(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
本発明は、長手方向に延在し、供給弁(20b)、弁の下流の供給ポンプ(30)、ポンプの下流の機器部材を含み、機器部材の中には、少なくとも1つの分配弁(81a〜c、82a〜c、83a〜c)および液体の物理化学的パラメータを測定するための少なくとも1つの装置(78a〜c、85a〜c、86a〜c)、機器部材の下流の少なくとも1つのクロマトグラフィーカラム(99a〜c)ならびに弁、ポンプ、機器部材およびカラムを接続する管があり、機器部材は、クロマトグラフィーカラムに関連付けられていて、それぞれ、前記設備のほぼ長手方向の延在方向に対して垂直方向に延在する、少なくとも1つの専用の制御および作動プラットフォーム(80a〜c)に取り付けられ、前記専用の制御および作動プラットフォーム上で実質的に互いの近くに配置されていることを特徴とする、クロマトグラフィーによって生物学的液体を処理するための設備に関する。
前記少なくとも1つの制御および作動プラットフォーム(80a〜c)が、数個の分配弁(81a〜c、82a〜c、83a〜c)と、導電率センサ(78a〜c)および/またはpHセンサ(85a〜c)および/または空気存在センサ(86a〜c)から選択される1以上の測定装置と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の設備。
前記分配弁(81a〜c、82a〜c、83a〜c)が、それぞれ、弁本体と、前記本体から延びて前記供給ラインの管の少なくとも一部を受けるように設けられた弁ヘッドを備え、
前記少なくとも1つの制御および作動プラットフォーム(80a〜c)が、その中に前記弁本体が収容され、且つそこから前記弁ヘッドが横方向に突き出ている、垂直に延在する支持ブロック(84a〜c)と、
前記支持ブロックに固定され、前記支持ブロックから突き出し、前記少なくとも1つの測定装置(78a〜c、85a〜c、86a〜c)が取り付けられているアーム(191a〜c)を有する支持板(89a〜c)と、
を含むことを特徴とする、請求項2に記載の設備。
設備が、前記少なくとも1つの制御および作動プラットフォーム(80a〜c)の下流に配置されて、前記設備の前記ほぼ長手方向の延在方向をほぼ横切る方向に延在する、数個のクロマトグラフィーカラム(99a〜c)を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の設備。
設備が、数個の専用の制御および作動プラットフォーム(80a〜c)を含み、各々が個々に前記クロマトグラフィーカラム(99a〜c)の1つと関連付けられており、前記専用の制御および作動プラットフォームが、前記クロマトグラフィーカラムと同じほぼ横断方向に配置されることを特徴とする、請求項4に記載の設備。
前記制御および作動プラットフォーム(80a〜c)が、第1のカート(2)に取り付けられ、前記クロマトグラフィーカラム(99a〜c)が、前記第1のカートに対して並置され、かつ/または前記第1のカートと部分的に入れ子になるように構成された第2のカート(3)に取り付けられていることを特徴とする、請求項5に記載の設備。
前記クロマトグラフィーカラム(99a〜c)の下流に配置されて、導電率センサ(113a〜c)、および/またはpHセンサ(114a〜c)および/または紫外線照射センサ(115a〜c)から選択される1以上の追加測定装置がその上に取り付けられている追加機器支持体(11a〜c)をさらに含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の設備。
前記追加機器支持体(111a〜c)が、前記第1のカート(2)および/または前記第2のカート(3)に対して並置され、かつ/あるいは部分的に入れ子になるように構成された、第3のカート(4)に取り付けられることを特徴とする、請求項7および8に記載の設備。
設備は、前記クロマトグラフィーカラム(99a〜c)の下流に配置された複数の補助機器部材をさらに備え、複数の補助機器部材は、少なくとも1つの出口弁(121a〜c、122a〜c、123a〜c)、ならびに圧力センサ(116a〜c)および/または分光光度計(117a〜c)から選択される少なくとも1つの補助測定装置を含み、前記補助機器部材が、前記追加機器支持体(111a〜c)の下流で前記第3のカート(4)に取り付けられていることを特徴とする、請求項9に記載の設備。
前記第3のカート(4)が、実質的に逆U字型の第3のシャーシ(102)を含み、第3のシャーシの上には少なくとも前記追加機器支持体(111a〜c)が前記第3のシャーシの自由端に取り付けられていて、第3のシャーシが、その自由端の反対端によって前記第1のカート(2)の前記第1のシャーシ(5)に対して並置され、その反対端とその自由端との間の逆U字によって形成される空間(110)内で、前記クロマトグラフィーカラム(99a〜c)を備えた前記第2のカート(3)の前記第2のシャーシ(95)を入れ子のように収容するように構成されていることを特徴とする、請求項9または10に記載の設備。
前記少なくとも1つの供給弁および/または前記少なくとも1つの分配弁が、その2つの口が入口で1つが出口であるかまたは1つが入口で2つが出口である三方弁であり、好ましくは弁が、前記管の部分用の2つの受入れ溝(91、92)を有するヘッドと、2つの前記溝(91、92)に収容された前記管の前記部分内の前記生物学的液体の通過を許可または防止するように構成された挟持機構とを備えていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の設備。
【発明を実施するための形態】
【0033】
図1〜
図3は、異なる組立構成の、クロマトグラフィーによる処理のための設備1を図示する。
【0034】
設備1はここで、第1のカート2、第2のカート3ならびに第3のカート4を含む。これらは互いに並置され、少なくとも部分的に入れ子になるように構成されている。
【0035】
図1では、第1、第2および第3のカート2〜4は分かれていて、ある距離で互いに離れている。第1および第3のカート2および4は、同じ長手方向に配置されるが、第2のカート3は第3のカート4の前に中心をずらして位置している。
【0036】
図2では、第1および第3のカート2および4は設備1の長手方向の延在方向に沿って並置されて入れ子になっているが、第2のカート3はなお第3のカート4の前に中心をずらして位置している。
【0037】
図3では、第2のカート3は、第3のカート4内に部分的に入れ子になり、この第2のカート3もまた第1のカート2と部分的に入れ子になり、第1のカート2に対して並置されるように第1のカート2に近接して位置している。
【0038】
ここで、
図1〜
図11を参照して、第1、第2および第3のカート2〜4の各々の構造およびそれらが担持する部品の詳細な説明を行う。
図4〜
図8はそれぞれ、その第1、第2および第3のカート2〜4が組み立てられた設備1の正面図、背面からの斜視図(スリークォータービュー)、側面図および平面図であり、
図9〜
図11は、設備の制御および作動プラットフォームを示す。
【0039】
第1のカート2は、ここでは実質的に長方形の第1の下枠6と、ここでは六角形で、実質的にL字形であり、第1の下枠6と部分的に向かい合って離れて位置している第1の上枠7と、硬質の第1のシャーシ5を形成するように、第1の下枠および上枠6および7に接続された数個の垂直直立部8と、を有する第1の金属シャーシ5を備えている。
【0040】
第1の下枠6は、ここではその輸送を促進するために4個のキャスタに取り付けられている。
【0041】
第1の下枠および上枠6および7の各々は、ロンジロンとも呼ばれる、長手方向に延びる長手方向棒と、横材とも呼ばれる、ここでは長手方向とほぼ直角に横断方向に延びる横断方向棒とから形成される。第1の下枠6はさらに、その2つの横断方向棒の間に配置され、その2つの長手方向棒に取り付けられている中間横材9からも形成される。
【0042】
第1のカート2は、第1のカート2の第1の下枠6に、背面10におよび第1の側面11に取り付けられた主な電気および空気圧分配キャビネット14と、同じく第1の下枠6に取り付けられているが、その代わりに第1のカート2の前面12におよび第1の側面11に取り付けられた第2のキャビネット15と、を担持する。したがって、第2のキャビネット15は、メインキャビネット14の前に配置される。
【0043】
メインキャビネット14は、ほぼ垂直に延在している。このことは、それが第1のより下枠6から第1の上枠7を超えるその長さよりも高いことを意味する。その一方で、第2のキャビネット15は、ほぼ長手方向に延在している。このことは、それが第1の下枠6と上枠7との間、第1の下枠6の第1の側面11に位置する横断方向棒からその中間横材9までのその高さよりも長いことを意味する。
【0044】
第1のカート2はさらに、支持板16を担持しており、支持板16は、第1の上枠7に取り付けられ、第1の上枠7から、その第1の側面11の反対側の側面である第1のカート2の第2の側面13の上に突出している。その結果、支持板16の一部は、第1のシャーシ5を越えて張り出している。
【0045】
