特表2018-538734(P2018-538734A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2018-538734送信ワイヤレスデバイスにおけるサイクリックシフトダイバーシティの使用をシグナリングすること
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2018-538734(P2018-538734A)
(43)【公表日】2018年12月27日
(54)【発明の名称】送信ワイヤレスデバイスにおけるサイクリックシフトダイバーシティの使用をシグナリングすること
(51)【国際特許分類】
   H04W 64/00 20090101AFI20181130BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20181130BHJP
   H04W 84/12 20090101ALI20181130BHJP
   H04L 27/26 20060101ALI20181130BHJP
   H04B 7/06 20060101ALI20181130BHJP
【FI】
   H04W64/00 130
   H04W16/28 151
   H04W84/12
   H04L27/26 114
   H04B7/06 670
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】43
(21)【出願番号】特願2018-522989(P2018-522989)
(86)(22)【出願日】2016年11月9日
(85)【翻訳文提出日】2018年5月7日
(86)【国際出願番号】US2016061127
(87)【国際公開番号】WO2017083379
(87)【国際公開日】20170518
(31)【優先権主張番号】62/253,024
(32)【優先日】2015年11月9日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】62/278,854
(32)【優先日】2016年1月14日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】15/346,482
(32)【優先日】2016年11月8日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 貴志
(74)【代理人】
【識別番号】100184332
【弁理士】
【氏名又は名称】中丸 慶洋
(72)【発明者】
【氏名】マリク、ラーフル
(72)【発明者】
【氏名】アルダナ、カルロス・ホラシオ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ51
5K067KK03
(57)【要約】
本開示の態様は、送信デバイスによって送信されたワイヤレス信号の到来角情報を推定するとき、送信された信号中のサイクリックシフト遅延(CSD:cyclic shift delay)を補償し得る。いくつかの態様では、受信デバイスが、ワイヤレス信号中のCSDの存在を決定することと、CSDの存在に少なくとも部分的に基づいてワイヤレス信号の到来角を推定することとを行い得る。たとえば、受信デバイスは、CSDに少なくとも部分的に基づいてワイヤレスチャネルの第1のタップを決定することを行い得る。受信デバイスは、次いで、ワイヤレスチャネルの第1のタップに基づいて、受信デバイスの複数のアンテナ間のワイヤレス信号の位相差を決定することを行い得る。受信デバイスは、位相差に基づいてワイヤレス信号の到来角を推定することを行い得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信デバイスにおいて受信されたワイヤレス信号の角度情報を決定する方法であって、前記方法が、
ワイヤレスチャネル上で送信デバイスから前記ワイヤレス信号を受信することと、
前記ワイヤレス信号中のサイクリックシフトダイバーシティ(CSD)の存在を決定することと、
CSDの前記存在に少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレス信号の到来角を推定することと
を備える方法。
【請求項2】
前記推定することが、
前記CSDに少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレスチャネルの第1のタップを決定することと、
前記ワイヤレスチャネルの前記第1のタップに基づいて、前記受信デバイスの複数のアンテナ間の前記ワイヤレス信号の位相差を決定することと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記決定することが、
前記ワイヤレス信号中のCSDインジケータまたはCSDフォーマット情報の存在を検出すること
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記CSDフォーマット情報が、前記ワイヤレス信号を送信するために使用される送信アンテナの数またはCSD値のうちの少なくとも1つを示す、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記CSDインジケータが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームのプリアンブル、ミッドアンブル、ポストアンブル、またはヘッダのうちの少なくとも1つ内に埋め込まれる、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記CSDインジケータが、前記ワイヤレス信号に関連する高スループット(HT)フレーム、超高スループット(VHT)フレーム、または高効率(HE)フレームのうちの少なくとも1つのプリアンブルシグナリングフィールド内に埋め込まれる、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記CSDインジケータと前記CSDフォーマット情報とが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームの同じフィールドまたはヘッダ内に埋め込まれる、請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記CSDインジケータと前記CSDフォーマット情報とが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームの異なるフィールドまたは異なるヘッダ内に埋め込まれる、請求項3に記載の方法。
【請求項9】
前記ワイヤレス信号が、CSDなしに送信されるポストアンブルを含むパケットを備え、前記到来角を推定することが、前記ポストアンブルにさらに基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
受信デバイスであって、
1つまたは複数のプロセッサと、
前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、前記受信デバイスに、
ワイヤレスチャネル上で送信デバイスからワイヤレス信号を受信することと、
前記ワイヤレス信号中のサイクリックシフトダイバーシティ(CSD)の存在を決定することと、
CSDの前記存在に少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレス信号の到来角を推定することと
を行わせる命令を記憶するように構成されたメモリと
を備える、受信デバイス。
【請求項11】
前記到来角を推定することを行うための前記命令の実行が、前記受信デバイスに、
前記CSDに少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレスチャネルの第1のタップを決定することと、
前記ワイヤレスチャネルの前記第1のタップに基づいて、前記受信デバイスの複数のアンテナ間の前記ワイヤレス信号の位相差を決定することと
をさらに行わせる、請求項10に記載の受信デバイス。
【請求項12】
前記ワイヤレス信号中のCSDの前記存在を決定することを行うための前記命令の実行が、前記受信デバイスに、
前記受信されたワイヤレス信号中のCSDインジケータまたはCSDフォーマット情報の存在を検出すること
を行わせる、請求項10に記載の受信デバイス。
【請求項13】
前記CSDフォーマット情報が、前記ワイヤレス信号を送信するために使用される送信アンテナの数またはCSD値のうちの少なくとも1つを示す、請求項12に記載の受信デバイス。
【請求項14】
前記CSDインジケータが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームのプリアンブル、ミッドアンブル、ポストアンブル、またはヘッダのうちの少なくとも1つ内に埋め込まれる、請求項12に記載の受信デバイス。
【請求項15】
前記CSDインジケータが、前記ワイヤレス信号に関連する高スループット(HT)フレーム、超高スループット(VHT)フレーム、または高効率(HE)フレームのうちの少なくとも1つのプリアンブルシグナリングフィールド内に埋め込まれる、請求項12に記載の受信デバイス。
【請求項16】
前記CSDインジケータと前記CSDフォーマット情報とが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームの同じフィールドまたはヘッダ内に埋め込まれる、請求項12に記載の受信デバイス。
【請求項17】
前記CSDインジケータと前記CSDフォーマット情報とが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームの異なるフィールドまたは異なるヘッダ内に埋め込まれる、請求項12に記載の受信デバイス。
【請求項18】
前記ワイヤレス信号が、CSDなしに送信されるポストアンブルを含むパケットを備え、前記到来角を推定することが、前記ポストアンブルにさらに基づく、請求項10に記載の受信デバイス。
【請求項19】
命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令が、受信デバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、前記受信デバイスに、
ワイヤレスチャネル上で送信デバイスからワイヤレス信号を受信することと、
前記ワイヤレス信号中のサイクリックシフトダイバーシティ(CSD)の存在を決定することと、
CSDの前記存在に少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレス信号の到来角を推定することと
を備える動作を実施させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項20】
前記到来角を推定することを行うための前記命令の実行が、前記受信デバイスに、
前記CSDに少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレスチャネルの第1のタップを決定することと、
前記ワイヤレスチャネルの前記第1のタップに基づいて、前記受信デバイスの複数のアンテナ間の前記ワイヤレス信号の位相差を決定することと
を備える動作をさらに実施させる、請求項19に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項21】
前記ワイヤレス信号中のCSDの前記存在を決定することを行うための前記命令の実行が、前記受信デバイスに、
前記ワイヤレス信号中のCSDインジケータまたはCSDフォーマット情報の存在を検出すること
を備える動作を実施させる、請求項19に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項22】
前記CSDフォーマット情報が、前記ワイヤレス信号を送信するために使用される送信アンテナの数またはCSD値のうちの少なくとも1つを示す、請求項21に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項23】
前記CSDインジケータが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームのプリアンブル、ミッドアンブル、ポストアンブル、またはヘッダのうちの少なくとも1つ内に埋め込まれる、請求項21に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項24】
前記CSDインジケータが、前記ワイヤレス信号に関連する高スループット(HT)フレーム、超高スループット(VHT)フレーム、または高効率(HE)フレームのうちの少なくとも1つのプリアンブルシグナリングフィールド内に埋め込まれる、請求項21に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項25】
前記ワイヤレス信号が、CSDなしに送信されるポストアンブルを含むパケットを備え、前記到来角を推定することが、前記ポストアンブルにさらに基づく、請求項19に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項26】
ワイヤレスチャネル上で送信デバイスからワイヤレス信号を受信するための手段と、
前記ワイヤレス信号中のサイクリックシフトダイバーシティ(CSD)の存在を決定するための手段と、
CSDの前記存在に少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレス信号の到来角を推定するための手段と
を備える、受信デバイス。
【請求項27】
前記ワイヤレス信号の前記到来角を推定するための前記手段が、
前記CSDに少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレスチャネルの第1のタップを決定するための手段と、
前記ワイヤレスチャネルの前記第1のタップに基づいて、前記受信デバイスの複数のアンテナ間の位相差を決定するための手段と
を備える、請求項26に記載の受信デバイス。
【請求項28】
前記ワイヤレス信号中のCSDの前記存在を決定するための前記手段が、
前記受信されたワイヤレス信号中のCSDインジケータまたはCSDフォーマット情報の存在を検出するための手段
を備える、請求項26に記載の受信デバイス。
【請求項29】
前記CSDフォーマット情報が、前記ワイヤレス信号を送信するために使用される送信アンテナの数またはCSD値のうちの少なくとも1つを示す、請求項28に記載の受信デバイス。
【請求項30】
前記ワイヤレス信号が、CSDなしに送信されるポストアンブルを含むパケットを備え、前記到来角を推定することが、前記ポストアンブルにさらに基づく、請求項26に記載の受信デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本開示の態様は、一般にワイヤレスネットワークに関し、詳細には、ワイヤレスネットワークにおける信号の到来角および離脱角を推定することに関する。
【背景技術】
【0002】
[0002]デバイス間で送信されるワイヤレス信号の到来角(AoA:angle of arrival)情報および離脱角(AoD:angle of departure)情報が推定され、その後、デバイスの相対位置および配向を決定するために使用され得る。たとえば、信号は、第2のデバイスから第1のデバイスによって受信され得、第1のデバイスは、第2のデバイスに関する方位線(line of bearing)を決定するために、受信された信号のAoA情報および/またはAoD情報を使用し得る。第2のデバイスのロケーションおよび配向が知られている場合、第1のデバイスは、第2のデバイスに対するそれの位置および配向を決定し得る。
【0003】
[0003]AoA情報およびAoD情報を推定することは受動測位技法である(たとえば、第1のデバイスは第2のデバイスに信号を送信する必要がない)ので、第1のデバイスは、(たとえば、ファインタイミング測定(FTM:fine timing measurement)フレームを使用する能動測距動作などの)能動測位動作を実施するデバイスと比較してより少ない電力および帯域幅を消費し得る。さらに、AoA情報およびAoD情報を推定することに基づく受動測位動作は、到着時間(TOA:time of arrival)情報または出発時間(TOD:time of departure)情報をキャプチャすることなしに実施され得るので、受動測位動作の精度は、デバイス間のタイミング同期またはデバイスに関連する処理遅延に依存しない。
【0004】
[0004]測位動作はワイヤレスネットワークにおけるデバイス位置特定およびトラッキングのためにますます重要になっているので、パフォーマンスを犠牲にすることなしに、推定されたAoA情報およびAoD情報の精度を改善することが望ましいであろう。
【発明の概要】
【0005】
[0005]本発明の概要は、発明を実施するための形態において以下でさらに説明される概念の選択を簡略化された形で紹介するために与えられる。本発明の概要は、請求する主題の主要な特徴または本質的特徴を識別するものではなく、請求する主題の範囲を限定するものでもない。
