特表2018-531160(P2018-531160A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2018-5311601個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2018-531160(P2018-531160A)
(43)【公表日】2018年10月25日
(54)【発明の名称】1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法
(51)【国際特許分類】
   B29C 70/30 2 A20060101AFI20180928 2 C07C 275/
【FI】
   B29C70/30
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2017-558559(P2017-558559)
(86)(22)【出願日】2016年12月12日
(85)【翻訳文提出日】2017年11月2日
(86)【国際出願番号】KR2016014509
(87)【国際公開番号】WO2018048031
(87)【国際公開日】20180315
(31)【優先権主張番号】10-2016-0115560
(32)【優先日】2016年9月8日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA
(71)【出願人】
【識別番号】517384936
【氏名又は名称】リバー・ランズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】特許業務法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】パーク、チュリュン
【テーマコード(参考)】
4F205
【Fターム(参考)】
4F205AD16
4F205AD19
4F205AG07
4F205AG08
4F205AH59
4F205AR02
4F205AR06
4F205HA03
4F205HA23
4F205HA45
4F205HB01
4F205HC17
4F205HE06
4F205HL02
4F205HL12
(57)【要約】
【課題】本発明は1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法に関するもので、より詳しくは複数のジグ及びマンドレルを用いて複雑な形状の製品を製造することができる1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法に関するものである。
【解決手段】本発明による1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法は、プリプレグシートと前記プリプレグシートが巻き付けられる円筒状の第1マンドレルを準備する準備段階;前記第1マンドレルに前記プリプレグシートを巻き付けて第1積層面を形成する第1ローリング段階;前記第1積層面の外周面に第2マンドレルを位置させる第2マンドレル準備段階;前記第1積層面及び第2マンドレルに前記プリプレグシートを巻き付けて第2積層面を形成する第2ローリング段階;及び前記第1マンドレル及び第2マンドレルを除去する脱芯段階;を含んでなることを特徴とする。
本発明の一実施例によれば、本発明は上述したような従来技術の問題点を解決するために案出されたもので、プリプレグシートを複数のジグ及びマンドレルを用いて製造することで、複雑な形状の製品を製造することができる、1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法が提供される。
また、複数ジグ及びマンドレルによって製造されて、複雑な形状であるが一体型に形成されるので、堅固で固い製品を製造することができる、1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法が提供される。
【選択図】 図11
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリプレグシートと前記プリプレグシートが巻き付けられる円筒状の第1マンドレルを準備する準備段階;
前記第1マンドレルに前記プリプレグシートを巻き付けて第1積層面を形成する第1ローリング段階;
前記第1積層面をテーピングして加熱する第1加熱段階;
前記テーピングを除去し、前記第1積層面の外周面に第2マンドレルを位置させる第2マンドレル準備段階;
前記第1積層面及び第2マンドレルに前記プリプレグシートを巻き付けて第2積層面を形成する第2ローリング段階;
前記第2積層面をテーピングして加熱する第2加熱段階;及び
前記第1マンドレル及び第2マンドレルを除去する脱芯段階;を含んでなることを特徴とする、1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法。
【請求項2】
前記第2マンドレルは多様な形状のジグに取り替えられることができることを特徴とする、請求項1に記載の1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法。
【請求項3】
前記第2マンドレル準備段階で、前記第2マンドレルの代わりに前記ジグを使い、前記脱芯段階まで進行した後、
前記第2積層面の外周面に第3マンドレルを位置させる第3マンドレル準備段階;及び
前記第2積層面及び第3マンドレルをテーピングして加熱する第3加熱段階;を含むことを特徴とする、請求項2に記載の1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法。
