特表2019-521106(P2019-521106A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2019-521106抗EGFR抗体薬物コンジュゲート
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2019-521106(P2019-521106A)
(43)【公表日】2019年7月25日
(54)【発明の名称】抗EGFR抗体薬物コンジュゲート
(51)【国際特許分類】
   A61K 39/395 20060101AFI20190704BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20190704BHJP
   A61K 47/68 20170101ALI20190704BHJP
   A61K 38/04 20060101ALI20190704BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20190704BHJP
   A61K 45/00 20060101ALI20190704BHJP
   C07K 16/30 20060101ALI20190704BHJP
   C07K 5/10 20060101ALI20190704BHJP
   C07K 19/00 20060101ALI20190704BHJP
   C07K 1/113 20060101ALI20190704BHJP
   C07K 1/20 20060101ALI20190704BHJP
   C07K 5/08 20060101ALI20190704BHJP
   C12N 15/13 20060101ALN20190704BHJP
   C12N 15/12 20060101ALN20190704BHJP
【FI】
   A61K39/395 LZNA
   A61K39/395 T
   A61P35/00
   A61K47/68
   A61K39/395 U
   A61K38/04
   A61P43/00 111
   A61K45/00
   C07K16/30
   C07K5/10
   C07K19/00
   C07K1/113
   C07K1/20
   C07K5/08
   C12N15/13
   C12N15/12
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】734
(21)【出願番号】特願2018-564215(P2018-564215)
(86)(22)【出願日】2017年6月7日
(85)【翻訳文提出日】2019年2月6日
(86)【国際出願番号】US2017036368
(87)【国際公開番号】WO2017214282
(87)【国際公開日】20171214
(31)【優先権主張番号】62/347,416
(32)【優先日】2016年6月8日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.プルロニック
2.TEFLON
(71)【出願人】
【識別番号】512212195
【氏名又は名称】アッヴィ・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001173
【氏名又は名称】特許業務法人川口國際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ボガート,アーウィン・アール
(72)【発明者】
【氏名】サワーズ,アンドリュー・ジェイ
(72)【発明者】
【氏名】フィリップス,アンドリュー・シー
(72)【発明者】
【氏名】ジャッド,アンドリュー・エス
(72)【発明者】
【氏名】ブランコ,ミラン
【テーマコード(参考)】
4C076
4C084
4C085
4H045
【Fターム(参考)】
4C076AA95
4C076BB11
4C076CC27
4C076CC41
4C076EE41
4C076FF70
4C076GG50
4C084AA02
4C084AA07
4C084AA19
4C084BA01
4C084BA14
4C084BA15
4C084BA16
4C084BA32
4C084BA41
4C084CA59
4C084MA05
4C084NA13
4C084NA14
4C084ZB261
4C084ZB262
4C084ZC411
4C084ZC412
4C085AA21
4C085BB01
4C085DD51
4C085EE01
4H045AA11
4H045AA20
4H045AA30
4H045BA10
4H045BA51
4H045BA72
4H045CA40
4H045DA76
4H045EA28
4H045FA50
4H045FA74
4H045GA22
4H045GA25
(57)【要約】
本発明は、抗体薬物コンジュゲート(ADC)を用いる組成物及び方法を含めた、Bcl−xLを阻害する抗上皮成長因子受容体(EGFR)抗体薬物コンジュゲート(ADC)に関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
リンカーによって抗ヒト上皮成長因子(hEGFR)抗体に連結されている薬物を含む、抗ヒト上皮成長因子受容体(hEGFR)抗体薬物コンジュゲート(ADC)であって、薬物が、構造式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)に従うBc1−xL阻害剤:
【化1】
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(式中、
Arは、
【化2】
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から選択され、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、低級アルキル、低級ヘテロアルキル、C1〜4アルコキシ、アミノ、シアノ及びハロメチルから独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、
Arは、
【化3】
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又はこれらのN−オキシドから選択され、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、低級アルキル、低級ヘテロアルキル、C1〜4アルコキシ、アミノ、シアノ及びハロメチルから独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、R12−Z2b−、R’−Z2b−、#−N(R)−R13−Z2b−又は#−R’−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合しており、
は、N、CH、C−ハロ、C−CH及びC−CNから選択され、
2a及びZ2bはそれぞれ、互いに独立して、結合、NR、CR6a6b、O、S、S(O)、S(O)、−NRC(O)−、−NR6aC(O)NR6b−及びNRC(O)O−から選択され、
R’は、
【化4】
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であり、式中、#は、R’に結合している場合、置換可能な任意のR’原子でR’に結合しており、
X’は、出現ごとに、−N(R10)−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)S(O)−、−S(O)N(R10)−及びO−から選択され、
nは、0〜3から選択され、
10は、水素、低級アルキル、複素環、アミノアルキル、G−アルキル及び(CH−O−(CH−O−(CH−NHから出現ごとに独立して選択され、
Gは、出現ごとに、ポリオール、4〜30個の繰り返し単位を有するポリエチレングリコール、塩及び生理的pHで荷電した部分から独立して選択され、
SPは、酸素、−S(O)N(H)−、−N(H)S(O)−、−N(H)C(O)−、−C(O)N(H)−、−N(H)−、アリーレン、ヘテロサイクレン及び置換されていてもよいメチレンから出現ごとに独立して選択され、メチレンは、−NH(CHG、NH、C1〜8アルキル及びカルボニルのうちの1つ以上で置換されていてもよく、
は、0〜12から選択され、
は、水素、メチル、ハロ、ハロメチル、エチル及びシアノから選択され、
は、水素、メチル、ハロ、ハロメチル及びシアノから選択され、
は、水素、メチル、エチル、ハロメチル及びハロエチルから選択され、
は、水素、低級アルキル及び低級ヘテロアルキルから選択され、又はR13の原子と一緒になって、3〜7個の環原子を有するシクロアルキル若しくはヘテロシクリル環を形成し、
、R6a及びR6bはそれぞれ、互いに独立して、水素、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよい低級ヘテロアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル及び置換されていてもよいヘテロシクリルから選択され、又はRからの原子及びR13からの原子と一緒になって、3〜7個の環原子を有するシクロアルキル若しくはヘテロシクリル環を形成し、
11a及びR11bはそれぞれ、互いに独立して、水素、ハロ、メチル、エチル、ハロメチル、ヒドロキシル、メトキシ、CN及びSCHから選択され、
12は、任意選択的にR’であり、又は水素、ハロ、シアノ、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいヘテロアルキル、置換されていてもよいヘテロシクリル及び置換されていてもよいシクロアルキルから選択され、
13は、置換されていてもよいC1〜8アルキレン、置換されていてもよいヘテロアルキレン、置換されていてもよいヘテロシクレン及び置換されていてもよいシクロアルキレンから選択され、
#は、リンカーLに対する結合点を表す。)
であり、
hEGFR抗体が、以下の特徴:
アミノ酸配列CGADSYEMEEDGVRKC(配列番号45)内のエピトープに結合し、又は競合結合アッセイにおいて、上皮成長因子受容体バリアントIII(EGFRvIII)(配列番号33)への結合について第2の抗hEGFR抗体と競合し、前記第2の抗EGFR抗体は、配列番号1に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメイン及び配列番号5に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含むこと、
表面プラズモン共鳴によって測定して約1×10−6M以下の解離定数(K)でEGFR(1−525)(配列番号47)に結合すること
を有する、ADC。
【請求項2】
構造式(I)に従う化合物:
【化5】
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(式中、
Dは、式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)のBcl−xL阻害薬であり、
Lは、リンカーであり、
Abは、抗hEGFR抗体であり、
LKは、リンカー(L)を抗hEGFR抗体(Ab)と連結している共有結合を表し、
mは、1〜20の範囲の整数である。)
である、請求項1に記載のADC。
【請求項3】
Gが、出現ごとに、塩又は生理的pHで荷電している部分である、請求項1又は2に記載のADC。
【請求項4】
Gが、出現ごとに、カルボキシレート、スルホネート、ホスホネート又はアンモニウムの塩である、請求項1又は2に記載のADC。
【請求項5】
Gが、出現ごとに、カルボキシレート、スルホネート、ホスホネート及びアミンからなる群から選択される、生理的pHで荷電している部分である、請求項1又は2に記載のADC。
【請求項6】
Gが、出現ごとに、4〜30個の繰り返し単位を有するポリエチレングリコール又はポリオールを含有する部分である、請求項1又は2に記載のADC。
【請求項7】
ポリオールが糖である、請求項6に記載のADC。
【請求項8】
R’が、リンカーに結合するのに好適な少なくとも1つの置換可能な窒素を含む、請求項1又は2に記載の式(IIa)又は式(IId)のADC。
【請求項9】
Gが、
【化6】
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(式中、Mは、水素又は正に荷電した対イオンである。)
から出現ごとに選択される、請求項8に記載のADC。
【請求項10】
R’が、
【化7】
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(式中、#は、式(IIb)若しくは(IIc)のADCのBcl−xL阻害薬中の水素原子、又はリンカーLに対する、式(IIa)若しくは(IId)のADCのBcl−xL阻害薬中の結合点のいずれかを表す。)から選択される、請求項1又は2に記載のADC。
【請求項11】
Arが、
【化8】
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から選択され、ハロ、シアノ、メチル及びハロメチルから独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよい、請求項1又は2に記載のADC。
【請求項12】
Arが、
【化9】
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である、請求項11に記載のADC。
【請求項13】
Arが、1つ以上の置換基で置換されていてもよい
【化10】
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である、請求項1又は2に記載のADC。
【請求項14】
Arが、
【化11】
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から選択され、1つ以上の置換基で置換されていてもよい、請求項1又は2に記載のADC。
【請求項15】
Arが、1つ以上の可溶化基で置換されている、請求項13に記載のADC。
【請求項16】
各可溶化基が、他とは独立して、ポリオール、4〜30個の繰り返し単位を有するポリエチレングリコールを含有する部分、塩又は生理的pHで荷電している部分から選択される、請求項15に記載のADC。
【請求項17】
Arが、1つ以上の可溶化基で置換されている、請求項14に記載のADC。
【請求項18】
各可溶化基が、他とは独立して、ポリオール、4〜30個の繰り返し単位を有するポリエチレングリコールを含有する部分、塩又は生理的pHで荷電している部分から選択される、請求項17に記載のADC。
【請求項19】
がNである、請求項1又は2に記載のADC。
【請求項20】
2aがOである、請求項1又は2に記載のADC。
【請求項21】
が、メチル又はクロロである、請求項1又は2に記載のADC。
【請求項22】
が、水素又はメチルである、請求項1又は2に記載のADC。
【請求項23】
が水素である、請求項1又は2に記載のADC。
【請求項24】
2bがOである、請求項1又は2に記載のADC
【請求項25】
2bが、NH又はCHである、請求項1又は2に記載のADC。
【請求項26】
構造式(IIa)に従う化合物である、請求項1又は2に記載のADC。
【請求項27】
構造(C.1)〜(C.21):
【化12】
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から選択されるコアを含む、請求項26に記載のADC。
【請求項28】
構造式(IIa.1)に従う化合物:
【化13】
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(式中、
Yは、置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
rは、0又は1であり、
sは、1、2又は3である。)
である、請求項26に記載のADC。
【請求項29】
構造式(IIa.2)に従う化合物:
【化14】
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(式中、
Uは、N、O及びCHから選択され、ただし、UがOである場合V及びR21aは存在せず、
20は、H及びC〜Cアルキルから選択され、
21a及びR21bはそれぞれ、互いに独立して、存在せず又はH、C〜Cアルキル及びGから選択され、Gは、ポリオール、PEG4−30、塩及び生理的pHで荷電している部分から選択され、
及びVはそれぞれ、互いに独立して、存在せず又は結合及び置換されていてもよいアルキレンから選択され、
20は、H及びC〜Cアルキルから選択され、
sは、1、2又は3である。)
である、請求項26に記載のADC。
【請求項30】
構造式(IIa.3)に従う化合物:
【化15】
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(式中、
は、H、C〜Cアルキル及びJ−Gから選択され、又は任意選択的にTの原子と一緒になって3〜7個の原子を有する環を形成し、
及びJはそれぞれ、互いに独立して、置換されていてもよいC〜Cアルキレン及び置換されていてもよいフェニレンから選択され、
Tは、置換されていてもよいC〜Cアルキレン、CHCHOCHCHOCHCH、CHCHOCHCHOCHCHOCH及び4〜10個のエチレングリコール単位を含有するポリエチレングリコールから選択され、
Gは、ポリオール、PEG4−30、塩及び生理的pHで荷電している部分から選択され、
sは、1、2又は3である。)
である、請求項26に記載のADC。
【請求項31】
構造式(IIb)に従う化合物である、請求項1又は2に記載のADC。
【請求項32】
構造式(IIb.1)に従う化合物:
【化16】
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(式中、
Yは、置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
Gは、ポリオール、PEG4−30、塩及び生理的pHで荷電している部分から選択され、
rは、0又は1であり、
sは、1、2又は3である。)
である、請求項31に記載のADC。
【請求項33】
構造式(IIc)に従う化合物である、請求項1又は2に記載のADC。
【請求項34】
構造式(IIc.1)に従う化合物:
【化17】
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(式中、
は、置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
は、置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
23は、H及びC〜Cアルキルから選択され、
Gは、ポリオール、PEG4−30、塩及び生理的pHで荷電している部分から選択される。)
である、請求項33に記載のADC。
【請求項35】
構造式(IIc.2)に従う化合物:
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
は、置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
は、置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
は、置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
23は、H及びC〜Cアルキルから選択され、
25は、Y−Gであり又はYの原子と一緒になって4〜6個の環原子を有する環を形成し、
Gは、ポリオール、PEG4−30、塩及び生理的pHで荷電している部分から選択される。)
である、請求項33に記載のADC。
【請求項36】
Bcl−xL阻害剤が、構造式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)の#の位置に対応する水素が存在せず一価基を形成しているという点で変更されている、以下の化合物:
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({2−[2−(カルボキシメトキシ)エトキシ]エチル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
2−{[(2−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}エチル)スルホニル]アミノ}−2−デオキシ−D−グルコピラノース;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(4−{[(3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチル}ベンジル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2,3−ジヒドロキシプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
2−({[4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニル]スルホニル}アミノ)−2−デオキシ−β−D−グルコピラノース;
8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−{6−カルボキシ−5−[1−({3−[2−({2−[1−(β−D−グルコピラヌロノシル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]エチル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン;
3−[1−({3−[2−(2−{[4−(β−D−アロピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−ホスホノエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[L−α−アスパルチル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−{4−[({2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ)メチル]ベンジル}−2,6−アンヒドロ−L−グロン酸;
4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニルヘキソピラノシドウロン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−ホスホノエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[D−α−アスパルチル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[1−(カルボキシメチル)ピペリジン−4−イル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
N−[(5S)−5−アミノ−6−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)アミノ}−6−オキソヘキシル]−N,N−ジメチルメタンアミニウム;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[ピペリジン−4−イル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−ホスホノプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[N−(2−カルボキシエチル)−L−α−アスパルチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[(2−アミノエチル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[5−(2−アミノエトキシ)−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホ−L−アラニル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エチル}(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(カルボキシメトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−カルボキシプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[L−α−アスパルチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[5−(2−アミノエトキシ)−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル){2−[(2−スルホエチル)アミノ]エチル}アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−スルホプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
(1ξ)−1−({2−[5−(1−{[3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−カルボキシピリジン−2−イル]−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−5−イル}メチル)−1,5−アンヒドロ−D−グルシトール;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−カルボキシプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[4−(β−D−グルコピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
3−(1−{[3−(2−{[4−(β−D−アロピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[アゼチジン−3−イル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[(3−アミノプロピル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(N,N−ジメチル−L−リシル)(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[(3−アミノプロピル)(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[アゼチジン−3−イル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
−(37−オキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−L−リシル−N−[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]−L−アラニンアミド;
メチル6−[4−(3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}プロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]−6−デオキシ−β−L−グルコピラノシド;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−{6−カルボキシ−5−[1−({3−[2−({3−[1−(β−D−グルコピラヌロノシル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロピル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン;
6−[7−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1H−インドール−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−6−[3−(メチルアミノ)プロピル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
5−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−5−デオキシ−D−アラビニトール;
1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−アラビノ−ヘキシトール;
6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)イソキノリン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロピル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−エリスロ−ペンチトール;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{[(2S,3S)−2,3,4−トリヒドロキシブチル]アミノ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(2S,3S,4R,5R,6R)−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロキシヘプチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[({3−[(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ]プロピル}スルホニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−{[1,3−ジヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−2−イル]アミノ}−3−オキソプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}プロピルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−オキシドイソキノリン−6−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]アセトアミド}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−({2−[(2−スルホエチル)アミノ]エチル}スルファニル)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;及び
6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{3−[(2−スルホエチル)アミノ]プロピル}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
からなる群から選択される、請求項1又は2に記載のADC。
【請求項37】
リンカーが、リソソーム酵素によって切断可能である、請求項1〜36のいずれか一項に記載のADC。
【請求項38】
リソソーム酵素がカテプシンBである、請求項36に記載のADC。
【請求項39】
リンカーが、構造式(IVa)、(IVb)、(IVc)又は(IVd)に従うセグメント:
【化19】
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(式中、
ペプチドは、リソソーム酵素によって切断可能なペプチドを表し(N→Cで図示されており、ペプチドはアミノ及びカルボキシ「末端」を含む)、
Tは、1個以上のエチレングリコール単位若しくはアルキレン鎖又はこれらの組み合わせを含むポリマーを表し、
は、水素、C1〜6アルキル、SOH及びCHSOHから選択され、
は、水素又はC1〜4アルキル−(O)−(C1〜4アルキレン)−G若しくはC1〜4アルキル−(N)−[(C1〜4アルキレン)−Gであり、
は、C1〜4アルキル−(O)−(C1〜4アルキレン)−Gであり、
は、SOH、COH、PEG 4−32又は糖部分であり、
は、SOH、COH又はPEG 4−32部分であり、
rは、0又は1であり、
sは、0又は1であり、
pは、0〜5の範囲の整数であり、
qは、0又は1であり、
xは、0又は1であり、
yは、0又は1であり、
【化20】
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は、Bc1−xL阻害剤に対するリンカーの結合点を表し、
*は、リンカーの残部に対する結合点を表す。)
を含む、請求項1〜36のいずれか一項に記載のADC。
【請求項40】
ペプチドが、Val−Cit;Cit−Val;Ala−Ala;Ala−Cit;Cit−Ala;Asn−Cit;Cit−Asn;Cit−Cit;Val−Glu;Glu−Val;Ser−Cit;Cit−Ser;Lys−Cit;Cit−Lys;Asp−Cit;Cit−Asp;Ala−Val;Val−Ala;Phe−Lys;Lys−Phe;Val−Lys;Lys−Val;Ala−Lys;Lys−Ala;Phe−Cit;Cit−Phe;Leu−Cit;Cit−Leu;Ile−Cit;Cit−Ile;Phe−Arg;Arg−Phe;Cit−Trp;及びTrp−Citからなる群から選択される、請求項39に記載のADC。
【請求項41】
リソソーム酵素が、β−グルクロニダーゼ又はβ−ガラクトシダーゼである、請求項37に記載のADC。
【請求項42】
リンカーが、構造式(Va)、(Vb)、(Vc)、(Vd)又は(Ve)に従うセグメント:
【化21】
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(式中、
qは、0又は1であり、
rは、0又は1であり、
は、CH、O又はNHであり、
【化22】
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は、薬物に対するリンカーの結合点を表し、
*は、リンカーの残部に対する結合点を表す。)
を含む、請求項1〜36のいずれか一項に記載のADC。
【請求項43】
リンカーが、構造式(VIIIa)、(VIIIb)又は(VIIIc)に従うセグメント:
【化23】
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(式中、
は、H又はO−(CHCHO)11−CHであり、
xは、0又は1であり、
yは、0又は1であり、
は、−CHCHCHSOH又はCHCHO−(CHCHO)11−CHであり、
は、−O−CHCHSOH又はNH(CO)−CHCHO−(CHCHO)12−CHであり、
*は、リンカーの残部に対する結合点を表し、
【化24】
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は、抗体に対するリンカーの結合点を表す。)
又はその加水分解された誘導体を含む、請求項1〜36のいずれか一項に記載のADC。
【請求項44】
リンカーが、1〜6個のエチレングリコール単位を有するポリエチレングリコールセグメントを含む、請求項1〜36のいずれか一項に記載のADC。
【請求項45】
mが、2、3又は4である、請求項2〜36のいずれか一項に記載のADC。
【請求項46】
リンカーLが、IVa又はIVbから選択される、請求項45に記載のADC。
【請求項47】
リンカーLが、閉鎖型又は開放型のいずれかの、IVa.1〜IVa.8、IVb.1〜IVb.19、IVc.1〜IVc.7、IVd.1〜IVd.4、Va.1〜Va.12、Vb.1〜Vb.10、Vc.1〜Vc.11、Vd.1〜Vd.6、Ve.1〜Ve.2、VIa.1、VIc.1〜V1c.2、VId.1〜VId.4、VIIa.1〜VIIa.4、VIIb.1〜VIIb.8、VIIc.1〜VIIc.6からなる群から選択される、請求項1〜36のいずれか一項に記載のADC。
【請求項48】
リンカーLが、IVb.2、IVc.5、IVc.6、IVc.7、IVd.4、Vb.9、VIIa.1、VIIa.3、VIIc.1、VIIc.4及びVIIc.5からなる群から選択され、各リンカーのマレイミドが、抗体Abと反応して、スクシンイミド(閉鎖型)又はスクシンアミド(開放型)のいずれかとして共有結合を形成している、請求項2〜36のいずれか一項に記載のADC。
【請求項49】
リンカーLが、IVb.2、IVc.5、IVc.6、IVd.4、VIIa.1、VIIa.3、VIIc.1、VIIc.4、VIIc.5からなる群から選択され、各リンカーのマレイミドが、抗体Abと反応して、スクシンイミド(閉鎖型)又はスクシンアミド(開放型)のいずれかとして共有結合を形成している、請求項1〜36のいずれか一項に記載のADC。
【請求項50】
リンカーLが、IVb.2、VIIa.3、IVc.6及びVIIc.1からなる群から選択され、式中、
【化25】
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は、薬物Dに対する結合点であり、@は、LKに対する結合点であり、リンカーが下記に示すような開放型である場合、@はこの隣にあるカルボン酸のα−位又はβ−位いずれかであり得る:
【化26】
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請求項1〜36のいずれか一項に記載のADC。
【請求項51】
LKが、抗hEGFR抗体Ab上のアミノ基と形成された連結である、請求項2〜36のいずれか一項に記載のADC。
【請求項52】
LKが、アミド又はチオ尿素である、請求項50に記載のADC。
【請求項53】
LKが、抗hEGFR抗体Ab上のスルフヒドリル基と形成された連結である、請求項2〜36のいずれか一項に記載のADC。
【請求項54】
LKがチオエーテルである、請求項53に記載のADC。
【請求項55】
LKが、アミド、チオ尿素及びチオエーテルからなる群から選択され、
mが、1〜8の範囲の整数である、
請求項2〜36のいずれか一項に記載のADC。
【請求項56】
Dが、請求項35で規定されたBcl−xL阻害剤であり、
Lが、リンカーIVa.1〜IVa.8、IVb.1〜IVb.19、IVc.1〜IVc.7、IVd.1〜IVd.4、Va.1〜Va.12、Vb.1〜Vb.10、Vc.1〜Vc.11、Vd.1〜Vd.6、Ve.1〜Ve.2、VIa.1、VIc.1〜V1c.2、VId.1〜VId.4、VIIa.1〜VIIa.4、VIIb.1〜VIIb.8及びVIIc.1〜VIIc.6からなる群から選択され、各リンカーが抗体Abと反応して、共有結合を形成しており、
LKがチオエーテルであり、
mが、1〜8の範囲の整数である、
請求項2に記載のADC。
【請求項57】
Dが、構造式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)の#の位置に対応する水素が存在せず一価基を形成しているという点で変更されている、以下の化合物:
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−アラビノ−ヘキシトール;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロピル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;及び
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸
からなる群から選択されるBcl−xL阻害剤であり、
Lが、閉鎖型又は開放型のいずれかの、リンカーIVb.2、IVc.5、IVc.6、IVc.7、IVd.4、Vb.9、Vc.11、VIIa.1、VIIa.3、VIIc.1、VIIc.4及びVIIc.5からなる群から選択され、
LKが、チオエーテルであり、
mが、2〜4の範囲の整数である、
請求項2に記載のADC。
【請求項58】
AbA−CZ、AbA−TX、AbA−TV、AbA−YY、AbA−AAA、AbA−AAD、AbB−CZ、AbB−TX、AbB−TV、AbB−YY、AbB−AAD、AbG−CZ、AbG−TX、AbG−TV、AbG−YY、AbG−AAA、AbG−AAD、AbK−CZ、AbK−TX、AbK−TV、AbK−YY、AbK−AAA、AbK−AADからなる群から選択され、CZ、TX、TV、YY、AAA及びAADは、表5に開示されているシントンであり、シントンは、開放型又は閉鎖型のいずれかである、請求項2に記載のADC。
【請求項59】
式i〜iv:
【化27】
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(式中、mは、1〜6の整数であり、任意選択的に2〜6である。)
からなる群から選択される、請求項2に記載のADC。
【請求項60】
抗体が、表面プラズモン共鳴によって決定して約1×10−6M〜約1×10−10MのKでEGFR(1−525)(配列番号47)に結合する、請求項1〜59いずれか一項に記載のADC。
【請求項61】
抗体が、表面プラズモン共鳴によって決定して約1×10−6M〜約1×10−7MのKでEGFR(1−525)(配列番号47)に結合する、請求項1〜59のいずれか一項に記載のADC。
【請求項62】
抗体が、表面プラズモン共鳴によって決定して約8.2×10−9M以下のKでEGFRvIII(配列番号33)に結合する、請求項1〜59のいずれか一項に記載のADC。
【請求項63】
抗体が、表面プラズモン共鳴によって決定して約8.2×10−9M〜約6.3×10−10MのKでEGFRvIII(配列番号33)に結合する、請求項1〜59のいずれか一項に記載のADC。
【請求項64】
抗体が、表面プラズモン共鳴によって決定して約8.2×10−9M〜約2.0×10−9MのKでEGFRvIII(配列番号33)に結合する、請求項1〜59のいずれか一項に記載のADC。
【請求項65】
抗hEGFR抗体が、配列番号12に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号10に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号6に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含む、請求項1〜59のいずれか一項に記載のADC。
【請求項66】
抗体が、配列番号9に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号5に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1〜59のいずれか一項に記載のADC。
【請求項67】
抗体が、配列番号15に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号13に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、請求項1〜59のいずれか一項に記載のADC。
【請求項68】
抗体が、配列番号40に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号39に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号38に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号37に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号36に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号35に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメインを含む、請求項1〜59のいずれか一項に記載のADC。
【請求項69】
抗体が、50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76及び78からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;並びに51、53、55、57、59、61、63、65、67、69、71、73、75、77及び79からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1〜59のいずれか一項に記載のADC。
【請求項70】
抗体が、
配列番号10、11及び12;配列番号16、17及び18;配列番号10、11及び19;配列番号20、11及び12;配列番号21、3及び22;配列番号16、17及び19;配列番号2、3及び4;配列番号10、3及び12;配列番号80、11及び18;配列番号80、3及び18;配列番号20、3及び12;配列番号80、11及び12;及び配列番号81、11及び22からなる群から選択される重鎖CDRセット(CDR1、CDR2及びCDR3);並びに
配列番号6、7及び8;配列番号23、24及び25;配列番号26、27及び28;配列番号29、30及び31;配列番号6、7及び84;配列番号82、83及び31;及び配列番号82、27及び85からなる群から選択される軽鎖CDRセット(CDR1、CDR2及びCDR3)を含み、
抗体が、配列番号2、3及び4の重鎖CDRセット、並びに配列番号6、7及び8の軽鎖CDRセットを共には含まない、請求項1〜59のいずれか一項に記載のADC。
【請求項71】
抗体が、配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号6に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号19に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号17に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号16に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメインを含む、請求項1〜59のいずれか一項に記載のADC。
【請求項72】
抗体が、配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号23に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号18に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号17に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号16に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメインを含む、請求項1〜59のいずれか一項に記載のADC。
【請求項73】
抗体が、配列番号28に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号27に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号26に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号19に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号10に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメインを含む、請求項1〜59のいずれか一項に記載のADC。
【請求項74】
抗体が、配列番号64に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号65に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1〜59のいずれか一項に記載のADC。
【請求項75】
抗体が、
配列番号72に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号73に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;又は
配列番号74に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号75に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項1〜59のいずれか一項に記載のADC。
【請求項76】
抗体が、2つの重鎖及び2つの軽鎖である4つのポリペプチド鎖を有するIgGである、請求項1〜59のいずれか一項に記載のADC。
【請求項77】
Ab−CZ、Ab−TX、Ab−TV、Ab−YY、Ab−AAA及びAb−AADからなる群から選択される抗hEGFR ADCであって、
CZ、TX、TV、YY、AAA及びAABが表5に開示されているシントンであり、シントンが、開放型又は閉鎖型のいずれかであり、
AbがIgG1であり、AbA、AbB、AbG又はAbKの可変軽鎖及び重鎖CDRを含む、抗hEGFR ADC。
【請求項78】
Abが、配列番号5、65、73又は75に記載のアミノ酸配列を含む可変軽鎖領域、及び配列番号9、64、72又は74に記載のアミノ酸配列を含む可変重鎖領域を含む、請求項77に記載の抗hEGFR。
【請求項79】
有効量の請求項1〜78のいずれか一項に記載のADC、及び薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項80】
複数の請求項1〜78いずれか一項に記載のADCを含むADC混合物、及び薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
【請求項81】
ADC混合物が、2〜4の平均薬物抗体比(DAR)を有する、請求項80に記載の医薬組成物。
【請求項82】
ADC混合物が、2〜8のDARをそれぞれが有するADCを含む、請求項80に記載の医薬組成物。
【請求項83】
がんを治療する方法であって、治療有効量の請求項1〜78のいずれか一項に記載のADCをそれを必要とする対象に投与することを含む、方法。
【請求項84】
がんが、非小細胞肺がん、乳がん、卵巣がん、膠芽腫、前立腺がん、膵臓がん、結腸がん、頭頸部がん及び腎臓がんからなる群から選択される、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
がんが、扁平上皮癌である、請求項83に記載の方法。
【請求項86】
扁平上皮癌が、扁平上皮肺癌又は扁平上皮頭頸部癌である、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
がんが、トリプルネガティブ乳がんである、請求項83に記載の方法。
【請求項88】
がんが、非小細胞肺がんである、請求項83に記載の方法。
【請求項89】
ADCが、タキサンと共に投与される、請求項88に記載の方法。
【請求項90】
がんが、膠芽腫である、請求項83に記載の方法。
【請求項91】
がんが、頭頸部癌である、請求項83に記載の方法。
【請求項92】
がんが、EGFR発現を有すると、又はEGFRvIII陽性であると特徴付けられる、請求項83〜91のいずれか一項に記載の方法。
【請求項93】
がんが、EGFR過剰発現又はEGFR増幅を有すると特徴付けられる、請求項83〜91のいずれか一項に記載の方法。
【請求項94】
がんが、活性型EGFR変異を有すると特徴付けられる、請求項83〜93のいずれか一項に記載の方法。
【請求項95】
EGFR変異が、エクソン19欠失変異、エクソン21における単一点置換変異L858R、T790M点変異及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
固形腫瘍を有する対象において固形腫瘍成長を阻害する又は減少させる方法であって、固形腫瘍成長が阻害される又は減少するように、有効量の請求項1〜78のいずれか一項に記載のADCを固形腫瘍を有する対象に投与することを含む、方法。
【請求項97】
固形腫瘍が、非小細胞肺癌、乳がん、卵巣がん、及び膠芽腫からなる群から選択される、請求項96に記載の方法。
【請求項98】
固形腫瘍が、扁平上皮癌である、請求項96に記載の方法。
【請求項99】
固形腫瘍が、EGFRvIII陽性固形腫瘍であり、EGFR増幅を有すると特徴付けられる固形腫瘍であり、又はEGFR過剰発現を有すると特徴付けられる固形腫瘍である、請求項96〜98のいずれか一項に記載の方法。
【請求項100】
ADCが、さらなる薬剤又はさらなる療法と組み合わせて投与される、請求項83〜99のいずれか一項に記載の方法。
【請求項101】
さらなる薬剤が、抗PD1抗体(例えばペムブロリズマブ)、抗PD−L1抗体(アテゾリズマブ)、抗CTLA−4抗体(例えばイピリムマブ)、MEK阻害剤(例えばトラメチニブ)、ERK阻害剤、BRAF阻害剤(例えばダブラフェニブ)、オシメルチニブ、エルロチニブ、ゲフィチニブ、ソラフェニブ、CDK9阻害剤(例えばディナシクリブ)、MCL−1阻害剤、テモゾロミド、Bc1−xL阻害剤、Bc1−2阻害剤(例えばベネトクラクス)、イビルチニブ、mTOR阻害剤(例えばエベロリムス)、P13K阻害剤(例えばブパルリシブ)、デュベリシブ、イデラリシブ、AKT阻害剤、HER2阻害剤(例えばラパチニブ)、タキサン(例えばドセタキセル、パクリタキセル、ナブパクリタキセル)、アウリスタチンを含むADC、PBDを含むADC(例えばロバルピツズマブテシリン)、メイタンシノイドを含むADC(例えばTDM1)、TRAILアゴニスト、プロテアソーム阻害剤(例えばボルテゾミブ)及びニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(NAMPT)阻害剤からなる群から選択される、請求項100に記載の方法。
【請求項102】
さらなる療法が、放射線である、請求項100に記載の方法。
【請求項103】
さらなる薬剤が、化学療法剤である、請求項100に記載の方法。
【請求項104】
構造式(I)に従うADC:
【化28】
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(式中、
Dは、式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)のBc1−xL阻害薬であり、
Lは、リンカーであり、
Abは、hEGFR抗体であり、
LKは、リンカーLを抗体Abと連結している共有結合であり、
mは、1〜20の範囲の整数である。)
の調製方法であって、
水溶液中の抗体を有効量のジスルフィド還元剤で、30〜40℃で少なくとも15分間処理し、次いで、抗体溶液を20〜27℃に冷却すること、
還元された抗体溶液に、2.1〜2.176(表5)の群から選択されるシントンを含む水/ジメチルスルホキシドの溶液を添加すること、
溶液のpHを7.5〜8.5のpHに調整すること、
反応を48〜80時間にわたって進ませて、ADCを形成すること
を含み、エレクトロスプレー質量分析によって測定すると、スクシンイミドからスクシンアミドの加水分解ごとに質量が18±2amuずつ変わり、
ADCが、疎水性相互作用クロマトグラフィーによって任意選択的に精製される、方法。
【請求項105】
mが2である、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
請求項104又は105の方法によって調製されるADC。
【請求項107】
hEGFR抗体が、配列番号12に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号10に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号6に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含む、請求項104に記載の方法。
【請求項108】
hEGFRが、配列番号9に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号5に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、請求項104に記載の方法。
【請求項109】
hEGFR抗体が、配列番号19に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号17に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号16に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号6に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含む、請求項104に記載の方法。
【請求項110】
hEGFRが、配列番号64に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号65に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、請求項104に記載の方法。
【請求項111】
hEGFR抗体が、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号17に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号16に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号23に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含む、請求項104に記載の方法。
【請求項112】
hEGFRが、配列番号72に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号73に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、請求項104に記載の方法。
【請求項113】
hEGFR抗体が、配列番号19に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号10に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号28に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号27に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号26に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含む、請求項104に記載の方法。
【請求項114】
hEGFRが、配列番号74に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変重鎖、及び配列番号75に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、請求項104に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、その全内容を参照により本明細書に明示的に組み込む、2016年6月8日に出願された米国仮出願第62/347,416号に対する優先権を主張する。
【0002】
配列表
本出願は、ASCIIフォーマットにおいて電子的に提出し、その全体として参照により本明細書に組み込む配列表を含む。2017年6月2日付で作成した前記ASCIIのコピーは、117813−13420_SL.txtと命名し、サイズ142,532バイトである。
【背景技術】
【0003】
ヒト上皮成長因子受容体(HER−1又はErb−B1としても知られ、本明細書中では「EGFR」と称される)は、c−erbB癌原遺伝子によってコードされる170kDaの膜貫通受容体であり、固有のチロシンキナーゼ活性を呈する(Modjtahediら、Br.J.Cancer 73:228〜235頁(1996年);Herbst and Shin、Cancer 94:1593〜1611頁(2002年))。SwissProtデータベースエントリーP00533は、ヒトEGFRの配列を提供する。EGFRは、限定されるものではないが、細胞の増殖、分化、細胞生存、アポトーシス、血管形成、有糸分裂誘発及び転移を制御するシグナル伝達経路の活性化を含めた、チロシンキナーゼ媒介シグナル伝達経路を介して多数の細胞プロセスを調節する(Atalayら、Ann.Oncology 14:1346〜1363頁(2003年);Tsao and Herbst、Signal 4:4〜9頁(2003年);Herbst及びShin、Cancer 94:1593〜1611頁(2002年);Modjtahediら、Br.J.Cancer 73:228〜235頁(1996年))。
【0004】
EGFRの公知のリガンドは、EGF、TGFA/TGF−α、アンフィレギュリン、エピジェン/EPGN、BTC/ベータセルリン、エピレギュリン/EREG及びHBEGF/ヘパリン結合EGFを含む。EGFRへのリガンド結合は、受容体のホモ及び/又はヘテロ二量体化及び鍵となる細胞質残基の自己リン酸化を引き起こす。リン酸化されたEGFRは、GRB2のようなアダプタータンパク質を動員し、次いでこれは、少なくとも以下の主な下流シグナリングカスケード:RAS−RAF−MEK−ERK、PI3キナーゼ−AKT、PLCγ−PKC及びSTATモジュールを含めた、複雑な下流シグナリングカスケードを活性化する。この自己リン酸化は、このアダプタータンパク質自体のホスホチロシン結合SH2ドメインを通じて、リン酸化されたチロシンと会合するいくつかの他のタンパク質による下流活性化及びシグナリングも誘導する。これらの下流シグナリングタンパク質は、いくつかのシグナル伝達カスケード、主として、MAPK、Akt及びJNK経路を開始させ、細胞の増殖を引き起こす。EGFRへのリガンド結合もまた、NK−κ−Bシグナリングカスケードを活性化し得る。リガンド結合はRGS16のような他のタンパク質も直接的にリン酸化し、そのGTAアーゼ活性が活性化され、EGF受容体シグナリングをGタンパク質共役受容体シグナリングに潜在的にカップリングさせる。リガンド結合はMUC1もリン酸化し、SRC及びCTNNB1/β−カテニンとのその相互作用を増大させる。
【0005】
EGFRの過剰発現は、膀胱がん、脳腫瘍、頭頸部がん、膵臓がん、肺がん、乳がん、卵巣がん、結腸がん、前立腺がん及び腎臓がんを含めた、多数のヒト悪性疾患で報告されている。(Atalayら、Ann.Oncology 14:1346〜1363頁(2003年);Herbst及びShin、Cancer 94:1593〜1611頁(2002年);及びModjtahediら、Br.J.Cancer 73:228〜235頁(1996年))。これらの疾患の多くにおいて、EGFRの過剰発現は患者の予後不良に相関し、又はそれに関連する。(Herbst及びShin、Cancer 94:1593〜1611頁(2002年);及びModjtahediら、Br.J.Cancer 73:228〜235頁(1996年))。EGFRは正常な組織、一般には悪性細胞よりも低いレベルであるが、特に、皮膚、肝臓及び胃腸管の上皮組織の細胞においても発現されている(Herbst及びShin、Cancer 94:1593〜1611頁(2002年))。
【0006】
EGFR遺伝子の増幅を含む腫瘍のかなりの割合もまた、de2−7 EGFR、ΔEGFR、EGFRvIII又はΔ2−7(本明細書中で相互交換可能に用いられる用語)として知られた受容体の切断バージョン(Wikstrandら(1998年)J.Neurovirol.4、148〜158頁)も共発現させる(Olapade−Olaopaら(2000年)Br.J.Cancer.82、186〜94頁)。de2−7 EFGRで見られる再編成の結果、エクソン2〜7にわたる801個のヌクレオチドを欠如するイン−フレーム成熟mRNAが生成される(Wongら(1992年)Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.89、2965〜9頁;Yamazakiら(1990年)Jpn.J.Cancer Res.81、773〜9頁;Yamazakiら(1988年)Mol.Cell.Biol.8、1816〜20頁;及びSugawaら(1990年)Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.87、8602〜6頁)。対応するEGFRタンパク質は、細胞外ドメインの残基6〜273を含む267アミノ酸の欠失及び融合接合部における新規なグリシン残基を有する(Sugawaら、1990年)。この欠失はグリシン残基の挿入と一緒になって、欠失接合部におけるユニークな接合部ペプチドを生じる(Sugawaら、1990年)。
【0007】
EGFRvIIIは、神経膠腫、乳がん、肺がん、卵巣がん及び前立腺がんを含めたいくつもの腫瘍種で報告されている(Wikstrandら(1997年)Cancer Res.57、4130〜40頁;Olapade−Olaopaら(2000年)Br.J.Cancer.82、186〜94頁;Wikstrandら(1995年)Cancer Res.55、3140〜8頁;Garcia de Palazzoら(1993年)Cancer Res.53、3217〜20頁)。この切断された受容体はリガンドと結合しないが、ヌードマウスにおける腫瘍異種移植片として増殖した膠腫細胞に対して、低い構成的活性を保有し、顕著な増殖効果を付与し(Nishikawaら(1994年)Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.91、7727〜31頁)、NIH3T3細胞(Batraら(1995年)Cell Growth Differ.6、1251〜9頁)及びMCF−7細胞を形質転換することも可能である。グリオーマ細胞においてde2−7 EGFRによって利用される細胞メカニズムは十分には解明されていないが、アポトーシスの減少(Naganeら(1996年)Cancer Res.56、5079〜86頁)及び増殖のわずかな増強(Naganeら、1996年)を含むことが報告されている。この切断された受容体の発現は腫瘍細胞に制限されるので、その受容体は、抗体療法の高度に特異的な標的となる。
【0008】
抗体薬物コンジュゲート(ADC)は、化学的リンカーを介して細胞傷害性薬物にコンジュゲートされた抗体を含む新規類の治療薬を表す。ADCの治療概念は、抗体の結合能を薬物と合わせることであり、抗体は、標的表面抗原に結合することにより、腫瘍細胞に薬物を送達するために使用される。がんにおけるEGFRの役割を考慮すると、当技術分野において、がんの治療で用いることができる抗EGFR ADCが依然として必要とされている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0009】
【非特許文献1】Modjtahediら、Br.J.Cancer 73:228〜235頁(1996年)
【非特許文献2】Herbst and Shin、Cancer 94:1593〜1611頁(2002年)
【非特許文献3】Atalayら、Ann.Oncology 14:1346〜1363頁(2003年)
【非特許文献4】Tsao and Herbst、Signal 4:4〜9頁(2003年)
【非特許文献5】Wikstrandら(1998年)J.Neurovirol.4、148〜158頁
【非特許文献6】Olapade−Olaopaら(2000年)Br.J.Cancer.82、186〜94頁
【非特許文献7】Wongら(1992年)Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.89、2965〜9頁
【非特許文献8】Yamazakiら(1990年)Jpn.J.Cancer Res.81、773〜9頁
【非特許文献9】Yamazakiら(1988年)Mol.Cell.Biol.8、1816〜20頁
【非特許文献10】Sugawaら(1990年)Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.87、8602〜6頁
【非特許文献11】Wikstrandら(1997年)Cancer Res.57、4130〜40頁
【非特許文献12】Wikstrandら(1995年)Cancer Res.55、3140〜8頁
【非特許文献13】Garcia de Palazzoら(1993年)Cancer Res.53、3217〜20頁
【非特許文献14】Nishikawaら(1994年)Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.91、7727〜31頁
【非特許文献15】Batraら(1995年)Cell Growth Differ.6、1251〜9頁
【非特許文献16】Naganeら(1996年)Cancer Res.56、5079〜86頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
(発明の要旨)
Bc1−xLの小分子阻害剤は、Bc1−xLの阻害及びアポトーシスの結果としての誘導が有益である細胞、例えば、EGFRを発現する細胞の表面で発現された抗原に結合する抗体薬物コンジュゲート(ADC)の形態で投与されると有効であることが発見された。この発見は、Bc1−xL阻害治療薬を、EFGRを発現する特異的な細胞及び/又は組織にターゲティングすることができ、それによりBc1−xL阻害剤が、EGFRを発現する形質転換されたがん細胞に内部送達される。本発明の1つの利点は、望まれる治療有益性を達成するのに必要な血清レベルを降下させ、及び/又は小分子Bc1−xL阻害剤それ自体の全身投与に伴う潜在的な副作用を回避し、及び/又は軽減する可能性があることである。
【0011】
ADCは、1つ以上の薬物部分を腫瘍関連抗原などの標的組織、例えば、EGFR発現腫瘍に選択的に送達することができるため、疾患、例えば、がんを治療することにおいて抗体の治療効力を増大し得る。したがって、ある実施形態において、本発明は、治療用途、例えば、がんの治療のための抗EGFR ADCを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0012】
一態様において、本発明は、1つ以上のBc1−xL阻害剤に連結された、抗hEGFR抗体、すなわち、ヒトEGFRに特異的に結合する抗体を含む、抗ヒト上皮成長因子受容体(hEGFR)抗体薬物コンジュゲート(ADC)を特徴とする。
【0013】
別の態様において、本発明は、リンカーによって抗ヒト上皮成長因子(hEGFR)抗体に連結されている薬物を含む、抗ヒト上皮成長因子受容体(hEGFR)抗体薬物コンジュゲート(ADC)であって、薬物が、構造式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IIb)に従うBc1−xL阻害剤:
【0014】
【化1】
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(式中、
Arは、
【0015】
【化2】
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から選択され、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、低級アルキル、低級ヘテロアルキル、C1〜4アルコキシ、アミノ、シアノ及びハロメチルから独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、
Arは、
【0016】
【化3】
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又はこれらのN−オキシドから選択され、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、低級アルキル、低級ヘテロアルキル、C1〜4アルコキシ、アミノ、シアノ及びハロメチルから独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、R12−Z2b−、R’−Z2b−、#−N(R)−R13−Z2b−又は#−R’−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合しており、
は、N、CH、C−ハロ、C−CH及びC−CNから選択され、
2a及びZ2bはそれぞれ、互いに独立して、結合、NR、CR6a6b、O、S、S(O)、S(O)、−NRC(O)−、−NR6aC(O)NR6b−及び−NRC(O)O−から選択され、
R’は、
【0017】
【化4】
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であり、#は、R’に結合している場合、置換可能な任意のR’原子でR’に結合しており、
X’は、−N(R10)−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)S(O)−、−S(O)N(R10)−及び−O−から出現ごとに選択され、
nは、0〜3から選択され、
10は、水素、低級アルキル、複素環、アミノアルキル、G−アルキル及び−(CH−O−(CH−O−(CH−NHから出現ごとに独立して選択され、
Gは、出現ごとに、ポリオール、4〜30個の繰り返し単位を有するポリエチレングリコール、塩及び生理的pHで荷電している部分から独立して選択され、
SPは、酸素、−S(O)N(H)−、−N(H)S(O)−、−N(H)C(O)−、−C(O)N(H)−、−N(H)−、アリーレン、ヘテロサイクレン及び置換されていてもよいメチレンから出現ごとに独立して選択され、メチレンは、−NH(CHG、NH、C1〜8アルキル及びカルボニルのうちの1つ以上で置換されていてもよく、
は、0〜12から選択され、
は、水素、メチル、ハロ、ハロメチル、エチル及びシアノから選択され、
は、水素、メチル、ハロ、ハロメチル及びシアノから選択され、
は、水素、メチル、エチル、ハロメチル及びハロエチルから選択され、
は、水素、低級アルキル及び低級ヘテロアルキルから選択され、又はR13の原子と一緒になって、3〜7個の環原子を有するシクロアルキル若しくはヘテロシクリル環を形成し、
、R6a及びR6bはそれぞれ、互いに独立して、水素、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよい低級ヘテロアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル及び置換されていてもよいヘテロシクリルから選択され、又はRの原子及びR13の原子と一緒になって、3〜7個の環原子を有するシクロアルキル若しくはヘテロシクリル環を形成し、
11a及びR11bはそれぞれ、互いに独立して、水素、ハロ、メチル、エチル、ハロメチル、ヒドロキシル、メトキシ、CN及びSCHから選択され、
12は、任意選択的にR’であり、又は水素、ハロ、シアノ、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいヘテロアルキル、置換されていてもよいヘテロシクリル及び置換されていてもよいシクロアルキルから選択され、
13は、置換されていてもよいC1〜8アルキレン、置換されていてもよいヘテロアルキレン、置換されていてもよいヘテロサイクレン及び置換されていてもよいシクロアルキレンから選択され、
#は、リンカーLに対する結合を表す。)
であり、
hEGFR抗体が、以下の特徴:
アミノ酸配列CGADSYEMEEDGVRKC(配列番号45)内のエピトープに結合し、又は競合結合アッセイにおいて上皮成長因子受容体バリアントIII(EGFRvIII)(配列番号33)への結合について第2の抗hEGFR抗体と競合し、第2の抗EGFR抗体は、配列番号1に記載されたアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメイン及び配列番号5に記載されたアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含むこと、並びに
表面プラズモン共鳴によって決定して約1×10−6M以下の解離定数(K)でEGFR(1−525)(配列番号47)に結合すること
を有する、ADCを特徴とする。
【0018】
一実施形態において、ADCは、構造式(I)に従う化合物:
【0019】
【化5】
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(式中、
Dは、式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)のBcl−xL阻害薬であり、
Lは、リンカーであり、
Abは、抗hEGFR抗体であり、
LKは、リンカー(L)を抗hEGFR抗体(Ab)と連結している共有結合を表し、
mは、1〜20の範囲の整数である。)
である。
【0020】
一実施形態において、Gは、出現ごとに、塩又は生理的pHで荷電している部分である。別の実施形態において、Gは、出現ごとに、カルボキシレート、スルホネート、ホスホネート又はアンモニウムの塩である。別の実施形態において、Gは、出現ごとに、カルボキシレート、スルホネート、ホスホネート及びアミンからなる群から選択される、生理的pHで荷電している部分である。別の実施形態において、Gは、出現ごとに、4〜30個の繰り返し単位を有するポリエチレングリコール又はポリオールを含有する部分である。さらなる実施形態において、ポリオールは糖である。
【0021】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、本発明は、R’が、リンカーに結合するのに好適な少なくとも1つの置換可能な窒素を含む、式(IIa)又は式(IId)のADCを特徴とする。
【0022】
別の実施形態において、Gは、出現ごとに、
【0023】
【化6】
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(式中、Mは、水素又は正に荷電した対イオンである。)
から選択される。
【0024】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、R’は、
【0025】
【化7】
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(式中、#は、式(IIb)若しくは(IIc)のADCのBc1−xL阻害薬中の水素原子、又はリンカーLに対する、式(IIa)若しくは(IId)のADCのBc1−xL阻害薬中の結合点のいずれかを表す。)
から選択される。
【0026】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、Arは、
【0027】
【化8】
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から選択され、ハロ、シアノ、メチル及びハロメチルから独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよい。
【0028】
さらなる実施形態において、Arは、
【0029】
【化9】
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である。
【0030】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、Arは、1つ以上の置換基で置換されていてもよい
【0031】
【化10】
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である。
【0032】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、Arは、
【0033】
【化11】
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から選択され、1つ以上の置換基で置換されていてもよい。
【0034】
別の実施形態において、Arは、1つ以上の可溶化基で置換されている。
【0035】
さらなる実施形態において、各可溶化基は、他から独立して、ポリオールを含有する部分、4〜30個の繰り返し単位を持つポリエチレングリコール、塩、又は生理的pHで荷電している部分から選択される。
【0036】
別の実施形態において、Arは、1つ以上の可溶化基で置換されている。
【0037】
さらなる実施形態において、各可溶化基は、他から独立して、ポリオールを含有する部分、4〜30個の繰り返し単位を有するポリエチレングリコール、塩、又は生理的pHで荷電している部分から選択される。
【0038】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、ZはNである。
【0039】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、Z2aはOである。
【0040】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、Rは、メチル又はクロロである。
【0041】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、Rは、水素又はメチルである。
【0042】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの1つの実施形態において、Rは水素である。
【0043】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、Z2bはOである。
【0044】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、Z2bは、NH又はCHである。
【0045】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、ADCは、構造式(IIa)に従う化合物である。
【0046】
さらなる実施形態において、ADCは、構造式(C.1)〜(C.2):
【0047】
【化12】
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から選択されるコアを含む。
【0048】
さらに別の実施形態において、ADCは、構造式(IIa.1)に従う化合物:
【0049】
【化13】
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(式中、
Yは、置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
rは、0又は1であり、
sは、1、2又は3である。)
である。
【0050】
さらに別の実施形態において、ADCは、構造式(IIa.2)に従う化合物:
【0051】
【化14】
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(式中、
Uは、N、O及びCHから選択され、ただし、UがOである場合VおよりR21aは存在せず、
20は、H及びC〜Cアルキルから選択され、
21a及びR21bはそれぞれ、互いに独立して、存在せず又はH、C〜Cアルキル及びGから選択され、Gは、ポリオール、PEG4−30、塩及び生理的pHで荷電している部分から選択され、
及びVはそれぞれ、互いに独立して、存在せず又は結合及び置換されていてもよいアルキレンから選択され、
20は、H及びC〜Cアルキルから選択され、
sは、1、2又は3である。)
である。
【0052】
さらに別の実施形態において、ADCは、構造式(IIa.3)に従う化合物:
【0053】
【化15】
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(式中、
は、H、C〜C及びJ−Gから選択され、又は任意選択的にTの原子と一緒になって、3〜7個の原子を有する環を形成し、
及びJはそれぞれ、互いに独立して、置換されていてもよいC〜Cアルキレン及び置換されていてもよいフェニレンから選択され、
Tは、置換されていてもよいC〜Cアルキレン、CHCHOCHCHOCHCH、CHCHOCHCHOCHCHOCH及び4〜10個のエチレングリコール単位を含有するポリエチレングリコールから選択され、
Gは、グリコール、PEG4−30、塩及び生理的pHで荷電している部分から選択され、
sは、1、2又は3である。)
である。
【0054】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、ADCは、構造式(IIb)に従う化合物である。
【0055】
さらなる実施形態において、ADCは、構造式(IIb.1)に従う化合物:
【0056】
【化16】
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(式中、
Yは、置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
Gは、ポリオール、PEG4−30、塩及び生理的pHで荷電している部分から選択され、
rは、0又は1であり、
sは、1、2又は3である。)
である。
【0057】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、ADCは、構造式(IIc)に従う化合物である。
【0058】
さらなる実施形態において、ADCは、構造式(IIc.1)に従う化合物:
【0059】
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
は、置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
は、置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
23は、H及びC〜Cアルキルから選択され、
Gは、ポリオール、PEG4−30、塩及び生理的pHで荷電している部分から選択される。)
である。
【0060】
さらに別の実施形態において、ADCは、構造式(IIc.2)に従う化合物:
【0061】
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
は、置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
は、置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
は、置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
23は、H及びC〜Cアルキルから選択され、
25は、Y−Cであり、又はYの原子と一緒になって、4〜6個の環原子を有する環を形成し、
Gは、ポリオール、PEG4−30、塩及び生理的pHで荷電された部分から選択される。)
である。
【0062】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、Bc1−xL阻害剤は、構造式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)の#の位置に対応する水素が存在せず一価基を形成するというという点で変更されている、以下の化合物:
からなる群から選択される。
【0063】
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({2−[2−(カルボキシメトキシ)エトキシ]エチル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
2−{[(2−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}エチル)スルホニル]アミノ}−2−デオキシ−D−グルコピラノース;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(4−{[(3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチル}ベンジル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2,3−ジヒドロキシプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
2−({[4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニル]スルホニル}アミノ)−2−デオキシ−β−D−グルコピラノース;
8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−{6−カルボキシ−5−[1−({3−[2−({2−[1−(β−D−グルコピラヌロノシル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]エチル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン;
3−[1−({3−[2−(2−{[4−(β−D−アロピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−ホスホノエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[L−α−アスパルチル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−{4−[({2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ)メチル]ベンジル}−2,6−アンヒドロ−L−グロン酸;
4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニルヘキソピラノシドウロン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−ホスホノエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[D−α−アスパルチル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[1−(カルボキシメチル)ピペリジン−4−イル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
N−[(5S)−5−アミノ−6−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)アミノ}−6−オキソヘキシル]−N,N−ジメチルメタンアミニウム;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[ピペリジン−4−イル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−ホスホノプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[N−(2−カルボキシエチル)−L−α−アスパルチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[(2−アミノエチル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[5−(2−アミノエトキシ)−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホ−L−アラニル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エチル}(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(カルボキシメトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−カルボキシプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[L−α−アスパルチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[5−(2−アミノエトキシ)−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル){2−[(2−スルホエチル)アミノ]エチル}アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−スルホプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
(1ξ)−1−({2−[5−(1−{[3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−カルボキシピリジン−2−イル]−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−5−イル}メチル)−1,5−アンヒドロ−D−グルシトール;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−カルボキシプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[4−(β−D−グルコピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
3−(1−{[3−(2−{[4−(β−D−アロピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[アゼチジン−3−イル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[(3−アミノプロピル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(N,N−ジメチル−L−リシル)(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[(3−アミノプロピル)(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[アゼチジン−3−イル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
−(37−オキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−L−リシル−N−[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]−L−アラニンアミド;
メチル6−[4−(3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}プロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]−6−デオキシ−β−L−グルコピラノシド;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−{6−カルボキシ−5−[1−({3−[2−({3−[1−(β−D−グルコピラヌロノシル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロピル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン;
6−[7−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1H−インドール−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−6−[3−(メチルアミノ)プロピル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
5−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−5−デオキシ−D−アラビニトール;
1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−アラビノ−ヘキシトール;
6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)イソキノリン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロピル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−エリスロ−ペンチトール;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{[(2S,3S)−2,3,4−トリヒドロキシブチル]アミノ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(2S,3S,4R,5R,6R)−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロキシヘプチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[({3−[(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ]プロピル}スルホニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−{[1,3−ジヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−2−イル]アミノ}−3−オキソプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}プロピルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−オキシドイソキノリン−6−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]アセトアミド}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−({2−[(2−スルホエチル)アミノ]エチル}スルファニル)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;及び
6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{3−[(2−スルホエチル)アミノ]プロピル}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
からなる群から選択される。
【0064】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、リンカーは、リソソーム酵素によって切断可能である。さらなる実施形態において、リソソーム酵素は、カテプシンBである。
【0065】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、リンカーは、構造式(IVa)、(IVb)、(IVc)又は(IVd)に従うセグメント:
【0066】
【化19】
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(式中、
ペプチドは、リソソーム酵素によって切断可能なペプチド(N→Cで図示されており、ペプチドはアミノ及びカルボキシ「末端」を含む)を表し
Tは、1個以上のエチレングリコール単位若しくはアルキレン鎖又はこれらの組み合わせを含むポリマーを表し
は、水素、C1〜6アルキル、SOH及びCHSOHから選択され、
は、水素又はC1〜4アルキル(O)−(C1〜4アルキレン)−G若しくはC1〜4アルキル−(N)−[(C1〜4アルキレン)−Gであり、
は、C1〜4アルキル−(O)−(C1〜4アルキレン)−Gであり、
はSOH、COH、TEG4−32又は糖部分であり、
は、SOH、COH又はPEG4−32部分であり、
rは、0又は1であり、
sは、0又は1であり、
pは、0〜5の範囲の整数であり、
qは、0又は1であり、
xは、0又は1であり、
yは、0又は1であり、
【0067】
【化20】
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は、Bc1−xL阻害剤に対するリンカーの結合点を表し、
*は、リンカーの残部に対する結合点を表す。)
を含む。
【0068】
別の実施形態において、ペプチドは、Val−Cit;Cit−Val;Ala−Ala;Ala−Cit;Cit−Ala;Asn−Cit;Cit−Asn;Cit−Cit;Val−Glu;Glu−Val;Ser−Cit;Cit−Ser;Lys−Cit;Cit−Lys;Asp−Cit;Cit−Asp;Ala−Val;Val−Ala;Phe−Lys;Lys−Phe;Val−Lys;Lys−Val;Ala−Lys;Lys−Ala;Phe−Cit;Cit−Phe;Leu−Cit;Cit−Leu;Ile−Cit;Cit−Ile;Phe−Arg;Arg−Phe;Cit−Trp;及びTrp−Citからなる群から選択される。
【0069】
別の実施形態において、リソソーム酵素は、β−グルクロニダーゼ又はβ−ガラクトシダーゼである。
【0070】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、リンカーは、構造式(Va)、(Vb)、(Vc)、(Vd)又は(Ve)に従うセグメント:
【0071】
【化21】
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(式中、
qは、0又は1であり、
rは、0又は1であり、
は、CH、O又はNHであり、
【0072】
【化22】
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は、薬物に対するリンカーの結合点を表し、
*は、リンカーの残部に対する結合点を表す。)
を含む。
【0073】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、リンカーは、構造式(VIIIa)、(VIIIb)又は(VIIIc)に従うセグメント:
【0074】
【化23】
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(式中、
は、H又はO−(CHCHO)11−CHであり、
xは、0又は1であり、
yは、0又は1であり、
は、−CHCHCHSOH又はCHCHO−(CHCHO)11−CHであり、
は、−O−CHCHSOH又はNH(CO)−CHCHO−(CHCHO)12−CHであり、
*は、リンカーの残部に対する結合点を表し、
【0075】
【化24】
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は、抗体に対するリンカーの結合点を表す。)
又はその加水分解された誘導体を含む。
【0076】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、リンカーは、1〜6個のエチレングリコール単位を有するポリエチレングリコールセグメントを含む。
【0077】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、mは、2、3又は4である。さらなる実施形態において、リンカーLは、IVa又はIVbから選択される。
【0078】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、リンカーLは、閉鎖型又は開放型のいずれかの、IVa.1〜IVa.8、IVb.1〜IVb.19、IVc.1〜IVc.7、IVd.1〜IVd.4、Va.1−Va.12、Vb.1−Vb.10、Vc.1〜Vc.11、Vd.1〜Vd.6、Ve.1〜Ve.2、VIa.1、VIc.1〜VIc.2、VId.1〜VId.4、VIIa.1〜VIIa.4、VIIb.1〜VIIb.8、VIIc.1〜VIIc.6からなる群から選択される。
【0079】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、リンカーLは、IVb.2、IVc.5、IVc.6、IVc.7、IVd.4、Vb.9、VIIa.1、VIIa.3、VIIc.1、VIIc.4及びVIIc.5からなる群から選択され、各リンカーのマレイミドは、抗体Abと反応して、スクシンイミド(閉鎖型)又はスクシンアミド(開放型)のいずれかとして共有結合を形成している。
【0080】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、リンカーLは、IVb.2、IVc.5、IVc.6、IVd.4、VIIa.1、VIIa.3、VIIc.1、VIIc.4、VIIc.5からなる群から選択され、各リンカーのマレイミドは、抗体Abと反応して、スクシンイミド(閉鎖型)又はスクシンアミド(開放型)のいずれかとして共有結合を形成している。
【0081】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、リンカーLは、IVb.2、VIIa.3、IVc.6、及びVIIc.1からなる群から選択され、
【0082】
【化25】
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は、薬物Dに対する結合点であり、@は、LKに対する結合点であり、リンカーが下記に示すような開放型である場合、@はこの隣にあるカルボン酸のα−位又はβ−位のいずれかであり得る:
【0083】
【化26】
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【0084】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、LKは、抗hEGFR抗体Ab上のアミノ基と形成された連結である。
【0085】
別の実施形態において、LKが、アミド又はチオ尿素である。
【0086】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、LKは、抗hEGFR抗体Ab上のスルフヒドリル基と形成された連結である。さらなる実施形態において、LKは、チオエーテルである。
【0087】
一実施形態において、本発明は、
LKが、アミド、チオ尿素及びチオエーテルからなる群から選択され、
mが、1〜8の範囲の整数である、
本明細書中に記載された態様及び実施形態のADCを特徴とする。
【0088】
一実施形態において、本発明は、
Dが、請求項35で規定されたBc1−xL阻害剤であり、
Lが、リンカーIVa.1〜IVa.8、IVb.1〜IVb.19、IVc.1〜IVc.7、IVd.1〜IVd.4、Va.1〜Va.12、Vb.1〜Vb.10、Vc.1〜Vc.11、Vd.1〜Vd.6、Ve.1〜Ve.2、VIa.1、VIc.1〜VIc.2、VId.1〜VId.4、VIIa.1〜VIIa.4、VIId.1〜VIIb.8及びVIIc.1〜VIIc.6からなる群から選択され、各リンカーが抗体Abと反応して、共有結合を形成しており、
LKがチオエーテルであり、
mが、1〜8の範囲の整数である、
本明細書中に記載された態様及び実施形態のADCを特徴とする。
【0089】
一実施形態において、本発明は、
Dが、構造式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)の#の位置に対応する水素が存在せず一価基を形成しているという点で変更されている、以下の化合物:
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−アラビノ−ヘキシトール;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロピル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;及び
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸
からなる群から選択されるBcl−xL阻害剤であり、
Lが、閉鎖型又は開放型のいずれかの、リンカーIVb.2、IVc.5、IVc.6、IVc.7、IVd.4、Vb.9、Vc.11、VIIa.1、VIIa.3、VIIc.1、VIIc.4及びVIIc.5からなる群から選択され、
LKが、チオエーテルであり、
mが、2〜4の範囲の整数である、
本明細書中に記載された態様及び実施形態のADCを特徴とする。
【0090】
一実施形態において、ADCは、AbA−CZ、AbA−TX、AbA−TV、AbA−YY、AbA−AAA、AbA−AAD、AbB−CZ、AbB−TX、AbB−TV、AbB−YY、AbB−AAD、AbG−CZ、AbG−TX、AbG−TV、AbG−YY、AbG−AAA、AbG−AAD、AbK−CZ、AbK−TX、AbK−TV、AbK−YY、AbK−AAA、AbK−AADからなる群から選択され、CZ、TX、TY、YY、AAA及びAADは、表5に開示されているシントンであり、シントンは、開放型又は閉鎖型のいずれかである。
【0091】
一実施形態において、本明細書中に記載された態様及び実施形態のADCは、式i〜iv:
【0092】
【化27】
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(式中、mは、1〜6の整数であり、任意選択的に2〜6である。)
からなる群から選択される。具体的な実施形態において、mは2である。具体的な実施形態において、Abは、hEGFR抗体であり、hEGFR抗体は、AbAの重鎖及び軽鎖CDRを含む。他の実施形態において、hEGFR ADCは、配列番号12に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号10に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号6に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含む抗体を含む。さらに別の実施形態において、hEGFR ADCは、配列番号:9に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号5に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む抗体を含む。他の実施形態において、hEGFR ADCは、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含む重鎖定常領域及び/又は配列番号43に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域を含む抗体を含む。さらなる実施形態において、hEGFR ADCは、配列番号15に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号13に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む抗体を含む。さらなる実施形態において、hEGFR ADCは、配列番号102に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号13に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む抗体を含む。別の具体的な実施形態において、Abは、hEGFR抗体であり、hEGFR抗体は、AbGの重鎖及び軽鎖CDRを含む。他の実施形態において、hEGFR ADCは、配列番号:18に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号17に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号16に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号23に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含む抗体を含む。さらに別の実施形態において、hEGFR ADCは、配列番号72に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号73に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む抗体を含む。他の実施形態において、hEGFR ADCは、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含む重鎖定常領域及び/又は配列番号43に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域を含む抗体を含む。さらなる実施形態において、hEGFR ADCは、配列番号93に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号95に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む抗体を含む。さらなる実施形態において、hEGFR ADCは、配列番号94に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号95に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む抗体を含む。
【0093】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、抗体は、表面プラズモン共鳴によって決定して約1×10−6M〜約1×10−10MのKでEGFR(1−525)(配列番号47)に結合する。
【0094】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、抗体は、表面プラズモン共鳴によって決定して約1×10−6M〜約1×10−7MのKでEGFR(1−525)(配列番号47)に結合する。
【0095】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、抗体は、表面プラズモン共鳴によって決定して約8.2×10−9M以下のKでEGFRvIII(配列番号33)に結合する。
【0096】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、抗体は、表面プラズモン共鳴によって決定して約8.2×10−9M〜約6.3×10−10MのKでEGFRvIII(配列番号33)に結合する。
【0097】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、抗体は、表面プラズモン共鳴によって決定して約8.2×10−9M〜約2.0×10−9MのKでEGFRvIII(配列番号33)に結合する。
【0098】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、抗hEGFR抗体は、配列番号12に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号10に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号6に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含む。
【0099】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、抗体は、配列番号9に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号5に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む。
【0100】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、抗体は、配列番号15に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号13に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む。
【0101】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、抗体は、配列番号40に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号39に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号38に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号37に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号36に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号35に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメインを含む。
【0102】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、抗体は、50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76及び78からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;並びに51、53、55、57、59、61、63、65、67、69、71、73、75、77及び79からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む。
【0103】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、抗体は、配列番号10,11及び12;配列番号16、17及び18;配列番号10、11及び19;配列番号20、11及び12;配列番号21、3及び22;配列番号16、17及び19;配列番号2、3及び4;配列番号10、3及び12;配列番号80、11及び18;配列番号80、3及び18;配列番号20、3及び12;配列番号80、11及び12;及び配列番号81、11及び22からなる群から選択される重鎖CDRセット(CDR1、CDR2及びCDR3);並びに配列番号6、7及び8;配列番号23、24及び25;配列番号26、27及び28;配列番号29、30及び31;配列番号6、7及び84;配列番号82、83及び31;及び配列番号82、27及び85からなる群から選択される軽鎖CDRセット(CDR1、CDR2及びCDR3)を含み、抗体は、配列番号2、3及び4の重鎖CDRセット並びに配列番号6、7及び8の軽鎖CDRセットを共には含まない。
【0104】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、抗体は、配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号6に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1;並びに配列番号19に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号17に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号16に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメインを含む。
【0105】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、抗体は、配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号23に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号18に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号17に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号16に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメインを含む。
【0106】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、抗体は、配列番号28に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号27に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号26に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号19に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号10に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメインを含む。
【0107】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、抗体は、配列番号64に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号65に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む。
【0108】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、抗体は、配列番号72に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号73に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む。
【0109】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、抗体は、配列番号74に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号75に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む。
【0110】
別の態様において、本発明は、Ab−CZ、Ab−TX、Ab−TV、Av−YY、Ab−AAA及びAb−AADからなる群から選択される抗hEGFR ADCであって、CZ、TX、TV、YY、AAA及びAADは、表5に開示されているシントンであり、シントンは、開放型又は閉鎖型のいずれかであり、AbはIgG1であり、AbA、AbB、AbG又はAbKの可変軽鎖及び重鎖CDRである、抗hEGFR ADCを特徴とする。
【0111】
一実施形態において、Abは、配列番号5、65、73又は75に記載のアミノ酸配列を含む可変軽鎖領域、及び配列番号9、64、72又は74に記載のアミノ酸配列を含む可変重鎖領域を含む。
【0112】
一実施形態において、抗体は、2つの重鎖及び2つの軽鎖である4つのポリペプチド鎖を有するIgG、例えば、IgG1である。
【0113】
一実施形態において、抗体は、モノクローナル抗体である。
【0114】
別の態様において、本発明は、有効量の本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つに従うADC、及び薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物を特徴とする。
【0115】
別の態様において、本発明は、本明細書中の態様又は実施形態のいずれか1つの複数のADCを含むADC混合物、及び薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物を特徴とする。
【0116】
一実施形態において、ADC混合物は、2〜4の平均薬物抗体比(DAR)を有する。
【0117】
一実施形態において、ADC混合物は、2〜8のDARをそれぞれ有するADCを含む。
【0118】
別の態様において、本発明は、がんを治療する方法であって、治療有効量の本明細書中の態様又は実施形態のいずれか1つのADCをそれを必要とする対象に投与することを含む、方法を特徴とする。
【0119】
一実施形態において、がんは、非小細胞肺がん、乳がん、卵巣がん、膠芽腫、前立腺がん、膵臓がん、結腸がん、頭頸部がん及び腎臓がんからなる群から選択される。
【0120】
一実施形態において、がんは、扁平上皮癌である。さらなる実施形態において、扁平上皮癌は、扁平上皮肺がん又は扁平上皮頭頸部がんである。
【0121】
一実施形態において、がんは、トリプルネガティブ乳がんである。
【0122】
一実施形態において、がんは、非小細胞肺がんである。さらなる実施形態において、ADCは、タキサンと共に投与される。
【0123】
一実施形態において、がんは、非小細胞肺がんである。さらなる実施形態において、ADCは、ベネトクラクスと共に投与される。
【0124】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、がんは、EGFR発現を有すると、又はEGFRvIII陽性であると特徴付けられる。
【0125】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、がんは、EGFR過剰発現又はEGFR増幅を有すると特徴付けられる。
【0126】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、がんは、活性型EGFR変異を有すると特徴付けられる。さらなる実施形態において、EGFR変異は、エクセン19欠失変異、エクセン21における単一点置換変異L858R、T790M点変異、及びこれらの組み合わせから選択される。
【0127】
別の態様において、本発明は、固形腫瘍を有する対象において固形腫瘍成長を阻害する又は減少させる方法であって、固形腫瘍成長が阻害される又は減少するように、有効量の本明細書中の態様又は実施形態のいずれか1つのADCを固形腫瘍を有する対象に投与することを含む、方法を特徴とする。
【0128】
一実施形態において、固形腫瘍は、非小細胞肺癌、乳がん、卵巣がん、及び膠芽腫からなる群から選択される。
【0129】
一実施形態において、固形腫瘍は、扁平上皮癌である。
【0130】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、固形腫瘍は、EGFRvIII陽性固形腫瘍であり、EGFR増幅を有すると特徴付けられる固形腫瘍であり、又はEGFR過剰発現を有すると特徴付けられる固形腫瘍である。
【0131】
本明細書中の態様及び実施形態のいずれか1つの一実施形態において、ADCは、さらなる薬剤又はさらなる療法と組み合わせて投与される。
【0132】
さらなる実施形態において、さらなる薬剤は、抗PD1抗体(例えばペムブロリズマブ)、抗PD−L1抗体(アテゾリズマブ)、抗CTLA−4抗体(例えばイピリムマブ)、MEK阻害剤(例えばトラメチニブ)、ERK阻害剤、BRAF阻害剤(例えばダブラフェニブ)、オシメルチニブ、エルロチニブ、ゲフィチニブ、ソラフェニブ、CDK9阻害剤(例えばディナシクリブ)、MCL−1阻害剤、テモゾロミド、Bc1−2阻害剤(例えばベネトクラクス)、Bc1−xL阻害剤、イブルチニブ、mTOR阻害剤(例えばエベロリムス)、PI3K阻害剤(例えばブパルリシブ)、デュベリシブ、イデラリシブ、AKT阻害剤、HER2阻害剤(例えばラパチニブ)、タキサン(例えばドセタキセル、パクリタキセル、ナブパクリタキセル)、アウリスタチンを含むADC、PBDを含むADC(例えばロバルピツズマブテシリン)、メイタンシノイドを含むADC(例えばTDM1)、TRAILアゴニスト、プロテアソーム阻害剤(例えばボルテゾミブ)及びニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(NAMPT)阻害剤からなる群から選択される。
【0133】
さらに別の実施形態において、さらなる療法は、放射線である。
【0134】
さらに別の実施形態において、さらなる薬剤は、化学療法剤である。
【0135】
別の態様において、本発明は、構造式(I)に従うADC:
【0136】
【化28】
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(式中、
Dは、本明細書中に開示された式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)のBc1−xL阻害薬であり、
Lは、本明細書中に記載されたリンカーであり、
AbはhEGFR抗体であり、hEGFR抗体は、AbA;AbB;AbG;又はAbKの重鎖及び軽鎖CDRを含み、
LKは、リンカーLを抗体Abと連結させる共有結合を表し、
mは1〜20の範囲の整数である。)
の調製方法であって、
水性溶液中の抗体を有効量のジスルフィド還元剤で、30〜40℃で少なくとも15分間処理し、次いで、抗体溶液を20〜27℃に冷却すること、
還元された抗体溶液に2.1〜2.176(表5)の群から選択されるシントンを含む水/ジメチルスルホキシドの溶液を加えること、
溶液のpHを7.5〜8.5のpHに調整すること、
反応を48〜80時間にわたって進ませて、ADCを形成すること、
を含み、エレクトロスプレー質量分析によって測定すると、スクシンイミドからスクシンアミドへの加水分解ごとに質量が18±2amuずつ変わり、
ADCが、疎水性相互作用クロマトグラフィーによって任意選択的に精製される、方法を特徴とする。
【0137】
一実施形態において、mは2である。
【0138】
別の態様において、本発明は、前記した方法によって調製されるADCを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0139】
図1】EGFR並びにAb1及びAb2が結合した領域の模式図を示す。
図2】Ab1(配列番号1及び5)及びAbA(配列番号9及び5)の可変重(VH)鎖及び可変軽(VH)鎖領域のアミノ酸を供する。VH及びVL領域内のCDR配列はボックスに入れ、Ab1 VH配列及びAbA VH配列の間の差には陰影を付す。
図3】Ab1(配列番号13及び14)及びAbA(配列番号13及び15)についての全長軽鎖及び重鎖を記載する。重鎖におけるAb1配列及びAbA配列の間の差が強調されている。
図4】抗体の還元、チオスクシンイミド中間体を得るためのマレイミド誘導体での修飾、及びチオスクシンイミド部分の引き続いての加水分解の描写を示す。
図5】1)コンジュゲーション前、2)チオスクシンイミド中間体を得るためのマレイミド誘導体へのコンジュゲーション後、及び3)チオスクシンイミド環のpH8−媒介加水分解後における、例示的な抗体の軽鎖及び重鎖の質量分析法(MS)特徴付けを示す。
【発明を実施するための形態】
【0140】
多数のBc1−xL阻害剤が、機能不全アポトーシス経路に関係する病気(例えば、がん)の治療のために開発されてきた。しかしながら、Bc1−xL阻害剤は、標的細胞(例えば、がん細胞)以外の細胞に作用し得る。例えば、前臨床試験は、Bc1−xLの薬理学的不活化が血小板半減期を低下させ、血小板減少症を引き起こすことを示している(Mason et al,2007,Cell 128:1173−1186参照)。
【0141】
アポトーシスを調節することにおけるBc1−xLの重要性を仮定すれば、Bc1−xLなどの抗アポトーシスBc1−2ファミリータンパク質の発現又は過剰発現を介してアポトーシスが調節不全とされる病気の治療に向けてのアプローチとして、選択的に又は非選択的に、のいずれかで、Bc1−xL活性を阻害する薬剤に対する要望が当該分野で依然として存在する。したがって、低下した用量制限性毒性を備えた新しいBc1−xL阻害剤が要望されている。
【0142】
Bc1−xL阻害剤についてはまだ探求されていない、薬物を細胞に送達する1つの潜在的な手段は、抗体薬物コンジュゲート(ADC)の使用を通じての送達である。抗体薬物コンジュゲート(ADC)は、化学リンカーを介して細胞傷害性薬物にコンジュゲートされた抗体を含む新しいクラスの治療剤を表す。ADCの治療的概念は、抗体の結合能力を薬物と組み合わせることであり、抗体を用いて、標的表面抗原への結合によって薬物を腫瘍細胞に送達する。
【0143】
したがって、Bc1−xLを標的がん細胞、例えば、EGFRvIII発現細胞に選択的に送達することができる新しいADCの開発は、重要な発見となろう。
【0144】
本発明の種々の態様は、新しい抗EGFR抗体薬物コンジュゲート(ADC;免疫コンジュゲートとも呼ばれる)及びその医薬組成物に関する。特に、本開示は、Bc1−xL阻害剤を含む新しい抗EGFR ADC、ADCを合成するのに有用なシントン、ADCを含む組成物、ADCを製造する方法及びADCを用いる種々の方法に関する。
【0145】
当業者によって認識されるように、本明細書中で開示されるADCは性質が「モジュール式」である。本開示の全体を通じて、ADCを含む種々の「モジュール」の種々の特別な実施形態、並びにADCを合成するのに有用なシントンが記載される。具体的な非限定的例として、抗体、リンカー、並びにADC及びシントンを含み得るBc1−xL阻害剤の具体的な実施形態が記載される。記載された具体的な実施形態の全ては、各具体的組み合わせが個々に明示的に記載されたかの如く、相互に組み合わせてよいことが意図される。
【0146】
本明細書中に記載された種々のBc1−xL阻害剤、ADC及び/又はADCシントンは塩の形態、及びある実施形態においては、特に薬学的に許容される塩の形態であってよいのは当業者にやはり認識される。十分に酸性、十分に塩基性である、又は双方である官能基を保有する本開示の化合物は、多数の無機塩基並びに無機及び有機酸のうちのいずれかと反応して、塩を形成することができる。あるいは、第四級窒素を持つもののような、固有に荷電した化合物は、適切な対イオン、例えば、ブロマイド、クロライド又はフルオライドのようなハライドとで塩を形成することができる。
【0147】
酸付加塩を形成するのに通常使用される酸は、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、リン酸のような無機酸及びp−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、シュウ酸、p−ブロモフェニルスルホン酸、炭酸、コハク酸、クエン酸のような有機酸である。塩基付加塩は、アンモニウム及びアルカリ又はアルカリ土類金属水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩のような無機塩基に由来するものを含む。
【0148】
以下の開示において、構造式及び命名法の双方が含まれていれば、及びもし命名法が構造式と抵触すれば、構造式が優先する。
【0149】
1.定義
本発明がより容易に理解され得るために、ある特定の用語がまず定義される。加えて、パラメーターの値又は値の範囲が列挙されるときはいつでも、列挙される値の間にある値及び範囲も、本発明の一部であることが意図されることが意図されることは、注意されるべきである。さらに、そうでないことが本明細書中に定義されているのでなければ、本開示との関連で用いる科学的及び技術的用語は、当業者によって通常理解される意味を有するものとする。
【0150】
様々な化学置換基が、以下で定義される。ある場合では、置換基(例えばアルキル、アルカニル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール及びアリール)中の炭素原子の数は、接頭語「C〜C」又は「Cx〜y」(式中、xは、炭素原子の最小数であり、yは、炭素原子の最大数である。)により示される。かくして、例えば、「C〜Cアルキル」は、1〜6個の炭素原子を含有するアルキルをいう。さらに例示すると、「C〜Cシクロアルキル」は、3〜8個の炭素環原子を含有する飽和ヒドロカルビル環を意味する。もし置換基が「置換されている」と記載されているならば、炭素又は窒素上の水素原子は、非水素基で置き換えられている。例えば置換されたアルキル置換基は、アルキル上の少なくとも1個の水素原子が非水素基で置き換えられているアルキル置換基である。説明するために、モノフルオロアルキルは、フルオロ基で置換されたアルキルであり、ジフルオロアルキルは、2つのフルオロ基で置換されたアルキルである。置換基上に1つより多くの置換が存在する場合、各置換は、同一であってもよく又は異なっていてもよい(別段述べられない限り)ことは、認識されるべきである。置換基が、「置換されていてもよい」と記載される場合、置換基は、(1)置換されていない又は(2)置換されている、のいずれであってもよい。可能性のある置換基は、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロゲン、C〜Cハロアルキル、オキソ、−CN、NO、−ORxa、−OC(O)Rxz、−OC(O)N(Rxa、−SRxa、−S(O)xa、−S(O)N(Rxa、−C(O)Rxa、−C(O)ORxa、−C(O)N(Rxa、−C(O)N(Rxa)S(O)xz、−N(Rxa、−N(Rxa)C(O)Rxz、−N(Rxa)S(O)xz、−N(Rxa)C(O)O(Rxz)、−N(Rxa)C(O)N(Rxa、−N(Rxa)S(O)N(Rxa、−(C〜Cアルキレニル)−CN、−(C〜Cアルキレニル)−ORxa、−(C〜Cアルキレニル)−OC(O)Rxz、−(C〜Cアルキレニル)−OC(O)N(Rxa、−(C〜Cアルキレニル)−SRxa、−(C〜Cアルキレニル)−S(O)xa、−(C〜Cアルキレニル)−S(O)N(Rxa、−(C〜Cアルキレニル)−C(O)Rxa、−(C〜Cアルキレニル)−C(O)ORxa、−(C〜Cアルキレニル)−C(O)N(Rxa、−(C〜Cアルキレニル)−C(O)N(Rxa)S(O)xz、−(C〜Cアルキレニル)−N(Rxa、−(C〜Cアルキレニル)−N(Rxa)C(O)Rxz、−(C〜Cアルキレニル)−N(Rxa)S(O)xz、−(C〜Cアルキレニル)−N(Rxa)C(O)O(Rxz)、−(C〜Cアルキレニル)−N(Rxa)C(O)N(Rxa、又は−(C〜Cアルキレニル)−N(Rxa)S(O)N(Rxa;(式中、Rxaは、出現ごとに、独立して水素、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルであり、Rxzは、出現ごとに、独立してアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルである。)を含むが、これらに限定されない。
【0151】
ADC及び/又はシントンを含む様々なADC、シントン及びBcl−xL阻害剤が、一部の実施形態において、置換基を含む構造式を参照して本明細書に記載される。原子価及び安定性が許容するなら、置換基を含む様々な基が組み合わされ得ることは、理解されるべきである。本開示により想定される置換基及び変数の組合せは、安定な化合物の形成をもたらすもののみである。本明細書において使用される場合、用語「安定な」は、製造を可能にするのに十分な安定性を有し、本明細書において詳しく述べられた目的に有用であるのに十分な期間化合物の完全性を維持する化合物を指す。
【0152】
本明細書において使用される場合、以下の用語は、以下の意味を有することが意図される。
【0153】
用語「アルコキシ」は、式−ORxa(式中、Rxaはアルキル基である。)の基を指す。代表的なアルコキシ基は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、tert−ブトキシなどを含む。
【0154】
用語「アルコキシアルキル」は、アルコキシ基で置換されたアルキル基を指し、一般式−RORxa(式中、Rはアルキレン基であり、Rxaはアルキル基である。)により表され得る。
【0155】
用語「アルキル」は、それ自体又は別の置換基の一部として、親アルカン、アルケン又はアルキンの単一の炭素原子からの1つの水素原子の除去により誘導される飽和又は不飽和の分岐、直鎖又は環状の一価の炭化水素ラジカルを指す。典型的なアルキル基は、メチル;エタニル、エテニル、エチニルのようなエチル;プロパン−1−イル、プロパン−2−イル、シクロプロパン−1−イル、プロパ−1−エン−1−イル、プロパ−1−エン−2−イル、プロパ−2−エン−1−イル、シクロプロパ−1−エン−1−イルのようなプロピル;シクロプロパ−2−エン−1−イル、プロパ−1−イン−1−イル、プロパ−2−イン−1−イルなど;ブタン−1−イル、ブタン−2−イル、2−メチル−プロパン−1−イル、2−メチル−プロパン−2−イル、シクロブタン−1−イル、ブタ−1−エン−1−イル、ブタ−1−エン−2−イル、2−メチル−プロパ−1−エン−1−イル、ブタ−2−エン−1−イル、ブタ−2−エン−2−イル、ブタ−1,3−ジエン−1−イル、ブタ−1,3−ジエン−2−イル、シクロブタ−1−エン−1−イル、シクロブタ−1−エン−3−イル、シクロブタ−1,3−ジエン−1−イル、ブタ−1−イン−1−イル、ブタ−1−イン−3−イル、ブタ−3−イン−1−イルなどのようなブチルなどを含むが、これらに限定されない。特定のレベルの飽和が意図される場合、命名法「アルカニル」、「アルケニル」及び/又は「アルキニル」が、以下で定義される通り、使用される。用語「低級アルキル」は、1〜6個の炭素を有するアルキル基を指す。
【0156】
用語「アルカニル」は、それ自体又は別の置換基の一部として、親アルカンの単一の炭素原子からの1つの水素原子の除去により誘導される飽和の分岐、直鎖又は環状のアルキルを指す。典型的なアルカニル基は、メチル;エタニル;プロパン−1−イル、プロパン−2−イル(イソプロピル)、シクロプロパン−1−イルなどのようなプロパニル;ブタン−1−イル、ブタン−2−イル(sec−ブチル)、2−メチル−プロパン−1−イル(イソブチル)、2−メチル−プロパン−2−イル(t−ブチル)、シクロブタン−1−イルなどのようなブタニルなどを含むが、これらに限定されない。
【0157】
用語「アルケニル」は、それ自体又は別の置換基の一部として、親アルケンの単一の炭素原子からの1つの水素原子の除去により誘導される少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を有する不飽和の分岐、直鎖又は環状のアルキルを指す。典型的なアルケニル基は、エテニル;プロパ−1−エン−1−イル、プロパ−1−エン−2−イル、プロパ−2−エン−1−イル、プロパ−2−エン−2−イル、シクロプロパ−1−エン−1−イル、シクロプロパ−2−エン−1−イルのようなプロペニル;ブタ−1−エン−1−イル、ブタ−1−エン−2−イル、2−メチル−プロパ−1−エン−1−イル、ブタ−2−エン−1−イル、ブタ−2−エン−2−イル、ブタ−1,3−ジエン−1−イル、ブタ−1,3−ジエン−2−イル、シクロブタ−1−エン−1−イル、シクロブタ−1−エン−3−イル、シクロブタ−1,3−ジエン−1−イルなどのようなブテニルなどを含むが、これらに限定されない。
【0158】
用語「アルキニル」は、それ自体又は別の置換基の一部として、親アルキンの単一の炭素原子からの1つの水素原子の除去により誘導される少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を有する不飽和の分岐、直鎖又は環状のアルキルを指す。典型的なアルキニル基は、エチニル;プロパ−1−イン−1−イル、プロパ−2−イン−1−イルなどのようなプロピニル;ブタ−1−イン−1−イル、ブタ−1−イン−3−イル、ブタ−3−イン−1−イルなどのようなブチニルなどを含むが、これらに限定されない。
【0159】
用語「アルキルアミン」は、式−NHRxaの基を指し、「ジアルキルアミン」は、式−NRxaxa(式中、各Rxaは、他とは独立して、アルキル基である。)の基を指す。
【0160】
用語「アルキレン」は、2つの末端炭素原子のそれぞれからの1つの水素原子の除去により誘導される2つの末端の一価のラジカル中心を有するアルカン、アルケン又はアルキン基を指す。典型的なアルキレン基は、メチレン;及び飽和又は不飽和エチレン;プロピレン;ブチレンなどを含むが、これらに限定されない。用語「低級アルキレン」は、1〜6個の炭素を有するアルキレン基を指す。
【0161】
用語「ヘテロアルキレン」は、チオ、オキシ又は−NRx3−(式中、Rx3は、水素、低級アルキル及び低級ヘテロアルキルから選択される。)で置き換えられた1つ以上の−CH−基を有する二価のアルキレンを指す。ヘテロアルキレンは、直鎖、分岐、環状、二環式又はこれらの組合せであり得、最大10個の炭素原子及び最大4個のヘテロ原子を含み得る。用語「低級ヘテロアルキレン」は、1〜4個の炭素原子及び1〜3個のヘテロ原子を有するアルキレン基を指す。
【0162】
用語「アリール」は、6〜14個の炭素環原子を含有する芳香族カルボシクリルを意味する。アリールは、単環式又は多環式であってもよい(すなわち、1つより多くの環を含有してもよい)。多環式芳香環の場合、多環系の1つのみの環が芳香族であることが必要であり、一方、残りの環は、飽和、部分的に飽和又は不飽和であってもよい。アリールの例は、フェニル、ナフタレニル、インデニル、インダニル及びテトラヒドロナフチルを含む。
【0163】
用語「アリーレン」は、2つの環炭素のそれぞれからの1つの水素原子の除去により誘導された2つの一価のラジカル中心を有するアリール基を指す。例示的なアリーレン基は、フェニレンである。
【0164】
アルキル基は、「カルボニル」により置換されていてもよく、これは、単一のアルカニレン炭素原子の2つの水素原子が除去され、酸素原子への2重結合で置き換えられることを意味する。
【0165】
接頭語「ハロ」は、接頭語を含む置換基が、1つ以上の独立して選択されたハロゲン基で置換されていることを示す。例えばハロアルキルは、少なくとも1つの水素基がハロゲン基で置き換えられているアルキル置換基を意味する。典型的なハロゲン基は、クロロ、フルオロ、ブロモ及びヨードを含む。ハロアルキルの例は、クロロメチル、1−ブロモエチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル及び1,1,1−トリフルオロエチルを含む。置換基が1つより多くのハロゲン基により置換されている場合、これらのハロゲン基は、同一であってもよく又は異なっていてもよい(別段述べられていない限り)ことは、認識されるべきである。
【0166】
用語「ハロアルコキシ」は、式−OR(式中、Rはハロアルキルである。)の基を指す。
【0167】
用語「ヘテロアルキル」、「ヘテロアルカニル」、「ヘテロアルケニル」、「ヘテロアルキニル」及び「ヘテロアルキレン」は、炭素原子の1個以上、例えば1、2又は3個の炭素原子が、同じ又は異なるヘテロ原子又はヘテロ原子基でそれぞれ独立して置き換えられている、それぞれ、アルキル、アルカニル、アルケニル、アルキニル及びアルキレン基を指す。炭素原子を置き換え得る典型的なヘテロ原子及び/又はヘテロ原子基は、−O−、−S−、−S−O−、−NR−、−PH、−S(O)−、−S(O)−、−S(O)NR−、−S(O)NR−など(これらの組合せを含む)を含むが、これらに限定されず、式中、各Rは、独立して、水素又はC〜Cアルキルである。用語「低級ヘテロアルキル」は、1〜4個の炭素原子及び1〜3個のヘテロ原子を指す。
【0168】
用語「シクロアルキル」及び「ヘテロシクリル」は、それぞれ、「アルキル」及び「ヘテロアルキル」基の環状バージョンを指す。ヘテロシクリル基について、ヘテロ原子は、分子の残部に結合している位置を占め得る。シクロアルキル又はヘテロシクリル環は、単一の環(単環式)であってもよい又は2つ以上の環を有してもよい(二環式又は多環式)。
【0169】
単環式シクロアルキル及びヘテロシクリル基は、典型的には3〜7個の環原子、より典型的には3〜6個の環原子、なおより典型的には5〜6個の環原子を含有する。シクロアルキル基の例は、シクロプロピル;シクロブタニル及びシクロブテニルのようなシクロブチル;シクロペンタニル及びシクロペンテニルのようなシクロペンチル;シクロヘキサニル及びシクロヘキセニルのようなシクロヘキシルなどを含むが、これらに限定されない。単環式ヘテロシクリルの例は、オキセタン、フラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、チオフェニル(チオフラニル)、ジヒドロチオフェニル、テトラヒドロチオフェニル、ピロリル、ピロリニル、ピロリジニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアゾリニル、イソチアゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、チオジアゾリル、オキサジアゾリル(1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル(フラザニル)又は1,3,4−オキサジアゾリルを含む)、オキサトリアゾリル(1,2,3,4−オキサトリアゾリル又は1,2,3,5−オキサトリアゾリルを含む)、ジオキサゾリル(1,2,3−ジオキサゾリル、1,2,4−ジオキサゾリル、1,3,2−ジオキサゾリル又は1,3,4−ジオキサゾリルを含む)、1,4−ジオキサニル、ジオキソチオモルホリニル、オキサチアゾリル、オキサチオリル、オキサチオラニル、ピラニル、ジヒドロピラニル、チオピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピリジニル(アジニル)、ピペリジニル、ジアジニル(ピリダジニル(1,2−ジアジニル)、ピリミジニル(1,3−ジアジニル)又はピラジニル(1,4−ジアジニル)を含む)、ピペラジニル、トリアジニル(1,3,5−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル及び1,2,3−トリアジニル)を含む)、オキサジニル(1,2−オキサジニル、1,3−オキサジニル又は1,4−オキサジニル)を含む)、オキサチアジニル(1,2,3−オキサチアジニル、1,2,4−オキサチアジニル、1,2,5−オキサチアジニル又は1,2,6−オキサチアジニル)を含む)、オキサジアジニル(1,2,3−オキサジアジニル、1,2,4−オキサジアジニル、1,4,2−オキサジアジニル又は1,3,5−オキサジアジニル)を含む)、モルホリニル、アゼピニル、オキセピニル、チエピニル、ジアゼピニル、ピリドニル(ピリド−2(1H)−オンイル及びピリド−4(1H)−オンイルを含む)、フラン−2(5H)−オンイル、ピリミドニル(ピラミド−2(1H)−オンイル及びピラミド−4(3H)−オンイルを含む)、オキサゾール−2(3H)−オンイル、1H−イミダゾール−2(3H)−オンイル、ピリダジン−3(2H)−オンイル並びにピラジン−2(1H)−オンイルを含むが、これらに限定されない。
【0170】
多環式シクロアルキル及びヘテロシクリル基は、1つより多くの環を含有し、二環式シクロアルキル及びヘテロシクリル基は、2つの環を含有する。環は、架橋された状態であってもよい、縮合された状態であってもよい又はスピロ配向の状態であってもよい。多環式シクロアルキル及びヘテロシクリル基は、架橋された環、縮合された環及び/又はスピロ環の組合せを含んでもよい。スピロ環状のシクロアルキル又はヘテロシクリルにおいて、1個の原子が、2個の異なる環に共通する。スピロシクロアルキルの例は、スピロ[4.5]デカンであり、スピロヘテロシクリルの例は、スピロピラゾリンである。
【0171】
架橋されたシクロアルキル又はヘテロシクリルにおいて、環は、少なくとも2個の共通の非隣接原子を共有する。架橋されたシクロアルキルの例は、アダマンチル及びノルボルナニル環を含むが、これらに限定されない。架橋されたヘテロシクリルの例は、2−オキサトリシクロ[3.3.1.13,7]デカニルを含むが、これに限定されない。
【0172】
縮合環シクロアルキル又はヘテロシクリルにおいて、2個以上の環は、2個の環が1個の共通の結合を共有するように、一緒に縮合される。縮合環シクロアルキルの例は、デカリン、ナフチレン、テトラリン及びアントラセンを含む。2個又は3個の環を含有する縮合環ヘテロシクリルの例は、イミダゾピラジニル(イミダゾ[1,2−a]ピラジニルを含む)、イミダゾピリジニル(イミダゾ[1,2−a]ピリジニルを含む)、イミダゾピリダジニル(イミダゾ[1,2−b]ピリダジニルを含む)、チアゾロピリジニル(チアゾロ[5,4−c]ピリジニル、チアゾロ[5,4−b]ピリジニル、チアゾロ[4,5−b]ピリジニル及びチアゾロ[4,5−c]ピリジニルを含む)、インドリジニル、ピラノピロリル、4H−キノリジニル、プリニル、ナフチリジニル、ピリドピリジニル(ピリド[3,4−b]−ピリジニル、ピリド[3,2−b]−ピリジニル又はピリド[4,3−b]−ピリジニルを含む)並びにプテリジニルを含む。縮合環ヘテロシクリルの他の例は、ジヒドロクロメニル、テトラヒドロイソキノリニル、インドリル、イソインドリル(イソベンザゾリル、プソイドイソインドリル)、インドレニニル(プソイドインドリル)、イソインダゾリル(ベンゾピラゾリル)、ベンザジニル(キノリニル(1−ベンザジニル)又はイソキノリニル(2−ベンザジニル)を含む)、フタラジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、ベンゾジアジニル(シンノリニル(1,2−ベンゾジアジニル)又はキナゾリニル(1,3−ベンゾジアジニル)を含む)、ベンゾピラニル(クロマニル又はイソクロマニルを含む)、ベンゾオキサジニル(1,3,2−ベンゾオキサジニル、1,4,2−ベンゾオキサジニル、2,3,1−ベンゾオキサジニル又は3,1,4−ベンゾオキサジニルを含む)、ベンゾ[d]チアゾリル及びベンゾイソオキサジニル(1,2−ベンゾイソオキサジニル又は1,4−ベンゾイソオキサジニルを含む)のようなベンゾ縮合ヘテロシクリルを含む。
【0173】
用語「シクロアルキレン」は、2個の環炭素の各々からの1個の水素原子の除去によって得られる2個の一価基中心を有するシクロアルキル基をいう。例示的なシクロアルキレン基は、
【0174】
【化29】
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を含む。
【0175】
用語「ヘテロアリール」は、5〜14個の環原子を含有する芳香族ヘテロシクリルを指す。ヘテロアリールは、単一の環又は2若しくは3個の縮合環であってもよい。ヘテロアリールの例は、ピリジル、ピラジル、ピリミジニル、ピリダジニル及び1,3,5−、1,2,4−又は1,2,3−トリアジニルのような6員環;トリアゾリル、ピロリル、イミダジル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、1,2,3−、1,2,4−、1,2,5−又は1,3,4−オキサジアゾリル及びイソチアゾリルのような5員環置換基;イミダゾピラジニル(イミダゾ[1,2−a]ピラジニルを含む)、イミダゾピリジニル(イミダゾ[1,2−a]ピリジニルを含む)、イミダゾピリダジニル(イミダゾ[1,2−b]ピリダジニルを含む)、チアゾロピリジニル(チアゾロ[5,4−c]ピリジニル、チアゾロ[5,4−b]ピリジニル、チアゾロ[4,5−b]ピリジニル及びチアゾロ[4,5−c]ピリジニルを含む)、ベンゾ[d]チアゾリル、ベンゾチオフラニル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、プリニル及びアントラニリルのような6/5員の縮合環置換基;並びにベンゾピラニル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、キナゾリニル及びベンゾオキサジニルのような6/6員の縮合環を含む。ヘテロアリールはまた、ピリドニル(ピリド−2(1H)−オンイル及びピリド−4(1H)−オンイルを含む)、ピリミドニル(ピラミド−2(1H)−オンイル及びピラミド−4(3H)−オンイルを含む)、ピリダジン−3(2H)−オンイル並びにピラジン−2(1H)−オンイルのような芳香族(4N+2pi電子)共鳴寄与体を有する複素環であってもよい。
【0176】
本明細書において使用される用語「スルホネート」は、スルホン酸の塩又はエステルを意味する。
【0177】
本明細書において使用される用語「メチルスルホネート」は、スルホン酸基のメチルエステルを意味する。
【0178】
本明細書において使用される用語「カルボキシレート」は、カルボン酸の塩又はエステルを意味する。
【0179】
本明細書において使用される用語「ポリオール」は、2個より多くのヒドロキシル基を独立して又はモノマー単位の部分として含有する基を意味する。ポリオールは、還元型C〜C炭水化物、エチレングリコール及びグリセリンを含むが、これらに限定されない。
【0180】
用語「糖」は、「G」の文脈で用いる場合、単糖及び二糖クラスのO−グリコシド、N−グリコシド、S−グリコシド及びC−グリコシド(C−グリコスリル(glycoslyl))炭水化物誘導体を含み、天然に生じる源に由来してもよく、又は起源が合成のものであってよい。例えば「糖」は、「G」の文脈で使用されるとき、これらに限定されないが、特に、グルクロン酸、ガラクツロン酸、ガラクトース及びグルコースから誘導されるもののような誘導体を含む。適当な糖置換は、ヒドロキシル、アミン、カルボン酸、スルホン酸、ホスホン酸、エステル及びエーテルを含むが、これらに限定されない。
【0181】
用語「NHSエステル」は、カルボン酸のN−ヒドロキシスクシンイミドエステル誘導体を意味する。
【0182】
用語「アミン」は、環状バージョンを含む1級、2級及び3級脂肪族アミンを含む。
【0183】
用語塩は、「又はその塩」の文脈で使用されるとき、アルカリ金属塩を形成するために、及び遊離酸又は遊離塩基の付加塩を形成するために一般的に使用される塩を含む。一般に、これらの塩は、典型的には、例えば適当な酸又は塩基を本発明の化合物と反応させることにより、従来の手段によって調製され得る。
【0184】
塩が、患者に投与されること(例えばインビトロの状況において使用することと反対)が意図される場合、塩は、好ましくは、薬学的に許容される及び/又は生理的に適合可能である。用語「薬学的に許容される」は、修飾された名詞が、医薬製品として又は医薬製品の一部としての使用に適当であることを意味するように、本特許出願において形容詞的に使用される。用語「薬学的に許容される塩」は、アルカリ金属塩を形成するために及び遊離酸又は遊離塩基の付加塩を形成するために一般に使用される塩を含む。一般に、これらの塩は、典型的には、例えば適当な酸又は塩基を本発明の化合物と反応させることにより、従来の手段によって調製され得る。
【0185】
用語「抗上皮成長因子受容体(EGFR)抗体」は、本明細書中で用いる場合、EGFRに特異的に結合する抗体をいう。注目する抗原、例えば、EGFRに「結合する」抗体は、抗体が、抗原を発現する細胞を標的化するのに有用であるように、十分な親和性でその抗原に結合することができるものである。好ましい実施形態において、抗体は、ヒトEGFR(hEGFR)に特異的に結合する。抗EGFR抗体の例は以下に開示する。そうでないことが示されているのでなければ、用語「抗EGFR抗体」は、野生型EGFR又はEGFRvIIIのようなEGFRのいずれかのバリアントに結合する抗体をいうことを意図する。
【0186】
野生型ヒトEGFRのアミノ酸配列は、配列番号32として以下に示し、そこでは、シグナルペプチド(アミノ酸残基1〜24)には下線が施され、細胞外ドメインのアミノ酸残基(ECD、アミノ酸残基25〜645)は太線で強調されている。(本明細書においてEGFR(1−525)とも称する)EGFRの切断された野生型ECDは、配列番号47に対応し、配列番号32のアミノ酸1〜525と同等である。野生型EGFRの成熟型は、シグナルペプチド無しのタンパク質、すなわち、配列番号32のアミノ酸残基25〜1210に対応する。
【0187】
【化30】
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【0188】
ヒトEGFRのECDのアミノ酸配列は、配列番号34として以下に示し、(下線が施された)シグナル配列を含む。
【0189】
【化31】
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【0190】
EGFRの全構造は、図1に記載されている。EGFRのECDは、4つのドメインを有する(Cochranら(2004年)J.Immunol.Methods、287、147〜158頁)。ドメインI及びIIIは、リガンドに対する高親和性結合部位の形成に寄与することが提案されている。ドメインII及びIVは、タンパク質の折り畳みを安定化させ、可能なEGFR二量体化界面を含有するシステインリッチのラミニン−様領域である。
【0191】
EGFRバリアントは、EGFR遺伝子増幅が伴う遺伝子再編成に由来し得る。
【0192】
EGFRvIIIは、ヒトがんにおいてEGFRの最も普通に生じるバリアントである(Kuanら Endocr Relat Cancer.8(2):83〜96頁(2001年))。遺伝子増幅のプロセスの間に、267アミノ酸欠失が、融合接合において挿入されたグリシン残基を有するEGFRの細胞外ドメインで起こる。かくして、EGFRvIIIは、野生型EGFRの細胞外ドメインのアミノ酸6〜273を欠如し、接合においてグリシン残基挿入を含む。EGFRのEGFRvIIIバリアントは、グリシンが欠失接合において挿入されている細胞外ドメインにおいて267個のアミノ酸残基の欠失を含有する。EGFRvIIIアミノ酸配列は、配列番号33として以下に示される(ECDは太文字で強調され、シグナル配列に下線が施された配列番号46に対応する。
【0193】
【化32】
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【0194】
EGFRvIIIは、リガンド独立様式で、構成的シグナリングを通じて腫瘍進行に寄与する。EGFRvIIIは、正常な組織において発現することは知られていない(Wikstrandら Cancer Research 55(14):3140〜3148頁(1995年);Olapade−Olaopaら Br J Cancer.82(1):186〜94頁(2000年))が、乳がん、膠腫、NSCLがん、卵巣がん及び前立腺がんを含めた、腫瘍細胞において顕著な発現を示す(Wikstrandら Cancer Research 55(14):3140〜3148頁(1995年);Geら Int J Cancer.98(3):357−61頁(2002年);Wikstrandら Cancer Research 55(14):3140〜3148頁(1995年);MoscatelloらCancer Res.55(23):5536〜9頁(1995年);Garcia de Palazzoら Cancer Res.53(14):3217〜20頁(1993年);Moscatelloら Cancer Res.55(23):5536〜9頁(1995年);及びOlapade−Olaopaら 2(1):186〜94頁(2000年))。
【0195】
「EGFRの生物学的活性」は、本明細書中で用いる場合、限定されるものではないが、上皮成長因子(EGF)への結合、腫瘍成長因子α(TGFα)への結合、ホモ二量体化、JAK2キナーゼ活性の活性化、MAPKキナーゼ活性の活性化及び膜貫通受容体タンパク質チロシンキナーゼ活性の活性化を含めた、EGFRの全ての固有の生物学的特性をいう。
【0196】
用語「遺伝子増幅」は、本明細書中で用いる場合、DNAのいずれかの特定のピースの多数コピーの生産によって特徴付けられる細胞プロセスをいう。例えば、腫瘍細胞は、細胞シグナル及び時々は環境事象の結果として、染色体セグメントを増幅し、又はコピーし得る。遺伝子増幅のプロセスは、遺伝子のさらなるコピーの生産に導く。一実施形態において、遺伝子は、EGFR、すなわち、「EGFR増幅」である。一実施形態において、本明細書中に開示された組成物及び方法は、EGFR増幅がんを有する対象を治療するのに用いられる。
【0197】
用語「特異的結合」又は「特異的に結合する」は、本明細書中で用いる場合、抗体又はADCと第2の化学種との相互作用との関連では、相互作用が、化学種上の特定の構造(例えば、抗原決定基又はエピトープ)の存在に依存することを意味し;例えば、抗体は、一般には、タンパク質よりはむしろ特異的タンパク質構造を認識し、それに結合する。もし抗体又はADCがエピトープ「A」に対して特異的であるならば、エピトープA(又は遊離した標識されていないA)を含有する分子の存在は、標識された「A」及び抗体を含有する反応においては、抗体又はADCに結合した標識Aの量を低下させる。
【0198】
フレーズ「hEGFRに特異的に結合する」又は「hEGFRへの特異的な結合」は、本明細書中で用いる場合、少なくとも約1×10−6M、1×10−7M、1×10−8M、1×10−9M、1×10−10M、1×10−11M、1×10−12M以上のKdでhEGFRに結合する、及び/又は非特異的抗原に対するその親和性よりも少なくとも2倍大きな親和性で抗原に結合する抗EGFR抗体又はADCの能力をいう。しかしながら、抗体又はADCは、配列において関連する2つ以上の抗原に特異的に結合し得ることが理解されるべきである。例えば、一実施形態において、抗体は、EGFRのヒト及び非ヒト(例えば、マウス又は非ヒト霊長類)オルソログの双方に特異的に結合することができる。一実施形態において、抗原は、EGFR(1−525)である。
【0199】
用語「抗体」は、抗原に特異的に結合し、重(H)鎖及び軽(L)鎖を含む免疫グロブリン分子をいう。各重鎖は、重鎖可変領域(本明細書中においては、HCVR又はVHと略する)及び重鎖定常領域から構成される。重鎖定常領域は、3つのドメイン、CH1、CH2及びCH3から構成される。各軽鎖は、軽鎖可変領域(本明細書中においては、LCVR又はVLと略する)及び軽鎖定常領域から構成される。軽鎖定常領域は、1つのドメインCLから構成される。VH及びVL領域は、フレームワーク領域(FR)と言われ、より保存された領域が散在する、相補性決定領域(CDR)と言われる超可変性の領域にさらに細分することができる。各VH及びVLは、以下の順序:FR1、CDR1、FR2、CDR2、FR3、CDR3、FR4でアミノ末端からカルボキシ末端に配置された、3つのCDR及び4つのFRから構成される。抗体は、いずれのタイプ(例えば、IgG、IgE、IgM、IgD、IgA及びIgY)及びクラス(例えば、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA1及びIgA2)又はサブクラスのものとすることもできる。用語「抗体」は、(以下で定義される)抗体の抗原結合部分を含むことが意図されていないが、ある実施形態においては、重鎖のカルボキシ末端からの少数のアミノ酸欠失を含むことが意図されている。一実施形態において、抗体は、重鎖のカルボキシ末端からの1〜5個のアミノ酸欠失を有する重鎖を含む。一実施形態において、抗体は、4つのポリペプチド鎖、2つの重(H)鎖、及びhEGFRに結合することができる2つの軽(L)鎖を有する、IgGであるモノクローナル抗体である。一実施形態において、抗体は、λ又はκ軽鎖を含むモノクローナルAgG抗体である。
【0200】
抗体の用語「抗原結合部分」(又は単に「抗体部分」)は、本明細書中で用いる場合、抗原(例えば、hEGFR)に特異的に結合する能力を保有する抗体の1つ以上の断片をいう。抗体の抗原結合機能は、全長抗体の断片によって行うことができることが示されている。そのような抗体の実施形態は、二重特異的、デュアル特異的、又は多特異的様式であってもよく;2つ以上の異なる抗原に特異的に結合する。抗体の用語「抗原結合部分」内に含まれた結合断片の例は、(i)Fab断片、VL、VH、CH及びCH1ドメインからなる一価断片;(ii)F(ab’)断片、ヒンジ領域においてジスルフィドブリッジによって連結された2つのFab断片を含む二価断片;(iii)VH及びCH1ドメインからなるFd断片;(iv)抗体の単一のアームのVL及びVHドメインからなるFv断片、(v)単一の可変ドメインを含む、dAb断片(参照により本明細書に組み込む、Wardら、(1989年)Nature 341:544〜546頁、Winterら、PCT公開WO 90/05144 A1);及び(vi)単離された相補性決定領域(CDR)を含む。さらに、Fv断片の2つのドメインVL及びVHは別々の遺伝子によってコードされているが、それらは、それらを、VL及びVH領域が対合して、一価分子を形成する単一のタンパク質鎖となるのを可能とする合成リンカーによって、組換え方法を用いて接合することができる(単一鎖Fv(scFv)としても知られている;例えば、Birdら(1988年)Science 242:423〜426頁;及びHustonら(1988年)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 85:5879〜5883頁参照)。そのような単一鎖抗体もまた、抗体の用語「抗原結合部分」内に含まれることが意図される。本発明のある実施形態において、scFv分子は、融合タンパク質に一体化させてよい。ダイヤボディのような単一鎖抗体の他の形態も含まれる。ダイヤボディは、同一鎖上の2つのドメインの間を対合させ、それにより、ドメインを、別の鎖の相補的ドメインと対合させ、2つの抗原結合部位を作り出すのを可能とするにはあまりにも短いリンカーを用いる以外は、VH及びVLドメインが単一のポリペプチド鎖上に発現される二価の二重特異的抗体である(例えば、Holliger,P.ら(1993年)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 90:6444〜6448頁;Poljak,R.J.ら(1994年)Structure 2:1121〜1123頁参照)。そのような抗体結合部分は、当該分野で知られている(Kontermann and Dubel編、Antibody Engineering(2001年)Springer−Verlag.New York.790 pp.(ISBN 3−540−41354−5))。
【0201】
IgGは、Y−形状に配置された2つの重鎖及び2つの軽鎖を含む抗体のクラスである。例示的なヒトIgG重鎖及び軽鎖定常ドメインのアミノ酸配列は、当該分野で知られており、表1中にて以下に表される。
【0202】
【表1】
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【0203】
「単離された抗体」は、本明細書中で用いる場合、異なる抗原特異性を有する他の抗体を実質的に含まない抗体をいうことが意図される(例えば、EGFRに特異的に結合する単離された抗体は、EGFR以外の抗原に特異的に結合する抗体を実質的に含まない)。しかしながら、EGFRに特異的に結合する単離された抗体は、他の種からのEGFR分子などの他の抗原に対して交差反応性を有し得る。さらに、単離された抗体は、他の細胞物質及び/又は化学物質を実質的に含まないものとし得る。
【0204】
用語「ヒト化抗体」は、非ヒト種(例えば、マウス)からの重鎖及び軽鎖可変領域配列を含むが、VH及び/又はVL配列の少なくとも一部は、より「ヒト−様」、すなわち、ヒト生殖系可変配列により似ているように改変されている抗体をいう。特に、用語「ヒト化抗体」は、注目する抗原に免疫特異的に結合し、ヒト抗体のアミノ酸配列を実質的に有するフレームワーク(FR)領域及び非ヒト抗体のアミノ酸配列を実質的に有する相補性決定領域(CDR)を含む抗体又はそのバリアント、誘導体、アナログ若しくは断片である。本明細書中で用いる場合、CDRの文脈における用語「実質的に」は、非ヒト抗体CDRのアミノ酸配列と少なくとも80%、好ましくは少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%若しくは少なくとも99%同一であるアミノ酸配列を有するCDRをいう。ヒト化抗体は、CDR領域の全て又は実質的に全てが非ヒト免疫ブログリン(すなわち、ドナー抗体)のものに対応し、フレームワーク領域の全て又は実質的に全てがヒト免疫グロブリンコンセンサス配列のものである、少なくとも1つ、典型的には2つの可変ドメイン(Fab、Fab’、F(ab’)、FabC、Fv)の実質的に全てを含む。好ましくは、ヒト化抗体は、免疫グロブリン定常領域(Fc)の少なくとも一部、典型的には、ヒト免疫グロブリンのそれも含む。いくつかの実施形態において、ヒト化抗体は、軽鎖並びに重鎖の少なくとも可変ドメインの双方を含有する。抗体は、重鎖のCH1、ヒンジ、CH2、CH3及びCH4領域を含んでもよい。いくつかの実施形態において、ヒト化抗体は、ヒト化軽鎖のみを含有する。他の実施形態において、ヒト化抗体は、ヒト化重鎖のみを含有する。特定の実施形態において、ヒト化抗体は、軽鎖のヒト化可変ドメイン及び/又はヒト化重鎖のみを含有する。
【0205】
ヒト化抗体は、IgM、IgG、IgD、IgA及びIgEを含めた任意のクラスの免疫ブログリン、及び限定されるものではないが、IgG1、IgG2、IgG3及びIgG4を含めた任意のアイソタイプから選択することができる。ヒト化抗体は、1を超えるクラス又はアイソタイプからの配列を含んでよく、特別な定常ドメインは、当該分野でよく知られた技術を用いて所望のエフェクター機能を最適化するように選択され得る。
【0206】
用語「Kabat(カバット)ナンバリング」、「Kabat定義」及び「Kabat標識」は、本明細書中においては相互交換可能に用いる。当該分野で認められているこれらの用語は、抗体の重鎖及び軽鎖可変領域、又はその抗原結合部分におけるアミノ酸残基以外のより可変な(すなわち、超可変な)アミノ酸残基をナンバリングするシステムをいう(Kabatら(1971年)Ann.NY Acad.Sci.190:382〜391頁及びKabat,E.A.ら(1991年)Sequenses of Proteins of Immunological Interest、第五版、アメリカ合衆国保険福祉省、NIH公開番号91−3242)。重鎖可変領域では、超可変領域は、CDR1についてはアミノ酸位置31〜35、CDR2についてはアミノ酸位置50〜65、及びCDR3についてはアミノ酸位置95〜102の範囲である。軽鎖可変領域では、超可変領域は、CDR1についてはアミノ酸位置24〜34、CDR2についてはアミノ酸位置50〜56、及びCDR3についてはアミノ酸位置89〜97の範囲である。
【0207】
本明細書中で用いる場合、用語「CDR」は、抗体可変配列内の相補性決定領域をいう。可変領域の各々について、CDR1、CDR2及びCDR3(又は具体的には、HC CDR1、HC CDR2、HC CDR3、LC CDR1、LC CDR2及びLC CDR3)と命名される、重鎖(HC)及び軽鎖(LC)の可変領域の各々において3つのCDRがある。用語「CDRセット」は、本明細書中で用いる場合、抗原に結合することができる単一の可変領域において生じる3つのCDRのグループをいう。これらのCDRの正確な境界は、異なるシステムに従って異なって定義されてきた。Kabatによって記載されたシステム(Kabatら、Sequences of Proteins of Immunological Interest(国立衛生研究所、Bethesda,Md.(1987年)及び(1991年))は、抗体のいずれの可変領域にも適用可能な明確な残基ナンバリングシステムを提供するのみならず、3つのCDRを定義する正確な残基境界を提供する。これらのCDRは、Kabat CDRともいい得る。Chothia及び同僚(Chothia & Lesk、J.Mol.Biol.196:901〜917頁(1987)及びChothiaら、Nature 342:877〜883頁(1989年))は、Kabat CRD内のあるサブ−部分は、アミノ酸配列のレベルにおいて大きな多様性を有するにも拘わらず、ほとんど同一のペプチド骨格立体配座を使用することを見出した。これらのサブ−部分は、L1、L2及びL3又はH1、H2及びH3と命名され、「L」及び「H」は、各々、軽鎖及び重鎖領域を指名する。これらの領域は、Kabat CDRと重複する境界を有するChothia CDRといい得る。Kabat CDRと重複する他の境界定義CDRは、Padlan(FASEB J.9:133〜139頁(1995年))及びMacCallum(J Mol Biol 262(5):732〜45頁(1996年))によって記載されてきた。なお他のCDR境界の定義は、前記システムの1つに厳格に従わなくてもよいが、それにも拘わらず、Kabat CDRと重複するが、それらは、特定の残基若しくは残基のグループ又は全CDRさえが、抗原結合に有意にインパクトを与えないという予測又は実験的知見に照らして、短くし、又は長くしてもよい。本明細書中で用いる方法は、これらのシステムのいずれかに従って定義されたCDRを利用してよいが、好ましい実施形態は、Kabat又はChothia定義のCDRを用いる。
【0208】
本明細書中で用いる場合、用語「フレームワーク」又は「フレームワーク配列」は、可変領域からCDRを除いた残存配列をいう。CDR配列の正確な定義は異なるシステムによって決定できるゆえに、フレームワーク配列の意味は、対応して、異なる解釈に従う。6つのCDR(軽鎖のCDR−L1、CDR−L2及びCDR−L3並びに重鎖のCDR−H1、CDR−H2及びCDR−H3)もまた、軽鎖及び重鎖上のフレームワーク領域を各鎖上の4つのサブ領域(FR1、FR2、FR3及びFR4)に分けており、そこでは、CDR1は、FR1及びFR2の間に位置し、CDR2は、FR2及びFR3の間に位置し、CDR3はFR3及びFR4の間に位置する。FR1、FR2、FR3又はFR4として特定のサブ領域を特定することなく、他者によって言及されているフレームワーク領域は、単一の天然に生じる免疫グロブリン鎖の可変領域内の組み合わされたFRを表す。本明細書中で用いる場合、FRは、4つのサブ領域のうちの1つを表し、FRは、フレームワーク領域を構成する4つのサブ−領域のうちの2つ以上を表す。
【0209】
ヒト化抗体のフレームワーク及びCDR領域は、親配列に正確に対応する必要はなく、例えば、ドナー抗体CDR又はコンセンサスフレームワークは、その部位におけるCDR若しくはフレームワーク残基が、ドナー抗体又はコンセンサスフレームワークのいずれかに対応しないように、少なくとも1つのアミノ酸残基の置換、挿入及び/又は欠失によって変異されていてよい。しかしながら、好ましい実施形態において、そのような変異は広範なものではない。通常、ヒト化抗体の少なくとも80%、好ましくは少なくとも85%、より好ましくは少なくとも90%、最も好ましくは少なくとも95%は、親FR及びCDR配列のそれらに対応する。本明細書中で用いる場合、用語「コンセンサスフレームワーク」は、コンセンサス免疫グロブリン配列におけるフレームワーク領域をいう。本明細書中で用いる場合、用語「コンセンサス免疫グロブリン配列」は、関連免疫グロブリン配列のファミリーにおける最も頻繁に生じるアミノ酸(又はヌクレオチド)から形成された配列をいう(例えば、Winnaker、From Genes to Clones(Verlagsgesellschaft、Weinheim、Germany 1987年)参照)。免疫グロブリンのファミリーにおいて、コンセンサス配列における各位置は、ファミリーにおけるその位置で最も頻繁に生じるアミノ酸によって占められている。もし2つのアミノ酸が同等の頻度で起こるならば、いずれかは、コンセンサス配列に含めることができる。
【0210】
ペプチド又はポリペプチド配列に関する「パーセント(%)アミノ酸配列同一性」は、配列を整列させ、ギャップを導入して、もし必要であれば、最大パーセント配列同一性を達成し、いずれの保存的置換も配列の同一性の一部として考慮しないということを行った後、特異的ペプチド又はポリペプチド配列におけるアミノ酸残基と同一である候補配列におけるアミノ酸残基のパーセントと定義される。パーセントアミノ酸配列同一を決定することを目的とする整列は、例えば、BLAST、BLAST−2、ALIGN又はMegalign(DNASTAR)ソフトウェアのような公に入手可能なコンピュータソフトウェアを用い、当該分野における技量内である種々の方法で達成することができる。当業者は、比較すべき配列の全長にわたっての最大整列を達成するのに必要ないずれのアルゴリズムも含めた、配列を測定するための適切なパラメータを決定することができる。一実施形態において、本発明は、配列番号1〜31、35〜40又は50〜85のうちのいずれか1つに記載されたアミノ酸配列と少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%若しくは少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。
【0211】
用語「多価抗体」は、本明細書中においては、2つ以上の抗原結合部位を含む抗体を示すために用いられる。ある実施形態において、多価抗体は、3つ以上の抗原結合部位を有するように作成し得るが、一般には、天然に生じる抗体ではない。
【0212】
用語「多特異的抗体」は、2つ以上の無関係な抗原に結合することができる抗体をいう。一実施形態において、多特異的抗体は、2つの無関係な抗原に結合することができる二重特異的抗体、例えば、EGFR(例えば、EGFRvIII)及びCD3に結合する二重特異的抗体、又はこれらの抗原結合部分である。
【0213】
用語「活性」は、抗原に対する抗体又はADC、例えば、hEGFR抗原に結合する抗hEGFR抗体の結合特異性/親和性及び/又は抗体、例えば、hEGFRへのその結合が、hEGFRの生物学的活性を阻害する抗hEGFR抗体の中和能力、例えば、EGFR発現細胞系、例えば、ヒト肺癌細胞系H292におけるEGFRのリン酸化の阻害、又はEGFR発現細胞系、例えば、ヒトH292肺癌細胞、ヒトH1703肺癌細胞、又はヒトEBC1肺癌細胞の増殖の阻害のような活性を含む。
【0214】
用語「非小細胞肺癌(NSCLC)異種移植片アッセイ」は、本明細書中で用いる場合、抗EGFR抗体又はADCが、腫瘍増殖(例えば、さらなる増殖)を阻害でき、及び/又はNSCLC細胞の免疫不全マウスへの移植から由来する腫瘍増殖を減少させることができるか否かを決定するのに用いるインビボアッセイをいう。NSCLC異種移植片アッセイは、腫瘍が所望のサイズ、例えば、200〜250mmまで増殖し、その際、抗体又はADCをマウスに投与して、抗体又はADCが腫瘍増殖を阻害でき、及び/又は減少させることができるか否かが、決定されるような、NSCLC細胞の免疫不全マウスへの移植を含む。ある実施形態において、抗体又はADCの活性は、対照抗体に対するパーセント腫瘍増殖阻害(%TGI)に従って決定され、例えば、腫瘍細胞に特異的に結合しないヒトIgG抗体(又はそのコレクション)は、例えば、がんに関連しない抗原に向けられる、又は非がん性である源(例えば、正常なヒト血清)から得られる。そのような実施形態において、抗原(又はADC)及び対照抗体は、同一用量で、同一頻度で、かつ同一経路を介してマウスに投与される。一実施形態において、NSCLC異種移植片アッセイで用いるマウスは、重症の複合免疫不全(SCID)マウス及び/又は無胸腺CD−1ヌードマウスである。NSCLC異種移植片アッセイで用い得るNSCLC細胞の例としては、限定されるものではないが、H292細胞(例えば、NCIH292[H292](ATCC CRL1848))が挙げられる。
【0215】
用語「エピトープ」は、抗体又はADCによって結合される抗原の領域をいう。ある実施形態において、エピトープ決定基は、アミノ酸、糖側鎖、ホスホリル又はスルホニルのような分子の化学的に活性表面基(surface groupings)を含み、ある実施形態において、特異的な三次元構造特徴及び/又は特異的な電荷特徴を有し得る。ある実施形態において、抗体は、それが、タンパク質及び/又はマクロ分子の複雑な混合物中のその標的抗原を優先的に認識する場合、抗原に特異的に結合すると言われる。一実施形態において、本発明の抗体は、(hEGFRの成熟形態のアミノ酸残基287〜302に対応する)アミノ酸配列CGADSYEMEEDGVRKC(配列番号45)によって規定されるエピトープに結合する。
【0216】
本明細書において使用される用語「表面プラズモン共鳴」は、例えば、BIAcoreシステム(Pharmacia Biosensor AB,Uppsala,Sweden and Piscataway,NJ)を用いるバイオセンサーマトリックス内のタンパク質濃度の変化の検出によって、リアルタイム生物特異的相互作用の分析を可能とする光学現象をいう。さらなる記載については、Joensson,U.ら(1993年)Ann.Biol.Clin.51:19〜26頁;Joensson,U.ら(1991年)Biotechniques 11:620〜627頁;Johnsson,B.ら(1995年)J.Mol.Recognit.8:125〜131頁;及びJohnnson,B.ら(1991年)Anal.Biochem.198:268〜277頁参照。一実施形態において、表面プラズモン共鳴は、実施例2に記載された方法に従って決定される。
【0217】
本明細書において使用される用語「kon」又は「k」は、抗体/抗原複合体を形成するための抗体の抗原への会合についてのオン速度定数をいう。
【0218】
本明細書において使用される用語「koff」又は「k」は、抗体/抗原複合体からの抗体の解離についてのオフ速度定数をいう。
【0219】
用語「K」は、本明細書中で用いる場合、特定の抗体−抗原相互作用(例えば、AbA抗体及びEGFR)の平衡解離定数をいうことを意図する。Kは、k/kによって計算される。
【0220】
本明細書において使用される用語「競合的結合」は、第1の抗体が、第2の抗体と、第3の分子、例えば、抗原上の結合部位について競合する状況をいう。一実施形態において、2つの抗体の間の競合結合は、FACS分析を用いて決定される。
【0221】
用語「競合結合アッセイ」は、2つ以上の抗体が同一のエピトープに結合するか否かを決定するのに用いるアッセイである。一実施形態において、競合結合アッセイは、同一エピトープに対する競合が蛍光のレベルを低下させる場合、標識された抗体の蛍光シグナルが、標識されていない抗体の導入により低下するか否かを決定することによって、2つ以上の抗体が同一のエピトープに結合するか否かを決定するのに用いる競合蛍光活性化細胞ソーティング(FACS)アッセイである。
【0222】
用語「抗体−薬物−コンジュゲート」又は「ADC」は、任意選択的に治療剤又は細胞傷害剤であってよい(本明細書中においては、薬剤、ウォーヘッド又はペイロードともいう)1つ以上の化学薬物に化学的に連結された抗体又はその抗原結合断片のような結合タンパク質をいう。好ましい実施形態において、ADCは、抗体、細胞傷害性又は治療薬物、及び薬物の抗体への結合又はコンジュゲーションを可能とするリンカーを含む。ADCは、典型的には、2、4、6又は8の薬物負荷種を含めた、抗体にコンジュゲートされた1〜8の薬物をどこかに有する。好ましい実施形態において、本発明のADCは、リンカーを介してBc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗EGFR抗体を含む。
【0223】
本明細書中においては相互交換可能に用いられる、用語「抗上皮成長因子抗体薬物コンジュゲート」、「抗EGFR抗体薬物コンジュゲート」又は「抗EGFR ADC」は、EGFRに特異的に結合し、それにより、抗体が1つ以上の化学薬剤にコンジュゲートされる抗体を含むADCをいう。一実施形態において、抗EGFR ADCは、Bc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体AbAを含む。一実施形態において、抗EGFR ADCは、Bc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体AbBを含む。一実施形態において、抗EGFR ADCは、Bc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体AbKを含む。一実施形態において、抗EGFR ADCは、Bc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体AbGを含む。
【0224】
用語「薬物抗体比」又は「DAR」は、ADCの抗体に結合された薬物、例えば、Bc1−xL阻害剤の数をいう。抗体上の結合部位の数に依存して、より高い負荷、例えば、20も可能であるが、ADCのDARは、1〜8の範囲とすることができる。用語DARは、個々の抗体上に負荷された薬物の数に関して使用されてもよい又はあるいは、ADCの群の平均若しくは中間のDARに関して使用されてもよい。
【0225】
本明細書において使用される用語「所望されないADC種」は、異なる薬物負荷を有するADC種から分離されるべきである任意の薬物負荷種を指す。一実施形態において、用語所望されないADC種は、6以上の薬物負荷種、すなわち、DAR6、DAR7、DAR8及び8より大きいDAR(すなわち、6、7、8又は8より大きい薬物負荷種)を含む、6以上のDARを有するADCを指すことができる。別の実施形態において、用語所望されないADC種は、8以上の薬物負荷種、すなわち、DAR8及び8より大きいDAR(すなわち、8又は8より大きい薬物負荷種)を含む、8以上のDARを有するADCを指してもよい。
【0226】
本明細書において使用される用語「ADC混合物」は、ADCの不均一なDAR分布を含有する組成物を指す。一実施形態において、ADC混合物は、1〜8、例えば2、4、6及び8のDAR(すなわち、2、4、6及び8の薬物負荷種)の分布を有するADCを含有する。特に、分解産物は、1、3、5及び7のDARがまた、混合物に含まれ得るように生じてもよい。さらに、混合物内のADCはまた、8より大きいDARを有してもよい。ADC混合物は、鎖間ジスルフィド還元、続いてコンジュゲートから生じる。一実施形態において、ADC混合物は、4以下のDARを有するADC(すなわち、4以下の薬物負荷種)と6以上のDARを有するADC(すなわち、6以上の薬物負荷種)の両方を含む。
【0227】
用語「がん」は、調節されていない細胞成長により典型的に特徴付けられる哺乳動物における生理的状態を指す又は記載することを意味する。がんの例は、癌、リンパ腫、芽細胞腫、肉腫、及び白血病又はリンパ系腫瘍を含むが、これらに限定されない。そのようながんのより特別な例としては、膠芽腫、非小細胞肺がん、肺がん、結腸がん、結直腸がん、頭頸部がん、乳がん(例えば、トリプルネガティブ乳がん)、膵臓がん、扁平上皮腫瘍、扁平上皮癌(例えば、扁平上皮肺がん又は扁平上皮頭頸部がん)、肛門がん、皮膚がん、及び外陰部がんが挙げられる。一実施形態において、本発明のADCは、EGFR遺伝子の増幅を含む腫瘍を有する患者に投与され、それにより、腫瘍はEGFRの切断されたバージョン、EGFRvIIIを発現する。一実施形態において、本発明のADCは、EGFRを過剰発現するような固形腫瘍を有する患者に投与される。一実施形態において、本発明のADCは、扁平上皮非小細胞肺癌(NSCLC)を有する患者に投与される一実施形態において、本発明のADCは、進行した固形腫瘍を含めた固形腫瘍を有する患者に投与される。
【0228】
用語「EGFR発現腫瘍」は、本明細書中で用いる場合、EGFRタンパク質を発現する腫瘍をいう。一実施形態において、腫瘍におけるEGFR発現は、腫瘍細胞膜の免疫組織化学染色を用いて決定され、そこでは、腫瘍試料におけるバックグラウンドレベルを超えるいずれの免疫組織化学染色も、腫瘍がEGFR発現腫瘍であることを示す。腫瘍においてEGFRの発現を検出する方法、例えば、EGFR pharmDx(商標)キット(Dako)は、当該分野で知られている。対照的に、「EGFR陰性腫瘍」は、免疫組織化学技術によって決定して腫瘍試料におけるバックグラウンドを超えるEGFR膜染色の不存在を有する腫瘍と定義される。
【0229】
用語「EGFRvIII陽性腫瘍」は、本明細書中で用いる場合、EGFRvIIIタンパク質を発現する腫瘍をいう。一実施形態において、腫瘍におけるEGFRvIII発現は、腫瘍細胞膜の組織化学的染色を用いて決定され、そこでは、腫瘍試料におけるバックグラウンドレベルを超えるいずれの腫瘍免疫組織化学染色も、腫瘍が、EGFRvIII発現腫瘍であることを示す。腫瘍においてEGFRの発現を検出する方法は、当該分野で知られており、免疫組織化学アッセイを含む。対照的に、「EGFRvIII陰性腫瘍」は、免疫組織化学技術によって決定して腫瘍試料におけるバックグラウンドを超えるEGFRvIII膜染色の不存在を有する腫瘍と定義される。
【0230】
用語「過剰発現する」、「過剰発現」又は「過剰発現された」は、互換的に、正常細胞と比較して、通常がん細胞において検出可能なより高いレベルで転写される又は翻訳される遺伝子を指す。したがって、過剰発現は、タンパク質及びRNAの過剰発現(増大した転写、転写後プロセシング、翻訳、翻訳後プロセシング、変化した安定性及び変化したタンパク質分解に起因する)、並びに変化したタンパク質出入パターン(増大した核局在化)及び増強された機能活性、例えば基質の増大した酵素加水分解などに起因する局所過剰発現の両方を指す。したがって、過剰発現は、タンパク質又はRNAレベルのいずれかを指す。過剰発現はまた、正常細胞又は比較細胞と比較して50%、60%、70%、80%、90%又はそれ以上であり得る。ある特定の実施形態において、本発明の抗EGFR ADCは、EGFRを過剰発現しそうである固形腫瘍を処置するために使用される。
【0231】
本明細書において使用される、用語「投与すること」は、治療目的(例えばEGFR関連障害の処置)を達成するための物質(例えば抗EGFR ADC)の送達を指すことを意味する。投与様式は、非経口、経腸及び局所であってもよい。非経口投与は、通常、注射によるものであり、限定せずに、静脈内、筋肉内、動脈内、くも膜下腔内、嚢内、眼窩内、心臓内、皮内、腹腔内、経気管、皮下、表皮下、関節内、嚢下、くも膜下、脊髄内及び胸骨内注射及び注入を含む。
【0232】
本明細書において使用される用語「併用療法」は、2つ以上の治療物質、例えば抗EGFR ADC及びさらなる治療剤の投与を指す。さらなる治療剤は、抗EGFR ADCの投与と同時、投与の前又は投与の後に投与されてもよい。
【0233】
本明細書において使用される場合、用語「有効量」又は「治療有効量」は、障害、例えばがん若しくはその1つ以上の症状の重症度及び/若しくは期間を低減する若しくは改善する、障害の進行を防止する、障害の退縮を引き起こす、障害に伴う1つ以上の症状の再発、発生、発症若しくは進行を防止する、障害を検出する又は別の療法(例えば予防若しくは治療剤)の予防若しくは治療効果を増強する若しくは改善するのに十分である薬物、例えば抗体又はADCの量を指す。有効量の抗体又はADCは、例えば腫瘍成長を阻害する(例えば腫瘍体積の増大を阻害する)、腫瘍成長を減少させる(例えば腫瘍体積を減少させる)、がん細胞の数を低減する及び/又はある程度までがんに伴う症状の1つ以上を軽減してもよい。有効量は、例えば無病生存期間(DFS)を改善する、全生存期間(OS)を改善する又は再発の尤度を減少させてもよい。
【0234】
本発明の様々な態様が、以下のサブセクションにおいてさらに詳細に記載される。
【0235】
2.抗EGFR抗体薬物コンジュゲート(ADC):抗EGFR抗体
本発明の1つの態様は、リンカーを介して薬物にコンジュゲートされた抗hEGFR抗体を含む抗ヒト上皮成長因子受容体(抗hEGFR)抗体薬物コンジュゲート(ADC)であって、薬物がBc1−xL阻害剤である、ADCを特徴とする。本明細書中に記載されたADCで用いることができる例示的な抗EGFR抗体(及びその配列)は、以下に、並びにその全体を参照により本明細書に組み込む米国特許出願公開第2015−0337042号に記載されている。
【0236】
本明細書に記載される抗EGFR抗体は、抗体に結合された細胞傷害性Bcl−xL薬物が、EGFR発現細胞に送達され得るように、本発明のADCにEGFRに結合する能力をもたらす。
【0237】
用語「抗体」が至る所で使用される一方、抗体断片(すなわち、抗EGFR抗体の抗原結合部分)が本明細書に記載されるBcl−xL阻害剤にコンジュゲートされてもよいことは、注意されるべきである。かくして、ある実施形態において、本明細書中に記載された抗EGFR抗体の抗体断片が、(セクション4にて以下に記載されたものを含めた)リンカーを介して(セクション3において以下に記載されたものを含めた)Bc1−xL阻害剤にコンジュゲートされているのは、本発明の範囲内のものである。ある特定の実施形態において、抗EGFR抗体結合部分は、Fab、Fab’、F(ab’)2、Fv、ジスルフィド結合Fv、scFv、単一ドメイン抗体又はダイアボディである。
【0238】
本発明のADCで用い得る抗EGFR抗体は、それらをADCで用いるのに有利とする特徴を有する。一実施形態において、抗EGFR抗体は、限定されるものではないが、EGFRvIIIを発現する腫瘍細胞への結合、EGFRを発現する腫瘍細胞上の野生型EGFRへの結合、EGFR上のエピトープCGADSYEMEEDGVRKC(配列番号45)の認識、正常なヒト上皮角化細胞上のEGFRへの結合、及びマウスモデルにおける異種移植片腫瘍増殖の減少又は阻害を含めた特徴を有する。一実施形態において、本発明のADCで用い得る抗EGFR抗体は、配列番号45によって定義されるヒトEGFRのエピトープに結合することができ、及び/又はヒトEGFRへの結合について、本明細書中に開示されたいずれかの抗体(例えば、Ab1、AbA、AbB、AbC、AbD、AbE、AbF、AbG、AbH、AbJ、AbK)と競合することができる。EGFRへの抗体の結合は、例えば、その全体を参照により本明細書に組み込む米国特許出願公開第2015−0337042号に記載された競合アッセイ分析に従って評価し得る。本発明の1つの実施形態において、本発明のADCで用い得る抗EGFR抗体は、表面プラズモン共鳴によって決定して、EGFRの1−525(配列番号47)に対して、約1×10−6M〜約1×10−10Mの解離定数(K)を有する。これまでの態様の他の実施形態において、本発明のADCは、EGFRvIIIに結合し、EGFRを過剰発現する細胞上のEGFRに結合し、EGFR上のエピトープCGADSYEMEEDGVRKC(配列番号45)を認識する抗EGFR抗体を含む。さらなる実施形態において、抗EGFR抗体は、EGFRvIII接合ペプチドとは区別されるエピトープにおいてEGFRvIIIに結合する。これまでの態様のさらなる実施形態において、本発明のADCで用いる抗EGFR抗体は、ヒトEGFRへの結合についてセツキシマブと競合しない。
【0239】
一実施形態において、本発明のADCは、表面プラズモン共鳴によって決定して約1×10−6M以下の解離定数(K)でEGFR(1−525)(配列番号47)に結合する抗EGFR抗体を含む。あるいは、抗EGFR抗体は、表面プラズモン共鳴によって決定して約1×10−6M〜約1×10−10MのKでEGFR(1−525)(配列番号47)に結合し得る。さらなる代替法において、抗EGFR抗体は、表面プラズモン共鳴によって決定して約1×10−6M〜約1×10−7MのKでEGFR(1−525)(配列番号47)に結合する。あるいは、本発明で用いる抗体は、表面プラズモン共鳴によって決定して約1×10−6M〜約5×10−10MのK;約1×10−6M〜約1×10−9MのK;約1×10−6M〜約5×10−9MのK;約1×10−6M〜約1×10−8MのK;約1×10−6M〜約5×10−8MのK;約5.9×10−7M〜約1.7×10−9MのK;約5.9×10−7M〜約2.2×10−7MのKでEGFR(1−525)(配列番号47)に結合し得る。ある実施形態において、本発明のADCで用いる抗hEGFR抗体の解離定数(K)は、Ab1についての解離定数よりは低いが、抗EGFR抗体セツキシマブの解離定数よりは高い(すなわち、抗体は、Ab1よりは密接にEGFRに結合するが、セツキシマブほどは密接に結合しない)。
【0240】
本明細書中に記載された抗EGFR抗体の1つの利点は、抗体が、EGFRvIIIを発現する腫瘍細胞に結合することができ、かくして、本発明のADCを悪性細胞に対して特異的とすることである。EGFRvIIIは、腫瘍のある種のタイプと会合するが、当該分野で知られた多くの抗EGFR抗体、例えば、セツキシマブは、EGFRvIII発現腫瘍における腫瘍増殖を阻害し、又は減少させることにおいて効果的でない。かくして、一実施形態において、本発明のADCで用いる抗体は、表面プラズモン共鳴によって決定して約8.2×10−9M以下のKでEGFRvIII(配列番号33)に結合する。あるいは、本発明のADCで用いる抗体は、表面プラズモン共鳴によって決定して約8.2×10−9M〜約6.3×10−10MのK;約8.2×10−9M〜約2.0×10−9MのK;約2.3×10−9M〜約1.5×10−10MのKでEGFRvIII(配列番号33)に結合する。
【0241】
本発明のADCで用いる抗EGFR抗体は、一実施形態において、インビボ異種移植片マウスモデルにおいて腫瘍増殖を阻害し、又は減少させることができる。例えば、ある実施形態において、抗EGFR抗体は、EGFRに対して特異的でないヒトIgG抗体に対して、インビボヒト非小細胞肺癌(NSCLC)異種移植片アッセイにおいて少なくとも約50%だけ腫瘍増殖を阻害することができる。ある実施形態において、抗EGFR抗体は、同一用量及び投与周期で投与すると、EGFRに対して特異的でないヒトIgG抗体に対してインビボヒト小細胞肺癌(NSCLC)異種移植片アッセイにおいて、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、又は少なくとも約80%だけ、腫瘍増殖を阻害し、又は減少させることができる。
【0242】
用語「異種移植片アッセイ」は、本明細書中で用いる場合、腫瘍が由来する皮膚下又は器官タイプ中のいずれかで、ヒト細胞を拒絶しない免疫無防備状態マウスに、ヒト腫瘍細胞が移植されるヒト腫瘍異種移植片アッセイをいう。
【0243】
前記した特徴の組み合わせを有する抗EGFR抗体もまた、本発明の実施形態であると考えられることに注意すべきである。例えば、抗EGFR抗体は、表面プラズモン共鳴によって決定して約1×10−6M以下の解離定数(K)でEGFR(1−525)(配列番号47)に結合し、アミノ酸配列CGADSYEMEEDGVRKC(配列番号45)内のエピトープに結合し、競合結合アッセイにおいて、EGFRvIII(配列番号33)への結合について、Ab1(又は配列番号1に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメイン及び配列番号5に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む抗EGFR抗体)と競合し得る。ある実施形態において、本発明の抗EGFR ADCは、アミノ酸配列CGADSYEMEEDGVRKC(配列番号45)内のエピトープに結合し、競合結合アッセイにおいて、EGFRvIII(配列番号33)への結合について、Ab1(又は配列番号1に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメイン及び配列番号5に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む抗EGFR抗体)と競合し;表面プラズモン共鳴によって決定して約8.2×10−9M以下のKでEGFRvIII(配列番号33)に結合する抗EGFR抗体を含む。
【0244】
一実施形態において、本発明のADCで用いる抗EGFR抗体は、例えば、当該分野で知られたいくつかのインビトロ及びインビボアッセイのうちのいずれか1つによって評価して、EGFR活性を低下させ、又はそれを中和する高い能力を呈する。例えば、EGFR発現細胞系、例えば、h292細胞系におけるEGFRのリン酸化の阻害を測定することができる。ある実施形態において、抗EGFR抗体は、ヒトEGFRに結合し、該抗体は、表面プラズモン共鳴によって決定して約5.9×10−7M以下のK速度定数でヒトEGFR(EGFR1−525)から解離する。さらなる実施形態において、該抗体は、表面プラズモン共鳴によって決定して約4.2×10−7MのK速度定数でヒトEGFR(1−525)から解離し得る。あるいは、該抗体は、表面プラズモン共鳴によって決定して約2.5×10−7Mの約K速度定数のkoff速度定数でヒトEGFR(1−525)から解離し得る。ある実施形態において、本発明の抗EGFR抗体は、5.9×10−7M〜5×10−9MのK速度定数を有する。あるいは、該抗体は、表面プラズモン共鳴によって決定して約6.1×10−9M以下のK速度定数でヒトEGFRvIIIから解離し得る。あるいは、該抗体は、表面プラズモン共鳴によって決定して約3.9×10−9M以下のK速度定数でヒトEGFRvIIIから解離し得る。あるいは、該抗体は、表面プラズモン共鳴によって決定して約2.3×10−9M以下のK速度定数でヒトEGFRvIIIから解離し得る。
【0245】
本明細書中に記載されたADCで用い得る例示的な抗EGFR抗体は、限定されるものではないが、抗体1(Ab1)、抗体A(AbA)、抗体B(AbB)、抗体C(AbC)、抗体D(AbD)、抗体E(AbE)、抗体F(AbF)、抗体G(AbG)、抗体H(AbH)、抗体J(AbJ)、抗体K(AbK)、抗体L(AbL)、抗体M(AbM)、抗体N(AbN)、抗体O(AbO)、抗体P(AbP)及び抗体Q(AbQ)を含む。
【0246】
一実施形態において、本発明は、リンカーを介してBc1−xL阻害剤にコンジュゲートされたAb1を含む抗EGFR ADCを特徴とする。Ab1は、ヒト化抗EGFR抗体である。Ab1の軽鎖及び重鎖配列は、各々、配列番号13及び配列番号14に記載されている(また、参照により本明細書に組み込む米国特許出願公開第20120183471号参照)。Ab1の軽鎖可変領域は、配列番号5に記載され、配列番号6に記載されたCDR1アミノ酸配列、配列番号7に記載されたCDR2アミノ酸配列、及び配列番号8に記載されたCDR3アミノ酸配列を含む。Ab1の重鎖可変領域は、配列番号1に記載され、配列番号2に記載されたCDR1アミノ酸配列、配列番号3に記載されたCDR2アミノ酸配列、及び配列番号4に記載されたCDR3アミノ酸配列を含む。一実施形態において、本発明のADCは、配列番号45に記載されたアミノ酸配列内のエピトープに結合し、競合結合アッセイにおいて、EGFRvIIIへの結合について、配列番号1に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメイン及び配列番号5に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む抗EGFR抗体と競合する抗EGFR抗体を含む。
【0247】
一実施形態において、本発明は、リンカーを介してBc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体AbAである抗hEGFR抗体を含む抗hEGFR ADCを特徴とする。用語「AbA」は、AbAの少なくとも6つのCDRを有するIgG抗体を含むことを意図する。AbA抗体は、Ab1のそれと同一の軽鎖を有するが、親抗体Ab1に対して6つのアミノ酸配列変化を含む重鎖を有する(可変領域において4つのアミノ酸変化及び重鎖の定常領域において2つの変化)。AbA抗体は、配列番号12のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号11のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号10のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む重鎖可変領域、並びに配列番号8のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む軽鎖可変領域を含む。AbAの重鎖可変領域は、配列番号9に記載されたアミノ酸配列よって定義され、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域。抗体AbAの全長重鎖は、配列番号15に記載されたアミノ酸配列に記載されており、他方、抗体AbAの全長軽鎖は、配列番号13に記載されたアミノ酸配列に記載されている(図3参照)。AbAの重鎖の核酸配列を以下に示す:
【0248】
【化33】
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【0249】
AbAの軽鎖の核酸配列を以下に示す:
【0250】
【化34】
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【0251】
AbAの重鎖のアミノ酸配列を以下に示す:
【0252】
【化35】
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【0253】
別の実施形態において、AbAの重鎖のアミノ酸配列を以下に示す:
【0254】
【化36】
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【0255】
AbAの軽鎖のアミノ酸配列を以下に示す:
【0256】
【化37】
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【0257】
図2及び3は、Ab1及びAbAのVH及びVL領域(図2)及び完全な重鎖及び軽鎖(図3)のアミノ酸配列の整列を供する。Ab1及びAbAの軽鎖アミノ酸配列は、同一である(配列番号13)。しかしながら、Ab1及びAbAの重鎖アミノ酸配列は、2つの配列の間に6つのアミノ酸差を有し、そのうち3つはCDRにある。Ab1 VHアミノ酸配列及びAbA VHアミノ酸配列の間の差は図2において陰影を付し、VH CDRの各々に見出される。AbAの可変重鎖のCDR1ドメインは、セリン(Ab1)からアルギニンへのアミノ酸変化を含んだ。可変重鎖のCDR2ドメインは、Ab1におけるセリンからAbAにおけるアスパラギンへのアミノ酸変化を含んだ。最後に、可変重鎖のCDR3ドメインは、Ab1におけるグリシンからAbAにおけるセリンへのアミノ酸変化を含んだ。AbA内のアミノ酸変化のうちの2つは、重鎖の定常領域にある(D354E及びL356M)。AbAにおけるFc領域のアミノ酸変異は、z,aアロタイプからz,非aアロタイプへのヒトIgGアロタイプの変化を表す。他の変化に加えて、最初のアミノ酸は、例えば、図3に記載されているように、グルタミン(Q)からグルタミン酸(E)まで変化した。
【0258】
