開示の他の例によると、コンテンツのアイテム選択に関連したアクションが引き起こされるようにするデバイスは、ユーザ嗜好情報に少なくとも部分的に基づいて、タッチスクリーンディスプレイを含む、コンパニオンデバイスのユーザインタフェース上に、コンテンツのアイテムを表す少なくとも一つのアイコンを提示し、少なくとも2つのタイプのアイコンアクチベーションの集合のうちの特定のタイプのアイコンアクチベーションが、ユーザインタフェース上に提示されるアイコンの一つに実行されたか否かを判定し、特定のタイプのアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、コンテンツのアイテムに関連したアクションを発生するようにさせるように構成された1以上のプロセッサを備える。
【0007】
本開示の他の例によると、コンテンツのアイテム選択に関連したアクションが実行されるようにする装置は、ユーザ嗜好情報に少なくとも部分的に基づいて、コンパニオンデバイスのユーザインタフェース上に、コンテンツのアイテムを表す少なくとも一つのアイコンを提示する手段であって、ユーザインタフェースはタッチスクリーンディスプレイを含む、コンテンツのアイテムを表す少なくとも一つのアイコンを提示する手段と、少なくとも2つのタイプのアイコンアクチベーションの集合のうちの特定のタイプのアイコンアクチベーションが、ユーザインタフェース上に提示されるアイコンの一つに実行されたか否かを判定する手段と、特定のタイプのアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、コンテンツのアイテムに関連したアクションが発生するようにさせる手段とを備える。
【0008】
本開示の他の例によると、非一時的コンピュータ読み取り可能なストレージ媒体は、ユーザ嗜好情報に少なくとも部分的に基づいて、コンパニオンデバイスのユーザインタフェース上に、コンテンツのアイテムを表す少なくとも一つのアイコンを提示する処理であって、ユーザインタフェースはタッチスクリーンディスプレイを含み、コンテンツのアイテムを表す少なくとも一つのアイコンを提示する処理と、少なくとも2つのタイプのアイコンアクチベーションの集合のうちの特定のタイプのアイコンアクチベーションが、ユーザインタフェース上に提示されるアイコンの一つに実行されたか否かを判定する処理と、特定のタイプのアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、コンテンツのアイテムに関連したアクションを発生させる処理とを、実行時にデバイスの1以上のプロセッサに行わせる命令を格納している。
【0009】
1以上の例の詳細が、添付の図面及び以下の記述に述べられる。他の特徴、目的、及び、利点は、その記述及び図面から、及び請求項から明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】この開示の1以上の技術を実装することが出来るシステムの例を図示するブロック図である。
【
図2】この開示の1以上の技術を実装することが出来るコンピューティングデバイスの例を図示するブロック図である。
【
図3】この開示の1以上の技術を実装することが出来るコンパニオンデバイスの例を図示するブロック図である。
【
図4】この開示の1以上の技術を実装することが出来るユーザインタフェースの例を図示する概念図である。
【
図5】この開示の1以上の技術を実装することが出来るユーザインタフェースの例を図示する概念図である。
【
図6A】この開示の1以上の技術を実装することが出来るユーザインタフェースの例を図示する概念図である。
【
図6B】この開示の1以上の技術を実装することが出来るユーザインタフェースの例を図示する概念図である。
【
図7A】この開示の1以上の技術を実装することが出来るユーザインタフェースの例を図示する概念図である。
【
図7B】この開示の1以上の技術を実装することが出来るユーザインタフェースの例を図示する概念図である。
【
図8】この開示の1以上の技術による、コンテンツの選択を可能とする例示的方法を図示するフローチャートである。
【
図9】この開示の1以上の技術を実装することが出来る例示的グラフィカルユーザインタフェースを図示する概念図である。
【
図10A】この開示の1以上の技術を実装することが出来る例示的ユーザインタフェースを図示する概念図である。
【
図10B】この開示の1以上の技術を実装することが出来る例示的ユーザインタフェースを図示する概念図である。
【
図11A】この開示の1以上の技術を実装することが出来る例示的ユーザインタフェースを図示する概念図である。
【
図11B】この開示の1以上の技術を実装することが出来る例示的ユーザインタフェースを図示する概念図である。
【
図12】この開示の1以上の技術を実装することが出来る例示的ユーザインタフェースを図示する概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本明細書で記述するのは、ユーザがコンテンツのアイテムを選択可能とするシステム及び方法である。幾つかの実施形態は、マシンによって実行された時、マシンに、本明細書で記述される方法の任意の1以上を実行させる命令を具現するマシン読み取り可能な媒体に及ぶ。他の特徴は、添付の図面から、及び、以下の詳細な記述から明確であろう。例は、単に、可能な変形例を代表するのみである。他様に明記されない限り、コンポーネント及び機能は、任意であり、組み合わせられたり、又は、さらに分割されたりすることができ、動作は、順番が異なることができ、又は、組み合わせられたり、又は、さらに分割されたりすることが出来る。以下の記述においては、説明のため、多くの特定の詳細が、例示的実施形態の完全な理解を提供するために述べられる。しかし、本主題は、これらの特定の詳細なしでも実施されることが出来ることは、当業者には明白であろう。
【0012】
例えば、テレビ及びセットトップボックスを含む、デジタルメディア再生機能を有するデバイスは、プッシュボタンリモートコントローラを含むことが出来る。プッシュボタンリモートコントローラは、ユーザが、例えば、テレビチャネルに関連した数字をキー入力する一連のボタンをアクチベートすることによって、コンテンツのアイテムを選択することを可能とする。更に、デジタルメディア再生機能を有するデバイスは、そのユーザに、コンテンツの選択を可能とするグラフィカルユーザインタフェースを提供するように構成されることが出来る。例えば、セットトップボックスは、ユーザに電子番組ガイド(EPG)を提供するように構成されることができ、電子番組ガイドは、コンテンツのアイテムを、グリッドに表示する。つまり、EPGは、テレビネットワーク及びタイムスロットに従い、グリッドに、コンテンツのアイテムを表示することが出来る。プッシュボタンリモートコントローラは、ユーザが、視聴のために、グリッド内から特定のコンテンツアイテムを選択することを可能とすることが出来る。
【0013】
デジタルメディア再生機能を有するデバイスは、ユーザが、様々なソースからのコンテンツアイテムにアクセスすることを可能とすることができる。例えば、デジタルメディア機能を有する単一のデバイスは、ユーザが、テレビサービスから、かつ、オンラインメディアストリーミングサービスから、デジタルメディアにアクセスすることを可能とし、従って、ユーザに利用可能なコンテンツアイテムの種類と数を増加することが出来る。更に、単に、コンテンツのアイテムを視聴するほかに、ユーザは、コンテンツのアイテムについて、他のアクションを実行したいと思うかもしれない。例えば、ユーザは、コンテンツのアイテムを記録し、コンテンツのアイテムを、後に視聴するために、視聴リストに加え、コンテンツのアイテムを推奨し、他のユーザとコンテンツのアイテムを共有し、及び/あるいは、コンテンツのアイテムをレーティング付けしたいと思うかもしれない。ユーザが利用可能なコンテンツアイテムが多く、また、1つのコンテンツアイテムに対する利用可能なアクションが複数存在するため、従来のEPGを含む従来のグラフィカルユーザインタフェース、及び従来のプッシュボタンリモートコントローラは、理想的ではないかもしれない。
【0014】
デジタルメディア再生機能を有する幾つかのデバイスは、ユーザが、デバイスと通信するコンパニオンデバイス(例えば、二次的コンピューティングデバイス)を用いて、コンテンツのアイテムを選択することを可能とするが、コンパニオンデバイスを用いて、ユーザがコンテンツのアイテムを選択することを可能とする現在の技術は、理想的ではないことに留意すべきである。本明細書で記述される技術は、ユーザが、複数の異なるソースから利用可能なコンテンツを含むコンテンツの利用可能なアイテムに関連したアクションをより効果的に実行可能とすることが出来る。以下に詳細に記述されるように、本明細書で記述されるシステム及び技術は、ユーザに、利用可能なコンテンツアイテムを動的に提示することができ、ユーザが、コンパニオンデバイスを用いて、特定のコンテンツアイテムに対し、複数種類のアクションを実行可能とすることが出来る。
【0015】
図1は、この開示に記述される1以上の技術を実装可能なシステムの例を図示するブロック図である。システム100は、本明細書で記述される技術に従って、コンテンツ選択を可能とするように構成されることが出来る。
図1に図示される例においては、システム100は、1以上のコンピューティングデバイス102A−102N、通信ネットワーク104、テレビサービスプロバイダサイト110、メディアサービスプロバイダサイト118、ウェブページコンテンツ配信サイト120、アプリケーション配信サイト122、ソーシャルメディアサイト124、ユーザプロファイルサイト126、及び、コンパニオンデバイス130を含む。システム100は、1以上のサーバで動作するソフトウェアモジュールを含むことが出来る。ソフトウェアモジュールは、メモリに格納され、プロセッサによって実行されることが出来る。サーバは、1以上のプロセッサと、複数の内蔵及び/あるいは外付けメモリデバイスを含むことが出来る。メモリデバイスの例は、ファイルサーバ、FTPサーバ、ネットワーク接続型ストレージ(NAS)デバイス、ローカルディスクドライブ、又は、データを格納することが出来る任意の他のタイプのデバイス又はストレージ媒体を含む。ストレージ媒体は、Blu−ray(登録商標)ディスク、DVD、CD−ROM、フラッシュメモリ、又は、任意の他の適切なデジタルストレージ媒体を含むことが出来る。本明細書で記述される技術が、部分的にソフトウェアで実装されるときは、デバイスは、適切な非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体に、ソフトウェアのための命令を格納し、1以上のプロセッサを用いて、ハードウェアで、命令を実行することが出来る。
【0016】
システム100は、例えば、音楽、ビデオ、画像、ウェブページ、メッセージ、音声通信、及びアプリケーションなどのデジタルコンテンツが、コンピューティングデバイス102A−102Nなどの複数のコンピューティングデバイスに配信され、これによりアクセスされることを可能とするように構成されることが出来るシステムの例を表す。
図1に図示される例においては、コンピューティングデバイス102A−102Nは、通信ネットワーク104へデータを送信し、及び/あるいはデータをこれから受信するように構成される任意のデバイスを含むことが出来る。例えば、コンピューティングデバイス102A−102Nは、有線及び/あるいは無線通信のために搭載されることができ、セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ、テレビ、デスクトップ、ラップトップ又はタブレットコンピュータ、ゲームコンソール、例えば、「スマート」フォン、携帯電話、及び、パーソナルゲームデバイスを含むモバイルデバイスを含むことが出来る。例示的システム100は、個別のサイトを有するとして図示されているが、そのような図示は、説明のためであり、システム100を特定の物理的アーキテクチャに限定しないことに留意すべきである。本明細書に含まれるシステム100とサイトの機能は、ハードウェア、ファームウェア及び/あるいは、ソフトウェア実装の任意の組み合わせを用いて、実現されることが出来る。
【0017】
通信ネットワーク104は、無線及び/あるいは有線通信媒体の任意の組み合わせを含むことが出来る。通信ネットワーク104は、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペアケーブル、無線送受信器、ルータ、スイッチ、リピータ、基地局、又は、様々なデバイス及びサイト間の通信を促進するために有用であろう任意の他の装置を含むことが出来る。通信ネットワーク104は、1以上の遠隔通信プロトコルの組み合わせによって動作することが出来る。遠隔通信プロトコルは、専用の側面を含むことができ、及び/あるいは標準遠隔通信プロトコルを含むことが出来る。標準遠隔通信プロトコルの例は、デジタルビデオブロードキャスティング(DVB)標準、Advanced Television Systems Committee(ATSC)標準、統合デジタル放送(ISDB)標準、Data Over Cable Service Interface Specification(DOCSIS)標準、Global System Mobile Communications(GSM(登録商標))標準、符号分割多元接続(CDMA)標準、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)標準、欧州電気 通信標準化機構(ETSI)標準、インターネットプロトコル(IP)標準、無線アプリケーションプロトコル(WAP)標準、及び、例えば、IEEE802標準のファミリーに含まれる1以上の標準のようなIEEE標準を含む。
【0018】
図1に図示されているように、異なる種類のネットワークは、通信ネットワーク104内に規定されることが出来る。ネットワークは、物理的及び/あるいは論理的側面により、規定されることが出来る。例えば、同一の物理インフラ(例えば同軸ケーブル)を共有するネットワークは、主要サービスタイプ(例えば、ウェブページアクセス又はテレビサービス)又は、通信プロトコル(例えば、IP/TCP又はMPEG−TS)に基づいて、区別されることが出来る。
図1に図示される例においては、通信ネットワーク104は、テレビプロバイダネットワーク106及び公衆ネットワーク108を含む。テレビプロバイダネットワーク106及び公衆ネットワーク108は、個別のものとして図示されているが、テレビプロバイダネットワーク106及び公衆ネットワーク108は、物理的及び/あるいは論理的側面を共有することが出来ることに留意すべきである。
【0019】
テレビプロバイダネットワーク106は、ユーザにテレビサービスを提供するように構成されたネットワークの例である。例えば、テレビプロバイダネットワーク106は、公衆地上波テレビネットワーク、公衆又は加入ベース衛星テレビサービスプロバイダネットワーク、及び、公衆又は加入ベースケーブルテレビプロバイダネットワークを含むことが出来る。幾つかの例においては、テレビプロバイダネットワーク106は、主に、テレビサービスを提供するために用いられることができるが、テレビプロバイダネットワーク106は、また、本明細書で記述される遠隔通信プロトコルの任意の組み合わせによって、他のタイプのデータ及びサービスを提供することができることに留意すべきである。
