特表2019-536453(P2019-536453A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2019-536453(P2019-536453A)
(43)【公表日】2019年12月19日
(54)【発明の名称】サイズ設定された空洞を備えた吸入器
(51)【国際特許分類】
   A24F 47/00 20060101AFI20191122BHJP
   A61M 15/06 20060101ALI20191122BHJP
【FI】
   A24F47/00
   A61M15/06 A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2019-528800(P2019-528800)
(86)(22)【出願日】2017年11月17日
(85)【翻訳文提出日】2019年5月29日
(86)【国際出願番号】IB2017057220
(87)【国際公開番号】WO2018100462
(87)【国際公開日】20180607
(31)【優先権主張番号】16201578.8
(32)【優先日】2016年11月30日
(33)【優先権主張国】EP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】596060424
【氏名又は名称】フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【弁理士】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100167911
【弁理士】
【氏名又は名称】豊島 匠二
(72)【発明者】
【氏名】ズベール ジェラール
(72)【発明者】
【氏名】ウォーラー ジュディス
(72)【発明者】
【氏名】カンピテッリ ジェンナロ
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA12
4B162AB12
4B162AB22
4B162AC08
4B162AC13
4B162AC41
(57)【要約】
吸入器物品は、マウスピース端から遠位端へと長軸方向軸に沿って延在する本体と、本体の中に画定されたカプセル空洞とを含む。カプセル空洞は、長軸方向軸に沿って延在する長さを有する。マウスピース空気チャネルは、カプセル空洞からマウスピース端へと延在する。端キャップは遠位端の中に配置され、かつカプセル空洞へと延在する。端キャップは、端キャップ遠位端から端キャップ内側端へと延在する空気チャネルを含む。カプセルはカプセル空洞内に配置され、カプセルの長さを有する。カプセルの長さは、空洞の長さの約25%〜約99%、または空洞の長さの約50%〜約95%、または空洞の長さの約70%〜約90%、または空洞の長さの約75%〜約85%の範囲内、または空洞の長さの約80%である。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸入器物品であって、
マウスピース端から遠位端へと長軸方向軸に沿って延在する本体と、
前記本体内に画定されるカプセル空洞であって、前記長軸方向軸に沿って延在する空洞の長さを有する、カプセル空洞と、
前記カプセル空洞から前記マウスピース端へと延在するマウスピース空気チャネルと、
前記遠位端内に配置され、前記カプセル空洞へと延在する端キャップであって、端キャップ遠位端から端キャップ内側端へと延在し、前記端キャップ遠位端から前記端キャップ内側端部へと延在する空気チャネルを備え、前記空気チャネルが前記長軸方向軸と非平行である、端キャップと、
前記カプセル空洞内に配置されたカプセルであって、カプセルの長さを有し、前記カプセルの長さが前記空洞の長さの約25%〜約99%、または前記空洞の長さの約50%〜約95%、または前記空洞の長さの約70%〜約90%、または前記空洞の長さの約75%〜約85%の範囲内、または前記空洞の長さの約80%である、カプセルと、を備える、吸入器物品。
【請求項2】
前記カプセルがニコチンを含む粒子を包含する、請求項1に記載の吸入器物品。
【請求項3】
前記空洞の長さが約18mm〜約22mmの範囲内であり、前記カプセルの長さが約14〜約18mmの範囲内であるか、または前記空洞の長さが約19mm〜約21mmの範囲内であり、前記カプセルの長さが約15mm〜約17mmの範囲内であるか、または前記空洞の長さが約20mmであり、前記カプセルの長さが約16mmである、請求項1または2に記載の吸入器物品。
【請求項4】
前記カプセル空洞が前記長軸方向軸と直交する空洞内径を有し、前記カプセルがカプセル外径を有し、前記カプセル外径が前記空洞内径の約80%〜約99%の範囲内であるか、または前記カプセル外径が前記空洞内径の約85%〜約95%の範囲内であるか、またはカプセル外径が前記空洞内径の約90%である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸入器物品。
【請求項5】
前記カプセル空洞が、前記長軸方向軸に直交するカプセル内径を有し、前記カプセルが前記空洞内径未満のカプセル外径を有し、前記カプセル外径が約5.4mm〜約6.4mmの範囲内であり、前記空洞内径が約6mm〜約7mmの範囲内であるか、または前記カプセル外径が約5.7mm〜約6.1mmの範囲内であり、前記空洞内径が約6.4mm〜約6.8mmの範囲内であるか、または前記カプセル外径が約5.85mmであり、前記空洞内径が約6.6mmである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の吸入器物品。
【請求項6】
前記カプセル空洞が前記空洞の長さに沿って均一または一定の直径を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸入器物品。
【請求項7】
前記カプセル空洞が固定の長さである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の吸入器物品。
【請求項8】
前記空気チャネルが、対称であり、前記端キャップの長さに沿って相互に対向することが好ましい少なくとも二つの空気チャネルを備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載の吸入器物品。
【請求項9】
前記端キャップが、線形貫通チャネルおよび前記線形貫通チャネル上または前記線形貫通チャネル内に配置される再び封じることができる要素を備える、請求項1〜8のいずれか一項に記載の吸入器物品。
【請求項10】
前記本体が、前記遠位端から前記マウスピース端へと実質的に一定である外径を有し、前記外径が約7mm〜約10mmの範囲内であることが好ましい、請求項1〜9のいずれか一項に記載の吸入器物品。
【請求項11】
前記本体内に配置され、前記カプセル空洞を前記マウスピース端から分離するフィルター要素をさらに備え、前記フィルター要素が前記カプセル空洞および前記マウスピース空気チャネルと気流連通している、請求項1〜10のいずれか一項に記載の吸入器物品。