ここで、支持板16は、その第1の上枠7の輪郭に一致するように実質的にL字形の輪郭を有し、メインキャビネット14を通過させるためにくぼみを備えていることに留意されたい。
【0046】
支持板16は、処理設備1の再使用可能な部品と、これらの再使用可能な部品だけでなくその設備1の使い捨ての部品のための支持手段とを受けるように構成されている。
【0047】
特にここで、設備1は、第1のカート2の第1の側面11に配置されていて、2つの異なる列になって、メインキャビネット14の側面に部分的に収容されている複数の供給弁を含む。
【0048】
第1のカート2の背面10に最も遠くに位置する列は、重ねられた5個の三方弁18a〜18eと、5個の三方弁18a〜18eの上に位置する1個の二方遮断弁19と、を有する。その一方で、その他の列は、重ねられた2個の三方弁20aおよび20bと、2個の三方弁20aおよび20bの上に位置する二方遮断弁21を有する(
図2および
図7)。遮断弁19および21は、ここではオン/オフ運転かまたは比例運転のいずれかを行うように構成されていることに留意されたい。
【0049】
弁18および20の各々は、メインキャビネット14に収容される本体と、本体を伸ばし、第1のカート2の第1の側面11でメインキャビネット14から突き出ているヘッドとを有することに留意されたい。
【0050】
さらに、弁18〜20の各々は、使い捨ての可撓管によって、決められた生成物を有する容器に接続されるように構成されている。
【0051】
特に、弁20a〜20bは、クロマトグラフィーによって処理予定の生物学的液体の容器に接続されて、設備1のクロマトグラフィーによる処理のための回路の供給ラインの始点を形成するように構成されている供給弁である。
【0052】
このために、弁20aはここでは平衡緩衝生成物の容器と、再処理する液体の予備容器と呼ばれる容器とに接続されるように構成されていて、弁20bはここでは弁20aと、処理予定の生物学的液体の容器とに接続されるように構成されている。
【0053】
弁21に関して、これは、ここでは、弁20bと、ならびに弁20a、20bおよび21の下流に延在する供給ラインの残りと接続されるように構成された比例弁である。
【0054】
その上、弁18a〜18eは、緩衝生成物と呼ばれる容器に接続され、クロマトグラフィーカラムの準備および/または清浄および/または溶出および/または再生のために設備の処理回路を供給して設備1のクロマトグラフィーによる処理のための回路の増設ラインの始点を形成するように構成されている入口弁である。
【0055】
このために、弁18aは、ここでは平衡緩衝生成物用の容器と、第1の緩衝生成物洗浄用の容器とに接続されるように構成され、弁18bは、弁18aと、第2の緩衝生成物洗浄用の容器とに接続されるように構成され、弁18cは、弁18bと緩衝生成物を溶出するための容器とに接続されるように構成され、弁18dは、弁18cと生成物を清浄するための容器とに接続されるように構成され、弁18eは、弁18dと緩衝生成物を再生するための容器とに接続されるように構成されている。
【0056】
遮断弁19に関して、これは、ここでは、弁18eと、ならびに弁18a、18bおよび19の下流に延在する増設ラインの残りと接続されるように構成された分配弁である。
【0057】
設備1は、ここでは、第1のカート2の第1の側面11上の垂直直立部8に固定された、供給弁20aに近接している空気存在センサ22を含む。空気存在センサ22は、ここでは、生物学的液体用の容器と供給弁20bとの間の管の一部に接続されるように構成され、生成物の存在および/または不在を検出することを可能にする。
【0058】
設備1は、第1のカート2の第1の側面11の垂直直立部8に固定ブラケット24を介して取り付けられた第1の流量計23を含む。この第1の流量計23は、供給ラインにおいて、上流で、遮断弁21に接続されるように構成されている。
【0059】
設備1は、第1のカート2の第1の側面11の同じ垂直直立部8に固定ブラケット26を介して取り付けられた第2の流量計25を含む。この第2の流量計25は、増設ラインにおいて、上流で、遮断弁19に接続されるように構成されている。
【0060】
設備1は、メインキャビネット14に固定され、ここでは、第1のカート2の前面12からアクセス可能なキーボードとモニタを備えたコンピュータによって形成される、データ処理用のメインシステム27、ならびに、ここでは、第2のキャビネットに収容される数個の作動および制御パネルによって形成され、同様に第1のカート2の前面12からアクセス可能な第2のデータ処理システム28を含む。
【0061】
メインキャビネット14には、第1のカート2の背面10の裏の面に作動ボタン68が設けられ、弁18a〜18e、19、20a、20bおよび21を突出させる側面の反対側の面であるキャビネット14の側面に空気圧および電気コネクタ69が設けられていることに留意されたい。
【0062】
設備1は、メインキャビネット14の前面に固定され、その上に供給ポンプ30が取り付けられている第1のポンプ支持体29、ならびに、同様にメインキャビネット14の前面に固定され、その上に追加ポンプ32が取り付けられている第2のポンプ支持体31を含む。
【0063】
供給ポンプ30は、ここでは、供給弁20aおよび20b遮断弁21の下流の供給ラインで接続されるように構成されていて、第1の流量計23に対向して配置され、これに接続されているポンプヘッドを備えており、その一方で、追加ポンプ32は、ここでは入口弁18a〜18eおよび遮断弁19の下流の増設ラインで接続されるように構成されていて、第2の流量計25に対向して配置され、これに接続されているポンプヘッドを備えている。これらのポンプ30および32は、例えばダイヤフラム型であり、弁18a〜18e、20aおよび20bに接続された容器内に存在する生成物を弁の状態に従って流動させるように構成されている。
【0064】
設備1は、第1のカート2の第1の側面11上の支持板16上に、固定ブラケット34を介して取り付けられた安全部材を有する第1の圧力センサ33、ならびに、固定ブラケット36を介して、第2のポンプ支持体31に取り付けられた安全部材を有する第2の圧力センサ35を含む。
【0065】
安全部材を有する第1の圧力センサ33は、ここでは供給ポンプ30の下流の供給ラインで接続されるように構成されており、その一方で、安全部材を有する第2の圧力センサ35は、ここでは追加ポンプ32の下流の増設ラインで接続されるように構成されている。
【0066】
安全部材を有する第1および第2の圧力センサ33および35は、それぞれ、処理回路のそれぞれのライン内を流動する液体の圧力を測定し、特定の閾値を超えるそれぞれのポンプを停止させるように構成されている。
【0067】
設備1は、第1のカート2の前面12の方を向いて供給ポンプ30の側で、支持板16に取り付けられた支持ブロック37に収容された本体と、本体を伸ばし、支持ブロックから突き出ているヘッドと、を備えた第1の排水弁36を含む。この第1の排水弁36は、ここでは供給ラインにおいて、上流で、供給ポンプ30に、下流で、特に廃棄物容器に接続されるように構成されている。
【0068】
設備1は、第1のカート2の第2の側面13の方を向いて第1の排水弁36と並んでいる、支持板16に取り付けられた支持ブロック39に収容された本体と、本体を伸ばし、支持ブロックから突き出ているヘッドと、を備えた第1のデバブラー弁38を含む。この第1のデバブラー弁38は、ここでは供給ラインにおいて、上流で、第1の排水弁36に、下流で、特に第1のデバブラー48に接続されるように構成されている(下記参照)。
【0069】
設備1は、第1のカート2の第2の側面13の方を向いて第1のデバブラー弁38と並んでいる、支持板16に取り付けられた支持ブロック41に収容された本体と、本体を伸ばし、支持ブロックから突き出ているヘッドと、を備えた第2のデバブラー弁40を含む。この第2のデバブラー弁40は、ここでは供給ラインにおいて、上流で、第1のデバブラー弁38および第1のデバブラー48に接続されるように構成されている。
【0070】
この第1のデバブラー48は、第1のシャーシ5の垂直直立部8の固定ブラケット50を介して、メインキャビネット14の供給弁および入口弁とは反対側で、むしろ第1のカートの第2の側面13に取り付けられている。この第1のデバブラー48は、ここでは入口接続部として第1のデバブラー弁38に、主出口接続部として第2のデバブラー弁40に、そして、二次的な出口接続部として、第1の通気弁52に接続されるように構成されている。
【0071】
この第1の通気弁52は、固定ブラケット50に固定された支持ブロック51に収容された本体と、本体を伸ばし、支持ブロックから突き出ているヘッドと、を備えている。この第1の通気弁52は、ここでは、大気に開放するように構成されている。
【0072】
設備1は、供給ポンプ30の後方で第1のカート2の第2の側面13の方を向いている、支持板16に取り付けられた支持ブロック43に収容された本体と、本体を伸ばし、支持ブロックから突き出ているヘッドと、を備えた第2のドレイン42を含む。この第2の排水弁42は、ここでは増設ラインにおいて、上流で、追加ポンプ32に、下流で、特に廃棄物容器に接続されるように構成されている。
【0073】
