特表2020-504857(P2020-504857A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2020-504857送電網における電子リレーを設定するためのコンピュータ実装方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2020-504857(P2020-504857A)
(43)【公表日】2020年2月13日
(54)【発明の名称】送電網における電子リレーを設定するためのコンピュータ実装方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/06 20120101AFI20200121BHJP
   G06F 3/048 20130101ALI20200121BHJP
   H02H 3/02 20060101ALI20200121BHJP
【FI】
   G06Q50/06
   G06F3/048
   H02H3/02 E
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2019-523706(P2019-523706)
(86)(22)【出願日】2017年10月19日
(85)【翻訳文提出日】2019年7月4日
(86)【国際出願番号】EP2017076739
(87)【国際公開番号】WO2018086840
(87)【国際公開日】20180517
(31)【優先権主張番号】16197701.2
(32)【優先日】2016年11月8日
(33)【優先権主張国】EP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】508161584
【氏名又は名称】エービービー・エス.ピー.エー.
【氏名又は名称原語表記】ABB S.p.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100065248
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100159385
【弁理士】
【氏名又は名称】甲斐 伸二
(74)【代理人】
【識別番号】100163407
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 裕輔
(74)【代理人】
【識別番号】100166936
【弁理士】
【氏名又は名称】稲本 潔
(74)【代理人】
【識別番号】100174883
【弁理士】
【氏名又は名称】冨田 雅己
(72)【発明者】
【氏名】ロカテッリ,エミリオ バッティスタ
(72)【発明者】
【氏名】ミケーリ,シモーネ
【テーマコード(参考)】
5E555
5G142
5L049
【Fターム(参考)】
5E555AA13
5E555BA01
5E555BA04
5E555BB01
5E555BB04
5E555BC13
5E555BE09
5E555CA02
5E555CA12
5E555CB05
5E555CB14
5E555CB33
5E555CB34
5E555CB39
5E555CC03
5E555DB03
5E555DB06
5E555DB18
5E555DB20
5E555DB21
5E555DB43
5E555DC18
5E555DD01
5E555DD11
5E555FA00
5G142AC06
5G142BC02
5G142BD05
5L049CC06
(57)【要約】
送電網(250)内に、1つまたは複数の電子リレー(2)を設定するための方法(100)であって、
前記電子リレーは、前記送電網の対応するスイッチング装置(20)に動作可能に関連付けられ、以下のステップ、
-コンピュータディスプレイ(52)上にグラフィックユーザインタフェース(110)を提供するステップであって、前記グラフィックユーザインタフェースは、ユーザによって起動可能なグラフィックリソース(11、12、13、14、15)を含むこと、
-設定グラフィックテンプレート(10)を選択するために、前記グラフィックユーザインタフェース上に第1のグラフィックリソース(11)を提供するステップであって、前記設定グラフィックテンプレート(10)は、前記電子リレーを設定するための対応する制御ロジックモデル(10A)を表し、前記制御ロジックモデルは、対応する設定値(CF1、CF2)の組によって設定可能な1つまたは複数のロジック要素(10B)を含むこと、
- 選択された設定グラフィックテンプレート(10)によって表される制御ロジックモデル(10A)の1つまたは複数の設定可能ロジック要素(10B)を設定するための第2のグラフィックリソース(12)を提供するステップ、
- 前記グラフィックユーザインタフェース上に、1つまたは複数の設定されたロジック要素を、対応する電子リレー(2)に関連付けるための第3のグラフィックリソース(13)を提供するステップ、
- 前記電子リレーが、所定の動作状態を満たすかどうかをチェックするステップ、
- 前記動作状態が前記電子リレーによって満たされる場合、前記設定値(CF1、CF2)を含む設定情報を、前記電子リレーに送信するステップ、
を含むことを特徴とする電子リレーを設定するための方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
送電網(250)内に、1つまたは複数の電子リレー(2)を設定するための方法(100)であって、
前記電子リレーは、前記送電網の対応するスイッチング装置(20)に動作可能に関連付けられ、以下のステップ、
-コンピュータディスプレイ(52)上にグラフィックユーザインタフェース(110)を提供するステップであって、前記グラフィックユーザインタフェースは、ユーザによって起動可能なグラフィックリソース(11、12、13、14、15)を含むこと、
-設定グラフィックテンプレート(10)を選択するために、前記グラフィックユーザインタフェース上に第1のグラフィックリソース(11)を提供するステップであって、前記設定グラフィックテンプレート(10)は、前記電子リレーを設定するための対応する制御ロジックモデル(10A)を表し、前記制御ロジックモデルは、対応する設定値(CF1、CF2)の組によって設定可能な1つまたは複数のロジック要素(10B)を含むこと、
