(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2018-538767(P2018-538767A)
(43)【公表日】2018年12月27日
(54)【発明の名称】イヤリングタイプのマイク
(51)【国際特許分類】
H04R 1/00 20060101AFI20181130BHJP
H04R 1/10 20060101ALI20181130BHJP
【FI】
H04R1/00 328Z
H04R1/10 104A
H04R1/10 101A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2018-545789(P2018-545789)
(86)(22)【出願日】2016年11月8日
(85)【翻訳文提出日】2018年7月12日
(86)【国際出願番号】KR2016012765
(87)【国際公開番号】WO2017086640
(87)【国際公開日】20170526
(31)【優先権主張番号】10-2015-0162903
(32)【優先日】2015年11月20日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG
(71)【出願人】
【識別番号】518175979
【氏名又は名称】イ,スン チュル
【氏名又は名称原語表記】LEE, Seung Chul
(74)【代理人】
【識別番号】100166545
【弁理士】
【氏名又は名称】折坂 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】イ,スン チュル
【テーマコード(参考)】
5D005
5D017
【Fターム(参考)】
5D005BE01
5D017BB16
(57)【要約】
本発明は、イヤリングタイプのマイクに関し、耳にかけて使用されるマイクにおいて、ユーザーの両耳に固定される固定部材と、両端が前記2個の固定部材にそれぞれ位置する弾性を有する部材で製作され、一側がユーザーの首に密着するケーブルと、前記ケーブルの両端にそれぞれ結合されるスピーカーと、前記ケーブルの一側に設置されるものであって、音声を入力するマイク部とを含んで構成され、ユーザーが前記マイク部を介して音声を入力するとき、前記マイク部に力を加えると、前記ケーブルが伸びながら前記マイク部がユーザーの首から口の周囲に移動し、前記マイク部に加えられた力が除去されると、前記ケーブルの弾性力によって前記マイク部がユーザーの口の周囲に密着することを特徴とする。本発明は、一般的な活動時、ユーザーの身体の一部に固定されることによってユーザーの活動性を高めることができる。すなわち、本発明は、固定部材の両端を耳に挟む構造となっており、マイクを着用して各種行為をしても、従来に比べてマイクが耳から離脱する憂いがないだけでなく、単純に固定部材を広げてから離す行為だけでも耳に固定させることができ、マイクの着用及び分離が容易になるという長所を有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
耳にかけて使用されるマイクにおいて、
ユーザーの両耳にそれぞれ固定される2個の固定部材(100);
弾性を有する部材であって、前記2個の固定部材(100)を互いにつないでユーザーの首に一部分が密着するケーブル(200);
前記ケーブル(200)の両端にそれぞれ結合されるスピーカー(300);及び、
前記ケーブル(200)の一側に設置されるものであって、音声を入力するマイク部(400);を含んで構成され、
ユーザーが前記マイク部(400)を介して音声を入力するとき、前記マイク部(400)に力を加えると、前記ケーブル(200)が伸びながら前記マイク部(400)がユーザーの首から口の周囲に移動し、前記マイク部(400)に加えられた力が除去されると、前記ケーブル(200)の弾性力によって前記マイク部(400)がユーザーの口の周囲に密着することを特徴とするイヤリングタイプのマイク。
【請求項2】
前記ケーブル(200)は、一側がジグザグ形状又はスプリング形状となるように内部に弾性部材が結合されており、前記マイク部(400)に力が加えられると、前記スプリング形態が解けながら前記ケーブル(200)が伸びる一方、前記マイク部(400)に加えられた力が除去されると、弾性部材の弾性力によって前記ケーブル(200)の一側が再びスプリング形状となることを特徴とする、請求項1に記載のイヤリングタイプのマイク。
【請求項3】
前記固定部材(100)は、
ユーザーの耳介の後ろに密着する「C」字状の第1固定部材(110);及び、
「C」字状を有し、一端が前記第1固定部材(110)の一側に結合される第2固定部材(120);を含んで構成され、
前記第2固定部材(120)の一端がユーザーの耳の外側に当接し、他端がユーザーの耳の内側に当接することによって、全体的に前記第2固定部材(120)の両端をユーザーの耳に挟むようにし、前記固定部材(100)がユーザーの耳に固定され、
前記ケーブル(200)を前記第2固定部材(120)の長さ方向に沿って密着させ、前記ケーブル(200)の両端のそれぞれを前記第2固定部材(120)の他端に固定させることを特徴とする、請求項1に記載のイヤリングタイプのマイク。
【請求項4】
前記マイク部(400)は、
管状を有し、前記ケーブルの一側に設置されるマイク胴体(420);及び、
一端が前記マイク胴体(420)の内部一側に結合され、他端が前記マイク胴体(420)の外部に突出するものであって、音声を入力する入力部(430);を含んで構成され、
