(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
は本明細書で定義の通りである。]を開示する。本発明は、化合物及び嚢胞性線維症の治療でのそれの使用、それの製造方法、それを含む医薬組成物、及び本発明の化合物を投与することによる嚢胞性線維症の治療方法に関するものである。
治療を必要とする対象に対して、治療上有効量の請求項1に記載の式(I)の化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩を投与することを含む、対象での嚢胞性線維症の治療方法。
処置を必要とする対象に対して、請求項1に記載の化合物又は該化合物の薬学的に許容される塩、一つの強化剤、及び1以上の追加の矯正剤を投与することを含む、対象での嚢胞性線維症の治療方法。
【発明の概要】
【0021】
したがって、CFTRを調節することができる新規化合物が必要である。特に、本発明は、嚢胞性線維症の治療のためのCFTRモジュレータとして作用し得る化合物を開示する。本発明は、これら化合物の製造方法、これら化合物を含む医薬組成物及び本発明の化合物を投与することによる嚢胞性線維症の治療方法も提供する。
【0022】
<概要>
1態様において、本発明は、下記式(I)の化合物を提供する。
【0023】
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
式中、
R
1は、SO
2R
6、C(O)R
6、C(O)OR
6、及びC(O)NR
7R
8からなる群から選択され;
R
2は、C(O)OH又はそれの生物学的等価体であり;
R
2Aは、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、及びC
3−C
6シクロアルキルからなる群から選択され;
R
3は、C
1−C
6アルキル、C
3−C
6シクロアルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
3C
1−C
6アルキルは、C
1−C
6アルコキシ、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
3C
3−C
6シクロアルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
3Aは、水素、C
1−C
6アルキル、及びC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択されるか;又は
R
3及びR
3Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、C
3−C
6シクロアルキルを形成しており;R
3及びR
3A並びにそれらが結合している炭素から形成されるC
3−C
6シクロアルキルは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
4は、L
1−C
6−C
10アリール、L
1−5〜11員ヘテロアリール、L
1−4〜12員複素環、L
1−C
3−C
11シクロアルキル、及びL
1−C
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
4C
6−C
10アリール、5〜11員ヘテロアリール、4〜12員複素環、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、C(O)NR
10R
11、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1は非存在であるか、又はC
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、C
2−C
6アルキニレン、及びC
1−C
6アルキレン−O−からなる群から選択され;前記L
1C
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、及びC
2−C
6アルキニレンは、単独で又は基の部分として、C
1−C
6アルコキシ、OH、及びオキソからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
4Aは、水素、C
1−C
6アルキル、及びC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択されるか;又は
R
4及びR
4Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、4〜12員複素環を形成しており;前記4〜12員複素環は、R
9、OR
9、C(O)OR
9、C(O)NR
10R
11、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
5は、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
6は、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;前記R
6C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、R
15、OR
15、SR
15、NR
16R
17、OH、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
66〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、OC(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、NR
19R
20、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
7及びR
8は、それぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、R
21、OR
21、C(O)R
21、OC(O)R
21、C(O)OR
21、C(O)NR
22R
23、SO
2R
21、NR
22R
23、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
96〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
24、OR
24、C(O)R
24、OC(O)R
24、C(O)OR
24、SO
2R
24、NR
25R
26、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
10及びR
11は、各場合でそれぞれ独立に、水素、C
1−C
6アルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;各R
10及びR
11フェニル及び5〜6員ヘテロアリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
126〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6ハロアルコキシ、N(C
1−C
6アルキル)
2、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
15C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、オキソ、OH、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
16及びR
17は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
19及びR
20は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
21は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
21C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
22及びR
23は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルコキシ−C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;
R
25及びR
26は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルである。
【0024】
本発明の別の態様は、本発明の化合物及び薬学的担体を含む医薬組成物に関するものである。そのような組成物は、本発明の方法に従って、典型的には嚢胞性線維症膜コンダクタンス制御因子の活性に関係する状態及び障害の治療又は予防の治療方法の一部として投与することができる。特定の態様において、医薬組成物は、本発明の化合物と組み合わせての使用に好適なさらなる治療有効成分をさらに含むことができる。より特定の態様において、そのさらなる治療有効成分は、嚢胞性線維症の治療のための薬剤である。
【0025】
さらに、本明細書に開示の医薬組成物及び治療方法で有用な本発明の化合物は、製造及び使用の時に、薬学的に許容されるものである。
【0026】
本発明のさらに別の態様は、哺乳動物における嚢胞性線維症膜コンダクタンス制御因子の活性に関係する状態及び障害の治療又は予防方法に関するものである。詳細には、その方法は、嚢胞性線維症、シェーグレン症候群、膵臓機能不全、慢性閉塞性肺疾患、又は慢性閉塞性気道疾患に関係する状態及び障害の治療及び予防に有用である。したがって、本発明の化合物及び組成物は、嚢胞性線維症膜コンダクタンス制御因子制御疾患の治療又は予防のための医薬として有用である。
【0027】
当該化合物、その化合物を含む組成物、その化合物の製造方法、及びその化合物を投与することによる状態及び障害の治療若しくは予防方法について、本明細書においてさらに説明する。
【0028】
特定の態様において、本発明の化合物は、嚢胞性線維症の治療において使用するために提供される。特定の態様において、本発明の化合物は、クラスI、II、III、IV、V、及び/又はVI変異によって引き起こされる嚢胞性線維症の治療において使用するために提供される。
【0029】
本発明は、本発明の化合物及び医薬において使用するための好適な薬学的担体を含む医薬組成物も提供する。特定の態様において、その医薬組成物は、嚢胞性線維症の治療において使用するためのものである。
【0030】
本発明のこれら及び他の目的について、以下の段落で説明する。これらの目的は、本発明の範囲を狭めるものと考えるべきではない。
【0031】
<発明の詳細な説明>
本明細書においては、式(I)の化合物について説明する。
【0032】
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R
1、R
2、R
2A、R
3、R
3A、R
4、R
4A、及びR
5は、上記<概要>において及び<発明の詳細な説明>において以下で定義されている。さらに、そのような化合物を含む組成物並びにそのような化合物及び組成物を用いる状態及び障害の治療方法も含まれる。
【0033】
本明細書に含まれる化合物は、いずれかの置換基において、又は本明細書における式において複数存在する1以上の可変要素を含むことができる。各場合での可変要素の定義は、別の場合でのそれの定義とは独立である。さらに、置換基の組み合わせは、そのような組み合わせによって安定な化合物となる場合のみ許容される。安定な化合物は、反応混合物から単離することができる化合物である。
【0034】
定義
本明細書と意図される特許請求の範囲で使用する場合、単数形の「一つの」、「1個の」及び「その」は、文脈によって別の内容が明瞭に示されていない限り、複数形の記載を含む。したがって、例えば「化合物」と言う場合には、単一の化合物だけでなく、1以上の同一若しくは異なる化合物を含み、「薬学的に許容される担体」と言う場合には、単一の薬学的に許容される担体並びに1以上の薬学的に許容される担体などを意味する。
【0035】
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される場合に、全く異なる形で言及されていない限り、下記の用語は示した意味を有する。
【0036】
本明細書で使用される「アルケニル」という用語は、2〜10個の炭素を含み、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を含む直鎖若しくは分岐の炭化水素を意味する。「C
2−C
6アルケニル」という用語は、2〜6個の炭素原子を含むアルケニル基を意味する。C
2−C
6アルケニルの例には、ブタ−1,3−ジエニル、エテニル、2−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、3−ブテニル、4−ペンテニル及び5−ヘキセニルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
【0037】
本明細書で使用される「C
1−C
6アルコキシ」という用語は、酸素原子を介して親分子に連結された本明細書で定義のC
1−C
6アルキル基を意味する。アルコキシの非限定的例には、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、2−プロポキシ、ブトキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、及びヘキシルオキシなどがある。
【0038】
本明細書中で用いられる「アルキル」という用語は、飽和の直鎖若しくは分岐炭化水素鎖基を意味する。場合により、アルキル部分における炭素原子の数は、接頭辞「C
x−C
y」(xは置換基における炭素原子の最小数であり、yは最大数である。)によって示される。したがって、例えば「C
1−C
6−アルキル」とは、1〜6個の炭素原子を含むアルキル置換基を意味し、「C
1−C
3−アルキル」とは、1〜3個の炭素原子を含むアルキル置換基を意味する。アルキルの代表例には、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソ−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、2,2−ジメチルプロピル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1−エチルプロピル及び1,2,2−トリメチルプロピルなどがあるが、これらに限定されるものではない。本明細書で使用される「アルキル」、「C
1−C
6アルキル」、「C
1−C
4アルキル」及び「C
1−C
3アルキル」という用語は、別段の断りがない限り、置換されていない。
【0039】
「アルキレン」又は「アルキレニル」という用語は、例えば1〜10個の炭素原子又は1〜6個の炭素原子(C
1−C
6アルキレニル)、又は1〜4個の炭素原子又は2〜3個の炭素原子(C
1−C
3アルキレニル)又は2〜6個の炭素原子(C
2−C
6アルキレニル)の直鎖若しくは分岐の飽和炭化水素から誘導される二価の基を指す。C
1−C
6アルキレニルの例には、−CH
2−、−CH
2CH
2−、−C((CH
3)
2)−CH
2CH
2CH
2−、−C((CH
3)
2)−CH
2CH
2−、−CH
2CH
2CH
2CH
2−、及び−CH
2CH(CH
3)CH
2−などがあるが、これらに限定されるものではない。
【0040】
本明細書で使用される「アルケニレン」という用語は、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を含む直鎖若しくは分岐の炭化水素鎖から誘導される二価基を意味する。本明細書で使用される「C
2−C
6アルケニレン」という用語は、2〜6個の炭素を含み、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を含む直鎖若しくは分岐の炭化水素鎖から誘導される二価の基を意味する。
【0041】
本明細書で使用される「アルキニレン」という用語は、少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を含む直鎖若しくは分岐の炭化水素基から誘導される二価の基を意味する。本明細書で使用される「C
2−C
6アルキニレン」という用語は、2〜6個の炭素原子を含み、少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を含む、直鎖若しくは分岐鎖の炭化水素基から誘導された二価の基を意味する。
【0042】
本明細書で使用される「C
2−C
6アルキニル」という用語は、2〜6個の炭素原子を含み、少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を含む直鎖若しくは分岐の炭化水素基を意味する。C
2−C
6アルキニルの代表例には、アセチレニル、1−プロピニル、2−プロピニル、3−ブチニル、2−ペンチニル及び1−ブチニルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
【0043】
本明細書で使用される「C
3−C
11シクロアルキル」という用語は、3〜11個の炭素原子、0個のヘテロ原子、及び0個の二重結合を含む炭化水素環基を意味する。C
3−C
11シクロアルキル基は、単一環(単環式)であることができるか、2以上の環(多環式若しくは二環式)を有することができる。単環式シクロアルキル基は典型的には、3〜8個の炭素環原子を含み(C
3−C
8単環式シクロアルキル)、さらにより典型的には3〜6個の炭素環原子を含む(C
3−C
6単環式シクロアルキル)。単環式シクロアルキルの例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、及びシクロオクチルなどがある。多環式シクロアルキル基は2以上の環を含み、二環式シクロアルキルは2個の環を含む。ある種の実施形態において、多環式シクロアルキル基は2個若しくは3個の環を含む。多環式及び二環式シクロアルキル基内の基は、架橋、縮合若しくはスピロ配置、又はこれらの組み合わせであることができる。スピロ環式シクロアルキルでは、1個の原子が2個の異なる環に共通である。スピロ環式シクロアルキルの例には、スピロ[2.5]オクタニル及びスピロ[4.5]デカニルなどがある。架橋シクロアルキルでは、環が少なくとも2個の隣接しない原子を共有する。架橋シクロアルキルの例には、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.2.2]オクチル、ビシクロ[3.2.1]オクチル、ビシクロ[3.1.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[3.2.2]ノニル、ビシクロ[3.3.1]ノニル、及びビシクロ[4.2.1]ノニル、トリシクロ[3.3.1.0
3,7]ノニル(オクタヒドロ−2,5−メタノペンタレニル又はノルアダマンチル)、トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デシル(アダマンチル)、及びトリシクロ[4.3.1.1
3,8]ウンデシル(ホモアダマンチル)などがあるが、これらに限定されるものではない。縮合環シクロアルキルにおいて、それらの環は1個の共通の結合を共有している。縮合環シクロアルキルの例には、デカリン(デカヒドロナフチル)、ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、及びビシクロ[2.2.0]オクチルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
【0044】
本明細書で使用される「C
3−C
6シクロアルキル」という用語は、3〜6個の炭素原子、0個のヘテロ原子、及び0個の二重結合を含む炭化水素環基を意味する。C
3−C
6シクロアルキル基は、単一環(単環式)であることができるか、2個の環(二環式)を有することができる。
【0045】
本明細書で使用される「C
4−C
11シクロアルケニル」という用語は、4〜11個の炭素原子、0個のヘテロ原子、及び1以上の二重結合を含む非芳香族炭化水素環基を意味する。C
4−C
11シクロアルケニル基は、単一環(単環式)であることができるか、2以上の環(多環式若しくは二環式)を有することができる。単環式シクロアルケニルの例には、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニル、シクロヘプチル、シクロオクテニル、及びシクロオクタジエニルなどがある。二環式シクロアルケニルの例には、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エニルなどがある。
【0046】
本明細書で使用される「C
4−C
8単環式シクロアルケニル」という用語は、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニル、シクロヘプチル、シクロヘプタジエニル、シクロオクテニル、及びシクロオクタジエニルを意味する。
【0047】
本明細書で使用される「C
4−C
7単環式シクロアルケニル」という用語は、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニル、及びシクロヘプチルを意味する。
【0048】
本明細書で用いられる「ハロ」又は「ハロゲン」という用語は、Cl、Br、I又はFを意味する。
【0049】
本明細書で用いられる「ハロアルキル」という用語は、1個、2個、3個、4個、5個若しくは6個の水素原子がハロゲンによって置き換わっている本明細書で定義のアルキル基を意味する。「C
1−C
6ハロアルキル」という用語は、1個、2個、3個、4個、5個若しくは6個の水素原子がハロゲンによって置き換わっている本明細書で定義のC
1−C
6アルキル基を意味する。「C
1−C
3ハロアルキル」という用語は、1個、2個、3個、4個若しくは5個の水素原子がハロゲンによって置き換わっている本明細書で定義のC
1−C
3アルキル基を意味する。ハロアルキルの代表例には、クロロメチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、フルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2−クロロ−3−フルオロペンチル、トリフルオロブチル及びトリフルオロプロピルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
【0050】
本明細書で使用される「ハロアルコキシ」という用語は、1個、2個、3個、4個、5個又は6個の水素原子がハロゲンによって置き換わっている本明細書で定義のアルコキシ基を意味する。「C
1−C
6ハロアルコキシ」という用語は、1個、2個、3個、4個、5個又は6個の水素原子がハロゲンによって置き換わっている本明細書で定義のC
1−C
6アルコキシ基を意味する。
【0051】
本明細書で使用される「4〜12員複素環」という用語は、少なくとも1個の炭素原子が、独立にO、N、及びSからなる群から選択されるヘテロ原子によって置き換わっている4〜12個の炭素環原子の炭化水素環基を意味する。4〜12員複素環は、単一環(単環式)であることができるか、2以上の環(二環式若しくは多環式)を有することができる。ある種の実施形態において、単環式複素環は、4員、5員、6員、7員若しくは8員の炭化水素環であって、少なくとも1個の炭素環原子が独立にO、N、及びSからなる群から選択されるヘテロ原子によって置き換わったものである。ある種の実施形態において、単環式複素環は、4〜7員の炭化水素環であって、少なくとも1個の炭素環原子がヘテロ原子によって置き換わったものである。4員単環式複素環は、0個若しくは1個の二重結合、及びO、N、及びSからなる群から選択される1個のヘテロ原子を含む。5員単環式複素環は、0個若しくは1個の二重結合、及びO、N、及びSからなる群から選択される1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含む。5員単環式複素環の例には、環中に1個のO;1個のS;1個のN;2個のN;3個のN;1個のS及び1個のN;1個のS、及び2個のN;1個のO及び1個のN;又は1個のO及び2個のNを含むものなどがある。5員単環式複素環基の非限定的な例には、1,3−ジオキソラニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、ジヒドロチエニル、イミダゾリジニル、オキサゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、イソオキサゾリジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピロリジニル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、チアゾリニル、及びチアゾリジニルなどがある。6員単環式複素環は、0個、1個若しくは2個の二重結合及び1個、2個若しくは3個のO、N及びSからなる群から選択されるヘテロ原子を含む。6員単環式複素環の例には、環中に、1個のO;2個のO;1個のS;2個のS;1個のN;2個のN;3個のN;1個のS、1個のO、及び1個のN;1個のS及び1個のN;1個のS及び2個のN;1個のS及び1個のO;1個のS及び2個のO;1個のO及び1個のN;及び1個のO及び2個のNを含むものなどがある。6員単環式複素環の例には、ジヒドロピラニル、1,4−ジオキサニル、1,3−ジオキサニル、1,4−ジチアニル、ヘキサヒドロピリミジン、モルホリニル、1,4−ジヒドロピリジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロチオピラニル、チオモルホリニル、チオキサニル、及びトリチアニルなどがある。7員及び8員の単環式複素環は、0個、1個、2個若しくは3個の二重結合及び1個、2個若しくは3個のO、N及びSからなる群から選択されるヘテロ原子を含む。単環式複素環の例には、アゼチジニル、アゼパニル、アジリジニル、1,4−ジアゼパニル、ジヒドロピラニル、1,3−ジオキサニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジチオラニル、1,3−ジチアニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、イソチアゾリニル、イソチアゾリジニル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、モルホリニル、オキシアゼパニル、オキサジアゾリニル、オキサジアゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリジニル、オキセタニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピラニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、ピロリニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチエニル、チアジアゾリニル、チアジアゾリジニル、チアゾリニル、チアゾリジニル、チオモルホリニル、チオピラニル、及びトリチアニルなどがあるが、これらに限定されるものではない。多環式複素環基は2以上の環を含み、二環式複素環は2個の環を含む。ある種の実施形態において、多環式複素環基は2個若しくは3個の環を含む。多環式及び二環式複素環基内の環は、架橋、縮合若しくはスピロ配置、又はそれらの組み合わせであることができる。スピロ環式複素環では、1個の原子が2個の異なる環に共通である。スピロ環式複素環の非限定的な例には、6−オキサスピロ[2.5]オクタニル、2−アザスピロ[3.3]ヘプチル、5−アザスピロ[2.4]ヘプチル、5−アザスピロ[2.5]オクチル、2−アザスピロ[3.5]ノニル、2−アザスピロ[3.4]オクチル、3−アザスピロ[5.5]ウンデシル、5−アザスピロ[3.4]オクチル、2−オキサスピロ[3.3]ヘプチル、2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプチル、6−オキサ−2−アザスピロ[3.4]オクチル、6−アザスピロ[3.4]オクチル、7−アザスピロ[3.5]ノニル、8−アザスピロ[4.5]デシル、1−オキサ−7−アザスピロ[4.4]ノニル、1−オキサ−7−アザスピロ[3.5]ノニル、1−オキサ−8−アザスピロ[4.5]デシル、1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デシル、1−オキサ−4,9−ジアザスピロ[5.5]ウンデシル、2−オキサ−7−アザスピロ[3.5]ノニル、5−オキサ−2−アザスピロ[3.5]ノニル、6−オキサ−2−アザスピロ[3.5]ノニル、7−オキサ−2−アザスピロ[3.5]ノニル、8−オキサ−2−アザスピロ[4.5]デシル、2,7−ジアザスピロ[4.4]ノニル、1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デシル、1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デシルなどがある。縮合環複素環において、それらの環は1個の共通の結合を有する。縮合二環式複素環の例は、4〜6員単環式複素環に縮合したフェニル基、又はC
3−C
6単環式シクロアルキルに縮合した4〜6員単環式複素環、又はC
4−C
7単環式シクロアルケニルに縮合した4〜6員単環式複素環、又は4〜7員単環式複素環に縮合した4〜6員単環式複素環である。縮合二環式複素環の例には、1,2−ジヒドロフタラジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]ジオキセピニル、クロマニル、クロメニル、イソクロマニル、2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシニル、イソインドリル、2,3−ジヒドロベンゾ[b]チエニル、ヘキサヒドロ−1H−シクロペンタ[c]フラニル、3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル、ベンゾピラニル、ベンゾチオピラニル、インドリニル、デカヒドロピロロ[3,4−b]アゼピニル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、2,3−ジヒドロベンゾチエニル、2,3−ジヒドロ−1H−インドリル、3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル、2,3,4,6−テトラヒドロ−1H−ピリド[1,2−a]ピラジン−2−イル、ヘキサヒドロピラノ[3,4−b][1,4]オキサジン−1(5H)−イル、ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル、ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール−3a(1H)−イル、ヘキサヒドロ−1H−オキサゾロ[3,4−a]ピラジニル、オクタヒドロピロロ[3,4−b][1,4]オキサジニル、オクタヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジニル、オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジニル、オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジニル、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリルなどがあるが、これらに限定されるものではない。架橋複素環では、それらの環は、少なくとも2個の隣接しない原子を共有している。そのような架橋複素環の例には、8−オキサビシクロ[3.2.1]オクタニル、7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、アザビシクロ[2.2.1]ヘプチル(2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル)、8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル、オクタヒドロ−2,5−エポキシペンタレン、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、ヘキサヒドロ−1H−1,4−メタノシクロペンタ[c]フラン、アザ−アダマンタン(1−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン)、及びオキサ−アダマンタン(2−オキサトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカンなど)などがあるが、これらに限定されるものではない。複素環中の窒素及び硫黄ヘテロ原子は、酸化されていても良く(例えば、1,1−ジオキシドテトラヒドロチエニル、1,1−ジオキシド−1,2−チアゾリジニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニル))、窒素原子は四級化されていても良い。多環式複素環の非限定的な例には、6,7−ジヒドロ−[1,3]ジオキソロ[4,5−f]ベンゾフラニルなどがある。
【0052】
本明細書で使用される「4〜6員複素環」という用語は、4〜6個の炭素環原子の炭化水素環基であって、少なくとも1個の炭素原子が独立にO、N及びSからなる群から選択されるヘテロ原子によって置き換わっているものを意味する。4員単環式複素環は、0個若しくは1個の二重結合、及び1個のO、N及びSからなる群から選択されるヘテロ原子を含む。5員単環式複素環は、0個若しくは1個の二重結合及び1個、2個若しくは3個のO、N及びSからなる群から選択されるヘテロ原子を含む。5員単環式複素環の例には、環中に、1個のO;1個のS;1個のN;2個のN;3個のN;1個のS及び1個のN;1個のS、及び2個のN;1個のO及び1個のN;又は1個のO及び2個のNを含むものなどがある。5員単環式複素環基の非限定的な例には、1,3−ジオキソラニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、ジヒドロチエニル、イミダゾリジニル、オキサゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、イソオキサゾリジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピロリジニル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、チアゾリニル、及びチアゾリジニルなどがある。6員単環式複素環は、0個、1個若しくは2個の二重結合及び1個、2個若しくは3個のO、N及びSからなる群から選択されるヘテロ原子を含む。6員単環式複素環の例には、環中に1個のO;2個のO;1個のS;2個のS;1個のN;2個のN;3個のN;1個のS、1個のO、及び1個のN;1個のS及び1個のN;1個のS及び2個のN;1個のS及び1個のO;1個のS及び2個のO;1個のO及び1個のN;及び1個のO及び2個のNを含むものなどがある。6員単環式複素環の例には、ジヒドロピラニル、1,4−ジオキサニル、1,3−ジオキサニル、1,4−ジチアニル、ヘキサヒドロピリミジン、モルホリニル、1,4−ジヒドロピリジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロチオピラニル、チオモルホリニル、チオキサニル、及びトリチアニルなどがある。
【0053】
本明細書で使用される「5〜11員ヘテロアリール」という用語は、単環式ヘテロアリール及び二環式ヘテロアリールを意味する。「5〜7員ヘテロアリール」は、5員環又は6員環である。5員環は2個の二重結合を含む。5員環は、O又はSから選択される1個のヘテロ原子;又は1個、2個、3個若しくは4個の窒素原子及び任意に1個の酸素又は1個の硫黄原子を含むことができる。6員環は、3個の二重結合及び1個、2個、3個若しくは4個の窒素原子を含む。5〜6員単環式ヘテロアリールの例には、フラニル、イミダゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、1,3−オキサゾリル、ピリダジノニル、ピリジノニル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピロリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、1,3−チアゾリル、チエニル、トリアゾリル、及びトリアジニルなどがあるが、これらに限定されるものではない。二環式ヘテロアリールは、フェニルに縮合した単環式ヘテロアリール、又はC
3−C
6単環式シクロアルキルに縮合した単環式ヘテロアリール、又はC
4−C
7単環式シクロアルケニルに縮合した単環式ヘテロアリール、又は単環式ヘテロアリールに縮合した単環式ヘテロアリール、又は4〜7員単環式複素環に縮合した単環式ヘテロアリールからなる。二環式ヘテロアリール基の代表例には、4H−フロ[3,2−b]ピロリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、フタラジニル、2,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−5(4H)−イル、6,7−ジヒドロ−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−5(4H)−イル、6,7−ジヒドロ−1,3−ベンゾチアゾリル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、インダゾリル、インドリル、イソインドリル、イソキノリニル、ナフチリジニル、ピリドイミダゾリル、キノリニル、4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジニル、2,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−イル、チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル、チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−2−イル、及び5,6,7,8−テトラヒドロキノリン−5−イルなどがあるが、これらに限定されるものではない。ヘテロアリール環中の窒素原子は、酸化されていても良く、アルキル化されていても良い。
【0054】
本明細書で使用される「6〜10員アリール」という用語は、6〜10個の炭素原子、0個のヘテロ原子、及び1以上の芳香環を含む炭化水素環基を意味する。6〜10員アリール基は、単一環(単環式)であっても良いか、2個の環(二環式)を有していても良い。二環式アリールは、ナフチル、又は単環式シクロアルキルに縮合したフェニル、又は単環式シクロアルケニルに縮合したフェニルである。6〜10員アリール基の代表例には、フェニル、インデニル、テトラヒドロナフタレニル、ジヒドロインデニル(インダニル)、ナフチルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
【0055】
例示的な環を含めた前記アリール、前記シクロアルキル、前記シクロアルケニル、前記複素環、及び前記ヘテロアリールは、別段の断りがない限り、置換されていても良く、環系内に含まれるいずれか置換可能な原子を介して親部分に結合していても良い。
【0056】
本明細書で使用される「ヘテロ原子」という用語は、窒素、酸素、及び硫黄を意味する。
【0057】
本明細書で使用される「オキソ」という用語は、=O基を意味する。
【0058】
「放射標識」という用語は、原子のうちの少なくとも1個が放射性原子又は放射性同位体であり、その放射性原子若しくは同位体が自然にγ線若しくはエネルギー粒子、例えばα粒子若しくはβ粒子、又は陽電子を放出する、本発明の化合物を意味する。そのような放射性原子の例には、
3H(トリチウム)、
14C、
11C、
15O、
18F、
35S、
123I、及び
125Iなどがあるが、これらに限定されるものではない。
【0059】
非水素基が、ある部分のいずれか置換可能な原子の水素基に代わっている場合、その部分は「置換された」と記載される。したがって、例えば、置換された複素環部分は、少なくとも1個の非水素基が複素環上の水素基に代わっている複素環部分である。確認しておくべき点として、部分上に複数の置換がある場合、各非水素基は同一でも異なっていても良い(別段の断りがない限り)。
【0060】
ある部分が「置換されていても良い」と記載されている場合、その部分は(1)置換されているか、(2)置換されていなくとも良い。ある部分が特定数までの非水素基で置換されていても良いと記載されている場合、その部分は、(1)置換されていないか、(2)その特定数までの非水素基又は部分上の最大数以下の置換可能な位置のいずれか少ない方で置換されていても良い。したがって、例えば、ある部分が3個以下の非水素基で置換されていても良いヘテロアリールと記載されている場合、3個未満の置換可能な位置を有するヘテロアリールは、そのヘテロアリールが置換可能な位置を有するのと同じ数の非水素基までしか置換可能ではないと考えられる。例を挙げると、テトラゾリル(置換可能な位置を一つのみ有する)は、1個以下の非水素基で置換されていても良いものと考えられる。さらに例を挙げると、アミノ窒素が2個以下の非水素基で置換されていても良いと記載されている場合、1級アミノ窒素は2個以下の非水素基で置換されていても良いが2級アミノ窒素は、1個以下のみの非水素基で置換されていても良い。
【0061】
「治療する(treat)」、「治療(treating)」及び「治療(treatment」という用語は、疾患及び/又はそれに付随する症状を緩和又は抑制する方法を指す。ある種の実施形態において、「治療する(treat)」、「治療(treating)」及び「治療(treatment)」は、対象によって識別できないかも知れない少なくとも一つの物理パラメータを改善することを指す。さらに別の実施形態において、「治療する(treat)」、「治療(treating)」及び「治療(treatment)」は、物理的に(例えば、識別可能な症状の安定化)、生理的に(例えば、物理パラメータの安定化)、又はその両方で疾患又は障害を調節することを指す。さらなる実施形態において、「治療する(treat)」、「治療(treating)」及び「治療(treatment)」は、疾患若しくは障害の進行を遅らせることを指す。
【0062】
「予防する(prevent)」、「予防(preventing)」及び「予防(prevention)」という用語は、疾患及び/又はそれに付随する症状の発症を予防する方法又は対象が疾患を獲得するのを妨害する方法を指す。本明細書で使用される場合、「予防する(prevent)」、「予防(preventing)」及び「予防(prevention)」には、疾患及び/又はそれに付随する症状の発症を遅らせること、並びに対象が疾患若しくは障害を獲得又は発症するリスクを低減することも含まれる。
【0063】
「治療上有効量」という表現は、特定の対象若しくは対象群において単独で又は治療のための別の医薬と組み合わせて投与した場合に、治療対象の状態又は障害の1以上の症状の発症を予防するか、それをある程度緩和する上で十分な化合物又は薬学的に許容される塩の量を意味する。「治療上有効量」は、化合物、疾患及びそれの重度、並びに治療を受ける対象の年齢、重量、健康状態などに応じて変動し得る。例えばヒト又は他の哺乳動物において、治療上有効量は、研究室又は臨床設定で実験的に求めることができるか、特定の疾患及び治療される対象について、米国食品・医薬品局又は同等の外国機関のガイドラインによって要求される量であることができる。
【0064】
「対象」という用語は、本明細書において、霊長類(例:ヒト)、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、ウマ、イヌ、ネコ、ウサギ、ラット、マウスなど(これらに限定されるものではない)の哺乳動物のような動物を指すものと定義される。1実施形態において、対象はヒトである。「ヒト」、「患者」及び「対象」という用語は、本明細書においては互換的に使用される。
【0065】
「1以上」という用語は、1〜8を指す。1実施形態において、それは1〜8を指す。1実施形態において、それは1〜7を指す。1実施形態において、それは1〜6を指す。1実施形態において、それは1〜5を指す。1実施形態において、それは1〜4を指す。1実施形態において、それは1又は3を指す。別の実施形態において、それは1〜3を指す、さらに別の実施形態において、それは1〜2を指す。さらに他の実施形態において、それは2を指す。さらに他の実施形態において、それは1を指す。
【0066】
本明細書で使用される「生物学的等価体」という用語は、式(I)を有する化合物に同様の生物学的特性を与える実質的に同様の物理特性若しくは化学特性を有する部分を意味する。−C(O)OH生物学的等価体の例には、−P(O)(OH)
2、−P(O)(OH)(H)、−P(O)(OH)(O−C
1−C
6アルキル)、−P(O)(CH
3)(OH)、−B(OH)
2、−SO
3H、−CH(OH)CF
3、−C(O)NH(OH)、−C(O)NH(CN)、−C(O)NHSO
2R
G3a、−SO
2NHC(O)R
G3a、−C(O)NHSO
2NHR
G3a、−C(O)NHSO
2N(R
G3a)
2、−SO
2NH
2、−SO
2NHR
G3a、−SO
2N(R
G3a)
2、−C(O)NHS(O)(R
G3a)=NC(O)R
G3a、−C(O)NHS(O)(R
G3a)=NR
G3b、
【0067】
【化3】
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などがあり;式中、
R
G3aは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルキル−O−C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、又はG
Aであり;
R
G3bは、水素、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
6ハロアルキル又はG
Aであり;
G
Aは、各場合で独立に、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールであり、それらはそれぞれ、独立に置換されていないか、又は1、2若しくは3個の独立に選択されるR
u基で置換されており;
R
uは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、−CN、オキソ、−NO
2、−OR
j、−OC(O)R
k、−OC(O)N(R
j)
2、−S(O)
2R
j、−S(O)
2N(R
j)
2、−C(O)R
k、−C(O)OR
j、−C(O)N(R
j)
2、−N(R
j)
2、−N(R
j)C(O)R
k、−N(R
j)S(O)
2R
k、−N(R
j)C(O)O(R
k)、又は−N(R
j)C(O)N(R
j)
2であり;
R
jは、各場合で独立に、水素、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択され;
R
kは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル又はC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択される。
【0068】
本明細書で使用される場合、「クラスI変異」は、タンパク質合成を妨害する変異を指す。それにより、mRNAにおける翻訳の終了(終止コドン)の早期シグナルが導入される。切断CFTRタンパク質は不安定で、急速に分解することから、正味の効果は、頂端膜にタンパク質が全くないというものである。特に、クラスI変異は、p.Gly542X(G542X)、W1282X、c.489+1G>T(621+1G>T)、又はc.579+1G>T(711+1G>T)変異を指す。詳細には、クラスI変異は、G542X;又はW1282X変異を指す。
【0069】
本明細書で使用される場合、「クラスII変異」は、タンパク質変異に影響する変異を指す。これによって、フォールディングできず、及び/又は頂端膜上のそれの機能部位に移動できないCFTRタンパク質の産生が生じる。特に、クラスII変異は、Phe508del(F508del)、Ile507del、又はAsn1303Lys(N1303K)変異を指す。詳細には、クラスII変異は、F508del又はN1303K変異を指す。
【0070】
本明細書で使用される場合、「クラスIII変異」は、CFTRチャネルの制御を変える変異を指す。変異CFTRタンパク質は、細胞膜に適切に移動及び局在化するが活性化できないか、それは塩化物イオンチャネルとして機能できない。特に、クラスIII変異は、p.Gly551Asp(G551D)、G551S、R553G;G1349D;S1251N、G178R、S549N変異を指す。詳細には、クラスIII変異は、G551D、R553G、G1349D、S1251N、G178R、又はS549N変異を指す。
【0071】
本明細書で使用される場合、「クラスIV変異」は、塩化物イオンコンダクタンスに影響する変異を指す。CFTRタンパク質は細胞膜に正しく移動されるが、塩化物イオン流低下又は「ゲーティング欠陥」(ほとんどが膜貫通ドメイン内に位置するミスセンス変異である。)を生じる。特に、クラスIV変異は、p.Arg117His(R117H)、R347P、又はp.Arg334Trp(R334W)変異を指す。
【0072】
本明細書で使用される場合、「クラスV変異」は、頂端膜で正常に機能するCFTRのレベルを低下させるか、「コンダクタンス欠陥」(例えば、部分異常スプライシング変異又は非効率な移動ミスセンス変異)を生じる変異を指す。特に、クラスV変異は、c.1210−12T[5](5T対立遺伝子)、c.S3140−26A>G(3272−26A>G)、c.3850−2477C>T(3849+10kbC>T)変異を指す。
【0073】
本明細書で使用される場合、「クラスVI変異」は、存在するCFTRの安定性を低下させるか、他のチャネルの制御に影響してCFTRタンパク質の固有の不安定性に至らせる変異を指す。実際には、機能性であるが、CFTRタンパク質は細胞表面で不安定であり、それは急速に除去及び細胞機構によって分解される。特に、クラスVI変異は、レスキューF508del、120del23、N287Y、4326出るTC、又は4279insA変異を指す。詳細には、クラスVI変異は、レスキューF508del変異を指す。
【0074】
化合物
本発明の化合物は、上記で記載の一般式(I)を有する。
【0075】
可変基の特定の値は次の通りである。そのような値は、適宜に、前記又は下記で定義の他の値、定義、請求項及び実施形態のいずれかとともに用いることができる。
【0076】
式(I)
1実施形態は、下記式(I)の化合物に関するものである。
【0077】
【化4】
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式中、
R
1は、SO
2R
6、C(O)R
6、C(O)OR
6、及びC(O)NR
7R
8からなる群から選択され;
R
2は、C(O)OH又はそれの生物学的等価体であり;
R
2Aは、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、及びC
3−C
6シクロアルキルからなる群から選択され;
R
3は、C
1−C
6アルキル、C
3−C
6シクロアルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
3C
1−C
6アルキルは、C
1−C
6アルコキシ、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
3C
3−C
6シクロアルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
3Aは、水素、C
1−C
6アルキル、及びC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択されるか;又は
R
3及びR
3Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、C
3−C
6シクロアルキルを形成しており;R
3及びR
3A並びにそれらが結合している炭素から形成されるC
3−C
6シクロアルキルは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
4は、L
1−C
6−C
10アリール、L
1−5〜11員ヘテロアリール、L
1−4〜12員複素環、L
1−C
3−C
11シクロアルキル、及びL
1−C
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
4C
6−C
10アリール、5〜11員ヘテロアリール、4〜12員複素環、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、C(O)NR
10R
11、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1は非存在であるか、又はC
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、C
2−C
6アルキニレン、及びC
1−C
6アルキレン−O−からなる群から選択され;前記L
1C
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、及びC
2−C
6アルキニレンは、単独で又は基の部分として、C
1−C
6アルコキシ、OH、及びオキソからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
4Aは、水素、C
1−C
6アルキル、及びC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択されるか;又は
R
4及びR
4Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、4〜12員複素環を形成しており;前記4〜12員複素環は、R
9、OR
9、C(O)OR
9、C(O)NR
10R
11、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
5は、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
6は、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;前記R
6C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、R
15、OR
15、SR
15、NR
16R
17、OH、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
66〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、OC(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、NR
19R
20、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
7及びR
8は、それぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、R
21、OR
21、C(O)R
21、OC(O)R
21、C(O)OR
21、C(O)NR
22R
23、SO
2R
21、NR
22R
23、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
96〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
24、OR
24、C(O)R
24、OC(O)R
24、C(O)OR
24、SO
2R
24、NR
25R
26、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
10及びR
11は、各場合でそれぞれ独立に、水素、C
1−C
6アルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;各R
10及びR
11フェニル及び5〜6員ヘテロアリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
126〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6ハロアルコキシ、N(C
1−C
6アルキル)
2、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
15C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、オキソ、OH、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
16及びR
17は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
19及びR
20は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
21は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
21C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
22及びR
23は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルコキシ−C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;
R
25及びR
26は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルである。
【0078】
別の実施形態は、
R
1が、SO
2R
6、C(O)R
6、C(O)OR
6、及びC(O)NR
7R
8からなる群から選択され;
R
2が、C(O)OH又はそれの生物学的等価体であり;
R
2Aが、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、及びC
3−C
6シクロアルキルからなる群から選択され;
R
3が、C
1−C
6アルキル、C
3−C
6シクロアルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
3C
1−C
6アルキルが、C
1−C
6アルコキシ、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
3C
3−C
6シクロアルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールが、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
3Aが、水素、C
1−C
6アルキル、及びC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択されるか;又は
R
3及びR
3Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、C
3−C
6シクロアルキルを形成しており;R
3及びR
3A並びにそれらが結合している炭素から形成されるC
3−C
6シクロアルキルが、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
4が、(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10アリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環、(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキル、及び(C
1−C
6アルキレン)
x−C
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
4のC
6−C
10員アリールの(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10員アリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールの5〜11員ヘテロアリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環の4〜12員複素環、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルのC
3−C
11シクロアルキル、及び前記(C
1−C
6アルキレン)
x−C
4−C
11シクロアルケニルのC
4−C
11シクロアルケニルが、R
9、OR
9、C(O)OR
9、C(O)NR
10R
11、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
4Aが、水素、C
1−C
6アルキル、及びC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択され;
R
5が、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルが、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
6が、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;前記R
6C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルが、R
15、OR
15、SR
15、NR
16R
17、OH、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
66〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環が、R
18、OR
18、C(O)R
18、OC(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、NR
19R
20、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
7及びR
8が、それぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
9が、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、R
21、OR
21、C(O)R
21、OC(O)R
21、C(O)OR
21、C(O)NR
22R
23、SO
2R
21、NR
22R
23、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
96〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環が、R
24、OR
24、C(O)R
24、OC(O)R
24、C(O)OR
24、SO
2R
24、NR
25R
26、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
10及びR
11が、各場合でそれぞれ独立に、水素、C
1−C
6アルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;各R
10及びR
11フェニル及び5〜6員ヘテロアリールが、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
12が、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
126〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール,C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環が、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
13及びR
14が、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
15が、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
15C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルが、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環が、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、オキソ、OH、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
16及びR
17が、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
18が、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環が、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
19及びR
20が、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
21が、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
21C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環が、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
22及びR
23が、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
24が、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルコキシ−C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;
R
25及びR
26が、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
xが0又は1である、式(I)の化合物に関するものである。
【0079】
式(I)の1実施形態において、R
1は、SO
2R
6、C(O)R
6、C(O)OR
6、及びC(O)NR
7R
8からなる群から選択される。式(I)の別の実施形態において、R
1はC(O)R
6又はC(O)OR
6である。式(I)の別の実施形態において、R
1はSO
2R
6である。式(I)の別の実施形態において、R
1はC(O)R
6である。式(I)の別の実施形態において、R
1はC(O)OR
6である。式(I)の別の実施形態において、R
1はC(O)NR
7R
8である。
【0080】
式(I)の1実施形態において、R
2はC(O)OH又はそれの生物学的等価体である。式(I)の別の実施形態において、R
2は、−P(O)(OH)
2、−P(O)(OH)(H)、−P(O)(OH)(O−C
1−C
6アルキル)、−P(O)(CH
3)(OH)、−B(OH)
2、−SO
3H、−CH(OH)CF
3、−C(O)NH(OH)、−C(O)NH(CN)、−C(O)NHSO
2R
G3a、−SO
2NHC(O)R
G3a、−C(O)NHSO
2NHR
G3a、−C(O)NHSO
2N(R
G3a)
2、−SO
2NH
2、−SO
2NHR
G3a、−SO
2N(R
G3a)
2、−C(O)NHS(O)(R
G3a)=NC(O)R
G3a、−C(O)NHS(O)(R
G3a)=NR
G3b、
【0081】
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
であり;
R
G3aは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルキル−O−C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、又はG
Aであり;
R
G3bは、水素、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
6ハロアルキル又はG
Aであり;
G
Aは、各場合で独立に、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールであり、それらはそれぞれ独立に、置換されていないか、又は1、2若しくは3個の独立に選択されるR
u基で置換されており;
R
uは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、−CN、オキソ、−NO
2、−OR
j、−OC(O)R
k、−OC(O)N(R
j)
2、−S(O)
2R
j、−S(O)
2N(R
j)
2、−C(O)R
k、−C(O)OR
j、−C(O)N(R
j)
2、−N(R
j)
2、−N(R
j)C(O)R
k、−N(R
j)S(O)
2R
k、−N(R
j)C(O)O(R
k)、又は−N(R
j)C(O)N(R
j)
2であり;
R
jは、各場合で独立に、水素、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択され;
R
kは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル又はC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択される。式(I)の別の実施形態において、R
2は、−P(O)(OH)
2、−P(O)(OH)(H)、−B(OH)
2、−SO
3H、−CH(OH)CF
3、−C(O)NH(OH)、−C(O)NH(CN)、−C(O)NHSO
2R
G3a、−SO
2NHC(O)R
G3a、−C(O)NHSO
2NHR
G3a、−C(O)NHSO
2N(R
G3a)
2、−SO
2NH
2、−SO
2NHR
G3a、−SO
2N(R
G3a)
2、−C(O)NHS(O)(R
G3a)=NC(O)R
G3a、−C(O)NHS(O)(R
G3a)=NR
G3b、又は
【0082】
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
であり;
R
G3aは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルキル−O−C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、又はG
Aであり;
R
G3bは、水素、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
6ハロアルキル又はG
Aであり;
G
Aは、各場合で独立に、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールであり、それらはそれぞれ独立に、置換されていないか、又は1、2若しくは3個の独立に選択されるR
u基で置換されており;
R
uは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、−CN、オキソ、−NO
2、−OR
j、−OC(O)R
k、−OC(O)N(R
j)
2、−S(O)
2R
j、−S(O)
2N(R
j)
2、−C(O)R
k、−C(O)OR
j、−C(O)N(R
j)
2、−N(R
j)
2、−N(R
j)C(O)R
k、−N(R
j)S(O)
2R
k、−N(R
j)C(O)O(R
k)、又は−N(R
j)C(O)N(R
j)
2であり;
R
jは、各場合で独立に、水素、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択され;
R
kは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル又はC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択される。
【0083】
式(I)の別の実施形態において、R
2はC(O)OHである。式(I)の別の実施形態において、R
2は−C(O)NHSO
2R
G3a又は−C(O)NHSO
2N(R
G3a)
2であり;R
G3aは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルキル−O−C
1−C
6アルキル、又はG
Aであり;G
Aは、各場合で独立に、シクロアルキルであり、それは独立に、置換されていないか、又は1、2若しくは3個の独立に選択されるR
u基で置換されており;R
uは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキルである。式(I)の別の実施形態において、R
2は−C(O)NHSO
2R
G3aであり;R
G3aは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルキル−O−C
1−C
6アルキル、又はG
Aであり;G
Aは、各場合で独立に、シクロアルキルであり、それは独立に、置換されていないか、又は1、2若しくは3個の独立に選択されるR
u基で置換されており;R
uは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキルである。式(I)の別の実施形態において、R
2は−C(O)NHSO
2N(R
G3a)
2であり;R
G3aは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキルである。
【0084】
式(I)の1実施形態において、R
2Aは、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、及びC
3−C
6シクロアルキルからなる群から選択される。式(I)の別の実施形態において、R
2Aは水素又はC
1−C
6アルキルである。式(I)の別の実施形態において、R
2Aは水素である。式(I)の別の実施形態において、R
2AはC
1−C
6アルキルである。式(I)の別の実施形態において、R
2AはCH
3である。
【0085】
式(I)の1実施形態において、R
2はC(O)OHであり;R
2Aは水素である。
【0086】
式(I)の1実施形態において、
R
2は、−P(O)(OH)
2、−P(O)(OH)(H)、−B(OH)
2、−SO
3H、−CH(OH)CF
3、−C(O)NH(OH)、−C(O)NH(CN)、−C(O)NHSO
2R
G3a、−SO
2NHC(O)R
G3a、−C(O)NHSO
2NHR
G3a、−C(O)NHSO
2N(R
G3a)
2、−SO
2NH
2、−SO
2NHR
G3a、−SO
2N(R
G3a)
2、−C(O)NHS(O)(R
G3a)=NC(O)R
G3a、−C(O)NHS(O)(R
G3a)=NR
G3b、又は
【0087】
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
であり;
R
G3aは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルキル−O−C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、又はG
Aであり;
R
G3bは、水素、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
6ハロアルキル又はG
Aであり;
G
Aは、各場合で独立に、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールであり、それらはそれぞれ独立に、置換されていないか、又は1、2若しくは3個の独立に選択されるR
u基で置換されており;
R
uは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、−CN、オキソ、−NO
2、−OR
j、−OC(O)R
k、−OC(O)N(R
j)
2、−S(O)
2R
j、−S(O)
2N(R
j)
2、−C(O)R
k、−C(O)OR
j、−C(O)N(R
j)
2、−N(R
j)
2、−N(R
j)C(O)R
k、−N(R
j)S(O)
2R
k、−N(R
j)C(O)O(R
k)、又は−N(R
j)C(O)N(R
j)
2であり;
R
jは、各場合で独立に、水素、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択され;
R
kは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル又はC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択され;
R
2Aは水素である。式(I)の1実施形態において、
R
2は−C(O)NHSO
2R
G3a又は−C(O)NHSO
2N(R
G3a)
2であり;
R
G3aは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルキル−O−C
1−C
6アルキル、又はG
Aであり;
G
Aは、各場合で独立に、シクロアルキルであり、それは独立に、置換されていないか、又は1、2若しくは3個の独立に選択されるR
u基で置換されており;
R
uは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキルであり;
R
2Aは水素である。
【0088】
式(I)の1実施形態において、R
3は、C
1−C
6アルキル、C
3−C
6シクロアルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
3C
1−C
6アルキルは、C
1−C
6アルコキシ、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
3C
3−C
6シクロアルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
3Aは、独立に水素、C
1−C
6アルキル、及びC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択される。式(I)の別の実施形態において、R
3は、C
1−C
6アルキル及びC
3−C
6シクロアルキルからなる群から選択され;前記R
3C
1−C
6アルキルは、1以上のC
1−C
6アルコキシで置換されていても良く;前記R
3C
3−C
6シクロアルキルは、1以上のC
1−C
6アルキルで置換されていても良く;R
3Aは独立に水素である。式(I)の別の実施形態において、R
3はC
1−C
6アルキルであり;前記R
3C
1−C
6アルキルは1以上のC
1−C
6アルコキシで置換されていても良く;R
3Aは独立に水素である。式(I)の別の実施形態において、R
3はC
3−C
6シクロアルキルであり;前記R
3C
3−C
6シクロアルキルは1以上のC
1−C
6アルキルで置換されていても良く;R
3Aは水素である。式(I)の1実施形態において、R
3はCH
3であり、R
3Aは水素である。式(I)の1実施形態において、R
3はC(CH
3)
3であり、R
3Aは水素である。式(I)の1実施形態において、R
3はC(OCH
3)(CH
3)
2であり、R
3Aは水素である。式(I)の1実施形態において、R
3はシクロプロピルであり、前記R
3シクロプロピルは1個のCH
3で置換されていても良く;R
3Aは水素である。式(I)の1実施形態において、R
3はビシクロ[1.1.1]ペンタニルであり、R
3Aは水素である。
【0089】
式(I)の1実施形態において、R
3及びR
3Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、C
3−C
6シクロアルキルを形成しており;R
3及びR
3A並びにそれらが結合している炭素から形成されるC
3−C
6シクロアルキルは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。式(I)の別の実施形態において、R
3及びR
3Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、C
3−C
6シクロアルキルを形成しており、それは置換されていない。式(I)の別の実施形態において、R
3及びR
3Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピルを形成している。
【0090】
式(I)の1実施形態において、R
4は、L
1−C
6−C
10アリール、L
1−5〜11員ヘテロアリール、L
1−4〜12員複素環、L
1−C
3−C
11シクロアルキル、及びL
1−C
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
4C
6−C
10アリール、5〜11員ヘテロアリール、4〜12員複素環、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、C(O)NR
10R
11、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1は非存在であるか、又はC
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、C
2−C
6アルキニレン、及びC
1−C
6アルキレン−O−からなる群から選択され;前記L
1C
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、及びC
2−C
6アルキニレンは、単独で又は基の部分として、C
1−C
6アルコキシ、OH、及びオキソからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは、水素、C
1−C
6アルキル、及びC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択される。式(I)の別の実施形態において、R
4は、L
1−C
6−C
10アリール、L
1−5〜11員ヘテロアリール、L
1−4〜12員複素環、及びL
1−C
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;前記R
4C
6−C
10アリール、5〜11員ヘテロアリール、4〜12員複素環、及びC
3−C
11シクロアルキルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1は非存在であるか、又はC
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、C
2−C
6アルキニレン、及びC
1−C
6アルキレン−O−からなる群から選択され;前記L
1C
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、及びC
2−C
6アルキニレンは、単独で又は基の部分として、C
1−C
6アルコキシ、OH、及びオキソからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは、水素、及びC
1−C
6アルキルからなる群から選択される。式(I)の別の実施形態において、R
4はL
1−C
6−C
10アリールであり;前記R
4C
6−C
10アリールは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1はC
1−C
6アルキレンであり;R
4Aは水素である。式(I)の別の実施形態において、R
4はL
1−5〜11員ヘテロアリールであり;前記R
45〜11員ヘテロアリールは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1はC
1−C
6アルキレンであり;R
4Aは水素である。式(I)の別の実施形態において、R
4はL
1−4〜12員複素環であり;前記R
44〜12員複素環は、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1はC
1−C
6アルキレンであり;R
4Aは水素である。式(I)の別の実施形態において、R
4はL
1−C
3−C
11シクロアルキルであり;前記R
4L
1−C
3−C
11シクロアルキルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1はC
1−C
6アルキレンであり;R
4Aは水素である。式(I)の1実施形態において、R
4及びR
4Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、4〜12員複素環を形成しており;前記4〜12員複素環は、R
9、OR
9、C(O)OR
9、C(O)NR
10R
11、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。式(I)の別の実施形態において、R
4及びR
4Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、4〜12員複素環を形成しており;前記4〜12員複素環は、OR
9、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。
【0091】
式(I)の1実施形態において、R
4は、(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10アリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環、(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキル、及び(C
1−C
6アルキレン)
x−C
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10員アリールのC
6−C
10員アリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールの5〜11員ヘテロアリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環の4〜12員複素環、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルのC
3−C
11シクロアルキル、及び前記(C
1−C
6アルキレン)
x−C
4−C
11シクロアルケニルのC
4−C
11シクロアルケニルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、C(O)NR
10R
11、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは、水素、C
1−C
6アルキル、及びC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択され;xは0又は1である。式(I)の別の実施形態において、R
4は、(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10アリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環、及び(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10員アリールのC
6−C
10員アリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールの5〜11員ヘテロアリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環の4〜12員複素環、及び前記(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルのC
3−C
11シクロアルキルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;xは0又は1である。式(I)の別の実施形態において、R
4は(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10アリールであり;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10員アリールは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;xは0又は1である。
【0092】
式(I)の別の実施形態において、R
4は(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールであり;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;xは0又は1である。式(I)の別の実施形態において、R
4は(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環であり;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環は、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;xは0又は1である。式(I)の別の実施形態において、R
4は(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルであり;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;xは0又は1である。
【0093】
式(I)の1実施形態において、R
5は、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
126〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール,C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルである。式(I)の別の実施形態において、R
5は、C
6−C
10員アリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、及び5〜11員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、及び5〜11員ヘテロアリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。式(I)の別の実施形態において、R
5は、C
6−C
10員アリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、及び5〜11員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、及び5〜11員ヘテロアリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
12C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6ハロアルコキシ、N(C
1−C
6アルキル)
2、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。
【0094】
式(I)の1実施形態において、R
5は、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
126〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール,C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルである。式(I)の別の実施形態において、R
5は、C
6−C
10員アリール及び5〜11員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール及び5〜11員ヘテロアリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。式(I)の別の実施形態において、R
5は、C
6−C
10員アリール及び5〜11員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール及び5〜11員ヘテロアリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
12C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。
【0095】
式(I)の別の実施形態において、R
5はC
6−C
10員アリールであり;前記R
5C
6−C
10員アリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。式(I)の別の実施形態において、R
5は、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環であり;前記R
5フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環は、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。式(I)の別の実施形態において、R
5は5〜11員ヘテロアリールであり;前記R
55〜11員ヘテロアリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。式(I)の別の実施形態において、R
5は5〜11員ヘテロアリールであり;前記R
55〜11員ヘテロアリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
12C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6ハロアルコキシ、N(C
1−C
6アルキル)
2、OH、オキソ、CN、NO
2、OH、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。
【0096】
式(I)の別の実施形態において、R
5はフェニルであり、それは置換されていない。式(I)の別の実施形態において、R
5はフェニルであり;前記R
5フェニルは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。式(I)の別の実施形態において、R
5はフェニルであり;それは、1個のR
12で置換されており;R
12はC
1−C
6アルキルである。式(I)の別の実施形態において、R
5はフェニルであり;それは、1個のR
12で置換されており;R
12はCH
3又はCH(CH
3)
2である。式(I)の別の実施形態において、R
5はピリジニルであり;それは、独立にR
12、OR
12、及びNR
13R
14からなる群から選択される1以上の置換基で置換されており;R
12は独立にC
1−C
6アルキルであり;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。式(I)の別の実施形態において、R
5はピリジニルであり;それは、独立にR
12、OR
12、及びNR
13R
14からなる群から選択される1以上の置換基で置換されており;R
12は独立にCH
3又はCH(CH
3)
2であり;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、CH
3である。式(I)の別の実施形態において、R
5はピリジニルであり;前記R
5ピリジニルは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。
【0097】
式(I)の1実施形態において、R
6は、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;前記R
6C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、R
15、OR
15、SR
15、NR
16R
17、OH、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
66〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、OC(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、NR
19R
20、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
15C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、オキソ、OH、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
16及びR
17は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。式(I)の別の実施形態において、R
6は、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;前記R
6C
1−C
6アルキルは、R
15、OR
15、SR
15、OH、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
66〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、OH、オキソ、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、OH、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル及びC
6−C
10員アリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。
【0098】
式(I)の1実施形態において、R
6はC
1−C
6アルキルであり;前記R
6C
1−C
6アルキルは、R
15、OR
15、SR
15、OH、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、OH、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。式(I)の別の実施形態において、R
6はC
1−C
6アルキルであり;前記R
6C
1−C
6アルキルは、1個のR
15で置換されており;R
15は、各場合で独立に、6〜10員アリールである。式(I)の別の実施形態において、R
6はC
2アルキルであり;前記R
6C
2アルキルは、1個のR
15で置換されており;R
15は、各場合で独立に、フェニルである。式(I)の別の実施形態において、R
6はC
1−C
6アルキルであり;前記R
6C
1−C
6アルキルは置換されていない。式(I)の別の実施形態において、R
6は−CH
3である。式(I)の別の実施形態において、R
6は−CH(CH
3)
2である。式(I)の1実施形態において、R
6は4〜12員複素環であり;前記R
64〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、OH、オキソ、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル及びC
6−C
10員アリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。式(I)の別の実施形態において、R
6は4〜12員複素環であり;前記R
64〜12員複素環は、置換されていない。式(I)の別の実施形態において、R
6はテトラヒドロフラニルである。式(I)の別の実施形態において、R
6はテトラヒドロピラニルである。式(I)の1実施形態において、R
6はC
3−C
11シクロアルキルであり;前記R
6C
3−C
11シクロアルキルは、R
18、OR
18、C(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、OH、オキソ、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル及びC
6−C
10員アリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。式(I)の別の実施形態において、R
6はC
3−C
11シクロアルキルであり;前記R
6C
3−C
11シクロアルキルは、1以上のFで置換されていても良い。式(I)の別の実施形態において、R
6はC
3−C
11シクロアルキルであり;前記C
3−C
11シクロアルキルは置換されていない。式(I)の別の実施形態において、R
6はシクロヘキシルであり;前記R
6シクロヘキシルは、2個のFで置換されている。式(I)の別の実施形態において、R
6はシクロペンチルである。式(I)の別の実施形態において、R
6はシクロヘキシルである。
【0099】
式(I)の1実施形態において、R
1はC(O)OR
6であり;R
6はC
1−C
6アルキルであり;前記R
6C
1−C
6アルキルは、R
15、OR
15、SR
15、OH、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、OH、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。
【0100】
式(I)の1実施形態において、R
1はC(O)OR
6であり;R
6はC
1−C
6アルキルであり;前記R
6は、置換されていないC
1−C
6アルキルである。
【0101】
式(I)の1実施形態において、R
1はC(O)R
6であり;R
6は4〜12員複素環であり;前記R
64〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、OH、オキソ、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル及びC
6−C
10員アリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。
【0102】
式(I)の1実施形態において、R
1はC(O)R
6であり;R
6は4〜12員複素環であり;前記R
64〜12員複素環は置換されていない。
【0103】
式(I)の1実施形態において、R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、R
21、OR
21、C(O)R
21、OC(O)R
21、C(O)OR
21、C(O)NR
22R
23、SO
2R
21、NR
22R
23、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
96〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
24、OR
24、C(O)R
24、OC(O)R
24、C(O)OR
24、SO
2R
24、NR
25R
26、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
21は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
21C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
22及びR
23は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルコキシ−C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
25及びR
26は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルである。式(I)の別の実施形態において、R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキルは、R
21、OR
21、C(O)OR
21、NR
22R
23、OH、CN、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
96〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、R
24、OR
24、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
21は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール、及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;各R
21C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール、及びC
3−C
11シクロアルキルは、1以上のCNで置換されていても良く;R
22及びR
23は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルであり;R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルコキシ−C
1−C
6アルキル、及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択される。
【0104】
式(I)の1実施形態において、R
10及びR
11は、各場合でそれぞれ独立に、水素、C
1−C
6アルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;各R
10及びR
11フェニル及び5〜6員ヘテロアリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br、及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。式(I)の別の実施形態において、R
10及びR
11は、各場合でそれぞれ独立に、水素及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;各R
10及びR
115〜6員ヘテロアリールは、1以上のC
1−C
6アルコキシで置換されていても良い。
【0105】
式(I)の1実施形態において、R
4は(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10アリールであり;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10員アリールは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;xは0又は1であり;R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキルは、1以上のFで置換されていても良く;各R
9シクロアルキルは、1以上のR
24で置換されていても良く;R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキルである。式(I)の1実施形態において、R
4はL
1−C
6−C
10アリールであり;前記R
4C
6−C
10員アリールは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1は非存在であるか、又はC
1−C
6アルキレンであり;R
4Aは水素であり;R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキルは、1以上のFで置換されていても良く;各R
9シクロアルキルは、1以上のR
24で置換されていても良く;R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキルである。
【0106】
式(I)の別の実施形態において、R
4はCH
2−フェニルであり;前記R
4CH
2−フェニルは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;R
9は、各場合で独立に、CH
3、CF
3、シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルからなる群から選択され;各R
9シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルは、1以上のCH
3で置換されていても良い。式(I)の別の実施形態において、R
4はフェニルであり;前記R
4フェニルは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;R
9は、各場合で独立に、CH
3、CF
3、シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルからなる群から選択され;各R
9シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルは、1以上のCH
3で置換されていても良い。
【0107】
式(I)の別の実施形態において、R
4は(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールであり;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;xは0又は1であり;R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキルは、1以上のFで置換されていても良く;各R
9シクロアルキルは、1以上のR
24で置換されていても良く;R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキルである。式(I)の別の実施形態において、R
4はL
1−5〜11員ヘテロアリールであり;前記R
45〜11員ヘテロアリールは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1は非存在であるか、又はC
1−C
6アルキレンであり;R
4Aは水素であり;R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキルは、1以上のFで置換されていても良く;各R
9シクロアルキルは、1以上のR
24で置換されていても良く;R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキルである。
【0108】
式(I)の別の実施形態において、R
4はCH
2−ピリジニルであり;前記R
4CH
2−ピリジニルは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;R
9は、各場合で独立に、CH
3、CF
3、シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルからなる群から選択され;各R
9シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルは、1以上のCH
3で置換されていても良い。式(I)の別の実施形態において、R
4はピリジニルであり;前記R
4ピリジニルは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;R
9は、各場合で独立に、CH
3、CF
3、シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルからなる群から選択され;各R
9シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルは、1以上のCH
3で置換されていても良い。式(I)の別の実施形態において、R
4はCH
2−キノリニルであり;前記R
4CH
2−キノリニルは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;R
9は、各場合で独立に、CH
3、CF
3、シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルからなる群から選択され;各R
9シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルは、1以上のCH
3で置換されていても良い。
【0109】
式(I)の1実施形態において、R
4は、
【0110】
【化8】
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からなる群から選択され;R
xは、CH
3及びOCH
3からなる群から選択され、R
yは、CF
3、CH
3、C(CH
3)
3、シクロプロピル、CH
3で置換されているシクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルからなる群から選択され;nは0又は1である。
【0111】
1実施形態は、下記式(I)の化合物に関するものである。
【0112】
【化9】
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式中、
R
1は、SO
2R
6、C(O)R
6、C(O)OR
6、及びC(O)NR
7R
8からなる群から選択され;
R
2は、C(O)OH又はそれの生物学的等価体であり;
R
2Aは、水素及びC
1−C
6アルキルからなる群から選択され;
R
3は、C
1−C
6アルキル及びC
3−C
6シクロアルキルからなる群から選択され;前記R
3C
1−C
6アルキルは、1以上のC
1−C
6アルコキシで置換されていても良く;前記R
3C
3−C
6シクロアルキルは、C
1−C
6アルキルで置換されていても良く;
R
3Aは水素であり;又は
R
3及びR
3Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、C
3−C
6シクロアルキルを形成しており;
R
4は、(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10アリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環、及び(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10員アリールのC
6−C
10員アリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールの5〜11員ヘテロアリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環の4〜12員複素環、及び前記(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルのC
3−C
11シクロアルキルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
4Aは水素であり;
R
5は、C
6−C
10員アリール及び5〜11員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール及び5〜11員ヘテロアリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
6は、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;前記R
6C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、は、R
15、OR
15、SR
15、OH、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
66〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、OH、オキソ、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
7及びR
8は、それぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキルは、R
21、OR
21、C(O)OR
21、NR
22R
23、OH、CN、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
96〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、R
24、OR
24、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
10及びR
11は、各場合でそれぞれ独立に、水素及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;各R
10及びR
115〜6員ヘテロアリールは、1以上のC
1−C
6アルコキシで置換されていても良く;
R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;
R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルであり;
R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、OH、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル及びC
6−C
10員アリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
21は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール、及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;各R
21C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール及びC
3−C
11シクロアルキルは、CNで置換されていても良く;
R
22及びR
23は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルであり;
R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルコキシ−C
1−C
6アルキル、及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;
xは0又は1である。
【0113】
1実施形態は、下記式(I)の化合物に関するものである。
【0114】
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
式中、
R
1は、SO
2R
6、C(O)R
6、C(O)OR
6、及びC(O)NR
7R
8からなる群から選択され;
R
2は、C(O)OH又はそれの生物学的等価体であり;
R
2Aは、水素及びC
1−C
6アルキルからなる群から選択され;
R
3は、C
1−C
6アルキル及びC
3−C
6シクロアルキルからなる群から選択され;前記R
3C
1−C
6アルキルは、1以上のC
1−C
6アルコキシで置換されていても良く;前記R
3C
3−C
6シクロアルキルは、C
1−C
6アルキルで置換されていても良く;
R
3Aは水素であり;又は
R
3及びR
3Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、C
3−C
6シクロアルキルを形成しており;
R
4は、L
1−C
6−C
10アリール、L
1−5〜11員ヘテロアリール、L
1−4〜12員複素環、及びL
1−C
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;前記R
4C
6−C
10アリール、5〜11員ヘテロアリール、4〜12員複素環、及びC
3−C
11シクロアルキルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1は非存在であるか、又はC
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、C
2−C
6アルキニレン、及びC
1−C
6アルキレン−O−からなる群から選択され;前記L
1C
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、及びC
2−C
6アルキニレンは、単独で又は基の部分として、C
1−C
6アルコキシ、OH、及びオキソからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
4Aは、水素及びC
1−C
6アルキルからなる群から選択されるか;又は
R
4及びR
4Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、4〜12員複素環を形成しており;前記4〜12員複素環は、OR
9、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
5は、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、及びフェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環からなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、及びフェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環は、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
6は、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;前記R
6C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、は、R
15、OR
15、SR
15、OH、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
66〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、OH、オキソ、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
7及びR
8は、それぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキルは、R
21、OR
21、C(O)OR
21、NR
22R
23、OH、CN、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
96〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、R
24、OR
24、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
10及びR
11は、各場合でそれぞれ独立に、水素及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;各R
10及びR
115〜6員ヘテロアリールは、1以上のC
1−C
6アルコキシで置換されていても良く;
R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
12C
3−C
11シクロアルキル及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6ハロアルコキシ、N(C
1−C
6アルキル)
2、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルであり;
R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、OH、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル及びC
6−C
10員アリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
21は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール、及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;各R
21C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール及びC
3−C
11シクロアルキルは、CNで置換されていても良く;
R
22及びR
23は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルであり;
R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルコキシ−C
1−C
6アルキル、及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;
R
25及びR
26は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルである。
【0115】
例示的な式(I)の化合物には、下記のものなどがあるが、これらに限定されるものではない。
【0116】
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[6−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−[(2R
*)−2−フェニルプロパノイル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メトキシフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(ベンゼンスルホニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(オキサン−2−イル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(2S
*,3S
*)−3−(プロパン−2−イル)オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2−メトキシ−5−フェニルピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(4−フルオロフェニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S
*)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1S)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R)−2−メトキシ−3−フェニルプロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−[({2−メトキシ−5−[1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル]フェニル}メチル)アミノ]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シス−4−ヒドロキシ−4−プロピルシクロヘキサン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S
*)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−カルボニル]−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(2R
*)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−カルボニル]−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−[({2−メトキシ−5−[1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル]フェニル}メチル)アミノ]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1R
*)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S
*)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−カルボニル]−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1S
*)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリメチルシリル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(2−tert−ブチル−5−メトキシピリジン−4−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(1R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−フルオロフェニル)−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(1R
*)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−(2,2,6,6−テトラメチルオキサン−4−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(5−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−N−(メタンスルホニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキサミド;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S
*)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[4−(3−クロロフェニル)オキサン−4−イル]メチル}アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボニル)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−1−[(1R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(1R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1S
*,2R
*,4R
*)−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(1R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−{2−[(プロパン−2−イル)オキシ]ピリジン−3−イル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−{2−[(プロパン−2−イル)オキシ]ピリジン−3−イル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−{2−[(プロパン−2−イル)オキシ]ピリジン−3−イル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(3−クロロフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−{2−[(プロパン−2−イル)オキシ]ピリジン−3−イル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−(2−メチルフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)メチル]アミノ}−5−(2−メチルフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−シクロプロピルフェニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メチルフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−シクロプロピルフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−メチルフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(エトキシカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロペンタンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−5−[2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル]−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(2−メトキシキノリン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロプロピル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−5−[2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル]−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロブタンカルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−クロロフェニル)−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(5−シクロプロピル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−メチルフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−5−(2−ブロモフェニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−シクロプロピルフェニル)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−シクロプロピルフェニル)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−(2−メチルフェニル)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メチルフェニル)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−エチルフェニル)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−シクロプロピルフェニル)−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−5−(2−ブロモフェニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロプロピル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−シクロプロピルフェニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル](メチル)アミノ}−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノ]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−[(4−クロロ−6−メトキシピリミジン−2−イル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[1−(2,2−ジフルオロ−2H−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)エチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(5−メトキシ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−4−{[4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−シクロプロピル−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({1−[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−[(2,6−ジメトキシピリミジン−4−イル)アミノ]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[6−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)−5−(ピリジン−2−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[4−メチル−6−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−(ジフルオロメトキシ)−5−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)−5−(6−メトキシピリジン−2−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(4R,6R,7R)−5−(シクロヘキサンカルボニル)−7−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−6−フェニル−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−4−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)−5−(6−メトキシピリジン−2−イル)−1−(オキサン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(6−メトキシピリジン−2−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(2R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[6−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)フェニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5S)−3−tert−ブチル−5−(6−メトキシピリジン−2−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)フェニル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−(3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)フェニル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)フェニル]−1−[(2,2−ジメチルオキサン−4−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−[(3R)−1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−3−カルボニル]−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(メタンスルホニル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−[(1R,3R)−3−メトキシシクロヘキサン−1−カルボニル]−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S
*)−2−フェノキシプロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2R
*,3R
*,4R
*,5R
*)−3−tert−ブチル−1−[(2S)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(2S)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−4−({[2−(プロパン−2−イル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニル−1−(スピロ[2.5]オクタン−6−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−{[6−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(3−メトキシピリジン−2−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(2−メトキシ−2−メチルプロパノイル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(3−メトキシナフタレン−2−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−[(2R)−2−フェニルプロパノイル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(1−ベンゾフラン−2−イル)メチル]アミノ}−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(4−メトキシ[1,1′−ビフェニル]−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−(シクロプロピルメトキシ)−4−フルオロフェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−4−{[6−(プロパン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(3−シアノ−4−メトキシキノリン−2−イル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−4−[3−(トリフルオロメチル)アニリノ]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1S,3S)−3−メトキシシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(1R,3R)−3−メトキシシクロヘキサン−1−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(1S,3S)−3−メトキシシクロヘキサン−1−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(4−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−(ピリジン−3−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−ベンゾイル−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(1,1−ジオキソ−1λ
6−チアン−3−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[6−シクロブチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−ベンジル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ブタン−2−イル)−2−メトキシピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(シクロヘキシルメチル)−2−メトキシピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(5−シクロヘキシル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(5−シクロペンチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(2−エチルブチル)−2−メトキシピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(1−フェニルエチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(2−メチルプロピル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[({5−[(3−シアノフェニル)メチル]−2−メトキシピリジン−3−イル}メチル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(4−メトキシ[1,1′−ビフェニル]−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(1R,3R)−3−メトキシシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(1R,3R)−3−メトキシシクロヘキサン−1−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシアニリノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R
*)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(オキサン−2−イル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−[({5−[(ジメチルアミノ)メチル]−2−メトキシフェニル}メチル)アミノ]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(ペンタフルオロ−λ
6−スルファニル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(4−メトキシ[1,1′−ビフェニル]−3−イル)メチル]アミノ}−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[5−(2−シアノプロパン−2−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(5−シアノ−2−メトキシベンゾイル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(チオフェン−3−イル)アセチル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(8−フルオロキノリン−2−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(2−メチルプロピル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R
*)−2−シクロプロピル−2−メトキシアセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S
*)−2−シクロプロピル−2−メトキシアセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−[({2−メトキシ−5−[(1S,3S)−トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル]フェニル}メチル)アミノ]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1H−イミダゾール−4−イル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1−ヒドロキシシクロペンチル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−[(アゼパン−1−イル)アセチル]−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[2−(4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)プロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(2R
*,3R
*)−3−(プロパン−2−イル)オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−[(2R
*,3R
*)−3−(プロパン−2−イル)オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−[(2S
*,3S
*)−3−(プロパン−2−イル)オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(3aR
*,6aS
*)−ヘキサヒドロ−1H−シクロペンタ[c]フラン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(3aR
*,6aS
*)−ヘキサヒドロ−1H−シクロペンタ[c]フラン−1−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(4−フルオロフェニル)−4−({[2−メトキシ−5−(プロパン−2−イル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)−4−({[2−メトキシ−5−(プロパン−2−イル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(2−メトキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(ピリミジン−5−イル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(5−シクロペンチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(シクロヘキシルメチル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(ピロリジン−1−イル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(ピペリジン−1−イル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(1R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(ピリダジン−4−イル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2′−フルオロ−4−メトキシ[1,1′−ビフェニル]−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(2,4−ジメチル−1,3−チアゾール−5−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(2′−シアノ−4−メトキシ[1,1′−ビフェニル]−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(5−シクロペンチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−2−メトキシピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(6−ブロモ−3−メトキシピリジン−2−イル)メチル]アミノ}−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−3−(1−メチルシクロプロピル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R)−2−フェノキシプロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[1−(メタンスルホニル)ピペリジン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(トランス)−2−(ピリジン−3−イル)シクロプロパン−1−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(2−フルオロフェニル)−2−メトキシピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[({2−メトキシ−5−[1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル]フェニル}メチル)アミノ]−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[5−エチル−1−(6−メトキシピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[1−tert−ブチル−5−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[1−(2−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(1,5−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1−ヒドロキシシクロブチル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−[2−(アゼチジン−1−カルボニル)シクロヘキサン−1−カルボニル]−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[シス−4−ヒドロキシ−4−(プロパ−2−エン−1−イル)シクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シス−4−エチル−4−ヒドロキシシクロヘキサン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[シス−4−ヒドロキシ−4−(プロパン−2−イル)シクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(フェノキシカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−{[(2−クロロフェニル)メトキシ]カルボニル}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[5−(1−シアノシクロブチル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(4−クロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(5−クロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(5−クロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R
*)−2−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−メトキシアセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[シクロヘキシル(メトキシ)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボニル)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−[3−(トリフルオロメチル)シクロペンタン−1−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(5,5−ジメチルオキソラン−2−カルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S
*)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−カルボニル]−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R
*)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−カルボニル]−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(2−シクロブチル−5−メトキシピリジン−4−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2−シクロペンチル−5−メトキシピリジン−4−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−[({3−メトキシ−6−[1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン−2−イル}メチル)アミノ]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリメチルシリル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(8−オキサビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2R,3R,4R,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(2S
*)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−カルボニル]−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−[({2−メトキシ−5−[1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル]フェニル}メチル)アミノ]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−[({2−メトキシ−5−[1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル]フェニル}メチル)アミノ]−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(オキサン−2−カルボニル)−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(2R
*,3R
*)−3−フェニルオキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(2S
*,3S
*)−3−フェニルオキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S
*)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(2R)−2−フェニルプロパノイル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−[({2−メトキシ−5−[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}メチル)アミノ]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2−メトキシナフタレン−1−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(1R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリメチルシリル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(1R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−4−{[(6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(3S
*)−1−メチル−2−オキソピペリジン−3−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(1,1−ジオキソ−1λ
6−チオラン−2−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S
*)−オキサン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−{(2S
*)−2−[(2S
*)−オキサン−2−イル]プロパノイル}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−{(2R
*)−2−[(2R
*)−オキサン−2−イル]プロパノイル}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(3−メトキシシクロヘキサン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(1R
*,3S
*)−3−メトキシシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[4−(シクロヘキシルオキシ)ベンゾイル]−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−N−(メタンスルホニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキサミド;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(1R
*,2R
*,3R
*,4S
*)−3−(トリフルオロメチル)−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S
*)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(3,4−ジヒドロ−1H−2−ベンゾピラン−3−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(2−tert−ブチル−4−メトキシピリミジン−5−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−2−メチル−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−メトキシ−2−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−4−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]アミノ}−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R
*)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[2−(プロパン−2−イル)オキソラン−3−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[4−(2−クロロフェニル)オキサン−4−イル]メチル}アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−フルオロフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボニル)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−1−[(1S
*,2S
*,3S
*,4R
*)−3−(トリフルオロメチル)−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−フルオロフェニル)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2R)−2−フェニルプロパノイル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−1−[(2R)−2−フェニルプロパノイル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2R)−2−フェニルプロパノイル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1S
*,2R
*,4R
*)−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−{[(オキセタン−3−イル)オキシ]カルボニル}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(ペンタフルオロ−λ
6−スルファニル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(3R)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピペリジン−3−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−クロロピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(1R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−1−(1−フェニルシクロプロパン−1−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(2−メトキシキノリン−3−イル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[(3−メトキシ−5,5,8,8−テトラメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(3−クロロフェニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−1−[(2S)−2−フェニルブタノイル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(7R)−2,2−ジフルオロ−7−メチル−6,7−ジヒドロ−2H−フロ[2,3−f][1,3]ベンゾジオキソール−7−カルボニル]−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(1R,3R)−3−メトキシシクロヘキサン−1−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(1R
*)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(1R
*)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−(2−メチルフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(1R
*,3S
*)−3−(トリフルオロメチル)シクロヘキサン−1−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(1S
*,3R
*)−3−(トリフルオロメチル)シクロヘキサン−1−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メチルフェニル)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−(2−メチルフェニル)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−フェニル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(2−メチル−2−フェニルプロピル)アミノ]−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−メチルフェニル)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−メチルフェニル)−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[4−(2−メトキシフェニル)オキサン−4−イル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−4−[({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン−3−イル}メチル)アミノ]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[rel−(1R,2S,4S)−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロプロパンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−カルボニル)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロブタンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−5−[2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル]−4−{[(5−ブロモ−2−エトキシフェニル)メチル]アミノ}−3−tert−ブチル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−5−[2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル]−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−シクロプロピルフェニル)−4−({3−[(2−メトキシピリジン−3−イル)アミノ]シクロブチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロブタンカルボニル)−5−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロブタンカルボニル)−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロブタンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロブタンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−クロロフェニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−ブロモ−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−3−tert−ブチル−5−(2−メチルフェニル)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−5−(2−ブロモフェニル)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−5−(2−ブロモフェニル)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−5−(2−ブロモフェニル)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−5−(2−ブロモフェニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−5−(2−ブロモフェニル)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−5−(2−ブロモフェニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロプロピル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−5−(2−ブロモフェニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−5−(2−ブロモフェニル)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−シクロプロピルフェニル)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−エチルフェニル)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)−4−{[(3−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(6−メトキシピリジン−2−スルホニル)−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(4−クロロ−7−メトキシ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({2−[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ]エチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−{2−[(プロパン−2−イル)オキシ]ピリジン−3−イル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−ヒドロキシフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−[(5−クロロピリジン−2−イル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[6−クロロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(3−クロロ−2,4−ジメトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−4−[({2−[(プロパン−2−イル)オキシ]フェニル}メチル)アミノ]ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−(2−メチルプロポキシ)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(3−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[5−クロロ−2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−エトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(2−クロロ−6−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2R,3R,4R,5R)−1−[ジ(プロパン−2−イル)カルバモイル]−3−メチル−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−シクロプロピル−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシフェニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−(ジフルオロメトキシ)−4−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(6−メトキシピリジン−2−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)フェニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)フェニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[オキサン−3−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)フェニル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[オキサン−3−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(4−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)フェニル]−1−[オキサン−3−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)フェニル]−1−[2,2−ジメチルオキサン−4−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)フェニル]−1−[2,2−ジメチルオキサン−4−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(4−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)フェニル]−1−[2,2−ジメチルオキサン−4−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−[(3S)−1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−3−カルボニル]−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(4−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(5−フルオロ−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−4−({[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−(フェニルアセチル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2R,3R)−2−メチルオキサン−3−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S,3S)−2−メチルオキサン−3−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−(tert−ブチル)−4−((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−1−((1R,3R)−3−メトキシシクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−(tert−ブチル)−4−((2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−1−((1R,3R)−3−メトキシシクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−(tert−ブチル)−4−((4−クロロ−2−メトキシベンジル)アミノ)−1−((1R,3R)−3−メトキシシクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(2−メトキシ−5−メチルフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(プロパン−2−イル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(4−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(4−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−((2S)−オキサン−2−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシフェニル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−(ピリジン−2−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S
*,3S
*,4S
*,5S
*)−3−tert−ブチル−4−{[(4−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニル−1−(フェニルアセチル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)フェニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)フェニル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S
*)−2−フェノキシプロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−(オキソラン−2−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−(オキソラン−2−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(オキソラン−2−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)フェニル]−1−[(2R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)フェニル]−1−[(2R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−[(2S)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(2S)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2R)−2−フェノキシプロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2R
*)−2−フェノキシプロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(4,4−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(4,4−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−(スピロ[2.5]オクタン−6−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シアノ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メチル−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(プロパン−2−イル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(4−シアノ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[5−クロロ−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−4−({[2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−[(2S
*)−2−フェニルプロパノイル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(2R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(2R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(1,4−ジオキサン−2−カルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(1,4−ジオキサン−2−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−{[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(シクロブチルオキシ)カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(4−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−(2−メチルピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−(2−メチルピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メチルピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(4−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メチルピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2R
*)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(4−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(1−ベンゾフラン−3−イル)メチル]アミノ}−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(4−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(4−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(4−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2,5−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2−フルオロ−5−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[5−クロロ−2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[4−メトキシ−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(2−ブロモ−5−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(3,5−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(2−ブロモ−4−フルオロ−5−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(3,5−ジフルオロフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(6−メトキシ−2H−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2,5−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(4−エトキシ−2−メチルフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(2R)−2−メトキシプロパノイル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(3−tert−ブチルフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−4−({[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(2−メトキシ−4−メチルフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(4−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(3−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−ブロモ−2−エトキシフェニル)メチル]アミノ}−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[4−メトキシ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(4,5−ジフルオロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(6−エトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2,4−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(3,5−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−メトキシフェニル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(4−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メトキシフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−メトキシフェニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メトキシフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2−メトキシ−4−メチルフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[5−クロロ−2−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(4−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(4−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(2−クロロ−6−フルオロ−4−メチルキノリン−3−イル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(2−クロロ−5−シアノピリジン−3−イル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(3−シアノ−6−メチルピリジン−2−イル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[3−シアノ−4−(メトキシメチル)−6−メチルピリジン−2−イル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)アニリノ]−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1R,3R)−3−メトキシシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−ベンゾイル−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(1,1−ジオキソ−1λ
6−チアン−2−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−スルホニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(ベンゼンスルホニル)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−2−カルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(プロパン−2−イル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−ブロモ−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−[({2−メトキシ−5−[(2R)−3−メトキシ−2−メチル−3−オキソプロピル]ピリジン−3−イル}メチル)アミノ]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(4−メトキシ[1,1′−ビフェニル]−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2−メチルプロポキシ)カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(オキサン−4−イル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−カルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S
*)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(3,4−ジヒドロ−1H−2−ベンゾピラン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−4−({[2−(プロパン−2−イル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(プロパン−2−イル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(プロパン−2−イル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−ブロモ−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−3−tert−ブチル−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−ブロモ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−3−tert−ブチル−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1−エチル−2−メチル−1H−インドール−3−イル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1S,2R,4R)−4−(2−シアノエチル)−2−メチルシクロペンタン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(4−メチルオキサン−2−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(4−シアノシクロヘキサン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(6,6−ジメチルオキサン−3−イル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−[(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)アセチル]−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−{[(1R)−3,4−ジヒドロ−1H−2−ベンゾピラン−1−イル]アセチル}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(オキサン−3−イル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−(フェニルアセチル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(4−フルオロフェニル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(チオフェン−2−イル)アセチル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2−クロロフェニル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(ピリジン−3−イル)アセチル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(1−ベンゾフラン−3−カルボニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[3−(トリフルオロメチル)シクロヘキサン−1−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(ピロリジン−1−イル)アセチル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[1−(ピリジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−ベンジル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(5−シクロヘキシル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(5−シクロペンチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(4−ヒドロキシフェニル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(3−ヒドロキシフェニル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(2,6−ジメチルピリジン−4−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(2−メチルピリジン−3−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(3−フルオロフェニル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(3,5−ジフルオロフェニル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2,6−ジフルオロフェニル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2,5−ジフルオロフェニル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(3−メチルフェニル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(4−メチルフェニル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2−メチルフェニル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2−フルオロフェニル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2,5−ジメチルチオフェン−3−イル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(モルホリン−4−イル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1−ヒドロキシシクロヘキシル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(シクロヘキサ−2−エン−1−イル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(4−メトキシシクロヘキサン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−(2−フェニルプロパノイル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[2−(プロパン−2−イル)−1,3−ジオキサン−5−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(3,3−ジフルオロシクロペンチル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2,2−ジフルオロシクロペンチル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(3,3−ジフルオロ−1−メチルシクロペンチル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(3−メチル−4−オキソ−3,4−ジヒドロフタラジン−1−イル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[5−クロロ−6−オキソ−1−(プロパン−2−イル)−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{4−[(ピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾイル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{3−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]ベンゾイル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(1−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[5−メチル−1−(2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(3,5−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(3,4−ジヒドロ−2H−1,5−ベンゾジオキセピン−7−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(2,1−ベンゾオキサゾール−3−カルボニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2,3−ジフルオロフェニル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(シクロペンタ−1−エン−1−イル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(オキソラン−2−イル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(5−クロロ−3−フルオロピリジン−2−イル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(R
*)−2−(4−クロロ−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)プロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[5−オキソ−1−(プロパン−2−イル)ピロリジン−3−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(1−シクロプロピル−5−オキソピロリジン−3−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(3−シアノフェニル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(3aR,6aS)−ヘキサヒドロ−1H−シクロペンタ[c]フラン−1−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(メトキシメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(4−フルオロフェニル)−4−[({2−メトキシ−5−[(1S,3s)−トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル]フェニル}メチル)アミノ]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2−メトキシキノリン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)−4−{[(4−メトキシ[1,1′−ビフェニル]−3−イル)メチル]アミノ}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−ブロモ−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−ブロモ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(4−メトキシ−4′−メチル[1,1′−ビフェニル]−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−2−メトキシピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(5−シクロヘキシル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(シクロヘキシルメチル)−2−メトキシピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(プロパン−2−イル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(5−シクロペンチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(5−シクロヘキシル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(プロパン−2−イル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(5−シクロプロピル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−ブロモ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−ブロモ−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2−メチルプロポキシ)カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(2R
*)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(2S
*)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(2−メトキシ−3−メチルブタノイル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R
*,3S
*)−3−メチルオキソラン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S
*,3R
*)−3−メチルオキソラン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R
*)−2−(3−クロロフェニル)−2−メトキシアセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S
*)−2−(3−クロロフェニル)−2−メトキシアセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R
*)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(2−メトキシ−3−メチルブタノイル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2R
*,3S
*)−3−メチルオキソラン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(チオフェン−2−イル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(フラン−3−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(3′,4−ジメトキシ[1,1′−ビフェニル]−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(4−メトキシ−2′−メチル[1,1′−ビフェニル]−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(4−メチルピリジン−3−イル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(3′−シアノ−4−メトキシ[1,1′−ビフェニル]−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(4′−フルオロ−4−メトキシ−2′−メチル[1,1′−ビフェニル]−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2′,4′−ジフルオロ−4−メトキシ[1,1′−ビフェニル]−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(ピリジン−3−イル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(3,5−ジメチル−1,2−オキサゾール−4−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2′,3′−ジフルオロ−4−メトキシ[1,1′−ビフェニル]−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(5−フルオロピリジン−3−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(2−メチルピリジン−3−イル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(4′−シアノ−4−メトキシ[1,1′−ビフェニル]−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[5−(1−シクロブチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(フラン−2−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(ジフルオロメトキシ)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(2,5−ジヒドロフラン−3−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシフェニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシフェニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(3−メトキシ−6−フェニルピリジン−2−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S
*)−2−メトキシ−3,3−ジメチルブタノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R
*)−2−メトキシ−3,3−ジメチルブタノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(3,4−ジヒドロ−1H−2−ベンゾピラン−3−カルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(3,4−ジヒドロ−1H−2−ベンゾピラン−3−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2,6−ジフルオロフェニル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(1−メチルシクロプロピル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−3−(1−メチルシクロプロピル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−(4,4,4−トリフルオロ−2−メチルブタノイル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[2−(3−フルオロフェノキシ)プロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(3−メチルシクロブタン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[2−(4−フルオロフェニル)シクロプロパン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−2−メトキシプロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[2−(4−フルオロフェノキシ)プロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R)−2−メトキシプロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[2−(2−クロロフェノキシ)プロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロブタンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(2R)−2−フェニルプロパノイル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(オキサン−2−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−2−フェノキシプロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロペンタ−3−エン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R)−オキソラン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[2−(2,3−ジメチルフェノキシ)プロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[2−(2−フルオロフェノキシ)プロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[2−(フェニルスルファニル)プロパノイル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(2S)−2−フェニルプロパノイル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(2,2−ジフルオロシクロプロパン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(3,3−ジメチルシクロブタン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(2−エチルブタノイル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[2−(3−クロロフェノキシ)プロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[2−(ピリジン−4−イル)シクロプロパン−1−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロペンタンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロプロパンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(3,3−ジフルオロシクロペンタン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(3−フルオロシクロブタン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(3,3−ジフルオロシクロブタン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[トランス−2−フェニルシクロプロパン−1−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(オキサン−4−イル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(3−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(2−メチルフェニル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−2−メトキシピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−メトキシピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(6−メトキシ[3,3′−ビピリジン]−5−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−メトキシピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(6−メトキシ−2′−メチル[3,3′−ビピリジン]−5−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2−メトキシピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(2,5−ジヒドロフラン−3−イル)−2−メトキシピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(5−シクロプロピル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)−4−[({2−メトキシ−5−[1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル]フェニル}メチル)アミノ]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[1−(4−フルオロフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(1−tert−ブチル−5−シアノ−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[1−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[1−(4−メトキシフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(1−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[5−エチル−1−(4−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[1−tert−ブチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(5−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(1−エチル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(2−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−(4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1R)−4−メトキシ−1−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(4−クロロ−1−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(1−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(5−クロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−(3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(3−ヒドロキシ−3−メチルペンタノイル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(3−ヒドロキシ−3,4−ジメチルペンタノイル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−3−メトキシピリジン−2−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[4−(トリフルオロメチル)シクロヘキサン−1−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1S,3R,5S)−3,5−ジメチルシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−(4,7,7−トリメチルビシクロ[4.1.0]ヘプタン−3−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(4,4−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[2−(トリフルオロメチル)シクロヘキサン−1−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[トランス−4−ヒドロキシ−4−(プロパ−2−エン−1−イル)シクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(トランス−4−エチル−4−ヒドロキシシクロヘキサン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[トランス−4−ヒドロキシ−4−(プロパン−2−イル)シクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(トランス−4−ヒドロキシ−4−プロピルシクロヘキサン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(ブトキシカルボニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパ−2−イン−1−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(ペンチルオキシ)カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−({[(1S,2R,5S)−5−メチル−2−(プロパン−2−イル)シクロヘキシル]オキシ}カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−{[(ブタ−3−エン−1−イル)オキシ]カルボニル}−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(メトキシカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−{[(ブタ−2−イン−1−イル)オキシ]カルボニル}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−(プロポキシカルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパ−2−エン−1−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2,2−ジメチルプロポキシ)カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3R,4R,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(1−メトキシシクロヘキシル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3R,4R,5S)−3−tert−ブチル−1−[(2R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−2−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−メトキシアセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−(6−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−カルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[2−(4−クロロフェノキシ)−3−メチルブタノイル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[5−(1−シアノシクロプロピル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(3,3−ジメチルシクロペンタン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(8−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[2−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−5−メトキシピリジン−4−イル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2−シクロヘキシル−5−メトキシピリジン−4−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[5−(2−フルオロフェニル)−2−メトキシピリジン−3−イル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−メトキシピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[3−メトキシ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[5−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−2−メトキシピリジン−3−イル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(2−フルオロシクロヘキサ−1−エン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3R,4R,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3R,4R,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(6−クロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[3−メチル−2−(2−メチルフェノキシ)ブタノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−(2−フルオロ−4−メチルフェニル)−5−メトキシピリジン−4−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−(2−フルオロフェニル)−5−メトキシピリジン−4−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−メトキシ−2−(3−メトキシフェニル)ピリジン−4−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−[({2−メトキシ−5−[1−(メトキシメチル)シクロプロピル]フェニル}メチル)アミノ]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R
