特表2018-530818(P2018-530818A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2018-530818サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2018-530818(P2018-530818A)
(43)【公表日】2018年10月18日
(54)【発明の名称】サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/12 20120101AFI20180921BHJP
【FI】
   G06Q50/12
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2018-513413(P2018-513413)
(86)(22)【出願日】2015年9月18日
(85)【翻訳文提出日】2018年3月8日
(86)【国際出願番号】KR2015009805
(87)【国際公開番号】WO2017047844
(87)【国際公開日】20170323
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】518080019
【氏名又は名称】ヤップ カンパニー
【氏名又は名称原語表記】YAP COMPANY
(74)【代理人】
【識別番号】110002066
【氏名又は名称】特許業務法人筒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】オ,ジュンホ
(72)【発明者】
【氏名】チョン,フェソク
(72)【発明者】
【氏名】チョ,ヨンジン
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC24
(57)【要約】
サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法が開示される。本発明は、サービスサーバーが、携帯用端末から入力されたサービス注文情報の伝送を受ける段階と、前記サービスサーバーが、前記サービス注文情報に基づいて決済を行う段階と、前記サービスサーバーが、指定された時間以内にサービス提供場所情報の含まれた信号を受信して前記サービス提供場所情報を確認した前記携帯用端末から前記サービス提供場所情報の伝送を受ける段階と、前記サービスサーバーが、伝送を受けた前記サービス注文情報と前記サービス提供場所情報に基づいて該当サービス提供場所の端末に前記サービス注文情報を伝送し、該当サービス提供を命令する段階と、前記サービスサーバーが、該当サービス提供場所の前記端末に前記サービス注文情報を伝送し且つ該当サービス提供を命令したことを前記携帯用端末に通知する段階と、を含んでなる、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法に関する。本発明によれば、ユーザーが予め携帯用端末を利用して提供してもらいたいサービス注文情報を入力し、決済が行われた後、指定された時間以内にサービス提供場所への訪問の際にサービス注文情報とユーザーが訪問したサービス提供場所情報に基づいて該当サービス提供場所で該当サービス提供が行われることにより、食べ物、飲料またはコーヒーなどのサービス注文及び決済のための待機時間なしで座席に座ってサービス提供を待つことができ、ユーザーの不便を減らすことができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービスサーバーが、携帯用端末から入力されたサービス注文情報の伝送を受ける段階と、
前記サービスサーバーが、前記サービス注文情報に基づいて決済を行う段階と、
前記サービスサーバーが、指定された時間以内にサービス提供場所情報の含まれた信号を受信して前記サービス提供場所情報を確認した前記携帯用端末から前記サービス提供場所情報の伝送を受ける段階と、
前記サービスサーバーが、伝送を受けた前記サービス注文情報と前記サービス提供場所情報に基づいて該当サービス提供場所の端末に前記サービス注文情報を伝送し、該当サービス提供を命令する段階と、
前記サービスサーバーが、該当サービス提供場所の前記端末に前記サービス注文情報を伝送し且つ該当サービス提供を命令したことを前記携帯用端末に通知する段階と、を含んでなる、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法。
【請求項2】
前記サービス提供場所情報の含まれた信号の受信は、Bluetooth技術、超音波受信技術及び高周波認識技術のうちのいずれかまたは2つ以上が利用されることを特徴とする、請求項1に記載のサービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法。
【請求項3】
前記超音波受信技術または高周波認識技術は、超音波または高周波の発生と休止を交互に繰り返す超音波パターンまたは高周波パターンを利用して超音波または高周波の周波数と発生回数を受信または認識することを特徴とする、請求項2に記載のサービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法。
【請求項4】
前記決済は、プリペイドカード決済方式、クレジット/デビットカード決済方式及び携帯電話決済方式よりなる群から選ばれる1つの方式で行われることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のサービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法。
【請求項5】
前記サービスサーバーが、前記決済に相応するクーポンまたはポイントを積み立て、前記携帯用端末に前記クーポンまたはポイント積立を通知する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項4に記載のサービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法。
【請求項6】
サービスサーバーが、サービス提供場所情報の含まれた信号を受信して前記サービス提供場所情報を確認した携帯用端末から前記サービス提供場所情の伝送を受ける段階と、
前記サービスサーバーが、前記携帯用端末から入力されたサービス注文情報の伝送を受ける段階と、
前記サービスサーバーが前記サービス注文情報に基づいて決済を行う段階と、
前記サービスサーバーが、伝送を受けた前記サービス提供場所情報と前記サービス注文情報に基づいて該当サービス提供場所の端末に前記サービス注文情報を伝送し、該当サービス提供を命令する段階と、
前記サービスサーバーが、該当サービス提供場所の前記端末に前記サービス注文情報を伝送し且つ該当サービス提供を命令したことを前記携帯用端末に通知する段階と、を含んでなる、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法。
