特表2018-534438(P2018-534438A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2018-534438(P2018-534438A)
(43)【公表日】2018年11月22日
(54)【発明の名称】スマートベルトおよびその制御方法
(51)【国際特許分類】
   A41F 9/00 20060101AFI20181026BHJP
   A61B 5/107 20060101ALI20181026BHJP
   A61B 5/11 20060101ALI20181026BHJP
   A41H 1/02 20060101ALI20181026BHJP
   G01B 7/02 20060101ALI20181026BHJP
【FI】
   A41F9/00 U
   A61B5/107 100
   A61B5/11 200
   A41H1/02 Z
   G01B7/02 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2017-564065(P2017-564065)
(86)(22)【出願日】2016年8月5日
(85)【翻訳文提出日】2017年12月5日
(86)【国際出願番号】KR2016008652
(87)【国際公開番号】WO2018026037
(87)【国際公開日】20180208
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】517425170
【氏名又は名称】ウェルト コーポレーション リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100121821
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 強
(72)【発明者】
【氏名】カン ソンジ
(72)【発明者】
【氏名】ロ へカン
【テーマコード(参考)】
2F063
4C038
【Fターム(参考)】
2F063AA17
2F063AA25
2F063BA29
2F063BA30
2F063BD11
2F063CC10
2F063EC00
2F063GA52
2F063GA65
2F063GA72
2F063LA29
4C038VA04
4C038VA09
4C038VB28
4C038VB31
(57)【要約】
本発明は、スマートベルトおよびその制御方法に関し、本発明に係るベルト装置は、複数の磁石パターンが形成されるストラップ部、ストラップ部がバックル部に固定された状態で、複数の磁石パターンのうち一つを感知する第1センサ部、そして、第1センサ部により感知された磁石パターンに対応する使用者のウエストサイズの長さを求める制御部を含む。ベルト装置は、ストラップ部とバックル部を連結するクリップ部、そして、ストラップ部がバックル部に固定された状態で、クリップ部に加えられる張力を測定する第2センサ部をさらに含むことができる。制御部は、測定された張力に対応するウエストサイズ補正値を利用してウエストサイズの長さを補正することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の磁石パターンが形成されるストラップ部、
前記ストラップ部がバックル部に固定された状態で、前記複数の磁石パターンのうち一つを感知する第1センサ部、そして
前記第1センサ部により感知された磁石パターンに対応する使用者のウエストサイズの長さを求める制御部
を含む、ベルト装置。
【請求項2】
前記ストラップ部と前記バックル部を連結するクリップ部、そして
前記ストラップ部が前記バックル部に固定された状態で、前記クリップ部に加えられる張力を測定する第2センサ部をさらに含み、
前記制御部は、前記測定された張力に対応するウエストサイズ補正値を利用して前記ウエストサイズの長さを補正する、請求項1に記載のベルト装置。
【請求項3】
前記ストラップ部は、前記複数の磁石パターンにそれぞれ対応する複数の孔が形成される、請求項2に記載のベルト装置。
【請求項4】
前記磁石パターンに対応する使用者のウエストサイズの長さは、
前記バックル部または前記クリップ部の所定の箇所から前記複数の磁石パターン別に対応する孔までの距離に定められる、請求項3に記載のベルト装置。
【請求項5】
前記第1センサ部は、磁気センサを含み、
前記第2センサ部は、ストレインゲージ(strain gauge)またはFSR(force sensing resistor)センサを含む、請求項2に記載のベルト装置。
【請求項6】
前記クリップ部は、
前記ストレインゲージまたは前記FSRセンサが装着される装着面が形成されるボディ部、そして
前記複数の磁石パターンの中で前記クリップ部の上部に位置する磁石パターンで発生する磁気信号を前記磁気センサが感知できるように電磁気透過窓が形成されたカバー部
を含む、請求項5に記載のベルト装置。
【請求項7】
前記カバー部の外側に電磁気透過性板が装着される、請求項6に記載のベルト装置。
【請求項8】
前記ベルト装置を着用した使用者の動き情報を感知する第3センサ部をさらに含み、
前記制御部は、
前記第3センサ部で感知された使用者動き情報を利用して前記張力を補正する、請求項2に記載のベルト装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記使用者動き情報に基づいて、使用者が所定の状態である場合、前記ウエストサイズの長さを測定する、請求項8に記載のベルト装置。
