特表2019-528844(P2019-528844A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2019-528844(P2019-528844A)
(43)【公表日】2019年10月17日
(54)【発明の名称】マイクロポンプ容器
(51)【国際特許分類】
   A45D 33/04 20060101AFI20190920BHJP
   A45D 34/04 20060101ALI20190920BHJP
   B65D 83/00 20060101ALI20190920BHJP
【FI】
   A45D33/04
   A45D34/04 555
   B65D83/00 K
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2019-511976(P2019-511976)
(86)(22)【出願日】2017年9月1日
(85)【翻訳文提出日】2019年2月28日
(86)【国際出願番号】KR2017009603
(87)【国際公開番号】WO2018044119
(87)【国際公開日】20180308
(31)【優先権主張番号】10-2016-0112893
(32)【優先日】2016年9月2日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ
(71)【出願人】
【識別番号】518004783
【氏名又は名称】カン,スン イル
(74)【代理人】
【識別番号】100115200
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 修之
(72)【発明者】
【氏名】カン,スン イル
【テーマコード(参考)】
3E014
【Fターム(参考)】
3E014PA01
3E014PB03
3E014PC06
3E014PD12
3E014PE02
3E014PE04
3E014PE05
3E014PE08
3E014PE25
(57)【要約】
本発明は、マイクロポンプ容器に関するもので、一側にボタン(11)が形成された外容器(10)と、前記外容器(10)の一側にヒンジ結合されて開閉される外容器蓋(20)からなる容器にとって、前記外容器(10)内側に装着される内容器(30)と; 前記内容器(30)上部に結合し、中央に化粧料吸入孔(41)が形成された内容器蓋 (40)と; 前記内容器蓋 (40)上部に設置されて化粧料をポンピングするマイクロポンプ(50)と; 前記マイクロポンプ(50)を間に置いて前記の内容器蓋(40)の上面に挿入安着されて前記のマイクロポンプ(50)から排出される化粧料を上面に排出受容する円板形状の排出板(60)と; 前記排出板(60)の上面中央溝(61)に安着されて、上面に放射状の溝(71)が形成された円板形部材(70)と; 前記排出板(60)の全体上面をカバーすることになった円板形状のフィルムとして、前記円板形部材(70)の放射状の溝(71)と一致するように多数個形成された化粧料吐出孔(81)を持つ排出フィルム(80)と; 前記排出フィルム(80)の枠を前記排出板(60)に固定し、使用者がパフ(P)で接触できるように上部が外部に露出した環形状の固定部材(90)からなるものを特徴とする 。
このような本の発明は化粧料を使うために外容器蓋を開けて排出板を
押し込みと同時に化粧料を外部に吐出させるポンプを構成する部品数が少なくてその製作費用が節減されるようにする効果を持っている。
【代表図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一側にボタン(11)が形成された外容器(10)と、前記の外容器(10)の一側にヒンジ結合されて開閉する外容器蓋(20)からなる容器にとって、
前記外容器(10)内側に装着される内容器(30)と;
前記内容器(30)上部に結合し、中央に化粧料吸入孔(41)が形成された内容器蓋(40)と;
前記内容器蓋(40)上部に設置されて化粧料をポンピングするマイクロポンプ(50)と;
前記マイクロポンプ(50)を間に置いて前記の内容器蓋(40)の上面に挿入 安着されて前記のマイクロポンプ(50)から排出される化粧料を上面に排出受容する円板形状の排出板(60)と;