【0006】
[0006]到来角情報を推定するための装置および方法が本明細書で開示される。一態様では、方法が開示される。本方法は、受信デバイスによって実施され得、ワイヤレスチャネル上で送信デバイスからワイヤレス信号を受信することと、ワイヤレス信号中のサイクリックシフトダイバーシティ(CSD:cyclic shift diversity)の存在を決定することと、CSDの存在に少なくとも部分的に基づいてワイヤレスの到来角を推定することとを含み得る。
【0007】
[0007]別の態様では、受信デバイスが開示される。受信デバイスは、1つまたは複数のプロセッサとメモリとを含み得る。メモリは、1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、受信デバイスに、ワイヤレスチャネル上で送信デバイスからワイヤレス信号を受信することと、ワイヤレス信号中のサイクリックシフトダイバーシティ(CSD)の存在を決定することと、CSDの存在に少なくとも部分的に基づいてワイヤレス信号の到来角を推定することとを行わせる命令を含み得る。
【0008】
[0008]別の態様では、非一時的コンピュータ可読媒体が開示される。本非一時的コンピュータ可読媒体は、受信デバイスによって実行されたとき、受信デバイスにいくつかの動作を実施させる命令を備え得る。いくつかの動作は、ワイヤレスチャネル上で送信デバイスからワイヤレス信号を受信することと、ワイヤレス信号中のサイクリックシフトダイバーシティ(CSD)の存在を決定することと、CSDの存在に少なくとも部分的に基づいてワイヤレス信号の到来角を推定することとを含み得る。
【0009】
[0009]別の態様では、受信デバイスが開示される。受信デバイスは、ワイヤレスチャネル上で送信デバイスからワイヤレス信号を受信するための手段と、ワイヤレス信号中のサイクリックシフトダイバーシティ(CSD)の存在を決定するための手段と、CSDの存在に少なくとも部分的に基づいてワイヤレス信号の到来角を推定するための手段とを含み得る。
【0010】
[0010]本開示の性質および利点のさらなる理解は、以下の図面を参照することによって実現され得る。添付の図において、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様の構成要素同士を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】[0011]本開示の態様が実装され得るワイヤレスシステムのブロック図。
図2】[0012]本開示の態様による、ワイヤレスデバイスのブロック図。
図3A】[0013]受信デバイスの2つのアンテナによるワイヤレス信号の例示的な受信を示す図。
図3B】[0014]送信デバイスの2つのアンテナから受信デバイスの単一のアンテナへのワイヤレス信号の例示的な送信を示す図。
図3C】[0015]送信デバイスの2つのアンテナから受信デバイスの2つのアンテナへのワイヤレス信号の例示的な送信を示す図。
図3D】[0016]図3Cに示されるワイヤレスチャネルの例示的なタップ付き遅延線モデルを示す図。
図4A】[0017]本開示の態様が実装され得る例示的なパケットを示す図。
図4B】[0018]本開示の態様が実装され得る別の例示的なパケットを示す図。
図5A】[0019]本開示の態様が実装され得る例示的なフレームを示す図。
図5B】[0020]本開示の態様が実装され得る超高スループット(VHT:very high throughput)プリアンブルを示す図。
図5C】[0021]本開示の態様が実装され得る高効率(HE:high efficiency)プリアンブルを示す図。
図6】[0022]本開示の態様による、到来角情報を推定するための例示的な動作を示す例示的なフローチャート。
図7】[0023]本開示の態様による、到来角情報を推定するための別の例示的な動作を示す例示的なフローチャート。
図8】[0024]本開示の態様による、到来角情報を推定するためのまた別の例示的な動作を示す別の例示的なフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[0025]本開示の態様は、単に簡単のために、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)において展開されるデバイスのための到来角(AoA)情報および離脱角(AoD)情報を推定することのコンテキストにおいて、以下で説明される。本開示の態様が、他のワイヤレスネットワーク(たとえば、セルラーネットワーク、パーソナルエリアネットワーク、ピコネットワーク、フェムトネットワーク、衛星ネットワーク)において展開されるデバイスのためのAoA情報および/またはAoD情報を推定することに等しく適用可能であることを理解されたい。本明細書で使用される「WLAN」および「Wi−Fi(登録商標)」という用語は、IEEE802.11規格ファミリー、Bluetooth(登録商標)、HiperLAN(主に欧州で使用される、IEEE802.11規格に匹敵するワイヤレス規格のセット)、および比較的短い電波伝播距離を有する他の技術によって管理される通信を含み得る。したがって、「WLAN」および「Wi−Fi」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。さらに、APと複数のSTAとを含むインフラストラクチャWLANシステムに関して以下で説明されるが、本開示の態様は、たとえば、複数のAPを含むWLAN、ピアツーピア(または独立基本サービスセット)システム、Wi−Fi Direct(登録商標)システム、および/またはホットスポットを含む、他のWLANシステムに等しく適用可能である。さらに、ワイヤレスデバイス間でデータパケットを交換することに関して本明細書で説明されるが、本開示の態様は、ワイヤレスデバイス間での任意のデータユニット、パケット、および/またはフレームの交換に適用され得る。したがって、「データパケット」という用語は、任意のフレーム、パケット、または、たとえば、プロトコルデータユニット(PDU)、MACプロトコルデータユニット(MPDU)、および物理レイヤコンバージェンスプロシージャプロトコルデータユニット(PPDU)などのデータユニットを含み得る。「A−MPDU」という用語は、アグリゲートMPDU(aggregated MPDU)を指すことがある。PDUおよび/またはPPDUは、たとえば、MACサービスデータユニット(MSDU)またはMACフレームなど、カプセル化されたデータを含んでいることがある、物理レイヤ(PHY)サービスデータユニット(PSDU)を含み得る。
【0013】
[0026]さらに、本明細書で使用される「HT」という用語は、たとえば、IEEE802.11n規格によって定義される高スループットフレームフォーマットまたはプロトコルを指すことがあり、「VHT」という用語は、たとえば、IEEE802.11ac規格によって定義される超高スループットフレームフォーマットまたはプロトコルを指すことがあり、「HE」という用語は、たとえば、IEEE802.11ax規格によって定義される高効率フレームフォーマットまたはプロトコルを指すことがあり、「非HT」という用語は、たとえば、IEEE802.11a/g規格によって定義されるレガシーフレームフォーマットまたはプロトコルを指すことがある。したがって、「レガシー」および「非HT」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。さらに、本明細書で使用される「レガシーデバイス」という用語は、IEEE802.11a/g規格に従って動作するデバイスを指すことがあり、本明細書で使用される「HEデバイス」という用語は、IEEE802.11ax規格および/または802.11az規格に従って動作するデバイスを指すことがある。
【0014】
[0027]以下の説明では、本開示の完全な理解を与えるために、特定の構成要素、回路、およびプロセスの例など、多数の具体的な詳細が記載される。本明細書で使用される「結合された」という用語は、直接接続されていること、あるいは1つまたは複数の介在する構成要素または回路を通して接続されていることを意味する。本明細書で使用される「角度情報」という用語は、AoA情報および/またはAoD情報を指すことがある。また、以下の説明では、説明のために、本開示の完全な理解を与えるために具体的な名称が記載される。ただし、これらの具体的な詳細は、例示的な実装形態を実施するために必要でないことがあることが、当業者には明らかであろう。他の事例では、本開示を不明瞭にしないように、よく知られている回路およびデバイスがブロック図の形式で示される。本開示は、本明細書で説明される具体的な例に限定されるものと解釈されるべきではなく、むしろ添付の特許請求の範囲によって規定されたすべての実装形態をそれらの範囲内に含む。
【0015】
[0028]添付の図面を参照しながら本開示の様々な態様が以下でより十分に説明される。ただし、本開示は、多くの異なる形態で実施され得、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように与えられる。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本開示の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本開示の他の態様と組み合わせられるにせよ、本明細書で開示される本開示のいかなる態様をもカバーするものであることを、当業者は諒解されたい。たとえば、本明細書に記載される態様をいくつ使用しても、装置は実装され得、または方法は実施され得る。さらに、本開示の範囲は、本明細書に記載される本開示の様々な態様に加えてまたはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるそのような装置または方法をカバーするものとする。本明細書で開示される本開示のいずれの態様も、請求項の1つまたは複数の要素によって実施され得ることを理解されたい。本開示の範囲から逸脱することなく、説明される要素の機能および構成において変更が行われ得る。様々な例は、適宜に様々なプロシージャまたは構成要素を省略、置換、または追加し得る。たとえば、説明される方法は、説明される順序とは異なる順序で実施され得、様々なステップが追加、省略、または組み合わせられ得る。また、いくつかの例に関して説明される特徴は、他の例において組み合わせられ得る。
【0016】
[0029]ただし、これらおよび同様の用語はすべて、適切な物理量に関連付けられるべきものであり、これらの量に適用される便利なラベルにすぎないことに留意されたい。別段に明記されていない限り、以下の説明から明らかなように、本出願全体にわたって、「アクセスすること」、「受信すること」、「送ること」、「使用すること」、「選択すること」、「決定すること」、「正規化すること」、「乗算すること」、「平均化すること」、「監視すること」、「比較すること」、「適用すること」、「更新すること」、「測定すること」、「導出すること」などの用語を利用する説明は、コンピュータシステムのレジスタおよびメモリ内の物理(電子)量として表されるデータを操作し、コンピュータシステムのメモリあるいはレジスタあるいは他のそのような情報記憶、送信、または表示デバイス内の物理量として同様に表される他のデータに変換する、コンピュータシステムまたは同様の電子コンピューティングデバイスのアクションおよびプロセスを指すことを諒解されたい。
【0017】
[0030]本明細書で使用される「決定すること」という用語は、多種多様なアクションを包含する。たとえば、「決定すること」は、計算すること(calculating)、算出すること(computing)、処理すること、導出すること、調査すること、ルックアップすること(たとえば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造においてルックアップすること)、確認することなどを含み得る。また、「決定すること」は、受信すること(たとえば、情報を受信すること)、査定すること(たとえば、メモリ中のデータを査定すること)などを含み得る。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選定すること、確立することなどを含み得る。また、「決定すること」は、測定すること、推定することなどを含み得る。
【0018】
[0031]本明細書で使用される、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−c、ならびに複数の同じメンバーを含む任意のそのようなリスト(たとえば、aa、bb、またはccを含む任意のリスト)を包含するものとする。
【0019】
[0032]図では、単一のブロックは、1つまたは複数の機能を実施するものとして説明され得るが、実際には、そのブロックによって実施される1つまたは複数の機能は、単一の構成要素内で、または複数の構成要素にわたって実施され得、ならびに/あるいはハードウェアを使用するか、ソフトウェアを使用するか、またはハードウェアおよびソフトウェアの組合せを使用して実施され得る。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概してそれらの機能に関して以下で説明される。そのような機能がハードウェアとして実装されるのかソフトウェアとして実装されるのかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、特許請求の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきではない。また、例示的なワイヤレス通信デバイスは、示されたもの以外の構成要素を含み得る。
【0020】
[0033]本明細書で説明される技法は、直交多重化方式に基づく通信システムを含む様々なブロードバンドワイヤレス通信システムのために使用され得る。そのような通信システムの例としては、空間分割多元接続(SDMA)、時分割多元接続(TDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システムなどがある。SDMAシステムは、複数のユーザ端末に属するデータを同時に送信するために十分に異なる方向を利用し得る。TDMAシステムは、送信信号を異なるタイムスロットに分割することによって、複数のユーザ端末が同じ周波数チャネルを共有することを可能にし得、各タイムスロットは異なるユーザ端末に割り当てられる。OFDMAシステムは、全システム帯域幅を複数の直交サブキャリアに区分する変調技法である、直交周波数分割多重(OFDM)を利用する。これらのサブキャリアは、トーン、ビンなどと呼ばれることもある。OFDMでは、各サブキャリアは独立してデータで変調され得る。SC−FDMAシステムは、システム帯域幅にわたって分散されたサブキャリア上で送信するためのインターリーブFDMA(IFDMA)、隣接するサブキャリアのブロック上で送信するための局所FDMA(LFDMA)、または隣接するサブキャリアの複数のブロック上で送信するための拡張FDMA(EFDMA)を利用し得る。概して、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、SC−FDMAでは時間領域で送られる。
【0021】
[0034]本明細書の教示は、様々なワイヤードまたはワイヤレス装置(たとえば、ノード)に組み込まれ得る(たとえば、その装置内に実装されるか、またはその装置によって実施され得る)。いくつかの態様では、本明細書の教示に従って実装されるワイヤレスノードはアクセスポイントまたはアクセス端末を備え得る。
【0022】
[0035]上述のように、受信デバイスは、送信デバイスに対するそれの位置および/または配向を決定するために送信デバイスから受信された信号のAoA情報および/またはAoD情報を使用し得る。IEEE802.11規格ファミリーに対する最近の修正は、いくつかの受信デバイスにそれのロケーションおよび配向を与えるための、送信デバイスのための機構を与える。この情報は、受信デバイスが、送信デバイスから受信された信号のAoA情報および/またはAoD情報に基づいてそれらの位置を決定するのを支援し得る。いくつかの送信デバイスは、複数のアンテナが送信デバイスよりも少数のアンテナを有する受信デバイスに信号を送信するために使用される送信ダイバーシティ技法を採用し得る。たとえば、送信デバイスは、2つのアンテナのみを有する受信デバイスにパケットを送信するために4つの送信アンテナを使用し得る(たとえば、4×2MIMO構成)。そのような送信は、偶発的(unintentional)ビームフォーミングを回避するために送信アンテナにわたってサイクリックシフトダイバーシティ(CSD)を使用し得る。サイクリック遅延ダイバーシティ(CDD:cyclic delay diversity)と呼ばれることもあるCSDは、送信デバイスの異なるアンテナによって送信された信号間の遅延をもたらす。この遅延は、送信アンテナから受信された信号が、受信デバイスへのマルチパス信号のように見えることを引き起こすことがあり、AoA情報を正確に決定する受信デバイスの能力を劣化させ得る。これらは、本開示の様々な態様によって解決されるべき技術的問題の少なくとも一部である。