【請求項7】
前記サービス提供場所情報の含まれた信号の受信は、Bluetooth技術、超音波受信技術及び高周波認識技術のうちのいずれかまたは2つ以上が利用されることを特徴とする、請求項6に記載のサービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法。
【請求項8】
前記超音波受信技術または高周波認識技術は、超音波または高周波の発生と休止を交互に繰り返す超音波パターンまたは高周波パターンを利用して、超音波または高周波の周波数と発生回数を受信または認識することを特徴とする、請求項7に記載のサービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法。
【請求項9】
前記決済は、プリベイドカード決済方式、クレジット/デビットカード決済方式及び携帯電話決済方式よりなる群から選ばれる1つの方式で行われることを特徴とする、請求項6乃至8のいずれか一項に記載のサービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法。
【請求項10】
前記サービスサーバーが、前記決済に相応するクーポンまたはポイントを積み立て、前記携帯用端末に前記クーポンまたはポイント積立を通知する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項9に記載のサービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法に係り、より詳細には、サービスサーバーが携帯用端末から入力を受けたサービス注文情報に基づいて決済を行い、指定された時間以内に特定のサービス提供場所にアクセスし、サービス提供場所情報の含まれた信号を受信して前記サービス提供場所情報を確認した前記携帯用端末から前記サービス提供場所情報の伝送を受け、サービスサーバーが前記サービス注文情報と前記サービス提供場所情報に基づいて該当サービス提供場所の端末に前記サービス注文情報を伝送し、該当サービス提供を命令することにより、ユーザーに該当サービスが提供されるようにする、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の伝統的なファーストフード店、コーヒー専門店などのセルフサービスを提供する店でメニューを注文するためには、ユーザーがカウンターへ移動して注文を行い、通報装置などを受け取って席へ移動して待っており、通報があれば、食べ物などをもらうために移動して食べ物などを受け取る方式でサービスの提供を受ける。
【0003】
前述のようにカウンターでメニュー注文などが行われると、ユーザーが多い場合、注文するために相当の時間を待たなければならないので、ユーザーの不便をもたらすという問題点がある。また、ユーザーが多くて列に並んで待っている場合は、メニューなどの選択に十分な時間を費やすことができず、特別な注文を追加することも困難であるという問題がある。事業主の立場からみれば、カウンターの人力を増やして注文時間を短縮することは人件費の面で追加の費用がかかるという問題がある。
【0004】
かかる問題を解決するために、Bluetooth(登録商標)を利用した食べ物注文方法が韓国公開特許第2004−0023638号の「発明の名称:ブルートゥースを利用したインテリジェント型無線注文方法及びシステム」に開示されている。
【0005】
上記の公開特許は、Bluetoothが搭載されている顧客所有の無線通信装置及び前記無線通信装置へサービスを提供する飲食店内のBluetoothアプリケーションサーバーを含むことを特徴とする、Bluetoothを利用した食べ物注文及び情報提供方法であって、前記飲食店内のBluetoothアプリケーションサーバーで所定の食べ物注文情報とそれぞれの食べ物に対する食べ物由来または食べ物特性情報、調理過程情報、食べ物広告またはクーポンを少なくとも1つ含む食べ物関連情報を食べ物情報D/B(Data Base)に格納する段階と、前記顧客が飲食店に訪問したとき、前記飲食店内のBluetoothアプリケーションサーバーで前記顧客の無線通信装置を認識し、前記食べ物情報D/B(Data Base)に格納された食べ物注文情報を抽出し、Bluetooth通信プロトコルを利用して前記無線通信装置へ前記抽出された食べ物注文情報を提供する段階と、前記無線通信装置が、前記Bluetoothアプリケーションサーバーから提供された食べ物注文情報に基づいて注文しようとする注文食べ物を選択し、前記選択された注文情報を、Bluetooth通信プロトコルを介して前記Bluetoothアプリケーションサーバーへ提供する段階と、前記アプリケーションサーバーが、前記無線通信装置から提供された食べ物注文情報に基づいて、前記顧客が注文した食べ物に対する食べ物由来または食べ物特性情報、調理過程情報、食べ物広告またはクーポンを少なくとも1つ含む食べ物関連情報を前記食べ物情報D/B(Data Base)から抽出する段階と、前記アプリケーションサーバーが、前記抽出した食べ物関連情報を、Bluetooth通信プロトコルを介して前記顧客無線通信装置へ提供する段階と、を含んでなることが特徴である。
【0006】
しかし、前述したようなBluetoothを利用した食べ物注文方法は、各店にそれぞれのサーバーを構築しなければならないので、サーバーの構築に伴う多くの費用がかかり、特にチェーン店タイプの店である場合、各店別にシステムを個別的にすべて構築しなければならないという問題点があった。
【0007】
また、機器間近距離通信用途として発達してきたBluetoothを利用して食べ物情報と食べ物注文情報などが顧客の無線通信装置とBluetoothアプリケーションサーバーとの間で転送されるので大容量データの処理が難しく、通信支援範囲が狭いから、これを解決するためにピコネット(Piconet)を多重に設置しなければならないので、追加設置費用が発生する。大容量のデータを処理し難いので、マルチメディアを伴った様々な広告やイベントの進行時に速度が著しく低下するという問題点があった。
【0008】
また、従来の事前予約方式は、食べ物などのサービスの提供時間に合わせて該当店を訪問しなければならず、時間に合わせて訪問できない場合には該当サービスの提供を受けることができないという問題があった。食べ物、飲料、コーヒーなどのサービス提供時間に間に合わない場合には食べ物やコーヒーが冷えて味が落ちることがあり、氷などの入った冷たい飲み物の場合には氷が溶けて冷たい飲み物の提供を受けることができないという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、前述したような従来技術の問題点を克服するためのもので、その目的は、食べ物や飲料、コーヒーなどの注文及び決済のための待機時間なしで店の訪問前に予め注文及び決済し、店への訪問の際に店情報などのサービス提供場所情報が携帯用端末を介してサービスサーバーへ伝送され、サービスサーバーが該当店端末にサービス提供を命令することにより、ユーザーは店などのサービス提供場所で着席した状態で食べ物や飲料、コーヒーなどを待つことができる、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法を提供することにある。
