(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2020-509247(P2020-509247A)
(43)【公表日】2020年3月26日
(54)【発明の名称】毛糸加工装置
(51)【国際特許分類】
D06B 3/04 20060101AFI20200303BHJP
B65H 67/04 20060101ALI20200303BHJP
D06B 23/20 20060101ALI20200303BHJP
【FI】
D06B3/04 Z
B65H67/04 C
D06B23/20
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2018-535088(P2018-535088)
(86)(22)【出願日】2018年1月19日
(85)【翻訳文提出日】2018年7月2日
(86)【国際出願番号】CN2018073342
(87)【国際公開番号】WO2019140622
(87)【国際公開日】20190725
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】518235125
【氏名又は名称】昆山市申力毛紡有限公司
【氏名又は名称原語表記】KunShan City Shen Li Mao Fang Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】王 学明
(72)【発明者】
【氏名】王 驍
【テーマコード(参考)】
3B154
3F112
【Fターム(参考)】
3B154AA03
3B154AB02
3B154AB31
3B154BA16
3B154BB12
3B154BB47
3B154BB54
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3F112EE07
3F112FB02
3F112GD01
3F112SA04
3F112SA06
(57)【要約】
本発明は、毛糸加工装置を開示する。該毛糸加工装置は、フレーム、フレームに固定された蒸気加熱ストレート化装置、切断装置、糸巻き装置、巻き糸搬送装置を備え、フレームにセーターを固定するためのT型固定ハンガーが設けられ、蒸気加熱ストレート化装置に電源プラグ、糸進行電熱管、注水孔、排気孔、注水管及び蒸気加熱箱が設けられることにより、ストレート化するように毛糸を温めて伸ばし、切断装置に第1駆動モーター、凸ブロック、第1回転軸及びはさみが設けられることにより、毛糸の自動切断を実現し、巻き糸搬送装置に第2駆動モーター、冗長性駆動モーター、第3駆動モーター、ベルト、コンベアベルト、糸巻き輪、電動雲台、グラブ、機械アーム、PLCコントローラが設けられることにより、糸巻き輪の自動交換を実現し、完成品の毛糸を完成品ボックスに搬送することができる。本発明の毛糸加工装置は、体積が小さく、機能が多く、自動化程度が高く、加工された毛糸が曲がっておらず、セーター解きの効率が向上し、毛糸が絡まりにくい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレーム(1)、上記フレームに固定された蒸気加熱ストレート化装置、切断装置、糸巻き装置、及び巻き糸搬送装置を備える毛糸加工装置であって、
前記フレームに軸受け(2)が固定され、前記軸受けがT型固定ハンガー(3)の下端に回転可能に接続され、セーターが前記T型固定ハンガーに掛けられ、
前記蒸気加熱ストレート化装置は、電源ケーブル(4)、プラグ(5)、注水管(6)、注水孔(7)、排気孔(8)、第1支持ロッド(9)、糸進行電熱管(10)、及び蒸気加熱箱(11)を備え、前記電源ケーブルの一端が前記プラグに電気的接続され、前記電源ケーブルの他端が前記糸進行電熱管に電気的接続され、前記糸進行電熱管が前記蒸気加熱箱に横たわり、前記蒸気加熱箱に前記注水孔及び前記排気孔が設けられ、前記注水孔が前記注水管に固定接続され、前記注水孔と前記注水管との接続箇所に流量弁(43)が設けられ、前記注水孔が前記糸進行電熱管に固定して連通し、前記排気孔が前記糸進行電熱管に固定して連通し、前記第1支持ロッドの一端が前記蒸気加熱箱の底部の外面に固定され、前記第1支持ロッドの他端が前記フレームの底部の上面に固定され、
