特表2020-509556(P2020-509556A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2020-509556(P2020-509556A)
(43)【公表日】2020年3月26日
(54)【発明の名称】高速スイッチ
(51)【国際特許分類】
   H01H 33/38 20060101AFI20200303BHJP
   H01H 33/42 20060101ALI20200303BHJP
   H02B 13/035 20060101ALI20200303BHJP
【FI】
   H01H33/38 A
   H01H33/42 Q
   H02B13/035 301G
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2019-547672(P2019-547672)
(86)(22)【出願日】2017年8月11日
(85)【翻訳文提出日】2019年9月2日
(86)【国際出願番号】KR2017008752
(87)【国際公開番号】WO2018182105
(87)【国際公開日】20181004
(31)【優先権主張番号】10-2017-0039549
(32)【優先日】2017年3月28日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ
(71)【出願人】
【識別番号】593121379
【氏名又は名称】エルエス産電株式会社
【氏名又は名称原語表記】LSIS CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100091982
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】パク、ヘ−ヨン
(72)【発明者】
【氏名】シム、ジョン−ウク
(72)【発明者】
【氏名】リー、ギョン−ホ
【テーマコード(参考)】
5G017
5G028
【Fターム(参考)】
5G017BB01
5G028AA01
5G028AA08
5G028DB02
5G028DB03
5G028DB05
(57)【要約】
本発明の一実施形態による高速スイッチは、主回路に連結され、前記主回路を開閉させるための可動電極と駆動電極とを含む遮断部と、前記遮断部の可動電極を移動させるために駆動力を提供する反発コイルと、前記反発コイルに対向するように位置された反発板とを含む駆動ユニットと、前記遮断部の可動電極と前記反発板を連結してラッチ溝が形成され、反発板の移動によって垂直往復運動するガイドロッド部と、前記ガイドロッド部の移動を規制する状態固定ユニットとを含み、前記状態固定ユニットは、端部が前記ラッチ溝に対応するラッチピンと、前記ラッチピンが前記ラッチ溝に挿入されるように、前記ガイドロッド部側に加圧するラッチ弾性部材と、前記ラッチピンが前記ラッチ溝から離脱させる駆動力を提供するために、ラッチピンに対向するように位置されたラッチコイルとを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
主回路に連結され、前記主回路を開閉させるための可動電極と駆動電極を含む遮断部;
前記遮断部の前記可動電極を移動させるために駆動力を提供する反発コイルと、前記反発コイルに対向するように位置された反発板、とを含む駆動ユニット;
前記遮断部の可動電極と前記反発板を連結してラッチ溝が形成され、前記反発板の移動によって垂直往復運動するガイドロッド部;及び、
前記ガイドロッド部の移動を規制する状態固定ユニットを含み、
前記状態固定ユニットは、端部が前記ラッチ溝に対応するラッチピンと、前記ラッチピンが前記ラッチ溝に挿入されるように、前記ガイドロッド部側に加圧するラッチ弾性部材と、前記ラッチピンが前記ラッチ溝から離脱するように駆動力を提供するために、前記ラッチピンの外周面に対向するように位置されたラッチコイルとを含む、
高速スイッチ。
【請求項2】
前記状態固定ユニットは、
前記ガイドロッド部の垂直往復運動する方向以外の変位を制限するラッチガイドをさらに含み、
前記ラッチガイドは、一側が前記ラッチピンによって加圧される前記ガイドロッド部の他側に位置される第1のラッチガイドと、前記ガイドロッド部の外周部をカバーする第2のラッチガイドのうち少なくとも一つ以上を含む、
請求項1に記載の高速スイッチ。
【請求項3】
前記ガイドロッド部は、絶縁ロッド、シールロッド及びラッチロッドを含み、
前記絶縁ロッドは、前記可動電極に連結され、
前記シールロッドは、前記絶縁ロッドに一端が連結され、前記ラッチロッドに他端が連結されて、
前記ラッチロッドは、前記シールロッドに一端が連結され、前記反発板に他端部が結合されて、前記ラッチ溝が形成され、
前記状態固定ユニットは、前記ラッチロッドに対向するように位置される、
