特表2019-528148(P2019-528148A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2019-528148セルフクリーニング可能なローラモップ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2019-528148(P2019-528148A)
(43)【公表日】2019年10月10日
(54)【発明の名称】セルフクリーニング可能なローラモップ
(51)【国際特許分類】
   A47L 11/40 20060101AFI20190913BHJP
   A47L 11/24 20060101ALI20190913BHJP
   A47L 13/502 20060101ALI20190913BHJP
【FI】
   A47L11/40
   A47L11/24
   A47L13/502
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2019-531527(P2019-531527)
(86)(22)【出願日】2018年4月18日
(85)【翻訳文提出日】2019年2月22日
(86)【国際出願番号】CN2018083542
(87)【国際公開番号】WO2018210093
(87)【国際公開日】20181122
(31)【優先権主張番号】201710356242.8
(32)【優先日】2017年5月19日
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】519062753
【氏名又は名称】シェンジェン ノー ダウト テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SHENZHEN NO DOUBT TECHNOLGY CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100180781
【弁理士】
【氏名又は名称】安達 友和
(74)【代理人】
【識別番号】100181582
【弁理士】
【氏名又は名称】和田 直斗
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,ヨン
(57)【要約】
セルフクリーニング可能なローラモップは、プルロッド41と、モップ頭部品1と、モップ頭部品1を収容できる洗浄ボウルと、を備える。プルロッド41は把握操作するためのものであり、モップ頭部品1中のモータ15によって駆動されてローラ10が床面の清掃を行い、床掃除終了後、モップ頭部品1を洗浄ボウルに入れて充電し水で洗浄することができる。前記ローラモップにはゴミ箱17が付いており、数多くの細かいゴミを収容でき、モータ15による駆動で労働強度が軽減され、連続作業が可能であり掃除効率が高く、同時に自己清浄の機能を有し、手軽で便利に使用される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プルロッド41と、モップ頭部品1と、モップ頭部品を収容できる洗浄ボウルと、を備えるセルフクリーニング可能なローラモップであって、
前記プルロッドは把握操作するためのものであり、内部には制御回路と、制御回路に電気的に接続される電池2と、電源ボタン5と、自己清浄ボタン4と、信号接触片8と、充電接触片7とが設けられ、外部にはフック6が設けられており、
前記モップ頭部品はハウジングを有し、ハウジングの後端がプルロッドの底部にヒンジで接続され、ハウジングの内部に制御回路によって制御されるモータ15が設けられており、モータはその外側のローラ10を駆動でき、ローラの下部がハウジングの前部から露出して床面を掃除し、ハウジングの内部には、ローラに近い位置にゴミ箱17が設けられており、
前記洗浄ボウルは、ボウル本体46を有し、ボウル本体に上下重ね合わせる洗浄室48と出水室49とが設けられており、洗浄室は、上方に開放され洗浄対象のモップ頭部品を収容するために用いられ、給水電磁弁29を介して外部の水道水に接続され、出水室は排水電磁弁31を介して外部汚水管に接続され、洗浄室と出水室との間にゴミ網28が設けられており、前記ボウル本体46の一側にプルロッドを支持するための1本の支持柱47が立設し、支持柱にプルロッドフックを差し込むためのソケット24と、信号ドーム8aと、充電ドーム7aとが設けられており、給水電磁弁と排水電磁弁が信号接触片、信号ドームを介して制御回路に接続され、商用電源が電源アダプタを経由してから充電接触片、充電ドームを介して制御回路に接続されることを特徴とする、セルフクリーニング可能なローラモップ。