前記切断装置は、第1駆動モーター(12)、第1回転軸(12−1)、前記第1回転軸に固定された凸ブロック(12−2)、はさみ(13)、第2支持ロッド(14)、及び第3支持ロッド(15)を備え、前記第2支持ロッドの一端が前記第1駆動モーターに固定され、前記第2支持ロッドの他端が前記フレームの底部の上面に固定され、前記第3支持ロッドの一端が前記はさみの刃の背面に固定され、前記第3支持ロッドの他端が前記フレームの底部の上面に固定され、前記凸ブロックが前記はさみのはさみ柄(13−1)に接触して接続され、
前記糸巻き装置は、第2駆動モーター(16)、第2回転軸(16−1)、冗長性駆動モーター(17)、第3回転軸(17−1)、第1ローラー(16−2)、糸巻き輪(18)、ベルト(19)、及び第4支持ロッド(20)を備え、前記第2駆動モーターが前記第2回転軸に回転可能に接続され、前記冗長性駆動モーターが前記第3回転軸に回転可能に接続され、前記第2回転軸が前記ベルトにより前記第3回転軸に回転可能に接続され、前記第1ローラーの一端が前記第2回転軸に垂直に固定され、前記第1ローラーの他端が前記糸巻き輪に内嵌され、前記第4支持ロッドの一端が第2駆動モーターの底部に固定され、前記第4支持ロッドの他端が前記フレームに固定され、
前記巻き糸搬送装置は、第5支持ロッド(21)、自発スルービームセンサ(22)、受動スルービームセンサ(23)、電動雲台(24)、PLCコントローラ(25)、機械アーム(26)、グラブ(27)、第3駆動モーター(28)、第6支持ロッド(29)、第2ローラー(28−1)、第3ローラー(30)、コンベアベルト(31)、完成品ボックス(32)、シリアルポート−WIFI変換モジュール(25−1)、及びハンドヘルドコントローラ(33)を備え、前記第5支持ロッドの一端に前記自発スルービームセンサが設けられ、前記第5支持ロッドの他端がフレームに固定され、前記第2駆動モーターのハウジングの上端に前記受動スルービームセンサが設けられ、前記機械アームの下端が前記電動雲台に固定され、前記機械アームの他端に前記グラブに設けられ、前記PLCコントローラが前記電動雲台の内部に位置し、前記第3駆動モーターが前記第6支持ロッドにより前記フレームに固定され、前記第3駆動モーターに前記第2ローラーが設けられ、前記第2ローラーがコンベアベルトにより前記第3ローラーに回転可能に接続され、前記コンベアベルトの端部に完成品ボックスが設けられ、前記第1駆動モーター、前記第2駆動モーター、前記冗長性駆動モーター、前記第3駆動モーターがそれぞれ第1ケーブル(39)、第2ケーブル(40)、第3ケーブル(41)、第4ケーブル(42)により前記PLCコントローラに電気的接続され、前記PLCコントローラに前記シリアルポート−WIFI変換モジュールが設けられ、前記シリアルポート−WIFI変換モジュールが前記ハンドヘルドコントローラに無線接続されることを特徴とする毛糸加工装置。
【請求項2】
前記糸進行電熱管の内壁の直径D1が1.5mm〜2mmであり、前記注水孔の直径D2が1mm〜1.5mmであり、前記排気孔の直径D3が2mm〜3mmであることを特徴とする請求項1に記載の毛糸加工装置。
【請求項3】
前記糸進行電熱管の両端の端口の縁にシリカゲル滑り止め層が設けられ、前記糸進行電熱管の内壁にケイ酸アルミニウム熱伝導パテ、ケイ酸マグネシウム熱伝導パテ、又はケイ酸カルシウム熱伝導パテが敷かれることを特徴とする請求項1に記載の毛糸加工装置。
【請求項4】
前記グラブの下端が円状であり、前記円状のサイズが前記糸巻き輪のサイズと一致し、前記グラブの上端に回転軸(27−1)が固定され、前記回転軸が前記機械アームに回転可能に接続され、前記グラブが前記回転軸を中心として開閉することを特徴とする請求項1に記載の毛糸加工装置。