請求項1に記載の高速スイッチ。
【請求項4】
前記ガイドロッド部は、
前記シールロッドが固定電極の方向に加圧されるように、前記シールロッドを弾性支持するロッド弾性部材をさらに含み、前記ロッド弾性部材は、密閉ハウジングに内在する、
請求項3に記載の高速スイッチ。
【請求項5】
前記ガイドロッド部は、
前記反発板の移動による衝撃を緩和させるために、前記反発板が開極状態に移動する方向に対する逆方向に、前記ラッチロッドに対向するように位置される緩衝器をさらに含む、
請求項3に記載の高速スイッチ。
【請求項6】
前記遮断部は、内部にガスが密閉したガスタンクに内在する、
請求項1に記載の高速スイッチ。
【請求項7】
前記状態固定ユニットは、前記ラッチピン、前記ラッチ弾性部材及び前記ラッチコイルが支持される装着構造体をさらに含み、前記装着構造体は、前記ガスタンクの外部に位置される、
請求項6に記載の高速スイッチ。
【請求項8】
前記状態固定ユニットは、前記ラッチロッドを中心に互いに対向する第1の固定ユニットと第2の固定ユニットとを含み、
前記ラッチロッドは、第1のラッチ溝と第2のラッチ溝が形成され、
前記第1の固定ユニットは、端部が前記第1のラッチ溝に対応する第1のラッチピンと、前記第1のラッチピンが前記第1のラッチ溝に挿入されるように、前記ラッチロッド側に加圧する第1のラッチ弾性部材と、前記第1のラッチピンが前記第1のラッチ溝から離脱させる駆動力を提供するために、第1のラッチピンに対向するように位置された第1のラッチコイルとを含み、
前記第2の固定ユニットは、端部が前記第2のラッチ溝に対応する第2のラッチピンと、
前記第2のラッチピンが前記第2のラッチ溝に挿入されるように、前記ラッチロッド側に加圧する第2のラッチ弾性部材と、前記第2のラッチピンが前記第2のラッチ溝から離脱させる駆動力を提供するために、第2のラッチピンに対向するように位置された第1のラッチコイルとを含む、
請求項3に記載の高速スイッチ。
【請求項9】
前記ラッチピンの端部には第1端部及び第2端部が形成され、前記第1端部は、前記第2端部から伸びた末端部であり、前記第1端部は、第2端部より小さい大きさからなり、
前記ラッチロッドのラッチ溝は、前記第1端部に対応する第1の溝部と前記第2端部に対応する第2の溝部とを含む、
請求項3に記載の高速スイッチ。
【請求項10】
前記駆動ユニットは、
前記反発コイルが巻き取られるボビンをさらに含み、
前記反発コイルの一側は、前記反発板に対向し、他側は、前記ボビンに対向する、
請求項5に記載の高速スイッチ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高速スイッチに関し、より具体的には、ガス絶縁の可能な密閉構造からなり、機械式状態固定ユニットによって開極状態を維持することにで、動作速度が増加し、環境の変数に対する信頼性が向上した高速スイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
通常、高速スイッチは、高速に開放位置又は閉路位置へ動作することによって、短落電流のような事故電流を高速に遮断するか、回路を閉路位置へ投入することができる電力機器である。
【0003】
また、高速スイッチは、数ミリ秒(millisecond)〜数十ミリ秒の高速に動作することによって、回路の開閉時に発生するアークによる影響を最小化し、事故電流を迅速に遮断して、配電盤等の電力機器の損傷を減らすことができる。
【0004】
より具体的には、既存の系統(power system)における限流器の役割は、既存のAC(Alternative Current)遮断器及び電力機器等の熱的、電気的、機械的耐久性を超える故障電流(fault current)が発生する際に、既存の遮断器より高速に動作して故障電流を低減させ、系統及び機器等を保護する役割を果たす装置である。
【0005】
また、DC遮断器は、DC系統の故障特性上、自然電流零点(nature current zero)なしに、系統構成による故障電流最大値まで急に上昇する特性により、効果的な故障電流を遮断するためには高速動作が必要である。
【0006】
また、主な性能は、系統故障が発生する際に数ms以内に主回路接点を分離する高速動作が必要であるという点である。動作時間は、故障検出装置から動作命令信号を受けた時点から求められる絶縁距離が確保される位置までスイッチの接点が離隔(separation)する時点と定義する。
【0007】
また、スプリングメカニズム(mechanism)が適用される既存の遮断器等は、開極(open)と閉極(close)動作命令信号を受けた後、接点の開極と閉極動作のために、先行してLatchを除去させる動作が含まれている。
【0008】
また、従来技術による遮断器に適用されたスプリングメカニズムは、限流器及びDC遮断器で求められる動作速度の達成が基本的に難しい問題点を有している。
