(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2018-537362(P2018-537362A)
(43)【公表日】2018年12月20日
(54)【発明の名称】切換可能な着座ユニットおよび座席配置
(51)【国際特許分類】
B60N 2/005 20060101AFI20181122BHJP
B64D 11/06 20060101ALN20181122BHJP
【FI】
B60N2/005
B64D11/06
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2018-540200(P2018-540200)
(86)(22)【出願日】2016年10月12日
(85)【翻訳文提出日】2018年5月14日
(86)【国際出願番号】CN2016101856
(87)【国際公開番号】WO2017067409
(87)【国際公開日】20170427
(31)【優先権主張番号】62/243,713
(32)【優先日】2015年10月20日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA
(71)【出願人】
【識別番号】518140243
【氏名又は名称】バタフライ、フレキシブル、シーティング、ソリューションズ、リミテッド
【氏名又は名称原語表記】BUTTERFLY FLEXIBLE SEATING SOLUTIONS LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】100091982
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100082991
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 泰和
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100141830
【弁理士】
【氏名又は名称】村田 卓久
(72)【発明者】
【氏名】リー、ジェームズ、シン、ヒン
【テーマコード(参考)】
3B087
【Fターム(参考)】
3B087AA00
3B087AA09
3B087BA00
3B087BD02
3B087BD13
3B087CB01
(57)【要約】
第1の座席(206、210)と、隣接する第2の座席(208、212)と、を含み、着座ユニット(202、204)は、第1の座席(206、210)および第2の座席(208、212)のそれぞれがその上に座っている乗員を受け入れるように適合する第1の構成と、第1の座席(206、210)および第2の座席(208、212)の上に横たわる乗員を共同で支持するように適合する第2の構成と、の間で切換可能であり、着座ユニット(202、204)が第1の構成にあるとき、第1の座席(206、210)の後部の空間(215)へのアクセスができず、着座ユニット(202、204)が第2の構成にあるとき、空間(215)へのアクセスが可能となる、着座ユニット(202、204)が開示され、着座ユニット(202、204)は、第1の座席(206、210)内の乗客に広く増加した知覚を与え、エコノミークラス構成とビジネスクラス構成との間の十分な区別をもたらす。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
着座ユニット(202、204)であって、
第1の座席(206、210)と、隣接する第2の座席(208、212)と、を含み、
前記着座ユニットは、前記第1の座席および前記第2の座席のそれぞれがその上に座っている乗員を受け入れるように適合する第1の構成と、前記第1の座席および前記第2の座席の上に横たわる乗員を共同で支持するように適合する第2の構成と、の間で切換可能であり、
前記着座ユニットが前記第1の構成にあるとき、前記第1の座席の後部の空間(215)へのアクセスができず、前記着座ユニットが前記第2の構成にあるとき、前記空間へのアクセスが可能となる、着座ユニット。
【請求項2】
前記第1の座席は、座席背もたれ(206b、210b)を含み、前記座席背もたれは、前記着座ユニットが前記第1の構成であるときに、前記第1の座席の後部で前記第1の座席から概ね上方に延びて、前記空間へのアクセスを阻害する、請求項1に記載の着座ユニット。
【請求項3】
前記着座ユニットが前記第2の構成にあるとき、前記座席背もたれは、前記第1の座席の前記後部から離れて前記空間へのアクセスを可能にする、請求項2に記載の着座ユニット。
【請求項4】
前記空間の水平断面は略三角形である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の着座ユニット。
【請求項5】
前記空間は、上部カバー(216)によって部分的に画定される、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の着座ユニット。
【請求項6】
前記上部カバーの外面(218)は上方を向くとともに略水平である、請求項5に記載の着座ユニット。