【請求項12】
前記フィルター要素が、ポリ乳酸に由来する繊維を含む、請求項11に記載の吸入器物品。
【請求項13】
前記フィルター要素が、前記カプセル空洞の下流端を画定する、請求項11または12に記載の吸入器物品。
【請求項14】
前記請求項1〜13のいずれか一項に記載の吸入器物品を通して空気を流すことであって、前記空気を流すことが、前記カプセルを前記長軸方向軸の周りでスピンさせ、回転軸が前記長軸方向軸と実質的に安定している、空気を流すことを含む、方法。
【請求項15】
前記空気を流すことが約2L/分〜約1L/分の範囲内の流量を有する、請求項14に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、端キャップを通ってカプセルに対してサイズ設定されたカプセル空洞へと延在する空気吸い込み口チャネルを含む吸入器物品に関する。
【背景技術】
【0002】
乾燥粉末吸入器は、従来的な喫煙方法の吸入量または気流量の範囲内の吸入量または気流量で乾燥粉末粒子を肺に提供するために常に完全に適切なわけではない。乾燥粉末吸入器は、操作するのに複雑である、あるいは部品の移動が関与する場合がある。乾燥粉末吸入器は多くの場合、単一の呼吸で乾燥粉末用量の全部を提供しようとする。
【0003】
従来的な喫煙方法での吸入量または気流量の範囲内の吸入量または気流量で、ニコチン粒子を肺に提供するニコチン粉末吸入器を提供することが望ましいであろう。従来的な紙巻たばこと同様な形態を有する吸入器物品を備えたニコチン粉末吸入器を提供することもまた望ましいであろう。また、製造が単純でかつ消費者による使用に便利な吸入器物品を提供することが望ましいことになる。
【発明の概要】
【0004】
本開示は、マウスピース端から遠位端へと長軸方向軸に沿って延在する本体を備え、カプセル空洞が本体内に画定される、吸入器物品を対象とする。マウスピース空気チャネルは、カプセル空洞からマウスピース端へと延在する。端キャップは遠位端の中に配置され、かつカプセル空洞へと延在する。端キャップは、端キャップ遠位端から端キャップ内側端へと延在し、端キャップ遠位端から端キャップ内側端へと延在する空気チャネルを含む。空気チャネルは長軸方向軸と非平行であることが好ましい。カプセルはカプセル空洞内に収容される。カプセルの長さは、空洞の長さの約25%〜約99%、または空洞の長さの約50%〜約95%、または空洞の長さの約70%〜約90%、または空洞の長さの約75%〜約85%の範囲内、または空洞の長さの約80%である。
【0005】
カプセル空洞は空洞内径を有する。カプセルはカプセル外径を有する。カプセル外径は空洞内径の約80%〜約99%の範囲内であってもよく、またはカプセル外径は空洞内径の約85%〜約95%の範囲内であってもよく、またはカプセル外径は空洞内径の約90%であってもよい。
【0006】
空洞の長さは約18mm〜約22mmの範囲内であってもよく、かつカプセルの長さは約14mm〜約18mmの範囲内であってもよく、または空洞の長さは約19mm〜約21mmの範囲内であってもよく、かつカプセルの長さは約15mm〜約17mmの範囲内であってもよく、または空洞の長さは約20mmであってもよく、かつカプセルの長さは約16mmであってもよい。カプセル外径は約5.4mm〜約6.4mmの範囲内であってもよく、かつ空洞内径は約6mm〜約7mmの範囲内であってもよく、またはカプセル外径は約5.7mm〜約6.1mmの範囲内であってもよく、かつ空洞内径は約6.4mm〜約6.8mmの範囲内であってもよく、またはカプセル外径は約5.85mmであってもよく、かつ空洞内径は約6.6mmであってもよい。
【0007】
有利なことに、記載の寸法にサイズ設定されたカプセルおよびカプセル空洞を有することで、空気がカプセル空洞を通って流れるのにつれて、カプセルがカプセル空洞内で回転するのを促進しうる。有利なことに、回転は安定な回転であり、回転軸は吸入器本体の長軸方向軸と実質的に同延であってもよい。有利なことに、カプセルの安定な回転は、消費者による二回以上、または五回以上、または十回以上の吸入または「吸煙」にわたって、カプセルからのニコチン粒子の一部分の均一な混入を提供しうる。
【0008】
端キャップを通る気流チャネルは、カプセル空洞内に収容されるカプセルの回転誘発を助けうる。カプセル回転は、(カプセルが貫通されると)ニコチン粒子を吸入器物品を通して気流内に放出するのを助けうる。端キャップを通る複数の気流チャネルがあることが好ましい。端キャップを通る一つ以上の気流チャネルは、カプセル空洞を通る「渦巻状の」気流を開始しうるが、カプセル空洞とカプセルの両方の物理的寸法がカプセルの回転を強化しうる。端キャップに沿って延在して、長軸方向軸と平行でない空気チャネルは、有利なことに、カプセル空洞を通る「渦巻状の」気流を開始しうる。
【0009】
有利なことに、端キャップの長さに沿った空気チャネルを提供することは、従来的な紙巻たばこと類似した形態および従来の紙巻たばこと類似した気流構成を有する吸入器物品を提供する。有利なことに、この吸入器物品は製造するのが単純であり、かつ使用するのに便利である。
【0010】
端キャップは、端キャップの長軸方向の長さに沿って延在する貫通チャネルを含みうる。再び封じることができる要素が、貫通チャネルのいずれかの端に配置されてもよい。貫通チャネルは、長軸方向軸と同軸であってもよい。
【0011】
有利なことに、端キャップに沿った貫通チャネルを提供することで、カプセル空洞内に収容されたカプセルの信頼できる貫通が許容される。有利なことに、再び封じることができる要素は、カプセル空洞内の所望の気流パターンの完全性を維持する。
【0012】
多孔性支持要素が、カプセル空洞をマウスピース端から分離しうる。多孔性支持要素はフィルター要素としうる。カプセル空洞からの気流は、多孔性支持要素を通ってマウスピース端へと流れうる。
【0013】
有利なことに、多孔性支持要素は、カプセル空洞の物理的寸法を維持したまま、混入された乾燥粉末粒子が多孔性支持要素を自由に通過することを許容する。有利なことに、多孔性支持要素は、従来的な紙巻たばこで利用されるフィルター材料の従来的なプラグと類似しうるフィルター要素であってもよい。有利なことに、多孔性支持要素は、カプセル空洞を通る所望の気流パターンを改善しうる。
【0014】
本明細書に記載の吸入器物品は、従来的な喫煙方法の吸入量または気流量の範囲内の吸入量または気流量で乾燥粉末を肺に提供してもよい。消費者は、各々の「吸煙」が、カプセル空洞内に収容されるカプセルの中に含まれる乾燥粉末の部分量を送達する、複数の吸入または「吸煙」を行ってもよい。この吸入器は、従来的な紙巻たばこと類似した形態を有してもよく、従来的な喫煙の決まったやり方を真似てもよい。この吸入器は、製造するのが単純、かつ消費者による使用が便利でありうる。
【0015】