【0023】
[0036]本明細書で開示される装置および方法は、送信デバイスが、指定された信号がCSDを用いて送信されるかどうかを示すことを可能にすることによって、推定されたAoA情報の精度を改善し得る。CSDが使用される事例では、送信デバイスは、指定された信号を送信するために採用される送信アンテナの数および/またはCSD遅延値をさらに示し得る。たとえば、受信デバイスは、指定された信号を送信するために使用される送信アンテナの数と、(たとえば、IEEE802.11仕様において指定されている)指定された数の送信アンテナのための知られているCSDパターンとに基づいて、指定された信号に関連するCSDパターンを決定し得る。
【0024】
[0037]指定された信号を送信するためにCSDが使用されるかどうかに関する指示は、以下でCSDインジケータと呼ばれることがあり、指定された信号を送信するために、いくつの送信アンテナが使用されるかおよび/または採用されるCSD遅延値に関する指示は、以下でCSDフォーマット情報と呼ばれることがある。以上のことから、CSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報の一部が(たとえば、仕様または同意した協定を介して)暗黙的にまたは(たとえば、送信されたパケット中のフィールドを介して)明示的にシグナリングされ得ることは明らかであろう。受信デバイスは、それの推定されたAoA情報の精度を決定するためにCSDインジケータを使用し得る。たとえば、CSDが(異なるアンテナからの)送信された信号中の位相シフトを引き起こすので、CSDの存在は、推定されたAoA情報の精度を低減し得る。さらに、受信デバイスは、指定された信号を送信するために使用されるCSDフォーマットを補償するためにCSDフォーマット情報を使用し得る。たとえば、CSDフォーマットの知識を用いて、受信デバイスは、(たとえば、CSDに起因する位相シフトを補償するために)それが受信された信号のAoA情報を推定する様式を調整し得る。上述の技術的問題に1つまたは複数の解決策を与える本開示のこれらおよび他の詳細が、以下で詳細に説明される。
【0025】
[0038]図1は、本開示の態様が実装され得る例示的なワイヤレスシステム100のブロック図を示す。ワイヤレスシステム100は、4つのワイヤレス局STA1〜STA4と、ワイヤレスアクセスポイント(AP)110と、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)120とを含むように示されている。WLAN120は、IEEE802.11規格ファミリーに従って(または他の好適なワイヤレスプロトコルに従って)動作し得る複数のWi−Fiアクセスポイント(AP)によって形成され得る。したがって、簡単のために、ただ1つのAP110が図1に示されているが、WLAN120は、AP110など、任意の数のアクセスポイントによって形成され得ることを理解されたい。AP110は、たとえば、アクセスポイントの製造業者によって、その中にプログラムされる一意のMACアドレスを割り当てられ得る。同様に、局STA1〜STA4の各々も、一意のMACアドレスを割り当てられる。図1には詳細に示されていないが、少なくともいくつかの実装形態では、局STA1〜STA4は、(たとえば、AP110の存在なしに)互いに直接信号を交換し得る。
【0026】
[0039]いくつかの実装形態では、ワイヤレスシステム100は、多入力多出力(MIMO)ワイヤレスネットワークに対応し得、シングルユーザMIMO(SU−MIMO)通信およびマルチユーザMIMO(MU−MIMO)通信をサポートし得る。さらに、WLAN120がインフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)として図1に示されているが、他の実装形態では、WLAN120は、独立基本サービスセット(IBSS)、拡張基本サービスセット(EBSS)、アドホックネットワーク、または(たとえば、Wi−Fi Directプロトコルに従って動作する)ピアツーピア(P2P)ネットワークであり得る。
【0027】
[0040]局STA1〜STA4は、たとえば、セルフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットデバイス、ラップトップコンピュータなどを含む、任意の好適なWi−Fi対応ワイヤレスデバイスであり得る。局STA1〜STA4は、ユーザ機器(UE)、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。少なくともいくつかの実装形態では、局STA1〜STA4の各々は、トランシーバと、1つまたは複数の処理リソース(たとえば、プロセッサおよび/またはASIC)と、1つまたは複数のメモリリソースと、電源(たとえば、バッテリー)とを含み得る。メモリリソースは、図6図8に関して以下で説明される動作を実施するための命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、EPROM、EEPROM(登録商標)、フラッシュメモリ、ハードドライブなど、1つまたは複数の不揮発性メモリ要素)を含み得る。
【0028】
[0041]AP110は、1つまたは複数のワイヤレスデバイスが、Wi−Fi、Bluetooth、または任意の他の好適なワイヤレス通信規格を使用してAP110を介してネットワーク(たとえば、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、および/またはインターネット)に接続することを可能にする任意の好適なデバイスであり得る。少なくともいくつかの実装形態では、AP110は、トランシーバと、ネットワークインターフェースと、1つまたは複数の処理リソースと、1つまたは複数のメモリリソースとを含み得る。メモリリソースは、上記で説明されたまたは図6図8に関して以下で説明される動作説明される動作を実施するための命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブなど、1つまたは複数の不揮発性メモリ要素)を含み得る。他の実装形態では、AP110の1つまたは複数の機能は、(たとえば、ソフトAPとして動作する)局STA1〜STA4のうちの1つによって実施され得る。
【0029】
[0042]局STA1〜STA4および/またはAP110では、1つまたは複数のトランシーバは、Wi−Fiトランシーバ、Bluetoothトランシーバ、セルラートランシーバ、ならびに/またはワイヤレス通信信号を送信および受信するための他の好適な無線周波数(RF)トランシーバ(簡単のために図示せず)を含み得る。各トランシーバは、別個の周波数帯域においておよび/または別個の通信プロトコルを使用して、他のワイヤレスデバイスと通信し得る。たとえば、Wi−Fiトランシーバは、IEEE802.11規格ファミリーに従って、2.4GHz周波数帯域内、5GHz周波数帯域内、および/または60GHz周波数帯域内で通信し得る。セルラートランシーバは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標):3rd Generation Partnership Project)によって記述された4Gロングタームエボリューション(LTE(登録商標))プロトコルに従って(たとえば、約700MHzから約3.9GHzの間で)、および/または他のセルラープロトコル(たとえば、モバイル用グローバルシステム(GSM(登録商標))通信プロトコル)に従って、様々なRF周波数帯域内で通信し得る。他の実装形態では、局STA1〜STA4および/またはAP110内に含まれるトランシーバは、ZigBee(登録商標)仕様からの仕様によって記述されたZigBeeトランシーバ、WiGigトランシーバ、および/またはHomePlugアライアンスからの仕様によって記述されたHomePlugトランシーバなどの任意の技術的に実現可能なトランシーバであり得る。
【0030】
[0043]AP110は、AP110のワイヤレス範囲内の任意のSTAが、ワイヤレスネットワーク100との通信リンクを確立および/または維持することを可能にするために、ビーコンフレームを周期的にブロードキャストし得る。AP110が局STA1〜STA4のためのダウンリンクデータをキューイングしたかどうかを示すトラフィック指示マップ(TIM:traffic indication map)を含み得る、ビーコンフレームは、一般に、ターゲットビーコン送信時間(TBTT:target beacon transmission time)スケジュールに従ってブロードキャストされる。ブロードキャストされたビーコンフレームは、APのタイミング同期機能(TSF:timing synchronization function)値をも含み得る。局STA1〜STA4は、たとえば、すべての局STA1〜STA4が互いにおよびAP110と同期されるように、それら自体のローカルTSF値を、ブロードキャストされたTSF値と同期させ得る。
【0031】
[0044]少なくともいくつかの実装形態では、局STA1〜STA4の各々およびAP110は、任意の好適な測距動作を使用してそれ自体と別のWi−Fi対応デバイスとの間の距離を推定するために使用され得る(たとえば、よく知られているソフトウェアモジュール、ハードウェア構成要素、および/またはそれらの好適な組合せを使用して形成される)RF測距回路を含み得る。さらに、局STA1〜STA4の各々および/またはAP110は、Wi−Fiアクセスポイントおよび/または局のデータのキャッシュを記憶するためのローカルメモリ(簡単のために図1に図示せず)を含み得る。
【0032】
[0045]図2は、図1の局STA1〜STA4またはAP110のうちの少なくとも1つの一実装形態であり得るワイヤレスデバイス200を示す。ワイヤレスデバイス200は、物理レイヤデバイス(PHY)210を含み得、媒体アクセスコントローラ(MAC)220を含み得、プロセッサ230を含み得、メモリ240を含み得、いくつかのアンテナ250(1)〜250(n)を含み得る。PHY210は、少なくともいくつかのトランシーバ211とベースバンドプロセッサ212とを含み得る。トランシーバ211は、直接的にまたはアンテナ選択回路(簡単のために図示せず)を通してのいずれかで、アンテナ250(1)〜250(n)に結合され得る。トランシーバ211は、たとえば、図1のAP110および/または局STA1〜STA4のうちの1つまたは複数を含む他のワイヤレスデバイスに信号を送信し、それらから信号を受信するために使用され得る。簡単のために図2には示されていないが、トランシーバ211は、信号を処理し、アンテナ250(1)〜250(n)を介して他のワイヤレスデバイスに送信するための任意の数の送信チェーンを含み得、アンテナ250(1)〜250(n)から受信された信号を処理するための任意の数の受信チェーンを含み得る。したがって、ワイヤレスデバイス200は、MIMO動作のために構成され得る。MIMO動作は、SU−MIMO動作および/またはMU−MIMO動作を含み得る。さらに、n個のいくつかの態様(n some aspects)、ワイヤレスデバイス200は、アンテナダイバーシティを与えるために複数のアンテナ250(1)〜250(n)を使用し得る。アンテナダイバーシティは、偏波ダイバーシティ、パターンダイバーシティ、および/または空間ダイバーシティを含み得る。
【0033】
[0046]ベースバンドプロセッサ212は、プロセッサ230および/またはメモリ240から受信された信号を処理し、アンテナ250(1)〜250(n)のうちの1つまたは複数を介した送信のために、処理された信号をトランシーバ211にフォワーディングするために使用され得、トランシーバ211を介してアンテナ250(1)〜250(n)のうちの1つまたは複数から受信された信号を処理し、処理された信号をプロセッサ230および/またはメモリ240にフォワーディングするために使用され得る。
【0034】
[0047]MAC220は、少なくともいくつかの競合エンジン221とフレームフォーマッティング回路222とを含み得る。競合エンジン221は、1つまたは複数の共有ワイヤレス媒体へのアクセスを求めて競合し得、また、1つまたは複数の共有ワイヤレス媒体を介した送信のためのパケットを記憶し得る。他の実装形態では、競合エンジン221は、MAC220とは別個であり得る。さらに他の実装形態では、競合エンジン221は、プロセッサ230によって実行されたとき、競合エンジン221の機能を実施する命令を含んでいる(たとえば、メモリ240に記憶された、または、MAC220内に設けられたメモリに記憶された)1つまたは複数のソフトウェアモジュールとして実装され得る。
【0035】
[0048]フレームフォーマッティング回路222は、(たとえば、プロセッサ230によって与えられたPDUにMACヘッダを追加することによって)プロセッサ230および/またはメモリ240から受信されたフレームを作成および/またはフォーマットするために使用され得、(たとえば、PHY210から受信されたフレームからMACヘッダを取ることによって)PHY210から受信されたフレームを再フォーマットするために使用され得る。いくつかの態様では、フレームフォーマッティング回路222は、ワイヤレスデバイス200から送信されるべきパケットまたは信号内にCSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報を埋め込むために使用され得る。CSDインジケータは、CSDを使用して、複数のアンテナから、パケットまたは信号が送信されるかどうかを示し得る。CSDフォーマット情報は、パケットまたは信号を送信するために使用される送信アンテナの数および/またはCSD値を示し得る。
【0036】
[0049]メモリ240は、いくつかのアクセスポイント、局、および/または他のワイヤレスデバイスに関する(またはそれらに関係する)ロケーションデータ、構成情報、データレート、MACアドレス、および他の好適な情報を記憶し得るデータベース241を含み得る。データベース241はまた、いくつかのワイヤレスデバイスのためのプロファイル情報を記憶し得る。所与のワイヤレスデバイスのためのプロファイル情報は、たとえば、ワイヤレスデバイスのサービスセット識別子(SSID:service set identifier)、チャネル情報、受信信号強度インジケータ(RSSI:received signal strength indicator)値、グッドプット値、チャネル状態情報(CSI:channel state information)、およびワイヤレスデバイス200との接続履歴を含み得る。
【0037】
[0050]メモリ240は、1つまたは複数の他のデバイスのためのCSD情報を記憶し得るCSDテーブル242を含み得る。CSD情報は、1つまたは複数の他のデバイスの各々のためのCSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報を含み得る。いくつかの態様では、所与のデバイスのためのCSD情報は、所与のデバイスから送信された信号の受信時に、および/またはワイヤレスデバイス200と所与のデバイスとの間の前の(prior)信号交換に応答して、CSDテーブル242に記憶され得る。他の態様では、所与のデバイスのためのCSD情報は、別のデバイス(たとえば、所与のデバイスのCSD情報を前に取得したデバイス)から取得されるか、またはそれによって共有され得る。
【0038】
[0051]メモリ240は、以下のソフトウェアモジュールを記憶し得る非一時的コンピュータ可読記憶媒体(たとえば、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブなど、1つまたは複数の不揮発性メモリ要素)をも含み得る。
【0039】
・たとえば、図6図8に関して以下で説明されるように、フレーム(たとえば、データフレーム、制御フレーム、管理フレーム、およびアクションフレーム)の作成および交換を可能にするためのフレーム形成および交換ソフトウェアモジュール243、
・たとえば、図6図8に関して以下で説明されるように、受信されたパケットまたはフレーム中のサイクリックシフトダイバーシティ(CSD)インジケータおよび/またはCSDフォーマット情報の検出を可能にするための、ならびに/あるいは送信されたパケットまたはフレーム中のCSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報の挿入を可能にするためのCSDインジケータソフトウェアモジュール244、
・たとえば、図6図8に関して以下で説明されるように、他のデバイスから受信されたワイヤレス信号の位相情報の決定を可能にするための、および/またはワイヤレス信号がCSDを用いて送信されるときに位相情報が決定される様式を調整するための位相情報決定ソフトウェアモジュール245、ならびに
