(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2018-537366(P2018-537366A)
(43)【公表日】2018年12月20日
(54)【発明の名称】コンテナーから飲むことをユーザーに思い出させるためのデバイス
(51)【国際特許分類】
B65D 51/24 20060101AFI20181122BHJP
【FI】
B65D51/24 200
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2018-528064(P2018-528064)
(86)(22)【出願日】2016年12月1日
(85)【翻訳文提出日】2018年5月25日
(86)【国際出願番号】IL2016051288
(87)【国際公開番号】WO2017094012
(87)【国際公開日】20170608
(31)【優先権主張番号】14/956,987
(32)【優先日】2015年12月2日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA
(71)【出願人】
【識別番号】518185347
【氏名又は名称】ワテリオ エルティーデイー
(74)【代理人】
【識別番号】100088904
【弁理士】
【氏名又は名称】庄司 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100124453
【弁理士】
【氏名又は名称】資延 由利子
(74)【代理人】
【識別番号】100135208
【弁理士】
【氏名又は名称】大杉 卓也
(74)【代理人】
【識別番号】100163544
【弁理士】
【氏名又は名称】平田 緑
(72)【発明者】
【氏名】ベントコフスキ,ヤコブ
【テーマコード(参考)】
3E084
【Fターム(参考)】
3E084AA04
3E084AA12
3E084AA24
3E084AB01
3E084BA02
3E084CA01
3E084CC03
3E084DA01
3E084DB13
3E084DC03
3E084JA09
3E084KB01
3E084LD01
(57)【要約】
コンテナーから飲むことをユーザーに思い出させるためのデバイスの開示である。一実施形態では、デバイスは、コンテナーに取り付けられたカバー、カバー内の少なくとも一つのシグナル発生ユニット、カバーの外側にある押しボタンとコントローラーを有している。ボタンが押されるとタイムアウト期間を開始し、タイムアウト期間を経過する前に押しボタンが押されない場合シグナル発生ユニットをアクティブにするようにコントローラーが設定されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クリップオンデバイスであって、コンテナーのキャップに取り付け可能なカバー、カバーにある少なくとも一つのシグナル発生ユニット、カバーの外側に位置するボタン、カバー内のコントローラーを含み、押しボタンが押されるとタイムアウト期間を開始し、タイムアウト期間を経過する前に押しボタンが押されない場合少なくとも一つのシグナル発生ユニットをアクティブになるよう、当該コントローラーは設定されている、クリップオンデバイス。
【請求項2】
押しボタンが押されるとタイムアウト期間を再起動するように、コントローラーがさらに設定されている、請求項1に記載のクリップオンデバイス。
【請求項3】
カバーが、コンテナーのキャップの上にフィットしている、請求項1または請求項2に記載のクリップオンデバイス。
【請求項4】
コントローラーと少なくとも一つのシグナル発生ユニットが、カバー内にあるプリント回路基板上にある、請求項1〜3のいずれか一に記載のクリップオンデバイス。
【請求項5】
カバーが外側の凹み部分を含み、押しボタンが外側の凹み部分の内部にある、請求項1〜4のいずれか一に記載のクリップオンデバイス。
【請求項6】
カバー内に環境条件を検知する一つまたは複数のセンサーを有し、検知された環境条件に基づくタイムアウト期間を調整するようにコントローラーが設定されている、請求項1〜5のいずれか一に記載のクリップオンデバイス。
【請求項7】
センサーが光センサーであり、光センサーが光の減少を感知するときタイムアウト期間を一時停止または延長するようにコントローラーがさらに設定されている、請求項6に記載のクリップオンデバイス。
【請求項8】
センサーが温度計であり、検知された温度の上昇に基づくタイムアウト期間を短縮するようにさらにコントローラーが設定されている、請求項6に記載のクリップオンデバイス。
【請求項9】
シグナル発生ユニットが少なくとも一つのオーディオのユニット、一つまたは複数の発光源、振動ユニットを有する、請求項1〜7のいずれか一に記載のクリップオンデバイス。