カプセル空洞を通した気流管理は、吸入中および消費中にカプセルを回転させてもよい。カプセルは、ニコチンを含むニコチン粒子(「ニコチン粉末」または「ニコチン粒子」とも呼ばれる)、および随意に、風味を含む粒子(「風味粒子」とも呼ばれる)を含む。貫通されたカプセルの回転は、貫通されたカプセルから吸入器物品を通して移動する吸入空気中へと放出されたニコチン粒子を懸濁およびエアロゾル化してもよい。風味粒子は、ニコチン粒子よりも大きくてもよく、またニコチン粒子をユーザーの肺に送るのを助け、一方で風味粒子はユーザーの口または口腔に優先的に残る。ニコチン粒子および随意の風味粒子は従来の喫煙方法の吸入量または気流量の範囲内の吸入量または気流量で、吸入器物品で送達されてもよい。
【0016】
「ニコチン」という用語は、ニコチンおよびニコチン誘導体(遊離塩基ニコチン、ニコチン塩、ならびにこれに類するものなど)を意味する。
【0017】
「風味剤」または「風味」という用語は、その消費中または吸入中にニコチンの味覚特性または芳香特性を変化させる、また変化させるよう意図される、感覚刺激性の化合物、組成物、または材料を意味する。「風味剤」または「風味」という用語は、風味抽出物製造業組合(FEMA)の風味成分ライブラリに開示された化合物、および特にGRAS風味付け物質に関する出版物3〜27(例えば、Hall,R.L.&Oser,B.L.,Food Technology,February 1965 pg 151−197)、GRAS風味付け物質27(S.M.Cohen et al.,Food Technology Aug.2015 pg.40−59)、および介在するGRAS風味付け物質に関する出版物4〜26に開示された化合物を意味することが好ましい。本開示の目的において、ニコチンは風味剤または風味としては考えられない。
【0018】
本明細書に記載の吸入器物品は、貫通要素または貫通装置と組み合わされて、ニコチン粒子を消費者に送達しうる。貫通要素または貫通装置は吸入器物品の一部分から分離されてもよく、または分離されなくてもよい。複数のこれらの吸入器物品は貫通要素または貫通装置と組み合わせられて、キットを形成してもよい。
【0019】
吸入器物品は、マウスピース端から遠位端へと長軸方向軸に沿って延在する本体と、本体内に画定されたカプセル空洞とを含む。カプセル空洞は、長軸方向軸に沿って延在する空洞の長さを有する。マウスピース空気チャネルは、カプセル空洞からマウスピース端へと延在する。端キャップは遠位端の中に配置され、かつカプセル空洞へと延在する。端キャップは端キャップ遠位端から端キャップ内側端へと延在する。空気チャネルは端キャップ遠位端から端キャップ内側端へと延在する。カプセルの長さを有するカプセルは、カプセル空洞内に配置される。カプセルの長さは、空洞の長さの約25%〜約99%、または空洞の長さの約50%〜約95%、または空洞の長さの約70%〜約90%、または空洞の長さの約75%〜約85%の範囲内、または空洞の長さの約80%の範囲である。カプセルの長さは、空洞の長さの約75%〜約90%の範囲内であることが好ましく、一部の好ましい実施形態では、カプセルの長さはカプセルの長さの約80%〜約90%の範囲内であり、カプセル長さは空洞の長さの約88%である。
【0020】
吸入器本体は、サイズおよび形状が喫煙物品または紙巻たばこに似ていてもよい。吸入器本体は、吸入器物品の長軸方向軸に沿って延在する細長い円筒形の本体を有してもよい。吸入器本体は、細長い円筒形の本体の長さに沿って実質的に均一な外径を有してもよい。吸入器本体は、細長い円筒形の本体の長さに沿って均一であってもよい円形断面を有してもよい。吸入器本体の外径は約6mm〜約10mm、または約7mm〜約10mm、または約7mm〜約9mmの範囲内、または約8mmであってもよい。吸入器本体の長さ(長軸方向軸に沿った)は、約40mm〜約90mm、または約50mm〜約80mm、または約60mm〜約70mmの範囲内、または65mmであってもよい。
【0021】
空気チャネルは、吸入器本体のカプセル空洞内に渦巻状気流パターンを誘発するように構成されうる。空気チャネルは、端キャップ遠位端から吸入器本体のカプセル空洞の中へと入口空気を引き出しうる。空気チャネルは、空気が空気チャネルを通って、そしてカプセル空洞を通って流れるのにつれて、回転気流または渦巻状気流を誘発しうる。吸入器装置を通した気流は、吸入器装置の遠位端面または端キャップ遠位端において吸入器装置に入り、吸入器装置の長軸方向軸に沿ってマウスピース端へと移動することが好ましい。空気チャネルは長軸方向軸と非平行であることが好ましい。気流チャネルの入口は、端キャップ遠位端面内に画定されうる。端キャップ遠位端面は、吸入器装置の長軸方向軸に直交しうる。気流は、吸入器本体の細長い本体を通過しなくてもよい。吸入器本体の細長い本体を通して空気吸込み口がない場合がある。
【0022】
空気チャネルは、端キャップの外表面に沿って画定され、端キャップの長さに沿って延在するチャネル要素としうる。端キャップは、空気チャネルの三つの側面を画定しうる。端キャップは、下部面および空気チャネルの深さを画定する対向する深さ面を画定しうる。端キャップは、吸入器本体の遠位端に挿入され、吸入器本体の遠位端の一部分を形成しうる。吸入器本体の遠位端は、端キャップの長さの少なくとも約75%、または少なくとも約85%、または少なくとも約90%または100%を囲んでもよい。吸入器本体の遠位端は、吸入器本体の遠位端内の定位置に端キャップを収容して保持しうる。
【0023】
端キャップは、吸入器本体の遠位端に挿入されてもよく、例えば摩擦嵌めまたは接着剤によって吸入器本体に固定されてもよい。吸入器本体の遠位端部分は、端キャップチャネルと協働して、空気チャネルを囲む、または空気チャネルの残りの上部面を形成しうる。上部面は、端キャップによって画定される下部面に対向しうる。上部面および下部面は、相互に平行であってもよい。対向する深さ面は、相互に平行であってもよい。対向する上部面および下部面は、対向する深さ面に直交しうる。
【0024】
空気チャネルは、長軸方向軸と同軸である円弧に沿ってある距離に延在してもよい。空気チャネルは、吸入器装置の長軸方向軸に対して湾曲していてもよい。空気チャネルは、端キャップの長さに沿って位置の関数として端キャップの周囲の周りを回転しうる。空気チャネルは、周囲の約25%〜約50%で回転しうる。空気チャネルは、約45度〜約180度、または約45度〜約135度の範囲内の中心角(これは吸入器本体の長軸方向軸に一致しうる)を有する、端キャップの円弧の長さ(端キャップを遠位端面からみたときの距離)の周囲の周りを回転しうる。
【0025】
空気チャネルは、長軸方向軸に対してある角度でカプセル空洞に入ってもよい。空気チャネルは、約5度〜約89度、または約45度〜約89度、または約60度〜約89度、または約70度〜約88度の範囲内の角度でカプセル空洞に入ってもよい。空気チャネルは、上記で説明されたような、長軸方向軸と平行な第一の部分と、長軸方向軸に対してある角度でカプセル空洞内に抜け出る第二の部分とを有しうる。
【0026】
