【実施例】
【0855】
[実施例1]
例示的Bcl−xL阻害剤の合成
この実施例は、例示的Bcl−xL阻害剤化合物W2.01〜W2.91のための合成方法を提供する。Bcl−xL阻害剤(W2.01〜W2.91)及びシントン(実施例2.1〜2.176)を、ACD/Name 2012年リリース(Build56084、2012年4月5日、Advanced Chemistry Development社、トロント、オンタリオ州)、ACD/Name 2014年リリース(Build66687、2013年10月25日、Advanced Chemistry Development社、トロント、オンタリオ州)、ChemDraw(登録商標)バージョン9.0.7(CambridgeSoft、ケンブリッジ、マサチューセッツ州)、ChemDraw(登録商標)Ultraバージョン12.0(CambridgeSoft、ケンブリッジ、マサチューセッツ州)又はChemDraw(登録商標)Professionalバージョン15.0.0.106を使用して命名した。Bc1−xL阻害剤及びシントンは、ACD/名称2012公開(構築(Build)56084,2012年4月5日,Advanced Chemistry Developmnet Inc.,Toronto,Ontario)、ACD/名称2014公開(構築66687,2013年10月25日,Advanced Chemistry Development, Inc.,Toronto,Ontario)、ChemDraw(登録商標)バージョン9.0.7(CambridgeSoft,Cambridge,MA)、ChemDraw(登録商標)Ultraバージョン12.0(CambridgeSoft,Cambridge,MA)、又はChemDraw(登録商標)Professionalバージョン15.0.0.106で命名した。
【0856】
1.1 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({2−[2−(カルボキシメトキシ)エトキシ]エチル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.01)の合成
【0857】
1.1.1 3−ブロモ−5,7−ジメチルアダマンタンカルボン酸
50mL丸底フラスコ中に、0℃で臭素(16mL)を加えた。鉄粉(7g)を加え、反応物を0℃で30分間撹拌した。3,5−ジメチルアダマンタン−1−カルボン酸(12g)を加えた。混合物を室温に加温し、3日間撹拌した。氷及び濃HClの混合物を反応混合物中に注ぎ入れた。得られた懸濁液をNa
2SO
3(水200mL中50g)で2回処理し、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機物を1N HCl水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【0858】
1.1.2 3−ブロモ−5,7−ジメチルアダマンタンメタノール
実施例1.1.1(15.4g)のテトラヒドロフラン(200mL)中溶液に、BH
3(テトラヒドロフラン中1M、150mL)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。次いで反応混合物をメタノールを滴下添加することにより注意深くクエンチした。次いで混合物を真空下で濃縮し、残渣を酢酸エチル(500mL)と2N HCl水溶液(100mL)との間で平衡させた。水性層を酢酸エチルでさらに2回抽出し、合わせた有機抽出物を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過した。溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。
【0859】
1.1.3 1−((3−ブロモ−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル)−1H−ピラゾール
実施例1.1.2(8.0g)のトルエン(60mL)中溶液に、1H−ピラゾール(1.55g)及びシアノメチレントリブチルホスホラン(2.0g)を加え、混合物を90℃で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10:1ヘプタン:酢酸エチル)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 324.2(M+H)
+。
【0860】
1.1.4 2−{[3,5−ジメチル−7−(1H−ピラゾール−1−イルメチル)トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]オキシ}エタノール
実施例1.1.3(4.0g)のエタン−1,2−ジオール(12mL)中溶液に、トリエチルアミン(3mL)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下150℃で45分間撹拌した。混合物を水(100mL)中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過した。溶媒を蒸発させて残渣を得、これをヘプタン中20%酢酸エチル、続いてジクロロメタン中5%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 305.2(M+H)
+。
【0861】
1.1.5 2−({3,5−ジメチル−7−[(5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エタノール
実施例1.1.4(6.05g)のテトラヒドロフラン(100mL)中冷却(−78℃)溶液に、n−BuLi(40mL、ヘキサン中2.5M)を加え、混合物を−78℃で1.5時間撹拌した。ヨードメタン(10mL)を注射器を通して加え、混合物を−78℃で3時間撹拌した。次いで反応混合物をNH
4Cl水溶液でクエンチし、酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機抽出物を水及びブラインで洗浄した。硫酸ナトリウムで脱水した後、溶液を濾過し、濃縮し、残渣をジクロロメタン中5%メタノールで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 319.5(M+H)
+。
【0862】
1.1.6 1−({3,5−ジメチル−7−[2−(ヒドロキシ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール
実施例1.1.5(3.5g)のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中溶液に、N−ヨードスクシンイミド(3.2g)を加え、混合物を室温で1.5時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(600mL)で希釈し、NaHSO
3水溶液、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 445.3(M+H)
+。
【0863】
1.1.7 1−((3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール
tert−ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート(5.34mL)を、−40℃で実施例1.1.6(8.6g)及び2,6−ルチジン(3.16mL)のジクロロメタン(125mL)中溶液に加え、反応物を室温に終夜加温した。混合物を濃縮し、残渣をヘプタン中5〜20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 523.4(M+H)
+。
【0864】
1.1.8 1−((3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール
n−ブチルリチウム(8.42mL、ヘキサン中2.5M)を、−78℃でテトラヒドロフラン120mL中の実施例1.1.7(9.8g)に加え、反応物を1分間撹拌した。トリメチルボレート(3.92mL)を加え、反応物を5分間撹拌した。ピナコール(6.22g)を加え、反応物を室温に加温し、2時間撹拌した。反応物をpH7緩衝溶液でクエンチし、混合物をエーテル中に注ぎ入れた。層を分離し、有機層を減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中1〜25%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【0865】
1.1.9 6−フルオロ−3−ブロモピコリン酸
6−アミノ−3−ブロモピコリン酸(25g)の1:1ジクロロメタン/クロロホルム400mL中スラリー液を、5℃で1時間かけてジクロロメタン(100mL)中のニトロソニウムテトラフルオロボレート(18.2g)に加えた。得られた混合物をさらに30分間撹拌し、次いで35℃に加温し、終夜撹拌した。反応物を室温に冷却し、次いでNaH
2PO
4水溶液でpHを4に調整した。得られた溶液をジクロロメタンで3回抽出し、合わせた抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【0866】
1.1.10 tert−ブチル3−ブロモ−6−フルオロピコリネート
パラ−トルエンスルホニルクロリド(27.6g)を、0℃で実施例1.1.9(14.5g)及びピリジン(26.7mL)のジクロロメタン(100mL)及びtert−ブタノール(80mL)中溶液に加えた。反応物を15分間撹拌し、次いで室温に加温し、終夜撹拌した。溶液を濃縮し、酢酸エチルとNa
2CO
3水溶液との間で分配した。層を分離し、水性層を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、Na
2CO
3水溶液及びブラインですすぎ、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【0867】
1.1.11 メチル2−(5−ブロモ−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
メチル1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート塩酸塩(12.37g)及び実施例1.1.10(15g)のジメチルスルホキシド(100mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(12mL)を加え、混合物を50℃で24時間撹拌した。次いで混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 448.4(M+H)
+。
【0868】
1.1.12 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.1.11(3.08g)、実施例1.1.8(5g)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(126mg)、1,3,5,7−テトラメチル−8−テトラデシル−2,4,6−トリオキサ−8−ホスファアダマンタン(170mg)及びK
3PO
4(3.65g)の1,4−ジオキサン(25mL)及び水(25mL)中混合物を、90℃に2時間加熱した。混合物を冷却し、1:1ジエチルエーテル:酢酸エチル中に注ぎ入れた。層を分離し、有機物を飽和NaH
2PO
4水溶液、水(2×)及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中1〜25%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 799.6(M+H)
+。
【0869】
1.1.13 2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.1.12(5g)及び水酸化リチウム一水和物(0.276g)を70℃でテトラヒドロフラン(50mL)、メタノール(5mL)及び水(15mL)の溶媒混合物中にて2日間共に撹拌した。反応物を冷却し、1M HCl水溶液で酸性化し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン(100mL)に溶解し、−40℃で冷却し、2,6−ルチジン(1.8mL)及びtert−ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート(3.28g)を加えた。反応物を室温に加温し、2時間撹拌した。混合物をエーテルで希釈し、層を分離した。有機層を濃縮した。残渣をテトラヒドロフランに溶解し、飽和K
2CO
3水溶液で1時間処理した。この混合物を濃HClで酸性化し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中10〜100%酢酸エチル、次いで酢酸エチル中5%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 785.6(M+H)
+。
【0870】
1.1.14 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.1.13(970mg)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(208mg)及び2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)(970mg)を、N,N−ジメチルホルムアミド7mL中0℃で10分間撹拌した。ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(278mg)を加え、混合物を50℃で24時間撹拌した。混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(50mL)に溶解し、テトラブチルアンモニウムフルオリド(10mL、テトラヒドロフラン中1M)を加えた。反応物を1時間撹拌し、酢酸エチル及びpH7緩衝溶液中に注ぎ入れ、ブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中10〜100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 803.7(M+H)
+。
【0871】
1.1.15 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−オキソエトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.1.14(100mg)のジクロロメタン(1.3mL)中周囲温度溶液に、デス−マーチンペルヨージナン(58.1mg)を一度で加えた。反応物を0.5時間撹拌し、さらにデス−マーチンペルヨージナン(8mg)を加えた。反応物を1時間撹拌し、約10%NaOH水溶液及びジクロロメタンの添加によりクエンチした。層を分離し、有機層を約10%NaOH水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で固体に濃縮し、これをさらには精製せずに引き続く反応に使用した。MS(ESI)m/e 801.3(M+H)
+。
【0872】
1.1.16 2−(2−(2−((2−((3−((4−(6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)アミノ)エトキシ)エトキシ)酢酸
2−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)酢酸(22mg)及び実施例1.1.15(100mg)のメタノール(1.3mL)中周囲温度溶液に、MP−CNBH
3(65mg、2.49mmol/g装填)を加えた。反応物を終夜穏やかに振盪し、0.4μフィルターに通して濾過した。粗製物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 948.3(M+H)
+。
【0873】
1.1.17 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((2−(2−(カルボキシメトキシ)エトキシ)エチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.1.16(15mg)のジクロロメタン(1mL)中周囲温度溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を加えた。反応物を16時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.70 (bs, 2H), 8.29 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.53-7.42 (m, 3H), 7.40-7.32 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (bs, 2H), 4.03 (s, 2H), 3.90 (t, 2H), 3.84 (s, 2H), 3.68 (t, 2H), 3.63-3.54 (m, 6H), 3.17-3.04 (m, 4H), 3.00 (t, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.45-1.40 (m, 2H), 1.36-1.20 (m, 4H), 1.21-0.96 (m, 7H), 0.91-0.81 (m, 6H).MS(ESI)m/e 892.3(M+H)
+。
【0874】
1.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.02)の合成
【0875】
1.2.1 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.1.11(2.25g)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(205mg)のアセトニトリル(30mL)中溶液に、トリエチルアミン(3mL)及びピナコールボラン(2mL)を加え、混合物を還流状態で3時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。ヘキサン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。
【0876】
1.2.2 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.2.1(2.25g)のテトラヒドロフラン(30mL)及び水(10mL)中溶液に、実施例1.1.6(2.0g)、1,3,5,7−テトラメチル−6−フェニル−2,4,8−トリオキサ−6−ホスファアダマンタン(329mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(206mg)及びリン酸三カリウム(4.78g)を加えた。混合物を終夜還流させ、冷却し、酢酸エチル(500mL)で希釈した。得られた混合物を水及びブラインで洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチル、続いてジクロロメタン中5%メタノールで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【0877】
1.2.3 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((メチルスルホニル)オキシ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.2.2(3.32g)のジクロロメタン(100mL)中冷却溶液に、氷浴中でトリエチルアミン(3mL)及びメタンスルホニルクロリド(1.1g)を順次加えた。反応混合物を室温で1.5時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【0878】
1.2.4 メチル2−(5−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.2.3(16.5g)のN,N−ジメチルホルムアミド(120mL)中溶液に、アジ化ナトリウム(4.22g)を加えた。混合物を80℃で3時間加熱し、冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【0879】
1.2.5 2−(5−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.2.4(10g)のテトラヒドロフラン(60mL)、メタノール(30mL)及び水(30mL)の混合物中溶液に、水酸化リチウム一水和物(1.2g)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、2%HCl水溶液で中和した。得られた混合物を濃縮し、残渣を酢酸エチル(800mL)に溶解し、ブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【0880】
1.2.6 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.2.5(10g)、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(3.24g)、フルオロ−N,N,N’,N’−テトラメチルホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート(5.69g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(5.57g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中混合物を、60℃で3時間加熱し、冷却し、酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【0881】
1.2.7 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.2.6(2.0g)のテトラヒドロフラン(30mL)中溶液に、Pd/C(10%、200mg)を加えた。混合物を水素雰囲気下終夜撹拌した。不溶物を濾別し、濾液を濃縮して、標題化合物を得た。
【0882】
1.2.8 tert−ブチル6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[(2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ6−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル)オキシ]トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボキシレート
実施例1.2.7(500mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)中溶液に、4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(334mg)を加えた。反応物を室温で終夜撹拌し、メチルアミン(0.3mL)を加えて反応をクエンチした。得られた混合物を20分間撹拌し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中50〜100%アセトニトリルで溶出するAnalogixシステム(C18カラム)を使用する逆相クロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【0883】
1.2.9 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
ジクロロメタン(5mL)中の実施例1.2.8(200mg)をトリフルオロ酢酸(2.5mL)で終夜処理した。反応混合物を濃縮し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 8.32 (s, 2H), 8.02 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.60 (d, 1H), 7.51 (d, 1H), 7.40-7.49 (m, 2H), 7.31-7.39 (m, 2H), 7.27 (s, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.94 (s, 2H), 3.87 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.15-3.25 (m, 2H), 3.03-3.13 (m, 2H), 3.00 (t, 2H), 2.79 (t, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.39 (s, 2H), 1.22-1.34 (m, 4H), 0.94-1.18 (m, 6H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 854.1(M+H)
+。
【0884】
1.3 2−{[(2−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}エチル)スルホニル]アミノ}−2−デオキシ−D−グルコピラノース(化合物W2.03)の合成
【0885】
1.3.1 3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
ジクロロメタン(2.5mL)中の実施例1.2.7(200mg)をトリフルオロ酢酸(2.5mL)で終夜処理した。反応混合物を濃縮し、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 746.2(M+H)
+。
【0886】
1.3.2 (3R,4R,5S,6R)−6−(アセトキシメチル)−3−(ビニルスルホンアミド)テトラヒドロ−2H−ピラン−2,4,5−トリイルトリアセテート
(3R,4R,5S,6R)−6−(アセトキシメチル)−3−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−2,4,5−トリイルトリアセテート(7.7g)のジクロロメタン(100mL)中懸濁液に、0℃で2−クロロエタンスルホニルクロリド(4.34g)を加えた。混合物を0℃で15分間撹拌し、トリエチルアミン(12.1mL)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、室温に加温し、2日間撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【0887】
1.3.3 N−((3R,4R,5S,6R)−2,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)エテンスルホンアミド
実施例1.3.2(6.74g)のメタノール(150mL)中溶液に、トリエチルアミン(10mL)を加えた。混合物を4日間撹拌し、濃縮した。残渣をメタノールに溶解し、溶液が中性になるまでDowexHCR−5で処理した。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残渣をメタノールで溶出するSephadexLH−20(100g)のカラムを使用するクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【0888】
1.3.4 2−{[(2−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}エチル)スルホニル]アミノ}−2−デオキシ−D−グルコピラノース
実施例1.3.1(23.5mg)、実施例1.3.3(42.4mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(55μL)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)及び水(0.3mL)中混合物を5日間撹拌した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.55-7.66 (m, 1H), 7.46-7.54 (m, 2H), 7.42-7.47 (m, 1H), 7.33-7.40 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 2.97-3.14 (m, 6H), 2.10 (s, 3H), 1.44 (s, 2H), 1.22-1.39 (m, 4H), 0.97-1.20 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1015.3(M+H)
+。
【0889】
1.4 この段落は意図的に空欄のままにした。
【0890】
1.5 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(4−{[(3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチル}ベンジル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.05)の合成
【0891】
1.5.1 [4−((3S,4R,5R,6R)−3,4,5−トリス−メトキシメトキシ−6−メトキシメトキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イルメチル)−フェニル]−メタノール
J.R.Walkerら、Bioorg.Med.Chem.2006年、14巻、3038〜3048頁に従って標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 478(M+NH
4)
+。
【0892】
1.5.2 4−((3S,4R,5R,6R)−3,4,5−トリス−メトキシメトキシ−6−メトキシメトキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−2−イルメチル)−ベンズアルデヒド
実施例1.5.1(1.000g)をジクロロメタン(25mL)に溶解し、デス−マーチンペルヨージナン(1.013g)を加えた。溶液を室温で16時間撹拌した。溶液をジエチルエーテル(25mL)で希釈し、2M炭酸ナトリウム水溶液(25mL)を加えた。混合物をジエチルエーテルで3回抽出した。有機抽出物を合わせ、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過後、溶液を減圧下で濃縮し、ヘプタン中50〜70%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 476(M+NH
4)
+。
【0893】
1.5.3 酢酸(2R,3R,4R,5S)−3,4,5−トリアセトキシ−6−(4−ホルミル−ベンジル)−テトラヒドロ−ピラン−2−イルメチルエステル
実施例1.5.2(660mg)をメタノール(145mL)に溶解した。6M塩酸(8mL)を加え、溶液を室温で2日間撹拌した。溶媒を酢酸エチルで3回共沸しながら減圧除去した。物質を4日間真空乾固した。物質をN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)に溶解した。無水酢酸(12mL)、ピリジン(6mL)及びN,N−ジメチルピリジン−4−アミン(10mg)を順次加え、溶液を室温で16時間撹拌した。溶液を水(150mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL)で3回抽出した。有機物を合わせ、水で洗浄し、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過後、溶液を減圧下で濃縮し、ヘプタン中40〜50%酢酸エチルで溶出するシリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、標題化合物を得た。
【0894】
1.5.4 (2R,3R,4R,5S)−2−(アセトキシメチル)−6−(4−(((2−((3−((4−(6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)アミノ)メチル)ベンジル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例1.5.7(40mg)及び実施例1.5.3(22.5mg)を、室温でジクロロメタン(1mL)中で10分間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(14mg)を加え、溶液を室温で16時間撹拌した。物質をジクロロメタン中10%メタノールで溶出するシリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1236(M+H)
+。
【0895】
1.5.5 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(4−{[(3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチル}ベンジル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.5.4(68mg)をメタノール(0.5mL)に溶解した。水酸化リチウム水溶液(2M、1mL)を加え、溶液を室温で4.5時間撹拌した。酢酸(0.1mL)を加え、溶媒を真空下で除去した。次いで物質をトリフルオロ酢酸(2mL)に溶解し、室温で16時間撹拌した。溶液を真空下で濃縮した。残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜70%アセトニトリルで溶出する150×30mmC18カラムを用いるGilson PLC2020を使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.86 (bs, 1H), 8.68 (bs, 2H), 8.04 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.51-7.43 (m, 3H), 7.39-7.24 (m, 6H), 6.96 (d, 1H), 5.23 (t, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.56 (d, 1H), 4.42 (dd, 1H), 4.11 (m, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.61-3.56 (m, 3H), 3.39 (dd, 1H), 3.22 (t, 1H), 3.15 (t, 1H), 3.09 (d, 1H), 3.01 (m, 6H), 2.89 (t, 1H), 2.60 (m, 1H), 2.10 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.30 (q, 4H), 1.14 (m, 4H), 1.03 (q, 2H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1012(M+H)
+。
【0896】
1.6 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.06)の合成
【0897】
1.6.1 3−((2−((3−((4−(6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)アミノ)プロパン−1−スルホン酸
実施例1.2.7(100mg)、1,2−オキサチオラン2,2−ジオキシド(13mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(19.07μL)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中混合物を50℃に終夜加熱した。反応物を冷却し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 924.1(M+H)
+。
【0898】
1.6.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
ジクロロメタン(2.5mL)中の実施例1.6.1(40mg)をトリフルオロ酢酸(2.5mL)で終夜処理した。反応混合物を濃縮し、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 8.52 (s, 2H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.41-7.55 (m, 3H), 7.32-7.39 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.49-3.58 (m, 2H), 2.94-3.12 (m, 6H), 2.56-2.64 (m, 2H), 1.88-1.99 (m, 2H), 1.41 (s, 2H), 1.22-1.36 (m, 4H), 0.96-1.20 (m, 6H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 868.3(M+H)
+。
【0899】
1.7 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2,3−ジヒドロキシプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.07)の合成
実施例1.2.7(30mg)のジクロロメタン(3mL)中溶液に、2,3−ジヒドロキシプロパナール(3.6mg)及び樹脂担持NaCNBH
3(200mg)を加えた。混合物を終夜撹拌し、濾過し、溶媒を蒸発させた。残渣をジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、3mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 8.27 (s, 2H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (t, 1H), 7.33-7.54 (m, 6H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 3H), 3.72-3.89 (m, 8H), 3.25-3.64 (m, 6H), 2.99-3.10 (m, 4H), 2.11 (s, 3H), 1.00-1.52 (m, 8H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 820.3(M+H)
+。
【0900】
1.8 2−({[4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニル]スルホニル}アミノ)−2−デオキシ−β−D−グルコピラノース(化合物W2.08)の合成
【0901】
1.8.1 (2R,3S,4S,5R,6S)−6−(アセトキシメチル)−3−(4−ホルミルフェニルスルホンアミド)テトラヒドロ−2H−ピラン−2,4,5−トリイルトリアセテート
4−ホルミルベンゼン−1−スルホニルクロリド(100mg)及び(2S,3R,4R,5S,6R)−6−(アセトキシメチル)−3−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−2,4,5−トリイルトリアセテート塩酸塩(563mg)を1,2−ジクロロエタン(4mL)に加えた。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.51mL)を加え、溶液を55℃で3日間加熱した。溶液を減圧下で濃縮し、ヘプタン中70%酢酸エチルで溶出するシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。溶媒を減圧下で蒸発させ、物質をアセトン(4mL)に溶解した。塩酸(1M、4mL)を加え、溶液を室温で16時間撹拌した。次いで溶液をヘプタン中70%酢酸エチル(20mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過後、溶媒を減圧下で蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 514(M+H)
+。
【0902】
1.8.2 (2R,3S,4S,5R,6S)−6−(アセトキシメチル)−3−(4−(((2−((3−((4−(6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)アミノ)メチル)フェニルスルホンアミド)テトラヒドロ−2H−ピラン−2,4,5−トリイルトリアセテート
実施例1.5.4において実施例1.8.1を実施例1.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1301(M+H)
+。
【0903】
1.8.3 2−({[4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニル]スルホニル}アミノ)−2−デオキシ−β−D−グルコピラノース
実施例1.5.5において実施例1.8.2を実施例1.5.4の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.86 (bs, 1H), 8.87 (bs, 2H), 8.04 (d, 1H), 7.91 (d, 2H), 7.79 (d, 1H), 7.70-7.55 (m, 3H), 7.52-7.42 (m, 3H), 7.39-7.33 (m, 2H), 7.29 (m, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (bs, 2H), 4.85 (dd, 1H), 4.62-4.52 (m, 2H), 4.32 (m, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.70-3.35 (m, 10H), 3.02 (m, 4H), 2.91 (m, 1H), 2.10 (s, 3H), 1.44 (bs, 2H), 1.37-1.22 (m, 4H), 1.18-0.98 (m, 6H), 0.93-0.82 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1075(M+H)
+。
【0904】
1.9 8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−{6−カルボキシ−5−[1−({3−[2−({2−[1−(β−D−グルコピラヌロノシル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]エチル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(化合物W2.09)の合成
【0905】
1.9.1 (2R,3R,4S,5S,6S)−2−(4−(2−ヒドロキシエチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
(2R,3R,4S,5S,6S)−2−アジド−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(720mg)のt−ブタノール(8mL)及び水(4mL)中溶液に、ブタ−3−イン−1−オール(140mg)、硫酸銅(II)五水和物(5.0mg)及びアスコルビン酸ナトリウム(40mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下100℃で20分撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 430.2(M+H)
+。
【0906】
1.9.2 (2S,3S,4S,5R,6R)−2−(メトキシカルボニル)−6−(4−(2−オキソエチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
ジメチルスルホキシド(0.5mL)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、−78℃で塩化オキサリル(0.2mL)を加えた。混合物を−78℃で20分撹拌し、(2R,3R,4S,5S,6S)−2−(4−(2−ヒドロキシエチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(233mg)のジクロロメタン(10mL)中溶液を注射器を通して加えた。20分後、トリエチルアミン(1mL)を混合物に加え、混合物を温度を室温に昇温しながら30分間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて粗生成物を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 429.2(M+H)
+。
【0907】
1.9.3 8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−{6−カルボキシ−5−[1−({3−[2−({2−[1−(β−D−グルコピラヌロノシル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]エチル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
実施例1.3.1(150mg)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、実施例1.9.2(86mg)及び樹脂担持NaBH
3CN(2.49mmol/g、200mg)を加え、混合物を終夜撹拌した。次いで反応混合物を濾過し、濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン/メタノール/H
2O(2:1:1、12mL)に溶解し、水酸化リチウム一水和物(50mg)を加えた。混合物を終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 8.48 (s, 2H), 8.20 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.32-7.53 (m, 5H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 5.66 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.00 (d, 1H), 3.76-3.92 (m, 6H), 3.22-3.26 (m, 2H), 2.96-3.15 (m, 8H), 2.10 (s, 3H), 0.99-1.52 (m, 14H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1028.3(M+H)
+。
【0908】
1.10 3−[1−({3−[2−(2−{[4−(β−D−アロピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.10)の合成
【0909】
1.10.1 2−(2−((3−((1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エトキシ)エタノール
エタン−1,2−ジオールを2,2’−オキシジエタノールに置き換えることにより、実施例1.1.4と同様に標題化合物を調製した。MS(ESI) m/e 349.2(M+H)
+。
【0910】
1.10.2 2−(2−((3,5−ジメチル−7−((5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)アダマンタン−1−イル)オキシ)エトキシ)エタノール
実施例1.1.4を実施例1.10.1に置き換えることにより、実施例1.1.5と同様に標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 363.3(M+H)
+。
【0911】
1.10.3 2−(2−((3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エトキシ)エタノール
実施例1.1.5を実施例1.10.2に置き換えることにより、実施例1.1.6と同様に標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 489.2(M+H)
+。
【0912】
1.10.4 2−(2−((3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エトキシ)エチルメタンスルホネート
実施例1.10.3(6.16g)のジクロロメタン(100mL)中冷却溶液に、トリエチルアミン(4.21g)、続いてメタンスルホニルクロリド(1.6g)を加え、混合物を室温で1.5時間撹拌した。次いで反応混合物を酢酸エチル(600mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。硫酸ナトリウムで脱水した後、溶液を濾過し、濃縮し、残渣をさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 567.2(M+H)
+。
【0913】
1.10.5 2−(2−((3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エトキシ)エタンアミン
実施例1.10.4(2.5g)のメタノール中7Nアンモニア(15mL)中溶液を、マイクロ波条件(Biotage Initiator)下100℃で20分間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、残渣を酢酸エチル(400mL)で希釈し、NaHCO
3水溶液、水及びブラインで洗浄した。硫酸ナトリウムで脱水した後、溶液を濾過し、濃縮し、残渣をさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 488.2(M+H)
+。
【0914】
1.10.6 tert−ブチル(2−(2−((3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エトキシ)エチル)カルバメート
実施例1.10.5(2.2g)のテトラヒドロフラン(30mL)中溶液に、ジ−tert−ブチルジカルボネート(1.26g)及び4−ジメチルアミノピリジン(100mg)を加えた。混合物を室温で1.5時間撹拌し、酢酸エチル(300mL)で希釈した。溶液を飽和NaHCO
3水溶液、水(60mL)及びブライン(60mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 588.2(M+H)
+。
【0915】
1.10.7 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.1.6を実施例1.10.6に置き換えることにより、実施例1.2.2と同様に標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 828.5(M+H)
+。
【0916】
1.10.8 2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.2.4を実施例1.10.7に置き換えることにより、実施例1.2.5と同様に標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 814.5(M+H)
+。
【0917】
1.10.10 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.5を実施例1.10.8に置き換えることにより、実施例1.2.6と同様に標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 946.2(M+H)
+。
【0918】
1.10.11 3−(1−((3−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.1.16を実施例1.10.9に置き換えることにより、実施例1.1.17と同様に標題化合物を調製した。
【0919】
1.10.12 3−[1−({3−[2−(2−{[4−(β−D−アロピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.10.10(88mg)及びトリエチルアミン(0.04mL)のジクロロメタン(1.5mL)中溶液に、4−(((2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンズアルデヒド(27.7mg)、メタノール(1mL)、MP−CNBH
3(2.49mmol/g、117mg)及び酢酸(18μL)を加えた。反応混合物を終夜撹拌した。反応物を濾過し、濾液を濃縮した。残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 7.99 (d, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.60 (d, 1H), 7.40-7.50 (m, 2H), 7.29-7.39 (m, 6H), 6.96 (d, 2H), 6.76 (d, 1H), 5.11 (d, 2H), 4.92 (s, 2H), 3.83-3.96 (m, 4H), 3.77 (s, 2H), 3.60-3.72 (m, 4H), 3.01 (d, 2H), 2.80 (t, 2H), 2.09 (s, 3H), 0.98-1.32 (m, 14H), 0.82 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1058.3(M+H)
+。
【0920】
1.11 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.11)の合成
【0921】
1.11.1 tert−ブチル3−(1−((3−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.10.9(6.8g)をジクロロメタン中50%トリフルオロ酢酸(10mL)に溶解し、20分間撹拌し、溶媒を真空下で除去した。残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 790.2(M+H)
+。
【0922】
1.11.2 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−(2−((2−(フェノキシスルホニル)エチル)アミノ)エトキシ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.11.1(200mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(146μL)のテトラヒドロフラン(3mL)中溶液に、0℃でフェニルエテンスルホネート(46mg)を加えた。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、室温に徐々に加温し、終夜撹拌し、濃縮して、標題化合物を得た。
【0923】
1.11.3 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−(2−((2−(フェノキシスルホニル)エチル)アミノ)エトキシ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.11.2(100mg)のジクロロメタン(5mL)中溶液を、トリフルオロ酢酸(2.5mL)で終夜処理し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 974.9(M+H)
+。
【0924】
1.11.4 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.11.3(195mg)のテトラヒドロフラン(3mL)及びメタノール(2mL)中溶液に、1M水酸化ナトリウム水溶液(2mL)をゆっくり加えた。混合物を終夜撹拌し、NaOHペレット(0.5g)を加えた。得られた混合物を40℃で3時間加熱し、冷却し、濃縮した。濃縮物を10mM NH
4OAc水溶液中10〜70%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.41-7.51 (m, 3H), 7.32-7.39 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.88 (d, 1H), 4.93 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.60-3.66 (m, 4H), 3.13-3.19 (m, 2H), 3.05-3.10 (m, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.79 (t, 2H), 2.11 (s, 3H), 1.34 (s, 2H), 1.26 (s, 4H), 0.96-1.22 (m, 6H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 898.2(M+H)
+。
【0925】
1.12 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−ホスホノエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.12)の合成
【0926】
1.12.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((2−(ジエトキシホスホリル)エチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.7(307mg)のテトラヒドロフラン(5mL)中溶液に、水(2mL)中のジエチルビニルホスホネート(176mg)を加えた。反応混合物を70℃で3日間撹拌し、数滴の酢酸を加えた。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜70%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 966.8(M+H)
+。
【0927】
1.12.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−ホスホノエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.12.1(170mg)のジクロロメタン(2.5mL)中溶液に、ブロモトリメチルシラン(82μL)及びアリルトリメチルシラン(50.4μL)を加えた。反応混合物を終夜撹拌し、水(0.02mL)を加えた。得られた混合物を終夜撹拌し、濃縮した。残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.35 (s, 2H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.41-7.53 (m, 3H), 7.33-7.40 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.09 (s, 4H), 3.01 (t, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.85-2.00 (m, 2H), 1.43 (s, 2H), 1.19-1.37 (m, 4H), 1.14 (s, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(APCI)m/e 854.4(M+H)
+。
【0928】
1.13 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.13)の合成
【0929】
1.13.1 2−({3−[(4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチルメタンスルホネート
実施例1.1.6(6.16g)のジクロロメタン(100mL)中冷却溶液に、トリエチルアミン(4.21g)続いてメタンスルホニルクロリド(1.6g)を加え、混合物を室温で1.5時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(600mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。硫酸ナトリウムで脱水した後、溶液を濾過し、濃縮し、残渣をさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 523.4(M+H)
+。
【0930】
1.13.2 1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール
実施例1.13.1(2.5g)のメタノール中2Mメチルアミン(15mL)中溶液を、マイクロ波条件(Biotage Initiator)下100℃で20分間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、残渣を酢酸エチル(400mL)で希釈し、NaHCO
3水溶液、水及びブラインで洗浄した。硫酸ナトリウムで脱水した後、溶液を濾過し、濃縮し、残渣をさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 458.4(M+H)
+。
【0931】
1.13.3 tert−ブチル[2−({3−[(4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]メチルカルバメート
実施例1.13.2(2.2g)のテトラヒドロフラン(30mL)中溶液に、ジ−tert−ブチルジカルボネート(1.26g)及び触媒量の4−ジメチルアミノピリジンを加えた。混合物を室温で1.5時間撹拌し、酢酸エチル(300mL)で希釈した。溶液を飽和NaHCO
3水溶液、水(60mL)及びブライン(60mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 558.5(M+H)
+。
【0932】
1.13.4 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.2.1(4.94g)のテトラヒドロフラン(60mL)及び水(20mL)中溶液に、実施例1.13.3(5.57g)、1,3,5,7−テトラメチル−8−テトラデシル−2,4,6−トリオキサ−8−ホスファアダマンタン(412mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(457mg)及びK
3PO
4(11g)を加え、混合物を還流状態で24時間撹拌した。反応混合物を冷却し、酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。ヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 799.1(M+H)
+。
【0933】
1.13.5 2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.13.4(10g)のテトラヒドロフラン(60mL)、メタノール(30mL)及び水(30mL)中溶液に、水酸化リチウム一水和物(1.2g)を加え、混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物を2%HCl水溶液で中和し、真空下で濃縮した。残渣を酢酸エチル(800mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 785.1(M+H)
+。
【0934】
1.13.6 tert−ブチル6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボキシレート
実施例1.13.5(10g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(3.24g)、フルオロ−N,N,N’,N’−テトラメチルホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート(5.69g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(5.57g)を加え、混合物を60℃で3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(800mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させ、ジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶出する残渣のシリカゲル精製により、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 915.5(M+H)
+。
【0935】
1.13.7 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.13.6(5g)のジクロロメタン(20mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(10mL)を加え、混合物を終夜撹拌した。溶媒を真空下で蒸発させ、残渣をジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、10mL)に溶解した。混合物をAnalogixシステム及びC18カラム(300g)を使用し、水中10〜85%アセトニトリル及び0.1%トリフルオロ酢酸で溶出する逆相クロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【0936】
1.13.8 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
(R)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−スルホプロパン酸(0.020g)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.045mL)及びO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU、0.020g)の溶液を、室温でN,N−ジメチルホルムアミド(0.75mL)中で共に撹拌した。30分間撹拌した後、実施例1.13.7(0.039g)を加え、反応物をさらに1時間撹拌した。ジエチルアミン(0.027mL)を反応物に加え、撹拌を3時間続けた。反応物を水(0.75mL)及びN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈し、トリフルオロ酢酸(0.039mL)で中和し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.89 (s, 1H), 8.11-8.02 (m, 4H), 7.84 (d, 1H), 7.66 (d, 1H), 7.60-7.45 (m, 3H), 7.45-7.36 (m, 2H), 7.34 (d, 1H), 7.00 (dd, 1H), 5.00 (s, 2H), 4.57-4.40 (m, 1H), 3.93 (t, 2H), 3.90-3.84 (m, 2H), 3.58-3.43 (m, 2H), 3.41-3.21 (m, 2H), 3.18-3.02 (m, 3H), 2.95-2.85 (m, 2H), 2.76 (td, 2H), 2.14 (d, 3H), 1.51-0.85 (m, 18H).MS(ESI)m/e 911.2(M+H)
+。
【0937】
1.14 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.14)の合成
【0938】
1.14.1 ジ−tert−ブチル(3−ヒドロキシプロピル)ホスホネート
N,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中のNaH(鉱油中60%、400mg)をジ−tert−ブチルホスホネート(1.93g)に加え、反応物を室温で30分間撹拌した。(3−ブロモプロポキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(2.1g)を加え、反応物を終夜撹拌した。混合物をジエチルエーテル(300mL)で希釈し、溶液を水及びブラインで3回洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン20mLに溶解し、テトラブチルアンモニウムフルオリド(TBAF、テトラヒドロフラン中1M、9mL)を加えた。溶液を20分間撹拌し、次いでpH7緩衝溶液(50mL)を加えた。混合物をジエチルエーテルに溶解し、分離し、有機層をブラインで洗浄し、次いで濃縮した。粗生成物をヘプタン中10〜100%酢酸エチル、続いて酢酸エチル中5%メタノールを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。
【0939】
1.14.2 ジ−tert−ブチル(3−オキソプロピル)ホスホネート
実施例1.14.1(200mg)及びデス−マーチンペルヨージナン(370mg)を、ジクロロメタン(5mL)中で2時間撹拌した。混合物を酢酸エチルに溶解し、1M NaOH水溶液で及びブラインで2回洗浄し、次いで濃縮した。粗生成物をヘプタン中50〜100%酢酸エチル、続いて酢酸エチル中10%メタノールを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。
【0940】
1.14.3 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((3−(ジエトキシホスホリル)プロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.10.10及び4−(((2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンズアルデヒドを実施例1.2.7及び実施例1.14.2で各々置き換えて、標題化合物を実施例1.10.11に記載した通りに調製した。MS(APCI)m/e 980.9(M+H)
+。
【0941】
1.14.5 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.12.1を実施例1.14.3で置き換えて、標題化合物を実施例1.12.2に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.37 (s, 2H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.42-7.53 (m, 3H), 7.33-7.40 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.86-3.93 (m, 2H), 3.52-3.59 (m, 2H), 2.93-3.06 (m, 6H), 2.10 (s, 3H), 1.71-1.89 (m, 2H), 1.53-1.65 (m, 2H), 1.43 (s, 2H), 1.23-1.37 (m, 4H), 0.96-1.19 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(APCI)m/e 868.3(M+H)
+。
【0942】
1.15 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.15)の合成
(R)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−スルホプロパン酸(0.050g)及びO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.049g)の溶液をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に溶解し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.102mL)を加えた。15分間撹拌した後、実施例1.3.1(0.100g)を加え、反応物をさらに3時間撹拌した。ジエチルアミン(0.061mL)を反応物に加え、撹拌を終夜続けた。反応物を2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.090mL)で中和し、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)及び水(1mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 8.63 (t, 1H), 8.15-8.01 (m, 4H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.56-7.41 (m, 3H), 7.40-7.33 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.08-3.97 (m, 1H), 3.89 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.42-3.31 (m, 2H), 3.28-3.17 (m, 1H), 3.16-3.06 (m, 1H), 3.01 (t, 2H), 2.97 (dd, 1H), 2.76 (dd, 1H), 2.10 (s, 3H), 1.39 (s, 2H), 1.32-1.20 (m, 4H), 1.19-1.07 (m, 4H), 1.07-0.95 (m, 2H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 897.2(M+H)
+。
【0943】
1.16 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.16)の合成
【0944】
1.16.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−(2−((3−(ジ−tert−ブトキシホスホリル)プロピル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.10.10(338mg)及び実施例1.14.2(120mg)をエタノール(20mL)に溶解し、溶液を濃縮した。残渣をエタノール(20mL)に再度溶解し、濃縮した。次いで残渣をジクロロメタン(10mL)に溶解し、これにトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(119mg)を加え、反応物を終夜撹拌した。粗製の混合物を95:5酢酸エチル/メタノール中1%トリエチルアミンを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。MS(ESI)1080.3(M+H)
+。
【0945】
1.16.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.16.1(22mg)を、ジクロロメタン(3mL)及びトリフルオロ酢酸(3mL)中で2日間撹拌した。混合物を濃縮し、0.1%トリフルオロ酢酸中10〜90%アセトニトリル/水で溶出する40gC18カラムを用いるBiotage Isolera Oneシステム上での逆相によるクロマトグラフィーにかけて、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm δ 8.62 (bs, 1H), 8.10 (d, 1H), 7.86 (d, 1H), 7.68 (d, 1H), 7.57 (d, 1H), 7.54 (dd, 1H), 7.50 (d, 1H), 7.42 (m, 2H), 7.35 (s, 1H), 7.02 (d, 1H), 5.02 (s, 2H), 3.94 (m, 2H), 3.97 (m, 2H), 3.68 (m, 2H), 3.55 (m, 2H), 3.15 (m, 1H), 3.09 (m, 4H), 2.55 (m, 4H), 2.15 (s, 3H), 1.86 (m, 1H), 1.66 (m, 2H), 1.45 (m, 2H), 1.31 (m, 4H), 1.19 (m, 4H), 1.08 (m, 2H), 0.90 (s, 6H).MS(ESI)912.2(M+H)
+。
【0946】
1.17 3−{1−[(3−{2−[L−α−アスパルチル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.17)の合成
【0947】
1.17.1 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[{(2S)−4−tert−ブトキシ−2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−4−オキソブタノイル}(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.13.7(0.060g)、(S)−4−tert−ブチル1−(2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)スクシネート(0.034g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミンの溶液をジクロロメタン(1mL)中で共に撹拌した。終夜撹拌した後、反応物をシリカゲル上に装填し、0.5〜5%メタノール/ジクロロメタンの濃度勾配を使用して溶出して、標題化合物を得た。
【0948】
1.17.2 3−{1−[(3−{2−[L−α−アスパルチル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.17.1(0.049g)のジクロロメタン(1mL)中溶液をトリフルオロ酢酸(0.5mL)で処理し、反応物を終夜撹拌した。反応物を濃縮し、N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)及び水(0.5mL)に溶解し、次いで0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 8.15 (d, 3H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.55-7.41 (m, 3H), 7.36 (td, 2H), 7.29 (d, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.55 (s, 1H), 3.92-3.86 (m, 2H), 3.60-3.47 (m, 2H), 3.47-3.37 (m, 2H), 3.32-3.21 (m, 1H), 3.09-2.97 (m, 4H), 2.92-2.72 (m, 3H), 2.67-2.53 (m, 1H), 2.10 (s, 3H), 1.46-0.94 (m, 12H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 875.2(M+H)
+。
【0949】
1.18 6−{4−[({2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ)メチル]ベンジル}−2,6−アンヒドロ−L−グロン酸(化合物W2.18)の合成
【0950】
1.18.1 (2S,3S,4R,5S)−3,4,5−トリアセトキシ−6−(4−ブロモメチル−ベンジル)−テトラヒドロ−ピラン−2−カルボン酸メチルエステル
J.R.Walkerら、Bioorg.Med.Chem.2006年、14巻、3038〜3048頁に記載されている通りに標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 518、520(M+NH
4)
+。
【0951】
1.18.2 (2S,3S,4R,5S)−3,4,5−トリアセトキシ−6−(4−ホルミル−ベンジル)−テトラヒドロ−ピラン−2−カルボン酸メチルエステル
実施例1.18.1(75mg)及びピリジンN−オキシド(14mg)をアセトニトリル(0.75mL)に加えた。酸化銀(I)(24mg)を溶液に加え、溶液を室温で16時間撹拌した。無水硫酸ナトリウム(5mg)を加え、溶液を5分間撹拌した。溶液を濾過し、濃縮した。粗製物をヘプタン中50〜70%酢酸エチルで溶出するシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、標題化合物を得た。
【0952】
1.18.3 (3R,4S,5R,6R)−2−(4−(((2−((3−((4−(6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)アミノ)メチル)ベンジル)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例1.5.4において実施例1.8.2を実施例1.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1222(M+H)
+。
【0953】
1.18.4 {2−[2−(2−オキソ−エトキシ)−エトキシ]−エチル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル
実施例1.5.2において{2−[2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−エトキシ]−エチル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルを実施例1.5.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
【0954】
1.18.5 (3R,4S,5R,6R)−2−(4−(2−(2−((3−((4−(6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)−14,14−ジメチル−12−オキソ−5,8,13−トリオキサ−2,11−ジアザペンタデシル)ベンジル)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例1.5.4において実施例1.18.3を実施例1.2.7及び実施例1.18.4を実施例1.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1453(M+H)
+。
【0955】
1.18.6 6−{4−[({2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ)メチル]ベンジル}−2,6−アンヒドロ−L−グロン酸
実施例1.5.5において実施例1.18.5を実施例1.5.4の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.38 (bs, 1H), 8.05 (dd, 1H), 7.90-7.68 (m, 6H), 7.62 (m, 2H), 7.53-7.27 (m, 8H), 6.94 (d, 1H), 4.96 (bs, 1H), 4.38 (bs, 4H), 3.91-3.57 (m, 11H), 3.37-3.11 (m, 14H), 2.98 (m, 6H), 2.61 (m, 1H), 2.10 (s, 3H), 1.44 (bs, 2H), 1.26 (m, 4H), 1.18-0.90 (m, 6H), 0.87 (bs, 6H).MS(ESI)m/e 1157(M+H)
+。
【0956】
1.19 4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニルヘキソピラノシドウロン酸(化合物W2.19)の合成
【0957】
1.19.1 (2R,3S,4R,5R,6R)−2−(4−ホルミルフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
(2R,3R,4S,5S,6S)−2−ブロモ−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(2.42g)のアセトニトリル(30mL)中溶液に、酸化銀(I)(1.4g)及び4−ヒドロキシベンズアルデヒド(620mg)を加えた。反応混合物を4時間撹拌し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をヘプタン中5〜50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 439.2(M+H)
+。
【0958】
1.19.2 4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニルヘキソピラノシドウロン酸
実施例1.2.7(36mg)のテトラヒドロフラン(2mL)及び酢酸(0.2mL)中溶液に、実施例1.19.1(21mg)、続いてMgSO
4(60mg)を加えた。混合物を1時間撹拌した後、樹脂担持NaBH
3CN(153mg)を加えた。次いで混合物を3時間撹拌した。混合物を濾過し、水酸化リチウム一水和物(20mg)を濾液に加えた。混合物を2時間撹拌し、トリフルオロ酢酸で酸性化し、0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 8.57-8.72 (m, 2H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.34-7.53 (m, 6H), 7.08 (t, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.10 (d, , 1H), 4.96 (s, 2H), 4.06-4.15 (m, 4H), 3.83-3.97 (m, 6H), 3.26-3.42 (m, 8H), 2.93-3.10 (m, 6H), 2.10 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.24-1.38 (m, 6H), 0.97-1.16 (m, 4H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1028.3(M+H)
+。
【0959】
1.20 6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−ホスホノエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.20)の合成
【0960】
1.20.1 2−((3,5−ジメチル−7−((5−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)アダマンタン−1−イル)オキシ)エタノール
実施例1.1.6(9g)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン(827mg)のアセトニトリル(60mL)中溶液に、トリエチルアミン(10mL)及びピナコールボラン(6mL)を加えた。混合物を還流状態で終夜撹拌し、冷却し、次のステップに直接使用した。MS(ESI)m/e 445.4(M+H)
+。
【0961】
1.20.2 tert−ブチル6−クロロ−3−(1−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
tert−ブチル3−ブロモ−6−クロロピコリネート(5.92g)のテトラヒドロフラン(60mL)及び水(30mL)中溶液に、粗製物の実施例1.20.1(4.44g)、1,3,5,7−テトラメチル−6−フェニル−2,4,8−トリオキサ−6−ホスファアダマント(1.5g)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(927mg)及びK
3PO
4(22g)を加えた。混合物を還流状態で終夜撹拌し、冷却し、酢酸エチル(800mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチル、続いてジクロロメタン中5%メタノールで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 531.1(M+H)
+。
【0962】
1.20.3 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−クロロピコリネート
実施例1.20.2(3.2g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中溶液に、イミダゾール(0.62g)及びクロロt−ブチルジメチルシラン(1.37g)を加えた。混合物を終夜撹拌し、酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 645.4(M+H)
+。
【0963】
1.20.4 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)ピコリネート
7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(507mg)の1,4−ジオキサン(10mL)及び水(5mL)中溶液に、実施例1.20.3(1.25g)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(136mg)及びフッ化セシウム(884mg)を加えた。混合物をマイクロ波合成器(Biotage、Initiator)中120℃で20分間加熱した。混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮し、ヘプタン中20%酢酸エチルで次いでジクロロメタン中5%メタノールで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 741.5(M+H)
+。
【0964】
1.20.5 tert−ブチル6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)−3−(1−(3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
ビス(2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)カルボネート(295mg)のアセトニトリル(10mL)中懸濁液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(173mg)を加え、混合物を1時間撹拌した。実施例1.20.4(710mg)のアセトニトリル(10mL)中溶液を加え、懸濁液を終夜撹拌した。混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過後、有機層を濃縮し、ヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 917.2(M+H)
+。
【0965】
1.20.6 tert−ブチル6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)−3−(1−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.20.5(1.4g)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、テトラブチルアンモニウムフルオリド(テトラヒドロフラン中1.0M、6mL)を加えた。混合物を3時間撹拌し、酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 803.4(M+H)
+。
【0966】
1.20.7 tert−ブチル6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((メチルスルホニル)オキシ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.20.6(1.2g)のジクロロメタン(20mL)及びトリエチルアミン(2mL)中冷却(0℃)溶液に、メタンスルホニルクロリド(300mg)を加えた。混合物を4時間撹拌し、酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 881.3(M+H)
+。
【0967】
1.20.8 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)ピコリネート
実施例1.20.7(1.5g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中溶液に、アジ化ナトリウム(331mg)を加えた。混合物を48時間撹拌し、酢酸エチル(20.0mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮し、ジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 828.4(M+H)
+。
【0968】
1.20.9 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)ピコリネート
実施例1.20.8(1.5g)のテトラヒドロフラン(30mL)中溶液に、Pd/C(10%、200mg)を加えた。混合物を水素雰囲気下終夜撹拌した。反応物を濾過し、濾液を濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 802.4(M+H)
+。
【0969】
1.20.10 tert−ブチル6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)−3−(1−((3−(2−((2−(ジエトキシホスホリル)エチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.7を実施例1.20.9で置き換えて、標題化合物を実施例1.12.1に記載した通りに調製した。
【0970】
1.20.11 6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−ホスホノエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.12.1を実施例1.20.10で置き換えて、標題化合物を実施例1.12.2に記載した通りに調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.40 (s, 2H), 8.02 (d, 1H), 7.74-7.89 (m, 3H), 7.47 (s, 2H), 7.38 (t, 1H), 7.30 (d, 1H), 7.23 (t, 1H), 3.96 (s, 2H), 3.90 (s, 2H), 3.53-3.64 (m, 2H), 3.03-3.18 (m, 2H), 2.84 (t, 2H), 2.23 (s, 3H), 1.87-2.02 (m, 4H), 1.46 (s, 2H), 1.26-1.38 (m, 4H), 1.12-1.23 (m, 4H), 0.99-1.11 (m, 2H), 0.89 (s, 6H).MS(ESI)m/e 854.1(M+H)
+。
【0971】
1.21 6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.21)の合成
【0972】
1.21.1 tert−ブチル(2−((3,5−ジメチル−7−((5−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)アダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)(メチル)カルバメート
実施例1.13.3(1.2g)の1,4−ジオキサン中溶液に、ビス(ベンゾニトリル)パラジウム(II)クロリド(0.04g)、4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(0.937mL)及びトリエチルアミン(0.9mL)を加えた。混合物を還流状態で終夜加熱し、酢酸エチルで希釈し、水(60mL)及びブライン(60mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【0973】
1.21.2 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−クロロピコリネート
実施例1.1.11及び実施例1.1.8をtert−ブチル3−ブロモ−6−クロロピコリネート及び実施例1.21.1で各々置き換えて、標題化合物を実施例1.1.12に記載した通りに調製した。MS(APCI)m/e 643.9(M+H)
+。
【0974】
1.21.3 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)ピコリネート
実施例1.21.2(480mg)、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(387mg)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)(78mg)及びフッ化セシウム(340mg)の1,4−ジオキサン(12mL)及び水(5mL)中混合物を、100℃で5時間加熱した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を水及びブラインで洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中50%酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 740.4(M+H)
+。
【0975】
1.21.4 tert−ブチル6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)−3−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(114mg)のアセトニトリル(5mL)中溶液に、ビス(2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)カルボネート(194mg)を加えた。混合物を1時間撹拌し、アセトニトリル(5mL)中の実施例1.21.3(432mg)を加えた。混合物を終夜撹拌し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【0976】
1.21.5 6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−(メチルアミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
ジクロロメタン(5mL)中の実施例1.2.4(200mg)をトリフルオロ酢酸(2.5mL)で終夜処理した。混合物を濃縮して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.40 (s, 1H), 8.30 (s, 2H), 8.02 (d, 1H), 7.85 (d, 1H), 7.74-7.83 (m, 2H), 7.42-7.53 (m, 2H), 7.38 (t, 1H), 7.30 (d, 1H), 7.23 (t, 1H), 3.93-4.05 (m, 2H), 3.52-3.62 (m, 2H), 2.97-3.10 (m, 2H), 2.84 (t, 2H), 2.56 (t, 2H), 2.23 (s, 3H), 1.88-2.00 (m, 2H), 1.45 (s, 2H), 1.25-1.39 (m, 4H), 1.12-1.22 (m, 4H), 1.00-1.09 (m, 2H), 0.89 (s, 6H).MS(ESI)m/e 760.1(M+H)
+。
【0977】
1.21.6 6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)−3−(1−((3−(2−((R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−N−メチル−3−スルホプロパンアミド)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
N,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)中の(R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−スルホプロパン酸(70.9mg)及びO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU、65mg)を氷浴中で冷却し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(68.9μL)を加えた。混合物を0℃で15分間、室温で8時間撹拌した。N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中の実施例1.21.5(100mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(60μL)を加えた。得られた混合物を終夜撹拌し、濃縮し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。
【0978】
1.21.7 6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(3−スルホ−L−アラニル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
ジクロロメタン(3mL)中の実施例1.21.6(80mg)をトリフルオロ酢酸(1.5mL)で20分間処理した。反応混合物を濃縮し、4mM酢酸アンモニウム水溶液中の0〜50%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.57 (s, 1H), 7.59-7.67 (m, 3H), 7.54 (d, 1H), 7.46-7.51 (m, 1H), 7.30 (d, 1H), 7.08-7.17 (m, 2H), 6.90 (t, 1H), 3.91-4.10 (m, 3H), 3.84 (s, 2H), 3.04 (s, 2H), 2.75-2.83 (m, 4H), 2.59-2.70 (m, 2H), 2.27-2.39 (m, 2H), 2.26 (s, 3H), 1.81-1.93 (m, 2H), 1.74 (s, 9H), 1.42 (s, 2H), 0.96-1.33 (m, 10H), 0.86 (s, 3H).MS(ESI)m/e 909.2(M−H)
−。
【0979】
1.22 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.22)の合成
【0980】
1.22.1 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.2.5(560mg)及びチアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−アミン(135mg)をジクロロメタン(12mL)に溶解した。N,N−ジメチルピリジン−4−アミン(165mg)及びN−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(260mg)を加え、反応物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、粗製の残渣を65/35ジクロロメタン/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 829.1(M+H)
+。
【0981】
1.22.2 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.2.7において実施例1.22.1を実施例1.2.6の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 803.2(M+H)
+。
【0982】
1.22.3 tert−ブチル3−[1−({3,5−ジメチル−7−[(2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ
6−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル)オキシ]トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボキシレート
実施例1.22.2(70mg)及び4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(48mg)のジクロロメタン(1mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL)を加え、反応物を室温で終夜撹拌した。反応物を濃縮し、粗製の残渣をジクロロメタン中1〜4%メタノールの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1249.2(M+H)
+。
【0983】
1.22.4 2−((2−((3−((4−(2−(tert−ブトキシカルボニル)−6−(8−(チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)アミノ)エタンスルホン酸
実施例1.22.3(70mg)のテトラヒドロフラン(0.25mL)中溶液に、テトラブチルアンモニウムフルオリド(60μL、テトラヒドロフラン中1.0M溶液)を加え、反応物を室温で2日間撹拌した。反応物を濃縮し、残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。MS(ESI)m/e 911.1(M+H)
+。
【0984】
1.22.5 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.9において実施例1.22.4を実施例1.2.8の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.00 (s, 1H), 8.52 (dd, 2H), 8.33 (br s, 2H), 8.16 (dd, 1H), 7.62 (m, 1H), 7.53 (m, 2H), 7.45 (d, 1H), 7.38 (m, 1H), 7.29 (s, 1H), 6.98 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.88 (m, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.54 (m, 2H), 3.22 (m, 2H), 3.10 (m, 2H), 3.02 (t, 2H), 2.80 (t, 2H), 2.11 (s, 3H), 1.41 (s, 2H), 1.28 (m, 4H), 1.14 (m, 4H), 1.02 (m, 2H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 855.2(M+H)
+。
【0985】
1.23 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.23)の合成
【0986】
1.23.1 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.22.1においてチアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−アミンをチアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−アミンの代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 855.2(M+H)
+。
【0987】
1.23.2 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.2.7において実施例1.23.1を実施例1.2.6の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 803.2(M+H)
+。
【0988】
1.23.3 tert−ブチル3−[1−({3,5−ジメチル−7−[(2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ
6−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル)オキシ]トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボキシレート
実施例1.22.3において実施例1.23.2を実施例1.22.2の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1249.2(M+H)
+。
【0989】
1.23.4 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.9において実施例1.23.3を実施例1.2.8の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.20 (br s, 1H), 8.61 (dd, 1H), 8.56 (dd, 1H), 8.33 (br s, 2H), 7.56 (d, 1H) 7.52 (d, 1H), 7.46 (d, 1H), 7.39 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.98 (d, 1H), 4.98 (s, 2H), 3.88 (m, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.54 (m, 2H), 3.22 (m, 2H), 3.10 (m, 2H), 3.02 (t, 2H), 2.80 (t, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.41 (s, 2H), 1.30 (m, 4H), 1.12 (m, 4H), 1.02 (m, 2H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 855.1(M+H)
+。
【0990】
1.24 6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.24)の合成
【0991】
1.24.1 tert−ブチル6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[(2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ
6−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル)オキシ]トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボキシレート
実施例1.2.7を実施例1.20.9で置き換えて、実施例1.2.8に記載した通りに標題化合物を調製した。
【0992】
1.24.2 6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.8を実施例1.24.1で置き換えて、実施例1.2.9に記載した通りに標題化合物を調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.26-8.46 (m, 3H), 8.02 (d, 1H), 7.89 (d, 1H), 7.82 (d, 1H), 7.75-7.79 (m, 1H), 7.47 (s, 2H), 7.37 (t, 1H), 7.30 (d, 1H), 7.22 (t, 1H), 3.96 (s, 2H), 3.90 (s, 2H), 3.54-3.61 (m, 2H), 3.18-3.29 (m, 2H), 3.07-3.15 (m, 2H), 2.78-2.92 (m, 4H), 2.23 (s, 3H), 1.87-2.02 (m, 2H), 1.44 (s, 2H), 1.32 (q, 4H), 1.12-1.25 (m, 4H), 1.00-1.11 (m, 2H), 0.88 (s, 6H).MS(ESI)m/e 854.0(M+H)
+。
【0993】
1.25 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.25)の合成
【0994】
1.25.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
ジエチルビニルホスホネートをtert−ブチルアクリレートで置き換えて、標題化合物を実施例1.12.1に記載した通りに調製した。MS(APCI)m/e 930.6(M+H)
+。
【0995】
1.25.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.6.1を実施例1.25.1で置き換えて、標題化合物を実施例1.6.2に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.03 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.39-7.50 (m, 2H), 7.32-7.38 (m, 3H), 7.23 (s, 1H), 6.73 (d, 1H), 4.88 (s, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.79 (s, 2H), 2.99 (t, 2H), 2.86-2.93 (m, 2H), 2.50-2.58 (m, 2H), 2.08 (s, 3H), 1.35 (d, 2H), 1.01-1.30 (m, 10H), 0.86 (s, 6H).MS(APCI)m/e 819.0(M+H)
+。
【0996】
1.26 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.26)の合成
【0997】
1.26.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−(((1r,3r)−3−(2−((1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.7(0.020g)、tert−ブチル4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(4.79mg)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(7mg)の溶液を、室温でジクロロメタン(0.5mL)中にて撹拌した。反応物を終夜撹拌し、ジクロロメタン中0〜10%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより後処理せずに精製して、標題化合物を得た。MS(ELSD)m/e 985.4(M+H)
+。
【0998】
1.26.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.26.1(0.108g)、実施例1.14.2(0.030g)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.035g)のジクロロメタン(1mL)中溶液を室温で1時間撹拌した。トリフルオロ酢酸(1mL)を反応物に加え、撹拌を終夜続けた。反応物を濃縮し、N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)及び水(0.5mL)に溶解し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.83 (s, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.04 (d, 2H), 7.80 (d, 2H), 7.63 (d, 2H), 7.56-7.42 (m, 5H), 7.37 (tt, 3H), 7.30 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.44 (d, 6H), 3.31-3.16 (m, 6H), 3.09-2.98 (m, 2H), 2.98-2.85 (m, 1H), 2.18 (d, 2H), 2.10 (s, 3H), 2.00-1.74 (m, 4H), 1.71-1.57 (m, 2H), 1.51-0.97 (m, 12H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 951.2(M+H)
+。
1.27 3−{1−[(3−{2−[D−α−アスパルチル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.27)の合成
【0999】
1.27.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−(メチルアミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.10.9を実施例1.13.6で置き換えて、標題化合物を実施例1.11.1に記載した通りに調製した。
【1000】
1.27.2 3−{1−[(3−{2−[D−α−アスパルチル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.27.1(0.074g)、2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(0.038g)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.048mL)及び(R)−4−(tert−ブトキシ)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−オキソブタン酸(0.029g)のジクロロメタン(1mL)中溶液を2時間撹拌した。トリフルオロ酢酸(0.5mL)を加え、撹拌を終夜続けた。反応物を濃縮し、N,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)及び水(0.5mL)に溶解し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.88 (s, 1H), 8.16 (s, 3H), 8.04 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.55-7.42 (m, 3H), 7.41-7.33 (m, 2H), 7.33-7.27 (m, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.63-4.49 (m, 1H), 3.89 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.61-3.37 (m, 4H), 3.10-2.97 (m, 4H), 2.89-2.73 (m, 2H), 2.67-2.52 (m, 1H), 2.10 (s, 3H), 1.45-0.95 (m, 12H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 875.3(M+H)
+。
【1001】
1.28 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[1−(カルボキシメチル)ピペリジン−4−イル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.28)の合成
実施例1.2.7(0.055g)、tert−ブチル2−(4−オキソピペリジン−1−イル)アセテート(0.014g)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.019g)の溶液を、室温でジクロロメタン(0.5mL)中にて撹拌した。2時間撹拌した後、トリフルオロ酢酸(0.5mL)を反応物に加え、撹拌を終夜続けた。反応物を濃縮し、N,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)及び水(0.5mL)に溶解し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 8.80 (s, 2H), 8.03 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.55-7.41 (m, 3H), 7.36 (q, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.07 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.66-3.55 (m, 4H), 3.30 (s, 1H), 3.08 (s, 4H), 3.02 (t, 2H), 2.22 (d, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.97-1.78 (m, 2H), 1.44 (s, 2H), 1.31 (q, 4H), 1.20-0.96 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 887.3(M+H)
+。
【1002】
1.29 N−[(5S)−5−アミノ−6−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)アミノ}−6−オキソヘキシル]−N,N−ジメチルメタンアミニウム(化合物W2.29)の合成
Fmoc−N−ε−(トリメチル)−L−リシン塩酸塩(0.032g)、2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(0.028g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.034mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液を5分間撹拌した。反応物を実施例1.13.7(0.050g)に加え、室温で撹拌を終夜続けた。ジエチルアミン(0.069mL)を反応物に加え、撹拌をさらに2時間続けた。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)、水(0.5mL)及びトリフルオロ酢酸(0.101mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.87 (s, 1H), 8.13 (s, 3H), 8.04 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.54-7.42 (m, 3H), 7.42-7.34 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.42-4.24 (m, 1H), 3.89 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.29-3.16 (m, 2H), 3.08-3.00 (m, 15H), 2.87 (s, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.84-1.60 (m, 4H), 1.42-0.97 (m, 15H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 930.3(M+H)
+。
【1003】
1.30 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[ピペリジン−4−イル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.30)の合成
【1004】
1.30.1 tert−ブチル6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−({13−[1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]−2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ
6−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル}オキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボキシレート
実施例1.2.8(0.111g)、tert−ブチル4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(0.021g)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.028g)のジクロロメタン(1mL)中溶液を室温で1時間撹拌した。酢酸(7.63μL)を加え、撹拌を終夜続けた。さらにtert−ブチル4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(0.021g)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.028g)及び酢酸(8μL)を反応物に加え、撹拌をさらに4時間続けた。反応物をシリカゲル上に直接装填し、ジクロロメタン中0.5〜4%メタノールの濃度勾配で溶出して、標題化合物を得た。
【1005】
1.30.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[ピペリジン−4−イル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.30.1(0.078g)のジクロロメタン(1mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(0.5mL)を加え、反応物を室温で終夜撹拌した。反応物を濃縮し、N,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)及び水(0.5mL)に溶解した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.89 (s, 1H), 9.31 (s, 1H), 8.75 (d, 1H), 8.36-8.19 (m, 1H), 8.08 (d, 1H), 7.84 (d, 1H), 7.66 (d, 1H), 7.58 (d, 1H), 7.55-7.45 (m, 2H), 7.40 (td, 2H), 7.34 (s, 1H), 6.99 (d, 1H), 5.00 (s, 2H), 3.93 (t, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.49 (d, 6H), 3.39-3.31 (m, 2H), 3.01 (m, 6H), 2.15 (s, 6H), 1.94 (s, 2H), 1.58-0.99 (m, 12H), 0.91 (s, 6H).MS(ESI)m/e 937.3(M+H)
+。
【1006】
1.31 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−ホスホノプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.31)の合成
【1007】
1.31.1 tert−ブチル8−ブロモ−5−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−カルボキシレート
tert−ブチル5−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−カルボキシレート(9g)のN,N−ジメチルホルムアミド(150mL)中溶液に、N−ブロモスクシンイミド(6.43g)を加えた。混合物を終夜撹拌し、水(200mL)でクエンチした。混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を蒸発させて標題化合物を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 329.2(M+H)
+。
【1008】
1.31.2 tert−ブチル5−(ベンジルオキシ)−8−ブロモ−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−カルボキシレート
実施例1.31.1(11.8g)のアセトン(200mL)中溶液に、ベンジルブロミド(7.42g)及びK
2CO
3(5g)を加え、混合物を還流状態で終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を酢酸エチル(600mL)と水(200mL)との間で分配した。有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中10%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 418.1(M+H)
+。
【1009】
1.31.3 2−tert−ブチル8−メチル5−(ベンジルオキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2,8(1H)−ジカルボキシレート
メタノール(100mL)及びトリエチルアミン(9.15mL)を、500mLステンレス鋼製圧力反応器中で実施例1.31.2(10.8g)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.48g)に加えた。容器をアルゴンで数回スパージした。反応器を一酸化炭素で加圧し、60psiの一酸化炭素下100℃で2時間撹拌した。冷却後、粗製の反応混合物を真空下で濃縮した。残渣を酢酸エチル(500mL)及び水(200mL)に加えた。有機層を水及びブラインでさらに洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中10〜20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 398.1(M+H)
+。
【1010】
1.31.4 メチル5−(ベンジルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート塩酸塩
実施例1.31.3(3.78g)のテトラヒドロフラン(20mL)中溶液に、1,4−ジオキサン中4N HCl(20mL)を加え、混合物を終夜撹拌した。混合物を真空下で濃縮して標題化合物を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 298.1(M+H)
+。
【1011】
1.31.5 メチル5−(ベンジルオキシ)−2−(5−ブロモ−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.31.4(3.03g)のジメチルスルホキシド(50mL)中溶液に、実施例1.1.10(2.52g)及びトリエチルアミン(3.8mL)を加え、混合物を窒素下60℃で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 553.1(M+H)
+。
【1012】
1.31.6 tert−ブチル(2−((3,5−ジメチル−7−((5−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)アダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)(メチル)カルバメート
実施例1.13.3(2.6g)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン(190mg)のアセトニトリル(30mL)中溶液に、トリエチルアミン(2.0mL)及びピナコールボラン(1.4mL)を加え、混合物を還流状態で終夜撹拌した。混合物を後処理せずに次の反応に直接使用した。MS(ESI)m/e 558.4(M+H)
+。
【1013】
1.31.7 メチル5−(ベンジルオキシ)−2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.31.5(2.58g)のテトラヒドロフラン(40mL)及び水(20mL)中溶液に、実施例1.31.6(2.66g)、1,3,5,7−テトラメチル−6−フェニル−2,4,8−トリオキサ−6−ホスファアダマント(341mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(214mg)及びK
3PO
4(4.95g)を加え、混合物を還流状態で4時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 904.5(M+H)
+。
【1014】
1.31.8 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
テトラヒドロフラン(60mL)中の実施例1.31.7(3.0g)を、250mLのステンレス鋼製圧力ボトル中でPd(OH)
2(0.6g、Degussa#E101NE/W、炭素担持20%、水分含量49%)に加えた。混合物を30psiの水素ガス下50℃で16時間振盪した。混合物をナイロンメンブレンに通して濾過し、溶媒を真空下で蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ES)m/e 815.1(M+H)
+。
【1015】
1.31.9 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(3−(ジ−tert−ブトキシホスホリル)プロポキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.31.8(163mg)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、実施例1.14.1(50.5mg)、トリフェニルホスフィン(52.5mg)及びジ−tert−ブチルアゾジカルボキシレート(46.2mg)を加え、混合物を3時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチル、続いてジクロロメタン中5%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1049.2(M+H)
+。
【1016】