*)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−カルボニル]−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル)−2−メトキシピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)−4−{[(2−メトキシ−5−フェニルピリジン−3−イル)メチル]アミノ}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)−4−({[5−(2−フルオロフェニル)−2−メトキシピリジン−3−イル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−[(2R
*,5S
*)−5−フェニルオキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2−メチルフェニル)アセチル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(3,3−ジメチルシクロペンタン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2−メチルフェニル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2R
*)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(1R
*,3aR
*,6aS
*)−ヘキサヒドロ−1H−シクロペンタ[c]フラン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(1S
*,3aS
*,6aR
*)−ヘキサヒドロ−1H−シクロペンタ[c]フラン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(5,5−ジメチルオキソラン−2−カルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−カルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R
*)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−カルボニル]−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−{(4E)−2−[(2E)−ブタ−2−エン−1−イル]ヘキサ−4−エノイル}−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロプロピル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(1S)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリメチルシリル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(6−オキサスピロ[2.5]オクタン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(オキセタン−2−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(3R
*)−1−メチル−2−オキソピペリジン−3−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−(7−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[(4−メトキシ[1,1′−ビフェニル]−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(1S
*,3S
*)−3−メトキシシクロヘキサン−1−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(1R
*,3R
*)−3−メトキシシクロヘキサン−1−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[(4−メトキシ[1,1′−ビフェニル]−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2S
*)−7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2R
*)−7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−{(2R
*)−2−[(2S
*)−オキサン−2−イル]プロパノイル}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−{(2S
*)−2−[(2R
*)−オキサン−2−イル]プロパノイル}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(1S
*,3R
*)−3−メトキシシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[2−(オキサン−2−イル)プロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[シス−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[トランス−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−フルオロフェニル)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]アミノ}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキサン−1−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−(4−フェノキシベンゾイル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−{4−[(オキサン−4−イル)オキシ]ベンゾイル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−{4−[(ピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾイル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[4−(トリフルオロメトキシ)ベンゾイル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(4,4−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−(3,5−ジメチルシクロヘキサン−1−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R
*)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−2−カルボニル]−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S
*)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−2−カルボニル]−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(1R
*,2R
*,3S
*,4S
*)−3−(トリフルオロメチル)−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2R
*)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(2−tert−ブチル−4−メトキシピリミジン−5−イル)メチル]アミノ}−1−[(1R
*)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−1−[(1R,3R)−3−メトキシシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(3R
*)−3,4−ジヒドロ−1H−2−ベンゾピラン−3−カルボニル]−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(3S
*)−3,4−ジヒドロ−1H−2−ベンゾピラン−3−カルボニル]−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2S
*)−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボニル)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]アミノ}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]アミノ}−1−[(1R,2R)−2−(トリフルオロメチル)シクロヘキサン−1−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]アミノ}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]−1−[(2R
*)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]−1−[(2S
*)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−(オキサン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−シクロブチル−3−メトキシピリダジン−4−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[3−(3−クロロフェニル)オキセタン−3−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(3−フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−2H−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[2−(4−クロロフェニル)−2−メチルプロピル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−1−[2−(トリフルオロメチル)シクロヘキサン−1−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−1−[(2S
*)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(1R
*,2R
*,3R
*,4S
*)−3−(トリフルオロメチル)−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(1S
*,2S
*,3S
*,4R
*)−3−(トリフルオロメチル)−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−1−[(1R
*,2R
*,3R
*,4S
*)−3−(トリフルオロメチル)−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−1−[(1S)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−1−[(1S,3S)−3−メトキシシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−フルオロフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−1−[(1S
*,2R
*,4R
*)−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1R,3S)−3−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−[({2−メトキシ−5−[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}メチル)アミノ]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[({2−メトキシ−5−[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}メチル)アミノ]−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−フルオロフェニル)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(1R,3R)−3−フルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1R,3R)−3−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[({2−メトキシ−5−[(1S,3s)−トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル]フェニル}メチル)アミノ]−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(ペンタフルオロ−λ
6−スルファニル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1R,2S,4S)−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(1R,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキサン−1−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−1−[(2S)−2−フェニルプロパノイル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−1−[(1R,3R)−3−(トリフルオロメトキシ)シクロヘキサン−1−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2R)−2−フェニルプロパノイル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2R)−2−フェニルプロパノイル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1R,2S,4S)−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−5−(2−フルオロフェニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−フルオロフェニル)−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[(4−メトキシ[1,1′−ビフェニル]−3−イル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(3−メトキシナフタレン−2−イル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4R,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(3−メトキシナフタレン−2−イル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4R,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4R,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−{2−[(プロパン−2−イル)オキシ]ピリジン−3−イル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−(3−メチルブタノイル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−[({2−メトキシ−5−[1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル]フェニル}メチル)アミノ]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[(3−メトキシナフタレン−2−イル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[(6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(3−メチルブタノイル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[(3−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−フルオロフェニル)−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1S)−6−メトキシ−1−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−カルボニル]−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1R)−6−メトキシ−1−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−カルボニル]−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(1S,3S)−3−メトキシシクロヘキサン−1−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(1R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−{2−[(プロパン−2−イル)オキシ]ピリジン−3−イル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メチルフェニル)−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メチルフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−(2−メチルフェニル)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(2−メトキシキノリン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−メチルフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−(2−メチルフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−(2−メチルフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メチルフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−[({1−[(ベンジルオキシ)カルボニル]ピペリジン−3−イル}メチル)アミノ]−3−tert−ブチル−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−4−({[3−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−メチルフェニル)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(3,3−ジフルオロシクロペンタン−1−カルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(2S)−2−メトキシプロパノイル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−(オキサン−4−カルボニル)−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−5−[2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル]−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−ブロモ−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−3−tert−ブチル−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジフルオロメチル)フェニル]−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(2−メトキシキノリン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(オキサン−4−カルボニル)−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[(2−メトキシキノリン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[(2−メトキシキノリン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(オキサン−4−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(2−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロペンチルアセチル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロペンチルアセチル)−4−{[(2−メチルフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロペンチルアセチル)−4−{[(2,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−4−{[4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−4−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−[(4−クロロピリジン−2−イル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−[(6−メトキシピリジン−2−イル)アミノ]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(3−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−[({6−[(オキサン−4−イル)オキシ]ピリジン−2−イル}メチル)アミノ]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2,5−ジメトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(3−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(3−クロロ−2,4−ジメトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(4−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[6−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル](メチル)アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−[(2,2−ジフルオロ−2H−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)アミノ]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(6−メトキシピリジン−2−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2,4−ジメトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(3−メトキシピリジン−2−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(4−メトキシピリミジン−2−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,6−ジヒドロピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[1−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾール−2−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(6−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2,3−ジメトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2,4−ジメトキシピリミジン−5−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(4−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[1−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−1λ
5−ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[6−メチル−1−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−1λ
5−ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−シクロプロピル−5−フェニル−4−{[4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−4−({[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)−1−[ジ(プロパン−2−イル)カルバモイル]−3−メチル−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−(ジメチルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[ジ(プロパン−2−イル)カルバモイル]−3−メチル−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−4−{[4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−4−{[(4−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[ジ(プロパン−2−イル)カルバモイル]−3−メチル−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシフェニル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−[(4−シアノピリジン−2−イル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−4−{[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2,2−ジフルオロ−2H−1,3−ベンゾジオキソール−4−イル)メチル]アミノ}−5−(2−メトキシフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R)−3−シクロプロピル−1−[ジ(プロパン−2−イル)カルバモイル]−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−3−シクロプロピル−1−[ジ(プロパン−2−イル)カルバモイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−N−(2−メトキシエタンスルホニル)−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボキサミド;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−N−(2−メチルプロパン−2−スルホニル)−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボキサミド;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−N−(1−メチルシクロプロパン−1−スルホニル)−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボキサミド;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−N−(シクロプロパンスルホニル)−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボキサミド;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−N−(エタンスルホニル)−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボキサミド;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−N−(ジメチルスルファモイル)−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボキサミド;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−N−[エチル(メチル)スルファモイル]−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボキサミド;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−N−(メタンスルホニル)−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボキサミド;
rac−(4R,6R,7R)−5−(シクロヘキサンカルボニル)−7−({[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)−6−フェニル−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−4−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)−5−(6−メトキシピリジン−2−イル)−1−[(1R,5S,6S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)−1−[ジ(プロパン−2−イル)カルバモイル]−5−(6−メトキシピリジン−2−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−(ピリジン−2−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(ピリジン−2−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5S)−3−tert−ブチル−5−(6−メトキシピリジン−2−イル)−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−1−(3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5S)−3−tert−ブチル−5−(6−メトキシピリジン−2−イル)−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−1−(オキサン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−(2−メトキシエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[1−(2−メトキシエチル)−2−オキソ−5−(トリフルオロメチル)−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(4−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(6−メトキシピリジン−2−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−[(2R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5R)−3−tert−ブチル−5−(6−メトキシピリジン−2−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−(オキサン−3−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5R)−3−tert−ブチル−5−(6−メトキシピリジン−2−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(3R
*)−3−メチルオキサン−3−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)フェニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−(3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−クロロ−5−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−4−イル]メチル}アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(2−クロロ−5−ヒドロキシピリジン−4−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−4−({[2−アミノ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−[(2R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5R)−3−tert−ブチル−4−{[6−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−(6−メトキシピリジン−2−イル)−1−(3−メチルオキサン−3−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)フェニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−(3−メチルオキサン−3−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(2R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−ヒドロキシ−5−(メタンスルホニル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−(2−メトキシエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(4−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(ピリジン−2−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(2−シアノフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−[({2−[3−(メタンスルホニル)プロポキシ]−5−(トリフルオロメチル)フェニル}メチル)アミノ]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−(3−フルオロプロポキシ)−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−4−[({2−[2−(トリフルオロメトキシ)エトキシ]−5−(トリフルオロメチル)フェニル}メチル)アミノ]ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2R
*)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2S)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(2,4−ジメトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(3−メトキシ[1,1′−ビフェニル]−4−イル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシフェニル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(シクロブチルオキシ)カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(6−メトキシピリジン−2−イル)−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)フェニル]−1−[(2R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(5−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)フェニル]−1−[(2R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−[(2R)−3,3,3−トリフルオロ−2−メトキシ−2−フェニルプロパノイル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−[(2S)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−[(2R)−3,3,3−トリフルオロ−2−メトキシ−2−フェニルプロパノイル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(2S)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(4,4−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル)−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−(スピロ[2.5]オクタン−6−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−メトキシ−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−フルオロ−2−(メタンスルホニル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−4−{[(5−ブロモ−2−シアノフェニル)メチル]アミノ}−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−1−[(1R,2S,4S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル]−3−tert−ブチル−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−4−[(5−クロロ−3−メトキシピリジン−2−イル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−[[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチルアミノ]−5−フェニル−1−[(2R
*)−2−フェニルプロパノイル]ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(1,4−ジオキサン−2−カルボニル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−[(シクロブチルオキシ)カルボニル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−4−{[(4−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2R,3R,4R,5R)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−ブロモ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(3−メトキシ−5,5,8,8−テトラメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−6−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(4−シアノ−2−フルオロフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[({5−クロロ−2−[(プロパン−2−イル)オキシ]フェニル}メチル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(3−シアノ−4−フルオロフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(2−シアノ−4−フルオロフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[3−フルオロ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(3,4−ジヒドロ−2H−1,5−ベンゾジオキセピン−7−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−ブロモ−2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2,2−ジフルオロ−2H−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(3,5−ジメトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(3,4−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(1−ベンゾフラン−5−イル)メチル]アミノ}−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[1−(メタンスルホニル)シクロプロパン−1−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−4−({[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−(ジフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(7−クロロ−2H−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[4−(ジフルオロメトキシ)−3,5−ジメチルフェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−クロロ−2H−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5R)−3−tert−ブチル−4−{[(4−クロロ−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(3−メトキシピリジン−2−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(4−カルバモイル−6−クロロピリジン−2−イル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(6−クロロ−3−シアノ−5−フルオロピリジン−2−イル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(6−クロロ−4−シアノピリジン−2−イル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[6−クロロ−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−2−イル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(3−シアノ−4,6−ジメチルピリジン−2−イル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(7−クロロ−3−エチルキノリン−2−イル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
\(2S,3S,4S,5S)−4−[(6−アニリノ−3−シアノピリジン−2−イル)アミノ]−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−[(7−メトキシ−4−メチルキノリン−2−イル)アミノ]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−[(4−エトキシキノリン−2−イル)アミノ]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({5−[(2−オキソピリジン−1(2H)−イル)メチル]ピリジン−2−イル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−[(7−メトキシ−3−メチルイソキノリン−1−イル)アミノ]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[5−(tert−ブチルカルバモイル)ピリジン−2−イル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−[(イソキノリン−3−イル)アミノ]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−[(1,3−ジメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[5−(2−シアノプロパン−2−イル)ピリジン−2−イル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[5−(1−シアノシクロプロピル)ピリジン−2−イル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−{[3−(ベンジルオキシ)ピリジン−2−イル]アミノ}−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[5−(tert−ブチルカルバモイル)ピリジン−3−イル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−[(イソキノリン−4−イル)アミノ]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−(ピリジン−3−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5R)−3−tert−ブチル−5−(3−クロロピリジン−2−イル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(4−クロロフェニル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキシルアセチル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ブタン−2−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(シクロヘキシルメチル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(2−エチルブチル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(1−フェニルエチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(3,4−ジフルオロフェニル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2,4−ジフルオロフェニル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(4−メチルシクロヘキサン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(3−メチルシクロヘキサン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(1,5−ジメチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロピリジン−3−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(1−メチル−1H−インドール−3−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(6−フルオロ−2H,4H−1,3−ベンゾジオキシン−8−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[2−(プロパン−2−イル)オキサン−4−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2−ヒドロキシキノリン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(モルホリン−4−イル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(S
*)−2−(4−クロロ−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)プロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル)フェニル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(1S)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[5−(1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)−4−[({2−メトキシ−5−[(1S,3S)−トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル]フェニル}メチル)アミノ]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−3−(1−メチルシクロプロピル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[2−(3,5−ジメチルフェノキシ)プロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(1R,5S)−トリシクロ[3.2.1.0
2,4]オクタン−3−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[2−(チオフェン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[1−(3−メチルフェニル)−5−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(2−メチルシクロヘキサン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(3,5−ジメチルシクロヘキサン−1−カルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(3,3−ジメチルシクロペンタン−1−カルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−(3−メチルシクロペンタン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2R,3R,4R,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−{(2R,3R)−3−[(1H−ピラゾール−1−イル)メチル]オキソラン−2−カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(3,5−ジメチルシクロヘキサン−1−カルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(3,3−ジメチルシクロヘキサン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(2,2−ジメチルシクロペンタン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−(2−メチルシクロヘキサン−1−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[3−(トリフルオロメチル)シクロヘキサン−1−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−1−(3,5−ジメチルシクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(2−メチルシクロヘキサン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[3−(トリフルオロメチル)シクロヘキサン−1−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2R
*)−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−(シス−4−ヒドロキシ−4−プロピルシクロヘキサン−1−カルボニル)−4−{[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]アミノ}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]アミノ}−1−[(1S,2S)−2−(トリフルオロメチル)シクロヘキサン−1−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]アミノ}−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[2−(トリフルオロメチル)シクロヘキサン−1−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R)−2−メトキシ−2−フェニルアセチル]−2−メチル−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[ジ(プロパン−2−イル)カルバモイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−フルオロフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−[({2−メトキシ−5−[(3S,5S)−トリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−1−イル]フェニル}メチル)アミノ]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−[({2−メトキシ−5−[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}メチル)アミノ]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(3−メトキシ−5,5,8,8−テトラメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
rac−(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−{2−[(プロパン−2−イル)オキシ]ピリジン−3−イル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(7S)−2,2−ジフルオロ−7−メチル−6,7−ジヒドロ−2H−フロ[2,3−f][1,3]ベンゾジオキソール−7−カルボニル]−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−{2−[(プロパン−2−イル)オキシ]ピリジン−3−イル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(2−メチルブタン−2−イル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−4−({[1−(プロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸;
(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−5−(2−クロロフェニル)−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−ヒドロキシ−5−(メトキシカルボニル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸;
及びこれらの薬学的に許容される塩。
【0117】
式(II)
1実施形態は、下記式(II)の化合物に関するものである。
【0118】
【化11】
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式中、
R
1は、SO
2R
6、C(O)R
6、C(O)OR
6、及びC(O)NR
7R
8からなる群から選択され;
R
2は、C(O)OH又はそれの生物学的等価体であり;
R
2Aは、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、及びC
3−C
6シクロアルキルからなる群から選択され;
R
3は、C
1−C
6アルキル、C
3−C
6シクロアルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
3C
1−C
6アルキルは、C
1−C
6アルコキシ、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
3C
3−C
6シクロアルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
3Aは、水素、C
1−C
6アルキル、及びC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択されるか;又は
R
3及びR
3Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、C
3−C
6シクロアルキルを形成しており;R
3及びR
3A並びにそれらが結合している炭素から形成されるC
3−C
6シクロアルキルは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
4は、L
1−C
6−C
10アリール、L
1−5〜11員ヘテロアリール、L
1−4〜12員複素環、L
1−C
3−C
11シクロアルキル、及びL
1−C
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
4C
6−C
10アリール、5〜11員ヘテロアリール、4〜12員複素環、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、C(O)NR
10R
11、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1は非存在であるか、又はC
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、C
2−C
6アルキニレン、及びC
1−C
6アルキレン−O−からなる群から選択され;前記L
1C
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、及びC
2−C
6アルキニレンは、単独で又は基の部分として、C
1−C
6アルコキシ、OH、及びオキソからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
4Aは、水素、C
1−C
6アルキル、及びC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択されるか;又は
R
4及びR
4Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、4〜12員複素環を形成しており;前記4〜12員複素環は、R
9、OR
9、C(O)OR
9、C(O)NR
10R
11、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
5は、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
6は、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;前記R
6C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、R
15、OR
15、SR
15、NR
16R
17、OH、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
66〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、OC(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、NR
19R
20、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
7及びR
8は、それぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、R
21、OR
21、C(O)R
21、OC(O)R
21、C(O)OR
21、C(O)NR
22R
23、SO
2R
21、NR
22R
23、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
96〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
24、OR
24、C(O)R
24、OC(O)R
24、C(O)OR
24、SO
2R
24、NR
25R
26、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
10及びR
11は、各場合でそれぞれ独立に、水素、C
1−C
6アルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;各R
10及びR
11フェニル及び5〜6員ヘテロアリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
126〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6ハロアルコキシ、N(C
1−C
6アルキル)
2、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
15C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、オキソ、OH、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
16及びR
17は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
19及びR
20は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
21は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
21C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
22及びR
23は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルコキシ−C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;
R
25及びR
26は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルである。
【0119】
別の実施形態は、
R
1が、SO
2R
6、C(O)R
6、C(O)OR
6、及びC(O)NR
7R
8からなる群から選択され;
R
2が、C(O)OH又はそれの生物学的等価体であり;
R
2Aが、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、及びC
3−C
6シクロアルキルからなる群から選択され;
R
3が、C
1−C
6アルキル、C
3−C
6シクロアルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
3C
1−C
6アルキルが、C
1−C
6アルコキシ、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
3C
3−C
6シクロアルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールが、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
3Aが、水素、C
1−C
6アルキル、及びC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択されるか;又は
R
3及びR
3Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、C
3−C
6シクロアルキルを形成しており;R
3及びR
3A並びにそれらが結合している炭素から形成されるC
3−C
6シクロアルキルが、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
4が、(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10アリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環、(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキル、及び(C
1−C
6アルキレン)
x−C
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
4のC
6−C
10員アリールの(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10員アリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールの5〜11員ヘテロアリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環の4〜12員複素環、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルのC
3−C
11シクロアルキル、及び前記(C
1−C
6アルキレン)
x−C
4−C
11シクロアルケニルのC
4−C
11シクロアルケニルが、R
9、OR
9、C(O)OR
9、C(O)NR
10R
11、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
4Aが、水素、C
1−C
6アルキル、及びC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択され;
R
5が、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルが、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
6が、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;前記R
6C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルが、R
15、OR
15、SR
15、NR
16R
17、OH、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
66〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環が、R
18、OR
18、C(O)R
18、OC(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、NR
19R
20、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
7及びR
8が、それぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
9が、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、R
21、OR
21、C(O)R
21、OC(O)R
21、C(O)OR
21、C(O)NR
22R
23、SO
2R
21、NR
22R
23、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
96〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環が、R
24、OR
24、C(O)R
24、OC(O)R
24、C(O)OR
24、SO
2R
24、NR
25R
26、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
10及びR
11が、各場合でそれぞれ独立に、水素、C
1−C
6アルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;各R
10及びR
11フェニル及び5〜6員ヘテロアリールが、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
12が、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
126〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール,C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環が、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
13及びR
14が、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
15が、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
15C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルが、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環が、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、オキソ、OH、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
16及びR
17が、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
18が、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環が、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
19及びR
20が、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
21が、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
21C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環が、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
22及びR
23が、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
24が、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルコキシ−C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;
R
25及びR
26が、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
xが0又は1である、式(II)の化合物に関するものである。
【0120】
式(II)の1実施形態において、R
1は、SO
2R
6、C(O)R
6、C(O)OR
6、及びC(O)NR
7R
8からなる群から選択される。式(II)の別の実施形態において、R
1はC(O)R
6又はC(O)OR
6である。式(II)の別の実施形態において、R
1はSO
2R
6である。式(II)の別の実施形態において、R
1はC(O)R
6である。式(II)の別の実施形態において、R
1はC(O)OR
6である。式(II)の別の実施形態において、R
1はC(O)NR
7R
8である。
【0121】
式(II)の1実施形態において、R
2はC(O)OH又はそれの生物学的等価体である。式(II)の別の実施形態において、R
2は、−P(O)(OH)
2、−P(O)(OH)(H)、−P(O)(OH)(O−C
1−C
6アルキル)、−P(O)(CH
3)(OH)、−B(OH)
2、−SO
3H、−CH(OH)CF
3、−C(O)NH(OH)、−C(O)NH(CN)、−C(O)NHSO
2R
G3a、−SO
2NHC(O)R
G3a、−C(O)NHSO
2NHR
G3a、−C(O)NHSO
2N(R
G3a)
2、−SO
2NH
2、−SO
2NHR
G3a、−SO
2N(R
G3a)
2、−C(O)NHS(O)(R
G3a)=NC(O)R
G3a、−C(O)NHS(O)(R
G3a)=NR
G3b、
【0122】
【化12】
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であり;
R
G3aは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルキル−O−C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、又はG
Aであり;
R
G3bは、水素、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
6ハロアルキル又はG
Aであり;
G
Aは、各場合で独立に、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールであり、それらはそれぞれ独立に、置換されていないか、又は1、2若しくは3個の独立に選択されるR
u基で置換されており;
R
uは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、−CN、オキソ、−NO
2、−OR
j、−OC(O)R
k、−OC(O)N(R
j)
2、−S(O)
2R
j、−S(O)
2N(R
j)
2、−C(O)R
k、−C(O)OR
j、−C(O)N(R
j)
2、−N(R
j)
2、−N(R
j)C(O)R
k、−N(R
j)S(O)
2R
k、−N(R
j)C(O)O(R
k)、又は−N(R
j)C(O)N(R
j)
2であり;
R
jは、各場合で独立に、水素、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択され;
R
kは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル又はC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択される。式(II)の別の実施形態において、R
2は、−P(O)(OH)
2、−P(O)(OH)(H)、−B(OH)
2、−SO
3H、−CH(OH)CF
3、−C(O)NH(OH)、−C(O)NH(CN)、−C(O)NHSO
2R
G3a、−SO
2NHC(O)R
G3a、−C(O)NHSO
2NHR
G3a、−C(O)NHSO
2N(R
G3a)
2、−SO
2NH
2、−SO
2NHR
G3a、−SO
2N(R
G3a)
2、−C(O)NHS(O)(R
G3a)=NC(O)R
G3a、−C(O)NHS(O)(R
G3a)=NR
G3b、又は
【0123】
【化13】
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であり;
R
G3aは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルキル−O−C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、又はG
Aであり;
R
G3bは、水素、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
6ハロアルキル又はG
Aであり;
G
Aは、各場合で独立に、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールであり、それらはそれぞれ独立に、置換されていないか、又は1、2若しくは3個の独立に選択されるR
u基で置換されており;
R
uは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、−CN、オキソ、−NO
2、−OR
j、−OC(O)R
k、−OC(O)N(R
j)
2、−S(O)
2R
j、−S(O)
2N(R
j)
2、−C(O)R
k、−C(O)OR
j、−C(O)N(R
j)
2、−N(R
j)
2、−N(R
j)C(O)R
k、−N(R
j)S(O)
2R
k、−N(R
j)C(O)O(R
k)、又は−N(R
j)C(O)N(R
j)
2であり;
R
jは、各場合で独立に、水素、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択され;
R
kは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル又はC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択される。
【0124】
式(II)の別の実施形態において、R
2はC(O)OHである。式(II)の別の実施形態において、R
2は−C(O)NHSO
2R
G3a又は−C(O)NHSO
2N(R
G3a)
2であり;R
G3aは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルキル−O−C
1−C
6アルキル、又はG
Aであり;G
Aは、各場合で独立に、シクロアルキルであり、それは独立に、置換されていないか、又は1、2若しくは3個の独立に選択されるR
u基で置換されており;R
uは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキルである。式(II)の別の実施形態において、R
2は−C(O)NHSO
2R
G3aであり;R
G3aは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルキル−O−C
1−C
6アルキル、又はG
Aであり;G
Aは、各場合で独立に、シクロアルキルであり、それは独立に、置換されていないか、又は1、2若しくは3個の独立に選択されるR
u基で置換されており;R
uは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキルである。式(II)の別の実施形態において、R
2は−C(O)NHSO
2N(R
G3a)
2であり;R
G3aは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキルである。
【0125】
式(II)の1実施形態において、R
2Aは、水素、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、及びC
3−C
6シクロアルキルからなる群から選択される。式(II)の別の実施形態において、R
2Aは水素又はC
1−C
6アルキルである。式(II)の別の実施形態において、R
2Aは水素である。式(II)の別の実施形態において、R
2AはC
1−C
6アルキルである。式(II)の別の実施形態において、R
2AはCH
3である。
【0126】
式(II)の1実施形態において、R
2はC(O)OHであり;R
2Aは水素である。
【0127】
式(II)の1実施形態において、
R
2は、−P(O)(OH)
2、−P(O)(OH)(H)、−B(OH)
2、−SO
3H、−CH(OH)CF
3、−C(O)NH(OH)、−C(O)NH(CN)、−C(O)NHSO
2R
G3a、−SO
2NHC(O)R
G3a、−C(O)NHSO
2NHR
G3a、−C(O)NHSO
2N(R
G3a)
2、−SO
2NH
2、−SO
2NHR
G3a、−SO
2N(R
G3a)
2、−C(O)NHS(O)(R
G3a)=NC(O)R
G3a、−C(O)NHS(O)(R
G3a)=NR
G3b、又は
【0128】
【化14】
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であり;
R
G3aは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルキル−O−C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、又はG
Aであり;
R
G3bは、水素、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
6ハロアルキル又はG
Aであり;
G
Aは、各場合で独立に、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールであり、それらはそれぞれ独立に、置換されていないか、又は1、2若しくは3個の独立に選択されるR
u基で置換されており;
R
uは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、ハロゲン、C
1−C
6ハロアルキル、−CN、オキソ、−NO
2、−OR
j、−OC(O)R
k、−OC(O)N(R
j)
2、−S(O)
2R
j、−S(O)
2N(R
j)
2、−C(O)R
k、−C(O)OR
j、−C(O)N(R
j)
2、−N(R
j)
2、−N(R
j)C(O)R
k、−N(R
j)S(O)
2R
k、−N(R
j)C(O)O(R
k)、又は−N(R
j)C(O)N(R
j)
2であり;
R
jは、各場合で独立に、水素、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択され;
R
kは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル又はC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択され;
R
2Aは水素である。式(II)の1実施形態において、
R
2は−C(O)NHSO
2R
G3a又は−C(O)NHSO
2N(R
G3a)
2であり;
R
G3aは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルキル−O−C
1−C
6アルキル、又はG
Aであり;
G
Aは、各場合で独立に、シクロアルキルであり、それは独立に、置換されていないか、又は1、2若しくは3個の独立に選択されるR
u基で置換されており;
R
uは、各場合で独立に、C
1−C
6アルキルであり;
R
2Aは水素である。
【0129】
式(II)の1実施形態において、R
3は、C
1−C
6アルキル、C
3−C
6シクロアルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
3C
1−C
6アルキルは、C
1−C
6アルコキシ、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
3C
3−C
6シクロアルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
3Aは、独立に水素、C
1−C
6アルキル、及びC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択される。式(II)の別の実施形態において、R
3は、C
1−C
6アルキル及びC
3−C
6シクロアルキルからなる群から選択され;前記R
3C
1−C
6アルキルは、1以上のC
1−C
6アルコキシで置換されていても良く;前記R
3C
3−C
6シクロアルキルは、1以上のC
1−C
6アルキルで置換されていても良く;R
3Aは独立に水素である。式(II)の別の実施形態において、R
3はC
1−C
6アルキルであり;前記R
3C
1−C
6アルキルは1以上のC
1−C
6アルコキシで置換されていても良く;R
3Aは独立に水素である。式(II)の別の実施形態において、R
3はC
3−C
6シクロアルキルであり;前記R
3C
3−C
6シクロアルキルは1以上のC
1−C
6アルキルで置換されていても良く;R
3Aは水素である。式(II)の1実施形態において、R
3はCH
3であり、R
3Aは水素である。式(II)の1実施形態において、R
3はC(CH
3)
3であり、R
3Aは水素である。式(II)の1実施形態において、R
3はC(OCH
3)(CH
3)
2であり、R
3Aは水素である。式(II)の1実施形態において、R
3はシクロプロピルであり、前記R
3シクロプロピルは1個のCH
3で置換されていても良く;R
3Aは水素である。式(II)の1実施形態において、R
3はビシクロ[1.1.1]ペンタニルであり、R
3Aは水素である。
【0130】
式(II)の1実施形態において、R
3及びR
3Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、C
3−C
6シクロアルキルを形成しており;R
3及びR
3A並びにそれらが結合している炭素から形成されるC
3−C
6シクロアルキルは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。式(II)の別の実施形態において、R
3及びR
3Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、C
3−C
6シクロアルキルを形成しており、それは置換されていない。式(II)の別の実施形態において、R
3及びR
3Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピルを形成している。
【0131】
式(II)の1実施形態において、R
4は、L
1−C
6−C
10アリール、L
1−5〜11員ヘテロアリール、L
1−4〜12員複素環、L
1−C
3−C
11シクロアルキル、及びL
1−C
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
4C
6−C
10アリール、5〜11員ヘテロアリール、4〜12員複素環、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、C(O)NR
10R
11、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1は非存在であるか、又はC
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、C
2−C
6アルキニレン、及びC
1−C
6アルキレン−O−からなる群から選択され;前記L
1C
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、及びC
2−C
6アルキニレンは、単独で又は基の部分として、C
1−C
6アルコキシ、OH、及びオキソからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは、水素、C
1−C
6アルキル、及びC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択される。式(II)の別の実施形態において、R
4は(L
1は非存在であり、又は)、L
1−C
6−C
10アリール、L
1−5〜11員ヘテロアリール、L
1−4〜12員複素環、及びL
1−C
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;前記R
4C
6−C
10アリール、5〜11員ヘテロアリール、4〜12員複素環、及びC
3−C
11シクロアルキルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1は、C
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、C
2−C
6アルキニレン、及びC
1−C
6アルキレン−O−からなる群から選択され;前記L
1C
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、及びC
2−C
6アルキニレンは、単独で又は基の部分として、C
1−C
6アルコキシ、OH、及びオキソからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは、水素、及びC
1−C
6アルキルからなる群から選択される。式(II)の別の実施形態において、R
4はL
1−C
6−C
10アリールであり;前記R
4C
6−C
10アリールは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1はC
1−C
6アルキレンであり;R
4Aは水素である。式(II)の別の実施形態において、R
4はL
1−5〜11員ヘテロアリールであり;前記R
45〜11員ヘテロアリールは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1はC
1−C
6アルキレンであり;R
4Aは水素である。式(II)の別の実施形態において、R
4はL
1−4〜12員複素環であり;前記R
44〜12員複素環は、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1はC
1−C
6アルキレンであり;R
4Aは水素である。式(II)の別の実施形態において、R
4はL
1−C
3−C
11シクロアルキルであり;前記R
4L
1−C
3−C
11シクロアルキルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1はC
1−C
6アルキレンであり;R
4Aは水素である。式(II)の1実施形態において、R
4及びR
4Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、4〜12員複素環を形成しており;前記4〜12員複素環は、R
9、OR
9、C(O)OR
9、C(O)NR
10R
11、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。式(II)の別の実施形態において、R
4及びR
4Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、4〜12員複素環を形成しており;前記4〜12員複素環は、OR
9、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。
【0132】
式(II)の1実施形態において、R
4は、(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10アリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環、(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキル、及び(C
1−C
6アルキレン)
x−C
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10員アリールのC
6−C
10員アリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールの5〜11員ヘテロアリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環の4〜12員複素環、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルのC
3−C
11シクロアルキル、及び前記(C
1−C
6アルキレン)
x−C
4−C
11シクロアルケニルのC
4−C
11シクロアルケニルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、C(O)NR
10R
11、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは、水素、C
1−C
6アルキル、及びC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択され;xは0又は1である。式(II)の別の実施形態において、R
4は、(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10アリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環、及び(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10員アリールのC
6−C
10員アリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールの5〜11員ヘテロアリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環の4〜12員複素環、及び前記(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルのC
3−C
11シクロアルキルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;xは0又は1である。式(II)の別の実施形態において、R
4は(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10アリールであり;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10員アリールは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;xは0又は1である。
【0133】
式(II)の別の実施形態において、R
4は(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールであり;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;xは0又は1である。式(II)の別の実施形態において、R
4は(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環であり;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環は、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;xは0又は1である。式(II)の別の実施形態において、R
4は(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルであり;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;xは0又は1である。
【0134】
式(II)の1実施形態において、R
5は、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
126〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール,C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルである。式(II)の別の実施形態において、R
5は、C
6−C
10員アリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、及び5〜11員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、及び5〜11員ヘテロアリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。式(II)の別の実施形態において、R
5は、C
6−C
10員アリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、及び5〜11員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、及び5〜11員ヘテロアリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
12C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6ハロアルコキシ、N(C
1−C
6アルキル)
2、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。
【0135】
式(II)の1実施形態において、R
5は、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
126〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール,C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルである。式(II)の別の実施形態において、R
5は、C
6−C
10員アリール及び5〜11員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール及び5〜11員ヘテロアリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。式(II)の別の実施形態において、R
5は、C
6−C
10員アリール及び5〜11員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール及び5〜11員ヘテロアリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
12C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。
【0136】
式(II)の別の実施形態において、R
5はC
6−C
10員アリールであり;前記R
5C
6−C
10員アリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。式(II)の別の実施形態において、R
5は、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環であり;前記R
5フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環は、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。式(II)の別の実施形態において、R
5は5〜11員ヘテロアリールであり;前記R
55〜11員ヘテロアリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。式(II)の別の実施形態において、R
5は5〜11員ヘテロアリールであり;前記R
55〜11員ヘテロアリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
12C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6ハロアルコキシ、N(C
1−C
6アルキル)
2、OH、オキソ、CN、NO
2、OH、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。
【0137】
式(II)の別の実施形態において、R
5はフェニルであり、それは置換されていない。式(II)の別の実施形態において、R
5はフェニルであり;前記R
5フェニルは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。式(II)の別の実施形態において、R
5はフェニルであり;それは、1個のR
12で置換されており;R
12はC
1−C
6アルキルである。式(II)の別の実施形態において、R
5はフェニルであり;それは、1個のR
12で置換されており;R
12はCH
3又はCH(CH
3)
2である。式(II)の別の実施形態において、R
5はピリジニルであり;それは、独立にR
12、OR
12、及びNR
13R
14からなる群から選択される1以上の置換基で置換されており;R
12は独立にC
1−C
6アルキルであり;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。式(II)の別の実施形態において、R
5はピリジニルであり;それは、独立にR
12、OR
12、及びNR
13R
14からなる群から選択される1以上の置換基で置換されており;R
12は独立にCH
3又はCH(CH
3)
2であり;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、CH
3である。式(II)の別の実施形態において、R
5はピリジニルであり;前記R
5ピリジニルは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。
【0138】
式(II)の1実施形態において、R
6は、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;前記R
6C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、R
15、OR
15、SR
15、NR
16R
17、OH、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
66〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、OC(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、NR
19R
20、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
15C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、オキソ、OH、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
16及びR
17は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。式(II)の別の実施形態において、R
6は、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;前記R
6C
1−C
6アルキルは、R
15、OR
15、SR
15、OH、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
66〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、OH、オキソ、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、OH、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル及びC
6−C
10員アリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。
【0139】
式(II)の1実施形態において、R
6はC
1−C
6アルキルであり;前記R
6C
1−C
6アルキルは、R
15、OR
15、SR
15、OH、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、OH、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。式(II)の別の実施形態において、R
6はC
1−C
6アルキルであり;前記R
6C
1−C
6アルキルは、1個のR
15で置換されており;R
15は、各場合で独立に、6〜10員アリールである。式(II)の別の実施形態において、R
6はC
2アルキルであり;前記R
6C
2アルキルは、1個のR
15で置換されており;R
15は、各場合で独立に、フェニルである。式(II)の別の実施形態において、R
6はC
1−C
6アルキルであり;前記R
6C
1−C
6アルキルは置換されていない。式(II)の別の実施形態において、R
6は−CH
3である。式(II)の別の実施形態において、R
6は−CH(CH
3)
2である。式(II)の1実施形態において、R
6は4〜12員複素環であり;前記R
64〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、OH、オキソ、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル及びC
6−C
10員アリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。式(II)の別の実施形態において、R
6は4〜12員複素環であり;前記R
64〜12員複素環は、置換されていない。式(II)の別の実施形態において、R
6はテトラヒドロフラニルである。式(II)の別の実施形態において、R
6はテトラヒドロピラニルである。式(II)の1実施形態において、R
6はC
3−C
11シクロアルキルであり;前記R
6C
3−C
11シクロアルキルは、R
18、OR
18、C(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、OH、オキソ、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル及びC
6−C
10員アリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。式(II)の別の実施形態において、R
6はC
3−C
11シクロアルキルであり;前記R
6C
3−C
11シクロアルキルは、1以上のFで置換されていても良い。式(II)の別の実施形態において、R
6はC
3−C
11シクロアルキルであり;前記C
3−C
11シクロアルキルは置換されていない。式(II)の別の実施形態において、R
6はシクロヘキシルであり;前記R
6シクロヘキシルは、2個のFで置換されている。式(II)の別の実施形態において、R
6はシクロペンチルである。式(II)の別の実施形態において、R
6はシクロヘキシルである。
【0140】
式(II)の1実施形態において、R
1はC(O)OR
6であり;R
6はC
1−C
6アルキルであり;前記R
6C
1−C
6アルキルは、R
15、OR
15、SR
15、OH、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、OH、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。
【0141】
式(II)の1実施形態において、R
1はC(O)OR
6であり;R
6はC
1−C
6アルキルであり;前記R
6は、置換されていないC
1−C
6アルキルである。
【0142】
式(II)の1実施形態において、R
1はC(O)R
6であり;R
6は4〜12員複素環であり;前記R
64〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、OH、オキソ、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル及びC
6−C
10員アリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。
【0143】
式(II)の1実施形態において、R
1はC(O)R
6であり;R
6は4〜12員複素環であり;前記R
64〜12員複素環は置換されていない。
【0144】
式(II)の1実施形態において、R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、R
21、OR
21、C(O)R
21、OC(O)R
21、C(O)OR
21、C(O)NR
22R
23、SO
2R
21、NR
22R
23、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
96〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
24、OR
24、C(O)R
24、OC(O)R
24、C(O)OR
24、SO
2R
24、NR
25R
26、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
21は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
21C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
22及びR
23は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルコキシ−C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
25及びR
26は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルである。式(II)の別の実施形態において、R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキルは、R
21、OR
21、C(O)OR
21、NR
22R
23、OH、CN、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
96〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、R
24、OR
24、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
21は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール、及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;各R
21C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール、及びC
3−C
11シクロアルキルは、1以上のCNで置換されていても良く;R
22及びR
23は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルであり;R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルコキシ−C
1−C
6アルキル、及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択される。
【0145】
式(II)の1実施形態において、R
10及びR
11は、各場合でそれぞれ独立に、水素、C
1−C
6アルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;各R
10及びR
11フェニル及び5〜6員ヘテロアリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br、及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。式(II)の別の実施形態において、R
10及びR
11は、各場合でそれぞれ独立に、水素及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;各R
10及びR
115〜6員ヘテロアリールは、1以上のC
1−C
6アルコキシで置換されていても良い。
【0146】
式(II)の1実施形態において、R
4は(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10アリールであり;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10員アリールは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;xは0又は1であり;R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキルは、1以上のFで置換されていても良く;各R
9シクロアルキルは、1以上のR
24で置換されていても良く;R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキルである。式(II)の1実施形態において、R
4はL
1−C
6−C
10アリールであり;前記R
4C
6−C
10員アリールは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1は非存在であるか、又はC
1−C
6アルキレンであり;R
4Aは水素であり;R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキルは、1以上のFで置換されていても良く;各R
9シクロアルキルは、1以上のR
24で置換されていても良く;R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキルである。
【0147】
式(II)の別の実施形態において、R
4はCH
2−フェニルであり;前記R
4CH
2−フェニルは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;R
9は、各場合で独立に、CH
3、CF
3、シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルからなる群から選択され;各R
9シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルは、1以上のCH
3で置換されていても良い。式(II)の別の実施形態において、R
4はフェニルであり;前記R
4フェニルは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;R
9は、各場合で独立に、CH
3、CF
3、シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルからなる群から選択され;各R
9シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルは、1以上のCH
3で置換されていても良い。
【0148】
式(II)の別の実施形態において、R
4は(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールであり;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;xは0又は1であり;R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキルは、1以上のFで置換されていても良く;各R
9シクロアルキルは、1以上のR
24で置換されていても良く;R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキルである。式(II)の別の実施形態において、R
4はL
1−5〜11員ヘテロアリールであり;前記R
45〜11員ヘテロアリールは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1は非存在であるか、又はC
1−C
6アルキレンであり;R
4Aは水素であり;R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキルは、1以上のFで置換されていても良く;各R
9シクロアルキルは、1以上のR
24で置換されていても良く;R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキルである。
【0149】
式(II)の別の実施形態において、R
4はCH
2−ピリジニルであり;前記R
4CH
2−ピリジニルは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;R
9は、各場合で独立に、CH
3、CF
3、シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルからなる群から選択され;各R
9シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルは、1以上のCH
3で置換されていても良い。式(II)の別の実施形態において、R
4はピリジニルであり;前記R
4ピリジニルは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;R
9は、各場合で独立に、CH
3、CF
3、シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルからなる群から選択され;各R
9シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルは、1以上のCH
3で置換されていても良い。式(II)の別の実施形態において、R
4はCH
2−キノリニルであり;前記R
4CH
2−キノリニルは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;R
9は、各場合で独立に、CH
3、CF
3、シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルからなる群から選択され;各R
9シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルは、1以上のCH
3で置換されていても良い。
【0150】
式(II)の1実施形態において、R
4は、
【0151】
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され;R
xは、CH
3及びOCH
3からなる群から選択され、R
yは、CF
3、CH
3、C(CH
3)
3、シクロプロピル、CH
3で置換されているシクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルからなる群から選択され;nは0又は1である。
【0152】
1実施形態は、下記式(II)の化合物に関するものである。
【0153】
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
式中、
R
1は、SO
2R
6、C(O)R
6、C(O)OR
6、及びC(O)NR
7R
8からなる群から選択され;
R
2は、C(O)OH又はそれの生物学的等価体であり;
R
2Aは、水素及びC
1−C
6アルキルからなる群から選択され;
R
3は、C
1−C
6アルキル及びC
3−C
6シクロアルキルからなる群から選択され;前記R
3C
1−C
6アルキルは、1以上のC
1−C
6アルコキシで置換されていても良く;前記R
3C
3−C
6シクロアルキルは、C
1−C
6アルキルで置換されていても良く;
R
3Aは水素であり;又は
R
3及びR
3Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、C
3−C
6シクロアルキルを形成しており;
R
4は、(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10アリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環、及び(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10員アリールのC
6−C
10員アリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールの5〜11員ヘテロアリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環の4〜12員複素環、及び前記(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルのC
3−C
11シクロアルキルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
4Aは水素であり;
R
5は、C
6−C
10員アリール及び5〜11員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール及び5〜11員ヘテロアリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
6は、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;前記R
6C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、は、R
15、OR
15、SR
15、OH、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
66〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、OH、オキソ、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
7及びR
8は、それぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキルは、R
21、OR
21、C(O)OR
21、NR
22R
23、OH、CN、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
96〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、R
24、OR
24、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
10及びR
11は、各場合でそれぞれ独立に、水素及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;各R
10及びR
115〜6員ヘテロアリールは、1以上のC
1−C
6アルコキシで置換されていても良く;
R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;
R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルであり;
R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、OH、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル及びC
6−C
10員アリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
21は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール、及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;各R
21C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール及びC
3−C
11シクロアルキルは、CNで置換されていても良く;
R
22及びR
23は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルであり;
R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルコキシ−C
1−C
6アルキル、及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;
xは0又は1である。
【0154】
1実施形態は、下記式(II)の化合物に関するものである。
【0155】
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
式中、
R
1は、SO
2R
6、C(O)R
6、C(O)OR
6、及びC(O)NR
7R
8からなる群から選択され;
R
2は、C(O)OH又はそれの生物学的等価体であり;
R
2Aは、水素及びC
1−C
6アルキルからなる群から選択され;
R
3は、C
1−C
6アルキル及びC
3−C
6シクロアルキルからなる群から選択され;前記R
3C
1−C
6アルキルは、1以上のC
1−C
6アルコキシで置換されていても良く;前記R
3C
3−C
6シクロアルキルは、C
1−C
6アルキルで置換されていても良く;
R
3Aは水素であり;又は
R
3及びR
3Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、C
3−C
6シクロアルキルを形成しており;
R
4は、L
1−C
6−C
10アリール、L
1−5〜11員ヘテロアリール、L
1−4〜12員複素環、及びL
1−C
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;前記R
4C
6−C
10アリール、5〜11員ヘテロアリール、4〜12員複素環、及びC
3−C
11シクロアルキルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1は非存在であるか、又はC
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、C
2−C
6アルキニレン、及びC
1−C
6アルキレン−O−からなる群から選択され;前記L
1C
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、及びC
2−C
6アルキニレンは、単独で又は基の部分として、C
1−C
6アルコキシ、OH、及びオキソからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
4Aは、水素及びC
1−C
6アルキルからなる群から選択されるか;又は
R
4及びR
4Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、4〜12員複素環を形成しており;前記4〜12員複素環は、OR
9、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
5は、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、及びフェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環からなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、及びフェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環は、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
6は、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;前記R
6C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、は、R
15、OR
15、SR
15、OH、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
66〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、OH、オキソ、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
7及びR
8は、それぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキルは、R
21、OR
21、C(O)OR
21、NR
22R
23、OH、CN、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
96〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、R
24、OR
24、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
10及びR
11は、各場合でそれぞれ独立に、水素及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;各R
10及びR
115〜6員ヘテロアリールは、1以上のC
1−C
6アルコキシで置換されていても良く;
R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
12C
3−C
11シクロアルキル及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6ハロアルコキシ、N(C
1−C
6アルキル)
2、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルであり;
R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、OH、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル及びC
6−C
10員アリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
21は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール、及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;各R
21C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール及びC
3−C
11シクロアルキルは、CNで置換されていても良く;
R
22及びR
23は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルであり;
R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルコキシ−C
1−C
6アルキル、及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;
R
25及びR
26は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルである。
【0156】
例示的な式(II)の化合物には、次のものなどがあるが、これらに限定されるものではない。
【0157】
実施例4;7;8;9;10;11;12;13;14;15;16;17;18;19;20;21;22;23;24;25;26;27;28;29;30;31;32;33;34;35;36;37;38;39;40;41;42;43;44;45;46;47;48;49;50;51;52;53;54;55;56;57;58;59;60;61;62;63;64;65;66;67;68;69;70;71;72;73;74;75;76;77;78;79;80;81;82;83;84;85;86;87;88;89;90;91;92;93;94;95;96;97;98;99;100;101;102;103;104;105;106;107;108;109;110;111;112;113;114;115;116;117;118;119;I−20;I−34;I−39;I−42;I−43;I−44;I−46;I−47;I−48;I−49;I−50;I−51;I−52;I−53;I−54;I−55;I−56;I−57;I−58;I−59;I−60;I−61;I−62;I−63;I−64;I−65;I−66;I−67;I−68;I−69;I−70;I−71;I−72;I−73;I−74;I−75;I−76;I−77;I−78;I−79;I−80;I−81;I−82;I−83;I−84;I−85;I−86;I−87;I−88;I−89;I−90;I−91;I−92;I−93;I−94;I−95;I−96;I−97;I−98;I−99;I−100;I−101;I−102;I−103;I−104;I−105;I−106;I−107;I−108;I−109;I−110;I−111;I−112;I−113;I−114;I−115;I−116;I−117;I−118;I−119;I−120;I−121;I−123;I−124;I−125;I−126;I−127;I−128;I−129;I−130;I−131;I−132;I−133;I−134;I−135;I−136;I−137;I−138;I−139;I−140;I−141;I−142;I−143;I−144;I−145;I−146;I−147;I−148;I−149;I−150;I−151;I−152;I−153;I−154;I−155;I−156;I−157;I−158;I−159;I−160;I−161;I−162;I−163;I−164;I−165;I−166;I−167;I−168;I−169;I−170;I−171;I−172;I−174;I−175;I−176;I−177;I−178;I−179;I−180;I−181;I−182;I−183;I−184;I−185;I−186;I−187;I−188;I−189;I−190;I−191;I−192;I−193;I−194;I−195;I−196;I−197;I−198;I−199;I−200;I−201;I−202;I−204;I−205;I−206;I−207;I−208;I−209;I−210;I−211;I−212;I−213;I−214;I−215;I−216;I−217;I−218;I−219;I−220;I−221;I−222;I−223;I−224;I−225;I−226;I−227;I−228;I−229;I−230;I−231;I−232;I−233;I−234;I−235;I−236;I−237;I−238;I−239;I−240;I−241;I−242;I−243;I−244;I−245;I−246;I−247;I−248;I−249;I−250;I−251;I−252;I−253;I−254;I−255;I−256;I−257;I−258;I−259;I−260;I−261;I−262;I−263;I−264;I−265;I−266;I−267;I−268;I−269;I−270;I−271;I−272;I−273;I−274;I−275;I−276;I−277;I−278;I−279;I−280;I−281;I−282;I−283;I−284;I−285;I−286;I−287;I−288;I−289;I−290;I−291;I−292;I−293;I−294;I−295;I−296;I−297;I−298;I−299;I−300;I−301;I−302;I−303;I−304;I−305;I−306;I−307;I−308;I−309;I−310;II−54;II−62;II−63;II−65;II−81;II−83;II−84;II−87;II−91;II−92;II−93;II−94;II−95;II−96;II−97;II−98;II−99;II−100;II−101;II−102;II−103;II−104;II−105;II−106;II−107;II−108;II−109;II−110;II−111;II−112;II−113;II−114;II−115;II−116;II−117;II−118;II−119;II−120;II−121;II−122;II−123;II−124;II−125;II−126;II−127;II−128;II−129;II−130;II−131;II−132;II−133;II−134;II−135;II−136;II−137;II−138;II−139;II−140;II−141;II−144;II−145;II−146;II−147;II−148;II−149;II−150;II−152;II−153;II−154;II−155;II−156;II−157;II−158;II−159;II−160;II−161;II−162;II−163;II−164;II−165;II−166;II−167;II−168;II−169;II−170;II−171;II−172;II−173;II−174;II−175;II−176;II−177;II−178;II−179;II−180;II−181;II−182;II−183;II−184;II−185;II−186;II−187;II−188;II−189;II−190;II−191;II−192;II−193;II−194;II−195;II−196;II−197;II−198;II−199;II−200;II−201;II−202;II−203;II−204;II−205;II−206;II−207;II−208;II−209;II−210;II−211;II−212;II−213;II−214;II−215;II−216;II−217;II−218;II−219;II−220;II−221;II−222;II−223;II−224;II−225;II−226;II−227;II−228;II−229;II−230;II−231;II−232;II−233;II−234;II−235;II−236;II−237;II−238;II−239;II−240;II−241;II−242;II−243;II−244;II−245;II−246;II−247;II−248;II−249;II−250;II−251;II−252;II−253;II−254;II−255;II−256;II−257;II−258;II−259;II−260;II−261;II−262;II−263;II−264;II−265;II−266;II−267;II−268;II−269;II−270;II−271;II−272;II−273;II−274;II−275;II−276;II−277;II−278;II−279;II−280;II−281;II−282;II−283;II−284;II−285;II−286;II−287;II−288;II−289;II−290;II−291;II−292;II−293;II−294;II−295;II−296;II−297;II−298;II−299;II−300;II−301;II−302;II−303;II−304;II−305;II−306;II−307;II−308;II−309;II−310;II−311;II−312;II−313;II−314;II−315;II−316;II−317;II−318;II−319;II−320;II−321;II−322;II−323;II−324;II−325;II−326;II−327;II−328;II−329;II−330;II−331;II−332;II−333;II−334;II−335;II−336;II−337;II−339;II−340;II−341;II−342;II−343;II−344;II−345;II−346;II−347;II−348;II−349;II−350;II−351;II−352;II−353;II−354;II−355;II−356;II−357;II−358;II−359;II−360;II−361;II−362;II−363;II−364;II−365;II−366;II−367;II−368;II−369;II−370;II−371;II−372;II−373;II−374;II−375;II−376;II−377;II−378;II−379;II−380;II−381;II−382;II−383;II−384;II−385;II−386;II−387;II−388;II−389;II−390;II−391;II−392;II−394;II−396;II−397;II−398;II−399;II−400;II−401;II−402;II−403;II−404;II−405;II−406;II−407;II−408;II−409;II−410;II−411;II−414;II−415;II−416;II−417;II−418;II−419;II−420;II−421;II−422;II−423;II−424;II−425;II−426;II−427;II−428;II−429;II−430;II−431;II−432;II−433;II−434;II−435;II−436;II−437;II−438;II−439;II−440;II−441;II−442;II−443;II−444;II−445;II−446;II−447;II−448;II−449;II−450;II−451;II−452;II−453;II−454;II−455;II−456;II−457;II−458;II−459;II−460;II−461;II−462;II−463;II−464;II−465;II−466;II−467;II−468;II−469;II−470;II−471;II−472;II−473;II−474;II−475;II−476;II−477;II−478;II−479;II−480;II−481;II−482;II−483;II−484;II−485;II−486;II−487;II−488;II−489;II−490;II−491;II−492;II−493;II−494;II−495;II−496;II−497;II−498;II−499;II−500;II−501;II−502;II−503;II−504;II−505;II−506;II−507;II−508;II−509;II−510;II−511;II−512;II−513;II−514;II−515;II−516;II−517;II−518;II−519;II−520;II−521;II−522;II−523;II−524;II−525;II−526;II−527;II−528;II−529;II−530;II−531;II−532;II−533;II−534;II−535;II−536;II−537;II−538;II−539;II−540;II−541;II−542;II−543;II−544;II−545;II−546;II−547;II−548;II−549;II−550;II−551;
II−552;II−553;II−557;II−558;II−559;II−560;II−561;II−562;II−563;II−564;II−565;II−566;II−567;II−568;II−569;II−570;II−571;II−572;II−573;II−574;II−575;II−576;II−577;II−578;II−579;II−580;II−581;II−582;II−583;II−584;II−585;II−586;II−587;II−588;II−589;II−590;II−591;II−592;II−593;II−594;II−595;II−596;II−597;II−598;II−599;II−600;III−78;III−100;III−103;III−118;III−119;III−120;III−121;III−122;III−123;III−124;III−125;III−126;III−127;III−128;III−129;III−130;III−131;III−132;III−133;III−134;III−135;III−136;III−137;III−138;III−139;III−140;III−141;III−142;III−144;III−145;III−146;III−147;III−148;III−149;III−150;III−151;III−152;III−153;III−154;III−155;III−156;III−157;III−158;III−159;III−160;III−161;III−162;III−163;III−164;III−166;III−167;III−168;III−169;III−170;III−171;III−172;III−173;III−174;III−175;III−176;III−177;III−178;III−179;III−180;III−181;III−182;III−183;III−184;III−185;III−186;III−187;III−188;III−189;III−190;III−191;III−192;III−193;III−194;III−195;III−196;III−197;III−198;III−200;III−201;III−202;III−203;III−204;III−205;III−206;III−207;III−208;III−209;III−210;III−211;III−212;III−213;III−214;III−215;III−216;III−217;III−218;III−219;III−220;III−221;III−222;III−223;III−224;III−225;III−226;III−227;III−228;III−229;III−230;III−231;III−232;III−233;III−234;III−235;III−237;及びこれらの薬学的に許容される塩。
【0158】
式(III)
1実施形態は、下記式(III)の化合物に関するものである。
【0159】
【化18】
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式中、
R
1は、SO
2R
6、C(O)R
6、C(O)OR
6、及びC(O)NR
7R
8からなる群から選択され;
R
4は、L
1−C
6−C
10アリール、L
1−5〜11員ヘテロアリール、L
1−4〜12員複素環、L
1−C
3−C
11シクロアルキル、及びL
1−C
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
4C
6−C
10アリール、5〜11員ヘテロアリール、4〜12員複素環、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、C(O)NR
10R
11、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1は非存在であるか、又はC
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、C
2−C
6アルキニレン、及びC
1−C
6アルキレン−O−からなる群から選択され;前記L
1C
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、及びC
2−C
6アルキニレンは、単独で又は基の部分として、C
1−C
6アルコキシ、OH、及びオキソからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
4Aは、水素、C
1−C
6アルキル、及びC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択されるか;又は
R
4及びR
4Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、4〜12員複素環を形成しており;前記4〜12員複素環は、R
9、OR
9、C(O)OR
9、C(O)NR
10R
11、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
5は、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
6は、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;前記R
6C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、R
15、OR
15、SR
15、NR
16R
17、OH、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
66〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、OC(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、NR
19R
20、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
7及びR
8は、それぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、R
21、OR
21、C(O)R
21、OC(O)R
21、C(O)OR
21、C(O)NR
22R
23、SO
2R
21、NR
22R
23、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
96〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
24、OR
24、C(O)R
24、OC(O)R
24、C(O)OR
24、SO
2R
24、NR
25R
26、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
10及びR
11は、各場合でそれぞれ独立に、水素、C
1−C
6アルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;各R
10及びR
11フェニル及び5〜6員ヘテロアリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
126〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6ハロアルコキシ、N(C
1−C
6アルキル)
2、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
15C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、オキソ、OH、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
16及びR
17は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
19及びR
20は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
21は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
21C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
22及びR
23は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルコキシ−C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;
R
25及びR
26は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルである。
【0160】
別の実施形態は、
R
1が、SO
2R
6、C(O)R
6、C(O)OR
6、及びC(O)NR
7R
8からなる群から選択され;
R
4が、(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10アリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環、(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキル、及び(C
1−C
6アルキレン)
x−C
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
4のC
6−C
10員アリールの(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10員アリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールの5〜11員ヘテロアリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環の4〜12員複素環、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルのC
3−C
11シクロアルキル、及び前記(C
1−C
6アルキレン)
x−C
4−C
11シクロアルケニルのC
4−C
11シクロアルケニルが、R
9、OR
9、C(O)OR
9、C(O)NR
10R
11、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
4Aが、水素、C
1−C
6アルキル、及びC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択され;
R
5が、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルが、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
6が、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;前記R
6C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルが、R
15、OR
15、SR
15、NR
16R
17、OH、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
66〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環が、R
18、OR
18、C(O)R
18、OC(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、NR
19R
20、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
7及びR
8が、それぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
9が、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、R
21、OR
21、C(O)R
21、OC(O)R
21、C(O)OR
21、C(O)NR
22R
23、SO
2R
21、NR
22R
23、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
96〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環が、R
24、OR
24、C(O)R
24、OC(O)R
24、C(O)OR
24、SO
2R
24、NR
25R
26、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
10及びR
11が、各場合でそれぞれ独立に、水素、C
1−C
6アルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;各R
10及びR
11フェニル及び5〜6員ヘテロアリールが、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
12が、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
126〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール,C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環が、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
13及びR
14が、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
15が、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
15C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルが、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環が、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、オキソ、OH、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
16及びR
17が、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
18が、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環が、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
19及びR
20が、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
21が、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
21C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環が、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
22及びR
23が、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
24が、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルコキシ−C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;
R
25及びR
26が、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
xが0又は1である、式(III)の化合物に関するものである。
【0161】
式(III)の1実施形態において、R
1は、SO
2R
6、C(O)R
6、C(O)OR
6、及びC(O)NR
7R
8からなる群から選択される。式(III)の別の実施形態において、R
1はC(O)R
6又はC(O)OR
6である。式(III)の別の実施形態において、R
1はSO
2R
6である。式(III)の別の実施形態において、R
1はC(O)R
6である。式(III)の別の実施形態において、R
1はC(O)OR
6である。式(III)の別の実施形態において、R
1はC(O)NR
7R
8である。
【0162】
式(III)の1実施形態において、R
4は、L
1−C
6−C
10アリール、L
1−5〜11員ヘテロアリール、L
1−4〜12員複素環、L
1−C
3−C
11シクロアルキル、及びL
1−C
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
4C
6−C
10アリール、5〜11員ヘテロアリール、4〜12員複素環、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、C(O)NR
10R
11、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1は非存在であるか、又はC
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、C
2−C
6アルキニレン、及びC
1−C
6アルキレン−O−からなる群から選択され;前記L
1C
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、及びC
2−C
6アルキニレンは、単独で又は基の部分として、C
1−C
6アルコキシ、OH、及びオキソからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは、水素、C
1−C
6アルキル、及びC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択される。式(III)の別の実施形態において、R
4は(L
1は非存在であり、又は)、L
1−C
6−C
10アリール、L
1−5〜11員ヘテロアリール、L
1−4〜12員複素環、及びL
1−C
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;前記R
4C
6−C
10アリール、5〜11員ヘテロアリール、4〜12員複素環、及びC
3−C
11シクロアルキルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1は、C
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、C
2−C
6アルキニレン、及びC
1−C
6アルキレン−O−からなる群から選択され;前記L
1C
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、及びC
2−C
6アルキニレンは、単独で又は基の部分として、C
1−C
6アルコキシ、OH、及びオキソからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは、水素、及びC
1−C
6アルキルからなる群から選択される。式(III)の別の実施形態において、R
4はL
1−C
6−C
10アリールであり;前記R
4C
6−C
10アリールは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1はC
1−C
6アルキレンであり;R
4Aは水素である。式(III)の別の実施形態において、R
4はL
1−5〜11員ヘテロアリールであり;前記R
45〜11員ヘテロアリールは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1はC
1−C
6アルキレンであり;R
4Aは水素である。式(III)の別の実施形態において、R
4はL
1−4〜12員複素環であり;前記R
44〜12員複素環は、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1はC
1−C
6アルキレンであり;R
4Aは水素である。式(III)の別の実施形態において、R
4はL
1−C
3−C
11シクロアルキルであり;前記R
4L
1−C
3−C
11シクロアルキルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1はC
1−C
6アルキレンであり;R
4Aは水素である。式(III)の1実施形態において、R
4及びR
4Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、4〜12員複素環を形成しており;前記4〜12員複素環は、R
9、OR
9、C(O)OR
9、C(O)NR
10R
11、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。式(III)の別の実施形態において、R
4及びR
4Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、4〜12員複素環を形成しており;前記4〜12員複素環は、OR
9、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。
【0163】
式(III)の1実施形態において、R
4は、(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10アリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環、(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキル、及び(C
1−C
6アルキレン)
x−C
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10員アリールのC
6−C
10員アリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールの5〜11員ヘテロアリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環の4〜12員複素環、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルのC
3−C
11シクロアルキル、及び前記(C
1−C
6アルキレン)
x−C
4−C
11シクロアルケニルのC
4−C
11シクロアルケニルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、C(O)NR
10R
11、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは、水素、C
1−C
6アルキル、及びC
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択され;xは0又は1である。式(III)の別の実施形態において、R
4は、(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10アリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環、及び(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10員アリールのC
6−C
10員アリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールの5〜11員ヘテロアリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環の4〜12員複素環、及び前記(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルのC
3−C
11シクロアルキルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;xは0又は1である。式(III)の別の実施形態において、R
4は(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10アリールであり;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10員アリールは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;xは0又は1である。
【0164】
式(III)の別の実施形態において、R
4は(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールであり;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;xは0又は1である。式(III)の別の実施形態において、R
4は(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環であり;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環は、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;xは0又は1である。式(III)の別の実施形態において、R
4は(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルであり;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;xは0又は1である。
【0165】
式(III)の1実施形態において、R
5は、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
126〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール,C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルである。式(III)の別の実施形態において、R
5は、C
6−C
10員アリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、及び5〜11員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、及び5〜11員ヘテロアリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。式(III)の別の実施形態において、R
5は、C
6−C
10員アリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、及び5〜11員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環、及び5〜11員ヘテロアリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
12C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6ハロアルコキシ、N(C
1−C
6アルキル)
2、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。
【0166】
式(III)の1実施形態において、R
5は、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及びC
4−C
11シクロアルケニルは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
126〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール,C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルである。式(III)の別の実施形態において、R
5は、C
6−C
10員アリール及び5〜11員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール及び5〜11員ヘテロアリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。式(III)の別の実施形態において、R
5は、C
6−C
10員アリール及び5〜11員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール及び5〜11員ヘテロアリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
12C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。
【0167】
式(III)の別の実施形態において、R
5はC
6−C
10員アリールであり;前記R
5C
6−C
10員アリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。式(III)の別の実施形態において、R
5は、フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環であり;前記R
5フェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環は、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。式(III)の別の実施形態において、R
5は5〜11員ヘテロアリールであり;前記R
55〜11員ヘテロアリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。式(III)の別の実施形態において、R
5は5〜11員ヘテロアリールであり;前記R
55〜11員ヘテロアリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
12C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6ハロアルコキシ、N(C
1−C
6アルキル)
2、OH、オキソ、CN、NO
2、OH、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。
【0168】
式(III)の別の実施形態において、R
5はフェニルであり、それは置換されていない。式(III)の別の実施形態において、R
5はフェニルであり;前記R
5フェニルは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。式(III)の別の実施形態において、R
5はフェニルであり;それは、1個のR
12で置換されており;R
12はC
1−C
6アルキルである。式(III)の別の実施形態において、R
5はフェニルであり;それは、1個のR
12で置換されており;R
12はCH
3又はCH(CH
3)
2である。式(III)の別の実施形態において、R
5はピリジニルであり;それは、独立にR
12、OR
12、及びNR
13R
14からなる群から選択される1以上の置換基で置換されており;R
12は独立にC
1−C
6アルキルであり;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。式(III)の別の実施形態において、R
5はピリジニルであり;それは、独立にR
12、OR
12、及びNR
13R
14からなる群から選択される1以上の置換基で置換されており;R
12は独立にCH
3又はCH(CH
3)
2であり;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、CH
3である。式(III)の別の実施形態において、R
5はピリジニルであり;前記R
5ピリジニルは、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルである。
【0169】
式(III)の1実施形態において、R
6は、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;前記R
6C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、R
15、OR
15、SR
15、NR
16R
17、OH、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
66〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、OC(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、NR
19R
20、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
15C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、オキソ、OH、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
16及びR
17は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。式(III)の別の実施形態において、R
6は、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;前記R
6C
1−C
6アルキルは、R
15、OR
15、SR
15、OH、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
66〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、OH、オキソ、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、OH、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル及びC
6−C
10員アリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。
【0170】
式(III)の1実施形態において、R
6はC
1−C
6アルキルであり;前記R
6C
1−C
6アルキルは、R
15、OR
15、SR
15、OH、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、OH、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。式(III)の別の実施形態において、R
6はC
1−C
6アルキルであり;前記R
6C
1−C
6アルキルは、1個のR
15で置換されており;R
15は、各場合で独立に、6〜10員アリールである。式(III)の別の実施形態において、R
6はC
2アルキルであり;前記R
6C
2アルキルは、1個のR
15で置換されており;R
15は、各場合で独立に、フェニルである。式(III)の別の実施形態において、R
6はC
1−C
6アルキルであり;前記R
6C
1−C
6アルキルは置換されていない。式(III)の別の実施形態において、R
6は−CH
3である。式(III)の別の実施形態において、R
6は−CH(CH
3)
2である。式(III)の1実施形態において、R
6は4〜12員複素環であり;前記R
64〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、OH、オキソ、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル及びC
6−C
10員アリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。式(III)の別の実施形態において、R
6は4〜12員複素環であり;前記R
64〜12員複素環は、置換されていない。式(III)の別の実施形態において、R
6はテトラヒドロフラニルである。式(III)の別の実施形態において、R
6はテトラヒドロピラニルである。式(III)の1実施形態において、R
6はC
3−C
11シクロアルキルであり;前記R
6C
3−C
11シクロアルキルは、R
18、OR
18、C(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、OH、オキソ、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル及びC
6−C
10員アリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。式(III)の別の実施形態において、R
6はC
3−C
11シクロアルキルであり;前記R
6C
3−C
11シクロアルキルは、1以上のFで置換されていても良い。式(III)の別の実施形態において、R
6はC
3−C
11シクロアルキルであり;前記C
3−C
11シクロアルキルは置換されていない。式(III)の別の実施形態において、R
6はシクロヘキシルであり;前記R
6シクロヘキシルは、2個のFで置換されている。式(III)の別の実施形態において、R
6はシクロペンチルである。式(III)の別の実施形態において、R
6はシクロヘキシルである。
【0171】
式(III)の1実施形態において、R
1はC(O)OR
6であり;R
6はC
1−C
6アルキルであり;前記R
6C
1−C
6アルキルは、R
15、OR
15、SR
15、OH、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、OH、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。
【0172】
式(III)の1実施形態において、R
1はC(O)OR
6であり;R
6はC
1−C
6アルキルであり;前記R
6は、置換されていないC
1−C
6アルキルである。
【0173】
式(III)の1実施形態において、R
1はC(O)R
6であり;R
6は4〜12員複素環であり;前記R
64〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、OH、オキソ、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル及びC
6−C
10員アリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。
【0174】
式(III)の1実施形態において、R
1はC(O)R
6であり;R
6は4〜12員複素環であり;前記R
64〜12員複素環は置換されていない。
【0175】
式(III)の1実施形態において、R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、及びC
2−C
6アルキニルは、R
21、OR
21、C(O)R
21、OC(O)R
21、C(O)OR
21、C(O)NR
22R
23、SO
2R
21、NR
22R
23、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
96〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
24、OR
24、C(O)R
24、OC(O)R
24、C(O)OR
24、SO
2R
24、NR
25R
26、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
21は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
21C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
22及びR
23は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルコキシ−C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;R
25及びR
26は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルである。式(III)の別の実施形態において、R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキルは、R
21、OR
21、C(O)OR
21、NR
22R
23、OH、CN、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
96〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、R
24、OR
24、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
21は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール、及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;各R
21C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール、及びC
3−C
11シクロアルキルは、1以上のCNで置換されていても良く;R
22及びR
23は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルであり;R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルコキシ−C
1−C
6アルキル、及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択される。
【0176】
式(III)の1実施形態において、R
10及びR
11は、各場合でそれぞれ独立に、水素、C
1−C
6アルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;各R
10及びR
11フェニル及び5〜6員ヘテロアリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br、及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良い。式(III)の別の実施形態において、R
10及びR
11は、各場合でそれぞれ独立に、水素及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;各R
10及びR
115〜6員ヘテロアリールは、1以上のC
1−C
6アルコキシで置換されていても良い。
【0177】
式(III)の1実施形態において、R
4は(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10アリールであり;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10員アリールは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;xは0又は1であり;R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキルは、1以上のFで置換されていても良く;各R
9シクロアルキルは、1以上のR
24で置換されていても良く;R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキルである。式(III)の1実施形態において、R
4はL
1−C
6−C
10アリールであり;前記R
4C
6−C
10員アリールは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1は非存在であるか、又はC
1−C
6アルキレンであり;R
4Aは水素であり;R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキルは、1以上のFで置換されていても良く;各R
9シクロアルキルは、1以上のR
24で置換されていても良く;R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキルである。
【0178】
式(III)の別の実施形態において、R
4はCH
2−フェニルであり;前記R
4CH
2−フェニルは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;R
9は、各場合で独立に、CH
3、CF
3、シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルからなる群から選択され;各R
9シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルは、1以上のCH
3で置換されていても良い。式(III)の別の実施形態において、R
4はフェニルであり;前記R
4フェニルは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;R
9は、各場合で独立に、CH
3、CF
3、シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルからなる群から選択され;各R
9シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルは、1以上のCH
3で置換されていても良い。
【0179】
式(III)の別の実施形態において、R
4は(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールであり;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;xは0又は1であり;R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキルは、1以上のFで置換されていても良く;各R
9シクロアルキルは、1以上のR
24で置換されていても良く;R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキルである。式(III)の別の実施形態において、R
4はL
1−5〜11員ヘテロアリールであり;前記R
45〜11員ヘテロアリールは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1は非存在であるか、又はC
1−C
6アルキレンであり;R
4Aは水素であり;R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキルは、1以上のFで置換されていても良く;各R
9シクロアルキルは、1以上のR
24で置換されていても良く;R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキルである。
【0180】
式(III)の別の実施形態において、R
4はCH
2−ピリジニルであり;前記R
4CH
2−ピリジニルは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;R
9は、各場合で独立に、CH
3、CF
3、シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルからなる群から選択され;各R
9シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルは、1以上のCH
3で置換されていても良い。式(III)の別の実施形態において、R
4はピリジニルであり;前記R
4ピリジニルは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;R
9は、各場合で独立に、CH
3、CF
3、シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルからなる群から選択され;各R
9シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルは、1以上のCH
3で置換されていても良い。式(III)の別の実施形態において、R
4はCH
2−キノリニルであり;前記R
4CH
2−キノリニルは、R
9及びOR
9からなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;R
4Aは水素であり;R
9は、各場合で独立に、CH
3、CF
3、シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルからなる群から選択され;各R
9シクロプロピル、シクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルは、1以上のCH
3で置換されていても良い。
【0181】
式(III)の1実施形態において、R
4は、
【0182】
【化19】
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からなる群から選択され;R
xは、CH
3及びOCH
3からなる群から選択され、R
yは、CF
3、CH
3、C(CH
3)
3、シクロプロピル、CH
3で置換されているシクロブチル、及びビシクロ[1.1.1]ペンチルからなる群から選択され;nは0又は1である。
【0183】
1実施形態は、下記式(III)の化合物に関するものである。
【0184】
【化20】
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式中、
R
1は、SO
2R
6、C(O)R
6、C(O)OR
6、及びC(O)NR
7R
8からなる群から選択され;
R
4は、(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10アリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリール、(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環、及び(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;前記R
4(C
1−C
6アルキレン)
x−C
6−C
10員アリールのC
6−C
10員アリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−5〜11員ヘテロアリールの5〜11員ヘテロアリール、前記(C
1−C
6アルキレン)
x−4〜12員複素環の4〜12員複素環、及び前記(C
1−C
6アルキレン)
x−C
3−C
11シクロアルキルのC
3−C
11シクロアルキルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
4Aは水素であり;
R
5は、C
6−C
10員アリール及び5〜11員ヘテロアリールからなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール及び5〜11員ヘテロアリールは、R
12、OR
12、NR
13R
14、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
6は、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;前記R
6C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、は、R
15、OR
15、SR
15、OH、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
66〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、OH、オキソ、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
7及びR
8は、それぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキルは、R
21、OR
21、C(O)OR
21、NR
22R
23、OH、CN、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
96〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、R
24、OR
24、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
10及びR
11は、各場合でそれぞれ独立に、水素及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;各R
10及びR
115〜6員ヘテロアリールは、1以上のC
1−C
6アルコキシで置換されていても良く;
R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;
R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルであり;
R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、OH、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル及びC
6−C
10員アリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
21は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール、及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;各R
21C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール及びC
3−C
11シクロアルキルは、CNで置換されていても良く;
R
22及びR
23は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルであり;
R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルコキシ−C
1−C
6アルキル、及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;
xは0又は1である。
【0185】
1実施形態は、下記式(III)の化合物に関するものである。
【0186】
【化21】
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式中、
R
1は、SO
2R
6、C(O)R
6、C(O)OR
6、及びC(O)NR
7R
8からなる群から選択され;
R
4は、L
1−C
6−C
10アリール、L
1−5〜11員ヘテロアリール、L
1−4〜12員複素環、及びL
1−C
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;前記R
4C
6−C
10アリール、5〜11員ヘテロアリール、4〜12員複素環、及びC
3−C
11シクロアルキルは、R
9、OR
9、C(O)OR
9、SR
9、NR
10R
11、Si(R
9)
3、SF
5、SO
2R
9、OH、CN、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;L
1は非存在であるか、又はC
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、C
2−C
6アルキニレン、及びC
1−C
6アルキレン−O−からなる群から選択され;前記L
1C
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、及びC
2−C
6アルキニレンは、単独で又は基の部分として、C
1−C
6アルコキシ、OH、及びオキソからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
4Aは、水素及びC
1−C
6アルキルからなる群から選択されるか;又は
R
4及びR
4Aが、それらが結合している炭素と一緒になって、4〜12員複素環を形成しており;前記4〜12員複素環は、OR
9、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
5は、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、及びフェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環からなる群から選択され;前記R
5C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、及びフェニル基に縮合した4〜6員単環式複素環は、R
12、OR
12、NR
13R
14、OH、F、Cl、及びBrからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
6は、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;前記R
6C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、は、R
15、OR
15、SR
15、OH、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;前記R
66〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環は、R
18、OR
18、C(O)R
18、C(O)OR
18、SO
2R
18、OH、オキソ、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
7及びR
8は、それぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルであり;
R
9は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
9C
1−C
6アルキルは、R
21、OR
21、C(O)OR
21、NR
22R
23、OH、CN、及びFからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;各R
96〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、R
24、OR
24、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
10及びR
11は、各場合でそれぞれ独立に、水素及び5〜6員ヘテロアリールからなる群から選択され;各R
10及びR
115〜6員ヘテロアリールは、1以上のC
1−C
6アルコキシで置換されていても良く;
R
12は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
12C
3−C
11シクロアルキル及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6ハロアルコキシ、N(C
1−C
6アルキル)
2、OH、オキソ、CN、NO
2、F、Cl、Br及びIからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
13及びR
14は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルであり;
R
15は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、6〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、C
4−C
11シクロアルケニル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
156〜10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環は、C
1−C
6アルキル、OH、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
18は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
6−C
10員アリール、5〜11員ヘテロアリール、C
3−C
11シクロアルキル、及び4〜12員複素環からなる群から選択され;各R
18C
1−C
6アルキル及びC
6−C
10員アリールは、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6アルコキシ、5〜6員ヘテロアリール、CN、F、及びClからなる群から独立に選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
R
21は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール、及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;各R
21C
1−C
6アルキル、6〜10員アリール及びC
3−C
11シクロアルキルは、CNで置換されていても良く;
R
22及びR
23は、各場合でそれぞれ独立に、C
1−C
6アルキルであり;
R
24は、各場合で独立に、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ハロアルキル、C
1−C
6アルコキシ−C
1−C
6アルキル、及びC
3−C
11シクロアルキルからなる群から選択され;
R
25及びR
26は、各場合でそれぞれ独立に、水素又はC
1−C
6アルキルである。
【0187】
例示的な式(III)の化合物には、下記のものなどがあるが、これらに限定されるものではない。
【0188】
実施例4;7;8;9;10;11;12;13;14;15;16;17;18;19;20;21;23;24;25;26;27;28;29;30;31;32;33;34;35;36;37;38;39;42;43;44;45;46;47;48;49;50;51;52;53;54;55;56;57;59;60;61;62;63;64;65;66;67;68;69;70;71;72;73;74;75;76;77;78;79;80;81;82;83;84;85;86;87;88;89;90;91;92;93;94;95;96;97;98;99;100;101;102;103;104;105;106;107;108;109;110;111;112;113;114;115;116;117;118;119;I−20;I−34;I−39;I−42;I−43;I−44;I−46;I−47;I−48;I−49;I−50;I−51;I−52;I−53;I−54;I−55;I−56;I−57;I−58;I−59;I−60;I−64;I−65;I−66;I−67;I−68;I−69;I−70;I−71;I−72;I−73;I−74;I−75;I−76;I−77;I−78;I−79;I−80;I−81;I−82;I−83;I−84;I−85;I−86;I−88;I−89;I−90;I−91;I−92;I−93;I−94;I−95;I−96;I−97;I−98;I−99;I−100;I−101;I−102;I−103;I−104;I−105;I−106;I−107;I−108;I−109;I−110;I−111;I−112;I−113;I−114;I−119;I−120;I−121;I−123;I−124;I−125;I−126;I−127;I−128;I−129;I−130;I−131;I−132;I−133;I−134;I−135;I−136;I−137;I−138;I−139;I−140;I−141;I−142;I−143;I−144;I−145;I−146;I−147;I−148;I−149;I−150;I−151;I−152;I−153;I−154;I−155;I−156;I−157;I−158;I−159;I−160;I−161;I−162;I−163;I−164;I−165;I−166;I−167;I−168;I−169;I−170;I−171;I−172;I−175;I−176;I−177;I−178;I−179;I−180;I−181;I−182;I−183;I−184;I−185;I−186;I−187;I−188;I−189;I−190;I−191;I−192;I−193;I−194;I−195;I−196;I−197;I−198;I−199;I−200;I−201;I−202;I−204;I−205;I−206;I−207;I−208;I−209;I−210;I−212;I−213;I−214;I−215;I−216;I−217;I−218;I−219;I−221;I−222;I−223;I−224;I−225;I−226;I−227;I−228;I−229;I−230;I−231;I−232;I−233;I−234;I−235;I−236;I−237;I−238;I−239;I−240;I−241;I−242;I−243;I−244;I−245;I−246;I−247;I−248;I−249;I−250;I−251;I−252;I−253;I−254;I−255;I−256;I−257;I−258;I−259;I−260;I−261;I−262;I−263;I−264;I−265;I−266;I−267;I−268;I−269;I−270;I−271;I−272;I−273;I−274;I−275;I−276;I−277;I−278;I−279;I−280;I−281;I−282;I−283;I−284;I−285;I−286;I−287;I−288;I−289;I−290;I−291;I−292;I−293;I−294;I−295;I−296;I−297;I−298;I−299;I−300;I−301;I−302;I−303;I−304;I−305;I−306;I−307;I−308;I−309;I−310;II−54;II−62;II−63;II−65;II−81;II−83;II−84;II−87;II−91;II−92;II−93;II−94;II−95;II−96;II−97;II−98;II−99;II−100;II−101;II−102;II−103;II−104;II−105;II−106;II−107;II−108;II−109;II−110;II−111;II−112;II−113;II−114;II−115;II−116;II−117;II−118;II−119;II−120;II−121;II−122;II−123;II−124;II−125;II−126;II−127;II−128;II−129;II−130;II−131;II−132;II−133;II−134;II−135;II−136;II−137;II−138;II−139;II−140;II−141;II−144;II−145;II−146;II−147;II−148;II−149;II−152;II−153;II−154;II−155;II−156;II−157;II−158;II−159;II−160;II−161;II−162;II−163;II−164;II−165;II−166;II−167;II−168;II−169;II−170;II−171;II−172;II−173;II−174;II−175;II−176;II−177;II−178;II−179;II−180;II−181;II−182;II−183;II−184;II−185;II−186;II−187;II−188;II−189;II−190;II−191;II−192;II−193;II−194;II−195;II−196;II−197;II−198;II−199;II−200;II−201;II−202;II−203;II−204;II−205;II−206;II−207;II−208;II−209;II−210;II−211;II−212;II−213;II−214;II−215;II−216;II−217;II−218;II−219;II−220;II−221;II−222;II−223;II−224;II−225;II−226;II−227;II−228;II−229;II−230;II−231;II−232;II−233;II−234;II−235;II−236;II−237;II−238;II−239;II−240;II−241;II−242;II−243;II−244;II−245;II−246;II−249;II−250;II−259;II−260;II−261;II−262;II−263;II−264;II−265;II−266;II−267;II−268;II−269;II−270;II−271;II−272;II−273;II−274;II−275;II−276;II−277;II−278;II−279;II−280;II−281;II−282;II−283;II−284;II−285;II−286;II−287;II−288;II−289;II−290;II−291;II−292;II−293;II−296;II−297;II−298;II−299;II−300;II−301;II−302;II−303;II−304;II−305;II−306;II−307;II−308;II−309;II−310;II−311;II−312;II−313;II−314;II−315;II−316;II−317;II−318;II−319;II−320;II−321;II−322;II−323;II−324;II−325;II−326;II−327;II−328;II−329;II−330;II−331;II−332;II−333;II−334;II−335;II−336;II−337;II−339;II−340;II−341;II−342;II−343;II−344;II−345;II−346;II−347;II−348;II−349;II−350;II−351;II−352;II−353;II−354;II−355;II−356;II−357;II−358;II−359;II−360;II−361;II−362;II−363;II−364;II−365;II−366;II−367;II−368;II−369;II−370;II−371;II−372;II−373;II−374;II−375;II−376;II−377;II−378;II−379;II−380;II−381;II−382;II−383;II−384;II−385;II−386;II−387;II−388;II−389;II−390;II−391;II−392;II−394;II−396;II−397;II−398;II−399;II−400;II−401;II−402;II−403;II−404;II−405;II−406;II−407;II−408;II−409;II−410;II−411;II−414;II−415;II−416;II−417;II−418;II−420;II−421;II−422;II−423;II−424;II−425;II−426;II−427;II−428;II−429;II−430;II−431;II−432;II−433;II−434;II−435;II−438;II−439;II−440;II−441;II−442;II−443;II−444;II−445;II−446;II−447;II−448;II−449;II−450;II−451;II−452;II−453;II−454;II−455;II−456;II−457;II−458;II−459;II−460;II−461;II−462;II−463;II−464;II−465;II−466;II−467;II−468;II−469;II−470;II−471;II−472;II−473;II−474;II−475;II−476;II−477;II−478;II−479;II−480;II−481;II−482;II−483;II−484;II−485;II−486;II−487;II−488;II−489;II−490;II−491;II−492;II−493;II−494;II−495;II−496;II−497;II−498;II−499;II−500;II−502;II−503;II−504;II−505;II−506;II−507;II−508;II−509;II−510;II−511;II−512;II−513;II−514;II−515;II−516;II−517;II−518;II−519;II−520;II−521;II−522;II−523;II−524;II−525;II−526;II−527;II−528;II−529;II−530;II−531;II−532;II−533;II−534;II−535;II−536;II−537;II−538;II−539;II−540;II−541;II−542;II−543;II−544;II−545;II−546;II−547;II−548;II−549;II−550;
