特表2019-507683(P2019-507683A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特表2019507683-車載エアフィルタ 図000003
  • 特表2019507683-車載エアフィルタ 図000004
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2019-507683(P2019-507683A)
(43)【公表日】2019年3月22日
(54)【発明の名称】車載エアフィルタ
(51)【国際特許分類】
   B01D 46/24 20060101AFI20190222BHJP
   B60H 3/06 20060101ALI20190222BHJP
【FI】
   B01D46/24 Z
   B60H3/06 611Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2018-561300(P2018-561300)
(86)(22)【出願日】2017年3月2日
(85)【翻訳文提出日】2018年8月14日
(86)【国際出願番号】CN2017075499
(87)【国際公開番号】WO2017181776
(87)【国際公開日】20171026
(31)【優先権主張番号】201610244518.9
(32)【優先日】2016年4月19日
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ
(71)【出願人】
【識別番号】518290744
【氏名又は名称】無錫叡米信息技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】WUXI ROIDMI INFORMATION TECHNOLOGY CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 博史
(72)【発明者】
【氏名】王 志強
【テーマコード(参考)】
3L211
4D058
【Fターム(参考)】
3L211BA09
3L211DA75
4D058JA02
4D058LA10
4D058QA01
4D058QA03
4D058QA11
4D058QA21
4D058UA18
(57)【要約】
円柱状構造のエレメント(7)を備える車載エアフィルタであって、エレメント(7)の第1端の先端に第1エレメント蓋板(8)が嵌着され、エレメント(7)の第2端の先端に第2エレメント蓋板(12)が嵌着され、第1エレメント蓋板(8)の第1端の先端が第1送風機(1)に連結され、第2エレメント蓋板(12)の第2端の先端が第2送風機(2)に連結され、第1送風機(1)と第2送風機(2)との間に支持用の支柱(9)が複数本設けられ、複数本の支柱(9)がエレメント(7)の外部に均一に周設され、支柱(9)にエレメント(7)を覆うためのハウジング(3)が連結され、ハウジング(3)に複数の吸気孔(4)が開設される車載エアフィルタ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
円柱状構造のエレメントを備える車載エアフィルタであって、前記エレメントの第1端の先端に第1エレメント蓋板が嵌着され、前記エレメントの第2端の先端に第2エレメント蓋板が嵌着され、前記第1エレメント蓋板の第1端の先端が第1送風機に連結され、前記第2エレメント蓋板の第2端の先端が第2送風機に連結され、前記第1送風機と第2送風機との間に支持用の支柱が複数本設けられ、前記複数本の支柱がエレメントの外部に均一に周設され、支柱にエレメントを覆うためのハウジングが連結され、前記ハウジングに複数の吸気孔が開設される、車載エアフィルタ。
【請求項2】
前記第1送風機と第2送風機は同じ構造を有し、第1送風機と第2送風機は、いずれもケーシングとケーシングに連結されたケーシング蓋板とを備え、前記ケーシング内に送風機本体および風路が設けられ、ケーシングに吹出口が設けられ、前記ケーシング蓋板に風路に連結された吸込口が開設される、請求項1に記載の車載エアフィルタ。
【請求項3】
前記風路は螺旋状構造である、請求項2に記載の車載エアフィルタ。
【請求項4】
前記送風機本体はケーシングの中心の第1側に位置し、前記吹出口はケーシングの中心の第2側に位置する、請求項2に記載の車載エアフィルタ。
【請求項5】
前記支柱は4本であり、矩形構造に分布される、請求項1に記載の車載エアフィルタ。
【請求項6】
前記ハウジングは矩形構造であり、4枚の蓋板から構成され、前記蓋板が支柱に係着され、各蓋板のいずれにも複数の吸気孔が開設される、請求項1に記載の車載エアフィルタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、自動車部品の分野に関し、例えば、車載エアフィルタに関する。
【背景技術】
【0002】
人々の生活水準の向上に伴い、中国の国内市場では自動車が次第に普及し、自動車の排気ガスの増加および日々深刻化する環境問題は、車の所有者のPM2.5微粒子の人体への危害についての関心をより一層高めている。これ以外にも、自動車の内装から放出される化学物質、例えば、ホルムアルデヒド、ベンゼン、TVOC(総揮発性有機化合物、Total Volatile Organic Compounds)、臭素なども大気に拡散される。これに加え、空調機内の空気循環により揮発される有害物質も徐々に蓄積され、大気中の粒子、粉塵および有害化学物質などが全て空調システムに侵入し、車内の人の健康を脅かす。
【0003】