設備1は、第1のカート2の第2の側面13の方を向いて第2の排水弁42と並んでいる、支持板16に取り付けられた支持ブロック45に収容された本体と、本体を伸ばし、支持ブロックから突き出ているヘッドと、を備えた第3のデバブラー弁44を含む。この第3のデバブラー弁44は、ここでは増設ラインにおいて、上流で、第2の排水弁42に、下流で、特に第2のデバブラー49に接続されるように構成されている(下記参照)。
【0074】
設備1は、第1のカート2の第2の側面13の方を向いて第3のデバブラー弁44と並んでいる、支持板16に取り付けられた支持ブロック47に収容された本体と、本体を伸ばし、支持ブロックから突き出ているヘッドとを備えた第4のデバブラー弁46を含む。この第4のデバブラー弁46は、ここでは増設ラインにおいて、下流で、第3のデバブラー弁44および第2のデバブラー49に接続されるように構成されている。
【0075】
この第2のデバブラー49は、第1のシャーシ5の垂直直立部8の固定ブラケット50を介して、メインキャビネット14の供給弁および入口弁とは反対側で、むしろ第1のカートの第2の側面13に取り付けられている。この第2のデバブラー48は、ここでは入口接続部として第3のデバブラー弁44に、主出口接続部として第4のデバブラー弁46に、そして、二次的な出口接続部として、第2の通気弁53に接続されるように構成されている。
【0076】
この第2の通気弁53は、固定ブラケット50に固定された支持ブロック51に収容された本体と、本体を伸ばし、支持ブロックから突き出ているヘッドとを備えている。この第2の通気弁53は、ここでは、大気に開放するように構成されている。
【0077】
設備1は、第1のカート2の第2の側面13の方を向いて第2のデバブラー弁40と並んでいる、支持板16に取り付けられた支持ブロック55に収容された本体と、本体を伸ばし、支持ブロックから突き出ているヘッドとを備えた第3の排水弁54を含む。この第3の排水弁54は、ここでは供給ラインにおいて、上流で、第2のデバブラー弁40に、下流で、特に廃棄物容器に接続されるように構成されている。
【0078】
設備1はさらに、第1のカート2の背面10の方を向いて第4のデバブラー弁46と並んでいる、支持板16に取り付けられた支持ブロック57に収容された本体と、本体を伸ばし、支持ブロックから突き出ているヘッドとを備えた第4の排水弁56を含む。この第4の排水弁56は、ここでは増設ラインにおいて、上流で、第4のデバブラー弁46に、下流で、特に廃棄物容器に接続されるように構成されている。
【0079】
窓58が支持板16の排水弁36、42、54および56の下に設けられて、処理回路の管の一部を、収容空間59に収容され得る廃棄物容器の方へ通すことができることに留意されたい。収容空間59は、例えば、第1の下枠6と上枠7との間および第2のキャビネット15と第1のシャーシ5の第2の側面13との間に設けられ得る。
【0080】
設備1は、ここでは安全機能を有していない、第1のカート2の第2の側面13の方を向いて第3の排水弁54と並んでいる、ここではS字形の固定ラグ61を介して支持板16に取り付けられた第3の圧力センサ60を含む。第3の圧力センサ60は、第3の排水弁54の下流の供給ラインに接続されるように構成されている。
【0081】
設備1は、第1のカート2の第2の側面13の方を向いて第3の圧力センサ60と並んでいる、支持板16に取り付けられた支持ブロック63に収容された本体を備えた第1のフィルタ弁62を含む。第1のフィルタ弁62は、ここでは供給ラインにおいて、上流で、第3の圧力センサ60に、そして下流で、フィルタ64に接続されるように構成されている(下記参照)。
【0082】
設備1は、第1のカート2の背面10の方を向いて第1のフィルタ弁62と並んでいる、支持板16に取り付けられた支持ブロック66に収容された本体を備えた第2のフィルタ弁65を含む。第2のフィルタ弁65は、ここでは供給ラインにおいて、上流で、フィルタ64および第1のフィルタ弁62に接続されるように構成されている。
【0083】
このフィルタ64は、第1および第2のフィルタ弁62および65のそれぞれの支持ブロック63および66の上面に機械的に接続された固定ブラケット67を介して、これらの第1および第2のフィルタ弁62および65の実質的に上方に取り付けられている。このフィルタ64は、ここでは入口接続部として第1のフィルタ弁62に、そして出口接続部として第2のフィルタ弁65に接続されるように構成されている。
【0084】
設備1は、ここでは安全機能を有しておらず、ここではS字形の固定ラグ71を介して、第1のカート2の背面10の方を向いて第2のフィルタ弁65の近くの支持板16に取り付けられている第4の圧力センサ70、ならびに、ここでは安全機能を有しておらず、ここではS字形の固定ブラケット73を介して、第1のカート2の背面10の方を向いて第4の排水弁56および第4の圧力センサ70の近くの支持板16に取り付けられている第5の圧力センサ72を含む(
図5および8)。
【0085】
第4の圧力センサ70は、ここでは供給ラインにおいて、上流で、第2のフィルタ弁65に接続されるように構成されており、その一方で第5の圧力センサ72は、ここでは増設ラインにおいて、上流で、第4の排水弁56に接続されるように構成されている。
【0086】
設備1はさらに、コネクタ69が第1のカート2の第2の側面12の方を向いて配置されて支持板6の張り出し部分に達する、メインキャビネット14の面から、支持板16の後ろの縁に沿って延びる電気ケーブルおよび空気圧ケーブル(図示せず)を運ぶために設けられたカラー74〜76によって形成されるケーブル配線管を含む(
図5および8)。これらのケーブルは、設備の機器部材を供給することを可能にする。
【0087】
排水弁36、42、54および56は、1つの入口開口部と2つの出口開口部を有する三方弁であり、それには、入口開口部およびその他の出口開口部は常に開いているのに対し、開いているか閉じている排水口開口部が含まれることと、デバブラー弁38、40、44および46ならびにフィルタ弁62および65は、供給弁20aおよび20bならびに入口弁18a〜18eに類似する、排水弁とは異なる種類の三方弁であることと、に留意されたい(下記参照)。
【0088】
また、第1のカート2に関連して上に記載された部品は、第1のシャーシ5によって規定される占有床面積内に実質的に位置していることにも留意されたい。言い換えれば、カラー76を除いて、これらの部品は支持板16の張り出し部分には配置されない。
【0089】
さらに、これらの部品は、
図12の最初の部分(図面のシート9/10)に図式的に示されていて、主に機器部材(弁および様々なセンサ)を形成する。機器部材の中には、供給ラインおよび増設ラインで処理回路内を通過する液体の物理化学的パラメータを測定するための装置(様々なセンサ)がある。
【0090】
設備1はさらに、支持板6の張り出し部分に取り付けられた、3つの専用の制御および作動プラットフォーム80a、80bおよび80cを含む。これらはそれぞれ第1のカート2のほぼ長手方向の延在方向に対して垂直方向に延在し、支持板16上に、第1のカート2のほぼ長手方向の延在方向に対してほぼ横断方向に配置されている。
【0091】
特に、3つのプラットフォーム80a、80bおよび80cは、支持板16の張り出している部分の一端に形成された切り欠き79の周囲に、実質的に三角形に配置されている。
【0092】
プラットフォーム80a、80bおよび80cは同一であるので、特に
図9〜
図11を参照することで、1つの説明がその他のプラットフォーム80bおよび80cのそれぞれに当てはまることが分かっているので、プラットフォーム80aの1つだけが詳細に説明される。
【0093】
プラットフォーム80aは、それぞれが本体と本体を伸ばしたヘッドを備えた3つの分配弁81a、82aおよび83aを含む機器部材、ならびに、導電率センサ78a、pHセンサ85aおよび空気存在センサ86aを含む数個の測定装置を含む。
【0094】
プラットフォーム80aは、ここでは、実質的に平行六面体の形状の支持ブロック84aを含む。この支持ブロック84aは、垂直に延在し、その中に弁81a、82aおよび83aの本体が収容され、そこから弁81a、82aおよび83aのヘッドが横方向に突き出ている。
【0095】
特に、弁81aおよび82aのヘッドは、支持ブロック84aの第1の側面87aから突き出てここでは第1のカート2の第1の側面11の方に向いているが、弁83aのヘッドは、支持ブロック84aの第2の側面88aから突き出て第1のカート2の第2の側面13の方に向いている。
【0096】
プラットフォーム80aはさらに、支持ブロック84aの第3の側面90aに固定され、第1のカート2の背面10の方に向いている支持板89aを有し、支持板89aは、支持ブロック84aから突出したアーム191aであって、その上に導電率センサ78a、pHセンサ85aおよび空気存在センサ86aが取り付けられているアーム191aを含む。
【0097】
特に、空気存在センサ86aは、アーム191aの自由端に直接機械的に接続されており、その一方で、導電率センサ78aおよびpHセンサ85aは、流体チャンバ94内に部分的に挿入されて取り付けられている。このチャンバは、空気存在センサ86aが固定されているその自由端と支持ブロック84aの第3の側面90aに固定されている支持板89aの一部との間で、アーム191aにそれ自体を機械的に接続されているフランジ93に固定されている。