【0009】
また、従来技術による高速スイッチに適用された永久磁石操作器は、磁石の磁気力によって主回路接点の閉極と開極状態を維持させる。開極動作速度が増加する場合、高速のオープン動作時に可動子によって非常に大きな衝撃量が発生することになる。
【0010】
このとき、開極状態を維持させるためには、永久磁石操作器のサイズが非常に大きくならなければならない問題点があり、また、サイズが大きくなると、可動部の重さがさらに増加し、摩擦力も増加して、一定範囲以上では、高速動作に適用するためには限界がある。
【0011】
また、早い速度で遮断器が動作される場合、大きな衝撃量によって遮断動作後に再度閉路となる問題点を有している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の一観点は、機械式状態固定ユニットによって開極状態を維持することにで、動作速度が増加し、環境の変数に対する信頼性が向上した高速スイッチを提供するためのものである。
【0013】
また、本発明の他の観点は、遮断部がガスタンクに内在して、ガスタンクの外部に動作部が位置され、超高圧線路に適用可能であり、かつ点検容易性の向上したガスタンクを提供するためのものである。
【課題を解決しようとする手段】
【0014】
本発明の一実施形態による高速スイッチは、主回路に連結され、前記主回路を開閉させるための可動電極と駆動電極とを含む遮断部と、前記遮断部の可動電極を移動させるために駆動力を提供する反発コイルと、前記反発コイルに対向するように位置された反発板を含む駆動ユニットと、前記遮断部の可動電極と前記反発板を連結して、ラッチ溝が形成され、反発板の移動によって垂直往復運動するガイドロッド部と、前記ガイドロッド部の移動を規制する状態固定ユニットとを含み、前記状態固定ユニットは、端部が前記ラッチ溝に対応するラッチピンと、前記ラッチピンが前記ラッチ溝に挿入されるように、前記ガイドロッド部側に加圧するラッチ弾性部材と、前記ラッチピンが前記ラッチ溝から離脱させる駆動力を提供するために、ラッチピンの外周面に対向するように位置されたラッチコイル、とを含む。
【0015】
また、前記高速スイッチにおいて、前記状態固定ユニットは、前記ガイドロッド部の垂直往復運動する方向以外の変位を制限するラッチガイドをさらに含み、前記ラッチガイドは、一側が前記ラッチピンによって加圧される前記ガイドロッド部の他側に位置される第1のラッチガイドと、前記ガイドロッド部の外周部を囲む第2のラッチガイドのうち少なくとも一つ以上を含む。
【0016】
また、前記高速スイッチにおいて、前記ガイドロッド部は、絶縁ロッド、シールロッド及びラッチロッドを含み、前記絶縁ロッドは、前記可動電極に連結され、前記シールロッドは、前記絶縁ロッドに一端が連結され、前記ラッチロッドに他端が連結されて、前記ラッチロッドは、前記シールロッドに一端が連結され、反発板に他端部が結合されて、前記ラッチ溝が形成され、前記状態固定ユニットは、前記ラッチロッドに対向するように位置される。
【0017】
また、前記高速スイッチにおいて、前記ガイドロッド部は、前記シールロッドが固定電極の方向に加圧されるように、前記シールロッドを弾性支持するロッド弾性部材をさらに含み、前記ロッド弾性部材は、密閉ハウジングに内在し得る。
【0018】
また、前記高速スイッチにおいて、前記ガイドロッド部は、前記反発板の移動による衝撃を緩和させるために、反発板が開極状態で移動する方向に対する逆方向に、前記ラッチロッドに対向するように位置される緩衝器をさらに含む。
【0019】
また、前記高速スイッチにおいて、前記遮断部は、内部にガスが密閉したガスタンクに内在する。
【0020】
また、前記高速スイッチにおいて、前記状態固定ユニットは、前記ラッチピン、前記ラッチ弾性部材及びラッチコイルが支持される装着構造体をさらに含み、前記装着構造体は、前記ガスタンクの外部に位置する。
【0021】
また、前記高速スイッチにおいて、前記状態固定ユニットは、前記ラッチロッドを中心に互いに対向する第1の固定ユニットと第2の固定ユニットとを含み、前記ラッチロッドは、第1のラッチ溝と第2のラッチ溝が形成され、前記第1の固定ユニットは、端部が前記第1のラッチ溝に対応する第1のラッチピンと、前記第1のラッチピンが前記第1のラッチ溝に挿入されるように、前記ラッチロッド側に加圧する第1のラッチ弾性部材と、前記第1のラッチピンが前記第1のラッチ溝から離脱させる駆動力を提供するために、第1のラッチピンに対向するように位置された第1のラッチコイルとを含み、前記第2の固定ユニットは、端部が前記第2のラッチ溝に対応する第2のラッチピンと、前記第2のラッチピンが前記第2のラッチ溝に挿入されるように、前記ラッチロッド側に加圧する第2のラッチ弾性部材と、前記第2のラッチピンが前記第2のラッチ溝から離脱させる駆動力を提供するために、第2のラッチピンに対向するように位置された第1のラッチコイル、とを含む。
