特表2018-531339(P2018-531339A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2018-531339(P2018-531339A)
(43)【公表日】2018年10月25日
(54)【発明の名称】建設システムおよび建設材料
(51)【国際特許分類】
   E04B 1/10 2 A20060101AFI20180928 2 C07C 275/
   E04C 2/34 2 A20060101ALI20180928 2 C07C 275/
   E04C 2/12 2 A20060101ALI20180928 2 C07C 275/
   E04C 3/12 2 A20060101ALI20180928 2 C07C 275/
   E04G 21/14 2 A20060101ALI20180928 2 C07C 275/
【FI】
   E04B1/10 A
   E04C2/34 A
   E04C2/12 Z
   E04C3/12
   E04G21/14
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2018-530976(P2018-530976)
(86)(22)【出願日】2016年9月7日
(85)【翻訳文提出日】2018年4月5日
(86)【国際出願番号】GB2016000162
(87)【国際公開番号】WO2017042525
(87)【国際公開日】20170316
(31)【優先権主張番号】1515774.6
(32)【優先日】2015年9月7日
(33)【優先権主張国】GB
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】518076838
【氏名又は名称】ティー3 ビルディング ソリューションズ リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】特許業務法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ボルト,ダーク
【テーマコード(参考)】
2E162
2E163
2E174
【Fターム(参考)】
2E162CC01
2E162CC05
2E162GA03
2E162GB01
2E163FA12
2E163FC31
2E163FF41
2E174BA03
2E174CA04
2E174CA08
2E174CA24
(57)【要約】
持続可能な建設材料とシステムが開示されており、交互に配向されたスペーサと、パネルコネクタ、パネルエッジ部、および構成要素を備えたパネルを含んでいる。それは半材料から2つの製造オペレーションで製造される。まず、パネル、パネルコネクタおよびエッジ部を製造し、続いてサブ構造体あるいは構成要素をそれらから製造する。この建設材料とシステムは、様々なレベルの技術と投資規模での製造および組み立てに適しており、製造、運搬および現場外並びに現場内の組み立てを効率化するようにデザインされている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上の平坦部材を含んだ建設システムであって、
該平坦部材は平坦面と、該平坦部材の形状を画定するエッジ部とを有しており、
該平坦部材は、1以上のシステム構成要素の少なくとも一部を構成するシステム部材の形成に使用され、
本システムは、創出されるべきシステム構成要素を決定するステップと、当該システム構成要素の作製に、どのシステム部材が必要であるかを決定するステップと、
それぞれのシステム部材のために最適に分割部を創出すべく前記平坦部材を再分割するステップと、
再分割された分割部を前記システム部材に組み合わせ、システム部材を使用して前記システム構成要素を作製するステップと、を含んでいることを特徴とする建設システム。
【請求項2】
前記平坦部材は平坦パネルまたはシートである、請求項1記載の建設システム。
【請求項3】
前記平坦部材は木材を含有した製品を含んでいる、請求項1または2記載の建設システム。
【請求項4】
前記平坦部材は前記分割部を所定の幅を有する長尺体に切断することで再分割される、請求項1から3のいずれかに記載の建設システム。
【請求項5】
前記システム部材は、所定幅の分割部を共に固定することで形成される正方形または長方形の断面を有する筒状体である、請求項1から4のいずれかに記載の建設システム。
【請求項6】
前記筒状体の1以上の内面は、1以上の追加の分割部で補強されている、請求項4記載の建設システム。
【請求項7】
1以上の追加の分割部は、平坦部材からの端材や選択された廃棄物のような二次的材料で作製されている、請求項1から6のいずれかに記載の建設システム。
【請求項8】
前記筒状体は、スペーサとして作用する1以上のさらに短い筒状体を形成すべく複数の長さに切断される、請求項5から7のいずれかに記載の建設システム。