【0010】
また、本発明の他の目的は、ユーザーが店に入りながら、前記食べ物、飲料またはコーヒーなどの製造が始まり、ユーザーが最高のサービスの提供を受けることができる、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上述したような本発明の目的は、サービスサーバーが、携帯用端末から入力されたサービス注文情報の伝送を受ける段階と、前記サービスサーバーが、前記サービス注文情報に基づいて決済を行う段階と、前記サービスサーバーが、指定された時間以内にサービス提供場所情報の含まれた信号を受信して前記サービス提供場所情報を確認した前記携帯用端末から前記サービス提供場所情報の伝送を受ける段階と、前記サービスサーバーが、伝送を受けた前記サービス注文情報と前記サービス提供場所情報に基づいて該当サービス提供場所の端末に前記サービス注文情報を伝送し、該当サービス提供を命令する段階と、前記サービスサーバーが、該当サービス提供場所の前記端末に前記サービス注文情報を伝送し且つ該当サービス提供を命令したことを前記携帯用端末に通知する段階と、を含んでなる、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法によって達成される。
【0012】
上述したような本発明の目的は、サービスサーバーが、サービス提供場所情報の含まれた信号を受信して前記サービス提供場所情報を確認した携帯用端末から前記サービス提供場所情報の伝送を受ける段階と、前記サービスサーバーが、前記携帯用端末から入力されたサービス注文情報の伝送を受ける段階と、前記サービスサーバーが、前記サービス注文情報に基づいて決済を行う段階と、前記サービスサーバーが、伝送を受けた前記サービス提供場所情報と前記サービス注文情報に基づいて該当サービス提供場所の端末に前記サービス注文情報を伝送し、該当サービス提供を命令する段階と、前記サービスサーバーが、該当サービス提供場所の前記端末に前記サービス注文情報を伝送し且つ該当サービス提供を命令したことを前記携帯用端末に通知する段階と、を含んでなる、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法によって達成される。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ユーザーが予め携帯用端末を利用して提供してもらいたいサービス注文情報を入力し、決済がなされた後、指定された時間以内にサービス提供場所への訪問の際にサービス注文情報とユーザーの訪問したサービス提供場所情報に基づいて該当サービス提供場所で該当サービス提供が行われることにより、食べ物、飲料またはコーヒーなどのサービス注文及び決済のための待機時間なしで座席に座ってサービスの提供を待つことができ、ユーザーの不便を減らすことができる。また、ユーザーがサービス提供場所に訪問していない場合には、最終注文はなされないため物的、時間的損失が発生せず、ユーザーがサービス提供場所に訪問することなく指定された時間が経過した場合には、自動的にサービスサーバーでサービス注文情報及び決済がキャンセルされることにより、ユーザーが予期せぬ損失を被るのも防止することができる。
【0014】
また、ユーザーがサービス提供場所を先に訪問したとき、食べ物、飲料またはコーヒーなどのサービス注文及び決済のための待機時間なしで座席に座って携帯用端末を利用して、提供してもらいたいサービス注文情報を入力し、決済がなされた後、ユーザーが訪問した前記サービス提供場所情報とサービス注文情報に基づいて該当サービス提供場所で該当サービスの提供が行われるので、ユーザーの不便を減らすことができる。
【0015】
注文情報の入力時には、サービス提供場所の通常の注文の他に、特別注文をすることが可能である。すなわち、ユーザー個人の好みに応じた特別な注文が可能なので、ユーザーの満足感を高めることができる。サービス提供場所の立場でも、注文と決済過程に人力が必要とされないため、人件費削減の効果がある。
【0016】
各店に、各サービス提供場所情報を含む信号を発生させる信号発生器を設置する以外に、別の設備が必要ない。場合によっては、サービス提供場所に既に設置されているスピーカーを利用することが可能なので、コストが削減される。また、既存の無線通信網を利用し、1つのサービスサーバーで注文及び決済が統合的に行われ、各店別に別のサーバーを構築する必要がないので、コストを削減し且つシステム構築の時間を節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の一実施形態に係るサービス注文情報の伝送を受けた後、サービス提供場所情報の伝送を受けて行われる、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法を示す構成図である。
図2】本発明の一実施形態に係るサービス提供場所情報の伝送を受けた後、サービス注文情報の伝送を受けて行われる、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法を示す構成図である。
図3】本発明の一実施形態に係るサービス注文情報の伝送を受けた後、サービス提供場所情報の伝送を受けて行われる、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法を示すフローチャートである。
図4】本発明の一実施形態に係るサービス提供場所情報の伝送を受けた後、サービス注文情報の伝送を受けて行われる、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明をより詳細に説明する。図面中において、同一の構成要素は、できる限りどこでも同一の符号に示していることに留意しなければならない。また、本発明の要旨を無駄に曖昧にするおそれのある公知の機能及び構成についての詳細な説明は省略する。
【0019】
本発明で使用される用語は、単に特定の実施形態を説明するためのもので、本発明を限定しようとするものではない。単数の表現は、文脈上明らかに異なる意味ではない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらの組み合わせが存在することを指定しようとするのであって、1つまたはそれ以上の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらの組み合わせの存在または付加可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。