【請求項10】
押しボタンが押されるまで、タイムアウト期間の経過後シグナル発生ユニットによって発生されるシグナルの強度を高めるようにコントローラーがさらに設定されている、請求項1〜9のいずれか一に記載のクリップオンデバイス。
【請求項11】
押しボタンが押されるまで、タイムアウト期間の経過後シグナル発生ユニットによって発生されるシグナルの周波数を変更するようにコントローラーがさらに設定されている、請求項1〜10のいずれか一に記載のクリップオンデバイス。
【請求項12】
コンテナーの注ぎ口をカバーするカバー、コンテナー上でカバーが閉じているときに注ぎ口を受け取るためにカバー内にある中空ロック、少なくとも一つのシグナル発生ユニット、コンテナー上でカバーが閉じているときにボタンが注ぎ口に対して押されるように、カバーと中空ロックの間にあるボタン、ボタンが押されるとタイムアウト期間を開始し、タイムアウト期間の経過前に注ぎ口からボタンが取り外されると、少なくとも一つのシグナル発生ユニットをアクティブにするように設定されたコントローラーを含む、注ぎ口を有するコンテナーに取り付けるためのインキャップデバイス。
【請求項13】
注ぎ口に対してボタンが押されたときのタイムアウト期間を再起動するように、コント ローラーがされに設定されている請求項12に記載のインキャップデバイス。
【請求項14】
コントローラーが、中空ロックとカバーの間に位置する、請求項12または13に記載のインキャップデバイス。
【請求項15】
コントローラーと少なくとも一つのシグナル発生ユニットが、中空ロックとカバーの間にあるプリント回路基板上にある、請求項12〜14のいずれか一に記載のインキャップデバイス。
【請求項16】
カバーが単一の行為で開閉できる、請求項12〜15のいずれか一に記載のインキャップデバイス。
【請求項17】
シグナル発生ユニットが中空ロックとカバーの間に位置する、請求項12〜16のいずれか一に記載のインキャップデバイス。
【請求項18】
環境条件を検知するための一つまたは複数のセンサーを有し、検知した環境条件に基づいてタイムアウト期間を変更するようにコントローラーがさらに設定された、請求項12〜17のいずれか一に記載のインキャップデバイス。
【請求項19】
センサーは光センサーであり、光センサーが光の減少を感知するときタイムアウト期間を一時停止または延長するようにコントローラーがさらに設定された請求項18に記載のインキャップデバイス。
【請求項20】
センサーは温度計であり、検知された温度の上昇に基づくタイムアウト期間を短縮するようにコントローラーがさらに設定された、請求項18に記載のインキャップデバイス。
【請求項21】
シグナル発生ユニットが少なくとも一つのオーディオのユニット、一つまたは複数の発光源、振動ユニットを有する、請求項12〜20のいずれか一に記載のインキャップデバイス。
【請求項22】
注ぎ口に対してボタンが押されるまで、タイムアウト期間の経過後シグナル発生ユニットによって発生されるシグナルの強度を高めるようにコントローラーがさらに設定されている、請求項12〜20のいずれか一に記載のインキャップデバイス。
【請求項23】
注ぎ口に対してボタンが押されるまで、タイムアウト期間の経過後シグナル発生ユニットによって発生されるシグナルの周波数を変更するようにコントローラーがさらに設定されている、請求項12〜20のいずれか一に記載のインキャップデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的にアラームシステムに関連し、より具体的に、飲みむことをユーザーに思い出させるためコンテナー内に構成されたデバイスに関連する。
【背景技術】
【0002】
水は人間に不可欠である。体のすべてのシステムは、水に依存する。55から75%が水でできている人間の体は、適時水分補充が必要である。水の不足は、脱水症状、体内の正常な機能を行うのに十分な水がないときに発生するような状態を引き起こし得る。軽度の脱水 - 体重の1%から2%の損失 - でさえ、エネルギーを消費させ、人を疲れさせる。
【0003】
脱水は、子供や高齢者に特有の健康リスクをもたらす。脱水の徴候や症状には、のどの渇き、倦怠感、頭痛、口渇だけでなく、無排尿、筋肉の脱力感、めまいなども含まれる。人々はどこに行くにもボトルに入った水を持ち運んでいるようである。世界中の医療従事者は、一日にコップ8杯の水を飲むよう勧めている。
【0004】
異なる年齢や体重によって、一日あたり異なる量の水を飲む必要があるが、水を飲むことには他にたくさんの理由がある。水を飲むための主要な理由には、体液バランスの維持、カロリーのコントロール、筋肉の活性化、肌質の維持や腎臓を助けることが含まれている。
