(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2019-534489(P2019-534489A)
(43)【公表日】2019年11月28日
(54)【発明の名称】クラウドデバイスシステム
(51)【国際特許分類】
G06F 9/50 20060101AFI20191101BHJP
【FI】
G06F9/50 150E
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2019-503431(P2019-503431)
(86)(22)【出願日】2017年7月25日
(85)【翻訳文提出日】2019年3月20日
(86)【国際出願番号】US2017043742
(87)【国際公開番号】WO2018022627
(87)【国際公開日】20180201
(31)【優先権主張番号】62/366,564
(32)【優先日】2016年7月25日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】514029669
【氏名又は名称】ジャドハブ アジャイ
(74)【代理人】
【識別番号】100082072
【弁理士】
【氏名又は名称】清原 義博
(72)【発明者】
【氏名】ジャドハブ,アジャイ
(57)【要約】
本実施形態は、接続網上の少なくとも1つの完全に機能的なスタンドアローンのソフトウェアサービスAPIを備えた、少なくとも1つの遠隔クラウドデバイスとして機能する少なくとも1つの物理的デバイスの作成、および置き換えを提供する。1つの実施形態は、少なくとも1つの遠隔クラウドデバイスとして機能する少なくとも1つのソフトウェアアプリケーションを、少なくとも1つの完全に機能的なスタンドアローンのソフトウェアサービスAPI内部に埋め込むための方法を提供する。他の実施形態は、ユーザーインタラクション、データ同期、状態遷移、デバイス密度の変化、または位置ベース、時間ベースとスケジュールベースのトリガー、機械学習アルゴリズムなどの事象から、クラウド対応のネットワークノードとして、機械状態を変更するトリガーの内部クラウドベースコンピュータモデルを作成する。例えば、これらのトリガーは、機械状態遷移として、少なくとも1つのクラウドデバイスの動的な発見、プロビジョニング、管理、およびオペレーションのための新規かつ特有のアプローチを可能にする、クラウドデバイスにおける機械状態変更メカニズムを提供する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
実施形態の任意の1つ、または添付の図面の任意の1つを参照して、実質的に上記に記載されるプロセス。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
さらなるクラウドデバイスおよびクラウドデバイスベースの機能が必要とされる。
【発明の概要】
【0002】
クラウドデバイスは、機械状態または機械状態の組みあわせとして内部プロセスフローを表わす、ネットワーク接続されるクラウド対応のソフトウェアサービスノードである。本実施形態は、完全に機能的なスタンドアローンのソフトウェアサービス・アプリケーションプログラミングインタフェース(API)または複数のソフトウェアサービスAPIの組み合わせを備えた、少なくとも1つの遠隔クラウドデバイスか複数のクラウドデバイスとして機能する接続網上の物理的なデバイスか複数のデバイスを生成し、そして置き換えることを可能にする方法および技術を提供する。別の実施形態は、1つの遠隔クラウドデバイスか複数のクラウドデバイスとして機能する少なくとも1つのソフトウェアプロセスかアプリケーション、または複数のプロセスかアプリケーションを、完全に機能的なスタンドアローンのソフトウェアサービスAPI、または複数のソフトウェアサービスAPIの組み合わせの内部に埋め込むことを可能にする技術を提供する。別の実施形態は、クラウド対応のネットワークノードとしての機械状態変更トリガーの内部クラウドベースのコンピューターモデルを、以下のような事象から作成するためのアプローチ/プロセスを提供する:ユーザーインタラクション、データ同期、状態遷移、デバイス密度の変化、または位置ベース、時間ベース、およびスケジュールベースのトリガー、機械学習アルゴリズム等、あるいはこれらの組み合わせ。クラウド対応のネットワークノードは、マシン境界またはソフトウェアアプリケーションプロセスを越えて転送または送信され、オペレーティングシステム(OS)に依存しない。別の実施形態では、これらのトリガーは、機械状態遷移として、1つのクラウドデバイスか複数のクラウドデバイスの動的な発見、プロビジョニング、管理、およびオペレーションのための新規かつ特有なアプローチを提供するために、クラウドデバイスで機械状態変更メカニズムを提供する。これらの機械状態対応の埋め込みクラウドサービス( machine−state−enabled−embedded Cloud service)は、クラウド対応のネットワークデバイスように、無数の健康な生活環境を表わす、環境的な、健康的な、および物理的な基準のセットの較正の定義および達成を単一または複数で可能にする。別の実施形態では、様々な環境要因の現在の較正を表わす機械状態を有するクラウドデバイスは、1つのクラウド対応のトリガーノードと機械状態、またはそれらの組み合わせを表わすことができ、それによって、実質的に、それ自体で、または他のクラウド対応のネットワークノードを介して状態遷移をもたらす新規かつ特有なクラウドデバイスを作成し、これは、順に、機械状態変更動作を生成して、環境制御装置に相当する様々な他のクラウド対応のネットワークノードへ伝えることができ、したがって、生活状況に関するコンピューターモデルを表わす機械状態を有する別のクラウド対応のネットワークノードのセットと一致させるために、様々な環境要因の較正に変化をもたらす。
【0003】
モノのインターネット(IOT)において、モノとは、例えば:1つの内蔵センサか複数のセンサを備えるウェアラブルデバイスを有する人、ホームセキュリティーシステムの物理センサの集合、内蔵された位置特定センサかタイヤ圧力センサを備える自動車、サービスとして実行されるソフトウェアプログラム、あるいは、IPアドレスが割り当てられ、かつネットワーク上で収集されたデータを転送する能力を与えられた任意のその他の自然か人工のオブジェクトであってもよい。この文脈では、IOTが最近発明された、または最近登場したという一般的な考えに反して、IPアドレスを有するネットワーク化されたコンピュータ(IOTの第1のバージョン)は、1980年代から存在していた。それ以来、コンピュータは、物理的な大きさに反比例して計算能力を高め、これがIOTを主流にしている。しかし、一般的な産業は、IOTがクラウドの計算能力を活用し、モノの内部で利用可能な計算能力のすべてを引き出した後でさえ、それ自体でできることがさらにいっそう強力なるというコンセプトをまだ認識していない。
【0004】