かくして、一実施形態において、本発明は、リンカーを介してBc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗hEGFR抗体を含むADCであって、抗体は、配列番号12のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号11のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号10のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む重鎖可変領域、並びに配列番号8のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む軽鎖可変領域を含む、ADCを特徴とする。一実施形態において、本発明は、リンカーを介してBc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗hEGFR抗体を含むADCであって、抗体は、配列番号9に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、ADCを特徴とする。
【0259】
一実施形態において、本発明は、リンカーを介してBc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体AbBを含む抗EGFR ADCを特徴とする。AbB抗体は、配列番号19のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号17のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号16のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む重鎖可変領域、並びに配列番号8のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む軽鎖可変領域を含む。さらなる実施形態において、本発明は、配列番号64のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域及び配列番号65のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を有する抗体を提供する。かくして、一実施形態において、本発明のADCは、AbBのCDRアミノ酸配列を有する抗hEGFR抗体を含む。別の実施形態において、本発明のADCは、AbBのアミノ酸配列を含む重鎖及び軽鎖可変領域を有する抗hEGFR抗体を含む。
【0260】
一実施形態において、本発明は、リンカーを介してBc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体AbCを含む抗EGFR ADCを特徴とする。AbC抗体は、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む重鎖可変領域、並びに配列番号84のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む軽鎖可変領域を含む。さらなる実施形態において、本発明は、配列番号66のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域及び配列番号67のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を有する抗体を提供する。かくして、一実施形態において、本発明のADCは、AbCのCDRアミノ酸配列を有する抗hEGFR抗体を含む。別の実施形態において、本発明のADCは、AbCのアミノ酸配列を含む重鎖及び軽鎖可変領域を有する抗hEGFR抗体を含む。
【0261】
一実施形態において、本発明は、リンカーを介してBc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体AbDを含む抗EGFR ADCを特徴とする。AbD抗体は、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む重鎖可変領域、並びに配列番号31のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号83のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号82のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む軽鎖可変領域を含む。さらなる実施形態において、本発明は、配列番号68のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域及び配列番号69のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を有する抗体を提供する。かくして、一実施形態において、本発明のADCは、AbDのCDRアミノ酸配列を有する抗hEGFR抗体を含む。別の実施形態において、本発明のADCは、AbDのアミノ酸配列を含む重鎖及び軽鎖可変領域を有する抗hEGFR抗体を含む。
【0262】
一実施形態において、本発明は、リンカーを介してBc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体AbEを含む抗EGFR ADCを特徴とする。AbE抗体は、配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む重鎖可変領域、並びに配列番号85のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号27のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号82のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む軽鎖可変領域を含む。さらなる実施形態において、本発明は、配列番号50のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域及び配列番号51のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を有する抗体を提供する。かくして、一実施形態において、本発明のADCは、AbEのCDRアミノ酸配列を有する抗hEGFR抗体を含む。別の実施形態において、本発明のADCは、AbEのアミノ酸配列を含む重鎖及び軽鎖可変領域を有する抗hEGFR抗体を含む。
【0263】
一実施形態において、本発明は、リンカーを介してBc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体AbFを含む抗EGFR ADCを特徴とする。AbF抗体は、配列番号12のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号10のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む重鎖可変領域、並びに配列番号8のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む軽鎖可変領域を含む。さらなる実施形態において、本発明は、配列番号52のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域及び配列番号53のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を有する抗体を提供する。かくして、一実施形態において、本発明のADCは、AbFのCDRアミノ酸配列を有する抗hEGFR抗体を含む。別の実施形態において、本発明のADCは、AbFのアミノ酸配列を含む重鎖及び軽鎖可変領域を有する抗hEGFR抗体を含む。
【0264】
一実施形態において、本発明は、リンカーを介してDc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体AbGを含む抗EGFR ADCを特徴とする。AbG抗体は、配列番号18のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号17のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号16のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む重鎖可変領域、並びに配列番号25のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号24のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号23のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む軽鎖可変領域を含む。さらなる実施形態において、本発明は、配列番号72のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域及び配列番号73のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を有する抗体を提供する。かくして、一実施形態において、本発明のADCは、AbGのCDRアミノ酸配列を有する抗hEGFR抗体を含む。別の実施形態において、本発明のADCは、AbGのアミノ酸配列を含む重鎖及び軽鎖可変領域を有する抗hEGFR抗体を含む。
【0265】
一実施形態において、本発明は、リンカーを介してBc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体AbHを含む抗EGFR ADCを特徴とする。AbH抗体は、配列番号18のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号11のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号80のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む重鎖可変領域、並びに配列番号25のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号24のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号23のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む軽鎖可変領域を含む。さらなる実施形態において、本発明は、配列番号54のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域及び配列番号55のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を有する抗体を提供する。かくして、一実施形態において、本発明のADCは、AbHのCDRアミノ酸配列を有する抗hEGFR抗体を含む。別の実施形態において、本発明のADCは、AbHのアミノ酸配列を含む重鎖及び軽鎖可変領域を有する抗hEGFR抗体を含む。
【0266】
一実施形態において、本発明は、リンカーを介してBc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体AbJを含む抗EGFR ADCを特徴とする。AbJ抗体は、配列番号18のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号80のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む重鎖可変領域、並びに配列番号25のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号24のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号23のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む軽鎖可変領域を含む。さらなる実施形態において、本発明は、配列番号56のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域及び配列番号57のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を有する抗体を提供する。かくして、1つの実施形態において、本発明のADCは、AbJのCDRアミノ酸配列を有する抗hEGFR抗体を含む。別の実施形態において、本発明のADCは、AbJのアミノ酸配列を含む重鎖及び軽鎖可変領域を有する抗hEGFR抗体を含む。
【0267】
一実施形態において、本発明は、リンカーを介してBc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体AbKを含む抗EGFR ADCを特徴とする。AbK抗体は、配列番号19のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号11のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号10のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む重鎖可変領域、並びに配列番号28のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号27のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号26のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む軽鎖可変領域を含む。さらなる実施形態において、本発明は、配列番号74のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域及び配列番号75のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を有する抗体を提供する。かくして、一実施形態において、本発明のADCは、AbKのCDRアミノ酸配列を有する抗hEGFR抗体を含む。別の実施形態において、本発明のADCは、AbKのアミノ酸配列を含む重鎖及び軽鎖可変領域を有する抗hEGFR抗体を含む。
【0268】
一実施形態において、本発明は、リンカーを介してBc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体AbLを含む抗EGFR ADCを特徴とする。AbL抗体は、配列番号18のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号11のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号80のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む重鎖可変領域、並びに配列番号28のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号27のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号26のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む軽鎖可変領域を含む。さらなる実施形態において、本発明は、配列番号58のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域及び配列番号59のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を有する抗体を提供する。かくして、一実施形態において、本発明のADCは、AbLのCDRアミノ酸配列を有する抗hEGFR抗体を含む。別の実施形態において、本発明のADCは、AbLのアミノ酸配列を含む重鎖及び軽鎖可変領域を有する抗hEGFR抗体を含む。
【0269】
一実施形態において、本発明は、リンカーを介してBc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体AbMを含む抗EGFR ADCを特徴とする。AbM抗体は、配列番号12のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号11のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号20のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む重鎖可変領域、並びに配列番号28のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号27のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号26のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む軽鎖可変領域を含む。さらなる実施形態において、本発明は、配列番号76のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域及び配列番号77のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を有する抗体を提供する。かくして、一実施形態において、本発明のADCは、AbMのCDRアミノ酸配列を有する抗hEGFR抗体を含む。別の実施形態において、本発明のADCは、AbMのアミノ酸配列を含む重鎖及び軽鎖可変領域を含む抗hEGFR抗体を含む。
【0270】
一実施形態において、本発明は、リンカーを介してBc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体AbNを含む抗EGFR ADCを特徴とする。AbN抗体は、配列番号12のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号20のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む重鎖可変領域、並びに配列番号28のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号27のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号26のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む軽鎖可変領域を含む。さらなる実施形態において、本発明は、配列番号60のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域及び配列番号61のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を有する抗体を提供する。かくして、一実施形態において、本発明のADCは、AbNのCDRアミノ酸配列を有する抗hEGFR抗体を含む。別の実施形態において、本発明のADCは、AbNのアミノ酸配列を含む重鎖及び軽鎖可変領域を有する抗hEGFR抗体を含む。
【0271】
一実施形態において、本発明は、リンカーを介してBc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体AbOを含む抗EGFR ADCを特徴とする。AbO抗体は、配列番号12のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号11のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号80のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む重鎖可変領域、並びに配列番号28のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号27のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号26のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む軽鎖可変領域を含む。さらなる実施形態において、本発明は、配列番号62のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域及び配列番号63のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を有する抗体を提供する。かくして、一実施形態において、本発明のADCは、AbOのCDRアミノ酸配列を有する抗hEGFR抗体を含む。別の実施形態において、本発明のADCは、AbOのアミノ酸配列を含む重鎖及び軽鎖可変領域を有する抗hEGFR抗体を含む。
【0272】
一実施形態において、本発明は、リンカーを介してBc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体AbPを含む抗EGFR ADCを特徴とする。AbP抗体は、配列番号22のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号21のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む重鎖可変領域、並びに配列番号31のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号30のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号29のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む軽鎖可変領域を含む。さらなる実施形態において、本発明は、配列番号78のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域及び配列番号79のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を有する抗体を提供する。かくして、一実施形態において、本発明のADCは、AbPのCDRアミノ酸配列を有する抗hEGFR抗体を含む。別の実施形態において、本発明のADCは、AbPのアミノ酸配列を含む重鎖及び軽鎖可変領域を有する抗hEGFR抗体を含む。
【0273】
一実施形態において、本発明は、リンカーを介してBc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体AbQを含む抗EGFR ADCを特徴とする。AbQ抗体は、配列番号22のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号11のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号81のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む重鎖可変領域、並びに配列番号31のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号30のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号29のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む軽鎖可変領域を含む。さらなる実施形態において、本発明は、配列番号70のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域及び配列番号71のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を有する抗体を提供する。かくして、一実施形態において、本発明のADCは、AbQのCDRアミノ酸配列を有する抗hEGFR抗体を含む。別の実施形態において、本発明のADCは、AbQのアミノ酸配列を含む重鎖及び軽鎖可変領域を有する抗hEGFR抗体を含む。
【0274】
以下に示す表2に記載されたように、本明細書中に開示された抗体配列は、Ab1 EGFRエピトープに対する改良された結合をもたらすCDRドメインを表すアミノ酸コンセンサス配列を供する。かくして、一実施形態において、本発明は、配列番号40に記載のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号39に記載のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号38に記載のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む軽鎖可変領域;並びに配列番号37に記載のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン、配列番号36に記載のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン、及び配列番号35に記載のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む重鎖可変領域を含む抗EGFR抗体を特徴とする。さらなる実施形態において、本発明の抗EGFR抗体は、配列番号12、18、19及び22に記載のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン;配列番号11又は17に記載のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン;及び配列番号10、16、20及び21に記載のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む重鎖可変領域;並びに配列番号8、25、28及び31に記載のアミノ酸配列を含むCDR3ドメイン;配列番号7、24、27及び30に記載のアミノ酸配列を含むCDR2ドメイン;及び配列番号6、23、26及び29に記載のアミノ酸配列を含むCDR1ドメインを含む軽鎖可変領域を含む。
【0275】
【表2】
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【0276】
一実施形態において、本発明のADCは、50、52、53、56、58、60、62、64、66及び68からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;並びに51、53、55、57、59、61、63、65、67及び69からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む抗hEGFR抗体を含む。
【0277】
これまでの抗EGFR抗体CDR配列は、本発明に従って単離され、表2〜4にリストされたCDR配列を含むポリペプチドを含むEGFR結合タンパク質の新しいファミリーを確立する。
【0278】
前記表2は、Ab1と比較した、Ab1バリアント抗体AbA、AbG、AbK、AbM及びAbPについての重鎖及び軽鎖CDRのアミノ酸配列の整列を供する。
【0279】
以下の表3に記載されたように、Ab1バリアント抗体AbA、AbG、AbK、AbM及びAbPはそれぞれ、(表3において太文字/下線で示した)グリシンの代わりにCDR3の可変重鎖におけるセリン残基を有する。
【0280】
【表3】
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【0281】
Ab1と、抗体AbB、AbC、AbD、AbE、AbF、AbH、AbJ、AbL、AbN、AbO及びAbQのVH及びVL CDR配列の比較を表4に記載する。以下の表4に記載されたCDR変化に加えて、AbGは、VHのフレームワーク2領域内にアミノ酸残基の変化を有する。
【0282】
一実施形態において、本発明は、50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76及び78からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;並びに51、53、55、57、59、61、63、65、67、69、71、73、75、77及び79からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む抗hEGFR抗体を含む。
【0283】
一実施形態において、本発明は、配列番号10、11及び12;配列番号16、17及び18;配列番号10、11及び19;配列番号20,11及び12;配列番号21、3及び22;配列番号16,17及び19;配列番号2、3及び4;配列番号10、3及び12;配列番号80、11及び18;配列番号80、3及び18;配列番号20、3及び12;配列番号80、11及び12;及び配列番号81、11及び22からなる群から選択されるHC CDRセット(CDR1、CDR2及びCDR3);並びに配列番号6、7及び8;配列番号23、24及び25;配列番号26、27及び28;配列番号29、30及び31;配列番号6、7及び84;配列番号82、83及び31;及び配列番号82、27及び85からなる群から選択されるLC軽鎖CDRセット(CDR1、CDR2及びCDR3)を含む抗hEGFR抗体であって、抗体又はその抗原結合部分は、配列番号2、3及び4のHC CDRセット、及び配列番号6、7及び8のLC CDRセットを共には含まない抗hEGFR抗体を含む。一実施形態において、本発明は、配列番号40に記載のアミノ酸配列を含むLC CDR3ドメイン、配列番号39に記載のアミノ酸配列を含むLC CDR2ドメイン、及び配列番号38に記載のアミノ酸配列を含むLC CDR1ドメイン;並びに配列番号37に記載のアミノ酸配列を含むHC CDR3ドメイン、配列番号36に記載のアミノ酸配列を含むHC CDR2ドメイン、及び配列番号35に記載のアミノ酸配列を含むHC DCR1ドメインを含む抗hEGFR抗体を含む。
【0284】
【表4】
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【0285】
AbBの全長重鎖及び軽鎖配列を以下に示す:
AbB
重鎖
【0286】
【化38】
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【0287】
一実施形態において、前記AbB重鎖配列は、2つの太文字ロイシンでマークされた位置において2つのアラニン置換を含有する(配列番号91も参照)。
AbB軽鎖
【0288】
【化39】
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【0289】
一実施形態において、ADCは、配列番号90又は91を含む重鎖及び配列番号92を含む軽鎖を含む抗EGFR抗体を含む。
【0290】
AbGの全長重鎖及び軽鎖配列を以下に示す:
AbG
重鎖
【0291】
【化40】
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【0292】
一実施形態において、前記AbG重鎖配列は、2つの太文字ロイシンでマークされた位置において2つのアラニン置換を含有する(配列番号94も参照)。
軽鎖
【0293】
【化41】
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【0294】
一実施形態において、ADCは、配列番号93又は94を含む重鎖及び配列番号95を含む軽鎖を含む抗EGFR抗体を含む。
【0295】
AbKの全長重鎖及び軽鎖配列を以下に示す:
AbK
重鎖
【0296】
【化42】
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【0297】
一実施形態において、前記AbK重鎖配列は、2つの太文字ロイシンでマークされた位置において2つのアラニン置換を含有する(配列番号97も参照)。
軽鎖
【0298】
【化43】
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【0299】
一実施形態において、ADCは、配列番号96又は97を含む重鎖及び配列番号98を含む軽鎖を含む抗EGFR抗体を含む。
【0300】
hEGFRに関して好ましいEGFR結合及び/又は中和活性を有するCDRを生成し、選択するために、本明細書において具体的に記載されるものを含むが、これらに限定されない、抗体又はその抗原結合部分を生成する、並びにこれらの抗体又はその抗原結合部分のEGFR結合及び/又は中和特徴を評価する当技術分野において公知の標準的な方法が使用されてもよい。
【0301】
ある特定の実施形態において、抗体は、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA、IgE、IgM又はIgD定常領域のような、重鎖定常領域を含む。ある特定の実施形態において、抗EGFR抗体は、ヒトIgG定常ドメイン、ヒトIgM定常ドメイン、ヒトIgE定常ドメイン及びヒトIgA定常ドメインからなる群から選択される重鎖免疫グロブリン定常ドメインを含む。さらなる実施形態において、抗体又はその抗原結合部分は、IgG1重鎖定常領域、IgG2重鎖定常領域、IgG3定常領域又はIgG4重鎖定常領域を有する。好ましくは、重鎖定常領域は、IgG1重鎖定常領域又はIgG4重鎖定常領域である。さらに、抗体は、軽鎖定常領域、κ軽鎖定常領域又はλ軽鎖定常領域のいずれかを含むことができる。一実施形態において、抗体は、κ軽鎖定常領域を含む。
【0302】
ある特定の実施形態において、抗EGFR抗体は、多重特異性抗体、例えば二重特異性抗体である。
【0303】
ある特定の実施形態において、抗EGFR抗体は、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含む重鎖定常領域、及び/又は配列番号43に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域を含む。
【0304】
抗体エフェクター機能を変化させるためのFc部分におけるアミノ酸残基の置き換えが、記載されている(参照により本明細書に組み込むWinterら、米国特許第5,648,260号及び第5,624,821号)。抗体のFc部分は、いくつかの重要なエフェクター機能、例えば抗体及び抗原−抗体複合体のサイトカイン誘導、ADCC、食作用、補体依存性細胞傷害(CDC)及び半減期/クリアランス速度を媒介する。一部の場合では、これらのエフェクター機能は、治療用抗体にとって望ましいが、他の場合では、治療目的に依存して、不必要であり得る又は有害である場合すらある。ある特定のヒトIgGアイソタイプ、特に、IgG1及びIgG3は、それぞれ、FcγR及び補体C1qへの結合を介してADCC及びCDCを媒介する。新生児のFc受容体(FcRn)は、抗体の循環半減期を決定する重要な構成要素である。さらに別の実施形態において、少なくとも1つのアミノ酸残基が、抗体のエフェクター機能が変化するように、抗体の定常領域、例えば抗体のFc領域において置き換えられる。
【0305】
本発明の一実施形態は、標識された抗EGFR抗体であって、抗体は、誘導体化されている、又は以下に記載されたBc1−xL阻害剤に加えて1つ以上の機能的分子(例えば、別のペプチド又はタンパク質)に連結されている、標識された抗EGFR抗体を含む。例えば標識された抗体は、別の抗体(例えば二重特異性抗体若しくはダイアボディ)、検出可能な薬剤、医薬剤、別の分子との抗体若しくは抗体部分の結合を媒介することができるタンパク質若しくはペプチド(ストレプトアビジンコア領域若しくはポリヒスチジンタグ)及び/又は有糸分裂阻害剤、抗腫瘍抗生物質、免疫調節剤、遺伝子治療用のベクター、アルキル化剤、抗血管新生剤、代謝拮抗物質、ホウ素含有剤、化学保護剤、ホルモン、抗体ホルモン剤、コルチコステロイド、光活性治療剤、オリゴヌクレオチド、放射性核種剤、トポイソメラーゼ阻害剤、キナーゼ阻害剤、放射線増感剤及びこれらの組合せからなる群から選択される細胞傷害性若しくは治療用薬剤のような1つ以上の他の分子実体に本発明の抗体又は抗体部分を(化学カップリング、遺伝子融合、非共有結合などにより)機能的に連結させることにより、誘導することができる。
【0306】
抗体又はADCを誘導体化し得る有用な検出可能な薬剤は、蛍光化合物を含む。例示的な蛍光の検出可能な薬剤は、フルオレセイン、フルオレセインイソチオシアネート、ローダミン、5−ジメチルアミン−1−ナフタレンスルホニルクロライド、フィコエリトリン等を含む。抗体はまた、アルカリホスファターゼ、西洋ワサビペルオキシダーゼ、グルコース酸化酵素などのような検出可能な酵素で誘導体化されてもよい。抗体が、検出可能な酵素で誘導体化されるとき、これは、酵素が検出可能な反応産物を産生するのに使用するさらなる試薬を添加することにより検出される。例えば検出可能な薬剤である西洋ワサビペルオキシダーゼが存在するとき、過酸化水素及びジアミノベンジジンの添加が、検出可能である着色した反応産物をもたらす。抗体はまた、ビオチンで誘導体化され、アビジン又はストレプトアビジン結合の間接的な測定を介して検出されてもよい。
【0307】
一実施形態において、抗体又はADCは、イメージング剤にコンジュゲートされている。本明細書に記載される組成物及び方法において使用され得るイメージング剤の例は、放射標識(例えばインジウム)、酵素、蛍光標識、発光標識、生物発光標識、磁気標識及びビオチンを含むが、これらに限定されない。
【0308】
一実施形態において、抗体は、これに限定されないが、インジウム(111In)のような放射標識に連結される。111インジウムは、EGFR陽性腫瘍の同定において使用するための本明細書に記載される抗体及びADCを標識するために使用されてもよい。ある特定の実施形態において、本明細書に記載される抗EGFR抗体(又はADC)は、二官能性シクロヘキシルジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)キレート剤である二官能性キレート剤を介して111Iで標識される(米国特許第5,124,471号;第5,434,287号;及び第5,286,850号を参照、これらのそれぞれを、参照により本明細書に組み込む)。
【0309】
本発明の別の実施形態は、抗EGFR抗体が、1個以上の炭水化物残基を含む、グリコシル化結合タンパク質を提供する。新生のインビボタンパク質生成は、翻訳後修飾として知られているさらなるプロセシングを受けてもよい。特に、糖(グリコシル)残基が酵素的に加えられてもよく、これはグリコシル化として知られているプロセスである。共有結合されたオリゴ糖側鎖を有する、得られたタンパク質は、グリコシル化タンパク質又は糖タンパク質として知られている。抗体は、Fcドメイン及び可変ドメインにおいて1個以上の炭水化物残基を有する糖タンパク質である。Fcドメイン中の炭水化物残基は、抗体の抗原結合又は半減期に対する最小の効果と共に、Fcドメインのエフェクター機能に対する重要な効果を有する(R.Jefferis、Biotechnol.Prog.、21(2005年)、11〜16頁)。対照的に、可変ドメインのグリコシル化は、抗体の抗原結合活性に対する効果を有し得る。可変ドメインにおけるグリコシル化は、おそらく立体障害に起因して抗体結合親和性に対して負の効果を有し得る(Co,M.S.ら、Mol.Immunol.(1993年)30:1361〜1367頁)、又は抗原に対して増大した親和性をもたらし得る(Wallick,S.C.ら、Exp.Med.(1988年)168:1099〜1109頁;Wright,A.ら、EMBO J.(1991年)10:2717〜2723頁)。
【0310】
本発明の一態様は、結合タンパク質のO−又はN−結合型グリコシル化部位が変異されているグリコシル化部位変異体を生成することを対象とする。当業者は、標準的な周知のテクノロジーを使用してかかる変異体を生成することができる。生物学的活性を保持するが、増大又は低下した結合活性を有するグリコシル化部位変異体は、本発明の別の目的である。
【0311】
さらに別の実施形態において、抗EGFR抗体のグリコシル化は、修飾されている。例えば、非グリコシル化抗体を作成することができる(例えば、抗体は、グリコシル化を欠如する)。グリコシル化は、例えば抗原に対する抗体の親和性を増大させるために変更され得る。かかる炭水化物修飾は、例えば抗体配列内のグリコシル化の1つ以上の部位を変更することにより達成することができる。例えば1つ以上の可変領域グリコシル化部位の除去をもたらし、これにより、この部位でのグリコシル化を除去する、1つ以上のアミノ酸置換がなされ得る。かかるアグリコシル化は、抗原に対する抗体の親和性を増大し得る。かかるアプローチは、PCT公開WO2003016466A2並びに米国特許第5,714,350号及び第6,350,861号においてさらに詳細に記載され、これらのそれぞれを、その全体として参照により本明細書に組み込む。
【0312】
さらに又はあるいは、低減した量のフコシル残基を有するハイポフコシル化抗体又は増大した二分するGlcNAc構造を有する抗体のような、変更された種類のグリコシル化を有する修飾された抗EGFR抗体を作製することができる。かかる変更されたグリコシル化パターンは、抗体のADCC能を増大することが示されている。かかる炭水化物修飾は、例えば変更されたグリコシル化機構を有する宿主細胞において抗体を発現させることにより達成することができる。変更されたグリコシル化機構を有する細胞は、当技術分野において記載されており、本発明の組換え抗体を発現させ、これにより、変更されたグリコシル化を有する抗体を産生するための宿主細胞として使用することができる。例えばShields,R.L.ら(2002年)J.Biol.Chem.、277:26733〜26740頁;Umanaら(1999年)Nat.Biotech.、17:176〜1頁、並びに欧州特許第EP1,176,195号;PCT公開WO03/035835;WO99/5434280を参照し、これらのそれぞれを、その全体として参照により本明細書に組み込む。
【0313】
タンパク質グリコシル化は、目的のタンパク質のアミノ酸配列、及びタンパク質が発現される宿主細胞に依存する。異なる生物は、異なるグリコシル化酵素(例えば糖転移酵素及びグリコシダーゼ)を産生し、利用可能な異なる基質(ヌクレオチド糖)を有し得る。かかる因子に起因して、タンパク質グリコシル化パターン及びグリコシル残基の組成は、特定のタンパク質が発現される宿主系に依存して異なってもよい。本発明において有用なグリコシル残基は、グルコース、ガラクトース、マンノース、フコース、n−アセチルグルコサミン及びシアル酸を含み得るが、これらに限定されない。好ましくは、グリコシル化された結合タンパク質は、グリコシル化パターンがヒトであるように、グリコシル残基を含む。
【0314】
異なるタンパク質グリコシル化は、異なるタンパク質特徴をもたらし得る。例えば、酵母のような微生物宿主において産生され、酵母内在経路を利用してグリコシル化された治療用タンパク質の有効性は、CHO細胞株のような哺乳動物細胞において発現された同じタンパク質のものと比較して低減されていてもよい。かかる糖タンパク質はまた、ヒトにおいて免疫原性であり、投与後の低減したインビボ半減期を示してもよい。ヒト及び他の動物における特定の受容体は、特定のグリコシル残基を認識し、血流からのタンパク質の迅速なクリアランスを促進し得る。他の副作用は、タンパク質フォールディング、溶解度、タンパク質分解酵素に対する感受性、移動、輸送、区画化、分泌、他のタンパク質若しくは因子による認識、抗原性又はアレルゲン性における変化を含み得る。したがって、実施者は、グリコシル化の特定の組成及びパターンを有する治療用タンパク質、例えばヒト細胞において又は意図される対象動物の種特異的な細胞において産生されるものと同一、又は少なくとも類似のグリコシル化組成及びパターンを好んでもよい。
【0315】
宿主細胞のものと異なるグリコシル化タンパク質の発現は、宿主細胞を遺伝子的に修飾して、異種性グリコシル化酵素を発現させることにより、達成されてもよい。組換え技術を使用して、実施者は、ヒトタンパク質グリコシル化を示す抗体又はその抗原結合部分を生成してもよい。例えば、これらの酵母株において産生されるグリコシル化タンパク質(糖タンパク質)が、動物細胞、特にヒト細胞のものと同一のタンパク質グリコシル化を示すように、酵母株が、天然に存在しないグリコシル化酵素を発現するよう遺伝子的に修飾されている(米国特許公開第20040018590号及び第20020137134号並びにPCT公開WO2005100584A2)。
【0316】
抗体は、いくつかの技術のいずれかにより産生され得る。例えば重鎖及び軽鎖をコードする発現ベクターが、標準的な技術により宿主細胞にトランスフェクトされる、宿主細胞からの発現。用語「トランスフェクション」の様々な形態は、原核又は真核宿主細胞への外来DNAの導入のため一般に使用される多種多様な技術、例えばエレクトロポレーション、カルシウム−リン酸塩沈殿、DEAE−デキストラントランスフェクションなどを包含することが意図される。原核又は真核宿主細胞のいずれかにおいて抗体を発現させることが可能であるが、真核細胞における抗体の発現が好ましく、哺乳動物宿主細胞における抗体の発現が最も好ましく、これは、かかる真核細胞(特に哺乳動物細胞)が、原核細胞より、正しくフォールディングされ、免疫学的に活性な抗体を組み立て、分泌する可能性が高いからである。
【0317】
本発明の組換え抗体の発現に好ましい哺乳動物宿主細胞は、チャイニーズハムスター卵巣細胞(CHO細胞)(例えばR.J.Kaufman及びP.A.Sharp(1982年)Mol.Biol.、159:601〜621頁において記載される、DHFR選択可能なマーカーと共に使用される、Urlaub及びChasin(1980年)Proc.Natl.Acad.Sci.、USA、77:4216〜4220頁において記載されるdhfr−CHO細胞を含む)、NS0ミエローマ細胞、COS細胞及びSP2細胞を含む。抗体遺伝子をコードする組換え発現ベクターが、哺乳動物宿主細胞に導入されるとき、抗体は、宿主細胞において抗体の発現を可能にするのに十分な期間宿主細胞を培養し、又はより好ましくは、宿主細胞が成長する培養培地に抗体を分泌させることにより、産生される。抗体は、標準的なタンパク質精製方法を使用して培養培地から回収することができる。
【0318】
宿主細胞をまた、Fab断片又はscFv分子のような機能的抗体断片を産生するために使用することができる。上記の手順についてのバリエーションが本発明の範囲内であることは、理解される。例えば、宿主細胞に本発明の抗体の軽鎖及び/又は重鎖のいずれかの機能的断片をコードするDNAをトランスフェクトすることが望ましくてもよい。組換えDNAテクノロジーはまた、目的の抗原への結合に必要ではない軽鎖及び重鎖のいずれか又は両方をコードするDNAの一部又は全てを取り除くために使用されてもよい。かかる切断されたDNA分子から発現された分子もまた、本発明の抗体によって包含される。加えて、標準的な化学架橋方法により本発明の抗体を第2の抗体に架橋することにより、1つの重鎖及び1つの軽鎖が本発明の抗体であり、他の重鎖及び軽鎖が目的の抗原以外の抗原に特異的である、二機能性抗体が産生されてもよい。
【0319】
抗体又はその抗原結合部分の組換え発現に好ましいシステムにおいて、抗体重鎖と抗体軽鎖の両方をコードする組換え発現ベクターが、リン酸カルシウムにより媒介されるトランスフェクションにより、dhfr−CHO細胞に導入される。組換え発現ベクター内で、抗体重鎖及び軽鎖遺伝子はそれぞれ、CMVエンハンサー/AdMLPプロモーター調節エレメントに作動可能に連結して、高レベルの遺伝子転写を駆動する。組換え発現ベクターはまた、DHFR遺伝子を有し、DHFR遺伝子が、メトトレキサートセレクション/増幅を使用して、ベクターでトランスフェクトされたCHO細胞のセレクションを可能にする。選択された形質転換体宿主細胞を培養して、抗体重鎖及び軽鎖の発現を可能にし、インタクトな抗体が、培養培地から回収される。標準的な分子生物学技術が、組換え発現ベクターを調製するために、宿主細胞にトランスフェクトするために、形質転換体について選択するために、宿主細胞を培養するために及び培養培地から抗体を回収するために使用される。なおさらに、本発明は、組換え抗体が合成されるまで、適当な培養培地において宿主細胞を培養することにより、本発明の組換え抗体を合成する方法を提供する。本発明の組換え抗体は、本明細書において開示されるアミノ酸配列に対応する核酸分子を使用して、産生されてもよい。一実施形態において、配列番号86及び/又は87に記載の核酸分子が、組換え抗体の産生において使用される。方法は、培養培地から組換え抗体を単離することをさらに含み得る。
【0320】
本明細書中に引用された抗体及び抗体の配列は、参照により本明細書に組み込む、米国特許第9,493,568号(AbbVie Inc.)にも記載されている。
【0321】
3.抗EGFR抗体薬物コンジュゲート(ADC):Bcl−xL阻害剤、及びリンカー
無調節なアポトーシス経路はまた、がんの病理に関連している。下方制御されたアポトーシス(及びより具体的には、タンパク質のBcl−2ファミリー)が、がん性悪性腫瘍の発症に関与するという推測により、このなお定義が難しい疾患を標的にする新規の方法が明らかになった。研究により、例えば抗アポトーシスタンパク質、Bcl2及びBcl−xLが、多くのがん細胞型において過剰発現されることが示された。Zhang、2002年、Nature Reviews/Drug Discovery 1:101;Kirkinら、2004年、Biochimica Biophysica Acta、1644:229〜249頁;及びAmundsonら、2000年、Cancer Research、60:6101〜6110頁を参照。この脱調節の効果は、変更をうけていなければ正常状態においてアポトーシスを受けるであろう、変更された細胞の生存である。調節されていない増殖と関連するこれらの欠損の繰り返しが、がん発生の開始点であると考えられている。
【0322】
本開示の態様は、リンカーを介して薬物にコンジュゲートされた抗hEGFR抗体を含む抗hEGFR ADCであって、薬物がBcl−xL阻害剤である、抗hEGFR ADCに関する。特定の実施形態において、ADCは、以下の構造式(I)に従う化合物又はその薬学的に許容される塩であり、式中、Abは、抗hEGFR抗体を表し、Dは、Bcl−xL阻害薬(すなわち、以下に示される式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)の化合物)を表し、Lは、リンカーを表し、LKは、リンカー(L)を抗hEGFR抗体(Ab)に連結している共有結合を表し、mは、1〜20の範囲の整数である抗体に連結されたD−L−LK単位の数を表す。いくつかの実施形態において、mは、1〜8、1〜7、1〜6、2〜6、1〜5、1〜4、2〜4又は1〜3の範囲である。ある実施形態において、mは、2、3又は4である。
【0323】
いくつかの実施形態において、ADCは、以下の式(式I):
【0324】
【化44】
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(式中、Abは、抗体、例えば、抗EGFR抗体AbA、AbB、AbG又はAbKであり、(D−L−LK)は、薬物−リンカー−共有結合である。)を有する。薬物−リンカー部分は、リンカーであるL−及び、例えば、標的細胞、例えば、EGFRを発現する細胞に対する細胞増殖阻害性、細胞傷害性又はそうでなければ治療的活性を有する薬物部分である−Dから構成され;mは、1〜20の範囲である。いくつかの実施形態において、mは、1〜8、1〜7、1〜6、2〜6、1〜5、1〜4、1〜3、1〜2、1.5〜8、1.5〜7、1.5〜6、1.5〜5、1.5〜4、2〜6、1〜5、1〜4、1〜3、1〜2又は2〜4の範囲である。ADCのDARは、式I中で言及された「m」と同等である。一実施形態において、ADCは、Ab−(LK−L−D)の式を有し、Abは、抗EGFR抗体、例えば、AbA、AbB、AbG又はAbKであり、Lはリンカーであり、Dは、薬物、例えば、Bc1−xL阻害剤であり、LKは、共有結合リンカー、例えば、−S−であり、mは、1〜8(又は2〜4のDAR)である。本発明のADCで使用し得る薬物(式IのD)及びリンカー(式IのL)、並びに代替ADC構造に関するさらなる詳細は、以下に記載する。
【0325】
様々なBcl−xL阻害剤自体の特定の実施形態、並びに本明細書に記載されるADCを含み得る様々なBcl−xL阻害剤(D)、リンカー(L)及び抗EGFR抗体(Ab)、並びにADCに連結されたBcl−xL阻害剤の数が、以下でより詳細に記載される。
【0326】
本発明の抗EGFR ADCにおいて使用され得るBcl−xL阻害剤の例が、以下で提供され、抗体及び1つ以上のBcl−xL阻害剤をコンジュゲートするために使用され得るリンカーである。用語「連結された」及び「コンジュゲートされた」も本明細書において互換的に使用され、抗体及び部分が共有結合されていることを示す。
【0327】
本明細書中に記載されたADCにおいて使用し得るBc1−xL阻害剤及びリンカー並びにその製造方法は、参照により本明細書に組み込む米国特許出願公開第2016−0339117号(AbbVie Inc.)に記載されている。
【0328】
3.1.Bcl−xL阻害剤
本開示の一態様は、低い細胞透過性を有するBcl−xL阻害剤に関する。この化合物は、一般に、事実上複素環であり、化合物に高い水溶解度及び低い細胞透過性を与える1つ以上の可溶化基を含む。可溶化基は、一般に、水素結合し、双極子−双極子相互作用を生じる能力があり、及び/又は1〜30個の単位を含有するポリエチレングリコールポリマー、1つ以上のポリオール、1つ以上の塩若しくは生理的pHで荷電されている1つ以上の基を含む基である。
【0329】
Bcl−xL阻害剤は、本明細書に記載される様々な方法において化合物若しくは塩自体として使用されてもよい又はADCの構成部分として含まれてもよい。
【0330】
コンジュゲートされていない形態において使用され得る又はADCの一部として含まれ得るBcl−xL阻害剤の特定の実施形態は、構造式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)に従う化合物を含む。本発明において、Bcl−xL阻害剤が、ADCの一部として含まれるとき、以下の構造式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)において示される#は、リンカーに対する結合点を表し、これらが一価基形態で表されることを示す。
【0331】
【化45】
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又はその薬学的に許容される塩(式中、
Arは、
【0332】
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、低級アルキル、低級ヘテロアルキル、C1〜4アルコキシ、アミノ、シアノ及びハロメチルから独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、
Arは、
【0333】
【化47】
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から選択され、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、低級アルキル、低級ヘテロアルキル、C1〜4アルコキシ、アミノ、シアノ及びハロメチルから独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、R12−Z2b−、R’−Z2b−、#−N(R)−R13−Z2b−又は#−R’−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合しており、
は、N、CH、C−ハロ、C−CH及びC−CNから選択され、
2a及びZ2bはそれぞれ、互いに独立して、結合、NR、CR6a6b、O、S、S(O)、S(O)、−NRC(O)−、−NR6aC(O)NR6b−及び−NRC(O)O−から選択され、
R’は、ポリオール、4〜30個のエチレングリコール単位を含有するポリエチレングリコール、塩及び生理的pHで荷電されている基、並びにこれらの組合せから選択される基を含有する可溶化部分で1つ以上の炭素又はヘテロ原子で独立して置換されたアルキレン、ヘテロアルキレン、シクロアルキレン、ヘテロサイクレン、アリール又はヘテロアリールであり、#は、R’に結合している場合、置換可能な任意のR’原子でR’に結合しており、
は、水素、メチル、ハロ、ハロメチル、エチル及びシアノから選択され、
は、水素、メチル、ハロ、ハロメチル及びシアノから選択され、
は、水素、メチル、エチル、ハロメチル及びハロエチルから選択され、
は、水素、低級アルキル及び低級ヘテロアルキルから選択され、又はR13の原子と一緒になって、3〜7個の環原子を有するシクロアルキル若しくはヘテロシクリル環を形成し、
、R6a及びR6bはそれぞれ、互いに独立して、水素、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよい低級ヘテロアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル及び置換されていてもよいヘテロシクリルから選択され、又はRの原子及びR13の原子と一緒になって、3〜7個の環原子を有するシクロアルキル若しくはヘテロシクリル環を形成し、
11a及びR11bはそれぞれ、互いに独立して、水素、ハロ、メチル、エチル、ハロメチル、ヒドロキシル、メトキシ、CN及びSCHから選択され、
12は、任意選択的にR’であり、又は水素、ハロ、シアノ、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいヘテロアルキル、置換されていてもよいヘテロシクリル及び置換されていてもよいシクロアルキルから選択され、
13は、置換されていてもよいC1〜8アルキレン、置換されていてもよいヘテロアルキレン、置換されていてもよいヘテロサイクレン及び置換されていてもよいシクロアルキレンから選択され、
#は、リンカーLに対する結合点を表す。)
コンジュゲートされていない形態で使用され得る又はADCの一部として含まれ得るBcl−xL阻害剤の一実施形態は、構造式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)に従う化合物又はその薬学的に許容される塩を含む:
【0334】
【化48】
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(式中:
Arは、
【0335】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、低級アルキル、低級ヘテロアルキル、C1〜4アルコキシ、アミノ、シアノ及びハロメチルから独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、
Arは、
【0336】
【化50】
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又はそのN−オキシドから選択され、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、低級アルキル、低級ヘテロアルキル、C1〜4アルコキシ、アミノ、シアノ及びハロメチルから独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、R12−Z2b−、R’−Z2b−、#−N(R)−R13−Z2b−、又は#−R’−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合しており、
は、N、CH、C−ハロ、C−CH及びC−CNから選択され、
2a及びZ2bはそれぞれ、互いに独立して、結合、NR、CR6a6b、O、S、S(O)、S(O)、−NRC(O)−、−NR6aC(O)NR6b−及び−NRC(O)O−から選択され、
R’は、
【0337】
【化51】
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(式中、#は、R’に結合している場合、置換可能な任意のR’原子でR’に結合している。)であり、
X’は、出現ごとに、−N(R10)−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)S(O)−、−S(O)N(R10)−及び−O−から選択され、
nは、0〜3から選択され、
10は、出現ごとに、水素、低級アルキル、複素環、アミノアルキル、G−アルキル及び−(CH−O−(CH−O−(CH−NHから独立して選択され、
Gは、出現ごとに、ポリオール、4〜30個の繰り返し単位を有するポリエチレングリコール、塩及び生理的pHで荷電している部分から独立して選択され、
SPは、出現ごとに、酸素、−S(O)N(H)−、−N(H)S(O)−、−N(H)C(O)−、−C(O)N(H)−、−N(H)−、アリーレン、ヘテロサイクレン及び置換されていてもよいメチレンから独立して選択され、メチレンは、−NH(CHG、NH、C1〜8アルキル及びカルボニルの1つ以上で置換されていてもよく、
は、0〜12から選択され、
は、水素、メチル、ハロ、ハロメチル、エチル及びシアノから選択され、
は、水素、メチル、ハロ、ハロメチル及びシアノから選択され、
は、水素、メチル、エチル、ハロメチル及びハロエチルから選択され、
は、水素、低級アルキル及び低級ヘテロアルキルから選択され、又はR13の原子と一緒になって、3〜7個の環原子を有するシクロアルキル若しくはヘテロシクリル環を形成し、
、R6a及びR6bはそれぞれ、互いに独立して、水素、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよい低級ヘテロアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル及び置換されていてもよいヘテロシクリルから選択され、又はRの原子及びR13の原子と一緒になって、シクロアルキル若しくは3〜7個の環原子を有するヘテロシクリル環を形成し、
11a及びR11bはそれぞれ、互いに独立して、水素、ハロ、メチル、エチル、ハロメチル、ヒドロキシル、メトキシ、CN及びSCHから選択され、
12は、任意選択的にR’であり、又は水素、ハロ、シアノ、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいヘテロアルキル、置換されていてもよいヘテロシクリル及び置換されていてもよいシクロアルキルから選択され、
13は、置換されていてもよいC1〜8アルキレン、置換されていてもよいヘテロアルキレン、置換されていてもよいヘテロサイクレン及び置換されていてもよいシクロアルキレンから選択され、
#は、リンカーLに対する結合点を表す。)。
【0338】
構造式(IIa)〜(IId)のBcl−xL阻害剤が、ADCの構成要素でない場合、式(IIa)〜(IId)における#は、水素原子に対する結合点を表す。Bcl−xL阻害剤が、ADCの構成要素である場合、式(IIa)〜(IId)における#は、リンカーに対する結合点を表す。Bcl−xL阻害剤がADCの構成要素である場合、ADCは、1つ以上のBcl−xL阻害剤を含んでもよく、1つ以上のBcl−xL阻害剤は、同一であってもよく又は異なっていてもよいが、典型的には同じである。
【0339】
ある特定の実施形態において、R’は、塩及び/又は生理的pHで荷電されている基を含有する1つ以上の部分で置換されているC〜Cヘテロアルキレンである。塩は、例えばカルボキシレート、スルホネート、ホスホネート及びアンモニウムイオンの塩から選択されてもよい。例えば塩は、カルボキシレート、スルホネート若しくはホスホネートのナトリウム若しくはカリウム塩又はアンモニウムイオンの塩化物塩であってもよい。生理的pHで荷電されている基は、例として、限定ではなく、双性イオン基を含む生理的pHで荷電されている任意の基であってもよい。ある特定の実施形態において、塩である基は、これらに限定されないが、ピリジン及びキノリンのようなある特定のヘテロシクリルを含む、これに限定されないが、アミンのN−オキシドのような双極性部分である。特定の実施形態において、生理的pHで荷電されている基は、出現ごとに、カルボキシレート、スルホネート、ホスホネート及びアミンから独立して選択される。
【0340】
ある特定の実施形態において、R’は、ポリエチレングリコール又はジオールのようなポリオール又は糖部分を含有する1つ以上の部分で置換されているC〜Cヘテロアルキレンである。
【0341】
ある特定の実施形態において、R’は、可溶化部分に加えて、基で置換されていてもよい。例えばR’は、同じ又は異なるアルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール又はハロ基の1つ以上で置換されていてもよい。
【0342】
ある特定の実施形態において、R’は、式:
【0343】
【化52】
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(式中:
X’は、出現ごとに、−N(R10)−及び−O−から選択され、
nは、1〜3から選択され、
10は、出現ごとに、水素、アルキル、複素環、アミノアルキル、G−アルキル、複素環及び−(CH−O−(CH−O−(CH−NHから個々に選択され、
Gは、出現ごとに、ポリオール、4〜30個の繰り返し単位を有するポリエチレングリコール(本明細書においてPEG4−30と称される)、塩及び生理的pHで荷電している部分から独立して選択され、
SPは、出現ごとに、酸素、スルホンアミド、アリーレン、ヘテロサイクレン及び置換されていてもよいメチレンから独立して選択され、メチレンは、−NH(CHG、アミン及びカルボニルの1つ以上で置換されていてもよく、
は、0〜6から選択され、
R’の置換可能な窒素原子でリンカー又は水素原子に結合されているR’における少なくとも1つの置換可能な窒素が存在する。)
又はその薬学的に許容される塩により表される。
【0344】
ある特定の実施形態において、R’は、
【0345】
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
(X’は、出現ごとに、−N(R10)−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)S(O)−、−S(O)N(R10)−及び−O−から選択され、
nは、0〜3から選択され、
10は、出現ごとに、水素、アルキル、複素環、アミノアルキル、G−アルキル、複素環及び−(CH−O−(CH−O−(CH−NHから独立して選択され、
Gは、出現ごとに、ポリオール、4〜30個の繰り返し単位を有するポリエチレングリコール、塩及び生理的pHで荷電している部分から独立して選択され、
SPは、出現ごとに、酸素、−S(O)N(H)−、−N(H)S(O)−、−N(H)C(O)−、−C(O)N(H)−、−N(H)−、アリーレン、ヘテロサイクレン及び置換されていてもよいメチレンから独立して選択され、メチレンは、−NH(CHG、アミン、アルキル及びカルボニルの1つ以上で置換されていてもよく、
は、0〜12から選択され、
#は、R’に結合している場合、置換可能な任意のR’原子でR’に結合している。)である。
【0346】
ある特定の実施形態において、Gは、出現ごとに、塩又は生理的pHで荷電している部分である。
【0347】
ある特定の実施形態において、Gは、出現ごとに、カルボキシレート、スルホネート、ホスホネート又はアンモニウムの塩である。
【0348】
ある特定の実施形態において、Gは、出現ごとに、カルボキシレート、スルホネート、ホスホネート及びアミンからなる群から選択される生理的pHで荷電している部分である。
【0349】
ある特定の実施形態において、Gは、出現ごとに、4〜30個の繰り返し単位を有するポリエチレングリコール、又はポリオールを含有する部分である。
【0350】
ある特定の実施形態において、ポリオールは糖である。
【0351】
ある特定の実施形態において、式(IIa)又は(IId)のR’は、リンカーへの結合に適当な少なくとも1つの置換可能な窒素を含む。
【0352】
ある特定の実施形態において、Gは、出現ごとに独立して、
【0353】
【化54】
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(式中、Mは、水素又は正に荷電した対イオンである。)
から選択される。ある特定の実施形態において、Mは、Na、K又はLiである。ある特定の実施形態において、Mは水素である。特定の実施形態において、GはSOHである。
【0354】
ある特定の実施形態において、Gは、出現ごとに独立して、
【0355】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Mは、水素又は正に荷電した対イオンである。)
から選択される。ある特定の実施形態において、Mは水素である。特定の実施形態において、GはSOHである。
【0356】
ある特定の形態において、R’は、
【0357】
【化56】
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又はその塩から選択される。この実施形態のBcl−xL阻害剤が、ADCに含まれるとき、ADCのリンカーは、利用可能な1級又は2級アミン基の窒素原子に連結されている。
【0358】
ある特定の実施形態において、R’は、
【0359】
【化57】
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又はその塩から選択される。この実施形態のBcl−xL阻害剤が、ADCに含まれるとき、ADCのリンカーは、利用可能な1級又は2級アミン基の窒素原子に連結されている。
【0360】
ある特定の実施形態において、R’は、
【0361】
【化58】
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(式中、#は、式(IIb)若しくは(IIc)のADCのBcl−xL阻害薬における水素原子又は式(IIa)若しくは(IId)のADCのBcl−xL阻害薬におけるリンカーLに対する結合点のいずれかを表す。)から選択される。
【0362】
ある特定の実施形態において、式(IIa)〜(IId)のArは、
【0363】
【化59】
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から選択される。ある特定の実施形態において、式(IIa)〜(IId)のArは、
【0364】
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、ハロ、シアノ、メチル、及びハロメチルから独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよい。特定の実施形態において、Arは、
【0365】
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0366】
ある特定の実施形態において、Arは、1つ以上の置換基で置換されていてもよい
【0367】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
であり、R12−Z2b−、R’−Z2b−、#−N(R)−R13−Z2b−又は#−R’−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。
【0368】
ある特定の実施形態において、Arは、
【0369】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、1つ以上の置換基で置換されていてもよく、R12−Z2b−、R’−Z2b−、#−N(R)−R13−Z2b−又は#−R’−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。ある特定の実施形態において、Arは、
【0370】
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、1つ以上の置換基で置換されていてもよく、R12−Z2b−、R’−Z2b−、#−N(R)−R13−Z2b−又は#−R’−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。ある特定の実施形態において、Arは、1つ以上の可溶化基で置換されている。ある特定の実施形態において、各可溶化基は、他とは独立して、ポリオール、4〜30個の繰り返し単位を有するポリエチレングリコール、塩又は生理的pHで荷電している部分を含有する部分から選択される。
【0371】
ある特定の実施形態において、式(IIa)〜(IId)のZは、Nである。
【0372】
ある特定の実施形態において、式(IIa)〜(IId)のZ2aは、Oである。ある特定の実施形態において、式(IIa)〜(IId)のZ2aは、CR6a6bである。ある特定の実施形態において、式(IIa)〜(IId)のZ2aは、Sである。ある特定の実施形態において、式(IIa)〜(IId)のZ2aは、−NRC(O)−である。特定の実施形態において、Rは水素である。
【0373】
ある特定の実施形態において、式(IIa)〜(IId)のZ2bは、Oである。ある特定の実施形態において、式(IIa)〜(IId)のZ2bは、NH又はCHである。
【0374】
ある特定の実施形態において、式(IIa)〜(IId)のRは、メチル及びクロロから選択される。
【0375】
ある特定の実施形態において、式(IIa)〜(IId)のRは、水素及びメチルから選択される。特定の実施形態において、Rは水素である。
【0376】
ある特定の実施形態において、Bcl−xL阻害剤は、式(IIa)の化合物である。Bcl−xL阻害剤が式(IIa)の化合物である、ある特定の実施形態において、化合物は、構造式(IIa.1)
【0377】
【化65】
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(式中、
Ar、Ar、Z、Z2a、Z2b、R、R、R11a、R11b、R12、G及び#は、上記のように定義されており、
Yは、置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
rは、0又は1であり、
sは、1、2又は3である。)
又はその塩を有する。
【0378】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、rは0であり、sは1である。
【0379】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、rは0であり、sは2である。
【0380】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、rは1であり、sは2である。
【0381】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Z2aはO、NH、CH及びSから選択される。特定の実施形態において、Z2aはOである。ある特定の実施形態において、式(IIa.1)のZ2aは、−CR6a6b−である。ある特定の実施形態において、式(IIa.1)のZ2aは、CHである。ある特定の実施形態において、式(IIa.1)のZ2aは、Sである。ある特定の実施形態において、式(IIa.1)のZ2aは、−NRC(O)−である。
【0382】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Yは、エチレン、プロピレン及びブチレンから選択される。特定の実施形態において、Yは、エチレン及びプロピレンから選択される。
【0383】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Gは、
【0384】
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Mは、水素又は正に荷電した対イオンである。)
から選択される。特定の実施形態において、Gは、
【0385】
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
である。特定の実施形態において、GはSOHである。
【0386】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Arは、
【0387】
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R12−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)
から選択される。
【0388】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Arは、
【0389】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R12−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)
から選択される。
【0390】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.1)の化合物である、特定の実施形態において、Arは、
【0391】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
である。Bcl−xL阻害剤が式(IIa.1)の化合物である、特定の実施形態において、Arは、
【0392】
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0393】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Z2b−R12は、H、F、CN、OCH、OH、NH、OCHCHOCH、N(CH)C(=O)CH、CHN(CH)C(=O)CHSCH、C(=O)N(CH及びOCHCHN(CH)(C(=O)CH)から選択される。特定の実施形態において、Z2b−R12は、H、F及びCNから選択される。特定の実施形態において、Z2b−R12はHである。
【0394】
2b−R12がヒドロキシル(OH)で置換されている実施形態において、酸素は、連結基に対する結合点として働き得る(セクション4.4.1.1を参照)。
【0395】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Arは、
【0396】
【化72】
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である。
【0397】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、アダマンタン環に結合した基
【0398】
【化73】
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は、
【0399】
【化74】
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から選択される。
【0400】
ある特定の実施形態において、式(IIa.1)の化合物は、式IIa.1.1:
【0401】
【化75】
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(式中、nは、1〜3から選択される。)
の化合物に変換されてもよい。
【0402】
ある特定の実施形態において、式IIa.1.1の化合物は、式IIa.1.2
【0403】
【化76】
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(式中、Lはリンカーを表し、LKは、リンカーL上の反応性官能基と抗体上の相補的官能基の間で形成される連結を表す。)の化合物に変換され得る。
【0404】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa)の化合物である、ある特定の実施形態において、化合物は、構造式(IIa.2)
【0405】
【化77】
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(式中、
Ar、Ar、Z、Z2a、Z2b、R、R、R11a、R11b、R12及び#は、上記のように定義されており、
Uは、N、O及びCHから選択され、ただし、UがOである場合、V及びR21aは存在せず、
20は、H及びC〜Cアルキルから選択され、
21a及びR21bはそれぞれ、互いに独立して、存在せず又はH、C〜Cアルキル及びGから選択され、Gは、ポリオール、PEG4−30、塩及び生理的pHで荷電している部分から選択され、
及びVはそれぞれ、互いに独立して、存在せず又は結合及び置換されていてもよいアルキレンから選択され、
20は、H及びC〜Cアルキルから選択され、
sは、1、2又は3である。)
又はその塩を有する。
【0406】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、sは2である。
【0407】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Z2aはO、NH、CH及びSから選択される。特定の実施形態において、Z2aはOである。ある特定の実施形態において、式(IIa.2)のZ2aは、CR6a6bである。ある特定の実施形態において、式(IIa.2)のZ2aは、CHである。ある特定の実施形態において、式(IIa.2)のZ2aは、Sである。ある特定の実施形態において、式(IIa.2)のZ2aは、−NRC(O)−である。
【0408】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Uは、N及びOから選択される。特定の実施形態において、UはOである。
【0409】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Vは結合であり、R21aは、C〜Cアルキル基であり、Vは、メチレン及びエチレンから選択され、R21bはGである。特定の実施形態において、Vは結合であり、R21aは、メチル基であり、Vは、メチレン及びエチレンから選択され、R21bはGである。
【0410】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Vは、メチレン及びエチレンから選択され、R21aはGであり、Vは、メチレン及びエチレンから選択され、R21bはGである。特定の実施形態において、Vはエチレンであり、R21aはGであり、Vは、メチレン及びエチレンから選択され、R21bはGである。
【0411】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Gは、
【0412】
【化78】
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(式中、Mは、水素又は正に荷電した対イオンである。)
から選択される。特定の実施形態において、Gは、
【0413】
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
である。特定の実施形態において、GはSOHである。
【0414】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、R20は、水素及びメチル基から選択される。
【0415】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Arは、
【0416】
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R12−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)から選択される。
【0417】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Arは、
【0418】
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R12−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)から選択される。
【0419】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.2)の化合物である、特定の実施形態において、Arは、
【0420】
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R12−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)である。
【0421】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Z2b−R12は、H、F、CN、OCH、OH、NH、OCHCHOCH、N(CH)C(=O)CH、CHN(CH)C(=O)CHSCH、C(=O)N(CH及びOCHCHN(CH)(C(=O)CH)から選択される。特定の実施形態において、Z2b−R12は、H、F及びCNから選択される。特定の実施形態において、Z2b−R12はHである。Bcl−xL阻害剤が式(IIa.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Arは、
【0422】
【化83】
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である。Bcl−xL阻害剤が式(IIa.2)の化合物である、特定の実施形態において、Arは、
【0423】
【化84】
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(式中、R12−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)である。
【0424】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa)の化合物である、ある特定の実施形態において、化合物は、構造式(IIa.3)
【0425】
【化85】
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(式中、
Ar、Ar、Z、Z2a、Z2b、R、R、R11a、R11b、R12及び#は、上記のように定義されており、
は、H、C〜Cアルキル及びJ−Gから選択され、又は任意選択的にTの原子と一緒になって、3〜7個の原子を有する環を形成し、
及びJはそれぞれ、互いに独立して、置換されていてもよいC〜Cアルキレン及び置換されていてもよいフェニレンから選択され、
Tは、置換されていてもよいC〜Cアルキレン、CHCHOCHCHOCHCH、CHCHOCHCHOCHCHOCH及び4〜10個のエチレングリコール単位を含有するポリエチレングリコールから選択され、
Gは、ポリオール、PEG4−30、塩及び生理的pHで荷電している部分から選択され、
sは、1、2又は3である。)
又はその塩を有する。
【0426】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.3)の化合物である、ある特定の実施形態において、sは1である。Bcl−xL阻害剤が式(IIa.3)の化合物である、ある特定の実施形態において、sは2である。
【0427】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.3)の化合物である、ある特定の実施形態において、Z2aはO、CH及びSから選択される。特定の実施形態において、Z2aはOである。ある特定の実施形態において、式(IIa.3)のZ2aは、CR6a6bである。ある特定の実施形態において、式(IIa.3)のZ2aは、CHである。ある特定の実施形態において、式(IIa.3)のZ2aは、Sである。ある特定の実施形態において、式(IIa.3)のZ2aは、−NRC(O)−である。
【0428】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.3)の化合物である、ある特定の実施形態において、Jは、メチレン及びエチレンから選択され、RはJ−G(式中、Jは、メチレン又はエチレンである。)である。一部のかかる実施形態において、Tはエチレンである。他のかかる実施形態において、TはCHCHOCHCHOCHCHである。他のかかる実施形態において、Tは、4〜10個のエチレングリコール単位を含有するポリエチレングリコールである。
【0429】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.3)の化合物である、ある特定の実施形態において、Jは、メチレン及びエチレンから選択され、Rは、Tの原子と一緒になって、4〜6個の環原子を有する環を形成する。
【0430】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.3)の化合物である、ある特定の実施形態において、Jは、メチレン及びエチレンから選択され、Rは、H又はアルキルである。一部のかかる実施形態において、Tはエチレンである。他のかかる実施形態において、TはCHCHOCHCHOCHCHである。
【0431】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.3)の化合物である、ある特定の実施形態において、Gは、
【0432】
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Mは、水素又は正に荷電した対イオンである。)
から選択される。特定の実施形態において、Gは、
【0433】
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
である。特定の実施形態において、GはSOHである。
【0434】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.3)の化合物である、ある特定の実施形態において、R20は、水素及びメチル基から選択される。
【0435】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.3)の化合物である、ある特定の実施形態において、Arは、
【0436】
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R12−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)
から選択される。
【0437】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.3)の化合物である、特定の実施形態において、Arは、
【0438】
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R12−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)である。Bcl−xL阻害剤が式(IIa.3)の化合物である、ある特定の実施形態において、Arは、
【0439】
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R12−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)から選択される。Bcl−xL阻害剤が式(IIa.3)の化合物である、特定の実施形態において、Arは、
【0440】
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R12−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)である。
【0441】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.3)の化合物である、ある特定の実施形態において、Z2b−R12は、H、F、CN、OCH、OH、NH、OCHCHOCH、N(CH)C(=O)CH、CHN(CH)C(=O)CHSCH、C(=O)N(CH及びOCHCHN(CH)(C(=O)CH)から選択される。特定の実施形態において、Z2b−R12は、H、F及びCNから選択される。特定の実施形態において、Z2b−R12はHである。
【0442】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.3)の化合物である、ある特定の実施形態において、Arは、
【0443】
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0444】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.3)の化合物である、ある特定の実施形態において、基
【0445】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【0446】
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される。
【0447】
Bcl−xL阻害剤が式(IIa.3)の化合物である、ある特定の実施形態において、基
【0448】
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【0449】
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される。
【0450】
ある特定の実施形態において、Bcl−xL阻害剤は、式(IIb)の化合物である。Bcl−xL阻害剤が式(IIb)の化合物である、ある特定の実施形態において、化合物は、構造式(IIb.1)
【0451】
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
Ar、Ar、Z、Z2a、Z2b、R、R、R11a、R11b、R12及び#は、上記のように定義されており、
Yは、置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
Gは、ポリオール、PEG4−30、塩及び生理的pHで荷電している部分から選択され、
rは、0又は1であり、
sは、1、2又は3である。)
又はその塩を有する。
【0452】
Bcl−xL阻害剤が式(IIb.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、sは1である。Bcl−xL阻害剤が式(IIb.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、sは2である。Bcl−xL阻害剤が式(IIb.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、sは3である。
【0453】
Bcl−xL阻害剤が式(IIb.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Z2aはO、CH、NH及びSから選択される。特定の実施形態において、Z2aはOである。ある特定の実施形態において、式(IIb.1)のZ2aは、CR6a6bである。ある特定の実施形態において、式(IIb.1)のZ2aは、CHである。ある特定の実施形態において、式(IIb.1)のZ2aは、Sである。ある特定の実施形態において、式(IIb.1)のZ2aは、−NRC(O)−である。
【0454】
Bcl−xL阻害剤が式(IIb.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Z2bはO、CH、NH及びSから選択される。特定の実施形態において、Z2bはOである。特定の実施形態において、Z2bはNHである。特定の実施形態において、Z2bはNCHである。
【0455】
Bcl−xL阻害剤が式(IIb.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Yはエチレンであり、rは0である。
【0456】
Bcl−xL阻害剤が式(IIb.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Yはエチレンであり、rは1である。
【0457】
Bcl−xL阻害剤が式(IIb.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Rは、H又はメチルである。特定の実施形態において、Rはメチルである。他の実施形態において、RはHである。
【0458】
Bcl−xL阻害剤が式(IIb.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Rは、Yの原子と一緒になって、4〜6個の環原子を有する環を形成する。特定の実施形態において、環はシクロブタン環である。他の実施形態において、環はピペラジン環である。他の実施形態において、環はモルホリン環である。
【0459】
Bcl−xL阻害剤が式(IIb.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Gは、
【0460】
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Mは、水素又は正に荷電した対イオンである。)
から選択される。特定の実施形態において、Gは、
【0461】
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
である。他の実施形態において、GはSOHである。特定の実施形態において、GはNHである。特定の実施形態において、GはPOである。特定の実施形態において、GはNHである。特定の実施形態において、GはC(O)OHである。特定の実施形態において、Gはポリオールである。
【0462】
Bcl−xL阻害剤が式(IIb.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Arは、
【0463】
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、G−(CH−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)から選択される。
【0464】
Bcl−xL阻害剤が式(IIb.1)の化合物である、特定の実施形態において、Arは、
【0465】
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、G−(CH−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)である。Bcl−xL阻害剤が式(IIb.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Arは、
【0466】
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、G−(CH−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)から選択される。Bcl−xL阻害剤が式(IIb.1)の化合物である、特定の実施形態において、Arは、
【0467】
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、G−(CH−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)である。
【0468】
Bcl−xL阻害剤が式(IIb.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Arは、
【0469】
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0470】
Bcl−xL阻害剤が式(IIb.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、基
【0471】
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【0472】
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される。
【0473】
Bcl−xL阻害剤が式(IIb.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、基
【0474】
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【0475】
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される。
【0476】
Bcl−xL阻害剤が式(IIb.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、基
【0477】
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【0478】
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される。
【0479】
ある特定の実施形態において、Bcl−xL阻害剤は、式(IIc)の化合物である。Bcl−xL阻害剤が式(IIc)の化合物である、ある特定の実施形態において、化合物は、構造式(IIc.1)
【0480】
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
Ar、Ar、Z、Z2a、Z2b、R、R、R11a、R11b、R12及び#は、上記のように定義されており、
は、置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
は、置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
23は、H及びC〜Cアルキルから選択され、
Gは、ポリオール、PEG4−30、塩及び生理的pHで荷電している部分から選択される。)
又はその塩を有する。
【0481】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Z2aはO、CH、NH及びSから選択される。特定の実施形態において、Z2aはOである。ある特定の実施形態において、式(IIc.1)のZ2aは、CR6a6bである。ある特定の実施形態において、式(IIc.1)のZ2aは、Sである。ある特定の実施形態において、式(IIc.1)のZ2aは、−NRC(O)−である。
【0482】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Z2bはO、CH、NH、NCH及びSから選択される。特定の実施形態において、Z2bはOである。特定の実施形態において、Z2bはNHである。特定の実施形態において、Z2bはNCHである。
【0483】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Z2bは結合である。一部のかかる実施形態において、Yは、メチレン又はエチレンである。
【0484】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Z2bはOである。一部のかかる実施形態において、Yは、メチレン、エチレン又はプロピレンである。
【0485】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Z2bはNR(式中、Rは、上記のように定義されている。)である。一部のかかる実施形態において、Rは、Yの原子と一緒になって、3〜7個の環原子を有するシクロアルキル又はヘテロシクリル環を形成する。一部のかかる実施形態において、環は5個の原子を有する。
【0486】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Yはエチレンである。
【0487】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Yはメチレンである。
【0488】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Yはプロピレンである。
【0489】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Rは、H又はメチルである。特定の実施形態において、RはHである。
【0490】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Yは、エチレン又はプロピレンである。特定の実施形態において、Yはエチレンである。
【0491】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、R23はメチルである。
【0492】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、R23はHである。
【0493】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Gは、
【0494】
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Mは、水素又は正に荷電した対イオンである。)
から選択される。特定の実施形態において、Gは、
【0495】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
である。特定の実施形態において、GはSOHである。
【0496】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Arは、
【0497】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、#−N(R)−Y−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)から選択される。
【0498】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.1)の化合物である、特定の実施形態において、Arは、
【0499】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、#−N(R)−Y−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)である。Bcl−xL阻害剤が式(IIc.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Arは、
【0500】
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、#−N(R)−Y−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)から選択される。Bcl−xL阻害剤が式(IIc.1)の化合物である、特定の実施形態において、Arは、
【0501】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、#−N(R)−Y−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)である。
【0502】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Arは、
【0503】
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0504】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、基
【0505】
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【0506】
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される。
【0507】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.1)の化合物である、他の実施形態において、基
【0508】
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【0509】
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される。
【0510】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc)の化合物である、ある特定の実施形態において、化合物は、構造式(IIc.2)
【0511】
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
Ar、Ar、Z、Z2a、Z2b、R、R、R11a、R11b、R12及び#は、上記のように定義されており、
は、置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
は、置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
は、置換されていてもよいC〜Cアルキレンであり、
23は、H及びC〜Cアルキルから選択され、
25は、Y−Gであり又はYの原子と一緒になって、4〜6個の環原子を有する環を形成し、
Gは、ポリオール、PEG4−30、塩及び生理的pHで荷電している部分から選択される。)
又はその塩を有する。
【0512】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Z2aはO、CH、NH及びSから選択される。特定の実施形態において、Z2aはOである。ある特定の実施形態において、式(IIc.2)のZ2aは、CR6a6bである。ある特定の実施形態において、式(IIc.2)のZ2aは、Sである。ある特定の実施形態において、式(IIc.2)のZ2aは、−NRC(O)−である。Bcl−xL阻害剤が式(IIc.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Z2bはO、CH、NH、NCH及びSから選択される。特定の実施形態において、Z2bはOである。特定の実施形態において、Z2bはNHである。特定の実施形態において、Z2bはNCHである。
【0513】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Z2bは結合である。一部のかかる実施形態において、Yは、メチレン又はエチレンである。
【0514】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Z2bはNR(式中、Rは、上記のように定義されている。)である。一部のかかる実施形態において、Rは、Yの原子と一緒になって、3〜7個の環原子を有するシクロアルキル又はヘテロシクリル環を形成する。一部のかかる実施形態において、環は5個の原子を有する。
【0515】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Yはエチレンである。
【0516】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Yはメチレンである。
【0517】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Rは、H又はメチルである。
【0518】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Yは、エチレン又はプロピレンである。特定の実施形態において、Yはエチレンである。
【0519】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Yは、エチレン又はプロピレンである。特定の実施形態において、Yはエチレンである。
【0520】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、R25は、Yの原子と一緒になって、4又は5個の環原子を有する環を形成する。
【0521】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、R23はメチルである。
【0522】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Gは、
【0523】
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Mは、水素又は正に荷電した対イオンである。)から選択される。特定の実施形態において、Gは、
【0524】
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
である。特定の実施形態において、GはSOHである。
【0525】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Arは、
【0526】
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、#−N(R)−Y−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)から選択される。
【0527】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.2)の化合物である、特定の実施形態において、Arは、
【0528】
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、#−N(R)−Y−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)である。Bcl−xL阻害剤が式(IIc.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Arは、
【0529】
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、#−N(R)−Y−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)から選択される。Bcl−xL阻害剤が式(IIc.2)の化合物である、特定の実施形態において、Arは、
【0530】
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、#−N(R)−Y−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)である。
【0531】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、Arは、
【0532】
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0533】
Bcl−xL阻害剤が式(IIc.2)の化合物である、ある特定の実施形態において、基
【0534】
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
は、
【0535】
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される。
【0536】
Bcl−xL阻害剤が式(IId)の化合物である、ある特定の実施形態において、化合物は、構造式(IId.1)
【0537】
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
Ar、Ar、Z、Z2a、Z2b、R、R、R11a、R11b及び#は、上記のように定義されており、
は、置換されていてもよいアルキレンであり、
は、置換されていてもよいアルキレンであり、
23は、H及びC〜Cアルキルから選択され、
は、ポリオール、PEG4−30、塩及び生理的pHで荷電している部分から選択され、
は、ポリオール、PEG4−30、塩及び生理的pHで荷電している部分から選択される。)
又はその塩を有する。
【0538】
Bcl−xL阻害剤が式(IId.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、sは1である。
【0539】
Bcl−xL阻害剤が式(IId.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、sは2である。
【0540】
Bcl−xL阻害剤が式(IId.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Z2aはO、NH、CH及びSから選択される。特定の実施形態において、Z2aはOである。ある特定の実施形態において、式(IId.1)のZ2aは、CR6a6bである。ある特定の実施形態において、式(IId.1)のZ2aは、Sである。ある特定の実施形態において、式(IId.1)のZ2aは、−NRC(O)−である。
【0541】
Bcl−xL阻害剤が式(IId.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Z2bはO、NH、CH及びSから選択される。特定の実施形態において、Z2bはOである。
【0542】
Bcl−xL阻害剤が式(IId.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Yは、エチレン、プロピレン及びブチレンから選択される。特定の実施形態において、Yはエチレンである。
【0543】
Bcl−xL阻害剤が式(IId.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Yは、エチレン、プロピレン及びブチレンから選択される。特定の実施形態において、Yはエチレンである。
【0544】
Bcl−xL阻害剤が式(IId.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Gは、
【0545】
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Mは、水素又は正に荷電した対イオンである。)から選択される。特定の実施形態において、Gは、
【0546】
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
である。特定の実施形態において、GはSOHである。特定の実施形態において、GはCOHである。
【0547】
Bcl−xL阻害剤が式(IId.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Gは、
【0548】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、Mは、水素又は正に荷電した対イオンである。)から選択される。特定の実施形態において、Gは、
【0549】
【化137】
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である。特定の実施形態において、GはSOHである。特定の実施形態において、GはCOHである。
【0550】
Bcl−xL阻害剤が式(IId.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、R23はメチルである。
【0551】
Bcl−xL阻害剤が式(IId.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Arは、
【0552】
【化138】
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(式中、G−Y−N(#)−(CH−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)から選択される。
【0553】
Bcl−xL阻害剤が式(IId.1)の化合物である、特定の実施形態において、Arは、
【0554】
【化139】
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(式中、G−Y−N(#)−(CH−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)である。Bcl−xL阻害剤が式(IId.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Arは、
【0555】
【化140】
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(式中G−Y−N(#)−(CH−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)から選択される。Bcl−xL阻害剤が式(IId.1)の化合物である、特定の実施形態において、Arは、
【0556】
【化141】
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(式中、G−Y−N(#)−(CH−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合している。)である。
【0557】
Bcl−xL阻害剤が式(IId.1)の化合物である、ある特定の実施形態において、Arは、
【0558】
【化142】
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である。
【0559】
ある特定の実施形態において、式(IIa)〜(IId)のR11a及びR11bは、同じである。特定の実施形態において、R11a及びR11bは、それぞれメチルである。
【0560】
ある特定の実施形態において、式(IIa)〜(IId)の化合物は、以下のコア(C.1)〜(C.21):
【0561】
【化143】
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の1つを含む。
【0562】
コンジュゲートされていない形態の、本明細書に記載される方法において使用され得る、及び/又は本明細書に記載されるADCにおいて含まれ得る構造式(IIa)〜(IId)に従う例示的なBcl−xL阻害は、以下の化合物及び/又はその塩を含む。
【0563】
【表5】
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【0564】
特に、本出願のBcl−xL阻害剤が、コンジュゲートされた形態である場合、構造式(IIa)又は(IIb)の#の位置に対応する水素は存在せず、一価基を形成する。例えば化合物W2.01(実施例1.1)は、6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({2−[2−(カルボキシメトキシ)エトキシ]エチル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸である。
【0565】
これがコンジュゲートされていない形態である場合、これは、以下の構造:
【0566】
【化144】
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を有する。
【0567】
同じ化合物が、構造式(IIa)又は(IIb)において示されるADCに含まれるとき、#の位置に対応する水素は存在せず、一価基を形成する。
【0568】
【化145】
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【0569】
ある特定の実施形態において、構造式(IIa)〜(IId)に従うBcl−xL阻害剤は、W2.01、W2.02、W2.03、W2.04、W2.05、W2.06、W2.07、W2.08、W2.09、W2.10、W2.11、W2.12、W2.13、W2.14、W2.15、W2.16、W2.17、W2.18、W2.19、W2.20、W2.21、W2.22、W2.23、W2.24、W2.25、W2.26、W2.27、W2.28、W2.29、W2.30、W2.31、W2.32、W2.33、W2.34、W2.35、W2.36、W2.37、W2.38、W2.39、W2.40、W2.41、W2.42、W2.43、W2.44、W2.45、W2.46、W2.47、W2.48、W2.49、W2.50、W2.51、W2.52、W2.53、W2.54、W2.55、W2.56、W2.57、W2.58、W2.59、W2.60、W2.61、W2.62、W2.63、W2.64、W2.65、W2.66、W2.67、W2.68、W2.69、W2.70、W2.71、W2.72、W2.73、W2.74、W2.75、W2.76、W2.77、W2.78、W2.79、W2.80、W2.81、W2.82、W2.83、W2.84、W2.85、W2.86、W2.87、W2.88、W2.89、W2.90、及びW2.91、又はその薬学的に許容される塩からなる群から選択される。
【0570】
ある特定の実施形態において、ADC又はその薬学的に許容される塩は、リンカーを経由して抗体に連結された薬物を含み、薬物は、W2.01、W2.02、W2.03、W2.04、W2.05、W2.06、W2.07、W2.08、W2.09、W2.10、W2.11、W2.12、W2.13、W2.14、W2.15、W2.16、W2.17、W2.18、W2.19、W2.20、W2.21、W2.22、W2.23、W2.24、W2.25、W2.26、W2.27、W2.28、W2.29、W2.30、W2.31、W2.32、W2.33、W2.34、W2.35、W2.36、W2.37、W2.38、W2.39、W2.40、W2.41、W2.42、W2.43、W2.44、W2.45、W2.46、W2.47、W2.48、W2.49、W2.50、W2.51、W2.52、W2.53、W2.54、W2.55、W2.56、W2.57、W2.58、W2.59、W2.60、W2.61、W2.62、W2.63、W2.64、W2.65、W2.66、W2.67、W2.68、W2.69、W2.70、W2.71、W2.72、W2.73、W2.74、W2.75、W2.76、W2.77、W2.78、W2.79、W2.80、W2.81、W2.82、W2.83、W2.84、W2.85、W2.86、W2.87、W2.88、W2.89、W2.90、及びW2.91からなる群から選択されるBcl−xL阻害剤である。
【0571】
ある特定の実施形態において、ADC又はその薬学的に許容される塩、Bcl−xL阻害剤は、構造式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)の#の位置に対応する水素が存在せず一価基を形成しているという点で変更されている以下の化合物:
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({2−[2−(カルボキシメトキシ)エトキシ]エチル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
2−{[(2−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}エチル)スルホニル]アミノ}−2−デオキシ−D−グルコピラノース;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(4−{[(3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチル}ベンジル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2,3−ジヒドロキシプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
2−({[4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニル]スルホニル}アミノ)−2−デオキシ−β−D−グルコピラノース;
8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−{6−カルボキシ−5−[1−({3−[2−({2−[1−(β−D−グルコピラヌロノシル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]エチル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン;
3−[1−({3−[2−(2−{[4−(β−D−アロピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−ホスホノエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[L−α−アスパルチル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−{4−[({2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ)メチル]ベンジル}−2,6−アンヒドロ−L−グロン酸;
4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニルヘキソピラノシドウロン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−ホスホノエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[D−α−アスパルチル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[1−(カルボキシメチル)ピペリジン−4−イル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
N−[(5S)−5−アミノ−6−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)アミノ}−6−オキソヘキシル]−N,N−ジメチルメタンアミニウム;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[ピペリジン−4−イル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−ホスホノプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[N−(2−カルボキシエチル)−L−α−アスパルチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[(2−アミノエチル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[5−(2−アミノエトキシ)−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホ−L−アラニル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エチル}(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(カルボキシメトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−カルボキシプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[L−α−アスパルチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[5−(2−アミノエトキシ)−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル){2−[(2−スルホエチル)アミノ]エチル}アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−スルホプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
(1ξ)−1−({2−[5−(1−{[3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−カルボキシピリジン−2−イル]−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−5−イル}メチル)−1,5−アンヒドロ−D−グルシトール;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−カルボキシプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[4−(β−D−グルコピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
3−(1−{[3−(2−{[4−(β−D−アロピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[アゼチジン−3−イル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[(3−アミノプロピル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(N,N−ジメチル−L−リシル)(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[(3−アミノプロピル)(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[アゼチジン−3−イル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
−(37−オキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−L−リシル−N−[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]−L−アラニンアミド;
メチル6−[4−(3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}プロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]−6−デオキシ−β−L−グルコピラノシド;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−{6−カルボキシ−5−[1−({3−[2−({3−[1−(β−D−グルコピラヌロノシル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロピル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン;
6−[7−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1H−インドール−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−6−[3−(メチルアミノ)プロピル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
5−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−5−デオキシ−D−アラビニトール;
1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−アラビノ−ヘキシトール;
6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)イソキノリン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロピル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−エリスロ−ペンチトール;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{[(2S,3S)−2,3,4−トリヒドロキシブチル]アミノ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(2S,3S,4R,5R,6R)−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロキシヘプチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[({3−[(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ]プロピル}スルホニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−{[1,3−ジヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−2−イル]アミノ}−3−オキソプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}プロピルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−オキシドイソキノリン−6−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]アセトアミド}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−({2−[(2−スルホエチル)アミノ]エチル}スルファニル)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;及び
6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{3−[(2−スルホエチル)アミノ]プロピル}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される。
【0572】
Bcl−xL阻害剤は、アポトーシスを含む、抗アポトーシスBcl−xLタンパク質に結合し、阻害する。構造式(IIa)〜(IId)に従う特定のBcl−xL阻害剤のBcl−xL活性を結合し、阻害する能力は、例えばTaoら、2014、ACS Med.Chem.Lett.、5:1088〜1093頁において記載されるTR−FRET Bcl−xL結合アッセイを含む、標準的結合及び活性アッセイにおいて確かめられ得る。Bcl−xL結合を確かめるために使用することができる特定のTR−FRET Bcl−xL結合アッセイが、以下の実施例4において提供される。典型的には、それ自体及び本明細書に記載されるADCにおける阻害剤として有用なBcl−xL阻害剤は、約1nM未満の実施例5の結合アッセイにおけるKを示すが、有意により小さいK、例えば約1、0.1又はさらに0.01nM未満のKを示し得る。
【0573】
Bcl−xL阻害活性はまた、Taoら、2014、ACS Med.Chem.Lett.、5:1088〜1093頁において記載されるFL5.12細胞及びMolt−4細胞傷害性アッセイのような、標準的な細胞ベースの細胞傷害性アッセイにおいて確かめられてもよい。細胞膜を透過することができる特定のBcl−xL阻害剤のBcl−xL阻害活性を確かめるために使用され得る特定のMolt−4細胞傷害性アッセイは、以下の実施例5及び6において提供される。典型的には、かかる細胞透過可能なBcl−xL阻害剤は、実施例5及び6のMolt−4細胞傷害性アッセイにおいて約500nM未満のEC50を示すが、有意に小さいEC50、例えば約250、100、50、20、10又はさらに5nM未満のEC50を示し得る。
【0574】
可溶化基の存在のために、本明細書に記載されるBcl−xL阻害剤の多くが、低い又は非常に低い細胞透過性を示すことが予想され、したがって、実施例5及び6のMolt−4細胞毒性アッセイを含む、化合物が細胞膜を横切ることができないことに起因して、ある種の細胞アッセイにおいて有意な活性を生じない。細胞膜を自由に横切らない化合物のBcl−xL阻害活性は、透過処理した細胞での細胞アッセイにおいて確かめられ得る。ミトコンドリアの外側の膜透過性(MOMP)のプロセスは、Bcl−2ファミリータンパク質により制御される。具体的には、MOMPは、活性化の際、外側のミトコンドリア膜上でオリゴマー形成し、孔を形成し、これが、チトクロムc(cyt c)の放出を導く、アポトーシス促進性Bcl−2ファミリータンパク質Bax及びBakにより促進される。cyt cの放出は、アポトソームの形成を作動させ、アポトソームは次に、カスパーゼ活性化及び細胞にプログラム細胞死を受けさせる他の事象をもたらす(Goldsteinら、2005年、Cell Death and Differentiation、12:453〜462頁を参照)。Bax及びBakのオリゴマー形成作用は、Bcl−2及びBcl−xLを含む、抗アポトーシスBcl−2ファミリーのメンバーにより拮抗される。生存についてBcl−xLに依存する細胞におけるBcl−xL阻害剤は、Bax及び/又はBakの活性化、MOMP、cyt cの放出、並びにアポトーシスを導く下流の事象を引き起こすことができる。cyt c放出のプロセスは、細胞のミトコンドリアと細胞質画分の両方のウエスタンブロットを介して測定することができ、細胞におけるアポトーシスの代理測定として使用することができる。
【0575】
Bcl−xL阻害活性及び結果としての、低い細胞透過性でのBcl−xL阻害剤についてのcyt cの放出を検出する手段として、細胞は、原形質における選択的孔形成を引き起こすが、ミトコンドリア膜では引き起こさない薬剤で処理することができる。具体的には、コレステロール/リン脂質比は、ミトコンドリア膜より形質膜においてずっと高い。結果として、低い濃度のコレステロール指向性界面活性剤ジギトニンとの短時間のインキュベーションは、ミトコンドリア膜に有意に影響することなく、形質膜を選択的に透過する。この薬剤は、コレステロールと不溶性の複合体を形成し、これが、その正常なリン脂質結合部位からのコレステロールの分離を導く。この作用は、次に、脂質二重層において幅約40〜50Åの孔の形成を導く。形質膜を透過処理すると、ジギトニンにより形成された孔を通過することができる細胞質成分は、アポトーシス細胞においてミトコンドリアから細胞質に放出されたチトクロムCを含み、洗い流すことができる(Campos、2006年、Cytometry A、69(6):515〜523頁)。
【0576】
化合物は、有意に低いEC50、例えば約5、1、又はさらに0.5nM未満を示し得るが、典型的には、Bcl−xL阻害剤は、実施例5及び6のMolt−4細胞の透過処理したcyt cアッセイにおいて約10nM未満のEC50を生じる。実施例6において証明されるように、非浸透化細胞での標準的なMolt−4細胞傷害性アッセイにおいて活性を呈しない低い又は非常に低い細胞浸透性を有するBc1−xL阻害剤は、浸透化細胞での細胞傷害性アッセイにおいて、cty cの放出によって測定して、有力な機能的活性を呈する。チトクロムc放出に加えて、アポトーシスを受けているミトコンドリアは、これらの膜貫通型ミトコンドリア膜電位を失うことが多い(Bouchier−Hayesら、2008年、Methods、44(3):222〜228頁)。Jc−1は、ミトコンドリアにおいて蓄積するカチオン性のカルボシアニン色素であり、ミトコンドリアが健常である場合、赤色の蛍光を発し、ミトコンドリア膜が損なわれている場合、消失する(パーセンテージ偏光解消;Smileyら、1991年、Proc.Natl.Acad.Sci.、USA、88:3671〜3675頁;Reersら、1991年:Biochemistry、30:4480〜4486頁)。シグナルのこの消失は、蛍光光度計(励起545nm及び放出590nm)を使用して透過処理した細胞において検出することができ、したがって、完全に定量的であり、これが、再現性と処理量の両方を増強する。化合物は、有意に低いEC50、例えば約5、1、0.5、又はさらに0.05nM未満を示し得るが、典型的には、Bcl−xL阻害剤は、実施例5及び6のMolt−4細胞の透過処理したJC−1アッセイにおいて約10nM未満のEC50を生じる。実施例6において示される通り、透過処理していない細胞での標準的なMolt−4細胞毒性アッセイにおいて活性を示さない低い又は非常に低い細胞透過性を有するBcl−xL阻害剤は、透過処理した細胞での細胞傷害性アッセイにおいて、JC−1アッセイにおける膜貫通型のミトコンドリア膜電位のそれらの喪失により測定される、強力な機能活性を示す。低い透過性Bcl−xL阻害剤はまた、ADCの形態で細胞に投与されるとき、強力な活性を示す(例えば実施例8を参照)。
【0577】
構造式(IIa)〜(IId)のBcl−xL阻害剤の多くが、他の抗アポトーシスBcl−2ファミリータンパク質よりBcl−xLを選択的又は特異的に阻害するが、Bcl−xLの選択的及び/又は特異的な阻害は必要ではない。化合物を含むBcl−xL阻害剤及びADCはまた、Bcl−xLを阻害することに加えて、例えばBcl−2のような、1つ以上の他の抗アポトーシスBcl−2ファミリーのタンパク質を阻害する。一部の実施形態において、Bcl−xL阻害剤及び/又はADCは、Bcl−xLに選択的であり、及び/又は特異的である。特異的又は選択的とは、特定のBcl−xL阻害剤及び/又はADCが、等しいアッセイ条件下でBcl−2より高い程度まで、Bcl−xLに結合し、又は阻害することを意味する。特定の実施形態において、Bcl−xL阻害剤及び/又はADCは、結合アッセイにおいてBcl−2よりBcl−xLに対して約10倍、100倍又はさらに高い範囲の特異性又は選択性を示す。
【0578】
3.2 リンカー
本明細書に記載されるADCにおいて、Bcl−xL阻害剤は、リンカーを経由して、抗体に連結される。Bcl−xL阻害剤をADCの抗体に連結するリンカーは、短く、長く、疎水性、親水性、可動性若しくは強固であってもよく、又はリンカーが、異なる特性を有するセグメントを含み得るように、それぞれ独立して、上記の特性の1つ以上を有するセグメントから構成されてもよい。リンカーは、これらが、1つより多くのBcl−xL阻害剤を抗体上の単一部位に共有結合するように、多価であってもよく、又はこれらが、単一のBcl−xL阻害剤を抗体上の単一部位に共有結合するように一価であってもよい。
【0579】
当業者により理解される通り、1つの位置においてBcl−xL阻害剤に共有結合、及び別の位置において抗体に共有結合を形成することにより、リンカーはBcl−xL阻害剤を抗体に連結する。リンカー上の官能基と阻害剤及び抗体上の官能基との反応により、共有結合が形成される。本明細書において使用される場合、表現「リンカー」は、(i)リンカーをBcl−xL阻害剤に共有結合する能力がある官能基、及びリンカーを抗体に共有結合する能力がある官能基を含む、コンジュゲートされていない形態のリンカー;(ii)リンカーを抗体に共有結合する能力がある官能基を含み、Bcl−xL阻害剤に共有結合された、又はその逆である、部分的にコンジュゲートされた形態のリンカー;並びに(iii)Bcl−xL阻害剤と抗体の両方に共有結合される、完全にコンジュゲートされた形態のリンカーを含むことが意図される。本明細書に記載される中間のシントン及びADCの一部の特定の実施形態において、リンカー上の官能基を含む部分、及びリンカーと抗体の間で形成された共有結合が、それぞれ、R及びLKとして具体的に説明される。
【0580】
リンカーは、細胞の外側の条件に化学的に安定であることが好ましいが、そうである必要はなく、細胞の内部で切断し、犠牲にされ、及び/又は他の方法で特異的に分解するよう設計されていてもよい。あるいは、細胞の内部で特異的に切断し、又は分解するよう設計されていないリンカーが使用されてもよい。ADCの状況において薬物を抗体に連結するのに有用な多種多様なリンカーが、当技術分野において公知である。これらのリンカーのいずれか及び他のリンカーを使用して、Bcl−xL阻害剤を本明細書に記載されるADCの抗体に連結してもよい。
【0581】
多くのBcl−xL阻害剤を抗体に連結するのに使用され得る例示的な多価のリンカーは、例えば米国特許第8,399,512号;米国公開出願第2010/0152725号;米国特許第8,524,214号;米国特許第8,349,308号;米国公開出願第2013/189218号;米国公開出願第2014/017265号;WO2014/093379;WO2014/093394;WO2014/093640において記載されており、これらの内容を、それらの全体として参照により本明細書に組み込む。例えばMersanaらにより開発されたFleximer(登録商標)リンカーテクノロジーは、良好な物理化学特性を有する高DAR ADCを可能にする可能性を有する。以下で示される通り、Fleximer(登録商標)リンカーテクノロジーは、エステル結合の配列を介して薬物分子を可溶化ポリ−アセタール骨格に取り込むことに基づく。方法論は、良好な物理化学特性を維持しながら、高度に負荷されたADC(DAR最大20)をもたらす。この方法論は、以下のスキームにおいて示される通り、Bcl−xL阻害剤と共に利用することができる。
【0582】
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0583】
上のスキームにおいて描かれるFleximer(登録商標)リンカーテクノロジーを利用するために、脂肪族アルコールが、存在し得る又はBcl−xL阻害剤に導入され得る。次いで、アルコール部分は、アラニン部分にコンジュゲートされ、次いで、これが、Fleximer(登録商標)リンカーに合成で取り込まれる。インビトロでのADCのリポソーム処理により、親アルコール含有薬物が放出される。
【0584】
樹状タイプのリンカーのさらなる例を、US2006/116422;US2005/271615;de Grootら、(2003年)Angew.Chem.Int.編、42:4490〜4494頁;Amirら、(2003年)Angew.Chem.Int.編、42:4494〜4499頁;Shamisら、(2004年)J.Am.Chem.Soc.、126:1726〜1731頁;Sunら、(2002年)Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters、12:2213〜2215頁;Sunら、(2003年)Bioorganic & Medicinal Chemistry、11:1761〜1768頁;Kingら、(2002年)Tetrahedron Letters、43:1987〜1990頁において見出すことができる。
【0585】
使用され得る例示的な一価のリンカーが、例えばNolting、2013年、Antibody−Drug Conjugates、Methods in Molecular Biology、1045:71〜100頁;Kitsonら、2013年、CROs/CMOs−Chemica Oggi−Chemistry Today、31(4):30〜36頁;Ducryら、2010年、Bioconjugate Chem.、21:5〜13頁;Zhaoら、2011年、J.Med.Chem.、54:3606〜3623頁;米国特許第7,223,837号;米国特許第8,568,728号;米国特許第8,535,678号;及びWO2004010957において記載され、これらのそれぞれの内容を、それらの全体として参照により本明細書に組み込む。
【0586】
例として、限定ではなく、本明細書に記載されるADCに含まれ得る、いくつかの切断可能なリンカー及び切断不可能なリンカーが、以下に記載される。
【0587】
3.2.1 切断可能なリンカー
ある特定の実施形態において、選択されたリンカーは、インビトロ及びインビボで切断可能である。切断可能なリンカーは、化学的又は酵素的に不安定な又は分解可能な結合を含んでもよい。切断可能なリンカーは、一般に、細胞質における還元、リソソームにおける酸性条件への曝露又は細胞内での特定のタンパク質分解酵素若しくは他の酵素による切断のような細胞内部でのプロセスを利用して薬物を遊離させる。切断可能なリンカーは、一般に、化学的又は酵素的のいずれかで切断可能である1つ以上の化学結合を取り込み、一方、リンカーの残部は、切断不可能である。
【0588】
ある特定の実施形態において、リンカーは、ヒドラゾン及び/又はジスルフィド基のような化学的に不安定な基を含む。化学的に不安定な基を含むリンカーは、原形質といくつかの細胞質区画の間の異なる特性を活用する。ヒドラゾンを含有するリンカーのための薬物放出を促進する細胞内条件は、エンドソーム及びリソソームの酸性環境であり、一方、ジスルフィドを含有するリンカーは、高いチオール濃度、例えばグルタチオンを含む細胞質において還元される。ある特定の実施形態において、化学的に不安定な基を含むリンカーの原形質安定性は、化学的に不安定な基の近くの置換基を使用して、立体障害を導入することにより、増大されてもよい。
【0589】
ヒドラゾンのような、酸不安定な基は、血液の中性pH環境(pH7.3〜7.5)において全身循環中インタクトなままであり、ADCが、細胞の弱酸性エンドソーム(pH5.0〜6.5)及びリソソーム(pH4.5〜5.0)区画に内部移行されると、加水分解を受け、薬物を放出する。このpH依存性放出機序は、薬物の非特異的な放出と関連している。リンカーのヒドラゾン基の安定性を増大させるために、リンカーは、化学修飾、例えば置換により変化し得、これにより、循環中の喪失を最小化しながら、リソソームにおけるより効率的な放出を達成するのに合わせることが可能になる。
【0590】
ヒドラゾン含有リンカーは、さらなる酸不安定な切断部位及び/又は酵素的に不安定な切断部位のような、さらなる切断部位を含有してもよい。例示的なヒドラゾン含有リンカーを含むADCは、以下の構造:
【0591】
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、D及びAbは、それぞれ、薬物及びAbを表し、nは、抗体に連結した薬物−リンカーの数を表す。)を含む。リンカー(Ig)のようなある特定のリンカーにおいて、リンカーは、2つの切断可能な基−ジスルフィド及びヒドラゾン部分を含む。かかるリンカーについて、修飾されていない遊離薬物の有効な放出は、酸性pH又はジスルフィド還元及び酸性pHを必要とする。単一のヒドラゾン切断部位を有する(Ih)及び(Ii)のようなリンカーが、有効であることが示された。
【0592】
リンカーに含まれ得る他の酸不安定な基は、cis−アコニチル含有リンカーを含む。cis−アコニチル化学は、アミド結合に並置したカルボン酸を使用して、酸性条件下でアミド加水分解を促進する。
【0593】
切断可能なリンカーはまた、ジスルフィド基を含んでもよい。ジスルフィドは、生理的pHにおいて熱力学的に安定であり、細胞内部での内部移行の際に薬物を放出するよう設計され、ここで、細胞質は、細胞外環境と比較して、有意により還元的な環境をもたらす。ジスルフィド含有リンカーが、循環中合理的に安定であり、これにより、細胞質において薬物を選択的に放出するように、ジスルフィド結合の切断は、一般に、(還元型)グルタチオン(GSH)のような、細胞質チオールコファクターの存在を必要とする。細胞内酵素タンパク質ジスルフィドイソメラーゼ又はジスルフィド結合を切断することが可能な同様の酵素はまた、細胞内部でのジスルフィド結合の優先切断に寄与してもよい。GSHは、有意により低い濃度のGSH又はシステイン、約5μMの循環中、最も大量な低分子量チオールと比較して、0.5〜10mMの濃度範囲で細胞に存在することが報告されている。不規則な血流が低酸素状態を導く、腫瘍細胞は、還元酵素の増強された活性をもたらし、したがって、さらに高いグルタチオン濃度をもたらす。ある特定の実施形態において、ジスルフィド含有リンカーのインビボ安定性は、リンカーの化学的修飾、例えばジスルフィド結合に隣接した立体障害の使用により、増強されてもよい。
【0594】
例示的なジスルフィド含有リンカーを含むADCは、以下の構造:
【0595】
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、D及びAbは、それぞれ、薬物及び抗体を表し、nは、抗体に連結された薬物−リンカーの数を表し、Rは、出現ごとに、例えば、水素又はアルキルから独立して選択される。)を含む。ある特定の実施形態において、ジスルフィド結合に隣接する立体障害の増大が、リンカーの安定性を増大させる。(Ij)及び(Il)のような構造は、1つ以上のR基が、メチルのような低級アルキルから選択されるとき、増大したインビボ安定性を示す。
【0596】
使用され得る別の種類のリンカーは、酵素により特異的に切断されるリンカーである。かかるリンカーは、典型的には、ペプチドベースであり、又は酵素の基質として作用するペプチド性領域を含む。ペプチドベースのリンカーは、化学的に不安定なリンカーより、原形質及び細胞外環境においてより安定である傾向がある。リソソームタンパク質分解酵素は、リソソームと比較して、内在性の阻害剤及び血液の好ましくない高いpH値に起因して血液において非常に低い活性を有するので、ペプチド結合は、一般に、良好な血清安定性を有する。抗体からの薬物の放出は、リソソームタンパク質分解酵素、例えばカテプシン及びプラスミンの作用に起因して特異的に生じる。これらのタンパク質分解酵素は、ある特定の腫瘍組織において上昇したレベルで存在してもよい。ある特定の実施形態において、リンカーは、リソソーム酵素によって切断可能である。ある特定の実施形態において、リンカーは、リソソーム酵素によって切断可能であり、リソソーム酵素はカテプシンBである。ある特定の実施形態において、リンカーは、リソソーム酵素によって切断可能であり、リソソーム酵素は、β−グルクロニダーゼ又はβ−ガラクトシダーゼである。ある特定の実施形態において、リンカーは、リソソーム酵素によって切断可能であり、リソソーム酵素はβ−グルクロニダーゼである。ある特定の実施形態において、リンカーは、リソソーム酵素によって切断可能であり、リソソーム酵素はβ−ガラクトシダーゼである。
【0597】
当業者は、原形質に対して安定であるが、リソソーム酵素により容易に切断される切断可能なリンカーの重要性を認識する。ある特定の実施形態において、改善された原形質安定性及び小分子薬物の低減した非特異的放出を示す、リソソーム酵素β−グルクロニダーゼ又はβ−ガラクトシダーゼによって切断可能なリンカーが、本明細書において開示される。
【0598】
例示的な実施形態において、切断可能なペプチドは、Gly−Phe−Leu−Gly、Ala−Leu−Ala−Leuのようなテトラペプチド又はVal−Cit、Val−Ala及びPhe−Lysのようなジペプチドから選択される。ある特定の実施形態において、ジペプチドは、より長いペプチドの疎水性に起因して、より長いポリペプチドより好ましい。
【0599】
ドキソルビシン、マイトマイシン、カンプトテシン、タリソマイシン及びアウリスタチン/アウリスタチンファミリーメンバーのような薬物を抗体に連結させるのに有用な様々なジペプチドベースの切断可能なリンカーが記載されている(Dubowchikら、1998年、J.Org.Chem.、67:1866〜1872頁;Dubowchikら、1998年、Bioorg.Med.Chem.Lett.、8:3341〜3346頁;Walkerら、2002年、Bioorg.Med.Chem.Lett.、12:217〜219頁;Walkerら、2004年、Bioorg.Med.Chem.Lett.、14:4323〜4327頁;及びFranciscoら、2003年、Blood、102:1458〜1465頁を参照、これらのそれぞれの内容を、参照により本明細書に組み込む)。これらのジペプチドリンカー又はこれらのジペプチドリンカーの修飾されたバージョンの全てが、本明細書に記載されるADCにおいて使用され得る。使用され得る他のジペプチドリンカーは、Seattle Genetics’ Brentuximab Vendotin SGN−35(Adcetris(商標))、Seattle Genetics SGN−75(抗CD−70、MC−モノメチルアウリスタチンF(MMAF)、Celldex Therapeutics glembatumumab(CDX−011)(抗NMB、Val−Cit−モノメチルアウリスタチンE(MMAE)及びCytogen PSMA−ADC(PSMA−ADC−1301)(抗PSMA、Val−Cit−MMAE)のようなADCにおいて見出されるものを含む。
【0600】
酵素的に切断可能なリンカーは、薬物を酵素切断の部位から空間的に分けるための自壊性スペーサーを含んでもよい。ペプチドリンカーへの薬物の直接結合は、薬物のアミノ酸付加物のタンパク質分解性放出をもたらし、これにより、その活性を損ない得る。自壊性スペーサーの使用により、アミド結合加水分解の際に、完全に活性な化学的に修飾されていない薬物の除去が可能となる。
【0601】
1つの自壊性スペーサーは、二官能性パラ−アミノベンジルアルコール基であり、これは、アミノ基を介してペプチドに連結され、アミド結合を形成しており、一方、アミン含有薬物は、(p−アミドベンジルカルバメート、PABCを付与するために)カルバメート官能性を介してリンカーのベンジリックヒドロキシル基に結合されてもよい。得られたプロドラッグは、タンパク質分解酵素により媒介される切断の際に活性化され、修飾されていない薬物、二酸化炭素及びリンカー基のレムナントを放出する1,6−脱離反応を導く。以下のスキームは、p−アミドベンジルカルバメートの断片化及び薬物の放出を描く:
【0602】
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、X−Dは、修飾されていない薬物を表す。)。この自壊性基のヘテロ環状の変異体も記載されている。米国特許第7,989,434号を参照。
【0603】
ある特定の実施形態において、酵素的に切断可能なリンカーは、β−グルクロン酸ベースのリンカーである。薬物の容易な放出は、リソソーム酵素β−グルクロニダーゼによるβ−グルクロニドグリコシド結合の切断を介して実現され得る。この酵素は、リソソーム内に大量に存在し、一部の腫瘍型において過剰発現され、一方細胞の外側の酵素活性は低い。β−グルクロン酸ベースのリンカーを使用して、β−グルクロニドの親水性に起因して凝集を経験するADCの傾向を回避し得る。ある特定の実施形態において、β−グルクロン酸ベースのリンカーは、疎水性薬物に連結されたADCのためのリンカーとして好ましい。以下のスキームは、ADCからの薬物の放出、及びβ−グルクロン酸ベースのリンカーを含有するADCを描く:
【0604】
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0605】
アウリスタチン、カンプトテシン及びドキソルビシン類似体、CBI小溝結合剤並びにプシムベリンのような薬物を抗体に連結させるのに有用な様々な切断可能なβ−グルクロン酸ベースのリンカーが記載されている(Jeffreyら、2006年、Bioconjug.Chem.、17:831〜840頁;Jeffreyら、Bioorg.Med.Chem.Lett.、17:2278〜2280頁;及びJiangら、2005年、J.Am.Chem.Soc.127:11254〜11255頁を参照、これらのそれぞれの内容を、参照により本明細書に組み込む)。これらのβ−グルクロン酸ベースのリンカーの全てが、本明細書に記載されるADCにおいて使用され得る。ある特定の実施形態において、酵素的に切断可能なリンカーは、β−ガラクトシドベースのリンカーである。β−ガラクトシドは、リソソーム内に大量に存在し、一方、細胞の外側の酵素活性は低い。加えて、フェノール基を含有するBc1−xL阻害剤は、フェノール類酸素を介してリンカーに共有結合することができる。米国公開出願第2009/0318668号において記載される、1つのかかるリンカーは、ジアミノ−エタン「SpaceLink」を、伝統的な「PABO」ベースの自壊性基と共に使用して、フェノールを送達する、方法論を利用する。リンカーの切断が、本開示のBcl−xL阻害剤を使用して、以下で模式的に描かれる。
【0606】
【化151】
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【0607】
切断可能なリンカーは、切断不可能な部分若しくはセグメントを含んでもよく、及び/又は切断可能なセグメント若しくは部分を含んでいなければ切断不可能であるリンカーに、切断可能なセグメント若しくは部分が含まれてもよい。単なる例として、ポリエチレングリコール(PEG)及び関連するポリマーは、ポリマー骨格において切断可能な基を含んでもよい。例えば、ポリエチレングリコール又はポリマーリンカーは、ジスルフィド、ヒドラゾン又はジペプチドのような1つ以上の切断可能な基を含んでもよい。
【0608】
リンカーに含まれ得る他の分解可能な結合は、PEGカルボン酸又は活性化されたPEGカルボン酸の生物学的に活性な薬剤上のアルコール基との反応により形成されるエステル結合を含み、かかるエステル基は、一般に、生理学的条件下で加水分解して、生物学的に活性な薬剤を放出する。加水分解で分解可能な結合は、カーボネート結合;アミンとアルデヒドの反応から生じるイミン結合;アルコールをリン酸基と反応させることにより形成されるリン酸エステル結合;アルデヒド及びアルコールの反応産物であるアセタール結合;ギ酸塩及びアルコールの反応産物であるオルソエステル結合;並びにポリマーの末端にあるものを含むがこれらに限定されないホスホラミダイト基及びオリゴヌクレオチドの5’ヒドロキシル基により形成されるオリゴヌクレオチド結合を含むが、これらに限定されない。
【0609】
ある特定の実施形態において、リンカーは、酵素的に切断可能なペプチド部分、例えば構造式(IVa)、(IVb)、(IVc)又は(IVd):
【0610】
【化152】
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(式中、
ペプチドは、リソソーム酵素によって切断可能なペプチドを表し(N→Cで図示されており、ペプチドはアミノ及びカルボキシ「末端」を含む)、
Tは、1個以上のエチレングリコール単位若しくはアルキレン鎖又はこれらの組み合わせを含むポリマーを表し、
は、水素、C1〜6アルキル、SOH及びCHSOHから選択され、
は、水素又はC1〜4アルキル−(O)−(C1〜4アルキレン)−G若しくはC1〜4アルキル(N)−[(C1〜4アルキレン)−Gであり、
は、C1〜4アルキル−(O)−(C1〜4アルキレン)−Gであり、
は、SOH、COH、PEG4−32又は糖部分であり、
は、SOH、COH又はPEG4−32部分であり、
rは、0又は1であり
sは、0又は1であり、
pは、0〜5の範囲の整数であり、
qは、0又は1であり、
xは、0又は1であり、
yは、0又は1であり、
【0611】
【化153】
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は、Bc1−xL阻害剤に対するリンカーの結合点を表し、
*は、リンカーの残部に対する結合点を表す。)
又はその薬学的に許容される塩を含む。
【0612】
ある特定の実施形態において、リンカーは、酵素的に切断可能なペプチド部分、例えば構造式(IVa)、(IVb)、(IVc)若しくは(IVd)を含むリンカー又はその薬学的に許容される塩を含む。
【0613】
ある特定の実施形態において、ペプチドは、トリペプチド又はジペプチドから選択される。特定の実施形態において、ジペプチドは、Val−Cit;Cit−Val;Ala−Ala;Ala−Cit;Cit−Ala;Asn−Cit;Cit−Asn;Cit−Cit;Val−Glu;Glu−Val;Ser−Cit;Cit−Ser;Lys−Cit;Cit−Lys;Asp−Cit;Cit−Asp;Ala−Val;Val−Ala;Phe−Lys;Lys−Phe;Val−Lys;Lys−Val;Ala−Lys;Lys−Ala;Phe−Cit;Cit−Phe;Leu−Cit;Cit−Leu;Ile−Cit;Cit−Ile;Phe−Arg;Arg−Phe;Cit−Trp;及びTrp−Cit;又はその薬学的に許容される塩から選択される。
【0614】
本明細書に記載されるADCに含まれ得る構造式(IVa)に従うリンカーの例示的な実施形態は、以下で説明されるリンカーを含む(説明される通り、リンカーは、リンカーを抗体に共有結合させるのに適した基を含む。):
【0615】
【化154】
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【0616】
本明細書に記載されるADCに含まれ得る構造式(IVb)、(IVc)又は(IVd)に従うリンカーの例示的な実施形態は、以下で説明されるリンカーを含む(説明される通り、リンカーは、リンカーを抗体に共有結合させるのに適した基を含む。):
【0617】
【化155】
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【0618】
ある特定の実施形態において、リンカーは、酵素的に切断可能な糖部分、例えば、構造式(Va)、(Vb)、(Vc)、(Vd)又は(Ve):
【0619】
【化156】
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(式中、
qは、0又は1であり、
rは、0又は1であり、
は、CH、O又はNHであり、
【0620】
【化157】
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は、薬物へのリンカーの結合点を表し、
*は、リンカーの残部への結合点を表す。)
又はその薬学的に許容される塩を含むリンカーを含む。
【0621】
本明細書に記載されるADCに含まれ得る構造式(Va)に従うリンカーの例示的な実施形態は、以下で説明されるリンカーを含む(説明される通り、リンカーは、リンカーを抗体に共有結合させるのに適した基を含む。):
【0622】
【化158】
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【0623】
本明細書に記載されるADCに含まれ得る構造式(Vb)に従うリンカーの例示的な実施形態は、以下で説明されるリンカーを含む(説明される通り、リンカーは、リンカーを抗体に共有結合させるのに適した基を含む。):
【0624】
【化159】
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【0625】
本明細書に記載されるADCに含まれ得る構造式(Vc)に従うリンカーの例示的な実施形態は、以下で説明されるリンカーを含む(説明される通り、リンカーは、リンカーを抗体に共有結合させるのに適した基を含む。):
【0626】
【化160】
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【0627】
本明細書に記載されるADCに含まれ得る構造式(Vd)に従うリンカーの例示的な実施形態は、以下で説明されるリンカーを含む(説明される通り、リンカーは、リンカーを抗体に共有結合させるのに適した基を含む。):
【0628】
【化161】
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【0629】
本明細書に記載されるADCに含まれ得る構造式(Ve)に従うリンカーの例示的な実施形態は、以下で説明されるリンカーを含む(説明される通り、リンカーは、リンカーを抗体に共有結合させるのに適した基を含む。):
【0630】
【化162】
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【0631】
3.2.2切断不可能なリンカー
切断可能なリンカーは、ある特定の利点をもたらし得るが、本明細書に記載されるADCを含むリンカーは、切断可能である必要はない。切断不可能なリンカーについて、薬物放出は、原形質と一部の細胞質区画の間の異なる特性に依存しない。薬物の放出は、抗原により媒介されるエンドサイトーシスを介したADCの内部移行及びリソソーム区画への送達後に生じることが仮定され、抗体は、細胞内タンパク質分解性分解を介してアミノ酸のレベルまで分解される。このプロセスは、薬物、リンカー及びリンカーが共有結合していたアミノ酸残基により形成される薬物誘導体を放出する。切断不可能なリンカーを有するコンジュゲートからのアミノ酸薬物代謝産物は、より親水性であり、一般に、より膜透過性が低く、これが、切断可能なリンカーを有するコンジュゲートと比較して、より少ないバイスタンダー効果及びより少ない非特異的毒性を導く。一般に、切断不可能なリンカーを有するADCは、切断可能なリンカーを有するADCより循環中より高い安定性を有する。切断不可能なリンカーは、アルキレン鎖であってもよく、又は例えばポリアルキレングリコールポリマー、アミドポリマーに基づくような、事実上ポリマーであってもよく、又はアルキレン鎖、ポリアルキレングリコール及び/若しくはアミドポリマーのセグメントを含んでもよい。ある特定の実施形態において、リンカーは、1〜6個のエチレングリコール単位を有するポリエチレングリコールセグメントを含む。
【0632】
薬物を抗体に連結するために使用される様々な切断不可能なリンカーが記載されている。(Jeffreyら、2006年、Bioconjug.Chem.17;831〜840頁;Jeffreyら、2007年、Bioorg.Med.Chem.Lett.、17:2278〜2280頁;及びJiangら、2005年、J.Am.Chem.Soc.、127:11254〜11255頁を参照、これらの内容を、参照により本明細書に組み込む)。これらのリンカーの全てが、本明細書に記載されるADCに含まれてもよい。
【0633】
ある特定の実施形態において、リンカーは、インビボで切断不可能であり、例えば構造式(VIa)、(VIb)、(VIc)若しくは(VId):
【0634】
【化163】
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(式中、
は、水素、アルキル、スルホネート及びメチルスルホネートから選択され、
は、リンカーを抗体に共有結合させる能力がある官能基を含む部分であり、
【0635】
【化164】
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は、Bcl−xL阻害剤に対するリンカーの結合点を表す。)
又はその薬学的に許容される塩によるリンカーである(説明される通り、リンカーは、リンカーを抗体に共有結合させるのに適当な基を含む。)。
【0636】
本明細書に記載されるADCに含まれ得る構造式(VIa)〜(VId)に従うリンカーの例示的な実施形態は、以下で説明されるリンカーを含む(説明される通り、リンカーは、リンカーを抗体に共有結合させるのに適した基を含み、
【0637】
【化165】
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は、Bcl−xL阻害剤に対する結合点を表す。)。
【0638】
【化166】
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【0639】
3.2.3リンカーを抗EGFR抗体に結合するために使用される基
結合基は、事実上求電子性であり、マレイミド基、活性化したジスルフィド、NHSエステル及びHOBtエステルのような活性エステル、ハロギ酸塩、酸ハロゲン化物、アルキル並びにハロアセトアミドのようなベンジルハロゲン化物を含み得る。以下で論じられる通り、本開示に従い使用することができる「自己安定化」マレイミド及び「架橋ジスルフィド」に関連する新たに発生したテクノロジーも存在する。
【0640】
ADCからの薬物−リンカーの喪失は、アルブミン、システイン又はグルタチオンとのマレイミド交換プロセスの結果として観察されている(Alleyら、2008年、Bioconjugate Chem.、19:759〜769頁)。これは、コンジュゲーションの高度に溶媒にアクセス可能な部位から特に行き渡り、一方、部分的にアクセス可能であり、正に荷電した環境を有する部位は、マレイミド環加水分解を促進する(Junutulaら、2008年、Nat.Biotechnol.、26:925〜932頁)。認められている解決策は、コンジュゲーションから形成されたスクシンイミドを加水分解することであり、これは抗体からの脱コンジュゲーションに抵抗性であり、これにより、ADCを血清中で安定にする。スクシンイミド環が、アルカリ条件下で加水分解を受けることは、既に報告されている(Kaliaら、2007年、Bioorg.Med.Chem.Lett.、17:6286〜6289頁)。ADC種に改善された安定性を与えるために抗体コンジュゲーション条件下で自発的に加水分解する「自己安定化」マレイミド基の1つの例が、以下のスキームにおいて描かれる。米国公開出願第2013/0309256号、国際出願公開第WO2013/173337号、Tumeyら、2014年、Bioconjugate Chem.、25:1871〜1880頁及びLyonら、2014年、Nat.Biotechnol.、32:1059〜1062頁を参照。したがって、マレイミド結合基が、抗体のスルフヒドリルと反応して、中間のスクシンイミド環が得られる。加水分解型の結合基は、原形質タンパク質の存在下で脱コンジュゲーションに抵抗性である。
【0641】
【化167】
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【0642】
上で示される通り、リンカーのマレイミド環は、抗体Abと反応し、スクシンイミド(閉鎖型)又はスクシンアミド(開放型)のいずれかとして共有結合を形成する。
【0643】
Polythericsは、天然のヒンジジスルフィド結合の還元から誘導されるスルフヒドリル基の対を架橋する方法を開示した。Badescuら、2014年、Bioconjugate Chem.、25:1124〜1136頁を参照。反応が、以下の概略図において描かれる。この方法論の利点は、IgGの完全な還元(4対のスルフヒドリルを得る)、続いて、4当量のアルキル化剤との反応により、同種のDAR4 ADCを合成する能力である。「架橋されたジスルフィド」を含有するADCはまた、増大した安定性を有することが主張される。
【0644】
【化168】
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【0645】
同様に、以下で示す通り、1対のスルフヒドリル基を架橋する能力があるマレイミド誘導体が開発された。米国公開出願第2013/0224228号を参照。
【0646】
【化169】
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【0647】
ある特定の実施形態において、結合部分は、構造式(VIIa)、(VIIb)若しくは(VIIc):
【0648】
【化170】
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(式中、
は、H又は−O−(CHCHO)11−CHであり、
xは、0又は1であり、
yは、0又は1であり、
は、−CHCHCHSOH又は−CHCHO−(CHCHO)11−CHであり;
は、−O−CHCHSOH又は−NH(CO)−CHCHO−(CHCHO)12−CHであり、
*は、リンカーの残部に対する結合点を表す。)
又はその薬学的に許容される塩を含む。
【0649】
ある特定の実施形態において、リンカーは、構造式(VIIIa)、(VIIIb)若しくは(VIIIc):
【0650】
【化171】
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(式中、
は、H又はO−(CHCHO)11−CHであり、
xは、0又は1であり、
yは、0又は1であり、
は、−CHCHCHSOH又はCHCHO−(CHCHO)11−CHであり、
は、−O−CHCHSOH又はNH(CO)−CHCHO−(CHCHO)12−CHであり、
*は、リンカーの残部に対する結合点を表し、
【0651】
【化172】
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は、抗体に対するリンカーの結合点を表す。)
又はその加水分解された誘導体又は薬学的に許容される塩を含む。
【0652】
本明細書に記載されるADCに含まれ得る構造式(VIIa)及び(VIIb)に従うリンカーの例示的な実施形態は、以下で説明されるリンカーを含む(説明される通り、リンカーは、リンカーを抗体に共有結合させるのに適した基を含む。):
【0653】
【化173】
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【0654】
本明細書に記載されるADCに含まれ得る構造式(VIIc)に従うリンカーの例示的な実施形態は、以下で説明されるリンカーを含む(説明される通り、リンカーは、リンカーを抗体に共有結合させるのに適した基を含む。):
【0655】
【化174】
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【0656】
ある特定の実施形態において、Lは、閉鎖型又は開放型のいずれかのIVa.1〜IVa.8、IVb.1〜IVb.19、IVc.1〜IVc.7、IVd.1〜IVd.4、Va.1〜Va.12、Vb.1〜Vb.10、Vc.1〜Vc.11、Vd.1〜Vd.6、Ve.1〜Ve.2、VIa.1、VIc.1〜V1c.2、VId.1〜VId.4、VIIa.1〜VIIa.4、VIIb.1〜VIIb.8、VIIc.1〜VIIc.6、及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される。
【0657】
ある特定の実施形態において、Lは、IVb.2、IVc.5、IVc.6、IVc.7、IVd.4、Vb.9、VIIa.1、VIIa.3、VIIc.1、VIIc.4及びVIIc.5からなる群から選択され、各リンカーのマレイミドは、抗体Abと反応し、スクシンイミド(閉鎖型)又はスクシンアミド(開放型)のいずれか、及びその薬学的に許容される塩として共有結合を形成する。
【0658】
ある特定の実施形態において、Lは、IVb.2、IVc.5、IVc.6、IVd.4、VIIa.1、VIIa.3、VIIc.1、VIIc.4、VIIc.5からなる群から選択され、各リンカーのマレイミドは、抗体Abと反応し、スクシンイミド(閉鎖型)又はスクシンアミド(開放型)のいずれか、及びその薬学的に許容される塩として共有結合を形成する。
【0659】
ある特定の実施形態において、Lは、IVb.2、VIIa.3、IVc.6及びVIIc.1からなる群から選択され、
【0660】
【化175】
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は、薬物Dに対する結合点であり、@は、LKに対する結合点であり、リンカーが、下記に示すような開放型である場合、@はこの隣にあるカルボン酸のα−位又はβ−位のいずれかであり得る:
【0661】
【化176】
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【0662】
3.2.3 Bcl−xLリンカー選択の考慮事項
当業者により知られている通り、特定のADCのため選択されたリンカーは、抗体への結合の部位(例えばlys、cys又は他のアミノ酸残基)、薬物ファルマコフォアの構造上の制約及び薬物の親油性を含むが、これらに限定されない、様々な要因により影響され得る。ADCのために選択される特定のリンカーは、特定の抗体/薬物の組合せについてこれらの異なる要因のバランスをとろうとするべきである。ADCにおけるリンカーの選択により影響される要因の概要については、Nolting、5章、「Linker Technology in Antibody−Drug Conjugates」、In:Antibody−Drug Conjugates:Methods in Molecular Biology、1045巻、71〜100頁、Laurent Ducry(編)、Springer Science & Business Medica、LLC、2013年を参照。
【0663】
例えば、ADCは、抗原陽性腫瘍細胞の近傍に存在するバイスタンダー抗原陰性細胞の死滅をもたらすことが観察されている。ADCによるバイスタンダー細胞死滅の機序は、ADCの細胞内プロセッシング中に形成された代謝産物が、役割を果たし得ることを示した。抗原陽性細胞におけるADCの代謝により生成される中性の細胞傷害性代謝産物は、バイスタンダー細胞死滅において役割を果たすように思われ、一方、荷電した代謝産物は、膜を渡り培地に拡散することが防止され、したがって、バイスタンダー死滅に影響を与えることができない。ある特定の実施形態において、リンカーを選択して、ADCの細胞代謝産物により引き起こされるバイスタンダー死滅効果を減弱する。ある特定の実施形態において、リンカーを選択して、バイスタンダー死滅効果を増大させる。
【0664】
リンカーの特性はまた、使用及び/又は保存の条件下でADCの凝集に影響を及ぼし得る。典型的には、文献において報告されているADCは、1つの抗体分子当たり3〜4個以下の薬物分子を含有する(例えばChari、2008年、Acc Chem Res、41:98〜107頁を参照)。特に、薬物とリンカーの両方が疎水性である場合、ADCの凝集に起因して、より高い薬物抗体比(「DAR」)を得るための試みはしばしば失敗した(Kingら、2002年、J Med Chem、45:4336〜4343頁;Hollanderら、2008年、Bioconjugate Chem 19:358〜361頁;Burkeら、2009年、Bioconjugate Chem、20:1242〜1250頁を参照)。多くの場合において、3〜4より高いDARは、効力を増大する手段として有益であり得る。Bcl−xL阻害剤が事実上疎水性である場合において、特に、3〜4より多いDARが望まれる場合において、ADC凝集を低減する手段として相対的に親水性であるリンカーを選択することが望ましいことがある。したがって、ある特定の実施形態において、リンカーは、保存及び/又は使用中に、ADCの凝集を低減する化学部分を取り込む。リンカーは、荷電した基又は生理的pH下で荷電されて、ADCの凝集を低減する基のような極性又は親水性基を取り込んでもよい。例えば、リンカーは、生理的pHで、例えばカルボキシレートを脱プロトン化する、又は例えばアミンをプロトン化する塩又は基のような荷電した基を取り込んでもよい。
【0665】
多くのBcl−xL阻害剤を抗体に連結するのに使用され得る20もの高いDARを生じることが報告されている例示的な多価のリンカーは、米国特許第8,399,512号;米国公開出願第2010/0152725号;米国特許第8,524,214号;米国特許第8,349,308号;米国公開出願第2013/189218号;米国公開出願第2014/017265号;WO2014/093379;WO2014/093394;WO2014/093640において記載されており、これらの内容を、それらの全体として、参照により本明細書に組み込む。
【0666】
特定の実施形態において、保存又は使用中のADCの凝集は、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)によって決定される約40%未満である。特定の実施形態において、保存又は使用中のADCの凝集は、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)によって決定される場合、35%未満であり、例えば約30%未満、例えば約25%未満、例えば約20%未満、例えば約15%未満、例えば約10%未満のような、例えば約5%未満、例えば約4%未満、又はさらに低い。
【0667】
4.ADCシントン
抗体−薬物コンジュゲートシントンは、ADCを形成するのに使用される合成中間体である。シントンは、一般に、構造式(III):
【0668】
【化177】
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(式中、Dは、既に記載されたBcl−xL阻害剤であり、Lは、既に記載されたリンカーであり、Rは、シントンを抗体に連結するのに適当な反応基である。)に従う化合物又はその薬学的に許容される塩である。
【0669】
特定の実施形態において、中間体のシントンは、以下の構造式(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)及び(IIId):
【0670】
【化178】
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(式中、様々な置換基Ar、Ar、Z、Z2a、Z2b、R’、R、R、R、R11a、R11b、R12及びR13は、それぞれ、構造式(IIa)、(IIb)、(IIc)及び(IId)について既に定義された通りであり、Lは、既に記載されたリンカーであり、Rは、上で記載された官能基である。)に従う化合物又はその薬学的に許容される塩である。
【0671】
ADCを合成するために、構造式(III)に従う中間体シントン又はその塩を、官能基Rが、抗体、F上で「相補的な」官能基と反応して、共有結合を形成する条件下で、目的の抗体と接触させる。
【0672】
【化179】
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【0673】
基R及びFの同一性は、シントンを抗体に連結するために使用される化学に依存する。一般に、使用される化学は、抗体の完全性、例えばその標的に結合するこの能力を変えるべきではない。好ましくは、コンジュゲートされた抗体の結合特性は、コンジュゲートされていない抗体のものと密接に類似する。分子を、抗体のような生体分子にコンジュゲートするための様々な化学及び技術は、当技術分野において公知であり、特に抗体について周知である。例えばAmonら、「Monoclonal Antibodies For Immunotargeting Of Drugs In Cancer Therapy」、in:Monoclonal Antibodies And Cancer Therapy、Reisfeldら編、Alan R.Liss,Inc.、1985年;Hellstromら、「Antibodies For Drug Delivery」、in:Controlled Drug Delivery、Robinsonら編、Marcel Dekker,Inc.、第2編、1987年;Thorpe、「Antibody Carriers Of Cytotoxic Agents In Cancer Therapy:A Review」、in:Monoclonal Antibodies’84:Biological And Clinical Applications、Pincheraら編、1985年;「Analysis,Results,and Future Prospective of the Therapeutic Use of Radiolabeled Antibody In Cancer Therapy」、in:Monoclonal Antibodies For Cancer Detection And Therapy、Baldwinら編、Academic Press、1985年;Thorpeら、1982年、Immunol.Rev.62:119〜58頁;PCT公開WO89/12624を参照。これらの化学のいずれかを使用して、シントンを抗体に連結してもよい。
【0674】
典型的には、シントンは、例えば、アクセス可能なリジン残基の1級アミノ基又はアクセス可能なシステイン残基のスルフヒドリル基を含む、抗体のアミノ酸残基の側鎖に連結される。遊離スルフヒドリル基は、鎖間ジスルフィド結合を還元することにより、得られてもよい。ある特定の実施形態において、LKは、抗hEGFR抗体Ab上のアミノ基で形成された連結である。ある特定の実施形態において、LKは、アミド、チオエーテル又はチオ尿素である。ある特定の実施形態において、LKは、アミド又はチオ尿素である。ある特定の実施形態において、LKは、抗hEGFR抗体Ab上のスルフヒドリル基で形成された連結である。ある特定の実施形態において、LKはチオエーテルである。ある特定の実施形態において、LKは、アミド、チオエーテル又はチオ尿素であり;mは、1〜8の範囲の整数である。
【0675】
シントンをアクセス可能なリジン残基に連結するのに有用ないくつかの官能基R及び化学は公知であり、例として、限定ではなく、NHS−エステル及びイソチオシアネートを含む。
【0676】
シントンをシステイン残基のアクセス可能な遊離スルフヒドリル基に連結するのに有用ないくつかの官能基R及び化学は公知であり、例として、限定ではなく、ハロアセチル及びマレイミドを含む。
【0677】
しかしながら、コンジュゲーション化学は、利用可能な側鎖基に限定されない。アミンのような側鎖は、適当な小分子をアミンに連結することにより、ヒドロキシルのような他の有用な基に変換されてもよい。このストラテジーを使用して、多機能小分子を抗体のアクセス可能なアミノ酸残基の側鎖にコンジュゲートすることにより、抗体上の利用可能な連結部位の数を増大させることができる。次いで、シントンをこれらの「変換された」官能基に共有結合するのに適当な官能基Rは、シントンに含まれる。
【0678】
コンジュゲーションのためのアミノ酸残基を含むように抗体を操作してもよい。ADCの文脈において薬物をコンジュゲートするのに有用な、非遺伝子的にコードされたアミノ酸残基を含むために、抗体を操作するためのアプローチは、Axupら、2003年、Proc Natl Acad Sci、109:16101〜16106頁及びTianら、2014年、Proc Natl Acad Sci、111:1776〜1771頁において記載され、シントンをコードされていないアミノ酸に連結するのに有用な化学及び官能基である。
【0679】
本明細書に記載されるADCを作製するのに有用な例示的なシントンは、表5において以下で挙げられる以下のシントンを含むが、これらに限定されない。
【0680】
【表6】
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【0681】
ある特定の実施形態において、シントンは、シントン例2.1、2.2、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、2.10、2.11、2.12、2.13、2.14、2.15、2.16、2.17、2.18、2.19、2.20、2.21、2.22、2.23、2.24、2.25、2.26、2.27、2.28、2.29、2.30、2.31、2.32、2.33、2.34、2.35、2.36、2.37、2.38、2.39、2.40、2.41、2.42、2.43、2.44、2.45、2.46、2.47、2.48、2.49、2.50、2.51、2.52、2.53、2.54、2.55、2.56、2.57、2.58、2.59、2.60、2.61、2.62、2.63、2.64、2.65、2.66、2.67、2.68、2.69、2.77、2.78、2.79、2.80、2.81、2.82、2.83、2.84、2.85、2.86、2.87、2.88、2.89、2.90、2.91、2.92、2.93、2.94、2.95、2.96、2.97、2.98、2.101、2.102、2.103、2.104、2.105、2.106、2.107、2.108、2.109、2.110、2.111、2.112、2.113、2.114、2.115、2.116、2.117、2.118、2.119、2.120、2.121、2.122、2.123、2.124、2.125、2.126、2.127、2.128、2.129、2.130、2.131、2.132、2.133、2.134、2.135、2.136、2.137、2.138、2.139、2.140、2.141、2.142、2.143、2.144、2.145、2.146、2.147、2.148、2.149、2.150、2.151、2.152、2.153、2.154、2.155、2.156、2.157、2.158、2.159、2.160、2.161、2.162、2.163、2.164、2.166、2.167、2.168、2.169、2.170、2.171、2.172、2.173、2.174、2.175、及び2.176、又はその薬学的に許容される塩からなる群から選択される。これらのシントンの化合物名が、以下で提供される:
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−スルホプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[{2−[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エトキシ]エチル}(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
メチル6−[4−(3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−カルバモイル−L−オルニチル}アミノ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}プロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]−6−デオキシ−β−L−グルコピラノシド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−(4−{[([2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]{3−[1−(β−D−グルコピラヌロノシル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロピル}カルバモイル)オキシ]メチル}フェニル)−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[(2R)−1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)アミノ}−1−オキソ−3−スルホプロパン−2−イル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][4−(β−D−グルコピラノシルオキシ)ベンジル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[4−(β−D−アロピラノシルオキシ)ベンジル][2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−ホスホノエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−ホスホノエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[(2R)−1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1−オキソ−3−スルホプロパン−2−イル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[{2−[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エトキシ]エチル}(3−ホスホノプロピル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[{2−[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エトキシ]エチル}(3−ホスホノプロピル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−L−アラニンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(2S)−3−カルボキシ−2−({[(4−{[(2S)−2−{[(2S)−2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}プロパノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ)プロパノイル](メチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][4−(β−D−グルコピラヌロノシルオキシ)ベンジル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−ホスホノエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−カルバモイル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[(2R)−1−{[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)アミノ}−1−オキソ−3−スルホプロパン−2−イル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[(2R)−1−{[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)アミノ}−1−オキソ−3−スルホプロパン−2−イル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−カルバモイル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(2R)−3−カルボキシ−2−({[(4−{[(2S)−2−{[(2S)−2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}プロパノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ)プロパノイル](メチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][1−(カルボキシメチル)ピペリジン−4−イル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
(S)−6−((2−((3−((4−(6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)(メチル)アミノ)−5−((((4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)アミノ)−N,N,N−トリメチル−6−オキソヘキサン−1−アミニウム塩;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−ホスホノプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−カルバモイル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−カルバモイル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−オルニチンアミド;
N−{6−[(クロロアセチル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(カルボキシメトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(2−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)アミノ}エチル)(2−カルボキシエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({(2S)−2−[{[(4−{[(2S)−5−(カルバモイルアミノ)−2−{[(2S)−2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}ペンタノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}(2−カルボキシエチル)アミノ]−3−カルボキシプロパノイル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(2S)−2−({[(4−{[(2S)−5−(カルバモイルアミノ)−2−{[(2S)−2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}ペンタノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ)−3−カルボキシプロパノイル](2−スルホエチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−カルボキシプロピル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(カルボキシメトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(2−{[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−(6−カルボキシ−5−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−5−イル]オキシ}エチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(2−{[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−(6−カルボキシ−5−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−5−イル]オキシ}エチル)(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(2−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)アミノ}エチル)(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−{6−[(クロロアセチル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(2−{[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−(6−カルボキシ−5−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−5−イル]オキシ}エチル)(2−カルボキシエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−スルホプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(2S)−2−({[(4−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3−[(3−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}プロパノイル)アミノ]ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ)−3−スルホプロパノイル](メチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−ホスホノプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)({[(2E)−3−(4−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3−[(3−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}プロパノイル)アミノ]フェニル)プロパ−2−エン−1−イル]オキシ}カルボニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル){[(4−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−2−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
N−[6−(エテニルスルホニル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
4−[(1E)−3−{[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
4−[(1E)−3−{[(4−{[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−3−スルホ−L−アラニル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−(2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル](2−スルホエチル)アミノ}エトキシ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル](2−スルホエチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{[1−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−21−オキソ−22−(2−スルホエチル)−3,6,9,12,15,18−ヘキサオキサ−22−アザテトラコサン−24−イル]オキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{[1−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−21−オキソ−22−(2−スルホエチル)−3,6,9,12,15,18,25−ヘプタオキサ−22−アザヘプタコサン−27−イル]オキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[6−(エテニルスルホニル)ヘキサノイル](2−スルホエチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[{6−[(クロロアセチル)アミノ]ヘキサノイル}(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−カルボキシプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−{6−[(ブロモアセチル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−カルボキシプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