【請求項7】
前記上部カバーの外面が略平坦である、請求項5または6に記載の着座ユニット。
【請求項8】
前記着座ユニットが前記第2の構成にあるとき、前記第1の座席の第1の背面と前記第2の座席の第2の背面とは、その上に横たわる乗員を支持するように、共同で略同一平面を形成するようになっている、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の着座ユニット。
【請求項9】
前記着座ユニットが前記第2の構成にあるとき、前記第1の座席および前記第2の座席の上に、その上に横たわる乗員を支持するように支持体(214)を配置可能である、請求項1記載の着座ユニット。
【請求項10】
少なくとも第1の着座ユニット(202)と第2の着座ユニット(204)とを含む着座ユニット配置(200)であって、
前記第1および第2の着座ユニットの各々は、少なくとも2つの座席(206、208、210、212)を含み、
少なくとも前記第1の着座ユニットは、請求項1に記載の着座ユニットである、着座ユニット配置。
【請求項11】
前記第1および第2の着座ユニットの一方が、前記第1および第2の着座ユニットの他方の前方にあり、
前記第1および第2の着座ユニットの座席は、同一の方向(G)を向いている、請求項10に記載の着座ユニット配置。
【請求項12】
前記第1の着座ユニットおよび前記第2の着座ユニットのそれぞれは、請求項1に記載の着座ユニットであり、
前記第1の着座ユニットは、前記第2の着座ユニットの前方にあり、前記第1および第2の着座ユニットの前記座席は同一の方向を向いており、
前記第1の着座ユニットの前記空間は、少なくとも第1の側壁(215)によって部分的に画定され、前記第2の着座ユニットの前記空間は、少なくとも第2の側壁(217)によって部分的に画定され、
前記第1および第2の着座ユニットの前記座席が面する方向は、前記第1の側壁の第1の端部(216a)と前記第2の側壁の第2の端部(220a)とを接続する線(E−E)に対して傾斜している、請求項11に記載の着座ユニット配置。
【請求項13】
前記第1および第2の着座ユニットの前記座席が面する方向は、前記第1の側壁の前記第1の端部と前記第2の側壁の前記第2の端部とを接続する前記線に対して鋭角的に傾斜している、請求項12に記載の着座ユニット配置。
【請求項14】
請求項10乃至13のいずれか一項に記載の座席配置を含む輸送車両であって、少なくとも前記第1および第2の着座ユニットの前記座席は、前記輸送車両の移動方向に対して傾斜した方向を向く、輸送車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、これに限定されるものではないが、例えば航空機等の輸送車両への使用に適する、切換可能な着座ユニットおよびこのような切換可能な着座ユニットを含む座席配置に関する。
【背景技術】
【0002】
航空機内には複数のクラスの客室を配置することが一般的である。比較的高密度に詰め込まれたエコノミークラスに加えて、通常、プレミアムクラス(またはビジネスクラス)用の独立した客室エリアが存在し、このプレミアムクラスは、座席の密度が低く、高い費用を払うことができる乗客を満足させるための座席幅と足元空間が広がっている。
【0003】
このような客室の構成、すなわちエコノミークラスとプレミアムクラスとの間の比率は固定されていることが多く、迅速かつ容易に変更することはできない。一方、もちろん、エコノミークラスの座席とプレミアムクラスの座席の需要は、異なる飛行や異なる季節によって異なる場合がある。固定された1つの構成がすべてのフライトに合致したり、プレミアム座席やエコノミー座席のさまざまな要求に適応したりすることができないため、航空会社は利益を最大化するように運営することはできない。
【0004】
切換可能な着座ユニットが提案されている。このような着座ユニットは、通常、各列の座席数を変えることによって座席の幅を調整することにより、異なる座席密度の座席配置に切換えることができる。例えば、米国特許第6715716号明細書は、隣接する後列の座席のためのレッグサポートを形成するために、前列の座席の背部の一部が可動となっている座席組立体を開示している。
【0005】
しかしながら、米国特許第6715716号明細書の座席組立体においては、より多くの足元空間が利用可能であるが、これは乗客がほとんどの飛行時間中に採用することを望まない寝姿勢にのみ適している。衛生上の理由から、乗客はレッグサポートに変換できる座席を占有したくないかもしれない。いずれにせよ、前列の座席を徹底的に清掃する必要がある。