前記排出板(60)の上面中央溝(61)に安着されて、上面に放射状の溝(71)が形成された円板形部材(70)と;
前記排出板(60)の全体上面をカバーすることになった円板形状のフィルムとして、前記円板形部材(70)の放射状の溝(71)と一致するように多数個形成された化粧料吐出孔(81)を持つ排出フィルム(80)と;
前記排出フィルム(80)の枠を前記排出板(60)に固定し、使用者がパフ(P)で接触できるように上部が外部に露出した環形状の固定部材(90)からなるものを特徴とするマイクロポンプ容器 。
【請求項2】
前記円板形状の排出板(60)の下部面には前記マイクロポンプ(50)が装着されるように内径が小さいことから第1乃至第3円柱形溝(62、63、64)が一定間隔で離隔されて順次的に形成されているものを特徴とする請求項1に記載されたマイクロポンプ容器。
【請求項3】
前記マイクロポンプ(50)は、
前記排出板(60)の第1円柱形溝(62)に挿入される部材として、上部は開口され、下部は閉鎖されて中央に鞘(51a)が形成された円柱形のゴムシールキャップ(51)と;
前記排出板(60)の第1円柱形溝(62)と第2円柱形溝(63)の間に上部開口が挿入される円筒形の部材として、下部内周縁にチェックバルブ(52)が挿入されているハウジングキャップ(53)と;
前記ゴムシールキャップ(51)の下部内周縁と前記排出板(60)の第1円柱形溝(62)の内周縁の間に上部開口がはめ込まれる円筒形の部材として、下部面(54a)中央部周辺で多数のホール(54b)が形成され、前記下部面(54a)の外側に延長形成されて前記ハウジングキャップ(53)の内周縁に密着されるよう密着面(54c)が形成され、前記の下部面(54a)中央に突説された突説部に前後方向に突起溝(54d)が形成されたピストン形部材(54)と;
前記排出板(60)の下面と内用器蓋(40)の上面の間に設置された円筒形スプリング(55)からなるものを特徴とする請求項1又は2に記載されたマイクロポンプ容器。
【請求項4】
前記の突起溝(54d)と前記のゴムシールキャップ(51)が接触したときの開いた鞘(51a)を通じて化粧料が排出されるように前記の突起溝(54d)の中央に鞘(51a)が位置るのを特徴とする請求項3に記載されたマイクロポンプ容器。
【請求項5】
前記チェックバルブ(52)は、
中央に形成され外容器(10)の底の中央に突設された棒(12)によって押し上げられるようになった中央閉鎖部(52a)と;
前記中央閉鎖部(52a)の外周縁とチェックバルブ(52)の内周縁をフラクシブルに連結する多数のS(ェス)字形連結部材(52b)からなるものを特徴とする請求項3に記載されたマイクロポンプ容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はマイクロポンプ容器に関するもので、より詳しくは化粧料を使用するために外容器の蓋を開けて排出板を押すと同時に化粧料を外部に吐出させるポンプを構成している部品数が少なくてその制作費用が節減されるようにしたマイクロポンプ容器に関することである。
【背景技術】
【0002】
一般的にコンパクト容器は所定の形状をもつ容器の内部に固形のパウダー(Powder)を受納し、使用時の内部に受容された塗布具のパフ(Puff)を利用してパウダーを付けて顔に塗るようになっている。
【0003】
しかしコンパクトで固形のパウダーを使用する場合には使用中に固形のパウダーが 飛ばし、顔に塗るときに密着感がやや落ちる短所がある。
【0004】
したがってこのような短所を乗り越えるために固形のパウダーを揮発性物質と混合したゲル(Gel)状のコンパクトが開発され、その便利さによって使用頻度がますます増えつつある趨勢である。
【0005】
しかし、このようなゲル状のコンパクトは外部に露出される場合、揮発性物質が大気中に飛び、パウダーが固まったり、亀裂がに発生して破れたりする問題点がある。
【0006】
このようにゲル上のコンパクトが揮発性物質が外部に飛んでいて固まらないように内部空間が外部と密閉されるよう具備されなければならない。
【0007】