【請求項5】
前記蒸気加熱箱が円柱体、直方体及び立方体のうちの1種であることを特徴とする請求項1に記載の毛糸加工装置。
【請求項6】
前記第5支持ロッドが逆L型であり、前記自発スルービームセンサが前記受動スルービームセンサと同一の垂線に位置することを特徴とする請求項1に記載の毛糸加工装置。
【請求項7】
前記はさみにばね(13−2)が設けられ、前記ばねの一端が前記はさみの1つのハンドルの内側に固定され、前記ばねの他端が前記はさみのもう1つのハンドルの内側に固定されることを特徴とする請求項1に記載の毛糸加工装置。
【請求項8】
前記コンベアベルトの両側に保護板(34)が設けられ、前記保護板が4本の固定ロッド(35)により前記フレームに固定され、前記固定ロッドが2本ずつ荷重受けロッド(36)により横向きに固定接続されることを特徴とする請求項1に記載の毛糸加工装置。
【請求項9】
前記フレームの側面にプッシュハンドル(37)が設けられ、前記プッシュハンドルに波状の滑り止め模様が刻まれ、前記フレームの底部にユニバーサルホイール(38)が設けられ、前記ユニバーサルホイールの数が4個であることを特徴とする請求項1に記載の毛糸加工装置。
【請求項10】
前記第1ローラーに円状のバッフル板(16−3)が設けられ、前記円状のバッフル板が前記第2回転軸と前記糸巻き輪との間に位置することを特徴とする請求項1に記載の毛糸加工装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、毛糸加工設備の技術分野に関し、特に毛糸加工装置に関する。
【背景技術】
【0002】
生活水準の向上に伴い、服装に対する要求がますます高まっている。セーターを始めとする服装は深く愛されている。しかし、手編みのセーターは、袖、襟、又はサイズに問題が多いため、セーターを解いて編み直す必要があり、また、解いた毛糸がストレートではない。さらに、古いセーターは、捨てるともったいなく、解くのに手間がかかり、解いた毛糸が平らではなく、曲がりやすいという問題がある。毛糸に熱湯を掛けると、毛糸が損傷したり、退色したりする場合がある。解いた曲がった毛糸で編み直すと、編んだセーターは平らではなく、表面が滑らかではない。
【0003】
上記問題の一部を解決するために、中国特許第201510062147.8号には、箱体、上蓋、電熱管、コネクタ、ワイヤー及びプラグを備え、箱体の内腔の上端が開放され、上蓋の内腔の下端が開放され、上蓋が箱体に掛けられ、上蓋の内頂部に複数本の毛糸支持棒が設けられ、コネクタが箱体にシールして固定され、電熱管が箱体内に設けられ、且つコネクタの内端に固定接続され、ワイヤーの一端がコネクタの外端に固定接続され、他端がプラグに固定接続される家庭用毛糸アイロンが開示されている。該発明は、電気を使って冷水を加熱して気化させ、水蒸気により曲がった毛糸を伸ばす。該発明は、使用が安全で便利であり、毛糸を伸ばす効果を実現できるが、以下の問題が存在する。
【0004】
(1)毛糸の伸ばし機能のみを実現し、毛糸のストレート化機能を実現できない。
(2)セーターを解く装置がないため、手でセーターを解く必要があり、両手を解放できず、セーターを解くのに労力がかかる。
(3)毛糸を伸ばしたとしても効果的に整理しないため、伸ばした毛糸が絡まりやすい。
【0005】
上記の欠陥を克服するために、当業者は、積極的に研究を重ねて、毛糸加工装置の設計を求めている。
【発明の概要】
【0006】
従来技術に存在する問題に対して、本発明は、毛糸加工装置を提供する。該装置を使用することにより、セーターが自動的に解かれ、蒸気加熱ストレート化装置から出た毛糸は、柔らかで滑らかであり、平らで曲がっておらず、且つ断裂現象が発生しないと共に、切断装置により、毛糸の自動切断が実現され、巻き糸搬送装置により、糸巻き輪の自動交換が実現され、毛糸完成品が完成品ボックス内に自動的に搬送される。該装置は、自動化のレベルが高く、作業者の両手を解放することができ、解かれた毛糸が平らで滑らかである。