【0022】
また、前記高速スイッチにおいて、前記ラッチピンの端部には第1端部及び第2端部が形成され、前記第1端部は、前記第2端部から伸びた末端部であり、前記第1端部は、第2端部に比べて小さい大きさからなり、前記ラッチロッドのラッチ溝は、前記第1端部に対応する第1の溝部と、前記第2端部に対応する第2溝部とを含む。
【0023】
また、前記高速スイッチにおいて、前記駆動ユニットは、前記反発コイルが巻き取られるボビンをさらに含み、前記反発コイルの一側は、反発板に対向し、他側は、ボビンに対向する。
【0024】
その他実施形態の具体的な事項は、詳細な説明及び図面に含まれている。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、超高圧線路に適用可能であり、数ms以内の速度に遮断器の高速開放が可能であり、環境の変数に対する信頼性が向上するだけでなく、点検容易性の向上した高速スイッチを得ることができる。
【0026】
本発明の技術的思想の実施形態は、具体的に言及していない多様な効果を提供できることが十分理解される。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明の第1実施形態による高速スイッチを概略的に示した構成図。
図2図1に示した高速スイッチにおいて、状態固定ユニットを概略的に示した構成図。
図3図1に示した高速スイッチの概略的な第1の使用状態図。
図4図1に示した高速スイッチの概略的な第2の使用状態図。
図5】本発明の第2実施形態による高速スイッチを概略的に示した構成図。
図6】本発明の第3実施形態による高速スイッチを概略的に示した構成図。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本発明の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば明確になる。しかし、本発明は、ここに説明する実施形態に限定されず、他の形態に具体化することもできる。返って、ここに紹介する実施形態は、開示した内容が徹底的かつ完全になるように、また、当業者に本発明の思想が十分に伝達されるために提供するものである。
【0029】
本出願に使用する用語は、単に特定の実施形態を説明するために使われたものであって、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上明白に他に意味しない限り、複数の表現を含む。本出願における「含む」又は「有する」等の用語は、明細書上に記載した特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品又はこれらを組み合わせたものが存在することを指すものであり、一つ又はそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部分品又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないものと理解しなければならない。
【0030】
他に定義されない限り、技術的、あるいは科学的な用語を含み、ここに使われるあらゆる用語は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者にとって一般に理解されるものと同様な意味がある。一般に使われる辞書に定義されている用語は、関連技術の文脈上に有する意味と一致する意味があるものと解釈すべきであり、本出願において明白に定義しない限り、理想的、あるいは過度に形式的な意味に解釈されない。
【0031】
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳説する。
【0032】
図1は、本発明の第1実施形態による高速スイッチを概略的に示した構成図である。図示のように、前記高速スイッチ1000は、遮断部1100、駆動ユニット1200、状態固定ユニット1300及びガイドロッド部1400を含む。
【0033】
より具体的には、前記遮断部1100は、主回路に連結され、前記主回路を開閉させる可動電極1110と固定電極1120からなる。また、前記可動電極1110は、ガイドロッド部1400に連結され、ガイドロッド部1400の移動によって固定電極1120と接触して閉極状態となるか、固定電極1120と非接触して開極状態となる。
【0034】
また、前記遮断部1100は、内部にガスが密閉したガスタンク1600に内在する。
【0035】
また、前記駆動ユニット1200は、可動電極1110を移動させて開極状態となるように駆動力を提供するためのものである。このために駆動ユニット1200は、反発コイル部1210及び反発板1220を含む。また、反発コイル部1210は、反発コイル1211と、反発コイル1211が巻き取られるボビン1212とを含んでいてもよい。