【0020】
公衆ネットワーク108は、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、又は、ワールドワイドウェブベースのサービスをユーザに提供するように構成されるインターネットのようなグローバルネットワークなどの、パケットベースのネットワークの例である。公衆ネットワーク108は、IP(インターネットプロコトル)標準によって、動作するように構成されることが出来る。幾つかの例においては、公衆ネットワーク108は、主に、ハイパーテキストウェブページへのアクセスを提供するために用いられることができるが、公衆ネットワーク108は、また、本明細書で記述される遠隔通信プロトコルの任意の組み合わせにしたがって、他のタイプのメディアコンテンツを提供することも出来る、ということに留意すべきである。
【0021】
図1を再び参照すると、テレビサービスプロバイダサイト110は、コンピューティングデバイス102A−102Nに、テレビサービスを提供するように構成されることが出来る。例えば、テレビサービスプロバイダサイト110は、公衆放送局、ケーブルテレビプロバイダ、又は、衛星テレビプロバイダを含むことができ、テレビサービスを、アナログ及び/あるいはデジタルテレビ及びセットトップボックスに提供するように構成されることが出来る。
図1に図示される例においては、テレビサービスプロバイダサイト110は、オンエア配信エンジン112及びオンデマンドエンジン114を含む。オンエア配信エンジン112は、複数のオンエアフィードを受信し、テレビプロバイダネットワーク106を介して、そのフィードをコンピューティングデバイス102A−102Nに配信するように構成されることが出来る。例えば、オンエア配信エンジン112は、衛星アップリンク/ダウンリンクを介した、1以上の地上波テレビ放送を受信し、加入ベースケーブルテレビサービスの1以上のユーザに、その地上波テレビ放送を配信するように構成されることが出来る。
【0022】
オンデマンドエンジン114は、マルチメディアコンテンツのライブラリにアクセスし、テレビプロバイダネットワーク106を介して、1以上のコンピューティングデバイス102A−102Nにマルチメディアコンテンツを配信するように構成されることが出来る。例えば、オンデマンドエンジン114は、マルチメディアデータベース116Aに格納されるマルチメディアコンテンツ(例えば、音楽、映画、及び、TVショー)にアクセスし、ケーブルテレビサービスの加入者に、一視聴ごとの支払いで、映画を提供することができる。マルチメディアデータベース116Aは、マルチメディアコンテンツを格納するように構成されたストレージデバイスであることが出来る。オンデマンドエンジン114を介してアクセスされるマルチメディアコンテンツは、また、システム100内の様々なサイトに配置されることが出来る(例えば、ピアツーピア配信)ことに留意すべきである。
【0023】
メディアサービスプロバイダサイト118は、マルチメディアサービスプロバイダの例を表す。メディアサービスプロバイダサイト118は、マルチメディアコンテンツのライブラリにアクセスし、公衆ネットワーク108を介して、1以上のコンピューティングデバイス102A−102Nに、マルチメディアコンテンツを配信するように構成されることが出来る。例えば、メディアサービスプロバイダサイト118は、マルチメディアデータベース116Bに格納されるマルチメディア(例えば、音楽、映画、及び、TVショー)にアクセスし、メディアサービスのユーザにマルチメディアを提供することができる。マルチメディアデータベース116Bは、マルチメディアコンテンツを格納するように構成されるストレージデバイスであることが出来る。一例においては、メディアサービスプロバイダサイト118は、インターネットプロトコルスイートを用いて、1以上のコンピューティングデバイス102A−102Nに、コンテンツを提供するように構成されることが出来る。幾つかの例においては、メディアサービスは、ストリーミングサービスと呼ばれることが出来る。ストリーミングサービスの商業的例は、Hulu、YouTube(登録商標)、Netflix、Amazonプライム、及び、テレビネットワークベースのストリーミングサービス(例えば、WatchESPN)を含む。上記したように、テレビプロバイダネットワーク106及び公衆ネットワーク108は、物理的及び論理的側面を共有することが出来る。従って、メディアサービスプロバイダサイト118を介して、1以上のコンピューティングデバイス102A−102Nによってアクセスされるコンテンツは、テレビプロバイダネットワーク106の物理コンポーネントを介して送信されることが出来る。例えば、コンピューティングデバイス102A−102Nの一つのユーザは、インターネット、及び、ケーブルテレビプロバイダによって維持される同軸ネットワークに接続されるケーブルモデムを介して、メディアサービスによって提供されるマルチメディアコンテンツにアクセスすることができる。
【0024】
ウェブページコンテンツ配信サイト120は、ウェブページサービスプロバイダの例を表す。ウェブページコンテンツ配信サイト120は、公衆ネットワーク108を介して、1以上のコンピューティングデバイス102A−102Nにハイパーテキストベースのコンテンツを提供するように構成されることが出来る。ハイパーテキストベースのコンテンツは、オーディオ及びビデオコンテンツを含むことが出来ることに留意すべきである。ハイパーテキストコンテンツは、例えば、ハイパーテキストマーク付け言語(HTML)、ダイナミックHTML、及び拡張可能なマーク付け言語(XML)などのプログラミング言語に従って規定されることが出来る。ウェブページコンテンツ配信サイトの例は、米国特許商標庁ウェブサイトを含む。
【0025】
アプリケーション配信サイト122は、アプリケーション配信サービスの例を表す。アプリケーション配信サイト122は、1以上のコンピューティングデバイス102A−102Nにソフトウェアアプリケーションを配信するように構成されることが出来る。一例においては、ソフトウェアアプリケーションは、コンピューティングデバイス上で動作可能なゲーム及びプログラムを含むことが出来る。他の例においては、ソフトウェアアプリケーションは、コンピューティングデバイスが、コンピューティングデバイスに固有の方法で、ウェブページコンテンツ配信サイトによって提供されるコンテンツにアクセス可能とするように構成されることが出来る。例えば、ソフトウェアアプリケーションは、モバイルデバイス又はセットトップボックスに、ウェブページの増強された、又は、減縮された機能を提供するように構成されることが出来る。ソフトウェアアプリケーションは、特定のプログラミング言語を用いて開発されることが出来る。プログラミング言語の例は、Java(登録商標)、Jini(登録商標)、C、C++、Perl、UNIX(登録商標)シェル、ビジュアルベーシック、及びVBスクリプトを含む。幾つかの例においては、開発者は、デバイス製造者又はサービスプロバイダによって提供されるソフトウェア開発キット(SDK)を用いて、ソフトウェアアプリケーションを書くことが出来る。1以上のコンピューティングデバイス102A−102Nがモバイルデバイスである例においては、アプリケーション配信サイト122は、モバイルデバイス製造者、サービスプロバイダ、及び/又は、モバイルデバイスオペレーティングシステムプロバイダによって維持されることが出来る。1以上のコンピューティングデバイス102A−102Nがセットトップボックスである例においては、アプリケーション配信サイト108は、セットトップボックス製造者、サービスプロバイダ、及び/あるいはオペレーティングシステムプロバイダによって維持されることが出来る。幾つかの例においては、アプリケーション配信サイトは、アプリストアと呼ばれることが出来る。商業的に利用可能なアプリケーション配信サイトの例は、Google Play、AppleのApp Store、BlackBerry World、Windows Phone Store、及びAmazonアプリストアを含む。
【0026】
ソーシャルメディアサイト124は、ソーシャルメディアサービスの例を表す。ソーシャルメディアサイト124は、コンピューティングデバイス102A−102Nのユーザが、相互に通信可能とするように構成されることが出来る。ソーシャルメディアサイト124は、コンピューティングデバイス102A−102Nのユーザに対応するプロファイルページを提供するように構成されることが出来る。例えば、ソーシャルメディアサイト124は、コンピューティングデバイス102A−102Nのユーザが、メッセージを表示し、写真、ビデオ、及び、他のメディアをユーザのプロファイルページにアップロードすることができるように構成されることが出来る。商業的に利用可能なソーシャルメディアサイトの例は、Facebook、YouTube(登録商標)、Linkedin、Google+、Twitter、Flickr、及びInstagramを含む。ユーザがプロファイルページを維持可能とするのに加え、ソーシャルメディアサイト124は、ユーザが、コンテンツのアイテムをユーザのプロファイルページに関連付け可能とするように構成されることが出来る。例えば、ソーシャルメディアサイト124は、ユーザが、特定のコンテンツアイテムを推奨すること、及び/あるいは、共有することを可能とすることが出来る。一例においては、ユーザのプロファイルページの視聴者は、推薦文を見ることができるだろう。
【0027】
ユーザプロファイルサイト126は、コンピューティングデバイス102A−102Nのユーザに関連した情報を格納するように構成されたサイトの例を表す。例えば、テレビサービスプロバイダサイト110が、ケーブルテレビサービスプロバイダを含み、コンピューティングデバイス102A−102Nが、セットトップボックスを含む例においては、ユーザプロファイルサイト126は、例えば、購入履歴、加入パッケージ情報などのユーザのアカウントに関連付けられた情報を格納することが出来る。更に、幾つかの例においては、ユーザプロファイルサイト126は、ユーザ嗜好情報を格納することが出来る。以下に更に詳細に記述されるように、ユーザ嗜好情報は、特定のコンテンツアイテム及び/あるいは特定のサービスを特定のユーザに関連付けるために用いられることが出来る。
【0028】
ユーザ嗜好情報は、特定のサービス及び/あるいはコンテンツアイテムに対するユーザの嗜好を示す情報を含むことが出来る。例えば、ユーザ嗜好は、ユーザの好みのテレビチャネル、ユーザの好みの映画ジャンル、ユーザの好む俳優、女優、及び/あるいは監督、及び、ユーザの好むスポーツチームのうちの少なくとも1以上を含むことが出来る。一例においては、ユーザ嗜好情報は、ユーザによって明示的に提供される情報を含むことが出来る。例えば、ユーザは、コンピューティングデバイス102A−102Nの一つによって提供されるメニューを介して、1以上の好みのテレビ番組を示すことが出来る。更に、ユーザ嗜好情報は、暗に決定されることが出来る。例えば、ユーザ嗜好情報は、消費、振る舞い、及び、環境の任意の組み合わせ、及び、それらの組み合わせの全てに基づくことが出来る。一例においては、消費は、ユーザがアクセスした、又は、アクセスしているコンテンツアイテムを含むことが出来る。一例においては、振る舞いは、例えば、どのくらい速くユーザがチャネルを変えるか、どのくらい頻繁に、ユーザが、CMをスキップするか、どのくらいの頻度でユーザが、コンピューティングデバイスを介してコンテンツにアクセスするかなどのユーザ利用情報を含むことができる。一例においては、環境は、コンピューティングデバイスの時間(例えば、時、日、月、又は、年)及び場所(例えば、家、車、又は、空港)を含むことが出来る。幾つかの例においては、ユーザプロファイルサイト126に格納されるユーザ嗜好情報は、第1のサービスで生成され、第2のサービスでアクセスされることができる。例えば、ユーザ嗜好情報は、ソーシャルメディアサービスとのユーザの相互作用に基づいて、生成されることができ、特定のユーザに、特定のコンテンツアイテムを推薦するために、テレビサービスによってアクセスされることができる。以下に更に詳細に記述されるように、ユーザ嗜好情報は、動的に、グラフィカルユーザインタフェースを生成するために用いられることが出来る。
【0029】
図1に図示されるように、通信ネットワーク104からデジタルメディアコンテンツを受信するように構成されるのに加え、コンピューティングデバイス102A−102Nは、直接、又は、通信ネットワーク104を介して、コンパニオンデバイス130と通信するように構成されることが出来る。コンパニオンデバイス130は、有線及び/あるいは無線通信のために搭載されることができ、例えば、デスクトップ、ラップトップ又はタブレットコンピュータ、スマートフォン、又は、パーソナルゲームデバイスを含むことが出来る。
図1に図示される例においては、コンパニオンデバイス130は、(近距離通信プロトコル又は近接場通信プロトコル、例えば、Bluetooth(登録商標)を用いるなどして)コンピューティングデバイス102A−102Nと直接通信する、(Wi−Fiルータを介するなどして)ローカルエリアネットワークを介して、コンピューティングデバイス102A−102Nと通信する、及び/あるいは、ワイドエリアネットワーク(例えば、セルラネットワーク)と通信するように構成されることが出来る。更に、コンパニオンデバイス130は、コンピューティングデバイス102A−102Nの一つに対し、クライアントデバイスとして作動することが出来る。例えば、コンパニオンデバイス130は、ユニバーサルプラグアンドプレイ(UPnP)クライアント又は、マルチキャストドメインネームシステム(mDNS)クライアントとして作動するように構成されることが出来る。一例においては、コンパニオンデバイス103は、そのメディアアクセス制御(MAC)アドレス又は、固有のデバイス識別子及び/あるいはユーザの加入者識別子を用いて、コンピューティングデバイス102A−102Nの一つ(又は、それ以上)に登録されることが出来る。コンパニオンデバイス130は、コンピューティングデバイス102A−102Nと共に、アプリケーションを実行することが出来る。以下に詳細に記述するように、コンパニオンデバイス130は、ユーザがコンテンツのアイテムを選択可能とするユーザインタフェースを提供するように構成されることが出来る。一例においては、コンパニオンデバイスのユーザインタフェースを介しての選択時に、コンテンツのアイテムは、コンピューティングデバイス102A−102Nの一つ上に提示されることが出来る。単一のコンパニオンデバイスが、
図1の例に図示されているが、各コンピューティングデバイス102A−102Nは、1以上のコンパニオンデバイス130と関連付けられることが出来ることに留意すべきである。例えば、家族の各メンバーは、コンピューティングデバイス(例えば、セットトップボックス)に関連付けられたコンパニオンデバイス(例えば、スマートフォン)を有することが出来る。
【0030】