【請求項4】
プリプレグシートと前記プリプレグシートが巻き付けられる円筒状の第1マンドレルを準備する準備段階;
前記第1マンドレルに前記プリプレグシートを巻き付けて第1積層面を形成する第1ローリング段階;
前記第1積層面の外周面に第2マンドレルを位置させる第2マンドレル準備段階;
前記第1積層面及び第2マンドレルをテーピングする加圧段階;
前記第1積層面及び第2マンドレルを加熱する加熱段階;及び
前記第1マンドレル、第2マンドレル及びテーピングを除去する脱芯段階;を含んでなることを特徴とする、1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法。
【請求項5】
前記第2マンドレルを複数使用して、前記第1積層面の外周面に沿って複数の溝を形成することを特徴とする、請求項4に記載の1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法に関するもので、より詳しくは複数のジグ及びマンドレルを用いて複雑な形状の製品を製造することができる1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、釣り竿ガイド、ゴルフクラブ、釣り竿ロッド、スキーポール、山登り用スティック、洋弓の矢柄、自撮り棒、三角台、ビリヤード用キューなどの堅固で固い製品を作るためにプリプレグを用いる製造方法を用いた。
【0003】
しかし、従来のプリプレグを用いた製品は、プリプレグ材料の加工困難のために単純な形態の製品に主に適用され、複雑な形態の製品を製造しにくい問題点があった。
【発明の概要】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上述したような従来技術の問題点を解決するために案出されたもので、プリプレグシートを複数のジグ及びマンドレルを用いて製造することで、複雑な形状の製品を製造することができる、1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法を提供する。
【0006】
また、1個以上のジグ及びマンドレルによって製造されて、複雑な形状であるが一体型に形成されるので、堅固で固い製品を製造することができる1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法を提供する。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は以上で言及した課題に制限されず、ここで言及しない本発明が解決しようとする他の課題は下記の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明らかに理解可能であろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明による1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法は、プリプレグシートと前記プリプレグシートが巻き付けられる円筒状の第1マンドレルを準備する準備段階;前記第1マンドレルに前記プリプレグシートを巻き付けて第1積層面を形成する第1ローリング段階;前記第1積層面の外周面に第2マンドレルを位置させる第2マンドレル準備段階;前記第1積層面及び第2マンドレルに前記プリプレグシートを巻き付けて第2積層面を形成する第2ローリング段階;及び前記第1マンドレル及び第2マンドレルを除去する脱芯段階;を含んでなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一実施例によれば、本発明は上述したような従来技術の問題点を解決するために案出されたもので、プリプレグシートを複数のジグ及びマンドレルを用いて製造することで、複雑な形状の製品を製造することができる、1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法が提供される。
【0010】
また、1個以上のジグ及びマンドレルによって製造されて、複雑な形状であるが一体型に形成されるので、堅固で固い製品を製造することができる、1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、本発明の第1実施例による1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法の準備段階を示した図である。
図2図2は、本発明の第1実施例による1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法の第1ローリング段階を示した図である。
図3図3は、本発明の第1実施例による1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法の第2マンドレル準備段階を示した図である。
図4図4は、本発明の第1実施例による1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法の第2ローリング段階を示した図である。
図5図5は、本発明の第1実施例による1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法の第2加熱段階及び脱芯段階を示した図である。
図6図6は、本発明の第1実施例による1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法の脱芯段階を進行した後、別途の加工によって形成可能な釣り竿のトップガイドを示した図である。