II−551;II−552;II−553;II−557;II−558;II−559;II−560;II−561;II−562;II−563;II−564;II−565;II−566;II−567;II−568;II−569;II−570;II−571;II−572;II−573;II−574;II−575;II−576;II−577;II−578;II−579;II−580;II−581;II−582;II−583;II−584;II−585;II−586;II−587;II−588;II−589;II−590;II−591;II−592;II−593;II−594;II−595;II−596;II−597;II−598;II−599;II−600;III−78;III−100;III−103;III−118;III−119;III−120;III−121;III−122;III−123;III−124;III−125;III−126;III−127;III−128;III−129;III−130;III−131;III−132;III−133;III−134;III−135;III−136;III−137;III−138;III−139;III−140;III−141;III−142;III−144;III−145;III−146;III−147;III−148;III−149;III−150;III−151;III−152;III−153;III−154;III−155;III−156;III−157;III−158;III−159;III−160;III−161;III−162;III−163;III−164;III−166;III−167;III−168;III−169;III−170;III−171;III−172;III−173;III−174;III−175;III−176;III−177;III−178;III−179;III−180;III−181;III−182;III−183;III−184;III−185;III−186;III−187;III−188;III−189;III−190;III−191;III−192;III−193;III−194;III−195;III−196;III−197;III−198;III−200;III−201;III−202;III−203;III−204;III−205;III−206;III−207;III−208;III−209;III−210;III−211;III−212;III−213;III−214;III−215;III−216;III−217;III−218;III−219;III−220;III−221;III−222;III−223;III−224;III−225;III−226;III−227;III−229;III−230;III−231;III−232;III−233;III−234;III−235;III−237;及びこれらの薬学的に許容される塩。
【0189】
本発明の化合物は、Advanced Chemical DevelopmentによるName 2015 Pack2命名アルゴリズム、又はCHEMDRAW(R)ULTRA v.12.0.2.1076又はProfessional Version 15.0.0.106の一部としてのStruct=Name命名アルゴリズムを使用することによって命名される。
【0190】
本発明の化合物は、不斉中心又はキラル中心が存在する立体異性体として存在することができる。これらの立体異性体は、キラル炭素原子周囲の置換基の立体配置に応じて「R」又は「S」である。本明細書において使用されている「R」及び「S」という用語は、IUPAC 1974 Recommendations for Section E, Fundamental Stereochemistry, in Pure Appl.Chem., 1976, 45:13−30に定義の立体配置である。本発明は、様々な立体異性体及びその混合物を想到するものであり、これらは具体的に本発明の範囲内に含まれるものである。立体異性体としては、エナンチオマー及びジアステレオマー、並びにエナンチオマー又はジアステレオマーの混合物が挙げられる。本発明の化合物の個々の立体異性体は、不斉中心若しくはキラル中心を含有する市販の出発材料から合成的に、又はラセミ混合物の取得とそれに続く当業者に公知の分割方法によって製造することができる。これらの分割方法の例には、(1)Furniss, Hannaford, Smith, and Tatchell, ″Vogel′s Textbook of Practical Organic Chemistry″, 5th edition(1989), Longman Scientific & Technical, Essex CM20 2JE, Englandに記載の、キラル補助剤へのエナンチオマー混合物の結合、得られたジアステレオマー混合物の沈殿若しくはクロマトグラフィーによる分離、及び適宜に補助剤からの光学的に純粋な生成物の放出、又は(2)キラルクロマトグラフィーカラム上での光学エナンチオマー混合物の直接分離、又は(3)分別再結晶法がある。
【0191】
本発明の化合物は、シス又はトランス異性体として存在することができ、環上の置換基は、それらが互いに対して環の同じ側(シス)に、又は互いに対して環の反対側(トランス)にあるような方式で結合していていることができる。例えば、シクロブタンは、シス又はトランス立体配置で存在することができ、単一異性体又はシス及びトランス異性体の混合物として存在することができる。本発明の化合物の個々のシス又はトランス異性体は、選択的有機転換を使用して市販の出発材料から合成的に製造するか、シス及びトランス異性体の混合物の精製によって単一異性体形態で製造することができる。そのような方法は当業者には公知であり、沈殿又はクロマトグラフィーによる異性体の分離などがある。
【0192】
理解すべき点として、本発明の化合物は、互変異体形態、並びに幾何異性体を持つことがあり、これらも本発明の一態様を成す。
【0193】
本開示は、1個以上の原子が、同一の原子番号を有するが自然界で支配的である原子質量又は質量数と異なる原子質量又は質量数を有する原子によって置き換えられている式(I)の全ての薬学的に許容される同位体標識化合物を含む。本開示の化合物における含有に適切な同位体の例には、水素の同位体、例えば
2H及び
3H、炭素の同位体、例えば
11C、
13C及び
14C、塩素の同位体、例えば
36Cl、フッ素の同位体、例えば
18F、ヨウ素の同位体、例えば
123I及び
125I、窒素の同位体、例えば
13N及び
15N、酸素の同位体、例えば
15O、
17O及び
18O、リンの同位体、例えば
32P、及び硫黄の同位体、例えば
35Sなどがある。ある種同位体標識された式(I)の化合物、例えば放射性同位体を組み込んだものは、薬剤及び/又は基質の組織分布研究において有用である。放射性同位体トリチウム、すなわち
3H、及び炭素−14、すなわち
14Cが、取り込みの容易さ及び検出手段の容易性を考慮すると、それに関して特に有用である。より重い同位体、例えば重水素、即ち
2Hでの置換は、より大きい代謝安定性に起因するある種の治療的利点、例えば、イン・ビボ半減期の増加又は必要用量の低減をもたらすことができ、それゆえに、一部の状況で好ましいことがある。ポジトロン放出同位体、例えば
11C、
18F、
15O及び
13Nによる置換は、基質受容体占有率を調べるためのポジトロン放出断層撮影(PET)研究において有用であり得る。式(I)の同位体標識化合物は、一般に、当業者に公知の従来技術によって、又は以前に用いられた非標識試薬に代えて適切な同位体標識試薬を使用する添付の実施例に記載されているものに類似したプロセスによって製造することができる。
【0194】
したがって、本明細書内における式の描画は、可能な互変異型、幾何異性体型又は立体異性体型の一つのみを代表し得るものである。理解すべき点として、本発明は、あらゆる互変異型、幾何異性体型又は立体異性体型及びそれらの混合型を包含するものであり、式の描画内で使用されるいずれか一つの互変異型、幾何異性体型又は立体異性体型のみに限定されるべきではない。
【0195】
式(I)の化合物は、薬学的に許容される塩の形態で用いることができる。「薬学的に許容される塩」という表現は、妥当な医学的判断の範囲内で、不適当な毒性、刺激、アレルギー応答などを生じることなく、ヒト及び下等動物の組織と接触して使用するのに好適であり、妥当な利益/リスク比を有する塩を指す。
【0196】
薬学的に許容される塩は、バージらの報告に記載されている(S. M. Berge et al., J. Pharmaceutical Sciences, 1977, 66:1−19)。
【0197】
式(I)の化合物は、塩基性官能基若しくは酸性官能基、又はその両方を含むことができ、所望の場合、好適な酸若しくは塩基を用いることで薬学的に許容される塩に変換することができる。その塩は、本発明の化合物の最終単離及び精製時にイン・サイツで製造することができる。
【0198】
酸付加塩の例には、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、クエン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、酪酸塩、樟脳酸塩、カンファースルホン酸塩、ジグルコン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩(イソチオン酸塩)、乳酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩(palmitoate)、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバリン酸、プロピオン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、リン酸塩、グルタミン酸塩、重炭酸塩、p−トルエンスルホン酸塩及びウンデカン酸塩などがあるが、これらに限定されるものではない。さらに、塩基性窒素含有基を、塩化、臭化及びヨウ化メチル、エチル、プロピル及びブチルなど(これらに限定されるものではない)のハロゲン化低級アルキル;硫酸ジメチル、ジエチル、ジブチル及びジアミルなどの硫酸ジアルキル;塩化、臭化及びヨウ化デシル、ラウリル、ミリスチル及びステアリルなど(これらに限定されるものではない)の長鎖ハロゲン化物;臭化ベンジル及び臭化フェネチルなどのハロゲン化アリールアルキルその他の薬剤を用いて4級化することができる。そうすることで、水溶性又は油溶性或いは水分散性又は油分散性の製剤が得られる。薬学的に許容される酸付加塩を形成するのに用いることができる酸の例には、塩酸、臭化水素酸、硫酸及びリン酸などの無機酸、並びに酢酸、フマル酸、マレイン酸、4−ベンゼンスルホン酸、コハク酸及びクエン酸などの有機酸などがある。
【0199】
カルボン酸含有部分を、薬学的に許容される金属カチオンの水酸化物、炭酸塩若しくは重炭酸塩など(これらに限定されるものではない)の好適な塩基と、或いはアンモニア又は有機1級、2級若しくは3級アミンと反応させることで、本発明の化合物の最終単離及び精製時にイン・サイツで塩基付加塩を製造することができる。薬学的に許容される塩には、リチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム及びアルミニウム塩など(これらに限定されるものではない)のアルカリ金属又はアルカリ土類金属系の陽イオン並びにアンモニウム、テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジエチルアミン、エチルアミンなどの無毒性の4級アンモニア及びアミン陽イオンなどがあるが、これらに限定されるものではない。塩基付加塩形成に有用な有機アミンの他の例には、エチレンジアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、ピペリジン及びピペラジンなどがある。
【0200】
本明細書で用いられる「薬学的に許容されるプロドラッグ」又は「プロドラッグ」という用語は、開裂性基を有する本発明の化合物の誘導体を指す。そのような誘導体は、溶媒和分解により、又は生理的条件下で、イン・ビボで医薬活性である本発明の化合物となる。本発明の化合物のプロドラッグは、妥当な医学的判断の範囲内で、過度の毒性、刺激、アレルギー応答などを起こすことなく、ヒト及びそれより下等な動物の組織と接触する使用に好適であり、妥当な利益/リスク比を有し、所期の用途に有効である本発明の化合物のプロドラッグを表す。
【0201】
本発明は、合成手段によって形成されるか、プロドラッグのイン・ビボ生体内変換によって形成される式(I)の化合物を想到するものである。
【0202】
本明細書に記載の化合物は、非溶媒和型、並びに半水和物のような水和型などの溶媒和型で存在することができる。一般に、特に水及びエタノールなどの薬学的に許容される溶媒との溶媒和型は、本発明に関しては非溶媒和型と等価である。
【0203】
医薬組成物
医薬として使用する場合、本発明の化合物は典型的には、医薬組成物の形態で投与される。そのような組成物は、製薬業界で公知の方法で製造することができ、薬学的に許容される担体とともに治療上有効量の式(I)の化合物又はそれの薬学的に許容される塩を含むことができる。「医薬組成物」という表現は、医学的及び獣医的用途での投与に好適な組成物を指す。
【0204】
本明細書で使用される「薬学的に許容される担体」という用語は、あらゆる種類の無毒性で不活性の固体、半固体又は液体の充填剤、希釈剤、カプセル形成材料又は製剤助剤を意味する。
【0205】
使用方法
当該化合物及び組成物を、いずれかの量及びいずれかの投与経路を用いて、嚢胞性線維症、膵臓機能不全、シェーグレン症候群(SS)、慢性閉塞性肺疾患(COLD)、又は慢性閉塞性気道疾患(COAD)の治療又は予防のために対象に投与することができる。
【0206】
「投与」という用語は、化合物を対象と接触させる方法を指す。したがって、当該化合物は注射によって投与することができ、すなわち静脈投与、筋肉投与、皮内投与、皮下投与、十二指腸内投与、非経口投与又は腹腔内投与することができる。さらに、本明細書に記載の化合物は、吸入によって、例えば鼻腔内投与することができる。さらに、当該化合物は、経皮的に、局所的に、及び移植を介して投与することができる。ある種の実施形態において、当該化合物及びそれの組成物は経口的に投与することができる。その化合物は、直腸投与、口腔投与、膣投与、眼球投与、又は吹き込みによって投与することもできる。CFTR調節障害及び状態は、障害又は状態の性質に応じて、当該化合物及びそれの組成物を用いて予防的、急性的及び慢性的に治療することができる。典型的には、これら各方法における宿主又は対象はヒトであるが、ただし他の哺乳動物も上記の化合物及びそれの組成物の投与の恩恵を受ける可能性がある。
【0207】
本発明の化合物は、CFTRのモジュレータとして有用である。したがって、当該化合物及び組成物は、CFTRの活動亢進又は不活性が関与する疾患、障害又は状態の治療又はそれの重度若しくは進行を低減する上で特に有用である。したがって、本発明は、対象における嚢胞性線維症、膵臓機能不全、シェーグレン症候群(SS)、慢性閉塞性肺疾患(COLD)、又は慢性閉塞性気道疾患(COAD)の治療方法であって、治療上有効量の式(I)の化合物又はそれの薬学的に許容される塩、又は上記で記載の好ましいそれの実施形態を、薬学的に許容される担体とともに又はそれを用いずに当該対象に投与する段階を含む方法を提供する。特に、その方法は、嚢胞性線維症の治療又は予防のためのものである。より詳細な実施形態において、嚢胞性線維症は、クラスI、II、III、IV、V及び/又はVI変異によって引き起こされる。
【0208】
特定の実施形態において、本発明は、医薬において使用するための、本発明の化合物、又はそれの薬学的に許容される塩、又は本発明の化合物を含む医薬組成物を提供する。特定の実施形態において、本発明は、嚢胞性線維症、膵臓機能不全、シェーグレン症候群(SS)、慢性閉塞性肺疾患(COLD)又は慢性閉塞性気道疾患(COAD)の治療において使用するための、本発明の化合物、又はそれの薬学的に許容される塩、又は本発明の化合物を含む医薬組成物を提供する。より詳細な実施形態において、本発明は、嚢胞性線維症の治療において使用するための、本発明の化合物又は本発明の化合物を含む医薬組成物を提供する。より詳細な実施形態において、嚢胞性線維症は、クラスI、II、III、IV、V及び/又はVI変異によって引き起こされる。
【0209】
1実施形態は、医薬製造における式(I)による化合物又はそれの薬学的に許容される塩の使用に関するものである。その医薬は、1以上の追加の治療剤を含んでいても良い。一部の実施形態において、その医薬は、嚢胞性線維症、膵臓機能不全、シェーグレン症候群(SS)、慢性閉塞性肺疾患(COLD)又は慢性閉塞性気道疾患(COAD)の治療において使用するためのものである。特定の実施形態において、その医薬は嚢胞性線維症の治療において使用するためのものである。より詳細な実施形態において、嚢胞性線維症は、クラスI、II、III、IV、V、及び/又はVI変異によって引き起こされる。
【0210】
本発明はまた、嚢胞性線維症、シェーグレン症候群、膵臓機能不全、慢性閉塞性肺疾患、及び慢性閉塞性気道疾患の治療のための医薬製造における、式(I)による化合物又はそれの薬学的に許容される塩の使用に関するものでもある。その医薬は、1以上の追加の治療剤を含んでいても良い。特定の実施形態において、本発明は、嚢胞性線維症の治療のための医薬製造における、式(I)による化合物又はそれの薬学的に許容される塩の使用に関するものである。より詳細な実施形態において、嚢胞性線維症は、クラスI、II、III、IV、V、及び/又はVI変異によって引き起こされる。
【0211】
1実施形態において、本発明は、本発明の化合物又はそれの薬学的に許容される塩、及び1以上の追加の治療剤を含む医薬組成物を提供する。別の実施形態において、本発明は、本発明の化合物、又はそれの薬学的に許容される塩、及び1以上の追加の治療剤を含む医薬組成物であって、前記追加の治療剤がCFTRモジュレータ及びCFTR増幅剤からなる群から選択される医薬組成物を提供する。別の実施形態において、本発明は、本発明の化合物又はそれの薬学的に許容される塩、及び1以上の追加の治療剤を含む医薬組成物であって、前記追加の治療剤がCFTRモジュレータである医薬組成物を提供する。
【0212】
1実施形態において、本発明は、本発明の化合物、又はそれの薬学的に許容される塩、及び1以上の追加の治療剤を含む医薬組成物を提供する。1実施形態において、本発明は、本発明の化合物、又はそれの薬学的に許容される塩、一つの強化剤、及び1以上の追加の矯正剤を含む医薬組成物を提供する。1実施形態において、本発明は、本発明の化合物、及び他の治療剤を含む医薬組成物を提供する。特定の実施形態において、前記他の治療剤は、嚢胞性線維症治療剤である。1実施形態において、本発明は、本発明の化合物、又はそれの薬学的に許容される塩、及び1以上の追加の治療剤を投与することを含む、対象における嚢胞性線維症の治療方法を提供する。別の実施形態において、本発明は、本発明の化合物、又はそれの薬学的に許容される塩、及び1以上の追加の治療剤を投与することを含む、対象での嚢胞性線維症の治療方法であって、前記追加の治療剤がCFTRモジュレータ及びCFTR増幅剤からなる群から選択される方法を提供する。1実施形態において、本発明は、本発明の化合物、又はそれの薬学的に許容される塩、及び1以上の追加の治療剤を投与することを含む、対象での嚢胞性線維症の治療方法であって、前記追加の治療剤がCFTRモジュレータである方法を提供する。1実施形態において、本発明は、本発明の化合物、又はそれの薬学的に許容される塩、及び他の治療剤を投与することを含む、対象での嚢胞性線維症の治療方法を提供する。特定の実施形態において、前記他の治療剤は、嚢胞性線維症治療剤である。1実施形態において、本発明は、治療上有効量の本発明の化合物、又はそれの薬学的に許容される塩を投与することを含む、対象での嚢胞性線維症の治療方法を提供する。特定の実施形態において、前記追加の治療剤は、一つの強化剤、及び1以上の追加の矯正剤である。別の実施形態において、前記追加の治療剤は、CFTRモジュレータ及びCFTR増幅剤からなる群から選択される。別の実施形態において、前記他の治療剤はCFTRモジュレータである。より詳細な実施形態において、前記嚢胞性線維症は、クラスI、II、III、IV、V、及び/又はVI変異によって引き起こされる。
【0213】
本発明の化合物又はそれの薬学的に許容される塩は、単独の活性薬剤として投与することができるか、それは同じ若しくは類似の治療活性を示し、そのような組み合わせについて安全かつ効果的である他の化合物又はそれの薬学的に許容される塩などの他の治療剤と併用投与することができる。本発明の化合物は、対象に併用投与することができる。「併用投与」という用語は、単一の医薬組成物で又は別個の医薬組成物での対象への2以上の異なる治療剤の投与を意味する。したがって、併用投与には、2以上の治療剤を含む単一の医薬組成物の同時投与、又は同時若しくは異なる時点での同一対象への2以上の異なる組成物の投与が関与する。
【0214】
本発明の化合物又はそれの薬学的に許容される塩は、治療上有効量の1以上の追加の治療剤と併用投与して、CFTR介在疾患を治療することができ、その治療剤の例には、抗生物質(例えば、アミノグリコシド類、コリスチン、アズトレオナム、シプロフロキサシン及びアジスロマイシン)、去痰剤(例えば、高張食塩水、アセチルシステイン、ドルナーゼアルファ及びデヌホソル)、膵臓酵素補助剤(例えば、パンクレアチン、及びパンクレリパーゼ)、上皮性ナトリウムチャネル遮断薬(ENaC)阻害剤、CFTRモジュレータ(例えば、CFTR強化剤、CFTR矯正剤)、及びCFTR増幅剤などがあるが、これらに限定されるものではない。1実施形態において、CFTR介在疾患は、嚢胞性線維症、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、ドライアイ疾患、膵臓機能不全、又はシェーグレン症候群である。1実施形態において、CFTR介在疾患は嚢胞性線維症である。
【0215】
1実施形態において、本発明の化合物又はそれの薬学的に許容される塩は、一つ若しくは二つのCFTRモジュレータ及び一つのCFTR増幅剤と併用投与することができる。1実施形態において、本発明の化合物又はそれの薬学的に許容される塩は、一つの強化剤、1以上の矯正剤、及び一つのCFTR増幅剤と併用投与することができる。1実施形態において、本発明の化合物又はそれの薬学的に許容される塩は、1以上のCFTRモジュレータと併用投与することができる。1実施形態において、本発明の化合物又はそれの薬学的に許容される塩は、一つのCFTRモジュレータと併用投与することができる。1実施形態において、本発明の化合物又はそれの薬学的に許容される塩は、二つのCFTRモジュレータと併用投与することができる。1実施形態において、本発明の化合物又はそれの薬学的に許容される塩は、三つのCFTRモジュレータと併用投与することができる。1実施形態において、本発明の化合物又はそれの薬学的に許容される塩は、一つの強化剤及び1以上の矯正剤と併用投与することができる。1実施形態において、本発明の化合物又はそれの薬学的に許容される塩は、一つの強化剤及び二つの矯正剤と併用投与することができる。1実施形態において、本発明の化合物又はそれの薬学的に許容される塩は、一つの強化剤と併用投与することができる。1実施形態において、本発明の化合物又はそれの薬学的に許容される塩は、1以上の矯正剤と併用投与することができる。1実施形態において、本発明の化合物又はそれの薬学的に許容される塩は、一つの矯正剤と併用投与することができる。1実施形態において、本発明の化合物又はそれの薬学的に許容される塩は、二つの矯正剤と併用投与することができる。
【0216】
CFTR強化剤の例には、イバカフトル(VX−770)、CTP−656、NVS−QBW251、FD1860293、GLPG2451、GLPG1837、PTI−808、N−(3−カルバモイル−5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド及び3−アミノ−N−[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]−5−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−カルボキサミドなどがあるが、これらに限定されるものではない。強化剤の例は、刊行物:WO2005120497、WO2008147952、WO2009076593、WO2010048573、WO2006002421、WO2008147952、WO2011072241、WO2011113894、WO2013038373、WO2013038378、WO2013038381、WO2013038386、WO2013038390、WO2014180562、WO2015018823、WO2014/180562、WO2015018823、WO2016193812及び米国特許出願第15/502,892号にも開示されている。
【0217】
1実施形態において、強化剤は、
イバカフトル(VX−770、N−(2,4−ジ−tert−ブチル−5−ヒドロキシフェニル)−4−オキソ−1,4−ジヒドロキノリン−3−カルボキサミド);
GLPG1837;
GLP−2451;
PTI−808;
CTP−656;
NVS−QBW251;
FD1860293;
2−(2−フルオロベンズアミド)−5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−3−カルボキサミド;
N−(3−カルバモイル−5,5,7,7−テトラメチル−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド;
2−(2−ヒドロキシベンズアミド)−5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−3−カルボキサミド
2−(1−ヒドロキシシクロプロパンカルボキサミド)−5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−3−カルボキサミド;
5,5,7,7−テトラメチル−2−(2−(トリフルオロメチル)ベンズアミド)−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−3−カルボキサミド;
2−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンアミド)−5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−3−カルボキサミド;
2−(1−(ヒドロキシメチル)シクロプロパンカルボキサミド)−5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−3−カルボキサミド;
2−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド)−5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−3−カルボキサミド;
N−(3−カルバモイル−5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド;
N−(3−カルバモイル−5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)−5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド;
N−(3−カルバモイル−5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド;
N−(3−カルバモイル−5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド;
5−tert−ブチル−N−(3−カルバモイル−5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド;
N−(3−カルバモイル−5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド;
N−(3−カルバモイル−5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)−3−エチル−4−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド;
2−(2−ヒドロキシプロパンアミド)−5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−3−カルボキサミド;
N−(3−カルバモイル−5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)−4−クロロ−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド;
N−(3−カルバモイル−5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)−1,4,6,7−テトラヒドロピラノ[4,3−c]ピラゾール−3−カルボキサミド;
4−ブロモ−N−(3−カルバモイル−5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド;
N−(3−カルバモイル−5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)−4−クロロ−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド;
N−(3−カルバモイル−5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド;
2−(2−ヒドロキシ−3,3−ジメチルブタンアミド)−5,5,7,7−テトラメチル−5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−3−カルボキサミド;
2−[(2−ヒドロキシ−4−メチル−ペンタノイル)アミノ]−5,5,7,7−テトラメチル−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−3−カルボキサミド;
5−(2−メトキシ−エトキシ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(3−カルバモイル−5,5,7,7−テトラメチル−4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)−アミド;
N−(3−カルバモイル−5,5,7,7−テトラメチル−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)−4−(3−メトキシプロピル)−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド;
N−(3−カルバモイル−5,5,7,7−テトラメチル−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)−4−(2−エトキシエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド;
2−[[(2S)−2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブタノイル]アミノ]−5,5,7,7−テトラメチル−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−3−カルボキサミド;
2−[[(2R)−2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブタノイル]アミノ]−5,5,7,7−テトラメチル−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−3−カルボキサミド;
2−[(2−ヒドロキシ−2,3,3−トリメチル−ブタノイル)アミノ]−5,5,7,7−テトラメチル−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−3−カルボキサミド;
[5−[(3−カルバモイル−5,5,7,7−テトラメチル−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)カルバモイル]ピラゾール−1−イル]メチル二水素ホスフェート;
[3−[(3−カルバモイル−5,5,7,7−テトラメチル−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)カルバモイル]ピラゾール−1−イル]メチル二水素ホスフェート;
N−(3−カルバモイル−5,5,7,7−テトラメチル−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル)−4−(1,4−ジオキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド;
5,5,7,7−テトラメチル−2−[[(2S)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパノイル]アミノ]−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−3−カルボキサミド;
2−[[(2S)−2−ヒドロキシプロパノイル]アミノ]−5,5,7,7−テトラメチル−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−3−カルボキサミド;
3−アミノ−N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−5−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−カルボキサミド;
3−アミノ−N−[(4−ヒドロキシ−1−メチルピペリジン−4−イル)メチル]−5−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−カルボキサミド;
3−アミノ−N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)−5−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−カルボキサミド;
3−アミノ−5−[(4−フルオロフェニル)スルホニル]−N−[(1−ヒドロキシシクロプロピル)メチル]ピリジン−2−カルボキサミド;
3−アミノ−5−[(4−フルオロフェニル)スルホニル]−N−[(2R)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル]ピリジン−2−カルボキサミド;
3−アミノ−5−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]−N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ピリジン−2−カルボキサミド;
3−アミノ−N−[2−(シクロプロピルアミノ)−2−オキソエチル]−5−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−カルボキサミド;
(3−アミノ−5−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−イル)(アゼチジン−1−イル)メタノン;
(3−アミノ−5−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−イル)[3−(ヒドロキシメチル)アゼチジン−1−イル]メタノン;
(3−アミノ−5−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−イル)(3−フルオロアゼチジン−1−イル)メタノン;
3−アミノ−N−[(2R)−2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル]−5−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−カルボキサミド;
(3−アミノ−5−{[2−フルオロ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−イル)(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)メタノン;
(3−アミノ−5−{[2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−イル)(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)メタノン;
rac−3−アミノ−N−[(3R,4S)−4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−5−{[2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−カルボキサミド;
3−アミノ−5−[(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)スルホニル]−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)ピリジン−2−カルボキサミド;
(3−アミノ−5−{[2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−イル)[3−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)アゼチジン−1−イル]メタノン;
3−アミノ−N−(2−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−5−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−カルボキサミド;
(3−アミノ−5−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−イル)(3−ヒドロキシ−3−メチルアゼチジン−1−イル)メタノン;
3−アミノ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)−5−{[4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル]スルホニル}ピリジン−2−カルボキサミド;
3−アミノ−N−[2−ヒドロキシ−1−(4−メトキシフェニル)エチル]−5−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−カルボキサミド;
3−アミノ−5−[(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)スルホニル]−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)ピリジン−2−カルボキサミド;
3−アミノ−5−{[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}−N−[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]ピリジン−2−カルボキサミド;
3−アミノ−5−{[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}−N−[(2R)−2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル]ピリジン−2−カルボキサミド;
3−アミノ−N−[2−オキソ−2−(プロパン−2−イルアミノ)エチル]−5−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−カルボキサミド;
(3−アミノ−5−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−イル)[3−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)アゼチジン−1−イル]メタノン;
3−アミノ−5−{[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}−N−[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イルメチル]ピリジン−2−カルボキサミド;
(3−アミノ−5−{[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−イル)[3−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)アゼチジン−1−イル]メタノン;
3−アミノ−5−{[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}−N−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルメチル]ピリジン−2−カルボキサミド;
3−アミノ−5−{[2−フルオロ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}−N−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルメチル]ピリジン−2−カルボキサミド;
3−アミノ−N−[2−ヒドロキシ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)プロピル]−5−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−カルボキサミド;
3−アミノ−N−(3−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシプロピル)−5−{[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−カルボキサミド;
[3−アミノ−5−(フェニルスルホニル)ピリジン−2−イル][3−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)アゼチジン−1−イル]メタノン;
{3−アミノ−5−[(3−フルオロフェニル)スルホニル]ピリジン−2−イル}[3−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)アゼチジン−1−イル]メタノン;及び
3−アミノ−N−[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]−5−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}ピリジン−2−カルボキサミド
からなる群から選択することができる。
【0218】
矯正剤の非限定的な例には、ルマカフトール(VX−809)、1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−N−{1−[(2R)−2,3−ジヒドロキシプロピル]−6−フルオロ−2−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)−1H−インドール−5−イル}シクロプロパンカルボキサミド(VX−661)、VX−983、GLPG2851、GLPG2222、GLPG2665、GLPG2737、GLPG3221、PTI−801、VX−152、VX−440、VX−445、VX−659、FDL169、FDL304、FD2052160、及びFD2035659などがある。矯正剤の例は、米国特許出願第14/925649号、同14/926727号、同15/205512号、同15/287922号、同15/287911号、同15/287922号、同15/287911号、及び同15/492094号にも開示されている。
【0219】
1実施形態において、矯正剤は、
ルマカフトール(VX−809);
1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−N−{1−[(2R)−2,3−ジヒドロキシプロピル]−6−フルオロ−2−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)−1H−インドール−5−イル}シクロプロパンカルボキサミド(VX−661);
PTI−801;
VX−983;
GLPG2665;
GLPG2851;
GLPG2222;
GLPG2737;
GLPG3221;
VX−152;
VX−440;
VX−659;
VX−445;
FDL169
FDL304;
FD2052160;
FD2035659;
3−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−7−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]安息香酸;
3−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]安息香酸;
3−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−6−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]安息香酸;
3−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−7−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]安息香酸;
3−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]安息香酸;
3−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−7−(ジフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]シクロヘキサンカルボン酸;
3−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−7−(ジフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]安息香酸;
3−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−7−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]シクロヘキサンカルボン酸;
3−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]安息香酸;
3−({3−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−7−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]ベンゾイル}アミノ)−1−メチルシクロペンタンカルボン酸;
3−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−7−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]−N−[(2R)−2,3−ジヒドロキシプロピル]ベンズアミド;
3−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−7−(2−メトキシエトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]安息香酸;
3−[(2R,4R)−7−(ベンジルオキシ)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]安息香酸;
3−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−7−(2−フルオロエトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]安息香酸;
3−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]安息香酸;
3−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]シクロヘキサンカルボン酸;
4−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−7−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]安息香酸;
3−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−8−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]安息香酸;
4−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]安息香酸;
4−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−7−(ジフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]安息香酸;
rac−3−[(2R,4S)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]安息香酸;
rac−4−[(2R,4S)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]安息香酸;
3−[(2S,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]安息香酸;
3−[(2R,4S)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]安息香酸;
rac−3−[(2R,4S,6S)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−6−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]安息香酸;
3−[(2S,4R,6R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−6−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]安息香酸;
3−[(2R,4S,6S)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−6−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]安息香酸;
4−[(2R,4S)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]安息香酸;
3−シクロブチル−4−[4−(モルホリン−4−イル)ピペリジン−1−イル]−1−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−カルボン酸;
3−シクロブチル−1−フェニル−4−{4−[(ピロリジン−1−イル)メチル]ピペリジン−1−イル}−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−カルボン酸;
5−[(2R,4R)−4−{[(7R)−2,2−ジフルオロ−7−メチル−6,7−ジヒドロ−2H−フロ[2,3−f][1,3]ベンゾジオキソール−7−カルボニル]アミノ}−7−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−イル]ピラジン−2−カルボン酸;
6−[(2R,4R)−4−{[(7R)−2,2−ジフルオロ−7−メチル−6,7−ジヒドロ−2H−フロ[2,3−f][1,3]ベンゾジオキソール−7−カルボニル]アミノ}−7−(トリフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−イル]ピリジン−3−カルボン酸;
トランス−4−[(2S,4S)−4−{[(7R)−2,2−ジフルオロ−7−メチル−6,7−ジヒドロ−2H−フロ[2,3−f][1,3]ベンゾジオキソール−7−カルボニル]アミノ}−7−(トリフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸;
6−[(2R,4R)−7−(ジフルオロメトキシ)−4−{[(7R)−2,2−ジフルオロ−7−メチル−6,7−ジヒドロ−2H−フロ[2,3−f][1,3]ベンゾジオキソール−7−カルボニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−イル]ピリジン−3−カルボン酸;
トランス−4−[(2S,4S)−4−{[(7R)−2,2−ジフルオロ−7−メチル−6,7−ジヒドロ−2H−フロ[2,3−f][1,3]ベンゾジオキソール−7−カルボニル]アミノ}−7−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸;
エチルトランス−4−[(2S,4S)−7−(ジフルオロメトキシ)−4−{[(7R)−2,2−ジフルオロ−7−メチル−6,7−ジヒドロ−2H−フロ[2,3−f][1,3]ベンゾジオキソール−7−カルボニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−イル]シクロヘキサン−1−カルボキシレート;
シス−4−[(2R,4R)−4−{[(7R)−2,2−ジフルオロ−7−メチル−6,7−ジヒドロ−2H−フロ[2,3−f][1,3]ベンゾジオキソール−7−カルボニル]アミノ}−7−(トリフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸;
トランス−4−[(2S,4S)−7−(ジフルオロメトキシ)−4−{[(7R)−2,2−ジフルオロ−7−メチル−6,7−ジヒドロ−2H−フロ[2,3−f][1,3]ベンゾジオキソール−7−カルボニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸;
1−[(2R,4R)−4−{[(7R)−2,2−ジフルオロ−7−メチル−6,7−ジヒドロ−2H−フロ[2,3−f][1,3]ベンゾジオキソール−7−カルボニル]アミノ}−7−(トリフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−イル]シクロプロパン−1−カルボン酸;
トランス−4−[(2R,4R)−4−{[(5S)−2,2−ジフルオロ−5−メチル−6,7−ジヒドロ−2H,5H−インデノ[5,6−d][1,3]ジオキソール−5−カルボニル]アミノ}−7−(トリフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸;
トランス−4−[(2R,4R)−4−{[(5S)−2,2−ジフルオロ−5−メチル−6,7−ジヒドロ−2H,5H−インデノ[5,6−d][1,3]ジオキソール−5−カルボニル]アミノ}−7−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸;
トランス−4−[(2R,4R)−4−{[(7R)−2,2−ジフルオロ−7−メチル−6,7−ジヒドロ−2H−フロ[2,3−f][1,3]ベンゾジオキソール−7−カルボニル]アミノ}−7−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸;
トランス−4−[(2R,4R)−7−(ジフルオロメトキシ)−4−{[(7R)−2,2−ジフルオロ−7−メチル−6,7−ジヒドロ−2H−フロ[2,3−f][1,3]ベンゾジオキソール−7−カルボニル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸;及び
トランス−4−[(2R,4R)−4−{[(7R)−2,2−ジフルオロ−7−メチル−6,7−ジヒドロ−2H−フロ[2,3−f][1,3]ベンゾジオキソール−7−カルボニル]アミノ}−7−(トリフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−イル]シクロヘキサン−1−カルボン酸
からなる群から選択することができる。
【0220】
1実施形態において、前記追加の治療剤は、CFTR増幅剤である。CFTR増幅剤は、強化剤及び矯正剤などの公知のCFTRモジュレータの効果を高めるものである。CFTR増幅剤の例は、PTI130及びPTI−428である。増幅剤の例は、刊行物:WO2015138909及びWO2015138934にも開示されている。
【0221】
1実施形態において、前記追加の治療剤は、CFTR安定剤である。CFTR安定剤は、矯正剤、矯正剤/強化剤又は他のCFTRモジュレータ組み合わせで治療した矯正CFTRの安定性を高めるものである。CFTR安定剤の1例は、カボソンスタット(N91115)である。安定剤の例は、公開:WO2012048181にも開示されている。
【0222】
1実施形態において、前記追加の治療剤は、上皮性ナトリウムチャネル遮断薬(ENaC)の活性を、そのチャネルを遮断することで直接、又はENaC活性を高めるプロテアーゼ(例えば、セリンプロテアーゼ類、チャネル活性化プロテアーゼ類)の調節によって間接に低下させる薬剤である。そのような薬剤の例には、カモスタット(トリプシン様プロテアーゼ阻害剤)、QAU145、552−02、GS−9411、INO−4995、エアロリティック(Aerolytic)、アミロリド及びVX−371などがある。上皮性ナトリウムチャネル遮断薬(ENaC)の活性を低下させる別の薬剤は、例えば、PCT公開番号WO2009074575及びWO2013043720;及び米国特許第8999976号にある。
【0223】
1実施形態において、ENaC阻害剤はVX−371である。
【0224】
1実施形態において、ENaC阻害剤はSPX−101(S18)である。
【0225】
1実施形態において、本発明は、本発明の化合物、又はそれの薬学的に許容される塩、及び1以上の追加の治療剤を含む医薬組成物を提供する。特定の実施形態において、前記追加の治療剤は、CFTRモジュレータ及びCFTR増幅剤からなる群から選択される。さらなる実施形態において、前記追加の治療剤はCFTRモジュレータである。1実施形態において、本発明は、本発明の化合物、又はそれの薬学的に許容される塩、一つの強化剤、及び1以上の追加の矯正剤を含む医薬組成物を提供する。
【0226】
本発明は、1以上の本発明の化合物及び/又は塩、及び適宜に1以上の追加の治療剤を含むキットに関するものでもある。
【0227】
本発明は、1以上の追加の治療剤を用いて又はそれを用いずに、例えば、嚢胞性線維症膜コンダクタンス制御因子(CFTR)タンパク質を調節し、嚢胞性線維症膜コンダクタンス制御因子(CFTR)タンパク質を調節することで治療可能な疾患(嚢胞性線維症、シェーグレン症候群、膵臓機能不全、慢性閉塞性肺疾患、及び慢性閉塞性気道疾患など)を治療するための、本発明の化合物、塩、組成物及び/又はキットの使用方法に関するものでもある。
【0228】
化学合成手順
一般
本発明の化合物は、下記の一般法及び手順を用い、容易に入手可能な原料から製造することができる。代表的又は好ましい工程条件(即ち、反応温度、時間、反応物のモル比、溶媒、圧力など)が与えられた場合、別段の断りがない限り、他の工程条件も用いることが可能であることは明らかであろう。至適反応条件は、使用される特定の反応物又は溶媒によって変動し得るが、そのような条件は、通常の最適化手順によって当業者が決定することができる。
【0229】
さらに、当業者には明らかなように、ある種の官能基が望ましくない反応を受けるのを防ぐのに、従来の保護基が必要である可能性がある。特定の官能基に好適な保護基の選択並びに保護及び脱保護の好適な条件は、当業界において良く知られている(Protective Groups in Organic Synthesis Third Edition; Greene, T W and Wuts、P G M, Eds.; Wiley−Interscience: New York, 1991)。
【0230】
下記の方法は、上記及び比較例で定義の本発明の化合物の製造に関して詳細に提供されるものである。本発明の化合物は、有機合成の当業者によって、公知若しくは市販の原料及び試薬から製造することができる。
【0231】
全ての試薬は、別段の断りがない限り、市販されており、入荷した状態でそれ以上精製せずに用いた。市販の脱水溶媒を、不活性雰囲気下に行われる反応に用いた。別段の言及がない限り、他のいずれの場合も、試薬級溶媒を用いた。カラムクロマトグラフィーを、シリカゲル60(35−70μm)で行った。プレコートシリカゲルF−254プレート(厚さ0.25mm)を用いて、薄層クロマトグラフィーを行った。マイクロ波加熱は、Biotage(R) Initiatorを用いて行った。
【0232】
NMRスペクトラムは、Bruker Advance 300又は400NMRスペクトル装置(300MHz)で記録した。
1H NMRスペクトラムについての化学シフト(δppm)は、内部標準としてのテトラメチルシラン(δppm0.00)又は適切な残留溶媒ピーク、即ちCHCl
3(δppm7.27)に対する百万分率(ppm)で報告した。多重度は、単重線(s)、二重線(d)、三重線(t)、四重線(q)、五重線(quin)、多重線(m)及び広い(br)として示した。
【0233】
エレクトロスプレーMSスペクトラムは、Waters SQD又はSQD2質量分析装置と組み合わせたWaters Acquity UPLCシステムで得た。使用カラム:Waters Acquity UPLC BEH C18 1.7μm、2.1mmID×50mmL又はWaters Acquity UPLC BEH C18 1.7μm、2.1mmID×30mmL。これらの方法では、アセトニトリル/H
2O勾配(アセトニトリル及びH
2Oの両方とも、0.1%ギ酸又は0.05%NH
4OHのいずれかを含むものであった。)を用いた。
【0234】
分取クロマトグラフィーによって精製される化合物については、XBridge(商標名) Prep保護カラム、C18 19×10mm 5μm (Waters)とXBridge(商標名) Prep OBDカラム、C18 30×100mm 5μm (Waters)及び流量50mL/分での0.1%ギ酸/水(A)及びアセトニトリル(B)の勾配を用いた。或いは、流量50mL/分での0.1%ジエチルアミン/水(A)及びアセトニトリル(B)の勾配を、保護カラム及びカラムの同じ基準で用いた。溶離後、溶媒を減圧下に除去して、脱水生成物を得た。
【0235】
ラセミ混合物分離及びエナンチオマー純度の測定は、UV検出を用いるWaters Alliance 2690システムで行った。使用カラム:Chiralpak(R) IA(4.6×250mm、5μm)。使用溶媒:イソプロピルアルコール及びヘプタン。
【0236】
逆相精製法
トリフルオロ酢酸法
サンプルを、Phenomenex(R) Luna(R) C8(2) 5μm 100Å AXIA(商標名)カラム(30mm×75mm)での分取HPLCによって精製した。アセトニトリル(A)及び0.1%トリフルオロ酢酸/水(B)の勾配を、流量50mL/分(0−1.0分5%A、1.0−8.5分直線勾配5−100%A、8.5−11.5分100%A、11.5−12.0分直線勾配95−5%A)で用いた。
【0237】
分取LC/MS法TFA6
サンプルを、Phenomenex(R) Luna(R) C8(2) 5μm 100Å AXIA(商標名)カラム(50mm×21.2mm)での逆相分取HPLCによって精製した。アセトニトリル(A)及び0.1%トリフルオロ酢酸/水(B)の勾配を、流量40mL/分(0−0.5分15%A、0.5−8.0分直線勾配15−100%A、8.0−9.0分100%A、7.0−8.9分100%A、9.0−9.1分直線勾配100−15%A、9.1−10分15%A)で用いた。次のモジュール:Gilson 305及び306ポンプ;Gilson 806 Manometricモジュール;Gilson UV/Vis 155検出器;Gilson 506Cインターフェースボックス;Gilson FC204フラクションコレクター;Agilent G1968D Active Splitter;Thermo MSQ Plus質量分析装置からなる特注の精製システムを用いた。当システムは、Thermo Xcalibur 2.0.7ソフトウェア及びMicrosoft Visual Basic 6.0を用いる社内作成の特注アプリケーションの組み合わせによって制御した。
【0238】
分取LC/MS法TFA7
サンプルを、Phenomenex(R) Luna(R) C8(2) 5μm 100Å AXIA(商標名)カラム(50mm×21.2mm)での逆相分取HPLCによって精製した。アセトニトリル(A)及び0.1%トリフルオロ酢酸/水(B)の勾配を、流量40mL/分(0−0.5分25%A、0.5−8.0分直線勾配25−100%A、8.0−9.0分100%A、7.0−8.9分100%A、9.0−9.1分直線勾配100−25%A、9.1−10分25%A)で用いた。次のモジュール:Gilson 305及び306ポンプ;Gilson 806 Manometricモジュール;Gilson UV/Vis 155検出器;Gilson 506Cインターフェースボックス;Gilson FC204フラクションコレクター;Agilent G1968D Active Splitter;Thermo MSQ Plus質量分析装置からなる特注の精製システムを用いた。当システムは、Thermo Xcalibur 2.0.7ソフトウェア及びMicrosoft Visual Basic 6.0を用いる社内作成の特注アプリケーションの組み合わせによって制御した。
【0239】
分取LC/MS法TFA8
サンプルを、Phenomenex(R) Luna(R) C8(2) 5μm 100Å AXIA(商標名)カラム(50mm×21.2mm)での逆相分取HPLCによって精製した。アセトニトリル(A)及び0.1%トリフルオロ酢酸/水(B)の勾配を、流量40mL/分(0−0.5分35%A、0.5−8.0分直線勾配35−100%A、8.0−9.0分100%A、7.0−8.9分100%A、9.0−9.1分直線勾配100−35%A、9.1−10分35%A)で用いた。次のモジュール:Gilson 305及び306ポンプ;Gilson 806 Manometricモジュール;Gilson UV/Vis 155検出器;Gilson 506Cインターフェースボックス;Gilson FC204フラクションコレクター;Agilent G1968D Active Splitter;Thermo MSQ Plus質量分析装置からなる特注の精製システムを用いた。当システムは、Thermo Xcalibur 2.0.7ソフトウェア及びMicrosoft Visual Basic 6.0を用いる社内作成の特注アプリケーションの組み合わせによって制御した。
【0240】
分取LC/MS法TFA10
サンプルを、Phenomenex(R) Luna(R) C8(2) 5μm 100Å AXIA(商標名)カラム(50mm×21.2mm)での逆相分取HPLCによって精製した。アセトニトリル(A)及び0.1%トリフルオロ酢酸/水(B)の勾配を、流量30mL/分(0−0.2分5%A、0.2−3.0分直線勾配5−100%A、4.1−4.5分100−5%A、4.5−5.0分5%A)で用いた。次のモジュール:Gilson 305及び306ポンプ;Gilson 806 Manometricモジュール;Gilson UV/Vis 155検出器;Gilson 506Cインターフェースボックス;Gilson FC204フラクションコレクター;Agilent G1968D Active Splitter;Thermo MSQ Plus質量分析装置からなる特注の精製システムを用いた。当システムは、Thermo Xcalibur 2.0.7ソフトウェア及びMicrosoft Visual Basic 6.0を用いる社内作成の特注アプリケーションの組み合わせによって制御した。
【0241】
分取LC/MS法AA6
サンプルを、Phenomenex(R) Luna(R) C8(2) 5μm 100Å AXIA(商標名)カラム(50mm×21.2mm)での逆相分取HPLCによって精製した。アセトニトリル(A)及び0.1%酢酸アンモニウム/水(B)の勾配を、流量40mL/分(0−0.5分15%A、0.5−8.0分直線勾配15−100%A、8.0−9.0分100%A、7.0−8.9分100%A、9.0−9.1分直線勾配100−15%A、9.1−10分15%A)で用いた。次のモジュール:Gilson 305及び306ポンプ;Gilson 806 Manometricモジュール;Gilson UV/Vis 155検出器;Gilson 506Cインターフェースボックス;Gilson FC204フラクションコレクター;Agilent G1968D Active Splitter;Thermo MSQ Plus質量分析装置からなる特注の精製システムを用いた。当システムは、Thermo Xcalibur 2.0.7ソフトウェア及びMicrosoft Visual Basic 6.0を用いる社内作成の特注アプリケーションの組み合わせによって制御した。
【0242】
分取LC/MS法AA7
サンプルを、Phenomenex(R) Luna(R) C8(2) 5μm 100Å AXIA(商標名)カラム(50mm×21.2mm)での逆相分取HPLCによって精製した。アセトニトリル(A)及び0.1%酢酸アンモニウム/水(B)の勾配を、流量40mL/分(0−0.5分25%A、0.5−8.0分直線勾配25−100%A、8.0−9.0分100%A、7.0−8.9分100%A、9.0−9.1分直線勾配100−25%A、9.1−10分25%A)で用いた。次のモジュール:Gilson 305及び306ポンプ;Gilson 806 Manometricモジュール;Gilson UV/Vis 155検出器;Gilson 506Cインターフェースボックス;Gilson FC204フラクションコレクター;Agilent G1968D Active Splitter;Thermo MSQ Plus質量分析装置からなる特注の精製システムを用いた。当システムは、Thermo Xcalibur 2.0.7ソフトウェア及びMicrosoft Visual Basic 6.0を用いる社内作成の特注アプリケーションの組み合わせによって制御した。
【0243】
分取LC/MS法AA8
サンプルを、Phenomenex(R) Luna(R) C8(2) 5μm 100Å AXIA(商標名)カラム(50mm×21.2mm)での逆相分取HPLCによって精製した。アセトニトリル(A)及び0.1%酢酸アンモニウム/水(B)の勾配を、流量40mL/分(0−0.5分35%A、0.5−8.0分直線勾配35−100%A、8.0−9.0分100%A、7.0−8.9分100%A、9.0−9.1分直線勾配100−35%A、9.1−10分35%A)で用いた。次のモジュール:Gilson 305及び306ポンプ;Gilson 806 Manometricモジュール;Gilson UV/Vis 155検出器;Gilson 506Cインターフェースボックス;Gilson FC204フラクションコレクター;Agilent G1968D Active Splitter;Thermo MSQ Plus質量分析装置からなる特注の精製システムを用いた。当システムは、Thermo Xcalibur 2.0.7ソフトウェア及びMicrosoft Visual Basic 6.0を用いる社内作成の特注アプリケーションの組み合わせによって制御した。
【0244】
逆相精製、酢酸アンモニウム法
サンプルを、Phenomenex(R) Luna(R) C8(2) 5μm 100Å AXIA(商標名)カラム(30mm×75mm)での分取HPLCによって精製した。アセトニトリル(A)及び10mM酢酸アンモニウム/水(B)の勾配を、流量50mL/分で用いた(0−1.0分5%A、1.0−8.5分直線勾配5−100%A、8.5−11.5分100%A、11.5−12.0分直線勾配95−5%A)。
【0245】
分取HPLC精製、炭酸アンモニウム法
勾配を、9.0分以内に40%から70%Bに上昇させた(25.0mL/分流量)。移動相Aは、水(0.01%NH
3)+10mM(NH
4HCO
3)であり、移動相BはHPLC用アセトニトリルであった。クロマトグラフィーに用いたカラムはX−bridge Prep C18 10μm OBD、19*250mmであった。検出方法は、ダイオードアレイ(DAD)及び蒸発光散乱(ELSD)検出並びに陽性/陰性エレクトロスプレーイオン化であった。
【0246】
還元的アミノ化用緩衝液
還元的アミノ化pH=4緩衝液用緩衝液を、酢酸ナトリウム36グラム、及び酢酸48グラムをメチルアルコール900mLに溶解させることによって調製した。
【0247】
最終生成物の立体化学は、場合により、溶出順序及び/又は既存の類似物に関する活性に基づいて任意に割り当てた。
【0249】
【表1】
[この文献は図面を表示できません]
【0250】
本発明の化合物の合成的製造
図式
化合物を製造できる手段を示す下記の合成図式及び方法との関連で、本開示の化合物についての理解をさらに深めることができる。本開示の化合物は、各種合成手順によって製造することができる。代表的手順を、図式1〜7に示すが、これらに限定されるものではない。
【0251】
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
【0252】
図式1に示したように、式(2)のコア化合物は、式(1)の化合物から製造することができる。式(1)の化合物(R
Aは典型的にはC
1−C
6アルキルであり、R
5は本明細書に記載の通りである。)を、最初に臭化リチウムで処理し、次に、トルエン、又はテトラヒドロフランなど(これらに限定されるものではない)の溶媒中、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、トリエチルアミン、又は炭酸カリウムなど(これらに限定されるものではない)の塩基の存在下に(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エンで処理して、式(2)の化合物のラセミ混合物を得ることができる。その反応は典型的には、−78℃などの低温で行い、次に飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止する。
【0253】
或いは、式(1)の化合物及び(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(R
Aは典型的にはC
1−C
6アルキルであり、R
5は本明細書に記載の通りである。)の混合物を、トルエン又はテトラヒドロフランなど(これらに限定されるものではない)の溶媒中、モレキュラーシーブス及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、トリエチルアミン又は炭酸カリウムなど(これらに限定されるものではない)の塩基の存在下に、アセチル(オキソ)銀で処理することで、式(2)のコア化合物のラセミ混合物を得ることができる。その反応は典型的には、氷浴中で行い、その後、昇温させて室温とし、飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止する。
【0254】
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
【0255】
図式2に示したように、式(3)及び(4)のコア化合物を、式(1)の化合物から製造することができる。式(1)の化合物(R
Aは典型的にはC
1−C
6アルキルであり、R
5は本明細書に記載の通りである。)を、アルゴン若しくは窒素など(それらに限定されるものではない)の不活性ガス下、テトラヒドロフランなど(それに限定されるものではない)の溶媒中、(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄及び銅(I)トリフレートダイマーの調製混合物に加え、次に(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン及びカリウムtert−ブトキシドなど(それに限定されるものではない)の塩基を加えることで、式(3)及び(4)のコア化合物を得ることができる。その反応は典型的には、0℃など(これに限定されるものではない)の低温で行う。コア化合物(3)及び(4)は、混合物として得ることができるか、沈殿又はクロマトグラフィーによって分離することができる。コア化合物(3)は典型的には、主異性体である。
【0256】
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
【0257】
図式3に示したように、式(11)の化合物は、式(3)の化合物から製造することができる。
式(5)のカルボン酸を、式(3)のアミンコアとカップリングさせて、式(7)の化合物を得ることができる。カルボン酸及びアミンの混合物から式(7)の化合物を作るのに知られている条件の例には、1−クロロ−N,N,2−トリメチルプロパ−1−エン−1−アミン(Ghosez試薬)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド又は1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(EDC、EDAC又はEDCI)又は相当する塩酸塩、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィニッククロライド(BOPCl)、N−[(ジメチルアミノ)−1H−1,2,3−トリアゾロ−[4,5−b]ピリジン−1−イルメチレン]−N−メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェートN−オキサイド又は2−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート又は1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキサイド・ヘキサフルオロホスフェート(HATU)、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)、2−(1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(HBTU)、及び2,4,6−トリプロピル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリホスフィナン2,4,6−トリオキサイド(T3P(R))など(それらに限定されるものではない)のカップリング試薬の添加などがあるが、それに限定されるものではない。そのカップリング試薬は、固体として、溶液として、又は固体担体樹脂に結合した試薬として加えることができる。カップリング試薬に加えて、補助カップリング試薬は、カップリング反応を促進することができる。そのカップリング反応に使用されることが多い補助カップリング試薬には、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP)、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(HOAT)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)などがあるが、それらに限定されるものではない。その反応は、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン又はピリジンなど(これらに限定されるものではない)の塩基の存在下に行っても良い。そのカップリング反応は、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ジクロロメタン及び酢酸エチルなど(それらに限定されるものではない)の溶媒中で行うことができる。その反応は、環境温度で行うことができるか、加熱することができる。その加熱は、従来法で、又はマイクロ波照射で行うことができる。
【0258】
或いは、式(5)のカルボン酸は、塩化チオニル、PCl
3、PCl
5、塩化シアヌル、又はオキサリルクロライドとの反応によって、式(6)の相当する酸塩化物に変換することができる。塩化チオニル及びオキサリルクロライドとの反応は、ジクロロメタンなどの溶媒中、環境温度でN,N−ジメチルホルムアミドで触媒することができる。次に、得られた式(6)の酸塩化物(又は式(6)の市販の酸塩化物)を、任意に塩基、例えば三級アミン塩基(例えば、トリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピルエチルアミンなど(これらに限定されるものではない))又は芳香族塩基(例えば、ピリジン)の存在下に、室温で、又はジクロロメタンなどの溶媒中で加熱して、式(3)のコアアミンと反応させて、式(7)の化合物を得ることができる。
【0259】
式(7)の化合物におけるニトロ基の還元による式(8)の化合物の製造は、前者を高温で酢酸中の亜鉛で処理することで行うことができる。その反応は典型的には、酢酸エチルなど(それに限定されるものではない)の溶媒中で行う。
【0260】
或いは、式(8)の化合物は、式(7)の化合物を、ラネー(R)−ニッケルなど(それに限定されるものではない)の触媒の存在下に水素ガスで処理することで製造することができる。その反応は典型的には、水、テトラヒドロフラン又はそれらの混合物など(それらに限定されるものではない)の溶媒中環境温度で行う。
【0261】
式(8)の化合物の式(10)の化合物への還元的アミノ化は、水素化ホウ素シアノナトリウム又は水素化ホウ素トリアセトキシナトリウムなど(これらに限定されるものではない)の還元剤の存在下に、式(9)のアルデヒド[R
4Bは、式(I)のR
4について記載の環である。]との反応によって行うことができる。その反応は、酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液中、酢酸又は塩化亜鉛(II)の存在下に行うことができ、典型的には、メタノール又はジクロロエタンなど(これらに限定されるものではない)の溶媒中、環境温度で行う。
【0262】
式(10)のエステルを、水酸化物水溶液中で加水分解することで、式(I)の代表的なものである式(11)の酸を得ることができる。その反応は典型的には、メタノール、テトラヒドロフラン又はそれらの混合物など(これらに限定されるものではない)の溶媒中で行い、環境温度又は高温で行うことができる。
【0263】
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
【0264】
図式4に示したように、式(11)の化合物は、式(4A)の化合物から製造することができる。式(4A)の化合物のピロリジン窒素の保護による式(12)の化合物の取得は、前者をジ−tert−ブチルジカーボネートで処理することで行うことができる。その反応は典型的には、テトラヒドロフランなど(これらに限定されるものではない)の溶媒中、高温で行う。
【0265】
式(12)の化合物におけるニトロ基の還元による式(13)の化合物の取得は、前者を、高温で酢酸中亜鉛で処理することで行うことができる。その反応は典型的には、酢酸エチルなど(それに限定されるものではない)の溶媒中で行う。
【0266】
或いは、式(13)の化合物は、式(12)の化合物を、ラネー(R)−ニッケルなど(それに限定されるものではない)の触媒の存在下に水素ガスで処理することで製造することができる。その反応は典型的には、水、テトラヒドロフラン又はそれらの混合物など(それらに限定されるものではない)の溶媒中、環境温度で行う。
【0267】
式(13)の化合物の式(14)の化合物への還元的アミノ化は、水素化ホウ素シアノナトリウムなど(それに限定されるものではない)の還元剤の存在下に、式(9)のアルデヒド[R
4Bは、R
4について記載の環である。]との反応によって行うことができる。その反応は、酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液中、酢酸又は塩化亜鉛(II)の存在下に行うことができ、典型的には、メタノールなど(それに限定されるものではない)の溶媒中、環境温度で行う。
【0268】
式(14)の化合物におけるBOC保護基の除去による式(15)の化合物の取得は、トリフルオロ酢酸など(それに限定されるものではない)の酸で前者を処理することで行うことができる。その反応は典型的には、ジクロロメタンなど(それに限定されるものではない)の溶媒中、環境温度で行う。
【0269】
式(5)のカルボン酸を、式(15)のアミンとカップリングさせて、式(10)の化合物を得ることができる。カルボン酸及びアミンの混合物から式(10)の化合物を生成するのに知られている条件の例には、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド又は1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(EDC、EDAC又はEDCI)又は相当する塩酸塩、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィニッククロライド(BOPCl)、N−[(ジメチルアミノ)−1H−1,2,3−トリアゾロ−[4,5−b]ピリジン−1−イルメチレン]−N−メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェートN−オキサイド又は2−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート又は1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキサイド・ヘキサフルオロホスフェート(HATU)、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)、2−(1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(HBTU)、及び2,4,6−トリプロピル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリホスフィナン2,4,6−トリオキサイド(T3P(R))など(それらに限定されるものではない)のカップリング試薬の添加などがあるが、これらに限定されるものではない。カップリング試薬は、固体として、溶液として、又は固体担体樹脂に結合した試薬として加えることができる。カップリング試薬に加えて、補助カップリング試薬によって、カップリング反応を促進することができる。カップリング反応で使用されることが多い補助カップリング試薬には、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP)、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(HOAT)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)などがあるが、それらに限定されるものではない。。その反応は、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン又はピリジンなど(これらに限定されるものではない)の塩基の存在下に行っても良い。そのカップリング反応は、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ジクロロメタン、及び酢酸エチルなど(それらに限定されるものではない)の溶媒中で行うことができる。その反応は、環境温度又は加熱下で行うことができる。その加熱は、従来法で、又はマイクロ波照射によって行うことができる。
【0270】
或いは、式(5)のカルボン酸は、塩化チオニル、PCl
3、PCl
5、塩化シアヌル、又はオキサリルクロライドとの反応によって、式(6)の相当する酸塩化物に変換することができる。塩化チオニル及びオキサリルクロライドとの反応は、ジクロロメタンなどの溶媒中、環境温度でN,N−ジメチルホルムアミドで触媒することができる。次に、得られた式(6)の酸塩化物(又は式(6)の市販の酸塩化物)を、任意に塩基、例えば三級アミン塩基(例えば、トリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピルエチルアミンなど(これらに限定されるものではない))又は芳香族塩基(例えば、ピリジン)の存在下に、室温で、又はジクロロメタンなどの溶媒中で加熱して、式(15)のコアアミンと反応させて、式(10)の化合物を得ることができる。
【0271】
式(10)のエステルをヒドロキシド水溶液中で加水分解して、式(I)を代表するものである式(11)の酸を得ることができる。その反応は典型的には、メタノール、テトラヒドロフラン又はそれらの混合物など(これらに限定されるものではない)の溶媒中で行い、環境温度で又は高温で行うことができる。
【0272】
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
【0273】
図式5に示したように、式(11)の化合物は、式(4A)の化合物から製造することができる。式(4A)の化合物のピロリジン窒素の保護による式(27)の化合物の取得は、飽和ナトリウムNaHCO
3水溶液の存在下に前者をアリルカルボノクロリデートで処理することで行うことができる。その反応は典型的には、トルエンなど(それに限定されるものではない)の溶媒中、環境温度で行う。
【0274】
式(27)の化合物におけるニトロ基の還元による式(28)の化合物の製造は、前者を、高温で酢酸中、亜鉛で処理することで行うことができる。その反応は典型的には、酢酸エチルなど(それに限定されるものではない)の溶媒中で行う。
【0275】
或いは、式(28)の化合物は、ラネー(R)−ニッケルなど(それに限定されるものではない)の触媒の存在下に、式(27)の化合物を水素ガスで処理することで製造することができる。その反応は典型的には、水、テトラヒドロフラン又はそれらの混合物など(それらに限定されるものではない)の溶媒中、環境温度で行う。
【0276】
式(29)の化合物におけるアリル保護基の除去による式(15)の化合物の取得は、前者を、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)の存在下に1,3−ジメチルピリミジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオンで処理することで行うことができる。その反応は典型的には、酢酸エチル、ジクロロメタン又はそれらの混合物など(それらに限定されるものではない)の溶媒中、環境温度で行う。
【0277】
式(5)のカルボン酸を、式(15)のアミンとカップリングさせて、式(10)の化合物を得ることができる。カルボン酸及びアミンの混合物から式(10)の化合物を生成するのに知られている条件の例には、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド又は1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(EDC、EDAC又はEDCI)又は相当する塩酸塩、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィニッククロライド(BOPCl)、N−[(ジメチルアミノ)−1H−1,2,3−トリアゾロ−[4,5−b]ピリジン−1−イルメチレン]−N−メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェートN−オキサイド又は2−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート又は1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキサイド・ヘキサフルオロホスフェート(HATU)、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)、2−(1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(HBTU)、及び2,4,6−トリプロピル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリホスフィナン2,4,6−トリオキサイド(T3P(R))など(それらに限定されるものではない)のカップリング試薬の添加などがあるが、これらに限定されるものではない。カップリング試薬は、固体として、溶液として、又は固体担体樹脂に結合した試薬として加えることができる。カップリング試薬に加えて、補助カップリング試薬によって、カップリング反応を促進することができる。カップリング反応で使用されることが多い補助カップリング試薬には、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP)、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(HOAT)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)などがあるが、それらに限定されるものではない。。その反応は、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン又はピリジンなど(これらに限定されるものではない)の塩基の存在下に行っても良い。そのカップリング反応は、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ジクロロメタン、及び酢酸エチルなど(それらに限定されるものではない)の溶媒中で行うことができる。その反応は、環境温度又は加熱下で行うことができる。その加熱は、従来法で、又はマイクロ波照射によって行うことができる。
【0278】
或いは、式(5)のカルボン酸は、塩化チオニル、PCl
3、PCl
5、塩化シアヌル、又はオキサリルクロライドとの反応によって、式(6)の相当する酸塩化物に変換することができる。塩化チオニル及びオキサリルクロライドとの反応は、ジクロロメタンなどの溶媒中、環境温度でN,N−ジメチルホルムアミドで触媒することができる。次に、得られた式(6)の酸塩化物(又は式(6)の市販の酸塩化物)を、任意に塩基、例えば三級アミン塩基(例えば、トリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピルエチルアミンなど(これらに限定されるものではない))又は芳香族塩基(例えば、ピリジン)の存在下に、室温で、又はジクロロメタンなどの溶媒中で加熱して、式(15)のコアアミンと反応させて、式(10)の化合物を得ることができる。
【0279】
式(10)のエステルをヒドロキシド水溶液中で加水分解して、式(I)を代表するものである式(11)の酸を得ることができる。その反応は典型的には、メタノール、テトラヒドロフラン又はそれらの混合物など(これらに限定されるものではない)の溶媒中で行い、環境温度で又は高温で行うことができる。
【0280】
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
【0281】
図式6に、R
4基の芳香環(Ar)上の置換基を変化させる方法の例を描いている。図式3又は4に記載の方法に従って、式(16)の化合物(XはI、Br、Cl又はトリフレートであり、Arはアリール又はヘテロアリールである。)を製造することができる。当業者に公知であって文献で広く利用可能なスズキカップリング条件下に、式(16)の化合物(XはI、Br、Cl又はトリフレートである。)をボロン酸式(17)の化合物(R
9は本明細書に記載の通りである。)(又はボロン酸エステル等価物)と反応させることで、式(18)の化合物を製造することができる。その反応では典型的には、塩基及び触媒を用いる必要がある。塩基の例には、炭酸カリウム、カリウムt−ブトキシド、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、及びフッ化セシウムなどがあるが、これらに限定されるものではない。触媒の例には、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロライド、及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)などがあるが、これらに限定されるものではない。その反応は、水、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、N,N−ジメチルホルムアミド、トルエン、エタノール、テトラヒドロフラン又はそれらの混合物など(それらに限定されるものではない)の溶媒中で行うことができる。その反応は、環境温度又は高温で、任意にマイクロ波オーブンで行うことができる。式(18)のエステルをヒドロキシド水溶液中で加水分解して、式(I)を代表するものである式(19)の化合物を得ることができる。その反応は典型的には、メタノール、テトラヒドロフラン又はそれらの混合物など(それらに限定されるものではない)の溶媒中で行い、環境温度又は高温で行うことができる。当業者には公知であって文献で広く利用可能であるネギシカップリング条件下に、式(16)の化合物(XはI、Br、Cl又はトリフレートである。)を有機亜鉛式(20)の化合物(R
9は本明細書に記載の通りである。)と反応させることで、式(18)の化合物を製造することができる。その反応では典型的には、パラジウム又はニッケル触媒を用いる必要がある。触媒の例には、ジクロロ[4,5−ジクロロ−1,3−ビス(2,6−ジ−3−ペンチルフェニル)イミダゾール−2−イリデン](3−クロロピリジル)パラジウム(II)(PEPPSI−IPentCl)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(0)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロライド、[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、及び酢酸パラジウム(II)などがあるが、これらに限定されるものではない。その反応は、水、ジオキサン、1−メチル−2−ピロリジノン、N,N−ジメチルアセトアミド、1,2−ジメトキシエタン、N,N−ジメチルホルムアミド、トルエン、エタノール、テトラヒドロフラン又はそれらの混合物など(それらに限定されるものではない)の溶媒中で行うことができる。その反応は、環境温度又は高温で、任意にマイクロ波オーブンで行うことができる。式(18)のエステルを、ヒドロキシド水溶液中で加水分解して、式(I)を代表するものである式(19)の化合物を得ることができる。その反応は典型的には、メタノール、テトラヒドロフラン又はそれらの混合物など(それらに限定されるものではない)の溶媒中で行い、環境温度又は高温で行うことができる。当業者に公知で文献において広く利用可能であるバックワルド・ハートウィグアミノ化条件下に、式(16)の化合物(XはI、Br、Cl又はトリフレートである。)とアミンである式(22)の化合物(R
9はH又は本明細書に記載の通りである。)を反応させることで、式(22)の化合物を製造することができる。その反応では典型的には、塩基、触媒、及び任意に配位子の使用が必要である。塩基の例には、炭酸カリウム、カリウムt−ブトキシド、ナトリウム−t−ブトキシド、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、及びフッ化セシウムなどがあるが、これらに限定されるものではない。触媒の例には、ジクロロ[4,5−ジクロロ−1,3−ビス(2,6−ジ−3−ペンチルフェニル)イミダゾール−2−イリデン](3−クロロピリジル)パラジウム(II)(PEPPSI−IPentCl)、クロロ−(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2′,6′−ジイソプロポキシ−1,1′−ビフェニル)[2−(2−アミノエチル)フェニル]パラジウム(II)−メチル−t−ブチルエーテル付加物(RhPhosパラダサイクル)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(0)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロライド、[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、及び酢酸パラジウム(II)などがあるが、これらに限定されるものではない。適宜の配位子の例には、BINAP(2,2′−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1′−ビナフチル)、DPPF(1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)、及びXantphos(4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン)などがあるが、これらに限定されるものではない。その反応は、水、ジオキサン、1−メチル−2−ピロリジノン、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメトキシエタン、N,N−ジメチルホルムアミド、トルエン、エタノール、テトラヒドロフラン又はそれらの混合物など(それらに限定されるものではない)の溶媒中で行うことができる。その反応は、環境温度又は高温で、そして任意にマイクロ波オーブンで行うことができる。式(22)のエステルを、ヒドロキシド水溶液中で加水分解して、式(I)を代表するものである式(23)の化合物を得ることができる。その反応は典型的には、メタノール、テトラヒドロフラン又はそれらの混合物など(それらに限定されるものではない)の溶媒中で行い、環境温度又は高温で行うことができる。
【0282】
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
【0283】
図式7は、式(8)の化合物からの式(26)の化合物の製造を示している。式(25)の化合物は、式(24)の化合物(XはI、Br、Cl又はトリフレートであり、Arはアリール又はヘテロアリールである。)を、当業者に公知であって文献的に広く利用可能であるバックワルド・ハートウィグアミノ化条件下に式(8)のアミンと反応させることで製造することができる。その反応では典型的には、塩基、触媒、及び任意に配位子の使用が必要である。塩基の例には、炭酸カリウム、カリウムt−ブトキシド、ナトリウム−t−ブトキシド、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、及びフッ化セシウムなどがあるが、これらに限定されるものではない。触媒の例には、ジクロロ[4,5−ジクロロ−1,3−ビス(2,6−ジ−3−ペンチルフェニル)イミダゾール−2−イリデン](3−クロロピリジル)パラジウム(II)(PEPPSI−IPentCl)、クロロ−(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2′,6′−ジイソプロポキシ−1,1′−ビフェニル)[2−(2−アミノエチル)フェニル]パラジウム(II)−メチル−t−ブチルエーテル付加物(RhPhosパラダサイクル)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(0)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロライド、[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、及び酢酸パラジウム(II)などがあるが、これらに限定されるものではない。任意の配位子の例には、BINAP(2,2′−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1′−ビナフチル)、DPPF(1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)、及びXantphos(4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン)などがあるが、これらに限定されるものではない。その反応は、水、ジオキサン、1−メチル−2−ピロリジノン、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメトキシエタン、N,N−ジメチルホルムアミド、トルエン、エタノール、テトラヒドロフランなど又はそれらの混合物など(それらに限定されるものではない)の溶媒中で行うことができる。その反応は、環境温度又は高温で、そして任意にマイクロ波オーブン中で行うことができる。
【0284】
式(25)のエステルをヒドロキシド水溶液中で加水分解することで、式(I)を代表するものである式(26)の化合物を得ることができる。その反応は典型的には、メタノール、テトラヒドロフラン又はそれらの混合物など(それらに限定されるものではない)の溶媒中で行い、環境温度又は高温で行うことができる。
【実施例】
【0285】
触媒及び中間体合成
触媒1
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄
キラル配位子製造手順を、Yan, X.−X., Peng, Q., Zhang, Y., Zhang, K., Hong, W., Hou, X.−L.及びWu, Y.−D., Angew. Chem., Int. Ed. 2006, 45 1979−1983から変更した。
【0286】
シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル(3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(515mg、1.733mmol)を2−メチルテトラヒドロフラン(17mL)に溶かした。得られた溶液を、アセトン−ドライアイス浴で冷却して−78℃とし、テトラメチルエチレンジアミン(0.340mL、2.253mmol)を加え、次に、内部温度を<−70℃に維持しながらsec−ブチルリチウム(1.485mL、2.080mmol)を滴下した。30分間攪拌後、反応混合物をビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)クロロホスフィン(1110mg、2.253mmol)で1回で処理した。−78℃で1時間攪拌後、反応フラスコを浴から外し、昇温させて環境温度とし、次にメチルtert−ブチルエーテル20mLで希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液10mLで反応停止した。層を分離し、有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液10mL及びブライン10mLで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。粗取得物を、20分間にわたり80gシリカゲルカラムで定組成93:7ヘプタン:メチルtert−ブチルエーテル溶離を行うクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物920mgを得た。
1H NMR(300MHz、CDCl
3)δppm0.86(d、J=6.6Hz、3H)、0.92(d、J=6.3Hz、3H)、1.69−1.77(m、1H)、3.49−3.50(m、1H)、3.73−3.81(m、1H)、3.96(t、J=7.8Hz、1H)、4.21−4.27(m、6H)、4.46−4.48(m、1H)、5.00−5.01(m、1H)、7.65(d、J=6.3Hz、2H)、7.80(s、1H)、7.89(d、J=6.0Hz、2H)、7.93(s、1H);MS(ESI+)m/z754.0(M+H)
+。
【0287】
中間体1
(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン
中間体1A
3,3−ジメチル−1−ニトロブタン−2−オール
0℃で30分間攪拌しておいた水素化リチウムアルミニウム(0.881g、23.22mmol)の脱水テトラヒドロフラン(140mL)中スラリーに、ニトロメタン(70.9g、1161mmol)を滴下した。30分後、ピバルアルデヒド(20g、232mmol)を滴下した。混合物を0℃で5時間攪拌し、1N HCl水溶液で反応停止した。反応混合物を水に投入し、CH
2Cl
2で抽出し(250mLで2回)、ブラインで洗浄し(200mLで2回)、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(17g、107mmol、収率46.3%)。LC−MS(ESI
−)m/z146.7(M−H)
−。
【0288】
中間体1B
(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン
3,3−ジメチル−1−ニトロブタン−2−オール(10g、67.9mmol)のジクロロメタン(100mL)中溶液を、N
2下に冷却して−10℃とし、無水2,2,2−トリフルオロ酢酸(15.70g、74.7mmol)で処理し、−15℃で5分間攪拌し、添加中には浴を−15℃に維持しながらトリエチルアミン(20.84mL、149mmol)を滴下した。混合物を0℃で3時間攪拌し、飽和NH
4Cl水溶液(300mL)で処理し、5分間攪拌した。CH
2Cl
2層を単離し、水層をCH
2Cl
2で抽出した(150mLで2回)。合わせたCH
2Cl
2層を脱水し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。粗取得物を、カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル=1/200)によって精製して、標題化合物を得た(6.8g、48.4mmol、収率71.3%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.19(d、J=13.2Hz、1H)、6.83(d、J=13.6Hz、1H)、1.09(s、9H)。
【0289】
中間体2
2−(3−ホルミル−4−メトキシフェニル)−2−メチルプロパンニトリル
中間体2A
((5−ブロモ−2−メトキシベンジル)オキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン
(5−ブロモ−2−メトキシフェニル)メタノール(1.89g、8.71mmol)をジクロロメタン25mLに溶かした。イミダゾール(0.711g、10.45mmol)を加え、次にtert−ブチルジメチルシリルクロライド(1.378g、9.14mmol)を加えた。室温で15分間攪拌後、薄層クロマトグラフィーにより、反応は完結していた。CH
3OH(1mL)を加え、反応混合物を5分間攪拌し、1M HCl水溶液(15mLで3回)及びブライン(15mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過後、濾液を濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm7.60(dd、J=2.5、1.2Hz、1H)、7.33(dd、J=8.7、2.6Hz、1H)、6.71(d、J=8.6Hz、1H)、4.74(d、J=1.0Hz、2H)、3.82(d、J=1.1Hz、3H)、0.99(s、9H)、0.15(s、6H);MS(ESI+)m/z=329.8(M+H)
+。
【0290】
中間体2B
2−(3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−4−メトキシフェニル)−2−メチルプロパンニトリル
250mL丸底フラスコに、中間体2A(2.7g、8.15mmol)、2,2′−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1′−ビナフチル(BINAP、0.507g、0.815mmol)、及びジアセトキシパラジウム(0.183g、0.815mmol)を入れた。トルエン(20mL)を加え、懸濁液にN
2気流を15分間吹き込んだ。別の100mLフラスコに、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(NaHMDS、0.6Mトルエン中溶液、20.37mL、12.22mmol)を入れ、イソブチロニトリル(0.841mL、9.37mmol)を滴下した。10分間攪拌後、HMDS溶液を注射器によって250mL反応フラスコに移した。得られた懸濁液を加熱して100℃として30分間経過させ、その時点でそれを冷却して環境温度とし、飽和塩化アンモニウム水溶液30mLで希釈し、メチルtert−ブチルエーテルで抽出した(20mLで3回)。合わせた有機抽出液を濃縮し、40gシリカゲルカラムでの20分間かけての0:100から20:80酢酸エチル:ヘプタンで溶離を行うフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物2.0gを得た。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm7.50(dd、J=2.6、1.4Hz、1H)、7.28(dd、J=8.5、2.7Hz、1H)、6.74(d、J=8.5Hz、1H)、4.69(s、1H)、3.75(s、1H)、1.64(s、7H)、0.90(s、1H)、0.05(s、1H);MS(ESI+)m/z=188.0(M−OTBS)
+。
【0291】
中間体2C
2−(3−(ヒドロキシメチル)−4−メトキシフェニル)−2−メチルプロパンニトリル
中間体2B(2g、6.26mmol)をCH
3OH(10mL)に溶かし、HCl(3Mシクロペンチルメチルエーテル中溶液、0.209mL、0.626mmol)を環境温度で加えた。溶液は非常に明るい黄色となり、攪拌を10分間続け、その時点で、薄層クロマトグラフィー分析による測定で、完全な脱保護が起こっていた。反応混合物を減圧下に濃縮して、標題化合物1.15gを得て、それを次の酸化反応で直接用いた。
【0292】
中間体2D
2−(3−ホルミル−4−メトキシフェニル)−2−メチルプロパンニトリル
中間体2C(600mg、2.92mmol)をジクロロメタン(14.6mL)に溶かし、デス−マーチンペルヨージナン(1.49g、3.51mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で1時間攪拌し、その時点で薄層クロマトグラフィー分析により、反応が完了していた。反応液をメチルtert−ブチルエーテル(30mL)で希釈し、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液及び飽和重炭酸ナトリウム水溶液(それぞれ15mL)で反応停止し、次に室温で15分間攪拌した。有機取得物をメチルtert−ブチルエーテルに抽出し(30mLで2回)、合わせた抽出液をブライン(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮し、それ以上精製せずに用いて、標題化合物を得た(570mg)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm10.47(s、1H)、7.86(d、J=2.7Hz、1H)、7.75(dd、J=8.8、2.7Hz、1H)、7.03(d、J=8.8Hz)、3.96(s、3H)、1.72(s、6H);MS(ESI+)m/z=220.8(M+NH
4)
+。
【0293】
中間体3
2−メトキシ−5−(1−(メトキシメチル)シクロプロピル)ベンズアルデヒド
中間体3A
(1−(4−メトキシフェニル)シクロプロピル)メタノール
メチル1−(4−メトキシフェニル)シクロプロパンカルボキシレート(2.2g、10.7mmol)をテトラヒドロフラン50mLに溶かした。氷水浴で冷却して<5℃とした後、LiAlH
4(2Mテトラヒドロフラン中溶液、5.33mL、10.7mmol)を、内部温度を<10℃に維持しながら、注射器によってゆっくり加えた。添加完了後、LC−MSは、原料が完全に消費されたことを示した。CH
3OH 1mLで反応停止し、メチルtert−ブチルエーテルで希釈し、1M HCl水溶液(100mL)とともに5分間攪拌した。層を分離し、有機層をブライン(20mL)で洗浄し、濃縮して残留物を得て、残留物を40gシリカゲルカラムに負荷し、20分間かけての0:100から20:80酢酸エチル:ヘプタンで溶離を行って、(1−(4−メトキシフェニル)シクロプロピル)メタノール1.6gを得た。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm7.29(d、J=8.8Hz、2H)、6.85(d、J=8.8Hz、2H)、3.79(s、3H)、3.62(s、2H)、0.82(ddd、J=6.7、2.2、1.1Hz、4H);MS(ESI+)m/z=161.1(M−OH)
+。
【0294】
中間体3B
1−メトキシ−4−(1−(メトキシメチル)シクロプロピル)ベンゼン
中間体3A(1.45g、8.14mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(16.27mL)に溶かした。冷却して<5℃とした後、水素化ナトリウム(オイル中60%品、0.423g、10.58mmol)を加え、得られた溶液を環境温度で15分間攪拌し、次にヨードメタン(1.017mL、16.27mmol)を1回で加えた。反応混合物を環境温度で16時間攪拌し、水50mLで希釈し、メチルtert−ブチルエーテルで抽出した(30mLで3回)。合わせた有機抽出液を水(20mLで4回)及びブライン(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた(1.66g)。
【0295】
中間体3C
2−ブロモ−1−メトキシ−4−(1−(メトキシメチル)シクロプロピル)ベンゼン
中間体3B(1.66g、8.63mmol)をCH
3CN(21.59mL)に溶かし、N−ブロモコハク酸イミド(1.690g、9.50mmol)を1回で加えた。反応液を環境温度で1時間攪拌し、その時点でLC−MSによって反応は完結していた。反応内容物を減圧下に濃縮して約5mLとし、メチルtert−ブチルエーテル50mLで希釈した。得られた懸濁液を水(20mLで3回)及びブライン(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
【0296】
中間体3D
2−メトキシ−5−(1−(メトキシメチル)シクロプロピル)ベンズアルデヒド
中間体3C(2.25g、8.30mmol)をテトラヒドロフラン40mLに溶かし、溶液をドライアイス−アセトン浴で冷却して<−70℃とした。内部温度を<−65℃に維持しながら、n−ブチルリチウム(1.51Mヘプタン中溶液、3.65mL、9.13mmol)を注射器によって滴下した。同じ温度で10分間攪拌後、N,N−ジメチルホルムアミド(1.928mL、24.89mmol)を1回で加え、反応混合物を昇温させて環境温度とした。薄層クロマトグラフィー及びLC−MSは、原料のアリールブロミドの完全な変換を示した。反応混合物をメチルtert−ブチルエーテル(10mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液(20mL)で反応停止した。層を分離し、有機層を減圧下に濃縮し、80gシリカゲルカラムで20分間かけての0:100から15:85酢酸エチル:ヘプタンで溶離を行うフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物720mgを得た。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm10.44(s、1H)、7.77(d、J=2.5Hz、1H)、7.57(dd、J=8.6、2.5Hz、1H)、6.92(d、J=8.6Hz、1H)、3.91(s、3H)、3.44(s、2H)、3.30(s、3H)、0.85(brs、4H)。MS(ESI+)m/z=221.0(M+H)
+。
【0297】
中間体4
3−(ブロモメチル)−5−シクロブチル−2−メトキシピリジン
中間体4A
メチル5−シクロブチル−2−メトキシニコチネート
メチル5−ブロモ−2−メトキシニコチネート(8g、32.5mmol)及びPdCl
2(dppf)([1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II))、0.595g、0.813mmol)を、窒素パージした20mLバイアル中、10分間N
2を吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(163mL)に懸濁させた。シクロブチル亜鉛(II)ブロミドの市販溶液(0.5Mテトラヒドロフラン中溶液、85mL、42.3mmol)を滴下し、反応液を環境温度で16時間攪拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液(50mL)で反応停止し、層を分離した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液(25mLで2回)及びブライン(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮し、20分間かけての120gシリカゲルカラムでの0:100から10:90酢酸エチル:ヘプタンで溶離を行うフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物6.15gを得た。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm8.20−8.11(s、1H)、8.06−7.98(s、1H)、4.02(s、3H)、3.91(s、3H)、3.57−3.41(m、1H)、2.43−2.26(m、2H)、2.21−1.97(m、3H)、1.89(dddd、J=11.6、8.9、7.0、1.4Hz、1H);MS(ESI+)m/z=222.2(M+H)
+。
【0298】
中間体4B
(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メタノール
中間体4A(6.15g、27.8mmol)をテトラヒドロフラン(69.5mL)に溶かし、溶液を冷却して<5℃とした。LiAlH
4(2Mテトラヒドロフラン中溶液、9.73mL、19.46mmol)溶液を、内部温度を<10℃に維持しながら5分間かけて滴下した。添加完了後、LC−MSは、所望のアルコールへの完全な変換を示した。飽和ロシェル塩(酒石酸カリウムナトリウム)(75mL)をゆっくり加えて反応停止し、それをメチルtert−ブチルエーテル(150mL)で希釈した。混合物を環境温度で60分間攪拌した。層を分離し、水層をメチルtert−ブチルエーテルで抽出した(25mLで3回)。合わせた有機抽出液を1M NaOH水溶液(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm7.90(d、J=2.4Hz、1H)、7.49(dd、J=2.5、0.9Hz、1H)、4.64(d、J=4.7Hz、2H)、3.96(d、J=1.0Hz、3H)、3.48(p、J=8.6Hz、1H)、2.51(s、1H)、2.42−2.23(m、2H)、2.23−1.95(m、3H)、1.95−1.83(m、1H);MS(ESI+)m/z=194.0(M+H)
+。
【0299】
中間体4C
3−(ブロモメチル)−5−シクロブチル−2−メトキシピリジン
中間体4B(5.2g、26.9mmol)をジクロロメタン(135mL)に溶かし、トリフェニルホスフィン(8.82g、33.6mmol)を加えた。得られた溶液を氷水浴で冷却して<5℃とし、NBS(N−ブロモコハク酸イミド)(5.99g、33.6mmol)を、内部温度を<20℃に維持しながら、3〜5分間かけて少量ずつ加えた。反応混合物を同じ浴で20分間攪拌したところ、その時点でLC−MSは完全な変換を示した。シリカゲル(50g)を加え、懸濁液を減圧下に濃縮した。粗取得物を、3インチのヘプタン充填シリカの入った使い捨てフリット漏斗(500mL)に投入し、フラスコをヘプタンで洗浄した。所望の生成物を20:80メチルtert−ブチルエーテル:ヘプタンで溶離して、標題化合物4.88gを得た。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm7.94(dd、J=2.3、0.8Hz、1H)、7.49(dd、J=2.4、0.6Hz、1H)、4.49(s、2H)、3.99(s、3H)、3.47(ddddd、J=9.2、8.6、7.9、7.2、0.7Hz、1H)、2.41−2.25(m、2H)、2.18−1.95(m、3H)、1.95−1.82(m、1H);MS(ESI+)m/z=255.9(M+H)
+。
【0300】
中間体5
2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)ベンズアルデヒド
中間体5A
1−(4−メトキシフェニル)シクロブタノール
(4−メトキシフェニル)マグネシウムブロミド(56.9mL、28.5mmol、0.5Mテトラヒドロフラン中溶液)溶液を冷却して−78℃としてから、シクロブタノン(2.239mL、30.0mmol)を注射器によって滴下した。添加完了後、混合物を昇温させて環境温度とし、飽和塩化アンモニウム水溶液(10mL)で反応停止した。混合物をメチルtert−ブチルエーテル(20mL)で希釈し、層を分離した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた(5.3g)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm7.45(d、J=8.8Hz、2H)、6.93(d、J=8.8Hz、2H)、3.84(s、3H)、2.57(dddd、J=12.4、6.5、2.8、1.7Hz、2H)、2.43−2.27(m、2H)、2.18−1.89(m、2H)、1.76−1.60(m、1H)。
【0301】
中間体5B
1−メトキシ−4−(1−メチルシクロブチル)ベンゼン
中間体5A(3g、16.83mmol)をジクロロメタン(84mL)に溶かし、得られた溶液をドライアイス−アセトン浴で冷却して−78℃とした。塩化チタン(IV)(未希釈、3.69mL、33.7mmol)を注射器によって加え、溶液を同じ温度で1時間攪拌し、次にジメチル亜鉛(50.5mL、50.5mmol)溶液を、1Mヘプタン中溶液としてゆっくり加えた。添加完了後、反応フラスコを昇温させて環境温度としてから、ビーカーに入った氷300mLに高撹拌しながら投入した。得られた懸濁液をジクロロメタン(100mL)で希釈し、5分間攪拌してから、珪藻土で濾過し、有機層をブライン(50mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物(2.97g)を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
1H NMR(500MHz、クロロホルム−d)δppm7.14(d、J=8.7Hz、2H)、6.90(d、J=8.7Hz、2H)、3.84(s、3H)、2.40(qd、J=9.4、8.9、2.1Hz、2H)、2.21−2.04(m、3H)、1.92−1.81(m、1H)、1.48(s、3H)。
【0302】
中間体5C
2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)ベンズアルデヒド
中間体5B(3g、17.02mmol)をジクロロメタン110mLに溶かし、得られた溶液を氷−ブライン浴で冷却して<0℃とした。ジクロロ(メトキシ)メタン(1.70mL、18.7mmol)の添加後、四塩化チタン(2.065mL、18.72mmol)を、内部温度を<5℃に維持しながら、2分間かけてジクロロメタン10mL中溶液として滴下した。同じ温度で15分後、薄層クロマトグラフィーは完全な変換を示した。得られた混合物を水40mLで反応停止し、層を分離し、有機層を濃縮し、80gシリカゲルカラムに負荷し、20分間かけての0:100から15:85酢酸エチル:ヘプタンで溶離を行って、標題化合物2.05gを得た。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm10.49(d、J=1.0Hz、1H)、7.67(dd、J=2.6、0.9Hz、1H)、7.40(ddd、J=8.6、2.6、1.0Hz、1H)、6.96(d、J=8.6Hz、1H)、3.94(d、J=0.9Hz、3H)、2.37(td、J=10.3、9.7、7.2Hz、2H)、2.19−2.01(m、3H)、1.89−1.73(m、1H)、1.46(s、3H);MS(ESI+)m/z=205.1(M+H)
+。
【0303】
中間体6
5−(tert−ブチル)−2−メトキシニコチンアルデヒド
中間体6A
(5−ブロモ−2−メトキシピリジン−3−イル)メタノール
5−ブロモ−2−メトキシニコチンアルデヒド(2g、9.26mmol)をCH
3OH(40mL)に懸濁させ、混合物を冷却して0℃とした。水素化ホウ素ナトリウム(0.350g、9.26mmol)を1回で加えた(発泡が生じた)。反応混合物を0℃で15分間攪拌し、次にフラスコを氷浴から外し、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、粗取得物をメチルtert−ブチルエーテル及び飽和NaHCO
3水溶液に取った。相を分離し、有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物を得た、(1.876g、収率93%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm8.15(d、J=2.5Hz、1H)、7.75(d、J=2.4Hz、1H)、4.66(d、J=6.2Hz、2H)、3.99(s、3H)、2.15(t、J=6.3Hz、1H);MS(DCI
+)m/z217.8(M+H)。
【0304】
中間体6B
5−ブロモ−3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−2−メトキシピリジン
(5−ブロモ−2−メトキシピリジン−3−イル)メタノール(1.876g、8.60mmol)、tert−ブチルジメチルシリルクロライド(1.556g、10.32mmol)、及びイミダゾール(0.879g、12.91mmol)を、CH
2Cl
2(35mL)中、室温で終夜攪拌した。その後、CH
3OH 5mLを加えて反応停止し、反応混合物を室温で10分間攪拌した。混合物をCH
2Cl
2で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液で2回及びブラインで1回洗浄した。有機溶液をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物5−ブロモ−3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−2−メトキシピリジンを得た(2.71g、収率95%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm8.08(dt、J=2.5、0.9Hz、1H)、7.81(dt、J=2.5、1.2Hz、1H)、4.65(m、2H)、3.93(s、3H)、0.93(s、9H)、0.14(s、6H);MS(ESI
+)m/z332.0(M+H)。
【0305】
中間体6C
5−(tert−ブチル)−3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−2−メトキシピリジン
50mL二頸丸底フラスコに、塩化ニッケル−ジメトキシエタン付加物(0.033g、0.150mmol)及び1,3−ジシクロヘキシル−1H−イミダゾール−3−イウムテトラフルオロボレート(0.048g、0.150mmol)を加え、次に5−ブロモ−3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−2−メトキシピリジン(中間体6B、0.500g、1.505mmol)のテトラヒドロフラン(6mL)中溶液を加えた。系の排気及び窒素再充填を7回行い、反応液を冷却して−10℃とした。tert−ブチルマグネシウムクロライド(1Mテトラヒドロフラン中溶液)(3mL、3.00mmol)を滴下し、反応液を−10℃で100分間攪拌した。その後、氷片で反応停止し、昇温させて室温とした。混合物を飽和NH
4Cl水溶液に投入し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。0%から10%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって、標題化合物を236mg得た。純度の低い取得物を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm8.06(m、1H)、7.82(m、1H)、4.72(s、2H)、3.96(s、3H)、1.34(s、9H)、1.00(s、9H)、0.14(s、6H);MS(ESI
+)m/z310.2(M+H)
+。
【0306】
中間体6D
(5−(tert−ブチル)−2−メトキシピリジン−3−イル)メタノール
中間体6Cからの低純度取得物(236mg)をテトラヒドロフラン(7.6mL)に溶かし、フッ化テトラブチルアンモニウム・3水和物(1.20g、3.81mmol)で処理した。反応液を室温で攪拌した。4時間後、反応混合物を飽和NH
4Cl水溶液及びブラインの混合物に投入した。混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、粗標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに次の反応に直接用いた。MS(APCI
+)m/z196.2(M+H)。
【0307】
中間体6E
5−(tert−ブチル)−2−メトキシニコチンアルデヒド
中間体6Dからの粗生成物(0.762mmol)をCH
2Cl
2(6mL)に溶かし、溶液を冷却して0℃とした。デス−マーチンペルヨージナン(0.388g、0.914mmol)を4回に分けて加えた。氷浴からフラスコを外し、室温で攪拌した。3時間後、反応混合物をメチルtert−ブチルエーテル50mLで希釈し、飽和Na
2S
2O
3水溶液50mL及び飽和NaHCO
3溶液50mLと5分間高攪拌した。混合物を分液漏斗に移し、相を分離し、有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。0%から20%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって、標題化合物0.060gを得た(収率41%)。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm10.24(s、1H)、8.53(d、J=2.7Hz、1H)、8.06(d、J=2.8Hz、1H)、3.99(s、3H)、1.31(s、9H);MS(ESI
+)m/z194.0(M+H)
+。
【0308】
中間体7
6−(tert−ブチル)−3−メトキシピコリンアルデヒド
中間体7A
(6−ブロモ−3−メトキシピリジン−2−イル)メタノール
6−ブロモ−3−メトキシピコリンアルデヒド(0.880g、4.07mmol)をCH
3OH(20mL)に懸濁させ、混合物を冷却して0℃とした。水素化ホウ素ナトリウム(0.154g、4.07mmol)を加えて、発泡を生じさせた。反応混合物を0℃で15分間攪拌し、フラスコを氷浴から外し、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、粗取得物をメチルtert−ブチルエーテル及び飽和NaHCO
3水溶液に取った。相を分離し、有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物を得た、(0.718g、収率81%)。
1H NMR(501MHz、CDCl
3)δppm8.15(d、J=2.4Hz、1H)、7.75(m、1H)、4.66(dt、J=6.3、0.7Hz、2H)、2.16(t、J=6.3Hz、1H);MS(ESI
+)m/z218.0(M+H)
+。
【0309】
中間体7B
6−ブロモ−2−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−メトキシピリジン
(6−ブロモ−3−メトキシピリジン−2−イル)メタノール(0.718g、3.29mmol)、tert−ブチルジメチルシリルクロライド(0.596g、3.95mmol)、及びイミダゾール(0.336g、4.94mmol)を、CH
2Cl
2(13mL)中、室温で終夜攪拌した。CH
3OH 3mLで反応停止し、反応混合物を室温で10分間攪拌した。混合物をCH
2Cl
2で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液で2回及びブラインで1回洗浄した。有機溶液をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物を得た(0.997g、収率91%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.34(d、J=8.5Hz、1H)、7.05(d、J=8.5Hz、1H)、4.80(s、2H)、3.84(s、3H)、0.92(s、9H)、0.12(s、6H)。
【0310】
中間体7C
6−(tert−ブチル)−2−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−メトキシピリジン
100mL二頸丸底フラスコに、塩化ニッケル−ジメトキシエタン付加物(0.066g、0.300mmol)及び1,3−ジシクロヘキシル−1H−イミダゾール−3−イウムテトラフルオロボレート(0.096g、0.300mmol)を加え、次に6−ブロモ−2−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−メトキシピリジン(0.997g、3.00mmol)のテトラヒドロフラン(12mL)中溶液を加えた。系の排気及び窒素再充填を7回行い、反応液を冷却して−10℃とし、tert−ブチルマグネシウムクロライド(1Mテトラヒドロフラン中溶液)(6.00mL、6.00mmol)を滴下した。反応混合物を−10℃で150分間攪拌した。氷片で反応停止し、昇温させて室温とした。混合物を飽和NH
4Cl水溶液に投入し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。0%から40%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって、粗標題化合物を得た(0.356g、収率38%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.18(d、J=8.5Hz、1H)、7.06(d、J=8.5Hz、1H)、4.86(s、2H)、3.82(s、3H)、1.35(s、9H)、0.92(s、9H)、0.10(s、6H);MS(ESI
+)m/z310.1(M+H)
+。
【0311】
中間体7D
(6−(tert−ブチル)−3−メトキシピリジン−2−イル)メタノール
テトラヒドロフラン(11mL)中の6−(tert−ブチル)−2−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−3−メトキシピリジン(0.356g、1.150mmol)をフッ化テトラブチルアンモニウム・3水和物(1.814g、5.75mmol)で処理し、反応液を室温で終夜攪拌した。反応混合物を、分液漏斗中の飽和NH
4Cl水溶液及びブライン溶液の混合物に投入し、混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた抽出液をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。取得物を、それ以上精製せずに次の段階に直接用いた。MS(APCI
+)m/z196.3(M+H)
+。
【0312】
中間体7E
6−(tert−ブチル)−3−メトキシピコリンアルデヒド
(6−(tert−ブチル)−3−メトキシピリジン−2−イル)メタノール(0.225g、1.15mmol)をCH
2Cl
2(12mL)に溶かし、冷却して0℃とした。デス−マーチンペルヨージナン(0.585g、1.380mmol)を少量ずつ加え、フラスコを氷浴から外し、混合物を室温で攪拌した。2時間後、反応混合物をメチルtert−ブチルエーテル80mLで希釈し、飽和Na
2S
2O
3水溶液80mL及び飽和NaHCO
3水溶液80mLで処理した。混合物を5分間高攪拌し、混合物を分液漏斗に移し、相を分離した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。0%から50%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって、標題化合物を得た(0.118g、収率53%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm10.23(s、1H)、7.53(d、J=8.8Hz、1H)、7.33(d、J=8.9Hz、1H)、3.95(s、3H)、1.39(s、9H);MS(ESI
+)m/z194.1(M+H)
+。
【0313】
中間体8
3−メトキシ−6−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピコリンアルデヒド
3−メトキシピコリンアルデヒド(0.117g、0.850mmol)及びナトリウム1−(トリフルオロメチル)シクロプロパン−1−スルフィネート(0.500g、2.55mmol)を炭酸ジエチル(5.1mL)及び水(3.4mL)に溶かし、混合物を冷却して0℃とした。tert−ブチルヒドロペルオキシド(70%水溶液、0.547g、4.25mmol)を滴下した。反応液を氷浴下に5分間攪拌し、90℃で2時間加熱した。その後、混合物を冷却して室温とし、飽和Na
2S
2O
3水溶液(10mL)で反応停止し、エタノール(20mL)で希釈した。混合物を減圧下に濃縮し、得られた材料を20%CH
3OH−酢酸エチルに取り、フリットガラス漏斗上のシリカゲル層で濾過し、10%CH
3OH−酢酸エチルで溶離を行った。合わせた濾液を減圧下に濃縮し、残留物を、40%酢酸エチル−ヘプタンから100%酢酸エチル(勾配)で溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。標題化合物を得た(0.0253g、収率12%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm10.35(s、1H)、8.47(s、1H)、7.50(s、1H)、4.02(s、3H)、1.53(m、2H)、1.28(m、2H);MS(ESI
+)m/z246.1(M+H)
+。
【0314】
中間体9
3−メトキシ−6−(トリフルオロメチル)ピコリンアルデヒド
3−メトキシピコリンアルデヒド(0.150g、1.094mmol)及びナトリウムトリフルオロメタンスルフィネート(0.500g、3.20mmol)を炭酸ジエチル(6.6mL)及び水(4.4mL)に溶かし、混合物を冷却して0℃とした。tert−ブチルヒドロペルオキシド(70%水溶液、0.704g、5.47mmol)を滴下した。反応液を氷浴下に5分間攪拌し、90℃で90分間加熱した。その後、飽和Na
2S
2O
3水溶液(10mL)で反応停止し、エタノール(20mL)で希釈した。反応混合物を減圧下に濃縮し、得られた材料を20%CH
3OH−酢酸エチルに取り、フリットガラス漏斗上のシリカゲル層で濾過し、10%CH
3OH−酢酸エチルで溶離を行った。合わせた濾液を減圧下に濃縮した。残留物を、40%酢酸エチル−ヘプタンから100%酢酸エチルの溶離液勾配で溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た(0.0245g、収率11%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm10.28(s、1H)、7.89(m、1H)、7.56(m、1H)、4.07(s、3H);MS(ESI
+)m/z206.1(M+H)
+。
【0315】
中間体10
5−(2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル)−2−メトキシニコチンアルデヒド
中間体10A
(5−ブロモ−2−メトキシピリジン−3−イル)メタノール
5−ブロモ−2−メトキシニコチンアルデヒド(2g、9.26mmol)をCH
3OH(40mL)に懸濁させ、混合物を冷却して0℃とした。水素化ホウ素ナトリウム(0.350g、9.26mmol)を1回で加えたところ、発泡が生じた。反応混合物0℃で15分間攪拌し、フラスコを氷浴から外し、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、粗取得物をメチルtert−ブチルエーテル及び飽和NaHCO
3水溶液に取った。相を分離し、有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物を得た(1.876g、収率93%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm8.15(d、J=2.5Hz、1H)、7.75(d、J=2.4Hz、1H)、4.66(d、J=6.2Hz、2H)、3.99(s、3H)、2.15(t、J=6.3Hz、1H);MS(DCI
+)m/z217.8(M+H)
+。
【0316】
中間体10B
5−ブロモ−3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−2−メトキシピリジン
(5−ブロモ−2−メトキシピリジン−3−イル)メタノール(1.876g、8.60mmol)、tert−ブチルジメチルシリルクロライド(1.556g、10.32mmol)、及びイミダゾール(0.879g、12.91mmol)を、CH
2Cl
2(35mL)中、室温で終夜攪拌した。その後、CH
3OH 5mLを加えて反応停止し、反応混合物を室温で10分間攪拌した。混合物をCH
2Cl
2で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液で2回及びブラインで1回洗浄した。有機溶液をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(2.71g、収率95%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm8.08(dt、J=2.5、0.9Hz、1H)、7.81(dt、J=2.5、1.2Hz、1H)、4.65(m、2H)、3.93(s、3H)、0.93(s、9H)、0.14(s、6H);MS(ESI
+)m/z332.0(M+H)
+。
【0317】
中間体10C
3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−2−メトキシ−5−(プロパ−1−エン−2−イル)ピリジン
5−ブロモ−3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−2−メトキシピリジン(0.500g、1.505mmol)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(プロパ−1−エン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(0.329g、1.956mmol)、及びPd(PPh
3)
4(テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0))、0.174g、0.150mmol)を、ジオキサン(12mL)及び炭酸カリウム(0.416g、3.01mmol)の水溶液(水3mL)で処理し、反応混合物を100℃で終夜加熱した。その後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水で3回及びブラインで1回洗浄した。Na
2SO
4での脱水、濾過及び減圧下での濃縮後、粗取得物を、0%から10%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルでクロマトグラフィー精製して、標題化合物3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−2−メトキシ−5−(プロパ−1−エン−2−イル)ピリジンを得た(0.376g、収率85%)。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δppm8.07(m、1H)、7.74(m、1H)、5.35(m、1H)、5.06(m、1H)、4.71(m、2H)、3.98(s、3H)、2.16(s、3H)、0.99(s、9H)、0.15(s、6H);MS(ESI
+)m/z294.2(M+H)
+。
【0318】
中間体10D
3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−5−(2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル)−2−メトキシピリジン
テトラヒドロフラン(1.5mL)中の3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−2−メトキシ−5−(プロパ−1−エン−2−イル)ピリジン(0.050g、0.170mmol)をヨウ化ナトリウム(5.1mg、0.034mmol)と、次に(トリフルオロメチル)トリメチルシラン(2Mテトラヒドロフラン中溶液、0.21mL、0.426mmol)で処理した。反応混合物を65℃で3時間高撹拌した。反応混合物を冷却して室温とし、飽和NH
4Cl水溶液で注意深く処理し、混合物をメチルtert−ブチルエーテルで3回抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物を得て(75mg、定量的)、それを、それ以上精製せずに次の反応に直接用いた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.99(d、J=2.4Hz、1H)、7.68(m、1H)、4.69(m、2H)、3.95(s、3H)、1.65(m、1H)、1.51(s、3H)、1.43(m、1H)、0.97(s、9H)、0.13(s、3H)、0.12(s、3H);MS(ESI
+)m/z344.1(M+H)
+。
【0319】
中間体10E
(5−(2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル)−2−メトキシピリジン−3−イル)メタノール
3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−5−(2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル)−2−メトキシピリジン(0.246g、0.715mmol)及びフッ化テトラブチルアンモニウム・3水和物(1.128g、3.58mmol)を、テトラヒドロフラン(7mL)中、室温で終夜攪拌した。その後、混合物を飽和NH
4Cl水溶液及びブラインの混合物に投入し、混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物を得て、それを精製せずに次の反応に直接用いた。MS(ESI
+)m/z230.3(M+H)
+。
【0320】
中間体10F
5−(2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル)−2−メトキシニコチンアルデヒド
CH
2Cl
2(5mL)中の(5−(2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル)−2−メトキシピリジン−3−イル)メタノール(中間体10E、0.164g、0.715mmol)を冷却して0℃とし、デス−マーチンペルヨージナン(0.364g、0.858mmol)を少量ずつ加えた。添加完了後、反応液を氷浴から外し、室温で1時間攪拌した。反応混合物をメチルtert−ブチルエーテル85mL、飽和Na
2S
2O
3水溶液85mL、及び飽和NaHCO
3水溶液85mLで希釈した。混合物を5分間高撹拌した。混合物を分液漏斗に移し、相を分離し、有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。得られた粗残留物を、0%から50%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。標題化合物を得た(0.097g、3段階で収率60%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm10.37(s、1H)、8.35(dd、J=2.6、0.8Hz、1H)、8.07(d、J=2.6Hz、1H)、4.09(s、3H)、1.67(m、1H)、1.53(m、3H)、1.49(m、1H);MS(APCI
+)m/z228.2(M+H)
+。
【0321】
中間体11
2−(tert−ブチル)−5−メトキシイソニコチンアルデヒド
中間体11A
2−ブロモ−4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−5−メトキシピリジン
(2−ブロモ−5−メトキシピリジン−4−イル)メタノール(Anichem;0.500g、2.293mmol)、tert−ブチルジメチルシリルクロライド(TBDMS−Cl、0.415g、2.75mmol)、及びイミダゾール(0.234g、3.44mmol)を、CH
2Cl
2(10mL)中、室温で3日間攪拌した。その後、混合物をCH
2Cl
2で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物2−ブロモ−4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−5−メトキシピリジンを得た(0.660g、収率87%)。
1H NMR(501MHz、CDCl
3)δppm7.92(s、1H)、7.58(s、1H)、4.72(d、J=1.2Hz、2H)、3.91(s、3H)、0.89(s、9H)、0.16(s、6H);MS(ESI
+)m/z332.1(M+H)
+。
【0322】
中間体11B
2−(tert−ブチル)−4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−5−メトキシピリジン
100mL二頸丸底フラスコに、塩化ニッケルジメトキシエタン付加物(0.044g、0.199mmol)及び1,3−ジシクロヘキシル−1H−イミダゾール−3−イウムテトラフルオロボレート(0.064g、0.199mmol)と、次に2−ブロモ−4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−5−メトキシピリジン(0.660g、1.986mmol)のテトラヒドロフラン(8mL)中溶液を加えた。系の排気及び窒素再充填を7回行い、反応液を冷却して−10℃とした。tert−ブチルマグネシウムクロライド(1Mテトラヒドロフラン中溶液)(4mL、4mmol)を滴下し、反応液を−10℃で100分間攪拌した。その後、氷片で反応停止し、昇温させて室温とした。混合物を飽和NH
4Cl水溶液に投入し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。5%から50%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって、標題化合物2−(tert−ブチル)−4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−5−メトキシピリジンを得た(0.178g、収率29%)。
1H NMR(501MHz、CDCl
3)δppm8.14(s、1H)、7.55(s、1H)、4.76(d、J=1.1Hz、2H)、3.91(s、3H)、1.38(s、9H)、1.00(s、9H)、0.15(s、6H);MS(ESI
+)m/z310.3(M+H)
+。
【0323】
中間体11C
(2−(tert−ブチル)−5−メトキシピリジン−4−イル)メタノール
2−(tert−ブチル)−4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−5−メトキシピリジン(0.178g、0.575mmol)及びフッ化テトラブチルアンモニウム・3水和物(0.907g、2.88mmol)を、テトラヒドロフラン(5mL)中、室温で終夜攪拌した。その後、反応混合物を、分液漏斗中の飽和NH
4Cl水溶液及びブラインの混合物に投入し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、粗標題化合物328mgを得て、それを、それ以上精製せずに次の反応に直接用いた。
1H NMR(501MHz、CDCl
3)δppm8.22(s、1H)、7.37(s、1H)、4.74(s、2H)、3.95(s、3H)、1.38(s、9H);MS(ESI
+)m/z196.2(M+H)
+。
【0324】
中間体11D
2−(tert−ブチル)−5−メトキシイソニコチンアルデヒド
CH
2Cl
2(5mL)中の(2−(tert−ブチル)−5−メトキシピリジン−4−イル)メタノール(0.112g、0.575mmol)を氷浴で冷却し、デス−マーチンペルヨージナン(0.293g、0.690mmol)を3回に分けて加えた。混合物を氷浴下に30分間攪拌し、フラスコを氷浴から外し、室温で終夜攪拌を続けた。その後、反応混合物をメチルtert−ブチルエーテル、飽和Na
2S
2O
3水溶液、及び飽和NaHCO
3水溶液各70mLで処理した。混合物を10分間高撹拌した。混合物を分液漏斗に移し、相を分離し、有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。0%から50%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって、標題化合物2−(tert−ブチル)−5−メトキシイソニコチンアルデヒドを得た(0.040g、収率36%);MS(APCI
+)m/z194.2(M+H)
+。
【0325】
中間体12
2−メトキシ−5−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)ベンズアルデヒド
中間体12A
4−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)フェノール
テトラヒドロフラン(16mL)中の4,4,5,5−テトラメチル−2−(4−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)フェニル)−1,3,2−ジオキサボロラン(0.500g、1.592mmol)を氷浴で冷却して約3℃(内部温度)とした。水酸化ナトリウム(1M水溶液)(2.6mL、2.60mmol)を、反応温度を4℃以下に維持するように滴下した。過酸化水素(30%水溶液)(0.2mL、1.958mmol)を滴下したところ、反応温度が13℃まで上昇した。混合物を20分間低温攪拌し、昇温させて室温とし、2日間攪拌した。その後、混合物を飽和Na
2S
2O
3水溶液5mLで処理し、30分間高撹拌した。HCl(1N、水溶液)を加えてpH4とし、混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた抽出液をブラインで洗浄し、合わせた水系洗浄液を酢酸エチルで1回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、粗標題化合物4−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)フェノール698mgを得て、それをそれ以上精製せずに次の反応に用いた。
1H NMR(501MHz、CDCl
3)δppm7.38(m、2H)、6.85(m、2H)、5.53(s、1H)、1.57(s、6H)。
【0326】
中間体12B
2−ヒドロキシ−5−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)ベンズアルデヒド
アセトニトリル(8mL)中の4−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)フェノール(中間体12A、1.592mmol)をパラホルムアルデヒド(0.416g、13.85mmol)、塩化マグネシウム(0.243g、2.55mmol)、及びトリエチルアミン(1.4mL、10.04mmol)で処理した。反応液を、高撹拌しながら80℃で18時間加熱した。その後、反応混合物を冷却して室温とし、1M HCl水溶液50mLで処理した。混合物をCH
2Cl
2で2回抽出した(各50mL)。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、粗標題化合物391mgを得て、それをそれ以上精製せずに次の反応に直接用いた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm11.01(s、1H)、9.95(s、1H)、7.71−7.67(m、2H)、7.03(d、J=8.7Hz、1H)、1.27(s、6H)。
【0327】
中間体12C
2−メトキシ−5−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)ベンズアルデヒド
N,N−ジメチルホルムアミド(5.3mL)中の2−ヒドロキシ−5−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)ベンズアルデヒド(中間体12B、1.592mmol)を炭酸カリウム(0.330g、2.388mmol)及びヨードメタン(0.15mL、2.399mmol)で処理し、混合物を室温で終夜高撹拌した。混合物を1N NaOH水溶液50mLで処理し、メチルtert−ブチルエーテルで抽出した(50mLで2回)。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。0%から25%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって、標題化合物2−メトキシ−5−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)ベンズアルデヒドを得た(0.209g、3段階で収率53%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm10.48(s、1H)、7.96(d、J=2.7Hz、1H)、7.71(ddq、J=8.8、2.7、0.9Hz、1H)、7.01(d、J=8.8Hz、1H)、3.96(s、3H)、1.59(s、3H)、1.58(s、3H)。
【0328】
中間体13
6−シクロブチル−2−メトキシニコチンアルデヒド
中間体13A
6−ブロモ−3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−2−メトキシピリジン
CH
2Cl
2(20mL)中の(6−ブロモ−2−メトキシピリジン−3−イル)メタノール(1.0g、4.59mmol)をtert−ブチルジメチルシリルクロライド(TBDMS−Cl、0.829g、5.50mmol)及びイミダゾール(0.468g、6.88mmol)で処理し、反応混合物を室温で終夜攪拌した。混合物をCH
3OH 5mLで処理し、数分間攪拌して、残ったTBDMS−Clを分解した。混合物をCH
2Cl
2で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液で2回及びブラインで1回洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物6−ブロモ−3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−2−メトキシピリジンを得た(1.453g、収率95%)。
【0329】
中間体13B
3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−6−シクロブチル−2−メトキシピリジン
トルエンと共沸脱水した6−ブロモ−3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−2−メトキシピリジン(0.500g、1.505mmol)を、テトラヒドロフラン(15mL)に溶かし、ジクロロ[1,3−ビス(2,6−ジ−3−ペンチルフェニル)イミダゾール−2−イリデン](3−クロロピリジル)パラジウム(II)(PEPPSI IPentCl、0.129g、0.150mmol)で処理し、次に、室温で、シクロブチル亜鉛(II)ブロミド(0.5Mテトラヒドロフラン中溶液)(6.0mL、3.0mmol)を注射器によって数分かけて滴下した。30分後、反応混合物は暗色化して、透明で中等度の緑色−褐色−黄色となった。混合物を飽和NH
4Cl水溶液に投入し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮し、粗残留物を、15分かけての0%から5%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。まだ純度が低い標題化合物3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−6−シクロブチル−2−メトキシピリジン473mgを、それ以上精製せずに次の反応で用いた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.59(m、1H)、6.73(m、1H)、4.68(s、2H)、3.98(s、3H)、3.55(p、J=8.6Hz、1H)、2.42−2.22(m、4H)、2.07−1.93(m、1H)、1.96−1.85(m、1H)、0.96(m、9H)、0.12(s、6H);MS(ESI
+)m/z308.2(M+H)
+。
【0330】
中間体13C
(6−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メタノール
テトラヒドロフラン(15mL)中の粗3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−6−シクロブチル−2−メトキシピリジン(中間体13B、1.505mmol)を、フッ化テトラブチルアンモニウム・3水和物(2.374g、7.53mmol)で処理し、反応混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物を、飽和NH
4Cl水溶液及び飽和NaHCO
3水溶液の混合物に投入し、混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮し、粗取得物を、0%から20%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。標題化合物(6−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メタノールを得た(0.102g、2段階で収率35%)。
1H NMR(501MHz、CDCl
3)δppm7.46(dt、J=7.2、0.7Hz、1H)、6.72(d、J=7.3Hz、1H)、4.64(d、J=6.4Hz、2H)、4.05(s、3H)、3.57(p、J=8.4Hz、1H)、2.42−2.23(m、5H)、2.11−1.97(m、1H)、1.98−1.87(m、1H);MS(ESI
+)m/z194.1(M+H)
+。
【0331】
中間体13D
6−シクロブチル−2−メトキシニコチンアルデヒド
CH
2Cl
2(3.5mL)中の(6−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メタノール(0.102g、0.528mmol)を冷却して0℃とし、デス−マーチンペルヨージナン(0.269g、0.633mmol)を少量ずつ加えた。添加完了後、反応液を氷浴から外し、室温で1時間攪拌した。混合物をメチルtert−ブチルエーテル30mL、飽和Na
2S
2O
3水溶液30mL、及び飽和NaHCO
3水溶液30mLで希釈し、混合物を15分間高撹拌した。混合物を分液漏斗に移し、相を分離し、有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。0%から20%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって、標題化合物6−シクロブチル−2−メトキシニコチンアルデヒドを得た(0.081g、収率80%)。
1H NMR(501MHz、CDCl
3)δppm10.34(s、1H)、8.03(d、J=7.7Hz、1H)、6.84(dt、J=7.8、0.7Hz、1H)、4.12(s、3H)、3.69−3.58(m、1H)、2.46−2.29(m、4H)、2.15−2.01(m、1H)、2.02−1.91(m、1H);MS(ESI
+)m/z192.1(M+H)
+。
【0332】
中間体14
6−tert−ブチル−2−メトキシ−ピリジン−3−カルボアルデヒド
中間体14A
6−(tert−ブチル)−2−メトキシニコチノニトリル
6−tert−ブチル−2−クロロ−ピリジン−3−カルボニトリル(CAS番号4138−20−9、3.30g、16.95mmol、1.0当量)のメタノール(25mL)中溶液を攪拌しながら、それに25重量%ナトリウムメトキシドのメタノール中溶液(CAS番号124−41−4、5.43mL、23.73mmol、1.4当量)を加えた。反応混合物を2時間還流させた。飽和NH
4Cl水溶液を加え、反応混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗混合物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル100/0から90/10)によって精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)dppm7.79(d、J=7.9Hz、1H)、6.98(d、J=7.9Hz、1H)、4.05(s、3H)、1.34(s、9H);LC/MS(ESI+)m/z191.3(M+H)
+。
【0333】
中間体14B
6−tert−ブチル−2−メトキシ−ピリジン−3−カルボン酸
中間体14A(2.91g、15.29mmol、1.0当量)のメタノール(80mL)及び水(20mL)中溶液を攪拌しながら、それに水酸化カリウム(CAS番号1310−58−3、5.14g、91.74mmol、6.0当量)を加えた。反応混合物を72時間還流させ、減圧下に濃縮した。粗取得物を2N HCl水溶液(CAS番号7607−01−0、58mL)で酸性とし、得られた材料を濾過し、水で洗浄し、真空乾燥して、標題化合物を得た。LC/MS(ESI+)m/z210.2(M+H)
+。
【0334】
中間体14C
メチル6−tert−ブチル−2−メトキシ−ピリジン−3−カルボキシレート
前記で調製した6−tert−ブチル−2−メトキシ−ピリジン−3−カルボン酸(3.20g、15.29mmol、1.0当量)のメタノール(50mL)中溶液を攪拌しながら、それに硫酸(CAS番号7664−93−9、700μL、13.06mmol、0.85当量)を加えた。反応混合物を終夜還流させた。追加の硫酸(CAS番号7664−93−9、700μL、13.06mmol、0.85当量)を加え、反応混合物を3時間還流させた。飽和NaHCO
3水溶液を加え、反応混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗混合物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、クロロホルム−d)dppm8.10(d、J=7.9Hz、1H)、6.94(d、J=7.9Hz、1H)、4.05(s、3H)、3.89(s、3H)、1.35(s、9H);LC/MS(ESI+)m/z224.6(M+H)
+。
【0335】
中間体14D
(6−tert−ブチル−2−メトキシ−3−ピリジル)メタノール
水素化リチウムアルミニウム(1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、CAS番号16853−85−3、34.47mL、34.47mmol、1.5当量)を、予め冷却しておいた(0℃)メチル6−tert−ブチル−2−メトキシ−ピリジン−3−カルボキシレート(5.13g、22.98mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(70mL)中溶液に加えた。反応混合物を0℃で1時間及び室温で1時間攪拌した。次の後処理を用いて、リチウム塩を除去した。反応混合物を冷却して0℃とし、水1.3mLを滴下し、次に15%NaOH水溶液1.3mL及び水3.25mLを加えた。混合物を室温で10分間攪拌し、次に珪藻土で濾過した。濾液をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物を得た。LC/MS(ESI+)m/z196.3(M+H)
+。
【0336】
中間体14E
6−tert−ブチル−2−メトキシ−ピリジン−3−カルボアルデヒド
デス−マーチンペルヨージナン(CAS番号87413−09−0、10.68g、25.18mmol、1.1当量)を、(6−tert−ブチル−2−メトキシ−3−ピリジル)メタノール(4.47g、22.89mmol、1.0当量)のジクロロメタン(100mL)中溶液に0℃で加えた。反応混合物を0℃で1時間攪拌し、昇温させて室温とした。飽和NaHCO
3水溶液を加え、有機層を分離し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗混合物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm10.33(s、1H)、8.05(d、J=7.9Hz、1H)、7.03(d、J=7.9Hz、1H)、4.07(s、3H)、1.37(s、9H);LC/MS(ESI+)m/z194.2(M+H)
+。
【0337】
中間体15
2−メトキシ−5−トリメチルシラニル−ピリジン−3−カルボアルデヒド
中間体15A
5−ブロモ−3−[1,3]ジオキソラン−2−イル−2−メトキシ−ピリジン
エチレングリコール(CAS番号107−21−1、0.51mL、9.2mmol、2.0当量)及び一匙のp−トルエンスルホン酸(PTSA、CAS番号104−15−4)を、5−ブロモ−2−メトキシニコチンアルデヒド(CAS番号25016−01−7、1.0g、4.6mmol、1.0当量)のトルエン(20mL)中溶液に加えた。反応混合物を終夜加熱還流した。反応混合物を冷却して室温とし、酢酸エチルで希釈した。有機相を飽和NaHCO
3水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/ジクロロメタン90/10から20/80)によって精製して、標題化合物を得た(795mg、83%)。LC/MS(ESI+)m/z260.2(M+H)
+。
【0338】
中間体15B
3−[1,3]ジオキソラン−2−イル−2−メトキシ−5−トリメチルシラニル−ピリジン
n−ブチルリチウム(2.5Mヘキサン中溶液、1.25mL、3.2mmol、1.1当量)を、5−ブロモ−3−[1,3]ジオキソラン−2−イル−2−メトキシ−ピリジン(746mg、2.9mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に−78℃で加えた。反応混合物を−78℃で15分間攪拌し、次にトリメチルクロロシラン(CAS番号75−77−4、0.40mL、3.2mmol、1.1当量)を滴下した。得られた混合物を昇温させて室温とした。1時間後、反応混合物を水で反応停止し、減圧下に濃縮し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
【0339】
中間体15C
2−メトキシ−5−トリメチルシリル−ベンズアルデヒド
中間体15B(1.0当量)をアセトン(20mL)に溶かした。一匙のp−トルエンスルホン酸(PTSA)を加え、反応混合物を1時間還流させた。混合物を減圧下に濃縮した。残留物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/ジクロロメタン90/10から0/100)によって精製して、標題化合物を得た(292mg、2段階で49%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)dppm10.40(s、1H)、8.45(d、J=2.0Hz、1H)、8.20(d、J=2.0Hz、1H)、4.08(s、3H)、0.30(s、9H);LC/MS(ESI+)m/z210.3(M+H)
+。
【0340】
中間体16
2−メトキシ−5−トリメチルシラニル−ベンズアルデヒド
中間体16A
2−(5−ブロモ−2−メトキシ−フェニル)−[1,3]ジオキソラン
エチレングリコール(CAS番号107−21−1、1.11mL、20mmol、2.0当量)及び一匙のp−トルエンスルホン酸(PTSA、CAS番号104−15−4)を、5−ブロモ−2−メトキシベンズアルデヒド(CAS番号25016−01−7、2.15g、10mmol、1.0当量)のトルエン(40mL)中溶液に加えた。反応混合物を終夜加熱還流した。反応混合物を冷却して室温とし、酢酸エチルで希釈した。有機相を飽和NaHCO
3水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/ジクロロメタン90/10から20/80)によって精製して、標題化合物を得た(2.55g、98%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)dppm7.64(d、J=2.6Hz、1H)、7.42(dd、J=8.9、2.6Hz、1H)、6.79(d、J=8.9Hz、1H)、6.11(s、1H)、4.18−3.99(m、4H)、3.85(s、3H)。
【0341】
中間体16B
(3−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メトキシ−フェニル)−トリメチル−シラン
n−ブチルリチウム(2.5Mヘキサン中溶液、1.6mL、4.0mmol、1.1当量)を、2−(5−ブロモ−2−メトキシ−フェニル)−[1,3]ジオキソラン(964mg、3.7mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に−78℃で加えた。反応混合物を−78℃で15分間攪拌し、トリメチルクロロシラン(CAS番号75−77−4、0.51mL、4.0mmol、1.1当量)を滴下した。得られた混合物を昇温させて室温とした。1時間後、反応溶液を水で反応停止し、減圧下に濃縮し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。LC/MS(ESI+)m/z253.3(M+H)
+。
【0342】
中間体16C
2−メトキシ−5−トリメチルシラニル−ベンズアルデヒド
中間体16B(1.0当量)をアセトン(20mL)に溶かした。一匙のp−トルエンスルホン酸(PTSA)を加え、反応混合物を1時間還流させた。混合物を減圧下に濃縮した。残留物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/ジクロロメタン90/10から50/50)によって精製して、標題化合物を得た(549mg、2段階で71%)。LC/MS(ESI+)m/z209.3(M+H)
+。
【0343】
中間体17
1−(3−ホルミル−4−メトキシ−フェニル)−シクロブタンカルボニトリル
中間体17A
1−(3−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メトキシ−フェニル)−シクロブタンカルボニトリル
トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd
2(dba)
3、CAS番号51364−51−3、46mg、0.05mmol、0.05当量)及び2,2′−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1′−ビナフチル(BINAP、CAS番号98327−87−8、62mg、0.1mmol、0.1当量)を、丸底フラスコに入れた。脱水テトラヒドロフラン(2.0mL)を加え、反応混合物をN
2で脱気した。混合物を室温で20分間攪拌し、脱気した2−(5−ブロモ−2−メトキシ−フェニル)−[1,3]ジオキソラン(中間体16A、259mg、1.0mmol、1.0当量)及びシクロブタンカルボニトリル(CAS番号4426−11−3、140μL、1.5mmol、1.5当量)のテトラヒドロフラン(1.0mL)中溶液が入ったバイアルに加えた。リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1Mテトラヒドロフラン中溶液、CAS番号4039−32−1、1.5mL、1.5mmol、1.5当量)を、反応混合物にゆっくり加えた。バイアルを密閉し、反応混合物を80℃で3時間攪拌した。混合物を飽和NH
4Cl水溶液と酢酸エチルとの間で分配した。有機層を分離し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル100/0から95/5)によって精製して、標題化合物を得た(134mg、52%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)dppm7.58(d、J=2.6Hz、1H)、7.37(dd、J=8.5、2.6Hz、1H)、6.91(d、J=8.5Hz、1H)、6.12(s、1H)、4.21−3.98(m、4H)、3.87(s、3H)、2.86−2.72(m、2H)、2.67−2.51(m、2H)、2.47−2.31(m、1H)、2.11−1.97(m、1H);LC/MS(ESI+)m/z260.4(M+H)
+。
【0344】
中間体17B
1−(3−ホルミル−4−メトキシ−フェニル)−シクロブタンカルボニトリル
1−(3−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メトキシ−フェニル)−シクロブタンカルボニトリル(134mg、0.52mmol、1.0当量)をに溶かしアセトン(15mL)。一匙のp−トルエンスルホン酸(PTSA)(CAS番号104−15−4)を加え、反応混合物を室温で72時間攪拌した。混合物を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/ジクロロメタン50/50から0/100)によって精製して、標題化合物を得た(51mg、46%)。LC/MS(ESI+)m/z216.2(M+H)
+。
【0345】
中間体18
1−(3−ホルミル−4−メトキシ−フェニル)−シクロプロパンカルボニトリル
中間体18A
1−(3−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メトキシ−フェニル)−シクロプロパンカルボニトリル
トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd
2(dba)
3、CAS番号51364−51−3、229mg、0.25mmol、0.05当量)及び2,2′−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1′−ビナフチル(BINAP、CAS番号98327−87−8、311mg、0.5mmol、0.1当量)を丸底フラスコに入れた。脱水テトラヒドロフラン(5.0mL)を加え、反応混合物をN
2で脱気した。混合物を室温で20分間攪拌し、脱気した2−(5−ブロモ−2−メトキシ−フェニル)−[1,3]ジオキソラン(中間体16A、1.3g、5.0mmol、1.0当量)及びシクロプロパンカルボニトリル(CAS番号5500−21−0、552μL、7.5mmol、1.5当量)のシクロペンチルメチルエーテル(10mL)中溶液が入ったバイアルに加えた。リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(LiHMDS 1Mテトラヒドロフラン中溶液、CAS番号4039−32−1、7.5mL、7.5mmol、1.5当量)を反応混合物にゆっくり加えた。バイアルを密閉し、反応混合物を80℃で終夜攪拌した。混合物を飽和NH
4Cl水溶液と酢酸エチルとの間で分配した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル100/0から95/5)によって精製して、標題化合物を得た(886mg、72%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)dppm7.44(d、J=2.6Hz、1H)、7.35(dd、J=8.5、2.6Hz、1H)、6.89(d、J=8.5Hz、1H)、6.11(s、1H)、4.20−4.00(m、4H)、3.87(s、3H)、1.70−1.62(m、2H)、1.40−1.32(m、2H);LC/MS(ESI+)m/z246.3(M+H)
+。
【0346】
中間体18B
1−(3−ホルミル−4−メトキシ−フェニル)−シクロプロパンカルボニトリル
1−(3−[1,3]ジオキソラン−2−イル−4−メトキシ−フェニル)−シクロプロパンカルボニトリル(245mg、1.0mmol、1.0当量)をアセトン(20mL)に溶かした。一匙のp−トルエンスルホン酸(PTSA)(CAS番号104−15−4)を加え、反応混合物を1.5時間還流させた。混合物を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/ジクロロメタン50/50から0/100)によって精製して、標題化合物を得た(157mg、78%)。LC/MS(ESI+)m/z202.3(M+H)
+。
【0347】
中間体19
2−tert−ブチル−4−メトキシ−ピリミジン−5−カルボアルデヒド
デス−マーチンペルヨージナン(CAS番号87413−09−0、603mg、1.46mmol、1.5当量)を、[2−(tert−ブチル)−4−メトキシピリミジン−5−イル]メタノール(191mg、0.976mmol、1.0当量)のジクロロメタン(7mL)中溶液に0℃で加えた。反応混合物を0℃で1時間攪拌し、珪藻土で濾過した。残留物をジクロロメタンで洗浄し、濾液を減圧下に濃縮した。粗混合物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル90/10から85/15)によって精製して、標題化合物を得た(117mg、62%)。LC/MS(ESI+)m/z213.1(M+H
2O+H)
+。
【0348】
中間体20
6−シクロブチル−3−メトキシ−ピリダジン−4−カルボアルデヒド
中間体20A
6−シクロブチル−3−メトキシ−ピリダジン−4−カルボン酸メチルエステル
テトラヒドロフラン(3mL)中のメチル6−クロロ−3−メトキシピリダジン−4−カルボキシレート(53mg、0.26mmol、1.0当量)及びPd(PPh
3)
4(テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、CAS番号14221−01−3、30mg、0.026mmol、0.1当量)を入れた密閉管中、0.5Mシクロブチル亜鉛ブロミドのテトラヒドロフラン中溶液(CAS番号38256−93−8、2.1mL、1.04mmol、4.0当量)を加えた。得られた混合物にN
2を流し、バイアルを密閉し、反応完結まで70℃で加熱した。飽和NH
4Cl水溶液を加えることで反応混合物を反応停止し、酢酸エチルで抽出した。有機相を分離し、ブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘプタン0/100から20/80)によって精製して、標題化合物を得た(30mg、52%)。LC/MS(ESI+)m/z223.3(M+H)
+。
【0349】
中間体20B
(6−シクロブチル−3−メトキシ−ピリダジン−4−イル)−メタノール
水素化アルミニウムジイソブチル(DIBAL−H 1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、CAS番号1191−15−7、1.25mL、1.25mmol、2.0当量)を、冷却しておいた(−78℃)6−シクロブチル−3−メトキシ−ピリダジン−4−カルボン酸メチルエステル(137mg、0.62mmol、1.0当量)のトルエン(5mL)中溶液に加えた。反応混合物を昇温させて0℃とし、15分間攪拌した。完全に反応完了した。反応混合物を、酢酸エチル及び飽和酒石酸カリウムナトリウム・4水和物水溶液(ロッシェル塩)の混合物に投入した。混合物を、透明溶液が得られるまで30分間高撹拌した。有機相を分離し、ブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル80/20から50/50)によって精製して、標題化合物を得た(65mg、54%)。LC/MS(ESI+)m/z195.3(M+H)
+。
【0350】
中間体20C
6−シクロブチル−3−メトキシ−ピリダジン−4−カルボアルデヒド
デス−マーチンペルヨージナン(CAS番号87413−09−0、213mg、0.50mmol、1.5当量)を、(6−シクロブチル−3−メトキシ−ピリダジン−4−イル)−メタノール(65mg、0.33mmol、1.0当量)のジクロロメタン(5mL)中溶液に0℃で加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌し、珪藻土で濾過した。残留物をジクロロメタンで洗浄し、濾液を減圧下に濃縮した。粗混合物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル100/0から80/20)によって精製して、標題化合物を得た(56mg、87%)。LC/MS(ESI+)m/z211.3(M+H
2O+H)
+。
【0351】
中間体21
(R)−2−メトキシ−3−フェニル−プロピオン酸
NaH(オイル中60%懸濁物、289mg、7.2mmol、2.5当量)のテトラヒドロフラン(15mL)中溶液を攪拌しながら、それに0℃でN
2下に、(R)−3−フェニル乳酸(CAS番号7326−19−4、500mg、3.0mmol、1.0当量)を加えた。得られた混合物を昇温させて室温とし、15分間攪拌してから、ヨウ化メチル(CAS番号74−88−4、0.375mL、6.02mmol、2.0当量)を加えた。反応混合物を室温で16時間攪拌し、1N HCl水溶液を加え、得られた混合物を減圧下に濃縮した。HCl(1N水溶液)を残留物に加え、混合物をジエチルエーテルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗残留物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘプタン/酢酸20/80/1)によって精製して、標題化合物を得た(223mg、41%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)dppm7.37−7.23(m、5H)、4.05(dd、J=7.9、4.3Hz、1H)、3.41(s、3H)、3.17(dd、J=15.9、4.3Hz、1H)、3.04(dd、J=15.9、7.9Hz、1H);LC/MS(ESI−)m/z179.1(M−H)
−。
【0352】
中間体22
(3,4−ジフルオロ−フェニル)−メトキシ−酢酸
3,4−ジフルオロベンズアルデヒド(CAS番号34036−07−2、522μL、5.0mmol、1.0当量)及びブロモホルム(CAS番号75−25−2、555μL、6.35mmol、1.27当量)のジオキサン(5mL)中溶液に、アルゴン下、0℃で、KOH(281mg、5.0mmol、1.0当量)のメタノール(10mL)中溶液を滴下した。得られた混合物を室温で終夜攪拌し、水10mLで希釈し、メタノールを留去した。HCl水溶液をpH=3〜4まで加えることで水層を酸性とし、酢酸エチルで数回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗残留物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘプタン/酢酸30/70/2)によって精製して、標題化合物を得た(392mg、39%)。LC/MS(ESI−)m/z201.2(M−H)
−。
【0353】
中間体23
(3−クロロ−フェニル)−メトキシ−酢酸
3−クロロベンズアルデヒド(CAS番号587−04−2、569μL、5.0mmol、1.0当量)及びブロモホルム(CAS番号75−25−2、525μL、6.0mmol、1.2当量)のメタノール(5mL)中溶液に、アルゴン下、0℃で、KOH(1.4g、25.0mmol、5.0当量)のメタノール(10mL)中溶液を滴下した。得られた混合物を室温で終夜攪拌し、水10mLで希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を分離した。HCl水溶液をpH=3〜4まで加えることで水層を酸性とし、ジクロロメタンで数回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗残留物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘプタン/酢酸20/80/1)によって精製して、標題化合物を得た(636mg、63%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)dppm7.50−7.44(m、1H)、7.38−7.30(m、3H)、4.77(s、1H)、3.45(s、3H);LC/MS(ESI−)m/z199.1(M−H)
−。
【0354】
中間体24
2−メトキシ−3,3−ジメチル−酪酸
中間体24A
2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−酪酸ベンジルエステル
臭化ベンジル(CAS番号100−39−0、0.65mL、5.5mmol、1.5当量)を、2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル酪酸(472mg、3.6mmol、1.0当量)及びトリエチルアミン(0.76mL、5.5mmol、1.5当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中溶液に加えた。反応混合物を室温で終夜攪拌し、水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/ジクロロメタン100/0から0/100)によって精製して、標題化合物を得た(595mg、75%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)dppm7.41−7.34(m、5H)、5.27−5.19(m、2H)、3.86(d、J=7.7Hz、1H)、2.78(d、J=7.7Hz、1H)、0.96(s、9H);LC/MS(ESI+)m/z245.3(M+Na)
+。
【0355】
中間体24B
2−メトキシ−3,3−ジメチル−酪酸ベンジルエステル
2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−酪酸ベンジルエステル(430mg、1.93mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中溶液に、0℃で、NaH(オイル中60%懸濁物、93mg、2.32mmol、1.2当量)を加えた。15分間撹拌後、ヨウ化メチル(CAS番号74−88−4、0.36mL、5.8mmol、3.0当量)を加えた。反応混合物を室温で48時間攪拌し、飽和NH
4Cl水溶液を加えることで反応停止し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/ジクロロメタン90/10から20/80)によって精製して、標題化合物を得た(275mg、60%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)dppm7.45−7.30(m、5H)、5.26−5.16(m、2H)、3.45(s、1H)、3.36−3.31(m、3H)、1.01−0.92(m、9H)。
【0356】
中間体24C
2−メトキシ−3,3−ジメチル−酪酸
2−メトキシ−3,3−ジメチル−酪酸ベンジルエステル(375mg、1.59mmol、1.0当量)の酢酸エチル(5mL)及びメタノール(5mL)混合物中溶液に、N
2下に、パラジウム/活性炭5%(38mg、10重量%)及びギ酸アンモニウム(CAS番号540−69−2、1.22g、15.9mmol、10当量)を加えた。反応混合物を18時間加熱還流した。反応混合物を減圧下に濃縮し、酢酸エチルで希釈した。懸濁液を珪藻土で濾過した。濾液を1M HCl水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物(150mg、65%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階に直接用いた。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)dppm3.44(s、3H)、3.42(s、1H)、1.02(s、9H)。
【0357】
中間体25
rac−(S)−2−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)プロパン酸
中間体25A
(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−酢酸ベンジルエステル
臭化ベンジル(CAS番号100−39−0、1.07mL、9.0mmol、1.3当量)を、2−テトラヒドロピラン−2−イル酢酸(1.0g、6.93mmol、1.0当量)及びトリエチルアミン(1.54mL、11.1mmol、1.6当量)のテトラヒドロフラン(20mL)中溶液に加えた。反応混合物を50℃で2時間攪拌し、飽和NH
4Cl水溶液で希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル100/0から80/20)によって精製して、標題化合物を得た(330mg、20%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)dppm7.43−7.29(m、5H)、5.17(d、J=12.1Hz、1H)、5.12(d、J=12.1Hz、1H)、4.02−3.93(m、1H)、3.83−3.72(m、1H)、3.52−3.40−(m、1H)、2.58(dd、J=15.0、8.5Hz、1H)、2.45(dd、J=15.0、4.8Hz、1H)、1.91−1.76(m、1H)、1.70−1.43(m、4H)、1.41−1.23(m、1H);LC/MS(ESI+)m/z235.2(M+H)
+。
【0358】
中間体25B
rac−(S)−(R)−2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピオン酸ベンジルエステル
(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−酢酸ベンジルエステル(322mg、1.37mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(15mL)中溶液に、−78℃でアルゴン下に、1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノン、(DMPU、CAS番号7226−23−5、4.14mL、34.3mmol、25当量)を加えた。リチウムジイソプロピルアミド溶液(2.0Mテトラヒドロフラン/ヘプタン/エチルベンゼン中溶液)(1.03mL、2.06mmol、1.5当量)を滴下した。−78℃で1時間攪拌後、ヨウ化メチル(CAS番号74−88−4、428μL、6.87mmol、5.0当量)を加えた。得られた混合物を2時間かけてゆっくり昇温させて室温とし、室温で終夜攪拌した。反応混合物を、飽和NH
4Cl水溶液を加えることで反応停止し、酢酸エチルで抽出した。有機相を分離し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル100/0から80/20)によって精製してジアステレオマーを分離し、標題化合物(34mg、10%、第2の溶出ジアステレオマー)を得た。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)dppm7.41−7.28(m、5H)、5.22(d、J=12.5Hz、1H)、5.13(d、J=12.5Hz、1H)、4.02−3.88(m、1H)、3.55−3.35(m、2H)、2.66−2.52(m、1H)、1.93−1.76(m、1H)、1.73−1.38(m、4H)、1.33−1.20(m、1H)、1.13(d、J=7.2Hz、3H)。
【0359】
中間体25C
rac−(S)−(R)−2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピオン酸
rac−(S)−(R)−2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピオン酸ベンジルエステル(34mg、0.14mmol、1.0当量)のメタノール(5mL)中溶液に、N
2下に、パラジウム/活性炭10%(14mg、0.0137mmol、0.1当量)を加えた。その溶液を脱気し、H
2を流し、室温で2時間攪拌した。反応混合物を珪藻土で濾過し、濾液を減圧下に濃縮して標題化合物を得て(22mg、定量的)、それをそれ以上精製せずに次の段階に直接用いた。
【0360】
中間体26
rac−(S)−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)プロパン酸
中間体26A
rac−(S)−(S)−2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピオン酸ベンジルエステル
中間体25Bで記載の反応において、標題化合物(39mg、11%、第1の溶出ジアステレオマー)を得た。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)dppm7.42−7.28(m、5H)、5.19(d、J=12.5Hz、1H)、5.11(d、J=12.5Hz、1H)、4.04−3.94(m、1H)、3.57−3.47(m、1H)、3.46−3.35(m、1H)、2.56(五重線、J=6.9Hz、1H)、1.89−1.76(m、1H)、1.59−1.29(m、5H)、1.23(d、J=6.9Hz、3H)。
【0361】
中間体26B
rac−(S)−2−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)プロパン酸
rac−(S)−(S)−2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−プロピオン酸ベンジルエステル(39mg、0.16mmol、1.0当量)のメタノール(5mL)中溶液に、N
2下に、パラジウム/活性炭10%(17mg、0.016mmol、0.1当量)を加えた。その溶液を脱気し、H
2を流し、室温で2時間攪拌した。反応混合物を珪藻土で濾過し、濾液を減圧下に濃縮して、標題化合物を得て(24mg、97%)、それをそれ以上精製せずに次の段階に直接用いた。
【0362】
コア
コア1
rac−(2R,3S,4R,5R)−tert−ブチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
コア1A
(E)−tert−ブチル2−(ベンジリデンアミノ)アセテート
グリシンtert−ブチルエステル塩酸塩(6.95g、41.5mmol)及び硫酸マグネシウム(5.67g、47.1mmol)のCH
2Cl
2(60mL)中混合物をトリエチルアミン(5.78mL、41.5mmol)で処理し、15分間攪拌し、ベンズアルデヒド(3.82mL、37.7mmol)で処理し、室温で終夜攪拌した。混合物を濾過して固体を除去し、固体をCH
2Cl
2で洗浄した。合わせた濾液を水(20mL)で洗浄した。層を分離し、水層をCH
2Cl
2(約15mL)で抽出した。合わせたCH
2Cl
2層を脱水し(MgSO
4)、濾過し、濃縮して(室温水浴)、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm8.27(s、1H)、7.80−7.76(m、2H)、7.47−7.37(m、3H)、4.31(s、2H)、1.50(s、9H);MS(ESI+)m/z220(M+H)
+。
【0363】
コア1B
rac−(2R,3S,4R,5R)−tert−ブチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
(E)−tert−ブチル2−(ベンジリデンアミノ)アセテート(3.23g、14.75mmol)のテトラヒドロフラン(30mL)中溶液を、N
2下に冷却して−78℃とし、1.5M臭化リチウム/テトラヒドロフラン(14.75mL、22.12mmol)で処理し、(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(2g、15.49mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)中溶液で処理し、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(3.11mL、20.65mmol)を滴下し、終夜攪拌して、混合物をゆっくり昇温させて室温とした。混合物をメチルtert−ブチルエーテル(約150mL)で希釈し、10%KH
2PO
4水溶液(30mL)で洗浄した。混合物中に存在する固体を濾過によって単離し、廃棄した。メチルtert−ブチルエーテル層を単離し、追加の10%KH
2PO
4水溶液で洗浄し、ブラインで洗浄し、脱水し(MgSO
4)、濾過し、濃縮した。残留物をヘプタンで処理した。得られた固体を濾過によって回収した。固体をメチルtert−ブチルエーテル(約30mL)及びヘプタン(約30mL)で処理し、加熱して大半の固体を溶解させ、メチルtert−ブチルエーテルを留去した。ヘプタン溶液を室温で30分間放置した。取得物を濾過によって回収し、ヘプタンで洗浄し、加熱しながら(70℃)30分間真空乾燥して、所望の生成物(1.09g)を得た。上記からの二つの濾液を合わせ、濃縮し、CH
2Cl
2に溶かし、シリカゲル(8g)で処理し、濃縮して乾固させた。シリカゲル懸濁液を、10%から30%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行うシリカゲルでクロマトグラフィー精製して、追加の所望の生成物を得た(0.67g)。所望の生成物の総収量は1.76gであった。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm7.42−7.37(m、2H)、7.35−7.24(m、3H)、5.43(dd、J=6.4、2.9Hz、1H)、4.46(dd、J=10.5、6.5Hz、1H)、3.66−3.61(m、1H)、3.38(t、J=9.8Hz、1H)、2.81(dd、J=7.4、2.9Hz、1H)、1.48(s、9H)、0.98(s、9H);MS(ESI+)m/z349(M+H)
+。
【0364】
コア2
rac−(2R,3S,4R,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
コア2A
(E)−エチル2−(ベンジリデンアミノ)アセテート
グリシンエチルエステル塩酸塩(7.23g、51.8mmol)及び硫酸マグネシウム(7.09g、58.9mmol)のジクロロメタン(80mL)中混合物に、トリエチルアミン(7.22mL、51.8mmol)を加えた。混合物を環境温度で20分間攪拌し、ベンズアルデヒド(4.79mL、47.1mmol)を滴下した。混合物を終夜攪拌した。反応混合物を濾過し、固体をジクロロメタンで洗浄した(20mLで2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、(E)−エチル2−(ベンジリデンアミノ)アセテート8.2gを得た(収率91%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm8.30(s、1H)、7.83−7.71(m、2H)、7.48−7.37(m、2H)、4.40(d、J=J=1.4Hz、2H)、4.24(q、J=J=7.1Hz、2H)、1.30(t、J=J=7.1Hz、3H);MS(ESI+)m/z292.1(M+H)
+。
【0365】
コア2B
rac−(2R,3S,4R,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
氷浴で冷却したコア2A(1.0g、5.23mmol)及び(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(0.810g、6.28mmol)のトルエン(30mL)中溶液に、アセチル(オキソ)銀(1.309g、7.84mmol)及び3Åモレキュラーシーブスを加えた。トリエチルアミン(1.458mL、10.46mmol)を、十分に攪拌された反応混合物にゆっくり加えた。0℃で10分間攪拌後、反応混合物を昇温させて環境温度とし、さらに4時間攪拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、沈殿を濾去し、残留物をエーテルで抽出した。合わせた有機分画をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、酢酸エチル/ヘプタン、0−40%勾配で溶離を行う40gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た(1.6g、収率95%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.39−7.26(m、5H)、5.12(dd、J=J=6.0、2.5Hz、1H)、4.44(d、J=J=5.7Hz、1H)、4.31(q、J=J=7.2Hz、2H)、3.81(d、J=J=7.1Hz、1H)、3.30(s、1H)、2.95(dd、J=J=7.1、2.5Hz、1H)、1.34(t、J=J=7.2Hz、3H)、1.06(s、9H);MS(ESI+)m/z321(M+H)
+。
【0366】
コア3
rac−(2R,3S,4R,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−メトキシフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア3A
(E)−エチル2−((2−メトキシベンジリデン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(10.76g、77.12mmol)及び硫酸マグネシウム(10.61g、88.2mmol)のジクロロメタン(100mL)中混合物に、トリエチルアミン(11.2mL、80.8mmol)を加えた。混合物を室温で20分間攪拌し、2−メトキシベンズアルデヒド(10.0g、73.45mmol)を滴下した。得られた混合物を室温で終夜攪拌した。固体を濾去し、ジクロロメタン(300mL)で洗浄した。合わせた濾液を水(150mL)及びブライン(150mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物(E)−エチル2−((2−メトキシベンジリデン)アミノ)アセテートを得た(16g、50.60mmol、収率68.9%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm8.73(s、1H)、8.01(d、J=8.0Hz、1H)、7.37−7.44(m、1H)、6.89−7.00(m、2H)、4.40(s、2H)、4.20−4.26(m、2H)、3.85(s、3H)、1.28−1.31(m、3H)。
【0367】
コア3B
rac−(2R,3S,4R,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−メトキシフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(E)−エチル2−((2−メトキシベンジリデン)アミノ)アセテート(26.72g、120.94mmol)及び臭化リチウム(13.90g、131.02mmol)のテトラヒドロフラン(220mL)中溶液に−78℃で、テトラヒドロフラン(20mL)中の(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(13.0g、110.78mmol)及びDBU(1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、22.6mL、151.18mmol)を滴下した。混合物を−78℃で2.5時間攪拌し、飽和塩化アンモニウム水溶液(100mL)で反応停止し、酢酸エチルで抽出し(150mLで2回)、ブラインで洗浄し(150mLで2回)、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を石油エーテル(100mL)で磨砕した。固体を濾過によって回収し、真空乾燥して、標題化合物rac−(2R,3S,4R,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−メトキシフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(10.3g、29.43mmol、収率28.3%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.22−7.28(m、2H)、6.86−6.95(m、2H)、5.33−5.35(m、1H)、4.56(s、1H)、4.30−4.32(m、2H)、3.89(s、3H)、3.77(d、J=8.0Hz、1H)、3.36(d、J=7.2Hz、1H)、2.88−2.90(m、1H)、1.34(d、J=7.2Hz、3H)、1.05(s、9H);LC−MS(ESI+)m/z351(M+H)
+。
【0368】
コア4
rac−(2R,3S,4R,5R)−ベンジル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
コア4A
(E)−ベンジル2−(ベンジリデンアミノ)アセテート
ベンジル2−アミノアセテート塩酸塩(CAS番号2462−31−9)(5g、21.00mmol)及び硫酸マグネシウム(3.16g、26.2mmol)のジクロロメタン(80mL)中混合物に、トリエチルアミン(3.22mL、23.10mmol)を加えた。混合物を20分間攪拌し、ベンズアルデヒド(2.348mL、23.10mmol)を滴下し、混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を濾過し、固体をジクロロメタンで洗浄した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、(E)−ベンジル2−(ベンジリデンアミノ)アセテートを得た(5.3g、収率100%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm8.28(s、1H)、7.84−7.70(m、2H)、7.48−7.26(m、8H)、5.21(s、2H)、4.44(d、J=J=1.3Hz、2H);MS(ESI+)m/z254(M+H)
+。
【0369】
コア4B
rac−(2R,3S,4R,5R)−ベンジル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
原料としてコア4Aを用い、コア1Bと同じ手順によって、標題化合物を合成した。LC/MS(ESI+)m/z378.37(M+H)
+。
【0370】
コア5
rac−(2R,3S,4R,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア5A
2−(ジメチルアミノ)ニコチンアルデヒド
ジメチルアミン(水溶液、10mL、79mmol)をメタノール10mLで希釈し、2−クロロニコチンアルデヒド(5.0g、35.3mmol)を一度に加えた。反応混合物を加熱して55℃として24時間経過させ、追加のジメチルアミン溶液10mLを加えた。さらに24時間後、原料は消費されていた。反応混合物を冷却して室温とし、飽和塩化アンモニウム水溶液で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた抽出液を濃縮し、80gシリカゲルカラムで20分間かけての0−20%酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行うフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。所望の生成物を得た(3.9988g、75%)。
1H NMR(501MHz、CDCl
3)δppm9.96(s、1H)、8.31(dd、J=J=4.6、2.0Hz、1H)、7.94(dd、J=J=7.6、2.0Hz、1H)、6.77(dd、J=J=7.6、4.6Hz、1H)、3.13(s、6H);LC−MS(ESI+)m/z151.1(M+H)
+。
【0371】
コア5B
(E)−エチル2−(((2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(3.72g、26.6mmol)及び硫酸マグネシウム(6.41g、53.3mmol)をジクロロメタン(44.4mL)に懸濁させた。懸濁液を2−(ジメチルアミノ)ニコチンアルデヒド(4g、26.6mmol)及びトリエチルアミン(3.71mL、26.6mmol)で処理し、混合物を室温で16時間攪拌した。固体材料を濾過によって除去し、濾液を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、粗イミン(5.76g、92%)を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm8.42−8.37(m、1H)、8.26(dd、J=4.8、2.0Hz、1H)、8.06(dd、J=7.6、1.9Hz、1H)、6.84(ddd、J=7.6、4.8、0.6Hz、1H)、4.40(d、J=1.3Hz、2H)、4.23(q、J=7.1Hz、2H)、2.97(s、6H)、1.29(t、J=7.1Hz、3H)。
【0372】
コア5C
rac−(2R,3S,4R,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(E)−エチル2−(((2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート(3.31g、14.07mmol)をテトラヒドロフラン60mLに溶かした。得られた溶液をアセトン−ドライアイス浴で冷却して−78℃としてから、(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(1.58g、12.23mmol)、及び臭化リチウム(10.60mL、15.90mmol)を加えた。2,3,4,6,7,8,9,10−オクタヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン(2.104mL、14.07mmol)を注射器によって滴下し、得られた黄色混合物を−78℃で2時間攪拌し、次に昇温させて環境温度とし、次に、飽和塩化アンモニウム水溶液(30mL)で反応停止した。混合物をメチルtert−ブチルエーテル15mLで3回抽出し、減圧下に濃縮して粗残留物を得て、それを、80gシリカゲルカラムで20分間かけての0:100から30:70酢酸エチル:ヘプタンで溶離を行うフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物2.20gを得た。
1H NMR(501MHz、CDCl
3)δppm8.30(dd、J=4.8、1.8Hz、1H)、7.62(ddd、J=7.6、1.8、0.8Hz、1H)、6.99(dd、J=7.7、4.8Hz、1H)、5.48(dd、J=5.7、2.4Hz、1H)、4.62(dd、J=12.3、5.7Hz、1H)、4.31(qd、J=7.2、1.6Hz、2H)、3.80(dd、J=9.7、7.1Hz、1H)、3.18(t、J=11.2Hz、1H)、2.94−2.90(m、1H)、2.79(s、6H)、1.34(t、J=7.1Hz、3H)、1.07(s、10H);MS(ESI+)m/z365.2(M+H)
+。
【0373】
コア6
(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.583g、0.774mmol))及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.127g、0.252mmol))を、窒素気流を0.5時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(60mL)に溶かした。得られた混合物を25℃で1時間攪拌し(窒素吹き込みは継続)、(E)−tert−ブチル2−(ベンジリデンアミノ)アセテート(コア1A、16.98g、77mmol)をテトラヒドロフラン4mL中溶液として加え、得られた溶液を氷水浴で冷却して<5℃とした。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(0.134g、1.20mmol)を滴下し、次に、温度を7℃より低く維持しながら(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(5g、38.7mmol)を10分間かけて加えた。反応混合物を0℃で45分間攪拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液150mLで反応停止し、エチルエーテル20mLを加え、混合物を昇温させて15℃とした。エーテル層を分離し、飽和塩化アンモニウム水溶液(150mLで2回)及びブライン(200mL)で洗浄し、Na
2SO
4で脱水し(45g)、濾過し、濃縮して、(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレートを得た。取得物を15℃で10時間にわたりn−ヘプタン(150mL)で希釈し、濾過し、フィルターケーキを乾燥させて、(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレートを得た(9g、25.8mmol、収率71.1%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.36−7.30(m、5H)、5.13(dd、J=2.2、5.7Hz、1H)、4.44(d、J=5.3Hz、1H)、3.72(d、J=6.6Hz、1H)、3.43−3.23(m、1H)、2.88(dd、J=2.2、7.1Hz、1H)、1.55(s、9H)、1.07(s、9H)。
【0374】
コア7
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
コア7A
(E)−エチル2−(ベンジリデンアミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(30g、215mmol)及び硫酸マグネシウム(51.7g、430mmol)を、ジクロロメタン(358mL)中、環境温度で攪拌し、トリエチルアミン(30.0mL、215mmol)を加えた。得られた懸濁液を5分間攪拌し、ベンズアルデヒド(21.78mL、215mmol)を注射器によって滴下した。混合物を環境温度で16時間攪拌した。固体材料をフリット漏斗での濾過によって除去し、フィルターケーキをジクロロメタン20mLで洗浄した。濾液を水20mLで2回洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
1H NMR(501MHz、CDCl
3)δppm8.30(d、J=1.4Hz、1H)、7.82−7.74(m、2H)、7.50−7.36(m、3H)、4.40(d、J=1.3Hz、2H)、4.24(q、J=7.2Hz、2H)、1.30(t、J=7.2Hz、3H)。
【0375】