1.31.10 2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(3−(ジ−tert−ブトキシホスホリル)プロポキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.31.9(3g)のテトラヒドロフラン(20mL)、メタノール(10mL)及び水(10mL)中溶液に、水酸化リチウム一水和物(30mg)を加え、混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物を2%HCl水溶液で中和し、真空下で濃縮した。残渣を酢酸エチル(800mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1034.5(M+H)
+。
【1017】
1.31.11 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−ホスホノプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.31.10(207mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(45.1mg、0.3mmol)、フルオロ−N,N,N’,N’−テトラメチルホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート(79mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(150mg)を加え、混合物を60℃で3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチル、続いてジクロロメタン中5%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。濃縮後、物質をジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸の混合物(1:1、6mL)に溶解し、室温で終夜置いた。溶媒を蒸発させ、残渣をジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、9mL)に溶解した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.27 (s, 2H), 8.02 (d, 1H), 7.76 (dd, 2H), 7.43-7.56 (m, 2H), 7.32-7.37 (m, 1H), 7.29 (s, 1H), 7.00 (dd, 2H), 5.02 (s, 2H), 4.15 (t, 2H), 3.88-3.93 (m, 2H), 3.83 (s, 3H), 3.50-3.59 (m, 4H), 2.95-3.08 (m, 2H), 2.78-2.87 (m, 2H), 2.51-2.55 (m, 3H), 2.11 (s, 3H), 1.90-2.01 (m, 2H), 1.65-1.75 (m, 2H), 1.41 (s, 2H), 1.22-1.36 (m, 6H), 0.98-1.18 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 898.2(M+H)
+。
【1018】
1.32 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[N−(2−カルボキシエチル)−L−α−アスパルチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.32)の合成
【1019】
1.32.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((S)−4−(tert−ブトキシ)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−オキソブタンアミド)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
(S)−4−(tert−ブトキシ)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−オキソブタン酸(136mg)及びO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU、179mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中冷却(0℃)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(165μL)を加えた。反応混合物を10分間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中の実施例1.2.7(252mg)を加えた。混合物を室温で1.5時間撹拌し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中50〜100%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。
【1020】
1.32.2 3−(1−((3−(2−((S)−2−アミノ−3−カルボキシプロパンアミド)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
ジクロロメタン(3mL)中の実施例1.32.1(100mg)をトリフルオロ酢酸(2.5mL)で終夜処理した。反応混合物を濃縮して、標題化合物を得た。
【1021】
1.32.3 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((S)−2−((3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)アミノ)−3−カルボキシプロパンアミド)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.32.2(102mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.21mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)中混合物に、tert−ブチルアクリレート(80mg)及び水(1.5mL)を加えた。混合物を50℃で24時間加熱し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 989.1(M+H)
+。
【1022】
1.32.4 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[N−(2−カルボキシエチル)−L−α−アスパルチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.6.1を実施例1.32.3で置き換えて、標題化合物を実施例1.6.2に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.86 (s, 3H), 8.62-9.21 (m, 2H), 8.52 (t, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.42-7.53 (m, 3H), 7.33-7.41 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.04-4.19 (m, 1H), 3.89 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.32-3.41 (m, 2H), 3.16-3.27 (m, 2H), 3.10 (t, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.83 (d, 2H), 2.66 (t, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.39 (s, 2H), 1.20-1.32 (m, 4H), 0.94-1.16 (m, 6H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 933.2(M+H)
+。
【1023】
1.33 3−{1−[(3−{2−[(2−アミノエチル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.33)の合成
【1024】
1.33.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エチル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.2.9(188mg)、tert−ブチル(2−オキソエチル)カルバメート(70.1mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(384μL)の溶液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(140mg)を加え、混合物を終夜撹拌した。NaCNBH
3(13.83mg)を加えた。得られた混合物を1時間撹拌し、メタノール(1mL)を加えた。混合物を10分間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。
【1025】
1.33.2 3−{1−[(3−{2−[(2−アミノエチル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.6.1を実施例1.33.1で置き換えて、標題化合物を実施例1.6.2に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.87 (s, 2H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.41-7.56 (m, 3H), 7.33-7.40 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.50 (s, 2H), 3.29-3.40 (m, 4H), 3.19 (s, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.94 (t, 2H), 2.11 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.25-1.37 (m, 4H), 0.98-1.19 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 897.2(M+H)
+。
【1026】
1.34 6−[5−(2−アミノエトキシ)−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.34)の合成
【1027】
1.34.1 メチル5−(2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)−2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.31.8(500mg)、ベンジル(2−ヒドロキシエチル)カルバメート(180mg)及びトリフェニルホスフィン(242mg)のテトラヒドロフラン(9mL)中混合物に、(E)−ジ−tert−ブチルジアゼン−1,2−ジカルボキシレート(212mg)を加えた。混合物を2時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中50〜100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 991.1(M+H)
+。
【1028】
1.34.2 5−(2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)−2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.34.1(480mg)のテトラヒドロフラン(10mL)及びメタノール(5mL)中溶液に、1M水酸化リチウム(1.94mL)を加えた。混合物を50℃で終夜加熱し、冷却し、10%HCl水溶液でpH3に酸性化し、濃縮した。残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中40〜99%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 977.4(M+H)
+。
【1029】
1.34.3 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.34.2(245mg)、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(151mg)及びフルオロ−N,N,N’,N’−テトラメチルホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート(TFFH)(132mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(876μL)を加えた。反応混合物を65℃で24時間加熱し、冷却し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した残渣をヘプタン中0〜80%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 1109.5(M+H)
+。
【1030】
1.34.4 6−[5−(2−アミノエトキシ)−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸
ジクロロメタン(0.5mL)中の実施例1.34.3(100mg)をトリフルオロ酢酸(10mL)で終夜処理した。反応混合物を濃縮し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.75 (s, 2H), 8.27 (s, 2H), 7.89-8.09 (m, 4H), 7.77 (s, 2H), 7.44-7.53 (m, 2H), 7.35 (t, 1H), 7.29 (s, 1H), 7.02 (dd, 2H), 5.02 (s, 2H), 4.27 (t, 2H), 3.87-3.97 (m, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.50-3.58 (m, 2H), 3.00 (s, 2H), 2.88-2.96 (m, 2H), 2.52-2.60 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.42 (s, 2H), 1.23-1.36 (m, 4H), 0.98-1.19 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 819.3(M+H)
+。
【1031】
1.35 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.35)の合成
【1032】
1.35.1 tert−ブチル6−クロロ−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−オキソエトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
塩化オキサリル(8mL、ジクロロメタン中2.0M)のジクロロメタン(20mL)中溶液に、−78℃でジクロロメタン(10mL)中のジメチルスルホキシド(1mL)を20分かけて滴下添加した。溶液をアルゴン下30分間撹拌し、実施例1.20.2(3.8g)をジクロロメタン(30mL)中溶液として10分かけて加えた。反応混合物を−78℃でさらに60分間撹拌した。トリエチルアミン(2mL)を−78℃で加え、反応混合物を60分間撹拌した。冷却浴を除去し、反応物を室温に終夜加温した。水(60mL)を加えた。水性層を1%HCl水溶液で酸性化し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を1%HCl水溶液、NaHCO
3水溶液及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 527.9(M+H)
+。
【1033】
1.35.2 2,2,2−トリフルオロ−1−(p−トリル)エチル3−ヨードプロパン−1−スルホネート
J.Org.Chem.、2013年、78巻、711〜716頁に報告されている手順に従って標題化合物を調製した。
【1034】
1.35.3 2,2,2−トリフルオロ−1−(p−トリル)エチル3−アミノプロパン−1−スルホネート
実施例1.35.2(2.0g)のメタノール中7Nアンモニア(20mL)中溶液を、マイクロ波条件(Biotage Initiator)下80℃に45分間加熱した。混合物を濃縮し、残渣を酢酸エチル(300mL)に溶解した。有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 312.23(M+H)
+。
【1035】
1.35.4 tert−ブチル6−クロロ−3−(1−(((3,5−ジメチル−7−(2−((3−((2,2,2−トリフルオロ−1−(p−トリル)エトキシ)スルホニル)プロピル)アミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.35.3(1.96g)のジクロロエタン(30mL)中溶液に、実施例1.35.1(3.33g)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌し、NaBH
4(1.2g)のメタノール(8mL)中懸濁液を加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、酢酸エチル(300mL)で希釈した。有機層を2N NaOH水溶液、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(30mL)に溶解し、ジ−tert−ブチルジカルボネート(2g)を加え、続いて触媒量の4−ジメチルアミノピリジンを加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 924,42(M+H)
+。
【1036】
1.35.5 7−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(3−((2,2,2−トリフルオロ−1−(p−トリル)エトキシ)スルホニル)プロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1−ナフトエ酸
メチル7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−ナフトエート(203mg)の1,4−ジオキサン(10mL)及び水(5mL)の混合物中溶液に、実施例1.35.4(600mg)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(45.6mg)及びフッ化セシウム(296mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下120℃で30分間加熱し、酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、エステル中間体を得た。残渣をテトラヒドロフラン(8mL)、メタノール(4mL)及び水(4mL)の混合物に溶解し、水酸化リチウム一水和物(200mg)で3時間処理した。反応物を1N HCl水溶液でpH4に酸性化し、酢酸エチル(400mL)で希釈した。得られた混合物を水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1060.24(M+H)
+。
【1037】
1.35.6 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.35.5(405mg)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(57.4mg)、1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−カルボジイミド塩酸塩(146mg)及び4−(ジメチルアミノ)ピリジン(93mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン(3mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(3mL)で終夜処理した。反応混合物を濃縮し、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルの濃度勾配で溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.08 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.53 (s, 2H), 8.36 (dd, 1H), 8.26-8.13 (m, 3H), 8.06 (dd, 1H), 8.04-7.97 (m, 1H), 7.94 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.69 (dd, 1H), 7.51-7.43 (m, 2H), 7.40-7.31 (m, 1H), 7.19 (d, 0H), 3.88 (s, 2H), 3.54 (t, 2H), 3.16-2.91 (m, 4H), 2.68-2.55 (m, 2H), 2.29 (s, 0H), 2.22 (s, 3H), 1.93 (p, 2H), 1.43 (s, 2H), 1.38-1.23 (m, 4H), 1.10 (dq, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 863.2(M+H)
+。
【1038】
1.36 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.36)の合成
【1039】
1.36.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−(((1r,3r)−3−(2−((3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)(1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.25.1(0.086g)、tert−ブチル4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(0.037g)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.039g)及び酢酸(11μL)のジクロロメタン(1mL)中溶液を室温で撹拌した。終夜撹拌した後、反応物をシリカゲル上に装填し、ジクロロメタン中0.5〜5%メタノールの濃度勾配を使用して溶出して、標題化合物を得た。MS(ELSD)m/e 1113.5(M+H)
+。
【1040】
1.36.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.36.1(0.050)のジクロロメタン(0.5mL)中溶液をトリフルオロ酢酸(0.5mL)で処理し、反応物を終夜撹拌した。反応物を濃縮し、ジメチルスルホキシド及びメタノール(1:1)に溶解した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 9.38 (s, 1H), 8.78 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.63 (d, 1H), 7.55-7.42 (m, 3H), 7.41-7.33 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.73-3.54 (m, 3H), 3.53-3.34 (m, 4H), 3.34-3.25 (m, 2H), 3.02 (t, 2H), 2.99-2.85 (m, 2H), 2.78 (t, 2H), 2.23-2.04 (m, 5H), 1.92-1.76 (m, 2H), 1.43 (s, 2H), 1.39-1.23 (m, 4H), 1.23-0.96 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 901.3(M+H)
+。
【1041】
1.37 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−スルホ−L−アラニル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.37)の合成
(R)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−スルホプロパン酸(0.011g)及び2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(10.80mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液を5分間撹拌した。この溶液を実施例1.2.9(0.025g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.014mL)に加えた。2時間撹拌した後、ジエチルアミン(0.013mL)を反応物に加え、撹拌をさらに1時間続けた。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド及び水で希釈し、トリフルオロ酢酸でクエンチした。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 8.03 (dd, 4H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.54 (dd, 1H), 7.51-7.41 (m, 2H), 7.36 (td, 2H), 7.33 (s, 1H), 6.98 (dd, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.42 (dd, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.73 (ddd, 2H), 3.57-3.38 (m, 2H), 3.31 (dt, 1H), 3.08 (dd, 1H), 3.02 (t, 2H), 2.87 (tt, 1H), 2.81-2.54 (m, 2H), 2.10 (d, 3H), 1.51-0.91 (m, 12H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1005.2(M+H)
+。
【1042】
1.38 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エチル}(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.38)の合成
【1043】
1.38.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((2−((3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)アミノ)エチル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.32.2を実施例1.33.2で置き換えて、標題化合物を実施例1.32.3に記載した通りに調製した。
【1044】
1.38.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エチル}(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.6.1を実施例1.38.1で置き換えて、標題化合物を実施例1.6.2に記載した通りに調製した。
1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.87 (s, 1H), 8.68 (s, 2H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.53 (d, 1H), 7.42-7.50 (m, 2H), 7.33-7.40 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 3H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.66 (t, 2H), 3.31-3.53 (m, 8H), 3.18 (t, 2H), 3.02 (t, 2H), 2.95 (t, 2H), 2.67 (t, 2H), 2.11 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.22-1.37 (m, 6H), 0.98-1.19 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(APCI)m/e 971.0(M+H)
+。
【1045】
1.39 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.39)の合成
【1046】
1.39.1 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((3−(ジ−tert−ブトキシホスホリル)プロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.23.2(520mg)及び実施例1.14.2(175mg)をジクロロメタン(6mL)に溶解し、室温で2時間撹拌した。水素化ホウ素ナトリウム(32mg)のメタノール(1mL)中懸濁液を加え、混合物を30分間撹拌した。反応物を飽和NaHCO
3水溶液に加え、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、ジクロロメタン中0.5〜5.0%メタノールの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1037.3(M+H)
+。
【1047】
1.39.2 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.9において実施例1.39.1を実施例1.2.8の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.60 (dd, 1H), 8.52 (dd, 1H), 8.41 (br s, 2H), 7.65 (d, 1H) 7.48 (d, 1H), 7.46 (d, 1H), 7.38 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.97 (d, 1H), 4.97 (s, 2H), 3.89 (m, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.56 (m, 2H), 3.02 (m, 6H), 2.11 (s, 3H), 1.81 (m, 2H), 1.61 (m, 2H), 2.11 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.30 (m, 4H), 1.14 (m, 4H), 1.04 (m, 2H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 869.2(M+H)
+。
【1048】
1.40 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.40)の合成
【1049】
1.40.1 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((3−(ジ−tert−ブトキシホスホリル)プロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.39.1において実施例1.22.2を実施例1.23.2の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1037.3(M+H)
+。
【1050】
1.40.2 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.9において実施例1.40.1を実施例1.2.8の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.52 (dd, 2H), 8.41 (br s, 2H), 8.17 (dd, 1H), 7.63 (m, 1H), 7.53 (m, 2H), 7.46 (d, 1H), 7.38 (t, 1H), 7.30 (s, 1H), 6.98 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.88 (m, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.56 (t, 2H), 3.00 (m, 6H), 2.11 (s, 3H), 1.81 (m, 2H), 1.60 (m, 2H), 1.43 (s, 2H), 1.31 (m, 4H), 1.14 (m, 4H), 1.04 (m, 2H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 869.2(M+H)
+。
【1051】
1.41 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(カルボキシメトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.41)の合成
【1052】
1.41.1 メチル5−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエトキシ)−2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.31.8(163mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中溶液に、tert−ブチル2−ブロモアセテート(58.6mg)及びK
2CO
3(83mg)を加え、反応物を終夜撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 929.2(M+H)
+。
【1053】
1.41.2 5−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエトキシ)−2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.41.1(3g)のテトラヒドロフラン(20mL)、メタノール(10mL)及び水(10mL)中溶液に、水酸化リチウム一水和物(300mg)を加えた。混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物を2%HCl水溶液で中和し、真空下で濃縮した。残渣を酢酸エチル(800mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 914.5(M+H)
+。
【1054】
1.41.3 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(カルボキシメトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.41.2(183mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(45.1mg)、フルオロ−N,N,N’,N’−テトラメチルホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート(79mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.203mL)を加えた。混合物を60℃で終夜撹拌した。混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(1:1、10mL)に溶解し、終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.73 (s, 1H), 8.30 (s, 2H), 7.99-8.07 (m, 1H), 7.75-7.79 (m, 1H) , 7.70 (d, 1H), 7.44-7.56 (m, 2H), 7.30-7.39 (m, 2H) , 7.30 (s, 1H) , 7.03 (t, 1H), 6.87-6.93 (m, 1H), 4.98-5.18 (m, 4H), 4.84 (s, 3H), 3.78-4.01 (m, 4H), 3.55 (t, 2H). 2.77-3.07 (m, 4H), 2.53-2.61 (m, 3H), 2.04-2.16 (m, 3H), 1.41 (s, 2H), 1.02-1.34 (m, 6H), 0.83-0.91 (m, 6H).MS(ESI)m/e 834.2(M+H)
+。
【1055】
1.42 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−カルボキシプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.42)の合成
【1056】
1.42.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−(((1r,3r)−3−(2−((1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)(4−メトキシ−4−オキソブチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.26.1(0.169g)、メチル4−オキソブタノエート(0.024g)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.055g)の溶液を、室温でジクロロメタン(2mL)中にて撹拌した。2時間後、反応物をジクロロメタン(50mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)で洗浄した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。アンモニアを含む0.5〜5%メタノール/ジクロロメタンの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより、標題化合物を得た。MS(ELSD)m/e 1085.5(M+H)
+。
【1057】
1.42.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−カルボキシプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.42.1(0.161g)のジクロロメタン(0.5mL)中溶液をトリフルオロ酢酸(0.5mL)で処理し、反応物を終夜撹拌した。反応物を濃縮し、メタノール(0.6mL)に溶解し、水(0.5mL)中溶液として水酸化リチウム一水和物(0.124g)で処理した。1.5時間撹拌した後、反応物をトリフルオロ酢酸(0.229mL)でクエンチし、N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 9.40 (s, 1H), 8.89-8.79 (m, 1H), 8.57-8.41 (m, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.55-7.41 (m, 3H), 7.41-7.32 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.44 (d, 2H), 3.26 (s, 2H), 3.22-3.11 (m, 2H), 3.09-2.85 (m, 6H), 2.34 (t, 2H), 2.19 (d, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.95-1.71 (m, 5H), 1.44 (s, 2H), 1.39-1.27 (m, 4H), 1.22-0.96 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 915.3(M+H)
+。
【1058】
1.43 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.43)の合成
【1059】
1.43.1 tert−ブチル3−(1−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(メトキシカルボニル)ナフタレン−2−イル)ピコリネート
メチル7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−ナフトエート(2.47g)の1,4−ジオキサン(40mL)及び水(20mL)中溶液に、実施例1.20.2(4.2g)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(556mg)及びフッ化セシウム(3.61g)を加え、反応物を還流状態で終夜撹拌した。混合物を酢酸エチル(400mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをヘプタン中20%酢酸エチル、続いてジクロロメタン中5%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 680.7(M+H)
+。
【1060】
1.43.2 tert−ブチル3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((メチルスルホニル)オキシ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(メトキシカルボニル)ナフタレン−2−イル)ピコリネート
実施例1.43.1(725mg)のジクロロメタン(10mL)及びトリエチルアミン(0.5mL)中冷却(0℃)溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.249mL)を加え、混合物を4時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題生成物を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 759.9(M+H)
+。
【1061】
1.43.3 tert−ブチル3−(1−(((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(メトキシカルボニル)ナフタレン−2−イル)ピコリネート
実施例1.43.2(4.2g)のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中溶液に、アジ化ナトリウム(1.22g)を加え、混合物を96時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(600mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 705.8(M+H)
+。
【1062】
1.43.4 7−(5−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)−1−ナフトエ酸
実施例1.43.3(3.5g)のテトラヒドロフラン/メタノール/水(2:1:1、30mL)中溶液に、水酸化リチウム一水和物(1.2g)を加え、混合物を終夜撹拌した。反応混合物を1N HCl水溶液で酸性化し、酢酸エチル(600mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 691.8(M+H)
+。
【1063】
1.43.5 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリネート
実施例1.43.4(870mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(284mg)、フルオロ−N,N,N’,N’−テトラメチルホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート(499mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(488mg)を加えた。混合物を60℃で3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 824.1(M+H)
+。
【1064】
1.43.6 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリネート
実施例1.43.5(890mg)のテトラヒドロフラン(30mL)中溶液に、Pd/C(90mg)を加えた。混合物を1気圧の水素下で終夜撹拌した。反応混合物を濾過し、触媒を酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 798.1(M+H)
+。
【1065】
1.43.7 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.43.6(189mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)中溶液に、4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(106mg)を加えた。混合物を4日間撹拌した。混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させた後、残渣をトリフルオロ酢酸(10mL)に溶解し、終夜置いた。トリフルオロ酢酸を真空下で蒸発させ、残渣をジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、6mL)に溶解した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.09 (s, 1H), 9.02 (s, 1H), 8.31-8.43 (m, 3H), 8.16-8.26 (m, 3H), 7.93-8.08 (m, 3H), 7.82 (d, 1H), 7.66-7.75 (m, 1H), 7.46-7.55 (m, 2H), 7.37 (t, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.17-3.28 (m, 2H), 3.07-3.16 (m, 2H), 2.82 (t, 2H), 2.24 (s, 3H), 1.44 (s, 2H), 0.99-1.37 (m, 12H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 849.1(M+H)
+。
【1066】
1.44 3−{1−[(3−{2−[L−α−アスパルチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.44)の合成
【1067】
1.44.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((S)−4−(tert−ブトキシ)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−オキソ−N−(2−スルホエチル)ブタンアミド)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
(S)−4−(tert−ブトキシ)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−オキソブタン酸(40.7mg)及びO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU、40.1mg,)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中冷却(0℃)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(98μL)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中の実施例1.2.9(60mg)を加えた。混合物を1.5時間撹拌し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜90%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1123.4(M−H)
−。
【1068】
1.44.2 3−{1−[(3−{2−[L−α−アスパルチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
ジクロロメタン(5mL)中の実施例1.44.1(100mg)をトリフルオロ酢酸(1.5mL)で終夜処理した。反応混合物を濃縮し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 2H), 8.11-8.22 (m, 3H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.41-7.54 (m, 3H), 7.32-7.39 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.95 (s, 2H), 4.80 (s, 1H), 3.89 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.55-3.71 (m, 2H), 3.01 (t, 4H), 2.74-2.86 (m, 1H), 2.57-2.73 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 0.91-1.46 (m, 13H), 0.84 (s, 6H).MS(ESI)m/e 969.2(M+H)
+。
【1069】
1.45 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.45)の合成
【1070】
1.45.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−(オキセタン−3−イルアミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.7(0.095g)、オキセタン−3−オン(10mg)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.038g)の溶液を、室温でジクロロメタン(1mL)中にて撹拌した。終夜撹拌した後、反応混合物をシリカゲル上に直接装填し、アンモニアを含むジクロロメタン中0.5〜5%メタノールの濃度勾配を使用して溶出して、標題化合物を得た。MS(ELSD)m/e 858.4(M+H)
+。
【1071】
1.45.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.45.1をジクロロメタン(0.5mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(0.5mL)で処理し、終夜撹拌した。反応物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 8.19 (s, 2H), 8.02 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.53-7.40 (m, 3H), 7.40-7.31 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 6.94 (d, 1H), 4.95 (s, 2H), 3.87 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.67-3.62 (m, 4H), 3.22-3.14 (m, 1H), 3.14-3.06 (m, 2H), 3.00 (t, 4H), 2.09 (s, 3H), 1.41 (s, 2H), 1.37-1.20 (m, 4H), 1.20-0.95 (m, 6H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 820.2(M+H)
+。
1.46 6−[5−(2−アミノエトキシ)−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.46)の合成
【1072】
1.46.1 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[(2,2,7,7,13−ペンタメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ
6−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル)オキシ]トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.7を実施例1.35で置き換えて、標題化合物を実施例1.2.8に記載した通りに調製した。
【1073】
1.46.2 6−[5−(2−アミノエトキシ)−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.34.3を実施例1.46.1で置き換えて、標題化合物を実施例1.34.4に記載した通りに調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.74 (s, 2H), 8.96 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.94 (s, 3H), 7.72-7.81 (m, 2H), 7.53 (d, 1H), 7.47 (t, 1H), 7.35 (t, 1H), 7.28 (s, 1H), 7.02 (t, 2H), 5.03 (s, 2H), 4.26 (t, 2H), 3.92 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.23-3.38 (m, 4H), 3.13-3.25 (m, 1H), 2.82-3.00 (m, 4H), 2.78 (d, 3H), 2.11 (s, 3H), 1.23-1.50 (m, 6H), 0.95-1.21 (m, 6H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 927.2(M+H)
+。
【1074】
1.47 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.47)の合成
【1075】
1.47.1 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−[(2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ
6−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル)オキシ]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.7を実施例1.46.2で置き換えて、標題化合物を実施例1.2.8に記載した通りに調製した。
【1076】
1.47.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
ジクロロメタン(5mL)中の実施例1.47.1(100mg)をトリフルオロ酢酸(5mL)で終夜処理した。反応混合物を濃縮し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm m 12.74 (s, 1H), 8.96 (d, 1H), 8.64 (s, 2H), 8.02 (d, 1H), 7.76 (dd, 2H), 7.41-7.57 (m, 2H), 7.24-7.40 (m, 2H), 7.02 (t, 2H), 5.03 (s, 2H), 4.23-4.42 (m, 2H), 3.90 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.25-3.40 (m, 6H), 3.12-3.24 (m, 2H), 2.81-3.01 (m, 6H), 2.78 (d, 3H), 2.10 (s, 3H), 1.22-1.47 (m, 6H), 0.97-1.21 (m, 6H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1035.3(M+H)
+。
【1077】
1.48 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル){2−[(2−スルホエチル)アミノ]エチル}アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.48)の合成
【1078】
1.48.1 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{[2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−16−(2−スルホエチル)−4,9−ジオキサ−10λ
6−チア−13,16−ジアザ−3−シラオクタデカン−18−イル]オキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.7を実施例1.33.2で置き換えて、標題化合物を実施例1.2.8に記載した通りに調製した。
【1079】
1.48.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル){2−[(2−スルホエチル)アミノ]エチル}アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.47.1を実施例1.48.1で置き換えて、標題化合物を実施例1.47.2に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.87 (s, 3H), 8.55 (s, 4H), 8.04 (d, 2H), 7.79 (d, 2H), 7.62 (d, 1H), 7.40-7.56 (m, 3H), 7.32-7.40 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 2H), 4.96 (s, 3H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.47 (d, 2H), 3.36 (s, 2H), 3.18-3.30 (m, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.94 (t, 2H), 2.82 (t, 2H), 2.11 (s, 3H), 1.26-1.49 (m, 6H), 0.96-1.20 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1005.2(M+H)
+。
【1080】
1.49 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.49)の合成
【1081】
1.49.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(2−((3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)アミノ)エトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−(メチル(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.32.2を実施例1.46.2で置き換えて、標題化合物を実施例1.32.3に記載した通りに調製した。
【1082】
1.49.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.6.1を実施例1.49.1で置き換えて、標題化合物を実施例1.6.2に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.75 (s, 1H), 8.96 (s, 1H), 8.59 (s, 2H), 8.03 (d, 1H), 7.72-7.82 (m, 2H), 7.54 (d, 1H), 7.43-7.51 (m, 2H), 7.35 (t, 1H), 7.28 (s, 1H), 7.02 (dd, 2H), 5.02 (s, 2H), 4.34 (s, 2H), 3.93 (s, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.62 (s, 2H), 2.84-3.01 (m, 4H), 2.78 (d, 3H), 2.65-2.75 (m, 2H), 2.11 (s, 3H), 1.20-1.45 (m, 7H), 0.95-1.21 (m, 6H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 999.2(M+H)
+。
【1083】
1.50 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.50)の合成
【1084】
1.50.1 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.23.2(205mg)をジクロロメタン(2.4mL)に溶解し、tert−ブチル4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(51mg)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(75mg)を加えた。反応物を室温で2時間撹拌した。さらにジクロロメタンを加え、反応物を飽和NaHCO
3水溶液中に注ぎ入れた。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮した後、残渣をジクロロメタン中0.5〜5.0%メタノールの濃度勾配で溶出するGrace Reveleris(登録商標)Aminoカートリッジ上でのシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 986.3(M+H)
+。
【1085】
1.50.2 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)(ピペリジン−4−イル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.50.1(94mg)をジクロロメタン(1mL)に溶解し、次いで実施例1.14.2(25mg)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(30mg)を加えた。反応物を室温で4時間撹拌した。トリフルオロ酢酸(1.5mL)を加え、反応物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.82 (br s, 1H) 8.60 (dd, 1H), 8.52 (dd, 1H), 8.50 (br s, 1H), 7.66 (d, 1H), 7.50 (d, 1H), 7.46 (d, 1H), 7.38 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 6.97 (d, 1H), 4.98 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H) 3.69 (m, 2H), 3.61 (m, 1H), 3.44 (m, 2H) 3.23 (m, 4H), 3.02 (t, 2H), 2.93 (m, 2H), 2.18 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.92 (m, 2H), 1.83 (m, 2H), 1.64 (m, 2H), 1.44 (s, 2H), 1.31 (m, 4H), 1.14 (m, 4H), 1.04 (m, 2H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 952.3(M+H)
+。
【1086】
1.51 6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.51)の合成
【1087】
1.51.1 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−クロロピコリネート
実施例1.20.2(3.2g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中溶液に、イミダゾール(0.616g)及びクロロt−ブチルジメチルシラン(1.37g)を加えた。混合物を終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて粗生成物を得、これをヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 645.4(M+H)
+。
【1088】
1.51.2 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)ピコリネート
6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン(507mg)の1,4−ジオキサン(10mL)及び水(5mL)中溶液に、実施例1.51.1(1.25g)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(136mg)及びフッ化セシウム(884mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage、Initiator)下120℃で20分間撹拌した。混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをヘプタン中20%酢酸エチル、続いてジクロロメタン中5%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 744.1(M+H)
+。
【1089】
1.51.3 tert−ブチル6−(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)−3−(1−((3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
ビス(2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)カルボネート(295mg)のアセトニトリル(10mL)中周囲温度懸濁液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(173mg)を加え、混合物を1時間撹拌した。実施例1.51.2(710mg)のアセトニトリル(10mL)中溶液を加え、懸濁液を終夜激しく撹拌した。混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 920.2(M+H)
+。
【1090】
1.51.4 tert−ブチル6−(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)−3−(1−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.51.3(1.4g)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、テトラブチルアンモニウムフルオリド(テトラヒドロフラン中1.0M、6mL)を加えた。混合物を3時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題生成物を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 806.0(M+H)
+。
【1091】
1.51.5 tert−ブチル6−(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((メチルスルホニル)オキシ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.51.4(1.2g)のジクロロメタン(20mL)及びトリエチルアミン(2mL)中冷却(0℃)溶液に、メタンスルホニルクロリド(300mg)を加えた。混合物を4時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題生成物を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 884.1(M+H)
+。
【1092】
1.51.6 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)ピコリネート
実施例1.51.5(1.5g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中溶液に、アジ化ナトリウム(331mg)を加えた。混合物を48時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 831.1(M+H)
+。
【1093】
1.51.7 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)ピコリネート
実施例1.51.6(1.5g)のテトラヒドロフラン(30mL)中溶液に、Pd/C(10%、200mg)を加えた。混合物を1気圧の水素下で終夜撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、粗生成物を得た。MS(ESI)m/e 805.1(M+H)
+。
【1094】
1.51.8 6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.51.7(164mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.5mL)中溶液に、4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(91mg)を加えた。混合物を終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをテトラヒドロフラン(2mL)に溶解した。テトラブチルアンモニウムフルオリド(1mL、テトラヒドロフラン中1M)を加え、混合物を終夜撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、残渣をジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(1:1、6mL)に溶解し、これを終夜置いた。溶媒を蒸発させた後、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.74 (s, 1H), 8.35 (s, 2H), 7.94-8.00 (m, 1H), 7.86 (s, 1H) , 7.71-7.82 (m, 2H), 7.46 (s, 1H), 7.34-7.44 (m, 2H), 7.24 (t, 1H), 7.02 (d, 1H), 4.28-4.39 (m, 2H), 4.10-4.19 (m, 2H), 3.90 (s, 3H), 3.55-3.61 (m, 4H), 3.21-3.30 (m, 3H) , 3.07-3.16 (m, 3H), 2.23 (s, 3H), 1.44 (s, 2H), 0.98-1.37 (m, 9H), 0.89 (s, 6H).MS(ESI)m/e 856.1(M+H)
+。
【1095】
1.52 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−スルホプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.52)の合成
【1096】
1.52.1 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(3−((2,2,2−トリフルオロ−1−(p−トリル)エトキシ)スルホニル)プロポキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.31.8(460mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中溶液に、2,2,2−トリフルオロ−1−(p−トリル)エチル3−ヨードプロパン−1−スルホネート(239mg、J.Org.Chem.、2013年、78巻、711〜716頁に従って調製)及びK
2CO
3(234mg)を加え、混合物を終夜撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1018.5(M+H)
+。
【1097】
1.52.2 2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(3−((2,2,2−トリフルオロ−1−(p−トリル)エトキシ)スルホニル)プロポキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸。
【1098】
実施例1.52.1(176mg)のテトラヒドロフラン(4mL)、メタノール(3mL)及び水(3mL)中溶液に、水酸化リチウム一水和物(60mg)を加え、混合物を終夜撹拌した。次いで混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、1N HCl水溶液、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題生成物を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 1095.2(M+H)
+。
【1099】
1.52.3 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−((2,2,2−トリフルオロ−1−(p−トリル)エトキシ)スルホニル)プロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.52.2(117mg)のジクロロメタン(6mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(19.27mg)、1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−カルボジイミド塩酸塩(37mg)及び4−(ジメチルアミノ)ピリジン(23.5mg)を加え、混合物を終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題生成物を得た。MS(ESI)m/e 1226.1(M+H)
+。
【1100】
1.52.4 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−スルホプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.52.3(130mg)をジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(1:1、6mL)に溶解し、終夜撹拌した。溶媒を蒸発させた後、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド/水(1:1、12mL)に溶解し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilson)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.68 (s, 1H), 8.13-8.32 (m, 2H), 8.01 (d, 1H) , 7.75 (dd, 2H), 7.42-7.56 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.28-7.34 (m, 1H), 7.00 (dd, 2H), 5.03 (s, 2H), 4.19 (t, 2H), 3.83 (s, 3H) , 3.50-3.57 (m, 4H), 2.95-3.05 (m, 2H), 2.81 (t, 2H), 2.52-2.65 (m, 4H), 1.39 (s, 2H), 0.96-1.32 (m, 12H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 898.3(M+H)
+。
【1101】
1.53 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.53)の合成
【1102】
1.53.1 tert−ブチル6−クロロ−3−(1−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.51.3を実施例1.51.1で置き換えて、標題化合物を実施例1.51.4に記載した通りに調製した。
【1103】
1.53.2 tert−ブチル6−クロロ−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((メチルスルホニル)オキシ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.53.1(1.89g)のジクロロメタン(30mL)及びトリエチルアミン(3mL)中冷却(0℃)溶液に、メタンスルホニルクロリド(1.03g)を加え、混合物を4時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題生成物を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。
【1104】
1.53.4 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−クロロピコリネート
実施例1.53.2(2.2g)をメタノール中7Nアンモニア(40mL)に溶解し、混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下80℃で2時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、残渣を酢酸エチルに溶解し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。
【1105】
1.53.5 tert−ブチル6−クロロ−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[(2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ
6−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル)オキシ]トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボキシレート
実施例1.53.3(1.59g)のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中溶液に、4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(1.6g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1mL)を加え、混合物を4日間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(400mL)に溶解し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題生成物を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 976.8(M+H)
+。
【1106】
1.53.6 tert−ブチル3−{1−[(3−{[13−(tert−ブトキシカルボニル)−2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ
6−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル]オキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−クロロピリジン−2−カルボキシレート
実施例1.53.4(2.93g)のテトラヒドロフラン(50mL)中溶液に、ジ−t−ブチルジカルボネート(0.786g)及び4−(ジメチルアミノ)ピリジン(100mg)を加え、混合物を終夜撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、残渣を酢酸エチル(300mL)に溶解し、1N HCl水溶液、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1076.9(M+H)
+。
【1107】
1.53.7 tert−ブチル3−{1−[(3−{[13−(tert−ブトキシカルボニル)−2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ
6−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル]オキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)ピリジン−2−カルボキシレート
7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(65mg)の1,4−ジオキサン(10mL)及び水(5mL)中溶液に、実施例1.53.5(220mg)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(7mg)及びフッ化セシウム(45.6mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下120℃で30分間撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1173.9(M+H)
+。
【1108】
1.53.8 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸
ビス(2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)カルボネート(48.2mg)のアセトニトリル(10mL)中周囲温度懸濁液に、チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−アミン(34mg)を加え、混合物を1時間撹拌した。実施例1.53.6(220mg)のアセトニトリル(5mL)中溶液を加え、懸濁液を終夜激しく撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをトリフルオロ酢酸(10mL)に溶解し、終夜撹拌した。溶媒を蒸発させた後、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.42-8.48 (m, 1H), 8.31-8.40 (m, 4H), 8.03 (d, 1H), 7.89 (d, 1H), 7.80 (d, 1H) , 7.47 (s, 1H), 7.26-7.37 (m, 2H), 3.93-4.02 (m, 3H), 3.90 (s, 3H), 3.52-3.60 (m, 3H), 3.17-3.26 (m, 2H), 3.05-3.14 (m, 2H), 2.76-2.89 (m, 5H), 2.23 (s, 3H), 1.90-2.01 (m, 2H), 1.44 (s, 2H), 1.27-1.37 (m, 4H), 0.99-1.22 (m, 5H), 0.88 (s, 6H).MS(ESI)m/e 855.1(M+H)
+。
【1109】
1.54 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.54)の合成
【1110】
1.54.1 tert−ブチル3−{1−[(3−{[13−(tert−ブトキシカルボニル)−2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ
6−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル]オキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(メトキシカルボニル)ナフタレン−2−イル]ピリジン−2−カルボキシレート
実施例1.53.6においてメチル7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−ナフトエートを7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンの代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1226.6(M+H)
+。
【1111】
1.54.2 7−[6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−{1−[(3−{[13−(tert−ブトキシカルボニル)−2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10λ
6−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル]オキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−イル]ナフタレン−1−カルボン酸
実施例1.54.1(79mg)のテトラヒドロフラン(4mL)、メタノール(3mL)及び水(3mL)中溶液に、水酸化リチウム一水和物(60mg)を加え、混合物を終夜撹拌した。反応物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、1N HCl水溶液、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題生成物を得、これをさらには精製せずに次のステップに使用した。MS(ESI)m/e 1211.6(M+H)
+。
【1112】
1.54.3 3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.54.2(60mg)のジクロロメタン(4mL)中溶液に、チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−アミン(7.56mg)、1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−カルボジイミド塩酸塩(19mg)及び4−(ジメチルアミノ)ピリジン(12.2mg)を加え、混合物を終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題生成物を得、これをジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(1:1、6mL)に溶解し、終夜撹拌した。溶媒を蒸発させた後、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド/水(1:1、12mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.42 (s, 1H), 9.05 (s, 1H), 8.51-8.69 (m, 2H), 8.31-8.41 (m, 2H), 8.18-8.26 (m, 4H), 8.06 (d, 1H), 7.97 (d, 1H), 7.68-7.79 (m, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.40 (dd, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.18-3.29 (m, 3H), 3.07-3.15 (m, 2H), 2.82 (t, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.44 (s, 2H), 0.97-1.37 (m, 10H), 0.88 (s, 6H).MS(ESI)m/e 850.1(M+H)
+。
【1113】
1.55 (1ζ)−1−({2−[5−(1−{[3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−カルボキシピリジン−2−イル]−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−5−イル}メチル)−1,5−アンヒドロ−D−グルシトール(化合物W2.55)の合成
【1114】
1.55.1 (2R,3R,4S,5R)−3,4,5−トリス(メトキシメトキシ)−2−((メトキシメトキシ)メチル)−6−メチレンテトラヒドロ−2H−ピラン
J.R.Walkerら、Bioorg.Med.Chem.2006年、14巻、3038〜3048頁に従って標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 370(M+NH
4)
+。
【1115】
1.55.2 4−ブロモ−3−シアノメチル−安息香酸メチルエステル
トリメチルシランカルボニトリル(3.59mL)のテトラヒドロフラン(6mL)中溶液に、1Mテトラブチルアンモニウムフルオリド(26.8mL、テトラヒドロフラン中1M)を30分かけて滴下添加した。溶液を室温で30分間撹拌した。メチル4−ブロモ−3−(ブロモメチル)ベンゾエート(7.50g)をアセトニトリル(30mL)に溶解し、最初の溶液に30分かけて滴下添加した。溶液を80℃に30分間加熱し、冷却した。溶液を減圧下で濃縮し、残渣をヘプタン中20〜30%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【1116】
1.55.3 3−(2−アミノエチル)−4−ブロモ安息香酸メチルエステル
実施例1.55.2(5.69g)をテトラヒドロフラン(135mL)に溶解し、1Mボラン(テトラヒドロフラン中、24.6mL)を加えた。溶液を室温で16時間撹拌し、メタノール及び1M塩酸水溶液でゆっくりクエンチした。4M塩酸水溶液(150mL)を加え、溶液を室温で16時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、pHを固体の炭酸カリウムを使用して11〜12に調整した。次いで溶液をジクロロメタン(3×100mL)で抽出した。有機抽出物を合わせ、無水硫酸ナトリウムで脱水した。溶液を濾過し、減圧下で濃縮し、残渣をジクロロメタン中10〜20%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 258、260(M+H)
+。
【1117】
1.55.4 4−ブロモ−3−[2−(2,2,2−トリフルオロアセチルアミノ)−エチル]−安息香酸メチルエステル
実施例1.55.2(3.21g)をジクロロメタン(60mL)に溶解した。溶液を0℃に冷却し、トリエチルアミン(2.1mL)を加えた。トリフルオロ酢酸無水物(2.6mL)を滴下添加した。溶液を0℃で10分間撹拌し、冷却浴を除去した。1時間後、水(50mL)を加え、溶液を酢酸エチル(100mL)で希釈した。1M塩酸水溶液(50mL)を加え、有機層を分離し、1M塩酸水溶液で洗浄し、ブラインで洗浄した。溶液を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 371、373(M+H)
+。
【1118】
1.55.5 5−ブロモ−2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸メチルエステル
実施例1.55.4(4.40g)及びパラホルムアルデヒド(1.865g)をフラスコに入れ、濃硫酸(32mL)を加えた。溶液を室温で1時間撹拌した。冷水(120mL)を加え、溶液を酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。抽出物を合わせ、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(100mL)及び水(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中20〜30%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 366、368(M+H)
+。
【1119】
1.55.6 メチル2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−5−(((3S,4R,5R,6R)−3,4,5−トリス(メトキシメトキシ)−6−((メトキシメトキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.55.1(242mg)をテトラヒドロフラン(7mL)に溶解し、9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナン(3.0mL)を滴下添加した。溶液を4.5時間還流し、室温に冷却した。リン酸カリウム(3M、0.6mL)を加え、溶液を10分間撹拌した。次いで溶液を脱気し、窒素で3回フラッシュした。別途、実施例1.55.5(239mg)及びジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(39mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(7mL)に溶解し、溶液を脱気し、窒素で3回フラッシュした。N,N−ジメチルホルムアミド溶液をテトラヒドロフラン溶液に滴下添加し、混合物を18時間撹拌した。HCl溶液(0.1M水溶液、25mL)を加え、溶液を酢酸エチル(30mL)で3回抽出した。有機抽出物を合わせ、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中30〜50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 710(M+NH
4)
+。
【1120】
1.55.7 メチル5−(((3S,4R,5R,6R)−3,4,5−トリス(メトキシメトキシ)−6−((メトキシメトキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.55.6(247mg)をメタノール(1mL)、テトラヒドロフラン(1mL)及び水(0.5mL)に溶解した。炭酸カリウム(59mg)を加え、溶液を室温で16時間撹拌した。溶液を酢酸エチル(10mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(1mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 600(M+H)
+。
【1121】
1.55.8 メチル2−(5−ブロモ−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)−5−(((3S,4R,5R,6R)−3,4,5−トリス(メトキシメトキシ)−6−((メトキシメトキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.1.11において実施例1.55.7をメチル1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボイレートの代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 799、801(M−tert−ブチル)
+。
【1122】
1.55.9 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)−5−(((3S,4R,5R,6R)−3,4,5−トリス(メトキシメトキシ)−6−((メトキシメトキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.2.1において実施例1.55.8を実施例1.1.11の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 903(M+H)
+、933(M+MeOH−H)
−。
【1123】
1.55.10 2−((3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エタンアミン
実施例1.10.5において実施例1.13.1を実施例1.10.4の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 444(M+H)
+。
【1124】
1.55.11 tert−ブチル(2−((3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)カルバメート
実施例1.10.6において実施例1.55.10を実施例1.10.5の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 544(M+H)
+、488(M−tert−ブチル)
+、542(M−H)
−。
【1125】
1.55.12 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(((3R,4S,5S,6S)−3,4,5−トリス(メトキシメトキシ)−6−((メトキシメトキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.13.4において実施例1.55.9を実施例1.2.1及び実施例1.55.11を実施例1.13.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1192(M+H)
+。
【1126】
1.55.13 2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(((3R,4S,5S,6S)−3,4,5−トリス(メトキシメトキシ)−6−((メトキシメトキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.2.5において実施例1.55.12を実施例1.2.4の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1178(M+H)
+、1176(M−H)
−。
【1127】
1.55.14 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(((3R,4S,5S,6S)−3,4,5−トリス(メトキシメトキシ)−6−((メトキシメトキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.52.3において実施例1.55.13を実施例1.52.2の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1310(M+H)
+、1308(M−H)
−。
【1128】
1.55.15 (1ζ)−1−({2−[5−(1−{[3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−カルボキシピリジン−2−イル]−8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−5−イル}メチル)−1,5−アンヒドロ−D−グルシトール
実施例1.52.4において実施例1.55.14を実施例1.52.3及び4M塩酸水溶液をトリフルオロ酢酸の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 7.96 (d, 1H), 7.73 (d, 1H), 7.58 (bs, 3H), 7.46 (d, 1H), 7.43-7.39 (m, 2H), 7.30 (d, 1H), 7.27-7.25 (m, 2H), 6.88 (d, 1H), 4.90 (q, 2H), 3.76 (m, 4H), 3.51 (m, 1H), 3.21 (d, 2H), 3.18 (d, 1H), 3.12 (m, 2H), 3.02 (m, 4H), 2.93 (m, 4H), 2.83 (m, 2H), 2.59 (m ,2H), 2.03 (s, 3H), 1.44 (s, 1H), 1.34 (s, 2H), 1.23 (q, 4H), 1.07 (m, 4H), 0.97 (q, 2 H), 0.80 (s, 6H).MS(ESI)m/e 922(M+H)
+、920(M−H)
−。
【1129】
1.56 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−カルボキシプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.56)の合成
【1130】
1.56.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((4−(tert−ブトキシ)−4−オキソブチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.7(0.103g)及びtert−ブチル4−ブロモブタノエート(0.032g)のジクロロメタン(0.5mL)中溶液に、密封した琥珀色バイアル中50℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.034mL)を終夜加えた。反応物を濃縮し、ジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、2mL)に溶解し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中5〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 944.6(M+1)。
【1131】
1.56.1 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−カルボキシプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.56.1(0.049g)の溶液をジクロロメタン(1mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(0.5mL)で処理し、混合物を終夜撹拌した。反応物を濃縮し、N,N−ジメチルホルムアミド/水(1:1)混合物(2mL)に溶解し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中5〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.09- 12.32 (m, 2H), 8.31 (s, 2H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.54- 7.40 (m, 3H), 7.40- 7.32 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.55 (d, 2H), 3.02 (q, 4H), 2.92 (q, 2H), 2.33 (t, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.80 (p, 2H), 1.43 (s, 2H), 1.30 (q, 4H), 1.21- 0.95 (m, 6H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 832.3(M+H)
+。
【1132】
1.57 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.57)の合成
【1133】
1.57.1 tert−ブチル3−(1−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(メトキシカルボニル)ナフタレン−2−イル)ピコリネート
メチル7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−ナフトエート(2.47g)の1,4−ジオキサン(40mL)及び水(20mL)中溶液に、実施例1.20.2(4.2g)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(556mg)及びフッ化セシウム(3.61g)を加えた。混合物を終夜還流させ、酢酸エチル(400mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン中20%酢酸エチルで次いでジクロロメタン中5%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 680.84(M+H)
+。
【1134】
1.57.2 tert−ブチル3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((メチルスルホニル)オキシ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(メトキシカルボニル)ナフタレン−2−イル)ピコリネート
実施例1.57.1(725mg)のジクロロメタン(10mL)及びトリエチルアミン(0.5mL)中冷却(0℃)溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.249mL)を加えた。混合物を室温で4時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 758.93(M+H)
+。
【1135】
1.57.3 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(メトキシカルボニル)ナフタレン−2−イル)ピコリネート
実施例1.57.2(4.2g)のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中溶液に、アジ化ナトリウム(1.22g)を加えた。混合物を室温で96時間撹拌し、酢酸エチル(600mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 704.86(M+H)
+。
【1136】
1.57.4 7−(5−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)−1−ナフトエ酸
実施例1.57.3(3.5g)のテトラヒドロフラン/メタノール/H
2O(2:1:1、30mL)中溶液に、水酸化リチウム一水和物(1.2g)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を1N HCl水溶液で酸性化し、酢酸エチル(600mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 691.82(M+H)
+。
【1137】
1.57.5 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アジドエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリネート
実施例1.57.4(870mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(284mg)、フルオロ−N,N,N’,N’−テトラメチルホルムアミジウムヘキサフルオロホスフェート(499mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(488mg)を加えた。混合物を60℃で3時間撹拌し、酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 824.02(M+H)
+。
【1138】
1.57.6 tert−ブチル3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリネート
実施例1.57.5(890mg)のテトラヒドロフラン(30mL)中溶液に、Pd/C(90mg、5%)を加えた。混合物を水素雰囲気下室温で終夜撹拌し、濾過した。濾液を濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 798.2(M+H)
+。
【1139】
1.57.7 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(3−ホスホノプロピル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.57.6(137mg)のジクロロメタン(6mL)中溶液に、実施例1.14.2(43mg)を加えた。混合物を室温で1.5時間撹拌し、NaBH
4(26mg)のメタノール(2mL)中溶液を加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、酢酸エチル(200mL)で希釈し、2N NaOH水溶液、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン(5mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(5mL)で終夜処理した。反応混合物を濃縮した。残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸溶液を含む水中10〜85%アセトニトリルの濃度勾配で溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ9.03 (s, 1H), 8.48-8.35 (m, 3H), 8.29-8.16 (m, 3H), 8.08 (dd, 1H), 8.03 (dd, 1H), 7.94 (d, 1H), 7.82 (d, 1H), 7.71 (dd, 1H), 7.53-7.47 (m, 2H), 7.38 (td, 1H), 4.81-0.53 (m, 89H).MS(ESI)m/e 863.2(M+H)
+。
【1140】
1.58 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[4−(β−D−グルコピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.58)の合成
実施例1.3.1(44.5mg)のテトラヒドロフラン(2mL)及び酢酸(0.2mL)中溶液に、4−(((2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンズアルデヒド(17mg)及びMgSO
4(300mg)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した後、樹脂担持シアノ水素化ホウ素ナトリウム(300mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸溶液を含む水中10〜85%アセトニトリルの濃度勾配で溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1015.20(M+H)
+。
【1141】
1.59 3−(1−{[3−(2−{[4−(β−D−アロピラノシルオキシ)ベンジル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.59)の合成
実施例1.3.1(44.5mg)のテトラヒドロフラン(2mL)及び酢酸(0.2mL)中溶液に、4−(((2S,3R,4S,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンズアルデヒド(17mg)及びMgSO
4(300mg)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した後、樹脂担持シアノ水素化ホウ素ナトリウム(300mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルの濃度勾配で溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1015.20(M+H)
+。
【1142】
1.60 3−{1−[(3−{2−[アゼチジン−3−イル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.60)の合成
【1143】
1.60.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−イル)(2−((4−(tert−ブチルジフェニルシリル)ヒドロキシ−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.8(0.075g)、tert−ブチル3−オキソアゼチジン−1−カルボキシレート(0.021g)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.025g)のジクロロメタン(0.5mL)中溶液を室温で終夜撹拌した。反応物をシリカゲル上に装填し、ジクロロメタン中0〜10%メタノールで溶出して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1403.9(M+1)。
【1144】
1.60.2 3−{1−[(3−{2−[アゼチジン−3−イル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.60.1(0.029g)のジクロロメタン(1mL)中溶液をトリフルオロ酢酸(1mL)で処理し、終夜撹拌した。反応物を濃縮し、1:1ジメチルスルホキシド/メタノール(2mL)に溶解し、混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.52 (d, 1H), 7.50- 7.46 (m, 1H), 7.44 (d, 1H), 7.40- 7.33 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.37 (q, 1H), 4.27 (s, 2H), 4.11 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.58- 3.54 (m, 2H), 3.32 (t, 2H), 3.24 (s, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.85 (t, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.48- 0.97 (m, 12H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI) m/e 909.2(M+H)
+。
【1145】
1.61 3−{1−[(3−{2−[(3−アミノプロピル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.61)の合成
【1146】
1.61.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)プロピル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
tert−ブチル(2−オキソエチル)カルバメートをtert−ブチル(3−オキソプロピル)カルバメートで置き換えて、実施例1.33.1での手順を使用して標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1011.5(M+H)。
【1147】
1.61.2 3−{1−[(3−{2−[(3−アミノプロピル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.6.1を実施例1.61.1で置き換えて、標題化合物を実施例1.6.2に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.87 (s, 1H), 9.10 (s, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.88-7.67 (m, 4H), 7.62 (d, 1H), 7.57-7.40 (m, 3H), 7.36 (td, 2H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.05-3.78 (m, 4H), 3.41-3.08 (m, 3H), 2.94 (tt, 6H), 2.11 (s, 3H), 1.92 (t, 2H), 1.53-0.95 (m, 11H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 911.3(M+H)。
【1148】
1.62 6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(化合物W2.62)の合成
【1149】
1.62.1 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−クロロピコリネート
実施例1.53.3(521mg)のエタノール(10mL)中周囲温度溶液に、トリエチルアミン(3mL)続いてtert−ブチルアクリレート(2mL)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、次いで濃縮乾固した。残渣を酢酸エチル(200mL)に溶解し、溶液を水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して標題化合物を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 657.21(M+H)
+。
【1150】
1.62.2 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−クロロピコリネート
実施例1.62.1(780mg)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、ジ−tert−ブチルジカルボネート(259mg)続いて触媒量の4−ジメチルアミノピリジンを加えた。反応物を室温で3時間撹拌し、次いで濃縮乾固した。残渣を酢酸エチル(200mL)に溶解し、溶液を飽和NaHCO
3水溶液、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 757.13(M+H)
+。
【1151】
1.62.3 tert−ブチル3−(1−((3−(2−((3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)ピコリネート
7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(234mg)の1,4−ジオキサン(10mL)及び水(5mL)中溶液に、実施例1.62.2(685mg)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(63.2mg)及びフッ化セシウム(410mg)を加えた。混合物をマイクロ波照射(Biotage Initiator)により120℃に30分間加熱した。反応物を酢酸エチル及び水の添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 854.82(M+H)
+。
【1152】
1.62.4 tert−ブチル6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)−3−(1−((3−(2−((3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
ビス(2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)カルボネート(150mg)のアセトニトリル(10mL)中周囲温度懸濁液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(88mg)を加え、混合物を1時間撹拌した。実施例1.62.3(500mg)のアセトニトリル(2mL)中溶液を加え、懸濁液を終夜激しく撹拌した。反応物を酢酸エチル及び水の添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1030.5(M+H)
+。
【1153】
1.62.5 6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.62.4(110mg)のジクロロメタン(0.53mL)中周囲温度溶液に、トリフルオロ酢酸(0.53mL)を加えた。反応物を終夜撹拌し、濃縮して粘稠性油状物にした。残渣をジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、2mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜55%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.10 (s, 3H), 8.37 (s, 1H), 8.26 (s, 2H), 7.98 (d, 1H), 7.86-7.71 (m, 3H), 7.44 (s, 1H), 7.39-7.31 (m, 1H), 7.26 (d, 1H), 7.19 (t, 1H), 3.92 (d, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.55 (t, 2H), 3.17-3.00 (m, 4H), 2.80 (t, 2H), 2.62 (t, 2H), 2.19 (s, 3H), 1.95-1.88 (m, 2H), 1.43 (s, 2H), 1.33-1.25 (m, 4H), 1.18-1.11 (m, 4H), 1.09-0.97 (m, 2H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 818.0(M+H)
+。
【1154】
1.63 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(N6,N6−ジメチル−L−リシル)(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.63)の合成
(S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−6−(ジメチルアミノ)ヘキサン酸(0.029g)及び1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート(0.028g)の溶液を、N,N−ジイソプロピルアミン(0.035mL)を含むN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中で共に撹拌した。5分間撹拌した後、溶液を実施例1.13.7(0.051g)に加え、室温で撹拌を終夜続けた。反応物にジエチルアミン(0.070mL)を加え、反応物を2時間撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)、水(0.5ml)及び2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.103ml)で希釈し、次いで10%〜90%アセトニトリル/水の濃度勾配を使用する逆相HPLCにより精製した。生成物を含むフラクションを集め、凍結乾燥して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ9.59 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 8.12 (t, 3H), 8.01 (d, 1H), 7.85 (dd, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.77 (dd, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.38 (t, 1H), 7.30 (d, 1H), 7.22 (t, 1H), 3.97 (t, 2H), 3.89 (s, 2H), 3.49 (dt, 4H), 3.06 (s, 2H), 2.99 (q, 2H), 2.88 (s, 2H), 2.84 (t, 2H), 2.75 (d, 6H), 2.22 (s, 3H), 2.00 - 1.90 (m, 2H), 1.84 - 1.52 (m, 4H), 1.48 - 0.95 (m, 14H), 0.87 (d, 6H).MS(ESI)m/e 916.2(M+H)
+。
【1155】
1.64 3−{1−[(3−{2−[(3−アミノプロピル)(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸(W2.64)の合成
【1156】
1.64.1 6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)−3−(1−((3−(2−((3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)プロピル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.21.5(100mg)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(68.9μL)及びtert−ブチル(3−オキソプロピル)カルバメート(68.4mg)のジクロロメタン(3mL)中溶液を、周囲温度で2時間撹拌し、NaCNBH
4(8.27mg)を加えた。反応物を周囲温度で終夜撹拌した。メタノール(1mL)及び水(0.2mL)を加えた。得られた混合物を10分間撹拌し、濃縮した。残渣をジメチルスルホキシドに溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸水溶液中30〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。MS(ESI)m/e 459.4(M+2H)
2+。
【1157】
1.64.2 3−{1−[(3−{2−[(3−アミノプロピル)(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸
ジクロロメタン(4mL)中の実施例1.64.1(100mg)を、0℃で1時間トリフルオロ酢酸(1mL)にて処理し、混合物を濃縮した。残渣を0.1%トリフルオロ酢酸水溶液中の10〜60%アセトニトリルの濃度勾配で溶出する逆相HPLC(C18カラム)により精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ9.38 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 7.98 (d, 1H), 7.90 - 7.69 (m, 6H), 7.44 (s, 2H), 7.35 (td, 1H), 7.27 (d, 1H), 7.22 - 7.16 (m, 1H), 3.94 (d, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.64 (t, 2H), 3.28 - 2.98 (m, 4H), 2.87 - 2.70 (m, 8H), 2.19 (s, 3H), 1.90 (dp, 4H), 1.43 (s, 2H), 1.36 - 1.22 (m, 4H), 1.15 (s, 4H), 1.08 - 0.95 (m, 2H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 817.6(M+H)
+。
【1158】
1.65 3−{1−[(3−{2−[アゼチジン−3−イル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸(W2.65)の合成
【1159】
1.65.1 6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)−3−(1−((3−(2−((1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−イル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
tert−ブチル(3−オキソプロピル)カルバメートをtert−ブチル3−オキソアゼチジン−1−カルボキシレートの代わりに用い、実施例1.64.1に記載した手順を使用して標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 915.3(M+H)
+。
【1160】
1.65.2 3−{1−[(3−{2−[アゼチジン−3−イル(メチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.64.1を実施例1.65.1で置き換え、実施例1.64.2における手順を用いて標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ 9.01 (s, 2H), 8.37 (s, 1H), 7.98 (d, 1H), 7.86 - 7.70 (m, 3H), 7.44 (s, 2H), 7.34 (td, 1H), 7.27 (d, 1H), 7.23 - 7.15 (m, 1H), 4.22 (s, 4H), 4.07 (s, 2H), 3.93 (t, 2H), 3.58 (t, 2H), 3.11 (s, 2H), 2.80 (t, 2H), 2.68 (s, 3H), 2.19 (s, 3H), 1.92 (p, 2H), 1.42 (s, 2H), 1.30 (s, 4H), 1.15 (s, 4H), 1.09 - 0.96 (m, 2H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 815.5(M+H)
+。
【1161】
1.66 N6−(37−オキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−L−リシル−N−[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]−L−アラニンアミド(W2.66)の合成
【1162】
1.66.1 (S)−6−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ヘキサン酸
氷浴中で冷却した(S)−6−アミノ−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ヘキサン酸(8.5g)の5%NaHCO
3水溶液(300mL)及びジオキサン(40mL)の混合物中溶液に、(9H−フルオレン−9−イル)メチルピロリジン−1−イルカルボネート(11.7g)のジオキサン(40mL)中溶液を滴下添加した。反応混合物を室温に加温し、24時間撹拌した。さらに3つのバイアルを上記した通りにセットアップした。反応が完了した後、4つ全ての反応混合物を合わせ、有機溶媒を真空下で除去した。水性残渣を塩酸水溶液(1N)でpHを3に酸性化し、次いで酢酸エチル(3×500mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、真空下で濃縮して粗製の化合物を得、これをメチルtert−ブチルエーテルから再結晶して、標題化合物を得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 11.05 (br. s., 1H), 7.76 (d, 2H), 7.59 (d, 2H), 7.45 - 7.27 (m, 4H), 6.52 - 6.17 (m, 1H), 5.16 - 4.87 (m, 1H), 4.54 - 4.17 (m, 4H), 3.26 - 2.98 (m, 2H), 1.76 - 1.64 (m, 1H), 1.62 - 1.31 (m, 14H).
【1163】
1.66.2 tert−ブチル17−ヒドロキシ−3,6,9,12,15−ペンタオキサヘプタデカン−1−オエート
3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1,14−ジオール(40g)のトルエン(800mL)中溶液に、カリウムtert−ブトキシド(20.7g)を少しずつ加えた。混合物を室温で30分間撹拌した。tert−ブチル2−ブロモアセテート(36g)を混合物に滴下添加した。反応物を室温で16時間撹拌した。さらに2つのバイアルを上記の通りにセットアップした。反応が完了した後、3つ全ての反応混合物を合わせた。水(500mL)を合わせた混合物に加え、混合物を1Lに濃縮した。混合物をジクロロメタンで抽出し、1Nカリウムtert−ブトキシド水溶液(1L)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して粗生成物を得、これをジクロロメタン:メタノール50:1で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ4.01 (s, 2H), 3.75 - 3.58 (m, 21H), 1.46 (s,9H).
【1164】
1.66.3 tert−ブチル17−(トシルオキシ)−3,6,9,12,15−ペンタオキサヘプタデカン−1−オエート
実施例1.66.2(30g)のジクロロメタン(500mL)中溶液に、窒素雰囲気下0℃で4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(19.5g)及びトリエチルアミン(10.3g)のジクロロメタン(500mL)中溶液を滴下添加した。混合物を室温で18時間撹拌し、水(100mL)中に注ぎ入れた。溶液をジクロロメタン(3×150mL)で抽出し、有機層を塩酸(6N、15mL)次いでNaHCO
3(5%水溶液、15mL)続いて水(20mL)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して残渣を得、これを石油エーテル:酢酸エチル10:1からジクロロメタン:メタノール5:1で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ7.79 (d, 2H), 7.34 (d, 2H), 4.18 - 4.13 (m, 2H), 4.01 (s, 2H), 3.72 - 3.56 (m, 18H), 2.44 (s, 3H), 1.47 (s, 9H).