【請求項10】
前記測定された張力に対応するウエストサイズ補正値からなるテーブルを格納するメモリ
をさらに含む、請求項2に記載のベルト装置。
【請求項11】
前記複数の磁石パターンは、磁石パターンに含まれた磁石の個数、磁石の位置、および磁石の極性によって互いに異なる磁石パターンと識別される、請求項1に記載のベルト装置。
【請求項12】
バックル部、
複数の磁石パターンと前記複数の磁石パターンにそれぞれ対応する複数の孔が形成されるストラップ部、そして
前記ストラップ部と前記バックル部を連結するクリップ部
を含み、
前記クリップ部は、
前記クリップ部に印加される張力を測定する張力センサが装着される装着面が形成されるボディ部、そして
前記複数の磁石パターンの中で前記クリップ部の上部に位置する磁石パターンで発生する磁気信号を磁気センサが感知できるように電磁気透過窓が形成されたカバー部を含む、ベルト装置。
【請求項13】
複数の磁石パターンが形成されるストラップ部がバックル部に固定された状態で、前記複数の磁石パターンのうち一つを感知するステップ、
前記感知された磁石パターンに対応する使用者のウエストサイズの長さを求めるステップ、
クリップ部に加えられる張力を測定するステップ、そして
前記ウエストサイズの長さを前記測定された張力に対応するウエストサイズ補正値を利用して補正するステップ
を含む、ベルト装置の制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、着用者のウエストサイズの長さを測定できるスマートベルトおよびその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ウェアラブルデバイスは、人が着用できる装置である。ウェアラブルデバイスに関する研究が盛んに進められるにつれ、様々な形態のウェアラブルデバイスが発売されている。現在、発売されているウェアラブルデバイスは、メガネ、バンド、時計、靴などがある。ウェアラブルデバイスは、「体に装着可能である」という特性のため、ヘルスケア分野に多く適用されている。例えば、ウェアラブルバンドは、使用者の運動量、睡眠時間、睡眠の質などを確認し、記録することができる。
【0003】
一方、近年の論文などによれば、ウエストサイズが増えるほど、大脳皮質の厚さが薄くなって認知症になる確率が高くなるものと示された。また、男性の場合、35インチを基準に3.3インチが増える度に大腸がんの発生危険が33%増加することが明らかになった。従って、健康と密接な関係のあるウエストサイズの長さを正確に測定できるウェアラブルデバイスに対する開発が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、本発明が解決しようとする技術的課題は、着用者のウエストサイズの長さを正確に測定できるスマートベルトおよびその制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述の技術的課題を解決するための本発明に係るベルト装置は、複数の磁石パターンが形成されるストラップ部、前記ストラップ部がバックル部に固定された状態で、前記複数の磁石パターンのうち一つを感知する第1センサ部、そして、前記第1センサ部により感知された磁石パターンに対応する使用者のウエストサイズの長さを求める制御部を含む。
【0006】
前記ベルト装置は、前記ストラップ部と前記バックル部を連結するクリップ部、そして、前記ストラップ部が前記バックル部に固定された状態で、前記クリップ部に加えられる張力を測定する第2センサ部をさらに含むことができる。
【0007】
前記制御部は、前記測定された張力に対応するウエストサイズ補正値を利用して前記ウエストサイズの長さを補正することができる。
【0008】
前記ストラップ部は、前記複数の磁石パターンにそれぞれ対応する複数の孔が形成され得る。
【0009】
前記磁石パターンに対応する使用者のウエストサイズの長さは、前記バックル部または前記クリップ部の所定の箇所から前記複数の磁石パターン別に対応する孔までの距離に定められ得る。
【0010】
前記第1センサ部は、磁気センサを含むことができる。
【0011】
前記第2センサ部は、ストレインゲージ(strain gauge)またはFSR(force sensing resistor)センサを含むことができる。
【0012】
前記クリップ部は、前記ストレインゲージまたは前記FSRセンサが装着される装着面が形成されるボディ部、そして、前記複数の磁石パターンの中で前記クリップ部の上部に位置する磁石パターンで発生する磁気信号を前記磁気センサが感知できるように電磁気透過窓が形成されたカバー部を含むことができる。
【0013】
前記カバー部の外側に、電磁気透過性板が接着され得る。
【0014】
前記ベルト装置は、前記ベルト装置を着用した使用者の動き情報を感知する第3センサ部をさらに含むことができる。
【0015】
前記制御部は、前記第3センサ部で感知された使用者動き情報を利用して前記張力を補正することができる。
【0016】
前記制御部は、前記使用者動き情報に基づいて、使用者が所定の状態である場合、前記ウエストサイズの長さを測定することができる。
【0017】
前記ベルト装置は、前記測定された張力に対応するウエストサイズ補正値からなるテーブルを格納するメモリをさらに含むことができる。
【0018】
前記複数の磁石パターンは、磁石パターンに含まれた磁石の個数、磁石の位置、磁石の極性および磁石の強度によって互いに異なる磁石パターンと識別され得る。