【請求項9】
前記スペーサは、前記平坦部材を分離するために隣接する平坦部材の平坦面同士の間に固定される、請求項8記載の建設システム。
【請求項10】
前記スペーサの長さ、幅および高さは、共に固定されている前記分割部のサイズと、完成された筒状体が切断される長さによって決定される、請求項8または9記載の建設システム。
【請求項11】
前記スペーサの向きは、機械的な応力および荷重の影響に対抗して、筒状のスペーサの抵抗力を増加させるように、交互に変えることができる、請求項9記載の建設システム。
【請求項12】
前記システム構成要素は非固形のパネルまたはブロックであり、第1のパネルと第2のパネルは互いに対面して配置され、複数のスペーサが平坦パネルの対向面に接続され、それらスペーサは前記平坦部材を分離して接続している、請求項1から11のいずれかに記載の建設システム。
【請求項13】
前記非固形のパネルは、前記スペーサ同士間の距離よりも短い距離に前記平坦パネルのエッジ部から離れて配置されている周辺部スペーサを含んでいる、請求項12記載の建設システム。
【請求項14】
少なくとも2つの隣接するスペーサが、該スペーサ同士間の間隙がスペーサ同士間に永久的または取り外し可能にコネクタを固定する大きさとなるように前記平坦パネルのエッジ部の近くに配置される、請求項12または13記載の建設システム。
【請求項15】
前記システム構成要素は、パネルあるいはブロック内のスペーサ同士間の間隙に安定して取り付けられるような大きさにされているコネクタであり、前記筒状体はコネクタを形成するさらに短い筒状体を形成すべく複数の長さに切断される、請求項1から14のいずれかに記載の建設システム。
【請求項16】
前記システム構成要素は、パネルまたはブロックの開いたエッジ部に取り付けられるような大きさにされている端部材またはパネルエッジ部である、請求項1から15のいずれかに記載の建設システム。
【請求項17】
前記端部材またはパネルエッジ部は、さらに短い筒状体を形成するように複数の長さに切断される筒状体を含んでいる、請求項16記載の建設システム。
【請求項18】
前記システム構成要素は非固形のパネルから作製される長方形のはり部材であり、当該はり部材に前記端部材またはパネルエッジ部が構造的に加えられる、請求項16または17と組み合わされた請求項12または13記載の建設システム。
【請求項19】
前記はり部材は、I形状はり部材、L形状はり部材、T形状はり部材、U形状はり部材、Z形状はり部材、および長方形はり部材にエッジ部、コネクタ、他の長方形はり部材および本発明のシステムによる他の構成要素を構造的に加えて創出されたその他の形状のはり部材のうちの一つである、請求項18記載の建設システム。
【請求項20】
前記平坦部材は合板またはその他のパネル製品を含んでいる、請求項1から19のいずれかに記載の建設システム。
【請求項21】
前記平坦部材はパーティクルボードを含んでいる、請求項20記載の建設システム。
【請求項22】
前記パーティクルボードはOSB(オリエンテド・ストランド・ボード)を含んでいる、請求項20記載の建設システム。
【請求項23】
前記構成要素は、前記筒状体に建設材料を括り付けるよう、支持する長方形筒状体を通じて供給されるストラップによって持ち上げて運搬するために詰め込まれる、請求項1から22のいずれかに記載の建設システム。
【請求項24】
本発明のシステムによる前記構成要素の製造のために、専用の機械作業が活用される、請求項1から23のいずれかに記載の建設システム。
【請求項25】
請求項1から24のいずれかに記載の建設システムによって作製される非固形のパネルであって、互いに対面して配置される平坦部材と、該平坦部材の対向面に接続される複数のスペーサとを含んでおり、該スペーサは該平坦部材を分離して接続する、非固形のパネル。
【請求項26】
スペーサ同士間の距離よりも短い距離で平坦部材のエッジ部から離れて配置される周辺部スペーサをさらに含んでいる、請求項25記載の非固形のパネル。
【請求項27】
少なくとも2つの隣接するスペーサが前記平坦部材のエッジ部の近くに配置され、スペーサ同士間の間隙は、スペーサ同士間に永久的または取り外し可能にコネクタを固定できる大きさにされている、請求項25または26記載の非固形のパネル。
【請求項28】
請求項1から24のいずれかに記載の建設システムによって作製されるコネクタであって、パネルまたはブロック内のスペーサ同士間の間隙に安定的に取り付けられるような大きさにされており、前記筒状体はコネクタを形成するさらに短い筒状体を形成すべく複数の長さに切断される、コネクタ。
【請求項29】
請求項1から24のいずれかに記載の建設システムによって作製される端部材。
【請求項30】
端部材またはパネルエッジ部はパネルまたはブロックの開いたエッジ部内に取り付けられるような大きさにされている、請求項30記載の端部材。