【0007】
上記問題を解決するために、本発明は、以下の技術解決策を採用する。フレーム、上記フレームに固定される蒸気加熱ストレート化装置、切断装置、糸巻き装置、巻き糸搬送装置を備える毛糸加工装置を提供する。
【0008】
上記フレームに軸受けが固定され、上記軸受けはT型固定ハンガーの下端に回転可能に接続され、セーターは上記T型固定ハンガーに掛けられる。
【0009】
上記蒸気加熱ストレート化装置は、電源ケーブル、プラグ、注水管、注水孔、排気孔、第1支持ロッド、糸進行電熱管、及び蒸気加熱箱を備える。上記電源ケーブルの一端はプラグに電気的接続され、上記電源ケーブルの他端は糸進行電熱管に電気的接続され、上記糸進行電熱管は上記蒸気加熱箱に横たわり、上記蒸気加熱箱に上記注水孔及び上記排気孔が設けられ、上記注水孔は上記注水管に固定接続され、上記注水孔と上記注水管との接続箇所に流量弁が設けられ、上記注水孔は上記糸進行電熱管に固定して連通し、上記排水孔は上記糸進行電熱管に固定して連通し、上記支持ロッドの一端は上記蒸気加熱箱の底部の外面に固定され、上記支持ロッドの他端は上記フレームの底部の上面に固定される。
【0010】
上記切断装置は、第1駆動モーター、第1回転軸、上記第1回転軸に固定された凸ブロック、はさみ、第2支持ロッド、及び第3支持ロッドを備える。上記第2支持ロッドの一端は上記第1駆動モーターに固定され、上記第2支持ロッドの他端は上記フレームの底部の上面に固定され、上記第3支持ロッドの一端は上記はさみの刃の背面に固定され、上記第3支持ロッドの他端は上記フレームの底部の上面に固定され、上記凸ブロックは上記はさみのはさみ柄に接触して連接される。
【0011】
上記糸巻き装置は、第2駆動モーター、第2回転軸、冗長性駆動モーター、第3回転軸、第1ローラー、糸巻き輪、ベルト、及び第4支持ロッドを備える。上記第2駆動モーターは上記第2回転軸に回転可能に接続され、上記冗長性駆動モーターは上記第3回転軸に回転可能に接続され、上記第2回転軸は上記ベルトにより上記第3回転軸に回転可能に接続され、上記第1ローラーの一端は上記第2回転軸に垂直に固定され、上記第1ローラーの他端は上記糸巻き輪に内嵌され、上記第4支持ロッドの一端は第2駆動モーターの底部に固定され、上記第4支持ロッドの他端は上記フレームに固定される。
【0012】
上記巻き糸搬送装置は、第5支持ロッド、自発スルービームセンサ、受動スルービームセンサ、電動雲台、PLCコントローラ、機械アーム、グラブ、第3駆動モーター、第6支持ロッド、第2ローラー、第3ローラー、コンベアベルト、完成品ボックス、シリアルポート−WIFI変換モジュール、及びハンドヘルドコントローラを備える。上記第5支持ロッドの一端に1つの上記自発スルービームセンサが設けられ、上記第5支持ロッドの他端はフレームに固定され、上記第2駆動モーターのハウジングの上端に1つの上記受動スルービームセンサが設けられ、上記機械アームの下端は上記電動雲台に固定され、上記機械アームの他端に上記グラブが設けられ、上記PLCコントローラは上記電動雲台の内部に位置し、上記第3駆動モーターは上記第6支持ロッドにより上記フレームに固定され、上記第3駆動モーターに上記第2ローラーが設けられ、上記第2ローラーはコンベアベルトにより上記第3ローラーに回転可能に接続され、上記コンベアベルトの端部に完成品ボックスが設けられ、上記第1駆動モーター、上記第2駆動モーター、上記冗長性駆動モーター、上記第3駆動モーターは、第1ケーブル、第2ケーブル、第3ケーブル、第4ケーブルにより、それぞれ上記PLCコントローラに電気的接続され、上記PLCコントローラに上記シリアルポート−WIFI変換モジュールが設けられ、上記シリアルポート−WIFI変換モジュールはハンドヘルドコントローラに無線接続される。
【0013】
さらに、上記糸進行電熱管の内壁の直径D1は1.5mm〜2mmであり、上記注水孔の直径D2は1mm〜1.5mmであり、上記排気孔の直径D3は2mm〜3mmである。