【0019】
上述の技術的課題を解決するための本発明の他の実施例に係るベルト装置は、バックル部、複数の磁石パターンと前記複数の磁石パターンにそれぞれ対応する複数の孔が形成されるストラップ部、そして、前記ストラップ部と前記バックル部を連結するクリップ部を含む。
【0020】
前記クリップ部は、前記クリップ部に印加される張力を測定する張力センサが装着される装着面が形成されるボディ部、そして、前記複数の磁石パターンの中で前記クリップ部の上部に位置する磁石パターンで発生する磁気信号を磁気センサが感知できるように電磁気透過窓が形成されたカバー部を含むことができる。
【0021】
上述の技術的課題を解決するための本発明の他の実施例に係るベルト装置の制御方法は、複数の磁石パターンが形成されるストラップ部がバックル部に固定された状態で、前記複数の磁石パターンのうち一つを感知するステップ、前記感知された磁石パターンに対応する使用者のウエストサイズの長さを求めるステップ、前記クリップ部に加えられる張力を測定するステップ、そして、前記ウエストサイズの長さを前記測定された張力に対応するウエストサイズ補正値を利用して補正するステップを含む。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、使用者のウエストサイズの長さを正確に自動で測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の一実施例に係るウエストサイズ管理システムを説明するための図である。
図2】本発明の一実施例に係るスマートベルトを説明するための図である。
図3】本発明の一実施例に係るストラップ部に形成された複数の磁石パターンを説明するために提供される図である。
図4】本発明の一実施例に係る孔に対応する磁石パターンが感知されることを説明するために提供される図である。
図5】本発明の一実施例に係るスマートベルトのクリップ部の細部構成を示した図である。
図6】本発明に係るスマートベルトの電子的構成要素を説明するために提供される図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
それでは、添付の図面を参考にして、本発明の実施例について、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。
【0025】
図1は、本発明の一実施例に係るウエストサイズ管理システムを説明するための図である。
【0026】
図1を参考にすると、本発明に係るウエストサイズ管理システムは、スマートベルト100、ホスト端末200およびサーバ300を含むことができる。もちろん、実施例によって、スマートベルト100およびホスト端末200だけで本発明に係るウエストサイズ管理システムが具現され得る。もちろん、スマートベルト100だけでも本発明に係るウエストサイズ管理システムが具現されることもある。
【0027】
スマートベルト100は、使用者のウエストサイズの長さを測定できる装置であってよい。スマートベルト100は、使用者の腰部分に着用できる。スマートベルト100は、使用者が着用したズボンやスカートが下がらないようにする機能を提供することができる。スマートベルト100は、様々な形態と素材で具現され得る。
【0028】
スマートベルト100は、少なくとも一つのセンサを利用して、使用者がスマートベルト100を着用したか否かを感知するか、使用者の動きを検出するか、使用者のウエストサイズの長さを測定するか、スマートベルト100に加えられる張力を測定することができる。張力は、物体中の任意の面で、その面を境界に両側部分が面に垂直に引っ張る力を意味し得る。また、スマートベルト100は、測定されたウエストサイズの長さをスマートベルト100の張力によって補正することもできる。
【0029】
スマートベルト100は、通信網を通して外部機器と通信をすることができる。一実施例によれば、通信網は、Wi-Fi(登録商標)(Wireless Fidelity)、ホームRF、ブルートゥース(登録商標)、HR WPAN、UWB、LR WPAN、IEEE 1394などのような無線通信技術で具現され得るが、これに限定されるものではない。
【0030】
例えば、スマートベルト100は、ウエストサイズと関連した情報をホスト端末200に伝送することができる。また、スマートベルト100は、張力情報、呼吸情報、使用者の過食情報、使用者の動き情報などをホスト端末200に伝送することもできる。また、スマートベルト100は、使用者の出退勤情報、残業情報、排便情報、座っている総時間情報、発作または落下によるけが情報、喫煙情報、笑い情報などのような使用者の活動情報をホスト端末200に伝送することもできる。
【0031】
ホスト端末200は、情報を出力できるディスプレイを含むデバイスであってよい。ホスト端末200は、スマートベルト100またはサーバ300から伝送された各種の情報を出力することができる。例えば、ホスト端末200は、スマートベルト100から伝送された使用者の健康と関連した情報(例えば、ウエストサイズと関連した情報)に基づいて報知メッセージ、警告メッセージを出力することができる。
【0032】