【1165】
1.66.4 2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−酸
2,5,8,11,14,17−ヘキサオキサノナデカン−19−オール(32.8g)のテトラヒドロフラン(300mL)中溶液に、0℃で水素化ナトリウム(1.6g)を加えた。混合物を室温で4時間撹拌した。実施例1.66.3(16g)のテトラヒドロフラン(300mL)中溶液を、室温で反応混合物に滴下添加した。得られた反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いで水(20mL)を加えた。混合物を室温でさらに3時間撹拌して、tert−ブチルエステル加水分解が完了した。最終の反応混合物を真空下で濃縮して、有機溶媒を除去した。水性残渣をジクロロメタン(2×150mL)で抽出した。水性層をpH3に酸性化し、次いで酢酸エチル(2×150mL)で抽出した。水性層を濃縮して粗生成物を得、これを石油エーテル:酢酸エチル1:1からジクロロメタン:メタノール5:1の濃度勾配で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ4.19 (s, 2H), 3.80 - 3.75 (m, 2H), 3.73 - 3.62 (m, 40H), 3.57 (dd, 2H), 3.40 (s, 3H).
【1166】
1.66.5 (43S,46S)−43−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−46−メチル−37,44−ジオキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサ−38,45−ジアザヘプタテトラコンタン−47−酸
実施例1.66.5を、標準のFmoc固相ペプチド合成手順及び2−クロロトリチルレジンを使用して合成した。シーブスで脱水した無水ジクロロメタン(100mL)中の2−クロロトリチルレジン(12g、100mmol)、(S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパン酸(10g、32.1mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(44.9mL、257mmol)を14℃で24時間振盪した。混合物を濾過し、ケーキをジクロロメタン(3×500mL)、ジメチルホルムアミド(2×250mL)及びメタノール(2×250mL)(各ステップ5分間)で洗浄した。上記樹脂に20%ピペリジン/ジメチルホルムアミド(100mL)を加えてFmoc基を除去した。混合物に窒素を15分間吹き込み、次いで濾過した。樹脂を20%ピペリジン/ジメチルホルムアミド(100mL)でさらに5回(各ステップ5分)洗浄し、ジメチルホルムアミド(5×100mL)で洗浄して、脱保護化したL−Ala装填樹脂を得た。
【1167】
実施例1.66.1(9.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中溶液に、ヒドロキシベンゾトリアゾール(3.5g)、2−(6−クロロ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルアミニウムヘキサフルオロホスフェート(9.3g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(8.4mL)を加えた。混合物を20℃で30分間撹拌した。上記混合物をD−Ala装填樹脂に加え、室温で90分間窒素を吹き込むことにより混合した。混合物を濾過し、樹脂をジメチルホルムアミド(各ステップ5分)で洗浄した。上記樹脂に約20%ピペリジン/N,N−ジメチルホルムアミド(100mL)を加えてFmoc基を除去した。混合物に15分間窒素を吹き込み、濾過した。樹脂を20%ピペリジン/ジメチルホルムアミド(100mL)でさらに5回(各ステップ5分)洗浄し、最後にジメチルホルムアミド(5×100mL)で洗浄した。
【1168】
実施例1.66.4(11.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中溶液に、ヒドロキシベンゾトリアゾール(3.5g)、2−(6−クロロ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルアミニウムヘキサフルオロホスフェート(9.3g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(8.4mL)を加え、混合物を樹脂に加え、室温で3時間窒素を吹き込むことにより混合した。混合物を濾過し、残渣をジメチルホルムアミド(5×100mL)、ジクロロメタン(8×100mL)(各ステップ5分)で洗浄した。
【1169】
最終の樹脂に1%トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(100mL)を加え、窒素を5分間吹き込んだ。混合物を濾過し、濾液を集めた。開裂操作を4回繰り返した。合わせた濾液をNaHCO
3によりpH7にし、水で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
1H NMR (400MHz, メタノール-d
4) δ4.44 - 4.33 (m, 1H), 4.08 - 4.00 (m, 1H), 3.98 (s, 2H), 3.77 - 3.57 (m, 42H), 3.57 - 3.51 (m, 2H), 3.36 (s, 3H), 3.25 (t, 2H), 1.77 (br. s., 1H), 1.70 - 1.51 (m, 4H), 1.44 (s, 9H), 1.42 - 1.39 (m, 3H).
【1170】
1.66.6 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(((43S,46S)−43−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−46−メチル−37,44,47−トリオキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサ−38,45,48−トリアザペンタコンタン−50−イル)オキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.66.5(123mg、0.141mmol)を、N−メチル−2−ピロリドン(1mL)中の1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート(58.9mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.049mL)と10分間混合し、次いで実施例1.2.7(142mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.049mL)のN−メチル−2−ピロリドン(1.5mL)中溶液に加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌した。粗製の反応混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中5〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム及びC18 25×100mmカラムを使用する逆相HPLCにより精製した。生成物フラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。MS(LC/MS)m/e 1695.5(M+H)
+。
【1171】
1.66.7 3−(1−((3−(((43S,46S)−43−アミノ−46−メチル−37,44,47−トリオキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサ−38,45,48−トリアザペンタコンタン−50−イル)オキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.66.6(82mg)を室温でトリフルオロ酢酸1mLにて30分間処理した。溶媒を穏やかな窒素気流下で蒸発させ、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中5〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム及びC18 25×100mmカラムを使用する逆相HPLCにより精製した。生成物フラクションを凍結乾燥して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 8.04 (dd, 4H), 7.64 (dt, 2H), 7.55 - 7.41 (m, 3H), 7.36 (q, 2H), 6.95 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.40 - 4.27 (m, 1H), 3.93 - 3.72 (m, 7H), 3.59 - 3.47 (m, 42H), 3.33 - 3.27 (m, 3H), 3.23 (s, 5H), 3.05 (dt, 5H), 2.10 (s, 3H), 1.72 - 1.64 (m, 2H), 1.48 - 1.36 (m, 4H), 1.35 - 1.16 (m, 10H), 1.16 - 0.94 (m, 6H), 0.84 (d, 6H).MS(ESI)m/e 751.8(2M+H)
2+。
【1172】
1.67 メチル6−[4−(3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}プロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]−6−デオキシ−β−L−グルコピラノシド(W2.67)の合成
【1173】
1.67.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−(ペンタ−4−イン−1−イルアミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
tert−ブチル3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート(85mg)のテトラヒドロフラン(2mL)中溶液に、ペンタ−4−イナール(8.7mg)、酢酸(20mg、0.318)及び無水硫酸ナトリウム(300mg)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(45mg)を反応混合物に加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて粗生成物を得、これをジクロロメタン(5mL)及びトリフルオロ酢酸(3mL)に溶解した。混合物を室温で終夜撹拌した。溶媒を蒸発させた後、残渣をジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、3mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 812.2(M+H)
+。
【1174】
1.67.2 メチル6−[4−(3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}プロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]−6−デオキシ−β−L−グルコピラノシド
(2R,3R,4S,5S,6S)−2−アジド−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(8.63mg)のt−BuOH(2mL)及び水(1mL)中溶液に、実施例1.67.1(20mg)、硫酸銅(II)五水和物(2.0mg)及びアスコルビン酸ナトリウム(5mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下100℃で20分間加熱した。LiOH H
2O(50mg)を混合物に加え、これを室温で終夜撹拌した。混合物をトリフルオロ酢酸で中和し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 1032.2(M+H)
+。
【1175】
1.68 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸の合成
【1176】
1.68.1 2−((3,5−ジメチル−7−((5−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)アダマンタン−1−イル)オキシ)エタノール(W2.68)
2−((3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エタノール(8.9g)及びPdCl
2(dppf)−CH
2Cl
2付加物(([1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(1:1)、818mg)のアセトニトリル(120mL)中溶液に、トリメチルアミン(10mL)及び4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(12.8mL)を加えた。混合物を還流状態で終夜撹拌した。混合物を室温に冷却し、さらなる後処理はせずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 467.3(M+Na)
+。
【1177】
1.68.2 tert−ブチル6−クロロ−3−(1−((3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
tert−ブチル3−ブロモ−6−クロロピコリネート(6.52g)のテトラヒドロフラン(100mL)及び水(20mL)中溶液に、実施例1.68.1(9.90g)、(1S,3R,5R,7S)−1,3,5,7−テトラメチル−8−テトラデシル−2,4,6−トリオキサ−8−ホスファアダマンタン(0.732g)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd
2(dba)
3、1.02g)及びK
3PO
4(23.64g)を加えた。混合物を還流状態で終夜撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残渣を酢酸エチル(500mL)に溶解し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて粗生成物を得、これをジクロロメタン中20〜40%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 530.3(M+H)
+。
【1178】
1.68.3 tert−ブチル6−クロロ−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((メチルスルホニル)オキシ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.68.2(3.88g)のジクロロメタン(30mL)及びトリエチルアミン(6mL)中冷却(0℃)溶液に、メタンスルホニルクロリド(2.52g)を加えた。混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(400mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて粗生成物(4.6g)を得、これをさらには精製せずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 608.1(M+H)
+。
【1179】
1.68.4 tert−ブチル3−{1−[(3−{2−[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−クロロピリジン−2−カルボキシレート
実施例1.68.3(151mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中溶液に、ジ−tert−ブチルイミノジカルボキシレート(54mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題化合物を得、これをさらには精製せずに次のステップに使用した。MS(ESI)m/e 729.4(M+H)
+。
【1180】
1.68.5 7−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1−ナフトエ酸
メチル7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−ナフトエート(257mg)の1,4−ジオキサン(10mL)及び水(5mL)中溶液に、実施例1.68.4(600mg)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(57.8mg)及びCsF(375mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下120℃で30分間撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて粗生成物を得、これをヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、ジエステル中間体を得た。残渣をテトラヒドロフラン(10mL)、メタノール(5mL)及び水(5mL)に溶解し、LiOH H
2O(500mg)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を2N HCl水溶液で酸性化し、酢酸エチル400mLに溶解し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 765.3(M+H)
+。
【1181】
1.68.6 3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリン酸
実施例1.68.5(500mg)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(98mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(251mg)及び4−ジメチルアミノピリジン(160mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(400mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸(10mL、1:1)に溶解した。終夜撹拌した後、溶液を減圧下で濃縮した。残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(12mL)に溶解し、逆相HPLC(0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム及びC18カラムを使用)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 741.2(M+H)
+。
【1182】
1.68.7 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.68.6(35mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中溶液に、tert−ブチルアクリレート(120mg)及びH
2O(138mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(400mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸(10mL、1:1)に溶解した。16時間後、混合物を減圧下で濃縮した。残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.08 (s, 1H), 8.99 (d, 1H), 8.43 - 8.24 (m, 4H), 8.24 - 8.11 (m, 3H), 8.04 (d, 1H), 7.99 (d, 1H), 7.90 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.74 - 7.62 (m, 1H), 7.53 - 7.43 (m, 2H), 7.35 (q, 1H), 3.87 (s, 2H), 3.08 (dp, 4H), 2.62 (t, 2H), 2.20 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.29 (q, 4H), 1.14 (s, 4H), 1.03 (q, 2H), 0.85 (s, 6H).
【1183】
1.69 6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸の合成
【1184】
1.69.1 メチル3−ブロモキノリン−5−カルボキシレート(W2.69)
3−ブロモキノリン−5−カルボン酸(2g)のメタノール(30mL)中溶液に、濃H
2SO
4(5mL)を加えた。溶液を還流状態で終夜撹拌した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチル(300mL)に溶解し、Na
2CO
3水溶液、水及びブラインで洗浄した。無水硫酸ナトリウムで脱水した後、濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 266(M+H)
+。
【1185】
1.69.2 メチル3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)キノリン−5−カルボキシレート
実施例1.69.1(356mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中溶液に、PdCl
2(dppf)−CH
2Cl
2付加物([1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(1:1)、55mg)酢酸カリウム(197mg)及びビス(ピナコラト)ジボロン(510mg)を加えた。混合物を60℃で終夜撹拌した。混合物を室温に冷却し、さらなる後処理はせずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 339.2(M+Na)
+。
【1186】
1.69.3 メチル3−[5−{1−[(3−{2−[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル]キノリン−5−カルボキシレート
実施例1.69.2(626mg)の1,4−ジオキサン(10mL)及び水(5mL)中溶液に、実施例1.68.4(1.46g)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(140mg)及びCsF(911mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下120℃で30分間撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチル(1L)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 880.3(M+H)
+。
【1187】
1.69.4 3−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)キノリン−5−カルボン酸
実施例1.69.3(1.34g)のテトラヒドロフラン(10mL)、メタノール(5mL)及び水(5mL)中溶液に、LiOH H
2O(120mg)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を2N HCl水溶液で酸性化し、酢酸エチル(400mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 766.3(M+H)
+。
【1188】
1.69.5 3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(5−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル)ピコリン酸
実施例1.69.4(200mg)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(39.2mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(50mg)及び4−ジメチルアミノピリジン(32mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。 反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸(10mL、1:1)に溶解し、反応物を終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(12mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 742.1(M+H)
+。
【1189】
1.69.6 6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.69.5(36mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中溶液に、4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(22mg)及びH
2O(0.3mL)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸(10mL、1:1)で希釈し、終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.19 (s, 2H), 9.70 (d, 1H), 9.40 (s, 1H), 8.31 (d, 2H), 8.16 (d, 1H), 8.06 (d, 1H), 8.01 (d, 1H), 7.98 - 7.88 (m, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.52 - 7.43 (m, 2H), 7.37 (q, 1H), 3.89 (s, 2H), 3.22 (p, 2H), 3.10 (q, 2H), 2.80 (t, 2H), 2.23 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.30 (q, 4H), 1.23 - 1.10 (m, 4H), 1.04 (q, 2H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 850.2(M+H)
+。
【1190】
1.70 6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.70)の合成
【1191】
1.70.1 エチル6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)キノリン−4−カルボキシレート
エチル6−ブロモキノリン−4−カルボキシレート(140mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中溶液に、PdCl
2(dppf)−CH
2Cl
2付加物(([1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(1:1)、20.42mg)、酢酸カリウム(147mg)及びビス(ピナコラト)ジボロン(190mg)を加えた。混合物を60℃で終夜撹拌した。混合物を室温に冷却し、さらなる後処理はせずに次の反応に使用した。MS(ESI)m/e 328.1(M+H)
+。
【1192】
1.70.2 エチル6−[5−{1−[(3−{2−[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル]キノリン−4−カルボキシレート
実施例1.70.1(164mg)の1,4−ジオキサン(10mL)及び水(5mL)中溶液に、実施例1.68.4(365mg)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(35mg)及びCsF(228mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下120℃で30分間撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチル(1L)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 894.3(M+H)
+。
【1193】
1.70.3 6−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)キノリン−4−カルボン酸
実施例1.70.2(3.1g)のテトラヒドロフラン(20mL)、メタノール(10mL)及び水(10mL)中溶液に、LiOH H
2O(240mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を2N HCl水溶液で酸性化し、酢酸エチル(400mL)で希釈した。有機層を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 766.3(M+H)
+。
【1194】
1.70.4 3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−6−イル)ピコリン酸
実施例1.70.3(4.2g)のジクロロメタン(30mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(728mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(1.40g)及び4−ジメチルアミノピリジン(890mg)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸(10mL、1:1)に溶解し、終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 742.2(M+H)
+。
【1195】
1.70.5 6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.70.4(111mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中溶液に、4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(67mg)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.2mL)及びH
2O(0.3mL)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸(10mL、1:1)で希釈し、終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.31 (s, 1H), 9.10 (d, 1H), 8.91 (s, 1H), 8.58 (dd, 1H), 8.47 - 8.16 (m, 4H), 8.06 (dd, 1H), 7.99 - 7.89 (m, 2H), 7.79 (d, 1H), 7.53 - 7.43 (m, 2H), 7.42 - 7.31 (m, 1H), 3.87 (s, 2H), 3.53 (d, 1H), 3.20 (p, 2H), 3.07 (p, 2H), 2.78 (t, 2H), 2.20 (s, 3H), 1.40 (s, 2H), 1.28 (q, 4H), 1.21 - 1.07 (m, 4H), 1.02 (q, 2H), 0.84 (s, 6H).MS(ESI) m/e 850.1(M+H)
+。
【1196】
1.71 6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.71)の合成
実施例1.69.5(140mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中溶液に、tert−ブチルアクリレート(242mg)及びH
2O(0.3mL)を加え、混合物を室温で週末にかけて撹拌した。反応混合物をジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸(10mL、1:1)で希釈し、終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.17 (s, 2H), 9.69 (d, 1H), 9.37 (d, 1H), 8.30 (dd, 3H), 8.15 (dd, 1H), 8.04 (dd, 1H), 7.99 - 7.88 (m, 2H), 7.79 (d, 1H), 7.53 - 7.40 (m, 2H), 7.34 (td, 1H), 3.88 (s, 2H), 3.55 (t, 2H), 3.08 (dt, 4H), 2.62 (t, 2H), 2.21 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.29 (q, 4H), 1.14 (s, 4H), 1.03 (q, 2H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 814.2(M+H)
+。
【1197】
1.72 6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.72)の合成
【1198】
1.72.1 エチル7−(5−ブロモ−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキシレート
実施例1.1.11においてエチル5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキシレート塩酸塩を1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート塩酸塩の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 451、453(M+H)
+、395、397(M−tert−ブチル)
+。
【1199】
1.72.2 エチル7−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキシレート
実施例1.2.1において実施例1.72.1を実施例1.1.11の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 499(M+H)
+、443(M−tert−ブチル)
+、529(M+CH
3OH−H)
−。
【1200】
1.72.3 エチル7−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボキシレート
実施例1.13.4において実施例1.72.2を実施例1.2.1及び実施例1.55.11を実施例1.13.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 760(M+H)
+、758(M−H)
−。
【1201】
1.72.4 7−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−1−カルボン酸
実施例1.1.13において実施例1.72.3を実施例1.1.12の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 760(M+H)
+、758(M−H)
−。
【1202】
1.72.5 tert−ブチル6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル)−3−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.52.3において実施例1.72.4を実施例1.52.2の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 892(M+H)
+、890(M−H)
−。
【1203】
1.72.6 3−(1−{[3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.1.17において実施例1.72.5を実施例1.1.16の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 736(M+H)
+、734(M−H)
−。
【1204】
1.72.7 6−(1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル)−3−(1−((3−(2−((2−(((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2−メチルブタン−2−イル)オキシ)スルホニル)エチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.2.8において実施例1.72.6を実施例1.2.7の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
【1205】
1.72.8 6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.9において実施例1.72.7を実施例1.2.8の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.36 (bs, 2H), 8.03 (bs, 1H), 7.99 (d, 1H), 7.76 (d, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.46 (t, 1H), 7.34 (s, 1H), 7.33 (t, 1H), 7.17 (d, 1H), 5.12 (s, 2H), 4.28 (t, 2H), 4.11 (t, 2H), 3.86 (s, 2H), 3.56 (t, 2H), 3.24 (m, 2H), 3.11 (m, 2H), 2.82 (t, 2H), 2.15 (s, 3H), 1.42 (s, 2H), 1.32 (q, 4H), 1.17 (q, 4, H), 1.03 (m, 2H), 0.88 (s, 6H).MS(ESI)m/e 844(M+H)
+、842(M−H)
−。
【1206】
1.73 8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−{6−カルボキシ−5−[1−({3−[2−({3−[1−(β−D−グルコピラヌロノシル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロピル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−イル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(W2.73)の合成
(2R,3R,4S,5S,6S)−2−アジド−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(8.63mg)のt−CH
3OH(2mL)及び水(1mL)中溶液に、実施例1.67.1(20mg)、硫酸銅(II)五水和物(2.0mg)及びアスコルビン酸ナトリウム(5mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下100℃で20分間撹拌した。LiOH H
2O(50mg)を混合物に加え、撹拌を終夜続けた。混合物をトリフルオロ酢酸で中和し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 987.3(M+H)
+。
【1207】
1.74 6−[7−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1H−インドール−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.74)の合成
【1208】
1.74.1 メチル2−[5−{1−[(3−{2−[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル]−1H−インドール−7−カルボキシレート
実施例1.1.12においてメチル2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドール−7−カルボキシレートを実施例1.2.1の代わりに、実施例1.68.4を実施例1.1.6の代わりに用いることにより、実施例1.74.1を調製した。MS(ESI)m/e 866.3(M−H)
−。
【1209】
1.74.2 2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−インドール−7−カルボン酸
実施例1.1.13において実施例1.74.1を実施例1.1.12の代わりに用いることにより、実施例1.74.2を調製した。MS(ESI)m/e 754.4(M+H)
+。
【1210】
1.74.3 tert−ブチル6−(7−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1H−インドール−2−イル)−3−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.1.14において実施例1.74.2を実施例1.1.13の代わりに用いることにより、実施例1.74.3を調製した。MS(ESI)m/e 886.5(M+H)
+。
【1211】
1.74.4 3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(7−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−1H−インドール−2−イル)ピコリン酸
実施例1.1.17において実施例1.74.3を実施例1.1.16の代わりに用いることにより、実施例1.74.4を調製した。MS(ESI)m/e 730.2(M+H)
+。
【1212】
1.74.5 6−[7−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1H−インドール−2−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[(2,2,7,7−テトラメチル−10,10−ジオキシド−3,3−ジフェニル−4,9−ジオキサ−10l6−チア−13−アザ−3−シラペンタデカン−15−イル)オキシ]トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.8において実施例1.74.4を実施例1.2.7の代わりに用いることにより、実施例1.74.5を調製した。MS(ESI)m/e 1176.7(M+H)
+。
【1213】
1.74.6 6−[7−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1H−インドール−2−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.9において実施例1.74.5を実施例1.2.8の代わりに用いることにより、実施例1.74.6を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 11.32 (d, 1H), 8.23 (dd, 1H), 8.18 (d, 1H), 7.93 - 7.82 (m, 3H), 7.71 (d, 1H), 7.62 (s, 3H), 7.57 - 7.51 (m, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.40 (d, 1H), 7.35 (t, 1H), 7.22 (t, 1H), 4.86 (t, 2H), 3.85 (s, 2H), 3.47 (t, 2H), 3.08 (t, 2H), 2.88 (p, 2H), 2.21 (s, 3H), 1.37 (s, 2H), 1.32 - 1.20 (m, 4H), 1.14 (q, 4H), 1.07 - 0.94 (m, 2H), 0.84 (s, 6H).MS(ESI)m/e 838.2(M+H)
+。
【1214】
1.75 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−6−[3−(メチルアミノ)プロピル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.75)の合成
【1215】
1.75.1 メチル3−ブロモ−5−(ブロモメチル)ベンゾエート
アセトニトリル350mL中のアゾビスイソブチロニトリル(1.79g)を、メチル3−ブロモ−5−メチルベンゾエート(50g)及びN−ブロモスクシンイミド(44.7g)に加えた。混合物を終夜還流させた。さらにN−ブロモスクシンイミド11g及びアゾビスイソブチロニトリル0.5gを加え、還流を3時間続けた。混合物を濃縮し、ジエチルエーテル500mLに溶解し、30分間撹拌した。混合物を濾過し、得られた溶液を濃縮した。粗生成物をヘプタン中10%酢酸エチルを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。
【1216】
1.75.2 メチル3−ブロモ−5−(シアノメチル)ベンゾエート
テトラブチルアンモニウムシアニド(50g)を、アセトニトリル300mL中の実施例1.75.1(67.1g)に加えた。混合物を70℃に終夜加熱した。混合物を冷却し、ジエチルエーテル中に注ぎ入れ、水及びブラインですすいだ。次いで混合物を濃縮し、ヘプタン中2〜20%酢酸エチルを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。
【1217】
1.75.3 メチル3−(2−アミノエチル)−5−ブロモベンゾエート
ボラン−THF錯体(126mL、1M溶液)を、実施例1.75.2(16g)のテトラヒドロフラン200mL中溶液に加え、混合物を終夜撹拌した。反応物をメタノール(50mL)で注意深くクエンチし、次いで50mL容量に濃縮した。混合物をメタノール120mL/4M HCl 120mL/ジオキサン120mLに溶解し、終夜撹拌した。有機物を減圧下で除去し、残渣をジエチルエーテルで2回抽出した。抽出物を廃棄した。有機層を固体のK
2CO
3で塩基性化し、次いで酢酸エチル及びジクロロメタン(2×)で抽出した。抽出物を合わせ、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【1218】
1.75.4 メチル3−ブロモ−5−(2−(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)エチル)ベンゾエート
トリフルオロ酢酸無水物(9.52mL)を、0℃で実施例1.75.3(14.5g)及びトリメチルアミン(11.74mL)のジクロロメタン200mL中混合物に滴下添加した。添加した時点で、混合物を室温に加温し、3日間撹拌した。混合物をジエチルエーテル中に注ぎ入れ、NaHCO
3溶液及びブラインで洗浄した。混合物を濃縮し、ヘプタン中5〜30%酢酸エチルを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。
【1219】
1.75.5 メチル6−ブロモ−2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.75.4(10g)が溶液(40mL)になるまで硫酸をこれに加え、この時点でパラホルムアルデヒド(4.24g)を加え、混合物を2時間撹拌した。次いで溶液を氷400mL上に注ぎ入れ、10分撹拌した。混合物を酢酸エチル(3×)で抽出し、合わせた抽出物をNaHCO
3溶液及びブラインで洗浄し、次いで濃縮した。粗生成物をヘプタン中2〜15%酢酸エチルを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。
【1220】
1.75.6 メチル6−(3−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)プロパ−1−イン−1−イル)−2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.75.5(5.1g)、tert−ブチルメチル(プロパ−2−イン−1−イル)カルバメート(2.71g)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(PdCl
2(PPh
3)
2、0.49g)、CuI(0.106g)及びトリエチルアミン(5.82mL)の溶液を、50℃で終夜ジオキサン50mL中にて撹拌した。混合物を濃縮し、ヘプタン中10〜50%酢酸エチルを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。
【1221】
1.75.7 メチル6−(3−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)プロピル)−2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.75.6(4.2g)、テトラヒドロフラン(20mL)及びメタノール(20.00mL)を、250mLの圧力ボトル中含水20%Pd(OH)
2/C(3g)に加えた。50psiの圧力下及び50℃で12時間振盪した。溶液を濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【1222】
1.75.8 メチル2−(5−ブロモ−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)−6−(3−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)プロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.75.7(4.22g)及び炭酸カリウム(1.53g)を、テトラヒドロフラン60mL,メタノール25mL及び水10mL中で終夜撹拌した。混合物を濃縮し、N,N−ジメチルホルムアミド60mLを加えた。次いでこれに実施例1.1.9(3.05g)及びトリエチルアミン(5mL)を加え、反応物を60℃で終夜撹拌した。混合物を室温に冷却し、酢酸エチル(600mL)中に注ぎ入れ、水(3×)及びブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中5〜50%酢酸エチルを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 618.2(M+H)
+。
【1223】
1.75.9 メチル6−(3−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)プロピル)−2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.75.8(3.7g)、トリエチルアミン(2.50mL)及びPdCl
2(dppf)(([1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(1:1)、0.29g)のアセトニトリル25mL中溶液に、4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(1.74mL)を加え、反応混合物を75℃に5時間加熱し、次いで60℃で終夜撹拌した。混合物を濃縮し、ヘプタン中5〜50%酢酸エチルを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 666.4(M+H)
+。
【1224】
1.75.10 4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチル2−((2−((3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)アミノ)エタンスルホネート
実施例1.55.10(2.39g)、4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(2.41g)及びトリエチルアミン(1.51mL)を、4℃で3時間N,N−ジメチルホルムアミド30mL中にて撹拌した。混合物を冷却し、ジエチルエーテル(400mL)中に注ぎ入れ、ジエチルエーテル溶液を水(3×)及びブラインで洗浄し、濃縮した。粗生成物を1%トリエチルアミンを含むヘプタン中2〜50%酢酸エチルを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 890.6(M+H)
+。
【1225】
1.75.11 6−(6−(3−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)プロピル)−8−(メトキシカルボニル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.75.9(1.777g)、実施例1.75.10(1.98g)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.102g)、1,3,5,7−テトラメチル−8−テトラデシル−2,4,6−トリオキサ−8−ホスファアダマンタン(0.918g)及びリン酸カリウム(1.889g)を、ジオキサン25mL/水10mLに加え、溶液を窒素で数回排気/充填した。反応物は透明であり、70℃で終夜撹拌した。混合物を冷却し、酢酸エチル(200mL)中に注ぎ入れ、水及びブラインで洗浄した。混合物を濃縮し、ヘプタン中5〜50%酢酸エチル、続いて1%トリエチルアミンを含む酢酸エチル中10%メタノールを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1301.4(M+H)
+。
【1226】
1.75.12 6−(3−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)プロピル)−2−(5−(1−((3−(2−((2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−カルボキシピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.75.11(1.5g)及びLiOH−H
2O(0.096g)を、45℃で10日間テトラヒドロフラン15mL及び水3mL中にて撹拌した。混合物を酢酸エチル200mL/NaH
2PO
4溶液20mL中に注ぎ入れ、pHが3になるまで濃HCl溶液を加えた。層を分離し、水性層を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、濃縮した。残渣を酢酸エチル中0〜5%メタノールを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1287.3(M+H)
+。
【1227】
1.75.13 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−6−(3−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)プロピル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.2.5を実施例1.75.12で置き換えて、標題化合物を実施例1.2.6に記載した通りに調製した。MS(ESI)m/e 1419.5(M+H)
+。
【1228】
1.75.14 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−6−[3−(メチルアミノ)プロピル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.8を実施例1.75.13で置き換えて、標題化合物を実施例1.2.9に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.90 (bs, 1H), 8.33 (m, 2H), 8.02 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.66 (m, 1H), 7.47 (m, 3H), 7.35 (m, 3H), 7.25 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 4.95 (s, 2H), 4.28 (t, 2H), 4.11 (t, 2H), 3.95 (m, 2H), 3.20 (m, 2H), 3.08 (m, 2H), 2.96 (m, 2H), 2.89 (m, 2H), 2.78 (m, 2H), 2.65 (m, 2H), 2.55 (t, 2H), 2.12 (s, 3H), 1.95 (m, 2H), 1.39 (s, 2H), 1.25 (m, 6H), 1.12 (m, 6H), 0.93 (s, 3H), 0.85 (s, 6H).MS(ESI)m/e 926.8(M+H)
+。
【1229】
1.76 5−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−5−デオキシ−D−アラビニトール(W2.76)の合成
【1230】
1.76.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((((4R,4’R,5R)−2,2,2’,2’−テトラメチル−[4,4’−ビ(1,3−ジオキソラン)]−5−イル)メチル)アミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.7(75mg)及び(4R,4’R,5S)−2,2,2’,2’−テトラメチル−[4,4’−ビ(1,3−ジオキソラン)]−5−カルバルデヒド(22mg)をジクロロメタン(1mL)に溶解した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(40mg)を加え、溶液を室温で16時間撹拌した。溶液を減圧下で濃縮し、物質をジクロロメタン中5〜10%メタノールで溶出するシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1016(M+H)
+、1014(M−H)
−。
【1231】
1.76.2 5−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−5−デオキシ−D−アラビニトール
実施例1.76.1(45mg)をトリフルオロ酢酸(1mL)及び水(0.2mL)に溶解した。溶液を室温で5日間混合した。溶媒を減圧下で除去し、物質をメタノール(2mL)に溶解した。物質を、Lunaカラム:C18(2)、100A、250×30mmを装着したGrace Reveleris上で30分かけて水中25〜75%アセトニトリル(0.1%TFA含有)を用いる逆相HPLCにより精製した。生成物フラクションをプールし、凍結し、凍結乾燥して、標題化合物をビストリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (bs, 2H), 8.31 (m, 1H), 8.16 (m, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.51-7.43 (m, 3H), 7.37 (q, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.69 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.04 (t, 2H), 3.89 (m, 2H), 3.59 (m, 3H), 3.49 (m, 4H), 3.42 (dd, 2H), 3.22 (dd, 2H), 3.06 (m, 2H), 3.02 (m, 4H), 2.10 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.30 (q, 4H), 1.14 (t, 4H), 1.04 (q, 2H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 880(M+H)
+、878(M−H)
−。
【1232】
1.77 1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−arabino−ヘキシトール(W2.77)の合成
【1233】
1.77.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−(((3R,4S,5R)−3,4,5,6−テトラヒドロキシヘキシル)アミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
(4R,5S,6R)−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2,4,5−トリオール(15mg)をジメチルスルホキシド(0.5mL)に溶解した。実施例1.2.7(88mg)を、続いてシアノ水素化ホウ素ナトリウム(27mg)を加えた。酢酸(82mg)を滴下添加し、溶液を60℃で16時間加熱した。反応物を冷却し、メタノール1mLで希釈し、Lunaカラム:C18(2)、100A、150×30mmを装着したGrace Reveleris上で60分かけて水中20〜75%アセトニトリル(0.1%TFA含有)を用いる逆相HPLCにより精製した。生成物フラクションをプールし、凍結し、凍結乾燥して、標題化合物をビストリフルオロ酢酸塩として得た。MS(ESI)m/e 950(M+H)
+、948(M−H)
−。
【1234】
1.77.2 1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−arabino−ヘキシトール
実施例1.77.1(39mg)をジクロロメタン(0.5mL)に溶解した。トリフルオロ酢酸(740mg)を加え、溶液を室温で16時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)に溶解し、1M水酸化ナトリウム水溶液(0.5mL)を加えた。溶液を室温で1時間撹拌した。トリフルオロ酢酸(0.25mL)を加え、物質を、Lunaカラム:C18(2)、100A、150×30mmを装着したGrace Reveleris上で60分かけて水中20〜75%アセトニトリル(0.1%TFA含有)を用いる逆相HPLCにより精製した。生成物フラクションをプールし、凍結し、凍結乾燥して、標題化合物をビストリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 12.74 (bs, 1H), 8.28 (bs, 1H), 8.20 (bs, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.51-7.43 (m, 3H), 7.37 (q, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.53 (bs, 3H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.77 (d, 1H), 3.60 (dd, 2H), 3.56 (t, 2H), 3.48 (m, 2H), 3.15 (d, 1H), 3.02 (m, 6H), 2.10 (s, 3H), 1.84 (m, 1H), 1.69 (m, 1H), 1.43 (s, 2H), 1.31 (q, 4H), 1.14 (t, 4H), 1.05 (q, 2H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 894(M+H)
+、892(M−H)
−。
【1235】
1.78 6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)イソキノリン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.78)の合成
【1236】
1.78.1 メチル6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−4−カルボキシレート
メチル6−ブロモイソキノリン−4−カルボキシレート(1.33g)のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中溶液に、PdCl
2(dppf)−CH
2Cl
2付加物(([1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(1:1)、204mg)、酢酸カリウム(1.48g)及びビス(ピナコラト)ジボロン(1.92g)を加えた。混合物を60℃で終夜撹拌した。混合物を室温に冷却し、さらなる後処理はせずに次の反応に使用した。MS(APCI)m/e 313.3(M+H)
+。
【1237】
1.78.2 メチル6−[5−{1−[(3−{2−[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル]イソキノリン−4−カルボキシレート
実施例1.68.4(1.2g)の1,4−ジオキサン(20mL)及び水(10mL)中溶液に、実施例1.78.1(517mg)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(58mg)及びCsF(752mg)を加えた。混合物を還流状態で終夜撹拌した。LC/MSは、所望の生成物が主要なピークであることを示した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 880.8(M+H)
+。
【1238】
1.78.3 6−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)イソキノリン−4−カルボン酸
実施例1.78.2(3.1g)のテトラヒドロフラン(20mL)、メタノール(10mL)及び水(10mL)中溶液に、LiOH H
2O(240mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を2N HCl水溶液で酸性化し、酢酸エチル(400mL)で希釈した。有機層を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 766.4(M+H)
+。
【1239】
1.78.4 3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)イソキノリン−6−イル)ピコリン酸
実施例1.78.3(1.2g)のジクロロメタン(20mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(0.236g)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(451mg)及び4−ジメチルアミノピリジン(288mg)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸(10mL、1:1)に溶解し、終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 742.1(M+H)
+。
【1240】
1.78.5 6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)イソキノリン−6−イル]−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.78.4(55mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)中溶液に、4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(34mg)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.6mL)及びH
2O(0.6mL)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物をジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸(10mL、1:1)で希釈し、終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.25 (s, 2H), 9.58 (s, 1H), 9.06 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.52 (dd, 1H), 8.42 (d, 1H), 8.35 (d, 2H), 8.26 (d, 1H), 8.11 - 8.03 (m, 1H), 8.01 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.52 - 7.44 (m, 2H), 7.41 - 7.28 (m, 1H), 3.89 (s, 2H), 3.55 (t, 2H), 3.22 (t, 2H), 3.09 (s, 2H), 2.80 (t, 2H), 2.23 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.30 (q, 4H), 1.23 - 1.11 (m, 4H), 1.04 (q, 2H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI+)m/e 850.1(M+H)
+。
【1241】
1.79 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロピル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(W2.79)の合成
【1242】
1.79.1 2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−カルバルデヒド
ピリジニウムクロロクロメート(1.1g)及び珪藻土(10g)のジクロロメタン(10mL)中撹拌懸濁液に、(2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)メタノール(0.5g)をジクロロメタン(3mL)中溶液として滴下添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。懸濁液を珪藻土に通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。粗生成物をシリカゲルに通して濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
1H NMR (501 MHz, クロロホルム-d) δ 9.89 (s, 1H), 4.28 - 4.17 (m, 4H), 2.42 - 2.32 (m, 1H), 1.49 (s, 3H), 1.39 (s, 3H).MS(ESI)m/e 305.9(2M+NH
4)
+。
【1243】
1.79.2 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−(((2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.7(100mg)及び実施例1.79.1(20mg)のジクロロメタン(1mL)中溶液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(40mg)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。反応物をジクロロメタンで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。水性層をジクロロメタンで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。ヘプタン中20%〜100%酢酸エチル/エタノール(3:1)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 930.3(M+H)
+。
【1244】
1.79.3 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロピル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.9において実施例1.79.2を実施例1.2.8の代わりに用いることにより、実施例1.79.3を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.82 (s, 1H), 8.13 (s, 2H), 8.00 (dd, 1H), 7.76 (d, 1H), 7.59 (d, 1H), 7.49 - 7.38 (m, 3H), 7.37 - 7.29 (m, 2H), 7.25 (s, 1H), 6.92 (d, 1H), 4.92 (s, 4H), 3.85 (t, 2H), 3.79 (s, 2H), 3.53 (t, 2H), 3.47 (dd, 2H), 3.00 (dt, 7H), 2.07 (s, 3H), 1.93 (p, 1H), 1.38 (s, 2H), 1.32 - 1.19 (m, 4H), 1.16 - 0.91 (m, 6H), 0.83 (s, 7H).MS(ESI)m/e 834.3(M+H)
+。
【1245】
1.80 1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−erythro−ペンチトール(W2.80)の合成
実施例1.77.1において(4S,5R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2,4,5−トリオールを(4R,5S,6R)−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2,4,5−トリオール及び実施例1.3.1を実施例1.2.7の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (bs, 1H), 12.72 (bs, 1H), 8.21 (bs, 2H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.52-7.42 (m, 3H), 7.37 (q, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.65 (m, 2H), 3.56 (m, 2H), 3.38 (m, 2H), 3.32 (m, 2H), 3.24 (m, 2H), 3.03 (m, 5H), 2.10 (s, 3H), 1.89 (m, 1H), 1.67 (m, 1H), 1.44 (s, 2H), 1.31 (q, 4H), 1.14 (t, 4H), 1.05 (q, 2H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 864(M+H)
+、862(M−H)
−。
【1246】
1.81 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{[(2S,3S)−2,3,4−トリヒドロキシブチル]アミノ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(W2.81)の合成
【1247】
1.81.1 炭酸tert−ブチルエステル(4S,5S)−5−ヒドロキシメチル−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメチルエステル
((4S,5S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4,5−ジイル)ジメタノール(1000mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)に溶解した。水素化ナトリウム(鉱油中60%、259mg)を加えた。溶液を室温で15分間混合した。ジ−tert−ブチルジカルボネート(1413mg)をゆっくり加えた。溶液を30分間混合し、反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。溶液を水(150mL)で希釈し、ヘプタン中70%酢酸エチルを用いて2回抽出した。有機部分を合わせ、水(100mL)で抽出し、ブライン(50mL)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。溶液を減圧下で濃縮し、物質をヘプタン中30%酢酸エチルで溶出するシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 284(M+Na)
+。
【1248】
1.81.2 炭酸tert−ブチルエステル(4S,5R)−5−ホルミル−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメチルエステル
実施例1.81.1(528mg)をジクロロメタン(20mL)に溶解した。デス−マーチンペルヨージナン(896mg)を加え、溶液を室温で4時間撹拌した。溶液を減圧下で濃縮し、物質をヘプタン中20%〜50%酢酸エチルで溶出するシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、標題化合物を得た。
【1249】
1.81.3 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−(((1S,3s,5R,7S)−3−(2−((((4S,5S)−5−(((tert−ブトキシカルボニル)オキシ)メチル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.76.1において実施例1.81.2を(4R,4’R,5S)−2,2,2’,2’−テトラメチル−[4,4’−ビ(1,3−ジオキソラン)]−5−カルバルデヒドの代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
【1250】
1.81.4 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−(2−{[(2S,3S)−2,3,4−トリヒドロキシブチル]アミノ}エトキシ)トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.76.2において実施例1.81.3を実施例1.76.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.86 (bs, 2H), 8.28 (bs, 1H), 8.18 (bs, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.63 (d, 1H), 7.51-7.43 (m, 3H), 7.36 (q, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (m, 3H), 3.46 (m, 4H), 3.40 (m, 4H), 3.08-2.96 (m, 6H), 2.10 (s, 3H), 1.43 (s, 2H), 1.30 (q, 4H), 1.14 (t, 4H), 1.04 (q, 2H), 0.87 (s, 6H).MS(ESI)m/e 850(M+H)
+、848(M−H)
−。
【1251】
1.82 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(2S,3S,4R,5R,6R)−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロキシヘプチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(W2.82)の合成
実施例1.77.1において(2R,3R,4S,5R,6R)−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロキシヘプタナールを(4R,5S,6R)−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2,4,5−トリオール及び実施例1.3.1を実施例1.2.7の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.86 (bs, 1H), 8.34-8.08 (m, 2H), 8.05 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.54-7.43 (m, 3H), 7.37 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.93 (m, 2H), 3.90 (m, 4H), 3.83 (s, 2H), 3.47 (m, 4H), 3.41 (m, 4H), 3.18-3.08 (m, 7H), 3.03 (t, 2H), 2.12 (s, 3H), 1.46 (s, 2H), 1.28 (q, 4H), 1.15 (t, 4H), 1.05 (q, 2H), 0.89 (s, 6H).MS(ESI)m/e 940(M+H)
+。
1.83 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[({3−[(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ]プロピル}スルホニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.83)の合成
【1252】
1.83.1 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−(3−((1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)プロピルスルホンアミド)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.7(31mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(60μL)のジクロロメタン(1mL)中冷却(氷浴)溶液に、3−クロロプロパン−1−スルホニルクロリド(5μL)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。反応物を濃縮し、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に溶解し、2mLのマイクロ波管に移し、2−アミノプロパン−1,3−ジオール(70mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下130℃で90分間加熱した。反応混合物を濃縮し、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜100%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを用いる逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 997.2(M+H)
+。
【1253】
1.83.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[({3−[(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ]プロピル}スルホニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.9において実施例1.83.1を実施例1.2.8の代わりに用いることにより、実施例1.83.2を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 8.40 (s, 2H), 8.05 - 7.98 (m, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.60 (d, 1H), 7.51 - 7.39 (m, 3H), 7.38 - 7.30 (m, 2H), 7.27 (s, 1H), 7.13 (t, 1H), 6.93 (d, 1H), 4.94 (s, 2H), 3.61 (qd, 4H), 3.36 (t, 2H), 3.16 - 2.93 (m, 10H), 2.08 (s, 3H), 2.00 (p, 2H), 1.38 (s, 2H), 1.25 (q, 4H), 1.15 - 0.92 (m, 6H), 0.84 (s, 6H).MS(ESI)m/e 941.2(M+H)
+。
【1254】
1.84 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−{[1,3−ジヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−2−イル]アミノ}−3−オキソプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.84)の合成
tert−ブチル3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート(55mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)中溶液に、N−(1,3−ジヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−2−イル)アクリルアミド(73.4mg)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.2mL)及びH
2O(0.2mL)を加えた。混合物を室温で4日撹拌した。LC/MSは、所望の生成物が主要なピークであることを示した。反応混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジクロロメタン及びトリフルオロ酢酸(10mL、1:1)に溶解し、終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 8.45 (s, 2H), 8.01 (d, 4H), 7.78 (d, 1H), 7.60 (d, 1H), 7.53 - 7.39 (m, 3H), 7.39 - 7.30 (m, 2H), 7.27 (s, 1H), 6.94 (d, 1H), 4.94 (s, 2H), 4.14 (s, 2H), 3.87 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.52 (d, 4H), 3.19 (s, 3H), 3.13 - 2.97 (m, 5H), 2.75 (t, 2H), 2.08 (s, 3H), 1.42 (s, 2H), 1.29 (q, 4H), 1.12 (s, 4H), 1.09 - 0.99 (m, 2H), 0.85 (s, 7H).MS(ESI)m/e 921.2(M+H)
+。
【1255】
1.85 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(W2.85)の合成
実施例1.2.7(213mg)のジクロロメタン(2mL)中溶液に、(S)−2−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)アセトアルデヒド(42mg)を加えた。室温で30分間撹拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(144mg)を加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌した。トリフルオロ酢酸(2mL)を加え、撹拌を終夜続けた。反応混合物を濃縮し、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中5〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを用いる逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 8.22 (d, 2H), 8.05 - 8.01 (m, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.53 - 7.41 (m, 3H), 7.36 (td, 2H), 7.28 (s, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.95 (s, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.26 - 2.94 (m, 7H), 2.10 (s, 3H), 1.84 - 1.75 (m, 1H), 1.52-1.63 (m, 1H), 1.45 - 1.23 (m, 6H), 1.19 - 0.96 (m, 7H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 834.3(M+H)
+。
【1256】
1.86 4−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}メチル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(W2.86)の合成
3−(1−((3−(2−アミノエトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸(36mg)のテトラヒドロフラン(2mL)及び酢酸(0.2mL)中溶液に、(2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−ホルミルフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(21mg)、続いてMgSO
4(60mg)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した後、MP−シアノボロヒドリド(Biotage、153mg、2.49mmol/g)を加えた。次いで混合物を室温で3時間撹拌した。混合物を濾過し、LiOH H
2O(20mg)を濾液に加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、次いでトリフルオロ酢酸で酸性化した。溶液を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1028.3(M+H)
+。
【1257】
1.87 3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}プロピルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(W2.87)の合成
【1258】
1.87.1 (2R,3R,5S,6S)−2−(3−ヒドロキシプロポキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
(2R,3R,5S,6S)−2−ブロモ−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(3.98g)のトルエン(60mL)中撹拌溶液に、プロパン−1,3−ジオール(15.22g)を加えた。混合物を75℃で撹拌し、Ag
2CO
3(5.52g)を3回に分け3時間かけて加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、この後懸濁液を濾過した。濾液を濃縮し、残渣をヘプタン中50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 409.9(M+NH
4)
+。
【1259】
1.87.2 (2S,3S,5R,6R)−2−(メトキシカルボニル)−6−(3−オキソプロポキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
ジメチルスルホキシド(0.5mL)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、−78℃で塩化オキサリル(0.2mL)を加えた。混合物を−78℃で20分撹拌し、実施例1.87.1(393mg)のジクロロメタン(10mL)中溶液を注射器を通して加えた。20分後、トリエチルアミン(1mL)を加えた。混合物を30分間撹拌し、温度を室温に昇温した。反応混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題化合物を得、これをさらには精製せずに使用した。MS(DCI)m/e 408.1(M+NH
4)
+。
【1260】
1.87.3 3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}プロピルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例1.68.6(171mg)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、実施例1.87.2(90mg)及びNaBH(OAc)
3(147mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、2%HCl水溶液、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(6mL)、メタノール(3mL)及び水(3mL)に溶解し、LiOH H
2O(100mg)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、トリフルオロ酢酸で酸性化し、減圧下で濃縮した。残渣をジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、12mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.07 (s, 2H), 8.99 (s, 1H), 8.34 (dd, 1H), 8.29 - 8.11 (m, 5H), 8.06 - 8.02 (m, 1H), 7.99 (d, 1H), 7.90 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.68 (dd, 1H), 7.55 - 7.40 (m, 2H), 7.34 (td, 1H), 4.23 (d, 1H), 3.87 (s, 2H), 3.76 (dt, 1H), 3.60 (d, 1H), 3.53 (dt, 3H), 3.29 (t, 1H), 3.15 (t, 1H), 3.06 - 2.91 (m, 6H), 2.20 (s, 3H), 1.83 (p, 2H), 1.44 (s, 2H), 1.30 (q, 4H), 1.14 (s, 4H), 1.03 (q, 2H), 0.85 (s, 7H).MS(ESI)m/e 975.2(M+H)
+。
【1261】
1.88 6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−オキシドイソキノリン−6−イル]−3−[1−({3,5−ジメチル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(W2.88)の合成
【1262】
1.88.1 メチル6−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)イソキノリン−4−カルボキシレート
実施例1.78.1(0.73g)の1,4−ジオキサン(20mL)及び水(10mL)中溶液に、tert−ブチル3−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−クロロピコリネート(1.5g)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(82mg)及びCsF(1.06g)を加え、反応物を還流状態で終夜撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチル(1L)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 794.8(M+H)
+。
【1263】
1.88.2 6−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)イソキノリン−4−カルボン酸
実施例1.88.1(300mg)のテトラヒドロフラン(6mL)、メタノール(3mL)及び水(3mL)中溶液に、LiOH H
2O(100mg)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を2N HCl水溶液で酸性化し、酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して標題化合物を得、これをさらには精製せずに使用した。MS(ESI)m/e 781.2(M+H)
+。
【1264】
1.88.3 tert−ブチル6−(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)イソキノリン−6−イル)−3−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.88.2(350mg)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(67.5mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(129mg)及び4−ジメチルアミノピリジン(82mg)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジクロロメタン中5%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 912.3(M+H)
+。
【1265】
1.88.4 4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−6−(6−カルボキシ−5−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−(メチルアミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)イソキノリン2−オキシド
実施例1.88.3(100mg)のジクロロメタン(6mL)中溶液に、m−クロロペルオキシ安息香酸(19mg)を加えた。混合物を室温で4時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(10mL、1:1)に溶解し、室温で終夜撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.32 (s, 2H), 9.21 (d, 1H), 8.71 (d, 1H), 8.49 (dd, 1H), 8.36 - 8.19 (m, 4H), 8.12 (dd, 1H), 8.07 (d, 1H), 7.96 (dd, 1H), 7.82 (d, 1H), 7.56 - 7.46 (m, 3H), 7.42 - 7.35 (m, 1H), 3.90 (d, 3H), 3.56 (td, 3H), 3.02 (p, 3H), 2.55 (t, 4H), 2.29 - 2.19 (m, 4H), 1.45 (d, 3H), 1.37 - 1.26 (m, 5H), 1.16 (d, 6H), 1.10 - 1.01 (m, 3H), 0.88 (d, 8H).MS(ESI)m/e 772.1(M+H)
+。
【1266】
1.89 6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]アセトアミド}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.89)の合成
【1267】
1.89.1 1−((3−ブロモ−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール
実施例1.1.3(500mg)のテトラヒドロフラン(30mL)中冷却(−30℃)溶液に、n−ブチルリチウム(9.67mL)を加え、混合物を−30℃で2時間撹拌した。ヨウ化メチル(1.934mL)を−30℃で滴下添加した。添加完了後、混合物を−30℃でさらに2時間撹拌した。氷水中の1N HCl水溶液を温度が0℃未満を維持するように、pHが6に達するまでゆっくり加えた。混合物を室温で10分間撹拌し、氷水(10mL)及び酢酸エチル(20mL)で希釈した。層を分離し、水性層を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を15/1〜10/1石油/酢酸エチルで溶出するフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 337、339(M+H)
+。
【1268】
1.89.2 1−(3,5−ジメチル−7−((5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)アダマンタン−1−イル)尿素
実施例1.89.1(2.7g)及び尿素(4.81g)を混合し、140℃で16時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、メタノール(200mL×2)中で懸濁させた。不溶物を濾過により除去した。濾液を濃縮して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 317.3(M+H)
+。
【1269】
1.89.3 3,5−ジメチル−7−((5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)アダマンタン−1−アミン
実施例1.40.2(2.53g)の水中20%エタノール(20mL)中溶液に、水酸化ナトリウム(12.79g)を加えた。混合物を120℃で16時間及び140℃でさらに16時間撹拌した。6N HCl水溶液をpH6になるまで加えた。混合物を濃縮し、残渣をメタノール(200mL)中で懸濁させた。不溶物を濾別した。濾液を濃縮して、標題化合物をHCl塩として得た。MS(LC−MS)m/e 273.9(M+H)
+。
【1270】
1.89.4 tert−ブチル(2−((3,5−ジメチル−7−((5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)アダマンタン−1−イル)アミノ)−2−オキソエチル)カルバメート
実施例1.89.3(2.16g)のN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)中溶液に、トリエチルアミン(3.30mL)、2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)酢酸(1.799g)及び1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート(3.90g)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。水(40mL)を加え、混合物を酢酸エチル(70mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を3/1〜2/1石油/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 430.8(M+H)
+。
【1271】
1.89.5 tert−ブチル(2−((3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)アミノ)−2−オキソエチル)カルバメート
実施例1.89.4(1.7g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中周囲温度溶液に、NIS(N−ヨードスクシンイミド、1.066g)を少しずつ加え、混合物を室温で16時間撹拌した。氷水(10mL)及び飽和Na
2S
2O
3水溶液(10mL)を加えた。混合物を酢酸エチル(30mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を3/1〜2/1石油/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 556.6(M+H)
+。
【1272】
1.89.6 メチル2−(5−ブロモ−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
メチル1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート塩酸塩(12.37g)及び実施例1.1.10(15g)のジメチルスルホキシド(100mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(12mL)を加え、混合物を50℃で24時間撹拌した。次いで混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘキサン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 448.4(M+H)
+。
【1273】
1.89.7 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.89.6(2.25g)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(205mg)のアセトニトリル(30mL)中溶液に、トリエチルアミン(3mL)及びピナコールボラン(2mL)を加え、混合物を還流状態で3時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。ヘキサン中20%酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。
【1274】
1.89.8 メチル2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)アセトアミド)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.1.6を実施例1.89.5で置き換え、実施例1.2.2における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 797.4(M+H)
+。
【1275】
1.89.9 2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)アセトアミド)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.2.4を実施例1.89.8で置き換え、実施例1.2.5における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 783.4(M+H)
+。
【1276】
1.89.10 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)アセトアミド)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.5を実施例1.89.9で置き換え、実施例1.2.6における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 915.3(M+H)
+。
【1277】
1.89.11 3−(1−{[3−(2−アミノアセトアミド)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.8を実施例1.89.10で置き換え、実施例1.2.9における手順を用いて標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ12.82 (s, 1H), 8.00 (dd, 1H), 7.90 - 7.79 (m, 4H), 7.76 (d, 1H), 7.59 (dd, 1H), 7.49 - 7.38 (m, 3H), 7.37 - 7.29 (m, 2H), 7.25 (s, 1H), 6.92 (d, 1H), 4.92 (s, 2H), 3.85 (t, 2H), 3.77 (s, 2H), 3.40 (q, 2H), 2.98 (t, 2H), 2.07 (s, 3H), 1.63 (s, 2H), 1.57 - 1.38 (m, 4H), 1.15 - 0.93 (m, 6H), 0.80 (s, 6H).MS(ESI)m/e 759.2(M+H)
+。
【1278】
1.89.12 6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]アセトアミド}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.89.11(102mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)中溶液に、4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(60mg)を加え、混合物を室温で週末にかけて撹拌した。混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(10mL、1:1)に溶解し、室温で終夜撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ12.83 (s, 1H), 8.57 (s, 2H), 8.02 (d, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.60 (d, 1H), 7.52 - 7.37 (m, 3H), 7.39 - 7.29 (m, 2H), 7.26 (s, 1H), 6.94 (d, 1H), 4.94 (s, 2H), 3.87 (t, 2H), 3.79 (s, 2H), 3.16 (q, 2H), 2.99 (t, 2H), 2.77 (t, 2H), 2.08 (s, 3H), 1.64 (s, 2H), 1.55 (d, 2H), 1.45 (d, 2H), 1.21 - 0.95 (m, 6H), 0.82 (s, 6H).MS(ESI)m/e 867.2(M+H)
+。
【1279】
1.90 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3,5−ジメチル−7−({2−[(2−スルホエチル)アミノ]エチル}スルファニル)トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(W2.90)の合成
【1280】
1.90.1 3−((1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−チオール
実施例1.1.3(2.8g)及びチオ尿素(15.82g)の酢酸中33%(重量/重量)HBr(50mL)中混合物を110℃で16時間撹拌し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を水中20%エタノール(容量/容量:200mL)に溶解し、水酸化ナトリウム(19.06g)を加えた。得られた溶液を室温で16時間撹拌し、濃縮した。残渣を水(60mL)に溶解し、6N HCl水溶液でpH5〜pH6に酸性化した。混合物を酢酸エチル(200mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 319.1(M+H)
+。
【1281】
1.90.2 2−((−3−((1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)チオ)エタノール
実施例1.90.1(3.3g)のエタノール(120mL)中溶液に、ナトリウムエトキシド(2.437g)を加えた。混合物を10分間撹拌し、2−クロロエタノール(1.80mL)を滴下添加した。混合物を室温で6時間撹拌し、1N HCl水溶液でpH7に中和した。混合物を濃縮し、残渣を酢酸エチル(200mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を石油エーテル/酢酸エチル6/1〜2/1で溶出するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 321.2(M+H)
+。
【1282】
1.90.3 2−((−3,5−ジメチル−7−((5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)アダマンタン−1−イル)チオ)エタノール
実施例1.90.2(2.3g)のテトラヒドロフラン(60mL)中溶液に、窒素下−20℃でn−ブチルリチウム(14.35mL、ヘキサン中2M)を滴下添加した。混合物をこの温度で2時間撹拌した。ヨウ化メチル(4.49mL)を−20℃で得られた混合物に加え、混合物を−20℃で2時間撹拌した。反応物を−20℃で飽和NH
4Cl水溶液を滴下添加することによりクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌し、1N HCl水溶液でpH5に酸性化した。混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 335.3(M+H)
+。
【1283】
1.90.4 2−((−3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)チオ)エタノール
実施例1.90.3(3.65g)のN,N−ジメチルホルムアミド(90mL)中溶液に、N−ヨードスクシンイミド(3.68g)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌した。反応物を氷水(8mL)及び飽和NaS
2O
3水溶液(8mL)の添加によりクエンチした。混合物をさらに10分間撹拌し、酢酸エチル(30mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を石油エーテル/酢酸エチル(6/1〜3/1)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 461.2(M+H)
+。
【1284】
1.90.5 ジ−tert−ブチル[2−({3−[(4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル}スルファニル)エチル]−2−イミドジカルボネート
実施例1.90.4(3g)のジクロロメタン(100mL)中冷却溶液(0℃浴)に、トリエチルアミン(1.181mL)及び塩化メシル(0.559mL)を加えた。混合物を室温で4時間撹拌し、反応物を氷水(30mL)の添加によりクエンチした。混合物をさらに10分間撹拌し、ジクロロメタン(50mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をアセトニトリル(100mL)に溶解し、NH(Boc)
2(1.695g)及びCs
2CO
3(4.24g)を加えた。混合物を85℃で16時間撹拌し、反応物を水(20mL)の添加によりクエンチした。混合物を10分間撹拌し、酢酸エチル(40mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を石油エーテル/酢酸エチル10/1〜6/1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 660.1(M+H)
+。
【1285】
1.90.6 メチル2−[5−(1−{[3−({2−[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}スルファニル)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.1.6を実施例1.90.5で置き換え、実施例1.2.2における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 900.2(M+H)
+。
【1286】
190.7A 2−(6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−(1−((3−((2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エチル)チオ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.2.4を実施例1.90.6で置き換えて、標題化合物を実施例1.2.5に記載した通りに調製した。MS(ESI)m/e 786.2(M+H)
+。
【1287】
190.7B tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−((2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エチル)チオ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.5を実施例1.90.7Aで置き換えて、標題化合物を実施例1.2.6に記載した通りに調製した。MS(ESI)m/e 918.8(M+H)
+。
【1288】
1.90.8 tert−ブチル3−(1−((3−((2−アミノエチル)チオ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.90.7B(510mg)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(5mL)を加え、反応物を室温で30分間撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液の添加によりクエンチし、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機物を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題生成物を得た。MS(ESI)m/e 818.1(M+H)
+。
【1289】
1.90.9 3−(1−((3−((2−アミノエチル)チオ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.90.9を実施例1.90.8の調製の間で単離した。MS(ESI)762.2(M+H)
+。
【1290】
1.90.10 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−((2−((2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エチル)アミノ)エチル)チオ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.90.8(235mg)及び4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(150mg)をジクロロメタン(1mL)に溶解し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(140μL)を加え、混合物を室温で6日間撹拌した。反応物をジクロロメタン中0.5〜3.0%メタノールの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより直接精製して、標題化合物を得た。
【1291】
1.90.11 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−((2−((2−スルホエチル)アミノ)エチル)チオ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.2.9において実施例1.90.10を実施例1.2.8の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.39 (br s, 2H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.51 (d, 1H),7.47 (ddd, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.37 (d, 1H), 7.35 (ddd, 1H), 7.30 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.22 (m, 2H), 3.06 (br m, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.79 (t, 2H), 2.74 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.51 (s, 2H), 1.37 (m, 4H), 1.15 (m, 4H), 1.05 (m, 2H), 0.83 (s, 6H).MS(ESI)m/e 870.1(M+H)
+。
【1292】
1.91 6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{3−[(2−スルホエチル)アミノ]プロピル}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(W2.91)の合成
【1293】
1.91.1 1−((3−アリル−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−1H−ピラゾール
実施例1.1.3(0.825g、2.55mmol)のトルエン(5mL)中溶液に、N、N’−アゾイソブチロニトリル(AIBN、0.419g、2.55mmol)及びアリルトリブチルスタンナン(2.039ml、6.38mmol)を加えた。混合物をN
2気流で15分間パージし、80℃で8時間加熱し、濃縮した。残渣を石油エーテル中の5%酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 285.2(M+H)
+。
【1294】
1.91.2 1−((3−アリル−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール
実施例1.91.1(200mg、0.703mmol)のテトラヒドロフラン(5ml)中溶液に、N
2下−78℃でn−ブチルリチウム(2.81mL、7.03mmol)を加えた。温度を−20℃に昇温しながら、混合物を2時間撹拌し、次いでこれを−20℃で1時間撹拌した。ヨードメタン(0.659ml、10.55mmol)を加え、得られた混合物を−20℃で0.5時間撹拌した。反応物を飽和NH
4Clでクエンチし、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 299.2(M+H)
+。
【1295】
1.91.3 3−(3,5−ジメチル−7−((5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)アダマンタン−1−イル)プロパン−1−オール
窒素雰囲気下、実施例1.91.2(2.175g、7.29mmol)の無水テトラヒドロフラン(42.5mL)中溶液を0℃に冷却した。BH
3・THF(15.30mL、15.30mmol)を滴下添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、0℃に冷却した。反応混合物に10N NaOH水溶液(5.03mL、50.3mmol)を、続いて30%H
2O
2水溶液(16.52mL、146mmol)を滴下添加した。得られた混合物を室温に加温し、90分間撹拌した。反応物を10%塩酸(35mL)でクエンチした。有機層を分離し、水性層を酢酸エチル(2×60mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×60mL)で洗浄し、氷浴中で冷却した。亜硫酸ナトリウムの飽和水溶液(15mL)を注意深く加え、混合物を数分間撹拌した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。残渣を石油エーテル/酢酸エチル(3:1〜1:1)で溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 317.3(M+H)
+。
【1296】
1.91.4 3−(3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)プロパン−1−オール
実施例1.91.3(1.19g、3.76mmol)及び1−ヨードピロリジン−2、5−ジオン(1.015g、4.51mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(7.5mL)中混合物を、室温で16時間撹拌した。反応物を飽和Na
2SO
3でクエンチした。混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和Na
2SO
3、飽和Na
2CO
3、水及びブラインで洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を石油エーテル/酢酸エチル(3:1〜1:1)で溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 443.1(M+H)
+。
【1297】
1.91.5 3−(3−((4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)プロピルメタンスルホネート
実施例1.91.4(1.55g、3.50mmol)のCH
2Cl
2(20mL)中溶液に、0℃で(CH
3CH
2)
3N(0.693mL、4.98mmol)及び塩化メシル(0.374mL、4.80mmol)をゆっくり加えた。混合物を20℃で3.5時間撹拌し、CH
2Cl
2で希釈し、飽和NH
4Cl、NaHCO
3及びブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 521.1(M+H)
+。
【1298】
1.91.6 ジ−tert−ブチル(3−{3−[(4−ヨード−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル}プロピル)−2−イミドジカルボネート
実施例1.91.5(1.92g、3.69mmol)のCH
3CN(40ml)中溶液に、20℃でジ−tert−ブチルイミノジカルボネート(0.962g、4.43mmol)及びCs
2CO
3(2.404g、7.38mmol)を加えた。混合物を80℃で16時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を石油エーテル/酢酸エチル(10:1)で溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 642.3(M+H)
+。
【1299】
1.91.7 メチル2−[5−{1−[(3−{3−[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]プロピル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}−6−(tert−ブトキシカルボニル)ピリジン−2−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボキシレート
実施例1.1.6を実施例1.91.6で置き換え、実施例1.2.2における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 882.2(M+H)
+。
【1300】
1.91.8 2−[6−(tert−ブトキシカルボニル)−5−{1−[(3−{3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]プロピル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−8−カルボン酸
実施例1.2.4を実施例1.91.7で置き換え、実施例1.2.5における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 768.4(M+H)
+。
【1301】
1.91.9 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)プロピル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.5を実施例1.91.8で置き換え、実施例1.2.6における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 901.1(M+H)
+。
【1302】
1.91.10 tert−ブチル3−(1−((3−(3−アミノプロピル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリネート
実施例1.91.9(500mg)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(5mL)を加え、反応物を室温で30分間撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液の添加によりクエンチし、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機物を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題生成物を得た。
【1303】
1.91.11 3−(1−((3−(3−アミノプロピル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.91.9(350mg)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(5mL)を加えた。混合物を終夜撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 4H), 7.47 (dt, 3H), 7.36 (q, 2H), 7.27 (s, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.95 (s, 2H), 3.77 (s, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.72 (q, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.45 (t, 2H), 1.18 - 1.05 (m, 9H), 1.00 (d, 6H), 0.80 (s, 6H).MS(ESI)m/e 744.2(M+H)
+。
【1304】
1.91.12 tert−ブチル6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(3−((2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エチル)アミノ)プロピル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリネート
実施例1.2.7を実施例1.91.10で置き換え、実施例1.2.8における手順を用いて標題化合物を調製した。
【1305】
1.91.13 6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3,5−ジメチル−7−{3−[(2−スルホエチル)アミノ]プロピル}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例1.2.8を実施例1.91.12で置き換え、実施例1.2.9における手順を用いて標題化合物を調製した。
1H NMR (501 MHz, DMSO-d
6) δ12.85 (s, 1H), 8.02 (dd, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.60 (d, 1H), 7.54 - 7.39 (m, 3H), 7.38 - 7.31 (m, 2H), 7.26 (s, 1H), 6.94 (d, 1H), 4.94 (s, 2H), 3.87 (t, 2H), 3.15 (p, 2H), 3.00 (t, 2H), 2.86 (dq, 2H), 2.76 (t, 2H), 2.08 (s, 3H), 1.47 (td, 2H), 1.08 (d, 9H), 0.99 (d, 7H), 0.79 (s, 7H).MS(ESI)m/e 852.2(M+H)
+。
【1306】
[実施例2]
例示的シントンの合成
この実施例は、ADCを作製するために有用な例示的シントンの合成方法を提供する。
【1307】
2.1 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンCZ)の合成
N,N−ジメチルホルムアミド(7mL)中の実施例1.2.9(100mg)及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(Synchemから購入、114mg)を水−氷浴中で冷却し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.15mL)を加えた。混合物を0℃で30分間、次いで室温で終夜撹拌した。反応物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 8.04 (t, 2H), 7.75-7.82 (m, 2H), 7.40-7.63 (m, 6H), 7.32-7.39 (m, 2H), 7.24-7.29 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.01 (s, 1H), 4.83-5.08 (m, 4H), 4.29-4.48 (m, 1H), 4.19 (t, 1H), 3.84-3.94 (m, 2H), 3.80 (d, 2H), 3.14-3.29 (m, 2H), 2.87-3.06 (m, 4H), 2.57-2.69 (m, 2H), 2.03-2.24 (m, 5H), 1.89-2.02 (m, 1H), 1.53-1.78 (m, 2H), 1.26-1.53 (m, 8H), 0.89-1.27 (m, 12H), 0.75-0.88 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1452.2(M+H)