【0036】
また、前記反発コイル1211の一側は、反発板に対向し、他側は、ボビン1212に対向する。
【0037】
また、前記反発板1220は、ガイドロッド部1400と連結され、前記反発コイル部1210に対向するように位置される。また、反発コイル部1210に電流を印加する場合、反発力によって反発コイル部1210と離隔する方向に移動される。
【0038】
また、反発板1220が移動される場合、ガイドロッド部1400は、これに連動され、前記ガイドロッド部1400に連結された可動電極1110も連動されて、固定電極1120と非接触状態となる。
【0039】
また、状態固定ユニット1300は、ガイドロッド部1400の移動を規制するためのものである。すなわち、ガイドロッド部1400が反発板1220によって連動される場合、ガイドロッド部1400を一定状態に維持させるためのものである。
【0040】
また、状態固定ユニット1300は、図2を参照してより具体的に後述する。
【0041】
また、ガイドロッド部1400は、垂直往復運動により反発板1220の移動に連動し、可動電極1110を移動させるためのものである。
【0042】
このために前記ガイドロッド部1400は、絶縁ロッド1410、シールロッド1420及びラッチロッド1430を含む。また、絶縁ロッド1410、シールロッド1420及びラッチロッド1430は、一軸に連結され、その機能によって区間別に位置される。
【0043】
また、絶縁ロッド1410は、可動電極1110に連結されてガスタンク内に内在する。
【0044】
また、シールロッド1420は、一端が絶縁ロッド1410に連結され、他端がラッチロッド1430に連結されて、密閉ハウジング1500に内在する。
【0045】
また、ラッチロッド1430は、一端がシールロッド1420に連結され、他端部に反発板1220が結合される。
【0046】
また、ガイドロッド部1400は、シールロッド1420が固定電極の方向に加圧されるように弾性支持するロッド弾性部材1440をさらに含む。すなわち、ロッド弾性部材1440は、ガイドロッド部1400を閉極状態に維持させ、開極状態からさらに閉極状態への復元力を提供するためのものである。また、ロッド弾性部材1440も密閉ハウジング1500に内在する。
【0047】
また、前記シールロッド1420は、ロッド弾性部材1440によって支持されるように段差部1421が形成されてもよい。
【0048】
また、ガイドロッド部1400は、反発板1220の移動による衝撃を緩和させるために、緩衝器1450をさらに含んでいてもよい。
【0049】
また、緩衝器1450は、ダンピング性能を向上させるためにゴム等の弾性材料からなってもよい。
【0050】
また、前記緩衝器1450は、反発板1220が開極状態へ移動する方向に対する逆方向にラッチロッド1430に対向するように位置される。
【0051】
図2は、図1に示した高速スイッチにおいて、状態固定ユニットを概略的に示した構成図である。
【0052】
図示のように、状態固定ユニット1300は、ラッチピン1310、ラッチ弾性部材1320、ラッチコイル1330、装着構造体1340及びラッチガイド1350を含む。
【0053】
より具体的には、前記ラッチピン1310は、ラッチロッド1430に対向し、ラッチピン1310は、ラッチ溝1431に挿入されて、ラッチロッド1430の移動を規制するためのものである。
【0054】
このため、ラッチ溝1431に結合されるラッチピン1310の端部は、ラッチ溝1431と対応するように成される。
【0055】
また、前記ラッチ弾性部材1320は、ラッチピン1310がラッチ溝1431に挿入されるように、前記ラッチロッド1430側に加圧するためのものである。このためにラッチ弾性部材1320は、前方がラッチロッド1430に向かうラッチピン1310の後方に位置し、ラッチピン1310を弾性的に支持する。
【0056】
また、前記ラッチコイル1330は、電流の印加によってラッチピン1310をラッチロッド1430のラッチ溝1431から離脱させる駆動力を提供するためのものである。このためにラッチコイル1330は、可動部であるラッチピン1310の外周部に対向するように位置される。
【0057】
また、前記ラッチガイド1350は、駆動ユニット1200の駆動力によって高速に移動するガイドロッド部1400の移動方向以外の変位を制限するためのものである。すなわち、図2を基準として上/下方向に垂直往復移動する左/右変位による搖れを防ぐためのものである。
【0058】
このためにラッチガイド1350は、一側がラッチピン1310によって加圧されるラッチロッド1430の他側に位置される第1のラッチガイド1351と、ラッチロッド1430の外周部をカバーする第2のラッチガイド1352を選択して含んでいてもよい。
