特表2019-537404(P2019-537404A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2019-537404地面の光起電発電モジュールユニット及び地面の光起電発電モジュール
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2019-537404(P2019-537404A)
(43)【公表日】2019年12月19日
(54)【発明の名称】地面の光起電発電モジュールユニット及び地面の光起電発電モジュール
(51)【国際特許分類】
   H02S 20/10 20140101AFI20191122BHJP
   E01C 5/22 20060101ALI20191122BHJP
   H02S 30/10 20140101ALI20191122BHJP
【FI】
   H02S20/10 K
   E01C5/22
   H02S20/10 L
   H02S30/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2018-550748(P2018-550748)
(86)(22)【出願日】2017年11月28日
(85)【翻訳文提出日】2018年9月27日
(86)【国際出願番号】CN2017113238
(87)【国際公開番号】WO2019071757
(87)【国際公開日】20190418
(31)【優先権主張番号】201721320066.4
(32)【優先日】2017年10月13日
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】518276335
【氏名又は名称】北京▲ぼ▼陽頂栄光伏科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING APOLLO DING RONG SOLAR TECHNOLOGY CO.LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】呂 河江
(72)【発明者】
【氏名】姜 威
(72)【発明者】
【氏名】王 宏
(72)【発明者】
【氏名】張 学良
(72)【発明者】
【氏名】斉 維濱
(72)【発明者】
【氏名】林 俊栄
【テーマコード(参考)】
2D051
5F151
【Fターム(参考)】
2D051AE03
2D051AH02
2D051DA11
2D051DB11
5F151BA11
5F151JA02
5F151JA09
5F151JA13
(57)【要約】
本発明は、地面の光起電発電モジュールユニット及び地面の光起電発電モジュールを開示しており、該地面の光起電発電モジュールユニットは、側面に当接部が設置されている支持フレームと、両端が前記当接部に固定、当接されている光起電部品と、両端の底面が前記支持フレームの頂部に固定されている重量受けガラスとを含み、前記重量受けガラスと前記光起電部品との間には予め設定された隙間が設置されている。本発明により提供される地面の光起電発電モジュールユニット及び地面の光起電発電モジュールは、支持フレームを設置することによって路面に支持されており、かつ光起電部品を支持し、重量受けガラスを設置することによって、光起電部品を保護及び被覆し、その装着コストが低く、メンテナンスが便利で、時間を節約し、異なる路盤条件下で装着することが可能であり、光起電部品は良質なCIGS部品を採用可能であり、発電効率がより高く、コスト回収の時間が短く、敷地を節約するなどの長所を有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
地面の光起電発電モジュールユニットであって、
側面に当接部が設置される支持フレームと、
両端が前記当接部に固定、当接される光起電部品と、
両端の底面が前記支持フレームの頂部に固定される重量受けガラスとを含み、前記重量受けガラスと前記光起電部品との間には予め設定された隙間が設置されることを特徴とする地面の光起電発電モジュールユニット。
【請求項2】
さらに、I型鋼を含み、前記I型鋼の底端はセメントブロックに固定され、前記I型鋼の頂端は前記支持フレームの底部と固定接続されることを特徴とする請求項1に記載の地面の光起電発電モジュールユニット。
【請求項3】
前記I型鋼の頂端と前記支持フレームの底部のブラケットとの間にゴムパッドが設置されることを特徴とする請求項2に記載の地面の光起電発電モジュールユニット。
【請求項4】
前記I型鋼の数量は2個であり、2つのI型鋼は互いに垂直し、かつ2つのI型鋼の垂直して交差する箇所は、アングル及び締結部材によって固定接続されていることを特徴とする請求項2に記載の地面の光起電発電モジュールユニット。
【請求項5】
前記I型鋼にワイヤ通過孔が設置されることを特徴とする請求項4に記載の地面の光起電発電モジュールユニット。
【請求項6】
前記重量受けガラスは、二層ラミネート滑り止めガラスであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の地面の光起電発電モジュールユニット。
【請求項7】
前記重量受けガラスの両端の底面は、構造用接着剤によって前記支持フレームの頂部と接着、固定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の地面の光起電発電モジュールユニット。
【請求項8】
さらに、前記重量受けガラスと前記支持フレームの両端に設置される保護枠を含み、かつ前記保護枠と前記支持フレームはボルトによって固定接続されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の地面の光起電発電モジュールユニット。