4−({[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−カルボキシプロピル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}メチル)−3−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−スルホプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)アミノ}アゼチジン−1−イル)カルボニル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{[26−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−8,24−ジオキソ−3−(2−スルホエチル)−11,14,17,20−テトラオキサ−3,7,23−トリアザヘキサコサ−1−イル]オキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)アミノ}プロピル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−{6−[(ヨードアセチル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−{6−[(エテニルスルホニル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−{6−[(エテニルスルホニル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−{[6−(エテニルスルホニル)ヘキサノイル]アミノ}プロピル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
N−[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル){[(2−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−4−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−3−スルホ−L−アラニル−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{[(43S,46S)−43−({[(4−{[(2S)−2−{[(2S)−2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}プロパノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ)−46−メチル−37,44,47−トリオキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサ−38,45,48−トリアザペンタコンタン−50−イル]オキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル){[(2−{[(2R,3S,4R,5R,6R)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−4−[2−(2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−6−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−6−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[7−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1H−インドール−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[{3−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−(6−カルボキシ−5−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル]プロピル}(メチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−(6−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ヘキサノイル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][3−(β−L−グルコピラヌロノシルオキシ)プロピル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)イソキノリン−6−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−α−グルタミル−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−α−グルタミル−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−D−バリル−N−カルバモイル−D−オルニチル}アミノ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−アラビノ−ヘキシトール;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−オキシドイソキノリン−6−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−{(2S)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]プロパノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−{(2S)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]プロパノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
(6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸;
3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−(4−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}ブチル)−2−(β−D−グルコピラヌロノシルオキシ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}プロピルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
N−{[(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−5−(メトキシメチル)−2−オキソピロリジン−1−イル]アセチル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
(6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸;
2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(4−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}ブチル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[4−({(2S)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]プロパノイル}アミノ)ブチル]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
(6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{(2S)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸;
6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((2−(2−((2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチル)−4−((S)−2−((S)−2−(2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−((2−スルホエトキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)アセトアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸;
6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)−4−(4−(2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−((2−スルホエトキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)アセトアミド)ブチル)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸;
2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[4−({(2S)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]プロパノイル}アミノ)ブチル]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−(4−カルボキシブチル)フェニル}−L−アラニンアミド;
2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(3−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}プロピル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[({[2−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−4−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)ベンジル]オキシ}カルボニル)(3−{[1,3−ジヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−2−イル]アミノ}−3−オキソプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)−3−(1−((3−(2−((((2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)−4−(4−(2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−((2−スルホエトキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)アセトアミド)ブチル)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸;
2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロピル]カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(3−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}プロピル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
N−({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタ−52−イン−53−イル)フェニル}−L−アラニンアミド;
N−({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタン−53−イル)フェニル}−L−アラニンアミド;
2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(3−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}プロピル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)−2−(β−D−グルコピラヌロノシルオキシ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−アラビノ−ヘキシトール;
1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)−2−(β−D−グルコピラヌロノシルオキシ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−エリスロ−ペンチトール;
N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[27−(2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコサン−26−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサ−27−アザトリアコンタン−30−イル]フェニル}−L−アラニンアミド;
(6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2S)−3−[3,4−ビス(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸;
N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル)−β−アラニル−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタン−53−イル)フェニル}−L−アラニンアミド;
N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル)−β−アラニル−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[27−(2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコサン−26−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサ−27−アザトリアコンタン−30−イル]フェニル}−L−アラニンアミド;
N−{(3S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−{(3R)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({[(2−{2−[(2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]エチル}−4−{[(2S)−2−{[(2S)−2−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}プロパノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}[(3R,4S,5R)−3,4,5,6−テトラヒドロキシヘキシル]アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({[(2−{2−[(2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]エチル}−4−{[(2S)−2−({(2S)−2−[({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)アミノ]−3−メチルブタノイル}アミノ)プロパノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}[(3R,4S,5R)−3,4,5,6−テトラヒドロキシヘキシル]アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
(6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル)−β−アラニル−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸;
(6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸;
(6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{(3S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸;
(6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{(3R)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸;
(6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{(3S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(3−スルホプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸;
(6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{(3R)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(3−スルホプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸;
(6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−[2−(2−スルホエトキシ)エチル]−β−アラニル−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸;
6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−[1−({3−[2−({[(2−{2−[(2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシオキサン−2−イル]エチル}−4−{[(2S)−2−{[(2S)−2−{[(2S)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−{4−[(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル)オキシ]フェニル}プロパノイル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}プロパノイル]アミノ}フェニル)メトキシ]カルボニル}[(3R,4S,5R)−3,4,5,6−テトラヒドロキシヘキシル]アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
4−{[({2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル)オキシ]メチル}−3−(2−{2−[2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセトアミド]エトキシ}エトキシ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
2,6−アンヒドロ−8−[2−({[{2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)−5−{[(79S,82S)−74−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−82−メチル−77,80,83−トリオキソ−79−(プロパン−2−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50,53,56,59,62,65,68,71−テトラコサオキサ−74,78,81−トリアザトリオクタコンタン−83−イル]アミノ}フェニル]−7,8−ジデオキシ−L−グリセロ−L−gulo−オクトン酸;
6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3−{2−[{[(4−{[(2S,5S)−2−[3−(カルバモイルアミノ)プロピル]−10−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−4,7−ジオキソ−5−(プロパン−2−イル)−15−スルホ−13−オキサ−3,6,10−トリアザペンタデカナン−1−オイル]アミノ}フェニル)メトキシ]カルボニル}(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((2−(2−((2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチル)−4−((S)−2−((S)−2−(2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−((2−スルホエトキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)アセトアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)((S)−3,4−ジヒドロキシブチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸;
2,6−アンヒドロ−8−(2−{[({2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル)オキシ]メチル}−5−{[(2S)−2−({(2S)−2−[2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセトアミド]−3−メチルブタノイル}アミノ)プロパノイル]アミノ}フェニル)−7,8−ジデオキシ−L−グリセロ−L−gulo−オクトン酸;
2−{[({2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル)オキシ]メチル}−5−{4−[2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセトアミド]ブチル}フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3−{2−[{[(4−{[(2S)−5−(カルバモイルアミノ)−2−{[(2S)−2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}ペンタノイル]アミノ}フェニル)メトキシ]カルボニル}(2−スルホエチル)アミノ]アセトアミド}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}スルファニル)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(3−{3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}プロピル)(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド;
2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル}オキシ)メチル]−5−{4−[({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)アミノ]ブチル}フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
2,6−アンヒドロ−8−[2−({[{2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)−5−{[N−({(3R,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−L−アラニル]アミノ}フェニル]−7,8−ジデオキシ−L−グリセロ−L−gulo−オクトン酸;
2,6−アンヒドロ−8−{2−({[{2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)−5−[(N−{[(3R,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−(41−オキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38−トリデカオキサ−42−アザトリテトラコンタン−43−イル)ピロリジン−1−イル]アセチル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}−7,8−ジデオキシ−L−グリセロ−L−gulo−オクトン酸;
(6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル)−b−アラニル−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸;及び
(6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−[2−(2−スルホエトキシ)エチル]−b−アラニル−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸
ある特定の実施形態において、ADC又はその薬学的に許容される塩、
Dは、構造式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)の#の位置に対応する水素が存在せず一価基を形成しているという点で変更されている、以下の化合物:
W2.01、W2.02、W2.03、W2.04、W2.05、W2.06、W2.07、W2.08、W2.09、W2.10、W2.11、W2.12、W2.13、W2.14、W2.15、W2.16、W2.17、W2.18、W2.19、W2.20、W2.21、W2.22、W2.23、W2.24、W2.25、W2.26、W2.27、W2.28、W2.29、W2.30、W2.31、W2.32、W2.33、W2.34、W2.35、W2.36、W2.37、W2.38、W2.39、W2.40、W2.41、W2.42、W2.43、W2.44、W2.45、W2.46、W2.47、W2.48、W2.49、W2.50、W2.51、W2.52、W2.53、W2.54、W2.55、W2.56、W2.57、W2.58、W2.59、W2.60、W2.61、W2.62、W2.63、W2.64、W2.65、W2.66、W2.67、W2.68、W2.69、W2.70、W2.71、W2.72、W2.73、W2.74、W2.75、W2.76、W2.77、W2.78、W2.79、W2.80、W2.81、W2.82、W2.83、W2.84、W2.85、W2.86、W2.87、W2.88、W2.89、W2.90、及びW2.91、及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択されるBcl−xL阻害剤であり、
Lは、リンカーIVa.1〜IVa.8、IVb.1〜IVb.19、IVc.1〜IVc.7、IVd.1〜IVd.4、Va.1〜Va.12、Vb.1〜Vb.10、Vc.1〜Vc.11、Vd.1〜Vd.6、Ve.1〜Ve.2、VIa.1、VIc.1〜V1c.2、VId.1〜VId.4、VIIa.1〜VIIa.4、VIIb.1〜VIIb.8、VIIc.1〜VIIc.6からなる群から選択され、各リンカーは、抗体Abと反応して、共有結合を形成し、
LKはチオエーテルであり、
mは、1〜8の範囲の整数である。
【0682】
ある特定の実施形態において、ADC又はその薬学的に許容される塩、
Dは、構造式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)の#の位置に対応する水素が存在せず一価基を形成しているという点で変更されている、以下の化合物:
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−アラビノ−ヘキシトール;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロピル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択されるBcl−xL阻害剤であり、
Lは、閉鎖型又は開放型のいずれかのリンカーIVb.2、IVc.5、IVc.6、IVc.7、IVd.4、Vb.9、Vc.11、VIIa.1、VIIa.3、VIIc.1、VIIc.4、及びVIIc.5、並びにその薬学的に許容される塩からなる群から選択され、
LKはチオエーテルであり、
mは、2〜4の範囲の整数である。
【0683】
ADCを形成するために、シントン(例えば、表6において挙げられるシントン)のマレイミド環は、抗体Abと反応し、スクシンイミド(閉鎖型)又はスクシンアミド(開放型)のいずれかとして共有結合を形成してもよい。同様に、他の官能基、例えばアセチルハロゲン化物又はビニルスルホンは、抗体Abと反応し、共有結合を形成してもよい。
【0684】
ある実施形態において、ADC又はその薬学的に許容される塩は、AbA−CZ、AbA−TX、AbA−TV、AbA−YY、AbA−AAA、AbA−AAD、AbB−CZ、AbB−TX、AbB−TV、AbB−YY、AbB−AAD、AbG−CZ、AbG−TX、AbG−TV、AbG−YY、AbG−AAA、AbG−AAD、AbK−CZ、AbK−TX、AbK−TV、AbK−YY、AbK−AAA、AbK−AADからなる群から選択され、CZ、TX、TV、YY、AAA及びAADは、表5に開示されているシントンであり、シントンは、開放型又は閉鎖型のいずれかである。
【0685】
一実施形態において、ADC又はその薬学的に許容される塩は、
【0686】
【化180】
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(式中、mは2であり、Abは、hEGFR抗体であり、hEGFR抗体は、配列番号12に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号10に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号6に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号9に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号5に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含む重鎖定常領域及び/又は配列番号43に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号15に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号13に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号102に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号13に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む。)
である。
【0687】
一実施形態において、ADC又はその薬学的に許容される塩は、
【0688】
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、mは2であり、Abは、hEGFR抗体であり、hEGFR抗体は、アミノ酸配列18に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号17に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号16に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号23に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号72に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号73に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含む重鎖定常領域及び/又は配列番号43に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号93に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号95に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号94に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号95に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む。)
である。
【0689】
一実施形態において、ADC又はその薬学的に許容される塩は、
【0690】
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、mは2であり、Abは、hEGFR抗体であり、hEGFR抗体は、配列番号12に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号10に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号6に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号9に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号5に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含む重鎖定常領域及び/又は配列番号43に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号15に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号13に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号102に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号13に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む。)
である。
【0691】
一実施形態において、ADC又はその薬学的に許容される塩は、
【0692】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、mは2であり、Abは、hEGFR抗体であり、hEGFR抗体は、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号17に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号16に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号23に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号72に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号73に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含む重鎖定常領域及び/又は配列番号43に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号93に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号95に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号94に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号95に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む。)
である。
【0693】
一実施形態において、ADC又はその薬学的に許容される塩は、
【0694】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、mは2であり、Abは、hEGFR抗体であり、hEGFR抗体は、配列番号12に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号10に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号6に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号9に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号5に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含む重鎖定常領域及び/又は配列番号43に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号15に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号13に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号102に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号13に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む。)
である。
【0695】
一実施形態において、ADC又はその薬学的に許容される塩は、
【0696】
【化185】
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(式中、mは2であり、Abは、hEGFR抗体であり、hEGFR抗体は、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号17に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号16に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号23に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号72に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号73に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含む重鎖定常領域及び/又は配列番号43に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号93に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号95に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号94に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号95に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む。)
である。
【0697】
一実施形態において、ADC又はその薬学的に許容される塩は、
【0698】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、mは2であり、Abは、hEGFR抗体であり、hEGFR抗体は、配列番号12に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号10に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号6に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号9に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号5に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含む重鎖定常領域及び/又は配列番号43に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号15に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号13に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号102に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号13に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む。)
である。
【0699】
一実施形態において、ADC又はその薬学的に許容される塩は、
【0700】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、mは2であり、Abは、hEGFR抗体であり、hEGFR抗体は、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号17に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号16に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号23に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号72に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号73に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含む重鎖定常領域及び/又は配列番号43に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号93に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号95に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号94に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号95に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む。)
である。
【0701】
一実施形態において、ADC又はその薬学的に許容される塩は、
【0702】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、mは2であり、Abは、hEGFR抗体であり、hEGFR抗体は、配列番号12に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号10に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号6に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号9に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号5に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含む重鎖定常領域及び/又は配列番号43に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号15に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号13に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号102に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号13に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む。)
である。
【0703】
一実施形態において、ADC又はその薬学的に許容される塩は、
【0704】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
mは2であり、Abは、hEGFR抗体であり、hEGFR抗体は、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号17に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号16に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号23に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号72に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号73に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含む重鎖定常領域及び/又は配列番号43に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域を含み;任意選択的にhEGFR抗体は、配列番号93に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号95に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号94に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号95に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む。)
である。
【0705】
一実施形態において、ADC又はその薬学的に許容される塩は、
【0706】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、mは2であり、Abは、hEGFR抗体であり、hEGFR抗体は、配列番号12に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号10に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号6に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号9に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号5に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含む重鎖定常領域及び/又は配列番号43に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号15に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号13に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号102に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号13に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む。)
である。
【0707】
一実施形態において、ADC又はその薬学的に許容される塩は、
【0708】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、mは2であり、Abは、hEGFR抗体であり、hEGFR抗体は、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号17に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号16に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1;並びに配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号23に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号72に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号73に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含む重鎖定常領域及び/又は配列番号43に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号93に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号95に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み;任意選択的に、hEGFR抗体は、配列番号94に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号95に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む。)
である。
【0709】
ウォーヘッド及びシントンを含めたBc1−xL阻害剤、並びにその製造方法は、参照により本明細書に組み込む米国特許出願公開第2016−0339117号(AbbVie Inc.)に記載されている。
【0710】
5.ADCの合成方法
本明細書に記載されるBcl−xL阻害剤及びシントンは、有機化学の標準的な公知の技術を使用して合成されてもよい。完全な範囲の、本明細書に記載されるBcl−xL阻害剤及びシントンを合成するためにそのまま使用され得る又は修飾され得るBcl−xL阻害剤及びシントンを合成する一般的なスキームが、以下で提供される。ガイダンスに有用であり得る例示的なBcl−xL阻害剤及びシントンを合成する特定の方法は、実施例セクションにおいて提供される。ADCは、Hamblettら、2004年、「Effects of Drug Loading on the Antitumor Activity of a Monoclonal Antibody Drug Conjugate」、Clin.Cancer Res.、10:7063〜7070頁;Doroninaら、2003年、「Development of potent and highly efficacious monoclonal antibody auristatin conjugates for cancer therapy」、Nat.Biotechnol.、21(7):778〜784頁;及びFranciscoら、2003年、Blood、102:1458〜1465頁において記載されるものに類似する方法のような、標準的方法により同様に調製されてもよい。例えば1つの抗体当たり4つの薬物を有するADCは、37℃において30分間の過剰量のDTT又はTCEPのような還元試薬での抗体の部分的還元、次いで、DPBS中の1mM DTPAでのSEPHADEX(登録商標)G−25樹脂を介した溶出によりバッファー交換により、調製されてもよい。溶出液を、さらなるDPBSで希釈し、抗体のチオール濃度は、5,5’−ジチオビス(2−ニトロ安息香酸)[エルマン試薬]を使用して測定されてもよい。過剰、例えば5倍のリンカー−薬物シントンは、4℃において1時間添加され、コンジュゲーション反応は、実質的に過剰、例えば20倍のシステインの添加によりクエンチされてもよい。得られたADC混合物は、PBSにおいて平衡化されたSEPHADEX G−25上で精製されて、未反応のシントンが取り除かれ、所望されるなら脱塩され、サイズ排除クロマトグラフィーにより精製されてもよい。次いで、得られたADCが、例えば0.2μmのフィルターを通して、無菌濾過され、保存のために、所望されるなら凍結乾燥されてもよい。ある特定の実施形態において、鎖間システインジスルフィド結合の全てが、リンカー−薬物コンジュゲートにより置き換えられる。一実施形態は、シントンが抗体に共有結合する条件下で本明細書に記載されるシントンを抗体と接触させることを含む、ADCを作製する方法に関する。
【0711】
これまでのBc1−xL阻害剤、リンカー及びこれらのシントン、並びにその製造方法の例は、その全内容を参照により本明細書に組み込む米国特許出願公開第2016/0339117号に見出すことができる。
【0712】
完全な範囲の、本明細書に記載されるADCを合成するために使用され得る例示的なADCを合成する特定の方法は、実施例のセクションにおいて提供される。
【0713】
5.1.Bcl−xL阻害剤を合成する一般的な方法
以下のスキームにおいて、様々な置換基Ar、Ar、Z、R、R10、R11a及びR11bは、詳細な説明のセクションにおいて定義される通りである。
【0714】
5.1.1.化合物(6)の合成
スキーム1
【0715】
【化192】
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【0716】
中間体(6)の合成が、スキーム1において記載される。化合物(1)をBH・THFで処理して、化合物(2)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがテトラヒドロフランのような溶媒中で行われる。化合物(3)は、化合物(2)を
【0717】
【化193】
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で、シアノメチレントリブチルホスホランの存在下で処理することにより、調製することができる。反応は、典型的には、高温において、これに限定されないがトルエンのような溶媒中で行われる。化合物(3)を、これに限定されないがトリエチルアミンのような塩基の存在下でエタン−1,2−ジオールで処理して、化合物(4)をもたらすことができる。反応は、典型的には、高温で行われ、反応は、マイクロ波条件下で行われてもよい。化合物(4)は、これに限定されないがn−ブチルリチウムのような強塩基で処理し、続いて、ヨードメタンを添加して、化合物(5)をもたらすことができる。添加及び反応は、典型的には、これに限定されないがテトラヒドロフランのような溶媒中で低温で行われ、その後、後処理のために周囲温度まで温められる。化合物(5)をN−ヨードスクシンイミドで処理して、化合物(6)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。
【0718】
5.1.2.化合物(12)の合成
スキーム2
【0719】
【化194】
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【0720】
中間体(12)の合成が、スキーム2において記載される。化合物(3)をトリ−n−ブチル−アリルスタンナンで、ZnCl・EtO又はN,N’−アゾイソブチロニトリル(AIBN)の存在下で処理して、化合物(10)をもたらすことができる(Yamamotoら、1998年、Heterocycles、47:765〜780頁)。反応は、典型的には、−78℃で、これに限定されないがジクロロメタンのような溶媒中で行われる。化合物(10)を、ヒドロホウ素化/酸化のための当技術分野において公知の標準的条件下で処理して、化合物(11)をもたらすことができる。例えば、これに限定されないがテトラヒドロフランのような溶媒中でのBH・THFのような試薬での化合物(10)の処理、続いて、これに限定されないが水酸化ナトリウムのような塩基の存在下での、これに限定されないが過酸化水素のような酸化剤での中間体アルキルボラン付加物の処理が、化合物(11)をもたらす(Brownら、1968年、J.Am.Chem.Soc.、86:397頁)。典型的には、BH・THFの添加は、低温で行われ、その後、周囲温度まで温め、続いて、過酸化水素及び水酸化ナトリウムの添加により、アルコール産物を生成する。化合物(12)は、化合物(6)について既に記載された通り、スキーム1に従って生成することができる。
【0721】
5.1.3.化合物(15)の合成
スキーム3
【0722】
【化195】
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【0723】
中間体(15)の合成が、スキーム3において記載される。化合物(3)を、酢酸と48%HBr水溶液の溶媒混合物中、100℃においてチオ尿素と反応させ、中間体を得て、これを、続いて、これに限定されないが水中の20%v/vエタノールのような溶媒混合物中で、水酸化ナトリウムで処理して、化合物(13)をもたらすことができる。化合物(13)を、これに限定されないがナトリウムエトキシドのような塩基の存在下で2−クロロエタノールと反応させて、化合物(14)をもたらすことができる。反応は、典型的には、これに限定されないがエタノールのような溶媒中で、周囲温度又は高温で行われる。化合物(15)は、化合物(6)について既に記載された通り、スキーム1に従って生成することができる。
【0724】
5.1.4.化合物(22)の合成
スキーム4
【0725】
【化196】
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【0726】
化合物(22)の合成が、スキーム4において記載される。化合物(16)を、これに限定されないが炭酸カリウムのような塩基の存在下でヨードメタンと反応させて、化合物(17)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度又は高温で、これらに限定されないがアセトン又はN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。化合物(17)を、光化学条件下で、トシルシアニドと、ベンゾフェノンの存在下で反応させて、化合物(18)をもたらすことができる(Kamijoら、2011年、Org.Lett.、13:5928〜5931頁を参照)。反応は、典型的には、周囲温度で、これらに限定されないがアセトニトリル又はベンゼンのような溶媒中、Riko 100W中圧水銀ランプを光源として使用して、実行される。化合物(18)を水酸化リチウムと、これらに限定されないが水とテトラヒドロフラン又は水とメタノールの混合物中で反応させて、化合物(19)をもたらすことができる。化合物(19)をBH・THFで処理して、化合物(20)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがテトラヒドロフランのような溶媒中で行われる。化合物(21)は、化合物(20)を
【0727】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
で、シアノメチレントリブチルホスホランの存在下で処理することにより、調製することができる。反応は、典型的には、高温で、これに限定されないがトルエンのような溶媒中で行われる。化合物(21)をN−ヨードスクシンイミドで処理して、化合物(22)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。
【0728】
5.1.5.化合物(24)の合成
スキーム5
【0729】
【化198】
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【0730】
ピラゾール化合物(24)の合成が、スキーム5において記載される。化合物(22)を、これに限定されないが水素化アルミニウムリチウムのような還元剤で、これらに限定されないがジエチルエーテル又はテトラヒドロフランのような溶媒中で処理して、化合物(23)をもたらすことができる。典型的には、反応は0℃で行われ、その後、周囲温度又は高温まで温められる。化合物(23)をジ−tert−ブチルジカルボネートと、本明細書又は文献において記載される標準的条件下で反応させて、化合物(24)をもたらすことができる。
【0731】
5.1.6.化合物(24a)の合成
スキーム6
【0732】
【化199】
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中間体(24a)の合成が、スキーム6において記載される。化合物(22a)を、文献において記載される条件を使用して加水分解して、化合物(23a)をもたらすことができる。典型的には、反応は、水酸化カリウムの存在下で、これに限定されないがエチレングリコールのような溶媒中で、高温で実行される(Robertsら、1994年、J.Org.Chem.59:6464〜6469頁;Yangら、2013年、Org.Lett.、15:690〜693頁を参照)。化合物(24a)は、化合物(23a)からCurtius再編成により、文献に記載される条件を使用して作製することができる。例えば化合物(23a)をアジ化ナトリウムと、テトラブチルアンモニウムブロミド、亜鉛(II)トリフレート及びジ−tert−ブチルジカルボネートの存在下で反応させて、化合物(24a)をもたらすことができる(Lebelら、Org.Lett.、2005年、7:4107〜4110頁を参照)。典型的には、反応は、高温、好ましくは、40〜50℃で、これに限定されないがテトラヒドロフランのような溶媒中で実行される。
【0733】
5.1.7.化合物(29)の合成
スキーム7
【0734】
【化200】
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【0735】
スキーム7において示される通り、式(27)の化合物は、式(25)の化合物をtert−ブチル3−ブロモ−6−フルオロピコリネート(26)と、これらに限定されないがN,N−ジイソプロピルエチルアミン又はトリエチルアミンのような塩基の存在下で反応させることにより、調製することができる。反応は、典型的には、不活性雰囲気下で、高温で、これに限定されないがジメチルスルホキシドのような溶媒中で行われる。式(27)の化合物を4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(28)と、本明細書又は文献において記載されるホウ素化条件下で反応させて、式(29)の化合物をもたらすことができる。
【0736】
5.1.8.化合物(38)の合成
スキーム8
【0737】
【化201】
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【0738】
スキーム8は、アダマンタンに繋ぎ止められた−Nu(求核剤)及びt−ブチルエステルとして保護されたピコリン酸塩を含有する中間体を作製する方法を記載する。化合物(30)を化合物(31)と、本明細書又は文献において記載されるスズキカップリング条件下で反応させて、メチル化合物(32)をもたらすことができる。化合物(32)を、これに限定されないがトリエチルアミンのような塩基で処理し、続いて、塩化メタンスルホニルで処理して、化合物(33)をもたらすことができる。添加は、典型的には、これに限定されないがジクロロメタンのような溶媒中で、低温で行われ、その後、周囲温度まで温められる。化合物(33)を式(34)の求核剤(Nu)と反応させて、化合物(35)をもたらすことができる。求核剤の例は、アジ化ナトリウム、メチルアミン、アンモニア及びジ−tert−ブチルイミノジカルボネートを含むが、これらに限定されない。化合物(17)を水酸化リチウムと反応させて、化合物(36)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これらに限定されないがテトラヒドロフラン、メタノール、水又はこれらの混合物のような溶媒中で行われる。化合物(36)を化合物(37)と本明細書に記載される又は文献において容易に入手可能なアミド化条件下で反応させて、式(38)の化合物をもたらすことができる。
【0739】
5.1.9.化合物(42)及び(43)の合成
スキーム9
【0740】
【化202】
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【0741】
スキーム9は、可溶化したBcl−xL阻害剤を作製するために使用される代表的な方法を示す。Bcl−xL阻害剤は、1級アミンを可溶化基で修飾する一般的なアプローチを使用し、次いで、得られた2級アミンを、後のスキームに記載されるリンカーに結合させることにより、合成することができる。例えば、化合物(41)は、化合物(39)を化合物(40)と反応させることにより、調製することができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。化合物(41)をトリフルオロ酢酸と反応させて、化合物(43)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがジクロロメタンのような溶媒中で行われる。スキーム9において示される別の例は、化合物(42)をもたらすための、化合物(39)のジエチルビニルホスホネートとの反応、続いて、ブロモトリメチルシラン及びアリルトリメチルシランとの反応である。本明細書に記載されるBcl−xL阻害剤上に可溶化基を導入する他の例は、還元的アミノ化反応、アルキル化及びアミド化反応を含むが、これらに限定されない。
【0742】
5.1.10.化合物(47)の合成
スキーム10
【0743】
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
【0744】
スキーム10は、アミド化反応による可溶化基の導入を示す。Bcl−xL阻害剤は、1級又は2級アミンを可溶化基で修飾する一般的なアプローチを使用し、次いで、得られたアミンを、後のスキームに記載されるリンカーに結合させ、合成することができる。例えば化合物(45)を、HATU及び化合物(44)で順に処理し、化合物(46)をもたらすことができる。化合物(46)をジエチルアミンで、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で処理して、化合物(47)をもたらすことができる。
【0745】
5.1.11.化合物(51)の合成
スキーム11
【0746】
【化204】
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【0747】
スキーム11は、可溶化したBcl−xL阻害剤を作製する代表的な方法を示す。Bcl−xL阻害剤を、1級アミンをスペーサーで修飾する一般的なアプローチを使用して合成して、異なって保護されたジアミンを得ることができる。保護されていない2級アミンは、可溶化基で修飾することができる。保護されたアミンの脱保護は、後のスキームにおいて記載される通り、リンカー結合部位を明らかにする。例えば、化合物(39)を、これに限定されないがtert−ブチル4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(48)のような試薬で、当技術分野において公知の条件下で還元的にアルキル化して、2級アミン(49)をもたらすことができる。化合物(50)は、化合物(49)を4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(40)と反応させることにより、調製することができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。化合物(40)をトリフルオロ酢酸と反応させて、化合物(51)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがジクロロメタンのような溶媒中で行われる。
【0748】
5.1.12.化合物(61)の合成
スキーム12
【0749】
【化205】
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【0750】
スキーム12は、可溶化したBcl−xL阻害剤を合成する方法を記載する。化合物(52)を塩化メタンスルホニルと、これに限定されないがトリエチルアミンのような塩基の存在下で反応させて、化合物(53)をもたらすことができる。反応は、典型的には、低温で、これに限定されないがジクロロメタンのような溶媒中で行われる。化合物(53)をメタノール中のアンモニアで処理して、化合物(54)をもたらすことができる。反応は、典型的には、高温で行われ、反応は、マイクロ波条件下で行われてもよい。化合物(56)は、化合物(55)を、これに限定されないがN,N−ジイソプロピルエチルアミンのような塩基の存在下で反応させることにより、調製することができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。化合物(56)をジ−t−ブチルジカルボネート及び4−(ジメチルアミノ)ピリジンで処理して、化合物(57)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがテトラヒドロフランのような溶媒中で行われる。化合物(59)は、化合物(57)を式(58)のボロン酸エステル(又は均等なボロン酸)と、本明細書又は文献において記載されるスズキカップリング条件下で反応させることにより、調製することができる。ビス(2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)カルボネートは、化合物(37)と反応し、続いて、化合物(59)と反応して、化合物(60)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがアセトニトリルのような溶媒中で行われる。化合物(61)は、化合物(60)をトリフルオロ酢酸で処理することにより、調製することができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがジクロロメタンのような溶媒中で行われる。
【0751】
5.1.13.化合物(70)の合成
スキーム13
【0752】
【化206】
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【0753】
スキーム13は、5−ヒドロキシテトラヒドロイソキノリン中間体の合成を記載する。化合物(63)は、化合物(62)をN−ブロモスクシンイミドで処理することにより、調製することができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。化合物(63)を臭化ベンジルと、これに限定されないが炭酸カリウムのような塩基の存在下で反応させて、化合物(64)をもたらすことができる。反応は、典型的には、高温で、これに限定されないがアセトンのような溶媒中で行われる。化合物(64)は、一酸化炭素及びメタノールで、これに限定されないがトリエチルアミンのような塩基、及びこれに限定されないが化合物(65)のような触媒の存在下で処理することができる。反応は、典型的には、高温で、不活性雰囲気下で行われる。化合物(65)を、これに限定されないが塩酸のような酸で、ジオキサン中で処理して、化合物(66)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがテトラヒドロフランのような溶媒中で行われる。化合物(67)は、化合物(66)をtert−ブチル3−ブロモ−6−フルオロピコリネートと、これに限定されないがトリエチルアミンのような塩基の存在下で反応させることにより、調製することができる。反応は、典型的には、不活性雰囲気下で、高温で、これに限定されないがジメチルスルホキシドのような溶媒中で行われる。化合物(67)を式(68)(式中、Adは、本開示の化合物のメチルアダマンタン部分(例えば式(IIa)〜(IId)の化合物)である。)のボロン酸と、本明細書又は文献において記載されるスズキカップリング条件下で反応させて、化合物(69)をもたらすことができる。化合物(70)は、化合物(69)を水素とPd(OH)の存在下で反応させることにより、調製することができる。反応は、典型的には、高温で、これに限定されないがテトラヒドロフランのような溶媒中で行われる。
【0754】
5.1.14.化合物(75)の合成
スキーム14
【0755】
【化207】
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【0756】
スキーム14は、可溶化したBcl−xL阻害剤を作製するために使用される代表的な方法を示す。Bcl−xL阻害剤は、後のスキームにおいて記載される通り、Ar置換基を可溶化基で修飾する一般的なアプローチを使用して、次いで、アミンをリンカーに結合させ、合成することができる。例えば化合物(71)は、tert−ブチル2−ブロモアセテートと、これに限定されないが炭酸カリウムのような塩基の存在下で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で反応させることができる。化合物(72)を水酸化リチウム水溶液で、これらに限定されないがメタノール、テトラヒドロフラン又はこれらの混合物のような溶媒中で処理して、化合物(73)をもたらすことができる。化合物(74)は、既に記載された条件下での化合物(73)の化合物(37)とのアミド化により得ることができる。化合物(74)を、これらに限定されないがトリフルオロ酢酸又はHClのような酸で処理して、式(75)のBcl−xL阻害剤をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これらに限定されないがジクロロメタン又は1,4−ジオキサンのような溶媒中で行われる。
【0757】
5.1.2.シントンを合成する一般的な方法
以下のスキームにおいて、様々な置換基Ar、Ar、Z、Y、G、R11a及びR11bは、詳細な説明のセクションにおいて定義される通りである。
【0758】
5.2.1.化合物(89)の合成
スキーム15
【0759】
【化208】
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【0760】
スキーム15において示される通り、式(77)(式中、PGは、適当な塩基不安定な保護基であり、AA(2)は、Cit、Ala又はLysである。)の化合物を4−(アミノフェニル)メタノール(78)と、本明細書において記載される又は文献において容易に入手可能なアミド化条件下で反応させて、化合物(79)をもたらすことができる。化合物(80)は、化合物(79)を、これに限定されないがジエチルアミンのような塩基と反応させることにより、調製することができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。化合物(81)(式中、PGは、適当な塩基又は酸不安定な保護基であり、AA(1)は、Val又はPheである。)は、化合物(80)と、本明細書において記載される又は文献において容易に入手可能なアミド化条件下で反応させて、化合物(82)をもたらすことができる。化合物(83)は、化合物(82)を、必要に応じてジエチルアミン又はトリフルオロ酢酸で処理することにより、調製することができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがジクロロメタンのような溶媒中で行われる。化合物(84)(式中、Spはスペーサーである。)を化合物(83)と反応させて、化合物(85)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。化合物(85)をビス(4−ニトロフェニル)カルボネート(86)と、これに限定されないがN,N−ジイソプロピルエチルアミンのような塩基の存在下で反応させて、化合物(87)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。化合物(87)を化合物(88)と、これに限定されないがN,N−ジイソプロピルエチルアミンのような塩基の存在下で反応させて、化合物(89)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。
【0761】
5.2.2.化合物(94)及び(96)の合成
スキーム16
【0762】
【化209】
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【0763】
スキーム16は、1回分の、ジペプチドシントンへの代わりのmAb−リンカー結合を記載する。化合物(88)を化合物(90)と、これに限定されないがN,N−ジイソプロピルアミンのような塩基の存在下で反応させて、化合物(91)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。化合物(92)は、化合物(91)をジエチルアミンと反応させることにより、調製することができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。化合物(93)(式中、Xは、Cl、Br、又はIである。)を化合物(92)と本明細書に記載される又は文献において容易に入手可能なアミド化条件下で反応させて、化合物(94)をもたらすことができる。化合物(92)を式(95)の化合物と本明細書に記載される又は文献において容易に入手可能なアミド化条件下で反応させて、化合物(96)をもたらすことができる。
【0764】
5.2.3.化合物(106)の合成
スキーム17
【0765】
【化210】
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【0766】
スキーム17は、ビニルグルクロニドリンカー中間体及びシントンの合成を記載する。(2R,3R,4S,5S,6S)−2−ブロモ−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(97)を、酸化銀、続いて、4−ブロモ−2−ニトロフェノール(98)で処理して、(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−ブロモ−2−ニトロフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(99)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがアセトニトリルのような溶媒中で行われる。(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−ブロモ−2−ニトロフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(99)を(E)−tert−ブチルジメチル((3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アリル)オキシ)シラン(100)と、これに限定されないが炭酸ナトリウムのような塩基及びこれに限定されないがトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(Pd(dba))のような触媒の存在下で反応させて、(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−((E)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロパ−1−エン−1−イル)−2−ニトロフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(101)をもたらすことができる。反応は、典型的には、高温で、これに限定されないがテトラヒドロフランのような溶媒中で行われる。(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−アミノ−4−((E)−3−ヒドロキシプロパ−1−エン−1−イル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(102)は、(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−((E)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロパ−1−エン−1−イル)−2−ニトロフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(101)を亜鉛と、これに限定されないが塩酸のような酸の存在下で反応させることにより、調製することができる。添加は、典型的には、これらに限定されないがテトラヒドロフラン、水又はこれらの混合物のような溶媒中で、低温で行われ、その後、周囲温度まで温められる。(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−アミノ−4−((E)−3−ヒドロキシプロパ−1−エン−1−イル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(102)は、(9H−フルオレン−9−イル)メチル(3−クロロ−3−オキソプロピル)カルバメート(103)と、これに限定されないがN,N−ジイソプロピルエチルアミンのような塩基の存在下で反応させて、(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパンアミド)−4−((E)−3−ヒドロキシプロパ−1−エン−1−イル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(104)をもたらすことができる。添加は、典型的には、これに限定されないがジクロロメタンのような溶媒中で低温で行われ、その後、周囲温度まで温められる。化合物(88)は、(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパンアミド)−4−((E)−3−ヒドロキシプロパ−1−エン−1−イル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(104)と、これに限定されないがN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミンのような塩基の存在下で反応させ、続いて、後処理し、化合物(105)と、これに限定されないがN,N−ジイソプロピルエチルアミンのような塩基の存在下で反応させて、化合物(106)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。
【0767】
5.2.4.化合物(115)の合成
スキーム18
【0768】
【化211】
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【0769】
スキーム18は、代表的な2−エーテルグルクロニドリンカー中間体及びシントンの合成を記載する。(2S,3R,4S,5S,6S)−2−ブロモ−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(97)を2,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド(107)と、炭酸銀の存在下で反応させて、(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−ホルミル−3−ヒドロキシフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(108)をもたらすことができる。反応は、典型的には、高温で、これに限定されないがアセトニトリルのような溶媒中で行われる。(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−ホルミル−3−ヒドロキシフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(108)を水素化ホウ素ナトリウムで処理して、(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(3−ヒドロキシ−4−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(109)をもたらすことができる。添加は、典型的には、これらに限定されないがテトラヒドロフラン、メタノール又はこれらの混合物のような溶媒中で低温で行われ、その後、周囲温度まで温められる。(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−ヒドロキシフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(110)は、(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(3−ヒドロキシ−4−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(109)をtert−ブチルジメチルシリルクロライドとイミダゾールの存在下で反応させることにより、調製することができる。反応は、典型的には、低温で、これに限定されないがジクロロメタンのような溶媒中で行われる。(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(3−(2−(2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(111)は、(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−ヒドロキシフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(110)を(9H−フルオレン−9−イル)メチル(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル)カルバメートと、トリフェニルホスフィン及びこれに限定されないがジ−tert−ブチルジアゼン−1,2−ジカルボキシレートのようなアゾジカルボキシレートの存在下で反応させることにより、調製することができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがトルエンのような溶媒中で行われる。(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(3−(2−(2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(111)を酢酸で処理して、(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(3−(2−(2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−4−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(112)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これらに限定されないが水、テトラヒドロフラン又はこれらの混合物のような溶媒中で行われる。(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(3−(2−(2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(113)は、(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(3−(2−(2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−4−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(112)をビス(4−ニトロフェニル)カルボネートと、これに限定されないがN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミンのような塩基の存在下で反応させることにより、調製することができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(3−(2−(2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(113)を化合物(88)で、これに限定されないがN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミンのような塩基の存在下で処理し、続いて、水酸化リチウムで処理して、化合物(114)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これらに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、メタノール又はこれらの混合物のような溶媒中で行われる。化合物(115)は、化合物(114)を化合物(84)と、これに限定されないがN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミンのような塩基の存在下で反応させることにより、調製することができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。
【0770】
5.2.5.化合物(119)の合成
スキーム19
【0771】
【化212】
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【0772】
スキーム19は、糖リンカーへの第2の可溶化基の導入を記載する。化合物(116)を(R)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−スルホプロパン酸(117)と、本明細書に記載される又は文献において容易に入手可能なアミド化条件下で反応させ、続いて、これに限定されないがジエチルアミンのような塩基で処理して、化合物(118)をもたらすことができる。化合物(118)を化合物(84)(式中、Spはスペーサーである。)と、本明細書に記載される又は文献において容易に入手可能なアミド化条件下で反応させて、化合物(119)をもたらすことができる。
【0773】
5.2.6.化合物(129)の合成
スキーム20
【0774】
【化213】
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【0775】
スキーム20は、4−エーテルグルクロニドリンカー中間体及びシントンの合成を記載する。4−(2−(2−ブロモエトキシ)エトキシ)−2−ヒドロキシベンズアルデヒド(122)は、2,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド(120)を1−ブロモ−2−(2−ブロモエトキシ)エタン(121)と、これに限定されないが炭酸カリウムのような塩基の存在下で反応させることにより、調製することができる。反応は、典型的には、高温で、これに限定されないがアセトニトリルのような溶媒中で行われる。4−(2−(2−ブロモエトキシ)エトキシ)−2−ヒドロキシベンズアルデヒド(122)をアジ化ナトリウムで処理して、4−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)−2−ヒドロキシベンズアルデヒド(123)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)−2−ホルミルフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(125)は、4−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)−2−ヒドロキシベンズアルデヒド(123)を(3R,4S,5S,6S)−2−ブロモ−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(124)と、酸化銀の存在下で反応させることにより、調製することができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがアセトニトリルのような溶媒中で行われる。Pd/Cの存在下での(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)−2−ホルミルフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(125)の水素化により、(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−2−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(126)がもたらされる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがテトラヒドロフランのような溶媒中で行われる。(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(2−(2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−2−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(127)は、(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−2−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(126)を(9H−フルオレン−9−イル)メチルカルボノクロリデートで、これに限定されないがN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミンのような塩基の存在下で処理することにより、調製することができる。反応は、典型的には、低温で、これに限定されないがジクロロメタンのような溶媒中で行われる。化合物(88)を(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(2−(2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−2−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(127)と、これに限定されないがN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミンのような塩基の存在下で反応させ、続いて、水酸化リチウムで処理して、化合物(128)をもたらすことができる。反応は、典型的には、低温で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。化合物(129)は、化合物(128)を化合物(84)と、これに限定されないがN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミンのような塩基の存在下で反応させることにより、調製することができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。
【0776】
5.2.7.化合物(139)の合成
スキーム21
【0777】
【化214】
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【0778】
スキーム21は、カルバメートグルクロニド中間体及びシントンの合成を記載する。2−アミノ−5−(ヒドロキシメチル)フェノール(130)を水素化ナトリウムで処理して、次いで、2−(2−アジドエトキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホン酸塩(131)と反応させて、(4−アミノ−3−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)フェニル)メタノール(132)をもたらすことができる。反応は、典型的には、高温で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。2−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)−4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)アニリン(133)は、(4−アミノ−3−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)フェニル)メタノール(132)をtert−ブチルジメチルクロロシランと、イミダゾールの存在下で反応させることにより、調製することができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがテトラヒドロフランのような溶媒中で行われる。2−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)−4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)アニリン(133)をホスゲンで、これに限定されないがトリエチルアミンのような塩基の存在下で処理して、続いて、(3R,4S,5S,6S)−2−ヒドロキシ−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(134)と、これに限定されないがトリエチルアミンのような塩基の存在下で反応させて2S,3R,4S,5S,6S)−2−(((2−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)−4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェニル)カルバモイル)オキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(135)をもたらすことができる。反応は、典型的には、これに限定されないがトルエンのような溶媒中で行われ、添加は、典型的には、低温で行われ、その後、ホスゲン添加の後に、周囲温度まで温められ、(3R,4S,5S,6S)−2−ヒドロキシ−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(134)添加の後に、高温で加熱される。(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(((2−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)−4−(ヒドロキシメチル)フェニル)カルバモイル)オキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(136)は、2S,3R,4S,5S,6S)−2−(((2−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)−4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェニル)カルバモイル)オキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(135)をp−トルエンスルホン酸一水和物と反応させることにより、調製することができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがメタノールのような溶媒中で行われる。(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(((2−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)−4−(ヒドロキシメチル)フェニル)カルバモイル)オキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(136)をビス(4−ニトロフェニル)カルボネートと、これに限定されないがN,N−ジイソプロピルエチルアミンのような塩基の存在下で反応させて、(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(((2−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)−4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)カルバモイル)オキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(137)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(((2−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)−4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)カルバモイル)オキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(137)を化合物と、これに限定されないがN,N−ジイソプロピルエチルアミンのような塩基の存在下で反応させ、続いて、水酸化リチウム水溶液で処理して、化合物(138)をもたらすことができる。第1のステップは、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われ、第2のステップは、典型的には、低温で、これに限定されないがメタノールのような溶媒中で行われる。化合物(138)をトリス(2−カルボキシエチル))ホスフィンヒドロクロライドで処理して、続いて、化合物(84)とこれに限定されないがN,N−ジイソプロピルエチルアミンのような塩基の存在下で反応させて、化合物(139)をもたらすことができる。トリス(2−カルボキシエチル))ホスフィンヒドロクロライドとの反応は、典型的には、周囲温度で、これらに限定されないがテトラヒドロフラン、水又はこれらの混合物のような溶媒中で行われ、N−スクシンイミジル6−マレイミドヘキサノエートとの反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。
【0779】
5.2.8.化合物(149)の合成
スキーム22
【0780】
【化215】
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【0781】
スキーム22は、ガラクトシドリンカー中間体及びシントンの合成を記載する。(2S,3R,4S,5S,6R)−6−(アセトキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2,3,4,5−テトライルテトラアセテート(140)を、酢酸中のHBrで処理して、(2R,3S,4S,5R,6S)−2−(アセトオキシメチル)−6−ブロモテトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(141)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、窒素雰囲気下で行われる。(2R,3S,4S,5R,6S)−2−(アセトキシメチル)−6−(4−ホルミル−2−ニトロフェノキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(143)は、(2R,3S,4S,5R,6S)−2−(アセトキシメチル)−6−ブロモテトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(141)を酸化銀(I)で、4−ヒドロキシ−3−ニトロベンズアルデヒド(142)の存在下で処理することにより、調製することができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがアセトニトリルのような溶媒中で行われる。(2R,3S,4S,5R,6S)−2−(アセトキシメチル)−6−(4−ホルミル−2−ニトロフェノキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(143)を水素化ホウ素ナトリウムで処理して、(2R,3S,4S,5R,6S)−2−(アセトキシメチル)−6−(4−(ヒドロキシメチル)−2−ニトロフェノキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(144)をもたらすことができる。反応は、典型的には、低温で、これらに限定されないがテトラヒドロフラン、メタノール又はこれらの混合物のような溶媒中で行われる。(2R,3S,4S,5R,6S)−2−(アセトキシメチル)−6−(2−アミノ−4−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(145)は、(2R,3S,4S,5R,6S)−2−(アセトキシメチル)−6−(4−(ヒドロキシメチル)−2−ニトロフェノキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(144)を亜鉛で、塩酸の存在下で処理することにより、調製することができる。反応は、典型的には、低温で、窒素雰囲気下で、これに限定されないがテトラヒドロフランのような溶媒中で行われる。(2S,3R,4S,5S,6R)−2−(2−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパンアミド)−4−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(アセトキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(146)は、(2R,3S,4S,5R,6S)−2−(アセトキシメチル)−6−(2−アミノ−4−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(145)を(9H−フルオレン−9−イル)メチル(3−クロロ−3−オキソプロピル)カルバメート(103)と、これに限定されないがN,N−ジイソプロピルエチルアミンのような塩基の存在下で反応させることにより、調製することができる。反応は、典型的には、低温で、これに限定されないがジクロロメタンのような溶媒中で行われる。(2S,3R,4S,5S,6R)−2−(2−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパンアミド)−4−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(アセトキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(146)をビス(4−ニトロフェニル)カルボネートと、これに限定されないがN,N−ジイソプロピルエチルアミンのような塩基の存在下で反応させて、(2S,3R,4S,5S,6R)−2−(2−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパンアミド)−4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェノキシ)−6−(アセトキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(147)をもたらすことができる。反応は、典型的には、低温で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。(2S,3R,4S,5S,6R)−2−(2−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパンアミド)−4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェノキシ)−6−(アセトキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(147)を化合物(88)と、これに限定されないがN,N−ジイソプロピルエチルアミンのような塩基の存在下で反応させ、続いて、水酸化リチウムで処理して、化合物(148)をもたらすことができる。第1のステップは、典型的には、低温で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われ、第2のステップは、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがメタノールのような溶媒中で行われる。化合物(148)を化合物(84)(式中、Spはスペーサーである。)で、これに限定されないがN,N−ジイソプロピルエチルアミンのような塩基の存在下で処理して、化合物(149)をもたらすことができる。反応は、典型的には、周囲温度で、これに限定されないがN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中で行われる。
【0782】
5.3 抗EGFR ADCを合成する一般的な方法
本発明はまた、構造式(I):
【0783】
【化216】
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(式中、D、L、LK、Ab及びmは、詳細な説明のセクションにおいて定義された通りである。)に従う抗EGFR ADCを調製するプロセスを開示する。プロセスは、
有効量のジスルフィド還元剤により、30〜40℃で少なくとも15分間水溶液中の抗体を処理し、次いで、抗体溶液を20〜27℃まで冷却すること、
還元された抗体溶液に、2.1〜2.176(表6)の群から選択されるシントンを含む水/ジメチルスルホキシドの溶液を添加すること、
溶液のpHを7.5〜8.5のpHに調整すること、
反応を48〜80時間にわたって進ませて、ADCを形成すること
を含み、エレクトロスプレー質量分析によって測定すると、スクシンイミドからスクシンアミドへの加水分解ごとに質量が18±2amuずつ変わり、
ADCが、疎水性相互作用クロマトグラフィーによって任意選択的に精製される。
【0784】
ある実施形態において、抗体は、hEGFR抗体であり、hEGFR抗体は、AbA;AbB;AbG;及びAbKの重鎖及び軽鎖CDRを含む。
【0785】
本発明はまた、上で記載されたプロセスにより調製される抗EGFR ADCを対象とする。
【0786】
ある特定の実施形態において、本出願において開示される抗EGFR ADCは、hEGFR細胞表面受容体又は腫瘍細胞上で発現される腫瘍関連抗原に結合する抗体を薬物−リンカーシントンと、薬物−リンカーシントンが抗体に、式(IIe)及び(IIf)において示されるマレイミド部分を介して、又は(IIg)において示されるアセチルハロゲン化物を介して、又は(IIh)において示されるビニルスルホンを介して共有結合する条件下で接触させることにより、形成される。
【0787】
【化217】
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(式中、Dは、上で記載された構造式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)に従うBcl−xL阻害薬であり、Lは、抗体へのシントンの結合の際に、マレイミド、アセチルハロゲン化物又はビニルスルホンから形成されないリンカーの部分であり;薬物−リンカーシントンは、シントン例2.1〜2.176(表6)又はその薬学的に許容される塩からなる群から選択される。)
ある特定の実施形態において、接触させるステップは、抗EGFRADCが、2、3又は4のDARを有するような条件下で実行される。
【0788】
6.抗EGFR ADCの精製
ADCの精製は、ある特定のDARを有するADCを回収するような方法で達成されてもよい。例えばHIC樹脂を使用して、最適な薬物抗体比(DAR)、例えば4以下のDARを有するADCから高い薬物負荷ADCを分離してもよい。一実施形態において、疎水性樹脂は、所望されないADC、すなわち、より高い薬物負荷ADCが、樹脂に結合し、混合物から選択的に除去され得るように、ADC混合物に添加される。ある特定の実施形態において、ADCの分離は、ADC混合物(例えば、4以下のADCの薬物負荷種及び6以上のADCの薬物負荷種を含む混合物)を疎水性樹脂と接触させることにより達成されてもよく、樹脂の量は、ADC混合物から取り除かれる薬物負荷種の結合を可能にするのに十分である。樹脂とADC混合物は、取り除かれるADC種(例えば6以上の薬物負荷種)が、樹脂に結合し、ADC混合物中の他のADC種から分離することができるように、一緒に混合される。方法において使用される樹脂の量は、取り除かれるべき種と樹脂の間の重量比に基づき、使用される樹脂の量は、所望される薬物負荷種の十分な結合を可能にしない。したがって、方法を使用して、平均DARを4未満まで低減してもよい。さらに、本明細書に記載される精製方法を使用して、薬物負荷種、例えば、4以下の薬物負荷種、3以下の薬物負荷種、2以下の薬物負荷種、1以下の薬物負荷種の任意の所望される範囲を有するADCを単離してもよい。
【0789】
ある特定の種の分子は、種と疎水性樹脂の間の疎水性相互作用に基づき、表面に結合する。一実施形態において、本発明の方法は、疎水性樹脂とADCの混合物の相互混合を利用する精製プロセスを指し、混合物に添加される樹脂の量が、どの種(例えば6以上のDARを有するADC)が結合するかを決定する。発現系(例えば哺乳動物発現系)からの抗体の生産及び精製後、抗体は還元され、コンジュゲーション反応を介して薬物にカップリングされる。得られたADC混合物は、しばしば、DARの範囲、例えば1〜8を有するADCを含有する。一実施形態において、ADC混合物は、4以下の薬物負荷種及び6以上の薬物負荷種を含む。本発明の方法により、4以下の薬物負荷種を有するADCが選択され、より高い薬物負荷を有するADC(例えば6以上の薬物負荷種を有するADC)から分離されるように、ADC混合物は、これに限定されないがバッチプロセスのようなプロセスを使用して精製されてもよい。特に、本明細書に記載される精製方法を使用して、任意の所望される範囲のDAR、例えば4以下のDAR、3以下のDAR、2以下のDARを有するADCを単離してもよい。
【0790】
したがって、一実施形態において、4以下の薬物負荷種及び6以上の薬物負荷種を含むADC混合物を疎水性樹脂と接触させて、樹脂混合物を形成することができ、ADC混合物と接触させる疎水性樹脂の量は、樹脂への6以上の薬物負荷種の結合を可能にするのに十分であるが、4以下の薬物負荷種の有意な結合を可能にせず;ADCを含む組成物が得られるように、疎水性樹脂をADC混合物から取り除き、ここで組成物は、15%未満の6以上の薬物負荷種を含み、ADCは、Bcl−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体を含む。別の実施形態において、本発明の方法は、4以下の薬物負荷種及び6以上の薬物負荷種を含むADC混合物を、疎水性樹脂と接触させて、樹脂混合物を形成するステップであって、ADC混合物と接触させる疎水性樹脂の量が、樹脂への6以上の薬物負荷種の結合を可能にするのに十分であるが、4以下の薬物負荷種の有意な結合を可能にしない、ステップ;及びADCを含む組成物が得られるように、ADC混合物から疎水性樹脂を取り除くステップであって、組成物が、15%未満の6以上の薬物負荷種を含み、ADCが、Bcl−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体を含み、疎水性樹脂重量が、ADC混合物における6以上の薬物負荷種の重量の3〜12倍である、ステップを含む。
【0791】
本明細書に記載されるADC分離方法は、バッチ精製方法を使用して行われてもよい。バッチ精製プロセスは、一般に、容器内でADC混合物を疎水性樹脂に添加すること、混合すること、及び続いて、上清から樹脂を分離することを含む。例えば、バッチ精製の文脈において、疎水性樹脂は、所望される平衡バッファーにおいて調製されてもよく又は平衡化されてもよい。これにより、疎水性樹脂のスラリーが得られ得る。次いで、ADC混合物をスラリーと接触させ、疎水性樹脂により分離されるべきADCの特定の種が吸着され得る。次いで、疎水性樹脂材料に結合しない所望されるADCを含む溶液は、例えば、濾過により、又はスラリーを沈殿させ、上清を取り除くことにより、スラリーから分離され得る。得られたスラリーは、1回以上の洗浄ステップに供され得る。結合したADCを溶出するために、塩濃度を下げることができる。一実施形態において、本発明において使用されるプロセスは、50g以下の疎水性樹脂を含む。
【0792】
したがって、バッチ方法を使用して、4以下の薬物負荷種及び6以上の薬物負荷種を含むADC混合物を疎水性樹脂と接触させて、樹脂混合物を形成することができ、ADC混合物と接触させる疎水性樹脂の量は、樹脂への6以上の薬物負荷種の結合を可能にするのに十分であるが、4以下の薬物負荷種の有意な結合を可能にせず;ADCを含む組成物が得られるように、疎水性樹脂をADC混合物から取り除き、ここで組成物は、15%未満の6以上の薬物負荷種を含み、ADCは、Bcl−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体を含む。別の実施形態において、バッチ方法を使用して、4以下の薬物負荷種及び6以上の薬物負荷種を含むADC混合物を、疎水性樹脂と接触させて、樹脂混合物を形成し、ADC混合物と接触させる疎水性樹脂の量は、樹脂への6以上の薬物負荷種の結合を可能にするのに十分であるが、4以下の薬物負荷種の有意な結合を可能にせず;ADCを含む組成物が得られるように、ADC混合物から疎水性樹脂を取り除き、ここで組成物は、15%未満の6以上の薬物負荷種を含み、ADCは、Bcl−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体を含み、疎水性樹脂重量は、ADC混合物における6以上の薬物負荷種の重量の3〜12倍である。
【0793】
あるいは、別の実施形態において、精製は、循環プロセスを使用して行われてもよく、これにより、樹脂が容器に充填され、分離されるべき特定の種のADCが除去されるまで、ADC混合物は、疎水性樹脂ベッドを通過する。次いで、上清(所望されるADC種を含有する)が、容器から汲み上げられ、樹脂ベッドが、洗浄ステップに供されてもよい。
【0794】
循環プロセスを使用して、4以下の薬物負荷種及び6以上の薬物負荷種を含むADC混合物を疎水性樹脂と接触させて、樹脂混合物を形成することができ、ここで、ADC混合物と接触させる疎水性樹脂の量は、樹脂への6以上の薬物負荷種の結合を可能にするのに十分であるが、4以下の薬物負荷種の有意な結合を可能にせず;ADCを含む組成物が得られるように、疎水性樹脂をADC混合物から取り除き、ここで組成物は、15%未満の6以上の薬物負荷種を含み、ADCは、Bcl−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体を含む。別の実施形態において、循環プロセスを使用して、4以下の薬物負荷種及び6以上の薬物負荷種を含むADC混合物を、疎水性樹脂と接触させて、樹脂混合物を形成し、ADC混合物と接触させる疎水性樹脂の量は、樹脂への6以上の薬物負荷種の結合を可能にするのに十分であるが、4以下の薬物負荷種の有意な結合を可能にせず;ADCを含む組成物が得られるように、ADC混合物から疎水性樹脂を取り除き、ここで組成物は、15%未満の6以上の薬物負荷種を含み、ADCは、Bcl−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体を含み、疎水性樹脂重量は、ADC混合物における6以上の薬物負荷種の重量の3〜12倍である。
【0795】
あるいは、フロースループロセスを使用して、ADC混合物を精製し、ある特定の所望されるDARを有するADCの大部分を含む組成物に達し得る。フロースループロセスにおいて、樹脂は、容器、例えばカラムに充填され、所望されるADC種が、樹脂に実質的に結合せず、樹脂中を流れ、所望されないADC種が樹脂に結合するように、ADC混合物は、充填された樹脂を通過する。フロースループロセスは、単一通過様式(ここで、目的のADC種は、容器の樹脂の単一の通過の結果として得られる。)において、又は複数通過様式(ここで、目的のADC種は、容器の樹脂の複数の通過の結果として得られる。)において行われてもよい。選択された樹脂の重量が、所望されないADC集団に結合し、所望されるADC(例えばDAR2〜4)が樹脂を越えて流れ、1回又は複数回の通過後、フロースルーにおいて集められるように、フロースループロセスは行われる。
【0796】
フロースループロセスを使用して、4以下の薬物負荷種及び6以上の薬物負荷種を含むADC混合物を疎水性樹脂と接触させてもよく、ADC混合物と接触させる疎水性樹脂の量は、樹脂への6以上の薬物負荷種の結合を可能にするのに十分であるが、4以下の薬物負荷種の有意な結合を可能にせず、所望されるADC(例えばDAR2〜4)を含む組成物が得られるように、4以下の薬物負荷種が樹脂を通過し、続いて、1回又は複数回の通過後に集められ、ここで、組成物は、15%未満の6以上の薬物負荷種を含み、ADCは、Bcl−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体を含む。別の実施形態において、フロースループロセスを使用して、ADC混合物を樹脂に通過させることにより、4以下の薬物負荷種及び6以上の薬物負荷種を含むADC混合物を疎水性樹脂と接触させ、ADC混合物と接触させた疎水性樹脂の量は、樹脂への6以上の薬物負荷種の結合を可能にするのに十分であるが、4以下の薬物負荷種の有意な結合を可能にせず、4以下の薬物負荷種は、樹脂を通過し、続いて、ADCを含む組成物が得られるように集められ、組成物は、15%未満の6以上の薬物負荷種を含み、ADCは、Bcl−xL阻害剤にコンジュゲートされた抗体を含み、疎水性樹脂重量の量は、ADC混合物における6以上の薬物負荷種の重量の3〜12倍である。
【0797】
フロースループロセス後、樹脂は、1回以上の洗浄で洗浄され、その後、所望されるDAR範囲を有するADC(洗浄濾液において見られる)をさらに回収してもよい。例えば、低下している伝導性を有する複数の洗浄を使用して、目的のDARを有するADCをさらに回収してもよい。樹脂の洗浄から得られた溶出物質は、続いて、目的のDARを有するADCの改善された回収のため、フロースループロセスから得られた濾液と合わせてもよい。
【0798】
前述のバッチ、循環及びフロースループロセス精製方法は、ADCの高薬物負荷種対低薬物負荷種を分離するための疎水性樹脂の使用に基づく。疎水性樹脂は、ADCの疎水性と相互作用する疎水性基を含む。ADC上の疎水性基は、疎水性樹脂内の疎水性基と相互作用する。より疎水性のタンパク質であるほど、疎水性樹脂とより強く相互作用する。
【0799】
疎水性樹脂は、通常、疎水性リガンド(例えば、アルキル又はアリール基)がカップリングされる塩基マトリックス(例えば、架橋結合したアガロース又は合成コポリマー物質)を含む。多くの疎水性樹脂が市販されている。例は、低置換又は高置換のPhenyl Sepharose(商標)6高速(Pharmacia LKB Biotechnology,AB、Sweden);Phenyl Sepharose(商標)高性能(Pharmacia LKB Biotechnology,AB、Sweden);Octyl Sepharose(商標)高性能(Pharmacia LKB Biotechnology,AB、Sweden);Fractogel(商標)EMDプロピル又はFractogel(商標)EMDフェニルカラム(E.Merck、Germany);Macro−Prep(商標)メチル又はMacro−Prep(商標);t−ブチルサポート(Bio−Rad、California);WP HI−プロピル(C)(商標)(J.T.Baker、New Jersey);及びToyopearl(商標)エーテル、ヘキシル、フェニル又はブチル(TosoHaas、PA)を含むが、これらに限定されない。一実施形態において、疎水性樹脂は、ブチル疎水性樹脂である。別の実施形態において、疎水性樹脂は、フェニル疎水性樹脂である。別の実施形態において、疎水性樹脂は、ヘキシル疎水性樹脂、オクチル疎水性樹脂又はデシル疎水性樹脂である。一実施形態において、疎水性樹脂は、n−ブチルリガンドを有するメタクリル系ポリマー(例えばTOYOPEARL(登録商標)ブチル−600M)である。
【0800】
所望されるDARを有する組成物を得るためにADC混合物を精製するさらなる方法は、その全体を参照により組み込む米国出願第14/210,602号(米国特許出願公開第US2014/0286968号)において記載される。
【0801】
本発明のある実施形態において、DAR2を有する本明細書中に記載されたADCは、より高い又はより低いDARを有するADCから精製される。そのような精製されたDAR2 ADCは、本明細書中においては、「E2」という。E2抗EGFR ADCを有する組成物を達成するための精製方法。一実施形態において、本発明は、ADC混合物を含む組成物を提供し、ADCの少なくとも75%は、DAR2を有する抗EGFR ADC(本明細書に記載されるもののような)である。別の実施形態において、本発明は、ADC混合物を含む組成物を提供し、ADCの少なくとも80%は、DAR2を有する抗EGFR ADC(本明細書に記載されるもののような)である。別の実施形態において、本発明は、ADC混合物を含む組成物を提供し、ADCの少なくとも85%は、DAR2を有する抗EGFR ADC(本明細書に記載されるもののような)である。別の実施形態において、本発明は、ADC混合物を含む組成物を提供し、ADCの少なくとも90%は、DAR2を有する抗EGFR ADC(本明細書に記載されるもののような)である。
【0802】
7.抗EGFR ADCの使用
ADCに含まれたBc1−xL阻害剤、並びにADCによって送達されたシントンは、Bc1−xL活性を阻害し、Bc1−xLを発現する細胞においてアポトーシスを誘導する。従って、Bc1−xL阻害剤及び/又はADCは、Bc1−xL活性を阻害し及び/又は細胞においてアポトーシスを誘導するための方法で用い得る。
【0803】
Bc1−xL阻害剤については、該方法は、一般には、その生存が、少なくとも部分的に、Bc1−xL発現に依存する細胞を、Bc1−xL活性を阻害し及び/又はアポトーシスを誘導するのに十分な量のBc1−xL阻害剤と接触させることを含む。ADCについては、該方法は、一般的には、その生存が、少なくとも部分的に、Bc1−xL発現に依存し、ADCの抗体につき、細胞−表面抗原、すなわち、EGFRを発現する細胞を、ADCが抗原に結合する条件下でADCと接触させることを含む。
【0804】
ある実施形態において、ADCの抗体は、EGFRに結合し、ADCの、Bc1−xL阻害性シントンが送達される細胞への内部化を促進する。該方法は、Bc1−xL活性を阻害し及び/又はアポトーシスを誘導するための細胞アッセイにおいてインビトロで、又はアポトーシスの阻害及び/又はアポトーシスの誘導が望ましい病気の治療に向けた治療的アプローチとしてインビボで行い得る。
【0805】
調節不全アポトーシスは、例えば、自己免疫障害(例えば全身紅斑狼瘡、関節リウマチ、移植片対宿主病、重症筋無力症又はシェーグレン症候群)、慢性炎症性疾患(例えば乾癬、喘息又はクローン病)、過剰増殖障害(例えば乳がん、肺がん)、ウイルス感染(例えばヘルペス、パピローマ又はHIV)、並びに骨関節炎及びアテローム性動脈硬化症のような他の疾患を含めた種々の病気に関連付けられてきた。本明細書中に記載されたBc1−xL阻害剤又はADCを用いて、これらの病気のいずれも治療又は緩和し得る。そのような治療は、一般的には、治療的利益を供するのに十分な量の本明細書中に記載されたBc1−xL阻害剤又はADCを病気に罹った対象に投与することを含む。ADCでは、投与されるADCの抗体の識別は、治療されるべき病気に依存し−抗体は、Bc1−xL活性の阻害が有益である細胞タイプにおいて発現された細胞−表面抗原に結合すべきである。達成される治療的利点は、治療されるべき具体的な病気にも依存する。ある場合には、単独療法として投与される場合、Bc1−xL阻害剤又はADCは病気それ自体、又は病気の兆候を治療し、又は緩和し得る。他の場合において、Bc1−xL阻害剤又はADCは、阻害剤又はADCと一緒になって、治療すべき病気又は病気の兆候を治療し、又は緩和する他の薬剤を含めた全体的治療レジメンの一部となり得る。本明細書中に記載されたBc1−xL阻害剤及び/又はADCに対して付属的に、又はそれと共に投与し得る、特定の病気を治療又は緩和するのに有用な薬剤は、当業者に明らかである。
【0806】
いずれの治療レジメンにおいても、絶対的な治癒が常に望ましいが、治癒の達成は、治療的利点を供するのに要求されない。治療的利点は、病気の進行を停止し、又は遅延させること、治癒なくして病気を退行させること、及び/又は病気の兆候の進行を緩和し、又は遅延させることを含み得る。生命の統計学的平均及び/又は改善された質と比較した延長された生存も、治療的利点と考え得る。調節不全アポトーシスを含み、有意な健康負担である病気の1つの特定のクラスは、世界的に、がんである。具体的な実施形態において、本明細書中に記載されたBc1−xL阻害剤及び/又はADCを用いて、がんを治療し得る。がんは、例えば、固形腫瘍又は血液学的腫瘍であり得る。本明細書中に記載されたADCで治療し得るがんは、限定されるものではないが、膀胱がん、脳がん、乳がん、骨髄癌、子宮頸がん、慢性リンパ球性白血病、結直腸がん、食道がん、肝細胞がん、リンパ芽球性白血病、濾胞性リンパ腫、T−細胞又はB−細胞起源のリンパ性悪性疾患、黒色腫、骨髄性白血病、骨髄腫、口腔がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、慢性リンパ球性白血病、骨髄腫、前立腺がん、又は脾臓がんを含む。ADCは、がんの治療で特に有益であり得る。なぜならば、抗体を用いて、Bc1−xL阻害性シントンを特異的に腫瘍細胞に標的化することができ、それにより、コンジュゲートしていない阻害剤の全身投与に関連し得る望ましくない副作用及び/又は毒性を潜在的に回避し、又は緩和するからである。一実施形態は、調節不全内因性アポトーシスに関連する病気を治療する方法であって、治療的利点を供するのに有効な量の本明細書中に記載されたADCを調節不全アポトーシスに関連する病気を有する対象に投与することを含み、ADCの抗体は、その内因性アポトーシスが機能不全とされた細胞上の細胞表面受容体に結合する、方法に関する。一実施形態は、がんを治療する方法であって、がん細胞の表面に発現された細胞表面受容体又は腫瘍関連抗原に結合することができる本明細書中に記載されたADCをがんを有する対象に、治療的利点を供するのに有効な量で投与することを含む、方法に関する。
【0807】
腫瘍原性がんの状況においては、前記した効果を含むのに加えて、治療的利点は、具体的には、腫瘍増殖の進行の停止又は遅延、腫瘍増殖の退行、1つ以上の腫瘍の根絶及び/又は治療すべきがんのタイプ及び段階についての統計学的平均と比べた患者の生存の増大も含み得る。一実施形態において、治療すべきがんは腫瘍原性がんである
【0808】
本発明のADCは、インビボ及びインビトロ双方において、ヒトEGFR活性を中和することができる。したがって、本発明のそのようなADCは、例えば、hEGFRを含有する細胞培養において、本発明の抗体が交差反応するEGFRを有するヒト対象において又は他の哺乳動物対象において、hEGFR活性を阻害するのに用いることができる。一実施形態において、本発明は、hEGFR活性を阻害する方法であって、hEGFR活性が阻害されるように、hEGFRを本発明の抗体又は抗体部分と接触させることを含む、方法を提供する。例えば、hEGFRを含有する、又は含有することが疑われる細胞培養において、本発明の抗体又は抗体部分を培養基に加えて、培養においてhEGFR活性を阻害することができる。
【0809】
別の実施形態において、本発明は、EGFR活性が有害である病気又は障害に罹った対象において、有利には、そのような対象からのhEGFR活性を低下させる方法を特徴とする。本発明は、そのような病気又は障害に罹った対象においてEGFR活性を低下させる方法であって、対象におけるEGFR活性が低下するように、本発明のADCを対象に投与することを含む、方法を提供する。好ましくは、EGFRは、ヒトEGFRであり、対象はヒト対象である。あるいは、対象は、本発明のADCが結合することができるEGFRを発現する哺乳動物とすることができる。なおさらに、対象は、(例えば、EGFRの投与によって、又はEGFR導入遺伝子の発現によって)EGFRが導入された哺乳動物とすることができる。本発明のADCは、治療目的でヒト対象に投与することができる。さらに、本発明のADCは、獣医学的目的で、又はヒト病気の動物モデルとして、抗体が結合することができるEGFRを発現する非ヒト哺乳動物に投与することができる。後者に関して、そのような動物モデルは、本発明の抗体の治療的効力を評価するのに有用であり得る(例えば、用量及び投与の時間経過の試験)。
【0810】
本明細書において使用される場合、用語「EGFR活性が有害である障害」は、障害に罹患している対象におけるEGFRの存在が、障害の病態生理に関与する又は障害の悪化に寄与する因子のいずれかであると示されている又は疑われる、疾患又は他の障害を含むことが意図される。したがって、EGFR活性が有害である障害は、EGFR活性の低減が、障害の症状及び/又は進行を緩和することが予想される障害である。かかる障害は、例えば、上で記載された抗EGFR抗体を使用して、検出することができる、例えば、障害に罹患している対象の生体液におけるEGFR濃度の増大(例えば、対象の腫瘍、血清、血漿、滑液など中のEGFRの濃度の増大)により、証明され得る。本発明のADC、例えば、AbAを含むADCで治療することができる障害の非限定的例は、以下に議論する障害を含む。例えば、適当な障害は、乳がん、肺がん、グリオーマ、前立腺がん、膵臓がん、結腸がん、頭頸部がん及び腎臓がんを含むが、これらに限定されない、様々ながんを含むが、これらに限定されない。本明細書において開示される組成物及び方法を使用して処置され得るがんの他の例は、扁平上皮癌(例えば扁平上皮肺がん又は扁平上皮頭頸部がん)、トリプルネガティブ乳がん、非小細胞肺がん、結腸直腸がん及び中皮腫を含む。一実施形態において、本明細書において開示されるADCを使用して、固形腫瘍を処置する、例えば、EGFRを過剰発現する又はEGFR陽性である、固形腫瘍の成長を阻害し、又はサイズを低減する。一実施形態において、本発明は、EGFRが増幅した扁平上皮肺がんの処置を対象とする。一実施形態において、本明細書において開示されるADCを使用して、EGFRが増幅した扁平上皮頭頸部がんを処置する。別の実施形態において、本明細書において開示されるADCを使用して、トリプルネガティブ乳がん(TNBC)を処置する。本明細書に記載される疾患及び障害は、本発明の抗EGFR ADC、及びかかる抗EGFR ADCを含む医薬組成物により処置されてもよい。
【0811】
ある実施形態において、がんは、EGFR過剰発現を有すると特徴付け得る。
【0812】
他の実施形態において、がんは、活性型EGFR変異、例えば、EGFRシグナリング経路を活性化する変異及び/又はEGFRタンパク質の過剰発現に至る変異を有すると特徴付けられる。具体的な例示的実施形態において、活性型EGFR変異は、EGFR遺伝子における変異であり得る。特別な実施形態において、活性型EGFR変異は、エクソン19欠失変異、エクソン21における単一点置換変異L858R、T790M点変異、及び/又はこれらの組み合わせである。
【0813】
ある実施形態において、本明細書中に開示されたADCは、上昇したレベルの上皮成長因子受容体(EGFR)を呈するような進行した固形腫瘍タイプを治療するために、それを必要とする対象に投与される。そのような腫瘍の例としては、限定されるものではないが、頭頚部扁平上皮癌、非小細胞肺がん、トリプルネガティブ乳がん、結直腸がん、及び多型膠芽腫を含む。
【0814】
ある特定の実施形態において、本発明は、固形腫瘍を有する対象において固形腫瘍成長を阻害する又は減少させる方法であって、固形腫瘍成長が、阻害される又は減少するように、本明細書に記載される抗EGFR ADCを固形腫瘍を有する対象に投与することを含む方法を含む。ある特定の実施形態において、固形腫瘍は、非小細胞肺癌又は膠芽腫である。さらなる実施形態において、固形腫瘍は、EGFRvIII陽性腫瘍又はEGFR発現固形腫瘍である。さらなる実施形態において、固形腫瘍は、EGFRが増幅した固形腫瘍又はEGFR過剰発現固形腫瘍である。ある特定の実施形態において、本明細書に記載される抗EGFR ADCは、多形膠芽腫を有する対象に、単独又はさらなる薬剤、例えば放射線及び/若しくはテモゾロミドと組み合わせて投与される。
【0815】
ある実施形態において、本発明は、EGFR発現又はEGFR過剰発現腫瘍(又はEGFRvIII発現腫瘍)と同定された固形腫瘍を有する対象において固形腫瘍成長を阻害する又は減少させる方法であって、固形腫瘍成長が阻害される又は減少するように、本明細書中に記載された抗EGFR ADCを固形腫瘍を有する対象に投与することを含む、方法を含む。EGFR発現腫瘍(例えば、EGFR過剰発現腫瘍)を同定するための方法は、当該分野で知られており、FDA承認試験及び検証アッセイを含む。例えば、EGFR pharmDx(商標)アッセイ(Dako North America,Inc.)は、組織学的評価のためにルーチン的に固定された正常な及び新生物組織においてEGFR発現を同定するのに用いる定性的な免疫組織化学的(IHC)キットシステムである。EGFR pharmDxは、EGFR発現細胞においてEGFR(HER1)タンパク質を特異的に検出する。加えて、PCR系アッセイは、EGFR過剰発現腫瘍を同定するのにも用い得る。例えば、これらのアッセイは、バリアントEGFR遺伝子(例えば配列番号33)及び/又はcDNAに対して特異的であって、その結果、EGFR遺伝子/cDNA又はこれらの部分の増幅をもたらすプライマーを用い得る。増幅されたPCR産物は、続いて、例えば、PCR産物のサイズを決定するための当技術分野において公知の標準的方法を使用したゲル電気泳動により、解析されてもよい。かかる試験を使用して、本明細書に記載される方法及び組成物で処置され得る腫瘍を同定してもよい。
【0816】
当技術分野において利用可能な遺伝子治療の方法のいずれかは、本発明により使用することができる。遺伝子治療の方法の一般的な総説について、Goldspielら、1993年、Clinical Pharmacy、12:488〜505頁;Wu及びWu、1991年、Biotherapy、3:87〜95頁;Tolstoshev、1993年、Ann.Rev.Pharmacol.Toxicol.、32:573〜596頁;Mulligan、Science、260:926〜932頁(1993年);並びにMorgan及びAnderson、1993年、Ann.Rev.Biochem、62:191〜217頁;May、1993年、TIBTECH、11(5):155〜215頁を参照。使用することができる組換えDNAテクノロジーの当技術分野において一般的に公知の方法は、Ausubelら(編)、Current Protocols in Molecular Biology、John Wiley & Sons、NY(1993年);及びKriegler、Gene Transfer and Expression、A Laboratory Manual、Stockton Press、NY(1990年)において記載される。遺伝子治療の様々な方法の詳細な説明は、参照により本明細書に組み込むUS20050042664A1において提供される。
【0817】
別の態様において、本出願は、対象におけるEGFR関連障害を処置(例えば、治癒、抑制、改善、その発症を遅延若しくは防止、又はその再発若しくは再燃を防止)する、又は防止する方法を特徴とする。該方法は、EGFR結合剤(特に、アンタゴニスト)、例えば、本明細書中に記載された抗EGFR抗体又はその断片を、EGFR関連障害を治療又は予防するのに十分な量で、対象に投与することを含む。EGFRアンタゴニスト、例えば、抗EGFR抗体又はその断片は、単独で、又は本明細書中に記載された他の治療様式と組み合わせて、対象に投与することができる。
【0818】
本発明のADCを単独で又は組み合わせて使用して、かかる疾患を処置することができる。本発明のADCを、単独で又はさらなる薬剤、例えば治療剤と組み合わせて使用することができ、前記さらなる薬剤は、その意図される目的について当業者により選択されることは、理解されるべきである。例えば、さらなる薬剤は、本発明のADCにより処置されている疾患又は状態を処置するのに有用であると当技術分野において認められる治療剤であり得る。さらなる薬剤はまた、治療用組成物、例えば、組成物の粘度に影響する薬剤に有益な特性を与える薬剤であり得る。
【0819】
本発明に含まれるべきである組合せが、これらの意図される目的について有用なこれらの組合せであることは、さらに理解されるべきである。以下で説明される薬剤は、説明を目的とし、限定されることは意図されない。本発明の一部である組合せは、本発明の抗体、及び以下のリストから選択される少なくとも1つのさらなる薬剤であり得る。組合せが、形成された組成物が、その意図される機能を果たし得るようなものであれば、組合せはまた、1つより多くのさらなる薬剤、例えば2つ又は3つのさらなる薬剤を含み得る。
【0820】
組み合わせ療法は、1つ以上のさらなる治療剤、例えば、本明細書中でより多くが記載された、1つ以上のサイトカイン及び成長因子阻害剤、免疫抑制剤、抗炎症剤(例えば全身抗炎症剤)、抗線維化剤、代謝阻害剤、酵素阻害剤、及び/又は細胞傷害性又は細胞増殖阻害剤、有糸分裂阻害剤、抗腫瘍抗生物質、免疫変調剤、遺伝子治療のためのベクター、アルキル化剤、抗血管形成剤、抗代謝産物剤、ホウ素含有剤、化学保護剤、ホルモン、抗ホルモン剤、コルチコステロイド、光活性治療剤、オリゴヌクレオチド、放射性核種、トポイソメラーゼ阻害剤、キナーゼ阻害剤又は放射線増感剤が配合された及び/又はそれらと共投与される本発明の抗EGFRアンタゴニストADCを含むことができる。
【0821】
特定の実施形態において、本明細書に記載される抗EGFR ADCは、抗がん剤又は抗新生物剤と組み合わせて使用される。用語「抗がん剤」及び「抗新生物剤」は、がん性成長のような悪性腫瘍を処置するために使用される薬物を指す。薬物治療は、単独で、又は外科手術若しくは放射線療法のような他の処置と組み合わせて使用されてもよい。いくつかのクラスの薬物は、関与する臓器の性質に依存してがん処置において使用され得る。例えば、乳がんは、一般にエストロゲンにより刺激され、性ホルモンを不活性化する薬物で処置され得る。同様に、前立腺がんは、男性ホルモンであるアンドロゲンを不活性化する薬物で処置され得る。本発明の抗EGFR ADCと併せて使用され得る抗がん剤は、特に、以下の薬剤を含む。
【0822】
【表7】
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【0823】
前記抗がん剤に加えて、本明細書中に記載された抗EGFR ADCは、セクションIIに記載された薬剤と組み合わせて投与し得る。さらに、前記抗がん剤は、本発明のADCにおいても使用し得る。
【0824】
特別な実施形態において、本発明のADCは、単独で、又は抗体と併せて、又は抗体とで相乗的に作用する別の抗がん剤と一緒に投与して、EGFR活性に関連する病気を治療することができる。そのような抗がん剤は、例えば、当該分野でよく知られた薬剤を含む(例えば、サイトトキシン、化学療法剤、小分子及び放射線)。抗がん剤の例は、パノレックス(Glaxo−Welcome)、リツキサン(IDEC/Genentech/Hoffman la Roche)、マイロターグ(Wyeth)、キャンパス(Millennium)、ゼヴァリン(IDEC and Schering AG)、ベキサール(Corixa/GSK)、アービタックス(Imclone/BMS)、アバスチン(Genentech)及びハーセプチン(Genentech/Hoffman la Roche)を含むが、これらに限定されない。他の抗がん剤は、米国特許第7,598,028号及び国際公開第WO2008/100624号に記載されるものを含むが、これらに限定されず、これらの内容を、参照により本明細書に組み込む。1つ以上の抗がん剤は、本発明の抗体又はその抗原結合部分の投与と同時、又はその前若しくは後に投与されてもよい。
【0825】
本発明の特別な実施形態において、本明細書中に記載されたADCは、それを必要とする対象を治療するために、NAMPTの阻害剤(参照により本明細書に組み込む米国特許出願公開第2013/0303509号;AbbVie,Inc.における阻害剤の例を参照)との組み合わせ療法において用いることができる。(プレB細胞コロニー増強因子(PBEF)及びビスファチンとしても知られた)NAMPTは、ニコチンアミドのホスホリボシル化を触媒する酵素であって、NDAを救済する2つの経路のうちの1つにおける律速酵素である。本発明の一実施形態において、本明細書に記載される抗EGFR抗体及びADCは、対象において、がんの処置のためのNAMPT阻害剤と組み合わせて投与される。
【0826】
本発明の特定の実施形態において、本明細書に記載されるADCは、トポイソメラーゼ阻害剤イリノテカンの活性な代謝産物であるSN−38との併用療法において使用することができる。
【0827】
本発明の他の実施形態において、本明細書に記載されるADCを、PARP(ポリADPリボースポリメラーゼ)阻害剤、例えばベリパリブとの併用療法において使用して、乳がん、卵巣がん及び非小細胞肺がんを含むがんを処置することができる。
【0828】
本明細書に記載される抗EGFR ADCと同時投与され得る及び/又は製剤化され得るさらなる治療剤のさらなる例は、吸入ステロイド;ベータ−アゴニスト、例えば短時間作用又は長時間作用ベータ−アゴニスト;ロイコトリエン又はロイコトリエン受容体のアンタゴニスト;ADVAIRのような併用薬;IgE阻害剤、例えば抗IgE抗体(例えばXOLAIR、オマリズマブ);ホスホジエステラーゼ阻害剤(例えばPDE4阻害剤);キサンチン;抗コリン薬;クロモリンのようなマスト細胞安定化剤;IL−4阻害剤;IL−5阻害剤;エオタキシン/CCR3阻害剤;H1、H2、H3及びH4を含む、ヒスタミン又はその受容体のアンタゴニスト、並びにプロスタグランジンD又はその受容体(DP1及びCRTH2)のアンタゴニストの1つ以上を含むが、これらに限定されない。かかる組合せを使用して、例えば喘息及び他の呼吸障害を処置することができる。本明細書に記載される抗EGFR ADCと同時投与され得る及び/又は製剤化され得るさらなる治療剤の他の例は、テモゾロミド、イブルチニブ、デュベリシブ及びイデラリシブの1つ以上を含むが、これらに限定されない。
【0829】
ある実施形態において、ADCは、さらなる薬剤又はさらなる療法と組み合わせて投与され、さらなる薬剤は、抗PD1抗体(例えばペムブロリズマズ)、抗PD−L1抗体(アテゾリズマブ)、抗CTLA−4抗体(例えばイピリムマブ)、MEK阻害剤(例えばトラメチニブ)、ERK阻害剤、BRAF阻害剤(例えばダブラフェニブ)、オシメルチニブ、エルロチニブ、ゲフィチニブ、ソラフェニブ、CDK9阻害剤(例えばディナシクリブ)、MCL−1阻害剤、テモゾロミド、Bc1−xL阻害剤、Bc1−2阻害剤(例えばベネトクラクス)、イブルチニブ、mTOR阻害剤(例えばエベロリムス)、PI3K阻害剤(例えばブパルリシブ)、デュベリシブ、イデラリシブ、AKT阻害剤、HER2阻害剤(例えばラパチニブ)、タキサン(例えばドセタキセル、パクリタキセル、ナブパクリタキセル)、アウリスタチンを含むADC、PBDを含むADC(例えばロバルピツズマブテシリン)、メイタンシノイドを含むADC(例えばTDM1)、TRAILアゴニスト、プロテアソーム阻害剤(例えばボルテゾミブ)、及びニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(NAMPT)阻害剤からなる群から選択され、又はADCは、アウリスタチンADC又はPBD ADCと組み合わせて投与される。
【0830】
1つ以上の抗EGFR抗体又はその断片と同時投与され得る及び/又は製剤化され得る治療剤のさらなる例は、特に、TNFアンタゴニスト(例えばTNF受容体の溶解性断片、例えばp55若しくはp75ヒトTNF受容体又はその誘導体、例えば75kD TNFR−IgG(75kD TNF受容体−IgG融合タンパク質、ENBREL));TNF酵素アンタゴニスト、例えばTNF変換酵素(TACE)阻害剤;ムスカリン性受容体アンタゴニスト;TGF−ベータアンタゴニスト;インターフェロンガンマ;ペルフェニドン;化学療法剤、例えばメトトレキサート、レフルノミド若しくはシロリムス(ラパマイシン)又はその類似体、例えばCCI−779;COX2及びcPLA2阻害剤;NSAID;免疫調節物質;p38阻害剤、TPL−2、MK−2及びNFkB阻害剤の1つ以上を含む。
【0831】
他の好ましい組合せは、サイトカイン抑制性抗炎症薬(CSAID);他のヒトサイトカイン又は成長因子、例えば、IL−1、IL−2、IL−3、IL−4、IL−5、IL−6、IL−7、IL−8、IL−15、IL−16、IL−18、IL−21、IL−31、インターフェロン、EMAP−II、GM−CSF、FGF、EGF、PDGF及びエドセリン−1に対する抗体又はこれらのアンタゴニスト、並びにこれらのサイトカイン及び成長因子の受容体である。本発明の抗体又はその抗原結合部分は、CD2、CD3、CD4、CD8、CD25、CD28、CD30、CD40、CD45、CD69、CD80(B7.1)、CD86(B7.2)、CD90、CTLA、CTLA−4、PD−1又はCD154を含むこれらのリガンド(gp39若しくはCD40L)のような、細胞表面分子に対する抗体と組み合わせることができる。
【0832】
治療剤の好ましい組合せは、炎症カスケードにおける異なるポイントにおいて干渉してもよく;好ましい例は、キメラ、ヒト化又はヒトTNF抗体のようなTNFアンタゴニスト、アダリムマブ、(HUMIRA(登録商標);D2E7;参照により本明細書に組み込むPCT公開第WO97/29131号及び米国特許第6,090,382号)、CA2(Remicade(登録商標))、CDP571及び溶解性p55又はp75TNF受容体、その誘導体(p75TNFR1gG(Enbrel(登録商標))又はp55TNFR1gG(レネルセプト)を含み、また、TNF変換酵素(TACE)阻害剤;同様に、IL−1阻害剤(インターロイキン−1変換酵素阻害剤、IL−1RAなど)が、同じ理由のため有効であり得る。他の好ましい組合せは、インターロイキン4を含む。
【0833】
ある実施形態において、ADCは、非小細胞肺がんを治療するために、タキサンと組み合わせて投与される。
【0834】
本発明の医薬組成物は、「治療有効量」又は「予防有効量」の本発明の抗体又は抗体部分を含んでもよい。「治療有効量」は、所望される治療結果を達成するために必要な投薬量における及び期間の有効な量を指す。治療有効量の抗体又は抗体部分は、当業者により決定されてもよく、個体の疾患状態、年齢、性別及び体重、並びに個体において所望される応答を誘発するための抗体又は抗体部分の能力のような要因により変動してもよい。治療有効量はまた、治療上有益な効果が抗体又は抗体部分の任意の毒性又は有害な作用より勝るものである。「予防有効量」は、所望される予防結果を達成するために必要な投薬量における及び期間の有効な量を指す。典型的には、予防用量は、疾患の前又は早期ステージで対象において使用されるので、予防有効量は、治療有効量未満である。
【0835】
投与されるADCの量は、限定されるものではないが、治療すべき特別な病気、投与の態様、所望の治療利益、病気の段階又は重症度、患者の年齢、体重及び他の特徴等を含めた種々の因子に依存する。有効用量の決定は、当業者の能力内のものである。
【0836】
投与レジメンは、最適な所望される応答(例えば治療又は予防応答)をもたらすよう調整され得る。例えば、単一ボーラスが投与されてもよく、いくつかの分割用量が、時間をかけて投与されてもよく、又は用量が、治療状況の急迫した事情により示される通り、比例的に低減されてもよく若しくは増大されてもよい。投与の容易さ及び投薬量の均一さのため、投薬単位形態の非経口組成物を製剤化することが特に有利である。本明細書において使用される投薬単位形態は、処置されるべき哺乳動物対象のための単位投薬量として合わせた物理的に別個の単位を指し、各単位は、必要とされる医薬担体と共に、予め決められた量の、所望される治療効果をもたらすように計算された活性化合物を含有する。本発明の投薬単位形態についての規格は、(a)活性化合物の固有の特徴及び達成されるべき治療又は予防効果、並びに(b)個体における感受性の処置のためのかかる活性化合物の配合の分野における固有の制限により、及びこれらに直接的に依存して指示される。
【0837】
治療又は予防有効量のADCの例示的な非限定的な範囲は、0.1〜20mg/kg、より好ましくは1〜10mg/kgである。一実施形態において、本明細書に記載されるADCの用量は、ここで列挙される個々の用量、例えば、1mg/kg、2mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg及び6mg/kgを含む、1〜6mg/kgである。別の実施形態において、本明細書に記載されるADCの用量は、ここで列挙される個々の用量、例えば、1μg/kg、2μg/kg、3μg/kg、4μg/kg、5μg/kg、10μg/kg、20μg/kg、30μg/kg、40μg/kg、50μg/kg、60μg/kg、80μg/kg、100μg/kg、120μg/kg、140μg/kg、160μg/kg、180μg/kg及び200μg/kgを含む、1〜200μg/kgである。投薬量の値は、緩和されるべき状態の種類及び重症度で変動し得ることは注意されるべきである。任意の特定の対象について、特定の投与レジメンが、個々の要求、及び組成物を投与する又は組成物の投与を監督する人の専門的判断により経時的に調整されるべきであること、並びに本明細書に記載の投薬量範囲が、例示的にすぎず、請求される組成物の範囲又は実施を限定することは意図されないことは、さらに理解されるべきである。
【0838】
一実施形態において、本明細書中に記載された抗EGFR ADC、例えば、AbAを含むADCは、0.1〜30mg/kgの用量でADCとして、それを必要とする対象、例えば、がんを有する対象に投与される。別の実施形態において、抗EGFR ADC、例えば、AbAを含むADCは、1〜15mg/kgの用量でADCとして、それを必要とする対象、例えば、がんを有する対象に投与される。別の実施形態において、抗EGFR ADC、例えば、AbAを含むADCは、1〜10mg/kgの用量でADCとして、それを必要とする対象、例えば、がんを有する対象に投与される。別の実施形態において、抗EGFR ADC、例えば、AbAを含むADCは、2〜3mg/kgの用量でADCとして、それを必要とする対象、例えば、がんを有する対象に投与される。別の実施形態において、抗EGFR ADC、例えば、AbAを含むADCは、1〜4mg/kgの用量でADCとして、それを必要とする対象、例えば、がんを有する対象に投与される。
【0839】
一実施形態において、本明細書中に記載された抗EGFR ADC、例えば、AbAを含むADCは、1〜200μg/kgの用量でADCとして、それを必要とする対象、例えば、がんを有する対象に投与される。別の実施形態において、抗EGFR ADC、例えば、AbAを含むADCは、5〜150μg/kgの用量でADCとして、それを必要とする対象、例えば、がんを有する対象に投与される。別の実施形態において、抗EGFR ADC、例えば、AbAを含むADCは、5〜100μg/kgの用量でADCとして、それを必要とする対象、例えば、がんを有する対象に投与される。別の実施形態において、抗EGFR ADC、例えば、AbAを含むADCは、5〜90μg/kgの用量でADCとして、それを必要とする対象、例えば、がんを有する対象に投与される。別の実施形態において、抗EGFR ADC、例えば、AbAを含むADCは、5〜80μg/kgの用量でADCとして、それを必要とする対象、例えば、がんを有する対象に投与される。別の実施形態において、抗EGFR ADC、例えば、AbAを含むADCは、5〜70μg/kgの用量でADCとして、それを必要とする対象、例えば、がんを有する対象に投与される。別の実施形態において、抗EGFR ADC、例えば、AbAを含むADCは、5〜60μg/kgの用量でADCとして、それを必要とする対象、例えば、がんを有する対象に投与される。別の実施形態において、抗EGFR ADC、例えば、AbAを含むADCは、10〜80μg/kgの用量でADCとして、それを必要とする対象、例えば、がんを有する対象に投与される。
【0840】
一実施形態において、本明細書に記載される抗EGFR ADCは、それを必要とする対象、例えばがんを有する対象に、1〜6mg/kgの用量で投与される。別の実施形態において、本明細書に記載される抗EGFR ADCは、それを必要とする対象、例えばがんを有する対象に、5〜4mg/kgの用量で投与される。別の実施形態において、本明細書に記載される抗EGFR ADCは、それを必要とする対象、例えばがんを有する対象に、1.8〜2.4mg/kgの用量で投与される。別の実施形態において、本明細書に記載される抗EGFR ADCは、それを必要とする対象、例えばがんを有する対象に、1〜4mg/kgの用量で投与される。別の実施形態において、本明細書に記載される抗EGFR ADCは、それを必要とする対象、例えばがんを有する対象に、約1mg/kgの用量で投与される。別の実施形態において、本明細書に記載される抗EGFR ADCは、それを必要とする対象、例えばがんを有する対象に、3〜6mg/kgの用量で投与される。別の実施形態において、本明細書に記載される抗EGFR ADCは、それを必要とする対象、例えばがんを有する対象に、3mg/kgの用量で投与される。別の実施形態において、本明細書に記載される抗EGFR ADCは、それを必要とする対象、例えばがんを有する対象に、2〜3mg/kgの用量で投与される。別の実施形態において、本明細書に記載される抗EGFR ADCは、それを必要とする対象、例えばがんを有する対象に、6mg/kgの用量で投与される。
【0841】
別の実施形態において、本明細書中に記載された抗EGFR ADCは、1〜200μg/kgの用量で、それを必要とする対象、例えば、がんを有する対象に投与される。別の実施形態において、本明細書中に記載された抗EGFR ADCは、5〜100μg/kgの用量で、それを必要とする対象、例えば、がんを有する対象に投与される。別の実施形態において、本明細書中に記載された抗EGFR ADCは、5〜90μg/kgの用量で、それを必要とする対象、例えば、がんを有する対象に投与される。別の実施形態において、本明細書中に記載された抗EGFR ADCは、5〜80μg/kgの用量で、それを必要とする対象、例えば、がんを有する対象に投与される。別の実施形態において、本明細書に記載される抗EGFR ADCは、それを必要とする対象、例えばがんを有する対象に、5〜70μg/kgの用量で投与される。別の実施形態において、本明細書に記載される抗EGFR ADCは、それを必要とする対象、例えばがんを有する対象に、5〜60μg/kgの用量で投与される。
【0842】
別の態様において、本出願は、インビトロでの試料(例えば血清、血漿、組織、又は生検のような生物学的試料)におけるEGFRの存在を検出する方法を提供する。本方法を使用して、障害、例えばがんを診断することができる。方法は、(i)試料又は対照試料を、本明細書に記載される抗EGFR ADCと接触させること;及び(ii)抗EGFR ADCと試料又は対照試料の間での複合体の形成を検出することを含み、ここで、対照試料に対して、試料における複合体の形成における統計的に有意な変化が、試料におけるEGFRの存在を示す。
【0843】
ヒトEGFRに結合するこれらの能力を考慮すると、本発明のADCを使用して、酵素結合免疫吸着測定(ELISA)、ラジオイムノアッセイ(RIA)又は組織免疫組織化学のような従来のイムノアッセイを使用して、(例えば血清又は血漿のような、生物学的試料において)ヒトEGFRを検出することができる。一態様において、本発明は、生物学的試料を、本発明の抗体又はその抗体部分と接触させること、及びヒトEGFRに結合した抗体(若しくは抗体部分)又は結合していない抗体(若しくは抗体部分)を検出し、これにより、生物学的試料におけるヒトEGFRを検出することを含む、生物学的試料においてヒトEGFRを検出する方法を提供する。抗体は、結合した又は結合していない抗体の検出を促進するための検出可能な物質で直接的又は間接的に標識される。適当な検出可能な物質は、様々な酵素、補欠分子族、蛍光物質、発光物質及び放射性物質を含む。適当な酵素の例は、西洋ワサビペルオキシダーゼ、アルカリホスファターゼ、β−ガラクトシダーゼ又はアセチルコリンエステラーゼを含み、適当な補欠分子族複合体の例は、ストレプトアビジン/ビオチン及びアビジン/ビオチンを含み;適当な蛍光物質の例は、ウンベリフェロン、フルオレセイン、フルオレセインイソチオシアネート、ローダミン、ジクロロトリアジニルアミンフルオレセイン、ダンシルクロライド又はフィコエリトリンを含み;発光物質の例は、ルミノールを含み;適当な放射性物質の例は、H、14C、35S、90Y、99Tc、111In、125I、131I、177Lu、166Ho又は153Smを含む。
【0844】
抗体を標識する代わりに、ヒトEGFRは、生体液において、検出可能な物質で標識されたrhEGFR標準及び標識されていない抗ヒトEGFR ADCを使用して、競合イムノアッセイによりアッセイすることができる。このアッセイにおいて、生物学的試料、標識されたrhEGFR標準及び抗ヒトEGFR抗体が組み合わされ、標識されていない抗体に結合した標識されたrhEGFR標準の量が決定される。生物学的試料におけるヒトEGFRの量は、抗EGFR抗体に結合した標識されたrhEGFR標準の量に反比例する。同様に、ヒトEGFRはまた、生体液において、検出可能な物質で標識されたrhEGFR標準及び標識されていない抗ヒトEGFR ADCを使用して、競合イムノアッセイによりアッセイすることができる。
【0845】
8.医薬組成物
本明細書中に記載されたBc1−xL阻害剤及び/又はADCは、阻害剤又はADC及び1つ以上の担体、賦形剤及び/又は希釈剤を含む組成物の形態とし得る。組成物は、獣医学的使用又はヒトにおける薬学的使用のためなどの、具体的使用のために処方され得る。用いる組成物(例えば、乾燥粉末、液体配合物等)及び賦形剤、希釈剤及び/又は担体の形態は、阻害剤及び/又はADCの用途並びに、治療的使用では、投与の態様に依存する。
【0846】
治療的使用では、Bc1−xL阻害剤及び/又はADC組成物は、薬学的に許容される担体を含む滅菌医薬組成物の一部として供し得る。この組成物は、(それを患者に投与する所望の方法に依存した)いずれの適切な形態とすることもできる。医薬組成物は、経口、経皮、皮下、鼻内、静脈内、筋肉内、髄腔内、局所又は局部などの種々の経路によって患者に投与することができる。いずれかの所与の場合における投与のための最も適切な経路は、特別なBc1−xL阻害剤又はADC、対象、並びに病気の性質及び重症度、及び対象の身体の状態に依存する。典型的には、Bc1−xL阻害剤は、経口又は非経口投与され、ADC医薬組成物は、静脈内又は皮下投与される。
【0847】
医薬組成物は、便宜には、用量当たり所定量の本明細書中に記載されたBc1−xL阻害剤又はADCを含有する単位投与形態で供することができる。単位用量に含まれた阻害剤又はADCの量は、当該分野でよく知られているように、治療すべき病気、並びに他の因子に依存する。Bc1−xL阻害剤では、そのような単位用量は、単回投与に適した量のBc1−xL阻害剤を含有する錠剤、カプセル剤、ロゼンジ等の形態とし得る。ADCでは、そのような単位用量は、単回投与に適した量のADCを含有する凍結乾燥粉末の形態、又は液体の形態とし得る。乾燥粉末単位用量形態は、シリンジ、適切な量の投与で有用に希釈剤及び/又は他の成分と共にキットに包装され得る。液体形態の単位用量は、便宜には、単回投与に適した量のADCを予め充填したシリンジの形態で供してもよい。
【0848】
医薬組成物は、多数回投与に適した量のADCを含有するバルク形態で供してもよい。
【0849】
ADCの医薬組成物は、所望の純度を有するADCを、任意選択の当該分野で典型的に使用される薬学的に許容される担体、賦形剤又は安定化剤(その全てを本明細書中においては「担体」という)、すなわち、緩衝剤、安定化剤、保存剤、等張剤、非イオン性洗剤、抗酸化剤及び他の種々雑多な添加剤と混合することによって、凍結乾燥配合物又は水性溶液として貯蔵のために調製され得る。Remington’s Pharmaceutical Sciences,第16版(Osol編1980)参照。そのような添加剤は、使用される用量及び濃度において受容者に非毒性とすべきである。
【0850】
緩衝剤は、生理的条件を近似する範囲にpHを維持するのを助ける。それらは、約2mM〜約50mMの範囲の濃度で存在させ得る。本開示で使用される適切な緩衝剤は、有機及び無機酸の双方、並びにクエン酸緩衝液(例えばクエン酸一ナトリウム−クエン酸二ナトリウム混合物、クエン酸−クエン酸三ナトリウム混合物、クエン酸−クエン酸一ナトリウム混合物等)、コハク酸緩衝液(例えば、コハク酸−コハク酸一ナトリウム混合物、コハク酸−水酸化ナトリウム混合物、コハク酸−コハク酸二ナトリウム混合物等)、酒石酸緩衝液(例えば酒石酸−酒石酸ナトリウム混合物、酒石酸−酒石酸カリウム混合物、酒石酸−水酸化ナトリウム混合物等)、フマル酸緩衝液(例えばフマル酸−フマル酸一ナトリウム混合物、フマル酸−フマル酸二ナトリウム混合物、フマル酸一ナトリウム−フマル酸二ナトリウム混合物等)、グルコン酸緩衝液(例えばグルコン酸−グルコン酸ナトリウム混合物、グルコン酸−水酸化ナトリウム混合物、グルコン酸−グルコン酸カリウム混合物等)、シュウ酸緩衝液(例えばシュウ酸−シュウ酸ナトリウム混合物、シュウ酸−水酸化ナトリウム混合物、シュウ酸−シュウ酸カリウム混合物等)、乳酸緩衝液(例えば乳酸−乳酸ナトリウム混合物、乳酸−水酸化ナトリウム混合物、乳酸−乳酸カリウム混合物等)及び酢酸緩衝液(例えば酢酸−酢酸ナトリウム混合物、酢酸−水酸化ナトリウム混合物等)のようなこれらの塩を含む。加えて、リン酸緩衝液、ヒスチジン緩衝液及びTrisのようなトリメチルアミン塩を用いることができる。
【0851】
保存剤は、微生物の増殖を遅延させるのに加えてもよく、約0.2%〜1%(w/v)の範囲の量で加えることができる。本開示で用いる適切な保存剤は、フェノール、ベンジルアルコール、メタクレゾール、メチルパラベン、プロピルパラベン、塩化オクタデシルジメチルベンジルアンモニウム、ハロゲン化ベンザルコニウム(例えば、クロライド、ブロマイド及びイオダイド)、塩化ヘキサメトニウム、及びメチル若しくはプロピルパラベンのようなアルキルパラベン、カテコール、デゾルシノール、シクロヘキサノール及び3−ペンタノールを含む。「安定化剤」として時々知られた等張化剤を加えて、本開示の液体組成物の等張性を確保することができ、それは、多価糖アルコール、例えば、グリセリン、エリスリトール、アラビトール、キシリトール、ソルビトール及びマンニトールのような三価以上の糖アルコールを含む。安定化剤は、増量剤から治療剤を可溶化し、又は変性又は容器の壁への接着を妨げるのを助ける添加剤までの機能の範囲とすることができる広いカテゴリーの賦形剤をいう。典型的な安定化剤は、(前記で挙げた)多価糖アルコール;アルギニン、リシン、グリシン、グルタミン、アスパラギン、ヒスチジン、アラニン、オルニチン、L−ロイシン、2−フェニルアラニン、グルタミン酸、スレオニンのようなアミノ酸、イノシトールのようなシクリトールを含めた、ラクトース、トレハロース、スタキオース、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、リビトール、ミオイノシトール、ガラクチトール、グリセロールのような有機糖又は糖アルコール;ポリエチレングリコール;アミノ酸ポリマー;尿素、グルタチオン、チオクト酸、チオグリコール酸ナトリウム、チオグリセロール、α−モノチオグリセロール及びチオ硫酸ナトリウムのような硫黄含有還元剤;低分子量ポリペプチド(例えば10個又はより少数の残基のペプチド);ヒト血清アルブミン、ウシ血清アルブミン、ゼラチン又は免疫グロブリンのようなタンパク質;キシロース、マンノース、フルクトース、グルコースのようなポリビニルピロリドン単糖のような親水性ポリマー;ラクトース、マルトース、スクロースのような二糖及びラフィノースのような三糖;及びデキストランのような多糖とすることができる。
【0852】
非イオン性界面活性剤又は洗剤(「湿潤剤」としても知られる)は、糖タンパク質を可溶化し、並びにタンパク質の変性を引き起こすことなく配合物が応力がかかった剪断表面に暴露されるのを可能ともする、かき混ぜ−誘導凝集に対して糖タンパク質を保護するのを助けるために添加し得る。適切な非イオン性界面活性剤は、ポリソルベート(20、80等)、ポリオキサマー(184、188等)、プルロニックポリオール、ポリオキシエチレンソルビタンモノエーテル(TWEEN(登録商標)−20、TWEEN(登録商標)−80等)を含む。非イオン性界面活性剤は、約0.05mg/ml〜約1.0mg/ml、例えば、約0.07mg/ml〜約0.2mg/mlの範囲で存在させ得る。
【0853】
さらなる種々雑多な賦形剤は、増量剤(例えば澱粉)、キレート化剤(例えばEDTA)、抗酸化剤(例えばアスコルビン酸、メチオニン、ビタミンE)及び共溶媒を含む。
【0854】
本明細書に記載される本発明の方法の他の適当な修飾及び適合が、明らかであり、本発明又は本明細書において開示される実施形態の範囲から逸脱することなく適当な均等物を使用してなされ得ることは、当業者に容易に明らかである。ここで、本発明を詳細に記載し、これは、説明の目的のためだけに含まれ、限定することは意図されない、以下の実施例を参照してよりはっきりと理解される。
【実施例】
【0855】
[実施例1]
例示的Bcl−xL阻害剤の合成
この実施例は、例示的Bcl−xL阻害剤化合物W2.01〜W2.91のための合成方法を提供する。Bcl−xL阻害剤(W2.01〜W2.91)及びシントン(実施例2.1〜2.176)を、ACD/Name 2012年リリース(Build56084、2012年4月5日、Advanced Chemistry Development社、トロント、オンタリオ州)、ACD/Name 2014年リリース(Build66687、2013年10月25日、Advanced Chemistry Development社、トロント、オンタリオ州)、ChemDraw(登録商標)バージョン9.0.7(CambridgeSoft、ケンブリッジ、マサチューセッツ州)、ChemDraw(登録商標)Ultraバージョン12.0(CambridgeSoft、ケンブリッジ、マサチューセッツ州)又はChemDraw(登録商標)Professionalバージョン15.0.0.106を使用して命名した。Bc1−xL阻害剤及びシントンは、ACD/名称2012公開(構築(Build)56084,2012年4月5日,Advanced Chemistry Developmnet Inc.,Toronto,Ontario)、ACD/名称2014公開(構築66687,2013年10月25日,Advanced Chemistry Development, Inc.,Toronto,Ontario)、ChemDraw(登録商標)バージョン9.0.7(CambridgeSoft,Cambridge,MA)、ChemDraw(登録商標)Ultraバージョン12.0(CambridgeSoft,Cambridge,MA)、又はChemDraw(登録商標)Professionalバージョン15.0.0.106で命名した。
【0856】
1.1 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({2−[2−(カルボキシメトキシ)エトキシ]エチル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.01)の合成
【0857】
1.1.1 3−ブロモ−5,7−ジメチルアダマンタンカルボン酸
50mL丸底フラスコ中に、0℃で臭素(16mL)を加えた。鉄粉(7g)を加え、反応物を0℃で30分間撹拌した。3,5−ジメチルアダマンタン−1−カルボン酸(12g)を加えた。混合物を室温に加温し、3日間撹拌した。氷及び濃HClの混合物を反応混合物中に注ぎ入れた。得られた懸濁液をNaSO(水200mL中50g)で2回処理し、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機物を1N HCl水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【0858】
1.1.2 3−ブロモ−5,7−ジメチルアダマンタンメタノール
実施例1.1.1(15.4g)のテトラヒドロフラン(200mL)中溶液に、BH(テトラヒドロフラン中1M、150mL)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。次いで反応混合物をメタノールを滴下添加することにより注意深くクエンチした。次いで混合物を真空下で濃縮し、残渣を酢酸エチル(500mL)と2N HCl水溶液(100mL)との間で平衡させた。水性層を酢酸エチルでさらに2回抽出し、合わせた有機抽出物を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過した。溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。
【0859】
1.1.3 1−((3−ブロモ−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル)−1H−ピラゾール
実施例1.1.2(8.0g)のトルエン(60mL)中溶液に、1H−ピラゾール(1.55g)及びシアノメチレントリブチルホスホラン(2.0g)を加え、混合物を90℃で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10:1ヘプタン:酢酸エチル)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 324.2(M+H)
【0860】
1.1.4 2−{[3,5−ジメチル−7−(1H−ピラゾール−1−イルメチル)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]オキシ}エタノール
実施例1.1.3(4.0g)のエタン−1,2−ジオール(12mL)中溶液に、トリエチルアミン(3mL)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下150℃で45分間撹拌した。混合物を水(100mL)中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過した。溶媒を蒸発させて残渣を得、これをヘプタン中20%酢酸エチル、続いてジクロロメタン中5%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 305.2(M+H)
【0861】
1.1.5 2−({3,5−ジメチル−7−[(5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エタノール
実施例1.1.4(6.05g)のテトラヒドロフラン(100mL)中冷却(−78℃)溶液に、n−BuLi(40mL、ヘキサン中2.5M)を加え、混合物を−78℃で1.5時間撹拌した。ヨードメタン(10mL)を注射器を通して加え、混合物を−78℃で3時間撹拌した。次いで反応混合物をNHCl水溶液でクエンチし、酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機抽出物を水及びブラインで洗浄した。硫酸ナトリウムで脱水した後、溶液を濾過し、濃縮し、残渣をジクロロメタン中5%メタノールで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 319.5(M+H)
【0862】
1.1.6 1−({3,5−ジメチル−7−[2−(ヒドロキシ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール
実施例1.1.5(3.5g)のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中溶液に、N−ヨードスクシンイミド(3.2g)を加え、混合物を室温で1.5時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(600mL)で希釈し、NaHSO水溶液、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 445.3(M+H)
【0863】
1.1.7 1−((3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール
tert−ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート(5.34mL)を、−40℃で実施例1.1.6(8.6g)及び2,6−ルチジン(3.16mL)のジクロロメタン(125mL)中溶液に加え、反応物を室温に終夜加温した。混合物を濃縮し、残渣をヘプタン中5〜20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 523.4(M+H)
【0864】
1.1.8 1−((3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール
n−ブチルリチウム(8.42mL、ヘキサン中2.5M)を、−78℃でテトラヒドロフラン120mL中の実施例1.1.7(9.8g)に加え、反応物を1分間撹拌した。トリメチルボレート(3.92mL)を加え、反応物を5分間撹拌した。ピナコール(6.22g)を加え、反応物を室温に加温し、2時間撹拌した。反応物をpH7緩衝溶液でクエンチし、混合物をエーテル中に注ぎ入れた。層を分離し、有機層を減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中1〜25%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【0865】
1.1.9 6−フルオロ−3−ブロモピコリン酸
6−アミノ−3−ブロモピコリン酸(25g)の1:1ジクロロメタン/クロロホルム400mL中スラリー液を、5℃で1時間かけてジクロロメタン(100mL)中のニトロソニウムテトラフルオロボレート(18.2g)に加えた。得られた混合物をさらに30分間撹拌し、次いで35℃に加温し、終夜撹拌した。反応物を室温に冷却し、次いでNaHPO水溶液でpHを4に調整した。得られた溶液をジクロロメタンで3回抽出し、合わせた抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【0866】
1.1.10 tert−ブチル3−ブロモ−6−フルオロピコリネート
パラ−トルエンスルホニルクロリド(27.6g)を、0℃で実施例1.1.9(14.5g)及びピリジン(26.7mL)のジクロロメタン(100mL)及びtert−ブタノール(80mL)中溶液に加えた。反応物を15分間撹拌し、次いで室温に加温し、終夜撹拌した。溶液を濃縮し、酢酸エチルとNaCO水溶液との間で分配した。層を分離し、水性層を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、NaCO水溶液及びブラインですすぎ、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【0867】
1.1.11 メチル2−(5−ブロモ−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
メチル1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート塩酸塩(12.37g)及び実施例1.1.10(15g)のジメチルスルホキシド(100mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(12mL)を加え、混合物を50℃で24時間撹拌した。次いで混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 448.4(M+H)
【0868】
1.1.12 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.1.11(3.08g)、実施例1.1.8(5g)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(126mg)、1,3,5,7−テトラメチル−8−テトラデシル−2,4,6−トリオキサ−8−ホスファアダマンタン(170mg)及びKPO(3.65g)の1,4−ジオキサン(25mL)及び水(25mL)中混合物を、90℃に2時間加熱した。混合物を冷却し、1:1ジエチルエーテル:酢酸エチル中に注ぎ入れた。層を分離し、有機物を飽和NaHPO水溶液、水(2×)及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中1〜25%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 799.6(M+H)
【0869】
1.1.13 2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.1.12(5g)及び水酸化リチウム一水和物(0.276g)を70℃でテトラヒドロフラン(50mL)、メタノール(5mL)及び水(15mL)の溶媒混合物中にて2日間共に撹拌した。反応物を冷却し、1M HCl水溶液で酸性化し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン(100mL)に溶解し、−40℃で冷却し、2,6−ルチジン(1.8mL)及びtert−ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート(3.28g)を加えた。反応物を室温に加温し、2時間撹拌した。混合物をエーテルで希釈し、層を分離した。有機層を濃縮した。残渣をテトラヒドロフランに溶解し、飽和KCO水溶液で1時間処理した。この混合物を濃HClで酸性化し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中10〜100%酢酸エチル、次いで酢酸エチル中5%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 785.6(M+H)
【0870】
1.1.14 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.1.13(970mg)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(208mg)及び2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)(970mg)を、N,N−ジメチルホルムアミド7mL中0℃で10分間撹拌した。ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(278mg)を加え、混合物を50℃で24時間撹拌した。混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(50mL)に溶解し、テトラブチルアンモニウムフルオリド(10mL、テトラヒドロフラン中1M)を加えた。反応物を1時間撹拌し、酢酸エチル及びpH7緩衝溶液中に注ぎ入れ、ブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中10〜100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 803.7(M+H)
【0871】
1.1.15 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−オキソエトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.1.14(100mg)のジクロロメタン(1.3mL)中周囲温度溶液に、デス−マーチンペルヨージナン(58.1mg)を一度で加えた。反応物を0.5時間撹拌し、さらにデス−マーチンペルヨージナン(8mg)を加えた。反応物を1時間撹拌し、約10%NaOH水溶液及びジクロロメタンの添加によりクエンチした。層を分離し、有機層を約10%NaOH水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で固体に濃縮し、これをさらには精製せずに引き続く反応に使用した。MS(ESI)m/e 801.3(M+H)
【0872】
1.1.16 2−(2−(2−((2−((3−((4−(6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)アミノ)エトキシ)エトキシ)酢酸
2−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)酢酸(22mg)及び実施例1.1.15(100mg)のメタノール(1.3mL)中周囲温度溶液に、MP−CNBH(65mg、2.49mmol/g装填)を加えた。反応物を終夜穏やかに振盪し、0.4μフィルターに通して濾過した。粗製物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 948.3(M+H)
【0873】
1.1.17 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((2−(2−(カルボキシメトキシ)エトキシ)エチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.1.16(15mg)のジクロロメタン(1mL)中周囲温度溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を加えた。反応物を16時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.70 (bs, 2H), 8.29 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.53-7.42 (m, 3H), 7.40-7.32 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (bs, 2H), 4.03 (s, 2H), 3.90 (t, 2H), 3.84 (s, 2H), 3.68 (t, 2H), 3.63-3.54 (m, 6H), 3.17-3.04 (m, 4H), 3.00 (t, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.45-1.40 (m, 2H), 1.36-1.20 (m, 4H), 1.21-0.96 (m, 7H), 0.91-0.81 (m, 6H).MS(ESI)m/e 892.3(M+H)
【0874】
1.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.02)の合成
【0875】
1.2.1 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.1.11(2.25g)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(205mg)のアセトニトリル(30mL)中溶液に、トリエチルアミン(3mL)及びピナコールボラン(2mL)を加え、混合物を還流状態で3時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。ヘキサン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。
【0876】
1.2.2 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.2.1(2.25g)のテトラヒドロフラン(30mL)及び水(10mL)中溶液に、実施例1.1.6(2.0g)、1,3,5,7−テトラメチル−6−フェニル−2,4,8−トリオキサ−6−ホスファアダマンタン(329mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(206mg)及びリン酸三カリウム(4.78g)を加えた。混合物を終夜還流させ、冷却し、酢酸エチル(500mL)で希釈した。得られた混合物を水及びブラインで洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチル、続いてジクロロメタン中5%メタノールで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【0877】
1.2.3 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((メチルスルホニル)オキシ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.2.2(3.32g)のジクロロメタン(100mL)中冷却溶液に、氷浴中でトリエチルアミン(3mL)及びメタンスルホニルクロリド(1.1g)を順次加えた。反応混合物を室温で1.5時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【0878】
1.2.4 メチル2−(5−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.2.3(16.5g)のN,N−ジメチルホルムアミド(120mL)中溶液に、アジ化ナトリウム(4.22g)を加えた。混合物を80℃で3時間加熱し、冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【0879】
1.2.5 2−(5−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.2.4(10g)のテトラヒドロフラン(60mL)、メタノール(30mL)及び水(30mL)の混合物中溶液に、水酸化リチウム一水和物(1.2g)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、2%HCl水溶液で中和した。得られた混合物を濃縮し、残渣を酢酸エチル(800mL)に溶解し、ブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【0880】
1.2.6 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.2.5(10g)、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(3.24g)、フルオロ−N,N,N’,N’−テトラメチルホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート(5.69g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(5.57g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中混合物を、60℃で3時間加熱し、冷却し、酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【0881】
1.2.7 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.2.6(2.0g)のテトラヒドロフラン(30mL)中溶液に、Pd/C(10%、200mg)を加えた。混合物を水素雰囲気下終夜撹拌した。不溶物を濾別し、濾液を濃縮して、標題化合物を得た。
【0882】
1.2.8 tert−ブチル6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[(2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ6−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル)オキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボキシレート
実施例1.2.7(500mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)中溶液に、4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(334mg)を加えた。反応物を室温で終夜撹拌し、メチルアミン(0.3mL)を加えて反応をクエンチした。得られた混合物を20分間撹拌し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中50〜100%アセトニトリルで溶出するAnalogixシステム(C18カラム)を使用する逆相クロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【0883】
1.2.9 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
ジクロロメタン(5mL)中の実施例1.2.8(200mg)をトリフルオロ酢酸(2.5mL)で終夜処理した。反応混合物を濃縮し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 8.32 (s, 2H), 8.02 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.60 (d, 1H), 7.51 (d, 1H), 7.40-7.49 (m, 2H), 7.31-7.39 (m, 2H), 7.27 (s, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.94 (s, 2H), 3.87 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.15-3.25 (m, 2H), 3.03-3.13 (m, 2H), 3.00 (t, 2H), 2.79 (t, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.39 (s, 2H), 1.22-1.34 (m, 4H), 0.94-1.18 (m, 6H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 854.1(M+H)
【0884】
1.3 2−{[(2−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}エチル)スルホニル]アミノ}−2−デオキシ−D−グルコピラノース(化合物W2.03)の合成
【0885】
1.3.1 3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
ジクロロメタン(2.5mL)中の実施例1.2.7(200mg)をトリフルオロ酢酸(2.5mL)で終夜処理した。反応混合物を濃縮し、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 746.2(M+H)
【0886】
1.3.2 (3R,4R,5S,6R)−6−(アセトキシメチル)−3−(ビニルスルホンアミド)テトラヒドロ−2H−ピラン−2,4,5−トリイルトリアセテート
(3R,4R,5S,6R)−6−(アセトキシメチル)−3−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−2,4,5−トリイルトリアセテート(7.7g)のジクロロメタン(100mL)中懸濁液に、0℃で2−クロロエタンスルホニルクロリド(4.34g)を加えた。混合物を0℃で15分間撹拌し、トリエチルアミン(12.1mL)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、室温に加温し、2日間撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【0887】
1.3.3 N−((3R,4R,5S,6R)−2,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)エテンスルホンアミド
実施例1.3.2(6.74g)のメタノール(150mL)中溶液に、トリエチルアミン(10mL)を加えた。混合物を4日間撹拌し、濃縮した。残渣をメタノールに溶解し、溶液が中性になるまでDowexHCR−5で処理した。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残渣をメタノールで溶出するSephadexLH−20(100g)のカラムを使用するクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【0888】
1.3.4 2−{[(2−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}エチル)スルホニル]アミノ}−2−デオキシ−D−グルコピラノース
実施例1.3.1(23.5mg)、実施例1.3.3(42.4mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(55μL)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)及び水(0.3mL)中混合物を5日間撹拌した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.55-7.66 (m, 1H), 7.46-7.54 (m, 2H), 7.42-7.47 (m, 1H), 7.33-7.40 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 2.97-3.14 (m, 6H), 2.10 (s, 3H), 1.44 (s, 2H), 1.22-1.39 (m, 4H), 0.97-1.20 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1015.3(M+H)
【0889】
1.4 この段落は意図的に空欄のままにした。
【0890】
1.5 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(4−{[(3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチル}ベンジル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.05)の合成
【0891】
1.5.1 [4−((3S,4R,5R,6R)−3,4,5−トリス−メトキシメトキシ−6−メトキシメトキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イルメチル)−フェニル]−メタノール
J.R.Walkerら、Bioorg.Med.Chem.2006年、14巻、3038〜3048頁に従って標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 478(M+NH
【0892】
1.5.2 4−((3S,4R,5R,6R)−3,4,5−トリス−メトキシメトキシ−6−メトキシメトキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イルメチル)−ベンズアルデヒド
実施例1.5.1(1.000g)をジクロロメタン(25mL)に溶解し、デス−マーチンペルヨージナン(1.013g)を加えた。溶液を室温で16時間撹拌した。溶液をジエチルエーテル(25mL)で希釈し、2M炭酸ナトリウム水溶液(25mL)を加えた。混合物をジエチルエーテルで3回抽出した。有機抽出物を合わせ、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過後、溶液を減圧下で濃縮し、ヘプタン中50〜70%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 476(M+NH
【0893】
1.5.3 酢酸(2R,3R,4R,5S)−3,4,5−トリアセトキシ−6−(4−ホルミル−ベンジル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イルメチルエステル
実施例1.5.2(660mg)をメタノール(145mL)に溶解した。6M塩酸(8mL)を加え、溶液を室温で2日間撹拌した。溶媒を酢酸エチルで3回共沸しながら減圧除去した。物質を4日間真空乾固した。物質をN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)に溶解した。無水酢酸(12mL)、ピリジン(6mL)及びN,N−ジメチルピリジン−4−アミン(10mg)を順次加え、溶液を室温で16時間撹拌した。溶液を水(150mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL)で3回抽出した。有機物を合わせ、水で洗浄し、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過後、溶液を減圧下で濃縮し、ヘプタン中40〜50%酢酸エチルで溶出するシリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、標題化合物を得た。
【0894】
1.5.4 (2R,3R,4R,5S)−2−(アセトキシメチル)−6−(4−(((2−((3−((4−(6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)アミノ)メチル)ベンジル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例1.5.7(40mg)及び実施例1.5.3(22.5mg)を、室温でジクロロメタン(1mL)中で10分間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(14mg)を加え、溶液を室温で16時間撹拌した。物質をジクロロメタン中10%メタノールで溶出するシリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1236(M+H)
【0895】
1.5.5 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(4−{[(3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチル}ベンジル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.5.4(68mg)をメタノール(0.5mL)に溶解した。水酸化リチウム水溶液(2M、1mL)を加え、溶液を室温で4.5時間撹拌した。酢酸(0.1mL)を加え、溶媒を真空下で除去した。次いで物質をトリフルオロ酢酸(2mL)に溶解し、室温で16時間撹拌した。溶液を真空下で濃縮した。残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜70%アセトニトリルで溶出する150×30mmC18カラムを用いるGilson PLC2020を使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.86 (bs, 1H), 8.68 (bs, 2H), 8.04 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.51-7.43 (m, 3H), 7.39-7.24 (m, 6H), 6.96 (d, 1H), 5.23 (t, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.56 (d, 1H), 4.42 (dd, 1H), 4.11 (m, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.61-3.56 (m, 3H), 3.39 (dd, 1H), 3.22 (t, 1H), 3.15 (t, 1H), 3.09 (d, 1H), 3.01 (m, 6H), 2.89 (t, 1H), 2.60 (m, 1H), 2.10 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.30 (q, 4H), 1.14 (m, 4H), 1.03 (q, 2H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1012(M+H)
【0896】
1.6 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.06)の合成
【0897】
1.6.1 3−((2−((3−((4−(6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)アミノ)プロパン−1−スルホン酸
実施例1.2.7(100mg)、1,2−オキサチオラン2,2−ジオキシド(13mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(19.07μL)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中混合物を50℃に終夜加熱した。反応物を冷却し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 924.1(M+H)
【0898】
1.6.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
ジクロロメタン(2.5mL)中の実施例1.6.1(40mg)をトリフルオロ酢酸(2.5mL)で終夜処理した。反応混合物を濃縮し、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 8.52 (s, 2H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.41-7.55 (m, 3H), 7.32-7.39 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.49-3.58 (m, 2H), 2.94-3.12 (m, 6H), 2.56-2.64 (m, 2H), 1.88-1.99 (m, 2H), 1.41 (s, 2H), 1.22-1.36 (m, 4H), 0.96-1.20 (m, 6H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 868.3(M+H)
【0899】
1.7 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2,3−ジヒドロキシプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.07)の合成
実施例1.2.7(30mg)のジクロロメタン(3mL)中溶液に、2,3−ジヒドロキシプロパナール(3.6mg)及び樹脂担持NaCNBH(200mg)を加えた。混合物を終夜撹拌し、濾過し、溶媒を蒸発させた。残渣をジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、3mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 8.27 (s, 2H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (t, 1H), 7.33-7.54 (m, 6H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 3H), 3.72-3.89 (m, 8H), 3.25-3.64 (m, 6H), 2.99-3.10 (m, 4H), 2.11 (s, 3H), 1.00-1.52 (m, 8H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 820.3(M+H)