【0059】
また、前記第2のラッチガイド1352の内周面とラッチロッド1430の外周面との間には有隙が形成され得る。これは、前記ラッチロッド1430は、垂直往復移動時に第2のラッチガイド1352によって摩擦されず、左右変位に対してのみ制限するためのものである。
【0060】
また、ラッチピン1310、ラッチ弾性部材1320、ラッチコイル1330及びラッチガイド1350は、装着構造体1340に支持され、前記装着構造体1340は、ガスタンク1600の外部に位置される。
【0061】
図3は、図1に示した高速スイッチの概略的な第1の使用状態図である。図示のように、高速スイッチ1000は、回路上の短落電流が発生した場合、駆動ユニット1200の反発コイル部1210へ電流が流れるようになる。また、反発コイル部1210の自己誘導によって、反発板1220は、反発コイル部1210から離隔して移動される。
【0062】
また、前記反発板1220の移動によって、前記ラッチロッド1430は連動され、ラッチロッド1430の移動によって、可動電極1110は移動されて、固定電極1120と非接触状態となる。結局、固定スイッチは、開極状態となる。
【0063】
また、ラッチロッド1430が移動されるとき、ラッチ溝1431とラッチピン1310が同軸に位置される場合、ラッチピン1310は、ラッチ弾性部材1320の加圧によってラッチ溝1431に挿入され、高速スイッチ1000は、開極状態が維持される。
【0064】
また、前記反発板1220の移動時にラッチロッド1430の下端部は、緩衝器1450に支持されてダンピングされる。
【0065】
また、シールロッド1420を弾性的に支持しているロッド弾性部材1440は、シールロッド1420の移動によって圧縮される。
【0066】
図4は、図1に示した高速スイッチの概略的な第2の使用状態図である。図示のように、高速スイッチ1000は、開極状態から閉極状態に転換させるために、ラッチコイル1330を励磁(Magnaetization)させ、これによって、ラッチピン1310は移動される。
【0067】
また、ラッチピン1310の移動によって、ラッチピン1310がラッチ溝1431から離脱する場合、ラッチロッド1430は、ロッド弾性部材1440の復元力によって固定電極1120に向かって移動される。
【0068】
また、ガイドロッド部1400の移動によって、可動電極1110は、固定電極1120と接し、高速スイッチ1000は、閉極状態となる。
【0069】
図5は、本発明の第2実施形態による高速スイッチを概略的に示した構成図である。
【0070】
図示のように、高速スイッチ2000は、図1に示した高速スイッチ1000と比較して状態固定ユニットのみ相違する。
【0071】
また、高速スイッチ2000は、遮断部2100、駆動ユニット2200、状態固定ユニット2300及びガイドロッド部2400を含む。
【0072】
また、前記遮断部2100、駆動ユニット2200は、図1に示した高速スイッチ1000の遮断部1100、駆動ユニット1200と同様であるところ、詳細な技術構成及び有機的結合は、前述しているため省略する。また、ガイドロッド部2400も図1に示したガイドロッド部1400と同様であり、ラッチロッドのラッチ溝のみ相違する。
【0073】
より具体的には、状態固定ユニット2300は、ラッチロッド2430を中心に互いに対向する第1の固定ユニット2300aと第2の固定ユニット2300bを含む。
【0074】
また、前記第1の固定ユニット2300aは、第1のラッチピン2310a、第1のラッチ弾性部材2320a及び第2のラッチコイル2330aを含む。
【0075】
また、前記第2の固定ユニット2300bは、第2のラッチピン2310b、第2のラッチ弾性部材2320b及び第2のラッチコイル2330bを含む。
【0076】
また、前記ラッチロッド2430には、第1のラッチピン2310aに対応する第1のラッチ溝2431aと、第2のラッチピン2310bに対応する第2のラッチ溝2431bが形成される。
【0077】
また、前記状態固定ユニット2300は、ラッチロッド2430の外周部をカバーするラッチガイド2350をさらに含んでいてもよい。
【0078】
上記のように成され、本発明の第2実施形態による高速スイッチ2000は、反発コイル部2210の作動によって反発板2220が移動される場合、ラッチロッド2430は連動される。また、第1のラッチ溝2431aと第2のラッチ溝2431bにそれぞれ第1のラッチピン2310aと第2のラッチピン2310bがそれぞれ同軸に位置される場合、第1のラッチピン2310aと第2のラッチピン2310bは、第1のラッチ弾性部材2320aと第2のラッチ弾性部材2320bの加圧によって、第1のラッチ溝2431aと第2のラッチ溝2431bに挿入される。これによって、高速スイッチ2000は、開極状態が維持される。