【請求項9】
前記支持フレームはアルミニウム合金材質であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の地面の光起電発電モジュールユニット。
【請求項10】
地面の光起電発電モジュールであって、
請求項1〜9のいずれか一項に記載の地面の光起電発電モジュールユニットを複数含み、隣接する地面の光起電発電モジュールユニット同士は固定接続されていることを特徴とする地面の光起電発電モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例は、太陽エネルギー発電技術に関し、特に地面の光起電発電モジュールユニット及び地面の光起電発電モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
社会の発展に伴い、人々のエネルギーに対する需要は益々多くなり、公害問題も益々厳しくなり、かつ化石エネルギーは枯渇して行く一方であり、人々のエネルギー供給の多様化、クリーンで環境にやさしいエネルギーは特に重要である。
【0003】
現在、世界各地には数えきれないほどの多くの集中式大型発電所と分布式小型発電所等が建設されている。経済が発展していない地方に、過剰な光起電発電所が建設されているが、電力の需要は少なく、廃棄されてしまう。経済が発展している地域では、さらなる装着空間を提供できず、このような状況によって、光起電発電所の発展は制限を受けている。しかしながら、広い道路の路面は光起電発電所の新大陸であり、道路上に太陽エネルギー発電部品を装着すると、占用する土地或いは空間を追加しなくて済む。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本実施例により提供される地面の光起電発電モジュールユニット及び地面の光起電発電モジュールは、太陽エネルギー発電技術の道路路面における応用空間を開拓する。
【0005】
本実施例により提供される地面の光起電発電モジュールユニットは、
側面に当接部が設置される支持フレームと、
両端が前記当接部に固定、当接される光起電部品と、
両端の底面が前記支持フレームの頂部に固定されている重量受けガラスと、を含み、前記重量受けガラスと前記光起電部品との間には予め設定された隙間が設置されている。
【0006】
上記のような地面の光起電発電モジュールユニットにおいて、さらに、I型鋼を含み、前記I型鋼の底端はセメントブロックに固定されており、前記I型鋼の頂端は前記支持フレームの底部と固定接続されていてもよい。
【0007】
上記のような地面の光起電発電モジュールユニットにおいて、前記I型鋼の頂端と前記支持フレームの底部ブラケットとの間にゴムパッドが設置されていてもよい。
【0008】
上記のような地面の光起電発電モジュールユニットにおいて、前記I型鋼の数量は2個であり、2つのI型鋼は互いに垂直し、かつ2つのI型鋼が垂直して交差する箇所は、アングル及び締結部材によって固定接続されていてもよい。
【0009】
上記のような地面の光起電発電モジュールユニットにおいて、前記I型鋼にワイヤ通過孔が設置されていてもよい。
【0010】
上記のような地面の光起電発電モジュールユニットにおいて、前記重量受けガラスは、二層ラミネート滑り止めガラスであってもよい。
【0011】
上記のような地面の光起電発電モジュールユニットにおいて、前記重量受けガラスの両端の底面は、構造用接着剤によって前記支持フレームの頂部と接着、固定されていてもよい。
【0012】
上記のような地面の光起電発電モジュールユニットにおいて、さらに、前記重量受けガラスと前記支持フレームの両端に設置されている保護枠を含み、かつ前記保護枠と前記支持フレームはボルトによって固定接続されていてもよい。
【0013】
上記のような地面の光起電発電モジュールユニットにおいて、前記支持フレームはアルミニウム合金材質であってもよい。
【0014】
本実施例はさらに、地面の光起電発電モジュール光起電装置を提供しており、本実施例により提供される地面の光起電発電モジュールユニットを複数含み、隣接する地面の光起電発電モジュールユニット同士は固定接続されている。
【発明の効果】
【0015】
本実施例により提供される地面の光起電発電モジュールユニット及び地面の光起電発電モジュールは、支持フレームを設置することによって路面に支持されており、かつ光起電部品を支持し、重量受けガラスを設置することによって、光起電部品を保護及び被覆し、その装着コストが低く、メンテナンスが便利で、時間を節約し、異なる路盤条件下で装着することが可能であり、光起電部品は良質なCIGS部品を採用可能であり、発電効率がより高く、コスト回収の時間が短く、敷地を節約するなどの長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】実施例1により提供される地面の光起電発電モジュールユニットの構造模式図である。
図2図1の端部拡大図である。
図3】実施例1により提供される地面の光起電発電モジュールユニットをセメントブロックに装着した状態図である。
図4】実施例2により提供される地面の光起電発電モジュールユニットをセメントブロックに装着した状態図である。
図5図4におけるA箇所の拡大図である。
図6】実施例2により提供される地面の光起電発電モジュールの構造平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本願の実施例について詳しく説明する。前記実施例の例示は図面に示されており、全文において、同じまたは類似した番号は、同じまたは類似した素子或いは同じまたは類似した機能を有する素子を示す。以下、図面を参照しながら説明する実施例は例示的なものであり、本願の実施例の解釈のみに用いられ、本願の実施例に対する制限と解釈されてはいけない。