【0900】
1.8 2−({[4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニル]スルホニル}アミノ)−2−デオキシ−β−D−グルコピラノース(化合物W2.08)の合成
【0901】
1.8.1 (2R,3S,4S,5R,6S)−6−(アセトキシメチル)−3−(4−ホルミルフェニルスルホンアミド)テトラヒドロ−2H−ピラン−2,4,5−トリイルトリアセテート
4−ホルミルベンゼン−1−スルホニルクロリド(100mg)及び(2S,3R,4R,5S,6R)−6−(アセトキシメチル)−3−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−2,4,5−トリイルトリアセテート塩酸塩(563mg)を1,2−ジクロロエタン(4mL)に加えた。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.51mL)を加え、溶液を55℃で3日間加熱した。溶液を減圧下で濃縮し、ヘプタン中70%酢酸エチルで溶出するシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。溶媒を減圧下で蒸発させ、物質をアセトン(4mL)に溶解した。塩酸(1M、4mL)を加え、溶液を室温で16時間撹拌した。次いで溶液をヘプタン中70%酢酸エチル(20mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過後、溶媒を減圧下で蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 514(M+H)
【0902】
1.8.2 (2R,3S,4S,5R,6S)−6−(アセトキシメチル)−3−(4−(((2−((3−((4−(6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)アミノ)メチル)フェニルスルホンアミド)テトラヒドロ−2H−ピラン−2,4,5−トリイルトリアセテート
実施例1.5.4において実施例1.8.1を実施例1.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1301(M+H)
【0903】
1.8.3 2−({[4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニル]スルホニル}アミノ)−2−デオキシ−β−D−グルコピラノース
実施例1.5.5において実施例1.8.2を実施例1.5.4の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.86 (bs, 1H), 8.87 (bs, 2H), 8.04 (d, 1H), 7.91 (d, 2H), 7.79 (d, 1H), 7.70-7.55 (m, 3H), 7.52-7.42 (m, 3H), 7.39-7.33 (m, 2H), 7.29 (m, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (bs, 2H), 4.85 (dd, 1H), 4.62-4.52 (m, 2H), 4.32 (m, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.70-3.35 (m, 10H), 3.02 (m, 4H), 2.91 (m, 1H), 2.10 (s, 3H), 1.44 (bs, 2H), 1.37-1.22 (m, 4H), 1.18-0.98 (m, 6H), 0.93-0.82 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1075(M+H)
【0904】
1.9 8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−{6−カルボキシ−5−[1−({3−[2−({2−[1−(β−D−グルコピラヌロノシル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]エチル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(化合物W2.09)の合成
【0905】
1.9.1 (2R,3R,4S,5S,6S)−2−(4−(2−ヒドロキシエチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
(2R,3R,4S,5S,6S)−2−アジド−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(720mg)のt−ブタノール(8mL)及び水(4mL)中溶液に、ブタ−3−イン−1−オール(140mg)、硫酸銅(II)五水和物(5.0mg)及びアスコルビン酸ナトリウム(40mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下100℃で20分撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 430.2(M+H)
【0906】
1.9.2 (2S,3S,4S,5R,6R)−2−(メトキシカルボニル)−6−(4−(2−オキソエチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
ジメチルスルホキシド(0.5mL)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、−78℃で塩化オキサリル(0.2mL)を加えた。混合物を−78℃で20分撹拌し、(2R,3R,4S,5S,6S)−2−(4−(2−ヒドロキシエチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(233mg)のジクロロメタン(10mL)中溶液を注射器を通して加えた。20分後、トリエチルアミン(1mL)を混合物に加え、混合物を温度を室温に昇温しながら30分間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて粗生成物を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 429.2(M+H)
【0907】
1.9.3 8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−{6−カルボキシ−5−[1−({3−[2−({2−[1−(β−D−グルコピラヌロノシル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]エチル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
実施例1.3.1(150mg)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、実施例1.9.2(86mg)及び樹脂担持NaBHCN(2.49mmol/g、200mg)を加え、混合物を終夜撹拌した。次いで反応混合物を濾過し、濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン/メタノール/HO(2:1:1、12mL)に溶解し、水酸化リチウム一水和物(50mg)を加えた。混合物を終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 8.48 (s, 2H), 8.20 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.32-7.53 (m, 5H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 5.66 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.00 (d, 1H), 3.76-3.92 (m, 6H), 3.22-3.26 (m, 2H), 2.96-3.15 (m, 8H), 2.10 (s, 3H), 0.99-1.52 (m, 14H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1028.3(M+H)
【0908】
1.10 3−[1−({3−[2−(2−{[4−(β−D−アロピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.10)の合成
【0909】
1.10.1 2−(2−((3−((1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エトキシ)エタノール
エタン−1,2−ジオールを2,2’−オキシジエタノールに置き換えることにより、実施例1.1.4と同様に標題化合物を調製した。MS(ESI) m/e 349.2(M+H)
【0910】
1.10.2 2−(2−((3,5−ジメチル−7−((5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)アダマンタン−1−イル)オキシ)エトキシ)エタノール
実施例1.1.4を実施例1.10.1に置き換えることにより、実施例1.1.5と同様に標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 363.3(M+H)
【0911】
1.10.3 2−(2−((3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エトキシ)エタノール
実施例1.1.5を実施例1.10.2に置き換えることにより、実施例1.1.6と同様に標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 489.2(M+H)
【0912】
1.10.4 2−(2−((3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エトキシ)エチルメタンスルホネート
実施例1.10.3(6.16g)のジクロロメタン(100mL)中冷却溶液に、トリエチルアミン(4.21g)、続いてメタンスルホニルクロリド(1.6g)を加え、混合物を室温で1.5時間撹拌した。次いで反応混合物を酢酸エチル(600mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。硫酸ナトリウムで脱水した後、溶液を濾過し、濃縮し、残渣をさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 567.2(M+H)
【0913】
1.10.5 2−(2−((3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エトキシ)エタンアミン
実施例1.10.4(2.5g)のメタノール中7Nアンモニア(15mL)中溶液を、マイクロ波条件(Biotage Initiator)下100℃で20分間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、残渣を酢酸エチル(400mL)で希釈し、NaHCO水溶液、水及びブラインで洗浄した。硫酸ナトリウムで脱水した後、溶液を濾過し、濃縮し、残渣をさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 488.2(M+H)
【0914】
1.10.6 tert−ブチル(2−(2−((3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エトキシ)エチル)カルバメート
実施例1.10.5(2.2g)のテトラヒドロフラン(30mL)中溶液に、ジ−tert−ブチルジカルボネート(1.26g)及び4−ジメチルアミノピリジン(100mg)を加えた。混合物を室温で1.5時間撹拌し、酢酸エチル(300mL)で希釈した。溶液を飽和NaHCO水溶液、水(60mL)及びブライン(60mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 588.2(M+H)
【0915】
1.10.7 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.1.6を実施例1.10.6に置き換えることにより、実施例1.2.2と同様に標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 828.5(M+H)
【0916】
1.10.8 2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.2.4を実施例1.10.7に置き換えることにより、実施例1.2.5と同様に標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 814.5(M+H)
【0917】
1.10.10 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.5を実施例1.10.8に置き換えることにより、実施例1.2.6と同様に標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 946.2(M+H)
【0918】
1.10.11 3−(1−((3−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.1.16を実施例1.10.9に置き換えることにより、実施例1.1.17と同様に標題化合物を調製した。
【0919】
1.10.12 3−[1−({3−[2−(2−{[4−(β−D−アロピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.10.10(88mg)及びトリエチルアミン(0.04mL)のジクロロメタン(1.5mL)中溶液に、4−(((2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンズアルデヒド(27.7mg)、メタノール(1mL)、MP−CNBH(2.49mmol/g、117mg)及び酢酸(18μL)を加えた。反応混合物を終夜撹拌した。反応物を濾過し、濾液を濃縮した。残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 7.99 (d, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.60 (d, 1H), 7.40-7.50 (m, 2H), 7.29-7.39 (m, 6H), 6.96 (d, 2H), 6.76 (d, 1H), 5.11 (d, 2H), 4.92 (s, 2H), 3.83-3.96 (m, 4H), 3.77 (s, 2H), 3.60-3.72 (m, 4H), 3.01 (d, 2H), 2.80 (t, 2H), 2.09 (s, 3H), 0.98-1.32 (m, 14H), 0.82 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1058.3(M+H)
【0920】
1.11 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.11)の合成
【0921】
1.11.1 tert−ブチル3−(1−((3−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.10.9(6.8g)をジクロロメタン中50%トリフルオロ酢酸(10mL)に溶解し、20分間撹拌し、溶媒を真空下で除去した。残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 790.2(M+H)
【0922】
1.11.2 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−(2−((2−(フェノキシスルホニル)エチル)アミノ)エトキシ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.11.1(200mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(146μL)のテトラヒドロフラン(3mL)中溶液に、0℃でフェニルエテンスルホネート(46mg)を加えた。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、室温に徐々に加温し、終夜撹拌し、濃縮して、標題化合物を得た。
【0923】
1.11.3 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−(2−((2−(フェノキシスルホニル)エチル)アミノ)エトキシ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.11.2(100mg)のジクロロメタン(5mL)中溶液を、トリフルオロ酢酸(2.5mL)で終夜処理し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 974.9(M+H)
【0924】
1.11.4 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.11.3(195mg)のテトラヒドロフラン(3mL)及びメタノール(2mL)中溶液に、1M水酸化ナトリウム水溶液(2mL)をゆっくり加えた。混合物を終夜撹拌し、NaOHペレット(0.5g)を加えた。得られた混合物を40℃で3時間加熱し、冷却し、濃縮した。濃縮物を10mM NHOAc水溶液中10〜70%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.41-7.51 (m, 3H), 7.32-7.39 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.88 (d, 1H), 4.93 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.60-3.66 (m, 4H), 3.13-3.19 (m, 2H), 3.05-3.10 (m, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.79 (t, 2H), 2.11 (s, 3H), 1.34 (s, 2H), 1.26 (s, 4H), 0.96-1.22 (m, 6H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 898.2(M+H)
【0925】
1.12 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−ホスホノエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.12)の合成
【0926】
1.12.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((2−(ジエトキシホスホリル)エチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.7(307mg)のテトラヒドロフラン(5mL)中溶液に、水(2mL)中のジエチルビニルホスホネート(176mg)を加えた。反応混合物を70℃で3日間撹拌し、数滴の酢酸を加えた。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜70%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 966.8(M+H)
【0927】
1.12.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−ホスホノエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.12.1(170mg)のジクロロメタン(2.5mL)中溶液に、ブロモトリメチルシラン(82μL)及びアリルトリメチルシラン(50.4μL)を加えた。反応混合物を終夜撹拌し、水(0.02mL)を加えた。得られた混合物を終夜撹拌し、濃縮した。残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.35 (s, 2H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.41-7.53 (m, 3H), 7.33-7.40 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.09 (s, 4H), 3.01 (t, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.85-2.00 (m, 2H), 1.43 (s, 2H), 1.19-1.37 (m, 4H), 1.14 (s, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(APCI)m/e 854.4(M+H)
【0928】
1.13 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.13)の合成
【0929】
1.13.1 2−({3−[(4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチルメタンスルホネート
実施例1.1.6(6.16g)のジクロロメタン(100mL)中冷却溶液に、トリエチルアミン(4.21g)続いてメタンスルホニルクロリド(1.6g)を加え、混合物を室温で1.5時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(600mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。硫酸ナトリウムで脱水した後、溶液を濾過し、濃縮し、残渣をさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 523.4(M+H)
【0930】
1.13.2 1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール
実施例1.13.1(2.5g)のメタノール中2Mメチルアミン(15mL)中溶液を、マイクロ波条件(Biotage Initiator)下100℃で20分間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、残渣を酢酸エチル(400mL)で希釈し、NaHCO水溶液、水及びブラインで洗浄した。硫酸ナトリウムで脱水した後、溶液を濾過し、濃縮し、残渣をさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 458.4(M+H)
【0931】
1.13.3 tert−ブチル[2−({3−[(4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]メチルカルバメート
実施例1.13.2(2.2g)のテトラヒドロフラン(30mL)中溶液に、ジ−tert−ブチルジカルボネート(1.26g)及び触媒量の4−ジメチルアミノピリジンを加えた。混合物を室温で1.5時間撹拌し、酢酸エチル(300mL)で希釈した。溶液を飽和NaHCO水溶液、水(60mL)及びブライン(60mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 558.5(M+H)
【0932】
1.13.4 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.2.1(4.94g)のテトラヒドロフラン(60mL)及び水(20mL)中溶液に、実施例1.13.3(5.57g)、1,3,5,7−テトラメチル−8−テトラデシル−2,4,6−トリオキサ−8−ホスファアダマンタン(412mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(457mg)及びKPO(11g)を加え、混合物を還流状態で24時間撹拌した。反応混合物を冷却し、酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。ヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 799.1(M+H)
【0933】
1.13.5 2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.13.4(10g)のテトラヒドロフラン(60mL)、メタノール(30mL)及び水(30mL)中溶液に、水酸化リチウム一水和物(1.2g)を加え、混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物を2%HCl水溶液で中和し、真空下で濃縮した。残渣を酢酸エチル(800mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 785.1(M+H)
【0934】
1.13.6 tert−ブチル6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボキシレート
実施例1.13.5(10g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(3.24g)、フルオロ−N,N,N’,N’−テトラメチルホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート(5.69g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(5.57g)を加え、混合物を60℃で3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(800mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させ、ジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶出する残渣のシリカゲル精製により、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 915.5(M+H)
【0935】
1.13.7 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.13.6(5g)のジクロロメタン(20mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(10mL)を加え、混合物を終夜撹拌した。溶媒を真空下で蒸発させ、残渣をジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、10mL)に溶解した。混合物をAnalogixシステム及びC18カラム(300g)を使用し、水中10〜85%アセトニトリル及び0.1%トリフルオロ酢酸で溶出する逆相クロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【0936】
1.13.8 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
(R)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−スルホプロパン酸(0.020g)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.045mL)及びO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU、0.020g)の溶液を、室温でN,N−ジメチルホルムアミド(0.75mL)中で共に撹拌した。30分間撹拌した後、実施例1.13.7(0.039g)を加え、反応物をさらに1時間撹拌した。ジエチルアミン(0.027mL)を反応物に加え、撹拌を3時間続けた。反応物を水(0.75mL)及びN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈し、トリフルオロ酢酸(0.039mL)で中和し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.89 (s, 1H), 8.11-8.02 (m, 4H), 7.84 (d, 1H), 7.66 (d, 1H), 7.60-7.45 (m, 3H), 7.45-7.36 (m, 2H), 7.34 (d, 1H), 7.00 (dd, 1H), 5.00 (s, 2H), 4.57-4.40 (m, 1H), 3.93 (t, 2H), 3.90-3.84 (m, 2H), 3.58-3.43 (m, 2H), 3.41-3.21 (m, 2H), 3.18-3.02 (m, 3H), 2.95-2.85 (m, 2H), 2.76 (td, 2H), 2.14 (d, 3H), 1.51-0.85 (m, 18H).MS(ESI)m/e 911.2(M+H)
【0937】
1.14 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.14)の合成
【0938】
1.14.1 ジ−tert−ブチル(3−ヒドロキシプロピル)ホスホネート
N,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中のNaH(鉱油中60%、400mg)をジ−tert−ブチルホスホネート(1.93g)に加え、反応物を室温で30分間撹拌した。(3−ブロモプロポキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(2.1g)を加え、反応物を終夜撹拌した。混合物をジエチルエーテル(300mL)で希釈し、溶液を水及びブラインで3回洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン20mLに溶解し、テトラブチルアンモニウムフルオリド(TBAF、テトラヒドロフラン中1M、9mL)を加えた。溶液を20分間撹拌し、次いでpH7緩衝溶液(50mL)を加えた。混合物をジエチルエーテルに溶解し、分離し、有機層をブラインで洗浄し、次いで濃縮した。粗生成物をヘプタン中10〜100%酢酸エチル、続いて酢酸エチル中5%メタノールを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。
【0939】
1.14.2 ジ−tert−ブチル(3−オキソプロピル)ホスホネート
実施例1.14.1(200mg)及びデス−マーチンペルヨージナン(370mg)を、ジクロロメタン(5mL)中で2時間撹拌した。混合物を酢酸エチルに溶解し、1M NaOH水溶液で及びブラインで2回洗浄し、次いで濃縮した。粗生成物をヘプタン中50〜100%酢酸エチル、続いて酢酸エチル中10%メタノールを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。
【0940】
1.14.3 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((3−(ジエトキシホスホリル)プロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.10.10及び4−(((2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンズアルデヒドを実施例1.2.7及び実施例1.14.2で各々置き換えて、標題化合物を実施例1.10.11に記載した通りに調製した。MS(APCI)m/e 980.9(M+H)
【0941】
1.14.5 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.12.1を実施例1.14.3で置き換えて、標題化合物を実施例1.12.2に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.37 (s, 2H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.42-7.53 (m, 3H), 7.33-7.40 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.86-3.93 (m, 2H), 3.52-3.59 (m, 2H), 2.93-3.06 (m, 6H), 2.10 (s, 3H), 1.71-1.89 (m, 2H), 1.53-1.65 (m, 2H), 1.43 (s, 2H), 1.23-1.37 (m, 4H), 0.96-1.19 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(APCI)m/e 868.3(M+H)
【0942】
1.15 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.15)の合成
(R)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−スルホプロパン酸(0.050g)及びO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.049g)の溶液をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に溶解し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.102mL)を加えた。15分間撹拌した後、実施例1.3.1(0.100g)を加え、反応物をさらに3時間撹拌した。ジエチルアミン(0.061mL)を反応物に加え、撹拌を終夜続けた。反応物を2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.090mL)で中和し、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)及び水(1mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 8.63 (t, 1H), 8.15-8.01 (m, 4H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.56-7.41 (m, 3H), 7.40-7.33 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.08-3.97 (m, 1H), 3.89 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.42-3.31 (m, 2H), 3.28-3.17 (m, 1H), 3.16-3.06 (m, 1H), 3.01 (t, 2H), 2.97 (dd, 1H), 2.76 (dd, 1H), 2.10 (s, 3H), 1.39 (s, 2H), 1.32-1.20 (m, 4H), 1.19-1.07 (m, 4H), 1.07-0.95 (m, 2H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 897.2(M+H)
【0943】
1.16 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.16)の合成
【0944】
1.16.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−(2−((3−(ジ−tert−ブトキシホスホリル)プロピル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.10.10(338mg)及び実施例1.14.2(120mg)をエタノール(20mL)に溶解し、溶液を濃縮した。残渣をエタノール(20mL)に再度溶解し、濃縮した。次いで残渣をジクロロメタン(10mL)に溶解し、これにトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(119mg)を加え、反応物を終夜撹拌した。粗製の混合物を95:5酢酸エチル/メタノール中1%トリエチルアミンを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。MS(ESI)1080.3(M+H)
【0945】
1.16.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.16.1(22mg)を、ジクロロメタン(3mL)及びトリフルオロ酢酸(3mL)中で2日間撹拌した。混合物を濃縮し、0.1%トリフルオロ酢酸中10〜90%アセトニトリル/水で溶出する40gC18カラムを用いるBiotage Isolera Oneシステム上での逆相によるクロマトグラフィーにかけて、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm δ 8.62 (bs, 1H), 8.10 (d, 1H), 7.86 (d, 1H), 7.68 (d, 1H), 7.57 (d, 1H), 7.54 (dd, 1H), 7.50 (d, 1H), 7.42 (m, 2H), 7.35 (s, 1H), 7.02 (d, 1H), 5.02 (s, 2H), 3.94 (m, 2H), 3.97 (m, 2H), 3.68 (m, 2H), 3.55 (m, 2H), 3.15 (m, 1H), 3.09 (m, 4H), 2.55 (m, 4H), 2.15 (s, 3H), 1.86 (m, 1H), 1.66 (m, 2H), 1.45 (m, 2H), 1.31 (m, 4H), 1.19 (m, 4H), 1.08 (m, 2H), 0.90 (s, 6H).MS(ESI)912.2(M+H)
【0946】
1.17 3−{1−[(3−{2−[L−α−アスパルチル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.17)の合成
【0947】
1.17.1 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[{(2S)−4−tert−ブトキシ−2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−4−オキソブタノイル}(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.13.7(0.060g)、(S)−4−tert−ブチル1−(2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)スクシネート(0.034g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミンの溶液をジクロロメタン(1mL)中で共に撹拌した。終夜撹拌した後、反応物をシリカゲル上に装填し、0.5〜5%メタノール/ジクロロメタンの濃度勾配を使用して溶出して、標題化合物を得た。
【0948】
1.17.2 3−{1−[(3−{2−[L−α−アスパルチル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.17.1(0.049g)のジクロロメタン(1mL)中溶液をトリフルオロ酢酸(0.5mL)で処理し、反応物を終夜撹拌した。反応物を濃縮し、N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)及び水(0.5mL)に溶解し、次いで0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 8.15 (d, 3H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.55-7.41 (m, 3H), 7.36 (td, 2H), 7.29 (d, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.55 (s, 1H), 3.92-3.86 (m, 2H), 3.60-3.47 (m, 2H), 3.47-3.37 (m, 2H), 3.32-3.21 (m, 1H), 3.09-2.97 (m, 4H), 2.92-2.72 (m, 3H), 2.67-2.53 (m, 1H), 2.10 (s, 3H), 1.46-0.94 (m, 12H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 875.2(M+H)
【0949】
1.18 6−{4−[({2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ)メチル]ベンジル}−2,6−アンヒドロ−L−グロン酸(化合物W2.18)の合成
【0950】
1.18.1 (2S,3S,4R,5S)−3,4,5−トリアセトキシ−6−(4−ブロモメチル−ベンジル)−テトラヒドロ−ピラン−2−カルボン酸メチルエステル
J.R.Walkerら、Bioorg.Med.Chem.2006年、14巻、3038〜3048頁に記載されている通りに標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 518、520(M+NH
【0951】
1.18.2 (2S,3S,4R,5S)−3,4,5−トリアセトキシ−6−(4−ホルミル−ベンジル)−テトラヒドロ−ピラン−2−カルボン酸メチルエステル
実施例1.18.1(75mg)及びピリジンN−オキシド(14mg)をアセトニトリル(0.75mL)に加えた。酸化銀(I)(24mg)を溶液に加え、溶液を室温で16時間撹拌した。無水硫酸ナトリウム(5mg)を加え、溶液を5分間撹拌した。溶液を濾過し、濃縮した。粗製物をヘプタン中50〜70%酢酸エチルで溶出するシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、標題化合物を得た。
【0952】
1.18.3 (3R,4S,5R,6R)−2−(4−(((2−((3−((4−(6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)アミノ)メチル)ベンジル)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例1.5.4において実施例1.8.2を実施例1.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1222(M+H)
【0953】
1.18.4 {2−[2−(2−オキソ−エトキシ)−エトキシ]−エチル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル
実施例1.5.2において{2−[2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−エトキシ]−エチル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルを実施例1.5.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
【0954】
1.18.5 (3R,4S,5R,6R)−2−(4−(2−(2−((3−((4−(6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)−14,14−ジメチル−12−オキソ−5,8,13−トリオキサ−2,11−ジアザペンタデシル)ベンジル)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例1.5.4において実施例1.18.3を実施例1.2.7及び実施例1.18.4を実施例1.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1453(M+H)
【0955】
1.18.6 6−{4−[({2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ)メチル]ベンジル}−2,6−アンヒドロ−L−グロン酸
実施例1.5.5において実施例1.18.5を実施例1.5.4の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.38 (bs, 1H), 8.05 (dd, 1H), 7.90-7.68 (m, 6H), 7.62 (m, 2H), 7.53-7.27 (m, 8H), 6.94 (d, 1H), 4.96 (bs, 1H), 4.38 (bs, 4H), 3.91-3.57 (m, 11H), 3.37-3.11 (m, 14H), 2.98 (m, 6H), 2.61 (m, 1H), 2.10 (s, 3H), 1.44 (bs, 2H), 1.26 (m, 4H), 1.18-0.90 (m, 6H), 0.87 (bs, 6H).MS(ESI)m/e 1157(M+H)
【0956】
1.19 4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニルヘキソピラノシドウロン酸(化合物W2.19)の合成
【0957】
1.19.1 (2R,3S,4R,5R,6R)−2−(4−ホルミルフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
(2R,3R,4S,5S,6S)−2−ブロモ−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(2.42g)のアセトニトリル(30mL)中溶液に、酸化銀(I)(1.4g)及び4−ヒドロキシベンズアルデヒド(620mg)を加えた。反応混合物を4時間撹拌し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をヘプタン中5〜50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 439.2(M+H)
【0958】
1.19.2 4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニルヘキソピラノシドウロン酸
実施例1.2.7(36mg)のテトラヒドロフラン(2mL)及び酢酸(0.2mL)中溶液に、実施例1.19.1(21mg)、続いてMgSO(60mg)を加えた。混合物を1時間撹拌した後、樹脂担持NaBHCN(153mg)を加えた。次いで混合物を3時間撹拌した。混合物を濾過し、水酸化リチウム一水和物(20mg)を濾液に加えた。混合物を2時間撹拌し、トリフルオロ酢酸で酸性化し、0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 8.57-8.72 (m, 2H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.34-7.53 (m, 6H), 7.08 (t, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.10 (d, , 1H), 4.96 (s, 2H), 4.06-4.15 (m, 4H), 3.83-3.97 (m, 6H), 3.26-3.42 (m, 8H), 2.93-3.10 (m, 6H), 2.10 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.24-1.38 (m, 6H), 0.97-1.16 (m, 4H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1028.3(M+H)
【0959】
1.20 6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−ホスホノエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.20)の合成
【0960】
1.20.1 2−((3,5−ジメチル−7−((5−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)アダマンタン−1−イル)オキシ)エタノール
実施例1.1.6(9g)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン(827mg)のアセトニトリル(60mL)中溶液に、トリエチルアミン(10mL)及びピナコールボラン(6mL)を加えた。混合物を還流状態で終夜撹拌し、冷却し、次のステップに直接使用した。MS(ESI)m/e 445.4(M+H)
【0961】
1.20.2 tert−ブチル6−クロロ−3−(1−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
tert−ブチル3−ブロモ−6−クロロピコリネート(5.92g)のテトラヒドロフラン(60mL)及び水(30mL)中溶液に、粗製物の実施例1.20.1(4.44g)、1,3,5,7−テトラメチル−6−フェニル−2,4,8−トリオキサ−6−ホスファアダマント(1.5g)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(927mg)及びKPO(22g)を加えた。混合物を還流状態で終夜撹拌し、冷却し、酢酸エチル(800mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチル、続いてジクロロメタン中5%メタノールで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 531.1(M+H)
【0962】
1.20.3 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−クロロピコリネート
実施例1.20.2(3.2g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中溶液に、イミダゾール(0.62g)及びクロロt−ブチルジメチルシラン(1.37g)を加えた。混合物を終夜撹拌し、酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 645.4(M+H)
【0963】
1.20.4 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)ピコリネート
7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(507mg)の1,4−ジオキサン(10mL)及び水(5mL)中溶液に、実施例1.20.3(1.25g)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(136mg)及びフッ化セシウム(884mg)を加えた。混合物をマイクロ波合成器(Biotage、Initiator)中120℃で20分間加熱した。混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮し、ヘプタン中20%酢酸エチルで次いでジクロロメタン中5%メタノールで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 741.5(M+H)
【0964】
1.20.5 tert−ブチル6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)−3−(1−(3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
ビス(2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)カルボネート(295mg)のアセトニトリル(10mL)中懸濁液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(173mg)を加え、混合物を1時間撹拌した。実施例1.20.4(710mg)のアセトニトリル(10mL)中溶液を加え、懸濁液を終夜撹拌した。混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過後、有機層を濃縮し、ヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 917.2(M+H)
【0965】
1.20.6 tert−ブチル6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)−3−(1−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.20.5(1.4g)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、テトラブチルアンモニウムフルオリド(テトラヒドロフラン中1.0M、6mL)を加えた。混合物を3時間撹拌し、酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 803.4(M+H)
【0966】
1.20.7 tert−ブチル6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((メチルスルホニル)オキシ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.20.6(1.2g)のジクロロメタン(20mL)及びトリエチルアミン(2mL)中冷却(0℃)溶液に、メタンスルホニルクロリド(300mg)を加えた。混合物を4時間撹拌し、酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 881.3(M+H)
【0967】
1.20.8 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)ピコリネート
実施例1.20.7(1.5g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中溶液に、アジ化ナトリウム(331mg)を加えた。混合物を48時間撹拌し、酢酸エチル(20.0mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮し、ジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 828.4(M+H)
【0968】
1.20.9 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)ピコリネート
実施例1.20.8(1.5g)のテトラヒドロフラン(30mL)中溶液に、Pd/C(10%、200mg)を加えた。混合物を水素雰囲気下終夜撹拌した。反応物を濾過し、濾液を濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 802.4(M+H)
【0969】
1.20.10 tert−ブチル6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)−3−(1−((3−(2−((2−(ジエトキシホスホリル)エチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.7を実施例1.20.9で置き換えて、標題化合物を実施例1.12.1に記載した通りに調製した。
【0970】
1.20.11 6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−ホスホノエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.12.1を実施例1.20.10で置き換えて、標題化合物を実施例1.12.2に記載した通りに調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.40 (s, 2H), 8.02 (d, 1H), 7.74-7.89 (m, 3H), 7.47 (s, 2H), 7.38 (t, 1H), 7.30 (d, 1H), 7.23 (t, 1H), 3.96 (s, 2H), 3.90 (s, 2H), 3.53-3.64 (m, 2H), 3.03-3.18 (m, 2H), 2.84 (t, 2H), 2.23 (s, 3H), 1.87-2.02 (m, 4H), 1.46 (s, 2H), 1.26-1.38 (m, 4H), 1.12-1.23 (m, 4H), 0.99-1.11 (m, 2H), 0.89 (s, 6H).MS(ESI)m/e 854.1(M+H)
【0971】
1.21 6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.21)の合成
【0972】
1.21.1 tert−ブチル(2−((3,5−ジメチル−7−((5−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)アダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)(メチル)カルバメート
実施例1.13.3(1.2g)の1,4−ジオキサン中溶液に、ビス(ベンゾニトリル)パラジウム(II)クロリド(0.04g)、4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(0.937mL)及びトリエチルアミン(0.9mL)を加えた。混合物を還流状態で終夜加熱し、酢酸エチルで希釈し、水(60mL)及びブライン(60mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【0973】
1.21.2 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−クロロピコリネート
実施例1.1.11及び実施例1.1.8をtert−ブチル3−ブロモ−6−クロロピコリネート及び実施例1.21.1で各々置き換えて、標題化合物を実施例1.1.12に記載した通りに調製した。MS(APCI)m/e 643.9(M+H)
【0974】
1.21.3 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)ピコリネート
実施例1.21.2(480mg)、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(387mg)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)(78mg)及びフッ化セシウム(340mg)の1,4−ジオキサン(12mL)及び水(5mL)中混合物を、100℃で5時間加熱した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を水及びブラインで洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中50%酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 740.4(M+H)
【0975】
1.21.4 tert−ブチル6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)−3−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(114mg)のアセトニトリル(5mL)中溶液に、ビス(2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)カルボネート(194mg)を加えた。混合物を1時間撹拌し、アセトニトリル(5mL)中の実施例1.21.3(432mg)を加えた。混合物を終夜撹拌し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【0976】
1.21.5 6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−(メチルアミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
ジクロロメタン(5mL)中の実施例1.2.4(200mg)をトリフルオロ酢酸(2.5mL)で終夜処理した。混合物を濃縮して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.40 (s, 1H), 8.30 (s, 2H), 8.02 (d, 1H), 7.85 (d, 1H), 7.74-7.83 (m, 2H), 7.42-7.53 (m, 2H), 7.38 (t, 1H), 7.30 (d, 1H), 7.23 (t, 1H), 3.93-4.05 (m, 2H), 3.52-3.62 (m, 2H), 2.97-3.10 (m, 2H), 2.84 (t, 2H), 2.56 (t, 2H), 2.23 (s, 3H), 1.88-2.00 (m, 2H), 1.45 (s, 2H), 1.25-1.39 (m, 4H), 1.12-1.22 (m, 4H), 1.00-1.09 (m, 2H), 0.89 (s, 6H).MS(ESI)m/e 760.1(M+H)
【0977】
1.21.6 6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)−3−(1−((3−(2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−N−メチル−3−スルホプロパンアミド)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
N,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)中の(R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−スルホプロパン酸(70.9mg)及びO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU、65mg)を氷浴中で冷却し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(68.9μL)を加えた。混合物を0℃で15分間、室温で8時間撹拌した。N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中の実施例1.21.5(100mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(60μL)を加えた。得られた混合物を終夜撹拌し、濃縮し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。
【0978】
1.21.7 6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
ジクロロメタン(3mL)中の実施例1.21.6(80mg)をトリフルオロ酢酸(1.5mL)で20分間処理した。反応混合物を濃縮し、4mM酢酸アンモニウム水溶液中の0〜50%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.57 (s, 1H), 7.59-7.67 (m, 3H), 7.54 (d, 1H), 7.46-7.51 (m, 1H), 7.30 (d, 1H), 7.08-7.17 (m, 2H), 6.90 (t, 1H), 3.91-4.10 (m, 3H), 3.84 (s, 2H), 3.04 (s, 2H), 2.75-2.83 (m, 4H), 2.59-2.70 (m, 2H), 2.27-2.39 (m, 2H), 2.26 (s, 3H), 1.81-1.93 (m, 2H), 1.74 (s, 9H), 1.42 (s, 2H), 0.96-1.33 (m, 10H), 0.86 (s, 3H).MS(ESI)m/e 909.2(M−H)
【0979】
1.22 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.22)の合成
【0980】
1.22.1 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.2.5(560mg)及びチアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−アミン(135mg)をジクロロメタン(12mL)に溶解した。N,N−ジメチルピリジン−4−アミン(165mg)及びN−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(260mg)を加え、反応物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、粗製の残渣を65/35ジクロロメタン/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 829.1(M+H)
【0981】
1.22.2 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.2.7において実施例1.22.1を実施例1.2.6の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 803.2(M+H)
【0982】
1.22.3 tert−ブチル3−[1−({3,5−ジメチル−7−[(2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル)オキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボキシレート
実施例1.22.2(70mg)及び4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(48mg)のジクロロメタン(1mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL)を加え、反応物を室温で終夜撹拌した。反応物を濃縮し、粗製の残渣をジクロロメタン中1〜4%メタノールの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1249.2(M+H)
【0983】
1.22.4 2−((2−((3−((4−(2−(tert−ブトキシカルボニル)−6−(8−(チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)アミノ)エタンスルホン酸
実施例1.22.3(70mg)のテトラヒドロフラン(0.25mL)中溶液に、テトラブチルアンモニウムフルオリド(60μL、テトラヒドロフラン中1.0M溶液)を加え、反応物を室温で2日間撹拌した。反応物を濃縮し、残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。MS(ESI)m/e 911.1(M+H)
【0984】
1.22.5 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.9において実施例1.22.4を実施例1.2.8の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.00 (s, 1H), 8.52 (dd, 2H), 8.33 (br s, 2H), 8.16 (dd, 1H), 7.62 (m, 1H), 7.53 (m, 2H), 7.45 (d, 1H), 7.38 (m, 1H), 7.29 (s, 1H), 6.98 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.88 (m, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.54 (m, 2H), 3.22 (m, 2H), 3.10 (m, 2H), 3.02 (t, 2H), 2.80 (t, 2H), 2.11 (s, 3H), 1.41 (s, 2H), 1.28 (m, 4H), 1.14 (m, 4H), 1.02 (m, 2H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 855.2(M+H)
【0985】
1.23 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.23)の合成
【0986】
1.23.1 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.22.1においてチアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−アミンをチアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−アミンの代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 855.2(M+H)
【0987】
1.23.2 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.2.7において実施例1.23.1を実施例1.2.6の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 803.2(M+H)
【0988】
1.23.3 tert−ブチル3−[1−({3,5−ジメチル−7−[(2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル)オキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボキシレート
実施例1.22.3において実施例1.23.2を実施例1.22.2の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1249.2(M+H)
【0989】
1.23.4 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.9において実施例1.23.3を実施例1.2.8の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.20 (br s, 1H), 8.61 (dd, 1H), 8.56 (dd, 1H), 8.33 (br s, 2H), 7.56 (d, 1H) 7.52 (d, 1H), 7.46 (d, 1H), 7.39 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.98 (d, 1H), 4.98 (s, 2H), 3.88 (m, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.54 (m, 2H), 3.22 (m, 2H), 3.10 (m, 2H), 3.02 (t, 2H), 2.80 (t, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.41 (s, 2H), 1.30 (m, 4H), 1.12 (m, 4H), 1.02 (m, 2H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 855.1(M+H)
【0990】
1.24 6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.24)の合成
【0991】
1.24.1 tert−ブチル6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[(2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル)オキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボキシレート
実施例1.2.7を実施例1.20.9で置き換えて、実施例1.2.8に記載した通りに標題化合物を調製した。
【0992】
1.24.2 6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.8を実施例1.24.1で置き換えて、実施例1.2.9に記載した通りに標題化合物を調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.26-8.46 (m, 3H), 8.02 (d, 1H), 7.89 (d, 1H), 7.82 (d, 1H), 7.75-7.79 (m, 1H), 7.47 (s, 2H), 7.37 (t, 1H), 7.30 (d, 1H), 7.22 (t, 1H), 3.96 (s, 2H), 3.90 (s, 2H), 3.54-3.61 (m, 2H), 3.18-3.29 (m, 2H), 3.07-3.15 (m, 2H), 2.78-2.92 (m, 4H), 2.23 (s, 3H), 1.87-2.02 (m, 2H), 1.44 (s, 2H), 1.32 (q, 4H), 1.12-1.25 (m, 4H), 1.00-1.11 (m, 2H), 0.88 (s, 6H).MS(ESI)m/e 854.0(M+H)
【0993】
1.25 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.25)の合成
【0994】
1.25.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
ジエチルビニルホスホネートをtert−ブチルアクリレートで置き換えて、標題化合物を実施例1.12.1に記載した通りに調製した。MS(APCI)m/e 930.6(M+H)
【0995】
1.25.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.6.1を実施例1.25.1で置き換えて、標題化合物を実施例1.6.2に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.03 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.39-7.50 (m, 2H), 7.32-7.38 (m, 3H), 7.23 (s, 1H), 6.73 (d, 1H), 4.88 (s, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.79 (s, 2H), 2.99 (t, 2H), 2.86-2.93 (m, 2H), 2.50-2.58 (m, 2H), 2.08 (s, 3H), 1.35 (d, 2H), 1.01-1.30 (m, 10H), 0.86 (s, 6H).MS(APCI)m/e 819.0(M+H)
【0996】
1.26 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.26)の合成
【0997】
1.26.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−(((1r,3r)−3−(2−((1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.7(0.020g)、tert−ブチル4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(4.79mg)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(7mg)の溶液を、室温でジクロロメタン(0.5mL)中にて撹拌した。反応物を終夜撹拌し、ジクロロメタン中0〜10%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより後処理せずに精製して、標題化合物を得た。MS(ELSD)m/e 985.4(M+H)
【0998】
1.26.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.26.1(0.108g)、実施例1.14.2(0.030g)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.035g)のジクロロメタン(1mL)中溶液を室温で1時間撹拌した。トリフルオロ酢酸(1mL)を反応物に加え、撹拌を終夜続けた。反応物を濃縮し、N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)及び水(0.5mL)に溶解し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.83 (s, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.04 (d, 2H), 7.80 (d, 2H), 7.63 (d, 2H), 7.56-7.42 (m, 5H), 7.37 (tt, 3H), 7.30 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.44 (d, 6H), 3.31-3.16 (m, 6H), 3.09-2.98 (m, 2H), 2.98-2.85 (m, 1H), 2.18 (d, 2H), 2.10 (s, 3H), 2.00-1.74 (m, 4H), 1.71-1.57 (m, 2H), 1.51-0.97 (m, 12H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 951.2(M+H)
1.27 3−{1−[(3−{2−[D−α−アスパルチル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.27)の合成
【0999】
1.27.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−(メチルアミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.10.9を実施例1.13.6で置き換えて、標題化合物を実施例1.11.1に記載した通りに調製した。
【1000】
1.27.2 3−{1−[(3−{2−[D−α−アスパルチル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.27.1(0.074g)、2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(0.038g)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.048mL)及び(R)−4−(tert−ブトキシ)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−オキソブタン酸(0.029g)のジクロロメタン(1mL)中溶液を2時間撹拌した。トリフルオロ酢酸(0.5mL)を加え、撹拌を終夜続けた。反応物を濃縮し、N,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)及び水(0.5mL)に溶解し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.88 (s, 1H), 8.16 (s, 3H), 8.04 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.55-7.42 (m, 3H), 7.41-7.33 (m, 2H), 7.33-7.27 (m, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.63-4.49 (m, 1H), 3.89 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.61-3.37 (m, 4H), 3.10-2.97 (m, 4H), 2.89-2.73 (m, 2H), 2.67-2.52 (m, 1H), 2.10 (s, 3H), 1.45-0.95 (m, 12H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 875.3(M+H)
【1001】
1.28 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[1−(カルボキシメチル)ピペリジン−4−イル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.28)の合成
実施例1.2.7(0.055g)、tert−ブチル2−(4−オキソピペリジン−1−イル)アセテート(0.014g)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.019g)の溶液を、室温でジクロロメタン(0.5mL)中にて撹拌した。2時間撹拌した後、トリフルオロ酢酸(0.5mL)を反応物に加え、撹拌を終夜続けた。反応物を濃縮し、N,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)及び水(0.5mL)に溶解し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 8.80 (s, 2H), 8.03 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.55-7.41 (m, 3H), 7.36 (q, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.07 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.66-3.55 (m, 4H), 3.30 (s, 1H), 3.08 (s, 4H), 3.02 (t, 2H), 2.22 (d, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.97-1.78 (m, 2H), 1.44 (s, 2H), 1.31 (q, 4H), 1.20-0.96 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 887.3(M+H)
【1002】
1.29 N−[(5S)−5−アミノ−6−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)アミノ}−6−オキソヘキシル]−N,N−ジメチルメタンアミニウム(化合物W2.29)の合成
Fmoc−N−ε−(トリメチル)−L−リシン塩酸塩(0.032g)、2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(0.028g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.034mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液を5分間撹拌した。反応物を実施例1.13.7(0.050g)に加え、室温で撹拌を終夜続けた。ジエチルアミン(0.069mL)を反応物に加え、撹拌をさらに2時間続けた。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)、水(0.5mL)及びトリフルオロ酢酸(0.101mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.87 (s, 1H), 8.13 (s, 3H), 8.04 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.54-7.42 (m, 3H), 7.42-7.34 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.42-4.24 (m, 1H), 3.89 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.29-3.16 (m, 2H), 3.08-3.00 (m, 15H), 2.87 (s, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.84-1.60 (m, 4H), 1.42-0.97 (m, 15H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 930.3(M+H)
【1003】
1.30 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[ピペリジン−4−イル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.30)の合成
【1004】
1.30.1 tert−ブチル6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−({13−[1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]−2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル}オキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボキシレート
実施例1.2.8(0.111g)、tert−ブチル4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(0.021g)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.028g)のジクロロメタン(1mL)中溶液を室温で1時間撹拌した。酢酸(7.63μL)を加え、撹拌を終夜続けた。さらにtert−ブチル4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(0.021g)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.028g)及び酢酸(8μL)を反応物に加え、撹拌をさらに4時間続けた。反応物をシリカゲル上に直接装填し、ジクロロメタン中0.5〜4%メタノールの濃度勾配で溶出して、標題化合物を得た。
【1005】
1.30.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[ピペリジン−4−イル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.30.1(0.078g)のジクロロメタン(1mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(0.5mL)を加え、反応物を室温で終夜撹拌した。反応物を濃縮し、N,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)及び水(0.5mL)に溶解した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.89 (s, 1H), 9.31 (s, 1H), 8.75 (d, 1H), 8.36-8.19 (m, 1H), 8.08 (d, 1H), 7.84 (d, 1H), 7.66 (d, 1H), 7.58 (d, 1H), 7.55-7.45 (m, 2H), 7.40 (td, 2H), 7.34 (s, 1H), 6.99 (d, 1H), 5.00 (s, 2H), 3.93 (t, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.49 (d, 6H), 3.39-3.31 (m, 2H), 3.01 (m, 6H), 2.15 (s, 6H), 1.94 (s, 2H), 1.58-0.99 (m, 12H), 0.91 (s, 6H).MS(ESI)m/e 937.3(M+H)
【1006】
1.31 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−ホスホノプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.31)の合成
【1007】
1.31.1 tert−ブチル8−ブロモ−5−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−カルボキシレート
tert−ブチル5−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−カルボキシレート(9g)のN,N−ジメチルホルムアミド(150mL)中溶液に、N−ブロモスクシンイミド(6.43g)を加えた。混合物を終夜撹拌し、水(200mL)でクエンチした。混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を蒸発させて標題化合物を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 329.2(M+H)
【1008】
1.31.2 tert−ブチル5−(ベンジルオキシ)−8−ブロモ−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−カルボキシレート
実施例1.31.1(11.8g)のアセトン(200mL)中溶液に、ベンジルブロミド(7.42g)及びKCO(5g)を加え、混合物を還流状態で終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を酢酸エチル(600mL)と水(200mL)との間で分配した。有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中10%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 418.1(M+H)
【1009】
1.31.3 2−tert−ブチル8−メチル5−(ベンジルオキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2,8(1H)−ジカルボキシレート
メタノール(100mL)及びトリエチルアミン(9.15mL)を、500mLステンレス鋼製圧力反応器中で実施例1.31.2(10.8g)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.48g)に加えた。容器をアルゴンで数回スパージした。反応器を一酸化炭素で加圧し、60psiの一酸化炭素下100℃で2時間撹拌した。冷却後、粗製の反応混合物を真空下で濃縮した。残渣を酢酸エチル(500mL)及び水(200mL)に加えた。有機層を水及びブラインでさらに洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中10〜20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 398.1(M+H)
【1010】
1.31.4 メチル5−(ベンジルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート塩酸塩
実施例1.31.3(3.78g)のテトラヒドロフラン(20mL)中溶液に、1,4−ジオキサン中4N HCl(20mL)を加え、混合物を終夜撹拌した。混合物を真空下で濃縮して標題化合物を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 298.1(M+H)
【1011】
1.31.5 メチル5−(ベンジルオキシ)−2−(5−ブロモ−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.31.4(3.03g)のジメチルスルホキシド(50mL)中溶液に、実施例1.1.10(2.52g)及びトリエチルアミン(3.8mL)を加え、混合物を窒素下60℃で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 553.1(M+H)
【1012】
1.31.6 tert−ブチル(2−((3,5−ジメチル−7−((5−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)アダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)(メチル)カルバメート
実施例1.13.3(2.6g)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン(190mg)のアセトニトリル(30mL)中溶液に、トリエチルアミン(2.0mL)及びピナコールボラン(1.4mL)を加え、混合物を還流状態で終夜撹拌した。混合物を後処理せずに次の反応に直接使用した。MS(ESI)m/e 558.4(M+H)
【1013】
1.31.7 メチル5−(ベンジルオキシ)−2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.31.5(2.58g)のテトラヒドロフラン(40mL)及び水(20mL)中溶液に、実施例1.31.6(2.66g)、1,3,5,7−テトラメチル−6−フェニル−2,4,8−トリオキサ−6−ホスファアダマント(341mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(214mg)及びKPO(4.95g)を加え、混合物を還流状態で4時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 904.5(M+H)
【1014】
1.31.8 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
テトラヒドロフラン(60mL)中の実施例1.31.7(3.0g)を、250mLのステンレス鋼製圧力ボトル中でPd(OH)(0.6g、Degussa#E101NE/W、炭素担持20%、水分含量49%)に加えた。混合物を30psiの水素ガス下50℃で16時間振盪した。混合物をナイロンメンブレンに通して濾過し、溶媒を真空下で蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ES)m/e 815.1(M+H)
【1015】
1.31.9 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(3−(ジ−tert−ブトキシホスホリル)プロポキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.31.8(163mg)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、実施例1.14.1(50.5mg)、トリフェニルホスフィン(52.5mg)及びジ−tert−ブチルアゾジカルボキシレート(46.2mg)を加え、混合物を3時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチル、続いてジクロロメタン中5%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1049.2(M+H)
【1016】
1.31.10 2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(3−(ジ−tert−ブトキシホスホリル)プロポキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.31.9(3g)のテトラヒドロフラン(20mL)、メタノール(10mL)及び水(10mL)中溶液に、水酸化リチウム一水和物(30mg)を加え、混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物を2%HCl水溶液で中和し、真空下で濃縮した。残渣を酢酸エチル(800mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1034.5(M+H)
【1017】
1.31.11 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−ホスホノプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.31.10(207mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(45.1mg、0.3mmol)、フルオロ−N,N,N’,N’−テトラメチルホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート(79mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(150mg)を加え、混合物を60℃で3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチル、続いてジクロロメタン中5%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。濃縮後、物質をジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸の混合物(1:1、6mL)に溶解し、室温で終夜置いた。溶媒を蒸発させ、残渣をジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、9mL)に溶解した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.27 (s, 2H), 8.02 (d, 1H), 7.76 (dd, 2H), 7.43-7.56 (m, 2H), 7.32-7.37 (m, 1H), 7.29 (s, 1H), 7.00 (dd, 2H), 5.02 (s, 2H), 4.15 (t, 2H), 3.88-3.93 (m, 2H), 3.83 (s, 3H), 3.50-3.59 (m, 4H), 2.95-3.08 (m, 2H), 2.78-2.87 (m, 2H), 2.51-2.55 (m, 3H), 2.11 (s, 3H), 1.90-2.01 (m, 2H), 1.65-1.75 (m, 2H), 1.41 (s, 2H), 1.22-1.36 (m, 6H), 0.98-1.18 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 898.2(M+H)
【1018】
1.32 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[N−(2−カルボキシエチル)−L−α−アスパルチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.32)の合成
【1019】
1.32.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((S)−4−(tert−ブトキシ)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−オキソブタンアミド)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
(S)−4−(tert−ブトキシ)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−オキソブタン酸(136mg)及びO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU、179mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中冷却(0℃)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(165μL)を加えた。反応混合物を10分間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中の実施例1.2.7(252mg)を加えた。混合物を室温で1.5時間撹拌し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中50〜100%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。
【1020】
1.32.2 3−(1−((3−(2−((S)−2−アミノ−3−カルボキシプロパンアミド)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
ジクロロメタン(3mL)中の実施例1.32.1(100mg)をトリフルオロ酢酸(2.5mL)で終夜処理した。反応混合物を濃縮して、標題化合物を得た。
【1021】
1.32.3 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((S)−2−((3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)アミノ)−3−カルボキシプロパンアミド)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.32.2(102mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.21mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)中混合物に、tert−ブチルアクリレート(80mg)及び水(1.5mL)を加えた。混合物を50℃で24時間加熱し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 989.1(M+H)
【1022】
1.32.4 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[N−(2−カルボキシエチル)−L−α−アスパルチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.6.1を実施例1.32.3で置き換えて、標題化合物を実施例1.6.2に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.86 (s, 3H), 8.62-9.21 (m, 2H), 8.52 (t, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.42-7.53 (m, 3H), 7.33-7.41 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.04-4.19 (m, 1H), 3.89 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.32-3.41 (m, 2H), 3.16-3.27 (m, 2H), 3.10 (t, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.83 (d, 2H), 2.66 (t, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.39 (s, 2H), 1.20-1.32 (m, 4H), 0.94-1.16 (m, 6H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 933.2(M+H)
【1023】
1.33 3−{1−[(3−{2−[(2−アミノエチル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.33)の合成
【1024】
1.33.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エチル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.2.9(188mg)、tert−ブチル(2−オキソエチル)カルバメート(70.1mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(384μL)の溶液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(140mg)を加え、混合物を終夜撹拌した。NaCNBH(13.83mg)を加えた。得られた混合物を1時間撹拌し、メタノール(1mL)を加えた。混合物を10分間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。
【1025】
1.33.2 3−{1−[(3−{2−[(2−アミノエチル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.6.1を実施例1.33.1で置き換えて、標題化合物を実施例1.6.2に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.87 (s, 2H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.41-7.56 (m, 3H), 7.33-7.40 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.50 (s, 2H), 3.29-3.40 (m, 4H), 3.19 (s, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.94 (t, 2H), 2.11 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.25-1.37 (m, 4H), 0.98-1.19 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 897.2(M+H)
【1026】
1.34 6−[5−(2−アミノエトキシ)−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.34)の合成
【1027】
1.34.1 メチル5−(2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)−2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.31.8(500mg)、ベンジル(2−ヒドロキシエチル)カルバメート(180mg)及びトリフェニルホスフィン(242mg)のテトラヒドロフラン(9mL)中混合物に、(E)−ジ−tert−ブチルジアゼン−1,2−ジカルボキシレート(212mg)を加えた。混合物を2時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中50〜100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 991.1(M+H)
【1028】
1.34.2 5−(2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)−2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.34.1(480mg)のテトラヒドロフラン(10mL)及びメタノール(5mL)中溶液に、1M水酸化リチウム(1.94mL)を加えた。混合物を50℃で終夜加熱し、冷却し、10%HCl水溶液でpH3に酸性化し、濃縮した。残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中40〜99%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 977.4(M+H)
【1029】
1.34.3 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.34.2(245mg)、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(151mg)及びフルオロ−N,N,N’,N’−テトラメチルホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート(TFFH)(132mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(876μL)を加えた。反応混合物を65℃で24時間加熱し、冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した残渣をヘプタン中0〜80%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 1109.5(M+H)
【1030】
1.34.4 6−[5−(2−アミノエトキシ)−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸
ジクロロメタン(0.5mL)中の実施例1.34.3(100mg)をトリフルオロ酢酸(10mL)で終夜処理した。反応混合物を濃縮し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.75 (s, 2H), 8.27 (s, 2H), 7.89-8.09 (m, 4H), 7.77 (s, 2H), 7.44-7.53 (m, 2H), 7.35 (t, 1H), 7.29 (s, 1H), 7.02 (dd, 2H), 5.02 (s, 2H), 4.27 (t, 2H), 3.87-3.97 (m, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.50-3.58 (m, 2H), 3.00 (s, 2H), 2.88-2.96 (m, 2H), 2.52-2.60 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.42 (s, 2H), 1.23-1.36 (m, 4H), 0.98-1.19 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 819.3(M+H)
【1031】
1.35 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.35)の合成
【1032】
1.35.1 tert−ブチル6−クロロ−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−オキソエトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
塩化オキサリル(8mL、ジクロロメタン中2.0M)のジクロロメタン(20mL)中溶液に、−78℃でジクロロメタン(10mL)中のジメチルスルホキシド(1mL)を20分かけて滴下添加した。溶液をアルゴン下30分間撹拌し、実施例1.20.2(3.8g)をジクロロメタン(30mL)中溶液として10分かけて加えた。反応混合物を−78℃でさらに60分間撹拌した。トリエチルアミン(2mL)を−78℃で加え、反応混合物を60分間撹拌した。冷却浴を除去し、反応物を室温に終夜加温した。水(60mL)を加えた。水性層を1%HCl水溶液で酸性化し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を1%HCl水溶液、NaHCO水溶液及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 527.9(M+H)
【1033】
1.35.2 2,2,2−トリフルオロ−1−(p−トリル)エチル3−ヨードプロパン−1−スルホネート
J.Org.Chem.、2013年、78巻、711〜716頁に報告されている手順に従って標題化合物を調製した。
【1034】
1.35.3 2,2,2−トリフルオロ−1−(p−トリル)エチル3−アミノプロパン−1−スルホネート
実施例1.35.2(2.0g)のメタノール中7Nアンモニア(20mL)中溶液を、マイクロ波条件(Biotage Initiator)下80℃に45分間加熱した。混合物を濃縮し、残渣を酢酸エチル(300mL)に溶解した。有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 312.23(M+H)
【1035】
1.35.4 tert−ブチル6−クロロ−3−(1−(((3,5−ジメチル−7−(2−((3−((2,2,2−トリフルオロ−1−(p−トリル)エトキシ)スルホニル)プロピル)アミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.35.3(1.96g)のジクロロエタン(30mL)中溶液に、実施例1.35.1(3.33g)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌し、NaBH(1.2g)のメタノール(8mL)中懸濁液を加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、酢酸エチル(300mL)で希釈した。有機層を2N NaOH水溶液、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(30mL)に溶解し、ジ−tert−ブチルジカルボネート(2g)を加え、続いて触媒量の4−ジメチルアミノピリジンを加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 924,42(M+H)
【1036】
1.35.5 7−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(3−((2,2,2−トリフルオロ−1−(p−トリル)エトキシ)スルホニル)プロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1−ナフトエ酸
メチル7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−ナフトエート(203mg)の1,4−ジオキサン(10mL)及び水(5mL)の混合物中溶液に、実施例1.35.4(600mg)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(45.6mg)及びフッ化セシウム(296mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下120℃で30分間加熱し、酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、エステル中間体を得た。残渣をテトラヒドロフラン(8mL)、メタノール(4mL)及び水(4mL)の混合物に溶解し、水酸化リチウム一水和物(200mg)で3時間処理した。反応物を1N HCl水溶液でpH4に酸性化し、酢酸エチル(400mL)で希釈した。得られた混合物を水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1060.24(M+H)
【1037】
1.35.6 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.35.5(405mg)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(57.4mg)、1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−カルボジイミド塩酸塩(146mg)及び4−(ジメチルアミノ)ピリジン(93mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン(3mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(3mL)で終夜処理した。反応混合物を濃縮し、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルの濃度勾配で溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.08 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.53 (s, 2H), 8.36 (dd, 1H), 8.26-8.13 (m, 3H), 8.06 (dd, 1H), 8.04-7.97 (m, 1H), 7.94 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.69 (dd, 1H), 7.51-7.43 (m, 2H), 7.40-7.31 (m, 1H), 7.19 (d, 0H), 3.88 (s, 2H), 3.54 (t, 2H), 3.16-2.91 (m, 4H), 2.68-2.55 (m, 2H), 2.29 (s, 0H), 2.22 (s, 3H), 1.93 (p, 2H), 1.43 (s, 2H), 1.38-1.23 (m, 4H), 1.10 (dq, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 863.2(M+H)
【1038】
1.36 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.36)の合成
【1039】
1.36.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−(((1r,3r)−3−(2−((3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)(1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.25.1(0.086g)、tert−ブチル4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(0.037g)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.039g)及び酢酸(11μL)のジクロロメタン(1mL)中溶液を室温で撹拌した。終夜撹拌した後、反応物をシリカゲル上に装填し、ジクロロメタン中0.5〜5%メタノールの濃度勾配を使用して溶出して、標題化合物を得た。MS(ELSD)m/e 1113.5(M+H)
【1040】
1.36.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.36.1(0.050)のジクロロメタン(0.5mL)中溶液をトリフルオロ酢酸(0.5mL)で処理し、反応物を終夜撹拌した。反応物を濃縮し、ジメチルスルホキシド及びメタノール(1:1)に溶解した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 9.38 (s, 1H), 8.78 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.63 (d, 1H), 7.55-7.42 (m, 3H), 7.41-7.33 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.73-3.54 (m, 3H), 3.53-3.34 (m, 4H), 3.34-3.25 (m, 2H), 3.02 (t, 2H), 2.99-2.85 (m, 2H), 2.78 (t, 2H), 2.23-2.04 (m, 5H), 1.92-1.76 (m, 2H), 1.43 (s, 2H), 1.39-1.23 (m, 4H), 1.23-0.96 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 901.3(M+H)
【1041】
1.37 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホ−L−アラニル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.37)の合成
(R)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−スルホプロパン酸(0.011g)及び2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(10.80mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液を5分間撹拌した。この溶液を実施例1.2.9(0.025g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.014mL)に加えた。2時間撹拌した後、ジエチルアミン(0.013mL)を反応物に加え、撹拌をさらに1時間続けた。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド及び水で希釈し、トリフルオロ酢酸でクエンチした。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 8.03 (dd, 4H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.54 (dd, 1H), 7.51-7.41 (m, 2H), 7.36 (td, 2H), 7.33 (s, 1H), 6.98 (dd, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.42 (dd, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.73 (ddd, 2H), 3.57-3.38 (m, 2H), 3.31 (dt, 1H), 3.08 (dd, 1H), 3.02 (t, 2H), 2.87 (tt, 1H), 2.81-2.54 (m, 2H), 2.10 (d, 3H), 1.51-0.91 (m, 12H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1005.2(M+H)
【1042】
1.38 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エチル}(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.38)の合成
【1043】
1.38.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((2−((3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)アミノ)エチル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.32.2を実施例1.33.2で置き換えて、標題化合物を実施例1.32.3に記載した通りに調製した。
【1044】
1.38.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エチル}(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.6.1を実施例1.38.1で置き換えて、標題化合物を実施例1.6.2に記載した通りに調製した。1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.87 (s, 1H), 8.68 (s, 2H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.53 (d, 1H), 7.42-7.50 (m, 2H), 7.33-7.40 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 3H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.66 (t, 2H), 3.31-3.53 (m, 8H), 3.18 (t, 2H), 3.02 (t, 2H), 2.95 (t, 2H), 2.67 (t, 2H), 2.11 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.22-1.37 (m, 6H), 0.98-1.19 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(APCI)m/e 971.0(M+H)
【1045】
1.39 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.39)の合成
【1046】
1.39.1 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((3−(ジ−tert−ブトキシホスホリル)プロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.23.2(520mg)及び実施例1.14.2(175mg)をジクロロメタン(6mL)に溶解し、室温で2時間撹拌した。水素化ホウ素ナトリウム(32mg)のメタノール(1mL)中懸濁液を加え、混合物を30分間撹拌した。反応物を飽和NaHCO水溶液に加え、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、ジクロロメタン中0.5〜5.0%メタノールの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1037.3(M+H)
【1047】
1.39.2 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.9において実施例1.39.1を実施例1.2.8の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.60 (dd, 1H), 8.52 (dd, 1H), 8.41 (br s, 2H), 7.65 (d, 1H) 7.48 (d, 1H), 7.46 (d, 1H), 7.38 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.97 (d, 1H), 4.97 (s, 2H), 3.89 (m, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.56 (m, 2H), 3.02 (m, 6H), 2.11 (s, 3H), 1.81 (m, 2H), 1.61 (m, 2H), 2.11 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.30 (m, 4H), 1.14 (m, 4H), 1.04 (m, 2H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 869.2(M+H)
【1048】
1.40 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.40)の合成
【1049】
1.40.1 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((3−(ジ−tert−ブトキシホスホリル)プロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.39.1において実施例1.22.2を実施例1.23.2の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1037.3(M+H)
【1050】
1.40.2 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.9において実施例1.40.1を実施例1.2.8の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.52 (dd, 2H), 8.41 (br s, 2H), 8.17 (dd, 1H), 7.63 (m, 1H), 7.53 (m, 2H), 7.46 (d, 1H), 7.38 (t, 1H), 7.30 (s, 1H), 6.98 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.88 (m, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.56 (t, 2H), 3.00 (m, 6H), 2.11 (s, 3H), 1.81 (m, 2H), 1.60 (m, 2H), 1.43 (s, 2H), 1.31 (m, 4H), 1.14 (m, 4H), 1.04 (m, 2H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 869.2(M+H)
【1051】
1.41 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(カルボキシメトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.41)の合成
【1052】
1.41.1 メチル5−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエトキシ)−2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.31.8(163mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中溶液に、tert−ブチル2−ブロモアセテート(58.6mg)及びKCO(83mg)を加え、反応物を終夜撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 929.2(M+H)
【1053】
1.41.2 5−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエトキシ)−2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.41.1(3g)のテトラヒドロフラン(20mL)、メタノール(10mL)及び水(10mL)中溶液に、水酸化リチウム一水和物(300mg)を加えた。混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物を2%HCl水溶液で中和し、真空下で濃縮した。残渣を酢酸エチル(800mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 914.5(M+H)
【1054】
1.41.3 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(カルボキシメトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.41.2(183mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(45.1mg)、フルオロ−N,N,N’,N’−テトラメチルホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート(79mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.203mL)を加えた。混合物を60℃で終夜撹拌した。混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(1:1、10mL)に溶解し、終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.73 (s, 1H), 8.30 (s, 2H), 7.99-8.07 (m, 1H), 7.75-7.79 (m, 1H) , 7.70 (d, 1H), 7.44-7.56 (m, 2H), 7.30-7.39 (m, 2H) , 7.30 (s, 1H) , 7.03 (t, 1H), 6.87-6.93 (m, 1H), 4.98-5.18 (m, 4H), 4.84 (s, 3H), 3.78-4.01 (m, 4H), 3.55 (t, 2H). 2.77-3.07 (m, 4H), 2.53-2.61 (m, 3H), 2.04-2.16 (m, 3H), 1.41 (s, 2H), 1.02-1.34 (m, 6H), 0.83-0.91 (m, 6H).MS(ESI)m/e 834.2(M+H)
【1055】
1.42 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−カルボキシプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.42)の合成
【1056】
1.42.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−(((1r,3r)−3−(2−((1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)(4−メトキシ−4−オキソブチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.26.1(0.169g)、メチル4−オキソブタノエート(0.024g)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.055g)の溶液を、室温でジクロロメタン(2mL)中にて撹拌した。2時間後、反応物をジクロロメタン(50mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)で洗浄した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。アンモニアを含む0.5〜5%メタノール/ジクロロメタンの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより、標題化合物を得た。MS(ELSD)m/e 1085.5(M+H)
【1057】
1.42.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−カルボキシプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.42.1(0.161g)のジクロロメタン(0.5mL)中溶液をトリフルオロ酢酸(0.5mL)で処理し、反応物を終夜撹拌した。反応物を濃縮し、メタノール(0.6mL)に溶解し、水(0.5mL)中溶液として水酸化リチウム一水和物(0.124g)で処理した。1.5時間撹拌した後、反応物をトリフルオロ酢酸(0.229mL)でクエンチし、N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 9.40 (s, 1H), 8.89-8.79 (m, 1H), 8.57-8.41 (m, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.55-7.41 (m, 3H), 7.41-7.32 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.44 (d, 2H), 3.26 (s, 2H), 3.22-3.11 (m, 2H), 3.09-2.85 (m, 6H), 2.34 (t, 2H), 2.19 (d, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.95-1.71 (m, 5H), 1.44 (s, 2H), 1.39-1.27 (m, 4H), 1.22-0.96 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 915.3(M+H)
【1058】
1.43 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.43)の合成
【1059】
1.43.1 tert−ブチル3−(1−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(メトキシカルボニル)ナフタレン−2−イル)ピコリネート
メチル7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−ナフトエート(2.47g)の1,4−ジオキサン(40mL)及び水(20mL)中溶液に、実施例1.20.2(4.2g)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(556mg)及びフッ化セシウム(3.61g)を加え、反応物を還流状態で終夜撹拌した。混合物を酢酸エチル(400mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをヘプタン中20%酢酸エチル、続いてジクロロメタン中5%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 680.7(M+H)
【1060】
1.43.2 tert−ブチル3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((メチルスルホニル)オキシ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(メトキシカルボニル)ナフタレン−2−イル)ピコリネート
実施例1.43.1(725mg)のジクロロメタン(10mL)及びトリエチルアミン(0.5mL)中冷却(0℃)溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.249mL)を加え、混合物を4時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題生成物を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 759.9(M+H)
【1061】
1.43.3 tert−ブチル3−(1−(((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(メトキシカルボニル)ナフタレン−2−イル)ピコリネート
実施例1.43.2(4.2g)のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中溶液に、アジ化ナトリウム(1.22g)を加え、混合物を96時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(600mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 705.8(M+H)
【1062】
1.43.4 7−(5−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)−1−ナフトエ酸
実施例1.43.3(3.5g)のテトラヒドロフラン/メタノール/水(2:1:1、30mL)中溶液に、水酸化リチウム一水和物(1.2g)を加え、混合物を終夜撹拌した。反応混合物を1N HCl水溶液で酸性化し、酢酸エチル(600mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 691.8(M+H)
【1063】
1.43.5 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリネート
実施例1.43.4(870mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(284mg)、フルオロ−N,N,N’,N’−テトラメチルホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート(499mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(488mg)を加えた。混合物を60℃で3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 824.1(M+H)
【1064】
1.43.6 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリネート
実施例1.43.5(890mg)のテトラヒドロフラン(30mL)中溶液に、Pd/C(90mg)を加えた。混合物を1気圧の水素下で終夜撹拌した。反応混合物を濾過し、触媒を酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 798.1(M+H)
【1065】
1.43.7 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.43.6(189mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)中溶液に、4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(106mg)を加えた。混合物を4日間撹拌した。混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させた後、残渣をトリフルオロ酢酸(10mL)に溶解し、終夜置いた。トリフルオロ酢酸を真空下で蒸発させ、残渣をジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、6mL)に溶解した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.09 (s, 1H), 9.02 (s, 1H), 8.31-8.43 (m, 3H), 8.16-8.26 (m, 3H), 7.93-8.08 (m, 3H), 7.82 (d, 1H), 7.66-7.75 (m, 1H), 7.46-7.55 (m, 2H), 7.37 (t, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.17-3.28 (m, 2H), 3.07-3.16 (m, 2H), 2.82 (t, 2H), 2.24 (s, 3H), 1.44 (s, 2H), 0.99-1.37 (m, 12H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 849.1(M+H)
【1066】
1.44 3−{1−[(3−{2−[L−α−アスパルチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.44)の合成
【1067】
1.44.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((S)−4−(tert−ブトキシ)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−オキソ−N−(2−スルホエチル)ブタンアミド)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
(S)−4−(tert−ブトキシ)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−オキソブタン酸(40.7mg)及びO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU、40.1mg,)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中冷却(0℃)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(98μL)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中の実施例1.2.9(60mg)を加えた。混合物を1.5時間撹拌し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜90%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1123.4(M−H)
【1068】
1.44.2 3−{1−[(3−{2−[L−α−アスパルチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
ジクロロメタン(5mL)中の実施例1.44.1(100mg)をトリフルオロ酢酸(1.5mL)で終夜処理した。反応混合物を濃縮し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 2H), 8.11-8.22 (m, 3H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.41-7.54 (m, 3H), 7.32-7.39 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.95 (s, 2H), 4.80 (s, 1H), 3.89 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.55-3.71 (m, 2H), 3.01 (t, 4H), 2.74-2.86 (m, 1H), 2.57-2.73 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 0.91-1.46 (m, 13H), 0.84 (s, 6H).MS(ESI)m/e 969.2(M+H)
【1069】
1.45 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.45)の合成
【1070】
1.45.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−(オキセタン−3−イルアミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.7(0.095g)、オキセタン−3−オン(10mg)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.038g)の溶液を、室温でジクロロメタン(1mL)中にて撹拌した。終夜撹拌した後、反応混合物をシリカゲル上に直接装填し、アンモニアを含むジクロロメタン中0.5〜5%メタノールの濃度勾配を使用して溶出して、標題化合物を得た。MS(ELSD)m/e 858.4(M+H)
【1071】
1.45.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.45.1をジクロロメタン(0.5mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(0.5mL)で処理し、終夜撹拌した。反応物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 8.19 (s, 2H), 8.02 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.53-7.40 (m, 3H), 7.40-7.31 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 6.94 (d, 1H), 4.95 (s, 2H), 3.87 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.67-3.62 (m, 4H), 3.22-3.14 (m, 1H), 3.14-3.06 (m, 2H), 3.00 (t, 4H), 2.09 (s, 3H), 1.41 (s, 2H), 1.37-1.20 (m, 4H), 1.20-0.95 (m, 6H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 820.2(M+H)
1.46 6−[5−(2−アミノエトキシ)−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.46)の合成
【1072】
1.46.1 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[(2,2,7,7,13−ペンタメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル)オキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.7を実施例1.35で置き換えて、標題化合物を実施例1.2.8に記載した通りに調製した。
【1073】
1.46.2 6−[5−(2−アミノエトキシ)−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.34.3を実施例1.46.1で置き換えて、標題化合物を実施例1.34.4に記載した通りに調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.74 (s, 2H), 8.96 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.94 (s, 3H), 7.72-7.81 (m, 2H), 7.53 (d, 1H), 7.47 (t, 1H), 7.35 (t, 1H), 7.28 (s, 1H), 7.02 (t, 2H), 5.03 (s, 2H), 4.26 (t, 2H), 3.92 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.23-3.38 (m, 4H), 3.13-3.25 (m, 1H), 2.82-3.00 (m, 4H), 2.78 (d, 3H), 2.11 (s, 3H), 1.23-1.50 (m, 6H), 0.95-1.21 (m, 6H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 927.2(M+H)
【1074】
1.47 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.47)の合成
【1075】
1.47.1 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−[(2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル)オキシ]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.7を実施例1.46.2で置き換えて、標題化合物を実施例1.2.8に記載した通りに調製した。
【1076】
1.47.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
ジクロロメタン(5mL)中の実施例1.47.1(100mg)をトリフルオロ酢酸(5mL)で終夜処理した。反応混合物を濃縮し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm m 12.74 (s, 1H), 8.96 (d, 1H), 8.64 (s, 2H), 8.02 (d, 1H), 7.76 (dd, 2H), 7.41-7.57 (m, 2H), 7.24-7.40 (m, 2H), 7.02 (t, 2H), 5.03 (s, 2H), 4.23-4.42 (m, 2H), 3.90 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.25-3.40 (m, 6H), 3.12-3.24 (m, 2H), 2.81-3.01 (m, 6H), 2.78 (d, 3H), 2.10 (s, 3H), 1.22-1.47 (m, 6H), 0.97-1.21 (m, 6H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1035.3(M+H)
【1077】
1.48 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル){2−[(2−スルホエチル)アミノ]エチル}アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.48)の合成
【1078】
1.48.1 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{[2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−16−(2−スルホエチル)−4,9−ジオキサ−10λ−チア−13,16−ジアザ−3−シラオクタデカン−18−イル]オキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.7を実施例1.33.2で置き換えて、標題化合物を実施例1.2.8に記載した通りに調製した。
【1079】
1.48.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル){2−[(2−スルホエチル)アミノ]エチル}アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.47.1を実施例1.48.1で置き換えて、標題化合物を実施例1.47.2に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.87 (s, 3H), 8.55 (s, 4H), 8.04 (d, 2H), 7.79 (d, 2H), 7.62 (d, 1H), 7.40-7.56 (m, 3H), 7.32-7.40 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 2H), 4.96 (s, 3H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.47 (d, 2H), 3.36 (s, 2H), 3.18-3.30 (m, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.94 (t, 2H), 2.82 (t, 2H), 2.11 (s, 3H), 1.26-1.49 (m, 6H), 0.96-1.20 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1005.2(M+H)
【1080】
1.49 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.49)の合成
【1081】
1.49.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(2−((3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)アミノ)エトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−(メチル(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.32.2を実施例1.46.2で置き換えて、標題化合物を実施例1.32.3に記載した通りに調製した。
【1082】
1.49.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.6.1を実施例1.49.1で置き換えて、標題化合物を実施例1.6.2に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.75 (s, 1H), 8.96 (s, 1H), 8.59 (s, 2H), 8.03 (d, 1H), 7.72-7.82 (m, 2H), 7.54 (d, 1H), 7.43-7.51 (m, 2H), 7.35 (t, 1H), 7.28 (s, 1H), 7.02 (dd, 2H), 5.02 (s, 2H), 4.34 (s, 2H), 3.93 (s, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.62 (s, 2H), 2.84-3.01 (m, 4H), 2.78 (d, 3H), 2.65-2.75 (m, 2H), 2.11 (s, 3H), 1.20-1.45 (m, 7H), 0.95-1.21 (m, 6H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 999.2(M+H)
【1083】
1.50 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.50)の合成
【1084】
1.50.1 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.23.2(205mg)をジクロロメタン(2.4mL)に溶解し、tert−ブチル4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(51mg)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(75mg)を加えた。反応物を室温で2時間撹拌した。さらにジクロロメタンを加え、反応物を飽和NaHCO水溶液中に注ぎ入れた。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、残渣をジクロロメタン中0.5〜5.0%メタノールの濃度勾配で溶出するGrace Reveleris(登録商標)Aminoカートリッジ上でのシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 986.3(M+H)
【1085】
1.50.2 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.50.1(94mg)をジクロロメタン(1mL)に溶解し、次いで実施例1.14.2(25mg)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(30mg)を加えた。反応物を室温で4時間撹拌した。トリフルオロ酢酸(1.5mL)を加え、反応物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.82 (br s, 1H) 8.60 (dd, 1H), 8.52 (dd, 1H), 8.50 (br s, 1H), 7.66 (d, 1H), 7.50 (d, 1H), 7.46 (d, 1H), 7.38 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 6.97 (d, 1H), 4.98 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H) 3.69 (m, 2H), 3.61 (m, 1H), 3.44 (m, 2H) 3.23 (m, 4H), 3.02 (t, 2H), 2.93 (m, 2H), 2.18 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.92 (m, 2H), 1.83 (m, 2H), 1.64 (m, 2H), 1.44 (s, 2H), 1.31 (m, 4H), 1.14 (m, 4H), 1.04 (m, 2H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 952.3(M+H)
【1086】
1.51 6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.51)の合成
【1087】
1.51.1 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−クロロピコリネート
実施例1.20.2(3.2g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中溶液に、イミダゾール(0.616g)及びクロロt−ブチルジメチルシラン(1.37g)を加えた。混合物を終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて粗生成物を得、これをヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 645.4(M+H)
【1088】
1.51.2 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)ピコリネート
6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン(507mg)の1,4−ジオキサン(10mL)及び水(5mL)中溶液に、実施例1.51.1(1.25g)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(136mg)及びフッ化セシウム(884mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage、Initiator)下120℃で20分間撹拌した。混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをヘプタン中20%酢酸エチル、続いてジクロロメタン中5%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 744.1(M+H)
【1089】
1.51.3 tert−ブチル6−(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)−3−(1−((3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
ビス(2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)カルボネート(295mg)のアセトニトリル(10mL)中周囲温度懸濁液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(173mg)を加え、混合物を1時間撹拌した。実施例1.51.2(710mg)のアセトニトリル(10mL)中溶液を加え、懸濁液を終夜激しく撹拌した。混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 920.2(M+H)
【1090】
1.51.4 tert−ブチル6−(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)−3−(1−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.51.3(1.4g)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、テトラブチルアンモニウムフルオリド(テトラヒドロフラン中1.0M、6mL)を加えた。混合物を3時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題生成物を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 806.0(M+H)
【1091】
1.51.5 tert−ブチル6−(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((メチルスルホニル)オキシ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.51.4(1.2g)のジクロロメタン(20mL)及びトリエチルアミン(2mL)中冷却(0℃)溶液に、メタンスルホニルクロリド(300mg)を加えた。混合物を4時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題生成物を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 884.1(M+H)
【1092】
1.51.6 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)ピコリネート
実施例1.51.5(1.5g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中溶液に、アジ化ナトリウム(331mg)を加えた。混合物を48時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 831.1(M+H)
【1093】
1.51.7 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)ピコリネート
実施例1.51.6(1.5g)のテトラヒドロフラン(30mL)中溶液に、Pd/C(10%、200mg)を加えた。混合物を1気圧の水素下で終夜撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、粗生成物を得た。MS(ESI)m/e 805.1(M+H)
【1094】
1.51.8 6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.51.7(164mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.5mL)中溶液に、4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(91mg)を加えた。混合物を終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをテトラヒドロフラン(2mL)に溶解した。テトラブチルアンモニウムフルオリド(1mL、テトラヒドロフラン中1M)を加え、混合物を終夜撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、残渣をジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(1:1、6mL)に溶解し、これを終夜置いた。溶媒を蒸発させた後、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.74 (s, 1H), 8.35 (s, 2H), 7.94-8.00 (m, 1H), 7.86 (s, 1H) , 7.71-7.82 (m, 2H), 7.46 (s, 1H), 7.34-7.44 (m, 2H), 7.24 (t, 1H), 7.02 (d, 1H), 4.28-4.39 (m, 2H), 4.10-4.19 (m, 2H), 3.90 (s, 3H), 3.55-3.61 (m, 4H), 3.21-3.30 (m, 3H) , 3.07-3.16 (m, 3H), 2.23 (s, 3H), 1.44 (s, 2H), 0.98-1.37 (m, 9H), 0.89 (s, 6H).MS(ESI)m/e 856.1(M+H)
【1095】
1.52 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−スルホプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.52)の合成
【1096】
1.52.1 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(3−((2,2,2−トリフルオロ−1−(p−トリル)エトキシ)スルホニル)プロポキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.31.8(460mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中溶液に、2,2,2−トリフルオロ−1−(p−トリル)エチル3−ヨードプロパン−1−スルホネート(239mg、J.Org.Chem.、2013年、78巻、711〜716頁に従って調製)及びKCO(234mg)を加え、混合物を終夜撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1018.5(M+H)
【1097】
1.52.2 2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(3−((2,2,2−トリフルオロ−1−(p−トリル)エトキシ)スルホニル)プロポキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸。
【1098】
実施例1.52.1(176mg)のテトラヒドロフラン(4mL)、メタノール(3mL)及び水(3mL)中溶液に、水酸化リチウム一水和物(60mg)を加え、混合物を終夜撹拌した。次いで混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、1N HCl水溶液、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題生成物を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 1095.2(M+H)
【1099】
1.52.3 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−((2,2,2−トリフルオロ−1−(p−トリル)エトキシ)スルホニル)プロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.52.2(117mg)のジクロロメタン(6mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(19.27mg)、1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−カルボジイミド塩酸塩(37mg)及び4−(ジメチルアミノ)ピリジン(23.5mg)を加え、混合物を終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題生成物を得た。MS(ESI)m/e 1226.1(M+H)
【1100】
1.52.4 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−スルホプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.52.3(130mg)をジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(1:1、6mL)に溶解し、終夜撹拌した。溶媒を蒸発させた後、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド/水(1:1、12mL)に溶解し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilson)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.68 (s, 1H), 8.13-8.32 (m, 2H), 8.01 (d, 1H) , 7.75 (dd, 2H), 7.42-7.56 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.28-7.34 (m, 1H), 7.00 (dd, 2H), 5.03 (s, 2H), 4.19 (t, 2H), 3.83 (s, 3H) , 3.50-3.57 (m, 4H), 2.95-3.05 (m, 2H), 2.81 (t, 2H), 2.52-2.65 (m, 4H), 1.39 (s, 2H), 0.96-1.32 (m, 12H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 898.3(M+H)
【1101】
1.53 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.53)の合成
【1102】
1.53.1 tert−ブチル6−クロロ−3−(1−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.51.3を実施例1.51.1で置き換えて、標題化合物を実施例1.51.4に記載した通りに調製した。
【1103】
1.53.2 tert−ブチル6−クロロ−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((メチルスルホニル)オキシ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.53.1(1.89g)のジクロロメタン(30mL)及びトリエチルアミン(3mL)中冷却(0℃)溶液に、メタンスルホニルクロリド(1.03g)を加え、混合物を4時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題生成物を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。
【1104】
1.53.4 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−クロロピコリネート
実施例1.53.2(2.2g)をメタノール中7Nアンモニア(40mL)に溶解し、混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下80℃で2時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、残渣を酢酸エチルに溶解し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。
【1105】
1.53.5 tert−ブチル6−クロロ−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[(2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル)オキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボキシレート
実施例1.53.3(1.59g)のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中溶液に、4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(1.6g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1mL)を加え、混合物を4日間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(400mL)に溶解し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題生成物を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 976.8(M+H)
【1106】
1.53.6 tert−ブチル3−{1−[(3−{[13−(tert−ブトキシカルボニル)−2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル]オキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−クロロピリジン−2−カルボキシレート
実施例1.53.4(2.93g)のテトラヒドロフラン(50mL)中溶液に、ジ−t−ブチルジカルボネート(0.786g)及び4−(ジメチルアミノ)ピリジン(100mg)を加え、混合物を終夜撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、残渣を酢酸エチル(300mL)に溶解し、1N HCl水溶液、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1076.9(M+H)
【1107】
1.53.7 tert−ブチル3−{1−[(3−{[13−(tert−ブトキシカルボニル)−2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル]オキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)ピリジン−2−カルボキシレート
7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(65mg)の1,4−ジオキサン(10mL)及び水(5mL)中溶液に、実施例1.53.5(220mg)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(7mg)及びフッ化セシウム(45.6mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下120℃で30分間撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1173.9(M+H)
【1108】
1.53.8 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸
ビス(2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)カルボネート(48.2mg)のアセトニトリル(10mL)中周囲温度懸濁液に、チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−アミン(34mg)を加え、混合物を1時間撹拌した。実施例1.53.6(220mg)のアセトニトリル(5mL)中溶液を加え、懸濁液を終夜激しく撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをトリフルオロ酢酸(10mL)に溶解し、終夜撹拌した。溶媒を蒸発させた後、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.42-8.48 (m, 1H), 8.31-8.40 (m, 4H), 8.03 (d, 1H), 7.89 (d, 1H), 7.80 (d, 1H) , 7.47 (s, 1H), 7.26-7.37 (m, 2H), 3.93-4.02 (m, 3H), 3.90 (s, 3H), 3.52-3.60 (m, 3H), 3.17-3.26 (m, 2H), 3.05-3.14 (m, 2H), 2.76-2.89 (m, 5H), 2.23 (s, 3H), 1.90-2.01 (m, 2H), 1.44 (s, 2H), 1.27-1.37 (m, 4H), 0.99-1.22 (m, 5H), 0.88 (s, 6H).MS(ESI)m/e 855.1(M+H)
【1109】
1.54 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.54)の合成
【1110】
1.54.1 tert−ブチル3−{1−[(3−{[13−(tert−ブトキシカルボニル)−2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル]オキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(メトキシカルボニル)ナフタレン−2−イル]ピリジン−2−カルボキシレート
実施例1.53.6においてメチル7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−ナフトエートを7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンの代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1226.6(M+H)
【1111】
1.54.2 7−[6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−{1−[(3−{[13−(tert−ブトキシカルボニル)−2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル]オキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−イル]ナフタレン−1−カルボン酸
実施例1.54.1(79mg)のテトラヒドロフラン(4mL)、メタノール(3mL)及び水(3mL)中溶液に、水酸化リチウム一水和物(60mg)を加え、混合物を終夜撹拌した。反応物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、1N HCl水溶液、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題生成物を得、これをさらには精製せずに次のステップに使用した。MS(ESI)m/e 1211.6(M+H)
【1112】
1.54.3 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.54.2(60mg)のジクロロメタン(4mL)中溶液に、チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−アミン(7.56mg)、1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−カルボジイミド塩酸塩(19mg)及び4−(ジメチルアミノ)ピリジン(12.2mg)を加え、混合物を終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題生成物を得、これをジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(1:1、6mL)に溶解し、終夜撹拌した。溶媒を蒸発させた後、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド/水(1:1、12mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.42 (s, 1H), 9.05 (s, 1H), 8.51-8.69 (m, 2H), 8.31-8.41 (m, 2H), 8.18-8.26 (m, 4H), 8.06 (d, 1H), 7.97 (d, 1H), 7.68-7.79 (m, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.40 (dd, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.18-3.29 (m, 3H), 3.07-3.15 (m, 2H), 2.82 (t, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.44 (s, 2H), 0.97-1.37 (m, 10H), 0.88 (s, 6H).MS(ESI)m/e 850.1(M+H)
【1113】
1.55 (1ζ)−1−({2−[5−(1−{[3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−カルボキシピリジン−2−イル]−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−5−イル}メチル)−1,5−アンヒドロ−D−グルシトール(化合物W2.55)の合成
【1114】
1.55.1 (2R,3R,4S,5R)−3,4,5−トリス(メトキシメトキシ)−2−((メトキシメトキシ)メチル)−6−メチレンテトラヒドロ−2H−ピラン
J.R.Walkerら、Bioorg.Med.Chem.2006年、14巻、3038〜3048頁に従って標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 370(M+NH
【1115】
1.55.2 4−ブロモ−3−シアノメチル−安息香酸メチルエステル
トリメチルシランカルボニトリル(3.59mL)のテトラヒドロフラン(6mL)中溶液に、1Mテトラブチルアンモニウムフルオリド(26.8mL、テトラヒドロフラン中1M)を30分かけて滴下添加した。溶液を室温で30分間撹拌した。メチル4−ブロモ−3−(ブロモメチル)ベンゾエート(7.50g)をアセトニトリル(30mL)に溶解し、最初の溶液に30分かけて滴下添加した。溶液を80℃に30分間加熱し、冷却した。溶液を減圧下で濃縮し、残渣をヘプタン中20〜30%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【1116】
1.55.3 3−(2−アミノエチル)−4−ブロモ安息香酸メチルエステル
実施例1.55.2(5.69g)をテトラヒドロフラン(135mL)に溶解し、1Mボラン(テトラヒドロフラン中、24.6mL)を加えた。溶液を室温で16時間撹拌し、メタノール及び1M塩酸水溶液でゆっくりクエンチした。4M塩酸水溶液(150mL)を加え、溶液を室温で16時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、pHを固体の炭酸カリウムを使用して11〜12に調整した。次いで溶液をジクロロメタン(3×100mL)で抽出した。有機抽出物を合わせ、無水硫酸ナトリウムで脱水した。溶液を濾過し、減圧下で濃縮し、残渣をジクロロメタン中10〜20%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 258、260(M+H)
【1117】
1.55.4 4−ブロモ−3−[2−(2,2,2−トリフルオロアセチルアミノ)−エチル]−安息香酸メチルエステル
実施例1.55.2(3.21g)をジクロロメタン(60mL)に溶解した。溶液を0℃に冷却し、トリエチルアミン(2.1mL)を加えた。トリフルオロ酢酸無水物(2.6mL)を滴下添加した。溶液を0℃で10分間撹拌し、冷却浴を除去した。1時間後、水(50mL)を加え、溶液を酢酸エチル(100mL)で希釈した。1M塩酸水溶液(50mL)を加え、有機層を分離し、1M塩酸水溶液で洗浄し、ブラインで洗浄した。溶液を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 371、373(M+H)
【1118】
1.55.5 5−ブロモ−2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸メチルエステル
実施例1.55.4(4.40g)及びパラホルムアルデヒド(1.865g)をフラスコに入れ、濃硫酸(32mL)を加えた。溶液を室温で1時間撹拌した。冷水(120mL)を加え、溶液を酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。抽出物を合わせ、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(100mL)及び水(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中20〜30%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 366、368(M+H)
【1119】
1.55.6 メチル2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−5−(((3S,4R,5R,6R)−3,4,5−トリス(メトキシメトキシ)−6−((メトキシメトキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.55.1(242mg)をテトラヒドロフラン(7mL)に溶解し、9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナン(3.0mL)を滴下添加した。溶液を4.5時間還流し、室温に冷却した。リン酸カリウム(3M、0.6mL)を加え、溶液を10分間撹拌した。次いで溶液を脱気し、窒素で3回フラッシュした。別途、実施例1.55.5(239mg)及びジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(39mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(7mL)に溶解し、溶液を脱気し、窒素で3回フラッシュした。N,N−ジメチルホルムアミド溶液をテトラヒドロフラン溶液に滴下添加し、混合物を18時間撹拌した。HCl溶液(0.1M水溶液、25mL)を加え、溶液を酢酸エチル(30mL)で3回抽出した。有機抽出物を合わせ、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中30〜50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 710(M+NH
【1120】
1.55.7 メチル5−(((3S,4R,5R,6R)−3,4,5−トリス(メトキシメトキシ)−6−((メトキシメトキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.55.6(247mg)をメタノール(1mL)、テトラヒドロフラン(1mL)及び水(0.5mL)に溶解した。炭酸カリウム(59mg)を加え、溶液を室温で16時間撹拌した。溶液を酢酸エチル(10mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(1mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 600(M+H)
【1121】
1.55.8 メチル2−(5−ブロモ−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)−5−(((3S,4R,5R,6R)−3,4,5−トリス(メトキシメトキシ)−6−((メトキシメトキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.1.11において実施例1.55.7をメチル1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボイレートの代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 799、801(M−tert−ブチル)
【1122】
1.55.9 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)−5−(((3S,4R,5R,6R)−3,4,5−トリス(メトキシメトキシ)−6−((メトキシメトキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.2.1において実施例1.55.8を実施例1.1.11の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 903(M+H)、933(M+MeOH−H)
【1123】
1.55.10 2−((3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エタンアミン
実施例1.10.5において実施例1.13.1を実施例1.10.4の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 444(M+H)
【1124】
1.55.11 tert−ブチル(2−((3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)カルバメート
実施例1.10.6において実施例1.55.10を実施例1.10.5の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 544(M+H)、488(M−tert−ブチル)、542(M−H)
【1125】
1.55.12 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(((3R,4S,5S,6S)−3,4,5−トリス(メトキシメトキシ)−6−((メトキシメトキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.13.4において実施例1.55.9を実施例1.2.1及び実施例1.55.11を実施例1.13.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1192(M+H)
【1126】
1.55.13 2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(((3R,4S,5S,6S)−3,4,5−トリス(メトキシメトキシ)−6−((メトキシメトキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.2.5において実施例1.55.12を実施例1.2.4の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1178(M+H)、1176(M−H)
【1127】
1.55.14 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(((3R,4S,5S,6S)−3,4,5−トリス(メトキシメトキシ)−6−((メトキシメトキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.52.3において実施例1.55.13を実施例1.52.2の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1310(M+H)、1308(M−H)
【1128】
1.55.15 (1ζ)−1−({2−[5−(1−{[3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−カルボキシピリジン−2−イル]−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−5−イル}メチル)−1,5−アンヒドロ−D−グルシトール
実施例1.52.4において実施例1.55.14を実施例1.52.3及び4M塩酸水溶液をトリフルオロ酢酸の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 7.96 (d, 1H), 7.73 (d, 1H), 7.58 (bs, 3H), 7.46 (d, 1H), 7.43-7.39 (m, 2H), 7.30 (d, 1H), 7.27-7.25 (m, 2H), 6.88 (d, 1H), 4.90 (q, 2H), 3.76 (m, 4H), 3.51 (m, 1H), 3.21 (d, 2H), 3.18 (d, 1H), 3.12 (m, 2H), 3.02 (m, 4H), 2.93 (m, 4H), 2.83 (m, 2H), 2.59 (m ,2H), 2.03 (s, 3H), 1.44 (s, 1H), 1.34 (s, 2H), 1.23 (q, 4H), 1.07 (m, 4H), 0.97 (q, 2 H), 0.80 (s, 6H).MS(ESI)m/e 922(M+H)、920(M−H)
【1129】
1.56 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−カルボキシプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.56)の合成
【1130】
1.56.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((4−(tert−ブトキシ)−4−オキソブチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.7(0.103g)及びtert−ブチル4−ブロモブタノエート(0.032g)のジクロロメタン(0.5mL)中溶液に、密封した琥珀色バイアル中50℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.034mL)を終夜加えた。反応物を濃縮し、ジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、2mL)に溶解し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中5〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 944.6(M+1)。
【1131】
1.56.1 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−カルボキシプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.56.1(0.049g)の溶液をジクロロメタン(1mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(0.5mL)で処理し、混合物を終夜撹拌した。反応物を濃縮し、N,N−ジメチルホルムアミド/水(1:1)混合物(2mL)に溶解し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中5〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.09- 12.32 (m, 2H), 8.31 (s, 2H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.54- 7.40 (m, 3H), 7.40- 7.32 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.55 (d, 2H), 3.02 (q, 4H), 2.92 (q, 2H), 2.33 (t, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.80 (p, 2H), 1.43 (s, 2H), 1.30 (q, 4H), 1.21- 0.95 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 832.3(M+H)
【1132】
1.57 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.57)の合成
【1133】
1.57.1 tert−ブチル3−(1−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(メトキシカルボニル)ナフタレン−2−イル)ピコリネート
メチル7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−ナフトエート(2.47g)の1,4−ジオキサン(40mL)及び水(20mL)中溶液に、実施例1.20.2(4.2g)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(556mg)及びフッ化セシウム(3.61g)を加えた。混合物を終夜還流させ、酢酸エチル(400mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン中20%酢酸エチルで次いでジクロロメタン中5%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 680.84(M+H)
【1134】
1.57.2 tert−ブチル3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((メチルスルホニル)オキシ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(メトキシカルボニル)ナフタレン−2−イル)ピコリネート
実施例1.57.1(725mg)のジクロロメタン(10mL)及びトリエチルアミン(0.5mL)中冷却(0℃)溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.249mL)を加えた。混合物を室温で4時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 758.93(M+H)
【1135】
1.57.3 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(メトキシカルボニル)ナフタレン−2−イル)ピコリネート
実施例1.57.2(4.2g)のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中溶液に、アジ化ナトリウム(1.22g)を加えた。混合物を室温で96時間撹拌し、酢酸エチル(600mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 704.86(M+H)
【1136】
1.57.4 7−(5−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)−1−ナフトエ酸
実施例1.57.3(3.5g)のテトラヒドロフラン/メタノール/HO(2:1:1、30mL)中溶液に、水酸化リチウム一水和物(1.2g)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を1N HCl水溶液で酸性化し、酢酸エチル(600mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 691.82(M+H)
【1137】
1.57.5 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリネート
実施例1.57.4(870mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(284mg)、フルオロ−N,N,N’,N’−テトラメチルホルムアミジウムヘキサフルオロホスフェート(499mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(488mg)を加えた。混合物を60℃で3時間撹拌し、酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 824.02(M+H)
【1138】
1.57.6 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリネート
実施例1.57.5(890mg)のテトラヒドロフラン(30mL)中溶液に、Pd/C(90mg、5%)を加えた。混合物を水素雰囲気下室温で終夜撹拌し、濾過した。濾液を濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 798.2(M+H)
【1139】
1.57.7 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.57.6(137mg)のジクロロメタン(6mL)中溶液に、実施例1.14.2(43mg)を加えた。混合物を室温で1.5時間撹拌し、NaBH(26mg)のメタノール(2mL)中溶液を加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、酢酸エチル(200mL)で希釈し、2N NaOH水溶液、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン(5mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(5mL)で終夜処理した。反応混合物を濃縮した。残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸溶液を含む水中10〜85%アセトニトリルの濃度勾配で溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ9.03 (s, 1H), 8.48-8.35 (m, 3H), 8.29-8.16 (m, 3H), 8.08 (dd, 1H), 8.03 (dd, 1H), 7.94 (d, 1H), 7.82 (d, 1H), 7.71 (dd, 1H), 7.53-7.47 (m, 2H), 7.38 (td, 1H), 4.81-0.53 (m, 89H).MS(ESI)m/e 863.2(M+H)
【1140】
1.58 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[4−(β−D−グルコピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.58)の合成
実施例1.3.1(44.5mg)のテトラヒドロフラン(2mL)及び酢酸(0.2mL)中溶液に、4−(((2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンズアルデヒド(17mg)及びMgSO(300mg)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した後、樹脂担持シアノ水素化ホウ素ナトリウム(300mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸溶液を含む水中10〜85%アセトニトリルの濃度勾配で溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1015.20(M+H)
【1141】
1.59 3−(1−{[3−(2−{[4−(β−D−アロピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.59)の合成
実施例1.3.1(44.5mg)のテトラヒドロフラン(2mL)及び酢酸(0.2mL)中溶液に、4−(((2S,3R,4S,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンズアルデヒド(17mg)及びMgSO(300mg)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した後、樹脂担持シアノ水素化ホウ素ナトリウム(300mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルの濃度勾配で溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1015.20(M+H)
【1142】
1.60 3−{1−[(3−{2−[アゼチジン−3−イル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.60)の合成
【1143】
1.60.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−イル)(2−((4−(tert−ブチルジフェニルシリル)ヒドロキシ−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.8(0.075g)、tert−ブチル3−オキソアゼチジン−1−カルボキシレート(0.021g)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.025g)のジクロロメタン(0.5mL)中溶液を室温で終夜撹拌した。反応物をシリカゲル上に装填し、ジクロロメタン中0〜10%メタノールで溶出して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1403.9(M+1)。
【1144】
1.60.2 3−{1−[(3−{2−[アゼチジン−3−イル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.60.1(0.029g)のジクロロメタン(1mL)中溶液をトリフルオロ酢酸(1mL)で処理し、終夜撹拌した。反応物を濃縮し、1:1ジメチルスルホキシド/メタノール(2mL)に溶解し、混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.52 (d, 1H), 7.50- 7.46 (m, 1H), 7.44 (d, 1H), 7.40- 7.33 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.37 (q, 1H), 4.27 (s, 2H), 4.11 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.58- 3.54 (m, 2H), 3.32 (t, 2H), 3.24 (s, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.85 (t, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.48- 0.97 (m, 12H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI) m/e 909.2(M+H)
【1145】
1.61 3−{1−[(3−{2−[(3−アミノプロピル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.61)の合成
【1146】