また、ホスト端末200は、スマートベルト100から伝送された情報に基づいて、使用者のウエストサイズの長さ、使用者の活動情報などを自体生成することもできる。一実施例に係るホスト端末200は、様々な形態で具現され得る。例えば、ホスト端末200は、デジタルカメラ、スマートフォン(smart phone)、ノートパソコン(laptop computer)、タブレットPC、電子ブックリーダー、デジタル放送用端末機、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、ナビゲーション、MP3プレーヤーなどがあり得るが、これに限定されるものではない。本明細書において記述されるホスト端末200は、使用者により着用され得る装置(wearable device)であってよい。ウェアラブルデバイスは、アクセサリ型装置(例えば、時計、指輪、ブレスレット、アンクレット、ネックレス、メガネ、コンタクトレンズ)、頭着用型装置(head−mounted−device(HMD))、織物または衣類一体型装置(例:電子衣服)、身体装着型装置(例えば、スキンパッド(skin pad))、または生体移植型装置(例:implantable circuit)の少なくとも一つを含むことができる。
【0033】
使用者は、ホスト端末200に表示されるウエストサイズに関する情報(説明の便宜上、ウエストサイズ情報とも表現する)を確認することにより、自身の健康状態を確認することができる。ウエストサイズは、代謝症候群の判断必須条件であり、肥満の判断時、ボディマス指数(BMI)よりさらに重要な要素として用いられる。従って、使用者に正確なウエストサイズ情報を提供し、使用者のウエストサイズ情報を管理するシステムが必要である。
【0034】
サーバ300は、スマートベルト100およびホスト端末200とデータを送受信するためのものであって、例えば、クラウドサーバ、個人化サーバ、医療機関サーバ、健康情報格納サーバのうち一つであってよい。健康情報格納サーバには、EMR(Electronic medical record)サーバ、HER(Electronic Health Record)サーバ、PHR(Personal health Record)サーバなどがあり得るが、これに限定されるものではない。
【0035】
サーバ300は、インテリジェンスエンジンを通してスマートベルト100で測定されたウエストサイズ情報、使用者の動き情報、張力情報などを分析することができる。例えば、サーバ300は、スマートベルト100の張力情報に基づいて、ウエストサイズを補正するか、または補正されたウエストサイズ情報に基づいて使用者の腹部肥満危険度および/または代謝症候群を判断することができる。
【0036】
図2は、本発明の一実施例に係るスマートベルトを説明するための図である。
【0037】
図2を参考にすると、スマートベルト100は、バックル部110、クリップ部120、およびストラップ部130を含むことができる。
【0038】
バックル部110は、ストラップ部130を固定できる装置を含むことができる。バックル部110は、シンチバックル(cinch buckle)、リングバックル(ring buckle)、プレートバックル(plate buckle)、レクタンギュラーバックル(Rectangular buckle)、クラスプバックル(clasp buckle)、フレームバックル(frame buckle)、トレンチバックル(trench buckle)等、様々な形態で具現され得る。
【0039】
図2に例示したバックル部110は、ストラップ部130に形成された複数の孔131の中でいずれか一つに差し込まれてストラップ部130を固定するためのピン形態の固定部111を含むことができる。
【0040】
クリップ部120は、バックル部110とストラップ部130を連結する部分であり、スマートベルト100の電子的構成要素を収容することができる。
【0041】
クリップ部120は、カバー部1210とボディ部1220を含むことができる。
【0042】
ボディ部1220は、バックル部110とストラップ部130を連結し、電子的構成要素を取り付けることができる。ここで、スマートベルト100の電子的構成要素は、磁気センサ、張力センサ、慣性センサ、プロセッサ、メモリ、バッテリー、通信インターフェースなどを含むことができる。
【0043】
カバー部1210は、電子的構成要素が取り付けられるボディ部1220を覆うことができる構造を有する。
【0044】
ストラップ部130は、ひも(strap)形態で具現され得、革や布のような様々な素材でなされ得る。
【0045】
ストラップ部130は、複数の孔131が形成され得る。複数の孔131のうち一つに固定部111を差し込み、スマートベルト100の周りを使用者のウエストサイズに合うように調整することができる。ここで、スマートベルト100の周りは、使用者がスマートベルト100を着用した状態で固定部111が差し込まれた孔から始まってまた該当孔までの距離を意味する。
【0046】
ストラップ部130は、複数の磁石パターン(図示しない)を含むことができる。
【0047】
図3は、本発明の一実施例に係るストラップ部に形成された複数の磁石パターンを説明するために提供される図であり、図4は、本発明の一実施例に係る孔に対応する磁石パターンが感知されることを説明するために提供される図である。
【0048】
図3を参考にすると、複数の磁石パターン132は、目に見えないようにストラップ部130の内部に位置し得る。複数の磁石パターン132は、該当磁石パターンに含まれた磁石の個数、磁石の位置、磁石の極性および磁石の強度によって互いに異なる磁石パターンと識別され得る。
【0049】