したがって、今日知られているように、IOTは、トランスデューサーおよび付随的なマイクロコントローラと無線テクノロジーを含む、相互に連結したセンサのコンバージェンスである;これは、スマートフォン、タブレット、ラップトップ、PC、ウェアラブルコンピュータ(wearables)、データコレクター、サービスとして動作するソフトウェアプログラム、あるいは第三者のシステムまたは機器に動作を伝えるネットワーク接続される制御装置とともに、非体系的なデータを保存し計算する性能を有するデータ取り込みクラウド(data−ingesting Cloud)を含むことができる。本明細書において記述された実施形態は、IOTの上記の構成要素か機能の全ての物理的側面を、クラウド対応のソフトウェアサービスに置き換える能力、あるいは、異なるクラウド対応のサービスからなる水平のクラウドにデータを伝達し、それによって単一のシームレスのサービス(offering)を表わすために、このコンバージェンスを促進し、モバイルのアプリ、アプリケーションサーバソフトウェア、ハードウェア、ミドルウェア等の間のサイロ壁を取り壊す真新しいサービスを生成する能力のいずれかを生み出す、特有かつ革新的なアプローチのための方法および技術を提供する。本実施形態の態様は、以前は不可能であった方法で、非体系的な機械生成されたデータが保存され、分析され、かつ計算されることを可能にするプロセスを提供する;そして結果として、これは、新しい市場を規定かつ構築し、そしてそこにビジネスチャンスを探り、収益化する機会を提供する。
【0005】
本実施形態は、コンピュータネットワークにおけるネットワークノードの部分的または完全な機能を表わすソフトウェアサービスとしてクラウドデバイスを定義する。この能力は、接続網上の物理的デバイス、ソフトウェアプログラム、または単一か複数のデバイス上で実行される複数のこれらのプログラムを、APIアクセス可能なソフトウェアサービスとして実行されるソフトウェアプログラム(あるいはアプリケーション)であって、上記ソフトウェアプログラム(アプリケーション)、1つの物理的デバイスか複数の物理的デバイスによって提供される、全体の機能を模倣するソフトウェアプログラム(アプリケーション)に、100%の互換性で置き換える能力を当業者に提供する。これにより、今度は、多数の物理的デバイスを実行するのではなく、単一の物理的デバイス上で複数のこれらのサービスを組み合わせて実行することができる;これにはネットワークIOクラッタを減らすという利点があり、それによりスループットを大幅に改善する。さらに、これにより、これらのクラウドデバイスを含むエコシステムの所有、オペレーション、管理、およびサービス提供のコストが削減される。この特有のアプローチは、クラウドによってサポートされる、クラウドデバイスを使用することができる新世代エコシステムのための無数の可能性と機会を生み出し、それによって、以前は不可能であったエコシステムに新たな機能、例えば、クラウドへのデータ取り込み(data ingestion)のための異なるソースからのデータ正規化、クラウドデバイスの動的な発見と構成、クラウドデバイスの動的なプロビジョニングとカスタマイゼーション、リモート管理、階層(役割)ベースと位置情報ベースのデータへのアクセス、取得、および送信のすべてを暗号化して行う機能を追加する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1A】従来のIOTレイアウトのスキームである。
【
図1B】従来のIOTレイアウトのスキームである。
【
図2】IOTハブとしての従来のIOTエコシステムのスキームである。
【
図3-1】企業と消費者の建築物構造サービスの実施形態を表すスキームである。
【
図3-2】企業と消費者の建築物構造サービスの実施形態を表すスキームである。
【
図4-1】サービス提供のための空間構成フローの実施形態を示すフローチャートである。
【
図4-2】サービス提供のための空間構成フローの実施形態を示すフローチャートである。
【
図5-1】平面図分析のための空間構成フローの実施形態を表すフローチャートである。
【
図5-2】平面図分析のための空間構成フローの実施形態を表すフローチャートである。
【
図6-1】IOTデバイス認証の実施形態のフローチャートである。
【
図6-2】IOTデバイス認証の実施形態のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明は、本明細書に記載される特定の方法、プロトコル、および試薬に制限されず、そのようなものとして変動することがあることに留意されたい。本明細書で使用される用語は、特定の実施形態だけを記載することを目的としており、本発明の範囲を制限することを意図しておらず、それは請求項によってのみ定義される。
【0008】
本明細書や請求項で使用されるように、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈が明確に他のことを明記していない限りは、複数の参照物を含む。本明細書全体にわたって、特段の定めのない限り、「含む(comprise)、(comprises)、および(comprising)」は、排他的ではなく包括的に用いられ、結果として、記載される整数または整数のグループは1つ以上の他の記載されていない整数または整数のグループを含むことがある。用語「または(or)」は、例えば「いずれか(either)」によって修正されない限り、包括的である。したがって、文脈で別段の定めのない限り、単語「または(or)」とは、特定のリストの任意の1つのメンバーを意味し、そのリストのメンバーの任意の組み合わせも含む。
【0009】
識別されるすべての特許または他の公開公報は、例えば、本実施例に関連して使用されてもよいこうした公開物に記載される方法を記載および開示する目的のために参照により本明細書に組み込まれるが、本明細書で提示される用語の定義と一致しない用語の定義を与えるものではないとする。こうした公開公報は、本出願の出願日の前に開示するためだけに与えられる。この点に関して、発明者が先の発明によって、または他のいかなる理由によってもそのような開示に先行する資格がないという承認として解釈されるべきものはなにもない。こうした書類の日付に関する記述または内容に関する表現はすべて、出願人が入手可能な情報に基づき、こうした書類の日付または内容の正確さに関して承認を構成するものではない。
【0010】
モバイルコンピューティングの出現およびセンサの普遍的な使用に伴い、世帯またはオフィスにおけるあらゆる個人が、クラウドバックエンドに四六時中(24時間365日)接続されることに加え、しばしば別のデバイスに一方向、1つの形状、または1つの形態で接続されるウェアラブルデバイスを含む多くのデバイスを所有するか使用している。IOTは、真の意味では、別のデバイスとして動作するまたは大型装置の埋め込み部である制御装置機能と共に、これらのデバイスのすべてを、個々に、あるいは別のデバイス(機器、器具等)の一部として埋め込まれた状態で、包含および接続するエコシステムである。このエコシステム構造は、非常に複雑であり、構築、維持、かつ管理が困難である。
【0011】