1.61.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)プロピル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
tert−ブチル(2−オキソエチル)カルバメートをtert−ブチル(3−オキソプロピル)カルバメートで置き換えて、実施例1.33.1での手順を使用して標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1011.5(M+H)。
【1147】
1.61.2 3−{1−[(3−{2−[(3−アミノプロピル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.6.1を実施例1.61.1で置き換えて、標題化合物を実施例1.6.2に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.87 (s, 1H), 9.10 (s, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.88-7.67 (m, 4H), 7.62 (d, 1H), 7.57-7.40 (m, 3H), 7.36 (td, 2H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.05-3.78 (m, 4H), 3.41-3.08 (m, 3H), 2.94 (tt, 6H), 2.11 (s, 3H), 1.92 (t, 2H), 1.53-0.95 (m, 11H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 911.3(M+H)。
【1148】
1.62 6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.62)の合成
【1149】
1.62.1 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−クロロピコリネート
実施例1.53.3(521mg)のエタノール(10mL)中周囲温度溶液に、トリエチルアミン(3mL)続いてtert−ブチルアクリレート(2mL)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、次いで濃縮乾固した。残渣を酢酸エチル(200mL)に溶解し、溶液を水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して標題化合物を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 657.21(M+H)
【1150】
1.62.2 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−クロロピコリネート
実施例1.62.1(780mg)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、ジ−tert−ブチルジカルボネート(259mg)続いて触媒量の4−ジメチルアミノピリジンを加えた。反応物を室温で3時間撹拌し、次いで濃縮乾固した。残渣を酢酸エチル(200mL)に溶解し、溶液を飽和NaHCO水溶液、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 757.13(M+H)
【1151】
1.62.3 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)ピコリネート
7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(234mg)の1,4−ジオキサン(10mL)及び水(5mL)中溶液に、実施例1.62.2(685mg)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(63.2mg)及びフッ化セシウム(410mg)を加えた。混合物をマイクロ波照射(Biotage Initiator)により120℃に30分間加熱した。反応物を酢酸エチル及び水の添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 854.82(M+H)
【1152】
1.62.4 tert−ブチル6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)−3−(1−((3−(2−((3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
ビス(2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)カルボネート(150mg)のアセトニトリル(10mL)中周囲温度懸濁液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(88mg)を加え、混合物を1時間撹拌した。実施例1.62.3(500mg)のアセトニトリル(2mL)中溶液を加え、懸濁液を終夜激しく撹拌した。反応物を酢酸エチル及び水の添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1030.5(M+H)
【1153】
1.62.5 6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.62.4(110mg)のジクロロメタン(0.53mL)中周囲温度溶液に、トリフルオロ酢酸(0.53mL)を加えた。反応物を終夜撹拌し、濃縮して粘稠性油状物にした。残渣をジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、2mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜55%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.10 (s, 3H), 8.37 (s, 1H), 8.26 (s, 2H), 7.98 (d, 1H), 7.86-7.71 (m, 3H), 7.44 (s, 1H), 7.39-7.31 (m, 1H), 7.26 (d, 1H), 7.19 (t, 1H), 3.92 (d, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.55 (t, 2H), 3.17-3.00 (m, 4H), 2.80 (t, 2H), 2.62 (t, 2H), 2.19 (s, 3H), 1.95-1.88 (m, 2H), 1.43 (s, 2H), 1.33-1.25 (m, 4H), 1.18-1.11 (m, 4H), 1.09-0.97 (m, 2H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 818.0(M+H)
【1154】
1.63 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(N6,N6−ジメチル−L−リシル)(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.63)の合成
(S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−6−(ジメチルアミノ)ヘキサン酸(0.029g)及び1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート(0.028g)の溶液を、N,N−ジイソプロピルアミン(0.035mL)を含むN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中で共に撹拌した。5分間撹拌した後、溶液を実施例1.13.7(0.051g)に加え、室温で撹拌を終夜続けた。反応物にジエチルアミン(0.070mL)を加え、反応物を2時間撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)、水(0.5ml)及び2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.103ml)で希釈し、次いで10%〜90%アセトニトリル/水の濃度勾配を使用する逆相HPLCにより精製した。生成物を含むフラクションを集め、凍結乾燥して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ9.59 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 8.12 (t, 3H), 8.01 (d, 1H), 7.85 (dd, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.77 (dd, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.38 (t, 1H), 7.30 (d, 1H), 7.22 (t, 1H), 3.97 (t, 2H), 3.89 (s, 2H), 3.49 (dt, 4H), 3.06 (s, 2H), 2.99 (q, 2H), 2.88 (s, 2H), 2.84 (t, 2H), 2.75 (d, 6H), 2.22 (s, 3H), 2.00 - 1.90 (m, 2H), 1.84 - 1.52 (m, 4H), 1.48 - 0.95 (m, 14H), 0.87 (d, 6H).MS(ESI)m/e 916.2(M+H)
【1155】
1.64 3−{1−[(3−{2−[(3−アミノプロピル)(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸(W2.64)の合成
【1156】
1.64.1 6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)−3−(1−((3−(2−((3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)プロピル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.21.5(100mg)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(68.9μL)及びtert−ブチル(3−オキソプロピル)カルバメート(68.4mg)のジクロロメタン(3mL)中溶液を、周囲温度で2時間撹拌し、NaCNBH(8.27mg)を加えた。反応物を周囲温度で終夜撹拌した。メタノール(1mL)及び水(0.2mL)を加えた。得られた混合物を10分間撹拌し、濃縮した。残渣をジメチルスルホキシドに溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸水溶液中30〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。MS(ESI)m/e 459.4(M+2H)2+
【1157】
1.64.2 3−{1−[(3−{2−[(3−アミノプロピル)(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸
ジクロロメタン(4mL)中の実施例1.64.1(100mg)を、0℃で1時間トリフルオロ酢酸(1mL)にて処理し、混合物を濃縮した。残渣を0.1%トリフルオロ酢酸水溶液中の10〜60%アセトニトリルの濃度勾配で溶出する逆相HPLC(C18カラム)により精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ9.38 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 7.98 (d, 1H), 7.90 - 7.69 (m, 6H), 7.44 (s, 2H), 7.35 (td, 1H), 7.27 (d, 1H), 7.22 - 7.16 (m, 1H), 3.94 (d, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.64 (t, 2H), 3.28 - 2.98 (m, 4H), 2.87 - 2.70 (m, 8H), 2.19 (s, 3H), 1.90 (dp, 4H), 1.43 (s, 2H), 1.36 - 1.22 (m, 4H), 1.15 (s, 4H), 1.08 - 0.95 (m, 2H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 817.6(M+H)
【1158】
1.65 3−{1−[(3−{2−[アゼチジン−3−イル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸(W2.65)の合成
【1159】
1.65.1 6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)−3−(1−((3−(2−((1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−イル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
tert−ブチル(3−オキソプロピル)カルバメートをtert−ブチル3−オキソアゼチジン−1−カルボキシレートの代わりに用い、実施例1.64.1に記載した手順を使用して標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 915.3(M+H)
【1160】
1.65.2 3−{1−[(3−{2−[アゼチジン−3−イル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.64.1を実施例1.65.1で置き換え、実施例1.64.2における手順を用いて標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ 9.01 (s, 2H), 8.37 (s, 1H), 7.98 (d, 1H), 7.86 - 7.70 (m, 3H), 7.44 (s, 2H), 7.34 (td, 1H), 7.27 (d, 1H), 7.23 - 7.15 (m, 1H), 4.22 (s, 4H), 4.07 (s, 2H), 3.93 (t, 2H), 3.58 (t, 2H), 3.11 (s, 2H), 2.80 (t, 2H), 2.68 (s, 3H), 2.19 (s, 3H), 1.92 (p, 2H), 1.42 (s, 2H), 1.30 (s, 4H), 1.15 (s, 4H), 1.09 - 0.96 (m, 2H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 815.5(M+H)
【1161】
1.66 N6−(37−オキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−L−リシル−N−[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]−L−アラニンアミド(W2.66)の合成
【1162】
1.66.1 (S)−6−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ヘキサン酸
氷浴中で冷却した(S)−6−アミノ−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ヘキサン酸(8.5g)の5%NaHCO水溶液(300mL)及びジオキサン(40mL)の混合物中溶液に、(9H−フルオレン−9−イル)メチルピロリジン−1−イルカルボネート(11.7g)のジオキサン(40mL)中溶液を滴下添加した。反応混合物を室温に加温し、24時間撹拌した。さらに3つのバイアルを上記した通りにセットアップした。反応が完了した後、4つ全ての反応混合物を合わせ、有機溶媒を真空下で除去した。水性残渣を塩酸水溶液(1N)でpHを3に酸性化し、次いで酢酸エチル(3×500mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、真空下で濃縮して粗製の化合物を得、これをメチルtert−ブチルエーテルから再結晶して、標題化合物を得た。1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 11.05 (br. s., 1H), 7.76 (d, 2H), 7.59 (d, 2H), 7.45 - 7.27 (m, 4H), 6.52 - 6.17 (m, 1H), 5.16 - 4.87 (m, 1H), 4.54 - 4.17 (m, 4H), 3.26 - 2.98 (m, 2H), 1.76 - 1.64 (m, 1H), 1.62 - 1.31 (m, 14H).
【1163】
1.66.2 tert−ブチル17−ヒドロキシ−3,6,9,12,15−ペンタオキサヘプタデカン−1−オエート
3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1,14−ジオール(40g)のトルエン(800mL)中溶液に、カリウムtert−ブトキシド(20.7g)を少しずつ加えた。混合物を室温で30分間撹拌した。tert−ブチル2−ブロモアセテート(36g)を混合物に滴下添加した。反応物を室温で16時間撹拌した。さらに2つのバイアルを上記の通りにセットアップした。反応が完了した後、3つ全ての反応混合物を合わせた。水(500mL)を合わせた混合物に加え、混合物を1Lに濃縮した。混合物をジクロロメタンで抽出し、1Nカリウムtert−ブトキシド水溶液(1L)で洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮して粗生成物を得、これをジクロロメタン:メタノール50:1で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ4.01 (s, 2H), 3.75 - 3.58 (m, 21H), 1.46 (s,9H).
【1164】
1.66.3 tert−ブチル17−(トシルオキシ)−3,6,9,12,15−ペンタオキサヘプタデカン−1−オエート
実施例1.66.2(30g)のジクロロメタン(500mL)中溶液に、窒素雰囲気下0℃で4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(19.5g)及びトリエチルアミン(10.3g)のジクロロメタン(500mL)中溶液を滴下添加した。混合物を室温で18時間撹拌し、水(100mL)中に注ぎ入れた。溶液をジクロロメタン(3×150mL)で抽出し、有機層を塩酸(6N、15mL)次いでNaHCO(5%水溶液、15mL)続いて水(20mL)で洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮して残渣を得、これを石油エーテル:酢酸エチル10:1からジクロロメタン:メタノール5:1で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ7.79 (d, 2H), 7.34 (d, 2H), 4.18 - 4.13 (m, 2H), 4.01 (s, 2H), 3.72 - 3.56 (m, 18H), 2.44 (s, 3H), 1.47 (s, 9H).
【1165】
1.66.4 2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−酸
2,5,8,11,14,17−ヘキサオキサノナデカン−19−オール(32.8g)のテトラヒドロフラン(300mL)中溶液に、0℃で水素化ナトリウム(1.6g)を加えた。混合物を室温で4時間撹拌した。実施例1.66.3(16g)のテトラヒドロフラン(300mL)中溶液を、室温で反応混合物に滴下添加した。得られた反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いで水(20mL)を加えた。混合物を室温でさらに3時間撹拌して、tert−ブチルエステル加水分解が完了した。最終の反応混合物を真空下で濃縮して、有機溶媒を除去した。水性残渣をジクロロメタン(2×150mL)で抽出した。水性層をpH3に酸性化し、次いで酢酸エチル(2×150mL)で抽出した。水性層を濃縮して粗生成物を得、これを石油エーテル:酢酸エチル1:1からジクロロメタン:メタノール5:1の濃度勾配で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ4.19 (s, 2H), 3.80 - 3.75 (m, 2H), 3.73 - 3.62 (m, 40H), 3.57 (dd, 2H), 3.40 (s, 3H).
【1166】
1.66.5 (43S,46S)−43−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−46−メチル−37,44−ジオキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサ−38,45−ジアザヘプタテトラコンタン−47−酸
実施例1.66.5を、標準のFmoc固相ペプチド合成手順及び2−クロロトリチルレジンを使用して合成した。シーブスで脱水した無水ジクロロメタン(100mL)中の2−クロロトリチルレジン(12g、100mmol)、(S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパン酸(10g、32.1mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(44.9mL、257mmol)を14℃で24時間振盪した。混合物を濾過し、ケーキをジクロロメタン(3×500mL)、ジメチルホルムアミド(2×250mL)及びメタノール(2×250mL)(各ステップ5分間)で洗浄した。上記樹脂に20%ピペリジン/ジメチルホルムアミド(100mL)を加えてFmoc基を除去した。混合物に窒素を15分間吹き込み、次いで濾過した。樹脂を20%ピペリジン/ジメチルホルムアミド(100mL)でさらに5回(各ステップ5分)洗浄し、ジメチルホルムアミド(5×100mL)で洗浄して、脱保護化したL−Ala装填樹脂を得た。
【1167】
実施例1.66.1(9.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中溶液に、ヒドロキシベンゾトリアゾール(3.5g)、2−(6−クロロ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルアミニウムヘキサフルオロホスフェート(9.3g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(8.4mL)を加えた。混合物を20℃で30分間撹拌した。上記混合物をD−Ala装填樹脂に加え、室温で90分間窒素を吹き込むことにより混合した。混合物を濾過し、樹脂をジメチルホルムアミド(各ステップ5分)で洗浄した。上記樹脂に約20%ピペリジン/N,N−ジメチルホルムアミド(100mL)を加えてFmoc基を除去した。混合物に15分間窒素を吹き込み、濾過した。樹脂を20%ピペリジン/ジメチルホルムアミド(100mL)でさらに5回(各ステップ5分)洗浄し、最後にジメチルホルムアミド(5×100mL)で洗浄した。
【1168】
実施例1.66.4(11.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中溶液に、ヒドロキシベンゾトリアゾール(3.5g)、2−(6−クロロ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルアミニウムヘキサフルオロホスフェート(9.3g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(8.4mL)を加え、混合物を樹脂に加え、室温で3時間窒素を吹き込むことにより混合した。混合物を濾過し、残渣をジメチルホルムアミド(5×100mL)、ジクロロメタン(8×100mL)(各ステップ5分)で洗浄した。
【1169】
最終の樹脂に1%トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(100mL)を加え、窒素を5分間吹き込んだ。混合物を濾過し、濾液を集めた。開裂操作を4回繰り返した。合わせた濾液をNaHCOによりpH7にし、水で洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ4.44 - 4.33 (m, 1H), 4.08 - 4.00 (m, 1H), 3.98 (s, 2H), 3.77 - 3.57 (m, 42H), 3.57 - 3.51 (m, 2H), 3.36 (s, 3H), 3.25 (t, 2H), 1.77 (br. s., 1H), 1.70 - 1.51 (m, 4H), 1.44 (s, 9H), 1.42 - 1.39 (m, 3H).
【1170】
1.66.6 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(((43S,46S)−43−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−46−メチル−37,44,47−トリオキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサ−38,45,48−トリアザペンタコンタン−50−イル)オキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.66.5(123mg、0.141mmol)を、N−メチル−2−ピロリドン(1mL)中の1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート(58.9mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.049mL)と10分間混合し、次いで実施例1.2.7(142mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.049mL)のN−メチル−2−ピロリドン(1.5mL)中溶液に加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌した。粗製の反応混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中5〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム及びC18 25×100mmカラムを使用する逆相HPLCにより精製した。生成物フラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。MS(LC/MS)m/e 1695.5(M+H)
【1171】
1.66.7 3−(1−((3−(((43S,46S)−43−アミノ−46−メチル−37,44,47−トリオキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサ−38,45,48−トリアザペンタコンタン−50−イル)オキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.66.6(82mg)を室温でトリフルオロ酢酸1mLにて30分間処理した。溶媒を穏やかな窒素気流下で蒸発させ、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中5〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム及びC18 25×100mmカラムを使用する逆相HPLCにより精製した。生成物フラクションを凍結乾燥して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 8.04 (dd, 4H), 7.64 (dt, 2H), 7.55 - 7.41 (m, 3H), 7.36 (q, 2H), 6.95 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.40 - 4.27 (m, 1H), 3.93 - 3.72 (m, 7H), 3.59 - 3.47 (m, 42H), 3.33 - 3.27 (m, 3H), 3.23 (s, 5H), 3.05 (dt, 5H), 2.10 (s, 3H), 1.72 - 1.64 (m, 2H), 1.48 - 1.36 (m, 4H), 1.35 - 1.16 (m, 10H), 1.16 - 0.94 (m, 6H), 0.84 (d, 6H).MS(ESI)m/e 751.8(2M+H)2+
【1172】
1.67 メチル6−[4−(3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}プロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]−6−デオキシ−β−L−グルコピラノシド(W2.67)の合成
【1173】
1.67.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−(ペンタ−4−イン−1−イルアミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
tert−ブチル3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート(85mg)のテトラヒドロフラン(2mL)中溶液に、ペンタ−4−イナール(8.7mg)、酢酸(20mg、0.318)及び無水硫酸ナトリウム(300mg)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(45mg)を反応混合物に加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて粗生成物を得、これをジクロロメタン(5mL)及びトリフルオロ酢酸(3mL)に溶解した。混合物を室温で終夜撹拌した。溶媒を蒸発させた後、残渣をジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、3mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 812.2(M+H)
【1174】
1.67.2 メチル6−[4−(3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}プロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]−6−デオキシ−β−L−グルコピラノシド
(2R,3R,4S,5S,6S)−2−アジド−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(8.63mg)のt−BuOH(2mL)及び水(1mL)中溶液に、実施例1.67.1(20mg)、硫酸銅(II)五水和物(2.0mg)及びアスコルビン酸ナトリウム(5mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下100℃で20分間加熱した。LiOH HO(50mg)を混合物に加え、これを室温で終夜撹拌した。混合物をトリフルオロ酢酸で中和し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 1032.2(M+H)
【1175】
1.68 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸の合成
【1176】
1.68.1 2−((3,5−ジメチル−7−((5−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)アダマンタン−1−イル)オキシ)エタノール(W2.68)
2−((3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エタノール(8.9g)及びPdCl(dppf)−CHCl付加物(([1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(1:1)、818mg)のアセトニトリル(120mL)中溶液に、トリメチルアミン(10mL)及び4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(12.8mL)を加えた。混合物を還流状態で終夜撹拌した。混合物を室温に冷却し、さらなる後処理はせずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 467.3(M+Na)
【1177】
1.68.2 tert−ブチル6−クロロ−3−(1−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
tert−ブチル3−ブロモ−6−クロロピコリネート(6.52g)のテトラヒドロフラン(100mL)及び水(20mL)中溶液に、実施例1.68.1(9.90g)、(1S,3R,5R,7S)−1,3,5,7−テトラメチル−8−テトラデシル−2,4,6−トリオキサ−8−ホスファアダマンタン(0.732g)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd(dba)、1.02g)及びKPO(23.64g)を加えた。混合物を還流状態で終夜撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残渣を酢酸エチル(500mL)に溶解し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて粗生成物を得、これをジクロロメタン中20〜40%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 530.3(M+H)
【1178】
1.68.3 tert−ブチル6−クロロ−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((メチルスルホニル)オキシ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.68.2(3.88g)のジクロロメタン(30mL)及びトリエチルアミン(6mL)中冷却(0℃)溶液に、メタンスルホニルクロリド(2.52g)を加えた。混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(400mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて粗生成物(4.6g)を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 608.1(M+H)
【1179】
1.68.4 tert−ブチル3−{1−[(3−{2−[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−クロロピリジン−2−カルボキシレート
実施例1.68.3(151mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中溶液に、ジ−tert−ブチルイミノジカルボキシレート(54mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題化合物を得、これをさらには精製せずに次のステップに使用した。MS(ESI)m/e 729.4(M+H)
【1180】
1.68.5 7−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1−ナフトエ酸
メチル7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−ナフトエート(257mg)の1,4−ジオキサン(10mL)及び水(5mL)中溶液に、実施例1.68.4(600mg)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(57.8mg)及びCsF(375mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下120℃で30分間撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて粗生成物を得、これをヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、ジエステル中間体を得た。残渣をテトラヒドロフラン(10mL)、メタノール(5mL)及び水(5mL)に溶解し、LiOH HO(500mg)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を2N HCl水溶液で酸性化し、酢酸エチル400mLに溶解し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 765.3(M+H)
【1181】
1.68.6 3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリン酸
実施例1.68.5(500mg)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(98mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(251mg)及び4−ジメチルアミノピリジン(160mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(400mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸(10mL、1:1)に溶解した。終夜撹拌した後、溶液を減圧下で濃縮した。残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(12mL)に溶解し、逆相HPLC(0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム及びC18カラムを使用)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 741.2(M+H)
【1182】
1.68.7 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.68.6(35mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中溶液に、tert−ブチルアクリレート(120mg)及びHO(138mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(400mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸(10mL、1:1)に溶解した。16時間後、混合物を減圧下で濃縮した。残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.08 (s, 1H), 8.99 (d, 1H), 8.43 - 8.24 (m, 4H), 8.24 - 8.11 (m, 3H), 8.04 (d, 1H), 7.99 (d, 1H), 7.90 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.74 - 7.62 (m, 1H), 7.53 - 7.43 (m, 2H), 7.35 (q, 1H), 3.87 (s, 2H), 3.08 (dp, 4H), 2.62 (t, 2H), 2.20 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.29 (q, 4H), 1.14 (s, 4H), 1.03 (q, 2H), 0.85 (s, 6H).
【1183】
1.69 6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸の合成
【1184】
1.69.1 メチル3−ブロモキノリン−5−カルボキシレート(W2.69)
3−ブロモキノリン−5−カルボン酸(2g)のメタノール(30mL)中溶液に、濃HSO(5mL)を加えた。溶液を還流状態で終夜撹拌した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチル(300mL)に溶解し、NaCO水溶液、水及びブラインで洗浄した。無水硫酸ナトリウムで脱水した後、濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 266(M+H)
【1185】
1.69.2 メチル3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)キノリン−5−カルボキシレート
実施例1.69.1(356mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中溶液に、PdCl(dppf)−CHCl付加物([1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(1:1)、55mg)酢酸カリウム(197mg)及びビス(ピナコラト)ジボロン(510mg)を加えた。混合物を60℃で終夜撹拌した。混合物を室温に冷却し、さらなる後処理はせずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 339.2(M+Na)
【1186】
1.69.3 メチル3−[5−{1−[(3−{2−[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル]キノリン−5−カルボキシレート
実施例1.69.2(626mg)の1,4−ジオキサン(10mL)及び水(5mL)中溶液に、実施例1.68.4(1.46g)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(140mg)及びCsF(911mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下120℃で30分間撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチル(1L)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 880.3(M+H)
【1187】
1.69.4 3−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)キノリン−5−カルボン酸
実施例1.69.3(1.34g)のテトラヒドロフラン(10mL)、メタノール(5mL)及び水(5mL)中溶液に、LiOH HO(120mg)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を2N HCl水溶液で酸性化し、酢酸エチル(400mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 766.3(M+H)
【1188】
1.69.5 3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(5−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル)ピコリン酸
実施例1.69.4(200mg)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(39.2mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(50mg)及び4−ジメチルアミノピリジン(32mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。 反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸(10mL、1:1)に溶解し、反応物を終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(12mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 742.1(M+H)
【1189】
1.69.6 6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.69.5(36mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中溶液に、4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(22mg)及びHO(0.3mL)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸(10mL、1:1)で希釈し、終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.19 (s, 2H), 9.70 (d, 1H), 9.40 (s, 1H), 8.31 (d, 2H), 8.16 (d, 1H), 8.06 (d, 1H), 8.01 (d, 1H), 7.98 - 7.88 (m, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.52 - 7.43 (m, 2H), 7.37 (q, 1H), 3.89 (s, 2H), 3.22 (p, 2H), 3.10 (q, 2H), 2.80 (t, 2H), 2.23 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.30 (q, 4H), 1.23 - 1.10 (m, 4H), 1.04 (q, 2H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 850.2(M+H)
【1190】
1.70 6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.70)の合成
【1191】
1.70.1 エチル6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)キノリン−4−カルボキシレート
エチル6−ブロモキノリン−4−カルボキシレート(140mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中溶液に、PdCl(dppf)−CHCl付加物(([1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(1:1)、20.42mg)、酢酸カリウム(147mg)及びビス(ピナコラト)ジボロン(190mg)を加えた。混合物を60℃で終夜撹拌した。混合物を室温に冷却し、さらなる後処理はせずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 328.1(M+H)
【1192】
1.70.2 エチル6−[5−{1−[(3−{2−[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル]キノリン−4−カルボキシレート
実施例1.70.1(164mg)の1,4−ジオキサン(10mL)及び水(5mL)中溶液に、実施例1.68.4(365mg)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(35mg)及びCsF(228mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下120℃で30分間撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチル(1L)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 894.3(M+H)
【1193】
1.70.3 6−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)キノリン−4−カルボン酸
実施例1.70.2(3.1g)のテトラヒドロフラン(20mL)、メタノール(10mL)及び水(10mL)中溶液に、LiOH HO(240mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を2N HCl水溶液で酸性化し、酢酸エチル(400mL)で希釈した。有機層を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 766.3(M+H)
【1194】
1.70.4 3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−6−イル)ピコリン酸
実施例1.70.3(4.2g)のジクロロメタン(30mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(728mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(1.40g)及び4−ジメチルアミノピリジン(890mg)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸(10mL、1:1)に溶解し、終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 742.2(M+H)
【1195】
1.70.5 6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.70.4(111mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中溶液に、4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(67mg)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.2mL)及びHO(0.3mL)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸(10mL、1:1)で希釈し、終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.31 (s, 1H), 9.10 (d, 1H), 8.91 (s, 1H), 8.58 (dd, 1H), 8.47 - 8.16 (m, 4H), 8.06 (dd, 1H), 7.99 - 7.89 (m, 2H), 7.79 (d, 1H), 7.53 - 7.43 (m, 2H), 7.42 - 7.31 (m, 1H), 3.87 (s, 2H), 3.53 (d, 1H), 3.20 (p, 2H), 3.07 (p, 2H), 2.78 (t, 2H), 2.20 (s, 3H), 1.40 (s, 2H), 1.28 (q, 4H), 1.21 - 1.07 (m, 4H), 1.02 (q, 2H), 0.84 (s, 6H).MS(ESI) m/e 850.1(M+H)
【1196】
1.71 6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.71)の合成
実施例1.69.5(140mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中溶液に、tert−ブチルアクリレート(242mg)及びHO(0.3mL)を加え、混合物を室温で週末にかけて撹拌した。反応混合物をジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸(10mL、1:1)で希釈し、終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.17 (s, 2H), 9.69 (d, 1H), 9.37 (d, 1H), 8.30 (dd, 3H), 8.15 (dd, 1H), 8.04 (dd, 1H), 7.99 - 7.88 (m, 2H), 7.79 (d, 1H), 7.53 - 7.40 (m, 2H), 7.34 (td, 1H), 3.88 (s, 2H), 3.55 (t, 2H), 3.08 (dt, 4H), 2.62 (t, 2H), 2.21 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.29 (q, 4H), 1.14 (s, 4H), 1.03 (q, 2H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 814.2(M+H)
【1197】
1.72 6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.72)の合成
【1198】
1.72.1 エチル7−(5−ブロモ−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキシレート
実施例1.1.11においてエチル5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキシレート塩酸塩を1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート塩酸塩の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 451、453(M+H)、395、397(M−tert−ブチル)
【1199】
1.72.2 エチル7−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキシレート
実施例1.2.1において実施例1.72.1を実施例1.1.11の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 499(M+H)、443(M−tert−ブチル)、529(M+CHOH−H)
【1200】
1.72.3 エチル7−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキシレート
実施例1.13.4において実施例1.72.2を実施例1.2.1及び実施例1.55.11を実施例1.13.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 760(M+H)、758(M−H)
【1201】
1.72.4 7−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボン酸
実施例1.1.13において実施例1.72.3を実施例1.1.12の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 760(M+H)、758(M−H)
【1202】
1.72.5 tert−ブチル6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル)−3−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.52.3において実施例1.72.4を実施例1.52.2の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 892(M+H)、890(M−H)
【1203】
1.72.6 3−(1−{[3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.1.17において実施例1.72.5を実施例1.1.16の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 736(M+H)、734(M−H)
【1204】
1.72.7 6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル)−3−(1−((3−(2−((2−(((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2−メチルブタン−2−イル)オキシ)スルホニル)エチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.2.8において実施例1.72.6を実施例1.2.7の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
【1205】
1.72.8 6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.9において実施例1.72.7を実施例1.2.8の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.36 (bs, 2H), 8.03 (bs, 1H), 7.99 (d, 1H), 7.76 (d, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.46 (t, 1H), 7.34 (s, 1H), 7.33 (t, 1H), 7.17 (d, 1H), 5.12 (s, 2H), 4.28 (t, 2H), 4.11 (t, 2H), 3.86 (s, 2H), 3.56 (t, 2H), 3.24 (m, 2H), 3.11 (m, 2H), 2.82 (t, 2H), 2.15 (s, 3H), 1.42 (s, 2H), 1.32 (q, 4H), 1.17 (q, 4, H), 1.03 (m, 2H), 0.88 (s, 6H).MS(ESI)m/e 844(M+H)、842(M−H)
【1206】
1.73 8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−{6−カルボキシ−5−[1−({3−[2−({3−[1−(β−D−グルコピラヌロノシル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロピル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(W2.73)の合成
(2R,3R,4S,5S,6S)−2−アジド−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(8.63mg)のt−CHOH(2mL)及び水(1mL)中溶液に、実施例1.67.1(20mg)、硫酸銅(II)五水和物(2.0mg)及びアスコルビン酸ナトリウム(5mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下100℃で20分間撹拌した。LiOH HO(50mg)を混合物に加え、撹拌を終夜続けた。混合物をトリフルオロ酢酸で中和し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 987.3(M+H)
【1207】
1.74 6−[7−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1H−インドール−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.74)の合成
【1208】
1.74.1 メチル2−[5−{1−[(3−{2−[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル]−1H−インドール−7−カルボキシレート
実施例1.1.12においてメチル2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドール−7−カルボキシレートを実施例1.2.1の代わりに、実施例1.68.4を実施例1.1.6の代わりに用いることにより、実施例1.74.1を調製した。MS(ESI)m/e 866.3(M−H)
【1209】
1.74.2 2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−カルボン酸
実施例1.1.13において実施例1.74.1を実施例1.1.12の代わりに用いることにより、実施例1.74.2を調製した。MS(ESI)m/e 754.4(M+H)
【1210】
1.74.3 tert−ブチル6−(7−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1H−インドール−2−イル)−3−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.1.14において実施例1.74.2を実施例1.1.13の代わりに用いることにより、実施例1.74.3を調製した。MS(ESI)m/e 886.5(M+H)
【1211】
1.74.4 3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(7−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1H−インドール−2−イル)ピコリン酸
実施例1.1.17において実施例1.74.3を実施例1.1.16の代わりに用いることにより、実施例1.74.4を調製した。MS(ESI)m/e 730.2(M+H)
【1212】
1.74.5 6−[7−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1H−インドール−2−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[(2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10l6−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル)オキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.8において実施例1.74.4を実施例1.2.7の代わりに用いることにより、実施例1.74.5を調製した。MS(ESI)m/e 1176.7(M+H)
【1213】
1.74.6 6−[7−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1H−インドール−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.9において実施例1.74.5を実施例1.2.8の代わりに用いることにより、実施例1.74.6を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 11.32 (d, 1H), 8.23 (dd, 1H), 8.18 (d, 1H), 7.93 - 7.82 (m, 3H), 7.71 (d, 1H), 7.62 (s, 3H), 7.57 - 7.51 (m, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.40 (d, 1H), 7.35 (t, 1H), 7.22 (t, 1H), 4.86 (t, 2H), 3.85 (s, 2H), 3.47 (t, 2H), 3.08 (t, 2H), 2.88 (p, 2H), 2.21 (s, 3H), 1.37 (s, 2H), 1.32 - 1.20 (m, 4H), 1.14 (q, 4H), 1.07 - 0.94 (m, 2H), 0.84 (s, 6H).MS(ESI)m/e 838.2(M+H)
【1214】
1.75 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−6−[3−(メチルアミノ)プロピル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.75)の合成
【1215】
1.75.1 メチル3−ブロモ−5−(ブロモメチル)ベンゾエート
アセトニトリル350mL中のアゾビスイソブチロニトリル(1.79g)を、メチル3−ブロモ−5−メチルベンゾエート(50g)及びN−ブロモスクシンイミド(44.7g)に加えた。混合物を終夜還流させた。さらにN−ブロモスクシンイミド11g及びアゾビスイソブチロニトリル0.5gを加え、還流を3時間続けた。混合物を濃縮し、ジエチルエーテル500mLに溶解し、30分間撹拌した。混合物を濾過し、得られた溶液を濃縮した。粗生成物をヘプタン中10%酢酸エチルを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。
【1216】
1.75.2 メチル3−ブロモ−5−(シアノメチル)ベンゾエート
テトラブチルアンモニウムシアニド(50g)を、アセトニトリル300mL中の実施例1.75.1(67.1g)に加えた。混合物を70℃に終夜加熱した。混合物を冷却し、ジエチルエーテル中に注ぎ入れ、水及びブラインですすいだ。次いで混合物を濃縮し、ヘプタン中2〜20%酢酸エチルを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。
【1217】
1.75.3 メチル3−(2−アミノエチル)−5−ブロモベンゾエート
ボラン−THF錯体(126mL、1M溶液)を、実施例1.75.2(16g)のテトラヒドロフラン200mL中溶液に加え、混合物を終夜撹拌した。反応物をメタノール(50mL)で注意深くクエンチし、次いで50mL容量に濃縮した。混合物をメタノール120mL/4M HCl 120mL/ジオキサン120mLに溶解し、終夜撹拌した。有機物を減圧下で除去し、残渣をジエチルエーテルで2回抽出した。抽出物を廃棄した。有機層を固体のKCOで塩基性化し、次いで酢酸エチル及びジクロロメタン(2×)で抽出した。抽出物を合わせ、NaSOで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【1218】
1.75.4 メチル3−ブロモ−5−(2−(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)エチル)ベンゾエート
トリフルオロ酢酸無水物(9.52mL)を、0℃で実施例1.75.3(14.5g)及びトリメチルアミン(11.74mL)のジクロロメタン200mL中混合物に滴下添加した。添加した時点で、混合物を室温に加温し、3日間撹拌した。混合物をジエチルエーテル中に注ぎ入れ、NaHCO溶液及びブラインで洗浄した。混合物を濃縮し、ヘプタン中5〜30%酢酸エチルを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。
【1219】
1.75.5 メチル6−ブロモ−2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.75.4(10g)が溶液(40mL)になるまで硫酸をこれに加え、この時点でパラホルムアルデヒド(4.24g)を加え、混合物を2時間撹拌した。次いで溶液を氷400mL上に注ぎ入れ、10分撹拌した。混合物を酢酸エチル(3×)で抽出し、合わせた抽出物をNaHCO溶液及びブラインで洗浄し、次いで濃縮した。粗生成物をヘプタン中2〜15%酢酸エチルを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。
【1220】
1.75.6 メチル6−(3−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)プロパ−1−イン−1−イル)−2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.75.5(5.1g)、tert−ブチルメチル(プロパ−2−イン−1−イル)カルバメート(2.71g)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(PdCl(PPh、0.49g)、CuI(0.106g)及びトリエチルアミン(5.82mL)の溶液を、50℃で終夜ジオキサン50mL中にて撹拌した。混合物を濃縮し、ヘプタン中10〜50%酢酸エチルを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。
【1221】
1.75.7 メチル6−(3−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)プロピル)−2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.75.6(4.2g)、テトラヒドロフラン(20mL)及びメタノール(20.00mL)を、250mLの圧力ボトル中含水20%Pd(OH)/C(3g)に加えた。50psiの圧力下及び50℃で12時間振盪した。溶液を濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【1222】
1.75.8 メチル2−(5−ブロモ−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)−6−(3−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)プロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.75.7(4.22g)及び炭酸カリウム(1.53g)を、テトラヒドロフラン60mL,メタノール25mL及び水10mL中で終夜撹拌した。混合物を濃縮し、N,N−ジメチルホルムアミド60mLを加えた。次いでこれに実施例1.1.9(3.05g)及びトリエチルアミン(5mL)を加え、反応物を60℃で終夜撹拌した。混合物を室温に冷却し、酢酸エチル(600mL)中に注ぎ入れ、水(3×)及びブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中5〜50%酢酸エチルを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 618.2(M+H)
【1223】
1.75.9 メチル6−(3−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)プロピル)−2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.75.8(3.7g)、トリエチルアミン(2.50mL)及びPdCl(dppf)(([1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(1:1)、0.29g)のアセトニトリル25mL中溶液に、4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(1.74mL)を加え、反応混合物を75℃に5時間加熱し、次いで60℃で終夜撹拌した。混合物を濃縮し、ヘプタン中5〜50%酢酸エチルを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 666.4(M+H)
【1224】
1.75.10 4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチル2−((2−((3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)アミノ)エタンスルホネート
実施例1.55.10(2.39g)、4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(2.41g)及びトリエチルアミン(1.51mL)を、4℃で3時間N,N−ジメチルホルムアミド30mL中にて撹拌した。混合物を冷却し、ジエチルエーテル(400mL)中に注ぎ入れ、ジエチルエーテル溶液を水(3×)及びブラインで洗浄し、濃縮した。粗生成物を1%トリエチルアミンを含むヘプタン中2〜50%酢酸エチルを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 890.6(M+H)
【1225】
1.75.11 6−(6−(3−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)プロピル)−8−(メトキシカルボニル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.75.9(1.777g)、実施例1.75.10(1.98g)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.102g)、1,3,5,7−テトラメチル−8−テトラデシル−2,4,6−トリオキサ−8−ホスファアダマンタン(0.918g)及びリン酸カリウム(1.889g)を、ジオキサン25mL/水10mLに加え、溶液を窒素で数回排気/充填した。反応物は透明であり、70℃で終夜撹拌した。混合物を冷却し、酢酸エチル(200mL)中に注ぎ入れ、水及びブラインで洗浄した。混合物を濃縮し、ヘプタン中5〜50%酢酸エチル、続いて1%トリエチルアミンを含む酢酸エチル中10%メタノールを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1301.4(M+H)
【1226】
1.75.12 6−(3−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)プロピル)−2−(5−(1−((3−(2−((2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−カルボキシピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.75.11(1.5g)及びLiOH−HO(0.096g)を、45℃で10日間テトラヒドロフラン15mL及び水3mL中にて撹拌した。混合物を酢酸エチル200mL/NaHPO溶液20mL中に注ぎ入れ、pHが3になるまで濃HCl溶液を加えた。層を分離し、水性層を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、濃縮した。残渣を酢酸エチル中0〜5%メタノールを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1287.3(M+H)
【1227】
1.75.13 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−6−(3−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)プロピル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.2.5を実施例1.75.12で置き換えて、標題化合物を実施例1.2.6に記載した通りに調製した。MS(ESI)m/e 1419.5(M+H)
【1228】
1.75.14 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−6−[3−(メチルアミノ)プロピル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.8を実施例1.75.13で置き換えて、標題化合物を実施例1.2.9に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.90 (bs, 1H), 8.33 (m, 2H), 8.02 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.66 (m, 1H), 7.47 (m, 3H), 7.35 (m, 3H), 7.25 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 4.95 (s, 2H), 4.28 (t, 2H), 4.11 (t, 2H), 3.95 (m, 2H), 3.20 (m, 2H), 3.08 (m, 2H), 2.96 (m, 2H), 2.89 (m, 2H), 2.78 (m, 2H), 2.65 (m, 2H), 2.55 (t, 2H), 2.12 (s, 3H), 1.95 (m, 2H), 1.39 (s, 2H), 1.25 (m, 6H), 1.12 (m, 6H), 0.93 (s, 3H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 926.8(M+H)
【1229】
1.76 5−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−5−デオキシ−D−アラビニトール(W2.76)の合成
【1230】
1.76.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((((4R,4’R,5R)−2,2,2’,2’−テトラメチル−[4,4’−ビ(1,3−ジオキソラン)]−5−イル)メチル)アミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.7(75mg)及び(4R,4’R,5S)−2,2,2’,2’−テトラメチル−[4,4’−ビ(1,3−ジオキソラン)]−5−カルバルデヒド(22mg)をジクロロメタン(1mL)に溶解した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(40mg)を加え、溶液を室温で16時間撹拌した。溶液を減圧下で濃縮し、物質をジクロロメタン中5〜10%メタノールで溶出するシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1016(M+H)、1014(M−H)
【1231】
1.76.2 5−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−5−デオキシ−D−アラビニトール
実施例1.76.1(45mg)をトリフルオロ酢酸(1mL)及び水(0.2mL)に溶解した。溶液を室温で5日間混合した。溶媒を減圧下で除去し、物質をメタノール(2mL)に溶解した。物質を、Lunaカラム:C18(2)、100A、250×30mmを装着したGrace Reveleris上で30分かけて水中25〜75%アセトニトリル(0.1%TFA含有)を用いる逆相HPLCにより精製した。生成物フラクションをプールし、凍結し、凍結乾燥して、標題化合物をビストリフルオロ酢酸塩として得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (bs, 2H), 8.31 (m, 1H), 8.16 (m, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.51-7.43 (m, 3H), 7.37 (q, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.69 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.04 (t, 2H), 3.89 (m, 2H), 3.59 (m, 3H), 3.49 (m, 4H), 3.42 (dd, 2H), 3.22 (dd, 2H), 3.06 (m, 2H), 3.02 (m, 4H), 2.10 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.30 (q, 4H), 1.14 (t, 4H), 1.04 (q, 2H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 880(M+H)、878(M−H)
【1232】
1.77 1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−arabino−ヘキシトール(W2.77)の合成
【1233】
1.77.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−(((3R,4S,5R)−3,4,5,6−テトラヒドロキシヘキシル)アミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
(4R,5S,6R)−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2,4,5−トリオール(15mg)をジメチルスルホキシド(0.5mL)に溶解した。実施例1.2.7(88mg)を、続いてシアノ水素化ホウ素ナトリウム(27mg)を加えた。酢酸(82mg)を滴下添加し、溶液を60℃で16時間加熱した。反応物を冷却し、メタノール1mLで希釈し、Lunaカラム:C18(2)、100A、150×30mmを装着したGrace Reveleris上で60分かけて水中20〜75%アセトニトリル(0.1%TFA含有)を用いる逆相HPLCにより精製した。生成物フラクションをプールし、凍結し、凍結乾燥して、標題化合物をビストリフルオロ酢酸塩として得た。MS(ESI)m/e 950(M+H)、948(M−H)
【1234】
1.77.2 1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−arabino−ヘキシトール
実施例1.77.1(39mg)をジクロロメタン(0.5mL)に溶解した。トリフルオロ酢酸(740mg)を加え、溶液を室温で16時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)に溶解し、1M水酸化ナトリウム水溶液(0.5mL)を加えた。溶液を室温で1時間撹拌した。トリフルオロ酢酸(0.25mL)を加え、物質を、Lunaカラム:C18(2)、100A、150×30mmを装着したGrace Reveleris上で60分かけて水中20〜75%アセトニトリル(0.1%TFA含有)を用いる逆相HPLCにより精製した。生成物フラクションをプールし、凍結し、凍結乾燥して、標題化合物をビストリフルオロ酢酸塩として得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 12.74 (bs, 1H), 8.28 (bs, 1H), 8.20 (bs, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.51-7.43 (m, 3H), 7.37 (q, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.53 (bs, 3H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.77 (d, 1H), 3.60 (dd, 2H), 3.56 (t, 2H), 3.48 (m, 2H), 3.15 (d, 1H), 3.02 (m, 6H), 2.10 (s, 3H), 1.84 (m, 1H), 1.69 (m, 1H), 1.43 (s, 2H), 1.31 (q, 4H), 1.14 (t, 4H), 1.05 (q, 2H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 894(M+H)、892(M−H)
【1235】
1.78 6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)イソキノリン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.78)の合成
【1236】
1.78.1 メチル6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−4−カルボキシレート
メチル6−ブロモイソキノリン−4−カルボキシレート(1.33g)のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中溶液に、PdCl(dppf)−CHCl付加物(([1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(1:1)、204mg)、酢酸カリウム(1.48g)及びビス(ピナコラト)ジボロン(1.92g)を加えた。混合物を60℃で終夜撹拌した。混合物を室温に冷却し、さらなる後処理はせずに次の反応に使用した。MS(APCI)m/e 313.3(M+H)
【1237】
1.78.2 メチル6−[5−{1−[(3−{2−[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル]イソキノリン−4−カルボキシレート
実施例1.68.4(1.2g)の1,4−ジオキサン(20mL)及び水(10mL)中溶液に、実施例1.78.1(517mg)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(58mg)及びCsF(752mg)を加えた。混合物を還流状態で終夜撹拌した。LC/MSは、所望の生成物が主要なピークであることを示した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 880.8(M+H)
【1238】
1.78.3 6−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)イソキノリン−4−カルボン酸
実施例1.78.2(3.1g)のテトラヒドロフラン(20mL)、メタノール(10mL)及び水(10mL)中溶液に、LiOH HO(240mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を2N HCl水溶液で酸性化し、酢酸エチル(400mL)で希釈した。有機層を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 766.4(M+H)
【1239】
1.78.4 3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)イソキノリン−6−イル)ピコリン酸
実施例1.78.3(1.2g)のジクロロメタン(20mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(0.236g)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(451mg)及び4−ジメチルアミノピリジン(288mg)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸(10mL、1:1)に溶解し、終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 742.1(M+H)
【1240】
1.78.5 6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)イソキノリン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.78.4(55mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)中溶液に、4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(34mg)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.6mL)及びHO(0.6mL)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物をジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸(10mL、1:1)で希釈し、終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.25 (s, 2H), 9.58 (s, 1H), 9.06 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.52 (dd, 1H), 8.42 (d, 1H), 8.35 (d, 2H), 8.26 (d, 1H), 8.11 - 8.03 (m, 1H), 8.01 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.52 - 7.44 (m, 2H), 7.41 - 7.28 (m, 1H), 3.89 (s, 2H), 3.55 (t, 2H), 3.22 (t, 2H), 3.09 (s, 2H), 2.80 (t, 2H), 2.23 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.30 (q, 4H), 1.23 - 1.11 (m, 4H), 1.04 (q, 2H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI+)m/e 850.1(M+H)
【1241】
1.79 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロピル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(W2.79)の合成
【1242】
1.79.1 2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−カルバルデヒド
ピリジニウムクロロクロメート(1.1g)及び珪藻土(10g)のジクロロメタン(10mL)中撹拌懸濁液に、(2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)メタノール(0.5g)をジクロロメタン(3mL)中溶液として滴下添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。懸濁液を珪藻土に通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。粗生成物をシリカゲルに通して濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。1H NMR (501 MHz, クロロホルム-d) δ 9.89 (s, 1H), 4.28 - 4.17 (m, 4H), 2.42 - 2.32 (m, 1H), 1.49 (s, 3H), 1.39 (s, 3H).MS(ESI)m/e 305.9(2M+NH
【1243】
1.79.2 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−(((2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.7(100mg)及び実施例1.79.1(20mg)のジクロロメタン(1mL)中溶液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(40mg)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。反応物をジクロロメタンで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。水性層をジクロロメタンで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。ヘプタン中20%〜100%酢酸エチル/エタノール(3:1)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 930.3(M+H)
【1244】
1.79.3 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロピル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.9において実施例1.79.2を実施例1.2.8の代わりに用いることにより、実施例1.79.3を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.82 (s, 1H), 8.13 (s, 2H), 8.00 (dd, 1H), 7.76 (d, 1H), 7.59 (d, 1H), 7.49 - 7.38 (m, 3H), 7.37 - 7.29 (m, 2H), 7.25 (s, 1H), 6.92 (d, 1H), 4.92 (s, 4H), 3.85 (t, 2H), 3.79 (s, 2H), 3.53 (t, 2H), 3.47 (dd, 2H), 3.00 (dt, 7H), 2.07 (s, 3H), 1.93 (p, 1H), 1.38 (s, 2H), 1.32 - 1.19 (m, 4H), 1.16 - 0.91 (m, 6H), 0.83 (s, 7H).MS(ESI)m/e 834.3(M+H)
【1245】
1.80 1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−erythro−ペンチトール(W2.80)の合成
実施例1.77.1において(4S,5R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2,4,5−トリオールを(4R,5S,6R)−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2,4,5−トリオール及び実施例1.3.1を実施例1.2.7の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (bs, 1H), 12.72 (bs, 1H), 8.21 (bs, 2H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.52-7.42 (m, 3H), 7.37 (q, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.65 (m, 2H), 3.56 (m, 2H), 3.38 (m, 2H), 3.32 (m, 2H), 3.24 (m, 2H), 3.03 (m, 5H), 2.10 (s, 3H), 1.89 (m, 1H), 1.67 (m, 1H), 1.44 (s, 2H), 1.31 (q, 4H), 1.14 (t, 4H), 1.05 (q, 2H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 864(M+H)、862(M−H)
【1246】
1.81 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{[(2S,3S)−2,3,4−トリヒドロキシブチル]アミノ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(W2.81)の合成
【1247】
1.81.1 炭酸tert−ブチルエステル(4S,5S)−5−ヒドロキシメチル−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメチルエステル
((4S,5S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4,5−ジイル)ジメタノール(1000mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)に溶解した。水素化ナトリウム(鉱油中60%、259mg)を加えた。溶液を室温で15分間混合した。ジ−tert−ブチルジカルボネート(1413mg)をゆっくり加えた。溶液を30分間混合し、反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。溶液を水(150mL)で希釈し、ヘプタン中70%酢酸エチルを用いて2回抽出した。有機部分を合わせ、水(100mL)で抽出し、ブライン(50mL)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。溶液を減圧下で濃縮し、物質をヘプタン中30%酢酸エチルで溶出するシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 284(M+Na)
【1248】
1.81.2 炭酸tert−ブチルエステル(4S,5R)−5−ホルミル−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメチルエステル
実施例1.81.1(528mg)をジクロロメタン(20mL)に溶解した。デス−マーチンペルヨージナン(896mg)を加え、溶液を室温で4時間撹拌した。溶液を減圧下で濃縮し、物質をヘプタン中20%〜50%酢酸エチルで溶出するシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、標題化合物を得た。
【1249】
1.81.3 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−(((1S,3s,5R,7S)−3−(2−((((4S,5S)−5−(((tert−ブトキシカルボニル)オキシ)メチル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.76.1において実施例1.81.2を(4R,4’R,5S)−2,2,2’,2’−テトラメチル−[4,4’−ビ(1,3−ジオキソラン)]−5−カルバルデヒドの代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
【1250】
1.81.4 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{[(2S,3S)−2,3,4−トリヒドロキシブチル]アミノ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.76.2において実施例1.81.3を実施例1.76.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.86 (bs, 2H), 8.28 (bs, 1H), 8.18 (bs, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.63 (d, 1H), 7.51-7.43 (m, 3H), 7.36 (q, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (m, 3H), 3.46 (m, 4H), 3.40 (m, 4H), 3.08-2.96 (m, 6H), 2.10 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.30 (q, 4H), 1.14 (t, 4H), 1.04 (q, 2H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 850(M+H)、848(M−H)
【1251】
1.82 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(2S,3S,4R,5R,6R)−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロキシヘプチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(W2.82)の合成
実施例1.77.1において(2R,3R,4S,5R,6R)−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロキシヘプタナールを(4R,5S,6R)−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2,4,5−トリオール及び実施例1.3.1を実施例1.2.7の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.86 (bs, 1H), 8.34-8.08 (m, 2H), 8.05 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.54-7.43 (m, 3H), 7.37 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.93 (m, 2H), 3.90 (m, 4H), 3.83 (s, 2H), 3.47 (m, 4H), 3.41 (m, 4H), 3.18-3.08 (m, 7H), 3.03 (t, 2H), 2.12 (s, 3H), 1.46 (s, 2H), 1.28 (q, 4H), 1.15 (t, 4H), 1.05 (q, 2H), 0.89 (s, 6H).MS(ESI)m/e 940(M+H)
1.83 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[({3−[(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ]プロピル}スルホニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.83)の合成
【1252】
1.83.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−(3−((1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)プロピルスルホンアミド)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.7(31mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(60μL)のジクロロメタン(1mL)中冷却(氷浴)溶液に、3−クロロプロパン−1−スルホニルクロリド(5μL)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。反応物を濃縮し、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に溶解し、2mLのマイクロ波管に移し、2−アミノプロパン−1,3−ジオール(70mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下130℃で90分間加熱した。反応混合物を濃縮し、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜100%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを用いる逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 997.2(M+H)
【1253】
1.83.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[({3−[(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ]プロピル}スルホニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.9において実施例1.83.1を実施例1.2.8の代わりに用いることにより、実施例1.83.2を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 8.40 (s, 2H), 8.05 - 7.98 (m, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.60 (d, 1H), 7.51 - 7.39 (m, 3H), 7.38 - 7.30 (m, 2H), 7.27 (s, 1H), 7.13 (t, 1H), 6.93 (d, 1H), 4.94 (s, 2H), 3.61 (qd, 4H), 3.36 (t, 2H), 3.16 - 2.93 (m, 10H), 2.08 (s, 3H), 2.00 (p, 2H), 1.38 (s, 2H), 1.25 (q, 4H), 1.15 - 0.92 (m, 6H), 0.84 (s, 6H).MS(ESI)m/e 941.2(M+H)
【1254】
1.84 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−{[1,3−ジヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−2−イル]アミノ}−3−オキソプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.84)の合成
tert−ブチル3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート(55mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)中溶液に、N−(1,3−ジヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−2−イル)アクリルアミド(73.4mg)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.2mL)及びHO(0.2mL)を加えた。混合物を室温で4日撹拌した。LC/MSは、所望の生成物が主要なピークであることを示した。反応混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸(10mL、1:1)に溶解し、終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 8.45 (s, 2H), 8.01 (d, 4H), 7.78 (d, 1H), 7.60 (d, 1H), 7.53 - 7.39 (m, 3H), 7.39 - 7.30 (m, 2H), 7.27 (s, 1H), 6.94 (d, 1H), 4.94 (s, 2H), 4.14 (s, 2H), 3.87 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.52 (d, 4H), 3.19 (s, 3H), 3.13 - 2.97 (m, 5H), 2.75 (t, 2H), 2.08 (s, 3H), 1.42 (s, 2H), 1.29 (q, 4H), 1.12 (s, 4H), 1.09 - 0.99 (m, 2H), 0.85 (s, 7H).MS(ESI)m/e 921.2(M+H)
【1255】
1.85 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(W2.85)の合成
実施例1.2.7(213mg)のジクロロメタン(2mL)中溶液に、(S)−2−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)アセトアルデヒド(42mg)を加えた。室温で30分間撹拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(144mg)を加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌した。トリフルオロ酢酸(2mL)を加え、撹拌を終夜続けた。反応混合物を濃縮し、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中5〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを用いる逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 8.22 (d, 2H), 8.05 - 8.01 (m, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.53 - 7.41 (m, 3H), 7.36 (td, 2H), 7.28 (s, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.95 (s, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.26 - 2.94 (m, 7H), 2.10 (s, 3H), 1.84 - 1.75 (m, 1H), 1.52-1.63 (m, 1H), 1.45 - 1.23 (m, 6H), 1.19 - 0.96 (m, 7H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 834.3(M+H)
【1256】
1.86 4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(W2.86)の合成
3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸(36mg)のテトラヒドロフラン(2mL)及び酢酸(0.2mL)中溶液に、(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−ホルミルフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(21mg)、続いてMgSO(60mg)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した後、MP−シアノボロヒドリド(Biotage、153mg、2.49mmol/g)を加えた。次いで混合物を室温で3時間撹拌した。混合物を濾過し、LiOH HO(20mg)を濾液に加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、次いでトリフルオロ酢酸で酸性化した。溶液を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1028.3(M+H)
【1257】
1.87 3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}プロピルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(W2.87)の合成
【1258】
1.87.1 (2R,3R,5S,6S)−2−(3−ヒドロキシプロポキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
(2R,3R,5S,6S)−2−ブロモ−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(3.98g)のトルエン(60mL)中撹拌溶液に、プロパン−1,3−ジオール(15.22g)を加えた。混合物を75℃で撹拌し、AgCO(5.52g)を3回に分け3時間かけて加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、この後懸濁液を濾過した。濾液を濃縮し、残渣をヘプタン中50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 409.9(M+NH
【1259】
1.87.2 (2S,3S,5R,6R)−2−(メトキシカルボニル)−6−(3−オキソプロポキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
ジメチルスルホキシド(0.5mL)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、−78℃で塩化オキサリル(0.2mL)を加えた。混合物を−78℃で20分撹拌し、実施例1.87.1(393mg)のジクロロメタン(10mL)中溶液を注射器を通して加えた。20分後、トリエチルアミン(1mL)を加えた。混合物を30分間撹拌し、温度を室温に昇温した。反応混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題化合物を得、これをさらには精製せずに使用した。MS(DCI)m/e 408.1(M+NH
【1260】
1.87.3 3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}プロピルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例1.68.6(171mg)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、実施例1.87.2(90mg)及びNaBH(OAc)(147mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、2%HCl水溶液、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(6mL)、メタノール(3mL)及び水(3mL)に溶解し、LiOH HO(100mg)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、トリフルオロ酢酸で酸性化し、減圧下で濃縮した。残渣をジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、12mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.07 (s, 2H), 8.99 (s, 1H), 8.34 (dd, 1H), 8.29 - 8.11 (m, 5H), 8.06 - 8.02 (m, 1H), 7.99 (d, 1H), 7.90 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.68 (dd, 1H), 7.55 - 7.40 (m, 2H), 7.34 (td, 1H), 4.23 (d, 1H), 3.87 (s, 2H), 3.76 (dt, 1H), 3.60 (d, 1H), 3.53 (dt, 3H), 3.29 (t, 1H), 3.15 (t, 1H), 3.06 - 2.91 (m, 6H), 2.20 (s, 3H), 1.83 (p, 2H), 1.44 (s, 2H), 1.30 (q, 4H), 1.14 (s, 4H), 1.03 (q, 2H), 0.85 (s, 7H).MS(ESI)m/e 975.2(M+H)
【1261】
1.88 6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−オキシドイソキノリン−6−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(W2.88)の合成
【1262】
1.88.1 メチル6−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)イソキノリン−4−カルボキシレート
実施例1.78.1(0.73g)の1,4−ジオキサン(20mL)及び水(10mL)中溶液に、tert−ブチル3−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−クロロピコリネート(1.5g)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(82mg)及びCsF(1.06g)を加え、反応物を還流状態で終夜撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチル(1L)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 794.8(M+H)
【1263】
1.88.2 6−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)イソキノリン−4−カルボン酸
実施例1.88.1(300mg)のテトラヒドロフラン(6mL)、メタノール(3mL)及び水(3mL)中溶液に、LiOH HO(100mg)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を2N HCl水溶液で酸性化し、酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して標題化合物を得、これをさらには精製せずに使用した。MS(ESI)m/e 781.2(M+H)
【1264】
1.88.3 tert−ブチル6−(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)イソキノリン−6−イル)−3−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.88.2(350mg)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(67.5mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(129mg)及び4−ジメチルアミノピリジン(82mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジクロロメタン中5%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 912.3(M+H)
【1265】
1.88.4 4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−6−(6−カルボキシ−5−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−(メチルアミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)イソキノリン2−オキシド
実施例1.88.3(100mg)のジクロロメタン(6mL)中溶液に、m−クロロペルオキシ安息香酸(19mg)を加えた。混合物を室温で4時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、飽和NaHCO水溶液、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(10mL、1:1)に溶解し、室温で終夜撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.32 (s, 2H), 9.21 (d, 1H), 8.71 (d, 1H), 8.49 (dd, 1H), 8.36 - 8.19 (m, 4H), 8.12 (dd, 1H), 8.07 (d, 1H), 7.96 (dd, 1H), 7.82 (d, 1H), 7.56 - 7.46 (m, 3H), 7.42 - 7.35 (m, 1H), 3.90 (d, 3H), 3.56 (td, 3H), 3.02 (p, 3H), 2.55 (t, 4H), 2.29 - 2.19 (m, 4H), 1.45 (d, 3H), 1.37 - 1.26 (m, 5H), 1.16 (d, 6H), 1.10 - 1.01 (m, 3H), 0.88 (d, 8H).MS(ESI)m/e 772.1(M+H)
【1266】
1.89 6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]アセトアミド}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.89)の合成
【1267】
1.89.1 1−((3−ブロモ−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール
実施例1.1.3(500mg)のテトラヒドロフラン(30mL)中冷却(−30℃)溶液に、n−ブチルリチウム(9.67mL)を加え、混合物を−30℃で2時間撹拌した。ヨウ化メチル(1.934mL)を−30℃で滴下添加した。添加完了後、混合物を−30℃でさらに2時間撹拌した。氷水中の1N HCl水溶液を温度が0℃未満を維持するように、pHが6に達するまでゆっくり加えた。混合物を室温で10分間撹拌し、氷水(10mL)及び酢酸エチル(20mL)で希釈した。層を分離し、水性層を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を15/1〜10/1石油/酢酸エチルで溶出するフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 337、339(M+H)
【1268】
1.89.2 1−(3,5−ジメチル−7−((5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)アダマンタン−1−イル)尿素
実施例1.89.1(2.7g)及び尿素(4.81g)を混合し、140℃で16時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、メタノール(200mL×2)中で懸濁させた。不溶物を濾過により除去した。濾液を濃縮して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 317.3(M+H)
【1269】
1.89.3 3,5−ジメチル−7−((5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)アダマンタン−1−アミン
実施例1.40.2(2.53g)の水中20%エタノール(20mL)中溶液に、水酸化ナトリウム(12.79g)を加えた。混合物を120℃で16時間及び140℃でさらに16時間撹拌した。6N HCl水溶液をpH6になるまで加えた。混合物を濃縮し、残渣をメタノール(200mL)中で懸濁させた。不溶物を濾別した。濾液を濃縮して、標題化合物をHCl塩として得た。MS(LC−MS)m/e 273.9(M+H)
【1270】
1.89.4 tert−ブチル(2−((3,5−ジメチル−7−((5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)アダマンタン−1−イル)アミノ)−2−オキソエチル)カルバメート
実施例1.89.3(2.16g)のN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)中溶液に、トリエチルアミン(3.30mL)、2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)酢酸(1.799g)及び1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート(3.90g)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。水(40mL)を加え、混合物を酢酸エチル(70mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を3/1〜2/1石油/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 430.8(M+H)
【1271】
1.89.5 tert−ブチル(2−((3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)アミノ)−2−オキソエチル)カルバメート
実施例1.89.4(1.7g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中周囲温度溶液に、NIS(N−ヨードスクシンイミド、1.066g)を少しずつ加え、混合物を室温で16時間撹拌した。氷水(10mL)及び飽和Na水溶液(10mL)を加えた。混合物を酢酸エチル(30mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を3/1〜2/1石油/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 556.6(M+H)
【1272】
1.89.6 メチル2−(5−ブロモ−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
メチル1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート塩酸塩(12.37g)及び実施例1.1.10(15g)のジメチルスルホキシド(100mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(12mL)を加え、混合物を50℃で24時間撹拌した。次いで混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 448.4(M+H)
【1273】
1.89.7 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.89.6(2.25g)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(205mg)のアセトニトリル(30mL)中溶液に、トリエチルアミン(3mL)及びピナコールボラン(2mL)を加え、混合物を還流状態で3時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。ヘキサン中20%酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。
【1274】
1.89.8 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)アセトアミド)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.1.6を実施例1.89.5で置き換え、実施例1.2.2における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 797.4(M+H)
【1275】
1.89.9 2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)アセトアミド)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.2.4を実施例1.89.8で置き換え、実施例1.2.5における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 783.4(M+H)
【1276】
1.89.10 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)アセトアミド)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.5を実施例1.89.9で置き換え、実施例1.2.6における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 915.3(M+H)
【1277】
1.89.11 3−(1−{[3−(2−アミノアセトアミド)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.8を実施例1.89.10で置き換え、実施例1.2.9における手順を用いて標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ12.82 (s, 1H), 8.00 (dd, 1H), 7.90 - 7.79 (m, 4H), 7.76 (d, 1H), 7.59 (dd, 1H), 7.49 - 7.38 (m, 3H), 7.37 - 7.29 (m, 2H), 7.25 (s, 1H), 6.92 (d, 1H), 4.92 (s, 2H), 3.85 (t, 2H), 3.77 (s, 2H), 3.40 (q, 2H), 2.98 (t, 2H), 2.07 (s, 3H), 1.63 (s, 2H), 1.57 - 1.38 (m, 4H), 1.15 - 0.93 (m, 6H), 0.80 (s, 6H).MS(ESI)m/e 759.2(M+H)
【1278】
1.89.12 6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]アセトアミド}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.89.11(102mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)中溶液に、4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(60mg)を加え、混合物を室温で週末にかけて撹拌した。混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(10mL、1:1)に溶解し、室温で終夜撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ12.83 (s, 1H), 8.57 (s, 2H), 8.02 (d, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.60 (d, 1H), 7.52 - 7.37 (m, 3H), 7.39 - 7.29 (m, 2H), 7.26 (s, 1H), 6.94 (d, 1H), 4.94 (s, 2H), 3.87 (t, 2H), 3.79 (s, 2H), 3.16 (q, 2H), 2.99 (t, 2H), 2.77 (t, 2H), 2.08 (s, 3H), 1.64 (s, 2H), 1.55 (d, 2H), 1.45 (d, 2H), 1.21 - 0.95 (m, 6H), 0.82 (s, 6H).MS(ESI)m/e 867.2(M+H)
【1279】
1.90 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−({2−[(2−スルホエチル)アミノ]エチル}スルファニル)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(W2.90)の合成
【1280】
1.90.1 3−((1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−チオール
実施例1.1.3(2.8g)及びチオ尿素(15.82g)の酢酸中33%(重量/重量)HBr(50mL)中混合物を110℃で16時間撹拌し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を水中20%エタノール(容量/容量:200mL)に溶解し、水酸化ナトリウム(19.06g)を加えた。得られた溶液を室温で16時間撹拌し、濃縮した。残渣を水(60mL)に溶解し、6N HCl水溶液でpH5〜pH6に酸性化した。混合物を酢酸エチル(200mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 319.1(M+H)
【1281】
1.90.2 2−((−3−((1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)チオ)エタノール
実施例1.90.1(3.3g)のエタノール(120mL)中溶液に、ナトリウムエトキシド(2.437g)を加えた。混合物を10分間撹拌し、2−クロロエタノール(1.80mL)を滴下添加した。混合物を室温で6時間撹拌し、1N HCl水溶液でpH7に中和した。混合物を濃縮し、残渣を酢酸エチル(200mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を石油エーテル/酢酸エチル6/1〜2/1で溶出するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 321.2(M+H)
【1282】
1.90.3 2−((−3,5−ジメチル−7−((5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)アダマンタン−1−イル)チオ)エタノール
実施例1.90.2(2.3g)のテトラヒドロフラン(60mL)中溶液に、窒素下−20℃でn−ブチルリチウム(14.35mL、ヘキサン中2M)を滴下添加した。混合物をこの温度で2時間撹拌した。ヨウ化メチル(4.49mL)を−20℃で得られた混合物に加え、混合物を−20℃で2時間撹拌した。反応物を−20℃で飽和NHCl水溶液を滴下添加することによりクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌し、1N HCl水溶液でpH5に酸性化した。混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 335.3(M+H)
【1283】
1.90.4 2−((−3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)チオ)エタノール
実施例1.90.3(3.65g)のN,N−ジメチルホルムアミド(90mL)中溶液に、N−ヨードスクシンイミド(3.68g)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌した。反応物を氷水(8mL)及び飽和NaS水溶液(8mL)の添加によりクエンチした。混合物をさらに10分間撹拌し、酢酸エチル(30mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を石油エーテル/酢酸エチル(6/1〜3/1)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 461.2(M+H)
【1284】
1.90.5 ジ−tert−ブチル[2−({3−[(4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル}スルファニル)エチル]−2−イミドジカルボネート
実施例1.90.4(3g)のジクロロメタン(100mL)中冷却溶液(0℃浴)に、トリエチルアミン(1.181mL)及び塩化メシル(0.559mL)を加えた。混合物を室温で4時間撹拌し、反応物を氷水(30mL)の添加によりクエンチした。混合物をさらに10分間撹拌し、ジクロロメタン(50mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をアセトニトリル(100mL)に溶解し、NH(Boc)(1.695g)及びCsCO(4.24g)を加えた。混合物を85℃で16時間撹拌し、反応物を水(20mL)の添加によりクエンチした。混合物を10分間撹拌し、酢酸エチル(40mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を石油エーテル/酢酸エチル10/1〜6/1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 660.1(M+H)
【1285】
1.90.6 メチル2−[5−(1−{[3−({2−[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}スルファニル)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.1.6を実施例1.90.5で置き換え、実施例1.2.2における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 900.2(M+H)
【1286】
190.7A 2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−((2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エチル)チオ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.2.4を実施例1.90.6で置き換えて、標題化合物を実施例1.2.5に記載した通りに調製した。MS(ESI)m/e 786.2(M+H)
【1287】
190.7B tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−((2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エチル)チオ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.5を実施例1.90.7Aで置き換えて、標題化合物を実施例1.2.6に記載した通りに調製した。MS(ESI)m/e 918.8(M+H)
【1288】
1.90.8 tert−ブチル3−(1−((3−((2−アミノエチル)チオ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.90.7B(510mg)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(5mL)を加え、反応物を室温で30分間撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液の添加によりクエンチし、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機物を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題生成物を得た。MS(ESI)m/e 818.1(M+H)
【1289】
1.90.9 3−(1−((3−((2−アミノエチル)チオ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.90.9を実施例1.90.8の調製の間で単離した。MS(ESI)762.2(M+H)
【1290】
1.90.10 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−((2−((2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エチル)アミノ)エチル)チオ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.90.8(235mg)及び4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(150mg)をジクロロメタン(1mL)に溶解し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(140μL)を加え、混合物を室温で6日間撹拌した。反応物をジクロロメタン中0.5〜3.0%メタノールの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより直接精製して、標題化合物を得た。
【1291】
1.90.11 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−((2−((2−スルホエチル)アミノ)エチル)チオ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.2.9において実施例1.90.10を実施例1.2.8の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.39 (br s, 2H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.51 (d, 1H),7.47 (ddd, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.37 (d, 1H), 7.35 (ddd, 1H), 7.30 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.22 (m, 2H), 3.06 (br m, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.79 (t, 2H), 2.74 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.51 (s, 2H), 1.37 (m, 4H), 1.15 (m, 4H), 1.05 (m, 2H), 0.83 (s, 6H).MS(ESI)m/e 870.1(M+H)
【1292】
1.91 6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{3−[(2−スルホエチル)アミノ]プロピル}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.91)の合成
【1293】
1.91.1 1−((3−アリル−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−1H−ピラゾール
実施例1.1.3(0.825g、2.55mmol)のトルエン(5mL)中溶液に、N、N’−アゾイソブチロニトリル(AIBN、0.419g、2.55mmol)及びアリルトリブチルスタンナン(2.039ml、6.38mmol)を加えた。混合物をN気流で15分間パージし、80℃で8時間加熱し、濃縮した。残渣を石油エーテル中の5%酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 285.2(M+H)
【1294】
1.91.2 1−((3−アリル−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール
実施例1.91.1(200mg、0.703mmol)のテトラヒドロフラン(5ml)中溶液に、N下−78℃でn−ブチルリチウム(2.81mL、7.03mmol)を加えた。温度を−20℃に昇温しながら、混合物を2時間撹拌し、次いでこれを−20℃で1時間撹拌した。ヨードメタン(0.659ml、10.55mmol)を加え、得られた混合物を−20℃で0.5時間撹拌した。反応物を飽和NHClでクエンチし、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 299.2(M+H)
【1295】
1.91.3 3−(3,5−ジメチル−7−((5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)アダマンタン−1−イル)プロパン−1−オール
窒素雰囲気下、実施例1.91.2(2.175g、7.29mmol)の無水テトラヒドロフラン(42.5mL)中溶液を0℃に冷却した。BH・THF(15.30mL、15.30mmol)を滴下添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、0℃に冷却した。反応混合物に10N NaOH水溶液(5.03mL、50.3mmol)を、続いて30%H水溶液(16.52mL、146mmol)を滴下添加した。得られた混合物を室温に加温し、90分間撹拌した。反応物を10%塩酸(35mL)でクエンチした。有機層を分離し、水性層を酢酸エチル(2×60mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×60mL)で洗浄し、氷浴中で冷却した。亜硫酸ナトリウムの飽和水溶液(15mL)を注意深く加え、混合物を数分間撹拌した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。残渣を石油エーテル/酢酸エチル(3:1〜1:1)で溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 317.3(M+H)
【1296】
1.91.4 3−(3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)プロパン−1−オール
実施例1.91.3(1.19g、3.76mmol)及び1−ヨードピロリジン−2、5−ジオン(1.015g、4.51mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(7.5mL)中混合物を、室温で16時間撹拌した。反応物を飽和NaSOでクエンチした。混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和NaSO、飽和NaCO、水及びブラインで洗浄した。有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を石油エーテル/酢酸エチル(3:1〜1:1)で溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 443.1(M+H)
【1297】
1.91.5 3−(3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)プロピルメタンスルホネート
実施例1.91.4(1.55g、3.50mmol)のCHCl(20mL)中溶液に、0℃で(CHCHN(0.693mL、4.98mmol)及び塩化メシル(0.374mL、4.80mmol)をゆっくり加えた。混合物を20℃で3.5時間撹拌し、CHClで希釈し、飽和NHCl、NaHCO及びブラインで洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 521.1(M+H)
【1298】
1.91.6 ジ−tert−ブチル(3−{3−[(4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル}プロピル)−2−イミドジカルボネート
実施例1.91.5(1.92g、3.69mmol)のCHCN(40ml)中溶液に、20℃でジ−tert−ブチルイミノジカルボネート(0.962g、4.43mmol)及びCsCO(2.404g、7.38mmol)を加えた。混合物を80℃で16時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を石油エーテル/酢酸エチル(10:1)で溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 642.3(M+H)
【1299】
1.91.7 メチル2−[5−{1−[(3−{3−[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]プロピル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.1.6を実施例1.91.6で置き換え、実施例1.2.2における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 882.2(M+H)
【1300】
1.91.8 2−[6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−{1−[(3−{3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]プロピル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.2.4を実施例1.91.7で置き換え、実施例1.2.5における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 768.4(M+H)
【1301】
1.91.9 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)プロピル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.5を実施例1.91.8で置き換え、実施例1.2.6における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 901.1(M+H)
【1302】
1.91.10 tert−ブチル3−(1−((3−(3−アミノプロピル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.91.9(500mg)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(5mL)を加え、反応物を室温で30分間撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液の添加によりクエンチし、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機物を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題生成物を得た。
【1303】
1.91.11 3−(1−((3−(3−アミノプロピル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.91.9(350mg)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(5mL)を加えた。混合物を終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 4H), 7.47 (dt, 3H), 7.36 (q, 2H), 7.27 (s, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.95 (s, 2H), 3.77 (s, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.72 (q, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.45 (t, 2H), 1.18 - 1.05 (m, 9H), 1.00 (d, 6H), 0.80 (s, 6H).MS(ESI)m/e 744.2(M+H)
【1304】
1.91.12 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(3−((2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エチル)アミノ)プロピル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.7を実施例1.91.10で置き換え、実施例1.2.8における手順を用いて標題化合物を調製した。
【1305】
1.91.13 6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{3−[(2−スルホエチル)アミノ]プロピル}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.8を実施例1.91.12で置き換え、実施例1.2.9における手順を用いて標題化合物を調製した。1H NMR (501 MHz, DMSO-d6) δ12.85 (s, 1H), 8.02 (dd, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.60 (d, 1H), 7.54 - 7.39 (m, 3H), 7.38 - 7.31 (m, 2H), 7.26 (s, 1H), 6.94 (d, 1H), 4.94 (s, 2H), 3.87 (t, 2H), 3.15 (p, 2H), 3.00 (t, 2H), 2.86 (dq, 2H), 2.76 (t, 2H), 2.08 (s, 3H), 1.47 (td, 2H), 1.08 (d, 9H), 0.99 (d, 7H), 0.79 (s, 7H).MS(ESI)m/e 852.2(M+H)
【1306】
[実施例2]
例示的シントンの合成
この実施例は、ADCを作製するために有用な例示的シントンの合成方法を提供する。
【1307】
2.1 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンCZ)の合成
N,N−ジメチルホルムアミド(7mL)中の実施例1.2.9(100mg)及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(Synchemから購入、114mg)を水−氷浴中で冷却し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.15mL)を加えた。混合物を0℃で30分間、次いで室温で終夜撹拌した。反応物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 8.04 (t, 2H), 7.75-7.82 (m, 2H), 7.40-7.63 (m, 6H), 7.32-7.39 (m, 2H), 7.24-7.29 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.01 (s, 1H), 4.83-5.08 (m, 4H), 4.29-4.48 (m, 1H), 4.19 (t, 1H), 3.84-3.94 (m, 2H), 3.80 (d, 2H), 3.14-3.29 (m, 2H), 2.87-3.06 (m, 4H), 2.57-2.69 (m, 2H), 2.03-2.24 (m, 5H), 1.89-2.02 (m, 1H), 1.53-1.78 (m, 2H), 1.26-1.53 (m, 8H), 0.89-1.27 (m, 12H), 0.75-0.88 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1452.2(M+H)
【1308】
2.2 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−スルホプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンDH)の合成
実施例1.2.9を実施例1.6.2で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.83 (s, 1H), 9.98 (s, 1H), 8.04 (t, 2H), 7.75-7.81 (m, 2H), 7.54-7.64 (m, 3H), 7.40-7.54 (m, 3H), 7.32-7.39 (m, 2H), 7.24-7.31 (m, 3H), 6.93-7.01 (m, 3H), 4.86-5.03 (m, 4H), 4.32-4.48 (m, 2H), 4.13-4.26 (m, 2H), 3.31-3.45 (m, 4H), 3.24 (d, 4H), 2.88-3.07 (m, 4H), 2.30-2.39 (m, 2H), 2.04-2.24 (m, 5H), 1.86-2.03 (m, 1H), 0.89-1.82 (m, 27H), 0.74-0.88 (m, 13H).MS(ESI)m/e 1466.3(M+H)
【1309】
2.3 この段落は意図的に空欄のままにした。
【1310】
2.4 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[{2−[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エトキシ]エチル}(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンEP)の合成
実施例1.2.9を実施例1.11.4で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 10.00 (s, 1H), 8.01-8.10 (m, 2H), 7.79 (dd, 2H), 7.55-7.65 (m, 3H), 7.41-7.53 (m, 3H), 7.32-7.38 (m, 2H), 7.25-7.30 (m, 3H), 6.97-7.02 (m, 2H), 6.96 (d, 1H), 6.03 (s, 1H), 4.90-5.03 (m, 4H), 4.31-4.46 (m, 1H), 4.20 (s, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 2.97-3.06 (m, 2H), 2.88-2.98 (m, 1H), 2.58-2.68 (m, 2H), 2.05-2.22 (m, 5H), 1.92-2.02 (m, 1H), 0.89-1.75 (m, 23H), 0.77-0.87 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1496.3(M+H)
【1311】
2.5 メチル6−[4−(3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−カルバモイル−L−オルニチル}アミノ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}プロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]−6−デオキシ−β−L−グルコピラノシド(シントンEF)の合成
【1312】
2.5.1 ペンタ−4−イナール
ジクロロメタン(200mL)に溶解した塩化オキサリル(9.12mL)の溶液に、−78℃で20分かけてジクロロメタン(40mL)に溶解したジメチルスルホキシド(14.8mL)を加えた。溶液をさらに30分間撹拌した後、ジクロロメタン(80mL)に溶解した4−ペンチノール(8.0g)を10分かけて加えた。反応混合物を−78℃でさらに60分間撹拌した。トリエチルアミン(66.2mL)を−78℃で加え、反応混合物を60分間撹拌し、次いで10℃にさらに1時間かけて加温した。水(200mL)を加え、2層を分離した。水性層を1%HCl水溶液で酸性化し、次いでジクロロメタン(3×100mL)で逆抽出した。合わせた有機層を1%HCl水溶液及びNaHCO水溶液で洗浄した。水性抽出物をジクロロメタン(2×100mL)で逆抽出し、合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過後、溶媒を回転蒸発(30℃水浴)により除去して、標題化合物を得た。
【1313】
2.5.2 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−(ペンタ−4−イン−1−イルアミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.2.7(85mg)のテトラヒドロフラン(2mL)中溶液に、ペンタ−4−イナール(8.7mg)、酢酸(20mg)及び硫酸ナトリウム(300mg)を加えた。混合物を1時間撹拌し、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(45mg)を反応混合物に加えた。混合物を終夜撹拌し、次いで酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、3mL)に溶解した。混合物を0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 812.1(M+H)
【1314】
2.5.3 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((3−(1−(((2S,3R,4R,5S,6S)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−メトキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)プロピル)アミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
(2S,3S,4R,5S,6S)−2−(アジドメチル)−6−メトキシテトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(8.63mg)のt−ブタノール(2mL)及び水(1mL)中溶液に、実施例2.5.2(20mg)、硫酸銅(II)五水和物(2.0mg)及びアスコルビン酸ナトリウム(5mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下100℃で20分撹拌した。水酸化リチウム一水和物(50mg)を混合物に加え、これを終夜撹拌した。混合物をトリフルオロ酢酸で中和し、0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1032.2(M+H)
【1315】
2.5.4 メチル6−[4−(3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−カルバモイル−L−オルニチル}アミノ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}プロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]−6−デオキシ−β−L−グルコピラノシド
4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル4−ニトロフェニルカルボネート(7.16mg)及び実施例2.5.3(10mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.1mL)を加えた。混合物を終夜撹拌し、次いでトリフルオロ酢酸で酸性化し、0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.65 (s, 1H), 7.97 (d, 1H) , 7.76 (d, 1H), 7.64-7.72 (m, 2H), 7.53-7.63 (m, 3H), 7.38-7.51 (m, 4H), 7.30-7.37 (m, 2H), 7.22-7.27 (m, 3H), 6.84-6.98 (m, 3H), 4.97 (d, 4H), 4.65 (dd, 1H), 4.50 (d, 1H), 4.36-4.46 (m, 1H), 4.25-4.32 (m, 1H), 4.10-4.20 (m, 1H), 3.85-3.95 (m, 2H), 3.79 (s, 2H) , 3.66-3.73 (m, 2H), 2.99-3.03 (m, 7H), 2.57 (t, 3H), 2.12-2.22 (m, 3H), 2.08 (s, 3H), 1.99-2.05 (m, 2H), 1.70-1.88 (m, 4H) , 1.39-1.67 (m, 8H), 1.35 (s, 3H), 0.92-1.28 (m, 14H), 0.80-0.88 (m, 16H).MS(ESI)m/e 1629.5(M+H)
【1316】
2.6 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−(4−{[([2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]{3−[1−(β−D−グルコピラヌロノシル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロピル}カルバモイル)オキシ]メチル}フェニル)−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンEG)の合成
【1317】
2.6.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((3−(1−((2R,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)プロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
(2R,3R,4S,5S,6S)−2−アジド−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(8.63mg)のt−ブタノール(2mL)及び水(1mL)中溶液に、実施例2.5.2(20mg)、硫酸銅(II)五水和物(2.0mg)及びアスコルビン酸ナトリウム(5mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下100℃で20分撹拌した。水酸化リチウム一水和物(50mg)を混合物に加え、これを終夜撹拌した。混合物をトリフルオロ酢酸で中和し、0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリル上で溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1032.1(M+H)
【1318】
2.6.2 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−(4−{[([2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]{3−[1−(β−D−グルコピラヌロノシル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロピル}カルバモイル)オキシ]メチル}フェニル)−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド
実施例2.5.4において実施例2.6.1を実施例2.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.64 (s, 1H), 7.98 (d, 1H) , 7.90 (s, 1H), 7.76 (d, 1H) , 7.68 (s, 1H), 7.52-7.62 (m, 3H), 7.20-7.50 (m, 9H), 6.84-6.98 (m, 3H), 5.56 (d, 1H), 4.98 (d, 4H), 4.36-4.49 (m, 2H), 4.11-4.23 (m, 2H), 3.96 (d, 2H), 3.74-3.91 (m, 7H), 3.51-3.58 (m, 5H), 3.35-3.49 (m, 10H), 2.97-3.02 (m, 6H), 2.57-2.66 (m, 3H), 2.12-2.24 (m, 2H) , 2.08 (s, 3H), 1.69-2.01 (m, 3H), 1.35-1.65 (m, 9H), 0.93-1.28 (m, 10H), 0.81-0.89 (m, 10H).MS(ESI)m/e 1629.4(M+H)
【1319】
2.7 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[(2R)−1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)アミノ}−1−オキソ−3−スルホプロパン−2−イル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド(シントンEH)の合成
実施例1.13.8(0.018g)及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.015g、0.023mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.75mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.015mL)を加えた。終夜撹拌した後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(0.75mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜70%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 9.93 (s, 1H), 8.14 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.84-7.76 (m, 2H), 7.61 (d, 1H), 7.57 (d, 2H), 7.53 (dd, 1H), 7.47 (t, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.39-7.30 (m, 4H), 7.26 (d, 2H), 6.99 (s, 2H), 6.97 (dd, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.90 (t, 2H), 4.75-4.65 (m, 1H), 4.46-4.33 (m, 2H), 4.17 (dd, 2H), 3.66-3.47 (m, 4H), 3.36 (t, 4H), 3.12 (s, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.85-2.60 (m, 4H), 2.25-2.05 (m, 5H), 2.05-1.90 (m, 1H), 1.58-0.76 (m, 32H).MS(ESI)m/e 1423.2(M+H)
【1320】
2.8 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][4−(β−D−グルコピラノシルオキシ)ベンジル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンER)の合成
【1321】
2.8.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((4−(((2S,3R,4S,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)アミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.2.7(44.5mg)のテトラヒドロフラン(2mL)及び酢酸(0.2mL)中溶液に、4−(((2S,3R,4S,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンズアルデヒド(17mg)及びMgSO(300mg)を加えた。混合物を1時間撹拌した後、樹脂担持シアノ水素化ホウ素ナトリウム(300mg)を加えた。混合物を終夜撹拌した。混合物を濾過し、溶媒を蒸発させた。残渣をジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、4mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1015.2(M+H)
【1322】
2.8.2 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][4−(β−D−グルコピラノシルオキシ)ベンジル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド
実施例2.5.4において実施例2.8.1を実施例2.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.87 (s, 1H), 10.00 (s, 1H), 7.96-8.14 (m, 2H) , 7.79 (d, 2H), 7.55-7.68 (m, 3H), 7.09-7.52 (m, 11H), 6.91-7.01 (m, 5H), 5.09 (d, 1H), 4.95 (dd, 4H) , 4.35-4.47 (m, 4H), 4.14-4.23 (m, 3H), 3.86-3.94 (m, 6H), 3.31-3.46 (m, 8H), 3.16-3.25 (m, 3H), 2.90-3.04 (m, 4H), 2.59 (s, 1H), 1.88-2.24 (m, 6H), 0.88-1.75 (m, 24H), 0.76-0.90 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1613.7(M+H)
【1323】
2.9 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[4−(β−D−アロピラノシルオキシ)ベンジル][2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンES)の合成
【1324】
2.9.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((4−(((2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)アミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.2.7(44.5mg)のテトラヒドロフラン(2mL)及び酢酸(0.2mL)中溶液に、4−(((2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンズアルデヒド(17mg)及びMgSO(300mg)を加えた。混合物を1時間撹拌した後、樹脂担持シアノ水素化ホウ素ナトリウム(300mg)を加えた。混合物を終夜撹拌した。混合物を濾過し、溶媒を蒸発させた。残渣をジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、4mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1015.2(M+H)
【1325】
2.9.2 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[4−(β−D−アロピラノシルオキシ)ベンジル][2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド
実施例2.5.4において実施例2.9.1を実施例2.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 10.00 (s, 1H) , 7.96-8.11 (m, 2H), 7.79 (d, 2H), 7.53-7.65 (m, 3H), 7.08-7.52 (m, 10H) , 6.91-7.00 (m, 5H), 5.09 (d, 1H), 4.99 (d, 4H), 4.35-4.48 (m, 3H), 4.13-4.23 (m, 2H), 3.82-3.96 (m, 8H), 3.32-3.50 (m, 10H), 3.12-3.25 (m, 3H), 2.90-3.06 (m, 5H), 1.89-2.19 (m, 6H), 0.88-1.75 (m, 22H), 0.76-0.88 (m, 11H).MS(ESI)m/e 1612.5(M+H)
【1326】
2.10 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−ホスホノエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンEQ)の合成
実施例1.2.9を実施例1.12.2で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.99 (s, 1H), 8.01-8.09 (m, 2H), 7.76-7.81 (m, 2H), 7.56-7.64 (m, 3H), 7.41-7.53 (m, 3H), 7.36 (q, 2H), 7.25-7.30 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.94 (d, 1H), 5.98 (s, 1H), 4.89-5.07 (m, 4H), 4.38 (s, 1H), 4.19 (t, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.80 (d, 2H), 2.89-3.08 (m, 5H), 2.04-2.24 (m, 5H), 1.89-2.02 (m, 1H), 1.76-1.87 (m, 2H), 0.89-1.72 (m, 23H), 0.78-0.88 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1452.2(M+H)
【1327】
2.11 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−ホスホノエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド(シントンEU)の合成
実施例1.2.9及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートを実施例1.12.2及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートで各々置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.93 (s, 1H), 8.12 (d, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.72-7.83 (m, 2H), 7.54-7.65 (m, 3H), 7.41-7.54 (m, 3H), 7.31-7.40 (m, 2H), 7.24-7.30 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.94 (d, 1H), 4.87-5.11 (m, 3H), 4.11-4.45 (m, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.79 (d, 2H), 2.97-3.05 (m, 2H), 2.63-2.70 (m, 1H), 2.29-2.37 (m, 1H), 2.03-2.20 (m, 5H), 1.73-2.00 (m, 5H), 1.39-1.55 (m, 4H), 0.88-1.38 (m, 19H), 0.72-0.89 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1364.5(M−H)
【1328】
2.12 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンEV)の合成
実施例1.2.9を実施例1.14.4で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.98 (s, 1H), 8.04 (t, 2H), 7.78 (t, 2H), 7.61 (t, 3H), 7.39-7.54 (m, 3H), 7.32-7.39 (m, 2H), 7.25-7.30 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.01 (s, 1H), 4.97 (d, 4H), 4.29-4.47 (m, 2H), 4.14-4.23 (m, 2H), 3.85-3.93 (m, 2H), 3.32-3.42 (m, 2H), 3.24 (s, 2H), 2.88-3.09 (m, 3H), 1.87-2.23 (m, 6H), 0.91-1.74 (m, 27H), 0.72-0.89 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1466.3(M+H)
【1329】
2.13 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[(2R)−1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1−オキソ−3−スルホプロパン−2−イル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド(シントンEW)の合成
実施例1.15(0.020g)及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.017g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.017mL)を加えた。反応物を終夜撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)、水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜70%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.93 (s, 1H), 8.12 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.86-7.76 (m, 3H), 7.63-7.41 (m, 7H), 7.39-7.32 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 7.30-7.21 (m, 2H), 6.99 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.93 (s, 2H), 4.49-4.33 (m, 2H), 4.18 (dd, 2H), 4.15-4.08 (m, 2H), 3.90-3.86 (m, 2H), 3.36 (t, 2H), 3.34-3.27 (m, 1H), 3.18-3.04 (m, 2H), 3.04-2.96 (m, 2H), 2.89-2.61 (m, 2H), 2.27-2.05 (m, 5H), 2.03-1.87 (m, 1H), 1.59-1.42 (m, 4H), 1.42-0.91 (m, 18H), 0.91-0.76 (m, 11H).MS(−ESI)m/e 1407.5(M−H)
【1330】
2.14 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[{2−[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エトキシ]エチル}(3−ホスホノプロピル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンEX)の合成
実施例1.16.2(59mg)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(48mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.056mL)のN,N−ジメチルホルムアミド2mL中混合物を24時間撹拌した。混合物を0.1%トリフルオロ酢酸/水中10〜90%アセトニトリルで溶出する40gC18カラムを使用するBiotage Isolera Oneシステム上での逆相クロマトグラフィーにより精製した。所望のフラクションを濃縮し、生成物を水及び1,4−ジオキサンから凍結乾燥して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。1H NMR (400MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.97 (bs, 1H), 8.04 (m, 2H), 7.79 (d, 2H), 7.59 (m, 3H), 7.46 (m, 3H), 7.36 (m, 2H), 7.27 (m, 2H), 6.99 (s, 2H), 6.94 (d, 1H), 4.97 (m, 4H), 4.40 (m, 2H), 4.17 (dd, 2H), 3.50-4.10 (m, 6H), 3.45 (m, 2H), 3.40 (m, 2H), 3.26 (m, 2H), 3.01 (m, 2H), 2.95 (s, 2H), 2.79 (s, 2H), 2.15 (m, 2H), 2.09 (s, 2H), 1.68 (m, 2H), 1.60 (m, 1-2H), 1.35-1.50 (m, 6H), 1.25 (m, 4H), 1.17 (m, 2H), 1.10 (m, 2H), 0.97 (m, 1-2H), 0.84 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1510.4(M+H)
【1331】
2.15 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[{2−[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エトキシ]エチル}(3−ホスホノプロピル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−L−アラニンアミド(シントンEY)の合成
実施例1.16.2(59mg)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(42mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.042mg)のN,N−ジメチルホルムアミド2mL中混合物を24時間撹拌した。混合物を0.1%トリフルオロ酢酸/水中10〜90%アセトニトリルで溶出する40gC18カラムを使用するBiotage Isolera Oneシステム上での逆相クロマトグラフィーにより精製した。フラクションを濃縮し、生成物を水及び1,4−ジオキサンから凍結乾燥して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。MS(ESI)m/e 1422.6(M−H)
【1332】
2.16 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド(シントンEZ)の合成
実施例1.14.4(50mg)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(38mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.050mL)のN,N−ジメチルホルムアミド2mL中混合物を24時間撹拌した。混合物を0.1%トリフルオロ酢酸/水中10〜90%アセトニトリルで溶出する40gC18カラムを使用するBiotage Isolera Oneシステム上での逆相クロマトグラフィーにより精製した。所望のフラクションを濃縮し、生成物を水及び1,4−ジオキサンから凍結乾燥して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。1H NMR (400MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.94 (bs, 1H), 8.12 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.80 (d, 2H), 7.61 (m, 3H), 7.47 (m, 3H), 7.36 (m, 2H), 7.29 (m, 2H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 4.97 (m, 4H), 4.40 (m, 2H), 4.16 (dd, 2H), 3.50-4.10 (m, 6H), 3.68 (m, 2H), 3.55 (m, 2H), 3.25 (m, 4H), 3.02 (m, 2H), 2.94 (s, 2H), 2.79 (s, 2H), 2.15 (m, 1H), 2.08 (s, 2H), 1.65 (m, 2H), 1.40-1.50 (m, 6H), 1.20-1.30 (m, 6H), 1.08-1.19 (m, 4H), 0.97 (m, 1-2H), 0.76-0.89 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1380.3(M+H)
【1333】
2.17 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(2S)−3−カルボキシ−2−({[(4−{[(2S)−2−{[(2S)−2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}プロパノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ)プロパノイル](メチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(シントンFD)の合成
実施例1.17(0.040g)及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.034g)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.035mL)を加えた。反応物を終夜撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜70%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 9.92 (s, 1H), 8.13 (d, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 2H), 7.62 (d, 1H), 7.57 (d, 2H), 7.54-7.41 (m, 3H), 7.40-7.32 (m, 2H), 7.31-7.23 (m, 4H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (dd, 1H), 5.01-4.89 (m, 4H), 4.78 (dq, 1H), 4.45-4.30 (m, 1H), 4.23-4.11 (m, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.80 (s, 2H), 3.42-3.26 (m, 6H), 3.06 (s, 1H), 3.01 (t, 2H), 2.80 (s, 2H), 2.76-2.62 (m, 1H), 2.46-2.36 (m, 1H), 2.25-2.05 (m, 5H), 2.05-1.92 (m, 1H), 1.58-1.42 (m, 4H), 1.42-0.91 (m, 20H), 0.91-0.78 (m, 9H).MS(ESI) m/e 1387.4(M+H)
【1334】
2.18 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][4−(β−D−グルコピラヌロノシルオキシ)ベンジル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンFS)の合成
実施例2.5.4において実施例2.19.2を実施例2.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 10.00 (s, 1H) , 7.97-8.14 (m, 2H), 7.79 (d, 2H), 7.07-7.65 (m, 13H), 6.87-7.01 (m, 4H), 5.92-6.08 (m, 1H), 4.87-5.07 (m, 4H), 4.33-4.48 (m, 3H), 4.13-4.26 (m, 1H), 3.74-3.94 (m, 6H), 3.14-3.34 (m, 8H), 2.84-3.05 (m, 6H), 1.87-2.25 (m, 6H), 0.89-1.73 (m, 21H), 0.76-0.87 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1626.4(M+H)
【1335】
2.19 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−ホスホノエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンFI)の合成
実施例1.2.9を実施例1.20.11で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 10.00 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.07 (d, 1H), 8.00 (d, 1H), 7.84-7.90 (m, 1H), 7.79 (dd, 3H), 7.55-7.66 (m, 2H), 7.46 (s, 2H), 7.37 (t, 1H), 7.29 (t, 3H), 7.18-7.25 (m, 1H), 6.99 (s, 2H), 5.99 (s, 1H), 5.00 (d, 1H), 4.38 (s, 1H), 4.13-4.24 (m, 1H), 3.96 (s, 2H), 3.87 (d, 2H), 2.88-3.08 (m, 4H), 2.84 (q, 2H), 2.04-2.26 (m, 5H), 1.89-2.01 (m, 3H), 1.75-1.88 (m, 2H), 1.63-1.74 (m, 1H), 0.91-1.63 (m, 21H), 0.76-0.89 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1450.5(M−H)
【1336】
2.20 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−カルバモイル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−オルニチンアミド(シントンFV)の合成
実施例2.1において実施例2.22.5を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.00 (v br s, 1H), 10.00 (s, 1H), 8.52 (dd, 1H), 8.16 (dd, 1H), 8.06 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.59 (br m, 2H), 7.53 (m, 2H), 7.45 (d, 1H), 7.37 (t, 1H), 7.30 (s, 1H) 7.27 (d, 2H), 6.99 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 4.98 (m, 4H), 4.39 (m, 1H), 4.19 (br m, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.80 (br d, 2H), 3.44, 3.36 (br m, m, 計6H), 3.24 (m, 2H), 2.94-3.01 (m, 4H), 2.63 (br m, 2H), 2.14 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.97 (br m, 1H), 1.68 (br m, 1H), 1.58 (br m, 1H), 1.34-1.47 (m, 8H), 1.08-1.23 (m 10H), 0.95 (br m, 2H), 0.85-0.80 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1451.4(M−H)
【1337】
2.21 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[(2R)−1−{[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)アミノ}−1−オキソ−3−スルホプロパン−2−イル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンGC)の合成
実施例1.2.9を実施例1.21.7で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.98 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.07 (d, 1H), 8.01 (dd, 1H), 7.89 (t, 1H), 7.74-7.84 (m, 3H), 7.58 (d, 2H), 7.47 (s, 2H), 7.37 (t, 1H), 7.19-7.33 (m, 5H), 7.00 (s, 2H), 4.91 (q, 2H), 4.64-4.76 (m, 2H), 4.33-4.43 (m, 2H), 4.15-4.24 (m, 2H), 3.92-4.03 (m, 2H), 3.88 (s, 2H), 3.32-3.50 (m, 6H), 3.10-3.22 (m, 2H), 2.89-3.07 (m, 2H), 2.70-2.89 (m, 4H), 2.60-2.70 (m, 1H), 2.05-2.28 (m, 5H), 1.90-2.03 (m, 3H), 1.64-1.77 (m, 1H), 1.53-1.65 (m, 1H), 0.92-1.53 (m, 21H), 0.77-0.92 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1507.3(M−H)
【1338】
2.22 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[(2R)−1−{[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)アミノ}−1−オキソ−3−スルホプロパン−2−イル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド(シントンGB)の合成
実施例1.2.9及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートを実施例1.21.7及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートで各々置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.93 (s, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.13 (d, 1H), 8.01 (dd, 1H), 7.88 (t, 1H), 7.74-7.84 (m, 3H), 7.57 (d, 2H), 7.46 (s, 2H), 7.37 (t, 1H), 7.17-7.33 (m, 5H), 6.99 (s, 2H), 4.91 (d, 2H), 4.65-4.76 (m, 1H), 4.30-4.51 (m, 1H), 4.13-4.21 (m, 1H), 3.92-4.00 (m, 2H), 3.88 (s, 2H), 3.29-3.46 (m, 4H), 2.93-3.21 (m, 3H), 2.68-2.88 (m, 4H), 2.58-2.68 (m, 1H), 2.04-2.26 (m, 5H), 1.89-2.02 (m, 3H), 1.37-1.54 (m, 6H), 0.92-1.34 (m, 15H), 0.75-0.91 (m, 12H).MS(ESI)m/e(M+H)
【1339】
2.23 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−カルバモイル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−オルニチンアミド(シントンFW)の合成
実施例2.1において実施例1.23.4を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.38 (v br s, 1H), 10.00 (s, 1H), 8.66 (m, 2H), 8.06 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.59 (br m, 2H), 7.53 (m, 1H), 7.47 (m 2H), 7.37 (t, 1H), 7.30 (s, 1H) 7.27 (d, 2H), 6.99 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 4.98 (m, 4H), 4.39 (m, 1H), 4.19 (br m, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.80 (br d, 2H), 3.40 (br m, 6H), 3.24 (m, 2H), 2.98 (m, 4H), 2.63 (m, 2H), 2.16 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.97 (br m, 1H), 1.68 (br m, 1H), 1.58 (br m, 1H), 1.34-1.47(m, 8H), 1.08-1.23 (m, 10H), 0.95 (br m, 2H), 0.85-0.80 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1451.5(M−H)
【1340】
2.24 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンGD)の合成
実施例1.2.9を実施例1.24.2で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 10.00 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.07 (d, 1H), 8.00 (d, 1H), 7.85-7.92 (m, 1H), 7.73-7.85 (m, 3H), 7.55-7.65 (m, 2H), 7.46 (s, 2H), 7.37 (t, 1H), 7.28 (t, 3H), 7.22 (t, 1H), 6.99 (s, 2H), 6.00 (s, 1H), 4.99 (d, 1H), 4.28-4.50 (m, 1H), 4.19 (s, 1H), 3.77-4.03 (m, 4H), 3.31-3.41 (m, 2H), 3.20-3.29 (m, 2H), 2.87-3.08 (m, 3H), 2.83 (t, 2H), 2.63 (d, 2H), 2.05-2.25 (m, 5H), 1.88-2.01 (m, 3H), 1.69 (t, 1H), 1.53-1.63 (m, 1H), 1.31-1.53 (m, 8H), 1.04-1.29 (m, 11H), 0.89-1.02 (m, 2H), 0.77-0.88 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1450.4(M−H)
【1341】
2.25 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンGK)の合成
実施例1.2.9を実施例1.25.2で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.98 (s, 1H), 8.04 (t, 2H), 7.75-7.82 (m, 2H), 7.60 (t, 3H), 7.41-7.53 (m, 3H), 7.32-7.39 (m, 2H), 7.24-7.29 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.94 (d, 3H), 5.97 (s, 1H), 4.88-5.04 (m, 4H), 4.38 (d, 1H), 4.12-4.24 (m, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.75-3.84 (m, 2H), 3.32-3.40 (m, 2H), 3.28 (d, 2H), 2.90-3.05 (m, 4H), 2.42-2.49 (m, 2H), 2.05-2.22 (m, 5H), 1.87-2.01 (m, 1H), 0.90-1.76 (m, 22H), 0.74-0.88 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1414.5(M−H)
【1342】
2.26 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド(シントンGJ)の合成
実施例1.2.9及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートを実施例1.25.2及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートで各々置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.78 (s, 1H), 9.93 (s, 1H), 8.12 (d, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.75-7.83 (m, 2H), 7.54-7.65 (m, 3H), 7.41-7.52 (m, 3H), 7.32-7.40 (m, 2H), 7.24-7.29 (m, 3H), 6.98 (s, 2H), 6.94 (d, 1H), 4.90-5.04 (m, 4H), 4.32-4.45 (m, 2H), 4.12-4.21 (m, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.79 (d, 2H), 3.31-3.46 (m, 4H), 3.23-3.31 (m, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.46 (t, 2H), 2.04-2.22 (m, 5H), 1.87-2.02 (m, 1H), 1.40-1.60 (m, 4H), 0.91-1.37 (m, 17H), 0.76-0.88 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1328.4(M−H)
【1343】
2.27 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(2R)−3−カルボキシ−2−({[(4−{[(2S)−2−{[(2S)−2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}プロパノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ)プロパノイル](メチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(シントンGW)の合成
実施例1.27(0.043g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液に、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.042g)続いてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.038mL)を加え、反応物を室温で撹拌した。16時間撹拌した後、反応物を水(0.5mL)及びN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜70%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.05 (s, 1H), 10.15 (s, 1H), 8.36 (d, 1H), 8.26 (d, 1H), 8.02 (d, 2H), 7.95-7.77 (m, 4H), 7.77-7.63 (m, 3H), 7.63-7.54 (m, 2H), 7.54-7.46 (m, 3H), 7.22 (s, 2H), 7.18 (dd, 1H), 5.17 (d, 4H), 5.01 (dq, 1H), 4.61 (p, 1H), 4.39 (t, 1H), 4.11 (t, 2H), 4.03 (s, 2H), 3.64-3.49 (m, 2H), 3.29 (s, 1H), 3.24 (t, 2H), 3.03 (s, 2H), 2.92 (dt, 1H), 2.73-2.61 (m, 4H), 2.35 (d, 4H), 2.18 (dt, 1H), 1.71 (h, 4H), 1.65-1.13 (m, 18H), 1.13-1.01 (m, 13H).MS(ESI)m/e 1387.3(M+H)
【1344】
2.28 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][1−(カルボキシメチル)ピペリジン−4−イル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンHF)の合成
実施例1.28(0.0449g)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.049g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.044mL)の溶液を、室温でN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中で共に撹拌した。反応混合物を終夜撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 8.04 (t, 2H), 7.78 (t, 2H), 7.65-7.58 (m, 3H), 7.54-7.41 (m, 3H), 7.38 (d, 1H), 7.34 (d, 1H), 7.32-7.24 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.97 (s, 1H), 5.01 (s, 2H), 4.96 (s, 2H), 4.38 (q, 1H), 4.23-4.14 (m, 1H), 4.05 (s, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.80 (s, 2H), 3.36 (t, 2H), 3.26-2.86 (m, 8H), 2.27-2.02 (m, 6H), 2.02-1.86 (m, 2H), 1.86-1.75 (m, 2H), 1.75-1.54 (m, 2H), 1.54-0.90 (m, 24H), 0.89-0.72 (m, 14H).MS(ESI)m/e 1485.2(M+H)