図2は、この開示の1以上の技術を実装することが出来るコンピューティングデバイスの例を図示するブロック図である。コンピューティングデバイス200は、通信ネットワークへデータを送信し、これからデータを受信し、ユーザが、マルチメディアコンテンツにアクセスすることを可能とし、1以上のアプリケーションを実行するように構成されうるコンピューティングデバイスの例である。コンピューティングデバイス200は、固定コンピューティングデバイス(例えば、デスクトップコンピュータ、テレビ、セットトップボックス、ゲームコンソール、専用マルチメディアストリーミングデバイス、又は、デジタルビデオレコーダ)、携帯コンピューティングデバイス(例えば、モバイルフォン、ラップトップ又はタブレットデバイス)又は他のタイプのコンピューティングデバイスを含む、あるいは、その一部であることが出来る。
図2に図示された例においては、コンピューティングデバイス200は、例えば、上記したテレビネットワーク106などのテレビネットワークを介してデータを送受信し、例えば、公衆ネットワーク108などの公衆ネットワークを介してデータを送受信するように構成される。他の例においては、コンピューティングデバイス200は、テレビネットワーク106又は公衆ネットワーク108の一つを介してデータを送受信するように構成されることが出来ることに留意すべきである。更に、
図2に図示された例においては、コンピューティングデバイス200は、コンパニオンデバイスと通信するように構成される。本明細書で記述される技術は、通信ネットワークの任意の組み合わせ、及び、それらの組み合わせの全てを用いて通信するように構成されるデバイスによって利用されることが出来る。
【0031】
図2に図示されるように、コンピューティングデバイス200は、中央演算装置202、システムメモリ204、システムインタフェース210、モデム212、トランスポートモジュール214、AVデマックス216、ネットワークインタフェース218、ストレージデバイス220、ユーザインタフェース222、オーディオデコーダ224、オーディオプロセッサ226、ビデオデコーダ228、グラフィック処理装置230、及びディスプレイプロセッサ232を含む。
図2に図示されるように、システムメモリ204は、オペレーティングシステム206及びアプリケーション208を含む。プロセッサ202のそれぞれ、システムメモリ204、システムインタフェース210、モデム212、トランスポートモジュール214、AVデマックス216、ネットワークインタフェース218、ストレージデバイス220、ユーザインタフェース222、オーディオデコーダ224、オーディオプロセッサ226、ビデオデコーダ228、グラフィック処理装置230、及びディスプレイプロセッサ232は、コンポーネント間通信のため、(物理的に、通信可能なように、及び/あるいは、動作可能に)相互接続されることが出来、1以上のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、個別ロジック、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又は、それらの任意の組み合わせなどの任意の様々な適切な回路として実装されることが出来る。例示的コンピューティングデバイス200が、個別の機能ブロックを有しているとして図示されているが、そのような図示は、記述のためであり、コンピューティングデバイス200を特定のハードウェアアーキテクチャに限定しないことに留意すべきである。コンピューティングデバイス200の機能は、ハードウェア、ファームウェア及び/あるいは、ソフトウェア実装の任意の組み合わせを用いて実現されることが出来る。
【0032】
CPU202は、機能を実装し、及び/あるいは、コンピューティングデバイス200での実行のための命令を処理するように構成されることが出来る。CPU202は、本明細書で記述される技術の1以上を実装するために、命令、コード、及び/あるいは、データ構造を検索・取得及び処理することができうる。命令は、システムメモリ204又はストレージデバイス220などのコンピュータ読み取り可能な媒体上に格納されることが出来る。CPU202は、マルチコア中央演算装置を含むことが出来る。
【0033】
システムメモリ204は、非一時的又は有形のコンピュータ読み取り可能なストレージ媒体として記述されることが出来る。幾つかの例においては、システムメモリ204は、一時的及び/あるいは長期ストレージを提供することができる。幾つかの例においては、システムメモリ204又はその一部は、不揮発性メモリとして記述されることができ、他の例においては、システムメモリ204の一部は、揮発性メモリとして記述されることが出来る。揮発性メモリの例は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、及び、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)を含む。不揮発性メモリの例は、磁気ハードディスク、光ディスク、フロッピーディスク、フラッシュメモリ、又は、電気的プログラマブルメモリ(EPROM)又は電気的消去及びプログラマブル(EEPROM)メモリの形態を含む。
【0034】
システムメモリ204は、動作中、コンピューティングデバイス200によって用いられることが出来る情報を格納するように構成されることが出来る。システムメモリ204は、CPU202によって実行するプログラム命令を格納するために用いられることができ、プログラム実行の間、情報を一時的に格納するために、コンピューティングデバイス200上で走るソフトウェア又はアプリケーションによって用いられることが出来る。例えば、システムメモリ204は、オペレーティングシステム206及びアプリケーション208に関連した命令を格納することが出来る。アプリケーション208は、コンピューティングデバイス200内に実装される、又は、これによって実行されるアプリケーションを含むことができ、コンピューティングデバイス200のコンポーネント内に実装され、この内に含まれ、これによって動作可能であり、これによって実行され、及び/あるいは、これに、動作可能なように/通信可能なように結合されることが出来る。アプリケーション208は、コンピューティングデバイス200のCPU202に、特定の機能を実行させることが出来る命令を含むことが出来る。アプリケーション208は、forループ、whileループ、if文、doループなどのコンピュータプログラミング文に表現されるアルゴリズムを含むことが出来る。アプリケーション208は、例えば、上記されたアプリケーション配信サイト122などのアプリケーション配信サイトを介して、コンピューティングデバイス200に配信されることが出来る。
【0035】
図2に更に図示されるように、アプリケーション208は、オペレーティングシステム206と共に実行されることが出来る。つまり、オペレーティングシステム206は、CPU202、及び、コンピューティングデバイス200の他のハードウェアコンポーネントと、アプリケーション208との相互作用を促進するように構成されることが出来る。幾つかの例においては、オペレーティングシステム206のコンポーネント及びオペレーティングシステム206と共に動作するコンポーネントは、ミドルウェアと呼ばれることが出来ることに留意すべきである。本明細書で記述される技術は、ソフトウェアアーキテクチャの任意の、及び、全ての組み合わせを用いて動作するように構成されるデバイスによって利用されることが出来る。オペレーティングシステム206は、ラップトップ、デスクトップ、スマートフォン、タブレット、セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ、テレビ及び/あるいはゲームデバイス上にインストールされるように設計されたオペレーティングシステムであることが出来る。一例では、オペレーティングシステム206は、OpenTV、Windowsオペレーティングシステム、Linux(登録商標)オペレーションシステム、Macオペレーティングシステム、Androidオペレーティングシステム、及び、これらの任意の組み合わせ、及び、これらの組み合わせの全てによって開発されたオペレーティングシステム又はミドルウェアコンポーネントの1以上を含むことが出来る。
【0036】
システムインタフェース210は、コンピューティングデバイス200のコンポーネント間の通信を可能とするように構成されることが出来る。一例においては、システムインタフェース210は、あるピアデバイスから他のピアデバイス又はストレージ媒体へデータを転送可能とする構造を含む。例えば、システムインタフェース210は、Accelerated Graphics Port(「AGP」)に基づくプロトコル、例えば、Peripheral Component Interconnect Special Interest Groupによって維持される、PCI Express(登録商標)(「PCIe」)バス規格などの、Peripheral Component Interconnect(PCI)バスに基づくプロトコル、又は、ピアデバイスを相互接続するために用いられることが出来る構造の他の形態のいずれかをサポートするチップセットを含むことが出来る。
【0037】
ストレージデバイス220は、システムメモリ204より相対的に多くの情報を格納するように構成されることが出来る、コンピューティングデバイス200のメモリを表す。例えば、コンピューティングデバイス200が、デジタルビデオレコーダの一部として含まれる例においては、ストレージデバイス220は、多くのビデオファイルを格納するように構成されることが出来る。システムメモリ204と同様に、ストレージデバイス220は、また、1以上の非一時的又は有形のコンピュータ読み取り可能なストレージ媒体を含むことが出来る。ストレージデバイス220は、内蔵及び/又は外付けメモリデバイスを含むことができ、幾つかの例においては、揮発性及び不揮発性ストレージ素子を含むことが出来る。
【0038】
ユーザインタフェース222は、コンピューティングデバイス200の動作中、ユーザからの入力を受信するように構成されたデバイスを含むことが出来る。例えば、ユーザインタフェース222は、ボタン及びスイッチ、動きセンサ(例えば、加速度計)、タッチ感応センサ、トラックパッド、マウス、キーボード、マイク、ビデオカメラ、又は、ユーザ入力を受信するように構成された任意の他のタイプのデバイスを含むことが出来る。ユーザインタフェース222は、コンピューティングデバイス200に一体化されることが出来る。例えば、コンピューティングデバイス200が、テレビを含む場合、ユーザインタフェース222は、テレビに配置されたプッシュボタンを含むことが出来る。更に、ユーザインタフェース222は、コンピューティングデバイス200に外付けのデバイスに一体化されることが出来る。例えば、ユーザインタフェース222は、コンピューティングデバイス200と通信するリモートコントロール上に配置された1以上のボタンを含むことが出来る。更に、一例においては、ユーザインタフェース222は、例えば、以下に詳細に記述されるコンパニオンデバイス300などのコンパニオンデバイスに一体化されることが出来る。幾つかの例においては、ユーザインタフェース222を含むデバイスは、例えば、ユニバーサルシリアルバスプロトコル(USB)、Bluetooth(登録商標)、ZigBeeなどの標準通信プロトコル、又は、例えば、専用赤外線通信プロトコルなどの専用通信プロトコルを用いた、コンピューティングデバイス200に動作可能に結合されることが出来る。本明細書で記述される技術は、ユーザインタフェースを含むデバイスのタイプに関わらず、及び、デバイスがコンピューティングデバイス200と通信する方法に関わらず、一般に適用可能であることが出来ることに留意すべきである。
【0039】
以下に詳細に記述されるように、ユーザインタフェース222は、本明細書で記述されるグラフィカルユーザインタフェースを表示するように構成されたディスプレイを含むことが出来る。例えば、コンピューティングデバイス200が、テレビを含む場合、テレビと通信するコンパニオンデバイス(例えば、スマートフォン、又は、専用リモートコントローラ)は、本明細書で記述するグラフィカルユーザインタフェースを提示するタッチ感応ディスプレイを含むユーザインタフェースを含むことが出来る。更に、以下に詳細に記述されるように、ユーザは、表示されたグラフィカルユーザインタフェースの一部をアクチベートすることによって、コンピューティングデバイス200にコマンドを提供することができる。
【0040】
図2を再び参照すると、コンピューティングデバイス200は、例えば、上記したテレビネットワーク106などのテレビネットワークを介して、データを送受信し、例えば、公衆ネットワーク108などの公衆ネットワークを介して、データを送受信するように構成される。通信ネットワークは、例えば、物理シグナリング、アドレッシング、チャネルアクセス制御、パケット特性、及び、データ処理などの通信特性を規定するレイヤを含むモデルに基づいて、記述されることが出来る。
図2に図示される例においては、モデム212、トランスポートモジュール214、及びAVデマックス216は、テレビネットワーク106に関連した低レイヤ処理を実行するように構成されることができ、ネットワークインタフェース218は、公衆ネットワーク108に関連した低レイヤ処理を実行するように構成されることが出来る。
【0041】
一例においては、モデム212は、例えば、テレビプロバイダネットワーク106などのテレビプロバイダネットワークにおいて利用される物理及びMACレイヤに従って、物理シグナリング、アドレッシング、及びチャネルアクセス制御を実行するように構成されることが出来る。一例においては、モデム212は、同軸ケーブル及び/あるいは地上波信号から信号を受信し、低レベル信号処理(例えば、復調)を実行するように構成されることが出来る。一例においては、モデム212は、同軸ケーブルから受信される信号からトランスポートストリームを抽出するように構成されることが出来る。一例においては、トランスポートストリームは、Moving Pictures Experts Group(MPEG)によって規定されるトランスポートストリームに基づくことが出来る。一例においては、トランスポートストリームは、各番組ストリームが、それぞれテレビネットワークから利用可能な番組に対応する複数の番組ストリームを含むことが出来る。更に、トランスポートストリームは、複数のデータストリーム(例えば、番組マップテーブル及びEPGデータ)を含むことが出来る。
【0042】
トランスポートモジュール214は、モデム212からデータを受信し、受信したデータを処理するように構成されることが出来る。例えば、トランスポートモデル214は、複数の番組ストリームを含むトランスポートストリームを受信し、受信されたトランスポートストリームから個別の番組ストリームを抽出するように構成されることが出来る。一例においては、番組ストリームは、ビデオストリーム、オーディオストリーム、及び、データストリームを含むことが出来る。AVデマックス216は、トランスポートモジュール214からデータを受信し、受信されたデータを処理するように構成されることが出来る。例えば、AVデマックス216は、トランスポートモジュール214から番組ストリームを受信し、オーディオパケット、ビデオパケット、及びデータパケットを抽出するように構成されることが出来る。一例においては、AVデマックス216は、トランスポートストリームからの、パケット化された基本ビデオ及びオーディオストリームを脱カプセル化するように構成されることが出来る。モデム212、トランスポートモジュール214、及び、AVデマックス216が、個別の機能ブロックとして図示されているが、モデム212、トランスポートモジュール214、及びAVデマックス216によって実行される機能は、ハードウェア、ファームウェア及び/あるいはソフトウェア実装の任意の組み合わせを用いて、高度に一体化及び実現されることが出来ることに留意すべきである。