空気チャネルは、端キャップ内に形成される少なくとも二つ、または二つ以上の空気チャネルを含みうる。空気チャネルは、端キャップ内に形成される少なくとも三つ、または三つ以上の空気チャネルを含みうる。空気チャネルは、端キャップの周りに対称的に位置しうる。空気チャネルは、端キャップの長さに沿って端キャップの周りに相互に対向しうる。一つ以上の空気チャネルはらせん状であることが好ましい。らせん状の空気チャネルは、端キャップの長さに沿って対称的に配置されてもよく、端キャップの長さに沿って相互に対向していることが好ましい。空気チャネルはそれぞれ、長軸方向軸とそれぞれ同軸である円弧に沿ってある距離に延在してもよい。吸入器本体は、空気チャネルそれぞれの上部面を形成しうる。
【0027】
端キャップおよびその上に画定される空気チャネルは、吸入器装置のカプセル空洞を通して所望の気流パターンを付与するように正確に設計され、製造されうる。この吸入器本体および端キャップは、吸入器装置の単純かつ信頼できる製造および性能を提供しうる別個の部品組立品を形成しうる。
【0028】
端キャップの端キャップの長さは、約3mm〜約12mm、または約4mm〜約10mm、または約5mm〜約9mmの範囲内、または約7mmでありうる。端キャップの外径は、吸入器本体の内径と締り嵌めまたは摩擦嵌めを形成するために十分であってもよい。端キャップの外径は約5mm〜約10mm、または約6mm〜約9mm、または約6.5mm〜約8.5mmの範囲内、または約7.5mmであってもよい。
【0029】
端キャップは、端キャップの残りの本体よりも大きな直径を有するカラー要素を含みうる。カラー要素は、細長い吸入器本体の遠位端部分内での端キャップの適切な配置を確保するための物理的な停止部として機能しうる。カラーは細長い吸入器本体に隣接してもよい。カラーは、端キャップの残りの本体の直径よりも約0.5mm〜約1mm大きい直径を有してもよい。カラー要素は、細長い吸入器本体の外径と実質的に類似した、またはこれと同一の直径を有していてもよい。
【0030】
端キャップは、端キャップの長さを通って延在する線形貫通チャネルを含みうる。線形貫通チャネルは、端キャップの中央軸に沿って延在してもよい。線形貫通チャネルは、吸入器本体の長軸方向軸と同軸であってもよい。線形貫通チャネルは、貫通要素が線形貫通チャネルを通過できるようにサイズ設定されてもよい。線形貫通チャネルの直径は、約0.5mm〜約2mmの範囲内でありうる。
【0031】
端キャップは、線形貫通チャネル上または線形貫通チャネル内に配置される再び封じることができる要素を含みうる。線形貫通チャネルは、端キャップ遠位端の一部分を形成する第一の端と、端キャップ内側端の一部分を形成する対向する第二の端とを含む。再び封じることができる要素は、端キャップ内側端上または端キャップ内側端内に配置されうる。別の方法としてまたは追加的に、再び封じることができる要素は、端キャップ遠位端上または端キャップ遠位端内に配置されてもよい。
【0032】
再び封じることができる要素は、線形貫通チャネルをシールしうる。再び封じることができる要素は、線形貫通チャネルに沿った密封または気密のシールまたはバリアを形成しうる。線形貫通チャネルは、貫通可能な材料で形成されうる。貫通要素は、再び封じることができる要素を通過してカプセル空洞内のカプセルを穿孔しうる。再び封じることができる要素は、貫通要素が再び封じることができる要素から引き込まれるかまたは取り外されると、再封止しうる。再び封じることができる要素または膜はセプタムまたはセプタム様の要素を含んでもよい。再び封じることができる要素または膜は、ゴム、シリコーン、ポリマーで共積層化された金属箔、またはラテックス、およびこれに類するものなどの弾性材料で形成されてもよい。
【0033】
カプセル空洞は、カプセル(長円形状を有してもよい)を収容するように構成された円柱状のスペースを画定してもよい。カプセル空洞は、カプセル空洞の長さに沿って実質的に均一な、または均一な直径を有してもよい。カプセル空洞は、カプセル空洞の長さに沿って実質的に円柱状の、または円柱状の断面を有してもよい。カプセルに対するカプセル空洞の構成は、カプセルがカプセル空洞の中で安定性を有して回転するのを可能にしてもよい。カプセルの長軸方向軸は、吸入中に吸入器本体の長軸方向軸を中心に安定性を有して回転してもよい。カプセル空洞の長さは、気密バリアを形成してもよい。
【0034】
安定な回転は、吸入器本体の長軸方向軸がカプセルの回転軸と実質的に平行であることを意味する。安定な回転は、回転するカプセルの前進の欠如を意味する場合がある。吸入器本体の長軸方向軸は実質的に、カプセルの回転の軸と同一の広がりを持つことが好ましい。カプセルの安定な回転は、消費者による二回以上、または五回以上、または十回以上の「吸煙」にわたって、カプセルからのニコチン粒子の一部分の均一な混入を提供してもよい。
【0035】
カプセル空洞は、固定の空洞の長さを有してもよい。カプセル空洞の空洞の長さは、内部に収容されるカプセルの長さの少なくとも約110%〜約300%未満、またはカプセル長さの約110%〜約200%、またはカプセルの長さの約120%〜約130%の範囲内、またはカプセル長さの約125%でありうる。カプセルの長さは、空洞の長さの約25%〜約99%、または空洞の長さの約50%〜約95%、空洞の長さの約70%〜約90%、または空洞の長さの約75%〜約85%の範囲内、または空洞の長さの約80%の範囲でありうる。空洞の長さは約18mm〜約22mmの範囲内であってもよく、かつカプセルの長さは約14mm〜約18mmの範囲内であってもよく、または空洞の長さは約19mm〜約21mmの範囲内であってもよく、かつカプセルの長さは約15mm〜約17mmの範囲内であってもよく、または空洞の長さは約20mmであってもよく、かつカプセルの長さは約16mmであってもよい。
【0036】
カプセル空洞は長軸方向軸と直交する空洞内径を有し、またカプセルはカプセル外径を有する。カプセル外径は空洞内径の約80%〜約99%の範囲内であってもよく、またはカプセル外径は空洞内径の約85%〜約95%の範囲内であってもよく、またはカプセル外径は空洞内径の約90%であってもよい。カプセル外径は約5.4mm〜約6.4mmの範囲内であってもよく、かつ空洞内径は約6mm〜約7mmの範囲内であってもよく、またはカプセル外径は約5.7mm〜約6.1mmの範囲内であってもよく、かつ空洞内径は約6.4mm〜約6.8mmの範囲内であってもよく、またはカプセル外径は約5.85mmであってもよく、かつ空洞内径は約6.6mmであってもよい。
【0037】
カプセル空洞は、端キャップが上流側上の境界となってもよく、かつ多孔性支持要素が下流側上の境界となってもよい。端キャップおよび多孔性支持要素は、カプセルをカプセル空洞内で長軸方向に収容するように協働する。多孔性支持要素は細長い吸入器本体の内径を満たしてもよい。多孔性支持要素は、細長い吸入器本体の断面に沿って、多孔性支持要素を通して均一な気流を呈するように空気が流れることを可能にしうる。多孔性支持要素は、乱流効果または周縁効果を低減し、かつカプセル空洞を通して所望の気流パターンを確保または維持するように、ディフューザーとして機能してもよい。
【0038】