【1345】
2.29 (S)−6−((2−((3−((4−(6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)(メチル)アミノ)−5−((((4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)アミノ)−N,N,N−トリメチル−6−オキソヘキサン−1−アミニウム塩(シントンHG)の合成
実施例1.29(8mg)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(8.24mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(7.50μl、0.043mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.250mL)中溶液を室温で撹拌した。3時間後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1.25mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.96 (s, 1H), 8.04 (t, 2H), 7.83-7.76 (m, 2H), 7.66-7.56 (m, 3H), 7.53-7.42 (m, 4H), 7.41-7.32 (m, 2H), 7.31-7.23 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.99 (s, 1H), 5.04-4.87 (m, 4H), 4.44-4.33 (m, 2H), 4.24-4.12 (m, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.50-3.13 (m, 9H), 3.11-2.92 (m, 14H), 2.80 (s, 1H), 2.25-2.04 (m, 5H), 2.03-1.89 (m, 1H), 1.75-0.91 (m, 28H), 0.91-0.77 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1528.5(M+H)
【1346】
2.30 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド(シントンHP)の合成
4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートを4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートで置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.83 (s, 1H), 9.94 (s, 1H), 8.12 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 2H), 7.40-7.63 (m, 6H), 7.32-7.39 (m, 2H), 7.24-7.30 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 4.90-5.03 (m, 4H), 4.31-4.47 (m, 1H), 4.09-4.24 (m, 1H), 3.84-3.93 (m, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.30-3.39 (m, 2H), 3.20-3.28 (m, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.57-2.65 (m, 2H), 2.05-2.22 (m, 5H), 1.87-2.02 (m, 2H), 1.41-1.58 (m, 4H), 1.22 (d, 18H), 0.74-0.89 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1364.5(M−H)
【1347】
2.31 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンHR)の合成
実施例1.30.2(0.038g)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.035g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.032mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液を室温で撹拌した。3時間撹拌した後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1.25mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.98 (s, 1H), 9.02 (s, 1H), 8.10-8.00 (m, 2H), 7.79 (d, 2H), 7.64-7.56 (m, 3H), 7.53 (d, 1H), 7.47 (t, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.39-7.32 (m, 2H), 7.29 (d, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.00 (s, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.96 (s, 2H), 4.48-4.32 (m, 2H), 4.27-4.15 (m, 2H), 4.11 (d, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.40-3.33 (m, 4H), 3.24-3.11 (m, 2H), 3.11-2.72 (m, 8H), 2.26-2.04 (m, 4H), 2.04-1.80 (m, 3H), 1.80-0.92 (m, 26H), 0.92-0.77 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1535.4(M+H)
【1348】
2.32 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−ホスホノプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンHU)の合成
実施例2.5.4において実施例1.31.11を実施例2.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.98 (s, 1H) , 8.03 (dd, 2H), 7.70-7.84 (m, 3H), 7.59 (d, 2H), 7.48 (dd, 2H), 7.23-7.37 (m, 4H) , 6.93-7.02 (m, 4H), 4.99 (d, 4H), 4.12-4.21 (m, 8H), 3.88-3.96 (m, 4H), 3.75-3.84 (m, 4H), 3.23-3.49 (m, 7H), 2.73-3.07 (m, 8H), 1.89-2.21 (m, 9H), 0.91-1.77 (m, 25H), 0.77-0.91 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1496.3(M+H)
【1349】
2.33 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンHT)の合成
実施例1.26.2(0.040g)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.030g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.020mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液を室温で撹拌した。3時間撹拌した後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1.25mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.98 (s, 1H), 9.26 (s, 1H), 8.06 (d, 1H), 8.05-8.01 (m, 1H), 7.79 (d, 2H), 7.62 (d, 1H), 7.61-7.57 (m, 2H), 7.52-7.42 (m, 3H), 7.38 (d, 1H), 7.35 (d, 1H), 7.32-7.26 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.01 (s, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.96 (s, 3H), 4.44-4.33 (m, 2H), 4.18 (dd, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.71-3.61 (m, 2H), 3.53 (t, 2H), 3.36 (t, 2H), 3.07-2.66 (m, 8H), 2.28-2.06 (m, 6H), 2.05-1.92 (m, 2H), 1.92-1.80 (m, 2H), 1.78-0.95 (m, 32H), 0.92-0.77 (m, 14H).MS(ESI)m/e 1549.5(M+H)
【1350】
2.34 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンHV)の合成
実施例2.5.4において実施例1.14.4を実施例2.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.98 (s, 1H), 9.02 (s, 1H), 8.32-8.45 (m, 1H), 8.12-8.27 (m, 3H), 7.98-8.09 (m, 3H), 7.93 (d, 1H), 7.66-7.83 (m, 4H), 7.54-7.64 (m, 2H), 7.46-7.50 (m, 2H), 7.24-7.40 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 5.93-6.09 (m, 1H), 4.99 (s, 3H), 4.33-4.49 (m, 3H), 4.15-4.20 (m, 3H), 3.19-3.50 (m, 10H), 2.86-3.07 (m, 3H), 1.87-2.27 (m, 7H), 0.91-1.77 (m, 26H), 0.76-0.89 (m, 10H).MS(ESI)m/e 1461.1(M+H)
【1351】
2.35 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンHZ)の合成
実施例1.36.2(0.031g)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.025g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.016mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液を室温で撹拌した。3時間撹拌した後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1.25mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 9.98 (s, 1H), 8.82 (s, 1H), 8.05 (dd, 2H), 7.79 (d, 2H), 7.70-7.53 (m, 2H), 7.53-7.24 (m, 6H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.00 (s, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.96 (s, 2H), 4.37 (q, 2H), 4.25-4.15 (m, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.69-3.61 (m, 2H), 3.44-3.30 (m, 4H), 3.08-2.90 (m, 4H), 2.90-2.72 (m, 4H), 2.27-2.04 (m, 5H), 2.04-1.89 (m, 2H), 1.77-0.94 (m, 28H), 0.91-0.78 (m, 14H).MS(ESI)m/e 1499.5(M+H)
【1352】
2.36 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−カルバモイル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−オルニチンアミド(シントンIA)の合成
実施例2.1において実施例1.39.2を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.98 (s, 1H), 8.60 (dd, 1H), 8.52 (dd, 1H), 8.06 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.59 (br m, 2H), 7.50 (m, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.38 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 7.27 (d, 2H), 6.99 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 5.98 (br s, 1H), 4.98 (s, 4H), 4.39 (m, 1H), 4.19 (br m, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.80 (br d, 2H), 3.36 (br m, 3H), 3.24 br (m, 4H), 2.98 (m, 4H), 2.16 (m, 2H), 2.12 (s, 3H), 1.95 (br m, 1H), 1.67 (br m, 3H), 1.34-1.47 (m, 9H), 1.08-1.23 (m, 11H), 0.95 (br m, 2H), 0.85-0.80 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1465.5(M−H)
【1353】
2.37 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−カルバモイル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−オルニチンアミド(シントンIF)の合成
実施例2.1において実施例1.40.2を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.98 (s, 1H), 8.52 (dd, 1H), 8.16 (dd, 1H), 8.05 (br d, 1H), 7.78 (br d, 1H), 7.62 (m, 1H), 7.58 (br m, 2H), 7.52 (m, 2H), 7.44 (d, 1H), 7.38 (t, 1H), 7.29 (s, 1H) 7.27 (d, 2H), 6.99 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.96 (s, 2H), 4.39 (m, 1H), 4.19 (br m, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.80 (br d, 2H), 3.36 (br m, 3H), 3.24 br (m, 4H), 2.98 (m, 4H), 2.16 (m, 2H), 2.12 (s, 3H), 1.95 (br m, 1H), 1.67 (br m, 3H), 1.47-1.34 (m, 9H), 1.08-1.23 (m, 11H), 0.95 (br m, 2H), 0.85-0.80 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1451.5(M−H)
【1354】
2.38 N−{6−[(クロロアセチル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド(シントンIG)の合成
【1355】
2.38.1 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.2.9(0.050g)、(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート(0.039g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.027mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液を室温で撹拌した。終夜撹拌した後、ジエチルアミン(0.027mL)を反応物に加え、撹拌を2時間続けた。反応物をトリフルオロ酢酸でクエンチし、混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中5〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1499.5(M+H)
【1356】
2.38.2 N−{6−[(クロロアセチル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド
6−(2−クロロアセトアミド)ヘキサン酸(6mg)及び2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(0.011g)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.015mL)を加え、反応物を5分間撹拌した。この溶液を実施例2.38.1(0.022g)に加え、1時間撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.83 (s, 1H), 9.93 (s, 1H), 8.20-8.10 (m, 2H), 8.04 (d, 1H), 7.83-7.76 (m, 2H), 7.64-7.55 (m, 3H), 7.55-7.50 (m, 1H), 7.50-7.41 (m, 2H), 7.40-7.32 (m, 2H), 7.32-7.24 (m, 3H), 6.96 (d, 1H), 5.07-4.92 (m, 3H), 4.39 (p, 1H), 4.18 (dd, 2H), 4.01 (s, 2H), 3.92-3.76 (m, 6H), 3.54-3.32 (m, 4H), 3.25 (t, 2H), 3.13-2.93 (m, 4H), 2.72-2.58 (m, 2H), 2.29-2.12 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 2.05-1.92 (m, 1H), 1.58-0.89 (m, 18H), 0.89-0.77 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1362.2(M+H)
【1357】
2.39 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(カルボキシメトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンIJ)の合成
実施例2.5.4において実施例1.41.3を実施例2.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 10.03 (s, 1H) , 9.96 (s, 1H), 8.26-8.34 (m, 1H), 7.95-8.11 (m, 2H), 7.73-7.82 (m, 2H), 7.22-7.70 (m, 11H) , 6.95-7.05 (m, 3H), 6.89 (d, 1H), 5.23 (s, 1H), 4.98 (d, 3H), 4.83 (s, 1H), 4.33-4.43 (m, 1H), 4.11-4.23 (m, 1H), 3.74-3.95 (m, 3H), 3.22-3.39 (m, 10H), 2.78-3.06 (m, 12H), 1.91-2.22 (m, 8H) , 0.93-1.68 (m, 20H), 0.77-0.88 (m, 10H).MS(ESI)m/e 1432.2(M+H)
【1358】
2.40 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(2−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)アミノ}エチル)(2−カルボキシエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンIJ)の合成
実施例1.2.9を実施例1.38.2で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 9.10 (s, 1H), 8.04 (t, 2H), 7.73-7.85 (m, 2H), 7.61 (t, 3H), 7.41-7.55 (m, 3H), 7.26-7.39 (m, 5H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.00 (s, 1H), 4.99 (d, 4H), 4.34-4.45 (m, 2H), 4.19 (dd, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.36 (t, 4H), 2.85-3.09 (m, 5H), 2.06-2.22 (m, 4H), 1.89-2.02 (m, 1H), 0.94-1.77 (m, 20H), 0.77-0.90 (m, 11H).MS(ESI)m/e 1567.4(M+H)
【1359】
2.41 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({(2S)−2−[{[(4−{[(2S)−5−(カルバモイルアミノ)−2−{[(2S)−2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}ペンタノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}(2−カルボキシエチル)アミノ]−3−カルボキシプロパノイル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(シントンIK)の合成
実施例1.2.9を実施例1.32.4で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。MS(ESI)m/e 1592.4(M−H)
【1360】
2.42 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(2S)−2−({[(4−{[(2S)−5−(カルバモイルアミノ)−2−{[(2S)−2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}ペンタノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ)−3−カルボキシプロパノイル](2−スルホエチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(シントンIL)の合成
実施例1.2.9を実施例1.44.2で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.82 (s, 1H), 9.96 (s, 1H), 8.03 (t, 2H), 7.77 (d, 2H), 7.39-7.62 (m, 7H), 7.30-7.39 (m, 2H), 7.22-7.29 (m, 3H), 6.98 (s, 2H), 6.92-6.96 (m, 1H), 5.97 (s, 1H), 4.83-5.05 (m, 3H), 3.83-3.92 (m, 1H), 3.79 (s, 1H), 3.00 (s, 2H), 2.03-2.22 (m, 8H), 1.94 (s, 2H), 1.34 (d, 30H), 0.69-0.90 (m, 13H).MS(ESI)m/e 1565.5(M−H)
【1361】
2.43 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−カルボキシプロピル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンIM)の合成
実施例1.42.2(0.045g)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.035g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.038mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液を室温で撹拌した。3時間撹拌した後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1.25mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.76 (s, 1H), 9.91 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 7.98 (dd, 2H), 7.72 (d, 2H), 7.68-7.47 (m, 3H), 7.47-7.00 (m, 7H), 6.96-6.83 (m, 3H), 5.93 (s, 1H), 4.91 (d, 3H), 4.30 (q, 1H), 4.17-3.97 (m, 4H), 3.96-3.53 (m, 4H), 3.34-2.65 (m, 12H), 2.25 (t, 2H), 2.16-1.67 (m, 12H), 1.67-0.88 (m, 26H), 0.84-0.70 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1513.6(M+H)
【1362】
2.44 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(カルボキシメトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンIO)の合成
【1363】
2.44.1 (E)−tert−ブチルジメチル((3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アリル)オキシ)シラン
tert−ブチルジメチル(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)シラン(5g)及びジクロロメタン(14.7mL)を仕込んだフラスコに、窒素雰囲気下4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(3.94g)を滴下添加した。混合物を室温で1分間撹拌し、次いで窒素でスパージしたCpZrClH(クロリドビス(η5−シクロペンタジエニル)ヒドリドジルコニウム、Schwartz試薬)(379mg)を含むフラスコにカヌーレにより移した。得られた反応混合物を室温で16時間撹拌した。混合物を水(15mL)で注意深くクエンチし、次いでジエチルエーテル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機相を水(15mL)で洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、0〜8%酢酸エチル/ヘプタンの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/z 316.0(M+NH
【1364】
2.44.2 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−ブロモ−2−ニトロフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
(2R,3R,4S,5S,6S)−2−ブロモ−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(5g)をアセトニトリル(100mL)に溶解した。AgO(2.92g)を溶液に加え、反応物を室温で5分間撹拌した。4−ブロモ−2−ニトロフェノール(2.74g)を加え、反応混合物を室温で4時間撹拌した。銀塩残渣を珪藻土に通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中10〜70%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z 550.9(M+NH
【1365】
2.44.3 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−((E)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロパ−1−エン−1−イル)−2−ニトロフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.44.2(1g)、炭酸ナトリウム(0.595g)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(Pd(dba))(0.086g)及び1,3,5,7−テトラメチル−6−フェニル−2,4,8−トリオキサ−6−ホスファアダマンタン(0.055g)を、還流冷却器を装着した50mLの3ツ口丸底フラスコ中で合わせ、システムを窒素で脱気した。別途、実施例2.44.1(0.726g)のテトラヒドロフラン(15mL)中溶液を窒素で30分間脱気した。後者の溶液を、固体試薬を含むフラスコ中にカヌーレにより移し、続いて脱気した水(3mL)を注射器により加えた。反応物を60℃に2時間加熱した。反応混合物を酢酸エチル(3×30mL)と水(30mL)との間で分配した。合わせた有機相を乾燥(NaSO)し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中0〜35%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z 643.1(M+NH
【1366】
2.44.4 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−アミノ−4−((E)−3−ヒドロキシプロパ−1−エン−1−イル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
均圧添加漏斗を装着した500mLの3ツ口フラスコを窒素でフラッシュし、これに亜鉛末(8.77g)を入れた。実施例2.44.3(8.39g)のテトラヒドロフラン(67mL)中脱気溶液をカヌーレにより加えた。得られた懸濁液を氷浴中で冷却し、反応物の内温が35℃を超えない速度で、6N HCl(22.3mL)を添加漏斗により滴下添加した。添加完了後、反応物を室温で2時間撹拌し、珪藻土のパッドに通して濾過し、水及び酢酸エチルですすいだ。水性層が酸性で無くなるまで、濾液を飽和NaHCO水溶液で処理し、混合物を濾過して、得られた固体を除去した。濾液を分液漏斗に移し、層を分離した。水性層を酢酸エチル(3×75mL)で抽出し、合わせた有機層を水(100mL)で洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジエチルエーテルで摩砕し、固体を濾取して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z 482.0(M+H)
【1367】
2.44.5 (9H−フルオレン−9−イル)メチル(3−クロロ−3−オキソプロピル)カルバメート
3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパン酸(5.0g)のジクロロメタン(53.5mL)中溶液に、亜硫酸ジクロリド(0.703mL)を加えた。混合物を60℃で1時間撹拌した。混合物を冷却し、濃縮して標題化合物を得、これをさらには精製せずに次のステップに使用した。
【1368】
2.44.6 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパンアミド)−4−((E)−3−ヒドロキシプロパ−1−エン−1−イル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.44.4(6.78g)をジクロロメタン(50mL)に溶解し、溶液を氷浴中で0℃に冷却した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.64g)を加え、続いて実施例2.44.5(4.88g)のジクロロメタン(50mL)中溶液を滴下添加した。氷浴を室温にしながら、反応物を16時間撹拌した。飽和NaHCO水溶液(100mL)を加え、層を分離した。水性層をジクロロメタン(2×50mL)でさらに抽出した。抽出物をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮し、5〜95%酢酸エチル/ヘプタンの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、出発物のアニリンと所望の生成物との分離できない混合物を得た。混合物を1N HCl水溶液(40mL)とジエチルエーテル及び酢酸エチルの1:1混合物(40mL)との間で分配し、次いで水性相を酢酸エチル(2×25mL)でさらに抽出した。有機相を合わせ、水(2×25mL)で洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z 774.9(M+H)
【1369】
2.44.7 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパンアミド)−4−((E)−3−(((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)プロパ−1−エン−1−イル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.44.6(3.57g)をジクロロメタン(45mL)に溶解し、ビス(4−ニトロフェニル)カルボネート(2.80g)を加え、続いてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.896g)を滴下添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。シリカゲル(20g)を反応溶液に加え、浴温を25℃又はそれ未満で維持しながら混合物を減圧下で濃縮乾固した。シリカ残渣をカラムに装填し、生成物を0〜100%酢酸エチル−ヘプタンの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、部分的に精製された生成物を得、これはニトロフェノールを不純物として含んでいた。物質をメチルtert−ブチルエーテル(250mL)で摩砕し、得られたスラリー液を1時間置いた。生成物を濾取した。連続する3つのクロップを同様の方法で集めて、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z 939.8(M+H)
【1370】
2.44.8 3−(1−((3−(2−(((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(カルボキシメトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.44.7(19.7mg)及び実施例1.41.3(18.5mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中冷却(0℃)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.054mL)を加えた。反応物を室温にゆっくり加温し、終夜撹拌した。反応混合物に水(2mL)及び水酸化リチウム一水和物(50mg)を加え、混合物を終夜撹拌した。混合物をトリフルオロ酢酸で酸性化し、濾過した。混合物を0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1273.2(M+H)
【1371】
2.44.9 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(カルボキシメトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.44.8(10mg)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエート(2.3mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.054mL)を加えた。反応物を終夜撹拌した。反応混合物をメタノール(2mL)で希釈し、トリフルオロ酢酸で酸性化した。混合物を0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.70 (s, 1H) , 9.03 (s, 1H) , 8.25 (s, 1H) , 8.01 (d, 1H), 7.87 (t, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.69 (d, 1H), 7.41-7.55 (m, 2H), 7.23-7.38 (m, 2H), 6.79-7.16 (m, 7H) , 6.56 (d, 1H), 6.09-6.25 (m, 1H), 4.96-5.07 (m, 3H), 4.84 (s, 3H), 4.64 (d, 3H), 3.87-3.97 (m, 5H), 3.24-3.47 (m, 12H), 2.77-2.95 (m, 6H), 1.94-2.08 (m, 6H), 0.92-1.56 (m, 20H), 0.74-0.86 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1487.3(M+Na)
【1372】
2.45 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンIP)の合成
実施例2.5.4において実施例1.43.7を実施例2.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.09 (s, 1H) , 9.99 (s, 1H), 9.02 (s, 1H), 8.30-8.40 (m, 3H), 7.93-8.25 (m, 6H), 7.23-7.86 (m, 10H), 6.92-7.05 (m, 2H) , 4.99 (d, 2H), 4.36-4.44 (m, 2H), 4.14-4.23 (m, 2H), 2.87-3.35 (m, 12H) , 2.81 (t, 2H), 2.59-2.70 (m, 2H), 1.84-2.28 (m, 8H), 0.97-1.77 (m, 20H), 0.77-0.88 (m,10H).MS(ESI)m/e 1448.3(M+Na)
【1373】
2.46 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(2−{[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−(6−カルボキシ−5−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−5−イル]オキシ}エチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンIS)の合成
実施例1.2.9を実施例1.46.2で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.69 (s, 1H), 9.97 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 8.04 (dd, 2H), 7.78 (d, 2H), 7.71 (d, 1H), 7.59 (d, 2H), 7.44-7.54 (m, 3H), 7.26-7.37 (m, 4H), 6.96-7.03 (m, 4H), 5.97 (s, 1H), 4.99 (d, 4H), 4.31-4.45 (m, 1H), 4.18 (dd, 1H), 4.09 (s, 2H), 3.85-3.93 (m, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.39-3.47 (m, 2H), 3.24-3.39 (m, 4H), 3.12-3.24 (m, 2H), 2.75-3.07 (m, 9H), 2.06-2.23 (m, 5H), 1.90-2.01 (m, 1H), 1.54-1.75 (m, 2H), 1.24-1.52 (m, 12H), 0.91-1.24 (m, 8H), 0.77-0.88 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1525.4(M+H)
【1374】
2.47 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(2−{[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−(6−カルボキシ−5−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−5−イル]オキシ}エチル)(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンIU)の合成
実施例1.2.9を実施例1.47.2で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.70 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 8.04 (dd, 2H), 7.78 (d, 2H), 7.71 (d, 1H), 7.59 (d, 2H), 7.43-7.55 (m, 2H), 7.28-7.37 (m, 4H), 6.94-7.07 (m, 4H), 6.05 (s, 1H), 4.93-5.11 (m, 4H), 4.31-4.46 (m, 2H), 4.12-4.26 (m, 4H), 3.80-3.95 (m, 4H), 3.40-3.50 (m, 2H), 3.24-3.40 (m, 6H), 3.13-3.24 (m, 2H), 2.74-3.08 (m, 9H), 2.63-2.73 (m, 2H), 2.05-2.23 (m, 5H), 1.96 (s, 1H), 1.52-1.77 (m, 2H), 1.23-1.53 (m, 12H), 0.97-1.22 (m, 8H), 0.77-0.89 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1631.5(M−H)
【1375】
2.48 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(2−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)アミノ}エチル)(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンIV)の合成
実施例1.2.9を実施例1.48.2で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.82 (s, 1H), 10.00 (s, 1H), 9.29-9.57 (m, 1H), 8.05 (t, 2H), 7.79 (d, 2H), 7.51-7.63 (m, 4H), 7.40-7.50 (m, 2H), 7.27-7.39 (m, 5H), 6.93-7.02 (m, 3H), 4.99 (d, 3H), 4.30-4.47 (m, 1H), 4.19 (t, 1H), 3.79-3.92 (m, 3H), 3.60-3.74 (m, 2H), 3.01 (s, 9H), 2.70 (d, 4H), 2.05-2.23 (m, 6H), 1.96 (d, 2H), 1.53-1.78 (m, 3H), 1.22-1.54 (m, 13H), 0.89-1.22 (m, 9H), 0.75-0.89 (m, 13H).MS(ESI)m/e 1603.3(M+H)
【1376】
2.49 N−{6−[(クロロアセチル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンIZ)の合成
【1377】
2.49.1 3−(1−(((1r,3r)−3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.2.9(0.045g)、(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート(0.043g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.041mL)の溶液を、室温でN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中にて共に撹拌した。終夜撹拌した後、ジエチルアミン(0.024mL)を反応物に加え、撹拌を2時間続けた。反応物をトリフルオロ酢酸でクエンチし、次いで0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
【1378】
2.49.2 N−{6−[(クロロアセチル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド
6−(2−クロロアセトアミド)ヘキサン酸(6.43mg)及び2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(0.012g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.019mL)を加え、反応物を5分間撹拌した。この溶液を実施例2.49.1(0.026g)に加え、1時間撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 8.18 (q, 1H), 8.08 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.84-7.76 (m, 2H), 7.64-7.56 (m, 3H), 7.56-7.50 (m, 1H), 7.47 (t, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.37 (d, 1H), 7.35 (d, 1H), 7.29 (s, 1H), 7.27 (d, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.05 (s, 1H), 5.05-4.91 (m, 4H), 4.48-4.33 (m, 1H), 4.26-4.14 (m, 1H), 4.02 (s, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.81 (d, 2H), 3.25 (t, 2H), 3.14-2.98 (m, 6H), 2.98-2.87 (m, 2H), 2.74-2.59 (m, 2H), 2.27-2.05 (m, 6H), 2.04-1.92 (m, 1H), 1.78-1.65 (m, 1H), 1.65-1.53 (m, 1H), 1.53-0.90 (m, 22H), 0.90-0.73 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1448.2(M+H)
【1379】
2.50 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンJD)の合成
実施例2.5.4において実施例1.51.8を実施例2.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.56 (s, 1H), 8.51-8.59 (m, 1H), 7.89 (d, 1H), 7.82 (d, 1H), 7.69-7.77 (m, 2H), 7.34-7.62 (m, 7H) , 7.16-7.34 (m, 4H), 6.95 (dd, 1H), 5.95-6.05 (m, 1H), 4.95 (s, 2H) , 4.06-4.44 (m, 6H), 3.85 (s, 3H), 3.39-3.59 (m, 7H), 2.61-2.74 (m, 3H), 2.19 (s, 3H), 1.88-2.16 (m, 3H), 0.96-1.75 (m, 22H), 0.71-0.89 (m, 13H).MS(ESI)m/e 1454.2(M+Na)
【1380】
2.51 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(2−{[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−(6−カルボキシ−5−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−5−イル]オキシ}エチル)(2−カルボキシエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンJF)の合成
実施例1.2.9を実施例1.49.2で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.71 (s, 1H), 10.00 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 8.08 (d, 1H), 8.02 (d, 1H), 7.78 (d, 2H), 7.72 (d, 1H), 7.60 (d, 2H), 7.52 (d, 1H), 7.44-7.50 (m, 1H), 7.27-7.39 (m, 4H), 6.96-7.06 (m, 3H), 5.98 (s, 1H), 5.01 (d, 4H), 4.31-4.46 (m, 1H), 4.18 (s, 3H), 3.79-3.95 (m, 4H), 3.67-3.76 (m, 2H), 3.12-3.39 (m, 6H), 2.73-3.07 (m, 8H), 2.04-2.24 (m, 4H), 1.87-2.02 (m, 1H), 1.22-1.75 (m, 12H), 0.96-1.20 (m, 7H), 0.76-0.90 (m, 10H).MS(ESI)m/e 1597.4(M+H)
【1381】
2.52 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−スルホプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンJK)の合成
実施例2.5.4において実施例1.52.4を実施例2.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.97 (s, 1H), 7.96-8.11 (m, 2H), 7.67-7.82 (m, 3H), 7.59 (d, 2H), 7.42-7.52 (m, 2H), 7.23-7.36 (m, 4H), 6.91-7.08 (m, 4H), 4.99 (d, 4H), 4.33-4.47 (m, 1H), 4.14-4.23 (m, 4H), 3.86-3.95 (m, 6H), 3.21-3.45 (m, 15H), 2.75-3.07 (m, 9H), 2.56-2.69 (m, 2H), 1.93-2.20 (m, 8H), 0.88-1.72 (m, 20H), 0.74-0.89 (m, 11H).MS(ESI)m/e 1496.3(M+Na)
【1382】
2.53 N−[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンJJ)の合成
実施例2.49.1(0.030g)、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエート(6.34mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.012mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液を室温で撹拌した。1時間後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド:水の3:1混合物(1.5mL)でクエンチした。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 8.18 (q, 1H), 8.12-8.00 (m, 2H), 7.86-7.75 (m, 2H), 7.65-7.55 (m, 3H), 7.53 (dd, 1H), 7.47 (t, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.36 (q, 2H), 7.33-7.23 (m, 3H), 6.95 (d, 1H), 6.05 (s, 1H), 5.03-4.92 (m, 4H), 4.39 (q, 1H), 4.24-4.14 (m, 1H), 4.02 (s, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.81 (d, 2H), 3.39-3.16 (m, 2H), 3.14-2.86 (m, 10H), 2.68-2.60 (m, 2H), 2.25-2.04 (m, 6H), 2.03-1.90 (m, 1H), 1.78-1.65 (m, 1H), 1.64-1.54 (m, 1H), 1.54-0.90 (m, 20H), 0.89-0.75 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1410.1(M+H)
【1383】
2.54 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンJL)の合成
実施例2.49.1(0.039g)、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセテート(7.81mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.016mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液を室温で撹拌した。1時間後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド:水の3:1混合物(1.5mL)でクエンチした。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 10.00 (d, 1H), 8.24 (d, 2H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.59 (q, 3H), 7.53 (dd, 1H), 7.47 (t, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.36 (td, 2H), 7.30 (s, 1H), 7.27 (d, 2H), 7.07 (s, 2H), 6.96 (d, 1H), 5.04-4.85 (m, 4H), 4.39 (q, 2H), 4.26 (dd, 2H), 4.13 (s, 2H), 3.86-3.17 (m, 8H), 3.07-2.81 (m, 4H), 2.63 (t, 2H), 2.09 (s, 3H), 2.03-1.79 (m, 1H), 1.75-1.51 (m, 2H), 1.51-1.03 (m, 12H), 1.01-0.76 (m, 16H).MS(ESI)m/e 1394.4(M−H)
【1384】
2.55 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(2S)−2−({[(4−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3−[(3−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}プロパノイル)アミノ]ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ)−3−スルホプロパノイル](メチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(シントンFE)の合成
【1385】
2.55.1 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−ホルミル−2−ニトロフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
(2R,3R,4S,5S,6S)−2−ブロモ−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(4g)のアセトニトリル(100mL)中溶液に、酸化銀(I)(10.04g)及び4−ヒドロキシ−3−ニトロベンズアルデヒド(1.683g)を加えた。反応混合物を室温で4時間撹拌し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をヘプタン中5〜50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e (M+18)
【1386】
2.55.2 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−(ヒドロキシメチル)−2−ニトロフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.55.1(6g)のクロロホルム(75mL)及びイソプロパノール(18.75mL)の混合物中溶液に、シリカゲル0.87gを加えた。得られた混合物を0℃に冷却し、NaBH(0.470g)を加え、得られた懸濁液を0℃で45分間撹拌した。反応混合物をジクロロメタン(100mL)で希釈し、珪藻土に通して濾過した。濾液を水及びブラインで洗浄し、濃縮して粗生成物を得、これをさらには精製せずに使用した。MS(ESI)m/e (M+NH
【1387】
2.55.3 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−アミノ−4−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.55.2(7g)の酢酸エチル(81mL)中撹拌溶液を、20℃で1気圧のH下触媒として10%Pd/C(1.535g)を使用して12時間水素化した。反応混合物を珪藻土に通して濾過し、溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣を95/5ジクロロメタン/メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【1388】
2.55.4 3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパン酸
3−アミノプロパン酸(4.99g)を500mLのフラスコ中で10%NaCO水溶液(120mL)に溶解し、氷浴で冷却した。得られた溶液に、1,4−ジオキサン(100mL)中の(9H−フルオレン−9−イル)メチルカルボノクロリデート(14.5g)を徐々に加えた。反応混合物を室温で4時間撹拌し、次いで水(800mL)を加えた。水性層を反応混合物から分離し、ジエチルエーテル(3×750mL)で洗浄した。水性層を2N HCl水溶液でpH値を2に酸性化し、酢酸エチル(3×750mL)で抽出した。有機層を合わせ、濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を酢酸エチル:ヘキサン1:2の混合溶媒(300mL)中で再結晶して、標題化合物を得た。
【1389】
2.55.5 (9H−フルオレン−9−イル)メチル(3−クロロ−3−オキソプロピル)カルバメート
実施例2.55.4のジクロロメタン(160mL)中溶液に、亜硫酸ジクロリド(50mL)を加えた。混合物を60℃で1時間撹拌した。混合物を冷却し、濃縮して、標題化合物を得た。
【1390】
2.55.6 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパンアミド)−4−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.55.3(6g)のジクロロメタン(480mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.60mL)を加えた。実施例2.55.5(5.34g)を加え、混合物を室温で30分間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液中に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。合わせた抽出物を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮して残渣を得、これを移動相として石油エーテル中の0〜100%酢酸エチルを使用するラジアルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【1391】
2.55.7 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパンアミド)−4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.55.6(5.1g)のN,N−ジメチルホルムアミド(200mL)中混合物に、ビス(4−ニトロフェニル)カルボネート(4.14g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.784mL)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、減圧下で濃縮した。粗製物をジクロロメタンに溶解し、1mmラジアルクロマトトロンプレート上に直接吸引し、ヘキサン中50〜100%酢酸エチルで溶出して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e(M+H)
【1392】
2.55.8 3−(1−((3−(2−((R)−2−((((3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)アミノ)−N−メチル−3−スルホプロパンアミド)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.13.7(0.055g)及び実施例2.55.7(0.055g)の溶液を、N,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)中で共に撹拌し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.053mL)を加えた。3時間撹拌した後、反応物を酢酸エチル(75mL)で希釈し、水(20mL)及びブライン(25mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をメタノール(1mL)に溶解し、水(0.6mL)中の水酸化リチウム水和物(0.025g)で処理した。2時間撹拌した後、反応物をトリフルオロ酢酸(0.047ml)でクエンチし、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【1393】
2.55.9 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(2S)−2−({[(4−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3−[(3−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}プロパノイル)アミノ]ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ)−3−スルホプロパノイル](メチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸
実施例2.55.8(0.013g)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエート(3.07mg)の溶液をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中で撹拌し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(7.90μL)を加えた。反応物を1時間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド及び水で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 9.07 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.89 (t, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.56-7.50 (m, 1H), 7.47 (t, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.39-7.32 (m, 2H), 7.31 (s, 1H), 7.28 (d, 1H), 7.06 (d, 1H), 7.04-6.92 (m, 4H), 5.00-4.79 (m, 5H), 4.73-4.64 (m, 1H), 3.94-3.78 (m, 4H), 3.57-2.84 (m, 12H), 2.84-2.56 (m, 6H), 2.14-1.73 (m, 5H), 1.57-0.89 (m, 22H), 0.84 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1516.2(M−H)
【1394】
2.56 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンGG)の合成
【1395】
2.56.1 3−(1−((3−(2−(((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.22.5(48mg)をジメチルホルムアミド(0.5mL)に溶解し、実施例2.44.7(55mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(90μL)を加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌した。反応物を濃縮し、残渣をメタノール(1mL)に溶解し、1.94N LiOH水溶液(0.27mL)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により生成物を精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。MS(ESI−)m/e 1291.4(M−H)
【1396】
2.56.2 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.1において実施例1.56.1を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.00 (v br s, 1H), 9.03 (s, 1H), 8.53 (dd, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.16 (dd, 1H), 7.90 (br s, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.54 (d, 1H) 7.52 (d, 1H), 7.44 (d, 1H), 7.37 (t, 1H), 7.30 (s, 1H), 7.11 (br d, 1H), 7.03 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 6.58 (m, 1H), 6.15 (m,1H), 4.96 (s, 2H), 4.88 (br m, 1 H), 4.64 (br m, 2H), 3.88 (m, 3H), 3.79 (br m, 2H), 3.27-3.48 (m, 14H), 3.01 (m, 2H), 2.67 (br m, 2H), 2.54 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 2.03 (t, 2H), 1.45 (m, 6H), 1.37 (br m, 2H), 1.28-0.90 (m, 10H), 0.77-0.82 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1484.4(M−H)
【1397】
2.57 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンGM)の合成
【1398】
2.57.1 3−(1−((3−(2−(((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.56.1において実施例1.23.4を実施例1.22.5の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1291.4(M−H)
【1399】
2.57.2 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.1において実施例1.57.1を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.03 (s, 1H), 8.72 (d, 1H), 8.66 (d, 1H), 8.25 (s, 1H), 7.89 (br m, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.52 (br m, 2H), 7.46 (d, 1H), 7.39 (t, 1H), 7.30 (s, 1H), 7.11 (br d, 1H), 7.03 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 6.58 (m, 1H), 6.15 (m,1H), 4.96 (s, 2H), 4.88 (br m, 1 H), 4.64 (br m, 2H), 3.88 (m, 3H), 3.79 (br m, 2H), 3.27-3.48 (m, 14H), 3.01 (m, 2H), 2.67 (br m, 2H), 2.54 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 2.03 (t, 2H), 1.45 (m, 6H), 1.37 (br m, 2H), 1.28-0.90 (m, 10H), 0.77-0.82 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1484.4(M−H)
【1400】
2.58 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンHD)の合成
【1401】
2.58.1 3−(1−((3−(2−(((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.56.1において実施例1.2.9を実施例1.22.5の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI−)m/e 1290.2(M−H)
【1402】
2.58.2 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.56.2において実施例1.58.1を実施例1.56.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.03 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.89 (br m, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.53 (br m, 1H), 7.46 (m, 2H), 7.37 (m, 2H), 7.32 (s, 1H), 7.11 (br d, 1H), 7.03 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 6.58 (m, 1H), 6.15 (m,1H), 4.96 (s, 2H), 4.88 (br m, 1 H), 4.64 (br m, 2H), 3.88 (m, 3H), 3.79 (br m, 2H), 3.27-3.48 (m, 14H), 3.01 (m, 2H), 2.67 (br m, 2H), 2.54 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 2.03 (t, 2H), 1.45 (m, 6H), 1.37 (br m, 2H), 1.28-0.90 (m, 10H), 0.77-0.82 (m, 6H).MS(ESI−)m/e 1483.3(M−H)
【1403】
2.59 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンHS)の合成
【1404】
2.59.1 3−(1−((3−(2−(((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)(3−ホスホノプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.56.1において実施例1.40.2を実施例1.22.5の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI−)m/e 1305.4(M−H)
【1405】
2.59.2 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.56.2において実施例1.59.1を実施例1.56.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.03 (s, 1H), 8.53 (dd, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.16 (dd, 1H), 7.90 (br s, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.54 (d, 1H) 7.52 (d, 1H), 7.44 (d, 1H), 7.37 (t, 1H), 7.28 (s, 1H), 7.11 (br d, 1H), 7.03 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 6.56 (m, 1H), 6.16 (m,1H), 4.96 (s, 2H), 4.86 (br m, 1 H), 4.64 (br d, 2H), 3.88 (m, 3H), 3.79 (br m, 2H), 3.27-3.44 (m, 14H), 3.01 (m, 2H), 2.54 (m, 2H), 2.08 (s, 3H), 2.03 (t, 2H), 1.46 (m, 6H), 1.37 (br m, 2H), 1.28-0.90 (m, 10H), 0.77-0.82 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1498.4(M−H)
【1406】
2.60 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−ホスホノプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンHW)の合成
【1407】
2.60.1 3−(1−(((3−(2−(((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−ホスホノプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.56.1において実施例1.31.11を実施例1.22.5の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1336.2(M+Na)
【1408】
2.60.2 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−ホスホノプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.56.2において実施例1.60.1を実施例1.56.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.03 (s, 1H) 8.25 (s, 1H), 8.01 (d, 1H), 7.83-7.91 (m, 1H), 7.75 (dd, 2H), 7.42-7.58 (m, 2H), 7.34 (t, 1H), 7.28 (s, 1H), 6.93-7.15 (m, 6H), 6.56 (d, 1H), 6.09-6.24 (m, 1H), 5.01 (s, 3H), 4.80-4.92 (m, 2H), 4.57-4.69 (m, 3H), 4.12-4.21 (m, 6H), 3.86-3.94 (m, 7H), 3.28-3.47 (m, 12H), 2.77-2.96 (m, 6H), 2.52-2.58 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.90-2.05 (m, 4H) , 1.65-1.78 (m, 2H), 0.90-1.53 (m, 16H), 0.80 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1529.5(M+H)
【1409】
2.61 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンHX)の合成
【1410】
2.61.1 3−(1−((3−(2−(((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)(3−ホスホノプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.56.1において実施例1.14.4を実施例1.22.5の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1304.3(M−H)
【1411】
2.61.2 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.56.2において実施例1.61.1を実施例1.56.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.03 (s, 1H), 8.25 (br s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.89 (br m, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.53 (br m, 1H), 7.46 (m, 2H), 7.37 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 7.11 (br d, 1H), 7.03 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 6.56 (m, 1H), 6.17 (m,1H), 4.96 (s, 2H), 4.86 (br m, 1 H), 4.64 (br d, 2H), 3.88 (m, 3H), 3.79 (br m, 2H), 3.27-3.44 (m, 14H), 3.01 (m, 2H), 2.54 (m, 2H), 2.08 (s, 3H), 2.03 (t, 2H), 1.46 (m, 6H), 1.37 (br m, 2H), 1.28-0.90 (m, 10H), 0.77-0.82 (m, 6H).MS(ESI−)m/e 1497.4(M−H)
【1412】
2.62 4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンHY)の合成
【1413】
2.62.1 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−ホルミル−3−ヒドロキシフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
2,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド(15g)及び(2S,3R,4S,5S,6S)−2−ブロモ−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(10g)をアセトニトリルに溶解し、続いて炭酸銀(10g)を加え、反応物を49℃に加熱した。4時間撹拌した後、反応物を冷却し、濾過し、濃縮した。粗製の標題化合物をジクロロメタン中で懸濁させ、珪藻土に通して濾過し、濃縮した。残渣を1〜100%酢酸エチル/ヘプタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【1414】
2.62.2 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(3−ヒドロキシ−4−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.62.1(16.12g)のテトラヒドロフラン(200mL)及びメタノール(200mL)中溶液を0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(1.476g)を少しずつ加えた。反応物を20分間撹拌し、水:飽和重炭酸ナトリウム水溶液の1:1混合物(400mL)でクエンチした。得られた固体を濾別し、酢酸エチルですすいだ。相を分離し、水性層を酢酸エチルで4回抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。粗製の標題化合物を1〜100%酢酸エチル/ヘプタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 473.9(M+NH
【1415】
2.62.3 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−ヒドロキシフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
ジクロロメタン(168mL)中の実施例2.62.2(7.66g)及びtert−ブチルジメチルシリルクロリド(2.78g)に、−5℃でイミダゾール(2.63g)を加え、反応物を終夜撹拌して、反応物の内温を12℃に加温した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液中に注ぎ入れ、ジクロロメタンで4回抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。粗製の標題化合物を1〜50%酢酸エチル/ヘプタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 593.0(M+Na)
【1416】
2.62.4 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(3−(2−(2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
トルエン(88mL)中の実施例2.62.3(5.03g)及びトリフェニルホスフィン(4.62g)に、ジ−tert−ブチル−アゾジカルボキシレート(4.06g)を加え、反応物を30分間撹拌した。(9H−フルオレン−9−イル)メチル(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル)カルバメートを加え、反応物をさらに1.5時間撹拌した。反応物をシリカゲル上に直接装填し、1〜50%酢酸エチル/ヘプタンで溶出して、標題化合物を得た。
【1417】
2.62.5 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(3−(2−(2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−4−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.62.4(4.29g)を、酢酸:水:テトラヒドロフランの3:1:1溶液(100mL)中で終夜撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液中に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。粗製の標題化合物を1〜50%酢酸エチル/ヘプタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【1418】
2.62.6 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(3−(2−(2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.62.5(0.595g)及びビス(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.492g)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中溶液に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.212mL)を加えた。1.5時間後、反応物を高真空下で濃縮した。反応物をシリカゲル上に直接装填し、1〜50%酢酸エチル/ヘプタンを使用して溶出して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 922.9(M+Na)
【1419】
2.62.7 3−(1−((3−(2−((((2−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.2.9(0.073g)及び実施例2.62.6(0.077g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.066mL)を加え、反応物を終夜撹拌した。反応物を濃縮し、残渣をテトラヒドロフラン(0.5mL)及びメタノール(0.5mL)に溶解し、水(0.5mL)中溶液として水酸化リチウム一水和物(0.047g)で処理した。1時間後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド及び水で希釈し、トリフルオロ酢酸(0.116mL)の添加によりクエンチした。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
【1420】
2.62.8 4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.62.7(0.053g)、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエート(0.012g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.033mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.75mL)中溶液を室温で撹拌した。1時間撹拌した後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド及び水で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 8.04 (d, 2H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.54 (d, 1H), 7.51-7.40 (m, 2H), 7.40-7.31 (m, 3H), 7.20 (d, 1H), 7.00-6.94 (m, 3H), 6.73-6.57 (m, 2H), 5.06 (t, 1H), 5.01-4.91 (m, 4H), 3.96-3.85 (m, 2H), 3.85-3.78 (m, 2H), 3.78-3.69 (m, 2H), 3.59 (t, 2H), 3.53-3.34 (m, 6H), 3.34-3.21 (m, 4H), 3.17 (q, 2H), 3.02 (t, 2H), 2.66 (t, 2H), 2.33 (t, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.44-0.90 (m, 16H), 0.83 (d, 6H).MS(−ESI)m/e 1432.4(M−H)
【1421】
2.63 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンIB)の合成
【1422】
2.63.1 3−(1−((3−(2−(((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)(3−ホスホノプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.56.1において実施例1.39.2を実施例1.22.5の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
【1423】
2.63.2 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.56.2において実施例2.63.1を実施例1.56.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.03 (s, 1H), 8.61 (d, 1H), 8.55 (d, 1H), 8.25 (br s, 1H), 7.89 (br m, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.50 (br d, 1H), 7.46 (d, 1H), 7.39 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 7.11 (br d, 1H), 7.03 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 6.56 (m, 1H), 6.17 (m,1H), 4.97 (s, 2H), 4.86 (br m, 1 H), 4.64 (br d, 2H), 3.88 (m, 3H), 3.79 (br m, 2H), 3.27-3.44 (m, 14H), 3.01 (m, 2H), 2.54 (m, 2H), 2.08 (s, 3H), 2.03 (t, 2H), 1.46 (m, 6H), 1.37 (br m, 2H), 1.28-0.90 (m, 10H), 0.77-0.82 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1498.3(M−H)
【1424】
2.64 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)({[(2E)−3−(4−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3−[(3−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}プロパノイル)アミノ]フェニル)プロパ−2−エン−1−イル]オキシ}カルボニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンIE)の合成
【1425】
2.64.1 3−(1−((3−(2−(((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)(2−カルボキシエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸、トリフルオロ酢酸塩
実施例1.25.2(0.050g)及び実施例2.44.7(0.061g)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.047mL)を加え、反応物を室温で終夜撹拌した。反応物を濃縮し、残渣をメタノール(0.5mL)及びテトラヒドロフラン(0.5mL)に溶解し、水酸化リチウム水和物(0.034g)の水(0.5mL)中溶液で処理した。反応物を室温で1時間撹拌した。反応物をトリフルオロ酢酸(0.083mL)でクエンチし、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
【1426】
2.64.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)({[(2E)−3−(4−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3−[(3−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}プロパノイル)アミノ]フェニル)プロパ−2−エン−1−イル]オキシ}カルボニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例2.64.1(0.042g)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエート(10mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.027mL)を加え、反応物を室温で2時間撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.04 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.87 (t, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.54-7.40 (m, 3H), 7.40-7.31 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 7.10 (d, 1H), 7.04 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.57 (d, 1H), 6.24-6.11 (m, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.86 (t, 1H), 4.65 (d, 2H), 3.95-3.84 (m, 2H), 3.84-3.75 (m, 4H), 3.44-3.24 (m, 10H), 3.01 (t, 2H), 2.62-2.52 (m, 4H), 2.09 (s, 3H), 2.03 (t, 2H), 1.46 (h, 4H), 1.40-1.31 (m, 2H), 1.30-0.88 (m, 14H), 0.87-0.75 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1447.5(M−H)
【1427】
2.65 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル){[(4−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−2−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンII)の合成
【1428】
2.65.1 3−(1−((3−(2−((((2−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−カルボキシエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.25.2(0.055g)、実施例2.62.6(0.060g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.052mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中溶液を終夜撹拌した。反応物を濃縮し、残渣をテトラヒドロフラン(0.5mL)、メタノール(0.5mL)に溶解させ、次いで、水中の溶液(0.5mL)としての水酸化リチウム水和物(0.037g)で処理した。1時間撹拌した後、反応物をトリフルオロ酢酸(0.091mL)でクエンチし、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【1429】
2.65.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル){[(4−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−2−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例2.65.1のトリフルオロ酢酸塩(0.043)、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエート(10mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.028mL)の溶液を、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中室温で共に撹拌した。1時間撹拌した後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中5〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 8.00 (t, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.54-7.41 (m, 3H), 7.36 (td, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.19 (d, 1H), 6.97 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.67 (d, 1H), 6.60 (dd, 1H), 5.14-5.03 (m, 1H), 4.96 (d, 4H), 4.08 (tt, 4H), 3.89 (q, 4H), 3.84-3.77 (m, 2H), 3.71 (t, 2H), 3.59 (t, 2H), 3.52-3.35 (m, 6H), 3.28 (dq, 4H), 3.17 (q, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.46 (d, 1H), 2.33 (t, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.45-0.90 (m, 12H), 0.82 (d, 6H).MS(ESI)m/e 1396.4(M−H)
【1430】
2.66 N−[6−(エテニルスルホニル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンKY)の合成
【1431】
2.66.1 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.2.9(57mg)及び(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート(54mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(103μL)を加えた。混合物を終夜撹拌し、ジエチルアミン(61.5μL)を加えた。得られた混合物を4時間撹拌し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜70%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム及びC18カラムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1257.4(M−H)。
【1432】
2.66.2 N−[6−(エテニルスルホニル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド
実施例1.2.9及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2−クロロアセトアミド)ヘキサノエートを実施例2.66.1及び実施例2.82.5で各々置き換え、実施例2.83における手順を用いて標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.88 (s, 0H), 9.99 (s, 1H), 8.05 (t, 2H), 7.80 (t, 2H), 7.60 (q, 3H), 7.36 (td, 2H), 7.28 (d, 3H), 7.01-6.89 (m, 2H), 6.29-6.15 (m, 2H), 6.02 (s, 1H), 4.97 (d, 4H), 4.40 (td, 1H), 4.20 (t, 1H), 4.00-3.77 (m, 4H), 3.55-3.33 (m, 4H), 3.25 (d, 2H), 3.14-2.88 (m, 6H), 2.62 (t, 2H), 2.09 (s, 4H), 1.82-0.90 (m, 10H), 0.84 (dd, 13H).MS(ESI)m/e 1447.2(M+H)。
【1433】
2.67 4−[(1E)−3−{[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンIW)の合成
【1434】
2.67.1 3−(1−((3−(2−((1−((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)ピペリジン−4−イル)(3−ホスホノプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.26.2(0.045g)及び実施例2.44.7(0.053g)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.041mL)を加え、反応物を室温で終夜撹拌した。反応物を濃縮し、残渣をメタノール(0.5mL)及びテトラヒドロフラン(0.5mL)に溶解し、室温で水酸化リチウム一水和物(0.030g)の水(0.5mL)中溶液にて処理した。1時間撹拌した後、反応物をトリフルオロ酢酸(0.073mL)でクエンチし、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
【1435】
2.67.2 4−[(1E)−3−{[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.67.1(0.040g)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエート(9.84mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.023mL)を加え、反応物を室温で2時間撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)及び水(1mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.28 (s, 1H), 9.04 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.87 (t, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (dd, 1H), 7.55-7.40 (m, 3H), 7.36 (td, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.11 (dd, 1H), 7.05 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.59 (d, 1H), 6.20 (t, 1H), 6.16 (t, 0H), 4.96 (s, 2H), 4.88 (d, 1H), 4.66 (d, 2H), 4.14 (d, 2H), 3.96-3.86 (m, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.54 (t, 7H), 3.48-3.28 (m, 12H), 3.01 (t, 2H), 2.84 (s, 2H), 2.55 (t, 2H), 2.10 (s, 3H), 2.07-1.95 (m, 4H), 1.88 (s, 2H), 1.73-1.54 (m, 4H), 1.54-1.38 (m, 6H), 1.39-1.26 (m, 4H), 1.26-0.93 (m, 8H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1582.4(M+H)
【1436】
2.68 4−[(1E)−3−{[(4−{[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンIY)の合成
【1437】
2.68.1 3−(1−((3−(2−((1−((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)ピペリジン−4−イル)(3−ホスホノプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.56.1において実施例1.50.2を実施例1.44.7の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1388.5(M−H)
【1438】
2.68.2 4−[(1E)−3−{[(4−{[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.56.2において実施例1.68.1を実施例1.56.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.03 (s, 1H), 8.61 (d, 1H), 8.50 (d, 1H), 8.25 (br s, 1H), 7.89 (t, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.49 (d, 1H), 7.46 (d, 1H), 7.36 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.11 (br d, 1H), 7.03 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 6.58 (m, 1H), 6.17 (m,1H), 4.97 (s, 2H), 4.88 (d, 1 H), 4.65 (br d, 2H), 3.88 (m, 3H), 3.79 (br m, 2H), 3.66 (br m, 2H), 3.27-3.44, (m, 14H), 3.01 (m, 2H), 2.85 (br m, 2H), 2.54 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 2.03 (t, 2H), 1.98 (br m, 2H), 1.89 (m, 1H), 1.62 (m, 4H), 1.46 (m, 6H), 1.31 (m, 4H), 1.15 (m, 6H), 1.04 (m, 2H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1581.4(M−H)
【1439】
2.69 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンJA)の合成
【1440】
2.69.1 3−(1−((3−(2−(((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリン酸
実施例2.56.1において実施例1.43.7を実施例2.44.7の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1309.1(M+Na)
【1441】
2.69.2 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.56.2において実施例2.69.1を実施例2.56.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.09 (s, 1H), 9.02 (s, 2H), 8.35 (d, 1H), 8.13-8.29 (m, 4H), 7.86-8.09 (m, 5H), 7.81 (d, 1H) , 7.66-7.75 (m, 1H), 7.44-7.55 (m, 1H), 7.37 (t, 1H), 7.09-7.18 (m, 1H), 7.03 (d, 1H), 6.98 (s, 1H), 6.48-6.62 (m, 1H), 6.07-6.22 (m, 1H), 4.81-4.92 (m, 1H), 4.58-4.74 (m, 2H), 3.80-3.93 (m, 3H), 3.27-3.37 (m, 5H), 2.53-2.68 (m, 4H), 2.15-2.23 (m, 3H), 2.03 (t, 2H), 1.36-1.53 (m, 6H) , 0.97-1.33 (m, 24H), 0.81 (d, 6H).MS(ESI)m/e 1478.3(M−H)
【1442】
2.70 この段落は意図的に空欄のままにした。
【1443】
2.71 この段落は意図的に空欄のままにした。
【1444】
2.72 この段落は意図的に空欄のままにした。
【1445】
2.73 この段落は意図的に空欄のままにした。
【1446】
2.74 この段落は意図的に空欄のままにした。
【1447】
2.75 この段落は意図的に空欄のままにした。
【1448】
2.76 この段落は意図的に空欄のままにした。
【1449】
2.77 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−3−スルホ−L−アラニル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(シントンFA)の合成
実施例1.15(0.023g)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエート(9.12mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.012mL)を加え、反応物を終夜撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.90 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.65-7.57 (m, 2H), 7.54 (d, 1H), 7.51-7.41 (m, 2H), 7.40-7.31 (m, 3H), 7.01-6.96 (m, 3H), 4.96 (s, 2H), 4.34-4.28 (m, 3H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.37 (t, 2H), 3.29 (t, 2H), 3.16-2.95 (m, 4H), 2.80 (dd, 1H), 2.70 (dd, 1H), 2.11 (s, 3H), 2.06 (t, 2H), 1.47 (tt, 4H), 1.40-0.92 (m, 12H), 0.84 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1090.3(M+H)
【1450】
2.78 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−(2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル](2−スルホエチル)アミノ}エトキシ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(シントンFJ)の合成
実施例1.2.9及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートを実施例1.11.4及びペルフルオロフェニル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエートで各々置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.52 (dd, 1H), 7.42-7.49 (m, 2H), 7.33-7.39 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.96 (d, 1H), 4.95 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.46-3.56 (m, 4H), 3.31-3.46 (m, 10H), 3.01 (t, 2H), 2.61-2.68 (m, 1H), 2.55-2.60 (m, 1H), 2.21-2.32 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.40-1.51 (m, 4H), 1.37 (d, 2H), 0.91-1.30 (m, 12H), 0.83 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1091.2(M+H)
【1451】
2.79 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル](2−スルホエチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(シントンFK)の合成
4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートをペルフルオロフェニル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエートで置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.52 (dd, 1H), 7.41-7.49 (m, 2H), 7.32-7.39 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 6.93-6.98 (m, 3H), 4.95 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.32-3.38 (m, 2H), 3.21-3.27 (m, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.61-2.67 (m, 2H), 2.53-2.58 (m, 2H), 2.33-2.39 (m, 1H), 2.20-2.29 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.40-1.51 (m, 4H), 1.34 (s, 2H), 0.93-1.27 (m, 13H), 0.83 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1047.2(M+H)
【1452】
2.80 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{[1−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−21−オキソ−22−(2−スルホエチル)−3,6,9,12,15,18−ヘキサオキサ−22−アザテトラコサン−24−イル]オキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンFQ)の合成
4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートをペルフルオロフェニル1−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3,9,12,15,18−ペンタオキサヘンイコサン−21−オエートで置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.42-7.54 (m, 3H), 7.33-7.38 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 6.95 (dd, 1H), 4.95 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.07-3.53 (m, 24H), 3.01 (t, 2H), 2.61-2.69 (m, 1H), 2.54-2.60 (m, 1H), 2.09 (s, 3H), 1.96 (d, 2H), 0.92-1.39 (m, 13H), 0.84 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1269.4(M+H)
【1453】
2.81 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{[1−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−21−オキソ−22−(2−スルホエチル)−3,6,9,12,15,18,25−ヘプタオキサ−22−アザヘプタコサン−27−イル]オキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンFR)の合成
実施例1.2.9及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートを実施例1.11.4及びペルフルオロフェニル1−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3,6,9,12,15,18−ヘキサオキサヘンイコサン−21−オエートで各々置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.52 (d, 1H), 7.41-7.50 (m, 2H), 7.33-7.39 (m, 2H), 7.31 (s, 1H), 7.01 (d, 2H), 6.97 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.31-3.60 (m, 30H), 3.01 (t, 2H), 2.64-2.71 (m, 1H), 2.53-2.61 (m, 3H), 2.10 (s, 3H), 1.38 (s, 2H), 1.20-1.31 (m, 4H), 1.12-1.18 (m, 2H), 0.91-1.12 (m, 4H), 0.84 (s, 6H).
【1454】
2.82 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[6−(エテニルスルホニル)ヘキサノイル](2−スルホエチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(シントンJE)の合成
【1455】
2.82.1 エチル6−((2−ヒドロキシエチル)チオ)ヘキサノエート
エチル6−ブロモヘキサノエート(3g)、2−メルカプトエタノール(0.947mL)及びKCO(12g)のエタノール(100mL)中混合物を終夜撹拌し、濾過した。濾液を濃縮した。残渣をジクロロメタン(100mL)に溶解し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【1456】
2.82.2 6−((2−ヒドロキシエチル)チオ)ヘキサン酸
実施例2.82.1(12g)及び3M NaOH水溶液(30mL)のエタノール(30mL)中混合物を終夜撹拌した。有機物を減圧下で除去した。残った水性相を酢酸エチルで洗浄し、HClでpH5に酸性化し、ジクロロメタンで抽出した。抽出物を合わせ、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【1457】
2.82.3 6−((2−ヒドロキシエチル)スルホニル)ヘキサン酸
実施例2.82.2(4g)の水(40mL)及び1,4−ジオキサン(160mL)の混合物中撹拌溶液に、Oxone(登録商標)(38.4g)を加え、混合物を終夜撹拌した。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残った水性層をジクロロメタンで抽出した。抽出物を合わせ、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【1458】
2.82.4 6−(ビニルスルホニル)ヘキサン酸
実施例2.82.3(1g)のジクロロメタン(10mL)中冷却(0℃)溶液に、アルゴン下トリエチルアミン(2.8mL)を加え、続いてメタンスルホニルクロリド(1.1mL)を加えた。混合物を終夜撹拌し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【1459】
2.82.5 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(ビニルスルホニル)ヘキサノエート
実施例2.82.4(0.88g)のジクロロメタン(10ml)中撹拌溶液に、1−ヒドロキシピロリジン−2,5−ジオン(0.54g)及びN,N’−メタンジイリデンジシクロヘキサンアミン(0.92g)を加えた。混合物を終夜撹拌し、濾過した。濾液を濃縮し、石油中10〜25%酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 304.1(M+1)。
【1460】
2.82.6 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[6−(エテニルスルホニル)ヘキサノイル](2−スルホエチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸
2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2−クロロアセトアミド)ヘキサノエートを実施例2.82.5で置き換えて、標題化合物を実施例2.83に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.53 (dd, 1H), 7.42-7.49 (m, 2H), 7.33-7.40 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 6.88-7.00 (m, 2H), 6.17-6.25 (m, 2H), 4.95 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.38 (dd, 2H), 3.25 (t, 2H), 3.04-3.12 (m, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.62-2.69 (m, 1H), 2.56 (dd, 1H), 2.27 (q, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.53-1.62 (m, 2H), 1.43-1.51 (m, 2H), 1.28-1.38 (m, 4H), 1.20-1.27 (m, 4H), 0.92-1.19 (m, 6H), 0.84 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1042.2(M+H)
【1461】
2.83 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[{6−[(クロロアセチル)アミノ]ヘキサノイル}(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンJM)の合成
実施例1.2.9(12.5mg)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2−クロロアセトアミド)ヘキサノエート(6.7mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)中混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(26μL)を加えた。混合物を10日間撹拌し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム及びC18カラムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.83 (s, 1H), 8.15-8.21 (m, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.52 (dd, 1H), 7.41-7.49 (m, 2H), 7.32-7.39 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 6.96 (dd, 1H), 4.95 (s, 2H), 4.01 (d, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.39 (d, 2H), 3.25 (t, 2H), 2.98-3.10 (m, 5H), 2.62-2.70 (m, 1H), 2.56-2.61 (m, 1H), 2.23-2.30 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.33-1.52 (m, 5H), 1.19-1.30 (m, 6H), 0.91-1.18 (m, 6H), 0.84 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1043.2(M+H)
【1462】
2.84 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−カルボキシプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンLE)の合成
実施例1.56(0.020g)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.022g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.018mL)の混合物を、室温でN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中にて共に撹拌した。5時間撹拌した後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド及び水の1:1混合物(2mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.82 (s, 1H), 9.97 (s, 1H), 8.10-7.98 (m, 2H), 7.84-7.72 (m, 2H), 7.67-7.54 (m, 3H), 7.54-7.41 (m, 3H), 7.40-7.32 (m, 2H), 7.30-7.23 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.94 (d, 1H), 5.99 (s, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.95 (s, 2H), 4.45-4.35 (m, 2H), 4.19 (dd, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.82-3.76 (m, 2H), 3.47-3.31 (m, 4H), 3.28-3.19 (m, 4H), 3.07-2.89 (m, 4H), 2.21-2.11 (m, 4H), 2.09 (s, 2H), 2.02-1.89 (m, 1H), 1.77-1.63 (m, 2H), 1.62-1.27 (m, 10H), 1.27-0.90 (m, 13H), 0.88-0.78 (m, 12H);MS(ESI)m/e 1430.3(M+1)
【1463】
2.85 N−{6−[(ブロモアセチル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンLH)の合成
【1464】
2.85.1 1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル6−(2−ブロモアセトアミド)ヘキサノエート
6−(2−ブロモアセトアミド)ヘキサン酸(105mg)及びベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP、325mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中溶液に、トリエチルアミン(87μL)を加えた。混合物を1時間撹拌し、0.1%TFA水中20〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonHPLCシステム(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 368.7(M+H)。
【1465】
2.85.2 N−{6−[(ブロモアセチル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド
実施例2.66.1(6.6mg)及び実施例2.85.2(3.6mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.3mL)中混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.52μL)を加えた。混合物を5分間撹拌し、ジメチルスルホキシドで希釈し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム及びC18カラムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ9.99 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.08 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.80 (dd, 2H), 7.60 (q, 3H), 7.56-7.50 (m, 1H), 7.50-7.41 (m, 2H), 7.36 (q, 2H), 7.32-7.25 (m, 3H), 6.96 (d, 1H), 4.98 (d, 4H), 4.39 (q, 1H), 4.20 (dd, 1H), 3.92-3.68 (m, 6H), 3.42 (dd, 1H), 3.25 (t, 2H), 3.09-2.87 (m, 6H), 2.64 (s, 2H), 2.25-1.87 (m, 5H), 1.79-0.89 (m, 17H), 0.88-0.67 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1492.5(M−H)。
【1466】
2.86 4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−カルボキシプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンLJ)の合成
【1467】
2.86.1 3−(1−((3−(2−((((2−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(3−カルボキシプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.56(0.024g)及び実施例2.62.6(0.030g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.025mL)を加え、反応物を終夜撹拌した。反応物を濃縮し、残渣をテトラヒドロフラン(0.5mL)及びメタノール(0.5mL)に溶解し、水(0.5mL)中溶液として水酸化リチウム一水和物(0.018g)で処理した。1時間撹拌した後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1262.7(M+H)
【1468】
2.86.2 4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−カルボキシプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.86.1(0.0173g)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエート(4.38mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.8mL)中溶液に、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエート(4.38mg)を加え、反応物を2時間撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド:水の1:1混合物(1mL)で希釈し、混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.77 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.99 (t, 1H), 7.77 (d,1H), 7.62 (d, 1H), 7.55-7.41 (m, 3H), 7.40-7.32 (m, 2H), 8.28 (s, 1H), 7.23-7.17 (m, 1H), 6.97 (s, 2H), 6.94 (d, 1H), 6.66 (s, 1H), 6.60 (dd, 1H), 5.07 (m, 1H), 5.00-4.91 (m, 4H), 4.17-4.02 (m, 2H), 3.96-3.85 (m, 2H), 3.85-3.76 (m, 2H), 3.71 (t, 2H), 3.64-3.56 (m, 4H), 3.34-3.12 (m, 10H), 3.01 (, 2H), 2.33 (t, 2H), 2.24-2.12 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.70 (p, 2H), 1.45-0.88 (m, 12H), 0.88-0.77 (m, 6H);MS(ESI)m/e 1434.2(M+Na)
【1469】
2.87 4−({[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−カルボキシプロピル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}メチル)−3−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンMA)の合成
【1470】
2.87.1 3−(1−((3−(2−((1−(((2−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)ピペリジン−4−イル)(3−カルボキシプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.42(0.050g)及び実施例2.62.6(0.050g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.042mL)で処理し、反応物を室温で2時間撹拌した。反応物を濃縮し、残渣をメタノール(0.5mL)及びテトラヒドロフラン(0.5mL)に溶解させ、水中の溶液(0.5mL)としての水酸化リチウム水和物(0.031g)で処理した。反応物を1.5時間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1345.7(M+H)
【1471】
2.87.2 4−({[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−カルボキシプロピル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}メチル)−3−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.87.1(0.047g)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエート(0.011g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.031mL)で処理し、反応物を室温で2時間撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド:水の1:1混合物(2mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.87 (s, 1H), 8.96 (s, 1H), 8.15-8.07 (m, 2H), 7.88 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.71 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.62-7.50 (m, 3H), 7.50-7.45 (m, 1H), 7.45-7.42 (m, 1H), 7.37 (s, 1H), 7.33-7.27 (m, 1H), 7.07 (s, 2H), 7.07-7.02 (m, 1H), 6.80-6.74 (m, 1H), 6.72-6.66 (m, 1H), 5.23-5.14 (m, 1H), 5.13-5.00 (m, 4H), 4.27-4.12 (m, 4H), 4.06-3.95 (m, 4H), 3.92 (s, 2H), 3.83-3.78 (m, 2H), 3.57-3.32 (m, 10H), 3.32-3.14 (m, 4H), 3.14-3.06 (m, 2H), 2.90 (s, 2H), 2.49-2.37 (m, 4H), 2.19 (s, 3H), 2.12-2.01 (m, 2H), 2.02-1.88 (m, 2H), 1.74-1.57 (m, 2H), 1.52 (s, 2H), 1.45-1.30 (m, 4H), 1.30-1.05 (m, 6H), 0.95 (s, 6H);MS(ESI)m/e 1495.4(M+H)
【1472】
2.88 4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−スルホプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンMD)の合成
【1473】
2.88.1 3−(1−((3−(2−((((2−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(3−スルホプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.6(0.039g)及び実施例2.62.6(0.041g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.035mL)で処理し、反応物を室温で2時間撹拌した。反応物を濃縮し、残渣をメタノール(0.5mL)及びテトラヒドロフラン(0.5mL)に溶解させ、水中の溶液(0.5mL)としての水酸化リチウム水和物(0.025g)で処理した。反応物を1.5時間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1297.8(M+H)
【1474】
2.88.2 4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−スルホプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.88.1(0.024g)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエート(6.40mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.016mL)を加え、反応物を室温で1時間撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド:水の1:1混合物(2mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.87 (s, 1H), 8.09-8.02 (m, 2H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.52 (dd, 1H), 7.50-7.42 (m, 2H), 7.40-7.33 (m, 2H), 7.31 (s, 1H), 7.20 (t, 1H), 6.98 (s, 3H), 6.66 (s, 1H), 6.60 (dd, 1H), 5.06 (t, 1H), 4.96 (s, 4H), 4.10 (dq, 4H), 3.81 (d, 4H), 3.71 (t, 2H), 3.59 (t, 2H), 3.51-3.35 (m, 4H), 3.26 (td, 6H), 3.17 (q, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.35 (dt, 4H), 2.10 (d, 3H), 1.75 (d, 2H), 1.44-0.88 (m, 12H), 0.82 (d, 6H);MS(ESI)m/e 1446.4(M−H)
【1475】
2.89 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)アミノ}アゼチジン−1−イル)カルボニル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンMG)の合成
実施例1.60(0.026g)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.024g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.022mL)の溶液を、室温でN,N−ジメチルホルムアミド(0.8mL)中にて3時間共に撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド:水の1:1混合物(2mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 8.06 (d, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (dd, 2H), 7.60 (dd, 3H), 7.55-7.41 (m, 3H), 7.36 (td, 2H), 7.29 (t, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.99 (s, 1H), 5.04-4.92 (m, 4H), 4.37 (q, 1H), 4.34-4.24 (m, 1H), 4.24-4.10 (m, 4H), 3.88 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.40-3.29 (m, 4H), 3.01 (t, 2H), 2.99-2.91 (m, 1H), 2.87 (t, 2H), 2.25-2.06 (m, 5H), 1.95 (dt, 1H), 1.68 (s, 1H), 1.60 (s, 1H), 1.54-1.24 (m, 12H), 1.24-0.94 (m, 9H), 0.90-0.78 (m, 12H);MS(ESI)m/e 1507.4(M+H)
【1476】
2.90 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{[26−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−8,24−ジオキソ−3−(2−スルホエチル)−11,14,17,20〜テトラオキサ−3,7,23−トリアザヘキサコサ−1−イル]オキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンMS)の合成
実施例1.61.2(15mg)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル1−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−オキソ−7,10,13,16−テトラオキサ−4−アザノナデカン−19−オエート(16.91mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.8mL)中混合物に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(28.8μL)を加えた。混合物を3時間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム及びC18カラムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.87 (s, 1H), 8.98 (s, 1H), 8.08-7.92 (m, 3H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.57-7.41 (m, 3H), 7.36 (td, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.04-6.92 (m, 3H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.48 (d, 4H), 3.44-3.17 (m, 3H), 3.18-2.83 (m, 10H), 2.38-2.24 (m, 4H), 2.11 (s, 3H), 1.78 (m, 2H), 1.50-0.94 (m, 12H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1309.3(M−H)。
【1477】
2.91 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)アミノ}プロピル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンMR)の合成
実施例1.61.2(12.8mg)及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(10.4mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中混合物に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(24.54μL)を加えた。混合物を3時間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム及びC18カラムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.97 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 8.04 (t, 2H), 7.79 (dd, 2H), 7.65-7.40 (m, 7H), 7.36 (td, 3H), 7.28 (d, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.98 (s, 1H), 4.95 (d, 4H), 4.49-4.30 (m, 1H), 4.24-4.11 (m, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.36 (t, 3H), 3.18-2.84 (m, 9H), 2.25-1.88 (m, 5H), 1.85-0.90 (m, 14H), 0.91-0.75 (m, 13H).MS(ESI)m/e(M+H)。
【1478】
2.92 N−{6−[(ヨードアセチル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンMQ)の合成
実施例1.2.9(8.2mg)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2−ヨードアセトアミド)ヘキサノエート(4.7mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.3mL)中混合物に、氷浴中でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(3μL)を加えた。混合物を0℃で1.5時間撹拌した。反応物をジメチルスルホキシドで希釈し、混合物を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム及びC18カラムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.87 (s, 1H), 10.00 (s, 1H), 8.21 (d, 1H), 8.06 (dd, 2H), 7.81 (dd, 2H), 7.60 (t, 3H), 7.48 (ddd, 3H), 7.36 (td, 2H), 7.28 (d, 3H), 6.95 (d, 1H), 4.97 (d, 4H), 4.39 (q, 1H), 4.19 (t, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.80 (d, 2H), 3.25 (d, 2H), 2.97 (dq, 6H), 2.63 (s, 2H), 2.25-1.88 (m, 5H), 1.78-0.70 (m, 29H).MS(ESI)m/e 1538.4(M−H)。
【1479】
2.93 N−{6−[(エテニルスルホニル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンMZ)の合成
【1480】
2.93.1 メチル6−(ビニルスルホンアミド)ヘキサノエート
6−メトキシ−6−オキソヘキサン−1−アミニウムクロリド(0.3g)及びトリエチルアミン(1.15mL)のジクロロメタン中溶液に、0℃でエテンスルホニルクロリド(0.209g)を滴下添加した。反応混合物を室温に加温し、1時間撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、ブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 471.0(2M+H)
【1481】
2.93.2 6−(ビニルスルホンアミド)ヘキサン酸
実施例2.93.1(80mg)及び水酸化リチウム一水和物(81mg)のテトラヒドロフラン(1mL)及び水(1mL)の混合物中溶液を2時間撹拌し、次いで水(20mL)で希釈し、ジエチルエーテル(10mL)で洗浄した。水性層を1N HCl水溶液でpH4に酸性化し、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出した。有機層をブライン(5mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【1482】
2.93.3 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(ビニルスルホンアミド)ヘキサノエート
実施例2.93.2(25mg)、1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−カルボジイミド塩酸塩(43.3mg)及び1−ヒドロキシピロリジン−2,5−ジオン(15.6mg)のジクロロメタン(8mL)中混合物を終夜撹拌し、飽和塩化アンモニウム水溶液及びブラインで洗浄し、濃縮して、標題化合物を得た。
【1483】
2.93.4 N−{6−[(エテニルスルホニル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド
実施例1.2.9及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2−クロロアセトアミド)ヘキサノエートを実施例2.66.1及び実施例2.93.3で各々置き換えて、標題化合物を実施例2.83に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.98 (s, 1H), 8.05 (dd, 2H), 7.79 (d, 2H), 7.60 (t, 3H), 7.55-7.40 (m, 3H), 7.36 (td, 2H), 7.27 (d, 3H), 7.19 (t, 1H), 6.95 (d, 1H), 6.66 (dd, 1H), 6.09-5.90 (m, 2H), 4.97 (d, 4H), 4.39 (q, 1H), 4.20 (t, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.80 (d, 2H), 3.25 (d, 2H), 2.97 (dt, 4H), 2.78 (q, 2H), 2.64 (q, 2H), 2.22-1.86 (m, 6H), 1.77-0.89 (m, 16H), 0.89-0.72 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1460.6(M−H)。
【1484】
2.94 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[3−({6−[(ヨードアセチル)アミノ]ヘキサノイル}アミノ)プロピル](2−スルホエチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(シントンNA)の合成
実施例1.2.9及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2−クロロアセトアミド)ヘキサノエートを実施例2.61.2及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2−ヨードアセトアミド)ヘキサノエートで各々置き換え、実施例2.83における手順を用いて標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.87 (s, 1H), 8.98 (s, 1H), 8.20 (t, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.91 (t, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.53 (d, 1H), 7.50-7.41 (m, 2H), 7.36 (td, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.06 (dt, 8H), 2.89 (t, 2H), 2.17-1.99 (m, 5H), 1.76 (s, 2H), 1.56-0.93 (m, 14H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1190.3(M−H)。
【1485】
2.95 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−{[6−(エテニルスルホニル)ヘキサノイル]アミノ}プロピル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンNB)の合成
実施例1.2.9及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2−クロロアセトアミド)ヘキサノエートを実施例1.61.2及び実施例2.82.5で各々置き換え、実施例2.83における手順を用いて標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.87 (s, 1H), 8.98 (s, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.92 (t, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.53 (d, 1H), 7.51-7.41 (m, 2H), 7.36 (td, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.01-6.90 (m, 2H), 6.29-6.16 (m, 2H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.45-3.19 (m, 2H), 3.19-2.95 (m, 8H), 2.89 (t, 2H), 2.16-1.98 (m, 5H), 1.84-1.66 (m, 2H), 1.64-1.21 (m, 13H), 1.08 (dq, 6H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1199.3(M+H)。
【1486】
2.96 N−[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンNP)の合成
【1487】
2.96.1 (S)−(9H−フルオレン−9−イル)メチル(1−((4−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)カルバメート
(S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−5−ウレイドペンタン酸(40g)をジクロロメタン(1.3L)に溶解した。(4−アミノフェニル)メタノール(13.01g)、2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(42.1g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.035L)を溶液に加え、得られた混合物を室温で16時間撹拌した。生成物を濾取し、ジクロロメタンですすいだ。合わせた固体を真空乾固して標題化合物を得、これをさらには精製せずに次のステップに使用した。MS(ESI)m/e 503.3(M+H)
【1488】
2.96.2 (S)−2−アミノ−N−(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)−5−ウレイドペンタンアミド
実施例2.96.1(44g)をN,N−ジメチルホルムアミド(300mL)に溶解した。溶液をジエチルアミン(37.2mL)で処理し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を濾過し、溶媒を減圧下で濃縮した。粗生成物を酢酸エチル中0〜30%メタノールの濃度勾配で溶出する塩基性アルミナクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 281.2(M+H)
【1489】
2.96.3 tert−ブチル((S)−1−(((S)−1−((4−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
(S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−メチルブタン酸(9.69g)をN,N−ジメチルホルムアミド(200mL)に溶解した。溶液に2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(18.65g)を加え、反応物を室温で1時間撹拌した。実施例2.96.2(12.5g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(15.58mL)を加え、反応混合物を室温で16時間撹拌した。溶媒を減圧下で濃縮し、残渣をジクロロメタン中10%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 480.2(M+H)
【1490】
2.96.4 (S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)−N−(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)−5−ウレイドペンタンアミド
実施例2.96.3(31.8g)をジクロロメタン(650mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(4.85mL)を溶液に加えた。反応混合物を室温で3時間撹拌した。溶媒を減圧下で濃縮して、粗製の標題化合物及び4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル2,2,2−トリフルオロアセテートの混合物を得た。粗製物を1:1ジオキサン/水溶液(300mL)に溶解し、溶液に水酸化ナトリウム(5.55g)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌した。溶媒を真空下で濃縮し、粗生成物を、0.05容量/容量%水酸化アンモニウムを含む水中5〜60%アセトニトリルの濃度勾配で溶出するCombiFlashシステムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 380.2(M+H)
【1491】
2.96.5 (S)−2−((S)−2−(3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパンアミド)−3−メチルブタンアミド)−N−(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)−5−ウレイドペンタンアミド
実施例2.96.4(38mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液に、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエート(26.7mg)を加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルの濃度勾配で溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 531.06(M+H)
【1492】
2.96.6 4−((S)−2−((S)−2−(3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート
実施例2.96.5(53.1mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中溶液に、ビス(4−ニトロフェニル)カルボネート(60.8mg)を加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルの濃度勾配で溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 696.2(M+H)
【1493】
2.96.7 N−[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド
実施例1.2.9及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートを実施例1.24.2及び実施例2.96.6で各々置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.91 (s, 1H), 9.80 (s, 2H), 8.33 (s, 2H), 7.96 (s, 2H), 7.81 (d, 4H), 7.61 (s, 2H), 7.43 (d, 10H), 7.34-7.02 (m, 14H), 5.92 (s, 8H), 4.94-4.70 (m, 6H), 4.18 (d, 11H), 3.85 (s, 8H), 3.05-2.66 (m, 8H), 2.30-2.13 (m, 14H), 2.03-1.49 (m, 2H), 0.92-0.63 (m, 40H).MS(ESI)m/e 1408.3(M−H)
【1494】
2.97 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル){[(2−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−4−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンNN)の合成
【1495】
2.97.1 4−(2−(2−ブロモエトキシ)エトキシ)−2−ヒドロキシベンズアルデヒド
2,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド(1.0g)、1−ブロモ−2−(2−ブロモエトキシ)エタン(3.4g)及び炭酸カリウム(1.0g)のアセトニトリル(30mL)中溶液を75℃に2日間加熱した。反応物を冷却し、酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。ヘプタン中5〜30%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。MS(ELSD)m/e 290.4(M+H)
【1496】
2.97.2 4−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)−2−ヒドロキシベンズアルデヒド
実施例2.97.1(1.26g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中溶液に、アジ化ナトリウム(0.43g)を加え、反応物を室温で終夜撹拌した。反応物をジエチルエーテル(100mL)で希釈し、水(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。ヘプタン中5〜30%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。MS(ELSD)m/e 251.4(M+H)
【1497】
2.97.3 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)−2−ホルミルフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.97.2(0.84g)、(3R,4S,5S,6S)−2−ブロモ−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(1.99g)及び酸化銀(I)(1.16g)の溶液をアセトニトリル(15mL)中で共に撹拌した。終夜撹拌した後、反応物をジクロロメタン(20mL)で希釈した。珪藻土を加え、反応物を濾過し、濃縮した。ヘプタン中5〜75%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。
【1498】
2.97.4 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)−2−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.97.3(0.695g)のメタノール(5mL)及びテトラヒドロフラン(2mL)中溶液を0℃に冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(0.023g)を加え、反応物を室温に加温した。合計1時間撹拌した後、反応物を酢酸エチル(75mL)及び水(25mL)の混合物中に注ぎ入れ、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)を加えた。有機層を分離し、ブライン(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。ヘプタン中5〜85%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。MS(ELSD)m/e 551.8(M−HO)
【1499】
2.97.5 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−2−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
テトラヒドロフラン(20mL)中の実施例2.97.4(0.465g)に、50mLの圧力ボトル中5%Pd/C(0.1g)を加え、混合物を30psiの水素下16時間振盪した。反応物を濾過し、濃縮して標題化合物を得、これをさらには精製せずに使用した。MS(ELSD)m/e 544.1(M+H)
【1500】
2.97.6 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(2−(2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−2−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.97.5(0.443g)のジクロロメタン(8mL)中溶液を0℃に冷却し、次いでN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.214mL)及び(9H−フルオレン−9−イル)メチルカルボノクロリデート(0.190g)を加えた。1時間後、反応物を濃縮した。ヘプタン中5〜95%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。MS(ELSD)m/e 748.15(M−OH)
【1501】
2.97.7 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(2−(2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−2−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.97.6(0.444g)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.152mL)及びビス(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.353g)を加え、反応物を室温で撹拌した。5時間後、反応物を濃縮した。ヘプタン中5〜90%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。
【1502】
2.97.8 3−(1−((3−(2−((((4−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−カルボキシエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸、トリフルオロ酢酸塩
実施例1.25(0.070g)及び実施例2.97.7(0.070g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.066mL)を加えた。終夜撹拌した後、反応物を濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(0.75mL)及びメタノール(0.75mL)に溶解し、水酸化リチウム一水和物(0.047g)を水(0.75mL)中溶液として加えた。3時間後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈し、トリフルオロ酢酸(0.116mL)でクエンチした。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
【1503】
2.97.9 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)−4−(2−(2−(3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパンアミド)エトキシ)エトキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−カルボキシエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例2.97.8(0.027g)、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエート(7.92mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.017mL)の溶液を、N,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中で1時間共に撹拌した。反応物を水及びN,N−ジメチルホルムアミドの1:1混合物(2mL)でクエンチした。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.81 (s, 1H), 8.03 (d, 2H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.54-7.40 (m, 3H), 7.36 (td, 2H), 7.28 (s, 1H), 7.18 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.69 (d, 1H), 6.60 (d, 1H), 5.03 (d, 3H), 4.96 (s, 2H), 4.05 (s, 2H), 3.93 (d, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.80 (d, 2H), 3.75-3.67 (m, 2H), 3.59 (t, 6H), 3.29 (q, 6H), 3.17 (q, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.47 (d, 2H), 2.33 (t, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.44-0.88 (m, 12H), 0.82 (d, 6H);MS(ESI)m/e 1396.5(M−H)
【1504】
2.98 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−3−スルホ−L−アラニル−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンNO)の合成
【1505】
2.98.1 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−カルボキシエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.25.2(0.059g)、(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート(0.053g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.055mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液を室温で終夜撹拌した。ジエチルアミン(0.066mL)を反応物に加え、撹拌を30分間続けた。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド及び水の1:1混合物(2mL)で希釈し、トリフルオロ酢酸(0.073mL)の添加によりクエンチした。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1223.8(M+H)
【1506】
2.98.2 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−((R)−2−アミノ−3−スルホプロパンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−カルボキシエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸、トリフルオロ酢酸塩
(R)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−スルホプロパン酸(0.021g)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.020g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.031mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中溶液を3分間撹拌した。溶液を、実施例2.98.1(0.043g)にN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中溶液として加えた。30分間撹拌した後、水酸化リチウム一水和物(0.022g)の水(0.5mL)中溶液を加え、反応物を1時間撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド及び水の1:1混合物(2mL)で希釈し、トリフルオロ酢酸(0.054mL)の添加によりクエンチした。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1376.5(M+1)。
【1507】
2.98.3 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((2−カルボキシエチル)(((4−((S)−2−((S)−2−((R)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−スルホプロパンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例2.98.2(0.025g)、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエート(7.77mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.015mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中溶液を1時間撹拌した。反応物を水及びN,N−ジメチルホルムアミドの1:1混合物(2mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.46 (s, 1H), 8.20 (d, 1H), 8.07 (d, 1H), 8.03 (d, 1H), 8.00 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.69 (d, 2H), 7.61 (d, 1H), 7.51 (d, 1H), 7.49-7.45 (m, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.36 (td, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.25 (d, 2H), 6.97 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.96 (s, 2H), 4.73 (s, 2H), 4.16 (s, 2H), 4.03 (dd, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.51-3.32 (m, 6H), 3.28 (t, 2H), 3.09 (dd, 1H), 3.06-2.94 (m, 4H), 2.89 (dd, 1H), 2.46 (d, 2H), 2.16 (dd, 1H), 2.09 (d, 4H), 1.74 (s, 2H), 1.62-1.29 (m, 8H), 1.29-0.92 (m, 12H), 0.92-0.78 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1566.6(M−H)
【1508】
2.99 対照シントン4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンH)の合成
【1509】
2.99.1 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−ホルミル−2−ニトロフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
(2R,3R,4S,5S,6S)−2−ブロモ−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(4g)のアセトニトリル(100mL)中溶液に、酸化銀(I)(10.04g)及び4−ヒドロキシ−3−ニトロベンズアルデヒド(1.683g)を加えた。反応混合物を室温で4時間撹拌し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をヘプタン中5〜50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e(M+18)
【1510】
2.99.2 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−(ヒドロキシメチル)−2−ニトロフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.99.1(6g)のクロロホルム(75mL)及びイソプロパノール(18.75mL)の混合物中溶液に、シリカゲル0.87gを加えた。得られた混合物を0℃に冷却し、NaBH(0.470g)を加え、得られた懸濁液を0℃で45分間撹拌した。反応混合物をジクロロメタン(100mL)で希釈し、珪藻土に通して濾過した。濾液を水及びブラインで洗浄し、濃縮して粗生成物を得、これをさらには精製せずに使用した。MS(ESI)m/e(M+NH
【1511】
2.99.3 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−アミノ−4−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.99.2(7g)の酢酸エチル(81mL)中撹拌溶液を、20℃で1気圧のH下触媒として10%Pd/C(1.535g)を使用し12時間水素化した。反応混合物を珪藻土に通して濾過し、溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣を95/5ジクロロメタン/メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【1512】
2.99.4 3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパン酸
3−アミノプロパン酸(4.99g)を500mLのフラスコ中で10%NaCO水溶液(120mL)に溶解し、氷浴で冷却した。得られた溶液に、1,4−ジオキサン(100mL)中の(9H−フルオレン−9−イル)メチルカルボノクロリデート(14.5g)を徐々に加えた。反応混合物を室温で4時間撹拌し、次いで水(800mL)を加えた。水性層を反応混合物から分離し、ジエチルエーテル(3×750mL)で洗浄した。水性層を2N HCl水溶液でpH値を2に酸性化し、酢酸エチル(3×750mL)で抽出した。有機層を合わせ、濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を酢酸エチル:ヘキサン1:2の混合溶媒(300mL)中で再結晶して、標題化合物を得た。
【1513】
2.99.5 (9H−フルオレン−9−イル)メチル(3−クロロ−3−オキソプロピル)カルバメート
実施例2.99.4のジクロロメタン(160mL)中溶液に、亜硫酸ジクロリド(50mL)を加えた。混合物を60℃で1時間撹拌した。混合物を冷却し、濃縮して、標題化合物を得た。
【1514】
2.99.6 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパンアミド)−4−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.99.3(6g)のジクロロメタン(480mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.60mL)を加えた。実施例2.99.5(5.34g)を加え、混合物を室温で30分間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液中に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。合わせた抽出物を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮して残渣を得、これを移動相として石油エーテル中0〜100%酢酸エチルを使用するラジアルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【1515】
2.99.7 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパンアミド)−4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.99.6(5.1g)のN,N−ジメチルホルムアミド(200mL)中混合物に、ビス(4−ニトロフェニル)カルボネート(4.14g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.784mL)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、減圧下で濃縮した。粗製物をジクロロメタンに溶解し、1mmラジアルクロマトトロンプレート上に直接吸引し、ヘキサン中50〜100%酢酸エチルで溶出して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e(M+H)
【1516】
2.99.8 3−(1−((3−(2−((((3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.13.7(325mg)及び実施例2.99.7(382mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(9mL)中溶液に、0℃でN,N−ジイソプロピルアミン(49.1mg)を加えた。反応混合物を0℃で5時間撹拌し、酢酸(22.8mg)を加えた。得られた混合物を酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(10mL)及びメタノール(5mL)の混合物に溶解した。この溶液に0℃で1M水酸化リチウム水溶液(3.8mL)を加えた。得られた混合物を0℃で1時間撹拌し、酢酸で酸性化し、濃縮した。濃縮物を凍結乾燥して、粉体を得た。粉体をN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶解し、氷浴中で冷却し、0℃でピペリジン(1mL)を加えた。混合物を0℃で15分間撹拌し、酢酸1.5mLを加えた。溶液を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中30〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを用いる逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1172.2(M+H)
【1517】
2.99.9 4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の実施例2.99.8(200mg)に、0℃で2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエート(105mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL)を加えた。混合物を0℃で15分間撹拌し、室温に加温し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中30〜80%アセトニトリルで溶出する100gC18カラムを使用するGilsonシステム上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 2H) 9.07 (s, 1H) 8.18 (s, 1H) 8.03 (d, 1H) 7.87 (t, 1H) 7.79 (d, 1H) 7.61 (d, 1H) 7.41-7.53 (m, 3H) 7.36 (q, 2H) 7.28 (s, 1H) 7.03-7.09 (m, 1H) 6.96-7.03 (m, 3H) 6.94 (d, 1H) 4.95 (s, 4H) 4.82 (t, 1H) 3.88 (t, 3H) 3.80 (d, 2H) 3.01 (t, 2H) 2.86 (d, 3H) 2.54 (t, 2H) 2.08 (s, 3H) 2.03 (t, 2H) 1.40-1.53 (m, 4H) 1.34 (d, 2H) 0.90-1.28 (m, 12H) 0.82 (d, 6H).MS(ESI)m/e 1365.3(M+H)
【1518】
2.100 対照シントン4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−2−({N−[19−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−17−オキソ−4,7,10,13−テトラオキサ−16−アザノナデカン−1−オイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンI)の合成
2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエートを2,5−ジオキソピロリジン−1−イル1−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−オキソ−7,10,13,16−テトラオキサ−4−アザノナデカン−19−オエートで置き換え、実施例2.99.9における手順を用いて標題化合物を調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.95 (s, 1H) 8.16 (s, 1H) 7.99 (d, 1H) 7.57-7.81 (m, 4H) 7.38-7.50 (m, 3H) 7.34 (q, 2H) 7.27 (s, 1H) 7.10 (d, 1H) 7.00 (d, 1H) 6.88-6.95 (m, 2H) 4.97 (d, 4H) 4.76 (d, 2H) 3.89 (t, 2H) 3.84 (d, 2H) 3.80 (s, 2H) 3.57-3.63 (m, 4H) 3.44-3.50 (m, 4H) 3.32-3.43 (m, 6H) 3.29 (t, 2H) 3.16 (q, 2H) 3.02 (t, 2H) 2.87 (s, 3H) 2.52-2.60 (m, 2H) 2.29-2.39 (m, 3H) 2.09 (s, 3H) 1.37 (s, 2H) 1.20-1.29 (m, 4H) 1.06-1.18 (m, 4H) 0.92-1.05 (m, 2H) 0.83 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1568.6(M−H)
【1519】
2.101 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{[(43S,46S)−43−({[(4−{[(2S)−2−{[(2S)−2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}プロパノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ)−46−メチル−37,44,47−トリオキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサ−38,45,48−トリアザペンタコンタン−50−イル]オキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンOK)の合成
実施例1.13.8を実施例1.66.7で置き換えて、標題化合物を実施例2.7に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 8.21 - 7.97 (m, 4H), 7.79 (d, 4H), 7.71 - 7.32 (m, 15H), 7.28 (t, 4H), 7.02 - 6.91 (m, 3H), 4.95 (d, 5H), 4.33 - 4.12 (m, 3H), 3.98 - 3.76 (m, 11H), 3.41 - 3.21 (m, 22H), 3.21 - 2.90 (m, 12H), 2.24 - 2.05 (m, 7H), 1.81 - 0.90 (m, 46H), 0.90 - 0.78 (m, 17H).MS(ESI)m/e 2014.0(M+H)、1007.5(M+2H)2+、672.0(M+3H)3+
【1520】
2.102 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンOW)の合成
実施例1.2.9を実施例1.62.5で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.95 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.02 (d, 1H), 7.96 (d, 1H), 7.88 - 7.68 (m, 4H), 7.57 (d, 2H), 7.42 (s, 2H), 7.34 (t, 1H), 7.25 (dd, 3H), 7.19 (t, 1H), 6.95 (s, 2H), 5.96 (s, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.35 (q, 1H), 4.15 (dd, 1H), 3.93 (t, 2H), 3.83 (d, 2H), 3.32 (t, 2H), 3.27 (d, 1H), 2.93 (dtd, 1H), 2.80 (t, 2H), 2.47 (p, 19H), 2.24 - 2.02 (m, 5H), 1.91 (p, 3H), 1.74 - 1.25 (m, 8H), 1.27 - 0.89 (m, 10H), 0.79 (dd, 13H).MS(ESI)m/e 1414.4(M+H)
【1521】
2.103 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンPC)の合成
実施例1.2.9を実施例1.68.7で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.07 (s, 1H), 9.95 (s, 1H), 8.99 (s, 1H), 8.33 (dd, 1H), 8.25 - 8.09 (m, 3H), 8.12 - 7.95 (m, 3H), 7.90 (d, 1H), 7.76 (dd, 2H), 7.73 - 7.63 (m, 1H), 7.56 (s, 3H), 7.41 - 7.29 (m, 1H), 6.95 (s, 2H), 5.97 (s, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.35 (d, 2H), 4.15 (dd, 1H), 3.50 - 3.22 (m, 10H), 2.92 (dtd, 3H), 2.29 - 2.00 (m, 6H), 1.92 (q, 1H), 1.75 - 0.88 (m, 24H), 0.79 (dd, 15H).MS(ESI)m/e 1409.5(M+H)
【1522】
2.104 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル){[(2−{[(2R,3S,4R,5R,6R)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−4−[2−(2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンPI)の合成
【1523】
2.104.1 3−(1−((3−(2−((((4−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−2−(((2R,3S,4R,5R,6R)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−カルボキシエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリン酸
実施例2.97.7(26.9mg)及び実施例1.68.7(23.5mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中冷却(0℃)混合物に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.043mL)を加えた。反応物を室温にゆっくり加温し、終夜撹拌した。LC/MSは、所望の生成物が主要ピークであることを示した。反応混合物に水(1mL)及びLiOH HO(20mg)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌した。混合物をN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)で希釈し、濾過し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1242.2(M−H)
【1524】
2.104.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル){[(2−{[(2R,3S,4R,5R,6R)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−4−[2−(2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例2.97.8を実施例2.104.1で置き換え、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエートを2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエートで置き換えて、標題化合物を実施例2.97.9に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.06 (s, 2H), 8.99 (s, 1H), 8.34 (dd, 1H), 8.25 - 8.10 (m, 3H), 8.04 (d, 1H), 7.98 (d, 1H), 7.90 (d, 1H), 7.78 (d, 2H), 7.72 - 7.63 (m, 1H), 7.50 - 7.42 (m, 2H), 7.34 (t, 1H), 7.16 (d, 1H), 6.94 (s, 2H), 6.65 (d, 1H), 6.56 (dd, 1H), 4.02 (t, 2H), 3.90 (d, 1H), 3.83 (s, 2H), 3.66 (t, 3H), 3.28 (q, 4H), 3.15 (q, 2H), 2.19 (s, 3H), 1.99 (t, 2H), 1.51 - 1.30 (m, 6H), 1.28 - 0.88 (m, 11H), 0.81 (d, 6H).MS(ESI)m/e 1433.4(M+H)
【1525】
2.105 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンPJ)の合成
実施例1.2.9を実施例1.69.6で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.23 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 9.73 (d, 1H), 9.45 (s, 1H), 8.33 (t, 2H), 8.18 (d, 1H), 8.07 (dd, 2H), 8.02 (dd, 1H), 7.97 (dd, 1H), 7.80 (t, 2H), 7.65 - 7.55 (m, 2H), 7.53 - 7.44 (m, 2H), 7.37 (t, 1H), 7.27 (d, 2H), 6.98 (s, 2H), 4.98 (d, 2H), 4.38 (d, 1H), 4.18 (d, 1H), 3.56 - 3.31 (m, 3H), 3.26 (d, 2H), 3.08 - 2.89 (m, 2H), 2.64 (t, 2H), 2.23 (d, 3H), 2.12 (dp, 2H), 1.95 (s, 1H), 1.68 (s, 1H), 1.62 - 1.29 (m, 7H), 1.29 - 0.90 (m, 9H), 0.90 - 0.74 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1446.3(M−H)
【1526】
2.106 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−6−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンPU)の合成
実施例1.2.9を実施例1.70で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.97 (s, 1H), 9.12 (d, 1H), 8.93 (s, 1H), 8.60 (dd, 1H), 8.24 (dd, 2H), 8.05 (dd, 2H), 7.99 - 7.87 (m, 2H), 7.78 (dd, 2H), 7.67 - 7.51 (m, 3H), 7.43 - 7.31 (m, 1H), 7.26 (d, 2H), 6.97 (s, 2H), 5.98 (s, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.37 (d, 2H), 4.17 (dd, 1H), 3.49 - 3.22 (m, 11H), 2.95 (ddd, 3H), 2.20 (s, 4H), 2.19 - 1.86 (m, 3H), 1.74 - 0.89 (m, 22H), 0.81 (dd, 15H).MS(ESI)m/e 1410.4(M−H)
【1527】
2.107 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−6−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンPV)の合成
実施例1.2.9を実施例1.70.5で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.96 (s, 1H), 9.11 (d, 1H), 8.92 (s, 1H), 8.60 (dd, 1H), 8.23 (dd, 2H), 8.12 - 7.97 (m, 2H), 7.98 - 7.92 (m, 2H), 7.77 (dd, 2H), 7.56 (t, 2H), 7.51 - 7.42 (m, 2H), 7.42 - 7.31 (m, 1H), 7.24 (d, 2H), 6.95 (s, 2H), 4.95 (d, 2H), 4.36 (q, 1H), 3.90 - 3.80 (m, 3H), 3.52 - 3.27 (m, 3H), 3.23 (t, 2H), 3.06 - 2.83 (m, 2H), 2.67 - 2.58 (m, 2H), 2.19 (s, 3H), 2.09 (dp, 2H), 1.93 (d, 1H), 1.72 - 1.25 (m, 7H), 1.27 - 0.88 (m, 10H), 0.88 - 0.70 (m, 13H).MS(ESI)m/e 1446.3(M−H)
【1528】
2.108 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンPW)の合成
実施例1.2.9を実施例1.71で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.97 (s, 1H), 9.70 (d, 1H), 9.40 (d, 1H), 8.31 (dd, 2H), 8.16 (d, 1H), 8.05 (t, 2H), 8.01 - 7.91 (m, 2H), 7.78 (dd, 2H), 7.59 (d, 3H), 7.52 - 7.44 (m, 2H), 7.36 (t, 1H), 7.26 (d, 2H), 6.96 (s, 2H), 5.99 (s, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.37 (d, 2H), 4.16 (dd, 1H), 3.53 - 3.20 (m, 9H), 2.94 (dtd, 2H), 2.21 (s, 3H), 2.17 - 1.85 (m, 3H), 1.71 - 0.89 (m, 22H), 0.81 (dd, 14H).MS(ESI)m/e 1410.4(M−H)
【1529】
2.109 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンQW)の合成
実施例2.1において実施例1.72.8を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド d6) δ ppm 11.07 (bs, 1H), 10.00 (bs, 1H), 8.27 (bs, 1H), 8.12 (m, 2H), 8.07 (d, 1H), 7.99 (d, 1H), 7.84-7.74 (m, 2H), 7.65 (d, 1H), 7.59 (m, 2H), 7.54-7.44 (m, 1H), 7.42-7.31 (m, 2H), 7.28 (m, 2H), 7.21 (q, 1H), 7.00 (m, 1H) 6.94-6.92 (m, 2H), 6.04 (bs, 1H), 5.14 (s, 2H), 4.99 (m, 3H), 4.39 (m, 2H), 4.30 (bs, 2H), 4.20 (m, 2H), 4.12 (bs, 2H), 3.70-3.64 (m, 2H), 3.50 (m, 2H), 3.44-3.35 (m, 2H), 3.27 (m, 2H), 3.02 (m, 2H), 2.95 (m, 2H), 2.68 (t, 2H), 2.14 (m, 4H), 1.96 (m, 1H), 1.69 (m, 1H), 1.58 (m, 1H), 1.47 (m, 4H), 1.36 (m, 2H), 1.30-1.02 (m, 8H), 0.98 (m, 2H), 0.85-0.80 (m, 16 H).