ユーザーが前記マイク部(400)を首の後ろに着用した状態で前記入力部(430)を介して音声を入力するとき、前記入力部(430)に力を加えると前記入力部(430)が一定の長さだけ突出し、前記入力部(430)がユーザーの首の後ろから口の周囲に移動することを特徴とする、請求項1に記載のイヤリングタイプのマイク。
【請求項5】
音を出力する装置として、前記固定部材(100)の一側に結合される本体(600)をさらに含んで構成され、
前記本体(600)は、前記ケーブル(200)と連結され、前記マイク部(400)から入力される音を出力したり、それ自体で再生される音又は外部から来る音信号を前記スピーカー(300)に送ることを特徴とする、請求項1に記載のイヤリングタイプのマイク。
【請求項6】
耳にかけて使用されるマイクにおいて、
ユーザーの両耳にそれぞれ固定される2個の固定部材(100);
前記2個の固定部材(100)を互いにつないでユーザーの前顎に一部分が密着するケーブル(200);
両端が前記ケーブルの一側に一定距離だけ離隔してそれぞれ結合され、前記ケーブルがユーザーの前顎に密着するとき、ユーザーの内側の顎に密着する第2弾性体(510);
前記ケーブル(200)の両端にそれぞれ結合されるスピーカー(300);及び、
前記ケーブル(200)の一側に設置されるものであって、音声を入力するマイク部(400);を含んで構成され、
ユーザーの顎が前記ケーブル(200)と前記第2弾性体(510)が形成する穴に挿入されており、ユーザーが顎を動かすとき、前記第2弾性体(510)の弾力によって前記ケーブル(200)がユーザーの前顎に密着して動かないようにすることを特徴とするイヤリングタイプのマイク。
【請求項7】
前記固定部材(100)は、
ユーザーの耳介の後ろに密着する「C」字状の第1固定部材(110);及び、
「C」字状を有し、一端が前記第1固定部材(110)の一側に結合される第2固定部材(120);を含んで構成され、
前記第2固定部材(120)の一端がユーザーの耳の外側に当接し、他端がユーザーの耳の内側に当接することによって、全体的に前記第2固定部材(120)の両端をユーザーの耳に挟むようにし、前記固定部材(100)がユーザーの耳に固定され、
前記ケーブル(200)を前記第2固定部材(120)の長さ方向に沿って密着させ、前記ケーブル(200)の両端のそれぞれを前記第2固定部材(120)の他端に固定させることを特徴とする、請求項6に記載のイヤリングタイプのマイク。
【請求項8】
音を出力する装置として、前記固定部材(100)の一側に結合される本体(600)をさらに含んで構成され、
前記本体(600)は、前記ケーブル(200)と連結され、前記マイク部(400)から入力される音を出力したり、それ自体で再生される音又は外部から来る音信号を前記スピーカー(300)に送ることを特徴とする、請求項6に記載のイヤリングタイプのマイク。
【請求項9】
耳にかけて使用されるマイクにおいて、
ユーザーの一側の耳に固定される固定部材(100);
前記固定部材(100)に固定されるケーブル(200);
前記ケーブル(200)の一端に結合されるスピーカー(300);及び、
前記ケーブル(200)に一端が連結されるように前記固定部材(100)に結合され、ユーザーの音声を入力するマイク部(400);を含んで構成され、
前記固定部材(100)は、ユーザーの耳介の後ろに密着する「C」字状の第1固定部材(110);及び、
「C」字状を有し、一端が前記第1固定部材(110)の一側に結合される第2固定部材(120);を含んで構成され、
前記第2固定部材(120)の一端がユーザーの耳の外側に当接し、他端がユーザーの耳の内側に当接することによって、全体的に前記第2固定部材(120)の両端をユーザーの耳に挟むようにし、前記固定部材(100)をユーザーの耳に固定させることを特徴とするイヤリングタイプのマイク。
【請求項10】
前記マイク部(400)は、
前記マイク部(400)を覆うように一端が前記固定部材(100)に結合され、他端が前記マイク部(400)の他端に結合される第3弾性体(520)をさらに含んで構成され、
ユーザーが前記マイク部(400)を介して音声を入力するとき、前記マイク部(400)に力を加えながら前記マイク部400を口の周囲に移動させ、前記マイク部(400)に加えられた力が除去されると、前記第3弾性体(520)の弾性によって前記マイク部(400)が元の状態に復元されることを特徴とする、請求項9に記載のイヤリングタイプのマイク。
【請求項11】
前記第1固定部材(110)の長さ方向に沿って穴が長く穿孔されている長孔(112);及び、
一端が前記第1固定部材(110)の前記長孔(112)に沿って動くように結合されるものであって、音声を入力するマイク部(400);を含んで構成され、
ユーザーが前記マイク部(400)を介して音声を入力するとき、前記マイク部(400)に力を加えながら前記マイク部(400)を口の周囲に移動させることを特徴とする、請求項9に記載のイヤリングタイプのマイク。
【請求項12】
一端が前記第1固定部材(110)の一側に回転するように結合される連結部材(440);及び、
一端が前記連結部材(440)に結合されるものであって、音声を入力するマイク部(400);を含んで構成され、
ユーザーが前記マイク部(400)を介して音声を入力するとき、前記マイク部(400)に力を加えながら前記マイク部(400)を口の周囲に移動させることを特徴とする、請求項9に記載のイヤリングタイプのマイク。
【請求項13】
音を出力する装置として、前記固定部材(100)の一側に結合される本体(600)をさらに含んで構成され、