【0098】
この流体チャンバ94は、ここでは処理回路の供給ラインの一体部分を形成し、例えば管の一部を接続するための雄型である2つのチャンバコネクタを有する。一方のチャンバコネクタは支持ブロック84aに向けられており、他方のチャンバコネクタは空気存在センサ86aに向けられている。
【0099】
弁83a、弁81a、弁82a、導電率センサ78a、空気存在センサ86aおよびpHセンサ85aは、専用の制御および作動プラットフォーム80a上で実質的に互いの近くに配置されている。
【0100】
弁81a、81bおよび81cの各々は、ここでは供給ラインにおいて、上流で、第4の圧力センサ70に、そして下流で、それぞれの弁82a、82bおよび82cに接続されるように構成されている。
【0101】
弁81a、81bおよび81cの各々は、さらに、ここでは増設ラインにおいて、上流で、第5の圧力センサ72に、そして下流で、それぞれの弁82a、82bおよび82cに接続されるようにも構成されている。
【0102】
弁82a、82bおよび82cの各々は、ここでは供給ラインにおいて、上流で、それぞれの弁81a、81bおよび81cに、そして下流で、同時にそれぞれのpHセンサ85a、85bおよび85cおよびそれぞれの導電率センサ78a、78bおよび78cに接続されるように構成されている。
【0103】
pHセンサ85a、85bおよび85cおよび導電率センサ78a、78bおよび78cの各々は、したがってここでは供給ラインにおいて、上流で、それぞれの弁82a、82bおよび82cに、そして下流で、それぞれの空気存在センサ86a、86bおよび86cに接続されるように構成されている。
【0104】
各空気存在センサ86a、86bおよび86cは、ここでは上流で、同時にそれぞれのpHセンサ85a、85bおよび85cおよびそれぞれの導電率センサ78a、78bおよび78cに、そして下流で、それぞれの弁83a、83bおよび83cに接続されるように構成されている。
【0105】
弁83a、83bおよび83cの各々は、ここでは供給ラインにおいて、上流で、それぞれの空気存在センサ86a、86bおよび86cに、そして下流で、特にそれぞれの廃棄物容器およびそれぞれのクロマトグラフィーカラムに接続されるように構成されている(下記参照)。
【0106】
分配弁81a〜c、82a〜cおよび83a〜cは、ここではフィルタ弁62および65、供給弁20aおよび20bならびに入口弁18a〜18eと同様の弁であることに留意されたい。
【0107】
上で説明したように、これら全ての弁は、弁本体と、本体から伸びる弁ヘッドとを備えており、この弁ヘッドは、ここではそれぞれの弁が位置しているそれぞれのライン(供給または増設)の管の部分を受けるために設けられている。
【0108】
特に、
図9〜
図11を参照すると、
弁81aは、
そのうち2つの口が入口で1つが出口であるかまたは1つが入口で2つが出口である三方弁であって、ヘッドに形成された管の一部を受け入れるように構成されているそれらの端部で開口している2つの溝91および92と、
ここでは2つの溝91および92で受け入れた管の一部における液体の通過を、これらの溝の一方または他方を挟持することによって許容または阻止するように構成された挟持機構と、
を備えている。
この挟持機構は、2つの溝91と92の間でヘッドに収容され、弁本体に収容された空気圧作動装置によって作動される。これらはマルチチューブピンチ弁である。
【0109】
その他の弁81b〜c、82a〜c、83a〜c、18a〜e、20a〜b、62および65は、ここでは弁81aと同様の構造を有する。
【0110】
変形として、上述の三方弁は、いわゆるピンチ弁以外の種類のものであり得る。
【0111】
第2のカート3には、キャスタ97に取り付けられた、ここでは実質的に長方形の第2の下枠96を有する第2の金属シャーシ95、その下枠96に載せられた支持ボード、および第2の下枠から突き出ている、第2のカート96の運搬を導くために備えられている逆U字形の操作ハンドル99が備えられている。
【0112】
第2の下枠96は、ロンジロンとも呼ばれる、長手方向に延びる2本の長手方向棒と、横材とも呼ばれる、ここでは長手方向と実質的に直角に横断方向に延びる2本の横断方向棒とから形成されることに留意されたい。ここで、第2の下枠96の横材およびロンジロンは、実質的に同じ寸法を有する。
【0113】
設備1は、ここでは3個である、数個のクロマトグラフィーカラム99a〜cを含み、カラムは支持ボードの上に、ここでは三角形の配置で置かれており、これらのカラムが設備のほぼ長手方向の延在方向に対してほぼ横断方向に延在することを可能にする。言い換えれば、3つのカラム99a、99bおよび99cは、第2の下枠96のロンジロンの長さの範囲内ではなく、横材の長さの範囲内で延在する。
【0114】
これらのカラム99a〜cにはそれぞれ、上面に、入口コネクタ100a〜cおよび手動弁101a〜cに関連付けられた出口コネクタが備えられている。
【0115】
これらのカラム99a、99bおよび99cは、ここでは供給ラインにおいて、上流で、それぞれ分配弁83a、83bおよび83cに、それらのそれぞれの入口コネクタ100a〜cの位置で接続されるように構成されている。
【0116】
第3のカート4に関して、このカート4は
第1の部分105が、ここでは実質的にC字形であり、第3のカート4の前面104に開口している第3の下枠103を有する、実質的に逆U字形の第3の金属シャーシ102と、
ここでは実質的に長方形であり、第3のカート4の第1の自由側面107(または端部)上で第1の部分105に対して並置されている第2の部分106と、
を備えている。
【0117】
第3のカート4はさらに、長手方向に延びる2本の長手方向棒、またはロンジロンを介して、さらに、横材とも呼ばれる、ここでは、長手方向とほぼ直角に横断方向に延びる横断方向棒、または横材を介して、第3の下枠102に接続され、第3のシャーシ102上で、互いに連結されている垂直直立部108をさらに備えている。
【0118】
第3の下枠102も、その輸送を促進するために4個のキャスタ109に取り付けられている。
【0119】
第3のシャーシ102の逆U字形は、第2のカート3を受けるための収容空間110を形成するために設けられている(下記参照)。
【0120】
設備1は、カラム99a〜cの下流に配置された、それぞれクロマトグラフィーカラム専用の、ここでは3つの追加機器支持体111a〜cを含む。
【0121】
これらの追加機器支持体111a、111bおよび111cは、第3のカート4の第1の自由側面107部上の第3のシャーシ102の横断方向棒に直接にまたは間接的に固定されている、それぞれの固定ブラケット112a、112bおよび112cを介して第3のカート4に取り付けられている。
【0122】
特に、ここでは、固定ブラケット112aおよび112cは折り曲げられて、第3のシャーシ102に直接機械的に接続されているが、固定ブラケット112bは、それ自体がブラケット112aおよび112cの専用のラグに直接固定された中間チューブ(図示せず)に機械的に接続されている。
【0123】
したがって、追加機器支持体111a、111bおよび111cは、第3のカート4上に三角形の全体的な配置で、横断方向に沿って配置される。
【0124】
設備1は、これらの追加機器支持体111a、111bおよび111cのそれぞれによって担持される数個の追加測定装置を含み、その中には、それぞれ導電率センサ113a、113bおよび113c、pHセンサ114a、114bおよび114cならびに紫外線照射センサ115a、115bおよび115cがあり、それぞれが、3個の別個のセンサの群ずつ、それぞれの固定ブラケット112a、112bおよび112cに取り付けられている。
【0125】
特に、これらのセンサ113a〜c、114a〜cおよび115a〜cの各々は、ここでは中央に穴が開いている、それ自体はそれぞれのブラケットに機械的に接続されている、フランジ(図示せず)に固定されている、上記と実質的に同様の流体チャンバ195a、195bおよび195c内に部分的に挿入されて取り付けられている。
【0126】
導電率センサ113a〜cおよびpHセンサ114a〜cは、プラットフォーム80a〜cに関して上記のものとかなり類似する方法で、すなわち実質的に垂直に、かつそれぞれ互いに反対側に配置される。
【0127】
紫外線照射センサ115a〜cに関して、これらは、流体チャンバおよび穴の開いたフランジの反対側で、それぞれの追加機器支持体111a〜c上の導電率センサ113a〜cおよびpHセンサ114a〜cに対して実質的に垂直に配置されている。フランジは、流体チャンバを通過する間に光線がエミッタからレシーバへ通過することを可能にし、それによって紫外線照射の測定を可能にするように穴が開けられている。
【0128】
各追加機器支持体上の流体チャンバは、ここでは処理回路の供給ラインの一体部分を形成し、2つのチャンバコネクタ、例えば管の一部を接続するための雄型のものを有する。
【0129】
導電率センサ113a〜c、pHセンサ114a〜cおよび紫外線照射センサ115a〜cの各々は、ここでは供給ラインにおいて、上流で、それぞれの手動弁101a、101bおよび101cに関連付けられた出口コネクタに接続されるように構成されている。