【1530】
2.110 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[7−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1H−インドール−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンRM)の合成
実施例2.1において実施例1.74.6を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、実施例2.110を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 11.30 (s, 1H), 9.93 (s, 1H), 8.26 (d, 1H), 8.17 (d, 1H), 8.02 (d, 1H), 7.92 - 7.84 (m, 3H), 7.76 (d, 1H), 7.69 (d, 1H), 7.54 (d, 3H), 7.47 (s, 1H), 7.35 (dd, 2H), 7.22 (t, 3H), 7.08 (t, 1H), 6.93 (s, 2H), 4.90 (s, 2H), 4.84 (t, 2H), 4.33 (q, 1H), 4.16 - 4.09 (m, 1H), 3.32 (t, 4H), 2.99 (m, 6H), 2.21 (s, 3H), 2.09 (m, 2H), 1.91 (m, 1H), 1.71 - 0.71 (m, 25H).MS(ESI)m/e 1434.4(M−H)
【1531】
2.111 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[{3−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−(6−カルボキシ−5−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル]プロピル}(メチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンRR)の合成
実施例1.2.9を実施例1.75.14で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.60 (bs, 1H), 9.98 (s, 1H), 8.33 (m, 2H), 8.02 (d, 2H), 7.75 (d, 2H), 7.55 (d, 2H), 7.49 (m, 3H), 7.29 (m, 1H), 7.25 (s, 4H), 6.99 (d, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.90 (m, 1H), 5.42 (m, 2H), 4.95 (s, 2H), 4.90 (m, 2H), 4.35 (t, 1H), 4.18 (t, 1H), 3.85 (m, 2H), 3.80 (s, 3H), 3.55 (s, 3H), 3.52 (m, 2H), 3.35 (m, 4H), 3.22 (m, 4H), 3.08 (m, 2H), 2.99 (m, 2H), 2.92 (m, 2H), 2.85 (m, 2H), 2.79 (t, 2H), 2.52 (m, 1H), 2.15 (m, 1H), 2.09 (s, 3H), 1.94 (m, 1H), 1.88 (m, 1H), 1.68 (m, 1H), 1.54 (m, 1H), 1.42 (m, 4H), 1.38 (m, 4H), 1.27 (m, 4H), 1.13 (m, 4H), 1.02 (m, 2H), 0.85 (s, 6H), 0.78 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1523.3(M+H)、1521.6(M−H)
【1532】
2.112 N(6−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ヘキサノイル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2−(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンSJ)の合成
【1533】
2.112.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2−(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−メチルブタンタミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の実施例1.2.9、トリフルオロ酢酸塩(390mg)、((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル(286mg)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(185mg)を、氷浴中で冷却し、N、N−ジイソプロピルエチルアミン(0.35mL)を加えた。混合物を0℃にて30分間、及び室温にて一晩撹拌した。反応混合物をジメチルスルホキシドで10mLまで希釈し、0.1%トリフルオロ酢酸を含有する水中の20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上の逆相HPLCによって精製して、表記化合物を得た。MS(ESI)m/e680.1(M+2H)2+
【1534】
2.112.2 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
0℃の10mLのジクロロメタン中の実施例2.112.1(300mg)を、トリフルオロ酢酸(4mL)で30分間処理し、混合物を濃縮した。残渣をアセトニトリル及び水の混合液に溶解させ、凍結乾燥して、所望の生成物をTFA塩として得た。MS(ESI)m/e1257.4(M−H)
【1535】
2.112.3 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((4−((13S,16S)−13−イソプロピル−2,2−ジメチル−4,11,14−トリオキソ−16−(3−ウレイドプロピル)−3−オキサ−5,12,15−トリアザヘプタデカンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
N,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中の実施例2.112.2(トリフルオロ酢酸塩,358mg)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(140mg)を氷−水浴中で冷却した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(226μL)を滴加し、続いて、6−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ヘキサン酸2,5−ジオキソピロリジン−1−イル(127mg)を加え、混合物を一晩撹拌した。混合物を、0.1%トリフルオロ酢酸を含有する水中の20〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上の逆相HPLCによって精製して、表記化合物を得た、MS(ESI)m/e1470.2(M−H)
【1536】
2.112.4 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−(6−アミノヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
表記化合物は、実施例2.112.1を実施例2.112.3で置き換え、実施例2.112.2における手法を用いて調製した。MS(ESI)m/e1370.5(M−H)
【1537】
2.112.5 N−(6−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ヘキサノイル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミドの合成
N,N−ジメチルホルムアミド(0.3mL)中の実施例2.112.4(25mg)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセテート(9.19mg)を、0℃で30分間N,N−ジイソプロピルエチルアミン(25.4μL)で処理した。反応混合物を4mM酢酸アンモニウム水混合物中35〜65%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物をアンモニウム塩として得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ12.81 (s, 1H), 9.94 (s, 1H), 8.01 (dd, 2H), 7.75 (d, 2H), 7.56 (s, 3H), 7.51 - 7.45 (m, 1H), 7.45 - 7.37 (m, 2H), 7.36 - 7.28 (m, 2H), 7.24 (t, 3H), 7.17 (s, 2H), 7.05 (s, 3H), 7.04 (s, 2H), 6.92 (s, 3H), 5.93 (s, 1H), 5.36 (s, 2H), 5.05 - 4.85 (m, 4H), 4.36 (q, 1H), 4.16 (dd, 1H), 3.95 (s, 2H), 3.85 (t, 2H), 3.76 (d, 2H), 3.22 (d, 1H), 3.05 - 2.81 (m, 6H), 2.68 - 2.53 (m, 2H), 2.09 (d, 4H), 1.76 - 0.86 (m, 14H), 0.86 - 0.71 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1507.5(M−H)
【1538】
2.113 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][3−(β−L−グルコピラヌロノシルオキシ)プロピル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンSM)の合成
実施例1.2.9を実施例1.87.3で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.08 (s, 1H), 9.96 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.35 (dd, 1H), 8.24 - 8.13 (m, 3H), 8.09 - 8.02 (m, 2H), 8.00 (d, 1H), 7.91 (d, 1H), 7.77 (dd, 2H), 7.71 - 7.64 (m, 1H), 7.58 (t, 2H), 7.49 - 7.44 (m, 2H), 7.39 - 7.32 (m, 1H), 7.26 (d, 2H), 6.96 (s, 2H), 5.97 (s, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.37 (d, 1H), 4.22 - 4.12 (m, 2H), 3.84 (s, 1H), 3.37 - 3.20 (m, 6H), 3.15 (t, 1H), 3.04 - 2.81 (m, 2H), 2.20 (s, 3H), 2.11 (dp, 2H), 1.99 - 1.88 (m, 1H), 1.71 (q, 2H), 1.62 - 1.26 (m, 8H), 1.29 - 0.88 (m, 11H), 0.80 (dd, 14H).MS(ESI)m/e 1571.4(M−H)
【1539】
2.114 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)イソキノリン−6−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンSN)の合成
実施例1.2.9を実施例1.78.5で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.95 (s, 1H), 9.61 (s, 1H), 9.08 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.54 (dd, 1H), 8.43 (d, 1H), 8.24 (d, 1H), 8.08 - 7.95 (m, 3H), 7.77 (dd, 2H), 7.63 - 7.51 (m, 2H), 7.50 - 7.42 (m, 2H), 7.40 - 7.31 (m, 1H), 7.24 (d, 2H), 6.95 (s, 2H), 6.00 (s, 1H), 4.95 (d, 2H), 4.36 (q, 1H), 4.15 (t, 1H), 3.27 (dt, 4H), 3.10 - 2.79 (m, 2H), 2.68 - 2.56 (m, 2H), 2.20 (s, 3H), 1.98 - 1.84 (m, 1H), 1.72 - 0.87 (m, 19H), 0.79 (dd, 13H).MS(ESI)m/e 1446.4(M−H)
【1540】
2.115 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−α−グルタミル−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンSS)の合成
【1541】
2.115.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((4−((6S,9S,12S)−6−(3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)−9−イソプロピル−2,2−ジメチル−4,7,10−トリオキソ−12−(3−ウレイドプロピル)−3−オキサ−5,8,11−トリアザトリデカンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例2.112.2(85mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(41.3mg)及び(S)−5−tert−ブチル1−(2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ペンタンジオエート(54.0mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中混合物に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(118μL)を滴下添加し、混合物を0℃で1時間撹拌した。混合物を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中35〜100%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 773.4(M+2H)2+
【1542】
2.115.2 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−((S)−2−アミノ−4−カルボキシブタンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
ジクロロメタン(11mL)中の実施例2.115.1(100mg)を0℃でトリフルオロ酢酸(4mL)で処理した。混合物を0℃で3.5時間撹拌し、濃縮した。残渣を0.1%トリフルオロ酢酸水混合物中5〜60%アセトニトリル水混合物で溶出する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
【1543】
2.115.3 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−α−グルタミル−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(2.87mg)、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエート(5.77mg)及び実施例2.115.2(13mg)の混合物に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(13.08μL)を加え、混合物を0℃で1時間撹拌した。反応物を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ12.83 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 8.13 (d, 1H), 8.02 (dd, 1H), 7.97 (d, 1H), 7.80 - 7.74 (m, 1H), 7.64 (t, 1H), 7.61 - 7.48 (m, 4H), 7.47 - 7.38 (m, 2H), 7.38 - 7.30 (m, 2H), 7.29 - 7.23 (m, 3H), 6.96 (s, 2H), 6.93 (d, 1H), 5.99 (s, 1H), 5.06 - 4.88 (m, 5H), 4.37 (q, 1H), 4.28 (q, 1H), 4.18 (dd, 1H), 3.86 (t, 2H), 3.78 (d, 2H), 3.34 (t, 3H), 3.23 (d, 2H), 2.99 (t, 3H), 2.97 - 2.85 (m, 1H), 2.62 (dt, 1H), 2.26 - 2.15 (m, 2H), 2.16 - 2.00 (m, 5H), 2.01 - 1.79 (m, 1H), 1.75 - 1.50 (m, 3H), 1.50 - 0.87 (m, 17H), 0.81 (dd, 14H).MS(ESI)m/e 1579.6(M−H)
【1544】
2.116 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−α−グルタミル−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンTA)の合成
2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエートを2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセテートで置き換え、実施例2.115.3における手順を用いて標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ10.02 (s, 1H), 8.38 (d, 1H), 8.14 (d, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.82 (dd, 2H), 7.60 (t, 3H), 7.55 - 7.40 (m, 3H), 7.35 (td, 2H), 7.31 - 7.24 (m, 3H), 7.07 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 4.97 (d, 4H), 4.37 (ddd, 2H), 4.23 - 4.05 (m, 3H), 3.88 (t, 6H), 3.80 (d, 2H), 3.25 (d, 2H), 3.09 - 2.88 (m, 4H), 2.64 (s, 2H), 2.22 (dd, 2H), 2.09 (s, 3H), 2.02 - 1.49 (m, 5H), 1.47 - 0.89 (m, 12H), 0.83 (dd, 12H).MS(ESI)m/e 1523.5(M−H)
【1545】
2.117 1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−D−バリル−N−カルバモイル−D−オルニチル}アミノ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−arabino−ヘキシトール(シントンTW)の合成
実施例2.1において実施例1.77.2を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.85 (bs, 1H), 9.98 (s, 1H), 8.06 (d, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.78 (t, 2H), 7.60 (m, 3H), 7.52-7.42 (m, 4H), 7.36 (q, 2H), 7.28 (s, 1H), 7.27 (d, 2H), 6.99 (s, 1H), 6.95 (d, 1H), 5.97 (bs, 1H), 5.00 (m, 2H), 4.95 (s, 2H), 4.39 (m, 1H), 4.19 (m, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.79 (m, 4H), 3.58 (m, 4H), 3.46-3.33 (m, 10H), 3.26 (m, 4H), 3.01 (m, 2H), 2.94 (m, 1H), 2.14 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.96 (m, 1H), 1.69 (m, 2H), 1.59 (m, 1H), 1.47 (m, 4H), 1.35 (m, 4H), 1.28-1.03 (m, 10H), 0.95 (m, 2H), 0.82 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1493(M+H)、1491(M−H)
【1546】
2.118 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−オキシドイソキノリン−6−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンST)の合成
実施例1.2.9を実施例1.88.4で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.29 (s, 2H), 9.95 (s, 1H), 9.18 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.57 - 8.36 (m, 1H), 8.29 - 7.87 (m, 4H), 7.77 (dd, 2H), 7.56 (d, 2H), 7.53 - 7.41 (m, 2H), 7.24 (d, 2H), 6.95 (s, 2H), 5.95 (s, 1H), 4.94 (s, 2H), 4.35 (q, 1H), 4.15 (dd, 1H), 3.84 (s, 3H), 3.28 (dt, 4H), 3.06 - 2.77 (m, 3H), 2.19 (d, 3H), 2.17 - 1.80 (m, 3H), 1.74 - 0.88 (m, 22H), 0.79 (dd, 13H).MS(ESI)m/e 1368.4(M−H)
【1547】
2.119 N−({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンZL)の合成
【1548】
2.119.1 (3R,7aS)−3−フェニルテトラヒドロピロロ[1,2−c]オキサゾール−5(3H)−オン
(S)−5−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−2−オン(25g)、ベンズアルデヒド(25.5g)及びパラ−トルエンスルホン酸一水和物(0.50g)のトルエン(300mL)中混合物を、乾燥管下Dean−Starkトラップを使用して16時間加熱還流した。反応物を室温に冷却し、溶媒を不溶物からデカント除去した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液混合物(2×)及びブライン(1×)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を35/65ヘプタン/酢酸エチルで溶出するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 204.0(M+H)
【1549】
2.119.2 (3R,6R,7aS)−6−ブロモ−3−フェニルテトラヒドロピロロ[1,2−c]オキサゾール−5(3H)−オン
実施例2.119.1(44.6g)のテトラヒドロフラン(670mL)中冷却(−77℃)混合物に、Trxn<−73℃で維持しながら、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(ヘキサン中1.0M、250mL)を40分かけて滴下添加した。反応物を−77℃で2時間撹拌し、Trxn<−64℃で維持しながら臭素(12.5mL)を20分かけて滴下添加した。反応物を−77℃で75分間撹拌し、冷10%チオ硫酸ナトリウム混合物水溶液150mLの添加によりクエンチして、反応物を−77℃にした。反応物を室温に加温し、半飽和塩化アンモニウム水溶液混合物と酢酸エチルとの間で分配した。層を分離し、有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を80/20、75/25及び70/30ヘプタン/酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 299.0及び301.0(M+NH+H)
【1550】
2.119.3 (3R,6S,7aS)−6−ブロモ−3−フェニルテトラヒドロピロロ[1,2−c]オキサゾール−5(3H)−オン
標題化合物を実施例2.119.2から副生成物として単離した。MS(DCI)m/e 299.0及び301.0(M+NH+H)
【1551】
2.119.4 (3R,6S,7aS)−6−アジド−3−フェニルテトラヒドロピロロ[1,2−c]オキサゾール−5(3H)−オン
実施例2.119.2(19.3g)のN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)中混合物に、アジ化ナトリウム(13.5g)を加えた。反応物を60℃に2.5時間加熱した。反応物を室温に冷却し、水(500mL)及び酢酸エチル(200mL)の添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄した。合わせた水性層を酢酸エチル(50mL)で逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を78/22ヘプタン/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 262.0(M+NH+H)
【1552】
2.119.5 (3R,6S,7aS)−6−アミノ−3−フェニルテトラヒドロピロロ[1,2−c]オキサゾール−5(3H)−オン
実施例2.119.4(13.5g)のテトラヒドロフラン(500mL)及び水(50mL)中混合物に、ポリマー−担持トリフェニルホスフィン(55g)を加えた。反応物を機械的に室温で終夜撹拌した。反応物を酢酸エチル及びトルエンで溶出する珪藻土に通して濾過した。混合物を減圧下で濃縮し、ジクロロメタン(100mL)に溶解し、硫酸ナトリウムで脱水し、次いで濾過し、濃縮して標題化合物を得、これをさらには精製せずに引き続くステップに使用した。MS(DCI)m/e 219.0(M+H)
【1553】
2.119.6 (3R,6S,7aS)−6−(ジベンジルアミノ)−3−フェニルテトラヒドロピロロ[1,2−c]オキサゾール−5(3H)−オン
実施例2.119.5(11.3g)のN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)中混合物に、炭酸カリウム(7.0g)、ヨウ化カリウム(4.2g)及びベンジルブロミド(14.5mL)を加えた。反応物を室温で終夜撹拌し、水及び酢酸エチルの添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄した。合わせた水性層を酢酸エチルで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中10〜15%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して固体を得、これをヘプタンで摩砕して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 399.1(M+H)
【1554】
2.119.7 (3S,5S)−3−(ジベンジルアミノ)−5−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−2−オン
実施例2.119.6(13g)のテトラヒドロフラン(130mL)中混合物に、パラ−トルエンスルホン酸一水和物(12.4g)及び水(50mL)を加え、反応物を65℃に6日間加熱した。反応物を室温に冷却し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液及び酢酸エチルの添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄した。合わせた水性層を酢酸エチルで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。蝋状固体をヘプタン(150mL)で摩砕して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 311.1(M+H)
【1555】
2.119.8 (3S,5S)−5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−(ジベンジルアミノ)ピロリジン−2−オン
実施例2.119.7(9.3g)及び1H−イミダゾール(2.2g)のN,N−ジメチルホルムアミド中混合物に、tert−ブチルクロロジメチルシラン(11.2mL、トルエン中50重量%)を加え、反応混合物を終夜撹拌した。反応混合物を水及びジエチルエーテルの添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄した。合わせた水性層をジエチルエーテルで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中35%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 425.1(M+H)
【1556】
2.119.9 tert−ブチル2−((3S,5S)−5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−(ジベンジルアミノ)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.8(4.5g)のテトラヒドロフラン(45mL)中冷却(0℃)混合物に、95%水素化ナトリウム(320mg)を2回に分けて加えた。冷却混合物を40分間撹拌し、tert−ブチル2−ブロモアセテート(3.2mL)を加えた。反応物を室温に加温し、終夜撹拌した。反応物を水及び酢酸エチルの添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄した。合わせた水性層を酢酸エチルで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中5〜12%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 539.2(M+H)
【1557】
2.119.10 tert−ブチル2−((3S,5S)−3−(ジベンジルアミノ)−5−(ヒドロキシメチル)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.9(5.3g)のテトラヒドロフラン(25mL)中混合物に、テトラブチルアンモニウムフルオリド(11mL、95/5テトラヒドロフラン/水中1.0M)を加えた。反応物を室温で1時間撹拌し、次いで飽和塩化アンモニウム水溶液混合物、水及び酢酸エチルの添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄した。合わせた水性層を酢酸エチルで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中35%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 425.1(M+H)
【1558】
2.119.11 tert−ブチル2−((3S,5S)−5−((2−((4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エトキシ)メチル)−3−(ジベンジルアミノ)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.10(4.7g)のジメチルスルホキシド(14mL)中混合物に、4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(14.5g)のジメチルスルホキシド(14mL)中混合物を加えた。炭酸カリウム(2.6g)及び水(28μL)を加え、反応物を窒素下60℃で1日間加熱した。反応物を室温に冷却し、次いでブライン混合物、水及びジエチルエーテルの添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄した。合わせた水性層をジエチルエーテルで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中15〜25%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/e 871.2(M+H)
【1559】
2.119.12 tert−ブチル2−((3S,5S)−3−アミノ−5−((2−((4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エトキシ)メチル)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.11(873mg)を酢酸エチル(5mL)及びメタノール(15mL)に溶解し、炭素担持水酸化パラジウム、20重量%(180mg)を加えた。反応混合物を水素雰囲気(30psi)下室温で30時間、次いで50℃で1時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、濾過し、濃縮して、所望の生成物を得た。MS(ESI+)m/e 691.0(M+H)
【1560】
2.119.13 4−(((3S,5S)−1−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)−5−((2−((4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エトキシ)メチル)−2−オキソピロリジン−3−イル)アミノ)−4−オキソブタ−2−エン酸
無水マレイン酸(100mg)をジクロロメタン(0.90mL)に溶解し、実施例2.119.12(650mg)のジクロロメタン(0.90mL)中混合物を滴下添加し、次いで40℃で2時間加熱した。反応混合物を0.2%酢酸を含むジクロロメタン中1.0〜2.5%メタノールの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより直接精製した。生成物を含むフラクションを濃縮した後、トルエン(10mL)を加え、混合物を再度濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI−)m/e 787.3(M−H)
【1561】
2.119.14 tert−ブチル2−((3S,5S)−5−((2−((4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エトキシ)メチル)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.13(560mg)をトルエン(7mL)中でスラリー化し、トリエチルアミン(220μL)及び硫酸ナトリウム(525mg)を加えた。反応物を窒素雰囲気下還流状態で6時間加熱し、反応混合物を室温で終夜撹拌した。反応物を濾過し、固体を酢酸エチルですすいだ。溶出液を減圧下で濃縮し、残渣を45/55ヘプタン/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【1562】
2.119.15 2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−((2−スルホエトキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)酢酸
実施例2.119.14(1.2g)をトリフルオロ酢酸(15mL)に溶解し、窒素下65〜70℃に終夜加熱した。トリフルオロ酢酸を減圧下で除去した。残渣をアセトニトリル(2.5mL)に溶解し、30分かけて0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中5〜75%アセトニトリルの濃度勾配を使用するLuna C18(2)AXIAカラム(250×50mm、10μ粒径)上での分取逆相液体クロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI−)m/e 375.2(M−H)
【1563】
2.119.16 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリン酸
実施例2.49.1において実施例1.43.7を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI−)m/e 1252.4(M−H)
【1564】
2.119.17 N−({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド
実施例2.119.15(7mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(0.15mL)に溶解し、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(9mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(7μL)を加えた。混合物を室温で3分間撹拌し、実施例2.119.16(28mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(15μL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.15mL)中混合物に加えた。1時間後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド/水1/1(1.0mL)で希釈し、0.1%TFA水中の5〜75%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.95 (s, 1H), 9.02 (s, 1H), 8.37 (d, 1H), 8.22 (m, 2H), 8.18 (m, 2H), 8.08 (m, 2H), 8.03 (m, 1H), 7.96 (br d, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.70 (t, 1H), 7.61 (br m, 3H), 7.48 (m, 2H), 7.37 (t, 1H), 7.27 (br m, 2H), 7.08 (s, 2H), 4.99 (br d, 3H), 4.68 (t, 1H), 4.39 (m, 1H), 4.20 (m, 2H), 4.04 (m, 1H), 3.87 (br d, 2H), 3.74 (br m, 1H) 3.65 (br t, 2H), 3.48 (br m, 4H), 3.43 (br m, 2H), 3.26 (br m, 2H), 3.00 (br m, 2H), 2.80 (m, 1H), 2.76 (m, 1H), 2.66 (br m, 2H), 2.36 (br m, 1H), 2.22 (s, 3H), 2.00 (m, 1H), 1.87 (m, 1H), 1.69 (br m, 1H), 1.62 (br m, 1H), 1.40 (br m, 4H), 1.31-1.02 (m, 10 H), 0.96 (m, 2H), 0.85 (m, 12H).MS(ESI−)m/e 1610.3(M−H)
【1565】
2.120 N−{(2S)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]プロパノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンSX)の合成
【1566】
2.120.1 (S)−メチル3−(4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)プロパノエート
2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル4−メチルベンゼンスルホネート(82.48g)及び炭酸カリウム(84.97g)のアセトニトリル(1.5L)中混合物に、(S)−メチル2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート(72.63g)を加え、反応混合物を30℃で12時間撹拌し、LC/MSは出発物が消費され、主要な生成物は所望の生成物であることを示した後、反応物を濾過し、濾液を濃縮して粗生成物を得、これを分取HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI):m/e 811(M+HO)
【1567】
2.120.2 3−(4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)プロパン酸
実施例2.120.1(90.00g)のテトラヒドロフラン(1.5L)及び水(500mL)中混合物に、水酸化リチウム一水和物(14.27g)を加えた。反応混合物を30℃で12時間撹拌し、LC/MSは出発物が消費され、主要な生成物は所望の生成物であることを示した。反応混合物をHCl水溶液を使用してpH=6に調整し、混合物を濃縮して、粗製の標題化合物を得た。MS(ESI):m/e 778.3(M−H)
【1568】
2.120.3 3−(4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル)−2−アミノプロパン酸
実施例2.120.2(88.41g)のジクロロメタン(1.5L)中混合物に、N下25℃でトリフルオロ酢酸(100mL)を加え、反応混合物を40℃で12時間撹拌した。LC/MSは出発物が消費され、主要な生成物は所望の生成物であることを示した。混合物を濃縮して粗生成物を得、これを分取HPLCにより精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.20 (d, J=8.6 Hz, 2H), 6.93 (d, J=8.2 Hz, 2H), 4.22 (dd, J=5.5, 7.4 Hz, 1H), 4.14-4.06 (m, 2H), 3.84 - 3.79 (m, 2H), 3.68-3.50 (m, 40H), 3.33 (s,3H), 3.21 (d, J=5.5 Hz, 1H), 3.12-3.05 (m,1H).MS(ESI)m/e 680.1(M+H)
【1569】
2.120.4 4−((2−(4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル)−1−カルボキシエチル)アミノ)−4−オキソブタ−2−エン酸
実施例2.120.3(80.00g)のジオキサン(1L)中混合物に、フラン−2,5−ジオン(35g)を加え、反応混合物を120℃で4時間撹拌した。LC/MSは出発物が消費され、主要な生成物は所望の生成物であることを示した。混合物を濃縮して粗製の標題化合物を得、これを精製せずに次のステップに使用した。MS(ESI)m/e 795.4(M+H)
【1570】
2.120.5 (S)−3−(4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパン酸
実施例2.120.4(96g、粗製物)のトルエン(1.5L)中混合物に、トリエチルアミン(35.13g)を加え、反応混合物を120℃で4時間撹拌した。LC/MSは出発物が消費され、主要な生成物は所望の生成物であることを示した。反応物を濾過して有機相を単離し、有機物を濃縮して粗生成物を得、これを分取HPLC(装置:島津LC−20AP分取HPLC、カラム:Phenomenex(登録商標)Luna(登録商標)(2)C18 250*50mm 内径10μm、移動相:AはHO(0.09%トリフルオロ酢酸)及びBはCHCN、濃度勾配:20分でB15%〜43%、流速:80ml/分、波長:220及び254nm、注入容量:1g/注入)により、続いてSFC−HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 6.98 (d, 2H), 6.74 (d, 2H), 6.56 (s, 2H), 4.85 (dd, 1H), 4.03 (t, 2H), 3.84 - 3.76 (m, 2H), 3.71 - 3.66 (m, 2H), 3.65 - 3.58 (m, 39H), 3.55 - 3.50 (m, 2H), 3.41 - 3.30 (m, 4H).MS(ESI)m/e 760.3(M+H)
【1571】
2.120.6 N−{(2S)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]プロパノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド
実施例2.119.17において実施例2.120.5を実施例2.119.15の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 10.03 (s, 1H), 9.02 (s, 1H), 8.37 (d, 1H), 8.22 (m, 3H), 8.16 (d, 1H), 8.12 (br m, 1H), 8.07 (d, 1H), 8.01 (d, 1H), 7.96 (br d, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.70 (t, 1H), 7.59 (br m, 2H), 7.48 (m, 2H), 7.37 (t, 1H), 7.28 (d, 2H), 7.02 (d, 2H), 6.89 (s, 2H), 6.77 (d, 2H), 4.98 (br d, 2H), 4.79 (dd, 1H), 4.39 (br m, 1H), 4.23 (br m, 2H), 3.99 (br m, 2H), 3.88 (br m, 2H), 3.69 (br m, 4H), 3.55 (m, 4H), 3.50 (s, 32H), 3.42 (m, 4H), 3.27 (m, 4H), 3.23 (s, 3H), 3.20 (m, 1H), 3.03 (br m, 1H), 2.98 (m, 1H), 2.65 (br t, 2H), 2.22 (s, 3H), 1.97 (br m, 1H), 1.69 (br m, 1H), 1.61 (br m, 1H), 1.39 (m, 4H), 1.31-0.91 (m, 12H), 0.85 (m, 9H), 0.77 (d, 3H).MS(ESI)m/e 1993.7(M−H)
【1572】
2.121 N−({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンSW)の合成
実施例2.119.17において実施例2.49.1を実施例2.119.16の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.96 (s, 1H), 8.17 (br d, 1H), 8.03 (d, 2H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (m, 3H), 7.55 (d, 1H), 7.45 (m, 2H), 7.37 (m, 3H), 7.27 (d, 2H), 7.08 (s, 2H), 6.98 (d, 1H), 4.97 (m, 4H), 4.68 (t, 1H), 4.37 (br m, 1H), 4.22 (br s, 1H), 4.17 (d, 1H), 4.03 (d, 1H), 3.89 (br t, 2H), 3.83 (br d, 2H), 3.74 (br m, 1H), 3.65 (t, 2H), 3.49 (m, 3H), 3.40 (br m, 4H), 3.25 (br m, 2H), 3.02 (br m, 4H), 2.80 (m, 2H), 2.67 (br m, 2H), 2.37 (br m, 1H), 2.10 (s, 3H), 1.99 (m, 1H), 1.86 (m, 1H), 1.69 (br m, 1H), 1.61 (br m, 1H), 1.52-0.91 (m, 16H), 0.85 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1615.4(M−H)
【1573】
2.122 N−{(2S)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]プロパノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンTV)の合成
実施例2.120.5(19.61mg)及びO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(9.81mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.8mL)中混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(27.7μL)を加えた。混合物を5分間撹拌し、0℃で実施例2.112.2のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中冷却混合物に加えた。反応混合物を0℃で40分間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ9.99 (s, 1H), 8.19 (d, 1H), 8.14 - 8.04 (m, 1H), 8.00 (dd, 1H), 7.75 (d, 1H), 7.62 - 7.52 (m, 3H), 7.49 (d, 1H), 7.46 - 7.37 (m, 2H), 7.36 - 7.29 (m, 2H), 7.28 - 7.21 (m, 3H), 6.99 (d, 2H), 6.92 (d, 1H), 6.85 (s, 2H), 6.79 - 6.71 (m, 2H), 4.94 (d, 3H), 4.76 (dd, 1H), 4.35 (d, 1H), 4.20 (t, 1H), 3.96 (dd, 2H), 3.85 (t, 2H), 3.77 (d, 2H), 3.66 (dd, 2H), 3.52 (dd, 2H), 3.50 - 3.47 (m, 2H), 3.39 (dd, 2H), 3.20 (s, 4H), 2.97 (t, 3H), 2.60 (t, 2H), 2.13 - 2.01 (m, 3H), 1.93 (s, 1H), 1.61 (d, 2H), 1.49 - 0.88 (m, 10H), 0.87 - 0.59 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1998.7(M−H)
【1574】
2.123 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンSZ)の合成
【1575】
2.123.1 (3R,4S,5R,6R)−3,4,5−トリス(ベンジルオキシ)−6−(ベンジルオキシメチル)−テトラヒドロピラン−2−オン
(3R,4S,5R,6R)−3,4,5−トリス(ベンジルオキシ)−6−((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−オール(75g)のジメチルスルホキシド(400mL)中混合物に、0℃で無水酢酸(225mL)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌した後、これを0℃に冷却した。多量の水を加え、撹拌を停止して反応混合物を3時間静置した(粗製のラクトンがフラスコの底部に溜まってきた)。上清を除去し、粗製の混合物を酢酸エチルで希釈し、水で3回洗浄し、飽和NaHCOの混合物水溶液で中和し、水で再度2回洗浄した。次いで有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 561(M+Na)
【1576】
2.123.2 (3R,4S,5R,6R)−3,4,5−トリス(ベンジルオキシ)−6−(ベンジルオキシメチル)−2−エチニル−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−オール
窒素下及びドライアイス/アセトン浴(内温−65℃)中で冷却したエチニルトリメチルシラン(18.23g)のテトラヒドロフラン(400mL)中混合物に、温度を−60℃未満に維持しながら、ヘキサン中2.5M BuLi(55.7mL)を滴下添加した。混合物を冷却浴中で40分間、続いて氷水浴中で(内温は0.4℃に昇温した)40分間撹拌し、最後に−75℃に再度冷却した。実施例2.123.1(50g)のテトラヒドロフラン(50mL)中混合物を、内温を−70℃未満に維持しながら、滴下添加した。混合物をドライアイス/アセトン浴中でさらに3時間撹拌した。反応物を飽和NaHCO水溶液(250mL)でクエンチした。混合物を室温に加温した。酢酸エチル(3×300mL)で抽出し、MgSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 659(M+Na)
【1577】
2.123.3 トリメチル(((3S,4R,5R,6R)−3,4,5−トリス(ベンジルオキシ)−6−(ベンジルオキシメチル)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチニル)シラン
実施例2.123.2(60g)のアセトニトリル(450mL)及びジクロロメタン(150mL)中混合物に、氷塩浴中−15℃でトリエチルシラン(81mL)を滴下添加し、続いて内温が−10℃を超えない程度の速度で三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体(40.6mL)を加えた。次いで混合物を−15℃〜−10℃で2時間撹拌した。反応物を飽和NaHCO混合物水溶液(275mL)でクエンチし、室温で1時間撹拌した。次いで混合物を酢酸エチル(3×550mL)で抽出した。抽出物をMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を0%〜7%酢酸エチル/石油エーテルの濃度勾配で溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 643(M+Na)
【1578】
2.123.4 (2R,3R,4R,5S)−3,4,5−トリス(ベンジルオキシ)−2−(ベンジルオキシメチル)−6−エチニル−テトラヒドロ−2H−ピラン
実施例2.123.3(80g)のジクロロメタン(200mL)及びメタノール(1000mL)中混合物に、1N NaOH混合物水溶液(258mL)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。溶媒を除去した。次いで残渣を水とジクロロメタンとの間で分配した。抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 571(M+Na)
【1579】
2.123.5 (2R,3R,4R,5S)−2−(アセトキシメチル)−6−エチニル−テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
氷/水浴により冷却した実施例2.123.4(66g)の無水酢酸(500mL)中混合物に、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体(152mL)を滴下添加した。混合物を室温で16時間撹拌し、氷/水浴で冷却し、飽和NaHCO混合物水溶液で中和した。混合物を酢酸エチル(3×500mL)で抽出し、NaSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。残渣を0%〜30%酢酸エチル/石油エーテルの濃度勾配で溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 357(M+H)
【1580】
2.123.6 (3R,4R,5S,6R)−2−エチニル−6−(ヒドロキシメチル)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリオール
実施例2.123.5(25g)のメタノール(440mL)中混合物に、ナトリウムメタノレート(2.1g)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、次いでジオキサン中4M HClで中和した。溶媒を除去し、残渣をシリカゲル上に吸着させ、シリカゲルカラム上に装填した。カラムを0〜100%酢酸エチル/石油エーテル次いで0%〜12%メタノール/酢酸エチルの濃度勾配で溶出して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 211(M+Na)
【1581】
2.123.7 (2S,3S,4R,5R)−6−エチニル−3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸
3ツ口丸底フラスコに実施例2.123.6(6.00g)、KBr(0.30g)、テトラブチルアンモニウムブロミド(0.41g)及び飽和NaHCO混合物水溶液60mLを入れた。ジクロロメタン60mL中のTEMPO((2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−イル)オキシル、0.15g)を加えた。混合物を激しく撹拌し、氷塩浴中で内温−2℃に冷却した。ブライン(12mL)、NaHCO混合物水溶液(24mL)及びNaOCl(154mL)の混合物を、内温が2℃未満に維持されるように滴下添加した。反応混合物のpHを固体のNaCOを加えて8.2〜8.4の範囲で維持した。合計6時間後、反応混合物を内温3℃に冷却し、エタノール(約20mL)を滴下添加した。混合物を約30分間撹拌した。混合物を分液漏斗に移し、クロロメタン層を廃棄した。水性層のpHを1M HCl水溶液を使用して2〜3に調整した。次いで水性層を濃縮乾固して、固体を得た。メタノール(100mL)を乾燥固体に加え、スラリー液を約30分間撹拌した。混合物を珪藻土のパッド上で濾過し、漏斗中の残渣をメタノール約100mLで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、標題化合物を得た。
【1582】
2.123.8 (2S,3S,4R,5R)−メチル6−エチニル−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボキシレート
500mLの3ツ口丸底フラスコに実施例2.123.7(6.45g)のメタノール(96mL)中懸濁液を入れ、氷塩浴中にて内温−1℃で冷却した。チオニルクロリド(2.79mL)を無溶媒で注意深く加えた。内温は添加の間上昇し続けたが、10℃は超えなかった。反応物を15〜20℃に2.5時間かけてゆっくり加温した。2.5時間後、反応物を濃縮して、標題化合物を得た。
【1583】
2.123.9 (3S,4R,5S,6S)−2−エチニル−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
N,N−ジメチルホルムアミド(75mL)中混合物として実施例2.123.8(6.9g)に、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(0.17g)及び無水酢酸(36.1mL)を加えた。懸濁液を氷浴中で冷却し、ピリジン(18.04mL)を注射器により15分かけて加えた。反応物を室温に終夜加温した。さらに無水酢酸(12mL)及びピリジン(6mL)を加え、撹拌をさらに6時間続けた。反応物を氷浴中で冷却し、飽和NaHCO混合物水溶液250mLを加え、1時間撹拌した。水(100mL)を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を飽和CuSO混合物で2回洗浄し、乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を50%酢酸エチル/石油エーテルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 5.29 (t, 1H), 5.08 (td, 2H), 4.48 (dd, 1H), 4.23 (d, 1H), 3.71 (s, 3H), 3.04 (d, 1H), 2.03 (s, 3H), 1.99 (s, 3H), 1.98 (s, 4H).
【1584】
2.123.10 2−ヨード−4−ニトロ安息香酸
機械撹拌機、温度プローブ及び添加漏斗を装着し、全体をカバーした3Lのフラスコに、窒素雰囲気下2−アミノ−4−ニトロ安息香酸(69.1g、Combi−Blocks)及び硫酸、1.5M水溶液(696mL)を入れた。得られた懸濁液を内温0℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム(28.8g)の水(250mL)中混合物を、温度を1℃未満に維持しながら43分かけて滴下添加した。反応物を約0℃で1時間撹拌した。ヨウ化カリウム(107g)の水(250mL)中混合物を、1℃未満に内温を維持しながら44分かけて滴下添加した(初期添加は発熱であり、ガスが発生した)。反応物を0℃で1時間撹拌した。温度を20℃に昇温し、次いで周囲温度で終夜撹拌した。反応混合物は懸濁液になった。反応混合物を濾過し、集めた固体を水で洗浄した。含水固体(約108g)を10%亜硫酸ナトリウム(350ml、固体中に洗浄するために使用した水約200mLを含む)中で30分間撹拌した。懸濁液を濃塩酸(35mL)で酸性化し、固体を濾取し、水で洗浄した。固体を水(1L)中でスラリー化し、再度濾過し、固体を漏斗中で終夜乾燥した。次いで固体を真空乾燥機中60℃で2時間乾燥した。得られた固体をジクロロメタン(500mL)で摩砕し、懸濁液を濾過し、さらにジクロロメタンで洗浄した。固体を空気乾燥して、標題化合物を得た。
【1585】
2.123.11 (2−ヨード−4−ニトロフェニル)メタノール
フレーム乾燥した3Lの3ツ口フラスコに実施例2.123.10(51.9g)及びテトラヒドロフラン(700mL)を入れた。混合物を氷浴中で0.5℃に冷却し、ボラン−テトラヒドロフラン錯体(443mL、THF中1M)を50分かけて滴下添加すると(ガス発生)、最終温度は1.3℃になった。反応混合物を15分間撹拌し、氷浴を除去した。反応物を30分かけて周囲温度にした。加熱マントルを取り付け、反応物を内温65.5℃に3時間加熱し、次いで終夜撹拌しながら室温に冷却した。反応混合物を氷浴中で0℃に冷却し、メタノール(400mL)を滴下添加することによりクエンチした。短時間インキュベーションした後、温度はガス発生しながら素早く上昇した。最初100mLを約30分かけて加えた後、反応は最早発熱せず、ガス発生は止んだ。氷浴を除去し、混合物を窒素下周囲温度で終夜撹拌した。混合物を濃縮して固体にし、ジクロロメタン/メタノールに溶解し、シリカゲル(約150g)上に吸着させた。残渣をシリカゲル(3000mL)のプラグ上に装填し、ジクロロメタンで溶出して、標題化合物を得た。
【1586】
2.123.12 (4−アミノ−2−ヨードフェニル)メタノール
機械撹拌機、JKEM温度プローブにより制御される加熱マントル及び冷却器を装着した5Lのフラスコに、実施例2.123.11(98.83g)及びエタノール(2L)を入れた。反応物を素早く撹拌し、鉄(99g)を、続いて塩化アンモニウム(20.84g)の水(500mL)中混合物を加えた。反応物を内温80.3℃に20分かけて加熱し、この時点で激しく還流が始まった。還流が穏やかになるまでマントルを下した。その後、混合物を80℃に1.5時間加熱した。反応物をメンブランフィルターに通して加熱濾過し、鉄残渣を熱50%酢酸エチル/メタノール(800mL)で洗浄した。溶出液を珪藻土のパッドに通し、濾液を濃縮した。残渣を50%ブライン(1500mL)と酢酸エチル(1500mL)との間で分配した。層を分離し、水性層を酢酸エチル(400mL×3)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して標題化合物を得、これをさらには精製せずに使用した。
【1587】
2.123.13 4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−ヨードアニリン
機械撹拌機を有する5Lのフラスコに実施例2.123.12(88g)及びジクロロメタン(2L)を入れた。懸濁液を氷浴中で内温2.5℃に冷却し、tert−ブチルクロロジメチルシラン(53.3g)を8分かけて少しずつ加えた。10分後、1H−イミダゾール(33.7g)を冷却反応物に少しずつ加えた。内温を15℃に上げながら反応物を90分撹拌した。反応混合物を水(3L)及びジクロロメタン(1L)で希釈した。層を分離し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、油状物にした。残渣をヘプタン中0〜25%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィー(シリカゲル1600g)により精製して、標題化合物を油状物として得た。
【1588】
2.123.14 (S)−2−((S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパン酸
(S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−メチルブタン酸(6.5g)のジメトキシエタン(40mL)中混合物に、水(40mL)中の(S)−2−アミノプロパン酸(1.393g)及び重炭酸ナトリウム(1.314g)を加えた。テトラヒドロフラン(20mL)を加えて溶解させた。得られた混合物を室温で16時間撹拌した。クエン酸水溶液(15%、75mL)を加え、混合物を酢酸エチル中10%2−プロパノール(2×100mL)で抽出した。沈殿物が有機層に生成した。合わせた有機層を水(2×150mL)で洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、次いでジエチルエーテル(80mL)で摩砕した。短時間超音波処理した後、標題化合物を濾取した。MS(ESI)m/e 411(M+H)
【1589】
2.123.15 (9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−1−(((S)−1−((4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−ヨードフェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
実施例2.123.13(5.44g)及び実施例2.123.14(6.15g)のジクロロメタン(70mL)及びメタノール(35.0mL)の混合物中混合物を、エチル2−エトキシキノリン−1(2H)−カルボキシレート(4.08g)を加え、反応物を終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、シリカゲル上に装填し、酢酸エチル中10%〜95%ヘプタンの濃度勾配、続いてジクロロメタン中5%メタノールで溶出した。生成物含有フラクションを濃縮し、ジクロロメタン中0.2%メタノール(50mL)に溶解し、シリカゲル上に装填し、ジクロロメタン中0.2%〜2%メタノールの濃度勾配で溶出した。生成物を含むフラクションを集めて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 756.0(M+H)
【1590】
2.123.16 (2S,3S,4R,5S,6S)−2−((5−((S)−2−((S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェニル)エチニル)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.123.9(4.500g)、実施例2.123.15(6.62g)、ヨウ化銅(I)(0.083g)及びビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.308g)の混合物をバイアル中で合わせ、脱気した。N,N−ジメチルホルムアミド(45mL)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(4.55mL)を加え、反応容器を窒素でフラッシュし、室温で終夜撹拌した。反応物を水(100mL)と酢酸エチル(250mL)との間で分配した。層を分離し、有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中5%〜95%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。生成物を含むフラクションを集め、濃縮し、ジクロロメタン中0.25%〜2.5%メタノールの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 970.4(M+H)
【1591】
2.123.17 (2S,3S,4R,5S,6S)−2−(5−((S)−2−((S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェネチル)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.123.16(4.7g)及びテトラヒドロフラン(95mL)を、50mLの圧力ボトル中5%Pt/C(2.42g、含水)に加え、室温で50psiの水素下90分間振盪した。反応物を濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI) m/e 974.6(M+H)
【1592】
2.123.18 (2S,3S,4R,5S,6S)−2−(5−((S)−2−((S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(ヒドロキシメチル)フェネチル)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.123.17(5.4g)のテトラヒドロフラン(7mL)、水(7mL)及び氷酢酸(21mL)中混合物を室温で終夜撹拌した。反応物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水(100mL)、飽和NaHCO混合物水溶液(100mL)、ブライン(100mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン中0.5%〜5%メタノールの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 860.4(M+H)
【1593】
2.123.19 (2S,3S,4R,5S,6S)−2−(5−((S)−2−((S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェネチル)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.123.18(4.00g)及びビス(4−ニトロフェニル)カルボネート(2.83g)のアセトニトリル(80mL)中混合物に、室温でN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(1.22mL)を加えた。終夜撹拌した後、反応物を濃縮し、ジクロロメタン(250mL)に溶解し、飽和NaHCO混合物水溶液(4×150mL)で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。得られた泡状物をヘキサン中5%〜75%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1025.5(M+H)
【1594】
2.123.20 3−(1−((3−(2−((((4−((R)−2−((R)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(2−((2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチル)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.123.19(70mg)及び実施例1.2.9(58.1mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中冷却(0℃)混合物に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.026mL)を加えた。反応物を室温にゆっくり加温し、終夜撹拌した。反応混合物に水(1mL)及びLiOH HO(20mg)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌した。混合物をトリフルオロ酢酸で酸性化し、濾過し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1564.4(M−H)
【1595】
2.123.21 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸
実施例2.49.1を実施例2.123.20で置き換えて、標題化合物を実施例2.54に記載した通りに調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 9.92 (d, 1H), 8.35 - 8.19 (m, 2H), 8.04 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.57 - 7.32 (m, 8H), 7.28 (s, 1H), 7.22 (d, 1H), 7.08 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.12 - 4.91 (m, 5H), 4.39 (t, 1H), 4.32 - 4.19 (m, 1H), 4.12 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.80 (d, 2H), 3.14 (t, 1H), 3.06 - 2.87 (m, 4H), 2.69 - 2.58 (m, 4H), 2.37 (p, 1H), 2.09 (d, 4H), 2.04 - 1.91 (m, 4H), 1.54 (d, 1H), 1.40 - 0.99 (m, 20H), 0.99 - 0.74 (m, 16H).MS(ESI)m/e 1513.5(M−H)
【1596】
2.124 3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−(4−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}ブチル)−2−(β−D−グルコピラヌロノシルオキシ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}プロピルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンZM)の合成
【1597】
2.124.1A(9H−フルオレン−9−イル)メチルブタ−3−イン−1−イルカルバメート
ブタ−3−イン−1−アミン塩酸塩(9g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(44.7mL)の混合物をジクロロメタン(70mL)中で撹拌し、0℃に冷却した。(9H−フルオレン−9−イル)メチルカルボノクロリデート(22.06g)のジクロロメタン(35mL)中混合物を加え、反応物を2時間撹拌した。反応物を濃縮し、残渣を酢酸エチル中石油エーテル(10%〜25%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 314(M+Na)
【1598】
2.124.1B (3R,4S,5S,6S)−2−(2−ホルミル−5−ヨードフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
2−ヒドロキシ−4−ヨードベンズアルデヒド(0.95g)のアセトニトリル(10ml)中撹拌溶液に、(3R,4S,5S,6S)−2−ブロモ−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(2.5g)及び酸化銀(2g)を加えた。混合物をアルミニウム箔で覆い、室温で終夜撹拌した。珪藻土に通して濾過した後、濾液を酢酸エチルで洗浄し、溶液を濃縮した。反応混合物を15〜30%酢酸エチル/ヘプタン(流速:60ml/分)で溶出したISCO CombiFlashシステム、SF40〜80gカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 586.9(M+Na)
【1599】
2.124.2 (2S,3S,4S,5R,6S)−メチル6−(5−(4−(((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニルアミノ)ブタ−1−イニル)−2−ホルミルフェノキシ)−3,4,5−トリアセトキシ−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボキシレート
実施例2.124.1B(2.7g)、実施例2.124.1A(2.091g)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(0.336g)及びヨウ化銅(I)(0.091g)をバイアル中に秤量し、窒素の気流でフラッシュした。トリエチルアミン(2.001mL)及びテトラヒドロフラン(45mL)を加え、反応物を室温で撹拌した。16時間撹拌した後、反応物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水(100mL)及びブライン(100mL)で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を酢酸エチル中石油エーテル(10%〜50%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 750(M+Na)
【1600】
2.124.3 (2S,3S,4S,5R,6S)−メチル6−(5−(4−(((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニルアミノ)ブチル)−2−ホルミルフェノキシ)−3,4,5−トリアセトキシ−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボキシレート
実施例2.124.2(1.5g)及びテトラヒドロフラン(45mL)を100mLの圧力ボトル中10%Pd−C(0.483g)に加え、1atmのH下室温で16時間撹拌した。反応物を濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 754(M+Na)
【1601】
2.124.4 (2S,3S,4S,5R,6S)−メチル6−(5−(4−(((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニルアミノ)ブチル)−2−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−3,4,5−トリアセトキシ−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボキシレート
実施例2.124.3(2.0g)のテトラヒドロフラン(7.00mL)及びメタノール(7mL)中混合物を0℃に冷却し、NaBH(0.052g)を一度に加えた。30分後、反応物を酢酸エチル(150mL)及び水(100mL)で希釈した。有機層を分離し、ブライン(100mL)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を酢酸エチル中石油エーテル(10%〜40%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 756(M+Na)
【1602】
2.124.5 (2S,3S,4S,5R,6S)−メチル6−(5−(4−(((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニルアミノ)ブチル)−2−(((4−ニトロフェノキシ)カルボニルオキシ)メチル)フェノキシ)−3,4,5−トリアセトキシ−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボキシレート
実施例2.124.4(3.0g)及びビス(4−ニトロフェニル)カルボネート(2.488g)の乾燥アセトニトリル(70mL)中混合物に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.07mL)を加えた。室温で16時間撹拌した後、反応物を濃縮して残渣を得、これを酢酸エチル中石油エーテル(10%〜50%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 921(M+Na)
【1603】
2.124.6 3−(1−((3−(2−((((4−(4−アミノブチル)−2−(((2R,3S,4R,5R,6R)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(3−(((2S,3S,4R,5R,6R)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)プロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリン酸
実施例2.124.5(44mg)及び実施例1.87.3(47.4mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中冷却(0℃)混合物に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.026mL)を加えた。反応物を室温にゆっくり加温し、終夜撹拌した。反応混合物に水(1mL)及びLiOH HO(20mg)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌した。混合物をトリフルオロ酢酸で酸性化し、濾過し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1564.4(M−H)
【1604】
2.124.7 3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−(4−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}ブチル)−2−(β−D−グルコピラヌロノシルオキシ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}プロピルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.5.3を実施例2.124.6で置き換えて、標題化合物を実施例2.5.4に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.06 (s, 2H), 8.99 (s, 1H), 8.34 (dd, 1H), 8.25 - 8.09 (m, 3H), 8.08 - 8.02 (m, 1H), 7.98 (d, 1H), 7.89 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.66 (q, 2H), 7.50 - 7.41 (m, 2H), 7.37 - 7.31 (m, 1H), 7.14 (t, 1H), 6.94 (s, 2H), 6.90 (s, 1H), 6.82 (d, 1H), 5.14 - 5.02 (m, 2H), 4.97 (d, 1H), 4.19 (d, 1H), 3.85 (dd, 3H), 3.37 - 3.23 (m, 9H), 3.14 (t, 1H), 3.04 - 2.92 (m, 4H), 2.19 (s, 3H), 1.96 (t, 2H), 1.73 (s, 2H), 1.55 - 0.87 (m, 21H), 0.81 (d, 6H).MS(ESI)m/e 1564.4(M−H)
【1605】
2.125 N−{[(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−5−(メトキシメチル)−2−オキソピロリジン−1−イル]アセチル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンSV)の合成
【1606】
2.125.1 tert−ブチル2−((3S,5S)−3−(ジベンジルアミノ)−5−(メトキシメチル)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.10(1.4g)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中混合物に、ヨードメタン(0.8mL)を加えた。反応物を0℃に冷却し、95%水素化ナトリウム(80mg)を加えた。5分後、冷却浴を除去し、反応物を室温で2.5時間撹拌した。反応物を水(20mL)及び酢酸エチル(40mL)の添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄した。合わせた水性層を酢酸エチル(10mL)で逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を80/20ヘプタン/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 439.2(M+H)
【1607】
2.125.2 tert−ブチル2−((3S,5S)−3−アミノ−5−(メトキシメチル)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.125.1(726mg)の2,2,2−トリフルオロエタノール(10mL)中混合物に、炭素担持水酸化パラジウム(20重量%、150mg)を加えた。反応物を水素雰囲気(50psi)下室温で2時間撹拌した。反応物を濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 259.0(M+H)
【1608】
2.125.3 4−(((3S,5S)−1−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)−5−(メトキシメチル)−2−オキソピロリジン−3−イル)アミノ)−4−オキソブタ−2−エン酸
実施例2.119.13において実施例2.125.2を実施例2.119.12の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
MS(DCI)m/e 374.0(M+NH+H)
【1609】
2.125.4 tert−ブチル2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−5−(メトキシメチル)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.14において実施例2.125.3を実施例2.119.13の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(DCI)m/e 356.0(M+NH+H)
【1610】
2.125.5 2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−5−(メトキシメチル)−2−オキソピロリジン−1−イル)酢酸
実施例2.125.4(120mg)のジクロロメタン(8mL)中混合物に、トリフルオロ酢酸(4mL)を加えた。反応物を室温で90分間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をアセトニトリル(4mL)に溶解し、30分かけて0.1%トリフルオロ酢酸中の水中5〜75%アセトニトリルの濃度勾配を使用するLuna C18(2)AXIAカラム、250×50mm、10μ粒径での分取逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 300.0(M+NH+H)
【1611】
2.125.6 N−{[(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−5−(メトキシメチル)−2−オキソピロリジン−1−イル]アセチル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド
実施例2.119.17において実施例2.125.5を実施例2.119.15及び実施例2.49.1を実施例2.119.16の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.98 (s, 1H), 8.19 (br d, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.96 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (m, 3H), 7.55 (d, 1H), 7.45 (m, 2H), 7.37 (m, 2H), 7.32 (s, 1H), 7.27 (d, 2H), 7.08 (s, 2H), 6.96 (d, 1H), 5.00 (m, 2H), 4.96 (s, 2H), 4.69 (t, 1H), 4.39 (br m, 1H), 4.28 (m, 1H), 4.20 (d, 1H), 3.88 (t, 3H), 3.81 (br m, 3H), 3.46 (m, 3H), 3.40 (m, 2H), 3.26 (br m, 2H), 3.25 (s, 3H), 3.01 (m, 3H), 2.96 (m,1H), 2.65 (t, 2H), 2.36 (br m, 1H), 2.10 (s, 3H), 2.00 (m, 1H), 1.94 (m, 1H), 1.69 (br m, 1H), 1.59 (br m, 1H), 1.49-0.92 (m, 16H), 0.88 (d, 3H), 0.83 (m, 9H).MS(ESI)m/e 1521.5(M−H)
【1612】
2.126 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンSY)の合成
2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセテートを2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエートで置き換えて、標題化合物を実施例2.123.21に記載した通りに調製した。1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.83 (s, 1H), 9.87 (s, 1H), 8.09 (d, 1H), 8.05 - 7.95 (m, 1H), 7.77 (d, 2H), 7.59 (d, 1H), 7.55 - 7.31 (m, 7H), 7.28 (s, 1H), 7.20 (d, 1H), 6.97 (s, 2H), 6.94 (d, 1H), 5.08 - 4.84 (m, 5H), 4.36 (p, 1H), 3.78 (d, 2H), 3.54 (t, 1H), 3.48 - 3.28 (m, 9H), 3.21 (s, 2H), 3.12 (t, 2H), 3.02 - 2.84 (m, 4H), 2.81 - 2.54 (m, 6H), 2.19 - 1.84 (m, 9H), 1.63 - 1.39 (m, 6H), 1.35 (s, 1H), 1.29 - 0.86 (m, 18H), 0.80 (td, 15H).MS(ESI)m/e 1568.4(M−H)
【1613】
2.127 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(4−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}ブチル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンTK)の合成
【1614】
2.127.1 3−(1−((3−(2−((((4−(4−アミノブチル)−2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.2.9(0.030g)、実施例2.124.5(0.031g)及び1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−オール水和物(5mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中混合物に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.017mL)を加え、反応混合物を3時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、テトラヒドロフラン(0.4mL)及びメタノール(0.4mL)に溶解し、水酸化リチウム水和物(0.020g)で水(0.5mL)中混合物として処理した。1時間後、反応物を2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.072mL)でクエンチし、N,N−ジメチルホルムアミド:水(1:1)(1mL)で希釈し、5%〜75%アセトニトリル/水の濃度勾配で溶出するGilson PLC2020システムを使用する分取逆相HPLCにより精製した。生成物を含むフラクションを合わせ、凍結乾燥して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1251.7(M+H)
【1615】
2.127.2 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(4−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}ブチル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.127.1(0.027g)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエート(6.32mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中混合物に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.017mL)を加え、反応物を室温で1時間撹拌した。反応物を2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.038mL)、水(1.5mL)及びN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)の混合物でクエンチし、5%〜75%アセトニトリル/水の濃度勾配を用いるGilson2020システム上での分取逆相HPLCにより精製した。生成物含有フラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ12.84 (s, 1H), 8.03 (dd, 1H), 7.91 - 7.85 (m, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.61 (dd, 1H), 7.52 (dd, 1H), 7.50 - 7.40 (m, 2H), 7.39 - 7.31 (m, 2H), 7.31 (s, 1H), 7.17 (dd, 1H), 6.99 - 6.90 (m, 4H), 6.83 (d, 1H), 5.15 - 5.04 (m, 2H), 5.05 - 4.96 (m, 1H), 4.95 (s, 2H), 3.91 - 3.83 (m, 4H), 3.81 (d, 3H), 3.58 (t, 2H), 3.42 (td, 3H), 3.33 - 3.24 (m, 5H), 3.00 (q, 4H), 2.68 (dt, 2H), 2.29 (t, 2H), 2.09 (d, 3H), 1.49 (d, 3H), 1.34 (td, 5H), 1.21 (dd, 5H), 1.15 - 1.07 (m, 2H), 1.07 (s, 4H), 0.95 (q, 1H), 0.82 (d, 6H).MS(ESI)m/e 1402.1(M+H)
【1616】
2.128 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[4−({(2S)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]プロパノイル}アミノ)ブチル]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンTR)の合成
実施例2.120.5(0.035g)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.015g)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.015mL)の混合物を、N,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中で5分間撹拌した。混合物を実施例2.127.1(0.030g)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.015mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中混合物に加え、室温で3時間撹拌した。反応物を水(1.5mL)、N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)及び2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.034mL)の混合物で希釈し、5%〜85%アセトニトリル/水の濃度勾配を用いるGilson2020システム上での分取逆相HPLCにより精製した。生成物含有フラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ12.83 (s, 1H), 8.04 - 7.93 (m, 2H), 7.76 (d, 1H), 7.58 (dd, 1H), 7.53 - 7.36 (m, 3H), 7.37 - 7.25 (m, 3H), 7.15 (d, 1H), 6.97 - 6.88 (m, 4H), 6.87 (d, 2H), 6.85 - 6.77 (m, 1H), 6.76 - 6.69 (m, 2H), 5.13 - 4.96 (m, 3H), 4.92 (s, 2H), 3.95 (dd, 2H), 3.84 (d, 2H), 3.78 (s, 8H), 3.69 - 3.60 (m, 2H), 3.47 (d, 38H), 3.48 - 3.35 (m, 6H), 3.20 (s, 8H), 3.10 (dd, 2H), 2.98 (t, 2H), 2.69 - 2.60 (m, 2H), 2.50 (d, 1H), 2.06 (s, 3H), 1.49 (t, 2H), 1.35 (s, 4H), 1.21 (d, 4H), 1.05 (s, 6H), 0.79 (d, 6H).MS(ESI)m/e 1991.6(M−H)
【1617】
2.129 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{(2S)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンTY)の合成
実施例2.120.5(0.033g)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.014g)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.015mL)の混合物を、N,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中で5分間撹拌した。この混合物を実施例2.123.20(0.032g)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.015mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中混合物に加え、室温で3時間撹拌した。反応物を水(1.5mL)、N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)及び2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.033mL)の混合物で希釈し、5%〜85%アセトニトリル/水の濃度勾配を用いるGilson2020システム上での分取逆相HPLCにより精製した。生成物含有フラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ9.90 (d, 1H), 8.25 (d, 1H), 8.12 (m, 1), 8.01 (m, 1H), 1.78 (m, 1H), 7.59 (d, 1H), 7.53 - 7.40 (m, 4H), 7.43 - 7.30 (m, 4H), 7.27 (s, 1H), 7.18 (d, 2H), 7.06 (s, 1H), 7.00 (d, 2H), 6.97 - 6.91 (m, 2H), 6.87 (s, 2H), 6.76 (d, 2H), 5.02 - 4.92 (m, 4H), 4.77 (dd, 1H), 4.20 (t, 1H), 3.98 (dd, 2H), 3.86 (t, 2H), 3.78 (d, 2H), 3.70 - 3.65 (m, 2H), 3.54 (s, 2H), 3.55 - 3.45 (m, 38H), 3.45 - 3.37 (m, 2H), 3.35 - 3.25 (m, 2H), 3.21 (s, 4H), 3.17 - 3.06 (m, 2H), 2.99 (t, 2H), 2.73 (s, 2H), 2.61 (s, 4H), 2.07 (d, 4H), 2.01 (s, 2H), 1.94 (s, 2H), 1.54 (s, 2H), 1.27 (d, 4H), 1.22 (s, 2H), 1.11 (s, 6H), 1.08 - 0.99 (m, 2H), 0.90 - 0.79 (m, 6H), 0.76 (d, 6H).MS(ESI)m/e 705.6(M−3H)3−
【1618】
2.130 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((2−(2−((2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチル)−4−((S)−2−((S)−2−(2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−((2−スルホエトキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)アセトアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸(シントンTX)の合成
実施例2.119.17において実施例2.123.20を実施例2.119.16の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.85 (s, 1H), 8.17 (br d, 1H), 8.01 (d, 2H), 7.77 (d, 1H), 7.59 (d, 1H), 7.53 (d, 1H), 7.43 (m, 4H), 7.34 (m, 3H), 7.19 (d, 1H), 7.06 (s, 2H), 6.96 (d, 1H), 4.99 (m, 2H), 4.95 (s, 2H), 4.63 (t, 1H), 4.36 (t, 1H), 4.19 (br m, 1H), 4.16 (d, 1H), 3.98 (d, 1H), 3.87 (br t, 2H), 3.81 (br d, 2H), 3.73 (brm, 1H), 3.63 (t, 2H), 3.53 (m, 2H), 3.44 (m, 4H), 3.31 (t, 2H), 3.21 (br m, 2H), 3.17 (m, 2H), 3.00 (m, 2H), 2.92 (br m, 1H), 2.75 (m, 3H), 2.65 (br m, 3H), 2.35 (br m, 1H), 2.07 (s, 3H), 1.98 (br m, 2H), 1.85 (m, 1H), 1.55 (br m, 1H), 1.34 (br m, 1H), 1.26 (br m, 6H), 1.09 (br m, 7H), 0.93 (br m, 1H), 0.87, 0.83, 0.79 (全d, 計12H).MS(ESI)m/e 1733.4(M−H)
【1619】
2.131 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)−4−(4−(2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−((2−スルホエトキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)アセトアミド)ブチル)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸(シントンTZ)の合成
実施例2.119.17において実施例2.127.1を実施例2.119.16の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.02 (d, 1H), 7.82 (br t, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.60 (d, 1H), 7.53 (br d, 1H), 7.45 (ddd, 1H), 7.42 (d, 1H), 7.36 (d, 1H), 7.35 (s, 1H), 7.33 (m, 1H), 7.15 (d, 1H), 7.05 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 6.94 (s, 1H), 6.83 (d, 1H), 5.07 (br m, 2H), 5.00 (d, 1H), 4.95 (s, 2H), 4.69 (t, 1H), 4.04 (d, 2H), 3.87 (m, 3H), 3.82 (m, 3H), 3.73 (br m, 1H), 3.61 (m, 2H), 3.47 (br m, 3H), 3.40 (m, 4H), 3.29 (m, 4H), 3.06 (br m, 2H), 3.00 (t, 2H), 2.73 (br m, 2H) 2.69 (br m, 2H), 2.52 (br t, 2H), 2.35 (br m, 1H), 2.08 (s, 3H), 1.81 (m, 1H), 1.53 (br m, 2H), 1.40 (m, 2H), 1.35 (br m, 2H), 1.29-0.88 (br m, 10H), 0.82, 0.80 (共にs, 計6H).MS(ESI−)m/e 1607.5(M−H)
【1620】
2.132 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンUA)の合成
実施例2.127.1(0.032g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中混合物に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.025mL)を加え、混合物を0℃に冷却した。2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセテート(8.86mg)を一度に加え、0℃で45分間撹拌した。反応物を水(1.5mL)、N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)及び2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.036mL)の混合物で希釈し、5%〜75%アセトニトリル/水の濃度勾配を用いるGilson2020システム上での分取逆相HPLCにより精製した。生成物含有フラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ12.86 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 8.02 (dd, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.60 (dd, 1H), 7.51 (dd, 1H), 7.49 - 7.39 (m, 2H), 7.38 - 7.28 (m, 3H), 7.17 (dd, 1H), 7.06 (d, 2H), 6.98 - 6.89 (m, 2H), 6.83 (d, 1H), 5.13 - 5.03 (m, 2H), 5.04 - 4.96 (m, 1H), 4.94 (s, 2H), 3.97 (s, 2H), 3.90 - 3.77 (m, 6H), 3.50 (s, 1H), 3.50 - 3.41 (m, 2H), 3.41 (dt, 3H), 3.28 (dt, 4H), 3.06 - 2.96 (m, 4H), 2.66 (dt, 2H), 2.51 (s, 2H), 2.08 (d, 3H), 1.52 (s, 2H), 1.42 - 1.32 (m, 4H), 1.23 (d, 4H), 1.11 (q, 2H), 1.06 (s, 4H), 0.81 (d, 6H).MS(ESI)m/e 1388.0(M+H)
【1621】
2.133 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンUZ)の合成
【1622】
2.133.1 3−(1−((3−(2−((((4−(4−アミノブチル)−2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリン酸
実施例2.124.5(0.060g)、実施例1.43.7(0.056g)及び1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−オール(8mg)のジメチルスルホキシド(0.5mL)中混合物に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.056mL)を加え、反応物を室温で3時間撹拌した。反応物を水酸化リチウム水和物(0.026g)の水(1mL)中混合物で処理し、30分間撹拌した。メタノール(0.5mL)を反応物に加え、撹拌を30分間続けた。ジエチルアミン(0.033mL)を反応物に加え、撹拌を終夜続けた。反応物を2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.120mL)でクエンチし、5%〜75%アセトニトリル/水の濃度勾配を用いるGilson2020システム上での分取逆相HPLCにより精製した。生成物含有フラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1247.7(M+H)
【1623】
2.133.2 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.133.1(0.030g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.400mL)中混合物に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.023mL)を加え、混合物を0℃に冷却した。2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセテート(8.34mg)を一度に加え、混合物を0℃で30分間撹拌した。反応物を水(1.5mL)、N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)及び2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.034mL)の混合物で希釈し、5%〜75%アセトニトリル/水の濃度勾配を用いるGilson2020システム上での分取逆相HPLCにより精製した。生成物含有フラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.08 (s, 1H), 9.01 (s, 1H), 8.39 - 8.31 (m, 1H), 8.25 - 8.11 (m, 3H), 8.06 (d, 2H), 7.99 (d, 1H), 7.94 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.68 (t, 1H), 7.51 - 7.42 (m, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.35 (t, 1H), 7.22 - 7.13 (m, 1H), 7.06 (d, 2H), 6.93 (d, 1H), 6.83 (d, 1H), 5.15 - 5.00 (m, 2H), 4.99 (d, 1H), 3.97 (s, 2H), 3.86 (d, 3H), 3.42 (d, 4H), 3.29 (d, 5H), 3.03 (p, 2H), 2.72 - 2.62 (m, 2H), 2.51 (d, 3H), 2.21 (s, 3H), 1.51 (q, 2H), 1.37 (q, 4H), 1.24 (d, 4H), 1.10 (s, 5H), 0.83 (d, 6H), 0.61 (s, 2H).MS(ESI)m/e 1383.0(M+H)
【1624】
2.134 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[4−({(2S)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]プロパノイル}アミノ)ブチル]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンUK)の合成
実施例2.120.5(0.028g)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.013g)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.015mL)の混合物を、N,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中で5分間撹拌した。混合物を実施例2.133.1(0.030g)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.015mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中混合物に加え、室温で1時間撹拌した。反応物を水(1.5mL)、N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)及び2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.042mL)の混合物で希釈し、5%〜75%アセトニトリル/水の濃度勾配を用いるGilson2020システム上での分取逆相HPLCにより精製した。生成物含有フラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ9.01 (s, 1H), 8.35 (dd, 1H), 8.27 - 8.13 (m, 3H), 8.06 (d, 1H), 8.00 (d, 1H), 7.94 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.73 - 7.64 (m, 1H), 7.53 - 7.43 (m, 2H), 7.42 - 7.32 (m, 1H), 7.17 (d, 1H), 7.06 (s, 1H), 7.04 - 6.91 (m, 3H), 6.89 (d, 2H), 6.83 (d, 1H), 6.74 (d, 1H), 5.16 - 4.93 (m, 4H), 4.63 (dd, 2H), 3.96 (t, 2H), 3.86 (d, 4H), 3.66 (s, 4H), 3.55 - 3.46 (m, 36H), 3.45 - 3.35 (m, 8H), 3.35 - 3.24 (m, 6H), 3.21 (s, 2H), 3.11 (s, 2H), 2.99 (d, 2H), 2.83 - 2.59 (m, 3H), 2.52 (d, 2H), 2.21 (s, 3H), 1.57 - 0.86 (m, 14H), 0.83 (d, 4H).MS(ESI)m/e 1986.6(M−H)
【1625】
2.135 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−(4−カルボキシブチル)フェニル}−L−アラニンアミド(シントンUU)の合成
【1626】
2.135.1 メチル4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−ヨードベンゾエート
3−ヨード−4−(メトキシカルボニル)安息香酸(9g)をtert−ブタノール(100mL)に溶解し、ジフェニルホスホルアジデート(7.6mL)及びトリエチルアミン(4.9mL)を加えた。混合物を83℃(内温)に終夜加熱した。混合物を濃縮乾固し、ヘプタン中0%〜20%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 377.9(M+H)
【1627】
2.135.2 メチル4−アミノ−2−ヨードベンゾエート
実施例2.135.1(3g)を、室温でジクロロメタン(30mL)及びトリフルオロ酢酸(10mL)中にて1.5時間撹拌した。反応物を濃縮乾固し、水(塩酸でpH1に調整)とジエチルエーテルとの間で分配した。層を分離し、水性層を重炭酸ナトリウム混合物水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮乾固した。得られた固体をトルエンで摩砕して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 278.0(M+H)
【1628】
2.135.3 メチル4−((S)−2−((S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−ヨードベンゾエート
フラスコに実施例2.135.2(337mg)及び実施例2.123.14(500mg)を入れた。酢酸エチル(18mL)を、続いてピリジン(0.296mL)を加えた。得られた懸濁液を氷浴中で冷却し、2,4,6−トリプロピル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリホスフィナン2,4,6−トリオキシド(酢酸エチル中50%混合物、1.4mL)を滴下添加した。撹拌を0℃で45分間続け、反応物を−20℃の冷凍庫中で終夜置いた。反応物を室温に加温し、水でクエンチした。層を分離し、水性層を酢酸エチルでさらに2回抽出した。合わせた抽出物を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタンに溶解し、ジエチルエーテルで希釈して標題化合物を沈殿させ、これを濾取した。MS(ESI)m/e 669.7(M+H)
【1629】
2.135.4 (9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−1−(((S)−1−((4−(ヒドロキシメチル)−3−ヨードフェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
実施例2.54.3(1g)をテトラヒドロフラン(15mL)に溶解し、混合物を氷−アセトン浴中で−15℃に冷却した。次いで−10℃未満の温度を維持しながら、水素化リチウムアルミニウム(テトラヒドロフラン中1N、3mL)を滴下添加した。反応物を1時間撹拌し、10%クエン酸(25mL)で注意深くクエンチした。層を分離し、水性層を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲル上に吸着させ、ジクロロメタン中5%〜6%メタノールの濃度勾配で溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 664.1(M+H)
【1630】
2.135.5 メチル5−(5−((S)−2−((S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(ヒドロキシメチル)フェニル)ペンタ−4−イノエート
メチルペンタ−4−イノエート(50mg)、実施例2.135.4(180mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.15mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中撹拌混合物に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(20mg)及びヨウ化銅(5mg)を加えた。混合物を窒素で3回パージし、室温で終夜撹拌した。反応物を酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。水性層を酢酸エチルで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜90%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム上での逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 608.0(M−HO)
【1631】
2.135.6 メチル5−(5−((S)−2−((S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(ヒドロキシメチル)フェニル)ペンタノエート
実施例2.135.5(0.084g)及び10%Pd/C(0.02g)のテトラヒドロフラン(5mL)中混合物を、50psiのH雰囲気下20℃で1時間撹拌した。反応混合物を珪藻土に通して濾過し、溶媒を減圧下で蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 612.0(M−HO)
【1632】
2.135.7 メチル5−(5−((S)−2−((S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)ペンタノエート
実施例2.55.7において実施例2.135.7を実施例2.55.6の代わりに用いることにより、実施例2.135.7を調製した。MS(ESI)m/e 795.4(M+H)
【1633】
2.135.8 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(4−カルボキシブチル)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.49.1において2.135.7を(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメートの代わりに用いることにより、実施例2.135.8を調製した。MS(ESI) m/e 1271.4(M−H)
【1634】
2.135.9 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−(4−カルボキシブチル)フェニル}−L−アラニンアミド
実施例2.54において2.135.8を実施例2.49.1の代わりに用いることにより、実施例2.135.9を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.88 (d, 1H), 8.3 - 8.2 (m, 2H), 8.01 (dd, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.59 (dd, 1H), 7.52 (dd, 1H), 7.47 - 7.29 (m, 8H), 7.23 - 7.18 (m, 1H), 7.05 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.00 (d, 2H), 4.94 (s, 2H), 4.37 (p, 1H), 3.51 - 3.28 (m, 5H), 3.26 - 3.14 (m, 2H), 2.99 (t, 2H), 2.65 (t, 2H), 2.57 (s, 2H), 2.26 - 2.17 (m, 3H), 2.07 (d, 3H), 1.94 (dd, 1H), 1.61 - 0.69 (m, 35H).MS(ESI)m/e 1408.5(M−H)
【1635】
2.136 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(3−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}プロピル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンUV)の合成
【1636】
2.136.1 (3R,4S,5S,6S)−2−(5−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパ−1−イン−1−イル)−2−ホルミルフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.124.2において(9H−フルオレン−9−イル)メチルプロパ−2−イン−1−イルカルバメートを2.124.1Aの代わりに用いることにより、実施例2.136.1を調製した。MS(ESI)m/e 714.1(M+H)
【1637】
2.136.2 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロピル)−2−ホルミルフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.124.3において2.136.1を2.124.2の代わりに用いることにより、実施例2.136.2を調製した。MS(ESI)m/e 718.5(M+H)
【1638】
2.136.3 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロピル)−2−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.124.4において2.136.2を2.124.3の代わりに用いることにより、実施例2.136.3を調製した。MS(ESI)m/e 742.2(M+Na)
【1639】
2.136.4 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロピル)−2−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.124.5において2.136.3を2.124.4の代わりに用いることにより、実施例2.136.4を調製した。MS(ESI)m/e 885.2(M+Na)
【1640】
2.136.5 3−(1−((3−(2−((((4−(3−アミノプロピル)−2−(((3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.49.1において実施例2.136.4を(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメートの代わりに用いることにより、実施例2.136.5を調製した。MS(ESI)m/e 1237.7(M+H)
【1641】
2.136.6 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(3−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}プロピル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.54において2.136.5を2.49.1の代わりに用いることにより、実施例2.136.6を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.14 (d, 1H), 8.01 (d, 1H), 7.59 (d, 1H), 7.53 - 7.39 (m, 4H), 7.38 - 7.28 (m, 3H), 7.22 - 7.15 (m, 2H), 7.13 - 6.91 (m, 5H), 6.84 (d, 1H), 5.17 - 4.91 (m, 5H), 3.35-3.2 (m, 4H), 3.10-2.90 (m, 4H), 2.75-2.65 (m, 2H), 2.08 (s, 3H), 1.65 (s, 2H), 1.39 - 0.71 (m, 21H).MS(ESI)m/e 1372.3(M−H)
【1642】
2.137 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[({[2−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−4−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)ベンジル]オキシ}カルボニル)(3−{[1,3−ジヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−2−イル]アミノ}−3−オキソプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンUZ)の合成
【1643】
2.137.1 3−(1−((3−(2−((((4−(4−アミノブチル)−2−(((2R,3S,4R,5R,6R)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(3−((1,3−ジヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−2−イル)アミノ)−3−オキソプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.87.3を実施例1.84で置き換えて、標題化合物を実施例2.124.6に記載した通りに調製した。MS(ESI)m/e 1319.4(M−H)
【1644】
2.137.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[({[2−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−4−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)ベンジル]オキシ}カルボニル)(3−{[1,3−ジヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−2−イル]アミノ}−3−オキソプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例2.49.1を実施例2.137.1で置き換えて、標題化合物を実施例2.54に記載した通りに調製した。1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.83 (s, 2H), 8.12 (s, 0H), 8.06 (s, 1H), 8.03 - 7.99 (m, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.72 (s, 0H), 7.60 (d, 1H), 7.52 - 7.39 (m, 3H), 7.34 (td, 2H), 7.26 (s, 1H), 7.21 - 7.11 (m, 2H), 7.05 (s, 2H), 6.93 (d, 2H), 6.83 (d, 1H), 5.09 (d, 2H), 5.00 (d, 1H), 4.94 (s, 2H), 4.12 (t, 1H), 3.97 (s, 2H), 3.87 (q, 4H), 3.79 (d, 2H), 3.29 (q, 2H), 3.12 - 2.93 (m, 5H), 2.47 - 2.23 (m, 1H), 2.07 (d, 3H), 1.50 (d, 3H), 1.36 (d, 5H), 1.31 - 0.85 (m, 9H), 0.81 (d, 7H).MS(ESI)m/e 1568.4(M−H)
【1645】
2.138 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)−3−(1−((3−(2−((((2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)−4−(4−(2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−((2−スルホエトキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)アセトアミド)ブチル)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸(シントンVB)の合成
実施例2.119.17において実施例2.133.1を実施例2.119.16の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.99 (s, 1H), 8.34 (dd, 1H), 8.19 (d, 1H), 8.17 (d, 1H), 8.13 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.97 (d, 1H), 7.93 (d, 1H), 7.80 (br t, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.67 (dd, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.45 (dd, 1H), 7.34 (dd, 1H), 7.14 (d, 1H), 7.03 (s, 2H), 6.93 (s, 1H), 6.82 (br d, 1H), 5.06 (br m, 2H), 4.98 (d, 1H), 4.67 (t, 1H), 4.02 (d, 2H), 3.85 (m, 3H), 3.71 (br m, 1H), 3.59 (t, 2H), 3.45 (br m, 3H), 3.41 (m, 4H), 3.27 (m, 4H), 3.03 (m, 2H), 2.70 (m, 2H) 2.65 (br m, 2H), 2.50 (br t, 2H), 2.31 (br m, 1H), 2.19 (s, 3H), 1.80 (m, 1H), 1.52 (br m, 2H), 1.38 (m, 2H), 1.35 (br m, 2H), 1.29-0.88 (br m, 10H), 0.82 (s, 3H), 0.80 (s, 3H).MS(ESI)m/e 1602.4(M−H)
【1646】
2.139 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロピル]カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(3−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}プロピル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンVC)の合成
【1647】
2.139.1 3−(1−((3−(2−((((4−(3−アミノプロピル)−2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.49.1において実施例2.136.4を(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメートの代わりに、実施例1.79.3を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、実施例2.139.1を調製した。MS(ESI)m/e 1217.7(M+H)
【1648】
2.139.2 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロピル]カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(3−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}プロピル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.54において2.139.1を2.49.1の代わりに用いることにより、実施例2.139.1を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.84 (s, 2H), 8.11 (t, 1H), 8.00 (dd, 1H), 7.76 (d, 1H), 7.62 - 7.56 (m, 1H), 7.50 - 7.37 (m, 3H), 7.37 - 7.29 (m, 2H), 7.25 (s, 1H), 7.16 (d, 1H), 7.04 (s, 2H), 6.96 - 6.88 (m, 2H), 6.82 (d, 1H), 5.06 (s, 2H), 4.98 (d, 1H), 4.92 (s, 2H), 3.97 (s, 2H), 3.44 - 3.18 (m, 11H), 3.07 - 2.90 (m, 4H), 2.05 (s, 3H), 1.80 (s, 1H), 1.64 (p, 2H), 1.38 - 0.67 (m, 19H). (m, 21H).MS(ESI)m/e 1352.5(M−H)
【1649】
2.140 N−({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタ−52−イン−53−イル)フェニル}−L−アラニンアミド(シントンVS)の合成
【1650】
2.140.1 2−ヨード−4−ニトロ安息香酸
2−アミノ−4−ニトロ安息香酸(50g)を0℃で濃HSO(75mL)及び水(750mL)の混合物に加え、混合物を1時間撹拌した。混合物に0℃で亜硝酸ナトリウム(24.62g)の水(300mL)中混合物を滴下添加した。得られた混合物を0℃で3時間撹拌した。ヨウ化ナトリウム(65.8g)の水(300mL)中混合物を、上記混合物にゆっくり加えた。添加完了後、得られた混合物を0℃で2時間、次いで室温で16時間及び60℃で2時間撹拌した。得られた混合物を室温に冷却し、氷水(300mL)で希釈した。固体を濾取し、水(100mL×5)により洗浄し、16時間空気乾燥して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 291.9(M−H)
【1651】
2.140.2 メチル2−ヨード−4−ニトロベンゾエート
実施例2.140.1(130g)のメタノール(1000mL)及び硫酸(23.65mL)の混合物中混合物を85℃で16時間撹拌し、濃縮乾固した。残渣をメタノール(100mL)で摩砕し、懸濁液を10分間撹拌した。固体を濾取し、水(200mL×3)及びメタノール(20mL)で洗浄し、16時間空気乾燥して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 308.0(M+H)
【1652】
2.140.3 メチル4−アミノ−2−ヨードベンゾエート
塩化アンモニウム(122g)及び鉄(38.2g)のエタノール(1000mL)及び水(100mL)中混合物に、室温で実施例2.140.2(70g)を加えた。混合物を80℃で4時間撹拌し、濾過して不溶物を除去した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチル(1000mL)に溶解し、水(500mL)で洗浄した。水性相を酢酸エチル(1000mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 278.0(M+H)
【1653】
2.140.4 (4−アミノ−2−ヨードフェニル)メタノール
実施例2.140.3(40g)のテトラヒドロフラン(800mL)中混合物に、−50℃で1Mジイソブチルアルミニウム水素化物(505mL)を滴下添加した。混合物を−50℃で3時間撹拌し、−20℃に冷却した。氷水(180mL)を(温度を0℃未満に維持しながら)混合物に滴下添加した。氷水を加えた後、混合物を10分間撹拌し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣を酢酸エチル(800mL)及び水(200mL)に溶解した。水性相を酢酸エチル(300mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 250.0(M+H)
【1654】
2.140.5 4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−ヨードアニリン
実施例2.140.4(40g)及びイミダゾール(21.87g)のジクロロメタン(600mL)及びテトラヒドロフラン(150mL)中混合物に、tert−ブチルジメチルクロロシラン(29.0g)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、濾過して、固体を除去した。濾液に氷水(50mL)を加えた。混合物を10分間撹拌し、水(100mL)を加えた。混合物をジクロロメタン(500mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を15/1〜10/1石油エーテル/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 364.0(M+H)
【1655】
2.140.6 (S)−tert−ブチル(1−((4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−ヨードフェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)カルバメート
(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)プロパン酸(15.62g)及び実施例2.140.5(30g)のジクロロメタン(600mL)中混合物に、0℃でPOCl(15.39mL)を滴下添加した。混合物を0℃で2時間撹拌した。氷水(60mL)を(温度を5℃未満に維持しながら)混合物に注意深く滴下添加した。混合物を30分間撹拌し、濃縮して、ジクロロメタンを除去した。残渣を酢酸エチル(500mL)及び水(100mL)中で懸濁させた。懸濁液を濾過した。有機相を水(200mL×2)及びブラインにより洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 533.0(M−H)
【1656】
2.140.7 (S)−tert−ブチル(1−((4−(ヒドロキシメチル)−3−ヨードフェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)カルバメート
実施例2.140.6(60g)のテトラヒドロフラン(600mL)中混合物に、0℃でテトラヒドロフラン(120mL)中のテトラブチルアンモニウムフルオリド(28.2g)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、濾過した。濾液に水(100mL)を加えた。混合物を10分間撹拌し、次いで濃縮した。残渣を酢酸エチル(800mL)及び水(300mL)で希釈した。水性相を酢酸エチル(200mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を3/1〜1/1石油エーテル/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 443.0(M+Na)
【1657】
2.140.8 (S)−2−アミノ−N−(4−(ヒドロキシメチル)−3−ヨードフェニル)プロパンアミド
実施例2.140.7(20g)のジクロロメタン(80mL)及びトリフルオロ酢酸(40mL)の混合物中混合物を室温で2時間撹拌し、濃縮した。残渣をジクロロメタン(80mL)に溶解し、トリエチルアミン(16.95mL)を加えてpHを8に調整した。標題化合物をジクロロメタン中遊離塩基として得、これをさらには精製せずに次のステップに使用した。MS(LC−MS)m/e 321.1(M+H)
【1658】
2.140.9 tert−ブチル((S)−1−(((S)−1−((4−(ヒドロキシメチル)−3−ヨードフェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−メチルブタン酸(6.79g)、トリエチルアミン(9.58mL)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(5.26g)のジクロロメタン(250mL)中混合物を20分間撹拌した。得られた混合物を0℃で実施例2.140.8(10g)及び1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−カルボジイミド塩酸塩(6.59g)のジクロロメタン(100mL)中混合物に滴下添加した。添加完了後、混合物を0℃で2時間撹拌した。氷水(200mL)を加え、得られた混合物を20分間撹拌した。有機相を飽和重炭酸ナトリウム水溶液混合物(100mL×2)、水(100mL×2)及びブライン(100mL)で洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を3/1〜1/1石油エーテル/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。LC−MS m/e 542.1(M+Na)
【1659】
2.140.10 tert−ブチル((S)−1−(((S)−1−((4−(ヒドロキシメチル)−3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタ−52−イン−53−イル)フェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
実施例2.140.9(50mg)、2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタ−52−イン(149mg)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(27.0mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中混合物に、ヨウ化銅(I)(3.67mg)を加えた。反応物を窒素ガスの気流で10分間パージし、終夜撹拌した。反応物をジメチルスルホキシドで希釈し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜70%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 1164.2(M−H)
【1660】
2.140.11 tert−ブチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)−3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタ−52−イン−53−イル)フェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
実施例2.140.10(80mg)及びビス(4−ニトロフェニル)カルボネート(31.3mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.2mL)中混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL)を加えた。混合物を3時間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中35〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
【1661】
2.140.12 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタ−52−イン−53−イル)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.2.9(95mg)、実施例2.140.11(148mg)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(68.1mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2.5mL)中混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(97μL)を加えた。混合物を3.5時間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中35〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
【1662】
2.140.13 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタ−52−イン−53−イル)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.140.12(135mg)のジクロロメタン(4mL)中冷却(0℃)混合物を、トリフルオロ酢酸(1mL)で5時間処理した。混合物を濃縮し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 973.4(M+2H)2+
【1663】
2.140.14 N−({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタ−52−イン−53−イル)フェニル}−L−アラニンアミド
実施例2.119.15(20.88mg)及びO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(21.1mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中混合物を、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(16.2μL)で7分間処理し、実施例2.140.13(60mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(32.3μL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.6mL)中混合物をゆっくり加えた。反応混合物を10分間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜70%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ10.01 (d, 1H), 8.22 (d, 1H), 8.02 (t, 2H), 7.90 - 7.75 (m, 2H), 7.66 - 7.50 (m, 3H), 7.50 - 7.39 (m, 3H), 7.35 (q, 3H), 7.05 (s, 2H), 7.00 (d, 1H), 5.08 (d, 2H), 4.97 (s, 2H), 4.65 (t, 1H), 4.47 - 4.31 (m, 4H), 4.23 - 4.14 (m, 2H), 3.90 - 3.69 (m, 5H), 3.68 - 3.58 (m, 4H), 3.57 - 3.53 (m, 2H), 3.52 - 3.43 (m, 57H), 3.42 - 3.33 (m, 4H), 3.22 (s, 5H), 3.01 (t, 2H), 2.49 (p, 3H), 2.09 (d, 3H), 2.04 - 1.77 (m, 1H), 1.40 - 1.17 (m, 6H), 1.06 (dd, 6H), 0.97 - 0.63 (m, 11H).MS(ESI)m/e 1153.3(M+2H)2+
【1664】
2.141 N−({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタン−53−イル)フェニル}−L−アラニンアミド(シントンVT)の合成
【1665】
2.141.1 tert−ブチル((S)−1−(((S)−1−((3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサドペンタコンタン−52−イル)−4−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
実施例2.140.10(304mg)及び10%Pd/C(90mg、乾燥品)のテトラヒドロフラン(20mL)中混合物を、圧力ボトル中50psiの水素ガス下2時間振盪した。不溶物を濾別し、濾液を濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1168.3(M−H)
【1666】
2.141.2 tert−ブチル((S)−1−(((S)−1−((3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサドペンタコンタン−52−イル)−4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
実施例2.140.10を実施例2.141.1で置き換え、実施例2.140.11における手順を用いて標題化合物を調製した。
【1667】
2.141.3 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタン−53−イル)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例2.140.11を実施例2.141.2で置き換え、実施例2.140.12における手順を用いて標題化合物を調製した。
【1668】
2.141.4 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタン−53−イル)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.140.12を実施例2.141.3で置き換え、実施例2.140.13における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1948.8(M−H)
【1669】
2.141.5 N−({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタン−53−イル)フェニル}−L−アラニンアミド
実施例2.140.13を実施例2.141.4で置き換え、実施例2.140.14における手順を用いて標題化合物を調製した。1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ12.87 (s, 1H), 9.84 (s, 1H), 8.18 (d, 1H), 8.03 (dd, 2H), 7.78 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.52 (d, 1H), 7.45 (ddd, 4H), 7.40 - 7.32 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 7.22 (d, 1H), 7.07 (s, 2H), 6.96 (d, 1H), 5.01 (d, 2H), 4.95 (s, 2H), 4.64 (t, 1H), 4.38 (t, 1H), 4.24 - 4.12 (m, 2H), 4.00 (d, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.78 (t, 3H), 3.64 (ddt, 2H), 3.49 (dd, 62H), 3.43 - 3.37 (m, 6H), 3.23 (s, 3H), 3.01 (t, 2H), 2.84 - 2.68 (m, 1.5H), 2.63 (dd, 4H), 2.36 (d, 0.5H), 2.08 (d, 3H), 1.74 (t, 2H), 1.25 (dt, 6H), 1.17 - 1.00 (m, 6H), 0.99 - 0.72 (m, 11H).MS(ESI)m/e 1153.0(M−2H)
【1670】
2.142 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(3−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}プロピル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンVY)の合成
【1671】
2.142.1 3−(1−((3−(2−((((4−(3−アミノプロピル)−2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)((S)−3,4−ジヒドロキシブチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.49.1において実施例2.136.4を(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメートの代わりに、実施例1.85を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、実施例2.142.1を調製した。MS(ESI)m/e 1217.3(M+H)
【1672】
2.142.2 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(3−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}プロピル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.54において実施例2.142.1を実施例2.49.1の代わりに用いることにより、実施例2.142.2を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.14 (d, 1H), 8.03 (dt, 1H), 7.81 - 7.76 (m, 1H), 7.61 (dd, 1H), 7.53 - 7.41 (m, 3H), 7.38 - 7.32 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 7.18 (d, 1H), 7.06 (d, 2H), 6.97 - 6.92 (m, 2H), 6.85 (dd, 1H), 5.10 (q, 2H), 5.01 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.48 - 3.18 (m, 12H), 3.06 (q, 2H), 3.00 (t, 2H), 2.08 (s, 3H), 1.77 - 0.66 (m, 16H).MS(ESI)m/e 1352.5(M−H)
【1673】
2.143 1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)−2−(β−D−グルコピラヌロノシルオキシ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−arabino−ヘキシトール(シントンWI)の合成
【1674】
2.143.1 3−(1−((3−(2−((((4−(4−アミノブチル)−2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)((3R,4S,5R)−3,4,5,6−テトラヒドロキシヘキシル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.97.8において実施例1.77.2を実施例1.25及び実施例2.124.5を実施例2.97.7の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1291(M+H)、1289(M−H)
【1675】
2.143.2 1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)−2−(β−D−グルコピラヌロノシルオキシ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−arabino−ヘキシトール
実施例2.54において実施例2.143.1を実施例2.49.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.04 (d, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.54-7.43 (m, 3H), 7.41-7.35 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.18 (m, 1H), 7.03 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 6.93 (s, 1H), 6.86 (d, 1H), 5.18-5.05 (m, 3H), 5.03 (d, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.01 (s, 2H), 3.91 (d, 1H), 3.87 (t, 2H), 3.83 (m, 2H), 3.72 (s, 2H), 3.67 (m, 2H), 3.59 (dd, 2H), 3.50-3.27 (m, 16H), 3.14 (d, 2H), 3.04 (m, 4H), 2.09 (s, 3H), 1.68 (m, 2H), 1.52 (m, 2H), 1.44-1.31 (m, 4H), 1.26-1.14 (m, 4H), 1.10 (m, 4H), 0.98 (q, 2H), 0.85 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1428(M+H)、1426(M−H)
【1676】
2.144 1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)−2−(β−D−グルコピラヌロノシルオキシ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−erythro−ペンチトール(シントンWK)の合成
【1677】
2.144.1 3−(1−((3−(2−((((4−(4−アミノブチル)−2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)((3S,4R)−3,4,5−トリヒドロキシペンチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.97.8において実施例1.80を実施例1.25及び実施例2.124.5を実施例2.97.7の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1261(M+H)、1259(M−H)
【1678】
2.144.2 1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)−2−(β−D−グルコピラヌロノシルオキシ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−erythro−ペンチトール
実施例2.54において実施例2.144.1を実施例2.49.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.08 (t, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.53-7.42 (m, 3H), 7.38-7.33 (m, 2H), 7.20 (s, 1H), 7.17 (m, 1H), 7.07 (s, 2H), 6.97-6.93 (m, 2H), 6.85 (d, 1H), 5.17-5.05 (m, 3H), 5.02 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.98 (s, 2H), 3.88 (m, 4H), 3.80 (m, 4H), 3.67 (m, 2H), 3.42 (m, 4H), 3.36-3.23 (m, 13H), 3.08-2.99 (m, 5H), 2.09 (s, 3H), 1.86 (m, 1H), 1.53 (m, 2H), 1.38 (m, 4H), 1.25 (m, 4H), 1.11 (m, 4H), 0.96 (m, 2H), 0.83 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1398(M+H)、1396(M−H)
【1679】
2.145 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[27−(2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコサン−26−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサ−27−アザトリアコンタン−30−イル]フェニル}−L−アラニンアミド(シントンWP)の合成
【1680】
2.145.1 tert−ブチル((S)−1−(((S)−1−((3−(3−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)プロパ−1−イン−1−イル)−4−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
tert−ブチル((S)−1−(((S)−1−((4−(ヒドロキシメチル)−3−ヨードフェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート(0.5g)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)中混合物に、ベンジルプロパ−2−イン−1−イルカルバメート(0.182g)、CuI(9.2mg)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(35mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.0mL)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を真空下で濃縮した。残渣を酢酸エチル(300mL)に溶解し、水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。溶媒を蒸発させて、ジクロロメタン中30%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 581.2(M−H)
【1681】
2.145.2 tert−ブチル((S)−1−(((S)−1−((3−(3−アミノプロピル)−4−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
実施例2.145.1(1.7g)のエタノール(30mL)中混合物に、5%Pd/C(0.3g)及びシクロヘキセン(大過剰)を加えた。反応物を100℃で45分間撹拌した。反応物を濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 451.1(M−H)
【1682】
2.145.3 tert−ブチル((S)−1−(((S)−1−((3−(27−(2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコサン−26−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサ−27−アザトリアコンタン−30−イル)−4−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
実施例2.145.2(45mg)のジクロロメタン(4mL)中混合物に、2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコサン−26−アール(79mg)を、続いてNaH(OAc)(63.5mg)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1212.1(M−H)
【1683】
2.145.4 tert−ブチル((S)−1−(((S)−1−((3−(27−(2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコサン−26−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサ−27−アザトリアコンタン−30−イル)−4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
実施例2.145.3(80mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中混合物に、ビス(4−ニトロフェニル)カルボネート(26mg)続いてN,N−ジイソプロピルアミン(0.012mL)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより直接精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1376.97(M−H)
【1684】
2.145.5 3−(1−((3−(2−((((2−(27−(2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコサン−26−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサ−27−アザトリアコンタン−30−イル)−4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリン酸
実施例2.145.4(30mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中混合物に、実施例1.43(18.68mg)続いて1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(3.4mg)及びN,N−ジイソプロピルアミン(3.84uL)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。トリフルオロ酢酸(0.55mL)を混合物に加え、室温で3時間撹拌した。混合物を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1986.6(M−H)
【1685】
2.145.6 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[27−(2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコサン−26−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサ−27−アザトリアコンタン−30−イル]フェニル}−L−アラニンアミド
実施例2.123.20を実施例2.145.5で置き換えて、標題化合物を実施例2.123.21に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 13.10 (s, 1H), 9.92 (s, 1H), 9.43 (s, 1H), 9.02 (s, 1H), 8.37 (dd, 1H), 8.30 - 8.14 (m, 5H), 8.07 (d, 1H), 8.02 (d, 1H), 7.96 (d, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.74 - 7.68 (m, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.52 - 7.45 (m, 2H), 7.42 - 7.34 (m, 2H), 7.28 (d, 1H), 7.08 (s, 2H), 5.05 (d, 2H), 4.39 (t, 1H), 4.21 (dd, 1H), 4.12 (s, 2H), 3.88 (s, 2H), 3.49 (d, 55H), 3.34 (s, 200H), 3.23 (s, 5H), 3.13 (d, 4H), 2.79 - 2.65 (m, 5H), 2.23 (s, 3H), 1.94 (d, 8H), 1.47 - 0.94 (m, 15H), 0.92 - 0.76 (m, 12H).