【0079】
また、高速スイッチ2000は、開極状態から閉極状態に転換させるために、第1のラッチコイル2330aと第2のラッチコイル2330bを励磁(Magnaetization)させ、これによって、第1のラッチピン2310aと第2のラッチピン2310bは、移動される。
【0080】
また、第1のラッチピン2310aと第2のラッチピン2310bの移動によって、第1のラッチピン2310aと第2のラッチピン2310bは、それぞれ第1のラッチ溝2431aと第2のラッチ溝2431bから離脱する。また、ラッチロッド2430は、ロッド弾性部材2440の復元力によって固定電極2120に向かって移動される。
【0081】
また、ガイドロッド部2400の移動によって、可動電極2110は、固定電極2120と接し、高速スイッチ2000は、閉極状態となる。
【0082】
図6は、本発明の第3実施形態による高速スイッチを概略的に示した構成図である。
【0083】
図示のように、前記高速スイッチ3000は、図1に示した第1実施形態による高速スイッチ1000と比較して、ラッチピンの端部形状とラッチピンの端部に対応するラッチロッドのラッチ溝の形状のみ相違する。
【0084】
より具体的には、ラッチピン3310の端部には第1端部3311及び第2端部3312が形成される。また、第1端部3311は、第2端部から伸びた末端部であり、第1端部3311は、第2端部3312に比べて小さい大きさからなる。また、第1端部3311は、第2端部3312から段差を有する形状からなってもよい。
【0085】
また、ラッチロッド3430のラッチ溝3431は、前記第1端部3311に対応する第1の溝部3431aと、第2端部3312に対応する第2の溝部3431bとを含む。
【0086】
また、前記ラッチピン3310がラッチ溝3431に挿入される場合、第1の溝部3431aに第1端部3321が挿入され、第2の溝部3431bに第2端部3312が挿入される。
【0087】
上記のように成されることによって、ラッチロッド3430は、移動時にラッチピン3310の第1端部3311との少ない摩擦によって移動が容易であり、規制の際には第1端部3321と第2端部3312が第1の溝部3431aと第2の溝部3431bに二重支持されることによって結合力が向上する。
【0088】
また、上述した少ない摩擦力と結合力の向上のため第1端部3311は、第2端部3312より大きく形成されてもよい。
【0089】
以上、添付の図面を参照して本発明の好ましい一実施形態を説明したが、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明がその技術的思想や必須な特徴を変更せずに、他の具体的な形態に実施できることを理解することができる。従って、以上で記述した一実施形態は、あらゆる面において例示的なものであり、限定的ではないと理解しなければならない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2019年9月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
主回路に連結され、前記主回路を開閉させるための可動電極と駆動電極を含む遮断部;
前記遮断部の前記可動電極を移動させるために駆動力を提供する反発コイルと、前記反発コイルに対向するように位置された反発板、とを含む駆動ユニット;
前記遮断部の可動電極と前記反発板を連結し、前記反発板の移動によって垂直往復運動するガイドロッド部;及び、
前記ガイドロッド部の移動を規制する状態固定ユニットを含む
高速スイッチ。
【請求項2】
前記ガイドロッド部にはラッチ溝が形成され、
前記状態固定ユニットは、端部が前記ラッチ溝に対応するラッチピンと、前記ラッチピンが前記ラッチ溝に挿入されるように、前記ガイドロッド部側に加圧するラッチ弾性部材と、前記ラッチピンが前記ラッチ溝から離脱するように駆動力を提供するために、前記ラッチピンの外周面に対向するように位置されたラッチコイルとを含む、
請求項1に記載の高速スイッチ。
【請求項3】
前記状態固定ユニットは、
前記ガイドロッド部の垂直往復運動する方向以外の変位を制限するラッチガイドをさらに含み、
前記ラッチガイドは、一側が前記ラッチピンによって加圧される前記ガイドロッド部の他側に位置される第1のラッチガイドと、前記ガイドロッド部の外周部をカバーする第2のラッチガイドのうち少なくとも一つ以上を含む、
請求項に記載の高速スイッチ。
【請求項4】
前記ガイドロッド部は、絶縁ロッド、シールロッド及びラッチロッドを含み、
前記絶縁ロッドは、前記可動電極に連結され、
前記シールロッドは、前記絶縁ロッドに一端が連結され、前記ラッチロッドに他端が連結されて、
前記ラッチロッドは、前記シールロッドに一端が連結され、前記反発板に他端部が結合されて、ラッチ溝が形成され、