【0130】
設備1はさらに、複数の補助機器部材を含み、その中には、ここでは安全機能を有していない、圧力センサ116a、116bおよび116c、ならびに任意選択で分光光度計117a、117bおよび117cがある。
【0131】
分光光度計117a、117bおよび117cは、棚118に載せられている。これは第3のシャーシ102に対して高い位置に取り付けられていて、第3のカート4の前面104および背面120に位置しているその第3のシャーシ102の長手方向棒に機械的に接続されている。
【0132】
圧力センサ116a、116bおよび116cは、その棚118に直接機械的に固定された、それぞれの固定ラグ119a、119bおよび119cを介して、その棚118に取り付けられている。
【0133】
棚118は一般に横断方向に延在しているので、分光光度計117a〜cおよび圧力センサ116a〜cは、したがってその同じ横断方向に沿って配置されている。
【0134】
各圧力センサ116a、116bおよび116cは、上流で、それぞれの導電率センサ113a〜c、それぞれのpHセンサ114a〜cおよびそれぞれの紫外線照射センサ115a〜cの両方に接続されるべきそれぞれの追加機器支持体111a〜cの流体チャンバに接続されるように構成されている。
【0135】
各分光光度計117a、117bおよび117cは、ここでは供給ラインにおいて、上流で、それぞれの圧力センサ116a、116bおよび116cに接続されるように構成されている。
【0136】
設備1はさらに、第3のシャーシ102の第3の下枠103の第2の部分106に配置された、キャビネット形の支持ブロック124に取り付けられている、導通弁(continuity valves)121a、121bおよび121c、予備弁122a、122bおよび122c、ならびに出口弁123a、123bおよび123cを含む。導通弁121a、121bおよび121cならびに予備弁122a、122bおよび122cは、カラムの下流に位置しているので、出口弁とも呼ばれることがあることに留意されたい。
【0137】
導通弁121aは、支持ブロック124の上面に取り付けられており、その一方で予備弁122a、122bならびに122cおよび出口弁123a、123bおよび123cは第3のカート4の第1の自由側面107の支持ブロック124の側面に取り付けられている。
【0138】
これらの導通弁121a〜c、予備弁122a〜cおよび出口弁123a〜cは全て、ここでは分配弁81a〜c、82a〜cおよび83a〜c、フィルタ弁62および65、供給弁20aおよび20bならびに入口弁18a〜18eに類似している。
【0139】
特に、導通弁121a〜c、予備弁122a〜cおよび出口弁123a〜cは、それぞれ、支持ブロック124に収容された本体と、本体を伸ばし、支持ブロック124のそれぞれの上面または側面から突き出しているヘッドとを備えている。
【0140】
その上、これらの導通弁121a〜c、予備弁122a〜cおよび出口弁123a〜cは、前述のようなマルチチューブピンチ弁である。
【0141】
導通弁121aは、ここでは、カラム99aからカラム99cへの流体ループを形成するために、供給ラインにおいて、下流で、分光光度計117aに、そして上流で、特にカラム99cに接続された分配弁82cに接続されるように構成されている。
【0142】
導通弁121bは、ここでは、カラム99bからカラム99aへの流体ループを形成するために、供給ラインにおいて、下流で、分光光度計117bに、そして上流で、特にカラム99aに接続された分配弁82aに接続されるように構成されている。
【0143】
導通弁121cは、ここでは、カラム99aからカラム99bへの流体ループを形成するために、供給ラインにおいて、下流で、分光光度計117cに、そして上流で、特にカラム99bに接続された分配弁82bに接続されるように構成されている。
【0144】
各々の予備弁122a、122bおよび122cは、ここでは、上流で、供給ラインにおいてそれぞれの導通弁121a、121bおよび121cに接続され、下流で、特に予備ラインにおいて、供給弁20aに接続されるように構成されている予備容器自体に接続されるように構成されている。
【0145】
各々の出口弁123a、123bおよび123cは、ここでは、供給ラインにおいて、上流で、それぞれの予備弁122a、122bおよび122cに接続され、下流で、それぞれの弁の状態に応じて、画分容器と呼ばれるものと、廃棄物容器と、に接続されるように構成されている。
【0146】
図2を参照すると、それが第3のカート4の自由な第1の側面107に対して反対側の側面である第2の側面125のそばで、第1のカート2の第2の側面13に、第1のカート2に対して並置されるまで、第3のカート4は第1のカート2の方に向かって移動される。
【0147】
この構成では、第1のカート2の第1のシャーシ5と第3のカート4の第3のシャーシ102は、互いに当接し、2本の長手方向棒によって形成される第3のシャーシ102の上面は、第1のシャーシ5から突き出ている第1のカート2の支持板16の一部の下に部分的に入れ子になっている。
【0148】
第1および第3のカート2および4は、横断方向において同じ奥行きを有することと、
他方に対する一方の配置は、第3のカート4の前面104および上面によって、特に第1のシャーシ5から突き出ている支持板16の一部に形成された切り欠き79を介して、第3のシャーシ102に形成された収容空間110が同様にアクセス可能なままであるように行われることと、
に留意されたい。
【0149】
ここで
図3を参照すると、3つのカラム99a〜cを既に準備している第2のカート3は、第1および第3のカート2および4によって形成された組立体の方を向いて動かされ、第3のカート4の第3のシャーシ102に形成された収容空間110に前面104を通って挿入される。
【0150】
この構成では、第2のカート3の第2のシャーシ95は、第3のカート4の第3のシャーシ102の第3の下枠103に実質的に挟まれており、カラム99a〜cは、制御および作動プラットフォーム80a〜cおよび追加機器支持体111a〜cの実質的に真下に配置され、設備1の上面から、特に、切り欠き79からアクセス可能であり、且つ2本の横断方向棒と、第3のカート4の第1の自由側面107の方を向いて位置している長手方向棒との間で、第3のシャーシ102の上面に形成された開口部の一部からアクセス可能である。
【0151】
第2のカート3は、操作ハンドル99がアクセス可能なままである第3のカート4の前面107の方を向いている前面107を除いて、第1カート2および第3のカート4によって占められる、床上の占有床面積の奥行きを超えないことを可能にする奥行きを有することに留意されたい。
【0152】
また、この構成では、制御および作動プラットフォーム80a〜cおよび追加機器支持体111a〜cは、それぞれのカラム99a〜cの専用であることにも留意されたい。
【0153】
第1、第2および第3のカート2〜4の配置およびそれらが有する部品の配置は、処理回路およびそれを構成するこれらの部品の、特にコンパクトで、柔軟性があり、直感で理解できる構造を提供することを可能にする。
【0154】
特に、供給ラインおよび増設ラインが、長手方向に、実質的に平行に、供給弁20a〜bおよび入口弁18a〜eから、専用の制御および作動プラットフォーム80a〜cまで延びることが詳細に視認できる。
【0155】
また、次に、供給ラインが処理回路の3つの枝管に沿って続くことも特に視認できる。これらは、短い長手方向距離にわたって延びるが、実質的に平行に、専用の制御および作動プラットフォーム80a〜cから追加機器支持体111a〜cまで、カラム99a〜cを通過して、より一般には、出口弁123a〜cまでを通る。
【0156】
これにより、特に、3つのカラム99a〜cの三角形の配置だけでなくプラットフォーム80a〜c、さらには追加機器支持体111a〜cの三角形の配置により、それらの奥行きを制限しながら、全てのカート2〜4に対してより短い長さを与えることが可能になる。
【0157】
このことも、供給弁20a〜bおよび入口弁18a〜eから専用の制御および作動プラットフォーム80a〜cまでの回路の第1の部分にわたって、かつ/または専用の制御および作動プラットフォーム80a〜cからカラム99a〜cまでの回路の第2の部分にわたって、かつ/またはカラム99a〜cから出口弁123a〜cまでの回路の第3の部分にわたって、より短い長さの管と実質的に同様の長さを処理回路に提供することを可能にする。その結果、後に説明されるように、処理の連続性が確保される。
【0158】
ここで、処理回路の説明、ならびに設備によって提供され、
図11および12に図示される処理回路を用いるクロマトグラフィーによる処理方法の説明が行われる。
【0159】
これらの図中、参照番号200、210および220はそれぞれ、回路の供給ライン、増設ラインおよび予備ラインに与えられる。
【0160】
用語「管」は、本明細書において、配管の一部として、好ましくは可撓性で使い捨て可能な、回路の連結部品として含まれてよく、この部分が単一のダクト、あるいは逆に異なる直径を有する可能性のある数個のダクトを含むことも同様に可能であることに留意されたい。