【0020】
本発明の一実施形態によれば、サービスとは、有形または無形のサービスをすべて含む概念である。食べ物、飲料、コーヒー、工業製品などの有形のサービスだけでなく、食べ物の調理、飲料またはコーヒーサービング、美容などの無形のサービスも含む。特に食べ物やコーヒーのように調理された後に一定の時間が経過すると味、風味及び香りが低下するので、調理されるや否や摂取する必要のあるサービスが最適の場合に該当することができる。
【0021】
サービス提供場所は、飲食店、コーヒーショップ、コンビニエンストア、衣料品店、美容院、デパート、大型マートなどの有形・無形のサービスが提供されるすべての場所を含む。特に飲食店またはコーヒーショップの場合が最適の場所に該当することができる。
【0022】
携帯用端末10は、携帯電話、パーソナルPC、業務用PC、加盟店PC、タブレットPCなどを含むことができる。前記携帯用端末10は、サービス提供場所情報の含まれた信号を受信することが可能な受信部を含むことができる。前記受信部の例としては、高周波や超音波を受信することが可能なマイク(mike)や、ブルートゥース(bluetooth)技術の電波を受信することが可能なスレーブ(slave)などがあり、その他のサービス提供場所情報の含まれた信号を受信することが可能な任意の装置でも構わない。
【0023】
前記携帯用端末10には、サービス提供場所情報の含まれた信号を受信し、サービス提供場所情報を把握してサービス提供場所で提供可能なサービスを前記携帯用端末10に表示し、サービス提供場所情報をサービスサーバーに伝送することが可能なアプリケーション(application)が搭載されていてもよい。ユーザーが予めサービスサーバー20などからダウンロードして携帯用端末10にインストールすることができる。インストールの後に、ユーザーは、IDとパスワードなどのユーザー情報を入力して会員に加入することができる。また、オフラインのサービス提供場所またはオンラインのサービス提供サーバーなどで購入したプリペイドカードをアプリケーションに予め登録することができる。この場合、登録は、購入したカード番号、ピン番号またはパスワードなどのプリペイドカード情報を入力することにより行われる。プリペイドカードを予め登録することにより、後述のプリペイドカード決済方式(S121、S251)で決済が行われ得る。
【0024】
また、クレジット/デビットカード情報またはユーザー情報を予め入力することが可能であって、後述するクレジット/デビットカード決済方式(S122、S252)または携帯電話決済方式(S123、S253)で決済が便利に行われ得る。
【0025】
前記携帯用端末10のアプリケーションによってサービス提供場所情報の含まれた信号の受信を介して把握されたサービス提供場所で提供可能なサービスの種類、価格などがユーザー携帯用端末の画面に表示されることが可能であり、ユーザーがサービス注文情報を入力することが可能である。また、ユーザーは、通常のサービス注文に加えて、特別注文を追加することが可能である。たとえば、コーヒー注文の際にユーザーの好みに合わせて濃くまたは薄く特別注文することも可能である。このような特別注文は保存が可能であり、以後に同じ注文をするときに再利用することが可能である。サービス提供場所情報の含まれた信号の受信によって把握されたサービス提供場所で提供可能なサービスの種類に特別注文事項が含まれてユーザー携帯用端末の画面に表示されることが可能である。
【0026】
サービス提供場所において、前記信号の受信は、自動的に行われるか、或いは受信部を活性化させた後に行われるようにユーザーが選択することができる。信号の受信が自動的に行われた場合、アプリケーションが実行され、サービス提供場所情報の把握が行われる。ユーザーが受信部を手動で活性化させた場合でも、手動で活性化させた後に信号の受信があり、アプリケーションが実行されてサービス提供場所情報の把握が行われる。ユーザーは、携帯用端末10の利便性及びバッテリーの効率をすべて考慮して自動方式または手動方式を選択することができる。
【0027】
サービス提供場所情報の含まれた信号発生器40は、信号を発生させることが可能ないずれの装置であってもよい。たとえば、超音波または高周波の場合にはスピーカーの役目をし、Bluetooth技術の場合にはマスターの役目をする。Bluetooth技術の場合、サービス提供場所情報の含まれた信号発生器40がマスター(master)機器の役目をし、これを受信する携帯用端末10がスレーブ機器の役目をする。これらが連結されてピコネット(piconet)を形成する。前記サービス提供場所情報の含まれた信号発生器40は、サービス提供可能時間内に持続的に信号を発生させ、サービス提供可能時間内にサービス提供場所情報の含まれた信号の受信が可能な携帯用端末10を所持したユーザーがサービス提供場所内に進入したときに、携帯用端末10が前記サービス提供場所情報の含まれた信号を受信する。
【0028】
ユーザーが特定のサービス提供場所に最初に進入したとき、サービス提供場所に設置されたマスター機器とスレーブの役目をするユーザーの携帯用端末10との間にペアリング(pairing)する過程が必要である。特定のサービス提供場所のマスター機器で装置追加を利用してユーザーの携帯用端末10を探索してペアリング(pairing)することができる。この場合、ユーザーの携帯用端末10のBluetoothは作動中でなければならない。場合によっては、パスワードを入力してペアリング(pairing)を行わなければならないこともある。パスワードは、スレーブの役目をするユーザーの携帯用端末10に与えられた文字または数字を入力する。最初のペアリング(pairing)過程があった後からは、ユーザー携帯用端末10のBluetoothの作動中に特定のサービス提供場所に進入すると、特定のサービス提供場所のマスターとユーザー携帯用端末10とは自動的に連結され、ユーザー携帯用端末10がサービス提供場所情報の含まれたBluetooth信号を特定の店のマスター機器から受信する。
【0029】
前記信号は、音波、超音波、高周波、電波などのサービス提供場所情報を含むことができるすべてのものが可能である。人間の可聴範囲を外れる超音波、高周波または電波が好ましい。超音波または高周波の場合は18000〜20000Hzの周波数を有することができる。電波の場合はBluetooth技術に使用される2400〜2500MHzの周波数を有することができる。特にサービス提供場所内でのみ信号の受信が行われるように一定の範囲で伝播されることが好ましい。
【0030】