使用し維持するのが簡単な1つの傘の下で単一のエコシステムにおける異なるサービスを企業が提供するには、多くの困難に直面する。例えば、表面上は、IOTエコシステムは、室内か室外の環境から、あるいはユーザーが持ち運ぶポータブルデバイスとウェアラブルデバイス(データプロデューサー)(data producers)からデータを収集する、デバイスの集まりである;あるいは、物理的なディスプレイ、オーディオスピーカー、または予め決められた機械的か電気的な機能の1つを実行するデバイス(データコンシューマー)(data consumers)などの、人間の感覚モダリティの1つによって消費されうる出力を提供する。これらのデータプロデューサーおよびデータコンシューマーの間には、様々な種類の仲介デバイスが置かれ、ほんのいくつか例を挙げると、データコレクター(data collectors)、ルーター、動作制御装置、ゲートウェイ、コンピューティングエンジン、ストレージメカニズム、中継器、およびスイッチ等である。現在、機能的なホームオートメーション/IOTエコシステムを達成するためには、これらの個々の異なるサービスのために、消費者は別個のデバイスを買い、これらの別個のデバイスを取得、設置、構成するために時間とお金を費やさなければならない。機能に応じて、各デバイスは、他のデバイスと互換性を有するまたは互換性を有さない特殊な物理的コネクタを含む;デバイスは現在、Wifi(登録商標)、MQTT、イーサネット(登録商標)、LPBT、セルラー(Cellular)、3G、4G、LTEなどの無数のネットワーク接続プロトコルを利用し、それらのいずれかまたは全ては、相互接続の問題を有しうる。さらに、各デバイスは、通常、別個の電源を必要とし、結局、絡まったワイヤーメッシュ(mangled mesh of wires)を作り出し、高い維持費と膨大な電気量を必要とする。さらに、これらの多くのデバイスは、独自仕様のデータモデルを含んでもよく、それにより、エコシステムにおいて他のデバイスとのコンフリクトが生まれるかもしれない。
【0012】
さらに、IOT市場用のセンサは、計算能力の大幅な向上により、過去数年にわたって成熟されてきており、それは、センサ、またはいわゆる「スマートセンサー」をすべての大きさ;最大の遠洋定期船から最小のウェアラブルデバイス、さらには環境上の洗浄装置内のマイクロセンサまで、の機器に埋め込む機会を提供してきた:この計算能力の向上は、堅牢なモバイルデータネットワークによってさらに補完される。モバイル市場における大手企業は、何兆ものデータポイントが生成される10億を超えるモバイルデバイスの形態での復活を期待している。これにより消費者は、IOTにおけるモノとして使用可能である、オーブン、ライト、スイッチ、検流計、ガスメーター、サーモスタット、HVAC、HUE、自動車、ドア、アラーム、または任意の物理的ホームデバイスなどの、電化製品のすべてを有するようになる。制御メカニズム(物理的制御デバイスおよびプロトコル)に加えて、これらの器具、デバイス、およびシステムの各々は、様々なメーカーによって製作されることができるため、互いに非互換性を有しうる。これは、本実施形態によって提供されるようなIOTリソース管理システムの必要性を明らかにする。
【0013】
要するに、消費者が自宅の個人であるか、オフィスで相互接続システムの使用を試みる組織かどうかにかかわらず、現在のエコシステムをインストール、構成、プロビジョニング、管理、アップグレード、および維持することは、非常に問題がある。この欠点は、複数のデバイスとそれらに関連する制御メカニズムの取得原価および統合とともに、ホームオートメーション、セキュリティ、および健全な生活のためのIOTエコシステムの真の市場導入を妨げている。本明細書に記載される様々な実施形態は、状態制御トリガーとして、イベント、データ同期、状態遷移、構成、デバイス密度、オリエンテーション、位置特定、および時間ベースのスケジューラを使用するネットワークリソースの動的な発見、プロビジョニング、管理、およびオペレーションのための単一でシームレスなエコシステムを、1つあるいは複数の位置で作成する方法および技術を提供する。
【0014】
クラウドデバイス
IOTシステムにおけるコンポーネントは、データプロデューサー(DP)、データコレクター(DC)、データトランスポーター(DT)、データインジェスター(DI)(Data Ingestor)、データコントローラー(DN)、アクションエグゼキューター(AE)(Action Executor )、およびメッセージ通知機能(MSN)として広く分類することができる。本実施形態では、方法および技術は、ネットワーク対応のソフトウェアサービスノードとしてのサービスにアクセスし、クラウドデバイスとしてクラウドへの展開が可能にするために、外部クライアント用のAPIを有する完全に機能的なスタンドアローンのソフトウェアサービスを作成するための特有のアプローチについて記載する。クラウドデバイスと従来の標準ソフトウェアサービスとの主な違いは、クラウドデバイスはそれ自体で、ドッカー(Docker)などの自給型OSコンテナで実行する物理的デバイスによって提供される、部分的に制限された軽量の機能のみを実装するということである。堅牢なコンピューティングを必要とするその他の必要な機能は、クラウドデバイスから取り除かれ、バックエンドクラウド・インフラストラクチャー上で実装される。データは、IOTエコシステムへのさらなる利益のためにそのような機能が意図的に実装される場合以外は、クラウドデバイスの内部にある、かつ外部クライアントからアクセスできない低いレイテンシのクラウドクライアントアクセスAPI(CAPI)経由でクラウドデバイスによってアクセスされる。特定の実施形態は、TCP/IPソケットを使用するイベントベースのメカニズムの使用によって実装される、この低いレイテンシのCAPIアクセスメカニズムを詳細に例証する。該TCP/IP専用ソケットまたはhttp上のソケットを使用することによって、または低いレイテンシの応答REST(representational state transfer)APIを介して、クラウドデバイスはバックエンドクラウドに接続する。コンテキスト切り替えイベントベースのバックエンドクラウドだけが、機能を2つの異なるプロセス;クラウドデバイス内でのプロセスと、バックエンドクラウド上でのプロセス、に分割するのに必要なこの種の低いレイテンシ機能をサポートすることができる。一実施形態では、方法および技術は、この低いレイテンシ接続を利用し、既知のシステムと比較して大幅に減少した計算能力およびメモリ要件で実行するクラウドデバイスを利用可能にする。実施形態は、データプロデューサー(DP)、データコレクター(DC)、データトランスポーター(DT)、データエグゼキューター(DI)、データコントローラー(DN)、アクションエグゼキューター(AE)、およびメッセージ通知機能(MSN)などの、ネットワークに接続された任意の物理的デバイスを置き換えることができるクラウドデバイスを可能にする方法と技術を提供する。特定の実施形態では、ビジネスコンテキストが、複数の物理的デバイスの機能を埋め込むことを正当化することができ、そして、本明細書に記載される技術が、このアプローチを可能にする。さらに、自給型OSコンテナは、より伝統的なOS、および単一の物理的なマシン上の単一のOS空間内で複数のこれらのクラウドデバイスを実行する能力を有するハードウェア上で実行される。
【0015】
クラウドデバイスは、内部および外部の動作、または他のクラウドデバイスか第三者のシステムからのトリガーに対する挙動を表わすために機械状態を内部利用する。自己生成または第三者生成のトリガーは、クラウドデバイスが互いに通信するために最も一般的な方法である。
【0016】
スタンドアローンのクラウドデバイス内で今日不足している膨大な計算能力および記憶容量を提供する低いレイテンシ接続のクラウドバックエンドの恩恵がなければ、クラウドデバイスを代表する軽量のソフトウェアサービスを構築することは不可能だろう。本明細書に記載される新規なアプローチは、ソフトウェアサービス(あるいはクラウドデバイス)の内部に常駐するソフトウェアプログラムを作り出し、特有のコンテキスト切り替えイベントベースの低いレイテンシメッセージング接続を用いてクラウドバックエンドと通信する;コンテキスト切り替えイベントベースのメカニズムは、クラウドデバイス内に常駐するクライアントのソフトウェアとバックエンド遠隔クラウドとの間で、超高速で低いレイテンシの双方向通信を提供する。極めて低いレイテンシを用いた双方向通信を活用することによって、この特有のクライアントソフトウェアプログラムは、デバイスの重要な機能の部分を、遠隔のバックエンドクラウド上に常駐する別のソフトウェアプログラムに分けることができる。