多孔性支持要素の長軸方向軸に沿って延在する長さは約20mm〜約40mm、または約22mm〜約35mm、または約25mm〜約30mm、または約27mmの距離であってもよい。多孔性支持要素の外径は、吸入器本体の内径と摩擦ばめを形成するために十分な外径であってもよい。多孔性支持要素の外径は約5mm〜約10mm、または約6mm〜約9mm、または約6.5mm〜約8.5mmの範囲内、または約7.5mmであってもよい。
【0039】
多孔性支持要素はフィルター要素を画定してもよい。フィルター要素は繊維の網状組織で形成されてもよい。繊維の網状組織は不織繊維要素であってもよい。多孔性支持要素は濾過材料のプラグであってもよい。多孔性支持要素を形成する繊維は、ポリ乳酸に由来するものであってもよい。多孔性支持要素を形成する繊維は、酢酸セルロースであってもよい。フィルター要素は酢酸セルロースのプラグまたはポリ乳酸のプラグであってもよい。多孔性要素はプラスチックメッシュを備えてもよい。プラスチックメッシュは約1平方mm2〜約4平方mm2、または約2平方mm2の穴を有してもよい。
【0040】
カプセルは消費の前に、吸入器物品内にシールされていてもよい。吸入器物品は、シールされたまたは気密の容器または袋の中に収容されていてもよい。吸入器物品は、吸入器物品の一つ以上の空気吸込み口チャネル、または空気出口、もしくはマウスピースを覆うための、一つ以上の剥離可能なシール層を含みうる。
【0041】
カプセルは、空気が吸入器物品を通して流れる時、その長軸方向軸または中央軸を中心に回転してもよい。カプセルは気密材料で形成されてもよく、この気密材料は、吸入器と別個であるか組み合わせられうる貫通要素によって貫通または穿孔されうる。カプセルは金属材料または高分子材料で形成されてもよく、この材料は汚染物質をカプセルに入れないように機能するが、カプセルの中のニコチン粒子の消費の前に貫通要素によって貫通または穿孔される場合がある。カプセルはポリマー材料で形成されてもよい。ポリマー材料はヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)であってもよい。カプセルはサイズ1〜サイズ4のカプセル、またはサイズ3のカプセルであってもよい。
【0042】
金属または剛直な針などの別個の貫通要素は、カプセル空洞内に受けられるカプセルを通る単一の開口部を形成しうる。貫通要素は、端キャップ上の貫通チャネルをシールする、再び封じることができる要素を通過してもよい。
【0043】
カプセルは、ニコチンを含むニコチン粒子(「ニコチン粉末」または「ニコチン粒子」とも呼ばれる)、および随意に、風味を含む粒子(「風味粒子」とも呼ばれる)を含む。カプセルは所定の量のニコチン粒子および随意の風味粒子を包含してもよい。カプセルは、少なくとも2回の吸入もしくは「吸煙」、または少なくとも約5回の吸入もしくは「吸煙」、または少なくとも約10回の吸入もしくは「吸煙」を提供するのに十分なニコチン粒子を包含してもよい。カプセルは、約5〜50回の吸入または「吸煙」、または約10〜30回の吸入または「吸煙」を提供するのに十分なニコチン粒子を含みうる。各々の吸入または「吸煙」は、約0.1mg〜約3mgのニコチン粒子をユーザーの肺に、または約0.2mg〜約2mgのニコチン粒子をユーザーの肺に、または約1mgのニコチン粒子をユーザーの肺に送達する場合がある。
【0044】
ニコチン粒子は、採用される特定の製剤に基づいてニコチンの任意の有用な濃度を有してもよい。ニコチン粒子は、少なくとも約1重量%〜最高約30重量%のニコチン、または約2重量%〜約25重量%のニコチン、または約3重量%〜約20重量%のニコチン、または約4重量%〜約15重量%のニコチン、または約5重量%〜約13重量%のニコチンを有してもよい。各々の吸入または「吸煙」で、約50〜約150マイクログラムのニコチンがユーザーの肺に送達されうることが好ましい。
【0045】
カプセルは、少なくとも約5mgのニコチン粒子、または少なくとも約10mgのニコチン粒子を保持または包含してもよい。カプセルは約900mg未満のニコチン粒子、または約300mg未満のニコチン粒子、または150mg未満のニコチン粒子を保持または含みうる。カプセルは、約5mg〜約300mgのニコチン粒子、または約10mg〜約200mgのニコチン粒子を保持または包含してもよい。
【0046】
カプセルの中で風味粒子がニコチン粒子とブレンドまたは組み合わせられた時、毎回の吸入または「吸煙」でユーザーに送達される所望の風味を提供する量の風味粒子が存在しうる。
【0047】
ニコチン粒子は、優先的にユーザーの肺の中へと吸入送達するために有用な任意のサイズ分布を有してもよい。カプセルはニコチン粒子以外の粒子を含みうる。ニコチン粒子およびその他の粒子は粉末システムを形成しうる。
【0048】
カプセルは、少なくとも約5mgの乾燥粉末(粉末システムとも呼ばれる)または少なくとも約10mgの乾燥粉末を保持または含みうる。カプセルは、約900mg未満の乾燥粉末、または約300mg未満の乾燥粉末、または約150mg未満の乾燥粉末を保持または含みうる。カプセルは、約5mg〜約300mgの乾燥粉末、または約10mg〜約200mgの乾燥粉末を保持または含みうる。
【0049】
乾燥粉末または粉末システムは、約10マイクロメートル未満、または約5マイクロメートル未満、または約1マイクロメートル〜約3マイクロメートルの範囲内の粒子サイズのニコチン粒子から成る粉末システムの少なくとも約40重量%、または少なくとも約60重量%、または少なくとも約80重量%を有してもよい。
【0050】
ニコチンを含む粒子の空気動力学的中央粒子径は、約5マイクロメートル以下、または約0.5マイクロメートル〜約4マイクロメートルの範囲内、または約1マイクロメートル〜約3マイクロメートルの範囲内、または約1.5マイクロメートル〜約2.5マイクロメートルの範囲内であってもよい。空気動力学的中央粒子径は、カスケードインパクターで測定することが好ましい。
【0051】
風味を含む粒子の空気動力学的中央粒子径は、約20マイクロメートル以上、または約50マイクロメートル以上、または約50〜約200マイクロメートルの範囲内、または約50〜約150マイクロメートルの範囲内であってもよい。空気動力学的中央粒子径は、カスケードインパクターで測定することが好ましい。
【0052】
乾燥粉末の中央粒子径は、約60マイクロメートル以下、または約1マイクロメートル〜約40マイクロメートルの範囲内、または約1.5マイクロメートル〜約25マイクロメートルの範囲内であってもよい。中央粒子径は質量あたりの中央粒子径を意味し、またレーザー回折、レーザー拡散、または電子顕微鏡によって測定することが好ましい。
【0053】
粉末システム中またはニコチン粒子中のニコチンは、医薬品として許容可能な遊離塩基ニコチン、またはニコチン塩もしくはニコチン塩水和物であってもよい。有用なニコチン塩またはニコチン塩水和物には例えば、ピルビン酸ニコチン、クエン酸ニコチン、アスパラギン酸ニコチン、乳酸ニコチン、重酒石酸ニコチン、サリチル酸ニコチン、フマル酸ニコチン、モノ−ピルビン酸ニコチン、グルタミン酸ニコチン、またはニコチン塩酸塩が挙げられる。ニコチンと結合して塩または塩水和物を形成する化合物は、その予想される薬理学的効果に基づいて選ばれてもよい。