【請求項31】
請求項1から24のいずれかに記載の建設システムによって作製されるはり部材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は建設材料および建設システムに関し、限定はしないが、特には家屋および他の家庭用構造物のための建設材料および建設システムに関する。
【背景技術】
【0002】
建設産業においては、資本集約型技術における投資を通じて競争力を増加させる傾向にある。しかし、この取り組みは、住宅供給策が意図する受益者が自身の家屋の建造に対して自身の能力を活用することを妨害する。さらに、建設産業界は、廃棄物問題、持続可能性の問題、エネルギー問題、および小規模の建設会社の問題等、経済的並びに環境的な課題に直面している。小規模の建設会社に関しては、建設業界連盟による小規模建設会社の最近の調査で、小規模会社の三分の二が、技能作業員、特に煉瓦工、大工/指物師および左官の不足によって新規な仕事を減らさなければならなかったことが判明した。これらの課題は、半熟練または未熟練の作業員による労働参加のオプションを維持するような形態で、建設材料の製造のみならず、その運搬および現場外/現場内での組み立てにおいて技術および自動化の活用を必要としている。要約すれば、包括的であり、組み立て時に進歩的な技術を活用して環境的に任務を遂行できるような建設材料の欠乏が存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
(対応する記載なし)
【課題を解決するための手段】
【0004】
1形態においては、本発明は、高度技術あるいは中程度技術によって製造が可能で、熟練度が高い、あるいは低い技術者を活用できる建設材料の創出を画定する建設システムが提案される。さらに、この建設材料は、自動工程により、あるいは特殊な技能を活用せずに現場外および現場内で組み立てるのに適している。本発明はまた、小規模な建設会社に、煉瓦工、大工/指物師および左官に依存することなく建設を可能にする手段を提供する。この文脈において、建設システムとは、部分材から何かを建設する際に使用される、複雑な全体像を形成する相互に接続されているか相互に依存する部分材のセットとして画定できる(“システム”および“構造”“チャンバーズ・コンサイス・ディクショナリ”:チャンバーズ・ハラップ社、エディンバラ、2004年)。
【0005】
本発明の第1の形態によれば、平坦面と、平坦部材の形状を画定するエッジ部(縁部)を有した1以上の平坦部材が、1以上のシステム構成要素の少なくとも一部を形成するシステム部材を形成するのに用いられる建設システムが提供される。
【0006】
このシステムは、創出すべきシステム構成要素を決定し、どのシステム部材がそのシステム構成要素を作製するのに必要かを決定するステップと、それぞれのシステム部材のために、平坦部材を好適に再分割して分割部を創出し、再分割された分割部をシステム部材に組み立てるステップと、システム部材を使用してシステム構成要素を創出するステップとを含んでいる。
【0007】
好適には、平坦部材は平坦パネルまたはシートである。
【0008】
好適には、平坦部材は木材を含有した製品である。
【0009】
好適には、平坦部材は、分割部を所定幅の複数の長形体に切断することで再分割される。
【0010】
好適には、システム部材は、所定幅の複数の分割部を相互固定させて形成された正方形断面または長方形断面を有した筒状体である。
【0011】
好適には、筒状体の1以上の内側面は1以上の追加の分割部によって補強されている。
【0012】
好適には、1以上の追加の分割部は、平坦部材からの二次的(派生)材料、例えば、端材および選別された廃棄物で作製される。
【0013】
好適には、筒状体はスペーサとして作用する1以上の短くなった筒状体を形成する長さに切断される。
【0014】
好適には、スペーサは平坦部材を分離するために隣接する平坦部材の平坦面同士間に固定される。
【0015】
好適には、スペーサの長さ、幅および高さは、相互固定された分割部のサイズ(大きさ)と、完成された筒状体が切断される長さにとによって決定される。
【0016】
好適には、スペーサの配向性(向き、姿勢)は、機械的応力と変形の影響に対して耐久性を有するよう筒状のスペーサの抵抗力を増加させるために互い違い配向である。
【0017】
好適には、システム構成要素は非固形の(中空の)パネルまたはブロックであり、第1平坦パネルと第2平坦パネルは対面するように配置され、複数のスペーサが平坦パネル対向面に接続され、スペーサはそれら平坦部材を分離して接続する。
【0018】
好適には、非固形のパネル(中空のパネル)は、スペーサ同士間の距離よりも短い距離で平坦パネルのエッジ部から離れて配置される周辺部スペーサを含んでいる。
【0019】