- 選択された設定グラフィックテンプレート(10)によって表される制御ロジックモデル(10A)の1つまたは複数の設定可能ロジック要素(10B)を設定するための第2のグラフィックリソース(12)を提供するステップ、
- 前記グラフィックユーザインタフェース上に、1つまたは複数の設定されたロジック要素を、対応する電子リレー(2)に関連付けるための第3のグラフィックリソース(13)を提供するステップ、
- 前記電子リレーが、所定の動作状態を満たすかどうかをチェックするステップ、
- 前記動作状態が前記電子リレーによって満たされる場合、前記設定値(CF1、CF2)を含む設定情報を、前記電子リレーに送信するステップ、
を含むことを特徴とする電子リレーを設定するための方法。
【請求項2】
前記第1のグラフィックリソースは、1つまたは複数の第1のグラフィックオブジェクト(11)を含み、第1のグラフィックオブジェクトのそれぞれは、前記電子リレーを設定するために選択可能な設定グラフィックテンプレート(10)に対応することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2のグラフィックリソース(12)は、
-前記設定可能ロジック要素を設定するための第1の設定値を提供する際にユーザを支援するための1または複数の第2のグラフィックオブジェクト(12A、12B、12C)であって、前記第1の設定値は、前記電子リレー(2)によって使用されるグローバル動作パラメータに関連するものと、
-前記設定可能ロジック要素を設定するための個々の第2の設定値を提供する際にユーザを支援するための1または複数の第3のグラフィックオブジェクト(12D、12E、12F)であって、前記第2の設定値は、前記電子リレー(2)によって使用される個々の動作パラメータに関連するもの
を含むことを特徴とする前記請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記第3のグラフィックリソース(13)は、各設定されたロジック要素を、対応する電子リレー(2)に関連付ける際に、ユーザを支援するための1つまたは複数の第4のグラフィックオブジェクト(13A、13B)を含むことを特徴とする前記請求項1から3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
前記電子リレー(2)が所定の動作条件を満たすかどうかをチェックする前記ステップが、前記電子リレーによって満たされる動作条件に関連する情報をユーザが取得することを支援するために、前記グラフィックユーザインターフェース上に、第4のグラフィックリソース(14)を提供するステップを含むことを特徴とする前記請求項1から4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
前記電子リレー(2)が所定の動作条件を満たすかどうかをチェックする前記ステップが、前記電子リレーの動作条件に関連する情報を提供する際に、ユーザを支援するために、前記グラフィックユーザインターフェース上に、第5のグラフィックリソース(15)を提供するステップを含むことを特徴とする前記請求項1から5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
前記設定情報は、インターネットまたはLANまたはWANを介して、前記電子リレー(2)に送信されることを特徴とする前記請求項1から6のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
前記設定情報を前記電子リレー(2)に送信する前記ステップが、
- 前記電子リレーへの前記設定情報の送信を可能にするための符号化情報を受信するステップと、
- 前記符号化情報をチェックするステップと、
- 前記符号化情報が正しい場合、前記設定情報を前記電子リレーに送信するステップ
を含むことを特徴とする、前記請求項1から7のいずれかに記載の方法。
【請求項9】
記憶媒体に記憶されるか、あるいは記憶媒体に記憶可能なコンピュータプログラムであって、
ソフトウェア命令がコンピュータ装置(50)によって実行されるとき、
前記請求項1から8のいずれかに記載の方法(1)を実施するように構成された前記ソフトウェア命令を含むコンピュータプログラム。
【請求項10】
請求項1から8までのいずれかに記載の方法(1)を実施するためのソフトウェア命令を実行するように構成されていることを特徴とするコンピュータ装置(50)。
【請求項11】
1つまたは複数の付属装置(1)を介して、前記電子リレー(2)と通信するように構成され、
各付属装置は、対応する電子リレーに含まれるか、または、対応する電子リレーと動作可能に結合され、前記対応する電子リレーのために、インターネットまたはLANまたはWANのゲートウェイとして動作するように構成されていることを特徴とする請求項10に記載のコンピュータ装置(50)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、送電網(electric power distribution grids)の分野に関する。
【0002】
より詳細には、この発明は、低電圧レベルまたは中電圧レベルで動作する送電網の電子リレーを設定するためのコンピュータ実装方法に関する。
【背景技術】
【0003】
本出願の目的のために、用語「低電圧」(LV)は、1kV ACおよび1.5kV DCより低い動作電圧に関連し、一方、「中電圧」は、数十kVまでの動作電圧、たとえば、72kV ACおよび100kV DCまでの動作電圧に関連する。
【0004】
送電網は、1つの送電網の特定の部分を適切に動作させるように設計されたスイッチング装置(例えば、回路遮断器、断路器、接触器など)を備える。
【0005】
典型的には、上述のスイッチング装置は、例えば、故障または過負荷の場合に、送電網の動作状態によって必要とされる場合に、適切なセンサによって開閉装置(switchgear)の動作状態をチェックし、適切なコマンドを生成して関連するスイッチング装置の介入を促すように適合されている電子的な保護および制御装置(ここでは、「電子リレー」と呼ばれる)に動作可能に関連付けられている。