+。
【1308】
2.2 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−スルホプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンDH)の合成
実施例1.2.9を実施例1.6.2で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.83 (s, 1H), 9.98 (s, 1H), 8.04 (t, 2H), 7.75-7.81 (m, 2H), 7.54-7.64 (m, 3H), 7.40-7.54 (m, 3H), 7.32-7.39 (m, 2H), 7.24-7.31 (m, 3H), 6.93-7.01 (m, 3H), 4.86-5.03 (m, 4H), 4.32-4.48 (m, 2H), 4.13-4.26 (m, 2H), 3.31-3.45 (m, 4H), 3.24 (d, 4H), 2.88-3.07 (m, 4H), 2.30-2.39 (m, 2H), 2.04-2.24 (m, 5H), 1.86-2.03 (m, 1H), 0.89-1.82 (m, 27H), 0.74-0.88 (m, 13H).MS(ESI)m/e 1466.3(M+H)
+。
【1309】
2.3 この段落は意図的に空欄のままにした。
【1310】
2.4 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[{2−[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エトキシ]エチル}(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンEP)の合成
実施例1.2.9を実施例1.11.4で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 10.00 (s, 1H), 8.01-8.10 (m, 2H), 7.79 (dd, 2H), 7.55-7.65 (m, 3H), 7.41-7.53 (m, 3H), 7.32-7.38 (m, 2H), 7.25-7.30 (m, 3H), 6.97-7.02 (m, 2H), 6.96 (d, 1H), 6.03 (s, 1H), 4.90-5.03 (m, 4H), 4.31-4.46 (m, 1H), 4.20 (s, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 2.97-3.06 (m, 2H), 2.88-2.98 (m, 1H), 2.58-2.68 (m, 2H), 2.05-2.22 (m, 5H), 1.92-2.02 (m, 1H), 0.89-1.75 (m, 23H), 0.77-0.87 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1496.3(M+H)
+。
【1311】
2.5 メチル6−[4−(3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N
5−カルバモイル−L−オルニチル}アミノ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}プロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]−6−デオキシ−β−L−グルコピラノシド(シントンEF)の合成
【1312】
2.5.1 ペンタ−4−イナール
ジクロロメタン(200mL)に溶解した塩化オキサリル(9.12mL)の溶液に、−78℃で20分かけてジクロロメタン(40mL)に溶解したジメチルスルホキシド(14.8mL)を加えた。溶液をさらに30分間撹拌した後、ジクロロメタン(80mL)に溶解した4−ペンチノール(8.0g)を10分かけて加えた。反応混合物を−78℃でさらに60分間撹拌した。トリエチルアミン(66.2mL)を−78℃で加え、反応混合物を60分間撹拌し、次いで10℃にさらに1時間かけて加温した。水(200mL)を加え、2層を分離した。水性層を1%HCl水溶液で酸性化し、次いでジクロロメタン(3×100mL)で逆抽出した。合わせた有機層を1%HCl水溶液及びNaHCO
3水溶液で洗浄した。水性抽出物をジクロロメタン(2×100mL)で逆抽出し、合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過後、溶媒を回転蒸発(30℃水浴)により除去して、標題化合物を得た。
【1313】
2.5.2 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−(ペンタ−4−イン−1−イルアミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.2.7(85mg)のテトラヒドロフラン(2mL)中溶液に、ペンタ−4−イナール(8.7mg)、酢酸(20mg)及び硫酸ナトリウム(300mg)を加えた。混合物を1時間撹拌し、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(45mg)を反応混合物に加えた。混合物を終夜撹拌し、次いで酢酸エチル(200mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、溶媒を蒸発させて残渣を得、これをジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、3mL)に溶解した。混合物を0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 812.1(M+H)
+。
【1314】
2.5.3 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((3−(1−(((2S,3R,4R,5S,6S)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−メトキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)プロピル)アミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
(2S,3S,4R,5S,6S)−2−(アジドメチル)−6−メトキシテトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(8.63mg)のt−ブタノール(2mL)及び水(1mL)中溶液に、実施例2.5.2(20mg)、硫酸銅(II)五水和物(2.0mg)及びアスコルビン酸ナトリウム(5mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下100℃で20分撹拌した。水酸化リチウム一水和物(50mg)を混合物に加え、これを終夜撹拌した。混合物をトリフルオロ酢酸で中和し、0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1032.2(M+H)
+。
【1315】
2.5.4 メチル6−[4−(3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N
5−カルバモイル−L−オルニチル}アミノ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}プロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]−6−デオキシ−β−L−グルコピラノシド
4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル4−ニトロフェニルカルボネート(7.16mg)及び実施例2.5.3(10mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.1mL)を加えた。混合物を終夜撹拌し、次いでトリフルオロ酢酸で酸性化し、0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.65 (s, 1H), 7.97 (d, 1H) , 7.76 (d, 1H), 7.64-7.72 (m, 2H), 7.53-7.63 (m, 3H), 7.38-7.51 (m, 4H), 7.30-7.37 (m, 2H), 7.22-7.27 (m, 3H), 6.84-6.98 (m, 3H), 4.97 (d, 4H), 4.65 (dd, 1H), 4.50 (d, 1H), 4.36-4.46 (m, 1H), 4.25-4.32 (m, 1H), 4.10-4.20 (m, 1H), 3.85-3.95 (m, 2H), 3.79 (s, 2H) , 3.66-3.73 (m, 2H), 2.99-3.03 (m, 7H), 2.57 (t, 3H), 2.12-2.22 (m, 3H), 2.08 (s, 3H), 1.99-2.05 (m, 2H), 1.70-1.88 (m, 4H) , 1.39-1.67 (m, 8H), 1.35 (s, 3H), 0.92-1.28 (m, 14H), 0.80-0.88 (m, 16H).MS(ESI)m/e 1629.5(M+H)
+。
【1316】
2.6 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−(4−{[([2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]{3−[1−(β−D−グルコピラヌロノシル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロピル}カルバモイル)オキシ]メチル}フェニル)−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンEG)の合成
【1317】
2.6.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((3−(1−((2R,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)プロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
(2R,3R,4S,5S,6S)−2−アジド−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(8.63mg)のt−ブタノール(2mL)及び水(1mL)中溶液に、実施例2.5.2(20mg)、硫酸銅(II)五水和物(2.0mg)及びアスコルビン酸ナトリウム(5mg)を加えた。混合物をマイクロ波条件(Biotage Initiator)下100℃で20分撹拌した。水酸化リチウム一水和物(50mg)を混合物に加え、これを終夜撹拌した。混合物をトリフルオロ酢酸で中和し、0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリル上で溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1032.1(M+H)
+。
【1318】
2.6.2 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−(4−{[([2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]{3−[1−(β−D−グルコピラヌロノシル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロピル}カルバモイル)オキシ]メチル}フェニル)−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド
実施例2.5.4において実施例2.6.1を実施例2.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.64 (s, 1H), 7.98 (d, 1H) , 7.90 (s, 1H), 7.76 (d, 1H) , 7.68 (s, 1H), 7.52-7.62 (m, 3H), 7.20-7.50 (m, 9H), 6.84-6.98 (m, 3H), 5.56 (d, 1H), 4.98 (d, 4H), 4.36-4.49 (m, 2H), 4.11-4.23 (m, 2H), 3.96 (d, 2H), 3.74-3.91 (m, 7H), 3.51-3.58 (m, 5H), 3.35-3.49 (m, 10H), 2.97-3.02 (m, 6H), 2.57-2.66 (m, 3H), 2.12-2.24 (m, 2H) , 2.08 (s, 3H), 1.69-2.01 (m, 3H), 1.35-1.65 (m, 9H), 0.93-1.28 (m, 10H), 0.81-0.89 (m, 10H).MS(ESI)m/e 1629.4(M+H)
+。
【1319】
2.7 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[(2R)−1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)アミノ}−1−オキソ−3−スルホプロパン−2−イル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド(シントンEH)の合成
実施例1.13.8(0.018g)及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.015g、0.023mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.75mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.015mL)を加えた。終夜撹拌した後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(0.75mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜70%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 9.93 (s, 1H), 8.14 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.84-7.76 (m, 2H), 7.61 (d, 1H), 7.57 (d, 2H), 7.53 (dd, 1H), 7.47 (t, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.39-7.30 (m, 4H), 7.26 (d, 2H), 6.99 (s, 2H), 6.97 (dd, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.90 (t, 2H), 4.75-4.65 (m, 1H), 4.46-4.33 (m, 2H), 4.17 (dd, 2H), 3.66-3.47 (m, 4H), 3.36 (t, 4H), 3.12 (s, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.85-2.60 (m, 4H), 2.25-2.05 (m, 5H), 2.05-1.90 (m, 1H), 1.58-0.76 (m, 32H).MS(ESI)m/e 1423.2(M+H)
+。
【1320】
2.8 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][4−(β−D−グルコピラノシルオキシ)ベンジル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンER)の合成
【1321】
2.8.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((4−(((2S,3R,4S,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)アミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.2.7(44.5mg)のテトラヒドロフラン(2mL)及び酢酸(0.2mL)中溶液に、4−(((2S,3R,4S,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンズアルデヒド(17mg)及びMgSO
4(300mg)を加えた。混合物を1時間撹拌した後、樹脂担持シアノ水素化ホウ素ナトリウム(300mg)を加えた。混合物を終夜撹拌した。混合物を濾過し、溶媒を蒸発させた。残渣をジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、4mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1015.2(M+H)
+。
【1322】
2.8.2 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][4−(β−D−グルコピラノシルオキシ)ベンジル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド
実施例2.5.4において実施例2.8.1を実施例2.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.87 (s, 1H), 10.00 (s, 1H), 7.96-8.14 (m, 2H) , 7.79 (d, 2H), 7.55-7.68 (m, 3H), 7.09-7.52 (m, 11H), 6.91-7.01 (m, 5H), 5.09 (d, 1H), 4.95 (dd, 4H) , 4.35-4.47 (m, 4H), 4.14-4.23 (m, 3H), 3.86-3.94 (m, 6H), 3.31-3.46 (m, 8H), 3.16-3.25 (m, 3H), 2.90-3.04 (m, 4H), 2.59 (s, 1H), 1.88-2.24 (m, 6H), 0.88-1.75 (m, 24H), 0.76-0.90 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1613.7(M+H)
+。
【1323】
2.9 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[4−(β−D−アロピラノシルオキシ)ベンジル][2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンES)の合成
【1324】
2.9.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3,5−ジメチル−7−(2−((4−(((2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)アミノ)エトキシ)アダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.2.7(44.5mg)のテトラヒドロフラン(2mL)及び酢酸(0.2mL)中溶液に、4−(((2S,3R,4R,5S,6R)−3,4,5−トリヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンズアルデヒド(17mg)及びMgSO
4(300mg)を加えた。混合物を1時間撹拌した後、樹脂担持シアノ水素化ホウ素ナトリウム(300mg)を加えた。混合物を終夜撹拌した。混合物を濾過し、溶媒を蒸発させた。残渣をジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、4mL)に溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1015.2(M+H)
+。
【1325】
2.9.2 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[4−(β−D−アロピラノシルオキシ)ベンジル][2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド
実施例2.5.4において実施例2.9.1を実施例2.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 10.00 (s, 1H) , 7.96-8.11 (m, 2H), 7.79 (d, 2H), 7.53-7.65 (m, 3H), 7.08-7.52 (m, 10H) , 6.91-7.00 (m, 5H), 5.09 (d, 1H), 4.99 (d, 4H), 4.35-4.48 (m, 3H), 4.13-4.23 (m, 2H), 3.82-3.96 (m, 8H), 3.32-3.50 (m, 10H), 3.12-3.25 (m, 3H), 2.90-3.06 (m, 5H), 1.89-2.19 (m, 6H), 0.88-1.75 (m, 22H), 0.76-0.88 (m, 11H).MS(ESI)m/e 1612.5(M+H)
+。
【1326】
2.10 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−ホスホノエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンEQ)の合成
実施例1.2.9を実施例1.12.2で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.99 (s, 1H), 8.01-8.09 (m, 2H), 7.76-7.81 (m, 2H), 7.56-7.64 (m, 3H), 7.41-7.53 (m, 3H), 7.36 (q, 2H), 7.25-7.30 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.94 (d, 1H), 5.98 (s, 1H), 4.89-5.07 (m, 4H), 4.38 (s, 1H), 4.19 (t, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.80 (d, 2H), 2.89-3.08 (m, 5H), 2.04-2.24 (m, 5H), 1.89-2.02 (m, 1H), 1.76-1.87 (m, 2H), 0.89-1.72 (m, 23H), 0.78-0.88 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1452.2(M+H)
+。
【1327】
2.11 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−ホスホノエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド(シントンEU)の合成
実施例1.2.9及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートを実施例1.12.2及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートで各々置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.93 (s, 1H), 8.12 (d, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.72-7.83 (m, 2H), 7.54-7.65 (m, 3H), 7.41-7.54 (m, 3H), 7.31-7.40 (m, 2H), 7.24-7.30 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.94 (d, 1H), 4.87-5.11 (m, 3H), 4.11-4.45 (m, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.79 (d, 2H), 2.97-3.05 (m, 2H), 2.63-2.70 (m, 1H), 2.29-2.37 (m, 1H), 2.03-2.20 (m, 5H), 1.73-2.00 (m, 5H), 1.39-1.55 (m, 4H), 0.88-1.38 (m, 19H), 0.72-0.89 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1364.5(M−H)
−。
【1328】
2.12 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンEV)の合成
実施例1.2.9を実施例1.14.4で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.98 (s, 1H), 8.04 (t, 2H), 7.78 (t, 2H), 7.61 (t, 3H), 7.39-7.54 (m, 3H), 7.32-7.39 (m, 2H), 7.25-7.30 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.01 (s, 1H), 4.97 (d, 4H), 4.29-4.47 (m, 2H), 4.14-4.23 (m, 2H), 3.85-3.93 (m, 2H), 3.32-3.42 (m, 2H), 3.24 (s, 2H), 2.88-3.09 (m, 3H), 1.87-2.23 (m, 6H), 0.91-1.74 (m, 27H), 0.72-0.89 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1466.3(M+H)
+。
【1329】
2.13 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[(2R)−1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]アミノ}−1−オキソ−3−スルホプロパン−2−イル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド(シントンEW)の合成
実施例1.15(0.020g)及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.017g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.017mL)を加えた。反応物を終夜撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)、水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜70%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.93 (s, 1H), 8.12 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.86-7.76 (m, 3H), 7.63-7.41 (m, 7H), 7.39-7.32 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 7.30-7.21 (m, 2H), 6.99 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.93 (s, 2H), 4.49-4.33 (m, 2H), 4.18 (dd, 2H), 4.15-4.08 (m, 2H), 3.90-3.86 (m, 2H), 3.36 (t, 2H), 3.34-3.27 (m, 1H), 3.18-3.04 (m, 2H), 3.04-2.96 (m, 2H), 2.89-2.61 (m, 2H), 2.27-2.05 (m, 5H), 2.03-1.87 (m, 1H), 1.59-1.42 (m, 4H), 1.42-0.91 (m, 18H), 0.91-0.76 (m, 11H).MS(−ESI)m/e 1407.5(M−H)
−。
【1330】
2.14 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[{2−[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エトキシ]エチル}(3−ホスホノプロピル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンEX)の合成
実施例1.16.2(59mg)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(48mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.056mL)のN,N−ジメチルホルムアミド2mL中混合物を24時間撹拌した。混合物を0.1%トリフルオロ酢酸/水中10〜90%アセトニトリルで溶出する40gC18カラムを使用するBiotage Isolera Oneシステム上での逆相クロマトグラフィーにより精製した。所望のフラクションを濃縮し、生成物を水及び1,4−ジオキサンから凍結乾燥して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (400MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.97 (bs, 1H), 8.04 (m, 2H), 7.79 (d, 2H), 7.59 (m, 3H), 7.46 (m, 3H), 7.36 (m, 2H), 7.27 (m, 2H), 6.99 (s, 2H), 6.94 (d, 1H), 4.97 (m, 4H), 4.40 (m, 2H), 4.17 (dd, 2H), 3.50-4.10 (m, 6H), 3.45 (m, 2H), 3.40 (m, 2H), 3.26 (m, 2H), 3.01 (m, 2H), 2.95 (s, 2H), 2.79 (s, 2H), 2.15 (m, 2H), 2.09 (s, 2H), 1.68 (m, 2H), 1.60 (m, 1-2H), 1.35-1.50 (m, 6H), 1.25 (m, 4H), 1.17 (m, 2H), 1.10 (m, 2H), 0.97 (m, 1-2H), 0.84 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1510.4(M+H)
+。
【1331】
2.15 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[{2−[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エトキシ]エチル}(3−ホスホノプロピル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−L−アラニンアミド(シントンEY)の合成
実施例1.16.2(59mg)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(42mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.042mg)のN,N−ジメチルホルムアミド2mL中混合物を24時間撹拌した。混合物を0.1%トリフルオロ酢酸/水中10〜90%アセトニトリルで溶出する40gC18カラムを使用するBiotage Isolera Oneシステム上での逆相クロマトグラフィーにより精製した。フラクションを濃縮し、生成物を水及び1,4−ジオキサンから凍結乾燥して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。MS(ESI)m/e 1422.6(M−H)
+。
【1332】
2.16 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド(シントンEZ)の合成
実施例1.14.4(50mg)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(38mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.050mL)のN,N−ジメチルホルムアミド2mL中混合物を24時間撹拌した。混合物を0.1%トリフルオロ酢酸/水中10〜90%アセトニトリルで溶出する40gC18カラムを使用するBiotage Isolera Oneシステム上での逆相クロマトグラフィーにより精製した。所望のフラクションを濃縮し、生成物を水及び1,4−ジオキサンから凍結乾燥して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (400MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.94 (bs, 1H), 8.12 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.80 (d, 2H), 7.61 (m, 3H), 7.47 (m, 3H), 7.36 (m, 2H), 7.29 (m, 2H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 4.97 (m, 4H), 4.40 (m, 2H), 4.16 (dd, 2H), 3.50-4.10 (m, 6H), 3.68 (m, 2H), 3.55 (m, 2H), 3.25 (m, 4H), 3.02 (m, 2H), 2.94 (s, 2H), 2.79 (s, 2H), 2.15 (m, 1H), 2.08 (s, 2H), 1.65 (m, 2H), 1.40-1.50 (m, 6H), 1.20-1.30 (m, 6H), 1.08-1.19 (m, 4H), 0.97 (m, 1-2H), 0.76-0.89 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1380.3(M+H)
+。
【1333】
2.17 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(2S)−3−カルボキシ−2−({[(4−{[(2S)−2−{[(2S)−2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}プロパノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ)プロパノイル](メチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(シントンFD)の合成
実施例1.17(0.040g)及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.034g)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.035mL)を加えた。反応物を終夜撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜70%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 9.92 (s, 1H), 8.13 (d, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 2H), 7.62 (d, 1H), 7.57 (d, 2H), 7.54-7.41 (m, 3H), 7.40-7.32 (m, 2H), 7.31-7.23 (m, 4H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (dd, 1H), 5.01-4.89 (m, 4H), 4.78 (dq, 1H), 4.45-4.30 (m, 1H), 4.23-4.11 (m, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.80 (s, 2H), 3.42-3.26 (m, 6H), 3.06 (s, 1H), 3.01 (t, 2H), 2.80 (s, 2H), 2.76-2.62 (m, 1H), 2.46-2.36 (m, 1H), 2.25-2.05 (m, 5H), 2.05-1.92 (m, 1H), 1.58-1.42 (m, 4H), 1.42-0.91 (m, 20H), 0.91-0.78 (m, 9H).MS(ESI) m/e 1387.4(M+H)
+。
【1334】
2.18 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][4−(β−D−グルコピラヌロノシルオキシ)ベンジル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンFS)の合成
実施例2.5.4において実施例2.19.2を実施例2.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 10.00 (s, 1H) , 7.97-8.14 (m, 2H), 7.79 (d, 2H), 7.07-7.65 (m, 13H), 6.87-7.01 (m, 4H), 5.92-6.08 (m, 1H), 4.87-5.07 (m, 4H), 4.33-4.48 (m, 3H), 4.13-4.26 (m, 1H), 3.74-3.94 (m, 6H), 3.14-3.34 (m, 8H), 2.84-3.05 (m, 6H), 1.87-2.25 (m, 6H), 0.89-1.73 (m, 21H), 0.76-0.87 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1626.4(M+H)
+。
【1335】
2.19 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−ホスホノエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンFI)の合成
実施例1.2.9を実施例1.20.11で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 10.00 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.07 (d, 1H), 8.00 (d, 1H), 7.84-7.90 (m, 1H), 7.79 (dd, 3H), 7.55-7.66 (m, 2H), 7.46 (s, 2H), 7.37 (t, 1H), 7.29 (t, 3H), 7.18-7.25 (m, 1H), 6.99 (s, 2H), 5.99 (s, 1H), 5.00 (d, 1H), 4.38 (s, 1H), 4.13-4.24 (m, 1H), 3.96 (s, 2H), 3.87 (d, 2H), 2.88-3.08 (m, 4H), 2.84 (q, 2H), 2.04-2.26 (m, 5H), 1.89-2.01 (m, 3H), 1.75-1.88 (m, 2H), 1.63-1.74 (m, 1H), 0.91-1.63 (m, 21H), 0.76-0.89 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1450.5(M−H)
−。
【1336】
2.20 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N
5−カルバモイル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−オルニチンアミド(シントンFV)の合成
実施例2.1において実施例2.22.5を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.00 (v br s, 1H), 10.00 (s, 1H), 8.52 (dd, 1H), 8.16 (dd, 1H), 8.06 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.59 (br m, 2H), 7.53 (m, 2H), 7.45 (d, 1H), 7.37 (t, 1H), 7.30 (s, 1H) 7.27 (d, 2H), 6.99 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 4.98 (m, 4H), 4.39 (m, 1H), 4.19 (br m, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.80 (br d, 2H), 3.44, 3.36 (br m, m, 計6H), 3.24 (m, 2H), 2.94-3.01 (m, 4H), 2.63 (br m, 2H), 2.14 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.97 (br m, 1H), 1.68 (br m, 1H), 1.58 (br m, 1H), 1.34-1.47 (m, 8H), 1.08-1.23 (m 10H), 0.95 (br m, 2H), 0.85-0.80 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1451.4(M−H)
−。
【1337】
2.21 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[(2R)−1−{[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)アミノ}−1−オキソ−3−スルホプロパン−2−イル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンGC)の合成
実施例1.2.9を実施例1.21.7で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.98 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.07 (d, 1H), 8.01 (dd, 1H), 7.89 (t, 1H), 7.74-7.84 (m, 3H), 7.58 (d, 2H), 7.47 (s, 2H), 7.37 (t, 1H), 7.19-7.33 (m, 5H), 7.00 (s, 2H), 4.91 (q, 2H), 4.64-4.76 (m, 2H), 4.33-4.43 (m, 2H), 4.15-4.24 (m, 2H), 3.92-4.03 (m, 2H), 3.88 (s, 2H), 3.32-3.50 (m, 6H), 3.10-3.22 (m, 2H), 2.89-3.07 (m, 2H), 2.70-2.89 (m, 4H), 2.60-2.70 (m, 1H), 2.05-2.28 (m, 5H), 1.90-2.03 (m, 3H), 1.64-1.77 (m, 1H), 1.53-1.65 (m, 1H), 0.92-1.53 (m, 21H), 0.77-0.92 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1507.3(M−H)
−。
【1338】
2.22 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[(2R)−1−{[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)アミノ}−1−オキソ−3−スルホプロパン−2−イル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド(シントンGB)の合成
実施例1.2.9及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートを実施例1.21.7及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートで各々置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.93 (s, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.13 (d, 1H), 8.01 (dd, 1H), 7.88 (t, 1H), 7.74-7.84 (m, 3H), 7.57 (d, 2H), 7.46 (s, 2H), 7.37 (t, 1H), 7.17-7.33 (m, 5H), 6.99 (s, 2H), 4.91 (d, 2H), 4.65-4.76 (m, 1H), 4.30-4.51 (m, 1H), 4.13-4.21 (m, 1H), 3.92-4.00 (m, 2H), 3.88 (s, 2H), 3.29-3.46 (m, 4H), 2.93-3.21 (m, 3H), 2.68-2.88 (m, 4H), 2.58-2.68 (m, 1H), 2.04-2.26 (m, 5H), 1.89-2.02 (m, 3H), 1.37-1.54 (m, 6H), 0.92-1.34 (m, 15H), 0.75-0.91 (m, 12H).MS(ESI)m/e(M+H)
+。
【1339】
2.23 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N
5−カルバモイル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−オルニチンアミド(シントンFW)の合成
実施例2.1において実施例1.23.4を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.38 (v br s, 1H), 10.00 (s, 1H), 8.66 (m, 2H), 8.06 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.59 (br m, 2H), 7.53 (m, 1H), 7.47 (m 2H), 7.37 (t, 1H), 7.30 (s, 1H) 7.27 (d, 2H), 6.99 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 4.98 (m, 4H), 4.39 (m, 1H), 4.19 (br m, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.80 (br d, 2H), 3.40 (br m, 6H), 3.24 (m, 2H), 2.98 (m, 4H), 2.63 (m, 2H), 2.16 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.97 (br m, 1H), 1.68 (br m, 1H), 1.58 (br m, 1H), 1.34-1.47(m, 8H), 1.08-1.23 (m, 10H), 0.95 (br m, 2H), 0.85-0.80 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1451.5(M−H)
−。
【1340】
2.24 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンGD)の合成
実施例1.2.9を実施例1.24.2で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 10.00 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.07 (d, 1H), 8.00 (d, 1H), 7.85-7.92 (m, 1H), 7.73-7.85 (m, 3H), 7.55-7.65 (m, 2H), 7.46 (s, 2H), 7.37 (t, 1H), 7.28 (t, 3H), 7.22 (t, 1H), 6.99 (s, 2H), 6.00 (s, 1H), 4.99 (d, 1H), 4.28-4.50 (m, 1H), 4.19 (s, 1H), 3.77-4.03 (m, 4H), 3.31-3.41 (m, 2H), 3.20-3.29 (m, 2H), 2.87-3.08 (m, 3H), 2.83 (t, 2H), 2.63 (d, 2H), 2.05-2.25 (m, 5H), 1.88-2.01 (m, 3H), 1.69 (t, 1H), 1.53-1.63 (m, 1H), 1.31-1.53 (m, 8H), 1.04-1.29 (m, 11H), 0.89-1.02 (m, 2H), 0.77-0.88 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1450.4(M−H)
−。
【1341】
2.25 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンGK)の合成
実施例1.2.9を実施例1.25.2で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.98 (s, 1H), 8.04 (t, 2H), 7.75-7.82 (m, 2H), 7.60 (t, 3H), 7.41-7.53 (m, 3H), 7.32-7.39 (m, 2H), 7.24-7.29 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.94 (d, 3H), 5.97 (s, 1H), 4.88-5.04 (m, 4H), 4.38 (d, 1H), 4.12-4.24 (m, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.75-3.84 (m, 2H), 3.32-3.40 (m, 2H), 3.28 (d, 2H), 2.90-3.05 (m, 4H), 2.42-2.49 (m, 2H), 2.05-2.22 (m, 5H), 1.87-2.01 (m, 1H), 0.90-1.76 (m, 22H), 0.74-0.88 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1414.5(M−H)
−。
【1342】
2.26 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド(シントンGJ)の合成
実施例1.2.9及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートを実施例1.25.2及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートで各々置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.78 (s, 1H), 9.93 (s, 1H), 8.12 (d, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.75-7.83 (m, 2H), 7.54-7.65 (m, 3H), 7.41-7.52 (m, 3H), 7.32-7.40 (m, 2H), 7.24-7.29 (m, 3H), 6.98 (s, 2H), 6.94 (d, 1H), 4.90-5.04 (m, 4H), 4.32-4.45 (m, 2H), 4.12-4.21 (m, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.79 (d, 2H), 3.31-3.46 (m, 4H), 3.23-3.31 (m, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.46 (t, 2H), 2.04-2.22 (m, 5H), 1.87-2.02 (m, 1H), 1.40-1.60 (m, 4H), 0.91-1.37 (m, 17H), 0.76-0.88 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1328.4(M−H)
−。
【1343】
2.27 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(2R)−3−カルボキシ−2−({[(4−{[(2S)−2−{[(2S)−2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}プロパノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ)プロパノイル](メチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(シントンGW)の合成
実施例1.27(0.043g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液に、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.042g)続いてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.038mL)を加え、反応物を室温で撹拌した。16時間撹拌した後、反応物を水(0.5mL)及びN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜70%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.05 (s, 1H), 10.15 (s, 1H), 8.36 (d, 1H), 8.26 (d, 1H), 8.02 (d, 2H), 7.95-7.77 (m, 4H), 7.77-7.63 (m, 3H), 7.63-7.54 (m, 2H), 7.54-7.46 (m, 3H), 7.22 (s, 2H), 7.18 (dd, 1H), 5.17 (d, 4H), 5.01 (dq, 1H), 4.61 (p, 1H), 4.39 (t, 1H), 4.11 (t, 2H), 4.03 (s, 2H), 3.64-3.49 (m, 2H), 3.29 (s, 1H), 3.24 (t, 2H), 3.03 (s, 2H), 2.92 (dt, 1H), 2.73-2.61 (m, 4H), 2.35 (d, 4H), 2.18 (dt, 1H), 1.71 (h, 4H), 1.65-1.13 (m, 18H), 1.13-1.01 (m, 13H).MS(ESI)m/e 1387.3(M+H)
+。
【1344】
2.28 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][1−(カルボキシメチル)ピペリジン−4−イル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンHF)の合成
実施例1.28(0.0449g)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.049g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.044mL)の溶液を、室温でN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中で共に撹拌した。反応混合物を終夜撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 8.04 (t, 2H), 7.78 (t, 2H), 7.65-7.58 (m, 3H), 7.54-7.41 (m, 3H), 7.38 (d, 1H), 7.34 (d, 1H), 7.32-7.24 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.97 (s, 1H), 5.01 (s, 2H), 4.96 (s, 2H), 4.38 (q, 1H), 4.23-4.14 (m, 1H), 4.05 (s, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.80 (s, 2H), 3.36 (t, 2H), 3.26-2.86 (m, 8H), 2.27-2.02 (m, 6H), 2.02-1.86 (m, 2H), 1.86-1.75 (m, 2H), 1.75-1.54 (m, 2H), 1.54-0.90 (m, 24H), 0.89-0.72 (m, 14H).MS(ESI)m/e 1485.2(M+H)
+。
【1345】
2.29 (S)−6−((2−((3−((4−(6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)オキシ)エチル)(メチル)アミノ)−5−((((4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)アミノ)−N,N,N−トリメチル−6−オキソヘキサン−1−アミニウム塩(シントンHG)の合成
実施例1.29(8mg)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(8.24mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(7.50μl、0.043mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.250mL)中溶液を室温で撹拌した。3時間後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1.25mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.96 (s, 1H), 8.04 (t, 2H), 7.83-7.76 (m, 2H), 7.66-7.56 (m, 3H), 7.53-7.42 (m, 4H), 7.41-7.32 (m, 2H), 7.31-7.23 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.99 (s, 1H), 5.04-4.87 (m, 4H), 4.44-4.33 (m, 2H), 4.24-4.12 (m, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.50-3.13 (m, 9H), 3.11-2.92 (m, 14H), 2.80 (s, 1H), 2.25-2.04 (m, 5H), 2.03-1.89 (m, 1H), 1.75-0.91 (m, 28H), 0.91-0.77 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1528.5(M+H)
+。
【1346】
2.30 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド(シントンHP)の合成
4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートを4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートで置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.83 (s, 1H), 9.94 (s, 1H), 8.12 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 2H), 7.40-7.63 (m, 6H), 7.32-7.39 (m, 2H), 7.24-7.30 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 4.90-5.03 (m, 4H), 4.31-4.47 (m, 1H), 4.09-4.24 (m, 1H), 3.84-3.93 (m, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.30-3.39 (m, 2H), 3.20-3.28 (m, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.57-2.65 (m, 2H), 2.05-2.22 (m, 5H), 1.87-2.02 (m, 2H), 1.41-1.58 (m, 4H), 1.22 (d, 18H), 0.74-0.89 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1364.5(M−H)
−。
【1347】
2.31 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}メチル)フェニル]−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンHR)の合成
実施例1.30.2(0.038g)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.035g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.032mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液を室温で撹拌した。3時間撹拌した後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1.25mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.98 (s, 1H), 9.02 (s, 1H), 8.10-8.00 (m, 2H), 7.79 (d, 2H), 7.64-7.56 (m, 3H), 7.53 (d, 1H), 7.47 (t, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.39-7.32 (m, 2H), 7.29 (d, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.00 (s, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.96 (s, 2H), 4.48-4.32 (m, 2H), 4.27-4.15 (m, 2H), 4.11 (d, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.40-3.33 (m, 4H), 3.24-3.11 (m, 2H), 3.11-2.72 (m, 8H), 2.26-2.04 (m, 4H), 2.04-1.80 (m, 3H), 1.80-0.92 (m, 26H), 0.92-0.77 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1535.4(M+H)
+。
【1348】
2.32 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−ホスホノプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンHU)の合成
実施例2.5.4において実施例1.31.11を実施例2.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.98 (s, 1H) , 8.03 (dd, 2H), 7.70-7.84 (m, 3H), 7.59 (d, 2H), 7.48 (dd, 2H), 7.23-7.37 (m, 4H) , 6.93-7.02 (m, 4H), 4.99 (d, 4H), 4.12-4.21 (m, 8H), 3.88-3.96 (m, 4H), 3.75-3.84 (m, 4H), 3.23-3.49 (m, 7H), 2.73-3.07 (m, 8H), 1.89-2.21 (m, 9H), 0.91-1.77 (m, 25H), 0.77-0.91 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1496.3(M+H)
+。
【1349】
2.33 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}メチル)フェニル]−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンHT)の合成
実施例1.26.2(0.040g)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.030g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.020mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液を室温で撹拌した。3時間撹拌した後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1.25mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.98 (s, 1H), 9.26 (s, 1H), 8.06 (d, 1H), 8.05-8.01 (m, 1H), 7.79 (d, 2H), 7.62 (d, 1H), 7.61-7.57 (m, 2H), 7.52-7.42 (m, 3H), 7.38 (d, 1H), 7.35 (d, 1H), 7.32-7.26 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.01 (s, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.96 (s, 3H), 4.44-4.33 (m, 2H), 4.18 (dd, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.71-3.61 (m, 2H), 3.53 (t, 2H), 3.36 (t, 2H), 3.07-2.66 (m, 8H), 2.28-2.06 (m, 6H), 2.05-1.92 (m, 2H), 1.92-1.80 (m, 2H), 1.78-0.95 (m, 32H), 0.92-0.77 (m, 14H).MS(ESI)m/e 1549.5(M+H)
+。
【1350】
2.34 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンHV)の合成
実施例2.5.4において実施例1.14.4を実施例2.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 9.98 (s, 1H), 9.02 (s, 1H), 8.32-8.45 (m, 1H), 8.12-8.27 (m, 3H), 7.98-8.09 (m, 3H), 7.93 (d, 1H), 7.66-7.83 (m, 4H), 7.54-7.64 (m, 2H), 7.46-7.50 (m, 2H), 7.24-7.40 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 5.93-6.09 (m, 1H), 4.99 (s, 3H), 4.33-4.49 (m, 3H), 4.15-4.20 (m, 3H), 3.19-3.50 (m, 10H), 2.86-3.07 (m, 3H), 1.87-2.27 (m, 7H), 0.91-1.77 (m, 26H), 0.76-0.89 (m, 10H).MS(ESI)m/e 1461.1(M+H)
+。
【1351】
2.35 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}メチル)フェニル]−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンHZ)の合成
実施例1.36.2(0.031g)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.025g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.016mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液を室温で撹拌した。3時間撹拌した後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1.25mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 9.98 (s, 1H), 8.82 (s, 1H), 8.05 (dd, 2H), 7.79 (d, 2H), 7.70-7.53 (m, 2H), 7.53-7.24 (m, 6H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.00 (s, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.96 (s, 2H), 4.37 (q, 2H), 4.25-4.15 (m, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.69-3.61 (m, 2H), 3.44-3.30 (m, 4H), 3.08-2.90 (m, 4H), 2.90-2.72 (m, 4H), 2.27-2.04 (m, 5H), 2.04-1.89 (m, 2H), 1.77-0.94 (m, 28H), 0.91-0.78 (m, 14H).MS(ESI)m/e 1499.5(M+H)
+。
【1352】
2.36 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N
5−カルバモイル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−オルニチンアミド(シントンIA)の合成
実施例2.1において実施例1.39.2を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.98 (s, 1H), 8.60 (dd, 1H), 8.52 (dd, 1H), 8.06 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.59 (br m, 2H), 7.50 (m, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.38 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 7.27 (d, 2H), 6.99 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 5.98 (br s, 1H), 4.98 (s, 4H), 4.39 (m, 1H), 4.19 (br m, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.80 (br d, 2H), 3.36 (br m, 3H), 3.24 br (m, 4H), 2.98 (m, 4H), 2.16 (m, 2H), 2.12 (s, 3H), 1.95 (br m, 1H), 1.67 (br m, 3H), 1.34-1.47 (m, 9H), 1.08-1.23 (m, 11H), 0.95 (br m, 2H), 0.85-0.80 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1465.5(M−H)
−。
【1353】
2.37 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N
5−カルバモイル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−オルニチンアミド(シントンIF)の合成
実施例2.1において実施例1.40.2を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.98 (s, 1H), 8.52 (dd, 1H), 8.16 (dd, 1H), 8.05 (br d, 1H), 7.78 (br d, 1H), 7.62 (m, 1H), 7.58 (br m, 2H), 7.52 (m, 2H), 7.44 (d, 1H), 7.38 (t, 1H), 7.29 (s, 1H) 7.27 (d, 2H), 6.99 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.96 (s, 2H), 4.39 (m, 1H), 4.19 (br m, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.80 (br d, 2H), 3.36 (br m, 3H), 3.24 br (m, 4H), 2.98 (m, 4H), 2.16 (m, 2H), 2.12 (s, 3H), 1.95 (br m, 1H), 1.67 (br m, 3H), 1.47-1.34 (m, 9H), 1.08-1.23 (m, 11H), 0.95 (br m, 2H), 0.85-0.80 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1451.5(M−H)
−。
【1354】
2.38 N−{6−[(クロロアセチル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド(シントンIG)の合成
【1355】
2.38.1 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.2.9(0.050g)、(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート(0.039g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.027mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液を室温で撹拌した。終夜撹拌した後、ジエチルアミン(0.027mL)を反応物に加え、撹拌を2時間続けた。反応物をトリフルオロ酢酸でクエンチし、混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中5〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1499.5(M+H)
+。
【1356】
2.38.2 N−{6−[(クロロアセチル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−L−アラニンアミド
6−(2−クロロアセトアミド)ヘキサン酸(6mg)及び2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(0.011g)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.015mL)を加え、反応物を5分間撹拌した。この溶液を実施例2.38.1(0.022g)に加え、1時間撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.83 (s, 1H), 9.93 (s, 1H), 8.20-8.10 (m, 2H), 8.04 (d, 1H), 7.83-7.76 (m, 2H), 7.64-7.55 (m, 3H), 7.55-7.50 (m, 1H), 7.50-7.41 (m, 2H), 7.40-7.32 (m, 2H), 7.32-7.24 (m, 3H), 6.96 (d, 1H), 5.07-4.92 (m, 3H), 4.39 (p, 1H), 4.18 (dd, 2H), 4.01 (s, 2H), 3.92-3.76 (m, 6H), 3.54-3.32 (m, 4H), 3.25 (t, 2H), 3.13-2.93 (m, 4H), 2.72-2.58 (m, 2H), 2.29-2.12 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 2.05-1.92 (m, 1H), 1.58-0.89 (m, 18H), 0.89-0.77 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1362.2(M+H)
+。
【1357】
2.39 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(カルボキシメトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンIJ)の合成
実施例2.5.4において実施例1.41.3を実施例2.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 10.03 (s, 1H) , 9.96 (s, 1H), 8.26-8.34 (m, 1H), 7.95-8.11 (m, 2H), 7.73-7.82 (m, 2H), 7.22-7.70 (m, 11H) , 6.95-7.05 (m, 3H), 6.89 (d, 1H), 5.23 (s, 1H), 4.98 (d, 3H), 4.83 (s, 1H), 4.33-4.43 (m, 1H), 4.11-4.23 (m, 1H), 3.74-3.95 (m, 3H), 3.22-3.39 (m, 10H), 2.78-3.06 (m, 12H), 1.91-2.22 (m, 8H) , 0.93-1.68 (m, 20H), 0.77-0.88 (m, 10H).MS(ESI)m/e 1432.2(M+H)
+。
【1358】
2.40 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(2−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)アミノ}エチル)(2−カルボキシエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンIJ)の合成
実施例1.2.9を実施例1.38.2で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 9.10 (s, 1H), 8.04 (t, 2H), 7.73-7.85 (m, 2H), 7.61 (t, 3H), 7.41-7.55 (m, 3H), 7.26-7.39 (m, 5H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.00 (s, 1H), 4.99 (d, 4H), 4.34-4.45 (m, 2H), 4.19 (dd, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.36 (t, 4H), 2.85-3.09 (m, 5H), 2.06-2.22 (m, 4H), 1.89-2.02 (m, 1H), 0.94-1.77 (m, 20H), 0.77-0.90 (m, 11H).MS(ESI)m/e 1567.4(M+H)
+。
【1359】
2.41 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({(2S)−2−[{[(4−{[(2S)−5−(カルバモイルアミノ)−2−{[(2S)−2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}ペンタノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}(2−カルボキシエチル)アミノ]−3−カルボキシプロパノイル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(シントンIK)の合成
実施例1.2.9を実施例1.32.4で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。MS(ESI)m/e 1592.4(M−H)
−。
【1360】
2.42 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(2S)−2−({[(4−{[(2S)−5−(カルバモイルアミノ)−2−{[(2S)−2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}ペンタノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ)−3−カルボキシプロパノイル](2−スルホエチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(シントンIL)の合成
実施例1.2.9を実施例1.44.2で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.82 (s, 1H), 9.96 (s, 1H), 8.03 (t, 2H), 7.77 (d, 2H), 7.39-7.62 (m, 7H), 7.30-7.39 (m, 2H), 7.22-7.29 (m, 3H), 6.98 (s, 2H), 6.92-6.96 (m, 1H), 5.97 (s, 1H), 4.83-5.05 (m, 3H), 3.83-3.92 (m, 1H), 3.79 (s, 1H), 3.00 (s, 2H), 2.03-2.22 (m, 8H), 1.94 (s, 2H), 1.34 (d, 30H), 0.69-0.90 (m, 13H).MS(ESI)m/e 1565.5(M−H)
−。
【1361】
2.43 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−カルボキシプロピル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}メチル)フェニル]−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンIM)の合成
実施例1.42.2(0.045g)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.035g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.038mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液を室温で撹拌した。3時間撹拌した後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1.25mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.76 (s, 1H), 9.91 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 7.98 (dd, 2H), 7.72 (d, 2H), 7.68-7.47 (m, 3H), 7.47-7.00 (m, 7H), 6.96-6.83 (m, 3H), 5.93 (s, 1H), 4.91 (d, 3H), 4.30 (q, 1H), 4.17-3.97 (m, 4H), 3.96-3.53 (m, 4H), 3.34-2.65 (m, 12H), 2.25 (t, 2H), 2.16-1.67 (m, 12H), 1.67-0.88 (m, 26H), 0.84-0.70 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1513.6(M+H)
+。
【1362】
2.44 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(カルボキシメトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンIO)の合成
【1363】
2.44.1 (E)−tert−ブチルジメチル((3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アリル)オキシ)シラン
tert−ブチルジメチル(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)シラン(5g)及びジクロロメタン(14.7mL)を仕込んだフラスコに、窒素雰囲気下4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(3.94g)を滴下添加した。混合物を室温で1分間撹拌し、次いで窒素でスパージしたCp
2ZrClH(クロリドビス(η5−シクロペンタジエニル)ヒドリドジルコニウム、Schwartz試薬)(379mg)を含むフラスコにカヌーレにより移した。得られた反応混合物を室温で16時間撹拌した。混合物を水(15mL)で注意深くクエンチし、次いでジエチルエーテル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機相を水(15mL)で洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、0〜8%酢酸エチル/ヘプタンの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/z 316.0(M+NH
4)
+。
【1364】
2.44.2 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−ブロモ−2−ニトロフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
(2R,3R,4S,5S,6S)−2−ブロモ−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(5g)をアセトニトリル(100mL)に溶解した。Ag
2O(2.92g)を溶液に加え、反応物を室温で5分間撹拌した。4−ブロモ−2−ニトロフェノール(2.74g)を加え、反応混合物を室温で4時間撹拌した。銀塩残渣を珪藻土に通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中10〜70%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z 550.9(M+NH
4)
+。
【1365】
2.44.3 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−((E)−3−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロパ−1−エン−1−イル)−2−ニトロフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.44.2(1g)、炭酸ナトリウム(0.595g)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(Pd
2(dba)
3)(0.086g)及び1,3,5,7−テトラメチル−6−フェニル−2,4,8−トリオキサ−6−ホスファアダマンタン(0.055g)を、還流冷却器を装着した50mLの3ツ口丸底フラスコ中で合わせ、システムを窒素で脱気した。別途、実施例2.44.1(0.726g)のテトラヒドロフラン(15mL)中溶液を窒素で30分間脱気した。後者の溶液を、固体試薬を含むフラスコ中にカヌーレにより移し、続いて脱気した水(3mL)を注射器により加えた。反応物を60℃に2時間加熱した。反応混合物を酢酸エチル(3×30mL)と水(30mL)との間で分配した。合わせた有機相を乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中0〜35%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z 643.1(M+NH
4)
+。
【1366】
2.44.4 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−アミノ−4−((E)−3−ヒドロキシプロパ−1−エン−1−イル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
均圧添加漏斗を装着した500mLの3ツ口フラスコを窒素でフラッシュし、これに亜鉛末(8.77g)を入れた。実施例2.44.3(8.39g)のテトラヒドロフラン(67mL)中脱気溶液をカヌーレにより加えた。得られた懸濁液を氷浴中で冷却し、反応物の内温が35℃を超えない速度で、6N HCl(22.3mL)を添加漏斗により滴下添加した。添加完了後、反応物を室温で2時間撹拌し、珪藻土のパッドに通して濾過し、水及び酢酸エチルですすいだ。水性層が酸性で無くなるまで、濾液を飽和NaHCO
3水溶液で処理し、混合物を濾過して、得られた固体を除去した。濾液を分液漏斗に移し、層を分離した。水性層を酢酸エチル(3×75mL)で抽出し、合わせた有機層を水(100mL)で洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジエチルエーテルで摩砕し、固体を濾取して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z 482.0(M+H)
+。
【1367】
2.44.5 (9H−フルオレン−9−イル)メチル(3−クロロ−3−オキソプロピル)カルバメート
3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパン酸(5.0g)のジクロロメタン(53.5mL)中溶液に、亜硫酸ジクロリド(0.703mL)を加えた。混合物を60℃で1時間撹拌した。混合物を冷却し、濃縮して標題化合物を得、これをさらには精製せずに次のステップに使用した。
【1368】
2.44.6 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパンアミド)−4−((E)−3−ヒドロキシプロパ−1−エン−1−イル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.44.4(6.78g)をジクロロメタン(50mL)に溶解し、溶液を氷浴中で0℃に冷却した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.64g)を加え、続いて実施例2.44.5(4.88g)のジクロロメタン(50mL)中溶液を滴下添加した。氷浴を室温にしながら、反応物を16時間撹拌した。飽和NaHCO
3水溶液(100mL)を加え、層を分離した。水性層をジクロロメタン(2×50mL)でさらに抽出した。抽出物をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、5〜95%酢酸エチル/ヘプタンの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、出発物のアニリンと所望の生成物との分離できない混合物を得た。混合物を1N HCl水溶液(40mL)とジエチルエーテル及び酢酸エチルの1:1混合物(40mL)との間で分配し、次いで水性相を酢酸エチル(2×25mL)でさらに抽出した。有機相を合わせ、水(2×25mL)で洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z 774.9(M+H)
+。
【1369】
2.44.7 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパンアミド)−4−((E)−3−(((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)プロパ−1−エン−1−イル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.44.6(3.57g)をジクロロメタン(45mL)に溶解し、ビス(4−ニトロフェニル)カルボネート(2.80g)を加え、続いてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.896g)を滴下添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。シリカゲル(20g)を反応溶液に加え、浴温を25℃又はそれ未満で維持しながら混合物を減圧下で濃縮乾固した。シリカ残渣をカラムに装填し、生成物を0〜100%酢酸エチル−ヘプタンの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、部分的に精製された生成物を得、これはニトロフェノールを不純物として含んでいた。物質をメチルtert−ブチルエーテル(250mL)で摩砕し、得られたスラリー液を1時間置いた。生成物を濾取した。連続する3つのクロップを同様の方法で集めて、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z 939.8(M+H)
+。
【1370】
2.44.8 3−(1−((3−(2−(((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(カルボキシメトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.44.7(19.7mg)及び実施例1.41.3(18.5mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中冷却(0℃)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.054mL)を加えた。反応物を室温にゆっくり加温し、終夜撹拌した。反応混合物に水(2mL)及び水酸化リチウム一水和物(50mg)を加え、混合物を終夜撹拌した。混合物をトリフルオロ酢酸で酸性化し、濾過した。混合物を0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1273.2(M+H)
+。
【1371】
2.44.9 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(カルボキシメトキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.44.8(10mg)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエート(2.3mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.054mL)を加えた。反応物を終夜撹拌した。反応混合物をメタノール(2mL)で希釈し、トリフルオロ酢酸で酸性化した。混合物を0.1%トリフルオロ酢酸中の水中10〜85%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Gilsonシステム)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.70 (s, 1H) , 9.03 (s, 1H) , 8.25 (s, 1H) , 8.01 (d, 1H), 7.87 (t, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.69 (d, 1H), 7.41-7.55 (m, 2H), 7.23-7.38 (m, 2H), 6.79-7.16 (m, 7H) , 6.56 (d, 1H), 6.09-6.25 (m, 1H), 4.96-5.07 (m, 3H), 4.84 (s, 3H), 4.64 (d, 3H), 3.87-3.97 (m, 5H), 3.24-3.47 (m, 12H), 2.77-2.95 (m, 6H), 1.94-2.08 (m, 6H), 0.92-1.56 (m, 20H), 0.74-0.86 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1487.3(M+Na)
+。
【1372】
2.45 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンIP)の合成
実施例2.5.4において実施例1.43.7を実施例2.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.09 (s, 1H) , 9.99 (s, 1H), 9.02 (s, 1H), 8.30-8.40 (m, 3H), 7.93-8.25 (m, 6H), 7.23-7.86 (m, 10H), 6.92-7.05 (m, 2H) , 4.99 (d, 2H), 4.36-4.44 (m, 2H), 4.14-4.23 (m, 2H), 2.87-3.35 (m, 12H) , 2.81 (t, 2H), 2.59-2.70 (m, 2H), 1.84-2.28 (m, 8H), 0.97-1.77 (m, 20H), 0.77-0.88 (m,10H).MS(ESI)m/e 1448.3(M+Na)
+。
【1373】
2.46 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(2−{[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−(6−カルボキシ−5−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−5−イル]オキシ}エチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンIS)の合成
実施例1.2.9を実施例1.46.2で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.69 (s, 1H), 9.97 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 8.04 (dd, 2H), 7.78 (d, 2H), 7.71 (d, 1H), 7.59 (d, 2H), 7.44-7.54 (m, 3H), 7.26-7.37 (m, 4H), 6.96-7.03 (m, 4H), 5.97 (s, 1H), 4.99 (d, 4H), 4.31-4.45 (m, 1H), 4.18 (dd, 1H), 4.09 (s, 2H), 3.85-3.93 (m, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.39-3.47 (m, 2H), 3.24-3.39 (m, 4H), 3.12-3.24 (m, 2H), 2.75-3.07 (m, 9H), 2.06-2.23 (m, 5H), 1.90-2.01 (m, 1H), 1.54-1.75 (m, 2H), 1.24-1.52 (m, 12H), 0.91-1.24 (m, 8H), 0.77-0.88 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1525.4(M+H)
+。
【1374】
2.47 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(2−{[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−(6−カルボキシ−5−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−5−イル]オキシ}エチル)(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンIU)の合成
実施例1.2.9を実施例1.47.2で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.70 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 8.04 (dd, 2H), 7.78 (d, 2H), 7.71 (d, 1H), 7.59 (d, 2H), 7.43-7.55 (m, 2H), 7.28-7.37 (m, 4H), 6.94-7.07 (m, 4H), 6.05 (s, 1H), 4.93-5.11 (m, 4H), 4.31-4.46 (m, 2H), 4.12-4.26 (m, 4H), 3.80-3.95 (m, 4H), 3.40-3.50 (m, 2H), 3.24-3.40 (m, 6H), 3.13-3.24 (m, 2H), 2.74-3.08 (m, 9H), 2.63-2.73 (m, 2H), 2.05-2.23 (m, 5H), 1.96 (s, 1H), 1.52-1.77 (m, 2H), 1.23-1.53 (m, 12H), 0.97-1.22 (m, 8H), 0.77-0.89 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1631.5(M−H)
−。
【1375】
2.48 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(2−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)アミノ}エチル)(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンIV)の合成
実施例1.2.9を実施例1.48.2で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.82 (s, 1H), 10.00 (s, 1H), 9.29-9.57 (m, 1H), 8.05 (t, 2H), 7.79 (d, 2H), 7.51-7.63 (m, 4H), 7.40-7.50 (m, 2H), 7.27-7.39 (m, 5H), 6.93-7.02 (m, 3H), 4.99 (d, 3H), 4.30-4.47 (m, 1H), 4.19 (t, 1H), 3.79-3.92 (m, 3H), 3.60-3.74 (m, 2H), 3.01 (s, 9H), 2.70 (d, 4H), 2.05-2.23 (m, 6H), 1.96 (d, 2H), 1.53-1.78 (m, 3H), 1.22-1.54 (m, 13H), 0.89-1.22 (m, 9H), 0.75-0.89 (m, 13H).MS(ESI)m/e 1603.3(M+H)
+。
【1376】
2.49 N−{6−[(クロロアセチル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンIZ)の合成
【1377】
2.49.1 3−(1−(((1r,3r)−3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.2.9(0.045g)、(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート(0.043g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.041mL)の溶液を、室温でN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中にて共に撹拌した。終夜撹拌した後、ジエチルアミン(0.024mL)を反応物に加え、撹拌を2時間続けた。反応物をトリフルオロ酢酸でクエンチし、次いで0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
【1378】
2.49.2 N−{6−[(クロロアセチル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド
6−(2−クロロアセトアミド)ヘキサン酸(6.43mg)及び2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(0.012g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.019mL)を加え、反応物を5分間撹拌した。この溶液を実施例2.49.1(0.026g)に加え、1時間撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 8.18 (q, 1H), 8.08 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.84-7.76 (m, 2H), 7.64-7.56 (m, 3H), 7.56-7.50 (m, 1H), 7.47 (t, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.37 (d, 1H), 7.35 (d, 1H), 7.29 (s, 1H), 7.27 (d, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.05 (s, 1H), 5.05-4.91 (m, 4H), 4.48-4.33 (m, 1H), 4.26-4.14 (m, 1H), 4.02 (s, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.81 (d, 2H), 3.25 (t, 2H), 3.14-2.98 (m, 6H), 2.98-2.87 (m, 2H), 2.74-2.59 (m, 2H), 2.27-2.05 (m, 6H), 2.04-1.92 (m, 1H), 1.78-1.65 (m, 1H), 1.65-1.53 (m, 1H), 1.53-0.90 (m, 22H), 0.90-0.73 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1448.2(M+H)
+。
【1379】
2.50 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンJD)の合成
実施例2.5.4において実施例1.51.8を実施例2.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.56 (s, 1H), 8.51-8.59 (m, 1H), 7.89 (d, 1H), 7.82 (d, 1H), 7.69-7.77 (m, 2H), 7.34-7.62 (m, 7H) , 7.16-7.34 (m, 4H), 6.95 (dd, 1H), 5.95-6.05 (m, 1H), 4.95 (s, 2H) , 4.06-4.44 (m, 6H), 3.85 (s, 3H), 3.39-3.59 (m, 7H), 2.61-2.74 (m, 3H), 2.19 (s, 3H), 1.88-2.16 (m, 3H), 0.96-1.75 (m, 22H), 0.71-0.89 (m, 13H).MS(ESI)m/e 1454.2(M+Na)
+。
【1380】
2.51 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(2−{[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−(6−カルボキシ−5−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[メチル(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−5−イル]オキシ}エチル)(2−カルボキシエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンJF)の合成
実施例1.2.9を実施例1.49.2で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.71 (s, 1H), 10.00 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 8.08 (d, 1H), 8.02 (d, 1H), 7.78 (d, 2H), 7.72 (d, 1H), 7.60 (d, 2H), 7.52 (d, 1H), 7.44-7.50 (m, 1H), 7.27-7.39 (m, 4H), 6.96-7.06 (m, 3H), 5.98 (s, 1H), 5.01 (d, 4H), 4.31-4.46 (m, 1H), 4.18 (s, 3H), 3.79-3.95 (m, 4H), 3.67-3.76 (m, 2H), 3.12-3.39 (m, 6H), 2.73-3.07 (m, 8H), 2.04-2.24 (m, 4H), 1.87-2.02 (m, 1H), 1.22-1.75 (m, 12H), 0.96-1.20 (m, 7H), 0.76-0.90 (m, 10H).MS(ESI)m/e 1597.4(M+H)
+。
【1381】
2.52 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−スルホプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンJK)の合成
実施例2.5.4において実施例1.52.4を実施例2.5.3の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.97 (s, 1H), 7.96-8.11 (m, 2H), 7.67-7.82 (m, 3H), 7.59 (d, 2H), 7.42-7.52 (m, 2H), 7.23-7.36 (m, 4H), 6.91-7.08 (m, 4H), 4.99 (d, 4H), 4.33-4.47 (m, 1H), 4.14-4.23 (m, 4H), 3.86-3.95 (m, 6H), 3.21-3.45 (m, 15H), 2.75-3.07 (m, 9H), 2.56-2.69 (m, 2H), 1.93-2.20 (m, 8H), 0.88-1.72 (m, 20H), 0.74-0.89 (m, 11H).MS(ESI)m/e 1496.3(M+Na)
+。
【1382】
2.53 N−[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンJJ)の合成
実施例2.49.1(0.030g)、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエート(6.34mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.012mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液を室温で撹拌した。1時間後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド:水の3:1混合物(1.5mL)でクエンチした。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 8.18 (q, 1H), 8.12-8.00 (m, 2H), 7.86-7.75 (m, 2H), 7.65-7.55 (m, 3H), 7.53 (dd, 1H), 7.47 (t, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.36 (q, 2H), 7.33-7.23 (m, 3H), 6.95 (d, 1H), 6.05 (s, 1H), 5.03-4.92 (m, 4H), 4.39 (q, 1H), 4.24-4.14 (m, 1H), 4.02 (s, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.81 (d, 2H), 3.39-3.16 (m, 2H), 3.14-2.86 (m, 10H), 2.68-2.60 (m, 2H), 2.25-2.04 (m, 6H), 2.03-1.90 (m, 1H), 1.78-1.65 (m, 1H), 1.64-1.54 (m, 1H), 1.54-0.90 (m, 20H), 0.89-0.75 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1410.1(M+H)
+。
【1383】
2.54 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンJL)の合成
実施例2.49.1(0.039g)、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセテート(7.81mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.016mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液を室温で撹拌した。1時間後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド:水の3:1混合物(1.5mL)でクエンチした。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 10.00 (d, 1H), 8.24 (d, 2H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.59 (q, 3H), 7.53 (dd, 1H), 7.47 (t, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.36 (td, 2H), 7.30 (s, 1H), 7.27 (d, 2H), 7.07 (s, 2H), 6.96 (d, 1H), 5.04-4.85 (m, 4H), 4.39 (q, 2H), 4.26 (dd, 2H), 4.13 (s, 2H), 3.86-3.17 (m, 8H), 3.07-2.81 (m, 4H), 2.63 (t, 2H), 2.09 (s, 3H), 2.03-1.79 (m, 1H), 1.75-1.51 (m, 2H), 1.51-1.03 (m, 12H), 1.01-0.76 (m, 16H).MS(ESI)m/e 1394.4(M−H)
−。
【1384】
2.55 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(2S)−2−({[(4−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3−[(3−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}プロパノイル)アミノ]ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ)−3−スルホプロパノイル](メチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(シントンFE)の合成
【1385】
2.55.1 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−ホルミル−2−ニトロフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
(2R,3R,4S,5S,6S)−2−ブロモ−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(4g)のアセトニトリル(100mL)中溶液に、酸化銀(I)(10.04g)及び4−ヒドロキシ−3−ニトロベンズアルデヒド(1.683g)を加えた。反応混合物を室温で4時間撹拌し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をヘプタン中5〜50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e (M+18)
+。
【1386】
2.55.2 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−(ヒドロキシメチル)−2−ニトロフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.55.1(6g)のクロロホルム(75mL)及びイソプロパノール(18.75mL)の混合物中溶液に、シリカゲル0.87gを加えた。得られた混合物を0℃に冷却し、NaBH
4(0.470g)を加え、得られた懸濁液を0℃で45分間撹拌した。反応混合物をジクロロメタン(100mL)で希釈し、珪藻土に通して濾過した。濾液を水及びブラインで洗浄し、濃縮して粗生成物を得、これをさらには精製せずに使用した。MS(ESI)m/e (M+NH
4)
+:
【1387】
2.55.3 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−アミノ−4−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.55.2(7g)の酢酸エチル(81mL)中撹拌溶液を、20℃で1気圧のH
2下触媒として10%Pd/C(1.535g)を使用して12時間水素化した。反応混合物を珪藻土に通して濾過し、溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣を95/5ジクロロメタン/メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【1388】
2.55.4 3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパン酸
3−アミノプロパン酸(4.99g)を500mLのフラスコ中で10%Na
2CO
3水溶液(120mL)に溶解し、氷浴で冷却した。得られた溶液に、1,4−ジオキサン(100mL)中の(9H−フルオレン−9−イル)メチルカルボノクロリデート(14.5g)を徐々に加えた。反応混合物を室温で4時間撹拌し、次いで水(800mL)を加えた。水性層を反応混合物から分離し、ジエチルエーテル(3×750mL)で洗浄した。水性層を2N HCl水溶液でpH値を2に酸性化し、酢酸エチル(3×750mL)で抽出した。有機層を合わせ、濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を酢酸エチル:ヘキサン1:2の混合溶媒(300mL)中で再結晶して、標題化合物を得た。
【1389】
2.55.5 (9H−フルオレン−9−イル)メチル(3−クロロ−3−オキソプロピル)カルバメート
実施例2.55.4のジクロロメタン(160mL)中溶液に、亜硫酸ジクロリド(50mL)を加えた。混合物を60℃で1時間撹拌した。混合物を冷却し、濃縮して、標題化合物を得た。
【1390】
2.55.6 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパンアミド)−4−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.55.3(6g)のジクロロメタン(480mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.60mL)を加えた。実施例2.55.5(5.34g)を加え、混合物を室温で30分間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液中に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。合わせた抽出物を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮して残渣を得、これを移動相として石油エーテル中の0〜100%酢酸エチルを使用するラジアルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【1391】
2.55.7 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパンアミド)−4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.55.6(5.1g)のN,N−ジメチルホルムアミド(200mL)中混合物に、ビス(4−ニトロフェニル)カルボネート(4.14g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.784mL)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、減圧下で濃縮した。粗製物をジクロロメタンに溶解し、1mmラジアルクロマトトロンプレート上に直接吸引し、ヘキサン中50〜100%酢酸エチルで溶出して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e(M+H)
+。
【1392】
2.55.8 3−(1−((3−(2−((R)−2−((((3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)アミノ)−N−メチル−3−スルホプロパンアミド)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.13.7(0.055g)及び実施例2.55.7(0.055g)の溶液を、N,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)中で共に撹拌し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.053mL)を加えた。3時間撹拌した後、反応物を酢酸エチル(75mL)で希釈し、水(20mL)及びブライン(25mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をメタノール(1mL)に溶解し、水(0.6mL)中の水酸化リチウム水和物(0.025g)で処理した。2時間撹拌した後、反応物をトリフルオロ酢酸(0.047ml)でクエンチし、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【1393】
2.55.9 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[(2S)−2−({[(4−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3−[(3−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}プロパノイル)アミノ]ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ)−3−スルホプロパノイル](メチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸
実施例2.55.8(0.013g)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエート(3.07mg)の溶液をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中で撹拌し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(7.90μL)を加えた。反応物を1時間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド及び水で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 9.07 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.89 (t, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.56-7.50 (m, 1H), 7.47 (t, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.39-7.32 (m, 2H), 7.31 (s, 1H), 7.28 (d, 1H), 7.06 (d, 1H), 7.04-6.92 (m, 4H), 5.00-4.79 (m, 5H), 4.73-4.64 (m, 1H), 3.94-3.78 (m, 4H), 3.57-2.84 (m, 12H), 2.84-2.56 (m, 6H), 2.14-1.73 (m, 5H), 1.57-0.89 (m, 22H), 0.84 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1516.2(M−H)
−。
【1394】
2.56 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンGG)の合成
【1395】
2.56.1 3−(1−((3−(2−(((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.22.5(48mg)をジメチルホルムアミド(0.5mL)に溶解し、実施例2.44.7(55mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(90μL)を加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌した。反応物を濃縮し、残渣をメタノール(1mL)に溶解し、1.94N LiOH水溶液(0.27mL)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜90%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により生成物を精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。MS(ESI−)m/e 1291.4(M−H)
−。
【1396】
2.56.2 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.1において実施例1.56.1を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.00 (v br s, 1H), 9.03 (s, 1H), 8.53 (dd, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.16 (dd, 1H), 7.90 (br s, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.54 (d, 1H) 7.52 (d, 1H), 7.44 (d, 1H), 7.37 (t, 1H), 7.30 (s, 1H), 7.11 (br d, 1H), 7.03 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 6.58 (m, 1H), 6.15 (m,1H), 4.96 (s, 2H), 4.88 (br m, 1 H), 4.64 (br m, 2H), 3.88 (m, 3H), 3.79 (br m, 2H), 3.27-3.48 (m, 14H), 3.01 (m, 2H), 2.67 (br m, 2H), 2.54 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 2.03 (t, 2H), 1.45 (m, 6H), 1.37 (br m, 2H), 1.28-0.90 (m, 10H), 0.77-0.82 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1484.4(M−H)
−。
【1397】
2.57 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンGM)の合成
【1398】
2.57.1 3−(1−((3−(2−(((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.56.1において実施例1.23.4を実施例1.22.5の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1291.4(M−H)
−。
【1399】
2.57.2 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.1において実施例1.57.1を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.03 (s, 1H), 8.72 (d, 1H), 8.66 (d, 1H), 8.25 (s, 1H), 7.89 (br m, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.52 (br m, 2H), 7.46 (d, 1H), 7.39 (t, 1H), 7.30 (s, 1H), 7.11 (br d, 1H), 7.03 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 6.58 (m, 1H), 6.15 (m,1H), 4.96 (s, 2H), 4.88 (br m, 1 H), 4.64 (br m, 2H), 3.88 (m, 3H), 3.79 (br m, 2H), 3.27-3.48 (m, 14H), 3.01 (m, 2H), 2.67 (br m, 2H), 2.54 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 2.03 (t, 2H), 1.45 (m, 6H), 1.37 (br m, 2H), 1.28-0.90 (m, 10H), 0.77-0.82 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1484.4(M−H)
−。
【1400】
2.58 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンHD)の合成
【1401】
2.58.1 3−(1−((3−(2−(((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.56.1において実施例1.2.9を実施例1.22.5の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI−)m/e 1290.2(M−H)
−。
【1402】
2.58.2 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.56.2において実施例1.58.1を実施例1.56.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.03 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.89 (br m, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.53 (br m, 1H), 7.46 (m, 2H), 7.37 (m, 2H), 7.32 (s, 1H), 7.11 (br d, 1H), 7.03 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 6.58 (m, 1H), 6.15 (m,1H), 4.96 (s, 2H), 4.88 (br m, 1 H), 4.64 (br m, 2H), 3.88 (m, 3H), 3.79 (br m, 2H), 3.27-3.48 (m, 14H), 3.01 (m, 2H), 2.67 (br m, 2H), 2.54 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 2.03 (t, 2H), 1.45 (m, 6H), 1.37 (br m, 2H), 1.28-0.90 (m, 10H), 0.77-0.82 (m, 6H).MS(ESI−)m/e 1483.3(M−H)
−。
【1403】
2.59 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンHS)の合成
【1404】
2.59.1 3−(1−((3−(2−(((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)(3−ホスホノプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.56.1において実施例1.40.2を実施例1.22.5の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI−)m/e 1305.4(M−H)
−。
【1405】
2.59.2 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.56.2において実施例1.59.1を実施例1.56.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.03 (s, 1H), 8.53 (dd, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.16 (dd, 1H), 7.90 (br s, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.54 (d, 1H) 7.52 (d, 1H), 7.44 (d, 1H), 7.37 (t, 1H), 7.28 (s, 1H), 7.11 (br d, 1H), 7.03 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 6.56 (m, 1H), 6.16 (m,1H), 4.96 (s, 2H), 4.86 (br m, 1 H), 4.64 (br d, 2H), 3.88 (m, 3H), 3.79 (br m, 2H), 3.27-3.44 (m, 14H), 3.01 (m, 2H), 2.54 (m, 2H), 2.08 (s, 3H), 2.03 (t, 2H), 1.46 (m, 6H), 1.37 (br m, 2H), 1.28-0.90 (m, 10H), 0.77-0.82 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1498.4(M−H)
−。
【1406】