【0054】
ニコチン粒子はアミノ酸を含むことが好ましい。アミノ酸はL−ロイシンなどのロイシンであってもよいことが好ましい。ニコチンを含む粒子にL−ロイシンなどのアミノ酸を提供することは、ニコチンを含む粒子の接着力を低減する場合があり、またニコチン粒子間の引力を低減し、従ってニコチン粒子の凝集を低減する場合がある。同様に、風味を含む粒子に対する接着力も低減する場合があり、従ってニコチン粒子の風味粒子との凝集も低減する。従って、本明細書に記載の粉末システムは自由流動材料であってもよく、またニコチン粒子と風味粒子が組み合わせられる時でも、各々の粉末構成成分の安定した相対的な粒子サイズを有する場合がある。
【0055】
ニコチンは表面修飾したニコチン塩であってもよいことが好ましく、その場合、ニコチン塩粒子は被覆された粒子または複合粒子を含む。好ましい被覆材料または複合材料はL−ロイシンであってもよい。一つの特に有用なニコチン粒子は、L−ロイシンを含む重酒石酸ニコチンであってもよい。
【0056】
粉末システムは風味粒子を含んでもよい。風味粒子は、選択的にユーザーの口または口腔に吸入送達するために有用な任意のサイズ分布を有してもよい。
【0057】
粉末システムは、約20マイクロメートル以上の粒子サイズの粒子から成る粉末システムの風味の少なくとも約40重量%、または少なくとも約60重量%、または少なくとも約80重量%を有してもよい。粉末システムは、約50マイクロメートル以上の粒子サイズの粒子から成る粉末システムの風味の少なくとも約40重量%、または少なくとも約60重量%、または少なくとも約80重量%を有してもよい。粉末システムは、約50マイクロメートル〜約150マイクロメートルの範囲内の粒子サイズの粒子から成る粉末システムの風味の少なくとも約40重量%、または少なくとも約60重量%、または少なくとも約80重量%を有してもよい。
【0058】
風味剤または風味は、固体の風味として(約22℃の室温および1気圧で)提供されてもよく、風味製剤、風味含有材料および風味前駆体を含んでもよい。風味剤は、一つ以上の天然風味剤、一つ以上の合成風味剤、または天然風味剤と合成風味剤との組み合わせを含んでもよい。本明細書に記載の風味剤は、ニコチン構成要素の味覚特性または芳香特性をその消費中または吸入中に変化させるために、または変化させることを意図するために選択および利用される感覚刺激性の化合物、組成物、または材料である。
【0059】
風味剤または風味は、天然起源または合成起源のさまざまな風味材料を指す。これらには、単一の化合物および混合物が含まれる。風味または風味剤は、消費中にニコチン構成要素の体験を高める場合がある風味特性を有する。風味は、可燃性喫煙物品の喫煙の結果から得られるものと類似の体験を提供するように選ばれてもよい。例えば、風味または風味剤は、口充足感および複雑さなどの風味特性を高める場合がある。複雑さは、単一の感覚属性が支配的になることなく、より豊かな風味の全体的なバランスが取れていることとして、一般的に知られている。口充足感は、消費者の口および喉の中での豊かさと量の知覚として説明される。
【0060】
適切な風味には例えば、たばこ、煙、メントール、ミント(ペパーミントおよびスペアミントなど)、チョコレート、甘草、柑橘類およびその他の果実風味、ガンマ八量体、バニリン、エチルバニリン、口臭消臭風味、スパイス風味(シナモンなど)、サルチル酸メチル、リナロール、ベルガモット油、ゼラニウム油、レモン油、およびジンジャー油、およびこれに類するものなどの任意の天然風味または合成風味が含まれるが、これらに限定されない。
【0061】
その他の適切な風味には、酸、アルコール、エステル、アルデヒド、ケトン、ピラジン、これらの組み合わせまたはブレンド、およびこれに類するものから成る群から選択される風味化合物が含まれてもよい。適切な風味化合物は例えば、フェニル酢酸、ソラノン、メガスチグマトリエノン、2−ヘプタノン、ベンジルアルコール、cis−3−ヘキセニルアセタート、吉草酸、吉草酸アルデヒド、エステル、テルペン、セスキテルペン、ノートカトン、マルトール、ダマセノン、ピラジン、ラクトン、アネトール、iso−s吉草酸、その組み合わせ、およびこれに類するものから成る群から選択されてもよい。
【0062】
風味のさらなる特定の実施例は、現在の文献から見いだされる場合があり、また風味付け、すなわち、臭いまたは味覚を製品に付与する当業者に周知である。
【0063】
風味剤は力価の高い風味剤であってもよく、吸入気流内で結果的に200百万分率未満となるレベルで使用・検出される場合がある。こうした風味剤の例は、β−ダマセノン、2−エチル−3,5−ジメチルピラジン、フェニルアセトアルデヒド、グアイアコール、およびフラネオールなどの主なたばこ芳香化合物である。その他の風味剤は、より高い濃度レベルで人間によってのみ感知されうる。本明細書で力価がより低い風味剤と呼ばれるこれらの風味剤は一般に、吸入空気内に放出される風味剤が結果的に、桁違いに多い量のレベルで使用される。力価のより低い適切な風味剤には例えば、天然メントールまたは合成メントール、ペパーミント、スペアミント、コーヒー、茶、スパイス(シナモン、クローブ、およびショウガなど)、ココア、バニラ、果実風味、チョコレート、ユーカリ、ゼラニウム、オイゲノール、およびリナロールが含まれるが、これらに限定されない。
【0064】
風味を含む粒子は、接着力または表面エネルギーおよび結果としてもたらされる凝集を低減する化合物を含んでもよい。風味粒子は接着力低減化合物を用いて表面修飾されて、被覆された風味粒子を形成してもよい。一つの好ましい接着力低減化合物は、ステアリン酸マグネシウムであってもよい。ステアリン酸マグネシウムなどの接着力低減化合物を風味粒子に提供すること、特に風味粒子を被覆することは、風味を含む粒子の接着力を低減する場合があり、また風味粒子の間の引力を低減し、従って風味粒子の凝集を低減する場合がある。ひいては、ニコチン粒子を有する風味粒子の凝集も低減する場合がある。従って、本明細書に記述される粉末システムは、ニコチン粒子と風味粒子が組み合わせられる時でも、ニコチンを含む粒子と風味を含む粒子の安定した相対的な粒子サイズを有してもよい。粉末システムは自由流動であってもよいことが好ましい。
【0065】
乾燥粉末吸入用の従来的な製剤は、活性粒子が吸入器を通る単純な気流による影響を受けるには小さすぎる場合があるため、活性粒子の流動化を増大するように機能する担体粒子を含有する。粉末システムは担体粒子を含んでもよい。これらの担体粒子は、約50マイクロメートル超の粒子サイズでありうるラクトースまたはマンニトールなどのサッカリドであってもよい。担体粒子は製剤中で希釈剤または膨化剤として作用することによって、用量の均一性を改善するために利用されうる。
【0066】