【0017】
本質的には、本実施形態は、物理的デバイスの完全に機能的な仕様を、別のプロセス空間において実行される2つの異なるソフトウェアプログラムに分離する:クラウドバックエンドの膨大な計算能力によってサポートされる軽量のクラウドデバイス。上述のように、コンテキスト切り換えイベントベースの通信メカニズムなしでは、クラウドデバイスを構築するだけでは、従来のIOTエコシステムの仕様を満たさないだろう。特定の実施形態では、方法および技術は、バックエンドクラウドの膨大な計算能力および貯蔵電力を利用して、低出力のクラウドデバイスがスタンドアローンモードである場合よりも、より強力に、より経済的に動作し、非常に耐久性があり、かつより機能的に有能であるようにする。
【0018】
単一の低出力かつ低保守の物理的デバイス上に複数の埋め込みサービスを埋め込むために、物理的デバイスをクラウドデバイスと置き換えることにより、本実施形態は複数の別個の物理的デバイスの代わりに、クラウドデバイスの動的な発見、プロビジョニング、管理、およびオペレーションのための特有のアプローチを提供する。実施形態はさらに、バックエンドクラウドの計算能力および貯蔵電力を活用することにより、複数のこれらのクラウドデバイスを実行する単一デバイスが、数倍良好に機能することができる。特定の実施形態では、これらの技術は、例えば、ファームウェア、ソフトウェア、ビジネスルール、機械学習アルゴリズム、アクションマップ、および外部と内部の出力に基づいた様々なサービスの状態遷移を制御するコンピュータ生成データモデルの動的ランタイム更新を可能にする。
【0019】
特定の実施形態では、クラウドデバイスは自給型の埋め込まれたOSコンテナのコンテキストで、物理的マシンのオペレーティングシステム(OS)におけるプロセスの1つとして、あるいは、別個の仮想マシン(VM)を実行するプロセスとして動作することができる。クラウドデバイスは、それ自体でまたは複数で、様々なクラウドデバイス間で通信するために1つ以上のネットワークプロトコルを同時にサポートすることができる。加えて、これらのクラウドデバイスは、クラウドデバイスコンテナをサポートするOSを有する任意のネットワーク化されたコンピューティングデバイスを実行する能力を有する。クラウドデバイスは、例えば、イーサネット(登録商標)、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth(登録商標)LE、ZigBee、MQTT、Bacnetなどの、任意の標準トランスポートプロトコルを用いた有線または無線チャネルを介して互いに通信できる。
【0020】
図1Aおよび
図1Bは、ビルオートメーションのための現行の従来の建物環境の一例を示す。
図1Aは、オフィスワークスペースまたは一戸建て住宅であり得る建物環境のための、典型的なIOTエコシステムセットアップを示す。IOTエコシステムの典型的な構成では、セットアップは以下から成る:複数のセンサデバイス(002)と(003)、データエミッター(001)としてともに機能する、複数の固定型、ポータブル、およびウェアラブルの消費者デバイス、器具、頑丈な機器(005)、(006)と(007);人間の感覚モダリティに訴える何らかの出力のかたちで消費者に通知を出力するか、あるいは、エコシステムに接続される外部デバイス(031)として総称される外部デバイス(032)〜(035)による電子的か機械的な動作によって実行される命令としての何らかのかたちの単数の動作あるいは複数の動作と相互に作用するデータアクセサリー(021);エコシステムにおけるすべてのコンポーネントへのネットワーク接続設備をバックエンドシステム(071)に提供するゲートウェイデバイス(041);データエミッター(001)からデータを収集するコレクタデバイス(051)として総称される、プロトコル固有のコレクタデバイス(052)〜(055);命令に応じて、個々に、またはグループか組合せとして、データエミッター(001)、アクセサリー(021)、単数または複数のコレクタデバイス(051)、ゲートウェイデバイス(041)、WANルーター(081)を用いるか、インターネット対応クラウド(091)を経由するか、またはセルラーネットワーク(092)を介して、データ保存および分析に利用可能である遠隔バックエンドシステム(直接)(071)に接続することができるコントローラデバイス(031)。通常、ミル構成( mill configuration)の標準実行において、一般的なユーザデータフローは、単数または複数のコレクタデバイス(051)に対してデータを送るデータエミッター(001)を有し、順に、ゲートウェイデバイス(041)を使用してバックエンドシステム(071)へデータ送信するか、あるいは、局所的に設置されるコントローラ機器(031)にデータを送信する。代替的なユーザデータフロー構成において、データエミッター(001)は保存のためにバックエンドシステム(071)に直接接続し、および/またはゲートウェイデバイス(041)に局所的に接続されるアクセサリー(021)に直接接続する。別の代替的なアプローチでは、いくつかの製品は上述された個々の機能をハイブリッドセットアップ中で組み合わせ、ここで、アクセサリー(021)は、データコレクター(001)前でデータエミッター(001)とデータ表示付属部品(021)の両方として作動することができる。;いくつかのデバイスは現在、単一デバイスが、単一デバイス中の様々なプロトコルからデータを収集することができ、それゆえ、コレクタ(051)と制御装置(031)の両方として作動する機能を提供するが、今日の市場には普遍的な標準は存在しない。いくつかのシステムは、クラウド、ウェブ、および/または、アプリケーションクライアント(100)を介して、保存機能と報告機能を提供する。
図1Bは、この例のさらなる詳細を提供する。
【0021】
現在、IOTエコシステムのインストール、構成、プロビジョニング、および管理は、非常に複雑で、かつ法外に高価である。市場に出ているハードウェア機器のほとんどが単数の機能であるという事実と、製品のすべてが単一のメーカーによって提供されない限り、インターフェースで接続されるセンサ、機器、および器具の非互換性と同様に、互いに互換性がないコレクタ、制御装置、およびゲートウェイが存在するという事実から推量され得るように、IOT産業はまだその初期である。今日の市場では、単一のメーカーは完全なエンドツーエンド・ソリューションを提供することができない;そして正直に言って、IOTエコシステムのすべてのコンポーネントの互換性は、様々なメーカー間での異なるビジネス上の利害関係のために決して達成されないかもしれない。本業界で、barnet、モード(modes)、HVAC、またはHueなどの特定の基準が存在する;しかし、それらはまだ互いに互換性がない。さらに、相互運用性を混同させる多数のネットワークプロトコル、いくつかの例を挙げると、有線イーサネット(登録商標)、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)、低出力のBluetooth(登録商標)、ZigBee、Xbee、ZWaveが存在する。このすべてはIOTエコシステムを無秩序に混乱させる(mangled mess)ため、任意のエコシステムをインストール、構成、プロビジョニング、維持することを困難にする。どんなソリューションが今日の本業界で存在し得るとしても、まだ原始的であり、エコシステムのあらゆる面に付随する大きな人的要素を有する。この人的な側面は、IOTを極めて複雑で法外に高価なものにし、