前記本体(600)は、前記ケーブル(200)と連結され、前記マイク部(400)から入力される音を出力したり、それ自体で再生される音又は外部から来る音信号を前記スピーカー(300)に送ることを特徴とする、請求項9に記載のイヤリングタイプのマイク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、耳介にかけて簡便に使用するイヤリングタイプのマイクに関する。
【背景技術】
【0002】
近年は、スマートフォンや携帯用音響機器にイヤホンが多く使用されており、特に、通信用端末機であるスマートフォンは、音響機能を利用しながら通信機能を選択的に利用することができる。通信機能を利用する場合、一般に、イヤホンとマイクが一体型で構成されたマイク(EAR−MIC)が必要である。
【0003】
一方、マイクは、スマートフォンや携帯用音響機器と連結された形態で利用されるが、連結部が長くなる場合、保管上の問題によって連結部が長く伸びたり、捩れたり、絡んだりすることが発生し、美観上の問題がある。また、連結部が部分的に折られたり、曲がることによって電気線に破損又は損傷が発生し、マイクが正常に動作できなくなるという問題がある。
【0004】
このような問題を一部改善した従来技術として、大韓民国特許出願番号第10−2001−0053019号(2001.08.30.)に開示された携帯電話兼用ヘッドセットがある。しかし、従来技術においては、マイクを使用するためにマイクスタンドから引っ張る場合、マイクの位置がユーザーの口の位置から比較的遠くなり、雑音が入力されるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】大韓民国特許出願第10−2001−0053019号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記のような従来技術の問題及び必要性を解消するためになされた本発明は、マイクを耳に簡単に固定させることによってユーザーの活動性を高め、マイクが使用される場合、ユーザーの口の周囲に容易に配置させることによってマイクを容易に利用できるだけでなく、美観を改善することによって選好度を高めるイヤリングタイプのマイクを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記のような目的を達成するために、本発明は、耳にかけて使用されるマイクにおいて、ユーザーの両耳に固定される固定部材と、両端が前記2個の固定部材にそれぞれ位置する弾性を有する部材で製作され、一側がユーザーの首に密着するケーブルと、前記ケーブルの両端にそれぞれ結合されるスピーカーと、前記ケーブルの一側に設置されるものであって、音声を入力するマイク部とを含んで構成され、ユーザーが前記マイク部を介して音声を入力するとき、前記マイク部に力を加えると、前記ケーブルが伸びながら前記マイク部がユーザーの首から口の周囲に移動し、前記マイク部に加えられた力が除去されると、前記ケーブルの弾性力によって前記マイク部がユーザーの口の周囲に密着することを特徴とするイヤリングタイプのマイクを提供する。
【0008】
また、本発明は、耳にかけて使用されるマイクにおいて、ユーザーの両耳に固定される固定部材と、両端が前記2個の固定部材のそれぞれに位置するように固定される部材であって、一側がユーザーの顎の前側に密着するケーブルと、両端が前記ケーブルの一側に一定距離だけ離隔してそれぞれ結合され、前記ケーブルがユーザーの前顎に密着するとき、ユーザーの内側の顎に密着する第2弾性体と、前記ケーブルの両端にそれぞれ結合されるスピーカーと、前記ケーブルの一側に設置されるものであって、音声を入力するマイク部とを含んで構成され、ユーザーの顎が前記ケーブルと前記第2弾性体が形成する穴に挿入されており、ユーザーが顎を動かすとき、前記第2弾性体の弾力によって前記ケーブルがユーザーの前顎に密着して動かないようにすることを特徴とするイヤリングタイプのマイクを提供する。
【0009】
また、本発明は、耳にかけて使用されるマイクにおいて、ユーザーの一側の耳に固定される固定部材と、前記固定部材に位置するように固定されるケーブルと、前記ケーブルの一端に結合されるスピーカーと、一端が前記ケーブルに連結されるように前記固定部材に結合され、他端が外力で引き出されるものであって、音声を入力するマイク部とを含んで構成され、ユーザーが前記マイク部を介して音声を入力するとき、前記マイク部に力を加えながら前記マイク部を口の周囲に移動させることを特徴とするイヤリングタイプのマイクを提供する。
【発明の効果】
【0010】
以上のように構成される本発明は、次のような効果を有する。
【0011】
第一、本発明は、一般的な活動時、ユーザーの身体の一部に固定されることによってユーザーの活動性を高めることができる。すなわち、本発明は、固定部材の両端を耳に挟む構造となっており、マイクを着用して各種行為をしても、従来に比べてマイクが耳から離脱する憂いがないだけでなく、単純に固定部材を広げてから離す行為だけでも耳に固定させることができ、マイクの着用及び分離が容易になるという長所を有する。
【0012】
第二、本発明は、ユーザーがマイクを使用するとき、簡単にマイクを口の周囲に位置させ、周辺の雑音が入力されることなく、きれいな音源が入力可能であり、マイクに加えられた荷重が除去されると直ぐ元の位置に復元され、ユーザーが円滑に活動できるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明に係るイヤリングタイプのマイクの一実施形態に関する図である。
【