好適には、少なくとも2つの隣接するスペーサが平坦パネルのエッジ部付近に配置され、スペーサ同士間の間隙はスペーサ間に永久性または取り外し可能なコネクタを固定するサイズ(大きさ)である。
【0020】
好適には、システム構成要素は、パネルまたはブロック内のスペーサ間の間隙に固定的にフィットするサイズ(大きさ)のコネクタであり、筒状体はコネクタを形成する短い筒状体を形成する長さに切断される。
【0021】
好適には、システム構成要素は、パネルまたはブロックの開いたエッジ部内にフィットするサイズの端部材またはパネルのエッジ部である。
【0022】
好適には、端部材またはパネルエッジ部はさらに短い筒状体を形成する長さに切断される筒状体を含んでいる。
【0023】
好適には、システム構成要素は、端部材またはパネルエッジ部が構造的に加えられる非固形の(中空の)パネルで作製された長方形のはり部材(梁体)である。
【0024】
好適には、はり部材は次の形状のはり部材の1つである:I形状はり部材、L形状はり部材、T形状はり部材、U形状はり部材、Z形状はり部材、および構造的に長方形のはり部材にエッジ部材を追加することで創出されたその他のはり部材、コネクタ、その他の長方形のはり部材、並びに本発明のシステムによる他の部材。
【0025】
好適には、平坦部材は合板(合板)または他のパネル製品を含んでいる。
【0026】
好適には、平坦部材はパーティクルボード(小片一体化ボード)を含んでいる。
【0027】
好適には、パーティクルボードはOSB(配向性ストランドボード、oriented stand board)である。
【0028】
好適には、構成要素は、建設材料を筒状体に括り付けるように、支持する長方形の筒状体を介して供給されるストラップの手段によって持ち上げられて移動されるようにパッキング(詰め込み)されている。
【0029】
好適には、本発明のシステムによる構成要素を製造するために専用セットの機械のオペレーション(稼動)が活用される。
【0030】
本発明の第2の形態によれば、本発明の建設システムにより作製される非固形のパネルが提供される。
【0031】
好適には、非固形のパネルは、相互に対面するように配置された平坦部材と、平坦部材の対向面に接続された複数のスペーサとを含んでおり、スペーサはその平坦部材を分離して接続する。
【0032】
好適には、非固形のパネルはスペーサ間の距離よりも短い距離を平坦部材のエッジ部から離れて設置されている周辺部スペーサを含んでいる。
【0033】
好適には、少なくとも2つの隣接するスペーサが平坦部材のエッジ部の近くに配置され、スペーサ間の間隙は、スペーサ間に永久的または取り外し可能にコネクタを固定するサイズである。
【0034】
本発明の第3の形態によれば、本発明の第1の形態による建設システムにより作製されるコネクタが提供される。
【0035】
好適には、コネクタはパネルまたはブロックのスペーサ間の間隙内に固定的にフィットするサイズであり、筒状体はコネクタを形成するさらに短い筒状体を形成する長さに切断される。
【0036】
本発明の第4の形態によれば、本発明の第1の形態の建設システムにより作製される端部材が提供される。
【0037】
好適には、端部材またはパネルのエッジ部はパネルまたはブロックの開いたエッジ部内にフィットするサイズである。
【0038】
本発明の第5の形態によれば、本発明の第1形態の建設システムにより作製される端部材が提供される。
【0039】
本発明の第6の形態によれば、本発明の第1の形態の建設システムにより作製されるはり部材が提供される。
【0040】
1形態によれば、単一の平面を形成する材料から作製されるシステム部材が含まれ、それらシステム部材を画定するシステム、並びに、それらが三次元的および永久的に単一平面を形成する材料で成り、それらから作製する方法による建設材料が提供される。
【0041】
筒状体、パネルおよび他の建設要素の製造方法は、同一位置あるいは異なる位置に配置されている2つの製造オペレーションを活用する。それぞれは、低レベル、中程度レベル、高レベルの技術に応じて対応するレベルの未熟練労働者、半熟練労働者および高熟練労働者を採用し、オペレーションのコンパクト化、品質コントロールおよび資本投資を調整する。
【0042】
これらの相違にも拘わらずプロセスは協調オペレーションであり、対応する最新化を通じてそのように協調的オペレーションであり続ける。両方のプロセスにおいて、構成要素は接着、釘固定、ステープル固定、ネジ固定、等々の手段によって相互に固定される。好適には、接着が釘固定、ステープル固定、ネジ固定等によって補強され、油圧等の利用の必要性を排除し、急激な接着不良のリスクを軽減する。製造された筒状体、パネルおよび他の建設要素内での固定は永久状態に処理される。建設要素の構築物はネジ固定、ボルト固定等が施され、再構築あるいは新規構築のいずれかにおいて構造物を分解し、それら要素を再利用させることができる。