コア7B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(2.98g、3.96mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.859g、1.707mmol;90%工業用、Aldrich)を、窒素気流を2時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(697mL)に溶かした。得られた混合物を環境温度で90分間攪拌し、その時点でフラスコを冷却して内部温度を5℃以下とした。(E)−エチル2−(ベンジリデンアミノ)アセテート(73.3g、383mmol)を注射器によって1回で加えた。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(2.73mL、2.73mmol、1Mテトラヒドロフラン中溶液)を滴下し、次に、内部温度を<10℃に維持しながら、(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(45g、348mmol)を未希釈で注射器によって25分間かけて加えた。添加完了後、反応液を同じ温度でさらに5分間攪拌し、その時点でLC−MSは、原料のニトロアルケンの完全な変換を示した。反応混合物をメチルtert−ブチルエーテル300mLで希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液300mLとともに環境温度で15分間攪拌した。層を分離し、有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過後、有機抽出液を減圧下に濃縮して、粗残留物(140g)を得て、それをヘプタン800mLから沈殿させた。得られた固体を、フリット漏斗を用いて濾過によって除去し、冷ヘプタン200mLで洗浄し、真空乾燥機で恒量になるまで乾燥させて、標題化合物72.5gを得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.37−7.18(m、5H)、5.13(dd、J=6.0、2.5Hz、1H)、4.45(dd、J=12.4、6.0Hz、1H)、4.32(qd、J=7.2、1.2Hz、2H)、3.82(dd、J=9.7、7.1Hz、1H)、3.30(dd、J=12.3、9.8Hz、1H)、2.96(dd、J=7.2、2.5Hz、1H)、1.35(t、J=7.1Hz、3H)、1.06(s、9H);MS(ESI+)m/z321.1(M+H)
+;[α]
24.8=+16.1°(c=1、メタノール)。
【0376】
コア8
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア8A
(E)−エチル2−((2−イソプロピルベンジリデン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(5.02g、36.0mmol)及び硫酸マグネシウム(5.20g、43.2mmol)をジクロロメタン(45mL)に懸濁させ、トリエチルアミン(9.9mL、71.0mmol)で処理した。得られた不均一白色混合物を20分間攪拌し、2−イソプロピルベンズアルデヒド(5g、33.7mmol)を滴下したら、黄色不均一混合物が生成した。反応混合物を室温で3日間攪拌した。混合物を濾過し(フリットガラス漏斗)、フィルターパッドを大量のCH
2Cl
2で洗浄した。濾液を水で2回及びブラインで1回洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物7.066gを得た(収率90%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm8.73(m、1H)、7.94(dd、J=J=7.9、1.5Hz、1H)、7.42(m、1H)、7.35(dd、J=J=7.9、1.4Hz、1H)、7.24(m、1H)、4.44(d、J=J=1.4Hz、2H)、4.26(q、J=J=7.1Hz、2H)、3.53(hept、J=J=6.8Hz、1H)、1.34−1.29(m、9H);MS(ESI
+)m/z234.1(M+H)
+。
【0377】
コア8B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
テトラヒドロフラン(30mL)に窒素を75分間吹き込み、トリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.033g、0.065mmol)及び(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.098g、0.129mmol)を加えた。混合物は中等度の褐色−橙赤色となり、それを室温で1時間攪拌した。それを冷却して<5℃とし、(E)−エチル2−((2−イソプロピルベンジリデン)アミノ)アセテート(4.15g、17.80mmol)のテトラヒドロフラン(8mL)中溶液を滴下し、次に、温度を<5℃に維持しながらカリウム2−メチルプロパン−2−オレート(1Mテトラヒドロフラン中溶液;0.1mL、0.100mmol)を滴下した。未希釈で(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(2.09g、16.18mmol)を、温度を<10℃に維持するように約10分間かけて滴下した。添加完了後、反応液の攪拌を氷浴下に25分間続けた。反応混合物を飽和NH
4Cl水溶液25mLで反応停止し、昇温させて室温とした。それをメチルtert−ブチルエーテルで希釈し、飽和NH
4Cl水溶液で2回及びブラインで1回洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。10%から50%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって、標題化合物1.902gを得た(収率32%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm7.42−7.34(m、1H)、7.30−7.17(m、2H)、7.08(ddd、J=J=7.5、6.9、1.7Hz、1H)、5.08(dd、J=J=6.9、3.6Hz、1H)、4.77(d、J=J=6.9Hz、1H)、4.23(q、J=J=7.1Hz、2H)、3.77(d、J=J=7.6Hz、1H)、3.25(brs、1H)、3.21−3.06(m、2H)、1.33−1.14(m、9H)、0.98(s、9H);MS(ESI
+)m/z363.1(M+H)
+。
【0378】
コア9
(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア9A
(E)−tert−ブチル2−((2−イソプロピルベンジリデン)アミノ)アセテート
tert−ブチル2−アミノアセテート塩酸塩(2.55g、14.74mmol)及び硫酸マグネシウム(3.55g、29.5mmol)の脱水CH
2Cl
2(50mL)中懸濁液を攪拌しながら、それに室温でトリエチルアミン(2.158mL、15.48mmol)をゆっくり加えた。混合物を15分間攪拌し、2−イソプロピルベンズアルデヒド(2.3g、14.74mmol)で処理し、終夜攪拌した。固体材料を濾過によって除去し、濾液を水(2回急速洗浄)及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、(E)−tert−ブチル2−((2−イソプロピルベンジリデン)アミノ)アセテートを得た(3.85g、14.74mmol、収率100%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm8.68(s、1H)、7.75(dd、J=7.8、1.4Hz、1H)、7.44−7.32(m、2H)、7.21(ddd、J=8.1、7.0、1.7Hz、1H)、4.30(d、J=1.2Hz、2H)、3.58(hept、J=6.8Hz、1H)、1.40(s、9H)、1.24−1.15(m、6H);MS(DCI+)m/z262.1(M+H)
+。
【0379】
コア9B
(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.075g、0.100mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.019g、0.038mmol)を、窒素気流を2時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(11.83mL)に溶かした。得られた混合物を室温で1.5時間攪拌し、氷水浴で冷却して<5℃とした後、(E)−tert−ブチル2−((2−イソプロピルベンジリデン)アミノ)アセテート(2.01g、7.69mmol)を未希釈で加えた。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(1Mテトラヒドロフラン中溶液、0.077mL、0.077mmol)を滴下し、次に、内部温度を<10℃に維持しながら、(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(0.993g、7.69mmol)を未希釈で25分間かけて加えた。添加完了後、反応混合物を同じ温度で15分間攪拌した。反応混合物をメチルtert−ブチルエーテル(60mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液40mLとともに室温で15分間攪拌した。有機層を分離し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(0%から30%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(2.48g、6.35mmol、収率83%)。
1H NMR(501MHz、DMSO−d
6)δppm7.35(dd、J=7.9、1.4Hz、1H)、7.31−7.18(m、2H)、7.10(ddd、J=8.5、7.3、1.5Hz、1H)、5.08(dd、J=7.0、3.6Hz、1H)、4.70(dd、J=8.5、6.9Hz、1H)、3.61(t、J=7.7Hz、1H)、3.40(t、J=8.1Hz、1H)、3.10(hept、J=6.8Hz、1H)、3.00(dd、J=7.8、3.5Hz、1H)、1.47(s、9H)、1.28(d、J=6.8Hz、3H)、1.16(d、J=6.7Hz、3H)、0.95(s、9H);MS(ESI
+)m/z390.9(M+H)
+。
【0380】
コア10
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−(o−トリル)ピロリジン−2−カルボキシレート
コア10A
(E)−エチル2−((2−メチルベンジリデン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(3.97g、28.5mmol)及び硫酸マグネシウム(3.43g、28.5mmol)を、ジクロロメタン(43.1mL)中、環境温度で攪拌し、トリエチルアミン(3.97mL、28.5mmol)を加えた。混合物を5分間攪拌し、2−メチルベンズアルデヒド(2.97mL、25.9mmol)を滴下した。混合物を環境温度で16時間攪拌した。固体材料を使い捨てプラスチック製フリットで濾過し、ジクロロメタンで洗浄した。有機層を水30mLで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δppm8.63(d、J=J=1.4Hz、1H)、7.96(dd、J=J=7.7、1.4Hz、1H)、7.35(td、J=J=7.5、1.5Hz、1H)、7.32−7.25(m、1H)、7.25−7.18(m、1H)、4.45(d、J=J=1.4Hz、2H)、4.28(q、J=J=7.2Hz、2H)、2.55(s、3H)、1.34(t、J=J=7.1Hz、3H);MS(ESI+)m/z206(M+H)
+。
【0381】
コア10B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−(o−トリル)ピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.222g、0.294mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.064g、0.127mmol)を、窒素気流を4時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(51.7mL)に溶かした。得られた混合物を環境温度で1.5時間攪拌し、氷水浴で冷却して<5℃とした後、(E)−エチル2−((2−メチルベンジリデン)アミノ)アセテート(5.31g、25.9mmol)を加えた。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(1M THF中溶液、0.203mL、0.203mmol)を滴下し、次に、内部温度を<10℃に維持しながら(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(3.51g、27.2mmol)を未希釈で25分間かけて加えた。添加完了後、反応液を同じ温度で90分間攪拌した。反応混合物をメチルtert−ブチルエーテル(100mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液50mLとともに環境温度で15分間攪拌した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過した。濾液を濃縮して、粗残留物を得て、それを、固体が析出するまでヘプタン80mLで希釈し、溶媒を減量した。混合物を氷浴で冷却して<5℃として15分間経過させ、得られた固体を濾過し、ヘプタン20mLで洗浄し、真空乾燥機で恒量になるまで乾燥させて、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−(o−トリル)ピロリジン−2−カルボキシレートを得た(4.85g、14.50mmol、収率56%)。
1H NMR(501MHz、CDCl
3)δppm7.34−7.27(m、1H)、7.27−7.16(m、3H)、5.18(dd、J=J=6.1、2.6Hz、1H)、4.55(dd、J=J=10.1、5.9Hz、1H)、4.35(qd、J=J=7.2、1.2Hz、2H)、3.81(t、J=J=7.1Hz、1H)、3.31(s、1H)、3.07(dd、J=J=7.3、2.6Hz、1H)、2.41(s、3H)、1.38(t、J=J=7.1Hz、3H)、1.08(s、9H)。MS(APCI+)m/z335(M+H)
+。
【0382】
コア11
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア11A
(E)−エチル2−(((2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(6.08g、43.6mmol)及び硫酸マグネシウム(9.99g、83mmol)をジクロロメタン(69.1mL)に懸濁させ、懸濁液を2−(ジメチルアミノ)ニコチンアルデヒド(6.23g、41.5mmol)及びトリエチルアミン(5.78mL、41.5mmol)で処理した。混合物を環境温度で16時間攪拌した。固体材料を濾過によって除去し、濾液を水で洗浄し(20mLで2回)、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮し、標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm8.42−8.37(m、1H)、8.26(dd、J=4.8、2.0Hz、1H)、8.06(dd、J=7.6、1.9Hz、1H)、6.84(ddd、J=7.6、4.8、0.6Hz、1H)、4.40(d、J=1.3Hz、2H)、4.23(q、J=7.1Hz、2H)、2.97(s、6H)、1.29(t、J=7.1Hz、3H)。
【0383】
コア11B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィン)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.317g、0.421mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.091g、0.181mmol)を、N
2気流を1時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(43.0mL)に溶かした。得られた混合物を環境温度で1時間攪拌した。コア11A(5.47g、23.23mmol)を、テトラヒドロフラン3mL中溶液として1回で加え、フラスコを氷水浴で冷却して<5℃とした。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(1Mテトラヒドロフラン中溶液、0.290mL、0.290mmol)を滴下し、次に温度を7℃より低く維持しながら(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(2.5g、19.36mmol)を、テトラヒドロフラン2mL中溶液として10分間かけて加えた。反応混合物を、ニトロアルケン添加直後のLC/MSによってアッセイしたら、完全な変換が示された。飽和塩化アンモニウム水溶液5mLで反応停止し、昇温させて環境温度とし、メチルtert−ブチルエーテル(50mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液(20mLで2回)と次にブライン(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過後、濾液を減圧下に濃縮して、粗残留物を得て、それを20分間かけての10:90から100:0メチルtert−ブチルエーテル:ヘプタンを用いる120gシリカゲルカラムでクロマトグラフィー精製して、標題化合物5.97gを得た。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm8.30(dd、J=4.8、1.8Hz、1H)、7.62(ddd、J=7.6、1.8、0.8Hz、1H)、6.99(dd、J=7.7、4.8Hz、1H)、5.48(dd、J=5.7、2.4Hz、1H)、4.62(dd、J=12.3、5.7Hz、1H)、4.31(qd、J=7.2、1.6Hz、2H)、3.80(dd、J=9.7、7.1Hz、1H)、3.18(t、J=11.2Hz、1H)、2.94−2.90(m、1H)、2.79(s、6H)、1.34(t、J=7.1Hz、3H)、1.07(s、10H);MS(ESI+)m/z365.2(M+H)
+。
【0384】
コア12
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア12A
(E)−エチル2−(((2−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(14.50g、104mmol)及び硫酸マグネシウム(20.01g、166mmol)をジクロロメタン130mLに懸濁させた。2−メトキシニコチンアルデヒド(11.4g、83mmol)のジクロロメタン(9mL)中溶液を、攪拌混合物に加え、次にトリエチルアミン(14.48mL、104mmol)を加え、反応混合物を環境温度で16時間攪拌した。固体材料を濾過によって除去し、濾液を冷水(10mLで2回)及びブライン(10mL)で急速洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、粗イミンを得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm8.58(d、J=1.6Hz、1H)、8.31(dd、J=4.9、2.0Hz、1H)、8.19(dd、J=7.4、2.0Hz、1H)、7.09(ddd、J=7.4、4.9、0.7Hz、1H)、4.45(d、J=1.4Hz、2H)、4.14(q、J=7.2Hz、2H)、3.96(s、3H)、1.22(t、J=7.1Hz、3H)。
【0385】
コア12B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.642g、0.853mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.185g、0.367mmol)を、N
2気流を4時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(150mL)に溶かした。得られた混合物を環境温度で1.5時間攪拌し、氷水浴でフラスコを冷却して内部温度<5℃とした後、(E)−エチル2−(((2−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート(17.50g、79mmol)を注射器によって加えた。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(1Mテトラヒドロフラン中溶液、0.588mL、0.588mmol)を注射器によって滴下し、次に、内部温度を<10℃に維持しながら、(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(9.69g、75.0mmol)を未希釈で注射器によって25分間かけて加えた。反応混合物を同じ温度でさらに20分間攪拌し、その時点でLC−MSは、ニトロアルケンの完全消費を示した。反応混合物をメチルtert−ブチルエーテル(300mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液300mLとともに環境温度で15分間攪拌した。層を分離し、有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、粗残留物を得て、それを、330gカラムで30分かけての0:100から50:50酢酸エチル:ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物17.5gを得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm8.13(dd、J=5.0、1.5Hz、1H)、7.62−7.34(m、1H)、6.96−6.71(m、1H)、5.36(dt、J=5.7、1.8Hz、1H)、4.54−4.38(m、1H)、4.41−4.25(m、2H)、4.04(s、3H)、3.82−3.65(m、1H)、3.28(s、1H)、2.93(dt、J=7.3、1.8Hz、1H)、1.37(td、J=7.2、1.2Hz、3H)、1.08(s、9H);MS(ESI+)m/z352.1(M+H)
+。
【0386】
コア13
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロポキシピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア13A
(E)−エチル2−(((2−イソプロポキシピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(4.97g、35.6mmol)及び硫酸マグネシウム(6.86g、57.0mmol)をジクロロメタン(47.5mL)に懸濁させ、懸濁液を2−イソプロポキシニコチンアルデヒド(4.8g、28.5mmol)及びトリエチルアミン(4.96mL、35.6mmol)で処理した。混合物を室温で16時間攪拌した。固体材料を濾過によって除去し、濾液を水(2回)及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、粗(E)−エチル2−(((2−イソプロポキシピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート(7.14g、28.5mmol、収率100%)を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm8.51(s、1H)、8.25(dd、J=4.9、2.0Hz、1H)、8.13(dd、J=7.5、2.1Hz、1H)、7.00(ddd、J=7.5、4.9、0.7Hz、1H)、5.34(hept、J=6.2Hz、1H)、4.41(d、J=1.3Hz、2H)、4.15−3.99(m、2H)、1.30(d、J=6.2Hz、6H)、1.18(t、J=7.1Hz、3H);MS(DCI+)m/z251.0(M+H)
+。
【0387】
コア13B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロポキシピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.141g、0.187mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.036g、0.072mmol)を、窒素気流を2時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(22.13mL)に溶かした。得られた混合物を室温で1.5時間攪拌し、氷水浴で冷却して<5℃とした後、未希釈で(E)−エチル2−(((2−イソプロポキシピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート(3.6g、14.38mmol)を加えた。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(1Mテトラヒドロフラン中溶液、0.144mL、0.144mmol)を滴下し、次に、内部温度を<10℃に維持しながら、未希釈で(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(1.858g、14.38mmol)を25分間かけて加えた。添加完了後、反応混合物を同じ温度で15分間攪拌した。反応混合物をメチルtert−ブチルエーテル(100mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液75mLとともに室温で15分間攪拌した。有機層を分離し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(0%から20%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製し、標題化合物(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロポキシピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートカルボキシレートを得た(4.51g、11.89mmol、収率83%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm8.04(dd、J=5.0、1.8Hz、1H)、7.64(dt、J=7.4、1.4Hz、1H)、6.90(dd、J=7.3、5.0Hz、1H)、5.33−5.19(m、2H)、4.41(dd、J=9.5、6.1Hz、1H)、4.19(qd、J=7.1、5.3Hz、2H)、3.77(dd、J=8.4、7.3Hz、1H)、3.55(t、J=8.9Hz、1H)、2.92(dd、J=7.3、2.6Hz、1H)、1.32(dd、J=13.6、6.1Hz、6H)、1.23(t、J=7.1Hz、3H)、0.95(s、9H);MS(ESI
+)m/z380.0(M+H)
+。
【0388】
コア14
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−シクロプロピルフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア14A
(E)−エチル2−((2−シクロプロピルベンジリデン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(4.50g、32.2mmol)及び硫酸マグネシウム(6.21g、51.6mmol)をジクロロメタン(43.0mL)に懸濁させ、懸濁液をトリエチルアミン(4.49mL、32.2mmol)で処理した。1時間後、ジクロロメタン5mL中の2−シクロプロピルベンズアルデヒド(3.77g、25.8mmol)を加え、反応液を室温で16時間攪拌した。固体材料を濾過によって除去し、濾液を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、(E)−エチル2−((2−シクロプロピルベンジリデン)アミノ)アセテート(5.68g、24.56mmol、収率95%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm8.92(d、J=1.5Hz、1H)、7.81(dd、J=7.8、1.5Hz、1H)、7.35(td、J=7.6、1.5Hz、1H)、7.22(td、J=7.6、1.2Hz、1H)、7.05(dd、J=7.8、1.2Hz、1H)、4.45(d、J=1.3Hz、2H)、4.13(q、J=7.1Hz、2H)、2.33(tt、J=8.5、5.3Hz、1H)、1.21(t、J=7.1Hz、3H)、1.03−0.90(m、2H)、0.75−0.63(m、2H);MS(ESI
+)m/z232.1(M+H)
+。
【0389】
コア14B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−シクロプロピルフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.241g、0.319mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.062g、0.123mmol)を、窒素気流を2時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(63.0mL)に溶かした。得られた混合物を室温で1.5時間攪拌し、氷水浴で冷却して<5℃とした後、テトラヒドロフラン(8mL)中の(E)−エチル2−((2−シクロプロピルベンジリデン)アミノ)アセテート(5.68g、24.56mmol)を加えた。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(1Mテトラヒドロフラン中溶液、0.246mL、0.246mmol)を滴下し、次に、内部温度を<10℃に維持しながら(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(3.17g、24.56mmol)を未希釈で25分間かけて加えた。添加完了後、反応液を同じ温度で15分間攪拌し、メチルtert−ブチルエーテル(100mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液75mLとともに室温で15分間攪拌した。有機層を分離し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過した。濾液を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(0%から30%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−シクロプロピルフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(6.85g、19.00mmol、収率77%)。ee>97%。
1H NMR(501MHz、DMSO−d
6)δppm7.34(dd、J=7.6、1.5Hz、1H)、7.15(dtd、J=25.3、7.5、1.6Hz、2H)、7.07−7.01(m、1H)、5.31(dd、J=6.7、3.1Hz、1H)、4.92(dd、J=8.4、6.6Hz、1H)、4.27−4.12(m、2H)、3.75(t、J=7.7Hz、1H)、3.51(t、J=8.1Hz、1H)、3.04(dd、J=7.6、3.1Hz、1H)、2.06(tt、J=8.5、5.4Hz、1H)、1.24(t、J=7.1Hz、3H)、0.95(s、9H)、1.00−0.78(m、2H)、0.81−0.68(m、1H)、0.64−0.55(m、1H);MS(ESI
+)m/z361.2(M+H)
+。
【0390】
コア15
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア15A
(E)−エチル2−((2−(ジフルオロメトキシ)ベンジリデン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(2.5g、17.91mmol)及び硫酸マグネシウム(2.156g、17.91mmol)をジクロロメタン(23mL)に懸濁させた。トリエチルアミン(2.496mL、17.91mmol)を加え、反応混合物を環境温度で1時間攪拌し、次に2−(ジフルオロメトキシ)ベンズアルデヒド(2.57g、14.93mmol)を加えた。反応液を環境温度で終夜攪拌した。固体材料を、フリット漏斗を用いる濾過によって除去し、フィルターケーキをジクロロメタン(10mL)で洗浄した。濾液を迅速に、水10mLで2回、ブライン10mLで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮し、標題化合物を得て(3.07g)、それをそれ以上精製せずに用いた。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm8.64(s、1H)、8.12(dd、J=7.8、1.8Hz、1H)、7.45(ddd、J=8.2、7.4、1.8Hz、1H)、7.34−7.23(m、1H)、7.15(dq、J=8.2、1.1Hz、1H)、6.58(t、J=73.5Hz、1H)、4.43(d、J=1.3Hz、2H)、4.27(q、J=7.1Hz、2H)、1.31(t、J=7.2Hz、3H)。
【0391】
コア15B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィン)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.126g、0.168mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.037g、0.073mmol)を、N
2気流を20分間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(21.60mL)に溶かした。得られた溶液を環境温度で1時間攪拌し、4Åモレキュラーシーブス(3g、9.72mmol)を加え、次に(E)−エチル2−((2−(ジフルオロメトキシ)ベンジリデン)アミノ)アセテート(3g、11.66mmol)をテトラヒドロフラン3mL中溶液として加え、得られた懸濁液を氷水浴で冷却して<5℃とした。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(1Mテトラヒドロフラン中溶液、0.117mL、0.117mmol)を滴下し、次に温度を8℃より低く維持しながら、(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(1.255g、9.72mmol)をテトラヒドロフラン2mL中溶液として5分間かけて加えた。ニトロアルケンの添加直後のLC−MSによって反応混合物のアッセイを行ったら、試薬の完全な消費が示された。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液5mL及び水5mLで反応停止し、室温で5分間攪拌した。珪藻土での濾過することで固体を除去し、濾液をメチルtert−ブチルエーテル(30mL)で希釈した。層を分離し、有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液(20mLで2回)及びブライン(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。ヘプタン(30mL)を加え、得られた懸濁液を環境温度で1時間高撹拌した。得られた固体を、フリット漏斗を用いる濾過によって除去し、真空乾燥機で40℃で恒量になるまで乾燥させて、標題化合物2.94gを得た。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm7.42−7.27(m、2H)、7.21(td、J=7.6、1.1Hz、1H)、7.07(dd、J=8.1、1.4Hz、1H)、6.57(dd、J=76.4、70.9Hz、1H)、5.30(dd、J=5.8、2.3Hz、1H)、4.61(dd、J=12.6、5.8Hz、1H)、4.32(qd、J=7.2、1.5Hz、2H)、3.80(dd、J=9.8、7.1Hz、1H)、3.27(dd、J=12.6、10.0Hz、1H)、2.95(dd、J=7.1、2.3Hz、1H)、1.35(t、J=7.2Hz、3H)、1.05(s、9H);MS(ESI+)m/z387.1(M+H)
+。
【0392】
コア16
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア16A
3−ブロモ−2−(ジフルオロメトキシ)ピリジン
3−ブロモピリジン−2−オール(13g、72.5mmol)をアセトニトリル(362mL)に溶かした。2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)酢酸(15.49g、87mmol)及び硫酸ナトリウム(11.32g、80mmol)を加えた。混合物を室温で16時間攪拌し、酢酸エチルで希釈し、層を分離した。水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた抽出液を飽和重炭酸ナトリウム水溶液、水、及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、粗生成物約20gを得て、それを、120gシリカゲルカラムでの0−15%メチルtert−ブチルエーテル/ヘプタンで溶離を行うフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物3−ブロモ−2−(ジフルオロメトキシ)ピリジンを得た(13.21g、59.0mmol、収率81%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm8.36−8.13(m、2H)、7.71(td、J=72.2、1.2Hz、1H)、7.22(ddd、J=7.8、4.8、1.1Hz、1H);MS(DCI+)m/z225.8(M+H)
+。
【0393】
コア16B
メチル2−(ジフルオロメトキシ)ニコチネート
SSリアクター180mL中の3−ブロモ−2−(ジフルオロメトキシ)ピリジン(17.51g、78mmol)、Pd−dppf(Heraeus)(0.572g、0.782mmol)に、メタノール(50mL)及びトリエチルアミン(20mL、143mmol)を加えた。リアクターをアルゴンで数回脱気し、一酸化炭素を充填し、約0.820MPa(119psi)COで加熱して132℃として10分間経過させた。加熱を止め、圧力計設定を下げた。冷却しながら、反応混合物をCOガス下に終夜攪拌した。HPLCは、原料が消費されたことを示した。混合物を濃縮し、水と酢酸エチルとの間で分配した。合わせた抽出液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、粗生成物メチル2−(ジフルオロメトキシ)ニコチネート(15.3g、75.3mmol、収率96%)を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm8.45(dd、J=4.9、1.9Hz、1H)、8.31(dd、J=7.6、2.0Hz、1H)、7.93−7.55(m、1H)、7.39(dd、J=7.6、4.9Hz、1H)、3.85(s、3H)。
【0394】
コア16C
(2−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)メタノール
メチル2−(ジフルオロメトキシ)ニコチネート(4.72g、23.23mmol)をテトラヒドロフラン100mLに溶かした。冷却して<5℃とした後、内部温度を<10℃に維持しながら、水素化リチウムアルミニウム(18.82mL、18.82mmol)のテトラヒドロフラン中溶液を10分間かけて加えた。HPLC及びLC−MSは、30分後で完全変換を示した。反応混合物を冷却して0℃とし、アセトン3mLを加えることで反応停止し、次に酢酸エチル(100mL)で希釈し、飽和酒石酸カリウムナトリウム(ロシェル塩)水溶液80mLとともに1時間攪拌して、二つの透明層を得た。混合物を酢酸エチルで希釈し、層を分離した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、(2−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)メタノール(4.07g、23.24mmol、収率100%)を得た。
1H NMR(501MHz、DMSO−d
6)δppm8.15−8.05(m、1H)、7.91(ddt、J=7.3、1.9、1.0Hz、1H)、7.69(t、J=73.0Hz、1H)、7.26(dd、J=7.4、4.9Hz、1H)、5.37(t、J=5.6Hz、1H)、4.53−4.36(m、2H);MS(ESI
+)m/z175.9(M+H)
+。
【0395】
コア16D
2−(ジフルオロメトキシ)ニコチンアルデヒド
(2−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)メタノール(4.07g、23.24mmol)をジクロロメタン(93mL)に溶かした。氷水浴で冷却して<5℃とした後、内部温度を<20℃に維持しながら、デス−マーチンペルヨージナン(11.83g、27.9mmol)を少量ずつ加えた。添加完了後、フラスコを昇温させて室温として15分間経過させ、その時点で反応が完結した。混合物をメチルtert−ブチルエーテル250mLで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(80mL)及び飽和チオ硫酸ナトリウム(80mL)とともに室温で15分間攪拌した。層を分離し、水層をメチルtert−ブチルエーテルで抽出した(150mLで2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、濃縮し、フラッシュカラム(0%から20%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、標題化合物2−(ジフルオロメトキシ)ニコチンアルデヒドを得た(2.38g、13.75mmol、収率59.2%)。
1H NMR(501MHz、DMSO−d
6)δppm10.20(s、1H)、8.53(dd、J=4.9、2.0Hz、1H)、8.27(dd、J=7.6、2.0Hz、1H)、7.83(t、J=73.0Hz、1H)、7.45(ddd、J=7.6、4.9、0.8Hz、1H);MS(DCI+)m/z190.9(M+NH
4)
+。
【0396】
コア16E
(E)−エチル2−(((2−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(2.399g、17.18mmol)及び硫酸マグネシウム(3.31g、27.5mmol)をジクロロメタン(22.91mL)に懸濁させ、懸濁液をトリエチルアミン(2.395mL、17.18mmol)で処理した。混合物を室温で1時間攪拌し、ジクロロメタン5mL中の2−(ジフルオロメトキシ)ニコチンアルデヒド(2.38g、13.75mmol)を加えた。混合物を室温で16時間攪拌した。薄層クロマトグラフィー(30%酢酸エチル/ヘプタン(5%トリエチルアミン含有))で、反応完結が示された。固体材料を濾過によって除去し、濾液を水(2回急速洗浄)及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、(E)−エチル2−(((2−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテートを得た(3.5g、13.55mmol、収率99%)。
1H NMR(501MHz、DMSO−d
6)δppm8.55(dt、J=1.5、0.9Hz、1H)、8.40−8.31(m、2H)、7.93−7.64(m、1H)、7.36(ddd、J=7.6、4.8、0.7Hz、1H)、4.50(d、J=1.4Hz、2H)、4.13(q、J=7.1Hz、2H)、1.24−1.12(t、J=7.1Hz、3H);MS(DCI+)m/z259.0(M+H)
+。
【0397】
コア16F
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.133g、0.176mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.034g、0.068mmol)を、N
2気流を4時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(テトラヒドロフラン)(30mL)に溶かした。得られた混合物を室温で1.5時間攪拌し、氷水浴で冷却して<5℃とした後、テトラヒドロフラン(8mL)中の(E)−エチル2−(((2−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート(3.5g、13.55mmol)を加えた。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(1Mテトラヒドロフラン中溶液、0.136mL、0.136mmol)を滴下し、次に内部温度を<10℃に維持しながら、(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(1.751g、13.55mmol)を未希釈で25分間かけて加えた。添加完了後、反応混合物を同じ温度で15分間攪拌し、LC−MSは反応が終わったことを示していた。混合物をメチルtert−ブチルエーテル(100mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液75mLとともに室温で15分間攪拌した。層を分離し、有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過後、濾液を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(0%から30%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(3.95g、10.20mmol、収率75%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm8.17(dd、J=5.0、1.8Hz、1H)、7.95−7.88(m、1H)、7.25(dd、J=7.6、4.9Hz、1H)、5.15(dd、J=6.6、3.0Hz、1H)、4.59(t、J=7.2Hz、1H)、4.19(qd、J=7.1、3.8Hz、2H)、3.80(t、J=7.4Hz、1H)、3.71(t、J=7.7Hz、1H)、3.04(dd、J=7.4、3.1Hz、1H)、1.24(t、J=7.1Hz、3H)、0.94(s、9H);MS(ESI
+)m/z388.1(M+H)
+。
【0398】
コア17
(2S,3R,4S,5S)−エチル5−(2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア17A
2−(アゼチジン−1−イル)ニコチンアルデヒド
40mLバイアル中に、アゼチジン塩酸塩(0.412g、4.40mmol)、2−クロロニコチンアルデヒド(0.53g、3.67mmol)、K
2CO
3(1.268g、9.17mmol)及びジメチルスルホキシド(DMSO)(7.34mL)を加えた。混合物を110℃で20分間攪拌した。飽和塩化アンモニウムを加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(0%から30%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、2−(アゼチジン−1−イル)ニコチンアルデヒドを得た(0.52g、3.21mmol、収率87%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm9.86(s、1H)、8.29(dd、J=4.6、1.9Hz、1H)、7.96(dd、J=7.6、1.9Hz、1H)、6.75(dd、J=7.6、4.6Hz、1H)、4.09(d、J=15.2Hz、3H)、3.29(s、2H)、2.37−2.24(m、3H);MS(ESI
+)m/z163.0(M+H)
+。
【0399】
コア17B
(E)−エチル2−(((2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(3.68g、26.4mmol)及び硫酸マグネシウム(5.08g、42.2mmol)をジクロロメタン(35.1mL)に懸濁させ、懸濁液をトリエチルアミン(3.67mL、26.4mmol)で処理した。混合物を室温で1時間攪拌し、次にジクロロメタン20mL中の2−(アゼチジン−1−イル)ニコチンアルデヒド(3.42g、21.09mmol)を加えた。混合物を室温で終夜攪拌した。薄層クロマトグラフィー(30%酢酸エチル/ヘプタン(5%トリエチルアミン含有))は、反応完結を示していた。固体材料を濾過によって除去し、濾液を水(2回急速洗浄)及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、(E)−エチル2−(((2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテートを得た(5.13g、20.74mmol、収率98%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm8.37(s、1H)、8.17(dd、J=4.7、1.9Hz、1H)、7.89(dd、J=7.6、1.9Hz、1H)、6.74(dd、J=7.5、4.7Hz、1H)、4.38(d、J=1.2Hz、2H)、4.16−4.02(m、6H)、2.28(dq、J=8.2、7.3Hz、2H)、1.19(t、J=7.1Hz、3H);MS(ESI
+)m/z248.0(M+H)
+。
【0400】
コア17C
(2S,3R,4S,5S)−エチル5−(2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.099g、0.131mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.025g、0.051mmol)を、N
2気流を4時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(25.9mL)に溶かした。得られた混合物を室温で1.5時間攪拌し、氷水浴で冷却して<5℃とした後、テトラヒドロフラン(8mL)中のコア17Bを加えた。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(1Mテトラヒドロフラン中溶液、0.101mL、0.101mmol)を滴下し、次に、内部温度を<10℃に維持しながら、(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(1.306g、10.11mmol)を未希釈で25分間かけて加えた。添加完了後、反応液を同じ温度で15分間攪拌した。混合物をメチルtert−ブチルエーテル(50mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液25mLとともに室温で15分間攪拌した。有機層を分離し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(0%から30%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、(2S,3R,4S,5S)−エチル5−(2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(3.04g、8.08mmol、収率80%)。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm8.03(dd、J=4.7、1.8Hz、1H)、7.60(dd、J=7.6、1.8Hz、1H)、6.67(dd、J=7.6、4.8Hz、1H)、5.08(dd、J=7.1、3.7Hz、1H)、4.46(t、J=7.0Hz、1H)、4.25−4.06(m、4H)、4.03(dq、J=9.6、7.3Hz、2H)、3.70(dd、J=8.1、6.9Hz、1H)、3.49(t、J=6.9Hz、1H)、3.13(dd、J=8.1、3.7Hz、1H)、2.29(p、J=7.5Hz、2H)、1.24(d、J=7.1Hz、3H)、0.93(s、9H);MS(ESI
+)m/z377.2(M+H)
+。
【0401】
コア18
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボキシレート
コア18A
(E)−エチル2−(((2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(3.49g、24.98mmol)及び硫酸マグネシウム(4.81g、40.0mmol)をジクロロメタン(33.3mL)に懸濁させ、懸濁液をトリエチルアミン(3.48mL、24.98mmol)で処理した。1時間後、ジクロロメタン(5mL)中の2−(トリフルオロメチル)ニコチンアルデヒド(3.5g、19.99mmol)を加え、反応混合物を室温で16時間攪拌した。固体材料を濾過によって除去し、濾液を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、(E)−エチル2−(((2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート(5.08g、19.52mmol、収率98%)を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm8.80(dd、J=4.6、1.6Hz、1H)、8.68(td、J=2.5、1.4Hz、1H)、8.62−8.45(m、1H)、7.87−7.62(m、1H)、4.56(d、J=1.3Hz、2H)、4.13(m、2H)、1.19(m、3H);MS(ESI
+)m/z261.0(M+H)
+。
【0402】
コア18B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボキシレート
250mLフラスコに、テトラヒドロフラン(50mL)を加えた。それに窒素気流を2時間吹き込み、(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.191g、0.254mmol)、及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.049g、0.098mmol)を加えた。反応混合物に窒素気流を室温で90分間吹き込み、氷水浴で冷却して<5℃とした後、テトラヒドロフラン(8mL)中の(E)−エチル2−(((2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート(5.08g、19.52mmol)を加えた。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(1Mテトラヒドロフラン中溶液、0.195mL、0.195mmol)を滴下し、次に、内部温度を<10℃に維持しながら、(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(2.52g、19.52mmol)を未希釈で25分間かけて加えた。添加完了後、反応混合物を15分間攪拌し、メチルtert−ブチルエーテル(100mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液75mLとともに室温で15分間攪拌した。有機層を分離し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。混合物を濾過し、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(0%から30%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボキシレートを得た(4.56g、11.71mmol、収率60.0%)。ee=95.4%。
1H NMR(501MHz、DMSO−d
6)δppm8.65(m、1H)、8.27(dd、J=8.1、1.5Hz、1H)、7.72(ddd、J=19.7、8.0、4.6Hz、1H)、5.02(dd、J=7.1、3.3Hz、1H)、4.84(t、J=6.5Hz、1H)、4.20(qq、J=7.0、3.7Hz、2H)、3.94(t、J=5.9Hz、1H)、3.83(dd、J=7.3、6.3Hz、1H)、3.19(dd、J=7.4、3.3Hz、1H)、1.25(t、J=7.1Hz、3H)、0.93(s、9H);MS(ESI
+)m/z390.1(M+H)
+。
【0403】
コア19
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア19A
2−シクロプロピルニコチンアルデヒド
40mLバイアルに、1,4−ジオキサン6mL及び攪拌バーを入れた。混合物を窒素で5分間脱気した。バイアルに、2−ブロモニコチンアルデヒド(240mg、1.290mmol)、シクロプロピルボロン酸(222mg、2.58mmol)、及びフッ化セシウム(588mg、3.87mmol)を入れた。バイアルを窒素で再度脱気した。PdCl
2dppf(53.1mg、0.065mmol)を加え、反応混合物を窒素下に加熱して100℃とした。反応完了したら、混合物を冷却して室温とした。酢酸エチル(30mL)を加え、混合物を5分間攪拌し、シリカゲル層で酢酸エチルを用いて濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(0%から20%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、2−シクロプロピルニコチンアルデヒドを得た(170mg、1.155mmol、収率90%)。
1H NMR(501MHz、DMSO−d
6)δppm10.40(s、1H)、8.61(dd、J=4.7、1.8Hz、1H)、8.10(dd、J=7.8、1.9Hz、1H)、7.33(dd、J=7.9、4.8Hz、1H)、3.08(tt、J=8.0、4.7Hz、1H)、1.18−0.90(m、4H);MS(ESI
+)m/z148.0(M+H)
+。
【0404】
コア19B
(E)−エチル2−(((2−シクロプロピルピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(1.707g、12.23mmol)及び硫酸マグネシウム(2.355g、19.57mmol)をジクロロメタン(16.31mL)に懸濁させ、懸濁液をトリエチルアミン(1.705mL、12.23mmol)で処理した。反応液を1時間攪拌してから、ジクロロメタン(5mL)中の2−シクロプロピルニコチンアルデヒド(1.44g、9.78mmol)を加えた。混合物を室温で16時間攪拌した。固体材料を濾過によって除去し、濾液を水(2回急速洗浄)及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、(E)−エチル2−(((2−シクロプロピルピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート3.5gを得た(2.06g、8.87mmol、収率91%)。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6)δppm8.90(s、1H)、8.49(dd、J=4.7、1.8Hz、1H)、8.08(dd、J=7.8、1.9Hz、1H)、7.21(dd、J=7.8、4.7Hz、1H)、4.50(d、J=1.3Hz、2H)、4.15(q、J=7.1Hz、2H)、2.71(tt、J=8.0、4.7Hz、1H)、1.22(t、J=7.1Hz、3H)、1.05(tt、J=5.4、2.7Hz、2H)、1.04−0.93(m、2H);MS(ESI
+)m/z233.1(M+H)
+。
【0405】
コア19C
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.087g、0.115mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.022g、0.044mmol)を、N
2気流を4時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(22.74mL)に溶かした。得られた混合物を室温で1.5時間攪拌し、氷水浴で冷却して<5℃とした後、テトラヒドロフラン(8mL)中の(E)−エチル2−(((2−シクロプロピルピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート(2.06g、8.87mmol)を加えた。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(1Mテトラヒドロフラン中溶液、0.089mL、0.089mmol)を滴下し、次に、内部温度を<10℃に維持しながら、(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(1.145g、8.87mmol)を未希釈で25分間かけて加えた。添加完了後、混合物を同じ温度で15分間攪拌し、LC−MSは反応が終了したことを示していた。混合物をメチルtert−ブチルエーテル(50mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液25mLとともに室温で15分間攪拌した。有機層を分離し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(0%から30%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(2.6g、7.19mmol、収率81%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm8.26(dd、J=4.7、1.7Hz、1H)、7.73(dd、J=7.8、1.7Hz、1H)、7.05(dd、J=7.8、4.7Hz、1H)、5.33(dd、J=7.1、3.7Hz、1H)、4.89(t、J=7.2Hz、1H)、4.18(qd、J=7.1、2.9Hz、2H)、3.84−3.70(m、1H)、3.62(t、J=7.1Hz、1H)、3.08(dd、J=7.8、3.7Hz、1H)、2.20(tt、J=8.1、4.9Hz、1H)、1.22(t、J=7.1Hz、3H)、1.07−0.86(m、4H)、0.93(s、9H);MS(ESI
+)m/z362.1(M+H)
+。
【0406】
コア20
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メチルピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア20A
(E)−エチル2−(((2−クロロピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(3.71g、26.6mmol)及び硫酸マグネシウム(6.39g、53.1mmol)をジクロロメタン(44.3mL)に懸濁させ、懸濁液をトリエチルアミン(3.70mL、26.6mmol)及び2−クロロニコチンアルデヒド(3.76g、26.6mmol)で処理した。混合物を室温で16時間攪拌した。固体材料を濾過によって除去した。濾液を水(50mL)で洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、粗イミンを得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm8.67(t、J=J=1.1Hz、1H)、8.49−8.40(m、2H)、7.32(ddd、J=J=7.7、4.7、0.8Hz、1H)、4.48(d、J=J=1.4Hz、2H)、4.26(q、J=J=7.1Hz、2H)、1.32(dd、J=J=7.5、6.9Hz、3H);MS(ESI+)m/z227(M+H)
+。
【0407】
コア20B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.310g、0.412mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.106g、0.211mmol)を、窒素気流を1時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(48.0mL)に溶かした。得られた混合物を室温で1時間攪拌し(窒素吹き込みは継続)、4Åモレキュラーシーブス(6.00g、22.07mmol)を加え、次にコア20A(6.00g、26.5mmol)をテトラヒドロフラン10mL中溶液として加え、得られた懸濁液を氷水浴で冷却して<5℃とした。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(1Mテトラヒドロフラン中溶液、0.331mL、0.331mmol)を滴下し、次に温度を7℃より低く維持しながら、(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(2.85g、22.07mmol)を10分間かけて加えた。20分後、追加の(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン150mgを加えた。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液5mLで反応停止し、昇温させて室温とし、次に珪藻土層で濾過して、モレキュラーシーブスを除去した。濾液をメチルtert−ブチルエーテルで希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液(50mLで2回)及びブラインで洗浄し、シリカゲル層で濾過した。混合物を濃縮し、n−ヘキサンで希釈した。溶媒を減量し、塊状固体が生成するまで粗取得物を磨砕した。溶媒を傾斜法で除去し、得られた固体を、熱n−ヘキサン100mLから沈殿させて、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−クロロピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(5.892g、16.56mmol、収率75%)。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm8.37(dd、J=J=4.7、1.9Hz、1H)、7.81(ddd、J=J=7.7、1.9、0.8Hz、1H)、7.31−7.25(m、1H)、5.42(dd、J=J=6.0、2.4Hz、1H)、4.71(dd、J=J=9.5、5.9Hz、1H)、4.34(qd、J=J=7.1、2.3Hz、2H)、3.86(t、J=J=6.9Hz、1H)、3.16−3.09(m、1H)、3.07(dd、J=J=6.9、2.3Hz、1H)、1.37(t、J=J=7.2Hz、3H)、1.10(s、9H);MS(APCI+)m/z356(M+H)
+。絶対立体化学は、X線解析によって確認した。
【0408】
コア20C
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア20B(1.034g、2.91mmol)をジクロロメタン(5mL)に溶かし、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(1.269mL、7.26mmol)を加え、次にシクロヘキサンカルボニルクロライド(0.447g、3.05mmol)をジクロロメタン(5mL)中溶液として滴下した。反応液を室温で4時間攪拌した。反応液を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた抽出液を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮し、20分間かけての5−100%酢酸エチル/ヘプタンの勾配を用いる80gシリカゲルカートリッジを用いて精製して、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−クロロピリジン−3−イル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(0.675g、1.449mmol、収率49.8%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、120℃)δppm8.29(dd、J=J=4.7、1.9Hz、1H)、8.25−8.12(m、1H)、7.35(dd、J=J=7.8、4.7Hz、1H)、5.76(d、J=J=8.2Hz、1H)、5.60(d、J=J=9.4Hz、1H)、4.77(d、J=J=3.2Hz、1H)、4.28(qd、J=J=7.1、2.8Hz、2H)、3.10(t、J=J=2.9Hz、1H)、2.38−2.12(m、1H)、1.80−1.73(m、1H)、1.73−1.64(m、1H)、1.58(t、J=J=11.1Hz、2H)、1.48−1.36(m、1H)、1.33−1.23(m、5H)、1.20−1.07(m、2H)、1.03(s、9H)、0.90−0.79(m、1H);MS(ESI+)m/z466(M+H)
+。
【0409】
コア20D
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メチルピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア20C(238mg、0.511mmol)をジオキサン(5108μL)に溶かし、PdCl
2(dppf)([1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II))、18.69mg、0.026mmol)を加えた。得られた懸濁液に窒素を15分間吹き込み、次にジメチル亜鉛、1Mヘプタン中溶液(1.02mL、1.022mmol)を加えた。得られた透明淡黄色溶液を加熱して85℃として30分間経過させた。混合物を<5℃氷浴で冷却して室温とし、飽和塩化アンモニウム水溶液(1.0mL)をゆっくり加えることで反応停止した。溶媒を窒素気流下で減量した。粗取得物を、20分間かけての5−100%酢酸エチル/ヘプタンの勾配を用いる24gシリカゲルカートリッジを用いて精製して、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メチルピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(165mg、0.370mmol、収率72.5%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm8.30(dd、J=J=4.8、1.7Hz、1H)、8.12(s、1H)、7.10(dd、J=J=8.0、4.8Hz、1H)、5.75−5.61(m、2H)、4.72(d、J=J=3.5Hz、1H)、4.27(qd、J=J=7.1、1.6Hz、2H)、3.09(t、J=3.1Hz、1H)、2.59(s、3H)、2.12(s、1H)、1.78−1.61(m、2H)、1.53(s、2H)、1.38−1.20(m、6H)、1.12(q、J=11.2、10.1Hz、1H)、1.03(s、9H)、0.91−0.78(m、2H);MS(ESI+)m/z446(M+H)
+。
【0410】
コア21
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロポキシフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア21A
(E)−エチル2−((2−イソプロポキシベンジリデン)アミノ)アセテート
ジクロロメタン(80mL)中のエチル2−アミノアセテート、塩酸(CAS番号623−33−6)(4.68g、33.5mmol)及び硫酸マグネシウム(4.03g、33.5mmol)に、トリエチルアミン(4.67mL、33.5mmol)を加えた。混合物を環境温度で5分間攪拌し、次に2−イソプロポキシベンズアルデヒド[CAS番号22921−58−0](5g、30.5mmol)を滴下した。混合物を終夜攪拌した。混合物を濾過し、ジクロロメタンで洗浄した(10mLで2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物7.28g(収率96%)を得た。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm8.74(d、J=1.5Hz、1H)、8.04(dd、J=7.8、1.8Hz、1H)、7.38(ddd、J=8.4、7.3、1.8Hz、1H)、7.00−6.95(m、1H)、6.95−6.91(m、1H)、4.66−4.60(m、1H)、4.42(d、J=1.4Hz、2H)、4.26(q、J=7.1Hz、2H)、1.38(d、J=6.1Hz、6H)、1.32(t、J=7.1Hz、3H)。
【0411】
コア21B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロポキシフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
氷浴で冷却した(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.109g、0.144mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.030g、0.060mmol)のテトラヒドロフラン(40mL)中混合物に、N
2を1時間吹き込んだ。テトラヒドロフラン10mL中のコア21A(7.g、28.1mmol)を加え、次に、内部温度を<10℃に維持しながら、カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(10.80mg、0.096mmol)、及び(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(1.632g、12.64mmol)を滴下した。混合物を同じ温度で2時間攪拌し、酢酸エチル(50mL)及び飽和塩化アンモニウム水溶液(50mL)で希釈した。有機層を飽和NaHCO
3水溶液及びブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。0−40%勾配の酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行う80gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによる精製によって、標題化合物2.84g(収率62.4%)を得た。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm7.29−7.22(m、2H)、6.93(td、J=7.6、1.1Hz、1H)、6.87(dt、J=8.3、0.7Hz、1H)、5.44(dd、J=5.5、2.2Hz、1H)、4.69(dtd、J=12.1、6.0、0.7Hz、1H)、4.54(s、1H)、4.34(qd、J=7.1、2.0Hz、2H)、3.81(s、1H)、3.45(s、1H)、2.87(dd、J=7.1、2.2Hz、1H)、1.48(d、J=6.0Hz、3H)、1.41−1.34(m、6H)、1.09(s、9H);MS(ESI+)m/z379.1(M+H)
+。
【0412】
コア22
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−メトキシフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア22A
(E)−エチル2−(ベンジリデンアミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(30g、215mmol)及び硫酸マグネシウム(51.7g、430mmol)を、環境温度でジクロロメタン(358mL)中で攪拌し、懸濁液にトリエチルアミン(30.0mL、215mmol)を加えた。5分間攪拌後、ベンズアルデヒド(21.78mL、215mmol)を滴下し、懸濁液を環境温度でさらに16時間攪拌した。固体材料をフリット漏斗での濾過によって除去し、フィルターケーキをジクロロメタン(15mL)で洗浄した。濾液を水20mLで2回洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm8.29(s、1H)、7.78(dd、J=7.9、1.7Hz、2H)、7.47−7.36(m、3H)、4.39(d、J=1.3Hz、2H)、4.24(q、J=7.1Hz、2H)、1.30(t、J=7.2Hz、3H)。
【0413】
コア22B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−メトキシフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィン)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.261g、0.347mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.076g、0.151mmol)を、N
2気流を1時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(67.0mL)に溶かした。得られた混合物を環境温度で1時間攪拌し、4Åモレキュラーシーブス(8g、30.1mmol)を加え、次に(E)−エチル2−((2−メトキシベンジリデン)アミノ)アセテート(8g、36.2mmol)をテトラヒドロフラン3mL中溶液として加えた。得られた懸濁液を氷水浴で冷却して<5℃とした。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(1Mテトラヒドロフラン中溶液、0.241mL、0.241mmol)を滴下し、次に、内部温度を6℃より低く維持しながら、(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(3.89g、30.1mmol)をテトラヒドロフラン2mL中溶液として10分間かけて加えた。氷浴下にさらに20分間攪拌後、反応混合物をメチルtert−ブチルエーテル(30mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液(20mL)とともに5分間攪拌し、珪藻土で濾過し.層を分離し、有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液(10mLで2回)、ブライン(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過後、濾液を減圧下に濃縮して粗残留物を得て、それを、80gシリカゲルカラムで25分間かけての0:100から60:40メチルtert−ブチルエーテル:ヘプタンで溶離を行うフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物2.30gを得た。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm7.37−7.14(m、2H)、6.99−6.90(m、1H)、6.88(dd、J=8.2、1.1Hz、1H)、5.35(ddd、J=5.8、2.5、0.9Hz、1H)、4.56(dd、J=13.0、5.7Hz、1H)、4.40−4.22(m、2H)、3.90(s、3H)、3.81−3.72(m、1H)、3.37(t、J=11.6Hz、1H)、2.90(ddd、J=7.3、2.5、0.9Hz、1H)、1.39−1.30(m、3H)、1.07(s、9H);MS(ESI+)m/z351.1(M+H)
+。
【0414】
コア23
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−フルオロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア23A
(E)−エチル2−((2−フルオロベンジリデン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(11.8g、84.7mmol)及び硫酸マグネシウム(11.7g、96.7mmol)のジクロロメタン(100mL)中混合物に、トリエチルアミン(12.5mL、88.7mmol)を加えた。混合物を20分間攪拌し、2−フルオロベンズアルデヒド(10.0g、80.6mmol)を滴下した。得られた混合物を室温で終夜攪拌した。固体を濾去し、ジクロロメタン(200mL)で洗浄した。濾液を水(100mL)及びブライン(100mL)で洗浄し、MgSO
4で脱水し
、濾過し、濃縮して、標題化合物(E)−エチル2−((2−フルオロベンジリデン)アミノ)アセテートを得た(16.0g、76.6mmol、収率95%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm8.60(s、1H)、8.07−8.03(m、1H)、7.45−7.39(m、1H)、7.20−7.11(m、1H)、7.08−7.06(m、1H)、4.43(s、2H)、4.27,4.24(dd、J=7.2Hz、14.4Hz、2H)、1.36−1.32(m、3H)、1.33−1.26(m、3H);LC−MS(ESI+)m/z210(M+H)
+。
【0415】
コア23B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−フルオロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
活性化4Åモレキュラーシーブス及び攪拌バーを入れた火炎乾燥シュレンク管に、不活性雰囲気下に、蒸留したばかりの脱水テトラヒドロフラン(160mL)中のトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(417.8mg、0.83mmol)及び(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(1.45g、1.93mmol)を加えた。混合物を15分間攪拌し、冷却して0℃とした。(E)−エチル2−((2−フルオロベンジリデン)アミノ)アセテート(16.0g、76.6mmol)を加え、次にカリウムtert−ブトキシド(1.33mL、1.33mmol)及び(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(8.56g、66.36mmol)を加えた。反応混合物を0℃で2時間攪拌し、短いシリカゲル層で濾過した。濾液を濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%石油エーテル/酢酸エチルで溶離)によって精製して、標題化合物を得た(13.55g、40.09mmol、収率58.6%、ee=95.3%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.33−7.30(m、2H)、7.17−7.15(m、1H)、7.07(t、J=8.4Hz、1H)、5.24−5.22(m、1H)、4.60(t、J=6.0Hz、1H)、4.35−4.29(m、2H)、3.80(t、J=3.6Hz、1H)、3.33(t、J=11.2Hz、1H)、2.96−2.93(m、1H)、1.35(t、J=7.2Hz、3H)、1.06(s、9H);LC−MS(ESI+)m/z339(M+H)
+。
【0416】
コア24
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−クロロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア24A
(E)−エチル2−((2−クロロベンジリデン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(1.85g、13.25mmol)及び硫酸マグネシウム(3.19g、26.5mmol)のジクロロメタン(22.09mL)中混合物をトリエチルアミン(1.847mL、13.25mmol)で処理し、30分間攪拌し、ジクロロメタン3mL中溶液としての2−クロロベンズアルデヒド(1.863g、13.25mmol)で処理した。反応液を環境温度で終夜攪拌した。固体材料を濾過し、濾液を濃縮し、トルエン(5mL)を加え、混合物を再度濾過した。濾液を濃縮して、(E)−エチル2−((2−クロロベンジリデン)アミノ)アセテートを得た(2.76g、12.23mmol、収率92%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm8.77(d、J=1.5Hz、1H)、8.19−8.04(m、1H)、7.45−7.39(m、2H)、7.34(ddd、J=8.3、6.0、2.6Hz、1H)、4.48(d、J=1.5Hz、2H)、4.28(q、J=7.2Hz、2H)、1.34(t、J=7.1Hz、3H)。
【0417】
コア24B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−クロロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.175g、0.232mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.047g、0.093mmol)を、窒素気流を1時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(19.36mLmL)に溶かした。得られた混合物を環境温度で1時間攪拌し(窒素吹き込みは継続)、(E)−エチル2−((2−クロロベンジリデン)アミノ)アセテート(2.75g、12.19mmol)をテトラヒドロフラン2mL中溶液として加えた。得られた溶液を氷水浴で冷却して<5℃とした。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート/テトラヒドロフラン(1Mテトラヒドロフラン中溶液、0.209mL、0.209mmol)を滴下し、次に、温度を7℃より低く維持しながら、未希釈で(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(1.5g、11.61mmol)を20分間かけて加えた。反応混合物を0℃で1時間攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液60mLで反応停止した。酢酸エチル(100mL)を加え、混合物を昇温させて環境温度とした。有機層を分離し、飽和塩化アンモニウム水溶液で2回及びブラインで洗浄し、シリカゲル層で濾過した。濾液を濃縮した。ヘプタン(70mL)を加え、沈殿(2.5g)を濾過した。濾液を、20分間の期間をかけての0−60%ヘプタン/酢酸エチルの勾配で溶離を行う12gシリカゲルカートリッジを用いるクロマトグラフィーによって精製して、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−クロロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(2.85g、8.03mmol、収率69.2%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm7.56−7.48(m、1H)、7.45−7.38(m、1H)、7.35−7.24(m、2H)、5.25(dd、J=6.7、3.0Hz、1H)、4.71(t、J=7.0Hz、1H)、4.19(qq、J=7.3、3.7Hz、2H)、3.78(t、J=7.3Hz、1H)、3.68(t、J=7.3Hz、1H)、3.07(dd、J=7.4、3.0Hz、1H)、1.24(t、J=7.1Hz、3H)、0.94(s、9H)、0.96(s、9H);MS(APCI+)m/z355(M+H+)。
【0418】
コア25
(2S,3R,4S,5S)−エチル5−(2−ブロモフェニル)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア25A
(E)−エチル2−((2−ブロモベンジリデン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(2.63g、18.85mmol)及び硫酸マグネシウム(2.269g、18.85mmol)を、ジクロロメタン(28.6mL)中、環境温度で攪拌し、トリエチルアミン(2.63mL、18.85mmol)を加えた。混合物を5分間攪拌し、2−ブロモベンズアルデヒド(2.0mL、17.13mmol)を滴下し、混合物を環境温度で16時間攪拌した。固体材料を使い捨てプラスチック製フリットで濾過し、ジクロロメタンで洗浄した。有機層を水30mLで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、(E)−エチル2−((2−ブロモベンジリデン)アミノ)アセテートを得た(4.6g、17.03mmol、収率99%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm8.70(d、J=1.6Hz、1H)、8.12(dd、J=7.7、1.9Hz、1H)、7.60(dd、J=7.8、1.3Hz、1H)、7.38(tt、J=7.6、1.1Hz、1H)、7.35−7.27(m、1H)、4.48(d、J=1.4Hz、2H)、4.28(q、J=7.1Hz、2H)、1.34(t、J=7.1Hz、3H);MS(ESI+)m/z270(M+H)
+。
【0419】
コア25B
(2S,3R,4S,5S)−エチル5−(2−ブロモフェニル)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.147g、0.195mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.042g、0.084mmol)を、窒素気流を1時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(34.3mL)に溶かした。得られた混合物を環境温度で1.5時間攪拌し、氷水浴で冷却して<5℃とした後、(E)−エチル2−((2−ブロモベンジリデン)アミノ)アセテート(4.63g、17.14mmol)を加えた。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(1Mテトラヒドロフラン中溶液、0.134mL、0.134mmol)を滴下し、次に、内部温度を<10℃に維持しながら、(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(2.324g、18.00mmol)を未希釈で25分間かけて加えた。添加が完了し、反応液を90分間攪拌した後、LC−MSにより、変換が完了したことが示された。混合物をメチルtert−ブチルエーテル(150mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液50mLとともに環境温度で15分間攪拌した。層を分離し、有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、粗固体を得て、それをヘプタン50mLから沈殿させた。混合物を氷浴で冷却して<5℃として15分間経過させ、得られた材料を濾過し、ヘプタン20mLで洗浄して、(2S,3R,4S,5S)−エチル5−(2−ブロモフェニル)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(4.303g、10.78mmol、収率62.9%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.58(dd、J=8.0、1.2Hz、1H)、7.41−7.29(m、2H)、7.24−7.14(m、1H)、5.43(dd、J=5.9、2.3Hz、1H)、4.70(dd、J=10.7、5.9Hz、1H)、4.33(qd、J=7.1、1.2Hz、2H)、3.82(t、J=7.5Hz、1H)、3.22(t、J=9.8Hz、1H)、3.03(dd、J=7.0、2.3Hz、1H)、1.36(t、J=7.1Hz、3H)、1.08(s、9H);MS(APCI+)m/z399(M+H)
+。
【0420】
コア26
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
コア26A
(E)−エチル2−((2−(トリフルオロメチル)ベンジリデン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(6.01g、43.1mmol)及び硫酸マグネシウム(5.88g、48.8mmol)のジクロロメタン(100mL)中スラリーを0℃で攪拌した。トリエチルアミン(6.00mL、43.1mmol)を滴下し、混合物を室温で1時間攪拌した。2−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(5g、28.7mmol)を加えた。15時間後、固体を濾過し、ジクロロメタンで洗浄した(200mLで3回)。ジクロロメタン層を水で洗浄し(100mLで2回)、脱水し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して、(E)−エチル2−((2−(トリフルオロメチル)ベンジリデン)アミノ)アセテートを得た(7.2g、25.8mmol、収率90%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm8.64(s、1H)、8.28(d、J=7.6Hz、1H)、7.61−7.51(m、2H)、7.69−7.67(m、1H)、4.45(s、2H)、4.24(q、J=6.8Hz、2H)、1.30(t、J=7.0Hz、3H)。
【0421】
コア26B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.169g、0.225mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.048g、0.095mmol)を、アルゴン雰囲気下に、活性化4Åモレキュラーシーブス及び攪拌バーの入った火炎乾燥フラスコに加えた。蒸留したばかりの脱水テトラヒドロフラン(20mL)を加えた。15分間攪拌後、溶液を冷却して0℃としてから、(E)−エチル2−((2−(トリフルオロメチル)ベンジリデン)アミノ)アセテート(2.408g、9.29mmol)を加え、次にカリウムtert−ブトキシド(0.155mL、0.155mmol)。(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(1g、7.74mmol)をゆっくり加えた。反応混合物を0℃で5時間攪拌し、水(80mL)をフラスコに加えた。水層を酢酸エチルで抽出した(100mLで2回)。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し(80mLで2回)、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。粗取得物を、シリカゲルでのクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油混合物、1:40)によって精製して、標題化合物を得た(2g、5.10mmol、収率65.8%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.69−7.41(m、4H)、5.07−5.06(m、1H)、4.81−4.78(m、1H)、4.32(q、2H)、3.82(t、J=7.2Hz、1H)、3.15−3.13(m、1H)、3.01(t、J=8.6Hz、1H)、1.34(t、J=7.2Hz、3H)、1.03(s、9H)。
【0422】
コア27
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジフルオロメチル)フェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア27A
(E)−エチル2−((2−(ジフルオロメチル)ベンジリデン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(1.788g、12.81mmol)及び硫酸マグネシウム(3.08g、25.6mmol)のジクロロメタン(21.35mL)(脱水)中混合物をトリエチルアミン(1.785mL、12.81mmol)で処理し、10分間攪拌し、ジクロロメタン4mL中溶液としての2−(ジフルオロメチル)ベンズアルデヒド(2.00g、12.81mmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。固体材料を濾過し、濾液を濃縮し、トルエン(25mL)を加え、混合物を再度濾過した。混合物を濃縮して、(E)−エチル2−((2−(ジフルオロメチル)ベンジリデン)アミノ)アセテート(3.0g、12.44mmol、収率97%)を得て、それを次の段階に直接用いた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm8.59(t、J=1.4Hz、1H)、8.00−7.87(m、1H)、7.70(dd、J=6.6、2.3Hz、1H)、7.63−7.52(m、2H)、7.35(t、J=55.1Hz、1H)、4.47(d、J=1.3Hz、2H)、4.28(q、J=7.1Hz、2H)、1.34(t、J=7.1Hz、3H)。
【0423】
コア27B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジフルオロメチル)フェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.187g、0.249mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.050g、0.099mmol)を、N
2気流を1時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(12.9mL)に溶かした。得られた混合物を環境温度で1時間攪拌し(窒素吹き込みは継続)、(E)−エチル2−((2−(ジフルオロメチル)ベンジリデン)アミノ)アセテート(3.0g、12.44mmol)をテトラヒドロフラン1.5mL中溶液として加えた。得られた溶液を氷水浴で冷却して<5℃とした。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート/テトラヒドロフラン(0.224mL、0.224mmol)を滴下し、次に、温度を7℃より低く維持しながら、未希釈の(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(1.606g、12.44mmol)を2分間かけて加えた。反応混合物を0℃で3時間攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液10mLで反応停止し、酢酸エチル30mLを加え、それを昇温させて環境温度とした。有機層を分離し、飽和塩化アンモニウム水溶液(20mLで2回)及びブラインで洗浄し、シリカゲル層で濾過した。濾液を濃縮した。残留物をヘプタンで磨砕し、傾斜法で分離し、熱ヘプタンから沈殿させ、濾過して、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジフルオロメチル)フェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(2.48g、6.70mmol、収率53.8%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm7.64(d、J=7.7Hz、1H)、7.57−7.53(m、1H)、7.48(t、J=7.4Hz、1H)、7.45−7.39(m、1H)、7.38(t、J=54.4Hz、1H)、5.19(dd、J=7.0、3.4Hz、1H)、4.79(t、J=6.5Hz、1H)、4.19(qd、J=7.1、2.4Hz、2H)、3.83−3.61(m、2H)、3.11(dd、J=6.9、3.5Hz、1H)、1.24(t、J=7.1Hz、3H)、0.93(s、9H);MS(ESI+)m/z371(M+H)
+。
【0424】
コア28
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−エチルフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア28A
(E)−エチル2−((2−エチルベンジリデン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(1.85g、13.25mmol)及び硫酸マグネシウム(3.19g、26.5mmol)のジクロロメタン(22mL)中混合物を、トリエチルアミン(1.847mL、13.25mmol)で処理し、10分間攪拌し、ジクロロメタン1mL中溶液としての2−エチルベンズアルデヒド(1.778g、13.25mmol)で処理した。反応液を環境温度で終夜攪拌した。固体材料を濾過し、濾液を水で洗浄し、有機分画を分離した。有機分画をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、(E)−エチル2−((2−エチルベンジリデン)アミノ)アセテートを得た(2.65g、12.09mmol、収率91%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm8.63(s、1H)、7.96(dd、J=7.8、1.5Hz、1H)、7.37(td、J=7.5、1.5Hz、1H)、7.26(d、J=6.1Hz、1H)、7.25−7.19(m、1H)、4.43(d、J=1.4Hz、2H)、4.26(q、J=7.1Hz、2H)、2.89(q、J=7.5Hz、2H)、1.32(t、J=7.1Hz、3H)、1.26(t、J=7.6Hz、3H)。
【0425】
コア28B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−エチルフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.182g、0.242mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.049g、0.097mmol)を、窒素気流を1時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(18mL)に溶かした。得られた混合物を環境温度で1時間攪拌し(窒素吹き込みは継続)、テトラヒドロフラン1mL中の(E)−エチル2−((2−エチルベンジリデン)アミノ)アセテート(コア28A、2.65g、12.09mmol)を加え、得られた溶液を氷水浴で冷却して<5℃とした。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート/テトラヒドロフラン(0.218mL、0.218mmol)を滴下し、次に、温度を7℃より低く維持しながら、テトラヒドロフラン1mL中の(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(1.561g、12.09mmol)を2分間かけて加えた。反応混合物を0℃で1.5時間攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液20mL及び酢酸エチル50mLで反応停止し、昇温させて環境温度とした。有機層を分離し、飽和塩化アンモニウム水溶液で2回、次にブラインで洗浄し、シリカゲル層で濾過した。濾液を濃縮し、20分間の期間をかけての0−60%ヘプタン/酢酸エチルの勾配で溶離を行う40gシリカゲルカートリッジを用いるクロマトグラフィーによって精製した。粗取得物をヘプタンで磨砕し、沈殿を濾過して、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−エチルフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(2.11g、6.06mmol、収率50.1%)。
1H NMR(501MHz、DMSO−d
6)δppm7.40−7.29(m、1H)、7.25−7.15(m、2H)、7.11(td、J=7.4、1.8Hz、1H)、5.17(dd、J=7.0、3.5Hz、1H)、4.64(t、J=7.4Hz、1H)、4.19(qd、J=7.1、3.8Hz、2H)、3.72(t、J=7.6Hz、1H)、3.47(t、J=7.5Hz、1H)、3.07(dd、J=7.9、3.5Hz、1H)、2.72(dt、J=15.0、7.5Hz、1H)、2.63(dt、J=15.0、7.5Hz、1H)、1.22(dt、J=16.4、7.3Hz、6H)、0.93(s、9H);MS(APCI+)m/z349(M+H+)。
【0426】
コア29
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(3−クロロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア29A
(E)−エチル2−((3−クロロベンジリデン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(5.96g、42.7mmol)及び硫酸マグネシウム(5.14g、42.7mmol)をジクロロメタン(50.8mL)に懸濁させた。トリエチルアミン(5.95mL、42.7mmol)を加え、反応混合物を環境温度で1時間攪拌し、次に3−クロロベンズアルデヒド(4.03mL、35.6mmol)を注射器によって加えた。反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。固体を、フリット漏斗を用いる濾過によって除去し、フィルターケーキをジクロロメタン(10mL)で洗浄した。濾液を水10mLで2回及びブライン10mLで急速に洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm8.24(d、J=1.3Hz、1H)、7.81(t、J=1.8Hz、1H)、7.62(dt、J=7.6、1.4Hz、1H)、7.48−7.29(m、2H)、4.40(d、J=1.3Hz、2H)、4.24(q、J=7.1Hz、2H)、1.31(t、J=7.1Hz、3H)。
【0427】
コア29B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(3−クロロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.192g、0.255mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.056g、0.111mmol)を、N
2気流を1時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(50mL)に溶かした。得られた溶液を環境温度で1時間攪拌し、4Åモレキュラーシーブス(6g、22.16mmol)を加え、次に、(E)−エチル2−((3−クロロベンジリデン)アミノ)アセテート(6.0g、26.6mmol)をテトラヒドロフラン3mL中溶液として加えた。得られた懸濁液を氷水浴で冷却して<5℃とした。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(1Mテトラヒドロフラン中溶液、0.177mL、0.177mmol)を滴下し、次に、温度を10℃より低く維持しながら、(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(2.86g、22.16mmol)をテトラヒドロフラン2mL中溶液として10分間かけて加えた。同じ温度で10分後に、LC−MSによる測定で、反応は完結した。飽和塩化アンモニウム水溶液5mLで反応停止し、メチルtert−ブチルエーテル(50mL)で希釈した後に珪藻土で濾過した。濾液を、環境温度で飽和塩化アンモニウム水溶液(20mL)とともに15分間攪拌し、層を分離した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、粗残留物を得た。粗取得物を、120gシリカゲルカラムに負荷し、20分間かけての0:100から30:70メチルtert−ブチルエーテル:ヘプタンで溶離して、標題化合物5.83gを得た。
1H NMR(501MHz、CDCl
3)δppm7.33(dq、J=1.7、1.0Hz、1H)、7.30−7.24(m、2H)、7.22−7.16(m、1H)、5.11(dd、J=6.0、2.5Hz、1H)、4.40(dd、J=12.0、6.0Hz、1H)、4.31(qd、J=7.1、1.1Hz、2H)、3.79(dd、J=9.6、7.1Hz、1H)、3.21(dd、J=11.9、9.7Hz、1H)、2.96(dd、J=7.2、2.6Hz、1H)、1.34(t、J=7.1Hz、3H)、1.05(s、9H);MS(ESI+)m/z355.1(M+H)
+。
【0428】
コア30
(2S,3R,4S,5S)−エチル5−(3−ブロモフェニル)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア30A
(E)−エチル2−((3−ブロモベンジリデン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(2.490g、17.84mmol)及び硫酸マグネシウム(2.147g、17.84mmol)を、ジクロロメタン(24.13mL)中、環境温度で攪拌し、トリエチルアミン(2.486mL、17.84mmol)を加えた。混合物を5分間攪拌し、3−ブロモベンズアルデヒド(1.890mL、16.21mmol)を滴下した。混合物を環境温度で16時間攪拌した。固体材料を使い捨てプラスチック製フリットで濾過し、ジクロロメタンで洗浄した。有機層を水30mLで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、(E)−エチル2−((3−ブロモベンジリデン)アミノ)アセテートを得た(4.38g、16.21mmol、収率100%)。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δppm8.27(d、J=1.4Hz、1H)、8.01(t、J=1.8Hz、1H)、7.70(dt、J=7.7、1.3Hz、1H)、7.61(ddd、J=8.0、2.0、1.0Hz、1H)、7.33(t、J=7.8Hz、1H)、4.44(d、J=1.3Hz、2H)、4.28(q、J=7.1Hz、2H)、1.35(t、J=7.1Hz、3H);MS(ESI+)m/z224(M+H)
+。
【0429】
コア30B
(2S,3R,4S,5S)−エチル5−(3−ブロモフェニル)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.139g、0.184mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.040g、0.079mmol)を、窒素気流を1時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(32.4mL)に溶かした。得られた混合物を環境温度で1.5時間攪拌し、氷水浴で冷却して<5℃とした後、(E)−エチル2−((3−ブロモベンジリデン)アミノ)アセテート(4.38g、16.21mmol)を加えた。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(1Mテトラヒドロフラン中溶液、0.127mL、0.127mmol)を滴下し、次に、内部温度を<10℃に維持しながら、(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(2.199g、17.03mmol)を未希釈で25分間かけて加えた。添加完了後、混合物を2時間攪拌した。追加のカリウム2−メチルプロパン−2−オレート(1Mテトラヒドロフラン中溶液、0.127mL、0.127mmol)を加えた。30分後、反応混合物をメチルtert−ブチルエーテル(150mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液50mLとともに環境温度で15分間攪拌した。層を分離した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、粗残留物を得て、それをヘプタン5mLで3回磨砕した。ヘプタン不溶物を、40分かけての5−50%酢酸エチル/ヘプタンの勾配を用いる80gシリカゲルカートリッジを用いてクロマトグラフィー精製して、(2S,3R,4S,5S)−エチル5−(3−ブロモフェニル)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(2.76g、6.91mmol、収率42.6%)。n−ヘキサン(約1mL)を残留物約50mgに加え、混合物を昇温させて45℃とし、次に放冷した。
1H NMR(501MHz、CDCl
3)δppm7.50(d、J=1.9Hz、1H)、7.45(dt、J=7.5、1.7Hz、1H)、7.29−7.19(m、2H)、5.13(dd、J=6.0、2.6Hz、1H)、4.41(dd、J=11.9、6.0Hz、1H)、4.33(qd、J=7.1、1.1Hz、2H)、3.81(dd、J=9.5、7.2Hz、1H)、3.27−3.17(m、1H)、2.98(dd、J=7.2、2.5Hz、1H)、1.37(t、J=7.2Hz、3H)、1.07(s、9H);MS(APCI+)m/z399(M+H)
+。相対及び絶対立体化学を、X線解析によって確認した。
【0430】
コア31
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(3−(tert−ブチル)フェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア31A
(E)−エチル2−((3−(tert−ブチル)ベンジリデン)アミノ)アセテート
CH
2Cl
2(10mL)中のエチル2−アミノアセテート、塩酸(CAS番号623−33−6、776mg、5.56mmol)及び硫酸マグネシウム(669mg、5.56mmol)に、トリエチルアミン(0.775mL、5.56mmol)を加えた。混合物を環境温度で5分間攪拌し、3−(tert−ブチル)ベンズアルデヒド(820mg、5.05mmol)を滴下し、混合物を終夜攪拌した。混合物を濾過し、固体をCH
2Cl
2で洗浄した(10mLで2回)。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、(E)−エチル2−((3−(tert−ブチル)ベンジリデン)アミノ)アセテートを得た(1.08g、収率86%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm8.31(s、1H)、7.81(t、J=1.9Hz、1H)、7.60(dt、J=7.5、1.4Hz、1H)、7.50(ddd、J=7.8、2.1、1.2Hz、1H)、7.37(t、J=7.7Hz、1H)、4.41(d、J=1.2Hz、2H)、4.25(q、J=7.1Hz、2H)、1.36(s、9H)、1.32(t、J=7.1Hz、3H)。
【0431】
コア31B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(3−(tert−ブチル)フェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(37mg、0.049mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(CAS番号42152−46−5、10.18mg、0.020mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中混合物に、N
2を1時間吹き込んだ。テトラヒドロフラン(5mL)中のコア31A(1g、4.04mmol)を0℃で加え、次にカリウム2−メチルプロパン−2−オレート(3.63mg、0.032mmol)を滴下し、最後に、内部温度を<10℃に維持しながら、(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(548mg、4.25mmol)を滴下した。混合物を同じ温度で1時間攪拌し、酢酸エチル(20mL)及び飽和塩化アンモニウム水溶液(20mL)で希釈し、環境温度で30分間攪拌した。有機層をNaHCO
3及びブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して標題化合物を得て、それを、それ以上精製せずに次の段階で用いた。LC/MS(APCI+)m/z377(M+1)
+。
【0432】
コア32
(2S,3R,4S,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−5−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア32A
(E)−エチル2−(((1−イソプロピル−1H−ピラゾール−5−イル)メチレン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(2.223g、15.92mmol)及び硫酸マグネシウム(1.917g、15.92mmol)を、ジクロロメタン(24.13mL)中、環境温度で攪拌し、トリエチルアミン(2.185mL、15.67mmol)を加えた。混合物を5分間攪拌し、1−イソプロピル−1H−ピラゾール−5−カルボアルデヒド(2.0g、14.48mmol)を滴下した。混合物を環境温度で16時間攪拌した。固体材料を使い捨てプラスチック製フリットで濾過し、ジクロロメタンで洗浄した。有機層を水30mLで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、(E)−エチル2−(((1−イソプロピル−1H−ピラゾール−5−イル)メチレン)アミノ)アセテートを得た(3.23g、14.47mmol、収率100%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm8.29(t、J=1.3Hz、1H)、7.52(d、J=1.9Hz、1H)、6.58(d、J=2.0Hz、1H)、5.48(p、J=6.6Hz、1H)、4.38(d、J=1.3Hz、2H)、4.24(q、J=7.2Hz、2H)、1.50(d、J=6.6Hz、6H)、1.31(t、J=7.1Hz、3H);MS(ESI+)m/z224(M+H)
+。
【0433】
コア32B
(2S,3R,4S,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−5−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.124g、0.164mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.036g、0.071mmol)を、窒素気流を1時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(28.9mL)に溶かした。得られた混合物を環境温度で1.5時間攪拌し、氷水浴で冷却して<5℃とした後、(E)−エチル2−(((1−イソプロピル−1H−ピラゾール−5−イル)メチレン)アミノ)アセテート(3.23g、14.47mmol)を加えた。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(1Mテトラヒドロフラン中溶液、0.113mL、0.113mmol)を滴下し、次に、内部温度を<10℃に維持しながら、(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(1.962g、15.19mmol)を未希釈で25分間かけて加えた。添加完了後、反応液を2時間攪拌した。混合物をメチルtert−ブチルエーテル(150mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液50mLとともに環境温度で15分間攪拌した。層を分離し、有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過後、合わせた有機層を濃縮し、ヘプタン5mLで3回磨砕し、ヘプタン中にドライアイスで終夜放置した。溶媒を除去し、得られた材料を濃縮した。n−ヘキサンを加え、混合物を磨砕し、環境温度で1時間攪拌した。混合物を濾過して固体を得て、それをヘプタン10mLで洗浄して、(2S,3R,4S,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−5−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(2.556g、7.25mmol、収率50.1%)。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δppm7.50(d、J=1.9Hz、1H)、6.21(d、J=1.9Hz、1H)、5.04(dd、J=5.9、2.3Hz、1H)、4.47(ddd、J=21.6、12.9、6.2Hz、2H)、4.35(qd、J=7.2、1.8Hz、2H)、3.82(dd、J=9.4、6.6Hz、1H)、3.30(dd、J=12.3、9.5Hz、1H)、3.02(dd、J=6.7、2.3Hz、1H)、1.60(d、J=6.6Hz、3H)、1.56(d、J=6.5Hz、3H)、1.37(t、J=7.1Hz、3H)、1.10(s、9H);MS(APCI+)m/z353(M+H)
+。絶対化学を、X線回折解析によって確認した。
【0434】
コア33
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(4−フルオロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア33A
(E)−エチル2−((4−フルオロベンジリデン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(33.7g、242mmol)及び硫酸マグネシウム(33.0g、274mmol)のジクロロメタン(320mL)中混合物に、トリエチルアミン(33.7mL、242mmol)を加えた。混合物を室温で20分間攪拌し、次に4−フルオロベンズアルデヒド(20.00g、161mmol)を滴下した。得られた混合物を25℃で20分間攪拌した。LC/MSは、反応の完了を示した。固体を濾去し、ジクロロメタン(200mL)で洗浄した。合わせた濾液を水(150mL)及びブライン(150mL)で洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、(E)−エチル2−((4−フルオロベンジリデン)アミノ)アセテートを得た(30g、129mmol、収率80%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm8.20(s、1H)、7.70−7.72(m、2H)、7.01−7.05(m、2H)、4.31(s、2H)、4.16(q、J=8Hz、2H)、1.23(t、J=8Hz、3H);LC/MS(ESI+)m/z210.1(M+H)
+。
【0435】
コア33B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(4−フルオロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
活性化4Åモレキュラーシーブス及び攪拌バーの入った火炎乾燥シュレンク管に、アルゴン雰囲気下に、トリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(145.1mg、0.28mmol)及び(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.423g、0.561mmol)及び蒸留したばかりの脱水テトラヒドロフラン(50mL)を加えた。混合物を室温で15分間攪拌し、冷却して0℃とした。その混合物に、(E)−エチル2−((4−フルオロベンジリデン)アミノ)アセテート(4.86g、23.23mmol)、カリウムtert−ブトキシド(0.387mL、0.387mmol)及び(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(2.50g、19.36mmol)を加えた。混合物を0℃で6時間攪拌した。固体を短いシリカゲル層で濾去した。濾液を濃縮した。残留物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%石油エーテル/酢酸エチルで溶離)によって精製して、標題化合物((2S、3R、4S、5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(4−フルオロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(3.0g、8.87mmol、収率45.8%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.28−7.33(m、2H)、7.05−7.07(m、2H)、5.11(dd、J=4Hz、8Hz、1H)、4.44(d、J=8Hz、1H)、4.33(q、J=8Hz、2H)、3.82(d、J=8Hz、1H)、2.99(dd、J=4Hz、8Hz、1H)、1.36(t、J=8Hz、3H)、1.06(s、9H);LC/MS(ESI+)m/z339.2(M+H)
+。
【0436】
コア34
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア34A
(E)−エチル2−((2,6−ジフルオロベンジリデン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(1.85g、13.25mmol)及び硫酸マグネシウム(3.19g、26.5mmol)のCH
2Cl
2(22.09mL)(脱水)中混合物を、トリエチルアミン(1.847mL、13.25mmol)で処理し、10分間攪拌し、CH
2Cl
2(約3mL)中溶液としての2,6−ジフルオロベンズアルデヒド(1.883g、13.25mmol)で処理した。バイアルにキャップを施し、室温で終夜攪拌した。固体材料を濾過し、濾液を濃縮した。トルエン(5mL)を加え、混合物を再度濾過した。濾液を濃縮して、(E)−エチル2−((2,6−ジフルオロベンジリデン)アミノ)アセテートを得て(2.9g、12.76mmol、収率96%)、それを次の段階で直接用いた。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm8.54(d、J=1.3Hz、1H)、7.13−6.81(m、3H)、4.49(s、2H)、4.28(q、J=7.1Hz、2H)、1.34(t、J=7.1Hz、3H)。
【0437】
コア34B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.175g、0.232mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.047g、0.093mmol)を、窒素気流を1時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(19mL)に溶かした。得られた混合物を、環境温度で1時間攪拌した(窒素吹き込みは継続)。テトラヒドロフラン2mL中の(E)−エチル2−((2,6−ジフルオロベンジリデン)アミノ)アセテート(2.9g、12.76mmol)を加え、得られた溶液を氷水浴で冷却して<5℃とした。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート/テトラヒドロフラン(1Mテトラヒドロフラン中溶液、0.244mL、0.244mmol)を滴下し、次に、温度を7℃より低く維持しながら、テトラヒドロフラン2mL中の(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(1.5g、11.61mmol)を2分間かけて加えた。反応混合物を0℃で1.5時間攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液20mL及び酢酸エチル50mLで反応停止し、昇温させて環境温度とした。有機層を分離し、飽和塩化アンモニウム水溶液で2回及びブラインで洗浄し、シリカゲル層で濾過した。濾液を濃縮した。ヘプタン(60mL)を加え、沈殿(1.5g)を濾過し、濾液を、20分間の期間をかけての0−60%ヘプタン/酢酸エチルの勾配で溶離を行う40gシリカゲルカートリッジを用いるクロマトグラフィーによって精製して、粗残留物を得た。粗取得物をヘプタンで磨砕し、沈殿を濾過して、合わせた収量の(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−エチルフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(1.9g、5.33mmol、収率45.9%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm7.64(d、J=7.7Hz、1H)、7.57−7.53(m、1H)、7.48(t、J=7.4Hz、1H)、7.45−7.39(m、1H)、7.38(t、J=54.4Hz、1H)、5.19(dd、J=7.0、3.4Hz、1H)、4.79(t、J=6.5Hz、1H)、4.19(qd、J=7.1、2.4Hz、2H)、3.83−3.61(m、2H)、3.11(dd、J=6.9、3.5Hz、1H)、1.24(t、J=7.1Hz、3H)、0.93(s、9H);MS(ESI+)m/z371(M+H)
+。
【0438】
コア35
rac−(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(tert−ブチル)−5−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア35A
(E)−tert−ブチル2−(((1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート
tert−ブチル2−アミノアセテート塩酸塩(503mg、3.00mmol)、1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボアルデヒド(412mg、3.00mmol)及び硫酸マグネシウム(723mg、6.01mmol)の脱水CH
2Cl
2(5mL)中懸濁液を攪拌しながら、それに室温で、トリエチルアミン(420μL、3.01mmol)を加えた。反応混合物を終夜攪拌し、濾過して、1:1CH
2Cl
2/トルエンで洗い、その後、濾液を濃縮した。残留物をトルエンに加え、混合物を珪藻土で濾過し、トルエンで洗った。得られた濾液をフィルターディスクで濾過し、再度トルエンで洗い、濃縮し、アセトニトリルから再生して、イミン及びそれの二量体の混合物716mgを得た。その化合物を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
【0439】
コア35B
rac−(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(tert−ブチル)−5−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(49mg、65μmol)及びトリフ酸銅(I)ベンゼン錯体(13mg、26μmol)を窒素下に置き、窒素を45分間吹き込んでおいた脱水テトラヒドロフラン(2mL)に溶かした。得られた溶液を室温で100分間攪拌し、−10℃浴で冷却し、コア35A(0.71g、<3mmol)のテトラヒドロフラン(6mL)中溶液を滴下した。カリウムtert−ブトキシド(1Mテトラヒドロフラン中溶液、60μL、60μmol)を加え、数分後、(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(326μL、2.50mmol)を30分かけて加えた。−10℃溶液を90分間かけて昇温させて15℃とし、低温浴から外し、室温で1週間攪拌した。反応混合物を1MpH7リン酸カリウム緩衝液(300μL)で反応停止し、2分間攪拌し、濃NH
4OH水溶液(50μL)で処理し、メチルtert−ブチルエーテル(8mL)及びヘプタン(1mL)を加えることで分配した。有機相をシリカ上に直接乗せ、次に含水残留物のメチルtert−ブチルエーテル抽出物を乗せて、迅速にクロマトグラフィー(0%から20%CH
3CN/メチルtert−ブチルエーテル)を行って粗生成物を行い、それを、シリカでの第2のクロマトグラフィー(20%から100%酢酸エチル/[1:1CH
2Cl
2/ヘプタン])によってさらに精製して、キラル豊富取得物48mg(2段階で5%)を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.35−7.32(m、1H)、7.28−7.25(m、1H)、6.18(dd、J=7.0、6.8Hz、1H)、5.56(dd、J=5.5、2.2Hz、1H)、4.47−4.41(m、1H)、3.69−3.65(m、1H)、3.57(s、3H)、3.21−3.14(m、1H)、2.80(dd、J=6.9、2.2Hz、1H)、1.53(s、9H)、1.06(s、9H);MS(ESI)m/z138(M+H)
+。
【0440】
コア36
rac−(2R,3S,4R,5R)−tert−ブチル3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
コア36A
2−メトキシ−2−メチルプロパン−1−オール
2,2−ジメチルオキシラン(25g、347mmol)をCH
3OH 100mLに溶かした。得られた溶液を、大気に開放された250mL二頸丸底フラスコ中、硫酸(10mg、0.102mmol)のメタノール(2.0mL)中溶液に、滴下漏斗によって30分かけて滴下した。添加中は、発熱が大きいため、フラスコを室温の水浴に入れた。添加中、内部温度を<35℃に維持した。添加完了したら、溶液を4時間還流させた。混合物を冷却して環境温度とし、KOHのCH
3OH中溶液でpH7−7.5に中和した(pH計を用いてモニタリング)。CH
3OHを35℃浴温で減圧下に除去して、2−メトキシ−2−メチルプロパン−1−オールを得た(36g、346mmol)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm3.41(d、J=5.7Hz、2H)、3.21(d、J=0.7Hz、3H)、2.20(t、J=6.1Hz、1H)、1.14(s、6H)。
【0441】
コア36B
2−メトキシ−2−メチルプロパナール
コア36A(26.77g、257mmol)を、ジクロロメタン(402mL)及び飽和重炭酸ナトリウム水溶液(268mL)の混合物に溶かした。得られた二相混合物を氷水浴で冷却して<5℃とした。臭化カリウム(30.6g、257mmol)及びTEMPO(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−イル)オキシルオロキシダニル(oroxidanyl)、0.803g、5.14mmol)を加え、次に次亜塩素酸ナトリウム、10−15%を25mLずつ加えた(225mL、3645mmol)。混合物をジクロロメタンで抽出し、合わせた抽出液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、浴温を<20℃に維持しながら、減圧下に濃縮した。残留物を大気圧で蒸留した。標題化合物は、沸点約100℃を有していた。所望の生成物を含む分画を合わせて、2−メトキシ−2−メチルプロパナールを得た(6.8g、66.6mmol)。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm9.59(s、1H)、3.31(s、3H)、1.28(s、6H)。
【0442】
コア36C
3−メトキシ−3−メチル−1−ニトロブタン−2−オール
コア36B(4g、39.2mmol)及びニトロメタン(3.17mL、58.7mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)及びtert−ブタノール(6mL)に溶かした。冷却して氷浴で<5℃とした後、1Mカリウムtert−ブトキシド(3.92mL、3.92mmol)/テトラヒドロフランを、発熱を回避するように注意しながら滴下した。混合物を水20mLに投入し、メチルtert−ブチルエーテル20mLで3回抽出した。合わせた抽出液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、3−メトキシ−3−メチル−1−ニトロブタン−2−オールを得た(4.82g、25mmol)。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm4.63(dd、J=12.9、2.4Hz、1H)、4.45(dd、J=12.9、9.8Hz、1H)、4.21(ddd、J=9.8、6.2、2.4Hz、1H)、3.26(s、3H)、2.83(d、J=6.3Hz、1H)、1.24(d、J=1.6Hz、6H)。MS(DCI+)m/z181(M+NH
4)
+。
【0443】
コア36D
(E)−3−メトキシ−3−メチル−1−ニトロブタ−1−エン
コア36C(4.6g、28.2mmol)を脱水ジクロロメタン40mLに溶かし、溶液を冷却して−78℃とした。トリエチルアミン(9.82mL、70.5mmol)を加え、次にメシルクロライド(2.64mL、33.8mmol)を滴下した。反応混合物を同じ温度で2時間攪拌し、昇温させて環境温度とした。混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮し、40gシリカゲルカラムでの20分間かけての0%から20%酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行うフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物2.66gを得た。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm7.20(d、J=13.4Hz、1H)、7.08(d、J=13.4Hz、1H)、3.27(d、J=0.7Hz、3H)、1.40(s、6H);MS(ESI+)m/z163(M+NH
4)
+。
【0444】
コア36E
rac−(2R,3S,4R,5R)−tert−ブチル3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
(E)−tert−ブチル2−(ベンジリデンアミノ)アセテート(コア1A、3.0g、12.72mmol)の脱水テトラヒドロフラン(46mL)中溶液に、1.5M臭化リチウム溶液(14.25mL、21.38mmol)を加え、得られた混合物をドライアイス/アセトン浴で冷却した。コア36D(1.847g、12.72mmol)のテトラヒドロフラン(4.9mL)中溶液をゆっくり加え、次に2,3,4,6,7,8,9,10−オクタヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン(2.56mL、16.99mmol)を滴下した。反応混合物を約−78℃で1時間攪拌した後、ドライアイスを浴から外し、浴を60分間かけて昇温させて−15℃とし、さらに60分かけて0℃とした。冷却浴を外し、反応混合物を室温で15分間攪拌し、飽和NH
4Cl水溶液(50mL)を加えて、メチルtert−ブチルエーテル(50mL)で洗った。二相混合物を十分に攪拌し、次にブライン(50mL)で希釈した。水相を分離し、メチルtert−ブチルエーテルで2回抽出し、合わせた有機相をブラインで洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して残留物を得て、それをヘプタン40mLで磨砕し、環境温度で16時間保存した。得られた固体を濾過した。濾液を濃縮し、12gカラムに乗せ、20分間の期間をかけての0−60%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行い、濾過した固体と合わせて、rac−(2R,3S,4R,5R)−tert−ブチル3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート、1975を得た(2,.45g、6.72mmol、収率52.8%)。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm7.40−7.29(m、5H)、5.36(dd、J=6.0、2.2Hz、1H)、4.58(s、1H)、3.96(d、J=6.6Hz、1H)、3.27(s、3H)、3.04(dd、J=6.7、2.2Hz、1H)、1.57(s、9H)、1.35(s、3H)、1.31(s、3H);MS(ESI+)m/z365(M+H)
+。
【0445】
コア37
(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.169g、0.224mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.056g、0.112mmol)を、窒素気流を1時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(28mL)に溶かした。得られた混合物を環境温度で1時間攪拌し(窒素吹き込みは継続)、(E)−tert−ブチル2−(ベンジリデンアミノ)アセテート(4.15g、18.95mmol)をテトラヒドロフラン5mL中溶液として加え、得られた溶液を氷水浴で冷却して<5℃とした。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート/テトラヒドロフラン(1Mテトラヒドロフラン中溶液、0.177mL、0.177mmol)を滴下し、次に、温度を7℃より低く維持しながら、コア36Dからの(E)−3−メトキシ−3−メチル−1−ニトロブタ−1−エン(2.5g、17.22mmol)を10分間かけて加えた。反応混合物を0℃で45分間攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液50mL及びエチルエーテル75mLで反応停止し、昇温させて環境温度とした。エーテル層を分離し、飽和塩化アンモニウム水溶液で2回、次にブラインで洗浄し、シリカゲル層で濾過した。混合物を濃縮して粗取得物を得て、それをn−ヘプタン(50mL)で希釈し、20分間の期間をかけての0−50%ヘプタン/酢酸エチルの勾配で溶離を行う40gシリカゲルカートリッジを用いてクロマトグラフィー精製して粗生成物を得て、それをヘプタン100mL中で沈殿させて、(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレートを得た(3.33g、9.14mmol、収率53.1%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm7.41−7.23(m、5H)、5.36(dd、J=5.9、2.2Hz、1H)、4.62−4.52(m、1H)、4.00−3.91(m、1H)、3.27(s、3H)、3.04(dd、J=6.7、2.2Hz、1H)、1.57(s、9H)、1.34(s、3H)、1.31(s、3H)。;MS(APCI+)m/z365(M+H+)。絶対立体化学は、X線回折解析によって確認した。
【0446】
コア38
(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア38A
(E)−tert−ブチル2−(((2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート
tert−ブチル2−アミノアセテート、塩酸(2.411g、14.38mmol)及び硫酸マグネシウム(3.46g、28.8mmol)をジクロロメタン(23.97mL)に懸濁させ、懸濁液を2−(ジメチルアミノ)ニコチンアルデヒド(2.16g、14.38mmol)及びトリエチルアミン(2.005mL、14.38mmol)で処理した。混合物を環境温度で16時間攪拌した。固体材料を濾過し、濾液を水で洗浄した。有機層を除去し、Na
2SO
4で脱水し、再度濾過し、次に濃縮して、(E)−tert−ブチル2−(((2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテートを得た(4.06g、15.42mmol、収率107%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm8.38(s、1H)、8.29(dd、J=4.8、2.0Hz、1H)、8.10(dd、J=7.6、2.0Hz、1H)、6.87(dd、J=7.5、4.8Hz、1H)、4.34(d、J=1.2Hz、2H)、3.01(s、6H)、1.52(s、9H);MS(ESI+)m/z264(M+H)
+。
【0447】
コア38B
(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.034g、0.045mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.011g、0.022mmol)を、窒素気流を1時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした。得られた混合物を環境温度で1時間攪拌し(窒素吹き込みは継続)、(E)−tert−ブチル2−(((2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート(0.998g、3.79mmol)をテトラヒドロフラン0.574mL中溶液として加えた。得られた溶液を氷水浴で冷却して<5℃とした。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート/テトラヒドロフラン(0.09mL、0.090mmol)を滴下し、次に、温度を7℃より低く維持しながら、(E)−3−メトキシ−3−メチル−1−ニトロブタ−1−エン(0.5g、3.44mmol)を10分間かけて加えた。反応混合物を0℃で45分間攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液3mL及びエチルエーテル10mLで反応停止し、昇温させて環境温度とした。エーテル層を分離し、飽和塩化アンモニウム水溶液で2回、ブラインで洗浄し、シリカゲル層で濾過した。濾液を濃縮し、20分間の期間をかけての0−50%ヘプタン/酢酸エチルの勾配で溶離を行う40gシリカゲルカートリッジを用いるクロマトグラフィーによって精製して、(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(0.98g、2.399mmol、収率69.6%)。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm8.28(dd、J=4.8、1.8Hz、1H)、7.62(ddd、J=7.6、1.8、0.9Hz、1H)、6.96(dd、J=7.6、4.8Hz、1H)、5.69(dd、J=5.7、2.2Hz、1H)、4.76(s、1H)、3.94(d、J=6.6Hz、1H)、3.28(s、3H)、3.14(s、1H)、3.02(dd、J=6.7、2.1Hz、1H)、2.84(s、6H)、1.56(s、9H)、1.36(s、3H)、1.31(s、3H);MS(APCI+)m/z409(M+H+)。
【0448】
コア39
(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア39A
(E)−tert−ブチル2−(((2−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート
グリシンtert−ブチルエステル塩酸塩(1.350g、8.05mmol)及び硫酸マグネシウム(1.494g、12.41mmol)のジクロロメタン(12.0mL)中混合物をトリエチルアミン(1.122mL、8.05mmol)で処理し、30分間攪拌し、ジクロロメタン3mL中溶液としての2−メトキシニコチンアルデヒド(0.92g、6.71mmol)で処理した。反応液を室温で終夜攪拌した。混合物をジクロロメタンとともに移して、濾過して、固体を除去した。固体をジクロロメタンで洗浄した。合わせた濾液を水(5mL)で洗浄した。層を分離し、水層をジクロロメタン5mLで抽出した。合わせたジクロロメタン層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、(E)−tert−ブチル2−(((2−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテートを得た(1.52g、6.07mmol、収率91%)。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm8.73(s、1H)、8.05(dd、J=7.7、1.8Hz、1H)、7.42(ddd、J=8.3、7.3、1.8Hz、1H)、7.06−6.96(m、1H)、6.93(dd、J=8.4、0.9Hz、1H)、4.34(d、J=1.3Hz、2H)、3.90(s、3H)、1.52(s、9H)。
【0449】
コア39B
(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.034g、0.045mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.011g、0.022mmol)を、窒素気流を1時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした。得られた混合物を環境温度で1時間攪拌し(窒素吹き込みは継続)、(E)−tert−ブチル2−(((2−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート(0.948g、3.79mmol)をテトラヒドロフラン0.574mL中溶液として加えた。得られた溶液を氷水浴で冷却して<5℃とした。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート/テトラヒドロフラン(0.09mL、0.090mmol)を滴下し、次に、温度を7℃より低く維持しながら、コア36D(0.5g、3.44mmol)を10分間かけて加えた。反応混合物を0℃で45分間攪拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液3mL及びジエチルエーテル10mLで反応停止し、昇温させて環境温度とした。エーテル層を分離し、飽和塩化アンモニウム水溶液で2回、次にブラインで洗浄した。有機層を濃縮して粗残留物を得て、20分間の期間をかけての0−50%ヘプタン/酢酸エチルの勾配で溶離を行う12gシリカゲルカートリッジを用いるクロマトグラフィーによって精製して、(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(0.77g、1.947mmol、収率56.5%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm8.11(ddd、J=5.0、1.8、0.6Hz、1H)、7.56(ddd、J=7.3、1.8、1.0Hz、1H)、6.88(dd、J=7.4、5.0Hz、1H)、5.54(dd、J=5.8、2.3Hz、1H)、4.58(s、1H)、4.02(s、3H)、3.87(d、J=6.9Hz、1H)、3.27(s、3H)、3.20(s、1H)、3.04(dd、J=7.0、2.3Hz、1H)、1.55(s、9H)、1.33(s、3H)、1.28(s、3H);MS(APCI+)m/z396(M+H+)。
【0450】
コア40
(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル5−(2−メトキシフェニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア40A
(E)−tert−ブチル2−((2−メトキシベンジリデン)アミノ)アセテート
グリシンtert−ブチルエステル塩酸塩(1.35g、8.05mmol)及び硫酸マグネシウム(1.494g、12.42mmol)のCH
2Cl
2(12.0mL)(脱水)中混合物を、トリエチルアミン(1.122mL、8.05mmol)で処理し、15分間攪拌し、CH
2Cl
2(約3mL)中溶液としての2−メトキシベンズアルデヒドで処理した。バイアルにキャップを施し、混合物を室温で終夜攪拌した。混合物をCH
2Cl
2で移し、濾過して、固体を除去した。固体をCH
2Cl
2で洗浄した。合わせた濾液を水(5mL)で洗浄した。層を分離し、水層をCH
2Cl
2(約5mL)で抽出した。合わせたCH
2Cl
2層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮し、次の段階に直接用いた。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm8.73(s、1H)、8.05(dd、J=7.7、1.8Hz、1H)、7.42(ddd、J=8.3、7.3、1.8Hz、1H)、7.06−6.96(m、1H)、6.93(dd、J=8.4、0.9Hz、1H)、4.34(d、J=1.3Hz、2H)、3.90(s、3H)、1.52(s、9H)。
【0451】
コア40B
(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル5−(2−メトキシフェニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.034g、0.045mmol)及びトリフ酸銅(II)(0.011g、0.022mmol)を、N
2気流を1時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした。得られた混合物を室温で1時間攪拌し(窒素吹き込みは継続)、(E)−tert−ブチル2−((2−メトキシベンジリデン)アミノ)アセテート(0.945g、3.79mmol)をテトラヒドロフラン0.574mL中溶液として加え、得られた溶液を氷水浴で冷却して<5℃とした。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート/テトラヒドロフラン(0.177mL、0.177mmol)を滴下し、次に、温度を7℃より低く維持しながら、(E)−3−メトキシ−3−メチル−1−ニトロブタ−1−エン(0.5g、3.44mmol)を10分間かけて加えた。反応混合物を0℃で45分間攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液3mL及びエチルエーテル10mLで反応停止し、昇温させて室温とした。エーテル層を分離し、飽和塩化アンモニウム水溶液で2回、次にブラインで洗浄し、シリカゲル層で濾過した。濾液を濃縮して粗残留物を得て、それを、20分間の期間をかけての0−50%ヘプタン/酢酸エチルの勾配で溶離を行う40gシリカゲルカートリッジを用いるクロマトグラフィーによって精製して、(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル5−(2−メトキシフェニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(0.71g、1.800mmol、収率52.3%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm7.32−7.29(m、1H)、7.28−7.23(m、1H)、6.96(t、J=7.5Hz、1H)、6.89(d、J=8.2Hz、1H)、5.55(dd、J=5.8、2.4Hz、1H)、4.68(d、J=5.8Hz、1H)、3.91(s、3H)、3.86(d、J=7.1Hz、1H)、3.32(bs、1H)、3.27(s、3H)、3.07(dd、J=7.1、2.5Hz、1H)、1.57(s、9H)、1.33(s、3H)、1.29(s、3H);MS(APCI+)m/z395(M+H)
+。
【0452】
コア41
(2S,3R,4S,5S)−エチル4−ニトロ−5−フェニル−3−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピロリジン−2−カルボキシレート
コア41A
N−メトキシ−N−メチル−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボキサミド
1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボン酸(29.5g、191.56mmol)のジクロロメタン(580mL)中溶液に10℃で、1,1′−カルボニルジイミダゾール(40.96g、252.86mmol)を、反応温度を20℃以下に維持しながら、少量ずつ1時間かけて加えた。1,1′−カルボニルジイミダゾールの添加によって若干の発熱があり、CO
2ガスが発生した。反応液を室温で30分間攪拌し、トリエチルアミン(37.1mL、268.19mmol)を加え、次にN,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(26.16g、268.19mmol)を加えた。得られた混合物を15時間攪拌し、次に、冷却した(5℃)3N HCl水溶液(200mL)に入れて逆反応停止した(reverse quenched)。有機層を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(200mL)及び水(200mL)の順で洗浄し、減圧下に濃縮して、標題化合物N−メトキシ−N−メチル−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボキサミドを得て(31.32g、158.98mmol、収率83%)、それは、それ以上精製せずに使用するのに十分な純度のものであった。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm3.75(s、3H)、3.29(s、3H)、1.24−1.33(m、4H)。
【0453】
コア41B
1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボアルデヒド
粉末水素化リチウムアルミニウム(6.36g、167.5mmol)の脱水ジエチルエーテル(165mL)中溶液に、0℃で不活性雰囲気下に、高撹拌しながら、ジエチルエーテル(50mL)中のN−メトキシ−N−メチル−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボキサミド(33g、167.5mmol)を3分間かけて滴下した。反応液を同じ温度で1時間攪拌し、水(14.85mL)で注意深く反応停止し、15%NaOH水溶液(14.85mL)を滴下し、次に追加の水(14.85mL)を滴下した。得られたスラリーを珪藻土層で濾過し、ジエチルエーテルで洗浄した(150mLで2回)。揮発性溶媒を減圧下に0℃で注意深く除去して、標題化合物1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボアルデヒド(12.7g、92.13mmol、収率55.0%)を得たが、揮発性があるために、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm9.69(s、1H)、1.20−1.46(m、4H)。
【0454】
コア41C
2−ニトロ−1−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)エタノール
水素化リチウムアルミニウム(641mg、16.89mmol)の脱水テトラヒドロフラン(200mL)中スラリーに0℃で、ニトロメタン(45.6mL、844.2mmol)を滴下した。混合物を0℃で30分間攪拌し、1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボアルデヒド(23.3g、168.84mmol)を滴下した。混合物を0℃で2時間攪拌し、1N HCl水溶液(100mL)で反応停止し、水(150mL)に投入し、ジクロロメタンで抽出した(150mLで2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(100mLで2回)、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物2−ニトロ−1−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)エタノールを得た(21.17g、106.38mmol、収率63.0%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm4.33−4.68(m、4H)、0.92−1.08(m、4H)。
【0455】
コア41D
(E)−1−(2−ニトロビニル)−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパン
2−ニトロ−1−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)エタノール(21.0g、106.4mmol))のジクロロメタン(200mL)中溶液に、−10℃で不活性雰囲気下に、トリフルオロ無水酢酸(16.52mL、117.2mmol)を加えた。混合物を−15℃で5分間攪拌し、次に、添加中の浴温を−15℃に維持しながら、トリエチルアミン(32.61mL、234.08mmol)を加えた。攪拌を−10℃で45分間続けた。反応をTLC(ヨウ素による染色及びUV)によってモニタリングし、飽和塩化アンモニウム水溶液(150mL)で反応停止した。混合物をジクロロメタン(150mL)で希釈し、5分間攪拌した。水層をジクロロメタンで抽出した(100mLで2回)。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(1/300酢酸エチル/石油エーテルで溶離)によって精製して、標題化合物(E)−1−(2−ニトロビニル)−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンを得た(11.2g、61.88mmol、収率58.1%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.14(d、J=13.6Hz、1H)、7.02(d、J=14.0Hz、1H)、1.58−1.62(m、2H)、1.20−1.22(m、2H)。
【0456】
コア41E
(2S,3R,4S,5S)−エチル4−ニトロ−5−フェニル−3−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピロリジン−2−カルボキシレート
活性化4ÅMS及び攪拌バーが入った火炎乾燥シュレンク管に、不活性雰囲気下に、トリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(193mg、0.384mmol)、触媒1(274mg、0.364mmol)及び蒸留したばかりの脱水テトラヒドロフラン(40mL)を加えた。混合物を室温で15分間攪拌し、冷却して0℃とした。その混合物に、(E)−エチル2−(ベンジリデンアミノ)アセテート(コア22A、4.12g、21.54mmol)、カリウムtert−ブトキシド(37.18mg、0.332mmol)及び(E)−1−(2−ニトロビニル)−1−(トリフルオロメチル)シクロプロパン(3.0g、16.56mmol)を加えた。混合物を0℃で2時間攪拌し、短いシリカゲル層で濾過した。濾液を減圧下に濃縮した。残留物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1/10石油エーテル/酢酸エチルで溶離)によって精製して、標題化合物(2S,3R,4S,5S)−エチル4−ニトロ−5−フェニル−3−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピロリジン−2−カルボキシレートを得た(3.45g、9.28mmol、収率68%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.29−7.38(m、5H)、5.43−5.45(m、1H)、4.60−4.64(m、1H)、4.31−4.37(m、2H)、3.88(t、J=8.4Hz、1H)、3.12(t、J=9.6Hz、1H)、2.99−3.02(m、1H)、1.37(t、J=6.8Hz、3H)、1.15−1.22(m、2H)、0.87−0.95(m、2H);LC−MS(ESI+)m/z373(M+H)
+。
【0457】
コア42
(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
コア42A
ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イルメタノール
ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−カルボン酸(4.0g、35.7mmol)のテトラヒドロフラン(89mL)中溶液に0℃で、水素化リチウムアルミニウム(1.801g、47.4mmol)を少量ずつ加えたところ、反応液は激しく発泡した。反応液を昇温させて24℃とし、16時間攪拌した。反応液を氷浴で冷却し、硫酸ナトリウム10水和物4gを少量ずつ加え、反応液を1時間攪拌した。NaOH水溶液(15%、2mL)を加え、反応混合物を0.5時間攪拌し、水(2mL)を加え、氷浴を外し、混合物を2時間攪拌した。混合物を無水硫酸ナトリウム40gで脱水した。懸濁液を濾過し、濾液をエーテルで洗浄した。溶媒を減圧下に除去して、粗ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イルメタノールを得た(3.2g、32.6mmol、収率91%)。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm3.56(s、2H)、2.57(s、1H)、1.77(s、6H)。
【0458】
コア42B
ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−カルボアルデヒド
250mL丸底フラスコに、ジクロロメタン55mL中のオキサリルクロライド(4.57mL、52.2mmol)を入れ、フラスコをアセトン−ドライアイス浴で冷却して<−70℃とした。温度を<−60℃に維持しながら、ジメチルスルホキシド(7.40mL、104mmol)を20分間かけて滴下した。添加完了後、得られた溶液を同じ温度で15分間攪拌し、次に、温度を<−65℃に維持しながら、ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イルメタノール(コア42A、3.2g、32.6mmol)をジクロロメタン(5mL)中溶液として30分かけて加えた。添加完了後、反応混合物(懸濁液)を同じ温度で1時間攪拌し(−60℃より高くならないようにした)、その時点で未希釈でトリエチルアミン(22.72mL、163mmol)を−78℃で10分間かけて加えた。非常に濃厚なスラリーとなった。氷浴からフラスコを外した。環境温度に達した後、1M HCl水溶液200mLを加えることで、反応混合物を反応停止した。層を分離し、有機層を1M HCl水溶液(30mL)で2回及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して(ロータリーエバポレータ浴10℃)、ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−カルボアルデヒドを得た(2.6g、27.0mmol、収率83%)。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm9.52(d、J=0.7Hz、1H)、2.57(d、J=0.8Hz、1H)、2.11(s、6H)。
【0459】
コア42C
1−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−ニトロエタノール
コア42B(2.6g、27.0mmol)及びニトロメタン(2.188mL、40.6mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)及びtert−ブタノール(3mL)に溶かした。氷浴で冷却して<5℃とした後、カリウムtert−ブトキシド(5.41mL、5.41mmol)溶液を滴下した。1時間後、氷浴を外し、混合物を30分間攪拌した。混合物を水40mLに投入し、エーテル30mLで3回抽出した。合わせた抽出液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。40gシリカゲルカラムでの20分間かけての0−60%酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行うフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物1−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−ニトロエタノールを得た(2.22g、14.13mmol、収率52.2%)。
1H NMR(500MHz、クロロホルム−d)δppm4.49−4.38(m、1H)、4.36−4.27(m、2H)、2.61(s、1H)、2.32−2.29(m、1H)、1.85−1.78(m、6H);MS(DCI+)m/z175(M+NH
4+)。
【0460】
コア42D
(E)−1−(2−ニトロビニル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン
コア42C(2.22g、14.13mmol)を脱水ジクロロメタン18.8mLに溶かし、溶液を冷却して−78℃とした。トリエチルアミン(4.92mL、35.3mmol)を加え、次にメシルクロライド(1.321mL、16.95mmol)を滴下した。反応混合物を同じ温度で1時間攪拌し、ドライアイス浴を除去し、混合物を1時間攪拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、次に硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮し、24gシリカゲルカラムでの20分間かけての0−40%酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行うフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物(E)−1−(2−ニトロビニル)ビシクロ[1.1.1]ペンタンを得た(1.63g、11.71mmol、収率83%)。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm7.20(d、J=13.4Hz、1H)、6.88(d、J=13.4Hz、1H)、2.62(s、1H)、2.04(s、6H)。
【0461】
コア42E
(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.065g、0.086mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.017g、0.034mmol)を、窒素気流を1時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(9.5mL)に溶かした。得られた混合物を環境温度で1時間攪拌し(窒素吹き込みは継続)、コア1A(1.040g、4.74mmol)をテトラヒドロフラン1mL中溶液として加え、得られた溶液を氷水浴で冷却して<5℃とした。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート/テトラヒドロフラン(0.177mL、0.177mmol)を滴下し、次に、温度を7℃より低く維持しながら、コア42D(0.6g、4.31mmol)を3分間かけて加えた。反応混合物を0℃で45分間攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液6mL及びエチルエーテル20mLで反応停止し、昇温させて環境温度とした。エーテル層を分離し、飽和塩化アンモニウム水溶液で2回、次にブラインで洗浄し、シリカゲル層で濾過した。濾液を濃縮して残留物を得て、それをn−ヘプタン(50mL)で希釈し、2時間放置した。混合物を濾過し、熱ヘプタン50mL中で沈殿させて、(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレートを得た(0.73g、2.037mmol、収率47.2%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm7.44−7.30(m、5H)、5.01(dd、J=5.7、2.0Hz、1H)、4.47(d、J=5.5Hz、1H)、3.74(d、J=6.0Hz、1H)、3.40(bs、1H)、3.02−2.92(m、1H)、2.69(s、1H)、1.96−1.79(m、6H)、1.57(s、9H);MS(ESI+)m/z359(M+H+)。
【0462】
コア43
(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.036g、0.047mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(9.55mg、0.019mmol)を、窒素気流を1時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(4.2mLmL)に溶かした。得られた混合物を環境温度で1時間攪拌し(窒素吹き込みは継続)、コア38A(0.72g、2.73mmol)をテトラヒドロフラン1mL中溶液として加え、得られた溶液を氷水浴で冷却して<5℃とした。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート/テトラヒドロフラン(0.050mL、0.050mmol)を滴下し、次に、温度を7℃より低く維持しながら、テトラヒドロフラン1mL中のコア42D(0.33g、2.372mmol)を2分間かけて加えた。反応混合物を0℃で1時間攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液4mL及びジエチルエーテル10mLで反応停止し、昇温させて環境温度とした。エーテル層を分離し、飽和塩化アンモニウム水溶液で2回、次にブラインで洗浄し、シリカゲル層で濾過した。混合物を濃縮し、20分間の期間をかけての0−70%ヘプタン/酢酸エチルの勾配で溶離を行う24gシリカゲルカートリッジを用いるクロマトグラフィーによって精製して、(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(0.73g、1.814mmol、収率76%)。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm8.33(dd、J=4.9、1.8Hz、1H)、7.61(ddd、J=7.8、2.0、0.9Hz、1H)、7.02(dd、J=7.6、4.8Hz、1H)、5.37(dd、J=5.3、1.6Hz、1H)、4.64(d、J=11.3Hz、1H)、3.72(s、1H)、3.24(s、1H)、2.94(dd、J=6.2、1.3Hz、1H)、2.82(s、6H)、2.70(s、1H)、1.97−1.80(m、6H)、1.56(s、9H);MS(ESI+)m/z403(M+H+)。
【0463】
コア44
(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.045g、0.060mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.012g、0.024mmol)を、窒素気流を1時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(5.0mLmL)に溶かした。得られた混合物を環境温度で1時間攪拌し(窒素吹き込みは継続)、(E)−tert−ブチル2−(((2−メトキシピリジン−3−イル)メチレン)アミノ)アセテート(0.923g、3.32mmol)をテトラヒドロフラン1mL中溶液として加え、得られた溶液を氷水浴で冷却して<5℃とした。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート/テトラヒドロフラン(0.063mL、0.063mmol)を滴下し、次に、温度を7℃より低く維持しながら、テトラヒドロフラン1mL中のコア42D(0.42g、3.02mmol)を2分間かけて加えた。反応混合物を0℃で1時間攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液4mL及びジエチルエーテル10mLで反応停止し、昇温させて環境温度とした。エーテル層を分離し、飽和塩化アンモニウム水溶液で2回、次にブラインで洗浄し、シリカゲル層で濾過した。混合物を濃縮して粗残留物を得て、それを、20分間の期間をかけての0−60%ヘプタン/酢酸エチルの勾配で溶離を行う24gシリカゲルカートリッジを用いるクロマトグラフィーによって精製して、(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(0.71g、1.823mmol、収率60.4%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm8.13(dd、J=5.0、1.8Hz、1H)、7.55(ddd、J=7.5、1.9、1.0Hz、1H)、6.90(dd、J=7.4、5.0Hz、1H)、5.23(dd、J=5.3、1.7Hz、1H)、4.46(s、1H)、4.03(s、3H)、3.68(d、J=6.0Hz、1H)、3.30(s、1H)、2.92(dd、J=6.2、1.7Hz、1H)、2.68(s、1H)、1.94−1.79(m、6H)、1.55(s、9H);MS(APCI+)m/z390(M+H+)。
【0464】
コア45
rac−メチル(2R,3S,4R,5R)−3−シクロプロピル−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
コア45A
メチル(E)−2−(ベンジリデンアミノ)アセテート
グリシンメチルエステル塩酸塩(H−Gly−OMe−HCl)(689.1g、5.49mmol)及び硫酸マグネシウム(751.6mg、6.24mmol)をジクロロメタン(10mL)に懸濁させ、次にトリエチルアミン(760μL、5.45mmol)を加え、混合物を室温で20分間攪拌した。ベンズアルデヒド(500μL、4.93mmol)を滴下し、反応液を環境温度で17時間攪拌した。その後、混合物を濾過し、フィルターパッドをCH
2Cl
2で洗浄した。合わせた濾液を水で2回及びブラインで1回洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、(E)−メチル2−(ベンジリデンアミノ)アセテートを得た(1.284g、7.25mmol、収率91%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm8.31(d、J=1.4Hz、1H)、7.79(dd、J=7.7、1.9Hz、2H)、7.49−7.38(m、3H)、4.43(d、J=1.2Hz、2H)、3.79(s、3H);MS(ESI+)m/z178(M+H)
+。
【0465】
コア45B
1−シクロプロピル−2−ニトロエタノール
テトラヒドロフラン(10mL)及びtert−ブタノール(10.00mL)を冷却して0℃とし、シクロプロパンカルボキシアルデヒド(1.1mL、14.60mmol)及びニトロメタン(1.18mL、21.88mmol)で処理した。カリウムtert−ブトキシド(1Mテトラヒドロフラン中溶液)(2.92mL、2.92mmol)を滴下し、反応液を昇温させて室温とし、終夜攪拌した。混合物を飽和NH
4Cl水溶液で希釈し、CH
2Cl
2で3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して(加熱なし)、少量のtert−ブタノールを含む標題化合物を得た(2.669g、20.35mmol、収率139%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm4.62−4.50(m、2H)、3.71(m、1H)、2.44(d、J=4.1Hz、1H)、0.98(qt、J=8.2、4.9Hz、1H)、0.66(m、2H)、0.50(m、1H)、0.38(m、1H)。
【0466】
コア45C
(E)−(2−ニトロビニル)シクロプロパン
ジクロロメタン(30mL)中の1−シクロプロピル−2−ニトロエタノール(コア45B、2.87g、21.88mmol)を冷却して0℃とし、無水トリフルオロ酢酸(3.40mL、24.07mmol)でゆっくり処理した。混合物をトリエチルアミン(6.71mL、48.1mmol)でゆっくり処理し、反応液を氷浴下に1.5時間、室温でさらに1.5時間攪拌した。混合物をシリカゲル層で濾過し、追加のCH
2Cl
2で洗浄した。合わせた有機濾液を加熱せずに濃縮し、得られた残留物を20%エーテル−ヘキサンに取り、シリカゲル層で濾過し、追加の20%エーテル−ヘキサンで洗浄した。合わせた濾液を加熱せずに濃縮した。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.15(d、J=13.1Hz、1H)、6.80(dd、J=13.2、10.8Hz、1H)、1.69−1.60(m、1H)、1.18−1.13(m、2H)、0.84−0.80(m、2H);MS(DCI+)m/z131(M+NH
4)
+。
【0467】
コア45D
rac−メチル(2R,3S,4R,5R)−3−シクロプロピル−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
コア45A(441.2mg、2.490mmol)及び(E)−(2−ニトロビニル)シクロプロパン(コア45C、257.0mg、2.272mmol)のトルエン(5mL)及びテトラヒドロフラン(5mL)中溶液に、酢酸銀(379mg、2.272mmol)及び3Åモレキュラーシーブスを加えた。反応混合物を冷却して0℃とし、トリエチルアミン(0.63mL、4.52mmol)を、十分に攪拌された反応混合物にゆっくり加えた。0℃で10分後、反応液を昇温させて環境温度として4時間経過させた。混合物を濾過し、固体を酢酸エチルで洗浄した。合わせた混合物に、飽和塩化アンモニウム水溶液(30mL)を加え、沈殿を濾去し、濾液を酢酸エチルで抽出した(35mLで2回)。合わせた有機分画をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、粗取得物680mgを得た。粗生成物をヘプタン(15mL)から磨砕し、追加のヘプタンで洗浄して(15mLで2回)、標題化合物を得た(391.2mg、59%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm7.41−7.17(m、5H)、5.28(dd、J=6.8、3.8Hz、1H)、4.78(dd、J=9.5、6.8Hz、1H)、3.76(dd、J=8.2、7.1Hz、1H)、3.71(s、3H)、3.52−3.43(m、1H)、2.37−2.27(m、1H)、1.11−0.98(m、1H)、0.58−0.38(m、2H)、0.31−0.17(m、2H)。MS(ESI+)m/z291(M+H)
+。
【0468】
コア46
rac−(2R,3S,4R,5R)−tert−ブチル3−シクロプロピル−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
トルエン(8mL)及びテトラヒドロフラン(8.00mL)中の(E)−(2−ニトロビニル)シクロプロパン(コア45C、0.575g、5.08mmol)、(E)−tert−ブチル2−(ベンジリデンアミノ)アセテート(コア1A、0.929g、4.24mmol)、酢酸銀(1.061g、6.35mmol)、及び粉末活性化3Åシーブスを冷却して0℃とし、トリエチルアミン(1.5mL、10.76mmol)を滴下した。混合物を0℃から室温で終夜攪拌した。反応混合物を珪藻土で濾過し、フィルターパッドを酢酸エチルで洗浄した。合わせた濾液を飽和NH
4Cl水溶液40mLで処理し、混合物を分液漏斗に移した。混合物を酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、0%から40%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物0.615g(収率44%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm7.35−7.23(m、5H)、5.30(dd、J=6.5、3.3Hz、1H)、4.78(dd、J=10.9、6.4Hz、1H)、3.65(dd、J=8.9、6.8Hz、1H)、3.38−3.28(m、1H)、2.22(m、1H)、1.47(s、9H)、1.07(m、1H)、0.60−0.45(m、2H)、0.29(m、2H);MS(ESI
+)m/z332.9(M+H)
+。
【0469】
コア47
rac−(2R,3S,4R,5R)−4−ニトロ−3−tert−ブチル−5−(2−ジメチルアミノ−フェニル)−ピロリジン−2−カルボン酸メチルエステル
グリシンメチルエステル塩酸塩(925mg、7.37mmol、1.1当量)を、トリエチルアミン(1.07mL、8.04mmol、1.2当量)のトルエン(20mL)中溶液に加えた。反応混合物を3Åモレキュラーシーブスで30分間攪拌した。2−ジメチルアミノ−ベンズアルデヒド(1.00g、6.70mmol、1.0当量)を加え、反応混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物を濾過し、トルエンで希釈し、冷却して0℃とした。AgCO
2CH
3(783mg、4.69mmol、0.7当量)を加え、次に(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(606mg、4.69mmol、0.7当量)及びトリエチルアミン(0.623mL)を加えた。反応液を0℃で1時間攪拌し、昇温させて室温とし、5時間攪拌し、飽和NH
4Cl水溶液で反応停止した。ジクロロメタン及び水を加えた。水相を分離し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して乾固させた。粗取得物をフラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル100/0から60/40)によって精製して、標題化合物を得た(489mg、2段階で21%)。LC/MS(ESI+)m/z350.35(M+H)
+。
【0470】
コア48
rac−(2R,3S,4R,5S)−4−ニトロ−3−tert−ブチル−5−(6−メトキシ−ピリジン−2−イル)−ピロリジン−2−カルボン酸メチルエステル
コア48A
(E)−メチル2−(((6−メトキシピリジン−2−イル)メチレン)アミノ)アセテート
グリシンメチルエステル塩酸塩(925mg、7.37mmol、1.1当量)を、トリエチルアミン(1.07mL、8.04mmol、1.2当量)のトルエン(20mL)中溶液に加えた。反応混合物を3Åモレキュラーシーブスで30分間攪拌した。次に、6−メトキシ−2−ピリジンカルボキシアルデヒド(0.92g、6.70mmol、1.0当量)を加え、反応混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物を濾過し、トルエンで希釈し、冷却して0℃とし、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
【0471】
コア48B
rac−(2R,3S,4R,5S)−4−ニトロ−3−tert−ブチル−5−(6−メトキシ−ピリジン−2−イル)−ピロリジン−2−カルボン酸メチルエステル
コア48Aの溶液に、AgCO
2CH
3(783mg、4.69mmol、0.7当量)を加え、次に(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(606mg、4.69mmol、0.7当量)及びトリエチルアミン(0.623mL)を加えた。反応液を0℃で1時間攪拌し、その後、昇温させて室温とした。反応液を5時間攪拌し、飽和NH
4Cl水溶液で反応停止した。ジクロロメタン及び水を加えた。水相を分離し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相を脱水し、濾過し、濃縮して乾固させた。粗取得物を、フラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル100/0から60/40)によって精製して、標題化合物を得た(987mg、2段階で40%)。LC/MS(ESI+)m/z338.22(M+H)
+。
【0472】
コア49
rac−(2R,3S,4R,5S)−4−ニトロ−3−tert−ブチル−5−ピリジン−2−イル−ピロリジン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル
コア49A
(E)−tert−ブチル2−((ピリジン−2−イルメチレン)アミノ)アセテート
ピコリンアルデヒドに代えて6−メトキシピコリンアルデヒドを用い、グリシンメチルエステル塩酸塩に代えてグリシンtert−ブチルエステル塩酸塩を用い、コア48Aに記載の手順に従って標題化合物を製造した。
【0473】
コア49B
rac−(2R,3S,4R,5S)−4−ニトロ−3−tert−ブチル−5−ピリジン−2−イル−ピロリジン−2−カルボン酸tert−ブチル
酢酸銀(AgCO
2CH
3、194mg、1.16mmol、1.5当量)を、コア49A(256mg、1.16mmol、1.5当量)のトルエン(0.5mL)中溶液に0℃で加えた。反応混合物を10分間攪拌した。(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(100.0mg、0.774mmol、1.0当量)のトルエン(0.5mL)中溶液をゆっくり加え、次にトルエン(0.5mL)中の1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(174μL、1.16mmol、1.5当量)を滴下した。反応混合物を室温で終夜攪拌し、飽和NH
4Cl水溶液で反応停止した。ジクロロメタン及び水を加えた。水相を抽出し、合わせた有機相を脱水し、濾過し、濃縮した。粗取得物を、フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル100/0から50/50)によって精製して、標題化合物を得た(271mg、100%)。LC/MS(ESI+)m/z350.23(M+H)
+。
【0474】
コア50
rac−(2S,3R,4S,5R)−4−ニトロ−3−tert−ブチル−5−(3−メトキシ−ピリジン−2−イル)−ピロリジン−2−カルボン酸メチルエステル
メチル2−アミノアセテート塩酸塩(1.1g、8.75mmol、1.2当量)を脱水トルエン(25mL)に懸濁させ、トリエチルアミン(2.24mL、16.04mmol、2.2当量)を加えた。混合物を10分間攪拌した。3−メトキシピリジン−2−カルボアルデヒド(1g、7.29mmol、1.00当量)を加え、混合物を室温で2時間攪拌した。得られた混合物を濾過し、濾液を氷浴で冷却して0℃とした。トリエチルアミン(1017.7μL、1当量)を加えた。(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(706mg、5.47mmol、0.75当量)を加え、次に酢酸銀(AgCO
2CH
3、1.22g、7.29mmol、1.00当量)を加えた。2時間後、塩化アンモニウム水溶液で反応停止した。反応混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、疎水性フリットに通し、減圧下に濃縮した。粗取得物をフラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル100/0から40/60)によって精製して、標題化合物を得た(625mg、2段階で25%)。LC/MS(ESI+)m/z338.24(M+H)
+。
【0475】
コア51
tert−ブチル(2S,3S,4R,5S)−3−tert−ブチル−4−ニトロ−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボキシレート
予め脱気した配位子(S)−1−(ジフェニルホスフィノ)−2−[(S)−4−イソプロピルオキサゾリン−2−イル]フェロセン(CAS番号163169−29−7、20.5mg、0.04mmol、0.011当量)のテトラヒドロフラン(6mL)中溶液にN
2下で、銅トリフレート錯体(CAS番号42152−46−5、10mg、0.019mmol、0.005当量)を加えた。反応混合物にN
2を5分間吹き込んだ。溶液をN
2下に室温で45分間攪拌した。混合物を冷却して0℃〜5℃(内部温度)とし、内部温度を5℃以下に維持しながら、テトラヒドロフラン(1mL)中の(E)−tert−ブチル2−(ベンジリデンアミノ)アセテート(コア1A、1.096g、5.0mmol、1.3当量)を加えた。カリウムtert−ブトキシド(1Mテトラヒドロフラン中溶液、310μL、0.31mmol、0.08当量)の溶液をゆっくり加え、次にテトラヒドロフラン(1mL)中の(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(500mg、3.87mmol、1.0当量)を加えた。得られた懸濁液を0〜5℃で20分間攪拌した。30分後に、飽和NH
4Cl水溶液を加えることで反応混合物を反応停止し、酢酸エチルで希釈した。有機層を分離し、水及びブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗混合物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル98/2から80/20)によって精製して、標題化合物を得た(940mg、70%)。LC/MS(ESI+)m/z349.4(M+H)
+。
【0476】
コア52
rac−(2R,3S,4R,5S)−メチル3−(tert−ブチル)−5−(3−クロロピリジン−2−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
メチル2−アミノアセテート塩酸塩(1.06g、8.48mmol、1.2当量)を脱水トルエン(25mL)に懸濁させ、トリエチルアミン(2.17mL、15.5mmol、2.2当量)を加え、反応混合物を10分間攪拌した。次に、3−クロロピリジン−2−カルボアルデヒド(1g、7.06mmol、1.00当量)を加え、混合物を室温で2時間攪拌した。得られた混合物を濾過し、濾液を氷浴で冷却して0℃とした。トリエチルアミン(986μL、7.1mmol、1当量)を加えた。(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(684.3mg、5.30mmol、0.75当量)を加え、次に酢酸銀(AgCO
2CH
3、1.18g、7.06mmol、1.00当量)を加えた。2時間後、塩化アンモニウム水溶液で反応停止した。反応混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を相分離器に通し、減圧下に濃縮した。粗取得物を、フラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル100/0から40/60)によって精製して、標題化合物を得た(900mg、2段階で37%)。LC/MS(ESI+)m/z342.21(M+H)
+。
【0477】
コア53
rac−(4R,6R,7R)−7−アミノ−5−シクロヘキサンカルボニル−6−フェニル−5−アザ−スピロ[2.4]ヘプタン−4−カルボン酸メチルエステル
コア53A
(2−(ベンジルオキシ)−2−オキソエチル)トリフェニルホスホニウムブロミド
ベンジル2−ブロモアセテート(6.6mL、42.1mmol)及びトリフェニルホスフィン(11.58g、44.2mmol)のトルエン(200mL)中混合物を室温で3日間攪拌した。沈殿を濾過によって回収し、ジエチルエーテルで洗浄して、標題化合物を得た(2−(ベンジルオキシ)−2−オキソエチル)トリフェニルホスホニウムブロミド(20g、40.3mmol、収率96%)。LC/MS(ESI+)m/z411(M+H)
+。
【0478】
コア53B
ベンジル2−(トリフェニルホスホラニリデン)アセテート
(2−(ベンジルオキシ)−2−オキソエチル)トリフェニルホスホニウムブロミド(2.00g、4.07mmol)及びNaOH(0.081g、2.035mmol)のCH
2Cl
2(20mL)中溶液を25℃で1時間攪拌した。混合物をCH
2Cl
2(50mL)で希釈し、水(30mL)で洗浄した。有機層を分離し、濃縮して、ベンジル2−(トリフェニルホスホラニリデン)アセテートを得た(1.5g、3.25mmol、収率80%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.60−7.65(m、6H)、7.51−7.54(m、4H)、7.42−7.46(m、6H)、7.20(s、4H)、5.00(s、2H)、2.96(s、1H);LC−MS(ESI)m/z411.1(M+H)
+。
【0479】
コア53C
1−エトキシシクロプロパノール
(1−エトキシシクロプロポキシ)トリメチルシラン(1.499mL、7.46mmol)及び塩化水素1滴(7.16mg、0.075mmol)のCH
3OH(6mL)中溶液を25℃で16時間攪拌した。混合物を濃縮して、標題化合物1−エトキシシクロプロパノールを得た(0.5g、4.90mmol、収率65.6%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm3.76(q、J=8Hz、2H)、1.22(t、J=8Hz、4H)、0.93−0.95(m、4H)。
【0480】
コア53D
ベンジル2−シクロプロピリデンアセテート
ベンジル2−(トリフェニルホスホラニリデン)アセテート(5g、11.57mmol)及び安息香酸(0.601g、4.92mmol)のトルエン(50mL)中溶液に80℃で、1−エトキシシクロプロパノール(1.391g、11.57mmol)を加えた。混合物を80℃で5時間攪拌し、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲルで、5%酢酸エチル/ヘキサンで溶離)によって精製して、標題化合物ベンジル2−シクロプロピリデンアセテートを得た(1.3g、5.66mmol、収率48.9%)。LC/MS(ESI+)m/z189.2(M+H)
+。
【0481】
コア53E
rac−(4R,6S,7R)−7−ベンジル4−tert−ブチル6−フェニル−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−4,7−ジカルボキシレート
(E)−tert−ブチル2−(ベンジリデンアミノ)アセテート(コア1A、1.966g、7.17mmol)及び臭化リチウム(0.747g、8.61mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)中混合物に−70℃で、ベンジル2−シクロプロピリデンアセテート(1.8g、7.17mmol)及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(1.62mL、10.76mmol)を加えた。混合物を−78℃で30分間攪拌した後、混合物を昇温させて0℃として45分間、次に25℃で2時間経過させた。飽和NH
4Cl水溶液(10mL)及び水(10mL)で反応停止した。混合物をCH
2Cl
2(30mL)で抽出した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、分取HPLC(装置:Gilson 281;カラム:Xbridge(商標名)21.2*250mm c18、10μm;移動相:A:水(10mmol/L NH
4HCO
3)B:アセトニトリル;勾配:55−65%B 10分以内、15分で停止;流量(mL/分)25.00;検出波長(nm)214)によって精製して、標題化合物を得た(251mg、0.616mmol、収率8.59%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.23−7.34(m、8H)、6.98−7.01(m、2H)、4.67−4.79(m、3H)、3.68(s、1H)、2.91(d、J=8Hz、1H)、1.49(s、9H)、1.05−1.08(m、1H)、0.92−0.95(m、1H)、0.77−0.79(m、1H)、0.60−0.63(m、1H) ;LC−MS(ESI+)m/z408.2(M+H)
+。
【0482】
コア53F
rac−(4R,6R,7R)−5−シクロヘキサンカルボニル−6−フェニル−5−アザ−スピロ[2.4]ヘプタン−4,7−ジカルボン酸7−ベンジルエステル4−tert−ブチルエステル
コア53E(408mg、1mmol、1.0当量)をジクロロメタン(10mL)に溶かし、反応混合物を冷却して0℃とした。ジイソプロピルエチルアミン(261μL、1.4mmol、1.5当量)及びシクロヘキシルアシルクロライド(161μL、1.2mmol、1.2当量)を加えた。室温で15分後、反応混合物を塩化アンモニウム水溶液で反応停止した。二相を分離し、有機相を減圧下に濃縮した。粗取得物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル95/5から70/30)によって精製して、標題化合物を得た(445mg、86%)。LC/MS(ESI+)m/z518.50(M+H)
+。
【0483】
コア53G
rac−(4R,6R,7R)−5−シクロヘキサンカルボニル−6−フェニル−5−アザ−スピロ[2.4]ヘプタン−4,7−ジカルボン酸4−tert−ブチルエステル
コア53F(443mg、0.86mmol、1当量)をメタノール20mLに溶かした。Pd/C5%を加え、反応混合物を室温で2時間攪拌し、珪藻土で濾過した。濾液を減圧下に濃縮した。得られた固体をジクロロメタンに懸濁させ、濾過した。取得物を真空乾燥して、標題化合物を得て(275mg、75%)、それを、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
【0484】
コア53H
rac−(4R,6R,7R)−7−ベンジルオキシカルボニルアミノ−5−シクロヘキサンカルボニル−6−フェニル−5−アザ−スピロ[2.4]ヘプタン−4−カルボン酸tert−ブチルエステル
コア53G(275mg、0.643mmol、1.0当量)及びトリエチルアミン(108μL、0.772mmol、1.2当量)のトルエン(10mL)中溶液を攪拌しながら、それにジフェニルホスホリルアジド(CAS番号26386−88−9、152μL、0.708mmol、1.1当量)を加えた。室温で10分間攪拌後、混合物を1時間還流させた。還流混合物に、ベンジルアルコール(133μL、1.29mmol、2.0当量)を加え、還流を2時間続けた。得られた混合物を1N NaOH水溶液に投入し、ジエチルエーテルで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル90/10から60/40)によって精製して、標題化合物を得た(182mg、54%)。LC/MS(ESI+)m/z533.3(M+H)
+。
【0485】
コア53I
rac−(4R,6R,7R)−7−アミノ−5−シクロヘキサンカルボニル−6−フェニル−5−アザ−スピロ[2.4]ヘプタン−4−カルボン酸tert−ブチルエステル
コア53H(181mg、0.34mmol、1当量)のメタノール(5mL)中溶液に、Pd/C5%(72mg、0.03mmol、0.1当量)を加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌し、次に珪藻土で濾過した。濾液を濃縮乾固させて、標題化合物を得て(142mg、定量的)、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
【0486】
コア54
エチル(2S,3S,4R,5S)−3−tert−ブチル−4−ニトロ−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボキシレート
コア7の製造からの濾液を濃縮し、シリカゲルでのクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル80/20)によって精製して、標題化合物を得た(第2の溶出ジアステレオマー)。LC/MS(ESI+)m/z321.5(M+H)
+。
【0487】
コア55
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−2−メチル−4−ニトロ−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル
コア55A
(S)−2−{[1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−アミノ}−プロピオン酸tert−ブチルエステル
(L)−アラニンtert−ブチルエステル塩酸塩(CAS番号13404−22−3、3.63g、20mmol、1.0当量)及びベンズアルデヒド(2.03mL、20mmol、1当量)をジクロロメタンに懸濁させた。モレキュラーシーブス(8g)及びトリエチルアミン(2.78mL、20mmol、1当量)を加え、反応混合物を、攪拌せずに4時間放置した。反応混合物を濾過し、ケーキをジクロロメタンで洗浄した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(4.56g、98%)。
【0488】
コア55B
rac−(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−2−メチル−4−ニトロ−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル
酢酸銀(CAS番号563−63−3、172mg、1.0mmol、0.15当量)を、(S)−2−{[1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−アミノ}−プロピオン酸tert−ブチルエステル(1.6g、6.9mmol、1.0当量)及び(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(890mg、6.9mmol、1.0当量)のアセトニトリル中溶液に窒素雰囲気下で加えた。トリエチルアミン(960μL、6.9mmol、1.0当量)を加え、反応混合物を室温で18時間攪拌した。溶媒を留去し、残留物をジクロロメタンに溶かし、珪藻土で濾過した。濾液を水で洗浄し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗混合物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル100/0から80/20)によって精製して、標題化合物を得た(350mg、14%)。LC/MS(ESI+)m/z363.4(M+H)
+。
【0489】
コア56
rac−(2R,3S,4R,5R)−tert−ブチル3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
1.5M臭化リチウム溶液(14.25mL、21.38mmol)を、(E)−tert−ブチル2−(ベンジリデンアミノ)アセテート(コア1A、3.0g、12.72mmol)の脱水テトラヒドロフラン(46mL)中溶液に加え、得られた混合物をドライアイス/アセトン浴で冷却した。次に、(E)−3−メトキシ−3−メチル−1−ニトロブタ−1−エン(コア36D、1.847g、12.72mmol)のテトラヒドロフラン(4.9mL)中溶液をゆっくり加え、次に2,3,4,6,7,8,9,10−オクタヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン(2.56mL、16.99mmol)を滴下した。反応混合物を−78℃あたりで1時間攪拌した後、ドライアイスを浴から外し、浴を60分間かけて昇温させて−15℃とし、さらに60分間かけて0℃とした。冷浴を外し、反応混合物を室温で15分間攪拌した。飽和NH
4Cl水溶液(50mL)を加え、メチルtert−ブチルエーテル(50mL)で洗った。二相混合物を十分に攪拌し、ブライン(50mL)で希釈した。水相を分離し、メチルtert−ブチルエーテルで2回抽出し、合わせた有機相をブラインで洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、濃縮して残留物を得て、それをヘプタン40mLで磨砕し、環境温度で16時間保存した。得られた固体を濾過した。濾液を濃縮し、12gカラムに負荷し、20分間の期間をかけての0−60%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行い、濾過固体と合わせて、rac−(2R,3S,4R,5R)−tert−ブチル3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレートを得た(2.45g、6.72mmol、収率52.8%)。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm7.40−7.29(m、5H)、5.36(dd、J=6.0、2.2Hz、1H)、4.58(s、1H)、3.96(d、J=6.6Hz、1H)、3.27(s、3H)、3.04(dd、J=6.7、2.2Hz、1H)、1.57(s、9H)、1.35(s、3H)、1.31(s、3H);MS(ESI+)m/z365(M+H)
+。
【0490】
コア57
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア57A
(E)−エチル2−(((2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−イル)メチレン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩[CAS番号623−33−6](4.95g、35.5mmol)及び硫酸マグネシウム(6.83g、56.7mmol)をジクロロメタン(47mL)に懸濁させ、トリエチルアミン(4.94mL、35.5mmol)で処理した。混合物を室温で1時間攪拌し、2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−カルボアルデヒド[CAS番号38002−88−9](5g、28.4mmol)を加え、混合物を室温で終夜攪拌した。固体材料を濾過によって除去し、濾液を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して標題化合物を得て、それを次の段階で直接用いた。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm8.53(d、J=1.5Hz、1H)、7.78(dd、J=8.0、1.2Hz、1H)、7.19(dq、J=7.2、1.3Hz、1H)、6.84(t、J=7.4Hz、1H)、4.39(d、J=1.3Hz、2H)、4.23(q、J=7.1Hz、2H)、3.01(t、J=1.1Hz、2H)、1.50(s、6H)、1.30(t、J=7.1Hz、3H);MS(DCI+)m/z262(M+H)
+。
【0491】
コア57B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.278g、0.369mmol)及び銅(I)トリフレートダイマーベンゼン錯体(0.071g、0.142mmol)をテトラヒドロフラン(73mL)に溶かした。混合物にN
2気流を4時間吹き込んだ。得られた混合物を室温で1.5時間攪拌し、氷水浴で冷却して<5℃とした。テトラヒドロフラン(5mL)中の実施例57A(7.41g、28.4mmol)を加えた。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(0.284mL、0.284mmol)を滴下し、内部温度を<10℃に維持しながら、未希釈の(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(3.66g、28.4mmol)を25分間かけて加えた。添加完了後、混合物を同じ温度で15分間攪拌した。反応混合物をメチルtert−ブチルエーテル(200mL)及び飽和塩化アンモニウム水溶液(100mL)で希釈し、室温で15分間攪拌した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。粗取得物を、220gシリカゲルカラムでの0−25%酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行うクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm7.07(ddt、J=16.1、7.7、1.1Hz、2H)、6.82(t、J=7.6Hz、1H)、5.31(dd、J=5.7、2.4Hz、1H)、4.44(dd、J=13.4、5.7Hz、1H)、4.33(qd、J=7.1、1.6Hz、2H)、3.81(dd、J=10.3、7.2Hz、1H)、3.51(dd、J=13.4、10.5Hz、1H)、3.02(q、J=1.1Hz、2H)、2.89(dd、J=7.2、2.3Hz、1H)、1.51(d、J=2.7Hz、6H)、1.37(t、J=7.2Hz、3H)、1.08(s、9H);MS(ESI+)m/z391(M+H)
+。
【0492】
コア58
(2S,3R,4S,5S)−エチル5−(ベンゾフラン−7−イル)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア58A
(E)−エチル2−((ベンゾフラン−7−イルメチレン)アミノ)アセテート
エチル2−アミノアセテート塩酸塩(1.089g、7.80mmol)及び硫酸マグネシウム(1.502g、12.48mmol)をジクロロメタン(10.40mL)に懸濁させ、その懸濁液をトリエチルアミン(1.087mL、7.80mmol)で処理した。混合物を室温で1時間攪拌した。ジクロロメタン1mL中のベンゾフラン−7−カルボアルデヒド(0.94g、6.24mmol)を加え、混合物を室温で20分間攪拌した。固体材料を濾過によって除去し、濾液を水(2回急速洗浄)及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm8.80(d、J=1.5Hz、1H)、8.08(d、J=2.2Hz、1H)、7.77(ddd、J=12.1、7.6、1.2Hz、2H)、7.33(t、J=7.6Hz、1H)、7.03(d、J=2.2Hz、1H)、4.50(d、J=1.3Hz、2H)、4.13(q、J=7.1Hz、2H)、1.21(t、J=7.1Hz、3H);MS(ESI
+)m/z232.2(M+H)
+。
【0493】
コア58B
(2S,3R,4S,5S)−エチル5−(ベンゾフラン−7−イル)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.061g、0.081mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸銅(I)ベンゼン錯体(0.016g、0.031mmol)を、N
2気流を4時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(15.97mL)に溶かした。得られた混合物を室温で1.5時間攪拌し、氷水浴で冷却して<5℃とした後、テトラヒドロフラン(1mL)中の(E)−エチル2−((ベンゾフラン−7−イルメチレン)アミノ)アセテート(1.44g、6.23mmol)を加えた。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(0.062mL、0.062mmol)を滴下し、次に、内部温度を<10℃に維持しながら、(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(0.804g、6.23mmol)を未希釈で25分間かけて加えた。添加完了後、混合物を同じ温度で15分間攪拌した。混合物をメチルtert−ブチルエーテル(30mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液30mLとともに室温で15分間攪拌した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過した。濾液を濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0%から30%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm7.68(d、J=2.2Hz、1H)、7.58(dd、J=7.0、1.9Hz、1H)、7.27(dd、J=9.4、7.1Hz、2H)、6.82(d、J=2.2Hz、1H)、5.46(dd、J=5.7、2.3Hz、1H)、4.90(dd、J=12.0、5.7Hz、1H)、4.36(qd、J=7.2、1.3Hz、2H)、3.91(t、J=7.8Hz、1H)、3.64(d、J=11.1Hz、1H)、2.98(dd、J=7.0、2.3Hz、1H)、1.38(t、J=7.1Hz、3H)、1.14(s、9H);MS(ESI
+)m/z361.1(M+H)
+。
【0494】
[実施例1]
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0495】
実施例1A
rac−(2R,3S,4R,5R)−tert−ブチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
rac−(2R,3S,4R,5R)−tert−ブチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(コア1、2.0g、5.74mmol)及びトリエチルアミン(1.203mL、8.61mmol)のCH
2Cl
2(20mL)中溶液を0℃で、シクロヘキサンカルボニルクロライド(0.998mL、7.46mmol)で処理し、0℃で30分間攪拌し、室温で1時間攪拌した。CH
2Cl
2(20mL)を加えた。混合物を飽和NaHCO
3水溶液及びブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮し、0−60%酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行う25gシリカゲルカートリッジでクロマトグラフィー精製して、標題化合物を得て(1.6g、3.49mmol、収率60.8%)、それをそれ以上精製せずに用いた。LC/MS(APCI+)m/z403.3(M+H)
+。
【0496】
実施例1B
rac−(2R,3R,4R,5R)−tert−ブチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
rac−(2R,3S,4R,5R)−tert−ブチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(実施例1A、1.04g、2.268mmol)の酢酸(11.68mL、204mmol)及び酢酸エチル(66.6mL、680mmol)中溶液を亜鉛(2.224g、34.0mmol)で処理し、55℃で1時間攪拌し、冷却し、酢酸エチルで希釈し、濾過して固体を除去した。濾液を濃縮乾固させた。残留物を酢酸エチルと飽和NaHCO
3水溶液との間で分配した。酢酸エチル層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。[酢酸エチル/メタノール(9:1)]/ヘプタンで溶離を行う24gシリカゲルカートリッジでのフラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、標題化合物、0.95g(収率98%)を得た。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm7.65−7.54(m、2H)、7.40(q、J=7.1Hz、2H)、7.33−7.29(m、1H)、4.99(d、J=6.6Hz、1H)、4.44(d、J=3.3Hz、1H)、3.57(dd、J=6.7、2.4Hz、1H)、2.09−1.99(m、2H)、1.51(s、9H)、1.56−1.51(m、2H)、1.50−1.41(m、3H)、1.23−1.13(m、3H)、1.09(dt、J=12.8、3.4Hz、2H)、1.04(s、9H)、0.98(dt、J=12.8、3.3Hz、1H)、0.54(qt、J=12.8、4.1Hz、1H);MS(ESI+)m/z429.0(M+H)
+。
【0497】
実施例1C
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−((6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
2−クロロ−6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン(CAS番号52334−81−3、183mg、0.933mmol)、実施例1A(200mg、0.467mmol)及び炭酸カリウム(193mg、1.400mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中混合物を、マイクロ波バイアル中で密閉し、140℃で2時間攪拌した。混合物を冷却し、濾過し、固体をメタノールで洗浄した。濾液を濃縮し、トリフルオロ酢酸(0.5mL)に溶かし、環境温度で終夜攪拌した。反応混合物を、トリフルオロ酢酸法を用いるHPLCによって直接精製して、標題化合物78mgを得た(収率31.4%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm7.17(d、J=4.5Hz、6H)、6.48(s、1H)、6.20(s、1H)、5.45(d、J=7.4Hz、1H)、5.17(s、1H)、4.76(d、J=4.0Hz、1H)、2.76(s、1H)、2.43(s、3H)、2.23(t、J=10.9Hz、1H)、1.76(d、J=10.3Hz、2H)、1.46(d、J=12.7Hz、2H)、1.12(d、J=13.2Hz、4H)、1.07(s、9H)、0.96(d、J=13.1Hz、1H)、0.68(d、J=13.0Hz、1H);MS(ESI−)m/z530(M−H)
−.