一方、複数の孔131は、ストラップ部130の長手方向に一定間隔で形成され得る。同様に、複数の磁石パターン132もストラップ部130の長手方向に一定間隔で形成され得る。複数の孔131間の間隔と、複数の磁石パターン132間の間隔は、互いに同一であってよい。
【0050】
図3においては、複数個の磁石パターン132が2個の磁石または1個の磁石をそれぞれ含み、磁石の極性と磁石の位置を相違に組み合わせて互いに異なる磁石パターンと識別されるようにした例を示した。
【0051】
もちろん、一つの磁石パターンに含まれる磁石の個数を3個以上とするか、または1個のみに制限することも可能である。磁石の配置位置も、図3において例示した以外に他の方法で配置することも可能である。一方、磁気センサが磁石の強度を段階的に区分できる場合は、磁石パターンに含まれた磁石の強度を相違に組み合わせて他の磁石パターンと識別されるように具現することも可能である。
【0052】
複数の孔131と複数の磁石パターン132は、互いに対応する孔と磁石パターン同士で一定間隔を有するようにストラップ部130に配置され得る。例えば、図3においてストラップ部130の末端部分に位置した孔(図3において最も右側に位置した孔)に固定部111が差し込まれると、図4に例示したように、該当孔に対応する2個のN極からなる磁石パターンがクリップ部120に位置するようにすることができる。
【0053】
このような構成によれば、クリップ部120に位置した磁石パターンをクリップ部120に収容された磁気センサが感知することで、固定部111が複数の孔131の中でどの孔に差し込まれているかを判断することができる。もちろん、磁気センサにより磁石パターンが感知されなければ、使用者がスマートベルト100を着用していないものと判断できる。
【0054】
もちろん、実施例によって、磁気センサがクリップ部120ではなくバックル部110に配置するか、またはストラップ部130の一部分に配置させることもできる。この場合にも、固定部111が差し込まれた孔に対応する磁石パターンが磁気センサ上に位置するように孔と磁石パターンとの間の間隔を定めればよい。
【0055】
一方、実施例によって、ストラップ部130を両面の色相を相違にするか、またはデザインを相違にすることで、使用者がストラップ部130の両面を交互に利用できる場合がある。この場合、ストラップ部130を両面の中でどちらを外側になるようにするかによって磁石パターンが逆(reverse)となるようになる。例えば、ストラップ部130の一面で2個のN極磁石を含む磁石パターンは、他面では逆に2個のS極磁石を含む磁石パターンと認識され得る。
【0056】
従って、ストラップ部130の一面で認識される磁石パターンと、他面で認識される磁石パターンが重複しないようにすることができる。そして、ストラップ部130の各孔毎に一面での磁石パターンと他面での磁石パターンを対に対応させておくことができる。すると、ストラップ部130の両面の中でどの面が外側になっても、感知される磁石パターンによりどの孔に固定部111が差し込まれたかを認識することができる。
【0057】
一方、実施例によって、ストラップ部130の両面を認識できるセンサ(図示しない)をさらに備え、ストラップ部130のどの面が外側になったかを判断し、それによって感知された磁石パターンに対応する孔を認識するように構成することも可能である。例えば、ストラップ部130の一端に両面を認識できる磁石を形成し、クリップ部120に備えられた別途のセンサを通してストラップ部130のどの面が外側になったかを判断するように具現することができる。もちろん、それ以外に、他の方法が利用されてもよい。
【0058】
図5は、本発明の一実施例に係るスマートベルトのクリップ部の細部構成を示した図である。
【0059】
図5を参考にすると、ボディ部1220は、張力センサ(図示しない)が装着される装着面1221が形成され得る。張力センサは、ストレインゲージ(strain gauge)またはFSR(force sensing resistor)センサで具現され得るが、これに限定されるものではない。
【0060】
ストレインゲージは、物体が変形を起こすとき、電気的抵抗が変わる特性から物体の変形率を測定することができる。FSR(force sensing resistor)センサは、表面に加えられた力や圧力による抵抗変化を利用して動的な力(例えば、張力)を測定することができる。
【0061】
装着面1221に装着された張力センサは、スマートベルト100に加えられる張力または張力の変化量などを測定することができる。例えば、使用者がスマートベルト100を着用した状態で、スマートベルト100に張力が加えられると、ボディ部1220に微細な変形が発生し得る。ストレインゲージまたはFSRセンサは、装着面1221に装着され、装着面1221に発生する変形を感知してスマートベルト100に加えられる張力または張力の変化量などを測定することができる。
【0062】
カバー部1210とボディ部1220は、耐久性のために金属性素材で具現され得る。ところが、金属性物体は、電波と磁気成分を遮蔽する。従って、クリップ部120の上に位置した磁石パターンを磁気センサが感知し、外部と通信できるように、カバー部1210は、電磁気透過窓1211が形成され得る。
【0063】
電磁気透過窓1211は、カバー部1210に孔形態に形成され得る。そして、カバー部1210の外側には電磁気透過性板1212が装着され、内部電子的構成要素が外部に露出することを防止することができる。
【0064】
もちろん、実施例によって、電磁気透過性素材で電磁気透過窓1211をカバー部1210の一部分に形成されるようにすることもできる。