【0018】
図1は、本実施例により提供される地面の光起電発電モジュールユニットの構造模式図であり、図2図1の端部拡大図であり、図3は本実施例により提供される地面の光起電発電モジュールユニットをセメントブロックに装着した状態図である。図1図3に示すように、本実施例により提供される地面の光起電発電モジュールユニット100は、支持フレーム110と、光起電部品120と、重量受けガラス130とを含む。
【0019】
ここで、支持フレーム110はセメントブロック200に固定されるために用いられ、その側面に当接部111が設置されており、当接部111は支持フレーム110の側面に沿って延伸する。支持フレーム110はアルミニウム合金材質であって、軽質化を実現することが好ましい。光起電部品120の両端は該当接部111に固定、当接されており、光起電部品120は二重ガラスフィルムの光起電部品であり、両端は接着剤によって当接部111に接着されていることが好ましい。重量受けガラス130は、二層ラミネート滑り止めガラスであり、両端の底面は支持フレーム110の頂部に固定されていることが好ましく、構造用接着剤によって支持フレーム110の頂部と接着、固定され、重量受けガラス130と光起電部品120との間に予め設定された隙間140が設置されていることが好ましい。
【0020】
本実施例により提供される地面の光起電発電モジュールユニットは、支持フレーム110を設置することによって路面に支持されており、かつ光起電部品120を支持し、重量受けガラス130を設置することによって光起電部品120を保護及び被覆し、その装着コストが低く、メンテナンスが便利で、時間を節約し、異なる路盤条件下で装着することが可能であり、光起電部品120は良質なCIGS部品を採用可能であり、発電効率がより高く、コスト回収の時間が短く、敷地を節約するなどの長所を有する。
【0021】
該地面の光起電発電モジュールユニット100は、さらに、重量受けガラス130と支持フレーム110の両端に設置されている保護枠160を含み、かつ保護枠160と支持フレーム110はボルトによって固定接続されていることが好ましい。保護枠160を設置すると、光起電部品120及び支持フレーム110の側面を保護することができて、各ユニットの間で衝突が生じて招く損害を回避できる。
【0022】
図4は、一実施例により提供される地面の光起電発電モジュールユニットをセメントブロックに装着した状態図であり、図5図4におけるA箇所の拡大図である。
【0023】
図4及び図5に示すように、本実施例により提供される地面の光起電発電モジュールユニット100は、支持フレーム110と、光起電部品120と、重量受けガラス130とを含む。その上に、該地面の光起電発電モジュールユニット100はさらに、I型鋼150を含み、該I型鋼150の底端はセメントブロック200に固定されており、該I型鋼150の頂端は支持フレーム110の底部に固定接続されている。
【0024】
I型鋼150の頂端と支持フレーム110の底部のブラケットにゴムパッド180が設置されており、I型鋼150にゴムパッド180を敷設して、滑り止め、耐衝撃するようにし、その上で走行する快適さを増加させることが好ましい。支持フレーム110はゴムパッド180に装着され、その周辺に耐候性接着剤を設け、各光起電部品120はコネクタボックス121によって電気接続され、接続された後にクリップクランプによって固定される。
【0025】
I型鋼150の数量は2個であり、2つのI型鋼150は互いに垂直し、かつ2つのI型鋼150が垂直して交差する箇所は、アングル170及び締結部材190によって固定接続されていることが好ましい。
【0026】
さらに、I型鋼150にワイヤ通過孔151が設置され、各光起電部品120を繋げた後のワイヤは該ワイヤ通過孔151から引き出されることが可能であると同時に、該ワイヤ通過孔151は重量減少の役割を果たすこともできる。
【0027】
本実施例はさらに、地面の光起電発電モジュール光起電装置を提供し、図6に示すように、該地面の光起電発電モジュール光起電装置は、本実施例により提供される地面の光起電発電モジュールユニット100を複数含み、隣接する地面の光起電発電モジュールユニット100同士は接続部材によって固定接続されている。具体的に、隣接する地面の光起電発電モジュールユニット100は、いずれも上記ゴムパッド180の両側に固定されてもよい。複数の光起電モジュールユニット100の間の配列方式は様々な方式があり、使用の要求を満たせばよい。例えば、複数の光起電モジュールユニット100の間を直線に配列、あるいは複数の光起電モジュールユニット100の間を矩形構造に配列、あるいは複数の光起電モジュールユニット100の間を台形構造に配列してもよい。
【0028】
以上、図面に示されている実施例に基づいて、本願の構造、特徴及び作用効果を詳しく説明したが、以上の記載は本願の好ましい実施例に過ぎず、本願の実施例は図面に示されている内容で実施範囲を限定するものではなく、本願の実施例の構想に基づいて行われたすべての変更または修正は、等価変化の同等の実施例であり、明細書及び図面に示されている趣旨を超えていない場合、いずれも本願の保護範囲内に属すべきである。
【符号の説明】
【0029】
100 地面の光起電発電モジュールユニット
110 支持フレーム
111 当接部
120 光起電部品
121 コネクタボックス
130 重量受けガラス
140 隙間
150 I型鋼
151 ワイヤ通過孔
160 保護枠
170 アングル
180 ゴムパッド
190 締結部材
200 セメントブロック
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】