・たとえば、図6図8に関して以下で説明されるように、位相情報決定ソフトウェアモジュール245によって与えられる位相情報、CSDインジケータ、および/またはCSDフォーマット情報に少なくとも部分的に基づいて、受信されたワイヤレス信号のAoA情報および/またはAoD情報を推定するための角度情報推定ソフトウェアモジュール246。
各ソフトウェアモジュールは、プロセッサ230によって実行されたとき、対応する機能をワイヤレスデバイス200に実施させ得る命令を含む。したがって、メモリ240の非一時的コンピュータ可読媒体は、図6図8の方法の動作の全部または一部分を実施するための命令を含む。
【0040】
[0052]プロセッサ230は、ワイヤレスデバイス200に(たとえば、メモリ240内に)記憶された1つまたは複数のソフトウェアプログラムのスクリプトまたは命令を実行することが可能な1つまたは複数の好適なプロセッサであり得る。たとえば、プロセッサ230は、フレーム(たとえば、データフレーム、制御フレーム、管理フレーム、およびアクションフレーム)の作成および交換を可能にするためのフレーム形成および交換ソフトウェアモジュール243を実行し得る。プロセッサ230は、受信されたパケットまたはフレーム中のCSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報の検出を可能にするためのCSDインジケータソフトウェアモジュール244をも実行し得る。CSDインジケータソフトウェアモジュール244の実行は、ワイヤレスデバイス200から送信されたパケットまたはフレームへのCSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報の挿入を可能にするためにも使用され得る。プロセッサ230は、他のデバイスから受信されたワイヤレス信号の位相情報の決定を可能にするための、および/またはワイヤレス信号がCSDを用いて送信されるときに位相情報が決定される様式を調整するための位相情報決定ソフトウェアモジュール245をも実行し得る。プロセッサ230は、位相情報決定ソフトウェアモジュール245によって与えられる位相情報、CSDインジケータ、および/またはCSDフォーマット情報に少なくとも部分的に基づいて、受信されたワイヤレス信号のAoA情報および/またはAoD情報を推定するための角度情報推定ソフトウェアモジュール246をも実行し得る。
【0041】
[0053]受信デバイスは、たとえば、図2のワイヤレスデバイス200によって示されているように、任意の数のアンテナを含み得る。したがって、信号が送信デバイスから受信デバイスに送信されるとき、ワイヤレス信号は、受信デバイスのアンテナ間の物理的間隔により、異なる時間に、したがって異なる位相で、受信デバイスの異なるアンテナによって受信され得る。
【0042】
[0054]送信デバイスも、たとえば、図2のワイヤレスデバイス200によって示されているように、任意の数のアンテナを含み得る。したがって、信号が送信デバイスから受信デバイスに送信されるとき、受信デバイスのアンテナは、送信デバイスのアンテナ間の物理的間隔、および/または(たとえば、CSDに基づいて)異なるアンテナを使用して送信された信号に適用された位相シフトにより、異なる時間に、したがって異なる位相で、送信デバイスのアンテナの各々から信号成分を受信し得る。
【0043】
[0055]図3Aは、距離dRだけ分離された2つのアンテナRX1およびRX2を含む受信デバイス310による信号302の受信を示す図300である。図3Aの例では、信号302は、第1のアンテナRX1と第2のアンテナRX2との間に延びる軸線311に対する到来角θAで第1のアンテナRX1および第2のアンテナRX2において受信される。第1のアンテナRX1と第2のアンテナRX2とは距離dRだけ分離されるので、第2のアンテナRX2によって受信される信号302は、第1のアンテナRX1によって受信される信号302よりも長く、d cosθAに等しい距離進む。第1のアンテナRX1と第2のアンテナRX2との間で観測された位相差は、次のように表され得る。
【0044】
【数1】
【0045】
ここで、λは信号302の波長である。d≒λ/2と仮定すると、この位相差は、次のように表され得る。
【0046】
【数2】
【0047】
いくつかの態様では、第1のアンテナRX1よって受信される信号302と第2のアンテナRX2によって受信される信号302との間の位相差は、信号302の位相情報と呼ばれることがある。その後、受信デバイス310は、任意の好適なよく知られている技法を使用して、決定された位相情報(または位相差)に基づいて、送信デバイスから受信された信号302の到来角θAを推定し得る。
【0048】
[0056]図3Bは、送信デバイス320から受信デバイス310へのワイヤレス信号352の送信を示す図350である。送信デバイス320は、距離dTだけ分離された第1のアンテナTX1および第2のアンテナTX2を含むように示されている。図3Bの例では、信号352は、第1のアンテナTX1と第2のアンテナTX2との間に延びる軸線321に対する離脱角θDで送信デバイス320の第1のアンテナTX1および第2のアンテナTX2から送信され、受信デバイス310の第1のアンテナRx1によって受信される。第1のアンテナTX1と第2のアンテナTX2とは距離dTだけ分離されるので、第1のアンテナTX1によって送信された信号352の第1の成分352(1)は、第2のアンテナTX2によって送信された信号352の第2の成分352(2)よりも長く、dT cosθDに等しい距離進む。受信デバイス310の第1のアンテナRX1において観測されるように、第1の成分352(1)と第2の成分352(2)との間の位相差は、次のように表され得る。
【0049】
【数3】
【0050】
ここで、λは信号352の波長である。d≒λ/2と仮定すると、この位相差は、次のように表され得る。
【0051】
【数4】
【0052】
いくつかの態様では、第1の成分352(1)と第2の成分352(2)との間の位相差は、信号352の位相情報と呼ばれることがある。その後、受信デバイス310は、任意の好適なよく知られている技法を使用して、決定された位相情報または位相差(ΔPhase)に基づいて、送信デバイス320からの信号352の離脱角θDを推定し得る。
【0053】
[0057]マルチパス信号伝搬(たとえば、マルチパス効果)は、受信デバイス310がAoA情報およびAoD情報を推定し得る精度を劣化させ得ることに留意されたい。たとえば、ESPRIT(回転不変性技法による信号パラメータの推定(Estimation of Signal Parameters via Rotational Invariance Techniques))およびMUSIC(多信号分類(MUltiple SIgnal Classification))あるいはバートレット法またはカポン法を含む、1つまたは複数の好適な技法が、マルチパス効果の存在下でAoA情報およびAoD情報を推定するために使用され得る。
【0054】
[0058]上記で説明されたように、いくつかの送信デバイスは、偶発的ビームフォーミングを回避するためにそれの送信アンテナ間で、サイクリックシフトダイバーシティ(CSD)などの送信ダイバーシティ技法を採用し得る。しかしながら、たとえば、CSDに関連する位相シフトは受信デバイスにおいてマルチパス信号として知覚され得るので、CSDによってもたらされる位相シフトは、受信された信号のためのAoA情報を正確に推定する受信デバイスの能力に干渉し得る。
【0055】
[0059]図3Cは、送信デバイス330から受信デバイス310へのワイヤレス信号362の送信を示す図360である。図3Cの例では、送信デバイス330は4つのアンテナTX1〜TX4を含むように示されているが、受信デバイス310は2つのアンテナRX1およびRX2のみを含む。アンテナTX1〜TX4の各々は、ワイヤレス信号362のそれぞれの成分362(1)〜362(4)を送信する。いくつかの態様では、送信デバイス330は、(たとえば、送信アンテナTX1〜TX4の数が受信アンテナRX1およびRX2の数を超えているので)たとえば、受信デバイス310における偶発的ビームフォーミングを回避するために、ワイヤレス信号362を受信デバイス310に送信するとき、サイクリックシフトダイバーシティを実装し得る。
【0056】
[0060]たとえば、(たとえば、TX2によって送信された)ワイヤレス信号362の第2の成分362(2)は第1の成分362(1)に関して位相シフトされ得、(たとえば、TX3によって送信された)ワイヤレス信号362の第3の成分362(3)は第2の成分362(2)に関してさらに位相シフトされ得、(たとえば、TX4によって送信された)ワイヤレス信号362の第4の成分362(4)は第3の成分362(3)に関してさらに位相シフトされ得る。ワイヤレス信号362の様々な成分362(1)〜362(4)間の位相シフトの結果として、受信デバイス310は、受信されたワイヤレス信号362に基づいて、それのアンテナRX1とRX2との間のいくつかの位相差を検出し得る。これは、受信デバイス310がワイヤレス信号362の到来アンゲル(angel)を推定することが可能である精度に影響を及ぼし得る。
【0057】
[0061]上述のように、本開示の態様は、ワイヤレス信号362がCSDを使用して送信されるかどうかを送信デバイス330が示すことを可能にすることによって、受信デバイス310が送信デバイス330から送信されたワイヤレス信号のAoA情報を推定し得る精度を改善し得る。例示的な実装形態では、送信デバイス330は、CSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報をワイヤレス信号362に埋め込むこと(embedding)によって、ワイヤレス信号362がCSDを用いて送信されるかどうかを示し得る。送信デバイス330がワイヤレス信号362を送信するためにCSDを採用しない場合、受信デバイス310は、CSDに関連する遅延を補償する必要がないことがある(たとえば、受信デバイス310は、AoA情報を決定するために、送信デバイス330から受信された指定された信号の位相を確実に(reliably)使用し得る)ことに留意されたい。したがって、CSDがワイヤレス信号362の送信において使用されない場合、送信デバイス330は、ワイヤレス信号362に、送信された信号中にCSDがないことを示すCSDインジケータを埋め込み得る。このようにして、受信デバイス310は、送信デバイス330から送信されたワイヤレス信号362からCSDインジケータを抽出し、ワイヤレス信号362の様々な成分362(1)〜362(4)の間のCSD(たとえば、位相シフト)を補償することなしにAoA情報が推定され得ると決定し得る。
【0058】
[0062]しかしながら、送信デバイス330がワイヤレス信号362を送信するためにCSDを採用する場合、送信デバイス330は、それの送信チェーン間のCSD遅延(詳細には、実際のCSD遅延が、IEEE802.11規格ファミリーにおいて指定されたCSD遅延とは異なるかどうか)を示し得る。たとえば、送信デバイス330は、ワイヤレス信号362を送信する際のCSDの使用を示す状態にCSDインジケータを設定し得、および/または与え得る。いくつかの態様では、送信デバイス330は、関連する信号362を送信するために使用されるアンテナの数および/またはCSD値を示すCSDフォーマット情報を(たとえば、送信されたワイヤレス信号362内で)与え得る。このようにして、受信デバイス310は、示されたCSD遅延から、送信デバイス330によって採用されるCSD技法に関連するマルチパス効果を補償するために1つまたは複数の較正値を導出し得る。その後、受信デバイス310は、(たとえば、CSDのために調整された)位相情報に基づいてワイヤレス信号362のAoA情報を推定し得る。
【0059】
[0063]いくつかの態様では、受信デバイス310は、それがCSDに少なくとも部分的に基づいてワイヤレス信号362の位相情報を決定する様式を調整し得る。たとえば、図3Dに示されているように、(送信デバイス330と受信デバイス310との間の)ワイヤレスチャネルは、タップ付き(tapped)遅延線370としてモデル化され得る。遅延線370は、(たとえば、マルチパス効果をもつ)ワイヤレスチャネルのインパルス応答を表すいくつかの(a number of)「タップ」c1〜c4を含むように示されている。インパルス応答関数h(t,τ)は、次のように表され得る。
【0060】
【数5】
【0061】
ここで、ci(t)は遅延線370の各インパルスまたはタップを表す係数(たとえば、図3Dの例におけるc1〜c4)であり、Nはインパルスの総数であり(たとえば、図3Dの例についてN=4)、τiは各インパルスまたはタップに関連する遅延値(たとえば、図3Dの例におけるτ1〜τ4)である。
【0062】
[0064]上記で説明されたように、図3Cを参照すると、送信デバイス330によって採用されるサイクリックシフト遅延は、受信デバイス310によってマルチパス効果として知覚され得る。したがって、送信デバイス330が(たとえば、ワイヤレス信号362の第2、第3、および第4の成分362(2)〜362(4)に位相シフトを適用することによって)CSDを採用すると仮定すると、遅延線370の第1のタップc1はワイヤレス信号362の第1の成分362(1)に対応し得、遅延線370の第2のタップc2はワイヤレス信号362の第2の成分362(2)に対応し得、遅延線370の第3のタップc3はワイヤレス信号362の第3の成分362(3)に対応し得、遅延線370の第4のタップc4はワイヤレス信号362の第4の成分362(4)に対応し得る。
【0063】
[0065]例示的な実装形態では、受信デバイス310は、遅延線370のそれぞれのタップc1〜c4に関連する遅延値τ1〜τ4を決定するために送信デバイス330のCSDフォーマット情報を使用し得る。遅延線370の第1のタップc1が、CSDに起因するいかなる位相オフセットもなしに送信されるワイヤレス信号362の成分(たとえば、第1の成分362(1))に対応し得ることに留意されたい。したがって、受信デバイス310は、遅延線370の第1のタップc1からワイヤレス信号362の位相情報をより正確に決定し得る。いくつかの態様では、受信デバイス310は、遅延線370の第1のタップc1を決定し、第1のタップc1に基づいてワイヤレス信号362のAoA情報をさらに決定するために、(たとえば、ワイヤレス信号362に適用された位相シフトを示す)CSDフォーマット情報を使用し得る。
【0064】
[0066]送信デバイス330は、CSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報を任意の好適な様式で受信デバイス310に通信し得る。より詳細には、CSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報は、受信デバイス310に送信されたワイヤレス信号に関連するパケットまたはフレームの任意の好適な部分内に埋め込まれ(またはさもなければ含まれ)得る。CSDインジケータは、指定された信号がCSDを使用して送信されるかどうかを示す1つまたは複数のビットであり得、CSDフォーマット情報は、使用される送信アンテナの数および/または採用されるCSD位相シフト値を示す複数のビットであり得る。いくつかの態様では、受信されたパケット中のCSDフォーマット情報の存在は、暗黙的にCSDインジケータとして働き得る。受信デバイス310は、受信されたワイヤレス信号362のためのAoA情報を推定する際にCSD位相シフト値を補償すべきかどうかを決定するためにCSDインジケータを復号し得る。受信デバイス310はまた、CSDを補償するために、推定されたAoA情報をどのように調整または計算すべきかを決定するためにCSDフォーマット情報を復号し得る。
【0065】
[0067]別の態様では、受信されたパケット中のCSDインジケータを検出すると、受信デバイス310は、CSDなしに送信されるパケットの部分に基づいてワイヤレス信号362のAoA情報を推定し得る。たとえば、IEEE802.11az規格は、CSDなしに送信されるように構成されたポストアンブルを含むパケットについて説明している。受信デバイス310が、CSDなしに送信されるこのポストアンブルに基づいて、受信されたワイヤレス信号の位相情報をより正確に決定し得ることに留意されたい。したがって、いくつかの実装形態では、送信デバイス330は、既存の802.11MAC/PHY技術に従って受信デバイス310にパケットを送信し得、それにより、IEEE802.11az規格に準拠するパケットは、(たとえば、より正確なAoA推定を可能にするために)CSDなしに送信される追加のポストアンブルを含み得る。
【0066】