【0498】
[実施例2]
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[6−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0499】
実施例2A
rac−(2R,3S,4R,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
コア1(4.3666g、13.63mmol)をジクロロメタン(34.1mL)に溶かし、トリエチルアミン(3.80mL、27.3mmol)を加え、次に、氷水浴で冷却しながら0℃で、シクロヘキサンカルボニルクロライド(1.668mL、13.77mmol)を加えた。反応混合物を同じ温度で15分間攪拌し、次に昇温させて室温とし、その時点でLC−MSにより反応は完結していた。反応混合物をジクロロメタン(30mL)で希釈し、1M HCl水溶液50mLで3回及びブライン(30mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をヘプタン(40mL)で磨砕して、標題化合物5.66gを得た。
1H NMR400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.58(d、J=7.1Hz、2H)、7.27(qd、J=7.6、6.3、3.6Hz、3H)、5.76−5.53(m、2H)、4.70(d、J=3.7Hz、1H)、4.24(q、J=7.0Hz、2H)、3.01(t、J=3.4Hz、1H)、2.19(s、1H)、1.69(d、J=14.7Hz、2H)、1.50(d、J=9.8Hz、2H)、1.28(t、J=7.1Hz、3H)、1.26−1.06(m、6H)、1.01(s、9H);MS(ESI+)m/z431.2(M+H)
+。
【0500】
実施例2B
rac−(2R,3R,4R,5R)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
実施例2A(10.71g、24.88mmol)を、酢酸エチル(731mL、7463mmol)及び酢酸(128mL、2239mmol)の混合物に溶かした。亜鉛(24.40g、373mmol)を加え、得られた懸濁液を加熱して55℃として90分間経過させた。フラスコを冷却して環境温度とし、固体材料をフリット漏斗での濾過によって除去し、濾液を減圧下に濃縮した。得られた残留物を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液と酢酸エチルとの間で分配した。有機抽出液を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して粗固体を得て、それを、20分間かけての20:80から100:0酢酸エチル:ヘプタンを用いる120gシリカゲルカラムで溶離を行うフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物9.31gを得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.75−7.49(m、2H)、7.29(dt、J=36.0、7.4Hz、3H)、5.05(d、J=7.1Hz、1H)、4.39(d、J=4.2Hz、1H)、4.24−4.09(m、2H)、3.67(dd、J=7.2、4.0Hz、1H)、2.16(s、1H)、2.03(t、J=4.0Hz、1H)、1.74−1.54(m、2H)、1.46(s、2H)、1.30−1.02(m、6H)、1.22(t、J=8.0Hz、3H)、0.99(s、9H)。MS(ESI+)m/z401.3(M+H)
+。
【0501】
実施例2C
rac−(2R,3R,4R,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−((6−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
実施例2B(300mg、0.686mmol)、炭酸セシウム(671mg、2.059mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(Xantphos)(79mg、0.137mmol)、及びPd
2dba
3(トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、62.9mg、0.069mmol)を、秤量してマイクロ波バイアルに入れた。キシレン(1961μL)を加え、次に2−クロロ−6−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン(290mg、1.373mmol)を加え、得られた懸濁液にN
2を5分間吹き込んだ。バイアルを密閉し、加熱ブロックで16時間にわたり140℃で加熱した。混合物を冷却して環境温度とし、メチルtert−ブチルエーテル(10mL)で希釈し、シリンジフィルターで濾過した。濾液を濃縮し、40gシリカゲルカラムでの20分間かけての0:100から20:80酢酸エチル:ヘプタンで溶離を行うフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物190mgを得た。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm7.58−7.46(m、2H)、7.35−7.20(m、4H)、6.12(s、1H)、5.72(s、1H)、5.22−5.13(m、2H)、4.45(d、J=6.6Hz、1H)、4.37(s、1H)、4.29(q、J=7.1Hz、2H)、3.89(s、2H)、2.23(t、J=6.4Hz、1H)、2.07(ddd、J=11.6、8.4、3.3Hz、1H)、1.79−1.55(m、5H)、1.52−1.37(m、5H)、1.35(t、J=7.2Hz、3H)、1.06(s、9H);MS(ESI+)m/z576.4(M+H)
+。
【0502】
実施例2D
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[6−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
実施例2C(32mg、0.056mmol)をテトラヒドロフラン(278μL)に溶かし、水酸化リチウム水溶液(1M、167μL、0.167mmol)を加えた。得られた混合物を48時間高撹拌し、その時点で、1M HCl水溶液を加えることで混合物をpH=3の酸性とした。混合物全体を4gシリカゲルカラムに負荷し、15分かけての0:100から50:50酢酸エチル:ヘプタンで溶離して、標題化合物18mgを得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.44(d、J=6.8Hz、2H)、7.22−7.07(m、3H)、6.04(d、J=9.4Hz、1H)、5.98(d、J=6.6Hz、2H)、5.33(d、J=8.2Hz、1H)、4.99(dt、J=9.4、8.0Hz、1H)、4.38(d、J=6.1Hz、1H)、3.87(s、3H)、2.41(t、J=6.7Hz、1H)、2.23(s、1H)、1.68(d、J=14.1Hz、2H)、1.47(s、2H)、1.35−1.04(m、6H)、1.02(s、9H);MS(ESI+)m/z548.2(M+H)
+。
【0503】
[実施例3]
(2R,3R,4R,5R)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0504】
実施例3A
rac−(2R,3R,4R,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−((6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
実施例2B(240mg、0.429mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(Xantphos)(0.144g、0.250mmol)、炭酸セシウム(2.440g、7.49mmol)及び酢酸パラジウム(II)(0.028g、0.125mmol)を、秤量して50mL丸底フラスコに入れた。フラスコをN
2気流でパージし、窒素気流を1時間吹き込んでおいたトルエン(25mL)を加え、次に2−クロロ−6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン(0.523mL、3.74mmol)を加えた。得られた懸濁液を環境温度で5分間攪拌した。フラスコを加熱マントルで加熱して内部温度100℃とし、同じ温度で16時間加熱を続けた。フラスコを冷却して環境温度とし、固体材料をフリット漏斗を用いる濾過によって除去した。濾液を濃縮し、15分かけての0:100から30:70酢酸エチル:ヘプタン、次に5分間かけての30:70から100:0酢酸エチル:ヘプタンで溶離を行う40gシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物260mgを得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.45(d、J=7.3Hz、2H)、7.29−7.08(m、3H)、6.50(s、1H)、6.26(s、1H)、5.85(s、1H)、5.33(d、J=8.3Hz、1H)、4.99(q、J=8.4Hz、1H)、4.37(d、J=6.8Hz、1H)、4.18(q、J=7.0Hz、2H)、2.39(t、J=7.4Hz、1H)、2.35(s、3H)、2.19(s、1H)、1.67(d、J=12.1Hz、2H)、1.45(t、J=14.4Hz、2H)、1.31(d、J=12.1Hz、1H)、1.24(t、J=7.0Hz、3H)、1.17−1.03(m、4H)、1.00(s、9H);MS(ESI+)m/z560.4(M+H)
+。
【0505】
実施例3B
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−((6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
及び
実施例3C
(2R,3R,4R,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−((6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
実施例3A(3.67g)を、カラムWHELK−OS.Sを用いる分取キラルSFCクロマトグラフィー[カラムサイズ:21×250mm、5ミクロン、製品番号:780103、68g/分のCO
2流量及びメタノール+共溶媒イソプロピルアルコール中の濃度52.8mg/mL]によって分離して、実施例3B 615mg(室温=8.4分)及び実施例3C 760mg(室温=6.4分)を得た。分析データ(
1H NMR及びMS)は、実施例3Aについて報告のものと同一である。
【0506】
実施例3D
(2R,3R,4R,5R)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−((6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
実施例3C(615mg、1.099mmol)をテトラヒドロフラン6.5mL、水3.3mL、及びメタノール1.1mLに溶かした。水酸化リチウム水和物(461mg、10.99mmol)を加え、反応混合物を環境温度で2時間高撹拌した。反応混合物を、1M HCl水溶液でpH=3の酸性とし、混合物をジクロロメタン10mLで3回抽出した。合わせた有機抽出液をブライン(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(446mg)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.44(d、J=7.4Hz、2H)、7.14(dt、J=13.9、6.8Hz、3H)、6.49(s、1H)、6.22(s、1H)、5.84(d、J=9.0Hz、1H)、5.34(d、J=8.2Hz、1H)、4.98(q、J=8.0Hz、1H)、4.39(d、J=5.9Hz、1H)、2.40(t、J=6.4Hz、1H)、2.34(s、3H)、2.24(s、2H)、1.69(d、J=13.1Hz、2H)、1.48(d、J=8.4Hz、2H)、1.28(d、J=16.8Hz、2H)、1.26−1.12(m、4H)、1.02(s、9H);MS(ESI+)m/z532.4(M+H)
+;旋光度データ:[α]
D23=+97.2(c=1,メタノール)。
【0507】
[実施例4]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
実施例3B(760mg、1.358mmol)をテトラヒドロフラン8.1mL、水4.1mL、及びメタノール1.3mLに溶かした。水酸化リチウム水和物(570mg、13.58mmol)を加え、反応混合物を環境温度で3時間高撹拌した。混合物を、1M HCl水溶液で、pH=3の酸性とし、ジクロロメタン15mLで3回抽出した。合わせた抽出液をブライン(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物556mgを得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.44(d、J=7.4Hz、2H)、7.14(dt、J=13.9、6.8Hz、3H)、6.49(s、1H)、6.22(s、1H)、5.84(d、J=9.0Hz、1H)、5.34(d、J=8.2Hz、1H)、4.98(q、J=8.0Hz、1H)、4.39(d、J=5.9Hz、1H)、2.40(t、J=6.4Hz、1H)、2.34(s、3H)、2.24(s、2H)、1.69(d、J=13.1Hz、2H)、1.48(d、J=8.4Hz、2H)、1.28(d、J=16.8Hz、2H)、1.26−1.12(m、4H)、1.02(s、9H);MS(ESI+)m/z532.4(M+H)
+;旋光度データ:[a]
D23=−93.8(c=1、メタノール)。
【0508】
[実施例5]
rac−(2R,3R,4R,5R)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0509】
実施例5A
rac−(2R,3S,4R,5R)−tert−ブチル1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
コア56(1.7g、4.66mmol)及びトリエチルアミン(1.300mL、9.33mmol)のジクロロメタン(21.20mL)中溶液に、25℃で、シクロヘキサンカルボニルクロライド(0.780mL、5.83mmol)を滴下し、2時間攪拌し、メチルtert−ブチルエーテル(20mL)で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液(5mL)で、そして1N NH
4OH水溶液(1mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、残留物を得た。混合物をヘプタン100mLで磨砕し、環境温度で16時間経過させた。混合物を濾過して、粗沈殿(2.01g)を得た。粗取得物をジクロロメタン3mLに溶かし、40gカラムに負荷し、20分間の期間をかけての0−70%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行って、所望の生成物、rac−(2R,3S,4R,5R)−tert−ブチル1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート、1980−2を得た(1.56g、3.29mmol、収率70.5%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.55(d、J=6.9Hz、2H)、7.31−7.17(m、3H)、5.61(d、J=3.0Hz、2H)、4.62(d、J=3.9Hz、1H)、3.26(dd、J=4.0、2.6Hz、1H)、3.15(s、3H)、2.16(s、1H)、1.67(s、2H)、1.51(s、10H)、1.22(d、J=6.0Hz、10H)、1.08(t、J=10.0Hz、2H)、0.84(d、J=7.6Hz、1H);MS(ESI+)m/z475(M+H)
+。
【0510】
実施例5B
rac−(2R,3R,4R,5R)−tert−ブチル4−アミノ−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
実施例5A(1.56g、3.29mmol)及びテトラヒドロフラン(47.0mL)を、250mLSS圧力瓶中のラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(4g、30.7mmol)に加え、混合物を約0.34MPa(50psi)及び環境温度で16時間振盪した。反応液を濾過し、溶媒を減圧下に除去して、rac−(2R,3R,4R,5R)−tert−ブチル4−アミノ−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレートを得た(1.45g、3.26mmol、収率99%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.56(bs、2H)、7.31(t、J=7.5Hz、2H)、7.22(t、J=7.4Hz、1H)、5.02(d、J=7.3Hz、1H)、4.33(d、J=4.7Hz、1H)、3.65(dd、J=7.3、4.6Hz、1H)、3.13(s、3H)、2.32(s、1H)、2.15(d、J=12.9Hz、1H)、1.62(d、J=10.2Hz、2H)、1.46(s、10H)、1.30−1.10(m、2H)、1.21(s、3H)、1.19(s、3H)、1.05(m、2H)、0.82(bs、2H);MS(ESI+)m/z445(M+H)
+。
【0511】
実施例5C
rac−(2R,3R,4R,5R)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−((6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
4mLバイアルに、実施例5B(100mg、0.225mmol)、Pd
2(dba)
3(トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0))、4.12mg、0.00450mmol)、4−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−N,N−ジメチルアニリン(2.77mg、0.00990mmol)、及び炭酸セシウム(147mg、0.450mmol)を入れた。混合物を窒素で15分間パージし、バイアルに、2−クロロ−6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン(48.4mg、0.247mmol)の窒素を15分間吹き込んでおいた脱水ジオキサン(0.9mL)中溶液を加えた。反応混合物を80℃で16時間加熱した。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。粗取得物を、フラッシュクロマトグラフィー(12gカートリッジ、20分間かけての0%−70%酢酸エチル/ヘプタンの勾配)によって精製して、環境温度で2時間にわたり粗t−ブチルエステル(43mg)を得て、それをトリフルオロ酢酸(0.4mL)で処理した。混合物を濃縮し、残留物を、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相クロマトグラフィーによって精製して、(2R,3R,4R,5R)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−((6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸、トリフルオロ酢酸塩を得た(31mg、0.047mmol、収率20.83%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.42(d、J=7.3Hz、2H)、7.14(dt、J=12.4、6.7Hz、2H)、6.51(s、1H)、6.27(s、1H)、5.84(s、1H)、5.36(d、J=8.2Hz、1H)、4.95(d、J=7.8Hz、1H)、4.49(d、J=6.2Hz、1H)、3.13(s、3H)、2.68(t、J=6.7Hz、1H)、2.34(s、3H)、2.22(s、1H)、1.68(d、J=13.5Hz、2H)、1.47(bs、2H)、1.30(t、J=11.1Hz、1H)、1.22(d、J=1.3Hz、6H)、1.12(d、J=22.9Hz、3H)、0.73(bs、1H);MS(ESI+)m/z548(M+H)
+。
【0512】
[実施例6]
rac−(2R,3R,4R,5R)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(38.6mg、0.189mmol)、実施例5B(70mg、0.157mmol)及び塩化亜鉛(II)(21.46mg、0.157mmol)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、1mL)中溶液に、水素化ホウ素シアノナトリウム(14.8mg、0.236mmol)を加え、反応液を環境温度で2時間攪拌した。溶媒を除去し、得られた残留物を、20分間の期間をかけての0−80%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行う12gシリカゲルカートリッジを用いてクロマトグラフィー精製して、残留物(76mg)を得て、それをトリフルオロ酢酸(0.5mL)に溶かした。溶媒を除去し、粗取得物を、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相クロマトグラフィーによって精製して、rac−(2R,3R,4R,5R)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸、トリフルオロ酢酸塩を得た(64mg、0.093mmol、収率58.9%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.57(s、2H)、7.52(dd、J=9.1、2.3Hz、1H)、7.37−7.24(m、4H)、7.05(d、J=8.6Hz、1H)、5.28(d、J=7.2Hz、1H)、4.50(d、J=3.6Hz、1H)、3.69(m、4H)、3.65(bs、2H)、3.52(d、J=14.0Hz、1H)、2.70(s、1H)、2.28(m、1H)、1.65(d、J=9.3Hz、2H)、1.50(m、2H)、1.30−1.15(m、4H)、1.19(d、J=6.1Hz、6H)、1.08(m、2H)、0.79(bs、1H);MS(ESI+)m/z577(M+H)
+。
【0513】
[実施例7]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0514】
実施例7A
エチル(2S,3R,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
エチル(2S,3R,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(コア7、2.00g、6.24mmol)をジクロロメタン(25mL)に溶かし、トリエチルアミン(1.75mL、12.56mmol)を加え、次にシクロヘキサンカルボニルクロライド(1.01g、6.89mmol)を加えた。反応液を環境温度で14時間攪拌した。反応液をジクロロメタン(50mL)で希釈し、1M HCl水溶液(50mLで2回)及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(2.68g、100%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.57(d、J=7.1Hz、2H)、7.31−7.19(m、3H)、5.71−5.57(m、2H)、4.69(d、J=3.7Hz、1H)、4.23(q、J=7.1Hz、2H)、3.00(t、J=3.4Hz、1H)、2.26−2.09(m、1H)、1.74−1.59(m、2H)、1.49(d、J=8.7Hz、2H)、1.32−1.14(m、7H)、1.07(t、J=9.5Hz、2H)、1.00(s、9H);MS(ESI+)m/z431(M+H)
+。
【0515】
実施例7B
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
実施例7A(1.23g、2.86mmol)及びテトラヒドロフラン(30mL)を、250mLステンレス圧力瓶中のラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(2.54g、21.64mmol)に加えた。混合物を、約0.34MPa(50psi)及び環境温度で16時間振盪した。HPLCモニタリングで、原料及び生成物の両方が示された。追加のラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(2.5g、19.17mmol)を加え、反応液を約0.34MPa(50psi)及び環境温度で16時間振盪し、その時点でのHPLCで、原料が消費されていることが示された。反応液を濾過し、濾液を濃縮して、標題化合物を得た(1.13g、99%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.58(d、J=7.4Hz、2H)、7.33(t、J=7.5Hz、2H)、7.24(dd、J=8.2、6.3Hz、1H)、5.04(d、J=7.2Hz、1H)、4.38(d、J=4.2Hz、1H)、4.15(qd、J=7.1、1.2Hz、2H)、3.66(dd、J=7.2、4.0Hz、1H)、2.16(d、J=11.7Hz、1H)、2.03(d、J=4.4Hz、1H)、1.67−1.56(m、2H)、1.46(d、J=9.0Hz、2H)、1.23(t、J=7.1Hz、3H)、1.20−1.11(m、4H)、1.05(t、J=10.7Hz、2H)、0.99(s、9H);MS(ESI+)m/z401(M+H)
+。
【0516】
実施例7C
エチル(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
実施例7B(54.4mg、0.136mmol)及び5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンゼンカルボアルデヒド(39.8mg、0.207mmol)をメタノール(1mL)に溶かし、環境温度で1時間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(43.6mg、0.694mmol)を加え、反応液を環境温度でさらに16時間攪拌した。反応液をジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、酢酸アンモニウム法を用いる逆相によって精製して、標題化合物を得た(50.8mg、65%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.64−7.50(m、2H)、7.30(t、J=7.4Hz、2H)、7.23(t、J=7.3Hz、1H)、7.10(dd、J=8.5、2.6Hz、1H)、6.90(d、J=2.6Hz、1H)、6.71(d、J=8.5Hz、1H)、5.18(d、J=6.8Hz、1H)、4.50(d、J=2.9Hz、1H)、4.09(qd、J=7.1、2.9Hz、2H)、3.52(s、3H)、3.50−3.41(m、2H)、3.30(d、J=13.5Hz、1H)、2.33(s、1H)、2.18(s、1H)、1.68−1.58(m、2H)、1.54−1.40(m、2H)、1.18(d、J=8.4Hz、17H)、0.98(s、9H);MS(ESI+)m/z577(M+H)
+。
【0517】
実施例7D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
実施例7C(47.8mg、0.136mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH(1M、0.5mL、0.5mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(0.5mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相クロマトグラフィーによって精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(45.7mg、83%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.59−7.50(m、2H)、7.37(t、J=7.5Hz、2H)、7.29(t、J=7.3Hz、1H)、7.21(dd、J=8.6、2.6Hz、1H)、7.02(d、J=2.5Hz、1H)、6.79(d、J=8.6Hz、1H)、5.31(d、J=7.0Hz、1H)、4.51(d、J=2.1Hz、1H)、3.77−3.69(m、3H)、3.56(s、3H)、3.43(d、J=13.6Hz、1H)、2.49(s、1H)、2.28(s、1H)、1.63(d、J=10.0Hz、2H)、1.51(s、2H)、1.21(d、J=0.6Hz、14H)、0.99(s、9H);MS(ESI+)m/z549(M+H)
+。
【0518】
[実施例8]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
実施例7B(82.0mg、0.205mmol)及び2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(80.4mg、0.394mmol)をメタノール(1mL)に溶かし、混合物を25℃で3時間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(52.8mg、0.840mmol)を加え、反応液を環境温度でさらに30分間攪拌した。混合物を水(10mL)に投入し、ジクロロメタンで抽出した(5mLで3回)。合わせた有機層を濃縮した。残留物をメタノールに溶かし、LiOH(1M、1.0mL、1.0mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。トリフルオロ酢酸(0.2mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(63.5mg、46%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.61−7.46(m、2H)、7.32(t、J=7.4Hz、2H)、7.25(t、J=7.3Hz、1H)、7.16−7.09(m、2H)、7.06(s、1H)、5.22(d、J=6.9Hz、1H)、4.48(d、J=2.4Hz、1H)、3.64(s、3H)、3.60−3.48(m、2H)、3.39(d、J=14.2Hz、1H)、2.36(s、1H)、2.31−2.15(m、1H)、1.63(d、J=9.5Hz、2H)、1.49(s、2H)、1.32−1.03(m、6H)、0.97(s、9H);MS(ESI+)m/z561(M+H)
+。
【0519】
[実施例9]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0520】
実施例9A
エチル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
実施例7B(50.2mg、0.125mmol)及び2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(34.7mg、0.170mmol)をメタノール(1mL)に溶かし、混合物を環境温度で3時間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(44.5mg、0.708mmol)を加え、反応液を環境温度でさらに16時間攪拌した。反応液をジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、酢酸アンモニウム法を用いる逆相によって精製して、標題化合物を得た(42.9mg、58%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.62−7.51(m、2H)、7.44(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.30(t、J=7.4Hz、2H)、7.24(d、J=7.2Hz、1H)、7.19(d、J=2.4Hz、1H)、6.98(d、J=8.6Hz、1H)、5.19(d、J=6.9Hz、1H)、4.51(d、J=2.8Hz、1H)、4.10(q、J=7.0Hz、2H)、3.64(s、3H)、3.51−3.41(m、2H)、3.35(d、J=14.4Hz、1H)、2.31(s、1H)、2.17(d、J=10.6Hz、1H)、1.63(d、J=9.7Hz、2H)、1.47(s、2H)、1.17(t、J=7.0Hz、9H)、0.97(s、9H);MS(ESI+)m/z589(M+H)
+。
【0521】
実施例9B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
実施例9A(39.9mg、0.068mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液(1M、0.5mL、0.5mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(0.5mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(32.3mg、71%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.60−7.53(m、2H)、7.50(dd、J=8.7、2.3Hz、1H)、7.34(t、J=7.4Hz、2H)、7.30−7.23(m、2H)、7.03(d、J=8.6Hz、1H)、5.27(d、J=7.0Hz、1H)、4.49(d、J=2.3Hz、1H)、3.65(d、J=18.6Hz、5H)、3.40(d、J=14.2Hz、1H)、2.42(s、1H)、2.25(s、1H)、1.63(d、J=10.1Hz、2H)、1.49(s、2H)、1.30−1.02(m、6H)、0.98(d、J=0.9Hz、9H);MS(ESI+)m/z561(M+H)
+。
【0522】
[実施例10]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0523】
実施例10A
rac−(2R,3S,4R,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニル−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
及び
実施例10B
rac−(2R,3S,4R,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニル−1−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸(800mg、6.15mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド数滴のジクロロメタン(10mL)中混合物に、オキサリルクロライド(5mL、2Mジクロロメタン中溶液)を滴下した。混合物を環境温度で1時間攪拌し、溶媒を留去し、新鮮なジクロロメタン(5mL)を加え、溶媒を再度留去した。残留物をジクロロメタン(2mL)に溶かし、氷浴で冷却したrac−(2R,3S,4R,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(コア2、1.9g、6.15mmol)及びトリエチルアミン(1.285mL、9.22mmol)のジクロロメタン(10mL)中混合物に滴下した。添加後、反応混合物を昇温させて環境温度とした。ジクロロメタン(20mL)を加え、混合物をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行う40gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによる精製によって、ラセミ体の実施例10Aの化合物(1.02g、収率38.36%)を第1の溶出化合物として得た(構造はX線によって確認した。)。LC/MS(ESI+)m/z432.90(M+H)
+。ラセミ化合物実施例10B(1.0g、収率37.6%)も第2の溶出化合物として得た。LC/MS(ESI+)433.31(M+H)
+。
【0524】
実施例10C
rac−(2R,3R,4R,5R)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−フェニル−1−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
圧力瓶(50mL)中の実施例10B(400mg、0.925mmol)、テトラヒドロフラン(10mL)、及びラネー(R)−ニッケル2800の水スラリー(860mg、6.59mmol)の混合物を、約0.34MPa(50psi)水素とともに環境温度で16時間振盪した。混合物を濾過し、固体をメタノールで洗浄した。合わせた有機層を濃縮して、標題化合物を得た(345mg、収率93%)。LC/MS(ESI+)m/z403(M+H)
+。
【0525】
実施例10D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチルアミノ]−5−フェニル−1−[(2S)−テトラヒドロピラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(51.7mg、0.253mmol)、実施例10C(85mg、0.211mmol)及び塩化亜鉛(II)(2.8mg、0.02mmol)の[酢酸/酢酸ナトリウム緩衝液]/メタノール(pH=4、2mL)中混合物を環境温度で10分間攪拌した。ナトリウムシアノトリヒドロボレート(19.90mg、0.317mmol)を加え、混合物をさらに2時間攪拌した。混合物をジクロロメタン(20mL)で希釈し、ブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。0−50%勾配の[酢酸エチル/メタノール(10:1)]/ヘプタンで溶離を行う12gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによる精製によって、ラセミ体エステルを得た(65mg、収率54.7%)。そのエステルをメタノール(2mL)及び4M LiOH水溶液(0.5mL)に溶かし、50℃で3時間攪拌した。2M HCl水溶液を加えることで、混合物のpHを1〜2に調節した。二つのエナンチオマーを、キラルSFC(装置:Aurora−1、カラム:ChiralPak(R) IC、5−30%メタノール:CO
2、3mL/分で10分、150バール)によって分離した。第1の溶出化合物は、(2R,3R,4R,5R)−3−(tert−ブチル)−4−((2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−5−フェニル−1−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸、25.5mgであった(収率42.5%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.57(d、J=7.4Hz、2H)、7.32(t、J=7.4Hz、2H)、7.25(t、J=7.2Hz、1H)、7.09(d、J=2.0Hz、2H)、7.05(s、1H)、5.36(s、1H)、4.50(d、J=2.5Hz、1H)、3.77(d、J=11.3Hz、1H)、3.64(s、3H)、3.49−3.31(m、5H)、2.64(d、5H)、2.28(t、J=2.5Hz、J=2.4Hz、1H)、1.58(dd、J=65.2、12.2Hz、6H)、0.96(s、9H);MS(ESI+)m/z563.3(M+H)
+。第2の溶出化合物は、標題化合物(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−((2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−5−フェニル−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸、26mgであった(収率43.3%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.57(d、J=7.4Hz、2H)、7.32(t、J=7.4Hz、2H)、7.25(t、J=7.2Hz、1H)、7.10(t、J=1.3Hz、2H)、7.05(s、1H)、5.36(s、1H)、4.50(d、J=2.5Hz、1H)、3.77(d、J=11.5Hz、1H)、3.64(s、3H)、3.52−3.30(m、5H)、2.28(d、J=2.7Hz、1H)、1.66(d、J=12.6Hz、1H)、1.55−1.31(m、4H)、0.96(s、9H);MS(ESI+)m/z563.2(M+H)
+。
【0526】
[実施例11]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−[(2R
*)−2−フェニルプロパノイル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0527】
実施例11A
rac−(2R,3S,4R,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニル−1−((S)−2−フェニルプロパノイル)ピロリジン−2−カルボキシレート
及び
実施例11B
rac−(2R,3S,4R,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニル−1−((R)−2−フェニルプロパノイル)ピロリジン−2−カルボキシレート
ジクロロメタン(4mL)中の2−フェニルプロパン酸(1g、6.66mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド1滴に、オキサリルクロライド(4mL、2Mジクロロメタン中溶液)を滴下した。混合物を環境温度で1時間攪拌し、溶媒を除去し、新鮮なジクロロメタン(2mL)を加え、混合物を濃縮した。残留物をジクロロメタン(2mL)に溶かし、氷浴下にrac−(2R,3S,4R,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(コア2、1.687mL、12.11mmol)のジクロロメタン(10mL)中混合物に滴下した。混合物を氷浴下に20分間攪拌し、昇温させて環境温度とした。ジクロロメタン(20mL)を加え、混合物をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、0−40%勾配の酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行う40gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製した。第1の溶出化合物は実施例11Aであった(610mg、収率22.27%)。LC/MS(APCI+)m/z453.26(M+H)
+。第2の溶出化合物は、実施例11Bであった(1006mg、収率36.7%)。LC/MS(APCI+)m/z453.29(M+H)
+。
【0528】
実施例11C
rac−(2R,3R,4R,5R)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−フェニル−1−((S)−2−フェニルプロパノイル)ピロリジン−2−カルボキシレート
テトラヒドロフラン(320mL)中の実施例11A(600mg、1.326mmol)を、50mL圧力瓶中のラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(1.23mg、9.43μmol)に加えた。混合物を環境温度で16時間、約0.34MPa(50psi)水素とともに振盪し、濾過した。固体をメタノールで洗浄した。合わせた溶媒を除去して、標題のラセミ化合物、rac−(2R,3R,4R,5R)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−フェニル−1−((S)−2−フェニルプロパノイル)ピロリジン−2−カルボキシレート(558mg、収率100%)を得て、それは次の段階で用いるのに十分な純度のものであった。LC/MS(ESI+)m/z223(M+H)
+。
【0529】
実施例11D
rac−(2R,3R,4R,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−5−フェニル−1−((S)−2−フェニルプロパノイル)ピロリジン−2−カルボキシレート
[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、2mL)中の2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(53.1mg、0.260mmol)、実施例11C(100mg、0.237mmol)及び塩化亜鉛(II)(32.3mg、0.237mmol)に、ナトリウムシアノトリヒドロボレート(10.20mg、0.162mmol)を加え、反応混合物を環境温度で3時間攪拌した。溶媒をN
2下に除去し、残留物をジクロロメタン(10mL)で希釈し、ブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。0−50%勾配の[酢酸エチル/メタノール(10:1)]/ヘプタンで溶離を行う12gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによる精製によって、ラセミ体エステル、rac−(2R,3R,4R,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−5−フェニル−1−((S)−2−フェニルプロパノイル)ピロリジン−2−カルボキシレートを得た(140mg、97%)。LC/MS(APCI+)m/z611.2(M+H)
+。
【0530】
実施例11E
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニル−1−[(2R
*)−2−フェニルプロパノイル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例11D(80mg、0.164mmol)のメタノール(1.5mL)及び6M LiOH水溶液(0.5mL)中混合物を50℃で3時間攪拌した。4M HCl/ジオキサンを加えることでpHを1に調節した。混合物を濃縮乾固させた。ジクロロメタン(2mL)を加え、混合物をシリンジフィルターで濾過した。粗取得物を、[酢酸エチル/メタノール(10:1)]/ヘプタン0−60%で溶離を行うクロマトグラフィーによって精製して、ラセミ体酸、(2R,3R,4R,5R)−3−(tert−ブチル)−4−((2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−5−フェニル−1−((R)−2−フェニルプロパノイル)ピロリジン−2−カルボン酸を得て、それを、キラルSFC[装置:Aurora−1、カラム:ChiralPak(R) IC、5−30%メタノール:CO
2、3mL/分で10分、150バール]によって二つのエナンチオマーとして単離した。第1の溶出化合物は(2R,3R,4R,5R)−3−(tert−ブチル)−4−((2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−5−フェニル−1−((S)−2−フェニルプロパノイル)ピロリジン−2−カルボン酸であった(26mg、40.6%);室温、保持時間=4.701分。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.62(b、3H)、7.34(db、J=28.4Hz、3H)、7.23(t、J=7.3Hz、2H)、7.20−6.98(m、5H)、5.00(s、1H)、4.46(s、1H)、3.63(s、3H)、3.49−3.25(m、4H)、2.44−2.39(m、1H)、2.23(s、1H)、1.05(s、3H)、0.77(s、9H);MS(ESI+)m/z583.2(M+H)
+。第2の溶出化合物は標題化合物であった(27mg、42.2%);室温、保持時間=5.519分。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.61(s、3H)、7.37(s、3H)、7.23(t、J=7.3Hz、2H)、7.08(t、J=22.6Hz、5H)、4.99(s、1H)、4.46(s、1H)、3.62(s、3H)、3.46−3.25(m、4H)、2.44−2.39(m、1H)、2.22(s、1H)、1.03(s、3H)、0.74(s、9H);MS(ESI+)m/z583.2(M+H)
+。
【0531】
[実施例12]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(実施例7B、20mg、0.05mmol、1.0当量)を[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4)に溶かした。2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ニコチンアルデヒド(0.4Mメタノール中溶液、187μL、0.075mmol、1.5当量)をバイアルに加えた。NaBH
3CN(0.22Mアセテート緩衝液、300μL、0.065mmol、1.2当量)を加え、反応液を室温で1時間攪拌した。反応液を窒素気流下で脱水し、精製せずに次の段階に用いた。残留物を3:2テトラヒドロフラン/メタノール(500μL)に溶かした。LiOH・1水和物(20mg、0.5mmol、10当量)/H
2O(100μL)を加え、反応液を45℃で3時間攪拌した(LC/MSにより反応完了)。窒素気流下で溶媒を除去した。残留物を1M HCl水溶液800μLで酸性とし、CH
3CN 500μLで希釈した。反応混合物を注入ループに直接負荷し、分取LC方法トリフルオロ酢酸8を用いて精製して、標題化合物を得た(22.5mg、収率67%)。
1H NMR(400MHz、120℃、ジメチルスルホキシド−d
6:D
2O=9:1(体積比))δppm8.31(s、1H)、7.54(s、3H)、7.40−7.19(m、3H)、5.22(d、J=7.0Hz、1H)、4.49(d、J=2.4Hz、1H)、3.79(s、3H)、3.64−3.46(m、2H)、3.33(d、J=14.9Hz、1H)、2.38−2.09(m、2H)、1.55(d、J=63.9Hz、4H)、1.13(d、J=60.8Hz、5H)、0.96(s、9H)、0.89−0.49(m、1H);MS(APCI+)m/z561.9(M+H)
+。
【0532】
[実施例13]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メトキシフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
【0533】
実施例13A
(2S,3R,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル3−(tert−ブチル)−5−(2−メトキシフェニル)−4−ニトロピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−メトキシフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(コア22、0.349g、0.996mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶かし、トリエチルアミン(0.450mL、3.23mmol)を加え、次に1Mイソプロピルカルボノクロリデート/トルエン(2.00mL、2.000mmol)を滴下した。反応液を環境温度で4時間攪拌し、濃縮し、30分かけての5−80%酢酸エチル/ヘプタンの勾配を用いる24gシリカゲルカートリッジを用いて精製して、(2S,3R,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル3−(tert−ブチル)−5−(2−メトキシフェニル)−4−ニトロピロリジン−1,2−ジカルボキシレートを得た(350mg、0.802mmol、収率81%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.68−7.59(m、1H)、7.19(ddd、J=8.8、7.5、1.7Hz、1H)、6.91(dd、J=8.3、1.0Hz、1H)、6.84(td、J=7.5、1.0Hz、1H)、5.54(d、J=8.3Hz、1H)、5.45(dd、J=8.4、2.6Hz、1H)、4.64(s、1H)、4.48(d、J=3.2Hz、1H)、4.19(q、J=7.1Hz、2H)、3.77(s、3H)、3.28(s、6H)、2.90(t、J=2.9Hz、1H)、1.23(t、J=7.1Hz、3H)、0.96(s、9H);MS(ESI+)m/z437(M+H)
+。
【0534】
実施例13B
(2S,3S,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−メトキシフェニル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
50mL圧力瓶中、実施例13A(0.35g、0.802mmol)及びテトラヒドロフラン(20mL)を、ラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(0.9g、6.90mmol)に加えた。混合物を、約0.34MPa(50psi)の水素及び50℃で6時間、環境温度で10時間攪拌した。反応液を濾過し、溶媒を減圧下に除去して、(2S,3S,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−メトキシフェニル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレートを得た(0.340g、0.84mmol)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.67(dd、J=7.6、1.8Hz、1H)、7.18(td、J=7.8、1.7Hz、1H)、6.94(dd、J=8.2、1.0Hz、1H)、6.89(td、J=7.4、1.1Hz、1H)、5.18(d、J=6.9Hz、1H)、4.63(p、J=6.2Hz、1H)、4.29(d、J=3.3Hz、1H)、4.19−4.11(m、2H)、3.80(s、3H)、3.65(dd、J=6.9、2.7Hz、1H)、2.01(t、J=3.1Hz、1H)、1.23(t、J=7.0Hz、3H)、1.04(d、J=6.2Hz、3H)、0.98(s、9H)、0.91(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z407(M+H)
+。
【0535】
実施例13C
(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−1−(イソプロポキシカルボニル)−5−(2−メトキシフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸
5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(37.5mg、0.195mmol)、実施例13B(66mg、0.162mmol)及び塩化亜鉛(II)(22.13mg、0.162mmol)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、1mL)中溶液に、水素化ホウ素シアノナトリウム(15.30mg、0.244mmol)を加え、反応液を環境温度で5時間攪拌した。溶媒を窒素下に除去した。残留物をジクロロメタン及び水で希釈した。水相をジクロロメタンで抽出した(1mLで3回)。溶媒を除去し、得られた残留物をメタノール2mL及び水0.5mL(水酸化リチウム含有(19.44mg、0.812mmol))に溶かした。混合物を45℃で4時間攪拌した。溶媒を除去し、粗取得物を2N HCl水溶液(450μL)で酸性とし、ジクロロメタンに取り、12gシリカゲルカートリッジを用いる3:1:4酢酸エチル/エタノール/ヘプタン溶媒系を用いて精製して、(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−1−(イソプロポキシカルボニル)−5−(2−メトキシフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸、塩酸を得た(71mg、0.120mmol、収率74.0%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.56(dd、J=7.7、1.7Hz、1H)、7.20(ddd、J=8.2、7.3、1.8Hz、1H)、7.14(dd、J=8.5、2.6Hz、1H)、6.97(d、J=2.6Hz、1H)、6.94−6.85(m、2H)、6.72(d、J=8.5Hz、1H)、5.24(d、J=6.3Hz、1H)、4.63(p、J=6.2Hz、1H)、4.36(d、J=1.8Hz、1H)、3.62(s、3H)、3.59(d、J=13.7Hz、1H)、3.45(s、3H)、3.31(d、J=13.7Hz、1H)、2.32(dt、J=1.7、0.8Hz、1H)、1.20(s、9H)、1.04(d、J=6.2Hz、3H)、0.98(s、9H)、0.90(d、J=6.3Hz、3H);MS(ESI+)m/z555(M+H)
+。
【0536】
[実施例14]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸
【0537】
実施例14A
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
ジクロロメタン(10mL)中の(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(コア15、1.0g、2.59mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド1滴に、氷浴下に、シクロヘキサンカルボニルクロライド(0.415mL、3.11mmol)を滴下した。混合物を2時間攪拌した。昇温させて環境温度としながら、ジクロロメタン(20mL)を加え、混合物をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、0−40%勾配の酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行う12gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物1.28gを得た(収率100%)。LC/MS(ESI+)m/z497.24(M+H)
+。
【0538】
実施例14B
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
50mL圧力瓶中、実施例14A(300mg、0.604mmol)、テトラヒドロフラン(20mL)及びラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(2.5g、19.17mmol)の混合物を環境温度で20分間振盪し、濾過し、濃縮した。粗残留物をジクロロメタン(20mL)に溶かし、ブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得て(300mg、100%)、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。LC/MS(APCI+)m/z467(M+H)
+。
【0539】
実施例14C
(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−4−(((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸
2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ニコチンアルデヒド(29.0mg、0.141mmol)、実施例14B(60mg、0.129mmol)、及び塩化亜鉛(II)(3.51mg、0.026mmol)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、2mL)中混合物を、環境温度で10分間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(12.1mg、0.193mmol)を加え、混合物をさらに3時間攪拌し、溶媒を圧力下に除去した。残留物を酢酸エチル(10mL)に溶かし、ブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。[酢酸エチル/メタノール(10:1)]/ヘプタン0−40%で溶離を行うクロマトグラフィーによる精製によって、中間体エステル、(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−4−(((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピロリジン−2−カルボキシレートを得た。そのエステルをメタノール(1.5mL)及び6M LiOH水溶液(0.5mL)に溶かした。混合物を50℃で3時間攪拌し、4M HCl/ジオキサンを加えることでpH1〜2に調節した。溶媒を除去し、残留物を酢酸アンモニウム法を用いるHPLCによって精製して、標題化合物を得た(64mg、収率79.2%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.25(s、1H)、8.09(s、1H)、7.42(s、1H)、7.15(d、J=48.9Hz、3H)、5.37(s、1H)、3.84(s、3H)、3.59−3.15(m、5H)、2.64(s、1H)、2.35(s、1H)、1.76−1.06(m、10H)、0.94(s、9H);MS(ESI+)m/z628.2(M+H)
+。
【0540】
[実施例15]
(2S,3S,4S,5S)−1−(ベンゼンスルホニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0541】
実施例15A
(2S,3R,4S,5S)−4−ニトロ−1−ベンゼンスルホニル−3−tert−ブチル−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
コア7(200mg、0.62mmol、1.0当量)の脱水ジクロロメタン(3mL)中溶液を攪拌しながら、それにトリエチルアミン(CAS番号121−44−8、112μL、0.81mmol、1.3当量)及びベンゼンスルホニルクロライド(CAS番号98−09−9、95μL、0.74mmol、1.2当量)を加えた。反応混合物を室温で終夜、及び45℃で4時間攪拌した。反応混合物を水で洗浄し、有機層を分離し、減圧下に濃縮した。粗混合物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル100/0から80/20)によって精製して、標題化合物を得た(230mg、80%)。LC/MS(ESI+)m/z461.4(M+H)
+。
【0542】
実施例15B
(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−1−ベンゼンスルホニル−3−tert−ブチル−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
亜鉛末(490mg、7.50mmol、15.0当量)を、(2S,3R,4S,5S)−4−ニトロ−1−ベンゼンスルホニル−3−tert−ブチル−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸(230mg、0.50mmol、1.0当量)の酢酸エチル(3mL)及び酢酸(1mL)中溶液に室温で加えた。反応液を加熱して60℃として1時間経過させた。反応液を珪藻土で濾過し、酢酸エチル及びジクロロメタンで洗浄し、濃縮乾固させ、NaHCO
3飽和水溶液とジクロロメタンとの間で分配した。有機層を濃縮して、標題化合物を得て(208mg、96%)、それを、それ以上精製せずに次の段階で用いた。LC/MS(ESI+)m/z431.6(M+H)
+。
【0543】
実施例15C
(2S,3S,4S,5S)−1−ベンゼンスルホニル−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
NaBH
3CN(20mg、0.31mmol、1.3当量)を、(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−1−ベンゼンスルホニル−3−tert−ブチル−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(104mg、0.24mmol、1.0当量)及び5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンズアルデヒド(CAS番号85943−26−6、52mg、0.28mmol、1.2当量)の[酢酸/酢酸ナトリウム緩衝液]/メタノール(酢酸96mg、酢酸ナトリウム61mg、メタノール2mL)中溶液に加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。残留物をジクロロメタンと水との間で分配した。有機相を濃縮乾固し、残留物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル100/0から90/10)によって精製して、標題化合物を得た(97mg、66%)。LC/MS(ESI+)m/z608.1(M+H)
+。
【0544】
実施例15D
(2S,3S,4S,5S)−1−ベンゼンスルホニル−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸
(2S,3S,4S,5S)−1−ベンゼンスルホニル−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(97mg、0.16mmol、1.0当量)のメタノール(2mL)中溶液を、室温でLiOH(1.0M水溶液、480μL、0.48mmol、3当量)で処理し、45℃で終夜攪拌した。反応完了後、溶媒を減圧下に除去し、水を加えた。得られた溶液を、1N HCl水溶液1NでpH=6の酸性とし、ジクロロメタンで抽出した。有機相を濃縮乾固し、残留物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール100/0から94/6)によって精製して、標題化合物を得た(52mg、56%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3−d)dppm7.54(dd、J=8.4、1.2Hz、2H)、7.44−7.51(m、1H)、7.32−7.39(m、2H)、7.28−7.31(m、1H)、7.15−7.25(m、3H)、6.96−7.09(m、3H)、6.57(d、J=8.7Hz、1H)、5.25−5.35(m、2H)、5.01(s、1H)、3.99(d、J=13.8Hz、1H)、3.28(d、J=5.8Hz、1H)、3.12(s、3H)、2.37(s、1H)、1.22−1.29(m、9H)、1.05−1.15(m、9H);LC/MS(ESI+)m/z579.7(M+H)
+。
【0545】
[実施例16]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
4mLバイアル中、(2S,3S,4S,5S)−tert−ブチル4−(((5−ブロモ−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(実施例25C、20.0mg、0.032mmol、1.0当量)及びジクロロ[4,5−ジクロロ−1,3−ビス(2,6−ジ−3−ペンチルフェニル)イミダゾール−2−イリデン](3−クロロピリジル)パラジウム(II)(PEPPSI−IPentCl、2.7mg、0.0032mmol、0.1当量)をテトラヒドロフラン(0.5mL)に溶かし、窒素を流し、室温で攪拌した。シクロブチル亜鉛ブロミド(0.5M、127μL、0.64mmol、2.0当量)を加え、反応液を室温で30分間攪拌した。窒素気流下で溶媒を除去した。残留物を、未希釈でトリフルオロ酢酸(1mL)に溶かし、室温で2時間攪拌した。窒素気流下で溶媒を除去した。残留物をジメチルスルホキシド/アセトニトリル中で再生した。反応液を注入ループに直接負荷し、分取LC方法トリフルオロ酢酸8を用いて精製して、標題化合物を得た(15.6mg、収率74.0%)。
1H NMR(400MHz、120℃、ジメチルスルホキシド−d
6:D
2O=9:1(体積比))δppm7.83−7.78(m、1H)、7.60−7.46(m、2H)、7.40−7.26(m、3H)、7.20(s、1H)、5.23(d、J=6.9Hz、1H)、4.50(d、J=2.1Hz、1H)、3.65(s、3H)、3.56(d、J=8.3Hz、2H)、3.44−3.32(m、2H)、2.42−2.19(m、4H)、2.07−1.76(m、4H)、1.72−1.40(m、4H)、1.32−1.01(m、5H)、1.01−0.91(m、10H);MS(APCI+)m/z548.1(M+H)
+。
【0546】
[実施例17]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸
【0547】
実施例17A
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
ジクロロメタン(4mL)中のシクロヘキサンカルボニルクロライド(0.228mL、1.707mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド1滴に、オキサリルクロライド(4mL、2Mジオキサン中溶液)を環境温度で滴下した。混合物を30分間攪拌し、溶媒を除去し、新鮮なジクロロメタン(2mL)を加え、混合物を再度濃縮した。ジクロロメタン(2mL)中の残留物を、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(コア12、500mg、1.423mmol)及びトリエチルアミン(0.297mL、2.134mmol)のジクロロメタン(10mL)中混合物に氷浴下に滴下し、添加中は温度を0℃以下に維持した。反応混合物を2時間攪拌し、ジクロロメタン(20mL)及び水(10mL)を加えた。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、0−40%勾配の酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行う24gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物650mg(収率99%)を得た。LC/MS(APCI+)m/z462(M+H)
+。
【0548】
実施例17B
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボキシレート
250mL圧力瓶中、テトラヒドロフラン(20mL)中の実施例17A(600mg、1.300mmol)を、ラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(2.2g、16.87mmol)に加えた。混合物を約0.34MPa(50psi)水素とともに環境温度で23時間振盪し、濾過し、濃縮し、標題化合物を得て(560mg、収率100%)、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。LC/MS(APCI+)m/z432.35(M+H)
+。
【0549】
実施例17C
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸
5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(CAS番号:85943−26−6)(39.2mg、0.204mmol)、(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボキシレート(80mg、0.185mmol)及び塩化亜鉛(II)(5.05mg、0.037mmol)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、2mL)中混合物を環境温度で10分間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(17.47mg、0.278mmol)を加えた。反応混合物を1時間攪拌し、N
2下に溶媒を除去した。残留物を酢酸エチル(10mL)及び水(10mL)で希釈した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。[酢酸エチル/メタノール(10:1)]/ヘプタン0−40%で溶離を行う10gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによる精製によって、エステル(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボキシレートを得て、それをメタノール(1.5mL)及び6M LiOH水溶液(0.5mL)に溶かした。混合物を50℃で3時間攪拌した。溶媒を除去し、水(1mL)を加え、2M HCl水溶液を加えることでpHを約4に調節した。沈殿を濾過し、水で洗浄し、真空機で乾燥して、標題化合物75mgを得た(収率69.8%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.05(d、J=4.6Hz、1H)、7.95(s、1H)、7.15(dd、J=8.6、2.6Hz、1H)、6.98(d、J=2.5Hz、1H)、6.91(t、J=6.2Hz、1H)、6.75(d、J=8.5Hz、1H)、5.27(s、1H)、4.48(s、1H)、3.81(s、3H)、3.58(d、J=13.3Hz、1H)、3.51(s、3H)、3.49(s、1H)、3.33(d、J=13.6Hz、2H)、3.2(s、1H)、2.38(s、1H)、1.71−1.26(m、7H)、1.21(s、9H)、1.17−1.02(m、3H)、0.97(s、9H);MS(ESI+)m/z580.2(M+H)
+。
【0550】
[実施例18]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0551】
実施例18A
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロ−1−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
及び
実施例18B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロ−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
氷浴で冷却した(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(コア11、740mg、2.031mmol)及びトリエチルアミン(0.849mL、6.09mmol)のジクロロメタン(20mL)中混合物に、テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸(CAS番号51673−83−7)(396mg、3.05mmol)を滴下した。混合物を1時間攪拌しながら、昇温させて環境温度とした。ジクロロメタン(20mL)を加え、混合物をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行う40gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製した。第1の溶出化合物は実施例18A、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロ−1−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート、360mg(収率37.2%)であった。LC/MS(APCI+)m/z477.35(M+H)
+。第2の溶出化合物は実施例18B、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロ−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート、340mg(収率35.1%)であった。LC/MS(APCI+)m/z477.35(M+H)
+。
【0552】
実施例18C
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
50mL圧力瓶中、テトラヒドロフラン(20mL)中の実施例18B(360mg、0.755mmol)を、ラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(998mg、7.65mmol)に加えた。混合物を、約0.34MPa(50psi)水素とともに環境温度で16時間振盪し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得て(330mg、収率98%)、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。LC/MS(APCI+)m/z447(M+H)
+。
【0553】
実施例18D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(25.8mg、0.134mmol)、実施例18C(60mg、0.134mmol)及び塩化亜鉛(II)(3.66mg、0.027mmol)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、2mL)中混合物を環境温度で10分間攪拌して、無色溶液を得た。水素化ホウ素シアノナトリウム(12.66mg、0.202mmol)を加え、混合物を30分間攪拌した。N
2下に溶媒を除去し、残留物を、0−40%勾配の[酢酸エチル/メタノール(10:1)]/ヘプタンで溶離を行う4gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−1−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレートのエステルを得て、それをメタノール(1.5mL)及び6M LiOH水溶液(0.5mL)に溶かした。混合物を50℃で3時間攪拌し、4M HCl/ジオキサンを加えることでpHを4〜5に調節し、混合物を濃縮乾固させた。残留物をジクロロメタン(2mL)に加え、濾過し、0−20%勾配のメタノール/ジクロロメタンで溶離を行うクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た(52mg、収率65.1%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.23−8.13(m、2H)、7.17−7.10(m、1H)、6.98(d、J=2.6Hz、1H)、6.95(dd、J=7.5、4.8Hz、1H)、6.72(d、J=8.5Hz、1H)、5.61(s、1H)、5.55(s、1H)、4.60(s、1H)、3.76(d、J=11.5Hz、1H)、3.63(d、J=13.6Hz、1H)、3.54(d、J=6.7Hz、1H)、3.47(s、3H)、3.27(d、J=13.7Hz、1H)、3.20(s、1H)、2.65(d、J=0.9Hz、6H)、2.61(s、1H)、2.39−2.34(m、1H)、1.66(s、2H)、1.42(d、J=37.5Hz、4H)、1.19(s、9H)、1.00(s、9H);MS(ESI+)m/z595.3(M+H)
+。
【0554】
[実施例19]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0555】
実施例19A
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−1−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例10Bに代えて実施例18Aを用い、実施例10Cに記載の手順に従って標題化合物を製造した。LC/MS(APCI+)m/z447.3(M+H)
+。
【0556】
実施例19B
(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−1−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸
実施例18Cに代えて実施例19Aを用い、実施例18Dに記載の手順に従って標題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.17(d、J=5.4Hz、1H)、7.91(s、1H)、7.13(ddd、J=8.3、5.6、2.6Hz、1H)、6.98(d、J=2.8Hz、1H)、6.94(d、J=4.7Hz、1H)、6.72(d、J=8.5Hz、1H)、5.61(d、J=0.9Hz、1H)、5.40(d、J=6.5Hz、1H)、4.84(s、1H)、4.6(d、J=3.2Hz,、1H)、3.65(s、1H)、3.53(s、1H)、3.49(s、1H)、3.46(d、J=9.0Hz、3H)、3.30(d、J=12.0Hz、1H)、3.25(s、1H)、2.63(d、J=16.5Hz、6H)、2.36(s、1H)、1.79(s、2H)、1.45(d、J=10.8Hz、4H)、1.19(d、J=3.8Hz、9H)、1.00(d、J=3.5Hz、9H);MS(ESI+)m/z595.3(M+H)
+。
【0557】
[実施例20]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(オキサン−2−イル)アセチル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)酢酸(0.4Mジクロロメタン中溶液、139μL、0.056mmol、1.3当量)を、4mLバイアルに加えた。Ghosez試薬(1−クロロ−N,N,2−トリメチル−1−プロペニルアミン、17μL、0.13mmol、3.0当量)を未希釈で加え、反応液を室温で10分間攪拌した。1:1テトラヒドロフラン/ピリジン(500μL)中の(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(実施例34D、20mg、0.043mmol、1.0当量)を加え、反応混合物を室温で1時間攪拌した。窒素気流下で溶媒を除去し、残留物を3:2テトラヒドロフラン/メタノール(0.5mL)に溶かした。LiOH・1水和物(16mg、0.4mmol、7.1当量)/H
2O(100μL)を加え、反応液を45℃で終夜攪拌した。窒素気流下で溶媒を除去した。残留物を1M HCl水溶液800μLで酸性とし、CH
3CN 400μLで希釈した。分取逆相HPLC MS法トリフルオロ酢酸8を用いて精製を行った(15.7mg、収率54%)。
1H NMR(400MHz、120℃、ジメチルスルホキシド−d
6:D
2O=9:1(体積比))δppm7.61−7.30(m、5H)、7.24(dd、J=8.6、2.5Hz、1H)、7.06−6.99(m、1H)、6.81(d、J=8.7Hz、1H)、5.34(dd、J=22.5、7.1Hz、1H)、4.72−4.55(m、1H)、3.89−3.67(m、3H)、3.60−3.53(m、4H)、3.53−3.41(m、1H)、3.30−3.19(m、1H)、2.36−2.12(m、2H)、1.79−1.27(m、6H)、1.21(s、9H)、0.99(s、10H);MS(APCI+)m/z565.1(M+H)
+。
【0558】
[実施例21]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0559】
実施例21A
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−(tert−ブチル)−4−(((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−フェニル−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸
2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ニコチンアルデヒド(132mg、0.629mmol)、実施例10C(230mg、0.571mmol)及び塩化亜鉛(II)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、2mL)中混合物を環境温度で10分間攪拌して、無色溶液を得た。水素化ホウ素シアノナトリウム(23.53mg、0.374mmol)を加え、混合物を30分間攪拌した。N
2下に溶媒を除去し、残留物を酢酸エチル(20mL)及び水(10mL)で希釈した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、0−40%勾配の[酢酸エチル/メタノール(10:1)]/ヘプタンで溶離を行う12gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、rac−(2R,3R,4R,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−4−(((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−フェニル−1−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレートのエステルを得て、それをメタノール(1.5mL)及び4M LiOH水溶液(0.5mL)に溶かした。混合物を50℃で3時間攪拌し、4M HCl/ジオキサンを加えることでpHを4〜5に調節し、0−20%勾配を用いるメタノール/ジクロロメタンで溶離を行うクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た(136mg、収率42%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.30(s、1H)、7.59(d、J=7.5Hz、2H)、7.51(d、J=2.4Hz、1H)、7.31(t、J=7.3Hz、2H)、7.25(d、J=7.1Hz、1H)、5.38(s、1H)、4.51(s、1H)、3.81(s、3H)、3.48−3.41(m、2H)、3.30(s、1H)、2.28(s、1H)、1.74−1.27(m、6H)、0.97(s、9H);MS(ESI+)m/z564.2(M+H)
+。
【0560】
実施例21B
(2R,3R,4R,5R)−3−(tert−ブチル)−4−(((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−フェニル−1−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸
及び
実施例21C
(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−(((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−フェニル−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸
実施例21Aのラセミ化合物を、SFCキラルカラム[5−50%メタノール:CO
2、2mL/分で10分、150バール;カラム:Chiralpak(R) IC]によって分離した。第1の溶出化合物は実施例21B(25mg、収率19.23%)であった。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.29(t、J=1.5Hz、1H)、7.60(d、J=7.4Hz、2H)、7.51(d、J=2.4Hz、1H)、7.31(t、J=7.3Hz、2H)、7.25(d、J=7.3Hz、1H)、5.37(s、1H)、4.49(s、1H)、3.81(d、J=1.1Hz、3H)、3.77(d、J=11.4Hz、1H)、3.64−3.58(m、1H)、3.47(s、1H)、3.40(s、1H)、3.29(s、1H)、3.20(s、1H)、2.67−2.59(m、1H)、2.27(s、1H)、1.73−1.25(m、6H)、0.96(d、J=0.9Hz、9H);MS(ESI+)m/z564.2(M+H)
+。第2の溶出化合物は実施例21C(45mg、収率34.6%)であった。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.29(dd、J=2.5、1.2Hz、1H)、7.59(d、J=7.4Hz、2H)、7.51(d、J=2.5Hz、1H)、7.31(t、J=7.4Hz、2H)、7.25(d、J=7.2Hz、1H)、5.37(s、1H)、4.50(s、1H)、3.80(s、3H)、3.76(s、1H)、3.49−3.41(m、2H)、3.27(d、J=15.2Hz、3H)、2.67−2.59(m、1H)、2.27(s、1H)、1.73−1.28(m、6H)、0.97(s、9H);MS(ESI+)m/z564.2(M+H)
+。
【0561】
[実施例22]
(2S,3S,4S,5S)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0562】
実施例22A
(2S,3S,4R,5S)−tert−ブチル1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
コア37(1.2g、3.29mmol)及びトリエチルアミン(0.918mL、6.59mmol)のジクロロメタン(14.97mL)中溶液に25℃で、シクロヘキサンカルボニルクロライド(0.551mL、4.12mmol)を滴下し、2時間攪拌し、飽和NaHCO
3水溶液(5mL)及び1N NH
4OH水溶液(1mL)で洗浄し、濃縮して、残留物を得た。粗取得物をヘプタン10mLで磨砕した。環境温度で0.5時間後、沈殿(1.5g)を回収した。粗取得物をジクロロメタン3mLに溶かし、12gカラムに負荷し、20分間の期間をかけての0−70%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行って、所望の生成物、(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレートを得た(1.405g、2.96mmol、収率90%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.55(d、J=6.9Hz、2H)、7.31−7.17(m、3H)、5.61(d、J=3.0Hz、2H)、4.62(d、J=3.9Hz、1H)、3.26(dd、J=4.0、2.6Hz、1H)、3.15(s、3H)、2.16(s、1H)、1.67(s、2H)、1.51(s、10H)、1.22(d、J=6.0Hz、10H)、1.08(t、J=10.0Hz、2H)、0.84(d、J=7.6Hz、1H);MS(ESI+)m/z475(M+H)
+。
【0563】
実施例22B
(2S,3S,4S,5S)−tert−ブチル4−アミノ−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
水と次にテトラヒドロフランで数回洗浄しておいたラネー(R)−ニッケル:2800、水スラリー(3.6g、61.3mmol)を、250mLパール振盪器に入れた。混合物に、実施例22A(1.405g、2.96mmol)及びテトラヒドロフラン(45.0mL)を加え、混合物を、アルゴンと次に水素でパージした。反応液を、環境温度で約0.34MPa(50psig)の水素下に16時間攪拌した。取得物を濾過し、溶媒を減圧下に除去して、(2S,3S,4S,5S)−tert−ブチル4−アミノ−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレートを得た(1.3g、2.92mmol、収率99%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.56(bs、2H)、7.31(t、J=7.5Hz、2H)、7.22(t、J=7.4Hz、1H)、5.02(d、J=7.3Hz、1H)、4.33(d、J=4.7Hz、1H)、3.65(dd、J=7.3、4.6Hz、1H)、3.13(s、3H)、2.32(s、1H)、2.15(d、J=12.9Hz、1H)、1.62(d、J=10.2Hz、2H)、1.46(s、10H)、1.30−1.10(m、2H)、1.21(s、3H)、1.19(s、3H)、1.05(m、2H)、0.82(bs、2H);MS(ESI+)m/z445(M+H)
+。
【0564】
実施例22C
(2S,3S,4S,5S)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ニコチンアルデヒド(33.2mg、0.162mmol)、実施例22B(60mg、0.135mmol)及び塩化亜鉛(II)(18.39mg、0.135mmol)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、1mL)中溶液に、水素化ホウ素シアノナトリウム(12.72mg、0.202mmol)を加え、反応液を環境温度で2時間攪拌した。窒素下に溶媒を除去した。残留物をジクロロメタン及びH
2Oで希釈し、水相をジクロロメタンで抽出した(1mLで3回)。溶媒を除去し、得られた残留物を、20分間の期間をかけての0−80%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行う12gシリカゲルカートリッジを用いてクロマトグラフィー精製して、残留物(90mg)を得て、それをトリフルオロ酢酸(0.5mL)に溶かし、環境温度で2時間攪拌した。トリフルオロ酢酸を除去し、粗取得物を、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、(2S,3S,4S,5S)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−(((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸、トリフルオロ酢酸を得た(66mg、0.095mmol、収率70.7%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.33(s、1H)、7.58(m、3H)、7.31(t、J=7.4Hz、2H)、7.24(t、J=7.3Hz、1H)、5.24(d、J=7.2Hz、1H)、4.52(d、J=3.5Hz、1H)、3.81(s、3H)、3.58(d、J=14.9Hz、2H)、3.42(d、J=14.9Hz、1H)、3.14(s、3H)、2.65(s、1H)、2.23(s、1H)、1.64(d、J=9.8Hz、2H)、1.49(s、2H)、1.24(m、1H)、1.19(s、3H)、1.18(s、3H)、1.16(m、1H)、1.07(bs、3H)、0.77(bs、1H);MS(ESI+)m/z578(M+H)
+。
【0565】
[実施例23]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(2S
*,3S
*)−3−(プロパン−2−イル)オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0566】
実施例23A
(2S,3R,4S,5S)−4−ニトロ−3−tert−ブチル−1−((2R
*,3R
*)−3−イソプロピル−テトラヒドロ−フラン−2−カルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
及び
実施例23B
(2S,3R,4S,5S)−4−ニトロ−3−tert−ブチル−1−((2S
*,3S
*)−3−イソプロピル−テトラヒドロ−フラン−2−カルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
ラセミ体シス3−(プロパン−2−イル)オキソラン−2−カルボン酸(CAS番号1808432−51−0、122mg、0.77mmol、1.3当量)のジクロロメタン(5mL)中溶液を攪拌しながら、それに0℃で、Ghosez試薬(1−クロロ−N,N,2−トリメチル−1−プロペニルアミン、237μL、1.77mmol、3.0当量)を加えた。反応混合物を0℃で5分間攪拌し、コア7(190mg、0.59mmol、1.0当量)及びジイソプロピルエチルアミン(411μL、2.36mmol、4.0当量)のジクロロメタン中溶液を加えた。反応混合物を0℃で10分間及び室温で1.5時間攪拌した。反応混合物を水で洗浄し、有機相を濃縮乾固させた。残留物をシリカゲル(ヘプタン/酢酸エチル100/0から85/15)で精製して、標題化合物を得た(ジアステレオマーの混合物、190mg、70%)。
【0567】
実施例23C
(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−tert−ブチル−1−((2R
*,3R
*)−3−イソプロピル−テトラヒドロ−フラン−2−カルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
及び
実施例23D
(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−tert−ブチル−1−((2S
*,3S
*)−3−イソプロピル−テトラヒドロ−フラン−2−カルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
亜鉛末(490mg、7.50mmol、15.0当量)を、(2S,3R,4S,5S)−4−ニトロ−3−tert−ブチル−1−((2R,3R)−3−イソプロピル−テトラヒドロ−フラン−2−カルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル及び(2S,3R,4S,5S)−4−ニトロ−3−tert−ブチル−1−((2S,3S)−3−イソプロピル−テトラヒドロ−フラン−2−カルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(230mg、0.50mmol、1.0当量)の酢酸エチル(3mL)及び酢酸(1mL)中溶液に室温で加えた。反応液を加熱して60℃として2時間経過させた。反応液を珪藻土で濾過し、酢酸エチルで洗浄し、濃縮乾固させた。粗生成物を飽和NaHCO
3水溶液とジクロロメタンとの間で分配した。有機相を濃縮した。残留物をシリカゲル(ジクロロメタン/メタノール100/0から99/1)で精製して、標題化合物を得た(ジアステレオマーの混合物、170mg、96%)。LC/MS(ESI+)m/z431.6(M+H)
+。
【0568】
実施例23E
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−1−((2R
*,3R
*)−3−イソプロピル−テトラヒドロ−フラン−2−カルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
及び
実施例23F
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−1−((2S
*,3S
*)−3−イソプロピル−テトラヒドロ−フラン−2−カルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
NaBH
3CN(23mg、0.36mmol、1.3当量)を、(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−tert−ブチル−1−((2R,3R)−3−イソプロピル−テトラヒドロ−フラン−2−カルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル及び(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−tert−ブチル−1−((2S,3S)−3−イソプロピル−テトラヒドロ−フラン−2−カルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(85mg、0.20mmol、1.0当量)及び5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンズアルデヒド(CAS番号85943−26−6、45mg、0.24mmol、1.2当量)の[酢酸/酢酸ナトリウム緩衝液]/メタノール(酢酸96mg、酢酸ナトリウム61mg、メタノール2mL)中溶液に加えた。反応液を室温で1時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。残留物をジクロロメタンと水との間で分配した。有機相を濃縮乾固し、残留物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール100/0から98/2)によって精製して、標題化合物を得た(ジアステレオマーの混合物、96mg、79%)。LC/MS(ESI+)m/z607.7(M+H)
+。
【0569】
実施例23G
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(2S
*,3S
*)−3−(プロパン−2−イル)オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例23E及び実施例23F(96mg、0.15mmol、1.0当量)のメタノール(2mL)中溶液を、室温でLiOH(1.0M水溶液)(450μL、0.45mmol、3.0当量)で処理し、45℃で終夜攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、水を加え、得られた溶液を酢酸エチルで抽出した。有機相を濃縮乾固させた。残留物をシリカゲル(ジクロロメタン/メタノール100/0から97/3)で精製して、標題化合物を得た(34mg、39%、第2の溶出ジアステレオマー)。立体化学は任意に割り当てた。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、100℃)dppm7.67(brs、2H)、7.26−7.47(m、3H)、7.18(d、J=7.3Hz、1H)、7.00(brs、1H)、6.78(d、J=8.6Hz、1H)、5.39(brs、1H)、4.57(brs、1H)、4.14(brs、1H)、3.68−3.84(m、2H)、3.56(brs、3H)、3.49−3.61(m、2H)、3.40(d、J=13.2Hz、1H)、2.37(brs、1H)、1.78−2.11(m、3H)、1.48(brs、1H)、1.25(s、9H)、1.05(s、9H)、0.83(brs、3H)、0.47(brs、3H)。LC/MS(ESI+)m/z579.90(M+H)
+。注:実施例I−104(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(2R
*,3R
*)−3−(プロパン−2−イル)オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸も、クロマトグラフィーから、第1の溶出ジアステレオマーとして単離した(30mg、34%)。LC/MS(ESI+)m/z579.90(M+H)
+。
【0570】
[実施例24]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸
【0571】
実施例24A
エチル(2S,3R,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−フルオロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(コア23、10.5g、31.06mmol)及びトリエチルアミン(10.0mL、71.44mmol)のジクロロメタン(100mL)中溶液に0℃で、シクロヘキサンカルボニルクロライド(5.4mL、40.38mmol)を加えた。混合物を0℃で30分間、次に25℃で1時間攪拌した。LC/MSは、所望の生成物への完全な変換を示した。混合物をジクロロメタン(20mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50mL)及びブライン(100mL)で洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカカラムクロマトグラフィー(50%石油エーテル/酢酸エチルで溶離)によって精製して、標題化合物(2S、3R、4S、5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(8.33g、18.6mmol、収率59.9%)。LC−MS(ESI+)m/z449(M+H)
+。
【0572】
実施例24B
エチル(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
(2S,3R,4S,5S)−エチル−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(実施例24A、6.0g、13.39mmol)の酢酸(69.5mL、1208.7mmol)及び酢酸エチル(394.5mL、4029mmol)中溶液に、不活性雰囲気下に亜鉛(13.0g、201.45mmol)を加えた。得られた混合物を55℃で1時間攪拌し、冷却して室温とし、酢酸エチル(150mL)で希釈し、濾過して固体を除去した。濾液を濃縮乾固させた。残留物を酢酸エチル(150mL)と飽和重炭酸ナトリウム水溶液(100mL)との間で分配した。有機層をブライン(100mL)で洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を分取HPLC(炭酸アンモニウム法)によって精製して、標題化合物を得た(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)ピロリジン−2−カルボキシレート(3.67g、8.77mmol、収率65.5%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm8.11(t、J=7.6Hz、1H)、7.22−7.32(m、2H)、6.99−7.12(m、1H)、5.38(d、J=6.8Hz、1H)、4.56(d、J=3.6Hz、1H)、4.22−4.31(m、2H)、3.75−3.77(m、1H)、1.96−2.07(m、2H)、1.62−1.83(m、3H)、1.20−1.51(m、12H)、0.89(s、9H)、0.55−0.75(m、2H);LC−MS(ESI+)m/z419(M+H)
+。
【0573】
実施例24C
エチル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例24B(A−1671634.0、CP、60.9mg、0.146mmol)及び5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンゼンカルボアルデヒド(40.7mg、0.212mmol)をメタノール(1mL)に溶かし、環境温度で1時間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(34.0mg、0.541mmol)を加え、反応液を環境温度でさらに16時間攪拌した。反応液をジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、酢酸アンモニウム法を用いる逆相によって精製して、標題化合物を得た(47.4mg、45%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.85(s、1H)、7.29(s、1H)、7.19−7.03(m、3H)、6.92(d、J=2.6Hz、1H)、6.73(d、J=8.5Hz、1H)、5.40(s、1H)、4.54(d、J=2.4Hz、1H)、4.12(ddq、J=10.7、7.4、3.8Hz、2H)、3.53(s、3H)、3.48(d、J=14.1Hz、2H)、3.32(d、J=13.7Hz、1H)、2.43−2.11(m、2H)、1.67(s、2H)、1.53(s、2H)、1.19(d、J=3.4Hz、18H)、0.97(s、9H);MS(ESI+)m/z595(M+H)
+。
【0574】
実施例24D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−フルオロフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸
実施例24C(44.4mg、0.075mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH(1M、0.5mL、0.5mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(0.5mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物(39.6mg、78%)をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.75(s、1H)、7.33(q、J=7.0Hz、1H)、7.22−7.10(m、3H)、7.02(d、J=2.5Hz、1H)、6.79(d、J=8.5Hz、1H)、5.44(d、J=6.9Hz、1H)、4.53(d、J=1.9Hz、1H)、3.70(d、J=13.7Hz、1H)、3.66(d、J=7.0Hz、1H)、3.58(s、3H)、3.45(d、J=13.7Hz、1H)、2.50(s、1H)、2.31(s、1H)、1.72−1.49(m、4H)、1.34−1.04(m、15H)、0.98(s、9H);MS(ESI+)m/z567(M+H)
+。
【0575】
[実施例25]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2−メトキシ−5−フェニルピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0576】
実施例25A
(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
コア2に代えてコア6を用い、実施例7Aに記載の手順に従って標題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.61−7.55(m、2H)、7.30−7.21(m、3H)、5.66−5.55(m、2H)、4.58(d、J=3.6Hz、1H)、2.96(t、J=3.2Hz、1H)、2.24−2.12(m、1H)、1.84−1.61(m、4H)、1.51(s、9H)、1.44−1.04(m、6H)、1.00(s、9H);MS(ESI+)m/z459(M+H)
+。
【0577】
実施例25B
(2S,3S,4S,5S)−tert−ブチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
実施例7Aに代えて実施例25Aを用い、実施例7Bに記載の手順に従って標題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.56(d、J=7.3Hz、2H)、7.32(t、J=7.5Hz、2H)、7.23(t、J=7.3Hz、1H)、5.02(d、J=7.1Hz、1H)、4.29(d、J=4.0Hz、1H)、3.63(dd、J=7.2、3.6Hz、1H)、2.17(d、J=0.8Hz、1H)、2.01(d、J=4.1Hz、1H)、1.62(d、J=8.2Hz、2H)、1.46(d、J=0.8Hz、11H)、1.33−1.01(m、6H)、0.98(d、J=0.7Hz、9H);MS(ESI+)m/z429(M+H)
+。
【0578】
実施例25C
(2S,3S,4S,5S)−tert−ブチル4−(((5−ブロモ−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
5−ブロモ−2−メトキシニコチンアルデヒド(0.529g、2.450mmol)及び(2S,3S,4S,5S)−tert−ブチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(実施例25B、1g、2.333mmol)をメタノール(12mL)中で混和し、反応液を室温で1時間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(0.740g、11.78mmol)を1回で加え、反応液の攪拌を室温で1.5日間続けた。その後、溶媒を減圧下に除去し、残留物を水100mL及びCH
2Cl
2 100mLに取り、分液漏斗に移した。分液漏斗を振盪し、相を分離し、水層をCH
2Cl
2で2回抽出した(各回100mL)。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。5%から30%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって、低純度の標題化合物1.02gを得た。取得物を、それ以上精製せずに次の反応に直接用いた。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.00(m、1H)、7.59(m、2H)、7.40−7.19(m、4H)、5.17(d、J=6.9Hz、1H)、4.40(d、J=2.7Hz、1H)、3.68(s、3H)、3.41−3.21(m、3H)、2.26(m、1H)、2.19(m、1H)、1.68−1.02(m、10H)、1.43(s、9H)、0.98(s、9H);MS(ESI+)m/z628.0(M+H)
+。
【0579】
実施例25D
(2S,3S,4S,5S)−tert−ブチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−(((2−メトキシ−5−フェニルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
実施例25Cからの低純度生成物(0.257g、0.409mmol)、フェニルボロン酸(0.065g、0.531mmol)、及びPd(PPh
3)
4(テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、0.047g、0.041mmol)を、ジオキサン(5mL)及び炭酸カリウム(0.113g、0.818mmol)の水(1.25mL)中溶液で処理し、反応混合物を100℃で終夜加熱した。その後、混合物を酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。5%から40%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって、標題化合物を得た(0.074g、収率29%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.21(m、1H)、7.59−7.21(m、9H)、5.20(m、1H)、4.42(m、1H)、3.74(s、3H)、3.51−3.32(m、3H)、2.29(m、1H)、2.16(m、1H)、1.67−0.97(m、9H)、1.40(s、9H)、0.99(s、9H)、0.84(m、1H);MS(ESI+)m/z626.1(M+H)
+。
【0580】
実施例25E
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(2−メトキシ−5−フェニルピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
ジクロロメタン(1.7mL)中の実施例25D(0.074g、0.118mmol)をトリフルオロ酢酸(0.82mL、10.64mmol)で処理し、反応液を室温で終夜攪拌した。混合物を減圧下に濃縮し、そうして得られた粗取得物を、Phenomenex(R) Luna(R) C8(2) 5μm 100Å AXIAカラム(30mm×75mm)での逆相HPLCによって精製した。アセトニトリル(A)及び0.1%トリフルオロ酢酸/水(B)の勾配を、流量50mL/分で用いて(0−1.0分5%A、1.0−8.5分直線勾配5−100%A、8.5−11.5分100%A、11.5−12.0分直線勾配95−5%A)、標題化合物を得た(0.0345g、収率51%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.27(d、J=2.5Hz、1H)、7.82−7.21(m、11H)、5.29(d、J=7.0Hz、1H)、4.52(d、J=2.3Hz、1H)、3.77(s、3H)、3.62(m、3H)、3.43(d、J=14.3Hz、1H)、2.45(m、1H)、2.26(m、1H)、1.70−1.03(m、9H)、1.00(s、9H)、0.77(m、1H);MS(ESI+)m/z570.2(M+H)
+。
【0581】
[実施例26]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(4−フルオロフェニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸
【0582】
実施例26A
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(4−フルオロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(4−フルオロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(コア33、1.90g、5.62mmol))及びトリエチルアミン(1.565mL、11.23mmol)のジクロロメタン(30mL)中溶液を0℃で、シクロヘキサンカルボニルクロライド(0.906g、6.18mmol)で処理した。混合物を0℃で30分間、次に室温で1時間攪拌した。LC/MSは、所望の生成物への完全な変換を示した。混合物をジクロロメタン(100mL)で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液(30mL)及びブライン(30mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−60%酢酸エチル/ヘプタンで溶離)によって精製して、標題化合物を得た、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(4−フルオロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート、(2g、4.46mmol、収率79%、ee=98.8%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)。δppm7.36−7.68(m、2H)、6.98−7.08(m、2H)、δppm5.41−5.53(m、1H)、5.20−5.34(m、1H)、4.76(d、J=8Hz、1H)、4.32(q、J=8Hz、2H)、3.09−3.12(m、1H)、2.31−2.36(m、1H)、1.38−2.06(m、7H)、1.37(t、J=8Hz、3H)、1.08−1.33(m、3H)、1.03(s、9H);LC/MS(ESI+)m/z449.2(M+H)
+。
【0583】
実施例26B
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例26A(2.0g、4.46mmol))の酢酸エチル(10mL)及び酢酸(10mL)中溶液に、亜鉛(5.83g、89mmol)を加えた。混合物を60℃で1時間攪拌した。ほとんどの溶媒を留去した。残留物をジクロロメタン(100mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(30mL)及びブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を石油エーテルで磨砕して(2mLで5回)、標題化合物(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピロリジン−2−カルボキシレートを得た(1.49g、3.56mmol、収率80%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.35−7.64(m、2H)、6.97−7.12(m、2H)、5.00(d、J=4Hz、1H)、4.51(d、J=4Hz、1H)、4.24(q、J=8Hz、2H)、3.58−3.64(m、1H)、1.99−2.05(m、2H)、1.31−1.70(m、8H)、1.30(t、J=8Hz、3H)、1.23−1.27(m、1H)、1.04−1.14(m、2H)、1.03(s、9H)、0.55−0.65(m、1H);LC/MS(ESI+)m/z419.3(M+H)
+。
【0584】
実施例26C
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(4−フルオロフェニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸
2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ニコチンアルデヒド(33.0mg、0.158mmol)、実施例26B(60mg、0.143mmol)及び塩化亜鉛(II)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、2mL)中混合物を、環境温度で10分間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(23.53mg、0.374mmol)を加え、LC/MSによるモニタリングで反応完結するまで1時間にわたり、混合物を攪拌した。溶媒を除去し、残留物をジクロロメタン(10mL)に溶かし、ブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。0−40%勾配の[酢酸エチル/メタノール(10:1)]/ヘプタンで溶離を行うクロマトグラフィーによる精製によって、中間体(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(4−フルオロフェニル)−4−(((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピロリジン−2−カルボキシレートを得て、それをメタノール(1.5mL)及び4M LiOH水溶液(0.5mL)に溶かした。混合物を50℃で3時間攪拌し、4M HCl/ジオキサンを加えることでpHを4〜5に調節した。得られた混合物を、トリフルオロ酢酸法を用いるHTPによって精製して、標題化合物(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(4−フルオロフェニル)−4−(((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸をトリフルオロ酢酸塩として得た(44mg、収率44.3%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.32(s、1H)、7.62(s、2H)、7.56(d、J=2.4Hz、1H)、7.08(t、J=8.7Hz、2H)、5.23(d、J=7.0Hz、1H)、4.47(d、J=2.5Hz、1H)、3.83(s、3H)、3.58−3.47(m、4H)、2.34(s、1H)、2.22(s、1H)、1.70−1.04(m、10H)、0.97(s、9H);MS(ESI+)m/z580.2(M+H)
+。
【0585】
[実施例27]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0586】
実施例27A
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−(((5−(tert−ブチル)−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(実施例7B、1.393g)及び5−(tert−ブチル)−2−メトキシニコチンアルデヒド(0.068g、0.352mmol)を、メタノール(3.5mL)中、室温で1時間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(0.111g、1.759mmol)を1回で加え、反応液を室温で終夜攪拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、残った残留物をCH
2Cl
2及び水に取った。相を分離し、水層をCH
2Cl
2でさらに2回抽出した。合わせた有機抽出液をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮し、得られた粗残留物を、0%から20%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物0.127g、(収率63%)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.93(d、J=2.7Hz、1H)、7.59(m、2H)、7.33−7.22(m、4H)、5.20(d、J=6.9Hz、1H)、4.51(d、J=2.8Hz、1H)、4.10(m、2H)、3.66(s、3H)、3.44(m、2H)、3.30(m、1H)、2.32(m、1H)、2.19(m、1H)、1.65−1.06(m、9H)、1.22(s、9H)、1.18(t、J=7.0Hz、3H)、0.98(s、9H)、0.83(m、1H);MS(ESI+)m/z578.3(M+H)
+。
【0587】
実施例27B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
実施例27A(0.127g、0.220mmol)を、テトラヒドロフラン(1.8mL)及びメタノール(1.800mL)中の1M水酸化リチウム水溶液(1.8mL、1.800mmol)とともに45℃で攪拌した。3時間後、混合物を減圧下に濃縮し、過剰の水を、アセトニトリルとの共沸で除去した。得られた固体をトリフルオロ酢酸0.25mLで処理し、酢酸エチルに取り、シリカゲルカラムに乗せ、4:3:1ヘプタン−酢酸エチル−エタノール(定組成)で溶離を行って、粗標題化合物(トリフルオロ酢酸塩)を得て、それをさらに80℃で真空乾燥して、標題化合物を得た(0.164g、収率96%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.96(m、1H)、7.54(m、2H)、7.34−7.23(m、4H)、5.20(d、J=6.8Hz、1H)、4.48(d、J=2.5Hz、1H)、3.65(s、3H)、3.54−3.45(m、3H)、3.34(m、1H)、2.36−2.26(m、2H)、1.66−1.04(m、9H)、1.23(s、9H)、0.98(s、9H)、0.83(m、1H);MS(ESI+)m/z550.3(M+H)
+。
【0588】
[実施例28]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S
*)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0589】
実施例28A
(2S,3R,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−2−カルボニル)−4−ニトロ−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
ラセミ体2,3−ジヒドロ−2−ベンゾフランカルボン酸(CAS番号1914−60−9、200mg、1.22mmol、2.1当量)のジクロロメタン(3mL)中溶液を攪拌しながら、それに0℃で、Ghosez試薬(1−クロロ−N,N,2−トリメチル−1−プロペニルアミン、250μL、1.86mmol、1.9当量)を加えた。反応混合物を0℃で5分間攪拌し、コア7(190mg、0.59mmol、1.0当量)及びジイソプロピルエチルアミン(430μL、2.46mmol、4.2当量)のジクロロメタン中溶液を加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合物を塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、酢酸エチルで希釈し、有機層を水及びブラインで洗浄した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮乾固させた。残留物をシリカゲル(ヘプタン/酢酸エチル95/5から70/30)で精製して、標題化合物を得た(ジアステレオマーの混合物、170mg、62%)。LC/MS(ESI+)m/z467.6(M+H)
+。
【0590】
実施例28B
(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−tert−ブチル−1−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−2−カルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
亜鉛末(475mg、7.30mmol、20.0当量)を、(2S,3R,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−2−カルボニル)−4−ニトロ−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(170mg、0.37mmol、1.0当量)の酢酸エチル(7mL)及び酢酸(2mL)中溶液に室温で加えた。反応液を加熱して100℃として2時間経過させた。反応液を珪藻土で濾過し、酢酸エチル及びジクロロメタンで洗浄し、濃縮乾固させた。粗生成物を飽和NaHCO
3水溶液と酢酸エチルとの間で分配した。有機層を水及びブラインで洗浄した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮乾固させた。標題化合物をジアステレオマーの混合物として得て(170mg、100%)、それを、それ以上精製せずに次の段階で用いた。LC/MS(ESI+)m/z437.6(M+H)
+。
【0591】
実施例28C
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−1−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−2−カルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
NaBH
3CN(15mg、0.24mmol、1.3当量)を、(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−tert−ブチル−1−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−2−カルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(81mg、0.18mmol、1.0当量)及び5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンズアルデヒド(CAS番号85943−26−6、42mg、0.22mmol、1.2当量)の[酢酸/酢酸ナトリウム緩衝液]/メタノール(酢酸96mg、酢酸ナトリウム61mg、メタノール2mL)中溶液に加えた。反応液を室温で1.5時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。残留物をジクロロメタンと水との間で分配した。有機相を濃縮乾固し、残留物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル95/5から70/30)によって精製して、標題化合物を得た(ジアステレオマーの混合物、72mg、2段階で63%)。LC/MS(ESI+)m/z613.9(M+H)
+。
【0592】
実施例28D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−1−((S
*)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−2−カルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−1−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−2−カルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(72mg、0.12mmol、1.0当量)のメタノール(1mL)中溶液を、室温でLiOH(1.0M水溶液)(240μL、0.24mmol、2.0当量)で処理し、40℃で終夜攪拌した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、酢酸で酸性とした。有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、シリカゲルでのクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール100/0から90/10)によって精製して、標題化合物(11mg、16%、第2の溶出物)及びジアステレオマー(3mg、4%、第1の溶出物)を得た。LC/MS(ESI+)m/z585.80(M+H)
+。
【0593】
[実施例29]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0594】
実施例29A
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(6−tert−ブチル−2−メトキシ−ピリジン−3−イルメチル)−アミノ]−1−シクロヘキサンカルボニル−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
NaBH
3CN(16mg、0.26mmol、1.3当量)を、(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−tert−ブチル−1−シクロヘキサンカルボニル−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(実施例7B、86mg、0.20mmol、1.0当量)及び6−tert−ブチル−2−メトキシ−ピリジン−3−カルボアルデヒド(47mg、0.24mmol、1.2当量)の[酢酸/酢酸ナトリウム緩衝液]/メタノール(酢酸96mg、酢酸ナトリウム61mg、メタノール2mL)中溶液に加えた。反応液を室温で1時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。残留物をジクロロメタンと水との間で分配した。有機相を濃縮乾固し、残留物を精製して(ジクロロメタン/メタノール100/0から98/2)、標題化合物を得た(104mg、90%)。LC/MS(ESI+)m/z579.0(M+H)
+。
【0595】
実施例29B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(6−tert−ブチル−2−メトキシ−ピリジン−3−イルメチル)−アミノ]−1−シクロヘキサンカルボニル−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(6−tert−ブチル−2−メトキシ−ピリジン−3−イル−メチル)−アミノ]−1−シクロヘキサンカルボニル−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(104mg、0.18mmol、1.0当量)のメタノール(2mL)中溶液を、室温でLiOH水溶液(1.0M)(540μL、0.54mmol、3.0当量)で処理し、混合物を45℃で終夜攪拌した。反応完了後、溶媒を減圧下に除去し、水を加え、得られた溶液を酢酸エチルで抽出した。有機相を濃縮乾固させた。残留物をシリカゲル(ジクロロメタン/メタノール100/0から97/3)で精製して、標題化合物を得た(63mg、64%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)dppm7.31−7.44(m、4H)、7.17(brs、2H)、6.82(d、J=7.5Hz、1H)、5.20−5.34(m、1H)、4.68(s、1H)、3.86(d、J=13.7Hz、1H)、3.49(d、J=13.7Hz、1H)、3.44(s、3H)、3.39(d、J=6.1Hz、1H)、2.89−3.07(m、1H)、2.40(s、1H)、2.06(s、1H)、1.84(d、J=11.8Hz、1H)、1.69−1.80(m、4H)、1.35−1.52(m、4H)、1.29−1.34(m、9H)、1.08(s、9H);LC/MS(ESI+)m/z550.9(M+H)
+。
【0596】
[実施例30]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1S)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0597】
実施例30A
(2S,3R,4S,5S)−4−ニトロ−3−tert−ブチル−1−((S)−3,3−ジフルオロ−シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
Ghosez試薬(1−クロロ−N,N,2−トリメチル−1−プロペニルアミン、CAS番号26189−59−3、0.55mL、4.2mmol、1.2当量)を、0℃で3.3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボン酸(629mg、3.8mmol、1.1当量)の脱水ジクロロメタン(10mL)中溶液に加えた。反応混合物を0℃で30分間攪拌した。コア7(1.11g、3.5mmol、1.0当量)及びジイソプロピルエチルアミン(1.82mL、10.4mmol、3.0当量)を加え、反応混合物を昇温させて室温とし、2時間攪拌した。反応混合物を水で反応停止し、水相をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲル(ヘプタン/酢酸エチル100/0から70/30)で精製して、標題化合物(525mg、32%)を第2の溶出ジアステレオマーとして得た。LC/MS(ESI+)m/z467.4(M+H)
+。
【0598】
実施例30B
(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−tert−ブチル−1−((S)−3,3−ジフルオロ−シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
亜鉛末(197mg、3.0mmol、15.0当量)を、(2S,3R,4S,5S)−4−ニトロ−3−tert−ブチル−1−((S)−3,3−ジフルオロ−シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(95mg、0.2mmol、1.0当量)の酢酸エチル/酢酸10mL/1.0mL中溶液に加えた。反応混合物を60℃で2時間攪拌した。一匙分の亜鉛を加え、反応混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物を濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルで精製して(10g、ジクロロメタン/酢酸エチル100/0から50/50)、標題化合物を得た(57mg、収率64%)。LC/MS(ESI+)m/z437.9(M+H)
+。
【0599】
実施例30C
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−1−((S)−3,3−ジフルオロ−シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
NaBH
3CN(5mg、0.12mmol、1.3当量)を、(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−tert−ブチル−1−((S)−3,3−ジフルオロ−シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(28mg、64mmol、1.0当量)及び5−tert−ブチル−2−メトキシ−フェニルカルボアルデヒド(15mg、77mmol、1.2当量)の酢酸緩衝液/酢酸ナトリウム/メタノール(2mL)中溶液に加えた。反応混合物を室温で45分間攪拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をジクロロメタンとNaHCO