図1および
図1Bに示されるような構成することを困難にする。
【0022】
特定の実施形態では、本明細書に記載される方法および技術は、単一のクラウドデバイスまたは建物/ホームオートメーションのための複数の接続されたクラウドデバイスから構成されるIOTハブとして、従来のIOTエコシステムを定義、モデル化、かつ実装するための特有な一連の方法および技術を提供する。概して言えば、建物/ホームオートメーションは、様々な構成および環境、さらにこれらの組み合わせと関係する無数のものを意味してもよい。特定の実施形態では、本明細書に記載される方法および技術は、アプリケーションAPIを介してプログラムされた設定可能なパラメーターを使用することによって、最小の労力で、単一のソフトウェアアプリケーションを用いるこれらの様々な構成を定義、モデル化、そして実装するための特有のアプローチを提供する。別の実施形態では、本明細書に記載される方法および技術は、機械学習アルゴリズムが所定の対象(建物/家庭)の物理的特性に基づいて、建物/家庭用のIOTエコシステムの最適な構成を自動的に作成、構成、かつ展開することを可能にする。大まかに言えば、これらの実施形態は、自動化のためのIOTエコシステムを2つの大区分に分ける:企業オフィスビル建築構造および個別消費者の住宅構造。企業建築構造は、例えば、商店、モール、商業用のオフィス空間、コンサートとイベント会場、病院、倉庫、コミュニティー環境などであり得る;消費者住宅構造は、例えば、一戸建て住宅と集合住宅、団地、共用生活施設などの居住用建物構造などであり得る。
【0023】
特定の実施形態では、単一のアプリケーションまたはアプリケーションのソフトウェア構成は、単数か複数のクラウドデバイス(つまり少なくとも1つのクラウドデバイス)の組合せを示す
図2で表される実施形態によって例証されるように、本明細書において典型的に建築構造物と呼ばれる企業および消費者の両方のセグメントに役立つことができ、それによって、これらに限定されないが、快適な制御、健康的な生活水準の遵守、セキュリティ、電力消費効率、特有のカスタムコントロールなどの自動化のすべての側面のために特有のIOTエコシステムを作成する。建築構造物の様々な側面の自動化に加えて、IOTエコシステム(器具と機器など)の様々なコンポーネントは、これらに限定されないが、設計、構成、インストール、ポストインストール、継続的なメンテナンス、修理、快適かつ健全な生活のための建築基準への様々な環境要因を制御し順応させる、最適な構成および適合サービスなどの様々なサービスを必要とする。
【0024】
特定の実施形態は、
図2に表されるように、物理的デバイス、プロトコル、または基準を、単数か複数のクラウドデバイスを実行する単一の低出力のデバイスと置き換えることを可能にする、方法および技術と共に特有のアプローチを提供する。特定の実施形態に記載される方法と技術を使用して、他のコンポーネントおよびサービスの間でもとりわけ、コレクタ、制御装置、アクセサリー(
図1Aのそれぞれ(051)、(031)および(021)などの従来のIOTエコシステムの様々な物理コンポーネントを置き換えるために、バックエンドクラウドの計算能力および貯蔵電力によって電力が供給される低出力の軽量のクラウドデバイスを作成することは、複雑なIOTエコシステムを設計、実装、展開、構成、かつ維持することを極めて簡単にする。特定の実施形態は、市場に現在存在しない追加の機能を提供できるクラウドデバイスの作成を可能にするために必要な方法および技術を提供する:最小限の手動介入から全く手動介せず、IOTエコシステムの特定の態様を提供する能力。この機能は、クラウドデバイスが、この機能を局所的に提供することができない従来の物理的デバイスでは不可能である膨大な計算能力または貯蔵電力を有することを必要とする;現在のデバイスは自己診断を実行するための、または、初めにデータポイントを分析し、そしてその後、様々なルールベースおよび機械学習アルゴリズム派生動作を適用するルーティンをスケジュールするための膨大な計算能力および貯蔵電力を局所的に持たない。バックエンドクラウドへの低いレイテンシ接続を有するクラウドデバイスは、たとえ膨大な計算能力および貯蔵電力を局所的に所有していなくても、あたかもそれらが膨大な計算能力および貯蔵電力を局所的に所有するかのように動作する。
【0025】
この特有かつ新規のアプローチは、IOTエコシステムの1つの態様を個々に提供することだけできる別個のデバイスを取得、接続、および展開する必要がなくなる。それぞれ個々の物理的デバイスを追加することに伴う余分な負担、すなわち、特に、電力、ネットワーク接続、プロトコル、整合アダプタへの要求は、完全に取り除かれる。機能的には、クラウドに重い計算機能を移すことで、これらのクラウドデバイスは物理的な相当物と比較してより軽量になるが、さらに強力になる。この特有のアプローチの例は、クラウドデバイスがルールベースの学習のために機械学習アルゴリズムにアクセスし、バックエンドクラウドからIOTエコシステムのすべての面にアクションフレームワーク(action framework)を作成することが可能になる時である。クラウドデバイスは低いレイテンシを有するために、たとえそれらがバックエンドクラウド上に位置しても、機械学習アルゴリズムが常駐するように見せる挙動を示すことができる。クライアント機能インターフェースを含むバックエンドクラウドへの低いレイテンシ接続のない物理的なマシンは、機械学習アルゴリズムを局所的に実行することができない。
【0026】
従来のIOTエコシステムにおいて、単数のクラウドデバイスか複数のこれらのクラウドデバイスを利用することが
図2で表される。接続および頑丈な物理的デバイスの無秩序な混乱と比較して、
図2は、そのようなIOTエコシステムの実装、インストール、および維持を最小化し単純化するクラウドデバイスの使用を図示する。
【0027】
図2に表されるように、IOTハブはクラウドデバイス「アクション・イベント・ディスパッチャ」(AED)を有する。本明細書に記載される方法および技術を利用して、バックエンドクラウドが、ユーザーインタラクション、あるいは、外部イベントか内部のマシンイベント、データ同期、状態遷移、構成、デバイス密度の変化、デバイスオリエンテーション変化、位置特定変化、および/または、時間べースのスケジューライベントゆえに生成されるトリガーに応じて実行されることになるタスクのリストを作成するか、または受け取ることができる。AEDは、受信タスクか新しく作成されたタスクを変換し、BACnet、HVAC、HUE、カスタム制御装置などのクラウドデバイス制御装置の1つを介して、それらをバックエンドシステムにディスパッチされるための機械命令へと変えることができる。これを遂行するために、AEDは状態を変更するトリガーとして1つの機械語命令か複数の命令を所望のクラウドデバイス制御装置へ送り、その後クラウドデバイス制御装置は命令を受け取り、内部ルーティンを実行する;しかしながら、これらの内部アクションは、クラウドデバイスに接続された第三者のシステムに影響することもある。クラウドバックエンドは、第三者のインターフェースからデータを受け取り、正規化し、およびストレージに記憶することができる。一旦データストアへ入ると、アプリケーションはあたかもシステム内で生得的に作成されたかのようにデータと相互に作用することができ、それに対してアプリケーションは任意のタイプのオペレーションを実行することができ、かつそれから機械状態変更トリガーを生成することができる。