【0043】
ネットワークインタフェース218は、コンピューティングデバイス200が、公衆ネットワークを介して、データを送受信することを可能とするように構成されることが出来る。上記したように、公衆ネットワークを介して送受信されるデータは、例えば、音楽、ビデオ、画像、ウェブページ、メッセージ、音声通信及びアプリケーションなどのデジタルコンテンツに関連したデータを含むことが出来る。ネットワークインタフェース218は、イーサネット(登録商標)カードなどのネットワークインタフェースカード、光トランシーバ、無線周波トランシーバ、又は、情報を送受信するように構成された任意の他のタイプのデバイスを含むことが出来る。ネットワークインタフェース218は、例えば、公衆ネットワーク108などの公衆ネットワークで用いられる物理及びMACレイヤに従って、物理シグナリング、アドレッシング、及びチャネルアクセス制御を実行するように構成されることが出来る。更に、トランスポートモジュール214及びA/Vデマックス216について、上記した方法と同様の方法で、ネットワークインタフェース218は、データストリームから、オーディオパケット、ビデオパケット、及びデータパケットを抽出するように構成されることが出来る。例えば、ネットワークインタフェース218は、インターネットプロトコル(IP)、伝送制御プロトコル(TCP)、リアルタイムストリーミングプロトコル(RTSP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、MPEG伝送ストリーミングプロトコル、及びIPTVプロトコルのうちの1以上に従って、ビデオパケット、オーディオパケット、及びデータパケットを抽出するように構成されることが可能である。本明細書に記述された技術は、一般に、デジタルコンテンツ配信の任意の方法、及び、全ての方法に適用可能であり、特定の通信ネットワーク実装に限定されないことに留意すべきである。例えば、本明細書に記述される技術は、放送、マルチキャスト、ユニキャスト、地上波コンテンツソース、パーソナルビデオレコーダ(PVR)、及びピアツーピアコンテンツソースのうちの1以上から発信されるデジタルコンテンツに適用可能でありうる。上記したように、コンピューティングデバイス200は、コンパニオンデバイスと、直接的に、又は、間接的に通信するように構成されることが出来る。一例においては、ネットワークインタフェース218は、コンピューティングデバイス200が、コンパニオンデバイスと通信可能なように構成されることが出来る。例えば、ネットワークインタフェース218は、通信プロトコル(例えば、Bluetooth(登録商標)及び/あるいはWi−Fi)を用いて、コンピューティングデバイス200がコンパニオンデバイスと通信可能なように構成されることが出来る。
【0044】
図2を再び参照すると、例えば、音楽、ビデオ、画像、ウェブページ、メッセージ、音声通信、及びアプリケーションなどのデジタルコンテンツに関連したデータは、例えば、システムメモリ204及びストレージデバイス220などのコンピュータ読み取り可能な媒体に格納されることが出来る。メモリデバイス上に格納されるデータは、CPU202、オーディオデコーダ224、オーディオプロセッサ226、ビデオデコーダ228、グラフィックス処理装置230、及びディスプレイプロセッサ232によって検索・取得及び処理されることができる。上記したように、CPU202は、本明細書で記述される技術の1以上を実装するための命令、コード及び/あるいはデータ構造を検索・取得、及び処理することができうる。オーディオデコーダ224、オーディオプロセッサ226、ビデオデコーダ228、グラフィックス処理装置230、及びディスプレイプロセッサ232のそれぞれは、また、本明細書で記述される技術の1以上を実装するために、命令、コード、及び/あるいはデータ構造を検索・取得、及び処理することもできうる。
【0045】
オーディオデコーダ224は、コーディングされたオーディオデータを検索・取得及び処理するように構成されることが出来る。例えば、オーディオデコーダ224は、オーディオコーデックの側面を実装するために用いられるハードウェアとソフトウェアの組み合わせであることが出来る。オーディオデータは、Dolby and Digital Theater Systemsによって開発されたもののようなマルチチャネルフォーマットを用いて、コーディングされることが出来る。オーディオデータは、圧縮又は非圧縮フォーマットを用いて、コーディングされることが出来る。圧縮オーディオフォーマットの例は、MPEG−1、2つのオーディオレイヤII/III、及びAACを含む。オーディオプロセッサ226は、捕捉されたオーディオサンプルを検索・取得するように構成されることが出来、オーディオシステム(不図示)へ出力するためにオーディオデータを処理することができる。幾つかの例においては、オーディオプロセッサ226は、デジタル−アナログ変換器を含むことが出来る。オーディオシステムは、一体型スピーカ、ヘッドホン、単一スピーカシステム、マルチスピーカシステム、又は、サラウンドサウンドシステムなどの様々なオーディオ出力デバイスのいずれかを含むことが出来る。ビデオデコーダ228は、コーディングされたビデオデータを検索・取得及び処理するように構成されることが出来る。例えば、ビデオデコーダ228は、ビデオコーデックの側面を実装するために用いられるハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとすることが出来る。一例においては、ビデオデコーダ228は、ITU−T H.262またはISO/IEC MPEG−2 Visual、ITU−T H.263、ISO/IEC MPEG−4 Visual、ITU−T H.264 (ISO/IEC MPEG−4 AVCとしても知られる)、VP8、及び High−Efficiency Video Coding(HEVC)などの任意の数のビデオ圧縮標準に従って、コーディングされるビデオデータをデコーディングするように構成されることが出来る。
【0046】
上記したように、メディア再生機能を有するデバイスは、ユーザがコンテンツを選択可能とするグラフィカルユーザインタフェース(例えば、EPG)を提供することができる。グラフィカルユーザインタフェースは、ビデオコンテンツと共に表示される画像及びグラフィックス(例えば、ビデオに重ねられた再生アイコン)を含むことが出来る。グラフィックス処理装置230は、本明細書で記述されるグラフィカルユーザインタフェースを含む、グラフィカルユーザインタフェースを生成するように構成されることが出来る専用処理装置の例である。つまり、グラフィックス処理装置230は、コマンドとコンテンツデータを受信し、ピクセルデータを出力するように構成されることが出来る。グラフィック処理装置230は、グラフィックスパイプラインプロセス(例えば、入力アセンブラ、頂点シェーダ、幾何シェーダ、ラスタライザ、ピクセルシェーダ、及び出力マージャ)に従って、動作することが出来る。グラフィックス処理装置230は、複数の処理コアを含むことができ、OpenGL(Open Graphic Library、Khronos Groupにより管理される)および/またはDirect3D(Microsoft,Inc.により管理される)に従い、動作するように構成されることが出来る。
【0047】
ディスプレイプロセッサ232は、表示のために、ピクセルデータを検索・取得及び処理するように構成されることが出来る。例えば、ディスプレイプロセッサ232は、ビデオデコーダ228及び/あるいはグラフィックス処理装置230からピクセルデータを受信し、表示のためにデータを出力することが出来る。ディスプレイプロセッサ232は、標準通信プロトコル(例えば、HDMI(登録商標)、DVI、DisplayPort、コンポーネントビデオ、コンポジットビデオ、及び/あるいはVGA)を用いる、ディスプレイ250(
図1には不図示)のような、ディスプレイに結合されることが出来る。ディスプレイ250は、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、又は、ユーザに視覚データを提示することが出来る他のタイプのディスプレイデバイスなどの様々なディスプレイデバイスのうちの一つを含むことが出来る。ディスプレイ250は、標準解像度テレビ、高解像度テレビ、又は、超解像度ディスプレイを含むことが出来る。更に、ディスプレイ250は、ポータブルコンピューティングデバイス(例えば、モバイルフォン、ラップトップ、又は、タブレットデバイス)の一体型ディスプレイを含むことが出来る。
【0048】
上記したように、コンピューティングデバイス200は、コンパニオンデバイスとデータを送受信するように構成されることが出来る。
図3は、この開示の1以上の技術を実装することが出来るコンパニオンデバイスの例を図示するブロック図である。
図3に図示されているように、コンパニオンデバイス300は、中央処理装置302、システムメモリ304、システムインタフェース310、ストレージデバイス312、ユーザインタフェース314、及びネットワークインタフェース316を含む。
図3に図示されているように、システムメモリ304は、オペレーティングシステム306及びアプリケーション308を含む。例示的コンパニオンデバイス300が、個別の機能ブロックを有するとして図示されているが、そのような図示は、記述のためであって、コンパニオンデバイス300を特定のハードウェア又はソフトウェアアーキテクチャに限定しないことに留意すべきである。例えば、幾つかの例においては、コンパニオンデバイス300は、本明細書で記述される機能を実装するために、ASICと基本回路の組み合わせを含むことが出来る。つまり、幾つかの例においては、コンパニオンデバイス300は、専用中央処理装置及びオペレーティングシステムを含まない場合がある。コンパニオンデバイス300の機能は、ハードウェア、ファームウェア、及び/あるいは、ソフトウェア実装の任意の組み合わせを用いて実現されることが出来る。
【0049】
図3を再び参照すると、中央処理装置302、システムメモリ304、及び、システムインタフェース310のそれぞれは、上記した中央処理装置202、システムメモリ204、及びシステムインタフェース210と同様であることが出来る。ストレージデバイス312は、システムメモリ304より多いデータを格納するように構成されることが出来る、コンパニオンデバイス300のメモリを表す。ストレージデバイス312は、内蔵又は外付けメモリであることができ、幾つかの例においては、不揮発性ストレージ素子を含むことが出来る。例えば、ストレージデバイス312は、メモリカード(例えば、 セキュアデジタル(SD)メモリカード)、及び/あるいは、内蔵ソリッドステートドライブを含むことが出来る。
【0050】
ユーザインタフェース316は、ユーザからの入力を受信するように構成されるデバイスを含むことができる。例えば、ユーザインタフェース316は、上記ユーザインタフェース222と同様であることができ、ボタン及びスイッチ、動きセンサ、タッチ感応センサ、トラックパッド、マウス、キーボード、マイク、ビデオカメラ、又は、ユーザ入力を受信するように構成された任意の他のタイプのデバイスを含むことが出来る。一例においては、ユーザインタフェース316は、本明細書で記述されるグラフィカルユーザインタフェースのうちの1以上を表示するように構成されたタッチスクリーンディスプレイを含むことが出来る。上記し、以下に更に詳細に記述するように、ユーザは、コンパニオンデバイス300上に表示されるグラフィカルユーザインタフェースの一部をアクチベートすることにより、コンピューティングデバイス(例えば、テレビ、又は、セットトップボックス)へコマンドを提供することができる。
【0051】
ネットワークインタフェース316は、コンパニオンデバイス300が、コンパニオンデバイス200や他のデバイス又はサーバのような外部のコンピューティングデバイスと通信することを可能とするように構成されることが出来る。更に、コンパニオンデバイス300がスマートフォンなどを含む例においては、ネットワークインタフェース316は、コンパニオンデバイス300が、セルラネットワークと通信可能とするように構成されることが出来る。ネットワークインタフェース316は、イーサネット(登録商標)などのネットワークインタフェースカード、光トランシーバ、無線周波数トランシーバ、又は、情報を送受信することが出来る任意の他のタイプのデバイスを含むことが出来る。ネットワークインタフェース316は、例えば、Global System Mobile Communications(GSM(登録商標))標準、符号分割多元接続(CDMA)標準、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)標準、インターネットプロトコル(IP)標準、無線アプリケーションプロトコル(WAP)標準、Bluetooth(登録商標)、ZigBee、及び/あるいは、802.11標準のうちの1以上のようなIEEE標準、並びに、これらの様々な組み合わせなどの、1以上の通信プロトコルに従って動作するように構成されることが出来る。
【0052】
図3に図示されるように、システムメモリ304は、オペレーティングシステム306及びアプリケーション308を格納している。オペレーティングシステム306は、アプリケーション308の、中央処理装置302、及びコンパニオンデバイス300の他のハードウェアコンポーネントとの相互作用を促進するように構成されることが出来る。オペレーティングシステム306は、ラップトップ及びデスクトップ上にインストールされるように設計されたオペレーティングシステムとすることが出来る。例えば、オペレーティングシステム306は、Windows(登録商標)オペレーティングシステム、Linux(登録商標)、又は Mac OSとすることが出来る。オペレーティングシステム306は、スマートフォン、タブレット及び/あるいはゲームデバイスにインストールされるように設計されたオペレーティングシステムとすることが出来る。例えば、オペレーティングシステム306は、Android、iOS、WebOS、Windows Mobile(登録商標)、又はWindows Phone(登録商標)オペレーティングシステムとすることが出来る。本明細書で記述される技術は、特定のオペレーティングシステムに限定されないことに留意すべきである。
【0053】
アプリケーション306は、コンパニオンデバイス300内に実装され、又は、これにより実行される任意のアプリケーションとすることができ、コンパニオンデバイス300のコンポーネント内に実装され、又は、含まれ、これにより動作可能であり、これにより実行され、及び/あるいは、これに、動作可能に/通信可能に結合されることが出来る。アプリケーション306は、コンパニオンデバイス300の中央処理装置302に特定の機能を実行させることが出来る命令を含むことが出来る。アプリケーション306は、forループ、whileループ、if文、doループなどのコンピュータプログラミング文に表されるアルゴリズムを含むことが出来る。更に、アプリケーション306は、ユーザが、コンテンツのアイテムの選択に関連したアクションを本明細書に記述された技術のうちの1以上に従って実行させることを可能とするアプリケーションを含むことができる。