2.60 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−ホスホノプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンHW)の合成
【1407】
2.60.1 3−(1−(((3−(2−(((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−ホスホノプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.56.1において実施例1.31.11を実施例1.22.5の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1336.2(M+Na)
+。
【1408】
2.60.2 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5−(3−ホスホノプロポキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.56.2において実施例1.60.1を実施例1.56.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.03 (s, 1H) 8.25 (s, 1H), 8.01 (d, 1H), 7.83-7.91 (m, 1H), 7.75 (dd, 2H), 7.42-7.58 (m, 2H), 7.34 (t, 1H), 7.28 (s, 1H), 6.93-7.15 (m, 6H), 6.56 (d, 1H), 6.09-6.24 (m, 1H), 5.01 (s, 3H), 4.80-4.92 (m, 2H), 4.57-4.69 (m, 3H), 4.12-4.21 (m, 6H), 3.86-3.94 (m, 7H), 3.28-3.47 (m, 12H), 2.77-2.96 (m, 6H), 2.52-2.58 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.90-2.05 (m, 4H) , 1.65-1.78 (m, 2H), 0.90-1.53 (m, 16H), 0.80 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1529.5(M+H)
+。
【1409】
2.61 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンHX)の合成
【1410】
2.61.1 3−(1−((3−(2−(((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)(3−ホスホノプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.56.1において実施例1.14.4を実施例1.22.5の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1304.3(M−H)
−。
【1411】
2.61.2 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.56.2において実施例1.61.1を実施例1.56.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.03 (s, 1H), 8.25 (br s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.89 (br m, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.53 (br m, 1H), 7.46 (m, 2H), 7.37 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 7.11 (br d, 1H), 7.03 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 6.56 (m, 1H), 6.17 (m,1H), 4.96 (s, 2H), 4.86 (br m, 1 H), 4.64 (br d, 2H), 3.88 (m, 3H), 3.79 (br m, 2H), 3.27-3.44 (m, 14H), 3.01 (m, 2H), 2.54 (m, 2H), 2.08 (s, 3H), 2.03 (t, 2H), 1.46 (m, 6H), 1.37 (br m, 2H), 1.28-0.90 (m, 10H), 0.77-0.82 (m, 6H).MS(ESI−)m/e 1497.4(M−H)
−。
【1412】
2.62 4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンHY)の合成
【1413】
2.62.1 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−ホルミル−3−ヒドロキシフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
2,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド(15g)及び(2S,3R,4S,5S,6S)−2−ブロモ−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(10g)をアセトニトリルに溶解し、続いて炭酸銀(10g)を加え、反応物を49℃に加熱した。4時間撹拌した後、反応物を冷却し、濾過し、濃縮した。粗製の標題化合物をジクロロメタン中で懸濁させ、珪藻土に通して濾過し、濃縮した。残渣を1〜100%酢酸エチル/ヘプタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【1414】
2.62.2 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(3−ヒドロキシ−4−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.62.1(16.12g)のテトラヒドロフラン(200mL)及びメタノール(200mL)中溶液を0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(1.476g)を少しずつ加えた。反応物を20分間撹拌し、水:飽和重炭酸ナトリウム水溶液の1:1混合物(400mL)でクエンチした。得られた固体を濾別し、酢酸エチルですすいだ。相を分離し、水性層を酢酸エチルで4回抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。粗製の標題化合物を1〜100%酢酸エチル/ヘプタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 473.9(M+NH
4)
+。
【1415】
2.62.3 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−ヒドロキシフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
ジクロロメタン(168mL)中の実施例2.62.2(7.66g)及びtert−ブチルジメチルシリルクロリド(2.78g)に、−5℃でイミダゾール(2.63g)を加え、反応物を終夜撹拌して、反応物の内温を12℃に加温した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液中に注ぎ入れ、ジクロロメタンで4回抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。粗製の標題化合物を1〜50%酢酸エチル/ヘプタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 593.0(M+Na)
+。
【1416】
2.62.4 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(3−(2−(2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
トルエン(88mL)中の実施例2.62.3(5.03g)及びトリフェニルホスフィン(4.62g)に、ジ−tert−ブチル−アゾジカルボキシレート(4.06g)を加え、反応物を30分間撹拌した。(9H−フルオレン−9−イル)メチル(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル)カルバメートを加え、反応物をさらに1.5時間撹拌した。反応物をシリカゲル上に直接装填し、1〜50%酢酸エチル/ヘプタンで溶出して、標題化合物を得た。
【1417】
2.62.5 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(3−(2−(2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−4−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.62.4(4.29g)を、酢酸:水:テトラヒドロフランの3:1:1溶液(100mL)中で終夜撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液中に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。粗製の標題化合物を1〜50%酢酸エチル/ヘプタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【1418】
2.62.6 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(3−(2−(2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.62.5(0.595g)及びビス(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.492g)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中溶液に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.212mL)を加えた。1.5時間後、反応物を高真空下で濃縮した。反応物をシリカゲル上に直接装填し、1〜50%酢酸エチル/ヘプタンを使用して溶出して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 922.9(M+Na)
+。
【1419】
2.62.7 3−(1−((3−(2−((((2−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.2.9(0.073g)及び実施例2.62.6(0.077g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.066mL)を加え、反応物を終夜撹拌した。反応物を濃縮し、残渣をテトラヒドロフラン(0.5mL)及びメタノール(0.5mL)に溶解し、水(0.5mL)中溶液として水酸化リチウム一水和物(0.047g)で処理した。1時間後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド及び水で希釈し、トリフルオロ酢酸(0.116mL)の添加によりクエンチした。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
【1420】
2.62.8 4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.62.7(0.053g)、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエート(0.012g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.033mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.75mL)中溶液を室温で撹拌した。1時間撹拌した後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド及び水で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 8.04 (d, 2H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.54 (d, 1H), 7.51-7.40 (m, 2H), 7.40-7.31 (m, 3H), 7.20 (d, 1H), 7.00-6.94 (m, 3H), 6.73-6.57 (m, 2H), 5.06 (t, 1H), 5.01-4.91 (m, 4H), 3.96-3.85 (m, 2H), 3.85-3.78 (m, 2H), 3.78-3.69 (m, 2H), 3.59 (t, 2H), 3.53-3.34 (m, 6H), 3.34-3.21 (m, 4H), 3.17 (q, 2H), 3.02 (t, 2H), 2.66 (t, 2H), 2.33 (t, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.44-0.90 (m, 16H), 0.83 (d, 6H).MS(−ESI)m/e 1432.4(M−H)
−。
【1421】
2.63 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンIB)の合成
【1422】
2.63.1 3−(1−((3−(2−(((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)(3−ホスホノプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.56.1において実施例1.39.2を実施例1.22.5の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
【1423】
2.63.2 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.56.2において実施例2.63.1を実施例1.56.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.03 (s, 1H), 8.61 (d, 1H), 8.55 (d, 1H), 8.25 (br s, 1H), 7.89 (br m, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.50 (br d, 1H), 7.46 (d, 1H), 7.39 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 7.11 (br d, 1H), 7.03 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 6.56 (m, 1H), 6.17 (m,1H), 4.97 (s, 2H), 4.86 (br m, 1 H), 4.64 (br d, 2H), 3.88 (m, 3H), 3.79 (br m, 2H), 3.27-3.44 (m, 14H), 3.01 (m, 2H), 2.54 (m, 2H), 2.08 (s, 3H), 2.03 (t, 2H), 1.46 (m, 6H), 1.37 (br m, 2H), 1.28-0.90 (m, 10H), 0.77-0.82 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1498.3(M−H)
−。
【1424】
2.64 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)({[(2E)−3−(4−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3−[(3−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}プロパノイル)アミノ]フェニル)プロパ−2−エン−1−イル]オキシ}カルボニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンIE)の合成
【1425】
2.64.1 3−(1−((3−(2−(((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)(2−カルボキシエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸、トリフルオロ酢酸塩
実施例1.25.2(0.050g)及び実施例2.44.7(0.061g)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.047mL)を加え、反応物を室温で終夜撹拌した。反応物を濃縮し、残渣をメタノール(0.5mL)及びテトラヒドロフラン(0.5mL)に溶解し、水酸化リチウム水和物(0.034g)の水(0.5mL)中溶液で処理した。反応物を室温で1時間撹拌した。反応物をトリフルオロ酢酸(0.083mL)でクエンチし、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
【1426】
2.64.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル)({[(2E)−3−(4−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3−[(3−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}プロパノイル)アミノ]フェニル)プロパ−2−エン−1−イル]オキシ}カルボニル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例2.64.1(0.042g)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエート(10mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.027mL)を加え、反応物を室温で2時間撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.04 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.87 (t, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.54-7.40 (m, 3H), 7.40-7.31 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 7.10 (d, 1H), 7.04 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.57 (d, 1H), 6.24-6.11 (m, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.86 (t, 1H), 4.65 (d, 2H), 3.95-3.84 (m, 2H), 3.84-3.75 (m, 4H), 3.44-3.24 (m, 10H), 3.01 (t, 2H), 2.62-2.52 (m, 4H), 2.09 (s, 3H), 2.03 (t, 2H), 1.46 (h, 4H), 1.40-1.31 (m, 2H), 1.30-0.88 (m, 14H), 0.87-0.75 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1447.5(M−H)
−。
【1427】
2.65 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル){[(4−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−2−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンII)の合成
【1428】
2.65.1 3−(1−((3−(2−((((2−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−カルボキシエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.25.2(0.055g)、実施例2.62.6(0.060g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.052mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中溶液を終夜撹拌した。反応物を濃縮し、残渣をテトラヒドロフラン(0.5mL)、メタノール(0.5mL)に溶解させ、次いで、水中の溶液(0.5mL)としての水酸化リチウム水和物(0.037g)で処理した。1時間撹拌した後、反応物をトリフルオロ酢酸(0.091mL)でクエンチし、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【1429】
2.65.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル){[(4−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−2−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例2.65.1のトリフルオロ酢酸塩(0.043)、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエート(10mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.028mL)の溶液を、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中室温で共に撹拌した。1時間撹拌した後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中5〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 8.00 (t, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.54-7.41 (m, 3H), 7.36 (td, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.19 (d, 1H), 6.97 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.67 (d, 1H), 6.60 (dd, 1H), 5.14-5.03 (m, 1H), 4.96 (d, 4H), 4.08 (tt, 4H), 3.89 (q, 4H), 3.84-3.77 (m, 2H), 3.71 (t, 2H), 3.59 (t, 2H), 3.52-3.35 (m, 6H), 3.28 (dq, 4H), 3.17 (q, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.46 (d, 1H), 2.33 (t, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.45-0.90 (m, 12H), 0.82 (d, 6H).MS(ESI)m/e 1396.4(M−H)
−。
【1430】
2.66 N−[6−(エテニルスルホニル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンKY)の合成
【1431】
2.66.1 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.2.9(57mg)及び(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート(54mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(103μL)を加えた。混合物を終夜撹拌し、ジエチルアミン(61.5μL)を加えた。得られた混合物を4時間撹拌し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜70%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム及びC18カラムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1257.4(M−H)。
【1432】
2.66.2 N−[6−(エテニルスルホニル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド
実施例1.2.9及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2−クロロアセトアミド)ヘキサノエートを実施例2.66.1及び実施例2.82.5で各々置き換え、実施例2.83における手順を用いて標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.88 (s, 0H), 9.99 (s, 1H), 8.05 (t, 2H), 7.80 (t, 2H), 7.60 (q, 3H), 7.36 (td, 2H), 7.28 (d, 3H), 7.01-6.89 (m, 2H), 6.29-6.15 (m, 2H), 6.02 (s, 1H), 4.97 (d, 4H), 4.40 (td, 1H), 4.20 (t, 1H), 4.00-3.77 (m, 4H), 3.55-3.33 (m, 4H), 3.25 (d, 2H), 3.14-2.88 (m, 6H), 2.62 (t, 2H), 2.09 (s, 4H), 1.82-0.90 (m, 10H), 0.84 (dd, 13H).MS(ESI)m/e 1447.2(M+H)。
【1433】
2.67 4−[(1E)−3−{[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンIW)の合成
【1434】
2.67.1 3−(1−((3−(2−((1−((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)ピペリジン−4−イル)(3−ホスホノプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.26.2(0.045g)及び実施例2.44.7(0.053g)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.041mL)を加え、反応物を室温で終夜撹拌した。反応物を濃縮し、残渣をメタノール(0.5mL)及びテトラヒドロフラン(0.5mL)に溶解し、室温で水酸化リチウム一水和物(0.030g)の水(0.5mL)中溶液にて処理した。1時間撹拌した後、反応物をトリフルオロ酢酸(0.073mL)でクエンチし、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
【1435】
2.67.2 4−[(1E)−3−{[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.67.1(0.040g)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエート(9.84mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.023mL)を加え、反応物を室温で2時間撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)及び水(1mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.28 (s, 1H), 9.04 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.87 (t, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (dd, 1H), 7.55-7.40 (m, 3H), 7.36 (td, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.11 (dd, 1H), 7.05 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.59 (d, 1H), 6.20 (t, 1H), 6.16 (t, 0H), 4.96 (s, 2H), 4.88 (d, 1H), 4.66 (d, 2H), 4.14 (d, 2H), 3.96-3.86 (m, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.54 (t, 7H), 3.48-3.28 (m, 12H), 3.01 (t, 2H), 2.84 (s, 2H), 2.55 (t, 2H), 2.10 (s, 3H), 2.07-1.95 (m, 4H), 1.88 (s, 2H), 1.73-1.54 (m, 4H), 1.54-1.38 (m, 6H), 1.39-1.26 (m, 4H), 1.26-0.93 (m, 8H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1582.4(M+H)
+。
【1436】
2.68 4−[(1E)−3−{[(4−{[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンIY)の合成
【1437】
2.68.1 3−(1−((3−(2−((1−((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)ピペリジン−4−イル)(3−ホスホノプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.56.1において実施例1.50.2を実施例1.44.7の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1388.5(M−H)
−。
【1438】
2.68.2 4−[(1E)−3−{[(4−{[2−({3−[(4−{2−カルボキシ−6−[8−([1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]ピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−ホスホノプロピル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.56.2において実施例1.68.1を実施例1.56.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.03 (s, 1H), 8.61 (d, 1H), 8.50 (d, 1H), 8.25 (br s, 1H), 7.89 (t, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.49 (d, 1H), 7.46 (d, 1H), 7.36 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.11 (br d, 1H), 7.03 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 6.58 (m, 1H), 6.17 (m,1H), 4.97 (s, 2H), 4.88 (d, 1 H), 4.65 (br d, 2H), 3.88 (m, 3H), 3.79 (br m, 2H), 3.66 (br m, 2H), 3.27-3.44, (m, 14H), 3.01 (m, 2H), 2.85 (br m, 2H), 2.54 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 2.03 (t, 2H), 1.98 (br m, 2H), 1.89 (m, 1H), 1.62 (m, 4H), 1.46 (m, 6H), 1.31 (m, 4H), 1.15 (m, 6H), 1.04 (m, 2H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1581.4(M−H)
−。
【1439】
2.69 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンJA)の合成
【1440】
2.69.1 3−(1−((3−(2−(((((E)−3−(3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)フェニル)アリル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリン酸
実施例2.56.1において実施例1.43.7を実施例2.44.7の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1309.1(M+Na)
+。
【1441】
2.69.2 4−[(1E)−3−({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)プロパ−1−エン−1−イル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.56.2において実施例2.69.1を実施例2.56.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.09 (s, 1H), 9.02 (s, 2H), 8.35 (d, 1H), 8.13-8.29 (m, 4H), 7.86-8.09 (m, 5H), 7.81 (d, 1H) , 7.66-7.75 (m, 1H), 7.44-7.55 (m, 1H), 7.37 (t, 1H), 7.09-7.18 (m, 1H), 7.03 (d, 1H), 6.98 (s, 1H), 6.48-6.62 (m, 1H), 6.07-6.22 (m, 1H), 4.81-4.92 (m, 1H), 4.58-4.74 (m, 2H), 3.80-3.93 (m, 3H), 3.27-3.37 (m, 5H), 2.53-2.68 (m, 4H), 2.15-2.23 (m, 3H), 2.03 (t, 2H), 1.36-1.53 (m, 6H) , 0.97-1.33 (m, 24H), 0.81 (d, 6H).MS(ESI)m/e 1478.3(M−H)
−。
【1442】
2.70 この段落は意図的に空欄のままにした。
【1443】
2.71 この段落は意図的に空欄のままにした。
【1444】
2.72 この段落は意図的に空欄のままにした。
【1445】
2.73 この段落は意図的に空欄のままにした。
【1446】
2.74 この段落は意図的に空欄のままにした。
【1447】
2.75 この段落は意図的に空欄のままにした。
【1448】
2.76 この段落は意図的に空欄のままにした。
【1449】
2.77 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−3−スルホ−L−アラニル}アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(シントンFA)の合成
実施例1.15(0.023g)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエート(9.12mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.012mL)を加え、反応物を終夜撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)及び水(0.5mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.90 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.65-7.57 (m, 2H), 7.54 (d, 1H), 7.51-7.41 (m, 2H), 7.40-7.31 (m, 3H), 7.01-6.96 (m, 3H), 4.96 (s, 2H), 4.34-4.28 (m, 3H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.37 (t, 2H), 3.29 (t, 2H), 3.16-2.95 (m, 4H), 2.80 (dd, 1H), 2.70 (dd, 1H), 2.11 (s, 3H), 2.06 (t, 2H), 1.47 (tt, 4H), 1.40-0.92 (m, 12H), 0.84 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1090.3(M+H)
+。
【1450】
2.78 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−(2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル](2−スルホエチル)アミノ}エトキシ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(シントンFJ)の合成
実施例1.2.9及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートを実施例1.11.4及びペルフルオロフェニル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエートで各々置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.52 (dd, 1H), 7.42-7.49 (m, 2H), 7.33-7.39 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.96 (d, 1H), 4.95 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.46-3.56 (m, 4H), 3.31-3.46 (m, 10H), 3.01 (t, 2H), 2.61-2.68 (m, 1H), 2.55-2.60 (m, 1H), 2.21-2.32 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.40-1.51 (m, 4H), 1.37 (d, 2H), 0.91-1.30 (m, 12H), 0.83 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1091.2(M+H)
+。
【1451】
2.79 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル](2−スルホエチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(シントンFK)の合成
4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートをペルフルオロフェニル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエートで置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.52 (dd, 1H), 7.41-7.49 (m, 2H), 7.32-7.39 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 6.93-6.98 (m, 3H), 4.95 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.32-3.38 (m, 2H), 3.21-3.27 (m, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.61-2.67 (m, 2H), 2.53-2.58 (m, 2H), 2.33-2.39 (m, 1H), 2.20-2.29 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.40-1.51 (m, 4H), 1.34 (s, 2H), 0.93-1.27 (m, 13H), 0.83 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1047.2(M+H)
+。
【1452】
2.80 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{[1−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−21−オキソ−22−(2−スルホエチル)−3,6,9,12,15,18−ヘキサオキサ−22−アザテトラコサン−24−イル]オキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンFQ)の合成
4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートをペルフルオロフェニル1−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3,9,12,15,18−ペンタオキサヘンイコサン−21−オエートで置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.42-7.54 (m, 3H), 7.33-7.38 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 6.95 (dd, 1H), 4.95 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.07-3.53 (m, 24H), 3.01 (t, 2H), 2.61-2.69 (m, 1H), 2.54-2.60 (m, 1H), 2.09 (s, 3H), 1.96 (d, 2H), 0.92-1.39 (m, 13H), 0.84 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1269.4(M+H)
+。
【1453】
2.81 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{[1−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−21−オキソ−22−(2−スルホエチル)−3,6,9,12,15,18,25−ヘプタオキサ−22−アザヘプタコサン−27−イル]オキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンFR)の合成
実施例1.2.9及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートを実施例1.11.4及びペルフルオロフェニル1−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3,6,9,12,15,18−ヘキサオキサヘンイコサン−21−オエートで各々置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.84 (s, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.52 (d, 1H), 7.41-7.50 (m, 2H), 7.33-7.39 (m, 2H), 7.31 (s, 1H), 7.01 (d, 2H), 6.97 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.31-3.60 (m, 30H), 3.01 (t, 2H), 2.64-2.71 (m, 1H), 2.53-2.61 (m, 3H), 2.10 (s, 3H), 1.38 (s, 2H), 1.20-1.31 (m, 4H), 1.12-1.18 (m, 2H), 0.91-1.12 (m, 4H), 0.84 (s, 6H).
【1454】
2.82 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[6−(エテニルスルホニル)ヘキサノイル](2−スルホエチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(シントンJE)の合成
【1455】
2.82.1 エチル6−((2−ヒドロキシエチル)チオ)ヘキサノエート
エチル6−ブロモヘキサノエート(3g)、2−メルカプトエタノール(0.947mL)及びK
2CO
3(12g)のエタノール(100mL)中混合物を終夜撹拌し、濾過した。濾液を濃縮した。残渣をジクロロメタン(100mL)に溶解し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【1456】
2.82.2 6−((2−ヒドロキシエチル)チオ)ヘキサン酸
実施例2.82.1(12g)及び3M NaOH水溶液(30mL)のエタノール(30mL)中混合物を終夜撹拌した。有機物を減圧下で除去した。残った水性相を酢酸エチルで洗浄し、HClでpH5に酸性化し、ジクロロメタンで抽出した。抽出物を合わせ、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【1457】
2.82.3 6−((2−ヒドロキシエチル)スルホニル)ヘキサン酸
実施例2.82.2(4g)の水(40mL)及び1,4−ジオキサン(160mL)の混合物中撹拌溶液に、Oxone(登録商標)(38.4g)を加え、混合物を終夜撹拌した。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残った水性層をジクロロメタンで抽出した。抽出物を合わせ、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【1458】
2.82.4 6−(ビニルスルホニル)ヘキサン酸
実施例2.82.3(1g)のジクロロメタン(10mL)中冷却(0℃)溶液に、アルゴン下トリエチルアミン(2.8mL)を加え、続いてメタンスルホニルクロリド(1.1mL)を加えた。混合物を終夜撹拌し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【1459】
2.82.5 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(ビニルスルホニル)ヘキサノエート
実施例2.82.4(0.88g)のジクロロメタン(10ml)中撹拌溶液に、1−ヒドロキシピロリジン−2,5−ジオン(0.54g)及びN,N’−メタンジイリデンジシクロヘキサンアミン(0.92g)を加えた。混合物を終夜撹拌し、濾過した。濾液を濃縮し、石油中10〜25%酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 304.1(M+1)。
【1460】
2.82.6 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[6−(エテニルスルホニル)ヘキサノイル](2−スルホエチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸
2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2−クロロアセトアミド)ヘキサノエートを実施例2.82.5で置き換えて、標題化合物を実施例2.83に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.53 (dd, 1H), 7.42-7.49 (m, 2H), 7.33-7.40 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 6.88-7.00 (m, 2H), 6.17-6.25 (m, 2H), 4.95 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.38 (dd, 2H), 3.25 (t, 2H), 3.04-3.12 (m, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.62-2.69 (m, 1H), 2.56 (dd, 1H), 2.27 (q, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.53-1.62 (m, 2H), 1.43-1.51 (m, 2H), 1.28-1.38 (m, 4H), 1.20-1.27 (m, 4H), 0.92-1.19 (m, 6H), 0.84 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1042.2(M+H)
+。
【1461】
2.83 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[{6−[(クロロアセチル)アミノ]ヘキサノイル}(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンJM)の合成
実施例1.2.9(12.5mg)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2−クロロアセトアミド)ヘキサノエート(6.7mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)中混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(26μL)を加えた。混合物を10日間撹拌し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム及びC18カラムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.83 (s, 1H), 8.15-8.21 (m, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.52 (dd, 1H), 7.41-7.49 (m, 2H), 7.32-7.39 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 6.96 (dd, 1H), 4.95 (s, 2H), 4.01 (d, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.39 (d, 2H), 3.25 (t, 2H), 2.98-3.10 (m, 5H), 2.62-2.70 (m, 1H), 2.56-2.61 (m, 1H), 2.23-2.30 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.33-1.52 (m, 5H), 1.19-1.30 (m, 6H), 0.91-1.18 (m, 6H), 0.84 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1043.2(M+H)
+。
【1462】
2.84 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−カルボキシプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンLE)の合成
実施例1.56(0.020g)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.022g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.018mL)の混合物を、室温でN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中にて共に撹拌した。5時間撹拌した後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド及び水の1:1混合物(2mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.82 (s, 1H), 9.97 (s, 1H), 8.10-7.98 (m, 2H), 7.84-7.72 (m, 2H), 7.67-7.54 (m, 3H), 7.54-7.41 (m, 3H), 7.40-7.32 (m, 2H), 7.30-7.23 (m, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.94 (d, 1H), 5.99 (s, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.95 (s, 2H), 4.45-4.35 (m, 2H), 4.19 (dd, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.82-3.76 (m, 2H), 3.47-3.31 (m, 4H), 3.28-3.19 (m, 4H), 3.07-2.89 (m, 4H), 2.21-2.11 (m, 4H), 2.09 (s, 2H), 2.02-1.89 (m, 1H), 1.77-1.63 (m, 2H), 1.62-1.27 (m, 10H), 1.27-0.90 (m, 13H), 0.88-0.78 (m, 12H);MS(ESI)m/e 1430.3(M+1)
+。
【1463】
2.85 N−{6−[(ブロモアセチル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンLH)の合成
【1464】
2.85.1 1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル6−(2−ブロモアセトアミド)ヘキサノエート
6−(2−ブロモアセトアミド)ヘキサン酸(105mg)及びベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP、325mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中溶液に、トリエチルアミン(87μL)を加えた。混合物を1時間撹拌し、0.1%TFA水中20〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonHPLCシステム(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 368.7(M+H)。
【1465】
2.85.2 N−{6−[(ブロモアセチル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド
実施例2.66.1(6.6mg)及び実施例2.85.2(3.6mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.3mL)中混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.52μL)を加えた。混合物を5分間撹拌し、ジメチルスルホキシドで希釈し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム及びC18カラムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ9.99 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.08 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.80 (dd, 2H), 7.60 (q, 3H), 7.56-7.50 (m, 1H), 7.50-7.41 (m, 2H), 7.36 (q, 2H), 7.32-7.25 (m, 3H), 6.96 (d, 1H), 4.98 (d, 4H), 4.39 (q, 1H), 4.20 (dd, 1H), 3.92-3.68 (m, 6H), 3.42 (dd, 1H), 3.25 (t, 2H), 3.09-2.87 (m, 6H), 2.64 (s, 2H), 2.25-1.87 (m, 5H), 1.79-0.89 (m, 17H), 0.88-0.67 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1492.5(M−H)。
【1466】
2.86 4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−カルボキシプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンLJ)の合成
【1467】
2.86.1 3−(1−((3−(2−((((2−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(3−カルボキシプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.56(0.024g)及び実施例2.62.6(0.030g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.025mL)を加え、反応物を終夜撹拌した。反応物を濃縮し、残渣をテトラヒドロフラン(0.5mL)及びメタノール(0.5mL)に溶解し、水(0.5mL)中溶液として水酸化リチウム一水和物(0.018g)で処理した。1時間撹拌した後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1262.7(M+H)
+。
【1468】
2.86.2 4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−カルボキシプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.86.1(0.0173g)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエート(4.38mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.8mL)中溶液に、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエート(4.38mg)を加え、反応物を2時間撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド:水の1:1混合物(1mL)で希釈し、混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.77 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.99 (t, 1H), 7.77 (d,1H), 7.62 (d, 1H), 7.55-7.41 (m, 3H), 7.40-7.32 (m, 2H), 8.28 (s, 1H), 7.23-7.17 (m, 1H), 6.97 (s, 2H), 6.94 (d, 1H), 6.66 (s, 1H), 6.60 (dd, 1H), 5.07 (m, 1H), 5.00-4.91 (m, 4H), 4.17-4.02 (m, 2H), 3.96-3.85 (m, 2H), 3.85-3.76 (m, 2H), 3.71 (t, 2H), 3.64-3.56 (m, 4H), 3.34-3.12 (m, 10H), 3.01 (, 2H), 2.33 (t, 2H), 2.24-2.12 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.70 (p, 2H), 1.45-0.88 (m, 12H), 0.88-0.77 (m, 6H);MS(ESI)m/e 1434.2(M+Na)
+。
【1469】
2.87 4−({[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−カルボキシプロピル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}メチル)−3−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンMA)の合成
【1470】
2.87.1 3−(1−((3−(2−((1−(((2−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)ピペリジン−4−イル)(3−カルボキシプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.42(0.050g)及び実施例2.62.6(0.050g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.042mL)で処理し、反応物を室温で2時間撹拌した。反応物を濃縮し、残渣をメタノール(0.5mL)及びテトラヒドロフラン(0.5mL)に溶解させ、水中の溶液(0.5mL)としての水酸化リチウム水和物(0.031g)で処理した。反応物を1.5時間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1345.7(M+H)
+。
【1471】
2.87.2 4−({[(4−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−カルボキシプロピル)アミノ}ピペリジン−1−イル)カルボニル]オキシ}メチル)−3−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.87.1(0.047g)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエート(0.011g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.031mL)で処理し、反応物を室温で2時間撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド:水の1:1混合物(2mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 12.87 (s, 1H), 8.96 (s, 1H), 8.15-8.07 (m, 2H), 7.88 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.71 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.62-7.50 (m, 3H), 7.50-7.45 (m, 1H), 7.45-7.42 (m, 1H), 7.37 (s, 1H), 7.33-7.27 (m, 1H), 7.07 (s, 2H), 7.07-7.02 (m, 1H), 6.80-6.74 (m, 1H), 6.72-6.66 (m, 1H), 5.23-5.14 (m, 1H), 5.13-5.00 (m, 4H), 4.27-4.12 (m, 4H), 4.06-3.95 (m, 4H), 3.92 (s, 2H), 3.83-3.78 (m, 2H), 3.57-3.32 (m, 10H), 3.32-3.14 (m, 4H), 3.14-3.06 (m, 2H), 2.90 (s, 2H), 2.49-2.37 (m, 4H), 2.19 (s, 3H), 2.12-2.01 (m, 2H), 2.02-1.88 (m, 2H), 1.74-1.57 (m, 2H), 1.52 (s, 2H), 1.45-1.30 (m, 4H), 1.30-1.05 (m, 6H), 0.95 (s, 6H);MS(ESI)m/e 1495.4(M+H)
+。
【1472】
2.88 4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−スルホプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンMD)の合成
【1473】
2.88.1 3−(1−((3−(2−((((2−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(3−スルホプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.6(0.039g)及び実施例2.62.6(0.041g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.035mL)で処理し、反応物を室温で2時間撹拌した。反応物を濃縮し、残渣をメタノール(0.5mL)及びテトラヒドロフラン(0.5mL)に溶解させ、水中の溶液(0.5mL)としての水酸化リチウム水和物(0.025g)で処理した。反応物を1.5時間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1297.8(M+H)
+。
【1474】
2.88.2 4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](3−スルホプロピル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.88.1(0.024g)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエート(6.40mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.016mL)を加え、反応物を室温で1時間撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド:水の1:1混合物(2mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.87 (s, 1H), 8.09-8.02 (m, 2H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.52 (dd, 1H), 7.50-7.42 (m, 2H), 7.40-7.33 (m, 2H), 7.31 (s, 1H), 7.20 (t, 1H), 6.98 (s, 3H), 6.66 (s, 1H), 6.60 (dd, 1H), 5.06 (t, 1H), 4.96 (s, 4H), 4.10 (dq, 4H), 3.81 (d, 4H), 3.71 (t, 2H), 3.59 (t, 2H), 3.51-3.35 (m, 4H), 3.26 (td, 6H), 3.17 (q, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.35 (dt, 4H), 2.10 (d, 3H), 1.75 (d, 2H), 1.44-0.88 (m, 12H), 0.82 (d, 6H);MS(ESI)m/e 1446.4(M−H)
−。
【1475】
2.89 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)アミノ}アゼチジン−1−イル)カルボニル]オキシ}メチル)フェニル]−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンMG)の合成
実施例1.60(0.026g)、4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.024g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.022mL)の溶液を、室温でN,N−ジメチルホルムアミド(0.8mL)中にて3時間共に撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド:水の1:1混合物(2mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 8.06 (d, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (dd, 2H), 7.60 (dd, 3H), 7.55-7.41 (m, 3H), 7.36 (td, 2H), 7.29 (t, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.99 (s, 1H), 5.04-4.92 (m, 4H), 4.37 (q, 1H), 4.34-4.24 (m, 1H), 4.24-4.10 (m, 4H), 3.88 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.40-3.29 (m, 4H), 3.01 (t, 2H), 2.99-2.91 (m, 1H), 2.87 (t, 2H), 2.25-2.06 (m, 5H), 1.95 (dt, 1H), 1.68 (s, 1H), 1.60 (s, 1H), 1.54-1.24 (m, 12H), 1.24-0.94 (m, 9H), 0.90-0.78 (m, 12H);MS(ESI)m/e 1507.4(M+H)
+。
【1476】
2.90 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{[26−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−8,24−ジオキソ−3−(2−スルホエチル)−11,14,17,20〜テトラオキサ−
3,7,23−トリアザヘキサコサ−1−イル]オキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンMS)の合成
実施例1.61.2(15mg)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル1−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−オキソ−7,10,13,16−テトラオキサ−4−アザノナデカン−19−オエート(16.91mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.8mL)中混合物に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(28.8μL)を加えた。混合物を3時間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム及びC18カラムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.87 (s, 1H), 8.98 (s, 1H), 8.08-7.92 (m, 3H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.57-7.41 (m, 3H), 7.36 (td, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.04-6.92 (m, 3H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.48 (d, 4H), 3.44-3.17 (m, 3H), 3.18-2.83 (m, 10H), 2.38-2.24 (m, 4H), 2.11 (s, 3H), 1.78 (m, 2H), 1.50-0.94 (m, 12H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1309.3(M−H)。
【1477】
2.91 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)アミノ}プロピル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンMR)の合成
実施例1.61.2(12.8mg)及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート(10.4mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中混合物に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(24.54μL)を加えた。混合物を3時間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム及びC18カラムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.97 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 8.04 (t, 2H), 7.79 (dd, 2H), 7.65-7.40 (m, 7H), 7.36 (td, 3H), 7.28 (d, 3H), 6.99 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.98 (s, 1H), 4.95 (d, 4H), 4.49-4.30 (m, 1H), 4.24-4.11 (m, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.36 (t, 3H), 3.18-2.84 (m, 9H), 2.25-1.88 (m, 5H), 1.85-0.90 (m, 14H), 0.91-0.75 (m, 13H).MS(ESI)m/e(M+H)。
【1478】
2.92 N−{6−[(ヨードアセチル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンMQ)の合成
実施例1.2.9(8.2mg)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2−ヨードアセトアミド)ヘキサノエート(4.7mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.3mL)中混合物に、氷浴中でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(3μL)を加えた。混合物を0℃で1.5時間撹拌した。反応物をジメチルスルホキシドで希釈し、混合物を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム及びC18カラムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.87 (s, 1H), 10.00 (s, 1H), 8.21 (d, 1H), 8.06 (dd, 2H), 7.81 (dd, 2H), 7.60 (t, 3H), 7.48 (ddd, 3H), 7.36 (td, 2H), 7.28 (d, 3H), 6.95 (d, 1H), 4.97 (d, 4H), 4.39 (q, 1H), 4.19 (t, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.80 (d, 2H), 3.25 (d, 2H), 2.97 (dq, 6H), 2.63 (s, 2H), 2.25-1.88 (m, 5H), 1.78-0.70 (m, 29H).MS(ESI)m/e 1538.4(M−H)。
【1479】
2.93 N−{6−[(エテニルスルホニル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンMZ)の合成
【1480】
2.93.1 メチル6−(ビニルスルホンアミド)ヘキサノエート
6−メトキシ−6−オキソヘキサン−1−アミニウムクロリド(0.3g)及びトリエチルアミン(1.15mL)のジクロロメタン中溶液に、0℃でエテンスルホニルクロリド(0.209g)を滴下添加した。反応混合物を室温に加温し、1時間撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、ブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 471.0(2M+H)
+。
【1481】
2.93.2 6−(ビニルスルホンアミド)ヘキサン酸
実施例2.93.1(80mg)及び水酸化リチウム一水和物(81mg)のテトラヒドロフラン(1mL)及び水(1mL)の混合物中溶液を2時間撹拌し、次いで水(20mL)で希釈し、ジエチルエーテル(10mL)で洗浄した。水性層を1N HCl水溶液でpH4に酸性化し、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出した。有機層をブライン(5mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
【1482】
2.93.3 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(ビニルスルホンアミド)ヘキサノエート
実施例2.93.2(25mg)、1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−カルボジイミド塩酸塩(43.3mg)及び1−ヒドロキシピロリジン−2,5−ジオン(15.6mg)のジクロロメタン(8mL)中混合物を終夜撹拌し、飽和塩化アンモニウム水溶液及びブラインで洗浄し、濃縮して、標題化合物を得た。
【1483】
2.93.4 N−{6−[(エテニルスルホニル)アミノ]ヘキサノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド
実施例1.2.9及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2−クロロアセトアミド)ヘキサノエートを実施例2.66.1及び実施例2.93.3で各々置き換えて、標題化合物を実施例2.83に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.98 (s, 1H), 8.05 (dd, 2H), 7.79 (d, 2H), 7.60 (t, 3H), 7.55-7.40 (m, 3H), 7.36 (td, 2H), 7.27 (d, 3H), 7.19 (t, 1H), 6.95 (d, 1H), 6.66 (dd, 1H), 6.09-5.90 (m, 2H), 4.97 (d, 4H), 4.39 (q, 1H), 4.20 (t, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.80 (d, 2H), 3.25 (d, 2H), 2.97 (dt, 4H), 2.78 (q, 2H), 2.64 (q, 2H), 2.22-1.86 (m, 6H), 1.77-0.89 (m, 16H), 0.89-0.72 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1460.6(M−H)。
【1484】
2.94 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−(1−{[3−(2−{[3−({6−[(ヨードアセチル)アミノ]ヘキサノイル}アミノ)プロピル](2−スルホエチル)アミノ}エトキシ)−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル]メチル}−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−カルボン酸(シントンNA)の合成
実施例1.2.9及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2−クロロアセトアミド)ヘキサノエートを実施例2.61.2及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2−ヨードアセトアミド)ヘキサノエートで各々置き換え、実施例2.83における手順を用いて標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.87 (s, 1H), 8.98 (s, 1H), 8.20 (t, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.91 (t, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.53 (d, 1H), 7.50-7.41 (m, 2H), 7.36 (td, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.06 (dt, 8H), 2.89 (t, 2H), 2.17-1.99 (m, 5H), 1.76 (s, 2H), 1.56-0.93 (m, 14H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1190.3(M−H)。
【1485】
2.95 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(3−{[6−(エテニルスルホニル)ヘキサノイル]アミノ}プロピル)(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンNB)の合成
実施例1.2.9及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2−クロロアセトアミド)ヘキサノエートを実施例1.61.2及び実施例2.82.5で各々置き換え、実施例2.83における手順を用いて標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.87 (s, 1H), 8.98 (s, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.92 (t, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.53 (d, 1H), 7.51-7.41 (m, 2H), 7.36 (td, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.01-6.90 (m, 2H), 6.29-6.16 (m, 2H), 4.96 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.45-3.19 (m, 2H), 3.19-2.95 (m, 8H), 2.89 (t, 2H), 2.16-1.98 (m, 5H), 1.84-1.66 (m, 2H), 1.64-1.21 (m, 13H), 1.08 (dq, 6H), 0.86 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1199.3(M+H)。
【1486】
2.96 N−[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンNP)の合成
【1487】
2.96.1 (S)−(9H−フルオレン−9−イル)メチル(1−((4−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)カルバメート
(S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−5−ウレイドペンタン酸(40g)をジクロロメタン(1.3L)に溶解した。(4−アミノフェニル)メタノール(13.01g)、2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(42.1g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.035L)を溶液に加え、得られた混合物を室温で16時間撹拌した。生成物を濾取し、ジクロロメタンですすいだ。合わせた固体を真空乾固して標題化合物を得、これをさらには精製せずに次のステップに使用した。MS(ESI)m/e 503.3(M+H)
+。
【1488】
2.96.2 (S)−2−アミノ−N−(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)−5−ウレイドペンタンアミド
実施例2.96.1(44g)をN,N−ジメチルホルムアミド(300mL)に溶解した。溶液をジエチルアミン(37.2mL)で処理し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を濾過し、溶媒を減圧下で濃縮した。粗生成物を酢酸エチル中0〜30%メタノールの濃度勾配で溶出する塩基性アルミナクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 281.2(M+H)
+。
【1489】
2.96.3 tert−ブチル((S)−1−(((S)−1−((4−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
(S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−メチルブタン酸(9.69g)をN,N−ジメチルホルムアミド(200mL)に溶解した。溶液に2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(18.65g)を加え、反応物を室温で1時間撹拌した。実施例2.96.2(12.5g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(15.58mL)を加え、反応混合物を室温で16時間撹拌した。溶媒を減圧下で濃縮し、残渣をジクロロメタン中10%メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 480.2(M+H)
+。
【1490】
2.96.4 (S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)−N−(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)−5−ウレイドペンタンアミド
実施例2.96.3(31.8g)をジクロロメタン(650mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(4.85mL)を溶液に加えた。反応混合物を室温で3時間撹拌した。溶媒を減圧下で濃縮して、粗製の標題化合物及び4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル2,2,2−トリフルオロアセテートの混合物を得た。粗製物を1:1ジオキサン/水溶液(300mL)に溶解し、溶液に水酸化ナトリウム(5.55g)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌した。溶媒を真空下で濃縮し、粗生成物を、0.05容量/容量%水酸化アンモニウムを含む水中5〜60%アセトニトリルの濃度勾配で溶出するCombiFlashシステムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 380.2(M+H)
+。
【1491】
2.96.5 (S)−2−((S)−2−(3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパンアミド)−3−メチルブタンアミド)−N−(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)−5−ウレイドペンタンアミド
実施例2.96.4(38mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液に、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエート(26.7mg)を加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルの濃度勾配で溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 531.06(M+H)
+。
【1492】
2.96.6 4−((S)−2−((S)−2−(3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネート
実施例2.96.5(53.1mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中溶液に、ビス(4−ニトロフェニル)カルボネート(60.8mg)を加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜85%アセトニトリルの濃度勾配で溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 696.2(M+H)
+。
【1493】
2.96.7 N−[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド
実施例1.2.9及び4−((S)−2−((S)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル(4−ニトロフェニル)カルボネートを実施例1.24.2及び実施例2.96.6で各々置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.91 (s, 1H), 9.80 (s, 2H), 8.33 (s, 2H), 7.96 (s, 2H), 7.81 (d, 4H), 7.61 (s, 2H), 7.43 (d, 10H), 7.34-7.02 (m, 14H), 5.92 (s, 8H), 4.94-4.70 (m, 6H), 4.18 (d, 11H), 3.85 (s, 8H), 3.05-2.66 (m, 8H), 2.30-2.13 (m, 14H), 2.03-1.49 (m, 2H), 0.92-0.63 (m, 40H).MS(ESI)m/e 1408.3(M−H)
+。
【1494】
2.97 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル){[(2−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−4−[2−(2−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンNN)の合成
【1495】
2.97.1 4−(2−(2−ブロモエトキシ)エトキシ)−2−ヒドロキシベンズアルデヒド
2,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド(1.0g)、1−ブロモ−2−(2−ブロモエトキシ)エタン(3.4g)及び炭酸カリウム(1.0g)のアセトニトリル(30mL)中溶液を75℃に2日間加熱した。反応物を冷却し、酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。ヘプタン中5〜30%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。MS(ELSD)m/e 290.4(M+H)
+。
【1496】
2.97.2 4−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)−2−ヒドロキシベンズアルデヒド
実施例2.97.1(1.26g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中溶液に、アジ化ナトリウム(0.43g)を加え、反応物を室温で終夜撹拌した。反応物をジエチルエーテル(100mL)で希釈し、水(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。ヘプタン中5〜30%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。MS(ELSD)m/e 251.4(M+H)
+。
【1497】
2.97.3 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)−2−ホルミルフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.97.2(0.84g)、(3R,4S,5S,6S)−2−ブロモ−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(1.99g)及び酸化銀(I)(1.16g)の溶液をアセトニトリル(15mL)中で共に撹拌した。終夜撹拌した後、反応物をジクロロメタン(20mL)で希釈した。珪藻土を加え、反応物を濾過し、濃縮した。ヘプタン中5〜75%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。
【1498】
2.97.4 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)−2−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.97.3(0.695g)のメタノール(5mL)及びテトラヒドロフラン(2mL)中溶液を0℃に冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(0.023g)を加え、反応物を室温に加温した。合計1時間撹拌した後、反応物を酢酸エチル(75mL)及び水(25mL)の混合物中に注ぎ入れ、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)を加えた。有機層を分離し、ブライン(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。ヘプタン中5〜85%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。MS(ELSD)m/e 551.8(M−H
2O)
−。
【1499】
2.97.5 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−2−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
テトラヒドロフラン(20mL)中の実施例2.97.4(0.465g)に、50mLの圧力ボトル中5%Pd/C(0.1g)を加え、混合物を30psiの水素下16時間振盪した。反応物を濾過し、濃縮して標題化合物を得、これをさらには精製せずに使用した。MS(ELSD)m/e 544.1(M+H)
+。
【1500】
2.97.6 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(2−(2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−2−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.97.5(0.443g)のジクロロメタン(8mL)中溶液を0℃に冷却し、次いでN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.214mL)及び(9H−フルオレン−9−イル)メチルカルボノクロリデート(0.190g)を加えた。1時間後、反応物を濃縮した。ヘプタン中5〜95%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。MS(ELSD)m/e 748.15(M−OH)
−。
【1501】
2.97.7 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(2−(2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エトキシ)−2−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.97.6(0.444g)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.152mL)及びビス(4−ニトロフェニル)カルボネート(0.353g)を加え、反応物を室温で撹拌した。5時間後、反応物を濃縮した。ヘプタン中5〜90%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。
【1502】
2.97.8 3−(1−((3−(2−((((4−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−カルボキシエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸、トリフルオロ酢酸塩
実施例1.25(0.070g)及び実施例2.97.7(0.070g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.066mL)を加えた。終夜撹拌した後、反応物を濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(0.75mL)及びメタノール(0.75mL)に溶解し、水酸化リチウム一水和物(0.047g)を水(0.75mL)中溶液として加えた。3時間後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)で希釈し、トリフルオロ酢酸(0.116mL)でクエンチした。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
【1503】
2.97.9 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)−4−(2−(2−(3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパンアミド)エトキシ)エトキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−カルボキシエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例2.97.8(0.027g)、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエート(7.92mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.017mL)の溶液を、N,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中で1時間共に撹拌した。反応物を水及びN,N−ジメチルホルムアミドの1:1混合物(2mL)でクエンチした。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.81 (s, 1H), 8.03 (d, 2H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.54-7.40 (m, 3H), 7.36 (td, 2H), 7.28 (s, 1H), 7.18 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.69 (d, 1H), 6.60 (d, 1H), 5.03 (d, 3H), 4.96 (s, 2H), 4.05 (s, 2H), 3.93 (d, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.80 (d, 2H), 3.75-3.67 (m, 2H), 3.59 (t, 6H), 3.29 (q, 6H), 3.17 (q, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.47 (d, 2H), 2.33 (t, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.44-0.88 (m, 12H), 0.82 (d, 6H);MS(ESI)m/e 1396.5(M−H)
−。
【1504】
2.98 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−3−スルホ−L−アラニル−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンNO)の合成
【1505】
2.98.1 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−カルボキシエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.25.2(0.059g)、(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート(0.053g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.055mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液を室温で終夜撹拌した。ジエチルアミン(0.066mL)を反応物に加え、撹拌を30分間続けた。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド及び水の1:1混合物(2mL)で希釈し、トリフルオロ酢酸(0.073mL)の添加によりクエンチした。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1223.8(M+H)
+。
【1506】
2.98.2 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−((R)−2−アミノ−3−スルホプロパンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−カルボキシエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸、トリフルオロ酢酸塩
(R)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−スルホプロパン酸(0.021g)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.020g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.031mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中溶液を3分間撹拌した。溶液を、実施例2.98.1(0.043g)にN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中溶液として加えた。30分間撹拌した後、水酸化リチウム一水和物(0.022g)の水(0.5mL)中溶液を加え、反応物を1時間撹拌した。反応物をN,N−ジメチルホルムアミド及び水の1:1混合物(2mL)で希釈し、トリフルオロ酢酸(0.054mL)の添加によりクエンチした。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1376.5(M+1)。
【1507】
2.98.3 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((2−カルボキシエチル)(((4−((S)−2−((S)−2−((R)−2−(6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサンアミド)−3−スルホプロパンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例2.98.2(0.025g)、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエート(7.77mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.015mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中溶液を1時間撹拌した。反応物を水及びN,N−ジメチルホルムアミドの1:1混合物(2mL)で希釈した。混合物を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中10〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを使用する逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 9.46 (s, 1H), 8.20 (d, 1H), 8.07 (d, 1H), 8.03 (d, 1H), 8.00 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.69 (d, 2H), 7.61 (d, 1H), 7.51 (d, 1H), 7.49-7.45 (m, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.36 (td, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.25 (d, 2H), 6.97 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.96 (s, 2H), 4.73 (s, 2H), 4.16 (s, 2H), 4.03 (dd, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.51-3.32 (m, 6H), 3.28 (t, 2H), 3.09 (dd, 1H), 3.06-2.94 (m, 4H), 2.89 (dd, 1H), 2.46 (d, 2H), 2.16 (dd, 1H), 2.09 (d, 4H), 1.74 (s, 2H), 1.62-1.29 (m, 8H), 1.29-0.92 (m, 12H), 0.92-0.78 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1566.6(M−H)
−。
【1508】
2.99 対照シントン4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンH)の合成
【1509】
2.99.1 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−ホルミル−2−ニトロフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
(2R,3R,4S,5S,6S)−2−ブロモ−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(4g)のアセトニトリル(100mL)中溶液に、酸化銀(I)(10.04g)及び4−ヒドロキシ−3−ニトロベンズアルデヒド(1.683g)を加えた。反応混合物を室温で4時間撹拌し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をヘプタン中5〜50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e(M+18)
+。
【1510】
2.99.2 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(4−(ヒドロキシメチル)−2−ニトロフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.99.1(6g)のクロロホルム(75mL)及びイソプロパノール(18.75mL)の混合物中溶液に、シリカゲル0.87gを加えた。得られた混合物を0℃に冷却し、NaBH
4(0.470g)を加え、得られた懸濁液を0℃で45分間撹拌した。反応混合物をジクロロメタン(100mL)で希釈し、珪藻土に通して濾過した。濾液を水及びブラインで洗浄し、濃縮して粗生成物を得、これをさらには精製せずに使用した。MS(ESI)m/e(M+NH
4)
+:
【1511】
2.99.3 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−アミノ−4−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.99.2(7g)の酢酸エチル(81mL)中撹拌溶液を、20℃で1気圧のH
2下触媒として10%Pd/C(1.535g)を使用し12時間水素化した。反応混合物を珪藻土に通して濾過し、溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣を95/5ジクロロメタン/メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【1512】
2.99.4 3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパン酸
3−アミノプロパン酸(4.99g)を500mLのフラスコ中で10%Na
2CO
3水溶液(120mL)に溶解し、氷浴で冷却した。得られた溶液に、1,4−ジオキサン(100mL)中の(9H−フルオレン−9−イル)メチルカルボノクロリデート(14.5g)を徐々に加えた。反応混合物を室温で4時間撹拌し、次いで水(800mL)を加えた。水性層を反応混合物から分離し、ジエチルエーテル(3×750mL)で洗浄した。水性層を2N HCl水溶液でpH値を2に酸性化し、酢酸エチル(3×750mL)で抽出した。有機層を合わせ、濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を酢酸エチル:ヘキサン1:2の混合溶媒(300mL)中で再結晶して、標題化合物を得た。
【1513】
2.99.5 (9H−フルオレン−9−イル)メチル(3−クロロ−3−オキソプロピル)カルバメート
実施例2.99.4のジクロロメタン(160mL)中溶液に、亜硫酸ジクロリド(50mL)を加えた。混合物を60℃で1時間撹拌した。混合物を冷却し、濃縮して、標題化合物を得た。
【1514】
2.99.6 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパンアミド)−4−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.99.3(6g)のジクロロメタン(480mL)中溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.60mL)を加えた。実施例2.99.5(5.34g)を加え、混合物を室温で30分間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液中に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。合わせた抽出物を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過し、濃縮して残渣を得、これを移動相として石油エーテル中0〜100%酢酸エチルを使用するラジアルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【1515】
2.99.7 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(2−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパンアミド)−4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.99.6(5.1g)のN,N−ジメチルホルムアミド(200mL)中混合物に、ビス(4−ニトロフェニル)カルボネート(4.14g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.784mL)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、減圧下で濃縮した。粗製物をジクロロメタンに溶解し、1mmラジアルクロマトトロンプレート上に直接吸引し、ヘキサン中50〜100%酢酸エチルで溶出して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e(M+H)
+。
【1516】
2.99.8 3−(1−((3−(2−((((3−(3−アミノプロパンアミド)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(メチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.13.7(325mg)及び実施例2.99.7(382mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(9mL)中溶液に、0℃でN,N−ジイソプロピルアミン(49.1mg)を加えた。反応混合物を0℃で5時間撹拌し、酢酸(22.8mg)を加えた。得られた混合物を酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(10mL)及びメタノール(5mL)の混合物に溶解した。この溶液に0℃で1M水酸化リチウム水溶液(3.8mL)を加えた。得られた混合物を0℃で1時間撹拌し、酢酸で酸性化し、濃縮した。濃縮物を凍結乾燥して、粉体を得た。粉体をN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶解し、氷浴中で冷却し、0℃でピペリジン(1mL)を加えた。混合物を0℃で15分間撹拌し、酢酸1.5mLを加えた。溶液を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中30〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステムを用いる逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1172.2(M+H)
+。
【1517】
2.99.9 4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−2−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の実施例2.99.8(200mg)に、0℃で2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエート(105mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL)を加えた。混合物を0℃で15分間撹拌し、室温に加温し、0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中30〜80%アセトニトリルで溶出する100gC18カラムを使用するGilsonシステム上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 2H) 9.07 (s, 1H) 8.18 (s, 1H) 8.03 (d, 1H) 7.87 (t, 1H) 7.79 (d, 1H) 7.61 (d, 1H) 7.41-7.53 (m, 3H) 7.36 (q, 2H) 7.28 (s, 1H) 7.03-7.09 (m, 1H) 6.96-7.03 (m, 3H) 6.94 (d, 1H) 4.95 (s, 4H) 4.82 (t, 1H) 3.88 (t, 3H) 3.80 (d, 2H) 3.01 (t, 2H) 2.86 (d, 3H) 2.54 (t, 2H) 2.08 (s, 3H) 2.03 (t, 2H) 1.40-1.53 (m, 4H) 1.34 (d, 2H) 0.90-1.28 (m, 12H) 0.82 (d, 6H).MS(ESI)m/e 1365.3(M+H)
+。
【1518】
2.100 対照シントン4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−2−({N−[19−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−17−オキソ−4,7,10,13−テトラオキサ−16−アザノナデカン−1−オイル]−β−アラニル}アミノ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンI)の合成
2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエートを2,5−ジオキソピロリジン−1−イル1−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−オキソ−7,10,13,16−テトラオキサ−4−アザノナデカン−19−オエートで置き換え、実施例2.99.9における手順を用いて標題化合物を調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.95 (s, 1H) 8.16 (s, 1H) 7.99 (d, 1H) 7.57-7.81 (m, 4H) 7.38-7.50 (m, 3H) 7.34 (q, 2H) 7.27 (s, 1H) 7.10 (d, 1H) 7.00 (d, 1H) 6.88-6.95 (m, 2H) 4.97 (d, 4H) 4.76 (d, 2H) 3.89 (t, 2H) 3.84 (d, 2H) 3.80 (s, 2H) 3.57-3.63 (m, 4H) 3.44-3.50 (m, 4H) 3.32-3.43 (m, 6H) 3.29 (t, 2H) 3.16 (q, 2H) 3.02 (t, 2H) 2.87 (s, 3H) 2.52-2.60 (m, 2H) 2.29-2.39 (m, 3H) 2.09 (s, 3H) 1.37 (s, 2H) 1.20-1.29 (m, 4H) 1.06-1.18 (m, 4H) 0.92-1.05 (m, 2H) 0.83 (s, 6H).MS(ESI)m/e 1568.6(M−H)
−。
【1519】
2.101 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{[(43S,46S)−43−({[(4−{[(2S)−2−{[(2S)−2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}プロパノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ)−46−メチル−37,44,47−トリオキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサ−38,45,48−トリアザペンタコンタン−50−イル]オキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンOK)の合成
実施例1.13.8を実施例1.66.7で置き換えて、標題化合物を実施例2.7に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (s, 1H), 8.21 - 7.97 (m, 4H), 7.79 (d, 4H), 7.71 - 7.32 (m, 15H), 7.28 (t, 4H), 7.02 - 6.91 (m, 3H), 4.95 (d, 5H), 4.33 - 4.12 (m, 3H), 3.98 - 3.76 (m, 11H), 3.41 - 3.21 (m, 22H), 3.21 - 2.90 (m, 12H), 2.24 - 2.05 (m, 7H), 1.81 - 0.90 (m, 46H), 0.90 - 0.78 (m, 17H).MS(ESI)m/e 2014.0(M+H)
+、1007.5(M+2H)
2+、672.0(M+3H)
3+。
【1520】
2.102 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンOW)の合成
実施例1.2.9を実施例1.62.5で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.95 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.02 (d, 1H), 7.96 (d, 1H), 7.88 - 7.68 (m, 4H), 7.57 (d, 2H), 7.42 (s, 2H), 7.34 (t, 1H), 7.25 (dd, 3H), 7.19 (t, 1H), 6.95 (s, 2H), 5.96 (s, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.35 (q, 1H), 4.15 (dd, 1H), 3.93 (t, 2H), 3.83 (d, 2H), 3.32 (t, 2H), 3.27 (d, 1H), 2.93 (dtd, 1H), 2.80 (t, 2H), 2.47 (p, 19H), 2.24 - 2.02 (m, 5H), 1.91 (p, 3H), 1.74 - 1.25 (m, 8H), 1.27 - 0.89 (m, 10H), 0.79 (dd, 13H).MS(ESI)m/e 1414.4(M+H)
+。
【1521】
2.103 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンPC)の合成
実施例1.2.9を実施例1.68.7で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.07 (s, 1H), 9.95 (s, 1H), 8.99 (s, 1H), 8.33 (dd, 1H), 8.25 - 8.09 (m, 3H), 8.12 - 7.95 (m, 3H), 7.90 (d, 1H), 7.76 (dd, 2H), 7.73 - 7.63 (m, 1H), 7.56 (s, 3H), 7.41 - 7.29 (m, 1H), 6.95 (s, 2H), 5.97 (s, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.35 (d, 2H), 4.15 (dd, 1H), 3.50 - 3.22 (m, 10H), 2.92 (dtd, 3H), 2.29 - 2.00 (m, 6H), 1.92 (q, 1H), 1.75 - 0.88 (m, 24H), 0.79 (dd, 15H).MS(ESI)m/e 1409.5(M+H)
+。
【1522】
2.104 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル){[(2−{[(2R,3S,4R,5R,6R)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−4−[2−(2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンPI)の合成
【1523】
2.104.1 3−(1−((3−(2−((((4−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−2−(((2R,3S,4R,5R,6R)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−カルボキシエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリン酸
実施例2.97.7(26.9mg)及び実施例1.68.7(23.5mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中冷却(0℃)混合物に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.043mL)を加えた。反応物を室温にゆっくり加温し、終夜撹拌した。LC/MSは、所望の生成物が主要ピークであることを示した。反応混合物に水(1mL)及びLiOH H
2O(20mg)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌した。混合物をN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)で希釈し、濾過し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1242.2(M−H)
−。
【1524】
2.104.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−3−{1−[(3−{2−[(2−カルボキシエチル){[(2−{[(2R,3S,4R,5R,6R)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−4−[2−(2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]ベンジル)オキシ]カルボニル}アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例2.97.8を実施例2.104.1で置き換え、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエートを2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエートで置き換えて、標題化合物を実施例2.97.9に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.06 (s, 2H), 8.99 (s, 1H), 8.34 (dd, 1H), 8.25 - 8.10 (m, 3H), 8.04 (d, 1H), 7.98 (d, 1H), 7.90 (d, 1H), 7.78 (d, 2H), 7.72 - 7.63 (m, 1H), 7.50 - 7.42 (m, 2H), 7.34 (t, 1H), 7.16 (d, 1H), 6.94 (s, 2H), 6.65 (d, 1H), 6.56 (dd, 1H), 4.02 (t, 2H), 3.90 (d, 1H), 3.83 (s, 2H), 3.66 (t, 3H), 3.28 (q, 4H), 3.15 (q, 2H), 2.19 (s, 3H), 1.99 (t, 2H), 1.51 - 1.30 (m, 6H), 1.28 - 0.88 (m, 11H), 0.81 (d, 6H).MS(ESI)m/e 1433.4(M+H)
+。
【1525】
2.105 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンPJ)の合成
実施例1.2.9を実施例1.69.6で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.23 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 9.73 (d, 1H), 9.45 (s, 1H), 8.33 (t, 2H), 8.18 (d, 1H), 8.07 (dd, 2H), 8.02 (dd, 1H), 7.97 (dd, 1H), 7.80 (t, 2H), 7.65 - 7.55 (m, 2H), 7.53 - 7.44 (m, 2H), 7.37 (t, 1H), 7.27 (d, 2H), 6.98 (s, 2H), 4.98 (d, 2H), 4.38 (d, 1H), 4.18 (d, 1H), 3.56 - 3.31 (m, 3H), 3.26 (d, 2H), 3.08 - 2.89 (m, 2H), 2.64 (t, 2H), 2.23 (d, 3H), 2.12 (dp, 2H), 1.95 (s, 1H), 1.68 (s, 1H), 1.62 - 1.29 (m, 7H), 1.29 - 0.90 (m, 9H), 0.90 - 0.74 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1446.3(M−H)
−。
【1526】
2.106 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−6−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンPU)の合成
実施例1.2.9を実施例1.70で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.97 (s, 1H), 9.12 (d, 1H), 8.93 (s, 1H), 8.60 (dd, 1H), 8.24 (dd, 2H), 8.05 (dd, 2H), 7.99 - 7.87 (m, 2H), 7.78 (dd, 2H), 7.67 - 7.51 (m, 3H), 7.43 - 7.31 (m, 1H), 7.26 (d, 2H), 6.97 (s, 2H), 5.98 (s, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.37 (d, 2H), 4.17 (dd, 1H), 3.49 - 3.22 (m, 11H), 2.95 (ddd, 3H), 2.20 (s, 4H), 2.19 - 1.86 (m, 3H), 1.74 - 0.89 (m, 22H), 0.81 (dd, 15H).MS(ESI)m/e 1410.4(M−H)
−。
【1527】
2.107 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−6−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンPV)の合成
実施例1.2.9を実施例1.70.5で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.96 (s, 1H), 9.11 (d, 1H), 8.92 (s, 1H), 8.60 (dd, 1H), 8.23 (dd, 2H), 8.12 - 7.97 (m, 2H), 7.98 - 7.92 (m, 2H), 7.77 (dd, 2H), 7.56 (t, 2H), 7.51 - 7.42 (m, 2H), 7.42 - 7.31 (m, 1H), 7.24 (d, 2H), 6.95 (s, 2H), 4.95 (d, 2H), 4.36 (q, 1H), 3.90 - 3.80 (m, 3H), 3.52 - 3.27 (m, 3H), 3.23 (t, 2H), 3.06 - 2.83 (m, 2H), 2.67 - 2.58 (m, 2H), 2.19 (s, 3H), 2.09 (dp, 2H), 1.93 (d, 1H), 1.72 - 1.25 (m, 7H), 1.27 - 0.88 (m, 10H), 0.88 - 0.70 (m, 13H).MS(ESI)m/e 1446.3(M−H)
−。
【1528】
2.108 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[5−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)キノリン−3−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−カルボキシエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンPW)の合成
実施例1.2.9を実施例1.71で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.97 (s, 1H), 9.70 (d, 1H), 9.40 (d, 1H), 8.31 (dd, 2H), 8.16 (d, 1H), 8.05 (t, 2H), 8.01 - 7.91 (m, 2H), 7.78 (dd, 2H), 7.59 (d, 3H), 7.52 - 7.44 (m, 2H), 7.36 (t, 1H), 7.26 (d, 2H), 6.96 (s, 2H), 5.99 (s, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.37 (d, 2H), 4.16 (dd, 1H), 3.53 - 3.20 (m, 9H), 2.94 (dtd, 2H), 2.21 (s, 3H), 2.17 - 1.85 (m, 3H), 1.71 - 0.89 (m, 22H), 0.81 (dd, 14H).MS(ESI)m/e 1410.4(M−H)
−。
【1529】
2.109 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンQW)の合成
実施例2.1において実施例1.72.8を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド d
6) δ ppm 11.07 (bs, 1H), 10.00 (bs, 1H), 8.27 (bs, 1H), 8.12 (m, 2H), 8.07 (d, 1H), 7.99 (d, 1H), 7.84-7.74 (m, 2H), 7.65 (d, 1H), 7.59 (m, 2H), 7.54-7.44 (m, 1H), 7.42-7.31 (m, 2H), 7.28 (m, 2H), 7.21 (q, 1H), 7.00 (m, 1H) 6.94-6.92 (m, 2H), 6.04 (bs, 1H), 5.14 (s, 2H), 4.99 (m, 3H), 4.39 (m, 2H), 4.30 (bs, 2H), 4.20 (m, 2H), 4.12 (bs, 2H), 3.70-3.64 (m, 2H), 3.50 (m, 2H), 3.44-3.35 (m, 2H), 3.27 (m, 2H), 3.02 (m, 2H), 2.95 (m, 2H), 2.68 (t, 2H), 2.14 (m, 4H), 1.96 (m, 1H), 1.69 (m, 1H), 1.58 (m, 1H), 1.47 (m, 4H), 1.36 (m, 2H), 1.30-1.02 (m, 8H), 0.98 (m, 2H), 0.85-0.80 (m, 16 H).