周波数18000〜20000Hzの超音波または高周波を利用する場合、特定のサービス提供場所内でのみ信号の受信が行われ、信号の受信の精度を高めることができるという利点がある。超音波または高周波の周波数が20000Hzを超えると、サービス提供場所の外部でも信号の受信が行われるという問題があり、サービス提供場所内に進入した携帯用端末に含まれているマイクの超音波または高周波受信の精度が低下するという問題が発生するおそれがある。また、超音波または高周波の周波数が18000Hz未満である場合には、人間の可聴範囲に位置してユーザーが不快さを感じるという問題が発生する。超音波または高周波の周波数が20000Hzを超える場合には、一般なスピーカーが超音波または高周波信号を発生させるのに問題が発生し、一般なマイクを介して超音波または高周波信号を受信するのに問題が発生する。
【0031】
サービス提供場所情報の含まれた超音波または高周波信号は、超音波または高周波の発生と休止を交互に繰り返す高周波パターンまたは超音波パターンで構成できる。サービス提供場所情報の含まれた超音波または高周波信号は、信号を最初に発生させた後、一定の間隔を置いて超音波または高周波信号の発生を繰り返す構成を持つことができる。発生した超音波または高周波の周波数と発生回数をユーザー携帯用端末10のマイクが受信または認識し、携帯用端末10のアプリケーションによって発生した超音波または高周波の周波数と発生回数とを組み合わせてサービス提供場所情報を把握することができる。サービス提供場所情報の含まれた超音波または高周波信号の最小単位は、信号発生、信号休止及び信号発生から構成され、2回の信号発生と1回の信号休止から構成され得る。信号発生がN回行われると、信号休止はN−1回行われ、Nは2回以上の値を持つ。サービス提供場所情報の含まれた超音波または高周波信号は、信号発生3回を1つのセットにして、セット単位で繰り返し行われるように構成されてもよい。
【0032】
サービス提供場所情報の含まれた超音波または高周波信号発生器が超音波または高周波信号の発生と休止を交互に繰り返す超音波または高周波パターンによってサービス提供場所情報の含まれた超音波または高周波信号を発生させる回数は、3回〜15回の範囲を有することが好ましい。信号発生回数が2回である場合、信号の周波数と信号発生回数とを組み合わせてサービス提供場所情報の含まれた超音波または高周波信号が持つことが可能な場合の数が制限され、信号の多様性に問題が発生するおそれがある。また、3回以上の信号発生回数を持ってこそ、無線送出された1番目の信号発生をサービス提供場所情報の含まれた超音波または高周波信号受信の開始信号として活用することが可能であり、最後の信号発生をサービス提供場所情報の含まれた超音波または高周波信号受信の終結信号として活用することが可能となるので、信号受信の精度を高めることができる。この場合、中間の信号発生のみをサービス提供場所情報として活用することが可能となり、サービス提供場所把握過程の精度を高めることができる。信号発生回数が15回を超えると、超音波または高周波信号パターンによる無線送出全体時間が長くなって周辺騒音などによる干渉の可能性が大きくなり、超音波または高周波信号パターンを利用した、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法のユーザーが信号の受信のために待機する時間が長くなる問題が発生するおそれがある。
【0033】
信号発生と信号休止を交互に繰り返すサービス提供場所情報を含む超音波または高周波信号パターンの休止時間は0.1秒以上、5秒以下の範囲を有することが好ましい。超音波または高周波信号休止時間が0.1秒未満である場合には、信号発生と信号発生間の間隔があまり短いため、超音波または高周波信号発生回数を把握するのに困難が発生するおそれがある。携帯用端末10の受信部が無線送出された超音波または高周波信号を認識して把握するとき、2回の信号発生を1回の信号発生として間違って把握するおそれがあり、超音波または高周波信号周波数と信号発生回数とが組み合わせられたサービス提供場所情報にエラーが発生するおそれがある。これにより、超音波または高周波信号パターンを利用した、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供に成功しないため、ユーザーの所望するサービスを提供してもらえない問題が発生するおそれがある。超音波または高周波信号休止時間が5秒を超えると、超音波または高周波信号パターンによる信号の無線送出全体時間が長くなって周辺騒音などによる干渉の可能性が大きくなり、超音波または高周波信号パターンを利用した、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法のユーザーが超音波または高周波信号の受信のために待機する時間が長くなる問題が発生するおそれがある。
【0034】
サービスサーバー20は、複数のサービス提供場所端末30と有線または無線で接続されており、携帯用端末10とも有線または無線で接続されている。サービスサーバー20は、有線または無線情報通信網を利用して携帯用端末10からサービス注文情報とサービス提供場所情報の伝送を受け、携帯用端末10にサービス提供命令の完了とクーポンまたはポイント積立を通知する。サービスサーバー20は有線または無線情報通信網を利用してサービス注文情報及びサービス提供場所情報に基づいて該当サービス提供場所端末30に該当サービス提供命令をし、ユーザーは該当サービス提供場所で該当サービスの提供を受ける。
【0035】
サービスサーバー20は、決済進行のためにクレジット/デビットカード会社のサーバーまたは移動通信会社のサーバーと有線または無線で接続されている。サービスサーバー20は、有線または無線情報通信網を介してクレジット/デビットカード会社のサーバーとクレジット/デビットカード決済方式(S122)でサービス注文情報に基づく決済を行うことができる。サービスサーバー20は、また、有線または無線情報通信網を介して移動通信会社のサーバーと携帯電話決済方式(S123)でサービス注文情報に基づく決済を行うことができる。
【0036】
サービス提供場所端末30は、サービスサーバー20からサービス提供命令の伝送を受けることができるいずれの装置でも構わない。サービス提供場所情報に応じて該当サービス提供場所端末30にサービス提供命令が伝送され、サービス提供場所の職員が認知すると、サービス注文情報に基づいてユーザーに該当サービスが提供される。サービス提供場所端末30はPOS(Point Of Sales)端末を含む概念である。
【0037】
本発明の一実施形態によれば、サービスサーバーが、サービス情報を表示し、サービス提供場所情報の含まれた高周波信号を受信して確認する機能を行うアプリケーションが搭載され、サービス提供場所情報の含まれた高周波が受信されるマイクの含まれた携帯用端末から入力されたサービス注文情報の伝送を受ける段階と、前記サービスサーバーが、前記サービス注文情報に基づいて決済を行う段階と、前記サービスサーバーが、指定された時間以内に前記サービス提供場所内に進入して前記サービス提供場所内に設置されたスピーカーから前記サービス提供場所情報の含まれた高周波信号を受信して前記サービス提供場所情報を確認した前記携帯用端末から前記サービス提供場所情報の伝送を受ける段階と、前記サービスサーバーが、伝送を受けた前記サービス注文情報と前記サービス提供場所情報に基づいて該当サービス提供場所の端末に前記サービス注文情報を伝送し、該当サービス提供を命令する段階と、前記サービスサーバーが、該当サービス提供場所の前記端末に前記サービス注文情報を伝送し且つ該当サービス提供を命令したことを前記携帯用端末に通知する段階と、を含んでなる、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法が提供できる。