図7図7は、本発明の第1実施例による1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法の第2マンドレルの個数による完成製品の形状を示した図である。
図8図8は、本発明の第1実施例による1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法の第2マンドレルの代わりにジグの使用によって完成される製品の形態を示した図である。
図9図9は、本発明の第1実施例による1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法の第3マンドレル準備段階の形態を示した図である。
図10図10は、本発明の第1実施例による1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法の第3加熱段階を進行した後の完成製品と、別途の加工によって形成される釣り竿のストリップガイドの形態を示した図である。
図11図11は、本発明の第1実施例による1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法の製造段階を示したブロック図である。
図12図12は、本発明の第2実施例による1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法の第2マンドレル準備段階の形態を示した図である。
図13図13は、本発明の第2実施例による1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法によって完成された製品と、別途の加工によって形成された釣り竿のワンネックガイドの形態を示した図である。
図14図14は、本発明の第2実施例による1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法の複数の第2マンドレルの使用によって完成される製品の形態を示した図である。
図15図15は、本発明の第2実施例による1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法の製造段階を示したブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以上のような本発明が解決しようとする課題、課題の解決手段、及び発明の効果を含む具体的な事項は次に記載する実施例及び図面に含まれている。本発明の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は添付図面に基づいて詳細に後述する実施例を参照すれば明らかになるであろう。
【0013】
以下、添付図面に基づいて本発明をより詳細に説明する。
【0014】
<第1実施例>
図1図11に示したように、本発明による1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法は、準備段階110、第1ローリング段階120、第1加熱段階130、第2マンドレル準備段階140、第2ローリング段階150、第2加熱段階160、及び脱芯段階170を含んでなることができる。
【0015】
まず、準備段階110は、図1に示したように、プリプレグシート10と前記プリプレグシート10が巻き付けられる円筒状の第1マンドレル20を準備する段階である。前記プリプレグシート10は積層して加熱又は加圧する方式で成形される材料から形成され、カーボンなどのシート状に設けられる。
【0016】
ついで、第1ローリング段階120は、図2に示したように、前記第1マンドレル20に前記プリプレグシート10を巻き付けて第1積層面40を形成する段階である。前記巻き付ける方法としては、前記プリプレグシート10の端部を前記第1マンドレル20に付着した後、前記第1マンドレル20を回転させる方式と、前記第1マンドレル20は固定させ、前記プリプレグシート10を前記第1マンドレル20に巻き付ける方式のいずれも使うことができる。
【0017】
ついで、第1加熱段階130は、前記第1ローリング段階120を進行した後、前記第1積層面40をテーピングして加熱する段階である。前記第1加熱段階130は、前記第1積層面40をテーピングして、前記プリプレグシート10がとけないように固定し、前記第1積層面40を加熱して、前記第1積層面40を成す前記プリプレグシート10を結合させる。
【0018】
ついで、第2マンドレル準備段階140は、図3に示したように、前記第1積層面40の外周面上の一地点に第2マンドレル30を位置させる段階である。前記第2マンドレル30は円筒状に形成され、その大きさは前記第1マンドレル20より小さいことが好ましい。前記第2マンドレル30は多様な形態に構成されることができ、特に、円筒状ではなくて断面三角形、四角形、菱形などの多様な形状のジグ70として提供可能である。
【0019】
ついで、第2ローリング段階150は、図4に示したように、前記第1積層面40及び第2マンドレル30に前記プリプレグシート10を巻き付けて第2積層面50を形成する段階である。
【0020】
もっと複雑な形状の製品が必要な場合、図7に示したように、前記第2マンドレル30を複数設けることでより複雑な製品を製造することができる。
【0021】
ついで、第2加熱段階160は、前記第2ローリング段階150を進行した後、前記第2積層面50をテーピングして加熱する段階である。前記第2加熱段階160は、前記第2積層面50を加熱して、前記第1積層面40及び第2積層面50を結合させて結合積層面60を形成し、前記第1積層面40と第2積層面50の間に形成される空間を埋めることになる。前記プリプレグシート10は熱を加えれば膨脹する性質を有する材料であるので、前記空間が埋め込まれるものである。