図2】
図1のマイク部に作動ボタンがある状態を示す図である。
【
図3】
図1の第1固定部材に本体が結合された状態を示す図である。
【
図4】
図1の第1固定部材に第1弾性体が結合されている状態を示す図である。
【
図5】本発明に係るイヤリングタイプのマイクの第2実施形態に関する図である。
【
図6】本発明に係るイヤリングタイプのマイクの第3実施形態に関する図である。
【
図7】
図6のマイク部に作動ボタンがある状態を示す図である。
【
図8】本発明に係るイヤリングタイプのマイクの第4実施形態に関する図である。
【
図9】
図8の第1固定部材に長孔が形成された状態を示す図である。
【
図10】本発明に係るイヤリングタイプのマイクの第5実施形態に関する図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付の各図面を参照して、本発明に係るイヤリングタイプのマイクの具体的な内容を詳細に説明する。
【0015】
近年は、スマートフォンや携帯用音響機器にイヤホンが多く使用されており、特に、通信用端末機であるスマートフォンは、音響機能を利用しながら通信機能を選択的に利用することができる。通信機能を利用する場合、一般に、イヤホンとマイクが一体型で構成されたマイク(EAR−MIC)が必要である。
【0016】
一方、マイクは、スマートフォンや携帯用音響機器と連結された形態で利用されるが、連結部が長くなる場合、保管上の問題によって連結部が長く伸びたり、捩れたり、絡んだりすることが発生し、美観上の問題がある。また、連結部が部分的に折られたり、曲がることによって電気線に破損又は損傷が発生し、マイクが正常に動作できなくなるという問題がある。
【0017】
このような問題を一部改善した従来技術として、大韓民国特許出願番号第10−2001−0053019号(2001.08.30.)に開示された携帯電話兼用ヘッドセットがある。しかし、従来技術においては、マイクを使用するためにマイクスタンドから引っ張る場合、マイクの位置がユーザーの口の位置から比較的遠くなり、雑音が入力されるという問題がある。
【0018】
前記のような従来技術の問題及び必要性を解消するためになされた本発明は、マイクを耳に簡単に固定させることによってユーザーの活動性を高め、マイクが使用される場合、ユーザーの口の周囲に容易に配置させることによってマイクを容易に利用できるだけでなく、美観を改善することによって選好度を高めるイヤリングタイプのマイクを提供する。
【0019】
本発明は、一般的な活動時、ユーザーの身体の一部に固定されることによってユーザーの活動性を高めることができる。すなわち、本発明は、固定部材の両端を耳に挟む構造となっており、マイクを着用して各種行為をしても、従来に比べてマイクが耳から離脱する憂いがないだけでなく、単純に固定部材を広げてから離す行為だけでも耳に固定させることができ、マイクの着用及び分離が容易になるという長所を有する。また、本発明は、ユーザーがマイクを使用するとき、簡単にマイクを口の周囲に位置させ、周辺の雑音が入力されることなく、きれいな音源が入力可能であり、マイクに加えられた荷重が除去されると直ぐ元の位置に復元され、ユーザーが円滑に活動できるという長所を有する。
【0020】
図1は、本発明に係るイヤリングタイプのマイクの一実施形態に関する図で、
図2は、
図1のマイク部に作動ボタンがある状態を示す図である。
【0021】
図3は、
図1の第1固定部材に本体が結合された状態を示す図で、
図4は、
図1の第1固定部材に第1弾性体が結合されている状態を示す図である。
【0022】
図5は、本発明に係るイヤリングタイプのマイクの第2実施形態に関する図である。
【0023】
前記のような目的を達成するための本発明は、耳にかけて使用されるマイクにおいて、ユーザーの両耳に固定される固定部材100と、両端が前記2個の固定部材100にそれぞれ位置する弾性を有する部材で製作され、一側がユーザーの首に密着するケーブル200と、前記ケーブル200の両端にそれぞれ結合されるスピーカー300と、前記ケーブル200の一側に設置されるものであって、音声を入力するマイク部400とを含んで構成され、ユーザーが前記マイク部400を介して音声を入力するとき、前記マイク部400に力を加えると、前記ケーブル200が伸びながら前記マイク部400がユーザーの首から口の周囲に移動し、前記マイク部400に加えられた力が除去されると、前記ケーブル200の弾性力によって前記マイク部400がユーザーの口の周囲に密着することを特徴とするイヤリングタイプのマイク10を提供する。
【0024】
本発明は、固定部材100、ケーブル200、スピーカー300及びマイク部400を含んで構成されるものであって、ユーザーの耳に容易に結合されることによってユーザーの活動性を高めるだけでなく、マイク部400を容易に口の周囲に位置させ、周辺の雑音が入力されることなく、きれいな音源が入力され得るイヤリングタイプのマイク10に関する。
【0025】
固定部材100は、ユーザーの両耳に固定される部材である。すなわち、固定部材100は、マイク10がユーザーの耳に容易に固定できるようにする部材である。
【0026】
固定部材100は、マイク10がユーザーの耳に容易に固定できるものであれば多様な形状に製作可能であるが、一例として、第1固定部材110及び第2固定部材120を含んで構成され得る。
【0027】