【0006】
知られているように、電子リレーの動作は、一組の動作パラメータ(例えば、保護しきい値、通信パラメータ、グリッドパラメータなど)に依存しており、動作パラメータは、電子リレーの機能を利用するために、リレーによって記憶され、かつ適切に処理される。
【0007】
そのような動作パラメータは、リレーの動作寿命の間に、たとえば、この動作パラメータが、現場でインストールされたとき、またはメンテナンス介入中に、適切にセットアップ(または、広く使用されている用語に従えば、「設定」"configured")される必要がある。
【0008】
送電網内の電子リレーの動作パラメータを設定するための従来の解決策は、通常、リレーの入力および出力を取得するための時間のかかるケーブル配線活動と、リレーの機能をモデル化およびセットアップするための集中的なプログラミング活動を必要とする。
【0009】
これらすべての活動は、通常、専門的な人員の介入を必要とし、全体的なコストの著しい増加を伴う。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
さらに、一般に、これらの動作を開始する前に、リレーの設定が正しく実行されたか否かについての予防情報を得ることはできない。
本発明の主な目標(aim)は、上述の技術的な問題を解決または緩和することが可能な送電網の電子リレーの動作パラメータをセットアップする方法を提供することである。
【0011】
この目標(aim)の範囲内で、本発明の目的は、電子リレーの迅速かつ効率的な設定を実行する方法を提供することである。
【0012】
本発明の他の目的は、専門でないオペレータによっても容易に実行することができる方法を提供することである。
【0013】
本発明の更なる目的は、高価な処理リソースを採用することなく、容易にコンピュータに実装することができる方法を提供することである。
【0014】
これらの目標(aim)および目的は、以下の請求項1と、関連する従属請求項に従って、送電網内の電子リレーの動作パラメータをセットアップする方法によって達成される。
【0015】
一般的定義において、本発明による方法は、以下のステップを含む。
- ユーザによって起動可能なグラフィックリソースを含むグラフィックユーザインタフェースをコンピュータディスプレイ上に提供するステップと、
-設定グラフィックテンプレートを選択するために、グラフィックユーザインターフェース上に第1のグラフィックリソースを提供し、前記設定グラフィックテンプレートは、前記電子リレーを設定するための対応する制御ロジックモデルを表し、前記制御ロジックモデルは、対応する設定値のセットによって設定可能な1つまたは複数のロジック要素を含むステップと;
-選択された設定グラフィックテンプレートによって表される制御ロジックモデルの1つまたは複数の設定可能なロジック要素を設定するための第2のグラフィックリソースを提供するステップと;
-1つまたは複数の設定されたロジック要素を、対応する電子リレーに関連付けるための第3のグラフィックリソースを前記グラフィックユーザインタフェース上に提供するステップと;
- 前記電子リレーが所定の動作条件を満たしているか否かをチェックするステップと;
-前記動作条件が前記電子リレーによって満たされる場合、前記設定値を含む設定情報を前記電子リレーに送信するステップ。
【0016】
好ましくは、前記第1のグラフィックリソースは、1つまたは複数の第1のグラフィックオブジェクトを含み、各第1のグラフィックオブジェクトは、前記電子リレーを設定するために選択可能な設定グラフィックテンプレートに対応する。
【0017】
好ましくは、前記第2グラフィックリソースは、前記設定可能なロジック要素を設定するための第1の設定値を提供する際にユーザを支援するための1つまたは複数の第2のグラフィックオブジェクトを含み、前記第1の設定値は、前記電子リレーによって使用されるグローバル動作パラメータに関連する。
【0018】
好ましくは、前記第2のグラフィックリソースは、前記設定ロジック要素を設定するための個々の第2の設定値を提供する際にユーザを支援するための1つまたは複数の第3のグラフィックオブジェクトを含み、前記第2の設定値は、前記電子リレーによって使用される個々の動作パラメータに関連する。
【0019】
好ましくは、前記第3のグラフィックリソースは、設定された各ロジック要素を対応する電子リレーに関連付ける際に、ユーザを支援するための1つまたは複数の第4のグラフィックオブジェクトを含む。
【0020】
好ましくは、前記電子リレーが所定の動作条件を満たすかどうかをチェックする前記ステップは、前記電子リレーによって満たされる動作条件に関連する情報を取得する際にユーザを支援するために、前記グラフィックユーザインターフェース上に第4のグラフィックリソースを提供するステップを含む。
【0021】
好ましくは、前記電子リレーが所定の動作条件を満たすかどうかをチェックする前記ステップは、前記電子リレーの動作条件に関連する情報を提供する際にユーザを支援するために、前記グラフィックユーザインターフェース上に第5のグラフィックリソースを提供するステップを含む。
【0022】
好ましくは、前記設定情報を前記電子リレーに送信する前記ステップは、前記設定値を前記電子リレーに送信することを可能にするために符号化情報を受信するステップと、前記符号化情報をチェックするステップと、前記符号化情報が正しい場合に、前記設定情報を前記電子リレーに送信するステップとを含む。
【0023】
さらに別の態様において、本発明は、以下の請求項9に記載のコンピュータプログラムに関する。
【0024】
さらに別の態様において、本発明は、以下の請求項10に記載のコンピュータ装置に関する。
【0025】
好ましくは、前記コンピュータ装置は、1つまたは複数の付属装置を介して前記電子リレーと通信するように構成される。
各付属装置は、対応する電子リレーに含まれるかまたはそれと動作可能に結合され、前記対応する電子リレーのために、インターネットまたはLANまたはWANのゲートウェイとして動作するように構成される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