本明細書に記載のニコチン粉末送達システムとともに利用される粉末システムは、担体を含まなくてもよく、またはラクトースもしくはマンニトールなどのサッカリドを実質的に含まなくてもよい。担体を含まない、またはラクトースもしくはマンニトールなどのサッカリドを実質的に含まないことは、典型的な喫煙方法での吸入量または気流量と類似の吸入量または気流量でニコチンが吸入され、かつユーザーの肺に送達されることを可能にする場合がある。
【0067】
ニコチン粒子と風味は、単一のカプセル内に組み合わせられてもよい。上述の通り、ニコチン粒子および風味はそれぞれ、低減された接着力を有してもよく、それらが安定した粒子製剤をもたらし、この場合ではニコチンを含む粒子と風味含む粒子が組み合わせられた時に各構成要素の粒子サイズは実質的に変化しない。別の方法として、粉末システムは、単一のカプセルの中に収容されたニコチン粒子と、第二のカプセルの中に収容された風味粒子とを含む。
【0068】
ニコチン粒子および風味粒子は、ニコチン粒子とともに消費された時にユーザーが風味粒子を検知するように、任意の有用な相対的な量で組み合わせられてもよい。ニコチン粒子および風味粒子は、粉末システムの全重量の少なくとも約90重量%、または少なくとも約95重量%、または少なくとも約99重量%、または100重量%を形成することが好ましい。
【0069】
吸入器および吸入器システムは、従来の乾燥粉末吸入器と比較して、より複雑ではなく、また単純化された気流経路を有する。有利なことに、吸入器本体の中のカプセルの回転は、ニコチン粒子または粉末システムをエアロゾル化し、また自由流動粉末の維持を支援する場合がある。従って、吸入器物品は、上述のニコチン粒子を肺に深く送達するために、従来的な吸入器によって一般に利用される高い吸入量を必要としない場合がある。
【0070】
吸入器物品は、約5L/分未満または約3L/分未満、または約2L/分または約1.6L/分未満の流量を使用してもよい。流量は、約1L/分〜約3L/分または約1.5L/分から約2.5L/分の範囲内であることが好ましい。吸入量または流量は、カナダ保健省(Health Canada)喫煙方法のそれと同様であり、約1.6L/分であることが好ましい。
【0071】
吸入器は、従来の紙巻たばこの喫煙または電子たばこのベイピングのように、消費者によって使用されてもよい。こうした喫煙またはベイピングは二つの工程によって特徴付けられることができ、第一の工程では、消費者が所望するニコチンの全量を含有する少容量が口腔の中に引き出され、それに続く第二の工程では、所望の量のニコチンを含むエアロゾルを含むこの少容量が新鮮な空気によってさらに希釈され、肺の中により深く引き出される。どちらの工程も消費者によって制御される。第一の吸入工程中に、消費者は吸入されるニコチンの量を決定してもよい。第二の工程中に、消費者は肺の中により深く引き出される第一の量を希釈するための量を決定してもよく、気道の上皮表面に送達される有効な薬剤の濃度が最大化される。この喫煙のメカニズムは時に、「吸煙−吸入−吐出」と呼ばれる。
【0072】
本明細書で使用されるすべての科学的および技術的な用語は、別途指定のない限り、当業界で一般に使用される意味を持つ。本明細書で提供した定義は、本明細書で頻繁に使用される特定の用語の理解を容易にするために提供されている。
【0073】
「上流」および「下流」という用語は、吸入器本体を通して遠位端部分からマウスピース部分に引き出される際の吸入気流の方向に関して説明された吸入器の要素の相対的な位置を意味する。
【0074】
本明細書で使用される単数形(「一つの(a)」、「一つの(an)」、および「その(the)」)は、複数形の対象を有する実施形態を含蓄するが、その内容によって明らかに別途定められている場合はその限りではない。
【0075】
本明細書で使用される「または」は一般的に、「および/または」を含む意味で使用されるが、その内容によって明らかに別途定められている場合はその限りではない。「および/または」という用語は、列挙された要素の一つまたはすべて、または列挙された要素のうちの任意の二つ以上の組み合わせを意味する。
【0076】
本明細書で使用される「有する、持つ(have)」、「有している、持っている(having)」、「含む(include)」、「含まれる(including)」、「備える(comprise)」、「備える(comprising)」、またはこれに類するものは制約のない意味で使用され、一般的に「含むが、これに限定されない」を意味する。「から本質的に成る(consisting essentially of)」、「から成る(consisting of)」、およびこれに類するものは、「含む(comprising)」およびこれに類するものに包摂されることが理解されるであろう。
【0077】
「好ましい」および「好ましくは」という語は、ある特定の状況下で、ある特定の利点をもたらす場合がある本発明の実施形態を指す。ただし、同一またはその他の状況下で、その他の実施形態もまた好ましいものでありうる。その上、一つ以上の好ましい実施形態の列挙は、その他の実施形態が有用ではないことを暗に意味するものではなく、請求の範囲を含む本開示の範囲からその他の実施形態を除外するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0078】
図1図1は、例示的な吸入器物品の斜視図である。
図2図2は、図1の例示的な吸入器物品の長軸方向軸に沿った概略断面図である。
図3A図3Aは、例示的な端キャップの斜視図である。
図3B図3Bは、例示的な端キャップの斜視図である。
図4A図4Aは、別の例示的な端キャップの斜視図である。
図4B図4Bは、別の例示的な端キャップの斜視図である。
図5図5は、別の例示的な端キャップの断面概略図である。
図6図6は、別の例示的な端キャップの断面概略図である。
【0079】
概略図の縮尺は必ずしも正確なものではなく、図示の目的で提示されるものであり、限定するものではない。図面は本開示で説明される一つ以上の態様を図示する。ただし、図面に描かれていないその他の態様が本開示の範囲および精神に則るものと理解される。
【0080】
図1および図2は、模範的な吸入器物品100を図示する。図2は、図1の例示的な吸入器物品の長軸方向軸に沿った概略断面図である。吸入器物品100は、マウスピース端112から遠位端114へと長軸方向軸LAに沿って延在する本体110と、本体110内に画定されたカプセル空洞116とを含む。マウスピース空気チャネル111はカプセル空洞116からマウスピース端112へと延在する。端キャップ120は遠位端112の中に配置され、かつカプセル空洞116へと延在する。端キャップ120は端キャップ遠位端124から端キャップ内側端122へと端キャップの長さに延在する。端キャップ120は、端キャップ遠位端124から端キャップ内側端122へと延在する空気チャネル113を含む。空気チャネル113は長軸方向軸LAと非平行である。
【0081】