【0014】
さらに、上記糸進行電熱管の両端の端口の縁にシリカゲル滑り止め層が設けられ、上記糸進行電熱管の内壁にケイ酸アルミニウム熱伝導パテ、ケイ酸マグネシウム熱伝導パテ、又はケイ酸カルシウム熱伝導パテが敷かれる。
【0015】
さらに、上記グラブの下端は円状であり、上記円状のサイズが上記糸巻き輪のサイズと一致し、上記グラブの上端に回転軸が固定され、上記回転軸は上記機械アームに回転可能に接続され、上記グラブは上記回転軸を中心として開閉する。
【0016】
さらに、上記蒸気加熱箱は円柱体、直方体及び立方体のうちの1種である。
【0017】
さらに、上記第5支持ロッドは逆L型であり、上記自発スルービームセンサは上記受動スルービームセンサと同一の垂線に位置する。
【0018】
さらに、上記はさみにばねが設けられ、上記ばねの一端は上記はさみの1つのハンドルの内側に固定され、上記ばねの他端は上記はさみのもう1つのハンドルの内側に固定される。
【0019】
さらに、上記コンベアベルトの両側に保護板が設けられ、上記保護板は4本の固定ロッドにより上記フレームに固定され、上記固定ロッドは2本ずつ荷重受けロッドにより横向きに固定接続される。
【0020】
さらに、上記フレームの側面にプッシュハンドルが設けられ、上記プッシュハンドルに波状の滑り止め模様が刻まれ、上記フレームの底部にユニバーサルホイールが設けられ、上記ユニバーサルホイールの数は4個である。
【0021】
さらに、上記第1ローラーに円状のバッフル板が設けられ、上記円状のバッフル板は上記第2回転軸と上記糸巻き輪との間に位置する。
【発明の効果】
【0022】
(1)本発明の毛糸加工装置は、セーターを解く機能を有し、フレームに軸受けが固定され、軸受けがT型固定ハンガーの下端に回転可能に接続され、T型固定ハンガーにセーターが掛かることにより、セーターを解く過程において、セーターが引張力の作用により固定ハンガーと共に回転し、セーターの不規則な揺動により毛糸がセーターに絡まることを回避し、セーターを解く効率を向上させ、作業員の両手を解放することができる。
【0023】
(2)本発明の蒸気加熱ストレート化装置の電源ケーブルの一端がプラグに電気的接続され、電源ケーブルの他端が糸進行電熱管に電気的接続され、糸進行電熱管が蒸気加熱箱に横たわり、蒸気加熱箱に注水孔及び排気孔が設けられ、注水孔が注水管に固定接続され、注水孔が糸進行電熱管に固定して連通し、注水孔と排水孔との間に流量弁が設けられ、排水孔が糸進行電熱管に固定して連通し、糸進行電熱管の内壁にケイ酸アルミニウム熱伝導パテ、ケイ酸マグネシウム熱伝導パテ、又はケイ酸カルシウム熱伝導パテが敷かれる。流量弁により注水管の給水流量を制御し、糸進行電熱管で加熱した後、水分の蒸気により毛糸を温めて伸ばしながら排気孔から排気し、これにより毛糸の高温による損傷を防止することができる。糸進行電熱管の両端の端口の縁にシリカゲル滑り止め層が設けられることにより、毛糸の摩擦抵抗を向上させ、毛糸ストレート化を実現する。
【0024】
(3)本発明の糸巻き装置の第2駆動モーターが第2回転軸に回転可能に接続され、冗長性駆動モーターが第3回転軸に回転可能に接続され、第2回転軸がベルトにより第3回転軸に回転可能に接続され、第1ローラーの一端が第2回転軸に垂直に固定され、第1ローラーの他端が糸巻き輪に内嵌されることにより、糸進行電熱管から出た毛糸が糸巻き輪に自発的に巻き付け、毛糸の絡まりを回避し、毛糸の糸巻き速度を向上させることができる。第2駆動モーターに故障があって作動できない場合、冗長性駆動モーターを運転させ、ベルトにより第2駆動モーターを回動させることができ、これにより、糸巻きの効率が向上する。
【0025】