【0161】
処理予定の生物学的液体は、最初は、供給源容器と呼ばれるものの中に、あるいは、バイオリアクターからまたは後の処理からの液体を満たした供給源バッグ130の中にある。この供給源バッグ130は、コネクタを介して第1の管131に接続され、その管は供給ライン200において供給弁20bに接続されている。空気存在センサ22もこの第1の管131においてバッグ130と弁20bの間に接続される。
【0162】
処理予定の生物学的液体は、クロマトグラフィーによる処理ステップからの液体を満たした予備容器132の中にあってもよい(下記参照)。この予備容器132は、コネクタを介して第2の管133に接続され、その管は、供給ライン200において供給弁20aに接続されている。
【0163】
第1の平衡緩衝生成物は、最初にコネクタを介して供給ライン200の主管135に接続されている第1の平衡容器134の中にある。この主管135は、供給弁20aに接続され、その第1の平衡容器134から設備1の第1の分岐コネクタ136つまり分配器まで通り(下記参照)、そこでその主管135は、3つの枝管135a、135bおよび135cにさらに分割される。
【0164】
第2の平衡緩衝生成物は、最初にコネクタを介して増設ライン210の増設管143に接続されている第2の平衡容器137の中にある。この増設管143は、入口弁18aに接続され、その第2の平衡容器137から設備1の第2の分岐コネクタ149つまり分配器まで通り(下記参照)、そこでその増設管143は、3つの分岐143a、143bおよび143cにさらに分割される。
【0165】
第1の洗浄生成物は、最初に、増設ライン210において入口弁18aに接続されている第3の管144にコネクタを介して接続されている第1の洗浄容器138にある。
【0166】
第2の洗浄生成物は、最初に、増設ライン210において入口弁18bに接続されている第4の管145にコネクタを介して接続されている第2の洗浄容器139にある。
【0167】
溶出生成物は、最初に、増設ライン210において入口弁18cに接続されている第5の管146にコネクタを介して接続されている溶出容器140にある。
【0168】
清浄生成物は、最初に、増設ライン210において入口弁18dに接続されている第6の管147にコネクタを介して接続されている清浄容器141にある。
【0169】
再生生成物は、最初に、増設ライン210において入口弁18eに接続されている第7の管148にコネクタを介して接続されている再生容器141にある。
【0170】
上に示したように、二方弁21、流量計24、供給ポンプ30、安全機能を有する圧力センサ33、第1の排水弁36、第1および第2のデバブラー弁38および40、第3の排水弁54、第1および第2のフィルタ弁62および65、ならびに第4の圧力センサ70が、供給弁20bから第1の分岐コネクタ136まで供給ライン200の主管135上に連続して設置されていることを想起されたい。
【0171】
第1の排水弁36は、ここでは、コネクタを介して廃棄物容器151に接続されている第8の管150に接続されている。
【0172】
第1のデバブラー弁38は、ここでは、コネクタを介して第1のデバブラー48の入口に接続されている第9の管152に接続されており、第2のデバブラー弁40は、ここでは、コネクタを介して第1のデバブラー48の主出口に接続されている第10の管153に接続されている。
【0173】
第3の排水弁54は、ここでは、コネクタを介して廃棄物容器155に接続されている第11の管154に接続されている。
【0174】
第1のフィルタ弁62は、ここでは、コネクタを介してフィルタ64の入口に接続されている第12の管156に接続されており、第2のフィルタ弁65は、ここでは、コネクタを介してフィルタ64の出口に接続されている第13の管157に接続されている。
【0175】
上に示したように、二方弁19、流量計25、追加ポンプ32、安全機能を有する圧力センサ35、第2の排水弁42、第3および第4のデバブラー弁44および46、第4の排水弁56、ならびに第5の圧力センサ72が、入口弁18eから第2の分岐コネクタ149まで増設ライン210の増設管143の上に連続して設置されていることを想起されたい。
【0176】
第2の排水弁42は、ここでは、コネクタを介して廃棄物容器159に接続されている第14の管158に接続されている。
【0177】
第3のデバブラー弁44は、ここでは、コネクタを介して第2のデバブラー49の入口に接続されている第15の管160に接続されており、第4のデバブラー弁46は、ここでは、コネクタを介して第2のデバブラー49の主出口に接続されている第16の管161に接続されている。
【0178】
第4の排水弁56は、ここでは、コネクタを介して廃棄物容器163に接続されている第17の管162に接続されている。
【0179】
その上、分配弁81aおよび82a、導電率センサ78a、pHセンサ85aおよび空気存在センサ86a、(専用の制御および作動プラットフォーム80aを経由)分配弁83aクロマトグラフィーカラム99aおよびカラム99aの出口にあるカラム99aに関連付けられた手動弁190a、導電率センサ113a、pHセンサ114aおよび紫外線照射センサ115a、(専用の追加機器支持体111aを経由)、圧力センサ116a、分光光度計117aおよび導通弁121a、予備弁122aおよび出口弁123aが、第1の分岐コネクタ136から供給ライン200上において主管135の枝管135a上に連続して設置されている。
【0180】
分配弁81aは、ここでは、上流で、第1の分岐コネクタ136に、そして下流で、増設管143の分岐143aに接続されている。
【0181】
分配弁82aは、ここでは、上流で、分配弁81aに、そして下流で、第1の導通管(continuity pipe)170およびプラットフォーム80aの機器部材に接続されている。
【0182】
分配弁83aは、ここでは、下流で、プラットフォーム80aの機器部材に、そして上流で、コネクタを介して廃棄物容器164に接続されている第18の管163に、そして追加支持体111aの機器部材に接続されている。
【0183】
導通弁121aは、ここでは、上流で、分光光度計117aに、そして下流で、第2の導通管171に、そして予備弁122aに接続されている。
【0184】
予備弁122aは、ここでは、上流で、導通弁121aに、そして下流で、予備管165に、そして出口弁123aに接続されている。この予備管165は、ここでは、コネクタを介して予備容器132に接続されている。
【0185】
出口弁123aは、ここでは、上流で、予備弁122aに、そして下流で、コネクタを介して画分容器167に接続されている第19の管166に、そして別のコネクタを介して主管135の枝管135aに接続されている廃棄物容器168に接続されている。
【0186】
分配弁81bおよび82b、導電率センサ78b、pHセンサ85bおよび空気存在センサ86b、(専用の制御および作動プラットフォーム80bを経由)分配弁83bクロマトグラフィーカラム99bおよびカラム99bの出口にあるカラム99bに関連付けられた手動弁190b、導電率センサ113b、pHセンサ114bおよび紫外線照射センサ115b、(専用の追加機器支持体111bを経由)、圧力センサ116b、分光光度計117bおよび導通弁121b、予備弁122bおよび出口弁123bが、第1の分岐コネクタ136から供給ライン200上において主管135のアーム135b上に連続して設置されている。
【0187】
分配弁81bは、ここでは、上流で、第1の分岐コネクタ136に、そして下流で、増設管143の分岐143bに接続されている。
【0188】
分配弁82bは、ここでは、上流で、分配弁81bに、そして下流で、第3の導通管172およびプラットフォーム80bの機器部材に接続されている。
【0189】
分配弁83bは、ここでは、下流で、プラットフォーム80bの機器部材に、そして上流で、コネクタを介して廃棄物容器175に接続されている第21の管173に、そして追加支持体111bの機器部材に接続されている。
【0190】
導通弁121bは、ここでは、上流で、分光光度計117bに、そして下流で、第1の導通管170に、そして予備弁122bに接続されている。
【0191】
予備弁122bは、ここでは、上流で、導通弁121bに、そして下流で、第1の付設(annex)予備管175と出口弁123bに接続されている。この第1の付設予備管175は、予備管165に連結されている。
【0192】
出口弁123bは、ここでは、上流で、予備弁122bに、そして下流で、画分管166に連結されている第1の付設画分管176に、そしてコネクタを介して主管135の枝管135bに接続されている廃棄物容器177に接続されている。
【0193】
その上、分配弁81cおよび82c、導電率センサ78c、pHセンサ85cおよび空気存在センサ86c、(専用の制御および作動プラットフォーム80cを経由)分配弁83cクロマトグラフィーカラム99cおよびカラム99cの出口にあるカラム99cに関連付けられた手動弁190c、導電率センサ113c、pHセンサ114cおよび紫外線照射センサ115c、(専用の追加機器支持体111cを経由)、圧力センサ116c、分光光度計117cおよび導通弁121c、予備弁122cおよび出口弁123cが、第1の分岐コネクタ136から供給ライン200上において主管135のアーム135c上に連続して設置されている。