【0054】
上記したように、ユーザインタフェースは、ユーザが、コンピューティングデバイスにコマンドを提供可能とすることが出来る。
図4及び
図5は、この開示の1以上の技術を実装することが出来る例示的ユーザインタフェースを図示する概念図である。
図4に図示される例においては、ユーザインタフェース400は、タッチスクリーンディスプレイ410とプッシュボタン、つまり、再生制御420とナビゲーション制御430を含む。
図4に図示される例においては、再生制御420とナビゲーション制御430は、テレビサービスに一般に関連付けられる機能を提供する。従って、幾つかの例においては、ユーザインタフェース400は、テレビリモートコントロール、セットトップボックスリモートコントロール、又は、いわゆる「ユニバーサル」リモートコントロールのユーザインタフェースとして含まれることが出来る。
図5に図示される例においては、ユーザインタフェースデバイス500は、タッチスクリーンディスプレイ502とボタン504を含む。幾つかの例においては、ボタン504は、ホームボタンと呼ばれることが出来る。幾つかの例においては、ユーザインタフェース500は、スマートフォン又はタブレットコンピューティングデバイスのユーザインタフェースとして含まれることが出来る。
【0055】
本明細書で記述される技術は、本明細書で記述される例示的ユーザインタフェースを含むデバイスの特定のハードウェア及びソフトウェア実装であるかどうかに関わらず、一般に適用可能であることに留意すべきである。例えば、本明細書で記述されるユーザインタフェースが、専用リモートコントロールデバイスの一部として実装されるとき、機能は、ASICなどを用いて実装されることが出来る。更に、本明細書に記述されるユーザインタフェースが、モバイルコンピューティングデバイスの一部として実装されるとき、機能は、例えば、アプリケーション配信サイト122のようなアプリケーション配信サイトから利用可能なアプリケーションを用いて実装されることが出来る。
【0056】
図4を再び参照すると、タッチスクリーンディスプレイ410は、グラフィカルユーザインタフェースを表示し、ユーザのタッチ入力を受信するように構成された任意のディスプレイデバイスを含むことができる。たとえば、タッチスクリーンディスプレイ410は、LCDディスプレイ、OLEDディスプレイ、又は、ユーザに視覚データを提示することができる任意の他のタイプのディスプレイデバイス、及び容量型タッチセンサデバイス、抵抗型タッチセンサデバイス、又は、ユーザのタッチ入力を受信することができる任意の他のタイプのデバイスを含むことが出来る。更に、タッチスクリーン410は、ユーザのタッチ入力を、直接的に、又は、間接的に(例えば、スタイラスを用いて)受信するように構成されることが出来ることに留意すべきである。以下に詳細に記述されるように、タッチスクリーンディスプレイ410は、コンテンツのアイテムを表すアイコンを表示するように構成されることが出来る。以下に詳細に更に記述されるように、タッチスクリーンディスプレイ410は、ユーザが、アイコンに対し、複数のタイプのアクチベーションを実行することが可能となるように構成されることが出来る。つまり、タッチスクリーンディスプレイ410は、シングルタップ、ダブルタップ、特定の間押すこと(例えば、ロングプレス)、マルチタッチポイント入力(例えば、ピンチジェスチャ)、及び、複雑なタッチジェスチャ(例えば、ドラッグアンドドロップジェスチャ、文字書きジェスチャ、及びスワイピングジェスチャ)など、ユーザのタッチ入力のうちの1以上を処理するように構成されることが出来る。
【0057】
図4に図示される例においては、タッチスクリーン410は、仮想ボタン412を表示し、仮想ボタンは、プッシュボタンを模倣することが出来る。つまり、ユーザは、タッチスクリーンディスプレイ410の対応する領域を押すことにより仮想ボタンをアクチベートすることが出来る。幾つかの例において、仮想ボタンは、ソフトキーと呼ばれる場合があることに留意すべきである。更に、
図4に図示される例示的プッシュボタンは、仮想ボタンとして、別様に実装されることが出来、
図4に図示される例示的仮想ボタンは、プッシュボタンとして、別様に実装されることが出来る。
図4に図示される例においては、仮想ボタン412は、数字キーパッド、エンターボタン、及び、前チャネルボタンを模倣する。一例においては、ユーザが、仮想数字キーパッドを用いて一連の数字を入力し、オプションとして、更に、エンターキーをアクチベートすると、コンピューティングデバイスのチューナが、特定のチャネルにチューニングすることが出来る。更に、仮想前チャネルボタンをアクチベートすると、チューナは、以前チューニングされたチャネルにチューニングすることが出来る。
【0058】
再生制御420は、ユーザが、コンピューティングデバイス上のコンテンツの再生を制御可能とするように構成されることが出来る。例えば、再生制御420は、ユーザが、メディアサービスプロバイダサイト、オンデマンドエンジン及び/あるいはパーソナルビデオレコーダ(PVR)から発信されるビデオの再生を制御可能とすることが出来る。
図4に図示されるように、再生制御420は、逆再生ボタン421、通常再生ボタン422、前送り再生ボタン423、再生停止ボタン424、再生一旦停止ボタン425、及び、記録ボタン426を含む。逆再生ボタン421は、ユーザが、マルチメディアシーケンス内で、過去の時点に移動することを可能とすることが出来る。アクチベートすると、通常再生ボタン422は、マルチメディアコンテンツのアイテムの通常再生を開始又は再開させることができる。前送り再生ボタン423は、ユーザが、マルチメディアシーケンス内で、未来の時点に移動することを可能とすることが出来る。アクチベートすると、再生停止ボタン424は、マルチメディアコンテンツのアイテムの再生を停止させることが出来る。アクチベートすると、再生一旦停止ボタン425は、マルチメディアコンテンツのアイテムの再生を一旦停止させることが出来る。記録ボタン426は、ユーザが、マルチメディアコンテンツのアイテムを、ストレージデバイスに格納させることを可能とする、つまり、ユーザが、マルチメディアコンテンツのアイテムをタイムシフトすることを可能とすることが出来る。再生制御420は、ユーザが、マルチメディアコンテンツの再生を制御可能とするように構成されることができるが、幾つかの例においては、再生制御420は、コンピューティングデバイスに関連づけられる他の機能を実行するために用いられることが出来る、ということに留意すべきである。
【0059】
上記したように、例えば、テレビ、セットトップボックス、及び、モバイルデバイスを含む、デジタルメディア再生機能を有するデバイスは、そのユーザに、コンテンツの選択を可能とするグラフィカルユーザインタフェースを提供するように構成されることが出来る。ナビゲーション制御430は、ユーザが、グラフィカルユーザインタフェースをナビゲートし、グラフィカルユーザインタフェースを用いてコンテンツを選択可能とするように構成されることが出来る。一例においては、ナビゲート制御430は、ユーザが、グラフィカルユーザインタフェースをナビゲートし、本明細書で記述される例示的グラフィカルユーザインタフェースのうちの1以上を用いて、コンテンツを選択可能とするように構成されることが出来る。更に、ナビゲート制御430は、ユーザが、テレビ番組などの視聴に関連する基本チューニング及びボリューム制御機能を実行可能とするように構成されることが出来る。
【0060】
図4に図示されるように、ナビゲート制御430は、ナビゲーション矢印ボタン431、選択ボタン432、情報ボタン433、メニューボタン434、ガイドボタン435、バックボタン436、終了ボタン437、ボリューム制御ボタン438、及びチャネル変更ボタン439を含む。
図4に図示される例においては、ナビゲーション矢印ボタン431は、グラフィカルユーザインタフェースに関連したカーソルの位置を移動し、及び/あるいは、コンピューティングデバイス上に表示されるグラフィカルユーザインタフェースに含まれるアイテムの選択を変更するように構成されることが出来る。選択ボタン432は、ユーザが、コンテンツのアイテムを表すアイコンを更に選択し、又は、メニュー内のサブメニューを選択することを可能とすることが出来る。情報ボタン433は、コンテンツのアイテムに関連した更なる情報が、表示されるように構成されることが出来る。例えば、コンテンツのアイテムを表すアイコンが、最初選択された場合、情報ボタン433のアクチベーションによって、コンテンツに関連する情報(例えば、キャスト及びクルー情報)が表示されるようにすることが出来る。メニューボタン434、ガイドボタン435、バックボタン436、及び、終了ボタン437は、ユーザが、異なるグラフィカルユーザインタフェースを、コンピューティングデバイス上に提示させることを可能とするように構成されている。アクチベートされると、メニューボタン434は、上位のメニューに含まれるグラフィカルユーザインタフェースが表示されるようにすることが出来る。一例においては、上位のメニューは、ユーザが、コンピューティングデバイスの動作に関連した設定を変更可能とするメニューを含むことが出来る。一例においては、上位のメニューは、ユーザが、ユーザプロファイルを選択可能とするメニュー(例えば、ログイングラフィカルユーザインタフェース)を含むことが出来る。一例において、メニューボタン434のアクチベーションによって、ユーザが、ユーザ嗜好情報を設定可能とするコンピューティングデバイス上に、グラフィカルユーザインタフェースが提示されるようにすることが出来る。例えば、メニューボタン434のアクチベーションによって、好みのチャネルとして利用可能なテレビチャネルの部分集合を、ユーザが選択することを可能とするコンピューティングデバイス上に、グラフィカルユーザインタフェースが提示されるようにすることが出来る。
【0061】
ガイドボタン435は、ユーザがコンテンツを選択可能とするグラフィカルユーザインタフェースが提示されるようにするように構成されることが出来る。一例においては、ガイドボタン435をアクチベートすると、EPG(例えば、グリッドガイド)を含むグラフィカルユーザインタフェースは、コンピューティングデバイス上で、ユーザに提示されることが出来る。バックボタン436は、ユーザが、以前のグラフィカルユーザインタフェースに戻ることを可能とするように構成されることが出来る。終了ボタン437は、ユーザが、フルスクリーン視聴モードに戻ることを可能とするように構成されることが出来る。例えば、グラフィカルユーザインタフェースが表示されるとき、終了ボタン437をアクチベートすると、グラフィカルユーザインタフェースが「消えて」、フルスクリーンコンテンツ視聴モードが、ユーザに提示されることが出来る。「+」及び「−」のボリューム制御ボタン438をアクチベートすることで、それぞれ、オーディオシステムの出力を増加させたり、減少させたりするようにすることが出来る。「+」及び「−」のチャネルボタン439をアクチベートすることで、それぞれ、チューナ(例えば、アナログ及び/あるいはデジタル)が、一連のチャネルの中で、次のチャネルにチューニングされるようにすることが出来る。
【0062】
更に、他の例においては、ユーザインタフェース400は、マイク及び/あるいは動きセンサを含むことが出来る。これらの例において、ユーザインタフェース400及び/あるいはタッチスクリーンディスプレイ410及び/あるいは他の機能のアクチベーションにより達成される機能は、他のタイプのユーザ入力を介して達成されることが出来る。例えば、ユーザインタフェース400が、マイクを含んでいる例の場合、ユーザインタフェース400上のボタンのアクチベーションにより達成される機能は、音声コマンドを介して達成されることが出来る。更に、ユーザインタフェース400が、動きセンサを含んでいる例の場合、ユーザインタフェース400上のボタンのアクチベーションによって達成される機能は、ユーザのジェスチャを介して達成されることが出来る。一例においては、ユーザインタフェース400は、仮想ボタン及び/あるいは、コンテンツのアイテムを表すアイコン及び/あるいはメニューが、タッチスクリーンディスプレイ400上に表示されるようにするために、ユーザが、音声コマンドを使用可能とするように構成されることが出来る。例えば、ユーザが「キーパッドを表示」などと言うと、
図4の例に図示される仮想ボタン412が、タッチスクリーンディスプレイ410上に表示されるようにすることが出来る。更に、一例においては、ユーザは、音声コマンドを提供することによって、ユーザ嗜好情報を提供することができる。例えば、コンピューティングデバイスが、チャネルにチューニングされる場合、ユーザが「お気に入りに追加」などと言うと、好きなチャネルのリストへ、そのチャネルを追加させることが出来る。以下に更に詳細に記述されるように、インタフェース400は、音声コマンドを用いて、ユーザが、コンテンツのアイテムを表すアイコンをタッチスクリーンディスプレイ410上に表示させることができるように構成されることが出来る。
【0063】
図5を再び参照すると、タッチスクリーンディスプレイ502は、上記したタッチスクリーンディスプレイ410と同様であることが出来る。
図5に図示される例においては、タッチスクリーンディスプレイ502は、仮想ボタンと、コンテンツのアイテムを表すアイコンとを表示する。コンテンツのアイテムを表すアイコンの例は、以下に更に詳細に記述される。
図5に図示される例においては、ボタン504を1回以上アクチベートすることによって、ユーザのタッチスクリーンディスプレイ502を、ホームスクリーンに戻らせることが出来る。つまり、ボタン504は、異なるグラフィカルユーザインタフェースが、タッチスクリーンディスプレイ502上に表示されるようにすることが出来る。更に、ボタン504は、タッチスクリーンディスプレイ502上に表示されるグラフィカルユーザインタフェースに基づいて、異なる機能を有することが出来る。上記のユーザインタフェース400と同様に、幾つかの例においては、ユーザインタフェース500は、マイク及び/あるいはセンサを含むことができ、上記した、例示的音声及び動き入力を含む、音声及び動き入力を受信するように構成されることが出来る。
【0064】
上記したように、1以上のソースを介してユーザが利用可能であることが出来る多くのコンテンツのアイテムと、コンテンツのアイテムについての複数の利用可能なアクションのために、従来のグラフィカルユーザインタフェース及び従来のプッシュボタンリモートコントローラは、理想的ではない可能性がある。
図6A−6B及び
図7A−7Bは、ユーザがコンテンツのアイテムに関連した1以上のアクションを実行することを可能としうる例示的ユーザインタフェースを図示する概念図である。
図6A−6Bは、ユーザがコンテンツのアイテムの関連したアクションを実行可能とするグラフィカルユーザインタフェースが、ユーザインタフェース400を用いて提示される例を図示する。
図7A−7Bは、ユーザがコンテンツのアイテムに関連したアクションを実行可能とするグラフィカルユーザインタフェースが、ユーザインタフェース500を用いて提示される例を図示する。
図8は、ユーザが、コンテンツのアイテムに関連した1以上のアクションが実行されるようにすることを可能とし得る例示的方法を図示するフローチャートである。