【請求項2】
前記ハウジングは、上下係合され得る上蓋42と、シャーシ43とを有し、シャーシの後部が回転軸44を介してプルロッドの底部にヒンジで接続され、シャーシの後部に車輪45が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のセルフクリーニング可能なローラモップ。
【請求項3】
前記ゴミ箱17の前端は、ローラと床面に近接する位置に掻き取りゴムシート18が1つ取り付けられ、上蓋の中部にローラ表面を掃除するための掃除シート14が1つ固定され、前記ゴミ箱17の底面には、上方に開けられる1枚のフラップドア13と、上方に突出した少なくとも1本の中空の洗浄スリーブ11とが開設されることを特徴とする、請求項2に記載のセルフクリーニング可能なローラモップ。
【請求項4】
前記上蓋42の前端とシャーシ43の前端とがヒンジで接続され、上蓋の後端がスプリングハンドル9を介してシャーシの中部に係合されることを特徴とする、請求項3に記載のセルフクリーニング可能なローラモップ。
【請求項5】
前記プルロッド41の先端にモップ頭部品の方に曲がるハンドル52が設けられており、前記電源ボタン5と自己清浄ボタン4が前記ハンドルに設けられることを特徴とする、請求項4に記載のセルフクリーニング可能なローラモップ。
【請求項6】
前記シャーシ43の中部とプルロッド41の下端との間にバネ53が設けられており、プルロッドは外力が働いていない場合、バネによって駆動されモップ頭部品1の上方に移行することで、ローラモップが立設姿勢を保っており、前記プルロッド41は伸縮ロッドを用いることを特徴とする、請求項5に記載のセルフクリーニング可能なローラモップ。
【請求項7】
前記電池2は長尺形構造を用い、プルロッドの底部の外側壁に係止され、前記掃除シート14はブラシ又はゴムシートを用い、ローラは高分子フォームを用いることを特徴とする、請求項6に記載のセルフクリーニング可能なローラモップ。
【請求項8】
前記洗浄室の側壁に制御回路に接続される水位センサ26が設けられ、水位センサが水のインポジションを検出する場合、制御回路は給水電磁弁29を閉じることを特徴とする、請求項7に記載のセルフクリーニング可能なローラモップ。
【請求項9】
前記ボウル本体46の一側にオーバーフロー室51が設けられており、洗浄室48の側壁にオーバーフロー室に連通するオーバーフロー口27が開設され、オーバーフロー室が外部汚水管に接続されることを特徴とする、請求項8に記載のセルフクリーニング可能なローラモップ。
【請求項10】
前記洗浄室のベースプレートの一側が下に沈み、その内部に前記ゴミ網28が設けられ、前記洗浄室のベースプレートがゴミ網28の一側に向かって下へ傾斜しており、ベースプレートの中部にゴミ網に向かう流水槽50が一つ設けられており、流水槽にトップシート23が立設しており、前記洗浄室の底部に前記洗浄スリーブ11に挿入できる少なくとも1本の洗浄管22が立設しており、洗浄管の給水端が前記給水電磁弁29に接続されることを特徴とする、請求項9に記載のセルフクリーニング可能なローラモップ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モップクリーナーに関し、特にローラを用いて床面を掃除し、セルフクリーニング機能を有するローラモップに関する。
【背景技術】
【0002】
モップは重要な掃除用具であり、従来のモップで床面を掃除する場合、労働強度が大きく、掃除能力が制限され、細かいゴミを多く回収できず、床掃除を繰り返さないと掃除の目的を達成することができない。それと同時に、従来のモップは、自己清浄の機能を有していないものが多い。そのため、掃除効率が高く、大量の細かいゴミを収容でき、セルフクリーニング機能を有する床掃除機の設計が急がれている。
【発明の概要】
【0003】
本発明は従来のモップによる労働強度が大きく、掃除効率が高くなく、多くの細かいゴミを収容できず、セルフクリーニング機能を有しないという技術的課題を解決しようとするものであり、ローラを用いて床面を掃除し、セルフクリーニング機能を有するモップが提供される。
【0004】