本発明の特徴および利点は、添付の図面に非限定的な実施例が示されており、排他的ではない好ましい実施例の説明から、より明らかになるであろう。
図1〜3は、本発明の一態様による設定方法を実装するコンピュータ装置を示す概略図である。
図4は、インターネットまたはLANまたはWANのゲートウェイとして動作する付属装置を備えた電子リレーと動作可能に関連付けられたスイッチング装置を概略的に示す図である。
図5〜11は、本発明による方法のステップを示す概略図である。すなわち、
図1図1は、本発明の一態様による設定方法を実装するコンピュータ装置を示す概略図である。
図2図2は、本発明の一態様による設定方法を実装するコンピュータ装置を示す概略図である。
図3図3は、本発明の一態様による設定方法を実装するコンピュータ装置を示す概略図である。
図4図4は、インターネットまたはLANまたはWANのゲートウェイとして動作する付属装置を備えた電子リレーと動作可能に関連付けられたスイッチング装置を概略的に示す図である。
図5図5は、本発明による方法のステップを示す概略図である。
図6図6は、本発明による方法のステップを示す概略図である。
図7図7は、本発明による方法のステップを示す概略図である。
図8図8は、本発明による方法のステップを示す概略図である。
図9図9は、本発明による方法のステップを示す概略図である。
図10図10は、本発明による方法のステップを示す概略図である。
図11図11は、本発明による方法のステップを示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
上述の図を参照すれば、本発明は、好ましくは低電圧レベルで動作する送電網250内の1つまたは複数の電子リレー2を設定するための方法100に関する。
【0028】
都合良く、電子リレー2は、送電網250の対応するスイッチング装置20(例えば、回路遮断器、断路器、接触器など)と動作可能に関連付けられ、これらの送電網250の動作を制御する。
【0029】
図2において、本発明のいくつかの実施形態による電子リレー2が概略的に示されている。
【0030】
好ましくは、電子リレー2は、送電網250の動作条件に関するデータを取得するように構成された制御ユニット21を備え、前記動作条件をチェックして、異常な状態、例えば、故障または過負荷の場合に、関連するスイッチング装置20の介入を促すために適切なコマンドを提供する。
【0031】
電子リレー2は、種々のタイプの通信バス25、26、27を備えるか、またはそれらと動作可能に結合してもよい。
【0032】
一例として、電子リレー2は、制御ユニット21と、電子保護リレー2の他の付属装置1、22、23、24との間に、通信チャネルを提供するように、都合よく設計されたローカルバス25を備えてもよい。
ローカルバス25は、「マルチマスタ」タイプの通信方式を用いて、イーサネットのようなフィールドバス(FIELDBUS)タイプの通信プロトコルを実装することができる。
【0033】
さらに別の例として、電子リレー2は、送電網250のシステムバス27を介して、さらに幾つかの電子保護装置2Aと通信してもよい。
システムバス27は、制御ユニット21と、リレー2に対して遠隔位置に存在してもよいさらなる電子装置2A(例えば、さらなる電子リレー)との間に、通信チャネルを提供するように、都合良く設計されてもよい。
システムバス27は、「マスタ−スレーブ」タイプの通信方式を用いて、MODBUS、PROFIBUS、PROFIBINET、あるいは、MODBUS TCPタイプの通信プロトコルを実装してもよい。
【0034】
さらに別の例として、電子リレー2は、リレーそのものを含む開閉装置の配電盤バス(switchboard bus)26を介して、更なる電子装置2Bと通信することができる。
配電盤バス26は、保護および制御ユニット21と、前記開閉装置のさらなる電子装置2B(たとえばさらなる電子リレー)との間に、専用の通信チャネルを提供するように都合よく設計されている。
配電盤バス26は、「マルチマスタ」タイプの通信方式を使用して、フィールドバスタイプの通信プロトコルを実装してもよい。
【0035】
電子リレー2は、(付属装置1のように)制御ユニット21の機能を強化/拡張するように設計された付属装置、(付属装置22、24のように)外部通信バスへのインターフェースを提供するように設計された付属装置、保護および制御ユニット21のための(付属装置23のように)補助インターフェース(ディスプレイまたはLEDインターフェースなど)を提供するように設計された付属装置など、様々なタイプの付属装置を備えるか、またはそれと動作可能に結合されてもよい。
【0036】
好ましくは、各電子リレー2は、インターネットまたはLANまたはWANの通信機能を、電子リレーに提供するように構成された付属装置1と動作可能に結合されるか、またはそれを備える。
【0037】
好ましくは、付属装置1(付属装置22、23、24のように)は、図4に示すように、対応する電子保護リレー2と共に、スイッチング装置20に、取り外し可能に取り付けられるように構成されている。
【0038】
しかしながら、他の解決策によれば、付属装置1は、電子保護リレー2が自立型ユニットである場合、対応する電子保護リレー2の外部ケースに取り外し可能に取り付けられてもよく、または対応する電子リレー内に組み込まれた内部電子モジュールでもよい。
【0039】
図3には、本発明のいくつかの実施形態による付属装置1が、概略的に示されている。
【0040】
好ましくは、付属装置1は、少なくとも、対応する電子リレー2に含まれるか、または対応する電子リレー2と動作可能に接続された電子装置(例えば制御ユニット21)との通信に適した第1の通信ポート1Aを備える。
【0041】
一例として、通信ポート1Aは、対応する電子リレー2のローカルバス25と動作可能に結合するのに適したイーサネットポートであってもよい。
【0042】
好ましくは、付属装置1は、少なくとも、インターネットまたはLANまたはWANを介して、1つまたは複数の遠隔コンピュータ装置50と通信するのに適した第2の通信ポート1Bを備える。
【0043】
一例として、通信ポート1Bは、インターネットプロトコル一式(suite)に適したTCPまたはUDPポートであってもよい。
【0044】