図8に図示される例示的方法は、ユーザインタフェース400、又は、ユーザインタフェース500、又は、ユーザインタフェースを含む任意の他のコンピューティングデバイスを含むコンパニオンデバイスによって実行されることが出来る。
【0065】
図8に図示されているように、802において、例えば、ユーザインタフェース400又はユーザインタフェース500などのユーザインタフェースは、ユーザ嗜好情報に基づいて、アイコンを含むグラフィカルユーザインタフェースを提示する。
図6A−6B及び
図7A−7Bは、タッチスクリーンディスプレイ上に提示されるユーザ嗜好情報に基づいた、アイコンを含むグラフィカルユーザインタフェースのそれぞれの例を図示する。上記されるように、ユーザインタフェースは、音声コマンドを受信すると、コンテンツのアイテムを表すアイコンを表示するように構成されることが出来る。例えば、
図6A−7Bに図示されるグラフィカルユーザインタフェースは、ユーザが「お気に入りを表示して」、「私のコンテンツ」などと言うと、表示されることが出来る。更に、一例においては、ユーザインタフェースは、ユーザが、
図6A−7Bに図示されるグラフィカルユーザインタフェースを表示させることを可能としうるグラフィカルユーザインタフェースを表示することが出来る。例えば、ユーザインタフェースは、アクチベートされると、
図6A−7Bに図示されたグラフィカルユーザインタフェースを表示させる、「お気に入り」アイコン、「私のコンテンツ」アイコンなどを含む最上位のメニューのグラフィカルユーザインタフェースを表示することが出来る。更に、一例においては、
図6A−7Bにそれぞれ図示されたグラフィカルユーザインタフェースは、ユーザが特定の動きジェスチャを実行した時に、表示されることが出来る。
【0066】
図6A−6B及び
図7A−7Bに図示された例示的グラフィカルユーザインタフェースのそれぞれは、それぞれのタッチスクリーンディスプレイに表示される、コンテンツのアイテム602A−602Iを表すアイコンと、アクション604A−604Cを表すアイコンを含む。アクション604A−604Cを表すアイコンは、
図11A−11Bについて、以下にかなり詳細に記述される。更に、アクション604D−604Fを表すアイコンは、
図12について、以下にかなり詳細に記述される。
図6Aに図示される例においては、ユーザインタフェース400のタッチスクリーンディスプレイ410は、コンテンツのアイテム602A−602Iを表すアイコンを表示し、コンテンツのアイテム602A−602Iを表すアイコンは、テレビネットワークを含む。
図6Bに図示される例においては、ユーザインタフェース400のタッチスクリーンディスプレイ410は、コンテンツのアイテム602A−602Iを表すアイコンを表示し、コンテンツのアイテム602A−602Iを表すアイコンは、利用可能なテレビ番組、ビデオオンデマンドコンテンツ、利用可能なメディアストリーミングサービス、及び、テレビネットワークを含む。
図7Aに図示される例においては、ユーザインタフェース500のタッチスクリーンディスプレイ502は、コンテンツのアイテム602A−602Iを表すアイコンを表示し、コンテンツのアイテム602A−602Iを表すアイコンは、テレビネットワークを含む。
図7Bに図示される例においては、ユーザインタフェース500のタッチスクリーンディスプレイ502は、コンテンツのアイテム602A−602Fを表すアイコンを表示し、コンテンツのアイテム602A−602Fを表すアイコンは、ビデオオンデマンドコンテンツ、サービス及びテレビネットワークを含む。従って、ユーザ嗜好情報に基づいて提示されるコンテンツのアイテムは、単一のタイプのコンテンツアイテム(例えば、テレビチャネル、現在放送中のテレビ番組、オンデマンドコンテンツ、メディアストリーミングサービス、アプリケーションなど)及び/あるいは異なるタイプのコンテンツアイテムを含むことが出来る。一例においては、ユーザは、どのタイプのコンテンツアイテムが、アイコンに割り当てられるかを決定することができる場合がある。例えば、9つの利用可能なアイコン(602A−602I)がある場合には、ユーザは、好みのテレビネットワークをアイコン602A−602Cに、好みのアプリケーションをアイコン602D−602Fに、好みのビデオオンデマンド(VOD)ポータルをアイコン602G−602Iに割り当てることができるだろう。
【0067】
上記したように、ユーザ嗜好情報は、ユーザによって明示的に提供される情報を含むことができ、及び/あるいは、ユーザ嗜好情報は、(例えば、消費、振舞い、及び環境のうちの1以上を用いて)暗に決定される情報を含むことが出来る。
図6A及び
図7Aにそれぞれ図示される例を参照する。これらの例の夫々においては、コンテンツのアイテム602A−602Iを表すアイコンは、ユーザの好みのチャネルを含み、テレビチャネルを表す、テキスト及び/あるいはロゴを含む。一例においては、ユーザは、明示的に、好みのチャネルのリストを提供することができる。例えば、ユーザは、例えば、コンピューティングデバイス200などのコンピューティングデバイス上に提示されるEPGグリッドガイドを用いて、好みのチャネルリストに、1以上のチャネル(例えば、HBO、ショータイム、CNN、CBSなど)を追加することが出来る。更に、上記したように、ユーザは、ユーザインタフェースに、音声コマンド(例えば、「HBOをお気に入りに加えて」)を提供することにより、好みのチャネルリストにチャネルを追加することが出来る。
【0068】
一例においては、好みのチャネルリストは、コンピューティングデバイスのストレージデバイス(例えば、セットトップボックスのストレージデバイス)上に格納されることが出来る。更に、あるいは、代替として、好みのチャネルリストは、コンパニオンデバイスのストレージデバイス上に格納されることが出来る。更に、一例においては、更に、あるいは、代替として、好みのチャネルリストは、例えば、ユーザプロファイルサイト126などの、ユーザプロファイルサイトに格納されることが出来る。上記したように、ユーザインタフェース400又はユーザインタフェース500を含むコンパニオンデバイスは、直接的に、又は、間接的に、コンピューティングデバイスと通信し、及び/あるいは、ワイドエリアネットワークにアクセスするように構成されることが出来る。従って、コンパニオンデバイスは、ユーザ入力の任意の組み合わせによって、コンピューティングデバイスと通信することによって、及び/あるいはユーザプロファイルサイトと通信することによって、好みのチャネルのリストを取得することが出来る。
【0069】
一例においては、コンピューティングデバイスが、テレビ又はセットトップボックスを含む場合、ユーザインタフェースを含むコンパニオンデバイスは、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi、又はNFCを介して、好みのチャネルのリストを取得することが出来る。更に、この例においては、コンパニオンデバイスは、そのMACアドレス、固有のデバイスID、及び/あるいは、ユーザの加入者IDを用いて、コンピューティングデバイスに登録されることが出来る。一例においては、コンパニオンデバイスが登録されると、コンピューティングデバイスから、ユーザの好みのチャネルリストにアクセスすることができる。一例においては、コンピューティングデバイスは、UPnP又はmDNSのいずれかを用いて、好みのチャネルリストを広告することが出来る。更に、プライベート拡張を用いて、コンピューティングデバイスは、また、関連する好みのチャネルリストに対し、(例えば、コンパニオンデバイスのタッチスクリーン上に表示するために)チャネルのロゴを提供することも出来る。
【0070】
更に、又は、代替として、好みのチャネルリストは、コンピューティングデバイスからクラウドベースのサーバに同期されることが出来る。この例の場合、コンパニオンデバイスは、それから、クラウドベースのサービスに単に接触し、好みのチャネルリスト及び/あるいは、関連したチャネルのロゴを取得することが出来る。幾つかの例においては、ユーザ嗜好情報をサーバに格納することで、ユーザが、あらゆるハードウェアリモートコントロールを自分流にアレンジすることを可能としうることに留意すべきである。例えば、ユーザは、テレビサービスを有する別荘に行き、サーバからユーザ嗜好情報をダウンロードすることにより、リモートコントロール(例えば、セットトップボックスに関連したリモートコントロール)を自動構成することが出来るだろう。一例においては、コンパニオンデバイスは、好みのチャネルに含まれるチャネルの名前を取得し、例えば、ウェブページコンテンツ配信サイト120などのウェブページコンテンツ配信サイトに、関連するチャネルのロゴ及び/あるいは、画像について問い合わせることが出来る。従って、ユーザインタフェース400又はユーザインタフェース500に含まれるコンパニオンデバイスは、好みのチャネルリストを含むことが出来るユーザ嗜好情報を取得した際、ユーザの嗜好情報に基づいたコンテンツのアイテムを表すアイコンを提示するように、構成されることが出来る。
【0071】
上記したように、ユーザ嗜好情報は、(例えば、消費、振る舞い、及び環境のうちの1以上を用いて)暗に決定された情報を含むことが出来る。一例においては、コンピューティングデバイス及び/あるいはコンパニオンデバイスは、コンテンツへのアクセスに関するユーザのパターンを認識するように構成されることが出来る。例えば、コンパニオンデバイスは、ある日及び/あるいはその日のある時間において、ユーザが、特定のチャネル及び/あるいは特定のテレビ番組を視聴することを認識することが出来る。一例においては、好みのチャネルリスト及び/あるいは他のユーザ嗜好情報は、認識されたパターンに基づいて生成されることが出来る。更に、一例においては、好みのチャネルリストに含まれるチャネルは、認識されたパターンに基づいて、グラフィカルユーザインタフェースに提示されることが出来る。例えば、コンパニオンデバイスは、認識されたユーザの振る舞いに基づいて、アイコンの位置を、配列及び/あるいは再配列するように構成されることが出来る。例えば、ユーザの好みのチャネルリストは、HBO、CNN、ABC、FOX及びNBCを含むことが出来る。コンパニオンデバイス及び/あるいはコンピューティングデバイスは、木曜日には、ユーザは、通常は、ショータイムの「ホームランド」とCNNのニュースを視聴し、金曜日には、ユーザは、通常は、HBOの「Game of Thrones」とNBCの「ザボイス」を視聴する、ということを認識することが出来る。一例においては、コンパニオンデバイスは、ショータイムとCNNのアイコンを、木曜日にグラフィカルユーザインタフェースの最上段に配置し、HBOとNBCのアイコンを、金曜日にグラフィカルユーザインタフェースの最上段に配置するように構成されることが出来る。このように、コンパニオンデバイスは、コンテンツのアイテムを表す複数のアイコンの提示を、ユーザによって選択される可能性に基づいて、配列するように構成されることが出来る。
【0072】
図8を再び参照すると、コンテンツのアイテムを表すアイコンが、ユーザインタフェースに提示された後、ユーザインタフェース400又はユーザインタフェース500を含むコンパニオンデバイスは、アイコンの特定のタイプのアクチベーションがユーザによって実行されたか否かを判断することが出来る。
図8に図示される例においては、シングルタップ、ダブルタップ、ロングプレスと、アクションドラッグアンドドロップという4つの特定のタイプのアクチベーションがある。一例においては、シングルタップは、アイコンを押し、離すことを含むことが出来る。一例においては、ダブルタップは、指定された時間内に、2回、アイコンを押し、離すことを含むことが出来る。一例においては、ロングプレスは、指定された時間が過ぎるまで、ユーザがアイコンを押して、離さないことを含むことが出来る。一例においては、アクションドラッグアンドドロップは、アクションアイコン604A−604Cの一つをユーザが、コンテンツのアイテムを表すアイコンの上に、ドラッグし、ドロップする(押し、スライドし、離す)ことを含むことが出来る。他の例においては、より多くの、又は、より少ないタイプのアイコンのアクチベーションがありうることに留意すべきである。例えば、一例においては、ユーザは、(例えば、アイコンを押し、指を回転する及び/あるいはアイコンを押し、弧を描くことにより、)アイコンの反時計回り及び/あるいは時計回りの回転を実行することが出来る。一例においては、アイコンに関連するコンテンツアイテムについて、反時計回りの回転は、逆再生ボタン421の効果を有することができ、時計回りの回転は、前送り再生ボタン423の効果を有することが出来る。更に、
図8に図示された例に含まれるアクチベーションのそれぞれは、他のアクションに関連付けられることが出来る。例えば、一例においては、シングルタップは、情報ウィンドウがコンピューティングデバイス上に提示されるようにすることができ、ダブルタップは、コンテンツのアイテムが、コンピューティングデバイス上に提示されるようにすることが出来る。
【0073】
図8を再び参照すると、
図8に図示された例においては、コンパニオンデバイスは、シングルタップ(804)、ダブルタップ(808)、ロングプレス(812)、又は、アクションドラッグアンドドロップ(816)のうちの一つが発生したか否かを判定するように構成されることが出来る。
図8に図示された例においては、コンテンツのアイテムを表すアイコンのシングルタップアクチベーションが発生したと判断した際には、コンパニオンデバイスは、コンテンツのアイテムが、コンピューティングデバイス上に提示されるようにすることが出来る(806)。例えば、HBOを表すアイコン(例えば、
図6Aのアイコン602A、
図7Aのアイコン602A、及び
図7Bのアイコン602D)をユーザがシングルタップすることによって、コンピューティングデバイス(例えば、テレビ又はセットトップボックス)が、HBOにチューニングされるようにすることが出来る。このように、ユーザは、HBOにアクセスするために、HBOに関連したチャネル番号をキー入力する必要はない。コンテンツのアイテムが、サービス(例えば、
図7Bにアイコン602Bとして図示されるようなNetflixサービス)を含む場合、コンピューティングデバイス上にコンテンツのアイテムを提示することは、サービスに関連したアプリケーションを起動することを含みうることに留意すべきである。更に、コンテンツのアイテムがオンデマンドコンテンツ(例えば、
図6Bにアイコン602Fとして図示される、そして
図7Bにアイコン602Aとして図示されるLego Movie)を含む場合、コンピューティングデバイス上にコンテンツのアイテムを提示することは、ビデオオンデマンドポータルを起動することを含みうる。幾つかの例においては、これは、ユーザが、購入を確認することを可能としうる。更に、コンテンツのアイテムが、特定のテレビ番組(例えば、
図7Bにアイコン602Cとして図示される、NBAプレイオフ)を含む場合、コンピューティングデバイス上にコンテンツのアイテムを提示することは、特定のテレビ番組を放送しているチャネルにチューニングすることを含むことが出来る。特定のテレビ番組が、アイコンのアクチベーションによって提示されるようにすることは、ユーザがイベントに関連したテレビチャネルを知らない場合、ユーザがそのイベントにチューニング可能とするために特に有用な場合がある、ということに留意すべきである。このように、ユーザ嗜好情報に基づいて、コンテンツのアイテムを表すコンテンツのアイコンを提示し、ユーザが、アイコンに対して複数のタイプのアクチベーションの一つを実行可能とすることによって、ユーザが効率的に、コンテンツのアイテムが提示されるようにすることが可能となる。