[0068]いくつかの実装形態では、CSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報は、たとえば、将来のIEEE802.11az規格に従ってフォーマットされるパケットのプリアンブル、ミッドアンブル、および/またはポストアンブル内に挿入され得る。いくつかの態様では、CSDインジケータを含んでいる1つまたは複数のシンボルは、たとえば、CSD位相シフト値がAoA情報の推定に影響を及ぼさないことを保証するために、送信デバイス330の単一のアンテナを使用して送信され得る。他の実装形態では、CSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報は、たとえば、パケットのPHYヘッダ、MACヘッダ、予約済みフィールド、パケットの既存のフィールド内の1つまたは複数の予約済みビット、情報要素(IE)、ベンダー固有情報要素(VSIE:vendor-specific information element)などを含むパケットの他の部分内に挿入され得る。
【0067】
[0069]図4Aは、本開示の1つまたは複数の態様が実装され得る例示的なパケット400を示す。IEEE802.11ac規格に従ってフォーマットされるVHTパケットであり得るパケット400は、プリアンブル401と、フレーム開始(SOF:start of frame)デリミタ402と、物理レイヤ(PHY)ヘッダ403と、物理レイヤサービスデータユニット(PSDU)404と、テールフィールド405と、パッドフィールド406とを含むように示されている。
【0068】
[0070]プリアンブル401は、たとえば、図5Bに関して以下でより詳細に説明されるように、同期情報と、タイミング情報と、周波数オフセット補正情報と、シグナリング情報とを含み得る。いくつかの態様では、プリアンブル401は、潜在的に受信可能な信号を検出し、ダイバーシティが利用される場合にアンテナを選択し、周波数オフセット補正情報および同期情報を決定するために使用され得る同期パターン(たとえば、交互「01」パターン)を含んでいるフィールドを含み得る。SOFデリミタ(delimiter)402は、パケット400内にカプセル化されたデータフレームの開始を示し得る。PHYヘッダ403は、図5Aに関して以下でより詳細に説明されるように、データレートと、予約済みビットと、PSDU404の長さと、パリティビットと、いくつかのテールビットと、サービス情報とを記憶するためのいくつかのフィールドを含み得る。PSDU404は、MPDU410を含んでいることがある。テールフィールド405はいくつかのテールビットを含み得、パッドフィールド406はいくつかのパッドビットを含み得る。
【0069】
[0071]本開示の態様によれば、CSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報は、プリアンブル401、SOFデリミタ402、PHYヘッダ403、PSDU404、および/またはパッドフィールド406内に挿入されるか、または埋め込まれ得る。いくつかの態様では、CSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報は、パケット400の同じフィールドまたはヘッダに一緒に記憶され得る。他の態様では、CSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報は、パケット400の異なるフィールドまたはヘッダに記憶され得る。
【0070】
[0072]一般にMACフレームと呼ばれることがあるMPDU410は、IEEE802.11規格ファミリーに準拠し得る。MPDU410は、MACヘッダ411と、フレーム本体412と、フレーム制御シーケンス(FCS:frame control sequence)フィールド413とを含む。MACヘッダ411は、フレーム本体412とともにカプセル化された1つまたは複数のパケットの特性または属性について説明する情報を含んでいるいくつかのフィールドを含み得、フレーム本体412中にカプセル化されたデータのソースアドレスおよび宛先アドレスを示すいくつかのフィールドを含み得、制御情報を含んでいるいくつかのフィールドを含み得る。いくつかの実装形態では、MACヘッダ411は、任意の好適なデータフレーム、制御フレーム、管理フレーム、および/またはアクションフレームのMACヘッダとして使用され得る。
【0071】
[0073]より詳細には、図4Aに示されているように、MACヘッダ411は、フレーム制御フィールドと、持続時間/IDフィールドと、アドレス1フィールドと、アドレス2フィールドと、アドレス3フィールドと、シーケンス制御フィールドと、アドレス4フィールドと、サービス品質(QoS)制御フィールドと、高スループット(HT)フィールドとを含み得る。少なくともいくつかの実装形態では、フレーム制御フィールドは2バイトであり、持続時間/IDフィールドは2バイトであり、アドレス1フィールドは6バイトであり、アドレス2フィールドは6バイトであり、アドレス3フィールドは6バイトであり、シーケンス制御フィールドは2バイトであり、アドレス4フィールドは0または6バイトであり、QoS制御フィールドは0または2バイトであり、HTフィールドは0または4バイトである。他の実装形態では、図4AのMACヘッダ411のフィールドは、他の好適な長さであり得る。フレーム制御フィールドは、少なくともタイプフィールドとサブタイプフィールドとを含み得る。
【0072】
[0074]図4Bは、本開示の1つまたは複数の態様が実装され得る例示的なパケット430を示す。パケット430は、図4Bのパケット430が、パケット430の端部にアペンドされたパケット拡張407を含むように示されていることを除いて、図4Aの例示的なパケット400と同様である。いくつかの態様では、パケット430は、IEEE802.11ax規格に従ってフォーマットされたHEパケットであり得る。
【0073】
[0075]パケット拡張407は、一般に、いかなるデータをも記憶しない。代わりに、パケット拡張407は、一般に、たとえば、送信デバイスに許可される媒体アクセスを断念することなしにパケット430を復号するためのより多くの時間を受信デバイスに与える(allow)ために、(たとえば、パケットペイロードの最後のシンボルを繰り返す)「ダミー」データを記憶する。少なくともいくつかの実装形態では、パケット拡張407は、たとえば、サウンディングLTFなど、1つまたは複数のサウンディングシーケンスを記憶するために使用され得る。サウンディングLTFは、HE−LTFであり得るか、あるいは、VHT−LTF、またはチャネルサウンディング目的のために使用され得る任意のLTFであり得る。これらの1つまたは複数のサウンディングLTFは、MIMOチャネル状態を推定するために受信デバイスによって使用され得、それは、送信デバイスによって送信されたフレームのためのAoD情報を推定するために受信デバイスによって使用され得る。
【0074】
[0076]図5Aは、本開示の態様が実装され得るOFDMフレーム500を示す。OFDMフレーム500は、任意の好適なデータフレーム、制御フレーム、管理フレーム、および/またはアクションフレームをワイヤレスデバイス間でトランスポートするために使用され得る。いくつかの態様では、CSDインジケータは、OFDMフレーム500の物理レイヤコンバージェンスプロトコル(PLCP:Physical Layer Convergence Protocol)ヘッダの予約済みビット501であり得る。他の態様では、CSDインジケータは、OFDMフレーム500のパッドビット内に与えられ得る。
【0075】
[0077]予約済みビット501PLCPヘッダは別の目的のために使用され得るので、高スループット(HT)フレームに、または超高スループット(VHT)フレームに、または高効率(HE)フレームにCSDインジケータを挿入することが望ましいことがある。
【0076】
[0078]図5Bは、本開示の態様が実装され得るVHTパケットの例示的なプリアンブル510を示す。プリアンブル510は、図4Aのパケット400のプリアンブル401および/または図4Bのパケット430のプリアンブル401の一実装形態であり得る。IEEE802.11ac規格に準拠し得るプリアンブル510は、レガシーショートトレーニングフィールド(L−STF)512と、レガシーロングトレーニングフィールド(L−LTF)513と、レガシー信号(L−SIG)514と、超高スループットシグナリングA(VHT−SIG−A)フィールド515と、VHT−STFフィールド516と、VHT−LTFフィールド517と、VHT−SIG−Bフィールド518とを含むように示されている。
【0077】
[0079]L−STF512は、粗(coarse)周波数推定、自動利得制御、およびタイミング回復のための情報を含み得る。L−LTF513は、微(fine)周波数推定、チャネル推定、および微タイミング回復のための情報を含み得る。L−SIGフィールド514は、変調およびコーディング情報を含み得る。VHT−SIG−Aフィールド515は、示された帯域幅、ペイロードガードインターバル(GI)、コーディングタイプ、空間ストリームの数(Nsts:number of spatial streams)、時空間ブロックコーディング(STBC:space-time block coding)、ビームフォーミング情報などのパラメータを含み得る。VHT−STF516中に含まれている情報は、SU−MIMO通信およびMU−MIMO通信のための自動利得制御推定を改善するために使用され得、VHT−LTF517中に含まれている情報は、様々なMIMOチャネル状態を推定するために使用され得る。VHT−SIG−Bフィールド518は、たとえば、ユーザ固有情報と、所与のフレーム送信に関連する空間ストリームの数とを含む追加のSU−MIMO情報およびMU−MIMO情報を含み得る。
【0078】
[0080]いくつかの態様では、CSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報は、プリアンブル510のSIGフィールド514または518のうちの1つ内に埋め込まれ得るか、プリアンブル510のスタッガード(staggered)VHTフィールド515〜518内に埋め込まれ得るか、プリアンブル510のVHT−LTFフィールド517内に埋め込まれ得るか、またはプリアンブル510の端部にアペンドされ得る。他の態様では、CSDインジケータは、プリアンブル510にプリペンドされ得るか、またはプリアンブル510のフィールド512〜518のペアの間に挿入されるフィールド中に与えられ得る。CSDインジケータは、パケットのPLCPヘッダのスクランブラシード内に埋め込まれ得る。
【0079】
[0081]CSDインジケータは、(簡単のために示されないが、CSDインジケータがHTプリアンブルのHT−SIGフィールドに挿入され得ることを除いて)図5BのVHTプリアンブル510に関して上記で説明されたものと同様の様式でHTプリアンブルに挿入され得る。
【0080】
[0082]上記で説明されたように、CSDフォーマット情報は、指定された信号を送信するために使用されるアンテナの数および/またはCSD遅延を示し得る。受信デバイスは、指定された信号に関連する空間ストリームの数を決定するために、受信されたプリアンブル510のシグナリングフィールド(たとえば、HT−SIGフィールド、VHT−SIGフィールド、および/またはHEW−SIGフィールド)のうちの1つまたは複数中に与えられた情報を使用し得る。一例では、送信デバイスと受信デバイスとがHTフレーム交換をネゴシエートする場合、受信デバイスは、指定された信号のHT−SIGフィールド中に与えられた情報を使用して空間ストリームの数を決定し得る。別の例では、送信デバイスと受信デバイスとがVHTフレーム交換をネゴシエートする場合、受信デバイスは、指定された信号のVHT−SIGフィールドのうちの1つ中に与えられた情報を使用して空間ストリームの数を決定し得る。受信デバイスはまた、指定された信号のためのCSDフォーマットを識別し得る。たとえば、受信デバイスは、送信デバイスによって使用されるアンテナの数および空間ストリームの数に少なくとも部分的に基づいて、CSDフォーマットを識別し得る。送信デバイスによって使用されるCSDフォーマットを識別した後に、受信デバイスは、(たとえば、識別されたCSDフォーマットを補償した後に)送信デバイス形成する受信されたワイヤレス信号(wireless signals received form the transmitting device)のAoA情報をより正確に推定し得る。
【0081】
[0083]いくつかの態様では、CSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報は、送信デバイスと受信デバイスとの間のフレームの前の交換中に含まれ得る。フレームの前の交換は、送信デバイスと受信デバイスとが、互いに関連付けられることを必要とし得るが、関連付けは、送信デバイスと受信デバイスとの間のある程度の信用を与え得る。より詳細には、たとえば、関連付けられていない受信デバイスは送信デバイスに関連付けられた受信デバイスほど正確に送信デバイスを測位することが可能でないことがあるので、送信デバイスと受信デバイスとの間の関連付けは、送信デバイスのためのプライバシーを高め得る。
【0082】
[0084]またさらに、いくつかの態様では、CSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報は、任意の好適なタイプのフレーム、パケット、信号、またはシンボル中で送信デバイスから受信デバイスに与えられ得る。一例では、CSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報は、管理フレーム(たとえば、ビーコンフレーム、プローブ要求、プローブ応答、関連付け要求など)内に、制御フレーム(たとえば、ACKフレーム、ブロックACKフレーム、PS−Pollフレームなど)内に、および/またはデータフレーム内に与えられ得る。受信デバイスは、1つまたは複数の他のデバイスのためのCSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報を図2のCSDテーブル242に記憶し得る。
【0083】
[0085]送信デバイスからフレームを受信すると、受信デバイスは、送信デバイスのアドレスを復号し、(たとえば、復号されたアドレスをルックアップ値または探索鍵(search key)として使用することによって)送信デバイスに対応する、CSDテーブル242からのエントリを検索するために、復号されたアドレスを使用し得る。CSDテーブル242から検索されたエントリは、送信デバイスがワイヤレス信号のそれの送信においてCSDを採用するかどうかに関する指示を含み得、送信デバイスの送信チェーン間の位相シフトを示すCSDフォーマット情報を含み得る。いくつかの態様では、CSDテーブル242は、各デバイスについて、識別子(たとえば、デバイスのMACアドレス、関連付け識別情報(AID:association identification)、IPアドレスなど)と、デバイスがCSDを採用するかどうかに関する指示とを含み得る。
【0084】
[0086]このようにして、受信デバイスが送信デバイスから受信された信号のためのAoA情報を推定すべきであるとき、受信デバイスは、指定された信号がCSDテーブル242にアクセスすることによってCSDを用いて送信されるかどうかを決定し得る。送信デバイスがCSDを採用しない場合、受信デバイスは、受信された信号中の(CSDに起因する)様々な位相シフトを補償することなしにAoA情報を正確に推定し得る。逆に、送信デバイスがCSDを採用する場合、受信デバイスは、送信デバイスから受信されたのためのAoA情報を推定するときにそのような位相シフトを補償する必要があり得る。
【0085】
[0087]図5Cは、本開示の態様が実装され得るHEパケットの例示的なプリアンブル520を示す。プリアンブル520は、図4Aのパケット400および/または図4Bのパケット430のプリアンブル401の一実装形態であり得る。IEEE802.11ax規格に準拠し得るプリアンブル520は、プリアンブル510のL−STFフィールド512、L−LTFフィールド513、およびL−SIGフィールド514、ならびに、繰返しレガシー信号(RL−SIG)フィールド521、HE信号Aのセット(HE−SIG−A1/HE−SIG−A2)フィールド522、HE信号B(HE−SIG−B)フィールド523、HEショートトレーニングフィールド(HE−STF)524、およびHEロングトレーニングフィールド(HE−LTF)525を含むように示されている。
【0086】
[0088]HEパケットとしてパケット520を識別するために使用され得るRL−SIGフィールド521は、L−SIGフィールド514の時間領域波形を繰り返すことによって生成された時間領域波形を含み得る。HE−SIG−A1およびHE−SIG−A2フィールド522は、示された帯域幅、ペイロードガードインターバル(GI)、コーディングタイプ、空間ストリームの数(Nsts)、時空間ブロックコーディング(STBC)、ビームフォーミング情報などのパラメータを含み得る。
【0087】