(4)本発明は、自発スルービームセンサ及び受動スルービームセンサが設けられることにより、糸巻き輪上の毛糸の厚さが自発スルービームセンサから発射した赤外線信号を遮断できる程度に達した時に、PLCコントローラは、第1駆動モーターがパルス回転を行うように制御する。この場合に、第1駆動モーターの第1回転軸上の凸ブロックは、はさみのはさみ柄に接触し、毛糸を剪断させるようにはさみを押し上げる。剪断後、PLCコントローラは、電動雲台の回転を制御することにより、機械アームを糸巻き輪の上端に位置させ、グラブが開いて掴み取りを行う。その後、毛糸がいっぱいに巻き付けられた糸巻き輪をコンベアベルト上に置き、完成品ボックスまで搬送する。それにより、毛糸の自動切断、糸巻き輪の自動掴み取り、及び成品搬送の機能を達成することができる。また、PLCコントローラのシリアルポート−WIFI変換モジュールと無線コントローラとで通信を構築することにより、PLCコントローラのリモートコントロールが実現され、自動化程度が高く、労力が節約される。
【0026】
上記の説明は本発明の技術解決策の概要である。本発明の技術手段を明らかにし、明細書の内容に基づいて実施可能にするために、以下、図面を参照しながら本発明の好ましい実施例により詳細に説明する。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、特定の具体的な実施例により本発明の具体的な実施形態を説明する。当業者であれば、本明細書に開示される内容に基づいて本発明の利点及び効果を容易に理解することができる。本発明は、他の異なる方式により実施することができ、つまり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、異なる修飾及び変更を加えることができる。
【0030】
図1〜3に示すように、本発明の毛糸加工装置は、フレーム1、上記フレームに固定された蒸気加熱ストレート化装置、切断装置、糸巻き装置、及び巻き糸搬送装置を備える。
【0031】
上記フレームに軸受け2が固定され、上記軸受けは、T型固定ハンガー3の下端に回転可能に接続され、セーターは、上記T型固定ハンガーに掛けられる。
【0032】
上記蒸気加熱ストレート化装置は、電源ケーブル4、プラグ5、注水管6、注水孔7、排気孔8、第1支持ロッド9、糸進行電熱管10及び蒸気加熱箱11を備える。上記電源ケーブルの一端は上記プラグに電気的接続され、上記電源ケーブルの他端は上記糸進行電熱管に電気的接続される。上記糸進行電熱管は、上記蒸気加熱箱に横たわり、上記蒸気加熱箱には、上記注水孔及び上記排気孔が設けられ、上記注水孔が上記注水管に固定接続され、上記注水孔と上記注水管との接続箇所に流量弁43が設けられる。上記注水孔は、上記糸進行電熱管に固定して連通し、上記排水孔は、上記糸進行電熱管に固定して連通する。上記支持ロッドの一端は上記蒸気加熱箱の底部の外面に固定され、上記支持ロッドの他端は上記フレームの底部の上面に固定される。
【0033】
上記切断装置は、第1駆動モーター12、第1回転軸12−1、上記第1回転軸に固定された凸ブロック12−2、はさみ13、第2支持ロッド14及び第3支持ロッド15を備える。上記第2支持ロッドの一端は上記第1駆動モーターに固定され、上記第2支持ロッドの他端は上記フレームの底部の上面に固定され、上記第3支持ロッドの一端は上記はさみの刃の背面に固定され、上記第3支持ロッドの他端は上記フレームの底部の上面に固定され、上記凸ブロックは上記はさみのはさみ柄13−1に接触して接続される。
【0034】
上記糸巻き装置は、第2駆動モーター16、第2回転軸16−1、冗長性駆動モーター17、第3回転軸17−1、第1ローラー16−2、糸巻き輪18、ベルト19及び第4支持ロッド20を備える。上記第2駆動モーターは上記第2回転軸に回転可能に接続され、上記冗長性駆動モーターは上記第3回転軸に回転可能に接続され、上記第2回転軸は上記ベルトにより上記第3回転軸に回転可能に接続され、上記第1ローラーの一端は上記第2回転軸に垂直に固定され、上記第1ローラーの他端は上記糸巻き輪に内嵌され、上記第4支持ロッドの一端は第2駆動モーターの底部に固定され、上記第4支持ロッドの他端は上記フレームに固定される。
【0035】