【0005】
人々が定期的に水を飲むことを忘れてしまうことは、広く指摘されている。定期的に一貫して水を飲むことの必要性を人々に思い出させるために、医療提供者は、人々がアラームや時計を使用することを勧めている。それゆえ定期的な間隔で水を飲むことを思い出させるコンテナーに取り付けられたデバイスの必要性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の教えに従って、ユーザーに思い出させるコンテナーのキャップに取り付けられたクリップオンデバイスを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
いくつかの実施形態では、クリップオンのデバイスは、コンテナーに取り付け可能なカバー、少なくとも一つのカバー内にあるシグナル発生ユニット、カバーの外側にある押しボタン、コントローラーを含む。また、いくつかの実施形態では、押しボタンを押すとタイムアウト期間を開始し、タイムアウト期間を経過する前に押しボタンが押されなければ、少なくとも一つのシグナル発生ユニットをアクティブにするように、コントローラーが設定されている。
【0008】
いくつかの実施形態では、押しボタンが押されるとイムアウト期間を再起動するように、コントローラーがさらに設定されている。またいくつかの実施形態では、シグナル発生ユニットが、少なくとも一つのオーディオユニット、一つまたは複数の発光源や振動ユニットを含んでいる。いくつかの実施形態では、押しボタンが押されるまで、タイムアウト期間の経過後シグナル発生ユニットよって発生されるシグナルの強度を高めるように、コントローラーがさらに設定されている。いくつかの実施形態では、押しボタンが押されるまで、タイムアウト期間の経過後シグナル発生ユニットによって発生されるシグナルの周波数を変更するようにコント ローラーが設定されている。
【0009】
いくつかの実施形態では、カバーはコンテナーのキャップの上にフィットしている。いくつかの実施形態では、カバーは、外側の凹み部分を含み、押しボタンは外側の凹み部分の中にある。
【0010】
いくつかの実施形態では、コントローラーと少なくとも一つのシグナル発生ユニットは、カバー内のプリント回路基板上にある。
【0011】
いくつかの実施形態では、さらにクリップオンデバイスに、カバー内に環境条件を検知する一つまたは複数のセンサーが含まれており、コントローラーはさらに検知した環境条件に基づいてタイムアウト期間を調整するように設定されている。いくつかの実施形態では、センサーが光センサーであり、光センサーが光の減少を感知すると、コントローラーはさらにタイムアウト期間を一時停止または延長する。いくつかの実施形態では、センサーは温度計であり、コント ローラーは検知した温度の上昇に基づくタイムアウト期間を短縮するように設定されている。
【0012】
本発明のいくつかの実施形態は、注ぎ口を有するコンテナーに取り付けるためのインキャップデバイスを特徴とする。インキャップデバイスは、コンテナーの注ぎ口をカバーするカバー、カバーがコンテナーの上で閉まっているときに注ぎ口を受け取るためのカバー内の中空ロック、少なくとも一つのシグナル発生ユニット、カバーがコンテナーの上で閉まっているときにボタンが注ぎ口に対して押されるためのカバーと空中ロックの間のボタン、コントローラーを含みうる。ボタンが押されたときにタイムアウト期間を開始し、タイムアウト期間の経過前に注ぎ口からボタンが離れない場合には少なくとも一つのシグナル発生ユニットをアクティブにするように、コント ローラーが設定されている。
【0013】
いくつかの実施形態では、注ぎ口に対してボタンが押されたときにタイムアウトを再起動するようにコントローラーが設定されている。いくつかの実施形態では、コントローラーはさらに、タイムアウト期間の経過後注ぎ口に対してボタンが押されるまで、シグナル発生ユニットによって発生されるシグナルの強度を高めるように設定されている。いくつかの実施形態では、コントローラーはさらに、タイムアウト期間の経過後注ぎ口に対してボタンが押されるまで、シグナル発生ユニットによって発生されるシグナルの周波数を変更するように設定されている。
【0014】
いくつかの実施形態では、コントローラーが中空ロックとカバーの間に位置する。いくつかの実施形態では、コントローラーと中空ロックとカバーの間にあるプリント回路基板上に少なくとも一つのシグナル発生ユニットがある。
【0015】
いくつかの実施形態では、カバーが単一の行為で開閉可能である。いくつかの実施形態では、シグナル発生ユニットは中空ロックとカバーの間に位置している。