【0065】
カバー部1210は、実施例によって、充電またはデータ入出力のためのポート孔1213が形成されてもよい。例えば、Micro 5−pin USBポートを通してスマートベルト100は内部バッテリーを充電できる。
【0066】
図6は、本発明に係るスマートベルトの電子的構成要素を説明するために提供される図である。
【0067】
図6を参考にすると、スマートベルト100は、慣性センサ(IMUセンサ)141、磁気センサ143、張力センサ145、制御部150、通信部160、メモリ170および電源部180を含むことができる。しかし、示された構成要素がいずれも必須構成要素であるのではない。示された構成要素より多くの構成要素によりスマートベルト100が具現されることもあり、それより少ない構成要素によってもスマートベルト100は具現され得る。
【0068】
慣性センサ(IMUセンサ)141は、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサの少なくとも一つを含むことができ、物体の動きまたは姿勢を測定することができる。
【0069】
一実施例によれば、慣性センサ141は、使用者の動き情報を獲得することができる。使用者の動き情報は、スマートベルト100を着用した使用者の動きに関する情報であってよい。例えば、使用者の動き情報は、使用者の移動速度情報、使用者の移動方向情報、使用者の傾き情報の少なくとも一つを含むことができるが、これに限定されるものではない。使用者の動き情報は、使用者の生体情報(例えば、体温情報、呼吸情報、汗排出量情報等)、使用者の位置情報(例えば、GPS座標値情報、地域情報、建物情報、一定時間の間の位置変化量情報等)を含むこともできる。使用者の生体情報および使用者の位置情報は、慣性センサ141以外に他のセンサにより測定され得る。
【0070】
慣性センサ141は、使用者の動き情報を獲得する場合、制御部150に使用者の動き情報を伝達することができる。
【0071】
磁気センサ143は、スマートベルト100を使用者が着用したとき、ストラップ部130に形成された複数の磁石パターン132の中で一つを感知する機能を果たす。このために、磁気センサ143は、ホールセンサ(Hall sensor)で具現され得る。もちろん、磁石パターンを感知することができれば、ホールセンサではなく他の形態の磁気センサが利用されても構わない。ホールセンサの個数は、磁石パターンに含まれ得る最大磁石の個数と同一の個数であってよい。
【0072】
磁気センサ143は、感知された磁石パターン情報を制御部150に伝達することができる。
【0073】
張力センサ145は、スマートベルト100に加えられる張力または張力の変化量などを測定するセンサであってよい。ここで、張力センサ145は、図3において検討したように、FSR(force sensing resistor)センサまたはストレインゲージを含むことができるが、これに限定されるものではない。
【0074】
張力センサ145は、クリップ部120のボディ部1220に形成された装着面1221に装着され得る。もちろん、スマートベルト100に加えられる張力を測定することができれば、スマートベルト100の他の位置に装着されることも可能である。
【0075】
張力センサ145は、スマートベルト100に加えられる張力を測定すると、測定された張力情報を制御部150に伝達することができる。
【0076】
制御部150は、運営体制または応用プログラムを駆動して制御部150に連結された多数のハードウェアまたはソフトウェア構成要素を制御することができ、各種のデータ処理および演算を遂行することができる。
【0077】
例えば、制御部150は、慣性センサ141、磁気センサ143、張力センサ145から獲得された情報を利用して使用者のウエストサイズの長さを求めることができる。また、制御部150は、通信部160を制御して、外部のホスト端末200とウエストサイズの長さと関連した各種のデータを交換することができる。
【0078】
図2に例示したように、複数の孔131が一定間隔でストラップ部130に形成されている場合、磁気センサ143から感知された磁石パターン情報だけでは正確な使用者のウエストサイズの長さを求めることができない。感知された磁石パターン情報で求めることができるのは、使用者に着用されたスマートベルト100の周りの長さである。
【0079】
従って、制御部150は、磁気センサ143から感知された磁石パターン情報でおおよその使用者のウエストサイズの長さを求め、張力センサ145から求められた張力情報を利用して使用者のウエストサイズの長さを正確に補正することができる。
【0080】
例えば、制御部150は、測定された張力と格納された基準張力情報を利用して、感知された磁石パターン情報でおおよそに求められたウエストサイズの長さを補正することができる。このとき、基準張力情報は、張力基盤標準テーブルを含むことができる。
【0081】
張力基盤標準テーブルは、張力とウエストサイズ補正値をマッチングしたテーブルであってよい。一実施例によれば、張力基盤標準テーブルに含まれたウエストサイズ補正値は、使用者の身体情報(例えば、性別、年齢、身長、体重、体型等)を考慮して算出されてもよい。
【0082】