【0028】
図2に表されるように、アプリケーションは、局所的な計算コンポーネントを表わすIOTハブ中に常駐するクラウドデバイスを有する。これは、クラウドバックエンド上に常駐するクラウドデバイスを使用し実装される、より大きな相当物の小型バージョンである。IOTハブは、クラウドへの接続の欠損を考慮して構築される。そのような場合、局所的な計算およびストレージエンジンが起動し、コマンドを発するためのエンドポイントとして機能する。IOTハブエコシステムに常駐する局所的な計算クラウドデバイスは、サーバー側のクラウドデバイス相当物と常に通信する。その膨大な計算能力および貯蔵電力を有する計算クラスタは、個々のデバイスのための較正曲線、ドリフト補正曲線を作成し、そして次に、これらのルール、更新、および機能強化を、IOTハブ上の局所的な計算に、そしてIOTハブに局所的に取り付けられたデバイスに動的にプッシュする。本質的には、特定の実施形態により、IOTハブに局所的に接続される遠隔デバイスが、バックエンドクラウド上に常駐するサーバー側計算を表わすクラウドデバイスのための遠隔装置として見ることができ、かつアクセスを可能にする。
【0029】
図6に表されるように、起動時の各IOTハブは、セッション管理認証ハンドシェイクを介して、バックエンドクラウドとの通信のために特有のチャネルIDを有する特有のチャネルを作成することができる(
図3を参照)。バックエンドサーバークラウドは、無制限の数の特有のIOTハブ特定通信回線を維持することができる。特定の実施形態では、この特有のIDベースの通信チャネルは、主要なIOTハブのためのバックアップとしてIOTハブを展開し識別することを可能にする。バックエンドクラウド上で利用可能なデータ多重化オプションを用いると、どんな追加の機能も考慮する必要なく、主要ハブと第2ハブの両方を同時にオンラインモードにすることができる;これは、本実施形態によって改善される従来のセットアップの実際の物理的デバイスとは対照的に、クラウドデバイスと通信しかつ相互に作用しているバックエンドクラウド上のデータ反復メカニズムを用いてのみ可能である。
【0030】
別の実施形態では、クラウドバックエンドは、クラウドデバイスの形で利用可能な本格的なカレンダーおよびスケジューリング機能を有する。ある実施形態では、方法および技術は、ユーザーインターフェース・アクターのために構築されたクラウドデバイスを含むハブ自体または個々のデバイスに特有のイベントとカレンダーをスケジュールするためのクラウドデバイス・カレンダー機能を利用し、それによって、要求された時に人間および物理資源の両方をスケジューリングすることを可能にする。barnetのようなクラウドデバイス制御装置の1部は、barnetプロトコルを使用して登録されるデバイスのスケジュールに関して限られた量の機能を許可する。特定の実施形態では、方法および技術は、クラウドデバイス内のこれらのデバイスをラップするために使用され得る;そして、クラウドデバイスの完全なスケジューリング機能を使用して、私たちは、barnetデバイスによって提供される標準スケジューリング機能と完全に同期することができる。このラッパーのない従来のデバイスは、この同期を行うことができない。同じ機能は、デバイスをbarnet対応のデバイス内に入れることで達成され得るが、そのようなソリューションは、非常に法外な費用がかかり、任意のクラウドレベルで拡大するのは非実用的である。
【0031】
図3は、面積測定、ゾーン、デバイス・ヒートマップ、構造ヒートマップ、地理的位置特定、オリエンテーション、ユーザー役割、またはセッション管理に関する、一般的な建築形式をサポートするIOTハブを図示する。IOTエコシステムを展開した後も、システムの継続的なサービス、維持、およびモニタリングの態様が残る。これは、ホームセキュリティーシステムを提供し、維持し、モニターする責任があるサービスプロバイダとして機能するADTセキュリティ(ADT Security)のような企業によって提供されるサービスと類似する。任意の人的側面は、システムエラーを発生させる傾向にあり、かつ大量導入には法外な費用がかかる可能性があるという意味で、任意のIOTエコシステムを提供し、維持し、かつモニターする人的要素は、大きな障害である。特定の実施形態は、バックエンドクラウドによって提供される根本的なサービスを活用することによって、IOTエコシステムサービス態様の基礎を形成するクラウドデバイスを作成するための特有のアプローチ、つまりIOTハブをサービスし、維持し、かつモニターする必要性、を提供する方法および技術を記載する。これらのサービスは、以下のとおりであるが、これらに制限されない:プラットフォームとオペレーティングシステム;相互作用のチャット・メッセージインタフェースを介して消費者へ警報か通知を送る非依存型のチャット/テキスト・メッセージサービスであって、それによって、消費者が専用アプリケーションに切り替えることなく警報または通知と相互に作用することができる非依存型のチャット/テキスト・メッセージサービス;電気的か技術的なブレークダウンや機器故障のようなエラー状況を報告するための自動的なチケット生成サービス;ルールベースのアルゴリズムが引き金となって起こる、またはルールベースのアルゴリズムによって生成される通知と警報の伝達;エラー予防処置チケット生成サービス;様々なアクセサリーおよび機器用の供給部を補充するための自動的なチケット生成サービス;ドリフト補正および自動補正に対処するための通知および警報サービス;ドリフト補正警報および更新のための再較正;閾値トリガー起動に基づく緊急サービス警報および通知;デバイスの動的な発見、ソフトウエアアップデートと機能強化の動的な遠隔電子送信、ファームウェアアップデートの動的な遠隔電子送信;および、遠隔機器が、コマンド等のリブートおよび再起動に対処するサービス。特定の実施形態は、APIを介してIOTハブのユーザーに提供されたメッセージサービスを活用することによって、クラウドデバイスにプログラムされた通りに、これらのサービス例を行うことを可能とする技術および方法を提供する。このインターフェースは、
図3に表されるように、IOTハブからローカルにまたはインターネット(クラウド)から直接的にアクセスすることができる。
【0032】
図3に示されるIOTエコシステムのコアの全てではないとしても大部分が、企業および消費者の環境空間の両方に共通である;その2つの違いは、互いに全然違う2つの環境のサービス態様に必要なユーザーインターフェース・アクターである。