第1固定部材110は、ユーザーの耳介の後ろに密着する「C」字状の部材である。第2固定部材120は、「C」字状を有し、一端が前記第1固定部材110の一側に結合される部材である。したがって、前記第2固定部材120の一端がユーザーの耳の外側に当接し、他端がユーザーの耳の内側に当接することによって、全体的に前記第2固定部材120の両端をユーザーの耳に挟むようにし、前記固定部材100をユーザーの耳に固定させることができる。
【0028】
第1固定部材110の両側には、第1リング部材111がそれぞれ形成されていてもよい。第1固定部材110に第1リング部材111が形成されている場合、第1リング部材111に第1弾性体500が結合されていてもよい。すなわち、第1固定部材110に第1リング部材111が形成されている場合、ケーブル200が前記第1リング部材111に設置された第1弾性体500に結合される方法で設置され、前記マイク部400に力が加えられると、前記第1弾性体500の弛緩によって前記ケーブル200が伸びながら前記マイク部400がユーザーの首から口の周囲に移動し、前記マイク部400に加えられた力が除去されると、前記第1弾性体500の弾性力によって前記マイク部400をユーザーの口の周囲に密着させることができる。第1弾性体500は、スプリング又はシリコンゴムリングであり得る。
【0029】
第2固定部材120には、長さ方向に沿って1個以上の第2リング部材121が形成されていてもよい。第2リング部材121は、ケーブル200が内部を貫通して前記第2固定部材120に密着して設置されるように構成される。また、ケーブル200に結合されたスピーカー300が、第2固定部材120の他端に形成された第2リング部材121に係止されるようにし、前記ケーブル200の両端のそれぞれを前記第2固定部材120の他端にそれぞれ固定させることができる。
【0030】
固定部材100としては、所要の強度を満足するものであれば多様な材料が使用可能である。
【0031】
ケーブル200は、両端が前記2個の固定部材100にそれぞれ固定される弾性を有する部材で製作され、一側がユーザーの首に密着する部材である。ケーブル200は、外力が加えられると伸びる一方、外力が除去されると元の形態に復元される弾性を一側に有していてもよい。
【0032】
ケーブル200は、固定部材100が第1固定部材110及び第2固定部材120を含んで構成される場合、第2固定部材120の長さ方向に沿って密着させ、ケーブル200の両端のそれぞれを第2固定部材120の他端に位置させることができる。ケーブル200が第2固定部材120の他端に位置することによって、ケーブル200の両端においてスピーカー300が第2固定部材120の他端に位置するように結合される。
【0033】
ケーブル200は、一側がジグザグ形状又はスプリング形状となるように内部に弾性部材が結合されており、前記マイク部400に力が加えられると、前記スプリング形態が解けながら前記ケーブル200が伸びる一方、前記マイク部400に加えられた力が除去されると、弾性部材の弾性力によって前記ケーブル200の一側が再びスプリング形状に復元され得る。
【0034】
前記固定部材100が中空の形態である場合、ケーブル200は、両端のそれぞれが前記中空を貫通してスピーカー300に連結され、他端が音を発生する装置に連結されるように前記固定部材100の内部に設置され得る。
【0035】
通常、ケーブル200は、マイク10で使用される線であって、ラジオ、MP3再生装置、携帯電話などの装置に連結され、前記装置で発生する音をスピーカー300に伝達し、ユーザーが音を聞けるようにする部材である。
【0036】
スピーカー300は、ケーブル200の両端にそれぞれ結合される部材である。スピーカー300は、ケーブル200を介して伝達される音をユーザーが聞けるように音を出す装置であって、通常、イヤホン又はマイク10で使用される装置である。スピーカー300は、前記ケーブル200に結合され、ユーザーの使用状態によってユーザーの耳孔又は前記固定部材100に位置し得る。すなわち、スピーカー300は、ユーザーが安全でない場所で多様な行為をするとき、周囲の騒音と音楽を共に聞けるように固定部材100の一端に位置させることができ、図書館などの静かな場所では周囲の騒音を遮断し、音楽のみを聞けるようにユーザーの耳孔に位置させることができる。
【0037】
マイク部400は、ケーブル200の一側に設置されるものであって、音声を入力する部材である。マイク部400は、設置時にケーブル200に連結され、入力された音声信号をスピーカー300に直接伝達したり、ケーブル200に連結されたスマートフォンなどの装置に音声信号を送ることができる。
【0038】
ユーザーが前記マイク部400を介して音声を入力するとき、前記マイク部400に力を加えると、前記ケーブル200が伸びながら前記マイク部400がユーザーの首から口の周囲に移動し、前記マイク部400に加えられた力が除去されると、前記ケーブル200の弾性力によって前記マイク部400をユーザーの口の周囲に密着させることができる。
【0039】
マイク部400は、一側に作動を制御する作動ボタン410をさらに含んで構成され得るが、ユーザーが前記マイク部400を介して音声を入力するとき、前記マイク部400の前記作動ボタン410に力を加えながら前記マイク部400を作動させると同時に、前記マイク部400を首から口の周囲に移動させ、前記マイク部400に加えられた力が除去されると、前記ケーブル200の弾性力によって前記マイク部400がユーザーの口の周囲に密着し、音声入力が可能になる。
【0040】
このとき、前記作動ボタン410は、マイクのON/OFFボタン又は電話の通話/終了ボタンの機能を制御する作動ボタンとなり得る。
【0041】