そして内部に設置されたポンプを構成する部品数が多くて製作費用がたくさん所要になる問題点もある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は前記の従来技術の要望に応えるために発明されたものとして、化粧料を使うために外用器の蓋を開けて排出板を押すと同時に化粧料を外部に吐出させるポンプを構成する部品数が少なく製作費用が節減されるようにしたマイクロポンプの容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1実施例によるマイクロポンプ容器は、一側にボタン(11)が形成なっている外容器(10)と、前記の外容器(10)の一側にヒンジ結合して開閉する外容器蓋(20)からなる容器にとって、前記外容器(10)内側に装着される内容器(30)と; 前記内容器(30)上部に結合し、中央に化粧料吸入孔(41)が形成された内容器蓋(40)と; 前記内容器蓋(40)上部に設置して化粧料をポンピングするマイクロポンプ(50)と; 前記マイクロポンプ(50)を間に置いて前記内容器蓋(40)の上面に挿入安着されて前記マイクロポンプ(50)から排出される化粧料を上面に排出受容する円板形状の排出板(60)と; 前記排出板(60)の上面中央溝(61)に安着されて、上面に放射状の溝(71)が形成された円板形部材(70)と; 前記の排出板(60)の全体上面をカバーするようになった円板形状のフィルムとして、前記円板形部材(70)の放射状の溝(71)と一致するように多数個形成された化粧料吐出孔(81)を持つ排出フィルム(80)と; 前記の排出フィルム(80)の枠を前記排出板(60)に固定し、使用者がパフ(P)で接触できるように上部が外部に露出された環形状の固定部材(90)からなるものを特徴とする。
【0010】
前記円板形状の排出板(60)の下部面には前記マイクロポンプ(50)が装着されるように内径が小さいことから第1乃至第3円柱形溝(62、63、64)が一定間隔で離隔されて順次的に形成されていることを特徴とする。
【0011】
前記マイクロポンプ(50)は、前記排出板(60)の第1円柱形溝(62)に挿入される部材として、上部は開口され、下部は閉鎖され中央に鞘(51a)が形成された円筒形のゴムシールキャップ(51)と; 記排出板(60)の第1円柱形溝(62)と第2円柱形溝(63)の間に上部開口が挿入される円筒形の部材として、下部内外周縁にチェックバルブ(52)が挿入されているハウジングキャップ(53)と; 前記ゴムシールキャップ(51)の下部外周縁と前記の排出板(60)の第1円柱形溝(62の内周縁の間に上部開口がはめ込まれる円筒形の部材として、下部面(54a)中央部の周辺に多数のホール(54b)が形成され、前記下部面(54a)の外側に延長形成され、前記のハウジングキャップ(53)の内周縁に密着するよう密着面(54c)が形成され、前記の下部面(54a)中央に突説された突説部に前後方向に突起溝(54d)が形成されたピストン形部材(54)と; 前記排出板(60)の下面と内容器蓋(40)の上面の間に設置された円筒形スプリング(55)からなるものを特徴とする。
【0012】
前記の突起溝(54d)と前記のゴムシールキャップ(51)が接触するときに開いた鞘(51a)を通じて化粧料が排出されるように前記の突起溝(54d)の中央に鞘(51a)が位置するのを特徴とする。
【0013】
前記チェックバルブ(52)は、中央に形成され外容器(10)の底の中央に突説された棒(12)によって押し上げられるようになった中央閉鎖部(52a)と; 前記中央閉鎖部(52a)の外周縁とチェックバルブ(52)の内周縁をフラクシブルに連結する多数のS(ェス)字形連結部材(52b)からなるものを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明のマイクロポンプ容器によると、化粧料を使うため外容器の蓋を開けて排出板を押さえると同時に化粧料を外部に吐出させるポンプの構造が部品数が少なく、制作費用が節減されるようにする効果を持っている。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明のマイクロポンプ容器を図示した分解斜視図。
図2】本発明のマイクロポンプ容器を断面切開した分解斜視図 。