上記技術的課題を解決するために、本発明が提供する技術方案はプルロッドと、モップ頭部品と、モップ頭部品を収容できる洗浄ボウルと、を備えるセルフクリーニング可能なローラモップを設計するものである。前記プルロッドは把握操作するためのものであり、内部には制御回路と、制御回路に電気的に接続される電池と、電源ボタンと、自己清浄ボタンと、信号接触片と、充電接触片とが設けられ、外部にはフックが設けられている。前記モップ頭部品は、ハウジングを有し、ハウジングの後端がプルロッドの底部にヒンジで接続され、ハウジングの内部に制御回路によって制御されるモータが設けられており、モータはその外側のローラを駆動でき、ローラの下部がハウジングの前部から露出して床面を掃除し、ハウジングの内部には、ローラに近い位置にゴミ箱が設けられている。前記洗浄ボウルはボウル本体を有し、ボウル本体に上下重ね合わせる洗浄室と出水室が設けられており、洗浄室は上方に開放され洗浄対象のモップ頭部品を収容するために用いられ、給水電磁弁を介して外部の水道水に接続される。出水室が排水電磁弁を介して外部汚水管に接続され、洗浄室と出水室との間にゴミ網が設けられており、前記ボウル本体の一側にプルロッドを支持するための1本の支持柱が立設し、支持柱にプルロッドフックを差し込むためのソケットと、信号ドームと、充電ドームとが設けられており、給水電磁弁と排水電磁弁が信号接触片、信号ドームを介して制御回路に接続され、商用電源が電源アダプタを経由してから充電接触片、充電ドームを介して制御回路に接続される。
【0005】
前記ハウジングは上下係合され得る上蓋とシャーシとを有し、シャーシの後部が回転軸を介してプルロッドの底部にヒンジで接続され、シャーシの後部に車輪が設けられている。
【0006】
前記ゴミ箱の前端は、ローラと床面に近接する位置に掻き取りゴムシートが1つ取り付けられ、上蓋の中部にローラ表面を掃除するための掃除シートが1つ固定され、前記ゴミ箱の底面には、上方に開けられる1枚のフラップドアと、上方に突出した少なくとも1本の中空の洗浄スリーブとが開設される。
【0007】
前記上蓋の前端とシャーシの前端とがヒンジで接続され、上蓋の後端がスプリングハンドルを介してシャーシの中部に係合される。
【0008】
前記プルロッドの先端にモップ頭部品の方に曲がるハンドルが設けられており、前記電源ボタンと自己清浄ボタンが前記ハンドルに設けられる。
【0009】
前記シャーシの中部とプルロッドの下端との間にバネが設けられており、プルロッドは外力が働いていない場合、バネによって駆動されモップ頭部品の上方に移行することで、ローラモップが立設姿勢を保っており、前記プルロッドは伸縮ロッドを用いる。
【0010】
前記電池は長尺形構造を用い、プルロッドの底部の外側壁に係止され、前記掃除シートはブラシ又はゴムシートを用い、ローラは高分子フォームを用いる。
【0011】
前記洗浄室の側壁に制御回路に接続される水位センサが設けられ、水位センサが水のインポジションを検出する場合、制御回路は給水電磁弁を閉じる。
【0012】
前記ボウル本体の一側にオーバーフロー室が設けられており、洗浄室の側壁にオーバーフロー室に連通するオーバーフロー口が開設され、オーバーフロー室が外部汚水管に接続される。
【0013】
前記洗浄室のベースプレートの一側が下に沈み、その内部に前記ゴミ網が設けられ、前記洗浄室のベースプレートがゴミ網の一側に向かって下へ傾斜しており、ベースプレートの中部にゴミ網に向かう流水槽が一つ設けられており、流水槽にトップシートが立設しており、前記洗浄室の底部に前記洗浄スリーブに挿入できる少なくとも1本の洗浄管が立設しており、洗浄管の給水端が前記給水電磁弁に接続される。
【0014】
従来技術に比べ、本発明にはゴミ回収箱が付いており、数多くの細かいゴミを収容でき、モータによる駆動で労働強度が軽減され、連続作業が可能であり掃除効率が高く、同時に自己清浄の機能を有し、手軽で便利に使用される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1図1はプルロッドとモップ頭部品の正面斜視図である。
図2図2はプルロッドとモップ頭部品の背面斜視図である。
図3図3はモップ頭部品の断面図である。
図4図4はモップ頭部品の正面斜視図である。
図5図5はモップ頭部品の展開図である。
図6図6はモップ頭部品の底面斜視図である。
図7図7は洗浄ボウルの正面斜視図である。
図8図8は洗浄ボウルの背面斜視図である。
図9図9は洗浄ボウルの断面図である。
図10図10はローラモップの正面斜視図である。
図11図11はローラモップの背面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の目的、技術方案及びメリットがより一層明らかになるように、以下に添付図面及び実施例に基づき、本発明をさらに詳述する。なお、ここに説明される具体的な実施例は本発明を説明するためのものに過ぎず、本発明を限定ためのものではない。