[0089]いくつかの態様では、HE−SIG−A1およびHE−SIG−A2フィールド955は、HE−LTF525に記憶された情報のタイプ(たとえば、HE−LTF525が、受信デバイスがAoA情報を取得し得る情報で構成されるかどうか)について説明するパラメータを記憶するためのフィールドのセットを含み得る。たとえば、フィールドのセットは、(1)サイクリックプレフィックス(CP)値とHE−LTF525の長さとを記憶するCP+LTFサイズフィールドと、(2)数空間ストリームを示す情報を記憶するためのNstsフィールドと、(3)STBCフィールドが時空間ブロックコーディングのための値を記憶する(a STBC field store a value for space-time block coding)と、(4)ビームフォーミングに関係する情報を記憶するための送信ビームフォーミング(TxBF)フィールドとを含む。
【0088】
[0090]HE−SIG−Bフィールド523は、たとえば、IEEE802.11ax仕様で説明されるように、直交周波数分割多元接続(OFDMA)送信に関連するリソースユニット(RU)割振り情報を含み得る。
【0089】
[0091]HE−STF524中に含まれている情報は、SU−MIMO通信およびMU−MIMO通信のための自動利得制御推定を改善するために使用され得、HE−LTF525中に含まれている情報は、様々なMIMOチャネル状態を推定するために使用され得る。いくつかの態様では、HE−LTF525は、AoA情報が決定され得る情報(たとえば、サウンディングシーケンス)を含み得る。
【0090】
[0092]いくつかの態様では、CSDインジケータは、プリアンブル520のシグナリングフィールド514または522のうちの1つ内に埋め込まれ得るか、プリアンブル510のスタッガードVHTフィールド515〜518内に埋め込まれ得るか、またはプリアンブル520の端部にアペンドされ得る。他の態様では、CSDインジケータは、プリアンブル520にプリペンドされ得るか、またはプリアンブル520内のフィールドの任意のペアの間に挿入されるフィールド中に与えられ得る。CSDインジケータは、パケットのPLCPヘッダのスクランブラシード内に埋め込まれ得る。
【0091】
[0093]図6は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス信号の到来角を推定するための例示的な動作600を示すフローチャートである。例示的な動作600は、送信デバイスから送信されたワイヤレス信号のAoA情報を推定するために受信デバイスによって実施されるものとして以下で説明されるが、例示的な動作600は、たとえば、図1のAP110、図1の局STA1〜STA4、または図2のワイヤレスデバイス200を含む任意の好適なワイヤレスデバイスによって実施され得ることを理解されたい。
【0092】
[0094]受信デバイスは、送信デバイスからワイヤレス信号を受信する(602)。たとえば、受信デバイスは、図2に示されたアンテナ250(1)〜250(n)のうちの1つまたは複数およびトランシーバ211を使用してワイヤレス信号を受信し得る。本明細書での説明の目的で、ワイヤレス信号は、複数のアンテナを使用して送信デバイスから送信される。いくつかの態様では、ワイヤレス信号を送信するために使用される(たとえば、送信デバイスの)アンテナの数は、ワイヤレス信号を受信するために使用される(たとえば、受信デバイスの)アンテナの数よりも大きいことがある。
【0093】
[0095]受信デバイスは、ワイヤレス信号中のサイクリックシフトダイバーシティ(CSD)の存在を決定し得る(604)。いくつかの実装形態では、受信デバイスは、図2のCSDインジケータソフトウェアモジュール244を実行することによって、ワイヤレス信号中のCSDの存在を決定し得る。いくつかの態様では、受信デバイスは、ワイヤレス信号中で、対応する信号がCSDを用いて送信されるかどうかを示すCSDインジケータを検出し得る(604A)。他の態様では、受信デバイスは、ワイヤレス信号中で、ワイヤレス信号を送信するために使用されるアンテナの数および/またはCSD値を示すCSDフォーマット情報を検出し得る(604B)。CSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報は、ワイヤレス信号の任意の好適な部分内に埋め込まれるか、またはさもなければ含まれ得る。一例では、CSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報は、パケットのプリアンブル、ミッドアンブル、またはポストアンブル内に埋め込まれ得る。別の例では、CSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報は、パケットのPHYヘッダ、パケットのMACヘッダ、パケットのシグナリングフィールド、またはパケットのパケット拡張内に埋め込まれ得る。
【0094】
[0096]受信デバイスは、次いで、CSDの存在に少なくとも部分的に基づいてワイヤレス信号の到来角を推定し得る(606)。いくつかの実装形態では、受信デバイスは、図2の角度情報推定ソフトウェアモジュール246を実行することによって、ワイヤレス信号の到来角を推定し得る。いくつかの態様では、受信デバイスは、たとえば、図3Bおよび図3Cに関して上記で説明されたように、CSDに少なくとも部分的に基づいてワイヤレスチャネルの第1のタップを決定し得る(606A)。受信デバイスは、次いで、たとえば、図3Bおよび図3Cに関して上記で説明されたように、第1のタップに基づいて、受信デバイスの複数のアンテナ間のワイヤレス信号の位相差を決定し得る(606B)。他の態様では、受信デバイスは、CSDなしに送信される受信されたパケットの一部分に基づいてワイヤレス信号の位相情報を決定し得る(606C)。またさらに、他の態様では、受信デバイスは、AoA情報を推定するための任意のよく知られている技法を使用してワイヤレス信号の到着角を推定し得る。
【0095】
[0097]図7は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス信号の到来角を推定するための別の例示的な動作700を示すフローチャートである。例示的な動作700は、送信デバイスから送信されたワイヤレス信号のAoA情報を推定するために受信デバイスによって実施されるものとして以下で説明されるが、例示的な動作700は、たとえば、図1のAP110、図1の局STA1〜STA4、または図2のワイヤレスデバイス200を含む任意の好適なワイヤレスデバイスによって実施され得ることを理解されたい。いくつかの態様では、受信デバイスはアクセスポイントであり得、送信デバイスは、アクセスポイントに関連付けられたかまたは関連付けられていない局であり得る。他の態様では、受信デバイスは局であり得、送信デバイスはアクセスポイントであり得る。さらに他の態様では、受信デバイスと送信デバイスとは、互いに直接通信し得る。
【0096】
[0098]受信デバイスは、送信デバイスからワイヤレス信号を受信し得る(701)。たとえば、受信デバイスは、図2に示されたアンテナ250(1)〜250(n)のうちの1つまたは複数およびトランシーバ211を使用してワイヤレス信号を受信し得る。いくつかの態様では、ワイヤレス信号は、(たとえば、図4A図4Bおよび図5A図5Cに関して上記で説明されたように)CSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報を含み得る。他の態様では、受信デバイスは、図2のCSDテーブル242からCSD情報を検索することによって、送信デバイスがCSDを採用するかどうかを決定し得る。
【0097】
[0099]受信デバイスは、ワイヤレス信号の少なくとも一部分のための位相情報を決定し得る(702)。いくつかの態様では、位相情報は、図2に示された角度情報推定ソフトウェアモジュール246を実行することによって決定され得る。受信デバイスは、CSDインジケータがワイヤレス信号内に埋め込まれることを検出し得(703)、次いで、ワイヤレス信号を送信するためにCSDが送信デバイスによって使用されるかどうかを決定するためにCSDインジケータを復号し得る(704)。いくつかの態様では、受信デバイスは、図2のCSDインジケータソフトウェアモジュール244を実行することによって、CSDインジケータを検出し、復号し得る。
【0098】
[00100]704においてテストされたように、送信デバイスがワイヤレス信号を送信するためにCSDを使用しなかった場合、受信デバイスは、決定された位相情報に少なくとも部分的に基づいてワイヤレス信号の到来角情報を推定し得る(705)。たとえば、受信デバイスは、ワイヤレスチャネルの第1のタップに基づいて到来角情報を推定し得る。いくつかの態様では、受信デバイスは、図2の角度情報推定ソフトウェアモジュール246を実行することによって、到来角情報を推定し得る。
【0099】
[00101]逆に、704においてテストされたように、送信デバイスがワイヤレス信号を送信するためにCSDを使用した場合、受信デバイスは、位相情報を決定する際にCSDを補償するか、またはさもなければそれを考慮するために、この情報を適用し得る(706)。たとえば、受信デバイスは、ワイヤレス信号を送信するために送信デバイスによって使用されるCSDフォーマットに少なくとも部分的に基づいて、ワイヤレスチャネルの第1のタップを決定し得る。別の例では、受信デバイスは、(たとえば、IEEE802.11az規格に従って)CSDなしに送信されるパケットの一部分(たとえば、ポストアンブル)に基づいて位相情報を決定し得る。いくつかの態様では、位相情報は、図2の位相情報決定ソフトウェアモジュール245を実行することによって決定され得る。上記で説明されたように、送信デバイスによって使用されるCSDフォーマットは、(たとえば、CSDフォーマット情報として)ワイヤレス信号内に与えられ得る。
【0100】
[00102]次いで、受信デバイスは、位相情報に少なくとも部分的に基づいてワイヤレス信号の到来角情報を推定し得る(708)。たとえば、ワイヤレス信号の位相情報を決定する際にCSDを補償することによって、受信デバイスは、ワイヤレス信号の到来角をより正確に推定し得る。いくつかの態様では、受信デバイスは、図2の角度情報推定ソフトウェアモジュール246を実行することによって、到来角情報を推定し得る。
【0101】
[00103]図8は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス信号の到来角を推定するための例示的な動作800を示すフローチャートである。例示的な動作800は、送信デバイスから送信されたワイヤレス信号のAoA情報を推定するために受信デバイスによって実施されるものとして以下で説明されるが、例示的な動作800は、たとえば、図1のAP110、図1の局STA1〜STA4、または図2のワイヤレスデバイス200を含む任意の好適なワイヤレスデバイスによって実施され得ることを理解されたい。いくつかの態様では、受信デバイスはアクセスポイントであり得、送信デバイスは、アクセスポイントに関連付けられたかまたは関連付けられていない局であり得る。他の態様では、受信デバイスは局であり得、送信デバイスはアクセスポイントであり得る。さらに他の態様では、受信デバイスと送信デバイスとは、互いに直接通信し得る。
【0102】
[00104]受信デバイスは、送信デバイスからワイヤレス信号を受信し得る(802)。たとえば、受信デバイスは、図2に示されたアンテナ250(1)〜250(n)のうちの1つまたは複数およびトランシーバ211を使用してワイヤレス信号を受信し得る。いくつかの態様では、ワイヤレス信号は、(たとえば、図4A図4Bおよび図5A図5Cに関して上記で説明されたように)CSDインジケータおよび/またはCSDフォーマット情報を含み得る。他の態様では、受信デバイスは、図2のCSDテーブル242から対応するエントリを検索することによって、送信デバイスがCSDを採用するかどうかを決定し得る。
【0103】
[00105]受信デバイスは、ワイヤレス信号が、送信デバイスによって使用されるアンテナの数および/または採用されるCSD位相シフト値を示すCSDフォーマット情報を含んでいると決定し得る(804)。いくつかの態様では、受信デバイスは、図2のCSDインジケータソフトウェアモジュール244を実行することによって、ワイヤレス信号が情報を含んでいると決定し得る。いくつかの実装形態では、CSDフォーマット情報は、受信された信号の少なくとも一部分中に与えられ得る。他の実装形態では、CSDフォーマット情報は、送信デバイスから(前に)受信された別のワイヤレス信号の少なくとも一部分中に与えられ得る。
【0104】
[00106]受信デバイスはまた、ワイヤレス信号に関連する空間ストリームの数を決定し得る(806)。いくつかの態様では、受信デバイスは、図2のCSDインジケータソフトウェアモジュール244を実行することによって、空間ストリームの数を決定し得る。たとえば、空間ストリームの数は、ワイヤレス信号のHT−SIGフィールドまたはVHT−SIGフィールドのうちの1つ中に含まれている情報に少なくとも部分的に基づいて決定され得る。送信アンテナの数および空間ストリームの数に少なくとも部分的に基づいて、受信された信号のためのCSDフォーマットが決定され得る(808)。たとえば、受信デバイスは、図2のCSDインジケータソフトウェアモジュール244を実行することによって、CSDフォーマットを識別し得る。
【0105】
[00107]受信デバイスは、次いで、決定されたCSDフォーマットおよび/またはCSD位相シフト値に少なくとも部分的に基づいてワイヤレス信号の到来角情報を推定し得る(810)。たとえば、受信デバイスは、ワイヤレス信号の到来角をより正確に推定するために、受信された信号中のCSDを補償し得る。いくつかの態様では、受信デバイスは、図2の角度情報推定ソフトウェアモジュール246を実行することによって、到来角情報を推定し得る。
【0106】
[00108]いくつかの場合には、フレームを実際に送信するのではなく、デバイスは、送信のためにフレームを出力するためのインターフェースを有し得る。たとえば、プロセッサは、バスインターフェースを介して、送信のために無線周波数(RF)フロントエンドにフレームを出力し得る。同様に、フレームを実際に受信するのではなく、デバイスが、別のデバイスから受信されたフレームを取得するためのインターフェースを有し得る。たとえば、プロセッサは、バスインターフェースを介して、受信のためにRFフロントエンドからフレームを取得(または受信)し得る。
【0107】
[00109]上記で説明された方法の様々な動作は、対応する機能を実施することが可能な任意の好適な手段によって実施され得る。それらの手段は、限定はしないが、回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはプロセッサを含む、様々な(1つまたは複数の)ハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素および/またはモジュールを含み得る。概して、図に示されている動作がある場合、それらの動作は、同様の番号をもつ対応するカウンターパートのミーンズプラスファンクション構成要素を有し得る。
【0108】
[00110]たとえば、いくつかの態様では、ワイヤレスチャネル上で送信デバイスからワイヤレス信号を受信するための手段は、トランシーバ(たとえば、図2のトランシーバ211)に対応し得る。ワイヤレス信号中のサイクリックシフトダイバーシティ(CSD)の存在を決定するための手段は、プロセッサ(たとえば、図2のプロセッサ230によるCSDインジケータソフトウェアモジュール244の実行)に対応し得る。CSDの存在に少なくとも部分的に基づいてワイヤレス信号の到来角を推定するための手段は、プロセッサ(たとえば、図2のプロセッサ230による角度情報推定ソフトウェアモジュール246の実行)に対応し得る。
【0109】
[00111]いくつかの態様によれば、そのような手段は、セクタ掃引プロシージャ中の送信のためのフレームを生成するための上記で説明された(たとえば、ハードウェアでまたはソフトウェア命令を実行することによって)様々なアルゴリズムを実装することによって、対応する機能を実施するように構成された処理システムによって実装され得る。
【0110】
[00112]本明細書で使用される「生成すること」という用語は、多種多様なアクションを包含する。たとえば、「生成すること」は、計算すること(calculating)、引き起こすこと(causing)、算出すること(computing)、作成すること(creating)、決定すること(determining)、処理すること(processing)、導出すること(deriving)、調査すること(investigating)、製作すること(making)、製造すること(producing)、与えること(providing)、生じること(giving rise to)、至ること(leading to)、結果をもたらすこと(resulting in)、ルックアップすること(たとえば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造においてルックアップすること)、確認すること(ascertaining)などを含み得る。また、「生成すること」は、受信すること(たとえば、情報を受信すること)、アクセスすること(たとえば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「生成すること」は、解決すること、選択すること、選定すること、確立することなどを含み得る。