張力基盤標準テーブルは、実験データを通して生成され得る。例えば、特定性別、年齢、身長、体重を有する使用者に対してスマートベルト100を着用させた状態でスマートベルト100の周りと張力を測定する。そして、使用者の実際のウエストサイズの長さを実測したデータ、スマートベルト100の周りおよび張力などの相関関係を分析することができる。これにより、張力とそれに対応するウエストサイズ補正値を求めて、張力基盤標準テーブルを生成することができる。
【0083】
例えば、張力基盤標準テーブルによれば、張力が0gである場合は、ウエストサイズ補正値が「0」であり、張力が0gから増加すればするほどウエストサイズ補正値も益々増加し得る。例えば、張力が400gとなる場合、ウエストサイズ補正値は「+2cm」であり、張力が700gとなる場合、ウエストサイズ補正値は「+4cm」であり得る。
【0084】
一方、スマートベルト100を着用した使用者が座っているか横になっている場合、または使用者が人為的に腹部に力を集中する場合、磁気センサ143から感知された磁石パターン情報と、張力センサ145から求められた張力情報を利用しても、ウエストサイズの長さを正確に測定することができない。従って、使用者がウエストサイズを測定することを自覚せず、直立微動姿勢でウエストサイズを測定することが最も正確であり得る。ここで、直立微動姿勢は、使用者が正しく立っている状態でほとんど動かない姿勢を意味し得る。
【0085】
従って、制御部150は、慣性センサ141を通して感知された使用者の動き情報を利用して、使用者が、現在、正しく立っている状態を判断する。そして、使用者が、現在、正しく立っている状態と判断されれば、制御部150は、感知された磁石パターン情報と張力情報を利用して使用者のウエストサイズの長さを求めることができる。
【0086】
実施例によって、制御部150は、慣性センサ141または使用者の移動速度を測定できる別途のセンサ(図示しない)から測定された情報を利用して使用者の移動速度(例えば、歩行速度)を判断し、予め定められた基準以下で使用者が移動する場合は、使用者のウエストサイズの長さの測定を遂行することもできる。
【0087】
一方、制御部150は、張力センサ145で測定された張力値の変化量に基づいて、呼吸周期を検出することができる。また、制御部150は、検出された呼吸周期が安定呼吸周期であるかを判断できる。例えば、呼吸周期が3〜5秒であり、1分当たりの呼吸数が12−20回である場合、制御部150は、使用者の呼吸が安定した状態であると判断できる。これに対して、呼吸周期が3秒未満であり、1分当たりの呼吸数が20回を超える場合、制御部150は、呼吸が不安定な状態であると判断できる。
【0088】
制御部150は、使用者の呼吸が安定した状態で使用者の動き情報を利用して、使用者が、現在、正しく立っている状態と判断されれば、感知された磁石パターン情報と張力情報を利用して使用者のウエストサイズの長さを求めることができる。
【0089】
使用者のウエストサイズの長さを算出する時に用いられる張力値は、一定時間、例えば、呼吸周期の間の測定された張力値の平均値が利用されてもよい。
【0090】
一方、実施例によって、使用者が、現在、正しく立っていると判断されていない状態でもウエストサイズの長さを測定することも可能である。例えば、使用者が斜めに立っている状態で測定された第1ウエストサイズの長さは、使用者の実際のウエストサイズの長さと誤差があり得る。従って、制御部150は、使用者の人体モデリング情報を利用して、第1ウエストサイズの長さを使用者が直立微動状態で測定された第2ウエストサイズの長さに変換することもできる。
【0091】
使用者の人体モデリング情報は、マシンラーニング(machine learning)技法で、使用者の姿勢とウエストサイズとの関係を分析した情報であってよい。例えば、使用者の人体モデリング情報は、座っている時と立っている時のウエストサイズの差、直立状態である時と斜めに立っている時のウエストサイズの差、立っている時と歩く時のウエストサイズの差、食事前と食事後のウエストサイズの差などを含むことができるが、これに限定されるものではない。
【0092】
一方、制御部150は、使用者の動き状態によって、張力センサ145で測定された張力値を補正することもできる。例えば、使用者が斜めに立っている状態で第1張力値が測定された場合、測定された第1張力値を直立微動状態の時の張力値に補正することができる。
【0093】
制御部150は、使用者のウエストサイズの長さを測定した結果を特定イベントが発生する度にホスト端末200またはサーバ300に通信部160を通して伝達することができる。例えば、制御部150は、使用者のウエストサイズが1cm増加するイベントが発生する度にホスト端末200にウエストサイズに関する情報を伝送することができる。もちろん、制御部150は、所定の期間の間、スマートベルト100で獲得されたウエストサイズに関する情報全てをホスト端末200やサーバ300に伝送することもできる。ここで、ウエストサイズに関する情報は、ウエストサイズの長さおよびウエストサイズの測定時間情報を含むことができる。
【0094】
制御部150は、測定されたウエストサイズ情報に基づいて、使用者が腹部肥満であるか否かを判断することもできる。このために、事前に使用者の年、性別、年齢、身長、体重などの使用者情報がスマートベルト100に提供され得、使用者情報とウエストサイズ情報を利用して腹部肥満であるか否かを判断するためのプログラムがスマートベルト100に設けられていてよい。
【0095】