【1530】
2.110 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[7−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−1H−インドール−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンRM)の合成
実施例2.1において実施例1.74.6を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、実施例2.110を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 11.30 (s, 1H), 9.93 (s, 1H), 8.26 (d, 1H), 8.17 (d, 1H), 8.02 (d, 1H), 7.92 - 7.84 (m, 3H), 7.76 (d, 1H), 7.69 (d, 1H), 7.54 (d, 3H), 7.47 (s, 1H), 7.35 (dd, 2H), 7.22 (t, 3H), 7.08 (t, 1H), 6.93 (s, 2H), 4.90 (s, 2H), 4.84 (t, 2H), 4.33 (q, 1H), 4.16 - 4.09 (m, 1H), 3.32 (t, 4H), 2.99 (m, 6H), 2.21 (s, 3H), 2.09 (m, 2H), 1.91 (m, 1H), 1.71 - 0.71 (m, 25H).MS(ESI)m/e 1434.4(M−H)
−。
【1531】
2.111 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[{3−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−(6−カルボキシ−5−{1−[(3,5−ジメチル−7−{2−[(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル]プロピル}(メチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンRR)の合成
実施例1.2.9を実施例1.75.14で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.60 (bs, 1H), 9.98 (s, 1H), 8.33 (m, 2H), 8.02 (d, 2H), 7.75 (d, 2H), 7.55 (d, 2H), 7.49 (m, 3H), 7.29 (m, 1H), 7.25 (s, 4H), 6.99 (d, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.90 (m, 1H), 5.42 (m, 2H), 4.95 (s, 2H), 4.90 (m, 2H), 4.35 (t, 1H), 4.18 (t, 1H), 3.85 (m, 2H), 3.80 (s, 3H), 3.55 (s, 3H), 3.52 (m, 2H), 3.35 (m, 4H), 3.22 (m, 4H), 3.08 (m, 2H), 2.99 (m, 2H), 2.92 (m, 2H), 2.85 (m, 2H), 2.79 (t, 2H), 2.52 (m, 1H), 2.15 (m, 1H), 2.09 (s, 3H), 1.94 (m, 1H), 1.88 (m, 1H), 1.68 (m, 1H), 1.54 (m, 1H), 1.42 (m, 4H), 1.38 (m, 4H), 1.27 (m, 4H), 1.13 (m, 4H), 1.02 (m, 2H), 0.85 (s, 6H), 0.78 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1523.3(M+H)
+、1521.6(M−H)
−。
【1532】
2.112 N(6−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ヘキサノイル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2−(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンSJ)の合成
【1533】
2.112.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2−(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−メチルブタンタミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の実施例1.2.9、トリフルオロ酢酸塩(390mg)、((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル(286mg)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(185mg)を、氷浴中で冷却し、N、N−ジイソプロピルエチルアミン(0.35mL)を加えた。混合物を0℃にて30分間、及び室温にて一晩撹拌した。反応混合物をジメチルスルホキシドで10mLまで希釈し、0.1%トリフルオロ酢酸を含有する水中の20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上の逆相HPLCによって精製して、表記化合物を得た。MS(ESI)m/e680.1(M+2H)
2+。
【1534】
2.112.2 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
0℃の10mLのジクロロメタン中の実施例2.112.1(300mg)を、トリフルオロ酢酸(4mL)で30分間処理し、混合物を濃縮した。残渣をアセトニトリル及び水の混合液に溶解させ、凍結乾燥して、所望の生成物をTFA塩として得た。MS(ESI)m/e1257.4(M−H)
−。
【1535】
2.112.3 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((4−((13S,16S)−13−イソプロピル−2,2−ジメチル−4,11,14−トリオキソ−16−(3−ウレイドプロピル)−3−オキサ−5,12,15−トリアザヘプタデカンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
N,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中の実施例2.112.2(トリフルオロ酢酸塩,358mg)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(140mg)を氷−水浴中で冷却した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(226μL)を滴加し、続いて、6−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ヘキサン酸2,5−ジオキソピロリジン−1−イル(127mg)を加え、混合物を一晩撹拌した。混合物を、0.1%トリフルオロ酢酸を含有する水中の20〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上の逆相HPLCによって精製して、表記化合物を得た、MS(ESI)m/e1470.2(M−H)
−。
【1536】
2.112.4 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−(6−アミノヘキサンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
表記化合物は、実施例2.112.1を実施例2.112.3で置き換え、実施例2.112.2における手法を用いて調製した。MS(ESI)m/e1370.5(M−H)
−。
【1537】
2.112.5 N−(6−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ヘキサノイル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミドの合成
N,N−ジメチルホルムアミド(0.3mL)中の実施例2.112.4(25mg)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセテート(9.19mg)を、0℃で30分間N,N−ジイソプロピルエチルアミン(25.4μL)で処理した。反応混合物を4mM酢酸アンモニウム水混合物中35〜65%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物をアンモニウム塩として得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ12.81 (s, 1H), 9.94 (s, 1H), 8.01 (dd, 2H), 7.75 (d, 2H), 7.56 (s, 3H), 7.51 - 7.45 (m, 1H), 7.45 - 7.37 (m, 2H), 7.36 - 7.28 (m, 2H), 7.24 (t, 3H), 7.17 (s, 2H), 7.05 (s, 3H), 7.04 (s, 2H), 6.92 (s, 3H), 5.93 (s, 1H), 5.36 (s, 2H), 5.05 - 4.85 (m, 4H), 4.36 (q, 1H), 4.16 (dd, 1H), 3.95 (s, 2H), 3.85 (t, 2H), 3.76 (d, 2H), 3.22 (d, 1H), 3.05 - 2.81 (m, 6H), 2.68 - 2.53 (m, 2H), 2.09 (d, 4H), 1.76 - 0.86 (m, 14H), 0.86 - 0.71 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1507.5(M−H)
−。
【1538】
2.113 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][3−(β−L−グルコピラヌロノシルオキシ)プロピル]カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンSM)の合成
実施例1.2.9を実施例1.87.3で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.08 (s, 1H), 9.96 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.35 (dd, 1H), 8.24 - 8.13 (m, 3H), 8.09 - 8.02 (m, 2H), 8.00 (d, 1H), 7.91 (d, 1H), 7.77 (dd, 2H), 7.71 - 7.64 (m, 1H), 7.58 (t, 2H), 7.49 - 7.44 (m, 2H), 7.39 - 7.32 (m, 1H), 7.26 (d, 2H), 6.96 (s, 2H), 5.97 (s, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.37 (d, 1H), 4.22 - 4.12 (m, 2H), 3.84 (s, 1H), 3.37 - 3.20 (m, 6H), 3.15 (t, 1H), 3.04 - 2.81 (m, 2H), 2.20 (s, 3H), 2.11 (dp, 2H), 1.99 - 1.88 (m, 1H), 1.71 (q, 2H), 1.62 - 1.26 (m, 8H), 1.29 - 0.88 (m, 11H), 0.80 (dd, 14H).MS(ESI)m/e 1571.4(M−H)
−。
【1539】
2.114 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)イソキノリン−6−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンSN)の合成
実施例1.2.9を実施例1.78.5で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.95 (s, 1H), 9.61 (s, 1H), 9.08 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.54 (dd, 1H), 8.43 (d, 1H), 8.24 (d, 1H), 8.08 - 7.95 (m, 3H), 7.77 (dd, 2H), 7.63 - 7.51 (m, 2H), 7.50 - 7.42 (m, 2H), 7.40 - 7.31 (m, 1H), 7.24 (d, 2H), 6.95 (s, 2H), 6.00 (s, 1H), 4.95 (d, 2H), 4.36 (q, 1H), 4.15 (t, 1H), 3.27 (dt, 4H), 3.10 - 2.79 (m, 2H), 2.68 - 2.56 (m, 2H), 2.20 (s, 3H), 1.98 - 1.84 (m, 1H), 1.72 - 0.87 (m, 19H), 0.79 (dd, 13H).MS(ESI)m/e 1446.4(M−H)
−。
【1540】
2.115 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−α−グルタミル−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンSS)の合成
【1541】
2.115.1 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((4−((6S,9S,12S)−6−(3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)−9−イソプロピル−2,2−ジメチル−4,7,10−トリオキソ−12−(3−ウレイドプロピル)−3−オキサ−5,8,11−トリアザトリデカンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例2.112.2(85mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(41.3mg)及び(S)−5−tert−ブチル1−(2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ペンタンジオエート(54.0mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中混合物に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(118μL)を滴下添加し、混合物を0℃で1時間撹拌した。混合物を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中35〜100%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 773.4(M+2H)
2+。
【1542】
2.115.2 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−((S)−2−アミノ−4−カルボキシブタンアミド)−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
ジクロロメタン(11mL)中の実施例2.115.1(100mg)を0℃でトリフルオロ酢酸(4mL)で処理した。混合物を0℃で3.5時間撹拌し、濃縮した。残渣を0.1%トリフルオロ酢酸水混合物中5〜60%アセトニトリル水混合物で溶出する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
【1543】
2.115.3 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−α−グルタミル−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(2.87mg)、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエート(5.77mg)及び実施例2.115.2(13mg)の混合物に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(13.08μL)を加え、混合物を0℃で1時間撹拌した。反応物を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ12.83 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 8.13 (d, 1H), 8.02 (dd, 1H), 7.97 (d, 1H), 7.80 - 7.74 (m, 1H), 7.64 (t, 1H), 7.61 - 7.48 (m, 4H), 7.47 - 7.38 (m, 2H), 7.38 - 7.30 (m, 2H), 7.29 - 7.23 (m, 3H), 6.96 (s, 2H), 6.93 (d, 1H), 5.99 (s, 1H), 5.06 - 4.88 (m, 5H), 4.37 (q, 1H), 4.28 (q, 1H), 4.18 (dd, 1H), 3.86 (t, 2H), 3.78 (d, 2H), 3.34 (t, 3H), 3.23 (d, 2H), 2.99 (t, 3H), 2.97 - 2.85 (m, 1H), 2.62 (dt, 1H), 2.26 - 2.15 (m, 2H), 2.16 - 2.00 (m, 5H), 2.01 - 1.79 (m, 1H), 1.75 - 1.50 (m, 3H), 1.50 - 0.87 (m, 17H), 0.81 (dd, 14H).MS(ESI)m/e 1579.6(M−H)
−。
【1544】
2.116 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−α−グルタミル−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンTA)の合成
2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエートを2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセテートで置き換え、実施例2.115.3における手順を用いて標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ10.02 (s, 1H), 8.38 (d, 1H), 8.14 (d, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.82 (dd, 2H), 7.60 (t, 3H), 7.55 - 7.40 (m, 3H), 7.35 (td, 2H), 7.31 - 7.24 (m, 3H), 7.07 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 4.97 (d, 4H), 4.37 (ddd, 2H), 4.23 - 4.05 (m, 3H), 3.88 (t, 6H), 3.80 (d, 2H), 3.25 (d, 2H), 3.09 - 2.88 (m, 4H), 2.64 (s, 2H), 2.22 (dd, 2H), 2.09 (s, 3H), 2.02 - 1.49 (m, 5H), 1.47 - 0.89 (m, 12H), 0.83 (dd, 12H).MS(ESI)m/e 1523.5(M−H)
−。
【1545】
2.117 1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−D−バリル−N
5−カルバモイル−D−オルニチル}アミノ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−arabino−ヘキシトール(シントンTW)の合成
実施例2.1において実施例1.77.2を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.85 (bs, 1H), 9.98 (s, 1H), 8.06 (d, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.78 (t, 2H), 7.60 (m, 3H), 7.52-7.42 (m, 4H), 7.36 (q, 2H), 7.28 (s, 1H), 7.27 (d, 2H), 6.99 (s, 1H), 6.95 (d, 1H), 5.97 (bs, 1H), 5.00 (m, 2H), 4.95 (s, 2H), 4.39 (m, 1H), 4.19 (m, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.79 (m, 4H), 3.58 (m, 4H), 3.46-3.33 (m, 10H), 3.26 (m, 4H), 3.01 (m, 2H), 2.94 (m, 1H), 2.14 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.96 (m, 1H), 1.69 (m, 2H), 1.59 (m, 1H), 1.47 (m, 4H), 1.35 (m, 4H), 1.28-1.03 (m, 10H), 0.95 (m, 2H), 0.82 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1493(M+H)
+、1491(M−H)
−。
【1546】
2.118 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−2−オキシドイソキノリン−6−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](メチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンST)の合成
実施例1.2.9を実施例1.88.4で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.29 (s, 2H), 9.95 (s, 1H), 9.18 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.57 - 8.36 (m, 1H), 8.29 - 7.87 (m, 4H), 7.77 (dd, 2H), 7.56 (d, 2H), 7.53 - 7.41 (m, 2H), 7.24 (d, 2H), 6.95 (s, 2H), 5.95 (s, 1H), 4.94 (s, 2H), 4.35 (q, 1H), 4.15 (dd, 1H), 3.84 (s, 3H), 3.28 (dt, 4H), 3.06 - 2.77 (m, 3H), 2.19 (d, 3H), 2.17 - 1.80 (m, 3H), 1.74 - 0.88 (m, 22H), 0.79 (dd, 13H).MS(ESI)m/e 1368.4(M−H)
−。
【1547】
2.119 N−({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンZL)の合成
【1548】
2.119.1 (3R,7aS)−3−フェニルテトラヒドロピロロ[1,2−c]オキサゾール−5(3H)−オン
(S)−5−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−2−オン(25g)、ベンズアルデヒド(25.5g)及びパラ−トルエンスルホン酸一水和物(0.50g)のトルエン(300mL)中混合物を、乾燥管下Dean−Starkトラップを使用して16時間加熱還流した。反応物を室温に冷却し、溶媒を不溶物からデカント除去した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液混合物(2×)及びブライン(1×)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を35/65ヘプタン/酢酸エチルで溶出するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 204.0(M+H)
+。
【1549】
2.119.2 (3R,6R,7aS)−6−ブロモ−3−フェニルテトラヒドロピロロ[1,2−c]オキサゾール−5(3H)−オン
実施例2.119.1(44.6g)のテトラヒドロフラン(670mL)中冷却(−77℃)混合物に、T
rxn<−73℃で維持しながら、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(ヘキサン中1.0M、250mL)を40分かけて滴下添加した。反応物を−77℃で2時間撹拌し、T
rxn<−64℃で維持しながら臭素(12.5mL)を20分かけて滴下添加した。反応物を−77℃で75分間撹拌し、冷10%チオ硫酸ナトリウム混合物水溶液150mLの添加によりクエンチして、反応物を−77℃にした。反応物を室温に加温し、半飽和塩化アンモニウム水溶液混合物と酢酸エチルとの間で分配した。層を分離し、有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を80/20、75/25及び70/30ヘプタン/酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 299.0及び301.0(M+NH
3+H)
+。
【1550】
2.119.3 (3R,6S,7aS)−6−ブロモ−3−フェニルテトラヒドロピロロ[1,2−c]オキサゾール−5(3H)−オン
標題化合物を実施例2.119.2から副生成物として単離した。MS(DCI)m/e 299.0及び301.0(M+NH
3+H)
+。
【1551】
2.119.4 (3R,6S,7aS)−6−アジド−3−フェニルテトラヒドロピロロ[1,2−c]オキサゾール−5(3H)−オン
実施例2.119.2(19.3g)のN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)中混合物に、アジ化ナトリウム(13.5g)を加えた。反応物を60℃に2.5時間加熱した。反応物を室温に冷却し、水(500mL)及び酢酸エチル(200mL)の添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄した。合わせた水性層を酢酸エチル(50mL)で逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を78/22ヘプタン/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 262.0(M+NH
3+H)
+。
【1552】
2.119.5 (3R,6S,7aS)−6−アミノ−3−フェニルテトラヒドロピロロ[1,2−c]オキサゾール−5(3H)−オン
実施例2.119.4(13.5g)のテトラヒドロフラン(500mL)及び水(50mL)中混合物に、ポリマー−担持トリフェニルホスフィン(55g)を加えた。反応物を機械的に室温で終夜撹拌した。反応物を酢酸エチル及びトルエンで溶出する珪藻土に通して濾過した。混合物を減圧下で濃縮し、ジクロロメタン(100mL)に溶解し、硫酸ナトリウムで脱水し、次いで濾過し、濃縮して標題化合物を得、これをさらには精製せずに引き続くステップに使用した。MS(DCI)m/e 219.0(M+H)
+。
【1553】
2.119.6 (3R,6S,7aS)−6−(ジベンジルアミノ)−3−フェニルテトラヒドロピロロ[1,2−c]オキサゾール−5(3H)−オン
実施例2.119.5(11.3g)のN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)中混合物に、炭酸カリウム(7.0g)、ヨウ化カリウム(4.2g)及びベンジルブロミド(14.5mL)を加えた。反応物を室温で終夜撹拌し、水及び酢酸エチルの添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄した。合わせた水性層を酢酸エチルで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中10〜15%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して固体を得、これをヘプタンで摩砕して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 399.1(M+H)
+。
【1554】
2.119.7 (3S,5S)−3−(ジベンジルアミノ)−5−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−2−オン
実施例2.119.6(13g)のテトラヒドロフラン(130mL)中混合物に、パラ−トルエンスルホン酸一水和物(12.4g)及び水(50mL)を加え、反応物を65℃に6日間加熱した。反応物を室温に冷却し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液及び酢酸エチルの添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄した。合わせた水性層を酢酸エチルで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。蝋状固体をヘプタン(150mL)で摩砕して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 311.1(M+H)
+。
【1555】
2.119.8 (3S,5S)−5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−(ジベンジルアミノ)ピロリジン−2−オン
実施例2.119.7(9.3g)及び1H−イミダゾール(2.2g)のN,N−ジメチルホルムアミド中混合物に、tert−ブチルクロロジメチルシラン(11.2mL、トルエン中50重量%)を加え、反応混合物を終夜撹拌した。反応混合物を水及びジエチルエーテルの添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄した。合わせた水性層をジエチルエーテルで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中35%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 425.1(M+H)
+。
【1556】
2.119.9 tert−ブチル2−((3S,5S)−5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−(ジベンジルアミノ)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.8(4.5g)のテトラヒドロフラン(45mL)中冷却(0℃)混合物に、95%水素化ナトリウム(320mg)を2回に分けて加えた。冷却混合物を40分間撹拌し、tert−ブチル2−ブロモアセテート(3.2mL)を加えた。反応物を室温に加温し、終夜撹拌した。反応物を水及び酢酸エチルの添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄した。合わせた水性層を酢酸エチルで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中5〜12%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 539.2(M+H)
+。
【1557】
2.119.10 tert−ブチル2−((3S,5S)−3−(ジベンジルアミノ)−5−(ヒドロキシメチル)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.9(5.3g)のテトラヒドロフラン(25mL)中混合物に、テトラブチルアンモニウムフルオリド(11mL、95/5テトラヒドロフラン/水中1.0M)を加えた。反応物を室温で1時間撹拌し、次いで飽和塩化アンモニウム水溶液混合物、水及び酢酸エチルの添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄した。合わせた水性層を酢酸エチルで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中35%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 425.1(M+H)
+。
【1558】
2.119.11 tert−ブチル2−((3S,5S)−5−((2−((4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エトキシ)メチル)−3−(ジベンジルアミノ)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.10(4.7g)のジメチルスルホキシド(14mL)中混合物に、4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(14.5g)のジメチルスルホキシド(14mL)中混合物を加えた。炭酸カリウム(2.6g)及び水(28μL)を加え、反応物を窒素下60℃で1日間加熱した。反応物を室温に冷却し、次いでブライン混合物、水及びジエチルエーテルの添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄した。合わせた水性層をジエチルエーテルで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中15〜25%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/e 871.2(M+H)
+。
【1559】
2.119.12 tert−ブチル2−((3S,5S)−3−アミノ−5−((2−((4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エトキシ)メチル)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.11(873mg)を酢酸エチル(5mL)及びメタノール(15mL)に溶解し、炭素担持水酸化パラジウム、20重量%(180mg)を加えた。反応混合物を水素雰囲気(30psi)下室温で30時間、次いで50℃で1時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、濾過し、濃縮して、所望の生成物を得た。MS(ESI+)m/e 691.0(M+H)
+。
【1560】
2.119.13 4−(((3S,5S)−1−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)−5−((2−((4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エトキシ)メチル)−2−オキソピロリジン−3−イル)アミノ)−4−オキソブタ−2−エン酸
無水マレイン酸(100mg)をジクロロメタン(0.90mL)に溶解し、実施例2.119.12(650mg)のジクロロメタン(0.90mL)中混合物を滴下添加し、次いで40℃で2時間加熱した。反応混合物を0.2%酢酸を含むジクロロメタン中1.0〜2.5%メタノールの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより直接精製した。生成物を含むフラクションを濃縮した後、トルエン(10mL)を加え、混合物を再度濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI−)m/e 787.3(M−H)
−。
【1561】
2.119.14 tert−ブチル2−((3S,5S)−5−((2−((4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エトキシ)メチル)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.13(560mg)をトルエン(7mL)中でスラリー化し、トリエチルアミン(220μL)及び硫酸ナトリウム(525mg)を加えた。反応物を窒素雰囲気下還流状態で6時間加熱し、反応混合物を室温で終夜撹拌した。反応物を濾過し、固体を酢酸エチルですすいだ。溶出液を減圧下で濃縮し、残渣を45/55ヘプタン/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
【1562】
2.119.15 2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−((2−スルホエトキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)酢酸
実施例2.119.14(1.2g)をトリフルオロ酢酸(15mL)に溶解し、窒素下65〜70℃に終夜加熱した。トリフルオロ酢酸を減圧下で除去した。残渣をアセトニトリル(2.5mL)に溶解し、30分かけて0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中5〜75%アセトニトリルの濃度勾配を使用するLuna C18(2)AXIAカラム(250×50mm、10μ粒径)上での分取逆相液体クロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI−)m/e 375.2(M−H)
−。
【1563】
2.119.16 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)−5−ウレイドペンタンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリン酸
実施例2.49.1において実施例1.43.7を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI−)m/e 1252.4(M−H)
−。
【1564】
2.119.17 N−({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド
実施例2.119.15(7mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(0.15mL)に溶解し、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(9mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(7μL)を加えた。混合物を室温で3分間撹拌し、実施例2.119.16(28mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(15μL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.15mL)中混合物に加えた。1時間後、反応物をN,N−ジメチルホルムアミド/水1/1(1.0mL)で希釈し、0.1%TFA水中の5〜75%アセトニトリルで溶出する逆相クロマトグラフィー(C18カラム)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.95 (s, 1H), 9.02 (s, 1H), 8.37 (d, 1H), 8.22 (m, 2H), 8.18 (m, 2H), 8.08 (m, 2H), 8.03 (m, 1H), 7.96 (br d, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.70 (t, 1H), 7.61 (br m, 3H), 7.48 (m, 2H), 7.37 (t, 1H), 7.27 (br m, 2H), 7.08 (s, 2H), 4.99 (br d, 3H), 4.68 (t, 1H), 4.39 (m, 1H), 4.20 (m, 2H), 4.04 (m, 1H), 3.87 (br d, 2H), 3.74 (br m, 1H) 3.65 (br t, 2H), 3.48 (br m, 4H), 3.43 (br m, 2H), 3.26 (br m, 2H), 3.00 (br m, 2H), 2.80 (m, 1H), 2.76 (m, 1H), 2.66 (br m, 2H), 2.36 (br m, 1H), 2.22 (s, 3H), 2.00 (m, 1H), 1.87 (m, 1H), 1.69 (br m, 1H), 1.62 (br m, 1H), 1.40 (br m, 4H), 1.31-1.02 (m, 10 H), 0.96 (m, 2H), 0.85 (m, 12H).MS(ESI−)m/e 1610.3(M−H)
−。
【1565】
2.120 N−{(2S)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]プロパノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンSX)の合成
【1566】
2.120.1 (S)−メチル3−(4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)プロパノエート
2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル4−メチルベンゼンスルホネート(82.48g)及び炭酸カリウム(84.97g)のアセトニトリル(1.5L)中混合物に、(S)−メチル2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート(72.63g)を加え、反応混合物を30℃で12時間撹拌し、LC/MSは出発物が消費され、主要な生成物は所望の生成物であることを示した後、反応物を濾過し、濾液を濃縮して粗生成物を得、これを分取HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI):m/e 811(M+H
2O)
+。
【1567】
2.120.2 3−(4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)プロパン酸
実施例2.120.1(90.00g)のテトラヒドロフラン(1.5L)及び水(500mL)中混合物に、水酸化リチウム一水和物(14.27g)を加えた。反応混合物を30℃で12時間撹拌し、LC/MSは出発物が消費され、主要な生成物は所望の生成物であることを示した。反応混合物をHCl水溶液を使用してpH=6に調整し、混合物を濃縮して、粗製の標題化合物を得た。MS(ESI):m/e 778.3(M−H)
−。
【1568】
2.120.3 3−(4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル)−2−アミノプロパン酸
実施例2.120.2(88.41g)のジクロロメタン(1.5L)中混合物に、N
2下25℃でトリフルオロ酢酸(100mL)を加え、反応混合物を40℃で12時間撹拌した。LC/MSは出発物が消費され、主要な生成物は所望の生成物であることを示した。混合物を濃縮して粗生成物を得、これを分取HPLCにより精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.20 (d, J=8.6 Hz, 2H), 6.93 (d, J=8.2 Hz, 2H), 4.22 (dd, J=5.5, 7.4 Hz, 1H), 4.14-4.06 (m, 2H), 3.84 - 3.79 (m, 2H), 3.68-3.50 (m, 40H), 3.33 (s,3H), 3.21 (d, J=5.5 Hz, 1H), 3.12-3.05 (m,1H).MS(ESI)m/e 680.1(M+H)
+。
【1569】
2.120.4 4−((2−(4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル)−1−カルボキシエチル)アミノ)−4−オキソブタ−2−エン酸
実施例2.120.3(80.00g)のジオキサン(1L)中混合物に、フラン−2,5−ジオン(35g)を加え、反応混合物を120℃で4時間撹拌した。LC/MSは出発物が消費され、主要な生成物は所望の生成物であることを示した。混合物を濃縮して粗製の標題化合物を得、これを精製せずに次のステップに使用した。MS(ESI)m/e 795.4(M+H)
+。
【1570】
2.120.5 (S)−3−(4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパン酸
実施例2.120.4(96g、粗製物)のトルエン(1.5L)中混合物に、トリエチルアミン(35.13g)を加え、反応混合物を120℃で4時間撹拌した。LC/MSは出発物が消費され、主要な生成物は所望の生成物であることを示した。反応物を濾過して有機相を単離し、有機物を濃縮して粗生成物を得、これを分取HPLC(装置:島津LC−20AP分取HPLC、カラム:Phenomenex(登録商標)Luna(登録商標)(2)C18 250*50mm 内径10μm、移動相:AはH
2O(0.09%トリフルオロ酢酸)及びBはCH
3CN、濃度勾配:20分でB15%〜43%、流速:80ml/分、波長:220及び254nm、注入容量:1g/注入)により、続いてSFC−HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 6.98 (d, 2H), 6.74 (d, 2H), 6.56 (s, 2H), 4.85 (dd, 1H), 4.03 (t, 2H), 3.84 - 3.76 (m, 2H), 3.71 - 3.66 (m, 2H), 3.65 - 3.58 (m, 39H), 3.55 - 3.50 (m, 2H), 3.41 - 3.30 (m, 4H).MS(ESI)m/e 760.3(M+H)
+。
【1571】
2.120.6 N−{(2S)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]プロパノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド
実施例2.119.17において実施例2.120.5を実施例2.119.15の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 10.03 (s, 1H), 9.02 (s, 1H), 8.37 (d, 1H), 8.22 (m, 3H), 8.16 (d, 1H), 8.12 (br m, 1H), 8.07 (d, 1H), 8.01 (d, 1H), 7.96 (br d, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.70 (t, 1H), 7.59 (br m, 2H), 7.48 (m, 2H), 7.37 (t, 1H), 7.28 (d, 2H), 7.02 (d, 2H), 6.89 (s, 2H), 6.77 (d, 2H), 4.98 (br d, 2H), 4.79 (dd, 1H), 4.39 (br m, 1H), 4.23 (br m, 2H), 3.99 (br m, 2H), 3.88 (br m, 2H), 3.69 (br m, 4H), 3.55 (m, 4H), 3.50 (s, 32H), 3.42 (m, 4H), 3.27 (m, 4H), 3.23 (s, 3H), 3.20 (m, 1H), 3.03 (br m, 1H), 2.98 (m, 1H), 2.65 (br t, 2H), 2.22 (s, 3H), 1.97 (br m, 1H), 1.69 (br m, 1H), 1.61 (br m, 1H), 1.39 (m, 4H), 1.31-0.91 (m, 12H), 0.85 (m, 9H), 0.77 (d, 3H).MS(ESI)m/e 1993.7(M−H)
−。
【1572】
2.121 N−({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンSW)の合成
実施例2.119.17において実施例2.49.1を実施例2.119.16の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.96 (s, 1H), 8.17 (br d, 1H), 8.03 (d, 2H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (m, 3H), 7.55 (d, 1H), 7.45 (m, 2H), 7.37 (m, 3H), 7.27 (d, 2H), 7.08 (s, 2H), 6.98 (d, 1H), 4.97 (m, 4H), 4.68 (t, 1H), 4.37 (br m, 1H), 4.22 (br s, 1H), 4.17 (d, 1H), 4.03 (d, 1H), 3.89 (br t, 2H), 3.83 (br d, 2H), 3.74 (br m, 1H), 3.65 (t, 2H), 3.49 (m, 3H), 3.40 (br m, 4H), 3.25 (br m, 2H), 3.02 (br m, 4H), 2.80 (m, 2H), 2.67 (br m, 2H), 2.37 (br m, 1H), 2.10 (s, 3H), 1.99 (m, 1H), 1.86 (m, 1H), 1.69 (br m, 1H), 1.61 (br m, 1H), 1.52-0.91 (m, 16H), 0.85 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1615.4(M−H)
−。
【1573】
2.122 N−{(2S)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]プロパノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンTV)の合成
実施例2.120.5(19.61mg)及びO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(9.81mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.8mL)中混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(27.7μL)を加えた。混合物を5分間撹拌し、0℃で実施例2.112.2のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中冷却混合物に加えた。反応混合物を0℃で40分間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ9.99 (s, 1H), 8.19 (d, 1H), 8.14 - 8.04 (m, 1H), 8.00 (dd, 1H), 7.75 (d, 1H), 7.62 - 7.52 (m, 3H), 7.49 (d, 1H), 7.46 - 7.37 (m, 2H), 7.36 - 7.29 (m, 2H), 7.28 - 7.21 (m, 3H), 6.99 (d, 2H), 6.92 (d, 1H), 6.85 (s, 2H), 6.79 - 6.71 (m, 2H), 4.94 (d, 3H), 4.76 (dd, 1H), 4.35 (d, 1H), 4.20 (t, 1H), 3.96 (dd, 2H), 3.85 (t, 2H), 3.77 (d, 2H), 3.66 (dd, 2H), 3.52 (dd, 2H), 3.50 - 3.47 (m, 2H), 3.39 (dd, 2H), 3.20 (s, 4H), 2.97 (t, 3H), 2.60 (t, 2H), 2.13 - 2.01 (m, 3H), 1.93 (s, 1H), 1.61 (d, 2H), 1.49 - 0.88 (m, 10H), 0.87 - 0.59 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1998.7(M−H)
−。
【1574】
2.123 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンSZ)の合成
【1575】
2.123.1 (3R,4S,5R,6R)−3,4,5−トリス(ベンジルオキシ)−6−(ベンジルオキシメチル)−テトラヒドロピラン−2−オン
(3R,4S,5R,6R)−3,4,5−トリス(ベンジルオキシ)−6−((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−オール(75g)のジメチルスルホキシド(400mL)中混合物に、0℃で無水酢酸(225mL)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌した後、これを0℃に冷却した。多量の水を加え、撹拌を停止して反応混合物を3時間静置した(粗製のラクトンがフラスコの底部に溜まってきた)。上清を除去し、粗製の混合物を酢酸エチルで希釈し、水で3回洗浄し、飽和NaHCO
3の混合物水溶液で中和し、水で再度2回洗浄した。次いで有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 561(M+Na)
+。
【1576】
2.123.2 (3R,4S,5R,6R)−3,4,5−トリス(ベンジルオキシ)−6−(ベンジルオキシメチル)−2−エチニル−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−オール
窒素下及びドライアイス/アセトン浴(内温−65℃)中で冷却したエチニルトリメチルシラン(18.23g)のテトラヒドロフラン(400mL)中混合物に、温度を−60℃未満に維持しながら、ヘキサン中2.5M BuLi(55.7mL)を滴下添加した。混合物を冷却浴中で40分間、続いて氷水浴中で(内温は0.4℃に昇温した)40分間撹拌し、最後に−75℃に再度冷却した。実施例2.123.1(50g)のテトラヒドロフラン(50mL)中混合物を、内温を−70℃未満に維持しながら、滴下添加した。混合物をドライアイス/アセトン浴中でさらに3時間撹拌した。反応物を飽和NaHCO
3水溶液(250mL)でクエンチした。混合物を室温に加温した。酢酸エチル(3×300mL)で抽出し、MgSO
4で脱水し、濾過し、真空で濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 659(M+Na)
+。
【1577】
2.123.3 トリメチル(((3S,4R,5R,6R)−3,4,5−トリス(ベンジルオキシ)−6−(ベンジルオキシメチル)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチニル)シラン
実施例2.123.2(60g)のアセトニトリル(450mL)及びジクロロメタン(150mL)中混合物に、氷塩浴中−15℃でトリエチルシラン(81mL)を滴下添加し、続いて内温が−10℃を超えない程度の速度で三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体(40.6mL)を加えた。次いで混合物を−15℃〜−10℃で2時間撹拌した。反応物を飽和NaHCO
3混合物水溶液(275mL)でクエンチし、室温で1時間撹拌した。次いで混合物を酢酸エチル(3×550mL)で抽出した。抽出物をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を0%〜7%酢酸エチル/石油エーテルの濃度勾配で溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 643(M+Na)
+。
【1578】
2.123.4 (2R,3R,4R,5S)−3,4,5−トリス(ベンジルオキシ)−2−(ベンジルオキシメチル)−6−エチニル−テトラヒドロ−2H−ピラン
実施例2.123.3(80g)のジクロロメタン(200mL)及びメタノール(1000mL)中混合物に、1N NaOH混合物水溶液(258mL)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。溶媒を除去した。次いで残渣を水とジクロロメタンとの間で分配した。抽出物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 571(M+Na)
+。
【1579】
2.123.5 (2R,3R,4R,5S)−2−(アセトキシメチル)−6−エチニル−テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
氷/水浴により冷却した実施例2.123.4(66g)の無水酢酸(500mL)中混合物に、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体(152mL)を滴下添加した。混合物を室温で16時間撹拌し、氷/水浴で冷却し、飽和NaHCO
3混合物水溶液で中和した。混合物を酢酸エチル(3×500mL)で抽出し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、真空で濃縮した。残渣を0%〜30%酢酸エチル/石油エーテルの濃度勾配で溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 357(M+H)
+。
【1580】
2.123.6 (3R,4R,5S,6R)−2−エチニル−6−(ヒドロキシメチル)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリオール
実施例2.123.5(25g)のメタノール(440mL)中混合物に、ナトリウムメタノレート(2.1g)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、次いでジオキサン中4M HClで中和した。溶媒を除去し、残渣をシリカゲル上に吸着させ、シリカゲルカラム上に装填した。カラムを0〜100%酢酸エチル/石油エーテル次いで0%〜12%メタノール/酢酸エチルの濃度勾配で溶出して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 211(M+Na)
+。
【1581】
2.123.7 (2S,3S,4R,5R)−6−エチニル−3,4,5−トリヒドロキシ−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸
3ツ口丸底フラスコに実施例2.123.6(6.00g)、KBr(0.30g)、テトラブチルアンモニウムブロミド(0.41g)及び飽和NaHCO
3混合物水溶液60mLを入れた。ジクロロメタン60mL中のTEMPO((2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−イル)オキシル、0.15g)を加えた。混合物を激しく撹拌し、氷塩浴中で内温−2℃に冷却した。ブライン(12mL)、NaHCO
3混合物水溶液(24mL)及びNaOCl(154mL)の混合物を、内温が2℃未満に維持されるように滴下添加した。反応混合物のpHを固体のNa
2CO
3を加えて8.2〜8.4の範囲で維持した。合計6時間後、反応混合物を内温3℃に冷却し、エタノール(約20mL)を滴下添加した。混合物を約30分間撹拌した。混合物を分液漏斗に移し、クロロメタン層を廃棄した。水性層のpHを1M HCl水溶液を使用して2〜3に調整した。次いで水性層を濃縮乾固して、固体を得た。メタノール(100mL)を乾燥固体に加え、スラリー液を約30分間撹拌した。混合物を珪藻土のパッド上で濾過し、漏斗中の残渣をメタノール約100mLで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、標題化合物を得た。
【1582】
2.123.8 (2S,3S,4R,5R)−メチル6−エチニル−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボキシレート
500mLの3ツ口丸底フラスコに実施例2.123.7(6.45g)のメタノール(96mL)中懸濁液を入れ、氷塩浴中にて内温−1℃で冷却した。チオニルクロリド(2.79mL)を無溶媒で注意深く加えた。内温は添加の間上昇し続けたが、10℃は超えなかった。反応物を15〜20℃に2.5時間かけてゆっくり加温した。2.5時間後、反応物を濃縮して、標題化合物を得た。
【1583】
2.123.9 (3S,4R,5S,6S)−2−エチニル−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
N,N−ジメチルホルムアミド(75mL)中混合物として実施例2.123.8(6.9g)に、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(0.17g)及び無水酢酸(36.1mL)を加えた。懸濁液を氷浴中で冷却し、ピリジン(18.04mL)を注射器により15分かけて加えた。反応物を室温に終夜加温した。さらに無水酢酸(12mL)及びピリジン(6mL)を加え、撹拌をさらに6時間続けた。反応物を氷浴中で冷却し、飽和NaHCO
3混合物水溶液250mLを加え、1時間撹拌した。水(100mL)を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を飽和CuSO
4混合物で2回洗浄し、乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を50%酢酸エチル/石油エーテルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d
4) δ ppm 5.29 (t, 1H), 5.08 (td, 2H), 4.48 (dd, 1H), 4.23 (d, 1H), 3.71 (s, 3H), 3.04 (d, 1H), 2.03 (s, 3H), 1.99 (s, 3H), 1.98 (s, 4H).
【1584】
2.123.10 2−ヨード−4−ニトロ安息香酸
機械撹拌機、温度プローブ及び添加漏斗を装着し、全体をカバーした3Lのフラスコに、窒素雰囲気下2−アミノ−4−ニトロ安息香酸(69.1g、Combi−Blocks)及び硫酸、1.5M水溶液(696mL)を入れた。得られた懸濁液を内温0℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム(28.8g)の水(250mL)中混合物を、温度を1℃未満に維持しながら43分かけて滴下添加した。反応物を約0℃で1時間撹拌した。ヨウ化カリウム(107g)の水(250mL)中混合物を、1℃未満に内温を維持しながら44分かけて滴下添加した(初期添加は発熱であり、ガスが発生した)。反応物を0℃で1時間撹拌した。温度を20℃に昇温し、次いで周囲温度で終夜撹拌した。反応混合物は懸濁液になった。反応混合物を濾過し、集めた固体を水で洗浄した。含水固体(約108g)を10%亜硫酸ナトリウム(350ml、固体中に洗浄するために使用した水約200mLを含む)中で30分間撹拌した。懸濁液を濃塩酸(35mL)で酸性化し、固体を濾取し、水で洗浄した。固体を水(1L)中でスラリー化し、再度濾過し、固体を漏斗中で終夜乾燥した。次いで固体を真空乾燥機中60℃で2時間乾燥した。得られた固体をジクロロメタン(500mL)で摩砕し、懸濁液を濾過し、さらにジクロロメタンで洗浄した。固体を空気乾燥して、標題化合物を得た。
【1585】
2.123.11 (2−ヨード−4−ニトロフェニル)メタノール
フレーム乾燥した3Lの3ツ口フラスコに実施例2.123.10(51.9g)及びテトラヒドロフラン(700mL)を入れた。混合物を氷浴中で0.5℃に冷却し、ボラン−テトラヒドロフラン錯体(443mL、THF中1M)を50分かけて滴下添加すると(ガス発生)、最終温度は1.3℃になった。反応混合物を15分間撹拌し、氷浴を除去した。反応物を30分かけて周囲温度にした。加熱マントルを取り付け、反応物を内温65.5℃に3時間加熱し、次いで終夜撹拌しながら室温に冷却した。反応混合物を氷浴中で0℃に冷却し、メタノール(400mL)を滴下添加することによりクエンチした。短時間インキュベーションした後、温度はガス発生しながら素早く上昇した。最初100mLを約30分かけて加えた後、反応は最早発熱せず、ガス発生は止んだ。氷浴を除去し、混合物を窒素下周囲温度で終夜撹拌した。混合物を濃縮して固体にし、ジクロロメタン/メタノールに溶解し、シリカゲル(約150g)上に吸着させた。残渣をシリカゲル(3000mL)のプラグ上に装填し、ジクロロメタンで溶出して、標題化合物を得た。
【1586】
2.123.12 (4−アミノ−2−ヨードフェニル)メタノール
機械撹拌機、JKEM温度プローブにより制御される加熱マントル及び冷却器を装着した5Lのフラスコに、実施例2.123.11(98.83g)及びエタノール(2L)を入れた。反応物を素早く撹拌し、鉄(99g)を、続いて塩化アンモニウム(20.84g)の水(500mL)中混合物を加えた。反応物を内温80.3℃に20分かけて加熱し、この時点で激しく還流が始まった。還流が穏やかになるまでマントルを下した。その後、混合物を80℃に1.5時間加熱した。反応物をメンブランフィルターに通して加熱濾過し、鉄残渣を熱50%酢酸エチル/メタノール(800mL)で洗浄した。溶出液を珪藻土のパッドに通し、濾液を濃縮した。残渣を50%ブライン(1500mL)と酢酸エチル(1500mL)との間で分配した。層を分離し、水性層を酢酸エチル(400mL×3)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して標題化合物を得、これをさらには精製せずに使用した。
【1587】
2.123.13 4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−ヨードアニリン
機械撹拌機を有する5Lのフラスコに実施例2.123.12(88g)及びジクロロメタン(2L)を入れた。懸濁液を氷浴中で内温2.5℃に冷却し、tert−ブチルクロロジメチルシラン(53.3g)を8分かけて少しずつ加えた。10分後、1H−イミダゾール(33.7g)を冷却反応物に少しずつ加えた。内温を15℃に上げながら反応物を90分撹拌した。反応混合物を水(3L)及びジクロロメタン(1L)で希釈した。層を分離し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、油状物にした。残渣をヘプタン中0〜25%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィー(シリカゲル1600g)により精製して、標題化合物を油状物として得た。
【1588】
2.123.14 (S)−2−((S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパン酸
(S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−メチルブタン酸(6.5g)のジメトキシエタン(40mL)中混合物に、水(40mL)中の(S)−2−アミノプロパン酸(1.393g)及び重炭酸ナトリウム(1.314g)を加えた。テトラヒドロフラン(20mL)を加えて溶解させた。得られた混合物を室温で16時間撹拌した。クエン酸水溶液(15%、75mL)を加え、混合物を酢酸エチル中10%2−プロパノール(2×100mL)で抽出した。沈殿物が有機層に生成した。合わせた有機層を水(2×150mL)で洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、次いでジエチルエーテル(80mL)で摩砕した。短時間超音波処理した後、標題化合物を濾取した。MS(ESI)m/e 411(M+H)
+。
【1589】
2.123.15 (9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−1−(((S)−1−((4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−ヨードフェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
実施例2.123.13(5.44g)及び実施例2.123.14(6.15g)のジクロロメタン(70mL)及びメタノール(35.0mL)の混合物中混合物を、エチル2−エトキシキノリン−1(2H)−カルボキシレート(4.08g)を加え、反応物を終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、シリカゲル上に装填し、酢酸エチル中10%〜95%ヘプタンの濃度勾配、続いてジクロロメタン中5%メタノールで溶出した。生成物含有フラクションを濃縮し、ジクロロメタン中0.2%メタノール(50mL)に溶解し、シリカゲル上に装填し、ジクロロメタン中0.2%〜2%メタノールの濃度勾配で溶出した。生成物を含むフラクションを集めて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 756.0(M+H)
+。
【1590】
2.123.16 (2S,3S,4R,5S,6S)−2−((5−((S)−2−((S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェニル)エチニル)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.123.9(4.500g)、実施例2.123.15(6.62g)、ヨウ化銅(I)(0.083g)及びビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.308g)の混合物をバイアル中で合わせ、脱気した。N,N−ジメチルホルムアミド(45mL)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(4.55mL)を加え、反応容器を窒素でフラッシュし、室温で終夜撹拌した。反応物を水(100mL)と酢酸エチル(250mL)との間で分配した。層を分離し、有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をヘプタン中5%〜95%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。生成物を含むフラクションを集め、濃縮し、ジクロロメタン中0.25%〜2.5%メタノールの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 970.4(M+H)
+。
【1591】
2.123.17 (2S,3S,4R,5S,6S)−2−(5−((S)−2−((S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェネチル)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.123.16(4.7g)及びテトラヒドロフラン(95mL)を、50mLの圧力ボトル中5%Pt/C(2.42g、含水)に加え、室温で50psiの水素下90分間振盪した。反応物を濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI) m/e 974.6(M+H)
+。
【1592】
2.123.18 (2S,3S,4R,5S,6S)−2−(5−((S)−2−((S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(ヒドロキシメチル)フェネチル)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.123.17(5.4g)のテトラヒドロフラン(7mL)、水(7mL)及び氷酢酸(21mL)中混合物を室温で終夜撹拌した。反応物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水(100mL)、飽和NaHCO
3混合物水溶液(100mL)、ブライン(100mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン中0.5%〜5%メタノールの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 860.4(M+H)
+。
【1593】
2.123.19 (2S,3S,4R,5S,6S)−2−(5−((S)−2−((S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェネチル)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.123.18(4.00g)及びビス(4−ニトロフェニル)カルボネート(2.83g)のアセトニトリル(80mL)中混合物に、室温でN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(1.22mL)を加えた。終夜撹拌した後、反応物を濃縮し、ジクロロメタン(250mL)に溶解し、飽和NaHCO
3混合物水溶液(4×150mL)で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。得られた泡状物をヘキサン中5%〜75%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1025.5(M+H)
+。
【1594】
2.123.20 3−(1−((3−(2−((((4−((R)−2−((R)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(2−((2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチル)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.123.19(70mg)及び実施例1.2.9(58.1mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中冷却(0℃)混合物に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.026mL)を加えた。反応物を室温にゆっくり加温し、終夜撹拌した。反応混合物に水(1mL)及びLiOH H
2O(20mg)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌した。混合物をトリフルオロ酢酸で酸性化し、濾過し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1564.4(M−H)
−。
【1595】
2.123.21 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸
実施例2.49.1を実施例2.123.20で置き換えて、標題化合物を実施例2.54に記載した通りに調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.86 (s, 1H), 9.92 (d, 1H), 8.35 - 8.19 (m, 2H), 8.04 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.57 - 7.32 (m, 8H), 7.28 (s, 1H), 7.22 (d, 1H), 7.08 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.12 - 4.91 (m, 5H), 4.39 (t, 1H), 4.32 - 4.19 (m, 1H), 4.12 (s, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.80 (d, 2H), 3.14 (t, 1H), 3.06 - 2.87 (m, 4H), 2.69 - 2.58 (m, 4H), 2.37 (p, 1H), 2.09 (d, 4H), 2.04 - 1.91 (m, 4H), 1.54 (d, 1H), 1.40 - 0.99 (m, 20H), 0.99 - 0.74 (m, 16H).MS(ESI)m/e 1513.5(M−H)
−。
【1596】
2.124 3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−(4−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}ブチル)−2−(β−D−グルコピラヌロノシルオキシ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}プロピルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンZM)の合成
【1597】
2.124.1A(9H−フルオレン−9−イル)メチルブタ−3−イン−1−イルカルバメート
ブタ−3−イン−1−アミン塩酸塩(9g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(44.7mL)の混合物をジクロロメタン(70mL)中で撹拌し、0℃に冷却した。(9H−フルオレン−9−イル)メチルカルボノクロリデート(22.06g)のジクロロメタン(35mL)中混合物を加え、反応物を2時間撹拌した。反応物を濃縮し、残渣を酢酸エチル中石油エーテル(10%〜25%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 314(M+Na)
+。
【1598】
2.124.1B (3R,4S,5S,6S)−2−(2−ホルミル−5−ヨードフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
2−ヒドロキシ−4−ヨードベンズアルデヒド(0.95g)のアセトニトリル(10ml)中撹拌溶液に、(3R,4S,5S,6S)−2−ブロモ−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート(2.5g)及び酸化銀(2g)を加えた。混合物をアルミニウム箔で覆い、室温で終夜撹拌した。珪藻土に通して濾過した後、濾液を酢酸エチルで洗浄し、溶液を濃縮した。反応混合物を15〜30%酢酸エチル/ヘプタン(流速:60ml/分)で溶出したISCO CombiFlashシステム、SF40〜80gカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 586.9(M+Na)
+。
【1599】
2.124.2 (2S,3S,4S,5R,6S)−メチル6−(5−(4−(((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニルアミノ)ブタ−1−イニル)−2−ホルミルフェノキシ)−3,4,5−トリアセトキシ−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボキシレート
実施例2.124.1B(2.7g)、実施例2.124.1A(2.091g)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(0.336g)及びヨウ化銅(I)(0.091g)をバイアル中に秤量し、窒素の気流でフラッシュした。トリエチルアミン(2.001mL)及びテトラヒドロフラン(45mL)を加え、反応物を室温で撹拌した。16時間撹拌した後、反応物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水(100mL)及びブライン(100mL)で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を酢酸エチル中石油エーテル(10%〜50%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 750(M+Na)
+。
【1600】
2.124.3 (2S,3S,4S,5R,6S)−メチル6−(5−(4−(((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニルアミノ)ブチル)−2−ホルミルフェノキシ)−3,4,5−トリアセトキシ−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボキシレート
実施例2.124.2(1.5g)及びテトラヒドロフラン(45mL)を100mLの圧力ボトル中10%Pd−C(0.483g)に加え、1atmのH
2下室温で16時間撹拌した。反応物を濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 754(M+Na)
+。
【1601】
2.124.4 (2S,3S,4S,5R,6S)−メチル6−(5−(4−(((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニルアミノ)ブチル)−2−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−3,4,5−トリアセトキシ−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボキシレート
実施例2.124.3(2.0g)のテトラヒドロフラン(7.00mL)及びメタノール(7mL)中混合物を0℃に冷却し、NaBH
4(0.052g)を一度に加えた。30分後、反応物を酢酸エチル(150mL)及び水(100mL)で希釈した。有機層を分離し、ブライン(100mL)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を酢酸エチル中石油エーテル(10%〜40%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 756(M+Na)
+。
【1602】
2.124.5 (2S,3S,4S,5R,6S)−メチル6−(5−(4−(((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニルアミノ)ブチル)−2−(((4−ニトロフェノキシ)カルボニルオキシ)メチル)フェノキシ)−3,4,5−トリアセトキシ−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボキシレート
実施例2.124.4(3.0g)及びビス(4−ニトロフェニル)カルボネート(2.488g)の乾燥アセトニトリル(70mL)中混合物に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.07mL)を加えた。室温で16時間撹拌した後、反応物を濃縮して残渣を得、これを酢酸エチル中石油エーテル(10%〜50%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 921(M+Na)
+。
【1603】
2.124.6 3−(1−((3−(2−((((4−(4−アミノブチル)−2−(((2R,3S,4R,5R,6R)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(3−(((2S,3S,4R,5R,6R)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)プロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリン酸
実施例2.124.5(44mg)及び実施例1.87.3(47.4mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中冷却(0℃)混合物に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.026mL)を加えた。反応物を室温にゆっくり加温し、終夜撹拌した。反応混合物に水(1mL)及びLiOH H
2O(20mg)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌した。混合物をトリフルオロ酢酸で酸性化し、濾過し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1564.4(M−H)
−。
【1604】
2.124.7 3−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−(4−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}ブチル)−2−(β−D−グルコピラヌロノシルオキシ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}プロピルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.5.3を実施例2.124.6で置き換えて、標題化合物を実施例2.5.4に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.06 (s, 2H), 8.99 (s, 1H), 8.34 (dd, 1H), 8.25 - 8.09 (m, 3H), 8.08 - 8.02 (m, 1H), 7.98 (d, 1H), 7.89 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.66 (q, 2H), 7.50 - 7.41 (m, 2H), 7.37 - 7.31 (m, 1H), 7.14 (t, 1H), 6.94 (s, 2H), 6.90 (s, 1H), 6.82 (d, 1H), 5.14 - 5.02 (m, 2H), 4.97 (d, 1H), 4.19 (d, 1H), 3.85 (dd, 3H), 3.37 - 3.23 (m, 9H), 3.14 (t, 1H), 3.04 - 2.92 (m, 4H), 2.19 (s, 3H), 1.96 (t, 2H), 1.73 (s, 2H), 1.55 - 0.87 (m, 21H), 0.81 (d, 6H).MS(ESI)m/e 1564.4(M−H)
−。
【1605】
2.125 N−{[(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−5−(メトキシメチル)−2−オキソピロリジン−1−イル]アセチル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンSV)の合成
【1606】
2.125.1 tert−ブチル2−((3S,5S)−3−(ジベンジルアミノ)−5−(メトキシメチル)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.10(1.4g)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中混合物に、ヨードメタン(0.8mL)を加えた。反応物を0℃に冷却し、95%水素化ナトリウム(80mg)を加えた。5分後、冷却浴を除去し、反応物を室温で2.5時間撹拌した。反応物を水(20mL)及び酢酸エチル(40mL)の添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄した。合わせた水性層を酢酸エチル(10mL)で逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を80/20ヘプタン/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 439.2(M+H)
+。
【1607】
2.125.2 tert−ブチル2−((3S,5S)−3−アミノ−5−(メトキシメチル)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.125.1(726mg)の2,2,2−トリフルオロエタノール(10mL)中混合物に、炭素担持水酸化パラジウム(20重量%、150mg)を加えた。反応物を水素雰囲気(50psi)下室温で2時間撹拌した。反応物を濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 259.0(M+H)
+。
【1608】
2.125.3 4−(((3S,5S)−1−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)−5−(メトキシメチル)−2−オキソピロリジン−3−イル)アミノ)−4−オキソブタ−2−エン酸
実施例2.119.13において実施例2.125.2を実施例2.119.12の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
MS(DCI)m/e 374.0(M+NH
3+H)
+。
【1609】
2.125.4 tert−ブチル2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−5−(メトキシメチル)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.14において実施例2.125.3を実施例2.119.13の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(DCI)m/e 356.0(M+NH
3+H)
+。
【1610】
2.125.5 2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−5−(メトキシメチル)−2−オキソピロリジン−1−イル)酢酸
実施例2.125.4(120mg)のジクロロメタン(8mL)中混合物に、トリフルオロ酢酸(4mL)を加えた。反応物を室温で90分間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をアセトニトリル(4mL)に溶解し、30分かけて0.1%トリフルオロ酢酸中の水中5〜75%アセトニトリルの濃度勾配を使用するLuna C18(2)AXIAカラム、250×50mm、10μ粒径での分取逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 300.0(M+NH
3+H)
+。
【1611】
2.125.6 N−{[(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−5−(メトキシメチル)−2−オキソピロリジン−1−イル]アセチル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド
実施例2.119.17において実施例2.125.5を実施例2.119.15及び実施例2.49.1を実施例2.119.16の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.98 (s, 1H), 8.19 (br d, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.96 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (m, 3H), 7.55 (d, 1H), 7.45 (m, 2H), 7.37 (m, 2H), 7.32 (s, 1H), 7.27 (d, 2H), 7.08 (s, 2H), 6.96 (d, 1H), 5.00 (m, 2H), 4.96 (s, 2H), 4.69 (t, 1H), 4.39 (br m, 1H), 4.28 (m, 1H), 4.20 (d, 1H), 3.88 (t, 3H), 3.81 (br m, 3H), 3.46 (m, 3H), 3.40 (m, 2H), 3.26 (br m, 2H), 3.25 (s, 3H), 3.01 (m, 3H), 2.96 (m,1H), 2.65 (t, 2H), 2.36 (br m, 1H), 2.10 (s, 3H), 2.00 (m, 1H), 1.94 (m, 1H), 1.69 (br m, 1H), 1.59 (br m, 1H), 1.49-0.92 (m, 16H), 0.88 (d, 3H), 0.83 (m, 9H).MS(ESI)m/e 1521.5(M−H)
−。
【1612】
2.126 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンSY)の合成
2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセテートを2,5−ジオキソピロリジン−1−イル6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノエートで置き換えて、標題化合物を実施例2.123.21に記載した通りに調製した。
1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.83 (s, 1H), 9.87 (s, 1H), 8.09 (d, 1H), 8.05 - 7.95 (m, 1H), 7.77 (d, 2H), 7.59 (d, 1H), 7.55 - 7.31 (m, 7H), 7.28 (s, 1H), 7.20 (d, 1H), 6.97 (s, 2H), 6.94 (d, 1H), 5.08 - 4.84 (m, 5H), 4.36 (p, 1H), 3.78 (d, 2H), 3.54 (t, 1H), 3.48 - 3.28 (m, 9H), 3.21 (s, 2H), 3.12 (t, 2H), 3.02 - 2.84 (m, 4H), 2.81 - 2.54 (m, 6H), 2.19 - 1.84 (m, 9H), 1.63 - 1.39 (m, 6H), 1.35 (s, 1H), 1.29 - 0.86 (m, 18H), 0.80 (td, 15H).MS(ESI)m/e 1568.4(M−H)
−。
【1613】
2.127 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(4−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}ブチル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンTK)の合成
【1614】
2.127.1 3−(1−((3−(2−((((4−(4−アミノブチル)−2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.2.9(0.030g)、実施例2.124.5(0.031g)及び1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−オール水和物(5mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中混合物に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.017mL)を加え、反応混合物を3時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、テトラヒドロフラン(0.4mL)及びメタノール(0.4mL)に溶解し、水酸化リチウム水和物(0.020g)で水(0.5mL)中混合物として処理した。1時間後、反応物を2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.072mL)でクエンチし、N,N−ジメチルホルムアミド:水(1:1)(1mL)で希釈し、5%〜75%アセトニトリル/水の濃度勾配で溶出するGilson PLC2020システムを使用する分取逆相HPLCにより精製した。生成物を含むフラクションを合わせ、凍結乾燥して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1251.7(M+H)
+。
【1615】
2.127.2 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(4−{[3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]アミノ}ブチル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.127.1(0.027g)及び2,5−ジオキソピロリジン−1−イル3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノエート(6.32mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中混合物に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.017mL)を加え、反応物を室温で1時間撹拌した。反応物を2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.038mL)、水(1.5mL)及びN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)の混合物でクエンチし、5%〜75%アセトニトリル/水の濃度勾配を用いるGilson2020システム上での分取逆相HPLCにより精製した。生成物含有フラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。
1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ12.84 (s, 1H), 8.03 (dd, 1H), 7.91 - 7.85 (m, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.61 (dd, 1H), 7.52 (dd, 1H), 7.50 - 7.40 (m, 2H), 7.39 - 7.31 (m, 2H), 7.31 (s, 1H), 7.17 (dd, 1H), 6.99 - 6.90 (m, 4H), 6.83 (d, 1H), 5.15 - 5.04 (m, 2H), 5.05 - 4.96 (m, 1H), 4.95 (s, 2H), 3.91 - 3.83 (m, 4H), 3.81 (d, 3H), 3.58 (t, 2H), 3.42 (td, 3H), 3.33 - 3.24 (m, 5H), 3.00 (q, 4H), 2.68 (dt, 2H), 2.29 (t, 2H), 2.09 (d, 3H), 1.49 (d, 3H), 1.34 (td, 5H), 1.21 (dd, 5H), 1.15 - 1.07 (m, 2H), 1.07 (s, 4H), 0.95 (q, 1H), 0.82 (d, 6H).MS(ESI)m/e 1402.1(M+H)
+。
【1616】
2.128 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[4−({(2S)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]プロパノイル}アミノ)ブチル]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンTR)の合成
実施例2.120.5(0.035g)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.015g)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.015mL)の混合物を、N,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中で5分間撹拌した。混合物を実施例2.127.1(0.030g)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.015mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中混合物に加え、室温で3時間撹拌した。反応物を水(1.5mL)、N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)及び2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.034mL)の混合物で希釈し、5%〜85%アセトニトリル/水の濃度勾配を用いるGilson2020システム上での分取逆相HPLCにより精製した。生成物含有フラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ12.83 (s, 1H), 8.04 - 7.93 (m, 2H), 7.76 (d, 1H), 7.58 (dd, 1H), 7.53 - 7.36 (m, 3H), 7.37 - 7.25 (m, 3H), 7.15 (d, 1H), 6.97 - 6.88 (m, 4H), 6.87 (d, 2H), 6.85 - 6.77 (m, 1H), 6.76 - 6.69 (m, 2H), 5.13 - 4.96 (m, 3H), 4.92 (s, 2H), 3.95 (dd, 2H), 3.84 (d, 2H), 3.78 (s, 8H), 3.69 - 3.60 (m, 2H), 3.47 (d, 38H), 3.48 - 3.35 (m, 6H), 3.20 (s, 8H), 3.10 (dd, 2H), 2.98 (t, 2H), 2.69 - 2.60 (m, 2H), 2.50 (d, 1H), 2.06 (s, 3H), 1.49 (t, 2H), 1.35 (s, 4H), 1.21 (d, 4H), 1.05 (s, 6H), 0.79 (d, 6H).MS(ESI)m/e 1991.6(M−H)
−。
【1617】
2.129 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{(2S)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンTY)の合成
実施例2.120.5(0.033g)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.014g)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.015mL)の混合物を、N,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中で5分間撹拌した。この混合物を実施例2.123.20(0.032g)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.015mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中混合物に加え、室温で3時間撹拌した。反応物を水(1.5mL)、N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)及び2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.033mL)の混合物で希釈し、5%〜85%アセトニトリル/水の濃度勾配を用いるGilson2020システム上での分取逆相HPLCにより精製した。生成物含有フラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。
1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ9.90 (d, 1H), 8.25 (d, 1H), 8.12 (m, 1), 8.01 (m, 1H), 1.78 (m, 1H), 7.59 (d, 1H), 7.53 - 7.40 (m, 4H), 7.43 - 7.30 (m, 4H), 7.27 (s, 1H), 7.18 (d, 2H), 7.06 (s, 1H), 7.00 (d, 2H), 6.97 - 6.91 (m, 2H), 6.87 (s, 2H), 6.76 (d, 2H), 5.02 - 4.92 (m, 4H), 4.77 (dd, 1H), 4.20 (t, 1H), 3.98 (dd, 2H), 3.86 (t, 2H), 3.78 (d, 2H), 3.70 - 3.65 (m, 2H), 3.54 (s, 2H), 3.55 - 3.45 (m, 38H), 3.45 - 3.37 (m, 2H), 3.35 - 3.25 (m, 2H), 3.21 (s, 4H), 3.17 - 3.06 (m, 2H), 2.99 (t, 2H), 2.73 (s, 2H), 2.61 (s, 4H), 2.07 (d, 4H), 2.01 (s, 2H), 1.94 (s, 2H), 1.54 (s, 2H), 1.27 (d, 4H), 1.22 (s, 2H), 1.11 (s, 6H), 1.08 - 0.99 (m, 2H), 0.90 - 0.79 (m, 6H), 0.76 (d, 6H).MS(ESI)m/e 705.6(M−3H)
3−。
【1618】
2.130 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((2−(2−((2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチル)−4−((S)−2−((S)−2−(2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−((2−スルホエトキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)アセトアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸(シントンTX)の合成
実施例2.119.17において実施例2.123.20を実施例2.119.16の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.85 (s, 1H), 8.17 (br d, 1H), 8.01 (d, 2H), 7.77 (d, 1H), 7.59 (d, 1H), 7.53 (d, 1H), 7.43 (m, 4H), 7.34 (m, 3H), 7.19 (d, 1H), 7.06 (s, 2H), 6.96 (d, 1H), 4.99 (m, 2H), 4.95 (s, 2H), 4.63 (t, 1H), 4.36 (t, 1H), 4.19 (br m, 1H), 4.16 (d, 1H), 3.98 (d, 1H), 3.87 (br t, 2H), 3.81 (br d, 2H), 3.73 (brm, 1H), 3.63 (t, 2H), 3.53 (m, 2H), 3.44 (m, 4H), 3.31 (t, 2H), 3.21 (br m, 2H), 3.17 (m, 2H), 3.00 (m, 2H), 2.92 (br m, 1H), 2.75 (m, 3H), 2.65 (br m, 3H), 2.35 (br m, 1H), 2.07 (s, 3H), 1.98 (br m, 2H), 1.85 (m, 1H), 1.55 (br m, 1H), 1.34 (br m, 1H), 1.26 (br m, 6H), 1.09 (br m, 7H), 0.93 (br m, 1H), 0.87, 0.83, 0.79 (全d, 計12H).MS(ESI)m/e 1733.4(M−H)
−。
【1619】
2.131 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)−4−(4−(2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−((2−スルホエトキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)アセトアミド)ブチル)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸(シントンTZ)の合成
実施例2.119.17において実施例2.127.1を実施例2.119.16の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.02 (d, 1H), 7.82 (br t, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.60 (d, 1H), 7.53 (br d, 1H), 7.45 (ddd, 1H), 7.42 (d, 1H), 7.36 (d, 1H), 7.35 (s, 1H), 7.33 (m, 1H), 7.15 (d, 1H), 7.05 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 6.94 (s, 1H), 6.83 (d, 1H), 5.07 (br m, 2H), 5.00 (d, 1H), 4.95 (s, 2H), 4.69 (t, 1H), 4.04 (d, 2H), 3.87 (m, 3H), 3.82 (m, 3H), 3.73 (br m, 1H), 3.61 (m, 2H), 3.47 (br m, 3H), 3.40 (m, 4H), 3.29 (m, 4H), 3.06 (br m, 2H), 3.00 (t, 2H), 2.73 (br m, 2H) 2.69 (br m, 2H), 2.52 (br t, 2H), 2.35 (br m, 1H), 2.08 (s, 3H), 1.81 (m, 1H), 1.53 (br m, 2H), 1.40 (m, 2H), 1.35 (br m, 2H), 1.29-0.88 (br m, 10H), 0.82, 0.80 (共にs, 計6H).MS(ESI−)m/e 1607.5(M−H)
−。
【1620】
2.132 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンUA)の合成
実施例2.127.1(0.032g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中混合物に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.025mL)を加え、混合物を0℃に冷却した。2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセテート(8.86mg)を一度に加え、0℃で45分間撹拌した。反応物を水(1.5mL)、N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)及び2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.036mL)の混合物で希釈し、5%〜75%アセトニトリル/水の濃度勾配を用いるGilson2020システム上での分取逆相HPLCにより精製した。生成物含有フラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。