情報は、(例えば、イーサネットタイプの)適切な通信ケーブル、または(例えば、Wi-FiまたはBluetoothタイプの)適切なアンテナ配置を用いて、インターネットまたはLANまたはWANの回線を介して送信してもよい。
【0045】
好ましくは、付属装置1は、その動作を管理するように構成された対応する処理ユニット1Cを備える。
【0046】
付属装置1は、専用の通信バス(例えばシステムバス27など)を使用または配置する必要なしに、対応する電子リレー2に、インターネットまたはLANまたはWANへの直接接続を提供することができることに注目することが重要である。
【0047】
言い換えれば、付属装置1は、リレー2(特にその保護および制御ユニット21)が遠隔のコンピュータ装置50と直接通信することができるインターネットまたはLANまたはWANのゲートウェイとして動作するように構成されている。
【0048】
上述のように、本発明による方法100は、送電網250の電子リレー2を設定するための方法である。
【0049】
当業者に知られているように、電子リレーを「設定する(configuring)」ことは、その機能を利用するために、前記電子リレーによって使用される一組の動作パラメータ(例えば、保護しきい値、通信パラメータ、グリッドパラメータなど)を設定することからなる。
【0050】
前記動作パラメータは、送電網の一般的な動作(グローバル動作パラメータ)、または電子リレーの特定の動作(個々の動作パラメータ)に関連し得る。
【0051】
一般的に、電子リレーの動作パラメータは、電子リレー自体によって格納および処理され得る適切な数値または論理値(設定値)を電子リレーに提供することによってセットアップしてもよい。
【0052】
以下から明らかになるように、本発明による方法100は、コンピュータ装置50によって実現されるのに特に適しており、明確にするために、特にこの種の実装に関して以下に説明する。
【0053】
一般的に、コンピュータ装置50は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレット、スマートフォンなどの任意の既知のタイプであってもよい。
【0054】
本発明によれば、コンピュータ装置50は、方法100を実施するためのソフトウェア命令510を実行することができる(例えば、1つまたは複数のマイクロプロセッサを含む)処理ユニット51を備える。
【0055】
コンピュータ装置50は、ソフトウェア命令510が永久的に保存される記憶メモリを備えている。
【0056】
代替として、コンピュータ装置50は、ソフトウェア命令510が処理ユニット51による実行のためにアップロードされ得る他のメモリサポートと、動作可能に関連付けられてもよい。
【0057】
コンピュータ装置50は、処理ユニット51によって駆動されるディスプレイ52を備えるか、またはディスプレイに動作可能に関連付けられる。
【0058】
好都合には、コンピュータ装置50は、インターネットまたはLANまたはWANの通信機能を有する。
この目的のために、インターネットまたはLANまたはWANを介して遠隔電子装置と通信するために、処理ユニット51によって駆動される1つまたは複数の通信ポート54(例えば、イーサネットポートまたはブルートゥースポートまたはWi-Fiポート)が装備される。
【0059】
好ましくは、コンピュータ装置50は、これらの付属装置のうちの付属装置1によって、インターネットまたはLANまたはWANを介して電子リレー2と通信することができ、各付属装置は、前述のように、インターネットまたはLANまたはWANゲートウェイとして動作するように構成されている。
【0060】
本発明によれば、方法100は、コンピュータ装置50がコンピュータディスプレイ52上にグラフィックユーザインタフェース190を提供するステップを含む(図5)。
【0061】
グラフィックユーザインタフェース190は、コンピュータ装置50によって、ユーザが電子リレー2を設定するのを支援するための視覚グラフィックリソース11、12、13、14、15(例えば、グラフィックアイコン、グラフィックウィンドウ、グラフィックカーソル、視覚インジケータ、視覚メニューなど)を含む視覚グラフィック環境である。
【0062】
一般的に、グラフィックリソース11、12、13、14、15は、対応する動作を実行するための特定のコマンド、またはリレーを設定するための情報(例えば設定値CF1、CF2)を、コンピュータ装置50に入力するユーザを支援するために、利用できるようになっている。
【0063】
好都合なことに、グラフィックリソース11、12、13、14、15は、(例えば、ディスプレイ52がコンピュータモニタまたはラップトップディスプレイであるとき)マウスポインタを介して前記グラフィックリソースをクリックすることによって、または、(例えば、ディスプレイ52がタッチスクリーンディスプレイであるとき)ディスプレイ52の対応する対話型領域に接触することによって、コンピュータ装置で通常採用されている既知の起動モードに従って、起動可能である。
【0064】
情報は、専用のグラフィックオブジェクト(グラフィックカーソル、グラフィックアイコンなど)を入力またはアクティブにすることによって、コンピュータ装置で通常採用されている既知の入力モードに従って、ユーザによって入力することができる。
【0065】
好ましくは、グラフィックユーザインタフェース190は、1つまたは複数の設定ページを含み、その中で、グラフィックリソース11、12、13、14、15が利用可能にされる。
【0066】
好ましくは、グラフィックユーザインターフェース190は、ユーザが、異なる設定ページをナビゲートすること、またはストレージメモリ53に設定ページを保存したりストレージメモリ53から設定ページをアップロードしたりすることを可能にするために、各設定ページ上に、補助グラフィックリソース17(例えばグラフィックボタン)を含む。
【0067】
本発明によれば、方法100は、電子リレー2を設定するための設定グラフィックテンプレート10を選択するために、コンピュータ装置50が、グラフィックユーザインターフェース190上(好ましくは、専用の設定ページ上)に、第1のグラフィックリソース11を提供するステップを含む(図6、7)。
【0068】