【0043】
本発明では、パネルの全体または部分、パネルコネクタ、パネルエッジ部、および、そのような部分の複合物である建設要素を含んだモジュール型の建設要素が、家庭用構造物等の床、壁、仕切り、天井および屋根を形成するように組み立てられる。ネジ、ボルトおよび他の取り外しが可能な固定具が構築物内で使用されるときには、それら建設材料は分解して再利用が可能である。
【0044】
パネル、パネルコネクタ、パネルエッジ部及び/又はそれらで作製される別要素は必要に応じて一体的あるいは別々に断熱処理ができる。構造物の内面と外面を被覆し、嗜好に応じて仕上げ処理することができる。
【0045】
好適には、必要とされるタイプおよび数量に基づいてさらに別な要素が自動化プロセスで、パネル、パネルコネクタおよびパネルエッジ部から切断され、組み立てられる。そのプロセスにおいて、全ての要素のタイプ、寸法、および数量は建設される建設物の図面から計算される。これら計算の因子には運搬と建造の方法が含まれる。後者が機械的装置で補助される場合には、装置の性能が考慮され、構造が人手によって構築される場合には、建設要素の寸法は人手のスケールと、1人以上の人物の持ち上げ能力、運搬能力および設置能力によって決定されるその重量で制限される。
【0046】
本発明の他の形態によれば、次を含んだ建設材料とシステムが提供される:スペーサによって分離されている2枚の平坦部材または外壁を含んだモジュール型パネルであって、それらの中央部が直交アレイ(配列ユニット)内に配置されており、それらの最も近い他のスペーサのサイドに、それぞれが形態学的に等しいか等しくはなく、直交的に相対し、隣接するサイド(側面)を備え、それらパネルは1以上のスペーサでモジュール型分割パネルに再分割でき、包囲構成要素またはパネルエッジ部のパネル外壁と、結合構成要素またはパネルコネクタのパネル外壁との間への挿入を可能にする周囲部を有しており、挿入後には、パネルエッジ部の外面と、コネクタの中央線は、オリジナルのパネルのモジュール線と一致する。
【0047】
請求項1のパネルコネクタとパネルエッジ部は、幅W1とW2で、名目上の厚みTの1以上の平坦部材の長形体が組み合わされたものを含んでおり、それらは高さがW1で、それぞれの幅がWi+2TおよびW2+2Tの長方形の筒状体である構成要素を形成しており、W1+2Tは名目上0.5Mに等しく、W2+2Tは表示上0.25Mに等しく、Mは請求項1のモジュールである。
【0048】
請求項1のスペーサは幅W1またはW2で、長さ0.5Mの筒状体の長さを含んでいる。請求項1のモジュール型パネル、請求項2のパネルコネクタとパネルエッジ部、およびパネルスペーサの製造オペレーション。
【0049】
モジュール型パネル、パネルコネクタおよびパネルスペーサからの携帯型のサブ(分割)パネルまたはブロック、はり部材、柱体、まぐさ、カセット、等々のごときモジュール型建設要素の製造オペレーションおよび予め組み立てられたもの。
【0050】
本発明を、添付図面を活用して例示としてのみ説明することにする。
【図面の簡単な説明】
【0051】
図1】長さL、幅Wおよび厚みTの半材料のシートを図示する。
図2】2.1は幅W1の長形体を図示しており、2.2は可変幅Wxの端材を図示する。
図3】幅Wxの端材がどのように配置され、シートに固定され、名目上2Tの厚みであるシートを形成するかを図示する。
図4】接着等でその場に固定されて、さらに幅広い長方形筒状体とさらに細い長方形筒状体を形成する図2図3の長形体を図示する。
図5】さらに幅広い筒状体がどのように短い長さに切断され、建設材料の2つの外壁を分離するスペーサを形成するかを図示する。
図6】この場合には2モジュール幅であり、スペーサの幅と等しいパネルの深さを有しているパネルを通る断面を図示する。
図7】より細い筒状体から切断されたスペーサを有する類似したパネルを図示する。
図8】パネルおよびパネル起源の要素がどのようにコネクタとパネルエッジ部の挿入および固定によって接続および補強されるかを図示する。
図9】様々な種類のサブパネルまたはブロックがどのようにパネルエッジ部と組み合わされて、長方形はり部材、I形状はり部材、L形状はり部材、T形状はり部材、U形状はり部材、およびZ形状はり部材を形成するかを図示する。
図10】家庭用スケール構造体の床、壁および天井のダブルパネルを通過する断面を図示しており、それらダブルパネルは中間断熱材を有し、図8および図9の形態に支持用I形状はり部材と共に組み立てられることを図示する。
図11図10の構造体の内部断熱されたI形状はり部材を通過する断面を図示する。
図12】製造されたパネル、コネクタエッジ部、等々が運搬のために配置されているU形状フレーム部を図示する。
図13】オペレーション(作業)Iを図示する。
図14】オペレーション(作業)IIを図示する。