上記巻き糸搬送装置は、第5支持ロッド21、自発スルービームセンサ22、受動スルービームセンサ23、電動雲台24、PLCコントローラ25、機械アーム26、グラブ27、第3駆動モーター28、第6支持ロッド29、第2ローラー28−1、第3ローラー30、コンベアベルト31、完成品ボックス32、シリアルポート−WIFI変換モジュール25−1、及びハンドヘルドコントローラ33を備える。上記第5支持ロッドの一端に1つの上記自発スルービームセンサが設けられ、上記第5支持ロッドの他端はフレームに固定され、上記第2駆動モーターのハウジングの上端に1つの上記受動スルービームセンサが設けられ、上記機械アームの下端は上記電動雲台に固定され、上記機械アームの他端に上記グラブが設けられ、上記PLCコントローラは上記電動雲台の内部に位置し、上記第3駆動モーターは上記第6支持ロッドにより上記フレームに固定され、上記第3駆動モーターに上記第2ローラーが設けられ、上記第2ローラーはコンベアベルトにより上記第3ローラーに回転可能に接続され、上記コンベアベルトの端部に完成品ボックスが設けられ、上記第1駆動モーター、上記第2駆動モーター、上記冗長性駆動モーター、上記第3駆動モーターは、それぞれ第1ケーブル39、第2ケーブル40、第3ケーブル41、第4ケーブル42により上記PLCコントローラに電気的接続され、上記PLCコントローラに上記シリアルポート−WIFI変換モジュールが設けられ、上記シリアルポート−WIFI変換モジュールは上記ハンドヘルドコントローラに無線接続される。
【0036】
上記糸進行電熱管の内壁の直径D1は1.5mm〜2mmであり、上記注水孔の直径D2は1mm〜1.5mm、上記排気孔の直径D3は2mm〜3mmである。
【0037】
上記糸進行電熱管の両端の端口の縁にシリカゲル滑り止め層が設けられ、上記糸進行電熱管の内壁にケイ酸アルミニウム熱伝導パテ、ケイ酸マグネシウム熱伝導パテ又はケイ酸カルシウム熱伝導パテが敷かれる。
【0038】
上記グラブの下端は円状であり、上記円状のサイズは上記糸巻き輪のサイズと一致する。上記グラブの上端に回転軸27−1が固定され、上記回転軸は上記機械アームに回転可能に接続され、上記グラブは上記回転軸を中心として開閉する。
【0039】
上記蒸気加熱箱は円柱体、直方体及び立方体のうちの1種である。
【0040】
上記第5支持ロッドは、逆L型であり、上記自発スルービームセンサは上記受動スルービームセンサと同一の垂線に位置する。
【0041】
上記はさみにばね13−2が設けられ、上記ばねの一端は上記はさみの1つのハンドルの内側に固定され、上記ばねの他端は上記はさみのもう1つのハンドルの内側に固定される。
【0042】
上記コンベアベルトの両側に保護板34が設けられ、上記保護板は4本の固定ロッド35により上記フレームに固定され、上記固定ロッドは2本ずつ荷重受けロッド36により横向きに固定接続される。
【0043】
上記フレームの側面にプッシュハンドル37が設けられ、上記プッシュハンドルに波状の滑り止め模様が刻まれ、上記フレームの底部にユニバーサルホイール38が設けられ、上記ユニバーサルホイールの数は4個である。
【0044】
上記第1ローラーに円状のバッフル板16−3が設けられ、上記円状のバッフル板は上記第2回転軸と上記糸巻き輪との間に位置する。
【0045】
本発明の作業過程及び作業原理は、以下の通りである。
【0046】
セーターをT型固定ハンガーに固定し、T型固定ハンガーの下端を軸受けに回転可能に接続することで、セーターを解く過程において、セーターは引張力の作用により固定ハンガーと共に回転することができる。セーター上の十分に長い毛糸を手で選択し、この毛糸の端を糸進行電熱管を通過して糸巻き輪に固定する。蒸気加熱ストレート化装置に電力を提供する。