【0074】
図8を再び参照すると、コンテンツのアイテムを表すアイコンのダブルタップアクチベーションが発生したと判断した際には、コンパニオンデバイスは、情報ウィンドウが、コンピューティングデバイス上に提示されるようにすることが出来る(810)。
図9は、コンピューティングデバイス上に提示されることが出来る情報ウィンドウを含むグラフィカルユーザインタフェースの例を図示する。
図9に図示される例においては、グラフィカルユーザインタフェース900が、ディスプレイ250上に提示される。
図9に図示されるように、グラフィカルユーザインタフェース900は、ユーザに提示される、現在チューニングされているチャネルを含むことができるビデオコンテンツ、及び、ビデオコンテンツに重ねられた情報ウィンドウ902を含む。
【0075】
図9に図示される例においては、ユーザは、HBOを表すアイコンにダブルタップを実行する。
図9に図示されている例においては、情報ウィンドウ902は、テキスト記述、コンテンツのアイテムに関連した画像904、進行インジケータ906、視聴アイコン908、及び、レコードアイコン910を含む。コンテンツのアイテムを表す画像904は、ユーザに、コンテンツのアイテムに関連するコンテンツの視覚的プレビューを提供する。幾つかの例において、画像904は、予告編及び/あるいは、進行中のテレビ番組を含む、ビデオを含むことが出来ることに留意すべきである。
図9に図示される例においては、進行インジケータ906は、ユーザに対し、テレビ番組の完了状況を視覚的に説明する。アクチベーションの際に、視聴アイコン908は、コンピューティングデバイスに、(例えば、フルスクリーンで提示される)ディスプレイ250上に提示されるコンテンツアイテムに関連したコンテンツを提示させることが出来る。アクチベーションの際に、レコードアイコン910は、コンピューティングデバイスに、コンテンツのアイテムに関連したコンテンツをストレージデバイスに格納させることが出来る。視聴アイコン908とレコードアイコン910のそれぞれは、インタフェース400又はインタフェース500を用いて、選択され、アクチベーションされることが出来ることに留意すべきである。例えば、ユーザは、ナビゲーション矢印ボタン431を用いて、視聴アイコン908又はレコードアイコン910の一つを選択し、選択ボタン432を押すことによって、視聴アイコン908又はレコードアイコン910の一つをアクチベーションすることが出来る。このように、ユーザ嗜好情報に基づき、コンテンツのアイテムを表すコンテンツのアイコンを提示することと、ユーザが、アイコンに対して複数のタイプのアクチベーションの一つを実行できるようにすることによって、ユーザが、コンテンツのアイテムに関連した更なる情報を取得することを可能とし、更に、ユーザが、更なる情報を受信すると、コンテンツのアイテムに関連した1以上のアクションを効率的に実行させることを可能とする。
【0076】
図8を再び参照すると、コンテンツのアイテムを表すアイコンのロングプレスアクチベーションが発生したと判定すると、コンパニオンデバイスは、情報ウィンドウが、ユーザインタフェース上に提示されるようにすることが出来る(814)。幾つかの例においては、情報ウィンドウがユーザインタフェース上に提示されるようにするために、コンパニオンデバイスは、番組ガイドデータベースを含むストレージデバイスにアクセスする必要がありうる、ということに留意すべきである。一例においては、コンパニオンデバイスは、コンピューティングデバイスに(例えば、HTTPリクエスト機構を用いたセットトップボックスに)番組ガイドデータベースをリクエストすることが出来る。
【0077】
図10Aは、ユーザインタフェース400上に提示されることが出来る情報ウィンドウを含むグラフィカルユーザインタフェースの例を図示する。
図10Bは、ユーザインタフェース500上に提示されることが出来る情報ウィンドウを含むグラフィカルユーザインタフェースの例を図示する。
図10A及び
図10Bのそれぞれに夫々図示されるように、情報ウィンドウ1002は、テキスト記述、進行インジケータ1006、視聴アイコン1008、及び、レコードアイコン1010を含む。進行インジケータ1006、視聴アイコン1008、及びレコードアイコン1010のそれぞれは、
図9について上記した、進行インジケータ906、視聴アイコン908、及びレコードアイコン910と同様であることが出来る。しかし、ユーザは、タッチスクリーンディスプレイ410又はタッチスクリーン502にシングルタップを実行することにより、視聴アイコン1008及びレコードアイコン1010をアクチベートすることができる場合がある、ということに留意すべきである。更に、
図10A及び
図10Bに図示されるように、情報ウィンドウ1002は、アクチベートすると情報ウィンドウ1002が閉じるようにする終了アイコン1012を含む。
【0078】
図10A及び
図10Bに図示される例示的情報ウィンドウは、コンテンツのアイテムに関連した画像を含まないが、他の例においては、情報ウィンドウ1002は、
図9について上記した画像904と同様の画像を含むことが出来る、ということに留意すべきである。更に、他の例においては、コンテンツのアイテムに関連した情報は、イベントのスクロール名(例えば、「Thor: The Dark World」)又は、利用可能な場合には、イベントのロゴのいずれかとして、単に表示されることが出来ることに留意すべきである。このように、ユーザ嗜好情報に基づいてコンテンツのアイテムを表すコンテンツアイコンを提示し、及び、ユーザが、アイコンに複数のタイプのアクチベーションの一つを実行可能とすることによって、ユーザが、コンテンツのアイテムに関連した更なる情報を取得することが可能となり、更に、ユーザが、更なる情報の受信時に、コンテンツのアイテムに関連した1以上のアクションを効率的に実行させることが可能となる。
【0079】
図8を再び参照すると、コンテンツのアイテムを表すアイコンのアクションドラッグアンドドロップアクチベーションが発生したという判定の際には、コンパニオンデバイスは、関連するアクションが実行されるようにすることが可能である(816)。上記したように、アクションを表すアイコンは、ユーザインタフェースのタッチスクリーンディスプレイ上に表示されることが出来る。
図6A−7Bについて図示された例においては、レコードアイコン604A、いいねアイコン604、及び共有アイコン604Cという3つのタイプのアクションアイコンがある。他の例においては、例えば、後で視聴するために視聴リストにコンテンツのアイテムを追加するアクション、及び/あるいは、コンテンツのアイテムをレーティング付けするアクションのうちの1つ以上などの、他のアクションアイコンは、ユーザインタフェースのタッチスクリーン上に表示されることができるということに留意すべきである。更に、幾つかの例においては、ユーザは、利用可能なアクションアイコンの集合からどのアクションが、ユーザインタフェース上に提示されるかを選択することが出来る。幾つかの例においては、アクションアイコンは、複雑なアクションを含むことができ、複雑なアクションは、ユーザが、複数のグラフィカルユーザインタフェースにアクセスすること、及び/あるいは複数のアクションを実行することを要求するであろうアクションとして規定されることが出来る、ということに留意すべきである。従って、幾つかの例においては、アクションアイコンは、ユーザに、アクションを実行する、より効率的な方法を提供することができる。このように、アクションアイコンは、ユーザにショートカットを提供することができる。
【0080】
図6A−7Bに図示される例を再び参照すると、レコードアイコン604Aは、コンテンツのアイテムを表すアイコン上にドロップされると、コンテンツのアイテムに関連するコンテンツ(例えば、テレビチャネルで放送されるテレビ番組)が、ストレージデバイス上に格納されるようにすることが出来る。幾つかの例においては、コンテンツのアイテムに関連したコンテンツが、ストレージデバイス上に格納されるようにすることは、上記した、レコードアイコン910及び/あるいはレコードアイコン1010をアクチベーションすることにより、ストレージにコンテンツが格納されるようにすることと同様でありうる、ということに留意すべきである。しかし、他の例においては、グラフィカルユーザインタフェースを含まない個別のグラフィカルユーザインタフェースは、それぞれ、レコードアイコン604A、レコードアイコン910、及びレコードアイコン1010のアクチベーションに基づいて、提示されることが出来る。つまり、例えば、記録を確認するために用いられる中間的グラフィカルユーザインタフェースは、レコードアイコン604Aのアクチベーションの際ではなく、レコードアイコン910及び/あるいはレコードアイコン1010のアクチベーションの際に、提示されることが出来る。
【0081】
図11Aは、
図6Aに図示されるアイコン602A上にレコードアイコン604Aがドロップされたときにコンパニオンデバイス上に提示されることが出来る、グラフィカルユーザインタフェースの例を図示する。
図11Aに図示されるように、アイコン602Aは、
図6Aと比較して
図11Aにおいてより大きく、レコードインジケータアイコンが、拡大アイコン内に提示される。他の例においては、アイコンを拡大する事に加え、又は、これの代替として、そのアイコンに関する他のタイプの視覚的変化が発生しうる(例えば、色変化)。このように、ユーザは、HBOに関するイベントが記録されている、というインタフェース400上の視覚的な表示を有することができる。つまり、コンパニオンデバイスは、アクションが進行中であるという視覚的な表示を提供するように構成されることができる。アクションが完了(例えば、テレビイベントの記録が完了)したとき、アイコンは、その通常の姿に戻ることが出来る。
【0082】
幾つかの例においては、アクションと関連付けられるのに加え、拡大アイコンは、また、又は、代替として、リマインダーと関連付けられることが出来ることに留意すべきである。例えば、ユーザが以前にアクセスしていたテレビ番組が、アイコンと関連付けられたテレビチャネルで利用可能な場合、そのアイコンは、拡大されることができる(例えば、The Voiceの新規のエピソードを利用可能な場合、NBCアイコンが拡大される)。更に、幾つかの場合において、アクションは、コンテンツのアイテムと整合性がないことがありうることに留意すべきである。例えば、コンテンツのアイテムが、アプリケーション(例えば、ゲーム)を含んでいる場合、レコードアクションは、コンテンツのアイテムと整合性がない可能性がある。一例においては、ユーザインタフェースは、ユーザに、ユーザが整合性のないアクションを実行しようとしているという指摘を行うように構成されることが出来る。例えば、ユーザインタフェースは、そのアクションはコンテンツのアイテムと整合しないことをユーザに知らせる、警報音、視覚的な表示(例えば、アイコンが赤色に変わる)、及び/あるいは、触覚フィードバックを提供することができる。
【0083】
上記したように、ソーシャルメディアサイトは、ユーザが、特定のコンテンツのアイテムを推奨することを可能とすることが出来る。いいねアイコン604Bは、コンテンツのアイテムを表すアイコン上にドロップされた時、ユーザに、特定のコンテンツのアイテムを推奨させることが出来る。つまり、いいねアイコン604Bは、ユーザのプロファイルページが、特定のコンテンツアイテムに対する推奨と共に更新されるようにすることが出来る。一例においては、いいねアイコン604Bは、Facebook ソーシャルメディアサービスと関連付けられることが出来る。いいねアイコン604Bは、コンテンツのアイテムが、映画又はイベント(例えば、ライブのスポーツイベント)を含む場合、特に有効であることが出来る。幾つかの例においては、コンパニオンデバイスは、コンピューティングデバイスに、例えば、ソーシャルメディアサイト124などのソーシャルメディアサイトと通信することによって、ユーザのプロファイルページを更新させることが出来る、ということに留意すべきである。コンパニオンデバイスは、ワイドエリアネットワークを用いて、通信するように構成される他の例においては、コンパニオンは、ソーシャルメディアサイトと通信することによって、ユーザのプロファイルページを更新することが出来る。
【0084】
上記したように、ソーシャルネットワークサイトは、ユーザが、特定のコンテンツアイテムを共有可能とすることが出来る。共有アイコン604Cは、コンテンツのアイテムを表すアイコン上にドロップされた場合、ユーザが、特定のコンテンツアイテムを共有するようにさせることが出来る。つまり、共有アイコン604Cは、ソーシャルメディアサイトが、特定のコンテンツアイテムへの参照を含むメッセージを送信するようにさせることが出来る。一例においては、共有アイコン604Cは、Twitterソーシャルメディアサービスと関連付けられることが出来る。共有アイコン604Cは、コンテンツのアイテムが、映画又はイベント(例えば、ライブのスポーツイベント)を含むとき、特に有効であることが出来る。幾つかの例においては、コンパニオンデバイスは、コンピューティングデバイスを、例えば、ソーシャルメディアサイト124などのソーシャルメディアサイトと通信させることができる、ということに留意すべきである。コンパニオンデバイスが、ワイドエリアネットワークを用いた通信をするように構成されている他の例においては、コンパニオンは、ソーシャルメディアサイトと通信することができる。
【0085】
図11Bは、7Bに図示されるアイコン602C上に共有アイコン604Cがドロップされる時、コンパニオンデバイス上に提示されることができるグラフィカルユーザインタフェースの例を図示する。
図11Bに図示されるように、タッチスクリーンディスプレイ502は、コンテンツ共有ウィンドウ1102を提示し、コンテンツ共有ウィンドウ1102は、特定のコンテンツアイテムへの参照と、アクチベーションされたとき、メッセージが送信されるようにすることができる、送信アイコン1104(
図11Bに図示される例においては、「tweet」)とを含むメッセージを含む。幾つかの例においては、コンテンツ共有ウィンドウは、他のユーザが、メッセージで参照される特定のコンテンツアイテムにアクセスすることを可能とすることができるリンク又は情報(例えば、URL又はチャネルの参照)を含むことができることに留意すべきである。このように、ユーザ嗜好情報に基づいてコンテンツのアイテムを表すコンテンツのアイコンを提示することと、ユーザが、アイコンに対して複数のタイプのアクチベーションの一つを実行できるようにすることによって、ユーザが、コンテンツのアイテムに関連した1以上のアクションを効率的に実行させることを可能にする。
【0086】
上記したように、幾つかの例においては、コンパニオンデバイスは、複数のコンピューティングデバイスと関連付けられることができる。この場合においては、ユーザは、各コンピューティングデバイス上のコンテンツの提示をそれぞれ制御したいと思うかもしれない。
図12は、アクションアイコン604D−604Fを含むグラフィカルユーザインタフェースの例を図示する。