前記状態固定ユニットは、前記ラッチロッドに対向するように位置される、
請求項に記載の高速スイッチ。
【請求項5】
前記ガイドロッド部は、
前記シールロッドが固定電極の方向に加圧されるように、前記シールロッドを弾性支持するロッド弾性部材をさらに含み、前記ロッド弾性部材は、密閉ハウジングに内在する、
請求項に記載の高速スイッチ。
【請求項6】
前記ガイドロッド部は、
前記反発板の移動による衝撃を緩和させるために、前記反発板が開極状態に移動する方向に対する逆方向に、前記ラッチロッドに対向するように位置される緩衝器をさらに含む、
請求項に記載の高速スイッチ。
【請求項7】
前記遮断部は、内部にガスが密閉したガスタンクに内在する、
請求項に記載の高速スイッチ。
【請求項8】
前記状態固定ユニットは、前記ラッチピン、前記ラッチ弾性部材及び前記ラッチコイルが支持される装着構造体をさらに含み、前記装着構造体は、前記ガスタンクの外部に位置される、
請求項に記載の高速スイッチ。
【請求項9】
前記状態固定ユニットは、前記ラッチロッドを中心に互いに対向する第1の固定ユニットと第2の固定ユニットとを含み、
前記ラッチロッドは、第1のラッチ溝と第2のラッチ溝が形成され、
前記第1の固定ユニットは、端部が前記第1のラッチ溝に対応する第1のラッチピンと、前記第1のラッチピンが前記第1のラッチ溝に挿入されるように、前記ラッチロッド側に加圧する第1のラッチ弾性部材と、前記第1のラッチピンが前記第1のラッチ溝から離脱させる駆動力を提供するために、第1のラッチピンに対向するように位置された第1のラッチコイルとを含み、
前記第2の固定ユニットは、端部が前記第2のラッチ溝に対応する第2のラッチピンと、
前記第2のラッチピンが前記第2のラッチ溝に挿入されるように、前記ラッチロッド側に加圧する第2のラッチ弾性部材と、前記第2のラッチピンが前記第2のラッチ溝から離脱させる駆動力を提供するために、第2のラッチピンに対向するように位置された第1のラッチコイルとを含む、
請求項に記載の高速スイッチ。
【請求項10】
前記ラッチピンの端部には第1端部及び第2端部が形成され、前記第1端部は、前記第2端部から伸びた末端部であり、前記第1端部は、第2端部より小さい大きさからなり、
前記ラッチロッドのラッチ溝は、前記第1端部に対応する第1の溝部と前記第2端部に対応する第2の溝部とを含む、
請求項に記載の高速スイッチ。
【請求項11】
前記駆動ユニットは、
前記反発コイルが巻き取られるボビンをさらに含み、
前記反発コイルの一側は、前記反発板に対向し、他側は、前記ボビンに対向する、
請求項6に記載の高速スイッチ。
【請求項12】
主回路に連結され、前記主回路を開閉させるための可動電極と駆動電極を含む遮断部;
前記遮断部の前記可動電極を移動させるために駆動力を提供する反発コイルと、前記反発コイルに対向するように位置された反発板、とを含む駆動ユニット;
前記遮断部の可動電極と前記反発板を連結し、前記反発板の移動によって垂直往復運動するシールロッド;及び、
前記シールロッドの移動を規制する状態固定ユニットを含む、
高速スイッチ。
【請求項13】
前記シールロッドは、絶縁ロードにより前記可動電極に連結され、
前記シールロッドは、前記絶縁ロッドに一端が連結され、ラッチロッドに他端が連結され、
前記ラッチロッドは、前記シールロッドに一端が連結され、前記反発板に他端部が結合されて、前記ラッチ溝が形成され、
前記状態固定ユニットは、前記ラッチロッドに対向するように位置される、
請求項12に記載の高速スイッチ。
【請求項14】
前記シールロッドが固定電極の方向に加圧されるように、前記シールロッドはロッド弾性部材により弾性支持され、前記ロッド弾性部材は、密閉ハウジングに内在する、
請求項13に記載の高速スイッチ。
【請求項15】
前記状態固定ユニットは、前記ラッチロッドを中心に互いに対向する第1の固定ユニットと第2の固定ユニットとを含み、
前記ラッチロッドは、第1のラッチ溝と第2のラッチ溝が形成され、
前記第1の固定ユニットは、端部が前記第1のラッチ溝に対応する第1のラッチピンと、前記第1のラッチピンが前記第1のラッチ溝に挿入されるように、前記ラッチロッド側に加圧する第1のラッチ弾性部材と、前記第1のラッチピンが前記第1のラッチ溝から離脱させる駆動力を提供するために、第1のラッチピンに対向するように位置された第1のラッチコイルとを含み、
前記第2の固定ユニットは、端部が前記第2のラッチ溝に対応する第2のラッチピンと、
前記第2のラッチピンが前記第2のラッチ溝に挿入されるように、前記ラッチロッド側に加圧する第2のラッチ弾性部材と、前記第2のラッチピンが前記第2のラッチ溝から離脱させる駆動力を提供するために、第2のラッチピンに対向するように位置された第1のラッチコイルとを含む、
請求項13に記載の高速スイッチ。
【国際調査報告】