【0017】
本発明では、プルロッド41と、モップ頭部品1と、モップ頭部品を収容できる洗浄ボウルと、を備えるセルフクリーニング可能なローラモップが開示されている。プルロッドは把握操作するためのものであり、モップ頭部品中のモータによって駆動されてローラが床面を掃除し、床掃除終了後、モップ頭部品を洗浄ボウルに入れて充電し水で洗浄することができる。
【0018】
図1、2、10、11を参照する。前記プルロッドは把握操作するためのものであり、内部には制御回路と、制御回路に電気的に接続される電池2と、電源ボタン5と、自己清浄ボタン4と、信号接触片8と、充電接触片7とが設けられ、外部にはフック6が設けられている。電池は制御回路とモップ頭部品中のモータに電源を供給し、電源ボタン5は電源のオン/オフと床面の清掃を制御し、自己清浄ボタンはモップ頭部品が洗浄ボウルにセルフクリーニングするように制御し、信号接触片と充電接触片はプルロッドと洗浄ボウルとを電気的に接続させるためのものである。
【0019】
前記モップ頭部品はハウジングを有し、ハウジングの後端がプルロッドの底部にヒンジで接続され、ハウジングの内部に制御回路によって制御されるモータ15が設けられており、モータはその外側のローラ10を駆動でき、ローラの下部がハウジングの前部から露出して、モータから駆動されて逆時計回りに回転し、転がり摩擦で床面を掃除する。ハウジングの内部には、ローラに近い位置にゴミ箱17が設けられており、ローラに巻き込まれたゴミがゴミ箱に落ちる。
【0020】
図7、8、9を参照する。前記洗浄ボウルは、ボウル本体46と、ボウル本体の一側に立設される支持柱47とを有する。ボウル本体に上下重ね合わせる洗浄室48と出水室49とが設けられている。洗浄室は、上方に開放され洗浄対象のモップ頭部品を収容するために用いられ、給水電磁弁29を介して外部の水道水に接続され、出水室は排水電磁弁31を介して外部汚水管に接続され、洗浄室と出水室との間にゴミ網28が設けられている。ゴミ網はゴミを包み取ることができ、洗浄プログラム終了後に、取り出して捨てることが可能である。前記支持柱はプルロッドを支持するために用いられ、その先端にソケット24が設けられており、プルロッドにおけるフック6は、ソケット24に挿入できる。支持柱の側面に信号ドーム8aと充電ドーム7aとが設けられており、前記水位センサ、給水電磁弁及び排水電磁弁が信号接触片、信号ドームを介して制御回路に接続され、商用電源が電源アダプタを経由してから充電接触片、充電ドームを介して制御回路に接続される。フックがソケットに挿入され、洗浄管が洗浄スリーブに挿入されることで、信号接触片と信号ドームとが、信号ドームと充電ドームとが互いにされ、良好な電気接続が得られる。図8において、符号20は外部に接続される電源線を示し、電源アダプタは洗浄ボウルのボウル本体内に取り付けられても、ボウル本体外に取り付けられてもよい。図10及び図11に示す使用模式図を参照する。ローラモップ41を洗浄ボウルに入れ、ユーザが洗浄ボタンを押し、制御回路が給水電磁弁29の開弁を制御し、排水電磁弁31が開かれ、流水でローラモップを洗浄する。このローラをきれいに洗浄するために、洗浄時にローラがそれに合わせて回転する必要がある。
【0021】
図3、4、5、6に示す好ましい実施例を参照する。前記ハウジングは、上下係合され得る上蓋42と、シャーシ43とを有する。シャーシの後部が回転軸44を介してプルロッドの底部にヒンジで接続され、シャーシの後部に車輪45が設けられている。ローラは車輪とともにモップ頭部品を支持することで、シャーシと床面とが平行となる。種々の角度で操作を容易に行うように、プルロッドは柔軟に垂直になったり、斜めになったりすることができる。
【0022】
前記ゴミ箱17の前端は、ローラと床面に近接する位置に掻き取りゴムシート18が1つ取り付けられ、上蓋の中部にローラ表面を掃除するための掃除シート14が1つ固定され、前記ゴミ箱17の底面には、上方に開けられる1枚のフラップドア13と、上方に突出した少なくとも1本の中空の洗浄スリーブ11とが開設される。ローラは逆時計回りに回転し床面を掃除し、床面のゴミがその右側にもたらされ、大粒のゴミが自動的にゴミ箱に落下し、小さなゴミが掃除シートによってゴミ箱に掃き込まれる。掻き取りゴムシート18は底面に残った汚れと水分を掻き取り、床面をさらに掃除することができる。モップ頭部品を洗浄ボウルに入れて洗浄する場合、洗浄スリーブに浄水が注入され、フラップドア13が突き上げられ、浄水でゴミ箱内のゴミが洗い流される。