3水溶液との間で分配した。有機相を濃縮し、残留物をシリカゲル(ジクロロメタン/酢酸エチル100/0から95/5)で精製して、標題化合物を得た(32mg、収率82%)。LC/MS(ESI+)m/z613.9(M+H)
+。
【0600】
実施例30D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−1−((S)−3,3−ジフルオロ−シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸
LiOH(11mg、0.27mmol、5.0当量)を、(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−1−((S)−3,3−ジフルオロ−シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(32mg、0.052mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン/メタノール/水(1.5/1.5/1)中溶液に加えた。反応混合物を45−50℃で終夜攪拌した。反応混合物をHCl水溶液(1M)(1当量/LiOH)で酸性とした。混合物を濃縮し、ジクロロメタンで抽出した。有機相を濃縮した。残留物をシリカゲル(ジクロロメタン/メタノール100/0から95/5)で精製して、標題化合物を得た(29mg、収率95%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、100℃)dppm7.48−7.74(m、2H)、7.25−7.43(m、3H)、7.10−7.23(m、1H)、6.92−7.07(m、1H)、6.69−6.83(m、1H)、5.15−5.34(m、1H)、4.47(brs、1H)、3.27−3.77(m、6H)、2.96(brs、水のピーク下の1H)、2.27−2.46(m、1H)、1.47−2.12(m、8H)、1.23(s、9H)、1.01(s、9H)。LC/MS(ESI+)m/z585.7(M+H)
+。
【0601】
[実施例31]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0602】
実施例31A
(2S,3R,4S,5S)−4−ニトロ−3−tert−ブチル−1−((R)−3,3−ジフルオロ−シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
実施例30Aに記載の方法に従って、標題化合物を第1の溶出ジアステレオマーとして製造した(550mg、34%)。LC/MS(ESI+)m/z467.4(M+H)
+。
【0603】
実施例31B
(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−tert−ブチル−1−((R)−3,3−ジフルオロ−シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
亜鉛末(11.6g、177mmol、15.0当量)を、(2S,3R,4S,5S)−4−ニトロ−3−tert−ブチル−1−((R)−3,3−ジフルオロ−シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(5.50g、11.8mmol、1.0当量)の酢酸エチル/酢酸(50mL/12.8mL)中溶液に加えた。反応混合物を60℃で45分間攪拌してから、濾過した。濾液を濃縮乾固させた。残留物をジクロロメタンに溶かし、飽和NaHCO
3水溶液で中和した。水相をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた(5.03g、98%)。LC/MS(ESI+)m/z437.5(M+H)
+。
【0604】
実施例31C
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−1−((R)−3,3−ジフルオロ−シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
NaBH
3CN(372mg、5.92mmol、1.2当量)を、(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−tert−ブチル−1−((R)−3,3−ジフルオロ−シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(2.16g、4.94mmol、1.0当量)及び5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンズアルデヒド(CAS番号85943−26−6、1.04g、5.43mmol、1.1当量)の[酢酸/酢酸ナトリウム緩衝液]/メタノール(酢酸96mg、酢酸ナトリウム61mg、メタノール2mL)中溶液に加えた。反応液を室温で1時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。残留物をジクロロメタンと水との間で分配した。有機相を濃縮乾固し、残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル100/0から70/30)によって精製して、標題化合物を得た(2.60g、85%)。LC/MS(ESI+)m/z613.9(M+H)
+。
【0605】
実施例31D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−1−((R)−3,3−ジフルオロ−シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−1−((R)−3,3−ジフルオロ−シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(2.60g、4.31mmol、1.0当量)のメタノール(40mL)中溶液を、室温でLiOH(1.0M水溶液)(12.93mL、12.93mmol、3.0当量)で処理し、45℃で終夜攪拌した。反応完了後、溶媒を減圧下に除去し、水及び2N HCl水溶液を加え、次にジクロロメタンを加えた。有機層を分離し、濃縮乾固させた。残留物をシリカゲル(ジクロロメタン/メタノール100/0から96/4)で精製して、標題化合物を得た(1.66g、66%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)dppm7.29−7.49(m、5H)、7.18(brs、1H)、7.07(d、J=2.2Hz、1H)、6.65(d、J=8.7Hz、1H)、5.24(d、J=6.1Hz、1H)、4.67(s、1H)、4.11(d、J=13.8Hz、1H)、3.55(d、J=13.8Hz、1H)、3.37−3.50(m、1H)、3.33(d、J=6.3Hz、1H)、3.25(s、3H)、2.48(s、1H)、2.01−2.26(m、2H)、1.41−1.95(m、6H)、1.27(s、9H)、1.09(s、9H);LC/MS(ESI+)m/z585.8(M+H)
+。
【0606】
[実施例32]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R)−2−メトキシ−3−フェニルプロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0607】
実施例32A
(2S,3R,4S,5S)−4−ニトロ−3−tert−ブチル−1−((R)−2−メトキシ−3−フェニル−プロピオニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
Ghosez試薬(1−クロロ−N,N,2−トリメチル−1−プロペニルアミン、CAS番号26189−59−3、245μL、1.85mmol、3当量)を、0℃で(R)−2−メトキシ−3−フェニル−プロピオン酸(223mg、1.24mmol、2.0当量)の脱水ジクロロメタン(10mL)中溶液に加えた。反応混合物を0℃で30分間攪拌した。コア7(198mg、0.62mmol、1.0当量)及びジイソプロピルエチルアミン(539μL、3.09mmol、5.0当量)をその順で加え、反応混合物を昇温させて室温とし、1時間攪拌した。反応混合物をジクロロメタンと飽和NH
4Cl水溶液との間で分配した。有機相をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲル(ヘプタン/酢酸エチル95/5から70/30)で精製して、標題化合物を単一エナンチオマーとして得た(263mg)。LC/MS(ESI+)m/z483.6(M+H)
+。
【0608】
実施例32B
(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−tert−ブチル−1−((R)−2−メトキシ−3−フェニル−プロピオニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
亜鉛末(534mg、8.175mmol、15.0当量)を、(2S,3R,4S,5S)−4−ニトロ−3−tert−ブチル−1−((R)−2−メトキシ−3−フェニル−プロピオニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(263mg、0.545mmol、1.0当量)の酢酸エチル/酢酸20mL/2.81mL中溶液に加えた。反応混合物を60℃で2時間攪拌した。一匙の亜鉛を加え、反応混合物を60℃でさらに1時間攪拌した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、NaHCO
3水溶液で中和した。有機相を減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲル(ヘプタン/酢酸エチル70/30から30/70)で精製して、標題化合物を得た(214mg、収率87%)。LC/MS(ESI+)m/z453.6(M+H)
+。
【0609】
実施例32C
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−1−((R)−2−メトキシ−3−フェニル−プロピオニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
NaBH
3CN(18mg、0.287mmol、1.3当量)を、(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−tert−ブチル−1−((R)−2−メトキシ−3−フェニル−プロピオニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(110mg、0.221mmol、1.0当量)及び5−tert−ブチル−2−メトキシ−フェニルカルボアルデヒド(50mg、0.265mmol、1.2当量)の酢酸/酢酸ナトリウム/メタノール緩衝液(2mL)中溶液に加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をジクロロメタンとNaHCO
3水溶液との間で分配した。有機相を濃縮し、残留物をシリカゲル(ヘプタン/酢酸エチル99/1から80/20)で精製して、標題化合物を得た(116mg、収率83%)。LC/MS(ESI+)m/z629.8(M+H)
+。
【0610】
実施例32D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2R)−2−メトキシ−3−フェニルプロパノイル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
LiOH(77.5mg、1.38mmol、10.0当量)を、(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−1−((R)−2−メトキシ−3−フェニル−プロピオニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(116mg、0.138mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン/メタノール/水(5/5/3)中溶液に加えた。反応混合物を50℃で30分間、次に室温で終夜攪拌した。反応混合物を水及び酢酸エチルで反応停止した。2層を分離した。有機相を濃縮乾固させた。残留物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール100/0から96/4)によって精製して、標題化合物を得た(80mg、72%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)dppm7.17−7.36(m、11H)、7.07(d、J=2.4Hz、1H)、6.65(d、J=8.7Hz、1H)、5.25−5.33(m、1H)、4.84−4.93(m、2H)、4.06(d、J=13.8Hz、1H)、3.54(d、J=13.8Hz、1H)、3.44(s、3H)、3.34(d、J=6.1Hz、1H)、3.25(s、3H)、3.05(dd、J=13.7、6.8Hz、1H)、2.97(dd、J=13.7、7.5Hz、1H)、2.45(s、1H)、1.26(s、9H)、1.09(s、9H);LC/MS(ESI+)m/z601.8(M+H)
+。
【0611】
[実施例33]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−[({2−メトキシ−5−[1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル]フェニル}メチル)アミノ]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0612】
実施例33A
4,4,5,5−テトラメチル−2−(4−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)フェニル)−1,3,2−ジオキサボロラン
1−ブロモ−4−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ベンゼン(2.2g、8.30mmol)のジオキサン(6mL)中溶液に、4,4,4′,4′,5,5,5′,5′−オクタメチル−2,2′−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(2.64g、10.40mmol)、酢酸カリウム(2.42g、24.66mmol)、及びジシクロヘキシル(4′−エチル−2′,6′−ジイソプロピル−[1,1′−ビフェニル]−2−イル)ホスフィン(220mg、0.475mmol)を窒素下に加えた。混合物を100℃で6時間攪拌し、次に冷却して25℃とし、酢酸エチル(50mL)で希釈した。不溶物を濾過によって分離し、濾液を減圧下に濃縮した。混合物を、分取TLC(石油エーテル:酢酸エチル=15:1)によって精製して、4,4,5,5−テトラメチル−2−(4−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)フェニル)−1,3,2−ジオキサボロランを得た(1.8g、4.61mmol、収率55.6%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm1.04(brs、2H)、1.30−1.40(m、14H)、7.48(d、J=7.94Hz、2H)、7.80(d、J=7.94Hz、2H)。
【0613】
実施例33B
4−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)フェノール
氷で冷却した4,4,5,5−テトラメチル−2−(4−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)フェニル)−1,3,2−ジオキサボロラン(1.8g、5,77mmol)のテトラヒドロフラン(30mL)中溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(3mL、3M)を滴下し、混合物を0℃で0.5時間攪拌した。過酸化水素(30重量%、3mL、29.4mmol)を5分間の期間をかけて加えた。反応液を昇温させて25℃とし、攪拌を12時間続けた。飽和NaHSO
3水溶液を加えることで反応混合物を反応停止した。水を加えた。混合物をジエチルエーテル(100mL)で抽出し、有機層を飽和ブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過した。溶媒を減圧下に留去して、標題化合物、4−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)フェノールを得た(1.16g、収率100%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm0.98(brs、2H)、1.27−1.35(m、2H)、4.84(s、1H)、6.80(d、J=8.38Hz、2H)、7.34(d、J=7.94Hz、2H)。
【0614】
実施例33C
2−ヒドロキシ−5−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ベンズアルデヒド
実施例33B(507.3mg、2.509mmol)、塩化マグネシウム(367.5mg、3.86mmol)及びパラホルムアルデヒド(537.6mg、17.90mmol)をアセトニトリル(8mL)に懸濁させ、トリエチルアミン(1.4mL、10.04mmol)を加えた。得られた懸濁液を高撹拌し、加熱して80℃として14時間経過させ、その時点でLC/MSは、所望の生成物への完全な変換を示した。1M HCl水溶液(50mL)を加え、反応液をジクロロメタンで抽出した(50mLで2回)。合わせた有機層をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(541.6mg、94%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm10.90(s、1H)、10.24(s、1H)、7.69(d、J=2.4Hz、1H)、7.57(dd、J=8.6、2.4Hz、1H)、7.00(d、J=8.5Hz、1H)、1.33−1.26(m、2H)、1.09−1.03(m、2H)。
【0615】
実施例33D
2−メトキシ−5−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ベンズアルデヒド
実施例33C(546.5mg、2.374mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)に溶かし、炭酸カリウム(501.3mg、3.63mmol)を加えた。得られた懸濁液を高撹拌し、ヨウ化メチル(532.4mg、3.75mmol)を全量1回で加えた。懸濁液を室温で20分間攪拌した。1M NaOH水溶液(50mL)を加え、反応液をメチルtert−ブチルエーテルで抽出した(50mLで2回)。合わせた抽出液を水(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(505.7mg、87%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm10.32(s、1H)、7.72(dq、J=4.5、2.5Hz、2H)、7.24(d、J=9.3Hz、1H)、3.91(s、3H)、1.35−1.29(m、2H)、1.12−1.05(m、2H);MS(ESI+)m/z177(M+H)
+。
【0616】
実施例33E
tert−ブチル(2S,3R,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
tert−ブチル(2S,3R,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(コア6、2.02g、5.80mmol)をジクロロメタン(25mL)に溶かし、トリエチルアミン(1.2mL、8.61mmol)を加え、次にシクロヘキサンカルボニルクロライド(1.07g、7.30mmol)を加えた。反応液を環境温度で17時間攪拌した。反応液をジクロロメタン(50mL)で希釈し、1M HCl水溶液(50mLで2回)及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(2.66g、100%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.61−7.55(m、2H)、7.30−7.21(m、3H)、5.66−5.55(m、2H)、4.58(d、J=3.6Hz、1H)、2.96(t、J=3.2Hz、1H)、2.24−2.12(m、1H)、1.84−1.61(m、4H)、1.51(s、9H)、1.44−1.04(m、6H)、1.00(s、9H);MS(ESI+)m/z459(M+H)
+。
【0617】
実施例33F
tert−ブチル(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
120mLパール振盪器で、実施例33E(2.66g、5.80mmol)及びテトラヒドロフラン(65mL)を、ラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(10.8g、31.7mmol)に加え、混合物を、約0.34MPa(50psi)H
2及び環境温度で16時間振盪した。HPLCは、原料が消費されたことを示した。反応液を濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(2.48g、100%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.56(d、J=7.3Hz、2H)、7.32(t、J=7.5Hz、2H)、7.23(t、J=7.3Hz、1H)、5.02(d、J=7.1Hz、1H)、4.29(d、J=4.0Hz、1H)、3.63(dd、J=7.2、3.6Hz、1H)、2.17(d、J=0.8Hz、1H)、2.01(d、J=4.1Hz、1H)、1.62(d、J=8.2Hz、2H)、1.46(d、J=0.8Hz、11H)、1.33−1.01(m、6H)、0.98(d、J=0.7Hz、9H);MS(ESI+)m/z429(M+H)
+。
【0618】
実施例33G
tert−ブチル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−((2−メトキシ−5−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ベンジル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
実施例33F(52.8mg、0.123mmol)及び実施例33D(40.9mg、0.167mmol)をメタノール(1mL)に溶かし、環境温度で1時間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(43.3mg、0.689mmol)を加え、反応液を環境温度でさらに16時間攪拌した。反応液をジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、酢酸アンモニウム法を用いる逆相クロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た(51.1mg、63%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.63−7.51(m、2H)、7.35−7.22(m、3H)、7.19(dd、J=8.4、2.4Hz、1H)、6.95(d、J=2.3Hz、1H)、6.79(d、J=8.4Hz、1H)、5.16(d、J=6.9Hz、1H)、4.40(d、J=2.7Hz、1H)、3.56(s、3H)、3.46(d、J=14.4Hz、2H)、3.29(d、J=13.9Hz、1H)、2.34−2.14(m、2H)、1.71−1.44(m、4H)、1.41(s、9H)、1.33−0.89(m、19H);MS(ESI+)m/z657(M+H)
+。
【0619】
実施例33H
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−[({2−メトキシ−5−[1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル]フェニル}メチル)アミノ]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
実施例33G(49.9mg、0.076mmol)をジクロロメタン(1mL)に溶かした。トリフルオロ酢酸(0.5mL、6.49mmol)を加え、反応液を環境温度で16時間攪拌した。反応液を濃縮して、標題化合物(54.2mg、100%)をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.59(d、J=7.4Hz、2H)、7.39(t、J=7.5Hz、2H)、7.35−7.28(m、2H)、7.09(d、J=2.3Hz、1H)、6.89(d、J=8.5Hz、1H)、5.35(d、J=7.1Hz、1H)、4.53(d、J=2.1Hz、1H)、3.85−3.78(m、1H)、3.74(d、J=13.8Hz、1H)、3.63(s、3H)、3.42(d、J=13.8Hz、1H)、2.51(s、1H)、2.25(s、1H)、1.71−1.59(m、2H)、1.56−1.45(m、2H)、1.32−0.93(m、19H);MS(ESI+)m/z601(M+H)
+。
【0620】
[実施例34]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0621】
実施例34A
(2S,3R,4S,5S)−1−tert−ブチル2−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
コア7(5.00g、15.61mmol)をテトラヒドロフラン(32mL)に溶かした。ジ−tert−ブチルジカーボネート(5.10g、23.37mmol)を加え、反応液を55℃で16時間攪拌した。反応液を冷却して環境温度とした。イミダゾール(1.08g、15.86mmol)を加えて、過剰のジ−tert−ブチルジカーボネートを分解した。反応液をメチルtert−ブチルエーテル(250mL)で希釈し、1M HCl水溶液100mLで2回、次にブライン(50mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(6.40g、98%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.55−7.48(m、2H)、7.28−7.17(m、3H)、5.58(dd、J=8.8、3.2Hz、1H)、5.39(d、J=8.8Hz、1H)、4.47(d、J=3.8Hz、1H)、4.25(qd、J=7.1、0.9Hz、2H)、2.96(t、J=3.5Hz、1H)、1.29(t、J=7.1Hz、3H)、1.19(d、J=0.7Hz、9H)、1.02(s、9H);MS(ESI+)m/z420(M+H)
+。
【0622】
実施例34B
(2S,3S,4S,5S)−1−tert−ブチル2−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−フェニルピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
250mLパール振盪器中、実施例34A(6.40g、15.22mmol)及びテトラヒドロフラン(120mL)をラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(19g、146mmol)に加え、混合物を約0.34MPa(50psi)H
2及び環境温度で16時間振盪した。HPLCは、原料が消費されたことを示した。反応液を濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(5.94g、97%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.51−7.46(m、2H)、7.28(t、J=7.6Hz、2H)、7.23−7.16(m、1H)、4.83(d、J=7.0Hz、1H)、4.23(d、J=3.8Hz、1H)、4.17(qd、J=7.1、4.8Hz、2H)、3.59(dd、J=7.0、3.4Hz、1H)、2.01(t、J=3.6Hz、1H)、1.25(t、J=7.1Hz、3H)、1.17(s、9H)、1.00(s、9H);MS(ESI+)m/z391(M+H)
+。
【0623】
実施例34C
(2S,3S,4S,5S)−1−tert−ブチル2−エチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
実施例34B(4.92g、12.60mmol)及び5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンゼンカルボアルデヒド(2.65g、13.78mmol)をジクロロエタン(50mL)に溶かした。水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(4.02g、18.97mmol)を加え、反応液を環境温度で1時間攪拌した。反応液をジクロロメタン(200mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50mL)で反応停止した。混合物を30分間攪拌した。有機層を単離し、水層をジクロロメタンで抽出した(50mLで2回)。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をヘプタン(35mL)に溶かし、HCl(3Mシクロペンチルメチルエーテル中溶液、8.4mL)を滴下した。得られた固体を濾過によって除去し、乾燥させて、標題化合物(7.38g、97%)をHCl塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.59(d、J=7.5Hz、2H)、7.36(t、J=7.5Hz、2H)、7.28(t、J=7.4Hz、1H)、7.22(d、J=8.7Hz、1H)、7.04(s、1H)、6.81(d、J=8.6Hz、1H)、5.12(d、J=6.9Hz、1H)、4.36(d、J=2.3Hz、1H)、4.19(q、J=7.0Hz、2H)、3.86−3.77(m、1H)、3.68(d、J=13.6Hz、1H)、3.61(s、3H)、3.40(d、J=13.5Hz、1H)、2.58(s、1H)、1.28−1.20(m、12H)、1.16(s、9H)、1.01(s、9H);MS(ESI+)m/z567(M+H)
+。
【0624】
実施例34D
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
実施例34C(7.38g、12.23mmol)をジクロロメタン(40mL)に溶かした。トリフルオロ酢酸(20mL、260mmol)を加え、反応液を環境温度で3時間攪拌した。反応液を濃縮し、ジクロロメタン(250mL)で希釈した。有機層を1M NaOH水溶液(100mLで2回)及びブライン(100mL)で洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(5.71g、100%)。
1H NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.39(d、J=7.1Hz、2H)、7.31(t、J=7.6Hz、2H)、7.26−7.21(m、1H)、7.09(dd、J=8.5、2.6Hz、1H)、6.88(d、J=2.5Hz、1H)、6.71(d、J=8.5Hz、1H)、4.17−4.04(m、3H)、3.58(d、J=5.9Hz、1H)、3.52(s、3H)、3.35−3.27(m、1H)、3.12−3.05(m、2H)、2.09(d、J=5.8Hz、1H)、1.17(d、J=7.2Hz、12H)、0.91(s、9H);MS(ESI+)m/z467(M+H)
+。
【0625】
実施例34E
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
ジクロロメタン(500μL)中の(S)−テトラヒドロフラン−2−カルボン酸(9.95mg、0.086mmol、2.0当量)を、4mLバイアルに加えた。Ghosez試薬(1−クロロ−N,N,2−トリメチル−1−プロペニルアミン、17μL、0.13mmol、3.0当量)を未希釈で加え、反応液を室温で10分間攪拌した。1:1テトラヒドロフラン/ピリジン(500μL)中の(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(実施例34D、20mg、0.043mmol、1.0当量)を加え、反応液を室温で1時間攪拌した。窒素気流下で溶媒を除去し、残留物を3:2テトラヒドロフラン/メタノール(0.5mL)に溶かした。H
2O(100μL)中のLiOH・1水和物(20mg、0.5mmol、11.6当量)を加え、反応液を45℃で終夜攪拌した。窒素気流下で溶媒を除去した。残留物を1M HCl水溶液800μLで酸性とし、CH
3CN 400μLで希釈した。分取逆相HPLC MS法トリフルオロ酢酸10を用いて精製を行った(15.7mg、収率54%)。
1H NMR(400MHz、120℃、ジメチルスルホキシド−d
6:D
2O=9:1(体積比))δppm7.60(d、J=7.4Hz、2H)、7.41(d、J=7.3Hz、2H)、7.41−7.29(m、2H)、7.26(dd、J=8.6、2.5Hz、1H)、7.03(d、J=2.5Hz、1H)、6.82(d、J=8.6Hz、1H)、5.50(d、J=6.9Hz、1H)、4.61(d、J=1.9Hz、1H)、4.23(s、1H)、3.92−3.85(m、1H)、3.82−3.63(m、2H)、3.60(s、3H)、3.42(d、J=13.6Hz、1H)、2.55(s、1H)、1.89(d、J=5.5Hz、1H)、1.78(dq、J=13.7、7.1、6.6Hz、1H)、1.68(s、2H)、1.21(s、9H)、0.99(s、9H);MS(APCI+)m/z537.1(M+H)
+。
【0626】
[実施例35]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シス−4−ヒドロキシ−4−プロピルシクロヘキサン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
ジクロロメタン(500μL)中の(1r,4s)−4−ヒドロキシ−4−プロピルシクロヘキサンカルボン酸(11.9mg、0.064mmol、1.5当量)を4mLバイアルに加えた。Ghosez試薬(1−クロロ−N,N,2−トリメチル−1−プロペニルアミン、17μL、0.13mmol、3.0当量)を未希釈で加え、反応液を室温で10分間攪拌した。1:1テトラヒドロフラン/ピリジン(500μL)中の(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(実施例34D、20mg、0.043mmol、1.0当量)を加え、反応液を室温で1時間攪拌した。溶媒を窒素気流下で除去し、残留物を3:2テトラヒドロフラン/メタノール(0.5mL)に溶かした。H
2O(100μL)中のLiOH・1水和物(20mg、0.5mmol、11.6当量)を加え、反応液を45℃で終夜攪拌した。窒素気流下で溶媒を除去した。残留物を1M HCl水溶液800μLで酸性とし、CH
3CN 400μLで希釈した。分取逆相HPLC MS法トリフルオロ酢酸10を用いて精製を行った(14.9mg、収率48%)。
1H NMR(400MHz、120℃、ジメチルスルホキシド−d
6:D
2O=9:1(体積比))δppm7.58(s、2H)、7.47−7.24(m、4H)、7.06(d、J=2.6Hz、1H)、6.84(d、J=8.6Hz、1H)、5.40(d、J=7.2Hz、1H)、4.56(d、J=2.0Hz、1H)、3.94(d、J=7.0Hz、1H)、3.85(d、J=13.6Hz、1H)、3.60(s、3H)、3.50(d、J=13.5Hz、1H)、2.57(s、1H)、2.17(s、1H)、1.62(td、J=12.4、3.8Hz、2H)、1.50(d、J=13.8Hz、1H)、1.39(d、J=12.2Hz、2H)、1.21(s、14H)、1.11−0.90(m、11H)、0.82(t、J=6.2Hz、3H);MS(APCI+)m/z607.2(M+H)
+。
【0627】
[実施例36]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S
*)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−カルボニル]−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0628】
実施例36A
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−((R
*)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−カルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
及び
実施例36B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−((S
*)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−カルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(コア1、920mg、2.5mmol)及びトリエチルアミン(1.391mL、9.98mmol)のジクロロメタン(30mL)中混合物に、氷浴で冷却しながら2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−カルボニルクロライド(0.501g、2.74mmol)を加えた。混合物を氷浴下に30分間攪拌し、昇温させて環境温度とした。ジクロロメタン(10mL)を加え、混合物をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、0−25%勾配の酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行う24gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−((R)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−カルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート435mg(収率34.2%)を第1の溶出化合物として得た。MS(ESI+)m/z511.2(M+H)
+。第2の溶出化合物は標題化合物(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−((S)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−カルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートであった(460mg、収率36.1%)。MS(ESI+)m/z511.2(M+H)
+。
【0629】
実施例36C
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−((S
*)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−カルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボキシレート
250mL圧力瓶中、テトラヒドロフラン(20mL)中の実施例36B(450mg、0.881mmol)を、ラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(950mg、7.93mmol)に加えた。混合物にアルゴンを4回流し、次に水素(約0.34MPa(50psi))を吹き込み、50℃で16時間振盪した。混合物を濾過し、濃縮乾固させて、標題化合物375mg(収率89%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。LC/MS(APCI+)481(M+H)
+。
【0630】
実施例36D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S
*)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−カルボニル]−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸
5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(28.8mg、0.150mmol)、実施例36C(60mg、0.125mmol)及び塩化亜鉛(II)(3.40mg、0.025mmol)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、2mL)中混合物を、環境温度で10分間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(11.77mg、0.187mmol)を加え、混合物を1時間攪拌し、溶媒を圧力下に除去した。残留物を、0−40%勾配の[酢酸エチル/メタノール(10:1)]/ヘプタンで溶離を行う12gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、エステル、(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−1−((S)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−カルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボキシレートを得た。そのエステルをメタノール(0.5mL)及び4M LiOH水溶液(0.5mL)に溶かした。混合物を50℃で終夜攪拌し、4M HCl/ジオキサンを加えることでpHを4〜5に調節した。混合物を濃縮し、ジクロロメタン(2mL)に溶かし、濾過した。濾液を、0−20%勾配のメタノール/ジクロロメタンで溶離を行う4gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、40mgを得た(収率51.0%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.20(s、2H)、7.18−7.12(m、1H)、7.09(d、J=7.1Hz、1H)、7.04(d、J=7.2Hz、1H)、7.02−6.94(m、2H)、6.78(dd、J=7.5、1.1Hz、1H)、6.73(d、J=8.6Hz、1H)、6.66(d、J=8.0Hz、1H)、5.65(s、1H)、4.61(s、1H)、3.63(d、J=13.8Hz、1H)、3.57(d、J=6.4Hz、1H)、3.47(d、J=0.9Hz、3H)、3.28(d、J=13.7Hz、1H)、3.18(d、J=19.3Hz、3H)、2.88(s、2H)、2.66−2.62(m、6H)、2.60(s、1H)、1.20(s、9H)、1.04(s、9H);MS(ESI+)m/z629.3(M+H)
+。
【0631】
[実施例37]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(2R
*)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−カルボニル]−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−[({2−メトキシ−5−[1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル]フェニル}メチル)アミノ]ピロリジン−2−カルボン酸
【0632】
実施例37A
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−((R
*)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−カルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例36Bに代えて実施例36Aを用い、実施例36Cに記載の手順に従って標題化合物を製造した。LC/MS(APCI+)m/z481(M+H)
+。
【0633】
実施例37B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(2R
*)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−カルボニル]−5−[2−(ジメチルアミノ)−3−ピリジル]−4−[[2−メトキシ−5−[1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル]フェニル]メチルアミノ]ピロリジン−2−カルボン酸
2−メトキシ−5−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ベンズアルデヒド(30.5mg、0.125mmol)、(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−((R
*)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−カルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボキシレート(60mg、0.125mmol)及び塩化亜鉛(II)(3.40mg、0.025mmol)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、2mL)中混合物を室温で10分間攪拌して、無色溶液を得た。水素化ホウ素シアノナトリウム(11.77mg、0.187mmol)を未希釈で加え、混合物を室温で1時間攪拌した。N
2下に溶媒を除去した。残留物を、[酢酸エチル/メタノール(10:1)]/ヘプタン0−40%で溶離を行うクロマトグラフィーによって精製して、エステルを得た。そのエステルを、メタノール(2mL)+4M LiOH水溶液(0.5mL)に溶かした。混合物を40℃で終夜攪拌した。溶媒を除去し、水(1mL)を加えた。pHを4〜5に調節した。0−20%勾配のメタノール/CH
2Cl
2で溶離を行うクロマトグラフィーによる精製によって、標題化合物54mg(収率63.5%)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.17(d、J=4.5Hz、1H)、8.00(s、1H)、7.23(dd、J=8.4、2.4Hz、1H)、7.14(d、J=7.5Hz、1H)、7.05(d、J=2.0Hz、2H)、6.96(d、J=5.8Hz、1H)、6.81(dd、J=7.9、3.1Hz、2H)、6.67(d、J=8.1Hz、1H)、5.46(d、J=6.4Hz、1H)、4.91(s、1H)、3.61(s、1H)、3.51(s、1H)、3.50(s、3H)、3.35−3.25(m、4H)、3.20(s、1H)、2.60(s、6H)、2.55(s、1H)、1.30−1.24(m、2H)、1.05(s、9H)、0.95(dd、J=5.0、3.3Hz、2H);MS(ESI+)m/z681.2(M+H)
+。
【0634】
[実施例38]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0635】
実施例38A
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(6−tert−ブチル−2−メトキシ−ピリジン−3−イルメチル)−アミノ]−5−フェニル−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−tert−ブチルエステル2−エチルエステル
NaBH
3CN(209mg、3.32mmol、1.3当量)を、実施例34B(1.00g、2.56mmol、1.0当量)及び6−tert−ブチル−2−メトキシ−ピリジン−3−カルボアルデヒド(593mg、3.07mmol、1.2当量)の酢酸/酢酸ナトリウム/メタノール緩衝液(酢酸1.2g、酢酸ナトリウム763mg、メタノール25mL)中溶液に加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。残留物をジクロロメタンと水との間で分配した。有機相を濃縮乾固し、残留物をシリカゲル(ヘプタン/酢酸エチル、100/0から80/20)で精製して、標題化合物を得た(785mg、収率54%)。LC/MS(ESI+)m/z568.9(M+H)
+。
【0636】
実施例38B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(6−tert−ブチル−2−メトキシ−ピリジン−3−イルメチル)−アミノ]−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
トリフルオロ酢酸(2mL)を、(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(6−tert−ブチル−2−メトキシ−ピリジン−3−イルメチル)−アミノ]−5−フェニル−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−tert−ブチルエステル2−エチルエステル(785mg、1.38mmol、1.0当量)のジクロロメタン(12mL)中溶液に加えた。反応液を室温で72時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。残留物をジクロロメタンと飽和NaHCO
3水溶液との間で分配した。有機相を濃縮乾固し、残留物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール100/0から98/2)によって精製して、標題化合物を得た(520mg、80%)。LC/MS(ESI+)m/z468.8(M+H)
+。
【0637】
実施例38C
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(6−tert−ブチル−2−メトキシ−ピリジン−3−イルメチル)−アミノ]−5−フェニル−1−((S)−テトラヒドロ−ピラン−2−カルボニル)−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
及び
実施例38D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(6−tert−ブチル−2−メトキシ−ピリジン−3−イルメチル)−アミノ]−5−フェニル−1−((R)−テトラヒドロ−ピラン−2−カルボニル)−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
テトラヒドロ−ピラン−2−カルボン酸(23mg、0.18mmol、1.3当量)のジクロロメタン(2mL)中溶液を攪拌しながら、それに0℃で、Ghosez試薬(1−クロロ−N,N,2−トリメチル−1−プロペニルアミン、55μL、0.42mmol、3.0当量)を加えた。反応混合物を0℃で5分間攪拌し、アミンコア7(65mg、0.14mmol、1.0当量)及びジイソプロピルエチルアミン(97μL、0.56mmol、4.0当量)のジクロロメタン中溶液を加えた。反応混合物を0℃で10分間及び室温で1.5時間攪拌した。反応混合物を水で洗浄し、有機相を濃縮乾固させた。残留物をシリカゲル(ヘプタン/酢酸エチル100/0から85/15)で精製して、二つのジアステレオマー実施例38C(23mg、28%、第1の溶出物)及び実施例38D(23mg、28%、第2の溶出物)を得た。LC/MS(ESI+)m/z580.8(M+H)
+。
【0638】
実施例38E
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(6−tert−ブチル−2−メトキシ−ピリジン−3−イルメチル)−アミノ]−5−フェニル−1−((S)−テトラヒドロ−ピラン−2−カルボニル)−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(実施例38C、23mg、0.04mmol、1.0当量)のメタノール(1mL)中溶液を、室温でLiOH(1.0M水溶液)(120μL、0.12mmol、3.0当量)で処理し、混合物を45℃で終夜攪拌した。反応完了後、1N HCl水溶液を加え、溶媒を減圧下に除去した。残留物をシリカゲル(ジクロロメタン/メタノール100/0から95/5)で精製した。生成物分画を合わせ、濃縮乾固させて、標題化合物を得た(14mg、63%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3−d)dppm7.30−7.52(m、4H)、7.12−7.26(m、2H)、6.80(d、J=7.3Hz、1H)、5.30(m、1H)、4.62(brs、1H)、4.28(brs、1H)、3.99(d、J=10.8Hz、1H)、3.68−3.85(m、1H)、3.56(t、J=10.2Hz、1H)、3.51−3.49(m、1H)、3.41−3.49(m、3H)、3.38(d、J=5.8Hz、1H)、2.26−2.43(m、1H)、1.89(brs、1H)、1.42−1.78(m、5H)、1.24−1.37(m、9H)、1.00−1.15(m、9H);LC/MS(ESI+)m/z552.8(M+H)
+。
【0639】
[実施例39]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(6−tert−ブチル−2−メトキシ−ピリジン−3−イルメチル)−アミノ]−5−フェニル−1−((S)−テトラヒドロ−ピラン−2−カルボニル)−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル実施例38D(23mg、0.04mmol、1.0当量)のメタノール(1mL)中溶液を、室温でLiOH(1.0M水溶液)(120μL、0.12mmol、3.0当量)で処理し、混合物を45℃で終夜攪拌した。反応完了後、1N HCl水溶液を加え、溶媒を減圧下に除去した。残留物をシリカゲル(ジクロロメタン/メタノール100/0から95/5)で精製した。生成物分画を合わせ、濃縮乾固させて、標題化合物を得た(12mg、54%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3−d)dppm7.29−7.43(m、4H)、7.17(d、J=7.2Hz、2H)、6.83(d、J=7.3Hz、1H)、5.17(s、1H)、4.59(dd、J=10.6、2.0Hz、1H)、4.07(dd、J=10.2、2.7Hz、1H)、3.87(d、J=13.7Hz、1H)、3.74(td、J=11.2、2.3Hz、1H)、3.50(s、1H)、3.33−3.47(m、4H)、2.39(s、1H)、1.45−1.94(m、7H)、1.24−1.35(m、9H)、1.01−1.14(m、9H);LC/MS(ESI+)m/z552.8(M+H)
+。
【0640】
[実施例40]
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸
【0641】
実施例40A
(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア39(0.55g、1.391mmol)及びトリエチルアミン(0.388mL、2.78mmol)のジクロロメタン(6.32mL)中溶液に、25℃で、シクロヘキサンカルボニルクロライド(0.233mL、1.739mmol)を滴下した。混合物を2時間攪拌し、飽和NaHCO
3水溶液(3mL)及び1N NH
4OH(1mL)水溶液で洗浄した。混合物を濃縮した。粗取得物をジクロロメタン1mLに溶かし、12gカラムに負荷し、20分間の期間をかけての0−70%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行って、標題化合物(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(609mg、1.205mmol、収率87%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.05(d、J=5.0Hz、1H)、7.99(s、1H)、6.90(d、J=6.2Hz、1H)、5.64(s、1H)、5.58−5.49(m、1H)、4.67(d、J=3.3Hz、1H)、3.93(s、3H)、3.23(t、J=2.9Hz、1H)、3.16(s、3H)、2.18(bs、1H)、1.69(d、J=16.3Hz、2H)、1.51(s、11H)、1.25(d、J=14.5Hz、8H)、1.20−1.06(m、3H)、0.91−0.78(m、1H);MS(APCI+)m/z506(M+H)
+。
【0642】
実施例40B
(2S,3S,4S,5S)−tert−ブチル4−アミノ−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボキシレート
250mLSS圧力瓶中、実施例40A(400mg、0.791mmol)のテトラヒドロフラン(12.000mL)中溶液に、アルゴン下でラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(555mg、4.26mmol)を加え、混合物を約0.345MPa(50psi)の水素下に振盪し、50℃で16時間加熱した。反応液を濾過し、溶媒を減圧下に除去し、12gカラムに負荷し、20分間の期間をかけての0−9%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行って、標題化合物(2S,3S,4S,5S)−tert−ブチル4−アミノ−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボキシレートを得た(330mg、0.694mmol、収率88%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.03(bs、2H)、6.92(s、1H)、5.22(s、1H)、4.39(s、1H)、3.93(s、3H)、3.75(dd、J=7.4、3.6Hz、1H)、3.14(s、3H)、2.35(s、1H)、2.08(bs、1H)、1.65(m、2H)、1.53(bs、2H)、1.46(s、9H)、1.38−1.24(m、2H)、1.20(s、3H)、1.17(s、3H)、1.12(m、2H)、0.90(bs、2H);MS(ESI+)m/z476(M+H)
+。
【0643】
実施例40C
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸
5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(30.6mg、0.151mmol)、実施例40B(60mg、0.126mmol)及び塩化亜鉛(II)(17.19mg、0.126mmol)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、1mL)中溶液に、水素化ホウ素シアノナトリウム(11.89mg、0.189mmol)を加え、反応液を環境温度で2時間攪拌した。溶媒を除去し、残留物を、20分間の期間をかけての0−100%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行う12gシリカゲルカートリッジを用いてクロマトグラフィー精製して、取得物(56mg、0.086mmol、68.1%)を得て、それをトリフルオロ酢酸(0.5mL)に溶かし、環境温度で24時間攪拌した。溶媒を除去し、粗取得物を、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、(2S,3S,4S,5S)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸、トリフルオロ酢酸塩を得た(36mg、0.051mmol、収率40.2%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.10(d、J=4.9Hz、2H)、7.23(dd、J=8.6、2.5Hz、1H)、7.04(d、J=2.6Hz、1H)、6.97(d、J=6.4Hz、1H)、6.82(d、J=8.6Hz、1H)、5.43(s、1H)、4.50(s、1H)、3.87(s、3H)、3.78(d、J=13.7Hz、2H)、3.59(s、3H)、3.54(d、J=13.4Hz、1H)、3.14(s、3H)、2.75(m、1H)、2.23(bs、1H)、1.74−1.47(m、5H)、1.23(d、J=0.7Hz、9H)、1.22−1.17(m、7H)、1.11(m、3H)、0.86(bs、1H);MS(ESI+)m/z596(M+H)
+。
【0644】
[実施例41]
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−2−カルボン酸
【0645】
実施例41A
(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
コア38(0.55g、1.346mmol)及びトリエチルアミン(0.375mL、2.69mmol)のジクロロメタン(6.12mL)中溶液に25℃で、シクロヘキサンカルボニルクロライド(0.225mL、1.683mmol)を滴下し、2時間攪拌し、飽和NaHCO
3水溶液(3mL)及び1N NH
4OH(1mL)水溶液で洗浄し、濃縮して、残留物を得た。粗取得物をジクロロメタン1mLに溶かし、20分間の期間をかけての0−70%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行う12gシリカゲルカートリッジに負荷して、所望の生成物(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(656mg、1.265mmol、収率94%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.24−8.14(m、1H)、8.01(s、1H)、6.94(dd、J=7.7、4.8Hz、1H)、5.78(d、J=8.5Hz、1H)、5.58(d、J=8.6Hz、1H)、4.68(d、J=3.0Hz、1H)、3.25(t、J=2.6Hz、1H)、3.17(s、3H)、2.80(s、6H)、2.12(bs、1H)、1.69(m、2H)、1.52(s、9H)、1.49(bs、2H)、1.29(s、3H)、1.27(m、1H)、1.24(s、3H)、1.20(d、J=4.8Hz、2H)、1.12(m、2H)、0.90−0.82(m、1H);MS(APCI+)m/z519(M+H)
+。
【0646】
実施例41B
(2S,3S,4S,5S)−tert−ブチル4−アミノ−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−2−カルボキシレート
250mLSS圧力瓶中、実施例41A(400mg、0.771mmol)のテトラヒドロフラン(11.700mL)中溶液に、ラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(550mg、4.59mmol)を加え、アルゴンを4回流し入れ、水素(4.66mg、2.314mmol)を流し入れ、約0.34MPa(50psi)の水素下に室温で終夜振盪した。反応混合物を濾過し、溶媒を減圧下に除去した。粗取得物を、20分間の期間をかけての0−9%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行う12gシリカゲルカートリッジを用いて精製して、標題化合物(2S,3S,4S,5S)−tert−ブチル4−アミノ−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−2−カルボキシレートを得た(334mg、0.683mmol、収率89%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.16(d、J=4.6Hz、2H)、6.95(dd、J=7.7、4.8Hz、1H)、5.36(d、J=7.1Hz、1H)、4.37(d、J=3.8Hz、1H)、3.84(s、1H)、3.16(s、3H)、2.81(s、6H)、2.38(t、J=3.6Hz、1H)、1.95(bs、1H)、1.66(m、1H)、1.58(m、1H)、1.46(bs、12H)、1.31(m、1H)、1.21(s、3H)、1.20(s、3H)、1.06(bs、4H);MS(ESI+)m/z489(M+H)
+。
【0647】
実施例41C
(2S,3S,4S,5S)−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−2−カルボン酸
5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(29.8mg、0.147mmol)、実施例41B(60mg、0.123mmol)及び塩化亜鉛(II)(16.73mg、0.123mmol)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、1mL)中溶液に、水素化ホウ素シアノナトリウム(11.57mg、0.184mmol)を加え、反応液を環境温度で2時間攪拌した。溶媒を除去し、得られた粗取得物を、20分間の期間をかけての0−70%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行う12gシリカゲルカートリッジを用いてクロマトグラフィー精製して、残留物(74mg、0.111mmol、91%)を得て、それをトリフルオロ酢酸(0.5mL)に溶かし、環境温度で24時間攪拌した。溶媒を除去し、粗取得物を、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相クロマトグラフィーによって精製して、(2S,3S,4S,5S)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−3−(2−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−2−カルボン酸・2トリフルオロ酢酸塩を得た(69mg、0.082mmol、収率67.2%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.20(dd、J=4.8、1.8Hz、1H)、8.10(s、1H)、7.20(dd、J=8.5、2.6Hz、1H)、7.06(d、J=2.5Hz、1H)、7.00(dd、J=7.7、4.8Hz、1H)、6.78(d、J=8.6Hz、1H)、5.48(d、J=6.6Hz、1H)、4.62(d、J=1.9Hz、1H)、3.81(d、J=13.6Hz、1H)、3.73(d、J=6.7Hz、1H)、3.52(s、3H)、3.46(d、J=13.7Hz、1H)、3.17(d、J=1.0Hz、3H)、2.74(s、1H)、2.69(d、J=1.0Hz、6H)、2.10(bs、1H)、1.70−1.43(m、4H)、1.25(s、3H)、1.21(d、J=0.9Hz、13H)、1.06(d、J=11.7Hz、3H)、0.85(bs、1H);MS(ESI+)m/z609(M+H)
+。
【0648】
[実施例42]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1R
*)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0649】
実施例42A
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−(3,3−ジフルオロシクロヘキサンカルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
ジクロロメタン(8mL)中の3,3−ジフルオロシクロヘキサンカルボン酸[CAS番号849669−20−1](393mg、2.395mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド数滴に、オキサリルジクロライド(760mg、5.99mmol、3mL、2Mジクロロメタン中溶液)を加えた。混合物を環境温度で30分間攪拌し、溶媒を圧力下に除去し、新鮮なジクロロメタン(5mL)を加え、再度除去した。残留物をジクロロメタン(2mL)に溶かし、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(コア11、728mg、2.0mmol)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、氷浴で冷却しながら滴下した。混合物を環境温度で1時間攪拌し、ブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水した。濾過後、溶媒を除去し、残留物を、0−40%勾配の酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行う40gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−(3,3−ジフルオロシクロヘキサンカルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート655mg(収率64.3%)を得て、それを直接次の段階で用いた。LC/MS(APCI+)m/z511(M+H)
+。
【0650】
実施例42B
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(3,3−ジフルオロシクロヘキサンカルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例10Bに代えて実施例42Aを用い、実施例10Cに記載の手順に従って標題化合物を製造した。LC/MS(APCI+)m/z447.3(M+H)
+。
【0651】
実施例42C
(2S,3S,4S,5S)−メチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−1−((S)−3,3−ジフルオロシクロヘキサンカルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボキシレート
及び
実施例42D
(2S,3S,4S,5S)−メチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−1−((R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサンカルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボキシレート
5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド[CAS番号PH011292](80mg、0.416mmol)、実施例42B(200mg、0.416mmol)及び塩化亜鉛(II)(11.34mg、0.083mmol)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、2mL)中混合物を、環境温度で10分間攪拌してから、水素化ホウ素シアノナトリウム(39.2mg、0.624mmol)を加えた。混合物を1時間攪拌し、溶媒を圧力下に除去した。残留物を、[酢酸エチル/メタノール(10:1)]/ヘプタン0−40%で溶離を行う40gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、第1の溶出化合物を実施例42Cとして得た(105mg、収率38.4%)。LC/MS(APCI+)m/z657.62(M+H)
+。第2の溶出化合物は実施例42D 110mgであった(収率40.2%)。LC/MS(APCI+)m/z657.67(M+H)
+。
【0652】
実施例42E
(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−(5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアミド)−1−((R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサンカルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸
実施例42D(105mg、0.163mmol)及び6M LiOH(0.5mL)のメタノール(2mL)中混合物を50℃で3時間攪拌した。4M HCl/ジオキサンでpHを4〜5に調節した。溶媒を圧力下に除去し、残留物を、0−20%勾配のメタノール/ジクロロメタンで溶離を行う12gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物93mg(収率91%)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.19(s、2H)、7.12(dd、J=8.5、2.6Hz、1H)、6.99(t、J=2.8Hz、2H)、6.71(dd、J=8.5、1.5Hz、1H)、5.40(t、J=5.9Hz、1H)、4.55(s、1H)、3.70−3.62(m、1H)、3.52(d、J=5.5Hz、1H)、3.43(d、J=1.3Hz、3H)、3.29(d、J=13.8Hz、1H)、3.19(s、1H)、2.64(s、1H)、2.60(s、6H)、2.43(s、1H)、1.54(s、6H)、1.25(s、2H)、1.19(s、9H)、1.01(s、9H);MS(ESI+)m/z629.2(M+H)
+。
【0653】
[実施例43]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S
*)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−カルボニル]−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0654】
実施例43A
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−(クロマン−2−カルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
クロマン−2−カルボン酸(0.587g、3.29mmol)及び1−クロロ−N,N,2−トリメチルプロパ−1−エン−1−アミン(Ghosez試薬、0.726mL、5.49mmol)のジクロロメタン(20mL)中混合物を環境温度で10分間攪拌した。ピリジン中の(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(コア11、1g、2.74mmol)を加えた。混合物を環境温度で1時間攪拌した。ジクロロメタン(10mL)を加え、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、0−40%勾配の酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行う24gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物961mg(収率67%)を得た。LC/MS(APCI+)m/z525(M+H)
+。
【0655】
実施例43B
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(クロマン−2−カルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボキシレート
50mL圧力瓶中、テトラヒドロフラン(30mL)中の実施例43A(960mg、1.830mmol)を、ラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(3g、23.00mmol)に加えた。混合物を、約0.34MPa(50psi)水素を吹き込んで50℃で16時間攪拌し、濾過し、濃縮して、標題化合物900mg(収率99%)を得た。LC/MS(APCI+)m/z495.35(M+H)
+。
【0656】
実施例43C
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−((S
*)−クロマン−2−カルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボキシレート
及び
実施例43D
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−((R
*)−クロマン−2−カルボニル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例43Bのジアステレオマー(960mg、1.94mmol)を、HPLC[方法:10_29_100_CH
3CN_トリフルオロ酢酸_120mL_11分;注入容量:1500μL;移動相:CAN/トリフルオロ酢酸;カラム:Waters Sunfire(商標名)分取C8 CBD 10μm 50×150mm]によって単離して、第1の溶出化合物である実施例43C 340mgを得た(収率35.4%)。回収時間:6.66〜7.35分。LC/MS(APCI+)m/z459.3(M+H)
+。第2の溶出化合物は実施例43Dであった(350mg(収率36.5%))。回収時間:7.41〜8.32分。LC/MS(APCI+)m/z459.3(M+H)
+。
【0657】
実施例43E
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(5−tert−ブチル−2−メトキシ−フェニル)メチルアミノ]−1−[(2S
*)−クロマン−2−カルボニル]−5−[2−(ジメチルアミノ)−3−ピリジル]ピロリジン−2−カルボン酸
5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(23.32mg、0.121mmol)、実施例43C(60mg、0.121mmol)及び塩化亜鉛(II)(3.31mg、0.024mmol)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、2mL)中混合物を環境温度で10分間攪拌して、無色溶液を得た。水素化ホウ素シアノナトリウム(11.43mg、0.182mmol)を加え、混合物を1時間攪拌した。溶媒を圧力下に除去し、ジクロロメタン(10mL)を加え、混合物を10gシリカゲルカラムで濾過し、濃縮した。残留物をメタノール(1.5mL)及び4M LiOH水溶液(0.5mL)に溶かした。混合物を50℃で3時間攪拌し、4M HCl/ジオキサンを加えることでpHを4〜5に調節し、混合物を濃縮した。残留物を、ジクロロメタン(1mL)に溶かし、注射器で濾過し、0−20%勾配のメタノール/ジクロロメタンで溶離を行う4gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物39mgを得た(収率50.0%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.17(d、J=4.6Hz、1H)、7.12(dd、J=8.5、2.5Hz、1H)、7.06−6.92(m、5H)、6.79−6.67(m、3H)、5.64(s、1H)、4.64(s、1H)、3.64(d、J=13.7Hz、1H)、3.56(d、J=6.7Hz、1H)、3.46(s、3H)、3.28(d、J=13.7Hz、1H)、3.19(s、1H)、2.64(d、J=14.7Hz、3H)、2.55(s、6H)、2.44(s、1H)、1.81(s、2H)、1.19(s、9H)、1.02(s、9H);MS(ESI+)m/z643.2(M+H)
+。
【0658】
[実施例44]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1S
*)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例42Dに代えて実施例42Cを用い、実施例42Eに記載の手順に従って標題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.20(d、J=5.4Hz、2H)、7.13(dt、J=8.6、2.5Hz、1H)、6.99(t、J=3.1Hz、2H)、6.73−6.68(m、1H)、5.40(t、J=5.9Hz、1H)、4.53(d、J=14.8Hz、1H)、3.65(dd、J=13.8、7.1Hz、2H)、3.53(d、J=6.0Hz、1H)、3.44(d、J=1.0Hz、3H)、3.30(dd、J=13.8、4.7Hz、2H)、2.64(s、1H)、2.60(d、J=1.1Hz、6H)、2.43(s、1H)、1.85−1.46(m、6H)、1.25(s、2H)、1.19(s、9H)、1.01(s、9H);MS(ESI+)m/z629.2(M+H)
+。
【0659】
[実施例45]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0660】
実施例45A
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−4−ニトロ−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
及び
実施例45B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−4−ニトロ−1−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸[CAS番号51673−83−7](323mg、2.485mmol)及び1−クロロ−N,N,2−トリメチルプロパ−1−エン−1−アミン(Ghosez試薬、0.548mL、4.14mmol)のジクロロメタン(30mL)中混合物を、環境温度で10分間攪拌した。ピリジン/テトラヒドロフラン(1:1、4mL)中のコア15(800mg、2.07mmol)を加え、混合物を1時間攪拌した。混合物をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、0−40%勾配の酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行う80gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、実施例45A(520mg、収率50.4%)を第1の溶出化合物として得た。LC/MS(APCI+)m/z499.42(M+H)
+。実施例45B(350mg、収率33.9%)を、第2の溶出化合物として得た。LC/MS(APCI+)m/z499.29(M+H)
+。
【0661】
実施例45C
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−1−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例36Bに代えて実施例45Bを用い、実施例36Cに記載の手順に従って標題化合物を製造した。MS(ESI+)m/z469.1(M+H)
+。
【0662】
実施例45D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(5−tert−ブチル−2−メトキシ−フェニル)メチルアミノ]−5−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−1−[(2R)−テトラヒドロピラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(24.62mg、0.128mmol)、実施例45C(60mg、0.128mmol)及び塩化亜鉛(II)(3.49mg、0.026mmol)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、2mL)中混合物を環境温度で10分間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(12.07mg、0.192mmol)を加え、混合物をさらに1時間攪拌し、ジクロロメタン(10mL)を加えた。有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、0−40%勾配の[酢酸エチル/メタノール(10:1)]/ヘプタンで溶離を行う12gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−(2−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−1−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレートを得て、それをメタノール(1.5mL)及び4M LiOH水溶液(0.5mL)に溶かした。混合物を50℃で3時間攪拌し、pHを4〜5に調節し、混合物を濃縮した。残留物をジクロロメタン(2mL)に溶かし、シリンジフィルターで濾過した。粗取得物を、0−20%勾配のメタノール/ジクロロメタンで溶離を行う4gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物44mg(収率55.7%)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.69(s、1H)、7.35(m、1H)、7.24−7.10(m、3H)、7.03(m、1H)、6.8(m、1H)、5.41(s、1H)、4.91(s、1H)、4.14(s、1H)、3.90(s、1H)、3.64(s、2H)、3.54(d、J=25.9Hz、3H)、3.48(m、2H)、3.37(m、1H)、2.46(q、J=2.0Hz、1H)、1.68−1.42(m、6H)、1.26(s、9H)、1.05(s、9H);MS(ESI+)m/z617.2(M+H)
+。
【0663】
[実施例46]
(2S,3S,4S,5S)−1−(ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0664】
実施例46A
(2S,3S,4S,5S)−1−(ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボニル)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボン酸(28mg、0.22mmol、1.3当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を攪拌しながら、それに0℃で、Ghosez試薬(1−クロロ−N,N,2−トリメチル−1−プロペニルアミン、67μL、0.51mmol、3.0当量)を加えた。反応混合物を0℃で5分間攪拌し、(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(実施例34D、80mg、0.17mmol、1.0当量)及びジイソプロピルエチルアミン(118μL、0.68mmol、4.0当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を加えた。反応混合物を0℃で10分間及び室温で72時間攪拌した。反応混合物を水で洗浄し、有機相を濃縮乾固させた。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル100/0から85/15)によって精製して、標題化合物を得た(60mg、61%)。LC/MS(ESI+)m/z575.9(M+H)
+。
【0665】
実施例46B
(2S,3S,4S,5S)−1−(ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボニル)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸
(2S,3S,4S,5S)−1−(ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボニル)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(60mg、0.10mmol、1.0当量)のメタノール(2mL)中溶液を、LiOH(1.0M水溶液)(300μL、0.30mmol、3.0当量)で室温で処理し、45℃で終夜攪拌した。1N HCl水溶液を加え、溶媒を減圧下に除去した。残留物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール100/0から92/8)によって精製して、標題化合物を得た(38mg、70%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)dppm7.26−7.47(m、5H)、7.08(d、J=2.2Hz、2H)、6.58−6.71(m、1H)、5.21(d、J=6.1Hz、1H)、4.80(s、1H)、4.01−4.15(m、1H)、3.55(d、J=14.0Hz、1H)、3.51(s、1H)、3.32(d、J=6.3Hz、1H)、3.19−3.29(m、4H)、2.44(s、1H)、2.21(t、J=2.9Hz、1H)、1.84−2.06(m、2H)、1.62−1.82(m、3H)、1.33−1.46(m、1H)、1.19−1.31(m、9H)、0.97−1.09(m、9H);LC/MS(ESI+)m/z547.8(M+H)
+。
【0666】
[実施例47]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリメチルシリル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0667】
実施例47A
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−シクロヘキサンカルボニル−4−[(2−メトキシ−5−トリメチルシラニル−ピリジン−3−イルメチル)−アミノ]−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
NaBH
3CN(10mg、0.15mmol、1.3当量)を、実施例7B(50mg、0.12mmol、1.0当量)及び2−メトキシ−5−トリメチルシラニル−ピリジン−3−カルボアルデヒド(31mg、0.14mmol、1.2当量)の酢酸/酢酸ナトリウム/メタノール緩衝液(2mL)中溶液に加えた。反応混合物を室温で30分間攪拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をジクロロメタンとNaHCO
3水溶液との間で分配した。有機相をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲル(ジクロロメタン/酢酸エチル100/0から95/5)で精製して、標題化合物を得た(55mg、収率74%)。LC/MS(ESI+)m/z594.0(M+H)
+。
【0668】
実施例47D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−シクロヘキサンカルボニル−4−[(2−メトキシ−5−トリメチルシラニル−ピリジン−3−イルメチル)−アミノ]−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸
LiOH(19mg、0.45mmol、5.0当量)を、(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−シクロヘキサンカルボニル−4−[(2−メトキシ−5−トリメチルシラニル−ピリジン−3−イルメチル)−アミノ]−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(55mg、0.09mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン/メタノール/水(1.5/1.5/1)中溶液に加えた。反応混合物を45℃で終夜攪拌した。反応混合物をHCl水溶液(1M)(1当量/LiOH)で酸性とした。混合物を濃縮し、ジクロロメタンで抽出した。有機相を濃縮した。残留物をシリカゲル(ジクロロメタン/メタノール100/0から95/5)で精製して、標題化合物を得た(50mg、収率96%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)dppm8.18(d、J=1.5Hz、1H)、7.27−7.52(m、4H)、7.17(d、J=5.5Hz、2H)、5.26(d、J=6.1Hz、1H)、4.67(s、1H)、3.94(d、J=14.0Hz、1H)、3.52(d、J=14.0Hz、1H)、3.46(s、3H)、3.29(d、J=6.1Hz、1H)、2.85−3.04(m、1H)、2.39(s、1H)、1.59−1.90(m、6H)、1.10−1.55(m、4H)、0.88−1.10(m、9H)、0.07−0.28(m、9H);LC/MS(ESI+)m/z566.5(M+H)
+。
【0669】
[実施例48]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(2−tert−ブチル−5−メトキシピリジン−4−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0670】
実施例48A
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−(((2−(tert−ブチル)−5−メトキシピリジン−4−イル)メチル)アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
2−(tert−ブチル)−5−メトキシイソニコチンアルデヒド(0.040g、0.207mmol)及び(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(実施例7B、0.083g、0.207mmol)をメタノール(2mL)中で混和し、反応液を室温で1時間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(0.065g、1.035mmol)を1回で加え、反応液の攪拌を室温で終夜続けた。その後、メタノールを減圧下に留去し、残留物をCH
2Cl
2及び水に取り、分液漏斗に移した。相を分離し、水層をCH
2Cl
2で2回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗標題化合物を、それ以上精製せずに次の反応に用いた。MS(APCI+)m/z578.6(M+H)
+。
【0671】
実施例48B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(2−tert−ブチル−5−メトキシピリジン−4−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
実施例48A(0.120g、0.207mmol)及び水酸化リチウム(1M水溶液)(1.7mL、1.7mmol)を、テトラヒドロフラン(1.7mL)及びメタノール(1.7mL)中、45℃で2時間攪拌した。混合物を冷却して室温とし、1N HCl水溶液でpH1の酸性とした。混合物を減圧下に濃縮し、粗生成物をPhenomenex(R) Luna(R) C8(2) 5μm 100Å AXIAカラム(30mm×75mm)での逆相HPLCによって精製した。アセトニトリル(A)及び0.1%トリフルオロ酢酸/水(B)の勾配を、流量50mL/分(0−1.0分5%A、1.0−8.5分直線勾配5−100%A、8.5−11.5分100%A、11.5−12.0分直線勾配95−5%A)で用いて、標題化合物を得た(0.0356g、収率31%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.08(s、1H)、7.59(m、2H)、7.35−7.24(m、3H)、7.06(s、1H)、5.25(m、1H)、4.49(d、J=2.4Hz、1H)、3.71(s、3H)、3.65−3.54(m、2H)、3.38(m、1H)、2.38(m、1H)、2.24(m、1H)、1.65−1.02(m、9H)、1.25(s、9H)、0.98(s、9H)、0.77(m、1H);MS(ESI+)m/z550.3(M+H)
+。
【0672】
[実施例49]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(1R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0673】
実施例49A
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−((R)−3,3−ジフルオロ−シクロヘキサンカルボニル)−4−[(2−メトキシ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イルメチル)−アミノ]−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
NaBH
3CN(6mg、0.12mmol、1.3当量)を、(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−tert−ブチル−1−((R)−3,3−ジフルオロ−シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(実施例31B、31mg、0.07mmol、1.0当量)及び2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ニコチンアルデヒド(17mg、0.085mmol、1.2当量)の酢酸/酢酸ナトリウム/メタノール緩衝液(2mL)中溶液に加えた。溶液を室温で30分間攪拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をジクロロメタンと水との間で分配した。有機相をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルでのクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル100/0から95/5)によって精製して、標題化合物を得て、それを次の段階で用いた。LC/MS(ESI+)m/z626.5(M+H)
+。
【0674】
実施例49B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−((R)−3,3−ジフルオロ−シクロヘキサンカルボニル)−4−[(2−メトキシ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イルメチル)−アミノ]−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸
LiOH(15mg、0.35mmol、5.0当量)を、(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−((R)−3,3−ジフルオロ−シクロヘキサンカルボニル)−4−[(2−メトキシ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イルメチル)−アミノ]−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(31mg、0.07mmol、1.0当量)のメタノール/テトラヒドロフラン/水(1.5/1.5/1)中溶液に加えた。反応混合物を45℃で終夜攪拌した。反応混合物をHCl水溶液(1M)(1当量/LiOH)で酸性とした。混合物を濃縮し、ジクロロメタンで抽出した。有機相を濃縮した。残留物を、シリカゲルでのクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール100/0から95/5)によって精製して、標題化合物を得た(29mg、2段階で収率66%)。
1H NMR(300MHz、CDCl
3)dppm8.28−8.45(m、1H)、7.59(brs、1H)、7.34−7.52(m、3H)、7.19(d、J=6.5Hz、2H)、5.31(d、J=5.9Hz、2H)、4.62−4.75(m、1H)、3.92(d、J=14.1Hz、1H)、3.69−3.81(m、3H)、3.60−3.65(m、3H)、3.35(d、J=5.9Hz、2H)、2.35−2.60(m、1H)、2.05−2.28(m、1H)、1.20−2.01(m、4H)、0.97−1.17(m、9H);LC/MS(ESI+)m/z598.5(M+H)
+。
【0675】
[実施例50]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−フルオロフェニル)−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0676】
実施例50A
エチル(2S,3R,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−5−(2−フルオロフェニル)−4−ニトロ−1−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
テトラヒドロピラン−2−カルボン酸(318.1mg、2.444mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶かした。オキサリルクロライド(436.5mg、3.44mmol)を加え、次にN,N−ジメチルホルムアミド(25μL)を加えた。反応液を室温で3時間攪拌し、その時点でそれを濃縮し、ジクロロメタン(1mL)に再溶解し、再度濃縮した。残留物をジクロロメタンに取り(1mLで3回)、コア23(540.8mg、1.598mmol)及びトリエチルアミン(500μL、3.59mmol)のジクロロメタン(10mL)中溶液に加えた。反応液を環境温度で17時間攪拌した。その後、混合物をCH
2Cl
2(100mL)で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液で2回及びブラインで1回洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(5%から40%酢酸エチル/ヘプタン)によって精製した。標題化合物は第2の溶出ジアステレオマーであった(212.8mg、30%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.73−7.61(m、1H)、7.31−7.22(m、1H)、7.06(dd、J=10.1、8.2Hz、2H)、5.81(s、1H)、5.51(dd、J=8.8、2.5Hz、1H)、5.11(s、1H)、4.29(q、J=7.1Hz、2H)、3.79(s、1H)、3.33(s、1H)、1.95(s、1H)、1.78(s、1H)、1.50(d、J=52.5Hz、4H)、1.29(t、J=3.8Hz、3H)、1.26(d、J=2.4Hz、2H)、1.02(s、9H);MS(ESI+)m/z451(M+H)
+。
【0677】
実施例50B
エチル(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−フルオロフェニル)−1−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
20mL圧力瓶中、実施例50A(212.8mg、0.472mmol)及びテトラヒドロフラン(4mL)をラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(475mg、3.64mmol)に加え、混合物を約0.34MPa(50psi)H
2及び環境温度で16時間振盪した。反応液を濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(196mg、99%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.77−7.65(m、1H)、7.30−7.19(m、1H)、7.14−7.01(m、2H)、5.30(d、J=6.9Hz、1H)、4.20(q、J=7.1Hz、2H)、3.83(d、J=47.7Hz、2H)、3.72−3.64(m、1H)、2.13(s、1H)、1.83−1.71(m、2H)、1.37(s、6H)、1.25(t、J=7.1Hz、3H)、0.99(d、J=1.7Hz、9H);MS(ESI+)m/z421(M+H)
+。
【0678】
実施例50C
エチル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−(2−フルオロフェニル)−1−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例50B(51.0mg、0.121mmol)及び5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンゼンカルボアルデヒド(54.7mg、0.285mmol)をメタノール(1mL)に溶かし、環境温度で1時間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(54.7mg、0.870mmol)を加え、反応液を環境温度でさらに16時間攪拌した。反応液をジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、酢酸アンモニウム法を用いる逆相クロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た(47.2mg、65%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.67(s、1H)、7.24(d、J=8.5Hz、1H)、7.11(dd、J=8.5、2.6Hz、1H)、7.05(t、J=9.7Hz、2H)、6.91(d、J=2.6Hz、1H)、6.72(d、J=8.5Hz、1H)、5.36(s、1H)、4.89(s、1H)、4.14(qd、J=7.1、1.8Hz、2H)、3.88(d、J=50.1Hz、2H)、3.51(s、3H)、3.49−3.39(m、3H)、3.32(d、J=13.5Hz、1H)、2.46−2.46(m、1H)、1.79(s、1H)、1.67−1.36(m、5H)、1.19(s、12H)、0.98(s、9H);MS(ESI+)m/z597(M+H)
+。
【0679】
実施例50D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−フルオロフェニル)−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例50C(44.2mg、0.074mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液(1M、0.5mL、0.5mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(0.5mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物(40.0mg、79%)をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.65(s、1H)、7.34−7.23(m、1H)、7.20(dd、J=8.6、2.6Hz、1H)、7.12(q、J=8.6、8.0Hz、2H)、7.02(d、J=2.5Hz、1H)、6.79(d、J=8.6Hz、1H)、5.43(d、J=6.9Hz、1H)、4.87(s、1H)、4.03(s、1H)、3.84(s、2H)、3.73(d、J=13.7Hz、1H)、3.64(d、J=7.0Hz、1H)、3.57(s、3H)、3.49−3.41(m、1H)、2.56(s、1H)、1.79(s、1H)、1.61−1.39(m、5H)、1.21(s、9H)、0.98(s、9H);MS(ESI+)m/z569(M+H)
+。
【0680】
[実施例51]
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0681】
実施例51A
5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−ヒドロキシベンズアルデヒド
4−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)フェノール(266.4mg、1.663mmol)、塩化マグネシウム(252.6mg、2.65mmol)及びパラホルムアルデヒド(435.5mg、14.50mmol)をアセトニトリル(8mL)に懸濁させ、トリエチルアミン(1.4mL、10.04mmol)を加えた。得られた懸濁液を高撹拌し、加熱して80℃として18時間経過させ、その時点でLC/MSは、所望の生成物への完全な変換を示した。HCl水溶液(1M、50mL)を加え、反応液をジクロロメタンで抽出した(50mLで2回)。合わせた有機層をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(313.1mg、100%)。
1H NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm10.61(s、1H)、10.22(s、1H)、7.42(d、J=2.3Hz、1H)、7.35(dd、J=8.4、2.3Hz、1H)、6.92(d、J=8.4Hz、1H)、2.50(s、1H)、2.00(s、6H);MS(ESI+)m/z187(M+H)
+。
【0682】
実施例51B
5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシベンズアルデヒド
実施例51A(310.3mg、1.649mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)に溶かし、炭酸カリウム(347.2mg、2.51mmol)を加えた。得られた懸濁液を高撹拌し、ヨウ化メチル(365.0mg、2.57mmol)を加えた。懸濁液を環境温度で20分間攪拌した。NaOH水溶液(1M、50mL)を加え、反応液をメチルtert−ブチルエーテルで抽出した(50mLで2回)。合わせた抽出液を水(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、次に硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(300.5mg、90%)。
1H NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm10.32(s、1H)、7.51−7.44(m、2H)、7.18−7.13(m、1H)、3.88(s、3H)、2.52(s、1H)、2.02(s、6H);MS(ESI+)m/z203(M+H)
+。
【0683】
実施例51C
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例50Aに代えて実施例18A及び18Bの混合物を用い、実施例50Bに記載の手順に従って標題化合物を製造した。
【0684】
実施例51D
エチル(2S,3S,4S,5S)−4−((5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例51C(92.3mg、0.207mmol)及び実施例51B(41.3mg、0.204mmol)をメタノール(1mL)に溶かし、環境温度で1時間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(69.3mg、1.103mmol)を加え、反応液を環境温度でさらに16時間攪拌した。反応液をジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製した。標題化合物は、第1の溶出ジアステレオマーであり(43.6mg、25%)、ビストリフルオロ酢酸塩として単離した。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.26(dd、J=7.5、1.8Hz、1H)、8.19(dd、J=4.9、1.8Hz、1H)、7.05(dd、J=7.6、4.9Hz、1H)、7.00(dd、J=8.4、2.2Hz、1H)、6.82(d、J=2.2Hz、1H)、6.78(d、J=8.3Hz、1H)、5.59(d、J=6.7Hz、1H)、4.65(d、J=1.6Hz、1H)、4.15(qq、J=7.4、3.7Hz、2H)、3.77−3.70(m、3H)、3.67(d、J=13.6Hz、1H)、3.59(s、3H)、3.29(d、J=13.5Hz、1H)、2.80(s、6H)、2.50(d、J=3.3Hz、1H)、2.43(s、1H)、1.95(s、6H)、1.68(s、1H)、1.41(s、6H)、1.22(t、J=7.1Hz、3H)、1.01(s、9H);MS(ESI+)m/z633(M+H)
+。
【0685】
実施例51E
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例51D(43.6mg、0.051mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液(1M、0.5mL、0.5mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(0.5mL)を加えることで、反応混合物を反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物を得て(33.1mg、78%)、ビストリフルオロ酢酸塩としての第1の溶出化合物として単離した。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.20(d、J=5.4Hz、2H)、7.08−6.98(m、2H)、6.86(d、J=2.1Hz、1H)、6.80(d、J=8.3Hz、1H)、5.61(d、J=6.7Hz、1H)、4.59(d、J=1.4Hz、1H)、3.81−3.72(m、3H)、3.59(s、3H)、3.31(d、J=13.5Hz、1H)、2.79(s、6H)、2.53−2.48(m、4H)、1.95(s、6H)、1.74−1.63(m、1H)、1.41(s、5H)、1.01(s、9H);MS(ESI+)m/z605(M+H)
+。
【0686】
[実施例52]
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0687】
実施例52A
エチル(2S,3S,4S,5S)−4−((5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−1−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
標題化合物は、実施例51Dにおける第2の溶出ジアステレオマー(49.2mg、28%)であり、ビストリフルオロ酢酸塩として単離した。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.17(dd、J=5.0、1.8Hz、1H)、8.12(d、J=7.6Hz、1H)、7.21(dd、J=2.1、1.0Hz、1H)、7.06−6.93(m、3H)、5.44(d、J=6.6Hz、1H)、4.47(d、J=0.7Hz、2H)、4.18(q、J=7.0Hz、2H)、3.74(s、3H)、3.63−3.55(m、2H)、3.53(s、3H)、3.28(d、J=13.6Hz、1H)、2.76(s、6H)、2.50(d、J=3.4Hz、3H)、2.00(s、6H)、1.95(s、6H)、1.80(s、1H)、1.47(d、J=28.9Hz、6H)、1.22(t、J=7.1Hz、3H)、1.02(s、9H);MS(ESI+)m/z633(M+H)
+。
【0688】
実施例52B
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例52A(49.2mg、0.057mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液(1M、0.5mL、0.5mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(0.5mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物(25.4mg、53%)を得て、ビストリフルオロ酢酸塩として単離した。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.19(dd、J=4.9、1.8Hz、1H)、8.08−7.99(m、1H)、7.04−6.96(m、2H)、6.83(d、J=2.2Hz、1H)、6.77(d、J=8.3Hz、1H)、5.45(d、J=6.6Hz、1H)、4.91−4.84(m、1H)、3.69(d、J=13.8Hz、1H)、3.63(d、J=6.7Hz、1H)、3.54(s、3H)、3.32(d、J=13.6Hz、1H)、2.86(s、1H)、2.74(s、6H)、2.59−2.48(m、4H)、1.95(s、6H)、1.83−1.74(m、1H)、1.47(d、J=19.2Hz、5H)、1.01(s、9H);MS(ESI+)m/z605(M+H)
+。
【0689】
[実施例53]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(1R
*)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0690】
実施例53A
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(6−tert−ブチル−2−メトキシ−ピリジン−3−イルメチル)−アミノ]−1−((R)−3,3−ジフルオロ−シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
NaBH
3CN(8mg、0.12mmol、1.2当量)を、(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−tert−ブチル−1−((R)−3,3−ジフルオロ−シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニル−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(実施例31B、40mg、0.09mmol、1.0当量)及び6−tert−ブチル−2−メトキシ−ピリジン−3−カルボアルデヒド(19mg、0.1mmol、1.1当量)の酢酸/酢酸ナトリウム/メタノール緩衝液(2mL)中溶液に加えた。反応混合物を室温で30分間攪拌した。混合物を濃縮し、残留物をジクロロメタンと水との間で分配した。有機相をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲル(ジクロロメタン/酢酸エチル100/0から97/3)で精製して、標題化合物を得た。LC/MS(ESI+)m/z614.8(M+H)
+。
【0691】
実施例53B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(1R
*)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
実施例53Aをメタノール/テトラヒドロフラン/水(1.5/1.5/1)に溶かし、LiOH(19mg、0.45mmol、5.0当量)を反応混合物に加えた。溶液を45℃で終夜攪拌した。反応混合物をHCl(1M)水溶液(1当量/LiOH)で酸性とした。混合物を濃縮し、ジクロロメタンで抽出した。有機相を濃縮した。残留物を、シリカゲルでのクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール100/0から95/5)によって精製して、標題化合物を得た(30mg、2段階で収率57%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、100℃)dppm7.61(brs、2H)、7.26−7.41(m、3H)、7.22(d、J=7.5Hz、1H)、6.81(d、J=7.5Hz、1H)、5.21(d、J=6.2Hz、1H)、4.50(brs、1H)、3.68(brs、3H)、3.37−3.57(m、2H)、3.24−3.36(m、1H)、2.95(brs、水のピーク下の1H)、2.33(brs、1H)、1.38−2.12(m、8H)、1.28(s、9H)、1.00(s、9H);LC/MS(ESI+)m/z586.5(M+H)
+。
【0692】
[実施例54]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−(2,2,6,6−テトラメチルオキサン−4−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸
【0693】
実施例54A
2,2,6,6−テトラメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニトリル
2,2,6,6−テトラメチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(3g、19.20mmol)及びトルエンスルホニルメチルイソシアニド(4.87g、24.96mmol)をジメトキシエタン(20mL)に溶かした。アセトン−氷浴で冷却して−10℃とした後、温度を<5℃に維持しながら、カリウムtert−ブトキシド(2.80g、24.96mmol)を少量ずつ40分かけて加えた。反応混合物を0℃で1時間、次に環境温度で2時間攪拌した。混合物をジエチルエーテル(30mL)で希釈し、固体をフリット漏斗での濾過によって除去した。濾液を濃縮し、生成物をジエチルエーテルと水との間で分配した。合わせた有機抽出液を濃縮し、20分間かけての0:100から7:93酢酸エチル:ヘプタンを用いる120gシリカゲルカラムで溶離を行うフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物885mgを得た。
1H NMR(500MHz、クロロホルム−d)δppm2.95(tt、J=12.7、3.5Hz、1H)、1.96−1.85(m、2H)、1.67−1.52(m、2H)、1.27(s、6H)、1.26(s、6H);MS(DCI+)m/z185.4(M+NH
4)
+。
【0694】
実施例54B
2,2,6,6−テトラメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸
実施例54A(700mg、4.19mmol)をエタノール(14mL)に溶かした。水酸化ナトリウム(3M、13.95mL、41.9mmol)の水溶液を滴下し、得られた混合物を加熱して80℃として7時間経過させた。LC−MSは完全な変換を示した。反応液を冷却して<10℃とし、メチルtert−ブチルエーテル30mLで希釈し、6M HCl水溶液(10mL)で酸性とした。所望の生成物を、追加のメチルtert−ブチルエーテル(20mL)を用いて水層から抽出した。合わせた有機抽出液をブライン(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(741mg)。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm2.84(tt、J=12.8、3.4Hz、1H)、1.85(dd、J=13.4、3.4Hz、2H)、1.53−1.40(m、2H)、1.27(s、6H)、1.24(s、6H);MS(ESI+)m/z187.0(M+H)
+。
【0695】
実施例54C
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−フェニル−1−(2,2,6,6−テトラメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例54B(80mg、0.430mmol)をジクロロメタン2mLに溶かし、オキサリルクロライド(113μL、1.289mmol)を加え、次にN,N−ジメチルホルムアミド1滴を加えた。得られた溶液を環境温度で2時間攪拌し、次に濃縮し、ジクロロメタン0.5mLに再溶解して、2,2,6,6−テトラメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニルクロライドの溶液を得た。実施例34D(75mg、0.161mmol)及びトリエチルアミン(44.8μL、0.321mmol)のジクロロメタン(1mL)中溶液を攪拌しながら、それに0℃で、調製したばかりの2,2,6,6−テトラメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニルクロライド(32.9mg、0.161mmol)のジクロロメタン(0.5mL)中溶液を滴下した。5分後、LC−MSにより、反応は完結した。1M HCl水溶液(5mL)で反応停止し、層を分離し、有機層を減圧下に濃縮し、残留物を、0:100から20:80酢酸エチル:ヘプタンを用いるフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物89mgを得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.65(s、2H)、7.34(t、J=7.5Hz、2H)、7.25(t、J=7.4Hz、1H)、7.11(dd、J=8.5、2.6Hz、1H)、6.91(d、J=2.6Hz、1H)、6.72(d、J=8.5Hz、1H)、5.22(d、J=6.8Hz、1H)、4.55(d、J=2.9Hz、1H)、4.11(q、J=7.0Hz、2H)、3.52(s、3H)、3.49(d、J=13.6Hz、1H)、3.32(d、J=13.6Hz、1H)、2.65(d、J=12.5Hz、1H)、2.33(s、1H)、1.46(d、J=13.0Hz、1H)、1.30−1.22(m、4H)、1.20(s、9H)、1.19(t、J=6.5Hz、3H)、1.05(s、6H)、1.01(brs、3H)、1.00(s、9H)、0.95(brs、3H);MS(ESI+)m/z635.5(M+H)
+。
【0696】
実施例54D
(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−フェニル−1−(2,2,6,6−テトラメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸
実施例54C(89mg、0.140mmol)を、メタノール(0.5mL)、テトラヒドロフラン(1.0mL)、及び水(1.000mL)の混合物に溶かした。水酸化リチウム水和物(58.8mg、1.402mmol)を加えた後、反応液を加熱して40℃として16時間経過させ、その時点で反応はLC−MSによって完了した。混合物を冷却して環境温度とし、1M HCl水溶液でpH=3の酸性とした。混合物をジクロロメタンで抽出し(10mLで3回)、合わせた抽出液を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物55mgを得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.57(s、2H)、7.35(t、J=7.5Hz、2H)、7.26(t、J=7.4Hz、1H)、7.14(dd、J=8.5、2.5Hz、1H)、6.97(s、1H)、6.73(d、J=8.5Hz、1H)、5.22(d、J=6.7Hz、1H)、4.52(d、J=2.3Hz、1H)、3.58(d、J=10.4Hz、1H)、3.54(dd、J=6.6、1.8Hz、1H)、3.50(s、3H)、3.38(d、J=13.7Hz、1H)、2.70(brs、1H)、2.37(brs、1H)、1.45(d、J=13.1Hz、1H)、1.28(s、3H)、1.27−1.20(m、3H)、1.20(s、9H)、1.04(s、6H)、0.98(s、12H;3H及び9Hの重複単重線);MS(ESI+)m/z607.3(M+H)
+。
【0697】
[実施例55]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−[(5−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)アミノ]−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
窒素を吹き込んだ(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(実施例7B、56mg、0.140mmol)及び3−ブロモ−5−(tert−ブチル)−2−メトキシピリジン(68.3mg、0.280mmol)の溶液を、窒素を吹き込んだ2,2′−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1′−ビナフタレン(9.58mg、0.015mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(6.40mg、6.99μmol)及び炭酸セシウム(137mg、0.419mmol)のトルエン(0.3mL)中懸濁液に加えた。反応液を、アルミニウムブロックにおいて110℃で16時間加熱した。粗取得物を濃縮し、12gシリカゲルカラムに負荷し、40分かけての0−30%酢酸エチル/ヘプタンで溶離して、(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレートを得た(16mg、0.028mmol、収率20.30%)。MS(APCI+)m/z610(M+H)
+。取得物をメタノール(1mL)に取り、得られた溶液に、1M水酸化リチウム水溶液(0.284mL、0.284mmol)を加えた。反応液を45℃で4時間加温した。窒素気流下で溶媒を除去し、反応液を1N HCl水溶液で中和した。粗取得物をジクロロメタンに取り、酢酸エチル/エタノール/ヘプタン溶媒系による12gシリカゲルカートリッジを用いて精製し、次に、アセトニトリル/水/トリフルオロ酢酸法による逆相HPLCを用いて再度精製して、(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸を得た(4.8mg、8.96μmol、収率31.6%)。
1H NMR(400MHz、120℃、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.49(d、J=7.5Hz、2H)、7.21(d、J=2.1Hz、1H)、7.17−7.03(m、3H)、6.77(d、J=2.2Hz、1H)、5.32(d、J=7.2Hz、1H)、4.44(d、J=4.1Hz、1H)、4.32(s、1H)、3.62(s、3H)、2.25(t、J=3.9Hz、1H)、2.18(s、1H)、1.72−1.59(m、3H)、1.44(dd、J=14.8、6.2Hz、4H)、1.33−1.23(m、1H)、1.23(s、9H)、1.21−1.12(m、1H)、1.04(s、9H)、1.05−0.93(m、1H);MS(APCI+)m/z536(M+H)
+。
【0698】
[実施例56]
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0699】
実施例56A
ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イルメタノール
ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−カルボン酸(4.0g、35.7mmol)のテトラヒドロフラン(89mL)中溶液に0℃で、水素化リチウムアルミニウム(1.801g、47.4mmol)を少量ずつ加えたら、反応液は激しく発泡した。反応液を昇温させて24℃とし、16時間攪拌した。反応液を氷浴で冷却し、硫酸ナトリウム10水和物4gを少量ずつ加え、反応液を1時間攪拌した。次に、15%NaOH水溶液(2mL)を加えた。混合物を0.5時間攪拌し、水2mLを加え、氷浴を外した。混合物を2時間攪拌し、40g無水硫酸ナトリウムで脱水した。懸濁液を濾過し、濾液をエーテルで洗浄した。溶媒を減圧下に除去して、粗ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イルメタノールを得た(3.2g、32.6mmol、収率91%)。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm3.56(s、2H)、2.57(s、1H)、1.77(s、6H)。
【0700】
実施例56B
ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−カルボアルデヒド
実施例56A(3.2g、32.6mmol)をジクロロメタン5mLに溶かした。別の250mL丸底フラスコに、ジクロロメタン55mL中のオキサリルクロライド(4.57mL、52.2mmol)を入れ、フラスコをアセトン−ドライアイス浴で冷却して<−70℃とした。温度を<−60℃に維持しながら、ジメチルスルホキシド(7.40mL、104mmol)を20分間かけて滴下した。添加完了後、得られた溶液を同じ温度で15分間攪拌し、次に、温度を<−65℃に維持しながら、ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イルメタノール(3.2g、32.6mmol)を、ジクロロメタン(5mL)中溶液として30分かけて加えた。添加完了後、反応混合物を同じ温度で1時間攪拌し(−60℃を超えないようにした)、その時点で未希釈のトリエチルアミン(22.72mL、163mmol)を−78℃で10分間かけて加えた。非常に濃厚なスラリーが得られた。氷浴からフラスコを外した。環境温度に達した後、1M HCl水溶液200mLを加えることで、反応混合物を反応停止した。層を分離し、有機層を1M HCl水溶液(30mL)で2回及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して(ロータリーエバポレータ浴10℃)、ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−カルボアルデヒドを得た(2.6g、27.0mmol、収率83%)。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm9.52(d、J=0.7Hz、1H)、2.57(d、J=0.8Hz、1H)、2.11(s、6H)。
【0701】
実施例56C
1−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−ニトロエタノール
実施例56B(2.6g、27.0mmol)及びニトロメタン(2.188mL、40.6mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)及びtert−ブタノール(3mL)に溶かした。氷浴で冷却して<5℃とした後、カリウムtert−ブトキシド(5.41mL、5.41mmol)溶液を滴下した。1時間後、氷浴を外し、混合物を30分間攪拌した。混合物を水40mLに投入し、エーテル30mLで3回抽出した。合わせた抽出液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、粗残留物を得た。粗取得物を、40gシリカゲルカラムでの20分間かけての0−60%酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行うフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物、1−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−ニトロエタノールを得た(2.22g、14.13mmol、収率52.2%)。
1H NMR(500MHz、クロロホルム−d)δppm4.49−4.38(m、1H)、4.36−4.27(m、2H)、2.61(s、1H)、2.32−2.29(m、1H)、1.85−1.78(m、6H);MS(DCI+)m/z175(M+NH
4+)。
【0702】
実施例56D
(E)−1−(2−ニトロビニル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン
実施例56C(2.22g、14.13mmol)を脱水ジクロロメタン18.8mLに溶かし、溶液を冷却して−78℃とした。トリエチルアミン(4.92mL、35.3mmol)を加え、次にメシルクロライド(1.321mL、16.95mmol)を滴下した。反応混合物を同じ温度で1時間攪拌し、ドライアイス浴から外し、1時間攪拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗残留物を、24gシリカゲルカラムでの20分間かけての0−40%酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行うフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物、(E)−1−(2−ニトロビニル)ビシクロ[1.1.1]ペンタンを得た(1.63g、11.71mmol、収率83%)。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm7.20(d、J=13.4Hz、1H)、6.88(d、J=13.4Hz、1H)、2.62(s、1H)、2.04(s、6H)。
【0703】
実施例56E
(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.065g、0.086mmol)及びトリフ酸銅(II)(0.017g、0.034mmol)を、窒素気流を1時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(9.5mL)に溶かした。得られた混合物を環境温度で1時間攪拌し(窒素吹き込みは継続)、(E)−tert−ブチル2−(ベンジリデンアミノ)アセテート(1.040g、4.74mmol)をテトラヒドロフラン1mL中溶液として加え、得られた溶液を氷水浴で冷却して<5℃とした。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート/テトラヒドロフラン(0.177mL、0.177mmol)を滴下し、次に、温度を7℃より低く維持しながら、実施例56D(0.6g、4.31mmol)を3分間かけて加えた。反応混合物を0℃で45分間攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液6mL及びジエチルエーテル20mLで反応停止し、昇温させて環境温度とした。エーテル層を分離し、飽和塩化アンモニウムで2回、次にブラインで洗浄し、シリカゲル層で濾過し、濃縮して粗残留物を得て、それをn−ヘプタン(50mL)で希釈し、沈殿を2時間放置した。混合物を濾過し、熱ヘプタン50mL中で沈殿させて、(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレートを得た(0.73g、2.037mmol、収率47.2%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm7.44−7.30(m、5H)、5.01(dd、J=5.7、2.0Hz、1H)、4.47(d、J=5.5Hz、1H)、3.74(d、J=6.0Hz、1H)、3.40(bs、1H)、3.02−2.92(m、1H)、2.69(s、1H)、1.96−1.79(m、6H)、1.57(s、9H);MS(ESI+)m/z359(M+H)
+。
【0704】
実施例56F
(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
実施例56E(0.5g、1.395mmol)及びトリエチルアミン(0.389mL、2.79mmol)のジクロロメタン(6.34mL)中溶液に25℃で、シクロヘキサンカルボニルクロライド(0.233mL、1.744mmol)を滴下した。混合物を2時間攪拌し、飽和NaHCO
3水溶液(5mL)及び1N NH
4OH水溶液(1mL)で洗浄し、濃縮した。混合物をヘプタン10mLで磨砕し、環境温度で0.5時間放置し、粗沈殿(1.5g)を回収した。沈殿をジクロロメタン3mLに溶かし、12gカラムに負荷し、20分間の期間をかけての0−70%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行って、所望の生成物(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレートを得た(0.52g、1.110mmol、収率80%)。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm7.76−7.64(m、2H)、7.45−7.32(m、3H)、5.44(d、J=8.9Hz、1H)、5.09(dd、J=11.1、8.9Hz、1H)、4.12(d、J=10.1Hz、1H)、3.33(t、J=10.6Hz、1H)、2.55(s、1H)、2.11−1.98(m、1H)、1.85(dd、J=9.6、2.0Hz、3H)、1.77(dd、J=9.6、2.0Hz、3H)、1.72(d、J=15.0Hz、1H)、1.65(s、1H)、1.59(s、9H)、1.56−1.42(m、3H)、1.33−1.20(m、1H)、1.18−1.04(m、3H)、0.70−0.59(m、1H);MS(ESI−)m/z467(M−H)−.