1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ12.86 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 8.02 (dd, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.60 (dd, 1H), 7.51 (dd, 1H), 7.49 - 7.39 (m, 2H), 7.38 - 7.28 (m, 3H), 7.17 (dd, 1H), 7.06 (d, 2H), 6.98 - 6.89 (m, 2H), 6.83 (d, 1H), 5.13 - 5.03 (m, 2H), 5.04 - 4.96 (m, 1H), 4.94 (s, 2H), 3.97 (s, 2H), 3.90 - 3.77 (m, 6H), 3.50 (s, 1H), 3.50 - 3.41 (m, 2H), 3.41 (dt, 3H), 3.28 (dt, 4H), 3.06 - 2.96 (m, 4H), 2.66 (dt, 2H), 2.51 (s, 2H), 2.08 (d, 3H), 1.52 (s, 2H), 1.42 - 1.32 (m, 4H), 1.23 (d, 4H), 1.11 (q, 2H), 1.06 (s, 4H), 0.81 (d, 6H).MS(ESI)m/e 1388.0(M+H)
+。
【1621】
2.133 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンUZ)の合成
【1622】
2.133.1 3−(1−((3−(2−((((4−(4−アミノブチル)−2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリン酸
実施例2.124.5(0.060g)、実施例1.43.7(0.056g)及び1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−オール(8mg)のジメチルスルホキシド(0.5mL)中混合物に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.056mL)を加え、反応物を室温で3時間撹拌した。反応物を水酸化リチウム水和物(0.026g)の水(1mL)中混合物で処理し、30分間撹拌した。メタノール(0.5mL)を反応物に加え、撹拌を30分間続けた。ジエチルアミン(0.033mL)を反応物に加え、撹拌を終夜続けた。反応物を2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.120mL)でクエンチし、5%〜75%アセトニトリル/水の濃度勾配を用いるGilson2020システム上での分取逆相HPLCにより精製した。生成物含有フラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1247.7(M+H)
+。
【1623】
2.133.2 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.133.1(0.030g)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.400mL)中混合物に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.023mL)を加え、混合物を0℃に冷却した。2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセテート(8.34mg)を一度に加え、混合物を0℃で30分間撹拌した。反応物を水(1.5mL)、N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)及び2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.034mL)の混合物で希釈し、5%〜75%アセトニトリル/水の濃度勾配を用いるGilson2020システム上での分取逆相HPLCにより精製した。生成物含有フラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.08 (s, 1H), 9.01 (s, 1H), 8.39 - 8.31 (m, 1H), 8.25 - 8.11 (m, 3H), 8.06 (d, 2H), 7.99 (d, 1H), 7.94 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.68 (t, 1H), 7.51 - 7.42 (m, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.35 (t, 1H), 7.22 - 7.13 (m, 1H), 7.06 (d, 2H), 6.93 (d, 1H), 6.83 (d, 1H), 5.15 - 5.00 (m, 2H), 4.99 (d, 1H), 3.97 (s, 2H), 3.86 (d, 3H), 3.42 (d, 4H), 3.29 (d, 5H), 3.03 (p, 2H), 2.72 - 2.62 (m, 2H), 2.51 (d, 3H), 2.21 (s, 3H), 1.51 (q, 2H), 1.37 (q, 4H), 1.24 (d, 4H), 1.10 (s, 5H), 0.83 (d, 6H), 0.61 (s, 2H).MS(ESI)m/e 1383.0(M+H)
+。
【1624】
2.134 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[4−({(2S)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[4−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]プロパノイル}アミノ)ブチル]フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンUK)の合成
実施例2.120.5(0.028g)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.013g)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.015mL)の混合物を、N,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中で5分間撹拌した。混合物を実施例2.133.1(0.030g)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.015mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中混合物に加え、室温で1時間撹拌した。反応物を水(1.5mL)、N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)及び2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.042mL)の混合物で希釈し、5%〜75%アセトニトリル/水の濃度勾配を用いるGilson2020システム上での分取逆相HPLCにより精製した。生成物含有フラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ9.01 (s, 1H), 8.35 (dd, 1H), 8.27 - 8.13 (m, 3H), 8.06 (d, 1H), 8.00 (d, 1H), 7.94 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.73 - 7.64 (m, 1H), 7.53 - 7.43 (m, 2H), 7.42 - 7.32 (m, 1H), 7.17 (d, 1H), 7.06 (s, 1H), 7.04 - 6.91 (m, 3H), 6.89 (d, 2H), 6.83 (d, 1H), 6.74 (d, 1H), 5.16 - 4.93 (m, 4H), 4.63 (dd, 2H), 3.96 (t, 2H), 3.86 (d, 4H), 3.66 (s, 4H), 3.55 - 3.46 (m, 36H), 3.45 - 3.35 (m, 8H), 3.35 - 3.24 (m, 6H), 3.21 (s, 2H), 3.11 (s, 2H), 2.99 (d, 2H), 2.83 - 2.59 (m, 3H), 2.52 (d, 2H), 2.21 (s, 3H), 1.57 - 0.86 (m, 14H), 0.83 (d, 4H).MS(ESI)m/e 1986.6(M−H)
−。
【1625】
2.135 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−(4−カルボキシブチル)フェニル}−L−アラニンアミド(シントンUU)の合成
【1626】
2.135.1 メチル4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2−ヨードベンゾエート
3−ヨード−4−(メトキシカルボニル)安息香酸(9g)をtert−ブタノール(100mL)に溶解し、ジフェニルホスホルアジデート(7.6mL)及びトリエチルアミン(4.9mL)を加えた。混合物を83℃(内温)に終夜加熱した。混合物を濃縮乾固し、ヘプタン中0%〜20%酢酸エチルの濃度勾配で溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 377.9(M+H)
+。
【1627】
2.135.2 メチル4−アミノ−2−ヨードベンゾエート
実施例2.135.1(3g)を、室温でジクロロメタン(30mL)及びトリフルオロ酢酸(10mL)中にて1.5時間撹拌した。反応物を濃縮乾固し、水(塩酸でpH1に調整)とジエチルエーテルとの間で分配した。層を分離し、水性層を重炭酸ナトリウム混合物水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮乾固した。得られた固体をトルエンで摩砕して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 278.0(M+H)
+。
【1628】
2.135.3 メチル4−((S)−2−((S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−ヨードベンゾエート
フラスコに実施例2.135.2(337mg)及び実施例2.123.14(500mg)を入れた。酢酸エチル(18mL)を、続いてピリジン(0.296mL)を加えた。得られた懸濁液を氷浴中で冷却し、2,4,6−トリプロピル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリホスフィナン2,4,6−トリオキシド(酢酸エチル中50%混合物、1.4mL)を滴下添加した。撹拌を0℃で45分間続け、反応物を−20℃の冷凍庫中で終夜置いた。反応物を室温に加温し、水でクエンチした。層を分離し、水性層を酢酸エチルでさらに2回抽出した。合わせた抽出物を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタンに溶解し、ジエチルエーテルで希釈して標題化合物を沈殿させ、これを濾取した。MS(ESI)m/e 669.7(M+H)
+。
【1629】
2.135.4 (9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−1−(((S)−1−((4−(ヒドロキシメチル)−3−ヨードフェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
実施例2.54.3(1g)をテトラヒドロフラン(15mL)に溶解し、混合物を氷−アセトン浴中で−15℃に冷却した。次いで−10℃未満の温度を維持しながら、水素化リチウムアルミニウム(テトラヒドロフラン中1N、3mL)を滴下添加した。反応物を1時間撹拌し、10%クエン酸(25mL)で注意深くクエンチした。層を分離し、水性層を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲル上に吸着させ、ジクロロメタン中5%〜6%メタノールの濃度勾配で溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 664.1(M+H)
+。
【1630】
2.135.5 メチル5−(5−((S)−2−((S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(ヒドロキシメチル)フェニル)ペンタ−4−イノエート
メチルペンタ−4−イノエート(50mg)、実施例2.135.4(180mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.15mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中撹拌混合物に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(20mg)及びヨウ化銅(5mg)を加えた。混合物を窒素で3回パージし、室温で終夜撹拌した。反応物を酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。水性層を酢酸エチルで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を0.1容量/容量%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜90%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム上での逆相HPLCにより精製した。所望のフラクションを合わせ、凍結乾固して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 608.0(M−H
2O)
+。
【1631】
2.135.6 メチル5−(5−((S)−2−((S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(ヒドロキシメチル)フェニル)ペンタノエート
実施例2.135.5(0.084g)及び10%Pd/C(0.02g)のテトラヒドロフラン(5mL)中混合物を、50psiのH
2雰囲気下20℃で1時間撹拌した。反応混合物を珪藻土に通して濾過し、溶媒を減圧下で蒸発させて、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 612.0(M−H
2O)
+。
【1632】
2.135.7 メチル5−(5−((S)−2−((S)−2−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)ペンタノエート
実施例2.55.7において実施例2.135.7を実施例2.55.6の代わりに用いることにより、実施例2.135.7を調製した。MS(ESI)m/e 795.4(M+H)
+。
【1633】
2.135.8 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(4−カルボキシブチル)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.49.1において2.135.7を(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメートの代わりに用いることにより、実施例2.135.8を調製した。MS(ESI) m/e 1271.4(M−H)
−。
【1634】
2.135.9 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−(4−カルボキシブチル)フェニル}−L−アラニンアミド
実施例2.54において2.135.8を実施例2.49.1の代わりに用いることにより、実施例2.135.9を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.88 (d, 1H), 8.3 - 8.2 (m, 2H), 8.01 (dd, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.59 (dd, 1H), 7.52 (dd, 1H), 7.47 - 7.29 (m, 8H), 7.23 - 7.18 (m, 1H), 7.05 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.00 (d, 2H), 4.94 (s, 2H), 4.37 (p, 1H), 3.51 - 3.28 (m, 5H), 3.26 - 3.14 (m, 2H), 2.99 (t, 2H), 2.65 (t, 2H), 2.57 (s, 2H), 2.26 - 2.17 (m, 3H), 2.07 (d, 3H), 1.94 (dd, 1H), 1.61 - 0.69 (m, 35H).MS(ESI)m/e 1408.5(M−H)
+。
【1635】
2.136 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(3−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}プロピル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンUV)の合成
【1636】
2.136.1 (3R,4S,5S,6S)−2−(5−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパ−1−イン−1−イル)−2−ホルミルフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.124.2において(9H−フルオレン−9−イル)メチルプロパ−2−イン−1−イルカルバメートを2.124.1Aの代わりに用いることにより、実施例2.136.1を調製した。MS(ESI)m/e 714.1(M+H)
+。
【1637】
2.136.2 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロピル)−2−ホルミルフェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.124.3において2.136.1を2.124.2の代わりに用いることにより、実施例2.136.2を調製した。MS(ESI)m/e 718.5(M+H)
+。
【1638】
2.136.3 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロピル)−2−(ヒドロキシメチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.124.4において2.136.2を2.124.3の代わりに用いることにより、実施例2.136.3を調製した。MS(ESI)m/e 742.2(M+Na)
+。
【1639】
2.136.4 (2S,3R,4S,5S,6S)−2−(5−(3−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロピル)−2−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェノキシ)−6−(メトキシカルボニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイルトリアセテート
実施例2.124.5において2.136.3を2.124.4の代わりに用いることにより、実施例2.136.4を調製した。MS(ESI)m/e 885.2(M+Na)
+。
【1640】
2.136.5 3−(1−((3−(2−((((4−(3−アミノプロピル)−2−(((3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.49.1において実施例2.136.4を(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメートの代わりに用いることにより、実施例2.136.5を調製した。MS(ESI)m/e 1237.7(M+H)
+。
【1641】
2.136.6 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(3−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}プロピル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.54において2.136.5を2.49.1の代わりに用いることにより、実施例2.136.6を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.14 (d, 1H), 8.01 (d, 1H), 7.59 (d, 1H), 7.53 - 7.39 (m, 4H), 7.38 - 7.28 (m, 3H), 7.22 - 7.15 (m, 2H), 7.13 - 6.91 (m, 5H), 6.84 (d, 1H), 5.17 - 4.91 (m, 5H), 3.35-3.2 (m, 4H), 3.10-2.90 (m, 4H), 2.75-2.65 (m, 2H), 2.08 (s, 3H), 1.65 (s, 2H), 1.39 - 0.71 (m, 21H).MS(ESI)m/e 1372.3(M−H)
−。
【1642】
2.137 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[({[2−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−4−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)ベンジル]オキシ}カルボニル)(3−{[1,3−ジヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−2−イル]アミノ}−3−オキソプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンUZ)の合成
【1643】
2.137.1 3−(1−((3−(2−((((4−(4−アミノブチル)−2−(((2R,3S,4R,5R,6R)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(3−((1,3−ジヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−2−イル)アミノ)−3−オキソプロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.87.3を実施例1.84で置き換えて、標題化合物を実施例2.124.6に記載した通りに調製した。MS(ESI)m/e 1319.4(M−H)
−。
【1644】
2.137.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−{1−[(3−{2−[({[2−{[(2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−4−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)ベンジル]オキシ}カルボニル)(3−{[1,3−ジヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−2−イル]アミノ}−3−オキソプロピル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸
実施例2.49.1を実施例2.137.1で置き換えて、標題化合物を実施例2.54に記載した通りに調製した。
1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.83 (s, 2H), 8.12 (s, 0H), 8.06 (s, 1H), 8.03 - 7.99 (m, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.72 (s, 0H), 7.60 (d, 1H), 7.52 - 7.39 (m, 3H), 7.34 (td, 2H), 7.26 (s, 1H), 7.21 - 7.11 (m, 2H), 7.05 (s, 2H), 6.93 (d, 2H), 6.83 (d, 1H), 5.09 (d, 2H), 5.00 (d, 1H), 4.94 (s, 2H), 4.12 (t, 1H), 3.97 (s, 2H), 3.87 (q, 4H), 3.79 (d, 2H), 3.29 (q, 2H), 3.12 - 2.93 (m, 5H), 2.47 - 2.23 (m, 1H), 2.07 (d, 3H), 1.50 (d, 3H), 1.36 (d, 5H), 1.31 - 0.85 (m, 9H), 0.81 (d, 7H).MS(ESI)m/e 1568.4(M−H)
−。
【1645】
2.138 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)−3−(1−((3−(2−((((2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)−4−(4−(2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−((2−スルホエトキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)アセトアミド)ブチル)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸(シントンVB)の合成
実施例2.119.17において実施例2.133.1を実施例2.119.16の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.99 (s, 1H), 8.34 (dd, 1H), 8.19 (d, 1H), 8.17 (d, 1H), 8.13 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.97 (d, 1H), 7.93 (d, 1H), 7.80 (br t, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.67 (dd, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.45 (dd, 1H), 7.34 (dd, 1H), 7.14 (d, 1H), 7.03 (s, 2H), 6.93 (s, 1H), 6.82 (br d, 1H), 5.06 (br m, 2H), 4.98 (d, 1H), 4.67 (t, 1H), 4.02 (d, 2H), 3.85 (m, 3H), 3.71 (br m, 1H), 3.59 (t, 2H), 3.45 (br m, 3H), 3.41 (m, 4H), 3.27 (m, 4H), 3.03 (m, 2H), 2.70 (m, 2H) 2.65 (br m, 2H), 2.50 (br t, 2H), 2.31 (br m, 1H), 2.19 (s, 3H), 1.80 (m, 1H), 1.52 (br m, 2H), 1.38 (m, 2H), 1.35 (br m, 2H), 1.29-0.88 (br m, 10H), 0.82 (s, 3H), 0.80 (s, 3H).MS(ESI)m/e 1602.4(M−H)
−。
【1646】
2.139 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロピル]カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(3−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}プロピル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンVC)の合成
【1647】
2.139.1 3−(1−((3−(2−((((4−(3−アミノプロピル)−2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)(3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロピル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.49.1において実施例2.136.4を(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメートの代わりに、実施例1.79.3を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、実施例2.139.1を調製した。MS(ESI)m/e 1217.7(M+H)
+。
【1648】
2.139.2 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロピル]カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(3−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}プロピル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.54において2.139.1を2.49.1の代わりに用いることにより、実施例2.139.1を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.84 (s, 2H), 8.11 (t, 1H), 8.00 (dd, 1H), 7.76 (d, 1H), 7.62 - 7.56 (m, 1H), 7.50 - 7.37 (m, 3H), 7.37 - 7.29 (m, 2H), 7.25 (s, 1H), 7.16 (d, 1H), 7.04 (s, 2H), 6.96 - 6.88 (m, 2H), 6.82 (d, 1H), 5.06 (s, 2H), 4.98 (d, 1H), 4.92 (s, 2H), 3.97 (s, 2H), 3.44 - 3.18 (m, 11H), 3.07 - 2.90 (m, 4H), 2.05 (s, 3H), 1.80 (s, 1H), 1.64 (p, 2H), 1.38 - 0.67 (m, 19H). (m, 21H).MS(ESI)m/e 1352.5(M−H)
−。
【1649】
2.140 N−({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタ−52−イン−53−イル)フェニル}−L−アラニンアミド(シントンVS)の合成
【1650】
2.140.1 2−ヨード−4−ニトロ安息香酸
2−アミノ−4−ニトロ安息香酸(50g)を0℃で濃H
2SO
4(75mL)及び水(750mL)の混合物に加え、混合物を1時間撹拌した。混合物に0℃で亜硝酸ナトリウム(24.62g)の水(300mL)中混合物を滴下添加した。得られた混合物を0℃で3時間撹拌した。ヨウ化ナトリウム(65.8g)の水(300mL)中混合物を、上記混合物にゆっくり加えた。添加完了後、得られた混合物を0℃で2時間、次いで室温で16時間及び60℃で2時間撹拌した。得られた混合物を室温に冷却し、氷水(300mL)で希釈した。固体を濾取し、水(100mL×5)により洗浄し、16時間空気乾燥して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 291.9(M−H)
−。
【1651】
2.140.2 メチル2−ヨード−4−ニトロベンゾエート
実施例2.140.1(130g)のメタノール(1000mL)及び硫酸(23.65mL)の混合物中混合物を85℃で16時間撹拌し、濃縮乾固した。残渣をメタノール(100mL)で摩砕し、懸濁液を10分間撹拌した。固体を濾取し、水(200mL×3)及びメタノール(20mL)で洗浄し、16時間空気乾燥して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 308.0(M+H)
+。
【1652】
2.140.3 メチル4−アミノ−2−ヨードベンゾエート
塩化アンモニウム(122g)及び鉄(38.2g)のエタノール(1000mL)及び水(100mL)中混合物に、室温で実施例2.140.2(70g)を加えた。混合物を80℃で4時間撹拌し、濾過して不溶物を除去した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチル(1000mL)に溶解し、水(500mL)で洗浄した。水性相を酢酸エチル(1000mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 278.0(M+H)
+。
【1653】
2.140.4 (4−アミノ−2−ヨードフェニル)メタノール
実施例2.140.3(40g)のテトラヒドロフラン(800mL)中混合物に、−50℃で1Mジイソブチルアルミニウム水素化物(505mL)を滴下添加した。混合物を−50℃で3時間撹拌し、−20℃に冷却した。氷水(180mL)を(温度を0℃未満に維持しながら)混合物に滴下添加した。氷水を加えた後、混合物を10分間撹拌し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣を酢酸エチル(800mL)及び水(200mL)に溶解した。水性相を酢酸エチル(300mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 250.0(M+H)
+。
【1654】
2.140.5 4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−ヨードアニリン
実施例2.140.4(40g)及びイミダゾール(21.87g)のジクロロメタン(600mL)及びテトラヒドロフラン(150mL)中混合物に、tert−ブチルジメチルクロロシラン(29.0g)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、濾過して、固体を除去した。濾液に氷水(50mL)を加えた。混合物を10分間撹拌し、水(100mL)を加えた。混合物をジクロロメタン(500mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を15/1〜10/1石油エーテル/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 364.0(M+H)
+。
【1655】
2.140.6 (S)−tert−ブチル(1−((4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−ヨードフェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)カルバメート
(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)プロパン酸(15.62g)及び実施例2.140.5(30g)のジクロロメタン(600mL)中混合物に、0℃でPOCl
3(15.39mL)を滴下添加した。混合物を0℃で2時間撹拌した。氷水(60mL)を(温度を5℃未満に維持しながら)混合物に注意深く滴下添加した。混合物を30分間撹拌し、濃縮して、ジクロロメタンを除去した。残渣を酢酸エチル(500mL)及び水(100mL)中で懸濁させた。懸濁液を濾過した。有機相を水(200mL×2)及びブラインにより洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 533.0(M−H)
+。
【1656】
2.140.7 (S)−tert−ブチル(1−((4−(ヒドロキシメチル)−3−ヨードフェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)カルバメート
実施例2.140.6(60g)のテトラヒドロフラン(600mL)中混合物に、0℃でテトラヒドロフラン(120mL)中のテトラブチルアンモニウムフルオリド(28.2g)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、濾過した。濾液に水(100mL)を加えた。混合物を10分間撹拌し、次いで濃縮した。残渣を酢酸エチル(800mL)及び水(300mL)で希釈した。水性相を酢酸エチル(200mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を3/1〜1/1石油エーテル/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 443.0(M+Na)
+。
【1657】
2.140.8 (S)−2−アミノ−N−(4−(ヒドロキシメチル)−3−ヨードフェニル)プロパンアミド
実施例2.140.7(20g)のジクロロメタン(80mL)及びトリフルオロ酢酸(40mL)の混合物中混合物を室温で2時間撹拌し、濃縮した。残渣をジクロロメタン(80mL)に溶解し、トリエチルアミン(16.95mL)を加えてpHを8に調整した。標題化合物をジクロロメタン中遊離塩基として得、これをさらには精製せずに次のステップに使用した。MS(LC−MS)m/e 321.1(M+H)
+。
【1658】
2.140.9 tert−ブチル((S)−1−(((S)−1−((4−(ヒドロキシメチル)−3−ヨードフェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−メチルブタン酸(6.79g)、トリエチルアミン(9.58mL)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(5.26g)のジクロロメタン(250mL)中混合物を20分間撹拌した。得られた混合物を0℃で実施例2.140.8(10g)及び1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−カルボジイミド塩酸塩(6.59g)のジクロロメタン(100mL)中混合物に滴下添加した。添加完了後、混合物を0℃で2時間撹拌した。氷水(200mL)を加え、得られた混合物を20分間撹拌した。有機相を飽和重炭酸ナトリウム水溶液混合物(100mL×2)、水(100mL×2)及びブライン(100mL)で洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を3/1〜1/1石油エーテル/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。LC−MS m/e 542.1(M+Na)
+。
【1659】
2.140.10 tert−ブチル((S)−1−(((S)−1−((4−(ヒドロキシメチル)−3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタ−52−イン−53−イル)フェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
実施例2.140.9(50mg)、2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタ−52−イン(149mg)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(27.0mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中混合物に、ヨウ化銅(I)(3.67mg)を加えた。反応物を窒素ガスの気流で10分間パージし、終夜撹拌した。反応物をジメチルスルホキシドで希釈し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜70%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 1164.2(M−H)
−。
【1660】
2.140.11 tert−ブチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)−3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタ−52−イン−53−イル)フェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
実施例2.140.10(80mg)及びビス(4−ニトロフェニル)カルボネート(31.3mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.2mL)中混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL)を加えた。混合物を3時間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中35〜75%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
【1661】
2.140.12 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタ−52−イン−53−イル)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例1.2.9(95mg)、実施例2.140.11(148mg)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(68.1mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2.5mL)中混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(97μL)を加えた。混合物を3.5時間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中35〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
【1662】
2.140.13 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタ−52−イン−53−イル)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.140.12(135mg)のジクロロメタン(4mL)中冷却(0℃)混合物を、トリフルオロ酢酸(1mL)で5時間処理した。混合物を濃縮し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜60%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 973.4(M+2H)
2+。
【1663】
2.140.14 N−({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタ−52−イン−53−イル)フェニル}−L−アラニンアミド
実施例2.119.15(20.88mg)及びO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(21.1mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中混合物を、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(16.2μL)で7分間処理し、実施例2.140.13(60mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(32.3μL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.6mL)中混合物をゆっくり加えた。反応混合物を10分間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜70%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ10.01 (d, 1H), 8.22 (d, 1H), 8.02 (t, 2H), 7.90 - 7.75 (m, 2H), 7.66 - 7.50 (m, 3H), 7.50 - 7.39 (m, 3H), 7.35 (q, 3H), 7.05 (s, 2H), 7.00 (d, 1H), 5.08 (d, 2H), 4.97 (s, 2H), 4.65 (t, 1H), 4.47 - 4.31 (m, 4H), 4.23 - 4.14 (m, 2H), 3.90 - 3.69 (m, 5H), 3.68 - 3.58 (m, 4H), 3.57 - 3.53 (m, 2H), 3.52 - 3.43 (m, 57H), 3.42 - 3.33 (m, 4H), 3.22 (s, 5H), 3.01 (t, 2H), 2.49 (p, 3H), 2.09 (d, 3H), 2.04 - 1.77 (m, 1H), 1.40 - 1.17 (m, 6H), 1.06 (dd, 6H), 0.97 - 0.63 (m, 11H).MS(ESI)m/e 1153.3(M+2H)
2+。
【1664】
2.141 N−({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタン−53−イル)フェニル}−L−アラニンアミド(シントンVT)の合成
【1665】
2.141.1 tert−ブチル((S)−1−(((S)−1−((3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサドペンタコンタン−52−イル)−4−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
実施例2.140.10(304mg)及び10%Pd/C(90mg、乾燥品)のテトラヒドロフラン(20mL)中混合物を、圧力ボトル中50psiの水素ガス下2時間振盪した。不溶物を濾別し、濾液を濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1168.3(M−H)
−。
【1666】
2.141.2 tert−ブチル((S)−1−(((S)−1−((3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサドペンタコンタン−52−イル)−4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
実施例2.140.10を実施例2.141.1で置き換え、実施例2.140.11における手順を用いて標題化合物を調製した。
【1667】
2.141.3 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタン−53−イル)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸
実施例2.140.11を実施例2.141.2で置き換え、実施例2.140.12における手順を用いて標題化合物を調製した。
【1668】
2.141.4 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタン−53−イル)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.140.12を実施例2.141.3で置き換え、実施例2.140.13における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1948.8(M−H)
−。
【1669】
2.141.5 N−({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタン−53−イル)フェニル}−L−アラニンアミド
実施例2.140.13を実施例2.141.4で置き換え、実施例2.140.14における手順を用いて標題化合物を調製した。
1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ12.87 (s, 1H), 9.84 (s, 1H), 8.18 (d, 1H), 8.03 (dd, 2H), 7.78 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.52 (d, 1H), 7.45 (ddd, 4H), 7.40 - 7.32 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 7.22 (d, 1H), 7.07 (s, 2H), 6.96 (d, 1H), 5.01 (d, 2H), 4.95 (s, 2H), 4.64 (t, 1H), 4.38 (t, 1H), 4.24 - 4.12 (m, 2H), 4.00 (d, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.78 (t, 3H), 3.64 (ddt, 2H), 3.49 (dd, 62H), 3.43 - 3.37 (m, 6H), 3.23 (s, 3H), 3.01 (t, 2H), 2.84 - 2.68 (m, 1.5H), 2.63 (dd, 4H), 2.36 (d, 0.5H), 2.08 (d, 3H), 1.74 (t, 2H), 1.25 (dt, 6H), 1.17 - 1.00 (m, 6H), 0.99 - 0.72 (m, 11H).MS(ESI)m/e 1153.0(M−2H)
2。
【1670】
2.142 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(3−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}プロピル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンVY)の合成
【1671】
2.142.1 3−(1−((3−(2−((((4−(3−アミノプロピル)−2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)((S)−3,4−ジヒドロキシブチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.49.1において実施例2.136.4を(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメートの代わりに、実施例1.85を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、実施例2.142.1を調製した。MS(ESI)m/e 1217.3(M+H)
+。
【1672】
2.142.2 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル}オキシ)メチル]−5−(3−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}プロピル)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.54において実施例2.142.1を実施例2.49.1の代わりに用いることにより、実施例2.142.2を調製した。1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d6) δ ppm 8.14 (d, 1H), 8.03 (dt, 1H), 7.81 - 7.76 (m, 1H), 7.61 (dd, 1H), 7.53 - 7.41 (m, 3H), 7.38 - 7.32 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 7.18 (d, 1H), 7.06 (d, 2H), 6.97 - 6.92 (m, 2H), 6.85 (dd, 1H), 5.10 (q, 2H), 5.01 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.48 - 3.18 (m, 12H), 3.06 (q, 2H), 3.00 (t, 2H), 2.08 (s, 3H), 1.77 - 0.66 (m, 16H).MS(ESI)m/e 1352.5(M−H)
−。
【1673】
2.143 1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)−2−(β−D−グルコピラヌロノシルオキシ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−arabino−ヘキシトール(シントンWI)の合成
【1674】
2.143.1 3−(1−((3−(2−((((4−(4−アミノブチル)−2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)((3R,4S,5R)−3,4,5,6−テトラヒドロキシヘキシル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.97.8において実施例1.77.2を実施例1.25及び実施例2.124.5を実施例2.97.7の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1291(M+H)
+、1289(M−H)
−。
【1675】
2.143.2 1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)−2−(β−D−グルコピラヌロノシルオキシ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−arabino−ヘキシトール
実施例2.54において実施例2.143.1を実施例2.49.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.04 (d, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.54-7.43 (m, 3H), 7.41-7.35 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.18 (m, 1H), 7.03 (s, 2H), 6.97 (d, 1H), 6.93 (s, 1H), 6.86 (d, 1H), 5.18-5.05 (m, 3H), 5.03 (d, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.01 (s, 2H), 3.91 (d, 1H), 3.87 (t, 2H), 3.83 (m, 2H), 3.72 (s, 2H), 3.67 (m, 2H), 3.59 (dd, 2H), 3.50-3.27 (m, 16H), 3.14 (d, 2H), 3.04 (m, 4H), 2.09 (s, 3H), 1.68 (m, 2H), 1.52 (m, 2H), 1.44-1.31 (m, 4H), 1.26-1.14 (m, 4H), 1.10 (m, 4H), 0.98 (q, 2H), 0.85 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1428(M+H)
+、1426(M−H)
−。
【1676】
2.144 1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)−2−(β−D−グルコピラヌロノシルオキシ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−erythro−ペンチトール(シントンWK)の合成
【1677】
2.144.1 3−(1−((3−(2−((((4−(4−アミノブチル)−2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)((3S,4R)−3,4,5−トリヒドロキシペンチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.97.8において実施例1.80を実施例1.25及び実施例2.124.5を実施例2.97.7の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1261(M+H)
+、1259(M−H)
−。
【1678】
2.144.2 1−{[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル]({[4−(4−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}ブチル)−2−(β−D−グルコピラヌロノシルオキシ)ベンジル]オキシ}カルボニル)アミノ}−1,2−ジデオキシ−D−erythro−ペンチトール
実施例2.54において実施例2.144.1を実施例2.49.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.08 (t, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.53-7.42 (m, 3H), 7.38-7.33 (m, 2H), 7.20 (s, 1H), 7.17 (m, 1H), 7.07 (s, 2H), 6.97-6.93 (m, 2H), 6.85 (d, 1H), 5.17-5.05 (m, 3H), 5.02 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.98 (s, 2H), 3.88 (m, 4H), 3.80 (m, 4H), 3.67 (m, 2H), 3.42 (m, 4H), 3.36-3.23 (m, 13H), 3.08-2.99 (m, 5H), 2.09 (s, 3H), 1.86 (m, 1H), 1.53 (m, 2H), 1.38 (m, 4H), 1.25 (m, 4H), 1.11 (m, 4H), 0.96 (m, 2H), 0.83 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1398(M+H)
+、1396(M−H)
−。
【1679】
2.145 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[27−(2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコサン−26−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサ−27−アザトリアコンタン−30−イル]フェニル}−L−アラニンアミド(シントンWP)の合成
【1680】
2.145.1 tert−ブチル((S)−1−(((S)−1−((3−(3−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)プロパ−1−イン−1−イル)−4−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
tert−ブチル((S)−1−(((S)−1−((4−(ヒドロキシメチル)−3−ヨードフェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート(0.5g)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)中混合物に、ベンジルプロパ−2−イン−1−イルカルバメート(0.182g)、CuI(9.2mg)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(35mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.0mL)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を真空下で濃縮した。残渣を酢酸エチル(300mL)に溶解し、水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。溶媒を蒸発させて、ジクロロメタン中30%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を精製して、標題化合物を得た。MS(APCI)m/e 581.2(M−H)
−。
【1681】
2.145.2 tert−ブチル((S)−1−(((S)−1−((3−(3−アミノプロピル)−4−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
実施例2.145.1(1.7g)のエタノール(30mL)中混合物に、5%Pd/C(0.3g)及びシクロヘキセン(大過剰)を加えた。反応物を100℃で45分間撹拌した。反応物を濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 451.1(M−H)
−。
【1682】
2.145.3 tert−ブチル((S)−1−(((S)−1−((3−(27−(2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコサン−26−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサ−27−アザトリアコンタン−30−イル)−4−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
実施例2.145.2(45mg)のジクロロメタン(4mL)中混合物に、2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコサン−26−アール(79mg)を、続いてNaH(OAc)
3(63.5mg)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1212.1(M−H)
−。
【1683】
2.145.4 tert−ブチル((S)−1−(((S)−1−((3−(27−(2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコサン−26−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサ−27−アザトリアコンタン−30−イル)−4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)カルバメート
実施例2.145.3(80mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中混合物に、ビス(4−ニトロフェニル)カルボネート(26mg)続いてN,N−ジイソプロピルアミン(0.012mL)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより直接精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1376.97(M−H)
−。
【1684】
2.145.5 3−(1−((3−(2−((((2−(27−(2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコサン−26−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサ−27−アザトリアコンタン−30−イル)−4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル)ピコリン酸
実施例2.145.4(30mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中混合物に、実施例1.43(18.68mg)続いて1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(3.4mg)及びN,N−ジイソプロピルアミン(3.84uL)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。トリフルオロ酢酸(0.55mL)を混合物に加え、室温で3時間撹拌した。混合物を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1986.6(M−H)
−。
【1685】
2.145.6 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)ナフタレン−2−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[27−(2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコサン−26−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサ−27−アザトリアコンタン−30−イル]フェニル}−L−アラニンアミド
実施例2.123.20を実施例2.145.5で置き換えて、標題化合物を実施例2.123.21に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 13.10 (s, 1H), 9.92 (s, 1H), 9.43 (s, 1H), 9.02 (s, 1H), 8.37 (dd, 1H), 8.30 - 8.14 (m, 5H), 8.07 (d, 1H), 8.02 (d, 1H), 7.96 (d, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.74 - 7.68 (m, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.52 - 7.45 (m, 2H), 7.42 - 7.34 (m, 2H), 7.28 (d, 1H), 7.08 (s, 2H), 5.05 (d, 2H), 4.39 (t, 1H), 4.21 (dd, 1H), 4.12 (s, 2H), 3.88 (s, 2H), 3.49 (d, 55H), 3.34 (s, 200H), 3.23 (s, 5H), 3.13 (d, 4H), 2.79 - 2.65 (m, 5H), 2.23 (s, 3H), 1.94 (d, 8H), 1.47 - 0.94 (m, 15H), 0.92 - 0.76 (m, 12H).
【1686】
2.146 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2S)−3−[3,4−ビス(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンXD)の合成
【1687】
2.146.1 (S)−2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)プロパン酸
(S)−2−アミノ−3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)プロパン酸(1.00kg)及びNaHCO
3(1.28kg)のジオキサン(5.00L)及び水(5.00L)中混合物に、ベンジルカルボノクロリデート(1.04k)を滴下添加した。反応混合物を25℃で12時間撹拌した。反応混合物を6N HCl水溶液を加えることによりpH=3.0〜4.0に調整し、酢酸エチル(25L)で抽出した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、真空で濃縮して、標題化合物を得た。
1H NMR (400MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.73 (s, 1H), 7.54-7.26 (m, 8H), 6.64-6.45 (m, 3H), 4.98 (s, 2H), 4.49 (s, 1H), 2.87 (d, J = 9.60 Hz, 1H), 2.68-2.62 (m, 1H).
【1688】
2.146.2 (S)−ベンジル2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)プロパノエート
実施例2.146.1(800.00g)及びCs
2CO
3(1.18kg)の混合物に、20℃でブロモメチルベンゼン(259.67g)を加えた。反応混合物を1時間撹拌し、TLCは反応が完了していることを示した。残渣をH
2O(5L)で希釈し、酢酸エチル(5Lで3回)で抽出した。合わせた有機層をブライン(5L)で洗浄し、Na
2SO
4(150g)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、石油エーテル/酢酸エチル=100:1〜1:1)により2回精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 2.77 - 3.02 (m, 2 H), 4.47 (br. s., 1 H), 4.61 (d, J=7.94 Hz, 1 H), 5.01 - 5.17 (m, 4 H), 5.35 - 5.47 (m, 1 H), 6.32 (br. s., 1 H), 6.38 (d, J=7.94 Hz, 1 H), 6.51 (s, 1 H), 6.65 (d, J=7.94 Hz, 1 H), 7.17 - 7.42 (m, 9 H).
【1689】
2.146.3 (S)−ベンジル2−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−(3,4−ビス(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル)プロパノエート
K
2CO
3(27.04g)及びKI(5.95g)のN,N−ジメチルホルムアミド(150mL)中混合物に、ジメチルホルムアミド(150mL)中の実施例2.146.2(8.12g)及び2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル4−メチルベンゼンスルホネート(27.00g)を加えた。混合物をN
2下75℃で12時間撹拌した。さらに2つのバイアルを上記した通りにセットアップした。3つ全ての反応混合物を精製用に合わせた。混合物をNH
4Cl混合物水溶液(9L)中に注ぎ入れ、酢酸エチル(900mLで5回)で抽出した。合わせた有機層をブライン(1500mL)で洗浄し、Na
2SO
4(150g)で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製の残渣を得た。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、ジクロロメタン/メタノール=100/1〜20:1)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 2.95 - 3.08 (m, 2 H), 3.38 (s, 6 H), 3.57 - 3.68 (m, 80 H), 3.78 (t, J=4.85 Hz, 2 H), 3.83 (t, J=5.29 Hz, 2 H), 4.01 (t, J=5.07 Hz, 2 H), 4.10 (t, J=5.07 Hz, 2 H), 4.58 - 4.70 (m, 1 H), 5.09 (s, 2 H), 5.14 (d, J=3.53 Hz, 2 H), 6.55 (d, J=8.38 Hz, 1 H), 6.62 (d, J=1.76 Hz, 1 H), 6.74 (d, J=7.94 Hz, 1 H), 7.27 - 7.49 (m, 10 H).
【1690】
2.146.4 (S)−2−アミノ−3−(3,4−ビス(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル)プロパン酸
実施例2.146.3(16.50g)のメタノール(200mL)中混合物に、Pd/C(9.00g)を加え、混合物をH
2(50psi)下50℃でH
2(50psi)16時間撹拌した。さらに反応物を上記した通りにセットアップした。LC/MSは反応が完了していることを示し、両方の反応混合物を精製用に合わせた。混合物を濾過し、濃縮した。粗製の標題化合物をさらには精製せずに次のステップに使用した。
【1691】
2.146.5 (S)−3−(3,4−ビス(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパン酸
実施例2.146.4(5.94g)のH
2O(60.00mL)中混合物に、Na
2CO
3(790.67mg)及びメチル2,5−ジオキソピロール−1−カルボキシレート(1.19g)を加えた。混合物を25℃で3時間撹拌した。さらに4つの反応物を上記した通りにセットアップした。5つ全ての反応混合物を精製用に合わせた。4M HCl水溶液を加えてpHを2に調整した。合わせた混合物を分取逆相HPLC(トリフルオロ酢酸条件)により精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 3.35 - 3.40 (m, 6 H), 3.51 - 3.58 (m, 4 H), 3.58 - 3.75 (m, 78 H), 3.81 (q, J=4.70 Hz, 4 H), 4.11 (dt, J=10.14, 5.07 Hz, 4 H), 4.91 (dd, J=11.47, 5.29 Hz, 1 H), 6.53 - 6.69 (m, 3 H), 6.71 - 6.89 (m, 2 H).MS(ESI)m/e 638.0(M+H)
+。
【1692】
2.146.6 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2S)−3−[3,4−ビス(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イルオキシ)フェニル]−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパノイル]−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸
実施例2.146.5(0.020mL)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.014g)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.020mL)の混合物を、N,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中で5分間撹拌した。混合物を実施例2.123.20(0.042g)及びN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.020mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中混合物に加え、これを室温で3時間撹拌した。反応物を水(1.5mL)、N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)及び2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.054mL)の混合物で希釈し、5%〜85%アセトニトリル/水の濃度勾配を用いるGilson2020システム上での分取逆相HPLCにより精製した。生成物含有フラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。
1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ12.86 (s, 4H), 9.92 (s, 2H), 8.26 (d, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.02 (dd, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.54 - 7.49 (m, 1H), 7.49 - 7.39 (m, 2H), 7.39 - 7.31 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 7.20 (d, 1H), 6.94 (d, 1H), 6.87 (s, 2H), 6.77 (d, 1H), 6.60 - 6.53 (m, 1H), 5.05 - 4.91 (m, 5H), 4.80 (dd, 2H), 4.37 (t, 2H), 4.21 (t, 2H), 3.97 (dt, 3H), 3.86 (t, 3H), 3.78 (d, 3H), 3.68 (dt, 4H), 3.65 - 3.28 (m, 102H), 3.20 - 3.08 (m, 2H), 2.99 (t, 2H), 2.92 (d, 2H), 2.68 (dd, 2H), 2.07 (d, 4H), 1.54 (s, 2H), 1.37 - 0.71 (m, 16H).MS(ESI)m/e 2631.2(M−H)。
【1693】
2.147 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル)−β−アラニル−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタン−53−イル)フェニル}−L−アラニンアミド(シントンXK)の合成
【1694】
2.147.1 ベンジル2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサ−35−アザオクタトリアコンタン−38−オエート
2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−アミン(1g)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)及び水(3mL)中混合物に、ベンジルアクリレート(0.377g)を滴下添加した。反応混合物を終夜撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜70%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 678.4(M+H)
+。
【1695】
2.147.2 2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサ−35−アザオクタトリアコンタン−38−酸
テトラヒドロフラン(10mL)中の実施例2.147.1(220mg)及び10%Pd/C(44mg、乾燥品)を、圧力ボトル中50psiの水素ガス下1時間振盪した。反応物を濾過し、濾液を濃縮した。残渣を高真空下で乾燥して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 588.3(M+H)
+。
【1696】
2.147.3 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル35−(2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル)−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサ−35−アザオクタトリアコンタン−38−オエート
2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセテート(566mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(229mg)、1−ヒドロキシピロリジン−2,5−ジオン(86mg)及び実施例2.147.2(440mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中冷却(0℃)混合物を、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(785μL)で25分間処理した。反応物をジメチルスルホキシドで希釈し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中5〜55%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 822.3(M+H)
+。
【1697】
2.147.4 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル)−β−アラニル−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50−ヘプタデカオキサトリペンタコンタン−53−イル)フェニル}−L−アラニンアミド
実施例2.141.4(28mg)、実施例2.147.3(27.1mg)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(6.6mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.8mL)中冷却(0℃)混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン−2(20.1μL)を加えた。混合物を10分間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中30〜70%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ12.81 (s, 1H), 9.84 (s, 1H), 8.21 - 7.86 (m, 2H), 7.75 (d, 1H), 7.57 (d, 1H), 7.52 - 7.28 (m, 7H), 7.27 - 7.15 (m, 2H), 7.04 (d, 2H), 6.91 (d, 1H), 4.94 (d, 4H), 4.36 (dt, 3H), 4.19 (dt, 1H), 3.84 (t, 2H), 3.75 (d, 2H), 3.63 (d, 1H), 3.46 (dd, 104H), 3.36 (s, 2H), 3.19 (s, 5H), 2.97 (t, 2H), 2.57 (t, 5H), 2.42 - 2.26 (m, 1H), 2.03 (s, 7H), 2.00 - 1.83 (m, 1H), 1.70 (t, 2H), 1.38 - 0.96 (m, 13H), 0.96 - 0.69 (m, 13H).MS(ESI)m/e 1327.7(M−2H)
2−。
【1698】
2.148 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル)−β−アラニル−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンXL)の合成
実施例2.141.4を実施例2.112.2で置き換え、実施例2.147.4における手順を用いて標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ12.83 (s, 1H), 9.96 (d, 1H), 8.18 - 7.85 (m, 3H), 7.75 (d, 1H), 7.64 - 7.37 (m, 7H), 7.32 (td, 2H), 7.28 - 7.20 (m, 3H), 7.04 (s, 2H), 6.92 (d, 1H), 5.17 - 4.79 (m, 4H), 4.59 - 4.31 (m, 3H), 4.21 (dt, 1H), 3.84 (t, 2H), 3.77 (d, 2H), 3.52 (s, 4H), 3.39 (d, 2H), 3.19 (s, 5H), 2.94 (dt, 4H), 2.60 (t, 3H), 2.43 - 2.27 (m, 1H), 2.05 (s, 4H), 1.60 (d, 2H), 1.44 - 0.57 (m, 22H).MS(ESI)m/e 1964.8(M−H)
−。
【1699】
2.149 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[27−(2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコサン−26−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサ−27−アザトリアコンタン−30−イル]フェニル}−L−アラニンアミド(シントンYJ)の合成
【1700】
2.149.1 3−(1−((3−(2−((((2−(27−(2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコサン−26−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサ−27−アザトリアコンタン−30−イル)−4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.43を実施例1.2.9で置き換えて、標題化合物を実施例2.145.5に記載した通りに調製した。MS(ESI)m/e 1991.4(M−H)
−。
【1701】
2.149.2 N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−3−[27−(2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコサン−26−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23−オクタオキサ−27−アザトリアコンタン−30−イル]フェニル}−L−アラニンアミド
実施例2.145.5を実施例2.149.1で置き換えて、標題化合物を実施例2.145に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.83 (s, 1H), 9.90 (s, 1H), 9.41 (s, 1H), 8.24 (d, 2H), 8.01 (d, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.67 - 7.29 (m, 8H), 7.26 (s, 2H), 7.06 (s, 2H), 6.93 (d, 1H), 5.03 (d, 2H), 4.93 (s, 2H), 4.37 (t, 1H), 4.19 (dd, 1H), 4.11 (s, 2H), 3.86 (t, 2H), 3.79 (s, 2H), 3.70 - 3.26 (m, 226H), 3.21 (s, 6H), 3.11 (s, 5H), 2.99 (t, 2H), 2.66 (d, 4H), 2.08 (s, 3H), 1.89 (s, 8H), 1.44 - 0.90 (m, 14H), 0.89 - 0.68 (m, 11H).
【1702】
2.150 N−{(3S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンYQ)の合成
【1703】
2.150.1 3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ペンタ−4−イン酸
3−アミノペンタ−4−イン酸トリフルオロ酢酸塩(1.9g)のテトラヒドロフラン(30mL)中混合物に、メチル2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−カルボキシレート(1.946g)を加え、続いてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(8.04mL)を素早く加えた。得られた混合物を60℃で16時間撹拌した。混合物を濃縮乾固した。残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 194(M+H)。
1H-NMR (ジメチルスルホキシド-d
6, 400 MHz) δ2.92-3.07 (m, 2H), 3.38 (d, 1H), 5.07-5.12 (m, 1H), 7.08 (s, 2H), 12.27 (bs, 0.6H).
【1704】
2.150.2 3−(1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパン酸
t−ブタノール/H
2Oの混合物(2:1、15mL)中の実施例2.150.1(700mg)に、37−アジド−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン(2123mg)を加えた。ナトリウム(R)−2−((S)−1,2−ジヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロフラン−3−オレート(71.8mg)及び硫酸銅(II)(28.9mg)を混合物に順次加えた。得られた混合物を室温で16時間撹拌し、濃縮した。残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ3.24 (s, 3H), 3.15-3.28 (m, 2H), 3.41-3.52 (m, 44H), 3.79 (t, 2H), 4.48 (t, 2H), 5.56-5.60 (m, 1H), 7.05 (s, 2H), 8.03 (s, 1H).MS(LC−MS)m/e 779(M+H)
+。
【1705】
2.150.3 N−{(3S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド
O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(8.45mg)及び実施例2.150.2(20mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.3mL)中混合物に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(22.19μL)をゆっくり加え、反応混合物を1分間撹拌した。実施例2.112.2(20mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(22μL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中冷却(0℃)混合物を加えた。得られた混合物を10分間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。(3位の絶対配置を任意に割り当てた。)
1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ9.95 (s, 1H), 8.07 (d, 3H), 8.04 - 7.96 (m, 2H), 7.77 (d, 1H), 7.64 - 7.53 (m, 3H), 7.50 (s, 1H), 7.48 - 7.39 (m, 2H), 7.34 (q, 2H), 7.30 - 7.23 (m, 3H), 6.98 (s, 2H), 6.93 (d, 1H), 5.61 (t, 1H), 4.96 (d, 4H), 4.54 - 4.27 (m, 3H), 4.14 (t, 1H), 3.86 (t, 2H), 3.77 (q, 4H), 3.43 (d, 71H), 3.21 (s, 6H), 3.00 (d, 5H), 2.61 (s, 2H), 2.07 (d, 3H), 1.92 (s, 1H), 1.60 (d, 2H), 1.47 - 0.86 (m, 10H), 0.85 - 0.67 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1010.6(M−2H)
2−。
【1706】
2.151 N−{(3R)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンYR)の合成
実施例2.151を2.150.3の調製の間に単離した。(3位の絶対配置を任意に割り当てた。)
1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ9.91 (s, 1H), 8.11 (dd, 2H), 8.04 - 7.99 (m, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.58 (t, 3H), 7.54 - 7.39 (m, 2H), 7.39 - 7.31 (m, 2H), 7.31 - 7.24 (m, 3H), 7.00 (s, 2H), 6.94 (d, 1H), 5.61 (dd, 1H), 5.08 - 4.79 (m, 4H), 4.40 (dt, 3H), 4.16 (s, 1H), 3.86 (t, 2H), 3.82 - 3.73 (m, 4H), 3.51 - 3.30 (m, 46H), 3.21 (s, 7H), 3.05 - 2.87 (m, 3H), 2.62 (t, 2H), 2.07 (d, 3H), 1.95 (s, 2H), 1.69 (s, 1H), 1.51 - 0.86 (m, 10H), 0.88 - 0.70 (m, 13H).MS(ESI)m/e 1010.6(M−2H)
2−。
【1707】
2.152 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({[(2−{2−[(2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]エチル}−4−{[(2S)−2−{[(2S)−2−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}プロパノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}[(3R,4S,5R)−3,4,5,6−テトラヒドロキシヘキシル]アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(シントンYS)の合成
【1708】
2.152.1 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(2−((2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチル)ベンジル)オキシ)カルボニル)((3R,4S,5R)−3,4,5,6−テトラヒドロキシヘキシル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.97.8において実施例1.77.2を実施例1.25及び実施例2.123.19を実施例2.97.7の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1417(M+H)
+、1415(M−H)
+。
【1709】
2.152.2 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({[(2−{2−[(2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]エチル}−4−{[(2S)−2−{[(2S)−2−{[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}プロパノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}[(3R,4S,5R)−3,4,5,6−テトラヒドロキシヘキシル]アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸
実施例2.54において実施例2.152.1を実施例2.49.1の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.85 (m, 1H), 8.18 (t, 2H), 7.96 (d, 1H), 7.73 (d, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.46-7.25 (m, 8H), 7.21 (s, 1H), 7.15 (d, 1H), 7.00 (s, 1H), 6.99 (d, 1H), 6.88 (d, 1H), 4.95 (bs, 2H), 4.88 (s, 2H), 4.32 (m, 1H), 4.15 (t, 1H), 4.05 (s, 2H), 3.82 (t, 2H), 3.72 (m, 4H), 3.58-3.29 (m, 6H), 3.19 (m, 4H), 3.11-3.00 (m, 6H), 2.97 (t, 2H), 2.91 (t, 2H), 2.72 (m, 2H), 2.55 (m, 2H), 2.04 (s, 3H), 2.02-1.85 (m, 3H), 1.54 (m, 4H), 1.44 (s, 1H), 1.33 (bs, 1H), 1.22 (m, 6H), 1.04 (m, 6H), 0.86 (m, 2H), 0.77 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1554(M+H)
+、1552(M−H)
−。
【1710】
2.153 6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−3−[1−({3−[2−({[(2−{2−[(2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]エチル}−4−{[(2S)−2−({(2S)−2−[({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)アミノ]−3−メチルブタノイル}アミノ)プロパノイル]アミノ}ベンジル)オキシ]カルボニル}[(3R,4S,5R)−3,4,5,6−テトラヒドロキシヘキシル]アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(シントンYY)の合成
実施例2.119.15(11mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(0.1mL)に溶解した。2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(11mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(7.4mg)を加えた。混合物を室温で5分間撹拌した。次いで混合物をさらに実施例2.152.1(34mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(16.3mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.2mL)中混合物に加えた。反応物を室温で60分間撹拌し、トリフルオロ酢酸(36mg)でクエンチした。混合物を水(0.75mL)及びジメチルスルホキシド(0.75mL)で希釈し、Lunaカラム:C18(2)、100A、150×30mmを装着したGrace Reveleris上で30分かけて水中10〜75%アセトニトリル(0.1%TFAを含む)を用いる逆相HPLCにより精製した。生成物フラクションをプールし、凍結し、凍結乾燥して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.85 (m, 1H), 8.18 (d, 1H), 8.05 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.53-7.39 (m, 8H), 7.36 (q, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.22 (d, 1H), 7.07 (s, 1H), 6.96 (d, 1H),5.18 (bs, 2H), 4.96 (s, 2H), 4.65 (t, 1H), 4.37 (t, 1H), 4.19 (t, 1H), 4.16 (s, 1H), 4.01 (d, 2H), 3.89 (t, 2H), 3.78 (m, 4H), 3.73 (m, 2H), 3.49-3.44 (m, 4H), 3.40-3.20 (m, 8H), 3.24 (m, 4H), 3.17-3.07 (m, 4H), 3.02 (t, 2H), 2.95 (t, 2H), 2.76 (m, 4H), 2.62 (m, 1H), 2.37 (m, 1H), 2.09 (s, 3H), 1.99 (m, 2H), 1.86 (q, 1H), 1.62 (m, 4H), 1.38 (bs, 2H), 1.28 (m, 6H), 1.18-1.02 (m, 6H), 0.96 (m, 2H), 0.91-0.79 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1773(M−H)
−。
【1711】
2.154 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル)−β−アラニル−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンYT)の合成
【1712】
2.154.1 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(2−((2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチル)ベンジル)オキシ)カルボニル)(2−スルホエチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.2.9(200mg)、実施例2.123.19(288mg)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(50.2mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中混合物を氷浴中で冷却し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(143μL)を加えた。反応混合物を室温で2.5時間撹拌し、濃縮した。テトラヒドロフラン(0.5mL)及びメタノール(0.5mL)を残渣中に加えた。得られた混合物を氷浴中で冷却し、水(2.5mL)中の水酸化リチウム水和物(147mg)をゆっくり加えた。混合物を室温で1.5時間撹拌し、氷浴中で冷却した。トリフルオロ酢酸(361μL)をpHが6に達するまで滴下添加した。混合物を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中35〜45%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 1375.5(M−H)
−。
【1713】
2.154.2 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル)−β−アラニル−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(5.22mg)、実施例2.154.1(23.5mg)及び実施例2.147.3(24mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中混合物に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(23.84μL)をゆっくり加えた。反応混合物を室温で15分間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中35〜50%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ12.83 (s, 1H), 9.88 (s, 1H), 8.23 - 8.04 (m, 2H), 8.02 (dd, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.59 (d, 1H), 7.55 - 7.30 (m, 7H), 7.27 (s, 1H), 7.20 (d, 1H), 7.07 (d, 2H), 6.93 (d, 1H), 5.07 - 4.88 (m, 4H), 4.47 - 4.32 (m, 3H), 4.22 (dt, 1H), 3.97 - 3.73 (m, 4H), 3.62 - 3.45 (m, 35H), 3.31 (t, 3H), 3.21 (s, 3H), 3.06 (d, 2H), 2.83 - 2.54 (m, 5H), 2.47 - 2.29 (m, 1H), 2.13 - 1.84 (m, 5H), 1.52 (d, 1H), 1.43 - 0.69 (m, 26H).MS(ESI)m/e 1043.0(M−2H)
2−。
【1714】
2.155 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンYU)の合成
【1715】
2.155.1 3−(1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)プロパン酸
実施例2.150.1を2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ペンタ−4−イン酸で置き換え、実施例2.150.2における手順を用いて標題化合物を調製した。
【1716】
2.155.2 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸
実施例2.150.2及び実施例2.112.2を実施例2.155.1及び実施例2.154.1で各々置き換え、実施例2.150.3における手順を用いて標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ12.83 (s, 1H), 9.87 (d, 1H), 8.25 - 8.06 (m, 2H), 8.00 (d, 1H), 7.75 (d, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.57 (d, 1H), 7.54 - 7.28 (m, 6H), 7.25 (s, 1H), 7.18 (d, 1H), 6.98 - 6.85 (m, 3H), 5.09 - 4.89 (m, 4H), 4.76 (ddd, 1H), 4.36 (ddd, 3H), 4.17 (q, 1H), 3.84 (t, 2H), 3.76 (d, 2H), 3.72 - 3.66 (m, 2H), 3.49 - 3.44 (m, 37H), 3.20 (s, 5H), 3.01 - 2.82 (m, 3H), 2.13 - 1.81 (m, 5H), 1.52 (s, 1H), 1.39 - 0.50 (m, 23H).MS(ESI)m/e 1069.7(M+2H)
2+。
【1717】
2.156 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{(3S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンYV)の合成
実施例2.155.2を調製する間、実施例2.156を純粋なジアステレオマーとして単離した。(3位での絶対配置の割り当ては任意である。)
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ12.82 (s, 1H), 9.85 (s, 1H), 8.08 (d, 2H), 8.03 - 7.95 (m, 2H), 7.75 (d, 1H), 7.57 (d, 1H), 7.51 - 7.29 (m, 6H), 7.24 (s, 1H), 7.18 (d, 1H), 6.95 (s, 2H), 6.91 (d, 1H), 5.59 (dd, 1H), 5.06 - 4.86 (m, 4H), 4.43 (dt, 2H), 4.32 (t, 1H), 4.11 (t, 1H), 3.84 (t, 2H), 3.75 (t, 3H), 3.55 - 3.41 (m, 43H), 3.41 - 3.36 (m, 2H), 3.19 (s, 5H), 3.10 (t, 1H), 3.03 - 2.86 (m, 3H), 2.59 (s, 3H), 2.13 - 1.82 (m, 6H), 1.52 (s, 1H), 1.37 - 0.65 (m, 26H).MS(ESI)m/e 1067.8(M−2H)
2−。
【1718】
2.157 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{(3R)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35−ドデカオキサヘプタトリアコンタン−37−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンYW)の合成
実施例2.155.2を調製する間、実施例2.157を純粋なジアステレオマーとして単離した。(3位での絶対配置の割り当ては任意である。)
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ12.81 (s, 1H), 9.81 (s, 1H), 8.10 (d, 2H), 8.00 (d, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.75 (d, 1H), 7.57 (d, 1H), 7.51 - 7.28 (m, 6H), 7.24 (s, 1H), 7.18 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.91 (d, 1H), 5.59 (t, 1H), 5.06 - 4.87 (m, 4H), 4.46 - 4.26 (m, 2H), 4.12 (d, 1H), 3.84 (t, 2H), 3.75 (d, 3H), 3.46 (d, 27H), 3.40 - 3.36 (m, 2H), 3.19 (s, 5H), 3.01 - 2.85 (m, 3H), 2.60 (s, 3H), 1.99 (d, 4H), 1.52 (s, 1H), 1.35 - 0.65 (m, 23H).MS(ESI)m/e 1067.8(M−2H)
2−。
【1719】
2.158 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{(3S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(3−スルホプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンZB)の合成
【1720】
2.158.1 ナトリウム3−アジドプロパン−1−スルホネート
アジ化ナトリウム(3.25g)の水(25mL)中混合物に、アセトン(25mL)中の1、2−オキサチオラン2,2−ジオキシド(6.1g)を加えた。得られた混合物を室温で24時間撹拌し、濃縮乾固した。固体をジエチルエーテル(100mL)中で懸濁させ、還流状態で1時間撹拌した。懸濁液を室温に冷却し、固体を濾取し、アセトン及びジエチルエーテルで洗浄し、真空乾固して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 164(M−H)
−。
【1721】
2.158.2 イソプロピル3−アジドプロパン−1−スルホネート
実施例2.158.1(6.8g)の濃HCl(90mL)中混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を濃縮乾固した。残渣をジクロロメタン(350mL)に溶解し、トリイソプロポキシメタン(42.0mL)を混合物に一度で加えた。得られた混合物を50℃で2時間撹拌し、濃縮乾固した。粗製の残渣を10/1石油エーテル/酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。
1H-NMR (CDCl
3, 400 MHz): 1.42 (s, 3H), 1.44 (s, 3H), 2.08-2.15 (m, 2H), 3.17 (t, 2H), 3.51 (t, 2H), 4.95-5.01 (m, 1H).