【発明を実施するための形態】
【0052】
以下で説明するように本発明の1以上の実施例では、建設システムは、システム部材が平坦パネルまたはシート材料から創出され、システム構成要素がシステム部材から創出されるように作製される。1システム部材は、筒状体またはスペーサのごときシステムの基本的要素として画定できる。それは平坦パネルまたはシート材料から取り出された再分割された分割部から作製される。
【0053】
システム構成要素は、非固形のパネル、ブロックまたははり部材のごとき建設物または構造物の予め製作された部分材を集団的に形成するシステム部材の組み合わせ体として画定できる。筒状体は中空の正方形または長方形の断面を有したシステム部材である。
【0054】
図1は、長さがL、幅がWおよび厚みがTである半材料の平坦部材またはシートを図示する。LとWはコンピュータ制御された切断によって決定され、Tは製造誤差によって変動する。L、WおよびTは利用可能性、並びに技術的および商業的な基準に基づいて選択される。シートはパネル外壁の形成に使用され、筒状体を形成するのに使用される分割部または長形部を切り出すための材料を提供する。図1の1.1は長さLを示し、1.2は幅Wを示し、1.3は可変の厚みTを示す。
【0055】
図2は幅がW1の長形体に切断され、不規則な端材Wxを残すシートを図示する。W1は長方形の筒状体のウェブ(桁腹)を形成するのに使用される。図2の2.1は幅W1の長形体を図示し、2.2は可変幅Wxの端材を図示する。
【0056】
図3は端材Wxがどのように、平坦部材またはシートに配置されて固定され、厚みが名目的に2Tであり、様々な長形体の厚みに異なる製造誤差による新規なシートを形成するかを図示する。端材は他の端材と低級な材料によって補われ、ダブルシートの不規則な上面部を形成しているが、端材等が完全にはマッチしない場所に小さな間隙を示すことがある。そのままだと捨てられる運命の端材と低級材料を扱って得られた不規則なシートは幅W1とW2の長形体に切断される。これら長形体は筒状体のフランジを形成し、それらは不規則な表面が筒状体の内部となるように配置され、フランジのさらに大きくなった厚みは筒状体に増加した安定性を与える。さらに、組み立てられたパネルベースの要素において、筒状体のフランジの増加した厚みは、釘、ステープル、ネジ、等々のための固定体を提供する。
【0057】
図3の3.1は端材と低級材料を図示し、3.2はそれらが固定されているシートを図示し、3.3は幅W1とW2の長形体のダブル厚みシートの切断に先立って得られた不規則表面を図示する。
【0058】
図4は、接着剤等で組み立てられて、スペーサ、パネルコネクタおよびパネルエッジ部の製造において使用される長方形の筒状体を形成する図2図3の長形体を図示する。図4の4.1はコネクタを形成する幅Dの筒状体を図示し、4.2はパネルエッジ部を形成する幅1/2Dの筒状体を図示する。
【0059】
本発明のこの実施例および他の実施例において、コネクタは、同じ平面にセミ(半)ソリッドパネル同士を接続するのに典型的に使用される筒状体の長尺物である。
【0060】
パネルエッジ部は、典型的にはセミソリッドパネルの開いた端部を閉じ、セミソリッドパネル同士を相互に垂直に接続するのに使用されるコネクタよりも細い幅を有する筒状体の長尺部である。
【0061】
図5は、筒状体がどのように建設材料の2つの外壁を分離するスペーサを形成すべく短い長さに切断されるかを図示する。
【0062】
好適には、スペーサは、直交する横列と縦列のスペーサを形成する通常中心部に配置される。中心部間の距離は建設材料のモジュールに等しい。好適には、スペーサは個々の横列と縦列において、それらの方向が交互になるように配置される。図面では、横列と縦列の両方のモジュールはパネルの深みDの2倍で、スペーサの筒状体の幅の2倍である。
【0063】
図5の5.1はアレイに配列されたこれらスペーサを図示し、5.2はシステムモジュールMを図示し、5.3は、この場合にはスペーサの長さが1/2Mであり、その幅に等しいことを図示し、5.4はスペーサに取り付けられたパネル外壁を図示する。
【0064】
図6は、この場合には2モジュール幅であり、パネルの深さはスペーサの幅と等しいパネルを通る断面を図示する。この図は、スペーサの中心と、その周りのパネルの厚みがスペーサ間の距離よりも大きいことを図示する。さらに図6は、スペーサの中心間の等距離線に沿って切断することでモジュール型サブパネルまたはブロックが形成され、それらは1モジュール幅であるが原則として任意のモジュール比率でよく、切断先のパネルよりも任意のサイズで小さくて構わず、ブロックは両直交方向にモジュール寸法を有するが、それぞれの場合に切り口の幅を差し引く。
【0065】