端キャップ内側端122と多孔性支持要素140はカプセル空洞116の境界となる。カプセル130は空洞116の中に配置される。カプセル130はニコチンを含む粒子を含む。端キャップ120と多孔性支持要素140は、カプセル130をカプセル空洞116の中に長軸方向に収容するように協働する。マウスピース端112はマウスピース端112で本体110が開放空間と境界となるように陥凹した端を有して図示される。別の方法として、多孔性支持要素140はマウスピース端112全体を充填するようにマウスピース端112へと延在することができる。
【0082】
カプセル空洞116は、長軸方向軸LAに沿って延在する空洞の長さL1を有する。カプセル130は、カプセルの長さL2を有する。カプセル空洞は、空洞内径D1を有する。カプセル130は、カプセル外径D2を有する。カプセル130の回転軸は、長軸方向軸LAと同延でありうる。図3A図4Bは、端キャップ120の長さに沿って位置の関数として周囲の周りを回転する、対向する湾曲した、またはらせん状の空気チャネル113を図示する。端キャップ120は、端キャップ120の残りの本体123よりも大きな直径を有するカラー要素125を含みうる。
【0083】
図3A図4A図5および図6は、端キャップ120の長さを通って延在する線形貫通チャネル121を図示する。線形貫通チャネル121は、端キャップ120の中心軸に沿って延在しうる。
【0084】
図4B図5および図6は、線形貫通チャネル121上またはその中に配置される再び封じることができる要素129を図示する。図4Bおよび図5は、端キャップ内側端122上に配置され、線形貫通チャネル121をシールする、再び封じることができる要素129を図示する。図6は、端キャップ遠位端124上に配置され、線形貫通チャネル121をシールする、再び封じることができる要素129を図示する。
【0085】
別個の貫通要素(図示せず)は、消費者が再び封じることができる要素129を線形貫通チャネル121に沿って貫通させ、カプセル空洞116内に収容されたカプセル130を穿孔するのに利用されうる。貫通要素を吸入器物品100から引き出して、再び封じることができる要素129を再封止してもよい。消費者はその後、吸入器装置を利用しうる。
図1
図2
図3A
図3B
図4A
図4B
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2019年6月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸入器物品であって、
マウスピース端から遠位端へと長軸方向軸に沿って延在する本体と、
前記本体内に画定されるカプセル空洞であって、前記長軸方向軸に沿って延在する空洞の長さを有する、カプセル空洞と、
前記カプセル空洞から前記マウスピース端へと延在するマウスピース空気チャネルと、
前記遠位端内に配置され、前記カプセル空洞へと延在する端キャップであって、端キャップ遠位端面から端キャップ内側端へと延在し、前記端キャップ遠位端面から前記端キャップ内側端部へと延在するらせん状の空気チャネルを備える、端キャップと、
前記カプセル空洞内に配置されたカプセルであって、カプセルの長さを有し、前記カプセルの長さが前記空洞の長さの約25%〜約99%、または前記空洞の長さの約50%〜約95%、または前記空洞の長さの約70%〜約90%、または前記空洞の長さの約75%〜約85%の範囲内、または前記空洞の長さの約80%である、カプセルと、を備える、吸入器物品。
【請求項2】
前記カプセルがニコチンを含む粒子を包含する、請求項1に記載の吸入器物品。
【請求項3】
前記空洞の長さが約18mm〜約22mmの範囲内であり、前記カプセルの長さが約14〜約18mmの範囲内であるか、または前記空洞の長さが約19mm〜約21mmの範囲内であり、前記カプセルの長さが約15mm〜約17mmの範囲内であるか、または前記空洞の長さが約20mmであり、前記カプセルの長さが約16mmである、請求項1または2に記載の吸入器物品。
【請求項4】
前記カプセル空洞が前記長軸方向軸と直交する空洞内径を有し、前記カプセルがカプセル外径を有し、前記カプセル外径が前記空洞内径の約80%〜約99%の範囲内であるか、または前記カプセル外径が前記空洞内径の約85%〜約95%の範囲内であるか、またはカプセル外径が前記空洞内径の約90%である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸入器物品。
【請求項5】
前記カプセル空洞が、前記長軸方向軸に直交するカプセル内径を有し、前記カプセルが前記空洞内径未満のカプセル外径を有し、前記カプセル外径が約5.4mm〜約6.4mmの範囲内であり、前記空洞内径が約6mm〜約7mmの範囲内であるか、または前記カプセル外径が約5.7mm〜約6.1mmの範囲内であり、前記空洞内径が約6.4mm〜約6.8mmの範囲内であるか、または前記カプセル外径が約5.85mmであり、前記空洞内径が約6.6mmである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の吸入器物品。
【請求項6】
前記カプセル空洞が前記空洞の長さに沿って均一または一定の直径を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸入器物品。
【請求項7】
前記カプセル空洞が固定の長さである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の吸入器物品。
【請求項8】
前記空気チャネルが、対称であり、前記端キャップの長さに沿って相互に対向することが好ましい少なくとも二つの空気チャネルを備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載の吸入器物品。
【請求項9】
前記端キャップが、線形貫通チャネルおよび前記線形貫通チャネル上または前記線形貫通チャネル内に配置される再び封じることができる要素を備える、請求項1〜8のいずれか一項に記載の吸入器物品。
【請求項10】
前記本体が、前記遠位端から前記マウスピース端へと実質的に一定である外径を有し、前記外径が約7mm〜約10mmの範囲内であることが好ましい、請求項1〜9のいずれか一項に記載の吸入器物品。
【請求項11】
前記本体内に配置され、前記カプセル空洞を前記マウスピース端から分離するフィルター要素をさらに備え、前記フィルター要素が前記カプセル空洞および前記マウスピース空気チャネルと気流連通している、請求項1〜10のいずれか一項に記載の吸入器物品。
【請求項12】
前記フィルター要素が、ポリ乳酸に由来する繊維を含む、請求項11に記載の吸入器物品。
【請求項13】
前記フィルター要素が、前記カプセル空洞の下流端を画定する、請求項11または12に記載の吸入器物品。
【請求項14】
前記請求項1〜13のいずれか一項に記載の吸入器物品を通して空気を流すことであって、前記空気を流すことが、前記カプセルを前記長軸方向軸の周りでスピンさせ、回転軸が前記長軸方向軸と実質的に安定している、空気を流すことを含む、方法。
【請求項15】
前記空気を流すことが約2L/分〜約1L/分の範囲内の流量を有する、請求項14に記載の方法。
【国際調査報告】