電源ケーブルの一端はプラグに電気的接続され、電源ケーブルの他端は糸進行電熱管に電気的接続され、糸進行電熱管は蒸気加熱箱に横たわり、蒸気加熱箱に注水孔及び排気孔が設けられ、注水孔は注水管に固定接続され、注水孔と注水管との接続箇所に流量弁が設けられ、注水孔は糸進行電熱管に固定して連通し、排水孔は糸進行電熱管に固定して連通し、糸進行電熱管の内壁にケイ酸アルミニウム熱伝導パテ、ケイ酸マグネシウム熱伝導パテ又はケイ酸カルシウム熱伝導パテが敷かれる。流量弁により注水管の給水流量を制御し、糸進行電熱管の加熱により通過している水を蒸発させて毛糸を温めて伸ばしながら排気孔から排気し、これにより毛糸の高温による損傷を防止することができる。糸進行電熱管の両端の端口の縁にシリカゲル滑り止め層が設けられることにより、毛糸の摩擦抵抗を向上させ、毛糸ストレート化を実現する。糸巻き装置の第2駆動モーターは第2回転軸に回転可能に接続され、冗長性駆動モーターは第3回転軸に回転可能に接続され、第2回転軸はベルトにより第3回転軸に回転可能に接続され、第1ローラーの一端は第2回転軸に垂直に固定され、第1ローラーの他端は糸巻き輪に内嵌されることにより、糸進行電熱管から出た毛糸は糸巻き輪に自発的に巻き付け、毛糸の絡まりを回避し、毛糸の糸巻き速度を向上させることができる。第2駆動モーターに故障があって作動できない場合、冗長性駆動モーターを運転させ、ベルトにより第2駆動モーターを回動させることができ、これにより、糸巻きの効率が向上する。巻き糸搬送装置の第5支持ロッドの一端に1つの自発スルービームセンサが設けられ、第2駆動モーターのハウジングの上端に1つの受動スルービームセンサが設けられる。糸巻き輪上の毛糸の厚さが自発スルービームセンサから発射した赤外線信号を遮断できる程度に達した時に、PLCコントローラは、第1駆動モーターがパルス回転を行うように制御する。この場合に、第1駆動モーターの第1回転軸上の凸ブロックは、はさみのはさみ柄に接触し、毛糸を剪断させるようにはさみを押し上げる。剪断後、PLCコントローラは、電動雲台の回転を制御することにより、機械アームを糸巻き輪の上端に位置させ、グラブが開いて掴み取りを行う。その後、毛糸がいっぱいに巻き付けられた糸巻き輪をコンベアベルト上に置き、完成品ボックスまで搬送する。それにより、毛糸の自動切断、糸巻き輪の自動掴み取り、及び成品搬送の機能を達成することができる。また、PLCコントローラのシリアルポート−WIFI変換モジュールと無線コントローラとで通信を構築することにより、PLCコントローラのリモートコントロールが実現され、自動化程度が高く、労力が節約される。
【0047】
以上は本発明の実施例に過ぎず、本発明の特許請求の範囲の範囲を制限するものではない。本発明の明細書及び図面に基づいた同等の構造、或いは他の関連技術分野への直接又は間接的な応用は、全て本発明の保護範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0048】
フレーム1、軸受け2、T型固定ハンガー3、電源ケーブル4、プラグ5、注水管6、注水孔7、排気孔8、第1支持ロッド9、糸進行電熱管10、蒸気加熱箱11、第1駆動モーター12、第1回転軸12−1、凸ブロック12−2、はさみ13、はさみ柄13−1、ばね13−2、第2支持ロッド14、第3支持ロッド15、第2駆動モーター16、第2回転軸16−1、第1ローラー16−2、円状のバッフル板16−3、冗長性駆動モーター17、第3回転軸17−1、糸巻き輪18、ベルト19、第4支持ロッド20、第5支持ロッド21、自発スルービームセンサ22、受動スルービームセンサ23、電動雲台24、PLCコントローラ25、シリアルポート−WIFI変換モジュール25−1、機械アーム26、グラブ27、回転軸27−1、第3駆動モーター28、第2ローラー28−1、第6支持ロッド29、第3ローラー30、コンベアベルト31、完成品ボックス32、ハンドヘルドコントローラ33、保護板34、固定ロッド35、荷重受けロッド36、プッシュハンドル37、ユニバーサルホイール38、第1ケーブル39、第2ケーブル40、第3ケーブル41、第4ケーブル42、流量弁43、糸進行電熱管の内壁直径D1、注水孔の直径D2、排気孔の直径D3。
【国際調査報告】