【0705】
実施例56G
(2S,3S,4S,5S)−tert−ブチル4−アミノ−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
50mL圧力瓶中、実施例56F(0.52g、1.110mmol)及びテトラヒドロフラン(20mL)の溶液に、RaNi:2800、水スラリー(3g、23.00mmol)に加えた。反応液を約0.34MPa(50psi)水素及び環境温度で16時間攪拌した。反応液を濾過し、溶媒を減圧下に除去し、12gカラムに負荷し、20分間の期間をかけての0−9%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行って、(2S,3S,4S,5S)−tert−ブチル4−アミノ−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレートを得た(0.432g、0.985mmol、収率89%)。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm7.76−7.69(m、2H)、7.43(td、J=7.4、6.8、0.9Hz、2H)、7.37−7.31(m、1H)、4.95(d、J=8.2Hz、1H)、4.03(d、J=9.7Hz、1H)、3.80−3.74(m、1H)、3.47(dd、J=10.3、8.1Hz、1H)、2.56(s、1H)、2.16−2.06(m、2H)、1.92−1.82(m、6H)、1.72(t、J=12.5Hz、2H)、1.60(s、1H)、1.57(s、9H)、1.46(m、3H)、1.34−1.22(m、1H)、1.12(tt、J=12.4、6.3Hz、3H)、0.72−0.59(m、1H);MS(ESI+)m/z439(M+H)
+。
【0706】
実施例56H
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(30.7mg、0.150mmol)、実施例56G(60mg、0.137mmol)及び塩化亜鉛(II)(18.64mg、0.137mmol)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、1mL)中溶液に、水素化ホウ素シアノナトリウム(12.89mg、0.205mmol)を加え、反応液を環境温度で2時間攪拌した。溶媒を除去し、得られた残留物を、20分間の期間をかけての0−60%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行う12gシリカゲルカートリッジを用いてクロマトグラフィー精製して、粗取得物を得た(84mg、0.134mmol、98%収率)。粗取得物を2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.5mL、6.49mmol)に溶かし、3時間攪拌した。溶媒を除去し、粗取得物を、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸、トリフルオロ酢酸を得た(42mg、0.061mmol、収率44.8%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.62−7.45(m、3H)、7.39−7.18(m、4H)、7.06(d、J=8.7Hz、1H)、5.15(d、J=7.4Hz、1H)、4.12(s、1H)、3.73(s、3H)、3.61(d、J=2.7Hz、2H)、3.32(t、J=7.3Hz、1H)、2.50(s、1H)、2.44(s、1H)、2.31−2.12(m、1H)、1.76−1.69(m、6H)、1.67(s、1H)、1.49(m、2H)、1.27(q、J=12.1Hz、1H)、1.10(m、4H)、0.77(bs、1H);MS(ESI+)m/z571(M+H)
+。
【0707】
[実施例57]
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ニコチンアルデヒド(30.9mg、0.150mmol)、実施例56G(60mg、0.137mmol)及び塩化亜鉛(II)(18.64mg、0.137mmol)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、1mL)中溶液に、水素化ホウ素シアノナトリウム(12.89mg、0.205mmol)を加え、反応液を環境温度で2時間攪拌した。溶媒を除去し、得られた残留物を、20分間の期間をかけての0−60%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行う12gシリカゲルカートリッジを用いてクロマトグラフィー精製して、固体を得た(80mg、0.127mmol、93%)。固体を2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.5mL、6.49mmol)に溶かし、環境温度で3時間攪拌した。溶媒を除去し、粗取得物を、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−(((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸、トリフルオロ酢酸塩を得た(45mg、0.066mmol、収率48.0%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.34(d、J=2.1Hz、1H)、7.67(d、J=2.4Hz、1H)、7.57(s、2H)、7.37−7.15(m、3H)、5.15(d、J=7.4Hz、1H)、4.10(s、1H)、3.86(s、3H)、3.57(s、2H)、3.29(t、J=7.8Hz、1H)、2.44(s、1H)、2.39(bs、1H)、2.21(bs、1H)、1.78−1.68(m、6H)、1.66(m、2H)、1.49(m、2H)、1.35−1.20(m、1H)、1.09(m、4H)、0.73(bs、1H);MS(ESI+)m/z572.0(M+H)
+。
【0708】
[実施例58]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−N−(メタンスルホニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキサミド
【0709】
実施例58A
rac−(2R,3S,4R,5R)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸塩酸塩
マイクロ波リアクター(Biotage(R) Initiator)中、rac−(2R,3S,4R,5R)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(コア2、2.0g、6.24mmol)の38%濃塩酸(12mL、20.84mmol)及び1,4−ジオキサン(4mL)中溶液を、100℃で1時間照射した。沈殿を濾過によって回収し、酢酸エチル(5mL)で洗浄して、標題化合物を塩酸塩として得た(2.04g、5.77mmol、収率92%)。LC/MS(ESI+)m/z293.1(M+H)
+。
【0710】
実施例58B
rac−(2R,3S,4R,5R)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
実施例58A(8.0g、24.33mmol)及びトリエチルアミン(6.78mL、48.7mmol)のジクロロメタン(50mL)中溶液に0℃で、シクロヘキサンカルボニルクロライド(2.497g、17.03mmol)を加えた。混合物を0℃で2時間攪拌し、ジクロロメタン(100mL)で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液(25mL)及びブライン(25mL)で洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(9.5g、22.19mmol、収率91%)。LC/MS(ESI+)m/z403.2(M+H)
+。
【0711】
実施例58C
rac−(2R,3S,4R,5R)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−N−(メチルスルホニル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキサミド
実施例58B(8.00g、19.88mmol)及び1,1′−カルボニルジイミダゾール(9.67g、59.6mmol)の1,2−ジクロロエタン(100mL)中溶液を42℃で5分間攪拌した。その混合物に、メタンスルホンアミド(9.45g、99mmol)及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU、8.99mL、59.6mmol)(使用前に4Åモレキュラーシーブスで脱水したDBU)を加えた。混合物を42℃で2時間攪拌し、酢酸エチル(200mL)で希釈し、1N HCl水溶液(30mL)及びブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(8.8g、12.48mmol、収率62.8%)。LC/MS(ESI+)m/z480.2(M+H)
+。
【0712】
実施例58D
rac−(2R,3R,4R,5R)−4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−N−(メチルスルホニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキサミド
実施例58C(5.00g、10.43mmol)の38%濃塩酸(10mL、10.43mmol)及びエタノール(50mL)中溶液に、亜鉛粉末(13.63g、209mmol)を加えた。混合物を60℃で2時間攪拌した。固体を濾過し、酢酸エチル(5mL)で洗浄して粗生成物を得て、それを、Combi−Flashカラムクロマトグラフィー(移動相:H
2O(5mmol NH
4HCO
3)(A)/CH
3OH(B))によってさらに精製して、標題化合物(2R,3R,4R,5R)−4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−N−(メチルスルホニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキサミドを得た(845mg、1.748mmol、収率17%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.60(d、J=8Hz、2H)、7.39(t、J=8Hz、2H)、7.31(t、J=8Hz、1H)、4.71(s、1H)、4.55(d、J=12Hz、1H)、3.64(d、J=4Hz、1H)、3.29(s、3H)、2.50(dd、J=4Hz、8Hz、1H)、2.05−2.08(m、1H)、1.73−1.82(m、2H)、1.09−1.52(m、7H)、1.09(s、9H)、0.73−0.74(m、1H);LC/MS(ESI+)m/z450.3(M+H)
+。
【0713】
実施例58E
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−N−(メタンスルホニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキサミド
5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(61.6mg、0.320mmol)、rac−(2R,3R,4R,5R)−4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−N−(メチルスルホニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキサミド(120mg、0.267mmol)及び塩化亜鉛(II)(7.27mg、0.053mmol)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、2mL)中混合物を、環境温度で10分間攪拌して無色溶液を得た。水素化ホウ素シアノナトリウム(25.2mg、0.400mmol)を加え、混合物を1時間攪拌し、ジクロロメタン(10mL)を加えた。有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、0−20%勾配のメタノール/ジクロロメタンで溶離を行う12gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、ラセミ体生成物を得て、それをキラルSFC[装置:Aurora−2、カラム:Whelk−O1(S,S)、5−50%メタノール:CO
2、3mL/分で10分、150バール]によって単離した。第1の溶出化合物は(2R,3R,4R,5R)−3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−N−(メチルスルホニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキサミド(45mg、収率26.9%)であった。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm11.5(s、1H)、7.63−7.52(m、2H)、7.36(d、J=2.6Hz、1H)、7.35−7.27(m、2H)、7.24(d、J=2.4Hz、1H)、7.22(d、J=2.6Hz、1H)、6.89(d、J=8.6Hz、1H)、4.89(s、1H)、4.41(d、J=11.0Hz、1H)、3.97(d、J=13.5Hz、1H)、3.84(d、J=13.6Hz、1H)、3.77(s、3H)、3.17(s、4H)、2.21(dd、J=11.0、4.7Hz、1H)、2.02(s、1H)、1.82(s、1H)、1.66(d、J=10.1Hz、2H)、1.48(d、J=10.7Hz、2H)、1.26(s、9H)、1.20(s、2H)、1.11(d、J=4.9Hz、2H)、0.95(s、9H)、0.73(s、1H);MS(ESI+)m/z626.1(M+H)
+。第2の溶出化合物は標題化合物(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−N−(メチルスルホニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキサミド(58.0mg、収率34.7%)であった。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm11.49(s、1H)、7.62−7.53(m、2H)、7.36(d、J=2.6Hz、1H)、7.31(t、J=7.5Hz、2H)、7.23(dd、J=8.6、2.5Hz、2H)、4.89(s、1H)、4.41(d、J=11.0Hz、1H)、3.97(d、J=13.5Hz、1H)、3.4(d、J=13.5Hz、1H)、3.77(s、3H)、3.16(s、4H)、2.21(dd、J=11.0、4.7Hz、1H)、2.02(s、1H)、1.82(s、1H)、1.66(d、J=10.1Hz、2H)、1.48(d、J=10.8Hz、2H)、1.26(s、9H)、1.18−1.10(m、4H)、0.94(s、9H)、0.73(s、1H);MS(ESI+)m/z626.1(M+H)
+。
【0714】
[実施例59]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0715】
実施例59A
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例36Bに代えて実施例45Aを用い、実施例36Cに記載の手順に従って標題化合物を製造した。
【0716】
実施例59B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例45Cに代えて実施例59Aを用い、実施例45Dに記載の手順に従って標題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.87(s、1H)、7.31(t、J=7.9Hz、1H)、7.19(t、J=7.6Hz、1H)、7.16−7.10(m、2H)、6.97(s、1H)、6.93(d、J=2.5Hz、1H)、6.72(d、J=8.5Hz、1H)、5.6(s、1H)、4.59(d、J=1.7Hz、1H)、3.74(d、J=11.4Hz、2H)、3.55(d、J=13.6Hz、1H)、3.51(s、3H)、3.46(d、J=6.8Hz、1H)、3.26(d、J=13.8Hz、2H)、2.37−2.31(m、1H)、1.89(s、1H)、1.74−1.30(m、6H)、1.18(s、9H)、0.97(s、9H);MS(ESI+)m/z617.2(M+H)
+。
【0717】
[実施例60]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0718】
実施例60A
(2S,3R,4S,5S)−1−tert−ブチル2−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
コア11(18.2g、50mmol)をテトラヒドロフラン100mLに溶かし、ジ−tert−ブチルジカーボネート(16.37g、75mmol)を加えた。反応混合物を加熱して50℃として3時間経過させ、その時点で変換が完了していたことがLC−MSによって示された。フラスコを冷却して環境温度とし、イミダゾール(3.4g、50mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で5分間攪拌し、次にメチルtert−ブチルエーテル(100mL)で希釈した。懸濁液を1M HCl水溶液(50mLで3回)、次に飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物23gを得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.18(dd、J=4.8、1.7Hz、1H)、8.06(dd、J=7.7、1.8Hz、1H)、6.97(ddd、J=7.7、4.7、0.9Hz、1H)、5.63(d、J=8.3Hz、1H)、5.48(ddd、J=8.3、2.5、1.0Hz、1H)、4.50(d、J=3.2Hz、1H)、4.24(q、J=7.1Hz、2H)、2.92(t、J=2.9Hz、1H)、2.75(s、6H)、1.95(s、1H)、1.28(td、J=7.1、0.9Hz、3H)、1.20(s、9H)、1.03(s、9H);MS(ESI+)m/z465.3(M+H)
+。
【0719】
実施例60B
(2S,3S,4S,5S)−1−tert−ブチル2−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
50mLHast Cリアクター中、実施例60A(20.6g、44.3mmol)及びテトラヒドロフラン(200mL)を、ラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(81g、621mmol)に加え、混合物を約0.41MPa(60psi)水素及び60℃で22時間及び25℃で16時間攪拌した。反応混合物をフリット漏斗で濾過し、フィルターケーキをテトラヒドロフラン50mLで洗浄した。濾液を減圧下に濃縮して、標題化合物(18.9g)を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.32−8.00(m、2H)、6.97(dd、J=7.5、4.8Hz、1H)、5.19(d、J=6.7Hz、1H)、4.27(d、J=3.0Hz、1H)、4.18(qq、J=7.0、3.8Hz、2H)、3.75(dd、J=6.7、2.2Hz、1H)、2.75(s、6H)、2.01(t、J=2.6Hz、1H)、1.25(t、J=7.1Hz、3H)、1.15(s、9H)、1.00(s、9H);MS(ESI+)m/z435.1(M+H)
+。
【0720】
実施例60C
(2S,3S,4S,5S)−1−tert−ブチル2−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−((2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)ベンジル)アミノ)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
実施例60B(130mg、0.299mmol)及び2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)ベンズアルデヒド(中間体5、73.3mg、0.359mmol)をジクロロエタン(1496μL)に溶かした。水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(89mg、0.419mmol)を1回で加え、反応液を環境温度で0.5時間攪拌し、その時点でLC−MSによって反応は完結していた。溶液をジクロロメタン(5mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液1mLを加えた。混合物を10分間攪拌し、ジクロロメタン5mLで3回抽出し、合わせた有機抽出液を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。取得物をシクロペンチルメチルエーテル(5mL)に溶かした。HCl/シクロペンチルメチルエーテル(3M、0.2mL、0.6mmol)を加えた。溶液をヘプタン(10mL)で希釈し、得られた固体材料をフリット漏斗での濾過によって除去して、標題化合物を得た(197mg)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.28(d、J=7.8Hz、1H)、8.19(d、J=5.1Hz、1H)、7.08(s、1H)、7.00(d、J=8.6Hz、1H)、6.84(s、1H)、6.78(d、J=8.1Hz、1H)、5.28(d、J=6.4Hz、1H)、4.38(d、J=1.7Hz、1H)、4.17(q、J=7.1Hz、2H)、3.74−3.58(m、4H)、3.55(s、3H)、2.76(brs、6H)、2.20(m、2H)、2.08−1.91(m、3H)、1.77−1.70(m、1H)、1.33(s、3H)、1.22(t、J=7.1Hz、3H)、1.16(s、9H)、1.02(s、9H);MS(ESI+)m/z623.1(M+H)
+。
【0721】
実施例60D
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−((2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)ベンジル)アミノ)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例60C(200mg、0.303mmol)をジクロロメタン2mLに溶かし、トリフルオロ酢酸0.5mLを加えた。環境温度で2時間後、反応混合物を減圧下に濃縮し、1M NaOH水溶液とジクロロメタンとの間で分配した。有機抽出液を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して粗生成物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた(160mg)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.13(dd、J=4.6、1.9Hz、1H)、7.98(dd、J=7.6、2.0Hz、1H)、6.99−6.85(m、2H)、6.85−6.65(m、2H)、4.42(s、1H)、4.13(qt、J=7.1、3.5Hz、2H)、3.59(brs、4H)、3.43−3.22(m、2H)、3.08(brs、1H)、2.82(brs、1H)、2.72(s、6H)、2.20(ddd、J=10.6、6.2、4.0Hz、2H)、2.12(dd、J=5.9、1.9Hz、1H)、2.07−1.89(m、3H)、1.75(tdd、J=9.2、7.2、4.2Hz、1H)、1.33(s、3H)、1.20(t、J=7.1Hz、3H)、0.96(s、9H);MS(ESI+)m/z523.2(M+H)
+。
【0722】
実施例60E
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−((2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)ベンジル)アミノ)−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例60D(160mg、0.306mmol)をジクロロメタン2mLに溶かし、溶液を氷浴で冷却し、次にトリエチルアミン(0.171mL、1.224mmol)及びテトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニルクロライド(59.1mg、0.398mmol)のジクロロメタン(0.5mL)中溶液を加えた。5分後、反応混合物をメチルtert−ブチルエーテル(30mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(15mL)とともに15分間攪拌し、メチルtert−ブチルエーテルで抽出した(10mLで3回)。合わせた抽出液を濃縮して、粗残留物を得て、それを5分間かけての0:100から60:40メチルtert−ブチルエーテル:ヘプタン及び定組成60:40メチルtert−ブチルエーテル:ヘプタンで溶離を行う40gシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、二つのジアステレオマー生成物を得た。第1の溶出ピーク、(57mg)が標題化合物であった。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.17(s、2H)、6.93(dd、J=8.4、2.5Hz、2H)、6.83−6.62(m、2H)、5.56(s、1H)、4.67(s、1H)、4.21−4.01(m、3H)、3.75(d、J=11.4Hz、1H)、3.55(brs、2H)、3.48(s、3H)、3.24(s、2H)、2.69(s、6H)、2.19(t、J=9.3Hz、2H)、2.10−1.88(m、3H)、1.80−1.60(m、2H)、1.43(d、J=42.0Hz、3H)、1.32(s、5H)、1.19(t、J=7.0Hz、4H)、1.01(s、9H);MS(ESI+)m/z635.6(M+H)
+。
【0723】
実施例60F
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例60E(54mg、0.085mmol)をテトラヒドロフラン0.2mL及び水(0.200mL)及びメタノール(0.100mL)混合物に溶かした。水酸化リチウム水和物(17.85mg、0.425mmol)を加え、懸濁液を加熱して50℃として1時間経過させ、その時点でLC−MSは完全な変換を示した。バイアルを冷却して環境温度とし、ジクロロメタン(20mL)で希釈し、1M HCl水溶液でpH3−4の酸性とした。層を分離した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、N
2気流下で50℃で濃縮して、標題化合物49mgを得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.19(dd、J=4.8、1.6Hz、2H)、7.05−6.92(m、2H)、6.83−6.72(m、2H)、5.57(d、J=6.6Hz、1H)、4.60(s、1H)、3.81−3.58(m、6H)、3.52(s、3H)、3.29(d、J=13.7Hz、1H)、2.71(s、6H)、2.66(brs、1H)、2.44(s、1H)、2.25−2.14(m、2H)、2.10−1.88(m、3H)、1.81−1.62(m、3H)、1.51−1.36(m、3H)、1.33(s、3H)、1.00(s、9H);MS(ESI+)m/z607.3(M+H)
+。
【0724】
[実施例61]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0725】
実施例61A
(2S,3R,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−イソプロピル−フェニル)−4−ニトロ−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−tert−ブチルエステル2−エチルエステル
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(コア8、3.15g、8.69mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(25mL)中溶液に、ジ−tert−ブチルジカーボネート(2.84g、13mmol、1.5当量)を加えた。反応混合物を55℃で終夜攪拌し、イミダゾール(591mg、8.69mmol、1当量)で反応停止し、酢酸エチルで希釈した。得られた溶液を1N HCl水溶液、水及びブラインで洗浄した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。標題化合物(4.2g、定量的収率)を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。LC/MS(ESI+)m/z463.4(M+H)
+。
【0726】
実施例61B
(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−tert−ブチル−5−(2−イソプロピル−フェニル)−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−tert−ブチルエステル2−エチルエステル
亜鉛末(12.2g、187mmol、21当量)を、実施例61A(8.69mmol、1当量)の酢酸(30mL)及び酢酸エチル(100mL)中溶液に加えた。得られた混合物を60℃で1時間攪拌した。反応混合物を珪藻土で濾過し、酢酸エチルで洗浄し、濃縮し、飽和NaHCO
3水溶液で反応停止した。粗混合物を酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。合わせた有機層をMgSO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。標題化合物(4.5g、定量的)を、それ以上精製せずに以降の段階で用いた。LC/MS(ESI+)m/z433.5(M+H)
+。
【0727】
実施例61C
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−5−(2−イソプロピル−フェニル)−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−tert−ブチルエステル2−エチルエステル
NaBH
3CN(8mg、0.12mmol、1.2当量)を、実施例61B(40mg、0.09mmol、1.0当量)及び5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンズアルデヒド(19mg、0.1mmol、1.1当量)の酢酸/酢酸ナトリウム/メタノール緩衝液(2mL)中溶液に加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌した。混合物を濃縮し、残留物をジクロロメタンと水との間で分配した。有機相を濃縮乾固し、残留物をシリカゲル(ヘプタン/酢酸エチル100/0から70/30)で精製して、標題化合物を得た(350mg、57%)。LC/MS(ESI+)m/z609.6(M+H)
+。
【0728】
実施例61D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−5−(2−イソプロピル−フェニル)−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
トリフルオロ酢酸(CAS番号76−05−1、350μL)を、保護された(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−5−(2−イソプロピル−フェニル)−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−tert−ブチルエステル2−エチルエステル(145mg、0.25mmol、1.0当量)のジクロロメタン中溶液に加えた。反応液を室温で終夜攪拌し、溶媒を減圧下に除去した。残留物をジクロロメタンとNaHCO
3飽和水溶液との間で分配した。有機相を濃縮乾固し、残留物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール100/0から97/3)によって精製して、標題化合物を得た(90mg、70%)。LC/MS(ESI+)m/z509.8(M+H)
+。
【0729】
実施例61E
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−5−(2−イソプロピル−フェニル)−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸2−エチルエステル1−イソプロピルエステル
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−5−(2−イソプロピル−フェニル)−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(45mg、0.08mmol、1.0当量)及びトリエチルアミン(22μL、0.16mmol、2.0当量)のジクロロメタン(2mL)中溶液を攪拌しながら、それに室温でクロルギ酸イソプロピル(CAS番号108−23−6、90μL、0.09mmol、1.1当量)を加えた。反応混合物を1時間攪拌し、水で洗浄し、有機相を濃縮乾固させた。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル100/0から85/15)によって精製して、標題化合物を得た(52mg、100%);LC/MS(ESI+)m/z596.0(M+H)
+。
【0730】
実施例61F
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−5−(2−イソプロピル−フェニル)−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−イソプロピルエステル
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−5−(2−イソプロピル−フェニル)−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸エチルエステル1−イソプロピルエステル(52mg、0.08mmol、1.0当量)のメタノール(1mL)中溶液を、室温でLiOH(1.0M水溶液)(240μL、0.24mmol、3.0当量)で処理し、混合物を45℃で96時間攪拌した。反応完了後、2N HCl水溶液を加え、溶媒を減圧下に除去した。残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール100/0から95/5)によって精製した。生成物分画を合わせ、濃縮乾固させて、標題化合物を得た(33mg、72%)。LC/MS(ESI+)m/z567.7(M+H)
+。
【0731】
[実施例62]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S
*)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0732】
実施例62A
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−5−(2−イソプロピル−フェニル)−1−(テトラヒドロ−ピラン−2−カルボニル)−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル
テトラヒドロ−ピラン−2−カルボン酸(CAS番号51673−83−7、13mg、0.10mmol、1.3当量)のジクロロメタン(1mL)中溶液を攪拌しながら、それにGhosez試薬(1−クロロ−N,N,2−トリメチル−1−プロペニルアミン、CAS番号26189−59−3、32μL、0.24mmol、3.0当量)を加えた。反応混合物を0℃で5分間攪拌し、ジクロロメタン(1mL)中の実施例61D(45mg、0.08mmol、1.0当量)及びジエチルアミン(56μL、0.32mmol、4.0当量)を加えた。反応混合物を0℃で10分間及び室温で1.5時間攪拌した。水を加え、2相を分離し、有機相を濃縮乾固させた。残留物を、シリカゲルでのクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル100/0から85/15)によって精製して、標題化合物をジアステレオマーの混合物として得た(54mg、100%)。LC/MS(ESI+)m/z621.6(M+H)
+。
【0733】
実施例62B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−5−(2−イソプロピル−フェニル)−1−((S)−テトラヒドロ−ピラン−2−カルボニル)−ピロリジン−2−カルボン酸
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−ベンジルアミノ)−5−(2−イソプロピル−フェニル)−1−(テトラヒドロ−ピラン−2−カルボニル)−ピロリジン−2−カルボン酸エチルエステル(54mg、0.08mmol、1.0当量)のメタノール(2mL)中溶液を、室温でLiOH(1.0M水溶液)(240μL、0.24mmol、3.0当量)で処理し、混合物を45℃で96時間攪拌した。反応完了後、2N HCl水溶液を加え、溶媒を減圧下に除去した。残留物をシリカゲル(ジクロロメタン/メタノール100/0から95/5)で精製した。生成物分画を合わせ、濃縮乾固させ、標題化合物である実施例62B(8mg、17%、第2の溶出ジアステレオマー)を得た。LC/MS(ESI+)m/z593.8(M+H)
+。実施例I−217(9mg、17%)も、第1の溶出ジアステレオマーとして得た。
【0734】
[実施例63]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[4−(3−クロロフェニル)オキサン−4−イル]メチル}アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
4mLバイアルに、攪拌バーを入れ、それに[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4)800μL中の(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(実施例7B、25mg、0.063mmol)を加えた。これに、4−(3−クロロフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボアルデヒド(13mg、0.07mmol)のメタノール(200μL)を加え、次に水素化ホウ素シアノナトリウム(5mg、0.081mmol)を加えた。反応混合物の溶液を室温で終夜攪拌した。第1の段階が完了したら、粗取得物を脱水し、残留物に、テトラヒドロフラン及びメタノールの3:2混合物及び5M水酸化リチウム水溶液300μLを加え、45℃でさらに終夜攪拌した。残留物をジメチルスルホキシドに溶かし、逆相HPLC(トリフルオロ酢酸法)によって精製した。サンプルを、Phenomenex(R) Luna(R) C8(2) 5μm 100Å AXIAカラム(30mm×150mm)での分取HPLCによって精製した。ACN(A)及び0.1%トリフルオロ酢酸/水(B)の勾配を、流量50mL/分(0−0.5分5%A、0.5−8.5分直線勾配5−100%A、8.7−10.7分100%A、10.7−11.0分直線勾配100−5%A)で用いて、所望の化合物を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.35(s、2H)、7.17(t、J=5.9Hz、2H)、7.15−7.06(m、3H)、6.93(t、J=2.0Hz、1H)、6.87(dt、J=7.5、1.7Hz、1H)、5.08(d、J=7.0Hz、1H)、4.41(d、J=2.6Hz、1H)、3.56−3.41(m、2H)、3.37(ddd、J=11.5、7.5、3.5Hz、1H)、3.30−3.23(m、2H)、2.64(d、J=12.0Hz、1H)、2.26(d、J=11.8Hz、1H)、2.15(s、2H)、1.83−1.74(m、1H)、1.66−1.37(m、7H)、1.18(t、J=12.6Hz、3H)、1.06(d、J=19.8Hz、2H)、0.93(s、9H);MS(APCI)m/z581.1(M+H)
+。
【0735】
[実施例64]
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
【0736】
実施例64A
2−エチル1−イソプロピル(2S,3S,4S,5S)−4−((5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
(2S,3S,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート(実施例66B、84.9mg、0.202mmol)及び実施例51B(61.9mg、0.284mmol)をジクロロエタン(2mL)に溶かした。水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(69.0mg、0.326mmol)を加え、反応液を環境温度で1時間攪拌した。反応液をジクロロメタン(25mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(25mL)で反応停止し、30分間攪拌した。有機層を単離し、水層をジクロロメタン(25mL)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をヘプタンに溶かし、HCl(3Mシクロペンチルメチルエーテル中溶液、2mL)を滴下した。得られた固体を濾過によって除去し、乾燥させて、生成物をHCl塩として得た(126.4mg、97%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.26(d、J=8.1Hz、1H)、8.19(d、J=5.0Hz、1H)、7.10−7.03(m、1H)、6.97(d、J=8.3Hz、1H)、6.81(s、1H)、6.76(d、J=8.1Hz、1H)、5.33(d、J=6.5Hz、1H)、4.63(p、J=6.2Hz、1H)、4.40(d、J=1.7Hz、1H)、4.17(q、J=7.1Hz、2H)、3.68−3.52(m、5H)、3.30(d、J=14.2Hz、1H)、3.14(s、1H)、2.77(t、J=2.4Hz、6H)、2.45(s、1H)、1.95(s、6H)、1.22(t、J=7.1Hz、3H)、1.05−0.98(m、12H)、0.86(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z607(M+H)
+。
【0737】
実施例64B
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
実施例64A(126.4mg、0.197mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液(1M、1.0mL、1.0mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。反応液を、1M HCl水溶液(1mL)を加えることでpH=5の酸性とし、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(10%エタノール/酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を得た(58.2mg、51%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.21−8.12(m、2H)、6.98−6.89(m、2H)、6.77(d、J=2.2Hz、1H)、6.71(d、J=8.3Hz、1H)、5.29(d、J=6.4Hz、1H)、4.60(p、J=6.2Hz、1H)、4.33(d、J=1.6Hz、1H)、3.53(d、J=13.8Hz、1H)、3.46(d、J=5.7Hz、4H)、3.22(d、J=13.8Hz、1H)、2.62(d、J=0.9Hz、6H)、2.49(s、1H)、2.33(d、J=1.6Hz、1H)、1.94(s、6H)、1.04−0.96(m、12H)、0.81(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z579(M+H)
+。
【0738】
[実施例65]
(2S,3S,4S,5S)−1−(ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボニル)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0739】
実施例65A
(2S,3S,4S,5S)−1−tert−ブチル2−エチル3−(tert−ブチル)−4−((2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
(2S,3S,4S,5S)−1−tert−ブチル2−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−フェニルピロリジン−1,2−ジカルボキシレート(実施例34B、1.3g、3.33mmol)及び2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(0.680g、3.33mmol)をジクロロエタン(11.10mL)に溶かした。水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(0.882g、4.16mmol)を加え、反応混合物を環境温度で15分間攪拌し、その時点で、LC−MSによって反応は完結していた。得られた懸濁液をメチルtert−ブチルエーテル(30mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(20mL)とともに15分間攪拌した。層を分離し、有機層を減圧下に濃縮して粗残留物を得て、それを40gシリカゲルカラムに負荷し、20分間かけての0:100から15:85酢酸エチル:ヘプタンで溶離して、標題化合物1.45gを得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.59−7.40(m、2H)、7.35−7.14(m、3H)、7.13−7.01(m、3H)、4.96(d、J=6.8Hz、1H)、4.31(d、J=2.7Hz、1H)、4.12(q、J=7.1Hz、2H)、3.64(s、3H)、3.49−3.27(m、3H)、2.27(t、J=2.5Hz、1H)、1.20(d、J=7.1Hz、3H)、1.18(d、J=3.3Hz、9H)、0.99(s、9H);MS(ESI+)m/z579.1(M+H)
+。
【0740】
実施例65B
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
実施例65A(1.25g)をジクロロメタン(10mL)及びトリフルオロ酢酸(5mL)の混合物に溶かし、溶液を環境温度で1時間攪拌し、次に減圧下に濃縮し、ジクロロメタン10mLで2回共沸脱水した。残留物を酢酸エチル(20mL)に溶かし、1M NaOH水溶液(10mLで3回)及びブライン(10mL)で洗浄してから、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物(1.0g)を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm7.39−7.31(m、4H)、7.30−7.24(m、1H)、7.13−7.01(m、2H)、6.90(d、J=1.5Hz、1H)、4.29−4.17(m、3H)、3.74(d、J=5.7Hz、1H)、3.63(s、3H)、3.42(s、1H)、3.32(d、J=14.4Hz、1H)、3.12(dd、J=4.7、1.3Hz、1H)、2.15(dd、J=5.8、1.3Hz、1H)、1.76(brs、2H)、1.28(t、J=7.2Hz、3H)、1.00(s、9H);MS(ESI+)m/z479.5(M+H)
+。
【0741】
実施例65C
エチル(2S,3S,4S,5S)−1−(ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボニル)−3−(tert−ブチル)−4−((2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボン酸(29.4mg、0.233mmol)をジクロロメタン(1mL)に溶かした。オキサリルクロライド(40μL、0.457mmol)を加え、次にN,N−ジメチルホルムアミド(10μL)を加えた。反応液を室温で3時間攪拌し、その時点で反応液を濃縮し、ジクロロメタン(1mL)に再溶解し、再度濃縮した。残留物をジクロロメタンに取り(1mLで2回)、ジクロロメタン(1mL)中の(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(実施例65B)(54.7mg、0.114mmol)及びトリエチルアミン(50μL、0.359mmol)に加えた。反応液を環境温度で17時間攪拌した。反応液を濃縮し、粗残留物を、酢酸アンモニウム法を用いる逆相によって精製して、標題化合物を得た(64.9mg、97%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.58(d、J=7.5Hz、2H)、7.32(t、J=7.5Hz、2H)、7.28−7.22(m、1H)、7.11−7.02(m、3H)、5.24(d、J=6.8Hz、1H)、4.52(d、J=2.7Hz、1H)、4.10(q、J=7.1Hz、2H)、3.64(s、3H)、3.51−3.31(m、4H)、2.28(d、J=2.7Hz、1H)、1.69−1.53(m、3H)、1.49−1.30(m、3H)、1.18(t、J=7.1Hz、3H)、1.13(s、1H)、0.98(s、9H)、0.65(s、1H);MS(ESI+)m/z587(M+H)
+。
【0742】
実施例65D
(2S,3S,4S,5S)−1−(ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−カルボニル)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
実施例65C(64.9mg、0.111mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液(1M、0.5mL、0.5mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(0.5mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(52.5mg、71%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.61−7.54(m、2H)、7.36(t、J=7.6Hz、2H)、7.32−7.25(m、1H)、7.20−7.07(m、3H)、5.32(d、J=6.9Hz、1H)、4.53(d、J=2.2Hz、1H)、3.71−3.67(m、4H)、3.64(d、J=14.2Hz、1H)、3.40(d、J=14.2Hz、1H)、2.44−2.37(m、2H)、1.81−1.03(m、7H)、1.00(s、9H)、0.79−0.60(m、1H);MS(ESI+)m/z559(M+H)
+。
【0743】
[実施例66]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
【0744】
実施例66A
(2S,3R,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
CH
2Cl
2(8.3mL)中の(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート塩酸塩(コア11、1g、2.494mmol)を、室温で、トリエチルアミン(1.1mL、7.89mmol)で処理し、次にクロルギ酸イソプロピル(1Mトルエン中溶液)(4.6mL、4.60mmol)で処理した。反応液を室温で終夜攪拌した。揮発分を減圧下に除去し、粗取得物を、5%から80%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。標題化合物0.548g(49%収率)を得た。
1H NMR(501MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.20(dd、J=4.8、1.9Hz、1H)、8.05(dd、J=7.7、1.9Hz、1H)、7.03(dd、J=7.7、4.8Hz、1H)、5.64(m、1H)、5.52(dd、J=8.5、3.0Hz、1H)、4.64(m、1H)、4.47(m、1H)、4.23(qd、J=7.2、1.4Hz、2H)、2.97(m、1H)、2.71(s、6H)、1.26(t、J=7.1Hz、3H)、1.14−0.85(m、6H)、0.98(s、9H);MS(ESI+)m/z451.1(M+H)
+。
【0745】
実施例66B
(2S,3S,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
250mLSS圧力瓶中、テトラヒドロフラン(20mL)中の実施例66A(0.548g、1.216mmol)を、秤量(1.59g、12.19mmol)後に溶媒洗浄したラネー(R)−ニッケル2800、水スラリーに加え、アルゴンを3回流し入れ、水素を流し入れ、約0.34MPa(50psi)の水素下に60℃で17時間振盪した。混合物をポリプロピレン膜で濾過し、濾液を減圧下に濃縮して、標題化合物0.474g(収率93%)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.23−8.11(m、2H)、7.00(dd、J=7.6、4.8Hz、1H)、5.15(d、J=6.5Hz、1H)、4.50(m、1H)、4.24−4.10(m、3H)、3.73(m、1H)、2.72(s、6H)、2.03(m、1H)、1.22(t、J=7.1Hz、3H)、1.16−0.89(m、6H)、0.96(s、9H);MS(ESI+)m/z421.1(M+H)
+。
【0746】
実施例66C
(2S,3S,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
ジクロロエタン(0.5mL)中の5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(0.022g、0.113mmol)及び実施例66B(0.050g、0.119mmol)を水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(0.034g、0.159mmol)で処理し、反応液を室温で攪拌した。130分後、混合物を飽和NaHCO
3水溶液0.5mLで処理し、混合物を30分間高撹拌した。相を分離し、水層をCH
2Cl
2で3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、粗標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに次の反応に用いた。MS(APCI+)m/z597.7(M+H)
+。
【0747】
実施例66D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
テトラヒドロフラン(0.9mL)及びメタノール(0.9mL)中の実施例66C(0.067g、0.113mmol)を水酸化リチウム(1M水溶液)(0.9mL、0.900mmol)で処理し、反応混合物を45℃で終夜攪拌した。その後、反応混合物を、1N HCl水溶液でpH1の酸性とし、混合物を減圧下に濃縮した。アセトニトリルとの共沸で過剰の水分を除去し、粗生成物を、Phenomenex(R) Luna(R) C8(2) 5μm 100Å AXIAカラム(30mm×75mm)での逆相HPLCによって精製した。アセトニトリル(A)及び0.1%トリフルオロ酢酸/水(B)の勾配を、流量50mL/分(0−1.0分5%A、1.0−8.5分直線勾配5−100%A、8.5−11.5分100%A、11.5−12.0分直線勾配95−5%A)で用いて、標題化合物を得た(0.0232g、収率36%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.23−8.12(m、2H)、7.18(dd、J=8.5、2.6Hz、1H)、7.03(m、2H)、6.77(d、J=8.6Hz、1H)、5.34(d、J=6.4Hz、1H)、4.62(m、1H)、4.37(d、J=1.5Hz、1H)、3.75−3.60(m、2H)、3.53(s、3H)、3.34(d、J=13.6Hz、1H)、2.68(s、6H)、2.44(m、1H)、1.20(s、9H)、1.02(m、12H)、0.84(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z569.2(M+H)
+。
【0748】
[実施例67]
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−1−[(1R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0749】
実施例67A
エチル(2S,3S,4S,5S)−4−((5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−3−(tert−ブチル)−1−((R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
実施例69D(28.3mg、0.065mmol)及び実施例51B(15.0mg、0.074mmol)をメタノール(1mL)に溶かし、環境温度で3時間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(25.2mg、0.401mmol)を加え、反応液を環境温度でさらに16時間攪拌した。反応混合物をジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、酢酸アンモニウム法を用いる逆相によって精製して、標題化合物を得た(23.9mg、59%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.57(s、2H)、7.29(d、J=24.7Hz、3H)、6.92(dd、J=8.3、2.2Hz、1H)、6.74−6.68(m、2H)、5.18(d、J=6.9Hz、1H)、4.52(d、J=3.0Hz、1H)、4.11(qd、J=7.1、1.3Hz、2H)、3.51(s、3H)、3.44(d、J=13.4Hz、3H)、3.29(d、J=13.7Hz、1H)、2.49(s、1H)、2.36(s、1H)、1.94(s、6H)、1.90−1.41(m、6H)、1.23−1.16(m、5H)、0.99(s、9H);MS(ESI+)m/z623(M+H)
+。
【0750】
実施例67B
(2S,3S,4S,5S)−4−({[5−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−2−メトキシフェニル]メチル}アミノ)−3−tert−ブチル−1−[(1R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
実施例67A(21.6mg、0.035mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液(1M、0.5mL、0.5mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(0.5mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物(18.5mg、75%)をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.54(s、2H)、7.36(t、J=7.4Hz、2H)、7.28(t、J=7.3Hz、1H)、6.98(dd、J=8.3、2.3Hz、1H)、6.81−6.73(m、2H)、5.26(d、J=7.0Hz、1H)、4.51(d、J=2.3Hz、1H)、3.67−3.57(m、3H)、3.53(s、3H)、3.36(d、J=13.6Hz、1H)、2.50(s、1H)、1.99(s、1H)、1.96(s、6H)、1.93−1.10(m、8H)、0.99(s、9H);MS(ESI+)m/z595(M+H)
+。
【0751】
[実施例68]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0752】
実施例68A
(2S,3S,4S,5S)−1−tert−ブチル2−エチル3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−(2−イソプロピルフェニル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
5−シクロブチル−2−メトキシニコチンアルデヒド(0.084g、0.440mmol)及び(2S,3S,4S,5S)−1−tert−ブチル2−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート(実施例61B;0.200g、0.462mmol)をジクロロエタン(2.2mL)に溶かし、次に水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(0.131g、0.616mmol)で処理した。反応液を室温で30分間攪拌した。混合物を飽和NaHCO
3水溶液2.2mLで処理し、混合物を室温で15分間高撹拌した。次に、相を分離し、水層をCH
2Cl
2で3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。10%から50%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって、標題化合物0.225g(収率84%)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.86(m、1H)、7.72(m、1H)、7.23(m、3H)、7.12(m、1H)、5.13(m、1H)、4.33(d、J=1.1Hz、1H)、4.07(m、2H)、3.44(m、1H)、3.37(s、3H)、3.37−3.28(m、1H)、3.19(m、2H)、2.85(m、1H)、2.34(m、1H)、2.22−2.12(m、2H)、2.00−1.84(m、3H)、1.76(m、1H)、1.37−0.87(m、27H);MS(ESI+)m/z608.2(M+H)
+。
【0753】
実施例68B
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−(2−イソプロピルフェニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
CH
2Cl
2(1.8mL)中の実施例68A(0.224g、0.369mmol)をトリフルオロ酢酸(0.71mL、9.21mmol)で処理し、反応液を室温で攪拌した。2時間後、混合物を減圧下に濃縮し、残留物をCH
2Cl
2に取り、1N NaOH水溶液で2回及びブラインで1回洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物0.131g(収率70%)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.73(d、J=2.4Hz、1H)、7.64(d、J=7.7Hz、1H)、7.28−7.07(m、5H)、4.43(d、J=4.9Hz、1H)、4.14(qd、J=7.0、2.2Hz、2H)、3.66(s、1H)、3.63(d、J=5.8Hz、1H)、3.41−3.24(m、2H)、3.21−3.05(m、2H)、3.01(m、1H)、2.29−2.15(m、3H)、2.04−1.87(m、3H)、1.82(m、1H)、1.26−1.13(m、9H)、0.98(m、9H);MS(ESI+)m/z508.2(M+H)
+。
【0754】
実施例68C
(2S,3S,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−(2−イソプロピルフェニル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
ジクロロエタン(0.2mL)中の実施例68B(0.025g、0.049mmol)を、トリエチルアミン(0.02mL、0.143mmol)及びクロルギ酸イソプロピル(1Mトルエン中溶液)(0.09mL、0.090mmol)で処理し、混合物を45℃で終夜攪拌した。その後、混合物を冷却して室温とし、酢酸エチルで希釈し、水で2回及びブラインで1回洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。5%から25%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって、標題化合物0.030g(定量的)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.87(m、1H)、7.73(m、1H)、7.21(m、2H)、7.10(m、2H)、5.26(d、J=6.3Hz、1H)、4.62(m、1H)、4.42(d、J=1.6Hz、1H)、4.12(q、J=7.1Hz、2H)、3.56(s、3H)、3.47−3.35(m、3H)、3.17(m、1H)、3.04(m、1H)、2.37(m、1H)、2.26(m、2H)、1.98−1.83(m、4H)、1.19(m、6H)、1.07(d、J=6.8Hz、3H)、1.02(s、9H)、1.00(d、J=6.1Hz、3H)、0.81(d、J=6.1、3H);MS(ESI+)m/z594.3(M+H)
+。
【0755】
実施例68D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
テトラヒドロフラン(0.4mL)及びメタノール(0.4mL)中の実施例68C(0.029g、0.049mmol)を、水酸化リチウム(1M水溶液)(0.4mL、0.400mmol)で処理し、反応液を45℃で5時間攪拌した。その後、混合物を冷却して室温とし、1N HCl水溶液0.5mLで処理し、減圧下に濃縮した。アセトニトリルとの共沸で過剰の水分を除去し、残留物をPhenomenex(R) Luna(R) C8(2) 5μm 100Å AXIAカラム(30mm×75mm)での逆相HPLCによって精製した。アセトニトリル(A)及び0.1%トリフルオロ酢酸/水(B)の勾配を、流量50mL/分(0−1.0分5%A、1.0−8.5分直線勾配5−100%A、8.5−11.5分100%A、11.5−12.0分直線勾配95−5%A)で用いて、標題化合物を得た(0.0076g、収率27%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.85−7.75(m、2H)、7.29−7.07(m、4H)、5.28(d、J=6.4Hz、1H)、4.61(p、J=6.2Hz、1H)、4.39(d、J=1.6Hz、1H)、3.54(d、J=14.1Hz、1H)、3.57(s、3H)、3.54(m、1H)、3.42−3.36(m、2H)、3.23(d、J=14.2Hz、1H)、3.04(t、J=6.7Hz、1H)、2.41(m、1H)、2.30−2.20(m、2H)、2.05−1.88(m、3H)、1.82(m、1H)、1.20(d、J=6.7Hz、3H)、1.08(d、J=6.8Hz、3H)、1.02(s、9H)、1.00(d、J=6.2Hz、3H)、0.80(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z566.3(M+H)
+。
【0756】
[実施例69]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(1R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0757】
実施例69A
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−1−((R)−3−オキソシクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
及び
実施例69B
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−1−((S)−3−オキソシクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(コア7、0.995g、2.79mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶かし、トリエチルアミン(0.972mL、6.97mmol)を加えた。反応液を氷浴で冷却し、3−オキソシクロヘキサンカルボニルクロライド(0.537g、3.35mmol)を、ジクロロメタン5mL中溶液として滴下した。5分後、氷浴を外し、飽和塩化アンモニウム水溶液(30mL)及び酢酸イソプロピル200mLとエタノール3mLを加えた。有機層を除去し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して残留物を得て、それを、40分かけての5−100%酢酸エチル/ヘプタンを用いる80gシリカゲルカートリッジを用いて精製して、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−1−((R)−3−オキソシクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレートを得た(0.554g、1.246mmol、収率44.7%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.54(s、2H)、7.26(q、J=7.5、7.0Hz、3H)、5.71(d、J=9.0Hz、1H)、5.62(dd、J=8.8、3.6Hz、1H)、4.72(d、J=3.8Hz、1H)、4.25(q、J=7.1Hz、2H)、3.06(t、J=3.7Hz、1H)、2.85−2.76(m、3H)、2.42−2.31(m、1H)、2.29−2.14(m、2H)、2.08(d、J=15.1Hz、1H)、1.79(s、1H)、1.45(d、J=9.8Hz、1H)、1.28(td、J=7.1、0.9Hz、3H)、1.01(s、9H);MS(APCI+)m/z445(M+H)
+。他方の異性体は(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−1−((S)−3−オキソシクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレートであった(0.414g、0.931mmol、収率33.4%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.54(d、J=7.1Hz、2H)、7.26(q、J=7.8Hz、3H)、5.70(d、J=8.9Hz、1H)、5.64(dd、J=8.8、2.9Hz、1H)、4.75(d、J=3.4Hz、1H)、4.24(q、J=7.1Hz、2H)、3.01(t、J=3.2Hz、1H)、2.91−2.76(m、1H)、2.33−2.16(m、2H)、2.10(d、J=14.7Hz、1H)、1.99−1.78(m、3H)、1.68(tdd、J=12.8、8.7、4.6Hz、1H)、1.61−1.45(m、1H)、1.28(t、J=7.1Hz、3H)、1.01(s、9H);MS(APCI+)m/z445(M+H)
+。絶対立体化学は、シクロヘキシルアミド周囲の第1の溶出化合物(R)についてのX線回折解析によって決定した。
【0758】
実施例69C
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−((R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサンカルボニル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
三フッ化ジエチルアミノ硫黄(DAST、282μL、2.133mmol)のジクロロメタン(1.8mL)中溶液に、実施例69A(158mg、0.355mmol)のジクロロメタン(1.8mL)中溶液を加えた。反応混合物を室温で4時間攪拌した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液20mLで10分間かけて反応停止し、ジクロロメタン75mLで希釈した。層を分離し、水層を追加のジクロロメタン50mLで抽出し、有機層を、5−100%酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行う12gシリカゲルカートリッジを用いて精製して、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−((R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサンカルボニル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレートを得た(114mg、0.244mmol、収率68.7%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.55(s、2H)、7.27(d、J=7.9Hz、3H)、5.77−5.53(m、2H)、4.72(s、1H)、4.25(q、J=7.1Hz、2H)、3.05(t、J=3.5Hz、1H)、2.05(s、1H)、1.94−1.44(m、4H)、1.39−1.10(m、5H)、1.01(d、J=1.8Hz、10H)、0.91−0.79(m、1H);MS(APCI+)m/z467(M+H)
+。
【0759】
実施例69D
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−((R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
8mL圧力瓶中、テトラヒドロフラン(3.5mL)中の実施例69C(114mg、0.244mmol)を、秤量(344mg、2.64mmol)後に溶媒洗浄したラネー(R)−ニッケル2800、水スラリーに加えた。混合物にアルゴン4回を流し入れ、水素を流し入れ、約0.41MPa(60psi)の水素下に環境温度で終夜振盪した。混合物をポリプロピレン膜で濾過し、溶媒を減圧下に除去して、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−((R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサンカルボニル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレートを得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.58(s、2H)、7.33(t、J=7.5Hz、2H)、7.25(t、J=7.2Hz、1H)、5.04(d、J=7.2Hz、1H)、4.39(dd、J=7.9、4.6Hz、1H)、4.16(q、J=7.1Hz、2H)、3.70(dd、J=7.3、4.3Hz、1H)、2.07(s、1H)、2.02−1.89(m、1H)、1.91−1.59(m、2H)、1.60−1.46(m、1H)、1.37(s、1H)、1.27−1.21(m、3H)、1.22−1.04(m、1H)、1.00(s、9H)、0.89−0.71(m、3H);MS(APCI+)m/z467(M+H)
+。
【0760】
実施例69E
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−1−((R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
5−シクロブチル−2−メトキシニコチンアルデヒド(0.021g、0.109mmol)及び実施例69D(0.050g、0.115mmol)をジクロロエタン(0.6mL)に溶かし、水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(0.032g、0.153mmol)で処理した。反応液を室温で30分間攪拌した。混合物を飽和NaHCO
3水溶液0.6mLで処理し、混合物を室温で15分間高撹拌した。次に、相を分離し、水層をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。そうして得られた標題化合物を、それ以上精製せずに次の段階に用いた。MS(APCI+)m/z612.6(M+H)
+。
【0761】
実施例69F
(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−1−((R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
テトラヒドロフラン(0.9mL)及びメタノール(0.9mL)中の実施例69E(0.067g、0.109mmol)を水酸化リチウム(1M水溶液)(0.9mL、0.900mmol)で処理し、反応液を45℃で終夜攪拌した。その後、反応混合物を減圧下に濃縮し、さらにアセトニトリルとの共沸で脱水した。残留物をトリフルオロ酢酸0.13mL及び酢酸エチル0.7mLで処理し、溶液をシリカゲルカラムに乗せ、4:3:1ヘプタン−酢酸エチル−エタノール(定組成)で溶離を行った。そうして得られた部分精製生成物を、Phenomenex(R) Luna(R) C8(2) 5μm 100Å AXIAカラム(30mm×75mm)での逆相HPLCによってさらに精製した。アセトニトリル(A)及び0.1%トリフルオロ酢酸/水(B)の勾配を、流量50mL/分(0−1.0分5%A、1.0−8.5分直線勾配5−100%A、8.5−11.5分100%A、11.5−12.0分直線勾配95−5%A)で用いて、標題化合物を得た(0.0165g、収率26%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.81(d、J=2.5Hz、1H)、7.58(m、2H)、7.32(dt、J=28.9、7.2Hz、3H)、7.19(d、J=2.4Hz、1H)、5.29(m、1H)、4.54−4.46(m、1H)、3.67(s、3H)、3.65−3.52(m、2H)、3.36(m、2H)、2.44(m、1H)、2.33−2.21(m、2H)、2.07−1.52(m、11H)、1.21(m、2H)、0.99(s、9H);MS(ESI+)m/z584.2(M+H)
+。
【0762】
[実施例70]
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
【0763】
実施例70A
(2S,3R,4S,5S)−2−tert−ブチル1−イソプロピル3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
実施例56E(0.1g、0.279mmol)及びトリエチルアミン(0.1mL、0.717mmol)のトルエン(0.1mL)中溶液に環境温度で、イソプロピルカルボノクロリデート/トルエン(0.446mL、0.446mmol)を滴下し、45℃で3時間攪拌し、1N NH
4OH水溶液(1mL)で洗浄し、濃縮して、残留物を得た。粗取得物をジクロロメタン1mLに溶かし、12gカートリッジに負荷し、20分間の期間をかけての0−40%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行って、標題化合物(2S,3R,4S,5S)−2−tert−ブチル1−イソプロピル3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−1,2−ジカルボキシレートを得た(91mg、0.205mmol、収率73.4%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm7.58(d、J=7.0Hz、2H)、7.38−7.28(m、3H)、5.39(d、J=41.2Hz、1H)、5.05(t、J=9.2Hz、1H)、4.97−4.69(m、1H)、4.08(s、1H)、3.35(t、J=9.1Hz、1H)、2.56(s、1H)、1.84(dd、J=9.6、1.9Hz、3H)、1.76(dd、J=9.5、2.0Hz、3H)、1.60(s、9H)、1.55(s、6H);MS(DCI+)m/z445(M+H)
+。
【0764】
実施例70B
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−(((6−(tert−ブチル)−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−1−(イソプロポキシカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
8mL圧力瓶中、テトラヒドロフラン(3mL)中の実施例70A(90mg、0.202mmol)を、ラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(334mg、2.56mmol)に加え、アルゴンを4回流し入れ、水素を流し入れ、約0.345MPa(50psi)の水素下に終夜振盪した。反応液を濾過し、溶媒を減圧下に除去して、所望の生成物(2S,3S,4S,5S)−2−tert−ブチル1−イソプロピル4−アミノ−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−5−フェニルピロリジン−1,2−ジカルボキシレートを得た(75mg、0.181mmol、収率35.9%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm7.61(d、J=7.4Hz、2H)、7.35(t、J=7.5Hz、2H)、7.27(m、1H)、4.86(t、J=44.0Hz、2H)、3.98(bs、1H)、3.41(t、J=8.4Hz、1H)、2.55(s、1H)、2.17(t、J=8.5Hz、1H)、1.84(qd、J=9.7、1.7Hz、6H)、1.57(s、9H)、1.20(bs、3H)、1.10(bs、3H);MS(ESI+)m/z415(M+H)
+。
【0765】
実施例70C
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−{[(6−tert−ブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
6−(tert−ブチル)−2−メトキシニコチンアルデヒド(15.85mg、0.082mmol)、実施例70B(34mg、0.082mmol)及び塩化亜鉛(II)(11.18mg、0.082mmol)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、1mL)中溶液に、水素化ホウ素シアノナトリウム(7.73mg、0.123mmol)を加え、反応液を環境温度で2時間攪拌した。溶媒を除去し、得られた残留物を、20分間の期間をかけての0−60%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行う12gシリカゲルカートリッジを用いてクロマトグラフィー精製した(48mg、0.080mmol、92%)。混合物を2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.5mL、6.49mmol)に溶かし、環境温度で5時間攪拌した。溶媒を除去し、粗取得物を水0.5mLに取り、1N NaHCO
3水溶液でpH7に調節し、ジエチルエーテル2mLで抽出した。溶媒留去後に、粗残留物を、15分の期間をかけての0−10%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行う4gシリカゲルカートリッジを用いるクロマトグラフィーによって精製して、(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−(((6−(tert−ブチル)−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−1−(イソプロポキシカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸を得た(34mg、0.063mmol、収率77%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.55−7.41(m、2H)、7.26(ddd、J=7.6、5.8、2.2Hz、3H)、7.23−7.16(m、1H)、6.80(d、J=7.5Hz、1H)、4.92(d、J=7.3Hz、1H)、4.62(p、J=6.2Hz、1H)、4.01(d、J=6.1Hz、1H)、3.74(d、J=0.9Hz、3H)、3.43(s、2H)、3.22(t、J=7.0Hz、1H)、2.44(s、1H)、2.37(t、J=6.4Hz、1H)、1.71(d、J=2.4Hz、6H)、1.26(d、J=0.7Hz、9H)、1.07(d、J=6.3Hz、3H)、0.93(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z536(M+H)
+。
【0766】
[実施例71]
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
【0767】
実施例71A
(2S,3R,4S,5S)−2−tert−ブチル1−イソプロピル3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(コア43、200mg、0.497mmol)をトルエン(0.745mL)に溶かし、トリエチルアミン(0.173mL、1.242mmol)を加え、次に、氷浴で冷却して約10℃とした後、イソプロピルカルボノクロリデート(0.298mL、0.596mmol)溶液をゆっくり加えた。添加中(2分)、添加は、温度を環境温度以下に維持するような速度とした。添加完了後、反応液を水浴から外し、環境温度で1時間攪拌した。混合物をジエチルエーテルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液とともに20分間攪拌してから、層を分離し、有機層を1M HCl水溶液で3回及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、粗取得物を得た。混合物をヘプタン1mLに溶かし、12gカートリッジに負荷し、20分間の期間をかけての0−60%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行って、所望の(2S,3R,4S,5S)−2−tert−ブチル1−イソプロピル3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−1,2−ジカルボキシレートを得た(225mg、0.461mmol、収率93%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm8.30(d、J=5.0Hz、2H)、7.04(t、J=6.4Hz、1H)、5.82(s、1H)、5.24(dd、J=8.1、5.7Hz、1H)、4.88(s、1H)、4.30(s、1H)、3.17(t、J=5.6Hz、1H)、2.78(s、7H)、2.62(s、1H)、1.94−1.73(m、6H)、1.59(d、J=2.9Hz、12H)、1.28(s、4H)、1.00(d、J=105.5Hz、4H);MS(ESI+)m/z489(M+H)
+。
【0768】
実施例71B
(2S,3S,4S,5S)−2−tert−ブチル1−イソプロピル4−アミノ−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
50mL圧力瓶中、実施例71A(224mg、0.458mmol)及びテトラヒドロフラン(10mL)をラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(630mg、4.83mmol)に加え、約0.34MPa(50psi)水素及び環境温度で16時間振盪した。反応液を濾過し、溶媒を減圧下に除去して、所望の生成物(2S,3S,4S,5S)−2−tert−ブチル1−イソプロピル4−アミノ−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート(205mg、0.447mmol、収率98%)を得た。取得物をジクロロメタン1mLに溶かし、12gカートリッジに負荷し、20分間の期間をかけての0−7%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行って、所望の(2S,3S,4S,5S)−2−tert−ブチル1−イソプロピル4−アミノ−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレートを得た(205mg、0.447mmol、収率98%)。
1H NMR(500MHz、クロロホルム−d)δppm8.50(d、J=7.6Hz、1H)、8.28(s、1H)、7.08(d、J=6.5Hz、1H)、5.46(dd、1H)、5.01−4.74(m、1H)、4.00(dd、1H)、3.59(t、J=8.6Hz、1H)、2.86(d、J=14.5Hz、6H)、2.56(s、1H)、2.08(t、J=8.9Hz、1H)、1.92−1.79(m、6H)、1.59(s、9H)、1.36−1.20(m、3H)、1.02(dd、3H);MS(ESI+)m/z459(M+H)
+。
【0769】
実施例71C
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(21mg、0.104mmol)、実施例71B(47.6mg、0.104mmol)及び塩化亜鉛(II)(14.14mg、0.104mmol)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、1mL)中溶液に、水素化ホウ素シアノナトリウム(9.78mg、0.156mmol)を加え、反応液を環境温度で2時間攪拌した。溶媒を除去し、得られた残留物を、20分間の期間をかけての0−70%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行う12gシリカゲルカートリッジを用いてクロマトグラフィー精製して、中間体を得た(35mg、0.055mmol、収率53.1%)。混合物を2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.5mL、6.49mmol)に溶かし、5時間攪拌した。溶媒を除去し、粗取得物を水0.5mLに取り、溶液を1N NaHCO
3水溶液でpH7に調節し、エチルエーテル2mLで抽出した。溶媒留去後、粗残留物を、15分の期間をかけての0−10%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行う4gシリカゲルカートリッジを用いるクロマトグラフィーによって精製して、(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−1−(イソプロポキシカルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸を得た(20mg、0.035mmol、収率33.3%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.20−8.10(m、2H)、7.12(dd、J=8.5、2.6Hz、1H)、6.97(d、J=2.6Hz、1H)、6.94(dd、J=7.6、4.7Hz、1H)、6.73(d、J=8.6Hz、1H)、5.28(d、J=6.2Hz、1H)、4.63(p、J=6.2Hz、1H)、4.16(d、J=2.6Hz、1H)、3.56(d、J=13.7Hz、1H)、3.50(s、3H)、3.33(d、J=13.8Hz、1H)、3.31−3.27(m、1H)、2.62(s、6H)、2.56(t、J=2.7Hz、1H)、2.49(s、1H)、1.70(t、J=1.4Hz、6H)、1.20(s、9H)、1.03(d、J=6.2Hz、3H)、0.87(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z579(M+H)
+。
【0770】
[実施例72]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0771】
実施例72A
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−(2−イソプロピルフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸(0.022g、0.171mmol)を、塩化チオニル(0.33mL、4.52mmol)中で1時間還流させた。混合物を冷却して室温とし、減圧下に濃縮し、過剰の残留塩化チオニルをCH
2Cl
2で3回追い出した。残留物を、実施例68B(0.087g、0.171mmol)のCH
2Cl
2(0.34mL)及びピリジン(0.17mL、2.102mmol)中溶液で処理した。反応液を室温で終夜攪拌した。その後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水で3回及びブラインで1回洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮し、得られた残留物を、0%から40%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。標題化合物0.085g(収率80%)を低純度で得たが、それをそれ以上精製せずに、次の反応に直接用いた。MS(ESI+)m/z620.3(M+H)
+。
【0772】
実施例72B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
テトラヒドロフラン(1.1mL)及びメタノール(1.1mL)中の実施例72A(0.085g、0.137mmol)及び水酸化リチウム(1M水溶液)(1.1mL、1.100mmol)を45℃で終夜攪拌した。その後、反応混合物を1N HCl水溶液1.2mLで酸性とし、減圧下に濃縮した。アセトニトリルとの共沸で過剰の水分を除去し、そうして得られた残留物を、Phenomenex(R) Luna(R) C8(2) 5μm 100Å AXIAカラム(30mm×75mm)での逆相HPLCによって精製した。アセトニトリル(A)及び0.1%トリフルオロ酢酸/水(B)の勾配を、流量50mL/分(0−1.0分5%A、1.0−8.5分直線勾配5−100%A、8.5−11.5分100%A、11.5−12.0分直線勾配95−5%A)で用いた。第2の主要溶出ピークである標題化合物0.0167g(収率21%)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.78(d、J=2.4Hz、1H)、7.65(m、1H)、7.30−7.15(m、3H)、7.07(m、1H)、5.40(d、J=6.5Hz、1H)、4.87(m、1H)、4.02(m、1H)、3.84(m、1H)、3.59(m、1H)、3.56(s、3H)、3.44−3.26(m、3H)、3.06(m、2H)、2.51(m、1H)、2.31−2.21(m、2H)、1.96(m、3H)、1.84−1.77(m、2H)、1.60−1.41(m、5H)、1.22(d、J=6.7Hz、3H)、1.07(d、J=6.8Hz、3H)、1.03(s、9H);MS(ESI+)m/z592.3(M+H)
+。
【0773】
[実施例73]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例72Bに記載の反応混合物の逆相HPLC精製から標題化合物(第1の主要溶出ピーク)を得た(0.0166g、収率21%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.86(d、J=7.9Hz、1H)、7.78(d、J=2.4Hz、1H)、7.35−7.21(m、2H)、7.17−7.13(m、2H)、5.62(m、1H)、4.63(d、J=1.5Hz、1H)、3.74(m、1H)、3.61(s、3H)、3.65−3.50(m、2H)、3.43−3.33(m、1H)、3.19(m、2H)、3.10(m、2H)、2.43(m、1H)、2.31−2.20(m、2H)、2.02−1.90(m、3H)、1.83(m、1H)、1.68(m、1H)、1.53(m、1H)、1.43−1.33(m、4H)、1.27(d、J=6.7Hz、3H)、1.08(d、J=6.8Hz、3H)、1.02(s、9H);MS(ESI+)m/z592.2(M+H)
+。
【0774】
[実施例74]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1S
*,2R
*,4R
*)−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0775】
実施例74A
(2S,3S,4S,5S)−1−tert−ブチル2−エチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−(2−イソプロピルフェニル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
実施例61B、5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(309mg、1.607mmol)、及び塩化亜鉛(II)(159mg、1.165mmol)のメタノール/酢酸/酢酸ナトリウム緩衝液(8mL)中懸濁液を、緩やかな加熱をしながら攪拌し、次にテトラヒドロフラン3mLを加えた。溶液を30分間攪拌し、次に水素化ホウ素シアノナトリウム(110mg、1.748mmol)を加え、反応液を室温で30分間攪拌した。窒素下に溶媒を除去した。残留物を重炭酸塩水溶液で希釈し、粗取得物をジクロロメタン200mLに取った。有機層を分離し、珪藻土で濾過し、濃縮し、40gシリカゲルカートリッジでの酢酸エチル/ヘプタン溶媒系を用いて精製して、(2S,3S,4S,5S)−1−tert−ブチル2−エチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−(2−イソプロピルフェニル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレートを得た(0.542g、0.890mmol、収率76%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.88(dd、J=7.9、1.4Hz、1H)、7.23−7.13(m、2H)、7.08(ddd、J=8.4、5.6、2.2Hz、2H)、6.88(d、J=2.6Hz、1H)、6.66(d、J=8.5Hz、1H)、5.21(d、J=6.2Hz、1H)、4.40(d、J=1.5Hz、1H)、4.11(qd、J=7.1、1.9Hz、2H)、3.49(dd、J=13.5、6.5Hz、1H)、3.41(s、3H)、3.38(d、J=6.3Hz、1H)、3.18(dd、J=13.5、6.2Hz、1H)、3.02(p、J=6.8Hz、1H)、2.37(d、J=1.4Hz、1H)、1.20(d、J=0.9Hz、3H)、1.18(d、J=2.2Hz、12H)、1.13(s、9H)、1.02(d、J=8.3Hz、13H);MS(ESI+)m/z609(M+H)
+。
【0776】
実施例74B
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−(2−イソプロピルフェニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
(2S,3S,4S,5S)−1−tert−ブチル2−エチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−(2−イソプロピルフェニル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート(0.455g、0.70mmol)をジクロロメタン(2.88mL)に溶かした。トリフルオロ酢酸(1.358mL、17.63mmol)を加え、反応液を室温で4時間攪拌した。反応液を濃縮し、ジクロロメタン(200mL)で希釈した。有機層を1M NaOH水溶液(50mLで2回)、ブライン(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−(2−イソプロピルフェニル)ピロリジン−2−カルボキシレートを得た(0.366g、0.719mmol、収率102%)。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm7.60(d、J=7.5Hz、1H)、7.31−7.26(m、2H)、7.24(dt、J=7.5、4.3Hz、1H)、7.13(dd、J=8.5、2.6Hz、1H)、6.96(d、J=2.5Hz、1H)、6.61(d、J=8.5Hz、1H)、4.43(d、J=4.4Hz、1H)、4.31−4.20(m、2H)、3.72(d、J=6.1Hz、1H)、3.51(d、J=13.2Hz、1H)、3.46(s、3H)、3.14(dd、J=4.5、1.3Hz、1H)、3.07(dt、J=13.7、3.7Hz、2H)、2.21(dd、J=6.0、1.3Hz、1H)、1.32(t、J=7.1Hz、3H)、1.26(s、9H)、1.23(d、J=6.8Hz、3H)、1.11(d、J=6.9Hz、3H)、1.07(s、9H);MS(ESI+)m/z508(M+H)
+。
【0777】
実施例74C
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(1S
*,2R
*,4R
*)−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
ジクロロメタン(10mL)中の(1S,2R,4R)−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸[カタログ番号EN300−77440](58.1mg、0.409mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド数滴に、オキサリルジクロライド(100mg、0.786mmol、0.4mL、2Mジクロロメタン中溶液)を加えた。混合物を環境温度で30分間攪拌し、溶媒を圧力下に除去し、新鮮なジクロロメタン(5mL)を加え、再度除去した。残留物をジクロロメタン(2mL)に溶かし、氷浴で冷却した実施例74B(160mg、0.315mmol)及びトリエチルアミン(0.175mL、1.258mmol)のジクロロメタン(10mL)中溶液に滴下した。混合物を氷浴下に1時間攪拌し、昇温させて環境温度とした。ジクロロメタン(10mL)を加えた。混合物をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、0−40%勾配の酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行う12gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物28mg(収率15%)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.77−7.69(m、1H)、7.29−7.21(m、2H)、7.15−7.10(m、2H)、6.95(d、J=2.5Hz、1H)、6.68(d、J=8.5Hz、1H)、5.39(d、J=6.4Hz、1H)、4.56(d、J=3.0Hz、1H)、4.41(t、J=5.0Hz、1H)、4.25(s、1H)、3.65(d、J=13.6Hz、1H)、3.45−3.37(m、2H)、3.39(s、3H)、3.29(d、J=13.6Hz、1H)、3.03(q、J=6.8Hz、1H)、2.54(q、J=6.8Hz、1H)、2.44(s、1H)、1.73−1.39(m、4H)、1.20(d、J=6.8Hz、3H)、1.18(s、9H)、1.02(s、9H)、0.99−0.97(m、3H);MS(ESI+)m/z605.3(M+H)
+。
【0778】
[実施例75]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(1R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0779】
実施例75A
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−1−((R)−3−オキソシクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
(R)−3−オキソシクロヘキサンカルボン酸(223mg、1.567mmol)のジクロロメタン(10mL)及びN,N−ジメチルホルムアミド2滴中溶液に、オキサリルジクロライド(1.567mL、3.13mmol)(2Mジクロロメタン中溶液)を加え、混合物を環境温度で30分間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、新鮮なジクロロメタンを加え、再度除去した。残留物をジクロロメタン(3mL)に溶かし、(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(実施例65B、500mg、1.045mmol)及びトリエチルアミン(0.583mL、4.18mmol)のジクロロメタン中溶液を冷却(氷浴)したものに滴下した。混合物を環境温度で1時間攪拌した。反応液をジクロロメタン及び少量のエタノールで希釈し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。濾過後、溶媒を除去し、粗取得物を、40分かけての5−100%勾配の酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行う40gシリカゲルカートリッジを用いて精製して、(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−1−((R)−3−オキソシクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレートを得た(0.471g、0.782mmol、収率74.8%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.58(s、2H)、7.28(dt、J=27.6、7.5Hz、3H)、7.15−6.97(m、3H)、5.23(d、J=6.9Hz、1H)、4.51(d、J=3.1Hz、1H)、4.11(q、J=7.1Hz、2H)、3.64(s、3H)、3.47(d、J=14.1Hz、2H)、3.38(d、J=14.3Hz、1H)、2.81−2.64(m、1H)、2.33(ddd、J=14.6、10.1、1.1Hz、2H)、2.26−2.11(m、2H)、2.08(s、1H)、1.77(s、1H)、1.57−1.30(m、1H)、1.19(t、J=7.1Hz、3H)、1.18−1.06(m、1H)、0.98(s、9H)、0.90−0.75(m、1H);MS(APCI+)m/z603(M+H)
+。
【0780】
実施例75B
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−((R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサンカルボニル)−4−((2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
三フッ化ジエチルアミノ硫黄(DAST、0.146mL、1.105mmol)のジクロロメタン(1mL)中溶液に、実施例75A(111mg、0.184mmol)のジクロロメタン(2mL)中溶液を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。反応液を25%だけ濃縮し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で注意深く反応停止した。粗取得物を、5−100%メチルtert−ブチルエーテル/ヘプタンで溶離を行う24gシリカゲルカートリッジを用いてクロマトグラフィー精製して、(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−((R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサンカルボニル)−4−((2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレートを得た(62mg、0.099mmol、収率53.9%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.57(s、2H)、7.38−7.20(m、3H)、7.14−6.98(m、3H)、5.20(d、J=6.9Hz、1H)、4.51(d、J=3.1Hz、1H)、4.12(q、J=7.1Hz、2H)、3.64(s、3H)、3.47(d、J=14.1Hz、2H)、3.38(d、J=14.2Hz、1H)、2.62−2.50(m、1H)、2.33(s、1H)、2.07−1.91(m、1H)、1.93−1.44(m、3H)、1.32−1.21(m、2H)、1.19(t、J=7.1Hz、3H)、1.16−1.07(m、1H)、1.02−0.96(m、9H)、0.89−0.80(m、1H);MS(APCI+)m/z625(M+H)
+。
【0781】
実施例75C
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−[(1R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサン−1−カルボニル]−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
実施例75B(69mg、0.110mmol)のメタノール(1mL)及びテトラヒドロフラン(1.0mL)中溶液に、水酸化リチウム(33mg、1.378mmol)の水(1mL)中溶液を加えた。反応液を45℃で3時間加温した。窒素気流下で溶媒を除去し、粗反応液を1N HCl水溶液1.4mLで中和した。粗生成物を、12gシリカゲルカートリッジでの酢酸エチル/エタノール/ヘプタン溶媒系を用いてクロマトグラフィー精製して、(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−1−((R)−3,3−ジフルオロシクロヘキサンカルボニル)−4−((2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸、塩酸を得た(45mg、0.071mmol、収率64.4%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.68(s、2H)、7.31−7.12(m、3H)、7.11−6.96(m、3H)、5.11(d、J=7.3Hz、1H)、4.33(s、1H)、3.69(s、3H)、3.42(d、J=15.1Hz、1H)、3.35(s、1H)、3.27(d、J=15.1Hz、1H)、2.40(s、1H)、1.93−1.84(m、1H)、1.83−1.64(m、2H)、1.64−1.42(m、2H)、1.36−1.20(m、2H)、0.95(s、9H)、0.90−0.79(m、2H);MS(APCI+)m/z597(M+H)
+。
【0782】
[実施例76]
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
【0783】
実施例76A
(2S,3R,4S,5S)−2−tert−ブチル1−イソプロピル3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
コア44(250mg、0.642mmol)をトルエン(1.2mL)に溶かし、トリエチルアミン(0.224mL、1.605mmol)を加え、次に、氷浴で冷却して約10℃とした後、イソプロピルカルボノクロリデート(0.385mL、0.770mmol)溶液をゆっくり加えた。添加中(2−3分)、添加は、温度が環境温度以下に維持されるような速度とした。添加完了後、反応液を水浴から外し、環境温度で1時間攪拌した。ジエチルエーテルを加え、混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液とともに20分間攪拌してから、層を分離し、有機層を1M HCl水溶液で3回及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、粗残留物を得た。混合物をヘプタン1mLに溶かし、20分間の期間をかけての0−50%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行う12gカートリッジに負荷して、所望の生成物(2S,3R,4S,5S)−2−tert−ブチル1−イソプロピル3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−1,2−ジカルボキシレートを得た(251mg、0.528mmol、収率82%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm8.25(s、1H)、8.13−8.04(m、1H)、6.92(dd、J=7.2、5.2Hz、1H)、5.65(s、1H)、5.29−5.10(m、1H)、4.92(s、1H)、4.28(s、1H)、3.95(d、J=1.0Hz、3H)、3.18(t、J=5.8Hz、1H)、2.62(s、1H)、1.93−1.72(m、6H)、1.59(s、9H)、1.29(s、3H)、1.16−0.84(m、3H);MS(ESI+)m/z476(M+H)
+。
【0784】
実施例76B
(2S,3S,4S,5S)−2−tert−ブチル1−イソプロピル4−アミノ−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
50mL圧力瓶中、実施例76A(250mg、0.526mmol)及びテトラヒドロフラン(15mL)を、ラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(700mg、5.37mmol)に加え、約0.34MPa(50psi)水素及び環境温度で16時間振盪した。反応液を濾過し、溶媒を減圧下に除去して、所望の生成物を得た。粗取得物をジクロロメタン1mLに溶かし、12gカートリッジに負荷し、20分間の期間をかけての0−5%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行って、所望の(2S,3S,4S,5S)−2−tert−ブチル1−イソプロピル4−アミノ−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレートを得た(187mg、0.420mmol、収率80%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm8.37(s、1H)、8.07(dd、J=4.9、1.9Hz、1H)、6.95(dd、J=7.3、5.0Hz、1H)、5.31(d、1H)、4.88(d、1H)、3.98(m、4H)、3.55(t、J=8.2Hz、1H)、2.53(s、1H)、2.12(t、J=8.3Hz、1H)、1.83(qd、J=9.6、1.7Hz、6H)、1.55(s、9H)、1.24(m、3H)、0.96(d、J=112.6Hz、3H);MS(ESI+)m/z446(M+H)
+。
【0785】
実施例76C
(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(15.19mg、0.079mmol)、実施例76B(32mg、0.072mmol)及び塩化亜鉛(II)(9.79mg、0.072mmol)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、1mL)中溶液に、水素化ホウ素シアノナトリウム(6.77mg、0.108mmol)を加え、反応液を環境温度で2時間攪拌した。溶媒を除去し、得られた残留物を、20分間の期間をかけての0−60%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行う12gシリカゲルカートリッジを用いてクロマトグラフィー精製した(42mg、0.068mmol、94%)。粗取得物を2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.5mL、6.49mmol)に溶かし、16時間攪拌した。溶媒を除去し、粗取得物を水0.5mLで希釈した。1N NaHCO
3水溶液でpHをpH7に調節し、ジエチルエーテル2mLで抽出した。溶媒留去後、粗取得物を、15分間の期間をかけての0−10%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行う4gシリカゲルカートリッジを用いるクロマトグラフィーによって精製して、(2S,3S,4S,5S)−3−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−1−(イソプロポキシカルボニル)−5−(2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸を得た(32mg、0.057mmol、収率79%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.13−7.93(m、2H)、7.14(dd、J=8.5、2.6Hz、1H)、6.98(d、J=2.5Hz、1H)、6.94(dd、J=7.1、5.2Hz、1H)、6.75(d、J=8.6Hz、1H)、5.06(s、1H)、4.59(d、J=29.3Hz、1H)、4.06(d、J=3.8Hz、1H)、3.69(s、3H)、3.53(d、J=13.6Hz、1H)、3.46(s、3H)、3.38−3.32(d、1H)、3.19(dd、J=6.6、4.2Hz、1H)、2.44(s、1H)、1.72−1.54(m、6H)、1.19(s、9H)、1.15−1.01(m、3H)、0.82(d、J=117.4Hz、3H);MS(ESI+)m/z566(M+H)
+。
【0786】
[実施例77]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0787】
実施例77A
1−(tert−ブチル)2−エチル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−4−(((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
実施例61B(106.9mg、0.247mmol)及び2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ニコチンアルデヒド(93.1mg、0.454mmol)をメタノール(1mL)に溶かし、環境温度で1時間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(82.5mg、1.313mmol)を加え、反応液を環境温度でさらに16時間攪拌した。反応液をジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、酢酸アンモニウム法を用いる逆相によって精製して、標題化合物を得た(105.7mg、69%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.29−8.24(m、1H)、7.90−7.84(m、1H)、7.49(d、J=2.4Hz、1H)、7.25−7.15(m、2H)、7.12−7.05(m、1H)、5.23(d、J=6.3Hz、1H)、4.39(d、J=1.6Hz、1H)、4.12(q、J=7.1Hz、2H)、3.71(s、3H)、3.45(dd、J=14.9、5.6Hz、1H)、3.37(d、J=6.4Hz、1H)、3.24(dd、J=15.1、5.2Hz、1H)、3.06(p、J=6.8Hz、1H)、2.32(d、J=1.5Hz、1H)、1.23−1.16(m、6H)、1.13(s、9H)、1.09(d、J=6.8Hz、3H)、1.02(s、9H);MS(ESI+)m/z622(M+H)
+。
【0788】
実施例77B
エチル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−4−(((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例77A(102.5mg、0.165mmol)をジクロロメタン(1mL)に溶かした。トリフルオロ酢酸(0.5mL、6.49mmol)を加え、反応液を環境温度で16時間攪拌した。反応混合物を濃縮して、標題化合物(124mg、100%)をビストリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.47−8.41(m、1H)、7.85(d、J=2.5Hz、1H)、7.66(d、J=7.8Hz、1H)、7.43−7.33(m、2H)、7.23(ddd、J=8.4、6.9、1.9Hz、1H)、4.57(d、J=4.2Hz、1H)、4.27−4.13(m、2H)、4.09(s、1H)、3.69(s、3H)、3.59(d、J=14.4Hz、1H)、3.44(d、J=4.3Hz、1H)、3.09(d、J=14.5Hz、1H)、2.95(p、J=6.8Hz、1H)、2.60(d、J=7.2Hz、1H)、1.23(t、J=7.1Hz、3H)、1.21−1.11(m、6H)、0.97(s、9H);MS(ESI+)m/z522(M+H)
+。
【0789】
実施例77C
2−エチル1−イソプロピル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−4−(((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
実施例77B(102.5mg、0.165mmol)をジクロロメタン(1.5mL)に溶かし、トリエチルアミン(0.10mL、0.717mmol)を加え、次にクロルギ酸イソプロピル(0.10mL、2M、0.20mmol)を加えた。反応液を環境温度で14時間攪拌した。反応液を酢酸エチル(35mL)で希釈し、1M HCl水溶液(35mL)で洗浄し、次にブライン(35mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(47.9mg、95%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.28(d、J=2.1Hz、1H)、7.86(dd、J=7.8、1.4Hz、1H)、7.50(d、J=2.4Hz、1H)、7.27−7.13(m、2H)、7.08(td、J=7.5、1.5Hz、1H)、5.27(d、J=6.4Hz、1H)、4.62(hept、J=6.2Hz、1H)、4.41(d、J=1.7Hz、1H)、4.13(q、J=7.0Hz、2H)、3.71(s、3H)、3.45(d、J=15.0Hz、1H)、3.38(dd、J=6.4、0.9Hz、1H)、3.24(d、J=15.0Hz、1H)、3.14−3.03(m、1H)、2.38−2.31(m、1H)、1.23−1.16(m、6H)、1.11(d、J=6.8Hz、3H)、1.04−0.97(m、12H)、0.81(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z608(M+H)
+。
【0790】
実施例77D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例77C(21.6mg、0.035mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液(1M、0.5mL、0.5mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(0.5mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、酢酸アンモニウム法を用いる逆相によって精製して、標題化合物を得た(27.7mg、61%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.32−8.23(m、1H)、7.87(dd、J=7.8、1.4Hz、1H)、7.52(d、J=2.5Hz、1H)、7.26−7.14(m、2H)、7.08(ddd、J=8.5、7.0、1.6Hz、1H)、5.25(d、J=6.5Hz、1H)、4.61(hept、J=6.2Hz、1H)、4.36(d、J=1.8Hz、1H)、3.70(s、3H)、3.48(d、J=15.0Hz、1H)、3.35(d、J=6.5Hz、1H)、3.23(d、J=15.0Hz、1H)、3.06(p、J=6.8Hz、1H)、2.36(t、J=1.1Hz、1H)、1.20(d、J=6.8Hz、3H)、1.09(d、J=6.8Hz、3H)、1.04−0.97(m、12H)、0.80(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z580(M+H)
+。
【0791】
[実施例78]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−{2−[(プロパン−2−イル)オキシ]ピリジン−3−イル}ピロリジン−2−カルボン酸
【0792】
実施例78A
(2S,3R,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロポキシピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
ジクロロメタン(10mL)中の(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロポキシピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(コア13、2.00g、5.27mmol)及びトリエチルアミン(5.88mL、42.2mmol)に、イソプロピルカルボノクロリデート(3.88g、31.6mmol)を環境温度で滴下した。混合物を環境温度で終夜攪拌し、ジクロロメタン(20mL)及び水(10mL)を加えた。有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。0−40%勾配の酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行う80gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによる精製によって、標題化合物2.26g(収率92%)を得た。
1H NMR(501MHz、クロロホルム−d)δppm8.06(dd、J=5.0、1.8Hz、2H)、6.84(dd、J=7.4、5.0Hz、1H)、5.52(d、J=7.9Hz、1H)、5.39(dd、J=14.6、7.8Hz、2H)、4.90(s、1H)、4.72(s、1H)、4.36(tq、J=7.1、3.4Hz、2H)、2.96(t、J=1.9Hz、1H)、1.43(d、J=6.1Hz、3H)、1.41(d、J=6.2Hz、3H)、1.38(t、J=7.1Hz、3H)、1.32−1.13(m、3H)、1.10(s、9H)、0.98(m、3H);MS(ESI+)m/z466(M+H)
+。
【0793】
実施例78B
(2S,3S,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロポキシピリジン−3−イル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
実施例10Bに代えて実施例78Aを用い、実施例10Cに記載の手順に従って標題化合物を製造した。LC/MS(ESI+)m/z436.62(M+H)
+。
【0794】
実施例78C
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−{2−[(プロパン−2−イル)オキシ]ピリジン−3−イル}ピロリジン−2−カルボン酸
2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド[CAS番号146539−83−5](30.9mg、0.152mmol)、実施例78B(60mg、0.138mmol)及び塩化亜鉛(II)(1.9mg、0.014mmol)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、2mL)中混合物を環境温度で10分間攪拌して、無色溶液を得た。水素化ホウ素シアノナトリウム(13.13mg、0.209mmol)を加え、混合物を1時間攪拌した。ジクロロメタン(10mL)及び水(10mL)を加えた。有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、[酢酸エチル/メタノール(10:1)]/ヘプタン0−40%で溶離を行う12gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、(2S,3S,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロポキシピリジン−3−イル)−4−((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレートを得て、それをメタノール(1.5mL)及び6M LiOH水溶液(0.5mL)に溶かした。混合物を50℃で4時間攪拌し、4M HCl/ジオキサンを加えることでpHを4〜5に調節し、混合物を濃縮した。残留物をジクロロメタン(2mL)に溶かし、濾過した。混合物を、0−20%勾配のメタノール/ジクロロメタンで溶離を行う4gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物74mg(収率90%)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.01−7.94(m、2H)、7.46(dd、J=8.6、2.3Hz、1H)、7.23(d、J=2.3Hz、1H)、6.99(d、J=8.6Hz、1H)、6.85(dd、J=7.4、4.9Hz、1H)、5.23−5.15(m、1H)、5.13(d、J=6.4Hz、1H)、4.71−4.60(m、1H)、4.35(d、J=1.8Hz、1H)、3.61(d、J=1.0Hz、3H)、3.55(d、J=14.4Hz、1H)、3.42(d、J=6.5Hz、1H)、3.31(d、J=14.4Hz、1H)、2.64(s、1H)、2.32(s、1H)、1.28−1.23(m、3H)、1.13(dd、J=6.1、1.1Hz、3H)、1.03(d、J=6.2Hz、3H)、0.97(d、J=1.0Hz、9H)、0.91(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z596.2(M+H)
+。
【0795】
[実施例79]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−{2−[(プロパン−2−イル)オキシ]ピリジン−3−イル}ピロリジン−2−カルボン酸
2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドに代えて2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ニコチンアルデヒド[CAS番号124432−66−2]を用い、実施例78Cに記載の手順に従って標題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.30(s、1H)、8.01−7.96(m、2H)、7.53(d、J=2.4Hz、1H)、6.88−6.83(m、1H)、5.21(p、J=6.1Hz、1H)、5.14(d、J=6.6Hz、1H)、4.65(hept、J=6.2Hz、1H)、4.35(d、J=1.9Hz、1H)、3.77(s、3H)、3.52(d、J=15.1Hz、1H)、3.42(dd、J=6.6、1.2Hz、1H)、3.30(d、J=15.1Hz、1H)、2.64(m、1H)、2.31(s、1H)、1.26(d、J=5.9Hz、3H)、1.15(d、J=6.1Hz、3H)、1.03(d、J=6.2Hz、3H)、0.98(s、9H)、0.91(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z597.2(M+H)
+。
【0796】
[実施例80]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
【0797】
実施例80A
2−エチル1−イソプロピル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−5−(2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−4−((2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)ベンジル)アミノ)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
実施例66B(62.0mg、0.147mmol)及び2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)ベンズアルデヒド(中間体5、35.1mg、0.172mmol)をメタノール(1mL)に溶かし、環境温度で3時間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(42.9mg、0.683mmol)を加え、反応液を環境温度でさらに16時間攪拌した。反応混合物をジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、酢酸アンモニウム法を用いる逆相によって精製して、標題化合物を得た(51.1mg、57%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.19−8.12(m、2H)、6.98−6.89(m、2H)、6.75(d、J=2.5Hz、1H)、6.70(d、J=8.4Hz、1H)、5.30(d、J=6.3Hz、1H)、4.61(hept、J=6.2Hz、1H)、4.39(d、J=1.6Hz、1H)、4.13(qd、J=7.1、2.7Hz、2H)、3.53−3.41(m、5H)、3.22(d、J=13.6Hz、1H)、2.62(s、6H)、2.37−2.28(m、1H)、2.26−2.14(m、2H)、2.07−1.88(m、3H)、1.80−1.66(m、1H)、1.32(s、3H)、1.19(t、J=7.1Hz、3H)、1.02−0.97(m、12H)、0.83(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z609(M+H)
+。
【0798】
実施例80B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
実施例80A(48.1mg、0.079mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液(1M、0.5mL、0.5mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(0.5mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、酢酸アンモニウム法を用いる逆相によって精製して、標題化合物を得た(27.7mg、61%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.21−8.11(m、2H)、6.97−6.91(m、2H)、6.79(d、J=2.5Hz、1H)、6.71(d、J=8.4Hz、1H)、5.29(d、J=6.4Hz、1H)、4.66−4.52(m、1H)、4.32(d、J=1.5Hz、1H)、3.56(d、J=13.8Hz、1H)、3.46(s、4H)、3.23(d、J=13.8Hz、1H)、2.61(d、J=1.0Hz、6H)、2.37−2.30(m、1H)、2.26−2.13(m、2H)、2.08−1.89(m、3H)、1.79−1.66(m、1H)、1.32(s、3H)、1.00(d、J=5.8Hz、12H)、0.81(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z581(M+H)
+。
【0799】
[実施例81]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−{2−[(プロパン−2−イル)オキシ]ピリジン−3−イル}ピロリジン−2−カルボン酸
2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドに代えて2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドを用い、実施例78Cに記載の手順に従って標題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.00(dd、J=4.9、1.9Hz、1H)、7.96(dd、J=7.3、1.9Hz、1H)、7.11(t、J=6.1Hz、2H)、7.05(s、1H)、6.87(dd、J=7.4、4.9Hz、1H)、5.19(hept、J=6.1Hz、1H)、5.12(d、J=6.5Hz、1H)、4.65(hept、J=6.2Hz、1H)、4.36(d、J=1.7Hz、1H)、3.61(s、3H)、3.54(d、J=14.5Hz、1H)、3.43(d、J=6.4Hz、1H)、3.37(d、J=14.5Hz、1H)、2.64(m、1H)、2.32(s、1H)、1.26(d、J=6.1Hz、3H)、1.14(d、J=6.2Hz、3H)、1.03(d、J=6.2Hz、3H)、0.97(s、9H)、0.91(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z596.2(M+H)
+。
【0800】
[実施例82]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0801】
実施例82A
(2S,3R,4S,5S)−2−tert−ブチル1−イソプロピル3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−4−ニトロピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(コア9、1.5g、3.84mmol)をトルエン(4.52mL)に溶かし、トリエチルアミン(1.338mL、9.60mmol)を加え、次に、氷浴で冷却して約10℃とした後、イソプロピルカルボノクロリデート(2.305mL、4.61mmol)溶液をゆっくり加えた。添加中(2−3分)、添加は、温度を室温若しくは室温以下に維持するような速度とした。添加が完了した時点で、反応混合物を水浴から外し、室温で1時間攪拌し、ジエチルエーテルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液とともに20分間攪拌してから、層を分離した。有機層を1M HCl水溶液及びブラインで3回洗浄し、次に硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。粗取得物を熱ヘプタン20mLで磨砕し、濾過し、濾液を濃縮した。残留物を24gカートリッジに負荷し、20分間の期間をかけての0−50%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行って、所望の生成物(2S,3R,4S,5S)−2−tert−ブチル1−イソプロピル3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−4−ニトロピロリジン−1,2−ジカルボキシレートを得た(1.55g、3.25mmol、収率85%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm7.93(d、J=7.9Hz、1H)、7.25(d、J=3.3Hz、2H)、7.15(ddd、J=8.4、5.3、3.3Hz、1H)、5.61(s、1H)、5.26(dd、J=8.5、1.5Hz、1H)、4.83(s、1H)、4.60(s、1H)、3.12−2.98(m、2H)、1.63(s、9H)、1.40(d、J=6.8Hz、3H)、1.30(d、J=6.8Hz、3H)、1.11(bs、12H)、0.74(s、3H);MS(ESI+)m/z477(M+H)
+。
【0802】
実施例82B
エチル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
20mLステンレス製圧力瓶中、実施例82A(513.3mg、1.075mmol)及びテトラヒドロフラン(8mL)を、ラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(140mg、1.075mmol)に加え、アルゴンを3回流し入れ、水素を流し入れ、約0.345MPa(50psi)の水素下に環境温度で14.6時間振盪した。反応液を濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(478mg、100%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.84(dd、J=7.8、1.6Hz、1H)、7.24(dd、J=7.8、1.5Hz、1H)、7.17(td、J=7.5、1.6Hz、1H)、7.08(td、J=7.5、1.6Hz、1H)、5.16(d、J=6.7Hz、1H)、4.61(p、J=6.2Hz、1H)、4.19(d、J=3.2Hz、1H)、3.60(dd、J=6.8、2.3Hz、1H)、3.14(p、J=6.7Hz、1H)、2.02(t、J=2.7Hz、1H)、1.48(s、9H)、1.27−1.17(m、6H)、1.04−0.97(m、12H)、0.83(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z447(M+H)
+。
【0803】
実施例82C
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例82B(48.9mg、0.109mmol)及び2−クロロ−6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン(55.7mg、0.285mmol)をジメチルスルホキシド(1mL)に溶かした。炭酸カリウム(106.3mg、0.5mmol)を加え、反応液を加熱して150℃として15時間経過させた。反応液を冷却して室温とし、メタノール(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物(27.8mg、38%)をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.03−7.95(m、1H)、7.14−7.02(m、3H)、6.47(s、1H)、6.17(s、1H)、5.54(d、J=9.6Hz、1H)、5.39(d、J=8.2Hz、1H)、5.23−5.11(m、1H)、4.64(hept、J=6.2Hz、1H)、4.26(d、J=5.7Hz、1H)、3.08(hept、J=6.8Hz、1H)、2.34(t、J=5.9Hz、1H)、2.30(s、3H)、1.13(d、J=6.8Hz、3H)、1.04(d、J=6.3Hz、3H)、1.02(d、J=0.7Hz、9H)、0.84(d、J=6.3Hz、3H)、0.80(dd、J=6.7、0.9Hz、3H);MS(ESI+)m/z550(M+H)
+。
【0804】
[実施例83]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0805】
実施例83A
2−(tert−ブチル)1−イソプロピル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−4−((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
実施例82B(48.2mg、0.108mmol)及び2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(40.6mg、0.199mmol)をメタノール(1mL)に溶かし、環境温度で1時間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(33.2mg、0.528mmol)を加え、反応液を環境温度でさらに16時間攪拌した。反応液をジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、酢酸アンモニウム法を用いる逆相によって精製して、標題化合物を得た(40.6mg、59%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.88(dd、J=7.9、1.4Hz、1H)、7.45−7.38(m、1H)、7.26−7.15(m、3H)、7.06(td、J=7.4、1.6Hz、1H)、6.94(d、J=8.6Hz、1H)、5.24(d、J=6.3Hz、1H)、4.62(hept、J=6.2Hz、1H)、4.30(d、J=1.7Hz、1H)、3.54(d、J=0.9Hz、3H)、3.47(dd、J=14.1、7.4Hz、1H)、3.34(dd、J=6.6、3.0Hz、1H)、3.24(dd、J=14.1、6.7Hz、1H)、3.06(h、J=6.9Hz、1H)、2.33(d、J=1.6Hz、1H)、1.41(d、J=0.8Hz、9H)、1.20(d、J=6.7Hz、3H)、1.10(d、J=6.8Hz、3H)、1.00(d、J=2.4Hz、12H)、0.83(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z635(M+H)
+。
【0806】
実施例83B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例83A(37.6mg、0.059mmol)をジクロロメタン(1mL)に溶かした。トリフルオロ酢酸(0.5mL、6.49mmol)を加え、反応液を環境温度で16時間攪拌した。反応液を濃縮し、標題化合物(41.0mg、100%)をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.82(dd、J=7.8、1.4Hz、1H)、7.51(dd、J=8.7、2.3Hz、1H)、7.31−7.20(m、3H)、7.15(td、J=7.4、1.8Hz、1H)、7.01(d、J=8.6Hz、1H)、5.29(d、J=6.4Hz、1H)、4.60(hept、J=6.2Hz、1H)、4.37(d、J=1.7Hz、1H)、3.69(d、J=13.9Hz、1H)、3.59−3.53(m、4H)、3.26(d、J=14.0Hz、1H)、3.04(h、J=6.8Hz、1H)、2.46(s、1H)、1.19(d、J=6.7Hz、3H)、1.10(d、J=6.8Hz、3H)、1.01(s、9H)、0.99(d、J=6.3Hz、3H)、0.77(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z579(M+H)
+。
【0807】
[実施例84]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0808】
実施例84A
エチル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−4−(((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
テトラヒドロピラン−2−カルボン酸(21.7mg、0.167mmol)をジクロロメタン(1mL)に溶かした。オキサリルクロライド(35.2mg、0.277mmol)を加え、次にN,N−ジメチルホルムアミド(10μL)を加えた。反応液を室温で3時間攪拌し、その時点で反応液を濃縮し、ジクロロメタン(1mL)に再溶解し、再度濃縮した。残留物をジクロロメタン(1mLで2回)に取り、実施例77B(97.0mg、0.129mmol)及びトリエチルアミン(150μL、1.076mmol)のジクロロメタン(1mL)中溶液に加えた。反応液を環境温度で18時間攪拌した。その後、混合物を濃縮し、ジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、2mL)に溶かし、酢酸アンモニウム法を用いる逆相によって精製した。標題化合物は、第1の溶出ジアステレオマーであった(27.1mg、33%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.29(s、1H)、7.89(d、J=7.9Hz、1H)、7.50(d、J=2.4Hz、1H)、7.30(d、J=7.7Hz、1H)、7.23(t、J=7.4Hz、1H)、7.11(t、J=7.5Hz、1H)、5.60(s、1H)、4.62(d、J=1.5Hz、1H)、3.74(s、3H)、3.54(d、J=14.9Hz、1H)、3.45(d、J=6.7Hz、1H)、3.22(d、1H)、3.15−3.08(m、4H)、2.37(s、1H)、1.72−1.32(m、6H)、1.27(d、J=6.7Hz、3H)、1.08(d、J=6.7Hz、3H)、1.01(s、9H);MS(ESI+)m/z634(M+H)
+。
【0809】
実施例84B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例84A(24.1mg、0.038mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液(1M、0.5mL、0.5mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(0.5mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物(19.5mg、62%)をビストリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.29(s、1H)、7.89(d、J=7.9Hz、1H)、7.50(d、J=2.4Hz、1H)、7.30(d、J=7.7Hz、1H)、7.23(t、J=7.4Hz、1H)、7.11(t、J=7.5Hz、1H)、5.60(s、1H)、4.62(d、J=1.5Hz、1H)、3.74(s、3H)、3.54(d、J=14.9Hz、1H)、3.45(d、J=6.7Hz、1H)、3.22(d、1H)、3.15−3.08(m、4H)、2.37(s、1H)、1.72−1.32(m、6H)、1.27(d、J=6.7Hz、3H)、1.08(d、J=6.7Hz、3H)、1.01(s、9H);MS(ESI+)m/z606(M+H)
+。
【0810】
[実施例85]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0811】
実施例85A
エチル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−4−(((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−1−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
テトラヒドロピラン−2−カルボン酸(21.7mg、0.167mmol)をジクロロメタン(1mL)に溶かした。オキサリルクロライド(35.2mg、0.277mmol)を加え、次にN,N−ジメチルホルムアミド(10μL)を加えた。反応液を室温で3時間攪拌し、その時点で反応液を濃縮し、ジクロロメタン(1mL)に再溶解し、再度濃縮した。残留物をジクロロメタンに取り(1mLで2回)、実施例77B(97.0mg、0.129mmol)及びトリエチルアミン(150μL、1.076mmol)のジクロロメタン(1mL)中溶液に加えた。反応液を環境温度で18時間攪拌した。その後、混合物を濃縮し、ジメチルスルホキシド/メタノール(1:1、2mL)に溶かし、酢酸アンモニウム法を用いる逆相によって精製した。標題化合物は第2の溶出ジアステレオマーであった(12.0mg、15%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.28(d、J=2.2Hz、1H)、7.74(s、1H)、7.49(d、J=2.5Hz、1H)、7.25(d、J=7.7Hz、1H)、7.18(t、J=7.5Hz、1H)、7.04(t、J=7.5Hz、1H)、5.39(d、J=6.4Hz、1H)、4.91(s、1H)、4.15(q、J=7.1Hz、2H)、3.96−3.76(m、2H)、3.70(s、3H)、3.49(d、J=14.8Hz、1H)、3.38(d、J=6.5Hz、1H)、3.27(d、J=14.9Hz、1H)、3.09(p、J=6.8Hz、1H)、2.50(s、1H)、1.79(s、1H)、1.63−1.32(m、6H)、1.23(d、J=6.8Hz、3H)、1.19(t、J=7.1Hz、3H)、1.10(d、J=6.8Hz、3H)、1.02(s、9H);MS(ESI+)m/z634(M+H)
+。
【0812】
実施例85B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2R)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例85A(9.0mg、0.014mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液(1M、0.5mL、0.5mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(0.5mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物(8.1mg、68%)をビストリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.29(d、J=2.3Hz、1H)、7.71(s、1H)、7.53(d、J=2.4Hz、1H)、7.25(d、J=7.7Hz、1H)、7.18(t、J=7.4Hz、1H)、7.05(t、J=7.5Hz、1H)、5.39(d、J=6.6Hz、1H)、4.86(s、1H)、4.04−3.77(m、3H)、3.70(d、J=1.2Hz、3H)、3.55(d、J=14.8Hz、1H)、3.38(d、J=6.6Hz、1H)、3.28(d、J=14.8Hz、1H)、3.08(p、J=6.8Hz、1H)、2.47(s、1H)、1.78(s、1H)、1.61−1.35(m、5H)、1.22(d、J=6.7Hz、3H)、1.08(dd、J=6.8、1.1Hz、3H)、1.01(s、9H);MS(ESI+)m/z606(M+H)
+。
【0813】
[実施例86]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(3−クロロフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
【0814】
実施例86A
(2S,3R,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル3−(tert−ブチル)−5−(3−クロロフェニル)−4−ニトロピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(3−クロロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(コア29、2.003g、5.64mmol)をトルエン(6.64mL)に溶かし、トリエチルアミン(1.967mL、14.11mmol)を加え、次に、氷浴で冷却して約10℃とした後、イソプロピルカルボノクロリデート(3.39mL、6.77mmol)溶液をゆっくり加えた。添加中(2−3分)、添加は、温度を環境温度以下に維持するような速度とした。添加完了後、反応液を水浴から外し、環境温度で1時間攪拌した。クロルギ酸イソプロピル(0.4mL)を加え、反応液を環境温度でさらに30分間攪拌した。混合物をジエチルエーテルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液とともに20分間攪拌してから、層を分離し、有機層を1M HCl水溶液で2回及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、粗残留物を得て、それを、40gシリカゲルカートリッジに負荷し、40分間の期間をかけての5−100%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行って、低純度の生成物を得た。生成物をヘキサンから沈殿させて、(2S,3R,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル3−(tert−ブチル)−5−(3−クロロフェニル)−4−ニトロピロリジン−1,2−ジカルボキシレートを得た(2.086g、4.73mmol、収率84%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.63(t、J=1.5Hz、1H)、7.48−7.41(m、1H)、7.29−7.20(m、2H)、5.64(dd、J=8.7、3.0Hz、1H)、5.44(d、J=8.7Hz、1H)、4.70(p、J=6.2Hz、1H)、4.51(d、J=3.6Hz、1H)、4.25(q、J=7.1Hz、2H)、2.96(t、J=3.3Hz、1H)、1.30(t、J=7.1Hz、3H)、1.08(d、J=6.2Hz、3H)、1.01(s、9H)、0.95(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z441(M+H)
+。
【0815】
実施例86B
(2S,3S,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(3−クロロフェニル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
実施例86A(119mg、0.270mmol)をテトラヒドロフラン(1349μL)に溶かし、亜鉛(200mg、3.06mmol)を加え、次に酢酸(100μL、1.747mmol)を加えた。混合物を昇温させて40℃として3時間経過させ、環境温度で73時間攪拌した。反応液を濾過し、溶媒を除去して、(2S,3S,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(3−クロロフェニル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレートを得た(110mg、0.268mmol、収率99%)。MS(ESI+)m/z411(M+H)
+。
【0816】
実施例86C
(2S,3S,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−(3−クロロフェニル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
実施例86B(55mg、0.134mmol)、塩化亜鉛(II)(12mg、0.088mmol)及び5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(33.5mg、0.174mmol)を[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、669μL)に溶かし、環境温度で25分間攪拌した。ナトリウムシアノトリヒドロボレート(12.62mg、0.201mmol)を加え、反応液を環境温度で90分間攪拌した。窒素下に溶媒を除去した。残留物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で希釈し、粗取得物をジクロロメタンに取り、12gシリカゲルカートリッジでの酢酸エチル/ヘプタン溶媒系を用いて精製して、(2S,3S,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−(3−クロロフェニル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレートを得た(36mg、0.043mmol、収率32.1%)。MS(ESI+)m/z588(M+H)
+。
【0817】
実施例86D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(3−クロロフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
実施例86C(36mg、0.061mmol)、及び水酸化リチウム(0.2mL、0.400mmol)をメタノール(0.2mL)、テトラヒドロフラン(0.200mL)及び水(0.200mL)に溶かした。反応液を45℃で終夜加温した。窒素下に溶媒を除去した。残留物を1N HCl水溶液で希釈し、粗取得物をジクロロメタンに取り、4gシリカゲルカートリッジでの酢酸エチル/エタノール/ヘプタン溶媒系を用いて精製して、(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−(3−クロロフェニル)−1−(イソプロポキシカルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸を得た(19mg、0.034mmol、収率55.4%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.59(t、J=1.8Hz、1H)、7.42(dt、J=7.6、1.6Hz、1H)、7.28(t、J=7.7Hz、1H)、7.23(ddd、J=7.9、2.1、1.3Hz、1H)、7.13(dd、J=8.5、2.6Hz、1H)、6.94(d、J=2.6Hz、1H)、6.74(d、J=8.5Hz、1H)、4.98(d、J=6.8Hz、1H)、4.64(p、J=6.2Hz、1H)、4.30(d、J=2.4Hz、1H)、3.58−3.48(m、4H)、3.44(dd、J=6.8、1.9Hz、1H)、3.30(d、J=13.8Hz、1H)、2.31(t、J=2.3Hz、1H)、1.99−1.84(m、1H)、1.20(s、9H)、1.05(d、J=6.2Hz、3H)、0.96(s、9H)、0.90(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z559(M+H)
+。
【0818】
[実施例87]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}−5−{2−[(プロパン−2−イル)オキシ]ピリジン−3−イル}ピロリジン−2−カルボン酸
2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドに代えて5−シクロブチル−2−メトキシニコチンアルデヒドを用い、実施例78Cに記載の手順に従って標題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.00(dd、J=4.9、1.9Hz、1H)、7.95(dd、J=7.3、1.9Hz、1H)、7.77(d、J=2.4Hz、1H)、7.15(d、J=2.3Hz、1H)、6.87(dd、J=7.4、4.9Hz、1H)、5.24−5.16(m、1H)、5.13(d、J=6.4Hz、1H)、4.66(dq、J=12.3、6.1Hz、1H)、4.36(d、J=1.6Hz、1H)、3.62(d、J=0.9Hz、3H)、3.50(d、J=14.3Hz、1H)、3.43(d、J=6.5Hz、1H)、3.38(q、J=8.5Hz、1H)、3.26(d、J=14.3Hz、1H)、2.64(m、1H)、2.33(s、1H)、2.31−2.21(m、2H)、1.97(dq、J=5.9、3.9、3.3Hz、4H)、1.26(d、J=6.0Hz、3H)、1.13(dd、J=6.2、1.0Hz、3H)、1.04(d、J=6.2Hz、3H)、0.98(s、9H)、0.91(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z583.3(M+H)
+。
【0819】
[実施例88]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−(2−メチルフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸
【0820】
実施例88A
エチル(2S,3R,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−ニトロ−5−(o−トリル)ピロリジン−2−カルボキシレート
エチル(2S,3R,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−(o−トリル)ピロリジン−2−カルボキシレート(コア10、1.03g、3.08mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶かし、トリエチルアミン(0.80mL、5.74mmol)を加え、次にシクロヘキサンカルボニルクロライド(489.6mg、3.34mmol)を加えた。反応液を環境温度で16時間攪拌した。反応液をジクロロメタン(50mL)で希釈し、1M HCl水溶液(50mLで2回)及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(1.37g、100%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.83(s、1H)、7.17−7.05(m、3H)、5.71(d、J=8.9Hz、1H)、5.59(dd、J=9.0、3.3Hz、1H)、4.69(d、J=3.8Hz、1H)、4.26(q、J=7.1Hz、2H)、3.08(t、J=3.5Hz、1H)、2.41(s、3H)、2.05(s、1H)、1.83−1.43(m、4H)、1.34−1.05(m、9H)、1.02(s、9H);MS(ESI+)m/z445(M+H)
+。
【0821】
実施例88B
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(o−トリル)ピロリジン−2−カルボキシレート
250mLステンレス製圧力瓶中、実施例88A(1.37g、3.08mmol)及びテトラヒドロフラン(50mL)を、ラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(3.1g、23.77mmol)に加え、混合物を約0.34MPa(50psi)水素及び環境温度で16時間振盪した。反応液を濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(1.28g、100%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.87(s、1H)、7.20−7.07(m、3H)、5.20(d、J=7.0Hz、1H)、4.43(d、J=3.5Hz、1H)、4.17(qd、J=7.1、0.9Hz、2H)、3.74(dd、J=7.1、3.0Hz、1H)、2.34(s、3H)、2.10−1.93(m、2H)、1.70−1.58(m、2H)、1.47(d、J=10.2Hz、2H)、1.29−1.01(m、9H)、0.99(s、9H);MS(ESI+)m/z415(M+H)
+。
【0822】
実施例88C
エチル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−((2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−5−(o−トリル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例88B(55.3mg、0.133mmol)及び2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(43.7mg、0.214mmol)をメタノール(1mL)に溶かし、混合物を環境温度で1時間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(41.6mg、0.662mmol)を加え、反応液を環境温度でさらに16時間攪拌した。反応液をジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、酢酸アンモニウム法を用いる逆相によって精製して、標題化合物を得た(39.2mg、49%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.85(s、1H)、7.17−7.00(m、6H)、5.23(d、J=6.6Hz、1H)、4.59(d、J=1.8Hz、1H)、4.12(q、J=7.1Hz、2H)、3.59(d、J=1.1Hz、3H)、3.54−3.41(m、2H)、3.32(d、J=14.4Hz、1H)、2.38−2.31(m、2H)、2.17(s、3H)、1.69−1.41(m、4H)、1.31−1.02(m、9H)、0.99(s、9H);MS(ESI+)m/z603(M+H)
+。
【0823】
実施例88D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−(2−メチルフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸
実施例88C(36.2mg、0.060mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液(1M、0.5mL、0.5mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(0.5mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物(37.3mg、90%)をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.76(s、1H)、7.19−7.10(m、5H)、7.07(s、1H)、5.27(d、J=6.7Hz、1H)、4.56(d、J=1.6Hz、1H)、3.67−3.59(m、4H)、3.57(d、J=6.7Hz、1H)、3.37(d、J=14.2Hz、1H)、2.43(s、1H)、2.29(s、1H)、2.21(s、3H)、1.69−1.44(m、4H)、1.32−1.02(m、6H)、1.00(s、9H);MS(ESI+)m/z575(M+H)
+。
【0824】
[実施例89]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0825】
実施例89A
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−(2−イソプロピルフェニル)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
ジクロロエタン(2.7mL)中の(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート(0.240g、0.557mmol)及び5−シクロブチル−2−メトキシニコチンアルデヒド(0.107g、0.557mmol)を、水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(0.165g、0.780mmol)で処理し、反応液を室温で45分間攪拌した。混合物を飽和NaHCO
3水溶液2.7mLで処理し、混合物を30分間高撹拌した。相を分離し、有機層をCH
2Cl
2で3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮し、粗残留物を、5%から30%酢酸エチル−CH
2Cl
2で溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物、0.156g(収率46%)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.90(m、1H)、7.73(m、1H)、7.25(m、2H)、7.16−7.02(m、2H)、5.61(m、1H)、4.72(m、1H)、4.22−4.03(m、3H)、3.85−3.57(m、5H)、3.40(m、3H)、3.14(m、2H)、2.39(m、1H)、2.35−2.14(m、2H)、2.08−1.71(m、7H)、1.61(m、1H)、1.24−1.14(m、6H)、1.06(d、J=6.8Hz、3H)、1.02(s、9H);MS(ESI+)m/z606.4(M+H)
+。
【0826】
実施例89B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
テトラヒドロフラン(2.6mL)及びメタノール(2.6mL)中の実施例89A(0.156g、0.258mmol)を水酸化リチウム(1M水溶液)(2.6mL、2.60mmol)で処理し、反応液を45℃で1時間攪拌した。反応混合物を水3mLで希釈し、1N HCl水溶液でpH2の酸性とした。次に、その水系混合物をCH
2Cl
2で4回抽出し、合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、0%から5%メタノール−酢酸エチルで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、その後、0%から2%メタノール−酢酸エチルで溶離を行う追加のシリカゲルクロマトグラフィーによってさらに精製して、標題化合物、0.0393g(収率26%)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.86(d、J=7.9Hz、1H)、7.75(m、1H)、7.31−7.18(m、2H)、7.15−7.07(m、2H)、5.62(m、1H)、4.64(m、1H)、4.11(m、1H)、3.63(m、2H)、3.57(s、3H)、3.50(m、1H)、3.38(m、2H)、3.22(d、J=14.3Hz、1H)、3.09(m、1H)、2.41(m、1H)、2.25(m、2H)、2.04−1.88(m、4H)、1.85−1.75(m、2H)、1.64(m、2H)、1.19(d、J=6.9Hz、3H)、1.05(dd、J=6.9Hz、3H)、1.02(s、9H);MS(APCI+)m/z578.7(M+H)
+。
【0827】
[実施例90]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)メチル]アミノ}−5−(2−メチルフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
【0828】
実施例90A
2−エチル1−イソプロピル(2S,3R,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−(o−トリル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
エチル(2S,3R,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−(o−トリル)ピロリジン−2−カルボキシレート(コア10、1.86g、5.56mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶かし、トリエチルアミン(2.326mL、16.69mmol)を加え、次にクロルギ酸イソプロピル(3.34mL、2M、6.68mmol)を加えた。反応液を環境温度で16時間攪拌した。反応液をジクロロメタン(50mL)で希釈し、1M HCl水溶液(50mLで2回)及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(5%から50%メチルtert−ブチルエーテル/ヘプタン)によって精製して、標題化合物を得た(1.44g、62%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.78(dd、J=7.9、1.8Hz、1H)、7.14−7.02(m、3H)、5.54(d、J=2.7Hz、2H)、4.64(p、J=6.2Hz、1H)、4.49(d、J=4.0Hz、1H)、4.26(q、J=7.1Hz、2H)、3.07(dd、J=4.1、2.4Hz、1H)、2.36(s、3H)、1.30(t、J=7.1Hz、3H)、1.05(d、J=6.2Hz、3H)、1.02(s、9H)、0.88(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z421(M+H)
+。
【0829】
実施例90B
(2S,3S,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(o−トリル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
20mLステンレス製圧力瓶中、実施例90A(469mg、1.115mmol)及びテトラヒドロフラン(8mL)を、ラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(986.7mg、7.56mmol)に加え、約0.41MPa(60psi)水素及び環境温度で18時間振盪した。反応液を濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(405.7mg、93%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.79(dd、J=7.9、2.0Hz、1H)、7.15−7.03(m、3H)、5.05(d、J=7.0Hz、1H)、4.67−4.56(m、1H)、4.29(d、J=3.4Hz、1H)、4.18(q、J=7.1Hz、2H)、3.68(dd、J=6.9、2.8Hz、1H)、2.29(s、3H)、2.07(t、J=3.1Hz、1H)、1.25(td、J=7.1、0.7Hz、3H)、1.03(d、J=6.2Hz、3H)、1.00(d、J=0.7Hz、9H)、0.87(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z391(M+H)
+。
【0830】
実施例90C
2−エチル1−イソプロピル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−(((6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)メチル)アミノ)−5−(o−トリル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
実施例90B(51.4mg、0.132mmol)及び6−メトキシ−5−インダンカルボアルデヒド(39.6mg、0.225mmol)をメタノール(1mL)に溶かし、混合物を環境温度で1時間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(43.7mg、0.695mmol)を加え、反応液を環境温度でさらに16時間攪拌した。反応液をジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、酢酸アンモニウム法を用いる逆相によって精製して、標題化合物を得た(54.6mg、75%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.80(dq、J=4.3、2.5Hz、1H)、7.09(d、J=3.4Hz、3H)、6.66(s、1H)、6.63(s、1H)、5.09(d、J=6.5Hz、1H)、4.62(hept、J=6.2Hz、1H)、4.40(d、J=1.7Hz、1H)、4.13(q、J=7.1Hz、2H)、3.46(s、3H)、3.41(dd、J=6.6、1.1Hz、1H)、3.37(d、J=13.5Hz、1H)、3.23(d、J=13.6Hz、1H)、2.77(t、J=7.5Hz、2H)、2.68(t、J=7.4Hz、2H)、2.35(d、J=1.7Hz、1H)、2.13(s、3H)、2.02−1.93(m、2H)、1.21(t、J=7.1Hz、3H)、1.03(d、J=6.2Hz、3H)、0.99(s、9H)、0.87(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z551(M+H)
+。
【0831】
実施例90D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)メチル]アミノ}−5−(2−メチルフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
実施例90C(51.4mg、0.094mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液(1M、0.5mL、0.5mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(0.5mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物(56.3mg、94%)をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.74−7.67(m、1H)、7.22−7.14(m、3H)、6.78(s、1H)、6.74(s、1H)、5.18(d、J=6.6Hz、1H)、4.61(pd、J=6.2、1.0Hz、1H)、4.40(d、J=1.5Hz、1H)、3.75−3.64(m、2H)、3.52(d、J=0.9Hz、3H)、3.34(d、J=13.3Hz、1H)、2.80(t、J=7.4Hz、2H)、2.71(t、J=7.4Hz、2H)、2.50(s、1H)、2.22(s、3H)、1.98(p、J=7.4Hz、2H)、1.05−1.02(m、3H)、1.01(d、J=0.9Hz、9H)、0.84(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z523(M+H)
+。
【0832】
[実施例91]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−シクロプロピルフェニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
【0833】
実施例91A
2−エチル1−イソプロピル(2S,3R,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−5−(2−シクロプロピルフェニル)−4−ニトロピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
エチル(2S,3R,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−5−(2−シクロプロピルフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(コア14、1.32g、3.66mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶かし、トリエチルアミン(2.0mL、14.35mmol)を加え、次にクロルギ酸イソプロピル(7.0mL、2M、14.00mmol)を加えた。反応液を環境温度で16時間攪拌した。反応液をジクロロメタン(50mL)で希釈し、1M HCl水溶液(50mLで2回)及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(5%酢酸エチル/ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を得た(1.30g、79%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.74(dd、J=7.5、1.7Hz、1H)、7.16−7.04(m、2H)、6.98(dd、J=7.4、1.6Hz、1H)、5.88(d、J=8.5Hz、1H)、5.62(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、4.72(hept、J=6.2Hz、0H)、4.51(d、J=3.0Hz、1H)、4.23(q、J=7.1Hz、2H)、2.98(t、J=2.6Hz、1H)、2.10(ddd、J=13.6、8.3、5.5Hz、1H)、1.26(t、J=7.1Hz、3H)、1.14(d、J=6.2Hz、4H)、1.04−0.79(m、16H);MS(ESI+)m/z447(M+H)
+。
【0834】
実施例91B
(2S,3S,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−シクロプロピルフェニル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
20mLステンレス製圧力瓶中、実施例91A(482.8mg、1.081mmol)及びテトラヒドロフラン(9mL)を、ラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(1.83g、14.03mmol)に加え、約0.34MPa(50psi)水素及び環境温度で18時間振盪した。反応液を濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(410.3mg、91%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.83−7.77(m、1H)、7.16−7.08(m、2H)、7.05−7.00(m、1H)、5.50(d、J=6.7Hz、1H)、4.61(hept、J=6.2Hz、1H)、4.33(d、J=2.9Hz、1H)、4.20(q、J=7.1Hz、2H)、3.78(dd、J=6.7、2.1Hz、1H)、2.10(t、J=2.5Hz、1H)、1.94(tt、J=8.4、5.4Hz、1H)、1.26(t、J=7.0Hz、3H)、1.05−0.99(m、12H)、0.91(dddd、J=14.3、12.7、8.0、3.6Hz、2H)、0.83(d、J=6.2Hz、3H)、0.70(dtd、J=9.2、5.2、3.4Hz、1H)、0.59(dtd、J=8.5、5.3、3.2Hz、1H);MS(ESI+)m/z417(M+H)