【1686】
2.146 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2S)−3−[3,4−ビス(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンXD)の合成
【1687】
2.146.1 (S)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)プロパン酸
(S)−2−アミノ−3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)プロパン酸(1.00kg)及びNaHCO(1.28kg)のジオキサン(5.00L)及び水(5.00L)中混合物に、ベンジルカルボノクロリデート(1.04k)を滴下添加した。反応混合物を25℃で12時間撹拌した。反応混合物を6N HCl水溶液を加えることによりpH=3.0〜4.0に調整し、酢酸エチル(25L)で抽出した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮して、標題化合物を得た。1H NMR (400MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.73 (s, 1H), 7.54-7.26 (m, 8H), 6.64-6.45 (m, 3H), 4.98 (s, 2H), 4.49 (s, 1H), 2.87 (d, J = 9.60 Hz, 1H), 2.68-2.62 (m, 1H).
【1688】
2.146.2 (S)−ベンジル2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)プロパノエート
実施例2.146.1(800.00g)及びCsCO(1.18kg)の混合物に、20℃でブロモメチルベンゼン(259.67g)を加えた。反応混合物を1時間撹拌し、TLCは反応が完了していることを示した。残渣をHO(5L)で希釈し、酢酸エチル(5Lで3回)で抽出した。合わせた有機層をブライン(5L)で洗浄し、NaSO(150g)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=100:1〜1:1)により2回精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.77 - 3.02 (m, 2 H), 4.47 (br. s., 1 H), 4.61 (d, J=7.94 Hz, 1 H), 5.01 - 5.17 (m, 4 H), 5.35 - 5.47 (m, 1 H), 6.32 (br. s., 1 H), 6.38 (d, J=7.94 Hz, 1 H), 6.51 (s, 1 H), 6.65 (d, J=7.94 Hz, 1 H), 7.17 - 7.42 (m, 9 H).
【1689】
2.146.3 (S)−ベンジル2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−(3,4−ビス(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル)プロパノエート
CO(27.04g)及びKI(5.95g)のN,N−ジメチルホルムアミド(150mL)中混合物に、ジメチルホルムアミド(150mL)中の実施例2.146.2(8.12g)及び2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル4−メチルベンゼンスルホネート(27.00g)を加えた。混合物をN下75℃で12時間撹拌した。さらに2つのバイアルを上記した通りにセットアップした。3つ全ての反応混合物を精製用に合わせた。混合物をNHCl混合物水溶液(9L)中に注ぎ入れ、酢酸エチル(900mLで5回)で抽出した。合わせた有機層をブライン(1500mL)で洗浄し、NaSO(150g)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製の残渣を得た。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO、ジクロロメタン/メタノール=100/1〜20:1)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.95 - 3.08 (m, 2 H), 3.38 (s, 6 H), 3.57 - 3.68 (m, 80 H), 3.78 (t, J=4.85 Hz, 2 H), 3.83 (t, J=5.29 Hz, 2 H), 4.01 (t, J=5.07 Hz, 2 H), 4.10 (t, J=5.07 Hz, 2 H), 4.58 - 4.70 (m, 1 H), 5.09 (s, 2 H), 5.14 (d, J=3.53 Hz, 2 H), 6.55 (d, J=8.38 Hz, 1 H), 6.62 (d, J=1.76 Hz, 1 H), 6.74 (d, J=7.94 Hz, 1 H), 7.27 - 7.49 (m, 10 H).
【1690】
2.146.4 (S)−2−アミノ−3−(3,4−ビス(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル)プロパン酸
実施例2.146.3(16.50g)のメタノール(200mL)中混合物に、Pd/C(9.00g)を加え、混合物をH(50psi)下50℃でH(50psi)16時間撹拌した。さらに反応物を上記した通りにセットアップした。LC/MSは反応が完了していることを示し、両方の反応混合物を精製用に合わせた。混合物を濾過し、濃縮した。粗製の標題化合物をさらには精製せずに次のステップに使用した。
【1691】
2.146.5 (S)−3−(3,4−ビス(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパン酸
実施例2.146.4(5.94g)のHO(60.00mL)中混合物に、NaCO(790.67mg)及びメチル2,5−ジオキソピロール−1−カルボキシレート(1.19g)を加えた。混合物を25℃で3時間撹拌した。さらに4つの反応物を上記した通りにセットアップした。5つ全ての反応混合物を精製用に合わせた。4M HCl水溶液を加えてpHを2に調整した。合わせた混合物を分取逆相HPLC(トリフルオロ酢酸条件)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 3.35 - 3.40 (m, 6 H), 3.51 - 3.58 (m, 4 H), 3.58 - 3.75 (m, 78 H), 3.81 (q, J=4.70 Hz, 4 H), 4.11 (dt, J=10.14, 5.07 Hz, 4 H), 4.91 (dd, J=11.47, 5.29 Hz, 1 H), 6.53 - 6.69 (m, 3 H), 6.71 - 6.89 (m, 2 H).MS(ESI)m/e 638.0(M+H)
【1692】
2.146.6 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2S)−3−[3,4−ビス(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸
実施例2.146.5(0.020mL)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.014g)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.020mL)の混合物を、N,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中で5分間撹拌した。混合物を実施例2.123.20(0.042g)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.020mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中混合物に加え、これを室温で3時間撹拌した。反応物を水(1.5mL)、N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)及び2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.054mL)の混合物で希釈し、5%〜85%アセトニトリル/水の濃度勾配を用いるGilson2020システム上での分取逆相HPLCにより精製した。生成物含有フラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ12.86 (s, 4H), 9.92 (s, 2H), 8.26 (d, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.02 (dd, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.54 - 7.49 (m, 1H), 7.49 - 7.39 (m, 2H), 7.39 - 7.31 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 7.20 (d, 1H), 6.94 (d, 1H), 6.87 (s, 2H), 6.77 (d, 1H), 6.60 - 6.53 (m, 1H), 5.05 - 4.91 (m, 5H), 4.80 (dd, 2H), 4.37 (t, 2H), 4.21 (t, 2H), 3.97 (dt, 3H), 3.86 (t, 3H), 3.78 (d, 3H), 3.68 (dt, 4H), 3.65 - 3.28 (m, 102H), 3.20 - 3.08 (m, 2H), 2.99 (t, 2H), 2.92 (d, 2H), 2.68 (dd, 2H), 2.07 (d, 4H), 1.54 (s, 2H), 1.37 - 0.71 (m, 16H).MS(ESI)m/e 2631.2(M−H)。
【1693】
2.147 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル)−β−アラニル−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタン−53−イル)フェニル}−L−アラニンアミド(シントンXK)の合成
【1694】
2.147.1 ベンジル2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサ−35−アザオクタトリアコンタン−38−オエート
2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−アミン(1g)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)及び水(3mL)中混合物に、ベンジルアクリレート(0.377g)を滴下添加した。反応混合物を終夜撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜70%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 678.4(M+H)
【1695】
2.147.2 2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサ−35−アザオクタトリアコンタン−38−酸
テトラヒドロフラン(10mL)中の実施例2.147.1(220mg)及び10%Pd/C(44mg、乾燥品)を、圧力ボトル中50psiの水素ガス下1時間振盪した。反応物を濾過し、濾液を濃縮した。残渣を高真空下で乾燥して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 588.3(M+H)
【1696】
2.147.3 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル35−(2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル)−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサ−35−アザオクタトリアコンタン−38−オエート
2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセテート(566mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(229mg)、1−ヒドロキシピロリジン−2,5−ジオン(86mg)及び実施例2.147.2(440mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中冷却(0℃)混合物を、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(785μL)で25分間処理した。反応物をジメチルスルホキシドで希釈し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中5〜55%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 822.3(M+H)
【1697】
2.147.4 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル)−β−アラニル−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタン−53−イル)フェニル}−L−アラニンアミド
実施例2.141.4(28mg)、実施例2.147.3(27.1mg)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(6.6mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.8mL)中冷却(0℃)混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン−2(20.1μL)を加えた。混合物を10分間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中30〜70%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ12.81 (s, 1H), 9.84 (s, 1H), 8.21 - 7.86 (m, 2H), 7.75 (d, 1H), 7.57 (d, 1H), 7.52 - 7.28 (m, 7H), 7.27 - 7.15 (m, 2H), 7.04 (d, 2H), 6.91 (d, 1H), 4.94 (d, 4H), 4.36 (dt, 3H), 4.19 (dt, 1H), 3.84 (t, 2H), 3.75 (d, 2H), 3.63 (d, 1H), 3.46 (dd, 104H), 3.36 (s, 2H), 3.19 (s, 5H), 2.97 (t, 2H), 2.57 (t, 5H), 2.42 - 2.26 (m, 1H), 2.03 (s, 7H), 2.00 - 1.83 (m, 1H), 1.70 (t, 2H), 1.38 - 0.96 (m, 13H), 0.96 - 0.69 (m, 13H).MS(ESI)m/e 1327.7(M−2H)2−
【1698】
2.148 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル)−β−アラニル−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンXL)の合成
実施例2.141.4を実施例2.112.2で置き換え、実施例2.147.4における手順を用いて標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ12.83 (s, 1H), 9.96 (d, 1H), 8.18 - 7.85 (m, 3H), 7.75 (d, 1H), 7.64 - 7.37 (m, 7H), 7.32 (td, 2H), 7.28 - 7.20 (m, 3H), 7.04 (s, 2H), 6.92 (d, 1H), 5.17 - 4.79 (m, 4H), 4.59 - 4.31 (m, 3H), 4.21 (dt, 1H), 3.84 (t, 2H), 3.77 (d, 2H), 3.52 (s, 4H), 3.39 (d, 2H), 3.19 (s, 5H), 2.94 (dt, 4H), 2.60 (t, 3H), 2.43 - 2.27 (m, 1H), 2.05 (s, 4H), 1.60 (d, 2H), 1.44 - 0.57 (m, 22H).MS(ESI)m/e 1964.8(M−H)
【1699】
2.149 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[27−(2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコサン−26−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサ−27−アザトリアコンタン−30−イル]フェニル}−L−アラニンアミド(シントンYJ)の合成
【1700】
2.149.1 3−(1−((3−(2−((((2−(27−(2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコサン−26−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサ−27−アザトリアコンタン−30−イル)−4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.43を実施例1.2.9で置き換えて、標題化合物を実施例2.145.5に記載した通りに調製した。MS(ESI)m/e 1991.4(M−H)
【1701】
2.149.2 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[27−(2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコサン−26−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサ−27−アザトリアコンタン−30−イル]フェニル}−L−アラニンアミド
実施例2.145.5を実施例2.149.1で置き換えて、標題化合物を実施例2.145に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.83 (s, 1H), 9.90 (s, 1H), 9.41 (s, 1H), 8.24 (d, 2H), 8.01 (d, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.67 - 7.29 (m, 8H), 7.26 (s, 2H), 7.06 (s, 2H), 6.93 (d, 1H), 5.03 (d, 2H), 4.93 (s, 2H), 4.37 (t, 1H), 4.19 (dd, 1H), 4.11 (s, 2H), 3.86 (t, 2H), 3.79 (s, 2H), 3.70 - 3.26 (m, 226H), 3.21 (s, 6H), 3.11 (s, 5H), 2.99 (t, 2H), 2.66 (d, 4H), 2.08 (s, 3H), 1.89 (s, 8H), 1.44 - 0.90 (m, 14H), 0.89 - 0.68 (m, 11H).
【1702】
2.150 N−{(3S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンYQ)の合成
【1703】
2.150.1 3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ペンタ−4−イン酸
3−アミノペンタ−4−イン酸トリフルオロ酢酸塩(1.9g)のテトラヒドロフラン(30mL)中混合物に、メチル2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−カルボキシレート(1.946g)を加え、続いてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(8.04mL)を素早く加えた。得られた混合物を60℃で16時間撹拌した。混合物を濃縮乾固した。残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 194(M+H)。1H-NMR (ジメチルスルホキシド-d6, 400 MHz) δ2.92-3.07 (m, 2H), 3.38 (d, 1H), 5.07-5.12 (m, 1H), 7.08 (s, 2H), 12.27 (bs, 0.6H).
【1704】
2.150.2 3−(1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパン酸
t−ブタノール/HOの混合物(2:1、15mL)中の実施例2.150.1(700mg)に、37−アジド−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン(2123mg)を加えた。ナトリウム(R)−2−((S)−1,2−ジヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロフラン−3−オレート(71.8mg)及び硫酸銅(II)(28.9mg)を混合物に順次加えた。得られた混合物を室温で16時間撹拌し、濃縮した。残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ3.24 (s, 3H), 3.15-3.28 (m, 2H), 3.41-3.52 (m, 44H), 3.79 (t, 2H), 4.48 (t, 2H), 5.56-5.60 (m, 1H), 7.05 (s, 2H), 8.03 (s, 1H).MS(LC−MS)m/e 779(M+H)
【1705】
2.150.3 N−{(3S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド
O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(8.45mg)及び実施例2.150.2(20mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.3mL)中混合物に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(22.19μL)をゆっくり加え、反応混合物を1分間撹拌した。実施例2.112.2(20mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(22μL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中冷却(0℃)混合物を加えた。得られた混合物を10分間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。(3位の絶対配置を任意に割り当てた。)1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ9.95 (s, 1H), 8.07 (d, 3H), 8.04 - 7.96 (m, 2H), 7.77 (d, 1H), 7.64 - 7.53 (m, 3H), 7.50 (s, 1H), 7.48 - 7.39 (m, 2H), 7.34 (q, 2H), 7.30 - 7.23 (m, 3H), 6.98 (s, 2H), 6.93 (d, 1H), 5.61 (t, 1H), 4.96 (d, 4H), 4.54 - 4.27 (m, 3H), 4.14 (t, 1H), 3.86 (t, 2H), 3.77 (q, 4H), 3.43 (d, 71H), 3.21 (s, 6H), 3.00 (d, 5H), 2.61 (s, 2H), 2.07 (d, 3H), 1.92 (s, 1H), 1.60 (d, 2H), 1.47 - 0.86 (m, 10H), 0.85 - 0.67 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1010.6(M−2H)2−
【1706】
2.151 N−{(3R)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンYR)の合成
実施例2.151を2.150.3の調製の間に単離した。(3位の絶対配置を任意に割り当てた。)1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ9.91 (s, 1H), 8.11 (dd, 2H), 8.04 - 7.99 (m, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.58 (t, 3H), 7.54 - 7.39 (m, 2H), 7.39 - 7.31 (m, 2H), 7.31 - 7.24 (m, 3H), 7.00 (s, 2H), 6.94 (d, 1H), 5.61 (dd, 1H), 5.08 - 4.79 (m, 4H), 4.40 (dt, 3H), 4.16 (s, 1H), 3.86 (t, 2H), 3.82 - 3.73 (m, 4H), 3.51 - 3.30 (m, 46H), 3.21 (s, 7H), 3.05 - 2.87 (m, 3H), 2.62 (t, 2H), 2.07 (d, 3H), 1.95 (s, 2H), 1.69 (s, 1H), 1.51 - 0.86 (m, 10H), 0.88 - 0.70 (m, 13H).MS(ESI)m/e 1010.6(M−2H)2−
【1707】
2.152 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({[(2−{2−[(2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]エチル}−4−{[(2S)−2−{[(2S)−2−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}プロパノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}[(3R,4S,5R)−3,4,5,6−テトラヒドロキシヘキシル]アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(シントンYS)の合成
【1708】
2.152.1 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(2−((2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチル)ベンジル)オキシ)カルボニル)((3R,4S,5R)−3,4,5,6−テトラヒドロキシヘキシル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.97.8において実施例1.77.2を実施例1.25及び実施例2.123.19を実施例2.97.7の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1417(M+H)、1415(M−H)
【1709】
2.152.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({[(2−{2−[(2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]エチル}−4−{[(2S)−2−{[(2S)−2−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}プロパノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}[(3R,4S,5R)−3,4,5,6−テトラヒドロキシヘキシル]アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例2.54において実施例2.152.1を実施例2.49.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.85 (m, 1H), 8.18 (t, 2H), 7.96 (d, 1H), 7.73 (d, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.46-7.25 (m, 8H), 7.21 (s, 1H), 7.15 (d, 1H), 7.00 (s, 1H), 6.99 (d, 1H), 6.88 (d, 1H), 4.95 (bs, 2H), 4.88 (s, 2H), 4.32 (m, 1H), 4.15 (t, 1H), 4.05 (s, 2H), 3.82 (t, 2H), 3.72 (m, 4H), 3.58-3.29 (m, 6H), 3.19 (m, 4H), 3.11-3.00 (m, 6H), 2.97 (t, 2H), 2.91 (t, 2H), 2.72 (m, 2H), 2.55 (m, 2H), 2.04 (s, 3H), 2.02-1.85 (m, 3H), 1.54 (m, 4H), 1.44 (s, 1H), 1.33 (bs, 1H), 1.22 (m, 6H), 1.04 (m, 6H), 0.86 (m, 2H), 0.77 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1554(M+H)、1552(M−H)
【1710】
2.153 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({[(2−{2−[(2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]エチル}−4−{[(2S)−2−({(2S)−2−[({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)アミノ]−3−メチルブタノイル}アミノ)プロパノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}[(3R,4S,5R)−3,4,5,6−テトラヒドロキシヘキシル]アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(シントンYY)の合成
実施例2.119.15(11mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(0.1mL)に溶解した。2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(11mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(7.4mg)を加えた。混合物を室温で5分間撹拌した。次いで混合物をさらに実施例2.152.1(34mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(16.3mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.2mL)中混合物に加えた。反応物を室温で60分間撹拌し、トリフルオロ酢酸(36mg)でクエンチした。混合物を水(0.75mL)及びジメチルスルホキシド(0.75mL)で希釈し、Lunaカラム:C18(2)、100A、150×30mmを装着したGrace Reveleris上で30分かけて水中10〜75%アセトニトリル(0.1%TFAを含む)を用いる逆相HPLCにより精製した。生成物フラクションをプールし、凍結し、凍結乾燥して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.85 (m, 1H), 8.18 (d, 1H), 8.05 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.53-7.39 (m, 8H), 7.36 (q, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.22 (d, 1H), 7.07 (s, 1H), 6.96 (d, 1H),5.18 (bs, 2H), 4.96 (s, 2H), 4.65 (t, 1H), 4.37 (t, 1H), 4.19 (t, 1H), 4.16 (s, 1H), 4.01 (d, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.78 (m, 4H), 3.73 (m, 2H), 3.49-3.44 (m, 4H), 3.40-3.20 (m, 8H), 3.24 (m, 4H), 3.17-3.07 (m, 4H), 3.02 (t, 2H), 2.95 (t, 2H), 2.76 (m, 4H), 2.62 (m, 1H), 2.37 (m, 1H), 2.09 (s, 3H), 1.99 (m, 2H), 1.86 (q, 1H), 1.62 (m, 4H), 1.38 (bs, 2H), 1.28 (m, 6H), 1.18-1.02 (m, 6H), 0.96 (m, 2H), 0.91-0.79 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1773(M−H)
【1711】
2.154 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル)−β−アラニル−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンYT)の合成
【1712】
2.154.1 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(2−((2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチル)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.2.9(200mg)、実施例2.123.19(288mg)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(50.2mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中混合物を氷浴中で冷却し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(143μL)を加えた。反応混合物を室温で2.5時間撹拌し、濃縮した。テトラヒドロフラン(0.5mL)及びメタノール(0.5mL)を残渣中に加えた。得られた混合物を氷浴中で冷却し、水(2.5mL)中の水酸化リチウム水和物(147mg)をゆっくり加えた。混合物を室温で1.5時間撹拌し、氷浴中で冷却した。トリフルオロ酢酸(361μL)をpHが6に達するまで滴下添加した。混合物を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中35〜45%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1375.5(M−H)
【1713】
2.154.2 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル)−β−アラニル−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(5.22mg)、実施例2.154.1(23.5mg)及び実施例2.147.3(24mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中混合物に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(23.84μL)をゆっくり加えた。反応混合物を室温で15分間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中35〜50%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ12.83 (s, 1H), 9.88 (s, 1H), 8.23 - 8.04 (m, 2H), 8.02 (dd, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.59 (d, 1H), 7.55 - 7.30 (m, 7H), 7.27 (s, 1H), 7.20 (d, 1H), 7.07 (d, 2H), 6.93 (d, 1H), 5.07 - 4.88 (m, 4H), 4.47 - 4.32 (m, 3H), 4.22 (dt, 1H), 3.97 - 3.73 (m, 4H), 3.62 - 3.45 (m, 35H), 3.31 (t, 3H), 3.21 (s, 3H), 3.06 (d, 2H), 2.83 - 2.54 (m, 5H), 2.47 - 2.29 (m, 1H), 2.13 - 1.84 (m, 5H), 1.52 (d, 1H), 1.43 - 0.69 (m, 26H).MS(ESI)m/e 1043.0(M−2H)2−
【1714】
2.155 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンYU)の合成
【1715】
2.155.1 3−(1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパン酸
実施例2.150.1を2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ペンタ−4−イン酸で置き換え、実施例2.150.2における手順を用いて標題化合物を調製した。
【1716】
2.155.2 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸
実施例2.150.2及び実施例2.112.2を実施例2.155.1及び実施例2.154.1で各々置き換え、実施例2.150.3における手順を用いて標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ12.83 (s, 1H), 9.87 (d, 1H), 8.25 - 8.06 (m, 2H), 8.00 (d, 1H), 7.75 (d, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.57 (d, 1H), 7.54 - 7.28 (m, 6H), 7.25 (s, 1H), 7.18 (d, 1H), 6.98 - 6.85 (m, 3H), 5.09 - 4.89 (m, 4H), 4.76 (ddd, 1H), 4.36 (ddd, 3H), 4.17 (q, 1H), 3.84 (t, 2H), 3.76 (d, 2H), 3.72 - 3.66 (m, 2H), 3.49 - 3.44 (m, 37H), 3.20 (s, 5H), 3.01 - 2.82 (m, 3H), 2.13 - 1.81 (m, 5H), 1.52 (s, 1H), 1.39 - 0.50 (m, 23H).MS(ESI)m/e 1069.7(M+2H)2+
【1717】
2.156 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{(3S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンYV)の合成
実施例2.155.2を調製する間、実施例2.156を純粋なジアステレオマーとして単離した。(3位での絶対配置の割り当ては任意である。)1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ12.82 (s, 1H), 9.85 (s, 1H), 8.08 (d, 2H), 8.03 - 7.95 (m, 2H), 7.75 (d, 1H), 7.57 (d, 1H), 7.51 - 7.29 (m, 6H), 7.24 (s, 1H), 7.18 (d, 1H), 6.95 (s, 2H), 6.91 (d, 1H), 5.59 (dd, 1H), 5.06 - 4.86 (m, 4H), 4.43 (dt, 2H), 4.32 (t, 1H), 4.11 (t, 1H), 3.84 (t, 2H), 3.75 (t, 3H), 3.55 - 3.41 (m, 43H), 3.41 - 3.36 (m, 2H), 3.19 (s, 5H), 3.10 (t, 1H), 3.03 - 2.86 (m, 3H), 2.59 (s, 3H), 2.13 - 1.82 (m, 6H), 1.52 (s, 1H), 1.37 - 0.65 (m, 26H).MS(ESI)m/e 1067.8(M−2H)2−
【1718】
2.157 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{(3R)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンYW)の合成
実施例2.155.2を調製する間、実施例2.157を純粋なジアステレオマーとして単離した。(3位での絶対配置の割り当ては任意である。)1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ12.81 (s, 1H), 9.81 (s, 1H), 8.10 (d, 2H), 8.00 (d, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.75 (d, 1H), 7.57 (d, 1H), 7.51 - 7.28 (m, 6H), 7.24 (s, 1H), 7.18 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.91 (d, 1H), 5.59 (t, 1H), 5.06 - 4.87 (m, 4H), 4.46 - 4.26 (m, 2H), 4.12 (d, 1H), 3.84 (t, 2H), 3.75 (d, 3H), 3.46 (d, 27H), 3.40 - 3.36 (m, 2H), 3.19 (s, 5H), 3.01 - 2.85 (m, 3H), 2.60 (s, 3H), 1.99 (d, 4H), 1.52 (s, 1H), 1.35 - 0.65 (m, 23H).MS(ESI)m/e 1067.8(M−2H)2−
【1719】
2.158 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{(3S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(3−スルホプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンZB)の合成
【1720】
2.158.1 ナトリウム3−アジドプロパン−1−スルホネート
アジ化ナトリウム(3.25g)の水(25mL)中混合物に、アセトン(25mL)中の1、2−オキサチオラン2,2−ジオキシド(6.1g)を加えた。得られた混合物を室温で24時間撹拌し、濃縮乾固した。固体をジエチルエーテル(100mL)中で懸濁させ、還流状態で1時間撹拌した。懸濁液を室温に冷却し、固体を濾取し、アセトン及びジエチルエーテルで洗浄し、真空乾固して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 164(M−H)
【1721】
2.158.2 イソプロピル3−アジドプロパン−1−スルホネート
実施例2.158.1(6.8g)の濃HCl(90mL)中混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を濃縮乾固した。残渣をジクロロメタン(350mL)に溶解し、トリイソプロポキシメタン(42.0mL)を混合物に一度で加えた。得られた混合物を50℃で2時間撹拌し、濃縮乾固した。粗製の残渣を10/1石油エーテル/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。1H-NMR (CDCl3, 400 MHz): 1.42 (s, 3H), 1.44 (s, 3H), 2.08-2.15 (m, 2H), 3.17 (t, 2H), 3.51 (t, 2H), 4.95-5.01 (m, 1H).
【1722】
2.158.3 3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−(1−(3−スルホプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)プロパン酸
実施例2.150.1(450mg)のt−ブタノール/HO(2:1、9mL)中混合物に、実施例2.158.2(483mg)続いて硫酸銅(II)(18.59mg)及びナトリウム(R)−2−((S)−1,2−ジヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロフラン−3−オレート(46.2mg)を加えた。得られた混合物を室温で16時間撹拌し、混合物を濃縮乾固した。残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H-NMR (ジメチルスルホキシド-d6, 400 MHz): 2.06-2.10 (m, 2H), 2.45-2.48 (m, 2H), 3.21-3.23 (m, 2H), 4.40-4.44 (m, 2H), 5.55-5.59 (m, 1H), 7.05 (s, 2H), 8.10 (s, 1H).MS(LCMS)m/e 359(M+H)
【1723】
2.158.4 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{(3S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(3−スルホプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸
実施例2.150.2及び実施例2.112.2を実施例2.158.3及び実施例2.154.1で各々置き換え、実施例2.150.3における手順を用いて標題化合物を調製した。化合物を純粋なジアステレオマーとして単離した。(3位の絶対配置を任意に割り当てた。)1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ10.14 - 9.66 (m, 1H), 8.07 (d, 2H), 8.04 - 7.96 (m, 2H), 7.75 (d, 1H), 7.57 (d, 1H), 7.52 - 7.29 (m, 7H), 7.26 (s, 1H), 7.18 (d, 1H), 6.92 (d, 3H), 5.58 (t, 1H), 5.09 - 4.84 (m, 4H), 4.35 (dt, 3H), 4.15 - 4.02 (m, 1H), 3.89 - 3.65 (m, 4H), 3.28 (d, 1H), 3.21 (dd, 2H), 3.14 - 3.02 (m, 2H), 3.01 - 2.86 (m, 4H), 2.62 (d, 3H), 2.37 (t, 2H), 2.29 (s, 0H), 2.02 (dt, 5H), 1.52 (s, 1H), 1.40 - 0.59 (m, 24H).MS(ESI)m/e 1715.3(M−H)
【1724】
2.159 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{(3R)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(3−スルホプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンZC)の合成
実施例2.158を調製する間、実施例2.159を純粋なジアステレオマーとして単離した。(3位の絶対配置を任意に割り当てた。)1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ 9.97 (d, 1H), 8.21 (d, 1H), 8.13 (d, 1H), 8.04 - 7.96 (m, 2H), 7.75 (d, 1H), 7.57 (d, 1H), 7.55 - 7.37 (m, 4H), 7.36 - 7.25 (m, 3H), 7.17 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.93 (d, 1H), 5.58 (t, 1H), 4.94 (d, 4H), 4.50 - 4.26 (m, 3H), 4.10 (s, 1H), 3.98 - 3.73 (m, 3H), 3.51 (d, 1H), 3.42 (s, 3H), 3.34 - 3.01 (m, 6H), 3.01 - 2.83 (m, 4H), 2.63 (d, 4H), 2.42 (d, 1H), 2.18 - 1.80 (m, 8H), 1.53 (s, 1H), 1.39 - 0.68 (m, 27H).MS(ESI)m/e 1715.4(M−H)
【1725】
2.160 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−[2−(2−スルホエトキシ)エチル]−β−アラニル−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンZJ)の合成
【1726】
2.160.1 4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチル2−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)エタンスルホネート
tert−ブチル(2−ヒドロキシエチル)カルバメート(433mg)のジメチルスルホキシド(0.9mL)中混合物に、20℃で4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(500mg)及びKCO(210mg)を加えた。混合物を60℃に加温し、密栓ボトル中16時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を石油エーテル/酢酸エチル(10:1〜2:1)で溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 630.3(M+Na)
【1727】
2.160.2 4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチル2−(2−アミノエトキシ)エタンスルホネート
実施例2.160.1(1.5g)の無水ジクロロメタン(100mL)中混合物に、20℃で臭化亜鉛(II)(0.445g)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌した。さらに臭化亜鉛(II)(278mg)を上記混合物に加え、反応物をさらに16時間撹拌した。反応物を1M NaCO混合物水溶液(5mL)でクエンチし、水性層を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン/メタノール(10:1)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 508.2(M+H)
【1728】
2.160.3 tert−ブチル3−((2−(2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エトキシ)エチル)アミノ)プロパノエート
実施例2.160.2(0.365g)のN、N−ジメチルホルムアミド(5.5mL)及び水(0.55mL)中混合物に、tert−ブチルアクリレート(0.105mL)及びトリエチルアミン(10.02μL)を加えた。混合物を60℃で30時間撹拌した。混合物を濃縮した。残渣を1M NaCO混合物水溶液(5mL)と混合した。水性層を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン/酢酸エチル(3:1)及びジクロロメタン/メタノール(10:1)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 636.3(M+H)
【1729】
2.160.4 tert−ブチル3−(N−(2−(2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エトキシ)エチル)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセトアミド)プロパノエート
実施例2.160.3(557.5mg)、2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)酢酸(272mg)及びO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(667mg)のN、N−ジメチルホルムアミド(1.75mL)中混合物に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.459mL)を加えた。得られた混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を飽和NHCl混合物水溶液と混合し、酢酸エチルで抽出し、ブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を石油エーテル/酢酸エチル(2/1)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 795.3(M+Na)
【1730】
2.160.5 3−(2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−N−(2−(2−スルホエトキシ)エチル)アセトアミド)プロパン酸
実施例2.160.4(230mg)のジクロロメタン(4mL)中混合物に、トリフルオロ酢酸(3mL)を加えた。混合物を20℃で16時間撹拌し、濃縮した。残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 379.0(M+Na)
【1731】
2.160.6 2−(2−(2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−N−(3−((2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)オキシ)−3−オキソプロピル)アセトアミド)エトキシ)エタン−1−スルホン酸
1−ヒドロキシピロリジン−2,5−ジオン(16.43mg)、実施例2.160.5(30mg)、1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−カルボジイミド塩酸塩(45.6mg)のN,N−ジメチルホルムアミド中混合物を終夜撹拌した。反応混合物を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中2〜30%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 475.9(M+H)
【1732】
2.160.7 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−[2−(2−スルホエトキシ)エチル]−β−アラニル−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(4.45mg)、実施例2.160.6(8.97mg)及び実施例2.154.1(20mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.8mL)中混合物に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(20μL滴下)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中30〜55%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ12.87 (s, 1H), 9.88 (d, 1H), 8.28 - 8.10 (m, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.95 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.60 (d, 1H), 7.56 - 7.31 (m, 7H), 7.28 (s, 1H), 7.21 (d, 1H), 7.06 (d, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.06 - 4.90 (m, 4H), 4.38 (q, 3H), 4.28 - 4.11 (m, 1H), 3.87 (t, 2H), 3.79 (d, 2H), 3.71 - 3.49 (m, 5H), 3.21 (d, 2H), 3.12 (q, 2H), 2.97 (dt, 3H), 2.84 - 2.57 (m, 6H), 2.38 (dd, 1H), 2.13 - 1.86 (m, 5H), 1.55 (s, 1H), 1.39 - 0.64 (m, 25H).MS(ESI)m/e 867.6(M−2H)2−
【1733】
2.161 6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−[1−({3−[2−({[(2−{2−[(2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシオキサン−2−イル]エチル}−4−{[(2S)−2−{[(2S)−2−{[(2S)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−{4−[(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル)オキシ]フェニル}プロパノイル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}プロパノイル]アミノ}フェニル)メトキシ]カルボニル}[(3R,4S,5R)−3,4,5,6−テトラヒドロキシヘキシル]アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(シントンZE)の合成
実施例2.153において実施例2.120.5を実施例2.119.15の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.84 (bs, 2H), 9.92 (m, 1H), 8.26 (d, 1H), 8.13 (d, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.52-7.41 (m, 4H), 7.36 (m, 3H), 7.27 (s, 1H), 7.21 (d, 1H), 7.02 (d, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.89 (s, 2H), 6.78 (d, 2H), 5.02 (bs, 4H), 4.96 (s, 2H), 4.59 (dd, 1H), 4.38 (m, 2H), 4.21 (t, 1H), 3.99 (t, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.79 (m, 2H), 3.69 (t, 2H), 3.64 (m, 1H), 3.57 (m, 4H), 3.53 (m, 4H), 3.50 (s, 40H), 3.42 (m, 2H), 3.38 (m, 1H), 3.30 (m, 2H), 3.23 (s, 6H), 3.20-3.08 (m, 6H), 3.01 (t, 2H), 2.94 (t, 1H), 2.76 (m, 1H), 2.61 (m, 1H), 2.08 (s, 3H), 2.06-1.92 (m, 2H), 1.67-1.52 (m, 3H), 1.38 (m, 1H), 1.32-1.22 (m, 6H), 1.18-1.01 (m, 6H), 0.92 (m, 2H), 0.84 (m, 6H), 0.78 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1078(M−2H)
【1734】
2.162 4−{[({2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル)オキシ]メチル}−3−(2−{2−[2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセトアミド]エトキシ}エトキシ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンZS)の合成
【1735】
2.162.1 3−(1−((3−(2−((((2−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)((S)−3,4−ジヒドロキシブチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.49.1において実施例2.62.6を(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメートの代わりに、実施例1.85を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、実施例2.162.1を調製した。MS(ESI)m/e 1261.4(M−H)
【1736】
2.162.2 4−{[({2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル)オキシ]メチル}−3−(2−{2−[2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセトアミド]エトキシ}エトキシ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.54において実施例2.162.1を実施例2.49.1の代わりに用いることにより、実施例2.162.2を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ8.18 (t, 1H), 8.00 (dd, 1H), 7.76 (d, 1H), 7.58 (dd, 1H), 7.50 - 7.29 (m, 6H), 7.26 (s, 1H), 7.17 (d, 1H), 7.03 (s, 2H), 6.92 (d, 1H), 6.64 (d, 1H), 6.57 (dd, 1H), 4.94 (d, 4H), 4.08 (七重線, 2H), 4.00 (s, 2H), 3.92 - 3.68 (m, 8H), 3.51 - 3.13 (m, 12H), 2.98 (t, 2H), 2.06 (s, 3H), 1.65 (s, 1H), 1.43 - 0.66 (m, 18H).MS(ESI)m/e 1398.5(M−H)
【1737】
2.163 2,6−アンヒドロ−8−[2−({[{2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)−5−{[(79S,82S)−74−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−82−メチル−77,80,83−トリオキソ−79−(プロパン−2−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50,53,56,59,62,65,68,71−テトラコサオキサ−74,78,81−トリアザトリオクタコンタン−83−イル]アミノ}フェニル]−7,8−ジデオキシ−L−グリセロ−L−gulo−オクトン酸(シントンZW)の合成
【1738】
2.163.1 ベンジル2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50,53、56,59,62、65,68,71−テトラコサオキサ−74−アザヘプタヘプタコンタン−77−オエート
2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−アミンを2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50,53,56,59,62,65,68,71−テトラコサオキサトリヘプタコンタン−73−アミンで置き換え、実施例2.147.1における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 625.9(M+2H)2+
【1739】
2.163.2 2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50,53,56,59、62,65,68,71−テトラコサオキサ−74−アザヘプタヘプタコンタン−77−酸
実施例2.147.1を実施例2.163.1で置き換え、実施例2.147.2における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1160.7(M+H)
【1740】
2.163.3 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル74−(2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル)−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44、47,50,53、56,59,62,65,68,71−テトラコサオキサ−74−アザヘプタヘプタコンタン−77−オエート
実施例2.147.2を実施例2.163.2で置き換え、実施例2.147.3における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 698.1(M+2H)2+
【1741】
2.163.4 2,6−アンヒドロ−8−[2−({[{2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)−5−{[(79S,82S)−74−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−82−メチル−77,80,83−トリオキソ−79−(プロパン−2−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38、41,44,47,50,53,56、59,62,65,68,71−テトラコサオキサ−74,78,81−トリアザトリオクタコンタン−83−イル]アミノ}フェニル]−7,8−ジデオキシ−L−グリセロ−L−gulo−オクトン酸
実施例2.147.3及び実施例2.141.4を実施例2.163.3及び実施例2.154.1で各々置き換え、実施例2.147.4における手順を用いて標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ9.86 (s, 1H), 8.23 - 7.87 (m, 3H), 7.76 (d, 1H), 7.58 (dd, 1H), 7.53 - 7.25 (m, 7H), 7.19 (d, 1H), 7.05 (d, 2H), 6.92 (d, 1H), 5.07 - 4.85 (m, 4H), 4.49 - 4.30 (m, 3H), 4.20 (dt, 1H), 3.52 (d, 8H), 3.46 - 3.26 (m, 7H), 3.20 (s, 4H), 3.15 - 2.82 (m, 4H), 2.61 (s, 3H), 2.38 (dq, 1H), 2.11 - 1.82 (m, 5H), 1.53 (s, 1H), 1.39 - 0.66 (m, 24H).MS(ESI)m/e 1326.9(M−2H)2−
【1742】
2.164 6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3−{2−[{[(4−{[(2S,5S)−2−[3−(カルバモイルアミノ)プロピル]−10−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−4,7−ジオキソ−5−(プロパン−2−イル)−15−スルホ−13−オキサ−3,6,10−トリアザペンタデカナン−1−オイル]アミノ}フェニル)メトキシ]カルボニル}(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンZX)の合成
1−ヒドロキシピロリジン−2,5−ジオン(2.74mg)、1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−カルボジイミド塩酸塩(4.26mg)及び実施例2.160.5(9.01mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.3mL)中混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を氷浴中で冷却した。1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(3.65mg)並びに実施例2.112.2(20mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(22.19μL)の混合物を加えた。得られた混合物を0℃で10分間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸水中30%〜55%アセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ9.95 (d, 1H), 8.18 - 7.89 (m, 3H), 7.76 (d, 1H), 7.57 (d, 3H), 7.52 - 7.21 (m, 8H), 7.04 (d, 2H), 6.92 (d, 1H), 4.94 (d, 4H), 4.37 (d, 2H), 4.19 (d, 1H), 3.85 (t, 2H), 3.77 (d, 2H), 3.22 (d, 2H), 2.96 (dt, 4H), 2.73 (dt, 2H), 2.66 - 2.55 (m, 2H), 2.36 (s, 1H), 2.06 (s, 3H), 1.91 (s, 1H), 1.61 (d, 3H), 1.47 - 0.86 (m, 11H), 0.80 (ddd, 12H).MS(ESI)m/e 1617.5(M−H)
【1743】
2.165 この段落は意図的に空欄のままにした。
【1744】
2.166 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((2−(2−((2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチル)−4−((S)−2−((S)−2−(2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−((2−スルホエトキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)アセトアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)((S)−3,4−ジヒドロキシブチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸(シントンAAA)の合成
実施例2.119.17において実施例2.167.1を実施例2.119.16の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.86 (br d, 1H), 8.17 (br d, 1H), 8.04 (m, 2H), 7.78 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.51 (br d, 1H), 7.49-7.39 (m, 4H), 7.36 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.21 (d, 1H), 7.07 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.00 (s, 2H), 4.96 (s, 2H), 4.64 (t, 1H), 4.36 (m, 1H), 4.19 (m, 1H), 4.16 (d, 1H), 4.01 (d, 1H), 3.88 (br t, 2H), 3.82 (br m, 3H), 3.75 (br m, 1H), 3.64 (t, 2H), 3.54 (d, 2H), 3.47 (m, 4H), 3.43 (br m, 4H), 3.23 (br m, 5H), 3.13 (t, 1H), 3.10 (br m, 1H), 3.01 (br m, 2H), 2.93 (t, 1H), 2.83-2.68 (m, 3H), 2.37 (m, 1H), 2.08 (s, 3H), 1.99 (br m, 2H), 1.85 (m, 1H), 1.55 (br m, 1H), 1.37 (br m, 1H), 1.28 (br m, 6H), 1.10 (br m, 7H), 0.93 (br m, 1H), 0.88 - 0.69 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1713.6(M−H)
6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((2−(2−((2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチル)−4−((S)−2−((S)−2−(2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−((2−スルホエトキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)アセトアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)((S)−3,4−ジヒドロキシブチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸(シントンAAA)の代替合成
【1745】
2.166.1 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(2−((2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチル)ベンジル)オキシ)カルボニル)((S)−3,4−ジヒドロキシブチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.85(0.065g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.013g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中撹拌溶液に、実施例2.123.19(0.085g)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。反応物を減圧下で濃縮した。残渣をメタノール(0.5mL)及びテトラヒドロフラン(0.5mL)の溶媒混合物に溶解し、水酸化リチウム一水和物(30mg)を加えた。反応物を周囲温度で1時間撹拌し、この後反応物を減圧下で濃縮した。残渣をトリフルオロ酢酸0.1mLを含むメタノール/水(1:1、1mL)に溶解した。試料を40分かけて0.01%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜100%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Phenomenex(登録商標)Luna(登録商標)C18 250×50mmカラム、100mL/分)により精製した。生成物を含むフラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/z 1357.5(M+H)
【1746】
2.166.2 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((2−(2−((2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチル)−4−((S)−2−((S)−2−(2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−((2−スルホエトキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)アセトアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)((S)−3,4−ジヒドロキシブチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸(シントンAAA)
実施例2.119.15(16mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(200μL)中溶液に、1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート(16mg、HATU)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(17μL)を加えた。反応物を5分間撹拌し、実施例2.166.1(48mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(20μL)のN,N−ジメチルホルムアミド(200μL)中溶液を加えた。反応物を1時間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド/水の混合物(1/1、1.5mL)で希釈した。試料を40分かけて0.01%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜70%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Phenomenex(登録商標)Luna(登録商標)C18 250×50mmカラム、100mL/分)により精製した。生成物を含むフラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.86 (br d, 1H), 8.17 (br d, 1H), 8.04 (m, 2H), 7.78 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.51 (br d, 1H), 7.49-7.39 (m, 4H), 7.36 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.21 (d, 1H), 7.07 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.00 (s, 2H), 4.96 (s, 2H), 4.64 (t, 1H), 4.36 (m, 1H), 4.19 (m, 1H), 4.16 (d, 1H), 4.01 (d, 1H), 3.88 (br t, 2H), 3.82 (br m, 3H), 3.75 (br m, 1H), 3.64 (t, 2H), 3.54 (d, 2H), 3.47 (m, 4H), 3.43 (br m, 4H), 3.23 (br m, 5H), 3.13 (t, 1H), 3.10 (br m, 1H), 3.01 (br m, 2H), 2.93 (t, 1H), 2.83-2.68 (m, 3H), 2.37 (m, 1H), 2.08 (s, 3H), 1.99 (br m, 2H), 1.85 (m, 1H), 1.55 (br m, 1H), 1.37 (br m, 1H), 1.28 (br m, 6H), 1.10 (br m, 7H), 0.93 (br m, 1H), 0.88 - 0.69 (m, 12H).MS(ESI)m/z 1713.6(M−H)
【1747】
2.167 2,6−アンヒドロ−8−(2−{[({2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル)オキシ]メチル}−5−{[(2S)−2−({(2S)−2−[2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセトアミド]−3−メチルブタノイル}アミノ)プロパノイル]アミノ}フェニル)−7,8−ジデオキシ−L−グリセロ−L−gulo−オクトン酸(シントンAAD)の合成
【1748】
2.167.1 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(2−((2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチル)ベンジル)オキシ)カルボニル)((S)−3,4−ジヒドロキシブチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.49.1において実施例2.123.19を(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメートの代わりに、実施例1.85を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、実施例2.167.1を調製した。MS(ESI)m/e 1355.5(M−H)
【1749】
2.167.2 2,6−アンヒドロ−8−(2−{[({2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル)オキシ]メチル}−5−{[(2S)−2−({(2S)−2−[2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセトアミド]−3−メチルブタノイル}アミノ)プロパノイル]アミノ}フェニル)−7,8−ジデオキシ−L−グリセロ−L−gulo−オクトン酸
実施例2.54において実施例2.167.1を実施例2.49.1の代わりに用いることにより、実施例2.167.2を調製した。1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ9.90 (d, 1H), 8.25 (m, 2H), 8.01 (d, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.59 (d, 1H), 7.51 - 7.40 (m, 4H), 7.40 - 7.31 (m, 3H), 7.26 (s, 1H), 7.20 (d, 1H), 7.05 (s, 2H), 6.93 (d, 1H), 4.96 (d, 4H), 4.36 (t, 1H), 4.22 - 4.06 (m, 3H), 3.85 (t, 2H), 3.26 - 3.17 (m, 4H), 3.14 - 2.88 (m, 5H), 2.78 - 2.55 (m, 2H), 2.10 - 1.88 (m, 5H), 1.69 - 1.49 (m, 2H), 1.39 - 0.73 (m, 28H).MS(ESI)m/e 1492.5(M−H)
【1750】
2.168 2−{[({2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル)オキシ]メチル}−5−{4−[2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセトアミド]ブチル}フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンAAE)の合成
【1751】
2.168.1 3−(1−((3−(2−((((4−(4−アミノブチル)−2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)((S)−3,4−ジヒドロキシブチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.49.1において実施例2.124.5を(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメートの代わりに、実施例1.85を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、実施例2.168.1を調製した。MS(ESI)m/e 1229.5(M−H)
【1752】
2.168.2 2−{[({2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル)オキシ]メチル}−5−{4−[2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセトアミド]ブチル}フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.54において実施例2.168.1を実施例2.49.1の代わりに用いることにより、実施例2.168.2を調製した。1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ8.07 (s, 1H), 8.01 (dt, 1H), 7.77 (dt, 1H), 7.63 - 7.57 (m, 1H), 7.51 - 7.39 (m, 3H), 7.38 - 7.31 (m, 2H), 7.26 (s, 1H), 7.16 (d, 1H), 7.05 (s, 2H), 6.93 (d, 2H), 6.84 - 6.80 (m, 1H), 5.14 - 4.98 (m, 3H), 4.94 (s, 2H), 3.79 (d, 2H), 3.48 - 3.19 (m, 10H), 3.08 - 2.96 (m, 4H), 2.52 (s, 4H), 2.07 (s, 2H), 1.77 - 0.72 (m, 14H).MS(ESI)m/e 1366.5(M−H)
【1753】
2.169 6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3−{2−[{[(4−{[(2S)−5−(カルバモイルアミノ)−2−{[(2S)−2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}ペンタノイル]アミノ}フェニル)メトキシ]カルボニル}(2−スルホエチル)アミノ]アセトアミド}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンABG)の合成
実施例2.49.1を実施例1.89.12で置き換えて、標題化合物を実施例2.54に記載した通りに調製した。1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.95 (d, 1H), 8.10 - 7.96 (m, 1H), 7.75 (t, 2H), 7.57 (dd, 3H), 7.51 - 7.18 (m, 8H), 6.95 (d, 3H), 6.92 (s, 0H), 5.03 - 4.86 (m, 4H), 4.36 (d, 1H), 3.85 (t, 2H), 3.78 - 3.67 (m, 4H), 3.42 (s, 2H), 3.33 (t, 2H), 3.04 - 2.86 (m, 4H), 2.63 (d, 2H), 2.13 (dd, 1H), 2.07 (s, 3H), 1.98 - 1.87 (m, 0H), 1.71 - 1.23 (m, 10H), 1.24 - 0.85 (m, 6H), 0.78 (t, 11H).MS(ESI)m/e 1463.5(M−H)
【1754】
2.170 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}スルファニル)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンABL)の合成
実施例2.1において実施例1.90.11を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 10.0 (s, 1H), 8.08 (br s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.81 (br s, 1H) 7.78 (d, 1H), 7.60 (m, 3H) 7.52 (t, 1H), 7.47 (t, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.37 (d, 1H), 7.34 (d, 1H) 7.32 (s, 1H), 7.28 (d, 2H), 6.99 (s, 1H), 6.96 (d, 2H), 5.00 (s, 2H), 4.96 (s, 2H), 4.39 (m, 1H), 4.18 (m, 2H), 3.88 (m, 2H), 3.82 (s, 1H), 3.77 (s, 1H), 3.46 (br m, 2H), 3.58 (t, 2H), 3.29 (v br m, 2H), 3.01 (br m, 3H), 2.95 (br m, 1H), 2.47 (m, 2H), 2.61 (br m, 2H) 2.16 (m, 1H), 2.10 (m, 4H), 1.96 (br m, 1H), 1.69 (v br m, 1H), 1.59 (v br m, 1H), 1.53-1.40 (m, 7H), 1.39-1.22 (m, 5H), 1.17 (m, 3H), 1.13-0.88 (m, 6H), 0.87-0.77 (m, 9H), 0.75 (s, 3H).MS(ESI)m/e 1466.5(M−H)
【1755】
2.171 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(3−{3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}プロピル)(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンABN)の合成
実施例1.2.9を実施例1.91.13で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。1H NMR (501 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.83 (s, 1H), 9.96 (s, 1H), 8.03 (t, 2H), 7.77 (d, 2H), 7.64 - 7.52 (m, 3H), 7.45 (ddd, 3H), 7.34 (td, 2H), 7.29 - 7.21 (m, 3H), 7.03 - 6.91 (m, 3H), 4.95 (d, 4H), 4.37 (q, 1H), 4.17 (s, 1H), 3.86 (t, 2H), 3.45 - 3.29 (m, 4H), 3.10 (t, 2H), 2.95 (dt, 4H), 2.61 (q, 2H), 2.15 (td, 2H), 2.07 (s, 3H), 2.00 - 1.89 (m, 1H), 1.74 - 1.24 (m, 10H), 1.25 - 0.87 (m, 13H), 0.88 - 0.70 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1450.2(M+H)
【1756】
2.172 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル}オキシ)メチル]−5−{4−[({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)アミノ]ブチル}フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンAAF)の合成
実施例2.168.1を実施例2.119.16に置き換えて、標題化合物を実施例2.119.17に記載した通りに調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.03 (d, 1H), 7.84 (br t, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.50 (br d, 1H), 7.45 (dd, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.36 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.17 (br m, 1H), 7.06 (s, 2H), 6.95 (m, 2H), 6.85 (d, 1H), 5.08 (s, 2H), 5.02 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.70 (t, 1H), 4.06 (d, 2H), 3.88 (m, 4H), 3.81 (m, 2H), 3.73 (br m, 1H), 3.62 (m, 2H), 3.47 (br m, 4H), 3.40 (m, 4H), 3.35 (m, 2H), 3.29 (m, 4H), 3.07 (m, 2H), 3.00 (t, 2H), 2.73 (m, 2H), 2.54 (m, 2H), 2.36 (br m, 1H), 2.09 (s, 3H), 1.83 (m, 1H), 1.71 (br m, 1H), 1.55 (br m, 2H), 1.40 (br m, 5H), 1.24 (br m, 4H), 1.10 (br m, 5H), 0.94 (br m, 1H), 0.83, 0.81 (共にs, 計6H).MS(ESI)m/e 1587.5(M−H)
【1757】
2.173 2,6−アンヒドロ−8−[2−({[{2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)−5−{[N−({(3R,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−L−アラニル]アミノ}フェニル]−7,8−ジデオキシ−L−グリセロ−L−gulo−オクトン酸(シントンABO)の合成
【1758】
2.173.1 (3R,6R,7aS)−6−アジド−3−フェニルテトラヒドロピロロ[1,2−c]オキサゾール−5(3H)−オン
実施例2.119.4において実施例2.119.3を実施例2.119.2の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(DCI)m/e 262.0(M+NH
【1759】
2.173.2 (3R,6R,7aS)−6−アミノ−3−フェニルテトラヒドロピロロ[1,2−c]オキサゾール−5(3H)−オン
実施例2.119.5において実施例2.173.1を実施例2.119.4の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(DCI)m/e 219.0(M+H)
【1760】
2173.3 (3R,6R,7aS)−6−(ジベンジルアミノ)−3−フェニルテトラヒドロピロロ[1,2−c]オキサゾール−5(3H)−オン
実施例2.119.6において実施例2.173.2を実施例2.119.5の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(DCI)m/e 399.1(M+H)
【1761】
2.173.4 (3R,5S)−3−(ジベンジルアミノ)−5−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−2−オン
反応物を65℃に6日間ではなく1日間加熱した以外は、実施例2.119.7において実施例2.173.3を実施例2.119.6の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(DCI)m/e 311.1(M+H)
【1762】
2.173.5 (3R,5S)−5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−(ジベンジルアミノ)ピロリジン−2−オン
実施例2.119.8において実施例2.173.4を実施例2.119.7の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。標題化合物を精製せずに次のステップに使用した。MS(DCI)m/e 425.2(M+H)
【1763】
2.173.6 tert−ブチル2−((3R,5S)−5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−(ジベンジルアミノ)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.9において実施例2.173.5を実施例2.119.8の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。標題化合物を精製せずに次のステップに使用した。MS(DCI)m/e 539.3(M+H)
【1764】
2.173.7 tert−ブチル2−((3R,5S)−3−(ジベンジルアミノ)−5−(ヒドロキシメチル)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.10において実施例2.173.6を実施例2.119.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(DCI)m/e 425.2(M+H)
【1765】
2.173.8 tert−ブチル2−((3R,5S)−5−((2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エトキシ)メチル)−3−(ジベンジルアミノ)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.11において実施例2.173.7を実施例2.119.10の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
【1766】
2.173.9 tert−ブチル(S)−2−(2−((2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エトキシ)メチル)−5−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.12において実施例2.173.8を実施例2.119.11の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 691.1(M+H)
【1767】
2.173.10 4−(((3R,5S)−1−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)−5−((2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エトキシ)メチル)−2−オキソピロリジン−3−イル)アミノ)−4−オキソブタ−2−エン酸
実施例2.119.13において実施例2.173.9を実施例2.119.12の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 789.0(M+H)
【1768】
2.173.11 tert−ブチル2−((3R,5S)−5−((2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エトキシ)メチル)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.14において実施例2.173.10を実施例2.119.13の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
【1769】
2.173.12 2−((3R,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−((2−スルホエトキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)酢酸
実施例2.119.15において実施例2.173.11を実施例2.119.14の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 377.0(M+H)
【1770】
2.173.13 2,6−アンヒドロ−8−[2−({[{2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)−5−{[N−({(3R,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−L−アラニル]アミノ}フェニル]−7,8−ジデオキシ−L−グリセロ−L−gulo−オクトン酸
実施例2.119.17において実施例2.123.20を実施例2.119.16及び実施例2.173.12を実施例2.119.15の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.94 (d, 1H), 8.28 (br d, 1H), 8.01 (d, 2H), 7.77 (d, 1H), 7.59 (d, 1H), 7.53 (d, 1H), 7.43 (m, 4H), 7.34 (m, 3H), 7.19 (d, 1H), 7.06 (s, 2H), 6.96 (d, 1H), 4.99 (m, 2H), 4.95 (s, 2H), 4.78 (t, 1H), 4.36 (t, 1H), 4.19 (br m, 1H), 4.16 (d, 1H), 3.98 (d, 1H), 3.87 (br t, 2H), 3.81 (br d, 2H), 3.73 (brm, 1H), 3.63 (t, 2H), 3.53 (m, 2H), 3.44 (m, 4H), 3.31 (t, 2H), 3.21 (br m, 2H), 3.17 (m, 2H), 3.00 (m, 2H), 2.92 (br m, 1H), 2.75 (m, 3H), 2.65 (br m, 3H), 2.35 (br m, 1H), 2.16 (m, 1H), 2.07 (s, 3H), 1.98 (br m, 2H), 1.55 (br m, 1H), 1.34 (br m, 1H), 1.26 (br m, 6H), 1.09 (br m, 7H), 0.93 (br m, 1H), 0.87, 0.83, 0.79 (全d, 計12H).MS(ESI)m/e 1733.3(M−H)
【1771】
2.174 2,6−アンヒドロ−8−{2−({[{2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)−5−[(N−{[(3R,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−(41−オキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38−トリデカオキサ−42−アザトリテトラコンタン−43−イル)ピロリジン−1−イル]アセチル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}−7,8−ジデオキシ−L−グリセロ−L−gulo−オクトン酸(シントンABM)の合成
【1772】
2.174.1 tert−ブチル[(3R,5S)−5−{[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]メチル}−3−(ジベンジルアミノ)−2−オキソピロリジン−1−イル]アセテート
実施例2.173.7(1.6g)のジクロロメタン(15mL)中冷却(0℃)溶液に、トリエチルアミン(0.70mL)及びメタンスルホニルクロリド(0.39mL)を滴下添加した。氷浴を除去し、反応物を室温で2時間撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液の添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄した。合わせた水性層をジクロロメタンで逆抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、中間体のメシレート(1.9g)を得た。残渣をアセトニトリル(15mL)に溶解し、ジ−tert−ブチル−イミノジカルボキシレート(1.0g)及び炭酸セシウム(2.4g)を加えた。反応物を窒素下1日間加熱還流した。反応物を冷却し、水及びジエチルエーテルの添加によりクエンチした。層を分離し、有機物をブラインで洗浄した。合わせた水性層をジエチルエーテルで逆抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 624.3(M+H)
【1773】
2.174.2 tert−ブチル[(3R,5S)−3−アミノ−5−{[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]メチル}−2−オキソピロリジン−1−イル]アセテート
実施例2.174.1(1.0g)の酢酸エチル(6mL)及びメタノール(18mL)中溶液に、炭素担持水酸化パラジウム(100mg、20重量%)を加えた。反応物を水素風船下室温で1日間撹拌した。反応物を酢酸エチルで溶出する珪藻土に通して濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、ジクロロメタン(10mL)に溶解し、注射器チップTeflon40μフィルターに通して濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 444.1(M+H)
【1774】
2.174.3 4−{[(3R,5S)−5−{[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]メチル}−1−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)−2−オキソピロリジン−3−イル]アミノ}−4−オキソブタ−2−エン酸
実施例2.119.13において実施例2.174.2を実施例2.119.12の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 540.2(M−H)
【1775】
2.174.4 tert−ブチル[(3R,5S)−5−{[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]メチル}−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソピロリジン−1−イル]アセテート
実施例2.119.14において実施例2.174.3を実施例2.119.13の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(DCI)m/e 541.1(M+NH
【1776】
2.174.5 2−((3R,5S)−5−(アミノメチル)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソピロリジン−1−イル)酢酸
実施例2.174.4(284mg)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(5mL)を加えた。反応物を室温で2時間撹拌し、減圧下で濃縮した。残渣を水/アセトニトリル7/3(5mL)に溶解し、凍結し、凍結乾燥して標題化合物を得、これをさらには精製せずに引き続くステップに使用した。MS(ESI)m/e 266.1(M−H)
【1777】
2.174.6 2−((3R,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−(41−オキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38−トリデカオキサ−42−アザトリテトラコンタン−43−イル)ピロリジン−1−イル)酢酸
2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38−トリデカオキサヘンテトラコンタン−41−酸(160mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.0mL)中溶液に、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(85mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(130μL)を加えた。反応混合物を室温で3分間撹拌し、実施例2.174.5(70mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(130μL)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.0mL)中溶液を加えた。反応物を室温で1時間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド/水1/1(3.5mL)で希釈した。溶液を0.1%TFA水中の20〜70%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 880.4(M−H)。
【1778】
2.174.7 2,6−アンヒドロ−8−{2−({[{2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)−5−[(N−{[(3R,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−(41−オキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38−トリデカオキサ−42−アザトリテトラコンタン−43−イル)ピロリジン−1−イル]アセチル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}−7,8−ジデオキシ−L−グリセロ−L−gulo−オクトン酸
実施例2.119.17において実施例2.174.6を実施例2.119.15及び実施例2.123.20を実施例2.119.16の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.93 (br d, 1H), 8.28 (d, 1H), 8.03 (d, 1H), 8.02 (br s, 1H), 7.91 (br d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.51 (br d, 1H), 7.49-7.42 (m, 3H), 7.40 (br d, 1H), 7.36 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 7.22 (d, 1H), 7.06 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.00 (br d, 2H), 4.95 (s, 2H), 4.70 (t, 1H), 4.39 (m, 1H), 4.28 (m, 1H), 4.00 (dd, 2H), 3.88 (br m, 2H), 3.85 (br m, 1H), 3.80 (br m, 2H), 3.62 (t, 2H), 3.50 (s, 44H), 3.48 (d, 4H), 3.43 (br m, 2H), 3.34 (br m, 2H), 3.23 (s, 3H), 3.21 (v br m, 2H), 3.14 (t, 2H), 3.10 (v br m, 1H), 3.00 (t, 2H), 2.94 (br m, 1H), 2.76 (v br m, 1H), 2.64 (v br m, 3H), 2.34 (br t, 2H), 2.32 (m, 1H), 2.17 (m, 1H), 2.09 (br d, 3H), 2.00 (br m, 1H), 1.56 (br m, 1H), 1.39-1.19 (br m, 8H), 1.19-0.92 (br m, 8H), 0.88 (br d, 3H), 0.87 (br m, 1H), 0.82 (br d, 6H), 0.79 (br s, 3H).MS(ESI)m/e 1119.2[(M−2H)/2]
【1779】
2.175 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル)−b−アラニル−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンABU)の合成
実施例2.141.4を実施例2.167.1で置き換え、実施例2.147.4における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1033.4(M+2H)2+
【1780】
2.176 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−[2−(2−スルホエトキシ)エチル]−b−アラニル−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンABV)の合成
実施例2.154.1を実施例2.167.1で置き換え、実施例2.160.7における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 859.4(M+2H)2+
【1781】
実施例3.例示的なBc1−xL阻害性ADCの合成
例示的なADCは、以下に記載された9つの例示的方法のうちの1つを用いて合成した。表6は、各例示的ADCを合成するためにどの方法を用いたかに関係する。
【1782】
方法A。Bond−Breaker(商標)トリス(2−カルボキシエチル)ホスフィン(TCEP)溶液(10mM、0.017mL)の溶液を、37℃まで予熱した抗体の溶液(10mg/mL、1mL)に加えた。反応混合物を37℃に1時間保った。還元された抗体の溶液を、シントンの溶液(ジメチルスルホキシド(DMSO)中の3.3mM、0.160mL)に加え、30分間温和に混合した。反応溶液を脱塩カラム(PD10、使用前にDPBS 3×で洗浄)上に負荷し、続いて、ダルベッコのリン酸緩衝化生理食塩水(DPBS)(1.6mL)を加え、さらなるDPBS(3mL)で溶出した。精製されたADC溶液を、0.2ミクロンの低タンパク質結合13mmシリンジフィルターを通して濾過し、4℃で保存した。
【1783】
方法B。Bond−Breaker(商標)トリス(2−カルボキシエチル)ホスフィン(TCEP)溶液(10mM、0.017mL)の溶液を、37℃に予熱した抗体の溶液(10mg/mL、1mL)に加えた。反応混合物を37℃に1時間保った。ホウ酸緩衝液(0.05mL、0.5m、pH8)を加えることによって、還元された抗体の溶液をpH=8に調整し、シントンの溶液(DMSO中の3.3mM、0.160mL)に加え、4時間温和に混合した。反応溶液を脱塩カラム(PD10、使用前にDPBS 3×で洗浄)上に負荷し、続いて、DPBS(1.6mL)を加え、さらなるDPBS(3mL)で溶出した。精製されたADC溶液を、0.2ミクロンの低タンパク質結合13mmシリンジフィルターを通して濾過し、4℃で保存した。
【1784】
方法C。拡張デッキ上に、I235/96チップモジュラーディスペンステクノロジー(MDT)、グリッパーアーム(部品7400358)を含有する使い捨てヘッド(部品70243540)及び8−チップVarispanピペッティングアーム(部品7002357)を装備した、PerkinElmer Janus(部品AJL8M01)ロボット型液体取り扱いシステムを使用して、コンジュゲーションを行った。PerkinElmer Janusシステムは、WinPREPバージョン4.8.3.315ソフトウェアを使用して制御した。
【1785】
Pallフィルタープレート5052を、MDTを使用し1×DPBS 100μLを用いて予め加湿した。真空をフィルタープレートに10秒間適用し、続いて5秒間排気して、フィルタープレートからDPBSを除去した。DPBS中のプロテインA樹脂(GE MabSelect Sure)の50%スラリー液を、磁気ボールを備えた8ウェルレザーバー中に注ぎ入れ、レザーバープレートの下にある移動式磁石を通過させることにより樹脂を混合した。導電性チップ1mLを備えた8チップVarispanアームを使用して、樹脂(250μL)を吸引し、96ウェルフィルタープレートに移した。真空を2サイクル適用して、ほとんどの緩衝液を除去した。MDTを使用して、1×PBS 150μLを吸引し、樹脂を保持している96ウェルフィルタープレートに分注した。真空を適用して、樹脂から緩衝液を除去した。すすぎ/真空サイクルを3回繰り返した。2mLの96ウェルコレクションプレートをJanusデッキに装着し、後ほど使用するために、MDTにより5×DPBS 450μLをコレクションプレートに移した。DPBS(200μL)中の溶液として還元抗体(2mg)を、条件Aに関して上記した通りに調製し、96ウェルプレート中に予め装填した。樹脂を含有するフィルタープレートウェルに還元抗体の溶液を移し、1サイクル当たり45秒間ウェル内において100μL容量の吸引/分注を繰り返すことにより、MDTを用いて混合物を混合した。吸引/分注サイクルを5分間かけて合計5回繰り返した。真空を2サイクルの間フィルタープレートに適用し、これにより過剰の抗体を除去した。MDTチップを5サイクル水ですすいだ(200μL、合計容量1mL)。MDTを吸引し、樹脂結合抗体を含有するフィルタープレートウェルにDPBS 150μLを分注し、真空を2サイクル適用した。洗浄及び真空の順序をさらに2回繰り返した。最後の真空サイクルの後、1×DPBS 100μLを樹脂結合抗体を含有するウェルに分注した。次いで、MDTにより、96ウェルフォーマット中にプレートされているシントンの3.3mMジメチルスルホキシド溶液30μLを各々採集し、これをDPBS中の樹脂結合抗体を含有するフィルタープレートに分注した。コンジュゲートした混合物を含有するウェルを、MDTを用いて、1サイクル当たり45秒間ウェル内の100μL容量の吸引/分注を繰り返すことにより混合した。吸引/分注の順序を5分間かけて合計5回繰り返した。真空を2サイクル適用して、過剰のシントンを除去し、廃棄した。MDTチップを5サイクル水ですすいだ(200μL、合計量1mL)。MDTにより吸引し、DPBS(150μL)をコンジュゲートした混合物に分注し、真空を2サイクル適用した。洗浄及び真空の順序をさらに2回繰り返した。次いで、MDTのグリッパーをフィルタープレートに移動し、保持ステーションに巻き付けた。MDTにより、真空マニホールド内部に、10×DPBS 450μLを含有する2mLのコレクションプレートを置いた。MDTにより、フィルタープレート及び巻き付け体を配置することにより真空マニホールドを再度組み立てた。MDTチップを5サイクル水ですすいだ(200μL、合計量1mL)。MDTにより吸引し、IgG Elution緩衝液3.75(Pierce)100μLをコンジュゲート混合物に分注した。1分後、真空を2サイクル適用し、溶出液を、5×DPBS 450μLを含有する受け用プレート中に捕捉した。吸引/分注の順序をさらに3回繰り返し、DPBS中pH7.4で1.5〜2.5mg/mLの範囲の濃度を有するADC試料がもたらされた。
【1786】
方法D。拡張デッキ上に、I235/96チップモジュラーディスペンステクノロジー(MDT)、グリッパーアーム(部品7400358)を含有する使い捨てヘッド(部品70243540)及び8−チップVarispanピペッティングアーム(部品7002357)を装備した、PerkinElmer Janus(部品AJL8M01)ロボット型液体取り扱いシステムを使用して、コンジュゲーションを行った。PerkinElmer Janusシステムは、WinPREPバージョン4.8.3.315ソフトウェアを使用して制御した。
【1787】
Pallフィルタープレート5052は、MDTを使用し100μL 1×DPBSを用いて予め加湿させた。真空をフィルタープレートに10秒間適用し、続いて5秒間排気して、フィルタープレートからDPBSを除去した。DPBS中のプロテインA樹脂(GE MabSelect Sure)の50%スラリー液を、磁気ボールを備えた8ウェルレザーバー中に注ぎ入れ、レザーバープレートの下にある移動式磁石を通過させることによって樹脂を混合した。導電性チップ1mLを備えた8チップVarispanアームを使用して、樹脂(250μL)を吸引し、96ウェルフィルタープレートに移した。真空をフィルタープレートに2サイクル適用して、ほとんどの緩衝液を除去した。MDTにより吸引して、樹脂を含有するフィルタープレートウェルにDPBS 150μLを分注した。洗浄及び真空の順序をさらに2回繰り返した。2mLの96ウェルコレクションプレートをJanusデッキに装着し、後ほど使用するために、MDTによりDPBS 5×450μLをコレクションプレートに移した。DPBS(200μL)中の溶液としての還元抗体(2mg)を、方法Aに関して上記した通りに調製し、96ウェルプレート中に分注した。次いで、MDTにより96ウェルフォーマット中にプレートされているシントンの3.3mMジメチルスルホキシド溶液30μLをそれぞれ採集し、これをDPBS中の還元抗体を装填したプレートに分注した。ウェル内において100μL容量の吸引/分注を2回繰り返すことにより、MDTを用いて混合物を混合した。5分後、コンジュゲートした反応混合物(230μL)を、樹脂を含有する96ウェルフィルタープレートに移した。コンジュゲートした混合物及び樹脂を含有するウェルを、1サイクル当たり45秒間ウェル内において100μL容量の吸引/分注を繰り返すことにより、MDTと混合した。吸引/分注の順序を5分間かけて合計5回繰り返した。真空を2サイクル適用して、過剰のシントン及びタンパク質を除去し、廃棄した。MDTチップを5サイクル水ですすいだ(200μL、合計容量1mL)。MDTにより吸引し、DPBS(150μL)をコンジュゲートした混合物に分注し、真空を2サイクル適用した。洗浄及び真空の順序をさらに2回繰り返した。次いで、MDTのグリッパーをフィルタープレートに移動し、保持ステーションに巻き付けた。MDTにより、真空マニホールド内部にDPBS 10×450μLを含有する2mLのコレクションプレートを置いた。MDTにより、フィルタープレート及び巻き付け体を配置することにより真空マニホールドを再度組み立てた。MDTチップを5サイクル水ですすいだ(200μL、合計容量1mL)。MDTにより吸引し、IgG Elution緩衝液3.75(P)100μLをコンジュゲートした混合物に分注した。1分後、真空を2サイクル適用し、DPBS 5×450μLを含有する受け用プレート中に溶出液を捕捉した。吸引/分注の順序をさらに3回繰り返して、DPBS中pH7.4において1.5〜2.5mg/mLの範囲の濃度を有するADC試料がもたらされた。
【1788】
方法E。抗体(10mg/mL、1mL)の溶液にBond−Breaker(商標)トリス(2−カルボキシエチル)ホスフィン(TCEP)溶液(10mM、0.017mL)の溶液を室温で加えた。反応混合物を37℃に75分間加熱した。還元抗体の溶液を室温に冷却し、シントン(10mM、DMSO中0.040mL)の溶液に加え、続いてホウ酸緩衝液(0.1mL、1M、pH8)を添加した。反応溶液を室温で3日間静置し、脱塩カラム(PD10、使用前にDPBS 3×5mLで洗浄した)上に装填し、続いてDPBS(1.6mL)を装填し、追加のDPBS(3mL)を用いて溶出した。精製されたADC溶液を0.2ミクロンの低タンパク質結合13mmシリンジフィルターに通して濾過し、4℃で保管した。
【1789】
方法F。コンジュゲーションは、Tecan Freedom Evoロボット型液体取り扱いシステムを使用して行った。抗体(10mg/mL)の溶液を37℃に予め加熱し、ウェル(0.3mL)当たり3mgの量の加熱した96ディープウェルプレートに一定分量を加え、37℃で保持した。抗体にBond−Breaker(商標)トリス(2−カルボキシエチル)ホスフィン(TCEP)溶液(1mM、0.051mL/ウェル)の溶液を加え、反応混合物を37℃で75分間保持した。還元抗体の溶液を、非加熱96ディープウェルプレートに移した。還元抗体を含むウェルに、シントン(5mM、DMSO中0.024mL)の対応する溶液を加え、15分間処理した。反応溶液を、脱塩カラム(NAP5、使用前にDPBSで4回洗浄した)、続いてDPBS(0.3ml)のプラットフォーム(8×12)上に装填し、追加のDPBS(0.8mL)を用いて溶出した。精製したADC溶液の一定分量を、分析用にさらに採取し、4℃で保管した。
【1790】
方法G。コンジュゲーションは、Tecan Freedom Evoロボット型液体取り扱いシステムを使用して行った。抗体の溶液(10mg/mL)を37℃に予め加熱し、ウェル(0.3mL)当たり3mgの量の加熱した96ディープウェルプレート上に一定分量を加え、37℃で保持した。Bond−Breaker(商標)トリス(2−カルボキシエチル)ホスフィン(TCEP)溶液(1mM、0.051mL/ウェル)の溶液を抗体に加え、反応混合物を37℃で75分間保持した。還元抗体の溶液を、非加熱96ディープウェルプレートに移した。還元抗体を含むウェルにシントンの対応する溶液(5mM、DMSO中0.024mL/ウェル)を加え、続いてホウ酸緩衝液(pH=8、0.03mL/ウェル)を加え、3日間処理した。反応溶液を脱塩カラム(NAP5、使用前にDPBSで4回、洗浄した)のプラットフォーム(8×12)上に装填し、続いてDPBS(0.3mL)を装填し、追加のDPBS(0.8mL)で溶出した。精製したADC溶液の一定分量を、分析用にさらに採取し、4℃で保管した。
【1791】
方法H。Bond−Breaker(商標)トリス(2−カルボキシエチル)ホスフィン(TCEP)溶液(10mM、0.17mL)の溶液を、室温で抗体の溶液(10mg/mL、10mL)に加えた。反応混合物を37℃に75分間加熱した。室温に冷却した還元抗体の溶液に、シントンの溶液(10mM、DMSO中0.40mL)を加えた。反応溶液を室温で30分間静置した。わずかに濁った溶液が形成するまで、ADCの溶液を飽和硫酸アンモニウム溶液(約2〜2.5mL)で処理した。この溶液を、相A中の30%相Bで平衡化したブチルセファロースカラム(ブチルセファロース5mL)上に装填した(相A:1.5M硫酸アンモニウム、25mMリン酸塩;相B:25mMリン酸塩、25容量/容量%イソプロパノール)。濃度勾配A/Bを75%相Bに適用して、DAR2(「E2」とも称する。)及びDAR4(「E4」とも称する。)を含む個々のフラクションを溶出した。遠心濃縮器又は大規模の場合のTFFを使用して、ADC溶液をそれぞれ濃縮し、緩衝液を変更した。精製したADC溶液を0.2ミクロンの低タンパク質結合13mmシリンジフィルターに通して濾過し、4℃で保管した。
【1792】
方法I。Bond−Breaker(商標)トリス(2−カルボキシエチル)ホスフィン(TCEP)溶液(10mM、0.17mL)の溶液を、室温で抗体の溶液(10mg/mL、10mL)に加えた。反応混合物を37℃に75分間加熱した。シントンの溶液(10mM、DMSO中0.40mL)を、室温に冷却した還元抗体の溶液に加えた。反応溶液を室温で30分間静置した。ADCの溶液を、わずかに濁った溶液が生成するまで飽和硫酸アンモニウム溶液(約2〜2.5mL)で処理した。この溶液を、相A中の30%相Bで平衡化したブチルセファロースカラム(ブチルセファロース5mL)上に装填した(相A:1.5M硫酸アンモニウム、25mMリン酸塩;相B:25mMリン酸塩、25容量/容量%イソプロパノール)。濃度勾配A/Bを75%相Bに適用して、DAR2(「E2」とも称する。)及びDAR4(「E4」とも称する。)を含む個々のフラクションを溶出した。遠心濃縮器又は大規模の場合のTFFを使用して、ADC溶液をそれぞれ濃縮し、緩衝液を変更した。ADC溶液をホウ酸緩衝液(0.1mL、1M、pH8)で処理した。反応溶液を室温で3日間静置し、次いで脱塩カラム(PD10、使用前DPBS 3x5mLで洗浄した)上に装填し、続いてDPBS(1.6mL)及び追加のDPBS(3mL)で溶出した。精製したADC溶液を0.2ミクロンの低タンパク質結合13mmシリンジフィルターに通して濾過し、4℃で保管した。
【1793】
以下の表6は、いずれの例示的な方法を介していずれの例示的なADCを合成したかを示す。AbB、AbG、AbK、AbA1は、表2に記載されたAb1の親和性成熟バリアントである。CMV糖タンパク質H(MSL109)に対するモノクローナル抗体は、アイソタイプ適合非標的化対照である。
【1794】
【表8】
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【1795】
実施例4.薬物抗体比(DAR)及び例示的ADCの凝集
実施例3において、上記に記載されている通りに合成した例示的なADCのDAR及び凝集率は、LC−MS及びサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)により各々決定した。
【1796】
4.1LC−MS一般方法
LC−MS分析は、Agilent LC/MSD TOF6220 ESI質量分析計に接続したAgilent 1100 HPLCシステムを使用して行った。5mM(最終濃度)Bond−Breaker TCEP溶液(Thermo Scientific、Rockford、イリノイ州)でADCを還元し、Protein Microtrap(Michrom Bioresorces、Auburn、カリフォルニア州)脱塩カートリッジ上に装填し、周囲温度にて0.2分間で10%B〜75%Bの濃度勾配で溶出した。移動相Aは0.1%ギ酸(FA)含むHOであり、移動相Bは0.1%FAを含むアセトニトリルであり、流速は0.2mL/分であった。共溶出した軽鎖及び重鎖のエレクトロスプレーイオン化飛行時間型質量スペクトルは、Agilent MassHunter(商標)収集ソフトウェアを使用して得た。抽出強度対m/zスペクトルは、MassHunterソフトウェアの最大エントロピーフィーチャを使用しデコンボリュートして、各還元抗体断片の質量を決定した。軽鎖及び重鎖に対する生のピーク及び補正ピークの強度を合計することにより、デコンボリュートしたスペクトルからDARを算出し、結合させた薬物の数により強度を乗算することにより正規化した。合計した正規化強度を、強度の合計により除算し、2本の軽鎖及び2本の重鎖の合計した結果により、全ADCに対する最終的な平均DAR値を求めた。
【1797】
生体共役反応により形成された物質のチオスクシンイミド加水分解は、コンジュゲートへの水の付加がコンジュゲートの観察され得る分子量に18Daltonが増加することになるので、エレクトロスプレー質量分析によりモニターすることができる。ヒトIgG1抗体の鎖間ジスルフィドを十分に還元し、マレイミド誘導体を得られたシステインの各々にコンジュゲートさせることによって、コンジュゲートを調製すると、図4に記載されたように、抗体の各軽鎖は、単一のマレイミド修飾を含有し、各重鎖は、3つのマレイミド修飾を含有する。得られたチオスクシンイミドの加水分解が完了した時点で、軽鎖の質量はこのため18Dalton増加し、一方各重鎖の質量は54Dalton増加する。これを図5に説明し、これはコンジュゲート及び引き続く例示的なマレイミド薬物リンカー(シントンTX、分子量1736Da)の完全還元AbA抗体への加水分解を含んでいる。重鎖上の単一のN−結合グリコシル化部位の存在の結果、コンジュゲートされていない抗体で観察される質量の不均質がもたらされる。
【1798】
図5は、1)コンジュゲーション前、2)チオスクシンイミド中間体を得るためのマレイミド誘導体へのコンジュゲーション後及び3)チオスクシンイミド環のpH8−媒介加水分解後の、例示的抗体Abaの軽鎖及び重鎖のMS特徴付けを示す。
【1799】
4.2サイズ排除クロマトグラフィーの一般方法
サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)は、0.75mL/分の液速で、0.25mL塩化カリウム及び15%イソプロピルアルコールを含むpH6.2の0.2Mリン酸カリウムでのShodex KW802.5カラムを用いて行った。280nmにおけるピーク面積吸光度は、曲線下面積の積分によって、高分子量及びモノマー溶出液のそれぞれについて決定した。コンジュゲート試料の凝集フラクション%は、高分子量の溶出液に関する280nMにおけるピーク面積吸光度を、高分子量及びモノマーの溶出液の280nMにおけるピーク面積吸光度の合計により除算し、100%を乗算することにより決定した。
【1800】
4.3.結果
平均DAR値は、前記LS−MS方法を用いて決定した。ADCについての%凝集体画分もまた、実施例4.2に記載されたSEC方法を用いて決定した。DAR及び%凝集は、共に、表7中にて以下に報告する。
【1801】
【表9】
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【1802】
実施例5.EGFRを標的とするADCは、インビトロでがん細胞の増殖を阻害する。
【1803】
EGFR陽性非小細胞肺がん細胞(NCI−H1650)に対する、Bc1−xL ADCとしての抗EGFR抗体AbB、AbG、AbK及びAbLの細胞傷害性を、非標的化MSL109アイソタイプ適合した例示的ADCと比較した。これらの例示的EGFR標的化Bc1−xL−ADCのインビトロ効力をさらに評価するために、ヒトEGFRを、mc1−1−1−マウス胚性線維芽細胞(MEF)中で過剰発現させた。mc1−1は、骨髄細胞白血病1遺伝子を指す。mc1−1−1−MEFは、生存についてBc1−xLに依存する(Lesseneら、2013,Nature Chemical Biology 9:390−397)。
【1804】
5.1方法
レトロウイルス上清は、FuGENE6トランスフェクション試薬(Roche Molecular Biochemicals、Mannheim、Germany)を利用し、huEGFR配列含有するレトロウイルス構築体pL VC−IRES−Hygro(Clontech)又は空ベクターをGP2−293パッケージング細胞系(Clontech)にトランスフェクトすることにより生成させた。48時間の培養後、ウイルス含有上清を採取し、75cm培養フラスコ中のmc1−1−1−MEF(フラスコ当たり0.5×10)にアプライしてポリブレン(8μg/ml、Sigma)の存在下でさらに48時間置いた。3日後に、Mc1−1−1−MEFを洗浄し、完全補充培地中の250μg/mlハイグロマイシンB(Invitrogen)で選択した。huEGFRの発現は、フローサイトメトリーによって確認し、親細胞系又は空ベクターをトランスフェクトしたものと比較した。
【1805】
huEGFRを発現するMc1−1−1−MEF又はpLVX空ベクター(Vct Ctrl)を、10%FBSを含有するDMEM中で、AB033を標的とするBc1−xL−ADC、AB033単独又はMSL109−標的化Bc1−xL−ADCで96時間処理した。アッセイでは、細胞を、384ウエル組織培養プレート(Corning、Corning、NY)の総量25μLのアッセイ培地(DMEM及び10%HI FBS)中において1ウエル当たり細胞250個で播種した。播種された細胞を、各々、Echo550 Acoustic Liquid Handler(Labcyte)によって1μM〜1pM分注された、1μM又は0.5μMいずれかから150pM又は25pMいずれかまでの注目する抗体薬物コンジュゲートの4倍系列希釈で処理した。各濃度を、Mc1−1−1−MEF huEGFR細胞系について、及びMc1−1−1−MEFベクター細胞系について、少なくとも三連で試験した。37℃及び5%COの抗体薬物コンジュゲート処理の96時間後の生細胞の画分を、製造業者の推奨(Promega Corp.、Madison、WI)に従い、CellTiter−Gloルミネセント細胞生存アッセイを用いて決定した。プレートを、0.1秒の積分時間にて、ルミネセンスプロトコールを用い、Perkin Elmer Envisionにて読み取った。各希釈点についての反復測定値を平均し、直線回帰、Y=((Bottom−Top)/(1+((x/k))))+Top(式中、Yは測定された応答であり、xは化合物濃度であり、nはヒル勾配であって、KはEC50であり、Bottom及びTopは各々、より低い及びより高い漸近線である)を用いて、GraphPad Prism5(GraphPad Software,Inc.)でデータをシグモイド曲線モデルにフィットさせることによって、抗体薬物コンジュゲートについてのEC50値を生じさせた。曲線の目視検査を用いて、曲線フィット結果を確認した。Mc1−1−1−MEFは、the Walter and Eliza Hall Institute of Medical ResearchのDavid C.S.Huangから得た。
【1806】
eGFPを安定に過剰発現するNCR−H1650細胞を、10%胎児ウシ血清(Invitrogenカタログ番号10082)を含有するRPMI培地(Invitrogenカタログ番号22400)中に維持した。細胞を、トリプシンでプレートから取り出し、Corning384ウエルスフェロイドプレート(カタログ番号3830)における25μLの同一培地中にて細胞300個/ウエルで播種した。プレートを、500×gにて5分間遠心し、5%CO及び95%湿度にて、37℃のEssen INCUCYTE Zoom生細胞分析システムに入れた。細胞がスフェロイドを形成するように3日間置いた後、示された濃度の2倍における等容量の抗体薬物コンジュゲートを投与した。Incucyte Zoom中の増殖及びGFP蛍光をモニターしつつ、スフェロイドをさらに6日間インキュベートした後、40μLのPromega CELLTITER−GLO 3D(カタログ番号G968B)を添加し、続いてルミネセンスを読み取った。Incucyte Zoomによってモニターされた最終GFP蛍光(表8中では「H1650 GFP蛍光EC50(μg/mL)」と称する)及びCellTiter−Glo試薬からのケミルミネセンス読み(表8中では「H1650 CTG−3D EC50(μg/mL)」と称する)の双方から、IC50を決定した。
【1807】
5.2結果
下記の表8に、代表的なADCについての細胞生存アッセイ結果(ナノモル又はμg/mLで表したEG50)を示す。
【1808】
【表10】
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【1809】
表8中で前記したように、抗EGFR抗体及びBc1−xL阻害剤を含む抗EGFR ADCは、一定範囲の能力にて、mcl1−1−線維芽細胞を発現するヒトEGFRの細胞生存性を低下させることにおいて効果的であった。残存細胞蛍光及び低下した生存性によって測定して、抗EGFR Bc1−xL ADCはまた、NSCLCスフェロイド(H1650 GFP)の増殖を阻害した。対照的に、非標的化(MSL109)対照Bc1−xL ADCは、Bc1−xL ADCとしての低下した能力を示した。
【1810】
実施例6.抗EGFR−BCL−xL ADCのインビボ効力
マウス異種移植片非小細胞肺がん(NSCLC)モデルを用い、Bc1−xL阻害ADCとしての抗EGFR抗体AbB、AbG、AbK、AbAのインビボ抗腫瘍活性を評価した。具体的には、EGFR陽性NSCLC NCI−H1650細胞(ATCC受託番号CRL−5883)を、マウス中の脇腹異種移植片として増殖させた。ADCの活性を、陰性対照として用いた非標的化IgGアイソタイプ適合抗体(AB095)(破傷風トキソイドを認識するヒトIgG1抗体;Larrickら、1992年、Immunological Reviews 69〜85頁参照)と比較した。結果を、以下の表9、10及び11に示す。
【1811】
6.1 異種移植片モデル方法における効力の評価
細胞系NCI−H1650は、アメリカ合衆国培養細胞系統保存機関(American Type Culture Collection)(ATCC受託番号CRL−5883、Manassas、VA)から得た。細胞を、10%胎児ウシ血清(FBS、Hyclone、Logan、UT)を補足したRPMI−1640中で単層として培養した。異種移植片を生じさせるために、5×10生細胞を、各々、免疫不全雌SCID/bgマウス(Charles River Laboratories,Wilmington,MA)の右脇腹に皮下接種した。注射容量は0.2mlであり、S MEM及びマトリゲルの1:1混合物(BD、Franklin Lakes、NJ)から構成されるものであった。腫瘍を、ほぼ200mmにサイズをマッチさせた。
【1812】
対照抗体及びADCを、注射用に0.9%塩化ナトリウム中に配合し、腹腔内注射した。注射容量は、200μlを超えなかった。療法は腫瘍のサイズマッチング後24時間以内に開始した。マウスは、療法の開始時においてほぼ22gの体重であった。抗EGFR ADC及びAB095を、単一用量(QDx1)にて、又は合計6用量(Q7Dx6)にて毎週、腹腔内(IP)投与した。
【1813】
腫瘍容量を毎週2〜3回推定した。腫瘍の長さ(L)及び幅(W)の測定を電子キャリパーにより取得し、容量を以下の式に従って算出した:V=LxW/2。ケージ毎に8匹のマウスを収容した。食事及び水は自由に得ることができた。実験開始前の少なくとも1週間、動物施設にマウスを慣れさせた。12時間明所:12時間暗所の時間割(06:00時に点灯)の明期で動物を試験した。腫瘍容量が3,000mmに到達するか、皮膚潰瘍が起こると、マウスを安楽死させた。
【1814】
治療剤の効力に言及するために、振幅(TGImax)、治療応答の持続性(TGD)のパラメータを用いた。TGImaxは、実験の間の最大腫瘍増殖阻害である。腫瘍増殖阻害は100*(1−T/C)によって計算し、式中、T及びCは、各々、処理群及び対照群の平均腫瘍容量であった。TGD又は腫瘍増殖遅延は、対照群(AB095)に対する1cmの容量に到達するのに必要な処理腫瘍の延長された時間である。TGDは、100*(T/C−1)によって計算し、式中、T及びCは、各々、処理群及び対照群の1cmに到達するためのメジアン期間である。
【1815】
ある種の抗Bc1−xL阻害シントンは、表9、10及び11に示された(前記実施例に記載された)合成方法に従って、EGFR標的化抗体AbA、AbB、AbG及びAbKにコンジュゲートさせた。
【1816】
【表11】
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【1817】
【表12】
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【1818】
表9及び10に示された結果は、Bc1−xL阻害剤ADCとしての抗EGFR抗体AbB、AbG、AbK、AbAが、H1650異種移植片非小細胞肺がん(NSCLC)モデルの腫瘍増殖阻害において同様に効果的であったことを示す。
【1819】
抗EGFR抗体AbA及びAbGのインビボ抗腫瘍活性を、マウスにおける脇腹異種移植片として増殖させたEGFR陽性非小細胞肺がんモデルNCI−H1650に対するDAR2(E2)及びDAR4(E4)BCL−xL阻害剤コンジュゲートとして比較した。これらのADCの活性を、対照としての非標的化IgGアイソタイプ適合抗体(AB095)と比較した。結果を表11に示す。表11に示された結果は、Bc1−xL ADCとしての抗EGFR抗体AbA及びAbGが、投与されたBc1−xLウォーヘッドの合計量に比例するTGI及びTGDにて、H1650異種移植片モデルに対する精製されたDAR2又はDAR4コンジュゲートいずれかとして効果的であったことを示す。さらに、表11にリストされたコンジュゲートの効力の比較は、増殖阻害が、投与されたBc1−xLの量に比例したことを明らかとした。
【1820】
【表13】
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【1821】
対照として、Bc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた非標的化抗体MSL109(MSL109は、CMV糖タンパク質Hに対するモノクローナル抗体である)を含むADCのインビボ抗腫瘍活性を、マウスにおいて脇腹異種移植片として増殖させたEGFR陽性非小細胞肺がんモデルNCI−H1650に対して評価した。これらのADCの活性を、わずかな腫瘍増殖阻害及び低い腫瘍増殖遅延若しくは無腫瘍増殖遅延を示す対照としての非標的化IgGアイソタイプ適合抗体(AB095)と比較した。結果は表12に示し、これは、非標的化抗体を担体として用いるBc1−xL ADCによって引き起こされたわずかな腫瘍増殖阻害及び低い腫瘍増殖遅延若しくは無腫瘍増殖遅延を示す。この低い抗腫瘍活性は、EGFR標的化Bc1−xL ADCで観察されたかなり大きなTGI及びTGDとは対照的であり(表9及び10)、EGFR発現モデルにおけるこれらのADCの抗原依存性送達を反映した。
【1822】
【表14】
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【1823】
種々の具体的な実施形態を説明し、記載してきたが、開示の精神及び範囲から逸脱することなく種々の変形を加えることができることが理解されよう。
【1824】
【表15】
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図1
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図2
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図3
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図4
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図5
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【配列表】
2019521106000001.app
【手続補正書】
【提出日】2017年10月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リンカーによって抗ヒト上皮成長因子受容体(hEGFR)抗体に連結されている薬物を含む、抗ヒト上皮成長因子受容体(hEGFR)抗体薬物コンジュゲート(ADC)であって、薬物が、構造式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)に従うBc1−xL阻害剤:
【化1】
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(式中、
Arは、
【化2】
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から選択され、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、低級アルキル、低級ヘテロアルキル、C1〜4アルコキシ、アミノ、シアノ及びハロメチルから独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、
Arは、
【化3】
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又はこれらのN−オキシドから選択され、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、低級アルキル、低級ヘテロアルキル、C1〜4アルコキシ、アミノ、シアノ及びハロメチルから独立して選択される1又は複数の置換基で置換されていてもよく、R12−Z2b−、R’−Z2b−、#−N(R)−R13−Z2b−又は#−R’−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合しており、
は、N、CH、C−ハロ、C−CH及びC−CNから選択され、
2a及びZ2bはそれぞれ、互いに独立して、結合、NR、CR6a6b、O、S、S(O)、S(O)、−NRC(O)−、−NR6aC(O)NR6b−及びNRC(O)O−から選択され、
R’は、
【化4】
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であり、式中、#は、R’に結合している場合、置換可能な任意のR’原子でR’に結合しており、
X’は、出現ごとに、−N(R10)−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)S(O)−、−S(O)N(R10)−及びO−から選択され、
nは、0〜3から選択され、
10は、水素、低級アルキル、複素環、アミノアルキル、G−アルキル及び(CH−O−(CH−O−(CH−NHから出現ごとに独立して選択され、
Gは、出現ごとに、ポリオール、4〜30個の繰り返し単位を有するポリエチレングリコール、塩及び生理的pHで荷電した部分から独立して選択され、
SPは、酸素、−S(O)N(H)−、−N(H)S(O)−、−N(H)C(O)−、−C(O)N(H)−、−N(H)−、アリーレン、ヘテロサイクレン及び置換されていてもよいメチレンから出現ごとに独立して選択され、メチレンは、−NH(CHG、NH、C1〜8アルキル及びカルボニルのうちの1又は複数で置換されていてもよく、
は、0〜12から選択され、
は、水素、メチル、ハロ、ハロメチル、エチル及びシアノから選択され、
は、水素、メチル、ハロ、ハロメチル及びシアノから選択され、
は、水素、メチル、エチル、ハロメチル及びハロエチルから選択され、
は、水素、低級アルキル及び低級ヘテロアルキルから選択され、又はR13の原子と一緒になって、3〜7個の環原子を有するシクロアルキル若しくはヘテロシクリル環を形成し、
、R6a及びR6bはそれぞれ、互いに独立して、水素、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよい低級ヘテロアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル及び置換されていてもよいヘテロシクリルから選択され、又はRからの原子及びR13からの原子と一緒になって、3〜7個の環原子を有するシクロアルキル若しくはヘテロシクリル環を形成し、
11a及びR11bはそれぞれ、互いに独立して、水素、ハロ、メチル、エチル、ハロメチル、ヒドロキシル、メトキシ、CN及びSCHから選択され、
12は、任意選択的にR’であり、又は水素、ハロ、シアノ、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいヘテロアルキル、置換されていてもよいヘテロシクリル及び置換されていてもよいシクロアルキルから選択され、
13は、置換されていてもよいC1〜8アルキレン、置換されていてもよいヘテロアルキレン、置換されていてもよいヘテロシクレン及び置換されていてもよいシクロアルキレンから選択され、
#は、リンカーLに対する結合点を表す。)
であり、
hEGFR抗体が、
アミノ酸配列CGADSYEMEEDGVRKC(配列番号45)内のエピトープに結合し、又は競合結合アッセイにおいて、上皮成長因子受容体バリアントIII(EGFRvIII)(配列番号33)への結合について第2の抗hEGFR抗体と競合し、前記第2の抗EGFR抗体は、配列番号1に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメイン及び配列番号5に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含むこと、並びに、
表面プラズモン共鳴によって測定して約1×10−6M以下の解離定数(K)でEGFR(1−525)(配列番号47)に結合すること
という特徴を有する、ADC。
【請求項2】
構造式(I)に従う化合物:
【化5】
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(式中、
Dは、式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)のBcl−xL阻害薬であり、
Lは、リンカーであり、
Abは、抗hEGFR抗体であり、
LKは、リンカー(L)を抗hEGFR抗体(Ab)と連結している共有結合を表し、
mは、1〜20の範囲の整数である。)
である、請求項1に記載のADC。
【請求項3】
Bcl−xL阻害剤が、構造式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)の#の位置に対応する水素が存在せず一価基を形成しているという点で変更されている、以下の化合物:
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({2−[2−(カルボキシメトキシ)エトキシ]エチル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
2−{[(2−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}エチル)スルホニル]アミノ}−2−デオキシ−D−グルコピラノース;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(4−{[(3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチル}ベンジル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2,3−ジヒドロキシプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
2−({[4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニル]スルホニル}アミノ)−2−デオキシ−β−D−グルコピラノース;
8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−{6−カルボキシ−5−[1−({3−[2−({2−[1−(β−D−グルコピラヌロノシル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]エチル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン;
3−[1−({3−[2−(2−{[4−(β−D−アロピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−ホスホノエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[L−α−アスパルチル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−{4−[({2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ)メチル]ベンジル}−2,6−アンヒドロ−L−グロン酸;
4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニルヘキソピラノシドウロン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−ホスホノエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[D−α−アスパルチル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[1−(カルボキシメチル)ピペリジン−4−イル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
N−[(5S)−5−アミノ−6−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)アミノ}−6−オキソヘキシル]−N,N−ジメチルメタンアミニウム;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[ピペリジン−4−イル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−ホスホノプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[N−(2−カルボキシエチル)−L−α−アスパルチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[(2−アミノエチル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[5−(2−アミノエトキシ)−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホ−L−アラニル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エチル}(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(カルボキシメトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−カルボキシプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[L−α−アスパルチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[5−(2−アミノエトキシ)−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル){2−[(2−スルホエチル)アミノ]エチル}アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−スルホプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
(1ξ)−1−({2−[5−(1−{[3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−カルボキシピリジン−2−イル]−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−5−イル}メチル)−1,5−アンヒドロ−D−グルシトール;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−カルボキシプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[4−(β−D−グルコピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
3−(1−{[3−(2−{[4−(β−D−アロピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[アゼチジン−3−イル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[(3−アミノプロピル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(N,N−ジメチル−L−リシル)(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[(3−アミノプロピル)(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[アゼチジン−3−イル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
−(37−オキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−L−リシル−N−[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]−L−アラニンアミド;
メチル6−[4−(3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}プロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]−6−デオキシ−β−L−グルコピラノシド;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−{6−カルボキシ−5−[1−({3−[2−({3−[1−(β−D−グルコピラヌロノシル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロピル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン;
6−[7−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1H−インドール−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−6−[3−(メチルアミノ)プロピル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
5−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−5−デオキシ−D−アラビニトール;
1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−アラビノ−ヘキシトール;
6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)イソキノリン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロピル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−エリスロ−ペンチトール;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{[(2S,3S)−2,3,4−トリヒドロキシブチル]アミノ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(2S,3S,4R,5R,6R)−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロキシヘプチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[({3−[(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ]プロピル}スルホニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−{[1,3−ジヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−2−イル]アミノ}−3−オキソプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}プロピルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−オキシドイソキノリン−6−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]アセトアミド}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−({2−[(2−スルホエチル)アミノ]エチル}スルファニル)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;及び
6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{3−[(2−スルホエチル)アミノ]プロピル}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
からなる群から選択される、請求項1又は2に記載のADC。
【請求項4】
式i〜iv:
【化6】
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[この文献は図面を表示できません]
(式中、mは、1〜6の整数であり、任意選択的に2〜6である。)
からなる群から選択される、請求項2に記載のADC。
【請求項5】
抗hEGFR抗体が、
配列番号12に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号10に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号6に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含む;又は
配列番号40に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号39に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号38に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号37に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号36に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号35に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメインを含む;又は
配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号6に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号19に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号17に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号16に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメインを含む;又は
配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号23に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号18に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号17に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号16に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメインを含む;又は
配列番号28に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号27に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号26に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号19に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号10に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメインを含む、
請求項1〜4のいずれか一項に記載のADC。
【請求項6】
抗体が、配列番号9に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号5に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のADC。
【請求項7】
抗体が、配列番号15に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号13に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のADC。
【請求項8】
抗体が、50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76及び78からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;並びに51、53、55、57、59、61、63、65、67、69、71、73、75、77及び79からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のADC。
【請求項9】
抗体が、
配列番号10、11及び12;配列番号16、17及び18;配列番号10、11及び19;配列番号20、11及び12;配列番号21、3及び22;配列番号16、17及び19;配列番号2、3及び4;配列番号10、3及び12;配列番号80、11及び18;配列番号80、3及び18;配列番号20、3及び12;配列番号80、11及び12;及び配列番号81、11及び22からなる群から選択される重鎖CDRセット(CDR1、CDR2及びCDR3);並びに
配列番号6、7及び8;配列番号23、24及び25;配列番号26、27及び28;配列番号29、30及び31;配列番号6、7及び84;配列番号82、83及び31;及び配列番号82、27及び85からなる群から選択される軽鎖CDRセット(CDR1、CDR2及びCDR3)を含み、
抗体が、配列番号2、3及び4の重鎖CDRセット、並びに配列番号6、7及び8の軽鎖CDRセットを共には含まない、請求項1〜4のいずれか一項に記載のADC。
【請求項10】
抗体が、配列番号64に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号65に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のADC。
【請求項11】
抗体が、
配列番号72に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号73に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;又は
配列番号74に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号75に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のADC。
【請求項12】
有効量の請求項1〜11のいずれか一項に記載のADC、及び薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項13】
複数の請求項1〜11のいずれか一項に記載のADCを含むADC混合物、及び薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
【請求項14】
がんを治療する方法であって、治療有効量の請求項1〜11のいずれか一項に記載のADCを、がんの治療を必要とする対象に投与することを含む、方法。
【請求項15】
固形腫瘍を有する対象において固形腫瘍成長を阻害する又は減少させる方法であって、固形腫瘍成長が阻害される又は減少するように、有効量の請求項1〜11のいずれか一項に記載のADCを、固形腫瘍を有する対象に投与することを含む、方法。
【請求項16】
ADCが、さらなる薬剤又はさらなる療法と組み合わせて投与される、請求項14又は15に記載の方法。
【請求項17】
構造式(I)に従うADC:
【化7】
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(式中、
Dは、式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)のBc1−xL阻害薬であり、
Lは、リンカーであり、
Abは、hEGFR抗体であり、
LKは、リンカーLを抗体Abと連結している共有結合であり、
mは、1〜20の範囲の整数である。)
の調製方法であって、
有効量のジスルフィド還元剤により、30〜40℃で少なくとも15分間、水溶液中の抗体を処理し、次いで、抗体溶液を20〜27℃に冷却すること、
還元された抗体溶液に、2.1〜2.176(表5)の群から選択されるシントンを含む水/ジメチルスルホキシドの溶液を添加すること、
溶液のpHを7.5〜8.5のpHに調整すること、
反応を48〜80時間にわたって進ませて、ADCを形成すること
を含み、エレクトロスプレー質量分析によって測定すると、スクシンイミドからスクシンアミドの加水分解ごとに質量が18±2amuずつ変わり、
ADCが、疎水性相互作用クロマトグラフィーによって任意選択的に精製される、方法。
【請求項18】
請求項17の方法によって調製されるADC。
【請求項19】
式(i)、(ii)、(iii)、(iv)、(v)又は(iv):
【化8】
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(式中、mは、1〜6の整数であり、任意選択的に2〜6であり、
Abは、
配列番号12に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号10に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号6に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含む、抗hEGFR抗体;又は
配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号23に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号18に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号17に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号16に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメインを含む、抗hEGFR抗体
のいずれかである。)
からなる群から選択される、抗ヒト上皮成長因子受容体(hEGFR)抗体薬物コンジュゲート(ADC)。
【請求項20】
抗体が、
配列番号9に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号5に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、抗hEGFR抗体、
配列番号15に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号13に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、抗hEGFR抗体、並びに、
配列番号72に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号73に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、抗hEGFR抗体
からなる群から選択される、請求項19に記載のADC。
【手続補正書】
【提出日】2019年3月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リンカーによって抗ヒト上皮成長因子受容体(hEGFR)抗体に連結されている薬物を含む、抗ヒト上皮成長因子受容体(hEGFR)抗体薬物コンジュゲート(ADC)であって、薬物が、構造式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)に従うBc1−xL阻害剤:
【化1】
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(式中、
Arは、
【化2】
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から選択され、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、低級アルキル、低級ヘテロアルキル、C1〜4アルコキシ、アミノ、シアノ及びハロメチルから独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、
Arは、
【化3】
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又はこれらのN−オキシドから選択され、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、低級アルキル、低級ヘテロアルキル、C1〜4アルコキシ、アミノ、シアノ及びハロメチルから独立して選択される1又は複数の置換基で置換されていてもよく、R12−Z2b−、R’−Z2b−、#−N(R)−R13−Z2b−又は#−R’−Z2b−置換基は、置換可能な任意のAr原子でArに結合しており、
は、N、CH、C−ハロ、C−CH及びC−CNから選択され、
2a及びZ2bはそれぞれ、互いに独立して、結合、NR、CR6a6b、O、S、S(O)、S(O)、−NRC(O)−、−NR6aC(O)NR6b−及びNRC(O)O−から選択され、
R’は、
【化4】
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であり、式中、#は、R’に結合している場合、置換可能な任意のR’原子でR’に結合しており、
X’は、出現ごとに、−N(R10)−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)S(O)−、−S(O)N(R10)−及びO−から選択され、
nは、0〜3から選択され、
10は、水素、低級アルキル、複素環、アミノアルキル、G−アルキル及び(CH−O−(CH−O−(CH−NHから出現ごとに独立して選択され、
Gは、出現ごとに、ポリオール、4〜30個の繰り返し単位を有するポリエチレングリコール、塩及び生理的pHで荷電した部分から独立して選択され、
SPは、酸素、−S(O)N(H)−、−N(H)S(O)−、−N(H)C(O)−、−C(O)N(H)−、−N(H)−、アリーレン、ヘテロサイクレン及び置換されていてもよいメチレンから出現ごとに独立して選択され、メチレンは、−NH(CHG、NH、C1〜8アルキル及びカルボニルのうちの1又は複数で置換されていてもよく、
は、0〜12から選択され、
は、水素、メチル、ハロ、ハロメチル、エチル及びシアノから選択され、
は、水素、メチル、ハロ、ハロメチル及びシアノから選択され、
は、水素、メチル、エチル、ハロメチル及びハロエチルから選択され、
は、水素、低級アルキル及び低級ヘテロアルキルから選択され、又はR13の原子と一緒になって、3〜7個の環原子を有するシクロアルキル若しくはヘテロシクリル環を形成し、
、R6a及びR6bはそれぞれ、互いに独立して、水素、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよい低級ヘテロアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル及び置換されていてもよいヘテロシクリルから選択され、又はRからの原子及びR13からの原子と一緒になって、3〜7個の環原子を有するシクロアルキル若しくはヘテロシクリル環を形成し、
11a及びR11bはそれぞれ、互いに独立して、水素、ハロ、メチル、エチル、ハロメチル、ヒドロキシル、メトキシ、CN及びSCHから選択され、
12は、任意選択的にR’であり、又は水素、ハロ、シアノ、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいヘテロアルキル、置換されていてもよいヘテロシクリル及び置換されていてもよいシクロアルキルから選択され、
13は、置換されていてもよいC1〜8アルキレン、置換されていてもよいヘテロアルキレン、置換されていてもよいヘテロシクレン及び置換されていてもよいシクロアルキレンから選択され、
#は、リンカーLに対する結合点を表す。)
であり、
hEGFR抗体が、
アミノ酸配列CGADSYEMEEDGVRKC(配列番号45)内のエピトープに結合し、又は競合結合アッセイにおいて、上皮成長因子受容体バリアントIII(EGFRvIII)(配列番号33)への結合について第2の抗hEGFR抗体と競合し、前記第2の抗EGFR抗体は、配列番号1に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメイン及び配列番号5に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含むこと、並びに、
表面プラズモン共鳴によって測定して約1×10−6M以下の解離定数(K)でEGFR(1−525)(配列番号47)に結合すること
という特徴を有する、ADC。
【請求項2】
構造式(I)に従う化合物:
【化5】
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(式中、
Dは、式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)のBcl−xL阻害薬であり、
Lは、リンカーであり、
Abは、抗hEGFR抗体であり、
LKは、リンカー(L)を抗hEGFR抗体(Ab)と連結している共有結合を表し、
mは、1〜20の範囲の整数である。)
である、請求項1に記載のADC。
【請求項3】
Bcl−xL阻害剤が、構造式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)の#の位置に対応する水素が存在せず一価基を形成しているという点で変更されている、以下の化合物:
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({2−[2−(カルボキシメトキシ)エトキシ]エチル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
2−{[(2−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}エチル)スルホニル]アミノ}−2−デオキシ−D−グルコピラノース;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(4−{[(3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチル}ベンジル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2,3−ジヒドロキシプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
2−({[4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニル]スルホニル}アミノ)−2−デオキシ−β−D−グルコピラノース;
8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−{6−カルボキシ−5−[1−({3−[2−({2−[1−(β−D−グルコピラヌロノシル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]エチル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン;
3−[1−({3−[2−(2−{[4−(β−D−アロピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−ホスホノエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[L−α−アスパルチル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−{4−[({2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ)メチル]ベンジル}−2,6−アンヒドロ−L−グロン酸;
4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニルヘキソピラノシドウロン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−ホスホノエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[D−α−アスパルチル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[1−(カルボキシメチル)ピペリジン−4−イル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
N−[(5S)−5−アミノ−6−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)アミノ}−6−オキソヘキシル]−N,N−ジメチルメタンアミニウム;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[ピペリジン−4−イル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−ホスホノプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[N−(2−カルボキシエチル)−L−α−アスパルチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[(2−アミノエチル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[5−(2−アミノエトキシ)−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホ−L−アラニル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エチル}(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(カルボキシメトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−カルボキシプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[L−α−アスパルチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[5−(2−アミノエトキシ)−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル){2−[(2−スルホエチル)アミノ]エチル}アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−スルホプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
(1ξ)−1−({2−[5−(1−{[3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−カルボキシピリジン−2−イル]−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−5−イル}メチル)−1,5−アンヒドロ−D−グルシトール;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−カルボキシプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[4−(β−D−グルコピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
3−(1−{[3−(2−{[4−(β−D−アロピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[アゼチジン−3−イル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[(3−アミノプロピル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(N,N−ジメチル−L−リシル)(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[(3−アミノプロピル)(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
3−{1−[(3−{2−[アゼチジン−3−イル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
−(37−オキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−L−リシル−N−[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]−L−アラニンアミド;
メチル6−[4−(3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}プロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]−6−デオキシ−β−L−グルコピラノシド;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−{6−カルボキシ−5−[1−({3−[2−({3−[1−(β−D−グルコピラヌロノシル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロピル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン;
6−[7−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1H−インドール−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−6−[3−(メチルアミノ)プロピル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
5−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−5−デオキシ−D−アラビニトール;
1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−アラビノ−ヘキシトール;
6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)イソキノリン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロピル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−エリスロ−ペンチトール;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{[(2S,3S)−2,3,4−トリヒドロキシブチル]アミノ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(2S,3S,4R,5R,6R)−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロキシヘプチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[({3−[(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ]プロピル}スルホニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−{[1,3−ジヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−2−イル]アミノ}−3−オキソプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;
4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}プロピルβ−D−グルコピラノシドウロン酸;
6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−オキシドイソキノリン−6−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸;
6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]アセトアミド}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸;
6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−({2−[(2−スルホエチル)アミノ]エチル}スルファニル)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸;及び
6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{3−[(2−スルホエチル)アミノ]プロピル}トリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
からなる群から選択される、請求項1又は2に記載のADC。
【請求項4】
式i〜iv:
【化6】
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(式中、mは、1〜6の整数であり、任意選択的に2〜6である。)
からなる群から選択される、請求項2に記載のADC。
【請求項5】
抗hEGFR抗体が、
配列番号12に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号10に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号6に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含む;又は
配列番号40に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号39に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号38に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号37に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号36に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号35に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメインを含む;又は
配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号6に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号19に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号17に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号16に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメインを含む;又は
配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号23に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号18に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号17に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号16に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメインを含む;又は
配列番号28に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号27に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号26に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号19に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号10に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメインを含む、
請求項1〜4のいずれか一項に記載のADC。
【請求項6】
抗体が、配列番号9に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号5に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のADC。
【請求項7】
抗体が、配列番号15に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号13に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のADC。
【請求項8】
抗体が、50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76及び78からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;並びに51、53、55、57、59、61、63、65、67、69、71、73、75、77及び79からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のADC。
【請求項9】
抗体が、
配列番号10、11及び12;配列番号16、17及び18;配列番号10、11及び19;配列番号20、11及び12;配列番号21、3及び22;配列番号16、17及び19;配列番号2、3及び4;配列番号10、3及び12;配列番号80、11及び18;配列番号80、3及び18;配列番号20、3及び12;配列番号80、11及び12;及び配列番号81、11及び22からなる群から選択される重鎖CDRセット(CDR1、CDR2及びCDR3);並びに
配列番号6、7及び8;配列番号23、24及び25;配列番号26、27及び28;配列番号29、30及び31;配列番号6、7及び84;配列番号82、83及び31;及び配列番号82、27及び85からなる群から選択される軽鎖CDRセット(CDR1、CDR2及びCDR3)を含み、
抗体が、配列番号2、3及び4の重鎖CDRセット、並びに配列番号6、7及び8の軽鎖CDRセットを共には含まない、請求項1〜4のいずれか一項に記載のADC。
【請求項10】
抗体が、配列番号64に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号65に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のADC。
【請求項11】
抗体が、
配列番号72に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号73に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;又は
配列番号74に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号75に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のADC。
【請求項12】
有効量の請求項1〜11のいずれか一項に記載のADC、及び薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項13】
複数の請求項1〜11のいずれか一項に記載のADCを含むADC混合物、及び薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
【請求項14】
がんを治療する方法であって、治療有効量の請求項1〜11のいずれか一項に記載のADCを、がんの治療を必要とする対象に投与することを含む、方法。
【請求項15】
固形腫瘍を有する対象において固形腫瘍成長を阻害する又は減少させる方法であって、固形腫瘍成長が阻害される又は減少するように、有効量の請求項1〜11のいずれか一項に記載のADCを、固形腫瘍を有する対象に投与することを含む、方法。
【請求項16】
ADCが、さらなる薬剤又はさらなる療法と組み合わせて投与される、請求項14又は15に記載の方法。
【請求項17】
構造式(I)に従うADC:
【化7】
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(式中、
Dは、式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)のBc1−xL阻害薬であり、
Lは、リンカーであり、
Abは、hEGFR抗体であり、
LKは、リンカーLを抗体Abと連結している共有結合であり、
mは、1〜20の範囲の整数である。)
の調製方法であって、
有効量のジスルフィド還元剤により、30〜40℃で少なくとも15分間、水溶液中の抗体を処理し、次いで、抗体溶液を20〜27℃に冷却すること、
還元された抗体溶液に、2.1〜2.176(表5)の群から選択されるシントンを含む水/ジメチルスルホキシドの溶液を添加すること、
溶液のpHを7.5〜8.5のpHに調整すること、
反応を48〜80時間にわたって進ませて、ADCを形成すること
を含み、エレクトロスプレー質量分析によって測定すると、スクシンイミドからスクシンアミドの加水分解ごとに質量が18±2amuずつ変わり、
ADCが、疎水性相互作用クロマトグラフィーによって任意選択的に精製される、方法。
【請求項18】
請求項17の方法によって調製されるADC。
【請求項19】
式(i)、(ii)、(iii)、(iv)、(v)又は(iv):
【化8】
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(式中、mは、1〜6の整数であり、任意選択的に2〜6であり、
Abは、
配列番号12に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号10に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメイン;配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号6に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメインを含む、抗hEGFR抗体;又は
配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3ドメイン、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2ドメイン、及び配列番号23に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1ドメイン;並びに配列番号18に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3ドメイン、配列番号17に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2ドメイン、及び配列番号16に記載のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1ドメインを含む、抗hEGFR抗体
のいずれかである。)
からなる群から選択される、抗ヒト上皮成長因子受容体(hEGFR)抗体薬物コンジュゲート(ADC)。
【請求項20】
抗体が、
配列番号9に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号5に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、抗hEGFR抗体、
配列番号15に記載のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号13に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、抗hEGFR抗体、並びに、
配列番号72に記載のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、及び配列番号73に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、抗hEGFR抗体
からなる群から選択される、請求項19に記載のADC。
【国際調査報告】
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