【0194】
分配弁81cは、ここでは、上流で、第1の分岐コネクタ136に、そして下流で、増設管143の分岐143cに接続されている。
【0195】
分配弁82cは、ここでは、上流で、分配弁81cに、そして下流で、第2の導通管171およびプラットフォーム80cの機器部材に接続されている。
【0196】
分配弁83cは、ここでは、下流で、プラットフォーム80cの機器部材に、そして上流で、コネクタを介して廃棄物容器179に接続されている第22の管178に、そして追加支持体111cの機器部材に接続されている。
【0197】
導通弁121cは、ここでは、上流で、分光光度計117cに、そして下流で、第3の導通管172に、そして予備弁122cに接続されている。
【0198】
予備弁122cは、ここでは、上流で、導通弁121cに、そして下流で、第2の付設予備管180と出口弁123cに接続されている。この第2の付設予備管180は、第1の付設予備管175を介して予備管165に連結されている。
【0199】
出口弁123cは、ここでは、上流で、予備弁122cに、そして下流で、第1の付設画分管176を介して、画分管166に連結されている第2の付設画分管181に、そしてコネクタを介して主管135の枝管135cに接続されている廃棄物容器182に接続されている。
【0200】
上記の回路を用いるクロマトグラフィーによる処理は、以下のステップを含み得る。
【0201】
回路を準備するためのステップは、第1の充填フェーズによって実行される。
【0202】
このために、第1および第2の平衡容器134および137は、主管135および増設管143に接続される。弁18a〜e、19、20a〜b、21、36、38、40、42、44、46、54、56、62、65、81a〜c、82a〜cおよび83a〜c、ポンプ30および32、ならびに分岐コネクタ136および149は、平衡液を主管135および増設管143の中を平行に流し、第1および第2のデバブラー48および49を介してフィルタ64を通過するが、廃棄物容器151、155、159および163を回避し、カラム99a〜cの前に、液体を廃棄物容器164、174および179に向ける弁83a〜cに達するように制御されている。
【0203】
第2の充填フェーズが実行される。このために、第2の平衡容器137だけが接続される。弁18a〜e、19、42、44、46、81c、82a〜c、83a〜cおよび121a〜c、追加ポンプ32、ならびに第2の分岐コネクタ149は、平衡液を、連続して増設管143の中に流し、第2のデバブラー49および廃棄物容器159および163を回避し、主管135の枝管135cに入れ、カラム99cに通し(廃棄物容器179を回避)、第3の導通管172に入れて、カラム99bの前に、液体を廃棄物容器174に向ける弁83bに到達させるように制御されている。
【0204】
空気存在センサ86cが空気を検出しなくなった場合、弁83bは、廃棄物容器174を回避し、先にある経路の向こうに液体が運搬されるように、カラム99bを通って第1の導通管170に入り、カラム99aの前に、液体を廃棄物容器164に向ける弁83aに到達するように制御されている。
【0205】
空気存在センサ86aが空気を検出しなくなった場合、弁83aは、廃棄物容器164を回避し、先の経路の向こうに液体が運搬されるように、カラム99aを通って第2の導通管171に入るように制御されている。
【0206】
2つの充填フェーズは、平衡緩衝生成物以外の生成物を用いて実行されてよいことに留意されたい。
【0207】
カラム99a〜cのそれぞれに対して連続する平衡フェーズが次に実行される。
【0208】
このために、第2の平衡容器137だけが接続される。弁18a〜e、19、42、44、46、81c、82c、83c、121c、122cおよび123c、追加ポンプ32、ならびに第2の分岐コネクタ149は、カラム99cの後にセンサ113cおよび114cによって測定したpHおよび導電率の値が、カラム99cの前にセンサ78cおよび85cによって測定したpHおよび導電率の値と同一になるまで、平衡液体を増設管143に通し、第2のデバブラー49および廃棄物容器159および163を回避し、主管135の枝管135cに入れ、カラム99cに通し(廃棄物容器179を回避し)、液体を廃棄物容器182に向ける弁123cに到達させるように制御されている。
【0209】
次に、第2の平衡容器137が接続され、弁18a〜e、19、42、44、46、81b、82b、83b、121b、122bおよび123b、追加ポンプ32、ならびに第2の分岐コネクタ149は、カラム99bの後にセンサ113bおよび114bによって測定したpHおよび導電率の値が、カラム99bの前にセンサ78bおよび85bによって測定したpHおよび導電率の値と同一になるまで、平衡液体を増設管143に通し、第2のデバブラー49および廃棄物容器159および163を回避し、主管135の枝管135bに入り、カラム99bを通って(廃棄物容器174を回避して)、液体を廃棄物容器177に向ける弁123bに到達させるように制御されている。
【0210】
次に、第2の平衡容器137が接続され、弁18a〜e、19、42、44、46、81a、82a、83a、121a、122aおよび123a、追加ポンプ32、ならびに第2の分岐コネクタ149は、カラム99aの後にセンサ113aおよび114aによって測定したpHおよび導電率の値が、カラム99aの前にセンサ78aおよび85aによって測定したpHおよび導電率の値と同一になるまで、平衡液体を増設管143に通し、第2のデバブラー49および廃棄物容器159および163を回避し、主管135の枝管135aに入り、カラム99aを通って(廃棄物容器164を回避して)、液体を廃棄物容器168に向ける弁123aに到達させるように制御されている。
【0211】
第1の負荷フェーズが実行され得る。このために、生成物容器130(または可撓性バッグ)が第1の管131に接続される。弁20b、21、36、38、40、54、62、65、81c、82c、83c、121c、82b、83b、121b、122bおよび123b、第1の分岐コネクタ136および供給ポンプ30は、処理予定の生物学的液体を、連続して、主管135内に流し、第1のデバブラー48を介して、フィルタ64を通過させ、廃棄物容器151および155を回避し、次に枝管135cに入れ、廃棄物容器179を回避し、カラム99cを通過させた後、第3の導通管172に入れ、次に枝管135bに入れ、廃棄物容器174を回避し、カラム99bを通過させ、予備容器132および画分容器167を回避して、処理済みの液体を廃棄物容器177に向ける弁123bに到達させるように制御されている。
【0212】
新しい負荷フェーズは、特にカラム99cが負荷されたと呼ばれる状態である場合に、実行されてよい。このために、生成物容器130(または可撓性バッグ)が第1の管131にさらに接続される。弁20b、21、36、38、40、54、62、65、81b、82b、83b、121b、82a、83a、121a、122aおよび123a、第1の分岐コネクタ136および供給ポンプ30は、処理予定の生物学的液体を、連続して、主管135内に流し、第1のデバブラー48を介して、フィルタ64を通過させ、廃棄物容器151および155を回避して、次に枝管135bに入り、廃棄物容器174を回避して、カラム99cを通過した後、第1の導通管170に入り、次に枝管135aに入り、廃棄物容器164を回避し、カラム99aを通過し、予備容器132および画分容器167を回避して、処理済みの液体を廃棄物容器168に向ける弁123aに到達するように制御されている。
【0213】
この新しい負荷フェーズと平行して、カラム99cの回復および準備のフェーズを実行してよい。このために、第1および第2の洗浄容器138および139、溶出容器140、清浄容器141および再生容器142は、それぞれの管144〜148に接続される。弁18a〜e、19、42、44、46、56、81c、82c、83c、121c、122cおよび123c、第2の分岐コネクタ149ならびに追加ポンプ32は、以下を行うように制御される。すなわち、
−第1の清浄液を、増設管143に流し、第2のデバブラー49を介して廃棄物容器159および163を回避して通過させ、次に枝管135cに入れ、廃棄物容器179を回避し、カラム99cを通過させ、第1の洗浄液を再処理用の予備容器132に向ける予備弁122cか、または第1の清浄液を廃棄物容器182に向ける出口弁123c(画分容器167を回避)のいずれかに到達させ、次に
−任意選択で、第2の清浄液を、増設管143に流し、第2のデバブラー49を介して廃棄物容器159および163を回避して通過させ、次に枝管135cに入れ、廃棄物容器179を回避し、カラム99cを通過させて、第2の清浄液を廃棄物容器182に向ける出口弁123c(予備容器132および画分容器167を回避)に到達させ、次に
−溶出液を、増設管143に流し、第2のデバブラー49を介して廃棄物容器159および163を回避して通過させ、次に枝管135cに入れ、廃棄物容器179を回避し、カラム99cを通過させて、溶出液を画分容器167に向ける出口弁123cに到達させ、紫外線センサ115cを用いて溶出ピークが検出された場合には予備容器132を回避し、次に