【0016】
いくつかの実施形態では、インキャップデバイスは、環境条件を検知するためにカバー内に一つまたは複数のセンサーがあり、コントローラーがさらに検知した環境条件に基づいてタイムアウト期間を調整するように設定されている。いくつかの実施形態では、センサーが光センサーであり、光センサーが光の減少を感知するときタイムアウト期間を一時停止または延長するようにコントローラーがさらに設定されている。いくつかの実施形態では、センサーは温度計であり、検知された温度の上昇に基づきタイムアウト期間を短縮するようにさらにコント ローラーが設定されている。
【0017】
いくつかの実施形態では、シグナル発生ユニットは少なくとも一つのオーディオのユニット、一つまたは複数の発光源と振動ユニットを含む。
【0018】
これらおよび他の機能と利点は、その例示的な実施形態の以下の詳細な説明を添付の図面に関連して読むことから明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】
図1は本発明のいくつかの実施形態に従ってユーザーに思い出させるためのコンテナーのキャップに取り付けられたクリップオンデバイスの分解図を示している。
【
図2】
図2は本発明のいくつかの実施形態に従ってクリップオンデバイスの透視図を示している。
【
図3】
図3は本発明のいくつかの実施形態に従ってコンテナーのキャップに取り付けるクリップオンデバイスの透視図を示している。
【
図4】
図4は本発明のいくつかの実施形態に従ってコンテナーに取り外しできるように取り付けたインクリップデバイスの別の分解図を示している。
【
図5】
図5は本発明のいくつかの実施形態に従ってインクリップデバイスの別の透視図を示している。
【
図6】
図6は本発明のいくつかの実施形態に従ってコンテナーに取り付けられたインキャップデバイスの透視図を示している。
【0020】
本発明の特定の実施形態の以下の詳細な説明と同様に、添付の図面と併せて参照すれば、前述の概要もよく理解可能である。発明を図解する目的のため、特定の実施形態は、図に表示されている。ただし、本発明は、添付された図解に示されるアレンジメントや手段に限定されるものではない。
【発明を実施するための形態】
【0021】
この技術が発明の実施形態に示され、解説されているように、コンテナーに取り付けられたアラームシステムは、異なるサイズ、形および色で生産されることが可能である。これは、図に描かれており、本開示は、本発明の原理の例示およびその構築のための関連する機能仕様として考慮されるべきであり、本発明を図示の実施形態に限定するものではないことの理解とともに、本発明の一実施形態として、ここに詳細に説明される。その機能仕様は明示されているように本発明を限定するものではない。当業者であれば、ここに記載された技術の範囲内で可能な他のバリエーションをたくさん想像可能である。
【0022】
図1は本発明のいくつかの実施形態に従ってユーザーに思い出させるためのコンテナー10のキャップ101に取り付けられたクリップオンデバイス100の分解図を示している。いくつかの実施形態では、クリップオンデバイス100は、コンテナー10に取り付けられたカバー114、カバー114にある少なくとも一つのシグナル発生ユニット120、カバー114の外側にある押しボタン110、カバー114内にあるコントローラー112を含む。クリップオンデバイス100はさらに、コンテナー10のキャップ101の上のカバー114の内側にある底カバー102、底カバー102の上にあるバッテリーホルダー104を含む。いくつかの実施形態では、カバー114は、コンテナー10のキャップ101の上にフィットしている。
【0023】
クリップオンデバイス100は、バッテリーホルダー104内にあるバッテリー106、ボタン110とコントローラー112がプリント回路基板108上に配置するようにカバー114内部にあるバッテリーホルダー104に取り付けられたプリント回路基板108を含むことがある。いくつかの実施形態では、ボタン110が押されるとタイムアウト期間を開始し、押しボタン110がタイムアウト期間の前に押されなければシグナル発生ユニット120をアクティブにするようにコントローラー112を設定可能である。コントローラー112は、いくつかの実施形態でボタンが押されたりタイムアウト期間であったりする際、基準時刻を保存するようにさらに設定されることが可能である。いくつかの実施形態では、コントローラー112は、押しボタン110が押されるとタイムアウト期間を再起動するように設定される。
【0024】
いくつかの実施形態では、カバー114は、バッテリーホルダー104、バッテリー106、プリント回路基板108、ボタン110、コントローラー112を収納するために、底カバー102に取り付けられることもある。さらに、カバー114は、凹み116を含む。