マイク部400は、マイク胴体420及び入力部430を含んで構成され、前記入力部430がユーザーによって音声を入力するときに自由に動くようにし、ユーザーの便宜性を高めることができる。マイク胴体420は、管状を有し、前記ケーブル200の一側に設置される部材である。入力部430は、一端がマイク胴体420の内部一側に結合され、他端が前記マイク胴体420の外部に突出し得るように構成されるものであって、音声を入力する構成である。すなわち、ユーザーが前記マイク部400を首の後ろに着用した状態で前記入力部430を介して音声を入力するとき、前記入力部430に力を加えると、前記入力部430が一定の長さだけ突出し、前記入力部430がユーザーの首の後ろから口の周囲に移動して密着可能になる。
【0042】
本発明は、音を出力する装置として、前記固定部材100の一側に結合される本体600をさらに含んで構成される。本体600は、前記ケーブル200と連結され、前記マイク部400から入力される音を出力したり、それ自体で再生される音又は外部から来る音信号を前記スピーカー300に送ることができる。
【0043】
本体600としては、音を出力しながら固定部材100に結合できる装置であれば多様な装置が使用可能であるが、一例として、スマートフォン、オーディオ装置などが使用可能である。
【0044】
図6は、本発明に係るイヤリングタイプのマイクの第3実施形態に関する図で、
図7は、
図6のマイク部に作動ボタンがある状態を示す図である。
【0045】
前記のような目的を達成するための更に他の本発明は、耳にかけて使用されるマイクにおいて、ユーザーの両耳に固定される固定部材100と、両端が前記2個の固定部材100のそれぞれに位置するように固定される部材であって、一側がユーザーの顎の前側に密着するケーブル200と、両端が前記ケーブルの一側に一定距離だけ離隔してそれぞれ結合され、前記ケーブルがユーザーの前顎に密着するとき、ユーザーの内側の顎に密着する第2弾性体510と、前記ケーブル200の両端にそれぞれ結合されるスピーカー300と、前記ケーブル200の一側に設置されるものであって、音声を入力するマイク部400とを含んで構成され、ユーザーの顎が前記ケーブル200と前記第2弾性体510が形成する穴に挿入されており、ユーザーが顎を動かすとき、前記第2弾性体510の弾力によって前記ケーブル200がユーザーの前顎に密着して動かないようにすることを特徴とするイヤリングタイプのマイク10を提供する。
【0046】
本発明は、固定部材100、ケーブル200、第2弾性体510、スピーカー300及びマイク部400を含んで構成されるものであって、ユーザーの耳に容易に結合されることによってユーザーの活動性を高めるだけでなく、マイク部400を容易に口の周囲に位置させ、周辺の雑音が入力されることなく、きれいな音源が入力され得るイヤリングタイプのマイク10に関する。
【0047】
固定部材100は、ユーザーの両耳に固定される部材である。すなわち、固定部材100は、マイク10がユーザーの耳に容易に固定できるようにする部材である。
【0048】
固定部材100は、マイク10がユーザーの耳に容易に固定できるものであれば多様な形状に製作可能であり、一例として、第1固定部材及び第2固定部材を含んで構成され得る。
【0049】
第1固定部材110は、ユーザーの耳介の後ろに密着する「C」字状の部材である。第2固定部材120は、「C」字状を有し、一端が前記第1固定部材110の一側に結合される部材である。したがって、前記第2固定部材120の一端がユーザーの耳の外側に当接し、他端がユーザーの耳の内側に当接することによって、全体的に前記第2固定部材120の両端をユーザーの耳に挟むようにし、前記固定部材100をユーザーの耳に固定させることができる。
【0050】
第2固定部材120には、長さ方向に沿って1個以上の第2リング部材121が形成されていてもよい。第2リング部材121は、ケーブル200が内部を貫通して前記第2固定部材120に密着して設置されるように構成される。また、ケーブル200に結合されたスピーカー300が、第2固定部材120の他端に形成された第2リング部材121に係止されるようにし、前記ケーブル200の両端のそれぞれを前記第2固定部材120の他端にそれぞれ固定させることができる。
【0051】
固定部材100としては、所要の強度を満足するものであれば多様な材料が使用可能である。
【0052】
ケーブル200は、両端が前記2個の固定部材100のそれぞれに位置するように固定される部材であって、一側がユーザーの顎の前側に密着する部材である。
【0053】
ケーブル200は、固定部材100が第1固定部材110及び第2固定部材120を含んで構成される場合、第2固定部材120の長さ方向に沿って密着させ、ケーブル200の両端のそれぞれを第2固定部材120の他端に位置させることができる。ケーブル200が第2固定部材120の他端に位置することによって、ケーブル200の両端においてスピーカー300が第2固定部材120の他端に位置するように結合される。
【0054】
前記固定部材100が中空の形態である場合、ケーブル200は、両端のそれぞれが前記中空を貫通してスピーカー300に連結され、他端が音を発生する装置に連結されるように前記固定部材100の内部に設置され得る。
【0055】
通常、ケーブル200は、マイク10で使用される線であって、ラジオ、MP3再生装置、携帯電話などの装置に連結され、前記装置で発生する音をスピーカー300に伝達し、ユーザーが音を聞けるようにする部材である。
【0056】