さらに、このような従来の切換可能な着座ユニットは、エコノミークラス構成とビジネスクラス構成とを十分に区別することができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許第6715716号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、上述の欠点が緩和され、あるいは少なくとも商業と公共の有用な代替品を提供可能な、切換可能な着座ユニット、そのような切換可能な着座ユニットを組み込んだ座席配置、およびこのような座席配置を組み込んだ輸送車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の態様によれば、着座ユニットであって、第1の座席と、隣接する第2の座席と、を含み、前記着座ユニットは、前記第1の座席および前記第2の座席のそれぞれがその上に座っている乗員を受け入れるように適合する第1の構成と、前記第1の座席および前記第2の座席の上に横たわる乗員を共同で支持するように適合する第2の構成と、の間で切換可能であり、前記着座ユニットが前記第1の構成にあるとき、前記第1の座席の後部の空間へのアクセスができず、前記着座ユニットが前記第2の構成にあるとき、前記空間へのアクセスが可能となる、着座ユニットを提供する。
【0009】
本発明の第2の態様によれば、少なくとも第1の着座ユニットと第2の着座ユニットとを含む座席配置であって、前記第1および第2の着座ユニットの各々は、少なくとも2つの座席を含み、少なくとも前記第1の着座ユニットは、前記第1の座席および前記第2の座席のそれぞれがその上に座っている乗員を受け入れるように適合する第1の構成と、第1の座席および前記第2の座席の上に横たわる乗員を共同で支持するように適合する第2の構成と、の間で切換可能であり、前記第1の着座ユニットが前記第1の構成にあるとき、前記第1の座席の後部の空間へのアクセスができず、前記第1の着座ユニットが前記第2の構成にあるとき、前記空間へのアクセスが可能となる、座席配置を提供する。
【0010】
本発明の第3の態様によれば、座席配置を含む輸送車両であって、前記座席配置は、少なくとも第1の着座ユニットと第2の着座ユニットとを含み、前記第1および第2の着座ユニットの各々は、少なくとも2つの座席を含み、少なくとも前記第1の着座ユニットは、前記第1の座席および前記第2の座席のそれぞれがその上に座っている乗員を受け入れるように適合する第1の構成と、第1の座席および前記第2の座席の上に横たわる乗員を共同で支持するように適合する第2の構成と、の間で切換可能であり、前記第1の着座ユニットが前記第1の構成にあるとき、前記第1の座席の後部の空間へのアクセスができず、前記第1の着座ユニットが前記第2の構成にあるとき、前記空間へのアクセスが可能となる、少なくとも前記第1および第2の着座ユニットの前記座席は、前記輸送車両の移動方向に対して傾斜した方向を向く、輸送車両を提供する。
【0011】
本発明の一実施形態による着座ユニット、そのような着座ユニットを組み込んだ座席配置、およびそのような座席配置を組み込んだ運搬車両を、一例としての添付の図面を参照して以下に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図2】
図2は、第1の構成における本発明の一実施の形態による座席配置の平面図である。
【
図3】
図3は、第2の構成における
図2の座席配置の平面図である。
【
図4】
図4は、
図3の座席配置の側面図であり、乗員を示していない図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1は、一般的に符号100で示された従来技術の座席配置を示しており、2つの着座ユニット102、104が前後に配置されている。着座ユニット102は、互いに並んだ2つの座席102a、102bを含んでいるが、座席102bは、座席102aのわずかに前方にある。座席104は、互いに並んだ2つの座席104a、104bを含んでいるが、座席104bは、座席104aに対してわずかに前方にある。全ての座席102a、102b、104a、104bは、座席配置100が設置されている輸送車両(例えば、航空機)の同じ方向、すなわち進行方向(
図1の矢印Aで示す)を向いている。さらに、座席102a、102b、104a、104bは全て、着座ユニット102の構成要素または一部と、着座ユニット104の対応する同一の構成要素または部分とを接合する線D−Dに平行な同一の方向を向いている。
【0014】
図2、
図3および
図4は、本発明の一実施形態による座席配置を示しており、これを符号200で概略的に示す。
図2に示す座席配置200は、2つの同一の構造をもつ着座ユニット202、204を含み、着座ユニット204は、着座ユニット202の前方かつ着座ユニット202に平行に位置している。着座ユニット202は、互いに隣接する2つの座席206、208を含み、座席208は、座席206に対してわずかに前方にある。座席206は、互いに回動可能に係合するシートパン206aと座席背もたれ206bとを有する。
図2に示す構成では、座席背もたれ206bは、座席206の後部にあり、シートパン206aから上方に延びている。同様に、座席208は、互いに回動可能に係合されたシートパン208aと座席背もたれ208bとを有する。
図2に示す構成では、座席背もたれ208bは座席208の後部にあり、シートパン208aから上方に延びている。着座ユニット204は、互いに隣接する2つの座席210、212を含み、座席212は、座席210に対してわずかに前方にある。座席210は、互いに回動可能に係合されたシートパン210aと座席背もたれ210bとを有する。