図3に記載されたさらに別の実施形態では、これらの2つの異なる環境のサービス態様は、ユーザーインターフェース・アクターの形で他のタイプの個々のクラウドデバイスを加えるだけで、実装および維持することが極めて単純になる。IOTエコシステム内での消費者相互作用の全体機能を捕らえることは、限定されないが、住宅所有者、世帯主、家族構成員、不動産会社所有者、不動産仲介人、建築物の検査官、ビルオーナー、建物管理者、ホテルコンシェルジュ、企業オフィスビル環境での人事部などのエコシステムにおいて果たす役割によって定義され得る。一旦、クラウドデバイスの内部の包括的なユーザーインターフェース機能の全てがスーパーセットとして取り込まれると、上記の役割の1つへの任意の追加の特定ルールに従うように、これらの一般的なクラウドデバイスをさらにカスタマイズするためのパラメーター化ベースのAPIが提供される。建築物構造体のタイプ、選択した建築基準、環境上のセットアップ、および役割機能の任意のさらなるカスタマイズに基づいて、新しい役割が作成されるか、または新しいクラウドデバイスとして定義されることができる。一旦、所定の役割のためのクラウドデバイスが定義されると、無制限の数のユーザーは、許可およびユーザーインタラクションに関して同一行動模倣する特定の役割にアタッチされうる。特定の実施形態では、方法および技術は、極めて大きなユーザー/役割の数を管理するために、ユーザーのグループまたはサブグループを作り出す能力をさらに提供する。これは、階層的データアクセス許可のアロケーションおよび管理がデータを読み書きすることを可能にする極めて有用な機能である。
【0033】
特定の実施形態は、クラウドデバイスにアタッチされた消費者またはユーザーが、クラウドデバイスのセッション管理部にアクセスするためにユーザー役割をカスタマイズするか構成することを可能にする技術および方法を提供する。これは強力な機能であり、クラウドデバイスシステム位置に依存しないため(ウェブ/アプリケーション・クライアントまたはサーバー)、とりわけ、動的にユーザー権限を与える、無効にする、またはカスタマイズすること、サーバー上のウェブ/アプリケーション・クライアントと永続記憶装置との間でデータを同期させること、そして通知と警報を伝達することを可能にする。
【0034】
特定の実施形態は、企業および消費者環境を含むがこれらに限定されない様々な種類の建築構造/環境にサービスを提供する能力を制御する技術および方法を提供する。これは、建築物構造または任意の指定されたオープンスペースの大きさと特性にかかわらず、一つの連続する空間として任意の建築物構造を初めに扱うことによってもたらされる。その後、建築物構造およびオープンスペースの大きさに応じて、
図3に示されるようにゾーンと呼ばれるより小さな空間に分解される。任意の所定のセットアップにおいて、所定のゾーンは、独自のスタンドアローンのIOTエコシステム、または単一のIOTエコシステムを共有する複数のゾーンを有してもよい;この決定は、コスト、空間のタイプ(病室、レストランのキッチン、または大きな建物の厨芥室)などの多数の要因によって規定される。
【0035】
図4および
図5で示されるように、特定の実施形態は、アプリケーションの消費者が任意のデバイス非依存型インターフェースを使用して、アプリケーションに任意の建築物構造または任意のオープン環境位置に関する平面図をアップロードすることができる、機械学習アルゴリズムとルールベースのエキスパートシステムを利用する方法および技術を提供する。その後、バックエンドクラウドは、平面図またはオープンスペースの仕様を分析し、そして、建築物構造またはオープンスペースを、カスタマイズされたクラウドデバイスとして表すクラウドデバイスを構築する。そして、機械学習アルゴリズムは、製品カタログと連携して作動し、アップロードされた建物および/または空間のためにカスタマイズされた、最適なIOTエコシステム用の所有権のタグを生成する。新しく作成された所有者のタグを使用して、バックエンドクラウドはその後、(再び適切なタグを使用して)、他の随意のアクセサリー、機器および器具の提案とともに、最適な構成のために特別に作成されたタグの一致する適切なセンサを選択することによってセンサパッケージ構成を作成する。
【0036】
構成パラメーターベースのクラウドデバイスのカスタマイズによって、あらゆる新しいタイプの建築物構造のためのソフトウェアシステムの構築とは対照的に、建築構造、オープンスペース、ユーザー役割、および許可構造に関連すると前述される他の実施形態とともに特定の実施形態は、IOTエコシステムのサービス提供、インストール、モニタリング、および維持の大部分を自動化し、それによって、特性の種類または選択された建物/健康基準にかかわらず、クラウドデバイスを使用して構築される任意のIOTシステムを拡大するための特有のアプローチを提供する。本明細書に記載される方法と技術は、限定されないが、一戸建てと集合住宅、企業オフィス環境、倉庫、屋外コミュニティー環境、または3次元空間における閉鎖空間として表現され得る他のあらゆる環境などの、本明細書に記載される任意のタイプの建築物構造あるいは空間を、我々がモデル化することができるようにする。
【0037】
図6は、クラウドデバイスのプロビジョニングおよび再プロビジョニングのための例示的ユーザーフローを示す。実施形態の一例では、コンピュータネットワークを介して接続される単一または複数のデバイス(つまり、少なくとも1つのデバイス)のために、特性、構成、および物理的位置のセットが決定される。その後、ネットワークに接続された、1つ以上のデバイスの発見およびプロビジョニングへの要求のセットが識別される。ポリシーのセットおよびベストプラクティスのセットは、その後、要求のセットに従って、ネットワーク上の1つ以上の前記デバイスをプロビジョニングするためのデバイスの最適な構成および/または物理的位置を特定するために使用される。構成に基づいて、データフローを示すプランが生成され、そのデータフローを介して、コンピューティングリソースのセットはネットワーク上の1つ以上のデバイスをプロビジョニング、および構成する際のエラーの可能性を最小化する。
【0038】
別の実施形態では、ネットワーク上のデバイスのプロビジョニングおよび構成が成功すると、構成ポリシーおよびベストプラクティスに基づくデバイスの静的で一時的な物理的な位置のセットが、最大のスループットで高精度のデータポイントを得るために、プロビジョニングされ、かつ構成された、単一か複数のデバイスの最適なオペレーションと維持のために、デバイスの最適かつ永久的な最終の物理的位置を構成し、決定するために使用される。
【0039】
さらに他の実施形態では、ネットワーク上のデバイスのプロビジョニングおよび構成が成功すると、接続されたデバイスの最適かつ効率的なオペレーションのために、時間スケジュールベースの構成ポリシーのセットおよびベストプラクティスのセットが、プロビジョンされ、かつ構成されたデバイスのオペレーションと維持に使用される。
【0040】
さらに他の実施形態では、ネットワーク上のデバイスのプロビジョニングおよび構成が成功すると、構成されているデバイスへの高精度かつ最大のスループットのための代替的な物理的位置を利用するために、複数のセットの代替的な物理的デバイス位置とオリエンテーション・ポリシーが、前記デバイスを位置付けし、再配置する際に用いられる。
【0041】
別の実施形態では、上述の状態を変更する動作を使用して、これらのネットワークプロトコル非依存型デバイスは、ネットワーク上でそれらの外観を、アクティブから非アクティブへ、未登録から登録へ、または未認証から認証へ、というように変更することができる。
【0042】
上記の実施形態は、明確性および理解のために例示と例によってある程度詳細に記載されているが、特定の変更および修正は、添付された請求項によってのみ限定される発明の範囲内で実施され得ることは、当業者には明らかであろう。
【手続補正書】
【提出日】2019年5月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク接続されたクラウド対応のシステムであって:
物質的デバイスによって提供される軽量の機能を実装する、少なくとも1つのクラウドデバイスと;
重い計算機能を実装するバックエンドクラウドと;
クラウドデバイス上に常駐し、コンテキスト切り換えのイベントベースの低いレイテンシ接続を使用してバックエンドクラウドと通信する、第1のソフトウェアプログラムと;
バックエンドクラウド上に常駐し、重い計算機能を実装する、第2のソフトウェアプログラムと、を含み;
ここで、クラウドデバイスが軽量の機能を実装し、バックエンドクラウドが重い機能を実装するように、システムがクラウドデバイスの完全に機能的な仕様を2つのプロセス空間に分割し;および、
バックエンドクラウドによって生成されたデータは、低いレイテンシのクラウドクライアントアクセス・アプリケーションプログラミングインタフェース(CAPI)を経由して、クラウドデバイスによってアクセスされる、システム。
【請求項2】
クラウドデバイスは、自給型オペレーティングシステム(OS)コンテナで実行される、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
自給型OSコンテナはデッカーである、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
低いレイテンシのCAPIアクセスメカニズムは、TCP/IPソケットを使用するイベントベースのメカニズムを用いることによって実装される、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
クラウドデバイスは、内部および外部の動作、または他のクラウドデバイスあるいは第三者のシステムからのトリガーに対する挙動を表すために機械状態を内部利用する、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
クラウドデバイスは、イーサネット(登録商標)、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth(登録商標)LE、ZigBee、MQTT、およびBacnetからなる群より選択される標準トランスポートプロトコルを用いた有線または無線のチャネルを介して互いに通信する、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
クラウドデバイスは、受信タスクあるいは新しく作成されたタスクを変換し、それらをバックエンドクラウドにディスパッチされるための機械命令へと変えるアクション・イベント・ディスパッチャ(AED)を有する、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
クラウドデバイスは、セッション管理認証ハンドシェイクを介して、バックエンドクラウドとの通信のための特有のチャネルIDを有する特有の通信チャネルを作成する、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
ビルオートメーションまたはホームオートメーションのためのモノのインターネット(IOT)エコシステムであって:
IOTハブ中に常駐し、局所的な計算コンポーネントを表す少なくとも1つのクラウドデバイスと;
重い計算機能を実装するバックエンドクラウドと;
クラウドデバイス上に常駐し、コンテキスト切り換えのイベントベースの低いレイテンシ接続を使用してバックエンドクラウドと通信する、第1のソフトウェアプログラムと;
バックエンドクラウド上に常駐し、重い計算機能を実装する、第2のソフトウェアプログラムと、を含み;
ここで、エコシステムは、クラウドデバイスが軽量の機能を実装し、バックエンドクラウドが重い機能を実装するように、クラウドデバイスの完全に機能的な仕様を2つのプロセス空間に分割し;
バックエンドクラウドによって生成されたデータは、低いレイテンシのクラウドクライアントアクセス・アプリケーションプログラミングインタフェース(CAPI)を経由して、クラウドデバイスによってアクセスされ;および、
IOTハブは、バックエンドクラウドへの接続が失われた場合、クラウドデバイスがコマンドを発するためのエンドポイントとして機能することを可能にする、モノのインターネット(IOT)エコシステム。
【請求項10】
クラウドデバイスは、自給型オペレーティングシステム(OS)コンテナで実行される、請求項9に記載のエコシステム。
【請求項11】
自給型OSコンテナはデッカーである、請求項10に記載のエコシステム。
【請求項12】
低いレイテンシのCAPIアクセスメカニズムは、TCP/IPソケットを使用するイベントベースのメカニズムを用いることによって実装される、請求項9に記載のエコシステム。
【請求項13】
クラウドデバイスは、内部および外部の動作、または他のクラウドデバイスあるいは第三者のシステムからのトリガーに対する挙動を表すために機械状態を内部利用する、請求項9に記載のエコシステム。
【請求項14】
クラウドデバイスは、イーサネット(登録商標)、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth(登録商標)LE、ZigBee、MQTT、およびBacnetからなる群より選択される標準トランスポートプロトコルを用いた有線または無線のチャネルを介して互いに通信する、請求項9に記載のエコシステム。
【請求項15】
クラウドデバイスは、受信タスクまたは新しく作成されたタスクを変換し、それらをバックエンドクラウドにディスパッチされるための機械命令へと変えるアクション・イベント・ディスパッチャ(AED)を有する、請求項9に記載のエコシステム。
【請求項16】
クラウドデバイスは、セッション管理認証ハンドシェイクを介して、バックエンドクラウドとの通信のための特有のチャネルIDを有する特有の通信チャネルを作成する、請求項9に記載のエコシステム。
【請求項17】
特有のIDベースの通信チャネルは、主要なIOTハブのためのバックアップとして、1つのIOTハブを展開し識別することを可能にする、請求項16に記載のエコシステム。
【請求項18】
エコシステムは、人間および物理資源の両方をスケジューリングすることを可能にするために、IOTハブまたはユーザーインターフェース・アクターのために構築されたクラウドデバイスに特有のイベントならびにカレンダーをスケジュールするためのクラウドデバイス・カレンダー機能を利用する、請求項9に記載のエコシステム。
【請求項19】
1つのIOTエコシステムが建物内の小さな空間のゾーンによって使用される、請求項9に記載のエコシステム。
【請求項20】
1つのIOTエコシステムは建物内で小さな空間の複数のゾーンによって共有される、請求項9に記載のエコシステム。
【請求項21】
エコシステムは、バックエンドクラウドが、機械学習アルゴリズムを使用することで、建築物構造に関するアップロードされた平面図に基づいて新しいカスタマイズされたIOTエコシステムを構築することを可能にする、請求項9に記載のエコシステム。
【請求項22】
機械学習アルゴリズムは、カスタマイズされたIOTエコシステム用のタグを生成する、請求項21に記載のエコシステム。
【請求項23】
バックエンドクラウドは、カスタマイズされたIOTエコシステム用に生成されたタグに一致するセンサおよび随意のセンサへの提案を選択することによってセンサパッケージ構成を作成する、請求項22に記載のエコシステム。
【国際調査報告】