図3】本発明のマイクロポンプ容器を図示した組立断面図 。
図4】本発明のマイクロポンプ容器の排出板を押す時を図示した組立断面図。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の好ましい、実施例を添付した図面を参照して当該分野の通常の知識を持つ者が容易に実施できるように説明することとする。添付された図面で構成に表記された図面番号は他の図面でも同一の構成を表記するときにできる限り同一の図面番号を使用していることに留意しなければならない。又、本発明を説明することにおいて、関連された公知の機能又は構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明確と判断される場合には、その詳細な説明を省略する。そして図面に提示された特徴は説明の容易さのために拡大又は縮小または単純化されたもので、図面及びその構成要素が必ず適切な比率で図示されてはいない。しかし、当業者ならこのような詳細事項を容易に理解できる。
【0017】
"第1"、"第2"などのように、序数を含む用語は、多様な構成要素の説明
には使用できるが、前記の構成要素は前記の用語によって限定されではない。
前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみに使用される。例えば、本発明の権利範囲を超えないで第1の構成要素は第2の構成要素と命名されることがあり、同じように第2の構成要素も第1の構成要素と命名されることもある。"及び/又は"という用語は、複数の関連する記載項目の組合又は複数の関連された記載された項目の中にいずれかを含む。
【0018】
また、'前面'、'後面'、'上面'、'下面'などのような図面に見えるものを基準に記述された相対的な用語は"第1"、"第2"などの序数に代替されることができる。
【0019】
'第1'、'第2' 等の序数においてその順序は、言及された手序又は任意で定められたことで、その順序は必要に応じて任意で変更されることができる。
【0020】
本発明で使用した用語は、単に特定の実施例を説明するために使用されたもので、本発明を限定しようという意図ではない。単数の表現は文脈上は明白に思いがけない限り、複数の表現を含む。本出願で、"含む"または"持つ"などの用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするのであって、一つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合わせたもの々の存在または付加の可能性をあらかじめ排除しないものと理解されなければならない。
【0021】
異なって定義されない限り、技術的であったり科学的な用語を含めてここで使用されるすべての用語は、本発明の属する技術分野において、通常の知識を持った者により、一般的に理解されるものと同一の意味を持っている。一般的に使われる辞書に定義されているような用語は関連する技術の文脈上、 持つ意味と一致する意味を持つものと解釈されるべきであり、本出願で明白に定義しない限り、理想的であったり又は過度に形式的な意味に解釈されない。
【0022】
以下、本発明の好ましい、実施例を添付された図面を参照して詳しく説明することとする。なお、本発明を説明することにおいて、関連された公知の構成または機能に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明確と判断される場合には、その詳細な説明を省略する。
[実施例]
【0023】
図1は本発明のマイクロポンプ容器を図示した分解斜視図であり、図2は本発明のマイクロポンプ容器を断面切開した分解斜視図であり、図3は本発明のマイクロポンプ容器を図示した組立断面図であり、図4は本発明のマイクロポンプ容器の排出板を押す時を図示した組立断面図である。
【0024】