第2弾性体510は、両端が前記ケーブルの一側に一定距離だけ離隔してそれぞれ結合され、前記ケーブル200がユーザーの前顎に密着するとき、ユーザーの内側の顎に密着する部材である。第2弾性体510は、ユーザーの顎が前記ケーブル200との間に形成する穴に挿入され、ケーブル200がユーザーの顎に密着できるようにする部材であって、ユーザーが顎を動かすとき、前記第2弾性体510の弾力によって前記第2弾性体510のみが動き、前記ケーブル200がユーザーの前顎に密着して動かないように構成される。
【0057】
第2弾性体510としては、ユーザーの顎が動く場合にもケーブル200がユーザーの前顎に密着できるものであれば多様な弾性材料が使用可能であるが、一例として、スプリング又はシリコンゴムが使用可能である。
【0058】
スピーカー300は、ケーブル200の両端にそれぞれ結合される部材である。スピーカー300は、ケーブル200を介して伝達される音をユーザーが聞けるように音を出す装置であって、通常、イヤホン又はマイク10で使用される装置である。スピーカー300は、前記ケーブル200に結合され、ユーザーの使用状態によってユーザーの耳孔又は前記固定部材100に位置し得る。すなわち、スピーカー300は、ユーザーが安全でない場所で多様な行為をするとき、周囲の騒音と音楽を共に聞けるように固定部材100の一端に位置させることができ、図書館などの静かな場所では周囲の騒音を遮断し、音楽のみを聞けるようにユーザーの耳孔に位置させることができる。
【0059】
マイク部400は、ケーブル200の一側に設置されるものであって、音声を入力する構成である。マイク部400は、ユーザーの顎に密着したケーブルに設置されており、ユーザーの音声を雑音無しできれいに入力することができる。マイク部400は、設置時にケーブル200に連結され、入力された音声信号をスピーカー300に直接伝達したり、ケーブル200に連結されたスマートフォンなどの装置に音声信号を送ることができる。
【0060】
マイク部400は、一側に作動を制御する作動ボタン410をさらに含んで構成され得るが、ユーザーがマイク部400を介して音声を入力するとき、前記マイク部400の前記作動ボタン410に力を加えながら前記マイク部400を作動させることができ、前記マイク部400の作動ボタン410に加えられた力が除去されると前記マイク部400の作動が中止され得る。
【0061】
このとき、前記作動ボタン410は、マイクのON/OFFボタン又は電話の通話/終了ボタンの機能を制御する作動ボタンになり得る。
【0062】
本発明は、音を出力する装置として、前記固定部材100の一側に結合される本体600をさらに含んで構成される。本体600は、前記ケーブル200と連結され、前記マイク部400から入力される音を出力したり、それ自体で再生される音又は外部から来る音信号を前記スピーカー300に送ることができる。
【0063】
本体600としては、音を出力しながら固定部材100に結合できる装置であれば多様な装置が使用可能であるが、一例として、スマートフォン、オーディオ装置などが使用可能である。
【0064】
図8は、本発明に係るイヤリングタイプのマイクの第4実施形態に関する図で、
図9は、
図8の第1固定部材に長孔が形成された状態を示す図である。
【0065】
図10は、本発明に係るイヤリングタイプのマイクの第5実施形態に関する図である。
【0066】
前記のような目的を達成するための更に他の本発明は、耳にかけて使用されるマイクにおいて、ユーザーの一側の耳に固定される固定部材100と、前記固定部材100に位置するように固定されるケーブル200と、前記ケーブル200の一端に結合されるスピーカー300と、一端が前記ケーブル200に連結されるように前記固定部材100に結合され、他端が外力で引き出されるものであって、音声を入力するマイク部400とを含んで構成され、ユーザーが前記マイク部400を介して音声を入力するとき、前記マイク部400に力を加えながら前記マイク部400を口の周囲に移動させることを特徴とするイヤリングタイプのマイク10を提供する。
【0067】
本発明は、固定部材100、ケーブル200、スピーカー300及びマイク部400を含んで構成されるものであって、ユーザーの耳に容易に結合されることによってユーザーの活動性を高めるだけでなく、マイク部400を容易に口の周囲に位置させ、周辺の雑音が入力されることなく、きれいな音源が入力され得るイヤリングタイプのマイク10に関する。
【0068】
固定部材100は、ユーザーの一側の耳に固定される部材である。すなわち、固定部材100は、マイク10がユーザーの耳に容易に固定できるようにする部材である。
【0069】
固定部材100は、マイク10がユーザーの耳に容易に固定できるものであれば多様な形状に製作可能であるが、一例として、第1固定部材110及び第2固定部材120を含んで構成され得る。
【0070】
第1固定部材110は、ユーザーの耳介の後ろに密着する「C」字状の部材である。第2固定部材120は、「C」字状を有し、一端が前記第1固定部材110の一側に結合される部材である。したがって、前記第2固定部材120の一端がユーザーの耳の外側に当接し、他端がユーザーの耳の内側に当接することによって、全体的に前記第2固定部材120の両端をユーザーの耳に挟むようにし、前記固定部材100をユーザーの耳に固定させることができる。
【0071】
第1固定部材110には、長孔112が長さ方向に沿って長く穿孔されていてもよい。長孔112は、マイク部400がユーザーの使用形態によって動けるように穿孔されている穴であって、詳細には、ユーザーが音声を入力するとき、マイク部400に力を加えながらマイク部400の一端が第1固定部材110の長孔112に沿って動けるようにする。