【0038】
本発明の一実施形態によれば、サービスサーバーが、サービス情報を表示し、サービス提供場所情報の含まれた高周波信号を受信して確認する機能を行うアプリケーションが搭載され、サービス提供場所情報の含まれた高周波が受信されるマイクの含まれた携帯用端末が前記サービス提供場所内に進入して、前記サービス提供場所に設置されたスピーカーから前記サービス提供場所情報の含まれた高周波信号を受信して前記サービス提供場所情報を確認した携帯用端末から前記サービス提供場所情報の伝送を受ける段階と、前記サービスサーバーが、前記携帯用端末から入力されたサービス注文情報の伝送を受ける段階と、前記サービスサーバーが、前記サービス注文情報に基づいて決済を行う段階と、前記サービスサーバーが、伝送を受けた前記サービス提供場所情報と前記サービス注文情報に基づいて該当サービス提供場所の端末に前記サービス注文情報を伝送し、該当サービス提供を命令する段階と、前記サービスサーバーが、該当サービス提供場所の前記端末に前記サービス注文情報を伝送し且つ該当サービス提供を命令したことを前記携帯用端末に通知する段階とを含んでなる、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法が提供できる。
【0039】
本発明の一実施形態によれば、本発明は、食べ物、飲料またはコーヒーなどの注文及び決済が予め行われるが、このようなサービス注文はサービスサーバーにのみ伝達され、該当店に最終注文は行われないという特徴があり、消費者のサービス注文と該当店への訪問によるサービス提供場所情報が含まれた信号の受信及び確認が携帯用端末に搭載されたアプリケーションで行われた場合にのみ、サービスサーバーを介して指定されたサービス提供場所端末にサービス注文情報が伝送され、最終注文が行われるという特徴がある。本発明は、特定の店と到着予定時間を指定して事前注文をする必要がなく、消費者の特定の店への訪問がなければ、サービス注文が特定の店の管理サーバーに通報されず、最終注文も行われないという特徴がある。もし消費者の特定の店への訪問前に特定の店に最終注文がなされたならば、最終注文の消費者が指定された予定時間を超過して到着した場合、財貨及びサービスの提供が円滑に行われないという問題があり、特定の店に訪問していない場合、特定の店で準備した財貨及びサービスが不要になって予期せぬ時間的、物質的浪費が発生するという問題が生じる。本発明は、消費者が特定の店と到着予定時間を予め特定する必要がないため、消費者の心理的負担を減らすことができ、消費者は、サービスを事前注文した場合でも、自由な時間に所望の店に訪問することが可能であり、別の注文なしで短い時間内に所望のサービスの提供を受けることができるという利点がある。本発明は、事前注文なしで店に先に訪問した場合でも、サービス提供場所情報の含まれた信号の受信及び確認が携帯用端末に搭載されたアプリケーションで自動的に行われてサービス情報が表示されると、注文のための待機なしで席に先に着座してサービス注文をすることが可能なので、短い時間内に所望のサービスの提供を受けることができる。本発明は、店への進入によるサービス提供場所情報の含まれた信号の受信とサービス注文情報の入力という2つの条件が満足されてこそ最終注文が行われるので、店と到着予定時間を特定しなければならず、到着予定時間に特定の店に到着してこそ円滑なサービス提供がなされるという問題点を解決することができ、事前注文した特定の店に訪問していない場合でも、予期せぬ時間的、物質的浪費が発生しない。
【0040】
本発明は、携帯用端末から入力されたサービス注文情報及び決済がサービスサーバーにのみ先に伝送され、消費者の所望する時間に所望の店に到着して携帯用端末でサービス提供場所情報の含まれた信号の受信及び確認が行われてサービスサーバーにサービス提供場所情報が伝送された場合にのみ、サービスサーバーがサービス注文情報を到着店の端末に伝送して、消費者が店に到着した後にサービス提供のための準備が始まり、サービスが提供されるという特徴がある。
【0041】
本発明の一実施形態によれば、サービスサーバーが、サービス情報を表示し、サービス提供場所情報の含まれた周波数18000〜20000Hzの超音波信号を受信して確認する機能を行うアプリケーションが搭載され、サービス提供場所情報の含まれた周波数18000〜20000Hzの超音波が受信されるマイクの含まれた携帯用端末から入力されたサービス注文情報の伝送を受ける段階と、前記サービスサーバーが、前記サービス注文情報に基づいて決済を行う段階と、前記サービスサーバーが、指定された時間以内に前記サービス提供場所内に進入して前記サービス提供場所に設置されたスピーカーから前記サービス提供場所情報の含まれた周波数18000〜20000Hzの超音波信号を受信して前記サービス提供場所情報を確認した前記携帯用端末から前記サービス提供場所情報の伝送を受ける段階と、前記サービスサーバーが、伝送を受けた前記サービス注文情報と前記サービス提供場所情報に基づいて該当サービス提供場所の端末に前記サービス注文情報を伝送し、該当サービス提供を命令する段階と、前記サービスサーバーが、該当サービス提供場所の前記端末に前記サービス注文情報を伝送し且つ該当サービス提供を命令したことを前記携帯用端末に通知する段階と、を含んでなる、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法が提供できる。
【0042】
本発明の一実施形態によれば、サービスサーバーが、サービス情報を表示し、サービス提供場所情報の含まれた周波数18000〜20000Hzの超音波信号を受信して確認する機能を行うアプリケーションが搭載され、サービス提供場所情報の含まれた周波数18000〜20000Hzの超音波が受信されるマイクの含まれた携帯用端末が前記サービス提供場所内に進入して、前記サービス提供場所内に設置されたスピーカーから前記サービス提供場所情報の含まれた周波数18000〜20000Hzの超音波信号を受信して前記サービス提供場所情報を確認した前記携帯用端末から前記サービス提供場所情報の伝送を受ける段階と、前記サービスサーバーが、前記携帯用端末から入力されたサービス注文情報の伝送を受ける段階と、前記サービスサーバーが、前記サービス注文情報に基づいて決済を行う段階と、前記サービスサーバーが、伝送を受けた前記サービス提供場所情報と前記サービス注文情報に基づいて該当サービス提供場所の端末に前記サービス注文情報を伝送し、該当サービス提供を命令する段階と、前記サービスサーバーが、該当サービス提供場所の前記端末に前記サービス注文情報を伝送し且つ該当サービス提供を命令したことを前記携帯用端末に通知する段階とを含んでなる、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法が提供できる。