本発明の実施例によるマイクロポンプ容器は、図1乃至図4に図示されたのように、一側にボタン(11)が形成された外容器(10)と、前記外容器(10)の一側にヒンジの結合されて開閉する外容器蓋(20)からなる容器にとって、前記の外容器(10)内側に装着される内容器(30)と; 前記内容器(30)上部に結合し、中央に化粧料の吸込孔(41)が形成された内容器蓋(40)と; 前記内容器蓋(40)上部に設置されて化粧料をポンピングするマイクロポンプ(50)と; 前記マイクロ ポンプ(50)を間に置いて前記の内容器覆(40)の上面に挿入安着されて前記マイクロポンプ(50)から排出される化粧料を上面に排出受容する円板形状の排出板(60)と; 前記排出板(60)の上面中央溝(61)に安着されて上面に放射状の溝(71)が形成された円板形部材(70)と; 前記排出板(60)の全体上面をカバーすることになった円板形状のフィルムとして、前記円板形部材(70)の放射状の溝(71)と一致するように多数個形成された化粧料吐出孔(81)を持つ排出フィルム(80)と; 前記排出フィルム(80)の枠を前記排出板(60)に固定し、使用者がパフ(P)で接触できるように上部が外部に露出された環形状の固定部材(90)からなる。
【0025】
前記外容器(10)の一側にはボタン(11)が形成されるが、前記のボタン(11)の上側に傾斜して形成され、使用者の押し動作により前記外容器蓋(20)の一側に形成されたフック(21)を押し開けるようにする傾斜突起(111)が一体で形成されている。
【0026】
前記外容器の蓋(20)は外容器(10)を開閉する役割をしており、一側には前記のボタン(11)の傾斜突起(11)に対応する突起形状のフック(21)が形成されている。
【0027】
又、前記の外容器の蓋(20)の内側には鏡(22)が具備され、使用者が容易に化粧できるようにする。
【0028】
前記円板形状の排出板(60)の下部面には前記マイクロポンプ(50)が装着されるように内径が小さいことから第1乃至第3円柱形溝(62、63、64)が一定間隔で離隔されて順次的に形成されている。
【0029】
前記マイクロポンプ(50)は、前記排出板(60)の第1円柱形溝(62に挿入される部材で、上部は開口され、下部は閉鎖されて中央に鞘(51a)が形成された円柱形のゴムシールキャップ(51)と; 前記排出板(60)の第1円柱形溝(62)と第2円柱形溝(63)の間に上部開口が挿入される円柱形の部材として、下部内周縁にチェックバルブ(52)が挿入されているハウジングキャップ(53)と; 前記ゴムシールキャップ(51)の下部外周縁と前記排出板(60)の第1円柱形溝(62の内周縁の間に上部開口が挟まれる円筒形の部材として、下部面(54a)中央部周辺で多数のホール(54b)が形成され、前記下部面(54a)の外側に延長形成されて、前記ハウジングキャップ(53)の内周縁に密着されるよう密着面(54c)が形成され、前記の下部面(54a)中央に突説された突説部に前後方向に突起溝(54d)が形成されたピストン形部材(54)と; 前記排出板(60)の下面と内容器蓋(40)の上面間に設置された円筒形スプリング(55)からなる。
【0030】
前記の突起溝(54d)と前記のゴムシールキャップ(51)が接触したときに開いた鞘(51a)を通じて化粧料が排出されるように前記の突起溝(54d)の中央に鞘(51a)が位置するようになる。
【0031】
前記チェックバルブ(52)は、中央に形成され外容器(10)の底の中央に突設された棒(12)によって押し上げられるようになった中央閉鎖部(52a)と; 前記中央閉鎖部(52a)の外周縁とチェックバルブ(52)の内周縁をフラクシブルに連結する多数のS(ェス)字形連結部材(52b)からなる。
【0032】
前記内容器(30)と内容器蓋(40)との間には内容器(30)内部に受容されたゲル状の化粧料の密閉力向上のために第1密閉リング(32)と第2密閉リング(33)が結合されている。
【0033】
そして、前記内容器(30)の下側の内周縁には、内容器カバー(40)の下部延長突輪(46)が挿入結合されるように、円柱形結合突起(34)が形成されている。
【0034】
前記内容器蓋(40)の化粧料吸込孔(41)外側上部面には前記マイクロ
ポンプ(50)が装着される第1ポンプ長着溝(42)と第2ポンプ長着溝(43)が一定間隔で離隔されて順次的に形成される。
【0035】