【0111】
[00113]本明細書で使用される「決定すること」という用語は、多種多様なアクションを包含する。たとえば、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、ルックアップすること(たとえば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造においてルックアップすること)、確認することなどを含み得る。また、「決定すること」は、受信すること(たとえば、情報を受信すること)、アクセスすること(たとえば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選定すること、確立することなどを含み得る。また、「決定すること」は、測定すること、推定することなどを含み得る。
【0112】
[00114]本開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュールおよび回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0113】
[00115]本開示に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、当技術分野で知られている任意の形態の記憶媒体中に常駐し得る。使用され得る記憶媒体のいくつかの例としては、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROMなどがある。ソフトウェアモジュールは、単一の命令、または多数の命令を備え得、いくつかの異なるコードセグメント上で、異なるプログラム間で、および複数の記憶媒体にわたって分散され得る。記憶媒体は、プロセッサがその記憶媒体から情報を読み取ることができ、その記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合され得る。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。
【0114】
[00116]本明細書で開示される方法は、説明された方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。本方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに交換され得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されていない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく変更され得る。
【0115】
[00117]説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ハードウェアで実装される場合、例示的なハードウェア構成はワイヤレスノード中に処理システムを備え得る。処理システムは、バスアーキテクチャを用いて実装され得る。バスは、処理システムの特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バスは、プロセッサと、機械可読媒体と、バスインターフェースとを含む様々な回路を互いにリンクし得る。バスインターフェースは、ネットワークアダプタを、特に、バスを介して処理システムに接続するために使用され得る。ネットワークアダプタは、PHYレイヤの信号処理機能を実装するために使用され得る。ユーザ端末の場合、ユーザインターフェース(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、マウス、ジョイスティックなど)もバスに接続され得る。バスはまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、電力管理回路など、様々な他の回路をリンクし得るが、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがってこれ以上説明されない。
【0116】
[00118]プロセッサは、機械可読媒体に記憶されたソフトウェアの実行を含む、バスおよび一般的な処理を管理することを担当し得る。プロセッサは、1つまたは複数の汎用および/または専用プロセッサを用いて実装され得る。例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSPプロセッサ、およびソフトウェアを実行することができる他の回路がある。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、データ、またはそれらの任意の組合せを意味すると広く解釈されたい。機械可読媒体は、例として、RAM(ランダムアクセスメモリ)、フラッシュメモリ、ROM(読取り専用メモリ)、PROM(プログラマブル読取り専用メモリ)、EPROM(消去可能プログラマブル読取り専用メモリ)、EEPROM(電気消去可能プログラマブル読取り専用メモリ)、レジスタ、磁気ディスク、光ディスク、ハードドライブ、または他の好適な記憶媒体、あるいはそれらの任意の組合せを含み得る。機械可読媒体はコンピュータプログラム製品において実施され得る。コンピュータプログラム製品はパッケージング材料を備え得る。
【0117】
[00119]ハードウェア実装形態では、機械可読媒体は、プロセッサとは別個の処理システムの一部であり得る。しかしながら、当業者なら容易に諒解するように、機械可読媒体またはその任意の部分は処理システムの外部にあり得る。例として、機械可読媒体は、すべてバスインターフェースを介してプロセッサによってアクセスされ得る、伝送線路、データによって変調された搬送波、および/またはワイヤレスノードとは別個のコンピュータ製品を含み得る。代替的に、または追加として、機械可読媒体、またはそれの任意の部分は、キャッシュおよび/または汎用レジスタファイルがそうであり得るように、プロセッサに統合され得る。
【0118】
[00120]処理システムは、すべて外部バスアーキテクチャを介して他のサポート回路と互いにリンクされる、プロセッサ機能を提供する1つまたは複数のマイクロプロセッサと、機械可読媒体の少なくとも一部分を提供する外部メモリとをもつ汎用処理システムとして構成され得る。代替的に、処理システムは、プロセッサをもつASIC(特定用途向け集積回路)と、バスインターフェースと、(アクセス端末の場合は)ユーザインターフェースと、サポート回路と、単一のチップに統合された機械可読媒体の少なくとも一部分とを用いて、あるいは1つまたは複数のFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、PLD(プログラマブル論理デバイス)、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア構成要素、もしくは他の好適な回路、または本開示全体にわたって説明された様々な機能を実施することができる回路の任意の組合せを用いて、実装され得る。当業者は、特定の適用例と、全体的なシステムに課される全体的な設計制約とに応じて、どのようにしたら処理システムについて説明された機能を最も良く実装し得るかを理解されよう。
【0119】
[00121]機械可読媒体はいくつかのソフトウェアモジュールを備え得る。ソフトウェアモジュールは、プロセッサによって実行されたとき、処理システムに様々な機能を実施させる命令を含む。ソフトウェアモジュールは、送信モジュールと受信モジュールとを含み得る。各ソフトウェアモジュールは、単一の記憶デバイス中に常駐するか、または複数の記憶デバイスにわたって分散され得る。例として、トリガイベントが発生したとき、ソフトウェアモジュールがハードドライブからRAMにロードされ得る。ソフトウェアモジュールの実行中に、プロセッサは、アクセス速度を高めるために、命令のうちのいくつかをキャッシュにロードし得る。次いで、1つまたは複数のキャッシュラインが、プロセッサによる実行のために汎用レジスタファイルにロードされ得る。以下でソフトウェアモジュールの機能に言及する場合、そのような機能は、そのソフトウェアモジュールからの命令を実行したときにプロセッサによって実装されることが理解されよう。
【0120】
[00122]ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線(IR)、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、有形媒体)を備え得る。さらに、他の態様では、コンピュータ可読媒体は一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、信号)を備え得る。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0121】
[00123]したがって、いくつかの態様は、本明細書で提示された動作を実施するためのコンピュータプログラム製品を備え得る。たとえば、そのようなコンピュータプログラム製品は、本明細書で説明された動作を実施するために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である命令をその上に記憶した(および/または符号化した)コンピュータ可読媒体を備え得る。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品はパッケージング材料を含み得る。
【0122】
[00124]さらに、本明細書で説明された方法および技法を実施するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、適用可能な場合にユーザ端末および/または基地局によってダウンロードされ、および/または他の方法で取得され得ることを諒解されたい。たとえば、そのようなデバイスは、本明細書で説明された方法を実施するための手段の転送を可能にするためにサーバに結合され得る。代替的に、本明細書で説明された様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局が記憶手段(たとえば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクなどの物理記憶媒体など)をデバイスに結合するかまたは与えると様々な方法を得ることができるように、記憶手段によって提供され得る。その上、本明細書で説明された方法および技法をデバイスに提供するための任意の他の好適な技法が利用され得る。
【0123】
[00125]特許請求の範囲は、上記で示された厳密な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。上記で説明された方法および装置の配置、動作および詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な改変、変更および変形が行われ得る。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図4A
図4B
図5A
図5B
図5C
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2018年5月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信デバイスにおいて受信されたワイヤレス信号の角度情報を決定する方法であって、前記方法が、
ワイヤレスチャネル上で送信デバイスから前記ワイヤレス信号を受信することと、ここにおいて、前記ワイヤレス信号は、サイクリックシフトダイバーシティ(CSD)なしのポストアンブルを有するパケットを含み、
前記ワイヤレス信号中のCDの存在を決定することと、ここにおいて、前記決定することが、前記ワイヤレス信号中のCSDインジケータまたはCSDフォーマット情報の存在を検出することを備え、
CSDの前記存在と前記ポストアンブルとに少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレス信号の到来角を推定することと
を備える方法。
【請求項2】
前記推定することが、
前記CSDに少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレスチャネルのインパルス応答の第1のタップを決定することと、
前記ワイヤレスチャネルの前記インパルス応答の前記第1のタップに基づいて、前記受信デバイスの複数のアンテナ間の前記ワイヤレス信号の位相差を決定することと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記CSDフォーマット情報が、前記ワイヤレス信号を送信するために使用される送信アンテナの数またはCSD値のうちの少なくとも1つを示す、請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記CSDインジケータが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームのプリアンブル、ミッドアンブル、ポストアンブル、またはヘッダのうちの少なくとも1つ内に埋め込まれる、請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記CSDインジケータが、前記ワイヤレス信号に関連する高スループット(HT)フレーム、超高スループット(VHT)フレーム、または高効率(HE)フレームのうちの少なくとも1つのプリアンブルシグナリングフィールド内に埋め込まれる、請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記CSDインジケータと前記CSDフォーマット情報とが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームの同じフィールドまたはヘッダ内に埋め込まれる、請求項に記載の方法。
【請求項7】
前記CSDインジケータと前記CSDフォーマット情報とが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームの異なるフィールドまたは異なるヘッダ内に埋め込まれる、請求項に記載の方法。
【請求項8】
受信デバイスであって、
1つまたは複数のプロセッサと、
前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、前記受信デバイスに、
ワイヤレスチャネル上で送信デバイスからワイヤレス信号を受信することと、ここにおいて、前記ワイヤレス信号は、サイクリックシフトダイバーシティ(CSD)なしのポストアンブルを有するパケットを含み、
前記ワイヤレス信号中のCDの存在を決定するために、前記ワイヤレス信号中のCSDインジケータまたはCSDフォーマット情報の存在を検出することと、
CSDの前記存在と前記ポストアンブルとに少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレス信号の到来角を推定することと
を行わせる命令を記憶するように構成されたメモリと
を備える、受信デバイス。
【請求項9】
前記到来角を推定することを行うための前記命令の実行が、前記受信デバイスに、
前記CSDに少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレスチャネルのインパルス応答の第1のタップを決定することと、
前記ワイヤレスチャネルの前記インパルス応答の前記第1のタップに基づいて、前記受信デバイスの複数のアンテナ間の前記ワイヤレス信号の位相差を決定することと
をさらに行わせる、請求項に記載の受信デバイス。
【請求項10】
前記CSDフォーマット情報が、前記ワイヤレス信号を送信するために使用される送信アンテナの数またはCSD値のうちの少なくとも1つを示す、請求項に記載の受信デバイス。
【請求項11】
前記CSDインジケータが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームのプリアンブル、ミッドアンブル、ポストアンブル、またはヘッダのうちの少なくとも1つ内に埋め込まれる、請求項に記載の受信デバイス。
【請求項12】
前記CSDインジケータが、前記ワイヤレス信号に関連する高スループット(HT)フレーム、超高スループット(VHT)フレーム、または高効率(HE)フレームのうちの少なくとも1つのプリアンブルシグナリングフィールド内に埋め込まれる、請求項に記載の受信デバイス。
【請求項13】
前記CSDインジケータと前記CSDフォーマット情報とが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームの同じフィールドまたはヘッダ内に埋め込まれる、請求項に記載の受信デバイス。