図12に図示される例においては、各アクションアイコン604D−604Fは、コンピューティングデバイスに関連付けられる。例えば、アクションアイコン604Dは、居間に配置されたセットトップボックスに関連付けられることができ、アクションアイコン604Eは、寝室に配置されるテレビに関連付けられることができ、アクションアイコン604Fは、キッチンに配置されるテレビに関連付けられることができる。ユーザが、アクションアイコン604D−604Fの一つを、コンテンツアイテムアイコン602A−602Fのうちの一つの上にドラッグアンドドロップすると、コンテンツのアイテムに関連付けられるコンテンツは、対応するコンピューティングデバイス上に提示されることができる。従って、コンパニオンデバイスが
図12に図示されるグラフィカルユーザインタフェースを表示することによって、ユーザが、特定のコンテンツのアイテムが特定のコンピューティングデバイス上に提示されるようにすることを可能とすることができる。
【0087】
上記したように、コンパニオンデバイスは、コンテンツのアイテムを表す複数のアイコンの提示をユーザによる選択の可能性に基づいて配列するように構成されることが出来る。
図8を再び参照すると、820において、コンパニオンデバイスは、状態変化が起きたか否かを判定することができる。つまり、コンパニオンデバイスは、例えば、異なるユーザがコンピューティングデバイスへログインしたか否か、期間が終了したか否か(例えば、7:30PMのタイムスロットから8:00PMのタイムスロットへの移行)、又は、新規のコンテンツアイテムが利用可能となったか否かを判定することができる。
図8に図示されるように、状態変化の発生を判定すると、ユーザ嗜好情報に基づくアイコンが、802において、提示される。つまり、例えば、アイコンは、タッチスクリーンディスプレイ上で、再配列及び/あるいは再配置されることができる。このように、コンピューティングデバイスは、ユーザに、利用可能なコンテンツアイテムを動的に提示するように構成されることが出来る。
【0088】
一例においては、コンテンツのアイテムに関連付けられたアクションが発生するようにする方法は、ユーザ嗜好情報に少なくとも部分的に基づいて、コンパニオンデバイスのユーザインタフェース上に、コンテンツのアイテムを表す少なくとも1つのアイコンを提示することであって、ユーザインタフェースは、タッチスクリーンを含む、少なくとも1つのアイコンを提示することと、少なくとも2つのタイプのアイコンアクチベーションの集合のうちの特定のタイプのアイコンアクチベーションが、ユーザインタフェース上に提示されるアイコンの一つに実行されるか否かを判定することと、コンテンツのアイテムに関連したアクションを、特定のタイプのアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、発生させることと、を含む。一例においては、ユーザ嗜好情報は、好きなテレビチャネルのリストを含む。一例においては、ユーザ嗜好情報は、ユーザの振る舞いの認識されたパターンに少なくとも部分的に基づいている。一例においては、ユーザ嗜好情報に少なくとも部分的に基づいて、少なくとも1つのアイコンを提示することは、ユーザによる選択の可能性に基づいて、少なくとも1つのアイコンを提示することを含む。一例においては、コンテンツのアイテムに関連したアクションを、特定のタイプのアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、発生させることは、シングルタップアクチベーションが実行されたという判断に基づいて、コンテンツのアイテムを、コンパニオンデバイスとは異なるコンピューティングデバイス上に提示させることと、ダブルタップアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、情報ウィンドウを、コンパニオンデバイスとは異なるコンピューティングデバイス上に提示させることとを含む。一例においては、特定のタイプのアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、コンテンツのアイテムに関連付けられたアクションを発生させることは、シングルタップアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、コンパニオンデバイスとは異なるコンピューティングデバイス上に、コンテンツのアイテムを提示させることと、ロングプレスアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、コンパニオンデバイス上に、情報ウィンドウを提示させることと、を含む。一例においては、この方法は、更に、コンパニオンデバイスのユーザインタフェース上に少なくとも1つのアクションアイコンを提示することであって、各アクションアイコンは、コンテンツのアイテムに関連付けられたアクションを表す、少なくとも1つのアクションアイコンを提示することと、アクションアイコンドラッグアンドドロップアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、アクションアイコンに関連付けられたアクションを発生させることと、を含む。一例においては、アクションアイコンに関連付けられたアクションは、コンテンツのアイテムを記録するアクション、コンテンツのアイテムを視聴リストに加えるアクション、コンテンツのアイテムを推奨するアクション、コンテンツのアイテムを共有するアクション、及び、コンテンツのアイテムをレーティング付けするアクションのうちの1以上を含む。
【0089】
一例においては、コンテンツのアイテムに関連したアクションが発生することを可能とするデバイスは、コンテンツのアイテムを表す少なくとも1つのアイコンを提示するように構成されたタッチスクリーンディスプレイであって、少なくとも1つのアイコンは、ユーザ嗜好情報に少なくとも部分的に基づいて提示される、タッチスクリーンディスプレイと、少なくとも2つのタイプのアイコンアクチベーションの集合のうちの特定のタイプのアイコンアクチベーションが、提示されたアイコンに対して実行されるか否かを判定し、コンテンツのアイテムに関連したアクションを、特定のタイプのアクチベーションが実行されたという判定に基づいて発生させるように構成された1以上のプロセッサと、を備える。一例においては、ユーザ嗜好情報は、好みのテレビチャネルのリストを含む。一例では、ユーザ嗜好情報は、ユーザの振る舞いの認識されたパターンに少なくとも部分的に基づく。一例においては、ユーザ嗜好情報に少なくとも部分的に基づいて、少なくとも1つのアイコンを提示することは、ユーザによる選択の可能性に基づいて、少なくとも1つのアイコンを提示することを含む。一例においては、コンテンツのアイテムに関連したアクションを、特定のタイプのアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、発生させることは、コンテンツのアイテムを、コンパニオンデバイスとは異なるコンピューティングデバイス上に提示させることを含む。一例においては、コンテンツのアイテムに関連したアクションを、特定のタイプのアクチベーションが実行されたという判定に基づいて、発生させることは、情報ウィンドウを提示させることを含む。一例においては、タッチスクリーンディスプレイは、更に、少なくとも2つのアクションアイコンを提示するように構成され、各アクションアイコンは、コンテンツのアイテムに関連したアクションを表す。一例においては、アクションアイコンに関連したアクションは、コンテンツのアイテムを記録するアクション、コンテンツのタイムを視聴リストに追加するアクション、コンテンツのアイテムを推奨するアクション、コンテンツのアイテムを共有するアクション、及び、コンテンツのアイテムをレーティング付けするアクションのうちの1以上を含む。一例においては、1以上のプロセッサは、更に、アクションアイコンに関連したアクションを、アクションアイコンドラッグアンドドロップアクチベーションが実行されたという判定に基づいて発生させるように構成される。
【0090】
一例においては、非一時的コンピュータ読み取り可能なストレージ媒体は、ユーザ嗜好情報に少なくとも部分的に基づいて、少なくとも1つのアイコンをユーザインタフェース上に提示する処理であって、各アイコンは、コンテンツのアイテムを表し、ユーザ嗜好情報は、ユーザの振る舞いの認識されたパターンに少なくとも部分的に基づいている、少なくとも1つのアイコンを提示する処理と、コンテンツのアイテムに関連したアクションを表す少なくとも1つのアクションアイコンを、ユーザインタフェース上に提示する処理と、アクションアイコンによって表されるアクションを発生させる処理とを、実行時に、デバイスの1以上のプロセッサに行わせる命令を格納している。一例においては、アクションアイコンによって表されるアクションは、コンテンツのアイテムを記録するアクション、コンテンツのアイテムを視聴リストに追加するアクション、コンテンツのアイテムを推奨するアクション、コンテンツのアイテムを共有するアクション、及び、コンテンツのアイテムをレーティング付けするアクションのうちの1以上を含む。
【0091】
開示された、及び、他の実施形態、この文書に記述されたモジュール及び機能動作は、この文書に開示された構造及びそれらの構造的等価物を含む、デジタル電子回路、又は、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、又は、ハードウェア、又は、それらの1以上の組み合わせで実装されることが出来る。開示された、及び、他の実施形態は、1以上のコンピュータプログラム製品として、つまり、データ処理装置によって実行される、又は、その動作を制御する、コンピュータ読み取り可能な媒体上に符号化されたコンピュータプログラム命令の1以上のモジュールとして、実装されることが出来る。コンピュータ読み取り可能な媒体は、マシン読み取り可能なストレージデバイス、マシン読み取り可能なストレージ基板、メモリデバイス、マシン読み取り可能な伝送信号を生じさせる組成物、又は、1以上のそれらの組み合わせとすることができる。語句「データ処理装置」は、例として、プログラマブルプロセッサ、コンピュータ、又は、複数のプロセッサ又はコンピュータを含む、データを処理するための全ての装置、デバイス、及びマシンを含む。装置は、ハードウェアに加え、当該コンピュータプログラムのための実行環境を生成するコード、例えば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、又は、1以上のそれらの組み合わせを構成するコード、を含むことができる。伝送信号は、人為的に生成された信号、例えば、適切な受信装置への送信のために情報を符号化するために生成される、マシンによって生成される電気信号、光信号、又は、電磁信号である。
【0092】
コンピュータプログラム(また、プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト又はコードとしても知られる)は、コンパイル型言語又はインタープリタ型言語を含む任意の形態のプログラミング言語で書かれることができ、スタンドアロンプログラムとして、又は、モジュール、コンポーネント、サブルーチン、又はコンピューティング環境において使用するのに適した他のユニットとして含まれる任意の形態で展開されることができる。コンピュータプログラムは、必ずしも、ファイルシステムのファイルに対応しない。プログラムは、他のプログラム又はデータ(例えば、マークアップ言語の文書に格納される1以上のスクリプト)を保持するファイルの一部に、当該プログラム専用の単一のファイルに、又は、まとめられた複数のファイル(例えば、1以上のモジュール、サブプログラム、又は、コードの一部を格納するファイル)に、格納されることができる。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータ上で、又は、1つのサイトに配置された、又は、複数のサイトに分散され、通信ネットワークによって相互接続された複数のコンピュータ上で実行されるために展開されることができる。
【0093】
この文書に記述されるプロセス及びロジックフローは、入力データに操作し、出力を生成することにより機能を実行する1以上のコンピュータプログラムを実行する1以上のプログラマブルプロセッサによって実行されることができる。プロセス及びロジックフローは、また、例えば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、又はASIC(特定用途向け集積回路)などの専用ロジック回路、によって実行されることができ、これらとして、装置も実装されることができる。
【0094】
コンピュータプログラムの実行に適したプロセッサは、例として、汎用及び専用マイクロプロセッサの両方、及び、任意の種類のデジタルコンピュータの任意の1以上のプロセッサを含む。一般に、プロセッサは、リードオンリーメモリ、又はランダムアクセスメモリ、又はその両方から命令とデータを受信するだろう。コンピュータの主要な素子は、命令を実行するプロセッサと、命令とデータを格納する1以上のメモリデバイスである。一般に、コンピュータは、また、例えば、磁気、光磁気ディスク又は光ディスクなどのデータを格納するための1以上のマスストレージデバイスを含むか、これらからデータを受信したり、又は、これらへデータを転送したり、又は、その両方をするために動作可能に結合されるだろう。しかし、コンピュータは、そのようなデバイスを有する必要はない。コンピュータプログラム命令及びデータを格納するために適したコンピュータ読み取り可能な媒体は、例として、例えば、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ、例えば、内蔵ハードディスク又は取り外し可能なディスクなどの磁気ディスク、光磁気ディスク、及びCD−ROM及びDVD−ROMディスクを含む、不揮発性メモリ、媒体及びメモリデバイスの全ての形態を含む。プロセッサ及びメモリは、専用ロジック回路が付け加えられたり、又は、これに組み込まれることができる。
【0095】
この特許文書は、多くの詳述を含むが、これらは、請求される発明、又は請求されるであろうものの範囲への限定として解釈されるべきではなく、むしろ、特定の実施形態に固有の特徴の記述として解釈されるべきである。個別の実施形態の文脈で、この文書で記述されるある特徴は、また、単一の実施形態において組み合わされて実装されることが出来る。逆に、単一の実施形態の文脈で記述される様々な特徴は、また、複数の実施形態において個別に、又は、任意の適切な副次的組み合わせで実装されることが出来る。更に、特徴は、ある組み合わせで動作するとして上記され、かつ、そのようなものとして最初に請求され得るが、請求された組み合わせのうちの1以上の特徴は、いくつかの場合、その組み合わせから削除することができ、また、請求された組み合わせは、副次的組み合わせ又は副次的組み合わせの変形例を対象とすることができる。同様に、動作は、特定の順番で、図面に記載されるが、望ましい結果を達成するために、そのような動作が、示されたその特定の順番で、もしくは順次、実行されなければならない、または、全ての例示された動作が実行されなければならない、と理解されるべきではない。
【0096】
いくつかの例及び実装のみが開示される。記述された例や実装及び他の実装への変形、改変、及び改良は、開示されたものに基づいてなされることができる。
【国際調査報告】