図6の6.1はモジュール寸法を図示し、6.2はスペーサの中心間の同じ距離を図示し、6.3はスペーサの中心およびその周囲に提供されている固定部への固定具を図示し、6.4は2つの隣接する筒状スペーサが配向性(向き、姿勢)において90°変更していることを図示し、6.5は要素の分割から発生する切り口を図示する。
【0066】
好適な図示の場合には、スペーサは平面図的に正方形である(すなわち、長さが幅と等しいが、高さとではない)。例えば、パネルまたはブロックが深さ100mmであり、モジュールが200mmであると、筒状体は幅が100mmであるが、筒状体の高さは100mm−(引く)外壁(平坦部材)の厚みの2x(2倍)である。筒状体のサイドが外壁の厚みと同じである場合には、筒状体の高さと同じ寸法を有する筒状体の上部と底部を形成するのは2倍厚の長形体の幅である。典型的には、筒状体はそれぞれ(1)スペーサおよびパネルコネクタと、(2)パネルエッジ部を形成し、図6ではそれらはパネルコネクタの幅の半分である筒状体によって形成されるであろう。
【0067】
このさらに細くなった筒状体はスペーサを形成するのに使用でき、この場合には、平面図において正方形ではなく長方形であろうことは注記すべきところである。このレイアウトは材料の使用においてさらに経済的であるという利点を有する(ダブル長形体のさらに細い幅による)。配向性(姿勢、向き、角度)を交互にするスペーサは、例えば、エッジ部に配置される木材またはプラスチック材等による長形体のごとき細長いものでよく、恐らくは、スケールにおいて大幅に小さな製品用である。同様に、平坦部材または外壁の長形体、あるいは外壁の一方または両方の一部として一体的に形成されている突起物、またはソリッド材料(例:木材)の長形体のみが、非常に浅い深さを有するパネルを含んでパネルの形成に使用できる。それぞれの場合に、スペーサの交互の配向はスペーサの材料の量を減少させる。
【0068】
要約すると、交互配向性(交互の向きの配置)は:
破壊(地震時の捻りや曲り)の影響に対する筒状スペーサの抵抗性を増加させる。1モジュールから3モジュールの幅であるパネル/ブロックのサイドにコネクタとエッジ部を正しく配置させる便宜性のためには、筒状スペーサは好適には平面図的に正方形であることに注目すべきであり;
スペーサの断面の形状(筒状、ソリッド状、I形状、等々)に関わらず、スペーサを形成するのに使用される材料を減らすことができる。
【0069】
図7は、3モジュール幅であり、スペーサがさらに細い筒状体から切断されているパネルを通る断面を図示する。図7において、7.1は、パネルエッジ部またはコネクタの配置が安定的であることを図示し、7.3は追加の手当なくてはそうはならない場合を図示する。
【0070】
図8は、パネルと、パネル起源の要素がどのようにパネルコネクタを挿入して固定することで接続および補強されるか図示する。さらに、図8は、パネルのエッジ部がどのようにパネルエッジ部を挿入して固定することにより完成されて補強されるかを図示する。この断面図は、切り口の幅には関係なく、それらのモジュール型ステーションを要素が維持するように挿入の位置がスペーサによって決定されることを図示する。作業体を非モジュール型作業体に合わせるためには、または、モジュール型クリープの場合にはパネルエッジ部は調節が可能であり、新モジュール型作業体と現存作業体の間のギャップが満たされる必要がある場合には、建設者はパネルコネクタを新規作業体のエッジ部内に配置し、パネルエッジ部を現存作業体の表面に植え込み、それらにライニングを固定する。図8の8.1はパネルコネクタと、その固定具を図示し、8.2はパネルエッジ部と、その固定具を図示する。エクスパンションジョイントが必要なときは、それはスリップジョイントの手段によって達成できることは理解されるであろう。
【0071】
図9は、様々な種類のサブパネルとブロックがどのようにパネルエッジ部と組み合わされてはり部材を形成するか図示する。はり部材とは建物または構造物の一部を支持するための水平、垂直または傾斜した構造部材である。
【0072】
様々なスケールと比率による他の組み合わせが、スケールと環境の幅広い範囲に適合するように組み立てられる。図9において、9.1は長方形はり部材を図示し、9.2はL形状はり部材を図示し、9.3はT形状はり部材を図示し、9.4はZ形状はり部材を図示し、9.5はI形状はり部材を図示し、9.6は三角間隙9.7と、その間隙を跨ぐ接続されたプレート9.8によって分離されている2つのT形状はり部材の組み合わせを図示しており、この場合には、それは、低ピッチの屋根を形成するようにデザインされている傾斜上面を備えたはり部材を形成しており、9.9は、この場合にはカセットのサイドを形成する部分材のサイドが、内部的に接続が可能であることを図示し、9.10ではボルト等がU形状はり部材の内部の位置に配置されている。
【0073】