【0023】
前記上蓋42の前端とシャーシ43の前端とがヒンジで接続され、上蓋の後端がスプリングハンドル9を介してシャーシの中部に係合される。図5に上蓋が開いた状態を示しており、上蓋が開いた後、掃除シート14とローラ10を交換できる。図4において符号16はローラ取り外しボタンを示す。
【0024】
ローラモップを押し引きし操作しやすいように、前記プルロッド41の先端にモップ頭部品の方に曲がるハンドル52が設けられており、前記電源ボタン5と自己清浄ボタン4が前記ハンドルに設けられる。
【0025】
前記シャーシ43の中部とプルロッド41の下端との間にバネ53が設けられており、プルロッドは外力が働いていない場合、バネによって駆動されモップ頭部品1の上方に移行することで、ローラモップが立設姿勢を保っている。この構造により、ローラモップのバランスをとることができ、転倒することはない。前記プルロッド41は、プルロッドの長さを調整しやすいように、伸縮ロッドを用いる。
【0026】
前記電池2は長尺形構造を用い、プルロッドの底部の外側壁に係止され、電池交換をしやすくなる。前記掃除シート14はブラシ又はゴムシートを用いる。なお、ブラシ又はゴムシートについて、掃除シートの種類を限定するためのものではなく、ローラにおけるゴミが掃き取れるとともにローラを傷つけない材料を用いれば良い。ローラは高分子フォームを用いる。
【0027】
図7、8、9に示す好ましい実施例を参照する。前記ボウル本体46の一側にオーバーフロー室51が設けられており、洗浄室48の側壁にオーバーフロー室に連通するオーバーフロー口27が開設され、オーバーフロー室が外部汚水管に接続される。操作過程において、水がボウル本体の上エッジから溢れて底面を汚すことを防止するように、洗浄室中の水位を限定することができる。給水電磁弁29の出水端は、オーバーフロー室に接続され得、添付図面2中の排水口21は外部汚水管に接続するのに用いられる。
【0028】
前記洗浄室のベースプレートの一側が下に沈み、その内部に前記ゴミ網28が設けられる。前記洗浄室のベースプレートがゴミ網28の一側に向かって下へ傾斜しており、ベースプレートの中部にゴミ網に向かう流水槽50が一つ設けられており、流水槽にトップシート23が立設している。前記洗浄室の底部に前記洗浄スリーブ11に挿入できる少なくとも1本の洗浄管22が立設しており、洗浄管の給水端が前記給水電磁弁29に接続される。この構造は、ローラモップを立て、ローラをできる限り水に没入させ、それと同時にローラとゴミ網28との間に大きな勾配の落差があり、ローラとローラの傍のゴミ箱におけるゴミを洗浄しやすいようにする。前記トップシート23はローラモップのゴミ箱の底部のフラップドアを突き上げることができ、洗浄管がローラモップの内部に深く入り込み、ローラとゴミ箱を洗浄し、徹底的な洗浄効果を達成することができる。流水槽50は、そこにある排水の経路を広げることができる。好ましい実施例において、洗浄管と洗浄スリーブはそれぞれ2本あり、洗浄管が洗浄スリーブに挿入する場合、ゴミ箱を徹底的に洗浄する同時に、モップ頭部品を洗浄ボウルに位置決めする役割も兼ねる。
【0029】
以下にセルフクリーニングプログラムを説明する。1.モップ頭部品が洗浄ボウルに挿入され、信号接触片と信号ドームとが、信号ドームと充電ドームとが接触し、フラップドア13がトップシート23によって突き上げられ、ボウル本体における表示ランプが点灯する。2.ユーザが自己清浄ボタン4を押し、排水電磁弁が閉じ、給水電磁弁が開き、水道水が洗浄ボウルに入りゴミ箱に大量に流し込む。3.フラップドアは突き上げ状態であり、ゴミが水とともに流出し、汚水が底部の出水室に流れ込む。4.水位がセンサに達する場合、給水電磁弁が閉じ、ローラが逆時計回りに速やかに回転し、多くの水をゴミ箱に送り込み、再びゴミ箱を洗浄する役割を果たすとともに、ローラと掃除シートも洗浄される。5.給水電磁弁が2分間閉じた後、排水電磁弁が開き、汚水がホースを介して底の経路に排水される(ローラが回転したまま)。6.排水電磁弁が1分間開いた後に、ローラが回転を止め、ローラモップが自動的に充電モードに入る。7.洗浄ボウルにおける充電表示ランプ(図7において符号25で示される)が点灯する。
【0030】
以上の実施例は例を挙げて説明されるものに過ぎず、制限されるものではない。本出願の趣旨と範囲を逸脱することなく等価の変形又は変更を行うものは、全て本願の特許請求の範囲に含まれるべきである。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【国際調査報告】