【0025】
いくつかの実施形態では、カバー114は外側の凹み部分116を含み、押しボタン118は、外側の凹み部分116の中にある。いくつかの実施形態では、ボタン118が、ユーザーからのタップを受け取るようにボタン110とくっつく際、少なくとも一つのシグナル発生ユニット112は、 コントローラー112からの指示を受信すると、シグナルを発生させるためにプリント回路基板108に接続される。さらにコントローラー112は、ユーザーからタップを受け取る基準時刻を保存することがある。
【0026】
ユーザーが基準時刻から保存されたタイムアウト期間の継続時間中に再び押しボタン118を押さないと、コントローラー112は、ユーザーがコンテナーから飲むようにシグナル(例えばアラームシグナル)を発生させる。いくつかの実施形態においては、ユーザーはコンテナーの注ぎ口にアクセスするために上部カバー114を部分的に外す。
【0027】
本発明のいくつかの実施形態では、押しボタン118は、コンテナー10のキャップ101を閉じるためにユーザーが上部カバー114を押しやすくなるようにしている。さらに、クリップオンデバイス100は、コンテナー10に上部カバー114を取り外せるように付けるため下の円周上に一つまたは複数の溝122を含む。
【0028】
本発明のいくつかの実施形態では、クリップオンデバイス100は、例えば、プリント回路基板108に接続し、上部カバー114の環境条件を計測するために、カバー114の中に一つまたは複数のセンサー123を含む。センサー123の例としては、紫外線センサー、湿度センサー、タッチセンサー、温度センサー、光センサーがあるが、この限りではない。
【0029】
いくつかの実施形態では、コントローラー112は、検知された環境条件に基づいてタイムアウト期間を調整するようにさらに設定されている。たとえば、保存された基準のタイムアウト期間は、一つまたは複数のセンサー123による検知として上部カバー114の環境条件によって異なる。いくつかの実施形態では、検知された温度の上昇に基づくタイムアウト期間を短縮するようにコントローラー112を設定可能である。たとえば、温度が35 ℃を超えると、アラーム信号を送信する保存されたタイムアウト期間を温度が 35℃以下の時より短くする場合がある。いくつかの実施形態では、コント ローラーが、入力変数として温度を使用した数式に基づいてタイムアウト期間を計算することもある。
【0030】
いくつかの実施形態では、センサー123が光センサーであると、コントローラー112が、光センサーが光の減少を感知するタイムアウト期間を一時停止または延長するように設定されている。たとえば、夜間、ユーザーの睡眠中で光がないと、アラームシグナルもない。しかし、光センサーが光を感知するとすぐに、コントローラー11はシグナルを送信するプロセスを開始することができる。さらに、ユーザーが長い間上部カバー114に触れていなと、コントローラー112がアラームシグナルの送信プロセスを再度開始することができる。
【0031】
図2は、本発明のいくつかの実施形態に従ってクリップオンデバイス100の透視図を示している。押し ボタン118は、凹みにある敏感なタッチセンサーである。出力ユニット120の例として、オーディオユニット124、一つまたは複数の発光源125aと125b、振動ユニット126があるが、この限りではない。オーディオユニット124は、コントローラー112からのアラームシグナルを受信し音声信号を発生させるプリント回路基板(
図2には表示されていない)に接続されている。
【0032】
一つまたは複数の発光源125aと125bは、コントローラー112から指令を受けて点灯するためにプリント回路基板(
図2には表示されていない)に接続されうる。振動ユニット126は、コントローラー112からのアラームシグナルを受信し振動シグナルを発生するためにプリント回路基板(
図2には表示されていない)に接続されうる。
【0033】
本発明のいくつかの実施形態では、クリップオンデバイス100の電気回路は、上部カバー114または底カバー102に印刷されている。上部カバー114はプラスチック製でありうるが、本発明の範囲から逸脱することなく、当業者が様々なタイプの材料を想定できることは容易に明らかである。
【0034】