制御部150は、スマートベルト100の着脱情報、使用者の動き情報、磁石パターン情報および張力情報などに基づいて使用者の活動情報を生成することもできる。ここで、使用者の活動情報は、使用者が起きてから寝るまで行われる活動に関する情報を意味し得る。例えば、使用者の活動情報は、使用者の出退勤時間情報、残業情報、排便情報、笑い情報、飲酒情報、喫煙情報、発作情報、落下によるけが情報、運転時間情報、一日中座っている時間情報、登下校時間情報、運動練習時間情報、過食情報などを含むことができる。一実施例によれば、スマートベルト100は、使用者の活動に対応する動き(例えば、加速度値、角速度値、張力値等)をパターン化したパターン情報を獲得し、パターン情報をメモリに格納することができる。そして、スマートベルト100は、メモリに格納されたパターン情報と、現在、測定される使用者の動きを比較することで、使用者の活動情報を生成することができる。このために、スマートベルト100は、先に説明した使用者の活動情報を生成するためのプログラムが設けられていてよい。
【0096】
通信部160は、スマートベルト100とホスト端末200またはスマートベルト100とサーバ300の間にデータを交換できるように通信機能を果たす。通信部160は、ブルートゥース(登録商標)通信、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)通信、近距離無線通信(Near Field Communication unit)、WLAN(Wi−Fi(登録商標))通信、ジグビー(Zigbee(登録商標))通信、赤外線(IrDA、infrared Data Association)通信、WFD(Wi−Fi Direct)通信、UWB(ultra wideband)通信、Ant+通信などの近距離通信を提供することができる。実施例によって、通信部160は、2G、3G、4G、ワイブロ等の移動通信機能を提供することもできる。
【0097】
メモリ170は、スマートベルト100の動作と関連した各種の情報、データおよびプログラムを格納することができる。メモリ170は、内蔵メモリまたは外装メモリを含むことができる。外装メモリは、様々なインターフェースを通してスマートベルト100と機能的におよび/または物理的に連結され得る。また、スマートベルト100は、インターネット(internet)上でメモリ170の格納機能を果たすウェブストレージ(web storage)を運営することもできる。
【0098】
電源部180は、スマートベルト100の電子的構成要素に動作電源を供給する機能を果たす。電源部180は、充電可能なバッテリーで具現できる。もちろん、実施例によって、電源部180は、使い捨てのバッテリーで具現することもできる。
【0099】
これまで、スマートベルト100で使用者のウエストサイズの長さを求めるものと説明したが、これに限定されない。スマートベルト100では、慣性センサ141、磁気センサ143、張力センサ145などで測定された情報をホスト装置200またはサーバ300に通信網を通して提供する機能だけを果たすこともできる。この場合、ホスト装置200またはサーバ300で慣性センサ141、磁気センサ143、張力センサ145などで測定された情報を利用して使用者のウエストサイズの長さを求めることも可能である。
【0100】
また、ホスト装置200またはサーバ300で慣性センサ141、磁気センサ143、張力センサ145などで測定された情報に基づいて使用者が腹部肥満であるか否かを判断するか、または使用者の活動情報などを生成することもできる。
【0101】
本発明の実施例に係る方法は、様々なコンピュータ手段を通して遂行され得るプログラム命令形態で具現され、コンピュータ読み取り可能な媒体に記録され得る。前記コンピュータ読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独で、または組み合わせて含むことができる。前記媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特に設計され、構成されたものであるか、またはコンピュータソフトウェア当業者に公知になって使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピーディスク(登録商標)および磁気テープのような磁気媒体(magnetic media)、CD−ROM、DVDのような光記録媒体(optical media)、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気−光媒体(magneto−optical media)、およびロム(ROM)、ラム(RAM)、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納し、遂行するように特に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例には、コンパイラにより作られるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータにより実行され得る高級言語コードを含む。
【0102】
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、本発明の権利範囲は、これに限定されるものではなく、下記の請求の範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の種々の変形および改良形態もまた本発明の権利範囲に属する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】