【0043】
図1は本発明の一実施形態に係るサービス注文情報の伝送を受けた後、サービス提供場所情報の伝送を受けて行われる、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法を示す構成図である。
【0044】
図1を参照すると、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法は、次のとおりに構成される。
【0045】
ユーザーがサービス提供場所を訪問する前に、前記アプリケーションが搭載された携帯用端末10を利用してサービス注文情報を入力すると、携帯用端末10からサービスサーバー20へサービス注文情報が伝送(S110)され、サービスサーバー20で前記サービス注文情報によって決済が行われる(S120)。決済方式としては、プリペイドカード決済方式(S121)、クレジット/デビットカード決済方式(S122)または携帯電話決済方式(S123)が可能である。また、以下で説明する決済に伴う積立クーポンまたはポイントによる決済が可能である。ギフト券決済、口座振替による決済、振込みによる決済、スマートカードによる決済も可能である。
【0046】
プリペイドカード決済方式(S121)を考察すると、ユーザーが事前にオンラインまたはオフラインで代金を支給し、プリペイドカードを購入する。購入したプリペイドカードのカード情報などを携帯用端末のアプリケーションに入力して登録する。これにより、サービスサーバー20にもプリペイドカードが登録される。サービスサーバー20にサービス注文情報が伝送(S110)されると、サービス注文情報に基づいて金額が差し引かれる。サービスサーバー20は、前記差引額と残高情報を携帯用端末10に伝送することにより、プリペイドカード決済方式(S121)の決済が行われる。
【0047】
クレジット/デビットカード決済方式(S122)は、ユーザーの携帯用端末10からサービスサーバー20へサービス注文情報が伝送(S110)されると、サービスサーバー20が携帯用端末10を介してユーザーにクレジット/デビットカード情報を要求し、これをクレジットカード/デビットカード会社のサーバーに確認する過程によって行われる。クレジット/デビットカード情報には、住民番号、携帯電話番号、クレジット/デビットカード番号、クレジット/デビットカードのパスワード、クレジット/デビットカードの有効期限、カードセキュリティコード(Card Security Code、CSC)、カード認証値(Card Verification Value、CVV)、カード認証コード(Card Verification Code、CVC)、ISP(Internet Secure Payment)パスワード、安心クリックパスワード、携帯電話認証番号などが挙げられる。
【0048】
携帯電話決済方式(S123)は、ユーザーの携帯用端末10からサービスサーバー20へサービス注文情報が伝送(S110)されると、サービスサーバー20が携帯用端末10を介してユーザーにユーザー情報を要求し、これを移動通信会社のサーバーに確認する過程によって行われる。ユーザー情報としては、住民番号、携帯電話番号、携帯電話認証番号、ISP(Internet Secure Payment)パスワード、安心クリックパスワードなどが挙げられる。
【0049】
上述した様々な決済方式のいずれかによって決済が行われる場合、決済が行われる前に、サービスサーバー20が携帯用端末10を介して決済如何を確認することができ、決済が進んだ場合、サービスサーバー20が携帯用端末を介して決済完了を通知することができる。
【0050】
決済が進んだ(S120)場合でも、指定された時間以内にサービス提供場所情報を含む信号の受信が可能な携帯用端末10を所持しているユーザーがサービス提供場所内に進入しなければ、サービスサーバー20によって前記サービス購入情報と決済はキャンセルされ、最初からなかったことになる。サービスサーバー20は、上記のキャンセル事実を携帯用端末10に通知することができる。つまり、指定された時間内に携帯用端末10がサービス提供場所情報を含む信号を受信することができず、サービスサーバー20が携帯用端末10からこれに伴うサービス提供場所情報の伝送(S150)を受けていない場合には、決済がキャンセルされる。指定された時間は、ユーザーまたはサービスサーバー20によって変動でき、通常24時間が好ましい。
【0051】
決済が進んだ(S120)後、指定された時間以内にサービス提供場所情報を含む信号の受信が可能な携帯用端末10を所持しているユーザーがサービス提供場所内に進入すると、携帯用端末10がサービス提供場所情報を含む信号を受信し(S130)、携帯用端末10を介してサービス提供場所情報を確認する(S140)。このようなサービス提供場所情報の確認(S140)を介して、ユーザーがサービスの提供を受ける目的でサービス提供場所に進入したか、それとも偶然に進入したかが確認される。
【0052】
ユーザーによるサービス提供場所情報の確認(S140)があった後、携帯用端末10は、サービスサーバー20にサービス提供場所情報を伝送(S150)する。
【0053】
サービスサーバー20は、後で伝送を受けたサービス提供場所情報に基づいて、該当サービス提供場所に設置されたサービス提供場所端末30に、先に伝送を受けたサービス注文情報を伝送することにより、サービス提供命令(S160)をする。
【0054】
サービス提供命令(S160)があった後、サービスサーバー20は、携帯用端末10にサービス提供命令完了通知(S170)を行う。ユーザーは携帯用端末10を介してサービス提供命令完了通知(S170)を認識し、席に着座したままサービス提供を待つ。ユーザーは、サービス提供命令(S160)によってサービス提供場所情報に基づく該当サービス提供場所でサービス注文情報に基づく該当サービスの提供を受ける。
【0055】
サービスサーバー20は、サービス注文に伴う決済に相応するクーポンまたはポイントを積み立て、携帯用端末10にクーポンまたはポイント積立を通知(S180)することができる。サービスサーバー20に積み立てられたクーポンまたはポイントが条件を満足すると、サービスサーバー20が携帯用端末10に条件満足による特典を伝送し、これを認知したユーザーが特典を享受することができる。積み立てられたクーポンまたはポイントは以後の決済に利用することができる。
【0056】