前記第2ポンプ長着溝(43)外側には第1上部延長突輪(44)が上側に延長形成され、前記第1上部延長突輪(44)外側には第2上部延長突輪(45)が一定間隔に 離隔されて上側に延長形成され、前記の第二上部延長突輪(45)の外側には下部延長突輪(46)が下側に延長形成される。
【0036】
前記第2上部延長突輪(45)上側には締結突起(47)が形成され、前記の下部延長突輪(46)下側内周縁には結合突起(48)が形成され、前記の内容器(30)の円柱形結合突起(34)と結合される。
【0037】
なお、前記下部延長突輪(46) 内側には前記第1密閉リング(32)と第2密閉リング(33)が挿入される密閉リング挿入溝(49)が形成される。
【0038】
前記のように構成された本発明のマイクロポンプ容器の組立方法を説明すると次のようである。
【0039】
本発明のマイクロポンプ容器を組立するためには、まず外容器(10)の内部に 内容器(30)を挟んで結合した後、化粧料を内容器(30)内部に注入する。
【0040】
その次に、内容器蓋(40)を前記内容器(30)上部に固定設置し、内容器(30)を密閉させる。前記内容器(30)と内容器蓋(40)との間には密閉力向上のため第1、2密閉リング(31、32)をさらに結合させることもできる。
【0041】
以後、前記内容器蓋(40)と排出板(60)の間にマイクロポンプ(50)を設置する。これを詳しく説明すると、まず、排出板(60)の第1円柱形溝(62)内の下面には鞘(51a)が形成されたゴムシールキャップ(51)を挿入設置し、ゴムシールキャップ(51)の下段外周縁にピストン形部材(54)の上部開口を挿入し、下段の密着面(54c)が第1円柱形溝(62)と第2円柱形溝(63)の間に挿入されているハウジングキャップ(53)の内周縁に密着されるように挿入結合する。
【0042】
マイクロポンプ容器を使用するためには、まず、容器の側面にあるボタン(11)を加圧すると、前記の外容器蓋(20)のフック(21)を押し上げて外容器蓋(20)が 開けるようにする。
【0043】
このように外容器蓋(20)を開けた状態で、パープ(P)を利用して前記の排出板(60)を加圧する。
【0044】
前記排出板(60)が加圧すると、円筒形スプリング(55)が圧縮されてハウジングキャップ(53)を下降させ、外容器(10)の底の中央に突設された棒(12)がチェックバルブ(52)の中央閉鎖部(52a)を上に上げ、多数のS(ェス)字形連結部材(52b)の間に空間を通じて化粧料がハウジングキャップ(53)内に流入され、この流入された化粧料はピストン形部材(54)の多数のホール(54b)を通じて排出され、ゴムシールキャップ(51)は排出板(60)の下降によりピストン形部材(54)の突起溝(54d)と接触しながら鞘(51a)が開けて、これを通じて化粧料が排出板(60)の上面に排出される(図4)。
【0045】
以上のとおり、本発明の詳細な説明で具体的な実施例について説明したが、本発明の技術が当業者により容易に変形実施される可能性が自明であり、このような変形された実施例は本発明の特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれることである。
【符号の説明】
【0046】
10 : 外容器
12 : 棒
20 : 外容器蓋
21 : フック
22 : 鏡
30 : 内容器
32 : 第1密閉リング
33 : 第2密閉リング
34 : 円柱形結合突起
40 : 内容器蓋
41 : 化粧料の吸入孔
42、43 : 第1、2ポンプ装着溝
44 : 第1上部延長突輪
45 : 第2上部延長突輪
46 : 下部延長突輪
47 : 締結突起
48 : 結合突起
49 : 密閉リング挿入溝
50 : マイクロポンプ
51 : ゴムシールキャップ
51a : 鞘
52 : チェックバルブ
52a : 中央閉鎖部
52b : 多数のS(エス)字形連結部材
53 : ハウジングキャップ
54 : ピストン形部材
54a : 下部面
54b : 多数の溝
54c : 密着面
54d : 突起溝
55 : 円筒形スプリング
60 : 排出板
61 : 上面中央溝
70 : 円板型部材
71 : 放射状の溝
80 : 排出フィルム
81 : 化粧料吐出孔
90 : 環状の固定部材
図1
図2
図3
図4
【国際調査報告】