−清浄液を、増設管143に流し、第2のデバブラー49を介して廃棄物容器159および163を回避して通過させ、次に枝管135cに入れ、廃棄物容器179を回避し、カラム99cを通過させて、清浄液を廃棄物容器182に向ける出口弁123cに到達させ(予備容器132および画分容器167を回避)、次に
−再生液を、増設管143に流し、第2のデバブラー49を介して廃棄物容器159および163を回避して通過させ、次に枝管135cに入れ、廃棄物容器179を回避し、カラム99cを通過させて、再生液を廃棄物容器182に向ける出口弁123cに到達させる(予備容器132および画分容器167を回避)。
【0214】
新しい負荷フェーズは、特にカラム99bが負荷されたと呼ばれる場合に、実行されてよい。このために、生成物容器130(または可撓性バッグ)が第1の管131にさらに接続される。弁20b、21、36、38、40、54、62、65、81a、82a、83a、121a、82c、83c、121c、122cおよび123c、第1の分岐コネクタ136および供給ポンプ30は、処理予定の生物学的液体を、連続して、主管135内に流し、第1のデバブラー48を介して、フィルタ64を通過させ、廃棄物容器151および155を回避し、次に枝管135aに入れ、廃棄物容器164を回避し、カラム99aを通過させた後、第2の導通管171に入れ、次に枝管135cに入れ、廃棄物容器179を回避し、カラム99cを通過させ、予備容器132および画分容器167を回避して、処理済みの液体を廃棄物容器182に向ける弁123cに到達させるように制御されている。
【0215】
この新しい負荷フェーズと平行して、カラム99bの回復および準備のフェーズを実行してよい。このために、第1および第2の洗浄容器138および139、溶出容器140、清浄容器141および再生容器142は、それぞれの管144〜148に接続される。弁18a〜e、19、42、44、46、56、81b、82b、83b、121b、122bおよび123b、第2の分岐コネクタ149ならびに追加ポンプ32は、以下を行うように制御される。すなわち、
−第1の清浄液を、増設管143に流し、第2のデバブラー49を介して廃棄物容器159および163を回避して通過させ、次に枝管135bに入れ、廃棄物容器174を回避し、カラム99bを通過させ、第1の清浄液を再処理用の予備容器132に向ける予備弁122bか、または第1の清浄液を廃棄物容器177に向ける出口弁123b(画分容器167を回避)のいずれかに到達させ、次に
−任意選択で、第2の清浄液を、増設管143に流し、第2のデバブラー49を介して廃棄物容器159および163を回避して通過させ、次に枝管135bに入れ、廃棄物容器174を回避し、カラム99bを通過させて、第2の清浄液を廃棄物容器177に向ける出口弁123b(予備容器132および画分容器167を回避)に到達させ、次に
−溶出液を、増設管143に流し、第2のデバブラー49を介して廃棄物容器159および163を回避して通過させ、次に枝管135bに入れ、廃棄物容器174を回避し、カラム99bを通過させて、溶出液を画分容器167に向ける出口弁123bに到達させ、UVセンサ115bを用いて溶出ピークが検出された場合には予備容器132を回避し、次に
−清浄液を、増設管143に流し、第2のデバブラー49を介して廃棄物容器159および163を回避して通過させ、次に枝管135bに入れ、廃棄物容器174を回避し、カラム99bを通過させて、清浄液を廃棄物容器177に向ける出口弁123bに到達させ(予備容器132および画分容器167を回避)、次に
−再生液を、増設管143に流し、第2のデバブラー49を介して廃棄物容器159および163を回避して通過させ、次に枝管135bに入れ、廃棄物容器174を回避し、カラム99bを通過させて、再生液を廃棄物容器177に向ける出口弁123bに到達させる(予備容器132および画分容器167を回避)。
【0216】
新しい負荷フェーズは、特にカラム99aが負荷されたと呼ばれる場合に、実行されてよい。この新しい負荷フェーズは、第1の負荷と呼ばれる前のフェーズと同一であり、生物学的液体がカラム99cを通過した後、99bを通過する。あるいは、この新しい負荷フェーズは、回収された第1の清浄生成物を処理するために、生成物容器130を接続するのではなく予備容器132を供給弁20aに接続することによって実行されてもよい。
【0217】
この新しい負荷フェーズと平行して、カラム99aの回復および準備のフェーズを実行してよい。このために、第1および第2の洗浄容器138および139、溶出容器140、清浄容器141および再生容器142は、それぞれの管144〜148に接続される。弁18a〜e、19、42、44、46、56、81a、82a、83a、121a、122aおよび123a、第2の分岐コネクタ149ならびに追加ポンプ32は、以下を行うように制御される。すなわち、
−第1の清浄液を、増設管143に流し、第2のデバブラー49を介して廃棄物容器159および163を回避して通過させ、次に枝管135aに入れ、廃棄物容器164を回避し、カラム99aを通過させ、第1の清浄液を再処理用の予備容器132に向ける予備弁122aか、または第1の清浄液を廃棄物容器168に向ける出口弁123a(画分容器167を回避)のいずれかに到達させ、次に
−任意選択で、第2の清浄液を、増設管143に流し、第2のデバブラー49を介して廃棄物容器159および163を回避して通過させ、次に枝管135aに入れ、廃棄物容器164を回避し、カラム99aを通過させて、第2の清浄液を廃棄物容器168に向ける出口弁123a(予備容器132および画分容器167を回避)に到達させ、次に
−溶出液を、増設管143に流し、第2のデバブラー49を介して廃棄物容器159および163を回避して通過させ、次に枝管135aに入れ、廃棄物容器164を回避し、カラム99aを通過させて、溶出液を画分容器167に向ける出口弁123aに到達させ、UVセンサ115aを用いて溶出ピークが検出された場合には。予備容器132を回避し、次に
−清浄液を、増設管143に流し、第2のデバブラー49を介して廃棄物容器159および163を回避して通過させ、次に枝管135aに入れ、廃棄物容器164を回避し、カラム99aを通過させて、清浄液を廃棄物容器168に向ける出口弁123aに到達させ(予備容器132および画分容器167を回避)、次に
−再生液を、増設管143に流し、第2のデバブラー49を介して廃棄物容器159および163を回避して通過させ、次に枝管135aに入れ、廃棄物容器164を回避し、カラム99aを通過させて、再生液を廃棄物容器168に向ける出口弁123aに到達させる(予備容器132および画分容器167を回避)。
【0218】
処理は、上記と同じフェーズを再び用いて、連続的に進行することができる。
【0219】
当然、ここでは処理はカラム99cおよび99bを連続して設置することによって始まるが、例えばカラム99bと99a、または99aと99cを連続して設置することによっても始まり得る。
【0220】
さらに、カラム99a〜cが回路に接続されている場合、全クロマトグラフィー処理の間、手動弁190a〜cはデフォルト設定で開いていることも注意すべきである。手動弁は処理が終了すると閉じられ、カラム99a〜cは設備の回路から取り除かれる。
【0221】
図示されていない変形形態では、
−設備は、3つよりも多いクロマトグラフィーカラムを含むかまたはわずか2つのクロマトグラフィーカラムさえも含むことがあり、
−カラムは三角形でなく円形または菱形に配置され得、
−設備は、クロマトグラフィーカラムの数に応じて、より多いかまたはより少ない制御および作動プラットフォーム、またはさらには追加機器支持体を含むことがあり、
−設備は、各制御および作動プラットフォームに取り付けられた、より多いかまたはより少ない機器部材を含むことがあり、
−設備は、分光光度計を含まないか、あるいは、第3のカートの棚の上に位置するかまたは第3のカートに収容されない、画分容器167の直前の第19の管166に接続されるように構成されている付設支持体の上に位置する1つの分光光度計だけを含むこともあり、
−追加機器支持体およびそれらが含む機器部材は、例えば垂直方向に、制御および作動プラットフォームの上に取り付けられることもでき、その一方でいわゆるポストカラム機器機能を維持することもでき得る。その結果、制御および作動プラットフォームは、プレカラムおよびポストカラム機器機能と呼ばれるものを同時に提供することになり、
−設備は、2つのカートだけ、つまり組み合わされた第1および第2のカート、または組み合わされた第1および第3のカート、または組み合わされた第2および第3のカートを備えることができ、あるいは、カートを1つだけ備えることもでき、あるいはそれどころか3つよりも多くのカートを備えることもでき得、
−垂直プラットフォームの上流および下流の機器部材の配置は、メインキャビネット上、支持板上および第3のシャーシ上で異なり得、そして
−クロマトグラフィーによる処理において実行されるフェーズは、特に負荷されたカラムの回復および準備のために、上記のものとは異なることがあり得る。
【0222】
より一般に、本発明が記載され提示される例に限定されないことに留意されたい。