【0072】
固定部材100としては、所要の強度を満足するものであれば多様な材料が使用可能である。
【0073】
ケーブル200は、固定部材100に位置するように固定される部材である。
【0074】
ケーブル200は、固定部材100が第1固定部材110及び第2固定部材120を含んで構成される場合、第2固定部材120の長さ方向に沿って密着させることができる。ケーブル200が第2固定部材120の他端に位置することによって、ケーブル200にスピーカー300が第2固定部材120の他端に位置するように結合される。
【0075】
前記固定部材100が中空の形態である場合、ケーブル200は、前記中空を貫通してスピーカー300に連結され、他端が音を発生する装置に連結されるように前記固定部材100の内部に設置され得る。
【0076】
通常、ケーブル200は、マイク10で使用される線であって、ラジオ、MP3再生装置、携帯電話などの装置に連結され、前記装置で発生する音をスピーカー300に伝達し、ユーザーが音を聞けるようにする部材である。
【0077】
スピーカー300は、ケーブル200の一端に結合される部材である。スピーカー300は、ケーブル200を介して伝達される音をユーザーが聞けるように音を出す装置であって、通常、イヤホン又はマイク10で使用される装置である。スピーカー300は、前記ケーブル200に結合され、ユーザーの使用状態によってユーザーの耳孔又は前記固定部材100に位置し得る。すなわち、スピーカー300は、ユーザーが安全でない場所で多様な行為をするとき、周囲の騒音と音楽を共に聞けるように固定部材100の一端に位置させることができ、図書館などの静かな場所では周囲の騒音を遮断し、音楽のみを聞けるようにユーザーの耳孔に位置させることができる。
【0078】
マイク部400は、一端が前記ケーブル200に連結されるように前記固定部材100に結合され、他端が外力で引き出されるものであって、音声を入力する構成である。マイク部400は、設置時にケーブル200に連結され、入力された音声信号をスピーカー300に直接伝達したり、ケーブル200に連結されたスマートフォンなどの装置に音声信号を送ることができる。
【0079】
マイク部400は、外力で他端が引き出される形態であれば多様な形態で固定部材100に結合可能であるが、一例として、第1固定部材110に長孔112が形成されている場合、マイク部400の一端が前記第1固定部材110の前記長孔112に沿って動くように結合されていてもよい。
【0080】
また、マイク部400は、マイク部400を覆うように一端が固定部材100に結合され、他端がマイク部400の他端に結合される第3弾性体520をさらに含んで構成され得る。マイク部400に第3弾性体520が形成されている場合、ユーザーが前記マイク部400を介して音声を入力するとき、前記マイク部400に力を加えながら前記マイク部400を口の周囲に移動させ、前記マイク部400に加えられた力が除去されると、前記第3弾性体520の弾性によって前記マイク部400が元の状態に復元され得る。
【0081】
本発明は、一端が前記第1固定部材110の一側に回転するように結合される連結部材440と、一端が前記連結部材440に結合されるものであって、音声を入力するマイク部400とをさらに含んで構成され得るが、ユーザーが前記マイク部400を介して音声を入力するとき、前記マイク部400に力を加えると、所望の位置に前記マイク部400が移動するように前記連結部材440が回転し得る。すなわち、連結部材440の回転によってマイク部400を口の周囲に移動させることができる。
【0082】
本発明は、音を出力する装置として、前記固定部材100の一側に結合される本体600をさらに含んで構成され、本体600は、前記ケーブル200と連結され、前記マイク部400から入力される音を出力したり、それ自体で再生される音又は外部から来る音信号を前記スピーカー300に送ることができる。
【0083】
本体600としては、音を出力しながら固定部材100に結合できる装置であれば多様な装置が使用可能であるが、一例として、スマートフォン、オーディオ装置などが使用可能である。
【0084】
以上では、本発明に係るイヤリングタイプのマイクの好ましい実施形態を説明したが、これは、少なくとも一つの実施形態として説明されるものであって、これによって本発明の技術的思想とその構成及び作用が制限されることはなく、本発明の技術的思想の範囲が図面又は図面を参照した説明によって限定/制限されることはない。また、本発明で提示した発明の概念と実施形態は、本発明の同一の目的を達成するために他の構造に修正又は設計するための基礎であって、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者によって使用可能であるが、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者による修正又は変更された等価構造は、特許請求の範囲で記述する本発明の技術的範囲に拘束されるものであって、特許請求の範囲で記述した発明の思想や範囲を逸脱しない限度内で多様な変化、置換及び変更が可能である。
【符号の説明】
【0085】
10 マイク
100 固定部材
110 第1固定部材
111 第1リング部材
120 第2固定部材
121 第2リング部材
200 ケーブル
300 スピーカー
400 マイク部
410 作動ボタン
420 マイク胴体
430 入力部
440 連結部材
500 第1弾性体
510 第2弾性体
520 第3弾性体
600 本体
【国際調査報告】