設定グラフィックテンプレート10は、電子リレー2を設定するための対応する制御ロジックモデル10Aを、グラフィカルに表わしている。
【0069】
制御ロジックモデル10Aは、送電網250によって、より詳細には、リレー2によって実装される可能なレイアウトおよび動作モードを記述している。
【0070】
制御ロジックモデル10Aは、1つまたは複数のロジック要素10Bを含み、各論理要素10Bは、適切な設定値によって設定可能である対応する一組の動作パラメータを参照する。
【0071】
設定可能なロジック要素10Bは、前記設定値によって設定されなければならない同じ一組の動作パラメータを有する電子リレーを、都合よく示している。
【0072】
もちろん、ロジック要素10Bの設定値は、その機能性を利用するために、上記のグローバル動作パラメータと、前記リレーによって使用される個々の動作パラメータに関係してもよい。
【0073】
ユーザは、1つまたは複数の予め定義された設定グラフィックテンプレート10の中から、所定の設定グラフィックテンプレート10を選択することができる。
【0074】
グラフィックリソース11を起動することによって、選択コマンドがコンピュータ装置50に送信され、多数の利用可能なものの中から、所望の設定グラフィックテンプレート10が取り出される。
【0075】
好都合には、設定グラフィックテンプレート10は、電子リレー2の設定プロセスを実行する前に、(例えば、電子リレー2の供給者(provider)によって)、設計され、検証される。
【0076】
このようにして、多数の検証された制御ロジックモデル10Aをユーザに利用可能にすることができ、ユーザは、例えば複雑なプログラミング言語(例えば、PLCのプログラミング言語)を使用して、送電網250の動作をモデル化する必要なしに、電子リレー2を設定するために、最も適切なものを選択することができる。
【0077】
このようにして、送電網250および、より詳細には電子リレー2の動作をモデル化する際のエラーが回避され、リレー2の設定プロセスは、この点に関して、限定的な専門知識を有するユーザによっても実行することが可能となる。
【0078】
好都合には、検証された設定グラフィックテンプレート10は、記憶メモリ53または同等のメモリサポートに恒久的に格納することができるライブラリに収集することができ、または、(たとえばインターネットまたはLANまたはWANを介して)コンピュータ50と通信中の別のコンピュータリソース(図示せず)からダウンロードすることができる。
【0079】
好ましくは、第1のグラフィックリソース11は、1つまたは複数のグラフィックオブジェクト(例えばグラフィックアイコン)を含み、それぞれのグラフィックオブジェクトが、電子リレー2を設定するために選択可能な所定の設定グラフィックテンプレート10に対応する。
【0080】
各グラフィックオブジェクト11は、対応する設定グラフィックテンプレート10を取り出すためにユーザによって起動されることができる。このようにして、ユーザは、支援された方法で、所望の設定グラフィックテンプレート10を選択することができる。
【0081】
本発明によれば、方法100は、ユーザによるグラフィックリソース11の起動に応答して、コンピュータ装置50が、グラフィックユーザインタフェース190上に(好ましくはこの1つまたは複数の専用設定ページ上に)、選択された設定グラフィックテンプレート10を提供するステップを含む(図8-11)。
【0082】
本発明によれば、方法100は、コンピュータ装置50が、選択された設定グラフィックテンプレート10に動作可能に関連付けられている第2のグラフィックリソース12を、グラフィックユーザインタフェース190上に提供するステップを含む(図8−9)。
【0083】
一般的に、第2のグラフィックリソース12は、ユーザが設定可能ロジック要素10Bを設定するのを支援することを目的としている。
【0084】
言い換えれば、第2のグラフィックリソース12のおかげで、ユーザは、設定可能ロジック要素10Bを設定するための設定値を提供することができる。
【0085】
好ましくは、第2のグラフィックリソース12は、選択された設定グラフィックテンプレート10によって表される制御ロジックモデル10Aの設定可能ロジック要素10Bに動作可能に関連付けられる。
【0086】
好ましくは、第2のグラフィックリソース12および選択された設定グラフィックテンプレート10は、それらが機能的に関連付けられ、グラフィックユーザインターフェース190の専用設定ページ上で利用可能にされる。
【0087】
好ましくは、第2グラフィックリソース12は、選択された設定グラフィックテンプレート10によって表される制御ロジックモデル10Aの設定可能ロジック要素10Bを設定するための第1設定値CF1を提供する際にユーザを支援するために、1つまたは複数の第2グラフィックオブジェクト12A、12B、12Cを含む。
【0088】
好都合には、第1の設定値CF1は、電子リレー2によって使用されるグローバル動作パラメータに関係する設定値である。
より詳細には、それらは、電子リレー2によって使用されるグローバル動作パラメータに対応するロジック要素10Bの設定パラメータを設定することを目的としている。
【0089】
図8に示す例によれば、前記第2のグラフィックオブジェクトは、ユーザによって起動され得る1つまたは複数のグラフィックアイコン12A(対応する制御ロジック要素に動作可能に関連付けられる)を含んでもよい。
【0090】
前記第2のグラフィックオブジェクトは、グラフィックアイコン12Aの起動に応答して、コンピュータ装置50によって提供される1つまたは複数のグラフィックウィンドウ12Bをさらに含んでもよい。
【0091】
好都合には、グラフィックウィンドウ12Bは、ユーザが、支援された方法で、第1の設定値をセットアップすることを可能にするために、さらなるアイコンおよびカーソル12Cを含む。
【0092】
好ましくは、第2グラフィックオブジェクト12A、12B、12Cおよびそれらが動作可能に関連付けられている選択された設定グラフィックテンプレート10は、グラフィックユーザインタフェース190の専用設定ページ上で、利用可能にされる。
【0093】