いくつかの実施形態では、コントローラー112は、押しボタンが押されるまでタイムアウト期間の経過後シグナル発生ユニット (例えば、明るい光、大きな音のノイズ、強いまたはより長い振動等) によって発生されるシグナルの強度を高めるように設定されている。いくつかの実施形態では、押しボタンが押されるまで、タイムアウト期間の経過後シグナル発生ユニットよって発生されるシグナルの周波数を変更するようにコントローラー122を設定可能である。いくつかの実施形態では、コントローラーは、シグナルの周波数と強さの両方を変更する可能性がある。例えば、出力シグナルの強度を増加し、(例えば、電源を節約するために)頻度を増加または減少する。
【0035】
図3は、本発明のいくつかの実施形態に従ってコンテナー304のキャップ302に取り付けられたクリップオン デバイス100の透視図を示している。コンテナー304から飲むために、ユーザーは、取り付けられているクリップオンデバイス100に開口部が生じるようキャップ302を開きます。キャップ302 とクリップオンデバイス100は、コンテナー304の注ぎ口306にユーザーがアクセスできるように部分的にピボット式に取り外されることが可能である。
【0036】
図4は、本発明のいくつかの実施形態に従ってユーザーに思い出させるため注ぎ口404を有するコンテナー402に取り外せるように取り付けられたインキャップデバイス402の分解図を示している。インキャップデバイス 400は、コンテナー 402の注ぎ口404をカバーするカバー418、カバー内の中空ロック406、少なくとも一つのシグナル発生ユニット420、コンテナー402の上でカバー418が閉位置にあるとき、ボタン408が注ぎ口404とコントローラー416に対して押されるように、カバー418と中空ロック406の間にあるボタン408を含みうる。いくつかの実施形態では、コントローラー416とシグナル発生ユニット420は、ボタン408上にあるプリント回路基板410にあることが可能である。プリント回路基板410は、中空ロック406とカバー418の間にある。ボタン408が押されたときにタイムアウト期間を開始し、ボタン408がタイムアウト期間の経過前に注ぎ口404から取り外れないと、少なくとも一つのシグナル発生420をアクティブにするようにコントローラー416を設定することが可能である。
【0037】
さらにインキャップデバイス400は、プリント回路基板410に接続したバッテリー412、バッテリー412を保持するバッテリーホルダー414を含みうる。いくつかの実施形態では、ボタン408が注ぎ口404に付くようにユーザーが中空シーリングロック406を閉めると、基準時刻を保存するようにコントローラー416は設定される。さらに基準タイムアウト値を保存し、アラームシグナルを発生させるようにコントローラー416を設定可能である。
【0038】
カバー418は、注ぎ口404、中空ロック406、バッテリーホルダー414、バッテリー412、プリント回路基板410とボタン408を収納するためにコンテナー402に取り付けられうる。いくつかの実施形態では、カバー418は、単一の行為で開閉される。シグナル発生ユニット420は、コントローラー416から指令を受け取る出力シグナルを発生させるためのプリント回路基板410に接続する可能性がある。シグナル発生ユニット420は、詳細について、本発明の
図5にて説明されている。
【0039】
基準時刻から保存されたタイムアウト期間の期間内で再度注ぎ口404からボタン408とともに中空ロック406をユーザーが取り外さないと、少なくとも一つのシグナル発生ユニットを、コントローラー416がアクティブにする。いくつかの実施形態では、注ぎ口404に対してボタン408が押されると、タイムアウト期間を再起動するようにコント ローラー 416はさらに設定される。いくつかの実施形態では、ユーザーは、コンテナー402から飲むために注ぎ口404にアクセスするために中空シーリングロック406とともにカバー418を取り外す。
【0040】
本発明のいくつかの実施形態では、注ぎ口404に対してボタン408が押されるまで、タイムアウト期間の経過後、シグナル発生ユニット420によって発生されるシグナルの強度を高めるようにコントローラー416を設定する場合がある。いくつかの実施形態では、注ぎ口404に対してボタン408が押されるまで、タイムアウト期間の経過後、シグナル発生ユニット420によって発生されるシグナルの周波数を変更するように設定される。例えば、出力シグナルの強度が、出力ユニットからリリースされるシグナルの頻度を増加または減少させることがある。もう一つの例では、強度は、音量の増加、振動の長さの増加、および光の明るさなどの高強度の通知に関連する可能性がある。
【0041】
図5は、本発明のいくつかの実施形態に従ってクリップデバイス400の別の透視図を示している。シグナル発生ユニット420の例として、オーディオユニット502、一つまたは複数の発光源504と125b、振動ユニット506があるが、その限りではない。オーディオユニット502は、コントローラー(