図2に示す構成では、座席背もたれ210bは、座席210の後部にあり、シートパン210aから上方に延びている。同様に、座席212は、互いに回動可能に係合されたシートパン212aと座席背もたれ212bとを有する。
図2に示す構成では、座席背もたれ212bは、座席212の後部にあり、シートパン212aから上方に延びている。
【0015】
座席配置200が輸送車両(例えば航空機)に設置されると、着座ユニット202の座席206、208と着座ユニット204の座席210、212とはいずれも、輸送車両の移動方向(矢印Bで示す)に対して傾斜した方向に面する。従来技術の座席配置100の着座ユニット104の座席104a上にいる乗客の場合、彼/彼女が見ることができる最も遠いところは、彼/彼女のすぐ前方にある座席102の座席102aの背面であることが分かる。一方、本発明に係る座席配置200の着座ユニット202の座席206にいる乗客の場合、この乗客は、彼/彼女のすぐ前方にある着座ユニット204の座席212(すなわち、乗客のすぐ前方にある座席の隣の座席)の背面を容易に見ることができる。
図1と
図2とを比較すると、本発明による座席配置200の着座ユニット202の座席206にいる乗客の視線L
2は、従来技術の座席配置100の着座ユニット104の座席104aにいる乗客の視線L
1よりも長いことが容易に分かり、したがって、座席206の乗客に広く増加した知覚を与える。
【0016】
座席背もたれ206b、208b、210b、212bは、それぞれの座席206、208、210、212のそれぞれのシートパン206a、208a、210a、212aに回動可能に係合されている。
図3により明確に示されているように、また一例として着座ユニット204を用いると、座席背もたれ212bが座席212のシートパン212aに対して
図2に示す上方に伸びる位置から、
図3および
図4に示す略水平に伸びる位置まで回動し、かつ、座席背もたれ210bが座席210のシートパン210aに対して
図2に示す上方に伸びる位置から、
図3および
図4に示す略水平に伸びる位置まで回動したとき、座席背もたれ206b、210bの背面は、同一平面上にあるとともに互いに結合され、共同してその上に横たわる乗客を支持する平坦な水平面を形成する。あるいは、平坦なボードまたはマットレス214を、座席210、212の背面の上およびそれらを跨がるように水平に配置して、乗客が横たわる支持体としての役割を果たすことができる。
【0017】
座席210は、座席210の後部に空間を有する。座席背もたれ210bが
図2に示す位置にあり、座席210の後部にあるとともにシートパン210aから上方に延びているとき、座席背もたれ210bはこの空間を覆い、このため空間へのアクセスができない。座席背もたれ210bが
図2に示す位置から(例えば、
図3および
図4に示す位置まで)移動されると、座席210の側方から空間へのアクセスが可能となる。空間は、下部支持体、側壁215、および水平方向に平坦で上向きの外面218を有する上部カバー216によって画定される。空間は、略三角形の水平断面を有する。このような構成により、着座ユニット204を
図2に示す構成から
図3および
図4に示す構成に切換えたとき、座席210の空間は、支持体214上に横たわる着座ユニット204の乗員(P
1)の一部(例えば足)がアクセス可能であるとともに、当該乗員の一部によって占められるであろう。座席配置200において、着座ユニット202の座席206、208および着座ユニット204の座席210、212は全て、着座ユニット204の後部にある空間の側壁215の端部216aと、着座ユニット202の座席206の後部にある空間の側壁217の端部220aとを接続する線E−E(
図3に示す)のような、着座ユニット202の部品または一部と、着座ユニット204の対応する同一の部品または一部とを接続する線に対して鋭角をなす(
図3の矢印Gで示す)方向に面している。
【0018】
このような構成により、座席210のすぐ後方の座席206に着席する乗客P
2の足元空間を侵すことなく、座席210の後部にある空間により、着座ユニット204の乗員P
1が横たわるであろう平坦なボードまたはマットレス214によって形成される平坦なベッドの長さを効果的に増加させることができる。さらに、
図4に示すように、側壁215は航空機の客室の全高まで延びていないが、上部カバー216は、外面218が乗客P
2が飲み物または個人用品を置くことができる小さいテーブルとしての役割を果たすことができるレベルにある。もちろん、より多くのプライバシーを生み出すために、側壁215を、航空機の客室の全高まで伸びるか、または全高に近い高さになるように配置することも可能である。
【0019】
上記は、本発明を実施することができ、本発明の精神から逸脱することなく、本発明を改変および/または変更することができる実施例のみを図示および説明するものであることを理解されたい。簡潔にするために、ここでは単一の実施形態の文脈で説明される本発明の様々な特徴は、別々に、または任意の適切なサブコンビネーションによって提供されてもよいことも理解されるべきである。
【国際調査報告】