+。
【0835】
実施例91C
2−エチル1−イソプロピル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−5−(2−シクロプロピルフェニル)−4−(((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
実施例91B(42.4mg、0.102mmol)及び2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ニコチンアルデヒド(42.4mg、0.207mmol)をメタノール(1mL)に溶かし、環境温度で1時間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(34.2mg、0.544mmol)を加え、反応液を環境温度でさらに16時間攪拌した。反応液をジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、酢酸アンモニウム法を用いる逆相によって精製して、標題化合物を得た(40.9mg、66%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.28(t、J=1.6Hz、1H)、7.87−7.81(m、1H)、7.49(d、J=2.4Hz、1H)、7.16−7.07(m、2H)、7.03−6.97(m、1H)、5.55(d、J=6.4Hz、1H)、4.62(hept、J=6.2Hz、1H)、4.43(d、J=1.7Hz、1H)、4.13(q、J=7.1Hz、2H)、3.72(s、3H)、3.46(dd、J=15.1、6.2Hz、2H)、3.29(dd、J=15.0、6.0Hz、1H)、2.37−2.32(m、1H)、1.77(tt、J=8.3、5.4Hz、1H)、1.19(t、J=7.1Hz、3H)、1.03−0.99(m、12H)、0.93−0.75(m、5H)、0.60−0.46(m、2H);MS(ESI+)m/z606(M+H)
+。
【0836】
実施例91D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−シクロプロピルフェニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
実施例91C(38.8mg、0.064mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液(1M、0.5mL、0.5mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(0.5mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物(22.9mg、44%)をビストリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.30(d、J=2.3Hz、1H)、7.86−7.77(m、1H)、7.54(d、J=2.4Hz、1H)、7.12(hept、J=5.1Hz、2H)、7.05−6.97(m、1H)、5.57(d、J=6.5Hz、1H)、4.61(hept、J=6.2Hz、1H)、4.39(d、J=1.6Hz、1H)、3.73(s、3H)、3.57−3.46(m、2H)、3.31(d、J=14.9Hz、1H)、2.39(s、1H)、1.77(ddd、J=13.8、8.4、5.3Hz、1H)、1.04−0.98(m、12H)、0.90(td、J=8.9、2.7Hz、1H)、0.86−0.72(m、4H)、0.60−0.49(m、2H);MS(ESI+)m/z578(M+H)
+。
【0837】
[実施例92]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メチルフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸
【0838】
実施例92A
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(o−トリル)ピロリジン−2−カルボキシレート
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(o−トリル)ピロリジン−2−カルボキシレート(実施例88B、0.050g、0.121mmol)、5−シクロブチル−2−メトキシニコチンアルデヒド(0.021g、0.110mmol)、及びナトリウムトリアセトキシヒドロボレート(0.033g、0.153mmol)を、ジクロロエタン(0.6mL)中、室温で終夜攪拌した。その後、混合物を飽和NaHCO
3水溶液0.6mLで処理し、混合物を30分間高撹拌した。相を分離し、水層をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、粗標題化合物を得て、それを、それ以上精製せずに次の反応に直接用いた。MS(APCI+)m/z590.4(M+H)
+。
【0839】
実施例92B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−メチルフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸
実施例92A(0.065g、0.110mmol)及び水酸化リチウム(1M水溶液)(0.9mL、0.9mmol)を、テトラヒドロフラン(0.9mL)及びメタノール(0.9mL)中、45℃で終夜攪拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、1N HCl水溶液1mLで処理し、再度減圧下に濃縮した。残留物を、アセトニトリルとの共沸でさらに脱水し、次に、それをPhenomenex(R) Luna(R) C8(2) 5μm 100Å AXIAカラム(30mm×75mm)での逆相HPLCによって精製した。アセトニトリル(A)及び0.1%トリフルオロ酢酸/水(B)の勾配を、流量50mL/分(0−1.0分5%A、1.0−8.5分直線勾配5−100%A、8.5−11.5分100%A、11.5−12.0分直線勾配95−5%A)で用いて、標題化合物、0.0238g(収率39%)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.82(d、J=2.4Hz、1H)、7.75(m、1H)、7.21−7.12(m、4H)、5.28(d、J=6.8Hz、1H)、4.59−4.53(m、1H)、3.67(m、1H)、3.64(s、3H)、3.57(m、1H)、3.45−3.28(m、2H)、2.45(m、1H)、2.31−2.22(m、3H)、2.22(s、3H)、2.06−1.91(m、3H)、1.89−1.80(m、1H)、1.65(m、2H)、1.51(m、2H)、1.26−1.04(m、5H)、1.00(s、9H)、0.84(m、1H);MS(ESI+)m/z562.3(M+H)
+。
【0840】
[実施例93]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−シクロプロピルフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
【0841】
実施例93A
(2S,3S,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−(2−シクロプロピルフェニル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
5−シクロブチル−2−メトキシニコチンアルデヒド(0.025g、0.130mmol)、(2S,3S,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−シクロプロピルフェニル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート(実施例91B、0.0542g、0.130mmol)、及び水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(0.039g、0.182mmol)を、ジクロロエタン(0.6mL)中、室温で終夜攪拌した。混合物を飽和NaHCO
3水溶液0.6mLで処理し、30分間高撹拌した。相を分離し、水相をCH
2Cl
2でさらに3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、粗標題化合物を得て、それを、それ以上精製せずに次の反応に直接用いた。MS(APCI+)m/z592.7(M+H)
+。
【0842】
実施例93B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−シクロプロピルフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
実施例93A(0.077g、0.130mmol)及び水酸化リチウム(1M水溶液)(1.0mL、1.0mmol)を、テトラヒドロフラン(1.0mL)及びメタノール(1.0mL)中、45℃で終夜攪拌した。混合物を1N HCl水溶液1.2mLで酸性とし、減圧下に濃縮した。アセトニトリルとの共沸で、過剰の水分を除去した。次に、残留物を、Phenomenex(R) Luna(R) C8(2) 5μm 100Å AXIAカラム(30mm×75mm)での逆相HPLCによって精製した。アセトニトリル(A)及び0.1%トリフルオロ酢酸/水(B)の勾配を、流量50mL/分(0−1.0分5%A、1.0−8.5分直線勾配5−100%A、8.5−11.5分100%A、11.5−12.0分直線勾配95−5%A)で用いて、標題化合物、0.0146g(収率20%)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.83−7.74(m、2H)、7.21−7.11(m、3H)、7.08−7.01(m、1H)、5.58(d、J=6.4Hz、1H)、4.61(hept、J=6.2Hz、1H)、4.41(d、J=1.5Hz、1H)、3.59(s、3H)、3.63−3.53(m、2H)、3.44−3.35(m、1H)、3.30(d、J=14.3Hz、1H)、2.43(d、J=1.4Hz、1H)、2.31−2.20(m、2H)、2.03−1.91(m、3H)、1.85(m、1H)、1.75(m、1H)、1.03−1.00(m、12H)、0.95−0.72(m、5H)、0.54(dq、J=4.6、2.6Hz、2H);MS(ESI+)m/z564.3(M+H)
+。
【0843】
[実施例94]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−メチルフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
【0844】
実施例94A
(2S,3S,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−(o−トリル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
5−シクロブチル−2−メトキシニコチンアルデヒド(0.025g、0.131mmol)、(2S,3S,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(o−トリル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート(実施例90B、0.0512g、0.131mmol)、及び水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(0.039g、0.184mmol)を、ジクロロエタン(0.6mL)中、室温で終夜攪拌した。その後、混合物を飽和NaHCO
3水溶液0.6mLで処理し、30分間高撹拌した。相を分離し、水相をCH
2Cl
2でさらに3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、粗標題化合物を得て、それを、それ以上精製せずに次の反応に直接用いた。MS(APCI+)m/z566.7(M+H)
+。
【0845】
実施例94B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−メチルフェニル)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
実施例94A(0.074g、0.131mmol)及び水酸化リチウム(1M水溶液)(1.1mL、1.1mmol)を、テトラヒドロフラン(1.1mL)及びメタノール(1.1mL)中、45℃で終夜攪拌した。その後、混合物を1N HCl水溶液1.2mLで酸性とし、減圧下に濃縮した。アセトニトリルとの共沸で過剰の水分を除去した。残留物を、Phenomenex(R) Luna(R) C8(2) 5μm 100Å AXIAカラム(30mm×75mm)での逆相HPLCによって精製した。アセトニトリル(A)及び0.1%トリフルオロ酢酸/水(B)の勾配を、流量50mL/分(0−1.0分5%A、1.0−8.5分直線勾配5−100%A、8.5−11.5分100%A、11.5−12.0分直線勾配95−5%A)で用いて、標題化合物、0.0178g(収率25%)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.84−7.74(m、2H)、7.21−7.10(m、4H)、5.14(d、J=6.6Hz、1H)、4.61(h、J=6.2Hz、1H)、4.39(d、J=1.8Hz、1H)、3.64(s、3H)、3.62−3.50(m、3H)、3.47−3.33(m、1H)、2.43(m、1H)、2.33−2.21(m、2H)、2.18(s、3H)、2.06−1.88(m、3H)、1.84(m、1H)、1.03(d、J=6.2Hz、3H)、1.00(s、9H)、0.85(d、J=6.2Hz、3H);MS(ESI+)m/z538.2(M+H)
+。
【0846】
[実施例95]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0847】
実施例95A
エチル(2S,3R,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−4−ニトロ−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
(S)−テトラヒドロフラン−2−カルボン酸(248.1mg、2.137mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶かした。オキサリルクロライド(436.5mg、3.44mmol)を加え、次にN,N−ジメチルホルムアミド(25μL)を加えた。反応液を環境温度で3時間攪拌し、その時点で反応液を濃縮し、ジクロロメタン(1mL)に再溶解し、再度濃縮した。残留物をジクロロメタンに取り(1mLで3回)、コア8(502.5mg、1.386mmol)及びトリエチルアミン(500μL、3.59mmol)のジクロロメタン(10mL)中溶液に加えた。反応液を環境温度で17時間攪拌した。その後、混合物をCH
2Cl
2(100mL)で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液で2回及びブラインで1回洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(535.0mg、84%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.91(d、J=7.9Hz、1H)、7.29−7.17(m、2H)、7.07(t、J=7.3Hz、1H)、6.07(s、1H)、5.54(dd、J=9.0、2.7Hz、1H)、4.81(s、1H)、4.26(q、J=7.1Hz、2H)、3.75−3.55(m、2H)、3.26(hept、J=7.0Hz、1H)、3.03(t、J=3.2Hz、1H)、2.91(s、1H)、2.01−1.89(m、2H)、1.86−1.57(m、2H)、1.36−1.14(m、9H)、1.03(s、9H);MS(ESI+)m/z461(M+H)
+。
【0848】
実施例95B
エチル(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
50mLステンレス製圧力瓶中、実施例95A(535.0mg、1.162mmol)及びテトラヒドロフラン(10mL)を、ラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(1.71g、13.11mmol)に加え、混合物を約0.34MPa(50psi)水素及び50℃で26時間振盪した。反応液を濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(404.3mg、81%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.90(d、J=7.8Hz、1H)、7.29(dd、J=7.8、1.4Hz、1H)、7.21(t、J=7.4Hz、1H)、7.13(t、J=7.5Hz、1H)、5.57(s、1H)、4.53(s、1H)、4.18(t、J=7.1Hz、2H)、4.13−3.97(m、1H)、3.73−3.63(m、2H)、3.63−3.53(m、1H)、3.20(p、J=6.7Hz、1H)、2.06(t、J=2.9Hz、1H)、1.83−1.70(m、1H)、1.62(s、1H)、1.32−1.14(m、11H)、1.00(s、9H);MS(ESI+)m/z431(M+H)
+。
【0849】
実施例95C
エチル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−5−(2−シクロプロピルフェニル)−4−(((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例95B(211.6mg、0.491mmol)及び2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ニコチンアルデヒド(158.3mg、0.771mmol)をメタノール(4.5mL)に溶かした。水素化ホウ素シアノナトリウム(107.1mg、1.704mmol)を加え、反応液を環境温度で17時間攪拌した。反応液をジクロロメタン(50mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50mL)で反応停止し、30分間攪拌した。有機層を単離し、水層をジクロロメタンで抽出した(50mLで2回)。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、酢酸アンモニウム法を用いる逆相によって精製して、標題化合物を得た(119.2mg、39%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.27(t、J=1.6Hz、1H)、7.90(d、J=7.8Hz、1H)、7.49(d、J=2.4Hz、1H)、7.25(dd、J=19.8、7.5Hz、2H)、7.10(t、J=7.4Hz、1H)、5.64(s、1H)、4.71(s、1H)、4.11(q、J=7.1Hz、2H)、3.71(d、J=1.3Hz、3H)、3.67(q、J=7.1、6.6Hz、1H)、3.60(s、1H)、3.52−3.38(m、2H)、3.24(dd、J=14.9、7.0Hz、1H)、3.12(p、J=6.9Hz、1H)、2.36(s、1H)、2.05−1.93(m、2H)、1.84−1.55(m、2H)、1.22(dd、J=6.9、1.1Hz、3H)、1.18(td、J=7.1、0.9Hz、3H)、1.09(dd、J=6.9、1.3Hz、3H)、1.03−0.99(m、9H);MS(ESI+)m/z620(M+H)
+。
【0850】
実施例95D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例95C(116.2mg、0.188mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液(1M、0.5mL、0.5mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(0.5mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、酢酸アンモニウム法を用いる逆相によって精製して、標題化合物を得た(61.7mg、56%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.26(s、1H)、7.98(d、J=7.8Hz、1H)、7.47(d、J=2.4Hz、1H)、7.24(d、J=7.8Hz、1H)、7.19(t、J=7.5Hz、1H)、7.07(t、J=7.5Hz、1H)、5.59(s、1H)、4.55(s、1H)、3.74(s、3H)、3.69(t、J=7.0Hz、1H)、3.63−3.55(m、2H)、3.47(d、J=15.2Hz、1H)、3.38(d、J=6.8Hz、1H)、3.22−3.07(m、2H)、2.39(s、1H)、1.95(dt、J=8.4、5.4Hz、1H)、1.79(dt、J=14.1、6.7Hz、1H)、1.73−1.55(m、2H)、1.22(d、J=6.7Hz、3H)、1.09(d、J=6.8Hz、3H)、1.00(s、9H);MS(ESI+)m/z592(M+H)
+。
【0851】
[実施例96]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0852】
実施例96A
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−4−ニトロ−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
ジクロロメタン(10mL)中の(S)−テトラヒドロフラン−2−カルボン酸(321mg、2.77mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド数滴に、環境条件で、オキサリルジクロライド(527mg、4.15mmol、2.2mL、2Mジクロロメタン中溶液)を加えた。混合物を30分間攪拌し、溶媒を圧力下に除去し、新鮮なジクロロメタン(5mL)を加え、再度除去した。残留物をジクロロメタン(3mL)に溶かし、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(コア19、500mg、1.383mmol)及びトリエチルアミン(0.771mL、5.53mmol)のジクロロメタン(10mL)中溶液に氷浴下で滴下した。混合物を氷浴で30分間攪拌し、昇温させて室温とした。ジクロロメタン(10mL)及び飽和NH
4Cl水溶液(10mL)を加え、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物620mg(98%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。LC/MS(APCI+)m/z460.23(M+H)
+。
【0853】
実施例96B
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例10Bに代えて実施例96A(600mg、1.306mmol)を用い、実施例10Cに記載の手順に従って、標題化合物(489mg、収率87%)を製造した。LC/MS(APCI+)m/z430.23(M+H)
+。
【0854】
実施例96C
(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸
5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(29.5mg、0.154mmol)、実施例96B(60mg、0.140mmol)及び塩化亜鉛(II)(1.9mg、0.014mmol)[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、2mL)を環境温度で10分間攪拌して、無色溶液を得て、次に水素化ホウ素シアノナトリウム(8.78mg、0.140mmol)を加え、混合物を1時間攪拌した。溶媒を圧力下に除去し、残留物を、[酢酸エチル/メタノール(10:1)]/ヘプタン0−40%で溶離を行う10gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレートのエステルを得て、それをメタノール(1.5mL)及び6M LiOH水溶液(0.5mL)に溶かした。混合物を50℃で4時間攪拌し、pHを4〜5に調節し、濃縮した。残留物をジクロロメタン(1mL)に溶かし、シリンジフィルターで濾過した。濾液を、0−20%勾配のメタノール/ジクロロメタンで溶離を行う4gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物61mg(収率76%)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.32(dd、J=4.9、1.6Hz、1H)、8.22(d、J=7.9Hz、1H)、7.18(td、J=8.3、3.8Hz、2H)、6.97(d、J=2.5Hz、1H)、6.76(d、J=8.6Hz、1H)、5.77(s、1H)、4.69(d、J=1.5Hz、1H)、3.76(d、J=7.0Hz、1H)、3.74−3.62(m、4H)、3.53(s、3H)、3.31(d、J=7.3Hz、1H)、3.07(q、J=7.3Hz、1H)、2.53(s、1H)、2.12−2.07(m、1H)、1.99−1.91(m、1H)、1.81−1.71(m、2H)、1.22(d、J=7.3Hz、1H)、1.19(s、9H)、1.09−1.04(m、1H)、1.03(s、9H)、0.98−0.93(m、2H)、0.91−0.81(m、2H);MS(ESI+)m/z578.2(M+H)
+。
【0855】
[実施例97]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(エトキシカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例77B(38mg、0.073mmol、1.0当量)及びトリエチルアミン(31μL、0.29mmol、3.0当量)をジクロロメタン(0.5mL)に溶かした。クロルギ酸エチル(11.9mg、0.11mmol、1.5当量)を未希釈で加えた。反応液を室温で2時間攪拌した。反応液を濃縮し、残留物を3:2テトラヒドロフラン/メタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液・1水和物(5M、300μL)を加え、反応液を45℃で終夜攪拌した。窒素気流下で溶媒を除去した。残留物を2M HCl水溶液で酸性とし、CH
3CNで希釈した。分取逆相HPLC MS法AA7を用いて精製を行った(29.3mg、収率59%)。
1H NMR(400MHz、120℃、ジメチルスルホキシド−d
6:D
2O=9:1(体積比))δppm8.26(s、1H)、7.89−7.82(m、1H)、7.48(d、J=2.4Hz、1H)、7.25−7.13(m、2H)、7.11−7.02(m、1H)、5.26(d、J=6.5Hz、1H)、4.36(d、J=1.6Hz、1H)、3.85(q、J=7.0Hz、2H)、3.70(s、3H)、3.46(d、J=15.1Hz、1H)、3.31(d、J=6.5Hz、1H)、3.20(d、J=15.1Hz、1H)、3.08−3.00(m、1H)、2.35(d、J=1.6Hz、1H)、1.18(d、J=6.8Hz、3H)、1.07(d、J=6.8Hz、3H)、0.99(s、9H)、0.90(t、J=7.0Hz、3H);MS(APCI+)m/z566.1(M+H)
+。
【0856】
[実施例98]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロペンタンカルボニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
ジクロロメタン(500μL)中のシクロペンタンカルボン酸(12.5mg、0.11mmol、1.5当量)を、4mLバイアルに加えた。Ghosez試薬(1−クロロ−N,N,2−トリメチル−1−プロペニルアミン、20μL、0.14mmol、2.0当量)を未希釈で加え、反応液を室温で10分間攪拌した。1:1テトラヒドロフラン/ピリジン(500μL)中の実施例77B(38mg、0.072mmol、1.0当量)を加え、反応液を室温で2時間攪拌した。反応液を濃縮し、残留物を3:2テトラヒドロフラン/メタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液・1水和物(5M、300μL)を加え、反応液を45℃で終夜攪拌した。窒素気流下で溶媒を除去した。残留物を、2M HCl水溶液で酸性とし、CH
3CNで希釈した。分取逆相HPLC MS法AA8を用いて精製を行った(31.9mg、収率62%)。
1H NMR(400MHz、120℃、ジメチルスルホキシド−d
6:D
2O=9:1(体積比))δppm8.26(d、J=2.2Hz、1H)、7.82(s、1H)、7.49(d、J=2.5Hz、1H)、7.29−7.17(m、2H)、7.09(t、J=7.3Hz、1H)、5.40(d、J=6.6Hz、1H)、4.56(s、1H)、3.70(s、3H)、3.50(d、J=15.0Hz、1H)、3.38(d、J=6.5Hz、1H)、3.23(d、J=15.0Hz、1H)、3.12−2.97(m、2H)、2.39(s、1H)、1.79−1.23(m、8H)、1.18(t、J=6.7Hz、3H)、1.06(d、J=6.8Hz、3H)、0.99(s、9H);MS(APCI+)m/z590.1(M+H)
+。
【0857】
[実施例99]
(2S,3S,4S,5S)−5−[2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル]−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
【0858】
実施例99A
(2S,3R,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル5−(2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
コア16に代えてコア17を用い、実施例78Aに記載の手順に従って標題化合物を製造した。LC/MS(APCI+)m/z463.34(M+H)
+。
【0859】
実施例99B
(2S,3S,4S,5S)−2−エチル1−イソプロピル4−アミノ−5−(2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−3−(tert−ブチル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
実施例78Aに代えて実施例99Aを用い、実施例78Bに記載の手順に従って標題化合物を製造した。LC/MS(APCI+)m/z433.44(M+H)
+。
【0860】
実施例99C
(2S,3S,4S,5S)−5−[2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル]−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピロリジン−2−カルボン酸
実施例99B(44.2mg、0.10mmol、1.0当量)及び2−メトキシ−4−t−ブチルベンズアルデヒド(23.6mg、0.12、1.2当量)を[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、1mL)に溶かした。水素化ホウ素シアノナトリウム(12.84mg、0.24mmol、2.0当量)をメタノールに溶かし、反応液に加えた。反応液を室温で20分間攪拌した。窒素気流下で溶媒を除去した。残留物をジクロロメタン/H
2Oに溶かし、水相をジクロロメタンで抽出した(1mLで2回)。有機層を濃縮した。残留物を3:2テトラヒドロフラン/メタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液・1水和物(5M、300μL)を加え、反応液を45℃で終夜攪拌した。窒素気流下で溶媒を除去した。残留物を2M HCl水溶液で酸性とし、CH
3CNで希釈した。分取逆相HPLC MS法トリフルオロ酢酸6を用いて精製を行った(34.7mg、収率49%)。
1H NMR(400MHz、120℃、ジメチルスルホキシド−d
6:D
2O=9:1(体積比))δppm8.04(d、J=7.5Hz、1H)、7.99(d、J=4.8Hz、1H)、7.17(dd、J=8.4、2.5Hz、1H)、7.01(d、J=2.5Hz、1H)、6.76(d、J=8.5Hz、1H)、6.67(dd、J=7.5、4.8Hz、1H)、4.89(d、J=6.4Hz、1H)、4.65−4.54(m、1H)、4.31(s、1H)、3.90(q、J=7.4Hz、2H)、3.81−3.72(m、2H)、3.61(d、J=14.0Hz、1H)、3.44(s、3H)、3.33−3.24(m、2H)、2.32(s、1H)、2.10(p、J=7.4Hz、2H)、1.20(d、J=0.8Hz、9H)、1.03(d、J=6.3Hz、3H)、0.96(s、9H)、0.86(d、J=6.2Hz、3H);MS(APCI+)m/z581.2(M+H)
+。
【0861】
[実施例100]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(2−メトキシキノリン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0862】
実施例100A
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−4−ニトロ−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
(S)−テトラヒドロフラン−2−カルボン酸(3.64g、31.3mmol)を、塩化チオニル(30mL、411mmol)中で1時間還流させた。反応混合物を冷却して室温とし、混合物を減圧下に濃縮した。過剰の塩化チオニルをCH
2Cl
2で3回追い出し、得られた粗酸塩化物を、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(コア8、5.30g、14.62mmol)のCH
2Cl
2(78mL)中溶液で処理し、ピリジン(15.2mL、188mmol)で処理した。反応液を室温で攪拌した。2時間後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水で3回及びブラインで1回洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、粗標題化合物を得て、それを精製せずに次の反応に直接用いた。MS(APCI+)m/z461.4(M+H)
+。
【0863】
実施例100B
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
250mLSS圧力瓶中、テトラヒドロフラン(60mL)中の実施例100A(6.202g、13.47mmol)を、ラネー(R)−ニッケル2800、(水スラリー、秤取後溶媒洗浄、15.4g、118mmol)に加え、アルゴンを3回流し入れ、水素を流し入れ、約0.345MPa(50psi)の水素下に振盪した。15.7時間後、混合物をポリプロピレン膜で濾過し、濁った濾液を硫酸マグネシウムとともに20分間攪拌した。得られた透明溶液を珪藻土で濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物を得た、5.25g(91%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.90(d、J=7.8Hz、1H)、7.30(m、1H)、7.21(m、1H)、7.13(m、1H)、5.57(m、1H)、4.56−4.50(m、1H)、4.17(q、J=7.1Hz、2H)、4.07(m、1H)、3.64(m、2H)、3.20(m、1H)、2.06(m、1H)、1.94(m、1H)、1.62(m、1H)、1.47(m、2H)、1.31−1.19(m、9H)、1.00(s、9H);MS(ESI+)m/z431.3(M+H)
+。
【0864】
実施例100C
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−イソプロピルフェニル)−4−(((2−メトキシキノリン−3−イル)メチル)アミノ)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
ジクロロエタン(1.7mL)中の実施例100B(0.150g、0.348mmol)及び2−メトキシキノリン−3−カルボアルデヒド(0.065g、0.348mmol)を水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(0.103g、0.488mmol)で処理し、反応液を室温で攪拌した。30分後、反応混合物を飽和NaHCO
3水溶液1.7mLで処理し、30分間高撹拌した。相を分離し、水層をCH
2Cl
2で3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮し、粗残留物を、0%から20%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物0.169g(収率81%)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.94(d、J=7.9Hz、1H)、7.69−7.59(m、3H)、7.53(ddd、J=8.3、7.0、1.4Hz、1H)、7.38−7.20(m、3H)、7.14(t、J=7.4Hz、1H)、5.64(m、1H)、4.73(m、1H)、4.12(m、3H)、3.73(s、3H)、3.71−3.53(m、3H)、3.45(m、1H)、3.35(m、1H)、3.09(m、1H)、2.42(m、1H)、2.04−1.93(m、1H)、1.79(dq、J=14.0、6.9Hz、1H)、1.64(m、2H)、1.23−1.13(m、6H)、1.03(s、9H)、1.09−0.98(m、3H);MS(ESI+)m/z602.4(M+H)
+。
【0865】
実施例100D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(2−メトキシキノリン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例100C(0.169g、0.281mmol)及び水酸化リチウム(1M水溶液)(2.8mL、2.80mmol)を、テトラヒドロフラン(2.8mL)及びメタノール(2.8mL)中、45℃で終夜攪拌した。その後、反応混合物を冷却して室温とし、1N HCl水溶液でpH2の酸性とした。混合物を水5mLで希釈し、CH
2Cl
2で3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮し、得られた残留物を、0%から2%メタノール−酢酸エチルで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物0.097g(収率60%)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.94(d、J=7.8Hz、1H)、7.65(m、3H)、7.54(t、J=7.7Hz、1H)、7.38−7.20(m、3H)、7.12(m、1H)、5.62(m、1H)、4.62(m、1H)、4.11(m、1H)、3.74(s、3H)、3.69(d、J=7.1Hz、1H)、3.59(m、2H)、3.44(d、J=6.7Hz、1H)、3.35(d、J=14.8Hz、1H)、3.07(m、1H)、2.44(m、1H)、1.95(m、1H)、1.84−1.75(m、1H)、1.64(m、2H)、1.18(d、J=6.9Hz、3H)、1.02(m、12H);MS(ESI+)m/z574.3(M+H)
+。
【0866】
[実施例101]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロプロピル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0867】
実施例101A
エチル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロプロピル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−(2−シクロプロピルフェニル)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例95B(116.3mg、0.270mmol)及び5−シクロプロピル−2−メトキシニコチンアルデヒド(47.9mg、0.270mmol)をジクロロエタン(4mL)に溶かした。水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(78.1mg、0.368mmol)を加え、反応液を環境温度で1時間攪拌した。反応液をジクロロメタン(35mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(35mL)で反応停止し、30分間攪拌した。有機層を単離し、水層をジクロロメタン(35mL)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(10%酢酸エチル/ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を得た(70.1mg、44%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.89(d、J=7.8Hz、1H)、7.73(d、J=2.4Hz、1H)、7.25(dd、J=15.8、7.4Hz、2H)、7.11(t、J=7.5Hz、1H)、6.86(d、J=2.4Hz、1H)、5.69−5.55(m、2H)、4.71(s、1H)、4.11(qd、J=7.0、0.9Hz、2H)、3.67(q、J=7.2Hz、1H)、3.62−3.51(m、5H)、3.40(dd、J=14.0、6.4Hz、3H)、3.13(ddd、J=33.9、13.9、6.5Hz、2H)、2.37(s、1H)、2.05−1.91(m、1H)、1.84−1.55(m、3H)、1.25−1.14(m、6H)、1.07(dd、J=6.8、1.2Hz、3H)、1.02(d、J=0.9Hz、9H)、0.88−0.79(m、2H)、0.50−0.41(m、2H);MS(ESI+)m/z592(M+H)
+。
【0868】
実施例101B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロプロピル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例101A(67.0mg、0.113mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液(1M、0.5mL、0.5mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(0.5mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物(73.4mg、82%)をビストリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.86(d、J=7.8Hz、1H)、7.76(d、J=2.4Hz、1H)、7.30(dd、J=7.8、1.5Hz、1H)、7.25(t、J=7.4Hz、1H)、7.14(t、J=7.6Hz、1H)、6.94(d、J=2.4Hz、1H)、5.65(s、1H)、4.65(d、J=1.5Hz、1H)、4.12(s、1H)、3.68(q、J=7.2Hz、1H)、3.59(s、3H)、3.57−3.49(m、4H)、3.19(d、J=14.1Hz、1H)、3.10(h、J=6.8Hz、1H)、2.45(s、1H)、2.04−1.92(m、1H)、1.84−1.56(m、3H)、1.22(d、J=6.7Hz、3H)、1.09(d、J=6.8Hz、3H)、1.02(s、8H)、0.88−0.80(m、2H)、0.53−0.43(m、2H);MS(ESI+)m/z564(M+H)
+。
【0869】
[実施例102]
(2S,3S,4S,5S)−5−[2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル]−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロブタンカルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸
【0870】
実施例102A
(2S,3R,4S,5S)−エチル5−(2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロブタンカルボニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
ジクロロメタン(5mL)中のシクロブタンカルボン酸(50.0mg、0.5mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド1滴に、オキサリルジクロライド(127mg、1.0mmol、0.5mL、2Mジクロロメタン中溶液)を加えた。混合物を環境温度で30分間攪拌した。溶媒を圧力下に除去し、新鮮なジクロロメタン(5mL)を加え、再度除去した。残留物をジクロロメタン(1mL)に溶かし、(2S,3R,4S,5S)−エチル5−(2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(コア17、94mg、0.250mmol)及びトリエチルアミン(0.139mL、0.999mmol)のジクロロメタン(6mL)中溶液に氷浴で冷却しながら滴下した。混合物を氷浴下に30分間攪拌し、昇温させて環境温度とした。ジクロロメタン(10mL)及び飽和NH
4Cl水溶液(10mL)を加え、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、0−40%勾配の酢酸エチル/ヘプタンで溶離を行う12gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、(2S,3R,4S,5S)−エチル5−(2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロブタンカルボニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート110mg(収率96%)を得た。LC/MS(APCI+)m/z459.32(M+H)
+。
【0871】
実施例102B
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−5−(2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロブタンカルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例10Bに代えて実施例102Aを用い、実施例10Cに記載の手順に従って標題化合物を製造した。LC/MS(APCI+)m/z429.37(M+H)
+。
【0872】
実施例102C
(2S,3S,4S,5S)−5−[2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル]−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロブタンカルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸
[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、2mL)中の5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(24.67mg、0.128mmol)、(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−5−(2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロブタンカルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート(実施例102B、50mg、0.117mmol)及び塩化亜鉛(II)(15.90mg、0.117mmol)を、室温で10分間攪拌して、無色溶液を得た。水素化ホウ素シアノナトリウム(11.00mg、0.175mmol)を未希釈で加え、混合物を室温で1時間攪拌した。N
2下に溶媒を除去した。残留物を、[酢酸エチル/メタノール(10:1)]/ヘプタン0−40%で溶離を行うクロマトグラフィーによって精製してエステルを得たが、それはS型より極性が高かった。そのエステルを、メタノール(2mL)+4M LiOH水溶液(0.5mL)に溶かした。混合物を40℃で4時間攪拌した。溶媒を除去し、水(1mL)を加え、pHを4〜5に調節した。メタノール/CH
2Cl
20−20%で溶離を行うクロマトグラフィーによる精製によって、(2S,3S,4S,5S)−5−(2−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−1−(シクロブタンカルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸を得た(18mg、0.031mmol、収率26.7%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.03(dd、J=4.8、1.7Hz、1H)、7.22−7.12(m、1H)、7.01(dd、J=19.8、2.6Hz、1H)、6.77(d、J=8.5Hz、2H)、6.74−6.63(m、1H)、4.96(d、J=6.4Hz、1H)、4.45(s、1H)、4.25(s、2H)、3.95(q、J=7.5Hz、2H)、3.79−3.69(m、2H)、3.64(s、1H)、3.44(s、3H)、3.38−3.28(m、2H)、2.39(s、1H)、2.10(td、J=13.5、12.4、6.1Hz、4H)、2.00(s、2H)、1.73(s、2H)、1.21(d、J=2.5Hz、9H)、0.96(d、J=8.5Hz、9H);MS(ESI+)m/z577.4(M+H)
+。
【0873】
[実施例103]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−クロロフェニル)−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0874】
実施例103A
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−クロロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2−(ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ホスフィノ)−3−((S)−4−イソプロピル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)(シクロペンタ−2,4−ジエン−1−イル)鉄(0.175g、0.232mmol)及びトリフ酸銅(II)(0.047g、0.093mmol)を、窒素気流を1時間吹き込んでおいたテトラヒドロフラン(19.36mLmL)に溶かした。得られた混合物を環境温度で1時間攪拌し(窒素吹き込みは継続)、(E)−エチル2−((2−クロロベンジリデン)アミノ)アセテート(2.75g、12.19mmol)をテトラヒドロフラン2mL中溶液として加え、得られた溶液を氷水浴で冷却して<5℃とした。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート/テトラヒドロフラン(0.209mL、0.209mmol)を滴下し、次に、温度を7℃より低く維持しながら、未希釈の(E)−3,3−ジメチル−1−ニトロブタ−1−エン(1.5g、11.61mmol)を20分間かけて加えた。反応混合物を0℃で1時間攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液60mL及び酢酸エチル100mLで反応停止し、昇温させて環境温度とした。有機層を分離し、飽和塩化アンモニウム水溶液で2回、次にブラインで洗浄し、シリカゲル層で濾過した。有機層を濃縮した。ヘプタン(70mL)を加え、混合物を濾過して、沈殿(2.5g)を得た。濾液を、20分間の期間をかけての0−60%ヘプタン/酢酸エチルの勾配で溶離を行う12gシリカゲルカートリッジを用いるクロマトグラフィーによって精製して、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−クロロフェニル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレートを得た(2.85g、8.03mmol、収率69.2%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.56−7.48(m、1H)、7.45−7.38(m、1H)、7.35−7.24(m、2H)、5.25(dd、J=6.7、3.0Hz、1H)、4.71(t、J=7.0Hz、1H)、4.19(qq、J=7.3、3.7Hz、2H)、3.78(t、J=7.3Hz、1H)、3.68(t、J=7.3Hz、1H)、3.07(dd、J=7.4、3.0Hz、1H)、1.24(t、J=7.1Hz、3H)、0.94(s、9H)、0.96(s、9H);MS(APCI+)m/z355(M+H)
+。
【0875】
実施例103B
(2S,3R,4S,5S)−1−アリル2−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−クロロフェニル)−4−ニトロピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
トルエン(9.34mL)及び飽和NaHCO
3水溶液(9.34mL)中の実施例103A(2.85g、8.03mmol)に、環境温度でアリルカルボノクロリデート(0.880mL、8.03mmol)を滴下した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。ジクロロメタン(60mL)及び水(30mL)を加え、有機層をブラインで洗浄し、濃縮した。粗取得物をヘプタン50mLで磨砕し、濾過して、沈殿(2.03g)を得た。濾液を、12分間の期間をかけての0−80%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行う12gカートリッジで精製して、(2S,3R,4S,5S)−1−アリル2−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−クロロフェニル)−4−ニトロピロリジン−1,2−ジカルボキシレートを得た(3.52g、8.02mmol、収率100%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.90(s、1H)、7.44−7.36(m、1H)、7.36−7.24(m、2H)、5.82(bs、1H)、5.68(s、1H)、5.60−5.52(m、1H)、5.05(d、J=91.9Hz、2H)、4.59(d、J=3.3Hz、1H)、4.46(bs、2H)、4.24(q、J=7.1Hz、2H)、3.05(t、J=3.0Hz、1H)、1.26(t、J=7.1Hz、3H)、1.00(s、9H);MS(APCI+)m/z439(M+H)
+。
【0876】
実施例103C
(2S,3S,4S,5S)−1−アリル2−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−クロロフェニル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
実施例103B(240mg、0.547mmol)をテトラヒドロフラン(2734μL)に溶かし、亜鉛(358mg、5.47mmol)を加え、次に酢酸(203μL、3.55mmol)を加えた。反応液を40℃で終夜攪拌した。酢酸(50μL)を加え、混合物を環境温度でさらに2時間攪拌した。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。粗残留物を、5−100%酢酸エチル/ヘプタンの勾配を用いて精製して、(2S,3S,4S,5S)−1−アリル2−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−クロロフェニル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレートを得た(175mg、0.428mmol、収率78%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.89(dd、J=7.7、1.9Hz、1H)、7.36(dd、J=7.7、1.5Hz、1H)、7.32−7.18(m、2H)、5.77−5.63(m、1H)、5.26(d、J=6.8Hz、1H)、5.04(d、J=1.6Hz、1H)、5.03−4.97(m、1H)、4.42−4.37(m、3H)、4.19(q、J=7.0Hz、2H)、3.81(dd、J=6.8、2.3Hz、1H)、2.09(t、J=2.7Hz、1H)、1.25(t、J=7.1Hz、3H)、1.00(s、9H)、0.87−0.74(m、2H);MS(ESI+)m/z409(M+H)
+。
【0877】
実施例103D
(2S,3S,4S,5S)−1−アリル2−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−クロロフェニル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
実施例103C(95mg、0.232mmol)、塩化亜鉛(II)(41mg、0.301mmol)及び5−シクロブチル−2−メトキシニコチンアルデヒド(59mg、0.309mmol)を[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、669μL)に溶かした。混合物を環境温度で25分間攪拌した。ナトリウムシアノトリヒドロボレート(24mg、0.382mmol)を加え、反応液を環境温度で90分間攪拌した。窒素下に溶媒を除去した。残留物を重炭酸ナトリウム水溶液で希釈し、粗取得物をジクロロメタンに取り、10gシリカゲルカートリッジで酢酸エチル/ヘプタン溶媒系を用いて精製して、(2S,3S,4S,5S)−1−アリル2−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−クロロフェニル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレートを得た(89mg、0.152mmol、収率65.6%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.91(dd、J=7.1、2.4Hz、1H)、7.77(d、J=2.4Hz、1H)、7.35(dd、J=7.1、2.1Hz、1H)、7.30−7.18(m、2H)、7.12(d、J=2.4Hz、1H)、5.70(ddt、J=17.7、10.2、5.1Hz、1H)、5.32(d、J=6.5Hz、1H)、5.04(s、1H)、5.03−4.97(m、1H)、4.48(d、J=1.6Hz、1H)、4.43−4.37(m、2H)、4.14(q、J=7.1Hz、2H)、3.64(s、3H)、3.56(dd、J=6.7、2.9Hz、1H)、3.47−3.34(m、2H)、3.26(dd、J=14.3、6.7Hz、1H)、2.37(s、1H)、2.26(tdt、J=6.7、4.5、2.0Hz、2H)、2.05−1.90(m、3H)、1.85(tt、J=7.4、3.4Hz、1H)、1.19(t、J=7.2Hz、3H)、0.99(s、9H);MS(ESI+)m/z584(M+H)
+。
【0878】
実施例103E
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−クロロフェニル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例103D(89mg、0.152mmol)を、窒素気流吹き込みで脱気した酢酸エチル(5mL)及びジクロロメタン(5mL)に溶かし、1,3−ジメチルピリミジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン(47.6mg、0.305mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.1mg、0.914μmol)で処理した。反応液を環境温度で攪拌した。10分後、反応混合物を飽和NaHCO
3水溶液2mLで反応停止し、水/有機分離管(separator tube)に通した。溶媒を除去し、粗有機層を、20分間かけての5−100%酢酸エチル/ヘプタンの勾配を用いる12gシリカゲルカートリッジを用いて精製して、(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−クロロフェニル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピロリジン−2−カルボキシレートを得た(71mg、0.142mmol、収率93%)。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm7.80−7.76(m、1H)、7.69(dd、J=7.6、1.8Hz、1H)、7.39(dd、J=7.8、1.5Hz、1H)、7.32(td、J=7.5、1.5Hz、1H)、7.28−7.23(m、1H)、7.08(d、J=2.4Hz、1H)、4.45(d、J=4.4Hz、1H)、4.25(qd、J=7.1、2.2Hz、2H)、3.76(s、3H)、3.69(d、J=6.1Hz、1H)、3.42(d、J=8.9Hz、1H)、3.38(dd、J=4.5、1.3Hz、1H)、3.22(s、2H)、2.35−2.19(m、2H)、2.11(dd、J=6.1、1.3Hz、1H)、2.08−1.96(m、3H)、1.87(dtt、J=4.8、3.9、2.3Hz、1H)、1.31(t、J=7.1Hz、3H)、0.97(s、9H);(APCI+)m/z500(M+H)
+。
【0879】
実施例103F
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−クロロフェニル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例103E(70mg、0.140mmol)を、ジクロロメタン(1mL)に溶かし、氷浴で冷却し、ジクロロメタン1mL中溶液としてのトリエチルアミン(0.078mL、0.560mmol)及び(S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニルクロライド(37.7mg、0.280mmol)で処理した。反応液を環境温度で20分間攪拌した。反応混合物を飽和NaHCO
3水溶液2mLで反応停止し、相を分離し、有機層を濃縮した。粗有機層を、20分間かけての5−60%酢酸エチル/ヘプタンの勾配を用いる12gシリカゲルカートリッジを用いて精製して粗生成物68mgを得て、その混合物を、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相HPLCを用いてさらに精製して、(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−クロロフェニル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレートを得た(45mg、0.075mmol、収率53.7%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.93(s、1H)、7.77(d、J=2.4Hz、1H)、7.38(dd、J=6.1、3.0Hz、1H)、7.27(dt、J=5.9、2.8Hz、2H)、7.14(d、J=2.4Hz、1H)、5.59(s、1H)、4.73(s、1H)、4.14(q、J=7.1Hz、2H)、3.67(d、J=8.5Hz、4H)、3.59(d、J=7.1Hz、1H)、3.47(d、J=14.2Hz、1H)、3.43−3.35(m、1H)、3.27(d、J=14.3Hz、1H)、2.37(s、1H)、2.26(dddd、J=13.3、7.0、3.9、1.8Hz、2H)、2.05−1.92(m、6H)、1.87−1.61(m、4H)、1.20(t、J=7.1Hz、3H)、0.98(d、J=2.1Hz、9H)。
【0880】
実施例103G
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−クロロフェニル)−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例103F(45mg、0.075mmol)をメタノール(1mL)及びテトラヒドロフラン(1.0mL)に溶かし、水(0.5mL)中溶液としての水酸化リチウム(18.02mg、0.752mmol)で処理した。反応液を45℃加熱ブロックで3時間加温した。反応液を濃縮し、2N HCl水溶液(300μL)を用いてpH6とした。粗有機層を、酢酸エチル/エタノール/ヘプタン溶媒系による10gシリカゲルカートリッジを用いて精製して、(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−5−(2−クロロフェニル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸を得た(41mg、0.072mmol、収率96%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.04(s、1H)、7.76(d、J=2.4Hz、1H)、7.35(d、J=7.0Hz、1H)、7.29−7.16(m、2H)、7.12(d、J=2.4Hz、1H)、5.55(s、1H)、4.55(s、1H)、3.78−3.68(m、1H)、3.68(s、3H)、3.69−3.57(m、1H)、3.52(d、J=7.1Hz、1H)、3.46(d、J=14.8Hz、1H)、3.41−3.34(m、1H)、3.25(d、J=14.8Hz、1H)、2.67−2.60(m、1H)、2.38(s、1H)、2.26(dddt、J=13.1、8.5、5.4、2.7Hz、2H)、2.04−1.87(m、5H)、1.89−1.76(m、2H)、1.70(s、1H)、0.96(s、9H);(APCI+)m/z570(M+H)
+。
【0881】
[実施例104]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0882】
実施例104A
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−(2−イソプロピルフェニル)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例100B(0.150g、0.348mmol)及び5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(0.067g、0.348mmol)のジクロロエタン(1.7mL)中溶液を、水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(0.103g、0.488mmol)で処理し、反応液を室温で攪拌した。30分後、反応混合物を飽和NaHCO
3水溶液1.7mLで処理し、30分間高撹拌した。相を分離し、水層をCH
2Cl
2で3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮し、粗取得物を15分かけての0%から30%酢酸エチル−ヘプタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物0.180g(収率85%)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.89(d、J=7.7Hz、1H)、7.23(m、2H)、7.08(m、2H)、6.88(d、J=2.6Hz、1H)、6.66(d、J=8.5Hz、1H)、5.62(m、1H)、4.72(m、1H)、4.10(m、3H)、3.67(m、2H)、3.51(m、1H)、3.41(m、4H)、3.18(m、1H)、3.07(m、1H)、2.41(m、1H)、1.97(m、1H)、1.78−1.63(m、3H)、1.23−1.13(m、15H)、1.03(m、12H);MS(ESI+)m/z607.4(M+H)
+。
【0883】
実施例104B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例104A(0.180g、0.297mmol)及び水酸化リチウム(1M水溶液)(3mL、3.00mmol)を、テトラヒドロフラン(3mL)及びメタノール(3mL)中、45℃で終夜攪拌した。その後、混合物を、1N HCl水溶液でpH2の酸性とし、減圧下に濃縮した。アセトニトリルとの共沸で過剰の水分を除去し、粗取得物を、Phenomenex(R) Luna(R) C8(2) 5μm 100Å AXIAカラム(30mm×75mm)での逆相HPLCによって精製した。アセトニトリル(A)及び0.1%トリフルオロ酢酸/水(B)の勾配を、流量50mL/分(0−1.0分5%A、1.0−8.5分直線勾配5−100%A、8.5−11.5分100%A、11.5−12.0分直線勾配95−5%A)で用いて、標題化合物0.066g(収率38%)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.82(d、J=7.8Hz、1H)、7.35−7.13(m、4H)、6.98(d、J=2.6Hz、1H)、6.75(d、J=8.5Hz、1H)、5.67(m、1H)、4.64(d、J=1.4Hz、1H)、4.16(m、1H)、3.76(d、J=13.5Hz、1H)、3.67(m、3H)、3.50(s、3H)、3.34(m、1H)、3.24(d、J=13.4Hz、1H)、2.53(d、J=18.3Hz、1H)、1.98(m、1H)、1.77(dt、J=14.2、6.8Hz、1H)、1.66(m、2H)、1.22(d、J=6.8Hz、3H)、1.19(s、9H)、1.12−1.02(m、3H)、1.04(s、9H);MS(ESI+)m/z579.4(M+H)
+。
【0884】
[実施例105]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(5−シクロプロピル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−メチルフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸
【0885】
実施例105A
エチル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−(((5−シクロプロピル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−(o−トリル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例88B(101.3mg、0.244mmol)及び5−シクロプロピル−2−メトキシニコチンアルデヒド(67.2mg、0.379mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。水素化ホウ素シアノナトリウム(69.9mg、1.112mmol)を加え、反応液を環境温度で17時間攪拌した。反応液をジクロロメタン(35mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(35mL)で反応停止し、30分間攪拌した。有機層を単離し、水層をジクロロメタンで抽出した(35mLで2回)。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、酢酸アンモニウム法を用いる逆相によって精製して、標題化合物を得た(59.4mg、42%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.85(s、1H)、7.75(d、J=2.4Hz、1H)、7.15(s、3H)、6.87(d、J=2.4Hz、1H)、5.24(d、J=6.6Hz、1H)、4.60(s、1H)、4.19−4.06(m、2H)、3.60(d、J=1.0Hz、3H)、3.49−3.33(m、2H)、3.27−3.17(m、1H)、2.35(s、1H)、2.19(s、3H)、2.10−1.93(m、1H)、1.76(tt、J=8.4、5.1Hz、1H)、1.64(d、J=11.0Hz、2H)、1.48(s、2H)、1.19(t、J=7.1Hz、5H)、0.99(s、13H)、0.89−0.79(m、2H)、0.52−0.43(m、2H)。;MS(ESI+)m/z592(M+H)
+。
【0886】
実施例105B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[(5−シクロプロピル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−メチルフェニル)ピロリジン−2−カルボン酸
実施例105A(56.4mg、0.098mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液(1M、0.5mL、0.5mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(0.5mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物(48.2mg、63%)をビストリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.81(d、J=2.4Hz、1H)、7.75(s、1H)、7.18(d、J=2.8Hz、3H)、6.99(d、J=2.4Hz、1H)、5.30(d、J=6.8Hz、1H)、4.56(d、J=1.6Hz、1H)、3.69−3.56(m、5H)、3.30(d、J=14.1Hz、1H)、2.47(s、1H)、2.25(s、3H)、2.21−2.04(m、1H)、1.79(tt、J=8.4、5.2Hz、1H)、1.71−1.42(m、4H)、1.00(s、15H)、0.92−0.81(m、2H)、0.57−0.45(m、2H);MS(ESI+)m/z548(M+H)
+。
【0887】
[実施例106]
(2S,3S,4S,5S)−5−(2−ブロモフェニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0888】
実施例106A
エチル(2S,3R,4S,5S)−5−(2−ブロモフェニル)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
(S)−テトラヒドロフラン−2−カルボン酸(428.8mg、3.69mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶かした。オキサリルクロライド(1.8mL、2M、3.60mmol)を加え、次にN,N−ジメチルホルムアミド(25μL)を加えた。反応液を環境温度で3時間攪拌し、その時点で反応液を濃縮し、ジクロロメタン(2mL)に再溶解し、再度濃縮した。残留物をジクロロメタンに取り(2mLで3回)、コア25(1.38g、3.46mmol)及びトリエチルアミン(1.5mL、10.76mmol)のジクロロメタン(10mL)中溶液に加えた。反応液を環境温度で17時間攪拌した。その後、混合物をCH
2Cl
2(100mL)で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液で2回及びブラインで1回洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(1.58g、92%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.94(d、J=7.8Hz、1H)、7.59−7.50(m、1H)、7.31(td、J=7.7、3.6Hz、1H)、7.24−7.14(m、1H)、6.02(s、1H)、5.57−5.48(m、1H)、4.90(s、1H)、4.30−4.22(m、2H)、3.70(dq、J=11.4、6.8、6.3Hz、2H)、3.46(s、1H)、3.03(t、J=2.5Hz、1H)、2.04−1.89(m、1H)、1.78(ddd、J=23.2、14.8、8.4Hz、3H)、1.29(td、J=7.1、0.9Hz、3H)、1.03(d、J=1.0Hz、9H);MS(ESI+)m/z497&499(M+H)
+。
【0889】
実施例106B
エチル(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−5−(2−ブロモフェニル)−3−(tert−ブチル)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例106A(300mg、0.603mmol)をテトラヒドロフラン(3mL)に溶かし、亜鉛(394mg、6.03mmol)を加え、次に酢酸(0.224mL、3.92mmol)を加えた。反応液を加熱して65℃として2時間経過させた。反応液を濾過し、濃縮し、50−100%酢酸エチル/ジクロロメタンの勾配を用いて精製して、標題化合物を得た(105.9mg、0.227mmol、収率37.6%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.93(s、1H)、7.56(d、J=7.9Hz、1H)、7.33(t、J=7.6Hz、1H)、7.17(t、J=7.6Hz、1H)、5.50(s、1H)、4.60(s、1H)、4.18(q、J=7.1Hz、2H)、3.85(dd、J=6.7、2.1Hz、1H)、3.67(dd、J=13.4、6.5Hz、3H)、2.07(t、J=2.5Hz、1H)、2.01−1.90(m、1H)、1.85−1.57(m、3H)、1.25(t、J=7.1Hz、3H)、1.00(s、9H);MS(ESI+)m/z467&469(M+H)
+。
【0890】
実施例106C
エチル(2S,3S,4S,5S)−5−(2−ブロモフェニル)−3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例106B(89.0mg、0.190mmol)及び5−シクロブチル−2−メトキシニコチンアルデヒド(60.0mg、0.314mmol)をジクロロエタン(3mL)に溶かした。水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(83.8mg、0.395mmol)を加え、反応液を環境温度で1時間攪拌した。反応液をジクロロメタン(35mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(35mL)で反応停止し、30分間攪拌した。有機層を単離し、水層をジクロロメタンで抽出した(35mLで2回)。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(10%から20%酢酸エチル/ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を得た(120.3mg、98%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.96(s、1H)、7.87(d、J=2.4Hz、1H)、7.80(d、J=2.4Hz、1H)、7.63(d、J=2.4Hz、1H)、7.58(d、J=8.0Hz、1H)、7.35(s、1H)、7.27−7.12(m、2H)、5.73−5.33(m、1H)、4.77(s、1H)、4.63(dd、J=5.8、3.6Hz、1H)、4.25−4.10(m、2H)、3.88(d、J=1.5Hz、3H)、3.77−3.60(m、6H)、3.58−3.36(m、3H)、3.29(dd、J=14.3、7.5Hz、1H)、2.41−2.23(m、4H)、2.17−1.65(m、10H)、1.27−1.19(m、3H)、1.02(d、J=1.6Hz、9H);MS(ESI+)m/z642&644(M+H)
+。
【0891】
実施例106D
(2S,3S,4S,5S)−5−(2−ブロモフェニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例106C(120.3mg、0.187mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液(1M、1.0mL、1.0mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(1mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物(85.9mg、55%)をビストリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.93(d、J=7.6Hz、1H)、7.79(d、J=2.4Hz、1H)、7.56(dd、J=7.9、1.3Hz、1H)、7.33(t、J=7.5Hz、1H)、7.23−7.15(m、2H)、5.56(s、1H)、4.67(d、J=1.6Hz、1H)、4.17(s、1H)、3.73−3.61(m、6H)、3.52(d、J=14.4Hz、1H)、3.45−3.34(m、1H)、3.28(d、J=14.4Hz、1H)、2.41(s、1H)、2.33−2.18(m、2H)、2.05−1.62(m、8H)、0.98(s、9H);MS(ESI+)m/z614&616(M+H)
+。
【0892】
[実施例107]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−シクロプロピルフェニル)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0893】
実施例107A
エチル(2S,3R,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−5−(2−シクロプロピルフェニル)−4−ニトロ−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
(S)−テトラヒドロフラン−2−カルボン酸(408.2mg、3.03mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶かした。オキサリルクロライド(1.5mL、2M、3.00mmol)を加え、次にN,N−ジメチルホルムアミド(25μL)を加えた。反応液を環境温度で3時間攪拌し、その時点で反応液を濃縮し、ジクロロメタン(2mL)に再溶解し、再度濃縮した。残留物をジクロロメタンに取り(2mLで3回)、コア14(905.0mg、2.51mmol)及びトリエチルアミン(1.0mL、7.17mmol)のジクロロメタン(10mL)中溶液に加えた。反応液を環境温度で17時間攪拌した。その後、混合物をCH
2Cl
2(100mL)で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液で2回及びブラインで1回洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(1158g、100%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.84(d、J=7.7Hz、1H)、7.19−7.07(m、2H)、7.03−6.98(m、1H)、6.31(d、J=8.6Hz、1H)、5.66−5.54(m、1H)、4.86(d、J=2.8Hz、1H)、4.26(qd、J=7.1、1.2Hz、2H)、4.07(s、1H)、3.66(dq、J=24.9、7.5Hz、2H)、3.02(t、J=2.5Hz、1H)、2.11(tt、J=8.4、5.4Hz、1H)、1.99−1.58(m、4H)、1.30(dd、J=7.5、6.7Hz、3H)、1.04(s、9H)、0.97(pt、J=8.8、2.6Hz、2H)、0.81(ddd、J=9.4、6.3、3.4Hz、1H)、0.67−0.52(m、1H);MS(ESI+)m/z459(M+H)
+。
【0894】
実施例107B
エチル(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−シクロプロピルフェニル)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
50mLステンレス製圧力瓶中、実施例107A(1.13g、2.464mmol)及びテトラヒドロフラン(25mL)を、ラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(5.00g、38.3mmol)に加え、約0.34MPa(50psi)水素及び50℃で16時間振盪した。反応液を濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(1.05g、99%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.87(s、1H)、7.14(dt、J=7.0、3.9Hz、2H)、7.04(dt、J=4.7、3.3Hz、1H)、5.81(s、1H)、4.56(s、1H)、4.17(q、J=7.1Hz、2H)、4.07(s、1H)、3.83(dd、J=6.9、2.2Hz、1H)、3.68(q、J=7.3Hz、1H)、3.60(dddd、J=6.6、4.1、2.7、1.4Hz、2H)、2.07(t、J=2.6Hz、1H)、1.92(s、1H)、1.84−1.53(m、3H)、1.25(t、J=7.1Hz、3H)、1.01(s、9H)、0.97−0.81(m、2H)、0.67(dddd、J=12.0、10.6、5.8、3.2Hz、2H);MS(ESI+)m/z429(M+H)
+。
【0895】
実施例107C
エチル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−(2−シクロプロピルフェニル)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例107B(210.5mg、0.491mmol)及び5−シクロブチル−2−メトキシニコチンアルデヒド(133.3mg、0.697mmol)をジクロロエタン(6mL)に溶かした。水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(207.9mg、0.981mmol)を加え、反応液を環境温度で1時間攪拌した。反応液をジクロロメタン(35mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(35mL)で反応停止し、30分間攪拌した。有機層を単離し、水層をジクロロメタンで抽出した(35mLで2回)。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(10%から25%酢酸エチル/ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を得た(165.9mg、56%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.88(s、1H)、7.75(d、J=2.5Hz、1H)、7.15(s、2H)、7.10(d、J=2.4Hz、1H)、7.08−6.97(m、1H)、5.87(s、1H)、4.73(s、1H)、4.11(q、J=7.1Hz、2H)、3.72−3.30(m、10H)、3.24(dd、J=14.3、7.3Hz、1H)、2.39(s、1H)、2.33−2.18(m、2H)、2.11−1.53(m、8H)、1.18(t、J=7.1Hz、3H)、1.02(s、9H)、0.87(tdd、J=9.4、5.8、4.0Hz、1H)、0.76(tt、J=8.6、4.7Hz、1H)、0.61(dtd、J=9.5、5.6、4.0Hz、1H)、0.50−0.40(m、1H);MS(ESI+)m/z604(M+H)
+。
【0896】
実施例107D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−シクロプロピルフェニル)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例107C(161.9mg、0.268mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液(1M、1.0mL、1.0mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(1mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物(130.7mg、61%)をビストリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.82(dd、J=14.5、4.2Hz、2H)、7.18(td、J=3.8、2.2Hz、3H)、7.07(dt、J=6.2、3.4Hz、1H)、5.91(d、J=6.6Hz、1H)、4.67(d、J=1.4Hz、1H)、4.12(s、2H)、3.73−3.54(m、7H)、3.46−3.33(m、1H)、3.28(d、J=14.2Hz、1H)、2.48(s、1H)、2.34−2.18(m、2H)、2.05−1.41(m、8H)、1.03(s、9H)、0.95−0.84(m、1H)、0.83−0.73(m、1H)、0.62(dtd、J=9.3、5.5、3.9Hz、1H)、0.52(dtd、J=9.5、5.6、3.9Hz、1H);MS(ESI+)m/z576(M+H)
+。
【0897】
[実施例108]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−シクロプロピルフェニル)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例107B(103.2mg、0.241mmol)及び5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(84.9mg、0.442mmol)をメタノール(2mL)に溶かした。水素化ホウ素シアノナトリウム(74.5mg、1.186mmol)を加え、反応液を環境温度で17時間攪拌した。LiOH水溶液(1M、1.0mL、1.0mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。トリフルオロ酢酸(0.2mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物(108.2mg、56%)をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.79(s、1H)、7.22(dt、J=8.4、3.3Hz、3H)、7.13−7.07(m、1H)、7.02(d、J=2.6Hz、1H)、6.77(d、J=8.6Hz、1H)、5.94(s、1H)、4.67(d、J=1.3Hz、1H)、4.15(s、1H)、3.85−3.57(m、4H)、3.49(s、3H)、3.36−3.29(m、1H)、2.57(s、1H)、1.97(dt、J=8.5、5.6Hz、1H)、1.78(ddt、J=11.8、8.5、5.0Hz、2H)、1.67(s、2H)、1.21(d、J=0.8Hz、9H)、1.04(s、9H)、0.89(dddd、J=12.9、9.2、6.2、3.2Hz、1H)、0.77(tdd、J=9.1、5.7、4.0Hz、1H)、0.61(dtd、J=9.5、5.6、4.0Hz、1H)、0.50(dtd、J=9.5、5.6、4.0Hz、1H);MS(ESI+)m/z577(M+H)
+。
【0898】
[実施例109]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−(2−メチルフェニル)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0899】
実施例109A
エチル(2S,3R,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)−5−(o−トリル)ピロリジン−2−カルボキシレート
(S)−テトラヒドロピラン−2−カルボン酸(389mg、2.99mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶かした。オキサリルクロライド(1.5mL、2M、3.00mmol)を加え、次にN,N−ジメチルホルムアミド(25μL)を加えた。反応液を環境温度で3時間攪拌し、その時点で反応液を濃縮し、ジクロロメタン(2mL)に再溶解し、再度濃縮した。残留物をジクロロメタンに取り(2mLで3回)、コア10(1.00g、2.99mmol)及びトリエチルアミン(1.0mL、7.17mmol)のジクロロメタン(10mL)中溶液に加えた。反応液を環境温度で17時間攪拌した。その後、混合物をCH
2Cl
2(100mL)で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液で2回及びブラインで1回洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(1.33g、100%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.90(d、J=7.6Hz、1H)、7.19−7.09(m、3H)、6.01(m、1H)、5.56(d、J=9.1Hz、1H)、4.77(m、1H)、4.24(q、J=7.0Hz、2H)、3.79(m、1H)、2.99(t、J=3.1Hz、1H)、2.40(s、3H)、1.71−1.62(m、1H)、1.51(m、1H)、1.45−1.26(m、8H)、1.02(s、9H)、0.83(m、1H);MS(ESI+)m/z447(M+H)
+。
【0900】
実施例109B
エチル(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)−5−(o−トリル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例107Aに代えて実施例109Aを用い、実施例107Bに記載の手順に従って標題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm7.87(m、1H)、7.15(m、3H)、5.46(m、1H)、4.47(m、1H)、4.16(m、2H)、3.80−3.68(m、2H)、2.32(s、3H)、2.01(t、J=2.8Hz、1H)、1.66(m、1H)、1.54−1.30(m、5H)、1.27−1.19(m、3H)、0.99(s、9H)、0.80(m、2H);MS(ESI+)m/z417(M+H)
+。
【0901】
実施例109C
エチル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−((2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)ベンジル)アミノ)−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)−5−(o−トリル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例109B(69.1mg、0.166mmol)及び2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)ベンズアルデヒド(中間体5、52.6mg、0.258mmol)をメタノール(1mL)に溶かし、環境温度で3時間攪拌した。水素化ホウ素シアノナトリウム(64.2mg、1.022mmol)を加え、反応液を環境温度でさらに16時間攪拌した。反応液をジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、酢酸アンモニウム法を用いる逆相によって精製して、標題化合物を得た(62.9mg、63%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.93(s、1H)、7.17(s、3H)、6.96(dd、J=8.4、2.5Hz、1H)、6.78−6.70(m、2H)、5.61(s、1H)、4.69(s、1H)、4.13(qq、J=7.4、3.9Hz、2H)、3.71(d、J=49.1Hz、1H)、3.55−3.42(m、5H)、3.23(dd、J=13.8、7.1Hz、1H)、2.35(s、1H)、2.22(t、J=9.8Hz、2H)、2.16(s、3H)、2.09−1.91(m、4H)、1.82−1.72(m、2H)、1.72−1.25(m、9H)、1.21(t、J=7.1Hz、3H)、1.02(s、9H);MS(ESI+)m/z605(M+H)
+。
【0902】
実施例109D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−5−(2−メチルフェニル)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例109C(59.9mg、0.099mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液(1M、0.5mL、0.5mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(0.5mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物(58.8mg、86%)をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.83(s、1H)、7.22(s、3H)、7.06(dd、J=8.5、2.5Hz、1H)、6.87−6.78(m、2H)、5.58(s、1H)、4.60(s、1H)、3.84−3.69(m、3H)、3.57(s、3H)、3.31−3.26(m、1H)、2.53(s、1H)、2.23(d、J=10.4Hz、6H)、2.09−1.93(m、3H)、1.80−1.63(m、2H)、1.35(s、8H)、1.02(s、10H);MS(ESI+)m/z577(M+H)
+。
【0903】
[実施例110]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メチルフェニル)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0904】
実施例110A
エチル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)−5−(o−トリル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例109B(69.1mg、0.266mmol)及び5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(46.2mg、0.240mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。水素化ホウ素シアノナトリウム(49.9mg、0794mmol)を加え、反応液を環境温度で17時間攪拌した。反応液をジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、酢酸アンモニウム法を用いる逆相によって精製して、標題化合物を得た(67.1mg、68%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.94(s、1H)、7.17(s、3H)、7.14(dd、J=8.5、2.6Hz、1H)、6.92(d、J=2.6Hz、1H)、6.72(d、J=8.5Hz、1H)、5.61(s、1H)、4.70(s、1H)、4.14(qt、J=7.1、3.7Hz、2H)、3.76(d、J=11.1Hz、1H)、3.56−3.43(m、5H)、3.38−3.25(m、2H)、3.23(d、J=13.7Hz、1H)、2.35(s、1H)、2.15(s、3H)、1.73−1.27(m、6H)、1.21(d、J=4.2Hz、12H)、1.02(s、9H);MS(ESI+)m/z593(M+H)
+。
【0905】
実施例110B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−(2−メチルフェニル)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例110A(64.1mg、0.108mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。LiOH水溶液(1M、1.0mL、1.0mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(1mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物(49.7mg、68%)をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.86(d、J=6.9Hz、1H)、7.29−7.22(m、4H)、7.05(d、J=2.5Hz、1H)、6.83(d、J=8.7Hz、1H)、5.61(s、1H)、4.62(s、1H)、3.91−3.74(m、4H)、3.60(s、3H)、3.52(s、1H)、3.33−3.26(m、1H)、2.57(s、1H)、2.27(s、3H)、1.70(d、J=12.4Hz、1H)、1.56−1.31(m、5H)、1.24(s、9H)、1.04(s、9H);MS(ESI+)m/z565(M+H)
+。
【0906】
[実施例111]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−エチルフェニル)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0907】
実施例111A
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−エチルフェニル)−4−ニトロ−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
コア28(0.5g、1.435mmol)のジクロロメタン(5.0mL)中溶液に環境温度で、トリエチルアミン(1.100mL、7.89mmol)を加え、次に(S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニルクロライド(0.367g、2.73mmol)をジクロロメタン2mL中溶液として滴下した。反応液を室温で20分間攪拌し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液10mLで反応停止し、粗残留物を、20分間の期間をかけての0−80%酢酸エチル/ヘプタンの勾配を用いる24gシリカゲルカートリッジを用いてクロマトグラフィー精製して、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2−エチルフェニル)−4−ニトロ−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレートを得た(0.603g、1.350mmol、収率94%)。
1H NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.91(d、J=7.9Hz、1H)、7.21(dt、J=13.9、7.4Hz、2H)、7.12(t、J=7.5Hz、1H)、6.02(s、1H)、5.58(d、J=8.2Hz、1H)、4.83(s、1H)、4.32−4.24(m、2H)、4.07(bs、1H)、3.71(q、J=7.2Hz、1H)、3.66(t、J=6.9Hz、1H)、3.06(t、J=3.0Hz、1H)、2.84(q、J=15.4、1H)、2.71(dq、J=15.4、7.7Hz、1H)、2.00−1.91(m、1H)、1.81(ddd、J=15.1、7.4、5.6Hz、1H)、1.68(s、1H)、1.32(t、J=7.1Hz、3H)、1.28(t、J=7.5Hz、3H)、1.05(s、9H);MS(APCI+)m/z447(M+H)
+。
【0908】
実施例111B
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−エチルフェニル)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
50mL圧力瓶中、実施例111A(602mg、1.348mmol)及びテトラヒドロフラン(9.5mL)を、ラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(1641mg、12.58mmol)に加え、混合物を約0.34MPa(50psi)の水素下に16時間振盪した。反応液を濾過し、溶媒を減圧下に除去した。粗取得物をジクロロメタン1mLに溶かし、24gカートリッジに負荷し、15分の期間をかけての0−100%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行って、(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−エチルフェニル)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレートを得た(481mg、1.155mmol、収率86%)。
1H NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.92(d、J=7.4Hz、1H)、7.27−7.14(m、3H)、5.50(s、1H)、4.55(s、1H)、4.20(q、J=7.1Hz、2H)、4.07(bs、1H)、3.73(d、J=6.7Hz、1H)、3.69(q、J=7.3Hz、1H)、3.62(d、J=7.6Hz、1H)、2.74(dt、J=14.9、7.4Hz、1H)、2.66(dt、J=14.9、7.6Hz、1H)、2.08(s、1H)、1.95(s、1H)、1.79(tt、J=13.7、6.5Hz、1H)、1.65(s、1H)、1.26(dt、J=12.4、7.3Hz、6H)、1.02(s、9H)、0.78(s、2H);MS(APCI+)m/z417(M+H)
+。
【0909】
実施例111C
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−(2−エチルフェニル)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
5−シクロブチル−2−メトキシニコチンアルデヒド(60.6mg、0.317mmol)、実施例111B(120mg、0.288mmol)及び塩化亜鉛(II)(39.3mg、0.288mmol)の[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、2mL)中溶液に、水素化ホウ素シアノナトリウム(27.2mg、0.432mmol)を加え、反応液を環境温度で2時間攪拌した。溶媒を除去し、得られた残留物を、20分間の期間をかけての0−60%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行う24gシリカゲルカートリッジを用いてクロマトグラフィー精製して、(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−(2−エチルフェニル)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレートを得た(149mg、0.252mmol、収率87%)。
1H NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.93(s、1H)、7.78(s、1H)、7.20(m、3H)、7.12(s、1H)、5.56(s、1H)、4.73(s、1H)、4.14(q、J=7.1Hz、2H)、3.69(d、J=7.4Hz、1H)、3.60(s、3H)、3.43(ddd、J=17.5、14.8、7.6Hz、3H)、3.24(dd、J=14.3、6.3Hz、1H)、2.61(dt、J=14.9、7.4Hz、1H)、2.49−2.43(m、1H)、2.40(s、1H)、2.28(ddt、J=8.8、5.9、3.7Hz、2H)、2.12−1.92(m、4H)、1.90−1.74(m、2H)、1.66(s、1H)、1.21(t、J=7.1Hz、3H)、1.15(t、J=7.5Hz、3H)、1.03(s、9H);MS(ESI+)m/z593(M+H)
+。
【0910】
実施例111D
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(2−エチルフェニル)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例111C(148mg、0.250mmol)のテトラヒドロフラン(0.760mL)、メタノール(0.760mL)及び水(0.760mL)中溶液に、水酸化リチウム・H
2O(73.5mg、1.751mmol)を加え、反応液を45℃で16時間加熱した。窒素気流下で溶媒を除去した。水(0.5mL)を粗取得物に加え、混合物を1M HCl水溶液(1.63mL)でpH約6の酸性とし、ジクロロメタンで抽出し、溶媒を減圧下に留去した。得られた粗残留物を、10分間の期間をかけての0−10%メタノール/ジクロロメタンの勾配を用いる4gシリカゲルカートリッジを用いてクロマトグラフィー精製して、(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−(2−エチルフェニル)−1−((S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸を得た(57mg、0.101mmol、収率40.4%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.88(d、J=7.7Hz、1H)、7.76(d、J=2.4Hz、1H)、7.23−7.08(m、4H)、5.51(s、1H)、4.65−4.57(m、1H)、4.10(s、1H)、3.68(t、J=7.0Hz、1H)、3.59(s、3H)、3.48(d、J=14.5Hz、1H)、3.44−3.32(m、2H)、3.23(d、J=14.4Hz、1H)、2.60(dq、J=15.0、7.5Hz、2H)、2.42(d、J=7.4Hz、1H)、2.40−2.35(m、1H)、2.31−2.19(m、2H)、2.02−1.89(m、4H)、1.88−1.74(m、2H)、1.64(s、1H)、1.12(t、J=7.5Hz、3H)、0.99(s、9H);MS(APCI+)m/z565(M+H)
+。
【0911】
[実施例112]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−シクロプロピルフェニル)−4−({[2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキソラン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例107B(101.2mg、0.236mmol)及び2−メトキシ−5−(1−メチルシクロブチル)ベンズアルデヒド(中間体5、75.2mg、0.368mmol)をメタノール(2mL)に溶かした。水素化ホウ素シアノナトリウム(47.4mg、0.754mmol)を加え、反応液を環境温度で17時間攪拌した。LiOH水溶液(1M、1.0mL、1.0mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。トリフルオロ酢酸(0.2mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物(101.9mg、61%)をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.79(t、J=4.6Hz、1H)、7.25−7.17(m、2H)、7.13−7.07(m、1H)、7.04(dd、J=8.4、2.4Hz、1H)、6.84(d、J=2.4Hz、1H)、6.78(d、J=8.5Hz、1H)、5.94(d、J=6.5Hz、1H)、4.67(d、J=1.3Hz、1H)、4.15(s、1H)、3.84−3.59(m、4H)、3.50(s、3H)、3.32(d、J=13.6Hz、1H)、2.56(s、1H)、2.28−2.16(m、2H)、2.10−1.90(m、4H)、1.85−1.59(m、5H)、1.34(s、3H)、1.04(s、9H)、0.95−0.83(m、1H)、0.83−0.73(m、1H)、0.61(dtd、J=9.3、5.6、3.9Hz、1H)、0.51(dtd、J=9.4、5.6、3.9Hz、1H);MS(ESI+)m/z589(M+H)
+。
【0912】
[実施例113]
(2S,3S,4S,5S)−5−(2−ブロモフェニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0913】
実施例113A
エチル(2S,3R,4S,5S)−5−(2−ブロモフェニル)−3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
(S)−テトラヒドロピラン−2−カルボン酸(425mg、3.27mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶かした。オキサリルクロライド(1.7mL、2M、3.40mmol)を加え、次にN,N−ジメチルホルムアミド(25μL)を加えた。反応液を環境温度で3時間攪拌した。混合物を濃縮し、ジクロロメタン(2mL)に再溶解し、再度濃縮した。残留物をジクロロメタンに取り(2mLで3回)、コア25(1.30g、3.26mmol)及びトリエチルアミン(1.5mL、10.76mmol)のジクロロメタン(10mL)中溶液に加えた。反応液を環境温度で17時間攪拌した。その後、混合物をCH
2Cl
2(100mL)で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液で2回及びブラインで1回洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(1.66g、100%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.99(dd、J=7.8、1.7Hz、1H)、7.59(d、J=8.0Hz、1H)、7.34(t、J=7.5Hz、1H)、7.28−7.19(m、1H)、6.14(s、1H)、5.51(dd、J=8.7、2.1Hz、1H)、4.86(s、1H)、4.26(q、J=7.1Hz、2H)、3.81(dtd、J=11.4、4.2、3.7、1.5Hz、1H)、3.61−3.26(m、2H)、2.99(t、J=2.6Hz、1H)、1.75−1.34(m、6H)、1.30(t、J=7.1Hz、3H)、1.03(s、9H);MS(ESI+)m/z511&513(M+H)
+。
【0914】
実施例113B
エチル(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−5−(2−ブロモフェニル)−3−(tert−ブチル)−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例113A(1.66g、3.25mmol)をテトラヒドロフラン(15mL)に溶かし、亜鉛(2.122g、32.5mmol)を加え、次に酢酸(1.858mL、32.5mmol)を加えた。反応液を加熱して65℃として2時間経過させた。反応液を濾過し、濃縮し、50−100%酢酸エチル/ジクロロメタンの勾配を用いて精製して、標題化合物を得た(901.2mg、収率58%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.95(s、1H)、7.59(d、J=8.0Hz、1H)、7.35(t、J=7.3Hz、1H)、7.18(t、J=7.7Hz、1H)、5.58(s、1H)、4.53(s、1H)、4.18(qd、J=7.0、2.6Hz、2H)、3.86−3.72(m、2H)、3.44−3.15(m、2H)、2.03(t、J=2.4Hz、1H)、1.69(d、J=12.3Hz、1H)、1.62−1.30(m、5H)、1.25(t、J=7.0Hz、3H)、1.00(s、9H);MS(ESI+)m/z481&483(M+H)
+。
【0915】
実施例113C
(2S,3S,4S,5S)−5−(2−ブロモフェニル)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例113B(118.9mg、0.247mmol)及び5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(70.9mg、0.369mmol)をメタノール(2mL)に溶かした。水素化ホウ素シアノナトリウム(37.8mg、0.602mmol)を加え、反応液を環境温度で17時間攪拌した。LiOH水溶液(1M、1.0mL、1.0mmol)を加え、反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。トリフルオロ酢酸(0.2mL)を加えることで反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過し、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相によって精製して、標題化合物(110.4mg、60%)をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.94(d、J=7.7Hz、1H)、7.63−7.56(m、1H)、7.38(t、J=7.5Hz、1H)、7.25−7.20(m、1H)、7.18(dd、J=8.6、2.6Hz、1H)、7.01(d、J=2.6Hz、1H)、6.77(d、J=8.6Hz、1H)、5.67(s、1H)、4.62(d、J=1.5Hz、1H)、3.85−3.63(m、4H)、3.57(s、3H)、3.53−3.50(m、1H)、3.31(d、J=13.6Hz、1H)、2.44(s、1H)、1.69(d、J=12.1Hz、1H)、1.56−1.33(m、5H)、1.21(s、9H)、1.00(s、9H);MS(ESI+)m/z629&631(M+H)
+。
【0916】
[実施例114]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−{[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]アミノ}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0917】
実施例114A
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(コア7、500mg、1.561mmol)及びトリエチルアミン(0.653mL、4.68mmol)のジクロロメタン(10mL)中混合物に、氷浴で冷却しながら、シクロヘキサンカルボニルクロライド(0.251mL、1.873mmol)を滴下した。混合物を氷浴で30分間攪拌し、昇温させて室温とした。ジクロロメタン(10mL)を加えた。混合物をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得て(490mg、収率72.9%)、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。LC/MS(APCI+)m/z431(M+H)
+。
【0918】
実施例114B
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート
50mL圧力瓶中、テトラヒドロフラン(10mL)中の実施例114A(300mg、0.697mmol)を、ラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(2.2g、16.87mmol)に加えた。混合物を、約0.34MPa(50psi)水素下に環境温度で20分間振盪し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(280mg、収率100%)。LC/MS(APCI+)m/z400.93(M+H)
+。
【0919】
実施例114C
(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
バイアル中、(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(実施例114B、100mg、0.250mmol)、3−ブロモ−2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン(70.3mg、0.275mmol)、4−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−N,N−ジメチルアニリン(6.63mg、0.025mmol)、炭酸セシウム(96mg、0.499mmol)及び1,4−ジオキサン(2mL)の混合物を、N
2で約30分間パージし、その時点でPd
2(dba)
3(トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、11.43mg、0.012mmol)を加えた。反応混合物をN
2で10分間で再度パージし、40℃で16時間加熱した。混合物を濾過し、酢酸エチルで洗浄した。合わせた有機層を濃縮した。残留物を、酢酸エチル/ヘプタン0−40%で溶離を行うクロマトグラフィーによって精製して、(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレートを得て、それをメタノール(4mL)及び4M HCl水溶液(1mL)に溶かした。混合物を40℃で終夜攪拌した。溶媒を除去し、残留物を、1N HCl水溶液でpH約5に調節した。トリフルオロ酢酸法による逆相HPLCを用いて、得られた混合物を精製することで、(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−((2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸(46mg、0.084mmol、収率33.6%)をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.54−7.44(m、3H)、7.09(dd、J=8.1、6.5Hz、2H)、7.03(t、J=7.2Hz、1H)、6.97(d、J=2.1Hz、1H)、5.35(d、J=7.2Hz、1H)、4.85(d、J=10.5Hz、1H)、4.54(s、1H)、4.45(d、J=3.7Hz、1H)、3.74(s、3H)、2.26(t、J=3.7Hz、1H)、2.17(s、1H)、1.64(s、2H)、1.45(s、2H)、1.29−1.07(m、4H)、1.04(s、9H)、1.02(s、2H);MS(ESI+)m/z548.2(M+H)
+。
【0920】
[実施例115]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロプロピル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0921】
実施例115A
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロプロピル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−(2−イソプロピルフェニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例61B(0.300g、0.693mmol)、5−シクロプロピル−2−メトキシニコチンアルデヒド(0.123g、0.693mmol)、及びナトリウムトリアセトキシヒドロボレート(0.220g、1.040mmol)を、1,2−ジクロロエタン(3.5mL)中、室温で終夜攪拌した。混合物を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液3.5mLとともに30分間高撹拌した。混合物をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機抽出液をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、粗中間体(2S,3S,4S,5S)−1−tert−ブチル2−エチル3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロプロピル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−(2−イソプロピルフェニル)ピロリジン−1,2−ジカルボキシレートを得た。MS(APCI
+)m/z594.7(M+H)。粗取得物をジクロロメタン(2.7mL)に溶かし、トリフルオロ酢酸(1.3mL、17.3mmol)とともに室温で4時間攪拌した。混合物を減圧下に濃縮し、残留物をジクロロメタンに取り、1N LiOH水溶液で2回及びブラインで1回洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm7.70(m、1H)、7.62(m、1H)、7.31−7.15(m、2H)、7.12(m、1H)、6.88(d、J=2.5Hz、1H)、4.41(d、J=4.9Hz、1H)、4.14(q、J=7.0Hz、2H)、3.64(s、3H)、3.62(m、1H)、3.25(d、J=14.3Hz、1H)、3.14(m、1H)、3.06(dd、J=5.0、1.7Hz、1H)、2.98(d、J=14.3Hz、1H)、2.17(dd、J=5.8、1.6Hz、1H)、1.74(m、1H)、1.27−1.11(m、9H)、0.97(s、9H)、0.82(m、2H)、0.46(m、2H);MS(ESI
+)m/z494.2(M+H)
+。
【0922】
実施例115B
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロプロピル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−(2−イソプロピルフェニル)−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸(0.149g、1.146mmol)を、塩化チオニル(1.088mL、14.90mmol)中で1時間還流させた。混合物を冷却して室温とし、減圧下に濃縮した。過剰の塩化チオニルをジクロロメタンで3回追い出し、残留物を実施例115A(0.283g、0.573mmol)のジクロロメタン(3mL)及びピリジン(0.556mL、6.88mmol)中溶液で処理した。反応液を室温で終夜攪拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、水で3回及びブラインで1回洗浄した。有機層を減圧下に濃縮し、残留物を、0%から20%酢酸エチル−ジクロロメタンで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm7.90(d、J=7.7Hz、1H)、7.72(d、J=2.6Hz、1H)、7.26(m、2H)、7.11(m、1H)、6.85(d、J=2.5Hz、1H)、5.61(m、1H)、4.69(d、J=1.4Hz、1H)、4.10(q、J=7.1Hz、2H)、3.73(m、1H)、3.57(s、3H)、3.40(m、3H)、3.12(m、2H)、2.32(m、1H)、1.77−1.31(m、4H)、1.26(d、J=6.7Hz、3H)、1.22−1.15(m、6H)、1.05(m、2H)、1.02(s、9H)、0.94(m、2H)、0.84(m、2H)、0.46(m、2H);MS(ESI
+)m/z606.4(M+H)。
【0923】
実施例115C
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロプロピル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例115B(0.054g、0.089mmol)及び水酸化リチウム(1M水溶液)(1mL、1mmol)を、テトラヒドロフラン(1mL)及びメタノール(1mL)中、45℃で終夜攪拌した。反応混合物を水で希釈し、1N塩酸水溶液でpH2に調節した。混合物をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた抽出液をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮し、残留物を、0%から5%メタノール−酢酸エチルで溶離を行うシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm7.84(d、J=7.9Hz、1H)、7.77−7.70(m、1H)、7.27(m、2H)、7.11(t、J=7.5Hz、1H)、6.89(m、1H)、5.59(m、1H)、4.62(d、J=1.4Hz、1H)、3.73(m、1H)、3.56(s、3H)、3.53−3.43(m、2H)、3.39(d、J=6.5Hz、1H)、3.23−3.01(m、4H)、2.36(m、1H)、1.81−1.31(m、6H)、1.26(d、J=6.8Hz、3H)、1.04(d、J=6.9Hz、3H)、1.01(s、9H)、0.89−0.79(m、2H)、0.51−0.43(m、2H);MS(ESI
+)m/z578.3(M+H)
+。
【0924】
[実施例116]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−シクロプロピルフェニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0925】
実施例116A
エチル(2S,3R,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−5−(2−シクロプロピルフェニル)−4−ニトロ−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
(S)−テトラヒドロピラン−2−カルボン酸(161.3mg、1.24mmol)をジクロロメタン(5mL)に溶かした。オキサリルクロライド(2M、0.63mL、1.26mmol)を加え、次にN,N−ジメチルホルムアミド(25μL)を加えた。反応液を環境温度で1時間攪拌し、その時点で反応液を濃縮し、ジクロロメタン(1mL)に再溶解し、再度濃縮した。残留物をジクロロメタンに取り(1mLで3回)、コア14(374.7mg、1.04mmol)及びトリエチルアミン(500μL、3.59mmol)のジクロロメタン(10mL)中溶液に加えた。反応液を環境温度で2時間攪拌した。混合物をCH
2Cl
2(50mL)で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液で2回及びブラインで1回洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.87(dd、J=7.8、1.4Hz、1H)、7.21−7.13(m、1H)、7.13−7.06(m、1H)、6.99(dd、J=7.7、1.4Hz、1H)、6.29(d、J=8.6Hz、1H)、5.56(dd、J=8.6、2.1Hz、1H)、4.85(s、1H)、4.32−4.18(m、2H)、3.81−3.70(m、1H)、3.66−3.44(m、1H)、3.13−3.01(m、1H)、2.98(t、J=2.5Hz、1H)、2.09(tt、J=8.3、5.3Hz、1H)、1.71−1.33(m、6H)、1.29(t、J=7.1Hz、3H)、1.08−0.96(m、11H)、0.78(ddt、J=10.0、4.9、2.1Hz、1H)、0.73−0.63(m、1H);MS(ESI+)m/z473(M+H)
+。
【0926】
実施例116B
エチル(2S,3S,4S,5S)−4−アミノ−3−(tert−ブチル)−5−(2−シクロプロピルフェニル)−1−((S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
50mLステンレス製圧力瓶中、実施例116A(394.8mg、1.162mmol)及びテトラヒドロフラン(7.5mL)を、ラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(719.3mg、5.52mmol)に加え、混合物を約0.34MPa(50psi)水素及び50℃で26時間振盪した。反応液を濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.85(s、1H)、7.15(t、J=4.6Hz、2H)、7.06−7.00(m、1H)、5.78(s、1H)、4.52(d、J=2.7Hz、1H)、4.17(qd、J=7.0、2.1Hz、2H)、3.86−3.67(m、2H)、3.65−3.36(m、2H)、3.19(d、J=2.7Hz、1H)、2.02(t、J=2.4Hz、1H)、1.71−1.29(m、6H)、1.24(t、J=7.1Hz、3H)、1.00(s、9H)、0.96−0.85(m、2H)、0.76−0.57(m、2H);MS(ESI+)m/z443(M+H)
+。
【0927】
実施例116C
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−5−(2−シクロプロピルフェニル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例116B(72.2mg、0.163mmol)及び2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ニコチンアルデヒド(51.3mg、0.250mmol)をメタノール(1mL)に溶かした。水素化ホウ素シアノナトリウム(24.9mg、0.396mmol)を加え、反応液を環境温度で3時間攪拌した。LiOH水溶液(1M、0.5mL、0.5mmol)を反応液に加えた。反応液を加熱して50℃として16時間経過させた。1M HCl水溶液(0.5mL)で反応停止し、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈し、濾過した。得られた残留物を、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相HPLCによって精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm8.31(d、J=2.0Hz、1H)、7.92−7.81(m、1H)、7.54(d、J=2.5Hz、1H)、7.16(qt、J=7.3、4.0Hz、2H)、7.03(dd、J=7.0、2.1Hz、1H)、5.88(d、J=6.4Hz、1H)、4.61(d、J=1.5Hz、1H)、3.75(s、4H)、3.64−3.51(m、4H)、3.27(d、J=14.9Hz、1H)、2.38(s、1H)、1.85(tt、J=8.6、5.5Hz、1H)、1.71−1.62(m、1H)、1.59−1.06(m、5H)、1.00(s、9H)、0.95−0.86(m、1H)、0.86−0.74(m、1H)、0.68(dtd、J=9.5、5.6、4.0Hz、1H)、0.49(dt、J=10.2、5.1Hz、1H);MS(ESI+)m/z604(M+H)
+。
【0928】
[実施例117]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0929】
実施例117A
エチル(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2−イソプロピルフェニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例68B(101.2mg、0.199mmol)をジクロロメタン(2mL)に溶かした。トリエチルアミン(0.1mL、0.717mmol)を加え、次にシクロヘキサンカルボニルクロライド(67.5mg、0.460mmol)を加えた。反応液を濃縮し、酢酸アンモニウム法を用いる逆相によって精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.89(s、1H)、7.73(d、J=2.4Hz、1H)、7.26(dd、J=18.5、7.4Hz、2H)、7.15−7.07(m、2H)、5.40(d、J=6.4Hz、1H)、4.63(s、1H)、4.11(qd、J=7.0、1.1Hz、2H)、3.56(s、3H)、3.48−3.31(m、3H)、3.20(dd、J=14.2、6.2Hz、1H)、3.09(hept、J=6.7Hz、1H)、2.39(s、1H)、2.30−2.18(m、2H)、2.02−1.77(m、4H)、1.66−1.40(m、4H)、1.23(d、J=6.8Hz、6H)、1.18(t、J=7.1Hz、3H)、1.07(d、J=6.8Hz、3H)、1.02(s、9H);MS(ESI+)m/z618(M+H)
+。
【0930】
実施例117B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
テトラヒドロフラン(1mL)及びメタノール(1mL)中の実施例117A(92.9mg、0.150mmol)及び水酸化リチウム(1M水溶液)(1.0mL、1.0mmol)を、50℃で16時間攪拌した。反応混合物を1N HCl水溶液1.2mLで酸性とし、減圧下に濃縮した。残留物を、トリフルオロ酢酸法を用いる逆相クロマトグラフィーによって精製して、標題化合物をビストリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.81−7.72(m、2H)、7.30(dd、J=7.9、1.5Hz、1H)、7.24(td、J=7.5、1.4Hz、1H)、7.16(d、J=2.4Hz、1H)、7.15−7.08(m、1H)、5.41(d、J=6.5Hz、1H)、4.78−4.42(m、1H)、3.56(s、5H)、3.46(d、J=6.5Hz、1H)、3.43−3.32(m、1H)、3.25(d、J=14.2Hz、1H)、3.08(p、J=6.8Hz、1H)、2.43(s、1H)、2.25(dddd、J=10.6、8.6、4.5、2.1Hz、2H)、2.04−1.89(m、3H)、1.89−1.76(m、1H)、1.71−1.42(m、4H)、1.23(d、J=6.7Hz、9H)、1.07(d、J=6.8Hz、3H)、1.02(s、9H);MS(ESI+)m/z590(M+H)
+。
【0931】
[実施例118]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸
【0932】
実施例118A
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−5−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(コア57、2.0g、5.12mmol)及びトリエチルアミン(2.142mL、15.37mmol)のジクロロメタン(10mL)中溶液に、氷浴下にシクロヘキサンカルボニルクロライド(0.754mL、5.63mmol)を加えた。混合物を0℃で30分間攪拌した。ジクロロメタン(50mL)及び飽和NH
4Cl水溶液(20mL)を加え、有機層を分離し、ブラインで洗浄した。有機層を濃縮し、残留物を、0−60%勾配の酢酸エチル/ヘキサンで溶離を行う40gシリカゲルカートリッジでのクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS(APCI+)m/z501.5(M+H)
+。
【0933】
実施例118B
(2S,3S,4S,5S)−エチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−イル)ピロリジン−2−カルボキシレート
50mL圧力瓶中のラネー(R)−ニッケル2800、水スラリー(1.5g、11.50mmol)に、実施例118A(500mg、0.999mmol)及びテトラヒドロフラン(10mL)を加えた。混合物を約0.41MPa(60psi)水素及び室温で16時間振盪した。混合物を濾過した。フィルターケーキをメタノールで洗浄した。濾液を圧力下に濃縮して、標題化合物を得た。MS(APCI+)m/z471(M+H)
+。
【0934】
実施例118C
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)−4−({[2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸
2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ニコチンアルデヒド[CAS番号58002−88−9](28.8mg、0.140mmol)、実施例118B(60mg、0.127mmol)及び塩化亜鉛(II)(17.37mg、0.127mmol)の混合物を、4M[酢酸/酢酸ナトリウム]/メタノールの緩衝液(2mL)中で合わせた。混合物を室温で10分間攪拌した。未希釈の水素化ホウ素シアノナトリウム(13.13mg、0.209mmol)を加え、混合物を室温で1時間攪拌した。溶媒を圧力下に除去し、残留物を、0−40%勾配の[酢酸エチル/メタノール(10:1)]/ヘプタンで溶離を行うクロマトグラフィーによって精製して、(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−(((5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−イル)ピロリジン−2−カルボキシレートを得て、それを濃縮した。得られたエステルをメタノール(2mL)+6M LiOH水溶液(0.5mL)に溶かし、45℃で4時間攪拌した。溶媒を除去し、水(0.5mL)を加えた。1M HCl水溶液でpHを約4−5に調節した。トリフルオロ酢酸法を用いる逆相HPLCによる精製によって、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm8.30(d、J=2.4Hz、1H)、7.58(s、1H)、7.55(s、1H)、7.07(d、J=7.2Hz、1H)、6.77(t、J=7.5Hz、1H)、5.29(d、J=7.2Hz、1H)、4.42(d、J=3.2Hz、1H)、3.80(s、3H)、3.56(s、1H)、3.46(dd、J=7.2、3.2Hz、2H)、3.35(s、1H)、2.35(t、J=3.2Hz、1H)、2.20(s、1H)、1.65(d、J=9.4Hz、2H)、1.59(s、1H)、1.49(d、J=9.8Hz、2H)、1.41(s、3H)、1.36(s、3H)、1.27−1.04(m、7H)、0.96(s、9H);MS(ESI+)m/z632(M+H)
+。
【0935】
[実施例119]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−シクロブチル−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル](メチル)アミノ}−1−[(2S)−オキサン−2−カルボニル]−5−[2−(プロパン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例73(50mg、84μmol)、37%ホルムアルデヒド水溶液(40μL、0.54mmol[約10%メタノール含有])、トリエチルアミン(60μL、0.43mmol)及び水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(54mg、0.25mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(300μL)に入れた。混合物を室温で6時間超攪拌した。追加の水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(18mg、0.08mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド(100μL)を加え、混合物を終夜攪拌した。混合物をメタノールで希釈し、逆相HPLC[Waters XBridge(商標名) C18 5μm OBDカラム、30×100mm、流量40mL/分、20%から80%勾配のアセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸水溶液]によって精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、120℃)δppm7.94(d、J=7.8Hz、1H)、7.66(d、J=2.4Hz、1H)、7.36(d、J=7.8Hz、1H)、7.17(dd、J=7.8、7.3Hz、1H)、6.94(dd、J=7.8、7.3Hz、1H)、6.17−6.14(m、1H)、5.68(d、J=9.7Hz、1H)、4.72(d、J=2.4Hz、1H)、3.94−3.90(m、1H)、3.77(s、3H)、3.76−3.71(m、1H)、3.68−3.58(m、1H)、3.35−3.13(m、6H)、2.54−2.51(m、1H)、2.24−2.14(m、2H)、2.00−1.79(m、7H)、1.73−1.55(m、2H)、1.45−1.25(m、9H)、1.04(s、9H);MS(ESI+)m/z606(M+H)
+。
【0936】
[実施例I−121]
(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−((2−メトキシ−5−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0937】
実施例I−121−A
(2S,3S,4S,5S)−4−((5−ブロモ−2−メトキシベンジル)アミノ)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンゼンカルボアルデヒドに代えて5−ブロモ−2−メトキシベンズアルデヒドを用い、実施例7Cに記載の手順に従って標題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.62−7.53(m、2H)、7.32(t、J=7.4Hz、2H)、7.28−7.20(m、2H)、7.00(d、J=2.6Hz、1H)、6.77(d、J=8.7Hz、1H)、5.18(d、J=6.9Hz、1H)、4.50(d、J=2.8Hz、1H)、4.12(q、J=7.1Hz、2H)、3.56(s、3H)、3.46−3.41(m、1H)、3.38(d、J=14.3Hz、1H)、3.29(d、J=14.3Hz、1H)、2.33−2.11(m、2H)、1.63(d、J=9.6Hz、2H)、1.47(s、2H)、1.20(t、J=7.1Hz、9H)、0.97(s、9H);MS(ESI+)m/z599.2及び601.2(M+H)
+。
【0938】
実施例I−121−B
(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−((2−メトキシ−5−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
4mLバイアルに、カリウムtert−ブトキシド(9.36mg、2.5当量、0.08mmol)、ジクロロ[4,5−ジクロロ−1,3−ビス(2,6−ジ−3−ペンチルフェニル)イミダゾール−2−イリデン](3−クロロピリジル)パラジウム(II)(PEPPSI−IPentCl、2.87mg、10mol%、0.003mmol)、及び攪拌バーを入れた。バイアルにセプタムキャップ付きのキャップを施し、N
2流下に流した。注射器により、のジメトキシエタンの溶液1mL中のピロリジンの入った0.6mmol計量済みバイアル170μL(71.1mg、1.5当量、0.05mmol)を加えた。(2S,3S,4S,5S)−エチル4−((5−ブロモ−2−メトキシベンジル)アミノ)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(実施例I−121−A、20mg、0.03mmol)の溶液500μLを、Pd錯体の入ったバイアルに加えた。バイアルを、90℃で終夜加熱攪拌した。完了したら、粗取得物を濃縮乾固させた。乾燥粗取得物に、テトラヒドロフラン250μL及び1M LiOH水溶液/75%メタノール1500μLを加えた。バイアルにキャップをもう一度施し、1時間加熱攪拌した(60℃)。加水分解が完了したら、粗取得物を、珪藻土300mgを充填したフィルターカートリッジに通した。カートリッジをメタノール500μLで2回洗浄した。次に、取得物をN
2下に再度乾燥した。乾燥した粗取得物をジメチルスルホキシド/CH
3CN溶液(1:1体積比)1400μLに再溶解し、逆相HPLCを用いて精製して、(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−((2−メトキシ−5−(ピロリジン−1−イル)ベンジル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸を得た(3.8mg、単離収率16.1%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.58−7.52(m、2H)、7.44−7.37(m、2H)、7.36−7.32(m、1H)、6.78−6.75(m、1H)、6.49−6.45(m、1H)、6.32−6.30(m、1H)、5.37−5.34(m、1H)、4.54(d、J=1.8Hz、1H)、3.89−3.86(m、1H)、3.76(d、J=13.2Hz、1H)、3.49(s、3H)、3.13−3.10(m、5H)1.94−1.90(m、3H)、1.66−1.59(m、2H)、1.55−1.47(m、2H)、1.27−1.18(m、2H)、1.18−1.15(m、1H)、1.12−1.04(m、1H)、1.02(s、1H)、1.01(s、9H)、0.99−0.97(m、3H);MS(APCI+)m/z590.6(M+H)
+。
【0939】
[実施例I−244]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−{[(オキセタン−3−イル)オキシ]カルボニル}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
【0940】
実施例I−244−A
(2S,3S,4S,5S)−2−エチル1−オキセタン−3−イル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−1,2−ジカルボキシレート
ホスゲン(15重量%トルエン中溶液)(677mg、1.026mmol)、を冷却して0℃とし、オキセタン−3−オール(38mg、0.513mmol)のCH
2Cl
2(約0.5mL)中溶液で処理し、トリエチルアミン(71.5μL、0.513mmol)で処理し、室温で30分間攪拌し、メチルtert−ブチルエーテルで希釈し、5分間攪拌し、濾過して固体を除去した。濾液を濃縮した。残留物をCH
2Cl
2(1mL)で希釈し、そうして理論上の0.5Mオキセタン−3−イルカルボノクロリデートのCH
2Cl
2中溶液を調製した。この0.5M溶液(0.1mL、0.05mmol)の一部を、(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(実施例34D、31mg、0.066mmol)のCH
2Cl
2(0.2mL)中溶液に加えた。混合物を室温で30分間攪拌し、追加の0.5Mオキセタン−3−イルカルボノクロリデート/CH
2Cl
2(0.1mL、0.05mmol)で処理し、30分間攪拌し、酢酸エチル(30mL)と飽和NaHCO
3水溶液(5mL)との間で分配した。酢酸エチル層をブラインで洗浄し、脱水し(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、50%から100%(9:1CH
2Cl
2:酢酸エチル)/ヘプタンの勾配で溶離を行うシリカゲルでクロマトグラフィー精製して、標題化合物を得た(29mg、0.051mmol、収率77%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.55(d、J=7.2Hz、2H)、7.32(t、J=7.4Hz、2H)、7.24(t、J=7.2Hz、1H)、7.14(dd、J=8.5、2.5Hz、1H)、6.93(d、J=2.5Hz、1H)、6.74(d、J=8.5Hz、1H)、5.23(p、J=6.2、5.8Hz、1H)、5.09(d、J=6.8Hz、1H)、4.65(t、J=6.8Hz、1H)、4.61(t、J=6.6Hz、1H)、4.41(d、J=2.7Hz、1H)、4.25−4.22(m、1H)、4.19−4.11(m、3H)、3.54(s、3H)、3.52−3.44(m、2H)、3.35−3.29(m、1H)、2.40(t、J=2.6Hz、1H)、1.24−1.19(m、12H)、1.03(s、9H);LC/MS(ESI+)m/z568(M+H)
+。
【0941】
実施例I−244−B
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−{[(オキセタン−3−イル)オキシ]カルボニル}−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
実施例I−244−A(28mg、0.049mmol)のテトラヒドロフラン(約1mL)中溶液をメタノール(約1mL)で希釈し、1M NaOH水溶液(約20滴)で処理し、加熱して55℃として3時間経過させた。混合物を冷却し、1M HCl水溶液(2mL)で処理し、酢酸エチル(30mL)で抽出した。酢酸エチル層をブラインで洗浄し、脱水し(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、0%から100%(200:1:1酢酸エチル:HCOOH:H
2O)/(10:1:1酢酸エチル:HCOOH:H
2O)の勾配で溶離を行うシリカゲルでクロマトグラフィー精製して、標題化合物を得た(19mg、0.035mmol、収率71.4%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.54(d、J=7.4Hz、2H)、7.35(t、J=7.5Hz、2H)、7.28(t、J=7.3Hz、1H)、7.19(dd、J=8.5、2.5Hz、1H)、7.00(d、J=2.4Hz、1H)、6.78(d、J=8.6Hz、1H)、5.26−5.20(m、1H)、5.14(d、J=6.7Hz、1H)、4.65(t、J=6.8Hz、1H)、4.60(t、J=6.8Hz、1H)、4.40(d、J=2.3Hz、1H)、4.26−4.22(m、1H)、4.17−4.13(m、1H)、3.63(d、J=13.6Hz、1H)、3.60−3.57(m、1H)、3.55(s、3H)、3.39(d、J=13.7Hz、1H)、2.46(bs、1H)、1.24(s、9H)、1.03(s、9H);LC/MS(ESI+)m/z539.4(M+H)
+。
【0942】
[実施例I−246]
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(3R)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピペリジン−3−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
【0943】
実施例I−246−A
(R)−tert−ブチル3−((2S,3R,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−2−(エトキシカルボニル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
(R)−N−boc−ピペリジン−3−カルボン酸(CAS番号163438−09−3、0.859g、3.75mmol)のCH
2Cl
2(15mL)中溶液を、1−クロロ−N,N,2−トリメチルプロペニルアミン(CAS#26189−59−3、0.826mL、6.24mmol)で処理し、室温で10分間攪拌し、(2S,3R,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−ニトロ−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(コア7、1g、3.12mmol)の1:1ピリジン/テトラヒドロフラン(2mL)中溶液で処理した。混合物を2時間攪拌した。混合物を濃縮して、CH
2Cl
2を除去した。残留物を、酢酸エチル(約100mL)と10%クエン酸溶液(約25mL)との間で分配した。層を分離し、酢酸エチル層を10%クエン酸溶液(約10mL)で洗浄し、飽和NaHCO
3水溶液で洗浄し、ブラインで洗浄し、脱水し(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、10%から50%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行うシリカゲルでクロマトグラフィー精製して、標題化合物を得た(1.76g、3.31mmol、収率106%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.63−7.55(m、2H)、7.29(d、J=5.8Hz、3H)、5.78−5.72(m、1H)、5.67(d、J=8.7Hz、1H)、4.73(d、J=3.2Hz、1H)、4.28(q、J=7.0Hz、2H)、4.01−3.89(m、1H)、3.82−3.71(m、1H)、3.06(t、J=3.4Hz、1H)、2.75−2.60(m、2H)、1.49−1.38(m、13H)、1.32(t、J=7.1Hz、3H)、1.05(s、9H);MS(ESI−)m/z530(M−H)
−.
【0944】
実施例I−246−B
(R)−tert−ブチル3−((2S,3S,4S,5S)−3−アミノ−4−(tert−ブチル)−5−(エトキシカルボニル)−2−フェニルピロリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
実施例I−246−A(1.648g、3.1mmol)の酢酸(15.97mL、279mmol)及び酢酸エチル(91mL、930mmol)中溶液を、亜鉛(3.04g、46.5mmol)で処理し、55℃で1時間攪拌し、55℃で2時間加熱し、室温で終夜攪拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、濾過して、固体を除去した。濾液を濃縮乾固させた。残留物を、酢酸エチルと飽和NaHCO
3水溶液との間で分配した。酢酸エチル層をブラインで洗浄し、脱水し(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、25%から100%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行うシリカゲルでクロマトグラフィー精製して、標題化合物を得た(1.59g、3.17mmol、収率102%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.64−7.56(m、2H)、7.36(t、J=7.4Hz、2H)、7.28(t、J=7.2Hz、1H)、5.09(d、J=7.1Hz、1H)、4.44(d、J=4.1Hz、1H)、4.20(q、J=7.0Hz、2H)、3.89(d、J=11.4Hz、1H)、3.79−3.71(m、2H)、2.72−2.56(m、2H)、2.27(bs、1H)、2.08(bs、1H)、1.50−1.35(m、13H)、1.27(t、J=7.1Hz、3H)、1.04(s、9H);LC/MS(ESI+)m/z502.4(M+H)
+。
【0945】
実施例I−246−C
(R)−tert−ブチル3−((2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−2−(エトキシカルボニル)−5−フェニルピロリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
酢酸ナトリウム・3水和物(3.6g、26.5mmol)及び酢酸(4.58mL、80mmol)の入った100mLメスシリンダーを、メタノール(50mL)に溶かし、メタノールでさらに希釈して、総容量100mLとした。この溶液10mLに、実施例I−246−B(0.522g、1.040mmol)及び5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(CAS番号85943−26−6、0.26g、1.352mmol)を加えた。得られた溶液を塩化亜鉛(0.142g、1.040mmol)で処理し、水素化ホウ素シアノナトリウム(0.098g、1.560mmol)で処理し、室温で2時間攪拌した。混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液(30mL)で洗浄した。層を分離し、水層を酢酸エチル(25mL)で抽出した。合わせた酢酸エチル層をブラインで洗浄し、脱水し(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、15%から50%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行うシリカゲルでクロマトグラフィー精製して、純粋な標題化合物330mgを得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.65−7.54(m、2H)、7.34(s、3H)、7.14(dd、J=8.6、2.5Hz、1H)、6.94(d、J=2.3Hz、1H)、6.75(d、J=8.6Hz、1H)、5.22(d、J=6.5Hz、1H)、4.56(d、J=2.7Hz、1H)、4.14(q、J=7.0Hz、2H)、3.96−3.70(m、1H)、3.55(s、3H)、3.49(d、J=13.6Hz、1H)、3.34(d、J=13.6Hz、1H)、2.71−2.56(m、2H)、2.44−2.28(m、1H)、1.43(s、9H)、1.32−1.18(m、16H)、1.02(s、9H);LC/MS(ESI+)m/z678.4(M+H)
+。
【0946】
実施例I−246−D
(2S,3S,4S,5S)−エチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−5−フェニル−1−((R)−ピペリジン−3−カルボニル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例I−246−Cのトリフルオロ酢酸(2mL)中溶液を加熱して60℃として1分間経過させ、濃縮した。残留物を、メチルtert−ブチルエーテル(60mL)と飽和NaHCO
3水溶液(30mL)との間で分配した。層を分離し、水層をメチルtert−ブチルエーテル(30mL)で抽出した。合わせたメチルtert−ブチルエーテル層をブラインで洗浄し、脱水し(MgSO
4)、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(44mg、0.076mmol)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.71−7.24(m、5H)、7.14(dd、J=8.5、2.6Hz、1H)、6.93(d、J=2.4Hz、1H)、6.75(d、J=8.6Hz、1H)、5.30−5.22(m、1H)、4.53(d、J=3.0Hz、1H)、4.14(qd、J=7.1、2.5Hz、2H)、3.59−3.46(m、5H)、3.36(d、J=13.5Hz、1H)、3.15−2.67(m、10H)、1.26−1.18(m、12H)、1.02(s、9H);LC/MS(ESI+)m/z578.4(M+H)
+。
【0947】
実施例I−246−E
(R)−イソプロピル3−((2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−2−(エトキシカルボニル)−5−フェニルピロリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
実施例I−246−D(44mg、0.076mmol)及びトリエチルアミン(21.23μL、0.152mmol)のCH
2Cl
2(約0.5mL)中溶液を、冷却して0℃とし、2Mクロルギ酸イソプロピル/トルエン(49.5μL、0.099mmol)で処理し、室温で20分間攪拌し、37%NH
4OH水溶液(約0.5mL)で処理し、室温で5分間攪拌し、メチルtert−ブチルエーテル(約30mL)と飽和NaHCO
3水溶液(約5mL)との間で分配した。メチルtert−ブチルエーテル層をブラインで洗浄し、脱水し(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、15%から50%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶離を行うシリカゲルでクロマトグラフィー精製して、標題化合物を得た(43mg、0.065mmol、収率85%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.68−7.53(m、2H)、7.38−7.25(m、3H)、7.14(dd、J=8.5、2.5Hz、1H)、6.94(d、J=2.2Hz、1H)、6.75(d、J=8.5Hz、1H)、5.80(bs、1H)、5.22(d、J=6.1Hz、1H)、4.77(dp、J=21.9、6.2Hz、2H)、4.55(d、J=2.7Hz、1H)、4.14(q、J=7.0Hz、2H)、4.01−3.72(m、1H)、3.57−3.46(m、5H)、3.34(d、J=13.3Hz、1H)、1.48−1.35(m、2H)、1.31−1.13(m、23H)、1.03(s、9H);LC/MS(ESI+)m/z664.4(M+H)
+。
【0948】
実施例I−246−F
(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−5−フェニル−1−[(3R)−1−{[(プロパン−2−イル)オキシ]カルボニル}ピペリジン−3−カルボニル]ピロリジン−2−カルボン酸
実施例I−246−E(43mg、0.065mmol)のテトラヒドロフラン(1mL)中溶液を、メタノール(約1mL)で希釈し、1M NaOH水溶液(約0.5mL)で処理し、加熱して55℃として4時間経過させ、冷却し、1M HCl水溶液(3mL)と酢酸エチル(30mL)との間で分配した。酢酸エチル層をブラインで洗浄し、脱水し(MgSO
4)、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(33mg、0.052mmol、収率80%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.65(d、J=5.7Hz、2H)、7.43(t、J=7.5Hz、2H)、7.35(t、J=7.1Hz、1H)、7.26(dd、J=8.6、2.3Hz、1H)、7.09(d、J=2.1Hz、1H)、6.84(d、J=8.6Hz、1H)、5.64−5.63(m、1H)、5.40(d、J=7.0Hz、1H)、4.80(hept、J=6.2Hz、1H)、4.57(d、J=1.8Hz、1H)、3.98(d、J=6.3Hz、1H)、3.92−3.86(m、1H)、3.81−3.75(m、2H)、3.64(s、3H)、3.45(d、J=13.6Hz、1H)、2.76−2.65(m、3H)、1.52−1.38(m、2H)、1.32−1.15(m、17H)、1.04(s、9H);LC/MS(ESI+)m/z636.4(M+H)
+。
【0949】
[実施例II−341]
(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−(((2−メトキシ−5−(3−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸
円錐形攪拌バーが入ったBiotageからの0.5−2.0mL円錐形バイアルに、[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(PdCl
2(dppf))、4.7mg、10mol%、0.006mmol)を入れた。これに、脱水1,4−ジオキサン中の(2S,3S,4S,5S)−tert−ブチル4−(((5−ブロモ−2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキシレート(実施例25C、36.0mg、0.06mmol)1000μL、2−(3−メトキシフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの脱水1,4−ジオキサン(1000μL)中溶液が入った0.6mmol計量済みバイアル115μL(16.1mg、1.2当量、0.07mmol)、及び1M Cs
2CO
3水溶液172μL(55.97mg、3当量、0.17mmol)を加えた。バイアルにキャップを施し、Biotageオプティマイザー(optimizer)において120℃で30分間加熱した。完了したら、粗混合物をN
2下に乾燥し、トリフルオロ酢酸1000μLを加えた。バイアルにキャップをもう一回施し、室温で1時間振盪した。完了したら、取得物を、珪藻土300mgの入ったフィルターカートリッジに通した。取得物をアセトニトリルで2回洗浄した。化合物を、4mLバイアル中でN
2下に乾燥させた。粗取得物をジメチルスルホキシド/アセトニトリル1400μLに溶かし、逆相HPLC精製によって精製して、(2S,3S,4S,5S)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−(((2−メトキシ−5−(3−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸を得た(21.9mg、単離収率49.0%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm8.26(d、J=2.4Hz、1H)、7.60−7.55(m、2H)、7.36(td、J=7.8、2.1Hz、3H)、7.31−7.26(m、1H)、7.08(d、J=7.7Hz、1H)、7.04(t、J=2.1Hz、1H)、6.93(dd、J=8.2、2.5Hz、1H)、5.30(d、J=7.0Hz、1H)、4.53(d、J=2.1Hz、1H)、3.82(s、3H)、3.76(s、3H)、3.71(d、J=7.8Hz、1H)、3.44(d、J=14.3Hz、1H)、2.47−2.44(m、1H)、1.64(s、2H)、1.49(s、2H)、1.22(d、J=12.3Hz、3H)、1.11−1.03(m、3H)、1.02(s、1H)、1.00(s、9H);MS(APCI+)m/z600.1(M+H)
+。
【0950】
[実施例III−228]
rac−(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸
【0951】
実施例III−228−A
rac−(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート
rac−(2S,3R,4S,5S)−tert−ブチル3−(tert−ブチル)−5−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)−4−ニトロピロリジン−2−カルボキシレート(コア35、キラル的に豊富化、低ee)ピロリジン(42mg、0.11mmol)及びトリエチルアミン(35μL、0.25mmol)を脱水ジクロロメタン(1.0mL)に溶かし、シクロヘキサンカルボニルクロライド(19.5μL、0.15mmol)をゆっくり滴下した。反応混合物を室温で1時間攪拌し、シリカに直接乗せてクロマトグラフィーを行って(100%メチルtert−ブチルエーテル)、標題化合物45mg(83%)を得た。MS(ESI+)m/z512(M+Na)
+。
【0952】
実施例III−228−B
rac−(2S,3S,4S,5S)−tert−ブチル4−アミノ−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例III−228−A(44mg、90μmol)及び亜鉛末(60mg、920μmol)を、酢酸(200μL)及び酢酸エチル(700μL)中で終夜攪拌した。追加の亜鉛末(20mg、310μmol)を加え、懸濁液を最初に室温で、次に40℃で約24時間攪拌した。反応混合物を室温とし、メチルtert−ブチルエーテルで希釈し、珪藻土で濾過して、十分なメチルtert−ブチルエーテルで洗った。濾液をシリカの短いカラムに乗せ、クロマトグラフィーを行って(0%から1%濃NH
4OH/CH
3CN)、標題化合物を得た(22mg、53%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.88−7.67(m、1H)、7.56−7.49(m、1H)、6.22−6.16(m、1H)、5.19−5.12(m、1H)、4.30(d、J=3.4Hz、1H)、3.73(dd、J=7.1、3.0Hz、1H)、3.48(s、3H)、2.24−2.05(m、1H)、2.01−1.95(m、1H)、1.45(s、9H)、1.71−1.04(m、10H)、0.97(s、9H);MS(ESI)m/z460(M+H)
+。
【0953】
実施例III−228−C
rac−(2S,3S,4S,5S)−tert−ブチル3−(tert−ブチル)−4−((5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンジル)アミノ)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例III−228−B(21mg、46μmol)、5−(tert−ブチル)−2−メトキシベンズアルデヒド(12mg、62μmol)及び塩化亜鉛(7mg、0.05mmol)を、[酢酸ナトリウム/酢酸緩衝液]/メタノール(pH=4、100μL)に溶かし、NaBH
3CN(4mg、<0.07mmol)で処理し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、濃NH
4OH水溶液を滴下し、CH
2Cl
2/酢酸エチル/ヘプタンで抽出し、シリカ上に直接乗せて、クロマトグラフィーを行って(20%から100%酢酸エチル/ヘプタン、次に5%メタノール/酢酸エチル)、標題化合物22mg(76%)を得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.93−7.66(m、1H)、7.58−7.49(m、1H)、7.11(dd、J=8.5、2.6Hz、1H)、7.01(d、J=2.6Hz、1H)、6.74(d、J=8.5Hz、1H)、6.22−6.11(m、1H)、5.35−5.21(m、1H)、4.42−4.37(m、1H)、3.59(s、3H)、3.54−3.42(m、5H)、3.38−3.32(m、1H)、2.33−2.05(m、2H)、1.73−1.50(m、4H)、1.39(s、9H)、1.21(s、9H)、1.34−1.04(m、6H)、0.95(s、9H);MS(ESI+)m/z636(M+H)
+。
【0954】
実施例III−228−D
rac−(2S,3S,4S,5S)−3−tert−ブチル−4−{[(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル]アミノ}−1−(シクロヘキサンカルボニル)−5−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ピロリジン−2−カルボン酸
実施例III−228−C(20mg、31μmol)をトリフルオロ酢酸(150μL)に溶かし、室温で2時間攪拌し、濃縮し、メチルtert−ブチルエーテルから再濃縮し、長時間真空下として、標題化合物28mgをジ−トリフルオロ酢酸塩として得た。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6、120℃)δppm7.73−7.60(m、2H)、7.25(dd、J=8.6、2.6Hz、1H)、7.16(d、J=2.6Hz、1H)、6.84(d、J=8.6Hz、1H)、6.29−6.24(m、1H)、5.37(d、J=7.1Hz、1H)、4.51(d、J=2.0Hz、1H)、3.89−3.83(m、1H)、3.82−3.78(m、1H)、3.70−3.65(m、4H)、3.49(s、3H)、2.57−2.52(m、1H)、2.30(m、1H)、1.71−1.52(m、4H)、1.48−1.08(m、"6H")、1.24(s、9H)、0.96(s、9H);MS(ESI)m/z580(M+H)
+。
【0955】
[実施例III−49]
rac−(2R,3R,4R,5R)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−N−((2−メトキシエチル)スルホニル)−4−((6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキサミド
4mLバイアルに、攪拌バー、rac−(2R,3R,4R,5R)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−4−((6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボン酸(20.0mg、0.04mmol)のジクロロエタン中溶液、及び1,1′−カルボニルジイミダゾール(CDI、13.5mg、2.22当量、0.08mmol)のジクロロエタン中溶液を入れた。バイアルにキャップを施し、42℃で4時間攪拌した。その混合物に、2−メトキシエタンスルホンアミド(15.7mg、3当量、0.112mmol)のジクロロエタン中溶液及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU、17.0μL、3当量、0.112mmol)を加え、バイアルにキャップを施した。バイアルを、50℃でさらに2時間攪拌した。完了したら、化合物を濃縮乾固させ、ジメチルスルホキシド/メタノール1400μL(1:1体積比)に再溶解した。混合物を、逆相HPLCを用いて精製して、rac−(2R,3R,4R,5R)−3−(tert−ブチル)−1−(シクロヘキサンカルボニル)−N−((2−メトキシエチル)スルホニル)−4−((6−メチル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フェニルピロリジン−2−カルボキサミドを得た(8.3mg、単離収率33.8%)。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d
6)δppm7.38−7.32(m、2H)、7.18(m、3H)、6.53(s、1H)、6.29(s、1H)、5.35(d、J=8.3Hz、1H)、5.00(t、J=8.6Hz、1H)、4.44(d、J=7.2Hz、1H)、3.80(t、J=6.3Hz、2H)、3.63(dt、J=6.1、2.7Hz、2H)、3.26(s、3H)、2.56−2.53(m、1H)2.37(s、3H)、2.28−2.18(m、1H)、1.79−1.66(m、2H)、1.50−1.41(m、2H)、1.20−1.06(m、4H)、1.00(s、10H)、0.75−0.65(m、1H);MS(APCI+)m/z653.0(M+H)
+。
【0956】
【表2】
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【0957】
【表3】
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【0958】
【表4】
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【0959】
生理活性の測定
細胞表面発現−西洋ワサビペルオキシダーゼ(CSE−HRP)アッセイ:
共矯正剤(2μMの3−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−7−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]安息香酸)を加えていないか、又はそれを加えた被験化合物による矯正(correction)後のF508delCFTR細胞表面発現を測定するための細胞アッセイが、ヒト肺由来上皮細胞系(CFBE41o−)で開発された(Veit G et al, (2012) Mol Biol Cell. 23(21):4188−4202)。その測定は、第4の外表面ループで西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)とともにF508delCFTR変異を発現させ、次に共矯正剤を加えていないか、又はそれを加えた被験矯正剤(corrector)化合物とともに終夜インキュベートしたこれら細胞、CFBE41o−F508delCFTR−HRPからの発光読み取りを用いてHRP活性を測定することで行われた。この一次アッセイにおいては、CFBE41o−F508delCFTR−HRP細胞を、0.5μg/mLドキシサイクリンとともに4,000細胞/ウェルで384ウェルプレート(Greiner Bio−オン;カタログ781080)に蒔いて、F508delCFTR−HRP発現を誘発し、37℃、5%CO
2で72時間さらにインキュベートした。次に、被験化合物を、共矯正剤を加えず又はそれを加えて、必要な濃度で加え、33℃で18時間〜24時間さらにインキュベートした。調べた最高濃度は20μMであり、共矯正剤を加えていない被験化合物又は共矯正剤を加えた被験化合物の両方において3倍希釈を用いて8点濃度応答曲線を用いた。三連のプレートを用いて、一つのEC
50を求めた。全てのプレートに、陰性対照(ジメチルスルホキシド、DMSO)及び陽性対照(2μMの3−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−7−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]安息香酸)並びに陽性対照のオン−プレート濃度応答(on−plate concentration response)を含ませた。インキュベーション後、プレートをダルベッコのリン酸緩衝生理食塩水(DPBS)で5回洗浄し、次にHRP基質であるルミノール(50μL)を加え、EnVision(R) Multilabel Plate Reader(Perkin Elmer;製品番号2104−0010)での発光読み出し値を用いてHRP活性を測定した。実験からの生カウント値は、Accelrys(R) Assay Explorer v3.3を用いて解析した。
【0960】
0.5より大きいZ′を、当該プレートについての合格品質管理基準として用いた。
【0961】
Z′は、
1−[3*SD
陽性対照+3*SD
陰性対照/絶対(平均
陽性対照−平均
陰性対照)]
と定義され、「SD]は標準偏差である。
【0962】
共矯正剤(2μMの3−[(2R,4R)−4−({[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)シクロプロピル]カルボニル}アミノ)−7−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル]安息香酸)を加えた又はそれを加えない被験化合物の8試験濃度のそれぞれで測定された%活性を、下記式を用いてオン−プレート陽性対照に正規化した。
【0963】
%活性(共矯正剤を加えない被験化合物)=[(共矯正剤を加えない被験化合物応答−DMSO応答)/(陽性対照応答−DMSO応答)]*100
%活性(共矯正剤を加えた被験化合物)=[(共矯正剤を加えた被験化合物応答−DMSO応答)/(陽性対照応答−DMSO応答)]*100
いずれかの試験濃度での共矯正剤を加えていない又は加えた被験化合物について得られた最大%活性を、可変ヒル勾配式(Accelrys(R) Assay Explorer v3.3ソフトウェアにモデル42として記載)による下記の一般S字形曲線を用いて計算された個々のEC
50とともに、表4で提供している。
【0964】
y=(a−d)/(1+(x/c)^b)+d
濃度、応答、頂部、底部、EC
50及びヒル勾配を有する一般S字形曲線。
【0965】
このモデルは、調節可能な基底線「a」を有するS字形曲線を説明するものである。その式を用いて、応答が独立の変数「x」に関して上昇又は低下している曲線に適合させることができる。
【0966】
「x」は、被験薬剤の濃度である。
【0967】
「y」は応答である。
【0968】
「a」は最大応答であり、「d」は最小応答である。
【0969】
「c」は曲線の変曲点(EC
50)である。すなわち、「y」はx=cの場合の下方漸近線と上方漸近線の間の中間である。
【0970】
「b」は、勾配係数又はヒル係数である。bの符号は、用量を上昇させると応答が上昇する場合は正であり、用量を上昇させると応答が低下する場合は負である(阻害)。
【0971】
データを、下記で示した限定子とともに提供する。
【0972】
【表5】
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【0973】
【表6】
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【0974】
本願で提供のデータは、本発明の化合物がイン・ビトロで活性を示し、嚢胞性線維症の治療においてイン・ビボで有用であり得ることを示すものである。
【0975】
本願人の発明のさらなる利点は、本特許出願を読むことで当業者には明らかになろう。
【0976】
以上の詳細な説明及び添付の実施例は例示のみを目的としたものであって、専ら添付の特許請求の範囲及びそれの均等物によって定義される本発明の範囲に制限を加えるものと解釈すべきではないことは明らかである。実施形態に対する各種の変更及び修正は、当業者には明らかであろう。本発明の精神及び範囲から逸脱しない限りにおいて、化学構造、置換基、誘導体、中間体、合成、製剤若しくは方法に関するもの(それらに限定されるものではない)などのそのような変更及び修正、又は本発明の使用のそのような変更若しくは修正のいずれかの組み合わせを行うことが可能である。