図2は本発明の一実施形態に係るサービス提供場所情報の伝送を受けた後、サービス注文情報の伝送を受けて行われる、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法を示す構成図である。
【0057】
図2を参照すると、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法は、次のとおりに構成される。
【0058】
サービス提供場所情報を含む信号の受信が可能な携帯用端末10を所持しているユーザーがサービス提供場所内に進入すると、携帯用端末10がサービス提供場所情報を含む信号を受信し(S210)、携帯用端末10を介してサービス提供場所情報を確認する(S220)。このようなサービス提供場所情報の確認(S220)によって、ユーザーがサービスの提供を受ける目的でサービス提供場所に進入したか、それとも偶然に進入したかが確認される。
【0059】
ユーザーによるサービス提供場所情報の確認(S220)があった後、携帯用端末10はサービスサーバー20にサービス提供場所情報を伝送する(S230)。
【0060】
ユーザーがサービス提供場所を訪問した後、前記アプリケーションが搭載された携帯用端末10を利用してサービス注文情報を入力すると、携帯用端末10からサービスサーバー20へサービス注文情報が伝送(S240)され、サービスサーバー20で前記サービス注文情報によって決済が行われる(S250)。決済方式としては、プリペイドカード決済方式(S251)、クレジット/デビットカード決済方式(S252)または携帯電話決済方式(S253)が可能である。また、以下で説明する決済に伴う積立クーポンまたはポイントによる決済が可能である。ギフト券決済、口座振替による決済、振込みによる決済、スマートカードによる決済も可能である。
【0061】
プリペイドカード決済方式(S251)を考察すると、ユーザーが事前にオンラインまたはオフラインで代金を支給し、プリペイドカードを購入する。購入したプリペイドカードのカード情報などを携帯用端末のアプリケーションに入力して登録する。これにより、サービスサーバー20にもプリペイドカードが登録される。サービスサーバー20にサービス注文情報が伝送(S240)されると、サービス注文情報に基づいて金額が差し引かれる。サービスサーバー20は、前記差引額と残高情報を携帯用端末10に伝送することにより、プリペイドカード決済方式(S251)の決済が行われる。
【0062】
クレジット/デビットカード決済方式(S252)は、ユーザーの携帯用端末10からサービスサーバー20へサービス注文情報が伝送(S240)されると、サービスサーバー20は、携帯用端末10を介してユーザーにクレジット/デビットカード情報を要求し、これをクレジット/デビットカード会社のサーバーに確認する過程により行われる。クレジット/デビットカード情報としては、住民番号、携帯電話番号、クレジット/デビットカード番号、クレジット/デビットカードのパスワード、クレジット/デビットカードの有効期限、カードセキュリティコード(Card Security Code、CSC)、カード認証値(Card Verification Value、CVV)、カード認証コード(Card Verification Code、CVC)、ISP(Internet Secure Payment)パスワード、安心クリックパスワード、携帯電話認証番号などが挙げられる。
【0063】
携帯電話決済方式(S253)は、ユーザーの携帯用端末10からサービスサーバー20へサービス注文情報が伝送(S240)されると、サービスサーバー20は、携帯用端末10を介してユーザーにユーザー情報を要求し、これを移動通信会社のサーバーに確認する過程により行われる。ユーザー情報としては、住民番号、携帯電話番号、携帯電話認証番号、ISP(Internet Secure Payment)パスワード、安心クリックパスワードなどが挙げられる。
【0064】
上記の様々な決済方式のいずれかによって決済が行われる場合、決済が進む前に、サービスサーバー20が携帯用端末10を介して決済如何を確認することができ、決済が進んだ場合にサービスサーバー20が携帯用端末を介して決済完了を通知することができる。
【0065】
サービスサーバー20は、先に伝送されたサービス提供場所情報に基づいて、該当サービス提供場所に設置されたサービス提供場所端末30へ、後で伝送されたサービス注文情報を伝送することにより、サービス提供命令(S260)をする。
【0066】
サービス提供命令(S260)があった後、サービスサーバー20は携帯用端末10にサービス提供命令完了通知(S270)を行う。ユーザーは携帯用端末10を介してサービス提供命令完了通知(S270)を認識し、席に着座したままサービス提供を待つ。ユーザーは、サービス提供命令(S260)によってサービス提供場所情報に基づく該当サービス提供場所でサービス注文情報に基づく該当サービスの提供を受ける。
【0067】
サービスサーバー20は、サービス注文に伴う決済に相応するクーポンまたはポイントを積み立て、携帯用端末10にクーポンまたはポイント積立を通知(S280)することができる。サービスサーバー20に積み立てられたクーポンまたはポイントが条件を満足すると、サービスサーバー20が携帯用端末10に条件満足による特典を伝送し、これを認知したユーザーが特典を享受することができる。積み立てられたクーポンまたはポイントは以後の決済に利用することができる。
【0068】
上述したサービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法において、符号は次のとおり説明される。
【0069】
10:携帯用端末
20:サービスサーバー
30:サービス提供場所端末
40:サービス提供場所情報の含まれた信号発生器
【0070】
前述したサービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法は、上述した特定の実施形態に限定されず、サービス注文情報とサービス提供場所情報とが結合する様々な状況に適用でき、様々な状況に適用される、サービス提供場所情報をベースにしたサービス提供方法のいずれも本発明の技術的思想範疇に属するといえる。
【0071】
以上では、本発明の好適な実施形態について図示及び説明したが、本発明は、上述した特定の実施形態に限定されず、請求の範囲で請求する本発明の要旨を逸脱することなく、当該発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって変形実施が可能なのはもとより、それらの変形実施は本発明の技術的思想や展望から個別的に理解されてはならならないだろう。よって、本発明の範囲は、説明された実施形態に限定されて定められてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等または等価的な変形もすべて本発明思想の範疇に属するといえる。
図1
図2
図3
図4
【国際調査報告】