上記の問題に鑑み、車載エアフィルタが登場した。しかし、関連技術による市販の車載エアフィルタには、構造が複雑で濾過効果が悪いという問題が依然として存在するため、これらの問題の解決が急務となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の問題について、本開示は、関連技術において車載エアフィルタの構造が複雑で濾過効果が悪いという問題を解決した車載エアフィルタを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の技術的な解決策で実現される。
【0006】
円柱状構造のエレメントを備える車載エアフィルタであって、前記エレメントの第1端の先端に第1エレメント蓋板が嵌着され、前記エレメントの第2端の先端に第2エレメント蓋板が嵌着され、前記第1エレメント蓋板の第1端の先端が第1送風機に連結され、前記第2エレメント蓋板の第2端の先端が第2送風機に連結され、前記第1送風機と第2送風機との間に支持用の支柱が複数本設けられ、前記複数本の支柱がエレメントの外部に均一に周設され、支柱にエレメントを覆うためのハウジングが連結され、前記ハウジングに複数の吸気孔が開設される、車載エアフィルタ。
【0007】
オプションとして、前記第1送風機と第2送風機は同じ構造を有し、第1送風機と第2送風機は、いずれもケーシングとケーシングに連結されたケーシング蓋板とを備え、前記ケーシング内に送風機本体および風路が設けられ、ケーシングに吹出口が設けられ、前記ケーシング蓋板に風路に連結された吸込口が開設される。
【0008】
オプションとして、前記風路は螺旋状構造である。
【0009】
オプションとして、前記送風機本体はケーシングの中心の第1側に位置し、前記吹出口はケーシングの中心の第2側に位置する。
【0010】
オプションとして、前記支柱は4本であり、矩形構造に分布される。
【0011】
オプションとして、前記ハウジングは矩形構造であり、4枚の蓋板から構成され、前記蓋板が支柱に係着され、各蓋板のいずれにも複数の吸気孔が開設される。
【発明の効果】
【0012】
本開示に係る車載エアフィルタは、構造が簡単でコンパクトであり、エレメントの外部のハウジングに複数の吸気孔を配置することにより、エレメントの周囲の空気が全てエレメントに吸入されて濾過されることができ、空気の吸込量を増加し、且つ、エレメントの両端にそれぞれ送風機が設けられているため、吹出量を効果的に向上させ、濾過効果を大きく向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本実施例に係る車載エアフィルタの構成模式図である。
図2】本実施例に係る車載エアフィルタの分解立体図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照しながら、具体的な実施形態により本開示の技術的手段を説明する。ここで説明する実施例は、本開示を解釈するためのものに過ぎず、本開示を限定するものではないことが理解できる。
【0015】
図1は、本実施例に係る車載エアフィルタの構成模式図であり、図2は、本実施例に係る車載エアフィルタの分解立体図である。
【0016】
図1および図2に示すように、本実施例において、車載エアフィルタは、円柱状構造のエレメント7を備え、前記エレメント7の第1端の先端に第1エレメント蓋板8が嵌着され、前記エレメントの第2端の先端に第2エレメント蓋板12が嵌着され、前記第1エレメント蓋板8の第1端の先端が第1送風機1に連結され、前記第2エレメント蓋板12の第2端の先端が第2送風機2に連結される。オプションとして、前記第1送風機1と第2送風機2は、同じ構造を有し、いずれもケーシング11とケーシング11に連結されたケーシング蓋板10とを備えてもよい。前記ケーシング11内に送風機本体14および風路13が設けられ、前記風路13は螺旋状構造であってもよい。前記螺旋状構造は、風路の基本的な原理に基づいて設定されてもよく、風量が大きく、噪音が小さいという利点を有する。ケーシング11に吹出口5が設けられる。オプションとして、前記送風機本体14はケーシング11の中心の第1側に位置し、前記吹出口5はケーシング11の中心の第2側に位置する。オプションとして、前記ケーシング蓋板10に、風路13に連結された吸込口101が開設される。オプションとして、前記第1送風機1と第2送風機2との間に支持用の支柱9が4本設けられ、前記4本の支柱9がエレメント7の外部に均一に周設され、矩形構造に分布される。支柱9にエレメント7を覆うためのハウジング3が連結される。オプションとして、前記ハウジング3は矩形構造であり、4枚の蓋板6から構成され、前記蓋板6が支柱9に係着され、各蓋板6のいずれにも複数の吸気孔4が開設される。このような構造を採用することで、外気は周囲からエレメントに入ることができ、吸気量を大きく向上させる。
【0017】
上記の車載エアフィルタのハウジング3に複数の吸気孔4が配置され、吸気量を向上させ、且つ、ハウジング3の両端にそれぞれ送風機(第1送風機1、第2送風機2)が設けられ、吹出量を効果的に向上させ、さらに、濾過効率を大きく向上させ、構造が簡単で実現しやすい。
【産業上の利用可能性】
【0018】
本実施例に係る車載エアフィルタは、構造が簡単でコンパクトであり、エレメントの外部のハウジングに複数の吸気孔を配置することにより、エレメントの周囲の空気が全てエレメントに吸入されて濾過されることができ、空気の吸込量を増加し、且つ、エレメントの両端にそれぞれ送風機が設けられているため、吹出量を効果的に向上させ、濾過効果を大きく向上させる。
【符号の説明】
【0019】
1 第1送風機
2 第2送風機
3 ハウジング
4 吸気孔
5 吹出口
6 蓋板
7 エレメント
8 第1エレメント蓋板
9 支柱
10 ケーシング蓋板
101 吸込口
11 ケーシング
12 第2エレメント蓋板
13 風路
14 送風機本体
図1
図2
【国際調査報告】