図5には表示されていない)からのアラームシグナルを受信し音声シグナルを発生させるプリント回路基板(
図5には表示されていない)に接続されている。
【0042】
一つまたは複数の発光源504は、コントローラー(
図5には表示されていない)からのアラームシグナルを受信し点灯するためのプリント回路基板(
図5には表示されていない)に接続することができる。振動ユニット506は、コントローラー(
図5には表示されていない)からのアラームシグナルを受信し振動シグナルを発生させるためにプリント回路基板(
図5には表示されていない)に接続することができる。
【0043】
いくつかの実施形態では、インキャップデバイス400が、さらに、たとえば、上部カバー418に反射する環境条件を検知するのに、プリント回路基板108に接続されている一つまたは複数のセンサー508を含むことができる。いくつかの実施形態では、検知された環境条件に基づいてタイムアウト期間を変更するためにコントローラー416をさらに設定することがある。センサー508の例には、紫外線センサー、湿度センサー、タッチセンサー、温度センサー、光センサーを含むが、その限りではない。
【0044】
さらにインキャップデバイス400では保存されたタイムアウト期間は、一つまたは複数のセンサー508によって検知されるように上部カバー418の環境条件により異なることが可能である。いくつかの実施形態では、センサー508が温度計であると、検知温度の上昇に基づくタイムアウト期間を短縮するように、コントローラー416がさらに設定される。たとえば、温度が35℃を超えると、アラームシグナルを送信する保存された基準タイムアウト値は、温度が35℃以下の時よりも小さくなる。
【0045】
いくつかの実施形態では、センサー508が光センサーであると、コントローラー416はさらに、光センサーが光の減少を感知するときタイムアウト期間を一時停止または延長するように設定されている。たとえば、夜間、ユーザーが睡眠中で光がないと、アラームシグナルもない。しかし、光センサーが光を感知するとすぐに、コントローラー(
図5には表示されていない)はシグナルを送信するプロセスを開始することが可能である。
【0046】
さらに、本発明のいくつかの実施形態では、インキャップ400には、ユーザーが(
図5には示されていない) コンテナーに対して上部カバー418を閉じるためにタップを受けとるバッテリーホルダー414の上にある高感度タッチセンサー510が含まれる。
【0047】
図6は、本発明のいくつかの実施形態に従ってコンテナー402に取り付けられたインキャップデバイスの透視図を示している。注ぎ口404から飲むために、ユーザーはコンテナー402にピボット状に取り付けられたインキャップデバイス400を開く可能性がある。
。
【0048】
本発明は、人々 の健康にとって重要である水を飲むことを、定期的、継続的に人々に思い出させるような、様々な利点を提供する可能性がある。この発明は、ユーザーの行動をモニターし、飲むことを思い出させることは純粋なユーザーの行動であることに焦点をあてている。ユーザーは、体にとっての液体の摂取量のバランスを保つために余分な活動をする必要はないのである。
【0049】
上記のように、コンテナーに設定されたアラームシステムを示し、解説をした。多くの変更、修正、バリエーションや他の用途、対象発明のアプリケーションは、しかし、実施形態を開示するこの仕様や付随する図を考慮することで、当業者にも一目瞭然となる。このようなすべての変更、修正、バリエーションや他の用途、発明の精神と範囲から逸脱しないアプリケーションは、以下のクレームによって特定される発明によりカバーされるとみなされる。
【符号の説明】
【0050】
10:コンテナー
100:クリップオンデバイス
101:キャップ
102:底カバー
102:キャップ
104:バッテリーホルダー
106:バッテリー
108:プリント回路基板
114:カバー
116:凹み
118:押しボタン
110:押しボタン
112:コントローラー
120:シグナル発生ユニット
123:センサー
124:オーディオユニット
125a,125b:発光源
126:振動ユニット
304:コンテナー
302:キャップ
306:注ぎ口
400:インキャップデバイス
402:コンテナー
404:注ぎ口
406:中空ロック
408:ボタン
410:プリント回路基板
412:バッテリー
414:バッテリーホルダー
416:コントローラー
418:カバー
420:シグナル発生ユニット
502:オーディオユニット
504:発光源
506:振動ユニット
508:複数のセンサー
510:高感度タッチセンサー
【国際調査報告】