第1の設定値の入力が完了すると、ユーザは、適切な補助グラフィックリソース17(例えば保存ボタン)を起動することによって、前記設定ページおよび関連する設定情報を、記憶メモリ53に保存することができる。
【0094】
好ましくは、第2のグラフィックリソース12は、以前に選択された設定グラフィックテンプレートによって表される制御ロジックモデル10Aの設定可能ロジック要素10Bを設定するための第2の設定値CF2を提供する際にユーザを支援するために、1つまたは複数の第3のグラフィックオブジェクト12D、12E、12Fを含む(図9)。
【0095】
好都合には、第2設定値CF2は、電子リレー2によって使用される個々の動作パラメータに関係する設定値である。より詳細には、それらは、電子リレー2によって使用される個々の動作パラメータに対応するロジック要素10Bの設定パラメータをセットアップすることを目的としている。
【0096】
図9に示す例によれば、上述した第3のグラフィックオブジェクトは、有利には、ユーザによって起動されることができる1つまたは複数のグラフィックアイコン12D(対応する制御ロジック要素に動作可能に関連付けられている)を、備えてもよい。
【0097】
前記第3のグラフィックオブジェクトは、グラフィックアイコン12Dの起動に応答して、コンピュータ装置50によって表示される1つまたは複数のグラフィックウィンドウ12Eをさらに含んでもよい。
【0098】
好都合には、ウィンドウ12Eは、ユーザが、支援された方法で、第2の設定値をセットアップすることを可能にするために、さらに起動可能なアイコンまたはカーソル12Fを備える。
【0099】
好ましくは、第3のグラフィックオブジェクト12D、12E、12Fおよびそれらが動作可能に関連付けられている選択された設定グラフィックテンプレート10は、グラフィックユーザインタフェース190の専用設定ページ上で、利用可能にされる。
【0100】
第2の設定値の入力が完了すると、ユーザは、適切な補助グラフィックリソース17(例えば保存ボタン)を起動することによって、前記設定ページおよび関連する設定情報を、記憶メモリ53に保存することができる。
【0101】
方法100のこのステップでは、1つまたは複数の組の設定値CF1、CF2は、選択された設定グラフィックテンプレート10によって表される制御ロジックモデル10Aの対応する設定可能ロジック要素10Bに関連付けられる。
【0102】
上述した設定ステップは、リレー2に介入することなく、制御ロジックモデル10A上で実行されているので、各組の設定値CF1、CF2は、物理的リレー2にまだ関連付けられていないことに留意することが重要である。
【0103】
本発明によれば、方法100は、選択された設定成グラフィックテンプレート10に動作可能に関連付けられている第3のグラフィックリソース13を、グラフィックユーザインターフェース190上に提供するステップを含む(図10)。
【0104】
一般的に、第3のグラフィックリソース13は、選択された設定グラフィックテンプレート10によって表される制御ロジックモデル10Aの設定されたロジック要素10Bの各々を、対応する物理的リレー2に関連付ける際にユーザを支援することを目的としている。
【0105】
言い換えれば、第3のグラフィックリソース13のおかげで、ユーザは、(制御ロジックモデル10Aの設定可能ロジック要素10Bを設定するために使用される)設定値CF1、CF2の各組を、対応するリレー2と関連付けることができる。
【0106】
好ましくは、第3のグラフィックリソース13と選択された設定グラフィックテンプレート10は、それらが動作可能に関連付けられ、グラフィックユーザインターフェース190の専用設定ページ上で、利用可能にされる。
【0107】
好ましくは、グラフィックリソース13は、各設定可能ロジック要素10Bを、対応するリレー2と関連付ける際に、ユーザを支援するための1つまたは複数の第4のグラフィックオブジェクト13A、13Bを含む。
【0108】
図10に示す例によれば、前記第4のグラフィックオブジェクトは1つまたは複数のグラフィックアイコン13A(それぞれは対応する制御ロジック要素10Bに動作可能に関連付けられている)を含むことができ、前記グラフィックアイコンは、上述した起動モードの1つに従ってユーザによって起動されることができる。
【0109】
前記第4のグラフィックオブジェクトは、グラフィックラベル14Cの対応するリストを含む1つまたは複数のグラフィックウィンドウ13Bをさらに含んでもよく、各リストは対応する電子リレー2の識別情報を報告する。
【0110】
好ましくは、電子リレー2の識別情報は、上述した設定プロセスを実行する前に、記憶メモリ53(または他の同等の記憶サポート)に記憶される。
【0111】
電子リレー2の識別情報は、(例えば、グラフィックユーザインターフェース190の図示されていない専用入力ページ上で)ユーザ2によって直接提供されてもよく、または、電子リレーとインターネットまたはLANまたはWANとの接続を確立することによって、電子リレー2から、コンピュータ装置50によって自動的にダウンロードされてもよい。
【0112】
各設定された制御ロジック要素10Bと、対応する電子リレー2との間の関連付けは、対応するグラフィックアイコン13Aおよび対応するグラフィックラベル13Bを、選択的に、単に起動することによって、支援された方法でユーザによって実行されることができる。
【0113】
グラフィックリソース13A、13Bのおかげで、ユーザは、設定された各制御ロジック要素10Bを、対応する物理的電子リレー2にどのように関連付けるかについてのリンク情報を、コンピュータ装置50に提供できることが、上記から明らかである。
【0114】
このようにして、前記リンク情報は、制御ロジック要素10Bに関連する設定値CF1、CF2の各組を、対応する電子リレー2に関連付けることを可能にする。
【0115】
好ましくは、そのようなリンク情報は、記憶メモリ53(または他の同等の記憶サポート)に記憶され、コンピュータ装置50によって使用されて、上述した設定値CF1、CF2を、電子リレー2に正しく送信する。
【0116】
本発明によれば、方法100は、所定の動作条件が電子リレー2によって満たされるかどうかを、コンピュータ装置50がチェックするステップを含む(図11)。