【請求項14】
前記CSDインジケータと前記CSDフォーマット情報とが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームの異なるフィールドまたは異なるヘッダ内に埋め込まれる、請求項に記載の受信デバイス。
【請求項15】
命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令が、受信デバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、前記受信デバイスに、
ワイヤレスチャネル上で送信デバイスからワイヤレス信号を受信することと、ここにおいて、前記ワイヤレス信号は、サイクリックシフトダイバーシティ(CSD)なしのポストアンブルを有するパケットを含み、
前記ワイヤレス信号中のCDの存在を決定することと、ここにおいて、前記決定することが、前記ワイヤレス信号中のCSDインジケータまたはCSDフォーマット情報の存在を検出することを備え、
CSDの前記存在と前記ポストアンブルとに少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレス信号の到来角を推定することと
を備える動作を実施させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項16】
前記到来角を推定することを行うための前記命令の実行が、前記受信デバイスに、
前記CSDに少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレスチャネルのインパルス応答の第1のタップを決定することと、
前記ワイヤレスチャネルの前記インパルス応答の前記第1のタップに基づいて、前記受信デバイスの複数のアンテナ間の前記ワイヤレス信号の位相差を決定することと
を備える動作をさらに実施させる、請求項15に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項17】
前記CSDフォーマット情報が、前記ワイヤレス信号を送信するために使用される送信アンテナの数またはCSD値のうちの少なくとも1つを示す、請求項15に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項18】
前記CSDインジケータが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームのプリアンブル、ミッドアンブル、ポストアンブル、またはヘッダのうちの少なくとも1つ内に埋め込まれる、請求項15に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項19】
前記CSDインジケータが、前記ワイヤレス信号に関連する高スループット(HT)フレーム、超高スループット(VHT)フレーム、または高効率(HE)フレームのうちの少なくとも1つのプリアンブルシグナリングフィールド内に埋め込まれる、請求項15に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項20】
前記CSDインジケータと前記CSDフォーマット情報とが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームの同じフィールドまたはヘッダ内に埋め込まれる、請求項15に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項21】
前記CSDインジケータと前記CSDフォーマット情報とが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームの異なるヘッダの異なるフィールド内に埋め込まれる、請求項15に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項22】
ワイヤレスチャネル上で送信デバイスからワイヤレス信号を受信するための手段と、ここにおいて、前記ワイヤレス信号は、サイクリックシフトダイバーシティ(CSD)なしのポストアンブルを有するパケットを含み、
前記ワイヤレス信号中のCSDインジケータまたはCSDフォーマット情報の存在を検出することによって、前記ワイヤレス信号中のCDの存在を決定するための手段と、
CSDの前記存在と前記ポストアンブルとに少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレス信号の到来角を推定するための手段と
を備える、受信デバイス。
【請求項23】
前記ワイヤレス信号の前記到来角を推定するための前記手段が、
前記CSDに少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレスチャネルのインパルス応答の第1のタップを決定するための手段と、
前記ワイヤレスチャネルの前記インパルス応答の前記第1のタップに基づいて、前記受信デバイスの複数のアンテナ間の位相差を決定するための手段と
を備える、請求項22に記載の受信デバイス。
【請求項24】
前記CSDフォーマット情報が、前記ワイヤレス信号を送信するために使用される送信アンテナの数またはCSD値のうちの少なくとも1つを示す、請求項22に記載の受信デバイス。
【請求項25】
前記CSDインジケータが、前記ワイヤレス信号に関連する高スループット(HT)フレーム、超高スループット(VHT)フレーム、または高効率(HE)フレームのうちの少なくとも1つのプリアンブルシグナリングフィールド内に埋め込まれる、請求項22に記載の受信デバイス。
【請求項26】
前記CSDインジケータが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームのプリアンブル、ミッドアンブル、ポストアンブル、またはヘッダのうちの少なくとも1つ内に埋め込まれる、請求項22に記載の受信デバイス。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0123
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0123】
[00125]特許請求の範囲は、上記で示された厳密な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。上記で説明された方法および装置の配置、動作および詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な改変、変更および変形が行われ得る。
以下に本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
受信デバイスにおいて受信されたワイヤレス信号の角度情報を決定する方法であって、前記方法が、
ワイヤレスチャネル上で送信デバイスから前記ワイヤレス信号を受信することと、
前記ワイヤレス信号中のサイクリックシフトダイバーシティ(CSD)の存在を決定することと、
CSDの前記存在に少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレス信号の到来角を推定することと
を備える方法。
[C2]
前記推定することが、
前記CSDに少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレスチャネルの第1のタップを決定することと、
前記ワイヤレスチャネルの前記第1のタップに基づいて、前記受信デバイスの複数のアンテナ間の前記ワイヤレス信号の位相差を決定することと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記決定することが、
前記ワイヤレス信号中のCSDインジケータまたはCSDフォーマット情報の存在を検出すること
を備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記CSDフォーマット情報が、前記ワイヤレス信号を送信するために使用される送信アンテナの数またはCSD値のうちの少なくとも1つを示す、C3に記載の方法。
[C5]
前記CSDインジケータが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームのプリアンブル、ミッドアンブル、ポストアンブル、またはヘッダのうちの少なくとも1つ内に埋め込まれる、C3に記載の方法。
[C6]
前記CSDインジケータが、前記ワイヤレス信号に関連する高スループット(HT)フレーム、超高スループット(VHT)フレーム、または高効率(HE)フレームのうちの少なくとも1つのプリアンブルシグナリングフィールド内に埋め込まれる、C3に記載の方法。
[C7]
前記CSDインジケータと前記CSDフォーマット情報とが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームの同じフィールドまたはヘッダ内に埋め込まれる、C3に記載の方法。
[C8]
前記CSDインジケータと前記CSDフォーマット情報とが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームの異なるフィールドまたは異なるヘッダ内に埋め込まれる、C3に記載の方法。
[C9]
前記ワイヤレス信号が、CSDなしに送信されるポストアンブルを含むパケットを備え、前記到来角を推定することが、前記ポストアンブルにさらに基づく、C1に記載の方法。
[C10]
受信デバイスであって、
1つまたは複数のプロセッサと、
前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、前記受信デバイスに、
ワイヤレスチャネル上で送信デバイスからワイヤレス信号を受信することと、
前記ワイヤレス信号中のサイクリックシフトダイバーシティ(CSD)の存在を決定することと、
CSDの前記存在に少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレス信号の到来角を推定することと
を行わせる命令を記憶するように構成されたメモリと
を備える、受信デバイス。
[C11]
前記到来角を推定することを行うための前記命令の実行が、前記受信デバイスに、
前記CSDに少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレスチャネルの第1のタップを決定することと、
前記ワイヤレスチャネルの前記第1のタップに基づいて、前記受信デバイスの複数のアンテナ間の前記ワイヤレス信号の位相差を決定することと
をさらに行わせる、C10に記載の受信デバイス。
[C12]
前記ワイヤレス信号中のCSDの前記存在を決定することを行うための前記命令の実行が、前記受信デバイスに、
前記受信されたワイヤレス信号中のCSDインジケータまたはCSDフォーマット情報の存在を検出すること
を行わせる、C10に記載の受信デバイス。
[C13]
前記CSDフォーマット情報が、前記ワイヤレス信号を送信するために使用される送信アンテナの数またはCSD値のうちの少なくとも1つを示す、C12に記載の受信デバイス。
[C14]
前記CSDインジケータが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームのプリアンブル、ミッドアンブル、ポストアンブル、またはヘッダのうちの少なくとも1つ内に埋め込まれる、C12に記載の受信デバイス。
[C15]
前記CSDインジケータが、前記ワイヤレス信号に関連する高スループット(HT)フレーム、超高スループット(VHT)フレーム、または高効率(HE)フレームのうちの少なくとも1つのプリアンブルシグナリングフィールド内に埋め込まれる、C12に記載の受信デバイス。
[C16]
前記CSDインジケータと前記CSDフォーマット情報とが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームの同じフィールドまたはヘッダ内に埋め込まれる、C12に記載の受信デバイス。
[C17]
前記CSDインジケータと前記CSDフォーマット情報とが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームの異なるフィールドまたは異なるヘッダ内に埋め込まれる、C12に記載の受信デバイス。
[C18]
前記ワイヤレス信号が、CSDなしに送信されるポストアンブルを含むパケットを備え、前記到来角を推定することが、前記ポストアンブルにさらに基づく、C10に記載の受信デバイス。
[C19]
命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令が、受信デバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、前記受信デバイスに、
ワイヤレスチャネル上で送信デバイスからワイヤレス信号を受信することと、
前記ワイヤレス信号中のサイクリックシフトダイバーシティ(CSD)の存在を決定することと、
CSDの前記存在に少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレス信号の到来角を推定することと
を備える動作を実施させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C20]
前記到来角を推定することを行うための前記命令の実行が、前記受信デバイスに、
前記CSDに少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレスチャネルの第1のタップを決定することと、
前記ワイヤレスチャネルの前記第1のタップに基づいて、前記受信デバイスの複数のアンテナ間の前記ワイヤレス信号の位相差を決定することと
を備える動作をさらに実施させる、C19に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C21]
前記ワイヤレス信号中のCSDの前記存在を決定することを行うための前記命令の実行が、前記受信デバイスに、
前記ワイヤレス信号中のCSDインジケータまたはCSDフォーマット情報の存在を検出すること
を備える動作を実施させる、C19に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C22]
前記CSDフォーマット情報が、前記ワイヤレス信号を送信するために使用される送信アンテナの数またはCSD値のうちの少なくとも1つを示す、C21に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C23]
前記CSDインジケータが、前記ワイヤレス信号に関連するフレームのプリアンブル、ミッドアンブル、ポストアンブル、またはヘッダのうちの少なくとも1つ内に埋め込まれる、C21に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C24]
前記CSDインジケータが、前記ワイヤレス信号に関連する高スループット(HT)フレーム、超高スループット(VHT)フレーム、または高効率(HE)フレームのうちの少なくとも1つのプリアンブルシグナリングフィールド内に埋め込まれる、C21に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C25]
前記ワイヤレス信号が、CSDなしに送信されるポストアンブルを含むパケットを備え、前記到来角を推定することが、前記ポストアンブルにさらに基づく、C19に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C26]
ワイヤレスチャネル上で送信デバイスからワイヤレス信号を受信するための手段と、
前記ワイヤレス信号中のサイクリックシフトダイバーシティ(CSD)の存在を決定するための手段と、
CSDの前記存在に少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレス信号の到来角を推定するための手段と
を備える、受信デバイス。
[C27]
前記ワイヤレス信号の前記到来角を推定するための前記手段が、
前記CSDに少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレスチャネルの第1のタップを決定するための手段と、
前記ワイヤレスチャネルの前記第1のタップに基づいて、前記受信デバイスの複数のアンテナ間の位相差を決定するための手段と
を備える、C26に記載の受信デバイス。
[C28]
前記ワイヤレス信号中のCSDの前記存在を決定するための前記手段が、
前記受信されたワイヤレス信号中のCSDインジケータまたはCSDフォーマット情報の存在を検出するための手段
を備える、C26に記載の受信デバイス。
[C29]
前記CSDフォーマット情報が、前記ワイヤレス信号を送信するために使用される送信アンテナの数またはCSD値のうちの少なくとも1つを示す、C28に記載の受信デバイス。
[C30]
前記ワイヤレス信号が、CSDなしに送信されるポストアンブルを含むパケットを備え、前記到来角を推定することが、前記ポストアンブルにさらに基づく、C26に記載の受信デバイス。
【国際調査報告】