【0022】
ついで、脱芯段階170は、図5に示したように、前記第2加熱段階160で前記第1積層面40及び第2積層面50を結合した後、前記第1マンドレル20及び第2マンドレル30を除去する段階である。前記脱芯段階170によって前記第1マンドレル20及び第2マンドレル30が除去され、前記プリプレグシート10のみが複雑な形状の製品として残る。前記段階によって形成された製品を加工すれば、図6に示したように、釣り竿のトップガイドとして使われることができる。前記第2マンドレル30によって形成される孔は釣り竿が挿入される部分であり、釣り竿にトップガイドを容易に取り付けて使うことができる。
【0023】
ついで、図8図10に示したように、前記第2マンドレル準備段階140で前記第2マンドレル30の代わりに前記ジグ70を使う場合、前記脱芯段階170を進行した後、第3マンドレル準備段階180、及び第3加熱段階190を含むことができる。
【0024】
第3マンドレル準備段階180は、図9に示したように、前記第2積層面50の外周面に第3マンドレル80を位置させる段階である。前記第3マンドレル80は多様な形態に構成できる。
【0025】
第3加熱段階190は、前記第2積層面50及び第3マンドレル80をテーピングして加熱する段階である。前記第3加熱段階190は、前記第2積層面50に熱を加えることで、前記第2積層面50の外周面に前記第3マンドレル80の圧力作用による溝を形成させる。
【0026】
前記第3加熱段階190を進行した後には、前記テーピング及び第3マンドレル80を除去し、所望の形状に最終に加工する。前記第3加熱段階190を進行した後の製品形状は図10に示されている。図10の製品は最終に加工されて図11のような釣り竿のストリップガイドとして使われ、釣り竿に容易に付着又は設置可能である。
【0027】
<第2実施例>
図12図15に示したように、第2実施例による1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法は、準備段階210、第1ローリング段階220、第2マンドレル準備段階230、加圧段階240、加熱段階250、及び脱芯段階260を含んでなることができる。
【0028】
まず、準備段階210は、プリプレグシート10と前記プリプレグシート10が巻き付けられる円筒状の第1マンドレル20を準備する段階である。
【0029】
ついで、第1ローリング段階220は、前記第1マンドレル20に前記プリプレグシート10を巻き付けて第1積層面40を形成する段階である。
【0030】
ついで、第2マンドレル準備段階230は、図12に示したように、前記第1積層面40の外周面に第2マンドレル30を位置させる段階である。
【0031】
ついで、加圧段階240は、図12に示したように、前記第1積層面40及び第2マンドレル30をテーピングする段階である。
【0032】
ついで、加熱段階250は、前記第1積層面40及び第2マンドレル30を加熱する段階である。
【0033】
ついで、脱芯段階260は、前記第1マンドレル20、第2マンドレル30及びテーピングを除去する段階である。前記脱芯段階260を経た完成製品は図13aに示されている。前記図13aの製品は別途の加工を経た後、図13bに示したように、釣り竿のワンネックガイドとして形成できる。前記第2マンドレル20によって形成された孔は釣り竿に容易に設置できるようにする。
【0034】
前記第2実施例による1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法は、前記第1実施例による1個以上のジグ及びマンドレルを用いた複雑な形状の製品の製造方法に比べ、使用材料、段階、段階の内容などは基本的に同一であるが、その手順に違いがある。
【0035】
図14に示したように、前記第2マンドレル30を複数使用することで、前記第1積層面40の外周面に沿って複数の溝を形成することができる。前記複数の溝によって、釣り竿、ゴルフクラブなどに加工される場合、振り回す度に音がし、製品の強度をより高くすることができる。
【0036】
このように、上述した本発明の技術的構成は本発明が属する技術分野の当業者が本発明の技術的思想又は必須特徴を変更しなくても他の具体的な形態に実施することができるということが理解可能であろう。
【0037】
したがって、以上で記述した実施例は全ての面で例示的なもので、限定的なものではないものとして理解されなければならなく、本発明の範囲は前記詳細な説明よりは後述する特許請求範囲によって決まり、特許請求範囲の意味及び範囲そしてその等価概念から導出される全ての変更又は変形の形態が本発明の範囲に含まれるものとして解釈されなければならない。
【符号の説明】
【0038】
10…プリプレグシート、20…第1マンドレル、30…第2マンドレル、40…第1積層面、50…第2積層面、60…結合積層面、70…ジグ、80…第3マンドレル、110…準備段階、120…第1ローリング段階、130…第1加熱段階、140…第2マンドレル準備段階、150…第2ローリング段階、160…第2加熱段階、170…脱芯段階、180…第3マンドレル準備段階、190…第3加熱段階、210…準備段階、220…第1ローリング段階、230…第2マンドレル準備段階、240…加圧段階、250…加熱段階、260…脱芯段階。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【国際調査報告】