【0117】
このステップは、電子リレー2への設定パラメータCF1、CF2のその後の正しい送信を保証し、従って、電子リレーが一旦正しく設定されたときに、電子リレーの迅速な操作性を保証するので、非常に有利である。
【0118】
好ましくは、前記チェックステップは、電子リレー2との通信と、コンピュータ装置50による各電子リレー2への問い合わせとが確立されると、少なくとも部分的に、コンピュータ装置50によって自動的に実行される。
【0119】
好ましくは、方法100は、コンピュータ装置50によって自動チェックが実行されると、前記電子リレー2によって満たされる動作条件に関する情報をユーザが取得することを支援するために、コンピュータ装置50がグラフィックユーザインタフェース190上に第4のグラフィックリソース14を提供するステップを含む。
【0120】
好ましくは、第4のグラフィックリソース14は、グラフィックユーザインターフェース190の専用設定ページ上で、選択された設定グラフィックテンプレート10に動作可能に関連付けられる。
【0121】
好ましくは、第4のグラフィックリソース14は、電子リレー2に関する情報を表示するための1つまたは複数の第4のグラフィックオブジェクト14Aを含む。
【0122】
図11に示す例によれば、前記第4のグラフィックオブジェクトは、それぞれが電子リレー2の動作状態に関する情報を報告するグラフィックラベル14Bのリストを含む1つまたは複数のグラフィックウィンドウ14Aを含んでもよい。
【0123】
電子リレー2の動作状態のチェックを完了するために、しかしながら、ユーザによって提供されたチェック情報が必要とされるかもしれない。
【0124】
好ましくは、方法100は、電子リレー2の動作状態に関するチェック情報を提供する際にユーザを支援するために、コンピュータ装置50がグラフィックユーザインタフェース190上に第5のグラフィックリソース15を提供するステップを含む。
【0125】
好ましくは、第5のグラフィックリソース15は、選択された設定グラフィックテンプレート10に動作可能に関連付けられている。
【0126】
好ましくは、第5のグラフィックリソース15および選択された設定グラフィックテンプレート10は、それらが動作可能に関連付けられ、グラフィックユーザインターフェース190の専用設定ページ上で、利用可能にされる。
【0127】
好ましくは、第5のグラフィックリソース15は、ユーザが前記チェック情報を提供するのを支援するために、1つまたは複数の第5のグラフィックオブジェクト15A、15Bを含む。
【0128】
図11に示す例によれば、前記第5のグラフィックオブジェクトは、それぞれが電子リレー2上の所定のチェック情報を報告するグラフィックラベル15Bの対応するリストを含む1つまたは複数のグラフィックウィンドウ15Aを備えてもよい。
【0129】
各チェック情報は、電子リレー2によって満たされなければならない動作状態を、都合よく記述している。
【0130】
グラフィックラベル15Bを選択的に作動させることによって、ユーザは、コンピュータ装置50にコマンドを送ることができ、対応するチェック情報が正しいこと、従って対応する要求された動作条件が電子リレー2によって満たされることを確認する。
【0131】
チェック情報の入力が完了すると、ユーザは、適切な補助グラフィックリソース17(保存ボタン)を起動することにより、対応する設定ページと関連する設定情報を、記憶メモリ53に保存することができる。
【0132】
この時点で、設定値CF1、CF2を、電子リレー2に送信することができる。
【0133】
したがって、方法100は、コンピュータ装置50が設定値CF1、CF2を含む設定情報を、電子リレー2に送信するステップを含む。
【0134】
設定値CF1、CF2を受信すると、電子リレー2は、それらの動作パラメータを適切に設定することができ、動作を開始することができる。
【0135】
好ましくは、前記設定情報は、インターネットまたはLANまたはWANを介して、コンピュータ装置50によって電子リレー2に送信される。
【0136】
好ましくは、電子リレー2への前記設定情報の送信は、認証手順の実行時に行われる。
【0137】
好ましくは、そのような認証手順は、コンピュータ装置50が符号化された情報を受信して、電子リレー2への設定値の送信を可能にするステップを含む。
【0138】
そのような符号化情報は、コンピュータ装置50の入力ポート(図示せず)に動作可能に接続されたメモリサポート(例えば、USB記憶装置)から受信することができる。
【0139】
代替として、そのような符号化情報は、インターネットまたはLANまたはWANを介して、コンピュータ装置50と通信しているリモートコンピュータソースから受信されてもよい。
【0140】
しかしながら、必要に応じて、他の解決策も可能である。
【0141】
好ましくは、そのような認証手順は、コンピュータ装置50が前記符号化情報をチェックして、前記符号化情報が正しいかどうかを制御するステップを含む。
【0142】
好ましくは、そのような認証手順は、前記符号化情報が正しい場合に、コンピュータ装置50が、前記設定情報を電子リレー2に送信するステップを含む。
【0143】
本発明による方法100は、上述の目標(aim)および目的を、十分に満たすことを可能にする。
【0144】
この方法は、電力配電ネットワークをモデル化する経験の少ない職員によっても実行することができる簡単なステップを用いて、支援された方法で、ユーザが、電子リレーの設定プロセスを実行することを可能にする。
【0145】
したがって、予め定義され検証された制御ロジックモデルを基準として採用することによって、リレーの設定が実行されるので、電子リレーは、限られたエラー確率で、迅速かつ効率的な方法で設定することができる。
【0146】
この方法は、インターネットまたはLANまたはWANを介して、電子リレー2と通信することができるコンピュータ装置による実装に、特に適している。
【0147】
これは、設定プロセス中に、電子リレーを配線する必要性を回避するかまたは低減することを可能にする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【国際調査報告】