固定具はパネルエッジ部あるいはそれらの部分材の一時的または永久的な省略を介して挿入できる。図10は、床、壁、天井、等々を形成するために単一またはダブル組み合わせによって平坦パネルを支持する様々なはり部材を図示する。図10では、10.1はパネルを支持する平坦な長方形はり部材を図示する。典型的には、パネルエッジ部10.2はパネルに固定されており、続いて開いたはり部材内にスロット挿入され、両サイドに固定されており、L形状はり部材とパネルが図示されており、10.4はT形状はり部材と2つのパネルを図示する。典型的には、この構造は建造物設備10.7または断熱材10.8を収容できる収納窪部を形成するのに使用される。
【0074】
図11は、図9図10で示すように構築されている家庭用スケールの構造物を通る断面図である。図11の11.1は床、壁および天井を形成するダブルパネル構造物を通る断面を図示し、11.2は外壁と長方形筒状体で形成されたカセット端部クローザへの断熱材およびさらに高い密度の断熱材を図示し、11.3は開口部であり、開口部を横切る支間長部ははり部材11.4で支持され、11.5は2つの隣接するカセットの部分材と9.9で示すような内部接続を通る断面を図示する。外部的には、11.6は換気されている雨用スクリーン外装材を図示する。
【0075】
図12は運送のために製造されたパネル、コネクタ、エッジ部、等々が置かれる長方形筒状体を図示する。図12では、12.1は2以上の筒状体を図示し、12.2はフォークリフトのフォーク等を挿入するスペースを図示し、12.3は積み上げられた商品を筒状体に拘束するストラップを図示する。パネルのエッジ部を保護するため、および、半パネル等を運搬させるため、長形のエッジ部がパネルの開いたサイドに挿入される。少ない荷物の場合には、パネル、パネルコネクタおよびパネルエッジ部は図示のように1つのスタック(集団)に組み合わせることができる。
【0076】
図13はオペレーションIを図示する。その高度技術版では、オペレーションは、好適にはモバイル式である自動化された機械のコンパクトなセットの機械装置により実施される。オペレーションIはトリム(整形)処理されていないシートを受け取り、それらをトリム処理し、後利用のためにトリム処理を継続し、トリム処理されたシートの一部を幅Aの長形体に切断し、残りを後日の利用のために保存し、トリム処理を受けるために基礎シートとして他のシートを受け取り、残りのシートを1つの不規則なサイドを備えたダブルシートに形成し、それらダブルシートを幅Aと幅Bに切断する。続いて様々な幅の長形体を組み合わせ、さらに幅広い筒状体とさらに細い筒状体を形成し、選択された筒状体を切断してスペーサを形成し、これらスペーサとトリム処理されたシートでパネルを形成する。さらに、オペレーションは製造されたパネル、筒状体およびエッジ部を、マシンオペレーションIIへの搬送のために準備されている運搬可能なパックにパッキングする。オペレーションIとオペレーションIIは異なるレベルの技術でもよく、異なる位置であってもよい。
【0077】
図13において、13.1はトリム処理されていないシートのスタックを図示し、13.2はトリム処理されているシートのスタックを図示し、13.3は端材と他の残り物を図示し、13.4はダブルシートを形成するためにシートに固定された端材と残り物を図示し、13.5は異なる幅の長形体に切断されたダブルシートを図示し、13.6は長形体に切断された1枚のシートを図示し、13.7は長形体13.5と13.6から形成されたさらに幅広い筒状体を図示し、13.8は類似した筒状体であるがさらに細くなった筒状体を図示し、13.9はスペーサの長さに切断された筒状体13.7を含んだパネルを図示し、外壁13.2と筒状体13.8はパネルのエッジ部を包囲して補強している。
【0078】
図14はサブアセンブリオペレーションIIを図示する。その高度技術版では、オペレーションは、好適にはモバイル式である自動化されたコンパクトな機械装置によって実行される。オペレーションIIはパネル、コネクタおよびエッジ部を受領し、それらを切断して切断物を組み合わせ、ブロック、はり部材および他の建設要素を形成する。これら要素のタイプ、サイズ、および数量は、要素から組み立てられる構造物の設計から導かれる仕様書にリストアップされている。さらに、オペレーションは選択されたタイプのパッキングパラメータおよび現場外/現場内の構造物から導かれる仕様に従ってパッキングする。図14において、14.1は構造物の設計に関する仕様を図示し、14.2はパネルの供給を図示し、14.3はさらに幅広い筒状体の供給を図示し、14.4はさらに細い筒状体の供給を図示し、14.5は、この場合は予め取り付けられているパネルコネクタと共に典型的なパネルを図示し、14.6は典型的な複合建設要素を図示する。
【0079】
本発明のスコープから逸脱せずに、改良と修正の本願への組み込みが可能である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【国際調査報告】