【1722】
2.158.3 3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−(1−(3−スルホプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)プロパン酸
実施例2.150.1(450mg)のt−ブタノール/H
2O(2:1、9mL)中混合物に、実施例2.158.2(483mg)続いて硫酸銅(II)(18.59mg)及びナトリウム(R)−2−((S)−1,2−ジヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロフラン−3−オレート(46.2mg)を加えた。得られた混合物を室温で16時間撹拌し、混合物を濃縮乾固した。残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H-NMR (ジメチルスルホキシド-d
6, 400 MHz): 2.06-2.10 (m, 2H), 2.45-2.48 (m, 2H), 3.21-3.23 (m, 2H), 4.40-4.44 (m, 2H), 5.55-5.59 (m, 1H), 7.05 (s, 2H), 8.10 (s, 1H).MS(LCMS)m/e 359(M+H)
+
【1723】
2.158.4 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{(3S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(3−スルホプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸
実施例2.150.2及び実施例2.112.2を実施例2.158.3及び実施例2.154.1で各々置き換え、実施例2.150.3における手順を用いて標題化合物を調製した。化合物を純粋なジアステレオマーとして単離した。(3位の絶対配置を任意に割り当てた。)
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ10.14 - 9.66 (m, 1H), 8.07 (d, 2H), 8.04 - 7.96 (m, 2H), 7.75 (d, 1H), 7.57 (d, 1H), 7.52 - 7.29 (m, 7H), 7.26 (s, 1H), 7.18 (d, 1H), 6.92 (d, 3H), 5.58 (t, 1H), 5.09 - 4.84 (m, 4H), 4.35 (dt, 3H), 4.15 - 4.02 (m, 1H), 3.89 - 3.65 (m, 4H), 3.28 (d, 1H), 3.21 (dd, 2H), 3.14 - 3.02 (m, 2H), 3.01 - 2.86 (m, 4H), 2.62 (d, 3H), 2.37 (t, 2H), 2.29 (s, 0H), 2.02 (dt, 5H), 1.52 (s, 1H), 1.40 - 0.59 (m, 24H).MS(ESI)m/e 1715.3(M−H)
−。
【1724】
2.159 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−[(N−{(3R)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−[1−(3−スルホプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパノイル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンZC)の合成
実施例2.158を調製する間、実施例2.159を純粋なジアステレオマーとして単離した。(3位の絶対配置を任意に割り当てた。)
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ 9.97 (d, 1H), 8.21 (d, 1H), 8.13 (d, 1H), 8.04 - 7.96 (m, 2H), 7.75 (d, 1H), 7.57 (d, 1H), 7.55 - 7.37 (m, 4H), 7.36 - 7.25 (m, 3H), 7.17 (d, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.93 (d, 1H), 5.58 (t, 1H), 4.94 (d, 4H), 4.50 - 4.26 (m, 3H), 4.10 (s, 1H), 3.98 - 3.73 (m, 3H), 3.51 (d, 1H), 3.42 (s, 3H), 3.34 - 3.01 (m, 6H), 3.01 - 2.83 (m, 4H), 2.63 (d, 4H), 2.42 (d, 1H), 2.18 - 1.80 (m, 8H), 1.53 (s, 1H), 1.39 - 0.68 (m, 27H).MS(ESI)m/e 1715.4(M−H)
−。
【1725】
2.160 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−[2−(2−スルホエトキシ)エチル]−β−アラニル−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンZJ)の合成
【1726】
2.160.1 4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチル2−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)エタンスルホネート
tert−ブチル(2−ヒドロキシエチル)カルバメート(433mg)のジメチルスルホキシド(0.9mL)中混合物に、20℃で4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチルエテンスルホネート(500mg)及びK
2CO
3(210mg)を加えた。混合物を60℃に加温し、密栓ボトル中16時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を石油エーテル/酢酸エチル(10:1〜2:1)で溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 630.3(M+Na)
+。
【1727】
2.160.2 4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブチル2−(2−アミノエトキシ)エタンスルホネート
実施例2.160.1(1.5g)の無水ジクロロメタン(100mL)中混合物に、20℃で臭化亜鉛(II)(0.445g)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌した。さらに臭化亜鉛(II)(278mg)を上記混合物に加え、反応物をさらに16時間撹拌した。反応物を1M Na
2CO
3混合物水溶液(5mL)でクエンチし、水性層を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン/メタノール(10:1)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 508.2(M+H)
+。
【1728】
2.160.3 tert−ブチル3−((2−(2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エトキシ)エチル)アミノ)プロパノエート
実施例2.160.2(0.365g)のN、N−ジメチルホルムアミド(5.5mL)及び水(0.55mL)中混合物に、tert−ブチルアクリレート(0.105mL)及びトリエチルアミン(10.02μL)を加えた。混合物を60℃で30時間撹拌した。混合物を濃縮した。残渣を1M Na
2CO
3混合物水溶液(5mL)と混合した。水性層を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣をジクロロメタン/酢酸エチル(3:1)及びジクロロメタン/メタノール(10:1)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 636.3(M+H)
+。
【1729】
2.160.4 tert−ブチル3−(N−(2−(2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エトキシ)エチル)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセトアミド)プロパノエート
実施例2.160.3(557.5mg)、2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)酢酸(272mg)及びO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(667mg)のN、N−ジメチルホルムアミド(1.75mL)中混合物に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.459mL)を加えた。得られた混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を飽和NH
4Cl混合物水溶液と混合し、酢酸エチルで抽出し、ブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残渣を石油エーテル/酢酸エチル(2/1)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 795.3(M+Na)
+。
【1730】
2.160.5 3−(2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−N−(2−(2−スルホエトキシ)エチル)アセトアミド)プロパン酸
実施例2.160.4(230mg)のジクロロメタン(4mL)中混合物に、トリフルオロ酢酸(3mL)を加えた。混合物を20℃で16時間撹拌し、濃縮した。残渣を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜80%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(LC−MS)m/e 379.0(M+Na)
+。
【1731】
2.160.6 2−(2−(2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−N−(3−((2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)オキシ)−3−オキソプロピル)アセトアミド)エトキシ)エタン−1−スルホン酸
1−ヒドロキシピロリジン−2,5−ジオン(16.43mg)、実施例2.160.5(30mg)、1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−カルボジイミド塩酸塩(45.6mg)のN,N−ジメチルホルムアミド中混合物を終夜撹拌した。反応混合物を0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中2〜30%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 475.9(M+H)
+。
【1732】
2.160.7 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−[2−(2−スルホエトキシ)エチル]−β−アラニル−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(4.45mg)、実施例2.160.6(8.97mg)及び実施例2.154.1(20mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.8mL)中混合物に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(20μL滴下)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中30〜55%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ12.87 (s, 1H), 9.88 (d, 1H), 8.28 - 8.10 (m, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.95 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.60 (d, 1H), 7.56 - 7.31 (m, 7H), 7.28 (s, 1H), 7.21 (d, 1H), 7.06 (d, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.06 - 4.90 (m, 4H), 4.38 (q, 3H), 4.28 - 4.11 (m, 1H), 3.87 (t, 2H), 3.79 (d, 2H), 3.71 - 3.49 (m, 5H), 3.21 (d, 2H), 3.12 (q, 2H), 2.97 (dt, 3H), 2.84 - 2.57 (m, 6H), 2.38 (dd, 1H), 2.13 - 1.86 (m, 5H), 1.55 (s, 1H), 1.39 - 0.64 (m, 25H).MS(ESI)m/e 867.6(M−2H)
2−。
【1733】
2.161 6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−[1−({3−[2−({[(2−{2−[(2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシオキサン−2−イル]エチル}−4−{[(2S)−2−{[(2S)−2−{[(2S)−2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−{4−[(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル)オキシ]フェニル}プロパノイル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}プロパノイル]アミノ}フェニル)メトキシ]カルボニル}[(3R,4S,5R)−3,4,5,6−テトラヒドロキシヘキシル]アミノ)エトキシ]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル}メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリジン−2−カルボン酸(シントンZE)の合成
実施例2.153において実施例2.120.5を実施例2.119.15の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 12.84 (bs, 2H), 9.92 (m, 1H), 8.26 (d, 1H), 8.13 (d, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.52-7.41 (m, 4H), 7.36 (m, 3H), 7.27 (s, 1H), 7.21 (d, 1H), 7.02 (d, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.89 (s, 2H), 6.78 (d, 2H), 5.02 (bs, 4H), 4.96 (s, 2H), 4.59 (dd, 1H), 4.38 (m, 2H), 4.21 (t, 1H), 3.99 (t, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.79 (m, 2H), 3.69 (t, 2H), 3.64 (m, 1H), 3.57 (m, 4H), 3.53 (m, 4H), 3.50 (s, 40H), 3.42 (m, 2H), 3.38 (m, 1H), 3.30 (m, 2H), 3.23 (s, 6H), 3.20-3.08 (m, 6H), 3.01 (t, 2H), 2.94 (t, 1H), 2.76 (m, 1H), 2.61 (m, 1H), 2.08 (s, 3H), 2.06-1.92 (m, 2H), 1.67-1.52 (m, 3H), 1.38 (m, 1H), 1.32-1.22 (m, 6H), 1.18-1.01 (m, 6H), 0.92 (m, 2H), 0.84 (m, 6H), 0.78 (m, 6H).MS(ESI)m/e 1078(M−2H)
−。
【1734】
2.162 4−{[({2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル)オキシ]メチル}−3−(2−{2−[2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセトアミド]エトキシ}エトキシ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンZS)の合成
【1735】
2.162.1 3−(1−((3−(2−((((2−(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)−4−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)((S)−3,4−ジヒドロキシブチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.49.1において実施例2.62.6を(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメートの代わりに、実施例1.85を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、実施例2.162.1を調製した。MS(ESI)m/e 1261.4(M−H)
−。
【1736】
2.162.2 4−{[({2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル)オキシ]メチル}−3−(2−{2−[2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセトアミド]エトキシ}エトキシ)フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.54において実施例2.162.1を実施例2.49.1の代わりに用いることにより、実施例2.162.2を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ8.18 (t, 1H), 8.00 (dd, 1H), 7.76 (d, 1H), 7.58 (dd, 1H), 7.50 - 7.29 (m, 6H), 7.26 (s, 1H), 7.17 (d, 1H), 7.03 (s, 2H), 6.92 (d, 1H), 6.64 (d, 1H), 6.57 (dd, 1H), 4.94 (d, 4H), 4.08 (七重線, 2H), 4.00 (s, 2H), 3.92 - 3.68 (m, 8H), 3.51 - 3.13 (m, 12H), 2.98 (t, 2H), 2.06 (s, 3H), 1.65 (s, 1H), 1.43 - 0.66 (m, 18H).MS(ESI)m/e 1398.5(M−H)
−。
【1737】
2.163 2,6−アンヒドロ−8−[2−({[{2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)−5−{[(79S,82S)−74−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−82−メチル−77,80,83−トリオキソ−79−(プロパン−2−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50,53,56,59,62,65,68,71−テトラコサオキサ−74,78,81−トリアザトリオクタコンタン−83−イル]アミノ}フェニル]−7,8−ジデオキシ−L−グリセロ−L−gulo−オクトン酸(シントンZW)の合成
【1738】
2.163.1 ベンジル2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50,53、56,59,62、65,68,71−テトラコサオキサ−74−アザヘプタヘプタコンタン−77−オエート
2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−アミンを2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50,53,56,59,62,65,68,71−テトラコサオキサトリヘプタコンタン−73−アミンで置き換え、実施例2.147.1における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 625.9(M+2H)
2+。
【1739】
2.163.2 2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44,47,50,53,56,59、62,65,68,71−テトラコサオキサ−74−アザヘプタヘプタコンタン−77−酸
実施例2.147.1を実施例2.163.1で置き換え、実施例2.147.2における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1160.7(M+H)
+。
【1740】
2.163.3 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル74−(2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル)−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38,41,44、47,50,53、56,59,62,65,68,71−テトラコサオキサ−74−アザヘプタヘプタコンタン−77−オエート
実施例2.147.2を実施例2.163.2で置き換え、実施例2.147.3における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 698.1(M+2H)
2+。
【1741】
2.163.4 2,6−アンヒドロ−8−[2−({[{2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)−5−{[(79S,82S)−74−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−82−メチル−77,80,83−トリオキソ−79−(プロパン−2−イル)−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38、41,44,47,50,53,56、59,62,65,68,71−テトラコサオキサ−74,78,81−トリアザトリオクタコンタン−83−イル]アミノ}フェニル]−7,8−ジデオキシ−L−グリセロ−L−gulo−オクトン酸
実施例2.147.3及び実施例2.141.4を実施例2.163.3及び実施例2.154.1で各々置き換え、実施例2.147.4における手順を用いて標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ9.86 (s, 1H), 8.23 - 7.87 (m, 3H), 7.76 (d, 1H), 7.58 (dd, 1H), 7.53 - 7.25 (m, 7H), 7.19 (d, 1H), 7.05 (d, 2H), 6.92 (d, 1H), 5.07 - 4.85 (m, 4H), 4.49 - 4.30 (m, 3H), 4.20 (dt, 1H), 3.52 (d, 8H), 3.46 - 3.26 (m, 7H), 3.20 (s, 4H), 3.15 - 2.82 (m, 4H), 2.61 (s, 3H), 2.38 (dq, 1H), 2.11 - 1.82 (m, 5H), 1.53 (s, 1H), 1.39 - 0.66 (m, 24H).MS(ESI)m/e 1326.9(M−2H)
2−。
【1742】
2.164 6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3−{2−[{[(4−{[(2S,5S)−2−[3−(カルバモイルアミノ)プロピル]−10−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−4,7−ジオキソ−5−(プロパン−2−イル)−15−スルホ−13−オキサ−3,6,10−トリアザペンタデカナン−1−オイル]アミノ}フェニル)メトキシ]カルボニル}(2−スルホエチル)アミノ]エトキシ}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンZX)の合成
1−ヒドロキシピロリジン−2,5−ジオン(2.74mg)、1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−カルボジイミド塩酸塩(4.26mg)及び実施例2.160.5(9.01mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.3mL)中混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を氷浴中で冷却した。1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(3.65mg)並びに実施例2.112.2(20mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(22.19μL)の混合物を加えた。得られた混合物を0℃で10分間撹拌し、0.1%トリフルオロ酢酸水中30%〜55%アセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ9.95 (d, 1H), 8.18 - 7.89 (m, 3H), 7.76 (d, 1H), 7.57 (d, 3H), 7.52 - 7.21 (m, 8H), 7.04 (d, 2H), 6.92 (d, 1H), 4.94 (d, 4H), 4.37 (d, 2H), 4.19 (d, 1H), 3.85 (t, 2H), 3.77 (d, 2H), 3.22 (d, 2H), 2.96 (dt, 4H), 2.73 (dt, 2H), 2.66 - 2.55 (m, 2H), 2.36 (s, 1H), 2.06 (s, 3H), 1.91 (s, 1H), 1.61 (d, 3H), 1.47 - 0.86 (m, 11H), 0.80 (ddd, 12H).MS(ESI)m/e 1617.5(M−H)
−。
【1743】
2.165 この段落は意図的に空欄のままにした。
【1744】
2.166 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((2−(2−((2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチル)−4−((S)−2−((S)−2−(2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−((2−スルホエトキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)アセトアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)((S)−3,4−ジヒドロキシブチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸(シントンAAA)の合成
実施例2.119.17において実施例2.167.1を実施例2.119.16の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.86 (br d, 1H), 8.17 (br d, 1H), 8.04 (m, 2H), 7.78 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.51 (br d, 1H), 7.49-7.39 (m, 4H), 7.36 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.21 (d, 1H), 7.07 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.00 (s, 2H), 4.96 (s, 2H), 4.64 (t, 1H), 4.36 (m, 1H), 4.19 (m, 1H), 4.16 (d, 1H), 4.01 (d, 1H), 3.88 (br t, 2H), 3.82 (br m, 3H), 3.75 (br m, 1H), 3.64 (t, 2H), 3.54 (d, 2H), 3.47 (m, 4H), 3.43 (br m, 4H), 3.23 (br m, 5H), 3.13 (t, 1H), 3.10 (br m, 1H), 3.01 (br m, 2H), 2.93 (t, 1H), 2.83-2.68 (m, 3H), 2.37 (m, 1H), 2.08 (s, 3H), 1.99 (br m, 2H), 1.85 (m, 1H), 1.55 (br m, 1H), 1.37 (br m, 1H), 1.28 (br m, 6H), 1.10 (br m, 7H), 0.93 (br m, 1H), 0.88 - 0.69 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1713.6(M−H)
−。
6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((2−(2−((2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチル)−4−((S)−2−((S)−2−(2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−((2−スルホエトキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)アセトアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)((S)−3,4−ジヒドロキシブチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸(シントンAAA)の代替合成
【1745】
2.166.1 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(2−((2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチル)ベンジル)オキシ)カルボニル)((S)−3,4−ジヒドロキシブチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例1.85(0.065g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.013g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中撹拌溶液に、実施例2.123.19(0.085g)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。反応物を減圧下で濃縮した。残渣をメタノール(0.5mL)及びテトラヒドロフラン(0.5mL)の溶媒混合物に溶解し、水酸化リチウム一水和物(30mg)を加えた。反応物を周囲温度で1時間撹拌し、この後反応物を減圧下で濃縮した。残渣をトリフルオロ酢酸0.1mLを含むメタノール/水(1:1、1mL)に溶解した。試料を40分かけて0.01%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜100%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Phenomenex(登録商標)Luna(登録商標)C18 250×50mmカラム、100mL/分)により精製した。生成物を含むフラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/z 1357.5(M+H)
+。
【1746】
2.166.2 6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−3−(1−((3−(2−((((2−(2−((2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチル)−4−((S)−2−((S)−2−(2−((3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−((2−スルホエトキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)アセトアミド)−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)ベンジル)オキシ)カルボニル)((S)−3,4−ジヒドロキシブチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピコリン酸(シントンAAA)
実施例2.119.15(16mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(200μL)中溶液に、1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート(16mg、HATU)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(17μL)を加えた。反応物を5分間撹拌し、実施例2.166.1(48mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(20μL)のN,N−ジメチルホルムアミド(200μL)中溶液を加えた。反応物を1時間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド/水の混合物(1/1、1.5mL)で希釈した。試料を40分かけて0.01%トリフルオロ酢酸を含む水中20〜70%アセトニトリルで溶出する逆相HPLC(Phenomenex(登録商標)Luna(登録商標)C18 250×50mmカラム、100mL/分)により精製した。生成物を含むフラクションを凍結乾燥して、標題化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.86 (br d, 1H), 8.17 (br d, 1H), 8.04 (m, 2H), 7.78 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.51 (br d, 1H), 7.49-7.39 (m, 4H), 7.36 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.21 (d, 1H), 7.07 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.00 (s, 2H), 4.96 (s, 2H), 4.64 (t, 1H), 4.36 (m, 1H), 4.19 (m, 1H), 4.16 (d, 1H), 4.01 (d, 1H), 3.88 (br t, 2H), 3.82 (br m, 3H), 3.75 (br m, 1H), 3.64 (t, 2H), 3.54 (d, 2H), 3.47 (m, 4H), 3.43 (br m, 4H), 3.23 (br m, 5H), 3.13 (t, 1H), 3.10 (br m, 1H), 3.01 (br m, 2H), 2.93 (t, 1H), 2.83-2.68 (m, 3H), 2.37 (m, 1H), 2.08 (s, 3H), 1.99 (br m, 2H), 1.85 (m, 1H), 1.55 (br m, 1H), 1.37 (br m, 1H), 1.28 (br m, 6H), 1.10 (br m, 7H), 0.93 (br m, 1H), 0.88 - 0.69 (m, 12H).MS(ESI)m/z 1713.6(M−H)
−。
【1747】
2.167 2,6−アンヒドロ−8−(2−{[({2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル)オキシ]メチル}−5−{[(2S)−2−({(2S)−2−[2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセトアミド]−3−メチルブタノイル}アミノ)プロパノイル]アミノ}フェニル)−7,8−ジデオキシ−L−グリセロ−L−gulo−オクトン酸(シントンAAD)の合成
【1748】
2.167.1 3−(1−((3−(2−((((4−((S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブタンアミド)プロパンアミド)−2−(2−((2S,3R,4R,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)エチル)ベンジル)オキシ)カルボニル)((S)−3,4−ジヒドロキシブチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.49.1において実施例2.123.19を(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメートの代わりに、実施例1.85を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、実施例2.167.1を調製した。MS(ESI)m/e 1355.5(M−H)
−。
【1749】
2.167.2 2,6−アンヒドロ−8−(2−{[({2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル)オキシ]メチル}−5−{[(2S)−2−({(2S)−2−[2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセトアミド]−3−メチルブタノイル}アミノ)プロパノイル]アミノ}フェニル)−7,8−ジデオキシ−L−グリセロ−L−gulo−オクトン酸
実施例2.54において実施例2.167.1を実施例2.49.1の代わりに用いることにより、実施例2.167.2を調製した。
1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ9.90 (d, 1H), 8.25 (m, 2H), 8.01 (d, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.59 (d, 1H), 7.51 - 7.40 (m, 4H), 7.40 - 7.31 (m, 3H), 7.26 (s, 1H), 7.20 (d, 1H), 7.05 (s, 2H), 6.93 (d, 1H), 4.96 (d, 4H), 4.36 (t, 1H), 4.22 - 4.06 (m, 3H), 3.85 (t, 2H), 3.26 - 3.17 (m, 4H), 3.14 - 2.88 (m, 5H), 2.78 - 2.55 (m, 2H), 2.10 - 1.88 (m, 5H), 1.69 - 1.49 (m, 2H), 1.39 - 0.73 (m, 28H).MS(ESI)m/e 1492.5(M−H)
−。
【1750】
2.168 2−{[({2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル)オキシ]メチル}−5−{4−[2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセトアミド]ブチル}フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンAAE)の合成
【1751】
2.168.1 3−(1−((3−(2−((((4−(4−アミノブチル)−2−(((2S,3R,4S,5S,6S)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)ベンジル)オキシ)カルボニル)((S)−3,4−ジヒドロキシブチル)アミノ)エトキシ)−5,7−ジメチルアダマンタン−1−イル)メチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(8−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピコリン酸
実施例2.49.1において実施例2.124.5を(9H−フルオレン−9−イル)メチル((S)−3−メチル−1−(((S)−1−((4−((((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)メチル)フェニル)アミノ)−1−オキソ−5−ウレイドペンタン−2−イル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)カルバメートの代わりに、実施例1.85を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、実施例2.168.1を調製した。MS(ESI)m/e 1229.5(M−H)
−。
【1752】
2.168.2 2−{[({2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}[(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル)オキシ]メチル}−5−{4−[2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセトアミド]ブチル}フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸
実施例2.54において実施例2.168.1を実施例2.49.1の代わりに用いることにより、実施例2.168.2を調製した。
1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ8.07 (s, 1H), 8.01 (dt, 1H), 7.77 (dt, 1H), 7.63 - 7.57 (m, 1H), 7.51 - 7.39 (m, 3H), 7.38 - 7.31 (m, 2H), 7.26 (s, 1H), 7.16 (d, 1H), 7.05 (s, 2H), 6.93 (d, 2H), 6.84 - 6.80 (m, 1H), 5.14 - 4.98 (m, 3H), 4.94 (s, 2H), 3.79 (d, 2H), 3.48 - 3.19 (m, 10H), 3.08 - 2.96 (m, 4H), 2.52 (s, 4H), 2.07 (s, 2H), 1.77 - 0.72 (m, 14H).MS(ESI)m/e 1366.5(M−H)
−。
【1753】
2.169 6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−3−{1−[(3−{2−[{[(4−{[(2S)−5−(カルバモイルアミノ)−2−{[(2S)−2−{[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]アミノ}−3−メチルブタノイル]アミノ}ペンタノイル]アミノ}フェニル)メトキシ]カルボニル}(2−スルホエチル)アミノ]アセトアミド}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル)メチル]−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル}ピリジン−2−カルボン酸(シントンABG)の合成
実施例2.49.1を実施例1.89.12で置き換えて、標題化合物を実施例2.54に記載した通りに調製した。
1H NMR (501 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.95 (d, 1H), 8.10 - 7.96 (m, 1H), 7.75 (t, 2H), 7.57 (dd, 3H), 7.51 - 7.18 (m, 8H), 6.95 (d, 3H), 6.92 (s, 0H), 5.03 - 4.86 (m, 4H), 4.36 (d, 1H), 3.85 (t, 2H), 3.78 - 3.67 (m, 4H), 3.42 (s, 2H), 3.33 (t, 2H), 3.04 - 2.86 (m, 4H), 2.63 (d, 2H), 2.13 (dd, 1H), 2.07 (s, 3H), 1.98 - 1.87 (m, 0H), 1.71 - 1.23 (m, 10H), 1.24 - 0.85 (m, 6H), 0.78 (t, 11H).MS(ESI)m/e 1463.5(M−H)
−。
【1754】
2.170 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−{4−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}スルファニル)エチル](2−スルホエチル)カルバモイル}オキシ)メチル]フェニル}−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンABL)の合成
実施例2.1において実施例1.90.11を実施例1.2.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 10.0 (s, 1H), 8.08 (br s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.81 (br s, 1H) 7.78 (d, 1H), 7.60 (m, 3H) 7.52 (t, 1H), 7.47 (t, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.37 (d, 1H), 7.34 (d, 1H) 7.32 (s, 1H), 7.28 (d, 2H), 6.99 (s, 1H), 6.96 (d, 2H), 5.00 (s, 2H), 4.96 (s, 2H), 4.39 (m, 1H), 4.18 (m, 2H), 3.88 (m, 2H), 3.82 (s, 1H), 3.77 (s, 1H), 3.46 (br m, 2H), 3.58 (t, 2H), 3.29 (v br m, 2H), 3.01 (br m, 3H), 2.95 (br m, 1H), 2.47 (m, 2H), 2.61 (br m, 2H) 2.16 (m, 1H), 2.10 (m, 4H), 1.96 (br m, 1H), 1.69 (v br m, 1H), 1.59 (v br m, 1H), 1.53-1.40 (m, 7H), 1.39-1.22 (m, 5H), 1.17 (m, 3H), 1.13-0.88 (m, 6H), 0.87-0.77 (m, 9H), 0.75 (s, 3H).MS(ESI)m/e 1466.5(M−H)
−。
【1755】
2.171 N−[6−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ヘキサノイル]−L−バリル−N−[4−({[(3−{3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}プロピル)(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)フェニル]−N
5−カルバモイル−L−オルニチンアミド(シントンABN)の合成
実施例1.2.9を実施例1.91.13で置き換えて、標題化合物を実施例2.1に記載した通りに調製した。
1H NMR (501 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 12.83 (s, 1H), 9.96 (s, 1H), 8.03 (t, 2H), 7.77 (d, 2H), 7.64 - 7.52 (m, 3H), 7.45 (ddd, 3H), 7.34 (td, 2H), 7.29 - 7.21 (m, 3H), 7.03 - 6.91 (m, 3H), 4.95 (d, 4H), 4.37 (q, 1H), 4.17 (s, 1H), 3.86 (t, 2H), 3.45 - 3.29 (m, 4H), 3.10 (t, 2H), 2.95 (dt, 4H), 2.61 (q, 2H), 2.15 (td, 2H), 2.07 (s, 3H), 2.00 - 1.89 (m, 1H), 1.74 - 1.24 (m, 10H), 1.25 - 0.87 (m, 13H), 0.88 - 0.70 (m, 12H).MS(ESI)m/e 1450.2(M+H)
+。
【1756】
2.172 2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル}オキシ)メチル]−5−{4−[({(3S,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)アミノ]ブチル}フェニルβ−D−グルコピラノシドウロン酸(シントンAAF)の合成
実施例2.168.1を実施例2.119.16に置き換えて、標題化合物を実施例2.119.17に記載した通りに調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 8.03 (d, 1H), 7.84 (br t, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.50 (br d, 1H), 7.45 (dd, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.36 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.17 (br m, 1H), 7.06 (s, 2H), 6.95 (m, 2H), 6.85 (d, 1H), 5.08 (s, 2H), 5.02 (d, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.70 (t, 1H), 4.06 (d, 2H), 3.88 (m, 4H), 3.81 (m, 2H), 3.73 (br m, 1H), 3.62 (m, 2H), 3.47 (br m, 4H), 3.40 (m, 4H), 3.35 (m, 2H), 3.29 (m, 4H), 3.07 (m, 2H), 3.00 (t, 2H), 2.73 (m, 2H), 2.54 (m, 2H), 2.36 (br m, 1H), 2.09 (s, 3H), 1.83 (m, 1H), 1.71 (br m, 1H), 1.55 (br m, 2H), 1.40 (br m, 5H), 1.24 (br m, 4H), 1.10 (br m, 5H), 0.94 (br m, 1H), 0.83, 0.81 (共にs, 計6H).MS(ESI)m/e 1587.5(M−H)
−。
【1757】
2.173 2,6−アンヒドロ−8−[2−({[{2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)−5−{[N−({(3R,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−L−アラニル]アミノ}フェニル]−7,8−ジデオキシ−L−グリセロ−L−gulo−オクトン酸(シントンABO)の合成
【1758】
2.173.1 (3R,6R,7aS)−6−アジド−3−フェニルテトラヒドロピロロ[1,2−c]オキサゾール−5(3H)−オン
実施例2.119.4において実施例2.119.3を実施例2.119.2の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(DCI)m/e 262.0(M+NH
4)
+。
【1759】
2.173.2 (3R,6R,7aS)−6−アミノ−3−フェニルテトラヒドロピロロ[1,2−c]オキサゾール−5(3H)−オン
実施例2.119.5において実施例2.173.1を実施例2.119.4の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(DCI)m/e 219.0(M+H)
+。
【1760】
2173.3 (3R,6R,7aS)−6−(ジベンジルアミノ)−3−フェニルテトラヒドロピロロ[1,2−c]オキサゾール−5(3H)−オン
実施例2.119.6において実施例2.173.2を実施例2.119.5の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(DCI)m/e 399.1(M+H)
+。
【1761】
2.173.4 (3R,5S)−3−(ジベンジルアミノ)−5−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−2−オン
反応物を65℃に6日間ではなく1日間加熱した以外は、実施例2.119.7において実施例2.173.3を実施例2.119.6の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(DCI)m/e 311.1(M+H)
+。
【1762】
2.173.5 (3R,5S)−5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−(ジベンジルアミノ)ピロリジン−2−オン
実施例2.119.8において実施例2.173.4を実施例2.119.7の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。標題化合物を精製せずに次のステップに使用した。MS(DCI)m/e 425.2(M+H)
+。
【1763】
2.173.6 tert−ブチル2−((3R,5S)−5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−(ジベンジルアミノ)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.9において実施例2.173.5を実施例2.119.8の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。標題化合物を精製せずに次のステップに使用した。MS(DCI)m/e 539.3(M+H)
+。
【1764】
2.173.7 tert−ブチル2−((3R,5S)−3−(ジベンジルアミノ)−5−(ヒドロキシメチル)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.10において実施例2.173.6を実施例2.119.9の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(DCI)m/e 425.2(M+H)
+。
【1765】
2.173.8 tert−ブチル2−((3R,5S)−5−((2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エトキシ)メチル)−3−(ジベンジルアミノ)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.11において実施例2.173.7を実施例2.119.10の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
【1766】
2.173.9 tert−ブチル(S)−2−(2−((2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エトキシ)メチル)−5−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.12において実施例2.173.8を実施例2.119.11の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 691.1(M+H)
+。
【1767】
2.173.10 4−(((3R,5S)−1−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)−5−((2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エトキシ)メチル)−2−オキソピロリジン−3−イル)アミノ)−4−オキソブタ−2−エン酸
実施例2.119.13において実施例2.173.9を実施例2.119.12の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 789.0(M+H)
+。
【1768】
2.173.11 tert−ブチル2−((3R,5S)−5−((2−((4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,2−ジメチルブトキシ)スルホニル)エトキシ)メチル)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソピロリジン−1−イル)アセテート
実施例2.119.14において実施例2.173.10を実施例2.119.13の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
【1769】
2.173.12 2−((3R,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−((2−スルホエトキシ)メチル)ピロリジン−1−イル)酢酸
実施例2.119.15において実施例2.173.11を実施例2.119.14の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 377.0(M+H)
+。
【1770】
2.173.13 2,6−アンヒドロ−8−[2−({[{2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)−5−{[N−({(3R,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−[(2−スルホエトキシ)メチル]ピロリジン−1−イル}アセチル)−L−バリル−L−アラニル]アミノ}フェニル]−7,8−ジデオキシ−L−グリセロ−L−gulo−オクトン酸
実施例2.119.17において実施例2.123.20を実施例2.119.16及び実施例2.173.12を実施例2.119.15の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.94 (d, 1H), 8.28 (br d, 1H), 8.01 (d, 2H), 7.77 (d, 1H), 7.59 (d, 1H), 7.53 (d, 1H), 7.43 (m, 4H), 7.34 (m, 3H), 7.19 (d, 1H), 7.06 (s, 2H), 6.96 (d, 1H), 4.99 (m, 2H), 4.95 (s, 2H), 4.78 (t, 1H), 4.36 (t, 1H), 4.19 (br m, 1H), 4.16 (d, 1H), 3.98 (d, 1H), 3.87 (br t, 2H), 3.81 (br d, 2H), 3.73 (brm, 1H), 3.63 (t, 2H), 3.53 (m, 2H), 3.44 (m, 4H), 3.31 (t, 2H), 3.21 (br m, 2H), 3.17 (m, 2H), 3.00 (m, 2H), 2.92 (br m, 1H), 2.75 (m, 3H), 2.65 (br m, 3H), 2.35 (br m, 1H), 2.16 (m, 1H), 2.07 (s, 3H), 1.98 (br m, 2H), 1.55 (br m, 1H), 1.34 (br m, 1H), 1.26 (br m, 6H), 1.09 (br m, 7H), 0.93 (br m, 1H), 0.87, 0.83, 0.79 (全d, 計12H).MS(ESI)m/e 1733.3(M−H)
−。
【1771】
2.174 2,6−アンヒドロ−8−{2−({[{2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)−5−[(N−{[(3R,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−(41−オキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38−トリデカオキサ−42−アザトリテトラコンタン−43−イル)ピロリジン−1−イル]アセチル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}−7,8−ジデオキシ−L−グリセロ−L−gulo−オクトン酸(シントンABM)の合成
【1772】
2.174.1 tert−ブチル[(3R,5S)−5−{[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]メチル}−3−(ジベンジルアミノ)−2−オキソピロリジン−1−イル]アセテート
実施例2.173.7(1.6g)のジクロロメタン(15mL)中冷却(0℃)溶液に、トリエチルアミン(0.70mL)及びメタンスルホニルクロリド(0.39mL)を滴下添加した。氷浴を除去し、反応物を室温で2時間撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液の添加によりクエンチした。層を分離し、有機層をブラインで洗浄した。合わせた水性層をジクロロメタンで逆抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、中間体のメシレート(1.9g)を得た。残渣をアセトニトリル(15mL)に溶解し、ジ−tert−ブチル−イミノジカルボキシレート(1.0g)及び炭酸セシウム(2.4g)を加えた。反応物を窒素下1日間加熱還流した。反応物を冷却し、水及びジエチルエーテルの添加によりクエンチした。層を分離し、有機物をブラインで洗浄した。合わせた水性層をジエチルエーテルで逆抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をヘプタン中20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 624.3(M+H)
+。
【1773】
2.174.2 tert−ブチル[(3R,5S)−3−アミノ−5−{[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]メチル}−2−オキソピロリジン−1−イル]アセテート
実施例2.174.1(1.0g)の酢酸エチル(6mL)及びメタノール(18mL)中溶液に、炭素担持水酸化パラジウム(100mg、20重量%)を加えた。反応物を水素風船下室温で1日間撹拌した。反応物を酢酸エチルで溶出する珪藻土に通して濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、ジクロロメタン(10mL)に溶解し、注射器チップTeflon40μフィルターに通して濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、標題化合物を得た。MS(DCI)m/e 444.1(M+H)
+。
【1774】
2.174.3 4−{[(3R,5S)−5−{[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]メチル}−1−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)−2−オキソピロリジン−3−イル]アミノ}−4−オキソブタ−2−エン酸
実施例2.119.13において実施例2.174.2を実施例2.119.12の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 540.2(M−H)
−。
【1775】
2.174.4 tert−ブチル[(3R,5S)−5−{[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]メチル}−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソピロリジン−1−イル]アセテート
実施例2.119.14において実施例2.174.3を実施例2.119.13の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。MS(DCI)m/e 541.1(M+NH
4)
+。
【1776】
2.174.5 2−((3R,5S)−5−(アミノメチル)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソピロリジン−1−イル)酢酸
実施例2.174.4(284mg)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(5mL)を加えた。反応物を室温で2時間撹拌し、減圧下で濃縮した。残渣を水/アセトニトリル7/3(5mL)に溶解し、凍結し、凍結乾燥して標題化合物を得、これをさらには精製せずに引き続くステップに使用した。MS(ESI)m/e 266.1(M−H)
−。
【1777】
2.174.6 2−((3R,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−(41−オキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38−トリデカオキサ−42−アザトリテトラコンタン−43−イル)ピロリジン−1−イル)酢酸
2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38−トリデカオキサヘンテトラコンタン−41−酸(160mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.0mL)中溶液に、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(85mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(130μL)を加えた。反応混合物を室温で3分間撹拌し、実施例2.174.5(70mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(130μL)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.0mL)中溶液を加えた。反応物を室温で1時間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド/水1/1(3.5mL)で希釈した。溶液を0.1%TFA水中の20〜70%アセトニトリルで溶出するGilsonシステム(C18カラム)上での逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI)m/e 880.4(M−H)。
【1778】
2.174.7 2,6−アンヒドロ−8−{2−({[{2−[(3−{[4−(6−{8−[(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバモイル]−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル}−2−カルボキシピリジン−3−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル)オキシ]エチル}(2−スルホエチル)カルバモイル]オキシ}メチル)−5−[(N−{[(3R,5S)−3−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−2−オキソ−5−(41−オキソ−2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35,38−トリデカオキサ−42−アザトリテトラコンタン−43−イル)ピロリジン−1−イル]アセチル}−L−バリル−L−アラニル)アミノ]フェニル}−7,8−ジデオキシ−L−グリセロ−L−gulo−オクトン酸
実施例2.119.17において実施例2.174.6を実施例2.119.15及び実施例2.123.20を実施例2.119.16の代わりに用いることにより、標題化合物を調製した。
1H NMR (500 MHz, ジメチルスルホキシド-d
6) δ ppm 9.93 (br d, 1H), 8.28 (d, 1H), 8.03 (d, 1H), 8.02 (br s, 1H), 7.91 (br d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.51 (br d, 1H), 7.49-7.42 (m, 3H), 7.40 (br d, 1H), 7.36 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 7.22 (d, 1H), 7.06 (s, 2H), 6.95 (d, 1H), 5.00 (br d, 2H), 4.95 (s, 2H), 4.70 (t, 1H), 4.39 (m, 1H), 4.28 (m, 1H), 4.00 (dd, 2H), 3.88 (br m, 2H), 3.85 (br m, 1H), 3.80 (br m, 2H), 3.62 (t, 2H), 3.50 (s, 44H), 3.48 (d, 4H), 3.43 (br m, 2H), 3.34 (br m, 2H), 3.23 (s, 3H), 3.21 (v br m, 2H), 3.14 (t, 2H), 3.10 (v br m, 1H), 3.00 (t, 2H), 2.94 (br m, 1H), 2.76 (v br m, 1H), 2.64 (v br m, 3H), 2.34 (br t, 2H), 2.32 (m, 1H), 2.17 (m, 1H), 2.09 (br d, 3H), 2.00 (br m, 1H), 1.56 (br m, 1H), 1.39-1.19 (br m, 8H), 1.19-0.92 (br m, 8H), 0.88 (br d, 3H), 0.87 (br m, 1H), 0.82 (br d, 6H), 0.79 (br s, 3H).MS(ESI)m/e 1119.2[(M−2H)/2]
−。
【1779】
2.175 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−(2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32−ウンデカオキサテトラトリアコンタン−34−イル)−b−アラニル−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンABU)の合成
実施例2.141.4を実施例2.167.1で置き換え、実施例2.147.4における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 1033.4(M+2H)
2+。
【1780】
2.176 (6S)−2,6−アンヒドロ−6−(2−{2−[({[2−({3−[(4−{6−[8−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルカルバモイル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル]−2−カルボキシピリジン−3−イル}−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−5,7−ジメチルトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−1−イル}オキシ)エチル][(3S)−3,4−ジヒドロキシブチル]カルバモイル}オキシ)メチル]−5−({N−[(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)アセチル]−N−[2−(2−スルホエトキシ)エチル]−b−アラニル−L−バリル−L−アラニル}アミノ)フェニル}エチル)−L−グロン酸(シントンABV)の合成
実施例2.154.1を実施例2.167.1で置き換え、実施例2.160.7における手順を用いて標題化合物を調製した。MS(ESI)m/e 859.4(M+2H)
2+。
【1781】
実施例3.例示的なBc1−xL阻害性ADCの合成
例示的なADCは、以下に記載された9つの例示的方法のうちの1つを用いて合成した。表6は、各例示的ADCを合成するためにどの方法を用いたかに関係する。
【1782】
方法A。Bond−Breaker(商標)トリス(2−カルボキシエチル)ホスフィン(TCEP)溶液(10mM、0.017mL)の溶液を、37℃まで予熱した抗体の溶液(10mg/mL、1mL)に加えた。反応混合物を37℃に1時間保った。還元された抗体の溶液を、シントンの溶液(ジメチルスルホキシド(DMSO)中の3.3mM、0.160mL)に加え、30分間温和に混合した。反応溶液を脱塩カラム(PD10、使用前にDPBS 3×で洗浄)上に負荷し、続いて、ダルベッコのリン酸緩衝化生理食塩水(DPBS)(1.6mL)を加え、さらなるDPBS(3mL)で溶出した。精製されたADC溶液を、0.2ミクロンの低タンパク質結合13mmシリンジフィルターを通して濾過し、4℃で保存した。
【1783】
方法B。Bond−Breaker(商標)トリス(2−カルボキシエチル)ホスフィン(TCEP)溶液(10mM、0.017mL)の溶液を、37℃に予熱した抗体の溶液(10mg/mL、1mL)に加えた。反応混合物を37℃に1時間保った。ホウ酸緩衝液(0.05mL、0.5m、pH8)を加えることによって、還元された抗体の溶液をpH=8に調整し、シントンの溶液(DMSO中の3.3mM、0.160mL)に加え、4時間温和に混合した。反応溶液を脱塩カラム(PD10、使用前にDPBS 3×で洗浄)上に負荷し、続いて、DPBS(1.6mL)を加え、さらなるDPBS(3mL)で溶出した。精製されたADC溶液を、0.2ミクロンの低タンパク質結合13mmシリンジフィルターを通して濾過し、4℃で保存した。
【1784】
方法C。拡張デッキ上に、I235/96チップモジュラーディスペンステクノロジー(MDT)、グリッパーアーム(部品7400358)を含有する使い捨てヘッド(部品70243540)及び8−チップVarispanピペッティングアーム(部品7002357)を装備した、PerkinElmer Janus(部品AJL8M01)ロボット型液体取り扱いシステムを使用して、コンジュゲーションを行った。PerkinElmer Janusシステムは、WinPREPバージョン4.8.3.315ソフトウェアを使用して制御した。
【1785】
Pallフィルタープレート5052を、MDTを使用し1×DPBS 100μLを用いて予め加湿した。真空をフィルタープレートに10秒間適用し、続いて5秒間排気して、フィルタープレートからDPBSを除去した。DPBS中のプロテインA樹脂(GE MabSelect Sure)の50%スラリー液を、磁気ボールを備えた8ウェルレザーバー中に注ぎ入れ、レザーバープレートの下にある移動式磁石を通過させることにより樹脂を混合した。導電性チップ1mLを備えた8チップVarispanアームを使用して、樹脂(250μL)を吸引し、96ウェルフィルタープレートに移した。真空を2サイクル適用して、ほとんどの緩衝液を除去した。MDTを使用して、1×PBS 150μLを吸引し、樹脂を保持している96ウェルフィルタープレートに分注した。真空を適用して、樹脂から緩衝液を除去した。すすぎ/真空サイクルを3回繰り返した。2mLの96ウェルコレクションプレートをJanusデッキに装着し、後ほど使用するために、MDTにより5×DPBS 450μLをコレクションプレートに移した。DPBS(200μL)中の溶液として還元抗体(2mg)を、条件Aに関して上記した通りに調製し、96ウェルプレート中に予め装填した。樹脂を含有するフィルタープレートウェルに還元抗体の溶液を移し、1サイクル当たり45秒間ウェル内において100μL容量の吸引/分注を繰り返すことにより、MDTを用いて混合物を混合した。吸引/分注サイクルを5分間かけて合計5回繰り返した。真空を2サイクルの間フィルタープレートに適用し、これにより過剰の抗体を除去した。MDTチップを5サイクル水ですすいだ(200μL、合計容量1mL)。MDTを吸引し、樹脂結合抗体を含有するフィルタープレートウェルにDPBS 150μLを分注し、真空を2サイクル適用した。洗浄及び真空の順序をさらに2回繰り返した。最後の真空サイクルの後、1×DPBS 100μLを樹脂結合抗体を含有するウェルに分注した。次いで、MDTにより、96ウェルフォーマット中にプレートされているシントンの3.3mMジメチルスルホキシド溶液30μLを各々採集し、これをDPBS中の樹脂結合抗体を含有するフィルタープレートに分注した。コンジュゲートした混合物を含有するウェルを、MDTを用いて、1サイクル当たり45秒間ウェル内の100μL容量の吸引/分注を繰り返すことにより混合した。吸引/分注の順序を5分間かけて合計5回繰り返した。真空を2サイクル適用して、過剰のシントンを除去し、廃棄した。MDTチップを5サイクル水ですすいだ(200μL、合計量1mL)。MDTにより吸引し、DPBS(150μL)をコンジュゲートした混合物に分注し、真空を2サイクル適用した。洗浄及び真空の順序をさらに2回繰り返した。次いで、MDTのグリッパーをフィルタープレートに移動し、保持ステーションに巻き付けた。MDTにより、真空マニホールド内部に、10×DPBS 450μLを含有する2mLのコレクションプレートを置いた。MDTにより、フィルタープレート及び巻き付け体を配置することにより真空マニホールドを再度組み立てた。MDTチップを5サイクル水ですすいだ(200μL、合計量1mL)。MDTにより吸引し、IgG Elution緩衝液3.75(Pierce)100μLをコンジュゲート混合物に分注した。1分後、真空を2サイクル適用し、溶出液を、5×DPBS 450μLを含有する受け用プレート中に捕捉した。吸引/分注の順序をさらに3回繰り返し、DPBS中pH7.4で1.5〜2.5mg/mLの範囲の濃度を有するADC試料がもたらされた。
【1786】
方法D。拡張デッキ上に、I235/96チップモジュラーディスペンステクノロジー(MDT)、グリッパーアーム(部品7400358)を含有する使い捨てヘッド(部品70243540)及び8−チップVarispanピペッティングアーム(部品7002357)を装備した、PerkinElmer Janus(部品AJL8M01)ロボット型液体取り扱いシステムを使用して、コンジュゲーションを行った。PerkinElmer Janusシステムは、WinPREPバージョン4.8.3.315ソフトウェアを使用して制御した。
【1787】
Pallフィルタープレート5052は、MDTを使用し100μL 1×DPBSを用いて予め加湿させた。真空をフィルタープレートに10秒間適用し、続いて5秒間排気して、フィルタープレートからDPBSを除去した。DPBS中のプロテインA樹脂(GE MabSelect Sure)の50%スラリー液を、磁気ボールを備えた8ウェルレザーバー中に注ぎ入れ、レザーバープレートの下にある移動式磁石を通過させることによって樹脂を混合した。導電性チップ1mLを備えた8チップVarispanアームを使用して、樹脂(250μL)を吸引し、96ウェルフィルタープレートに移した。真空をフィルタープレートに2サイクル適用して、ほとんどの緩衝液を除去した。MDTにより吸引して、樹脂を含有するフィルタープレートウェルにDPBS 150μLを分注した。洗浄及び真空の順序をさらに2回繰り返した。2mLの96ウェルコレクションプレートをJanusデッキに装着し、後ほど使用するために、MDTによりDPBS 5×450μLをコレクションプレートに移した。DPBS(200μL)中の溶液としての還元抗体(2mg)を、方法Aに関して上記した通りに調製し、96ウェルプレート中に分注した。次いで、MDTにより96ウェルフォーマット中にプレートされているシントンの3.3mMジメチルスルホキシド溶液30μLをそれぞれ採集し、これをDPBS中の還元抗体を装填したプレートに分注した。ウェル内において100μL容量の吸引/分注を2回繰り返すことにより、MDTを用いて混合物を混合した。5分後、コンジュゲートした反応混合物(230μL)を、樹脂を含有する96ウェルフィルタープレートに移した。コンジュゲートした混合物及び樹脂を含有するウェルを、1サイクル当たり45秒間ウェル内において100μL容量の吸引/分注を繰り返すことにより、MDTと混合した。吸引/分注の順序を5分間かけて合計5回繰り返した。真空を2サイクル適用して、過剰のシントン及びタンパク質を除去し、廃棄した。MDTチップを5サイクル水ですすいだ(200μL、合計容量1mL)。MDTにより吸引し、DPBS(150μL)をコンジュゲートした混合物に分注し、真空を2サイクル適用した。洗浄及び真空の順序をさらに2回繰り返した。次いで、MDTのグリッパーをフィルタープレートに移動し、保持ステーションに巻き付けた。MDTにより、真空マニホールド内部にDPBS 10×450μLを含有する2mLのコレクションプレートを置いた。MDTにより、フィルタープレート及び巻き付け体を配置することにより真空マニホールドを再度組み立てた。MDTチップを5サイクル水ですすいだ(200μL、合計容量1mL)。MDTにより吸引し、IgG Elution緩衝液3.75(P)100μLをコンジュゲートした混合物に分注した。1分後、真空を2サイクル適用し、DPBS 5×450μLを含有する受け用プレート中に溶出液を捕捉した。吸引/分注の順序をさらに3回繰り返して、DPBS中pH7.4において1.5〜2.5mg/mLの範囲の濃度を有するADC試料がもたらされた。
【1788】
方法E。抗体(10mg/mL、1mL)の溶液にBond−Breaker(商標)トリス(2−カルボキシエチル)ホスフィン(TCEP)溶液(10mM、0.017mL)の溶液を室温で加えた。反応混合物を37℃に75分間加熱した。還元抗体の溶液を室温に冷却し、シントン(10mM、DMSO中0.040mL)の溶液に加え、続いてホウ酸緩衝液(0.1mL、1M、pH8)を添加した。反応溶液を室温で3日間静置し、脱塩カラム(PD10、使用前にDPBS 3×5mLで洗浄した)上に装填し、続いてDPBS(1.6mL)を装填し、追加のDPBS(3mL)を用いて溶出した。精製されたADC溶液を0.2ミクロンの低タンパク質結合13mmシリンジフィルターに通して濾過し、4℃で保管した。
【1789】
方法F。コンジュゲーションは、Tecan Freedom Evoロボット型液体取り扱いシステムを使用して行った。抗体(10mg/mL)の溶液を37℃に予め加熱し、ウェル(0.3mL)当たり3mgの量の加熱した96ディープウェルプレートに一定分量を加え、37℃で保持した。抗体にBond−Breaker(商標)トリス(2−カルボキシエチル)ホスフィン(TCEP)溶液(1mM、0.051mL/ウェル)の溶液を加え、反応混合物を37℃で75分間保持した。還元抗体の溶液を、非加熱96ディープウェルプレートに移した。還元抗体を含むウェルに、シントン(5mM、DMSO中0.024mL)の対応する溶液を加え、15分間処理した。反応溶液を、脱塩カラム(NAP5、使用前にDPBSで4回洗浄した)、続いてDPBS(0.3ml)のプラットフォーム(8×12)上に装填し、追加のDPBS(0.8mL)を用いて溶出した。精製したADC溶液の一定分量を、分析用にさらに採取し、4℃で保管した。
【1790】
方法G。コンジュゲーションは、Tecan Freedom Evoロボット型液体取り扱いシステムを使用して行った。抗体の溶液(10mg/mL)を37℃に予め加熱し、ウェル(0.3mL)当たり3mgの量の加熱した96ディープウェルプレート上に一定分量を加え、37℃で保持した。Bond−Breaker(商標)トリス(2−カルボキシエチル)ホスフィン(TCEP)溶液(1mM、0.051mL/ウェル)の溶液を抗体に加え、反応混合物を37℃で75分間保持した。還元抗体の溶液を、非加熱96ディープウェルプレートに移した。還元抗体を含むウェルにシントンの対応する溶液(5mM、DMSO中0.024mL/ウェル)を加え、続いてホウ酸緩衝液(pH=8、0.03mL/ウェル)を加え、3日間処理した。反応溶液を脱塩カラム(NAP5、使用前にDPBSで4回、洗浄した)のプラットフォーム(8×12)上に装填し、続いてDPBS(0.3mL)を装填し、追加のDPBS(0.8mL)で溶出した。精製したADC溶液の一定分量を、分析用にさらに採取し、4℃で保管した。
【1791】
方法H。Bond−Breaker(商標)トリス(2−カルボキシエチル)ホスフィン(TCEP)溶液(10mM、0.17mL)の溶液を、室温で抗体の溶液(10mg/mL、10mL)に加えた。反応混合物を37℃に75分間加熱した。室温に冷却した還元抗体の溶液に、シントンの溶液(10mM、DMSO中0.40mL)を加えた。反応溶液を室温で30分間静置した。わずかに濁った溶液が形成するまで、ADCの溶液を飽和硫酸アンモニウム溶液(約2〜2.5mL)で処理した。この溶液を、相A中の30%相Bで平衡化したブチルセファロースカラム(ブチルセファロース5mL)上に装填した(相A:1.5M硫酸アンモニウム、25mMリン酸塩;相B:25mMリン酸塩、25容量/容量%イソプロパノール)。濃度勾配A/Bを75%相Bに適用して、DAR2(「E2」とも称する。)及びDAR4(「E4」とも称する。)を含む個々のフラクションを溶出した。遠心濃縮器又は大規模の場合のTFFを使用して、ADC溶液をそれぞれ濃縮し、緩衝液を変更した。精製したADC溶液を0.2ミクロンの低タンパク質結合13mmシリンジフィルターに通して濾過し、4℃で保管した。
【1792】
方法I。Bond−Breaker(商標)トリス(2−カルボキシエチル)ホスフィン(TCEP)溶液(10mM、0.17mL)の溶液を、室温で抗体の溶液(10mg/mL、10mL)に加えた。反応混合物を37℃に75分間加熱した。シントンの溶液(10mM、DMSO中0.40mL)を、室温に冷却した還元抗体の溶液に加えた。反応溶液を室温で30分間静置した。ADCの溶液を、わずかに濁った溶液が生成するまで飽和硫酸アンモニウム溶液(約2〜2.5mL)で処理した。この溶液を、相A中の30%相Bで平衡化したブチルセファロースカラム(ブチルセファロース5mL)上に装填した(相A:1.5M硫酸アンモニウム、25mMリン酸塩;相B:25mMリン酸塩、25容量/容量%イソプロパノール)。濃度勾配A/Bを75%相Bに適用して、DAR2(「E2」とも称する。)及びDAR4(「E4」とも称する。)を含む個々のフラクションを溶出した。遠心濃縮器又は大規模の場合のTFFを使用して、ADC溶液をそれぞれ濃縮し、緩衝液を変更した。ADC溶液をホウ酸緩衝液(0.1mL、1M、pH8)で処理した。反応溶液を室温で3日間静置し、次いで脱塩カラム(PD10、使用前DPBS 3x5mLで洗浄した)上に装填し、続いてDPBS(1.6mL)及び追加のDPBS(3mL)で溶出した。精製したADC溶液を0.2ミクロンの低タンパク質結合13mmシリンジフィルターに通して濾過し、4℃で保管した。
【1793】
以下の表6は、いずれの例示的な方法を介していずれの例示的なADCを合成したかを示す。AbB、AbG、AbK、AbA1は、表2に記載されたAb1の親和性成熟バリアントである。CMV糖タンパク質H(MSL109)に対するモノクローナル抗体は、アイソタイプ適合非標的化対照である。
【1794】
【表8】
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【1795】
実施例4.薬物抗体比(DAR)及び例示的ADCの凝集
実施例3において、上記に記載されている通りに合成した例示的なADCのDAR及び凝集率は、LC−MS及びサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)により各々決定した。
【1796】
4.1LC−MS一般方法
LC−MS分析は、Agilent LC/MSD TOF6220 ESI質量分析計に接続したAgilent 1100 HPLCシステムを使用して行った。5mM(最終濃度)Bond−Breaker TCEP溶液(Thermo Scientific、Rockford、イリノイ州)でADCを還元し、Protein Microtrap(Michrom Bioresorces、Auburn、カリフォルニア州)脱塩カートリッジ上に装填し、周囲温度にて0.2分間で10%B〜75%Bの濃度勾配で溶出した。移動相Aは0.1%ギ酸(FA)含むH
2Oであり、移動相Bは0.1%FAを含むアセトニトリルであり、流速は0.2mL/分であった。共溶出した軽鎖及び重鎖のエレクトロスプレーイオン化飛行時間型質量スペクトルは、Agilent MassHunter(商標)収集ソフトウェアを使用して得た。抽出強度対m/zスペクトルは、MassHunterソフトウェアの最大エントロピーフィーチャを使用しデコンボリュートして、各還元抗体断片の質量を決定した。軽鎖及び重鎖に対する生のピーク及び補正ピークの強度を合計することにより、デコンボリュートしたスペクトルからDARを算出し、結合させた薬物の数により強度を乗算することにより正規化した。合計した正規化強度を、強度の合計により除算し、2本の軽鎖及び2本の重鎖の合計した結果により、全ADCに対する最終的な平均DAR値を求めた。
【1797】
生体共役反応により形成された物質のチオスクシンイミド加水分解は、コンジュゲートへの水の付加がコンジュゲートの観察され得る分子量に18Daltonが増加することになるので、エレクトロスプレー質量分析によりモニターすることができる。ヒトIgG1抗体の鎖間ジスルフィドを十分に還元し、マレイミド誘導体を得られたシステインの各々にコンジュゲートさせることによって、コンジュゲートを調製すると、
図4に記載されたように、抗体の各軽鎖は、単一のマレイミド修飾を含有し、各重鎖は、3つのマレイミド修飾を含有する。得られたチオスクシンイミドの加水分解が完了した時点で、軽鎖の質量はこのため18Dalton増加し、一方各重鎖の質量は54Dalton増加する。これを
図5に説明し、これはコンジュゲート及び引き続く例示的なマレイミド薬物リンカー(シントンTX、分子量1736Da)の完全還元AbA抗体への加水分解を含んでいる。重鎖上の単一のN−結合グリコシル化部位の存在の結果、コンジュゲートされていない抗体で観察される質量の不均質がもたらされる。
【1798】
図5は、1)コンジュゲーション前、2)チオスクシンイミド中間体を得るためのマレイミド誘導体へのコンジュゲーション後及び3)チオスクシンイミド環のpH8−媒介加水分解後の、例示的抗体Abaの軽鎖及び重鎖のMS特徴付けを示す。
【1799】
4.2サイズ排除クロマトグラフィーの一般方法
サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)は、0.75mL/分の液速で、0.25mL塩化カリウム及び15%イソプロピルアルコールを含むpH6.2の0.2Mリン酸カリウムでのShodex KW802.5カラムを用いて行った。280nmにおけるピーク面積吸光度は、曲線下面積の積分によって、高分子量及びモノマー溶出液のそれぞれについて決定した。コンジュゲート試料の凝集フラクション%は、高分子量の溶出液に関する280nMにおけるピーク面積吸光度を、高分子量及びモノマーの溶出液の280nMにおけるピーク面積吸光度の合計により除算し、100%を乗算することにより決定した。
【1800】
4.3.結果
平均DAR値は、前記LS−MS方法を用いて決定した。ADCについての%凝集体画分もまた、実施例4.2に記載されたSEC方法を用いて決定した。DAR及び%凝集は、共に、表7中にて以下に報告する。
【1801】
【表9】
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【1802】
実施例5.EGFRを標的とするADCは、インビトロでがん細胞の増殖を阻害する。
【1803】
EGFR陽性非小細胞肺がん細胞(NCI−H1650)に対する、Bc1−xL ADCとしての抗EGFR抗体AbB、AbG、AbK及びAbLの細胞傷害性を、非標的化MSL109アイソタイプ適合した例示的ADCと比較した。これらの例示的EGFR標的化Bc1−xL−ADCのインビトロ効力をさらに評価するために、ヒトEGFRを、mc1−1
−1−マウス胚性線維芽細胞(MEF)中で過剰発現させた。mc1−1は、骨髄細胞白血病1遺伝子を指す。mc1−1
−1−MEFは、生存についてBc1−xLに依存する(Lesseneら、2013,Nature Chemical Biology 9:390−397)。
【1804】
5.1方法
レトロウイルス上清は、FuGENE6トランスフェクション試薬(Roche Molecular Biochemicals、Mannheim、Germany)を利用し、huEGFR配列含有するレトロウイルス構築体pL VC−IRES−Hygro(Clontech)又は空ベクターをGP2−293パッケージング細胞系(Clontech)にトランスフェクトすることにより生成させた。48時間の培養後、ウイルス含有上清を採取し、75cm
2培養フラスコ中のmc1−1
−1−MEF(フラスコ当たり0.5×10
6)にアプライしてポリブレン(8μg/ml、Sigma)の存在下でさらに48時間置いた。3日後に、Mc1−1
−1−MEFを洗浄し、完全補充培地中の250μg/mlハイグロマイシンB(Invitrogen)で選択した。huEGFRの発現は、フローサイトメトリーによって確認し、親細胞系又は空ベクターをトランスフェクトしたものと比較した。
【1805】
huEGFRを発現するMc1−1
−1−MEF又はpLVX空ベクター(Vct Ctrl)を、10%FBSを含有するDMEM中で、AB033を標的とするBc1−xL−ADC、AB033単独又はMSL109−標的化Bc1−xL−ADCで96時間処理した。アッセイでは、細胞を、384ウエル組織培養プレート(Corning、Corning、NY)の総量25μLのアッセイ培地(DMEM及び10%HI FBS)中において1ウエル当たり細胞250個で播種した。播種された細胞を、各々、Echo550 Acoustic Liquid Handler(Labcyte)によって1μM〜1pM分注された、1μM又は0.5μMいずれかから150pM又は25pMいずれかまでの注目する抗体薬物コンジュゲートの4倍系列希釈で処理した。各濃度を、Mc1−1
−1−MEF huEGFR細胞系について、及びMc1−1
−1−MEFベクター細胞系について、少なくとも三連で試験した。37℃及び5%CO
2の抗体薬物コンジュゲート処理の96時間後の生細胞の画分を、製造業者の推奨(Promega Corp.、Madison、WI)に従い、CellTiter−Gloルミネセント細胞生存アッセイを用いて決定した。プレートを、0.1秒の積分時間にて、ルミネセンスプロトコールを用い、Perkin Elmer Envisionにて読み取った。各希釈点についての反復測定値を平均し、直線回帰、Y=((Bottom−Top)/(1+((x/k)
n)))+Top(式中、Yは測定された応答であり、xは化合物濃度であり、nはヒル勾配であって、KはEC
50であり、Bottom及びTopは各々、より低い及びより高い漸近線である)を用いて、GraphPad Prism5(GraphPad Software,Inc.)でデータをシグモイド曲線モデルにフィットさせることによって、抗体薬物コンジュゲートについてのEC
50値を生じさせた。曲線の目視検査を用いて、曲線フィット結果を確認した。Mc1−1
−1−MEFは、the Walter and Eliza Hall Institute of Medical ResearchのDavid C.S.Huangから得た。
【1806】
eGFPを安定に過剰発現するNCR−H1650細胞を、10%胎児ウシ血清(Invitrogenカタログ番号10082)を含有するRPMI培地(Invitrogenカタログ番号22400)中に維持した。細胞を、トリプシンでプレートから取り出し、Corning384ウエルスフェロイドプレート(カタログ番号3830)における25μLの同一培地中にて細胞300個/ウエルで播種した。プレートを、500×gにて5分間遠心し、5%CO
2及び95%湿度にて、37℃のEssen INCUCYTE Zoom生細胞分析システムに入れた。細胞がスフェロイドを形成するように3日間置いた後、示された濃度の2倍における等容量の抗体薬物コンジュゲートを投与した。Incucyte Zoom中の増殖及びGFP蛍光をモニターしつつ、スフェロイドをさらに6日間インキュベートした後、40μLのPromega CELLTITER−GLO 3D(カタログ番号G968B)を添加し、続いてルミネセンスを読み取った。Incucyte Zoomによってモニターされた最終GFP蛍光(表8中では「H1650 GFP蛍光EC
50(μg/mL)」と称する)及びCellTiter−Glo試薬からのケミルミネセンス読み(表8中では「H1650 CTG−3D EC
50(μg/mL)」と称する)の双方から、IC
50を決定した。
【1807】
5.2結果
下記の表8に、代表的なADCについての細胞生存アッセイ結果(ナノモル又はμg/mLで表したEG
50)を示す。
【1808】
【表10】
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【1809】
表8中で前記したように、抗EGFR抗体及びBc1−xL阻害剤を含む抗EGFR ADCは、一定範囲の能力にて、mcl1
−1−線維芽細胞を発現するヒトEGFRの細胞生存性を低下させることにおいて効果的であった。残存細胞蛍光及び低下した生存性によって測定して、抗EGFR Bc1−xL ADCはまた、NSCLCスフェロイド(H1650 GFP)の増殖を阻害した。対照的に、非標的化(MSL109)対照Bc1−xL ADCは、Bc1−xL ADCとしての低下した能力を示した。
【1810】
実施例6.抗EGFR−BCL−xL ADCのインビボ効力
マウス異種移植片非小細胞肺がん(NSCLC)モデルを用い、Bc1−xL阻害ADCとしての抗EGFR抗体AbB、AbG、AbK、AbAのインビボ抗腫瘍活性を評価した。具体的には、EGFR陽性NSCLC NCI−H1650細胞(ATCC受託番号CRL−5883)を、マウス中の脇腹異種移植片として増殖させた。ADCの活性を、陰性対照として用いた非標的化IgGアイソタイプ適合抗体(AB095)(破傷風トキソイドを認識するヒトIgG1抗体;Larrickら、1992年、Immunological Reviews 69〜85頁参照)と比較した。結果を、以下の表9、10及び11に示す。
【1811】
6.1 異種移植片モデル方法における効力の評価
細胞系NCI−H1650は、アメリカ合衆国培養細胞系統保存機関(American Type Culture Collection)(ATCC受託番号CRL−5883、Manassas、VA)から得た。細胞を、10%胎児ウシ血清(FBS、Hyclone、Logan、UT)を補足したRPMI−1640中で単層として培養した。異種移植片を生じさせるために、5×10
6生細胞を、各々、免疫不全雌SCID/bgマウス(Charles River Laboratories,Wilmington,MA)の右脇腹に皮下接種した。注射容量は0.2mlであり、S MEM及びマトリゲルの1:1混合物(BD、Franklin Lakes、NJ)から構成されるものであった。腫瘍を、ほぼ200mm
3にサイズをマッチさせた。
【1812】
対照抗体及びADCを、注射用に0.9%塩化ナトリウム中に配合し、腹腔内注射した。注射容量は、200μlを超えなかった。療法は腫瘍のサイズマッチング後24時間以内に開始した。マウスは、療法の開始時においてほぼ22gの体重であった。抗EGFR ADC及びAB095を、単一用量(QDx1)にて、又は合計6用量(Q7Dx6)にて毎週、腹腔内(IP)投与した。
【1813】
腫瘍容量を毎週2〜3回推定した。腫瘍の長さ(L)及び幅(W)の測定を電子キャリパーにより取得し、容量を以下の式に従って算出した:V=LxW
2/2。ケージ毎に8匹のマウスを収容した。食事及び水は自由に得ることができた。実験開始前の少なくとも1週間、動物施設にマウスを慣れさせた。12時間明所:12時間暗所の時間割(06:00時に点灯)の明期で動物を試験した。腫瘍容量が3,000mm
3に到達するか、皮膚潰瘍が起こると、マウスを安楽死させた。
【1814】
治療剤の効力に言及するために、振幅(TGI
max)、治療応答の持続性(TGD)のパラメータを用いた。TGI
maxは、実験の間の最大腫瘍増殖阻害である。腫瘍増殖阻害は100*(1−T
v/C
v)によって計算し、式中、T
v及びC
vは、各々、処理群及び対照群の平均腫瘍容量であった。TGD又は腫瘍増殖遅延は、対照群(AB095)に対する1cm
3の容量に到達するのに必要な処理腫瘍の延長された時間である。TGDは、100*(T
t/C
t−1)によって計算し、式中、T
t及びC
tは、各々、処理群及び対照群の1cm
3に到達するためのメジアン期間である。
【1815】
ある種の抗Bc1−xL阻害シントンは、表9、10及び11に示された(前記実施例に記載された)合成方法に従って、EGFR標的化抗体AbA、AbB、AbG及びAbKにコンジュゲートさせた。
【1816】
【表11】
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【1817】
【表12】
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【1818】
表9及び10に示された結果は、Bc1−xL阻害剤ADCとしての抗EGFR抗体AbB、AbG、AbK、AbAが、H1650異種移植片非小細胞肺がん(NSCLC)モデルの腫瘍増殖阻害において同様に効果的であったことを示す。
【1819】
抗EGFR抗体AbA及びAbGのインビボ抗腫瘍活性を、マウスにおける脇腹異種移植片として増殖させたEGFR陽性非小細胞肺がんモデルNCI−H1650に対するDAR2(E2)及びDAR4(E4)BCL−xL阻害剤コンジュゲートとして比較した。これらのADCの活性を、対照としての非標的化IgGアイソタイプ適合抗体(AB095)と比較した。結果を表11に示す。表11に示された結果は、Bc1−xL ADCとしての抗EGFR抗体AbA及びAbGが、投与されたBc1−xLウォーヘッドの合計量に比例するTGI及びTGDにて、H1650異種移植片モデルに対する精製されたDAR2又はDAR4コンジュゲートいずれかとして効果的であったことを示す。さらに、表11にリストされたコンジュゲートの効力の比較は、増殖阻害が、投与されたBc1−xLの量に比例したことを明らかとした。
【1820】
【表13】
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【1821】
対照として、Bc1−xL阻害剤にコンジュゲートされた非標的化抗体MSL109(MSL109は、CMV糖タンパク質Hに対するモノクローナル抗体である)を含むADCのインビボ抗腫瘍活性を、マウスにおいて脇腹異種移植片として増殖させたEGFR陽性非小細胞肺がんモデルNCI−H1650に対して評価した。これらのADCの活性を、わずかな腫瘍増殖阻害及び低い腫瘍増殖遅延若しくは無腫瘍増殖遅延を示す対照としての非標的化IgGアイソタイプ適合抗体(AB095)と比較した。結果は表12に示し、これは、非標的化抗体を担体として用いるBc1−xL ADCによって引き起こされたわずかな腫瘍増殖阻害及び低い腫瘍増殖遅延若しくは無腫瘍増殖遅延を示す。この低い抗腫瘍活性は、EGFR標的化Bc1−xL ADCで観察されたかなり大きなTGI及びTGDとは対照的であり(表9及び10)、EGFR発現モデルにおけるこれらのADCの抗原依存性送達を反映した。
【1822】
【表14】
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【1823】
種々の具体的な実施形態を説明し、記載してきたが、開示の精神及び範囲から逸脱することなく種々の変形を加えることができることが理解されよう。
【1824】
【表15】
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